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06月09日-04号

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  1. 赤磐市議会 2020-06-09
    06月09日-04号


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    令和 2年 6月第4回定例会           令和2年6月第4回赤磐市議会定例会会議録令和2年6月9日(火曜日)              ~~~~~~~~~~~~~~~              議  事  日  程(第4号)午前10時0分開議 第1 一般質問              ~~~~~~~~~~~~~~~              本 日 の 会 議 に 付 し た 事 件 日程第1              ~~~~~~~~~~~~~~~              出  席  議  員(18名) 1番  永  徳  省  二  君       2番  大  森  進  次  君 3番  佐  藤     武  君       4番  佐 々 木  雄  司  君 5番  光  成  良  充  君       6番  保  田     守  君 7番  大  口  浩  志  君       8番  治  徳  義  明  君 9番  原  田  素  代  君      10番  行  本  恭  庸  君11番  松  田     勲  君      12番  北  川  勝  義  君13番  福  木  京  子  君      14番  佐  藤  武  文  君15番  岡  崎  達  義  君      16番  下  山  哲  司  君17番  実  盛  祥  五  君      18番  金  谷  文  則  君              ~~~~~~~~~~~~~~~              欠   席   議   員                な         し              ~~~~~~~~~~~~~~~              説 明 の た め 出 席 し た 者市長      友 實 武 則 君        副市長     前 田 正 之 君副市長     川 島 明 昌 君        教育長     土井原 康 文 君総合政策部長  安 田 良 一 君        総務部長    塩 見   誠 君財務部長    藤 原 義 昭 君        保健福祉部長  入 矢 五和夫 君産業振興部長  是 松   誠 君        産業振興部政策監兼建設事業部政策監                                 中 山 教 浩 君建設事業部長  杉 原 洋 二 君        会計管理者   中 永 光 一 君教育次長    有 馬 唯 常 君              ~~~~~~~~~~~~~~~              事 務 局 職 員 出 席 者議会事務局長  元 宗 昭 二 君        副  参  事  黒 田 未 来 君              ~~~~~~~~~~~~~~~              午前10時0分 開議 ○議長(金谷文則君) おはようございます。 ただいまの出席議員数は18人であります。したがいまして、定足数に達しておりますので、議会は成立いたしました。 6月8日の本会議に引き続き本日の会議を開きます。 本日の議事日程につきましては、お手元に配付済みのとおりであります。 本日は昨日と同様、一般質問を行います。 質問は質問席で発言願います。初回は一括質問とし、再質問以降は一問一答といたします。質問回数は、赤磐市議会会議規則第56条ただし書きの規定により、3回を超えることを許可いたします。質問については、赤磐市議会会議規則第55条の規定により、全て簡明にするものとしております。新型コロナウイルス感染症対策のため、1人の質問時間は20分以内であります。 質問順序は、お手元に配付した一般質問通告表のとおりであります。 報道関係者の議場内での撮影及び電子機器の使用を許可しておりますので、御報告いたします。 それでは、これより日程に入ります。              ~~~~~~~~~~~~~~~ △日程第1 一般質問 ○議長(金谷文則君) 日程第1、一般質問を行います。 通告順に従いまして一般質問を許します。 まず、2番大森議員の質問を許します。 2番大森議員。 ◆2番(大森進次君) おはようございます。 それでは、通告に従いまして2点質問をさせていただきたいと思います。 まず1点目といたしまして、踏み間違いによる急発進抑制装置整備費補助金についてをお伺いしたいと思います。 令和2年4月1日より実施されているこの補助金制度について、現在の申請状況、補助した件数、金額についてなど、どのように推移しているか。 また、補助金について、国からの補助金を引いた後、市の補助金を3分の2以内、10万円を上限としているが、個人の持ち出しはどれくらいなのか。 申請から交付までの決定通知にどれくらい要するのか。 実績報告書を提出してから補助金が振り込まれるまで、どのくらいの日数を要するのか。 また、新車を購入した場合は、どのように対応しているのかの1点と。 それから2点目といたしまして、街路樹の適正管理について。 市道の街路樹について、季節に応じた段階で適正管理を行ってもらいたいが、どのように考えているのか。 季節感を持って、四季折々に応じた町並みづくりが必要だと思うが、市としてどのように考えられているのか。 新緑の季節を迎え、街路樹の緑がまぶしいきょうこのごろです。爽やかな季節、朝夕の散歩を楽しんでいられる方も多く見受けられます。このように街路樹は町の景観に寄与するとともに、住環境の確保、沿道の環境や生物多様性に保全をして、大きく貢献しています。 一方で、本市の街路樹は、植栽後、半世紀近くを迎え、老木化、大木化が進み、勢いの低下、腐敗、倒木、枝落ちなど、根の成長による舗装面の持ち上げなど、さまざまなマイナス的な問題が生じてます。 インフラについては、量から質、建設から管理への転換の時期を迎えています。街路樹についても同様にこのことが言えます。これら、市内に存在する街路樹を市民目線で、時代に即した適正管理をすることにより、今以上に安全で安心を確保するとともに、緑景観の向上、都市環境の向上、潤い、生活環境の満足度などが思われます。 今、コロナ対策で大変なときですが、厳しいときより、財政事情の中での対応であると思いますが、適正維持管理は常に必要であります。 赤磐市においても、街路樹の適正管理に今後どのように取り組まれるのか、考えをお聞かせください。 以上2点について質問します。どうぞよろしくお願いいたします。 ○議長(金谷文則君) 答弁を求めます。 友實市長。 ◎市長(友實武則君) 皆さん、おはようございます。 本日もよろしくお願いいたします。 それでは、大森議員の質問にお答えをさせていただきます。 踏み間違い急発進抑制装置整備費補助金、ちょっと長いですけども、これについてのお答えをさせていただきます。 65歳以上の高齢者を対象に、アクセルペダルブレーキペダルの踏み間違いによる事故を防止するために、今年度、新規に創設をしております。 現在の申請状況は、12件の申請の受け付けをしております。 今後につきましても、この制度を市民の皆様に御利用いただきますよう、引き続き啓発を行ってまいります。 なお、補助金の詳細な説明及びその他の御質問は、担当の部長からお答えをさせていただきますので、よろしくお願いいたします。 私のほうからは以上です。 ○議長(金谷文則君) 続いて、答弁を求めます。 塩見総務部長。 ◎総務部長(塩見誠君) それでは、私のほうからは、踏み間違い急発進抑制装置整備費補助金についての御質問にお答えをさせていただきます。 5月末時点の申請状況につきましては、12件の申請がございまして、総額といたしまして36万7,000円の補助金決定をいたしております。そのうち5件は装置の取りつけを完了し、支払い済みまたは支払い手続を行っているところでございます。 個人の負担額につきましては、取りつける装置によって金額が異なりますが、国からのサポカー補助金が条件により2万円または4万円で、これを差し引いた額の3の2を市が補助することとなっておりますので、これまで申請のあった方を例で言いますと、8,000円から1万7,000円程度の個人負担となっている状況であります。 また、国の補助対象でない事業者で取りつけた場合に、市の補助金のみとなります。この場合は、2万円程度の個人負担になっております。 次に、申請から補助金支払いまでの日数についてですが、申請をいただいてから交付決定までには1週間程度、装置を取りつけまして事業実績報告書を提出していただいてから入金までは3週間程度をいただいている状況でございます。 また、新車を購入した場合についても、後づけで装置の取りつけを行った場合は、補助対象となります。