浅口市議会 > 2013-03-11 >
03月11日-02号

  • 同和地区(/)
ツイート シェア
  1. 浅口市議会 2013-03-11
    03月11日-02号


    取得元: 浅口市議会公式サイト
    最終取得日: 2022-12-06
    平成25年第1回 3月定例会       平成25年3月浅口市議会第1回定例会会議録(第2)1.招集年月日 平成25年3月11日(7日目)1.招集の場所 浅口市役所議場1.開   議 3月11日 午前9時30分1.議事日程  第1 一般質問1.本日の会議に付した事件及びその結果  日程第1 一般質問1.出 席 議員 (4番欠番)   1番  伊 澤   誠            2番  佐 藤 正 人   3番  竹 本 浩 司            5番  岡 邊 正 継   6番  平 田 襄 二            7番  桑 野 和 夫   8番  加 藤 淳 二            9番  原     彰  10番  中 西 美 治           11番  柚 木   毅  12番  藤 澤   健           13番  青 木 光 朗  14番  大 西 恒 夫           15番  田 口 桂一郎  16番  畑 中 知 時           17番  香 取 良 勝  18番  井 上 邦 男           19番  道 廣 裕 子  20番  高 橋 範 昌1.遅刻または中途退場した議員の番号、氏名(な し)1.欠 席 議員(1 名)  21番  大 西 洋 平1.地方自治法第121条の規定に基づく説明のため出席した者の職氏名  市長      栗 山 康 彦      副市長     田 村   諭  教育長     城 山 藤 一      企画財政部長  櫛 田   忠  生活環境部長  原 田 健 次      健康福祉部長  襟 立 憲 道  産業建設部長  松 田 勝 久      上下水道部長  廣 澤 幸 久  金光総合支所長 西 本 晋 也      寄島総合支所長 應 本 秀 文  教育次長    谷 本   靖      会計管理者   筒 井 正 和1.出席した事務局職員  議会事務局長  小 西 通 夫      書記      小 橋 史 明  書記      奥 原 貴 子            午前9時30分 開議 ○議長(柚木毅) ただいまの出席議員は19人であります。定足数に達しておりますので、これより本日の会議を開きます。 ここで、私から一言申し上げます。 本日で東日本大震災の発生から2年が経過いたします。被災地の一刻も早い復興、復旧を願いますとともに、ここで犠牲になられた方々に対し、黙祷をささげたいと思います。            〔黙  祷〕            ~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(柚木毅) 日程1、一般質問を行います。 これより会派代表質問を許可します。 まず、浅政会、15番田口桂一郎議員、どうぞ。 ◆15番(田口桂一郎) 議長、お願いがあるんですけども。 ○議長(柚木毅) はい。 ◆15番(田口桂一郎) 議場内の皆さんに、ちょっと私の説明に資料並びにパンフレットを使わせていただきたいんですけど。 ○議長(柚木毅) はい、許可します。 ◆15番(田口桂一郎) お願いいたします。 ○議長(柚木毅) どうぞ。 ◆15番(田口桂一郎) 皆さんに改めましておはようございます。 浅政会を代表し、3月定例会の一般質問におきまして最初の代表質問を行わせていただきます。 御承知のように、浅口市議会においても議会の活性化を目指した議会基本条例がこの4月から施行される運びとなっております。 私たち浅政会は、市議会が市民の皆さんにとって身近なものとなるよう考えており、代表質問を通じて市民の声を市政に届けるとともに、市民の立場に立った提言をしてまいりたいと存じます。この代表質問が真に住民福祉の向上につながるものとなるよう、前向きで明快な御答弁を期待したいと存じます。 それではまず、通告に従い、教育についてお尋ねをします。 教育問題は、とりわけ学力の向上を目指す教育の再生については、昨今識者によってさまざまな議論がなされています。1月になって下村博文文部科学大臣が、学校週6日制の導入検討を打ち出されました。これまでのゆとり教育を見直した新学習指導要領で増加した授業時間数や学習内容に対応し、公立小・中学校で土曜日にも授業を行い、学力向上をさせることが狙いであります。 新聞報道によれば、県内小・中高校生の暴力行為と小学生の不登校の発生率は2年連続で全国最悪でございます。本年度の全国学力テストも小学校6年生が全国ワースト3位、中学3年生が全国でワースト6位に低迷しています。2月の定例県議会伊原木知事は、教育県岡山の復活は県政の一丁目一番地と言われています。 私は、教育問題はあすの郷土、日本の未来を託す子供たちを育てることであり、何物にも増して重要な行政課題であると考えており、繰り返しこの問題を取り上げてまいりました。1年前になりますが、一昨年9月の市議会において、東京都の土曜日授業の例を取り上げて、新学習指導要領への本市の対策をお願いしましたが、教育長は、土曜日の休日は世界的な実態に沿うものとの答弁をされ、前向きな姿勢は見受けられませんでした。また、昨年9月の市議会におきましても、土曜日授業の研究について再び質問しました。それは、私の代表質問に対し教育長が、質問の趣旨を踏まえて関係者が十分研究していきたいと考えていますと答えられたことに加え、岡山県の竹井教育長は、土曜日授業の実施が可能かどうか市町村に研究するよう呼びかけていることを県議会で明らかにしたからであります。これらを踏まえて、学力向上を強く意識した新学習指導要領で学校が十分な授業時間数をどのように確保するか苦慮していることを取り上げました。城山教育長は、学校教育法施行規則で土曜日は原則として休日と規定されている、日曜日の体育祭や台風で休校になった場合に、土曜日に授業を臨時にすることは可能と答弁されました。研究していきたいと言われて1年後の答弁に規則を持ち出されたことには、この問題に対して真摯に取り組まれていることが疑問に感じた次第であります。この問題の本質は、学校内容に対応した必要な授業時間数を確保して、子供たち教育環境を充実させることにあります。教員の労働条件や週5日制を変えるハードルの高さから、正面から議論を避けているように思います。 学習内容がふえれば、学校現場では学校行事や教科以外の活動を少なくせざるを得ません。担任の先生と児童・生徒がかかわる相談時間や集団行動を学ぶ学習活動なども少なくなります。子供たちが学ぶ環境を大人の都合で決めるのではなく、子供たちにとって何が最善であるか、教育委員会として前向きな検討と議論が必要と思います。 当然御存じだと存じますが、新聞報道によると岡山市教育委員会は、平日に加えて土曜日授業を全市立小・中学校で25年に試行することを決め、各学期に1日3時間ずつ行うとのこと。土曜日授業の復活は東京都、埼玉、京都、北九州市などで行われています。岡山市では、週5日制の趣旨に沿い、地域住民を講師に招いた授業を想定して公開を条件に、国語や算数もできるとしています。この決定は、学校現場の声を受けて試行することを決めたと報道されました。また、総社市の東中と西中でも25年に土曜日授業を導入することを決め、加えて夏休み中の授業も検討していることが先月新聞報道されました。 地元新聞の新春インタビューで市長は、最初に教育再生を強力に進めると言われております。また、市長は本議会の施政方針で、学力向上№プロジェクトを立ち上げ、11項目の授業に約2,550万円の予算をつけ、教育問題に取り組まれていることを表明されました。 教育の再生は国民的な課題であり、議会としても注視してるところであります。ただし、教育の改革は学力の向上だけではありません。子供たちが生き生きとして学校生活を過ごせる環境を整えることが、私たち大人の役割であろうと考えます。そして、教育の問題の解決には、学校現場の意見を十分聞いて取り入れることが必要不可欠であります。行政や教育委員会が幾ら旗を振っても、現場の先生方の協力がなければ実施することは困難であります。教育委員会には、学校現場の声を十二分に聞くことを忘れないでほしいと思います。 改めてお聞きします。これまで教育委員会は、子供たちの学習に必要な授業時間の確保のためにどのような研究をしてきたのか、そして今後どのような方針でおられるのかをお尋ねをいたします。 教育問題に関連してもう一点お尋ねいたします。 昨年9月の代表質問で、公立高校の入試の学区について質問をいたしました。御承知のように、浅口市は倉敷学区と西備学区に分かれており、学区を越えての高校入試が難しい制度となっています。同じ市内でありながら高校入試の条件が違うことに多くの人が疑問を感じています。中学生が受験したいと思う高校ならば、同じ条件でどちらの学区の学校でも受験させてやりたいと思いませんか。教育長はそのことについて、県の教育委員会に何か働きかけをされたのかどうかお尋ねをいたします。 次に、市内2駅の整備と鴨方駅の松についてお尋ねをいたします。 鴨方駅の橋上化事業については、旧鴨方町が合併前から計画し、新市になってもその事業が順調に進んでいることを喜ばしく思っております。とりわけ駅の南北両広場の整備によって新市の玄関とも言うべき駅が完成し、多くの市民に利用していただいております。駅の整備と区画整理事業との相乗効果により、鴨方駅の南の地域には新しい住宅が次々に建設されています。ことしは、現在の自由通路に続いて国道2号線を渡る通路が本議会の初日の市長の施政方針で、秋ごろの完成を目指していると表明されました。駅から国道をまたぐ自由通路がどのような施設になるのかお尋ねをいたします。 また、鴨方駅に続いて金光駅についても、その整備が待たれているところであります。整備の手始めとして、本年度には金光駅の北口にトイレが整備されますが、金光町時代から今まで手がついていなかったことが不思議なくらいであります。今後、金光駅の整備についてもどのように取り組まれるのか市民にお示しください。 また、鴨方駅の北広場が整備される中で、1本の松が植樹されていることをお気づきの方も多いと思います。老木のために移植に耐えられるのか心配でありました。もともとこの松は、旧鴨方駅の前にあったもので、長い間駅と町の歴史を見詰めていた松であります。とりわけさきの大戦において出征する兵士を駅で見送り、帰還を待った松でもあります。その後も長く、この松は人々の駅での出会いや別れに立ち会ったものであります。最近その松の木に勢いがないように見えます。夜間の照明が影響しているのではないかとの声も聞きますが、何か手だてが必要ではないでしょうか。そこで提案ですが、鴨方駅のこの松をもっと市民に知っていただくとともに、松を勢いよくする手だてを行ってほしいと思いますが、市長のお考えを伺います。 次に、浅口市工業団地の進捗状況についてをお尋ねをいたします。 浅口市の工業団地は、そもそも平成18年にIT工業団地を整備する構想が持ち上がり、金光町の佐方地区などで分譲面積が52.8ヘクタール、総事業費が約160億円であることがその後明らかになりました。かつて平成21年度に造成に着手し、平成23年度中にも分譲開始との報道がなされたこともありました。市では工業団地推進室を設け、事業を進める姿勢でありましたが、御承知のようにバブル経済の崩壊と、その後の不況でIT工業団地の話は途絶え、さらにはそれに続くリーマン・ショックなどの影響もあって、ミクロ産業団地の話も聞こえなくなってしまいました。それらにより、平成20年に計画の凍結判断がなされたわけであります。 もともとこの計画には懸念材料もありました。それは、総事業費が市の一般会計を大きく上回るほどの大規模なもので、資金計画の大部分が起債、いわゆる借金によるものだったことであります。