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02月26日-04号

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  1. 赤磐市議会 2019-02-26
    02月26日-04号


    取得元: 赤磐市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-04-29
    平成31年 3月第1回定例会           平成31年3月第1回赤磐市議会定例会会議録平成31年2月26日(火曜日)              ~~~~~~~~~~~~~~~              議  事  日  程(第4号)午前10時0分開議 第1 一般質問              ~~~~~~~~~~~~~~~              本 日 の 会 議 に 付 し た 事 件 日程第1              ~~~~~~~~~~~~~~~              出  席  議  員(18名) 1番  永  徳  省  二  君       2番  大  森  進  次  君 3番  佐  藤     武  君       4番  佐 々 木  雄  司  君 5番  光  成  良  充  君       6番  保  田     守  君 7番  大  口  浩  志  君       8番  治  徳  義  明  君 9番  原  田  素  代  君      10番  行  本  恭  庸  君11番  松  田     勲  君      12番  北  川  勝  義  君13番  福  木  京  子  君      14番  佐  藤  武  文  君15番  岡  崎  達  義  君      16番  下  山  哲  司  君17番  実  盛  祥  五  君      18番  金  谷  文  則  君              ~~~~~~~~~~~~~~~              欠   席   議   員                な         し              ~~~~~~~~~~~~~~~              説 明 の た め 出 席 し た 者市長      友 實 武 則 君        副市長     倉 迫   明 君教育長     内 田 惠 子 君        総合政策部長  作 間 正 浩 君総務部長    前 田 正 之 君        財務部長    藤 原 義 昭 君市民生活部長  作 本 直 美 君        保健福祉部長  直 原   平 君保健福祉部参与 国 正 俊 治 君        産業振興部長  有 馬 唯 常 君産業振興部政策監一 阪 郁 久 君        建設事業部長  塩 見   誠 君建設事業部参与 加 藤 孝 志 君        会計管理者   末 本 勝 則 君赤坂支所長   黒 田 靖 之 君        熊山支所長市民生活部参与                                 入 矢 五和夫 君吉井支所長   徳 光 哲 也 君        消防長     井 元 官 史 君教育次長    藤 井 和 彦 君              ~~~~~~~~~~~~~~~              事 務 局 職 員 出 席 者議会事務局長  奥 田 吉 男 君        主幹      黒 田 未 来 君              ~~~~~~~~~~~~~~~              午前10時0分 開議 ○議長(金谷文則君) おはようございます。 ただいまの出席議員数は18人であります。したがいまして、定足数に達しておりますので、議会は成立いたしました。 2月25日の本会議に引き続き、本日の会議を開きます。 本日の議事日程につきましては、お手元に配付済みのとおりであります。 本日は昨日と同様、一般質問を行います。 質問は質問席で発言願います。初回は一括質問とし、再質問以降は一問一答といたします。質問回数赤磐市議会会議規則第56条ただし書きの規定により、3回を超えることを許可いたします。質問については赤磐市議会会議規則第55条の規定により、全て簡明にするものとなっております。1人の質問時間は30分以内であります。 質問順序は、お手元に配付した一般質問通告表のとおりであります。 報道関係者の議場内での撮影及び電子機器の使用を許可しておりますので、御報告いたします。 それでは、これより日程に入ります。              ~~~~~~~~~~~~~~~ △日程第1 一般質問 ○議長(金谷文則君) 日程第1、一般質問を行います。 通告順に従いまして一般質問を許します。 まず、13番福木議員の質問を許します。 13番福木議員。 ◆13番(福木京子君) それでは、市長に対して4点一般質問いたします。 第1番目は、子育て世代国保税引き下げをという質問です。 今、高い国保税の対策で、全国で子育て中の世代に対し、均等割の減額や廃止の施策が広がっております。40歳以下の均等割は、1人3万900円です。若い夫婦は収入が厳しい中で必死に子育てをしております。この均等割の廃止によって、子供が2人おれば6万1,800円安くなる計算になり、これは子育て支援になります。国に制度として要望するとともに、赤磐市でも独自にこの均等割の廃止をしてはどうかという質問です。御答弁願いたいと思います。 2つ目の質問です。 学校給食直営方式でという質問です。 担当委員会での説明では、調理部門など一部民営化しても年間約500万円ぐらいの経費の節減であります。私も傍聴して聞きました。お母さんたちが熱心に毎回傍聴し、他の自治体の状況も調査をして、ぜひ今のままの直営方式で行ってほしい、このように言われております。熱心に毎回傍聴されております。そして、地場の野菜をもっと使うことや災害時での利用など、メリットのほうが大きいのではないでしょうか。この直営方式をすべきではないかということを御質問いたしました。 3つ目です。 宇野循環バス休止の代替案はどう考えているかという質問です。 前回もこれは質問しておりますが、宇野循環バス休止による市民の心配は大きいものです。高齢化が進んでいて、車の免許の返納の方もふえつつあります。休止によってどうなるのかという市民の声は、本当に切実であります。代替案はあるのかどうか。 前も言いましたけれども、山陽の7丁目のほうは西回り路線、午前中の便がなくなります。今度はなかなか買い物も行きにくくなってくるでしょう。どのようにされるか心配であります。せめて市の考えている施策が実現するまで、宇野バスに午前中の1便をふやすように要望をしていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。 4つ目の質問です。 車の免許返納者タクシー券の交付をという質問です。この問題もバスと関連いたしますが、バス問題とともにきめ細かい路線としてタクシーの利用が求められていると思います。車の返納者に対して、タクシー券の交付をして交通の便を図るべきではないか、最近切実にこれが求められています。御答弁を願いたいと思います。 ○議長(金谷文則君) 答弁を求めます。 友實市長。 ◎市長(友實武則君) 皆さんおはようございます。それでは、今日もよろしくお願いいたします。 福木議員の質問に順次お答えさせていただきます。 まず、子育て世代国保税引き下げをというお尋ねでございます。 本市の国保財政を取り巻く状況としましては、本年度4月からの県単位での広域化をされたということではありますが、依然として厳しいと言わざるを得ません。その中で御提案の子供の均等割等の廃止を実施した場合の財政負担は、かなり国保財政に影響を及ぼすものでございます。他の保健事業等で縮小もやむを得ない状況となる中、慎重に検討すべきものでございます。 御提案いただきました施策につきましては、財源確保の観点から、本来国の施策として国費において検討していただくべきものと捉えており、本制度が導入されるよう、市長会等を通じて意見を述べてまいりたいと考えております。御理解をお願いいたします。 続きまして、学校給食についての質問でございます。 学校給食について地場野菜の利用あるいは献立作成、食材の購入、こういったことについては、各センターの栄養教諭が行っております。今後も現在と変わらないそういった取り組みを続けてまいります。地産地消の推進も引き続き可能となってきます。 また、災害時の利用についても、責任を持って問題のない対応を考えているところでございます。 続きまして、赤磐循環バスに関する御質問でございます。 宇野自動車株式会社さんが運行されている赤磐循環バスの休止につきましては、当市といたしましても休止撤回の要望を10月末に文書で行うなど、さまざまなアプローチを行い、誠意を持ってお願いしてまいりました。しかしながら、平成31年4月1日からの1年間は、あくまで休止ということではございますが、民間が路線をお持ちであるということから、現在のところすぐに後追いするという段階には至ってございません。 宇野自動車様に対しまして他の路線の増便を要望してはということではございますが、乗車率が低いという現状から、民間事業者の経営上の判断に対しまして、赤磐市としてこれ以上申し上げることは難しい課題という感触を持っているところでございます。 次に、運転免許返納者への対策についてでございます。 タクシー券の交付につきましては、本市に1年以上住所を有している住民税非課税世帯の75歳以上の高齢者に対して、申請によって福祉タクシー券を交付する事業を既に実施しております。また、高齢者運転免許返納への対策として、返納後に公共交通を御利用いただく動機づけとなるような施策が必要であると考えております。 そういったことで答弁をさせていただきます。よろしくお願いいたします。 ○議長(金谷文則君) 一括しての答弁が終わりました。 続きまして、子育て世代国保税引き下げをについての再質問はございますか。 13番福木議員。 ◆13番(福木京子君) それでは、再質問させていただきます。 先ほども言いましたように、40歳以下の均等割は1人3万900円です。赤磐市の国保加入者の高校生の人数は、お聞きしますと、平成30年4月1日で161人、中学生以下は610人です。被保険者が1万180人ですから、高校生以下の人数は771人で、この割合は7.6%です。中学生以下なら6%です。もし高校生以下の均等割を廃止するには、2,382万3,900円かかります。中学生以下の廃止では、1,884万9,000円であります。しかし、この金額が本当に高いかどうか、これはいろいろ検討してみる余地があります。 たまたま津山市での試算でお聞きしたところ、高校生以下の均等割を廃止するには、津山市では4,600万円かかります。津山市は財政調整基金が48億円ということです。赤磐市はどうかといいますと、だから高校生以下でしたら約2,400万円でできるわけです。財政調整基金は74億7,000万円あります。こういう比較をさせていただいたわけでありますが、その気になればできるのではないかと思います。