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06月16日-02号

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  1. 浅口市議会 2014-06-16
    06月16日-02号


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    最終取得日: 2022-12-06
    平成26年第3回 6月定例会       平成26年6月浅口市議会第3回定例会会議録(第2)1.招集年月日 平成26年6月16日(7日目)1.招集の場所 浅口市役所議場1.開   議 6月16日 午前9時30分1.議事日程  第1 一般質問1.本日の会議に付した事件及びその結果  日程第1 一般質問1.出 席 議員 (4番欠番)   1番  福 田   玄            2番  伊 澤   誠   3番  佐 藤 正 人            5番  竹 本 幸 久   6番  岡 邊 正 継            7番  平 田 襄 二   8番  桑 野 和 夫            9番  加 藤 淳 二  10番  原     彰           11番  中 西 美 治  12番  柚 木   毅           13番  藤 澤   健  14番  青 木 光 朗           15番  大 西 恒 夫  16番  田 口 桂一郎           17番  香 取 良 勝  18番  井 上 邦 男           19番  大 西 洋 平1.遅刻または中途退場した議員の番号、氏名(な し)1.欠 席 議員(な し)1.地方自治法第121条の規定に基づく説明のため出席した者の職氏名  市長      栗 山 康 彦      副市長     田 村   諭  教育長     中 野 留 美      企画財政部長  秋 田   裕  生活環境部長  原 田 健 次      健康福祉部長  襟 立 憲 道  産業建設部長  松 田 勝 久      上下水道部長  垣 内   長  金光総合支所長 河 手 秀 夫      寄島総合支所長 大 室   清  教育次長    櫛 田   忠      会計管理者   畑   良 典1.出席した事務局職員  議会事務局長  小 西 通 夫      書記      園 部   智  書記      小 橋 史 明      書記      奥 原 貴 子            午前9時30分 開議 ○議長(田口桂一郎) それでは、皆さんにおはようございます。 ただいまの出席議員は18人であります。定足数に達しておりますので、これより本日の会議を開きます。            ~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(田口桂一郎) 日程1、一般質問を行います。 通告順に発言を許可いたします。 まず、3番佐藤正人議員、どうぞ。 ◆3番(佐藤正人) おはようございます。 3番公明党の佐藤正人でございます。 改選後の初めての一般質問になります。それも本日はトップバッターということで、非常に身の引き締まる思いであります。私もこのたびの改選に当たりまして、多くの市民の皆様から信任をいただき、当選させていただきました。言うまでもありませんが、議員は市民の皆様から負託を受けているわけであります。市民福祉の向上、そして市民の暮らしを守る立場である議員として、全力で頑張っていかなければならないと深く決意しているものでございます。 それでは、質問に入らせていただきます。 きょうは4点につき通告させていただいております。 1点目は、浅口市の定住促進の方向性は。2点目は、工業団地整備事業企業誘致について。3点目は、東京アンテナショップへの売り込みについて。4点目は、ロタウイルスワクチン接種に助成制度をの4点であります。答弁のほうよろしくお願いいたします。 まず、浅口市の定住促進の方向性をお聞きいたします。 栗山市長におかれましては、市長2期目のスタートに当たり、本市の最重要課題に定住促進を上げられておられます。本市の人口も合併当時の約3万8,500人から現在では3万6,000人を割っております。実に8年間で2,500人以上減少しているわけでございます。毎年約300人前後減少していることになります。また、先日の新聞報道では、浅口市は20代から30代女性が今後2040年には2010年に比べてほぼ半減するという分析結果が出ておりました。こうした現状から、本市の定住促進はもう待ったなしの状況だと痛感いたします。 栗山市長は、この議会初日での施政方針演説で、市長を本部長とする定住促進本部を設置されると表明されました。また、都市計画課まちづくり課に名称変更し、定住促進係を新設されるということであります。私もこの定住促進については今までにも何度か質問をさせていただきましたが、今回の機構改革によって定住促進への効果が大きく期待されるわけであります。まだこれからいろんな方策が検討されるんでしょうが、現段階での市長の定住促進への方針をお聞かせください。 ○議長(田口桂一郎) 浅口市の定住促進の方向性についてを、まず先に産業建設部長、どうぞ。 ◎産業建設部長松田勝久) 失礼をいたします。それでは、まず私のほうから具体的な施策についてお答えをさせていただこうと思います。 定住促進につきましては、昨年でございますが、6月に担当職員を配属いたしまして、どのような施策を進めていくかを検討してまいりました。ハウスメーカーや開発業者を対象にアンケート調査を行いました。また、職員を対象に定住促進に関する提案型のアンケートということで調査を実施をいたしました。 そんな中で、まず情報発信ということが必要だということで、これはことしですが、ことしの1月に岡山県が開催する移住相談会へ参加をいたしまして、浅口のPRをしてまいりました。また、5月のこれは東京会場ですが、移住相談会では鴨方中学校の美術部の皆さんの御協力をいただきまして、定住促進の応援旗やのぼりを披露いたしました。きっとずっと浅口のキャッチフレーズや浅口の特産品などのPRとともに、親近感あふれるデザインで温かく移住者を歓迎する町の姿勢を発信することができたと、このように思っております。また、これはことしの8月に予定されてることでございますが、三十路の集いというのを開催する予定です。これは、ことし30歳を迎える方を対象にしまして、ふるさと浅口を再認識してもらうきっかけになればと、こういうふうに企画をしております。 このほかでございますが、これは6月補正で予算計上させていただいてる事業でございますけども、住宅地の開発を促進するあさくち住マイルロード促進事業、それから結婚推進事業である婚活プランナー事業などを予定しております。今後も定住促進につながる施策を進めてまいりたいと考えておりますので、御理解と御協力よろしくお願いいたします。 ○議長(田口桂一郎) 佐藤議員、どうぞ。 ◆3番(佐藤正人) 部長のほうから答弁いただきましたけれども、今回の定住促進としては、今までのもう既にことしの概算予算の説明書でもありますけれども、何点かありました。まず、今部長が言われましたあさくち住マイルロード促進事業とか、また結婚推進事業、そしてまた市内若者2,000人を対象に子育てや結婚について意識調査を行う。そしてまた、市の情報発信を充実させ、定住人口の拡大を図るために都市圏での移住相談会への参加や三十路の集いを開催するということでございます。 定住促進策というのは、あらゆる分野での事業が考えられるわけです。健康福祉高齢者福祉、子育て、教育などのソフト面から土木、住宅問題や工業振興などのハード面など全ての施策にかかわっていくわけでもございます。いろいろ施策はあるわけでございますけれども、そうした施策について今いろいろと検討がなされていることでございますけれども、浅口市の人口動向を見ると、出生数は毎年約250人前後、亡くなる人は400人から450人ぐらいおられます。また、転出者と転入者の割合はほぼ同じか、やや転出者のほうが多いのが実態です。毎年1,000人弱の方々が転出、転入されているわけでございます。このような実態を踏まえて、今部長が言われたいろいろなその他定住促進への方策でございますけれども、特に私も今まで若者の意識調査とかということについては要望したわけでございますけれども、特にその意識調査についてもう少し詳しくお願いできればと思います。 ○議長(田口桂一郎) 部長、どうぞ。 ◎産業建設部長松田勝久) 特に意識調査ということでございます。 実は、このたびの三十路の集いというのをやるわけでございますが、これは行政のほうがきっかけをつくって、実際には30歳になられる方のボランティアというか、有志の方で行っていこうと、こういうふうに思っております。実行委員会的なものを立ち上げてやるということでございますけども、そんな中でいろいろ話を積み重ねていって自分たちがどうすればいいか、どんなイベントをすればいいかという話をしていただく中で、行政のほうは主としては浅口のPRというか、浅口を振り返っていただくというのを主で考えております。それを実行委員さんの皆さんにお願いして、その主を外さんように全体の構成を考えていただくと、こういうふうな趣旨でやっております。 私は、ここで一つの大きな流れというか、人生の岐路じゃないですけども、30歳で子育てですとか、住宅ですとかを実際に取得する段階において、いろんなことを考える一番大きな生の声が聞けるんじゃないかと、この会で、そういうふうなことを期待しております。こういうものをきっかけにいろんな意識調査というか、意識を集約していきたいと、こういうふうに思っております。 以上でございます。 ○議長(田口桂一郎) はい、どうぞ。 ◆3番(佐藤正人) 今部長は三十路の集いの上でというふうに言われましたけれども、この意識調査というのはアンケートのようなものではないんでしょうか。 ○議長(田口桂一郎) 部長、どうぞ。 ◎産業建設部長松田勝久) そのようなものも企画をしております。 ○議長(田口桂一郎) はい、どうぞ。 ◆3番(佐藤正人) あと……。 ○議長(田口桂一郎) 市長に振りましょうか。 ◆3番(佐藤正人) はい、ほいじゃあ総括して市長のほうからお願いいたします。 ○議長(田口桂一郎) 市長、どうぞ。 ◎市長(栗山康彦) それでは、定住促進の方向性っていうことで、お答えをさせていただきます。 質問にもありましたが、人口減少によって全国の約半数の地方自治体の存続が厳しくなるとの報道に私も衝撃を受けました。そして、危惧の念を抱き、定住促進に向けた早急な取り組みの重要性を感じたわけでございます。 定住促進の施策は施政方針でも申しましたように、揺りかごから墓場までと非常に幅広い範囲に及んでいますが、より効果的に定住促進を進めるに当たり、7月の機構改革では都市計画課の課名をまちづくり課に変更し、新たに定住促進係の設置をいたすところであります。また、定住促進を総合的かつ効率的に進めるため、私自身、みずからが本部長となり、定住促進本部を新設いたします。この本部は、これまで各部署が個別に行っていた取り組みをあさくち住マイルプロジェクトの名のもとに集約して取りまとめ、さまざまな定住促進施策に反映させていくものでございます。住みたい町ナンバーワンを目指し、今後の少子・高齢化、人口減少社会に真正面から立ち向かい、地域の活力を推進していくため、家を建つなら浅口市、そしてきっとずっと浅口というキャッチフレーズを合い言葉に、ずっと住んでいたい浅口市を目指し、子育てや教育、企業誘致、福祉など定住促進につながる施策を進めてまいりたいというふうに思っております。 以上でございます。
