令和 5年 6月第4回定例会令和5年6月第4回定例会 真 庭 市 議 会 会 議 録 令和5年6月12日(月曜日) ─────────────── 議 事 日 程(第1号) 第 1
会議録署名議員の指名 第 2 会期の決定 第 3 報告第 5号 専決処分の報告について 第 4 報告第 6号 令和4年度(2022年度)真庭市
一般会計予算繰越明許費繰越計算書について 第 5 報告第 7号 令和4年度(2022年度)真庭市
下水道事業会計予算繰越計算書について 第 6 議案第48号
農業委員会委員の任命について 第 7 議案第49号 動産の買入れについて 第 8 議案第50号 真庭市税条例の一部改正について 第 9 議案第51号 真庭市
地域経済牽引事業を促進するための固定資産税の課税免除に関する条例の一部改正について 第10 議案第52号 真庭市火災予防条例の一部改正について 第11 議案第53号 動産の買入れについて 第12 議案第54号 工事請負契約の締結について 第13 議案第55号 令和5年度(2023年度)真庭市
一般会計補正予算(第3号)について
~~~~~~~~~~~~~~~ 本 日 の 会 議 に 付 し た 事 件 日程第1から日程第13まで
~~~~~~~~~~~~~~~ 出 席 議 員(23名) 1番 緒 形 尚 君 2番 加 藤 大 悟 君 3番 黒 川 愛 君 4番 淺 野 和 昭 君 5番 吉 原 啓 介 君 6番 伊 賀 基 之 君 7番 柴 田 正 志 君 8番 妹 島 弘 和 君 9番 森 田 敏 久 君 10番 大 月 説 子 君 11番 伊 藤 義 則 君 12番 福 島 一 則 君 13番 氏 平 篤 正 君 14番 西 田 文 子 君 15番 長 尾 修 君 16番 入 澤 廣 成 君 17番 庄 司 史 郎 君 18番 小 田 康 文 君 19番 妹 尾 智 之 君 20番 岩 本 壯 八 君 21番 古 南 源 二 君 22番 中 尾 哲 雄 君 23番 森 脇 正 和 君
~~~~~~~~~~~~~~~ 欠 席 議 員( 0 名 )
~~~~~~~~~~~~~~~ 遅 参 ・ 早 退 議 員( 0 名 )
~~~~~~~~~~~~~~~ 説 明 の た め 出 席 し た 者市長 太 田 昇 君 副市長 伊 藤 敦 哉 君危機管理監 今 石 久 嗣 君 総合政策部長 木 村 辰 生 君総務部長 金 谷 健 君 生活環境部長 池 田 敏 浩 君健康福祉部長 樋 口 竜 悟 君 産業観光部長 石 井 裕 隆 君
林業政策統括監 石 原 匡 師 君 建設部長 頭 山 龍 一 君会計管理者 今 石 健 司 君
消防本部消防長 大 美 勝 君
蒜山振興局長 行 安 太 志 君 北房振興局長 大 塚 清 文 君落合振興局長 河 本 京 子 君 勝山振興局長 三 浦 祥 靖 君美甘振興局長 安 藤 紀 子 君 湯原振興局長 河 島 賢 治 君教育長 三 ツ 宗 宏 君 教育次長 武 村 良 江 君
湯原温泉病院事務部長 中 谷 由紀男 君
~~~~~~~~~~~~~~~ 事 務 局 職 員 出 席
者議会事務局長 児 玉 正 裕 君 主幹 池 田 政 師 君主査 矢 鳴 孝一郎 君
~~~~~~~~~~~~~~~ 午前9時30分 開会
○議長(小田康文君) 皆さんおはようございます。 本日、令和5年6月第4回
真庭市議会定例会が招集されまして、皆様には御参集をいただき御苦労さまでございます。 ただいまの出席議員は23名全員であります。定足数に達しておりますので、これより本日の会議を開きます。 本日の議事日程は、タブレットに配信しておりますとおりであります。 それではまず、議長報告をいたします。 3月定例会以後の諸般の報告については、タブレットに配信しておりますとおりでございます。後ほど御覧いただきたいと思います。 以上で議長報告を終わります。 次に、市長より挨拶並びに諸般の報告をお願いします。 太田市長。
◎市長(太田昇君) 皆様おはようございます。 本日ここに令和5年6月議会定例会を招集しましたところ、議員の皆様には御参集いただき誠にありがとうございます。 それでは、3月定例会での報告以降の真庭市政の主な動きを中心に申し上げます。 まず、梅雨入り、防災対策関係ですが、先月29日、中国地方の梅雨入りが発表され、洪水や土砂災害などの危険性が高まる時期となりました。湯原ダムについては、出水期を前に貯水量を減らしておく対策や、雨量が多いと予測される場合には、
旭川流域治水協定に基づき、事前放流できることとなっています。真庭市では、先月、職員参集訓練と
避難所開設訓練を実施し、災害時に備えた対応の強化に努めています。 市民の命を守ることは、行政として最大の使命でありますが、防災・減災には自助、共助も欠かせません。日頃から災害に備え、情報に敏感になり、危険を感じたら迷わずに命を守る行動を取ることを改めて市民の皆様に呼びかけるものであります。 G7関係であります。 御承知のとおり、先月、
G7広島サミット(主要7か国首脳会議)が開催され、戦後77年を経て、初めて被爆地で開催された歴史的に意義深いものとなりました。G7首脳をはじめ、国際機関の長は、核の使用の惨状を肌で感じたのではないでしょうか。 私も出席した昨年の10月の平和首長会議においても、核軍縮を強力に推し進めるため、核兵器のない世界の実現に向けた活動をさらに強化していくことが確認されました。 先月に諸用務で広島を訪れた際にも、会長である松井広島市長と同様の会談をしました。 なお、同サミットの
プレスセンターには、環境省からの推薦で、真庭市の脱炭素に関する資料展示を行い、真庭の取組を世界のメディアに向けて発信しました。この資料を、本日から順次、エスパス、
GREENable HIRUZEN、中央図書館にて市民の皆様に向けて展示しますので、ぜひ御覧いただきたい。脱炭素の取組、さらに核のない世界平和の大切さについて理解を深めていただければと思います。
新型コロナウイルス関係であります。 新型コロナについては、感染症法上の位置づけが2類から5類に変更され、マスクの着用も原則個人判断となり、全国各地でにぎわいが戻ってきており、真庭市においても、蒜山の観光や各種のイベントで同様の傾向が見られ、喜ばしい傾向であります。引き続き自主的な感染対策を取りつつ、これから迎える本格的な
アフターコロナに向け、インバウンドを含めた観光振興を強化し、地域経済の活性化に向けた取組に一層力を入れてまいります。
物価高騰対策ですが、
物価高騰対策については、エネルギー、食料品価格等の高騰の影響を受けた市民や事業者への支援に迅速に着手し、4月補正予算並びに5月補正予算についてもスピード感を持ちつつ、効果的な執行に努めています。 今定例会においても、