ただし、装備が標準装備された車両を新規に購入された場合につきましては、赤磐市の補助の対象にならないということになりますので、よろしくお願いいたします。 答弁は以上でございます。 ○議長(金谷文則君) 続いて、答弁を求めます。 杉原建設事業部長。 ◎建設事業部長杉原洋二君) それでは、私からは、街路樹の適正管理についての質問にお答えをします。 街路樹には季節感が味わえる良好な都市景観の形成や、緑の陰、木陰の提供、大気の浄化、火災の延焼防止などの機能があります。また、まちづくりの重要な要素として不可欠な存在でもあります。 しかし、中には、新植後、かなりの年数が経過し、老木化、大木化し、危険木となりつつあるものもございます。これらの問題に対応するため、定期的な巡回により、良好な育成が期待できるよう、樹種の変更、間伐、剪定など、適正な維持管理を行っていきたいと考えております。 以上です。 ○議長(金谷文則君) 一括しての答弁が終わりました。 続きまして、踏み間違い急発進抑制装置整備費補助金についての再質問はございますか。 2番大森議員。 ◆2番(大森進次君) ありがとうございます。 再質問ですけども、国の補助対象でない事業者とはどういった事業者なのか。例えば、俗に言うディーラーは対象で、民間の自動車整備工場は対象外なのでしょうか。となれば、赤磐市内には、国の補助金対象となる事業者はいないということなのか。それでも市の補助対象となるので、市だけの補助はいただけるということでいいのか。 また、車両を新規購入した場合、補助対象外と答弁されましたが、赤磐市が補助対象外で国の補助はあるということなのでしょうか、お聞かせください。 ○議長(金谷文則君) 答弁を求めます。 塩見総務部長。 ◎総務部長(塩見誠君) 大森議員の再質問にお答えをさせていただきます。 まず、国のサポカー補助金の事業者についてでございますが、これにつきましては次世代自動車振興協会が認定をいたしました事業者で取りつけた場合、補助金の対象となるものでございまして、岡山県でいいますと、岡山のトヨタ系の販売店さん、それから岡山ダイハツ自動車の販売店さん等がこの取りつけ事業者の対象となっております。 赤磐市内につきましては、この事業者についてはいらっしゃいませんというのが現状であります。 また、サポカー補助金の対象外になった場合についての市の補助金の取り扱いでございますが、これは対象外であろうが、対象内でありましょうが、市の補助金は適用されるものであります。 次に、サポカー補助金が標準装備されたときには、市のほうで対象にならないという形になりますが、サポカー補助金につきましては、65歳以上の方を対象に、例えば普通自動車を新車で買われた場合には、対歩行者衝突被害軽減ブレーキ及びペダル踏み間違い急発進抑制装置の両方を整備された場合、サポカー補助金として10万円が国のほうから補助されるというのが現状でございます。 以上でございます。 ○議長(金谷文則君) 大森議員、よろしいか。              (2番大森進次君「はい」と呼ぶ) それでは続きまして、街路樹の適正管理についての再質問はございますか。 2番大森議員。 ◆2番(大森進次君) ありがとうございました。 街路樹につきましては、そこに暮らす方の安らぎの場であり、日常生活の中で身近にある緑です。また、近隣の住民から親しまれています。 総合計画においても「住み続けたい、住んでみたい、訪れてみたいと思われ選ばれるまち・赤磐市」とあります。街路樹の適正管理がこれらの引き金となるのではないでしょうか。 通学路ですけども、優先的に対処していただきたい。 また、今、現状を申しますと、ネオポリスから中島におりる道のとこですけども、自転車で、コロナの影響で通学している子供たちが今、まだおります。それで、これからもふえてくると思いますし、非常に木が生い茂ってきて、街路灯が入らないっていうようなとこも見えてきております。そういった面も含めて、先ほど巡回により適正な維持管理を行うという趣旨の答弁がありましたが、行政主導ではなく、そこに暮らす人の意見をぜひ取り入れて、踏まえていただきたいなというように思います。このことについて、再度お考えをお聞かせください。 以上です。 ○議長(金谷文則君) 答弁を求めます。 杉原建設事業部長。 ◎建設事業部長杉原洋二君) 大森議員の再質問にお答えをします。 街路樹について、市民の方々それぞれに思いがあると推測をされます。地区、町内会の意見を踏まえ、地域の実情に即した策を検討してまいります。 また、市民の街路樹に対する関心を高め、街路樹の適正管理に向けての市民参加を促すなど、親しみやすい愛着のある街路樹づくりを目指していきたいと考えます。 以上です。 ○議長(金谷文則君) 大森議員、よろしいか。              (2番大森進次君「はい」と呼ぶ) それでは、以上で2番大森議員一般質問を終わります。              (2番大森進次君「ありがとうございました」と呼ぶ) 次に、9番原田議員の質問を許します。 9番原田議員
    ◆9番(原田素代君) それでは、私のほうからは、市のコンプライアンスさらにガバナンス自身が崩壊しているのではないかという認識のもと、以下お尋ねいたします。 赤磐市には赤磐市職員等による対応記録票について作成する要綱がございますが、この要綱について、赤磐市長友實さんは、今回の事案について、事案を契機に、この要綱についての認識が変わりましたでしょうか。変わったとしたらどう変わったか、お尋ねします。 次に、教育委員会の独立性と執行部の関与。 これは、教育委員会藤井次長は、本来、決まりによりますと、臨時職員の雇用は彼の権限となっています。しかし、市長、副市長以下、彼が北川議員に依頼をして段取りをつけてもらおうという案に対して、それは絶対認めない、再三にわたり市長のほうからそれをするなと言われたというふうにおっしゃっています。これは独立性に対する介入にならないのか。そのことについてお尋ねします。 それから、会計課のチェック機能ということですが、これは給食センターの主査の方が発言されておりますが、再三ミスが多かった。会計課へ提出する書類の。しかし、この10カ月間、一切そのことについて指摘がなかったとおっしゃっています。一体どうなっているのでしょうか。チェック機能がどう変わるのか、そこをお尋ねします。 それから、不正が明らかになってから、調査がかかり過ぎではないか。 三役、内田教育長、皆さんが口をそろえて、2月28日に初めて知ったとお答えになっておりますが、それから8月30日の報告書が出るまで6カ月かかっています。この長さは何なのか。どういう事態でこれだけかかったのか、御説明ください。 それから、議会への資料の提出が協力的でないのではないかと思います。 12月の段階で百条委員会が設置されて、その後1月16日、2月4日、3月12日、3回にわたり百条委員会のほうから市へ資料の提出を求めています。何で一遍に出さないんでしょう。百条委員会へ協力するとおっしゃってらっしゃった割には、特に一番最後の3月24日に出てきた資料は大変重要な資料です。これがなぜ、こちらが請求して、3回にわたって出されてきた経緯、これについてお尋ねします。 それから、職員からの議員への苦情の問題ですが、これは驚きました。アンケートだといって、非常に簡便な経緯とその職員の個人的な感情や感想が書かれてあるだけで、これが一体パワハラなのかどうかわかりません。最初に申し上げた対応記録票がつくってあれば、きちんと赤磐市議会としてもそれについて受け入れ、検討して、対応を変えられると思うんですが、あんなアンケート一つを、よくまあ議会へ出されたなと、驚きです。この職員から議員への苦情の扱いについてお尋ねをしたいと思います。 以上です。 ○議長(金谷文則君) 原田議員に申し上げますけど、百条委員会で議論してる中でのことに触れるようなことはないような形での百条委員会についての質問でお願いいたします。よろしくお願いします。              (9番原田素代君「はい」と呼ぶ) 答弁を求めます。 友實市長。 ◎市長(友實武則君) それでは、原田議員の市のコンプライアンスガバナンス等についての御質問でございます。お答えします。 対応記録票の作成についてでございますけども、赤磐市職員の職務の執行に関する提言等の記録等に関する要綱、これに一定の公職にある者等から職務に関してなされた提言、要望、意見、その他、これに類する行為を受けた職員は、対応記録票を作成し、上司に報告するものと定められております。したがいまして、これらの提言等に該当する場合には作成することとしております。 次に、教育委員会の独立性と執行部の関与についてでございますが、平成27年4月1日施行の地方教育行政の組織及び運営に関する法律の一部改正により、教育の政治的中立性、持続性、安定性を確保しつつ、地方教育行政における責任の明確化、迅速な危機管理体制の構築、首長との連携強化を図ることとなっているところでございます。また、首長と教育委員会が協議、調整を行う場として総合教育会議を設置することとし、この会議で教育の条件整備など、重点的に講ずべき施策などの事項については、協議調整を行うこととなります。 