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06月11日-02号

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  1. 浅口市議会 2007-06-11
    06月11日-02号


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    平成19年第4回 6月定例会       平成19年6月浅口市議会第4回定例会会議録(第2)1.招集年月日 平成19年6月11日(7日目)1.招集の場所 浅口市役所議場1.開   議 6月11日 午前9時30分1.議事日程  第1 一般質問1.本日の会議に付した事件及びその結果  日程第1 一般質問1.出 席 議員 (4番欠番)   1番  山 田 勝 則            2番  平 田 襄 二   3番  桑 野 和 夫            5番  加 藤 淳 二   6番  竹 本 幸 久            7番  原     彰   8番  中 西 美 治            9番  柚 木   毅  10番  藤 澤   健           11番  青 木 光 朗  12番  大 西 恒 夫           13番  山 下 隆 志  14番  田 口 桂一郎           15番  畑 中 知 時  16番  香 取 良 勝           17番  筒 井 頼 昭  18番  永 原 知 康           19番  井 上 邦 男  21番  道 廣 裕 子           22番  高 橋 範 昌  23番  坂 本 斡 志           24番  大 西 洋 平  25番  抽 井 勝 敏1.遅刻または中途退場した議員の番号、氏名(な し)1.欠 席 議員(な し)欠員11.地方自治法第121条の規定に基づく説明のため出席した者の職氏名  市長      田 主 智 彦      副市長     大 室 照 明  教育長     工 藤   進      理事      吉 永 知 弘  理事・健康福祉部長            企画財政部長  虫 上 敬 一          藤 澤 快 真  生活環境部長  横 山 義 惠      産業建設部長  高 田 実 則  上下水道部長  流 尾 広 秋      教育次長    柚 木 忠 明  寄島総合支所長 鈴 木 雅 次      金光総合支所長 田 村   諭1.出席した事務局職員  議会事務局長  櫛 田   忠      書記      竹 本 好 之  書記      波多野 民 江            午前9時30分 開議 ○議長(田口桂一郎) ただいまの出席議員は23人であります。定足数に達しておりますので、これより本日の会議を開きます。            ~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(田口桂一郎) 日程1、一般質問を行います。 通告順に発言を許可をいたします。 まず最初に、9番柚木毅議員、どうぞ。 はい、どうぞ。 ◆9番(柚木毅) 9番柚木毅でございます。通告に従いまして、2点のお尋ねをいたします。 その前に、せんだって、5月12日から13日に山陽新聞社が応援する地域にエール事業が行われました。いきいき浅口では、多くの市民の皆さんが参加され、浅口市の自立したまちづくりに向けて大きなアピールになったと思います。関係者の方々にお礼を申し上げ、今後とも浅口市の発展のために私たちもともに頑張りたいと思っております。事業を計画、推進していただきました関係者、皆様方にお礼を申し上げる次第でございます。 それでは、お尋ねに入らせていただきます。 まず1番、鴨方駅に快速電車の停車を。駅前周辺整備事業及び駅南側の区画整備事業も順調に進んでおります。駅舎や広場が完成すれば、浅口市にふさわしい施設になると思います。これから関係機関としっかり協議をして、合併した浅口市の発展や市民の利便性がしっかり図られるように事業を推進しなければならないと思います。 そして、この駅舎が多くの方に利用できるようにすることは大変大切なことではないでしょうか。JR山陽本線普通列車は、約15分おきに停車しております。サンライナー、いわゆる快速電車の停車は今の状態では停車はありません。それは、利用者数や所要時間の関係かもしれませんが、快速電車がとまると関係都市への通勤や通学がよりスムーズになり、住みよい快適な浅口市になるのではないでしょうか。駅舎や広場の完成時期はおよそ決まっております。これに向けて快速電車の停車のため要望を行う必要があるし、その努力もしなければならないと思います。停車のための今後の行政として何をどのように進めていかなければならないか検討をいただき、またその情報を教えてもらいたいと思います。快速電車の停車は必要なことだと思います。関係者の御努力をお願いをいたします。 次に、交通安全施設の状況についてでございますが、各地域の公の交通安全施設は地域の方々、特に子供たちの安全のためにとても大切な施設であろうと思います。例えば、道路や通学路で見通しのよかったところへ急に建物が建ち、見通しが悪くなったり、交通量が急にふえてきたり、以前より安全が確保できない場所があると思います。地域の安全は第一であり、交通安全施設の整備や管理は行政の基本でございます。以前、私は地域の安全、学童の安全通学安全確保のために信号機の設置を要望し、関係機関に市から要望していただくようにお願いしました。その後の状況はどうなっておるのかお知らせをいただきたい。 そしてまた、通学路一般道路安全施設、例えばガードレール、それからガードパイプ、この新設や修繕など、急ぐものについては時間をかけずに素早く措置できるようにお願いしたいと思います。事故が発生してからでは遅いと思うので、関係課がよく連携をして安全第一に早急に措置できるようお願いいたします。 以上、2点お尋ねいたします。 ○議長(田口桂一郎) 柚木議員の質問でございます。 まず最初に、鴨方駅に快速電車の停車について、2番目に交通安全施設の状況についてをお尋ねでございます。 虫上企画財政部長。 はい、どうぞ。 ◎企画財政部長(虫上敬一) それでは、お答えをいたします。 まず、鴨方駅に快速電車の停車をという御質問ですが、JR山陽本線快速電車サンライナーの市内駅への停車状況につきまして、まずお知らせをいたします。 現在、鴨方駅では上り2本が、また金光駅では上り2本と下り3本がそれぞれ停車しております。この快速電車の停車につきましては、その駅における乗降客数等が勘案されて、JR西日本により時刻設定をされております。御指摘のとおり、現在鴨方駅橋上化を含めた駅周辺整備事業を鋭意実施しているところでございます。市といたしましても、新しい浅口市の玄関口の完成を見据えながら、今後JR西日本に対しまして強く要望してまいりたいと考えております。 続きまして、交通安全施設の状況でございます。まず、信号機設置要望についてでございますが、御要望のありました交差点につきましては、昨年6月中旬に地区から設置要望書が提出されました。これを受けまして、市から玉島警察署へ6月中旬に要望書を提出いたしております。御承知のとおり、信号機の設置につきましては、設置指針等に基づき、交差点において安全で円滑な交通を図るために、交通管理者であります公安委員会が総合的に判断をし、設置しているものでございます。県内でも設置要望が多いと聞いておりますので、もうしばらく時間がかかるのではないかと考えております。 続きまして、交通安全施設の設置についてでございますが、基本的に地域の代表者を通じて地域全体の要望として要望書を提出していただいております。例えば、ガードレールを設置する場合、道路の幅員が狭くなる等のマイナス要因も発生する場合がございます。このあたりにつきましては、地域内で調整をとっていただく必要もございますので、御理解をお願いしたいと思っております。 そうした中から、設置効果、緊急性、住民の要望等を勘案し、より必要性の高いものからできる限り早急に対応してまいりたいと思っております。よろしくお願いします。 ○議長(田口桂一郎) 柚木議員、再質問ありますか。 はい、どうぞ。 ◆9番(柚木毅) 快速電車の停車の問題ですが、JRともいろいろとこれからいろいろの面で協議があろうかと思いますんで、それも含めて、快速電車の停車をお願いするのを含めて、関係機関等に要望していただきたいと、このように思います。 そして、安全施設ですが、信号機については、これは公安委員会が設置するわけでございますんで、なかなか難しいんですが、大きな事故が起こらないうちにできるだけお願いしたいと、このように思います。 また、地域やPTA等で新しくそういう設置のお願いが出た場合には、できるだけ関係の課が一緒になって総務課、建設課ですか、つけるのは建設とか、そういう課が連携をとりながら素早く対処をしていただくように重ねてお願いをいたします。総括して2点、市長の方から。 ○議長(田口桂一郎) それでは、総括して市長、お願いします。 はい、どうぞ。 ◎市長(田主智彦) 以前申し上げたと思いますが、鴨方駅ができましたのが明治24年、今から116年前のことであります。当時から鴨方駅は、いわゆる北口だけが乗降客の出入り口でございます。このたび議会と私ども執行部が力を合わせて橋上駅化に向けてJRさんに今お願いをしているわけでありまして、ようやく実現の運びになったといいましょうか、まだ100%ではありませんが、ほぼ間違いなくこのことが実現するということは、もう本当に歴史的な意味があるというふうに自画自賛してもよいのではないかと思います。特に議会に私は敬意を表したいと思っております。 新しい駅ができますまでは、以前にも申しましたが、新倉敷、玉島駅の次が鴨方、鴨方駅の次が笠岡でした。鴨方駅で水の補給をする、すべて鴨方が中心だったわけですが、そういうことを考えると、今昔の感があるというか、今本当に地盤沈下した、おっしゃるように快速も余りとまらない。しかし、このたびのことで恐らく御配慮いただけるのではないかというふうに思っております。 それから、交通安全施設のことでありますが、これも私は今までお互いに知恵を絞りながらやってきた、それを象徴するようなことがあります。それは、去年の11月から交通事故による死者がゼロであるわけです。これは、今までに余りないことです。きのうのことは聞いておりませんが、多分きのうも死者ゼロだと思います。これはひとえに今おっしゃった交通安全施設、あるいは皆さん交通ルールを守り、交通マナーを守る、そういうこともいろいろ浸透した結果だと思いますが、今おっしゃったような施設の充実も一役買っているのではないかと思っております。そういうことで、どこがこれも到達地点でどこが100点か言いにくいわけですが、死亡事故、死者がゼロであるということは、もう100点だと私は思います。今後もまたお気づきのいろんなアドバイスをいただきながら、できるだけ御希望に沿う、あるいは警察署とも、よい相談をしていきたいと思っております。 以上です。 ○議長(田口桂一郎) 再々質問ありますか。 はい、どうぞ。 ◆9番(柚木毅) 答弁は結構ですので、2点とも身近な問題で大切なと思いますんで、できるだけ前向きの姿勢で取り組んでいただきたい。 以上、2点をお尋ねをいたしまして、私の質問を終わります。 ○議長(田口桂一郎) 御苦労さまでした。 続きまして、16番香取良勝議員、どうぞ。 はい、どうぞ。 ◆16番(香取良勝) それでは、4点ほど質問をさせていただきます。 まず初めに、私が昨年も何回となく質問させていただいております一般競争入札についてでございますが、きょうは副市長の生宗副市長来られてないんで、ちょっと聞こう思いよったんですけど、ちょっとねえ、肩透かしみたいな感じになったんですけど。一応、通告しとることについて、一応全般的に読んで、後から1つずついて、その後答弁求めますんで、よろしくお願いします。 一応、通告出しとるとおりを4番まで読ませていただきます。 一般競争入札について、6月議会から私の質問で実施すると議会で答弁されたが、どのような入札を行うか説明を求める。 市民税のむだ遣いを最小限に抑えるために、一般競争入札を実施する最大限の努力をしていただきたい。一般競争入札の方法の説明を求める。 2番目、シルバーセンターの不払いについて問うと。 私のところに1通の封書がシルバーセンター関係者から、シルバーセンターに仕事をさせて金額を支払ってもらえない、議員として失格ではないか、どうにかならないか。市民の代表の議員が、年をとって少しでも家計の足しになればと定年退職後、老体にむち打って仕事をしているシルバーの方に仕事をさせて、そして何年もの間支払わない議員がいるという私のところに投書があった。市民として許されるものではないと思うが、どのようなことか、当局の説明を求める。 また、議員の氏名、いつから支払いをしていないのか、なぜ支払わなかったのか、詳細な説明を求める。 3番目、市役所の開庁、これは朝大体8時半からじゃけど、それをちいと早ようしてくれえということを私質問しとるわけです。へえで、夜は5時半に閉まっとる。それを7時なら7時まで延ばしてくれということを、これは市民関係の方のところのみでございます。のために市政を行う考えはないか、市長のお考えをお聞かせ願いたい。 4番目、市職員のモラルについてお尋ねします。 守屋正男金光支所長市職員に脅迫的な言葉で辞職を迫ったり、部下に仕事のミスを押しつけ、責任逃れをしていたと聞くが、この件について市長はどのように思われるかと。一市職員が部下に対して辞職を迫ることができるのか、これは違法ではないか。調査の上、的確な対応を求めるというふうに私は通告をさせていただいておるわけでございます。 それで、1番目から入りますけれども、この一般競争入札については、私は金光町当時からずっと質問してきとったわけです。浅口市についても二、三回質問しとると思うんです。しかし、今言われたように、副市長の、ありゃあ生宗助役がきょう出席してないと。この件についても、この前全員協議会で話があったんです。それで、全員協議会で話があっても、議会の言うことを全然聞かずに、もう4,000万円だと、もう少し下げて、どうにか税金を少しでも安く、市民のためにすることはできんのかと言うても、それは全然聞いてくれない、当局は。