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09月11日-03号

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  1. 浅口市議会 2012-09-11
    09月11日-03号


    取得元: 浅口市議会公式サイト
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    平成24年第4回 9月定例会       平成24年9月浅口市議会第4回定例会会議録(第3)1.招集年月日 平成24年9月11日(8日目)1.招集の場所 浅口市役所議場1.開   議 9月11日 午前9時30分1.議事日程  第1 一般質問1.本日の会議に付した事件及びその結果  日程第1 一般質問1.出 席 議員 (4番欠番)   1番  伊 澤   誠            2番  佐 藤 正 人   3番  竹 本 浩 司            5番  岡 邊 正 継   6番  平 田 襄 二            7番  桑 野 和 夫   8番  加 藤 淳 二            9番  原     彰  10番  中 西 美 治           11番  柚 木   毅  12番  藤 澤   健           13番  青 木 光 朗  14番  大 西 恒 夫           15番  田 口 桂一郎  16番  畑 中 知 時           17番  香 取 良 勝  18番  井 上 邦 男           19番  道 廣 裕 子  20番  高 橋 範 昌           21番  大 西 洋 平1.遅刻または中途退場した議員の番号、氏名(な し)1.欠 席 議員(な し)1.地方自治法第121条の規定に基づく説明のため出席した者の職氏名  市長      栗 山 康 彦      副市長     田 村   諭  教育長     城 山 藤 一      企画財政部長  櫛 田   忠  生活環境部長  原 田 健 次      健康福祉部長  襟 立 憲 道  産業建設部長  松 田 勝 久      上下水道部長  廣 澤 幸 久  金光総合支所長 西 本 晋 也      寄島総合支所長 應 本 秀 文  教育次長    谷 本   靖      会計管理者   筒 井 正 和1.出席した事務局職員  議会事務局長  小 西 通 夫      書記      小 橋 史 明  書記      奥 原 貴 子            午前9時30分 開議 ○議長柚木毅) ただいまの出席議員は20人であります。定足数に達しておりますので、これより本日の会議を開きます。            ~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長柚木毅) 日程1、一般質問を行います。 通告順に発言を許可します。 まず、7番桑野和夫議員、はい、どうぞ。 はい、どうぞ。 ◆7番(桑野和夫) それでは、通告に従いまして質問をさせていただきます。 今回私は、いじめ問題について、学校給食について、市職員について、3点お聞きをします。明快な答弁お願いをいたします。 まず、いじめ問題についてでありますが、これは昨日田口議員代表質問をされましたのでできるだけ重複しないようにしたいと思います。 まず、教育次長にお聞きをします。 いじめ確認件数でありますが、昨年度が小学校で2件、中学校で5件、今年度は現在まで中学校で1件であります。学校から教育委員会へのいじめがあったと報告する基準について、まずお示しをください。 次に、学校給食について教育次長にお聞きをします。 これまで内部でプロジェクトチームをつくり、センター化という方向を出し、PTAにも議会にも説明をされてきました。そうした中、突如今度は外部も入れて検討委員会をつくるということでありますが、今さらなぜ検討委員会なのか、お聞きをします。広く市民意見を聞くということは何回もお聞きをしましたので、真意についてお示しをください。 次に、市職員について部長にお聞きをします。 正規職員と非正規職員の人数と比率について。それから、非正規職員平均年収は幾らか。次に、正規職員人事異動関係でありますが、最近の異動在籍1年以内で異動した職員数、それから在籍2年から3年以内で異動した職員数、それから最後3点目、5年以上同じところに在籍をしている職員数についてお示しをください。 以上、よろしくお願いします。 ○議長柚木毅) それでは、いじめについて、そして2番目の学校給食について、この2点を教育次長お願いします。 はい、教育次長。 ◎教育次長谷本靖) それでは、いじめについて、いじめ定義についての御説明をさせていただきます。 いじめ定義につきましては、まず文部省が示しております、当該児童が一定の人間関係のあるものから心理的、物理的な攻撃を受けたことにより、精神的な苦痛を感じているものとされています。被害者立場に立って日ごろの観察を初め、児童生徒へのアンケート教育相談を行うことで実態把握に努めております。 23年度からは、市内学校より月ごと教育委員会いじめ暴力行為問題行動報告を求め連携を密にしてます。この報告基準でございますが、児童生徒のトラブルによって突発的、単発的に発生したものではなく、状況把握を十分した上で確認がとれたものの報告がなされています。その基準に該当すれば、いじめの程度が軽いからといって報告しないことではありません。また、事態が重大な場合は随時学校教育委員会とで連携して対応することとなっております。 以上でございます。 続きまして、学校給食センタープロジェクトチームでございますが、これまで市役所職員等プロジェクトチームを設置し、改修について検討してきました。このことは先日も申し上げたとおりでございますが、そこで一定の方針が出て、先ほど言われましたように、幼稚園学校PTA役員会からも説明会したわけでございますけれども、さまざまな意見が出まして、大きな反対はなかったんですけれども、より多くの方から幅広い意見を聞こうということから、さらに改修や整備について客観的な立場となる市民の皆様から幅広い意見を聞き、検討委員会を設置して考えてまいりたいと、このように思っており、委員の数には30名程度の方をお願いしたいと、このように思っております。 以上でございます。 ○議長柚木毅) 続きまして、市職員についてを企画財政部長。 はい、どうぞ。 ◎企画財政部長櫛田忠) それでは、市の職員についてのお尋ねにお答えいたします。 