約2,400万円の予算は福祉的な施策になると思います。やり方はいろいろあると思います。国保税の中で福祉的な予算として、その予算を使って検討をするというふうなこともあると思います。 全国的には、宮崎市が2018年から市の運営基金を活用して国保税を値下げしました。1人当たり1万4,910円、1世帯当たり2万2,626円の軽減だそうです。また、東京都の清瀬市では、2018年度から第2子以降の子供の国保税均等割を半額にする減免制度を始めました。均等割額を1人年額2万8,000円から3万8,000円に引き上げましたが、同時に、18歳未満の子供2人以上いる世帯で前年の所得300万円以下の世帯には、第2子以降の均等割を5割減額する制度を、22年までの5年間としつつも初めて導入したということであります。だから、なかなか国がしない中で自治体でもいろいろと検討して、少しでも所得が厳しい、そういうところにどういう形でできるかという検討をされてるわけです。 国保についてはさらに言っておきますが、全国の知事会で1兆円、国保に投入する要望をされております。1兆円の公費投入協会けんぽ並み保険料にというふうな全国的な世論になりつつあります。 1つ紹介いたします。前全国知事会社会保障常任委員長で、栃木県知事福田富一さんの記事が新聞に報道されておりました。国民保険は国民にとって最後のセーフティーネットの役割を果たしています。国保の保険料負担は大きな問題です。この栃木県知事の記事ですよ。私は、子供がふえるほど保険料負担がふえるのは少子化対策とも矛盾すると考えています。均等割など負担のあり方を改めるとなれば、国保の根幹にかかわってきます。見直しによって保険料収入が減るのをどうするかも含め、問題の解決にはやはり国において十分議論すべきだと思いますといろいろ書かれておりまして、国との協議などで、知事会としては保険料負担協会けんぽ並みに近づけるために1兆円の公費投入を求めました。医療保険制度を一元化していく第1段階として、最も保険料が近い協会けんぽと一緒になることを想定したからでありますといろいろあって、今後も知事会を通じて、引き続き国に医療保険制度の一元化や公費の拡大を求めていきます、こういうふうに全国知事会、また市長会も要望されてると思います。全国でいろいろ努力されてる中で、赤磐市としても子育て支援策としてこの点を考えていくべきではないかと思いますが、御答弁願いたいと思います。 ○議長(金谷文則君) 答弁を求めます。 友實市長。 ◎市長(友實武則君) 答弁させていただきます。 私としては、国保の負担を軽減することは非常に重要なことであり、何とかしていきたいという思いは強く持っているところでございますが、先ほども申し上げましたように、財源のことを考えますと簡単にはいかないなというのが率直な思いです。 その中で先日、国保の保険者として広域化を実施いたしまして、岡山県の担当とお話しする機会がございました。その際に、今の福木議員の言われていることについて議題にさせていただいて、議論をいたしました。岡山県下の赤磐以外の自治体、あるいは県議会でも同様の議論がなされているとお伺いをいたしました。 こういう中で、全国的な動きとして国へ財政負担を求めて要望を上げていくことが大事だということで話ができております。 今後も、先ほども言いましたが、全国市長会等でこの意見を取りまとめながら要望を上げていくことが、今一番大事なことかなと思っているところでございます。 以上です。 ○議長(金谷文則君) 福木議員、よろしいか。 13番福木議員。 ◆13番(福木京子君) 再々質問いたします。 県と話をしていただいて、国に要望するということが一番大切ということはありがたいと思います。それで、それをぜひやっていただくとともに、私がなぜ市長に質問しているかといいますと、全国的にも国にやっていただくためにもいろんな自治体で努力がされてると、それで宮崎市とか東京とか、そういうところは、所得が厳しい世帯に対して子育て支援策として、こういう少しでも軽減ということをやり始めておりますし、先ほど言いましたように、岡山県下でも全国的にも議会でもこれが議論されている状況があります。それで、赤磐市としても子育て支援策としてこの均等割の廃止、特に所得が厳しい若い世帯が子育てを一生懸命されているわけですから、検討していただきたいという質問なんですよ。 それで、結局均等割というのは、これは本当に問題なんです。ほかの保険にはなくて国保だけに均等割があるということで、これは負担能力に関係なく頭の数で負担を課すと、これは古代の人頭税と変わらないということが言われてるわけです。子育て支援の逆行ですよね。それは赤ちゃんから1人当たりですから、収入がない人に課すわけですから、一人3万900円も。これは古代の古いそういう制度だと言われても仕方ないですよね。 それで、これは極めて不公平な負担ということなんですよね。先ほども言いましたように、やはり国保税の高さ、これで悲鳴を上げてるわけですから、均等割を廃止すれば大体計算したら半額ぐらいになるんです。そうしたら国保税も払いやすい、そういう状況になってくるわけです。全国的にもそういうことになれば、非常に今、国保の滞納が大変な状況で、取り立てで全国的にもなかなか大変な状況がある中で、少しでもそういうことをしなくても済むように払いやすい国保税にすればいいわけですから、そこのところを財源がないと一蹴りするのではなくて、子育て支援策として均等割のところをどういうふうにしたら、予算をつけて国保財政子育て支援策として、福祉的な予算として入れ込めばいいんじゃないかと、保険事業が圧迫されるというふうな答弁をされておりましたが、そこはいろいろ考えて、知恵を出して検討すべきではないかと思いますが、再度の御答弁をお願いしたいと思います。 ○議長(金谷文則君) 答弁を求めます。 友實市長。 ◎市長(友實武則君) ありがとうございます。 均等割の廃止についての熱い思いをお伺いしました。 均等割の制度についてのコメントは差し控えますけども、この均等割が家庭の軽減につながるということは十分理解をしております。国においても、これについては重要な課題ということで、地方との協議をしっかり行うと今の政府のほうも申しております。こういったことから、これから我々地方の役割、大きなものがあると認識しております。先ほど申しましたように、国と一緒になってこの解決策を探ってまいりたいと思っております。 以上です。 ○議長(金谷文則君) 福木議員、よろしいか。              (13番福木京子君「はい」と呼ぶ) それでは続きまして、学校給食直営方式でについての再質問はございますか。 13番福木議員。 ◆13番(福木京子君) それでは、再質問させていただきます。 2月13日の総務文教委員会、私は傍聴できませんでしたが、傍聴されたお母さんから感想をお聞きしました。 保護者への学校給食の一部民営化について各幼小中5名以内と制限をしていたために、説明会がたった58名の参加だったそうであります。これでは保護者に説明したことにはならないのではありませんか。教育委員会は、今回の説明で出た意見を踏まえて導入決定判断材料にする、このように言っていますが、これでは形だけの説明をして決めたと言われても仕方がありません。決定してから保護者に報告してもだめであります。もっと多くの保護者に丁寧な説明をし、意見を聞くべきです。 それでも58名参加された中で少ない代表者の意見ですが、岡山市であった民間業者が決まらないことが心配。これは意見ですよ。業者は何年かで変わる。変わると、方針が継続できないのではないか。民間の経営状態はどうか。選定したが負債を抱えていたとか、そういうことでは困る。安全・安心が大前提。何かあったとき、すぐ業者を変えることができない。心配なのはリスク、何かあったときのマニュアルをつくってほしい。アレルギー対応は子供の命にかかわること、民間になっても今と同じと言われても全面的に不安がある。市から民間へ調理方法の徹底ができるのかなど、心配の声が出されているようであります。 年間500万円と説明している経費削減について、市の正規調理員と民間の正社員の人件費の差だ、長い目で見ると経費の節減になる、このように説明をされているそうであります。保護者からは、人件費の削減だけでは理由がよくわからないと疑問や不安の声が出ています。ところが、教育委員会は何が何でも反対の意見はPTA代表から出なかったとし、民間業者を監視していく仕組みづくりをしっかりつくっていくことで対応したいと進める構えを示しているそうであります。しかし、保護者は疑問や心配、これがいっぱいであります。 これらの意見はもっともなことだと私は思います。もっと時間をかけて、全保護者に説明をして意見を聞いて、安心できるようにしてからスタートすべきであります。急ぐべきではありません。 それから、今後大事になってくることは、災害対応が求められると思います。東日本大震災熊本地震の際には、直営の給食調理場や、そこで働いている栄養士や調理員が避難者や子供たちへの食事提供に力を尽くした経験があるとのことを聞いております。 こういう状況の中で、学校給食直営方式、教育の一環としての学校給食、これはぜひその方向でやるべきではないかと思いますが、御答弁願いたいと思います。 ○議長(金谷文則君) 答弁を求めます。 友實市長。 ◎市長(友實武則君) 学校給食についてですけども、まず保護者等に対する説明が不十分ではないかという御指摘でございますが、そういう声があるのなら、これは引き続き説明を丁寧にしていくことが重要と考えます。これについては、時間をかけて説明をさせていただくように考えます。 それから、調理そのものについては、これは従来の方式と大きく変わるものではございません。子供に対して安心でおいしい給食を提供できるよう最大限を努めていきたいと、そういうことには変わりませんので、そういった不安については御安心をいただきたいと思います。市民の皆様に対しても説明を十分に果たすこととさせていただきます。 災害時についての災害時の給食提供、これについても確保する体制を整えていきたい、そう思っております。 以上です。 ○議長(金谷文則君) 福木議員、よろしいか。 13番福木議員
