浅口市議会 > 2022-09-13 >
09月13日-03号

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  1. 浅口市議会 2022-09-13
    09月13日-03号


    取得元: 浅口市議会公式サイト
    最終取得日: 2022-12-06
    令和 4年第4回 9月定例会        令和4年9月浅口市議会第4回定例会会議録(第3)1.招集年月日 令和4年9月13日(8日目)1.招集の場所 浅口市役所議場1.開   議 9月13日 午前9時30分1.議事日程  第1 一般質問1.本日の会議に付した事件及びその結果  日程第1 一般質問1.出 席 議員 (4番欠番)   1番  妹 尾 義 信            2番  斎 藤 貴 士   3番  竹 本   寛            5番  早 苗 ネ ネ   6番  沖 原 有 美            7番  山 下 周 吾   8番  石 井 由紀子            9番  藤 井 立 子  10番  伊 澤   誠           11番  佐 藤 正 人  12番  加 藤 淳 二           13番  桑 野 和 夫  15番  大 西 恒 夫           16番  香 取 良 勝  17番  井 上 邦 男1.遅刻または中途退場した議員の番号、氏名(な し)1.欠 席 議員(1 名)  14番  藤 澤   健1.地方自治法第121条の規定に基づく説明のため出席した者の職氏名  市長      栗 山 康 彦      教育長     中 野 留 美  企画財政部長  石 田 康 雄      生活環境部長  新 田 直 哉  健康福祉部長  富 田 直 弘      産業建設部長  倉 田 裕 史  上下水道部長  山 本 青 司      金光総合支所長 武   弘 一  寄島総合支所長 竹 本 好 之      教育次長    難 波 勝 敏1.出席した事務局職員  議会事務局長  平 本 仁 至      次長      三 宅 清 正  書記      内 田 哲 司      書記      山 崎 敦 史            午前9時30分 開議 ○議長(伊澤誠) ただいまの出席議員は15人であります。定足数に達しておりますので、これより本日の会議を開きます。            ~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(伊澤誠) 日程1、一般質問を行います。 通告順に発言を許可します。 まず、2番斎藤貴士議員、どうぞ。 斎藤議員。 ◆2番(斎藤貴士) 斎藤貴士、よろしくお願いいたします。通告に従いまして、質問をさせていただきます。 まず、子ども議会についてですが、市内の中学生、高校生に議員として議会に参加していただき、行政への疑問や思いを質問し、市政を語る模擬議会を開催してはどうでしょうか。学生の夢や希望、質問を聞くことで、子供たちが思い描く未来がどのようなものなのか、今後の政策立案の参考になると考えますが、いかがでしょうか。 ○議長(伊澤誠) 石田企画財政部長。 ◎企画財政部長(石田康雄) 失礼します。 それでは、子ども議会についてお答えをさせていただきます。 子ども議会につきましては、子供の視点からの意見を市政運営に反映させるほか、行政や議会の仕組みや意義などを実体験として学び、市政に対する理解と関心を深めることを目的に全国の自治体で開催されております。 浅口市におきましては、子供たちからの意見や提言を市政の参考とするため、市長自らが市内の中学校へ出向き、生徒会をはじめとした中学生と直接意見交換を行う座談会を毎年行っているほか、各種計画を策定する際などに中学生アンケートを実施し、子供たちが日頃から感じている浅口市への思いや要望をお聞きしております。 子ども議会につきましては、子供たちが市政について考え、自らの言葉で市長等と質疑応答を行うことにより議会制民主主義への理解を深め、地方自治の仕組みを学ぶ機会となりますが、開催に当たっては児童・生徒や教員の負担増にもつながることから、学校関係者や保護者の御理解、御協力が必要であるというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(伊澤誠) 斎藤議員。 ◆2番(斎藤貴士) ありがとうございます。地方自治の仕組みや役所内での各担当部署の役割を学習することで、まちづくりへの参加意欲と市政への関心を深めていただき、生徒会などの学校生活に役立てていただきたいと思います。 まとめて、市長のほうから何かあればよろしくお願いいたします。 ○議長(伊澤誠) 市長、市長で、教育長。 中野教育長。 ◎教育長(中野留美) それでは、私のほうから教育的視点からお話をさせてください。 市内の中学生、高校生が参加した子ども議会を開催してはどうかということでございますが、子ども議会を実施している自治体においては、生徒等の若い視点で自分の夢や希望を織り交ぜながら地域の、地元のまちづくりを考えて、主体性と地域への愛着と誇りを持てる子供の育成につなげていると聞いております。 子ども議会の取組は、児童・生徒が社会で起きている事柄に興味、関心を持ち、社会の形成に参画する基礎を養い、地方自治など身近な地域に関わる学習の充実を図るということにつながるというふうには考えております。現在も子ども議会ではありませんが、市長と中学生との座談会を開催しており、地方自治の仕組みについて学び、行政への疑問や思いを質問したり、それぞれ自分の意見を言ったりしております。生徒にとっては貴重な場となっております。 ○議長(伊澤誠) 市長。 ◎市長(栗山康彦) ただいま教育長のほうから教育の方面で答弁をさせていただきましたけども、私のほうから子ども議会全般についてお答えをさせていただきます。 市民皆様のお声を聞き、いただいた御意見、御提言を市政に反映させることが私の政治姿勢の原点であり、最も重要であると考えています。私は各地区に出向き、意見をお聞きする出張座談会や各種団体からの提言をお聞きする意見交換会をはじめ、なるべく多くの市民皆様から御意見をお聞きし、市政に反映することに努めております。特に浅口市の未来を担う子供たちの意見を行政に反映することは、議員の言われるように持続可能なまちづくりの発展に欠かせないことであり、子育て王国あさくち実現のためにも非常に重要であると考えております。 そうしたことから、毎年私自らが市内中学校に出向き、生徒の代表者と直接意見交換を行うとともに、定期的に中学生を対象としたアンケート調査を実施するなど、若者の意見を聞く機会を設けております。また、おかやま山陽高校の進学コース2年生の皆様には、探求授業の一環として浅口市の地域課題解決のためのアイデアを研究していただき、その成果を発表していただいております。いずれの機会においても、子供たちの若い感性での気づきや斬新なアイデア等様々な御意見や御提言をいただき、大いに市政運営や政策立案の参考とさせていただいてるところでございます。今後は座談会をより充実させ、小学校の児童とも直接意見交換を行いたいと考えており、担当部署にも開催の指示をいたしております。これまでどおりこの座談会を中心に行ってまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(伊澤誠) 斎藤議員。 ◆2番(斎藤貴士) ありがとうございました。ぜひ子供たちにも本物の議場でしか味わえない雰囲気を感じていただきたいと思い、質問をさせていただきました。 それでは次に、防災基本条例の制定についてお伺いします。 現在浅口市では地域防災計画はありますが、防災基本条例はありますでしょうか。 ○議長(伊澤誠) 企画財政部長。 ◎企画財政部長(石田康雄) 失礼します。 浅口市における防災基本条例についてお答えをいたします。 議員おっしゃられましたとおり、浅口におきましては地域防災計画はございますが、現在のところ防災基本条例は制定しておりません。 以上でございます。 ○議長(伊澤誠) 斎藤議員。 ◆2番(斎藤貴士) 分かりました。ありがとうございます。 では、条例がないのであれば指針が必要ではないかと思いますが、その中で課題になっている消防団の活動についてですが、消防団は近年若年層の人口減少や就労などによる市外流出により団員の確保が難しくなっています。また、団員の高齢化も進んでおり、地域の防災力の低下が懸念されています。地域コミュニティの協力など、災害時における対応や減災意識を深める指針が必要ではないでしょうか。 ○議長(伊澤誠) 企画財政部長。 ◎企画財政部長(石田康雄) 失礼します。 減災意識を深める指針が必要ではないかということについてお答えをいたします。 浅口市では、災害対策基本法に基づいた浅口市地域防災計画を策定しております。この計画は防災の基本理念を定めるとともに、災害対策を進める上での市、県、防災関係機関、事業者の災害予防対策や災害応急、復興対策などについて定めております。また、この計画では市民や地域、事業所が実施する防災対策についても定めておりまして、現在この計画に盛り込まれた減災の考え方を防災の基本指針としておるところでございます。 以上でございます。
    ○議長(伊澤誠) 斎藤議員。 ◆2番(斎藤貴士) ありがとうございます。 万が一の災害の場合、年齢、性別、健康状態など置かれている状況は様々ですが、災害に対する脆弱性は人のライフサイクルによって異なるという考え方に防災ジェロントロジーという言葉があります。例えば妊産婦や乳幼児のいる家庭と高齢者、独り暮らしの家庭では、日頃の備えや災害時に持ち出す袋の中身は変わってきます。自主防災組織も高齢化が進んでいる中、防災ジェロントロジーを基本に自主防災組織への支援が必要と考えますが、いかがでしょうか。 ○議長(伊澤誠) 企画財政部長。 ◎企画財政部長(石田康雄) 失礼します。 防災ジェロントロジーを基本とした自主防災組織への支援についてお答えをいたします。 防災ジェロントロジーとは、乳幼児や妊婦、高齢者や障害をお持ちの方などのいわゆる要配慮者について、それぞれ必要な災害に対する備えを考えていくことであると認識をしております。市といたしましても、自主防災組織に対しましては、年代に応じた非常持ち出し品等の助言などライフステージに沿った活動支援を行っておりますが、中でも自主防災組織による要配慮者をはじめ、避難行動要支援者に対する支援につきましては、市としても必要性を認識しているところでございます。 自主防災組織への支援については、市内ではまだ組織を設立していない地区もあるため、現在のところ設立や設立後の活動についての支援を中心に行っているところでございますが、今後は自主防災組織に対し様々な取組事例の紹介や避難訓練に関する助言など、要配慮者との関わり方についても支援を行ってまいりたいというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(伊澤誠) 斎藤議員。 ◆2番(斎藤貴士) ありがとうございます。 また、本議会で昨日も出ました自助、共助、公助の取組を推進することで、地域の防災力は向上すると思います。市民、事業者、行政のそれぞれが果たすべき責務を明確にし、連携して減災に向けたまちづくりを進めることが重要です。 改めてになりますが、防災基本条例を制定してはどうでしょうか。 ○議長(伊澤誠) 企画財政部長。 ◎企画財政部長(石田康雄) 失礼します。 防災基本条例の制定についてお答えをいたします。 防災基本条例は、これまでの災害の教訓などを踏まえ、自助、共助、公助の理念の下、市民や自主防災組織、事業者及び市の責務と役割を明確にした上でお互いに連携、協働して災害に強い地域社会を目指すことなどを理念として制定するもので、いわゆる理念条例としての位置づけになるかと思います。 市といたしましては、先ほど申し上げたとおり、まずは防災の指針としている地域防災計画に基づいて防災対策に当たっていきたいと考えております。防災基本条例の制定については、近隣自治体の状況も参考にしながら、今後研究してまいりたいというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(伊澤誠) 斎藤議員。 ◆2番(斎藤貴士) ありがとうございます。 私自身まだまだ勉強不足ではありますが、市民の生命と財産を守ることを目的に、今後も災害時の減災に向けて考えていきたいと思いますが、まとめに市長よりお願いいたします。 ○議長(伊澤誠) 市長。 ◎市長(栗山康彦) それでは、防災基本条例の制定についてお答えをさせていただきます。 近年地球温暖化により異常な雨の降り方や台風が大型化していることなど、いつ大災害が起こり、甚大な被害が発生してもおかしくありません。これらの災害に対し、浅口市では減災の考え方を防災の基本指針とし、災害対応に当たっています。防災基本条例の制定については、部長が先ほど申し上げましたとおり、まずは災害に強いまちづくりを進めるべく、災害対策基本法に基づいて作成した地域防災計画により防災体制の強化、地域防災力の向上に全力で取り組んでまいりたいと思っております。 以上でございます。 ○議長(伊澤誠) 斎藤議員。 ◆2番(斎藤貴士) ありがとうございました。 以上で終わります。 ○議長(伊澤誠) 御苦労さまでした。 次に、6番沖原有美議員、どうぞ。 沖原議員。 ◆6番(沖原有美) 6番沖原有美です。 それでは、通告に従いまして質問をさせていただきます。よろしくお願いいたします。 まず、給付型奨学金制度についてお聞きいたします。 子供たちの学びを支援するために、県や各自治体は様々な施策を行っています。その中でも、給付型の奨学金制度は保護者や子供たちにとって心強い支援策になっています。 そこでお聞きいたしますが、県内、県や各自治体が行っている奨学金制度の状況はどうなっていますか、お願いいたします。 ○議長(伊澤誠) 難波教育次長。 ◎教育次長(難波勝敏) 県内の奨学金制度の状況についてお答えをいたします。 岡山県及び県内の19の市町におきまして、貸与型もしくは給付型の奨学金制度を実施しております。そのうち給付型奨学金制度につきましては、岡山県を含めて4つの地方公共団体で実施しており、生徒の就学支援と対象となる家庭の教育費の負担軽減などを図る目的で実施していると聞いております。 以上でございます。 ○議長(伊澤誠) 沖原議員。 ◆6番(沖原有美) ありがとうございます。 県や各自治体は一定の資格要件や所得などの条件はありますが、学びを支援するために給付型の奨学金制度を設けています。日本の学費は世界的に見ても異常に高く、大学ではこの50年間では国立大学は45倍、市立大学では10倍となり、高等教育に対する公財政支出はOECDの38か国中最下位で、高等教育支出に占める私費負担の割合は2位となっています。憲法では教育を受ける権利がうたわれていますが、今の日本ではお金がないと、特に奨学金などの制度を利用しないと高校や特に大学ですが、行けないというのが実情だと思います。本来なら国が責任を持って給付型の奨学金制度を充実させていかなければならないと思いますが、国の議論もなかなか前に進んでいません。 そういう中で、県や各自治体は子供たちに学べる環境を少しでも支援していこうと給付型の奨学金制度を創設しています。浅口市でも安心して学ぶことができるように、市独自の給付型の奨学金制度を創設してほしいと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(伊澤誠) 教育長。 ◎教育長(中野留美) 市独自の給付型の奨学金制度の創設についてお答えをいたします。 多くの生徒が等しく自ら志す教育が受けられるようにということで、岡山県では高校生等教育給付金制度、それから岡山県育成会や私学振興財団などの給付金、奨学金、貸付金制度を実施して、支援が必要な家庭への経済的な支援を行っております。 浅口市では現在奨学金制度の導入を行っておりませんが、中学校卒業学年の保護者に対して県の奨学金制度の紹介だけでなく、育英会などの各種団体からの奨学金制度について案内をしているところです。まずはこちらの制度を御活用いただければというふうに考えております。 ○議長(伊澤誠) 沖原議員。 ◆6番(沖原有美) 県や育成会、そして各種の団体の案内を行っていくということですが、市長にお聞きいたします。 給付型の奨学金制度についてのお考えをお聞かせください。 ○議長(伊澤誠) 市長。 ◎市長(栗山康彦) それでは、給付型奨学金制度についてお答えをさせていただきます。 岡山県等が実施している制度では、国公私立高等学校や専修学校、そして定時制課程や通信制課程等幅広く対象としており、教育資金や福祉資金の支援を活用することができる状況であると考えております。経済的な理由により就学が困難な生徒に対して、このような制度を利用し、将来の夢の実現に向けた支援が行われていくことは大変重要であると捉えておりますので、まずは国や県などの制度を御利用いただければと考えております。 以上でございます。 ○議長(伊澤誠) 沖原議員。 ◆6番(沖原有美) 県や各自治体は様々な工夫をして予算をつけていると思います。子供たちがお金の心配をせずに学ぶことができるように、今後しっかり考えていただきたいと思います。 それでは、次の質問に移ります。 新型コロナウイルス感染症対策についてお聞きいたします。 岸田政権のコロナ対策の無為無策によって第6波、第7波が猛威を振るい、8月は全国の感染者数も最多となり、浅口市でも今までにない感染者数となりました。9月に入っても毎日数十人の感染者が確認されており、まだまだ収まる気配はありません。 そこでお聞きいたしますが、市内の現在の感染状況と自宅療養者の数を教えてください。 ○議長(伊澤誠) 富田健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(富田直弘) それでは、現在の感染者数と自宅療養者数についてお答えします。 浅口市における感染者数、陽性者数は、6月は1か月で61人でした。7月になりまして400人、8月は1,671人と急増し、8月末までの浅口市の延べ人数は3,095人の陽性が確認されております。 自宅療養者につきましては、岡山県全体の数字で、さらに岡山市と倉敷市を除く県内の自宅療養者数が公表されておりますので、その数字を報告いたします。 6月は陽性者2,011人中1,886人、7月は陽性者9,285人中8,860人、8月は陽性者が3万1,660人のうち3万859人が自宅療養となりました。 以上です。 ○議長(伊澤誠) 沖原議員。 ◆6番(沖原有美) ありがとうございます。 先ほど言われた数字が、やっぱり8月がすごく多いということで、自宅療養者も3万人を超えているということです。発熱やせきなどの症状が出た場合は、まずはかかりつけ医に相談することになっています。多くの市民の方は市内の病院がかかりつけになっていると思いますが、市内の医療体制の状況はどうなっていますか。 ○議長(伊澤誠) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(富田直弘) それでは、市内の医療体制の状況についてお答えいたします。 浅口市内では、8月末現在12の医療機関が発熱外来を実施しております。8月中には、電話が鳴りやまない、検査能力を超える受診者が来るため発熱外来を休止せざるを得ないといった声を聞きました。また、医療スタッフが陽性や濃厚接触者となり、人手不足から外来診療そのものを休止した医療機関もありました。このようなことから、浅口市ではこれまで市長メッセージやメール配信を通しまして、基本的な感染対策や緊急時以外の受診方法など医療機関の負担を少しでも減らすことができるよう市民の皆さんに周知を行ってまいりました。 以上です。 ○議長(伊澤誠) 沖原議員。 ◆6番(沖原有美) 医療逼迫も起こっている、そしてスタッフの方もそういう濃厚接触ということになっております。なかなか厳しい現場になっていると思うので、市としてもしっかり連携を取っていただくようにお願いしたいと思います。 浅口市では、自宅療養をされている方に対して心配事や困り事の相談窓口を設置し、自宅療養者に対しては県から食料支援があります。この第7波によって自宅療養者も増えており、そのため食料支援のサービスも遅れるのではないかと思いますが、自宅療養者の相談内容と県の食料支援の状況はどうなっていますか。 ○議長(伊澤誠) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(富田直弘) それでは、市内の自宅療養者の相談内容と県の食料支援の状況についてお答えいたします。 令和3年8月13日に設置しました浅口市自宅療養者相談窓口でありますが、これまで10件以上の相談がありました。自宅療養をしている方からの相談内容では、食料や生活必需品の調達についてがほとんどでありました。この場合、岡山県の配食サービスを案内することで問題は解決しております。そのほか、自宅療養時の注意事項や経済的支援についても相談がありました。 県の配食サービスにつきましては、最も陽性者が多かった8月下旬には申込みから配送まで2日間ほどかかっていたときもありましたが、現在は解消しております。これまでの岡山県の状況ですが、食料品の発送は6月に約800箱、7月には約2,800箱、8月には約9,000の配送を行っております。 以上です。 ○議長(伊澤誠) 沖原議員。 ◆6番(沖原有美) 相談内容は、食料の調達が多かったということでした。8月9,000箱を配送しているということは、やっぱり8月すごく困ってる人が多かったんだなと思います。 浅口市は昨年、1年前ですが、令和3年の9月議会で新型コロナウイルス感染症自宅療養者の生活支援に関する決議を全会一致で可決をしました。その内容は、自宅療養者が安心して療養に専念ができるように県や保健所等と連携して自宅療養者の存否を把握することや、地元業者を活用して食料品、生活用品の宅配の実施など早急に対策を講ずるように求めたものでしたが、この自宅療養者への生活支援はどのように行っていますか。 ○議長(伊澤誠) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(富田直弘) 自宅療養者への生活支援についてお答えします。 先ほども申し上げましたが、浅口市には8月13日に自宅療養者の相談窓口を開設いたしまして、家庭内での感染拡大防止対策や食料支援などの問合せが10件以上ありました。ほとんどが県の支援を紹介することで解決をいたしましたが、1件社協のフードバンクから物品の提供をいたしました。 以上です。 ○議長(伊澤誠) 沖原議員。 ◆6番(沖原有美) 相談、先ほども言われましたけど10件以上ということで、社協のフードバンク1件、御紹介したということでした。 新型コロナウイルスの感染はまだまだ収まる気配はありません。いつまでこんな生活が続くのか、感染したらどんな症状、後遺症はどうか、そういった皆さんの不安が多数報告をされております。 市長にお聞きいたしますが、新型コロナウイルス感染症対策についてどのようにお考えですか。 ○議長(伊澤誠) 市長。 ◎市長(栗山康彦) それでは、新型コロナウイルス感染症対策についてお答えをさせていただきます。 浅口では、令和3年8月13日に県内でいち早く新型コロナウイルス感染症自宅療養者相談窓口を設置し、陽性となった皆様の自宅での療養生活を支援してまいりました。これからも県と連携しながら、自宅療養が必要な方に支援が届き、併せてワクチン接種を進めていくことで、この難局を乗り越えてまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(伊澤誠) 沖原議員。 ◆6番(沖原有美) 引き続き、市民の方が感染しても安心して受けられる医療体制、そして生活支援をお願いいたします。 それでは、最後の質問に移ります。 人工透析患者の交通費助成についてお聞きいたします。 人工透析は、うまく働かなくなった腎臓の機能を人工的に代替えすることです。治療は1回4時間程度、週3回行うことが標準的と言われています。人工透析をすることによって定期的に病院に通わなければなりませんが、市には人工透析治療のための通院に係る交通費の一部を助成する事業がありますが、この事業の周知はどのように行っていますか。 ○議長(伊澤誠) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(富田直弘) 事業の周知はどのように行っているかについてお答えをいたします。 市議申されたとおり、この事業は人工透析患者の透析治療のための通院に係る交通費の一部を助成するものであります。前年の所得税非課税者には月額2,500円、それ以外の方々には月額1,500円を助成しております。 この周知につきましては、腎臓機能障害で身体障害者手帳を取得された人工透析患者に対しまして、身体障害者手帳交付時に、窓口において個別に制度の説明を行っております。 以上であります。 ○議長(伊澤誠) 沖原議員。 ◆6番(沖原有美) ありがとうございます。 それでは、ここ5年間の事業の利用人数と助成額はそれぞれどのくらいでしょうか。 ○議長(伊澤誠) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(富田直弘) ここ5年間の事業の利用者数と助成額についてお答えします。 平成29年度が92人、平成30年度が106人、令和元年度が113人、令和2年度が116人、令和3年度が120人と直近の5年間の登録人数は増加傾向にあります。人数の増加に伴い、助成額も増加傾向にありまして、平成29年度の約230万円が令和3年度には約280万円に増加しております。 以上でございます。 ○議長(伊澤誠) 沖原議員。 ◆6番(沖原有美) この5年間で少しずつですが増えていて280万円の助成額ということでしたが、実際に人工透析は、先ほども言いましたように定期的に病院に通わなければなりません。透析を受ける方は、自分で運転できる方や家族が送迎してくれる方ばかりではありません。透析を受けている方から、年金が少ないからタクシー代を払うのが大変という声や、県外に住んでいる子供にわざわざ仕事を休んでもらって連れていってもらっている、そういった声を聞き、通院に苦労をしています。透析を受ける方が安心して病院に通うことができるように、交通費負担軽減のため助成額を増やしてほしいと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(伊澤誠) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(富田直弘) 交通費の負担軽減のため助成額を増やしてほしいについてお答えします。 岡山県内では、全ての15市がこの類似の制度を行っております。そのうち6市が所得制限を設けている中で、浅口市におきましては所得制限を設けず、所得税非課税以外の方々にも月額1,500円の助成を行っております。現在増額は考えておらず、現在の制度を継続してまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(伊澤誠) 沖原議員。 ◆6番(沖原有美) それでは、最後に市長にお聞きいたします。 人工透析患者の交通費助成についてのお考えをお願いいたします。 ○議長(伊澤誠) 市長。 ◎市長(栗山康彦) 人工透析患者の交通費助成の件でございますけども、先ほど部長が申し上げましたとおり、県内15市の全てが類似制度を行っており、そのうち6市が所得制限を設けている中で、本市においては所得制限を設けずに、所得税非課税以外の方々にも月額1,500円の助成を行っております。現在助成額の増額は考えておりません。引き続きこれまでの制度を継続してまいります。 以上でございます。 ○議長(伊澤誠) 沖原議員。 ◆6番(沖原有美) 定期的に通うのであれば、今のままでは助成額が少ないのではないかと思います。年々増えてきているということもあって、透析を受ける方が安心して病院に通院し、治療を受けることができるようにお願いをいたしまして、私の質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。 ○議長(伊澤誠) 御苦労さまでした。 次に、12番加藤淳二議員、どうぞ。 加藤議員。 ◆12番(加藤淳二) 加藤でございます。通告に従いまして質問をさせていただきます。 まず、水道料金の滞納ということで、水道料金は、こういうものは特に公正公平じゃなければならないと考えてます。市民の皆様からお金を頂く分野については、特に公平性が求められます。中でも水道料金については、水道水を提供する対価としてのお金ですから、厳正に対応する必要があると考えています。 まずその中で、今の滞納状況はどういうふうになっているでしょうか。 ○議長(伊澤誠) 山本上下水道部長。 ◎上下水道部長(山本青司) 失礼いたします。 それでは、水道料金の滞納状況についてお答えいたします。 令和4年3月末時点の未収金は、現年度分が404万8,610円、過年度分が2,623万1,097円、合計3,027万9,707円となっております。これは水道を使用するための届出を行い、水道メーターを設置して水道を利用されている方の中で、いろいろな御事情により水道料金が未納となっているものでございます。 以上でございます。 ○議長(伊澤誠) 加藤議員。 ◆12番(加藤淳二) 滞納を解消するための取組はどうなってますかということで、浅口市給水停止要綱によりますと、水道料金を3期以上滞納している場合は給水停止の通知書を送り、給水停止をするものとなっています。これはどういう形で履行されてますか。年間の給水停止はどのくらいを行ってますか。もしもない場合は、過去どのくらいの給水停止を行いましたか。 ○議長(伊澤誠) 上下水道部長。 ◎上下水道部長(山本青司) 失礼いたします。 滞納を解消するための取組についてまずお答えいたします。 まず、滞納整理の流れを説明しますと、水道料金は2か月に1回、偶数月に請求ということになります。納付書で市役所窓口または金融機関、コンビニでお支払いいただくか、口座振替による支払いも御利用できます。納期までに納付が確認できなかった方には、督促状を発送しております。支払いを忘れていたような方は大体この督促状でお気づきになって、大多数の方は水道料金を支払われています。この督促をもっても納付が確認できなかった場合につきましては、毎年6月と12月に催告書を送付して、支払いを促しております。さらに電話連絡や訪問、分納誓約などにより滞納解消に努めています。ただ、支払いについて連絡をしても何の返事もないとか、話合いもできないとか、分納のお約束を守らないといった場合には、やむを得ず給水停止を行う場合もあります。 先ほど議員さんおっしゃいました浅口市給水停止の取扱要綱にあります水道料金を3期以上滞納している方という一くくりで給水停止を行うのではなく、いろんな事情をお聞きした中で、やむを得ず給水停止を行うということをさせていただいとります。 以上でございます。 ○議長(伊澤誠) 加藤議員。 ◆12番(加藤淳二) それはそれでいいんです、過去どのくらいの件数をやっとってかということをもう一回教えていただけませんか。取ってない、取ってない、ほんなら取ってないで結構です。分かりました。 そうしましたら、過去の件数をどのくらい停止をしているか分からないということなんで、ただ言えるのは、さっきも数字がありました、3,000万円を超えるという数字を、要は過去のを含めて滞納でもらっていない、3,000万円というのは、この前この議会に提出をされてますけども、体育館とビッグハットのLED化が三千数百万円です、ほぼそれに匹敵するぐらいのお金を皆さん方はもらってないことになります。ましてや過去の給水停止をしたということも分からない、それで本当にお金をもらう覚悟があるのかということが疑われると思います。それは後で最終的に市長のほうから見解を求めますけども、先ほど部長が言われましたように、一般的な場合で水道水を使用できる条件はっていうのは、もう一回確認をさせてください。 ○議長(伊澤誠) 上下水道部長。 ◎上下水道部長(山本青司) 一般的な場合での水道を使用をする条件、手続についてということでお答えいたします。 浅口市の水道は、浅口市給水条例に基づいて使用していただいております。引っ越しなどで新たに既設水道を開栓使用するときは、給水契約の手続が必要となります。市役所水道課、総合支所産業建設課の窓口に水道使用開始届を提出いただければ、水道を使用することができます。 届出の提出は、平日午前8時30分から午後5時15分までに窓口に提出いただくことになりますが、遠方等の理由で市役所窓口へ来ることが困難な場合は、郵便またはファクス、電子申請によりいつでも届出することができます。また、新築などで新たに給水装置を設置し水道を使用する場合は、あらかじめ給水装置工事の申請を管理者である市に申し込み、工事負担金などを納入するとともに承認を受けなければいけません。無断で水道工事を行うことはできないということでございます。 端的に申しますと、使用する方が申請を行い、市が許可をし、使用者が決めました指定工事店で工事を施工することができると、それで水道を使用することができるということになります。市が施工するわけではございませんので、当然使用者が費用も負担することになります。 未申請での施工は違法行為となります。給水装置の新設、改造、撤去、修繕の水道工事は、市の指定を受けました指定給水装置工事業者、いわゆる指定工事店に申し込んでいただくことになります。工事は指定工事店でないと施工できないためです。 一般的に、工事の申込みから完了までの手続は指定工事店が代行してくれます。給水装置工事の内容はあらかじめ市の設計審査を受け、工事竣工後に市の検査を受けることになります。その後水道の使用開始届出書を提出すれば、水道を使用することができるということでございます。 以上でございます。 ○議長(伊澤誠) 加藤議員。 ◆12番(加藤淳二) 今言われたように、要は使う方が申請をして市が許可をしないと使えないという、要は利用できない。そうすると、先ほど一番最初に言いましたように、自分が申し込んだお金なんで、ものなんで、きちんと払うべきだと思います。もちろん、要は経済上の事情でいろいろ全てを止めるというのは難しいかも分かりませんけども、現実に過去の累計で3,000万円を超えてるっていうお金が残ってるのも現実です。こういうふうなものについては、やっぱり最終的には市長がきちんと判断をすべきだと考えてます。 ましてや企業活動での滞納は、やっぱし企業をしてる以上は、企業活動での滞納はきちんと止めるべきだと考えてます。昔金光のお風呂屋さんがありました、あれは一回止めたというように記憶をしてます。企業活動をしてるところには、部長では無理であるならば、きちんと要は市長が判断をして企業活動では止めると。ただ、家庭については経済上の事情があるもんですから、それはよく考えて仕方ない分があると思いますけども、そういう企業活動、あとは滞納についての全体的な考えを市長のほうから見解をお願いいたします。 ○議長(伊澤誠) 市長。 ◎市長(栗山康彦) 水道料金の滞納についてお答えをさせていただきます。 水道料金は水を提供する対価としてお支払いいただくお金で、公平公正かつ厳正に対応する必要があります。ただ、先ほども議員が言われましたように企業倒産、これは過去にも大口なものがございました。倒産とか破産とかということで、やむなく回収不能という例もございます。そして、個人等々に対しましてはいきなり給水を停止するのではなく、使用者の実情も考慮した上で水道料金を徴収し、滞納の解消に努めてまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(伊澤誠) 加藤議員。 ◆12番(加藤淳二) どうもありがとうございます。 私が聞いてんのは、倒産でもらえないんじゃなしに、今運営している企業に対してはきちんともらうべきだということを言ってるんで、そのことを踏まえて、これから御検討お願いをいたします。 倒産したものに関してはもう債権になるんで、これはなかなか裁判しないと難しいかも分かりませんけども、企業活動をしてるところの滞納をきちんともらってくださいねと、反対にもらえないんだったら止めてくださいねというお願いです。 そしたら、この質問を終えます。 次の質問として、ごみの減量化と循環型社会の推進についてということで、地球環境を守っていく上で、ごみの処理については減量と再資源化が大きな課題です。