飼料価格高騰等の影響を受ける畜産事業者や、
エネルギー価格等の高騰の影響を受ける
医療関係事業所のための支援策を提案しており、市民生活や産業を支えるため、必要な対策を機敏に講じていく考えであります。 こどもはぐくみ
応援プロジェクトについてですが、市の重要施策として重点的に取り組むこどもはぐくみ
応援プロジェクトについては、今月1日に第3回こどもはぐくみ推進本部会議を開催し、
プロジェクト推進の5本の柱と具体的な実施内容を決定しました。今後は、この5本柱を基に、子育て現場での対話や子育てを市民と共に考えるイベントの開催など、子育てを地域で支える機運の醸成を図るとともに、
市ホームページの体系化やSNSの活用など、子育て世帯の目線に立った、より分かりやすい情報発信に取り組んでまいります。 また、保育士の確保を一層強力に進めることとし、大学等への
リクルート活動や包括連携協定の締結など、あらゆる手段で人材確保に努めるとともに、奨学金や給付制度の充実を図り、真庭で継続的に保育に携われる人を育成、支援します。 さらに、今年度掲げた64事業を着実に実行し、検証を行うとともに、今後も子育て世代の声を取り入れ、国、県の動きも注視しながら、みんなではぐくむ子育てのまちの実現に向け、全庁的に取り組んでまいります。 共生社会の実現についてですが、市民による世話人会で、共生社会とは何か、具体的に何ができるのかについて、昨年度から議論を重ねてまいりました。対話を通じ、お互いの違いを認めあう機会が大切であるとの考えから、市民の皆さんに分かりやすく伝えるための「対話による共生のまちづくり」をキーワードとした趣意書と
イメージグラフィックの作成を進めています。今後、市民会議の設立に向け、議会での議論も踏まえながら、対話の場づくりを進めていきます。共生社会は、市民一人一人の理解があって実現していくものです。趣意書を活用し、市民の皆さんに積極的な参加を呼びかけます。 では、市政の現状と最近の成果、今後の取組について、その主なものを報告いたします。 1つは、安全・安心で魅力的な地域づくりです。 SDGsの推進についてですが、真庭市を含めた県内4つの
SDGs未来都市──真庭市と岡山市、倉敷市、西粟倉村ですが──が連携し、SDGsを体感する、おかやま
SDGsオーダーメイドツアーを今年度から開催します。 また、岡山エリアにおけるSDGsの先進的な取組を一堂に集め、学びと交流の場の創出や、国内外に向けた情報発信による取組のさらなる発展を目的として、本年8月2日と3日の2日間、おかやま
SDGsフェア2023が岡山市内で開催される予定であり、真庭SDGsの普及、展開に努めてまいります。 まにこいんの普及についてですが、今年1月から運用を開始した
デジタル地域通貨まにこいんの普及は、今月8日時点で、ユーザー数は3,101人、登録事業者数は185団体であり、今年度の獲得目標である1万3,000ユーザーに対する達成率は約23%となっています。 今後のサービスの維持、向上には、ユーザー数の獲得が最大の課題であり、その対策の一つとして、
物価高騰対策として実施する
真庭くらし応援クーポン券事業に合わせて、1世帯当たり2,500円のまにこいんのポイント券を配布します。アプリのインストールや利用方法などの相談窓口を、市役所及び各振興局のほか、トマト銀行、郵便局などに設置するほか、各種会合等への訪問による相談支援を行うなど、丁寧な支援を行ってまいります。 また、ユーザーの獲得には、利便性の向上も重要でありまして、固定資産税と軽自動車税のまにこいんによる納付が可能となりましたが──全国で、まにこいんを入れて2つだけです──が可能になりましたが、チャージ機の増設、コンビニエンスストアでのチャージ、口座連携、健康ポイントとの連携などを今後進めていきます。加えて、
利用可能店舗等の増加も重要であり、商工会や真庭観光局と連携して、引き続き登録事業者の増加に努めてまいります。
次期地域福祉計画等の策定についてですが、計画期間が今年度末までとなっている真庭市
地域福祉計画など、福祉関連の4つの計画について、今年度、新たな計画の策定に取り組むこととしており、相互に整合性を図りながら、行政や関係機関も含め、全ての市民が一体となって支え合うことができる持続可能な
地域福祉実現のための計画づくりを進めます。 まにわ
権利擁護ステーションの利用状況についてですが、本年4月に設置したまにわ
権利擁護ステーションは、先月末までに電話相談が延べ50件、来所や訪問等による相談が64件あり、権利擁護に不安を抱える方のニーズの多さや相談窓口の必要性を改めて認識しました。まずは、権利擁護支援を必要とする市民から相談いただけるよう、
医療福祉関係機関や民生、児童委員をはじめとする
地域福祉関係者等との連携により、広報、周知活動を強化し、相談窓口として認知度を高めるように努めてまいります。
消費者トラブルへの対応強化についてですが、
消費生活トラブルに関する真庭市への昨年度の相談件数は349件であり、一昨年度の279件から70件増加しています。背景には、
スマートフォンの若年層への普及や成人年齢の引下げなどが考えられ、今後は中高生をはじめ、若い人たちを中心に、消費トラブルを未然に防ぐ知識を身につけるための出前講座を開催するなど、関係機関と連携しながら賢い消費者づくりを目指してまいります。 ふるさと納税の取組強化についてですが、ふるさと納税の昨年度の実績は約1万4,800件、3億1,000万円であり、一昨年度から件数で約2,300件、18%、金額で2,500万円、9%増加しています。好調が続く桃やブドウなどの果実に加え、蒜山の
ジャージー商品、湯原の温泉水など、各地の商品が持つ魅力により、関係人口が増えているものと考えます。引き続き地域の魅力を高め、関係人口の増加に努めてまいります。
真庭なりわい塾の開催についてですが、今年度で第7期となる
真庭なりわい塾は、4月の塾生募集のプレイベントや、先月開催した現地見学会に計94名の参加があり、うち20名が入塾される予定で、関心の高まりがうかがえます。昨年度、北房地区で活動する塾生が制作した阿口地域の歩みをまとめた絵本は、地元の子どもたちが楽しみながら地域を学べる教材となり、また中和地区では2年目の塾生が、古民家改修の手助けや山村留学、学童保育の受入れによる子どもの
居場所づくりに取り組み、地域の魅力的な教育環境の構築にもつながっています。今後もなりわい塾を通じて、真庭に移住し、または関係を継続してくれる人材が増えることを期待しています。
北町公園基本構想・計画策定の状況についてですが、北町公園の在り方については、昨年度から学識者を含めた北町公園の
