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09月03日-01号

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  1. 真庭市議会 2021-09-03
    09月03日-01号


    取得元: 真庭市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-05-15
    令和 3年 9月第5回定例会             真 庭 市 議 会 会 議 録             令和3年9月3日(金曜日)             ───────────────             議  事  日  程(第1号) 第 1 会議録署名議員の指名 第 2 会期の決定 第 3 報告第 6号 専決処分の報告について 第 4 諮問第 2号 人権擁護委員候補者の推薦について 第 5 議案第53号 動産の買入れについて 第 6 議案第54号 真庭市みらいづくりセンター条例の制定について 第 7 議案第55号 真庭市税条例の一部改正について 第 8 議案第56号 字の区域の変更について 第 9 議案第58号 湯原温泉民俗資料館指定管理者の指定について 第10 議案第59号 令和3年度(2021年度)真庭市一般会計補正予算(第5号)について 第11 議案第60号 令和3年度(2021年度)真庭市津黒高原観光事業特別会計補正予算(第1号)について 第12 議案第61号 令和3年度(2021年度)真庭市温泉事業特別会計補正予算(第1号)について             ~~~~~~~~~~~~~~~             本 日 の 会 議 に 付 し た 事 件 日程第1から日程第12まで             ~~~~~~~~~~~~~~~             出  席  議  員(24名)   1番  緒 形   尚 君         2番  伊 賀 基 之 君   3番  黒 川   愛 君         4番  淺 野 和 昭 君   5番  吉 原 啓 介 君         6番  福 島 一 則 君   7番  柴 田 正 志 君         8番  妹 島 弘 和 君   9番  森 田 敏 久 君        10番  大 月 説 子 君  11番  伊 藤 義 則 君        12番  加 藤 大 悟 君  13番  西 田 文 子 君        14番  氏 平 篤 正 君  15番  長 尾   修 君        16番  入 澤 廣 成 君  17番  庄 司 史 郎 君        18番  小 田 康 文 君  19番  岩 本 壯 八 君        20番  妹 尾 智 之 君  21番  古 南 源 二 君        22番  中 尾 哲 雄 君  23番  森 脇 正 和 君        24番  河 部 辰 夫 君             ~~~~~~~~~~~~~~~             欠  席  議  員( 0 名 )             ~~~~~~~~~~~~~~~             遅 参 ・ 早 退 議 員( 0 名 )             ~~~~~~~~~~~~~~~             説 明 の た め 出 席 し た 者市長       太 田   昇 君    副市長      吉 永 忠 洋 君危機管理監    池 田 敏 浩 君    総合政策部長   有 元   均 君総務部長     中 谷 由紀男 君    生活環境部長   澤 山 誠 一 君健康福祉部長   岸 本 真 治 君    健康福祉部次長  江 口 祥 彦 君産業観光部長   金 谷   健 君    建設部長     頭 山 龍 一 君会計管理者    大 熊   昭 君    消防本部消防長  大 美   勝 君蒜山振興局長   橋 本 敏 郎 君    蒜山振興局次長  行 安 太 志 君北房振興局長   上 島 芳 広 君    落合振興局長   河 本 京 子 君勝山振興局長   河 島 賢 治 君    美甘振興局長   今 石 健 司 君湯原振興局長   畦 崎 宜 久 君    教育長      三 ツ 宗 宏 君湯原温泉病院事務部長         須 田 昌 宏 君             ~~~~~~~~~~~~~~~             事 務 局 職 員 出 席 者議会事務局長   三 浦 祥 靖 君    参事       畦 崎 智 世 君主幹       氏 平   純 君             ~~~~~~~~~~~~~~~            午前9時30分 開会 ○議長(小田康文君) 皆さんおはようございます。 本日、令和3年9月第5回真庭市議会定例会が招集されまして、皆様には御参集をいただき御苦労さまです。 ただいまの出席議員は全員であります。定足数に達しておりますので、これより本日の会議を開きます。 本日の議事日程は、配信しているとおりであります。 それではまず、議長報告をいたします。 6月定例会以降の諸般の報告については、配信しておりますとおりでございます。後ほど御覧いただきたいと思います。 次に、市長から、地方自治法第243条の3第2項の規定による真庭市が出資する法人の経営状況を説明する資料、及び真庭市債権管理条例第13条第2項の規定による令和2年度真庭市債権管理条例に基づく私債権放棄報告書の提出がありましたので、配信しておりますとおり報告とさせていただきます。 それから、指定管理施設の事業実施結果に関する資料も併せて配信しております。 また、真庭市教育委員会からは、地方教育行政の組織及び運営に関する法律第26条第1項の規定により令和2年度教育に関する事務の管理及び執行の状況の点検及び評価報告書の提出がありましたので、その写しを配信しております。 以上で配信資料の確認をお願いし、報告を終わります。 次に、市長から、挨拶並びに諸般の報告をお願いします。 太田昇君。 ◎市長(太田昇君) 改めまして、皆様おはようございます。 本日ここに令和3年9月議会定例会を招集しましたところ、議員の皆様には御参集いただき誠にありがとうございます。 それでは、6月議会で報告した以降の真庭市政の主な動きを中心に報告いたします。 新型コロナウイルス感染症ですが、岡山県も8月27日から緊急事態宣言の対象地域に追加されました。真庭市においても、感染拡大地域との往来や、大人から子どもへの家庭内感染などによる新規感染者の発生が続出している深刻な状況が続いています。 このような状況の中で、最大の感染拡大防止策ワクチン接種ですが、真庭市民の接種率は8月末時点で1回目が65%、2回目が59%と国や県の平均を上回っており、医療機関の御尽力に心より感謝申し上げます。 一方で、国からのワクチン供給量が想定以上に減少しており、新規予約受付の一時見合せや、9月に予定していた集団接種の中止などをせざるを得ず、接種に悪影響が出ています。8月13日には、真庭市医師会長と私の連名で、岡山県知事宛て緊急要望書を提出し、ワクチンの確実な確保と公平な配分、スケジュールを早期に示すことを求めました。 また、この件については、岡山県市長会も動いており、8月30日に副会長である私も、会長の倉敷市長とともに伊原木知事に対して直接要望いたしました。感染の急拡大に伴い、若い世代のワクチン接種を望む声もこれまで以上に高まると予想されるため、県と市が一体となって、今後とも国に強くワクチン確保の要望をしてまいります。 このように、国へワクチン供給の増量を求めつつ、私たちが今なすべきことは、徹底した感染予防であります。市としての取組の徹底と、市民の皆様へのさらなる注意喚起を8月24日に告知放送にて発したところであります。 また、コロナ禍における暮らしの支援と経済対策ですが、プレミアム付商品券事業、真庭おもいやり事業、飲食店等コロナ対策応援事業を実施しているところであります。 プレミアム付商品券は8月23日で完売しましたが、8月末時点で真庭おもいやり事業は予算の15%を執行し、飲食店等コロナ対策応援事業は、51件の申請を受け付けています。特に真庭おもいやり事業については、市内特産品等の販売を促進したく、市民の皆様の御協力をお願い申し上げます。 さらに、感染拡大防止の緊急対策として、美作追分駅舎や富原駅舎など不特定多数の方が利用する公共施設のトイレ洋式化を実施する予定であり、本定例会に補正予算を提案しておりますので、御審議のほどよろしくお願いいたします。 今後、国や県の施策を連動させ、時宜にかなったコロナ対策を展開しながら、コロナ禍により価値観を含めた社会の変容が加速化している潮流をしっかり念頭に置いて、真庭市の未来を展望し、地域価値の向上に向けた取組も同時に進めていかなければなりません。 その一つとして、7月15日に真庭市観光文化発信拠点施設GREENable HIRUZEN」をオープンしました。オープニング式典には、議員各位や地元関係者をはじめとした市民の方々、政府関係者など、市内外の多数の方に御出席をいただき、賑々しくスタートを切ることができました。この場をお借りして厚く御礼申し上げます。 この施設は、蒜山三座や草原風景といった豊かな自然と、CLTという真庭由来の素材を活用したオブジェとが、互いに主張し合いながらも調和しており、自然との共生やサステナブルといった、新しい時代の価値観を体現するシンボルであり発信の拠点です。 