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06月11日-03号

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  1. 浅口市議会 2013-06-11
    06月11日-03号


    取得元: 浅口市議会公式サイト
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    平成25年第2回 6月定例会       平成25年6月浅口市議会第2回定例会会議録(第3)1.招集年月日 平成25年6月11日(8日目)1.招集の場所 浅口市役所議場1.開   議 6月11日 午前9時30分1.議事日程  第1 一般質問1.本日の会議に付した事件及びその結果  日程第1 一般質問1.出 席 議員 (4番欠番)   1番  伊 澤   誠            2番  佐 藤 正 人   3番  竹 本 浩 司            5番  岡 邊 正 継   6番  平 田 襄 二            7番  桑 野 和 夫   8番  加 藤 淳 二            9番  原     彰  10番  中 西 美 治           11番  柚 木   毅  12番  藤 澤   健           13番  青 木 光 朗  14番  大 西 恒 夫           15番  田 口 桂一郎  16番  畑 中 知 時           17番  香 取 良 勝  18番  井 上 邦 男           19番  道 廣 裕 子  20番  高 橋 範 昌           21番  大 西 洋 平1.遅刻または中途退場した議員の番号、氏名(な し)1.欠 席 議員(な し)1.地方自治法第121条の規定に基づく説明のため出席した者の職氏名  市長      栗 山 康 彦      副市長     田 村   諭  教育長     城 山 藤 一      企画財政部長  秋 田   裕  生活環境部長  原 田 健 次      健康福祉部長  襟 立 憲 道  産業建設部長  松 田 勝 久      上下水道部長  垣 内   長  金光総合支所長 河 手 秀 夫      寄島総合支所長 應 本 秀 文  教育次長    櫛 田   忠      会計管理者   筒 井 正 和1.出席した事務局職員  議会事務局長  小 西 通 夫      書記      園 部   智  書記      小 橋 史 明      書記      奥 原 貴 子            午前9時30分 開議 ○議長(柚木毅) おはようございます。 ただいまの出席議員は20人であります。定足数に達しておりますので、これより本日の会議を開きます。            ~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(柚木毅) 日程1、一般質問を行います。 通告順に発言を許可します。 まず、7番桑野和夫議員、どうぞ。 ◆7番(桑野和夫) それでは、通告に従いまして質問をさせていただきます。 今回私は、地域防災について、それから図書館の充実について、そして旧3町の異なる事業の一元化についてお聞きをします。明快な答弁をお願いをいたします。 まず、地域防災についてお聞きをします。 内閣府の作業部会は5月28日、マグニチュード9クラスの南海トラフ巨大地震対策最終報告を発表しました。この中では、地震の発生時期と規模の正確な予測は困難としつつも、食料や飲料水などの備蓄の1週間分以上の確保、避難所に入る優先順位を判断するトリアージ、緊急度の判定ですね。この導入を検討するなどの対策を示しています。 浅口市としてもしっかりと災害対策を行い、地域防災計画見直していく必要があると考えています。 その上で質問でありますが、まず1つ目。東日本大震災以降の浅口市としての災害対策実施内容と今後の計画についてお聞きをします。 2点目、浅口市の地域防災計画でありますが、これは平成19年3月に策定したものであり、その後改定をされていません。これは、東日本大震災があり、国や県の計画の修正を待っていたものと思いますが、地域防災計画見直し時期と見直し内容方向性についてお聞きをします。 それから、この国の最終報告の中には子供や患者、高齢者など、災害弱者が集まる施設について配置を見直すとしていますが、これは浅口市、とりわけ寄島なども該当するのかどうか、お聞きをします。 まずは、3点について答弁をお願いします。 ○議長(柚木毅) どなたか答弁できますか。 企画財政部長、どうぞ。 ◎企画財政部長秋田裕) それでは、東日本大震災以降の災害対策実施内容と今後の計画についてお答えをいたします。 さきの震災を受けまして、市ではその年度早速6月に市民の防災意識の高揚を図るため、震災地域に派遣された職員や県防災担当職員を講師に、防災講演会を旧3町ごとに開催をいたしました。 また、最新の土砂災害警戒区域避難所等の情報を取り入れた洪水土砂災害ハザードマップも旧町ごとに改定し、全戸配布をいたしたところでございます。 平成24年度には、地域の自主防災組織に対する補助金の対象項目を拡大いたしまして、自主防災組織の設立を積極的に進め、現在では市内28地区に自主防災組織が設立をされています。 また、災害時における情報伝達手段の一つとして、緊急告知FMラジオ公共施設や学校、園、自主防災組織などに配付をしてまいりました。さらに、沿岸部を有する寄島地区を中心として、指定避難所、公会堂など40カ所に、その場所の地盤が海抜何メートルかを示す海抜表示板の設置も行ったところでございます。金光、鴨方にも各4カ所設置をいたしました。 今後の計画につきましては、国、県の発表する南海トラフ大地震による被害想定を踏まえ、浅口市地域防災計画の改定を行うとともに、被害発生時の職員の初動マニュアルを整備する予定にしております。これは、市役所職員が速やかな初動態勢をとることで、市民の方々へ的確な応急対応情報伝達を充実させるということを目的としております。 また、市の防災訓練を初め、昨年から行っております海抜表示板の設置や緊急告知FMラジオの配付、防災備蓄品の整備も継続して行うということにいたしております。特に、災害時に地域内の共助の中核となる自主防災組織の設立につきましては、引き続きその推進に鋭意取り組み、防災意識の一層の向上を図ってまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。 次の続けてさせていただきます。 次に、最終報告に基づいた地域防災計画見直し時期と内容の方向性についてお答えいたします。 市の地域防災計画見直しにつきましては、国の防災基本計画及び県の地域防災計画との整合性が必要となります。このため、国、県における見直し進捗状況を踏まえながら計画を修正する予定で、現在作業を進めておるところでございます。御承知のとおり、先月5月28日に、国から南海トラフ巨大地震対策についての最終報告が発表されました。県においては、これらを踏まえて見直しを進めておりますけれども、予定より少しおくれるということで、現在のところ8月に県地域防災計画の修正を発表する予定であるということを聞いております。したがいまして、市防災計画見直しにつきましては、これらの上位計画との整合性がございますので、それを踏まえて東日本大震災の教訓も把握しておりますので、そういったものも総合的な防災対策を図るという必要性から、今年度中の少しでも早い時期に見直しをさせていただきたいと思っております。 なお、内容の方向性でございますが、広域の大災害から市民の生命、身体、財産を保護することを目的に、各種対策を総合的に検討いたします。国はもとより、岡山県の地域防災計画見直しの内容を十分踏まえた内容とし、警察、消防、そして地域の自主防災組織等との連携、こういったものや災害時での女性の視点も十分取り入れながら作成を進めてまいりたいと思っております。 いずれにいたしましても、地域防災計画は災害時に有効に機能しなければならないと思っております。当市の実情に合った実効性のある内容へと見直しを図り、市民の安全確保に努めてまいりたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。 