というのは、今ここにもその入札の件であるんですけれども、岡山市が10億円、一般競争入札、それで倉敷市が10億円以上、津山が6億円、笠岡3,000万円、総社が6,000万円、美作は5億円。それで、この件でもう今皆さん御存じのように、もうどがんもならんと、国の方でも大勢逮捕されとります。私も大林組行っとったから余り言いたくないんですけれども、この資源機構問題の件でも、これ談合問題で松岡大臣は自殺しとるわけです。そういうことはもう皆さん御存じだと思うんです。それはなぜそういうなるかというたら、やはり入札というのが、もう一般競争入札、談合するんが、これがわかるから、怖いからおまえは死ねえよということを言うたからこの人死んどると思う。全国のほかからの圧力やと思うんです。そういうような談合問題が物すごいこれ絡んどるわけ。それで、この前の新聞でも、総社なんかでも、この件について市長がちょっと口を出した。それだけで、大きゅう新聞載っとるわけです。もう談合、談合になっとる。だから、私は以前から談合なくするためには一般競争入札をしてくださいよと、もう口が酸ゆうなるほど言よるわけです。 そして、この浅口市が仮に、今約150億円ですね、年間予算、補正入れて。30億円以上が計算してみると、これは土建会社関係の入札なんです。それで、普通一般競争入札にすると、大体78%、平均して、指名競争入札でとると95%、98%なんです。その差を引くと、10億円やったら2億円の金が残るんです。それは、税金のむだ遣いなんです。ということは、それだけのものを建設会社の人に与えとるというんじゃ。だから、今この件で香取が言うたら建設会社が怒るんです、むちゃ言うなよ、わしら食うていけんじゃねえか。食うていけんのか。浅口市民の税金が、市民の税金で払うとる人がかわいいんか、どっちがかわいいんですか、市長。やはり市民のためを思うんなら、その談合をなくして競争入札一般競争入札できちっとしたことをしたらええんじゃないですか。市民が税金納めとんじゃけ、市民が、ほんでわしらが高えのでせにゃやれんのんで。安いとこでもできる人が何人もおるんです。 そして、この前も岡山市では、今言うたんですけれども、10億円というとったですね、一般競争入札を、そこまでは、10億円以上から一般競争入札です。あとは全部指名競争入札やったんです。それが、この前のテレビでやっとったのは、1,000万円から、今度は下げたんです、10億円から1,000万円に。へえで、私がここで質問しとるときに、生宗助役はなぜしないんですかと言うたら、人件費が要らあ、なんが要らあ、理屈、へ理屈、くそ理屈言うんです。そんなことは要らんのんです、よそがしとんだから。よそがするようなったら、ほんなら浅口市もそれにならおうかでしょ。だったら、この前も全員協議会で1,000万円にしたらどうですか言うたら、だめだって言ったんです。岡山市が仮に1,000万円までするんなら、浅口市は500万円でもええんじゃないですか、一般競争入札。なぜそれできないんですかっちゅうんじゃ、私は、税金のむだ遣いはやめてください。建設会社に顔立てにゃいけんかもしれませんよ。建設会社があるから浅口市があるんじゃないんです。我々市民がおるから議会があり、市民がおるんだと。市民がおるから建設会社があるんだと。反対を考えるからおかしなことなるんです。きちっとした答弁をここでお願いしますわ。 2点目でございます。シルバーセンターの件についてお尋ねいたします。 私のとこにいっつも書類が来とる。これちょっと今市長と副市長に見ていただいとる。それ来とることを読ませていただきますので。これですから。うそじゃありませんから。裏にも書いとります。この封書が来とります。 香取監査委員お願いしますと。シルバー人材センターのことですが、ここには市の金が入っていると思いますと。市からお金が入っているからどうか知りませんが、市議会議員がシルバー人材センターを使って、その料金を長期にわたって支払っていません。これは議員の特権かと。市のお金が補助されている以上、監査役の責任ではっきりさせていただけないでしょうかと。お金を払っていない議員は、鴨方町小坂東のN議員です。その金額は、〇〇万円になります。 これ私、本人に聞いたんです、本人を呼んで。永原議員です、これ、N議員。金額も約40万円。本人に24日に2時間半私のところで聞きました。これで済むんですか。これは理事ですね、理事の関係。これは理事、答弁ができん思うけど、せにゃいかんよ、きちっと。浅口市の予算、税金を1,550万円繰り入れとる。だから、これについてもきちっとした説明をしていただきたい。せなんだら、今私永原議員から聞いとりますんで、その件についてもまた後からしますけれども。私のことについては徹底的にここで市長さんやこうやっとんだから、あることねえことどっどっどっど答弁しとんじゃけえ。へえでわしになったら答弁できんと言われちゃいけんよ、言うてくださいよ、理事。渋い顔せんでも言うんだよ、笑わんと。これについてちょっとお願いします。 これは後からまた、答弁がなかったら私が言いますわ。 それで、3番目でございます。市役所の開庁、これは市民にやっぱり開かれた行政やっていただきたい。といいますのが、昔と違うんです、今は。夫婦共稼ぎなんです。昔は百姓してから、ああ、ちょっと役場へ行ってこうかでえかったです。今そうじゃないです。食うていけんからというて皆行きょうる。ほんな、朝でもちいとほんな会社にちいと遅刻届出して、ほんな8時にでも7時半でもちょっと行こうかと、行ったら、見てくれねえっちゅう。ほらもう時間、時間、時間でまだ来てねえっちゅう。夜行って、ちいと1時間ほど早よう来てやろう思うたら、5時半になったらうろうろうろうろするっちゅうんじゃ。そら当然なんです、5時半までだから。 我々は自衛隊おったときには、そういうときには1人入れて、7時なら7時におって、夜早く帰らすとか、職員を。夜来る人は朝遅う来さすとか。いけなんだら、1人はそこの住民課に1人の職員を入れて、ほかからちょっと来てもろて、そこで2人でやってもらうとか。ローテーション組んでいきゃあできるんです。自衛隊でもしょうったんです。我々はこの仕事だというても。警備がどがいもならんというたら、月に一遍警備行ってくれと。これが当然なんです。市民のためにやるんだから。今の市民にのっとった行政やっていただきたい。ねえ、副市長。答弁してください、きちっと。これはもうイエスかノーしか聞かないです、しないかするかでしょ、これ。簡単なんです。せん言うたら、また言いますから。 4番目です。市職員のモラルについてお尋ねします。 これ大変なんです、これ。市長さんがもう私のことを悪いわ悪いわとようやってくれました。悪うなかったでしょ、結局、今になれば。ようやってくれましたわ。皆さん、ちっとも悪うないですね、私。わかるかな。大体、今裁判しょうるけえ、余り言いませんけど。この件について市長からもお願いします。 守屋正男金光支所長市職員に脅迫的な言葉で辞職を迫ったり、部下に仕事のミスを押しつけ責任逃れをしていたと聞くが、この件について市長はどのように思われるか。一市職員が部下に対して辞職を迫ることができるのかと。これは違法ではないか。調査の上、的確な対応を市長に求めるというて質問しとるわけでございます。 この件について、これは御存じのように、今の市職員に迫ったのが、市長に見せとりますね、何月何日。これよりほかにもようけあるんです。聞いとんです。私調査しとりますんで。ここに書いとんのは、本人が書いとるわけ。これなんかは、支所長に金光駅の駅駐車場の件について、今までの結果を説明した後、守屋支所長より9月の議会終了後、おめえは首になるから覚悟しておけと。へえで、9月8日にも、金曜日です。このときにもおめえは首になるから覚悟しとけと。結果をもう一度聞くが、おめえはええんかという言葉で言うとるわけです。この職員が言うのには、こういうことを言われとる。へえで、ほかの上司の人にやめようかということまで言うとんです。相談にいっとんです、市長。市長は金光じゃないから、わからんでしょうけれども。こういうことを言われとんです。これは本人が書いとるんですから。 そうして、こればあじゃないんです。ここへも書いとるけど、どういうことを言うとるかというて。部下に仕事のミスを押しつけて、おめえ仕事をせえと。できねえんだと。そうしたら、呼んでから、おめえは晩寝んとでも仕事をせえと言われた。この人より3人の職員が言われとんです。へえで、ある1人の職員は、なんでわしがそがんことをおめえせにゃいけんのんな言うたら、物を言わなんだというんです。ほかの職員は、黙っとったというんです。私は追跡調査をしてわかっとるわけです。市の職員じゃったら、これできると思うんです、やれば。市長から命令出して、こういうことがあったんかというてちゃんと聞けるわけです。 そうして、昼日中に支所長室で、仕事を皆さんがしょんのに、電気を切って、昼寝をしょうったというんです。そういうことも市の職員が言よんです。 へえで、この件で何で言うたかというと、昨年駅前の駐車場、この件で今の58名の方があの駐車場の抽せんに来たんです。そのときに、9名当たるんです。6名がたけ耳鼻科なんです。警察官が1人、で7名です。2名がほかの人なんです。そういう抽せんしとるわけ。だれが見てもおかしいんです。ほいで、その書類を、今のその抽せんの書類がありますわな。書類を金光の今河手課長が、この今の耳鼻科へ持っていっとるわけです。そういうことするんですか、今の浅口市は。それはしてないと思うんじゃけど。市長なんか知らんと思うんです、そりゃ。知らんのにそれを持っていっとる。わしは本人から聞いたんです、私は。おめえ持っていっとろうが言うたら、持っていきましたっちゅう。もうこれ出来レースでしょ、全部。そういうことを堂々とやっとんですよ。 そりゃあ市長さんは下のもんが上手言うてくりゃあ、ああ本当じゃなと、ごますりゃあこの人はええんかな思うんです、わからんから。ずっと鴨方で金光のことがわからんから、市長の考えわかる。だから、香取が悪いんだ悪いんだというて言うたら、ほんま悪いんだ思うたと思うんじゃ。そら信用しちゃああかんです、私も聞かにゃあ、きちんと、市長さん。そうでしょうが。こういうことが今出るんです。私ほやけ黙っとったでしょ。ここで何遍も言わなんだでしょうが。出るんです、ごますりしたら上へ上がるように昇格するんだと。冗談じゃないっちゅうんです。まだ、これからどんどん出てくるかもしれませんけど、市長、それは市長には関係ない。市長が信用し過ぎるんだと。 私が言うのは、職員大勢おられます、ここに。立派な人じゃろう思うんじゃ、わからんですよ、私も。思うんです。そうして、市長さんが部長さんにしとります。これは、ある程度実力主義でいかにゃだめなんです。東大出てもどこを出ても一緒なんです。仕事ができるもんはできるんです。私の同級生が九州におるんです。息子さんが東大行って、同級生の息子が入っとんです、県庁へ。上へ上がらんという。何で上がらんのんな。宮崎県は全部九大出なんです。九大が皆上がって、東大上がれんでっちゅう。もうそこで固めてしもうとるということを私が聞きました、その同級生から。ということは、それじゃだめなんです。仕事ができる人を上げなさいと。私は、もうそれが市民のための行政だと思うんです。 その件について、そして最後にもう一回、ことしの申込者が、今の駐車場の件、支所長がきちっとやったんです。今の新しい支所長がきちっとやったら、39名申込者があった。へえで、きちっとせにゃいかん言うたら、それが今書いとりましょう、24名になった。きちっとやるから、もうわしらおりた。当選者が9名。へえで、昨年6名のたけ耳鼻科医院があったんです。それがゼロなんです、たけ耳鼻科は。入れないんです。これが正当な抽せんなんです。写真撮ってぴしっとやったらしいです。市民の土地を市民に抽せんで貸すんなら、こういうようにせにゃいかんのんじゃないですか。その件について、市長もこの関係の、金光支所長は余り言えんですわな、先輩じゃったから。もう答弁せんでもええけ、こっちの方でちょっとやってください。お願いします。 ○議長(田口桂一郎) それでは、香取議員の質問でございます。 最初の入札についてと3番目の市役所の開庁、閉庁の時間を長くすることの件でございます。            (16番「シルバーもよ」の声あり) シルバー後じゃ。            (「シルバー2番目」の声あり) それと4番目の市の職員のモラルについて、この3件を虫上企画財政部長お願いします。 はい、どうぞ。 ◎企画財政部長(虫上敬一) それでは、順に追って説明をいたします。 まず、一般競争入札の方法につきまして説明をいたします。 今回、本市が導入いたしました一般競争入札の方法は、事後審査型条件つきの一般競争入札でございます。この事後審査型条件つき一般競争入札とは、入札後に最低価格者から確認資料を提出してもらい、入札参加資格の審査を行うものでございます。この審査の結果、参加資格要件を満たしていれば、落札を決定する方法でございます。要件を満たしていない場合は、2番札、3番札と順に審査を行い、要件を満たした業者があった時点で入札を終了するものでございます。 なお、入札の執行は郵便による入札といたします。この方法は、参加者が入札会場に出席して入札する方法とは異なり、入札公告記載の締め切り日までに鴨方郵便局どめで一般書留郵便、簡易書留郵便または配達記録郵便のいずれかの方法により郵送し、後日職員が郵便局へ回収に行き、立会人を立ち会わせて開札するというものでございます。 続きまして、役所の開庁時間でございますが、役所の開庁時間につきましては、現在8時半から17時15分、午後5時15分までを、本年の7月から8時30分から5時30分まで、午後5時30分まで、15分間延長することにいたしております。さらなる延長につきましては、職員の勤務時間の調整やコスト等について検討する必要があると考えております。 次に、市職員のモラルについてお答えをいたします。 お尋ねの事案につきましては、その内容を承知しておりませんので、現在ではお答えすることはできません。 以上でございます。 ○議長(田口桂一郎) 続きまして、2番目のシルバーセンターについてを健康福祉部長、どうぞ。 はい、どうぞ。 ◎理事・健康福祉部長(藤澤快真) シルバー人材センターの御質問についてお答えをいたします。 シルバー人材センターにつきましては、市とは別の法人格を持つ独立した団体であります。したがいまして、私どもも詳しい内容は把握しておりませんが、同センターから報告のあった平成18年度の決算内容から、未収金の概要を申し上げます。 平成19年3月31日現在の未収金は119件、700万8,658円となっております。これは、すべて18年度中のものでありまして、17年度以前の未収金はないと伺っております。 また、個人名等の公表をということでございますが、市といたしましては補助団体の立場で、未収金の回収についての指導はいたしておりますが、個人個人の未収金についてまでは把握しておりませんし、把握できたとしてもプライバシーの重大な侵害になると思いますので、個人名を含む詳細な内容の公表はできませんので、御理解をお願いいたします。 以上です。            (16番「わしにはプライバシーがあったんか」の声あり) ○議長(田口桂一郎) 香取議員、再質問ありますか。 ◆16番(香取良勝) この今のシルバーあったんか、あるわ。