加えて、文化芸術を深く味わえるミュージアムを併設しており、訪れる人に刺激と感動を与えることができる、何物にも代え難い価値あるものであると考えています。 おかげさまで、地元のみならず全国からの反響も大きく、ある著名建築家から、名作です、建築が一般市民に長く愛されていきそうなことはめったになく、同業者として羨ましく思うというメッセージをいただきました。8月末時点でミュージアムは1万2,032人、総来場者は4万8,347人と多くの方に御来場いただき、大変なにぎわいを見せています。 今後も、市内、国内のみならず、世界からも多くの方々が訪れ、観光だけでなく、新しい交流が広がり、蒜山、そして真庭の魅力が発信され、さらに多くの方々に愛される施設となるよう、皆さんと共に育てていきたいものです。 また、さらなる地域価値向上のためには、それを担う人材が不可欠です、最大の課題であります。その思いを持って、人材、人づくりの拠点、地域経済との接続ゾーンとして、大学や国、県の研究機関、木材関連事業者の誘致を目指して取り組んでいる林業・木材・木造建築教育研究ゾーン構想を検討してきましたが、第2回検討委員会を7月26日に開催しました。この委員会には、隈研吾氏をはじめ、岡山県や岡山大学、岡山県立大学、岡山理科大学のほかに、日本政策投資銀行や建築士会、住友林業など新たに5団体を会員に迎え、構想の具体的内容や中期的なスケジュール、参画大学、企業、団体が連携したインターンシップ体制の構築、会員が保有する施設設備の共同利用の推進などについて協議し、承認をいただきました。 令和5年度に予定している学外インターンシップに向けて、来年度に岡山大学と基本協定を結ぶとともに、試験的に市内でのインターンシップを開始します。令和7年度の拠点施設の本格スタートを目指し、検討委員会で承認いただいた中期スケジュールに従って、具体的な事業検討や協議調整を進めてまいります。 また、県教育委員会により市内高校複数校地解消と学科再編が進められていますが、この機会に子どもたちにとって多様で魅力的な学びの環境を作らなければ、やがて真庭市内から高校がさらに減少するとの危機感を抱いています。ピンチをチャンスに変えて、県立高校の主体性に期待しながら、連携を密にして、子どもたちが大きく成長する魅力ある高校づくりを地域を挙げて応援し、市域はもちろん市外からも多くの生徒が集まるようにしていこうではありませんか。 そのために、8月10日には、真庭市総合教育会議を開催し、市の政策アドバイザーである山本健慈氏、荒瀬克己氏、山下陽子氏のほか、岡山県教育庁高校魅力化推進室長、勝山高校、真庭高校両校長にも参加いただき、魅力ある高校とはについて意見交換を行いました。子どもたち一人一人の可能性を引き出すという教育の本質こそが高校の魅力であること、地域の将来を考え、全ての市民が自分事として議論しながら、地に足のついた支援を考えることが重要であるといった御意見や御提案をいただきました。 さらに、8月28日には、中学生の保護者、高校、県、地域が高校魅力化に向け取り組むべき方向を議論するシンポジウムを開催しました。会場の入場者を限定したものの、ウェブ動画を配信したところ再生回数は8月末時点で約1,000回を上回り、高校魅力化への関心の高さを物語っています。このシンポジウムにより、市内高校がそれぞれの校地の特色を発揮し、子どもたちや保護者の方々の明確な進路目標となるよう、高校、中学、地域、行政が一体となって議論を深め、さらにその輪を広げる意気込みが参加者一同で共有されたと感じています。私も、話を伺う中で、高校の魅力化は真庭の活性化そのものであり、県と市、市長部局と教育委員会といった枠を超えて、一体的に取り組まなくてはいけない課題であり、市民と地域の課題であるとの思いを強くしたところであります。 議員はもとより、市民の皆様、子どもと真庭市の未来を描き、どのような支援ができるかを議論し、高校、地域と手を携えて、このまちに生まれてよかった、この学校なら自分の可能性が広がると思えるまちづくり高校魅力化を、ともに積極的に取り組んでまいりましょう。 それでは、市政の現状と最近の成果、今後の取組について、その主なものを報告いたします。 1つ目は、安全・安心で魅力的な地域づくりです。 防災・危機管理についてですが、8月には長期間の記録的な雨を観測し、全国各地に大きな被害をもたらしました。真庭市においても、8月としては観測以来最大の雨量を記録することになり、8月13日から15日にかけて気象庁から断続的に発せられる大雨警報を受けて、市では高齢者等避難を発令するとともに14の避難所を開設したところ、最大で38人の方の避難がありました。全国各地で甚大な被害が発生した中にあって、真庭市では、国県道の通行止めなどはあったものの、大規模な土砂崩れや河川氾濫などの災害発生には至っておらず、何より人的被害のなかったことは大変ありがたいことでした。今後とも、市民自らが判断し速やかに避難行動が取れるよう、真庭市防災マップの活用や、個々の避難経路等を明確にしたマイ・タイムライン、私の避難プランの作成を推進、支援するとともに、緊張感をもって適切な避難情報の発令に努めてまいります。 まにわ版SDGsの普及促進ですが、昨年度の第1回、第2回に引き続き、6月14日に第3回真庭SDGsミーティングを開催し、14団体22人の参加がありました。法政大学川久保教授による講義の後、グループに分かれてワークショップを行い、SDGsに対する理解を深めました。また、8月11日の第4回ミーティングには15団体21人が参加し、川久保教授の監修の下、異なる分野のパートナーが連携した新しいプロジェクトのアイデアが検討され、実現に向けた意見交換も行われました。 市民の健康づくりについては、7月18日に落合総合公園を会場にウオーキングの極意を学ぶイベントを開催し、約140名の参加がありました。これを皮切りに、今月1日から来月末にかけては、市民1日当たりの歩数を全国平均並みにしようと歩数アプリを活用した1日歩数プラス1,000歩大作戦を始めました。この大作戦には、事業所単位を含め定員を超える多数の申込みがあり、その中から50チームの方に参加いただいております。これまで運動習慣がなかった方に、手軽な運動の習慣化を図り、健康長寿社会の実現を目指してまいります。 新型コロナウイルス感染症の影響で、受注機会が減少している就労継続支援事業所を応援する真庭つながり促進事業を6月からスタートさせました。本事業は登録商品を購入された方に、購入代金の50%をキャッシュバックする事業で、8月末時点で市内6事業所、37商品が登録され、今後も新たな商品開発があれば随時追加していきます。障がいのある方への活躍支援のため、大勢の方に御購入いただきますようお願い申し上げます。 真庭市では、4月1日施行の手話言語条例に基づき、今後実施していく施策をまとめた手話言語施策ロードマップを策定しました。これらの先進的な条例や施策の取組について、7月30日に開催された一般社団法人全国手話通訳問題研究会全国フォーラムで、福祉課の手話通訳士が事例発表を行いました。市内の各種団体や企業などを対象とした出前手話教室については、8月末時点で6件の申込みがあり、聾者の方にも参画いただきながら教室を開催しています。今後もロードマップに掲げる施策を計画的に展開し、市、市民、聾者を含む当事者、事業者が一体となって、共生社会の実現を図ってまいります。 地域住民の主体的な取組により地域課題の解決を図り、地域を未来に引き継いでいくための拠点として、真庭市みらいづくりセンターを設置してまいります。地域自治活動の拠点と行政機能を併せ持ち、地元の方々が中心となって活用、運営する多機能・複合型施設として考えており、本定例会に設置条例を提案しておりますので、御審議のほどよろしくお願いいたします。 昨年度から実施している市内SDGs交流事業、まにわを知ろう!バスツアーについてですが、6月の緊急事態宣言の解除後に予約が急増しており、8月末時点で参加者が225人となっています。「GREENable HIRUZEN」の開館など新たなコンテンツも加わり、今後も利用者の増加が期待されます。市としても、事業の一層の推進、充実のため、本定例会に補正予算を提案しておりますのでよろしくお願いいたします。 真庭を元気にする活動応援事業については、8月末時点で17団体から申請があり、幼児教育講演会子育て世代向けワークショップ高校生グループ主体の学習塾などが実施されました。今後も引き続き市内団体の自主的な取組を支援し、元気で希望のある地域づくりを目指してまいります。 地域おこし協力隊については、6月と7月に各1名の隊員を加え、現在7名の隊員が活動しています。都市部の若者の目が地方に向かっている今、引き続き地域おこしや定住、定着につなげる有為な人材の獲得に取り組んでまいります。 次に、各地域の取組について、振興局ごとに申し上げます。 蒜山地域では、山焼きによって守り続けてきた草原に自生するススキを「GREENable HIRUZEN」敷地内に新設したサイクリングセンターの天井や屋根軒下の仕上げに蒜山のカヤとして使用しました。この地域の力によって生まれたカヤ材を、隈研吾氏がデザインする建築物に取り入れることで、「GREENable HIRUZEN」全体のメッセージ性を高め、地域の新たな価値の創造につなげることができたと確信しています。 また、8月から蒜山高原スポーツ公園にあるミニゴルフ場の跡地を多目的に利活用する検討を始めました。学識経験者子育て世代スポーツ関係団体、移住者、地域づくり団体行政関係者等で構成する検討委員会において、現地調査やワークショップ等を行いながら議論を深め、蒜山の魅力を満喫できる憩いの空間を整備してまいります。 