以上です。 ◆7番(桑野和夫) 高台移転。 ◎企画財政部長秋田裕) じゃあ、続けてさせていただきます。 災害弱者の関係でございますが、配置見直しに係る財政負担についてのお答えをいたします。 御質問の施設配置見直し財政負担の件につきましては、先日の新聞報道南海トラフ巨大地震など、東海地震の地域を含めた最大規模の地震を想定し、大津波の被害が予想される地域を避難対策特別強化地域に指定して、病院や保育園など公共施設の移転を財政支援する内容の特別措置案が現在検討されております。ただ、現在その詳細は十分把握しておりませんので、今後国の動向を注視していきたいと考えておりますが、浅口市が大津波の被害が想定されるこの指定される地域なのかどうかはまだ把握はできておりませんので、今後注視していきたいと思っております。議員御指摘のとおり、津波への対策の基本的方向は命を守ることであり、住民が即座に安全な場所に避難できるよう、あらゆる手段を講じることが最重要でありますので、今後もできる限り取り組んでまいりたいと思っておりますので、よろしくお願いします。 以上です。 ○議長(柚木毅) 桑野議員、どうぞ。 ◆7番(桑野和夫) 東日本大震災以降の実施された内容と今後の計画が示されました。さまざまな取り組みを実施されとることについては、大変評価をしたいと思います。 それから、今後の計画でありますが、ぜひ関係機関とよく協議をして、効果的な対応、計画をお願いします。これは要望であります。 それから、地域防災計画でありますが、今年度末の早い時期という点や有効な計画という方向性が示されました。当然しっかりとした計画をつくられると思いますが、例えば要援護者への対応や子供たちへの対応などは、さまざまな関係機関と協議をして意見を聞くことが大事だと思いますが、策定委員会などを設置して議論されるかどうかについてお聞きをします。 それから、災害対策の理念の問題であります。この質問の4でありますね。対策は、自助、共助、公助、この3つが大事だと言われています。当然私もこれはもっともだと思いますが、しかしながら、ともすれば自助、共助が特に最近強調されることがあります。私は基本的な対策は行政が責任を持って行い、自助、共助はそれをカバーするものと考えますが、この点についてどうお考えか、答弁をお願いします。 ○議長(柚木毅) どなたか。 企画財政部長、どうぞ。 ◎企画財政部長秋田裕) 失礼いたします。 防災計画の策定についての考え方の中で、要援護者等あるいは学校等のいろいろなケースが考えられます。これからの策定につきましては、まず庁内で、役所の中で関係部署、全ての部署と意見交換をする場がございますので、我々の総務課での担当がおります、そういった素案を関係の課に全てお出しをしまして、関係課と漏れがないか、あるいは新しい課題がないか、そういったことを調査をしながら職員の中できちんと積み上げていくということにいたしたいと思います。 住民の方々による策定途中の策定委員会は、そういうことで今のところ考えておりませんが、ただ最終の防災の審議会のような組織はこれからつくっていくということはございますので、最終案の確認をその方たちに、20名を超える組織を今考えておりますけれども、先ほど申しました女性の視点というものもありますので、女性の方も数人入っていただきながら、総合的にそういった組織の方々と一緒に最終決定をしてまいりたいと思っております。 それと、自助、共助、公助の考え方についてでございますけれども、災害が起きたときには、行政だけでは全ての住民の方たちに対して確実に情報を伝えたり、安全な場所へ誘導することができない場合が予測をされます。したがいまして、災害発生後の一定期間はみずからの身はみずから守るという自助と地域住民相互による援助、つまり共助によって、少しでも災害被害の軽減を図っていくということが求められています。現在、防災計画見直しを進めておりますけれども、災害危機に強いまちづくりは、この計画の整備や市の防災対策の公助だけでは不十分であると考えております。地域を支えるさまざまな人たちの防災意識防災力の向上が重要と考えます。各地域の危険箇所の把握、そして避難経路の検討、そして地域の意見を反映した防災マップづくりなどが、自主防災組織の力が不可欠だと考えております。先般も市民協働事業でありますあさくち未来デッサンでも防災をテーマにした団体が参加をされておられました。各地区の方々の助け合い、そして人命救助初期消火に努めること、そして一人一人が防災に対する知識を持ち、家庭を中心に家具転倒防止等防災対策をすることが、被害の軽減に大きな役割を果たすと考えております。今後とも市といたしましては、公助としてのソフト事業の充実を図ってまいりまして、地域防災力の向上に向けた人づくり組織づくりに重点を置きつつ、ハード面の整備も含めた防災対策の充実を図っていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 以上です。 ○議長(柚木毅) 桑野議員、どうぞ。 ◆7番(桑野和夫) まず、災害対策の計画でありますが、策定委員会はつくらないということでありますが、各庁内の部署でしっかり議論をしていただき、必要な場合は庁外の人の意見を聞いて、よりよい防災計画をつくってほしいと思いますので、よろしくお願いします。要望であります。 それから、行政と地域の役割についてはしっかり役割分担を明確にして、お互いに協力し合ってよりよいものをつくってほしいと思います。 このことの最後に、災害対策で市長の思いがあれば、お願いをいたします。 ○議長(柚木毅) 市長、答弁よろしくお願いします。 どうぞ。 ◎市長(栗山康彦) それでは、地域防災について順次お答えをさせていただきます。 まず、東日本大震災以降の災害対策実施内容と今後の計画につきましては、先ほど担当部長が申し上げたとおりでございますが、私は特に地域での自主防災組織の設立は大変重要なことであるというふうに認識をいたしております。私が地区総会などへ出席した際には、いつも設立のお願いをさせていただいておりますが、防災資機材防災看板等の整備を初め、防災備蓄品の整備にも補助制度がありますので、ぜひ安全な地域づくりのためにも、全地域が自主防災組織を設立していただきたいと思っております。 また、最近では災害救助犬の派遣をお願いする日本レスキュー協会や災害時の医療活動を現場で担う浅口医師会など、各種団体、機関との防災協定を結んでまいりました。今後とも、市民の防災に対する意識を高めていく防災講座などの人材育成事業防災対策が市民全体へ広がるような啓発事業を充実させていきたいと考えております。どうぞ、皆さん御参加、御協力をよろしくお願いをいたします。 次に、防災計画見直し時期と内容の方向性でございますが、ようやく国の最終報告が示されましたので、今後は県の防災計画進捗状況を見据えながら、現在進めております市の地域防災計画見直しに一層力を入れ、今年度中の少しでも早いうちに完了させてまいりたいと考えております。また、この見直しを機に、新しい問題点や課題も出てくると思います。将来に向け、災害に強い浅口をつくるために、一層地域、関係機関、団体と連携した体制を築いてまいりたいと思っております。なお、地域防災計画が完成後、平成26年度中には新しいデータを取り入れたハザードマップも作成し、全戸に配布したいというふうに思っております。 続きまして、3点目の災害弱者が集まる施設の配置見直しに係る財政負担についてでございますが、これは大津波の被害が予想される地域に対して、特別に対策が検討されているものであると聞いておりますが、詳細が見えるには少し時間が必要かと思います。いずれにいたしましても、何よりも重視すべきことは命を守ること、そして住民が即座に安全な場所に避難できるよう、あらゆる手段を講じることでありますので、最大限の対策に取り組んでまいりたいと考えております。 最後に、自助、共助、公助っていう御質問でありますけども、災害対策は市民の生命と財産を守るという政治の基本責任であるとともに行政の重要課題でもあります。今市が進めておりますのは、ハード事業はもとより、市民の防災意識地域防災力の向上のためのソフト事業の充実であります。3・11から学んだことを生かし、地域に住む方々がともに力を合わせて、万一の際にともに助け合えることで一人でもとうとい命が守られる、そういう地域をつくっていきたいと考えております。