    ○議長(田口桂一郎) はい、どうぞ。 ◆3番(佐藤正人) 市長のほうから御答弁いただきましたけれども、市長が言われます住みたい町、住み続けたい町、浅口市にとってこの定住促進というのは、この施策というのは非常に重要だと私も思います。どうかこれから浅口市のこの定住促進事業につきましては、全てが前進するよう期待をしているわけでございます。いろいろとまたこの内容についてはお聞きしたいと思います。 次に、2点目でございますけれども、浅口市工業団地事業企業誘致についてお伺いをいたします。 浅口市工業団地整備事業につきましては、平成18年の浅口市誕生からも新市の重要施策として計画がなされてきたわけでございます。当初の計画では分譲面積が52.8ヘクタール、総事業費が160億円とも言われていました。その後、経済的、その他いろんな事情から浅口市の体力に見合ったものをということで、現在の事業計画は平成23年12月に全体計画が見直されたわけでございます。その結果、52.8ヘクタールから17.3ヘクタールに縮小するということです。この工業団地事業計画はこれからますます厳しくなっていく本市の財政状況の中、自主財源の確保や市民の雇用の創出促進などを進めていく上で非常に重要な事業でございます。地元の金光町の皆さんからの期待の声も多く聞いており、進捗状況も大変気になるところでございます。 きょうは議長のお許しを得てパネルを用意しております。 ちょっと小さいんですけれども、これですが、この地図は既にパンフレットにもなっており、もう一般にも広く公開されているものであります。現在、ここのA地区ですけれども、有効面積が3.6ヘクタール、概算事業費が10億円ということでございます。事業予定ですが、昨年、平成25年8月の産業建設常任委員会を傍聴させていただいたときの資料によりますと、25年度中に詳細設計を完了して、今年度、26年度で許認可手続を終わらせ、用地買収をし、そして来年、27年度から造成工事にかかる。さらに28年度から分譲を始めるということでございます。それについては、今議会での補正予算造成事業として4億円が計上されています。今までの計画の確認も含めて以下の点について伺います。 まず、このA地区についてですが、計画どおりに進んでいるのかどうかお聞きします。各種調査用地買収進捗状況、地元への説明会の結果についてお聞かせください。よろしくお願いいたします。 ○議長(田口桂一郎) それでは、工業団地整備事業と誘致問題について、部長、どうぞ。 ◎産業建設部長松田勝久) それでは、工業団地について回答させていただきます。 先ほど議員さんが示されてる図なんですけども、そのときから実はA地区は具体的に測量に本当に入りまして、いろんなものを実際に現地で測量いたしております。開発面積でございますけども、その結果として約5ヘクタール、それから有効面積ですが、先ほどそれには3.6と書かれておりましたが、実際の有効面積は約3ヘクタールということで、今計画が進んでおります。これは地質調査ですとか、それから地形測量などの工業団地をつくる上での詳細設計に必要な業務につきましては、平成24年から着手しまして25年度でおおむね完了をいたしました。現在、先ほどありましたけども、開発許可等の許認可について関係機関との調整を進めているところでございます。それから、用地関係なんですが、用地関係進捗状況及び地元説明の結果ということでございますけども、平成25年11月に地元の説明会、用地測量の説明会を行いました。ここで地権者等関係者の了解を得て用地測量を実施しているところでありますが、6月末にはこの境界立会等を全て終えて、実際の企業地の用地がどこまで必要なのかというようなことが確定できる予定でございます。年内の早い段階で開発の範囲とか造成計画について、今度は地元の説明会を行いまして、本年度中の用地買収を目指して用地交渉を進める予定で準備を行っているところでございます。 以上でございます。 ○議長(田口桂一郎) はい、どうぞ。 ◆3番(佐藤正人) 部長のほうから説明いただいたんですけれども、今年度中で地質調査の結果を得て、境界線であるとか地元の説明会をされるということでございますけれども、本年度中には用地買収にかかれるということでございます。今回の補正予算開発事業費として新たに4億円が計上されておりますが、この4億円予算の使い道はどうなっているんでしょうか。これは用地買収、家屋の補償費等ということになっておりますけれども、その辺の具体的な説明がわかればお願いいたします。 ○議長(田口桂一郎) 部長、どうぞ。 ◎産業建設部長松田勝久) 議員さんおっしゃるとおり、用地買収の費用、それから家屋等の補償費ということになります。 以上です。 ○議長(田口桂一郎) はい、どうぞ。 ◆3番(佐藤正人) それから、造成方法でございますが、かつての答弁では民間施工も考えたいと。その場合は3つの方法があるということでございます。1つ目は、用地買収までは市が行い、その用地を企業に売却し、民間企業が開発する方法。2つ目は、許認可事務までを市が行い、用地買収から造成までを一貫して民間企業が開発する方法。3つ目は、許認可事務用地買収造成工事まで全部民間企業が行う方法と3通りあり、適切な手法で進めたいというふうにおっしゃっておられます。また、今までは進出する企業が決まってから造成する、また企業に造成してもらうといういわゆるオーダーメード方式で進めていくとも聞いていたと認識をしております。この方法で行くと企業から進出が決まって造成工事をする、早くても1年以上、一、二年かかると思います。この辺の造成のやり方、方向性はどうなんでしょうか、お願いいたします。 ○議長(田口桂一郎) 産業建設部長、どうぞ。 ◎産業建設部長松田勝久) 今後の造成の見通しということでございますけども、平成27年度に造成工事の着手を予定しております。それから、28年度で分譲開始と、こういうふうに進めていきたいと思っております。また、企業の動向や当然社会情勢等がございますので、その点を注視しつつ、慎重かつスピード感を持って進めていきたいと、こういうふうに考えております。 造成方法でございますが、現在のところは浅口市の発注による請負工事での実施を予定をいたしております。しかし、企業が決定してから立地企業による造成方法も一つの方法といたしまして、企業にそういうことをPRしていきたいと、こういうふうには考えております。造成の手法につきましては、関係の法令等を確認しながら、浅口市にとって有利な方法を検討していきたいと、こういうふうに思っております。 以上でございます。 ○議長(田口桂一郎) はい、どうぞ。 ◆3番(佐藤正人) この造成方法については、今部長言われましたけれども、今のところ浅口市の発信によるこの請負工事ということでございますが、そうなるといわゆるオーダーメード方式ということは転換されるということでございましょうか。 ○議長(田口桂一郎) 部長、どうぞ。 ◎産業建設部長松田勝久) A地区につきましては、実際の許認可等をもう全て市が行って準備をしていって、実際にその準備をしながら企業のほうに企業誘致の声をかけていくというふうな方法をとります。ですんで、オーダーメードで企業が決まってからというふうなことをするとちょっと時間がかかるんで、A地区に関しましては今申し上げた方法で進めていきたいと、こういうふうに思っております。 ○議長(田口桂一郎) はい、どうぞ。 ◆3番(佐藤正人) はい、わかりました。 続きまして、開発面積がA地区については5.9から5ヘクタールということで、これは全部まず市が買い取るということになるんでしょうか。 ○議長(田口桂一郎) 部長、どうぞ。 ◎産業建設部長松田勝久) 全部市のほうが買収すると、こういうふうになってます。 ○議長(田口桂一郎) 佐藤議員、どうぞ。 ◆3番(佐藤正人) ありがとうございます、わかりました。 A地区以降の工事についての計画をお伺いします。 以前の答弁では、まず一番費用がかからず、アクセス需要もいいA地区から始める。そして、B、C、Dの開発をし、その山の切り土でF地区の盛り土をしていくという計画だとお聞きしております。その辺の方向性についてどうなんでしょうか。 ○議長(田口桂一郎) はい、部長。 ◎産業建設部長松田勝久) A地区以降の工事についての見通しということでございますが、まずは1期でA地区をやっていく、造成完了及び早期分譲を目指していきたいと、こういうふうに思っておりますけども、2期以降の具体的な整備につきましては、このA地区を行っていく分譲の状況ですとか企業の進出の意向、それからスケジュール、それから市の財政状況等を見きわめながら進めていきたいと、このように思っております。 以上でございます。 ○議長(田口桂一郎) はい、どうぞ。 ◆3番(佐藤正人) それ以降の計画はまだこれからということでございますけれども、このF地区は農業振興地域でもあります。その農地転用の手続は時間がかかると思いますが、その解除する手続にはどれくらいの期間がかかるんでしょうか、お願いします。 ○議長(田口桂一郎) 産業建設部長、どうぞ。 ◎産業建設部長松田勝久) F地区に限らず、A地区にも農振がございます。これは時期を外すと結構時間がかかって最低2年とかというふうにはかかります。今回はA地区のほうをやるその土をもってというのが一番最初の計画でしたが、それをすると先ほど申されたような手続等がありますんで、一応A地区だけというふうに今回は考えております。 以上でございます。 ○議長(田口桂一郎) はい、どうぞ。 ◆3番(佐藤正人) ありがとうございます。 続きまして、企業誘致についてお伺いします。 まず、このA地区ですが、現在の企業誘致についての状況をお聞かせください。昨年の答弁では、県から月平均10件ほどの問い合わせが来ているとのことでしたけれども、その後どうなんでしょうか。 ○議長(田口桂一郎) 産業建設部長、どうぞ。 ◎産業建設部長松田勝久) 企業誘致の状況ですが、相変わらず県南のほうは一応オファーが多いというか、人気が高い地域にはなっております。