会計課のチェック機能についてですけども、確認体制として、必ず会計管理者会計課職員の二重チェックを行っています。確認内容としては、支払い伝票などの内容や金額、相手先等の住所や氏名、口座の確認、所属長や班長の検査が行われているかなどになります。間違っていればやり直しを、添付書類が不足する場合は追加の指示を行っています。 次に、調査に時間がかかり過ぎだということでございますが、調査につきましては、教育委員会の関連書類の精査や、当時雇用していました臨時職員などに対する聞き取りを行ったため、時間を要したものでございます。 議会への資料の提出が協力的ではないということでございますけども、資料提供につきましては、議長や常任委員会委員長からの提供依頼、また各議員からの情報公開請求に対しまして真摯に対応をしているところでございます。 職員から議員への苦情についてでございますけども、2月26日付で議長から答弁内容調査報告についての御依頼を受け、3月19日付で市長から回答したものでございます。 以上です。 ○議長(金谷文則君) 原田議員、よろしいか。              (9番原田素代君「議長、答弁漏れが山ほどあるんですけど、答弁で答えてください」と呼ぶ) どんどん質問してください。              (9番原田素代君「時間がないんですよ」と呼ぶ) 質問をお願いいたします。 ◆9番(原田素代君) 何のために現場で、ライブでやるかっていったら、現場で聞かれたことを現場で答えられる準備をされてるのが前提ですから。職員がつくった文書を読み上げるために市長はそこに座ってらっしゃるわけじゃないんですよ。誠実さがない。聞いてらっしゃるんで、答えてください。 重ねて質問します。 まず最初に、対応記録票の問題ですが、市長の今、お答えで、作成することとしておりますとお答えがありました。いつから作成することとしておったんですか。これ自身は、平成26年3月に改正された要綱でございます。それ以降、市長の対応記録票はないです。まして、このたびの事案について、副市長も次長も、誰もかれも書いてない。私の件は書いたようですけど、ほかの件については一切書かれていない。これについて、よく平気で言いますね。作成することとしておりますって。これについて、今回の事案がきっかけになって、認識が変わったのか、変わってないのか。変わったとしたら、どう変わってんのか、まずお答えください。 ○議長(金谷文則君) 答弁を求めます。 友實市長。 ◎市長(友實武則君) 対応記録票は、この制度がつくられたときからでございます。この対応記録票の作成に対することですけども、これが職員の負担も考えますけども、職員の判断によって作成されるものと認識しております。したがって、作成されたものは全て私、確認もさせていただいております。あえて、こういうことがあっただろうというようなことは把握もしておりませんし、指示もしておりません。あくまでも個々、職員の判断がこの作成の基準になろうかと思います。 以上です。 ○議長(金谷文則君) 原田議員、よろしいか。 9番原田議員。 ◆9番(原田素代君) 友實市長、要綱をお読みになってない。 まず、この要綱の趣旨は、そもそもここでどういうものを対象にするかということが書いてあって、その下に「一定の公職にある者等とは、次に掲げる者」と書いてます。 国会議員地方公共団体の議会の議員、地方公共団体の長、副知事及び副市町村長、アからウまでの元職、秘書、親族、代理人及びアからウまでを支援する政治団体の役員等、そして赤磐市、旧山陽町、旧赤坂町、旧熊山町及び旧吉井町の職員であった者、これだけの人が市役所に来て、職員にいろいろ話をしたら、書かなきゃならないというのが要綱です。市の職員に任せてあるということは、あなたはコンプライアンスを守ってないということになります。どうですか。 ○議長(金谷文則君) 答弁を求めます。 友實市長。 ◎市長(友實武則君) 要綱については、承知しております。しかしながら、赤磐市だけでなく、市役所の仕事というのは、やはり人との対話、あるいは相談等を受けながら業務をしております。このことについて、全部が全部対象になるものばかりではないと思っております。私も長年、職員を経験しておりますけども、その場合に全てを網羅してこの対応記録票を作成したわけではございません。その時々、その内容によって書くべきもの、そういったものを判断しながら作成するもの、しないものをそれぞれ判断して行ってまいりました。私はその職員の判断が緩ければ、それを強めるよう要請もいたしますし、その判断がきちんとできる職員を育成していきたい、そう思っております。 以上です。 ○議長(金谷文則君) 原田議員、よろしいか。 9番原田議員。 ◆9番(原田素代君) 市長は、今回の問題についてどう責任をおとりになるんですかって言ったら、コンプライアンスをしっかりと法令遵守させていきます、みずから率先していきますっておっしゃったんです。それが、職員に丸投げですか。職員が判断する必要性があったら書きゃいいし、なけりゃ書かなくていいと。じゃあ、今回のこの事案、今回のこの問題が起きたとき、要するに全ての職員の方は誰も書いてないんです、私のこと以外は。こういう問題が起きなかったんじゃないですか、対応記録票があれば。藤井さんも、安本さんも、こういう問題に、要するに泥沼に入ってしまう前に対応記録票を上げておけば、ここまでの問題にならずに解決できたんじゃないかと思いませんか。 ○議長(金谷文則君) 答弁を求めます。 友實市長。 ◎市長(友實武則君) 対応記録票の作成が、確かに連絡・相談・報告という面では大いに有効と考えます。その対応記録票をきちんと作成すること、その作成すべきもの、そうでないもの、その判断も正確にできるように職員を育成すること、これが私の大きな責任だということでございます。 今回の問題は、対応記録票にこだわらずに、連絡・報告・相談、これが一切なされていなかった。これが大きな問題の原点だと思います。そういった文書じゃなくても、口頭でも報告や相談をしていただきたかった。これができるよう、職員を育成するのが私の責任と、そういうことでございます。 以上です。 ○議長(金谷文則君) 原田議員、よろしいか。 9番原田議員。 ◆9番(原田素代君) 市長がコンプライアンスについての認識が通常ではないと。要綱がありながら、市の職員の判断に任せてる、丸投げしてるというのは、これは要綱を守る姿勢がないというふうにしか理解されません。 次に、教育委員会の問題ですけど、教育委員会が新制度になったことについてつらつらと書かれてますけど、結果どうだったんですか、うちの教育委員会は。教育長の使命って、ここに書いてあります。教育委員会を代表し、会議の主催、具体的な事務執行の責任、事務局の指揮監督者。指揮監督者じゃなかったでしょう、内田教育長は。そういう教育長を任命したのが、首長が直接教育長を任命することにより、任命責任が明確化になると書いてあるわけです。ということは、本来の責任を全うできなかった教育長を任命した市長、あなたの責任はどう思われてますか。 ○議長(金谷文則君) 答弁を求めます。 友實市長。 ◎市長(友實武則君) この件に関しては、これまでもずっと申し上げてきております。この事件が、赤磐市のコンプライアンスの徹底、あるいは職員の風通しのよい職場づくり、そういったことから、二度とこういう事件が起こらないようにすることが私の責任ということでございます。 以上です。 ○議長(金谷文則君) 原田議員、よろしいか。 9番原田議員。 ◆9番(原田素代君) 市長は責任を求められると、率直に向かい合って話さないんですね。自分の責任があると。非常に今回、内田教育長の任命については自分の責任が大きいと、普通だったら発言すると思いますけど、もういいです。恐らく、何回も繰り返しになるでしょう。 次に、会計課のチェック機能なんですが、私はいろんな資料を見せていただいたり、いろんな人の話を聞く中で、会計課そのものが一つの関所になってたはずだろうなと思うんです、今回の事案は。だけども、会計課は一切気がついてない、見つけてないんです。 ここで市長のお答えですけど、二重チェックを行っています。これはいつから二重チェックを行ってるんですか。要するに、市長の判断としては、今回の事案が起こってしまったということについて、ここで書いてある二重チェックを行うことを新たに導入して、これで解決するのだという認識なのかどうかをお尋ねします。 ○議長(金谷文則君) 答弁を求めます。 友實市長。 ◎市長(友實武則君) 会計課に限らず、市の予算執行が決裁事項は何重にもチェックをすることになっております。 今回のことに関して、会計課だけでなく、決裁ラインの中でのチェックが甘かったかどうか、これについては今ここで甘かったということもできないし、適正だったということもわかりません。でも、添付されている資料に対して何重にもチェックをしているということは、以前から変わっておりません。この事件を機に、チェックをさらに厳密に的確にやるということはもちろん実施している、そういうことでございます。 ○議長(金谷文則君) 原田議員、よろしいか。 9番原田議員。 ◆9番(原田素代君) 今、検証の話をしてるんです、私。