家族や地域の方々の日ごろの声がけや助け合いがあれば、いざというときにも力になると思います。世界一の防波堤っていうふうにつくってありました釜石の防波堤でさえ、大自然の力の前に積み木のように崩れてしまった。やはり自然の力を人間の力で抑え込んでやろうっていうのは、正直無理であります。じゃあどうしなきゃいけないかっていうと、やはり逃げること、それも協力しながら、助け合いながら急いで逃げる。この逃げるっていうこと、これが一番大切ではないかなというふうに思っております。今後もそういった意味でも自助、共助の意識が高まるように、行政が積極的に支援し、防災まちづくりへの対策を行ってまいりたいと思っております。 以上でございます。 ○議長(柚木毅) 桑野議員、どうぞ。 ◆7番(桑野和夫) 安心・安全な浅口市のために、引き続き御努力をお願いします。 次に、図書館の行事についてお聞きをします。 読書は人間力を養い、言葉を学び、感性を磨き、表現力を高め、人生をより深く生きる力を身につけていく上で欠くことのできないものであります。そうしたもとで、浅口市はコンパクトな町にもかかわらず、鴨方図書館、それから金光さつき図書館寄島図書館公立図書館が3館と金光図書館があり、人口当たり蔵書数は全国一であり、読書をする上ですばらしい環境にあります。その上に立ち、何点か質問をします。 まず1点目、先ほど言いましたように読書をする上で有利な環境を生かし、読書の町としてアピールしてはどうですか。お聞きをします。 2点目、環境は非常にすばらしいんですけども、現在のところそれを十分生かし切れてない面があります。公立図書館の調査を見ますと、平成23年度の調査で登録率、これは人口のうち何人がカードを持っているかという数字でありますが、浅口市は22.9%であります。近隣の図書館を調べますと、里庄町が92.7%、矢掛町が72.6%、倉敷市は58.6%であります。岡山県全体の市と町の平均は45.8%ということであり、浅口市は極めて低い登録数ということになります。1日平均の本の貸出数も、23年度の調査で734冊であり、決して高くありません。貸出数登録率を高める、要するに市民が図書館をしっかり利用してもらうために、今後どうされるのかお聞きをします。 それから3点目、金光図書館も含めた市内4館の連携でありますが、現在のところ、連携は借りた本をどこの図書館でも返せるということができるようになっていますが、今後は何か進めていくお考えがあるかどうか、お聞きをします。 それから4点目、インターネット予約貸し出しについてお聞きをします。 インターネット予約貸し出しは、読みたい本をネットで先に予約しておいて、後で本をとりに行くというものでありますが、多くの市民の方がこの予約を望んでおられます。早急に実施をお願いしたいと思います。 それから5点目、ことしは鴨方図書館が30周年、金光さつき図書館が10周年であります。加えて言うならば、金光図書館は70周年であります。これを機に、図書館をしっかりPRする企画を実施する考えはありませんか。お伺いします。 6点目であります。 浅口市は、平成25年3月浅口市子ども読書活動推進計画を策定しました。これでありますね。これによりますと、公立図書館が市内3館あることを評価するとともに、子供の読書離れが深刻な社会問題となっている中、乳幼児期から中学卒業までを統合的に捉え、本との出会いを大事にし、連続的、発展的ステップを重視した活動の推進を図ることが重要とし、これを実効あるものとするため、家庭、学校、園、地域、図書館、行政が一体となって読書活動の推進に取り組んでいくこととしています。この計画に沿った図書館運営を求めますが、答弁をお願いします。 最後、7点目でありますが、職員の問題であります。 職員が1年で変わることは、住民サービスも低下をし、個人個人生活設計からも問題があると考えます。これは、図書館以外の職員にも該当します。しかしながら、きょうは図書館の質問でありますから、図書館の職員だけについて限定的に質問をします。 図書館職員は、本の貸し出しの事務をするだけでなく、利用者との信頼関係に基づいて、読書のサポート、質問に資料で答えるというレファレンスなどの専門性が要る職場であります。そのため、図書館職員についてもぜひ継続性を持たせてほしいと思いますので、答弁をお願いします。 以上、7点についてよろしくお願いします。 ○議長(柚木毅) どなたか答弁できますか。 教育次長、どうぞ。 ◎教育次長(櫛田忠) それでは、図書館についてのお尋ねについて、順次お答えをさせていただきます。 まず、図書館の町としてのアピールをという話でございます。 読書は、知識や学力を得るだけでなく、感動や癒やしにより心を穏やかにします。ただ、最近はテレビとかインターネットというものから簡単に情報が得られる時代になりました。読書離れが進んでおるということも事実だと思います。 御質問にありますように、浅口市には市民の身近なところに図書館が整備されておりまして、直近の4月の1カ月における公立3館の利用者数というのが、合わせて延べ4,781人を数えております。それぞれの図書館読書週間とか夏休み期間中を中心に、読書に遊びや工作を組み込んだ企画、そういうものを実施して、図書館を好きになる工夫というものに努めております。今後におきましても、議員さんがおっしゃいましたその利便性を生かして、また引き続き蔵書の整備に努めまして、図書館を親しみあるものにして、魅力あるまちづくりを目指したいというふうに思っておりますので、よろしくお願いをいたします。 それから、2番目の貸出数登録率の問題でございます。 この公立3館の貸出数、これも4月の統計をちょっと調べました。貸出数が4月1カ月で1万5,859冊です。1年前の数字と比べますと10%増加しております。また、登録者数につきましても、本年2月末現在で1万100人、1年前に比べて同様に10%増加はいたしております。ただ、議員さんがおっしゃられた数字のように県下ではちょっと高いとは言えない状況も認知をいたしております。 今後は、御質問にありましたように、貸出数とか登録率を上昇させるために、一番は利用者が読みたい本をそろえるというのが一番つながるんだというふうに司書のほうからも聞いておりますので、そういう読者のニーズに合った蔵書を充実させるということ、それから利用していない人に対しても、読書への魅力を感じる事業を実施して、気軽に利用できるような図書館づくりを目指したいというふうに思っております。 次に、3番目の4館の連携でございます。 この連携につきましては、図書の返却につきましては4館相互でできるようにいたしております。また、図書の貸し出しについては公立3館で相互に貸し出しができるようなサービスになっております。3館とも所持していないものにつきましては、県立図書館の相互の貸し出しサービス利用者に紹介をいたしております。今後のことにつきましては、一つは私立の図書館がございますので、公立と私立の違いもありますが、イベントの開催時などにおきまして人的な協力体制、そういうものを実施したりして、図書館としての一定のサービスが保てるような、受けられるような努力をしたいというふうに考えております。 それから、4つ目のインターネットの予約の貸し出しの件でございますが、インターネットにつきましては自宅から24時間365日いつでもできるというメリットが考えられます。一方で、インターネットが得意でない高齢者、そういう方への不公平感とか、それからインターネットで予約する人と窓口へ来られる方、そういう方のバランスをどうやるか、タイミングをどうとるかという問題もございますが、今後システムの導入につきまして、その必要性とかニーズとか図書の貸し出しの実態等も考えながら十分検討してまいりたいというふうに思っております。 それから、5番目の鴨方図書館金光さつき図書館がそれぞれ30周年、10周年を迎えるという御指摘でございます。 記念事業につきましては、施設の性格上派手な企画を実施するよりも、今年度計画している事業について、例えば読み聞かせやお話の会などをより充実させる形で取り組み、引き続き市民の方に愛される図書館としてのサービス向上を図るべきと考えております。 続きまして、6番目の読書活動推進計画でございます。 本年3月に策定されました子ども読書活動推進計画は、子供の読書離れが進み、読書環境の整備が求められている中、小学生、中学生、幼稚園の保護者の方を対象に実施したアンケート結果からわかる現状と課題を踏まえ、子供の読書活動推進の基本方針を定めたものでございます。この計画が実効あるものとするために、家庭や学校、園、地域、図書館、行政が一体となって、読書活動の推進に取り組みたいというふうに思っております。議員さんのおっしゃるとおりでございます。 次に、7番目の職員の問題でございます。 これも議員さんがおっしゃいますように、図書館職員についてはその館の管理する資料、蔵書、そういうものについて詳しく知っていることが利用者サービスにつながるものというふうに思っております。職員には、非常勤職員あるいは臨時職員も含まれておりますが、適切な任用に努めたいと思いますので、何とぞ御理解を賜りますようお願い申し上げます。 以上です。
