浅口市議会 > 2018-12-05 >
12月05日-04号

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  1. 浅口市議会 2018-12-05
    12月05日-04号


    取得元: 浅口市議会公式サイト
    最終取得日: 2022-12-06
    平成30年第5回12月定例会       平成30年12月浅口市議会第5回定例会会議録(第4)1.招集年月日 平成30年12月5日(9日目)1.招集の場所 浅口市役所議場1.開   議 12月5日 午前9時30分1.議事日程  第1 一般質問  第2 議案質疑(一部討論・採決)     発議第 4号 浅口市議会基本条例の一部を改正する条例について(討論・採決)     発議第 5号 浅口市議会会議規則の一部を改正する規則について(討論・採決)     承認第11号 専決処分した事件の承認について(討論・採決)            (和解及び損害賠償額の決定について)     承認第12号 専決処分した事件の承認について(討論・採決)            (控訴の提起)     承認第13号 専決処分した事件の承認について(討論・採決)            (平成30年度浅口市一般会計補正予算(第4号))     承認第14号 専決処分した事件の承認について(討論・採決)            (和解及び損害賠償額の決定について)     議案第56号 浅口市特別職の職員で常勤のものの給与及び旅費に関する条例の一部を改正する条例について     議案第57号 浅口市一般職の職員の給与に関する条例の一部を改正する条例について     議案第58号 浅口市かもがた町家公園条例の一部を改正する条例について     議案第59号 浅口市公園体育施設条例の一部を改正する条例について     議案第60号 井笠地区農業共済事務組合の解散に関する協議について     議案第61号 井笠地区農業共済事務組合の解散に伴う財産処分に関する協議について     議案第62号 平成30年度浅口市一般会計補正予算(第5号)     議案第63号 平成30年度浅口市国民健康保険特別会計補正予算(第2号)     議案第64号 平成30年度浅口市介護保険特別会計補正予算(第3号)     議案第65号 平成30年度浅口市公共下水道事業特別会計補正予算(第2号)     議案第66号 平成30年度浅口市工業団地開発事業特別会計補正予算(第2号)     議案第67号 平成30年度浅口市水道事業会計補正予算(第1号)     報告第 8号 長期継続契約締結状況について  第3 委員会付託付託表のとおり)  第4 陳情上程委員会付託)     陳情第 1号 浅口市内消防団に対する寄付金負担金後援会費等の名称を含む)を適法に処理することを求めることに関する陳情書     陳情第 2号 教職員定数改善義務教育費国庫負担制度2分の1復元をはかるための、2019年度政府予算に係る意見書採択の要請について1.本日の会議に付した事件及びその結果  日程第1 一般質問  日程第2 議案質疑(一部討論・採決)       発議第 4号 浅口市議会基本条例の一部を改正する条例について(討論・採決)                                 ( 原案可決 )       発議第 5号 浅口市議会会議規則の一部を改正する規則について(討論・採決)                                 (  〃  )       承認第11号 専決処分した事件の承認について(討論・採決)              (和解及び損害賠償額の決定について)                                 ( 原案承認 )       承認第12号 専決処分した事件の承認について(討論・採決)              (控訴の提起)            ( 原案承認 )       承認第13号 専決処分した事件の承認について(討論・採決)              (平成30年度浅口市一般会計補正予算(第4号))                                 (  〃  )       承認第14号 専決処分した事件の承認について(討論・採決)              (和解及び損害賠償額の決定について)                                 (  〃  )       議案第56号 浅口市特別職の職員で常勤のものの給与及び旅費に関する条例の一部を改正する条例について                                 (委員会付託)       議案第57号 浅口市一般職の職員の給与に関する条例の一部を改正する条例について                                 (  〃  )       議案第58号 浅口市かもがた町家公園条例の一部を改正する条例について                                 (  〃  )       議案第59号 浅口市公園体育施設条例の一部を改正する条例について                                 (  〃  )       議案第60号 井笠地区農業共済事務組合の解散に関する協議について                                 (  〃  )       議案第61号 井笠地区農業共済事務組合の解散に伴う財産処分に関する協議について                                 (  〃  )       議案第62号 平成30年度浅口市一般会計補正予算(第5号)                                 (  〃  )       議案第63号 平成30年度浅口市国民健康保険特別会計補正予算(第2号)                                 (  〃  )       議案第64号 平成30年度浅口市介護保険特別会計補正予算(第3号)                                 (  〃  )       議案第65号 平成30年度浅口市公共下水道事業特別会計補正予算(第2号)                                 (  〃  )       議案第66号 平成30年度浅口市工業団地開発事業特別会計補正予算(第2号)                                 (委員会付託)       議案第67号 平成30年度浅口市水道事業会計補正予算(第1号)                                 (  〃  )       報告第 8号 長期継続契約締結状況について    ( 議  了 )  日程第3 委員会付託付託表のとおり)  日程第4 陳情上程委員会付託)       陳情第 1号 浅口市内消防団に対する寄付金負担金後援会費等の名称を含む)を適法に処理することを求めることに関する陳情書                                 (委員会付託)       陳情第 2号 教職員定数改善義務教育費国庫負担制度2分の1復元をはかるための、2019年度政府予算に係る意見書採択の要請について                                 (  〃  )1.出 席 議員 (4番欠番)   1番  沖 原 有 美            2番  山 下 周 吾   3番  横 山 達 士            5番  石 井 由紀子   6番  藤 井 立 子            7番  伊 澤   誠   8番  佐 藤 正 人            9番  竹 本 幸 久  10番  桑 野 和 夫           11番  中 西 美 治  12番  藤 澤   健           13番  青 木 光 朗  14番  大 西 恒 夫           15番  香 取 良 勝  16番  井 上 邦 男1.遅刻または中途退場した議員の番号、氏名(な し)1.欠 席 議員(1 名)  17番  大 西 洋 平1.地方自治法第121条の規定に基づく説明のため出席した者の職氏名  市長      栗 山 康 彦      副市長     松 田 勝 久  教育長     中 野 留 美      企画財政部長  秋 田   裕  生活環境部長  徳 田 政太郎      健康福祉部長  高 倉 道 雄  産業建設部長  井 上   聡      上下水道部長  笠 原 浩 一  金光総合支所長 原 田 尚 文      寄島総合支所長 竹 本 好 之  教育次長    小 山 朋 子      会計管理者   小 野   浩  総務課長    柚 木 章 宏1.出席した事務局職員  議会事務局長  畝 山 善 生      次長      三 宅 清 正  参事      園 部   智      書記      山 崎 敦 史            午前9時30分 開議 ○議長(井上邦男) ただいまの出席議員は15人であります。定足数に達しておりますので、これより本日の会議を開きます。            ~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(井上邦男) 日程1、一般質問を行います。 通告順に発言を許可します。 まず、10番桑野和夫議員、どうぞ。 ◆10番(桑野和夫) おはようございます。 それでは、通告に従いまして質問をさせていただきます。 