また、広域的なごみ処理の枠組みも令和8年度を目標に、従来の2市1町から金光地域も含めた3市2町に変わっていくことと聞いてます。このことから、身近な問題としてのごみ処理の量を認識する必要があると考えてます。 まず、ここ数年の浅口市のごみの処理量の現状はどうなっていますか。また、再資源化の現状はどうですか。 ○議長(伊澤誠) 新田生活環境部長。 ◎生活環境部長(新田直哉) 失礼いたします。 それでは、浅口市のごみ処理量及び再資源化、いわゆるリサイクルのことでございます、そちらの状況についてお答えをさせていただきます。 まず、ごみ処理量は、令和3年度の可燃ごみが9,042トン、不燃ごみが399トン、これに資源ごみ、粗大ごみを加えた合計は1万1,505トンでした。平成30年度の可燃ごみが9,621トン、不燃ごみが666トン、資源ごみ、粗大ごみを加えた合計が1万2,378トンでしたので、3年間の比較では、可燃ごみが579トンの減、不燃ごみが267トンの減、資源ごみ、粗大ごみを加えた合計では873トンの減となっております。この合計ごみ処理量を人口で除した1人当たり1日のごみ処理量は、令和3年度が936グラム、平成30年度が981グラムでしたので、3年間の比較では45グラムの減となっております。 続きまして、1年間のごみの総処理量に対して、缶、瓶、ペットボトルなど再資源化、いわゆるリサイクルした量の割合を示します再資源化率、リサイクル率は、令和3年度20.4%、平成30年度の再資源化率、リサイクル率は19.5%でしたので、3年間の比較では0.9ポイントの上昇となっております。 以上です。 ○議長(伊澤誠) 加藤議員。 ◆12番(加藤淳二) 数字を聞いてすぐには分からないんですけども、浅口市には第2次浅口市一般廃棄物処理基本計画っていうのがあります。「資源を大切に 持続可能な循環型都市 あさくち」を基本理念として設定目標を定めています。平成28年度の実績では973グラムで、目標年度の令和5年度は943グラムっていう形になっていってますけども、大体これに、こういう計画に即して順調に進んでいるでしょうか、今の数字を聞いてぴんとこなかったんで、ごめんなさい、もう一回その点を含めて説明をしていただけませんか。 ○議長(伊澤誠) 生活環境部長。 ◎生活環境部長(新田直哉) 今先ほど私のほうからごみ処理量、再資源化率の数値の御報告をさせていただきました。先ほどお答えさせていただいたのは、平成30年度と令和3年度の比較でございます。 今議員さん申されましたのが、一般廃棄物処理基本計画では平成28年度の実績、それから令和5年度の目標値について今御質問ございました。3年間の比較では減少傾向でございますので、まだ令和5年度の目標値までには至っておりませんけれども、順調に減少、あるいはリサイクル率につきましては上昇しているのかなあというふうに考えております。 以上です。 ○議長(伊澤誠) 加藤議員。 ◆12番(加藤淳二) そうしましたら、ごみ処理に係る経費、先ほども言いましたけどももう一回、それと1世帯当たりの経費はどのくらいかかるかっていうのを、分かりますか。 ○議長(伊澤誠) 生活環境部長。 ◎生活環境部長(新田直哉) ただいまの御質問は、ごみ処理に係る経費、それから1世帯当たりではどのくらいかかっているかという御質問だったかと思います。 ごみ処理につきましては、焼却ですとか、焼却灰の処分ですとか、収集運搬といったごみ処理に係る経費がございます。令和2年度につきましては、約4億3,000万円でございました。これをごみ処理量ベースで計算いたしますと、ごみ1キログラム当たりの経費は約35円という数字が出てきます。 それともう一つ、ごみ処理に係る経費1世帯当たりでございます。こちらも計算いたしますと、約3万円という数字が出てまいります。 以上です。 ○議長(伊澤誠) 加藤議員。 ◆12番(加藤淳二) 家庭から出るごみの水分量は推定できますかっていうことで、要はごみっていうのはもう相当数の水分が入ってます。今言った4億3,000万円のうち、どのくらいのその水分量があったかっていうのをちょっと確認をさせていただければと思います。 それは何でかというと、この3月の市報に「水切りで生ごみを減量しよう!」ということで、市内の小学生4年がやったことがあります。たった1日25㏄の水を切ることによって、年間で130トンの減量、約200万円の費用を削減というのがあります。そのため、どのくらいな水分量が現実には水の中に入ってるんでしょうか。 というのは、200万円というのはこの分では安いかも分かませんけども、全家庭できちんともう少し水分量をすることによって4億円っていうお金が減少されるんではないかということで、お尋ねさせてもらってます。 ○議長(伊澤誠) 生活環境部長。 ◎生活環境部長(新田直哉) それでは、まず家庭から出るごみに含まれる水分量についてお答えをいたします。 第2次一般廃棄物処理基本計画の策定の際に可燃ごみの組成分析調査を行いまして、その結果、可燃ごみの約42%が厨芥類、厨芥類といいますのは食品等、いわゆる生ごみのことでございます。この生ごみの約80%が水分と言われておりまして、先ほどお答えいたしました令和3年度の可燃ごみの処理量から計算をいたしますと、生ごみの量は約3,800トン、そのうち水分量は約3,000トンというふうに推定をされます。 以上です。 ○議長(伊澤誠) 加藤議員。 ◆12番(加藤淳二) 先ほどのごみ処理に係る経費っていうのは1キロ当たり35円、水分量が3,000トンということになれば、約1億円っていう数字になります。だから、100%水分量がなくなれば1億円の経費削減になりますけども、それは無理なんで、現実には少しでも多くの家庭が水分を減らす、そういう取組を、ここにも、この小学校のこのページにも書いてますけども、野菜くずは水にぬらさないとか、ぬれた生ごみはネットなどを使い、しっかり水分を切る、使うとかということを皆さん方が徹底すれば、数千万円っていう経費削減になると思います。 というのは、人口が減ってる割には思ったほどごみの量が減ってません。減ってないということは、何かを努力をしないと経費が出てこないものですから、そういうことをやってもらいたいと思ってます。 このごみの減量化を進める上で、市の取組、また目に見える目標っていうのはまた何かありますか。 ○議長(伊澤誠) 生活環境部長。 ◎生活環境部長(新田直哉) それでは、ごみ減量化に対する市の取組ですとか、あるいは指標についてお答えをさせていただきたいと思います。 ごみ処理の基本方針といたしまして、1つ、リサイクルの進んだ社会づくりを進めること、2つ、リデュース、発生抑制、リユース、再使用、リサイクル、再生利用の3Rを推進すること、3つ目、市民、事業者、行政の3者が役割や責任について相互に理解し、ごみの減量や資源の有効活用に積極的に取り組むこと、4つ目、環境教育の機会を充実すること、5つ目、市民が情報を得やすく、ごみを出しやすい環境整備を進めることの5つを軸に施策を実施することといたしております。 具体的には、資源回収推進団体報奨金制度、生ごみ処理機補助金制度、出前講座小学校環境学習、ごみステーション整備補助金制度、リサイクル協力店認定制度、資源物ストックヤードの設置、粗大ごみ戸別収集事業等を実施いたしております。これらの施策の展開と情報発信、啓発活動を充実させることで、令和10年度にはごみの総排出量削減目標を1人1日当たり913グラム以下に、リサイクルの目標を24%以上とすることを目指しております。 以上です。
    ○議長(伊澤誠) 加藤議員。 ◆12番(加藤淳二) 先ほどの生ごみ処理機補助金制度っていうのを言われましたけども、これの利用する、申込みをされる家庭っていうのは増えていってるでしょうか、むしろ減っていってるんでしょうか。 ○議長(伊澤誠) 生活環境部長。 ◎生活環境部長(新田直哉) ちょっと詳しい数値は今持ち合わせてないので申し訳ないんですけれども、年によって当然多い少ないはございますが、年々増えておるというふうな申請の状況かと思っております。 以上です。 ○議長(伊澤誠) 加藤議員。 ◆12番(加藤淳二) 分かりました。 そしたら、市長のほうからこのごみの減量に取り組む市長の考えを教えていただければと思いますんで、よろしくお願いします。 ○議長(伊澤誠) 市長。 ◎市長(栗山康彦) それでは、ごみの減量化と循環型社会の推進についてお答えをさせていただきます。 廃棄物の発生を抑制し、排出された廃棄物をできるだけ資源として適正に利用することは、環境への負荷の少ない持続可能な社会を目指す中で重要な課題の一つであると思っております。 浅口市の現状につきましては、部長が申し上げましたとおり市民の皆様の御理解と御協力により、ごみの処理量は減少傾向に、またリサイクル率は上昇傾向にあります。生ごみの水切りの大切さや食品ロスの削減については、かけがえのない地球環境を次の世代に引き継いでいく上で、今まで以上に取組を進める必要があると考えております。 ごみ処理には収集運搬、焼却灰の処分や処分施設の運営管理等、多額の費用を要しており、限りある資源を有効に活用するためには、市民皆様一人一人の日々の積み重ねが大きな効果を生み出すものと考えております。きれいで住みやすいまちづくりのため、引き続きごみの減量化と循環型社会の推進に取り組んでまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(伊澤誠) 加藤議員。 ◆12番(加藤淳二) どうもありがとうございました。これで質問を終えます。 ○議長(伊澤誠) 御苦労さまでした。 ここで休憩とします。            午前10時34分 休憩            午前10時50分 再開 ○議長(伊澤誠) それでは、再開します。 執行部から、先ほどの答弁において訂正の申出がありましたので、これを許可します。 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(富田直弘) 先ほどの沖原市議のコロナ対策の答弁の中で、2か所訂正をさせていただきます。 1か所目は、自宅療養者数の中で6月の自宅療養者数につきまして、正しくは1,889人のところ、1,886人と誤って発言いたしました。正しくは1,889人であります。 もう一点につきましては、浅口市の自宅療養者相談窓口の設置につきまして、何度も8月13日が正しいのですが、1件8月17日と発言したところがございましたので、8月13日と訂正をさせていただきます。申し訳ございませんでした。 ○議長(伊澤誠) 次に、8番石井由紀子議員、どうぞ。 石井議員。 ◆8番(石井由紀子) 8番石井由紀子でございます。通告に従い、質問させていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。 まず、浅口で幸せを感じ、暮らし続けていくためのまちづくりの施策についてお尋ねいたします。 我が町は海と山に囲まれ、天候にも恵まれ、暮らしていくのにはよいところと私は実感しております。浅口市に引っ越してこられた若い世代の家族の方からは、子育てがしやすい、手厚いいろいろな支援があり、ありがたいという声も聞いております。誰もが幸せを感じ、ずっとこの浅口に住み続けたいと思っていただけるような、その施策が今後も必要であると考えております。 しかしながら、最近気になるデータを目にしました。それは、岡山県内の2021年、自殺者が318人というデータが出、2020年に比べて51人増えたということです。人口10万人に占める自殺者数の割合に示す自殺死亡率が16.8%で、全国第2位になったそうです。住みやすいと思っていたこの岡山県が、自殺者が増えたというデータに大変驚きをいたしました。 全国的に少ない数値をここ数年保持していました岡山県ですが、この数値が一時的なのかどうか、そこは定かではありませんが、専門家たちは様々な分析結果を出しております。それが本当なのかどうか、もう細かなところは計り知ることはできませんけれども、言えるのは、誰もが悩みを抱え、懸命に生きてるということです。その悩みの解決方法が、最後に自殺ということであってはならないと考えております。町としてできることを考えていくために、これから2点につき質問をいたします。 まず、岡山県が2021年に自殺者数全国第2位になったことにつきまして、浅口市として自殺者を出さないための取組はどのようなものをされていますか。