昨年焼失したそばの館については、近接するホテル客も念頭に置いて再建を進めております。現在、実施設計を終え、来月初旬から工事に着手する予定で、来春のゴールデンウイークにオープンすることを目指しています。 北房地域では、新型コロナウイルス感染症の影響で1年間延期しておりました真庭なりわい塾がいよいよ始まりました。心配していた参加者も、県内を中心に23名の参加があり、8月8日に北房文化センターで入塾式を行いました。今後は、日帰り講座オンライン講座を組み合わせて、コロナ対策を講じながらカリキュラムを進めていく予定です。 また、蛍などの地域資源を活用した体験を通じて、里海や都市住民と交流する渚の交番プロジェクトが、北房観光協会が主体となって始まっています。その拠点となる施設の建設が、来年4月のオープンを目指して今月から始まる予定です。今後も、本プロジェクトを先行している備前市の団体と連携する北房観光協会をしっかり支援してまいります。 落合地域では、津田地区の「UEDA VILEGE」で、ワーケーションを活用した宿泊事業のキックオフイベントが7月に開催され、新しいメニューづくりが進んでいます。 また、縁起のよい地名を地域おこしに活用している吉縁起村では、地域が空き家をリノベーションした立ち寄り処で定期的に地元特産品の販売を始めるとともに、美咲町との境界に真庭市の案内と立ち寄り処の位置を示した看板を設置したところです。このような活発な活動を通じて、吉地区が真庭の南玄関として、市外からの人との交流と市内他地域への周遊につなげる一翼を担い、活性化することを期待しています。 久世地域では、市民団体まにワッショイが主体となり、真庭市持続可能なまちづくり拠点整備事業補助金を活用し整備した交流スペース、エキマエノマエが8月に久世駅前にオープンしました。さらに、今回の整備をきっかけに市民団体が町なか周遊などの事業も計画しており、市としてもこの動きを支援し、公民連携による久世まちなかのにぎわいや魅力アップ、交流創出のための整備に向けた取組を進めてまいります。 余野地域では、移住された方が中心となり、地元高校生地域住民と連携し、空き家をシェアハウスに改修するプロジェクトに取り組んでいます。地元をフィールドとした体験プログラムの開発や新たな空き家利活用の検討など、地域住民の機運が高まっているところです。 勝山地域では、地元有志による実行委員会が、旧富山小学校を活用して、地域に縁のある絵画彫刻などの文化作品を展示する杜のアート展を企画しており、10月の開催に向けて準備が進んでいます。また、勝山小学校勝山中学校の児童・生徒がまちに出て、地域で暮らす人、働く人に話を聞く聞き書き隊の計画が進んでいます。世代を超えてお互いが顔の見える関係を築き、自分たちの住むまちをもっと好きになるような雰囲気が生まれています。 美甘地域では、7月に例年開催していた従前形式の夏まつりは中止となりましたが、地域づくり委員会が中心となり、地域を元気にしよう、美甘が元気な様子を発信しようと花火を打ち上げ、ウェブ動画配信を行うなど、地域で創意工夫した美甘夏まつりが7月24日に実施されました。今後も地域づくり委員会美甘ワカモノアクション会議などが行う地域の主体性を生かした美甘らしい地域活性化の取組を支援してまいります。 湯原地域では、新型コロナウイルス感染症の影響によりイベント開催が困難な中、露天風呂の日にちなんで626発の花火を打ち上げ、地域の方や宿泊客の方に楽しんでいただきました。 社地区では、式内八社の歴史的価値を確認するシンポジウムを11月初旬に開催する予定です。中世の歴史を色濃く残す社の史跡について専門家を招聘し、歴史的価値を共有し、全国に発信してまいります。 二川地区では、地域の人々が漫画を活用した地域づくりを進めており、岡山理科大学や武庫川女子大学の学生が参画したワークショップでは、地域の特性を生かした多くの意見が出されました。今後、二川地区には真庭市初のみらいづくりセンターの設置も予定しており、住民主体の特色ある地域づくりを市としても支援してまいります。 2つ目は、力強い循環型の地域経済づくりです。 7月15日に「GREENable HIRUZEN」がオープンして以来、コロナ禍や長雨にもかかわらず大勢の方に来場いただき、にぎわいを見せています。1か月で来場者は約4万8,000人、ミュージアムには1万2,000人を超える入場者があり、GREENableブランドの商品を販売しているショップでは予想を上回る売上げがあり盛況です。今後とも、気を緩めることなく引き続きその魅力を発信し続け、新たな来訪者の獲得だけでなく、再び訪れていただける施設として絶えず成長するよう、関係者とともに努めてまいります。 また、例年9月下旬に開催している海の市・山の市ですが、今年度はコロナ禍ということも考慮しつつ、新たな発展形態を目指すこととし、9月25日から26日の2日間、蒜山地域で4つの会場に分散し、海山マルシェとして開催することで準備を進めてまいりましたが、コロナ感染症の動向を踏まえ10月に延期する方向で調整しています。 林業振興については、4月から美甘(鉄山)地区のモデル林(約6ヘクタール)において本格的にスタートした森林経営管理制度のさらなる推進のため、同地区の山林所有者を対象に説明会を開催し、制度や事業内容等について改めて森林所有者の方へお知らせし、意見交換を行いました。現在は森林所有者約170名(400ヘクタール)の方を対象に、森林の経営管理について意向調査を行っています。今後は、意向調査の結果を基に、森林の集約化の可能性や経営が成り立つ山林の選定を行い、条件の整った山林から順次経営管理を受託してまいります。 真庭産材の需要拡大については、8月末時点で新築木造住宅補助金18件、リノベーション補助金19件、CLT利用補助金1件の申請があり、ウッドショックの影響は大きくは表れておりません。 また、公共建築物等における木材の利用の促進に関する法律が、脱炭素社会の実現に資するための建築物等における木材の利用の促進に関する法律という名前に改正され、従来の公共建築物だけでなく、民間建築物についても木造化、木質化を促す内容となっており、この10月1日に施行されます。念願がかないました。これを武器に、多様な分野における木材需要の拡大を図り、森林の適正整備と林業の持続的発展につなげていかなければなりません。行政とともに、林業、木材関係者が主体的に一層奮起されることを期待しています。なお、今月下旬以降に、法改正に直接携わった林野庁の方をお招きし、講演会を開催するとともに、林業、木材関係者で意見交換を行い、そのような決意を固める場にしてまいります。 広葉樹をバイオマス燃料として活用するエネルギーの森づくり事業については、広葉樹の伐採搬出支援により、7月末時点で2,248トンの搬出があり、449万円の支援を行っているところです。この事業については、当初の想定を大幅に上回る量の搬出があり、本定例会に補正予算を提案しておりますので、御審議のほどよろしくお願いいたします。蒜山地区での実証実験では、今までにドローンを活用した空撮を実施したところであり、新たに開発した高性能林業機械の導入により、10月頃から本格的な伐採作業に取りかかる予定です。現地からチップ工場までの搬出に経費がかかりますが、伐採の効率化により事業化が図られると期待しています。 また、再生可能エネルギー自給率100%を目指した第2バイオマス発電所の実現に向けて、市内の関連事業者をはじめとした関係者との意見交換や勉強会を行い、課題の洗い出しやその解決策について検討を行っているところです。とりわけ、燃料の継続的な確保が最大の課題でありますが、関係者と一緒に知恵を絞って、年度内には一定の方向性を見いだしたいと考えています。 有害鳥獣対策ですが、7月末時点の捕獲は、イノシシが392頭、ニホンジカが307頭、ニホンザルが6頭です。今年度はニホンジカの捕獲が昨年度の同時期に比べ1.6倍で、特に湯原、蒜山地区での捕獲数が伸びています。今後も引き続き猟友会と連携し、有害鳥獣の捕獲に取り組んでまいります。また、ニホンジカの捕獲頭数の増加に伴い、ジビエカーの出動回数も148件と、昨年度の同時期に比べ2倍となっています。1日に複数回の出動や処理を行うことも珍しくない状況となっています。さらに8月からは、ひまわり館の施設の一部を加工施設として活用し、池田動物園やペットフード業者等への出荷に対応しています。 猿対策については、昨年度末に実施した市の調査により、群れの頭数増加が判明したため、捕獲おりの規模を拡大する補正予算を本定例会に提案しています。群れの調査は本来岡山県の役割でありますので、毎年実施することを県に対して強く申し入れる一方で、市としても実施主体である地域と連携し、猿対策をさらに強化してまいります。 農林災害については、6、7月の梅雨前線豪雨のほか、8月の台風9号及び秋雨前線豪雨により被災した箇所の早期復旧を目指すため、本定例会に補正予算を提案しておりますので、御審議のほどよろしくお願いいたします。 3つ目は、持続可能な真庭の環境づくりです。 真庭市では、令和2年3月に二酸化炭素排出実質ゼロを目指すゼロカーボンシティを宣言しました。二酸化炭素排出実質ゼロを実現するには、再生可能エネルギーの導入や活用が必須であるとともに、生活のクオリティを確保しつつ電力消費を減少させることが重要です。そのため、8月から真庭市の再生可能エネルギーのポテンシャルや導入目標などを検討する戦略策定業務に着手しました。また、COOL CHOICE、賢い選択の啓発を強め、ペットボトルや使い捨てプラスチックの使用を減らすなど、脱炭素型の生活スタイルを進めていきます。さらに、公共施設、街路灯、防犯灯などのLED化も推進しています。 