また、予定地には開発を制限する市街化調整区域で用地買収も大きな問題となっていました。市の広報紙に掲載された工業団地開発事業の最近3年間の予算と決算を見比べると、毎年予算の執行率が大変低くなっております。経済情勢を考えると当然のことであろうと思います。しかしながら、浅口市の発展と働く人の雇用の場の影響、そして市の自主財源の確保のためにも、市内への企業誘致は必要なものと考えます。その実現のためには、財政的な裏づけもある堅実な計画が必要であります。工業団地の構想は、浅口市の身の丈に合った実現可能なものにすることが必要であります。 そこで、市長にお尋ねいたします。 今後、浅口市工業団地の開発の計画と現状での誘致企業の見通し、そして昨年小坂西運動場跡地企業誘致の話が持ち上がり、途中で破談になりましたが、今後どのようにするのかあわせてお聞かせください。よろしくお願いします。 ○議長(柚木毅) ただいまの質問に対して、まず教育問題について教育長。それから、2番目の鴨方駅、金光駅の整備と鴨方駅北口の松についてを市長。そして3番目、浅口市工業団地の進捗状況についてを市長。よろしくお願いします。 教育長、どうぞ。 ◎教育長(城山藤一) 失礼します。教育問題についてお答えをいたします。 御指摘のように、児童・生徒の学力向上のためには授業時間の増加が最も効果的な対策であると考えます。しかし、全面的に土曜日の授業を復活させるには、市段階の対応はなかなか困難な問題を抱えております。 御指摘のように、まず学校現場の全面的な理解が大切であることはもちろんでございますが、そのほか保護者、地域等の方々の理解が必要でございます。現在、岡山県内では倉敷、岡山市等幾つかの市で来年度から年間二、三回の土曜日の授業といいますか、そういうことについて計画をしております。市によってはさまざまでございますけれども、基本的には保護者や地域の方々の参加を得て、公開授業であるとか、あるいは総合的な学習について指導するということが中心になっておるようでございます。 ところで、浅口市での対応でございますが、校長会等で授業時間の確保につきましては繰り返し意識の喚起に努めておるところでございます。討議する中で、例えば小さなことですけれども、昨年は中学校で3学期の始業日を1日早めて登校するようにしております。各学校から年度当初に教育課程が教育委員会へ報告されますが、その編成状況につきまして、法規で定められた授業時間の確保は十分にされております。少しでも増加するようにさまざまな手当てを講じなければならないと思っております。 その中で今後の問題でございますが、授業時間確保について3月末に立ち上げます浅口市学力向上№プロジェクト研究委員会で、討議課題のうちの主要なものの一つでございます。このプロジェクトの研究につきましては、24年度、約1年をかけまして、素案といいますか討議内容、討議の方向、研究の方向につきまして、校長会で討議をし、そして教育委員会でも討議をしまして、その方向性につきまして定めたところでございます。そして、その方向に基づいて研究委員の方々に詳細な具体的なことについて討議をしてもらうことになっております。土曜日授業を含めまして可能なところから早急に実施しなければと思っております。 2月26日に発表されました県教委の土曜日授業についての方針があります。ちょっと簡単に申し上げますと、基本方針としましては学校週5日制の趣旨を踏まえながら授業の実施を希望する学校においてはこれを行うことができるものとすると、こうなっております。内容的には、保護者や地域住民等の外部人材の協力を得て実施する授業、総合的な学習の時間や特別活動等における校外学習や体験活動ということで、そして公開を前提とした確かな学力、豊かな心、健康、体力等の育成を図る授業や学習発表会というような基本方針が県教委から通達されてきたところでございます。このようなことも踏まえながら真摯に対応していきたいと思っております。 次に、公立高等学校入試にかかわる学区の問題でございます。 どの高校にも自由に受験させてやりたいという思いは十分に理解できるところでございます。ただ、学区の問題は、長い歴史を経て議論を重ねながら現在の制度となっております。私も県教育委員会の担当部署に問い合わせました。さきの代表質問でもございましたが、そのときも担当部署に問い合わせましたが、念のためにこのたびもさらに尋ねてみましたが、担当部署が言いますのには、平成23年11月に高等学校教育研究協議会の答申によって当面は現状のままということになっておるようでございます。私としましても、教育長協議会とかさまざまな機会がございますので、そのようなときに意見を述べ、そういうことについての喚起を注意したいと思っております。 以上でございます。失礼しました。 ○議長(柚木毅) 次に、市内2駅の今後の整備と松についてを市長のほうから、どうぞ。 ◎市長(栗山康彦) それでは、JR鴨方駅、金光駅の周辺整備並びに鴨方駅北側の松の御質問にお答えをいたします。 まず、JR鴨方駅から国道2号を渡る通路についてでありますが、これは、現在ある駅の自由通路の南側から国道2号をまたぎ、一時預かりの駐車場へとつながる幅員4メートル、延長約60メートルの横断歩道橋を整備するものであります。この横断歩道橋が完成すれば、国道2号の信号を待つことなく横断することができ、駅を利用する皆様の安全性や利便性が大幅に向上するものと考えております。また、横断歩道橋の南側には、高齢者や障害者の方にも利用しやすいようにエレベーターを新設してバリアフリー化にも努めてまいります。なお、現在横断歩道橋の工場制作を行っている段階であり、現場での架設工事やエレベーター工事は一括して3月中に発注し、ことし秋の完成を目指しています。 次に、金光駅周辺の整備についてでありますが、今までなぜできなかったのかっていうことを今言われましたが、確かに私もそう思っております。しかし、今、北口の公衆トイレにつきましては、金光駅や北口周辺を利用される多くの市民の皆さんからの要望を受け事業を進めてまいりましたが、この3月中には完成する予定で工事を今現在行っております。 また、金光駅周辺整備の取り組みでありますけれども、南側につきましては現在設置されている臨時の改札口を常時利用できるよう整備を進めていく予定といたしております。そして、南側には自動車の乗りおりができる場所や、タクシーの待機場所などがあるロータリー広場や、駐輪場の整備を計画いたしております。また、北側の広場でございますが、周囲に歩道の整備を予定をいたしております。現在の状況でありますが、設計業務委託の契約を締結し、現地の測量を実施いたしております。その後、現地の条件を確認しながら図面作成等を行ってまいりたいと思っております。 JR金光駅周辺は地域の拠点であり、市の一体感の醸成を育む旧3町の均衡ある発展という側面におきましても、町の核となるエリアでもあります。拠点としてにぎわいのある町の創出のために、JRや関係機関、地元の皆様ともしっかりと協議をしながら交通結節点としての利便性を高める施設の整備を進めてまいりたいと考えております。 続きまして、鴨方駅の北広場にあります松についてでございますが、この松は旧鴨方駅に寄り添うように植えられておりましたが、北広場の整備に伴いロータリー内の現在の位置に平成24年2月ごろに植え替えをいたしました。現在の鴨方駅の姿は以前と比べ随分と変わりました。しかし、この松は、旧来からの貴重なものという考えで、昨年の春から秋にかけて2カ月に1回のペースで専門家の皆さん方のお知恵、御指導のもとに栄養剤の散布を行ってまいりました。また、水やりにつきましても北広場の他の植栽とあわせて行ってきております。木の勢いがないように見えるとの御指摘でございましたけれども、今後も定期的な栄養剤の散布や松くい虫の予防など、その管理には十分注意してまいりたいというふうに考えております。 続きまして、工業団地の御質問でございますけれども、工業団地の開発計画についてでありますが、議員が言われましたように当初の計画では、有効平地面積が52.8ヘクタール、総事業費が約160億円と非常に大規模な計画でありました。その後、いわゆる私が市長に就任してからでございますが、平成23年12月に、市の体力に見合った計画となるよう全体面積を17.3ヘクタールと規模の縮小を行いました。そして、市の財政を圧迫しないように、まずは第1期として3.5ヘクタール、概算事業費約10億円の規模で実施することといたしました。 次に、スケジュールでありますが、現在、環境アセスメントの準備書の作成など工業団地造成に必要な許認可事務について関係機関との調整を行っております。この許認可事務が終わり次第、用地買収を経て造成工事、用地分譲と進めることとなりますが、このあたりの手法につきましても、より効率的でリスクが少なくなる方法を検討してまいりたいと考えております。 また、現状での誘致企業の見通しでありますが、岡山県南へ進出を希望する企業の数等は、現段階では具体的な把握には至っておりませんけれども、県の担当部局からは月に平均10件程度の問い合わせがあるとお聞きをいたしております。 続きまして、小坂西運動場の跡地の企業誘致の件でありますけれども、現在公募売却に向け準備を進めており、市議会の産業建設常任委員会で報告をさせていただいた後、公募を行いたいというふうに考えております。 いずれにいたしましても、御質問いただきましたとおり、工業団地造成事業並びに企業誘致は市の発展と雇用の場の創出、市の自主財源の確保のために必要な事業と考えておりますので、今後積極的にかつ慎重に進めてまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(柚木毅) 田口議員、再質問どうぞ。 ◆15番(田口桂一郎) それでは、教育問題について再質問をさせていただきます。 先般2月26日に開かれた岡山県議会代表質問を傍聴してまいりました。この日は、自由民主党と民主党、そして午後から公明党の代表質問をされておられました。自由民主党代表質問では、教育の再生、学力の向上は将来に向けた課題ではなく、今まさに結果が欲しい問題であり、早期に効果が期待できる対策が望まれますと質問をされておりました。また、全国学力・学習状況調査に際して学力調査とあわせて行われている児童・生徒の生活習慣や学習環境などを調べるアンケートでは、全国と比べて岡山県の児童・生徒は授業以外の学習時間が短いという結果が出ていることについて言及もありました。 そこで、城山教育長は御存じと思いますが、国は月に2回までの土曜日授業を打ち出しております。そして、各学校現場では幼・保一元化、中高一貫教育、あるいは3学期制を2学期制にしたり、いろいろと児童・生徒の学力向上に努められております。必要な授業時間数の確保は誰もが感じていることのように思えてなりません。 また、教育の再生をなし遂げるには、教育委員会市町村教育委員会の垣根を越えて、地域の県民を巻き込んだ取り組みをとの質問が知事になされていました。市長にも同じ質問をしたいと存じます。県教育委員会と連携して地域や市民を巻き込んだ取り組みをどのように進めていくつもりなのかお尋ねをいたします。 また、教育長にも再度お尋ねをいたします。 県議会でこのたび代表質問を傍聴した後で、県の竹井教育長に直接面談をいたしました。高校の入試学区のことについて、浅口市から何か話がありましたかとお尋ねをいたしましたところ、何も聞いておりませんと答えられました。 そこでパネルを利用させていただきます。お手元に配付いたしておると思いますけども、それも参考にしていただきたいと思います。前の質問におきましても、これが岡山県の県立高等学校の学区の区割りの線でございます。浅口市にも金光町、鴨方町、寄島町がありますけども、金光町は倉敷学区、また鴨方町、寄島町は西備学区、このように分かれて、本当にこの金光町と鴨方町、寄島町の間にこのように線引きを引かれております。