    ◆13番(福木京子君) それでは、再々質問いたします。 教育委員会の関係ですが、これは人件費の削減ということですから市長にお聞きしてるわけです。説明は丁寧にしていくということなんですが、それはぜひやっていただきたいと思うんです。それで、今いろんな意見を言いましたように、不安がいっぱいなわけですよ。たった58名、それでも代表の方が58名参加してこられて、今のいろんな意見を言われたわけです。やはり全保護者に対して、子供が毎日食べる、そういう食について丁寧な説明をしていただきたいと思います。 それで、心配の中にいろいろ、民間に委託した場合に何年かで交代することがあるとか、いろいろ不安が出てましたね。それから、私は思うに、市の栄養士さんがこれまでされてますが、調理をされる方とも常にきめ細かく打ち合わせを毎日毎日されないといけないと思うんですよ。その時間の浪費というのは大変ですし、栄養士は献立を立てても調理の指導に中に入れないというふうなこともお聞きしております。それはかえって無駄な、そういう時間がかかります。 それから、教育の一環としてということも断ち切られるようなことになるんじゃないですか。一つの例で、市長は御存じで、柵原の特養の施設の給食を民営化して、市内の施設の中で民間委託をされて相当の金額が削減されたという経験をお持ちですが、教育、学校給食ではそれは違うと思います。そういう考えは違うと思うんですよね。教育の一環です、学校給食は。 災害があったときにも、常にその体制をこしらえてやりますというふうなことを言われましたが、本当にそれができるかどうか。市の職員が中心になって一生懸命になって調理場も扱って、そういう災害マニュアルを市がこしらえたところで、中心になってされることだと思うんです。そのときに、業者の方だったらすぐ連絡もなかなか行かないし、対応もおくれてくるんじゃないですか。やはり市の職員であり、教育の一環である市の職員として、そういう教育を守ってる立場から一生懸命してくださるはずなんですよ。何か市長のほうは丁寧に説明をするとか、そういうふうに言われましたけれども、そもそも何で学校給食だけ、調理の部門だけ離して、たった人件費が年間500万円ぐらいの削減ということでしょ。赤磐市の予算全体からしてみますと、いろんな分野がありまして、結構1,000万円、2,000万円、いろんな分野で予算が使われてきてるわけです。学校の予算の中で、学校給食を一部民営化して500万円削減をして、本当にメリットがあるのかどうか。たったその金額の削減だけ、それだけでは納得ができない問題だと思うんです、この学校給食の一部民営化というのは。その点を再度御答弁願いたいと思います。 ○議長(金谷文則君) 答弁を求めます。 友實市長。 ◎市長(友實武則君) 現在の学校給食の調理業務に対する民間委託を御異論いただいているわけでございます。 私どもは、民間で行うものと直営で行わなければならない、これをきちっと住み分けをして、安全でおいしい給食を提供するための方策の一つとして、調理業務を民間へ委託するということを視野に入れながら検討を進めてまいりました。その中で、議員御指摘の不安というものも意見としてはあろうかと思います。今我々が考えているのは、全部を一気に委託するのではなくて、今、給食センター3センターございますけども、まずは1センターを委託を行って、民間で行う場合と直営の場合を比較していきたいと、そうした後に次のステップも考えていくべきものと思っております。 食育ということで、子供との触れ合い、これも大切なことだと思います。これは自校調理の場合とセンター方式で行う場合で大分異なってくると思います。そういう中で、食育の面も大切に考えながら、これからの事業推進をしていきたいと思っております。 以上です。 ○議長(金谷文則君) 福木議員、よろしいか。              (13番福木京子君「はい」と呼ぶ) それでは続きまして、宇野循環バス休止の代替案はについての再質問はございますか。 13番福木議員。 ◆13番(福木京子君) それでは、再質問をさせていただきます。 これは、答弁のほうが非常に消極的なんです。結局1年間、宇野バスの循環バスが休止ということで、これ以上乗車率がこのまま低い、それから民間事業者の経営上の判断で、市はこれ以上申し上げられないということなんですが、そうしたら山陽の西回りの方々、大体十何人ぐらいは乗られると思います。乗られてる方は相当高齢で、足もちょっと弱くなかなか大変で、午前中のバスしか買い物や病院に行けないような状況なんです。それで、結局西回りがなくなりましたら、午前中、この間も言いましたように、中に歩いて15分ぐらいかけて行かざるを得ない、そういう不便な生活に、生活の質が本当に厳しい状況になると思うんですが、宇野バスに要望すると言ってくださっとんですけど、これが1年間そのままという状況で、市としては宇野バスに要望してるから、それでそれ以上はできませんと、そういう答弁にはなっとんですが、それで本当にいいんでしょうか。市民の意見はいろいろ聞かれてると思うんです。それで、そういう基本構想もできてるわけですけれども、それより先にこの1年間休止という、西回りが午前中がゼロという状況なんです、買い物も病院もなかなか行きにくくなってると。そうしたら、タクシーを利用せざるを得ないような状況にもなってくる。でも、そうしますと、なかなか厳しい状況になりますよね。これで再度の市の何らかの代替案を考えていただきたいと思うんですけど、再度の御答弁を願いたいと思います。 ○議長(金谷文則君) 答弁を求めます。 友實市長。 ◎市長(友實武則君) 赤磐循環バスの代替案ということでございます。 これは、宇野自動車さんが路線を廃止するということではなく、休止でございます。ここで我々が民間の休止路線を走るということになれば、これが休止が廃止になってしまいます。我々としては、そういうことではなく、民間と調和のとれた補完のし合いをしていきたいと思っておりますので、これは乗車率の向上、営業ですので、経営上プラスになるようにこの路線が成長していただければと思って1年間広報等も行ってまいりましたが、その効果も全く見られなかったということが残念な結果でございます。今後、引き続き宇野自動車さんには路線の復活をお願いすることから始めていくべきものと思っております。 以上です。 ○議長(金谷文則君) 福木議員、よろしいか。 13番福木議員。 ◆13番(福木京子君) 御答弁願いましたが、最初の答弁以上のことはないわけです。宇野バスにかけてるということですよね。 だけど、1年間ですから、何カ月かちょっと待ってほしいということではなくて、1年間というのは相当長い期間と思うんです。市としては、それにかわる代替案を考えるべきではないかと思うわけです。そのあたりは考えておられないのか、これは宇野バスに任せて1年間はそのままになるのか、再度の御答弁願いたいと思います。 ○議長(金谷文則君) 答弁を求めます。 友實市長。 ◎市長(友實武則君) 1年間の休止ということに対しての御質問ですけども、宇野バスさんがこの循環バスの休止を申し出されたのが一昨年になります。そのときには昨年の3月31日をもってということでございましたが、赤磐市のほうからも何度も何度もお願いをすることによって、1年間の継続が果たせたわけでございます。 その際に、赤磐市としても乗車率の向上を目指して、例えば広報紙に3カ月連続で利用を訴える広報をさせていただきました。そういった努力もしながら、1年間この循環バスの利用促進、いろんな形で行ったんですけども、効果を上げることができなかったということが非常に残念な結果でございます。今後利用しやすい形、あるいは利用しやすい路線はどういうものなのか、こういったものも含めて宇野バスさんと協議を重ねていくことが第一と考えているところでございます。 以上です。 ○議長(金谷文則君) 福木議員、よろしいか。              (13番福木京子君「はい」と呼ぶ) それでは続きまして、車の免許返納者タクシー券の交付をについての再質問はございますか。 13番福木議員。 ◆13番(福木京子君) それでは、質問させていただきます。 これは現在タクシー券は、福祉施策として非課税世帯に対して年24枚出されておりますが、その利用率、約8割ぐらいというふうにはお聞きしておりますが、これについては最大限活用していただきたいと思います。 それで、最近車の免許を返納された方、これは確実にふえてきてるわけです。5年前と比べてどうなのかということでお聞きいたしますと、平成26年が返納者の方が103人から平成30年には194人ですから、約倍近くになっている状況があります。知人で最近返納した方の声をお聞きしますと、とても不便になって、この方は近くにバス停があっても、病気のせいで足がよれよれして弱くなって、近くの病院に行くにも、結局山陽団地でもタクシーで行かないといけないということなんです。こういう状況の方は、せめてタクシー券があって補助してもらうと助かると、こういうふうなことを言われてるわけです。このような方がこれからどっとふえることは間違いありません。家族に車に乗る方があればいいわけですが、御夫婦で夫が免許を返納すると途端に不便になってくるわけです。出るのがおっくうになって、足腰が弱るというふうな状況になってくると思うんです。 交通弱者への施策として、タクシー券や、またバスの乗車券への助成等、いろんなことが考えられると思います。依然も私は乗車券への助成というふうな提案も、福岡県の福岡市の例を出して、出かけやすいような乗車券への助成がされてるということで提案もしております。 もう1つ例を言いますと、桜が丘の西4丁目から瀬戸駅に行くのにタクシーだったらどのくらいかかると思いますか。往復5,660円かかったということを聞きました。それで、赤磐には精神科の病院がないんで、近くで瀬戸にはあるんです。不眠に悩んだり、いろいろ行きたいけれども瀬戸しかないと。このような中で、高齢になると不便なわけです。瀬戸にもなかなか行きにくい。 それから、もう1つお聞きしますと、その桜が丘の方ですが、和気のほうの親戚のところに行く楽しみがあったけど、そういうこともバスが、結局桜が丘も8時以降と1時前、その間の便がないということをお聞きしました、瀬戸駅のほうへ今度は行くバスが。そういう状況が現実広がってきてるわけですが、いろいろお話をすると、不便なので岡山市などへ引っ越しする、したいと、こういう人もふえてきております。だから、一日も早く交通弱者対策が必要であります。 それで、現在タクシー券の利用の実績というのが、決算を見ますと542万9,000円ほどですよね。交通弱者の交通の確保と、こういう対策としては、この予算の倍ぐらい使っても施策としてはいいんじゃないでしょうか。まちづくりとしての観点、こういうことでは非常に重要な施策と思うんです。予算もやはり倍ぐらい掲げて、そういうふうな交通弱者の施策をすべきではないか。だから、この質問の中でタクシー券の交付、これは福祉施策と思うんです、タクシー券は、現在は。だけど、一般財源のほうからそういう施策を、非課税世帯だけでなくてもっと広げて、そういうタクシー券の交付や乗車券の補助、そういうものをしていただきたいと思います。 ○議長(金谷文則君) よろしいか。それで再度の答弁を求めてよろしいですか。              (13番福木京子君「はい」と呼ぶ) じゃあ、答弁を求めます。 友實市長。 ◎市長(友實武則君) タクシー券ということで、拡大、拡充をということでございます。 今の特に高齢者免許返納者に限らず高齢者に対して移動手段をということで、タクシーというのは非常に有効かと思います。しかしながら、これを拡充していくということは、その財源も必要になってくることとなります。そういったことで、できるだけ多くの方々にそういった福祉的な観点で移動手段を提供するということは実施していきたいとは思います。しかしながら、先ほども申しましたが、財源の問題は避けて通ることができません。そういったことから、今後もこのことについて公共交通を含めて全体的に検討を進めていく大きな課題として捉えていきたいと思います。 以上です。 ○議長(金谷文則君) 以上で13番福木議員一般質問を終わります。 ここで、11時5分まで休憩といたします。              午前10時50分 休憩              午前11時5分 再開 ○議長(金谷文則君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 次に、7番大口議員の質問を許します。 