令和3年度の環境省の海ごみ対策事業ローカル・ブルー・オーシャン・ビジョン推進事業の実施自治体に真庭市が選定されました。この事業は、自治体と企業等が連携して海ごみの回収、発生抑制を目指すもので、全国で5つの自治体が選定されましたが、海に面していない内陸部の自治体としては真庭市が唯一です。今後、真庭商工会や真庭観光局とも連携し、川ごみ海ごみの発生源となる使い捨てプラスチックの使用を抑制する取組を進めていきます。 さらに8月1日には、北房の四季彩湖周辺で里山真庭エコマルシェを開催しました。四季彩湖でカヌーを使ったごみの回収やごみ拾いをSNSを使って見える化するなど、ごみ削減につながるイベントとしました。今後も引き続き、旭川の上流に位置する自治体のプライドとして、海ごみの原因になる川ごみを発生させない取組を行ってまいります。 また、再生可能エネルギーを利用した発電事業という口実で、自然や生活環境の破壊、災害の誘発につながる営利事業を実施しようとする動きが全国に見られます。真庭市域で、このような動きを許すわけにはまいりません。悪質な動きに対しては、良識ある市民世論を背景に、県をはじめ様々な機関と連携し、あらゆる手段を駆使して阻止する姿勢であることを宣言するとともに、このような目的を持って全国2番目に制定した真庭市自然環境等と再生可能エネルギー発電事業との調和に関する条例を改正し、まずは蒜山地域の自然環境を守るための抑制区域の拡大を進めてまいります。 現在、改正内容等について、審議会へ諮問するとともに、パブリックコメントを実施して広く市民の皆様からの意見をお待ちしています。なお、市民の納得できる再生可能エネルギーの導入については、引き続き積極的に対応する方針に変わりないことも申し添えます。 市道の舗装長寿命化については、本年度予定している22路線のうち、約20路線の設計が完了し、工事に着手しています。今後も計画に基づき事業を進め、道路交通の安全を確保してまいります。 また、橋梁の長寿命化については、3橋の調査設計を発注しました。また、213橋の道路法に基づいた点検も進めており、こちらも計画に基づき事業を進め、安全性の確保と維持管理コストの軽減、平準化に努めてまいります。 6月から8月に発生した豪雨災害では、道路のり面や路肩の崩壊、河川護岸の侵食等があり、早期復旧のため、本定例会に補正予算を提案しておりますので、御審議のほどよろしくお願いいたします。 下水道事業については、隈研吾氏に協力いただき「GREENable HIRUZEN」にデザインマンホールを設置するとともに、真庭市では初となるマンホールカードを制作し、8月17日から当施設で配布しており好評を博しています。このマンホールカードの企画により、楽しみながらサステナブルな暮らしの在り方や水の循環などを支える下水道への関心を深めていただくことを大いに期待しています。 4つ目は、夢ある子育て、人づくりと豊かな文化づくりです。 幼児教育施設についてですが、子ども・子育て支援政策全般や喫緊の課題である施設の整備等について審議していただくため、有識者や保護者の方に参画いただき、真庭市子ども・子育て会議を7月に設置しました。これまでに3回会議を開催し、真庭における幼児教育施設の現状、課題を共有し、新たな民間事業者の参入も含め、久世地域における幼児教育施設の整備について協議していただきました。今後、鋭意検討を進めてまいります。 放課後児童クラブについては、学校の施設内を活用する方針の下、新たに湯原小学校の空き教室を活用することになりました。7月26日に保護者への説明を行い、現在改修を進めています。 学校教育では、SDGsの理解促進に向けた取組として、市内の全小学校がバイオマスツアーを予定しています。既に8月までに5校が実施しており、コロナの状況を考慮しながら、今後も見学や体験を通じてSDGsについての学びを深めてまいります。 落合学校給食共同調理場の建設については、8月末に建屋が竣工し、外構工事も順調に進んでおり、予定どおり来年3月に開所できる見込みです。 また、学校給食では、6月から7月にかけて真庭食材の日と真庭特産品プラスワンの日を実施しました。真庭特産品プラスワンの日では、生産者の方が食品の説明や製品づくりへの思いを話す場を設け、児童・生徒が真庭の特産品や産業について学ぶ機会を作ることができました。また、真庭食材の日へ参加する生産者は50社を越え、プラスワンへ参加する特産品製造者は20社まで増えており、地域循環経済の促進と地産地消の推進につながっています。引き続き、学校給食を通じて郷育を推進することで子どもたちの地域への愛情を育んでまいります。 令和5年度の開始を予定している小・中学校の図書館と市立図書館の蔵書データの一元化については、7月14日の草加部小学校を皮切りに、今年度のデータ化作業を開始しました。地域ボランティア、学校及び市立図書館が力を合わせ、地域協働で子どもたちの読書環境や学びの場を整備していきます。 蒜山地域に伝わる国指定重要無形民俗文化財大宮踊が、ユネスコの無形文化遺産に登録される国内候補に選ばれています。登録決定は令和4年11月の予定ですが、真庭市では登録への機運を醸成するため、津山工業高等専門学校と連携し、コンピューターグラフィックによるイメージキャラクターの作成に取り組んでいます。完成後は仮想空間でも大宮踊に触れることができ、大宮踊のさらなる知名度アップと若い人へのPRにつながるものと期待しています。 東京2020オリンピック・パラリンピックが開催され、選手たちの全力で競い合う姿に日々感動しております。真庭市も、全国のドイツのホストタウンと連携し、8月2日から8月8日までをドイツウイーク2021と位置づけ、ボッチャ体験やドイツの絵本オンライン読み聞かせ交流会を開催しました。これまでも、ドイツのパラリンピアンとの交流や学校授業、ユニバーサルスポーツフェスティバルや、ユニバーサルデザインに配慮したトイレの施設整備など、共生社会の実現に向けた取組を行ってきました。今後も、オリンピック・パラリンピックレガシーとして、子どもから高齢者、障がいのある方まで、誰もが一緒に楽しむことができる取組を行ってまいります。 5つ目は、行政、地域経営、市民目線、改革、改善についてです。 7月19日に、真庭高校落合校地で、市長と話そう!を開催し、真庭高校普通科3年生12名と意見交換を行いました。共生社会や教育、地域の魅力、スマート農業など自分たちの将来と真庭市の取組を関連させた質問があり、社会の変化や市の現状、これからの変化などを交えた話をしました。このような意見交換は、高校生にとって有益であったと思いますし、私もこの高校生たちが真庭市の未来そのものであると頼もしく思いました。なお、この若者たちの顔を見ながら、コロナ禍対策という名の下で、孫の世代にまで膨大な借金を背負わせる赤字国債を発行し続けてよいのか、私たちがこの国の未来を暗くしているのではないかとの自責の念を強く抱きました。議員の皆様、市民の皆様はいかが思われますか。 また、真庭市のdX、デジタルトランスフォーメーションの推進については、地域、経済、行政の3側面を統合的に刷新、向上させていく取組と位置づけています。特に、その基盤となる行政dXの推進については、昨年度策定した真庭市dX戦略計画に基づき、まずは庁内事務の簡素化や市民手続のオンライン化、セキュリティーの強化などに取り組むため、総務省の地域活性化起業人(企業人材派遣制度)を活用し、8月からNTTビジネスソリューションズより専門人材の派遣を受けています。さらに、職員のdXマインドを育成するための研修も実施しており、今後も市民生活の向上に資する行政事務の最適化を目指して、全庁的にdX推進に取り組んでまいります。 未利用施設、公有遊休地の有効活用については、6月から旧湯原憩いの家跡地など17件、7月からは旧呰部小学校など2件の利活用提案の募集を行っています。今後も引き続き情報提供や周知を行い、処分や利活用を進めてまいります。 人事交流については、7月から国の地方創生人材支援制度を活用して、農林水産省の職員を林業・バイオマス産業課長として受け入れています。今後も幅広い分野から有為な人材を受け入れ、それぞれ培ってきた専門知識や経験を業務改善や職員の育成に生かしてまいります。 以上、市政運営の状況について、主なものを御報告しました。 なお、本定例会では、認定12件、報告2件、諮問1件、条例や補正予算議案など9件、総数24件の御審議をお願い申し上げます。 また、諸議案の内容につきましては、日程に沿い順次説明いたしますが、慎重に御審議の上、適切な御議決を賜りますようお願い申し上げ、開会に当たっての挨拶と業務の報告とさせていただきます。 ○議長(小田康文君) 市長の挨拶並びに諸般の報告が終わりました。 それでは、これより議事日程に入ります。            ~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(小田康文君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。 本定例会の会議録署名議員は、会議規則第88条の規定により議長において5番吉原啓介君、6番福島一則君を指名いたします。            ~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(小田康文君) 次に、日程第2、会期の決定についてを議題とします。 お諮りいたします。 本定例会の会期は、あらかじめ議会運営委員会において決定しておりますとおり、本日から9月27日までの25日間とし、会期中の日程は配信しております定例会運営予定表のとおりとすることに御異議ございませんか。            