市民に向けた研修など開催も含めて、もしあればお聞かせください。 ○議長(伊澤誠) 富田健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(富田直弘) 自殺者を出さないための取組についてお答えします。 自殺者の原因や動機は様々であり、家族や知人から原因や動機を聞き取ることができなかった場合もあります。困り事や悩み事を抱える人の変化に気づき、誰かに相談し、地域みんなで支え合うことが自殺を防ぐ第一歩であります。 浅口市では、市のホームページやくらしの便利帳には精神科の医師が相談に応じる心の相談のほか、健康相談、介護や法律相談など相談に関する窓口を一覧にしたページを作成しております。そのほか窓口での相談窓口一覧表を配布し、様々な相談窓口があることを伝える取組をしております。 また、困り事や悩み事を抱えていることに周囲が気づき、声をかけ、話を聞き、必要に応じ専門家につなげる人材であるゲートキーパーを増やしていくことも重要であります。浅口市では、これまで学校関係者、民生委員、愛育委員などの市民皆さん60人以上がゲートキーパー養成研修を受講しております。これからも自殺対策の一端を担うこのゲートキーパーを増やすことにより、家庭や地域、そして学校、職場など様々な場所において変化に気づき、声をかけられる取組を進めてまいります。 以上です。 ○議長(伊澤誠) 石井議員。 ◆8番(石井由紀子) 今までも様々な取組をされてるというところで、それでもこの自殺者が増えた、浅口市にも今回自殺されたのではないかと思われる、そういう事例を私も把握しております。 先ほどいろんな地域に相談できる窓口があったり、相談できる相手があったりといろいろと仕組みを考えてくださってるのですが、前回ほかの議員のほうから質問がありました、例えば健康福祉センターが今土日休みになっております。そこに行くことが、せめての相談窓口という方が、その土日休みのときにじゃあどういうふうに相談をすればいいのか、その土日を待つことによって心がますます病んでいくということも考えられます。その前回の質問に対しては、福祉センターを開けることは難しいだろうという見解でしたけれども、いろんなその仕組みに対応できない方、ホームページも見れない、民生委員たちともなかなか、来てはくださるけど心は許せない、しかし行政となら話ができるという、いろんなパターンの方がいらっしゃると思います。その福祉センターが唯一の相談場所なんだがっていうような声は聞いたことはないですか。 ○議長(伊澤誠) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(富田直弘) 市内に悩みを相談できる場所やその仕組みについては、先ほど答弁したとおりでありますけども、相談窓口を利用できない人への対応策についてお答えをいたします。 自殺相談について、直接健康福祉センターのほうに相談があった件数については、1件以上はございました。それから、休日にここは開いてないからそういう相談ができないということは現在まで聞いてはおりませんが、しかし、このように相談を健康福祉センターを利用できない人の中には、浅口市に各種相談窓口があることを知らないために利用できない人や、知っていても相談できないことが考えられます。 先ほど申しましたとおり、様々な広報媒体を活用いたしまして、相談窓口の周知をしてまいりたいと思っております。直接本人にその情報がたとえ届かなくても、家族や地域住民などを通しましてその情報が本人に届きますように、日頃から一人で悩まずに相談するための窓口をこれからも積極的に周知をしてまいります。そして、自殺を防ぐため、命の門番としてのゲートキーパーの養成を進めてまいります。そのことによりまして、様々な場所での自殺を考えている人の存在に気づき、話を聞いて必要な支援につなげてまいります。 以上です。 ○議長(伊澤誠) 石井議員。 ◆8番(石井由紀子) いろんな相談窓口を考える限り尽くすということで、全国的にはこういうネット社会であります、LINEで相談したり、昔からあるような電話相談であったり、もうパンク寸前ぐらいの状況になってるとも聞きます。浅口市ではそういうことは取り組んではないですか。 ○議長(伊澤誠) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(富田直弘) ネットを通して等の相談につきましてでありますが、浅口市においては、そのような相談は現在しておりませんが、厚生労働省のホームページ、#いのちSOSとか、よりそいホットライン、それからいのちの電話など、そのほか心の相談ダイヤルなど様々な相談窓口を浅口市のホームページで紹介をしておりまして、それを通じて悩みがある方にこのような制度があることを周知してまいりたいと思っております。 以上です。 ○議長(伊澤誠) 石井議員。 ◆8番(石井由紀子) ありがとうございます。 いろんな仕事を抱えている中で、一つのこれも重要な仕事ではありますが、もう限りなく進めていかなければいけない、これからもっともっとそういう方が増えるんではないかという中で、大変なお仕事ともちろん感じてはおりますので、ぜひとも考えられる限りのこと、そしてまた、近隣の市町村の取組も踏まえながら、前へ前へと進めていきたい問題の一つであるなとは思っております。 また、その情報収集の中にはゲートキーパー以外に、例えば近隣に住んでるからこそ分かること、隣だから何となく気づけること、ふだん挨拶してるだけでも何となく顔色が違うなとか、表情が違うなということで、何かおかしいぞと感じることっていうのも大事な収集の一つではないかと思うんですが、そういう情報に必要な収集をするためのコンタクトの仕方、収集の仕方について何か取り組んでることはありますか。 ○議長(伊澤誠) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(富田直弘) 収集の仕方ということではないんですけれども、市の考え方といたしまして、地域、近所との連携についてお答えいたします。 自殺は経済、生活問題や健康問題、それから家庭問題などの原因が関係していることから、精神保健的な視点だけではなく、社会、経済的な視点を含む包括的な取組が重要であります。市議もおっしゃられましたように、地域住民の交流につきましては、周囲の人が生活困窮や病気、子育て、高齢者等の介護などの困り事に気づき、行政などにつなぐことができる支援体制の構築であると考えております。地域の皆さんが周囲の人の変化に気づいて声をかけられ、気づきにつながるための取組をこれからも進めてまいろうと思っております。 以上です。 ○議長(伊澤誠) 石井議員。 ◆8番(石井由紀子) ありがとうございます。意気込みは感じております。 私は、以前から常日頃からの情報収集、ありがたいことに私は幸せに暮らしておりますので、身近にはまだまだなかなか感じ取れませんが、そういう人たちの心の痛みというのはやっぱり少しでも分かってあげたいなあと思っております。その中で、実態を知るという、そういう研修、知る方法ですよね、それはもう研修でないとできないかなとは思っております。大きな町に行くと結構回数を重ねて、そういう自殺者に対しての心構えとか、それに対する実績報告であったりとか、いろんな講演会とかも多々ありますが、浅口市はこの近年も含め、そういうことについて取り組んだことはございますでしょうか。 ○議長(伊澤誠) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(富田直弘) 浅口市におきましての自殺に対する研修でございますが、先ほどから何度も申し上げておりますゲートキーパーの養成講座を今までに開催をしております。近年コロナ禍でということで何年か実施はできてないんですけれども、やはり経済や生活問題や心の問題などが懸念され、さらに自殺対策を強化する必要があると考えております。 これからもなんですけども、大切な人の命を守るためにも、引き続き相談窓口の周知もそうですが、ゲートキーパーの養成を進めてまいりたいと思っております。 以上です。 ○議長(伊澤誠) 石井議員。 ◆8番(石井由紀子) ありがとうございます。ゲートキーパーの方々には本当に敬意を払うところでございます。 私が言いたいのは、そういう一生懸命してくださる方の力も借りつつ、市民の皆様にも今の現状を知っていただくことで、いつ何どきあらぬうわさを立てられ、汚い言葉をかけられ、心悩み、苦しむかは誰にでもあることです。それを自分のことではないというふうに思っていることがそもそもの間違いであって、こうやって幸せに暮らしてる、そういう中でもこういう現状があるんだということを市民全体が一つの問題として抱えていくためには、研修がまず一つの方法ではないかと思ってます。ゲートキーパーの方々は大変いい研修もされてるでしょうし、人を包み込む、そういう人格もある方だと私は思っておりますが、そういう特殊な方々を広めていくんではなくって、それも広めつつ、市民の方にもそういうところを感じ取っていただきながら、この町の人として、住民として一緒に暮らしていきましょうよというところを進めていっていただきたいのが私の願いであります。 私たちは、今そういう考える余裕というか、力というか、そういうところがあるときに、ちょっと一歩下がった目線でもいいですので、研修を通じて心悩む人の心を分かってあげられる、もしも自分に降りかかったときには、ああ、そういうことを勉強したなというところがまた力になるのではないかと思っております。人が抱える悩みは、長きにわたるものや時代とともに変化し、新たに出てくるものなど多種多様です。実際このたびのコロナ禍によって、今までなかった悩みが出てきたということも否定できないところです。今までの効果をこのまま続けていくことも大事ですが、時代に沿った取組を進めていくことも重要と考えております。 それでは、もう一つの質問に入ります。 町の景観についてですが、町が人をつくり、人が町をつくると、私は信じております。このまちづくり、どんな町に住むかということが幸せを感じる一つの方法だと感じてもおります。自分の居場所があって、この浅口市に住み続けたいと思える町の仕組みを進めていくことが必要であります。身近な住宅環境の整備や、住民にとって、また浅口市にとっても取り組むべきことです。市が管理している施設や町並み、道路や河川、あちらこちらで老朽化が進み、また個人所有の土地の管理も大変問題になってきております。市が把握しています危険と思われる場所や修理、修繕を要する箇所、またその優先順位はついているのでしょうか。 ○議長(伊澤誠) 倉田産業建設部長。 ◎産業建設部長(倉田裕史) お答えします。 市の土木委員や地元の方々の通報により、職員が現地に赴きまして、危険と思われる場所、修理、修繕を要する箇所の確認を行うほか、職員の日常業務の範疇で道路と施設のパトロール等行っております。このパトロール等を兼ねて、危険と思われる場所等がないか把握に努めております。 その過程の中で、例えば木の枝が道路上に覆っているなど道路管理上支障がある場合、簡易な作業であれば職員が公用車に搭載しております、例えばのこぎりでありますとか機材を用いまして、その場で即応対応しております。 御質問にございました優先順位につきましては、その施設が機能を失い、もしくは低下し、効果が発揮できない状態である施設が優先順位の高い施設であると捉えております。 以上でございます。 ○議長(伊澤誠) 石井議員。 ◆8番(石井由紀子) ありがとうございます。いろいろと市内を巡りながら、市民の声にも応えていただきながらということであると思います。 整備された町という、ごみがあるかないかと言われたら、ないほうがもちろん住みやすいわけでありまして、雑草が生い茂ってたり、汚い看板がいつまでも放置されている中で暮らすよりは、やはり整備された町で幸せに暮らしていきたいなと思うのは誰もが思うことだと感じております。新しく何かを建て替えるとかではなく、既存された看板や植え込みなどを、不要と思われるものなどは取り除いて整備された町並みに努めてほしいと思うんですが、ここにはやはり予算も絡むことだとは思いますが、今町を見ていて、不要な看板であったり、古い看板であったり、見えにくい道路標識であったり、いろんな面でもっとここをこうすればいいのになと思うこともあるのですが、そういう予算的なものは相当かかるというふうに考えていらっしゃいますでしょうか。 ○議長(伊澤誠) 産業建設部長。 ◎産業建設部長(倉田裕史) お答えいたします。 施設整備につきましては、修理、修繕のほか、新たにものをつくる新設工事というものもございます。とかくハード整備と呼ばれるものにつきましては、一般的なソフト対策事業よりは費用がかかるというのが一般的な考え方として私ども認識しておるところでございます。具体的な数字は年度により異なりますので、個別の数字につきましては今持ち合わせておりません。 以上でございます。 ○議長(伊澤誠) 石井議員。 ◆8番(石井由紀子) なかなか急に言われてもその値段、予算的なものも難しいとは思いますが、今各地で取り組まれてることの中に花づくりというのがあります。花で人を元気にし、盛り上げていくというのもあります。花で心が癒やされ、心が解放されている効果はやはり大事なところかもしれません。 浅口市は、生活するには大変便利な場所です。先ほども言いましたように手厚い支援があって、子供たちの教育にも力を注いでいただき、住むのに困ることは少ない町かもしれません。それと同時に、人と人がつながっている仕組みや環境づくりにもしっかりと力を入れ、すぐに結果は出ないかもしれませんが、だから浅口に住んでるんだということを多くいただき、やりがい、生きがい、そしてつながりを見いだせるまちづくりも健全になっていく方法と考えております。多様性を重視し、生きやすい町にする、この浅口市に住んでよかったと思えることを増やす、人権を尊重し、町の未来について話ができる、誰も傷つかない、誰も取り残さない、高い目標を持って取り組む姿勢を考えていくことが必要と考えます。 最後に、市長にお尋ねいたします。 まちづくりは市長のお考えが大変大きなキーワードになると思っております。市長はどこに重きを置き、どんな仕組みを考えていらっしゃるか、具体的なことがあれば、それも含めてお考えをお聞かせください。 ○議長(伊澤誠) 市長。 ◎市長(栗山康彦) まず、自殺対策の御質問でございましたので、自殺の多くは多様かつ総合的な原因や背景を有しておりまして、様々な要因が連鎖する中で起きております。抱えている悩み事や困り事など、誰かに相談することが重要であろうかと思います。部長が申し上げましたとおり、市では各種相談窓口の設置やゲートキーパーの養成等を実施しております。これらの取組を積極的に周知するなど、議員が言われておりますようにかけがえのない命を守るために、引き続き取り組んでまいりたいと考えております。 次に、町の景観についてでございますけども、具体的にっていうことでございますけども、いろんなことをやっておりますので、今そういった資料を持ち合わせておりませんが、総合的に住み続けたい町ナンバーワンを目指し、よりよい浅口市としていくために、各種法令等に基づき、みんなが安心して暮らせるまちづくりを進めていきたいというふうに思っております。 以上です。 ○議長(伊澤誠) 石井議員。 ◆8番(石井由紀子) 市長にはしっかりとした考えを持って、一歩ずつ前へ進めていただき、本当にここの浅口に住んでよかった、もっと住み続けたい、誰にも紹介したいというようなまちづくりにしていっていただきたいと思います。 次の質問に入らせていただきます。 協議会型住民自治組織についてお尋ねいたします。 まず、この組織についての内容を御説明ください。 ○議長(伊澤誠) 企画財政部長。 ◎企画財政部長(石田康雄) 失礼します。 それでは、協議会型住民自治組織についてお答えをいたします。 協議会型住民自治組織とは、例えば大字単位でありますとか、一定の規模の地域におきまして、町内会等の自治組織、それから子供会や老人クラブ、PTA、民生委員など、活動が異なる様々な主体がお互いに連携した組織を立ち上げ、その地域の課題について話し合いながら、主体的に課題解決に向けて取り組む組織でございます。現在市に登録している組織については、今のところございません。 以上でございます。 ○議長(伊澤誠) 石井議員。 ◆8番(石井由紀子) 今説明を受けましたが、組織の数はないということで、なければ聞くこともできないのですが、それぞれの組織というのは何人体制で動けるものなのか、そこを分かれば、動くとすれば何人体制で動いていくものなのか教えてください。 ○議長(伊澤誠) 企画財政部長。 ◎企画財政部長(石田康雄) 失礼します。 先ほど説明をいたしました協議会型住民自治組織といいますのが、例えばアンケート調査を地区内で行いまして、課題についての調査を行い、その後どのようにその課題に取り組むかということを話合いを行いまして、その結果を取りまとめた地域計画を立てて、その計画を実行するということで協議会型住民自治組織になるというふうに考えております。 現在地域の課題を洗い出すためのアンケート実施地区につきましては、8地区あります。それから、話合いにより課題を洗い出している地区が2地区、それから地域計画策定地区が1地区ということで、それぞれ取組を進めております。市では、引き続き支援を行っていきたいというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(伊澤誠) 石井議員。 ◆8番(石井由紀子) いろいろな取組をされてる地区は実際あるということで、なかなか自治組織としての流れにはまだ至ってないのかなとは思いますが、土地開発が進み、浅口市内でも家を建てる方が大変増えてきていらっしゃいます。住民が増えて、地域の形もどんどん変わっていく中で、協議会型住民自治組織の立ち上げや近隣との関わりをこれからどうしていくのかなあというのも考えるところではありますが、先ほどアンケートを取りましたということで、そのアンケートによってどのような課題が出てき、それを今どのような状態で前へ進んでるのか、分かる範囲でお願いいたします。 ○議長(伊澤誠) 企画財政部長。 ◎企画財政部長(石田康雄) 失礼いたします。 数地区が今現在アンケート調査を行っております。アンケートの結果からは、空き家が増加しているといったことでありますとか、農地や山林などの維持管理が難しくなっているということ、それから買物や通院等の移動手段の確保が難しくなってきていると、そういった声が聞こえてきております。いずれも難しい問題であるというふうに認識をしております。 以上でございます。 ○議長(伊澤誠) 石井議員。 ◆8番(石井由紀子) 今出たアンケートの結果は、多分どこの地区も抱える大きな問題の一つ一つになってるような気もいたします。ここには多分地域支援員の方が関わって進めていただいてるとは思いますが、このアンケートを取ってから、その後の動きですよね、動きが一体どうなってるのかなあと思うんですが、本来ならば住民自治組織として立ち上げていただき、解決に向けての方向性をサポートしながら、一つでも成果が上がるようなことがあればと思ったんですが、そこら辺は一体どうなってますでしょうか。 ○議長(伊澤誠) 企画財政部長。 ◎企画財政部長(石田康雄) お答えします。 地域から課題が出て、どのように解決するか、解決策はどうなのかという御質問だと思います。 解決策につきましては、地域によって実情が異なるため、その自治会内でまずは課題を調査し、話し合うことが第一歩であるというふうに考えております。単一の自治会だけでは難しい問題もあると思いますので、先ほど議員おっしゃいました地域支援員という制度がございます。この地域支援員でありますとか、市の担当部署、こちらが地域創造課になります、この市の担当部署と一緒にできることを考えていければと思っております。 以上でございます。 ○議長(伊澤誠) 石井議員。 ◆8番(石井由紀子) では、これからの施策についてお尋ねいたします。 先ほども申しましたように、どんどん新しい住宅が増え、それにアパートも大変増えております。市はこの協議会型住民自治組織をもっともっと進めていくというふうに感じておりますが、こういう方々、新しく来られた方々、アパートの方々はその地域に関わってるかどうかは大変難しいところではありますけれども、今後こういう組織との関わり合い方をどのように考えておりますでしょうか。 ○議長(伊澤誠) 企画財政部長。 ◎企画財政部長(石田康雄) それでは、組織との関わり合いについてお答えをいたします。 住宅開発の増加と協議会型住民自治組織の関わりですが、まずは転入者に既存の自治会へ加入していただくということが一番大切であるというふうに考えております。市といたしましては、転入者に対し、市役所に届出を行った際にその都度職員が地区名や代表者の氏名などを記入した加入案内のチラシをお渡しして、自治会への加入を促しております。 ただし、市内全体で見ると未加入者は多く、協議会型住民自治組織を考えていく上で、自治会未加入者の課題は避けては通れないというふうに考えております。今後組織設立について支援を行っていく上で、その課題解決も含めて、市民の皆様と検討してまいりたいというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(伊澤誠) 石井議員。 ◆8番(石井由紀子) 市のほうは前向きにそういう協力体制を取ってるということで、先ほども申しましたが、アンケートの中で、出てきたアンケートの中には、新築が増えていく反面空き家や空き地も増えて、それが問題になってるというところであります。この協議会型住民自治組織を進める上で、まずここが問題なのかなと思うこともあるんですが、要するに地区としてはちゃんと成立はしてるんだけれども、実際人がいないとか、高齢化が進んでるとか、一応名前はあるけれどもここには住んでいないんだとかっていうところは現実あると思います。こういうところで、正確な数字を市は把握しておりますでしょうか。 ○議長(伊澤誠) 産業建設部長。 ◎産業建設部長(倉田裕史) お答えします。 浅口市におきましては、平成27年度に一度空き家等の全数調査を実施したところでありまして、時間がたっております。本年度第2回目の全数調査を、今まさしく実施してるところでございます。 なお、もう一つございました空き地についてでございますが、こちらにつきましては実態調査は実施しておりません。 以上でございます。 ○議長(伊澤誠) 石井議員。 ◆8番(石井由紀子) 今年度また実施していくということですが、いつまでにじゃあその結果を出してというのも出ておりますか。 ○議長(伊澤誠) 産業建設部長。 ◎産業建設部長(倉田裕史) お答えします。 全数調査の実施時期でございますが、現在のところ今月末までの調査期間を予定しております。ですので、年度内には、その結果が出てくることになります。 以上でございます。 ○議長(伊澤誠) 石井議員。 ◆8番(石井由紀子) これはどのような方法で実施をされ、調査をされてるんでしょうか。個別に回ってるんですか、それとも地区からのすくい上げになるんですか。 ○議長(伊澤誠) 産業建設部長。 ◎産業建設部長(倉田裕史) お答えします。調査の方法について御質問がございました。 この全数調査につきましては、市内全域全ての地区に個別に回りまして、外観等を確認して調査を行っているというところでございます。直接調査をしております。調査主体は、市から業務を委託した業者ということになります。 以上でございます。 ○議長(伊澤誠) 石井議員。 ◆8番(石井由紀子) 委託調査ですね、委託調査ですね。その費用って分かりますか。 ○議長(伊澤誠) 産業建設部長。 ◎産業建設部長(倉田裕史) お答えいたします。 この調査に係る費用でございますが、税込みで550万円弱でございます。 以上です。 ○議長(伊澤誠) 石井議員。 ◆8番(石井由紀子) ありがとうございます。550万円をかけて細かな調査が、多分結果が出るということだと思います。 じゃあ、この結果が出てこれからどうするかというのはしっかり検討していかなければいけないことですし、これが本当に力が弱まっていく一つの原因であるなら、解決方法も見いだしていかなければいけないと思います。一番懸念するところは、このまま地域力がどんどんなくなっていくと町のことは行政がすればいいんだというふうに、仕事が行政にかかってしまうのではないかと心配するところであります。 