あり方検討委員会で検討を行い、
アンケート調査や
ワークショップにより、市民の意向を把握しながら、真庭市
北町公園基本構想・計画(案)を作成しました。現在、
パブリックコメントを今月30日まで実施しています。より多くの御意見をいただきながら、魅力的な公園整備を進めてまいります。 振興局の取組について申し上げます。 蒜山振興局では、4月に、
蒜山自然再生協議会を中心として、鳩ヶ原の草原地帯54ヘクタールの山焼きが実施され、延べ100名を超えるボランティアの参加があり、草原や生態系の保全等、環境意識の高まりが伺えました。 また、整備中の自然広場、風のパレット
HIRUZENは、資材調達の遅れに伴い、やむを得ず施設の一部を来月中旬に供用を開始し、秋の行楽シーズンに向け、全面オープンを目指します。蒜山高原の新たな憩いの場の誕生により、蒜山全体の回遊効果を高めてまいります。 北房地域では、先月下旬から、備中川など、至るところで蛍の乱舞が見られ、市内外から多くの方々が観賞に来られています。今月10日には、ホタルの夕べin北房が4年ぶりに開催され、呰部商店街では多くの方でにぎわいを見せており、17日にも2回目が開催される予定です。 また、北房小学校では、長年にわたり蛍学習に取り組んでおり、地域の方々からの話を聞き、蛍マップの作成やカワニナの備中川への放流など、蛍の保護や水辺の環境について学び、蛍の生息環境の保護意識と郷土愛が育つ確かな手応えを感じています。 落合地域では、吉地区の吉縁起村協議会(農村RMO)が、吉地区将来ビジョンを策定し、ビジョン実現のための実証事業がスタートしました。この事業には、地域活動のDXを推進する若者組織、
一般社団法人Gadget Creationsが、
農地情報GISによるデジタル化に向けて支援をしています。 また、水稲農業の新たな取組を始めている吉地区と3つの農事組合法人でつくる、
真庭プリンセスサリー生産振興協議会では、昨年の約4倍の4ヘクタールに
長粒種米プリンセスサリーを作付し、本格的な生産を開始しています。 久世地区では、子どもや子育て世代が新しい音楽、文化に直接触れる機会をつくろうと、
地域おこし協力隊が中心となって、今月10日にエスパスホールで第1回まにわMUSIC DAYが開催され、市内外からの多くの人でにぎわいました。地域を超えた交流が生まれ、音楽によるつながりが観光誘客の新たなコンテンツとなりました。 また、樫邑地域では、小学生が地域に出向き、ミツマタのしじり体験──薄皮を剥ぐ体験ですけども──や、住民から地域の歴史を学ぶ樫邑学など、小学生と地域住民相互の交流体験が盛んに行われています。 勝山地域では、主に就学前の乳幼児を持つ保護者とその子どもたちが気軽に集い、交流を図ることを目的とした、市内6か所目となる勝山つどいの広場やまっこを4月に開設しました。開設から約2か月間で延べ330人の親子に利用いただいており、市としても引き続き多くの子育て世代に利用していただけるよう支援してまいります。 美甘地域では、ゴールデンウイーク中の
クリエイト菅谷の宿泊利用客が749名と、大勢の利用者でにぎわいました。魚のつかみ取りや釣堀など、従来の体験メニューに加え、大手釣具店の協力による釣り教室の開催や、郷土の食材を生かした特別メニューの提供など、施設の魅力を高める新たな取組が始まっています。 湯原地域では、二川で先月5日に、子どもの
居場所づくりの取組として、
ペーパーグライダー教室&ミニ四駆
ワークショップを開催し、地域内外から21人の親子連れが集まり、み
らいづくりセンターの活動が広がっています。 また、社地区では、先月21日に、棚田での手植えによる田植体験が開催され、都市部の親子連れ15人の方に、古くから受け継がれてきた米作りの作業と食べ物の大切さを体験していただきました。 温泉街では、今年度から都市公園の整備を始める河川公園で、ハンザキ足湯が市民や大学生などの協同で制作され、カラフルなデザインのハンザキが観光客の目を引いています。 2つ目は、力強い循環型の
地域経済づくりです。
シェアオフィス蒜山ひとときの関係ですが、整備を進めてきた
シェアオフィス蒜山ひとときが先月1日にオープンしました。この施設は、
クリエーティブ産業による新たな発想や、自然や伝統文化との共生など、地域の資源を起点とした
オープンイノベーションが加速し、新たな価値創造を生み出す知的創造の拠点として位置づけております。これまでに
隈研吾建築都市設計事務所をはじめ、数団体からの利用申込みをいただいていますが、今後、都市部の企業等と連携しながら、現地を訪れる体験ツアーやイベントの企画により認知拡大を図り、湯原温泉に整備した
コワーキングスペースUffice(ゆフィス)と併せて、
アフターコロナにおける自然の中での働き方を提案し、利用促進を図ってまいります。 真庭産木材需要拡大の推進ですが、真庭産木材の需要拡大については、昨年度に引き続き、真庭産木材の特徴でもある役物の新たな需要の掘り起こしにチャレンジしてまいります。具体的には、昨年度作成したBeLINの生産体制の確立から販売までの取組を進めるとともに、市内の製材所と都市部の建築家のコラボレーションにより、新たな価値の創造と真庭の製材の多様性や活用技術、新たな発想を市内外に向けて積極的に発信してまいります。 また、広葉樹の新たな価値を創出する取組ですが、これまで広葉樹はそのほとんどがチップ等の燃料用でしたが、近年、家具用材として高まりつつある需要に的確に活用することを進めて、新たな付加価値を生み出し、林業、木材産業のさらなる活性化につなげることを目指します。昨年度から、一部の市内事業者と市外の流通事業者による試験的な取組が始まっており、市としても積極的に関わり合いを持ちながら広く展開してまいります。 森林、林業のDXの推進ですが、林業の振興には、森林の持つ多面的な価値を十分に発揮し、効率的、効果的な森林整備を行うことが求められています。本年度の新たな取組として、国の
デジタル交付金と
森林環境譲与税を活用し、森林、林業のDXを本格的に実施してまいります。森林管理の担い手が不足している中で、デジタル技術を活用することで正確な
森林資源データの収集、解析が可能となり、森林整備計画の効率的な実行が可能となります。また、
J-クレジットの創出にもつながる取組であり、森林の新たな環境価値の創出を図ります。 第74回全国植樹祭の開催についてですが、来年度、全国植樹祭が開催され、その
サテライト会場として
GREENable HIRUZENが選ばれています。今年度は、機運の醸成を図るイベントとして、蒜山地域での記念植樹や真庭市からスタートする木製地球儀の巡回展示が予定されています。また、植樹祭当日の