〔「異議なし」「異議あり」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小田康文君) 河部議員、どうぞ。 ◆24番(河部辰夫君) これは会期の決定の重要なことなんですが、我々会派の代表は誰も入っていないんで、今日初めてこのことを聞くわけなんです。少なくとも、このことは我々会派の代表を入れた会議で決定していただきたいと思うんですが、議長どう思われますか。 ○議長(小田康文君) これまでどおり議会運営委員会を開催して会期の決定を発起し、その旨全議員にワウトークを通じて事前に配信しておりますが、その時点で何も報告あるいは意見がございませんけれども、それでも御異議ございますか。 ◆24番(河部辰夫君) よろしいですか。というのは、我々議員はそれぞれ個々の権利を持っとるんですが、議会運営委員会は──今何人、6人ですかな、やられとるんは──その決定をワウトークで流すというような形では私は駄目だと思うんです。少なくとも、皆さん方の意見を吸収して、24人の合意が要ると思うんですが、会派を結成しとる一つも意味がないんです。だから、その辺についてはどういうような形でやられるかを配慮してもらわないと、ただこれでええというような形のものでは私はないと思っとんです。 ○議長(小田康文君) 議会運営委員会に御自身の会派のメンバーが一人もいないからといって、これまでの通例により議会運営委員会において決定してきた会期の決定について、これまで河部議員も議長をされているときにそのように決定してきたと思いますけれども、それでも御異議がございますか。 ◆24番(河部辰夫君) よろしいですか。私は、長いこと議会運営委員会を当初からやってきてるんでよく分かってるんです。ですから、それぞれの会派の人にお願いという形を取っております。だから、今回のような形で1人会派が、選挙があったんで大勢の新人が出ておられますが、その人あたりがたくさん入っとるんで、それでやってきとるわけですが、少なくとも会派制というのはなぜかいうんです、議長はそのことは分かっとりますか、会派制はなぜ必要かということを。 ○議長(小田康文君) 会派制とは、それぞれの政策理念、思いについて、同じ方向、ベクトルを示す方々が集まってできたものであると思います。その方々が絶対に議会運営委員会に入らなければならないという通例はこれまでにございませんし、これまでそういったことを言ってきたことは一つもございません。 その中で、1人会派の方々が例えば議会運営委員会に入らないからといって議事日程の決定に異議を挟んだことは一度もございませんから、これまでの通例を崩すというような今回の発言について、私は何も取り組む気はありませんけれども、それでも駄目でしょうか。 ◆24番(河部辰夫君) 議長ね、会派制というのは、真庭市議会に最初はなかったんです。なぜそれを作ったかということになりますと、当然議会の運営をスムーズにするために作ったんですが、その根幹が私は揺るがされると思うんです。 ですから、議長は少なくとも、当然のことながら議会運営委員会はあなたの諮問機関なんで、そのことも配慮しながらやってもらわないと。ただ、真庭市議会は今、これは外野席からのいろいろな御指摘なんですが、何をやっとるのよというようなことも耳にします。 ですから、少なくとも皆さん方の理解を得るためにはどうしたらいいかということをやってもらわないと、この会期の決定も非常に簡単に思っとるんですが、重要です。これは長うなりますが、例えば今日、市長の所信表明を受けました。 ○議長(小田康文君) はい。 ◆24番(河部辰夫君) 一般質問はもう先に締め切っとるんでしょう。 ○議長(小田康文君) はい。 ◆24番(河部辰夫君) ほしたら、市長の思いを我々が一般質問で出すとかという時間もないんです。だから、重要なのは、これ市長がいいことを言うとるんですが、ここで質問してもそれに我々が受け答えをできないということになると、次の12月まで時間が経過してしまうと風化してしまうというおそれもあります。こうしたことを考えるときに、もう少しそういう点を考えたらどうかなと思うんですが、いかがですか。 ○議長(小田康文君) これまで、真庭市議会が誕生して以来、市長の所信表明があった3月定例会において、代表質問を行ってきました。市長の所信表明を受けての質問書の通告でありました。それ以外の定例会においては、今のような日程の構成でずっとやってきました。もちろん、その間に河部さんは議長もされたし、議会運営委員長もされました。その間、ずっとやってきたことを、今御自身がそのメンバーにいないからといって否定されるんですか。どうぞ。 ◆24番(河部辰夫君) 否定というよりは、やる以上はそのことを頭に置いてやってもらわないと。今、皆さん方、外野席からも指摘されとるんですよ。真庭市議会は常軌を逸しているということを言われるんで。議長は改革、改革と言うんです。でも、改革にも世の中、議会は議会のルールがあって、その形で動いてもらわないと困るということを言いたいんです。
    ○議長(小田康文君) 河部議員に申し上げます。具体的に何が駄目なのか申し上げてください。どうぞ。 ◆24番(河部辰夫君) そのことを……。 ここで、だからいうんですよ。皆さん方でやる気はありませんが、少なくともそのことに関して謙虚に考えてもらわないと、私は議会はスムーズにこれから回転しなくなるということを懸念しておりますので、そのことを注意喚起として申し上げました。 ○議長(小田康文君) 今回の河部さんの発言で十分混乱していると思いますけれども、例えば御自身の会派から一人も議会運営委員会に出られていないんであれば、例えば河部議員が所属する文教厚生常任委員会において、文教委員長あるいは議会運営委員にこのことについて協議してほしいということを申し出された例がございますでしょうか。私は一切耳にしておりませんけれども。そういった手続を経て議会運営委員会の議題として協議すべきだと思いますけれども、これは間違いでしょうか。私は正しいと思いますが。どうぞ、河部議員。 ◆24番(河部辰夫君) よろしいですか。真庭市議会は会派制を取っとるんです。なぜ会派制を取っとるか、議長分かりますか。 ○議長(小田康文君) 先ほど申し上げました。 ◆24番(河部辰夫君) 最初、真庭市議会ができたときは40人の議員がおって、いろいろ個々に意見を出すだけでまとまりがないから何とか会派制をしようとして作り上げたんですが、その会派が全然生かされてないということになりますと、議会はそれこそ無能の議会ということになる可能性もあります。それを、そのような形で、議長は皆さん方から支持されてなったんですから、議長のやることにあれこれは言いたくないんですが、少なくともあなたも、議会とは、国から県、市もそうですが地方自治体に至るまで、一つのルールをもってやっとるんです。そこの部分をよく研究していただきたいなと思うんです。これについてどう思いますか。 ○議長(小田康文君) 今回の議事日程……            (15番長尾 修君「議長、ちょっとええ」と呼ぶ) 長尾議員。 ◆15番(長尾修君) いつまでこれやるの。休憩するとか、今日、全員協議会を予定しとるでしょう、その中でやるとか。これ、テレビで生中継しとります。大勢見とります。そこを判断してください。 ○議長(小田康文君) 了解しました。 河部議員、全員協議会で、それでよろしいですか。            (24番河部辰夫君「よろしいです」と呼ぶ) はい。すみません。 それでは議事を進めます。 議事日程の決定については、先ほど河部議員から疑義がありましたけれども、この日程でよろしいでしょうか、挙手をお願いいたします。            〔賛成者挙手〕 ○議長(小田康文君) 挙手多数であります。したがって、本定例会の会期は本日から9月27日までの25日間とし、会期中の日程は配信しております定例会運営予定表のとおりとすることに決定いたしました。            ~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(小田康文君) 次に、日程第3、報告第6号専決処分の報告についてを議題といたします。 市長から提案理由の説明を求めます。 太田昇君。 ◎市長(太田昇君) ただいま上程いただきました、報告第6号専決処分の報告については、地方自治法第180条第1項の規定により真庭市議会の議決を経て指定された市長の専決事項として、市の義務に属する損害賠償の額の決定及び和解につきまして専決処分したものを、同条第2項の規定により別紙のとおり報告するものであります。 概要は、市道において横断溝の鋼製蓋が相手方車両の下部に接触し、車両の一部を損傷したものでありますが、詳細につきましては担当者から補足の説明をさせますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(小田康文君) 市長の提案説明が終わりました。 補足説明を求めます。 河本落合振興局長。 ◎落合振興局長(河本京子君) 報告第6号専決処分の報告についての補足説明をいたします。 議案集31ページの専決処分の概要書を御覧ください。 事件の概要ですが、令和3年6月11日午後5時30分頃、市道小川橋馬乗線支線を走行中の車両が横断溝の上を通過したところ、横断溝の鋼製蓋の溶接が外れて跳ね上がり、車体の下部を損傷したものです。運転手にけがはありませんでした。相手方は津山市在住の女性です。損害賠償額は13万5,718円で7月15日に専決処分を行ったもので、全額を保険で対応しています。 