そもそも町、この地域を守るのはまずは家庭であり、地域であり、そして町であるため、まずは家庭がしっかりと地域に関わりながら、そこで生活をしていくということが大事な地域づくりにつながると思っております。そのためにはどういうところからしたらいいのかなと、もっとこう地域に関わることっていいことよねっていうところを進めていくためには、やっぱりそのやりがいと成功例を積み重ねていくことしかないと思っております。 今町で行ってること、コロナでどんどん中止が進んでおります。地域でも今までやってたことができなくなり、地域にいることの楽しさということがなかなか見いだせない中で、そういう楽しさを外に求めていくようになっていきます。もっと浅口の地域というところに住んでるということをもっと実感すれば、もっと地域に関わろうとか、地域のために力を尽くそうとかという人を増やしていけるのではないかなと思っております。様々なチャレンジの必要もあるかとは考えますが、今までにはないような施策をこれから考えていかなければ、今までも一生懸命された中でこういう状態になってるという現実は現実なので、これからの施策に期待するところです。 市長、これからの地域づくり、協議会型の住民自治組織の立ち上げをもっと進めて、地域をよりよいものに、住民主体で進んでいくためのお考えがあればお聞かせください。 ○議長(伊澤誠) 市長。 ◎市長(栗山康彦) 協議会型住民自治組織につきましては、部長が申し上げましたとおり設立には至っておりませんけれども、それぞれの自治会が持続可能な活動をしていく上で大変重要なものであるいというふうに認識をいたしております。ただし、行政からの押しつけになってはいけないので、住民皆様でよく話をしながら進めていく必要があろうかと思っております。 私は機会があるごとに地区の総会等に出向き、地域の困り事について相談を受けております。今後もコミュニティの活性化のため、市民の皆様と話し合いながら協議会型住民自治組織の設置も含めて必要な支援を行ってまいりたいと思っております。 また、物づくりの観点から空き家、空き地を地域の資源と捉え、その活用を促進することで地域活性化につなげる取組を進めております。適切な管理が行われていない空き家は、防災、衛生、景観など周辺の生活環境に影響を及ぼすことから、重要な課題であろうかと思っております。市といたしましては、引き続き市民の皆様が安全かつ安心に暮らすことができるよう対策を進めてまいりたいというふうに思っております。 以上でございます。 ○議長(伊澤誠) 石井議員。 ◆8番(石井由紀子) ぜひ今のお言葉どおり対策を進めていっていただきたいと思います。 市長の言われていました地域の財産として、壊すのは簡単です、お金はもちろんかかりますが、その財産をどう活用していこうかというところにもしっかり力を注いでいただきたいところであります。 次の質問に入らせていただきます。 浅口ふれあい号の利用者の安全についてお伺いいたします。 コロナ感染の不安が長引き、今まで各施設が休館になったときでもこの浅口ふれあい号には、この運行を止めることなく、市民の足として皆さんも利用し、活用してまいりました。ただ、狭いバスの中、満杯になり運ばなければいけない状況であったり、長時間走らせているという、その中にずっと乗っていって、その目的地まで行かなければいけないというこのふれあい号なのですが、安全面についてはいろんな不安があるとお聞きします。 まず、コロナ感染対策としてふれあい号利用者に対して行っていることはどのようなことがありますか。 ○議長(伊澤誠) 企画財政部長。 ◎企画財政部長(石田康雄) 失礼します。 それでは、ふれあい号のコロナ感染対策についてお答えをいたします。 ふれあい号の利用に際し、マスクの着用でありますとか、咳エチケット、会話を控え目にするなど車内に啓発チラシを設置するとともに、市のホームページにも掲載し、感染対策を継続して周知をしております。また、運転席と乗客席の間に飛まつ感染防止用の間仕切りのカーテンを取り付け、乗降口には消毒用スプレーを設置し、適宜車内の消毒を行うよう運転業務受託業者に依頼するとともに、消毒用スプレーにつきましては利用者の方にもお使いいただけるようにしております。加えまして、気温が上がる夏場など熱中症のおそれもあるため、利用者の体調を考慮し、換気走行中はエアコンの温度を下げたり、暑さ対策で窓を開けない場合もエアコンを外気導入に設定するなど、適切に対応するようお願いをしております。 以上でございます。 ○議長(伊澤誠) 石井議員。 ◆8番(石井由紀子) 安全対策は安全対策として、実際そこに行政の方が乗られてチェックをされてるのかなあというところが疑問なところなんですが、この運行している業者、委託業者とこういうコロナ対応についてのお話合いをされたりとか、現状の把握をされたりとかという、そういう意見交換みたいなんはされてますか。 ○議長(伊澤誠) 企画財政部長。 ◎企画財政部長(石田康雄) 失礼します。 お答えします。 先ほど申し上げました利用者への対応等につきましては、全て運行業務受託業者と話をしております。話につきましては文書で行う場合もございますし、日常的に電話でのやり取りを随時行っております。 以上でございます。 ○議長(伊澤誠) 石井議員。 ◆8番(石井由紀子) 私が聞くところによると、バスの中では大変お話も盛んになることもあるとは聞いておりますが、なかなかその一つ一つの細かなところを注意するということも難しいとは思いますが、コロナ感染が高まる前から走らせているバスです、皆さん大変楽しく、出会いも楽しみながら利用してたバスなので、なかなかそこが難しいのかなあと思いながら聞いてはおりますが、このバスは病院ももちろん通ります、スーパーなんかも通ります。特に病院関係におかれましては、それなりに病気を抱えてる方、疾患を抱えてる方も乗られると思います。今も報告のあった対策として、各施設では温度管理とか温度検査もされてると思う、体温検査をされてると思うんですが、このバスに関しては体温検査をされないんですか。 ○議長(伊澤誠) 企画財政部長。 ◎企画財政部長(石田康雄) 失礼します。 検温を実施しているかという御質問でございます。 現在のところ検温は実施しておりませんし、社内に検温装置を設置する予定も現在のところございません。この市営バスにつきましては定時性が求められておりまして、かつワンマンで運行しているため、乗務員による対応でありますとか、乗車時に乗客全員の体温測定を行うことは困難であるというふうに考えております。まずはお出かけになる前に各家庭で検温をしていただきますようお願いをいたしたいというふうに思っております。 以上でございます。 ○議長(伊澤誠) 石井議員。 ◆8番(石井由紀子) 検温は困難であるというふうに言われましたが、今は最近とてもいい検温器も出ております。もちろん家で測ることもそうですし、気になる方は多分何度も測られてるとは思いますけれども、施設では最近検温器を設置した箇所も増えました。バスに関しましては、先ほども言いましたように病気を抱えてる方も乗られる可能性はあるわけですから、やはり検温をしてあげるのではなくて、自分で検温できる、そういう装置を置いてださいということで、それはもうしなくて、言い方が悪いですが、なくてもいいんじゃないかという判断なのかなあとは思います。どこまでコロナ対策をするかということですけれども、今後バスを利用することに対しての感染対策のお考え、もっとこういうことをしたらいいんじゃないかというのはありますか、それともこのままの運行でいきますか。 ○議長(伊澤誠) 企画財政部長
    企画財政部長(石田康雄) 失礼します。 バス利用に対する感染対策の考え方についてお答えをいたします。 感染対策につきましては、先ほど申し上げました内容を引き続き実施していきたいと思います。また、感染対策にはバスの利用者の御協力も欠かせません。マスク着用など基本的な感染症対策の実施やマナーを守っていただくのはもちろん、体調が悪い方には御利用を控えていただき、不要不急の外出を少なくしていただくなど、引き続き御協力をお願いしたいというふうに思っております。 以上でございます。 ○議長(伊澤誠) 石井議員。 ◆8番(石井由紀子) 以前にもお尋ねしたかとは思いますけれども、そのバスの乗車人数を減らすというのも一つの方法ではありますが、現状難しいということですね。やはり乗るときにはもう本当乗れない方も出るぐらいの、そんな利用率というふうに聞いております。 今行政のほうから言われました皆様のいろんな自覚を持って乗る、皆さんに対して迷惑をかけないやり方を考えるということはもう基本中の基本でありまして、これだけバスに対してありがたいという声がある中で、このふれあい号を止めるということは難しいことではないかとは思っておりますが、一番気になるのはやっぱり長時間乗っているというところも気になるところであります。そういうことについては、また今回はコロナ感染ということなのでまた触れませんけれども、ぜひ安心して、ちょっと調子の悪い人はちょっと控えてくださいと言われますが、乗らないとどこにも行けない人もいらっしゃる、タクシーを利用すりゃあいいんじゃないかと言われますが、タクシー代を払うのは大変高価なものであります。本当にバスの利用者の方が継続して安心して乗れるような仕組みをこれからも考えていかなければならないと思っておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。 次に、浅口市の福祉センターの浴場の今後についてお伺いいたします。 もう何回もこれは聞いたかと思うんですが、まず使用禁止になって何年たちますでしょうか。 ○議長(伊澤誠) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(富田直弘) 現在の健康福祉センターの浴場につきましてお答えいたします。 こちらは新型コロナウイルス感染症が拡大いたしまして、令和2年2月27日から現在まで利用を見合わせております。 以上です。 ○議長(伊澤誠) 石井議員。 ◆8番(石井由紀子) 令和2年2月27日以前にも、これは単発で中止になったこともあるかとは思うんですが、完全に使えなくなってからはもう2年、そうですね、半年とは言いませんが、それぐらいたってるということですね。最近になって、またお風呂はどうなってるんだということも聞かれたりはします。 この浴場の管理に関しましては、いつでも使える状態にしてるということですが、それには変わりないでしょうか。 ○議長(伊澤誠) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(富田直弘) 現状の管理状況についてお答えいたします。 現在ですが、3週間に一回、消毒も兼ねまして塩素を注入して、水を循環させて、洗浄をしております。さらにボイラーとかポンプなどの機器につきましても定期的に点検を行っておりまして、以前と同様再開が決定しましたら、すぐに利用ができるように準備をしております。 以上です。 ○議長(伊澤誠) 石井議員。 ◆8番(石井由紀子) それはもう日々の努力はされてくださってるのかなあと思います。 全国的にも、また浅口市もウイズコロナを進めております。この浴場の再開ということは考えてはないでしょうか。 ○議長(伊澤誠) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(富田直弘) 浴場の再開についてお答えいたします。 先ほど申しましたとおり、令和2年2月27日から利用を見合わせております。利用者の約7割以上が高齢者であることも含めまして、利用者の健康や命を守るための決定をしております。 先ほど申しましたとおり、再開が決定しましたらすぐに利用ができるように準備をしております。 以上です。 ○議長(伊澤誠) 石井議員。 ◆8番(石井由紀子) ありがとうございます。 再開を進める方向性で維持管理をしてくださってるということですが、もう2年以上もたちながら、このコロナの先も見えず、また新しいそういう不安の象徴になるような、そういうことも出てきております。この先どうなるかの見通しははっきり言って立ってない状況だと思っております。