それで、ちょっとこれを大きく引き伸ばしてみますと、これもお手元に配付いたしておりますけれども、この学区内で、もし金光町の生徒さんが倉敷の青陵へ入学したいんだ、試験を受けたいんだと、こういう場合には95%の広き門の窓口で受験されます。しかし、鴨方町と寄島町の生徒さんがその青陵へ入試をされるのには、5%の狭き門の試験を受けることになります。これは本当におかしいと思います。 そこで、県の竹井教育長にこの件をお尋ねもいたしましたところ、浅口市からはその話を聞いておりませんけれども、赤磐市からはその話を聞いておりますと、このように教育長が言われました。それで、私はこれを見ていきますと、赤磐市、また浅口市、本当に条件がよく似とります。本当にこれも今後いろいろと教育長に働きかけていただきたいと、このように思うところでございます。市の教育委員会としては、子供たちのために何ら行動を起こされる気持ちはないのでしょうか、教育長に再度の御答弁を求めます。 次に、工業団地について再質問いたします。 お手元に、皆様方に配付させていただいております、浅口市工業団地造成に関する地域住民アンケート票調査における意見書と調査分析表の佐方地区と佐方地区外、4種類の書類を参考にしていただきたいと思います。 このたび私たち浅政会のメンバーと大西恒夫議員、佐藤正人議員とともに、工業団地事業に対する市民アンケートを2月に実施しました。造成計画されている金光町の佐方では228名の方に、そして佐方地区外では481名、合計709名の方に回答していただきました。ここにアンケート調査の票がございますけれども、アンケートに御協力いただきました皆様方にこの場をおかりして心から感謝を申し上げます。 さて、その内容でございますけれども、工業団地の事業について78%の方が賛成されています。この事業に多くの方が期待を寄せられているところでございますけれども、ここでまたパネルを利用させていただきます。これは、造成計画に関するアンケートの調査結果の佐方地区でございますけれども、この佐方地区で、先ほど申しましたように228名でございますが、これを年代層に分けさせていただきました。10代、20代、30代、40代、50代、60代、70代、そして年齢不明がございましたが、ただこの70代の方には88名にアンケートをしましたところ、賛成が68名、反対が12名、わからないと答えられた方が8名ございました。このように多くの方が賛成をされておられます。 そして、このパネルは、佐方以外の方のアンケートを棒グラフにさせていただきました。当然佐方以外でも、これは浅口市内に住居を構えておられる方でございますが、これも10代から70代、年齢不明まで棒グラフにさせていただきました。そこで、70代以上の方の中にも、248名の方にアンケートをさせていただきましたところ、賛成が197名、そして反対が38名、わからないと答えられた方が13名。これが大体481名の方に御回答いただいたわけでございます。 そして、次の資料でございますけれども、これが問題なんでございますが、造成計画に関するアンケート調査分析表が皆様方のお手元に配付されておると思います。これも、佐方地区で年齢別、性別、また賛成の方の年代層、反対の方の年齢別、どちらでもない方の年齢別と性別を分けて数を入れております。そして、賛成と答えた人の職業から年代別、また賛成と答えられた方のその理由と年代別を表に入れており、まとめております。また、今度は反対と答えた人の職業と年代別、反対と答えた方のその理由、いろいろとさせていただいております。本当にこれは大変な作業でございました。 次の資料でございますけども、これは佐方地区以外の方の資料でございます。これも、佐方地区以内の方と同じような流れでこのように表にまとめておるところでございます。 そして次に、これが一番問題なんですけれども、地域の住民のアンケート調査における意見書、これもいろいろと佐方地区の賛成の方の意見、また反対の方の意見、どちらとも言えない人の意見、そして佐方地区以外の賛成の方の意見、そして反対の方の意見、いろいろとまとめてみました。そこで、賛成の理由には、雇用拡大、地元産業の活性化、若者の流出防止に多くの方が回答されました。反対と答えた方の理由としては、佐方地区では交通の量の増による事故や公害を心配され、佐方地区外では社会情勢等によるものが多くありました。 工業団地事業を進めるに当たって社会情勢を見きわめることは非常に難しいことであります。政治の判断が求められていると存じます。市長の判断をお聞きします。また、地元では事故や公害も心配されています。事業を進めるに当たって十分な配慮が必要と考えます。この点についても市長の考えを聞きたいと存じます。よろしくお願いします。 ○議長(柚木毅) ただいまの再質問に対して、まず教育問題について教育長のほうから答弁、それから工業団地の進捗状況、これの再質問についてを市長、お願いします。 まず教育長、どうぞ。 ◎教育長(城山藤一) お答えいたします。 学力向上につきましては、結果が見えることをまずしっかりとやるようにというお話でございますが、私も全く同様に考えております。学力の捉え方につきましては、人によってさまざまでございますが、目に見えるもの、数字に見えるものも大切かもしれないけれども、その背景にあるものが応用力とか態度とか、それが大切だという人がおりますけれども、そういうものはもちろん大切ですが、目に見えません。自分が一生懸命それを指導していると思っても、その評価は誰にもできません。しかしながら、まずは目に見える学力をつけることが大切である。それがつけられますと、子供たちにも自信ができて、学力の向上に取り組むと、勉強を一生懸命するようになるということになると思いますので、私も全くそういう点で同感でございます。そういう方向で浅口市の指導に取り組みたいと思っております。 それから、市町村等広い範囲で、市民を巻き込んで土曜授業を初めいろいろな対策を講じなければならないという御説でございますが、これも全く同感でございます。 実は、1年ほど前、教育長協議会で土曜授業につきまして県の教育委員会の指導課のほうから、はっきりと言われなかったのですけれども、土曜日授業を進めたらどうかというようなふうに解釈できる言葉でお話がありました。しかしそのときには、15市の教育長全員おりましたけれども、全く反応はありませんでした。しかしながら、それから半年ほどたちましていろいろな市で反応が出てまいりまして、先ほど申しましたように、岡山市は来年度、年間3回、倉敷市は年間2回、そして総社市等も土曜日授業をやるというようなお話が出てきました。浅口市におきましても、先ほど申しましたように、約1年間をかけまして学力向上プロジェクトチームを立ち上げるための素案をいろいろな方面と協議をしてその方向性を決めました。そういう方向性に基づいて、先ほど言いましたように、この年末に研究委員会を正式に立ち上げるという段階でございます。 それから、竹井教育長が浅口のほうから話はなかったというお話でございますが、まことに恐縮ですが、竹井教育長に直接私がそのことを申し上げたことはございません。学区の問題につきまして、先ほど言いましたように、担当部署にこの話を聞きまして、その情勢を聞きましたけれども、今度竹井教育長に会うことがありますので、そのときにはそういう点について改めて私のほうからも申し上げたいと思っております。 十分な答えにならなくって恐縮でございますが、どうかよろしくお願いします。 ○議長(柚木毅) それでは、教育問題について再質問の中の、市長のほうから答弁。 市長、どうぞ。 ◎市長(栗山康彦) それでは、教育問題につきまして県と連携してどのように進めていくのかっていう御質問であったろうかと思いますが、まず教育についての私の認識でございますが、今定例会初日の施政方針でも申しましたとおり、私たちの地球の未来を創造していくのはまさに人であり、地域発展、再生において教育は欠かせないものと考えております。そして、これからの地域発展、再生の鍵を握るのは人づくり、次世代育成であります。教育の分野に対しては、そういったことで積極的な投資を行っていくべきというふうに考えております。 このような基本的な認識に立ちまして来年度、子供たちの知、徳、体のバランスを保ちつつ教育全体の底力を上げていくために学力向上№プロジェクトに着手し、さまざまな取り組みを展開してまいりたいというふうに考えております。この中身をちょっと簡単に具体的に申し上げますと、主な予算措置といたしまして、学校の事務をスムーズに行え、先生方の事務負担の軽減を図る校務支援システムの導入、そしてわかりやすい授業を実施するためのICT機器のさらなる整備、先生方の補助役としての生活支援員の配置、また放課後の補充的な学習の充実を図る放課後学習サポート授業、長期休業中の補充学習の充実を図るホリデーわくわく学習支援事業など、人的、物的、両面からの環境体制の整備を行う予定といたしております。 また、先ほど教育現場の声を十分聞くようにと言われましたけれども、まさにそのとおりであります。私自身も学校現場を理解し先生方の思いを知るために、現在全ての小・中学校を訪問させていただき、全教職員の皆さんと膝を交えての意見交換を順次行っております。この意見交換を通じまして教職員の皆様にも、教育に対する私の熱い思いも理解していただけることと思いますので、学力向上№プロジェクトがより充実した取り組みとなるよう期待をいたしております。 続きまして、高等学校の学区についてでございますが、これにつきましては先ほど教育長の答弁のとおりでございまして、今後県の教育委員会での議論等を見守ってまいりたいというふうに考えておりますので、どうぞ御理解をいただきますようによろしくお願いいたします。
    ○議長(柚木毅) それでは、工業団地の問題についての再質問を市長のほうから、どうぞ。 ◎市長(栗山康彦) それでは、工業団地についての御質問にお答えをさせていただきます。 アンケートの内容が78%の方が賛成ということでありました。そして、賛成、反対、いろいろな御意見を今、見させていただきました。御説明ありがとうございました。こういった資料を本当に参考にいたしまして、これから地元と十分協議を重ね、早急に、いわゆる働く場所の確保、自主財源の確保、そういったことに向けて、完成に向けて頑張ってまいりたいというふうに思っております。 以上でございます。 ○議長(柚木毅) 田口議員、再々質問はこの時計で35分までございますので、どうぞ。 ◆15番(田口桂一郎) それでは、教育問題についてでございますが、これからも教育再生を強力に進めていただきたいと思います。 そこで、竹井教育長と面談の最後に、この件は報告となりますが、平成8年から全県学区になっている県立鴨方高等学校に少し力を入れてほしいとお願いさせていただきました。そうすると竹井教育長が、私が笠岡駅から汽車でこちらへ帰る途中、鴨方駅で鴨高の生徒が乗車してきました、様子はよく見させていただきました、いま少し待ってください、校長に地元を大事にするようにと、こういうことも言われておられました。鴨高は全県学区でございますので、それで浅口市内の中学校から鴨高へ入学する方がどのくらいおられるのかなと、ちょっと私はいろいろと調べさせていただきました。平成19年から23年、ずっと見させていただきましたけども、鴨高の入学者は160定員が決まっておりますので、大体鴨方、金光、寄島の中学校から2割の方が行かれておるなと。せっかくの県立の鴨高でございますが、地元の方がもっと多く受験していただきたいと、このように願うところでございます。 それで、竹井教育長は御存じのように、2月の定例県議会で教育長に再任を内定されております。竹井教育長は鴨方高校に気をかけられていただいておりますので、今後の御活躍を期待するところでございます。 次に、工業団地についてでございますが、今までオーダーメード方式で進められていますが、企業から引き合いがあって造成工事に当たると1年から2年かかると思います。企業が団地完成まで待ってくれるでしょうか。これは難しい選択と思います。市民の声は、工業団地を早くしてほしいという積極的な推進を望む声が多くあります。