まず初めに、災害対策のその後についてお聞きをしたいと思います。 7月の西日本豪雨では、岡山県に史上初めて大雨特別警報が発表され記録的な豪雨となり、倉敷市真備町などで甚大な被害が発生をしました。浅口市でも崖崩れや家屋の浸水などの被害が出ましたが、現時点での災害対応の検証と今後の方向が決まってるものがあれば、まずお示しをしていただきたいと思います。 ○議長(井上邦男) 秋田企画財政部長、どうぞ。 ◎企画財政部長秋田裕) 失礼いたします。それでは、災害対策のその後についてお答えをいたします。 このたびの7月豪雨に関しては、8月末の市幹部による行政経営会議において各部署から反省点持ち寄り検証を行いました。その中で最も多かった課題としては、被害状況の把握、情報の共有化、情報発信、職員の確保などが上げられました。被害状況の把握では、各部署において把握した状況を素早く報告することの徹底。情報発信では、特に道路情報をいち早くホームページでお知らせすることなど。また、職員の確保では、これまでの3班体制から2班体制へと班体制見直して増員を行い、その後の災害対応に当たっているとこであります。 以上でございます。 ○議長(井上邦男) 桑野議員、どうぞ。 ◆10番(桑野和夫) 一定の検証をされてるようでございますが、10月5日の山陽新聞に、西日本豪雨から3カ月の時点で岡山県内首長アンケートが掲載をされました。お手元に議長の許可を得てお配りをしております。ごらんいただきたいと思いますが、このアンケートの設問は、初動態勢、それから苦慮した点、避難しない理由、情報伝達見直し行方不明者の公表、避難住民情報公開、こういう6点でありましたが、それぞれ浅口市を含め回答を示しております。その上でお聞きしますが、苦慮した点で浅口市は職員確保と書かれております。この職員確保と書いたのは県内では浅口市だけでありますが、具体的にはどういうことなのかお聞きをしたいと思います。 ○議長(井上邦男) 秋田企画財政部長、どうぞ。 ◎企画財政部長秋田裕) 先ほどのアンケートにおいて、職員確保が苦慮した点であるということを書かせていただいております。ほかにも他市にあるように避難所の確保や情報伝達ということについても浅口市も上位に上げておりましたが、特に浅口市では、その中でも職員の確保について一番に上げさせていただいておりました。災害対応がひとまず落ちつくまで、7月豪雨の場合は四、五日かかっております。その交代要員の確保や、特に初期は木曜、金曜日というのが重なりまして、平日の日中も仕事とともに災害対応をしていたことから、平常業務をこなしつつ避難所の運営や現場対応、職員も疲弊が蓄積している中での対応となりました。これに対応するため職員の班編成を見直したということでありますけれども、現在運用しているところでもあります。今後職員の確保については、班体制を3班を2班体制見直して増員したということだけではなく、その中の職員の健康管理や、あるいは水分の確保をすることによっての機動力の確保、そういった健康管理面反省点が出ておりますので、今後ともそういった職員確保だけでなく、住民の前で職員がしっかり働けるように、そういった面も考慮していきたいなと思っております。 以上です。 ○議長(井上邦男) 桑野議員、どうぞ。 ◆10番(桑野和夫) 交代要員の確保の問題や、それから災害発生時が土日の問題と言われましたが、これは他の自治体も同じ条件になりますから、そういう中でも浅口市が職員確保が第一に来たというのはちょっと異例といいますか、特別なことがあるんだろうと思うんですけども、私は9月の議会で、浅口市の職員は過半数以上が非正規の職員でこれは問題だというふうに指摘をしました。同時に、災害対策本部を設置したときに非正規の職員は招集の対象になりませんから、こういう災害対応でも支障が出るというふうに指摘をしました。この山陽新聞に書いた職員確保に苦慮したというのは、こういった非正規職員の多さ、そういう背景もあるんではないかと思いますが、その点はいかがでしょうか。 ○議長(井上邦男) 秋田企画財政部長、どうぞ。 ◎企画財政部長秋田裕) 7月豪雨の場合は、全職員270名程度おりますけれども、対応させていただきましたが、やはり他市に比べて正職員の数は少ないのは事実でございます。このような規模の大きな災害については、浅口市の場合は270人ということであれば、結構無理がかかったというのは事実でございます。それは否定できません。しかし、今までの災害に比べて、台風とかそういった大雨とかの場合は3班体制で行った時期もありましたが、近年こういった大きな災害がふえてきたということになりますので、職員の270名の中での対応をどうすべきかということとともに、これから他の職員についてもどのように考えていくかということも含めて考えていかなくちゃいけませんが、今のところは受援体制あるいは県での応援体制というのもできつつありますので、今後、広域的な面、あるいは浅口市の中でできる最大の行う面を考えていく必要はあると思っております。 以上です。 ○議長(井上邦男) 桑野議員、どうぞ。 ◆10番(桑野和夫) ありがとうございました。正規職員と非正規の比率の問題も含めて、今後一層しっかり対応できるように職員の問題を検討してほしいと思います。 それから、このアンケートの中身でもう一点、情報伝達見直しで、浅口市はする方向というふうに書かれておりますが、どういう方向でこの見直しをされるのかお聞きをしたいと思います。 ○議長(井上邦男) 秋田企画財政部長、どうぞ。 ◎企画財政部長秋田裕) 情報伝達見直しを行う方向で検討しております。先般の山陽新聞アンケートの結果が出ておりましたが、避難情報の伝達、被害状況の把握ということが大きな問題ともなっております。特に情報伝達の中のことについて申し上げれば、防災行政無線、そして緊急速報メール登録制メール、そして緊急告知ラジオ、市のホームページ等での発信を行いました。複数の手段で情報発信を実施したものの、その重要性が伝わらなかったケースもありました。岡山は安全だという住民の危機意識が低いといった問題もありますが、状況が深刻であることが本当に市民に伝わるような表現、こういったものを工夫しての配信、そして地域の中でそれを受け取った住民同士が避難を呼びかける仕組みづくり、こういったことも必要だと考えております。 また、繰り返し情報を発信していくということも必要かと考えております。 また、現在防災行政無線の今後のあり方を検討しております。機器も古く、老朽化が進んでおり、新たな基準に適合させる必要も出てきておりますので、市にとって最適な情報伝達手段の整備ができるよう、ハード面でも努めてまいります。 また、災害による被害を最小限に受けとめるためには自助、共助が重要ということは前からも申しておりますが、日ごろからの備え、地域での協力体制を行っていくことがこれまでの災害で被害を食いとめた成功例として挙げられております。市内の自主防災組織は現在62団体設立されておりますが、今後においても、設立の促進、出前講座の実施などに力を入れて支援をしていきたいと思います。 また、各地域の活動が活発となるよう地域の人づくり防災士を含めたリーダーの育成、そして防災教育などにも一層力を注いでまいりたいと思っておりますので、情報伝達見直しを含めて、今のようなソフトの面も充実させていきたいと考えております。 以上です。 ○議長(井上邦男) 桑野議員、どうぞ。 ◆10番(桑野和夫) ありがとうございました。 情報の表現の仕方や住民の仕組みづくり、しっかり検討されてほしいと思います。そして同時に、今後もさらなる検証や対策について議論されるんでしょうけども、私は、災害に備えるまちづくりとして大事な点は、大型開発中心公共事業でなく地域に密着した防災・減災、そういう事業への転換、そして自治体職員人減らしに歯どめをかける、こういうことが大事だということを強調して質問を変えてまいります。 次に、9月の質問でもしてきました市内での浸水箇所、例えば金光町でいいますと占見新田の県道の付近、それから須恵の沼市営住宅の南、それから大谷の小田地区などでありますが、9月議会の答弁では検討されるというふうに答えられておりますが、現時点での検討内容についてお聞きをしたいと思います。
    ○議長(井上邦男) 原田金光総合支所長、どうぞ。 ◎金光総合支所長原田尚文) それでは、失礼いたします。9月の議会で指摘されました浸水箇所対応方向ということでございますけども、7月の西日本の豪雨におきましては、今までにない想定外の豪雨によりまして市内の至るところが冠水いたしました。特に占見新田内については、市内中心を流れております、岡山県が管理しております新川、これの増水によりまして、金光総合支所の周辺から八重地区に至るまで広範囲にわたりまして床上とか床下の被害が出ました。また、大谷の小田地区、それから須恵の沼地区につきましても、このあたりも大変低い地帯でございますので、里見川の長時間による増水によりまして内水処理が追いつかなくなったということから、このあたりにつきましても床上そして床下の浸水が発生いたしております。以上のことからも里見川の水位、これを下げるということが最優先課題であろうと、このように思っております。その後、倉敷の玉島にあります昭和水門等排水ポンプ施設の早期の設置を岡山県に強く要望をしているところでございます。 また、要望とは別に、今申し上げました浅口市としてできることといたしまして、金光町の大谷の地区、小田地区ですね、それから須恵の沼地区につきましても、こういった緊急時には仮設のポンプが設置できるように対応を進めております。 また、新川につきましても、未整備地区早期改修の要望を行いながら、八重にございます新川の排水機場運転操作方法見直し、具体的に申しますと、早期運転の起動によりまして新川とか竹川の水位の低下を行いまして、浸水を防ぐ対策などを岡山県と連携して検討しているところでございます。 