岡山の事務所のほうにも変わらず問い合わせは来ております。 以上でございます。 ○議長(田口桂一郎) 佐藤議員、どうぞ。 ◆3番(佐藤正人) 具体的にもうどの会社とかというような、そういう話もあるということでしょうか。 ○議長(田口桂一郎) はい、部長。 ◎産業建設部長松田勝久) 具体的なちょっと会社の名前は控えさせてもらいますが、実際に市内、市外、それから県内、県外、いろんなところから情報は来ております。 以上でございます。 ○議長(田口桂一郎) はい、どうぞ。 ◆3番(佐藤正人) 誘致企業ですが、普通なら雇用が生まれやすい製造業、特に食品関係の会社がいいのかなと。先日も金光佐方では国道2号線沿いに移転する食品会社の誘致が決まったとのことですが、そのような地元の雇用創出につながる、そして市外からも転入してこれる、定住促進につながるような企業誘致ができればいいかなと思います。 それでは、市長のほうから総括してお願いいたします。 ○議長(田口桂一郎) 市長、いいですか。 企業誘致について、どうぞ。 ◎市長(栗山康彦) それでは、浅口市の発展の展望っていうことでよろしいでしょうか。 まず、先ほど部長が申し上げましたように、県南は企業からの引き合いが非常に多くあるものの、提供する用地が非常に少ないという状況にあります。工業団地を整備する目的は、先ほど議員が言われましたように、もちろん企業誘致にあることは言うまでもありませんけども、企業誘致には自主財源の確保のほかにも雇用の拡大が期待できます。雇用がふえることで一人でも多くの方に浅口市に住んでいただきたいというふうに思っております。浅口へ企業が立地して創業することになれば、浅口市の地の利であります交通の便利さ、あるいは気候も含めた自然環境のよさ、さらには子育てや教育においても住みやすさを実感していただき、多くの方が浅口市に住んでいただけるものというふうに確信をいたしております。企業を誘致することで定住促進、さらには企業の活性化につなげていきたいというふうに考えております。今後も情報収集に努め、多くの企業を誘致できるようトップセールスにより積極的な誘致活動を進めたいというふうに思っております。 以上でございます。 ○議長(田口桂一郎) 佐藤議員、どうぞ。 ◆3番(佐藤正人) 国道2号線バイパスも今年度中で佐方インターチェンジまで開通する予定でございます。そうした場合、一番大事な工業団地計画でございます。どうか浅口市の発展のために、ぜひとも一番有効な形で進めていただければというふうに思います。 それでは、続いての質問に入らせていただきます。 3点目の質問に入ります。 東京アンテナショップについてお聞きいたします。 昨年の12月に県が発表しておりますが、本年秋に岡山、鳥取両県共同による首都圏アンテナショップ、いわゆる東京アンテナショップの開設が決まっております。場所は東京都港区新橋でございます。このアンテナショップは、岡山県の首都圏における認知度向上や販路拡大を図り、岡山の魅力発信や観光誘客のためのイベントなどを行っていくということでございます。現在、市のホームページでも閲覧できますが、このアンテナショップへの取扱商品を募集するとのことです。開店当初からの取り扱いを希望の場合は6月30日までが受け付け中でございます。こういうチラシも今産業振興課のほうにも置いてありますけれども、これは岡山県からの発信ということですが、当局としてもこうした機会を積極的に活用すべきと考えますが、まずお聞きしますが、本市の現在の取り組みについて、市内の事業者への出品依頼の働きかけなどがありましたら、お聞かせいただきたいと思います。 ○議長(田口桂一郎) それでは、3番目の東京アンテナショップへの売り込みについて、産業建設部長、どうぞ。 ◎産業建設部長松田勝久) それでは、アンテナショップについてを答弁させていただきます。 この岡山県と鳥取県が東京に共同で開設予定のアンテナショップで取り扱う商品についてでございますけども、議員さんおっしゃいましたように、6月2日から募集が始まっております。浅口市におきましては、6月3日に市のホームページに募集に関する案内記事を掲載したところでございます。また、商工会、浅口の商工会に対しましても会員の皆様に周知を依頼したところでございます。今後もホームページ、それから商工会を初め商工の関連団体を通じまして出品への応募促進を図ってまいりたいと、こういうふうに思っております。 以上でございます。 ○議長(田口桂一郎) はい、どうぞ。 ◆3番(佐藤正人) 部長のほうから答弁いただいたんですけれども、浅口市のPR、魅力発信の媒体はこのアンテナショップばかりではないと思いますが、また今後県に対してのPR計画などがあればお聞かせいただきたいと思います。 ○議長(田口桂一郎) はい、部長。 ◎産業建設部長松田勝久) 今後の県へのPRについてでございますけども、アンテナショップの全般の運営は、この鳥取県・岡山県共同アンテナショップ運営協議会というのが主体になっております。物販店舗及び軽飲食店舗の運営につきましては、先般選定された民間の事業者が委託を受けて行うことと、こういうふうになっております。また、アンテナショップで取り扱う通常の商品でございますけども、応募のあったものの中から県の定める商品の取扱基準を満たし、物販等の専門家である運営業者により選定されると、こういうふうに聞いております。したがいまして、市内業者の商品をアンテナショップで取り扱ってもらうためには県の運営事業者へのPRも大切でございますが、商品そのものの魅力の向上、品質の安定や供給体制の充実等が重要と考えております。市といたしましては、機会を捉えて県などにPRを行うことはもとより、各種商工業振興施策を通じまして、市内業者の支援をしてまいりたいと、こういうふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(田口桂一郎) はい、どうぞ。 ◆3番(佐藤正人) 済いません、ちょっと前後するんですけれども、先日の新聞ではメーカーへの説明会があったように報道がなされております。加工品メーカーなどから100人が参加したということでございますが、これには浅口市からも参加されてるんでしょうか、わかれば教えてください。 ○議長(田口桂一郎) 産業建設部長、どうぞ。 ◎産業建設部長松田勝久) 県民局単位で説明会が行われまして、先週の13日の金曜日ですか、備中県民局のほうで説明会があったと聞いております。詳しくはまだ情報が来てませんが、市内の業者が数社、10社まではいかないぐらいでその説明会に参加したと、こういうふうには聞いております。 以上でございます。 ○議長(田口桂一郎) はい、どうぞ。 ◆3番(佐藤正人) ありがとうございます。 いずれにしましても、こうしたアンテナショップ、便乗するといいますか、せっかくこういう受け皿があるわけでございます。しっかりと対応いただきたいと思います。 市長のほうからちょっと考えをお聞きします。 ○議長(田口桂一郎) それでは、東京アンテナショップへの売り込みについてを総括して市長、どうぞ。 ◎市長(栗山康彦) それでは、アンテナショップに関しましてお答えをさせていただきます。 まず、市からの出品依頼等々でございますけども、私も実は先日、現地を見てまいりました。新橋の駅前で非常に人通りも多く、また道に面しているところは全面ガラス張り、非常に大きなガラス張りで非常に目立つところでもありました。そして、会場は1階、2階というふうに、1階と2階の両方を借りておるようでございます。これ鳥取県と一緒ということでございますけれども、非常に広いスペースがあるというふうに感じました。浅口市と、それから市内で生み出される各種特産品ですね、そういったものを首都圏あるいは全国に発信する窓口となる可能性を秘めておると思います。そういった成果に非常に期待をいたしております。市としましては、市内の多くの事業者の皆さんにアンテナショップへの出品にチャレンジしていただくように機会を捉えて働きかけていきたいというふうに思っております。 また、このアンテナショップの中には1坪程度のオフィスブースが設置されております。地元企業に貸し出すことで、首都圏におけるビジネスチャンスの開拓を支援する体制もできているというふうに聞いております。いわゆる東京事務所を設けることができるということですね、これも特徴の一つではないかなというふうに思っております。 続きまして、県に対してのPR策でございますけども、部長答弁にもありましたけれども、アンテナショップへ商品として選定されるっていうことはPRの効果もさることながら、その商品の持つ総合的な商品力が評価されるということだと思っております。浅口市のすぐれた特産品が目の肥えた首都圏の消費者に支持され、買ってもらえる商品に成長させるために商工会等関係団体とも連携しながら、市内商工業の振興に取り組んでまいりたいというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(田口桂一郎) はい、どうぞ。 ◆3番(佐藤正人) どうもありがとうございました。 いずれにしましても、このアンテナショップ、浅口市の情報発信としてこれからしっかりと活用できるようよろしくお願いしたいと思います。 じゃあ、最後4点目でございます。 ロタウイルスワクチン接種に助成制度をということでございます。 生後から5歳までのほぼ全ての小児が感染するとされているロタウイルスがあります。感染するとロタウイルス胃腸炎にかかり、その症状は高熱が出て激しい嘔吐、下痢症状が出ます。感染力が非常に強く、我が国における乳幼児の下痢症状のうち、最も多く見られる原因の一つです。このロタウイルス胃腸炎にかかると、抗ウイルス薬などの特殊な治療法はなく、ウイルスが除去されるまで待つ対症療法が一般的であります。そうしたことから、ウイルスに感染しないためにもロタウイルスワクチン接種が重要となります。しかしながら、このワクチン接種にかかる費用は1回が9,000円、3回接種しますので平均で2万7,000円と非常に高額でございます。そこで、近年はワクチン公費助成制度を実施している自治体も多くあります。名古屋市などの大都市圏を含め、全国では91の自治体で実施されております。岡山県では西粟倉村や奈義町などが全額または一部助成を行っております。子育て世代の負担軽減にもつながる公費助成を本市でも取り入れてはいかがでしょうか、お考えをお聞きいたします。 ○議長(田口桂一郎) それでは、ロタウイルスワクチン接種の助成制度について、健康福祉部長、どうぞ。 ◎健康福祉部長(襟立憲道) それでは、ロタウイルス、これは胃腸炎で幼児期にかかりやすいという非常に感染力が強いということが特徴です。5歳までにはほぼ全ての子供が感染ということです。また、年間80万人、またそのうち多いときには7万人程度が入院というような数字も聞いております。予防といたしましては、議員さんのおっしゃるように、ワクチン接種、これが最も有効です。