24年4月1日現在の市の職員数は534人で、そのうちの正規職員は266人、非正規職員は268人で、正規職員と非正規職員との比率ということですが、正規職員が49.8%となっております。それから、非正規職員年収についてのお尋ねがございましたが、職種によって賃金や報酬に違いがありまして、非正規職員には一般職非常勤職員特別職非常勤職員、それから臨時的な任用の職員とがあります。おおむね資格等がありまして、ほとんどフルタイムに近い勤務を1年間通じて行う一般職非常勤職員につきましては年収が平均が約250万円で、それ以外の特別職につきましては時間もいろいろフルタイムでなかったという方もおられましたり、それから臨時職員につきましては特に資格がない方でございますので、今申しましたものよりも低くなっております。 それから、職員異動についてのお尋ねがございました。 正規職員で1年以内に異動した職員とのお尋ねですが、4月1日の異動では7人、それから7月にも異動がございました、そのときは3人です。それから、二、三年で異動した職員お尋ねでした。4月1日は10人、7月1日の異動では9人でございました。それから、5年以上ずっと在籍している職員の数につきましては28人でございます。 以上です。 ○議長柚木毅) はい、桑野議員、どうぞ。再質問。 ◆7番(桑野和夫) ありがとうございました。 いじめ問題について教育長質問をします。 いじめ定義報告基準について示されました。当然いじめの件数は少ないほうがよいのではありますが、今年度1件というのは本当なのか疑いたくなります。本当に隠蔽体質はないのか、お聞きをします。 8月に開かれました総務文教常任委員会を傍聴しましたが、その委員会である委員隠蔽体質はないのかという質問をしましたが、教育長はその質問に対して、そういう心配が全くないとは言えないと思います、けれども努力をしておると、こういう曖昧な表現をされておりますが大事なことでありますから、隠蔽体質があるのかないのか、はっきりとした答弁お願いいたします。 それから、今年度からスクールポリス配置事業を行っていますが、どういう内容をされているのか、そしてその効果はどう見ていらっしゃるのか、お聞きをします。 次に、給食について教育長にお聞きをします。 学校給食について、6月の議会で道廣議員が何点か懸念事項について質問しましたが、そのときは明確な答弁がありませんでした。再度私のほうから懸念事項についてお聞きをします。 まず1点目、センター化によって子供たちアレルギーの対策はどうなるのか、お聞きをします。それから2点目、各学校に配送する時間が今よりもかかってくると思いますが、給食が冷めないのかどうか、そういう心配の声がありますが、それについてはどうなのか。3点目、学校クラスなどの行事関係で現在は時間をおくらすとか早めるとかそういう細かい対応ができておりますが、センター化によってそれが継続できるのかどうか。4点目、将来民間委託はないと断言はできるのかどうか。この4点について答弁お願いをします。 次に、市職員について市長にお聞きをします。 まず1点目、正規職員と非正規職員の人数と比率が示されました。正規職員が266人で非正規職員が268人でありますから、正規より非正規職員が多く、この50.何%の比率はよく言えば県下の自治体で第1位であります。当然人件費は安く上がるんでしょうけれども、いわゆる雇用正規が当たり前という点では私は問題があると思いますが、この点まず見解お願いをします。 それから、非正規職員平均年収が250万円ということを示されました。一般的に年収200万円以下の人をワーキングプア、働く貧困層と言われています。今全労働者の30%がそうであります。数年前からこういった低賃金で働かせることが社会問題となりました。浅口市役所内で官製ワーキングプアに近い職員が相当数存在する、これは問題ではありませんか。答弁を求めます。 それから、人事異動についてでありますが、平成24年4月と24年7月の異動者数が59人で、そのうち1年以内で異動した職員が10人もおります。また、2年から3年以内でかわった職員が59人中19人おります。ですから、この1年以内で異動した59人中29人が3年以内でかわっていることになります。これは短期間でかわり過ぎではないでしょうか。そして、正規職員で5年以上在籍している人が266人中わずか28人ということになります。 私は以前金光町の職員でしたが、当時は大体異動は5年前後でかわるのが普通でありました。1年で仕事を覚え、2年目からみずからいろいろ工夫して市民に喜ばれる仕事をするのが、私は効率的だと思います。どうお考えか見解を求めます。 以上、よろしくお願いします。 ○議長柚木毅) ただいまの再質問に対し、最初にいじめについて、2番目に学校給食について再質問答弁教育長お願いします。 はい、教育長。 ◎教育長城山藤一) いじめについてお答えいたします。 端的に申し上げまして、隠蔽体質はないのかということでございますが、このいじめは人の見ていないところで行われることも多いことから、そしていろいろな方法で調査をしたりしておりますけれども、100%絶対にそれがこの学校で把握されるという自信はございませんけれども、私どもとしては学校対応に信頼をしております。したがって、その大きな狂いはないと思っております。現在つい最近、いじめ問題は特に大きく取り上げられましたけれども、報道でもその例の大津市の問題を契機としまして大きく取り上げられましたが、それ以前の報告を見ましても、そう大きないじめ件数は出ておりません。それに付随してでございますが、学校としましてはアンケート調査の結果などを参考資料として個別の指導を徹底しておるということは変わりございません。 次に、学校給食の問題でございますが、現在までのプロジェクトチームの検討結果を踏まえまして、さらにまた赤磐、津山、高梁と合併しました給食センターを中心に視察をしてまいりました。その結果、そういうさまざまな研究の結果でございますけれども、まず第1にアレルギー対策ですが、アレルギー対策として非常に大切なことは調理場を別にするということであります。全体の調理場の中でやっておるとどうしてもこの問題が生じますので、物がまざったりする危険がありますので、全く別な部屋で十分なスペースをとって、そして足元がぬれておる場所と乾いておる場所をはっきりと区別するという必要があるそうでございます。そういうようなことを考えまして、一口でいいますと衛生管理基準に適合した施設であれば安心して調理ができると。今でも大変な苦労をして調理する人はやっておりますが、そういうことがクリアできると。 