7番大口議員。 ◆7番(大口浩志君) それでは、通告に従いまして3点お尋ねをさせていただきます。 まず、防災について。 合併当時から比べると、職員さんの数が七、八十人減っていることも踏まえてのお尋ねでございます。 まずは、マンパワーの視点からどのように考えておられるかお聞きをしたいと思います。 そこで1点、山口、ファミリーマートがある交差点から町苅田を通らず笹岡小学校へ行くルート、皆さん浮かばれるでしょうか。 次に、水災に対する備えはということでお尋ねをいたします。 続きまして、逃げる手段、福祉車両の利用協定について、主には社会福祉協議会かなと想定をしております。これは、たしか自分のメモの中には平成29年9月議会で触れさせていただいておるはずなんですが。 続きまして、今連絡手段としては携帯電話が主になっとられると思います。まだまだ赤磐市内では携帯電話の電波の状況の弱いところがあろうかと思います。その辺の御認識をお尋ねをしたいと思います。 続きまして、行財政改革についてでございます。 私の記憶が確かであれば、平成31年度予算は組めないと以前、長期財政見通しの御説明があったように記憶しておりますが、平成31年度予算は目の前に議案として提出をされております。それまでの経緯と今後の見通しも含め、現在の取り組み状況、今後の見通しということでお尋ねをしたいと思います。その中で、ただ単にやみくもに予算を切ってくれというようなことを申し上げるつもりはございません。より有効的な活用の仕方がそれぞれあるんではなかろうかというふうに思います。その一つとして、一番厳しい折には、メンテナンス費用がないのでエレベーターをとめるということが何年かあったように記憶をしております。新たなアプローチも多々あると思いますが、そのようなお考えを教えてください。 続きまして、一般質問のその後についてということでございます。 そのうち、多々ありましたので、井戸水の検査、それから給食献立表のオープン化についてお尋ねをしたいと思います。 先ほど言い忘れましたけども、行財政改革については所管として財務部長が担当として御答弁に立たれるようですが、行財政改革は財務部だけですることとは思っておりません。それぞれ皆様方の所管の部、課、いろいろございますが、そう思いながら聞いていただけたらと思います。よろしくお願いします。 ○議長(金谷文則君) 答弁を求めます。 前田総務部長。 ◎総務部長(前田正之君) それでは、大口議員の防災についての御質問にお答えをさせていただきます。 まず、マンパワーの視点からということですが、市職員も減少する中、最終的な避難所の運営は地元をよく知っている自治会、自主防災組織等に運営をお願いしていく必要があると考えております。また、避難支援においても同様で、特に避難行動要支援者の避難においては人的絶対量が必要になるかと思います。避難所運営訓練や避難訓練を行い、発災時において自治会、自主防災組織が迅速な防災活動を行い、市と連携しながら避難行動支援や避難所の開設から運営を行える仕組みを整えていく必要があると考えております。 先ほどは議員のほうから、地元の道と、有効な道路というような意味合いでの例を出していただいたのかと思いました。私も大きな道しか認識してないところもありまして、多分地元の詳しい方は有効な道があるというようなことであるものではないかというように先ほど感じております。 次に、水災に対する備えについてですが、水災から身を守るには早目の避難が必要と考えています。そのためにも、的確な避難情報を住民に提供する必要があります。しかし、避難勧告等を発令しても避難率は低く、あとは住んでいるところの危険性の認識を深めてもらい、危険なときは避難所に避難しようと思えるよう、避難所の開設体制を自治会、自主防災組織等と連携していくことが必要と考えております。 次に、逃げる手段、福祉車両の利用協定についてでございますが、避難行動において福祉用具等を使用しないと避難に支障がある方については、近隣の方の支援により避難所へ早期の避難が原則となります。しかし、こういった方の迅速な避難行動において福祉車両は欠かせないと考えておりますが、大半は福祉事業者が所有しております。災害時の利用は、福祉事業者と事前に協議が必要であると考えております。 次に、携帯電話の電波状況の弱いところはないかとのことですが、大手3携帯電話会社の電波状況エリアを地図上で確認したところ、それぞれの会社で若干電波の弱いところが確認されます。しかし、そのエリアは他の携帯会社によって相互に補完している状況であるとも考えられる状況であります。 続きまして、一般質問のその後についての中の井戸水の検査についてでございます。 災害時に井戸水を利用するための検査についてでございますが、井戸水はライフラインの途絶において、水確保の有効手段であると認識をしております。防災用で飲料水として提供してもらえるか検討する中で、井戸水の提供、水質検査について近隣の自治体に問い合わせ等を行いましたが、井戸の把握や提供についても検討していないのが現状のようでありました。今後は、災害時における井戸水の確保、提供について全国的な先進事例等の研究を行う必要があるというふうに現在考えております。 以上でございます。 ○議長(金谷文則君) 続いて答弁を求めます。 藤原財務部長。 ◎財務部長(藤原義昭君) それでは、大口議員の行財政改革についての御質問にお答えします。 行財政改革については、平成28年2月に第3次赤磐市行財政改革大綱を作成し、平成28年度から32年度までの5年間で取り組みを進めております。 今年度は民間活力の導入に重点を置き、行財政改革審議会で熱心に御審議をいただきました。 今後は、PDCAサイクルで継続的に検討を進められるよう具体的な手順を整理しながら、歳出の削減のみならず、歳入確保という視点も大切に、赤磐市として新たなアプローチとなる手法も含めて検討し、有効な施策を推進してまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(金谷文則君) 続いて答弁を求めます。 藤井教育次長。 ◎教育次長(藤井和彦君) それでは、一般質問のその後についての給食献立表のオープン化についての御質問にお答えをいたします。 給食の献立は、栄養教諭が栄養のバランスを考え、多様な食品を適切に組み合わせて作成をしております。また、伝統料理や行事食、和食や洋食等を取り入れ、季節感があり変化のある内容となっております。現在、給食献立を見ることができるのは、園児・児童・生徒のいる家庭に限定されますが、議員の御提案のとおり、オープン化することにより給食の献立の内容が市民の健全な食生活の推進につながると考えております。議員提案におきまして遅くなりましたけれども、市内3センターの2月の献立表から市のホームページのほうへ載せております。今後献立表は毎月更新してまいりまして、給食のレシピや食育につながる記事を載せていきたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(金谷文則君) 一括しての答弁が終わりました。 続きまして、防災についての再質問はございますか。 7番大口議員。 ◆7番(大口浩志君) ありがとうございました。 防災についてなんですけども、まずマンパワーの視点からということで、変な投げかけを先ほどしたかもしれませんが、山口の信号のところから笹岡小学校へ町苅田を通らずに行くには、オーソドックスには2ルートあるかなと考えております。それが、それぞれの職員さん、皆さんがすぐ頭の中で浮かんでいただけるようになっていただきたいということでございます。 1ルートは、一旦御津へ出て御津カンのそばを通り多賀へ出るルート、それともう1つ、一番近いルートは、我が家の家の前を通り、スーパー林道を通り、昔の赤坂環境センターのところへつながっとる道がございます。以前は、その道はパッカー車も通っておるような道でございました。今、この中で何人の方がその道を頭に思い描かれただろうかなというふうに思います。 と申しますのが、旧町の時代に比べて職員さんがなかなか外へ出る機会が減っておられるんではなかろうかなというふうに考えます。いざ防災で何かがあったときに、現地確認、避難所の設定、そのほか走る際に通行どめになった、通れないというようなことも多々想定されると思います。いざどしゃ降りの真夜中とかを想定すると、自分で道がわかっていないと現地へ到着できないということが多々あろうかと思います。今のままでは10年後には誰も知らないというようなことが出てくるのではないでしょうか。このような話を何人かの職員さんに聞いてみましたが、ぴしゃっと先ほどの林道のことをおっしゃられる方がおられました。何で知っとんでしょうかというお話聞くと、業務の際に旧赤坂出身の課長に教えていただいて、部下とともに二、三回走ってみましたというようなお答えでありました。まずは、赤磐市内を隅々まで知っていただくことは、防災に限らず、いろんな行政施策を運営していく上で必要不可欠なことかなというふうに考えます。 そこで、今交通安全ということに関しては、全庁的に当番を決めて交通安全の旗を持って立っていただいとるように感じます。そこで、交通安全当番の日に旗を持っていただくのも重要ですが、白と黒の広報車であるとか、青パトであるとか、いろんな車を使って、ベテランの方とともに市内を走っていただくということも必要なのではないでしょうか。それとか、イベントは例えば産業振興部を中心に職員さんを出して運営をいろいろやっておられますが、新年度が始まります、全庁的に当番を決めて、お手伝いをする方を決めて、その際にそれぞれの地域、イベントがある地域へ走る際に、そういったことも視点として考えていただくのはいかがでしょうか。 ○議長(金谷文則君) 答弁を求めます。 前田総務部長。 ◎総務部長(前田正之君) 大口議員の御質問にお答えさせていただきます。 先ほどはいわゆる道路環境の状況、市の職員がどこまで把握しているかというような視点からの御提言をいただきました。 確かに、現在市の職員も非常に少なくなってまいっております。そして、市内へ昔から住んでいる在住の職員というのも、割合的には非常に少ない状況であるというのは現実でございます。先ほどから具体的にも交通安全の指導、そういった中での市内の巡回、そういったことをすることによって、意識として市内の状況、道路環境、そういったものを把握してはどうかというような御意見もいただきました。全般的な話といたしまして、私たち職員は市内の状況というものをよく理解し、そういった上で市民サービスに努めていくというのは重要な基本の基本であるかというふうに思っております。いただいた御意見、具体的にできるよう、いろいろそれぞれの原課で検討していきたいというふうに思います。 以上です。 ○議長(金谷文則君) 大口議員、よろしいか。 7番大口議員。 ◆7番(大口浩志君) ありがとうございました。それでよろしくお願いいたします。 次に、水災に対する備えということでございますが、私、1点御提案がございます。 水災保険の啓発を市民に向けてどんどんやっていただきたい。皆様御存じのように、倉敷真備町、平島地区、水で浸かったところがたくさんございましたし、広島の土砂災害、市内でももちろんございました。