このワクチンは口から飲むワクチンで2種類ございます。2回接種、3回接種、どちらも生後6週間からの接種ということになっております。実は、海外では既に定期の予防接種として認められ、実用化されております。ただ、我が国におきましては、この二、三年の発売というワクチンということもありまして、まだはしか、風疹、そういった定期の予防接種としては認められておりません。ですから、全額自費の任意の予防接種ということになります。金額的にも1回が1万円前後ということで、非常に高価ということで、全員が接種できていないという状況があります。国においても、はしかであるとか、あるいは風疹、そういった定期の接種ワクチンとして必要かどうか、その審議を厚生科学審議会予防接種・ワクチン部会、そういったところで議論をされております。この分科会では、予防接種についての議論で、平成25年、これは小児肺炎球菌、ヒブ、子宮頸がん、そういったワクチンの定期予防接種への導入。また、ことし10月、子供の水ぼうそうであるとか大人の肺炎球菌ワクチン、そういったものが定期接種化ということが予定されております。予防接種という性質上、非常に副作用の問題、そういったものがあります。国の動向を見ながら、国が定期の接種という格好で認めた段階で浅口でも導入を考えたいと思っております。 ○議長(田口桂一郎) はい、どうぞ。 ◆3番(佐藤正人) 部長のほうから答弁いただきましたけれども、このロタウイルスワクチンの接種でございますけれども、このロタウイルスというのは、統計によるとノロウイルスよりもたくさんの患者さんがおるということでございます。ぜひとも前向きにお願いをできればというふうに思います。 市長のほうからお考えをお聞きしたいと思います。 ○議長(田口桂一郎) 市長、どうぞ。 ◎市長(栗山康彦) それでは、ロタウイルスについてお答えをさせていただきます。 子供の健康を脅かす病気を防ぎ、子供の健康を守っていくことはとても大切な責務であるというふうに考えております。市民の皆様に平等に接種していただくため、国に定期接種として必要だということを認めてもらい、定期接種に導入されることが一番と考えております。私といたしましても、市長会等を通じまして国に働きかけていきたいというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(田口桂一郎) はい、どうぞ。 ◆3番(佐藤正人) ぜひとも前向きにお願いしたいと思います。 以上で終わらせていただきます。ありがとうございました。 ○議長(田口桂一郎) ここで休憩をとります。            午前10時15分 休憩            午前10時28分 再開 ○議長(田口桂一郎) それでは、再開いたします。 10番原彰議員、どうぞ。 ◆10番(原彰) きょうは、まず第1問に認知症による行方不明対策という非常に難解なテーマに掲げたわけですが、その理由の一つに非常にこれが今社会問題になっとると、大きな。もう新聞もテレビもついこの間までは非常にこの問題でかかりきりぐらいに報道されていたことがまず第1点。 それからもう一つ、私自身が今から十数年前に捜索活動に協力しまして、地元の人が行方をくらましたということで、認知症の方でしたけど、夕方ぐらいからその捜索活動に入って、無事保護できたのが深夜2時、日をまたいでおりました。真備町で保護したんですけども、こういう大変な問題だと、人命にかかわる問題ですから、その2点においてこの難しい問題をきょうお尋ねするわけですが、まず行方不明者も既に1万人を超えていると、警察庁への捜索願が既に1万322人に上っておると。そのうち、ことし4月末の時点で256人の人が行方不明のまんまだと。去年は388人がいわゆる行方不明の状態のままで死亡が確認されたということです。非常に大きな問題です。 そういう本当に難しい問題に対して、国がやっと重い腰を上げてこの対策に取りかかっていこうというふうな、今はまだそういう状況です。だけども、自治体によってはこれに先進的に取り組んでいる自治体もあるわけです。ですから、そういうことも部長は念頭に置きながらいろいろと考えていただければと思います。 まず、行方不明になってわからない状態の人は今浅口市におられるのかどうか、それをまずお伺いします。 ○議長(田口桂一郎) それでは、認知症による行方不明対策について、健康福祉部長、どうぞ。 ◎健康福祉部長(襟立憲道) 行方不明という方は、実は昨年度お一人不明になられて、金光の方でしたが、今現在まだ見つかっておりません。具体的な数字を何名不明でという部分は把握はしておりませんが、そういった情報、今後の集計的なものは随時確認できるような体制というものは、県下全体的な取り組みとして考えられると思います。 ○議長(田口桂一郎) はい、どうぞ。 ◆10番(原彰) ぜひ関係機関、それから地域住民、警察、総動員体制でもって一日も早く連れ戻していただくような方法で臨んでいただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 この深刻な問題ですが、認知症の方がまずなりやすいのが徘回ということなんですが、徘回中に保護されて、その土地の施設に、特養なんかの施設に保護されたままで全く行方はわからず、7年ぶりに夫と再開できたという、これが群馬県の館林市にあるんですよ。家は東京の方です。それから、埼玉県の狭山市の方ですけれども、82歳の男性がいわゆる特別養護老人ホームで保護されていたというか、入所してて、身元がわからないままに18年のときが過ぎてやっと身元が判明したと。そういう信じられないようなことが現実にあるんです。こういった話は愛媛県でも静岡県でもあるということなんですが、養護老人ホーム、浅口には2つありましたね、寿光園と、そこに身元のわからない人の入所が今ありますかどうか。 ○議長(田口桂一郎) 健康福祉部長、どうぞ。 ◎健康福祉部長(襟立憲道) 現在、市内に2カ所あります特別養護老人ホーム、そちらで身元不明という方はいらっしゃいません。実は、そういった施設関係の協議会のほうがそういった身元不明、そういったのを防ぐ、あるいは発見するというシステムがありますので、ちょっと御説明させていただきます。 現在、浅口市におきましては、主に認知症行方不明時のネットワーク、名称が浅口みつけてネットというのがございます。これは浅口市の介護支援専門員、そういった施設関係の職員の連絡協議会が2009年に立ち上げたネットワークでございます。浅口、里庄、この43介護の事業所が協力をして行方不明者を発見するというものでございます。 利用につきましては、行方不明者の連絡が入った場合、家族の同意を得まして、姿が見えなくなった場所であるとか時間、また服装、身体的な特徴、そういったものを連絡協議会の事務局にまず伝えていただく。また、事務局から43の市内事業所に一斉にファクス送信すると。もちろん警察とも連携ということで、事業所、施設ごとに探してもらうというシステムでございます。もちろんこのファクスは市の健康福祉部、また両支所にも送られてまいります。これは市の、市内での取り組みということでございますが、また玉島の警察署のほうでもそういったシステムがあるというのを聞いております。これはお年寄りのSOSネットワークシステムというものでございます。これは認知症の高齢者の方が道に迷って自宅に帰られなくなったと、そういった場合に備えましてあらかじめ登録をすると、警察署へ情報提供をすると。関係機関の捜査の協力を得て迅速に発見しようというシステムでございます。先ほどの浅口みつけてネットも警察署のお年寄りSOSネットワークともちろん連携をいたしております。互いに情報の共有、そして行方不明となったお年寄りをできるだけ早期に発見、また安全の確保に努めてまいるというシステムでございます。 ○議長(田口桂一郎) はい、どうぞ。 ◆10番(原彰) いい方向性を持って臨んでると、いい対策を立てておられるなと思います。これがさらに発展させていけるような、認知症行方不明者の捜索に早急に結びつくような、そういうものであってほしいと思います。 私も過去2回、さっき1回のことを言いましたけども、2回実はありまして、こうした事件が起きますと、まず真っ先に地元の人が取りかかるんですよね、この地元が。私も地元の人たちと協力し合って捜索活動に出るんですよ。ですけど、これからどんどん人口減社会だと、後期高齢者の方がどんとふえますと、悲観的なことが多いですよ。2025年にはいわゆる団塊の世代と言われる方々が全員後期高齢者になると、75歳以上になるということですから、非常に後期高齢者が現在でも浅口市においては高齢者が30%を超えておると。その中でも後期高齢者の占める割合が割合多いと言われております。だから、2025年というのはつまり11年後ですけども、非常にもう後期高齢者の方がどっとふえるということになります。ということは、認知症になる方もふえるということになりますし、行方不明者がどんどんふえます。現在はまだ地元の地域社会を支える仕組みというのを結構持ってます、力がありますよ、まだまだ。だから、その対策を立てて捜索活動に入れるわけですからまだいいんですが、これから先においてはだんだんその地域社会を支える力が減退してきますよ、これはやっぱり。地域コミュニティを維持することすら難しくなるというふうな時代がやってくるだろうと。先ほども市長がおっしゃってましたように、いわゆる将来には1,800ある全国の自治体の半分近くが消滅するんじゃないかというふうなことを先ほど市長もおっしゃいましたけれども、そういうふうなことになれば、本当に地域社会を支えてきた者というか、みんな高齢化するわけですから、本当に地域を支える人が少なくなっていくと、大変なことになります。だから、今はまだ僕も含めて地域を支え、捜索活動に出向くことができますけれども、将来は私を含めて探してもらうほうに回るかもしれないんですから大変だと思います。ぜひこの行方不明対策というものをさらにさらに精度を高めるようにしていただいて、先進地域なんかの事例を参考としながら、なおかつ浅口市独自の不明者対策というものをつくっていっていただきたいというふうに思います。お願いします、答弁。 ○議長(田口桂一郎) 答弁要りますか。 ◆10番(原彰) 要ります。 ○議長(田口桂一郎) 健康福祉部長、どうぞ。 ◎健康福祉部長(襟立憲道) さらなる研究を重ね、そういった対策に万全な体制で臨みたいと考えております。 ○議長(田口桂一郎) はい、どうぞ。 ◆10番(原彰) じゃあ、次の質問に入ります。 広報あさくち6月号には、浅口ふれあい号の平成25年度の利用状況が23年度、24年度との比較も交えながら概略が記載されております。それによりますと、平成23年度のスタート当初よりも約7,000人の人がふえております。また、24年度、去年よりも2,600人利用者がふえております。1年前の1便当たりの利用者が平均5.6人だったと、1年ぐらい前だったですかね、それが8人にまで上昇してます。