33ページの現場見取図を御覧ください。当該市道の支線は、国道313号線バイパス開通時の市道付け替えにより現在は行き止まりとなっているところです。事故後の対応につきましては、直ちに建設部と情報共有を行うとともに修繕しました。併せて管内市道の点検を重点的に実施しました。今後も引き続き点検を行い、安全を確認してまいります。 以上、補足説明といたします。このたびは申し訳ありませんでした。 ○議長(小田康文君) 補足説明が終わりました。 これより質疑を行います。 質疑はございませんか。 12番加藤大悟君。 ◆12番(加藤大悟君) 今、御報告いただきましたけど、今後このような事案が発生しないために、どのような対策を取るつもりでございますか。今、全路線を点検したという答えがありましたけど、真庭市は大変路線延長が長うございます。大変難しい対応が迫られると思いますけど、今後このようなことを防止するためにどのような対策を取られるかお尋ねします。 ○議長(小田康文君) ただいまの質疑に対する答弁を求めます。 頭山建設部長。 ◎建設部長(頭山龍一君) 今の議員の質問ですが、建設部としましては4月上旬に道路一斉パトロール、除雪のシーズンが終わりますので、それに伴いまして市内全域に道路一斉のパトロールをしております。また、5月末には集中豪雨の季節になりますので、当然、側溝、横断溝にわたる部分、詳細な部分の点検を実施しております。併せまして、災害復旧に係ります交通どめ等の資材の点検も実施しております。 また、今回の事案を踏まえまして、特に6月15日に再度側溝蓋の溶接の箇所を厳重に見ていただきたい旨を通達しましてパトロールを指示したところでございます。現在の段階でそういう箇所の不都合は生じておりません。 これからも、定期的に道路職員を用いまして重点パトロールを実施しまして、事故の未然防止に努めてまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(小田康文君) ほかに質疑はございませんか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小田康文君) ないようですので、これで日程第3、報告第6号を終わります。            ~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(小田康文君) 次に、日程第4、諮問第2号人権擁護委員候補者の推薦についてを議題といたします。 市長から提案理由の説明を求めます。 太田昇君。 ◎市長(太田昇君) ただいま上程いただきました、諮問第2号人権擁護委員候補者の推薦については、同委員3名が令和3年12月31日をもって任期満了となることに伴い、後任として瀬島ミチル氏、大盛陽子氏及び中島善子氏を人権擁護委員に推薦いたしたく、人権擁護委員法第6条第3項の規定により議会の意見を求めるものであります。3名は任期が満了する現人権擁護委員であり、改めて推薦するものであります。いずれの方も人格、識見が高く、広く社会の実情に精通しておられる方であります。任期は令和4年1月1日から令和6年12月31日までの3年間であります。 以上でありますが、3名の推薦につきまして御承認賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。 ○議長(小田康文君) 提案理由の説明が終わりました。 これより質疑を行います。 質疑はございませんか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小田康文君) ないようですので、これで質疑を終わります。 次に、委員会付託及び討論省略についてお諮りいたします。 お諮りいたします。 本案は人事案件でありますので、会議規則第37条第3項の規定及び議会運営に関する決定事項、申合せ事項により委員会付託及び討論を省略し、直ちに本会議において採決することにいたしたいと思いますが、これに御異議ございませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小田康文君) 御異議なしと認めます。よって、諮問第2号は委員会付託及び討論を省略し、直ちに本会議において採決することに決しました。 それでは、これより採決をいたします。 お諮りいたします。 諮問第2号人権擁護委員候補者の推薦については原案のとおり同意することに御異議ございませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小田康文君) 御異議なしと認めます。よって、諮問第2号については原案のとおり同意することに決しました。            ~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(小田康文君) 次に、日程第5、議案第53号動産の買入れについてから日程第9、議案第58号湯原温泉民俗資料館指定管理者の指定についてまでの5件を一括議題といたします。 市長から提案理由の説明を求めます。 太田昇君。 ◎市長(太田昇君) ただいま一括上程いただきました、議案第53号動産の買入れについてから議案第56号字の区域の変更について及び議案第58号湯原温泉民俗資料館指定管理者の指定についてまでの議案5件につきまして、その概要を御説明いたします。 議案第53号動産の買入れについては、全消防団員用の活動服2,400着を買い入れるに当たり、予定価格が2,000万円以上でありますので、地方自治法第96条第1項第8号等の規定により、議会の議決を求めるものであります。 次に、議案第54号真庭市みらいづくりセンター条例の制定については、公共施設を統廃合し整理した行政機能と市が認定し支援する地域自治活動拠点機能を併せた地域自治推進の公の施設として真庭市みらいづくりセンターを設置するため、真庭市みらいづくりセンター条例を制定するものであります。 次に、議案第55号真庭市税条例の一部改正については、地方税法等の一部改正に伴い、個人住民税の国外居住親族における扶養控除の取扱い及び公益社団法人等への寄附金税額控除の範囲を見直し、セルフメディケーション税制の適用期限の延長等を行うため、所要の改正を行うものであります。 次に、議案第56号字の区域の変更については、真庭市内の土地131筆について字の区域を変更するため、地方自治法第260条第1項の規定により議会の議決を求めるものであります。 次に、議案第58号湯原温泉民俗資料館指定管理者の指定については、公の施設の管理を行わせる指定管理者の指定をするため、地方自治法第244条の2第6項の規定により議会の議決を求めるものであります。 以上でありますが、詳細につきましてはそれぞれ担当者から補足の説明をさせますので、御審議を賜り、適切な御議決を賜りますようよろしくお願いいたします。 ○議長(小田康文君) 市長の提案説明が終わりました。 補足説明を求めます。 池田危機管理監。 ◎危機管理監(池田敏浩君) それでは、議案第53号動産の買入れについて補足説明をいたします。 議案集35ページを御覧ください。 購入物件は、消防団員用活動服2,400着で、現在の活動服を更新するものでございます。8月10日に条件付一般競争入札を行い、契約金額、相手方につきましては記載のとおりでございます。また、落札者とは8月17日に仮契約を締結しており、納期は令和4年3月31日までとしております。なお、入札の結果、服の概要につきましては、議案集36、37ページに参考資料を添付しておりますのでお目通しをいただければと思います。 以上、補足説明とさせていただきます。よろしくお願いいたします。 ○議長(小田康文君) 有元総合政策部長。 ◎総合政策部長(有元均君) それでは続いて、議案第54号真庭市みらいづくりセンター条例の制定についての補足の説明をいたします。 議案集の39ページを御覧ください。 この条例は、第1条にあるとおり、地域住民の主体的な取組により地域課題の解決を図り、地域の自立と共生の地域づくりを実現し、もって地域を未来に引き継いでいくための拠点とするため、真庭市みらいづくりセンターを公の施設として設置するものです。 2条で、センターの名称及び位置を掲げております。今回は、地域の公共施設の統合を前提に旧二川小学校を複合施設化、多機能化し、二川みらいづくりセンターとして条例設置するものですが、今後、他地域においても設置目的や条件に合致する施設として活用可能な施設が出てくれば、市として審査、認定した上で、本条例に新たに登載していきたいと考えております。 第3条に、センターの実施事業として3つの類型を示しております。1号は、地域課題解決に資する活動及び地域の人材育成。2号は、集会や交流活動、その他の公共活動。3号は、文化やスポーツ、レクリエーション、福祉、保健衛生、コミュニティービジネスなども含む地域振興活動、その他設置の目的を達成するために必要な事業を行うとしておりますが、全て地域の自主的な活動場所の提供というものを想定したものとしております。 次に、第4条から第6条で、センターの管理を指定管理者に行わせることができること、指定管理者の業務、指定の手続について規定をしております。 40ページにお進みください。 第7条、第8条において、施設の開館時間及び休館日等を定めておりますが、いずれも機能統合する施設の現状に合わせ、利便性を損なわないよう配慮しております。また、必要に応じて変更ができるということにしております。 次に、41ページにお進みください。 第11条から第13条に、センターの各室の使用料、使用料の減免、還付条件などを規定しております。