    ○議長(柚木毅) 桑野議員、どうぞ。 ◆7番(桑野和夫) ありがとうございました。 まず、1番の読書の町としてのアピールでありますが、要するに全国一の蔵書数というのがありますから、これは確かにすばらしい資源であります。ですから、これを一つのスローガンとして、市の内外にしっかりPRして、利用してもらってほしいと思います。実際ホームページを見ても、例えば広報浅口を見ても、図書館の詳しい内容やPRについては十分書かれてません。特にことしは鴨方図書館が30周年で、金光さつき図書館が10周年になりますから、広報紙をしっかり使ってPRしてほしいというふうに思います。 それから、貸出数と登録者率でありますが、しっかり職員の方がその気になって登録者数をふやす取り組みをお願いしたいと思いますし、例えば子供たちに学校でチラシを配るとか、あるいは行事があったときに移動図書館をするとか、そういうことも含めて努力をしてほしいと思います。 それから、私立金光図書館を含む4館の連携でありますが、金光さつき図書館はできて10年でありますから、金光の方にとって、特に年配の方は金光図書館がやっぱり図書館というなじみが多いんですね。ですから、その辺では私立とはいえ、そう違和感はありませんから、例えばシステムを統合するとか、あるいは金光図書館は古い資料も新聞もたくさんありますから、公立でできないレファレンスを金光図書館に頼むとか、そういうことも含めて検討をお願いしたいと思います。 それから、インターネット予約貸し出しでありますが、これはもう現在里庄も笠岡も今の図書館もやってます。恐らくやってない図書館が少ないと思うんですね。ですから、もう時代おくれになってますから、これはもうぜひ早急にやってほしいと。費用もシステムのリプレーのときにやればそんなに莫大な費用はかかりませんから、早急にしてほしいと思いますので、前向きな答弁をお願いします。 それから、図書館のPRでありますが、先ほど申しましたように鴨方が30周年で、さつき図書館が10周年でありますが、見ればさつき図書館は10周年の記念事業を行うようでありますが、鴨方の30周年はなぜしないのか、お聞きをします。 それから、子ども読書活動推進計画につきましては、絵に描いた餅にならないように、しっかりお願いをいたします。 それから、図書館の職員の問題につきましては、市民の皆さんへのサービスの向上のためにも、ぜひ引き続き継続性を持った採用を広げてほしいというふうに思います。 7点の中、1から5までについて答弁をお願いします。6、7については要望ですので答弁は必要ありません。お願いします。 ○議長(柚木毅) 答弁できますか、どなたか。 教育次長、どうぞ。 ◎教育次長(櫛田忠) 1の図書館のアピールにつきましての答弁ですが、議員から御指摘がございましたホームページとか広報紙でも積極的にPRということですので、その辺については工夫を考えたいというふうに思います。 それから、2番目の貸出数などをふやす方策につきましては、なかなか登録を、例えば他の市では小学生全員に半ば強制的っていったらおかしいんですが皆さんしましょうねとかやってる。登録だけしても貸し出しを使わないと意味がありませんので、その辺の登録をふやすだけじゃなくて、やっぱり貸し出しをふやして登録と同時にふやしていく必要があろうかとは思います。そういう努力もPRの足りない部分がありましたら、そこは現場の職員とよく相談をしたいというふうに思います。 それから、4館の連携、特に私立のことに言及をされました。確かに、システムのことは議員さんがよく御存じ、まさにおっしゃったとおりでございます。金光図書館が公立よりも非常に古うございまして、特に古い資料を持っておるというのは役立つ部分がございます。行政的にも、例えば図書館ができてから古い新聞を保存しておりますが、できる前のは金光図書館にしかないというようなことで、行政的にも利用する場合もございます。ですから、そういう部分は考えられるところがございましたら、研究をしたいというふうに思います。 それから、インターネットのことの4番目の御質問ですが、これもいろいろ便利なものですので、避けて通れない問題です。十分検討してまいりたいというふうに思います。 それから、最後に5つ目の鴨方の30周年をなぜしないのかということでございます。なぜしないのかという御質問ですが、何周年で必ずそういうものをしてるということではないので、式典とかそういう派手なものが利用者に喜ばれるというばかりではございませんので、そういうものを契機として、先ほど議員さんからも御指摘がありますように、図書館の事業で親しみがあるようなことを充実させていきたいというふうに思っておりますので、御理解をお願いいたしたいと思います。 ○議長(柚木毅) 桑野議員、どうぞ。 ◆7番(桑野和夫) 30周年などについては、別にお金をかけてやってほしいということではありませんので。ちょうど30周年ということなので、しっかり本のPR、図書館のPRをしてほしいと思います。答弁は必要ありません。 それから、教育長インターネット予約貸し出しですね。これはもう非常に、先ほど申しましたように、恐らくこの辺でしてないのは浅口だけなんで、ぜひお願いしたいと思うんですけども、必要だと思われるかどうか、答弁をお願いします。 ○議長(柚木毅) 教育長、どうぞ。 ◎教育長(城山藤一) 失礼します。 インターネット予約につきましては、いろいろな方面から情報がございます。インターネットは御承知のように、何事でもすぐに、即座に情報が得られるというような点がございまして、図書の予約につきましても非常に便利なものであろうと思います。ただ、問題点としては、新刊の新しい本を何冊も何冊も、ひどいのになると40冊も50冊も一度に1人の人が予約して、そして本当に図書館へ足を運んで借りようとすると、もうそこで予約されてしまっておるというような例もあるそうです。ですから、そのあたりのことはよく考えて、例えば私が勝手に思っておるんですけれど、インターネット予約の場合には例えば5冊を限度にするとか、そういうような取り組みをして、足を運ぶ人にも迷惑が余りかからないようにしなきゃならないというようなことも考えております。そのほか、インターネットというのは非常に便利なものですから、有効に使えばいいんですけれども、それとは逆の効果もありますので、そこらあたりをよく研究して、議員さんがおっしゃるようにしっかりと研究して、インターネット予約のいい点を考えてできればと思っております。 以上です。 ○議長(柚木毅) 桑野議員、どうぞ。 ◆7番(桑野和夫) 確かにリスクは多少あるんですけども、多くの図書館でやっとるということはやっぱり必要だからやっとんで、その辺は十分考えて今後前向きな検討をお願いします。 それから、市長にお聞きしますが、市長は今議会の最初の政務報告で、コンパクトで資源豊かな浅口市、物と心の豊かさを求めると言われました。例えば、この図書館でいいますと日本一の蔵書、これはすばらしい資源だと思います。これを活用すれば、心の豊かさ、しっかりと形成できると思いますので、この辺を含めて何かあれば答弁をお願いいたします。 ○議長(柚木毅) 市長、答弁できますか。 どうぞ。 ◎市長(栗山康彦) それでは、図書館の充実っていうことについてお答えをさせていただきます。 公共図書館は、読書活動の振興を担う機関として、また地域の情報拠点として利用者及び市民に対して重要な役割を果たしております。本に親しみ、読書を習慣づけるための環境整備に取り組む事は、多様な想像力を培い、豊かな感性を育むためにも重要なことであります。 