    ○議長(田口桂一郎) はい、どうぞ。 どうぞ。 ◆16番(香取良勝) 今、入札についてでございますけれども、これはちょっと事後にするとか、後にするとかというようなことを聞きてんないんです。結局、私が今言うたの聞いてないんですか。30億円じゃったらそれだけになるんだと。そいでほんなら、1,000万円じゃと、500万円、3,000万円でしょ、入札の件。それも言うとんです、私は。浅口市は4,000万円でしょ、最低、今一般競争入札ができるのは。それを何で500万円にできんのんですかというて、それも聞いとんです。何で答弁できんの。ほんな、それだけの金額が1年間というたら、仮に3億円があれば、2割やったら三二の6,000万円というもんが浮くんですよということなんです、私が言うの。だから、それもしなさいよということを聞いとるわけ。 それで、郵便で送らあ、そうすらあというて、そういうことよりは、お金をどのようにしたら市民の税金がむだにならんかということを言うとるわけです。だから、この件について、一番重要な案件を言わんと、ほかの方、はぐらかす答弁じゃなくて、それをほんなら今の岡山市でももう赤なってどがあもならんと、破産なったら、ほんならせなんだのができるんです、10億円から1,000万円に。総社なんかでも、市長がちょっと言うたことで、ああだこうだ言うたら、市長責めるためにやりよんです、あれは。もう見え見えなんです。あれは、市長が悪いことはないんだと思うんです。ちょっと会って、ちょっと言うたら、もう。そりゃ人間じゃからいろいろあります。私らのうても言われるんじゃから。ありますよ。だから、そういうことのないように、市民が納得して、ああそうじゃなというような方向でするんだったら、ほな今4,000万円でこの6月からするんだと、事後審査をするとか、そういう審査やこうええんです、してもせんでも、きちっとしとけば。いけなんだら指名停止にすりゃええんだから。そういう罰則があるんです。だったら、きちっとした、本当の金額をどうすりゃあええかということを私は聞いとんです。それについて、根本的なとこを答弁してください。 それと、今のシルバーセンターについてですけど、これ私のときになったら関係ねえことをどっどっどっどやり抜いたでしょ。皆さん聞いとるけど。何でこの件なったらせんのんかと。それで、浅口市から一千何百万円いう金出しとんだから。永原議員が、これしとんのはわかっとる、わしゃあ本人に聞いたんです。そして、昨年の12月にもう金をくれんからというて切ったんです、ぼんと、シルバーが。ほいで、もう督促状出しても全然くれないと。3月22日に7月か8月かのお金払うとる。その後は6月と7月と11月、12月払うとらんとそのままほっとるから、もう中止だと。そいで、私んところへこの書類が来て、次の2日、3日目に入れとる。書類は残るわ、にっちもさっちもいかねえわということで、しょうがなしに私のとこへ来たと思う。それだけ残るんじゃから。ほかのは、今七百何万円言ようりましたけれども、あれは入ってきよんです、みんな。年寄りが仕事をした分について、本当に入ってないのはわかるわけです、こげつきは。そのこげつきをどがいかせんからいけんというて電話をすりゃあ、電話は出ないと。そして、督促状行っても返事がない。それで、聞けばじゃな、これはプライバシー。私にはプライバシーなかったんか。みんな言うたよ、ようここで。なあ、市長さん。皆さん言ってくれたなあ。今裁判しょうりますけど。ほんな、私にはプライバシーないんですか、あれ全部言うたんです、調べんと。へえで、後からええ話にせんかと言うてきたけど、私はしません言うたけど。人を陥れといてそういうことできるはずがない、私ははっきり言うた。へえで、この議員さん、何となぜそういうことを、もつようなこと言われよるかな思う。公平なことをしてください、公平なことを。 へえで、この3番目でございますけれども、今伺ったら予算がないとかコストの面とか今言われたですね。職員とか言われる。理屈言われなっちゅうんじゃ、私が言うにゃあ、部長。ほかの方へ要らん金を使うとんだったら、何人要るんですか、これ。そがんかからんでしょうが。職員で何もしてないような人おるというたら失礼だけど、なぜできんのんですか、これが。2人です。よそから来りゃええんです。よその課から1人入れてもらやあええんです。なぜそれできんのんですか。8時半から……。おい、聞きょんか。8時半から5時半までというたら一緒でしょうが。よそやったら一緒です、これ。できますというて市長言うてください、これ。部長ができるというても市長がせんというたらできんのんですから。これはぜひしてもらわにゃいかんです。これは市民の声なんです。聞いてみてください。 4番目のモラルについてお尋ねします。 この件について、いろいろもう一答じゃないからちょっとわからないんですけれども、この件について今言われた副市長、これは前もって出しとんです、私は、通告というもは。1週間前に出しとんです。なぜ調べられんのですか。調査して調べられないってのは逃げでしょうが。本人に聞けようが、3日あったら聞けるでしょ、呼んでから、副市長室へ呼んで聞けるでしょ、これ。どうなんならあと。出しとんだからいけにゃあ私のとこへ聞いてでも、こうこうだから、だれが言うたんですかと言やあ、私教えたげますが。通告というのは、きょう出しとんじゃないんです。1週間前に出しとんです。納得いくような答弁してください、あんた。議会というのは軽視してもろちゃ困ります、あんた。もう一回、この4点について。 ○議長(田口桂一郎) それでは、香取議員の再質問でございます。 最初の入札についてと3番目の市役所の開庁、閉庁の時間を長く、この件と、4番目の市の職員のモラルについて、再度のお尋ねでございます。 虫上企画財政部長お願いします。 はい、どうぞ。 ◎企画財政部長(虫上敬一) まず、入札につきましてお答えをいたします。 この制度は、浅口市にとりまして最初の改革でございます。そうした中で、4,000万円という数字を決定いたしました。といいますのも、この方法につきましては事後審査といった中で、おおむね約1カ月審査にかかります。そうした中で、問題点等がいろいろとあると思いますが、とりあえず4,000万円という数字を決定いたしました。試行でございます。やってみて、改善点を改めて、また段階を踏んでいけばいいと、こういうように思っております。 続きまして、市役所の開庁時間でございますが、これにつきましては、限られた人員の中でございます。そういった中で、窓口業務を延長するとなれば、その辺の中で現人員ではなかなか難しいかなあと、こういうふうに思っております。そうした中で、検討する余地があるというふうに答弁はさせていただきました。 それから、4番目の市民のモラルについてでございますが、これにつきましては私の情報では、あるいは人事関係におきましては、そういう問い合わせはございません。そういった中で、先ほど申し上げましたような答弁をさせていただきました。 以上でございます。 ○議長(田口桂一郎) 続きまして、2番目のシルバーセンターについて、再度のお尋ねでございます。 健康福祉部長、どうぞ。 はい、どうぞ。 ◎理事・健康福祉部長(藤澤快真) お答えをいたします。 私の信念といたしまして、これは個人のプライバシーの重大な侵害になると思っておりますので、先ほどの御答弁で御理解をいただきたいと思います。 以上でございます。 ○議長(田口桂一郎) はい、はい。 続きまして、戻りますけれども、1番の入札について、そして3番目の市役所の開庁、閉庁時間について、4番目の市職員のモラルについて、大室副市長、何かございましたら、どうぞ。            (16番「いや、もう一回あるよ」の声あり) ちょっと待って。 どうぞ。 ◎副市長(大室照明) まず最初に、入札の問題ですが、ただいま企画財政部長がお答えを申し上げました。これ以上のことはございませんが、岡山市以下、倉敷市、津山市と、いろいろと試行をされてきておりまして、岡山市につきましては今後1,000万円等に下げていくというような報道もございます。私たちの浅口市におきましても、先ほどお答え申し上げましたように、まず最初の試みでございますので、ぜひとも御理解をいただきまして、この中でいつまでもこれを続けるという意思はございませんので、試行させていただいた上で、さらなる検討を加え、その額を下げていくということにさせていただければというふうに思います。 指名競争入札におきましても、現在浅口市におきましては、先ほどのお話の中では、95%とか98%とかというような御質問がありましたけれども、昨年度の場合には83%というような実績が我々の浅口市では持っております。そういった意味でも、かなり入札におきましては、指名競争入札におきましてもかなりの成績をおさめておるんではないかというふうに考えとります。とりあえず、試行としてまず4,000万円から始めさせていただきたいというふうに考えておりますので、御理解をいただければと思います。 それから、開庁の問題ですが、これにつきましても、先ほどの御答弁させていただいたことでございますけども、今利便性の面からおきましても、これで十分とは考えておりませんけども、各種証明書の自動販売機等も御利用も賜っておりますし、さらに現在でも出生とか婚姻とか、それから死亡とかにおきましては、いわゆる祝祭日、休日、夜間におきましても受け付けを行っております。今回7月からこういった形で、答弁させていただいた内容でとりあえずやらせていただきますが、これにつきましてもさらに研究させていただきたいと思います。 それから、モラルの問題ですが、この問題につきましては、先ほど御質問の中にありましたように、一般質問の御通告は何日か前に見させていただいたわけでございますけども、今詳しい内容につきまして御提示をいただいたようなことでございます。今後、本人等との話を聞くなりして、今後対応してまいりたいというふうに考えております。 ○議長(田口桂一郎) 香取議員、再々質問ありますか。 はい、それではまとめていただきたいと思います。 ◆16番(香取良勝) 今の入札についてですけど、これするんなら最初から何でできんのんですか。ほんなら、今検討中でこれからまた引き下げていくんだと、今やりよんだと。笠岡はもう3,000万円なっとんです。岡山市はもう1,000万円なっとんです。ほんなら、ここで500万円にしましょうかと。段階的に勉強しながらいくんだというようなこと言われるけど、その間に市民の税金がそれだけ減っていきょんです。そのパーセント、今83%言ようりましたけど、高いのは高いんです。わかります。90%しても私見ようりますけど。95、97%、96%もあります。安いのは75%、平均してから83%と言よんです。ということは、まだあるから。大体入札で、我々も建設会社知っとるから言うんですけど、90%以上というたら、大体もうこれ談合なんです。はっきり言えば。ということは、それだけのもんがあるんだから、全部やりゃあいいんです。市民のための行政してくださいと私はここで言ようるわけです。それをじゃな、先延ばしで、ほんな今度これだけして、ほんなまた先延ばしてやりましょうと。その間に、ほんなら5,000万円、1億円のものが逃げていくんでしょう。パーセンテージがほんなら78%、80%でいけば逃げるんでしょ。だから、やってください言よんだから、やりますというてなぜ言えない。それを私は言よんです。 それと、シルバーセンター、これはもう何ぼ言うてもそりゃなあ、理事でよう言うまあ、あんた。上手言うて逃げよるけど。わしんときにはどっどっどっどやり抜いたぞ、おめえ、なあ。へえで、ちょっとなったら、市の職員なったら、これはプライバシー何じゃかんじゃというて今の件については言ようるけど、そりゃあちょっとおかしいなと私は思います。あることねえこと全部言われたんじゃ、私は。へえで、今度隠れみのをして、きょうも朝全員協議会で、その件だと思う。何もなしに事終わったけど。朝開くと。何か隠しようるような感じに見えるんです、私には。香取を表へ出してやったらんか。私には思いよんです、これ。 3番目の市庁の開庁、閉庁について、この件について、金がないとかなんとか言よんじゃないんです。本当に困っとったら、金があってもするでしょうが。自分の子供が学校行きたいんだと、高校行きたいんだというたら、自分のばあさんから金借ってでも行かすでしょうが。何でこれできないんですかというんじゃ、私。できんことはないんです、する気があれば。2名でしょうが。じゃけ、朝早よう来た者は夜遅う帰しゃええんでしょう。これ言うて、質問して、答弁しょうることは、今までどおり何でもやっていこう、やっていこうとするから、質問と答弁が合わんのんです。考えますと市長が言えばできるんです。いけなんだら、そのときだけ、人おるんだから。頑張って、よそのほんなじいさん、ばあさんが夜とりにくるのに、ほんなそれ、謄本とろう思うても、使い方がわからんわ、なにがわからんわ。おらなんだ。どうするんですか。きちっとしたことを、人がおったら、安心するんです。中へおれば。それを私は言よんです。 4点目のモラルについてでございますけれども、これなんかでももう全然はっきり言うて、もう今言われたように全然だめなんです、言ようることが。 これはこっちやったな。ごめんなさい。承知しておりませんということですな。ほやけ、後から勉強してきちっとする言ようるから、もう私んところへ報告してください、これは、どうなっとるか。いけなんだら、私もその件についてはずっと何日も歩いとりますんで。だから、市長さんももう少し香取だけいじめるんじゃなくて、一応悪いことが今わかったんだから。