それから、配送時間でございますが、例えば高梁市の例をとりますと、合併したセンターから遠いところでは中井小学校ですか、1時間かかるそうです。それでも容器が発達しまして、その最近できた容器を使うと温度差は10度の温度差で1時間配送できるということを高梁市のセンターでは言っておられました。そういうことを考えまして、浅口市はコンパクトな市でございますので、十分にその辺は対応できるものと考えております。 それから、民間委託の問題でございますが、今のところそのような話が出たことはございませんで、特に検討したことはございません。今後の問題であろうかと思います。 失礼しました。 ○議長柚木毅) 教育長スクールポリス配置事業が漏れておりますから。            (7番「時間の問題も。クラスによって対応できる、給食の問題」の声あり) ◎教育長城山藤一) 時間は、学校へ届くまでの時間は先ほど申し上げたとおりです。 この高梁市でも1時間かかってもそういうことですから……            (7番「行事関係です」の声あり) 失礼しました。 行事関係につきましては、私も100%これで全く大丈夫だとはよう言いませんけれども、そのあたり給食センターとそれから学校との連携によりまして、問題は生じることはないように対応しなければならないと思っております。配送時間が短時間でどの学校へもできるわけですから、その個々の対応学校に対してできるものと私は思っております。 それから、スクールポリス配置事業効果でありますが、今年度から実施しておる警察OB学校へ派遣するという事業は、言ってみれば予想以上の効果を上げておるという感じでございます。とりあえずは、中学校1校へ毎日出ておりましたけれども、1校が特に大きな問題が現在のところ起こっておるということでありませんので、以前はいろいろ問題があったわけですけれども、現在のところそういうことはありませんので、別な学校へも行くし、そしてまた1週間に1日ぐらいは別な学校とか幼稚園とかというようなところへも計画的に出かけまして、問題はないか、あればそういう専門的な立場で助言を行うということになっております。警察との連携がよくできますし、学校に対して警察への対応について助言をいろいろやっていただくという、そこまでは考えていなかったわけですけれども、そういうこともありまして、予想以上に効果を上げておるという感じでございます。 以上でございます。失礼しました。 ○議長柚木毅) それでは、再質問市職員についてを市長のほうから。 はい、どうぞ。 ◎市長栗山康彦) それでは、桑野議員の御質問にお答えをいたします。 近年の多様化、複雑化する市民ニーズ対応していくとともに、さらには公共サービスの質をより向上させていくためには、組織にとって人的資源である市の職員の確保、育成というものは極めて重要なことであろうかと思っております。 なお、御質問の正職員と非正規職員でありますけれども、正職員には企画、立案、方針決定等判断業務裁量的要素のある業務。また、非正規職員は主に定型業務補助業務に当たることといたしております。それぞれの仕事内容に適した任用制度を活用しております。 また、人事は市長である私の専権事項でありますけれども、より自立できる地方自治体、そして市民のための市役所として強い組織力が求められる中、職員一人一人の能力が十分に発揮できるよう今までも最大限に配慮してまいりました。今後につきましても、引き続き配慮しながら人員配置を行ってまいりたいというふうに考えておりますので、御理解いただきますようによろしくお願いをいたします。 以上でございます。 ○議長柚木毅) 桑野議員再々質問。 ◆7番(桑野和夫) まず、いじめ問題について再度教育長にお聞きします。 いじめ確認件数が少ないことについてでありますが、今の教師学校長との関係、それから学校長市教委関係、そして市教委県教委関係で、いじめがないとかあるいは少ないということが評価をされるようにある面ではなっていると思います。 先日の札幌の自殺事件でも学校側いじめを把握していないということでありました。私は、現時点ではいじめはあるもの、起きるものと考えたほうがよいと思います。その上でいじめを見つけることが評価をされ、そして自殺など最悪なことになる前に解決をすることが大事だと思います。今後の対応について昨日示されましたが、指導主事学校を訪問する、あるいは学校に通達を出す、スクールポリス配置をする、これはこれで幾らか成果あるんでしょうけども、根本的にいじめはなくならないと私は考えています。いじめを暴力や人権侵害として捉え、子供の中にこそ解決の力があり、それを引き出していくことが大事だと思います。大津のいじめ事件では、子供たち自身いじめを見ていた自分たちも悪いし、いじめたやつも悪い、そして先生も悪いということで発言をして一生懸命いじめの問題に向き合おうとしています。教職員子供たち自身問題解決能力を高めていく、こういうことが大事だと私は考えてます。 その点で一つ問題なのが、先生が忙し過ぎて子供たちと向き合える時間が少ないということであります。多くの先生いじめのないクラス学校を求めながらも、学校先生の時間とゆとりが失いつつあると思います。これを改善していくということも大事だと私は大事だと思います。 以上がいじめ問題の解決への私の見解でありますが、教育長からの感想をお願いをいたします。 次に、学校給食について教育長お尋ねをします。 検討委員会でありますが、議論の仕方については市の方針を押しつけるのではなく、自由闊達な議論を保障することを求めますが、答弁お願いをします。 それから、基本的な考え方の問題でありますが、現在それぞれの施設老朽化をして、それぞれを建て直すのに莫大な費用がかかるので1つのセンターをつくる、加えて1つにまとめれば有利な合併特例債が使える、そういう方向はある意味では正しいと思います。しかし、教育というのは1足す1が2にならない場合があると思います。そこをしっかり考慮してほしいと思います。まとめて給食を4,000食つくることに弊害はないのか、あるいは食べ物についての教育がないがしろにされないか、そして地産地消ができなくなるのではないか、そのあたりはいかがなものか、答弁お願いします。 それから、食の安全や職員雇用の問題で民間委託は絶対にしてはならないと思いますので、重ねて答弁お願いをします。 それから、市職員の件で市長お尋ねをします。 雇用の問題で正規職員が当たり前という点、それから非正規職員の低賃金の問題には答弁がありませんでしたので、再度お願いします。 それから、異動の問題については、短いスパンでの異動をすると職員自身も負担になりますし、ひいては住民サービスに影響を受けることになります。