企業誘致が実現する情報がどしどし出てくることを望んで、本日の代表質問を終わります。 ○議長(柚木毅) 御苦労さまでございました。 それでは、ここでトイレ休憩といたします。            午前10時31分 休憩            午前10時45分 再開 ○議長(柚木毅) それでは、休憩を解いて再開いたします。 次に、清風会、18番井上邦男議員、どうぞ。 ◆18番(井上邦男) 清風会の井上邦男でございます。 きょうは、大まかな2点について質問させていただきます。 まず、1点は教育問題のことについてであります。そして、2点目は大気汚染物質のPM2.5について少々お聞きしたいと思います。 まず、第1点目の教育問題についてでありますが、私は学力向上についての取り組みの中で、2学期制についての考えをお聞きしたいと思っております。導入するかしないかは別として、一つの考え方として、学力向上にこの2学期制というのはどういうものかよく調べていただいて、もし導入するんならどういうな形がいいかということを考えていただきたいなと思っております。 まず、近隣においては、この2学期制の導入をしとる地域が二、三、あります。まず、近くでは井原市がやっております。そして、倉敷市、新見市と早島町、この今3町1市で2学期制が導入されているように聞いております。ただ、もう一カ所、美咲町があったわけですが、これは12年度になって2学期制を見直して、12年度からは3学期制に戻してると、このように聞いております。井原市では2学期制の導入で、学校週5日制で減少した授業時間の確保のために2006年から導入しているところでありますが、この5月には、やはり2学期制の導入について検証をしてみる、もう一回考え直してみるというような新聞記事には出されておりました。そういう意味で、土曜日授業も考えられるかもわかりませんが、この2学期制のほうをどのようにお考えかお聞きしておきたいと思います。 そして次に、学校運営について、いじめ問題等ありますが、これは9月の定例会でいろいろ問題がありまして、その後半年ほどたちましたが、それについて何かいろいろな取り組み方は、どうにか変わっとるか変わってないか、今までどおり、いじめについてはうまくいっているのか、その点についてお伺いしておきます。 そして、いじめと関連するんですが、人命、体罰、要するに最近大阪の高校では体罰によってとうとい命が絶たれております。これは先生の体罰でありますが、以前思い出していただければわかるんですが、旧鴨方町時代に約二十数年前ですか、鴨方中学校で生徒が自殺した問題があったと思います。こういう前例のないことが二十数年前にもあったわけなんですが、これも余り風化されてしまっていろいろ問題がないように思いますが、やはりそのこともよく考えて、人命を第一と考えて教育なりに取り組んでいただきたいと思いますが、これについても教育長の考えをお聞きしたいと思います。 そして、2番目の大気汚染物質PM2.5でありますが、これは正式に申しますと、微小粒子状物質とかというものでありまして、非常に細かい物質であります。これについて先日も山陽新聞に出ておりましたが、熊本県が全国で初めて外出自粛をしたというように聞いております。環境省がことしの2月に発表しておることによりますと、午前5時から7時の濃度が複数地点で平均にして1時間に85マイクログラムを上回った場合、また1日平均の濃度が環境基準の2倍に当たる70マイクログラムを超える可能性が高いとしたときに注意を喚起するようにというふうに発表されております。個々によっては、自治体に柔軟な対応を容認しているというふうに聞いております。これについて、幼稚園、小・中学校のような対策をどのように考えておられるか。また、担当部長の生活環境部長に一つ、一般市民に対してどのような考えを持っておられるか、それについてお聞きしたいと思います。 以上です。 ○議長(柚木毅) ただいまの質問に対して、まず教育問題についてと、それからPM2.5の市民への情報提供等について、そしてPM2.5の幼稚園、小・中学校の対策についてを答弁をお願いします。 まず、教育問題について教育長、どうぞ。 ◎教育長(城山藤一) お答えいたします。 学力向上の観点から2学期制についてどう考えるかと、こういうお尋ねと思いますが、2学期制につきましては、先ほど議員がおっしゃったように、井原市は8年間2学期制をやっておりますが、現在検証委員会を立ち上げて、さらに続けるか3学期制に戻すか研究をするということでございます。早島、倉敷、新見は現在行っております。美咲町は今年度から3学期制に戻すということでございます。 この2学期制についての考えでございますが、それなりに長所があって2学期制にしたのと思いますけれども、全国的に、あるいは県下全体として2学期制がどんどん進んでおるということではございません。2学期制をしてたちまちどういうメリットがあるかということでございますが、始業式と終業式の日が1日ずつ少なくなるということで、始業式の日に授業を今までしていない、終業式の日に授業をしてない、それが1日ずつなくなると。したがって、年間2日間、実際に授業をする日がふえると、こういうことが直接的のメリットであろうかと思います。3学期制であれば、1学期に中間考査、期末考査と中学校などではありますけれども、その試験が二、三回少なくなるということの影響も幾らかあろうかと思います。なかなか長短考えまして、どうしても2学期制がいいというように、私は現在のところ考えておりません。日本における3学期制の伝統は古くって、明治時代からずっと3学期制が続いております。そういう一つの文化になっておると思いますので、今後とも研究をいたしまして、周辺の状況も考えながら研究をしていきたいと、そういう気持ちでございます。 次に、通告にございますいじめ問題でございますが、昨年9月から今年1月までの調査によりますと、小学校ではゼロ件、中学校で11件となっておりますが、津山市のいじめ事件から教職員の意識が高まりまして、少しの事例もいじめとして捉えられ、しばらくは全国的にいじめの件数が統計的に異常にふえました。しかし、本市では現在のところ、いじめが長続きしているという状況ではなくって、時々散発的にいじめかもしれないというような出てきますけれども、短期間の指導で解決し、現在問題を引いておるというようなのはございません。しかし、本人にとって大きな問題でございますので、十分に注意を平素からしなければならないと思っております。 次に、人命と体罰についての私の認識でございますが、体罰は学校教育法ではっきりと禁止されております。体罰によって児童・生徒が傷ついたり、ましてやそれが原因で自殺に追い込まれるというようなことはもちろん、決してあってはならないことでございます。一時の感情に走って、教師が自己を失うことのないように冷静に指導することは、これは専門職としての教師の基本的な資質でございます。また、本市における体罰の実態でありますが、児童・生徒に障害を負わせるなどの重大な体罰は把握しておりません。現在、文部科学省が体罰の実態把握に関する緊急調査というのを行っておりまして、市内の小・中学校において児童・生徒、保護者、教職員へのアンケート調査を行い、実態把握に努めております。調査によって把握した事案がもしあれば、学校全体として、組織として対応すると、そういうことは現在、いつも機会あるごとに申し上げておるところでございます。 PM2.5については、後からですか。失礼いたしました。 ◆18番(井上邦男) 一緒でいいよ。 ◎教育長(城山藤一) 一緒ですか。 ◆18番(井上邦男) はい。 ◎教育長(城山藤一) PM2.5への対応でございますが、一般的には生活環境部長が申されるそうでございますが、中学生以下の子供にとっては身体的に影響が大きいことと考えられますので、早急な対応が必要であろうかと思います。幼稚園や小・中学校におきましては、それぞれ市のホームページで独自に把握できるようになっておりますので、そのことにつきまして最近、教育委員会のほうから小・中学校にそのことを申し上げております。小・中学校と一緒になってこのことにつきましても十分注意するように考えていきたいと思っております。 以上でございます。 ○議長(柚木毅) それでは、PM2.5の市民への情報提供等についてを生活環境部長、どうぞ。 ◎生活環境部長(原田健次) それでは、PM2.5についての市民への情報提供と注意喚起の対策についてお答えをいたします。 新聞などの報道によりまして御承知のこととは存じますが、先月末に開催されました環境省の専門家会合におきまして、PM2.5についての暫定指針が決定をされました。PM2.5の大気中濃度が環境基準の2倍を超えると予想される日には、都道府県が住民に外出の自粛などを呼びかけるというものを柱としたものでございます。先ほど申し上げました環境基準は、1立方メートル当たり1日の平均値で35マイクログラム以下、1年平均では15マイクログラム以下と決められております。注意喚起のための暫定的な指針となる値を1日平均値で70マイクログラムと定めており、この値を超えると予想される場合に都道府県が住民に外出や屋内の換気を控えるよう注意喚起をするもので、この注意喚起は法的な警報や注意報には当たらない、いわゆる暫定的なものとの位置づけとなっております。今回の暫定指針の措置は、PM2.5による健康への悪影響を防ぐことが目的であり、特に心臓や肺に持病のある人やお年寄り、また子供など影響を受けやすいと考えられる人については、体調に応じてより慎重に行動することが求められております。 岡山県では、国が示したこの暫定指針を踏まえまして、早朝午前5時から7時までの1時間値の平均値が85マイクログラムを超過したときに注意喚起をすることになりました。本市では、光化学オキシダント情報の連絡体制を従前からしいておりますので、注意喚起の情報が入り次第、学校や幼稚園などに情報を提供することといたしております。また、市民の皆様にはホームページなどによりまして情報を提供したいと考えておるところでございます。 以上でございます。 ○議長(柚木毅) 井上議員、再質問どうぞ。 ◆18番(井上邦男) 1番目の教育問題についてでありますが、2学期制についてのいろいろな御意見がありましたが、よく考えていただいて、やはり岡山県は特に学力低下が問題になっとるところですから、ぜひどちらがいいか悪いかよく考えて委員会の指導にやっていただきたいと思っております。 そして、いじめ問題については、9月から1月の間に、もう中学校に11件あっただけだという報告でありますが、これも小さいものもあったんだろうと思いますが、前にも申しましたように、この辺の近隣では初めての、ああいう二十数年前のあの事故があったわけですから、それが繰り返しがないようなそういう注意を見ていただきたいと思っております。 それと、体罰についてもほとんどないということで、組織として対処しているという、そういうお答えでしたので、それで十分じゃないかと私は思います。 そして、2番目のPM2.5についてでありますが、普通健康な人には、ちょっとの70マイクログラムぐらいでしたら余り関係ないと思いますが、ぜんそく等、その他気をつけにゃいけない人に対しては非常に重大なことであると思うんです。それで、ホームページ、ホームページと言われますけど、余り年寄りとか、それからホームページ言われますけどまだパソコンを持ってない人もたくさんおると思うんですよ。 それで、私の提案ですが、一般市民への情報提供、注意喚起にはホームページもいいんですが、せめて3町の鴨方、寄島、金光と各支所にも何か掲示できるようなもので、住民にあそこを通ったら、ああわかるんだなあというようなもので考えられないでしょうか。そして、学校に対しても、幼稚園、小学校、中学校の学校に対して、学校にいたら、今このぐらいなんだというようなことがわかるような掲示を何らかの方法で子供たちにできるような方法はないでしょうか。その点についてどうお考えでしょうか。