サテライト会場におけるプログラムや林業、
木材産業関連イベントについて、岡山県事務局や関係団体と共に協議を重ね、今回の植樹祭を一過性のイベントに終わらせることなく、真庭における林業、
木材産業活性化の契機とすべく取り組んでまいります。
久世校地跡地利活用についてですが、
真庭高校久世校地が今年度末をもって統合されることから、その跡地の取得に向け、岡山県と協議を進めてまいります。今後、外部有識者も参加する庁内の検討組織を立ち上げ、土地や建物、設備などの現況調査を行い、その結果を踏まえて、林業、木材、木造建築教育、
研究ゾーン構想をはじめ、最先端農業やDX、グリーン、さらには子育てなど、将来の真庭市発展を見据えた活用に当たってのコンセプトやゾーニングなど、市としての基本的な方針を、議会の御意見等もお伺いしながら取りまとめてまいります。 観光振興、インバウンドについてですが、
岡山台湾定期便が先月27日から毎日運航となり、
訪日外国人旅行者の来訪が急速に回復しつつあります。
アフターコロナの
インバウンド市場は、温泉、自然、ウオーキング、登山といったアクティビティーへの行動変容が見受けられる中、真庭が持つ魅力を積極的に情報発信しながら、より一層誘客につなげていきます。 また、アートを通じた観光振興を目指し、来年秋に県北12市町村で開催される「森の芸術祭 晴れの国・岡山」では、蒜山が主要会場の一つとして、作品展示や関連行事が行われる予定です。アート作品を核とした新たな周遊の創出に期待します。 3つ目は、持続可能な真庭の環境づくりです。
ゼロカーボンシティの実現とか、
エネルギー自給率100%の推進ということですが。
ゼロカーボンシティの実現に向けた取組については、市民会議での意見を踏まえ策定した真庭市
地球温暖化対策実行計画(区域施策編)が完成し、市のホームページで公表しています。今後も継続実施する市民会議や環境学習、広報媒体等を通じて、地球温暖化の影響や真庭市が脱炭素に取り組む意義など、環境意識の高揚を図ってまいります。 EV(電気自動車)の普及についてですが、その取組では、公用車として導入するEVの
市民向けシェアリングの実証を来月中に開始することとしており、EVに対する理解を促進してまいります。
エネルギー自給率100%に向けた取組についてですが、引き続き脱炭素移行・再エネ推進交付金を活用し、公共施設の屋根に太陽光発電施設を設置するPPA事業を推進します。また、現在、北房文化センターと真庭中央食育センターで太陽光パネルの設置工事が進んでおりまして、来年度には電気の直接供給が開始される予定です。市内事業者を対象に、地域エネルギー事業の実施主体となる地域新電力会社設立に向けた勉強会を始めています。 公共交通の利便性の向上についてですが、市内交通については、勝山、久世、落合地域で導入予定のAIシステムを活用したオンデマンド交通であるチョイソコの10月からの実証運行に向け、準備を進めています。 JR姫新線の利用促進については、昨年度から利用意識の向上を促すイベントなどを実施しており、本年3月5日に開催した「姫新線でゆく親子で社会見学」では、40人の募集が即日定員に達するなど、家族連れを中心に姫新線の利用ニーズがうかがえます。 また、今年度から開始した利用促進補助金を活用して、久世地域で開催した早川朝市では、来場者の姫新線利用も促進されました。 なお、姫新線は、美作追分駅までの開業が今年で100年を迎え、久世駅までは来年、中国勝山駅は再来年にそれぞれ100年を迎えます。こうした節目も積極的に捉えながら、利用を促してまいります。 高速バスについては、阪急観光バスと備北バスが共同運行していた新見大阪線は、新見市と共に運行再開の要望を続けてまいりましたが、乗務員の確保が厳しいことなどを理由に、運行会社から路線を休止する旨の説明があり、残念ながら運行再開は厳しい状況となっています。 一方、山陰から関西方面へ、日本交通が運行する倉吉大阪線、米子大阪線は、利用状況が回復傾向にあることから、通常運行に向けた検討がなされており、利便性回復に向け、早期の通常運行復帰について要望を行ったところです。 さらに、中鉄北部バスが運行する勝山岡山線も、利用状況は回復傾向であり、さらなる利用者獲得を目指し、観光需要も視野に、蒜山方面へのアクセス向上について検討してまいります。 中国横断自動車道岡山米子線4車線化の進捗ですが、昨年3月に全線4車線化が決定し、順次、着実に事業が進められていますが、このうち岡山自動車道は、有漢トンネル南側の工事が本年夏に完成する見込みで、真庭市内の区間は全て4車線となることから、残る2車線区間の早期4車線化に向けた取組を進めてまいります。 また、米子自動車道は、市内最後の2車線区間である蒜山インターから江府インター間4.7キロの4車線化工事が昨年度着手され、現地工事も始まりました。岡山米子線の全線4車線化については、NEXCOへの協力などにより、早期完成への取組を進めてまいります。 道路愛護活動の状況ですが、市道の安全確保と地域景観の維持、快適な生活環境を守るため、昨年度から開始した道路愛護活動の道路環境整備事業の登録状況は、先月末時点で189団体、参加人数3,670人、活動路線延長372キロメートルとなっています。今後もより多くの登録をいただき、持続可能な市道管理を推進してまいります。 4つ目は、夢ある子育て、「ひと」づくりと豊かな文化づくりです。こどもはぐくみ
応援プロジェクトの関連事業ですが、まずは対象者を18歳の高校生世代まで拡充させたこども医療費給付事業を今月から開始しました。 また、新たに、妊婦及びパートナーを対象にした出産、子育てを学ぶパパ・ママクラスを先月から開始し、年間9回実施する予定であります。 さらに、今年度から利用回数の上限引上げや利用料軽減を図ったはぐくみサポーター派遣事業及び産後ケア事業の先月末までの利用者数は、昨年同期比で30人から59人と約2倍に拡大しています。 放課後児童クラブの活動場所の確保については、放課後の子どもたちの安全で健やかな