以上でございます。 ○議長(井上邦男) 桑野議員、どうぞ。 ◆10番(桑野和夫) 先ほどのお答えで、須恵の沼団地のことと大谷の小田地区、仮設のポンプをつけるということでありましたが、仮設なんですか。 ○議長(井上邦男) 金光総合支所長。 ◎金光総合支所長原田尚文) 仮設と申しますか、今思っておりますのは、里見川のほうに横断側溝的なものを県と協議してつけさせていただいて、それから仮設と申しますか、リース対応の排水のポンプを設置させていただきまして対応させていただきたいと、このように考えております。 ○議長(井上邦男) 桑野議員、どうぞ。 ◆10番(桑野和夫) ぜひ必要な対応をお願いしたいと思いますが、先ほどの答弁にありましたように、根本的には里見川の水位を下げる、これが大事だというふうにおっしゃいました。それで、倉敷市玉島の昭和水門の改良でありますが、私もこれが大事だと思っております。お手元に図面をお配りをしております。この図面でありますが、御承知のとおり、二級河川であります里見川は、倉敷市に流れ、道口川と合流して、玉島商業高校のグラウンドがある西付近の昭和水門を通り、玉島港に流れ込んで、海に流れてまいります。これでいいますと、里見川があって、道口川があって、ここに合流をして、これが昭和水門でありますが、ここで水門をくぐって玉島港に流れていく。こっちが浅口市になりますね。そういう格好になっております。 この昭和水門なんですけども、文字どおり水門でありまして、ポンプはありません。このすぐ東側に溜川排水機場というのがございますが、ここにはポンプが設置をされておりますが、昭和水門にはポンプがありません。これでいいますと、里見川の水が幾ら大雨が降ってふえたとしても、この昭和水門は海が満潮のときは水が逆流しますから、幾ら雨が降って水かさが増しても水門はあけません。ですから、満潮時は里見川の水位はふえっ放しということになってまいります。加えて、里見川と道口川が合流をしますから、道口川のほうが河口が広いので、里見川の水がどうしても抜けにくくなります。それから加えて、この辺は非常に河口が広いんですけども、昭和水門のところは非常に河口が狭くなっております。こういう二重、三重の点で非常に問題があるわけでございますが、これを根本的に変えるためには、ポンプを設置をして強制的に水を出す、それしかないと思いますが、その辺、県との協議を含めて今どういう状態なのかお聞きをしたいと思います。 ○議長(井上邦男) 金光総合支所長、どうぞ。 ◎金光総合支所長原田尚文) 県との協議でございますけども、県知事さんのほうには直接、栗山市長のほうからお電話をおかけいたしまして、強く要望いたしております。そして、それ以後市長さんが備中県民局長さんと直接お会いをいたしまして対策を協議いたしまして、水門の要望をこのときも強く要望しております。今現在はそういったところでございます。 ○議長(井上邦男) 桑野議員、どうぞ。 ◆10番(桑野和夫) では、ということは浅口市としてもこの昭和水門のことがポイントだというふうに認識をされとるという、こういうふうに理解していいでしょうか。 ○議長(井上邦男) 金光総合支所長、どうぞ。 ◎金光総合支所長原田尚文) 議員さんのおっしゃるとおり、今私がちょっと浸水箇所のところで御答弁をさせていただきましたが、やはりネックになるのは里見川の水位を下げるということでございますので、この玉島の昭和水門排水ポンプの施設の早期設置が一番かなめであると、このように思っております。 ○議長(井上邦男) 桑野議員、どうぞ。 ◆10番(桑野和夫) 昭和水門が課題だということがはっきりしました。 私は、真備町での甚大な被害はテレビや新聞で見ましたし、実際に現地にも行ってまいりました。里見川も天井川でありますから、一歩間違えば真備町みたいになる可能性が十分にあります。このことは市民の命がかかっておりますので、昭和水門のことを含めてしっかり対応してほしいと思いますが、そのあたり市長の見解をお願いをしたいと思います。 ○議長(井上邦男) 市長、どうぞ。 ◎市長(栗山康彦) それでは、災害対策そしてその後についてをお答えをさせていただきます。 7月豪雨は想定を上回る雨量を記録し、浅口市内におきましても、床上、床下浸水が発生をいたしました。市民皆様には御苦労と御心配をおかけをいたしました。その後、検証し、課題解決、見直しに向けた取り組みを既に行っております。被害状況の把握及び共有化、情報発信、職員の確保が主な課題として上がりました。報告の徹底そして班体制見直しなどを既に行っております。 私は、9月議会でも申し上げましたけれども、県知事に直接電話をかけ、浸水対策として玉島の昭和水門の排水施設の改修等を強く要望いたしました。その後、備中県民局長と直接お会いして対策を協議し、重ねて水門の要望をいたしました。そのときの会議には地元の県議も、そして倉敷の県議も同席をしていただきました。全く私も議員と同じ考えで、いわゆる里見川への水位を下げないと金光の新川も流れません。そういった原因はよく重々承知しておりますので、これからも一緒になってこの件は訴えていきたいなというふうに思っております。 また、岡山県の対策を待つばかりでなく、浅口市としてできる対策を早急に行い、今後の災害に備えていきたいと思っております。 これからも、一日も早く災害復旧を行うとともに、市民皆様の安心・安全なまちづくりに全力を尽くしてまいりたいと思っております。 以上でございます。 ○議長(井上邦男) 桑野議員、どうぞ。 ◆10番(桑野和夫) ありがとうございました。昭和水門のことを含めて、しっかりした対応をお願いしたいと思います。 次に、会計年度任用職員制度についてお聞きをしたいと思います。 この制度は2020年4月から施行されるようになっておりますが、その動機については、各地方自治体で非正規の雇用の形態がさまざまにあり、これを統一させる狙いがあると思っております。そのあたりも含めて、この会計年度任用職員制度についてどういう制度なのか、簡単に説明をお願いしたいと思います。 ○議長(井上邦男) 秋田企画財政部長、どうぞ。 ◎企画財政部長秋田裕) 失礼します。会計年度任用職員制度についてお答えをいたします。 平成29年5月に地方公務員法及び地方自治法の一部を改正する法律が公布されまして、平成32年4月からこの制度が施行されます。この改正法は、新たに一般職の会計年度任用職員制度を創出し、任用、服務規律等を整備するとともに、特別職非常勤職員及び臨時職員の任用要件の厳格化を行います。会計年度任用職員への制度の移行を図ります。従来、非常勤及び臨時職員の任用制度が不明確で、各自治体によって任用勤務条件に関する取り扱いがまちまちであったものを統一的な取り扱いとし、臨時・非常勤職員制度の適切な運用を図ろうとするものであります。 以上です。 ○議長(井上邦男) 桑野議員、どうぞ。 ◆10番(桑野和夫) そういう制度でありますけども、総務省が出してるマニュアルがありますが、これ一応私全部読みましたが、非常に大変な作業になると思います。特に浅口市の場合は相当多く非正規職員がおりますから、これを制度化していくためには相当な時間と知恵が要るというふうに思うんですけども、この施行の時期ですが、必ずしも2020年4月じゃなくてもよいようだと思うんですけども、非正規職員が不利益にならないようしっかり検討してほしいと思います。その上で実施をしてほしいと思いますけども、時期についてはどうお考えでしょうか。 ○議長(井上邦男) 企画財政部長、どうぞ。 ◎企画財政部長秋田裕) 国のほうの法律の改定にもあったように、浅口市としては32年4月1日のスタートに向けて現在準備を行っております。 以上です。 ○議長(井上邦男) 桑野議員、どうぞ。 ◆10番(桑野和夫) お手元に、これですね、自治体労働組合の一つであります自治労連が出しております資料をお配りしております。この資料の右の上、ポイントというところをごらんいただきたいと思います。この中の左側が全国的な現在の非正規の状態と人数、そして右が移行後の方向であります。今後ほとんどの職員が新しく新設される会計年度任用職員に集約をされることになりますが、浅口市では、現在はこの左の3つの区分けにどれぐらい人数がいて、今後この会計年度任用職員に多くが集約されますがどういう振り分けになるのか、今の時点でわかる範囲でお示しをしてほしいと思います。 ○議長(井上邦男) 企画財政部長、どうぞ。 ◎企画財政部長秋田裕) それでは、お手元にあります先ほどの表の、非正規公務員の制度はこう変わるというところの左のとこの内容を使って説明をさせていただきます。 まず、特別職の非常勤、これは浅口市は30年4月1日の数字ですが、155名です。次の臨時的任用の職員が64名、一番下の一般職非常勤が77名ということになっております。合計すると296名ということになります。 ○議長(井上邦男) 桑野議員、どうぞ。 ◆10番(桑野和夫) 現状はわかりましたが、それが2020年4月から右のほうに移行されますよね。現時点で、この人数はどう変化していくつもりなのかお聞きします。 ○議長(井上邦男) 企画財政部長、どうぞ。 ◎企画財政部長秋田裕) 失礼しました。それでは、それが右の欄の中でどのように動いていくかという話ですが、まず特別職非常勤というのは学識経験のある人に厳格化というのがありますけれども、具体的には調査員あるいは嘱託員ということで、助言や調査、診断を行う特別能力を持った方ということになりますので、専門性の強いものになります。こういった方は限られてくると思います。それと、臨時的任用職員については、正職員の育休とかというための方がもし出た場合はそれを補完するという職員になりますので、これも正職のカバーをするということで、育休のカバーをするということで、これも少数になると思います。