へえで、こういうことをわしの方やる思うんで、皆さん知っとった思うんです。あのときにやったのはもう全部間違うとったんじゃなということまでわかっとると思うんです、ある程度。私はその当時何ぼ言うても返ってこんから言わなんだんですけど、まだこれから裁判始まりますんで、これ、あとずっと。この件について、この辺で終わらせていただきます。答弁のほどお願いします。 ○議長(田口桂一郎) はい、それでは総括して市長、お願いします。 はい、どうぞ。 ◎市長(田主智彦) 最初に、入札のことでございますが、私どもの立場は言わずもがなですが、道路工事にしても下水道事業にしても、よい工事を安くしていただく、それがもう基本でございます。片や業者さんの立場に立つと、会社が成り立つように適正利潤が上がって、拡大再生産というか会社が発展するような仕事がしたい、こら当然のことだと思います。そこの出会いといいましょうか、そこを住民の利益を損なわないようによい仕事をしていただくというところが今世の中で問題になっておるわけでございまして、一般競争入札とか指名競争入札という言葉は、我々はわかりますが、お聞きの市民の皆さんはわかりにくいと思います。しかし、私は具体的にどうこうという指示はしておりません。とにかく、世の中の流れに沿って住民の利益につながるような、つまり適正なコストで発注できるように、繰り返しになりますが、よい仕事ができるような方法をとってほしいと。また、今コンプライアンス、法を守れという言葉がありますが、そういうことも今談合のことが今議員さんがおっしゃったように問題になっておりますので、そういうことを十分勘案しながら、よい方向へ持っていってほしいということを指示しております。 段階的にということが気に入らんという意味の御発言がありましたが、我々も議会の御忠告なり御指導をいただきながら、徐々によい方向へ向いているんではないかというふうに思っておりますので、御理解をいただきたいと思います。 2番目が、シルバー人材センターでございますが、これは私が法人化の組織にかかわりましたし、以前までは理事長でしたか、その役職にありましたので、もしそういうことがあれば責任を感じるわけでございますが、シルバー人材センターというのは全く今独立して私とは関係ありませんが、きちっとなさっていると思います。今理事長は、御承知のように前の片山金光町長でありますし、理事の方も住民を代表するような方が大勢おられますので、適切な運営をしていただいているのではないかと信じております。 3番目の市役所の開庁、閉庁時間ということでございます。私どもの職員は、私が自画自賛するのもおかしいんですが、早く参ります職員は7時に来ております。遅い職員は、私も確かめたことはありませんが、時折11時半とか12時に見ますと灯がついております。あるいはまた、朝私が役場へ大体6時半から7時に一遍宿直の方にお尋ねをするんですが、夕べは下水道課が2時までやった、あるいは水道課が11時までやったというような報告がしきりであります。したがいまして、それはいろんな事情に、毎日やってるという意味じゃありませんが、一生懸命やってることは違いありませんし、先ほど副市長が申しましたように、自動交付機もありますし、また夜間であっても休日であっても、いろんな受け付けができるようになっております。したがいまして、今議員さんの御要望は御要望として承っております。どうしてもそういう要望が強いということになったら、それは考えます。 それから、4番目の職員のことでございますが、金光町時代のことでお尋ねのようでありますが、私は金光町は私個人にとっても心のふるさとであるし、中学校、高等学校過ごしたところでありますし、大変いわば自分であこがれの町、宗教の町としてどういいましょうか、本当にいつまでも忘れ得ぬよい町でございます。したがいまして、その金光町のいわば古いことをおっしゃられるということは私のイメージを壊しますので、どうか私のよいイメージを壊さないようにしてほしいなあと思う次第でございます。これについては、またよく話を聞いてみますので、以上で御勘弁をいただきたいと思います。            (16番「ありがとうございました」の声あり) ○議長(田口桂一郎) はい、御苦労さまでした。            (16番「わからんときには、また市長に話しに行きますんで。はい、ありがとうございました」の声あり) それでは、ここで休憩をとります。10時50分から再開いたします。            午前10時35分 休憩            午前10時50分 再開 ○議長(田口桂一郎) それでは、再開いたします。 3番桑野和夫議員、どうぞ。 はい、どうぞ。 ◆3番(桑野和夫) 3番桑野和夫でございます。まず、議長にお願いがありますが、フリップを使用したいんで、許可をお願いいたします。 ○議長(田口桂一郎) はい、どうぞ。 ◆3番(桑野和夫) それでは、通告に従いまして質問をさせていただきます。 今回、私は貧困と格差の拡大のもとでの地方自治体の役割について、そして浅口市工業団地について、そして最後に妊婦、乳児健康診査事業の充実について、この3点について質問いたします。明快な答弁をお願いをいたします。 まず、最初の貧困と格差の拡大のもとでの地方自治体の役割についてであります。 今、貧困と格差が拡大をしています。ここ数年の増税、負担増のもとで、これ以上の増税では生きていけないといった声も聞いています。また、働いても働いても生活保護の水準以下の収入しかないというワーキングプアーと言われる人が青年層を中心にふえています。こうしたもとで、貧困と格差を打開し、市民生活を応援する市政が求められています。ここにフリップを用意しました。これは、前小泉内閣と、そして今の安倍内閣によって行われた増税、負担増の一覧表であります。 ここにずっと年度を追って書いてありますが、2006年、平成18年でありますが、まず所得税の定率減税が1月に半減をされました。そして、住民税でありますが、6月に老齢者控除の廃止、公的年金等の控除の縮小、そして高齢者の非課税限度額の廃止、そしてまた定率減税の半減がありました。また、医療、年金、介護の分野でありますが、4月に介護保険料の基準額の引き上げ、また国民年金の保険料の引き上げ、そして6月には住民税の増税に連動して、国保、介護保険料の引き上げ、9月には厚生、共済年金の保険料の引き上げ、そして10月には現役並み所得の高齢者医療費3割負担が導入をされています。そして、ことし2007年でありますが、この1月から所得税の定率減税が全廃をされ、この6月、住民税の定率減税が全廃をされています。また、医療、年金、介護の分野でも4月に国民年金保険料が引き上げられ、6月には激変緩和措置対象者の国保、介護保険料が引き上げられ、9月には厚生年金、共済年金が引き上げられます。そして、来年2008年でありますが、6月に激変緩和措置対象者の住民税が増税をされ、医療、年金、介護の分野では4月に70歳から74歳までの医療費の2割負担の導入、そして75歳以上の高齢者の医療制度がスタートし、全員が払う保険料の平均は月6,200円、年で7万4,400円の支出となります。また、さらには国民年金保険料が引き上げられ、その他6月や9月にも厚生年金、共済年金の保険料の引き上げがされます。 このようにたくさんの増税、負担増がありますが、特にことし6月に、先ほど言いましたように、また住民税が上がります。今、全国的に納税通知書が発送されていますが、例えば千葉県松戸市では、2日間で2,000件を超える苦情、問い合わせがあり、まさに増税通知に絶句というふうな模様であります。そこで、お聞きをしますが、例えば給与年収500万円で本人、配偶者、子供2人の場合、国から地方への税源移譲による増税は幾らか、そして定率減税廃止による増税は幾らか、それから年金収入が330万円で、本人と配偶者の場合はそれぞれ幾らになるかお聞きをします。 次に、工業団地について質問をいたします。 まず、工業団地の推進と金光町の線引き廃止の問題の関係についてであります。 去る5月15日に開かれた金光地域振興及び都市計画調査特別委員会で、執行部から工業団地の推進と金光町の線引きの廃止は相反することになったというふうな報告がされています。このことについて、もっと詳しい説明を求めます。 2点目ですが、田主市長は工業団地構想は税収の確保が目的の大きな一つで、自立できる浅口市を目指すと強調されています。では、5年後、10年後にどれだけの税収が確保され、どれだけの地元雇用が実現をできるかお聞きをします。 最後、工業団地の3点目でございますが、工業団地の推進もある面では必要かもしれません。しかしながら、金光町には植木があり果物があります。また、鴨方にはうどんがあり、寄島には海があります。こういった地域特有のものをきちんと財政的にも助成し、育成をしていく、こういった展望はどうなのかお聞きをします。 最後3点目でありますが、妊婦、乳児健康診査事業について質問をいたします。 今回、特に子育て支援という観点からも重要であります妊婦健康診査の公費負担の拡大について質問をします。 さて、母子保健法第13条で、市町村は必要に応じ妊産婦または乳児もしくは幼児に対して健康診査を行い、または健康診査を受けることを勧奨しなければならないというふうになっています。そして、受診することが望ましい妊婦健診の回数については、当時の厚生省の通知で、妊娠初期より妊娠23週までは4週間に1回、そして妊娠24週より妊娠35週までは2週間に1回、それから妊娠36週以降、分娩までは1週間に1回としており、これに沿って受診をしますと14回程度になります。 こうした基準できちんと受診をすることで母体や胎児の健康保持、そして異常の早期発見ができるものと思います。しかしながら、仕事が忙しいであるとか、あるいは経済的な理由で健康診査を受診しない、あるいは受診回数を減らすという傾向も一定程度見受けられます。そこで重要なのは、受診の重要性についての広報活動の強化、また公費負担の回数の拡大であります。厚生労働省や岡山県も公費負担の回数をふやすような指導をしています。県下の状況を見ますと、浅口市を含め2回無料券を発行している自治体が現在は多数でありますが、今年度から美作市が6回に、奈義町が5回に回数をふやし、笠岡市もこの6月補正で予算を計上し、10月から5回に回数をふやします。この点で、浅口市としてどういう方向をお持ちかお伺いをします。 以上、3点についてお願いをいたします。 ○議長(田口桂一郎) 桑野議員の質問でございます。 最初に、住民税についてでございます。 横山生活環境部長、いいですか。 はい、どうぞ。 ◎生活環境部長(横山義惠) 地方自治体が自主的に財源の確保を行い、住民にとって真に必要な行政サービスをみずからの責任におき効率的に行われるよう平成18年度の国の税制改正により、所得税の一部3兆円規模が個人住民税へ税源移譲されることになりました。平成19年度から所得税が減額となり、個人住民税が増額となっております。このことにつきましては、6月の資料でお知らせをしております。 桑野議員さんからの2つのモデルケースでの平成19年度と18年度の個人住民税の比較とのことでございますが、計算をしてみますと、モデルケース1の場合、本人の給与収入500万円で社会保険料50万円、奥さんが一般配偶者控除、子供2人で特定扶養と一般扶養控除の場合では、税源移譲分といたしまして5万9,500円、定率減税の廃止分として5,700円の増額となっております。もう一方のモデルケースで、本人が65歳以上で年金収入330万円、奥さんが一般配偶者控除の場合では、税源移譲分といたしまして6万7,000円、定率減税の廃止分として5,400円の増額となっております。しかし、税源移譲分については、2つのモデルケースともに所得税で減額されており、所得税と個人住民税を合わせた税負担は前年度と変わりがございません。しかし、定率減税分のみ増額となっておりますので、御理解願いたいと思います。 ○議長(田口桂一郎) 続きまして、2番目の浅口市工業団地についてでございます。 高田産業建設部長。 はい、どうぞ、お願いします。 ◎産業建設部長(高田実則) それでは、お答えいたします。 まず、1番目の工業団地と金光町の線引きの廃止についてでございますが、このことにつきましては多くの議員さんから12月定例、3月定例議会での一般質問や特別委員会等で御意見、御審議をいただいているところであります。都市計画と工業団地計画の問題は非常に深い関係がありますので、現在までの経過、そして今後の方針について御説明させていただきます。 まず、現在の浅口市の都市計画の現状でございますが、旧金光町におきましては岡山市、倉敷市など6市1町で構成されております岡山県南広域都市計画区域に属し、市街化区域と市街化調整区域の線引きを行い、住居地域、商業地域、工業地域などを区分する7種類の用途地域を設定し、さらに占見新田工業団地に地区レベルの都市計画である地区計画を1地区定めております。旧鴨方町については、里庄町と鴨方都市計画区域に属し、非線引きで用途指定などは設定いたしておりません。また、旧寄島町については、町全域が都市計画区域外となっております。このように都市計画においては3町が全く異なった形態をとっております。 次に、合併協議の調整方針では、都市計画については今後見直しを含めて調整をすることとし、基本的には線引きを廃止の方向で調整することとなっております。そうした中で、合併後の都市計画を取り巻く情勢の変化についてですが、情勢の変化の一つとして浅口市工業団地計画が立ち上げられたことがあります。現在、工業団地を計画しております地域は旧金光町の市街化調整区域と旧鴨方町にまたがる地域でございます。ここに工業団地を造成するためには、地区レベルの都市計画、いわゆる地区計画をするか、飛び地の市街化区域を設けるか、いずれかの方法となり、線引きの廃止に対して都市計画の変更手続において相反することとなっております。このことから、合併協議の方針と工業団地計画は、都市計画において矛盾する面があり、決定権がある岡山県に対して説明が困難となっております。よって、優先課題としては、工業団地推進のため、地区計画を進めてまいりたいと考えております。 そして、今後の浅口市の都市計画の方針についてでございますが、そうしたいろいろな問題を総合的に判断し、今後の市としての取り組みについては、全国的にもまれである旧3町の都市計画の違いを踏まえ、一体的な一つの市として浅口市の都市計画はどうあるべきかという原点に立ち返り、まず新市の都市計画の指針となります市のビジョンの策定に取り組むこととしております。