3館ある公立図書館では、市民に親しみのある図書館を目指して、それぞれが創意工夫し、いろいろな企画を実施もいたしております。実は、私も昨年10月に金光さつき図書館で行われました「パパおはなしよんで」に参加いたしました。子供たちに読み聞かせをしたわけでございます。熱心に耳を傾ける子供たちの姿を目にし、ちょうどことしが鴨方図書館の30周年、金光さつき図書館10周年の節目に当たることから、実は郷土の歴史を伝える手段といたしまして、紙芝居の作成を思い立ちました。活字や絵に親しむことからふるさとの歴史を学んで、そして心の豊かさへとつながればとの思いからであります。紙芝居の作成経費につきましては補正予算案を計上いたしておりますので、御審議いただきますようによろしくお願いをいたします。 図書館は、あらゆる人々にさまざまな情報提供がなされるところであり、職員は利用者からさまざまな要求に応じられる知識と検索技術が求められています。今後も利用者のニーズを踏まえ、市民の方が利用しやすい図書館を目指したいと思っております。 以上でございます。 ○議長(柚木毅) 桑野議員、どうぞ。 ◆7番(桑野和夫) ぜひ、充実についてよろしくお願いします。 では、最後3点目について質問をいたします。 合併して7年が経過をしました。現時点で浅口市内の事業で一元化できてないものとして、水、消防、ごみなどがありますが、ここでは水と消防の今後の方向性について、まずそれぞれ水、消防、答弁をお願いします。 ○議長(柚木毅) どなたか、上下水道部長。 どうぞ。 ◎上下水道部長(垣内長) 合併後、事業の一元化についてのうち、水の一元化についての今後の方針についてお答えいたします。 合併調整では、受水先につきましては現行のとおり新市に引き継ぎ、合併後随時調整するとなっています。これに対しまして、浅口市の現状は合併前と同じく金光地域は倉敷市から分水を受け、鴨方町地域と寄島町地域につきましては岡山県西南水道企業団から受水しています。このため市では、受水先の統一を図るため、西南水道企業団の構成市町、構成市町は笠岡市、里庄町で、あと浅口市でございますが、その中で排水量に余裕のあります笠岡市に対しまして、日最大5,000立方メートルの水利権の譲渡依頼とともに、西南水道企業団に対しまして受水先の変更に伴う協議を現在行っております。 以上でございます。 ○議長(柚木毅) 企画財政部長、どうぞ。 ◎企画財政部長秋田裕) 担当であります消防につきましては、私のほうから答えさせていただきます。 本市の消防に関する事務につきましては、御承知のとおり、鴨方、寄島地区は笠岡消防組合と、金光地区は倉敷市への事務委託により実施をされているところでございます。これは、合併時に合併協定の内容に沿って手続がなされ、現在に至っているものでございます。この消防事務につきましては、議員御指摘のとおり、市内で同じ消防に関する事務が2つの形態であることは事実であり、課題であると認識をしております。担当部といたしましても、市として将来どうあるべきかを現状を踏まえつつ、引き続き研究してまいりたいと思っております。 以上です。 ○議長(柚木毅) 桑野議員、どうぞ。 ◆7番(桑野和夫) まず、水、水道についてでありますが、現在西南水道企業団などと協議をしてるということでありますが、浅口市としていつごろまでに結論を得るおつもりなのかについてお聞きをします。 それから、消防の一元化でありますが、もし一元化する場合に、まだ実際十分検討されてないかもしれませんが、金光町の市民会館金光の前にあります消防の出張所、これは金光の人にとっていろんな面で、あれば安全・安心な気持ちになります。例えば、一元化をする場合でも、この出張所については残してほしいと思いますが、その辺はどうなのかお聞きをします。 ○議長(柚木毅) 最初、上下水道部長、答弁お願いします。 ◎上下水道部長(垣内長) いつごろまでにということですが、現在協議をしております。当然、相手方のあることでもありますし、協議内容、その他経過につきまして、いつごろとはっきりした返事が難しい状況でございます。そのあたりを御理解くださいますよう、お願い申し上げます。 ○議長(柚木毅) 続いて、企画財政部長、どうぞ。 ◎企画財政部長秋田裕) 失礼します。 一元化についての金光西出張所がございます。金光公民館の横にございますが、市民の方、議会の方々、いろんな方々との調整は当然必要だと思っておりますので、今後そういった方々の意見をお聞きしながら、最終的にまとめていければと思っております。 以上です。 ○議長(柚木毅) 桑野議員、どうぞ。 ◆7番(桑野和夫) 水の問題でありますが、当然相手がありますから、いつまでというのは言いにくいかもしれませんが、浅口市としてどういう展望を持っておられるのかについてお聞きをします。 ○議長(柚木毅) どなたか。 副市長、どうぞ。 ◎副市長(田村諭) 水の問題についてお答えをいたします。 先ほど部長がお答えしましたように、相手があることであり、今協議中でございます。市としての展望というお尋ねでございますが、これは特に合併後10年間以内、特例債の期限等もございます。この期限が5年間延長されたということもございますが、いずれにしましても、相手方と十分協議をして、お互い納得いく方向を出していきたいというふうに思っておりますので、今現在何年先とかというのははっきり明言ができないという状況でございますので、御理解いただきたいと思います。 ○議長(柚木毅) 桑野議員、どうぞ。 ◆7番(桑野和夫) 事業の一元化について、市長にお聞きをします。 私の考え方でありますが、この一元化については可能な限り方向性などについて市民に情報提供して、可能な限り合意形成をめざすこと、そしてあくまで市民の利益を優先して決定すること、この辺が大事だと私は思いますが、その辺について市長の見解をお願いします。 ○議長(柚木毅) 市長、答弁できますか。 どうぞ。 ◎市長(栗山康彦) 水道や消防などに限らず、こうした市の将来にかかわる重要な案件につきましては、当然のことながら浅口市の未来と市民皆様の生活環境、福祉の向上を最優先に考慮いたしまして、議会の皆様とも十分御相談しながら進めていくべきものと認識をいたしております。 以上でございます。            (7番「ありがとうございました。終わります」の声あり) ○議長(柚木毅) 御苦労さまでございました。 ここでトイレ休憩をとります。            午前10時21分 休憩            午前10時35分 再開 ○議長(柚木毅) それでは、休憩を解いて再開します。 次に、14番大西恒夫議員、どうぞ。 ◆14番(大西恒夫) それでは、質問をさせていただきます。 市長さんは、なられて3年がたち、4年目に入ったわけです。ある程度いろんなことにおいて自信もついてこられたんじゃないかなと、こう思うわけでございます。 私は、きょうは4点質問いたしたいと、こう思っております。 1つは、市長さんがよく言われますピンチはチャンスだと、いろんな地域へ行ってもそういう話をされておりますので、個人的なことやこは別といたしまして、市政にとってピンチであったことがチャンスにつながったというようなこと、これからそういうことをつなげたいというようなことがありましたら市長さんにお聞きしたいと思いますし、もしそういういいことがあったら議会の皆さん方も我々も大いに協力していきたいと思いますので、お願いいたします。 ○議長(柚木毅) 答弁できますか。 どうぞ、市長。 ◎市長(栗山康彦) それでは、大西議員の御質問にお答えをいたします。 私が、ピンチはチャンスという言葉を使ったのは、市議会におきましては平成22年第3回6月定例会の施政方針において、私の自治体経営の理念を申し上げたときに、アインシュタイン博士の「困難の中こそチャンスがある」という名言を引用したものであります。 私が市長に就任したとき、世の中はリーマン・ショックによる世界的な金融、経済危機に直面し、国内においても経済情勢が非常に厳しい状況にありました。浅口市におきましても、企業誘致を行うにも土地がないと、若者が都市部に流出し、少子・高齢化が進み、人口減少を招くことにより税収入は減少する、さらに国からの交付税が削減されるなど、財政難という状況下で市民皆様の福祉の向上を図らなければなりませんでした。