残りの会計年度任用職員に現在おるほとんどの方がフルタイム、パートを含めて移行していくという大まかな内容でございます。 以上です。 ○議長(井上邦男) 桑野議員、どうぞ。 ◆10番(桑野和夫) ほとんどが今後会計年度任用職員に集中をされるということでありますが、この新しい制度、冒頭説明がありましたが、今の非正規職員は1年、3年、5年という任期がありますよね。会計年度任用職員制度になると、基本的には任期は1年なんです。再任用の可能性がありますけども、これはあくまで自治体の判断ですから、再任用される保証はありません。 それから、もう一つは、パートとフルタイムに分けられますから、この表にあるように。賃金やいろんな手当で格差が生まれるというふうになってまいります。こういう点では問題だというふうに私は思いますが、この見解はいかがでしょうか。 ○議長(井上邦男) 企画財政部長、どうぞ。 ◎企画財政部長秋田裕) 会計年度任用職員の制度では、再度の任用は可能という表現を使っております。つまり1年で短期で終了というのはありませんが、しかしこの職の内容、この職の方向性によって、それが何年継続されるかというのは、これから具体的に各職場の集約をしましてつくっていくということになりますので、今現在調整中ということになりまして、32年4月1日には間に合うように準備をしていくということになります。今議員も手元にありますかどうか、国の運用のQアンドAやガイドラインというのが徐々に国から送られてきておりますが、そういったものの中でどのような形が浅口市にとっていいのかということを、必要性、あり方を検討するということは十分慎重にやっていかなくてはいけませんので、今まさにそのことを行っているということでございますので、よく審議を中でしていきたいと思います。 以上です。 ○議長(井上邦男) 桑野議員、どうぞ。 ◆10番(桑野和夫) ありがとうございました。 わざわざ会計年度というふうにつけてますから、私は、これは非常に今後厳格に1年というのが基準になっていくんだというふうに思いますので、十分非正規の職員に不利益にならないよう検討をしてほしいと思います。 市長にお聞きをします。 私は、自治体に働く職員の皆さんは、市民の幸せを願い、市民のために一生懸命働いていると思います。そのためには、安心して働ける環境が必要であります。 まず1点目、非正規職員が多過ぎる点をぜひ改善をしてほしいと思いますが、その点。 それから、この新しい制度、非正規職員の不利益にならないよう運営をしてほしいと思いますが、その点どうお考えかお聞きをしたいと思います。 ○議長(井上邦男) 市長、どうぞ。 ◎市長(栗山康彦) それでは、全体的な会計年度任用職員制度ということでお答えをさせていただきます。 先ほど部長が申し上げましたとおり、会計年度任用職員制度については、改正法の趣旨を踏まえ、浅口市における適正な運用方法について現在制度導入に向けて具体的な検討をしております。引き続きスリムで効率的な執行体制の確保に努めていくとともに、会計年度任用職員制度の導入が、非正規職員を含め全ての職員にとって働きがいのある、また働きやすい職場環境の整備につながるように取り組んでいきたいと思っております。 以上でございます。 ○議長(井上邦男) 桑野議員、どうぞ。 ◆10番(桑野和夫) 非正規の雇用が多いという点についての改善はいかがでしょうか。 ○議長(井上邦男) 市長、どうぞ。 ◎市長(栗山康彦) これも今後しっかりと検討していきたいと思っております。 ○議長(井上邦男) 桑野議員、どうぞ。 ◆10番(桑野和夫) よろしくお願いします。 次に、植木産業と植木祭りについてお聞きをします。 金光町は古くから植木の町として発展をしてまいりました。しかし、ここ最近では、時代の流れや住環境の変化などにより、植木産業そのものが厳しくなってきていると思います。まず、植木産業の実態についてお聞きをしたいと思います。 ○議長(井上邦男) 原田金光総合支所長。 ◎金光総合支所長原田尚文) それでは、失礼いたします。まず、植木産業の実態についてでございますけども、現在の植木産業を調べてみますと、福岡とか愛知、それから千葉県などを初め全国各地で植木の産地がございまして、それぞれの自治体とかそこにあります植木組合などによって、植木の町の知名度を上げるためにみずからのPR活動を行っているという状況でございます。近年の新築住宅等を見ましても、家に植える植木に関しましては一、二本程度が主流になってきておりまして、植木の国内需要というのは縮小傾向になっているのが現状ではないかと考えております。一方では、海外からの引き合いというものが増加しておりまして、中でも中国ですね、これの富裕層が大変高価な植木を大量に購入してると、こういった傾向になっております。金光地区の植木に関しましても、中国からのバイヤー等によって植木の買い付けが行われているというふうに聞いております。 以上でございます。 ○議長(井上邦男) 桑野議員、どうぞ。 ◆10番(桑野和夫) ありがとうございました。 次に、植木祭りについてお聞きをします。 植木祭りはもうすぐ50周年ということになってまいりますが、以前のお祭りは多くの人でにぎわい、宣伝もセスナを使って宣伝をしたころもありました。しかし、最近では、出店数それから売上額、来場者数も大きく減っているんだと思うんですけども、その辺の推移がわかればお示しをください。 ○議長(井上邦男) 金光総合支所長、どうぞ。 ◎金光総合支所長原田尚文) 失礼いたします。それでは、植木祭りの出店数、それから売上額、それから来場者数の推移についてお答えをいたします。 今議員さんがおっしゃいましたように、約50年、昭和46年に第1回目の植木祭りを開催しております。今日にわたるまで半世紀にわたって開催されております。近隣の市町村からも多くの人が買いに訪れる、大変歴史のある祭りとして確立されておるということでございます。植木祭りは、御存じのように春7日間とそれから秋の5日間、この期間で開催させていただいておりまして、ピーク時、今から約30年ぐらい前には35の店が出店しておりまして、にぎわっておりました。その後、来場者についても、正確な数については把握しておりませんけども、ピーク時に比べますと半減しとるんではないかというふうに聞いております。それに加えて、近年では植木業者の後継者の不足、それから若者の植木離れなどから、出店数とか来場者数も横ばいの状態でございまして、最近5年間を見ますと、出店数にいたしますと15店舗から13店舗ぐらいで推移している状況でございます。売上額につきましても、詳しい数字はつかんでおりませんけども、近年の来場者と同様に横ばいの状態ではないかと、このように思っております。 以上でございます。 ○議長(井上邦男) 桑野議員、どうぞ。 ◆10番(桑野和夫) 相当減ってるということでありますが、今月の広報あさくちの表紙は植木祭りでありまして、会場で親子の写真が使われております。このキャッチコピーは「この木のように大きく育って」、そういう言葉でありますが、市として植木祭りそのものは今後どう大きくされていくのかお聞きをしたいと思います。 ○議長(井上邦男) 金光総合支所長。 ◎金光総合支所長原田尚文) 失礼いたします。それでは、植木祭りの今後の方向性でございますけども、近年では、今まで行われています植木の競り市に加えまして、新たにこけ玉づくりとか、それから植木職人によります植え方それから育て方相談を開催しております。市としても、子供の誕生祝いとして記念の苗木を会場でお渡しするという若者の誘致を図っている、これうぶごえツリー事業でございますけども、そういった事業も実施しております。しかしながら、今申し上げましたように来場者数は横ばい状態でございます。大きな成果が出ていないのが現状でございます。今後の植木祭りのあり方につきましては、一層植木組合との連携を深めまして、商工会とのタイアップ等も考えながら、植木の町金光をより一層PRして、地場産業の活性につながるように努めてまいりたいと、このように考えております。 以上でございます。 ○議長(井上邦男) 桑野議員、どうぞ。 ◆10番(桑野和夫) ありがとうございました。 市長にお聞きしますが、今後、私は、市と植木協同組合などがしっかりさらに議論を重ね、例えば会場内でのアンケート調査も含めて来場者のニーズをつかみ、それに応じて対応していくことも大事だと思います。同時に、次の質問項目であります農業政策にも言えることでありますが、後継者がいない、これが深刻であります。今の植木業者の方は80歳前後が多く、このまま推移すれば、もう二、三年もたつと今十四、五の出店数がさらに減ってくるというふうになると思います。こういう点も含めて、植木の祭りを含めて、大変な状況になっておりますけども、しっかり市としてもこの植木産業を含めて応援をしてほしいと思いますが、そのあたり、市長の見解をお願いしたいと思います。 ○議長(井上邦男) 市長、どうぞ。 ◎市長(栗山康彦) それでは、植木産業と植木祭りについてお答えをさせていただきます。 金光の植木祭りにつきましては、昭和46年から始まりまして、金光の特産品である植木をPRするとともに地場産業の活性化を目的とした歴史ある祭りであるというふうに認識をいたしております。植木祭りの会場には私も毎回足を運びまして、ことし生まれた子供さんに植木をプレゼントするうぶごえツリー事業、これは私も小さなころから植木に関心を持っていただきたい、お父さんお母さんにも関心を持っていただきたいと、こういう思いも持って参加をさせていただいております。