使用料については、市の基準である原価算定方式により各室ごとに算定し、43ページになりますけれども、別表1に各部屋の使用料を明記しております。 次に15条、指定管理者による管理の場合の読替規定について規定をしております。 次に、42ページを御覧ください。 附則において、この条例の施行日を令和4年4月1日とすること、及び指定管理者の指定に関する必要な準備行為をこの条例の施行日前においても行うことができることを規定しております。 また、二川みらいづくりセンターに統合予定であります、湯原地区生活改善センター、湯原健康増進センター、二川コミュニティセンターについて、それぞれの設置条例の所要の改正を行うことを規定しております。 さらに、真庭市公共施設の暴力団排除に関する条例の改正を行い、同条例の対象となる公共施設に当真庭市みらいづくりセンターを加えることとしております。 補足の説明は以上であります。御審議のほどよろしくお願いいたします。 ○議長(小田康文君) 中谷総務部長。 ◎総務部長(中谷由紀男君) それでは、議案第55号真庭市税条例の一部改正について補足説明をさせていただきます。 改正の主な内容につきましては、新旧対照表により説明をさせていただきます。 初めに、議案集59ページを御覧ください。 59ページの第24条の第2項、それから61ページの第36条の3、それから次に62ページの附則第5条の改正になります。 この改正は、個人住民税の課税における扶養親族のうち16歳以上が対象の控除対象扶養親族について、海外に居住する30歳以上70歳未満の者で、留学生、障がい者、それから年に38万円以上の送金を受けている者以外は控除対象にしないこととするものでございます。この改正は令和6年度の課税から適用されます。 次に、議案集の59ページから61ページになります。 第37条の2の改正は、個人住民税の寄附金税額控除を見直すもので、第1項第1号のアからク、及びコに定める公益社団法人等へ寄附を行う場合、出資に関する業務への寄附については控除の対象としないこととするものです。適用は、令和4年度分の課税から適用されることになります。 次に、議案集の62ページを御覧ください。 附則第6条の改正になります。これも個人住民税における医療費控除を見直すもので、市販薬の年間購入額が1万2,000円を超える場合、その超える額について控除の対象とできる特例の適用期間を令和9年度まで延長するものでございます。 以上、補足説明とさせていただきます。よろしくお願いいたします。 ○議長(小田康文君) 頭山建設部長。 ◎建設部長(頭山龍一君) 議案第56号字の区域の変更についての補足説明をさせていただきます。 64ページを御覧ください。 令和2年度の国土調査に伴いまして、所有者並びに地目を同じくする2筆以上の土地につきまして、字の区域を変更しまして1筆にするため、地方自治法第260条第1項の規定に基づきまして、65ページから69ページにありますように、変更調書にあります左の欄に掲げる土地に係る字を右の欄に変更するものでございます。また、70ページに変更する区域の位置図をつけておりますので御覧ください。よろしくお願いいたします。 ○議長(小田康文君) 畦崎湯原振興局長。 ◎湯原振興局長(畦崎宜久君) それでは、議案第58号湯原温泉民俗資料館指定管理者の指定について補足説明をさせていただきます。 議案集では引き続き73ページになりますけれども、概要等の説明につきましては別冊にあります指定管理者議案説明資料で説明させていただきますので、資料2ページの指定議案に係る説明資料のほうを御覧いただければというふうに思います。 今回上程いたしております指定管理施設は、湯原地区にあります民俗資料館で、施設の概要は資料に記載してありますとおりでございます。指定管理者が行う管理業務でございますが、施設の運営と維持管理に関することなどが主な業務で、詳細は仕様書に明示して募集を行っております。 次に、募集方法でございますが、5名の委員による指定管理者選定審議会で非公募と決定をされ、申込みにつきましては湯原民俗資料館指定管理業務共同グループで7月21日に委員全員出席の下で選定審議会が開催をされ、1次審査では書面審査を、2次審査では申込み団体からの提案説明を受けた後、委員との質疑応答を行い、選定基準に基づいて審査を行っていただきました。 選定結果でございますが、審査点1,000点満点中668.5点、得点率が66.9%で指定管理者候補として適当であるとの答申をいただき、これを受け、市は指定管理者候補として決定をいたしました。 収支計画の概要につきましては、4ページに記載しておりますが、市が算定しました指定管理料基準額1,181万円に対しまして、候補者からの提案額は689万円でありました。 また、提案内容の概要につきましては、5ページから、選考審査に当たっての審査項目、審査の視点、配点、提案内容及び審査点を示しております。 以上、議案第58号の補足説明とさせていただきます。どうぞよろしくお願いをいたします。 ○議長(小田康文君) 以上で補足説明が終わりました。            ~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(小田康文君) 続きまして、日程第10、議案第59号令和3年度(2021年度)真庭市一般会計補正予算(第5号)についてから日程第12、議案第61号令和3年度(2021年度)真庭市温泉事業特別会計補正予算(第1号)についてまでの予算議案3件を一括議題といたします。 市長から提案理由の説明を求めます。 太田昇君。 ◎市長(太田昇君) ただいま一括上程いただきました、議案第59号令和3年度真庭市一般会計補正予算(第5号)についてから議案第61号令和3年度真庭市温泉事業特別会計補正予算(第1号)についてまでの、一般会計と2件の特別会計の補正予算議案3件につきまして、その概要を御説明いたします。 このたびの補正予算は、新型コロナウイルス予防のための環境整備や、災害復旧関連事業、国等の補助事業採択による事業等について補正予算を計上しております。 会計別では、一般会計で、3億2,029万円を増額し、歳入歳出総額327億2,474万1,000円を計上しております。昨年同期と比較して、55億558万7,000円、14.4%の減であります。特別会計では、157万2,000円を増額しております。 会計全体では、3億2,186万2,000円の増額補正を計上しており、補正後の予算総額は、534億3,825万1,000円であり、昨年同期と比較して49億6,014万6,000円、8.5%の減であります。 以上でありますが、詳細につきましてはそれぞれ担当者から補足の説明をさせますので、御審議賜り、適切な御議決をいただきますようお願い申し上げます。 ○議長(小田康文君) 市長の提案説明が終わりました。 補足説明を求めます。 中谷総務部長。 ◎総務部長(中谷由紀男君) それでは、議案第59号令和3年度真庭市一般会計補正予算(第5号)について補足説明をさせていただきます。 説明のほうは、予算資料の真庭市補正予算概要説明書9月補正の2ページを御覧ください。よろしいでしょうか。 歳入の主なものは、国庫支出金では、新型コロナウイルスワクチンの予防接種協力金支給事業に対する国庫補助事業の対象充実に伴いまして、予防接種体制確保事業補助金等を増額し、県支出金では、令和3年8月の豪雨等に伴いまして発生しました災害復旧費県補助金等を増額しております。それから、地方交付税では、交付額の決定に伴い地方交付税を増額し、繰入金では、一般財源の調整に伴い財政調整基金繰入金を減額しております。 市債は、後ほど市債補正のところで説明をさせていただきます。 歳出の主なものは、総務費では、駅舎トイレの改修費等を計上し、衛生費では勝山保健福祉センター及び久世保健福祉会館の空調を改修する費用を計上しております。 農林水産業費では、捕獲おりの増設により猿被害を防止する猿被害に強い集落づくりモデル事業等を増額し、消防費では、消防署北房分署建設地の造成工事費を増額しております。 また、災害復旧費では、8月の豪雨等の災害復旧に係る経費を計上しております。 説明の資料が替わりますので、一般会計補正予算書の10ページを御覧ください。 第2表、債務負担行為補正であります。真庭火葬場、真庭北部火葬場の運営業務について令和3年度中に委託業務者を決定する必要があること、及び湯原温泉民俗資料館の指定管理料について、いずれもその期間と限度額を定めるものであります。 次に、11ページを御覧ください。 第3表、先ほど申しました地方債補正です。合併特例事業債、災害復旧事業債を計上するに当たり限度額を増額するほか、臨時財政対策債の発行可能額の決定に伴いまして限度額を減額しております。 続いて、総務部関係の補正予算について続けて説明をさせていただきます。 資料のほうは、真庭市補正予算事務事業一覧表を御覧ください。事務事業一覧表の5ページからになります。 初めに、総務課の関係でありますが、地方公務員法の改正により市職員の定年を60歳から65歳まで引き上げることに伴いまして、制度設計や関係例規の整備に係る経費を計上しておりまして、その費用が220万円ということになっております。 次に、6ページを御覧ください。 歳入の1番地方交付税と4番の臨時財政対策債は、先ほど申しましたが交付税の決定によりましてそれぞれ増額減額をしております。 2番の財政調整基金繰入金は、普通地方交付税の決定等によりまして、一般財源の調整に伴いまして基金繰入金を減額しております。 その下の歳出、温泉事業特別会計繰出金は、配湯使用料などの減免に伴いまして繰入金を増額しております。 