居場所づくりを一番に考え、また経済的、効率的な整備を図るため、川上小学校の改修工事と併せて、小学校内にクラブの活動場所を整備する関連議案を今定例会に提案しております。 病児保育事業については、3月末から勝山地域で新たに事業が開始され、市内で2施設の体制となり、より安心して子育てできる環境整備が進んでいます。 発達発育支援センターの取組状況ですが、昨年4月に開設した発達発育支援センターには、1年間で延べ約1,100件の相談が寄せられました。また、就学前の幼児を対象とした通所支援には約80名の利用があり、一人一人に合った支援を提供しています。センターでは、今年度から園や学校に出向いた相談体制を強化し、通所支援は個別での療育体制を充実させており、発達相談はもとより、集団生活や社会生活での困り事や進学、就労に関することなど、幼児期から成人期までの幅広い世代の相談に、園や学校などの関係機関と連携を取りながら必要な支援をつなぎ、丁寧な対応を心がけてまいります。 また、今年度から開始した医療的ケア児訪問看護レスパイト事業は、先月から利用者への支援が始まり、関係機関と連携しながら、コーディネーターの知識を持つ保健師が相談、支援に応じていきます。 教育魅力化の取組についてですが、今年度、全ての小・中学校で学校運営協議会と地域学校協働本部が立ち上がり、子どもの育ちを学校と地域が一体となって応援する体制が整いました。各中学校区での情報交換や、先進事例を学ぶ真庭市学校運営協議会連絡会を通じて、真庭市が目指すコミュニティ・スクールの姿の共有と推進を図るとともに、地域の方々や保護者に教育委員会の様子を広く公開し、顔の見える関係づくりを進めるため、地域に出向いて会議を開く取組を先月から始めたところです。 真庭高校では、同志社大学と高校大学連携や、地域産業人材の育成を目的とした協定を締結しました。市としてもこの動きに合わせて、職業専門高校としての体制のさらなる充実に向けた支援を行っていきます。また、昨年度策定したカリキュラムに、これまで取り組んできた地元農業法人との連携やビジネス探究ツアー、産業界からの外部講師授業など、マイスター・ハイスクール事業の自走化に向けた取組を進めていきます。 勝山高校では、蒜山校地の入学者数が、一昨年度の12名から、昨年度は29名に大きく伸び、今年度も30名が入学し、学校や地域の努力が効果を表しています。 学校給食では、さらなる地場産品の供給拡大を図るため、真庭食材の日を年5回、真庭特産品プラスワンの日を年6回に拡充し、生産者とのつながりや、真庭の食材を知ることで、ふるさとへの愛情を育む郷育と食育を充実していきます。 旧遷喬尋常小学校校舎保存活用計画の策定ですが、保存活用を検討中の旧遷喬尋常小学校については、保存活用計画を今年度策定します。市内で唯一の国指定重要文化財建造物である校舎の保存修理、耐震補強工事をはじめ、観光地域づくり、共生社会、脱炭素、防災機能の向上に資する具体的な取組を盛り込み、市民
ワークショップによる計画の周知にも取り組む予定です。 また、保存活用の機運を盛り上げようと活動する、旧遷喬をゆたかにする会の構成団体が、校舎を活用した久世南光亭など、魅力的なイベントを開催し、市内外から大勢の来場者を呼び込んでいます。このような市民主体の流れを市外にも広げるとともに、現存する尋常小学校校舎を有する自治体との横の連携を深めてまいります。 第2次真庭市人権教育・啓発推進指針の策定についてですが、人権教育については、複雑化、多様化する人権問題に対応するため、第2次真庭市人権教育・啓発推進指針を4月に策定しました。今後は、この指針に沿って、人権教育、啓発に関する施策を総合的、計画的に推進し、共生社会まにわの実現を目指します。 結婚推進についてですが、真庭市縁結び推進委員が、結婚を希望する方の支援として、引き合わせや婚活イベントを開催し、感謝しておりますが、昨年度は婚活イベントを年3回開催するなどして、46組の出会いの場を創出しました。今年度も、結婚を希望する市民の出会いの場づくりの取組を支援してまいります。市民の皆様の御協力も併せてお願いいたします。 5つ目は、行政、地域経営、市民目線による改革、改善ですが、人材確保の関係で申しますと、来年度の市役所の職員採用については、今月9日に前期採用試験の募集を終えたところです。求人募集サイトなどを活用した広報に加え、今年度から大学や専門学校を直接職員が訪問するなど、これまで以上に積極的な
リクルート活動に取り組んでいます。今後、選考を行いますが、何事にも積極的に取り組み、意欲を持ってチャレンジできる人材の確保を図ってまいります。 マイナンバーカード、マイナポイントの関係ですが、マイナンバーカードについては、先月末時点の申請率は85.1%、交付率は75.3%まで伸びました。マイナポイントの申請期限は今年9月末までであり、現在、ポイント対象となる多くのカード申請者に交付案内をお送りしており、休日交付やポイント申込手続のサポートも行っています。市では、これまでカードへの誤った情報登録の事案は発生しておりません。引き続き厳格かつスムーズなカード交付を進めてまいります。 業務の見直し、オンライン化についてですが、業務の見直し、効率化については、デジタル技術の発達による社会変革が進む現状において、市民生活の質の向上や行政事務の効率化を図るべく、積極的な活用に取り組んでいるところですが、マイナンバーカードを使ってオンライン上から申請できるぴったりサービスに、先月から新たに児童手当の認定申請や介護保険の支給申請など、16の事務を追加し、56の事務が登録されました。このうち、転入転出の引っ越しサービスや高額介護予防サービス費の支給申請など、27の事務は、オンラインで全ての手続ができるようにしています。引き続き業務の効率化を図り、市民生活の利便性の向上に取り組んでまいります。 ChatGPT等、生成系AIの利用についてですが、現在、ChatGPTをはじめとする生成系AIの業務上での活用検討が各自治体で始まっています。真庭市では、市民生活の質の向上や、市役所の業務効率化を図る新たなツールとして、専門家も交えながら利用の検討を進め、このたび生成系AIの基本的情報や業務利用上の課題等について検討したマニュアル及びガイドラインを作成しました。今後、これらを活用した職員研修を実施し、適正な利用を図り、働き方改革につなげてまいります。 以上、市政運営の状況につきまして、主なものを御報告しました。 なお、今定例会では、報告3件、条例や補正予算議案など8件、総数11件の御審議をお願い申し上げます。 また、諸議案の内容につきましては、日程に従い順次説明いたしますが、慎重御審議の上、適切な御議決を賜りますようお願い申し上げ、開会に当たっての挨拶と業務の報告とさせていただきます。
○議長(小田康文君) 市長の挨拶並びに諸般の報告が終わりました。 それでは、これより議事日程に入ります。 ~~~~~~~~~~~~~~~
○議長(小田康文君) 日程第1、
会議録署名議員の指名を行います。 本定例会の
会議録署名議員は、会議規則第88条の規定により議長において3番黒川愛議員、4番淺野和昭議員を指名いたします。 ~~~~~~~~~~~~~~~