歴史のある植木祭りなので、植木の町金光の一層のPRに努め、交流人口をふやし、活力ある地域づくりの一つとして、これからも商工会あるいは植木組合と協力しながら相談しながら進めていきたいなというふうに思っております。 以上でございます。 ○議長(井上邦男) 桑野議員、どうぞ。 ◆10番(桑野和夫) しっかりと応援をしてほしいと思います。 最後に、農業政策についてお聞きをしたいと思います。 このままでは地域が維持できなくなる、そういう声がたくさん広がって、今農山村は深刻な状況であります。これは、今まで農業を支えてきた世代の引退が本格化し、農業の担い手不足、高齢化に拍車がかかっているあらわれであります。こうした中で、農地の非耕作地が広がり、荒れた森林で鳥獣被害に悩まされる、そういう地域もふえてきております。そして、重大なことは、国民への食の供給という農業と農村の最大の役割が果たせなくなっている、こういうことであります。私は、この根本的な原因がこれまでの政府の農業切り捨ての政治、これにあると思います。そのことは農産物輸入の自由化やお粗末な所得補償にもあらわれていると思っております。その上でお聞きしますが、浅口市の農業経営体、農家、耕作面積の推移はどうなっているのかお聞きをしたいと思います。 ○議長(井上邦男) 産業建設部長、どうぞ。 ◎産業建設部長(井上聡) 失礼いたします。御質問の農業経営体、農家、耕作面積の推移はとの御質問でございますが、5年ごとに行っております岡山県農林水産統計年報によりますと、平成27年2月1日現在の農業経営体数は429件、農家数は1,529戸で、耕作面積は503ヘクタールとなっております。5年前の平成22年のデータと比較いたしますと、農業経営体数は523件で18%の減、農家数は1,714戸で10.8%の減、耕作面積は567ヘクタールで11.3%の減少となっております。 以上です。 ○議長(井上邦男) 桑野議員、どうぞ。 ◆10番(桑野和夫) ありがとうございました。 大分減ってきているというのが明らかになりましたが、今全国的には、都会から農村への移住者がふえたり、そういうことで田園回帰という流れも多少ではありますが出てきております。農業政策は国が占めるウエートが高いのですが、浅口市として担い手の確保や地域資源の活用などの動きや、それから今後の方向性があればお聞きをしたいと思います。 ○議長(井上邦男) 産業建設部長、どうぞ。 ◎産業建設部長(井上聡) 担い手の育成、地域資源の活用などの今後の農業振興策についてでございますが、現在農業者の高齢化や後継者不足、農産物価格の不安定、有害鳥獣被害と、さまざまな要因によりまして農業離れが拡大しております。議員さんのおっしゃるとおりでございます。これらの諸課題の解決に向け、本年8月1日、農業委員会の新体制への移行に伴いまして農地利用最適化推進委員が新設されました。担い手への農地利用の集約、遊休農地の発生防止、新規参入の促進など、農地利用の最適化が推進されるよう取り組んでおります。また、そのほか市が取り組んでいる事業といたしましては、中間管理機構を利用した農地の集約である人・農地プラン検討会、園芸トレビス、果樹、坊ちゃんカボチャ、梨の農協への部会に対する補助、桃の新改植事業の補助金、近代化資金の利子補給、農業災害対策の利子補給、中山間地域直接支払交付金や地域農業再生協議会による農業経営の安定化、就業奨励金の支給であるとか、農業人材力強化総合支援事業、また桃づくりに興味のある定年を迎えた帰農者をターゲットとしたセミナーの開催などの事業を行っておりますが、これらの事業を活用して、地域農業や特産品の振興、担い手の育成、耕作放棄地の解消を図るよう努力しております。今後も、従前の農業振興策を継続しつつ、新たな農業振興策の一つとして農業専門の地域おこし協力隊員の採用や新しい果樹や農産品の開発に向けて研究を進めてまいりたいと考えております。 以上です。 ○議長(井上邦男) 桑野議員、どうぞ。 ◆10番(桑野和夫) ありがとうございました。 今後もしっかり農業の応援をしてほしいと思いますが、最後に市長にお聞きをします。 今、過疎が進んでいる、少なくない農山村で、このまま荒廃を見逃すわけにはいかないとして、地域住民や自治体、農協などが力を出し合って事態を打開しようとする動きが広がっております。また、先ほど部長の話にありましたように、地域おこし協力隊が活躍している地域もあります。今後の浅口市の農業の振興についての見解をお願いしたいと思います。 ○議長(井上邦男) 市長、どうぞ。 ◎市長(栗山康彦) 農業対策についてお答えをさせていただきます。 近年、農業従事者の高齢化や後継者不足に伴い、農地の荒廃が進み、耕作放棄地が拡大をいたしております。果樹や植木を初めとした特産品のブランド化、安心・安全な地域農作物による地産地消や付加価値の高い特色ある生産振興が必要であります。このようなことから、農業専門の地域おこし協力隊隊員の採用や企業を含む経営体の育成、担い手の確保、6次化の推進を図り、さらなる農業振興を図ってまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(井上邦男) 桑野議員、どうぞ。 ◆10番(桑野和夫) ありがとうございました。よろしくお願いします。 これで終わります。 ○議長(井上邦男) 御苦労さまでした。 10時30分まで10分間休憩とします。            午前10時19分 休憩            午前10時30分 再開 ○議長(井上邦男) 再開いたします。 次に、5番石井由紀子議員、どうぞ。 ◆5番(石井由紀子) 5番石井由紀子でございます。本日はよろしくお願いいたします。 まず、1番目に質問させていただきます。市営バス浅口ふれあい号についてでございます。 今後アンケートをとっていただくということをお聞きしておりますが、この実施時期がもうお決まりでしょうか。もしお決まりであれば、その時期をお知らせ願いたいのと、あと対象者をお聞きします。よろしくお願いいたします。 ○議長(井上邦男) 秋田企画財政部長、どうぞ。 ◎企画財政部長秋田裕) 失礼します。それでは、市営バス浅口ふれあい号についてお答えをいたします。 今回のアンケートにつきましては、運行から8年目を迎えている浅口ふれあい号の現状と課題の分析を初め、今後浅口市の公共交通網を検討していくための材料として市民皆様の声をお聞かせいただくものであります。アンケートの対象者と実施時期ですが、16歳から89歳の市民のうち3,000人を無作為に抽出し、12月上旬にアンケートを発送、12月下旬を締め切りとして実施をいたします。その後、課題等の分析を進めて、ふれあい号の利便性の向上や市民の今後の公共交通に対する考え方についてまとめてまいりたいと考えております。 以上です。 ○議長(井上邦男) 石井議員、どうぞ。 ◆5番(石井由紀子) 3,000人を無作為にということですが、3町の割合などは何かありますでしょうか。 ○議長(井上邦男) 企画財政部長、どうぞ。 ◎企画財政部長秋田裕) 3町の割合ということですが、人口割ということになりますけれども、金光町が1,003人、鴨方町が1,507人、寄島町が490人ということで、合計3,000人ということになります。 ○議長(井上邦男) 石井議員、どうぞ。 ◆5番(石井由紀子) これは人数割ということですね。ありがとうございます。 それでは、アンケートがもうしばらくすれば多分手元に届くかと思いますが、次に、今後その専門的な業務が本庁へ集約されるということに伴いまして、このバスふれあい号のさらなる充実が望まれるのではないかと思われます。特に増便がされるということを先日の議会でも市長のほうからお話がありましたけれども、本庁利用者への利便性を図るためにも、金光、寄島からの直通便を検討されてはいかがでしょうか。特に寄島に関して言えば、交通の確保がふだんから大きな課題となっております。今のバス路線で見ると、寄島中心部から本庁設置の鴨方までは40分以上かかることになっております。短時間で行ける直通便があれば、目的に合わせ、寄島のバスの利用の選択肢がふえ、利用者の利便性にもとても寄与するものだと思うのですが、この直通便に関して何か御検討されてることはありますでしょうか。 ○議長(井上邦男) 企画財政部長、どうぞ。 ◎企画財政部長秋田裕) 支所統合に伴います、寄島と本庁舎を直通でつながるルートの確保ということでございます。本庁、総合支所の見直しについては、昨年度、金光、鴨方、寄島の各地区代表者を対象にした説明会を開催したとこであります。その説明会において、本庁舎へ行くための交通手段の確保については、寄島、金光町においても御意見をたくさんいただいております。本庁、総合支所のあり方を見直し、支所機能、市役所機能の効率化を図る中で、役所から遠くなる地域の皆様にとっては利便性の確保は課題と考えております。施政方針でも市長が申しましたとおり、来年1月から浅口ふれあい号を週2回から週3回に拡充することにつきましては、利用者の増加とともに今後の本庁、総合支所の見直しを見据えた施策であり、増便後の乗車数の推移やアンケート調査の分析等も踏まえ総合的に検討してまいりたいと思いますので、直通便についてもその中で考えてまいりたいと思いますが、直通便というのは起点をどこにするか終点をどこにするかっていうのが大変難しくて、途中の方が直接乗れない方が多くなっても困りますので、よく考えてまいりたいと思います。 以上です。 ○議長(井上邦男) 石井議員、どうぞ。 ◆5番(石井由紀子) よく考えていただいて、さらなる利便性を望んでおりますのでお願いいたします。 次に、バスに関してでございますが、バス自体を情報発信の手段として活用はできないかなと考えております。例えば、市内のイベントであり、交通安全の期間中であり、健康診断の日程などなど、たくさんの市内の行事等々がありますけれども、毎日平日走るバスでそのあたりを発信するものとして利用できないかなと思いますが、こういうことに関して考えたことはございますでしょうか。 ○議長(井上邦男) 企画財政部長、どうぞ。 ◎企画財政部長秋田裕) バスを情報発信の手段として活用できないかということでございます。お答えいたします。 まず、バス車両の外側ボディーという考え方もありますが、ふれあい号の表記や運行ルートのマグネットシートを掲示しておりまして、広告等の掲示スペースは非常に限られます。また、風によりシートが飛んだり剥がれたりすることが予想されるなど、ボディーへの掲示は難しいかなと考えております。また、車外への音声ということも考えられますが、その啓発につきましては、行事やイベント等の告知を繰り返し放送しながらの運行というのは、中に乗っておられる利用者の方にとっても好ましい乗車環境ではないことから、この方法も難しいかなと考えております。一方、現在バス車両の車内でございますが、A4の横サイズの掲示箇所を各座席の前方に設けております。ここには忘れ物の注意喚起や迂回状況の周知を行っておりますので、スペースに限りがありますが、ここのスペースを活用してイベントや行事の告知を行うことは可能であると考えております。 以上です。 ○議長(井上邦男) 石井議員、どうぞ。 ◆5番(石井由紀子) バスを利用する人だけでなく、市民の方がいろんな情報発信を受け取れる場としてバスはとてもいいものだと私は考えたんですけれども、いろんな不都合を考えた上で難しいと言われるのであれば、また違う方法もあるのかなと思いますけれども、バスが今いろんな市内を網羅しております。どうしてもその市報やいろんな情報発信では得られてない情報をバスが発信するということと、あともう一点、ここ何年間、バスは同じ音楽を流して走行していらっしゃいます。同じルートをたびたび通られるおうちの方々は、その音楽をどういうふうに聞かれてるのかなというのをちょっと感じるとこでございます。また、アンケートの結果も出るということで、動向を見守りたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。 続きまして、かもがた町家公園の運営状況についてお聞きいたします。 年間来場者の数をお聞きします。2017年、2018年11月、もし11月が無理でしたら10月で結構ですので、来場者の数をお知らせください。 ○議長(井上邦男) 小山教育次長、どうぞ。 ◎教育次長(小山朋子) それでは、かもがた町家公園の来園者数についてお答えいたします。 2017年度の来園者数は3万5,576人、2018年度は10月末でございますが2万2,506人となっております。 以上でございます。 ○議長(井上邦男) 石井議員、どうぞ。 ◆5番(石井由紀子) 2017年、2018年、10月末といえども随分減ってるなという感覚ですが、2006年10月に開園してから20年がたったということですが、親しみのある温かい公園づくりを目指し、管理組合の方にはボランティアでは大変お世話になっています。しかし、ことし春、管理組合の食堂部が一時休まざるを得ない状況にはなりました。今現在はまた復活しておりますが、これも人員不足が原因の一つであるとお聞きしました。かもがた町家公園を今後運用していくために、管理人だけでは手が回らないのは明らかでございます。しかしながら、管理組合も高齢化の波が来ておる現状もあります。今後運営をしていくために、人員確保についてのお考えがあればお聞かせください。 ○議長(井上邦男) 教育次長、どうぞ。
    教育次長(小山朋子) かもがた町家公園の人員確保についてお答えいたします。 まず、公園の管理運営体制について御説明をいたします。公園は、市の非常勤職員である園長と事務職員、臨時職員である管理人2名と、市から運営を委託されたかもがた町家管理組合で日々の管理運営を行っております。かもがた町家管理組合は、案内部、管理部、文化部、食堂部で構成されており、組合員の皆さんにはおのおのの得意分野で御協力をいただいております。このうち、食堂部についてはさまざまな理由から一時営業を休止されましたが、役員を初め多くの方の御尽力により、今は曜日を限って営業を再開されていると認識いたしております。管理組合は公園になくてはならない団体ですが、市の直営ではなく委託団体となりますので、その運営については団体内での問題になります。今回の場合もそうですが、まずは団体内で対応策を話し合っていただいております。組合員が高齢化し新規加入者が望まれていることは市としても承知しており、広報紙に掲載するなど組合員募集には協力をいたしております。 以上でございます。 ○議長(井上邦男) 石井議員、どうぞ。 ◆5番(石井由紀子) 管理組合の方々は基本ボランティアと聞いております。ボランティアといえども全く無償ではありませんけれども、20年前とは違いまして、特に高齢の方が働くことに今は報酬が出る選択肢も数多くふえてまいりました。町家公園の管理組合の体制は、今の時代にそぐわないのではないかという気もいたしております。場所によっては、時間を制限し毎日のようにしなければいけない作業もあると聞いております。時間を拘束している、そんな事業の中でボランティアに対しての報酬では、なかなかそこに入ってしていただく方がいらっしゃるのかという、そういう問題が今回の食堂部休止に至ったのではないかということも感じております。今後、時間に対しての報酬を少し上げてでもこの町家公園をとにかく維持していくことも大事かなと思いますが、先ほど市が管理しているとこではないということですが、補助金なり何なりのお金の出どころはやっぱり市だとは思うんですけれども、その報酬に対して市がかかわるということはあるんでしょうか。 ○議長(井上邦男) 教育次長、どうぞ。 ◎教育次長(小山朋子) 管理組合に対して、市は委託している状況でございます。 まず、補助金については、委託団体ですから、出すことはできません。今、委託料を年間でお出しして、それで中を運営していただいている状況です。ボランティアに出た場合の金額ですが、これも管理組合の中で話し合っていただいて、総会で承認を得て決めていただいております。市がこれについてどうこういたすということはできないと考えております。 以上でございます。 ○議長(井上邦男) 石井議員、どうぞ。 ◆5番(石井由紀子) それでは、その委託料に関して、現状の大変な悩み事として報酬を上げたいんだということになれば、委託料も上がってこなければ賄えないとは思うんですけれども、その委託料を、協議の上、上げるという可能性は今後あるんでしょうか。 ○議長(井上邦男) 教育次長、どうぞ。 ◎教育次長(小山朋子) 委託金額の変更についてでございますが、それはこの場で協議することではなく、管理組合の中でまずは総会等で中で話し合っていただいて、その上で要望として上がってくれば、市としても内容を吟味した上で協議をするということになると思います。 以上でございます。 ○議長(井上邦男) 石井議員、どうぞ。 ◆5番(石井由紀子) 今、何かといえばお金がない、お金を削減しなければいけないという状況の中で、可能性として、それは前向きに検討していただける内容なのでしょうか。今お答えできないというお答えもあるのかなあとは思いますが、お聞きします。 ○議長(井上邦男) 教育次長、どうぞ。 ◎教育次長(小山朋子) そのことにつきましては、私も今まで何年間か町家公園にはかかわってまいりましたが、委託料の金額の変更について管理組合のほうから正式な申し込み、相談も含めて、あったことはございません。そういう状況の中で、現段階で市の見解を述べさせていただくのはちょっと無理があると思いますので、その点についてはお答えすることができません。 以上でございます。 ○議長(井上邦男) 石井議員、どうぞ。 ◆5番(石井由紀子) 現実問題として、管理組合の方々の高年齢化は本当に進んでおります。当初20年前にあそこを開園したときの方々も大分残っていらっしゃるとは思いますけれども、あの当時はボランティアも大変盛んで、特にその年齢層に合った人たちがよそへ出て、しっかり収入をもらうという形は整ってなかったと思います。しかし、今、70歳になっても働いてくださいという国の方針もあります。いろんなとこでそれなりの報酬をもらえるような選択肢もふえてきました。その中で、ボランティアを本当にしたいんだという年齢層の方が余りにも高くなってしまい、体の不自由やらいろんなところで頑張りたいけど頑張れない、でもその町家公園を続けていかなければいけないという、とてもいい、すごいありがたい使命感を持ってやってくださってると思います。町家公園がその維持管理をしていく今の状況は、外から見ても大変お褒めをいただくようなところもございます。この管理体制も、維持していくためには本当に人手が必要だと思っております。ですので、管理組合の方々の中での協議ということであれば、またそこも私も一緒になって考えさせていただいて、管理組合の今後の動向ですね、あと鴨方の町家公園がこの先ずっと続けていけるような体制を整えられたらいいなとは今思っておりますが、市長にお伺いいたします。この町家公園を続けていく意味の大切さって私はあると思うんですが、町家公園に対しての市長のお考え、思いをお聞かせください。 ○議長(井上邦男) 市長、どうぞ。 ◎市長(栗山康彦) それでは、町家公園の運営等についてお答えをさせていただきます。 かもがた町家公園は、県の重要文化財である伝承館、昔の生活や文化を子供たちに伝える町家塾など、親子の交流や青少年の育成など郷土の歴史を次世代に伝えていく上で欠かせない施設であります。そして、その公園の運営に多大な御尽力をいただいているのが、地域の皆様で構成されたかもがた町家管理組合でございます。高齢化による人手不足は市内のどの団体も抱える問題でございます。