浅口市議会 > 2019-03-04 >
03月04日-02号

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  1. 浅口市議会 2019-03-04
    03月04日-02号


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    最終取得日: 2022-12-06
    平成31年第1回 3月定例会       平成31年3月浅口市議会第1回定例会会議録(第2)1.招集年月日 平成31年3月4日(7日目)1.招集の場所 浅口市役所議場1.開   議 3月4日 午前9時30分1.議事日程  第1 一般質問1.本日の会議に付した事件及びその結果  日程第1 一般質問1.出 席 議員 (4番欠番)   1番  沖 原 有 美            2番  山 下 周 吾   3番  横 山 達 士            5番  石 井 由紀子   6番  藤 井 立 子            7番  伊 澤   誠   8番  佐 藤 正 人            9番  竹 本 幸 久  10番  桑 野 和 夫           11番  中 西 美 治  12番  藤 澤   健           13番  青 木 光 朗  14番  大 西 恒 夫           15番  香 取 良 勝  16番  井 上 邦 男           17番  大 西 洋 平1.遅刻または中途退場した議員の番号、氏名(な し)1.欠 席 議員(な し)1.地方自治法第121条の規定に基づく説明のため出席した者の職氏名  市長      栗 山 康 彦      副市長     松 田 勝 久  教育長     中 野 留 美      企画財政部長  秋 田   裕  生活環境部長  徳 田 政太郎      健康福祉部長  高 倉 道 雄  産業建設部長  井 上   聡      上下水道部長  笠 原 浩 一  金光総合支所長 原 田 尚 文      寄島総合支所長 竹 本 好 之  教育次長    小 山 朋 子      会計管理者   小 野   浩1.出席した事務局職員  議会事務局長  畝 山 善 生      次長      三 宅 清 正  参事      園 部   智      書記      山 崎 敦 史            午前9時30分 開議 ○議長(井上邦男) ただいまの出席議員は16人であります。定足数に達しておりますので、これより本日の会議を開きます。            ~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(井上邦男) 日程1、一般質問を行います。 これより会派代表質問を許可します。 まず、浅口朋進会、11番中西美治議員、どうぞ。 ◆11番(中西美治) おはようございます。11番中西美治でございます。浅口朋進会を代表して質問をさせていただきます。 安全・安心なまちづくりの推進の一環として、今回はため池の災害対策、保全について、もう一つは、外国人労働者受け入れ拡大に伴う課題や対策についてお伺いいたします。 初めに、ため池の災害対策、保全についてであります。 昨年7月の豪雨では、岡山県下において36カ所のため池で損壊被害が発生しております。そのうち堤防の決壊が3カ所あり、その一つは鴨方町本庄の大田池であります。そのほかにも浅口市では、鴨方町六条院中の二子池、金光町須恵の奥池は、堤防に亀裂や一部崩落が見られ、下流域の住民に避難命令が出されたところであります。幸い人的被害家屋被害はありませんでしたが、危険と隣り合わせでありました。 そこで、ため池の災害対策について何点かお尋ねします。 まず、そもそも浅口市には、ため池は幾つあるのでしょうか、お答えください。あわせて、平成29年4月1日現在公表している岡山県の防災重点ため池は合計で229カ所あるようですが、浅口市に防災重点ため池は幾つあるのでしょうか、お答えください。よろしくお願いします。 ○議長(井上邦男) 産業建設部長、どうぞ。 ◎産業建設部長(井上聡) 失礼いたします。市のため池の数という御質問でございますが、市が把握しているため池の数は325カ所でございます。金光が101、鴨方が191、寄島が33となっております。 また、防災重点ため池の数でございますが、現在2カ所でございます。金光の占見の枡池、それから佐方の中池の2カ所でございます。 以上でございます。 ○議長(井上邦男) 中西議員、どうぞ。 ◆11番(中西美治) 浅口市には325のため池があるということのようでございます。そのため池の所有者といいますか、管理者はそれぞれどこといいましょうか、誰にあるのかお答えください。 ○議長(井上邦男) 産業建設部長、どうぞ。 ◎産業建設部長(井上聡) ため池の所有者、管理者の御質問でございますが、ため池の土地はほとんどが市の所有となっております。池の管理者は地元の受益者にお願いしており、代表の方を選出いただいております。日常の維持管理につきましては、地元の受益者様にお願いしており、堤の本体、それから余水吐けの改修等につきましては、市が行っております。 以上でございます。 ○議長(井上邦男) 中西議員、どうぞ。 ◆11番(中西美治) ため池の所有者といいましょうか、権利は全てが市の所有ということでよろしいんでしょうか。 ○議長(井上邦男) 産業建設部長、どうぞ。 ◎産業建設部長(井上聡) ほとんどがということでございまして、全てというわけではございません。中には国の所有であったり、地元の個人の所有の池もございます。 ○議長(井上邦男) 中西議員、どうぞ。 ◆11番(中西美治) 国の所有であれ、県の所有であれ、浅口市にある以上は市が管理する、浅口市の所有かと思いますが、ただ毎年いただいてます決算書の財産調書の中にその他という項目があっちやこっちにあるわけですが、ため池はこの区分からするとどこに入ってるんでしょうか。 ○議長(井上邦男) 産業建設部長、どうぞ。 ◎産業建設部長(井上聡) 決算書上の数字でございますが、済いません、勉強不足でわかりません。 ○議長(井上邦男) 中西議員、どうぞ。 ◆11番(中西美治) それはそれでいいんですが、決算書の中には金額で入っとるもんもあれば、個数で入ってるもんもあれば、あるいは土地なんかにすると平米で出てるもんもあります。その辺が今後の対策などのときには個人のものなのか、あるいは市が所有するものかによって多少対応が違ってくるのかなと思ってお聞きしました。特に今回の質問に大きな影響があるとこじゃございませんので、これ続いてです。 これから管理をしていく、今でもそうかもわかりませんが、不要となった農業用ため池、それはどのような処分といいましょうか、処置の方法があるのでしょうか、教えてください。
    ○議長(井上邦男) 産業建設部長、どうぞ。 ◎産業建設部長(井上聡) 御質問の不要になったため池でございますけれども、地区によってはそのまま防火用水などの防災上の観点から、引き続き地元で管理しているため池もございます。 また、水を抜いているようなため池もございます。ため池が不要となった場合には、斜樋を抜いたり、余水吐けを切り下げるなどを行いまして水をためないということが大切だと思います。 また、池自体を埋め立てることができれば、防災面からも、管理面からも望ましいことでございます。埋め立てを行いたいという御要望がございましたら、市も積極的に御協力をさせていただきますので、ぜひ御相談いただければと思っております。 ○議長(井上邦男) 中西議員、どうぞ。 ◆11番(中西美治) ため池の個数が325というふうに言われましたが、そういう中で昨年度埋め立てたような定月池、ああいう格好で埋めて、それが住宅に業者のほうで買い取ってもらえるという利便性の高い地域はいいかもわからんけども、結構奥まったとこにあって、管理道路なんかもないというようなところがあるかもわかりません。そういうところは埋め立てても、なかなか財産処分というとこにもいかないのかなという気がいたします。 それから、今部長が言われた中で、例えば使わないやつは斜樋を抜いて水を抜く、こういう中でいろいろ専門家の書類なんか読みますと、底樋なんかを抜いても土がたまって流れなくなる、そうすると水がまたたまってくる、管理が十分できてない、こういうことが土手に亀裂が入ったり、あるいは崩れたりして災害を起こす原因にもなるかもわかんない。いずれにしても、土手のある池は干しててもちゃんとした管理が必要なのかなと、そのように思うわけです。その辺で具体的にどういうふうにやるかというのは今後の課題かなというふうに思います。その辺はどういうふうに考えておられますか。 ○議長(井上邦男) 産業建設部長、どうぞ。 ◎産業建設部長(井上聡) おっしゃるとおり樋を抜いても土がたまって詰まるというような可能性もございます。ということで、できれば余水吐けを切り下げて水がたまらないようにする、あるいは埋めてしまう、そういったことがよいのではないかと思っております。 ○議長(井上邦男) 中西議員、どうぞ。 ◆11番(中西美治) 次のことでも出てくるかもわかりませんが、要は今後そういうふうに半分使われなくなった、あるいは農業用水としても使われないというか、そこまで水が要らない、こういう意見も出てくるかと思うんですけども、要は今後のため池の防災対策あるいは保全へ向けての取り組みであろうかと思うわけです。 ため池は、大半が江戸時代以前につくられており、農業の貴重な水源として長年利用されてきました。また、先ほど言われましたけれども、集落の防火用水として使われたり、洪水調整機能として使われたり、生態系や景観の維持、レクリエーションの場としても人々の暮らしに大いに役立ってきたと思うわけでございます。そういう中で、ため池をめぐる課題としては、ため池の老朽化、豪雨や地震により堤防の損壊や亀裂、そういうもんでの災害のリスクが高まっていくんではないか。そして、ため池がどのような地盤に、どんな構造でつくられたか、詳しいメカニズムがわからないということもよく言われます。 それから近年は、ごみの不法投棄であったり、水質の悪化などの環境破壊、あるいは外来種による生態系の破壊といいましょうか、変化、最近ではイノシシのいたずらによる堤防の崩壊、こういうことなんかも考えられると思うわけです。しかし、ため池の適切な管理は大変重要であろうと思うわけでございます。 ため池の防災対策、保全への取り組みについての御所見と今後の対策、方向性をお聞かせいただけたらと思います。 ○議長(井上邦男) 産業建設部長、どうぞ。 ◎産業建設部長(井上聡) ため池の防災対策、保全への取り組みについてでございますが、毎年受益者の方に作業をしていただいているため池の草刈りによって、ため池の異常が早期に発見できることが非常に多くございます。防災的にも役立っているところでございまして、地元からの草刈りの実施の御報告をいただいた後、市職員が現地へ出向きまして、職員の目でも目視により堤体の確認などを行っておるところでございます。 また、冬場など農業用水としての利用がないときには、ため池の水を抜いていただくことで、ため池の内側からの堤などの異常も発見することができます。先ほど議員さんが言われました不法投棄であったり、それから環境面からもため池を干すという作業が重要でございますので、ぜひともお願いしたいというところでございます。 それから、不要となったため池でございますが、防災上から放置すべきではないというふうに我々も思っております。近年の自然災害を受けまして、国も31年度から、ため池の廃止に対しまして補助を行うというふうに聞いております。まだ詳細については連絡が届いておりませんが、ぜひとも取り組むべき事業と考えております。受益者からの御要望以外にも、市からも積極的に提案させていただきたいと思っております。 また、老朽化によるため池の改修、補強につきましても計画的に対応してまいりたいというふうに思っております。 以上です。 ○議長(井上邦男) 中西議員、どうぞ。 ◆11番(中西美治) 先進的に方向性はわかるんですが、具体的にそれを何かに書いて地域の受益者さん等を通じて対応を考えていくということも大事かなと思うんです。 いずれにしても、先ほど部長も言われました、ため池は受益者といいましょうか、管理者あるいはその人を中心として地域の方が長年にわたって点検、確認などをしてくださって管理をやってきてる、もちろん土手の草刈りなんかもそうですけれども、そうやってきた経緯があります。 そういう中で、31年度以降の県、国の方向性の話も今いただきましたが、今までにも防災ため池の危険の高まっているようなところに対してのハザードマップ、こういうものの指示が、これは中国農政局から、中四国地方かに出てると思うんですけれども、実際には広島県なんかの取り組みはゼロ、岡山県もほとんどゼロというような格好で、なかなか前へ進んでない。ハザードマップの話が今まで全然出てないんですけども、そういう防災危険ため池ハザードマップづくり、この辺は多少は進捗してるんでしょうか、全くこれからなんでしょうか、お聞かせください。 ○議長(井上邦男) 産業建設部長、どうぞ。 ◎産業建設部長(井上聡) ハザードマップの御質問でございますけれども、先ほど防災ため池2カ所ございますと御説明いたしました。その中で、桝池については過去つくったことがございます。中池については、ことし作成するような状況でございまして、ほかに国のほうも7月豪雨で防災ため池でないため池が、ちっちゃい小規模なため池で被害が多発しておることから、防災ため池の選定を見直すように国から通知がございました。 以前の防災ため池というのは、基準として堤の高さが15メーター以上または10万立方メートル以上の貯水量があるようなため池を指定するように指示があって、市のほうの台帳から該当するものを選定しておりましたけれども、今回そういう小規模なため池まで規模を拡大するようにという国からの指示もございます。そういったことから、小さいため池、詳細はまだ届いておりませんけども、そういったため池を調査して、防災ため池としての位置づけをするということでございますが、そういうため池につきましてはハザードマップ、そういったもんも作成していく必要があると思っております。そういったものはでき次第、公表していきたいというふうに思っております。 ○議長(井上邦男) 中西議員、どうぞ。 ◆11番(中西美治) ハザードマップの件についてもうちょっと聞きますが、今まで災害におけるハザードマップは県がつくって、県の指導によって各、浅口でいうと金光、鴨方、寄島、3地域におけるハザードマップをつくってきたという経過があるわけですが、ため池については独自に浅口市がつくろうとしてるのか、やはり同じように県が主導でつくっていくのか、あるいは新しい方法で相一緒になってつくっていくのか、その辺は具体的にはどうですか。 ○議長(井上邦男) 産業建設部長、どうぞ。 ◎産業建設部長(井上聡) ハザードマップにつきましては市がつくるもんでございます、ため池につきましては。その内容を今つくっておりますハザードマップに載せるということですが、仮に数がどれぐらいの対象になるかということもございまして、場合によっては情報が錯綜して見にくいというようなこともございますので、別のものをつくるほうがいいのかなというふうには考えておるところでございます。 以上です。 ○議長(井上邦男) 中西議員、どうぞ。 ◆11番(中西美治) ため池の危険ハザードマップ、これは市が主体になってつくるんだということが確認できました。ただ、先ほど言われました防災重点ため池なんかは、大きさであったりとか、容積であったりとか、いろんな条件があって非常に我々にはわかりにくいんですが、今は池の下流に住宅が建ってる。以前は田んぼだったところに今は住宅が建ってるというような格好で、その辺がどういう規制もなしに土地の変更で家が建ったのかなと思うんですが、そうすると数が、どの池についてはハザードマップ前へ建ったり、今回31年度以降になるんでしょうか。国の資料によると、今までは防災重点ため池だったのが、言葉が防災重要ため池とかというような言葉に多少変わったりしてるところがある。けど、実際中身は一緒なんだろうと思うわけですけども、その辺で要は我々は地域に住んでる方々が、より安心・安全に暮らせ、あるいは災害が起こるような場合にはハザードマップをつくっても、きめ細やかに地域の人に啓蒙していって、災害というのはやっぱり逃げるということが大前提なんだと、そういうものがあったらそれでいいんじゃなしに、安全な場所へ逃げる、そういう啓蒙もあわせてやるべきだと思うんですが、その辺の見解はいかがでしょうか。 ○議長(井上邦男) 産業建設部長、どうぞ。 ◎産業建設部長(井上聡) ゲリラ豪雨とか地震が起こった場合、直後に全てのため池を市が点検することは不可能でございます。議員さんがおっしゃるとおり、みずからの身の安全はみずからが守るというのが防災の基本でございます。平常時から防災に対する備えを心がけていただき、発災時には市民一人一人がみずからの身を安全に守るという行動が重要でございますが、個人の努力では限界があることも事実でございます。そのため市としては、そういったハザードマップの作成等を行いまして周知を行いたいというふうに思っております。 ○議長(井上邦男) 中西議員、どうぞ。 ◆11番(中西美治) いずれにしても、ため池あるいはため池の土手が切れることによって、その下流域の人や財産が失われる、こういうことも考えられるわけです。したがって、今はこれからやっていくということですが、過去の事例を見てみましても非常に難しい、なかなか前へ進んでないというのが現実かなと、こう思います。そういう中で、災害はいつ起こるかわからないということを今言われましたが、全くそうでして、起こって災害が出てから二次的な対応をするんじゃなしに、できるだけ事前にそういう安全・安心を高めるような法則をきちんと取り組んでほしいと思うわけですが、市長いかがですか。 ○議長(井上邦男) 市長、どうぞ。 ◎市長(栗山康彦) それでは、ため池の安心・安全を保つ災害対策ということでお答えをさせていただきます。 昨年の7月豪雨災害では、決壊の危険があると判断したため池付近の皆様に対しまして避難指示を発令いたしました。住民の皆様には、御不安と御心配をおかけいたしました。 ため池の防災対策や保全につきまして、特に3・11から、私は事あるごとにため池を干すことの重要性について各地区に出向いたときにも説明をしてまいりました。ため池の水を抜くことで堤の機能保全が図られるとともに、池の内側から異常を確認しやすくなります。また、ため池の受益者の方々による草刈りでも、ため池の異常が発見される場合も多くあり、早急な対応につながっております。そして、不要なため池は、市民皆様の安心・安全のため、埋め立てなどにより廃止していきたいと考えております。 これからも管理や活用、そして防災などに配慮し、議員が言われますように地元の皆様ともしっかりと協議をし、ため池の防災対策、保全に取り組んでまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(井上邦男) 中西議員、どうぞ。 ◆11番(中西美治) ありがとうございます。 せんだっての全国のアンケート調査の中に、防災に対して非常に危険である、いつ起こるかわかんない、そういう不安を持っている方が77%か8%というような数字もありました。そうは思ってても、いざ自分の身の安全を考え、あるいは一緒に地域で避難する、そういうことも行動になってくると参加者が半分以下になってくるというようなデータもあるようです。だから、いかに災害は対岸の火事ではなくて、我が身にいつかかってくるかわかんないという大変難しい意識の問題だと思うんですけれども、その辺も踏まえて慎重に取り組んでいってほしいなと思います。ありがとうございました。 次の質問に移ってよろしいですか、議長。 ○議長(井上邦男) はい、どうぞ。 ◆11番(中西美治) 次に、外国人労働者受け入れ拡大に関する課題と対策についてであります。 昨年12月、特定技能という新しい在留資格で外国人労働者受け入れ出入国管理法の改正がありました。そして、2025年までに50万人を超える外国人労働者受け入れを目指すと発表しています。その背景にあるのは、とりもなおさず人手不足、労働力不足だと思うわけです。労働力として期待される生産人口は、2025年に向けて減少傾向にあり、また大都市への人口集中が歯どめなく進む中、特に地方での人材不足、人材の確保、これは厳しい深刻化をするのではないでしょうか。 先ごろ共同通信が行った自治体アンケートによりますと、岡山県の27市町村では、外国人労働者受け入れを拡大する政府方針に17市町村は賛成、どちらかといえば賛成、これ17市町村です。どちらかといえば反対というのが2町あったわけですが、あと残りの8市町は、その他、無回答と報道されています。 一方、これも新聞の資料ですが、昨年度の人口移動報告によると、浅口市は日本人は15人減少したものの外国人は25人増加、合計で10人増加したという画期的というか、どこの市町村も人口が減という中で浅口市は外国人も含めてですが10人増加している、こういう状況の内容の報道がありました。こういう状況を踏まえて何点か質問をいたします。 外国人労働者受け入れ拡大について、賛成、その他今言いました無回答などのうち、浅口市はどんな回答をされたのか、また回答したその理由をお聞かせいただけますか。 ○議長(井上邦男) 生活環境部長、どうぞ。 ◎生活環境部長徳田政太郎) それでは、外国人労働者受け入れ拡大に関するアンケートの回答についてお答えをいたします。 回答は、どちらかというと賛成で回答をしております。理由としましては、人口減少少子高齢化が進む中で、労働力の確保がますます難しくなっている現状がございます。こうした中、外国人労働者は貴重な人材となり得るものと考えますが、一方で外国人労働者、また将来的にはその同伴家族等受け入れることで必要となると考えられる外国語に対応できる職員あるいは教員が不足しているということなどから、外国人の日常生活における支援体制の整備に課題があるということで、賛成ではなく現時点において、どちらかというと賛成としたものでございます。 ○議長(井上邦男) 中西議員、どうぞ。 ◆11番(中西美治) 浅口市は、どちらかといえば賛成、その理由も何点か述べていただきました。 全国の調査を見ても、やはり賛成あるいはどちらかといえば賛成というのがかなりあるわけですけれども、そん中でも国の方針がよくわからない、あるいは求人であったりとか給与面の処遇であったりとか、そういうことも含めてなかなか今のままの情報では、どう考えて取り組んでいいのかわかんないというような回答も多かったように思うわけです。 そういう中ですが、浅口市内外国人労働者の雇い入れを希望してる企業とか事業主さん、これはあるのかないのか把握しておられますか、どうですか。把握しているのであれば、その数も教えていただきたいと思います。 ○議長(井上邦男) 生活環境部長、どうぞ。 ◎生活環境部長徳田政太郎) それでは、外国人労働者の雇い入れを希望している企業の有無、その雇用者数等についてお答えをいたします。 市では、外国人の受け入れ企業に関するデータは把握しておりませんが、近年市内に立地し操業を開始した、もしくは操業を開始する企業、事業所につきましては、既に50人程度の外国人労働者を雇い入れている企業はあるとお伺いしております。また、このほかにも最大10から20人程度の雇い入れを予定している企業も数社あると聞いております。 また、外国にある子会社の従業員を年間1名程度研修生として受け入れる予定があるという企業も伺っております。 以上でございます。 ○議長(井上邦男) 中西議員、どうぞ。 ◆11番(中西美治) 浅口市にも、そういうふうに新しい企業、あるいは既成の企業等で雇い入れている人がいらっしゃるということであります。そういう中で、先ほども言いましたが、昨年度の人口移動報告では外国人が25人増加してる、そういう人たちがその対象になるのかなと思うんですが、今現在浅口市に居住している外国人は何人ぐらいおられるのか、また浅口市で働いている外国人はおよそ何人ぐらいいるのか把握されてますか。 ○議長(井上邦男) 生活環境部長、どうぞ。 ◎生活環境部長徳田政太郎) 浅口市に居住している外国人の数でございますが、平成31年1月31日現在で外国人は208名で、国別では中国が一番多く70人、続いてベトナムが50人、カンボジアが20人の順となっております。昨年の同時期と比べますと23人の増加となっております。 浅口市で働いている外国人につきましては、企業内転勤や技能実習あるいは教育などの在留資格を有する126人が該当すると考えておりますが、家族滞在や永住者、定住者につきましては、働いているか働いていないかということが把握できておりません。 以上でございます。 ○議長(井上邦男) 中西議員、どうぞ。 ◆11番(中西美治) ありがとうございます。 そうすると、浅口には住んでるけど、浅口市内で働いてる人というのは6割ぐらいの方というふうになりましょうか。住んでる人であろうが、企業で働いている人であろうが、地元住民との交流というのは具体的に何かやっておられるものがありますか。 ○議長(井上邦男) 生活環境部長、どうぞ。 ◎生活環境部長徳田政太郎) 外国人と地域住民の方との交流ということでございますが、これについて市として特にこれをしているということは、特に生活環境部としては把握をしておりませんが、国際交流協会でありますとか、そういった活動もあるんではないかと考えております。 ○議長(井上邦男) 中西議員、どうぞ。 ◆11番(中西美治) 今、部長のほうから、国際交流会なんかでいろいろ活動しているんではないかということで、担当である教育次長、具体的に何かわかりますか。 ○議長(井上邦男) 教育次長、どうぞ。 ◎教育次長(小山朋子) 正確には把握はしておりませんが、国際交流協会の中で月に1回行っております英会話に親しむ講座、それから年に1回行っております国際フェスティバル等で浅口市内に限らず近隣に在住している外国の方に、強制ではありませんので声かけをして幾らか来ていただいて、そこで地元の方と交流をしているという場面はあるとは思います。ただ、それを積極的に市としてやっているという意味ではございません。 以上でございます。 ○議長(井上邦男) 中西議員、どうぞ。 ◆11番(中西美治) 状況だけはわかりました。積極的には取り組んでないということでありますが、さて、質問を戻します。 外国人が浅口市に居住するときの手続等を具体的に教えてください。 ○議長(井上邦男) 生活環境部長、どうぞ。 ◎生活環境部長徳田政太郎) それでは、外国人が居住するときの手続についてお答えをいたします。 まず、外国から入国後初めて浅口市に住居を定めた場合でございますけども、入国後14日以内にパスポートと在留カード、これは入管時に受け取るカードでございますが、これを持って市民課で転入の手続を行っていただきます。この転入の手続は、日本人と同様でございます。異動届に記入をしていただきまして、パスポートと在留カードで本人確認を行い、住民票を作成して、これを確認していただくという流れでございます。 次に、国内で浅口市以外の市町村から転入してきた場合につきましては、実際に異動してから14日以内に、前住所地で作成した転出証明書と在留カードを持って転入の手続を行っていただきます。その内容は、先ほど申しました入国後初めて浅口市に住居を定めた場合と同じでございます。 以上でございます。 ○議長(井上邦男) 中西議員、どうぞ。 ◆11番(中西美治) ありがとうございます。 じゃあ、そういう転入届を出して浅口市民となったと、それでなれるわけですね。なったときの義務とか権利、権利というのは受けるサービスにはどんなもんがありますか。 ○議長(井上邦男) 生活環境部長、どうぞ。 ◎生活環境部長徳田政太郎) 浅口市民となったときの義務と権利等についてのお答えをいたします。 義務といたしましては、日本人同様、市税の納付の義務がございます。軽自動車税でありますとかですが、ただ市県民税についても賦課対象となりますけれども、これについては出身国が租税条約を我が国と締結している場合は、税務署への届け出によりこれが減免になる場合があるということを聞いております。 それからあと、社会保険に加入していない方については、国民健康保険、介護保険、後期高齢者医療保険に加入をしていただくという必要がございます。 次に、サービスでございますが、これも日本人と同様でございます。転入の手続の際には、印鑑登録やごみの収集や水道、学校関係の御案内、それからお子さんがいらっしゃる方には児童手当や予防接種等の御案内もしているところでございます。 以上でございます。 ○議長(井上邦男) 中西議員、どうぞ。 ◆11番(中西美治) そうしますと簡単にいうと、転入届けをして浅口市民になったという段階で日本人とほぼ同様な義務を負うし、また受益も受けることができるというふうに理解すりゃいいですか。 ○議長(井上邦男) 生活環境部長、どうぞ。 ◎生活環境部長徳田政太郎) ほぼ同様の義務とサービスを受けられると、参政権については別でございますけども、ほぼ同じ義務とサービスを受けられるというふうに考えております。 ○議長(井上邦男) 中西議員、どうぞ。 ◆11番(中西美治) ありがとうございます。 先ほど部長の答弁の中にありましたが、子女なんかは学校へ行く場合には、そういう手続というか御案内も差し上げると、そういうふうに理解すりゃいいんでしょうけども、要は外国人は、言葉の壁からさまざまな困難に直面するのではないかとよく言われています。 人手不足をカバーするためには、女性であったり高齢者であったり、あるいは中高年の失業者であったり、障害者の雇用、こういうものを図ることは不可欠であろうと思いますが、外国人労働者の活用はもう既に起こってますし、これからも避けては通れないのではないかと思うわけでございます。外国人労働者が新たな担い手として働くだけでなく、地域社会に、浅口市に住むわけですから、地域社会の住民の皆さんとの連携あるいは共生のあり方、それも重要になってくるのではないかなと思うわけです。これは行政の責務として対応していくべきではないかとも思うわけですが、そういう件についての所見なり、あるいは今後の具体的な指針、方向性があればお聞かせください。 ○議長(井上邦男) 生活環境部長、どうぞ。 ◎生活環境部長徳田政太郎) それでは、外国人労働者の地域住民との連携、共生についてお答えをいたします。 市といたしましても、外国人労働者は地域経済を支える労働面というだけでなく、少子高齢化人口減少が進む中で、地域社会を支える貴重な担い手になる方だと認識をしており、市民の皆様に外国人労働者との共生の意識が芽生えることが非常に重要であると考えております。