改善をしていくおつもりはないのか、答弁お願いします。 以上、よろしくお願いします。 ○議長柚木毅) ただいまの再々質問に対して、2点教育長よろしくお願いします。 はい、教育長。 ◎教育長城山藤一) まずは、いじめ問題でございますが、教師子供、そして教師教育委員会、市の教育委員会と県の教育委員会、それぞれの関係がありますけれども、関係をそれぞれ密にして連携をして対応をしなければならないと思っておりますが、議員おっしゃるように、いじめはあるものだと、起こり得るものだということを基本にして、それを正確に素早く見つけてしかるべき対応をしっかりとやるということが、解決を図ることが大切だという御説でございますが、私も全く同感でございます。そのように努力をしておるつもりでございますけれども、今後ますますそのように努力しなければならないと思っております。 そして、いじめに限らずでございますけれども、一番大切なことは教師児童生徒との対応でございまして、授業をするときももちろん、授業以外のときでも、給食を一緒に食べるときでも、子供教師が温かい師弟関係のもとで生活しながら、生活の中でも指導をしっかりとやっていくということが一番大切なことであろうかと思います。そういうことにつきましては、教職員全員研修とか、さっき議員おっしゃったようなさまざまな機会を捉えて、教育委員会としても学校のほうへ働きかけをしておるつもりでございますけれども、今後もそういう方向で頑張りたいと思っております。 先生が忙し過ぎるということでありますが、まさにそのとおりであります。年々歳々教師が忙しくなっておると言われております。何が原因か、さまざまな原因がございます。何か社会で事が起こりますと学校教育で基本的にそれはやんなさい、また別なことが起こりますとまた学校教育でしっかりやんなさいと言われることはもっともでございますけれども、その教職員の数にも限度がありますし、クラスの中での生徒数も極端に少なくはできない状況でありますので限度がございます。そういうような中にあって、もちろん浅口市におきましても、全ての教職員が頑張っておることは確かでございます。そうはいいましても、少しでも雑用をなくするように県の教育委員会も一生懸命に組織的な対応ができないか、一生懸命考えておるようでございます。私たちもそのように今後とも考えていきたいと思っております。 次に、学校給食の問題でございますが、市の方針を押しつけるとかというようなことは全くあるべからざることでございまして、活発な議論が行われるものと思っております。今学識経験者であるとか、さまざまな立場の方々が広く30人ぐらい集まって討議されるわけですから、こちらのほうから余り方針は、大体こういうように決まっとんでよろしゅうとかというような、そういうことはございません。 それから、老朽化しておる現在の施設を改修するには経費が非常にかかるとか、特別債の問題とか、教育は1対1では判断できない状況があるとおっしゃいますけれども、それもごもっともでございまして、私もそういう点については十分理解しておると思いますけれども、そうはいいましても今言いましたさまざまな問題を総合的に考えて、現在のところではそういう方向に向かったんがいいんじゃないかというようなことでございます。よろしく御理解をいただきたいと思います。 400食を1カ所でつくるのに弊害はないかと……            (「4,000食。4,000」の声あり) 失礼しました。4,000食を1カ所でつくるのに弊害はないかということでございますけれども、これもいろいろなそういうたくさんつくっておるセンターを視察した結果でも特にそれに問題があるというような話は聞いておりません。 それから、地産地消のことでございますが、実は私の家の近所にジャガイモをたくさん植えとるところが見つかりまして、そこの人にジャガイモどうすんなと言うて聞きましたら、実はそのできたジャガイモをどうするか全く見当がつかないというようなことが返ってきまして、それでは給食センターにでも入れてもらやあいいんじゃないかなと言うて私は今から半年余り前ですけれども、そのことを話しましたところが、今現在のところそういうようなものを入れるところが決まっとるとかなんとか、多いとは言っても個人でつくるのは少ないわけですから、なかなか対応が難しいと。しかし、大きな給食センターができたら組織的にそういうようなのを集めて利用することができると。私は、そのときにはそういうようなことを聞きましたけれども、確実な正確なことは申しわけありませんけれどもここでは言えません。しかしながら、地産地消について半年ほど前に県下の状況が新聞紙上で発表されたことがあります。そのときに、浅口市も地産地消を頑張らなきゃならんじゃないかというようなことで、各給食センターにも言いまして、しっかり頑張ってほしいというようなことは申し上げました。 それから、民間委託にはしないようにというお言葉でございますが、これにつきましては、私が今するとかしないとかということを申し上げられませんが、議員さんのおっしゃったことをよく受けとめておきます。 以上でございます。
    議長柚木毅) それでは、再々質問市職員についてを市長のほうから。 はい、市長、どうぞ。 ◎市長栗山康彦) それでは、再々質問にお答えをさせていただきます。 非正規職員の方には、先ほど申し上げました仕事内容、つまり定型業務補助業務に当たるということが前提で採用をいたしております。当然、賃金の問題は仕事の内容によって変わってくるものと思われますけれども、他市と比べまして特別それが低いとか、そういうようなことはございませんので、御理解いただきたいと思います。 それから、1年ではとか3年、5年というふうに言われますけれども、ただ単に年数だけ、期間だけで物事ははかれないものがございます。例えば大量にこっちの退職された場合、あるいはいろんなことでやめられたりとか1年あけられるとか出産でとかいろんなケースがあります。そういったときにやはり業務に支障を来さないように経験者を持ってくるであるとか、あるいは異動のときには昇格もあれば、当然1年で昇格、上に上がることもありましょうし、いろんなケースが考えられます。これからも職員一人一人の能力が十分に発揮できますように適材適所でやっていきたいと思っております。 以上でございます。            (7番「はい、ありがとうございました」の声あり) ○議長柚木毅) 御苦労さまでした。 次に、14番大西恒夫議員、どうぞ。 はい、どうぞ。 ◆14番(大西恒夫) それでは、質問させていただきます。 