○議長(小田康文君) 次に、日程第2、会期の決定についてを議題といたします。 お諮りいたします。 本定例会の会期は、あらかじめ議会運営委員会において決定しておりますとおり、本日から6月29日までの18日間とし、会期中の日程はタブレットに配信しております定例会運営予定表のとおりとすることに御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(小田康文君) 御異議なしと認めます。したがって、本定例会の会期は本日から6月29日までの18日間とし、会期中の日程は定例会運営予定表のとおりとすることに決定しました。 ~~~~~~~~~~~~~~~
○議長(小田康文君) 次に、日程第3、報告第5号専決処分の報告についてを議題といたします。 市長から提案理由の説明を求めます。 太田市長。
◎市長(太田昇君) ただいま上程いただきました報告第5号専決処分の報告については、地方自治法第180条第1項の規定により、真庭市議会の議決を経て指定された市長の専決事項として、市営住宅の管理上必要な訴えの提起について専決処分したものを同条第2項の規定により、別紙のとおり報告するものであります。 概要としてですが、相手方は、市営住宅家賃等を長期間滞納しており、再三にわたり催告しましたが、これを支払わなかったため、市営住宅の使用許可を取り消しました。使用許可を取り消したにもかかわらず、市営住宅の使用を継続し、滞納家賃等の支払いもしないことから、住宅の明渡し及び滞納金の支払いを求める訴訟を提起するものであります。 詳細については、担当者から補足の説明をさせますので、よろしくお願いいたします。
○議長(小田康文君) 市長の提案理由の説明が終わりました。 補足説明を求めます。 頭山建設部長。
◎建設部長(頭山龍一君) それでは、建設部関係の報告第5号専決処分の報告についての補足説明をさせていただきます。 タブレット001の議案集の3ページを御覧ください。 まず、専決処分の日でございますが、番号1番から4番まで全て、令和5年5月23日でございます。 番号1番の相手方につきましては、入居月は平成9年8月で、令和5年2月28日に使用許可を取り消しております。滞納金額は172万4,400円でございます。 次に、番号2番の相手方につきましては、入居月は平成9年5月で、令和5年2月28日に使用許可を取り消しました。滞納金額は132万8,800円でございます。 次に、番号3番の相手方につきましては、入居月は平成30年7月で、令和5年2月26日に使用許可を取り消しました。滞納金額は109万3,300円でございます。 最後に、番号4番の相手方につきましては、入居月は平成6年1月で、令和5年2月28日に使用許可を取り消しました。滞納金額は61万5,500円でございます。 訴えの内容でございますが、番号1番から4番まで全て、市営住宅の明渡しと滞納金額の納付を請求するものでございます。 また、訴訟提起した日は、番号1番は令和5年5月26日、番号2番から4番までは令和5年5月29日でございます。 なお、個人情報保護のため、相手方の住所氏名、市営住宅名は伏せさせていただいております。 以上、報告第5号の補足説明とさせていただきます。よろしくお願いします。
○議長(小田康文君) 補足説明が終わりました。 これより質疑を行います。 質疑はございませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(小田康文君) ないようですので、これで日程第3、報告第5号の報告を終わります。 ~~~~~~~~~~~~~~~
○議長(小田康文君) 次に、日程第4、報告第6号令和4年度(2022年度)真庭市
一般会計予算繰越明許費繰越計算書について及び日程第5、報告第7号令和4年度(2022年度)真庭市
下水道事業会計予算繰越計算書についての2件を一括議題といたします。 市長から提案理由の説明を求めます。 太田市長。
◎市長(太田昇君) ただいま上程いただきました報告第6号令和4年度真庭市
一般会計予算繰越明許費繰越計算書について及び報告第7号令和4年度真庭市
下水道事業会計予算繰越計算書についての報告2件について御説明いたします。 報告第6号の令和4年度真庭市
一般会計予算繰越明許費繰越計算書については、本年3月の第1回
真庭市議会定例会において繰越明許費の議決をいただき、歳入歳出予算を翌年度に繰り越しましたので、地方自治法施行令第146条第2項の規定により、繰越計算書を調製し、本定例会に報告するものであります。 次に、報告第7号令和4年度真庭市
下水道事業会計予算繰越計算書については、地方公営企業法第26条第3項の規定により、歳入歳出予算を翌年度に繰り越しましたので、繰越計算書を調製し、本定例会において報告するものであります。 以上でありますが、詳細についてはそれぞれ担当者から補足の説明をさせますので、よろしくお願いいたします。
○議長(小田康文君) 市長の提案説明が終わりました。 補足説明を求めます。 金谷総務部長。
◎総務部長(金谷健君) 失礼いたします。 それでは、報告第6号令和4年度真庭市
一般会計予算繰越明許費繰越計算書について補足説明をさせていただきます。 タブレット001の議案集の4ページを御覧ください。 報告第6号令和4年度真庭市
一般会計予算繰越明許費繰越計算書については、国の令和4年度補正予算に伴い、前倒しして実施中の国土調査事業をはじめ、家庭ごみ資源化促進事業のほか、蒜山自然広場整備事業、庁舎等LED化事業、災害復旧に係る事業など、16事業、総額13億7,471万9,000円を繰り越しております。一覧表のほうに、款、項、事業名ごとに金額、翌年度繰越額、右側に財源内訳を記載しております。今後とも事業の早期発注、早期完成に向け、鋭意努力してまいります。 以上、報告第6号の補足説明とさせていただきます。よろしくお願いいたします。
○議長(小田康文君) 頭山建設部長。
◎建設部長(頭山龍一君) それでは、建設部関係の報告第7号真庭市
下水道事業会計予算繰越計算書について補足説明をさせていただきます。 同じくタブレット001の議案集の8ページを御覧ください。 公共下水道事業の久世浄化センター水処理施設の改築更新工事を繰り越しております。理由といたしましては、物価高騰等によりまして、工事を委託しております日本下水道事業団の入札が不調により遅れたためでございます。その後、2月に契約に至り、8月末に完成予定でございます。財源内訳は国庫補助金等になります。 詳細につきましては、次ページの9ページにありますのでお目通しください。 以上、報告第7号の補足説明とさせていただきます。よろしくお願いいたします。