お願いしたいと思います。 ○議長(柚木毅) ただいまの再質問に対して、まず教育問題について、教育長、どうぞ。 ◎教育長(城山藤一) お話のように、2学期制については今後とも十分に研究をしていきたいと思います。さらに、いじめ問題、体罰等につきましても過去のこともございましたが、いろいろと周辺のことも考えながら、今後とも十分に学校と協議を重ねながら、問題意識を持って対応していきたいと思います。 以上でございます。 ○議長(柚木毅) それでは、PM2.5の市民への情報等について、生活環境部長。 ◎生活環境部長(原田健次) 貴重な御意見をありがとうございます。掲示できるようなものができないかということでございます。我々としましては、やはり市民の方に迅速に的確に注意喚起をしたいということでございます。そういったことから、先ほど御提案のありましたものにつきましては研究をしていきたいというふうに考えております。よろしくお願いします。 ○議長(柚木毅) 再々質問どうぞ。 ◆18番(井上邦男) 最後に市長にお尋ねしますが、今の生活環境部長の答えもあったんですが、今言いました、住民とか学校、生徒に情報の提供の仕方ですね、今言いましたような浅口市の鴨方町と寄島と金光に置くと、学校においては各学校に置くと、その点について市長の考えを一つお願いします。 ○議長(柚木毅) 再々質問に対して市長のほうから、どうぞ。 ◎市長(栗山康彦) それでは、PM2.5についてお答えをいたします。 このPM2.5の値っていうのは、実は現在数値として示されておりますのが、1時間ごとにその数値は変わっております。私もずっとできるだけ見るようにいたしておりますけれども、仮にこれが35を超えると赤字に変わります。そして、それが1時間後になるともうぐっと下がった値になる。またぐっと上がったり、その上がり下がりが非常に激しいように私自身感じております。しかし、今部長が申しましたように、ホームページだけでなくどういった形で学校あるいは支所で皆さんが目で見てわかるようにできるか、これは済いません、検討、研究させていただきますようによろしくお願いいたします。 以上でございます。            (18番「終わります」の声あり) ○議長(柚木毅) 御苦労さまでございました。 これで代表質問を終わります。 次に、個人質問を行います。 通告順に発言を許可します。 まず、17番香取良勝議員、どうぞ。 ◆17番(香取良勝) ちょっと議長、同和関係の書類をちょっとみんなに配ってええ。 ○議長(柚木毅) はい、どうぞ。 ◆17番(香取良勝) それでは、通告に従いまして2点ほど質問をさせていただきます。 まず1点目でございますが、金光町の唐船、鴨方じゃなくて金光と倉敷の玉島の間の唐船、信号の件についてでございます。 この件は、私が今から金光町時代に質問しとるわけです。それで、あれが3車線になったんです。どがんかしてほしいということで、右に行くのと真っすぐしかなかった。へえで、私は警察へ行ってどがんかしてほしいと。あれは、もう県の振興局に行ってやってほしいということで何回も交渉しました。それでできました。それから今、今度道ができて新しくなりました。そしたら、それから一個が物すげえ混んだ。右に行く、真っすぐ、もう左がない。3車線を2車線にした。もとに返ったわけです。この件について、一応通告をしとりますんで、通告をちょっと読ませていただきます。 金光町八重、唐船の信号機についてお尋ねします。 平成25年2月より新しい道路に変わり、旧道路より朝、夕5倍以上混むようになった。その結果、市民は大変困り、市民生活にも影響を及ぼしていると。行政は、古い行政よりはよくするのが行政であり、後戻りをするのは行政ではない。国土交通省が、国道をよりよくするために奮起しているように思える。しかし、その陰で市民生活に悪影響を及ぼし、住みにくくするのが国土交通省なのかと。国土交通省、県、警察に協力を得、早急にもとの信号、3車線に戻して、安心して交通できる八重の信号機に戻していただきたい。 市長は、浅口市に住んでよかった、安全・安心の市にしたい。市民のことを考え行政を行っている。この件ではそのように思えないが、市長の明確な答弁を求めるということを言うとります。 先ほどもちょっと浅政会の議員が質問しとりました。工業団地ができるのに、やっぱし混むと、事故があると、そういうことはのけてほしいということもあったというふうに言われとりました。やはり、国土交通省がおって、これは浅口市がするもんじゃないんですよ。じゃけえ、市長とか部長がこれに対して言わんでも、向こうがせにゃあいかんのです、あったように。それ以上にようせにゃあいかんです。3車線なら4車線にするんが普通なんですよ、やる前に。それを3車線を2車線にして。 何で私がこういうことを言うかというてね、今、国土交通省の大臣が創価学会なんじゃ、公明党なんじゃ。私が自衛隊におる今から50年前、自衛隊を、物すげえ反対じゃあ言うて自衛隊の中まで来て、自衛隊をめごうとしてきとった。今は与党になってほいほい言ようるけど。我々が自衛隊、50年前はそうじゃったんですよ。何でもかんでも反対と、自衛隊をめぎに来とったんですよ。それで、その人が今、国土交通省じゃ。だから、こういうことになるんだと、私は思うとんですよ。そりゃあ、はっきり言って今は仲ようにすりゃあええです、よければ。私が小さいときに、自衛隊に行っとって、それがいまだに腹にあります。そういう件もありまして、国土交通省の職員は何しとんならと。市のほうから、そうでございますか言うて。何かちょっと聞くと私が委員会で質問しました、何でそうなっとんならと。そしたら、何か陳情するじゃ何じゃというて、陳情するという問題じゃないんですよ、これ。向こうからやらにゃあいけんものをやらんとええてえて、陳情とかというもんじゃないんですよ。やらすべきなんですよ、これ。市長にその件についてお伺いします。 そして、早急にせにゃいかん、こりゃあ。そんなマイナスになって、市民が今まで安心でつかえてなかったのが、今になってみられ、朝、5倍以上つかえとりますよ。朝なんか激しいときには、金光教の駐車場まで来とりますよ。あっこへ国道に出るまで何時間かかりますか。だから、裏の上竹、下竹、あっこを通って向こうが物すげえ混んどんです、今。そういうことを国土交通省はわからんのんですか。これを今、工事しようて。今、ずっと笠岡までいきょうりますわ。わからんのですか、これ。そがんばかが国土交通省におるんですかと。 私も以前も質問しました。税務職員、人間のくずじゃって私言うとります。同じことをやったんじゃだめです。やくざたあ汚えんだと。そういうようなものを言うて、はい、そうですか、陳情に行きますりゃあってばかなことを言うちゃあいかんですよ。すぐやらせなさいよ、これ。あしたからでも。みんな困っとるんですよ。だから、今度は今いけんからいうて、八重のほうじゃなくて国道2号線へ出て、へえで国道2号線からもうそっちのほうがつかえても早いからとか、みんな朝考えとんです。この件について答弁してください。 もう一点目です。 同和行政について、これは私が今まで、今ここへ出しとります、皆さんに配りました。同和行政についてお尋ねします。無駄遣いしとるから私はこれを何回も質問しとります。ちょっと読みますよ。 同和行政についてお尋ねしますと。浅口市の同和について、今現在、鴨方の同和関係に幾らの金額を拠出しているか。金光、寄島には今現在幾ら拠出しとるかと。以前、前市長にこの件で質問、なくする方向で検討すると答弁された記憶がある。いまだに浅口市の税金が使われていると。行政改革が叫ばれ、市長、副市長、教育長の給与2割カット、職員も給与を下げ、議員も報酬1割カットの中、なぜ同和行政に対してこれだけのものを支払うかということです。 それで、ここに今、皆さんに同和行政についてお配りしました。見てください。領収書も何もないんです、出してくれえ言うても。この件については、私が今、平成18年に質問しとんです。議事録がこけえあります。18年9月に質問しとります。どういう質問をしとるかと言いますと、18年9月議会で同和会に幾らの拠出しているか、金光町は拠出していないのになぜ鴨方、寄島は拠出するのかと。大阪は一切拠出していないこととしていると。これは、大阪はなぜ出さん言うたかは、これは刑事事件になったんです、同和関係で。金を取ったということで。それで、刑事事件になって、へえで告発されたからこれもう出すなと、出せれんようになった。広島は本を買え言うて本を買わせた。それで、警察に上がった。だから、出せれんようになった。だから、出してないんです。へえで、大阪も今、だからこれを見ていただいたらわかるんですけど、これを今皆さんに配っとりますけど、見てください。全部岡山解放同盟ですよ。普通は中国地区じゃったら広島がトップなんですよ。へえで、見ると1カ月に2回会議を開いとります、ずっと。へえで私は、これ平成23年度、上に黒線が引いとります、がっと。なぜ黒線引くんですかと部長に聞いたら、これは個人情報じゃということを言われた。市民の税金を払うとって何が個人情報があるんですか。我々議員、市長なんかでも交際費、我々の議会の金を使うのは、一円なりとも領収書を出せ言われるんです。市民の税金で払うとるものに対して何で個人情報があるんですか。この前、私が18年にこれ開示請求した。真っ黒けですよ。領収書の名前も全部消しとったです。見るとこないんですよ。どこに何ぼ払うとんかどうか。 市長にお伺いしますけど、浅口市には顧問弁護士もおるんですよ。2名おるでしょ。何かあったらやりゃあいいんですよ。これなんかでも調べて、きちっとやりゃあええんじゃないですか。私が見て、この前の質問しとんのをずっと調べたら、私も監査委員をしょうりました。納得いかんですよ、これ。前も質問しとりますから、遙照へちょっと行って、コーヒーを2人で飲んで3万円とか、そういう領収書があったんですよ。下手をしたらこれ刑事事件になりますよ。だから、私が言う。 それで、私が市長にも前から質問しとりますけど、市役所のトイレのちょっとウォシュレットをつけてくださいよと言うたらつけてくれん。ウォシュレットはつけてないけど座るのはついとります。なぜそれがつかんのですか、こういうとこに金を出してでも。私がこの前、あっこのちょっと後学のために、岡山できれいなトイレがある言うけえ行ってみいというて行ったんですよ。天満屋のトイレです。ウォシュレットで入って出るときに水が自然に流れるんですよ。なぜそれができないんです。こういうような金を出すんならそっちへ出しなさいって言うんですよ。 差別とかなんとかというのはもうないんですよ、今。だから、金光も寄島も全部カットしてしもうたでしょうが。金光の場合は、私が言うたんですよ。なぜですかって3回質問しました。これを今見ると、百三十何万円出しとりますねえ、これを皆さん見ると。134万円、へえでこれを見ると、活動費60万3,000円。そしてまた、参加費40万円、研修参加費、もう参加費ばっかしですよ、参加したら金が要るんですか。私も自衛隊のOB会で隊友会というのがあるんです。参加費、食事、そして今回、大震災がありました。そのときには、自衛隊のOB関係で自分の金を何ぼうかずつでも寄附しましょうと。自分の金で全部やりょうります。もらえるもんじゃったら何でももらおうかというこっちゃだめなんですよ、これ。 私が質問しとんのが18年9月、そのときに答弁が、もうこれはやめますという答弁しとります。議事録をこけえとっとります。前市長が全部答弁しとります。部長も答弁しとります、やめますと。今、400万円じゃったのが150万円になっとります。130万円言ようるけど、今の一般会計は150万円ですかね、なっとります。本当に困ったところへ使うんなら私は何も言いません。みんな議員も何も言いません。怖いから言わんのんですかっちゅうんじゃ。市民の税金を使うのに怖いとかきれいなとかというようなことを言うちゃあおれんのですよ、私が言うのには。だから、前市長もこの件について考えます、考えて、へじゃけえ400万円を150万円に削減しとります。