若い方の力をかりるには、若い方にとっても魅力的なものである必要があります。今まで守り受け継がれてきたものを大切にすると同時に、若い方が集い楽しめる施設となることも必要であろうかと考えています。かもがた町家公園をこれまで以上に活用していくためには何が必要か検討してまいりたいと思っております。 以上でございます。 ○議長(井上邦男) 石井議員、どうぞ。 ◆5番(石井由紀子) ぜひ前向きに、町家公園のことを皆さんで盛り上げたいと思います。よろしくお願いいたします。 最後に、岡山の天文博物館についてお聞きいたします。 9月の議会で私が質問に立たせていただいた際に、施設内の利便性を図るための提案を何個かさせていただきました。先日博物館に行きましていろいろと見て回ったんですが、3カ月前と変わったところが私にはわかりませんでした。何かこんなところを改善しましたというところがあればお聞かせください。 ○議長(井上邦男) 小山教育次長、どうぞ。 ◎教育次長(小山朋子) それでは、岡山天文博物館の利便性を高める取り組みについてお答えいたします。 まず、9月議会でお答えした案内表示等の多言語表記でございますが、翻訳費用の見込みがわかりましたので、今後予算化を進めたいと考えております。 次に、来館者のアンケートでございますが、受け付け業務等を委託しております業者から実施をしたいという希望がありましたので、内容について協議をした上で委託業者が実施をいたしております。分析等はこれからになりますが、来館者の声を博物館運営に生かせるよう工夫してまいりたいと考えております。 また、バーゴラの下の休憩所ですが、椅子の配置を当初より予定をしておりましたので、今発注をしているところでございます。 このほか、「ほっとパーキングおかやま」駐車場に登録するなど、少しずつではございますが利用しやすい博物館づくりに努めているところでございます。 以上でございます。 ○議長(井上邦男) 石井議員、どうぞ。 ◆5番(石井由紀子) ぜひ、少しずつでもよろしいので利便性を高めていただいて、リピーターが少しでもふえるような場所にしていただけたらと思います。 続きまして、イベント等の情報発信についてお伺いいたします。 イベントなど年間計画をネットで私も探したんですが、博物館に関して出ておりません。私の見方が悪いのかなとも思うんですけれども、天文情報というのは何年先まで出てるもので、計画が立てやすいとは思うんですが、その辺、年間計画をどこかで出されてますか。 ○議長(井上邦男) 教育次長、どうぞ。 ◎教育次長(小山朋子) イベント等の年間計画の周知についてお答えいたします。 こども天文クラブや科学広場など年間を通して行う事業につきましてはホームページ等で年間計画をお知らせしておりますが、季節に応じて行う事業や観望会などは、講師等の問題がありますので、詳細が決まり次第、お知らせしているというのが現状でございます。 以上でございます。 ○議長(井上邦男) 石井議員、どうぞ。 ◆5番(石井由紀子) 年間計画を出されてる博物館なり施設なりもございますが、それは年間計画を出すというのは難しいことなんでしょうか。 ○議長(井上邦男) 教育次長、どうぞ。 ◎教育次長(小山朋子) 例えば、ただこのとき何月に観望会をする予定ですとかその程度のお知らせであれば出すことは可能だと思いますけれど、例えば日数ですとかそれからどなたに御講演いただくとかそういうことについては当初の段階で掲載するのは難しいと考えております。 以上でございます。 ○議長(井上邦男) 石井議員、どうぞ。 ◆5番(石井由紀子) 今の世の中、情報発信をしたほうが、より多くの方がそこを見ていただけるという時代がやってまいりました。情報発信の上手さというのは、そこに人が来てくれるということにもつながります。ほかのところを見たときに、年間行事が書いてある、こんなに1年間やってるんだというその活発な活動のところにどうしても目が行ってしまうんですけれども、ぎりぎりというか、二、三カ月ぐらい前にそういうことをしますよというのも一つの情報発信かもしれませんけれども、できましたら私としては、活発な活動をしているという意味もあります、訂正は後からきくこともできるとは思うんですが、皆さんがそこを見ていただくネット配信をするためにも、年間行事というのは見る側としては大事かなと私は思っております。また、インターネットからの速やかな情報発信も大事と考えております。ブログやフェイスブックを利用した天文イベントの情報や天文台周辺の魅力、博物館の様子など来場者をふやすさまざまな手段として速やかな提供はされていると思われておりますでしょうか。 ○議長(井上邦男) 教育次長、どうぞ。 ◎教育次長(小山朋子) インターネットからの速やかな情報提供についてお答えいたします。 独自のホームページ、ブログ等については多くの皆さんに喜んでいただいております。しかしながら、セキュリティーの都合で、使えるパソコンが限られていることもありまして、周知が遅くなっていることもございます。速やかな情報発信に今後努めてまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(井上邦男) 石井議員、どうぞ。 ◆5番(石井由紀子) 先日、ブログを見せていただきました。もう、1年以上前のブログでございました。これに関して前向きにということですが、具体的なことを今言えますでしょうか。 ○議長(井上邦男) 教育次長、どうぞ。 ◎教育次長(小山朋子) 現時点で、どの程度の頻度で更新ができるということはお答えすることはできません。ブログにつきましては、個人でつくっておりますので、その点も難しいかと考えております。 以上でございます。 ○議長(井上邦男) 石井議員、どうぞ。 ◆5番(石井由紀子) 今現在、若い人たちが見るであろうというところにどんどん発信をしていただくことは大切なことかと思っております。現代に合う情報発信の仕方をどんどん見出していただいて、岡山天文博物館を市内外に発信していただきたいと思っております。 その中で、188センチ望遠鏡の能力を生かしたイベントをこれから多分どんどんしていくのではないかとは思うんですけれども、来年1月13日に50人を対象にした特別観望会を計画されております。多くの方が多分申し込まれるのではないかと期待しておりますが、その後のイベント、その1月13日が済んだ後のイベントについて188センチを利用したものを何か計画されてますでしょうか。 ○議長(井上邦男) 教育長、どうぞ。 ◎教育長(中野留美) その後のことということでしたけれども、その前にまず188センチ望遠鏡の能力を生かしたイベントについてということでお答えしたいと思います。 半世紀以上にわたりこの日本の天文研究に貢献し、今なお第一線で活躍しているこの188センチ望遠鏡、これをことしの9月から市が単独で利用する機会を持つことができたということでございます。この188センチ望遠鏡ドームの中の見学や観望会などを通して、子供たちには天文のまちあさくち、これに誇りを持って天文や科学への関心を高めてほしいというふうに考えています。9月には、小学生を対象とした親子観望会を実施し、予想を超える多くの方に御参加をいただきました。また、10月には、市内中学校の生徒が理科の授業として金星の観測実験を行い、惑星の見え方や満ち欠けなどについて学習をいたしました。博物館には、特に学校連携に積極的に取り組むように指示をしており、小・中学校の天文学習の一環として188センチ望遠鏡やまた3.8メートル望遠鏡、それから岡山天文博物館の計画を組み込むように、市内の学校にも依頼をしておるとこでございます。これからも日本を代表する2大望遠鏡を有する、これはほかにないものであるというふうに認識しております。この教育環境、これをしっかりと活用してまいりたいと思います。したがって、今後のことについても、活用の方向でいろんなアイデアを出しながら行っていきたいというふうに考えています。 ○議長(井上邦男) 石井議員、どうぞ。 ◆5番(石井由紀子) 数々のイベントを楽しみにしております。今まで多くの星の研究をしてきました188センチの望遠鏡を活用していく中で、能力を生かした使い方の検討を望みます。この望遠鏡を今後どのように活用していくかということは、浅口市民だけでなく、多くの方々が関心を示され、浅口市のやる気を見られているのではないかと思うところもあります。特に天文愛好者にとっては、関心の度合いは特別なものだと思っております。そして、観光資源にとっても大きな期待の持てる場所になるのは間違いありません。さきに示した私なりの考える望遠鏡の魅力を生かした使い方とは、例えば月を見るならば、博物館にもある望遠鏡でまずは見ていただき、188センチで見て、どんなに違いがあるのかという体感をしていただいたりとか、定番の星、木星、火星、金星ではなくて、星団であり、銀河であり、ふだん見ることのないさまざまな星を天文台の188センチの望遠鏡で見ていただけるという、そんな特別な意識で利用していただけたらと思っております。天文愛好者を対象にした企画をし、全国のアマチュア天文愛好者とのネットワークを広げ、情報発信をしていただくのもいいかと思います。 ことし9月、某テレビ局が「天文王国おかやまの巨星たち」というタイトルで、この天文台を紹介していただきました。以前、天文少年と呼ばれていた小学生が、一般公開された188センチ望遠鏡に感動し、今はチリの観測所で仕事をされているそうです。このような情報は大変うれしいもので、天文台が子供たちの夢実現に少しでも貢献できたのかと思い、本物を見せてあげることの重要性を感じました。 望遠鏡には、それぞれ得意な星があると聞きます。188センチ望遠鏡ならではの星の見せ方を研究していただき、私たちの財産としても天文のまちあさくちのブランド化を進めていただきたいと思います。 