この浴場が再開するのは、もう最後の最後のもう安心が100%確立されてから、それが一体何年先なんだという話になります。この2年以上の間、あの浴場の場所は管理はしているといえども、何も使われてない。そういうさっきも市長が言われましたいろんな財産があります。ここは市の財産です。皆さんのものです。もちろん浴場再開も一つの方法でしょうが、そろそろ次の見通しを立ててもいいのではないかと私は考えますが、そういう考えはないですか。 ○議長(伊澤誠) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(富田直弘) 今後の運営についてお答えをいたします。 今現在コロナが収束しまして、皆さんに利用ができるときが来ましたら再開することで準備をしております。現時点では、この再開は未定でありますが、今後浅口市新型インフルエンザ等対策本部での検討により方針を決定してまいりたいと思っております。 以上です。 ○議長(伊澤誠) 石井議員。 ◆8番(石井由紀子) その会議はいつ開かれるという予定はありますか。 ○議長(伊澤誠) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(富田直弘) その会議の予定でありますが、感染者数の増加等によりまして、コロナによる変化があったときに開くこととしておりまして、今現在次の会議が開かれる予定はございません。未定であります。 ○議長(伊澤誠) 石井議員。 ◆8番(石井由紀子) じゃあ、この話もいつされるかというところは未定ということだとは思いますけれども、再開に向けるというのも決断、ここをまた新たに何か考えていくのも一つの決断だと思っております。 そこでお聞きします。 市長の決断は何か出てますか。 ○議長(伊澤誠) 市長。 ◎市長(栗山康彦) それでは、福祉センターの浴場についてお答えをさせていただきます。 御承知のとおり高齢者や基礎疾患をお持ちの方が新型コロナウイルスに感染すると、重症化するリスクが高いことが報告されております。健康福祉センター浴場利用を見合わせていることも、利用者皆様の感染防止を最優先に考えた結果であります。引き続き3つの密を避け、手洗いや咳エチケット、マスクの着用など、御自身を守るため、そして大切な人の命を守るための御協力をお願いしたいと考えております。今のままで、しばらくは現状を維持ということでお願いしようかと思っております。 以上です。 ○議長(伊澤誠) 石井議員。 ◆8番(石井由紀子) 今までどおりということで、お答えは必要ないんですけれども、じゃあどういうことになったときにじゃあ再開しますよという、そういうある程度の見通しを知りたいところであります。また、そういうのが分かったら教えてください。聞かれたときに答えようがございません、こちらも、このままですよと言うしかない中で、大変市民に対して私も心苦しいです。また、そういうことがある程度、こういうことになったら絶対再開しますよと、絶対は言えないでしょうが、再開できる方向になりますよという何か目安みたいなものがあったら教えてください。またそれは、今回の返事は必要ないです。 以上をもちまして私の質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。 ○議長(伊澤誠) お疲れさまでした。 時間なんですが、どうしましょうか、引き続き行きましょうか、よろしいですか。執行部のほうもよろしいですか。            〔「なし」の声あり〕 ○議長(伊澤誠) では、次に15番、大西恒夫議員、どうぞ。 大西議員。 ◆15番(大西恒夫) 昼前ですので、できるだけ簡単にお聞きしたいと思いますし、執行部のほうも適切にお答えを賜りたいと思います。 まず最初に、議会と執行部の在り方についてでございます。 議会と執行部は車の両輪という言葉が議長の就任挨拶でもありました。市長もよく口にされる言葉です。車体は市民を乗せた浅口市であります。市民を乗せたり、市民の幸せのため、両輪、議会と執行部がよく話し合って行政を進めなければと思います。 市長さんのお考えをお聞かせください。 ○議長(伊澤誠) 市長。 ◎市長(栗山康彦) それでは、議会と執行部の在り方についてお答えをいたします。 議員の申されるとおり、議会と市長の関係はよく車の両輪に例えられます。            (16番「違う」の声あり) 御承知のとおり、市長と議員は共に市民からの直接選挙において選ばれますが、その立場は異なります。市長はよりよいまちづくりのため、必要な予算や条例を市議会に提出し、その決定に基づいて、執行機関として実際に市政運営を行います。議会は、市長が提案した事項について、市民の意見を尊重して議決機関としての決定を行います。共に市民から選ばれた市長と議会とが独立、対等の立場に立って、お互いを尊重し、また互いに牽制し合うことで均衡を図りながら公正な行政を確保し、よりよい市政運営を行うことで市民の福祉向上及び市の発展という共通の目標の達成を目指すことから、車の両輪に例えられていると理解をいたしております。 伊澤議長もさきの就任の挨拶の中で車の両輪の例えを引用され、浅口市の発展のため議論を重ねる必要があると言われました。私もこの考えについては全く同感であり、市民の幸せという共通の目的に向かって、私は行政府の長として、大西議員は副議長として、よりよい市政実現に向けて切磋琢磨していきましょう。よろしくお願いいたします。 ○議長(伊澤誠) 大西議員。 ◆15番(大西恒夫) 市長と同じ方向を目指してると思いました。 しかし、現時点では少し違和感を持っています。何が問題なのか、どうすれば改善できるか、私なりにできることを一生懸命やってまいりたいと思います。二元代表制における適正な関係の下、是々非々で議論を深め、頑張ろうと思います。 市長さんのお考えを聞かせてください。 ○議長(伊澤誠) 市長。 ◎市長(栗山康彦) 議論のできる環境をつくらなければいけないということでございますけども、浅口市の発展を願う市民の負託に応えるべく、日頃から市民の声を聞き、市政に反映させていくことが重要であると考えております。私自身政治の課題とその解決策は現場にある、この思いをモットーに市民皆様の声をお聞きし、市民皆様の立場に寄り添いながら市政運営を進めています。また、急激に変化する時代の流れに対応するためには柔軟な考えを持ち、迅速に施策の検討を行い、実施することが求められております。私自身も努力しており、職員に対してもこの考えを伝え、日頃から研さんするよう求めております。 議員の皆様も、市民の負託を受けた代表としてのお立場から、地域の皆様の御意見や御要望について市政に反映するため調査研究を重ねられ、御尽力されていることと存じます。お互いの役割を果たし、車の両輪のごとく力を合わせて浅口市の発展のために尽力していきたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。            (16番「人を陥れようとしたろうが」の声あり) ○議長(伊澤誠) 大西議員。 ◆15番(大西恒夫) 全くもって正しい言葉であると思います。その中で一つ、議会の意見もよく聞いていただいてやるということを一言加えていただけばありがたかったと思います。それはもう分かり切っとることですので、わざわざ言いませんが。 次の質問をいたします。 金光地区の給水についてですが、以前から質問でしてきた金光地区の西南水道企業団からの給水について、3月議会で今後の需要と供給のバランスを見据える必要があるとの答弁でしたが、今後どのようにするつもりなのか、市の考えを聞かせてください。 ○議長(伊澤誠) 上下水道部長。 ◎上下水道部長(山本青司) 失礼いたします。 金光地区の給水についてお答えいたします。 浅口市の水道事業は、市の発展と快適な市民生活を支えながら安全で良質な水を安定的に供給してきましたが、近年人口減少に伴う水需要は減少傾向にあり、給水収益は減少し、老朽化による施設更新といった課題を抱える状況となっております。このような状況の中、市内では国道2号のバイパス道路等のインフラ整備が進んでおり、企業や住宅地の開発に伴う水需要の増加が見込まれる地区もあります。 このように浅口市の水需要は全体的には減少傾向にあるものの、開発等に伴う増加要素もあるなどアンバランスな状況になりつつあるため、将来の最適な水運用について検討する必要があります。3月議会で今後の需要と供給のバランスを見据える必要があると答弁いたしましたように、本市では施設の老朽化による修繕、更新に備え、将来の最適な水運用についての検討に着手したところでございます。検討に当たっては最適な施設配置になるように、金光地区を含む市全域を見据えた上で検討していきたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(伊澤誠) 大西議員。 ◆15番(大西恒夫) 金光地区を含めたということは、場合によっては西南水道企業団からの給水もあり得るということでしょうか。 ○議長(伊澤誠) 上下水道部長。 ◎上下水道部長(山本青司) 金光地区も含んだ市全域の検討を行うことになりますので、可能性ということではあると思いますが、まだ検討をしているところでございます。そこについては、ちょっと明確なお答えはこれからのこととさせていただきたいと思います。 以上でございます。 ○議長(伊澤誠) 大西議員。 ◆15番(大西恒夫) 部長に聞いてもなかなか返事がしにくいと思うんですが、市長にお伺いをします。 水道の検討については、金光地区の給水についても検討ということでしょうか、それをお伺いします。 ○議長(伊澤誠) 市長。 ◎市長(栗山康彦) 金光地区はどうなのかっていう御質問でございますけども、金光地区も含んだ市全体の検討を行うことになりますので、大西議員の言われてるように金光地区の給水についても検討することとなります。 以上です。 ○議長(伊澤誠) 大西議員。 ◆15番(大西恒夫) 検討をするということ、大体期限を決めとられるんかどうか、その辺お伺いしたいと思います。 ○議長(伊澤誠) 部長、答弁できますか。 上下水道部長。 ◎上下水道部長(山本青司) 失礼いたします。 期限というお話がありました。 この検討でございますが、現在検討を行っている段階でございます。検討結果が出た段階について、検討結果については浅口市だけで結果を出せるものと、そうでないものがあると思います。必要な手順もありますが、早急に対応する必要があると思いますが、今からいつまでというのはなかなか申し上げらないかと考えております。 以上でございます。 ○議長(伊澤誠) 大西議員。 ◆15番(大西恒夫) そういうふうに前向きにやってくださることに対してけちをつけるつもりはないですけど、検討する検討するというのは、なかなか信用はできないんですね。10年先でも検討なんですよ、1年先でも検討なんです。でも、これは目標を決めてもらうということが大事なんと、それから、私が毎回それじゃあこれからどれだけ物事が進んだんかというのを聞くのも何かいやらしいと思うんですね。その辺、ですから3年なら3年、5年なら5年の間にはぜひ検討して、物事を進めてまいりたいと、こういうふうに、市長、考えないですか。 ○議長(伊澤誠) 市長。 ◎市長(栗山康彦) 実際に検討するっていいましても、実際にもう予算をつけて検討に入りました。着々と前に進んでいってるというふうに御理解いただきたいと思います。 先ほど部長が申し上げましたように、このことは浅口市で決断できることだけではございません。倉敷市も関係しておりますし、また西南水道、笠岡や里庄も関係していることなので、そういうことも含めてできるだけ早く結論を出していきたいというふうに思っております。 ○議長(伊澤誠) 大西議員。 ◆15番(大西恒夫) 私が今まで水道のことを一生懸命言ったことの方向へ何ぼか向いてくださっとることはありがたいと思うわけですが、ぜひとも早く結論を出して、交渉していただきたいと思います。よろしくお願いします。終わり。 ○議長(伊澤誠) お疲れさまでした。 以上で本日の日程は終了しました。 これにて散会とします。 明日は本会議を9時30分より開議いたしますので、御参集ください。 御苦労さまでした。            午後0時00分 散会...