へえで、金光は30万円払っとりました。合併して30万円取りょうりました。私が質問しました、ここで。そしたらもうやめました。寄島もやめました。鴨方だけがこれだけ取って、また私が聞くんですけど、これたあ別個に、県から出とんですか、国から出とるん、隣保というんがあるんです。職員を待機させとんです。これも一緒です。私は部長にも言いました。それは県が4分の3出して、市が4分の1か、しとんだからええんだと。4分の1でも、450万円じゃったら150万円出しょんですよ。それをどけえ使えるんですよ。金光も寄島も出してないんですよ。なぜ鴨方が出すのに、ほんならうちも。大阪も広島も出してないんですよ。今、そういう時代じゃないんですということを私は何遍も言よんですよ、これ。それがなぜ、今まで聞こえんのんですか、私の言葉が議会で言うて。ほんなら議会で言よんのが、議員をばかにしとんじゃないんですか。言うたんなら守ってくださいよ。これゼロにしてくださいよ、早急に。 そして、トイレなんかでも市長、御存じだと。金光のエレベーターなんかでも全然使わんのを1億何千万円でつくって、ここで市長が考えて、乗らんからというてもう閉鎖したんでしょ。あれなんかでも乗った者はおらんのんですよ。あのとき乗りょうたのは、議員の、はっきり言うて〇〇〇〇議員、上がれんから。1億1,000万円でつくったんです。だから、そういうことを絶対しないようにしていただきたい。そういう金は、こういうはっきり言って本当に要るとこへ使っていただきたい。トイレをすれば喜ぶんです。トイレないでしょうが、いまだに金光なんか行ってみられ。それだけのものをしたら毎回使えるんですよ、皆さんが。外から来た人、職員の方。へえで、この前も副市長に言うたんです、何でできんのんですかと、ウォシュレットができんのんですか言うたら、またこれつくります言うけど、予算がなかったって。予算がないことはねえ、こういう予算があるんだから。だから、私が言よんですよ。要らんところへは金を使わんと要るとけえ使ってくださいと。 もう一回伺いますけど、これ、皆さん御存じと。はっきり言って、これを見るとようわかるでしょう。誰が見てもこれまともじゃないですよ。精査してください。警察もおる、監査委員もおる、きちっと精査してみてください。いけなんだら刑事告発してくださいよ。そういう問題ですよ、これ。市民の税金、へえで隣保系についても、お年寄りの困った方々が納めた金を、自分がはっきり言って食べれんのに、納めた金を出されたんじゃあこれを知ったら怒りますよ。 私も以前も言いましたけど、岡山で同和代行という同和会の会長のを、私が持って帰ってしょうりました。会長が同和会の後を継いでくれえ言いました。私はしません言いました。社長、金がただでくれるんじゃというような言い方しましたよ。要りませんって言うた。それで、そこの同和会はもうやめました。後を継いでくれえというて言われたけど。結局、やはり正しいことを皆さんがやらなかったら、議員や市長や職員がやらなんだら、市民は我々のことを信用して、市長も当選させていただいてるんだから、やってくださいよ。答弁してください。 ○議長(柚木毅) ただいまの質問に対して答弁をお願いします。 まず、金光町八重、唐船の信号機について、それから同和行政についてでございます。 まず、金光町八重、信号機についてを産業建設部長。 ◎産業建設部長(松田勝久) 失礼いたします。 それでは、私のほうからは金光町八重の唐船の信号機についてお答えをさせていただきます。 切りかえを行いました2月1日以降、以前より流れが悪くなったという話を聞いております。その後、国土交通省へお願いをいたしまして、信号機の時間調整などで渋滞緩和に取り組んでいただいております。その結果、切りかえた当初に比べれば多少緩和ができているかなと、こういうふうに思われますけども、時間帯によってはまだまだ渋滞を起こしております。現在も関係機関に申し入れを行って、来年度には感応感知器という機械を設置いたしまして渋滞緩和を図っていくと、こういうふうに聞いておりますので御理解をよろしくお願いします。            (17番「ばかなことを」の声あり) ○議長(柚木毅) この問題を市長、お尋ねがありましたができますか、どうぞ。 ◎市長(栗山康彦) それでは、信号機についてお答えをさせていただきます。 唐船の交差点でありますけども、私も市民の方から非常に流れが悪くなったとの御意見をたびたびお聞きいたします。このため先般、国交省に申し入れを行いました。先ほど部長答弁にもありましたように、新年度には自動的に信号機のサイクルを調整する感応感知器、もう一度申し上げますと、渋滞区域が一定の長さになった場合に、自動的に信号機のサイクルを変えていくという信号であります。これが設置されることになっております。今後につきましても、状況を見ながら渋滞緩和に向け関係機関と協議をずっと続けていきながら真剣に考えていきたいと思っておりますので、御理解いただきますようによろしくお願いいたします。 ○議長(柚木毅) 次に、同和行政についての質問を生活環境部長、どうぞ。 ◎生活環境部長(原田健次) それでは、御質問の関係団体への補助金についてお答えをいたします。 一般会計などの決算書を見ていただければおわかりになりますように、この補助金額につきましては年々もう削減をいたしております。今後におきましても、今までの経緯も踏まえながら削減していく方向で関係団体と話し合いをしてまいりたいというふうに考えておりますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(柚木毅) 再質問をどうぞ。 ◆17番(香取良勝) 今、部長と市長が言われたんですけど、感知器をつけるとかつけんとかという問題じゃないんですよ。今まであったようにすりゃあええんですよ。せえができんのんならもとへ返してもらやあええんですよ。金光なんかは、あれができたけえ、できんけえって関係ないんですよ、上へ高速道路じゃあねえけど、笠岡までつながろうがつながるまあが。金光住民、浅口住民は関係ないんですよ、あんなのは。今までどおりにやってくれりゃあええんですよ。何でお願いですか。こんなばかの国土交通省に何で頭を下げるんですか。今までは、あれは県と警察ができゅうたんです。今は国道じゃから、国が入ったんですよ。だから、むちゃをしよんですよ。それを、お願いしますじゃあとかというようなもんで、もとへ返してくれと、それがなぜ言えないんですか。金光町民はあれで物すげえ困っとんですよ。だから、下竹のほうは今、物すげえ混んどんですよ、そっちへみんな流れるから。 あっこはちょっとようなりました。感知式にしますらあ。市長、感知式が何ですか。何であれ、今のところでも4車線を3車線にしよう思やあできるんですよ。ちょっと西へあれを引っ張れば。私も何遍も見とんですよ。部長、できるでしょうが、あれを今の高架下を今、歩道をしとりますわ。あれをもうちょっと1車線西にやってみりゃあできますよ。何でそれが設計ができんのんですか。そがんばかですか、国土交通省は。だから、どこでもここでも国土交通省というたらやらりょうるでしょうが。自分が一番偉い思うた、金がわしが出すんだと。そういう関係でしょうるから頭を下げに行くんじゃないんですか。税務署と一緒なんですよ。わしが一番かてえんだと、人を突き飛ばして、警察が来ても、わしが強えんだというようなことを言うから、おかしなことになりょんでしょうが。 だから、悪いものは悪い、市民の生活を守るには、我々議員や職員でしょうが。国土交通省じゃないでしょうが。だから、それについて市長、もう一回、そんな中途半端な答弁じゃだめですよ。早急にやらせなさい言よんじゃから、感知式にする言うて、来年になったらこうしますらあって。三つ子が言うような答弁せられな、あんたら。だめですよ。 へえでもう一点、同和行政について。この件もそうなんですよ。なぜ、それがあっこのはっきり言って、少しずつ減すんですかとか、私が言よんじゃ、隣保の件についても400万円ですか、年間出しとるでしょうが。私が言うたでしょうが。ほんなら我々の占見区にもせえだけの金を出してくださいよと。出せるんなら出してください。我々の占見区には、はっきり言ってコミュニティーハウスもないんですよ。そういうような時代で金を出してくださいって言うたあ難しいんですよ。そこへ150万円、こっちから150万円、300万円という金が出よんですよ。市長も来てわかるでしょう、2階ですよ、占見区は。組合長が43人おるんです。上で会合してもできないんです、老人クラブが百二、三十人来たらできんのんです。へえで、下からものを皆持って上がるんです。金がないからするんですよ。そういうようなことをして、頑張ってしょうる中で、なぜ同和会はこういうことをするんですか。みんな平等でしょうが、今はもう。だから早急に、いけんのんで、いけなんだらこれなんか見て、調査してみられ、どういうような調査か。きちっと金を出しょんなら。こんな黒ペンでぱっぱっぱっぱ塗るようなことをせずに。私から見れば、まともなことをしてないから黒を塗るんでしょうがととれるんですよ、これ。だから、きちっとやりなさいって言よんでしょうが。そしたら、ああだこうだって逃げなさんな。もう一回答弁してください。 ○議長(柚木毅) ただいまの再質問に対して2件とも市長のほうから、どうぞ。 ◎市長(栗山康彦) それでは、八重の信号機についてお答えをさせていただきます。 市が独自でこのようにします、ああいうふうにしますということは国交省が関係しておりますので、これはそういったわけにはいきません。先ほども申し上げましたように、新年度には自動的に信号機のサイクルを調整する、いわゆる感応感知器が設置されることになっておりますので、しばらく見守りたいと思っております。 それから、補助金の件でございますけども、先ほど部長が申しましたように、現に毎年削減をいたしております。今後も引き続き補助金は削減をしていく方向で進めてまいりたいと思っております。 以上でございます。 ○議長(柚木毅) 香取議員さん、再々質問。 ◆17番(香取良勝) もう最後ですんで、何ぼ言うても市長、これ国土交通省がやってる。県と町がしたときはできたんですよ、警察に頼みに行ったら。何で国じゃったらそういう難しいことを言うんですか。へえで、感応感知器がって、それまでほんなあ今までどおりに、あっこの信号が朝、6時、7時か8時に通るのを1時間待て言うんですか。へえで、そこを待たなんだら、下竹のほうへ行ってどがあもならんのんです。事故があったらどうするんですか、その件で。なぜ1車線ができないんですか。それは市長、あんたの判断で早急にやらさにゃあいかんですよ、前のとおりにやりなさいと、議会でも言われるんだと。言うべきじゃないんですか。来年まで待ってくださいと、来年まで待って、感応感知器で反応が悪かった、ほんならまたそっから考えるんですか。そんな甘えことを言うちゃあだめなん。私も言うちゃあ悪いけど、今は元気ですよ。あっこを通れるようになったら死んだら困るんですよ。一日でも早うにしてもらいたい。今までどおりにやってください言よんじゃ。今までどおりより悪うせえとは言ようらんのんですよ。今までどおりでええんですよ。前しょうただけで。それだけのことをしなさいって、それがなぜ言えないんですか。誰が考えてもそうでしょう。今までしとるとおりにしてくださいと、それよりようせえとは言ようらんのんですと、なぜそれが言えないんですか。向こうの言いなりですか。これは、国土交通省がしょうるから国土交通省の言いなりですよと、だから香取おめえも聞けやと、町民もおめえらも聞けよと言われるんですか。そりゃあ通らんでと私は言よんですよ。 へえで、今、あっこの同和会の補助金についてですけど、この件についても市長がなって一回も安うなってないんですよ。前市長は400万円を150万円にしとります。市長がここへ就任されて3年です。見てください、百三十何万円です。前は400万円じゃったんです、私が質問したときには。市長が3年して全然削減されてないんです。