こういう事案が起こってしまったことについて、市長として幾つかの問題を私は指摘しているわけです。 その中で1つ、会計課のチェックがどうしてできなかったんだろうか。多くの手続のミスがあるんです、会計課のほうに。要するに、現場の職員が会計課へ出した資料の中に。それは職員の方も認めてらっしゃる。ミスがありましたと、たびたび。だけども、1度も注意は受けてない。ここの点について、どういうふうに思われますか。 ○議長(金谷文則君) 答弁を求めます。 友實市長。 ◎市長(友實武則君) この事件があったからということではなく、会計課のチェックというのは極めて重要です。市の支出の最後のとりででございます。ここのチェックは厳しくやっていただくよう、何度も要請をさせていただきます。 以上です。 ○議長(金谷文則君) 原田議員。 ◆9番(原田素代君) 本当に笑っちゃいます。人の質問に答えない。 この問題について、責任をとるとおっしゃったんなら、この問題から何を導き出すのか。いわゆるガバナンスがちゃんとできてるかってことを私はお尋ねしてるんです。この問題に限らずっていう話は逃げてるということです。もう一度お答えください。 ○議長(金谷文則君) 答弁を求めます。 友實市長。 ◎市長(友實武則君) この問題は真摯に受けとめております。これまで何度も申し上げておりますけども、この責任は、この事件の全てを明らかにして、市民の皆さんにお伝えすることが私の責任ということを何度も何度も申し上げております。それは今も変わっておりません。公金の支出については、チェックの厳格化、これはこれまでも、またこれから以降も厳格化を強く指示をしていきたいと思います。 以上です。 ○議長(金谷文則君) 原田議員、よろしいか。 9番原田議員。 ◆9番(原田素代君) もう本当に質疑になりませんね。 次、行きます。 調査の期間の問題なんですが、いろいろあったからかかったんだっておっしゃったけど、もう一度確認すると、2月28日に執行部の三役と内田教育長は、事態はわかったとおっしゃってますが、その後、出された聞き取り報告書のつづりを見ると、一番最初が4月12日なんです。2月18日にわかったとき、そうとして動くでしょう、普通。とんでもない事態が起こったんだなと、通常では。だけど、赤磐市は通常ではないんです。2カ月かかってから聞き取り調査が始まってる。これはどういうことですか。 ○議長(金谷文則君) 答弁を求めます。 友實市長。 ◎市長(友實武則君) この件に関しましては、昨年の年末に職員が逮捕ということで、激震が走りました。それ以降も、警察の捜査、これに協力しながらこの調査を進めてきたわけでございます。警察の捜査も一段落した上で、警察の捜査記録も参考にさせてもらいながら報告をさせていただきました。こういったことで、かなり時間がかかったということは事実でございます。それについては申しわけなく思いますけども、当時の状況からいうと最速で対応させていただいたということでございます。 以上です。 ○議長(金谷文則君) 原田議員、よろしいか。 9番原田議員。 ◆9番(原田素代君) 本当に議論にならないので、時間がもったいないんです。 とにかく2カ月かかって腰が上がったということが、市民の皆さんに伝わったらいいかなと思います。 次に、議会への資料の提出が協力的ではないんではないかと。 これは、昨年12月に百条が設置されました。そのときに、市長は協力しますとおっしゃった。協力するんであれば、この半年かけてきた資料や……。 ○議長(金谷文則君) 何でしょう。              (16番下山哲司君「百条の関係はやめてください」と呼ぶ)              (9番原田素代君「関係っていうか、私は議員として問題意識を持ってますから」と呼ぶ) 失礼ですが、ちょっと先ほど注意しましたように、百条の中で議論してる内容については触れないようにお願いいたします。              (9番原田素代君「そうです」と呼ぶ) 続けてください。 ◆9番(原田素代君) 要するに、百条委員会が求めた資料の提出について、どうしてこんな、3回に分けて出るようになっちゃうんですか。              (16番下山哲司君「議長、それが百条に関係したことですから」と呼ぶ) ○議長(金谷文則君) ちょっとお待ちください。発言は指名してからしてください。 原田議員、よろしいでしょうか。御理解いただい……              (9番原田素代君「わかりました」と呼ぶ) 続けてください。 ◆9番(原田素代君) 資料の提出に対して、誠実さを感じられないというふうに私は見ています。これは百条委員じゃなくても、傍聴の議員もいっぱいいます。どういう資料が出たかということを議員は見たり聞いたりしてるわけですから。市長は本当に百条で事実を明らかにしてほしいと思ってるんであれば、もうちょっと速やかに、一遍に資料が出てもいいんじゃないですか。そこについてお答えを求めます。 ○議長(金谷文則君) 答弁を求めます。 友實市長。 ◎市長(友實武則君) 特別委員会の資料を提出する内容、それから期限等については、調査特別委員会の委員長と協議をさせていただきますので、そういうことでございます。 以上です。 ○議長(金谷文則君) 原田議員、よろしいか。 9番原田議員。 ◆9番(原田素代君) 都合がいいように御答弁されるんですね。 もう1つ、じゃあ最後のとこに行きますが、職員からの議員への苦情についてのところですが、せんだって金谷議長のほうから文書で全員協議会の中で、この間の市長の発言について経緯の説明を受けました。 職員からの議員への苦情については、さっき申し上げたように、もう全く無記名で、前後の脈絡もなく、困ったと、怖いと。そういうアンケートだけをいただいてますから、議長は具体的な説明を求めたと、市長へ。そしたら、市長、こう言ったんです。具体的に話すと議員からの報復があるかもしれない恐怖があり、職員が了解しないと拒否した。子供のけんかやいじめじゃないんですから、市長としてガバナンスをどうしていこうかっていう発想のときに、職員が怖がってるから明らかにできない。そもそも、これ、全て対応記録票に落とし込む中身です。夜中に居酒屋に誘われたとか、2次会、3次会まで引っ張られたとか……。 ○議長(金谷文則君) 何か手を挙げても、何をされるかおっしゃってください。 ちょっとお待ちください。              (16番下山哲司君「今、原田議員がしゃべりょうるようなことは百条の中で知り得た情報でありますので、そういう関連に触れないように」と呼ぶ) 下山議員、今のは百条の中ではございません。全協の中で提出した資料についてのお話でございますので。              (16番下山哲司君「提出していただいた3つの書類に対して百条がかかっとるわけですから、その関連に触れて一般質問はやらないように注意してください」と呼ぶ) 今のは百条委員会の問題ではございませんので、あれはパワーハラスメントについてのことでございますので、全体にかかわっておりますので、続けさせていただきます。              (16番下山哲司君「注意してお願いします」と呼ぶ) よろしくお願いします。 どうぞ。 ◆9番(原田素代君) 続けます。 要するに、市長自身が、職員がおびえていますと。だから、詳しいことは言えませんとおっしゃる姿勢に、私はこの問題を解決しようとする市長の姿勢がないなと思うんです。 まず、聞きます。 市長はパワーハラスメントだという認識はあるんですか。この職員さんの苦情のアンケートについて。それから、解決するためにはどうしたらいいと思うのか、この2つをお答えください。 ○議長(金谷文則君) 答弁を求めます。 友實市長。 ◎市長(友實武則君) この職員が正直に報告をしてくださった結果というのはたくさんあります。その中で、もうパワハラを通り越えた、もう恐喝に近いような内容もあります。職員が勇気を出して言ってくれたと私は称賛をしております。これは、職員が報復を恐れる、事実です。事実は事実です。どうあっても事実です。ですので、この職員の心配を無視するわけにはいきません。職員が安心して働ける環境を整えるのも私の責任です。そういったことから、配慮をしております。 以上です。              (9番原田素代君「いや、質問に答えてください」と呼ぶ) ○議長(金谷文則君) ちょっとお待ちください。 市長、十分言葉には注意して言ってください。犯罪行為のことに係る、関係してくるようなこと、特に今の発言の中にも注意しなきゃいけない部分がありますので、よく注意してお願いいたします。              (市長友實武則君「はい」と呼ぶ) 原田議員、よろしいか。 9番原田議員。 ◆9番(原田素代君) 質問に答えてください。 市長はパワーハラスメントだという認識があるのか、解決するためにはどうする気なのか、お答えください。 ○議長(金谷文則君) 答弁を求めます。 友實市長。 ◎市長(友實武則君) パワハラかどうかという質問でございますけども、パワハラの定義に従って、今ここで即答できませんが、これは大変なことだと私は思っております。これを看過はできない、そう思います。 