○議長(小田康文君) 補足説明が終わりました。 これより質疑を行います。 質疑のある方は報告番号を述べてからお願いします。 それでは、質疑はございませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(小田康文君) ないようですので、これで日程第4、報告第6号及び日程第5、報告第7号の報告2件を終わります。 ~~~~~~~~~~~~~~~
○議長(小田康文君) 次に、日程第6、議案第48号
農業委員会委員の任命についてを議題といたします。 市長から提案理由の説明を求めます。 太田市長。
◎市長(太田昇君) ただいま上程いただきました議案第48号
農業委員会委員の任命については、真庭市
農業委員会委員の任期が令和5年7月19日をもって満了することに伴い、同委員19名を任命したいため、農業委員会等に関する法律第8条第1項の規定により議会の同意を求めるものであります。 いずれも農業に関する知識を有している方であり、農業委員会の所管事項の処理及び農地等の利用の最適化の推進に御尽力いただけるものと考えております。 なお、任期は、令和5年7月20日から令和8年7月19日までの3年間であります。 以上でありますが、
農業委員会委員の任命について御同意いただきますよう、よろしくお願いいたします。
○議長(小田康文君) 市長の提案説明が終わりました。 それでは、これより質疑を行います。 質疑はございませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(小田康文君) ないようですので、これで質疑を終わります。 次に、委員会付託及び討論省略についてお諮りいたします。 本案は人事案件でありますので、会議規則第37条第3項の規定及び議会運営に関する決定事項、申合せ事項により委員会付託及び討論を省略し、直ちに本会議において採決することにいたしたいと思いますが、これに御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(小田康文君) 御異議なしと認めます。よって、議案第48号は委員会付託及び討論を省略し、直ちに本会議において採決することに決しました。 それでは、これより採決をいたします。 お諮りいたします。 本案は原案のとおり同意することに御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(小田康文君) 御異議なしと認めます。よって、議案第48号
農業委員会委員の任命については原案のとおり同意することに決しました。 ~~~~~~~~~~~~~~~
○議長(小田康文君) 次に、日程第7、議案第49号動産の買入れについてから日程第12、議案第54号工事請負契約の締結についてまでの6件を議題といたします。 市長から提案理由の説明を求めます。 太田市長。
◎市長(太田昇君) ただいま一括上程いただきました議案第49号動産の買入れについてから議案第54号工事請負契約の締結についてまでの議案6件についてその概要を説明いたします。 議案第49号動産の買入れについては、消防ポンプ自動車1台を買い入れるに当たり、予定価格が2,000万円以上でありますので、地方自治法第96条第1項第8号等の規定により、議会の議決を求めるものであります。 次に、議案第50号真庭市税条例の一部改正については、地方税法等の一部改正に伴い、森林環境税の賦課徴収の方法等についての規定、給与所得者の扶養親族等の申告書の記載事項の簡素化、軽自動車税種別割の区分変更等、所要の改正を行うものであります。 次に、議案第51号真庭市
地域経済牽引事業を促進するための固定資産税の課税免除に関する条例の一部改正については、岡山県が策定する
地域経済牽引事業の促進に関する基本的な計画の適用期限が延長されたことに伴い、対象施設に係る固定資産税を免除する特例措置を1年間延長するため、条例の所要の改正を行うものであります。 次に、議案第52号真庭市火災予防条例の一部改正については、対象火気設備等の位置、構造及び管理並びに対象火気器具等の取扱いに関する条例の制定に関する基準を定める省令の一部改正に伴い、急速充電設備の全出力の上限を撤廃するなど、条例の所要の改正を行うものであります。 次に、議案第53号動産の買入れについては、高規格救急自動車1台を買い入れるに当たり、予定価格が2,000万円以上でありますので、地方自治法第96条第1項第8号等の規定により、議会の議決を求めるものであります。 次に、議案第54号工事請負契約の締結については、川上小学校校舎棟予防改修工事を行うに当たり、予定価格が1億5,000万円以上でありますので、地方自治法第96条第1項第5号等の規定により議会の議決を求めるものであります。 以上でありますが、詳細についてはそれぞれ担当者から補足の説明をさせますので、御審議を賜り、適切な御議決をいただきますようよろしくお願いいたします。
○議長(小田康文君) 市長の提案理由の説明が終わりました。 補足説明を求めます。 今石危機管理監。
◎危機管理監(今石久嗣君) 失礼します。 それでは、議案第49号動産の買入れについて補足説明をさせていただきます。 タブレット001の議案集12ページを御覧ください。 購入物件は、消防ポンプ自動車1台でございます。購入車両は整備更新計画に基づき更新するもので、配備先は勝山方面隊第3分団第1部でございます。契約方法は指名競争入札で、契約金額は2,090万円です。契約の相手方は、株式会社岡山森田ポンプです。入札は令和5年4月28日に行われ、5月11日に仮契約を結んでおり、納期は令和6年3月31日でございます。なお、13ページから15ページに参考資料を載せておりますので、お目通しをお願いいたします。 以上で補足説明とさせていただきます。よろしくお願いいたします。
○議長(小田康文君) 金谷総務部長。
◎総務部長(金谷健君) 失礼します。 それでは、議案第50号真庭市税条例の一部改正について及び議案第51号真庭市
地域経済牽引事業を促進するための固定資産税の課税免除に関する条例の一部改正について補足説明いたします。 まず、議案第50号真庭市税条例の一部改正について、主な内容を御説明します。 タブレット001、議案集20ページの新旧対照表を御覧ください。 第34条の9の改正は、森林環境税の導入に伴う改正です。これは、森林整備等に必要な地方財源を安定的に確保する観点から、個人市民税の均等割の枠組みを用いて、令和6年度から市が課税徴収するものです。 次に、議案第36条の3の2の改正は、個人の市民税に係る給与所得の扶養親族等申告書で、前年度申告内容と異動がない場合には、異動がない旨の記載によることができることとするものです。 次に、27ページをお願いいたします。 第82条の改正は、軽自動車税の種別割の税率で、原動機付自転車のうち三輪以上のものの区分から、特定小型原動機付自転車、電動キックボードなどを除くことで、電動キックボードなどについては、三輪のものについても二輪のものと同様に、税率2,000円に統一するものです。 次に、28ページをお願いいたします。 附則第15条の2及び第16条の2の改正は、軽自動車税の環境性能割、種別割の賦課徴収の特例です。軽自動車税環境性能割、軽自動車税種別割について、自動車メーカーの不正行為に起因して納税不足額が発生した場合には、不正を行った自動車メーカーを納税義務者とみなして納税不足額を徴収しますが、その際に加算する割合を、現行の10%から35%に変更するものです。 次に、議案第51号真庭市