また、最新の新聞報道でも、国における線引き制度に反する抜本的な見直しの動きも報じられているところでございます。このように、今後も状況の変化が予測される中、市では昨年度実施いたしました都市計画基礎調査を活用し、住民の意向調査などを行い、今後の発展や人口、産業などを見通した将来像について、大学の専門家など学識経験者による検討委員会、また庁内の関係各課の職員によるプロジェクトチーム等の立ち上げを行い、市のビジョンの素案をつくり、住民説明会などを開催してさらに検討を重ね、その成果をもとに県と協議をしていくことと考えております。よろしくお願いいたします。 次に、安定した税収確保が目的の一つとしているがとの御質問でございますが、この工業団地の計画につきましては、自主財源の確保による財政力を強化し、自立できる浅口市をつくることにより、市民サービスの充実、安定を図り、健全な行財政運営ができることが理想でありますし、その目的でもあります。現在、基本計画の成果として、工業団地の計画面積、概算事業費などが出ておりますが、その中で採算性とか効率性などを検討しているところでありまして、まだ流動的な状態でございます。そして、用地買収、企業誘致もこれからでございますし、税収につきましても法人税や土地、家屋、償却資産などの固定資産税や雇用による住民税等の想定はできるにしても、どのような企業が来てどの程度の規模の設備投資がなされるか、また雇用についてもどの程度地元サイドがされるかなど、未知数でございます。税収及び雇用人数等の数値目標については、まだ試算できる状況でありませんので、御理解をいただきたいと思います。 次に、地場産業の育成の展望はどうかの質問でございますが、議員さんも言われましたように、浅口市の地場産業の特徴的なものを上げると、金光地区の植木業、鴨方地区の手延べめん業、寄島地区の真田組業や漁業、また3町をまたがる酒造業等がございます。そのほかにも市内には多くの中小企業があり、景気が回復したとはいえ、経営状況が必ずしも難しいながら活躍されております。どの地場産業についても、旧町の歴史や伝統、成り立ちがあり、市ではその実態を把握しながら、地域産業として支援していくことが大切であると考えております。現在、市では浅口商工会に対する支援として、補助金を交付するほか、浅口市小規模企業対策資金保証融資制度により利子の一部を市が負担する制度もあります。県でも中小企業者向け融資制度がありますので、内容に適した制度を御利用いただくことができます。 また、企業誘致、立地関係では、浅口市企業育成振興条例により、中小企業の新設や増設の場合、一定の条件で固定資産税相当額を奨励金として交付する制度があり、市では今後もこの制度の充実、PRに努めながら、地場産業の育成とともに努めていきたいと考えております。さらに、植木祭り、麺まつり、海と魚の祭典、浅口まつり等のイベントを通じたさらなる市民へのPRや販路の拡大、各種団体への補助金の交付により、一層の拡充と支援を図っていきたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。 以上です。 ○議長(田口桂一郎) 3番目でございます。妊婦、乳児健康診査事業について。 この件につきましては、藤澤健康福祉部長。 お願いします。 ◎理事・健康福祉部長(藤澤快真) 妊婦の健康診査事業の充実についてお答えをいたします。 現在、妊婦の一般健康診査といたしましては、母子手帳にそれぞれ2枚の無料券を、また35歳以上の妊婦の方に対しましては、もう一枚、超音波検診の無料券をとじ込んであります。これは、県下の大半の市町村で同様に実施しているところでございます。妊婦健診につきましては、近年ストレスを抱える妊婦が増加傾向にあること、また少子化対策の一環といたしまして妊婦健診費用の負担軽減が求められておりますので、母体や胎児の健康管理と子供を産み育てやすい環境づくりの面から、浅口市といたしましても妊婦健診の無料券の増加について取り組んでいきたいと考えているところでございます。 ただ、このことにつきましては、ことしの1月に国の方から妊婦健康診査の公費負担の望ましいあり方として、5回が望ましいと、またその時期と健診内容を示した通達が出されております。それを受けまして、この事業は県下の全市町村にかかわる事業でありますので、県が健診内容や健診費用について県医師会との間での調整を行っております。現在、それを県下の大半の市町村が待っている状況でありまして、決まり次第浅口市といたしましても取り組む予定でございます。 以上でございます。 ○議長(田口桂一郎) 桑野議員、再質問がありますか。 はい、どうぞ。 ◆3番(桑野和夫) まず、増税、負担増の問題でありますが、先ほど6月の増税額について説明がありました。確かに税源移譲分については、その分、この1月から所得税が減っています。基本的には変わりません。しかしながら、所得税の減税分を残している人はほとんどいませんし、加えて定率減税廃止分の負担が重くのしかかりますから、相当の重税感を感じると思います。 この問題の本質でありますが、政府が大企業や大資本家には減税の大盤振る舞いをしながら、国民には負担増や福祉の切り捨てなど、際限のない痛みを押しつけています。まさに逆立ち政治とも言えると思います。こういうときだからこそ、地方自治法に示されている住民の福祉の増進を図るという本来の地方自治の役割を発揮をしてほしいと思います。その点で、浅口市として住民税の減免制度の一層の市民への周知徹底あるいは低所得者への市独自の減免制度の創設はできないものか、まずお伺いをします。 それから、工業団地と金光町の線引きの廃止の関係でありますが、先ほどありましたように、合併前も、それから合併協での議論も、そして合併した後も金光町の線引きの廃止は多少年数はかかるが可能性は十分あるんだというふうに当局は説明をされてきました。こうした経過について認めるのか認めないのか。 また、旧金光町の多くの市民はいろんな意味で線引きの廃止を期待を持って望んでいます。その上で、実際に線引きの廃止はできるのかできないのか、御説明をお願いします。 それから、税収と地元雇用の人数でありますが、もちろん来る企業によってその関係が変わってくるというのは十分理解できますけども、しかし企業が来てみないとわからない、あるいはそういう事業をやってみないとわからない。これでは説明責任が果たせません。したがって、いろんな想定も検討しながら計画をつくってほしいというふうに思います。 それから、工業団地の問題で加えますと、浅口市の1年間の予算総額が当初で約130億円で、工業団地の事業費が、これは決まってませんけども約170億円。これは相当冒険が過ぎるんではないかと。もっと分相応といいますか、体力に応じた計画はできないものかお聞きをします。 最後に、地場産業との関係でありますが、市が最大で50億円もの固定資産税の奨励金を出します。基本的に大企業はもうかるところに来るわけで、奨励金が多いとか少ないとか、あるいは補助金が多いとか少ないとか、そういうなことはそう関係ありません。そういった面で、大企業に奉仕するお金を削って、一層制度として地場産業の育成を図る、こういう点でお考えがないのかどうかお聞きをしたいと思います。 それから、3点目の妊婦健診でありますが、これは去年とは違って新しい状況になっているのは先ほど厚生労働省の通知の紹介でありました。特に、予算措置が改善されまして、今まで330億円だった措置が、子育て支援のための措置として700億円国がふやすというふうになっています。ですから、回数をふやせば、恐らく交付税措置として充当されるという可能性があります。回数についても、14回程度が望ましいが、少なくとも5回はするようにという通知が厚生労働省から来ていると思います。その点で、先ほど検討すると言われましたが、いつから実施をするのか、それから回数は何回をお考えかお聞きをします。 加えて、先ほど医療機関との関係も話に出ましたが、これは市町村が医療機関と単価を含む業務委託契約をしていますが、この単価については医師会が発表しています。ですから、ないものについては市町村が医師会と協議すればいいと思いますし、実際に奈義町、美作市、笠岡市がもう既に実施をするわけですから、その点、県待ちにならずに市町村独自で進めてほしいというふうに思いますので、再度の答弁をお願いします。 ○議長(田口桂一郎) それでは、桑野議員の再度の質問でございます。 住民税について。 横山生活環境部長。 はい、どうぞ。 ◎生活環境部長(横山義惠) 1点目の現行の減免措置につきましては周知徹底いたしたいと考えております。 2点目の低所得者に対する浅口市独自の軽減措置につきましては、低所得者の方々の納税に対する不安なお気持ちはわかりますが、現時点におきましては市独自の減免措置は考えておりません。しかし、納付方法につきまして、可能な限り御無理のないように分割納付の御相談を受けたいと考えておりますので、御理解願いたいと思います。 ○議長(田口桂一郎) それでは、2件目でございます。金光町の線引きの廃止についてでございます。 田村金光支所長、いいですか。 どうぞ。 はい、どうぞ。 ◎金光総合支所長(田村諭) 金光町の線引きの廃止と、こういった御質問でございます。旧金光町時代に、合併前に線引きの廃止の可能性がある、こういったことがあったと、こういったことでございます。確かに、合併前、一昨年、昨年合併したわけですが、その前の年から線引きの廃止の議論は旧金光町の中でいろいろ議論がございまして、ぜひ線引きを廃止してほしいといった住民の方の声も聞きまして、その当時岡山県の担当部局ともいろいろ協議をしてまいりました。全国的にも先進の事例も、三、四の市が線引きを廃止してると、こういったことで旧金光町ではそういった先進の市の方にも研修にも行ってまいりました。 現実、今線引きの廃止については、いろんな要件もあると、こういったことでございますが、その当時可能性は十分あると、こういったことで私どもも認識をしておりました。昨年、合併してからでございますが、線引きの廃止について3町が合併し、それぞれの町が都市計画の内容が全部異なると、そういったことで、金光町は県南広域都市計画区域に入っとる。まずここから出る必要がある。そしてまた、鴨方都市計画に入る必要がある。こういった都市計画が違うのをどういうふうに調整をしていくか、合併後もいろいろ県と協議をしてまいりましたが、そうした中で工業団地の問題が、問題というか工業団地を推進すると、こういった話も出てまいりまして、非常に工業団地と都市計画の廃止について、双方関連があるといいますか、同じように都市計画、片や線引きを廃止する、片や工業団地については都市計画を決めると、こういったことがございまして、今調整で非常に苦慮しておるところでございます。確かに御質問の金光町時代に線引きの廃止の可能性があるといったことは、これは事実でございます。 以上でございます。 ○議長(田口桂一郎) 続きまして、浅口市工業団地についてを、総合して高田産業建設部長。 はい、どうぞ、はい。 ◎産業建設部長(高田実則) 先ほどの体力に応じた分相応の計画をしてはということでございますが、議員さんの御指摘のように、年間予算をはるかに超える膨大な事業費のプロジェクトでございます。財政破綻を招かない慎重な財政運営でやらなければならないと考えております。実施に当たりましては、補助制度や施工手法等により、造成コストや金利及びリスクの軽減が大変重要であると考えており、オーダーメード方式による造成もその一つの手法ではなかろうかと思います。企業からの注文に応じての造成を行うことで売れ残りを回避すると同時に、次の造成の資金として企業誘致と同時に進行ができるよう、さらに新たな施策を展開しながら、全市、全組織の総力を挙げて取り組みたいと考えておりますので、御理解と御協力をよろしくお願いいたします。 以上です。 ○議長(田口桂一郎) それでは、3番目に妊婦健診についてを──高田部長、地場産業もついでに言うてください。総括して言うて。 ◎産業建設部長(高田実則) 現在の助成制度に沿って誘致とかしていく予定でございます。全国的にも自治体はそういう助成制度を設けており、企業もそうした有利な状況のところに誘致するかと思います。地場産業につきましても、先ほど申しましたような支援制度がありますので、その方で御利用いただきたいと考えております。 以上です。 ○議長(田口桂一郎) 続きまして、3点目の妊婦健診について、藤澤健康福祉部長、どうぞ。 はい、どうぞ。 ◎理事・健康福祉部長(藤澤快真) 先ほどもお答えをいたしましたが、妊婦健診につきましては、現在の県下の状況が大半の市町村が県の調整待ちという形でございますので、現在のところ浅口市はその健診内容、健診費用についての県の医師会との調整を待っているという現状でございます。 なお、今後これが決まり次第、健康福祉部といたしましては、9月補正に向けて予算要求はいたしていきたいと思っております。 以上でございます。 ○議長(田口桂一郎) 桑野議員、再々質問ありますか。 はい、どうぞ。それ総括してまとめてください。 ◆3番(桑野和夫) はい。工業団地の問題との絡みで、金光町の線引きの廃止ができるのかできないのか、その辺最後にもう一度部長の方から答弁をお願いしたいと思います。 それから、増税、負担増の問題で、市長にお聞きをしますが、国の制度とはいえ、ここ数年の雪だるま式の増税、負担増で、もう市民はある面では悲鳴を上げています。こういった現実についてどういった見解をお持ちか、またどういう対応をお考えか、見解をお伺いします。 それからもう一点、工業団地と金光町の線引きの廃止ですが、これも市長に最後見解を求めますが、特に金光町の市民が線引きの廃止が困難になったということについては、まだまだ十分知りません。そういった点で、工業団地等の関係も含め市民にしっかり情報を提供し、しっかり意見も聞いて、また執行部も専門的に研究する、このことを要望をしますので、市長の見解をお願いします。 また、妊婦健診の件も市長の見解があれば一緒にお願いいたします。 ○議長(田口桂一郎) それでは、金光町の線引きの廃止について、高田産業建設部長、どうぞ。 はい、どうぞ。 ◎産業建設部長(高田実則) 先ほど、金光総合支所長の田村支所長が旧金光町時代の状況の線引きについて御答弁いたしましたが、現時点で線引き廃止が可能かどうかということ、確定的なことを申し上げできる状況ではございません。