だから、きちっとした精査をしてくださいということを言よんですから。もう一回答弁してください。 ○議長(柚木毅) ただいまの質問に対して、どうぞ、市長。 ◎市長(栗山康彦) 八重の信号機についてお答えをいたします。 今現在の状況の中で、すぐ新しく道をつくるとかっていうことは無理でございますので、新年度ですから感応感知器、これをしばらく見守りたいと思っております。 それから、補助金の問題で安くないっていうふうに言われましたけれども、そんなことはございません。毎年安くなって削減はいたしております。そういった中で、今後も削減をしていく方向で話し合いをしていきたいというふうに思っております。 以上でございます。            (17番「ありがとうございました」の声あり) ○議長(柚木毅) 御苦労さまでした。 皆さんにここでお諮りします。            (17番「もうすりゃあええが。わしが長かった、ごめんよ」の声あり) それで、続けましょうか。            (「はい、お願いします」の声あり) それでは次に、2番佐藤正人議員、どうぞ。 ◆2番(佐藤正人) 2番、公明党の佐藤正人でございます。 本日最後の質問となります。もうしばらくよろしくお願いいたします。 きょうは、忘れられない、忘れてはならない3月11日であります。2年前、あの東日本大震災の発災からちょうど2年を経過いたしました。1万8,500人を超える犠牲になられた方々の中には、いまだに行方不明の方々もたくさんおられます。この2年間で多くの国民の皆さんの人生観、また価値観が変わったのではないでしょうか。命の大切さ、生きるための希望も震災から3年目を迎える本日、この場に当たり私は議会人として、また行政にかかわる者として、市民の皆さんの命を守ることの責務と重要性を改めて実感しております。今後も私は災害に強い浅口市のまちづくりのためにしっかりと提案してまいりたいと決意をいたしております。 それでは、通告に従いまして質問させていただきます。今回は、4点について質問させていただきます。 まず、第1点目として市民満足度向上の方策として、市民コールセンターの設置、そして2点目としてイクメンプロジェクト推進について、3点目として選挙時の期日前投票の改善策について、4点目はイノシシ対策について質問させていただきます。 まず、1点目のCS、市民満足度向上につながる方策について伺います。 浅口市民がより快適に暮らせるための情報提供は、行政の立場からも常に最善の方策を考えていかなければならないと考えております。近年は高齢化が進み、移動手段の困難化などにより来庁できない市民もおられます。最近では、あらゆる情報伝達においてインターネット化が進み、利便性が向上してきているのも事実でありますが、反面、高齢者を中心に情報伝達はまだまだ電話に頼らなければならない状況もあります。 私は先月、倉敷市の市民コールセンターを視察させていただきました。場所は老松町にある旧NTTのビルであります。少々老朽化はしておりますが、最新の耐震構造になっており、災害時の情報管理は保障されているとお聞きしております。この市民コールセンターは、市役所の手続や制度、イベント情報、施設の場所などについてオペレーターが親切、丁寧に答えてくれる新しいお問い合わせサービスのことを言います。倉敷なんでもコールという愛称で親しまれております。さらに、市役所以外のことでもどこに聞いたらいいのかわからないときなどには、市内のことならできる限り調べて回答するということも可能となります。また、ここでのメリットとしては、休日や平日に関係なく年中無休で朝8時から夜の9時までオペレーターが応対してくれます。 市民サービスの方法もいろいろと考えられますが、一つの方策としてこのコールセンターの導入を検討してはどうでしょうか。その件につき何点かお尋ねしますが、まず1点目には、本市のCS向上の取り組みと今後の方針があればお聞かせください。また、その上で一つの方法としてこのコールセンターの設置へのお考えをお聞かせください。また、先日の視察の折に当センターの方にお伺いしたところ、倉敷を中心に広域でも取り組みは可能であるとおっしゃっておられましたが、そこら辺のお考えはどうでしょうか。また、開設することによって市内はもとより県外からの問い合わせも期待でき、本市の観光や産業振興にもつながると思いますが、お考えをお聞かせください。まず、この件については担当部長のほうから御答弁をお願いいたします。 続いて2点目として、イクメンプロジェクト推進についてでありますが、これは子育て支援にもつながりますが、イクメンとは育児に積極的にかかわる男性のことを言います。約2年前より国においてイクメンプロジェクトがスタートしております。現代の社会情勢は、若い世帯では夫婦共働きの家庭も多く、子育てについても夫婦が協力して取り組む時代であると思います。しかし、現実は育児の負担は母親に偏っているのも事実であります。これからの時代は男性も積極的に育児に責任を持つという意識改革が必要ではないかと考えます。こうした状況を踏まえて、本市においてもイクメンプロジェクトを推進してはどうでしょうか。以下、お伺いいたします。 まず、男性の育児休暇の奨励に市職員から率先して取り組む考えはどうでしょうか。また、本市において男性を対象にした子育て研修会や養成講座などの開催はどうでしょうか。さらに、イクメン育成へのつながるようなインセンティブ制度の導入はいかがでしょうか。これからの時代は本市においても男女を問わず、こうした育児にかかわるワーク・ライフ・バランスも構築していく必要があると考えております。これらの点について担当部長のほうから御答弁お願いいたします。 続いて3点目でありますが、期日前投票における改善策についてお伺いします。 昨年の12月定例会に続いて関連いたしますが、市民の方の中には会場で宣誓書を記入するのは緊張する、おっくうだという方も多くいらっしゃいます。もっと投票の手続が簡単にならないかなどの声も聞きます。そうした有権者の声をお聞きして前回、私は期日前投票の際に会場で記入する宣誓書を、事前に有権者に送られてくる入場券の裏面に印刷してはどうかと提案させていただきましたところ、執行部からは、本市の状況やコスト面からすぐには難しいとの御答弁をいただきました。 そこで、このたび再度の提案、要望でございますが、本市のホームページにおいて選挙期間中、この宣誓書をダウンロードできるサービスを実施してはどうでしょうか。全ての有権者の方々がインターネット環境にあるわけではありませんが、投票行動の一助になると考えるわけでございます。また、近年低投票率が続く中、投票率向上にもつながると思います。このサービスについては、全国に先駆けて奈良県大和郡山市などが既に実施しております。このシステムの導入の考え、また必要について担当部長のほうから御答弁をよろしくお願いいたします。 そして、最後4点目でございますが、イノシシ対策について伺います。 近年、本市においてもイノシシの農産物への被害が増大し、例年深刻な事態となっております。特に、農繁期にかかる夏場には、水田を荒らす被害の声が多く寄せられております。私も何度か当局に相談をさせていただきました。本市としてもイノシシ被害に対しては駆除対策に力を入れてきたことと思いますが、さらに効果的な対策が求められていると思います。また、最近は耕作地や山合いはもとより、幹線道路でも出没している事実もあるようです。私のほうにも相談があったんですが、高齢者の方などが散歩する際に怖くて思うように外も歩けない、何とか対策はないものかという声もありました。農作物だけでなく人的被害も今後想定されます。今後の本市のイノシシ対策について伺います。 まず、イノシシによる近年の農作物への被害状況をお聞かせください。また、捕獲実態についてもお願いいたします。そして、農産物及び人的被害への認識及び改善策について見解をお聞かせいただきたいと思います。担当部長のほうからよろしくお願いいたします。 以上、答弁のほうよろしくお願いいたします。 ○議長(柚木毅) ただいまのお尋ねに対して、まず市民満足度の向上の方策として、そしてイクメンプロジェクトの推進について、そして期日前投票の宣誓書について、4番目にイノシシ対策についてを順次答弁をお願いします。 まず、市民満足度の向上の方策についてを企画財政部長。 ◎企画財政部長(櫛田忠) それでは、議員さんお尋ねのCS向上方策についてお答えをいたします。 行政需要が非常に多岐にわたっておりまして、行政サービスの向上を求められている中、市の情報提供の利便性を一層高めていくことが必要であるということは議員さんと認識を一致いたしております。本市では、CS向上をと銘打った具体的な施策は行ってはおりませんが、市民の皆様からの問い合わせにつきましては、各職員が浅口市接遇マニュアルをもとに、それぞれの職場で丁寧に対応することに努める一方、政策的な事業の場合などはアンケートやパブリックコメントを通じて市民ニーズの把握にも努めておるところでございます。 倉敷市におきましては、平成20年度から市民の問い合わせに対応する倉敷コールセンターを業者に委託をして設置をされておるようですが、お問い合わせの増加に対応する総合窓口的な機能が必要ということで判断をされたということのようでございます。浅口市でも、市民課におきまして毎週木曜日の受け付け時間を19時まで延長したり、宿日直の職員を置き、休日や時間外等の対応を行っておりますが、コールセンターにつきましては、規模の小さい浅口市ではこれまで同様、担当課へ直接お問い合わせいただく形でサービスの向上に努めてまいりたいと考えております。また、産業振興等のお尋ねもございますが、これまでの例では産業振興の融資制度等の施策に関するものは非常に細かな部分にわたることもございまして、職員が直接対応することで御理解を得ることといたしておりますので、よろしく御理解のほどお願い申し上げます。 ○議長(柚木毅) 3番目の期日前投票の宣誓書についてもお願いします。 ◎企画財政部長(櫛田忠) それでは、期日前投票に関する宣誓書の件についてお答えをさせていただきます。 宣誓書の様式を市のホームページからダウンロードして、事前に記載して投票ができるようにという議員さんの御提案でございます。議員さん、奈良県の大和郡山市ですか、具体的な例を挙げて御説明をくださいました。私も県内の状況等を調べてまいりました。県内では3市で実施されているという状況のようでございます。御承知のように、選挙の執行事務につきましては選挙管理委員会が行っております。それで、市の選管の事務局では、宣誓書への記載は本人確認手続の一つであることから、期日前投票所での本人記載を基本としたいと考えており、現在の方法が好ましいと判断しているとのことでありました。様式のダウンロードの件につきましては、今後開催される県内の選挙担当者会議などで情報交換を行って、実施している市の事例等も含め研究したいとのことでありますので御報告申し上げたいと存じます。 以上でございます。 ○議長(柚木毅) それでは次に、イクメンプロジェクトについてを健康福祉部長、どうぞ。 ◎健康福祉部長(襟立憲道) それでは、2番目のイクメンプロジェクトにつきまして御答弁させていただきます。 浅口市におきましては、男女を問わず職員の仕事と子育ての両立の実現を目指して、浅口市特定事業主行動計画を策定して取り組んでいるところであります。計画には、男性職員の育児休業や妻の出産に伴う出産補助休暇の取得、それぞれ目標を掲げて取り組んでおります。本年度の育児休業の取得率ですが14%、出産補助休暇の取得率は86%でした。 浅口市では、計画における目標達成に向け、職員に対し子育ての各種制度の周知を図り、職場全体で男性職員が子育てに積極的に関与する機運を高めることを目的として、職員の子育て応援ハンドブックを作成しております。また、男性を対象にした子育ての研修会ということになりますと、昨年9月に市内地域子育て支援センターにおきまして、お父さん応援プログラムという県事業を活用したお父さん講座を実施いたしております。