どうするのかという質問ですけども、これについては議長とも相談させていただきながら、効果のある対策を講じていきたいと、そう思います。 以上です。 ○議長(金谷文則君) 原田議員、よろしいか。 9番原田議員。 ◆9番(原田素代君) 市長は6月議会に間に合うように書面で提出するとお答えになっています。6月議会はもう既に始まっています。何月何日に提出されるんですか。 ○議長(金谷文則君) 答弁を求めます。 友實市長。 ◎市長(友實武則君) 何月何日と言われましても、職員個々にこのことをお伝えしながら了解を得た上でじゃないとできないこともあります。そういったことで、いついつまでにというお答えは今できるわけではございません。 以上です。 ○議長(金谷文則君) 原田議員、よろしいか。 9番原田議員。 ◆9番(原田素代君) もう、ぼろぼろですね。6月議会に間に合うようにとお答えになっていながら、いつかわかりませんなんていう答えをよく議場でおっしゃる。理解できん。 もう1つです。 3月議会で原田にも責任の一端はあると思うと発言されました。忘れられません。具体的に市長のお考えの責任、原田の責任の一端とはどういうことでしょうか。御説明ください。 ○議長(金谷文則君) 答弁を求めます。 友實市長。 ◎市長(友實武則君) 3月議会の答弁で、原田議員にも責任があるんじゃないかという発言をしました。確かです。 でも、それが原田議員1人の責任だというふうな受けとめ方をされるっていうのは、もう私の想定の外でございます。答えようがありません。 以上です。 ○議長(金谷文則君) 原田議員、よろしいか。 9番原田議員。 ◆9番(原田素代君) 本会議場という場で、直接、あなたに責任の一端があると言った以上、それは私に対する責任を自覚してるからおっしゃったんですよ。もう一度答えてください。 ○議長(金谷文則君) 答弁を求めます。 友實市長。 ◎市長(友實武則君) 議員を特定して責任があるといった意味ではないと申し上げたことでございます。 以上です。 ○議長(金谷文則君) 原田議員、よろしいか。 9番原田議員。 ◆9番(原田素代君) であれば、訂正してください。原田に責任の一端はあるという発言は取り消すと確認してください。 ○議長(金谷文則君) 答弁を求めます。 友實市長。 ◎市長(友實武則君) 議場で議員名を特定して言ったわけじゃありません。訂正する場所はありません。 以上です。 ○議長(金谷文則君) 原田議員、よろしいか。 9番原田議員。 ◆9番(原田素代君) まだまだいっぱいあるんですけど。 まず1つ、公益通報に関する条例というのが赤磐市にはあります。市の行政の中で、不作為だとか違法行為があった場合、職員はそれを認知した場合、公益とみなし、それを通報しなければならない義務がある条例です。 5月12日、現市役所の職員の方から、以前、違法行為を強要されたことで鬱病を発症したという訴えの書面をいただきました。書面には現役の幹部職員を含め、現在複数の現役の職員の名前が上がっています。これは山陽町時代が発端ということですが、それ以降も折々にこの職員と出会うことで病状が悪化したというふうに訴えられています。過去のこととは言わず、関係した職員がいる以上、条例に従って調査し、公表すべきです。それが公益通報に関する条例であります。お考えをお聞かせください。 ○議長(金谷文則君) 答弁を求めます。 友實市長。 ◎市長(友實武則君) 今、御指摘のあった問題でございますけども、これについて調査はどうかということですが、かなりの年数を経過しております。そういったことから、どこまで調査できるかわかりませんけども、担当部署のほうでできる限りのことはしていこうということでございます。 以上です。 ○議長(金谷文則君) 原田議員、よろしいか。 9番原田議員。 ◆9番(原田素代君) 確認です。 そうしますと、この条例に従って第三者委員会が開催されて、その結果が報告されると理解していいですか。 ○議長(金谷文則君) 答弁を求めます。 友實市長。 ◎市長(友實武則君) この案件で、第三者委員会の設置は考えておりません。 以上です。 ○議長(金谷文則君) 原田議員、よろしいか。 9番原田議員。 ◆9番(原田素代君) じゃあ、具体的にどう調査されるんですか。 ○議長(金谷文則君) 答弁を求めます。 友實市長。 ◎市長(友實武則君) 関係者への聞き取りが中心になります。 以上です。 ○議長(金谷文則君) 原田議員、よろしいか。 9番原田議員。 ◆9番(原田素代君) 今回の質問の総括的な話をしたいと思うんですが、コンプライアンス、要するに法令遵守、それから市政のガバナンス、要するに市の政治機構、機構です、体制の強化、これが非常に危ういと理解してる。その大きな原因は、北川議員というボス政治が、赤磐市誕生以後、一貫して流れていた、そういう経緯を私は感じます。具体的に言いますが、吉井観光の倒産前後、5月14日には藤井次長、作間部長、津田主幹、その他職員らと倒産後の対策について……。 ○議長(金谷文則君) 百条の中に入らないようにお願いいたします。              (9番原田素代君「はい」と呼ぶ) 百条の中で関係してくる調査中のものには入らないようにお願いいたします。              (9番原田素代君「これは私の見識ですから。百条について何も言ってません」と呼ぶ) 百条の中で知り得たことについてのここでの発言はお控えください。              (9番原田素代君「これは新聞報道でも出てます」と呼ぶ)              (「出てない。調査対象だからです」と呼ぶ者あり) ◆9番(原田素代君) まあ、いいでしょう。 なぜ一議員に依存する体質を持っていたのか。要するに5月14日には倒産がもう確実視されてた。そのときに、作間部長や津田主幹やその他の職員が北川議員のところに行ってるんです。 ○議長(金谷文則君) 原田議員、その今のことについては、百条の中で調査されてることだと思いますので、お控えいただきたいと思います。 ◆9番(原田素代君) わかりました。 そうしましたら、ボス政治と私はあえて言いましたけれども、今回の関連の高浜原発における……。 要するにお金を裏で采配していて、自分の有利にさまざまな建設工事や事業を進めていたという某元助役さんがいましたけども、まさにこの政治が赤磐市の中で横行していたと思わざるを得ません。何で、赤磐市はそういう議員に依存してきたのか。依存じゃなくて、きっぱりとそこで線を引いて手を切らなきゃいけないことを続けてきたんです。そういう自覚はございませんか。 ○議長(金谷文則君) 答弁を求めます。 友實市長。 ◎市長(友實武則君) この特定の議員のことに関するコメントは避けます。しかしながら、コンプライアンスの面からもこのままではいけないということで第三者委員会を設置して、いろんな、もし不正があればそれは正すということで臨んでいるところでございます。 以上です。 ○議長(金谷文則君) 9番原田議員。 ◆9番(原田素代君) 時間がございませんけども、要するに私は依存体質が助長させてきた。それがこの15年余りの赤磐市の混乱を招いたもとになると思っていますが、それについてどうお考えですか。 ○議長(金谷文則君) 答弁を求めます。 友實市長。 ◎市長(友實武則君) それを明らかにするのが第三者委員会の目的の一つでもございます。調査結果によって対応を発表させていただきます。 以上です。 ○議長(金谷文則君) 原田議員、よろしいか。              (9番原田素代君「結構です」と呼ぶ) それでは、以上で原田議員一般質問を終わります。 ここで、11時10分まで休憩といたします。              午前10時58分 休憩              午前11時10分 再開 ○議長(金谷文則君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 次に、8番治徳議員の質問を許します。 8番治徳議員。 ◆8番(治徳義明君) 皆様、おはようございます。 それでは、6月議会最後の一般質問になります。 3項目取り上げさせていただいておりますが、全て新型コロナウイルス感染症対策の関連の質問になります。どうかよろしくお願いを申し上げます。 まず初めに、新型コロナウイルス感染症でお亡くなりになった方々に哀悼の意を表しますとともに、療養中の方々に心よりお見舞いを申し上げます。 また、昼夜を分かたず、ウイルスと闘いながら地域医療を懸命に支えてくださっている医療従事者の皆様を初め、大変な状況の中、地域を守るために奮闘されている全ての皆様に感謝を申し上げます。 さて、全国に発令されていた緊急事態宣言は解除され、新規感染者も減少傾向にあるものの、ウイルスとの闘いは長期戦を覚悟しなければなりません。 そして、大きなダメージを受けた社会活動や経済活動が本格化できるように、対策や支援の充実をさせていく必要がある一方、決して気を緩めず、感染の第2波、第3波に備え、万全を期する必要があります。つまり、今後は新型コロナウイルス感染症防止対策と社会経済活動の両立の難しいかじ取りが求められます。 