そのため、国、県、それから外国人受け入れ企業、NPO等さまざまな関係機関と連携を図るとともに、国際理解の啓発を初め、外国人からの相談等に適切に対応するための研修機会の確保、それから祭り等の地域行事への参加といった交流の場の確保、地域における外国人の支援に携わる人材育成などを通じまして、ともに連携、共生できる地域社会の形成に努めていきたいと考えております。 また、昨今、災害発生時における外国人への適切な避難情報の提供や、避難所等での対応が求められております。そして、浅口市としても、これは大きな課題であると認識をしております。市といたしましては、外国人へのわかりやすい案内や不安を取り除ける対応、そのための人材育成、また地域における日ごろからのきずなづくりなど、他の先進自治体の事例等を参考に検討していきたいと考えております。 ○議長(井上邦男) 中西議員、どうぞ。 ◆11番(中西美治) 先進的な大事な話をされました。具体的にはなかなか難しい部分があるかな。本当にコンパクトなというて、小さい市ですから、いろんな人材を養成するにしてもトータル的な問題から問題が出るかなと。そうすると概略団体、あるいは実質的に活動されている国際交流、海外との意見交換の中で協力をいただくと、こういうなのが一番手っ取り早いのかな。あるいは新聞紙上、最近でいうと、この近隣でも4月から月1回の日本語学習をボランティアでするとか、先ほど英語のほうの英会話を月1回やってるというようなことがありましたが、本当に1回ぐらいで足りるんかなと。途中から入ってくる私学の教育でいうと、通訳が欲しいな、通訳つけてくれんかなというような、言うほうは簡単に言うておられるんかもわからんけども、現実の問題としてそんな問題もあるかもわからん。 それから、政策面でいうと、多分企業主が、雇い主が対応されることが多いんでしょうけども、会社に、勤め先に近いところ。それは何でかというと徒歩とか自転車での交通手段が多くなるんではないかな。それから、周りにスーパーやそういう買い物の便利なところがあればいいな。そういうのも住む人の周りの環境の保全といいましょうか、構築かなと、こう思うわけです。 いろいろ課題はあろうけども、いずれにしても外国人の雇用がこれからふえてくるということを想定するならば、その辺の対応というのは先駆けて取り組んでいくべきではないかなと、こう思うわけですが、最後に市長の総括といいますか、お考えをお聞かせいただければありがたいです。 ○議長(井上邦男) 市長、どうぞ。 ◎市長(栗山康彦) それでは、外国人労働者受け入れ拡大に伴う課題とその対策でございますけれども、浅口市におきましても市内に居住する外国人の方々が、議員言われるように年々ふえており、ことし4月の改正入管難民法施行後は、さらなる増加が見込まれております。国籍等にかかわらず、外国人の方々が暮らしやすい社会を推進していくことは、地域経済の発展と地域社会の活性化につながるものと考えております。 現在、市役所窓口への翻訳機導入も検討をいたしております。公共サービスに対する環境整備を含め、多文化共生の取り組みを進め、外国人の方々が安心して生活や就労を行っていけるまちづくりに努めてまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(井上邦男) 中西議員、どうぞ。 ◆11番(中西美治) 市役所窓口に翻訳機を入れるというのは、ある意味では画期的なことかなと、こう思います。 それから、質問にはないんですけれども、先ほど言いましたように浅口市の人口がふえてる、これに対して非常に私はいい報告だと思うんですけども、偶然ふえたのか、今後そういう方向になるのか、その辺の見通しを含めて市長に一言、その点について。 ○議長(井上邦男) 市長、どうぞ。 ◎市長(栗山康彦) 新聞報道で皆さんの転入転出が浅口がふえたということ、私もいろんなところで耳にするようになりました。これからもそういったことが毎年自慢できるように頑張っていきたいと思っております。 ○議長(井上邦男) 中西議員、どうぞ。 ◆11番(中西美治) 具体的な結論めいたものはまだまだあれですが、きょう質問しました2つの件についても大事な安心・安全、その向上を目指すまちづくりのためには必要なことだと思いますので、どうぞ積極的に前向きに取り組んでいただきたいと思います。 これで終わります。ありがとうございました。(拍手) ○議長(井上邦男) 御苦労さまです。 続けてよろしいかな。 次に、日本共産党浅口市議員団、10番桑野議員、どうぞ。 ちょっと資料を配付させていただきます、どうぞ。 はい、どうぞ。 ◆10番(桑野和夫) それでは、日本共産党浅口市議員団を代表して質問をさせていただきます。 初めに、浅口市の財政についてお聞きをしたいと思います。 3月の議会は予算議会でもありますから、予算編成の組み方を含めて議論をさせていただきますので、よろしくお願いをいたします。 私は、財政に向けるとき、財政の通知の向こうに隠された住民の生活と地域の実態、そして行政の姿を読み取る必要があると考えております。この予算書でありますけれども、数字の羅列と単語ばかりであとは空白でありまして、決しておもしろいものではありません。しかし、ここにある数字の裏で市民の皆さんが苦しんでいないか、困っていないか、こういうことを読んでいく、まさに財政を数字だけで読むのではなく、市民の暮らしとして読み取る力量が求められておる、そういうふうに考えております。 さて、財政の数値から行政水準や財政のよしあしを判断するのは簡単ではありませんが、きょうは数字を示して浅口市の財政について議論したいと思います。 議長の許可を得て資料をお配りしております。 浅口市の財政数値であります。パネルも用意しました。 これは、平成20年度から平成29年度の10年間、5つの数字を示しました。上から財政力指数、財政調整基金、それから市債の現在高、市税、それから普通交付税の額であります。 まず、一番上の財政力指数でありますが、これは地方公共団体の財政力を示す数字で、過去3年間を単純平均をして出します。ですから、平成29年度は、この数値は平成27、28、29の3年間の数値を平均をして0.44%という数字が出されております。この指数が高いほど自主財源の割合が高く、財政力が強い団体ということになります。1を超えると普通地方交付税を受けない不交付団体ということになってまいります。浅口市の場合は0.44という数値であります。 それから、次の財政調整基金になりますが、これは目的別基金と違い、何にでも使える、言うならば地方自治体の貯金と言えるものでありまして、平成29年度で約66億円余りでありまして、栗山市政になったのが平成22年でありますが、それ以降順調にふえております。 その下が市の借金であります市債の現在高でありまして、市が事業をするときは、自治体財源で全て賄うことはしないで国などから借金をして事業を行います。残高は平成29年度で約137億円であります。 その下は市税の収入でありまして、平成29年度は35億5,000万円であります。最近では毎年微増をしてきているという状況であります。 それから、一番下は普通交付税でありまして、平成27年度は51億円でしたが、平成28年度から合併算定がえの関係で今後28年度から5年間削減をされますから、平成29年度は46億円というふうになっております。 私は、この数字を見る限り決して浅口市は裕福ではありませんが健全な財政状況だと思いますが、この財政状況について執行部はどういう見解か、まずお聞きしたいと思います。 ○議長(井上邦男) 企画財政部長、どうぞ。 ◎企画財政部長(秋田裕) 失礼いたします。 それでは、今の財政状況についてお答えをいたします。 本市の財政状況につきましては、平成29年度決算で申しますと、一般会計及び全ての特別会計におきまして実質収支の黒字を確保しております。また、地方公共団体財政健全化法に基づき公表が義務づけられた4つの財政指標がありますが、実質赤字比率、連結実質赤字比率、実質公債費比率、将来負担比率についても、国が示す早期健全化基準を大幅に下回っており、健全な数値を維持しております。 過去5年間の決算数値から財政状況を総括しますと、財政力指数は横ばいで、依然国等への依存体質の傾向にあります。また、財政調整基金につきましては、長期的視野に立った計画的な財政運営を行うため、少子高齢化の進展により年々上昇している扶助費、老朽化した公共施設の維持管理費、経費等への対応、災害等の急な支出や景気の低迷等による税収不足に備えた積み立てを計画的に行っております。 経常収支比率については、以前高水準で推移しておりまして、財政状況が硬直した状況に置かれているということであります。 以上です。 ○議長(井上邦男) 桑野議員、どうぞ。 ◆10番(桑野和夫) 今示されましたが、少し具体的にお聞きをしたいと思いますが、財政調整基金でありますが、平成23年が41億円で、それから平成24年が約38億円で3億円減少しておりますが、この要因は何でしょうか。 ○議長(井上邦男) 企画財政部長、どうぞ。 ◎企画財政部長(秋田裕) 確かに数字を見ますと、41億円から38億円に減少しておりますが、これは岡山県西南水道企業団が実施する過去の企業債の償還というのがございまして、各構成市町のほうで水道会計から企業団に対して貸し付けを行っておりまして、その原資として水道会計に一般会計から財政調整基金を取り崩して貸し付けたということであります。取り崩し額は当時8億円ということでありますが、調整の結果、今のような全体を見た数字の削減となっております。 以上です。 ○議長(井上邦男) 桑野議員、どうぞ。 ◆10番(桑野和夫) ありがとうございました。 もう一カ所お聞きしますが、4番目の市税の中で平成20年度が約36億円でありますが、直近の平成29年度末が35億円で、この10年間でこれを比べますと約1億円減少しておりますけども、この理由はいかがでしょうか。 ○議長(井上邦男) 企画財政部長、どうぞ。 ◎企画財政部長(秋田裕) 市税も表のとおり約1億円以上減っております。これにつきましては、いろんな要因が考えられると思うんですけれども、家屋の例えば増加により固定資産税というのは数字で言いますと8,800万円増、1億円弱増加しておりますけれども、全体的な分析では、やはり人口の減少、そして平成20年度のリーマン・ショック等による市民税の減少等で、数字でいいますと2億3,000万円以上減少しているということがございます。そういう要因が主なものかなと考えております。 ○議長(井上邦男) 桑野議員、どうぞ。 ◆10番(桑野和夫) わかりました。 次に、もう一つの資料をごらんいただきたいと思いますが、パネルは準備をしておりません。これは、岡山県の市町村課の中の資料を抜粋をしております。平成29年度の市町村別の決算状況であります。これを見ますと、例えば財政力指数が、先ほど申しましたように0.44でありますが、これも市の中では中位といいますか、平均的な数値なんだろうと思います。 それから、積立金の現在高、これは浅口市の場合102億円ございます。これは先ほど66億円というのは財政調整基金でありまして、このほかに目的別基金がありますから、それを全て合計したものが102億円ということでありまして、これも人口比でいいますと、各市に比べて1人当たりの現在高は高めなのかなというふうに思います。 それから、少し右に行って、地方債の現在高でありますが、これも結構借金はありますけども、市で比べると一番最少というふうな数字が示されております。 こういう各市と比べても、まずまず浅口市は健全ではないかと思いますが、その辺の見解をお願いします。 ○議長(井上邦男) 企画財政部長、どうぞ。 ◎企画財政部長(秋田裕) まず、基金の状況が、財調が66億円以外にもう少しありますよという話が出ました。これは15の特別基金の関係で、それぞれ目的があって積み立てるものでございます。これは他市も同様でございます。 地方債につきましても、この表の中での数字というのは一般会計のベースで行っているもので、一般会計と住宅新築資金の合計だという数字でありますが、実はこのほかにも公共下水道や水道会計等ありまして、ほかに地方債は残っているということでございます。 全体的には借金の地方債の数値を常に意識をしながら、借りるものあるいは使っていくものを調整して財政運営を行っているということでございます。 以上です。 ○議長(井上邦男) 桑野議員、どうぞ。 ◆10番(桑野和夫) では、今後の財政の見通しについて、全体としてお示しをお願いします。 ○議長(井上邦男) 企画財政部長、どうぞ。 ◎企画財政部長(秋田裕) それでは、今後の財政の予測についてお答えいたします。 まず、歳出における今後の見通しにつきましては、扶助費、公債費といった義務的な経費に加えまして、道路、橋りょう等インフラに関する維持補修費の増大など、より一層の行政需要の拡大が見込まれます。例えば、実績で見ますと、医療、介護、福祉、子育てなどの扶助費については、合併当時の平成18年度は12億1,600万円だったものが、29年度には23億9,800万円とほぼ倍額となっております。また、維持補修費については、平成18年度は1億1,600万円だったものが、修繕箇所が全般的にふえていることから、平成29年度はほぼ倍の2億1,200万円になっております。 また、歳入についてですが、普通交付税は、合併後10年間に当たる平成27年度までは合併算定がえによる割り増し措置がとられておりましたが、平成28年度からは5年間かけて段階的に縮減されております。平成33年度からは、割り増しがない通常の算定に戻るということになっています。 次に、普通交付税の見込みにつきましては、国の予算の関係もあり毎年増減いたしておりますが、あくまで現時点の算定といたしましては、平成27年度の実績に比べまして5年後の平成33年度には約8億2,000万円が減額されるという見込みとなっております。 また、自主財源の核をなす市税の収入につきましては、先ほどもお話がありましたが、生産年齢人口の減少等により今後も大幅な増加が見込めない状況となっております。 財政調整基金、いわゆる市の貯金につきましては、平成29年度末で約66億6,800万円ですが、平成31年度の当初予算案の編成に当たり財源不足を補うため、13億2,700万円を取り崩す予定としております。ここ5年では、2億円から5億円だった取り崩しが今回初めて10億円を超す大きな取り崩しとなり、今までためてきた基金は、今後はかなり下がっていくと予測しております。つまり、年度末に残った金額の一部を積み立てることよりも貯金を崩すほうが多くなってきたという状況でございます。 以上のように、歳出ではますますの行政需要の拡大が見込まれる一方、歳入では主要財源の先細りが見込まれるなど、今後の財政状況は明らかに非常に厳しい状況になると考えております。 以上です。 ○議長(井上邦男) 桑野議員、どうぞ。 ◆10番(桑野和夫) 厳しい面も強調されましたけれども、例えば財政調整基金でありますが、29年度末で66億円で、この30年度に恐らく災害などで二、三億円は取り崩すんでしょうけども、この30年度末の決算で収入が上回れば、その半分は基金で積むんだろうと思います。 それから、先ほど平成31年度予算で13億円を取り崩すということであります。これ恐らく金光駅であるとか、それから工業団地等の開発などに充てるんだと思いますが、一時的に13億円取り崩しても結果的に年度末でまた積める可能性も出てくるんだと思うんで、その辺も考慮する必要がありますし、それから市債の現在高が137億円、平成29年度末で。この借金というのは一般家庭の借金と性格が違いまして、本当に苦しいから借るんじゃなくて一つの制度的な面が起債というのはあると思うんで、その辺もやっぱり考慮する必要があるというふうに思います。 