これは特に寄島西線、東線、寄島の両線によるところが多いのでしょうか。 ○議長(田口桂一郎) それでは、市営バスふれあい号の今後について、企画財政部長、どうぞ。 ◎企画財政部長(秋田裕) それでは、浅口ふれあい号の23年度の運行の開始からということで、今数字を申されましたけれども、寄島西線という話がございました。25年度で数字を申しますと、合計が2万7,160人の合計の利用者のうち、寄島西線だけですと9,008人で、1便の平均が15.2人ということで、6路線のうち一番多いというような現実がございます。 以上です。 ○議長(田口桂一郎) はい、どうぞ。 ◆10番(原彰) 寄島の次が東線でしたね、多いのが。それから、鴨方の西線へとつながっていくんですが、その鴨方の西線を含むいわゆる4路線、これの1便当たりの平均乗車人数が5.3人ですよ。これは、少しずつでもこの4路線は今ふえていっているのかどうかを教えていただければと思います。 ○議長(田口桂一郎) 企画財政部長、どうぞ。 ◎企画財政部長(秋田裕) じゃあ、路線別にちょっと数字を申し上げさせてください。 まず、寄島西線というのが一番多くて9,008人と申し上げましたが、3年間を見てみますと、23年度からですと約で申します、5,800人。24年度が7,500人、25年度が約9,000人ということで、一番伸び率が大きいということであります。寄島東線でございますと、23年度からですと5,500人、5,800人、6,100人と少しずつ上がっていってるということ。鴨方西線が3番目ですが、3,300人、3,800人、4,800人ということで、これも徐々に上がっていってるということです。鴨方東線が4番目ですが、人数が2,500人、3,000人、3,050人、約ですけれども、それで徐々に上がっていってるということでございます。 以上でございます。 ○議長(田口桂一郎) はい、どうぞ。 ◆10番(原彰) ありがとうございました。 高齢社会を迎えてるんですから、将来的にはこの利用される方がふえていくことは間違いないというふうに思っております。ですから、そういう点ではこのふれあい号というものの重要性というものがますます増すんだろうなというふうに思っております。 ところで、ふれあい号の座席数っていうのは幾つあるんですかね。 ○議長(田口桂一郎) 企画財政部長。 ◎企画財政部長(秋田裕) 運転手を入れて15名ということになっております。乗車できる方は14名となります。 以上です。 ○議長(田口桂一郎) はい、どうぞ。 ◆10番(原彰) ということは、寄島西線というのはもう定員オーバーで走っている便があれは3便ですかね、寄島は。本当に定員オーバーで走らなきゃならないような状況が生じますわね、14人しか乗れないんであれば。それが15.2人でしょ、どのように対応されてるんですか。 ○議長(田口桂一郎) 企画財政部長、どうぞ。 ◎企画財政部長(秋田裕) 寄島西線については、先ほどの数字のとおりで対策を行っておりまして、積み残し対策という言い方を我々はしておりますが、1便で乗れない方については、その朝の状況で第2便を出していくということになります。そして、鴨方町に入りまして、池ノ平のほうから鳩ヶ丘団地のほうに入りますと、現実問題として乗れない方がどんどんふえてくるという現状があるもんですから、積み残し対策としての区間便を新たに昨年の8月から設けまして、それを便の中に含めまして1日平均6.5人ですけれども、そういう追加の区間便というものを準備して対応させていただいております。そういう方についても、やはり人数が徐々にふえているという現状ございますので、やはり寄島西線の御利用が一番多いということで、これからも対策をしていかなくちゃいけないだろうと考えております。 以上です。 ○議長(田口桂一郎) はい、どうぞ。 ◆10番(原彰) 今の話ですと、積み残しをした方を後続車が運んでいくということですが、目的地へは大体同じぐらいの時間に着けるようにしてるのかということと、積み残しされた人からのクレームというものはありますかどうか、その辺はどうなんでしょう。 ○議長(田口桂一郎) 企画財政部長、どうぞ。
    企画財政部長(秋田裕) 目的地への時間でございますが、これはプログラムをつくって運行しておるものより余り差がなく到着をしております。事前に多いということになれば、大体曜日とか時間的な便がわかりますので、事前に対策をしてるということで、そのときに慌てず対応しているということになります。 そして、それに伴う苦情ということですけれども、積み残しが最初にあったときには対応してまいりました。やはり乗れないという苦情が起こっておりました。それをアンケートなり車内での聞き取りなり、実績の分析なりを行いまして、それを区間便のほうに向けて実施したところ、現在ではほとんど苦情はないというような実態になっております。 以上です。 ○議長(田口桂一郎) はい、どうぞ。 ◆10番(原彰) 寄島東線についてはそうした対策はとる必要があるのかないのか、どうなんですか、現状においては。 ○議長(田口桂一郎) 企画財政部長、どうぞ。 ◎企画財政部長(秋田裕) 東線につきましては、寄島西線と寄島の支所のほうで一応乗りかえることができるということがあったり、人数的には平均が10.4人でございますから、寄島西線よりも5人ほど平均が少ないということがございますので、これはまた今後様子を見ながら対応していきたいと思っております。 以上です。 ○議長(田口桂一郎) はい、どうぞ。 ◆10番(原彰) 利用者の性別と、それから年齢層というものはどうなんでしょう。 ○議長(田口桂一郎) 企画財政部長、どうぞ。 ◎企画財政部長(秋田裕) これは平成24年9月に、最初から少したったころですけれども、アンケートを行った実績がございます。そこでは男女別まではちょっと集計がここへ手元に資料がございませんで、パーセントが言えませんが、91%が60歳以上の方だということがわかっております。その関係で言うと、やはり高齢者が多いということで、使われる目的ですが、買い物が42%、通院が31%ということで、ほとんど高齢者の方が使われて、そういう目的で御利用いただいてるということで、高齢者の足になっているということになるかと思います。 以上です。 ○議長(田口桂一郎) はい、どうぞ。 ◆10番(原彰) このふれあい号の利用ガイドブックを全戸に配布してるんですか、ガイドブックがあるでしょう、そこへ。それは全戸に配布されてます。 ○議長(田口桂一郎) 企画財政部長、どうぞ。 ◎企画財政部長(秋田裕) こちらのガイドブックでございまして、これを全戸に配布しているのが当時ございまして、それを更新して現在、プラスアルファ主要なとこへ置かせていただいて、まだもらわれてない方もおられると思いますので、そういったことで対応いたしております。 以上です。 ○議長(田口桂一郎) はい、どうぞ。 ◆10番(原彰) いろいろステーションがありますけれども、いわゆるさっき通院とか、あるいは商業施設、それが大体ほとんど七十何%を占めますけれども、主立った施設には行き先とかを明記した時刻表なんかを利用者がわかるようにちゃんとされてます。 ○議長(田口桂一郎) 企画財政部長、どうぞ。 ◎企画財政部長(秋田裕) こういったふれあい号の印刷物がございます。こういったものを病院とかいろんな各所へ置かせていただいておりまして、あるいは掲示をして病院御利用の方に何時からこの病院の前におられれば出発しますよということがわかるような情報提供もさせていただいております。自分でお持ちの方は当然御利用いただけるんですけれども、途中で乗った方についてもそういった途中の時刻表、コース等々を連絡させていただいております。 以上です。 ○議長(田口桂一郎) はい、どうぞ。 ◆10番(原彰) 一般に利用者が少ない路線対策として結構この利用ガイドブック、このダイヤ、これを読み解いていくというのは結構難儀な人も多いと思うんですよ。これがもうちょっとわかりやすく解説、解析できるようなものをつくればもっと利用者がふえるのではないかというふうに思うわけです。 これは一例なんですが、これは小坂東の方なんですが、私はスーパーで買い物をした後、コープなんですが、コープで買い物をした後、寄島に仲のええ友達がおると、そこへちょっと行ってみたいなあと思うんだけども、ふれあい号を使うて行かれんもんかなあということを相談するわけです。私も帰って時刻表を見て調べたらあるんですよ、2便。ふれあい号がコープを通って寄島方面に行くのが2便あって、それをお伝えしたんですよ。それも1時間半足らずしか寄島へは滞在できないんですよ、1時間半、それ以上したらもう帰る便がない。だから、1時間半以内にまた寄島から乗ってコープまで来て、コープから小坂東へと帰ってくださいよと、2便ありますからと教えたら喜んでたんですけれども、こういうことなんですよ。いわゆる割合わかりやすくガイドブックをしていくということもそれが親切にもつながるし、利用者をふやしていくことにもつながっていくのではないかというふうに思うんですよ、実際。そういうわけで、この辺のところもよく考えていただければというふうに思います。答弁を。 ○議長(田口桂一郎) 企画財政部長、どうぞ。 ◎企画財政部長(秋田裕) 失礼します。字の大きさとか運行時間の見やすさとか、いろんなことを工夫いたしまして、あるいはいろんな主要なところに掲示の場所をふやすとか、高齢化社会に入りまして今後ますます御利用いただかなくてはいけないふれあい号でございますので、随時工夫をして今後見直していきたいと思っております。 それと、地域の事情とかの要望も来ておりますので、そういった地域の要望も利用状況の分析とかを含めまして、これも継続的に毎年やっておりますが、なお一層そういった声も聞きながら十分反映させていきたいと考えております。 以上です。 ○議長(田口桂一郎) はい、どうぞ。 ◆10番(原彰) 次に、市長にお尋ねいたします。 この市営バスふれあい号は市長の選挙公約を実現したものであります。現実に今もきょうは月曜日ですから、ふれあい号が鴨方町内を走って、金光へ向かって走ってるわけですが、ふれあい号に対する市長の率直な現在の感想というのをまずはお聞かせいただければと思います。 ○議長(田口桂一郎) 市長、どうぞ。 ◎市長(栗山康彦) ふれあい号は本年度、運行開始から4年目を迎えました。高齢者の方々を初めとして多くの市民の皆様に身近に利用していただける市営バスとして、そして市の公共交通の中核を担う施策としてほぼ定着してきたんではないかなというふうに思っております。特に運行開始前のアンケート調査を初め運行後におきましても、スピード感を持って市民皆様の声を可能な限り反映させ、運行ルートやダイヤの改正、バス停の新設、そういったものを現在まで非常にきめ細かな対応を行ってきたつもりでございます。 