これは、父親の役割について学びながら仕事と子育てについて考え、ワークショップでリフレッシュする子育て中の男性のためのプログラムで、総勢17名の参加がございました。来年度も引き続き実施要望を県のほうに提出いたしております。なお、イクメン育成へのインセンティブ制度、報奨、奨励等の制度導入につきましては、今後さらに研究してまいりたいと思いますが、現状での導入は難しいと考えております。 以上です。 ○議長(柚木毅) 次に、イノシシ対策についてを産業建設部長、どうぞ。 ◎産業建設部長(松田勝久) 失礼いたします。 それでは、私のほうからイノシシ対策についてをお答えいたします。 まず、近年の農作物の被害状況でございますけども、平成22年が135万円、それから平成23年が118万円、平成24年が210万円と、昨年大幅に増加をしております。次に、捕獲実態ですが、被害状況と同様の傾向にありまして、平成22年は71頭、平成23年が59頭、それから平成24年が103頭と、こういうふうになっております。 続きまして、農作物及び人への被害に対する認識についてでございますけども、農作物被害については、出没地域が拡大していることから今後さらに増大することを心配しております。人的被害につきましては、市民の被害は直接報告されておりませんけども、住宅に近い場所での目撃報告も多いことから、今後被害が発生する可能性があると危惧をいたしております。このような状況の中で、市といたしましてはイノシシ対策として駆除と防護の2つの観点から対策を講じております。駆除につきましては、猟友会会員による有害鳥獣駆除班というのを設けまして捕獲を行っており、来年度予算にもこの捕獲頭数の増大に対応できるように関係経費の増額を計上いたしております。 また、浅口市イノシシ等捕獲おり使用要綱により、捕獲おりの貸し出しも実施をいたしております。また、防護につきましてでございますが、浅口市イノシシ防護柵設置事業補助金の制度を設け、田畑の周囲へ防護柵設置を促しているところであります。利用の拡大を狙いまして、平成22年度には柵の延長に関する要件を緩和いたしました。また、PRの方法としまして、本年度は4月と10月の2度、市の広報紙に記事を掲載し、周知を図っております。 イノシシ対策につきましては、今後とも捕獲の強化、それから防護の支援に努めてまいりますのでよろしくお願いいたします。 ○議長(柚木毅) 佐藤議員、再質問ありますか、どうぞ。 ◆2番(佐藤正人) 御答弁ありがとうございました。 まず、CS向上の方策についてでございますけれども、一つの手段として市民コールセンターの設置を提案させていただきましたが、このシステムは市民サービスはもとより、地震などの災害時にも大きく貢献するシステムでございます。東北の地震災害でも震災直後、どこにも連絡がとれない、情報が入らないということで多くの市民の皆さんが不安な思いをしました。今、2年前の震災を教訓に、今後想定されています南海トラフ地震などに備えて、役所や企業は今、BCP、いわゆる事務作業の継続のための管理システムが改善されております。このコールセンターは、倉敷の場合は朝8時から夜の9時まで年中無休ということで、年間8万5,000件もの問い合わせがあるようです。そのうちの回答率は85%ということであります。内容で多いのは、市民課の手続の問い合わせが最も多いようですが、中には観光情報やイベント情報の問い合わせもあるようでございます。 先ほど部長のほうからは、今までどおりのこの担当課の対応でいくとおっしゃられておりましたけれども、また当局としても毎週木曜日の市民課手続の時間の延長などもございますけれども、やるとなると経費もかかることですが、できるだけ経費のかからない方法で倉敷市との共同でのこの運営などはできないか、検討してみてはいかがでしょうか。市長のほうから御見解をよろしくお願いをしたいと思います。 そして、イクメンプロジェクトでございますけれども、昔はとにかく男は外で元気に仕事をすればいいという時代だったわけですが、今は男女ともにライフワークバランスは多様化しております。近年では、広島県の自治体の首長さんも育児休暇をとられたというニュースがありました。私は、こうしたケースは非常に画期的でよいことだと思います。若い夫婦の場合、旦那さんが育児にかかわることで奥さんに安心感を与えます。お父さんが育児を手伝ってくれている、これなら2人目を早く産んで一緒に育てようとなります。少子化対策にも貢献すると思います。 また、近年社会問題となっています学力低下現象ですが、ある自治体の教育長さんは、子供の学力低下は家庭学習が充実していないのが原因とも言っておられました。やはり、学校教育だけでなく家庭学習も大きな課題であります。しかし、親がなかなか勉強を見てあげられない現状もあります。こうした点も踏まえて、お父さんが育児からかかわることによって家庭の中で自然と子育ての環境も整ってくるのではないでしょうか。 先ほど部長のほうから御答弁いただきましたけれども、この浅口市においても積極的に出産時の休暇を取り組み、また昨年の9月にお父さんを対象に講座を開かれて17名が参加されたというふうに答弁ありましたけども、さらにさらに本市としてもこのイクメンプロジェクト、育児にかかわるお父さんの育成にPRをしていただき、しっかりと取り組んでいっていただきたいと思っております。市長のほうから総括して御答弁を願いたいと思います。 それとあと、選挙の改善策でございますけれども、部長から今、御答弁をいただきました。今後、他市の状況を調べて検討するということでございますけれども、これは期日前投票の簡素化といいますか、今や国選においても地方選においても告示からは毎日が投票日という慣例になりつつあります。本来ならば投票日と同じシステムで期日前投票ができればいいと思いますけれども、せめて宣誓書くらいは事前に書いて持っていける配慮はあってもいいのではないかと思います。ぜひとも実現に向けて検討していただきたいと思いますのでよろしくお願いします。 最後のイノシシ対策でございますけれども、先ほど部長のほうから捕獲の実績等ございました。また、対策についてもお話がありましたけれども、浅口市の鳥獣被害防止計画では、イノシシの捕獲計画は毎年60頭ということになっておりますけれども、先ほどの御答弁ではその目標をほぼ超えるような捕獲がなされていることは、本当にいいことだと思いますが、本市としても、また防護柵の補助金制度があります。私のところにも相談があるんですが、毎年田植えが済んで、稲穂が実る前に防護柵をするのは大変に手間がかかる、それも高齢者になるとなおさらしんどくなると言われております。昨年の2月に島根県美郷町にイノシシ対策で視察に行かせていただきましたけれども、ここでは行政と自治会、市民団体が一体となってイノシシ対策、またはそれを利用しての産業化に努めておられました。本市としても、さらにさらにそのイノシシ対策について取り組みとして、ある地域を重点的にモデル地区としてイノシシ対策を手がけていく機運を起こしていってはどうでしょうか。 これも総括して市長のほうから御答弁をよろしくお願いいたします。 ○議長(柚木毅) ただいまの再質問につきまして1点目と2点目と、それから3点目を総括して市長のほうから、どうぞ。 ◎市長(栗山康彦) それでは、佐藤議員の再質問にお答えをさせていただきます。 まず、CS向上っていうことでございます。議員の言われるCS、これはマーケティング用語であろうかと思いますが、つまり顧客満足ということ、こういった考えは行政経営においても大変重要であるというふうに思っております。市民の皆様が満足するためにはどうしなきゃいけないか、どうあるべきかと。つまり、市民満足度向上の方策については、社会の変化が大変厳しい現在において市役所は常に市民ニーズの把握に努め、事業の改善を図っていかなければならないと思っております。 佐藤議員御質問のCS向上としての情報提供の改善についてでありますけれども、市ではことしの4月から市のホームページをリニューアルし、市民の皆様に情報をわかりやすくお届けすることといたしております。また、職員の意識改革や業務の効率化等のため、人事評価や事務事業評価、接遇等の研修を通じまして一層研さんしなければならないと考えております。 議員御提案のコールセンターにつきましては、業者委託による事業でありますし、多額の費用がかかることでもあります。倉敷市とでは町の規模も大きく違いますので、同じように導入することは難しいと考えております。浅口市では、市民の皆様から担当課へ直接お問い合わせの形をとらせていただきたいと考えております。 今後も引き続き行政サービスのあり方について検討し、職員の接遇向上、市民サービスの向上に努めてまいりますので、御理解をいただきますようによろしくお願いをいたします。 それから次に、イクメンプロジェクト、男性の育児へのかかわりの御質問にお答えをいたします。 まず、市役所におけます男性の育児休暇等の状況は、ただいま部長が答弁したとおりでございます。男性職員の育児休業や休暇の取得促進は、少子化傾向の中で育児への男性の参画や仕事と子育てを両立できる職場づくりにつながるものでありますので、今後も子育てや少子化対策を推進する立場、そして何より私自身が子育て王国浅口の創造を掲げておりますので、市が率先して取り組んでまいりたいというふうに思っております。 また、本市におきましては、来年度から男性が利用しやすいように集いの広場のびっ子におきまして、毎月第3土曜日をパパと遊ぼうデーと称しまして、男性が子供と触れ合い、交流の輪が広がるような環境も整備してまいります。なお、イクメン育成のインセンティブ制度の導入につきましては、先ほど部長の答弁のとおり今後研究してまいりたいというふうに思っております。 続きまして最後でございますが、イノシシ対策でございます。 これにつきましては、担当部長が答弁いたしましたけれども、駆除と防護の両面から対策を講じておりますが、生息地域が拡大し人家近くにも出没していることから、農作物被害の拡大、さらには人的被害の発生を危惧いたしております。市といたしましては、新年度におきまして有害鳥獣対策予算の拡充を図りまして、駆除と防護の充実に努めることといたしておりますが、イノシシの被害がここまで増加したのは、やはり里山の環境悪化、耕作放棄地の増大といったことも原因の一つであるというふうにも言われております。市では現在、耕作放棄地の解消、あるいは里山整備に係る補助制度を設けております。市民の皆様に積極的にこういったものを活用していただくことも、イノシシを初めとする有害鳥獣対策にもつながるものというふうに考えております。 今後とも駆除に御協力いただいております猟友会はもとより、自治組織等、地域の皆様との協働によって被害の防止を図ってまいりたいと考えておりますので、どうぞ御理解をいただきますようによろしくお願いいたします。 以上でございます。 ○議長(柚木毅) それでは、期日前投票の宣誓書についてを部長、答弁できますか。 企画財政部長。 ◎企画財政部長(櫛田忠) 宣誓書のことについて再度のお尋ねでございます。 先ほど申し上げましたように、選管事務局で研究させていただくということです。市内でも実施しているところが、始めたところがございますので、そういうことも踏まえまして、ただし本当にその本人記載というのを選管としては原則としておるようでございますので、この辺の兼ね合いを十分検討しないといけないということのようでございますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(柚木毅) 佐藤議員、どうぞ。 ◆2番(佐藤正人) 以上で終わらせていただきます。ありがとうございました。 ○議長(柚木毅) 御苦労さまでした。 以上で本日の日程は終了しました。 これにて散会といたします。 明日は本会議を9時30分より開議いたしますので、御参集ください。 御苦労さまでございました。            午後0時12分 散会...