現在、県にも相談しておりますが、現時点では非常に困難であると聞いております。方法論として、線引きについては先ほども、最初の質問のときに御答弁させていただきましたが、浅口市の将来ビジョンを作成して、その後になるかと考えております。よろしくお願いいたします。 ○議長(田口桂一郎) それでは、総括して市長、お願いいたします。 はい、どうぞ。 ◎市長(田主智彦) まず、格差のことでございます。住民負担の軽減というのは、今の政治行政課題の大きなものの一つであろうと思います。だれも生まれ育ち、あるいは生涯を送る、つまりふるさと、そこの自治体が住みよい福祉の充実した町であってほしいということを願うことは当たり前のことですし、我々もそれに向けて努力をしているわけでございます。ただ、国レベルで大きな前提というか、命題があるわけです。これはいつも申し上げておりますように、国と地方合わせて800兆円を超える借金がある。これを減らす方向に持っていかなければ国民が安心できないということが1つです。もう一つは、平成11年度、プライマリーバランス、つまり普通の家庭でも給料の中で生活をする。今、政府は80兆円予算を組んでおられますから、これを家庭に例えて言えば800万円で生活するとしますと、500万円しか収入がない。それを何とか収入と支出がバランスするように持っていくと。それをもう二、三年のうちにきちんとする。そして、国民の皆さんに安心をしてもらうと、こういうことで今まで減税してたものをもとへ戻しているというようなことだろうと思います。 そうしますと、今おっしゃったように、本当に今格差というものも一つの大きな重圧感になりつつあります。特に、今年金であるとか医療であるとか、あるいは天下りであるとか、あるいは憲法改正ですとか教育改革、いろんなことで本当にそういう政治課題で我々もそういうことを毎日聞くあるいは見る、ストレスがたまります。本当に住民の皆さんも財布の面でも大変だろうと思うし、国は一体どういう方向へ行くんだろうかということを思われていると思います。そういう中で、我々は国全体のことを考える余裕は大してありませんが、そういうことも考えながら、浅口市として住民の福祉を少しでも充実させていかなきゃいけない。そのために議会とこうして議論しているわけであります。今、じゃあすぐ何をどうするということはできませんが、こういうことを議論していること自体が私は意味があると思います。具体的な約束はできませんが、またいろいろとよい知恵を出してください。我々もできることは、多少のことであっても実行してまいりたいと思う次第でございます。 夢という面で、浅口市の工業団地でありますが、これはものづくり工業団地が、確かにこのままでいけばできます。旧金光町時代、私が鴨方町として聞いたところによりますと、4,000億円の設備投資があるのではないか。そうしましたら、固定資産税だけでも四、五十億円ということを夢のような話として聞いたことはあります。ですから、幾らぐらい皮算用してるかと言われると、私もわかりませんが、そういうことを一遍聞いておりますので、どうしてもそういうところへ想像が行ってしまいます。本当にそうなればよいなあと思いますし、そうなれば、もうそら議員さんが言われるような独自の福祉施策も十分とれると思いますし、それに向けて一歩でも二歩でも近づくことができないかなと。 現在は、地場といいましょうか、岡山県内が特に物づくりがすぐれていることは議員さんもよく御承知でしょうが、そこのナカシマプロペラさんの会長さんが幹事長ですが、浅口市へ来てやろうと、こういうことでございますから、本当に我々は心から期待をしているところであります。大きな企業が、これはまだ決まっておりませんが、全体面積がちょっと減るようです。今までは金光町、ひょっとして六、七十ということでありましたが、鴨方の15ヘクを入れて50あるいは、それに届かないかなあというふうに聞いておりますので、その辺はまたこれから測量したり調査したりする中で徐々に面積が確定してくると思いますが、いずれにいたしましても面積は減ってもできるということは確信を持っておりますので、お互いに夢に向かって近づきたいなと思っております。 都市計画の問題は大変専門的に部長が説明しました。私もよくこの問題はわかりませんが、私の友人が都市計画の専門家でありまして、今度その大きな役をお願いしようと思っておりますが、彼が「都市計画概論」という本をくれまして、それを読んでいますと、今の都市計画は昭和43年にできとります。46年に金光町はすぐこの都市計画を用途指定等にかかられている。実にアクションが早かったなと、今関心しているわけですが、鴨方町は非線引き、寄島町は都市計画そのものにかかわりがないということで、大変全国的にも珍しいという部長、その辺を見ての答弁だったと思うんですが、これをどういうふうにこれから浅口市としてのビジョンをつくっていくかということは我々と議会との大きな問題だと思います。住民の皆さんに安心していただけるような、そしてよい方向を出していきたいと。ただし、都市計画税そのものは御承知のようになくなりますので、それは約束をたがえることはありません。 それから、地場産業の展望ですが、きのう私は実は岡山市国際ホテルで行われました商工会大会へ出席させていただきました。その中で、夕方までいたわけでありますが、なかなか皆さん工夫をされておりまして、どういいましょうか、誇張して言えばイノベーション、いろんな技術を画期的なものにしよう、あるいは新しい分野へ出ようというような、非常にどういうか、意欲というか努力されておるわけでありまして、あれを見て大変私も安心したんでありますが、浅口市にもいろんな業種があります。企業交流会のようなところで皆さんがお互いによい知恵を出し合って、新しいプラスアルファというものをつけ加えていただければという気がいたします。 それから、最後の妊婦、乳児健康診査事業の充実の件でありますが、これは実は公明党さんからも要望書が出ております。今、桑野議員さんは5回ぐらいやれということでございますので、5回になるか6回になるか、これやらせていただこうかなというふうに思っております。ただ、この議会は間に合わないかもわかりませんので、9月に出させていただこうと思っておりますので、もしそれまでに御相談がありましたら、させていただきますので、また御指導いただければと思います。 以上です。            (3番「ありがとうございました」の声あり) ○議長(田口桂一郎) 御苦労さまでした。 続きまして、13番山下隆志議員、どうぞ。 はい、どうぞ。 ◆13番(山下隆志) 失礼します。質問項目は1点で、その中の小項目で3点ほどお伺いさせていただきます。 今までいろんな質問があったわけでございますが、浅口市の将来における行政の責任ということで、そういった一点から何点か質問させていただきます。 まず、地方主権元年の行政運営について、平成19年度は三位一体改革により地方に本格的に税源移譲がなされる最初の年であり、その意味で地方主権でもあります。選択と集中、一方で競争と格差、自己決定、自己責任、自己負担、人口減と分権化と民間化など、さまざまなベクトルが交差する中で、行政力と議会力、そして市民力が競い合い、一体となって地方分権のさらなる推進に向けて地方の責任と負担により浅口市のテーマであります快適、安心、思いやり、活力あふれる文化創造都市に向かってチャレンジしていかなければなりません。こうした背景から、以下、市長にお伺いいたします。 (1)といたしまして、今回の税源移譲──先ほどもありましたが──によりまして、住民は身近な行政サービスに熱い、かつ厳しいまなざしを向けることになります。市長の認識をお伺いいたします。 (2)番、夕張市の財政破綻がクローズアップされ、浅口市は大丈夫なのかという市民の声も多いと思います。国においても、地方財政健全化法が審議されている。その法案の中で新たに4つの財政指標が示されました。この指標に基づいて改めて浅口市の財政の実態をお伺いいたします。 3番目に、総務省は新たに電子自治体推進指針を示して、電子自治体への取り組みを促していますが、地方公共団体における情報システムの効率化、効果的な構築や見直し、ITコストの縮減をどのように図っていくかは重要な課題である。本市の取り組みについてお伺いいたします。 以上、1項目の中の(1)、(2)、(3)について質問させていただきます。 ○議長(田口桂一郎) 山下議員の質問でございます。 地方主権元年の行政運営について。 これを虫上企画財政部長お願いいたします。 はい、どうぞ。 ◎企画財政部長(虫上敬一) それでは、(1)番の税源移譲につきましてお答えをいたします。 今回の税源移譲は、地方分権、三位一体改革の一環としまして実施されたものでございます。三位一体改革とは、国が地方にできるものは地方にという理念のもと、国の関与を縮小し、地方の権限、責任を拡大して、地方分権を一層推進することを目指し、国庫補助負担金の改革、税源移譲、地方交付税の見直しの3つを一体として行ってきたものでございます。 本年度から税制改正によりまして、所得税から個人住民税へ国から地方へ税源が移譲されました。これは、補助金と地方交付税の削減と見直しによって、国庫負担を減らすかわりに、これまで国税であった所得税を個人住民税へ移譲させるものでございますが、これによりまして歳入総額が増加するわけではございません。歳入総額に占める自主財源の割合が増加し、財源配分の自由度が高まるのでございます。参考までに申し上げますと、当初予算ベースで比較しますと、18年度、19年度、自主財源が18年度につきましては33.4%、19年度では36.4%、3%のアップでございます。しかしながら、本市の財政は依然として厳しい状況にございます。自主、自立、自己責任を念頭に、今まで以上にこの大切な自主財源を有効に活用して、総合計画にされまする将来像、快適・安心・思いやり、活力あふれる文化創造都市を目指して施策を展開してまいりたいと考えております。 続きまして、(2)番の件でございますが、この質問の地方公共団体の財政の健全化に関する法律、いわゆる地方財政健全化法につきましては、現在国会で審議中でございます。このことから、新聞など報道によりまして承知している程度でございまして、詳細なことにつきましてはわかりかねます。今後、法律が公布されれば、政令などの通達によりまして詳細なことがわかると思っております。いずれにいたしましても、この法律は財政の健全化に関する4つの指標、申し上げますと、実質赤字比率、連結実質赤字比率、実質公債費率、将来負担比率となっとるようでございます。地方公共団体は毎年度これを監査委員の審査に付した上で議会に報告し公表しなければならないというふうになっているようでございます。法案が成立すれば、具体的には平成20年度決算から適用されると聞いております。 続きまして、(3)番の件でございますが、本市の情報システムにつきまして御説明させていただきます。 合併の際に、旧3町でそれぞれ異なったシステムを事務効率化、低コストを念頭に総合構築してまいりました。その後の制度改正等によりまして、新システムの導入、既存システム改修が必要となった場合、機器の構成、運用方法等について検討してまいりました。そして、最適なシステムの導入に努めております。今年度は、本市の情報化を総合的に進めるため、浅口市情報化基本計画の策定や、また旧町から継続使用しております図書システムを統合し、旧3町の図書館、図書室の蔵書の一元管理、利用者カードの統一等を目指しております。また、国及び県内市町村とも連携し、協働、アウトソーシングの研究をするなど、今後とも効率的、効果的な運用を図ってまいりたいと考えております。よろしくお願いいたします。 ○議長(田口桂一郎) 山下議員、再質問ありますか。 はい、どうぞ。 ◆13番(山下隆志) 税源移譲ということで、先ほども詳しい説明がありまして、浅口市の広報紙にも先般詳しく説明があったわけでございますが、住民税がアップして、所得税が半減、イコール100%ということで、実質的には定率減税が廃止でアップしとるわけでございますが、住民税がアップしたということは、地方へ税金が自由に使えるお金ができてきたと。そういった中で、やはり行政の手腕力といいますか、行政力といいますか、そういったものが今後ますます試される時代になってくると。そういったことも踏まえて、今後将来どうあるべきか、お互いが、また議会も行政の方もお互いが勉強しながら、住民サービスの向上に努めていかなければならないということで認識の意味できょう質問させていただきました。 そういった中で、夕張現象いいますか、夕張の財政破綻が大きくクローズアップされまして、地方財政健全化法、そういうことで先ほど詳しい説明があったんですが、そういった中でちょっとつけ加えさせていただきますと、1番の実質赤字比率、これ一般会計などの赤字の標準財政規模に対する割合をチェックしていくと。2番の連結実質赤字比率、これは公営企業会計等も含めた実質赤字比率をチェックしていくと。3番の実質公債費率は、一般会計で負担する公債の返済に要する額の比率の最近3カ年の平均と。4番の将来負担比率ということで、さらに退職金、地方3公社や第三セクターなどの自治体が出資している法人の負債のうち、自治体が負担するべき割合の合計の比率ということで、うちで言えば、例えば地方3公社、土地開発公社とか、そういったところがあるわけでございますが、そういったこれからも、先ほどもありましたが浅口市の工業団地、大型プロジェクトが推進していくわけでございますが、その推進する中で、やはり予算が莫大な予算を投入するわけでございまして、そういったことも細かくチェックしていく必要があるんではないかということで取り上げさせていただきました。 それと、総務省の電子自治体推進指針ということで、ITコストの縮減、これはやはり将来的にはITの専門職員、今でもおられると思うんですが、さらに充実させていく上で、ITの専門職員を雇用していくべきではないか。市独自でいろんなことが対応できる、外部の会社、法人へ委託するというのも一つの、今しとるわけでございますが、やはり自前でのソフト開発とか、またトラブルでも対応できる、そういったことが今後必要ではないか。それすることによって、人件費、またソフトのリース料等が大分削減されるんではないか。極端に言えば1,000万円、2,000万円の単位で削減できる。よその自治体での例で見ますと、そのようなことが可能であるということを伺っとります。