世界保健機関(WHO)は、日本やヨーロッパなど、感染拡大の鈍化に成功した国々を評価しつつも、外出制限などの解除による第2波が生じる可能性があると警戒を呼びかけています。 また、もはや、異常事態ではなくニューノーマルと捉えて対応する必要があるとも指摘をされております。 国は、事業規模230兆円を超えるコロナ対策を行っていますが、赤磐市もスピード感を持ってこれらを反映させていく必要があります。加えて、赤磐市も、市民や事業者の皆様の生活や経済を支えるための、赤磐市のニーズに合った独自の積極的な取り組みも必要であります。感染症防止対策、ウィズコロナの取り組み、そしてその先にあるアフターコロナの取り組みを積極的に行っていただきますよう要望させていただき、質問に移らさせていただきます。 まず初めに、コロナウイルス感染症拡大に伴う観光振興や特産品などの支援についてお伺いいたします。 1点目に、観光振興事業の支援についてお伺いいたします。 皆様、御存じのように、少子・高齢化が急速に進む中、近年、観光は地域経済活性化の推進力、新たな成長の原動力として位置づけられ、地域再生、地域活性化の有力な手段として期待され、赤磐市も観光振興を重点戦略の一つに上げて取り組まれていますが、今回の感染拡大に伴い、大きなダメージを受けています。 先日の新聞でも、この4月のドイツの森の利用者数が、対前年月比76%減との報道もありました。そして、国や岡山県のコロナに関するガイドラインやロードマップを見ても、観光事業が回復するまでには相当な時間がかかると考えます。 現在、さまざまな経済支援が行われていますが、十分とお考えでしょうか。現状と課題、ウィズコロナの取り組み、そしてその先にあるアフターコロナの取り組みについてお伺いいたします。 2点目に、コロナの影響による外食事業の縮小や輸出の減少などにより、農業が大きな打撃を受けています。事実、初日に福木議員も取り上げていましたが、赤磐市特産の葉物野菜、エンダイブは、首都圏のレストランなどの休業により需要が激減して、4月の相場が大きく下がったとの報道がありました。 そのような中、赤磐市の特産品である、これからシーズンを迎える桃やぶどうの農家の皆様は、コロナ禍の中、市場価格の下落や需要減の不安を抱えられています。どのように考え、どのように対策に取り組むんでしょうか。御答弁をお願いいたします。 続きまして、新型コロナに関する特殊詐欺や悪質商法の対策についてお伺いいたします。 全国的にコロナ禍に乗じた特殊詐欺や悪質商法が増加して、被害やトラブルが多発しています。特に、特別定額給付金をめぐる特殊詐欺に注意が必要であると考えます。 赤磐市は、平成29年から、より身近な地域できめ細かい対応をするために、赤磐市消費生活センターを設置して取り組まれていますが、赤磐市の現状と課題、今後の取り組みについてお伺いをいたします。 続きまして、子供たちのコロナウイルス感染症に伴う課題についてお伺いいたします。 1点目として、この3月の児童相談所の児童虐待の対応件数が、全国平均で12%ふえていると伺います。また、調査では、逆に岡山県など21道県では対応件数が減少していますが、専門家は、学校が臨時休業になり、学校からの相談が減ったことが要因になっている可能性がある。つまり、新型コロナウイルスの影響で、子供たちが家庭で過ごす時間が長くなり、児童虐待が見過ごされている危険性が高く、潜在化して、より深刻な状況にある可能性があるとの指摘もあります。本市の現状はどのようなもんなんでしょうか。 2点目として、長期的な休校による子供たちの学力の格差やおくれが懸念されています。現状や課題、今後の取り組みについてを通告させていただいていましたが、一般質問の初日の佐藤議員、永徳議員が同様の質問をされて、取り組みについては理解はできました。未曽有の国難とも言うべき大変な状況ですが、重要な課題です。また、第2波、第3波で長期的な臨時休校を余儀なくされる可能性もあります。新しい教育長を中心にしっかりと取り組んでいただきますよう要望させていただき、この子供たちの学力の格差やおくれの質問につきましては、御答弁は結構でございます。 ○議長(金谷文則君) 答弁を求めます。 友實市長。 ◎市長(友實武則君) 治徳議員の観光関連事業に対する新型コロナウイルス感染拡大の影響、アフターコロナの取り組みというお尋ねでございます。お答えします。 さきの緊急事態宣言を初め、感染症拡大防止のための外出自粛、イベント自粛を受け、観光客は大幅に減少しております。岡山県内の主な観光施設の4月の利用者、これは約5割から9割の減少、市内においても約7割減少といった状況が見られます。 5月25日、全国の緊急事態宣言は解除されたということではございますが、いまだ終息のめどは立っていない状況である中、観光という人の動きが地域経済に及ぼす影響が大きいということを改めて実感しているところでございます。 こうした中で、終息後の観光地の経済回復に向けた国、県の取り組みは、一定の方向性が示されてはおります。具体的な内容や実施時期は決定しておりません。今後も情報収集を続けるとともに、市内観光施設等の状況把握に努めながら、詳細が示された時点で迅速に対応できるよう、国、県の動向を注視してまいります。 次に、特産品等の桃やぶどう農家が新型コロナウイルス感染症拡大に伴う需要減の不安を抱えておられることについて、この質問については、福木議員にお答えをしたとおりでございます。 次に、新型コロナウイルスに関する詐欺や悪徳商法の対策についての質問ですけども、これについても光成議員に御答弁をさせていただいたとおりでございますので、よろしくお願い申し上げます。 私のほうからは以上でございます。 ○議長(金谷文則君) 治徳議員、よろしいか。              (8番治徳義明君「まだあります、質問が」と呼ぶ) もう教育長は要らないでしょう。              (8番治徳義明君「答弁があると思います」と呼ぶ) ごめんなさい。失礼しました。 どうぞ、続いて答弁をお願いします。 ◎教育長(土井原康文君) 治徳議員の子供たちのコロナウイルス感染症に伴う課題についての御質問にお答えいたします。 このたびの休校に伴う新たな子供たちへの虐待の情報は受けておりません。 以上でございます。
    ○議長(金谷文則君) それだけか。もうほかはないんですね。 わかりました。 治徳議員、よろしいか。 8番治徳議員。 ◆8番(治徳義明君) 項目を言っていただいたほうがいいと思うんですけど。 ○議長(金谷文則君) 大変失礼しました。 それでは、コロナウイルス感染症拡大に伴う観光振興、特産品等の支援についての再質問はございますか。 8番治徳議員。 ◆8番(治徳義明君) ありがとうございます。 コロナウイルス感染症拡大に伴う観光振興や特産品の市などの支援について、再質問で2点お伺いいたしますので、よろしくお願いいたします。 1点目としまして、赤磐市は瀬戸内市、和気町と連携して、広域観光連携事業である吉井川流域DMO、いわゆるPeach DMOのプロジェクトを積極的に行われております。まさに、コロナで大きな打撃を受けた観光振興のど真ん中の取り組みでありますが、現状はどのような状況なんでしょうか。 また、長期化するコロナ禍の中、戦略の見直しなどは検討されるんでしょうか。御答弁をよろしくお願いをいたします。 2点目としまして、桃やぶどう農家など、農業者に対する経済支援についてお伺いいたします。 現在、コロナ対策として、国もさまざまな補助事業を展開しています。例えば、国の持続化給付金はコロナの感染拡大による影響を考慮して、個人、法人を問わず、農林業者も広く対象とする制度ですが、一方、赤磐市の独自の取り組みである「がんばろう赤磐コロナ対策持続化支援金」は、農業法人を含む商工業者に限定をされております。つまり、農業法人以外の農業者は対象外であります。しかし、赤磐市は、農業は赤磐の基幹産業であるとのコンセプトで、これまで積極的に農業振興に取り組んでいます。重要な産業であります。支援対象を農業に広げるべきであると考えます。 きのう、一般質問で佐々木議員から、この市独自の持続化支援金について、フリーランスまで対象を広げるべきではないかとの提案がありました。そのときに、執行部は、国の方針に沿っていっていくとの趣旨の御答弁をされておりました。 食品の安定供給は市民生活の根幹にかかわる問題であり、コロナの影響で大きな打撃を受けている農業、林業、畜産業、漁業を守っていくことが国の方針ではないんでしょうか。農業も対象に加えるべきと考えますがいかがでしょうか。御答弁をお願いいたします。 ○議長(金谷文則君) 答弁を求めます。 是松産業振興部長。 ◎産業振興部長(是松誠君) それでは、2点、御質問をいただいております。 まず、吉井川流域DMOの活動についてでございますが、現在、赤磐、瀬戸内、和気と3市町で、地域のインバウンドを中心としたマーケティングプロモーションの推進などの活動を行っております。今後、国内における新型コロナウイルス感染症は、非常事態宣言も解除されておるところでございますが、世界的に見ればまだまだ終息のめどが立ってないというような状況でございます。そういう中で、先ほど申しましたインバウンド事業に関しましては、少なからず影響があるというふうに予測しております。 