確認をすれば、特に真備のほうの方から避難所の運営を直接やられた方、住所がある方、親戚がある方、いろんな方にお聞きをしますと、今現在前向きな動きが目に見える方の大半は、物すごい大金持ちの方は別にして、やはり保険に入っとったからだというような声がほとんどでございます。ある保険会社の試算では約3割ぐらいかなと、避難所を運営した経験の方から皮膚感覚で言うと1割から2割かなというようなことになっとるようでございます。 私自身も、東日本の大震災があるまで地震保険、なかなか余り目もくれておりませんでした。水災保険というのがあることすら私自身知りませんでした。今回のことで、人々のお話の中からそういった保険があるということもお聞きしましたので、現実的には行政とかの応援ももちろんでしょうけども、最初の一歩を踏み出すときのスピード感が持てるのはこういったものが支えになるんではなかろうかと思いますが、なかなか行政から保険のお勧めっていうのは難しいのかもしれませんけども、こういう保険もございますというようなことをPRすることはいかがでしょうか。 ○議長(金谷文則君) 答弁を求めます。 友實市長。 ◎市長(友實武則君) 水害保険の広報ということなんですが、お尋ねの質問、担当の部署がないので私のほうからお答えさせていただきます。 水害に対する保険の中で、特に農家の方に対しては、赤磐市も構成員の一つになります農業共済がございます。この中で水害あるいは地震等の保険に入っている加入者、非常に少ないです。議員のおっしゃるとおりです。そういう水害、あるいは地震の保険を広報することも、私たち自治体の一つの役割と考えておりますので、特に農業共済については啓発を進めていくことを考えてまいります。そのほかの住宅等に対しては、安全に暮らしていく一つとして、こういったことを推進するということを広報させていただきます。 以上です。 ○議長(金谷文則君) 大口議員、よろしいか。 7番大口議員。 ◆7番(大口浩志君) よろしくお願いいたします。 次に、逃げる手段、福祉車両の利用協定についてということに関してですが、先ほども部長の御答弁の中に、避難勧告等を発令しても避難率は低くという御発言がございました。これは全国的な傾向のようでございます。 その中の一つとして、逃げるということへの啓発として、例えばそういう協定を結んでいただき、私自身もいざ車が来ても使い方がわかりません。まずは、ふだんの中で訓練をするところから、これで使い方がわかったから、おばあちゃん遠慮のう言うてくれというようなことを地域の中からでも始める、逃げるということのファーストペンギンをつくるきっかけになればいいかなというふうに考えますが、それとあわせて東北のほうの、まだ実際に自分の目で見たことはございませんが、ある中学生ぐらいだったと思いますが、が考えたような単語が看板か石碑かになっとるそうでございます。10回逃げて何もなくても11回目には逃げましょう、基本的には命を守る手段はこれに尽きるのかなというふうに思っておりますが、いかがでしょうか。 ○議長(金谷文則君) 答弁を求めます。 前田総務部長。 ◎総務部長(前田正之君) 大口議員の御質問にお答えをさせていただきたいと思います。 まず、逃げる手段の中の福祉車両の利用ということかと思います。 実際の福祉車両の保有につきましては、市内の福祉事業所の方々が所有をされております。私どもの把握している数とすれば、約30台ぐらいはワゴン車であるとか、そういったものがあるかなと思っております。先ほど御指摘もいただいたとおり、この福祉車両につきましては操作、扱いのほうを確かに心得ておかないといけないかと思います。そういった意味では、協定を結び、実際にお貸しいただいて避難者の方を移動するに当たっての訓練の中で、そういった操作の辺も学んでいくという視点を持っていく必要はあるかと思います。 それと、後段でいただきました逃げるということについての啓発についてでもございますが、現在こういった全国的な大きな災害を想定いたしますと、私ども、市民の皆様と一緒に行っていく避難訓練、防災の啓発、そういった中でいかに逃げる、身の安全を確保するかというようなことを大きく声を大にして行政としてはやっていく、そして市が行う防災訓練、そして地区のほうで行っていただく防災訓練ともども、そういった視点を意識を持って実施していくというのが今後の一番の重要なポイントだというふうに考えます。これからそういった点に重点を置きまして取り組んでいきたいと思います。 以上です。 ○議長(金谷文則君) 大口議員、よろしいか。 7番大口議員。 ◆7番(大口浩志君) ありがとうございました。よろしくお願いします。 携帯電話の電波の状況なんですが、皆さんもそれぞれふだんの生活の中で、あれというところは多々感じられとるところはあると思います。 先ほど、大きく3大キャリアで相互補完をしとるということになっとられましたが、3大キャリアを全て持っとられる個人さんはなかなかいらっしゃらないのかなと。あるものがつながらないっていう不安はすごく大きい。そういうときだからこそ大きくなるのかなと思います。具体的に言えば、大苅田から大苅田池の大きなカーブのあたり、あのあたりがなぜか切れ目のようでございますし、聞きますれば、その先に内山工業の研究所がございますが、あのあたりも電波自体そのものが弱いという地域であるようにお聞きをしております。一個人個人がキャリアのほうへよろしくよろしくと言うよりは、市を挙げてどのようにか改善をいただけませんでしょうかというふうなお願いを上げていただけたらと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(金谷文則君) 答弁を求めます。 前田総務部長。 ◎総務部長(前田正之君) 大口議員の御質問にお答えさせていただきます。 確かに、大きな3携帯会社等につきましても、それぞれの特徴といたしまして、それぞれの携帯電話の波の種類もあるかと思います。弱いところ、強いところがあります。そして、先ほど御指摘をいただいたようなポイントとしてそういった場所があるというのも、私も感じるところでございます。いろんな御意見をいただいたようなことを、防災のかかわりの中で各携帯会社とかかわることがございます。そういった御意見は強く申し出て、そういった環境の改善につなげていただくよう働きかけをしていきたいというふうに考えます。 以上です。 ○議長(金谷文則君) 大口議員、よろしいか。              (7番大口浩志君「はい」と呼ぶ) それでは続きまして、行財政改革についての再質問はございますか。 7番大口議員。 ◆7番(大口浩志君) 先ほどの御答弁の中で、私自身のもしかしたら勘違いかもしれませんけど、31年度予算が組めないというような長期見通しの御説明を以前お聞きしたような気がしております。何が変わったかといえば、市税が上がったとか、交付税がふえたとか、交付金がふえたとか、多分そういうことであろうなというふうには思っておりますが、そういったことは基本的には瞬間風速、追い風が吹いたというようなことになり、安定的な財源ということにはなっていないのかなというふうに感じますが、いかがでございましょうか。 ○議長(金谷文則君) 答弁を求めます。 藤原財務部長。 ◎財務部長(藤原義昭君) 御質問にお答えします。 合併時には、普通交付税の合併算定がえによる削減は20億円以上と予想をしておりました。 平成26年から29年度の交付税の減少額は、約5億円となっております。これは合併による市町村の面積が拡大するなどの市町村の姿が大きく変化したことを踏まえ、交付税の算定の見直しがあったこと、また平成26年から28年にかけて実施した財政健全化アクションプランの効果があったことも言えます。また、職員が一丸となりまして継続的に行財政改革に取り組んでおり、アクションプラン以外にも職員それぞれ創意工夫し、財源確保、事業見直し、点検などを行ったことによります。職員一人一人が危機感、責任感を持ち、行財政改革を推進した結果と感じております。 今後につきましては、さらに5億円程度の減少が見込まれると思いますので、より一層経費などの歳出を慎重に行う必要があると考えております。 以上でございます。 ○議長(金谷文則君) 大口議員、よろしいか。 7番大口議員。 ◆7番(大口浩志君) ありがとうございました。 今回、行財政改革についてお聞きしようと思ったきっかけは、市民との会話の中からございました。 ある町が、今回たまたま赤磐市内でも保育園3園、笹岡、軽部、石相の解体工事が予算化されて、約5,000万円ほど出とるようにはお聞きしとりますが、例えばそういったものの中の備品であるとか、建具であるとか、そういったものの販売会をされて800人も人が来た、遠くは愛媛県、広島県のほうからも来られたようなこともお聞きをしております。 赤磐市で同じことをしろというようなことを申し上げるつもりはございませんが、もったいないという考え方は共有してもいいのではなかろうかというふうに思います。 例えば石相保育園、もう20年近くなるかもしれませんけども、当時のお金で中身も含めて2,000万円ほどのプレハブが建っております。そのプレハブを例えば売却する、もしくは無償で撤去していただく、それだけでも解体費用は安く抑えれるのではないでしょうか。たまたま子供たちの思い出が詰まった遊具であるとか、備品であるとか、建具であるとか、いろんなものがあの中には残っとるように思います。私は残念ながら石相保育園卒ではございませんが、今は亡き幡山保育園を卒園しておりますけども、そういった思い出とともに、よりお金の有効な使い方の一つのきっかけにはなりませんでしょうか。そのようなものが新たなアプローチはという中に、私なりに予算書を見たり、近隣を見とって感づいたことを何点か申し上げたいと思います。 例えば、竜天天文台がございます。石相小学校とのコラボなんかはいかがでしょうか。何で石相小学校ならというふうに思っておられる方が多いと思いますが、石相小学校にも宇宙を見る望遠鏡がございます。せっかくあるものをより生かすというような視点を考えていただきたいということでございます。 それとか、最近の施策で言えば、移住・定住っていうのがここ何年かブームのようになっとると思いますが、赤磐市は当時なかったシステムがほぼでき上がっとるんじゃないかと思います。東日本大震災直後は、岡山県へも4桁以上の方々が移住・定住されとるようにお聞きしておりますが、先日新聞に載っとった資料を見ると、すごくさみしい数字になっているのかなと思います。移住・定住に向けてのPRの仕方の角度をそろそろ変えてみてもいい時期にはなっているのかなというようなことも思いますし、ほかの市町村との共同購入的な考え方はいかがなんでしょう。最近で言えば、星のふる里バス、美咲町、津山市でやっておったのを赤磐市も参画して、市民にも恩恵がすごく出ております。あれは赤磐市単独でやろうと思ったらすごい費用がかかると思いますが、協力することによって、より長く継続をしていただけたらと思います。 余談になりますが、旧英田町の方々なんかからは、うちの消防本部は遠くへ行ってしもうたので、あんたとこの北出張所から救急車が来てもろうたほうが近いんだと、早いんですというようなことをおっしゃられる方がございます。