アッケシソウの栽培普及をということで質問させていただきます。 アッケシソウは、別名サンゴソウ、シーアスパラガスと言われております。サンゴソウは見た感じから、シーアスパラガスは食用になることから名前がつけられたと思われます。インターネットで見ますと、漢方薬でも利用されとるということでございます。絶滅危惧種であり、浅口市の天然記念物に干拓地の地域が指定されております。一昨年9月の議会の教育長答弁によりますと、アッケシソウ自体は規制を受けておりませんということでした。自生するための条件は塩湿地帯が必要です。寄島の干拓地は、外の海水位が高いため堤防を浸透してきた水が湿地帯をつくっており、最高の条件が整っております。自生地としては全国に誇れるものです。 アッケシソウを守る会やおかやま山陽高等学校生徒の皆さんのボランティアのおかげで、だんだん自生地が広がってまいりました。今のアッケシソウの状態は、やっとわかる程度の小さな花が今咲いております。今年も赤いじゅうたんになる時期、アッケシソウ祭りを10月6日から25日まで開催いたします。11月には枯れ、大量の種ができます。種が落ちて早いものは年末、3月ごろには野菜の種をまき過ぎたときのような感じで大量の芽が出ます。自生する必要量の数十倍から100倍の種ができております。 インターネットで見ていると種を欲しがっている方がおられるようです。市として採種と販売を許可し、浅口市から観葉や食用として、また希少植物の育成のため、アッケシソウの種を世間に出してはいかがでしょうか。栽培につきましてはそれほど難しくはありません。私は試験栽培をしております。ポットやプランターはもちろんですが、畑での栽培もしております。経験から、海水は除草剤の役目をしているようでございます。成長には水で十分です。まく時期は3月から6月で4月、5月が最適です。成長をさすためには大切なことは水を切らさないことでございます。こういうことでございますので、市長の御見解を伺いたいと思います。 ○議長柚木毅) ただいまの答弁に対して市長のほうから。 はい、市長。 ◎市長栗山康彦) それでは、大西議員の御質問にお答えをさせていただきます。 まず、アッケシソウを守る会の皆様の保護、育成を初めとした日ごろの活動に対し深く感謝を申し上げます。また、おかやま山陽高等学校の皆様につきましても、守る会の皆様と合同でアッケシソウ自生地の草刈り等の作業を行っていただいており、本当にありがたく思っております。 さて、先ほどの議員の御質問にありましたけれども、浅口市のアッケシソウは本州で唯一自生をしているものであり、市の天然記念物に指定をしているものでもあります。大西議員も役員として御活躍されておりますが、現在までアッケシソウを守る会の皆様の熱心かつ長きにわたる保護活動により年々自生地も広がっております。また、今年度におきましては、岡山理科大学、星野教授に育成調査の研究を行っていただきました。自生地としての今後の保護活動にも十分に生かされるものと考えております。 このようにアッケシソウは浅口市が誇る極めて重要な地域資源であり、今後も市を挙げて自生地の保護、育成に取り組んでいくべきものであると考えております。先ほどの議員さんの御提案につきましては、浅口市のアッケシソウを全国に広く知っていただくといった視点からいただいたものであったと思いますけれども、市といたしましても、まずは守る会の皆様と十分に御相談をさせていただきたいというふうに考えておりますので、御理解を賜りますようにお願いいたします。 以上でございます。 ○議長柚木毅) 再質問、どうぞ。 ◆14番(大西恒夫) 今、星野先生の名前が出ましたが、今年の4月に星野先生が守る会の総会に来てお話を伺いました。そのときに、このアッケシソウを寄島で栽培して、例えばサラダとか何か料理をつくって寄島の特産品にしてはどうですかという御提案もいただいたようなことでございます。私は、あの干拓地に天からいただいた、浅口市にいただいた私は財産だと思います。その財産を広く広げていくということは私は決して悪いことではないと思うし、希少植物だからこそもっと広げていく、それが浅口市の情報の発信になるんじゃないかなと、こう思っております。市長さんの英断があれば、こんなこと簡単にできることだと思いますし、それから種は本当に大量にできるんです。1本の木からつぶさにしたら何万粒という種ができるわけです。ですから、その辺のことを踏まえて浅口市の情報として出していって、アッケシソウは北海道じゃなくって浅口市だよというような感じになればいいんではないかなと思っております。ひとつもう一度、御返答いただきたいと思います。 ○議長柚木毅) この再質問市長お願いします。 どうぞ。 ◎市長栗山康彦) 済みません。星野先生が御提案されたということ、済みません、私ちょっとよく聞いておりませんので申しわけございません。 議員さんの言われました自生地を広く全国に発信していくという面では私も賛成でございます。しかし、採種し販売するということに関しましては、実は私もいろいろ文化財保護法であるとか、あるいはいろんなことをちょっと市の指定文化財等のいろいろなものを調べさせていただきました。 その中をちょっと御紹介させていただきますと、まず文化財の保護法では次のように規定をされております。第3条といたしまして、政府及び地方公共団体は、文化財が我が国の歴史、文化等の正しい理解のため欠くことのできないものであり、かつ将来の文化の向上、発展の基礎をなすものであることを認識し、その保存が適切に行われるように周到の注意をもって、この法律の趣旨の徹底に努めなければならないと規定されており、もちろん浅口市もこの法律の趣旨の徹底に努めなければならないと思っております。そして、同じく文化財保護法の第4条におきましては、一般国民は政府及び地方公共団体が、この法律の目的を達成するために行う措置に誠実に協力しなければならないとされています。 また次に、浅口市の文化財保護条例でありますけれども、第1条の目的といたしまして、市内に所在する文化財のうち重要なものを指定し、その保存及び活用を図り、もって市民文化の向上に資することを目的とするというふうに記されております。調べていっていますと、また第3条においては、浅口教育委員会は、市内に所在する記念物のうち重要なものを浅口市指定文化財として天然記念物に指定することができるとされており、この規定により浅口教育委員会はアッケシソウ自生地を天然記念物に指定をいたしております。そして、さらに第6条の管理義務でありますけれども、市指定文化財等の所有者または占有者は、この条例並びにこの条例に基づく教育委員会規則及び教育委員会の指示に従い、市指定文化財を管理しなければならないというふうに規定されています。