また、先ほどちょっと御質問にありましたように、どこどこへ行きたいというようなことも、実は今の時刻表に電話番号が書いてありまして、前もってそこに電話をいただきましたら、時間があれば手紙でもって個々に対応して、何時にどこへ乗ってどういうふうに行ったらいいですよという対応も今させていただいておりますし、もし時間がないようでございましたら、電話で親切丁寧に教えてあげるっていうサービスも行っております。 そういったことで、現状や今後の方針でございますけども、これからの高齢化社会の到来を迎え、ふれあい号も時代の要請に合ったより市民生活に密着したものでなければいけないというふうに思っております。利用される方々の現場の声をしっかりとこれからもお聞きして、より利便性のいいものに変えていきたいなというふうに思っております。 以上でございます。 ○議長(田口桂一郎) はい、どうぞ。 ◆10番(原彰) 先日も我が町内に来られまして、市長がいろいろと説明されたり要望を聞かれたりなさってました。市長が常々言われてるいわゆる市民の声を私は現場に赴いてそこに住む地域の方々の意見を拝聴して、それを市政に反映させると。私は現場主義というものを預かる者として、市政を預かる者としてそれを基本理念としているんだということをよくおっしゃられます。立派だなと思いますし、私もそういうことで市長にふれあい号について以前お願いしたことがあります。金光病院の件ですね、ありがとうございます。そういうこともあり、私も市長の現場主義だということに近い考えです。やはり市民の方の意見を聞いて、それを届けると。執行部に聞いていただいて、また市長に聞いていただいていい判断をいただくということを私は念頭に置いてやってまいりましたし、これからもその姿勢は変わらないんですが、きょうもまたある方の要望がありまして、この方は地頭上にお住まいの方なんです。ほとんどが買い物と通院です。しかし、しょっちゅうこのふれあい号を利用されてるんです。非常にありがたがっておられます、うれしいと、ふれあい号があるおかげで通院もできるし、買い物へも行けるし、大変うれしく思ってると感謝されております。また、こういう声は利用されてる方々からはいっぱい聞きます、非常にうれしいと、ふれあい号が通ったことは非常にうれしいと思います。市長は直接そういう声を聞かれたことはあります。 ○議長(田口桂一郎) 市長、どうぞ。 ◎市長(栗山康彦) 感謝の言葉をいただいたこともたびたびございます。 ○議長(田口桂一郎) はい、どうぞ。 ◆10番(原彰) 実は、これが一番大事なところで、市長が掲げるいわゆる住みたい町ナンバーワンづくりというのは企業誘致であったり、あるいは定住促進策であったり、子育て支援の充実、つまり子育て王国をつくるとかといった、どちらかというと若者を対象にした施策ですよ。これがそこに照準を合わせてくる、これはもう十分理解できますし、そのとおりだろうと思います。しかし、御年配のいわゆる高齢者の方にもやっぱり住みたい町の創造をお願いしたい。もちろん市長はなさってるでしょうけども、そうした年配の方にもそういう非常に住みたい町を提供してあげたいという、そうしていただきたいと、そういう思いもありますので、あわせて住みたい町ナンバーワンづくりっていうのは、やっぱり御高齢者の方もあわせたもんでありたいと、またそうあってほしいなというように思うんですが、市長のお考えを。 ○議長(田口桂一郎) 市長、どうぞ。 ◎市長(栗山康彦) 議員の言われるように、小さな子供から御年配の皆さんまでが住みたい町になるように、いろんな面で努力してまいりたいというふうに思っております。 以上でございます。 ○議長(田口桂一郎) はい、どうぞ。 ◆10番(原彰) さっきの地頭上の人の話に戻しますけども、その方はとても背が低いんです、小柄なんです。御年は80歳だろうと、多分。その方の要望というのは、ふれあい号をもっと乗りやすいものにしてほしいということなんですね。背が低い、しかも80を超えてらっしゃる。それで、地表から37センチのところにまず第1ステップがあるんですよね、ふれあい号は。それから、さらに22センチの高さまで上らなきゃならないんですよ。つまり地表から60センチ弱まで上っていかなきゃならないと。御高齢の方で、しかも背のちっちゃい人は非常に第1ステップに足をかけるのに難儀をするんですよ。ましてや高齢になりますと、やっぱり膝に故障を抱えたり、足腰が弱ったり、何でもないものにすぐ蹴つまずいたり足をとられたりする方がもう普通です、一般的ですよ。この方もそうなんです、何でもないものに足をひっかけてすぐ転ばれます。ですから、非常に乗りやすいものにしていくということが大事なんではないでしょうか。そういうことなんでございますが、今のふれあい号は今の現状に少し適応してないのではないかというふうに考えられますが、お考えを。 ○議長(田口桂一郎) 市長、どうぞ。 ◎市長(栗山康彦) 確かに議員の言われるように、第1ステップまで37センチございます。実は、自動車を購入するときに、そのワンステップ目の37センチが気になりました。しかし、今のあるバスでは、低床バスっていうのは今のふれあい号よりももっともっと大きい29人乗りの大きなバスしかございません。そのバスですと今回ってるコースは走れないんですね。もう太い道しか、幹線道路しか走れないっていうことがあって、やむなく今のふれあい号のあの15人乗りにさせていただいたと。ところが、オプションで下からもう一つ下にステップが出てくるオプションがついてます。でも、これは実は現物も見させていただきましたけども、狭いところにとめたら油圧で出てまいります、自動で。自動で出てくるがゆえにお年寄りの足へ当たったり、これ足へ当たったりすると、そういう方、今すぐ転ばれるっていう方もいらっしゃいます。大変な事故につながる可能性がありますし、とめる位置によってはそういったものが出せれないところもありますし、非常に危険度が高いということで、業者さんもおやめになられたほうがいいという、こういう相談の結果、そういうことになりました。そのかわり少しでも皆さんが上がりやすいようにっていう、本来ついてないところに、いろんなところに手すりをつけさせていただいたわけでございます。本当にふれあい号を御利用していただいてる皆さんにはもう少しっていうことを言われる方も、そういった声もよく耳にいたしますけども、そういった事情があってもう一つ下へ出すのは、これは事故を防ぐということで御理解をいただきたいと思います。 以上でございます。 ○議長(田口桂一郎) はい、どうぞ。 ◆10番(原彰) そういうことはわかりました。結局手すりでもって対応してると。場合によっては運転手さんが手を差し伸べて引っ張って上げてあげるとか、そういう対策もとられますかね、やっぱり必要だと思いますが、やっぱり第1ステップの37センチに足をかけるということで非常に難儀をされとるということですから、そこはもうちょっと何か考えられるものはないですか。 ○議長(田口桂一郎) 市長、どうぞ。 ◎市長(栗山康彦) 先ほども申し上げましたけれども、運転手さんがおりていわゆる箱を、台をするとかというようなことは交通の関係もありまして、それは難しいと思います。どうしても実はそういった方で乗れない身体に御不自由な方がいらっしゃいましたら、次の段階といたしましては、やはり今度は福祉バスの制度を御利用いただくということになってこようかと思います。このふれあい号と、また福祉バスは福祉バスとしてまた一つの制度がございますので、そちらのほうを検討いただくことになろうかとも思います。 以上でございます。 ○議長(田口桂一郎) はい、どうぞ。 ◆10番(原彰) 私は市営バスのふれあい号がこれからの浅口市のまちづくりにおいて重要な位置を占めるというふうに考えます、お考えはどうでしょう。 ○議長(田口桂一郎) はい、どうぞ。 ◎市長(栗山康彦) もう議員の言われるとおりでありまして、この高齢化社会の中で買い物難民、病院難民の皆さん方に少しでも手を差し伸べていく、この施策に変わりはございません。やらなきゃいけないことだと思っております。どうぞ皆さん方も御協力いただきますようによろしくお願いいたします。 以上でございます。 ○議長(田口桂一郎) はい、どうぞ。 ◆10番(原彰) 今の時代は富山市とか岡山もそうですけども代表されるように、高齢者、障害者に優しいまちづくりというのが方向性としてありますよね。岡山と総社を結ぶ吉備線も低床の電車、これは電車ですけども、富山はまず低床の路面電車。だから、こういう高齢社会と障害者に対して非常に優しい町をつくっていこうというのがこれからのまちづくりの基本にあるという、これは一つありますね。だから、浅口市も高齢者社会を紛れもなく迎えるわけですから、超高齢社会を、そういった御高齢者に対して優しいまちづくり、安心・安全のできるまちづくりというものを今後も一生懸命目指していただきたいというふうに思います。 ○議長(田口桂一郎) 市長、どうぞ。 ◎市長(栗山康彦) 貴重な御意見、本当にありがとうございます。ただいまいただきました御意見をしっかりと肝に銘じまして、これからも子供たちから御年配の人まで、全ての方に優しい地域づくり、市づくりを行っていきたいと考えていきたいというふうに思っております。ありがとうございます。 ◆10番(原彰) きょうの質問は以上です。 ○議長(田口桂一郎) 御苦労さまでした。 続きまして、15番大西恒夫議員、どうぞ。 ◆15番(大西恒夫) それじゃあ、質問させていただきます。 このところ市役所へ電話いたしますと、マルマル課の誰々ですというふうな応対ができて大変うれしく思っております。これ質問じゃございませんので、私はいつでしたか、受ける人は名前を担当の課でなくても、代表電話にかかっても言うべきじゃないかという話でしたが、その当時は何かそれはする必要ないと言われておりましたけど、変わってきたということは、浅口市の見えない顔として私はこういうことができてるのは大変いいことだと思います。 質問として、次には、3月議会で日本一挨拶の町ということを私が提案いたしましたところ、私の質問に対して市長さんがそれはいいことですと、ぜひやりましょうと、自分の公約にいたしますということだったわけですが、具体的にどういうふうな動きになっとんか教えていただきたいと思います。 ○議長(田口桂一郎) それでは、日本一挨拶の町公約推進の具体的な動きについて、市長、どうぞ。 ◎市長(栗山康彦) それでは、挨拶についてお答えをさせていただきます。 1日の始まりに気持ちのよい挨拶を交わすと誰もがとてもすがすがしい気持ちになります。以前から市内の小・中学校では朝、挨拶運動に取り組んでおります。私も機会を見つけて参加をさせていただいておりますけれども、学校によっては児童会、生徒会が中心になっているところ、また部活動ごとに取り組んでいるところ、警察や地域のボランティアの方と一緒にしているところ、さまざまな取り組みが見られます。岡山県の教育委員会でも目指せ「あいさつ日本一!」