ふだんの買い物なんかは、町境、市境、全然意識をしませんけども、なぜかこういうことになってくると町境、市境がすごく大きく立ちはだかってくるように感じております。 昨日、医療のことに触れられた議員さんもおられましたけども、住民の目に見えない時間コストの削減には大きくつながっているのかなと。佐伯北診療所で検査を受けれることになれば、患者さん本人と付き添いの方、お二人が半日仕事で帰れる。それを岡山市まで足を延ばすと、2人で一日仕事、目に見えないコストではありますが、住民コストの削減には大きく寄与しとられるのかなというふうにも感じます。 それとか、例えば最近のといいますか、31年度予算の説明書の中にもございましたが、熊山診療所に薬剤師が2人、佐伯北診療所はゼロ、売り上げだけを見ると倍もありません。だったら、1.5人と0.5人というような考え方もあるのではないんでしょうか。といいますのが、年度末にはでき上がりますけども、美岡ができると熊山、吉井間はすごく近くなります。いろんな運営ができるのかなというふうに考えます。 あわせて学校の薬剤師さんへの費用、私の記憶が確かであれば、学校絡みで薬剤師の方々の費用60万円ほど載ってたと思いますけど、もし時間があれば熊山におられる薬剤師の方々が地元の子供たちのために出向いていただいて、お薬教室とかを開いていただくようなこともできないんでしょうか。いろんなやり方がございますし、最近の話で言えば、百歳体操を御年配の方々を中心に皆さん地域を挙げて頑張っておられます。だけど、2年縛りがあるそうでございます。私は知りませんでした。2年たつと後は好きによろしくねというようなことでございますが、励みになるし、日々の1週間に1回でもみんなと顔を合わせる、ひきこもり対策の一つにでもなっとんじゃないんかとか、要するに百歳体操を始めて健康診断とか健康チェックをすると、以前よりよくなった人たちもおられるようなことも聞いております。できればそういったことも踏まえて、いろんな、より有効なお金の使い方を考えていただけたらと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(金谷文則君) 答弁を求めます。 友實市長。 ◎市長(友實武則君) 行財政改革に対して、さまざまな切り口からの御提言をいただきました。 私のほうから総論的なお答えをさせていただきます。 移住・定住の推進は、非常に重要です。切り口を少し変えてはどうかということでございますけども、これは移住してきた方々から御意見をいただきながら、どういったニーズが求められているか、きちんと把握しながら、ニーズに合わせた定住促進の施策を展開させていただきたいと思います。現に移住・定住で新規に転入された方には、アンケート等の御協力をお願いしているところでございます。 また、市域を越えて連携をしていくことで、単独では到底できないような事業が実現するということのたとえとして、星のふる里バスのことを言っていただきました。これも赤磐市だけでなく、北あるいは南、中枢都市圏という連携もございます。そういった中でうまく活用しながら、それぞれの市町がメリットを出せるよう、これも行革の一つになろうかと思います、アイデアを凝らして、一つでもたくさんそれぞれが利点が得られるよう頑張っていきたいと思います。 それから、佐伯北の薬剤師のお話をいただきました。これについても、そのとおりだと思います。特に熊山診療所と佐伯北の診療所、この辺は密に連携を図ることが行革の大きな推進になろうかと思います。 一つの事例として、昨年CTの導入をしましたが、機械はそれぞれですけどもレントゲン技師が操作をしないといけません。このレントゲン技師は、佐伯北の撮影をするときには熊山のレントゲン技師が佐伯北診療所へ行って撮影の作業をしております。これが余分な経費を伴わない、非常に効率のいい運営ができております。こうしたやり方をこれからも継続していきたいと思っております。 それから、百歳体操のことを言っていただきました。ありがとうございます。 昨年、百歳体操の赤磐市全域での総会を触れ合い体育館メーンアリーナで実施いたしました。本当に大勢の方に来ていただいて、楽しく百歳体操をしておりました。この百歳体操が及ぼす影響、これははかり知れないものがあろうかと思います。高齢者の方々の健康を維持し、それが高齢者の医療の削減にもつながってまいります。こういったことが赤磐市でいろんな分野で実現できるよう、一つでもアイデアを凝らしながらやっていくことが必要だと考えながら、行革にも取り組んでいきたいと思います。御提言ありがとうございます。 ○議長(金谷文則君) 大口議員、よろしいか。 7番大口議員。 ◆7番(大口浩志君) ありがとうございます。 私がるる申し上げたことを真摯に受けとめていただいての答弁、ありがとうございました。 私的にはそんなに難しいことを言っているつもりはございません。と申しますのが、建設とかにおいては、最近は当たり前のように建設残土の利用という単語がよく飛び交っております。要するに、基本的によそでの無駄な土を要るところへ持っていって、経費を削減しようということは、もう全庁的に、周知の事実だと思います。私が先ほど申し上げたのは、それの応用編にすぎないというふうに個人的には思っておりますので、そういうシステムがいろんな部署、部署においてでき上がってくれば、より有効なお金の使い方、行政の進め方、できるのではなかろうかなというふうに思います。 最後に、天守閣または天守閣から見える景色も重要ではございますが、足元の石垣のメンテナンスにも気を配っていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(金谷文則君) 答弁を求めます。 友實市長。 ◎市長(友實武則君) うまい表現をしていただきまして、ありがとうございます。 もちろん、この執行部そのものについても、組織力を高めるということが究極の行革だと思います。そのために、まずは人材育成です。職員おのおのが知識を広め、見識を広げるということを努めさせていただきます。それによって豊かなアイデア、発想が生まれてくるものと考えております。 以上です。 ○議長(金谷文則君) 大口議員、よろしいか。              (7番大口浩志君「はい」と呼ぶ) それでは続きまして、一般質問のその後についての再質問はございますか。 7番大口議員。 ◆7番(大口浩志君) ありがとうございました。 これについても先ほどのお話と通じるところが多々あると思いまして、この2点をピックアップをさせていただいております。 井戸水の検査においては、もちろん飲み水であるとか下水用の水に使うという部分もあろうかと思いますが、部長みずから最初の答弁にも防災の中でありましたように、なかなか啓発をしても耳を傾けていただけない、行動がなかなか伴わないというのは、赤磐市だけに限ったことではないと思います。その中で検査をすることによって、何のためにするんならということになれば、そういったことに反応をしていただく方々が1人でもふえればという、いろんな切り口の中の一つであろうかと思います。 しかも、検査は以前もお話をしましたが、1軒が個人で頼むと5,000円かかるそうでございます、環境事業団か何かに頼めば。ある程度の数がまとまればどうなんでしょうかというふうにお尋ねをしたら、それは値段の交渉には応じますとおっしゃっていただきました。それが100軒とか200軒規模なのかなと思ってたら、10軒、20軒で十分ですというようなこともおっしゃっていただきました。別に段取りだけをして赤磐市に経費を出せということでもございませんし、一部を負担していただくんならそれはそれで結構だろうかと思いますが、通常5,000円かかるものが仮に1,000円下がった、これだけでも赤磐市が取り組んでいただいたことに限る、先ほど申し上げましたけど、行革の一つになろうかなというふうに思います。もちろん、一次的な飲み水の確保とともに、二次的な防災の啓発活動の一つ、こちらのほうが先に来ようかと逆に思いますが、そういった視点でのことで、積極的に段取りをしていただけたらと思いますが、いかがでしょうか。 あわせて、給食の献立表は、目先で言えば、また今日も晩カレーかというような会話を赤磐市内からなくしたい。要するに、昼子供たちが学校で何を食べたかをおうちの方々が把握しとれば、同じメニューっていうことはなかなかならないでしょうし、今は我々の年代は晩御飯をつくっておられる男性の方もたくさんおられるように聞いております。お母さんもそうですが、皆さん口々に言われるのが、今日のメニューは何にしよう、これに困っとられる方はたくさんおられるように身近な方でも聞いとります。そういったことも含めて、せっかく栄養を考えたメニューを栄養士さんにつくっていただいております。仮に今現在1,000人の方々が子供たちがその恩恵を受けとれば、オープン化をすることによって仮に1万人が恩恵を受ければ、10分の1のコストになるというような考え方もできようかと思います。給食の献立表のオープン化については、もう既にやっていただいたというふうにおっしゃっていただきましたし、つくり方なんかも先々で載せれたらなというようなこともおっしゃっていただきました。そういったものを一つ一つ考えていただいて、ぜひ早急に井戸水のほうのことについては取り組みを始めていただけたらと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(金谷文則君) 答弁を求めます。 前田総務部長。 ◎総務部長(前田正之君) 大口議員の御質問にお答えをさせていただきたいと思います。 井戸水の検査、先ほどからのお話をお伺いいたしますと、これは行財政改革、また防災上の関係、そういった大きな視点の中でも意味あるお話というふうに聞かせていただきました。井戸水の検査ということでありますが、これは生活水そして飲料水、またそういったところによりましても検査等の関係も変わってくるかと思います。飲料水ということになりますと、そういった専門の検査をクリアしていかないといけないというようなこともありますので、全国的な先行事例等も引き続きまして研究を続けていき、そういった視点を持って、防災の観点からも井戸水の存在というようなものを啓発していきたいというふうに現在は思っております。 以上でございます。 ○議長(金谷文則君) 大口議員、よろしいか。              (7番大口浩志君「はい、ありがとうございました」と呼ぶ) 以上で7番大口議員の一般質問を終わります。 ここで、午後1時まで休憩といたします。              午前11時53分 休憩              午後1時0分 再開 ○議長(金谷文則君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 次に、6番保田議員の質問を許します。 6番保田議員。 ◆6番(保田守君) それでは、よろしくお願いいたします。 きのうから一般質問を聞いておりましたら、赤磐市の議員さんは大変すばらしい一般質問を皆さんされるんで、私も感心しております。 皆さんが参考になるように、私らもそこで聞き聞き、自分のためになるすばらしい議員さんの一般質問を聞いております。私も力いっぱいやらせてもらいます。 