もし、浅口市が若者がふえ続け、自然と企業も集まってくる、財政も豊かである、そんな何も問題がない町であったなら、私は新しいものに挑戦しなかったかもしれません。しかし、現実はそうではありません。先ほど申し上げましたように、さまざまな問題があったからこそ、私は新しいことに挑戦して、現状を打破しようと頑張ることができたと思っております。そういう意味において、具体的にとも言われましたけれども、今まで私が行ってきた新しい事業の一つ一つが、ピンチはチャンスという気持ちで取り組んできたものであります。 浅口市を取り巻く環境は、これからますます厳しいものになります。政務報告でも申し上げましたが、これからは市民の力、地域の力を初めとした民の力が存分に生かされることにより、個性と魅力があふれたまちづくりを目指していかなければならないと思っております。そのために、私は積極的に市民の皆様の声を聞かせていただきます。政治の課題と解決策は現場にある、これはいつも口にしておりますけれども、これも私の政治理念の一つでございます。これからも、市民皆様と一体となって、より一層浅口市が住みたい町、住み続けたい町となるよう努めてまいりますので、どうぞよろしくお願いをいたします。 以上でございます。 ○議長(柚木毅) 大西議員、どうぞ。 ◆14番(大西恒夫) 具体的にこういうことを一つのピンチであるからチャンスとして今考えとるんで、議会の皆さんも協力してほしいというふうなことが出ると思って具体的にという話をしましたが、いろんなこと、今までやってきたことの観念的なことの中でピンチをチャンスに変えてやったんだということであったんですが、これから先、具体的な何かあったらお話しいただければ。なかったら結構でございますけども。 ○議長(柚木毅) 市長の答弁できますか。 どうぞ。 ◎市長(栗山康彦) 今までのことを少し申し上げさせていただきますと、例えば森林や里山の荒廃が進んでいるというこういうピンチのときに、やはり支援の補助金制度の拡充を行ってきたとか、あるいは新聞報道で小・中学校の学力あるいは生活態度がワーストワンっていう記事が載りました。こういったピンチのときには、学力、今年度は向上№1プロジェクトを立ち上げた、あるいは今までICT機器の整備であるとか、青少年育成センターを独立させて立ち上げたとか、生活支援を県下トップのクラスまで配置していくとか、まさに成果のあった中にはスクールポリスの配置であるとか、そういったことにも取り組んでまいりました。また、高齢化がどんどん進んでいるっていう状況の中では、この4月から本格的に高齢者支え合いサポーター事業、これも新たに始めた事業でもあります。先ほどから防災のことも話題にのってますけども、自主防災組織をしっかりと立ち上げるということも頑張ってまいりましたし、新たにハザードマップも作成していこうということも思っております。それから、公共交通の危機っていうことがずっと叫ばれておりますけれども、浅口のふれあい号のさらなる充実もこれからしていかなきゃいけない。それから、ケーブルテレビの統一化であるとか、環境問題では剪定枝の問題が大きな問題となっておりますけども、それのチップ化であるとかペレット化、そういったことにも取り組んでいかなきゃいけないと。それから、今年度というか来年度、私の頭にずっとあるのは定住促進ですね。この定住促進に力を入れていこう、そしてもう一つは、共働きがしやすい、子育てがしやすい環境をもっともっと充実させていこうと、こういう思いを持っております。 以上でございます。 ○議長(柚木毅) 大西議員、どうぞ。 ◆14番(大西恒夫) 結構でございます。 次に、今ピンチはチャンスという話をしましたが、チャンスはチャンスという言葉も別に市長が言われたわけじゃないんですけど、私はある気がするわけですね。市政にとってどのようなことがあるかということも聞きたいんですが、私は3月議会でソーラー発電のことを今チャンスじゃないかなと、こういう話をいたしました。質問しました。今見てますと、市民や他地区の方が市内へ来てから参入して今いろんなことをやっておられるようでございます。また、そういうようなどういうところが今何カ所ぐらいあるんか、それを聞きたいということ。 それから、農地を無断転用してやられてるというところが何カ所かあるというように聞いておりますが、それが今どうなってどう取り扱われているのか、この問題が。その辺のことを聞きたいと思いますし。 それからまた、浅口市はいろいろ調べてみますと、市有地で全然使われてない土地がたくさんあります。そういうふうなのをいろんな意味において市がするのもいいけど、民間に貸すのもいいんじゃないかな、そういうふうなことを考えられないかなと、そういう質問をしたいと思いますんで、よろしくお願いします。 ○議長(柚木毅) どなたか答弁できますか。 企画財政部長。 ◎企画財政部長秋田裕) それでは、大西議員の御質問にお答えいたします。 市政の中には、あらゆる政策や事業がございます。市民のニーズとともに、国や県の施策も時代とともに大きく変化しております。市では、それらの情報をいかに早く収集、調整して、法や規制のもとで適正に執行するかが重要となっております。 こうした中でございますが、ソーラー発電への関心は再生エネルギーが普及する中で最も高く、民間事業者の参入を初め、個人住宅への設置も格段に増加してまいりました。現在の先ほど申しました何カ所かというお話でありますが、民間事業者の関係はなかなか行政に届かない情報もございますので、ちょっとここでは不確かな情報として間違った数字を言ってもいけませんので控えさせていただきたいと思いますが、こうした中、太陽光パネルを設置する市民の方がふえることは、環境にとっても大変喜ばしいということでございます。市といたしましても、担当部署で住宅用太陽光発電システムの設置事業の補助金制度を有効に活用していただけるよう啓発を行っております。また、ソーラー発電の設置や工事については、市では直接の窓口はございません。しかし、開発関係や設置の場所等に関しては一定の届け出も必要だということがございますので、関係部署を通じ、啓発や指導を行ってまいりたいと思っております。先ほどの農転の関係につきましても、指導を行ってるということを聞いております。なお、ソーラー発電に利用できる市の所有地もたくさんあるとのことでございますけれども、太陽光に合うような平地で設備の設置に適した広い場所というものは、なかなか市の普通財産としてはございますけれども、それにそぐうものはなかなかないということでございまして、これから研究してまいりたいと思っております。土地をどのように活用していくかということ、全体的なことにつきましては、内部でよく今後とも研究してまいりたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(柚木毅) ほかに答弁はできますか。 産業建設部長、どうぞ。 ◎産業建設部長(松田勝久) 失礼いたします。 それじゃ、私のほうから農地のことに関してでございますけども、農地に太陽光パネルを設置するというのが最近見られます。これに関しましては、実は農地にはいろんな規制がございますので、簡単になかなかできるものではございません。それで、6月でございますけども、全戸配布という形で、ここにあるんですが注意書きということで、農地へ太陽光パネルの設置をお考えの方へということで、注意を促すチラシを全戸配布させていただいております。 それから、これは7月の広報浅口になりますけども、こちらにおいても一応農地転用する手続に関して、太陽光パネルの設置に関してということで注意喚起をするというふうな記事を出させていただきます。 以上でございます。 ○議長(柚木毅) 大西議員、どうぞ。 ◆14番(大西恒夫) 市の所有地でそういう適当なところはないというけど、私が調べた範囲では2メガから3メガ、簡単にできる場所もあいた土地もございます。やはり、市の財政になるんかどこになるんかわかりませんが、そういう市有地の管理もずさんになっとんじゃないかなと。それは、財政に聞けば、財政は企画財政部長のところですね、わかるはずです。何なら私が場所へ連れていって見せてあげても結構でございますし、浅口市には農地もあります。地目が農地になってる場所もあるわけです。そういうところでも、四、五百キロワットの発電ができる南向きの斜面があります。