市長にお聞きします。 今後の188センチ望遠鏡を含めて、天文のまちをどうPRしていこうと思われておりますでしょうか。 ○議長(井上邦男) 市長、どうぞ。 ◎市長(栗山康彦) それでは、岡山天文博物館についてお答えをさせていただきます。 市では、国立天文台の188センチ望遠鏡、京都大学の3.8メートル望遠鏡につきましては、岡山天文博物館とあわせ、市の観光や地域振興を担い、天文のまちあさくちを内外に広く発信していく中心施設と位置づけております。10月には、隣接する遙照山の映画ロケ地も含め、議会の皆様や職員それから観光関係者を対象にしたモニターツアーを行い、意見やアイデアを募りました。引き続き、近隣市町とも連携し、観光関係者等の御意見もお聞きしながら、市民の皆様や観光客の皆様に浅口ならではの観望体験をしていただけるよう情報収集や内部協議を進めてまいります。 以上でございます。 ○議長(井上邦男) 石井議員、どうぞ。 ◆5番(石井由紀子) ほかと同じことをしていては競争になります。競争はよくないと思っております。個性ある、アイデアにあふれた、この天文台を盛り上げるための施策を考えていただき、博物館のスタッフだけでなくアマチュアなども含め、楽しく浅口が発信できるよう、そしてまた進化し続けるような施策を望んでおります。 以上で私の質問を終わりとさせていただきます。ありがとうございました。(拍手) ○議長(井上邦男) 御苦労さまでした。 以上で一般質問を終わります。 ここで、ほかの用事がありますので暫時休憩いたします。            午前11時05分 休憩            午前11時35分 再開 ○議長(井上邦男) それでは、再開いたします。            ~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(井上邦男) 日程2、議案の質疑を行います。 議案に対する発言通告の申し出はありません。 発議第4号浅口市議会基本条例の一部を改正する条例についての質疑を行います。 質疑はありませんか。            〔「なし」の声あり〕 ○議長(井上邦男) これで質疑を終わります。 次に、討論を行います。 討論の希望はありませんか。            〔「なし」の声あり〕 ○議長(井上邦男) ないようなので、採決に入ります。 発議第4号浅口市議会基本条例の一部を改正する条例については原案のとおり可決することに御異議ありませんか。            〔「異議なし」の声あり〕 ○議長(井上邦男) 御異議なしと認めます。よって、発議第4号は原案のとおり可決されました。 発議第5号浅口市議会会議規則の一部を改正する規則についての質疑を行います。 質疑はありませんか。            〔「なし」の声あり〕 ○議長(井上邦男) これで質疑を終わります。 次に、討論を行います。 討論の希望はありませんか。            〔「なし」の声あり〕 ○議長(井上邦男) ないようなので、採決に入ります。 発議第5号浅口市議会会議規則の一部を改正する規則については原案のとおり可決することに御異議ありませんか。            〔「異議なし」の声あり〕 ○議長(井上邦男) 御異議なしと認めます。よって、発議第5号は原案のとおり可決されました。 承認第11号専決処分した事件の承認についての質疑を行います。 質疑はありませんか。            〔「なし」の声あり〕 ○議長(井上邦男) これで質疑を終わります。 承認第11号については委員会付託を省略することに御異議ありませんか。            〔「異議なし」の声あり〕 ○議長(井上邦男) 御異議なしと認めます。よって、承認第11号については委員会付託を省略することに決定しました。 次に、討論を行います。 討論の希望はありませんか。            〔「なし」の声あり〕 ○議長(井上邦男) ないようなので、採決に入ります。 承認第11号専決処分した事件の承認については原案のとおり承認することに御異議ありませんか。            〔「異議なし」の声あり〕 ○議長(井上邦男) 御異議なしと認めます。よって、承認第11号については原案のとおり承認されました。 承認第12号専決処分した事件の承認についての質疑を行います。 質疑はありませんか。            〔「なし」の声あり〕 ○議長(井上邦男) これで質疑を終わります。 承認第12号については委員会付託を省略することに御異議ありませんか。            〔「異議なし」の声あり〕 ○議長(井上邦男) 御異議なしと認めます。よって、承認第12号については委員会付託を省略することに決定しました。 次に、討論を行います。 討論の希望はありませんか。            〔「なし」の声あり〕 ○議長(井上邦男) ないようなので、採決に入ります。 承認第12号専決処分した事件の承認については原案のとおり承認することに御異議ありませんか。            〔「異議なし」の声あり〕 ○議長(井上邦男) 御異議なしと認めます。よって、承認第12号については原案のとおり承認されました。 承認第13号専決処分した事件の承認についての質疑を行います。 質疑はありませんか。            〔「なし」の声あり〕 ○議長(井上邦男) これで質疑を終わります。 承認第13号については委員会付託を省略することに御異議ありませんか。            〔「異議なし」の声あり〕 ○議長(井上邦男) 御異議なしと認めます。よって、承認第13号については委員会付託を省略することに決定しました。 次に、討論を行います。 討論の希望はありませんか。            〔「なし」の声あり〕 ○議長(井上邦男) ないようなので、採決に入ります。 承認第13号専決処分した事件の承認については原案のとおり承認することに御異議ありませんか。            〔「異議なし」の声あり〕 ○議長(井上邦男) 御異議なしと認めます。よって、承認第13号については原案のとおり承認されました。 承認第14号専決処分した事件の承認についての質疑を行います。 質疑はありませんか。            〔「なし」の声あり〕 ○議長(井上邦男) これで質疑を終わります。 承認第14号については委員会付託を省略することに御異議ありませんか。            〔「異議なし」の声あり〕 ○議長(井上邦男) 御異議なしと認めます。よって、承認第14号については委員会付託を省略することに決定しました。 次に、討論を行います。 討論の希望はありませんか。            〔「なし」の声あり〕 ○議長(井上邦男) ないようなので、採決に入ります。 承認第14号専決処分した事件の承認については原案のとおり承認することに御異議ありませんか。            〔「異議なし」の声あり〕 ○議長(井上邦男) 御異議なしと認めます。よって、承認第14号については原案のとおり承認されました。 議案第56号浅口市特別職の職員で常勤のものの給与及び旅費に関する条例の一部を改正する条例についてから議案第59号浅口市公園体育施設条例の一部を改正する条例についてまでの質疑を行います。 質疑はありませんか。            〔「なし」の声あり〕 ○議長(井上邦男) これで質疑を終わります。 議案第60号井笠地区農業共済事務組合の解散に関する協議についての質疑を行います。 質疑はありませんか。            〔「なし」の声あり〕 ○議長(井上邦男) これで質疑を終わります。 議案第61号井笠地区農業共済事務組合の解散に伴う財産処分に関する協議についての質疑を行います。 質疑はありませんか。            〔「なし」の声あり〕 ○議長(井上邦男) これで質疑を終わります。 議案第62号平成30年度浅口市一般会計補正予算(第5号)から議案第67号平成30年度浅口市水道事業会計補正予算(第1号)までの質疑を行います。 質疑はありませんか。            〔「なし」の声あり〕 ○議長(井上邦男) これで質疑を終わります。 報告第8号長期継続契約締結状況についての質疑を行います。 質疑はありませんか。            〔「なし」の声あり〕 ○議長(井上邦男) これで質疑を終わります。 なお、報告第8号についてはこれをもって議了といたします。            ~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(井上邦男) 日程3、議案の委員会付託を行います。 議案第56号から議案第67号までは、お手元に配付しております議案付託表のとおり各常任委員会に付託いたします。            ~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(井上邦男) 日程4、陳情の上程を行います。 陳情については、お手元に配付しております請願・陳情表のとおり各常任委員会に付託いたします。 以上で本日の日程は全て終了しました。 お諮りします。 12月6日、7日並びに12月10日から12日は委員会審査等のため休会したいと思います。これに御異議ありませんか。            〔「異議なし」の声あり〕 ○議長(井上邦男) 御異議なしと認めます。よって、12月6日、7日並びに12月10日から12日は休会とすることに決定しました。 次の本会議は12月13日午前9時30分より開議いたしますので、御参集ください。 本日はこれをもちまして散会いたします。 御苦労さまでした。            午前11時42分 散会...