つまりちょっと難しい文言になりましたけれども、アッケシソウ自生地の管理につきましても、浅口市文化財保護条例並びに教育委員会の規則や指示に従わなければならないものであります。 さらには、もう一つつけ加えますと第9条におきまして、教育委員会は、市指定文化財等の保存のため、必要があると認めたときは地域を定めて一定の行為を制限もしくは禁止し、または必要な施設の設置を講ずることができると規定されております。ここでの今申し上げました一定の行為っていうのは植物の採取も含め、天然記念物の現状を変更し、またその保存に影響を及ぼす行為を指すものというふうに考えられております。 このように文化財保護法におきましては、文化財を守るための地方公共団体や国民の義務が規定されておりまして、浅口市文化財の保護条例ではアッケシソウの自生地を天然記念物に指定するほか、今申し上げました一定の行為などを制限しております。 また、先ほど議員の言われました自生地でのアッケシソウの種をとるっていうことでございますけれども、アッケシソウが一年生植物であるということから、次年度以降自生地に影響が出る可能性もあるんではないかなと思います。また、種の販売でありますけれども、商品というふうになれば営利目的等によって自生地の乱獲が行われ、アッケシソウに甚大な被害を及ぼすことも予想されます。他の記念物の事例ではありますけれども、自生地を公表していないというところもあるようでございます。天然記念物は、自然の中での文化財でありますので、その保護には生態系に配慮した継続的な保護活動が大切ではないかなというふうに思います。 また、アッケシソウは絶滅に瀕した植物でもあり、こういったことからも市内外の皆様にはその存在意義を十分に御理解していただきたいというふうに思っております。今後とも教育委員会と、そして冒頭申し上げましたけれども、アッケシソウを守る会が深く連携して後世に伝えていく、保護、保存に尽くしていただきたいと考えております。議員の御質問に対しまして明確な答えとはなってないかもしれませんけれども、御理解をいただきますようによろしくお願いをいたします。 以上でございます。 ○議長柚木毅) 再々質問。 ◆14番(大西恒夫) 3回目ですね。 ○議長柚木毅) はい。 ◆14番(大西恒夫) アッケシソウを守る会の中でももっと広げてあげればいいじゃないかという意見もあるわけです。ですけど、あそこのあるものは一応市の財産としてやらなきゃいかんということで、その許可をもらわなきゃできないということ。私は販売ということを言いましたのは、いろんな施設なんかがお金がないところがあるから、そういうところに売らせてあげたらお金もできるんじゃないかという気持ちの中でお話をさせていただいたわけでございます。 自生地を守るということは大変大切じゃけど、あの種は市長さんは今、種が荒れたら困るとかという話をしましたけど、本当に何百倍、何千倍というぐらいな種ができてるわけです。その種をあそこへ捨ててしまうのはもったいないことではないかと。天から与えられた浅口市のあの干拓地への私は財産だと思ってるんです。その財産をやはりそれなりに市として皆さんに分けてあげることが大切じゃないかなと思います。下手にほっとくととっていく人もおるかもしれません。それよりも分けてあげるということのほうが大切でないかと思います。本当にたくさん種ができるわけです。その辺市長さん、前向きな姿勢で物事を考えて世間にやはり広げていくことが浅口市の情報発信になるんじゃないかなと思いますので、その辺をもう一度お考えいただけりゃあと思いますが。 ○議長柚木毅) それでは、市長最後の質問答弁を。 ◎市長栗山康彦) 議員さんの言われました施設等で売らせてあげるとかという大変優しい気遣い、心遣い本当に私もありがたく思っております。自生地そのものを広げていくっていうことは、本当に私も外へ発信していくっていうことですよね。自生地を発信していくっていうことは、本当に大切なことであろうかと、力を入れていきたいなというふうに思っておりますが、種をとる、販売するということ、私正直申し上げてどれぐらい、議員さんが言われましたように、種ができるかは存じ上げておりません。そこら辺のところも含めて、しっかりと守る会、それから教育委員会と相談をしてみたいというふうに思っております。 以上でございます。            (14番「はい、よろしゅうお願いします。ありがとうございました」の声あり) ○議長柚木毅) 御苦労さまでした。 お諮りします。 ここで休憩に入りたいと思いますが。            〔「異議なし」の声あり〕 ○議長柚木毅) 再開は10時40分にいたします。 休憩に入ります。            午前10時25分 休憩            午前10時40分 再開 ○議長柚木毅) それでは、休憩を解いて再開します。 次に、19番道廣裕子議員、どうぞ。 はい、どうぞ。 ◆19番(道廣裕子) 私は、次の2点を質問させていただきます。 1つ目は、旧総合福祉センター、後に公民館になりましたが、そこがもう18年以後そのままになっております。外装はもちろん、ひびも入り、大変汚れておりますし、雑草も生え、商業施設のあるまちの中心通りのはずが見るからに荒れ、中心街として市民の目にとまっているようです。これを今後どのようにしようとお考えになっておられますか。早急な対応お願いしたいと思います。 2つ目は、ふるさと創生事業の1億円の半分を投じて創設をした寄島園地、これが観光園地としてクローズアップされました。それも束の間といえば束の間ですが、もう草木が生い茂って園地としては見る影もない、イタチごっこの草刈りが続いております。そこは、瀬戸大橋が見える、日の出がきれいといって観光開発が期待されておりました。あの島の頂上からの360度見えるところが最高なんですね。一方、草を刈るのも60万円以上かかります。それも大変な坂道を上りおりをしなければならないし、民間の方も畑をきれいに耕していくということが日常になっております。軽トラでも上がれるようにというのは、これは民間の方の思いでもありますし、それからまずは観光として上がっていただけるということをどうして実現をさそうかという、ここがいまだにちょっと心の中でまとまってないんです。これは、軽トラでも上がれるような道ということでお願いをしたところです。 今では寄島園地として中腹どころに遊具が設置をされています。これも三ツ山公園がすぐ下に整備をされたので、子供さん連れも上がらない状況になってしまいました。そういうことであそこ自体も荒れ放題になっています。