やっぱり市のほうはそういう財産管理がきちっとできてもらわなきゃ困ると、こう思うわけでございます。また、それについては後ほどまとめていきたいと思いますけど。 それから、そういう場所に関して市はないと言われたからよその業者に貸すとかするとかということしないと言われたんじゃけど、もしあるとしたらどういうふうなお考えか、執行部は。お聞きしたいと思います。それから、こっち、また後で聞くわ。 ○議長(柚木毅) それでは、その答弁を。 企画財政部長、どうぞ。 ◎企画財政部長秋田裕) 失礼いたします。 市の土地につきましては、山間部と平地部というのがございまして、平地部については広いところがないかなと思っておりましたが、またそういう現状をしっかり把握はさせていただきますけれども、そこに太陽光にそぐう適切な位置かどうかと、場所かどうかというのもちょっと研究をさせていただきたいと思います。ただ、その太陽光を設置するかどうかという市の事業として、今後どう考えるのかというのが原点にないと、土地があるからすぐ取り組むというのはおかしいと思いますので、私たちが市としての政策として、これは公営企業とかいろんなその制度的なものがあると思いますので、市の事業としてのそのメガという単位は大変大きな規模でございますから、どの程度のものがということも前提にはありますけれども、やはり市の姿勢としてこの太陽光の施策をどのように進めるのかという根本的なところから整理していかなくてはいけないかなと思っておりますので、よく研究させていただきたいと思います。 以上です。 ○議長(柚木毅) 大西議員、どうぞ。 ◆14番(大西恒夫) 農業地域をいろいろ制約があるからできないと、こういうことでございますが、笠岡のほうでは大分前に農転をしたというふうなニュースも昔出ておりましたが、私はこれはチャンスをチャンスと捉えて、市のほうはそういうことを相談する窓口をこしらえて、市民の皆さんが活性化されるように、たんす預金じゃなくって、それが自分たちの利益につながるようなものを考えた中で市が積極的にしてあげるのがええんじゃないかなと。もちろん今農転の話からそっち向いていったわけですけど、農転しなくっても雑種地あるでしょうし、その辺は特に執行部に対してはどこが担当になるのかわかりませんが、そういうものの窓口をこしらえたらいかがでしょうか。それは市長に聞きたいと思いますけど。 ○議長(柚木毅) 市長、答弁できますか。 どうぞ。 ◎市長(栗山康彦) 今特別に急いで窓口をつくるということは考えておりません。 ○議長(柚木毅) 大西議員、どうぞ。 ◆14番(大西恒夫) さっき、市内に民間の業者がやってるところは、届けがないんでわからないというふうに言われたけど、大体何カ所ぐらいあるかっていうふうなこともわからないんですか。届けなくってもわかるでしょ。 ○議長(柚木毅) 答弁できますか。 企画財政部長。 ◎企画財政部長秋田裕) 済いません、今のその窓口がないという関係で、十分な情報が届いてないところもあるかもわかりませんが、既に太陽光発電、メガソーラーをしてるところは寄島干拓地に1カ所ございまして、私も先般現場に行って説明書きとかを読ませていただきまして、2メガの大きなところの設置については、これからどんどん市内の方にそういったPRができるんではないかなと思っております。 そして、東のときには、これは民民の話でございますから情報はわかりませんが、工事中であるということを見させていただいております。そのほかにもあるとは聞いておりますけれども、まだ具体的にちょっと名前とか位置の正確さとかというのが不明でございますので、控えさせていただきたいと思います。 ○議長(柚木毅) 大西議員、どうぞ。 ◆14番(大西恒夫) このことはもう一回だけで終わろうと思いますが、市長さんは窓口を設けないと言われるということは、これは市民にとってチャンスなことだというふうに捉えてないというふうに私はとらせてもらいます。 それから、次に行きます。 トップセールスを市長がされるということで、企業誘致をやっていくということでよく言われておりますが、政治にはどういうふうになったかという結果責任があるわけでございますが、どのような企業を誘致するか、目標を置いてらっしゃるのか、誘致の理念を聞かせていただきたい。 それからまた、工業用水や農業用水の活用をどのように考えられているのか。 また、矢掛町にはよく企業誘致の話を聞くんですが、浅口市と何が違うのか、その辺は研究されとれば聞かせていただきたい。 ○議長(柚木毅) 市長、答弁できますか。 産業建設部長、答弁お願いします。 ◎産業建設部長(松田勝久) 最初にまず私のほうからの工業用水と農業用水の活用について、また企業誘致について、矢掛町と浅口市の違いについてをお答えいたします。 まず、工業用水と農業用水の活用についてでございますけども、当然のことながら工業用水を工業用にすることは、配管だとか施設の費用、それから使用料が必要でございますけども、もちろん使用できることでございます。これは、工業用水を必要としてる企業の誘致にとってはプラスの材料になると考えております。また、農業用水を工業用に使用すること、これに関しましては目的外の使用ということになりますので、非常に難しい、ほとんど不可能だというふうに、これは伺っております。 それから、続きまして矢掛町の企業誘致についてでございますけども、平成20年以降で2件の企業を誘致できたと、こういうふうに聞いております。方法といたしましては、トップセールスも当然あろうかと思いますが、県などからの情報収集を行いながら企業誘致を進めていくという方法でございます。この点につきましては、浅口市と何ら変わりはありませんけども、工場の立地の手続を矢掛の場合はワンストップサービスで進めてると、こういうふうに聞いております。我々といたしましても、見習うべきものは積極的に取り入れて、今後の企業誘致の活動に生かしていきたいと、こういうふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(柚木毅) トップセールスの回答、市長、できますか。            (14番「先、質問してもええわ」の声あり) それでは、大西議員、どうぞ。 ◆14番(大西恒夫) 工業用水は、浅口市内は走っとるわけでございます。高梁川から笠岡へ行く導水路には、工業用水が走っておりますので、そのところから極端な話しするとどっからでも引けるわけでございます。そういうことも含めて、私は企業誘致に対してここは工業用水が通っておりますということを、私はそれを全然、今までのいろんな資料の中で宣伝されてないんで、私のところにも3,000坪の工業用水があるとか3,000坪の土地がないかという話があったけど、いろんな話をしましたけどいけなかったですけど。そういうふうなことは、積極的に市がアピールしていかなきゃならんと。今農業用水の話をしましたが、確かに農業用水を変えるのは難しい、でも私はそれは政治的なものだと思うんですよ。農免道ですら普通に車が通ってええわけです。工業用の車が通ってもええわけです。それと同じように、同じ水なんですから、それを有効活用するのは私は事務屋の仕事やなくて政治家の仕事やと、こう思うんですね。それは、ぜひいろんなことの中で活用ということを考えて、例えば寄島にある、行きょうる水は年間400万トンぐらいの枠があるんです。実際に使ってるのは畑かんに6万トンぐらいしか使ってないんです。1.5%ですよ。全部設備はしてるけど、利用ができてない。私は、ここで市長、提案なんですが、寄島干拓の土地に農業用の工場を建ててもらって、その水を利用するようなことも、私今の時代、工場を建てて農業をやるのが流行っとるわけですね。そういうことも一つの企業誘致の中で考えられたらどうかなと、こう思ってるわけです。農業用水の共用用水化に関しては、私は政治家でやることだと思いますし、それから農業用水を利用しての寄島干拓への企業誘致ということも、私は考えられるんじゃないかなと、こう思うんですが、いかがでしょうか。 ○議長(柚木毅) 市長、答弁できますか。どなたか、ほかに。 産業建設部長、どうぞ。 ◎産業建設部長(松田勝久) 議員さんの提案型の御質問だと思います。農業用水を工業用水にそのまま利用するのは難しい話なんで、農業用水を農業用に利用する、要は多分工場の中で農作物をつくると、こういうイメージだと思います。