楽ではありませんが、私はそんなに厳しくないというふうに他の市と比べても思うわけでありますが、例えば財調などは総務省が示してますように、優先的に取り組むべき事業への活用を図ることを総務省も求めておりますので、その辺はためるばっかりじゃなくてしっかり住民生活に役立つものについては使っていくという側面もお持ち願いたいと思います。 それから、どこの自治体も以前に比べて財政はある面では苦しくなっております。これは地方の責任というよりも、国の責任も大きいというふうに思います。例えば、国は無駄なお金の使い方も改めて、地方がひもつきじゃなくて自由に使えるお金を交付してもらうということが必要ですし、それからもう一つ、合併算定がえの話がありましたけども、これも十数年前にあめとむちで強引に合併をさせておいて、10年が経過すると交付税を減額する、こういうことも私は許されないというふうに思っております。ぜひこういう立場で市長会を通して国にもそういう点、しっかり財源を地方に回すという点で要望してほしいと思いますが、その辺はいかがでしょうか。 ○議長(井上邦男) 企画財政部長、どうぞ。 ◎企画財政部長(秋田裕) 財調は崩すだけではなくて毎年度残った、例えば8億円残ればその半分程度の4億円は積み立てているという、これは地方自治法の中で決まりがございます。その数字がだんだん少なくなってくるという現状があります。 積み立ても今までどおりいかないということ、そして先ほど議員さん言われました金光駅や工業団地ということもありますが、実は扶助費やほかに維持補修費、こういったものは下がってくることはありません、どんどんふえてきております。これを10年後を算定しますと、今の状況よりも倍から3倍、4倍とふえてくるということが分析でわかっております。そのほかにも学校や幼稚園等のトイレの整備事業や、井笠で行っております一般廃棄物等の処分場の建設事業、こういった維持補修や新しい制度、政策的なものにものどんどんこれからお金がかかっていくということで、職員が5年先までどういう大きな事業があるのかというのをいつも集約をしまして、財政適正化計画というのを事務レベルでつくっております。こういうことの数字を足し算しますと、やはり財調は積み立てよりも使っていくほうがこれからどんどん多くなるということは、市民生活に影響が出ないようにそういった事業も行っていく調整機能が必要だろうと考えておりますので、たくさん借りるということも時期的には必要かもわかりませんが、やはり将来を見てしっかり優先的なものを絞って考えて事業を起こしていくということが我々執行部のほうには責任ございますので、御理解をいただきたいと思います。 それと、国のほうへの制度のあり方につきましては、いろんな形で要望はできますので、もし今この議会の御意見もいただいたということもありますが、執行部のほうとして言えることが必要ならば、しっかり国のほうにも要望を出していきたいと考えております。 以上です。 ○議長(井上邦男) 桑野議員、どうぞ。 ◆10番(桑野和夫) 少し質問変えますが、予算の組み方でありますが、義務的な予算は別にして、政策的な予算はどのように決まっていくのかお聞きしたいと思います。 全体の傾向として、市長のトップダウンで決まっていくのか、それとも下から上に上がって練り上げていくのか、どちらの傾向が多いのかお聞きしたいと思います。
    ○議長(井上邦男) 企画財政部長、どうぞ。 ◎企画財政部長(秋田裕) まず、経常的なものと政策的なものありますが、経常的なものは毎年度しっかり見直しをして、前年ベース何%減ということで査定を行っております。それと、政策的なものは、これはどちらかに一方に偏るということはありません。市長の関係のマニフェストの関係もございますし、もう一つは国や県、そういった政策的な事業が起こったときに、この時期を見逃すと市民のほうにサービス低下になるというものにつきましては、担当部署のほうからしっかり上げて、一次査定、二次査定を通して決めているということでございます。 以上です。 ○議長(井上邦男) 桑野議員、どうぞ。 ◆10番(桑野和夫) では、市長にお聞きしたいと思います。 浅口市として、市民の命と暮らしを守るということを最優先にした財政運営をお願いしたいと思います。そのためにも徹底して無駄を省いていくことも大事であります。全体として、そういうお気持ちで取り組んでほしいと思いますが、いかがでしょうか、お聞きをしたいと思います。 ○議長(井上邦男) 市長、どうぞ。 ◎市長(栗山康彦) 市の財政ということでお答えをさせていただきます。 先ほど担当部長が、予算につきましては詳しく説明をさせていただきました。財政状況につきましては、おおむね健全な数値を維持できておりますけれども、地方交付税の減額等により、今後の財政見通しは先ほど申し上げたように扶助費や維持管理費の年々の増加、こういったことで大変厳しい状況が見込まれております。これからも徹底して無駄を省き、効率的な財政運営を図るため、行財政運営全般にわたり、聖域を設けることなく改革に取り組んでまいりたいと思っております。 行政経営という視点を持ちまして行政の効率化を進める一方、スクラップ・アンド・ビルド、投資すべきものにはまた投資していくという姿勢を保ちながら、業務の必要性、緊急性等を十分に勘案し、市政運営を進めてまいりたいと考えております。 議員の皆様にも、さらなる御協力をよろしくお願いいたします。 以上でございます。 ○議長(井上邦男) 桑野議員、どうぞ。 ◆10番(桑野和夫) 市長のほうから、厳しさの一方でおおむね健全という判断も示されましたが、余り財政が厳しいばかりをいろんなところで強調されますと、市民は要望をしてはいけない、そういう空気になりますので、市民の要望にもしっかり耳を傾けるということをこの場で表明をしてほしいと思いますが、答弁をお願いします。 ○議長(井上邦男) 市長、どうぞ。 ◎市長(栗山康彦) 議員の言われるとおりでありまして、やはり市民の皆様方の声をしっかりお聞きして、それを反映していくこと、これが政治の基本でございますので、これからも皆さんのいろんな御意見をしっかりとお聞きして行政を進めていきたいと思っております。 以上でございます。 ○議長(井上邦男) 桑野議員、どうぞ。 ◆10番(桑野和夫) ありがとうございます。 市民の要求を実現するために、さまざまな知恵を働かせて財源をつくるというのは、これは執行部の責任でありますし、当然それに議会も協力する必要があります。引き続き努力をしてほしいということを述べて、次の質問に移ります。 次に、水道法の改正についてお聞きをしたいと思います。 昨年末、国会で水道法が改正をされ、水道の広域化、そして民営化の方向が打ち出されました。このことについて執行部はどう捉えられているのか、まずお聞きしたいと思います。 ○議長(井上邦男) 上下水道部長、どうぞ。 ◎上下水道部長(笠原浩一) 失礼いたします。 まず、水道法が改正され、水道の広域化、民営化の方向が打ち出されたことをどう捉えるかということについてお答えをさせていただきます。 水道法の改正につきましては、御承知のとおり昨年12月に国において可決、成立をいたしました。 改正後の状況でございます。現時点で政令でありますとか省令等の詳細な具体的内容については、まだ示されておりません。本年の夏ごろまでに示される予定と聞いております。また、関係予算についても、今国会で御審議をいただいているところでございます。 今回の法改正の趣旨でございます。人口減少に伴う水需要の減少、水道施設の老朽化、深刻化する人材不足等の水道の直面する課題に対応し、水道の基盤の強化を図るため所要の措置を講ずることという趣旨でございます。 主な改正の柱でございますが、国、都道府県、市町村等関係者の責務の明確化、広域連携の推進、適切な資産管理の推進、官民連携の推進でございます。 御質問の水道の広域化につきましては、今回の改正で、先ほど申し上げました広域的な連携の推進に向けた責務の明確化や、国が広域連携の推進を含む基本方針を定めることとされるなど広域連携を推進するための諸規程が規定されたほか、この法改正を受けて水道の基盤の強化を図るための財政支援措置の強化も見込まれております。今後、今まで以上に広域連携の推進は加速されるものと考えております。 次に、民営化、官民連携、コンセッション方式についてでございます。 コンセッション方式とは、利用料金を徴収する公共施設において、施設の所有権を自治体が保持したまま民間企業に運営を委ねるという方式のことでございます。水道事業の運営を民間に委託しやすくする、官民連携の選択肢の一つとなっております。この官民連携については、公共性が高い水道事業に民間委託が向いているのかでありますとか、メリットが見えづらいなど今時点での判断材料が乏しいことから、全国の動向等を注視しながら慎重に検討する必要があると考えております。 以上でございます。 ○議長(井上邦男) 桑野議員、どうぞ。 ◆10番(桑野和夫) コンセッション方式でありますが、これは既に導入した自治体の例を見れば、自治体によるチェック機能の低下であるとか、あるいは総費用の上昇といった課題が指摘をされております。さらに世界に目を向ければ、水道事業を民営化した国、自治体においては、料金高騰などの反省から、再公営化を目指す動きも顕著であります。また、一度このコンセッション方式の契約をすれば、民間事業者の情報は企業秘密とされ情報公開がされず、議会で料金が妥当かどうかも議論をされなくなる可能性があります。そして、一般的に契約が長期化され、中途解約をすれば、民間事業者から損害賠償を請求されるおそれもあります。そういう点で、私はこのコンセッション方式には問題が多いと考えておりますが、執行部の見解をお聞きしたいと思います。 ○議長(井上邦男) 上下水道部長、どうぞ。 ◎上下水道部長(笠原浩一) 失礼いたします。コンセッション方式についてでございます。 先ほど議員さんお話しのように、新聞やテレビ等、民営化の諸問題について報道されるということを数多く承知をいたしております。先ほど議員さんからもお話のありました海外においては、再公営化、一度民営化になって再公営化された事例もあるとお聞きをしております。また、日本におきまして、つい最近のことでございますけども、浜松市が検討をしておりましたが、この1月の末ホームページにおいて、検討も含め、導入を当面延期しますというようなホームページへの掲載も見させていただいております。 先ほども申し上げましたけども、こちらのコンセッション方式は水道の基盤の強化のための選択肢の一つであるということはございますが、先ほども申し上げましたように材料等まだ判断をするのには不十分かなということを考えております。慎重に研究していきたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(井上邦男) 桑野議員、どうぞ。 ◆10番(桑野和夫) 一定の問題があるという認識が示されましたが、市長にお聞きしたいと思います。 浅口市として、暮らしと健康に直結する水を市民に安定的に供給することが大事だと考えておりますが、見解をお願いしたいと思います。 ○議長(井上邦男) 市長、どうぞ。 ◎市長(栗山康彦) この水道法の改正っていうことで答弁をさせていただきますけれども、先ほど部長が申しました、今後広域化の推進、そして水道の基盤強化を図るため、できることから安定供給に取り組んでいかなきゃいけないなというふうに思っております。 また、議員が言われます、いわゆるコンセッション方式につきましては、現在のところ積極的に取り組む考えはありませんが、慎重に検討をしてまいります。 水道事業は、市民の皆様に安全で安心できる水の安定供給を行うことが一番の使命であります。市民生活に欠くことのできないライフラインとして重要なサービスを担っております。引き続き、暮らしと健康に直結する水を将来にわたり安定的に市民皆様に供給できるように取り組んでまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(井上邦男) 桑野議員、どうぞ。 ◆10番(桑野和夫) ありがとうございました。 それでは最後に、線引きの廃止を中心とした都市計画区域の再編についてお聞きをします。 浅口市では、旧3町でそれぞれ属する都市計画区域が異なっております。金光町は岡山県南広域都市計画区域に入っており、鴨方町は鴨方都市計画区域、寄島町はどの都市計画区域にも属してなく、市内には2つの都市計画の方針があります。こうしたことで金光町は、市街化区域と市街化調整区域のいわゆる線引きがあり、一方鴨方町は線引きがなく、結果的に金光町の市街化区域の農地の固定資産評価額が高くなっているなど、市内で格差が生じております。執行部はこれを再編しようということで今努力をされておりますが、再編に向けた現状と今後の予定についてお聞きをしたいと思います。 ○議長(井上邦男) 産業建設部長、どうぞ。 ◎産業建設部長(井上聡) 失礼いたします。都市計画区域の再編の作業の現状と今後の予定ということでございますが、その作業につきまして、県が都市計画区域の再編、それから線引きについて、市が再編後の金光地域の土地利用規制について、それぞれ都市計画法に基づく手続を行っております。 作業の状況といたしましては、県が都市計画区域の原案の縦覧を1月から2月にかけて実施するなど手続を開始しており、市は手続の開始に向けて県と協議を行っているところでございます。 今後は、市におきましても、都市計画の原案の縦覧や公聴会、都市計画審議会などを実施するほか土地利用規制に係る条例を制定する予定としており、平成32年、2020年4月の都市計画区域の再編を目標に県と連携しながら手続を進めておるところでございます。 以上です。 ○議長(井上邦男) 桑野議員、どうぞ。 ◆10番(桑野和夫) 2020年4月を目標にということですけども、全体として順調にいってるというふうに理解すればいいでしょうか。 ○議長(井上邦男) 産業建設部長、どうぞ。 ◎産業建設部長(井上聡) スケジュール的には、特に今問題になっておることはございません。 ○議長(井上邦男) 桑野議員、どうぞ。 ◆10番(桑野和夫) ありがとうございました。 それでは、再編後のことについてお聞きしますが、土地の利用について、再編後、金光町、鴨方町、寄島町、それぞれどう変わってくるのか簡単に説明をお願いしたいと思います。 ○議長(井上邦男) 産業建設部長、どうぞ。 ◎産業建設部長(井上聡) 再編後の都市計画でございますけれども、再編後、金光地域は鴨方地域及び里庄町とともに浅口広域都市計画区域となり、また金光地域の区域区分、いわゆる線引きは廃止される見込みでございます。これに伴い、市街化調整区域はこれまでより住宅が建てやすくなりますが、一方で建物の用途上の制限がなくなることから、特定用途制限地域という緩やかな規制を導入することとしております。 なお、用途地域は現状のまま継続することとしております。 鴨方地域につきましては、規制の内容については変わるところはございません。 寄島地域につきましては、都市計画区域以外でございますので、現在と何も変わりません。 以上でございます。 ○議長(井上邦男) 桑野議員、どうぞ。 ◆10番(桑野和夫) 旧3町の土地の動向がわかりました。 それで、金光町は、今まで市街化区域農地は宅地並み課税でしたが、それが再編後はなくなります。評価額が下がりますが、当然税金も下がります。全体として税収がどれぐらい少なくなるのかお聞きしたいと思います。 ○議長(井上邦男) 産業建設部長、どうぞ。 ◎産業建設部長(井上聡) 固定資産税、金光地域に関して、先ほど議員が言われました原因によりまして、年間で2,800万円程度が下がる見込みでございます。これは28年度の収入ベースでの計算でございますが、その程度と見込んでおります。 以上です。 ○議長(井上邦男) 桑野議員、どうぞ。 ◆10番(桑野和夫) ありがとうございました。 質問を変えますが、今この再編について各地域で説明会を行っておりますが、主に市民からどのような意見が出されているのかお聞きをしたいと思います。 ○議長(井上邦男) 産業建設部長、どうぞ。 ◎産業建設部長(井上聡) 今、金光地域で行っている説明会での質問でございますけども、現在金光地域での説明会、8カ所が終わっております。計236名の御出席をいただいておるわけでございますが、市民の皆様からは、固定資産税への影響についての御質問が多くございます。これに対しましては、線引きの廃止により市街化調整区域内の農地の固定資産税は下がりますが、市街化調整区域内の農地の固定資産税は評価する際の基準はこれまでと変わらないこと、また市街化調整区域内の農業用施設用地、これは農業用の倉庫や畜舎などが建っている土地のことですが、これについては現況確認を行い、評価を見直される場合があるなど、つまり市内の課税方法の基準が統一されるという旨を御説明しておるところでございます。 このほかにも、用途地域において引き続き道路や下水道の整備に努めてほしいといった御意見もいただいておるところでございます。 以上です。 ○議長(井上邦男) 桑野議員、どうぞ。 ◆10番(桑野和夫) ありがとうございました。 最後に、市長に都市計画の再編について全体的な見解をお願いしたいと思います。 ○議長(井上邦男) 市長、どうぞ。 ◎市長(栗山康彦) 金光地域の線引き廃止を含む都市計画の見直しにつきましては、長年の懸案事項でありましたが、来年度4月を目標に手続を進めております。この目標どおりに浅口広域都市計画区域を実現し、一体性のある土地利用、都市計画の施策が行えるよう今後も着実に手続を進めてまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(井上邦男) 桑野議員、どうぞ。 ◆10番(桑野和夫) ありがとうございました。 以上で質問を終わります。(拍手) ○議長(井上邦男) 御苦労さまです。 それでは、ここで休憩といたします。            午前10時59分 休憩            午前11時15分 再開 ○議長(井上邦男) それでは、再開します。 次に、個人質問を行います。 まず、15番香取良勝議員、どうぞ。 ◆15番(香取良勝) それでは、2点ほど質問をさせていただきます。 まず初めに、税金の無駄について、市営バスについて、市長、前も質問しております。そして、その件について今回2回目の質問をさせていただきます。といいますのは、税金の無駄です、これ言えば。今まで金額で1億1,000万円使うとる、7年間で。ということは、大体1,200万円使っとるわけです、このバスだけで。市長が前回答弁されとんのは、結局何で使うんか。いや、最初市長聞くんですけど、おたくは公約でワンコインバスにするということを公約で選挙へ出られたと思うんです。その件について答弁してください。 ○議長(井上邦男) 市長、どうぞ。 ◎市長(栗山康彦) 私の公約のことでございますが、そのとおりでございます。 ○議長(井上邦男) 香取議員、どうぞ。 ◆15番(香取良勝) それで、議事録を見ると、それが全部変わって駐車場が要るとか、陸運局の許可が要るとか、いろいろな理屈をつけてずっと今まで7年間も、9年間ですか、市長が当選されて今期で。いまだに無償でバスが走っとる。これを私が思うのに、それは普通の一般の方は、乗らん人は、これに対してその金を払いよるんと一緒なんです、間接的に。ワンコインバスというんならワンコインバスで、自分が言ったことは守ってもらわにゃ困る。守れんのなら市長やめてもらわにゃ困る。これ契約ですから、市民との、公約というのは。市長どう思われとる、答弁してください。 ○議長(井上邦男) 市長、どうぞ。 ◎市長(栗山康彦) これは公共交通会議にかけて決定をしたことでございますし、今議員はふれあい号のことだけ言われましたけども、福祉には満足いくような福祉もあれば、弱者のために手を差し伸べる福祉もあります。対象が少数であっても、私たちは切り捨てるわけにはいきません。浅口市では、ふれあい号だけでなく、先ほど申し上げましたようにいろいろな弱い立場の方々、たとえ今言いましたように対象が少なくても手を差し伸べている制度はほかにもいっぱいございます。これからも全ての世代の方々が安心して暮らすことができるように、いろいろな福祉の充実に努めてまいりたいと考えております。 ○議長(井上邦男) 香取議員、どうぞ。 ◆15番(香取良勝) 市長、ほかのことがあるから、こうとかということじゃないんです。商売じゃったら、うそを言うたら詐欺師って言われるんです、我々は。言うたことは守るのが、これがはっきり言うて人間がすることじゃないですか。言うたけど、これははっきり言うていけなんだと。ほんなら、途中でやめるならともかく、まだやりようがあるんじゃないですか。私がこの前質問したときの答弁では、きつく言われておりました。はっきり言って。いや、もらわんのんだと。経路区間もそのまましねえんだと、はっきり言い切っております。自分がそれだけ言える市長なら、言うたことは守ってください。 民主党が言うたことが全然守れなんだから、今なくなってしまったでしょうが。高速道路無料化、ガソリンの税率、暫定税率無料、なくするんだと、できなかったら終わってしもうたじゃないですか。やはり言うたことはきちっと守ってもらう、これが議員でもあり、市長でもある人がするべきじゃないですか。 ○議長(井上邦男) 市長、どうぞ。 ◎市長(栗山康彦) これは、今までの経緯はどうしてこういうふうになったかというのは、きちっと説明をさせていただいた上で無料がいいということに決定したわけでございますので、御理解いただきますようによろしくお願いいたします。 ○議長(井上邦男) 香取議員、どうぞ。 ◆15番(香取良勝) よその市町村でも、これじゃあいけんからというんでバスのチケットを配っとるとこもあるんです。バスがないからタクシーチケットをやっとるとこあるわけです。そうしたら、バスなら時間がないから乗れない。行ったら帰りがない。だから、乗らないという方も大勢おられるわけです。タクシーチケットなら、5割5割負担すれば年間これ1,000万円払いよるんです。見ると約1,250万円払うとるわけです、年間。これだけあればタクシーチケットを出せば、皆さんが喜ぶんじゃないですか。そういうことも考えないと。 ただ、自分が選挙対応で最初してからそれを後へずっと持っていくと。寄島のほうは喜びます。しかし、金光、鴨方、私乗っとって、見て、人間が乗っとるの見たことないです。乗っとっても2人か3人です。それに何で1,250万円の経費を充てるのか。 市長は、市長に通ったら何をしてもええんだと。私が以前も言うたけど、畑中金光町長と同じようなことをしたらだめなんです。やっぱし市民のことを考えてやってください。 もう一遍答弁してください。 ○議長(井上邦男) 市長、どうぞ。 ◎市長(栗山康彦) 私は市民のことを一生懸命考えて市政を行っております。市営バスの運行に当たりましては、市民皆様の声を可能な限り反映させまして、運行ルートやダイヤの改正、そしてバス停の新設など、現在まできめ細かな対応を行ってまいりました。これからも続けてまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(井上邦男) 香取議員、どうぞ。 ◆15番(香取良勝) やはり市民の税金じゃから、これ。市長の金なら、それやられりゃあええ。私も議員として市民から聞いたことを言よんだから、ここで。市長は市長で聞いとっても会議で決めたんだとか、会議は何人で決めたんですか。アンケートをとったって、アンケート何人来たんですか。市民の税金を1,250万円を今見ると、7年間で1億1,000万円使うとんです。そういうことを自分の立場でやっちゃだめです。            (「はい、議長」の声あり) まだ言よんじゃ。きちっとした答弁を。私がここで答弁してくださいって言ったら答弁しなさいよ。私が質問者です。答弁してください。 ○議長(井上邦男) 市長、どうぞ。 ◎市長(栗山康彦) この予算は、きちっと議会の皆さんに諮って、議会の同意も得た上で執行してるわけでございます。 ○議長(井上邦男) 香取議員、どうぞ。 ◆15番(香取良勝) 私が言よんのは、最初市長が公約で述べて、ワンコインバスにすると言うたことについて言よるわけです。それについてはどうなんですか。 ○議長(井上邦男) 市長、どうぞ。 ◎市長(栗山康彦) これも何度も申し上げました。確かに私の公約書の中にワンコインをいただくということは書きました。そして、ワンコインをいただくことといただかないことのメリット、デメリット、そういったものを説明させていただいた上で今の形態が一番いいということも判断し、公共交通会議にかけ、そういう御意見もいただき、今の体制になったということでございます。 ○議長(井上邦男) 香取議員、どうぞ。 ◆15番(香取良勝) 伺いますが、交通会議というのはどういうことですか。誰がどうして決めたんですか。何名で決めたんですか。 ○議長(井上邦男) 企画財政部長、どうぞ。 ◎企画財政部長(秋田裕) 公共交通会議といいますのは、市長、そのほか一般の旅客運送業者、そして各団体の代表、市民の代表、そして学識経験者、国、県等が集まって、このコースの設定あるいは料金の設定をどうするかというのを考える会でありまして、市の公共交通会議は10名と、専門員が2名の計12名で発足しているものでございまして、行っております。24年度に公共交通会議を行って、本格無償運行がスタートしたという経緯でございます。 以上です。 ○議長(井上邦男) 香取議員、どうぞ。 ◆15番(香取良勝) 24年度に決めたわけですね。それから後は、私が質問しとって何も決めてないわけですよね。そうですね。これ1回やっとるだけですね。その交通会議の有識者、それなんかは誰がどういうふうにして決めたんですか。市長が任命して決めたんか、それとも皆さんから公募して決めたんか、どのようにやっとんか教えてください。 ○議長(井上邦男) 企画財政部長、どうぞ。 ◎企画財政部長(秋田裕) 市のほうで各種目の代表の方を選考いたしまして決めました。そして、専門員の方は国の岡山運輸局、そして県の生活交通課の職員ということで専門的な立場で御意見をいただいております。 以上です。 ○議長(井上邦男) 香取議員、どうぞ。 ◆15番(香取良勝) 結局これは表じゃええことを言ようるけど、裏じゃはっきり言って安倍総理と一緒なんです。自分らで決めて自分でやっとんです、これ。だから、我々議員であっても何も知らないんです。そういうことを決めておいて、こうだああだ、これに決めたからいいんだ、アンケートをとったらいいんだ。理屈へ理屈、くそへ理屈をつけて、悪いもんでもええようにしていきょうんじゃないですか。私はそうしかとれないんだよ。だから、今の1,250万円、1億1,000万円まで使うとんです、7年間で。これをほんなら一般の、それは要るものは使やあええんです、使うなとは言わんのんです。だけど、一般の人から100円なら100円でもいただくとか、1回乗ったら。そういうふうにするというて市長が最初言うとんなら、1回でもそれせんとって、最初から何もなしだというのは、それは市民を裏切っとるようにしか誰が見てもとれないんです、市長。答弁してください。 ○議長(井上邦男) 市長、どうぞ。 ◎市長(栗山康彦) 先ほども申し上げましたように、この料金等については公共交通会議でしっかりと議論をいたしまして決定されたものでございます。 ○議長(井上邦男) 香取議員、どうぞ。 ◆15番(香取良勝) 私も副議長をしょうるときに、そういう会議へ何回も出ております。決まって出てきた人は何もわからん人がぽっと来とるわけです、言うたら悪いけど。何でこういう人が来とんじゃろうかと。右も左もわからん人が入ってきて、賛成反対って物を言よんです。やはりきちっとしたことを決めんとしてやるからこうなるんです、私が言よんのは。正式なもんじゃないんです、これは、私が言っちゃ悪いけど。私も副議長して8年しとります。そういうところへ出ております。そういう人方を見ております。まともな人もおれば、まともじゃねえ人が多いんです、はっきり言えば。だから、きちっとしたことを公でやってください。自分が言うたことが守れんから、これを使うてやったんだ、こっちを使うてやったんだ。理屈ですよ、そりゃあ。もう一遍答弁しなさい。 ○議長(井上邦男) 市長、どうぞ。 ◎市長(栗山康彦) 議員はそういうふうに思われるかもわかりませんが、何度も申し上げましたように、先ほども右も左もわからない人とかというふうに言われましたけども、それは失礼だと思います。ちゃんとそれなりの専門の知識を持った方が出席されての公共交通会議でありますので、もう一度申し上げますが、その会議の中でしっかりと議論をして決めたものでございます。 ○議長(井上邦男) 香取議員、どうぞ。 ◆15番(香取良勝) 私もその会議には入っていませんけれども、ほかの会議には一応入って物を言ってきとります。市長も御存じだと思う。それで、はっきり言うけど、それが正しいか、納得いかんこともようけあったです。うちの議長も出ていっとる。やはり市民が納得いくような格好でやっていただかなんだら、私は納得できない。だから、市長が最初言われた100円なら100円、ワンコインならワンコイン、1年でも2年でもして、これは悪かったから次へ変わりましたっていうんなら私はここで質問することはないんです。それをやってないから言よるわけです。何か言うことありますか。 ○議長(井上邦男) 市長、どうぞ。 ◎市長(栗山康彦) もう何遍でも申し上げますが、私が1人で無料にすると決めたもんではございません。きちっとした有識者の方々、そして各会の代表の方々、運輸関係の方々、そういった方々と協議をした上で決めたことでございます。そこに出てないからどうのこうのでなしに、ちゃんと認識していただきたいと思います。 ○議長(井上邦男) 香取議員、どうぞ。 ◆15番(香取良勝) 何ぼ言うても平行線です。共産党と自衛隊です。もうやっぱしやめときます。 それじゃあ、次に移らせていただきます。 いじめについて、皆さんには配っておると思いますが、私前も質問したと思うんです。ありゃあ茨城県の女の子です、自殺されました。それも商工会で写真まで出して、これを出すんだというて途中でやめた、そういうような教育委員会もあるわけです。わかりますね。へえで、この前も虐待です、これは。はっきり言うていじめじゃないです、虐待です。こういう件もあった関係で、今皆さんに配っております。若い人です。前の人なんかは大学出て、学校の先生にもなれるような人じゃったです。何やらさんじゃったか、おられました。茨城県の黒石市の中学生、きれいでほんまに何でもできるような人、そういう人を自殺に追い込む。私はこういうことを思って、こういうことが二度とあってはだめだと思うたらまたやるわけです。 私ここへバッジつけております。これ虐待防止なんです。何でつけとるかと、私を皆がいじめるんです。だから、つけとんじゃないんです。虐待防止のこれバッジなんです。