次に、7ページを御覧ください。 新型コロナウイルス感染症拡大を防止するため、真庭市が所有、管理するJR姫新線の駅舎のうち、美作迫分駅と富原駅のトイレを和式から洋式トイレに改修する費用として委託料349万8,000円、工事費1,650万1,000円、合計で1,999万9,000円を計上しております。 以上で議案第59号の補正概要と総務部関係の補正予算の説明とさせていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。 ○議長(小田康文君) 有元総合政策部長。 ◎総合政策部長(有元均君) それでは、続いて総合政策部関係の補正予算について補足の説明をいたします。 補正予算事務事業一覧表の3ページを御覧ください。 まず、総合政策課関係で新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金の歳入補正が1件ございます。当該交付金は、新型コロナウイルス感染症に対応した国の令和2年度第3次補正による臨時交付金です。6月補正分と今回補正します4,165万8,000円を合わせまして、真庭市の配分額4億20万1,000円、これを満額計上するものであります。対象事業は、経済対策事業、感染症対策としての衛生環境の向上事業となっておりまして、今回真庭市では市内SDGs交流事業、宿泊客の減少に対する配湯使用料の減免、保健施設、高齢者施設、駅舎等の空調設備やトイレ改修事業等に充当しており、総合政策課では歳入のみを計上しております。歳出については、今回の補正で、事業所管課が事業費として計上しておるものでございます。 次に、4ページを御覧ください。 交流定住推進課関係で、交流定住推進事業のうち市内SDGs交流事業の歳出補正を1件計上しております。当該事業は、昨年度から開始した事業でありまして、真庭市のSDGsの取組を体感していただく機会を提供することにより、SDGsへの理解を深めていただくこと、さらに地域間の交流を促進することを目的として実施しております。令和3年度当初では、新型コロナウイルス感染症の影響を考慮して、昨年当初と同程度の利用者を見込んで事業をスタートしておりましたが、4月以降、予想以上に多くの利用があり、当初予算枠に届く状況となってまいりました。さらに、7月に「GREENable HIRUZEN」の開館もあり、今後一層このようなマイクロツーリズムの動きは活発化するということが予想されますので、今回増額補正をさせていただきたいというふうに思っております。よろしくお願いいたします。 ○議長(小田康文君) 岸本健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(岸本真治君) 続きまして、健康福祉部関係の補正予算について補足説明をさせていただきます。 事務事業一覧表の10ページを御覧ください。 健康推進課関係になります。歳入1件と歳出1件でございます。歳入としまして、令和2年度新型コロナウイルスワクチンの予防接種協力金支給事業に対する国庫補助事業の対象拡大に伴いまして、予防接種体制確保事業補助金を増額補正するものでございます。 その下の歳出としましては、保健衛生施設臨時管理費でございます。勝山保健福祉センターと久世保健福祉会館の空調機器更新になります。 勝山保健福祉センターの空調機器につきましては、今年6月に機器が故障し、緊急で改修する必要があること、また当該施設は常時子どもが使用している施設であるため、新型コロナウイルスの感染症拡大防止のため機器更新を行うものでございます。 また、久世保健福祉会館の空調機器更新につきましても、前回改修から20年が経過していること、また当該施設も療育訓練事業等を定期的に実施している施設であり、新型コロナウイルス感染症拡大防止のため機器更新を行うものであります。 次に、11ページを御覧ください。 こちらは高齢者支援課関係になります。高齢者施設臨時管理費でございます。湯原保健福祉センター、特別養護老人ホームやすらぎの空調機器更新になります。湯原保健福祉センター、特別養護老人ホームやすらぎの空調機器も、現在稼働はしておりますものの、モニタリング実施の際、フィルターが落ちていることが判明するなど、機器の動作に不安がある状況であること等と、当該施設が高齢者が入居している特別養護老人ホームであることを考慮いたしまして、新型コロナウイルス感染防止のために環境整備を行うために早急な機器の更新を行うものでございます。 以上、健康福祉部関係の補足説明とさせていただきます。よろしくお願いいたします。 ○議長(小田康文君) 金谷産業観光部長。 ◎産業観光部長(金谷健君) 産業観光部関係の補正予算について補足説明をさせていただきます。 補正予算事務事業一覧表の13ページをお願いいたします。 下の表を御覧いただきまして、歳出区分1の森林循環及び低コスト施業促進整備事業は、広葉樹の伐採搬出促進事業補助金について、国産材の需要拡大などの影響で素材生産業者等が山に入る機会が増えたことで当初想定よりも大幅に広葉樹の伐採が増加したことにより、補正予算を計上するものです。広葉樹の伐採実績を増やしてノウハウを蓄積し、今後のコスト低減等につなげたいと考えております。 次に、14ページをお願いいたします。 歳出区分の1、鳥獣被害防止サポート事業につきましては、昨年度末に市が実施した群れのモニタリング調査で、捕獲対象の3つの群れについて頭数が大幅に増えていることが判明いたしました。これに対応して捕獲おりを増設する費用を計上するものです。今後も群れの状況等を注視しながら猿の対策を講じてまいります。 次に、15ページをお願いいたします。 農林土木関係の補正予算です。6月、7月の梅雨前線豪雨のほか、台風9号及び8月13日から15日の前線豪雨により被災した箇所の早期復旧を目指すため、工事請負費、原材料等の支援事業などを計上しております。主な工事箇所につきましては、別冊の補正予算事業の箇所一覧表2ページのほうに示しておりますので御確認ください。 以上、産業観光部関係の補正予算の説明とさせていただきます。よろしくお願いいたします。 ○議長(小田康文君) 頭山建設部長。 ◎建設部長(頭山龍一君) 建設部につきましての補足説明をさせていただきます。 建設課関係の補正予算は、事務事業一覧表の16ページをお開きください。 さきに説明されました農林土木課と同じで、さきの6月、7月、8月の豪雨及び台風9号によります被災を受けました道路2件、河川5件についての災害復旧費を、また倒木や汚土等の処理のための臨時管理費、それから原材料支援事業等をそれぞれ計上しております。主立った工事箇所を別冊の事業箇所位置図の3ページに記載しておりますので御覧いただきたいと思います。 以上で補正予算の補足説明とさせていただきます。よろしくお願いします。 ○議長(小田康文君) 大美消防長。 ◎消防本部消防長(大美勝君) それでは、消防本部の補正予算について補足説明をさせていただきます。 事務事業一覧表、17ページを御覧ください。 北房分署庁舎整備事業に係る建設地造成工事費3,289万7,000円でございます。工事の概要につきましては、造成土工、擁壁工、側溝工でございます。 以上で補足説明とさせていただきます。よろしくお願いいたします。 ○議長(小田康文君) 橋本蒜山振興局長。 ◎蒜山振興局長(橋本敏郎君) 続きまして、議案第60号令和3年度真庭市津黒高原観光事業特別会計補正予算(第1号)について補足説明をいたします。 補正予算概要説明書の3ページ、それから補正予算書では25ページからを御覧ください。 このたびの補正予算は、令和2年度の新型コロナウイルス感染症の影響を踏まえて指定管理料の再算定、精算等を行った結果、指定管理料返還金10万6,000円が発生したため、当年度で歳入し、それに伴い一般会計の繰入金を12万8,000円減額するものです。 これらによりまして、歳入歳出ではそれぞれ2万2,000円を減額し、歳入歳出総額1,962万2,000円を計上しております。 以上、補足説明とさせていただきます。よろしくお願いいたします。 ○議長(小田康文君) 畦崎湯原振興局長。 ◎湯原振興局長(畦崎宜久君) それでは、議案第61号真庭市温泉事業特別会計補正予算(第1号)について補足説明をさせていただきます。 補正予算概要説明書は3ページになります。それから、補正予算事務事業一覧表のほうは18ページになります。 補正の内容でございますけれども、歳入のほうでは新型コロナウイルス感染症の影響により配湯使用料1,007万2,000円を免除したため、一般会計から1,007万2,000円を繰入れしております。 また、令和2年度の決算額が確定しましたので、繰越金159万4,000円を増額いたしております。 また、歳出のほうでございますけれども、温泉事業基金積立金159万4,000円を増額いたしております。 これらにより、歳入歳出をそれぞれ159万4,000円増額し、歳入歳出総額1億2,164万8,000円を計上しております。 以上、議案第61号の補足説明とさせていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。 ○議長(小田康文君) 補足説明が終わりました。 これで本日予定しておりました議事日程は、全て終了いたしました。 定例会運営予定に従い、次会は9月8日水曜日午前9時30分から本会議を開き、一般質問を予定いたしております。 本日御出席の皆様には別途通知はいたしませんから、御了承をお願いします。 以上、本日はこれをもって散会といたします。 大変御苦労さまでした。            午前11時04分 散会...