プロジェクトを進めており、市内の学校や県のホームページにもその取り組みが紹介をされております。また、児童の登下校の安全に御協力してくださる地域の見守り隊の皆さんも子供たちに挨拶をしてくださっております。また、先ほど議員さんも冒頭言われましたけれども、浅口市のこの市役所内においても挨拶運動は徹底するようたびたび私も幹部会を通じて幹部会でも言っております。 最近、住民の方々から役所の人たちが変わったね、挨拶もいいねっていうような声を本当にたびたび聞くようになりました。大変うれしく思っているところであります。これからも今までどおり、これまでどおりしっかりと続けていきたいというふうに思っております。 以上でございます。 ○議長(田口桂一郎) はい、どうぞ。 ◆15番(大西恒夫) 大変いいことだと思いますし、それなりに努力されてると思うわけですが、挨拶には朝だったらおはようございます、昼はこんにちはあるいはこんばんは、私は子供たちに朝、いってらっしゃいとかお帰りなさいとかを言ったり家の前でするわけですが、実はこのごろ子供たちが相手をしてくれないんですね、どういうことだろうか、その辺がちょっと気になっていけないんですけど。 ○議長(田口桂一郎) 市長、どうぞ。 ◎市長(栗山康彦) 私はみずから子供たちにおはようございます、そして役所の職員全ての人に、また何かあったらありがとうという言葉を言うようにしておりますけども、済いません、ちょっと質問の意味がよくわからなかったんで申しわけございません。 ○議長(田口桂一郎) はい、どうぞ。 ◆15番(大西恒夫) 小学校へ行くと学校の中では非常に我々に挨拶を物すごい大きい声でするんですよ。それで、いわゆる通学途中、そのときには何か一般の人には物を言うなというふうになっとんか、何かそんな感じがしてならないぐらいお帰りなさいと言うても、言う子もおるし、言わん子もおるし、ほとんどが言わないんですね。それで、例えば高等学校の生徒が自転車で行ってるのは、私どもに会っただけでも大きな声でこんにちはと言うて行く人もおるわけです。だから、その辺で私が市長に今言いたいのは何かというたら、学校の子供たちも通学の途中、そういうときにはぜひ声をかけられた場合においてはしっかり返事をするような、そういう指導をしていただきたいなあと。これは教育委員会のほうのことかもわかりませんが、ただそれは特別返事をもらわなくても申し上げておきたいと思うわけです。 私はこういうことの挨拶というのが、いわゆる定住化促進に対する浅口市の心になってくるんではないかなあと。見えないところの浅口市というのはそういうふうな挨拶のよくできる、みんな親切で楽しい町だというふうな、そういう裏での私は定住化促進の起爆剤になるんじゃないかなあと、こう思うわけでございます。これから努力していただきたいということで、それで結構でございます。何かありましたら言ってくださっても結構ですが。 ○議長(田口桂一郎) 市長、どうぞ。 ◎市長(栗山康彦) 議員の言われますように、おはようございます、ありがとうございます、ごめんなさいと、こういった魔法の言葉であろうかと思います。こういった言葉が子供たちの口から、あるいは住民の皆さんから自然に出てくるような地域にこれからもしていかなきゃいけないなというふうに思っております。ありがとうございます。 ○議長(田口桂一郎) はい、どうぞ。 ◆15番(大西恒夫) 私も言うたからにはみずからやらにゃあいけんと思って、特に家の周りなんかで通る人には必ず声をかけるようにしておるわけです。一番はみずからが変わらなければ世の中が変わらないということを思うわけでございます。はい、それで結構です。 次に、教育長にお聞きしたいと思うんです。 県下で一番コンパクトな町浅口市に教育委員会の分室があるわけです。前の教育長に私がその分室のことについて質問したときに、自分はなくてもいいと思っておりますというふうな答弁も一遍されたわけでございますが、教育長になられたばっかりですぐにいろんなことがわからないかもしれませんが、なられたばっかりだから特別にそういうことに対して関心を持って検討していただきたいと思うんですが、その辺のことをどうお考えでしょうか。 ○議長(田口桂一郎) それでは、2番目の教育委員会の分室が必要ないのではないかということについて、どうぞ。 ◎教育長(中野留美) それでは、教育委員会に分室は必要かということについてお答えをいたします。 教育委員会事務局の金光分室及び寄島分室は、社会教育振興の理念を果たすために地域住民の利便性の確保を念頭に平成18年3月、合併と同時に金光町及び寄島町の教育委員会事務局をそれぞれ金光分室、寄島分室、こういうことに改めました。先ほど言いましたように、社会教育振興の理念、これを大切にやっているところですが、両分室では先ほど言いました豊かな人生を育む生涯学習の充実、これを目標に幅広い市民のニーズに対応した学習機会の提供や各種公民館講座を開設しています。夏休みには学力向上№1プロジェクトの一環で小学生を対象に体験なども取り入れた学習の機会を設けています。今年度も8月5日から8月8日まで計画をいたしております。また、社会体育の振興として体育祭を初め各種スポーツ大会を実施して、市民のレクリエーションとか健康増進の普及に努めているところです。さらに金光分室においては、公民館を初め八重スポーツ公園、遙照山公園など7つの文化体育施設、それから寄島分室ではふれあい交流館「サンパレア」、三ツ山スポーツ公園、B&G海洋センターなど15の文化体育施設の安全・安心な管理運営業務を行っているところです。 分室は必要かという質問ですが、分室を縮小もしくは廃止した場合には、住民サービスの低下は避けられないと考えられます。しかしながら、市の真の一体化という面では今後市民の理解を得ながら、市として適正な規模の組織とか職員体制を構築していかなければならないと思います。行政の効率化、行政コストなどの観点から合理的、経済的な運営のあり方について、今後議員の皆様方、それから市民の方々の御意見を伺いながら検討すべきものであると思っております。 以上です。 ○議長(田口桂一郎) はい、どうぞ。 ◆15番(大西恒夫) 行政サービスの低下につながるからというふうなことを言われると全てのことでございまして、平成28年からは交付税も1年に2億5,000万円ぐらい減っていくわけですか、そういう中にあってよその市には、私も調べてないですからわからないですが、笠岡にはもちろん分室はないと思いますし、倉敷にはあるかもしれませんが、そういう中にあって無理やりに置いておくということは、市長がいつも言われるいわゆる交付税の減額になってくるから、市民の皆さんに痛みも与えることの改革もしていかなきゃならないというふうなことも言われておりますが、私はその一番は教育委員会じゃないかと思う。今教育長さんはいろんなことを言われた。それはするために言われたような感じで、縮小するためにはどうすりゃいいかというのを私は考えてほしいと思って、来られたばっかりだからよその教育委員会のいろんなことも含めて研究されて、一番コンパクトな町が分室を2つも持つというのは異常だと思うわけですが、その辺についてもう一度お願いします。 ○議長(田口桂一郎) 教育長。 ◎教育長(中野留美) 先ほども述べたとおりではございますが、本当に教育の充実というふうなこと、それから地域に根差した教育を行っていくということから大切なものであるというふうなことのお話をさせていただきました。それとあわせて先ほど議員の皆様、それから市民の方々と今後御意見を伺いながらというふうなこともお話をしたところでございます。 以上です。 ○議長(田口桂一郎) はい、どうぞ。 ◆15番(大西恒夫) いろいろと今後も研究して、特別よその市町村以上にやることによって本当に町がよくなるんならいいんですけど、屋上屋を重ねて経費の無駄遣いになったり、職員の無駄があるようなことにならないように、ぜひとも研究していただきたいと思います。 次に、安心・安全についてお尋ねいたしたいと思います。 市長さんもよく安心・安全の町をつくらなきゃならないということを施政方針演説にも言われておりました。私は自分で車で走ってるときに、通勤、通学の子供たち、自転車、そういうものが大変危なくてしょうがない、ひょっとしたら自分の自動車が凶器になるんではないかなあというような気がするときもあるわけです。自分がぶつからなくてもちょっと横へ出てきたときにひっかかることもあるわけです。それで、私が今回質問しておりますのは、いわゆるそういう通勤、通学の場所の危険箇所というのは具体的な調査ができているのかどうか、それをお伺いしたいと思います。 ○議長(田口桂一郎) それでは、3番目の安心・安全について、道路管理についてをお願いします。 先に道路管理で産業建設部長にお願いします、どうぞ。 ◎産業建設部長松田勝久) 失礼いたします。道路の危険な箇所についての把握ということで、調査を行っているかということだと思います。 道路管理の側で言いますと、例えば何月何日に調査を実施しますとか、この週は調査の週ですよとか、こういうことは実際には行っておりません。通常の場合ですと、この危険箇所の情報というのは、例えば先ほどおっしゃられた通学という面でいきますと、PTAのほうがそういう調査をして、学校がされてるのか私はちょっと詳しいことは知りませんが、その辺から要望が毎年上がってきます。それから、あと地区の当然土木さんからそういう危険箇所について要望が上がってきます。それから、住民の方から直接連絡があることも当然ございますし、それから職員のほうが通勤だとか、それから業務中にいろんなとこを走っておりますんで、そのときに危険箇所の発見ということもございます。いずれにいたしましても、そういう形で情報が上がっていると、こういうことでございます。 以上でございます。 ○議長(田口桂一郎) はい、どうぞ。 ◆15番(大西恒夫) 今話を聞いてみると、いわゆるそういう情報を聞いているだけと、市としてこういうとこは危険箇所であるというふうな特別な書類としての把握はないということですね、いいですけど。私の言いたいのは何かと言うと、本当に危険だということのランクづけをしていただきたい。Aランクから、危険度が高いのをAランクにすると、そういうふうにしていっていただいて、そういうところから順次直していくと。人が死んだらやるんかというて私が言ったら直ったとこもありました。実際に死なれた後、どうしてもここはしとかなきゃ、また死んだらあんたら責任をとらにゃあいけんようになりますよと言ったら、県ですけどやられました。そういうふうな人が死んだからやるとかやらんとかという問題以前の問題として、市として市内の道の危険度をランクづけにしてやる気はないですか、それは市長さんにお聞きしたいと思いますが。 ○議長(田口桂一郎) 市長、どうぞ。 ◎市長(栗山康彦) 済いません、先ほど道路管理のほうから部長が説明をしたと思うんですが、実は教育委員会のほうでは毎年危険箇所をずっと把握調査をいたしております。