虐待というのは金がなくて何も食べられない、どがんもならんからというんで親が虐待しとる人が多いんです。 それで、見たらわかりますけれども、こんなかわいい人が死なないけんということ自体がおかしいわけです。子供には、生きていく、自分が生きにゃいけん、生きていくという、生まれたら自分で死なんと、親が殺さんと寿命まで生きるのが普通なんです。それを虐待して殺したと。大変お粗末なことがあちこち起こっとるわけ。高校でも1人自殺されたことがあります、この前。次から次に出てくるわけです。 それで、私が議員でも人を虐待する人がおられるわけです。私が副議長をしょうるときに議長が、障害者のとこへ行って挨拶をしょうて、そこで挨拶の仕方が悪いっちゅうて、どなりつけた。態度が悪いっちゅうて泣いたんです。うちの議長です。ほいで、全員協議会で議長やめえと。わしは、やめんっちゅうて。そういうことあったの御存じですか。これ中西議員なんです。もめました。へえで、この前皆さんも御存じだと思う。今度は請願書を出す。それについてええことを言うような、ここでパフォーマンスじゃ。議会が取りやめになったでしょうが。これを言うたら、これを表へ出しますよというたらやめたんです、取り下げたんです。議員でもそういうことをするんです。議長ですよ。それが今代表質問されました、前。いじめっちゅうのはあるんです。私が言うのは一人一人じゃないけれども、そういうようなことがあってはならない。 そして、ここで質問をさせていただいとんでありますけれども、今の私が大西恒夫議員と一緒に会へ入っとるわけです。ハッピーハウス浅口、これへ入っておるわけです。お金を払うとるわけです。最初、大西恒夫議員がお金を持っていったら受け付けんっちゅうたんです。柚木というんがやりょうるんです、元部長が。みんなから受け取って、それをもってやっていきょうんです。受け取らんっちゅうたんです。ほんなら、私もそれを出しますというて2人で入ったんです。会費があったんです、会費が。そしたら、どう言うた思う。議員はそっから出てくれっちゅうた。金をでも払うとるんです。相手の方は、会をしょうて金を払うてねえ人じゃ。その人がみんなの前でそう言うたんです。わかりますか。これがどこならというてハッピーハウス。会長が〇〇、もとの金光町の校長しょうた、〇〇〇〇です。これが表になってやりょうる。へえで、希望の会の会長が、これも〇〇。それで、ハッピーハウスの理事長が〇〇なんです。へえで、この今のハッピーハウス浅口の、あります。これに、この中の会長〇〇〇〇、〇〇〇〇、役員〇〇〇〇、〇〇、この5人がこの中へ全部入っとる。横滑りです。それで、我々に中で汚えことをしとるから、私のとこへこれへ入ってほしい。役員が言うてきたから入ったわけです。 へえで、聞くところによると、その人たちの中で言われるのが、この〇〇〇〇、会長が自分の子供が何年か前に風呂の中で死んだっちゅうんだ。自分の子供を見れん者が会長をしょうんです。わかりますか。そういうことを私のとこに全部言うてくるんです。何でこういう人が会長ならと。おかしいじゃねえかと言うてくるわけです。これを見ると、その中に城山藤一、前の教育長がおるんです。加藤淳二、また元市議会議員がおるんです。へえで、以前は、前の教育長は加藤氏を応援しとった。香取するって言ようた。今回は山下の車へ乗っとったっちゅう。 考えられるか、こういう人間がここへ入っとんだ。人間として失格じゃないですか。そういう人ばっかしがこの中へ入って、役が欲しいためにしょうんです。これが今の現状。そういうことを調査せずに、何もせずに、あったんだあったんだ、ええんだええんだ、やっとんじゃないですか。市長は今、車の件でヒートアップしとったけど、こういうことに目を向けないんですかっちゅうんだ、私は。そして私が、部長、副市長、玉島学園の書類を持っていったですな。そしたら、高倉部長、あなたと話したんですか、これ。 ○議長(井上邦男) ちょっと香取議員、質問内容は市の学校等の現状だから、通告で……            (15番「いや、これはちょっと待ってください」の声あり) はい。            (15番「言よんのはわかります。関連しとんです、いじめですから」の声あり) けど、これは学校のいじめになっとるんだから。            (15番「そうで、これもいじめです」の声あり) いや、通告は市内学校等の現状のやつですから、学校外ですから、また次回のときにやってくださいよ、そりゃあ。            (15番「これはいじめじゃから、関連しとるから言よんだから。金光の場合はこんなことを言わなんです、おたくみたいなのは。関連しとったらいいんです」の声あり) いや、通告は市内学校の……            (15番「市内の学校じゃけど、それへ関連しとんだからというん。局長が何かわけのわからんことを言よんじゃけど、じゃないんです。関連しとったらいいんです。関連してなかったらいけんですよ、わかりますか。金光でも質問しとるけど、それをとめたから、はっきり言って裁判になったんだから、おかしいということで。私が訴えたんだから、畑中やこを全部。議会だより編集員から全部訴えたんです、金光では。関連じゃから。その点について、局長はもう少し勉強しられえ。関連じゃったらいいんです。何もない、あさってのことを聞くのはいけんです」の声あり) できりゃあ本題のほうを先にやってください。お願いします。            (15番「ほんじゃあ、それについて答弁してください、先に」の声あり) 誰に。            (15番「誰でもいいです、答弁してください。できんのんか」の声あり) 健康福祉部長、どうぞ。 ◎健康福祉部長(高倉道雄) 今、玉島学園のことでお尋ねがあったということで、確かに資料のほうをいただきまして、内容を調べました。いわゆる児童養護施設というものになります。 児童養護施設について少し申し上げますと、近隣においては、岡山県から移譲された社会福祉法人が運営管理しております定員50名の、今言われた玉島学園があります。もう一つ、実施主体が個人のところ、定員が70名なんですけど、悲眼院という、これも児童養護施設がございます。 厚生労働省の調査によりますと、平成26年7月現在、全国の児童養護施設は599施設で、岡山県には12の施設がございます。また、在籍児童数は平成25年2月1日現在で2万9,979人となっております。 この児童養護施設というのは、いわゆる虐待等でおうちに帰れない子供さん等が一時的には、例えば浅口でしたら倉敷の児童相談所が預かるわけなんですけど、それが長期にわたる場合は、いわゆる生活の拠点を児童養護施設のほうに移して子供たちはそこで生活するというふうになっております。 以上です。 ○議長(井上邦男) 香取議員、どうぞ。 ◆15番(香取良勝) この施設について今ちょっと説明していただいたんですけれども、この件について、私は副市長、お話ししたらすぐ健康部長呼ばれて話をさせていただいた。しかし、ほかへこれを持っていっとんです、私が。そしたら、よその町村はすぐに対応があって、すぐやらせていただきますというて来られたらしいです。総社市、里庄町、すぐ対応があったっちゅう、お願いしますと。書類もつくっとる。浅口市は何の連絡もないっちゅう、何かしたんですか。 ○議長(井上邦男) 部長、どうぞ。
    健康福祉部長(高倉道雄) 今おっしゃられたのは、恐らく虐待があったときにすぐどういう対応をしたかということだと思いますんで、それについてお答えいたします。違いますか。 ○議長(井上邦男) 香取議員、どうぞ。 ◆15番(香取良勝) そうじゃないんです。同じように私が持っていったんです、市へ。こういうことがあるんだけど、どうでしょうかというて、同じ書類を。そしたら、すぐ対応が玉島学園に入れさせていただきますと。はっきり言やあ2歳から18歳まで子供さんが、親が仕事ができない、子供を3日ほど預かってほしいというたらすぐ預かってくれるわけです。1日1,000円です。それで、それは税金を納めてないような人とか安い人です。一般は2,750円、1日。朝0時から24時間預かってくれて、それだけのお金を。その間市が対応してなかったら預からんわけです。倉敷市はもうこれをしとるわけです、実施しとるわけです。だから、何人も行っとるわけです。お母さんが体が悪い、お父さんがちょっとおかしい、預かってほしい。皆さんで運動会でもというたら小さい子供やこを預けようというて、それが今実施されておるわけです。だから、これを今よその市町村もやっていこう。しかし、浅口市は何の連絡もないっちゅう。わからんのならわかるように市に聞きゃあいいんです、私が持っていっとるこの用紙を持って、どうでしょうかと。よそは行っとるっちゅうんだ。へえで、話を聞いたらわかりました、すぐ前へ進め、即にやっとるというんです。副市長、どうなんですか。見たでしょ、副市長に聞きょうんじゃ、副市長に持ってったんじゃけ。 ○議長(井上邦男) ちょっと待って。先へこっちで言ようられるから。 健康福祉部長、どうぞ。 ◎健康福祉部長(高倉道雄) 今議員がおっしゃられたのは、ショートステイというもので、いわゆる虐待対応ではなくて、子育て支援の短期利用事業というものだと思います。ですから、今御質問にある虐待のケースとは少し違うというふうに判断いたします。 ○議長(井上邦男) 香取議員、どうぞ。 ◆15番(香取良勝) いや、ここへ書いとんのはそれも入っとんです、全部。そういうことがあったらすぐ入れてくださいと。ホームページ見たらわかります。だから、そういうような親御さんがちょっと不安定になったりしたときにすぐ預かってくれると、虐待する前にとめるんだということで、こういう制度ができたところは皆さんがやるということになっとるわけです。しとうないから言よんですか。 ○議長(井上邦男) 健康福祉部長、どうぞ。 ◎健康福祉部長(高倉道雄) 先ほど申し上げましたように、いわゆるこのショートステイという事業については、恐らく玉島学園でしたら倉敷市内の在住とかそういう条件がついておりまして、浅口市内におきましてはこういう施設が今ございませんので、そういうショートステイの受け入れ等についてはやってないという実態がございます。 ○議長(井上邦男) 香取議員、どうぞ。 ◆15番(香取良勝) いや、どこもやってないんです。だけど、これを持っていってやったらやりますというてみんな言よんです。よそがやって後をするんですか、市長さん、この件。もう総社は出しておりますよ。出してすぐ出しとんです。書類もできております。よそがしてから後からする、クーラーと一緒ですか。よそがやって、うち。反対ですか、どっちなんですか。調べることはしないんですか、おたくは。 ○議長(井上邦男) 健康福祉部長、どうぞ。 ◎健康福祉部長(高倉道雄) 通告による御質問内容が、いわゆる虐待ということでございましたので、ショートステイという事業については、お手元にも持っておられますように出産、それから病気、冠婚葬祭、看護等の理由で一時的に家庭での養育が困難になったときに、一定の期間お子様をお預かりしていますという内容でございますので、虐待とは少し違うのかなというふうに考えます。 以上です。 ○議長(井上邦男) 香取議員、どうぞ。 ◆15番(香取良勝) ここへ書いておる、出産、病気、冠婚葬祭、看病等の事由でということを書いております。へえで、その中で本当に困ったら、そこへ預けれなんだらすぐ預かってくれるわけです。2歳から18歳まで。だから、よその市はいいことじゃというて前へ進めとんじゃけど、これは違うんじゃから、はっきり言うて今していないんだということですね。しないんですな。 ○議長(井上邦男) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(高倉道雄) 現在のところ浅口市においては、こういうサービスが使えるところはございません。 ○議長(井上邦男) はい。 ◆15番(香取良勝) はっきり言うてください。しないんですね。 ○議長(井上邦男) 健康福祉部長、どうぞ。 ◎健康福祉部長(高倉道雄) するしないということではなくて、現在のところないということです。するしないということに関しましては、今後必要であれば子育て支援でございますので、そういう広い中で検討していきたいと考えております。 ○議長(井上邦男) 香取議員、どうぞ。 ◆15番(香取良勝) 倉敷ではして、同じように持っていって、今の総社がして、里庄がして、矢掛がして、浅口はまだ考えるんだと。私はこれで市長が言う優しい行政ですか、答弁してください。市長に言よんじゃ。 ○議長(井上邦男) 市長、どうぞ。 ◎市長(栗山康彦) 済いません、私も今議員が言われてるこの通告書をずっと見てたんですが、通告書から離れてる面も、関連ということで言われましたけども、教育委員会の管轄と、それから福祉部局がどうもまじり合ってるようなふうに感じましたので、まずいじめに関しては教育委員会のほうから説明をさせます。            (15番「はい、どうぞ。教育委員会して」の声あり) ○議長(井上邦男) それでは、教育次長、どうぞ。 ◎教育次長(小山朋子) それでは、市内の学校における虐待についての対応についてお答えいたします。 児童虐待の防止に関して学校や園の教職員は、日ごろから子供たちと接する機会が多く、子供たちの変化に気づきやすい立場にいることから、児童虐待防止法の中で早期発見のための努力義務や、福祉事務所または児童相談所へ通告しなければならない義務が課せられております。 本市におきましても、日々子供たちの変化に注意し、虐待の疑いを察知した場合は直ちに健康福祉部社会福祉課に通告することとしております。 以上でございます。 ○議長(井上邦男) 香取議員、どうぞ。 ◆15番(香取良勝) 教育次長は、昔あることを読んだだけです。 虐待というのは、はっきり言うてそがん甘いもんじゃないんです。わかることじゃないんです、これは、表向き。これは急遽起きるんです。だから、前もって予防しとかなんだらだめなんです。質問があったから、質問書を読んで答弁書を書いて、ここで読めば終わりだというんじゃなくて、本当に子供のことを思うたら、これが起きたときには誰がどういう責任とれるんなと。できたときに頭を下げただけじゃ済まんのんです。 私もあちこち歩きょうて、ようあります。お父さんは日本人、お母さんはフィリピン人、いじめでお母さん帰ってしもうた。あとはむちゃくちゃじゃ。しかし、周りの者はお父さんが怖えから、そばへ寄らない。あるんです。そういうようなところを見てやっていきょうる人がおられますか。へえで、学校へは来ても、服なんかは破れっ放し、汚れっ放し、言うたらお父さんは怒るから言わない、誰も見てない。そういうなんを御存じですか。そういう人を助けるのが行政じゃないんですか。金がある者は放っとってもええんだっていうことは、私は何遍も言よるでしょ。もう一回答弁してください。虐待というのはようけあるんです。 ○議長(井上邦男) 執行部の方、答弁は。 健康福祉部長、どうぞ。 ◎健康福祉部長(高倉道雄) 児童虐待の部署が私のところでございますので、お答えしたいと思います。 先ほど教育次長が申しましたように、学校のほうで虐待があるというふうなことがわかりましたときには、私どもの児童虐待担当者のほうに、例えば児童の体にあざがあるとか、それから食事がとれていないかとか、今言われたように着ている服が汚れているとかといった児童虐待が疑われる通報があった際には、まず一番は児童の安否を確認しまして、学校と連携して情報収集を行います。