ですが、現在のところ、DMOの事業計画につきまして、大幅な変更あるいは見直しということは予定をしておりません。今後、コロナウイルスの感染症の状況を考慮しながら、終息期に向けました準備を進めたいというふうに聞いております。 あともう1点、農業者の支援ということでございます。 先ほど、議員の御質問の中にございました国の持続化給付金の中では、農業者も支援対象に入っております。市の持続化支援金は、現在、商工業者の支援ということで限られておりますが、現在法人でない農業者の市の独自支援は、現在のところ制度化されておりませんのが現状でございます。今後、どの品種にどの程度の影響が出るかということを引き続き注視しまして、状況の把握に努めまして、県、国等の支援策の周知を図りながら、必要に応じて市独自の支援も検討していく必要があるというふうに考えております。 以上です。 ○議長(金谷文則君) 治徳議員、よろしいか。 8番治徳議員。 ◆8番(治徳義明君) DMOについてはよくわかりました。 農業支援なんです。農家支援なんですけども、初日に、こういうふうにお答えになられたんです。農家の支援に不足があるようであれば、適切な時期に、適切な支援を検討、実施してまいりたいと、こういうふうにお答えになられた。今の御答弁も同じような趣旨なんですけども、心配することがありまして、というのが、今期を、農家の方、何とか乗り切ったとしても、収益悪化などで来期以降、生産に支障が出るケースがあるんではないか。つまり、廃業してしまうような農家が出てくるんじゃないかということを心配しております。 桃やぶどうの特産品を守ることは、赤磐ブランドを守ることであります。また、このままほっておけば、赤磐市が目指している強い農業の確立プログラムにも大きな影響が出る可能性があります。もし、この「がんばろう赤磐コロナ対策持続化支援金」での対象拡大が難しいんであれば、別の形で、別の制度をつくって、厳しい状況にある農家を守っていく必要があるんではないでしょうか。そのことを検討してくださるということでよろしいんでしょうか。 ○議長(金谷文則君) 答弁を求めます。 友實市長。 ◎市長(友實武則君) もう本当に私も同じ心配をしてます。今、赤磐市の桃やぶどうだけでなく、農業で汗をかいておられる農業に従事されている方々、本当に不安になってます。桃がもうすぐ最盛期を迎えてくるわけでございますけども、相場はどうなんだろうかと。物が売れるだろうか、他県から買いに来てもらえるだろうか。本当に不安であります。赤磐市としてもその不安は拭えません。でも、そうではなく前向きに、これだけの商品力のあるものでございますので、しっかり売り込みをしていくことを第一に考え、来期につなげていくことをしっかりと行政としても支えることが必要ではなかろうかというふうに思っております。 今現在、その支援の策として、どの規模、どういう方法、効果の高いもの、こういったものを考えていかねばならない、そういう時期にあるのではないかと思ってます。これから議員の皆さんからの御提案もいただきながら、的確に適切な対策ができるよう頑張っていきたいと思います。よろしくお願いいたします。 ○議長(金谷文則君) 治徳議員、よろしいか。 8番治徳議員。 ◆8番(治徳義明君) ありがとうございます。 厳しい状況の中の経済支援は経済支援として、しっかり検討していただきたいと、このように思いますが、市長のほうから、それだけではなくて、前向きに捉えて、いろんな形で戦略を練っていくんだと、こういうようなお話もありましたけども、私のほうからも1つ提案をさせていただきます。 コロナの影響で、桃やぶどうの旬を迎える時期の販売低迷の可能性は否定できません。新たな販路の拡大、開拓も必要であると考えます。もともと赤磐市も、農業を成長産業にするために、6次産業化などによる新しい販路の拡大に取り組まれていますが、今回のコロナを契機として、より積極的に取り組んでいく必要があるんだろうと考えます。そのことを市長は言われたんだろうと思いますけども。 そのような中、コロナの感染拡大をきっかけとして、インターネット通販を利用する割合が高まっております。特に、高齢者の活用が急増しているとの報道もありましたが、時代の流れでもありますけども、このインターネット販売の取り組みに力を入れていくべきだろうと考えます。 先日、クラウドファンディングサービス「晴れ!フレ!岡山」を活用した全国販売を展開する桃農家の方が新聞報道されておりましたが、もちろん今でも赤磐市にもいろんな形で取り組まれている農家の方はいらっしゃるんだろうと思います。しかし、そういった取り組みができていない農家もたくさんあります。岡山県も高級な桃やぶどうのインターネット販売を促す事業に力を入れるとお聞きしております。赤磐市におきましても、積極的にこのインターネット販売に力を入れていくべきだと考えますが、いかがでしょうか。 ○議長(金谷文則君) 答弁を求めます。 友實市長。 ◎市長(友實武則君) 販売ルートの開拓あるいは6次化、とりわけインターネットによる通信販売、これを強化してはということでございます。私もそれは同感でございます。では、行政がこういったインターネット通販の業務にかかわっていけるかというと、なかなかそうではない。でも、そういった販路を拡大する努力は必要というふうに認識してます。そういった事業をする人に対する支援、あるいは赤磐市の持っている資源、こういったものをフルに活用しての販売をしていくこともあろうかと思います。 1つには、吉井川DMOをうまく使うということもあろうかと思います。もう1つには、広域になりますけどもせとうちDMO、こういったところがインターネットを使った通販ではないですけども、特産品のアピールを始めております。こういったものにもしっかりと連携しながら、議員の御案内のように販路を拡大していくということを、我々行政も今ここでやらねばならない一つだと考えております。よろしくお願いします。 ○議長(金谷文則君) 治徳議員、よろしいか。              (8番治徳義明君「ありがとうございます」と呼ぶ) それでは続きまして、新型コロナに関する詐欺や悪質商法対策についての再質問はございますか。 8番治徳議員。 ◆8番(治徳義明君) ありがとうございます。 新型コロナに関する特殊詐欺や悪質商法対策について再質問をさせていただきます。 光成議員のこの課題の質疑をきのうお聞きしましたが、広報紙、防災無線、ホームページなどを活用して啓発活動を行っていくとの御答弁でしたが、しかし光成議員も指摘をされていましたが、必要な情報を必要な方に正確にお届けするということは、私たちが思っている以上に難しいことだと思います。 実は、2018年の西日本豪雨のときに、大きな被害を受けた真備町に、私、松田議員とボランティアに何度も参加させていただきました。そのときに、もちろん行政もメディアも被災者の方が必要な支援などの情報を一生懸命お伝えしようとするんですが、私が現場で被災者の方と接して、全てではないですが伝わっていないことが多くあり、情報というのは正確に伝わりにくいものだと、本当に心底実感しました。 きのうの質問、で、被害を未然に防ぐために効果があると考える特殊詐欺等被害防止機能つき電話の購入のための助成制度の利用者数が現時点ではゼロとの御答弁がありました。それが如実に物語っているんではないでしょうか。 特に、こういった問題は、高齢者の方にしっかりと届く必要があります。今後ともあらゆるチャンネルを使って、しっかりと丁寧に取り組んでいただきたいと思います。 その上で、1点、お伺いいたします。 現在、全国的に給料ファクタリングという新手の闇金融がふえているそうであります。簡単に言えば、新型コロナウイルスの影響で収入が激減して、生活に困窮する人がふえている中、給料を担保に貸し付けをして、法外な手数料を取るというやり方であります。SNS上では、この給料ファクタリングの手軽さをうたう投稿があふれているそうであります。もちろん、給料ファクタリングのそのものの規制については国の管轄でありますし、国も事態を重く見て、規制強化をしていくとお伺いしていますが、やはり赤磐市でも被害を防ぐための啓発活動を行うべきだと考えます。 加えて、赤磐市や社協も生活福祉資金の貸し付けなど、さまざまな取り組みを既に行っているわけですから、生活に困窮した方々が行き詰まる前に相談できる相談窓口のさらなる充実が必要であると考えますが、いかがでしょうか。 ○議長(金谷文則君) 答弁を求めます。 塩見総務部長。 ◎総務部長(塩見誠君) 治徳議員の再質問にお答えをさせていただきます。 まず、相談窓口につきましてでございますが、今現在、消費生活に関するトラブルにつきましては、市の消費生活センターにおきまして、相談のほうの受け付けをさせていただいております。 その他の新型コロナウイルスの感染症にかかわります支援につきましては、広報の6月号に折り込みといたしましてチラシを同封をさせていただいております。具体的に申しますと、市民の皆様へ向けては、特別定額給付金、住宅確保給付金、税の納付猶予、生活福祉資金、緊急小口資金特例貸し付け、そして事業者の皆さんに向けては、「がんばろう赤磐コロナ対策持続化支援金」等の窓口につきまして、お知らせをさせていただいております。 