そういったことも将来を見据えて、財源が厳しい中、そういったことも今後考えていくべきではないかと思うわけでございますが、再度お伺いします。 ○議長(田口桂一郎) それでは、市長に、いいですか、答弁。 それでは、市長、お願いします。 はい、どうぞ。 ◎市長(田主智彦) 私の個人の人生観なり価値観は無理をしないということでありますが、自治体の経営も同じように考えております。我が国もどういいましょうか、歴史を振り返りますと、倹約、忍耐、助け合いというような感じで歴史が読み取れるわけでございまして、今浅口市の財政、本当に心配ないかというのが御質問の本意でしょうし、また税源移譲でどのような方向を目指すのかということが御質問の内容かと思います。 それと情報化について、特に熱い思いでお尋ねのようにお見受けをいたしましたが、まずその情報化のことでありますが、私ども、旧鴨方町で言いますと、実は岡山県がIT先進県、情報化が大分他の都道府県を引き離したというのは、建設省から来られた課長が、何と言われましたかね、藤井さんと言われたですか。今度長崎県の副知事に赴任されました、ここで。その方のおかげだと思うんです。私はそのことを以前その人に、お世辞ではないんですが、本当に感謝の気持ちを込めて申し上げたことがあるんですが、このたび自分は長崎県の副知事へ赴任したというお手紙をいただきましたけども。私どもはそういう中で、情報政策課というのがありますが、そこへ私の記憶だけでも3人の職員を出しましたので、どの程度専門の知識を会得して帰ったってことは、私に知識がないんで何ともわからないんですが、それなりの成果を持って3人とも帰ってくれていると思いますし、そちらの方はおくれてないと思います。おっしゃるように、より専門知識を持った人間を養成することも必要であろうかと思います。 夕張の話でありますが、旧町時代のことばっかり申し上げて申しわけないんですが、私合併のときに、例えば鴨方町はもうほとんど借金がなかったという認識でした。大きな借金は、町家公園と健康福祉センター。しかし、現在ほとんど残ってないと思います。ですから、その後じゃあ何が借金をしたんだと言われても、小学校建てたぐらいですか。ですから、ほかに大きなものはないように思います。今度3町一緒になってどうなっているかということをここでまた時間があったら精査しますし、また財政の方と資料もらって検討してみますけど、先行きが、雲行きがおかしいということは、余り安心していただいたら困りますが、ないように思います。 そこで、政府もこれから地方を大事にしようというお考えのようですから、そういう財源移譲の中で、本当にこれからは知恵の勝負だと思います。私はやはり先ほども申し上げましたが、本当に充実した人生をその地域で送るというために、本当に地方はもっと昔のような魅力ある地方に返らなきゃいけない、再生しなきゃいけないという気がします。そのキーワードは何かでありますが、やはり文化と環境かなという気がいたします。それぞれにすばらしい自然があり環境があるわけですし、地方の歴史があり文化があり生活があったわけですが、そういうものを大事によみがえらせる、残していくという努力の中で魅力ある地方が再生されていくような気がいたします。引き続きお知恵をかしていただきますようよろしくお願いします。 ○議長(田口桂一郎) はい、どうぞ。 ◆13番(山下隆志) 最後に、行政力、また市民力とか議会力、これはひとつ平たく言えば、行政力は公助、公の助け、また共助、ともに助け合っていくと、また自助、自分でできることは自分でしていくと、この3つが公助、共助、自助、そういったものが必要ではないかと。これからの市民のそういったお互いが協力し合いながら浅口市をよりすばらしい、快適・安心・思いやり、活力ある文化創造都市へと向かっていくんではないかと思います。 そういった、最後に一般会計だけでなく、国保とか介護保険、特別会計等も含めて総合的なこれからはチェックしていく必要があるということを確認して私の質問を終わらせていただきます。 以上でございます。 ○議長(田口桂一郎) 御苦労さまでした。 これで休憩をいたします。再開は1時30分からお願いいたします。            午後0時00分 休憩            午後1時30分 再開 ○議長(田口桂一郎) それでは、再開いたします。 8番中西美治議員、どうぞ。 はい、どうぞ。 ◆8番(中西美治) 8番中西美治でございます。質問に入る前に、3月の定例会で寄島三ツ山スポーツ公園のトイレの増設について質問しました。利用者の要望の声に対して、早速に実態調査し、6月の補正に予算化いただいております。市民に目を向けた市政の振興をうたわれている田主市長を初め執行部の取り組みに改めて賛意を表し、利用者とともに感謝申し上げたいと存じます。 さて、今回は浅口市地域防災計画について、そして市民から寄せられました提案の何点かについて質問いたしますので、わかりやすい御答弁をお願いしたいと思います。 初めに、先ほど関係者に配付されましたこのでかい浅口市地域防災計画は、風水害対策編、震災対策編と災害に即した構成となっており、それぞれの災害に対する予防、応急、復旧などの一つ一つが段階的に細かく示してあります。この防災計画に基づいて、今後それぞれのセクションにおいて具体的な肉づけがなされ、万が一の災害時の迅速な対応ができることが肝心であろうかと思います。中身の全体については、時間的に無理がありますので、何点かについて質問をいたします。 まず最初に、この中に自治組織、自主防災組織あるいはその協力を得ながら、そういう表現の字句が随所にあります。虫上部長は、昨年9月の私の質問に対しても、自主防災組織の育成を急ぐ必要があると答弁されています。防災に関する自治組織との連携、自主防災組織の構築は大変大事なことであります。このことについての進捗状況あるいは今後の計画見通しについて、数値目標を入れてお答えください。 2番目に、本年度の当初予算に避難場所の表示板などの設置のための予算が計上されています。この進捗状況をお伺いいたします。 3番目に、先ほど鴨方地域の洪水、土砂災害ハザードマップが、これですが、こういうもんですが、これが鴨方地域の各戸に配布されたと承知しています。結構わかりやすい内容だと思います。ただ、このハザードマップをどれぐらいの市民の方が見られておられ、万が一の災害発生時に有効に生かせるかという点ではいささか疑問を覚えます。例えば、自治会単位での説明会などを通して周知を図ることによって、その効果も上がるのではないでしょうか。市民への周知や啓発の方法に一工夫する必要があると思いますが、御見解をお尋ねいたします。 また、今回は鴨方地域のハザードマップでありましたが、今後金光地域、寄島地域のハザードマップの制作、配布の計画見通しについてお伺いをいたします。 5番目に、この地域防災計画の中へありますが、応急対策計画では浅口市災害対策本部組織表、また各部、各班の編成、担当事務が細部にわたって明記されてあります。これが防災時の応急活動マニュアルと理解してよいのでしょうか、お伺いをいたします。 次に、市民からはいろいろな意見が私のところにも寄せられてきます。その中の声の中から何点か質問をいたします。 市の総合計画、これは概要版ですが、この中にも効率的で機能的な行財政の運営という大きなうたい文句があります。このことに関連して、まず第一に市の発行している広報紙に統計的な資料をもっと掲載してはどうか、こういう声があります。 2番目に、市の職員による提案制度があるのかどうか、ないのなら設置してはどうだろうか、こういう声があります。 3番目に、専門職を育てると、こういう観点で、部をまたがる人事異動を原則として自粛したらどうだろうかと、こういう声があります。 4番目として、タイムカードによる人事管理はしているのかどうか、していないのなら即刻実施すべきではないでしょうか、こういう声に対して。 今回の質問の最後になりますが、5番目として的確な行政運営、住民サービスができているかどうか、そういう職員の配置等含めてのチェック体制は役所の中ではどなたがどういう方法でしておられるのか。結構、現場あるいは窓口では戸惑いがあるように思うわけだけども、あわせて現状の認識をお伺いしたい、こういう意見に対してお答えをいただきたいと思います。 以上です。よろしくお願いします。 ○議長(田口桂一郎) それでは、中西議員の質問でございます。 最初に、浅口市地域防災計画について、続きまして市民からの声について。 虫上企画財政部長、よろしいか。 はい、どうぞ、お願いします。 ◎企画財政部長(虫上敬一) それでは、順を追って説明いたします。 まず、(1)の①でございます。防災対策の基本は、いわゆる自助、共助、公助の3つであると言われております。自助とは、自分の身は自分で守る、共助とは地域住民が連携して助け合う、そして公助とは公的機関の救援、救助活動を行うというものでございます。このうち大規模災害時に家屋の倒壊等により閉じ込められて、そして助かった人の9割以上が自助または共助であったとのデータが残ってございます。阪神・淡路大震災におきまして、公的機関に助けられた人はわずか1.7%と言われております。これは、災害が大きいほど被災者数が膨大となるだけでなく、道路や橋梁などが被害を受け、被災者のいるところにたどりつけない状況となるためと思われております。そういったことからも、今後自主防災組織の構築と充実が急務となってまいります。市といたしましても、この自主防災組織の構築を重点目標に掲げ、積極的に推進してまいりたいと、こう考えております。そのために、今後説明会の実施あるいは広報等による啓発活動などを行っていき、自主防災組織づくりの機運を高めていきたいと考えております。 続きまして、②でございます。浅口市内の避難場所につきましては、昨年度に策定いたしました地域防災計画に定めるとともに、金光、鴨方、寄島地域それぞれに全戸配布いたしましたハザードマップに掲載し、周知を図っておりますが、住民の皆様へ一層の周知を図ることを目的として、今年度各避難場所付近へ避難場所表示看板を設置いたします。金光地域につきましては、合併前に設置しておりますので、今回は鴨方、寄島地域に設置を考えており、現在設置場所の選定を行っているところでございます。 次に、③でございますが、今年度市では浅口市防災マニュアルを作成し、市内全戸配布を計画しております。この浅口市防災マニュアルは、平成17年度で作成した金光町洪水避難地図、寄島町津波高潮ハザードマップ、平成18年度で作成した鴨方地域洪水土砂災害ハザードマップの3種類のハザードマップを1冊に掲載するとともに、地震や風水害などの各種災害に備えての防災知識などを掲載した30ページ程度の冊子を考えており、市ホームページ等を活用して広く周知していきたいと考えております。 続きまして、④でございますが、地域応急対策計画は応急活動マニュアルと理解してよいかという御質問ですが、これはケース・バイ・ケースになろうかと思っております。地域防災計画は災害への予防及び応急対策等について、市が行うべき事務や業務を中心として各防災関係機関等の責任を明らかにし、防災に関する事項または業務について総合的な運営を計画したもので、市と防災関係機関等が協力して、市の防災に当たるための大綱でございます。したがいまして、市といたしましては、この地域防災計画を基本として、有事の際に計画に沿った活動ができるよう職員初動マニュアル、災害時要援護者支援プラン、避難勧告等の判断、伝達マニュアルなど具体的な実施計画等を今後整備していくことと考えております。 それから、(2)番の①でございますが、未納対策につきましては、公平負担の原則から未納者に対し督促、催促等を行い、回収に努めているところでございます。また、自宅訪問や電話による納付等のお願いを精力的に行っているところでございます。今後の取り組みにつきましては、これまでの対応をより強化する中で、収納率の向上に努めてまいりたいと思っております。広報紙への納税PRは今後も継続していきますが、統計的資料の掲載につきましては、今後勉強させていただきたいと考えております。 次は、②でございますが、職員による提案制度についてでございますが、現在このような制度はございません。本年3月に作成いたしました浅口市集中改革プランにおいて人材育成の推進策の一つとして職員提案制度の導入を本年度中に検討し、平成20年度から実施することを考えております。 続きまして、③番につきましてお答えをいたします。 人事異動につきましては、職員に幅広い経験を積ませ、市政に対する知識を深めさせること、職員間の交流による信頼関係の醸成、長期間にわたる同一部署への在任による各種弊害の防止等の観点から、各部、課の要望を踏まえ、職員の職務への適正を精査し、適材適所となるよう実施しているところでございます。 専門職の配置につきましては、地方分権に伴い市行政の専門性が高まっていることを踏まえ、任期つき職員制度の活用を含め今後研究してまいりたいと考えております。 続きまして、④でございますが、タイムカードによる出勤、退勤時間は現在のところ合併前から金光町総合支所、金光分室で行っております。旧鴨方町、寄島町、これは実施しておりません。そういった中で、職員の勤務時間等の服務管理につきましては、今後パソコンによる庁内LANというんですか、パソコンによる利用等も含めて今後検討していきたいと、このように思っております。 続きまして、⑤番ですが、人事配置につきましては、各部、課の要望を踏まえて人事異動を行っているとこでございます。勤務の状況については、それぞれ各部長、次長、課長の要望を受け付け、精査、検討し、その結果必要であれば職員の定数内外にかかわらず職員の配置への配慮を行っております。 以上、簡単ですが失礼します。 ○議長(田口桂一郎) 中西議員、再質問ありますか。 はい、どうぞ。 ◆8番(中西美治) 地域防災計画の関連については、今こういう大きな冊子が出てるわけですけども、これから、今も虫上部長説明ありましたように、いろんな部門でこれからのものをつくっていくという段階というふうに受けとめますが、本当に言葉は今自助であるとか公助であるとかというような言葉が出ましたが、これ聞いておられる、あるいは見ておられる市民の方、意味がよくわからないところがあろうかと思いますが、非常時の自然災害、特に最近はピンポイントによる豪雨、ゲリラ豪雨とも言うようなが新聞紙上出てますが、そういうものが土砂災害あるいは洪水による浸水などが大きなつめ跡を残すだけでなく、人的被害も起こしています。