その情報をもとに虐待のレベルっていうのがございますが、それや虐待の種別、ネグレクトであるのか、それとも身体的虐待であるのか、心理的虐待であるのかということを確認しまして、学校や児童相談所、浅口市の場合は倉敷児童相談所が主でございますが、そういうところの関係機関と連携をしながら具体的な検討を行います。これは個別ケース検討会議というふうに申します。場合によっては、先ほど申しましたように児童福祉法に基づいて子供さんを一時保護することや、長期にわたっては、先ほど申しましたように児童養護施設に入所措置をすると。この入所措置につきましては、児童相談所長の判断に基づいて岡山県知事が決めるということになっております。 また、市としては、どういうことをするかといいますと、保護者の方へ支援を行っていく。虐待するほうにもいろんな場合がございますので、そのケースを判断しながら支援を行っていくことで最終的には虐待の抑制に努めるというふうになります。 12月の定例会でも虐待の質問があったわけでございますが、実際浅口市におきましても、児童虐待は増加傾向にございます。いわゆる人権擁護の関係者であるとか警察であるとか、そういう関係者が寄って要保護児童対策地域協議会というものをつくっております。そういう中で虐待の実態とか傾向を分析して、早期発見等迅速な対応で事態が深刻化しないように図っていくように努めておるというのが現状でございます。 以上です。 ○議長(井上邦男) 香取議員、どうぞ。 ◆15番(香取良勝) 表向きそうやって読むだけじゃだめなんです。現に起きとんです、私らが歩いてみて。学校へ行っても学校の校長は、見て見ぬふりするんが多いんです。今学校の先生が昔とは違うんです。自分のことができんから、人のことを見るような余裕がない校長もおるんです、金光の吉備小学校なんかは。蚕を飼いよんがおる、校長室で。そういう者が校長しょうんです、教育長。前も質問したことがあるでしょうが。だから、自分の子供をどうなっとる。見られないんです、そういう人は。もう先生から悪いんです。 私も自衛隊いっとってOBの人が、奥さんが先生をしょうた。おめえに教えてもろうたら子供かわいそうな、よう言うとりました。そういうような状況で誰がそれを守るんかというたら、市が守らないかんのです。人からあったから言うんだと。服が黒うなっとっても行かんのんです。私はその担任の先生なんかと会うたら、したれえよと。鉛筆も買えないんだ、消しゴムがないんだと、縄跳びも買えねえんだ。先生、校長は知らんふりしとんだよ。そういうことを部長、知っとんですか、答弁しなさい。 ○議長(井上邦男) 健康福祉部長、どうぞ。 ◎健康福祉部長(高倉道雄) 先ほど申しましたように虐待があった場合、例えば学校でそういう子供さんがわかった場合は、きちっと内容を社会福祉課、うちの担当でございますが、そちらに報告があって、その中で関係者が寄って内容をしっかり協議をして対応していくという実態です。 以上です。 ○議長(井上邦男) 香取議員、どうぞ。 ◆15番(香取良勝) はっきり言うて通報があったときには遅いんです。わかりますか。陰へ隠れて警察がスピード違反を捕まえようろうが。それは抑止するためにしょうです。終わってしもうたら終わりなんです。表向きには上手こう言うたんじゃだめなんです、市長。市長、答弁してください、これで終わりますんで、どうぞ。 ○議長(井上邦男) ほんなら、市長、どうぞ。 ◎市長(栗山康彦) それでは、児童虐待ということでお答えをさせていただきます。 議員が今も何度も言われました、未来を担う子供たちが虐待によって命を落とすことは絶対にあってはなりません。これは議員が今言われたとおりでございます。市といたしましては、二度とこういったことが絶対に起きないように関係機関と連携して迅速な対応を図るとともに、虐待防止にもしっかりと取り組んでまいりたいと思います。 今までのこの虐待に関連してですか、今議員の言われた中にハッピーハウスの代表で個人名が出てまいりましたけども、私は全く代表をされてもおかしくはないと、むしろすばらしい人が代表になってくださったなというふうに感じております。 以上でございます。 ○議長(井上邦男) 香取議員、どうぞ。 ◆15番(香取良勝) 市長ありがとうございました。 私は、はっきり言うて中へ入ってみて、議員は私一人じゃないんです。そけえ入っとんのが後ろへおられる大西恒夫議員と金を払って中へ入っとんです。その中で、ほかの役員さんからそういうことを何回も聞いとるから、ここで質問しとるわけです。これを見ると市長の応援団ばっかしなんです。 以上、終わります。 ○議長(井上邦男) 御苦労さまです。 それでは、これで休憩いたします。            午前11時57分 休憩            午前11時58分 再開 ○議長(井上邦男) ほんなら、再開します。 次に、5番石井由紀子議員。 どうぞ、石井議員。 ◆5番(石井由紀子) 5番石井由紀子でございます。通告に従いまして質問いたします。お願いいたします。 まず、私の質問第1つ目ですが、私、浅口市民の交通手段の確保について御質問させていただきます。 今、浅口市民の交通手段の一つの大きな目玉といいますか、それは市営バス浅口ふれあい号でございます。この浅口ふれあい号の運行につきまして、通勤、通学の方の利用の時間帯ではない時間帯で運行されてると私は認識しております。運行時間につきまして、浅口ふれあい号、始発と最終の時間は何時かお答えいただきたいと思います。 ○議長(井上邦男) 企画財政部長、どうぞ。 ◎企画財政部長(秋田裕) この浅口ふれあい号の時刻表というのがございますが、大体始発が8時ごろから、夕方が5時過ぎごろになっております。路線によって多少違います。 以上です。 ○議長(井上邦男) 石井議員、どうぞ。 ◆5番(石井由紀子) 市営バス浅口ふれあい号は、市民の日常生活の移動利便性向上のため、市民の声を聞きながら改善を進めていただき、今市民の足として多くの方々にとってなくてはならないものになってきております。しかしながら、運行時間を見て今お答えいただいたように、通勤、通学の方には利便性があるとは言えない気もいたします。市民のバスというのであれば、いろいろな方々が利用してこその市民のバスであると考えますので、この運行時間に対して、通勤、通学利用者の市民の方々が利用できるような時間変更を検討されたことはございますでしょうか。 ○議長(井上邦男) 企画財政部長、どうぞ。 ◎企画財政部長(秋田裕) それでは、これまでの決定した経緯もございますので、説明させていただきます。 まず、通勤、通学での利用を可能とするための運行時間延長についてでございますが、平成22年7月に現在の運行路線や時間帯を検討するためのアンケートを市民に出しました。その際に、バスの利用目的として通勤、通学で利用したい人は約3%弱でございまして、極めて少数であったということであります。その次に、通院と買い物を合わせたものというのは64%を超えておりまして、その結果、他に交通手段のない高齢者の方にとって、日常生活における移動手段の確保を目的としたふれあい号の運行を23年度から開始したという経緯がございます。 この運行については、地域にきめ細かくバス停を設置して、通院、買い物を初めとした目的地を考慮したルートやダイヤ、そして車体の大きさになっております。通勤、通学での利用を可能とするための運行時間の延長につきましては、ルートや時間帯の対応というのは大変決めるのは難しいということで、またさらなる経費の増大が見込まれることから、現段階におきましては困難であると考えております。 今後につきましても、希望される市民の声を可能な限り反映できるよう効果的な運行を研究してまいりたいと考えております。 以上です。 ○議長(井上邦男) 石井議員、どうぞ。 ◆5番(石井由紀子) 先日アンケートをとられたかと思います。最新の情報として、アンケートの中にそういう通勤、通学についての項目はありましたでしょうか。 ○議長(井上邦男) 企画財政部長、どうぞ。 ◎企画財政部長(秋田裕) 前提として、ふれあい号を維持していくということでのアンケートでございますが、自由記載というのがございまして、そういう方々から具体的に出たのは、余り多くなかったと思います。ただ、この結果を総務文教委員会の管轄でございますので、そこで発表できるように現在準備をしております。 以上です。 ○議長(井上邦男) 石井議員、どうぞ。 ◆5番(石井由紀子) 最初のアンケートをとったときの利便性として、とてもパーセンテージが低かったということで、そこは市民の声として素直に受けなければいけないかとは思うんですけれども、やはり3%ももちろん市民の方ですので、通勤、通学の交通の便の悪い方は親が送ってきたりしております。最近、浅口市内も大変交通量もふえて混雑もしてます。駅などは、朝は大変な渋滞になっております。そういう面でも、朝動かしてくださることで、もしかしたらその辺の緩和もできるのかなと思ったりもしますし、やはり親御さんが大変助かるというのもありますし、一番の問題は寄島の問題もあると思います。寄島は、とにかく交通の便が悪いということで、住みにくいまちとして定住してしまうようなそんな雰囲気もありますので、ぜひ寄島に住んでる方々が通勤も含めて、通学も含めて利便性を市のほうで補助、手助けをしてくださるということになれば、寄島に住んでみてもいいかなという、そういう可能性もあるかとは私は考えますが、この件につきましていかがでしょうか。 ○議長(井上邦男) 企画財政部長、どうぞ。 ◎企画財政部長(秋田裕) 現在、寄島地域というお話がございました。確かにJRが通ってないということで、金光、鴨方地域に比べると寄島地域の交通条件はよくないかと思われますが、通勤、通学に関して言いますと、寄島から里庄駅へ向かって今バスの便がありまして、それに対して市が補助をしているということで、一定の時間帯ではありますが、路線は確保されているということでございます。 金光地域あるいは鴨方地域も、交通条件の悪い地域もほかにもございます。市民全体からいうと寄島とともに、そういった地域に対してもどのように確保していくかということも大きな課題となります。 そして、時間帯の延長という話がありましたが、通勤者や通学者はそれぞれ個々に通勤し、通学をして、行って帰ってくるということがございますので、難しいのは何時にじゃあバスを設定すればいいのか、何時まで確保しておけばいいのかということであります。つまり人件費や車の手配の問題もございますので、かなり総合的に考えなくては簡単にいかないかなと思っておりますので、今後そういったことも課題として持ちながら研究していかなくてはいけませんが、寄島地域プラス交通条件の悪い鴨方、金光地域もどうするのかという視野であります。 以上です。 ○議長(井上邦男) 石井議員、どうぞ。 ◆5番(石井由紀子) 利用している方々の時間帯なんですけれども、この時間帯は利用者が少ないんではないかという、そういう時間帯は把握されてるんでしょうか。 ○議長(井上邦男) 企画財政部長、どうぞ。 ◎企画財政部長(秋田裕) ふれあい号の朝から夕方までの利用率ということになってくると思いますが、行くときと帰るとき、つまり用事の状態によって変わりますけれども、朝が多いと思います。そして、病院に行き、買い物をして帰る時間帯はばらばらでございますので、朝は多いけれども、昼前から夕方にかけてはまちまちになってくるのかなと思いますので、この時間帯だけが特に少ないというのは判断は難しいと思います。 以上です。 ○議長(井上邦男) 石井議員、どうぞ。 ◆5番(石井由紀子) 検討の一つの中に、例えば利用者の少ない時間帯を空白の時間とし、朝の時間にそれを持ってきて延長し、その運行時間の朝から8時ぐらいから6時ぐらいまでをずっと運行するんではなくって、もうちょっと集中型の運行にしてみるとか、あとはそれは私の言う運行時間を朝してほしいというとこにもつながるんですけれども、利用客の少ない時間帯を検討する余地もあるのかなと思うのと、そこでいろんなとこを回らずに直行便で早く運行して目的地に早く連れていってあげるという、いろんな検討方法もあるかとは思います。 これからさらなるいろんな施策、新しいことを考えていかなければ、市民の考え方もどんどん変わってきてます。アンケートをとる中で、それについて先ほども言われたように3%という少ない数字であることは検討の余地がないのか、アンケートに対する考え方、今回とったアンケートをどのように活用していくかということを含めてお聞きしてもよろしいでしょうか。 ○議長(井上邦男) 企画財政部長、どうぞ。 ◎企画財政部長(秋田裕) 通勤、通学という話の中で質問ございますが、例えば直行便というお話がございましたが、どこからスタートするのか、例えば到着は金光駅または鴨方駅といたしますが、学生さんあるいは通勤者も市内ばらばらでございます。直行便がどこからスタートすれば、その方の便がいいのかというのはその人によって違うわけです。そういう方をまとめていくというのはかなり至難のわざでございまして、みんな鴨方駅、金光駅に行きたいんだけれども、あるいは里庄駅へ行きたいんだけれども、もとの出発場所やルートをどうするのか、結局たくさん回ると時間かかってしまう、よって空気だけ運ぶような車両になってしまうというのではいけませんので、このあたりはかなり具体的な一番多い時間帯がじゃあどこなのかとか、皆さんがそれの時間帯に協力して合わせていただけるのかどうかとかというのもございまして、大きな課題は残るのかなと思いますが、しかし乗ってみたい、乗って学生さんのほうが活用したいという声が多くなれば、これはまたいろんな組み合わせの中で考えていかなくてはいけませんが、そういった大きな課題があるというのは御承知いただきたいと思います。 それと、アンケートをどのように活用するのかということにつきましては、全市民というか抽出して3,000名の方に出しておりますので、乗ってる人ばかりではなく乗ってない人がほとんどの回答で返ってきております。これについては、かなり数値を全て乗ってる人との差が開きますので、今回の結果とともに乗ってる方のまた具体的な御意見も別の、例えば来年度に向けて考えていかなくては、乗ってない人が90%を超えるようなアンケートになっていますので、そういった市民全体の抽出した今回のアンケートにつきましては、第2次で乗っている方の意見もまた聞く機会を考えてみようと、それで総合的にまた判断してみようと考えております。 以上です。 ○議長(井上邦男) 石井議員、どうぞ。 ◆5番(石井由紀子) 済いません、今のお答えに私の考えとして、質問事項を前後させていただきます。 2番目にあります市営乗り合いタクシーの併用、これをやっぱり検討する必要があるのかなと、今お答えを聞いてて思いました。済いません、中を飛んで2番目に移らせてもらってよろしいですか。 ○議長(井上邦男) はい、どうぞ。 ◆5番(石井由紀子) 市営バスだけでは、どうしても利便性に偏りがあると随分前から考えておりました。今乗り合いタクシーというのが、全国いろんなところで失敗もしながら、成功もしながらという事例がたくさんあると思います。市民のバスといえども隅々まで皆さんに利用していただくのは、それはもちろん無理な話でありまして、1本だけでいくのは限界が来てるのかなという気がします。市民の方々にとってもバスというのが普通になってきてますので、よりよく皆さんがとにかく乗っていただくようにしなければバスを運行する必要性がないわけで、そのために乗り合いタクシーとの併用を考えたほうが今その流れにもなっているのかなと思いますが、乗り合いタクシーということについて検討されたことはございますでしょうか。 ○議長(井上邦男) 企画財政部長、どうぞ。 ◎企画財政部長(秋田裕) それでは、市営乗り合いタクシーの検討についてお答えいたします。 乗り合いタクシーですが、利用者が電話等で利用時間帯と目的地を予約します。複数の予約を取りまとめた後に、時間に合わせて順に迎えに行って、目的地まで送迎するというデマンド型交通といわれる運行形態でございます。 一般のタクシーと比較して低料金でドア・ツー・ドア、つまり出発地から目的地までの輸送が可能であるとともに、事前予約により利用者がいる場合にのみ運行することができるメリットがある一方で、乗降地の異なる利用者を乗り合いで輸送することから出発時刻や到着時刻が事前に定まりにくく、また市内においてはタクシーと同様の運行を行うことからタクシー事業者と競合すること、そしてオペレーターの人件費、そしてそれをまとめるシステムの経費等が必要になってまいります。こういった運行経費等の負担が多額となるというデメリットも考えられます。 市では、当時市営バスの導入に当たって新たな公共交通を検討していく中で、このデマンド型交通の検討も実は行いました。しかしながら、浅口市は面積が小さく集落が近接してるために、比較的利用需要が集中するといった環境で費用対効果等を勘案した結果、定時定路線である現在のふれあい号の運行形態を採用したという経緯がございます。 高齢者を中心とした交通弱者への移動手段の確保により、市民サービスの維持向上を図っていく必要がありますが、市営バスに加えてデマンド型交通を導入する場合に、先ほど申したデメリットを含め行政の負担が多額になりますし、乗り合いタクシーの導入は、現在では非常に困難であると考えております。 市営バスも、ことし1月より週3日の運行を行っており、それらの乗客の推移等も見きわめながら、ふれあい号を基本とした充実、検討を行ってまいりたいと思います。 以上です。 ○議長(井上邦男) 石井議員、どうぞ。 ◆5番(石井由紀子) 今、金銭的な面が出ました。先ほども出ましたけれども、確かに普通の金額ではないと私も確信しておりますが、金銭問題につきましては、何をするにしてもやはり皆さんの御負担をいただきながら利便性を図っていかなければいけないと思いますし、コミュニティバスの実績、さまざまなところで成功例もあると思います。先ほどデメリットのほうを大分言われましたけれども、成功例もあって、市民の人が元気になるという、お金ではない部分での活性化というのも大事な部分ではないかと思っております。ただ、お金のことを考えれば、有料というのも視野に入れていきながらの検討を今後は考えていただかなければいけないのかなと私は考えております。 そのことにつきまして市長のほうで御意見をお聞きしたいんですけど、市長になられたときの大きな公約、コミュニティバスを走らせるという、これが今本当に市民の皆さんに愛されるバス、利便性を喜んでいらっしゃる方が多々いらっしゃいます。しかしながら、今後そのままでよいのかという流動的な考え方を持って、時代に合ったことをしていかなければいけないと思います。具体的に何かお考えというか、今後こんなことをしたらもっといい方向にいくんではないかという市長のお考えがもしあればお聞かせください。 ○議長(井上邦男) 市長、どうぞ。 ◎市長(栗山康彦) それでは、市民の交通手段の確保ということでお答えをさせていただきます。 コンパクトな浅口市における交通手段につきましては、デマンド型交通ではなく、定時定路線の運行が適しているものと考えております。 浅口ふれあい号は、買い物や通院など日常行動における交通手段の確保だけでなく、高齢者を中心とした皆様が気軽に外出することにより、健康寿命の延伸や介護予防にもつながると考えております。 また、市営バスでありますので、当然若い方を含めた市民皆様に有効に御利用いただきたいと考えております。先ほど議員も直行便ということを言われまして、私もいろんなところへ出ていきましたら、確かに直行便をということの話が出てまいります。例えば、寄島に行けば、東安倉に行けば東から直行便を出してくれ、違うとこに行けば寄島のこの方面から直行便を出してくれ、金光に行けば金光で直行便を出してくれ、当然西六に行けば、六条院西に行けば西六から直行便を出してくれ。じゃあ、寄島から直行便も出す、いろんなところから直行便を出してほしいっていう要望も聞くのも事実でございまして、お聞きすれば十人十色で非常に頭を痛めているのが現実でございます。しかしながら、議員が言われますようにこれからも公共交通のあり方はしっかりと議論していかなきゃいけないと思っておりますので、皆さんの声も聞きながら、公共交通会議も開きながらしっかりと議論していきたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(井上邦男) 石井議員、どうぞ。 ◆5番(石井由紀子) ぜひしっかりと議論していただき、スピード感のある決定を下していただき、さらなる利便性をよろしくお願いいたします。 続きまして、またもとに質問戻りますけれども、2011年から運行しています市営バス浅口ふれあい号ですが、バス車両のリニューアルについてお伺いいたします。 車両も消耗品です。いつかは廃車しなければいけない時期も来ると思いますが、今の市営バスについて、その点はどのような現状でしょうか。 ○議長(井上邦男) 企画財政部長、どうぞ。 ◎企画財政部長(秋田裕) それでは、バス車両のリニューアルについてのお答えをさせていただきます。 現在は5台の車両を活用しております。うち3台は、市営バス事業の開始に合わせ平成23年に購入したものであります。残り2台は、平成26年、そして平成30年に追加購入したものとなっています。 市営バス事業では、定期点検や走行距離を考慮したローテーション等をきめ細かに行って、現在ある車両をできるだけ長期間利用できるように努め、歳出削減を図った上で必要な場合には車両のリニューアルを検討したいと考えております。 以上です。 ○議長(井上邦男) 石井議員、どうぞ。 ◆5番(石井由紀子) もし今後買いかえが必要であるならば、車種、車体等も検討の範囲内に入っておるということでしょうか。 ○議長(井上邦男) 企画財政部長、どうぞ。 ◎企画財政部長(秋田裕) 長距離乗って数十万キロという車両も出ておりますので、そういったものが限度が来れば買いかえになりますけれども、車体の大きさが特に大事なことでして、小さい道に入っていく、町内の中に入っていくということになりますので、今より大きいマイクロバス的なものは難しいのかなと思っております。現在のバスが、確かに大きいバスでお金もかかりますが、しかし古くなった安全ではないものを乗るわけにはいきませんので、必要な時期に買いかえたいと思います。 以上です。 ○議長(井上邦男) 石井議員、どうぞ。 ◆5番(石井由紀子) 以前、天文台リニューアルの際に、ふれあい号が天文バージョンに変わりましたよね。あのときの市民の反応は意外と私の耳にも入ってきまして、どこを走ってるのというような意見もあって、ここで見たとかってすごい話題性を持ったと思います。ぜひリニューアルの際には、そういう視覚から来る市民の活気というか、関心というか、そういうものをぜひ進めていっていただきたいと思うんですが、そういうのもリニューアルに関して考えているところはありますでしょうか。 ○議長(井上邦男) 企画財政部長、どうぞ。 ◎企画財政部長(秋田裕) 御意見ありがとうございます。確かに1台だけ天文台バージョンで、ほかの車種とは違うものを採用しておりますが、数十万円プリントにかかっているということがございます。市のPRも大事でございますので、必要に応じてそういったことも視野に入れて検討したいと思います。 ○議長(井上邦男) 石井議員、どうぞ。 ◆5番(石井由紀子) 先ほど車の大きさのことを言われております。都会ではないので、そんなに大きな道ばかりではないというのは私も把握してはおるんですけれども、そこは多くの方に幅広く利用していただきたいということもありまして、バスの形が少し大きくはなるんですけれども、やっぱり今段差のないノンステップ型というのが一番の利便性になるんではないかというのはあります。 今のふれあい号でしたら、例えば高齢の方が押し車を持っていればそれを畳んで邪魔にならないように置いてくださいというちょっとした不便さもありますし、やっぱり1段2段と上がっていかなければいけないということもあります。ノンステップにすれば乳母車の方も親子で入ることもできますでしょうし、そういう面で考えて、近い将来じゃなくてもいい、遠い将来の中にそういうことも少し考えといていただけたらありがたいかなと思っております。 でしたら、この市営バスについては今後いろんなアンケートもまた再度とっていただくとか、検討をとにかく慎重にしていただくとかということで、また動向を見守らせていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。 次の質問に入らせていただきます。 浅口市の環境問題についていろいろ御質問しますので、お願いいたします。 一口に環境問題と言いましても大変多くて、何からしていいのかというところですが、今回私が取り上げたいのは野焼きについてでございます。 野焼きを規制するための条例等など、現状のことを教えていただきたいと思います。 ○議長(井上邦男) 生活環境部長、どうぞ。 ◎生活環境部長徳田政太郎) それでは、野焼きの規制についてお答えをいたします。 野焼きは、廃棄物の処理及び清掃に関する法律、この法律によって原則禁止されており、浅口市独自の条例はございません。法に違反して廃棄物を焼却した場合は、5年以下の懲役もしくは1,000万円以下の罰金が科せられ、法人がその業務に関してこれを行った場合は、3億円以下の罰金が科せられるということになっております。ただし、公益上もしくは社会の慣習上やむを得ない廃棄物の焼却は例外的に認められております。 具体的には1つ目として、国または地方公共団体がその施設の管理を行うために必要な焼却、例えば河川敷の草焼き等でございます。 それから2つ目として、震災、風水害、火災、凍結や霜の害、その他の災害の予防、応急対策または復旧のために必要な廃棄物の焼却。 3番目として、風俗慣習上または宗教上の行事を行うために必要な廃棄物の焼却、例えばとんど焼き等でございます。 それから4つ目として、農業、林業または漁業を営むためにやむを得ないものとして行われる焼却、例えば焼き畑であるとか根の草、それから下枝の焼却、漁網にかかったごみの焼却などでございます。 そして5つ目として、たき火、その他日常生活を営む上で通常行われる焼却であって軽微なもの、例えば落ち葉たきなどでございますが、こういったものは例外的に認められております。 以上でございます。 ○議長(井上邦男) 石井議員、どうぞ。 ◆5番(石井由紀子) さまざま野焼きも認められているなとは感じますが、この野焼きに関することに環境問題が大きくかかわるんですが、今市内にも大変外からの移住者もふえてきまして、新しいおうちも各所に建っております。そういう野焼きに対する苦情等が、何かそちらの市のほうに来てますでしょうか。 ○議長(井上邦男) 生活環境部長、どうぞ。 ◎生活環境部長徳田政太郎) 野焼きに関する苦情でございますが、これは本庁、支所それぞれに幾つも寄せられているのが現状でございます。大体年間、本庁、支所合わせまして40件程度の苦情が寄せられているというふうに把握をしております。 以上でございます。 ○議長(井上邦男) 石井議員、どうぞ。 ◆5番(石井由紀子) もう一件、野焼きができない場所というのは何か指定がありますでしょうか。 ○議長(井上邦男) 生活環境部長、どうぞ。 ◎生活環境部長徳田政太郎) 場所の規制でございますが、具体的にこの場所を禁止するというふうにというのは記憶にございません。ただ、住宅密集地であるとかそういったところについては、これは常識的に非常に火災の危険もございますので、そういうところは強く指導をしておるとこでございます。
    ○議長(井上邦男) 石井議員、どうぞ。 ◆5番(石井由紀子) 浅口市は、今天文に大変力を入れております。天文は自然です。自然と環境問題、とっても密着してると思います。浅口市が天文のまちといわれる以上、やっぱり環境問題については真摯に取り組まなければいけないと私は考えております。環境問題を考えていくことで市民力も高まり、浅口市民にとっても近隣へ発信する一つの方法にもなると思っております。野焼きに関して規制するつもりは全くないのですが、市民から環境や安全を考えて野焼きをするという、そんなまちであればトラブルも少なくなるのではないかと思っております。 今後、環境面から野焼き問題について行政としてできること、しようと思っていることなどがありましたらお聞かせください。 ○議長(井上邦男) 生活環境部長、どうぞ。 ◎生活環境部長徳田政太郎) 野焼きへの対策、対応でございますが、これまでも市に苦情が寄せられた場合には、職員が現地に赴きまして、焼却しているものを確認いたしまして、状況に合わせて注意や指導を行っております。また、市の広報紙、それからごみの出し方のガイドブックに野外焼却、野焼きの禁止についての記事や内容を掲載しまして、市民の方への周知を図っております。また、植木組合等の団体に対しましても、業務から排出した剪定くず等の廃棄物は、これは周辺の環境を考慮し、可能な限り清掃工場へ搬入するよう依頼をしているところでございます。 引き続きまして、野焼きの禁止に関する情報を市民の皆さんに周知いたしまして、まずそういったマナーを守って野焼きを行っていただき、苦情等があった場合は市のほうで指導等に努めていきたいと考えております。 ○議長(井上邦男) 石井議員、どうぞ。 ◆5番(石井由紀子) 私が一番心配するのは、市民同士のトラブルを心配しております。行政に声が届かなくても、地域の中でのもしトラブルがあっては余りよろしくないと考えております。効果のある野焼きに関する情報を皆さんに周知徹底できるように、ぜひ努力をしていただきたいと考えております。 野焼きについていろいろお話をさせていただきましたが、市長から一言、こういう環境も含め、野焼きについて何かありましたらよろしくお願いします。 ○議長(井上邦男) 市長、どうぞ。 ◎市長(栗山康彦) それでは、環境問題についてお答えをさせていただきます。 野焼き問題は、さまざまな環境問題の中でも特に身近な問題でございます。廃棄物の野外での焼却は、廃棄物の処理及び清掃に関する法律で厳しく禁止されております。引き続き広報等を通じて周知を行うとともに、苦情等が寄せられた場合には早急に現地に向かい、状況に合わせて指導を行ってまいりたいと考えております。 また、農業や漁業等を営む上でやむを得ないなど例外として認められている場合であっても、風向きや時間など周囲に配慮をいたしまして、マナーを守っていただくように呼びかけを行ってまいります。 きれいな浅口市をつくっていくことを基本に、これからもしっかりとそういったことに取り組んでいきたいと思っております。 以上でございます。 ○議長(井上邦男) 石井議員、どうぞ。 ◆5番(石井由紀子) ぜひ市民の中で、気持ちよく皆さんが環境問題について考えたり取り組んだりするような、いろんな政策を期待いたします。ありがとうございました。(拍手) ○議長(井上邦男) 御苦労さま。 以上で本日の日程は終了しました。 これにて散会といたします。 あすは本会議を9時30分より開議いたしますので、御参集ください。 御苦労さまでした。            午後0時31分 散会...