通告に従い、2件のことをお伺いいたします。 まず、赤磐市地域活性化についてということで、私は赤磐市の周辺地域が非常に弱体化しとんじゃないかと、誰に聞いても、うちの地域には何もないんじゃというふうな意見をよう聞きます。 それで、いろいろ考えてみたんですけども、周辺地域に人が集まるような施策を、それはそれでそこに向けたものをやらにゃおえんのんじゃないかなと。私の考えが正しいとかいいとかというんじゃなしに、そういう政策がちょっと欠けとんじゃないかなと思います。 私は今、この本庁にある行政機関を、教育委員会であれば教育委員会を熊山にごっそり移して、熊山で、永瀬清子さんの文化を育んだような地域であります、そういうとこで教育委員会は独自の施策を練って教育、こことは別の場所で徹底的に、そういう場所が教育を論じて、これから赤磐市の教育をするというような場所が別のところにあっても仮にいいんじゃないかなと、多分今の行政改革とは逆行していく部分の考え方だと言われると思うんですけども、合併によってよくなったところもあれば、一番の弱点が周辺地域がどうしても廃れて一体感がなくなっている。そういう周辺地域を盛り上げるためには、こういうふうな考え方、今の考え方より方向転換ですよね、発想を転換してほしい。合併して14年たって、普通にやってはきているんですけども、市長も市長になられて6年、ちょっと全体的に閉塞感があるんじゃないかなというふうに感じます。 今、赤磐市に必要なことは、そういう施策をやってほしい。とにかく吉井なら吉井で地域の活性化、山陽団地で地域活性化委員会というのをつくって議論してきましたよね。何で僕は吉井の地区なんかで、そこの地域で活発にこの地域をしていこうということで、地域活性化委員会とかというもんがそこにできて、この地域を活性化するためにはどういうふうなことをしたらいいんだろうとかというような、そういうことが起きるような、行政としたら前引きをしてほしいと思うんです。吉井と山陽なんかを比べてみますに、一くくりにしてものの考え方でやってしまうときにちょっと無理がどうしてもあります。文化、生活、全然違います。そんな中で吉井の過疎化、農業対策、そういうようなものはあそこに何かの部署をつくって地域のみんなと一体感を創出して、人の集まる場所をつくってほしいと思います。 そういうようなことで、市政の方向転換、発想の転換をしてほしいというふうなことを一般質問として質問いたします。私の考えに対して御意見をいただきたいと思います。 2問目の質問は、何人かの議員さんもたびたび質問してますが、道の駅、まちの駅、とにかくやるということでもう随分たちます。この案が出てから、こういうものをつくったらというような図面も提供を受け、地区もこういうとこでというような話も聞きました。それをもって、それは確定じゃないにしても、我々も人に聞かれたらもとになってる話を今までしてきてます。 そこで、あれはどうなっとんならという話をよく聞くわけですけども、今の現状の段階でいつごろとかどうとか、私は知る余地もないんで答えれない。あくまでそれでもプランを出したんなら、何かたなごころをもてあそんどるような感が私はあると思うんですけども、ここまで来たらある程度の大枠というんですか、何年後、とにかくいつどこで何をとかというようなことが一つも示されてない。この辺を、人間本音で語って今これがスムーズに行ってないんですよと、土地のほうがうまいこと買えてないとか、県のほうはちょっとまだ時間がかかるんだとか、そういうふうな具体的な見積もりのことを言うていただきゃあ、我々も返答のしようがあります。一般の市民の方もまた、やがてはできるんだろうなということで納得してくれると思うんです。 しゃべっていいこと悪いことはあると思います。どうしても業務の関係で言えないことがあると思うんですけども、それでもみんなでやっていこうというときに夢が持てるような、いつごろには完成さすと、私が市長をしようる間にはやると、それはこの2年、既に2年ぐらいはたってます。あと2年のうちに目先はつけるとか、私が市長のうちにやるというんなら、もう一期頑張って次の市長もやっていただいて、やる気でぜひ私がなし遂げるんだというような気力を見せてほしいです。その点、大きくのくくりでいいから、いつごろまでにやるという、そういうものを示してほしいと思うんですが、よろしくお願いいたします。 ○議長(金谷文則君) 答弁を求めます。 友實市長。 ◎市長(友實武則君) それでは、保田議員の質問に順次お答えします。 まず、地域活性化というお尋ねでございます。 現在の市の行政体制、これについて新市建設計画にもございますように、本庁及び3つの支所を中心として市民サービスに努めるというふうにされております。行政機能を分散というふうに御提案でございますが、現在においても支所は総合的にサービス提供を担っております。本庁と連携し、また本庁が支所におけるサービスを補完する、そういう体制となっております。 今後においては、行財政改革の観点を踏まえながら、サービスの内容及び必要な体制について検討を重ねることとしております。 続いて、道の駅の実現についての御質問でございます。 今後の進め方につきまして、これについては昨日北川議員に御答弁をしたとおりでございます。 スケジュールとしては、赤磐市都市計画審議会において、都市計画マスタープランの改定を審議していただくということから、同新拠点における交通の結節点やその他の施設についても市民の皆様方と意見を交換し、ともに検討していく場を設けていきたい、こう考えております。 以上の答弁とさせていただきます。 ○議長(金谷文則君) 保田議員、よろしいか。 6番保田議員。 ◆6番(保田守君) 合併から14年ですか。県内を見ても、合併によって成功したとこと、弊害が大きかったという地域があると思います。 私はこの間新聞をちょっと見ようて、合併で成果があったかなかったかというようなことを書いとったんでちょっと見よったら、財政規模が大きゅうなって一体感ができてよくなったという地域もあります。ただ、赤磐市とよく似たようなところでは、美咲町とか備前市とか、弊害が大きかったと、それは一体感の喪失であるというふうなことを書かれております、ここへ。赤磐市においても合併の効果はある程度あったけど、一体感の喪失、そういうものはあると。 私は周辺地域が弱体化してきている、この周辺地域の弱体化を解決するためには、市長みずから先頭に立って、赤磐市の職員さんの中にはすばらしいエンジンを持った人やすばらしいコンピューターを持った人がたくさんいると思います。こういう問題に対して真っ向から取り組んで、わしが責任とっちゃるから前へ進めという気持ちで当たってもらわなければ、今解決しないんじゃないかなと、ぜひ私は山陽団地なんかは山陽団地で地域活性化、確かに音頭をとってやってもろうて、その効果が今出つつあります。いろんなことを皆さんが集まって、すぐに前へ行かんでも、議論することでその中から前進することが生まれてきます。僕なんかが思うのは、せっかく今まで人がここに集まってきた庁舎の立派なやつが、古くなってるとはいえ、そこへ人が集まってきよったんですよね、熊山にしても、吉井にしても、赤坂にしても。そういうものを何とか生かして、行政改革と逆行するじゃなしに、吉井にしても、熊山にしても、職員をやめられた方でも皆さん立派な方がおられます。民間の力もかりて、何か新しい地域活性化の策というものをその中から練り直して、地域から出てきたものを吸い上げて議論して、また地域のほうへおろしてやっていく。熊山にしても、ここよりも今まで和気とか備前とかとのつながりは文化的にも生活的にも多いわけですよ。その地域を、そこを中心として向こうへも発信していただくと。吉井にしたところで、これも我々の山陽よりも恐らく美咲町とか美作市とか、あっちのほうとのつながりが今までは大きかったと思います。ぜひ吉井のほうだったら北の窓口を吉井に据えて、そこで県北の中山間地の人も巻き込んで、何か一緒にやっていくような、赤磐から音頭をとって前へ進めるというふうな施策が要るんじゃないかと思います。人がやっとるからというもんでもなし、みずから考えて難儀をしつつ、何か血の出るような思いがあるかもしれんですけど、何か吉井のほうの人にうちはこうなんだよと、赤磐市のこういう部分をうちは担ってるんだと、そういうふうな取り組みをぜひしてほしい、こういうふうな考え方を私は持ってるわけですが、今の私の考えを聞いて、市長、どのように思われますか。御意見をお願いいたします。 ○議長(金谷文則君) 答弁を求めます。 友實市長。 ◎市長(友實武則君) 保田議員の熱い思い、しっかり受けとめさせていただきます。 地域の声を吸い上げて行政に反映し、それが地域の活性化につながっていくということでございます。全く異論はございません。あと、市政としましてはその声をどういうふうに吸い上げていくか、こういったことが大事だと思います。現在は、区長会等にお願いをして意見をいただくという、意見交換の仕組みはつくっているところでございます。さらなるそういった意見を聴取できる方策について検討してまいります。 以上です。 ○議長(金谷文則君) 保田議員、よろしいか。 6番保田議員。 ◆6番(保田守君) よろしくお願いいたします。 折も折です。庁舎を耐震構造にするか、新築するかという話が盛り上がっておりますが、どちらにしようともそのときに行政機関の引っ越しというのがついてまうと思うんです、遠くへ動かすか近くへ動かすかは別として。そのときに、私は実験的にと言ったら叱られるかもしれませんけど、思い切ってこの本庁舎を明け渡す工事を行うときに、どちらにしても今の行政機関が動くのであれば、一遍私がさっき言うた意見も頭の中に置いてもらって、地域の周辺部の建物を利用してみてはいかがでしょうかと、そんなふうに思うわけですけども、随分飛躍した考えでありますけども、こういう考え方もあります。私の今の意見を聞いて、どのように思われますか。 ○議長(金谷文則君) 答弁を求めます。 友實市長。 ◎市長(友實武則君) 御提言ありがとうございます。 参考とはさせていただきます。 大切なのは、市民の皆さんが混乱しないこと、市民サービスが継続的に提供できるということが最も重要でございます。そこに重点を置きながら、参考意見として考えさせていただきます。ありがとうございます。 ○議長(金谷文則君) 保田議員、よろしいか。 6番保田議員。 ◆6番(保田守君) 大変飛躍的な話ではございましたけども、これからの赤磐市を考えたときに決して無駄にはならないと、どっちかに行く機会、新築するのか、耐震構造にするのかは私にはわからないですけど、この機会をどうか一つの機会じゃなしに、地域活性化の機会と捉えてあらゆる方面の知恵を出して、これをやるときにこういうこともできるんじゃないかというふうな知恵を皆さんから募って、新しい施策というんですか、新しい考えをぜひ探ってみてください。よろしくお願いいたします。御答弁は結構です。 ○議長(金谷文則君) それでは続きまして、道の駅実現に向けての再質問はございますか。 6番保田議員。 ◆6番(保田守君) 先日もですが、さっきも言ったように、道の駅に対しては市民の皆さんが大変関心を持ち、期待もしております。 