地域経済牽引事業を促進するための固定資産税の課税免除に関する条例の一部改正について御説明します。 31ページをお願いいたします。 第2条の改正は、岡山県の基本計画における促進地域内において、
地域経済牽引事業の承認要件を満たした事業に対して適用される3年間の固定資産税の課税免除につきまして、適用期間の延長を行うものです。適用期間については、岡山県の基本計画に合わせ、令和5年度末まで延長を行います。 以上、議案第50号及び議案第51号の補足説明とさせていただきます。よろしくお願いいたします。
○議長(小田康文君) 大美消防長。
◎
消防本部消防長(大美勝君) それでは、議案第52号真庭市火災予防条例の一部改正について補足説明させていただきます。 タブレット001、議案集32ページを御覧ください。 このたび、対象火気器具等の省令及び火災予防条例が一部改正されたことに伴い、真庭市火災予防条例についても同様の改正が必要となったものでございます。 内容にあっては、電気自動車等の急速充電設備による全出力200キロワットの上限を撤廃したほか、充電設備本体と充電ポストで構成されたものを分離型急速充電設備として規定したことに伴い、急速充電設備の位置、構造及び管理に関する基準の細目を改正するものでございます。 また、喫煙等に関する規定の見直しが行われ、喫煙所と表示した標識について、健康増進法に規定する標識でよいとなったほか、禁煙、火気厳禁及び喫煙所の表示については、国際標準化機構または日本産業規格に適合した標識でよいとされました。 続きまして、議案第53号動産の買入れについて補足説明をさせていただきます。 議案集41ページを御覧ください。 購入物件は高規格救急車1台で、車両更新計画に沿って計画をいたしました。購入後は、湯原分署に配備いたします。契約方法は指名競争入札で、契約金額は3,166万9,000円です。契約の相手方は、岡山日産自動車株式会社です。入札は令和5年5月18日に行われ、5月31日に仮契約を結んでおり、納期は令和6年3月31日でございます。なお、42ページから44ページに、参考資料を載せておりますので、お目通しいただきますようお願いします。 以上で議案第52号並びに議案第53号の補足説明とさせていただきます。よろしくお願いします。
○議長(小田康文君) 武村教育次長。
◎教育次長(武村良江君) 失礼します。 それでは、議案第54号工事請負契約の締結について補足説明をさせていただきます。 タブレット001、議案集の45ページを御覧ください。 この工事は、川上小学校校舎棟予防改修工事について請負契約を締結するものでございます。契約の方法は、指名競争入札による契約でございます。契約金額は3億2,593万円、契約の相手方は梶岡建設株式会社・鳥越工業株式会社特定建設工事共同企業体、代表者は梶岡建設株式会社でございます。 46ページ以降に、入札執行調書、平面図、立面図を添付しておりますので、併せて御参照ください。 以上、補足説明とさせていただきます。
○議長(小田康文君) 補足説明が終わりました。 ~~~~~~~~~~~~~~~
○議長(小田康文君) 次に、日程第13、議案第55号令和5年度(2023年度)真庭市
一般会計補正予算(第3号)についてを議題といたします。 市長から提案理由の説明を求めます。 太田市長。
◎市長(太田昇君) ただいま上程いただきました議案第55号令和5年度真庭市
一般会計補正予算(第3号)について、その概要を御説明いたします。 このたびの補正予算は、
エネルギー価格等高騰の影響を受けている医療、介護、福祉事業者及び畜産農家を支援するとともに、地域DXを推進するサテライトオフィスの整備や、自治会等を対象とした法務支援事業等について補正予算を計上するものであります。一般会計で1億4,055万3,000円を増額し、歳入歳出総額349億5,749万5,000円を計上しております。 以上でありますが、詳細について担当者から補足の説明をさせますので、御審議賜り、適切な御議決をいただきますようよろしくお願いいたします。
○議長(小田康文君) 市長の提案理由の説明が終わりました。 補足説明を求めます。 金谷総務部長。
◎総務部長(金谷健君) 失礼いたします。 それでは、議案第55号令和5年度真庭市
一般会計補正予算(第3号)について補足説明をさせていただきます。 タブレット003、予算資料の真庭市補正予算概要説明書6月補正の2ページを御覧ください。 歳入の主なものは、国庫支出金ではデジタル田園都市国家構想推進交付金、県支出金では飼料価格高騰緊急対策事業補助金をそれぞれ増額したほか、諸収入ではコミュニティ助成金を増額しています。また、一般財源不足を補うため、財政調整基金繰入金を増額しています。 歳出の主なものは、総務費では、コミュニティー活動支援事業、地域の安心法務支援事業、民生費及び衛生費では、医療機関等エネルギー価格高騰緊急支援事業、介護サービス事業所エネルギー価格高騰緊急支援事業、障がい福祉サービス事業所エネルギー価格高騰緊急支援事業を計上しています。また、農林水産業費では飼料価格高騰緊急対策支援事業、商工費ではサテライトオフィス整備費補助事業を計上しています。 次に、タブレット002、
一般会計補正予算書8ページを御覧ください。 第2表地方債補正につきましては、廃棄物処理施設集約化事業に充当する合併特例事業債を計上するため、限度額を増額するものです。 以上、議案第55号の補足説明とさせていただきます。よろしくお願いいたします。
○議長(小田康文君) 補足説明が終わりました。 これで本日予定しておりました議事日程は全て終了いたしました。 定例会運営予定に従い、次回は6月16日金曜日午前9時30分から本会議を開き、一般質問を予定しております。開催については、本日御出席の皆様には別途通知はいたしませんから、御了承をお願いします。 本日はこれをもって散会といたします。 大変御苦労さまでした。 午前10時40分 散会...