今部長も言われましたけれども、地域での自主防災組織の構築というのは絶対に今避けることのできないことであろうかと思います。そして、自助、共助、公助と、こう言われましたが、このマニュアルに書いてあるのは公助の部分が多いのかな、そういう意味では多いのかな。これから自助というのは、先ほど部長も言われましたように自分の身の安全は自分で守るということですし、公助というのは家族、地域でお互いに助け合いながら避難する、そういうこともこの中には書いてあるわけですけども、その辺のことが一番被害を少なく最小限に抑えることにもなる、私はそう思います。特にお年寄り、子供や車いすの要る人など、避難時に援護の必要な人は、それぞれの地域で平常時より把握しておくべきであり、訓練もしておく必要があろうかと思います。 これも9月のこういう関連した質問に対して、健康福祉部長は災害本部の要請によってそういう支援者のリストも出すということがありました。私は、そういうようなものは平常時よりやっぱり地域の人が持つべきではないか。また、訓練することによってお一人お一人の防災意識を高めることにもなり、こういうものが減災にも必ずつながっていくと思います。できる地域からでよろしいし、またいろんなマップができる中で、特に危険箇所を想定している地区、そういうな自治会からでも説明会等を早くして、こういう組織をつくるべきだと。市内一様にならんと思いますけれども、今言いましたような地域からでも行うべきだと、こう思います。 それから、先ほど説明の中ありましたけれども、災害時の要援護者避難支援プラン、こういうものも本年度においてつくるというお話がありました。この地域防災計画にある中身は非常に私は細かくていいと思うんですけども、現実に動く段階にどう早く対応していけるかというのが一番大事なことかなと、こう思いますので、今部長の言われたことの中で言えば、19年度である程度形が見えるのかなと、こう思います。 それから、ハザードマップについては、旧3町時代を含めて30ページぐらいの小冊子をつくって、こういう形のもんばかりつくるんじゃなしに、本当に私は訓練というのが大事かなと、こう思います。それに関連してですが、旧寄島町時代に、先ほど説明がありました高潮津波ハザードマップ、これがございます。遠くで見にくいですね。 ちょっと、議長、執行部の方だけしか資料ありませんが、ちょっとぱぱっと用意したんで、同じものを配ってもよろしいでしょうか。 ○議長(田口桂一郎) はい、どうぞ。 ◆8番(中西美治) 済みません、議員の皆さん、ないんで。 こういう中身のことも、この防災計画の中に避難誘導に関する資料という欄にあります。ありますが、これは合併前の17年度に寄島町で配布されたハザードマップで、津波、高潮に対するものでございます。皆さんとこには、私の方は青くなっとんですが、黒く塗りつぶしてるところが、これが津波が来たときの浸水予想区域です。この中に、避難場所が4カ所も5カ所もあります。本当に安全な避難場所になるのでしょうか。 また、ちょっとピンクで枠組んでますが、そのところは浸水、今黒くなってるとこです、塗りつぶしてあるところ、これが浸水したと仮定しますと、私は今ピンクで囲んでるところが地形的な点から見ても、浸水する区域になると思っています。したがいまして、新しくまた小冊子等つくられるときには、こういうことも早急に再考をしていただいて、その辺のことも対応を十分お願いしたい、このように思います。 それから、提案制度ですが、提案制度については本年度中に考えられるというような、したがって20年度から実施したいというような方向づけをいただきました。行政職にあられる皆さんの仕事というのは、住民に対するサービスが主たる仕事ですから、評価の点で非常に難しいところがあるとは思いますが、事務処理の効率化、住民サービスの向上、経費の削減等々成果を評価する対象がたくさんあると思います。提案の方法にも個人の提案にとどまらず、かなりの提案あるいは部課を超えたグループでの提案等が多岐にわたって考えられると思います。成果の評価も、こういう提案したらその成果を評価する、これも大事なことだと思いますが、内部評価だけではなくて、外部評価も考えられると思います。本年度中に計画して、来年度から実施したい、そういうお話がありましたので、その中身について期待を申し上げたいと思います。 次に、専門職あるいは人事管理、行政運営、この辺はすべて関連がありますし、朝4人の方が質問された中にも若干重なりがある部分もあるわけですが、適正な人員配置あるいは部長も適材適所、そういう表現されましたが、あるいは専門職を、先ほどは外部からの人材をというような話もありましたが、私は職員を養成して専門職をつくっていく、こういうことも大事なことかなと。経験ある人に知恵をおかりするのも大事なことでしょうけれども、これからの若い人たちを内部で育てていく、このことも大事なことだと思います。そういうことを養成することが、事務作業を円滑に進めたり、成果主義を重んじるときには欠くことのできない要因であろうかと思います。 また、管理組織というのは私があえて言うまでもないかもわかりませんが、従来よりピラミッド型が理想であると言われています。果たして浅口市の組織はどうなんでしょうか。御見解をお伺いしたいと思います。 また、職員一人一人の事務作業量は年間通して日々一定ではないと思います。時によっては残業もして追っつかないほど多いときもあれば、比較的少ないときもあるでしょう。今のお一人お一人の事務分掌を見ますと、これは自分の仕事、それは違うよ、そういうふうにはっきりしてるように私は受けとめております。少なくとも、課内でも相当技術的な、部課によっては内容違うと思うんですが、少なくとも課内の仕事は課内全員で助け合い、カバーし合いながら処理していく、こういう改善も身近な作業の中に、仕事の中にあろうかと思います。そういう意味では、もっともっと事務分掌も改善すべき点があるんではないかなと、このようにも思います。 また、お一人お一人の仕事もよく、悪いというか、余りいい言葉じゃないですが、汚い言葉ですが、お日さま、西・西で日にちが過ぎりゃええんじゃろうが、こういうような声も聞いたりしますが、やはりお一人お一人もいつまでにこの仕事は片づけるんだと、相手があったりいろんなことでおくれることあるかもわかりませんが、そういうなお一人お一人の仕事についても一つの数値目標を明確にして、それらを朝礼等で確認しながらやっていく、こういうことによっても成果が上がり、逆に時間のゆとりも生まれてくるのではないかなと、そう思います。まず、管理職にあられる職員が現状に甘んじることなくみずからの意識改善をしてほしいと思います。よく意識改革といいますが、意識改革には改善もあれば改悪もあるかなと、そういう意味で意識改善という言葉を使わせていただきました。 そういう中で、浅口市も誕生して1年2カ月以上が過ぎ、人事異動も何回もありました。市民の声の中には、担当がかわるばあするけ、訪ねていっても仕事のようわからんやつばあじゃ、何でかえるんな、こういう声があります。職員の人に、おい、こういうこと言われたで、何か問題があるんかというてちょこっといきますと、旧3町で同じ内容であろうと思う業務をやってても、そのやり方に多少違いがある、そんなんですり合わせというか先輩に聞いたりしょうりゃあ時間がかかるんですが、こういう声も実感かな、こういうな気がするわけです。お一人お一人は残業までして一生懸命、果たして課として、部としての十分な成果が上がっているのかなといえば、どうなのかなという疑問符も起こってきます。こういうときにこそ当分の間は人事異動を自粛して、少なくとも今言いましたような課内でのグループ意識等を重んじながら、あるいは高めようとするような体制づくりも一方では必要なのではないかと思います。御見解をお伺いいたします。 以上です。長うなりました。 ○議長(田口桂一郎) それでは、中西議員、総括して市長でよろしいか。 ◆8番(中西美治) ああ、そりゃいいです、はい、はい。 ○議長(田口桂一郎) 市長、お願いします。 ◎市長(田主智彦) お尋ねが2つあるわけでありますが、まず防災計画に関連してでありますが、政治や行政の責務の最大のものの一つは住民の生命、財産、身体を守ると、こういうことであります。危機の管理、これはいつも申しておりますように、危機管理とは危機意識を持つことだろうというふうに考えております。また、すばらしい計画がありましても、さっきおっしゃってたように、やはりどうしてそれを実践に移すかと、そういうことに関して言えば、やはりある程度のトレーニングというか訓練めいたものが必要ではないかなというふうに思います。今後もこの防災計画の一層のPR、また適宜安全安心に向けて事業の推進を図ってまいりたい、このように思っております。 次に、市民からの声に関してということで幾つか御質問をいただいております。 まず、提案制度でありますが、以前旧鴨方町では2回これを職員から提案をしてもらいました。なかなかよい意見もありましたが、制度とすれば、それ以前のことは知りませんが、私になってから制度とすればなかったように思いますので、この合併を機に、来年度に向けてそういうものを整備をしていきたいと思います。 人事に関してでありますが、これは大変失礼な話、私の専決事項でありますので、御意見は御意見としてお伺いしますが、人事を私がしないようになると私の仕事は何もなくなるわけでございますが、すべての人間を生かすということは本当に難しいわけです。また、諸外国と違って我が国は一遍採用した者は、こら簡単に首が切れない、こういう難しい面があります。そこで非常に人事を何回もやるように見えるでしょうが、あれはすべての人間を何とか生かそうと、それから会社では通用しない人間を何とか住民のために役に立つようにしてもらおうと思って努力しているわけでありまして、恐らく賢明な議員さんはそこをもうちょっと考えていただければなるほどとわかっていただけるんじゃないかと。例えば、役場へ長期欠勤してる人間が一生懸命働いている姿をごらんいただけると思います。そのように我々もみんなで隠れた努力、工夫をしているということをどうか御賢察をいただければと思います。 適材適所という言葉があります。確かに保健師さんとか学芸員とか、なかなかかえにくいような立場の仕事もありますが、私はできれば人事というものはいろんな場所を仕事をしてもらって、何が自分に適しているのか、あるいは自分が生涯仕事をするのにこれだというようなものが見つかるんじゃないかというような祈るような気持ちで割合人事を頻繁にしているわけでありますが、そういうふうに見える人間がたまにおれば、うれしく思っておるところでございます。 タイムカードによる人事管理でありますが、私が昔サラリーマンをやっておりましたときに、その会社は非常に歴史ある会社でしたが、すべて印鑑でありました。なぜかといいますと、各課長は部下が会社へ来て判こを押す、その判この押し方、押すときの態度あるいは物の言い方を見て、その人間の身体や心の健康やいろんなことを察するわけです。そのぐらいのことができないと、管理職としてこれは失格でありますので、タイムカードであれば、機械へガチャンと入れて終わりになると、そういうことで印鑑の制度をとっていたわけでありますが、私も特に町行政をお預かりして印鑑でありましたので、そのままにしておりますし、寄島町もそうだと聞いておりましたが、そうなんでしょうか。したがいまして、それぞれの地域に伝統と考え方の違い、金光町のみがタイムカードのようでございますので、これはどっちがいいとか悪いとかというんじゃなしに、印鑑の長所を私があくまでも申したわけでありますので、御理解いただければと思うところでございます。 それから、人事の職員配置のチェックでございますが、総合的にはそりゃ私や副市長や担当部長がしているわけでございますが、先ほど来申してるように、いつも祈るような気持ちで人事をしてるわけでありますが、見えるとこと見えないところがあります。そういうところは議員さんも遠慮なしに人間にはこういう長所があると、なるべくよいところを見て人事をするのが人を生かすことにつながるんではないかと思っておりますので、御忠告をいただければと思います。 以上です。 ○議長(田口桂一郎) 再々質問ありますか。 はい、どうぞ。 ◆8番(中西美治) いずれにしても、私は今人事の専権事項である市長さんのそれに入ろうということで言ったんじゃなくて、市民の中に声があって、結構そういう戸惑いが、なれるまでは仕方ないということがあるかもわからんけども、そういう中で各課、係でグループ制的なものも入れていけば、円滑な事務作業等もできるんではないかな、そういう意味での業務分掌も含めての見直しを考えたらいかがでしょうかという提案なんで、人事権に入ろうということで申し上げとるんじゃない点はひとつ御理解いただきたいと思います。 いずれにしましても、どなたかが言われましたけども、行政、議会、市民が一体となってこの浅口市総合計画にある施策の大綱、こういうものの実現に向けて一歩一歩前進していくためには、まず私は市民が参加しやすい体制づくりあるいはわかりやすい、具体的なわかりやすい方策、そういうものが必要であろうかなと、こう思います。その一歩は、職員の皆さん方がつけていらっしゃいますあの胸にある「スマイル・イン・あさくち」、それの実践から始まるかな、それは正直言いましておはようございます、こんにちはあるいはいらっしゃいませ、さようなら、御苦労さまというようなさわやかなあいさつから始まると言ってもよいのではないでしょうか。ほとんどの職員が実践していても、出会った1人の職員のまずい対応、それによって全体の印象を悪くすること、こういうことも往々にしてあると思います。現状に甘んじることなく、管理職から末端の職員までさらなる意識改善や教育をしてほしいなと思っています。 生意気なことを言うようですが、私も議員の一人として肝に銘じて明るく元気に前向きに取り組んでいるつもりでございます。78市町村あった岡山県が27市町村になった今日、浅口市が他の自治体よりも期待され、また独立性のある存在感を発揮していくためには、私は「スマイル・イン・あさくち」の実践が大事な要素の一つであろうと思っています。きょうはありがとうございました。 ○議長(田口桂一郎) 御苦労さまでした。 以上で本日の日程は終了いたしました。 これにて散会といたします。 明日は、本会議は9時30分より開議いたしますので御参集ください。 御苦労さまでした。            午後2時10分 散会...