その他のお知らせにつきましても、困っている方につきましては、今後丁寧に相談に乗ってまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(金谷文則君) 治徳議員、よろしいか。              (8番治徳義明君「給料ファクタリングのことは言われましたか。ごめんなさい」と呼ぶ) 答弁漏れがありましたら、答えてください。 塩見総務部長。 ◎総務部長(塩見誠君) 申しわけございません。 先ほどの給料ファクタリングにつきましては、全国的にはこういう事案も出ていると承知しておりますが、赤磐市につきましては具体的なこういう事案のほうはございません。 以上でございます。 ○議長(金谷文則君) 治徳議員、よろしいか。 8番治徳議員。 ◆8番(治徳義明君) 赤磐市の事案があるかどうかというて問うたわけではなくて、こういった事例が多いので、給料ファクタリングなんかの啓発活動をしたほうがいいんじゃないですかという質問でしたけど。 ○議長(金谷文則君) 答弁を求めます。 塩見総務部長。 ◎総務部長(塩見誠君) 先ほどの答弁につきまして、質問の趣旨に適合してない答弁で申しわけございませんでした。 この給料ファクタリングにつきましても、今後研究した中で、赤磐市にとっても必要なことでございますので、啓発活動のほうをさせていただければと思います。 以上でございます。 ○議長(金谷文則君) 治徳議員、よろしいか。              (8番治徳義明君「ありがとうございます」と呼ぶ) それでは続きまして、子供たちのコロナウイルス感染症に伴う課題についての再質問はございますか。 8番治徳議員。 ◆8番(治徳義明君) ありがとうございます。 虐待の情報は受けてないと、こういうふうなお話でございますけども、コロナが始まりました1月ぐらいから今日までの相談対応件数を月別に教えてください。 ○議長(金谷文則君) 答弁を求めます。 有馬教育次長。 ◎教育次長(有馬唯常君) 相談件数をお尋ねいただきました。月別には仕分けはしておりませんけども、総計で3件相談がありました。この3件につきましては、そうした相談がありますけども、コロナの影響を受けて、新たな事案ではございませんでした。 以上で答弁とさせていただきます。 ○議長(金谷文則君) 治徳議員、よろしいか。 8番治徳議員。 ◆8番(治徳義明君) コロナの前の相談状況と比較したらどういう状況なんでしょうか。 ○議長(金谷文則君) 答弁を求めます。 有馬教育次長。 ◎教育次長(有馬唯常君) コロナの対応以前との状況の比較でございますけども、先ほど申し上げました3件の事案につきましては、それ以前のものの継続的な事案での御相談をいただいておりますので、先ほど申し上げましたように、新たなコロナ関連での児童虐待と、こういう情報はいただいておりません。 以上で答弁とさせていただきます。 ○議長(金谷文則君) 治徳議員、よろしいか。 8番治徳議員。 ◆8番(治徳義明君) ありがとうございます。 先ほど、冒頭にも私、申し上げましたとおり、全国的には12%ふえていますけども、岡山県では減っているということで。私が言ったんではないです、専門家が潜在化してるんではないかと。深刻な状況になっているんじゃないかと、そういう指摘を専門家がしてます。 また、岡山県の担当者、こういった問題の担当者が、災害時の例を挙げて、災害発生直後より復興期のほうが、たまったストレスから虐待に向かうケースが多く見られたとの過去のデータから、コロナの長期化に伴い、虐待の可能性が高くなっていると、こういうふうに分析をされているというふうな状況もあります。 これは専門家、担当者の分析でございますけども、赤磐市としましてどのように対応していくんでしょうか。御答弁お願いします。 ○議長(金谷文則君) 答弁を求めます。 土井原教育長。 ◎教育長(土井原康文君) 先ほどの治徳議員の再質問に、教育委員会関係の立場からお答えさせていただきます。 まず、大人が感情に任せてコントロールしていく虐待は、子供の心身の発達に非常に大きな影響を及ぼしていると認識をしております。これがまた、次の世代に引き継がれて、深刻な社会問題になっている事案もございます。いわゆる世代間というふうなことでございます。 教育現場では、子供たちの日々の様子やつぶやきを教職員がしっかり捉え、そのサインに気づく感度を高めております。そういった中で、今後も早期発見に努めていく体制をとっております。 また、保護者の子育て不安だとか、それから苦労している現実に寄り添うということも大切でございまして、虐待につながる過剰な教育のしつけでありますとか、そこのところをしっかり見きわめていかなければならないというふうに現場では思っております。 いずれにしましても、赤磐市の未来を担う子供たちの権利を保障して、人格や才能をしっかり伸ばしていくために、家庭、学校園、そして地域の見守っていただく方も含めて、それぞれが問題を抱え込むことがないように、教育委員会といたしましては、子育て支援課、県の児童相談所、保健所等としっかり連携をとり、さらなる情報の共有、対応策について進めていきたいというふうに思っております。 私からは以上でございます。 ○議長(金谷文則君) 治徳議員、よろしいか。 8番治徳議員。 ◆8番(治徳義明君) ありがとうございます。 教育長から虐待に対するお考えをちょっとお聞きしましたけども、ありがとうございます。 実は、昨年9月議会で、この児童虐待防止対策の課題を私、取り上げさせていただいています。そのときに1点目として、SNSを活用した相談体制の充実が必要ではないだろうかと。2点目として、理念だけではなく、48時間ルールなど、具体的な規定を盛り込んだ市独自の虐待防止条例を制定して、体制強化の後押しをする必要があるんではないかと。この2点、提案をさせていただきました。1点目については協議を進める、2点目については必要性を検討するということでございました。 現在、コロナが長期化する中、相談体制の充実や条例の制定の必要性は高まっているんではないでしょうか。どのように検討されたんでしょうか。御答弁をお願いいたします。 ○議長(金谷文則君) 答弁を求めます。 入矢保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(入矢五和夫君) 議員の御質問にお答えいたします。 まず1つ目が、SNSを活用した相談体制の進捗でございます。 県の児童相談所ともお話をさせていただいているんですが、県としては、児童相談所全国共通ダイヤル189の電話相談等で今現在は対応しており、SNSを活用した相談事業は実施していないというのが現状でございます。 ただし、市としましては、SNSというのが抵抗感の少ない通報のツールということで、大変有効であるというふうに考えております。今後もしっかり相談をさせていただいて、県のほうにも導入について働きかけをしたいと思っています。 また、県のほうでは、SNSというものではなく、一般のEメールでメールの相談の窓口というのは開設はされているようでございます。 それからもう1点ですけれども、虐待の防止条例、こちらのほうのお尋ねでございます。 岡山県の子どもを虐待から守る条例に規定される市町村の役割としまして、現在赤磐市では要保護児童対策地域協議会、こちらを中心に関係機関や児童相談所との連携強化に努めておりまして、子育てに対する不安や悩みを気軽に相談できる相談窓口を設置し、保健師や相談員等による助言、指導及び子育て支援事業につなげるための相談支援体制を整備しております。今回の感染症対策の長期化によるリスクについてもしっかり対応したいというふうに考えております。 議員御提案の虐待防止条例、この制定でございますが、今年度は要保護児童地域対策協議会支援事業というのが県の事業でございます。こちらを実施することにしておりまして、この中で条例の制定についても、専門家の御意見を聞きながら検討したいと思います。こちらには、県のほうから弁護士さんとか精神科医、小児科医等が支援チームとして派遣されますので、そちらのあたりからしっかり意見をお聞きして、条例について検討していきたいというふうに考えております。どうぞよろしくお願いいたします。 ○議長(金谷文則君) 治徳議員、よろしいか。              (8番治徳義明君「ありがとうございます」と呼ぶ) それでは、以上で8番治徳議員の一般質問を終わります。 以上で予定をしておりました一般質問はこれをもって全て終了いたしました。 ここでお諮りいたします。 明日6月10日を休会としたいと思います。御異議ございませんか。              〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(金谷文則君) 異議なしと認めます。したがいまして、明日6月10日を休会とすることに決定いたしました。 なお、次の本会議は6月11日木曜日午前10時再開であります。 本日はこれで散会といたします。 大変お疲れさまでございました。              午前11時49分 散会...