ですから、こういうことを放置をするのが忍びないので、できるだけ多くの方に行ってほしいなというふうに思っています。 数年前、JAの岡西の女性部の方を70人ほど御案内してきたんですけど、上がれないという人が大変でしたし、そのときは支所長がきちっと草を刈って通りやすくしてくださいました。そういうことも対応していただいてはおるんですけれども、何しろもう今では草木が物すごく伸びて視界もよくなくなってしまっております。ですから、寄島園地を整備をしていただければ大変ありがたいし、せっかくあるすばらしい島ですので、お考えいただければと思います。 以上です。 ○議長柚木毅) ただいまの質問に対して、まず旧総合福祉センターについてを企画財政部長。 はい、どうぞ。 ◎企画財政部長櫛田忠) 旧寄島の総合福祉センター、公民館のことについてお答えをいたします。 浅口市では、自主財源の確保を図るために未利用財産については順次効率的な利活用や処分を進めてきたところであります。議員さんの御質問にありました旧公民館、18年とおっしゃったんですが、私の記憶違いでなかったら合併後もしばらくは使っておって、新しい公民館ができてから廃止になったと思っております。私の記憶違いじゃったら申しわけないんですけれども。 この福祉センターの跡地につきましては、平成22年の12月の定例会議員さんの御質問を受けまして、今後処分が可能な状態にしたいというふうに答弁をいたしております。その後、隣地との境界確認、分筆登記等を実施いたしまして、不動産市況等考慮しながら、処分する方向で総務文教委員会にも報告し、鑑定等の準備を進めておりました。ところが、昨年の秋、建物の高圧受電設備内にPCBが混入しているトランスが見つかったため、その混入調査をし撤去及び密封の後保管をいたしました。また、照明器具内にもPCB混入の疑いがあることから、こちらの調査も実施をいたしました。結果、照明器具内には混入が認められませんでしたが、それぞれの作業に時間を要した次第であります。 以上、これまで経緯を申し上げましたが、今後は土地、建物の売却処分に向けて不動産鑑定等を進めていく予定であります。 以上です。 ○議長柚木毅) 続きまして、2番目の寄島園地についてを市長のほうから答弁。 はい、市長、どうぞ。 ◎市長栗山康彦) それでは、寄島園地の御質問にお答えをさせていただきます。 先日、一般質問の通告をいただきまして、私も実際に現地を確認してまいりました。本当に議員さんの言われるようにすばらしい展望、まさになぜもっと早くここに来なかったのかなと、本当に申しわけございません。 議員さんも御承知かと思いますが、寄島園地の南側、尾根から南につきましては、瀬戸内海国立公園の特別地域に入っております。そして、その特別地域に入っているがゆえに各種の規制等がございまして、現在車道等はございません。また、北側につきましても、御承知のように傾斜が非常に急ですよね。            (19番「はい」の声あり) 地形的な危険性を考慮いたしましても、車道の整備はちょっと困難ではないかなというふうに考えております。 先ほど申し上げましたように、現地に行ってみまして、この寄島園地は、本当に市内でも有数の風光明媚な場所ではないかなというふうに思っております。このことから、その眺望等、眺めをしっかりと市内外に発信していくために、このたび浅口のトレッキング、ウオーキングコースの一つとして位置づけをさせていただきました。ウオーキングを体験していただく多くの皆様には、瀬戸内海の自然を生かしたコースといたしまして、また寄島園地という浅口市の個性と魅力を存分に感じていただくためにも、またアッケシソウを見に来られた方、そういった方々もぜひ足を運んでくださるように遊歩道として管理を適切に行ってまいりたいというふうに考えておりますので、御理解いただきますようにお願いをいたします。 以上でございます。 ○議長柚木毅) 再質問どうぞ。 ◆19番(道廣裕子) 1番のことについては、前へ進めていかれておるようですのでできるだけ早急にお願いをして。これはかなりの資金がかかると思いますけれど、あと売却もできればと思うんですね。だから、そういうところまでお考えいただければ、一等地ですのであそこは。いい買い手がつけばいいんだと思います。早くお願いをいたします。 2番につきましては、市長さんさすがに若いんでたたたっと行ってきてくださったんですね。ここの国立公園はもう前から言われておりました。自然環境局、これも区域として頂上の尾根が境ということでずっと以前からお聞きはしとんですけれど、これは何か表示か、くいか何か打ってあるんですかね。これが民地の場合も多分あるんじゃないかなと思うんですけどね。そういうところであると思います。 ちょっと実情をごらんになっていらっしゃるようですので話してみたいんですが、東の頂上は展望できるように直していただいておりますけれど、西側は大きな林の中で鳥のふんがたくさん落ちてるんですね。すぐには座れない状況があります。ですから、展望するといっても木の間隠れに下を見るか遠くを見るかだけの違いなんですが、これも木を切ってほしいといってもこれも切れないという状況ですね。もう一つ大切なのは、西からおりようとしたところが真下に三ツ山が見えるんですよね、だんだんおりるときに。もう真下です。そうすると、以前はそれがきれいに3つ見えてたのが、木が大きくなってこれは見えませんが、頭を切れば幾らか見えるかなというような状況で、民地がほとんどですからあそこも。だから、こういうことをきちっと整備をしていただきたいと思うのがもう切なる願いですね。皆さんにいいところなんだけど、どうぞおいでくださいと言っても、実際上がったらそりゃ見えなんだとかというような状況にならないように。 もう一つお伺いしたいのは、中腹どころの遊具が設置されている場所ですね。あそこがもう荒れておるし、子供だけでは上がらすわけにもいかないような状況ですね。私は、市長さん今さっきなかなか車を上げるのが困難だというようなニュアンスのことをおっしゃいましたけれども、あそこへ上げればほかはもうそんなにしんどくないんで、お年寄りの方でも行かれるんじゃないかなというところへ、土地の人にちょっとお聞きをしてみたら、芋掘ったり何かしてもええわというような話もされております。そこの公園まで行く道中が今危険、御存じです。ちょうど三ツ山公園の駐車場から尾根へ50メートルもないぐらいのところが崩れてますよね。だから、あれは早急に修理をしていただいて、あの道を生かしていただければというのがお願いなんですが、いかがでしょうか。 ○議長柚木毅) 道廣議員さん、再質問答弁は2番だけでよろしいでしょうか。            (19番「はい、結構です」の声あり) それでは、再質問答弁を2番寄島園地についてを市長のほうから。 はい、どうぞ。 ◎市長栗山康彦) それでは、再質問にお答えをさせていただきます。 ちょっと質問の項目が多かったので、もし忘れていたら指摘をしていただきたいと思います。            (19番「わかりました、はい」の声あり) まず、西側のところに国立公園との表示があるかということでございますが、済みません、私が見た限りではちょっと気づきませんでした。恐らくまた確認して連絡をさせていただきたいと思います。申しわけございません。 それから、東の頂上にあります展望台ですね。これはきれいにしっかりとしたものに県が直してくださいました。これも有効活用をしなきゃいけないなと本当に痛感をいたしました。そして、西も確かにふんも落ちてました。しかし、階段であるとか、そういったところもきれいに直しておりまして安全に展望台としての機能はあるんじゃないかなというふうに感じました。 それから、東西、西のことを言われました。東の展望も含めまして園地、非常に確かに360度パノラマっていう表現にはちょっと言えないようなぐらい木が茂っております。まことに私もこれを何とかしなきゃいけないなというふうに思いました。議員さんのおっしゃることよくわかりました。しかし、今言いましたように、国立公園でありますので環境省の許可が必要であろうかと思いますし、民地につきましても枝打ちぐらいならお願いができても伐採してしまうというようなことになりますと、これはかなりちょっと困難があるんじゃないかなという気もいたしますので、枝打ち等々については勉強してみたいと思います。 それから、遊具まで軽トラが上がったらっていうふうに言われましたけれども、遊具も実は見ましたら壊れてるところは直しております。今でも国立公園でありますので、全てがコンクリーでなしに本当の木でつくってあるんですね。だから、当然防虫剤、防腐剤がきかなくなると腐ってまいります。これの管理もこれからの大きな課題であろうかというふうに思いますけども、実は私も下から上がってみてジグザグにずっと上がっていくわけなんですが、あそこの遊具までが非常に急勾配であります。だから、遊具までつけてほしいと言われましたけれども、遊具までつけるのが難しいというふうに感じております。 それから、その遊具へ行くまでの遊歩道の中の危ない箇所、これは御指摘いただきました。もう早急にこれは直さなきゃいけないと思っております。そういった管理をしっかりとしながら、寄島園地としての本来の役割、あるいはアッケシソウに来られた方々が本当に先ほど申し上げましたように、足を運んでくださるようにしっかりと整備していきたいというふうに思っております。 以上でございます。 よろしいでしょうか。何か忘れてることがありましたら。            (19番「いやいや」の声あり) よろしいですか。            (19番「はい、よろしいです」の声あり) 済みません。 ○議長柚木毅) 再々質問ありますか。 はい、どうぞ。 ◆19番(道廣裕子) ありがとうございました。 だんだん話していると、三郎ってあれが本当の寄島なんですけどね。寄島をもう少し考えてみると、あの下に風土記にちゃんとあります苫陰の井戸があるんですね。ずっと下になるんですけれど。そこまでも、葛の木がもういっぱい茂って行くことは到底できません。あそこは、マムシがたくさんおるところだそうですので、なかなか行くことができないので。島全体をやはり風土記に記されているように、皆さんに本当に家族連れで来ていただけるような島にできたらなというのがかねての願いだったんですけど、徐々にでもそういうことを取り組んでいただければと思います。 先ほどの遊具のところまでが本当急勾配なんですけれど、距離を出せば何とかと思ったり、それからもちろん民地がかかりますので大変ですけれども、あのままでは上がりませんよね。幅員がもうないですから。だから、そういうことも含めて一応市長さんで計画を立てていただければ大変うれしいんですが、本当に海があるまちで美しいんだと言われても今のままではどうにもならないので、何とかその辺を要望したいと思います。 ちゃんとした、だから、国立公園であるという表示も私はしていただきたいなと思いますね。 なかなか真ん中の道を上がるというのも急な勾配ですので、本当にお年寄りの方じゃちょっと無理ですね。だから、そういう意味でいろいろお願いを申し上げましたけれども、できるところからぜひよろしくお願い申し上げます。 以上、答弁をいただきまして終わりにします。 ○議長柚木毅) 御苦労さまでございました。 答弁要ります。            (19番「はい」の声あり) それでは、再度答弁市長、どうぞ。 ◎市長栗山康彦) それでは、再々質問にお答えをさせていただきます。 私も上から苫陰の井戸に行こうとするとだめでありました。草だらけでですね。ちょうど草が生えているときだったんで、これ9月中にはきれいに全て整備いたしまして、アッケシソウの方々を迎え入れるようにしたいと思っております。 確かに議員さんの言われるように、車が上がれるようにできればとは思いますけれども、先ほど申し上げましたように、かなりの用地買収から、とにかくすごい急勾配でありますので、果たして民地及びぐるっと回ったときには特定国立公園ですね、そういった土地を削るとかということは無理でありましょうし、それから上に仮に上がる道ができても、上には駐車場をつくらなきゃいけません。だから、今の遊具のところが駐車場にはなり得ませんし、方向転換とかそういうことを考えますとやはり少し困難ではないかなと思っております。 それから、上がり口のところに寄島園地の標識がございますよね。ありますけれども、アッケシソウを見に来られた方々があれをちょっと見つけにくいんじゃないかなという気もいたします。これは、係のほうに表示がもっとわかりやすくなるように、実はおりたときすぐ指示をいたしました。このアッケシソウの期に間に合うかどうかわかりませんけれども、そういった整備はこれからもしていきたいと思っておりますので、御理解いただきますようによろしくお願いいたします。 以上でございます。            (19番「はい、ありがとうございました」の声あり) ○議長柚木毅) 御苦労さまでした。 以上で本日の日程は終了しました。 これにて散会といたします。 明日は本会議を9時30分より開議いたしますので、御参集ください。 御苦労さまでした。            午前11時05分 散会...