そして、今まではそれぞれの部署が行っていたわけでありますけれども、小学校のそういった危険箇所ですね、通学のほうですね、昨年度から調査時期などを一斉に合わせまして、そしてそれを教育委員会事務所で取りまとめております。そして、その道路関係者、部署、そういったところ、あるいは県へ言うべきものは県へ言うようなことをきちっと行いまして、どのような対策を講じるかということも全て学校のほうに返すようにいたしております。そういったことで、しっかりと安全・安心については計画を持って行っているというふうに思っております。 それと同時に、私自身も要望箇所等々には地図をしっかりと確認しながら、一件ずつ丁寧に確認いたしまして担当者に指示するとともに、先ほど申しましたけれども、学校へもしっかりと結果をお返ししております。そして、建設のほうの部長が申しましたように、道路管理の面からも毎年土木さんから危険箇所の修繕や改良等も出していただいておりまして、危険度、緊急性あるいは効率性もあろうかと思います。いわゆる事業効果、そういったものも考慮しながら計画的に危ないところは整備を行っているということでございます。御理解いただきますようによろしくお願いします。 ○議長(田口桂一郎) はい、どうぞ。 ◆15番(大西恒夫) 危険度に対してそれを評価する基準を私は設けていただきたい。大変難しい話だと思う。それで、市長がこれをせえというたからするんじゃなくて、本当に危険なもんから順番にしていくという物の考え方をするのが私は必要であると、こう思うわけです。それもそういう基準をこしらえて危険度のランクをする気はありませんか。 ○議長(田口桂一郎) 市長、どうぞ。 ◎市長(栗山康彦) 先ほども申し上げましたけれども、ランクづけというよりも危ないところはしなければいけないと思っておりますので、今までもそのように対応してきたつもりでございます。 以上でございます。 ○議長(田口桂一郎) はい、どうぞ。 ◆15番(大西恒夫) 私の意味がよくわかっていただけてないような気がするんですけど、どこも全部危ないんです、全部危ないんです。ただ、危ない度合いというものが交通量やいろんなことからあると思うんです。それをどういう形かきちっとした基準をこしらえてランクづけをすると。そして、そのランクの高いものから順次していくという姿勢を示していただきたいと、こう思うわけですが、いかがですか。 ○議長(田口桂一郎) 市長、どうぞ。 ◎市長(栗山康彦) 危ないところはやはり毎年いろいろ違ってくる面もございますし、いつも言ってますように、現場の声をお聞きしながら関係部署としっかりと話を進めて危なくないように、やはり危険度の高いところっていうところからしっかりと対応していきたいというふうに思っております。 ○議長(田口桂一郎) はい、どうぞ。 ◆15番(大西恒夫) 何回言っても同じ答えだからしょうがないんですけど、その危険度の高いというのをランクづけされたらいかがですかという話をしてるんですけど、市長さんはそれは余り好まないようでございますので、終わりにします。 それから次に、金光区域の水道の西南水道企業団よりの給水のことについてお伺いします。 金光地区の給水を西南水道企業団よりすると市の利益が幾ら、市の今一般財源を使っているのが幾ら、それから企業団のほうが金光のを入れると100万トンからの水が使用になるわけですが、どのくらい水道企業団に利益が上がるのか、それをお願いします。 ○議長(田口桂一郎) それでは、4番目の金光地区の西南水道企業団の給水について、上下水道部長、どうぞ。 ◎上下水道部長(垣内長) 現在、浅口市では金光地域は倉敷市から分水を受け、鴨方町地域と寄島町地域は岡山県西南水道企業団から受水しています。議員さんおっしゃられたように、市では受水先の統一性を図るために西南水道企業団に受水先の変更に伴う増量の要望につきまして事務レベルの協議をしております。 御質問ですが、金光地域に西南企業団から給水した場合の市と企業団の利益は幾らですかという御質問でございます。 まず、浅口市といたしましては、単純には水の購入単価の差、倉敷市が118円、西南水道企業団が100円、この18円の差がございます。その18円に金光地域の水の年間使用量約120万トンを掛け合わせますと、約2,000万円強の利益といいますか、経費の節減が見込めます。また、西南企業団でございますけれど、同企業団に問い合わせをいたしましたところ、金光地域の販売量の増加によりまして、現在の販売単価100円、これに先ほど申しました金光地域の水の年間使用量約120万トンを掛け合わせますと、年間約1億2,000万円の売上増が見込まれるそうでございます。ただ、利益といたしましては、この金額から必要経費等を差し引くこととなりますけれど、西南水道企業団では金光地域の送水はまだ事前協議の段階であり、利益としての計算はできてないという回答でございました。しかしながら、金光への給水を実現させるためには、いわゆる水利権の獲得、それから配水管の設置工事などの初期投資費用としまして7億円から8億円程度の費用がかかると見込まれます。この費用が相殺されるまでは非常に長い時間がかかろうと思いますので、慎重な判断が必要だろうと考えております。 ○議長(田口桂一郎) はい、どうぞ。 ◆15番(大西恒夫) 私が聞いてないことを答えて、私の聞いてることは答えてくれないのはちょっと残念ですが、私が今言ったのは金光の給水を始めると西南水道企業団が単価が下がるわけです、生産単価が下がるわけです。ですから、大体どのくらい、計算ができないと言われるけど、給水を始めたときの計算をすれば簡単にできる。私は向こうの局長に5,000万円ぐらい浮くんじゃないか言うたら、5,000万円までいかんけど3,000万円ですなあというような冗談を言ってましたけど。いわゆる全体の給水量の10%ぐらいのものが金光へ行きょうるわけですから、単純に言うたら10%は安くならないけど5%ぐらい安くなってもおかしくないわけでございます。ということはどういうことかと言うと、いわゆる浅口市が二千数百万円一般財源を出してる。それから、西南水道企業団が年間3,000万円から5,000万円ぐらい金光に入れると浮いてくると。言うてみれば5,000万円から8,000万円は毎年西南水道企業団や浅口市が損をしとると言うたらおかしいですけど、いわゆる負担をしてるということ。これは市長さんはもちろんそういう経済的なことは非常に敏感な方だからわかると思うんですが、私はこのことを放っとくということはいかんことだと思うし、今部長が言わりょうたいろんなことの交渉事はあるって言うけど、交渉事はもう西南水道企業団もいいし、浅口市もいいことですから、早く結論を出してもらえばいいんじゃないかなと思うわけですが、市長さん、どうですか。 ○議長(田口桂一郎) 市長、どうぞ。 ◎市長(栗山康彦) 済いません、先ほど放っとくって言われましたけれども、放っといているわけではございません。実は、金光地区を西南水道企業団のほうから給水をするためには、今部長が申しましたように、非常に莫大な工事費がかかることも事実でございます。そして、何よりもこの協議には浅口市、それから笠岡市、里庄町、それともう一つ西南水道企業団、この4つの合意が必要であります。そういうことで、これから将来的な状況を総合的に見据え、努力していきたいなというふうに思っております。 以上でございます。 ○議長(田口桂一郎) はい、どうぞ。 ◆15番(大西恒夫) 放っとくという言葉を使った言葉尻を捕まえられてちょっと何か嫌な気がしたんですけど、私も前上下水道の特別委員長をしとりましたから、このことについて本会議で質問をやりにくかったわけですが、里庄町も浅口市も笠岡市も西南水道企業団も、どこも利益になることなんです。それをおくらしゃあおくらすだけ、例えば8億円かかる工事でしょうけど、いわゆる消費税も3%アップから5%アップになって、5%アップになったときには8億だと4,000万円余分にかかるようになるわけです。少々のお金を削ったよりも、そりゃあどこか補助金を少し削ったよりも大きな金になるわけです。それはいわゆる住民の負担になりょうるということをやっぱし心から思って、できるだけ早く進めなきゃならない。浅口市がいただくんですから、やっぱし積極的に市長が表へ出てやっていただきたい、そのことが私は大変大切なことじゃないかなあと、こう思うんですが、どうですか。 ○議長(田口桂一郎) 市長、どうぞ。 ◎市長(栗山康彦) 議員の言われることもよくわかりますし、今申し上げました4者の協議、合意、これが何よりも必要であります。浅口市だけで主張したことが通るんであれば本当に簡単なことなんですけれども、水利権の譲渡の問題であるとか用水の供給増量の問題であるとか、工事費の問題であるとか、どこがどのような金額をというようなこともいろんな問題が絡んできてますので、今協議を一生懸命しているという段階でございます。結果が出次第、議員の皆様にも御報告をさせていただきたいと思っております。 ○議長(田口桂一郎) はい、どうぞ。 ◆15番(大西恒夫) 議会でこういう質問をしょうるのは、市長さんが議会がうるさくてしょうがないからできるだけよろしく頼みますよと、こういうことを言えるためにも言ようるわけですんで、その辺は理解していただきたいと思うんです。どこも損にならないんです。極端に話すと、水利権の問題というんなら水利権がなくっても浅口市のもらってる量で十分金光を賄えるんです、どうしてもやらないというんなら。水利権というのは笠岡市が持ってるんです、西南水道企業団の水利権じゃないんです。その辺のことも加味しながら押したり引いたりしていっていただいて、消費税で4,000万円も損をするようになったのもある意味では行政のおくれが原因かもしれませんし、その辺のこともよく考えて、より積極的に進めて市民の負担がかからないように、今は金光町の一般財源から出しょうるのを市民1人当たりにすると700円毎年みんなが出してくれとるんです。そのことも考えなきゃならない、ただ一般財源から出してるからわからないだけです。その金を金光町の人に言うわけじゃないですけど、みんな700円くださいよと言ったら、そりゃあこらえてくれ、早うええようにせえと、こうなるわけです。その辺のこともよく考えて、いわゆる一般財源から出とってわからないからみんな痛くもない、かゆくもない。がしかし、それは市長さんが一番感じなきゃならないこと、財政のほうが一番感じなきゃならないことだと思うんで、ぜひそういうことも含めて具体的に早く進めていただくことを期待して、質問を終わります。ありがとうございました。
    ○議長(田口桂一郎) 御苦労さまでした。 以上で本日の日程は終了いたしました。 これにて散会といたします。 明日は本会議を9時30分より開議いたしますので、御参集ください。 御苦労さまでございました。            午前11時40分 散会...