大変おもしろいというか、可能性のひょっとありそうな発想だとは思います。あとは、流通ですとか場所ですとか、それに賛同してくださる企業だとか、こういうことだと思います。それは、可能性としてはあり得ると思いますが、水を扱っているところが浅口市がその権限を持って扱ってるわけじゃなくて、県の企業局ですとか、そういうところとの調整等もあるかと思います。 以上でございます。 ○議長(柚木毅) 市長、どうぞ。 ◎市長(栗山康彦) それでは、私の企業誘致に対しての理念をお答えさせていただきます。 新たな雇用の拡大、雇用がふえることによる定住促進、また安定的な税収の確保、これらを目標に企業誘致を行っております。企業を誘致することで、地域経済の活性化を図り、ひいては浅口市の発展につなげることが、企業誘致の理念であるというふうに私は思っております。 以上でございます。 ○議長(柚木毅) 大西議員、どうぞ。 ◆14番(大西恒夫) 企業誘致の理念はそれはいいんですが、トップセールスとしての物の考え方が、私にはよく見えてまいらないんです。実は、けさほどホームページを開いておりましたら、市長の動きというのがありまして、去年の1月からこの6月までずっと写真が載ってるんですね。写真の数をきょう数えてみましたら、568枚載ってるんです。市長、いろんなところへ行って挨拶したり話ししたりという、出てるわけです。でも、その中には企業誘致的なことは一切ないんです。600枚近い写真の中に、市長の動きの中に、企業誘致的な物の考え方が、私らに見えてこないもんですから、市長のトップセールスとしての物の考え方を聞かせていただきたい。ただ、企業誘致をする物の考え方はあるけど、トップセールスという物の考え方があなたの中に少し私は足りないんじゃないかなと、こう思うわけです。 ○議長(柚木毅) どうぞ、市長。 ◎市長(栗山康彦) いろんなところへ出ていきまして、写真にはその中身は、私の会話は載っておりません。行った先々でしっかりと皆さんに企業が来てほしい、あるいは現状はどうだとこういった話はその都度企業訪問もいたしましたときに話をしておりますし、いろんな県人会へ出ていったり、企業に出ていったり、あるいは会社にも出ていったり、全部が全部その写真が載ってるわけではないので、御理解をいただきたいと思います。 以上でございます。 ○議長(柚木毅) 大西議員、どうぞ。 ◆14番(大西恒夫) 見ておりましたら、寄附の話をされておるのは文章で載っておりました。そういうところへ行って、ぜひ企業誘致をしたいんでお願いしますということを、そのくらいは書いてもええんじゃないですか。私、そうすると写真の中で、あ、市長もあそこの会合へ行って企業誘致の話もしてるんじゃなというのがわかるんです。最初は、一生懸命文章が書いてあったけど、このごろの写真はちょうちょうちょう写真だけなんです。だから、パフォーマンスで写真が載ってるだけのような感じで、行って何をしたんかというのは、私は特に県人会や何やかんや行ったときには、そこでこういうお願いをしましたって書いたら、私は市長はトップセールスの中で市長としていろんなところで話をされてるのがわかるわけです。そやから、それを見た人が、市長一生懸命やりょんじゃなということになるわけで、ただ話はしてるけど載せてないということは、私は、秘密のことはいけないですよ。だけど、そんなん秘密じゃない、一つのことやないかと思うんですけど、その辺どうなんですか。 ○議長(柚木毅) 市長、どうぞ。 ◎市長(栗山康彦) 長い時間の中でいろんな話をします。だから、企業の話をすれば、いろんな観光の話もしますし、全てのいろんな話をしますので、それを一枚一枚全部文章にすることはしておりませんので、御理解いただきたいと思います。 ○議長(柚木毅) 大西議員、どうぞ。 ◆14番(大西恒夫) 市長が言われよることはようわかりましたけど、何か私はトップセールスとしての、いわゆる企業誘致に対するトップセールスとしての姿勢が見えてこないのが大変残念だと思うわけでございます。 もう次へ行きます。職員の日報のことについてお聞きしたいと思います。 私が民間企業で働いたときには、日報と翌日の予定表を出さなければ帰れませんでした。上司はそれを見て、いろんな指示をしてくれました。予定を立てておくことは、次の日の心の準備ができるし、能率が上がるわけでございます。また、記録を残しておりましたら、後日助かることがたくさんありました。今、市役所では日報を書くことを義務づけられておりません。市長さんは、職員に日報を書かすことを指示されませんでしょうか。お伺いします。 ○議長(柚木毅) 市長、どうぞ。 ◎市長(栗山康彦) 日報についての御質問にお答えをいたします。 市の業務は、多種多様な行政ニーズに対応すべく、以前に比べ複雑化、細分化、そして専門化いたしております。このため、業務の遂行においては、職員、一個人の力だけでは成り立たず、組織経営の面でもチームワークを大切にし、相互補完することでより効率的な業務遂行に努めることが重要であると考えております。そのためには、日常業務において、職員間や上司と部下との間における報告、連絡、相談、いわゆる報・連・相の実施が不可欠であります。市では、現在朝礼での日々の業務予定の確認や庁内ポータルシステムの機能を活用してスケジュール管理を行っております。また、特定の業務や個別の重要案件につきましては、業務日報や業務日誌を作成し、必要に応じて課内及び関係課へ回覧することで情報の共有化を図っております。 御指摘いただきましたとおり、業務効率の向上は行政サービスの向上へ大きくつながる課題であります。議員が例を示されたような職員全体が一律に日々の日報を書くことまでは行っておりませんが、業務の円滑な推進を目指す上では一層課内、係内においての連絡や情報共有を密に行い、適切なスケジュール管理のもとで業務効率を上げることが必要だと考えております。御提言いただきました趣旨を十分踏まえまして、これまで以上に職員の意識の向上や業務の改善を図ってまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(柚木毅) 大西議員、どうぞ。 ◆14番(大西恒夫) わかったような、わからんような話を聞くんですが、民間では一生懸命働かなかったら給料もボーナスももらえなかったんです。民間の出身の市長さんなら、そういうことは私は常識として持っておられるんじゃないかな思いながら、私が職員に日報を書かんのかと言うたら、指示がないから書かんのだと、こういうような感じの話があったもんですから、市長に聞いてるわけです。それで、ある市役所は15分間隔の区切りがあって、それに日報を書いてる町もあるわけです、と私は聞いております。職員のホームページを見ますと、課内で、課の中で共有していろいろしておるようでございますけれども、予定表は確かにあるんです。でも、やったことを書く場所もあるんです、下に。一切書いてないんです。そこへ書けば簡単に何時から何時まで何をしたと、何ができたと、簡単にできることですが、そうすると課の課長さんにしても部長さんにしても、職員が把握できるんです、何をしょったかというのが。市長は最終的にはそれを把握して、この課は忙しいとか忙しくないとか、今だったら課長や部長が忙しいとか忙しくねえというだけの報告で市長は見とると思うんですが、私はそれは人事異動から人員の配置の問題から、全て管理する面において私は大切なことだと思いますんで、市長さんがしないと言えば、それはそれで結構ですけど、市民の皆さん方は一般常識としてどういうふうに捉えられるか、市長さん考えて物を言っていただきたいと思います。 ○議長(柚木毅) 答弁要りますか。            (14番「はい」の声あり) 市長、どうぞ。 ◎市長(栗山康彦) 先ほど申し上げましたように、朝礼での日々の業務予定の確認、あるいは庁内のポータルシステムの機能を活用してまいりたいというふうに思っております。 ○議長(柚木毅) 大西議員、どうぞ。 ◆14番(大西恒夫) もう終わりますが、市長さんはそう書かすことに関しては指示しないと、こういうことだというふうに理解させていただきます。ありがとうございました。 ○議長(柚木毅) 御苦労さまでした。 以上で本日の日程は終了しました。 これにて散会といたします。 明日は本会議を9時30分より開議いたしますので、御参集ください。            午前11時10分 散会...