私はぜひ、さっきもお願いしたのが、市長がきのうお答えした中で、きのうの議員さんの意見の中で赤磐市の玄関口となる公共交通の結節点を含む拠点や道の駅、まちの駅を整備することにより、新しい魅力ある新都心を形成し、この地域を中心として赤磐市内の交通移動等の利便性を向上させるなど、経済活動、観光振興等に寄与できるものと思っておりますということを書かれておりますが、それはそのとおりだと思います。 ただ、私が今回の答弁で最初に聞きたいと言ったのは、いつからどこで、いつごろまでに完成するという、漠然とした話が2年間来て、ここでプランがこうですよ、図面が出てくる、こういうふうに進めていきますよというのならわかるんですけども、最初に我々に提示されたのは、でき上がった図面がこれに近いものをやりたいということで出てきたんで、そっちのほうはどうしても先にかけってしまいます。私らもいかんかったんでしょうけども、それをもとに何年か後には皆さんこれが利用できますよと、そういうことを会合があったりしたら言っております。当然、聞いた側で見たら、おめえが言ようたことは全然実行されとらんじゃないかと、ああいう答えが返ってきます。ぜひ市民の方が納得できるような御答弁を私は期待しております。 マスタープランを作成して、できたら、もうそういう時期じゃないと思うんですけども、これまでにおくれた理由が明確なものがあるんなら明確な理由を答えてほしい。それは、我々も市民の皆さんも難しい問題に直面しとるということはあるんだろうなと、しかしながら全部が全部しゃべるというのではなしに、ここが肝になってクリアできてないと、このあたりを明確にクリアしてから前へ進むんだと、そのためにはあと3年なら3年、4年後ぐらいをめどに進めていくんだというふうな、はっきりしたお話をしてほしい。マスタープランが何回も何回もマスタープランという話をしよったら、ええかげんにはしびれが切れてきます。だから、当初の計画で掲げたやつを、いつからいつまでとかというものを掲げんと、明確な実行というものが伴うてこんと思うんですよ。そのことをきょう、皆さんが何遍も繰り返しとる答弁の中で私は聞きたい。それを市民の皆さんが絶対期待しとると思うんです。それは、2年前からずっとでもいいです、私も何遍もやってます。その中で、この道の駅のことを多くの議員さんもやはり関心があるから、ずっと市長へ向けて質問を出しております。どうか、何月何日とは言えなくても大枠のめどを、このぐらいだというふうな御答弁をいただきたい。どうかよろしくお願いします。 ○議長(金谷文則君) 答弁を求めます。 友實市長。 ◎市長(友實武則君) 都市計画の御質問でございます。 保田議員は旧山陽町の折から議員をされ、都市計画については詳しいことと存じますので、都市計画の説明は簡略にさせていただきます。 都市計画は、この赤磐市には岡山県南広域都市計画ということで広域都市計画が定められておりまして、その広域都市計画の変更手続がまさに今行われようとしております。この変更手続については各市町村案をもとに岡山県が広域都市計画のマスタープランを定めると、こういう手続になります。そして、その後に各市のマスタープランが、その県マスタープランのブレークダウンの形で定められます。今がそのときです。その後に、今度は都市計画の変更に先立って地区計画なり土地利用の定めを行ってまいります。これが今後になります。これが、じゃあいつまでにできるのかというと、これは市民の意見も聞きながら、そしてさまざまな協議をしながらこれが定められていくことになろうかと思います。これについては1年ないしは2年ぐらいの期間が通常はかかってまいります。その後に、土地利用に向けての具体的な行為が行われていくと、そういう順序になってきます。 これは都市計画法に基づく手続のもとに行われるものであって、これはしっかりと赤磐市も手順どおりにやっていくということになろうかと思います。できれば今年度中、あすまでにもやりたいという気持ちは持っております。しかしながら、手続はきちんと踏んでいかないと秩序のある開発を行っていくことが一番大事だということで、手続を順次踏んでいるということでございます。なかなか目標をお示しできないのは残念ですけども、そういうことでございます。 以上です。 ○議長(金谷文則君) 保田議員、よろしいか。 6番保田議員。 ◆6番(保田守君) 御丁寧な説明、ありがとうございました。 私も聞かれたら今のお話をここからここまでは進んでるということが、今この辺だということが言えます、これで。それを説明いたします。 今後に向けて、ますますピッチが上がるように努力していただきたい。一生懸命やってください。御答弁は結構です。ありがとうございました。 ○議長(金谷文則君) 以上で6番保田議員の一般質問を終わります。 次に、3番佐藤議員の質問を許します。 3番佐藤議員。 ◆3番(佐藤武君) 平成最後の3月定例会となりました。 あわせて、3月末で市の職員の皆様、退職される方もいらっしゃると思います。卒業される職員の皆様には大変御苦労さまでございました。 最近、話題となっております地方自治体の広域連携について若干お話をさせていただきたいと思います。 地方自治体の広域連携構想が話題となっておりますけれども、昨年7月、総務省の有識者研究会が2040年ごろの深刻な人口減少を見据えて提言した広域連携構想が検討されておりまして、第32次地方制度調査会の主要テーマとして取り上げられているところでございます。いわゆる圏域構想が実現されれば、小規模町村は地域が衰退するのではないかと危機感を募らせているところでございます。2009年に始まった定住自立圏域は、4万人を超す市を核に生活圏を維持する仕組みとなっております。赤磐市は4万3,000人の市でございます。同じく2040年には人手不足が深刻化し、市町村単独では全ての公共サービスは提供できなくなるとも言われているところでございます。 この広域連携構想について岡山県下の自治体におかれましても賛否が分かれているところでございます。2040年といえばまだまだ先のような感じもいたしますけれども、赤磐市が発足して13年たちますけれども、この13年、本当にあっという間に過ぎたというところでございますし、ことし誕生した子供が20歳を迎えるということから考えても、そう遠いことではないというふうに思うところでございます。 さほどに人口減少問題は大きな課題となっているところでございます。 それでは、通告に従いまして市長の政治姿勢についてお伺いをさせていただきます。 昨日は、非常に厳しい質問が続いておりました。何もしない市長というような発言もあったところでございますけれども、公式の本会議での場で、これは誤った情報ではないかなと思いますので、思うところ、私がつらつら考えまして、どういう事業をやったかということを一部ではございますけれども思いつくままに御紹介をさせていただきたいと思います。 まず、私、2年前に議員に当選させていただきまして、始めて出席をしましたのが赤坂の認定こども園でございます。認定こども園につきましては、桜が丘東につきましても建設がされたところでございます。それから、竜天キャンプ場とか熊山英国庭園の施設整備、それから小中学校へのエアコンの設置、さらに吉井中学校のプール改修、熊山駅前の整備、それから忘れてならないのは市債を減らすという、大きな財政改革を進められたというふうに思っております。それから、赤磐市の基幹産業であります就農等支援センター、この事業も着々と現在進んでいるというふうに思うところでございます。直近の施設整備としましては、先日竣工式も終了しました熊山の複合型介護福祉施設が大きな事業ではないかというふうに思うところでございます。御紹介をさせていただきました。まだまだ多くの事業があると思いますけれども、一部を紹介させていただいたところでございます。 また、地方自治体においては財政運営の適正な収支を図りながら、全市的なインフラ整備、市民サービス事業を進めていくことは全く当然のことでありまして、財政確保、財政収支も考えずに市政を進めることは自治体の財政破綻を招くことは誰が考えてもわかることでございます。皆様御承知のように、北海道の夕張市が本当に財政破綻を来したわけでございます。 若干話がそれましたけれども、もとに返ります。 いかにして歳入をふやしていくか、あわせて人をふやしていくか、それは企業維持をいかに進めていくかにかかっていると私は考えているところでございます。先ほどの大口議員の質問でも、移住・定住の重要性も強調された答弁があったところでございます。とにかく就労の場が必要でございます。 そうしたことを踏まえながら、市長の政治姿勢にあります企業誘致による雇用創出を推進し、ひとが集まるまちを創る政策についてお尋ねをしたいと思います。 いかにして歳入をふやしていくか、あわせて人をふやしていくか、それは企業誘致をいかに進めていくかにかかっていると私は考えているところでございます。企業立地支援事業費も計上されておりますが、助成をすることのみで企業誘致が進むのか、具体的な取り組み策についてお答えをお願いをいたします。 さらに、美作岡山道も完成をいたします。美岡道の沿線に将来を見越した工業団地の造成を積極的に今から進めていくべきだと思いますけれども、どのように考えられますか、お答えをお願いいたします。 次に、超音波による乳がん検診についてでございます。 本件は、平成29年に提案をさせていただきまして、昨年度予算を初めてつけていただきまして、12月に申し込み受け付けを予定しているというふうに聞いているところでございます。そこでお尋ねをしますが、予約者数、受診者数、実施結果と問題点等についてお答えをお願いいたします。また、今後の実施計画についても答弁をお願いをいたします。 次に、ふれあい公園体育館の総合的改修について質問をいたします。 私、昨年9月にも質問させていただきましたが、ふれあい公園体育館の看板改修については赤磐市スポーツ施設整備計画を毎年見直しを行い、総合的な検討をしながら判断実施するという答弁内容でございました。スポーツ施設としては赤磐市の顔になるわけで、早急な改修をしていただきたい思いを持っているわけでございます。 そうした思いの中で、1月20日に開催されました消防出初式、議員の皆さんも多く御出席をいただいたと思いますけれども、その中で消防団員の方々の表彰式も実施されたところでございます。その途中で本当に残念ではありますけれども、被表彰者の名前を読み上げているときにマイクが聞こえない、せっかく被表彰者のお名前を発言されてるときに名前が聞こえないというような状況も発生しておりました。何のための表彰式なのか、がっかりした次第でございます。本当に消防団員の皆さんは市民の生命と財産を守って、時には命の危険も顧みずに消火活動に当たっているわけでございます。そうした行動と永年勤続も含めての表彰で、被表彰者の名前が聞こえずに式典を進めること自体にも違和感を感じたところでございます。そのように感じたのは私1人だけでしょうか。 こうした体育館の状況でありますが、一方で東京オリンピック事前キャンプ誘致については、昨日事前合宿したい旨の発言を得たなど、非常にいい感触、結果となっているようでございます。とすれば、オリンピック事前誘致の歓迎式のセレモニーとかも赤磐市のふれあい体育館で開催するのではないかなというふうに思うところでございます。さらに、地元の皆さんとの交流会も開催するのではないかと思うところでございます。その際に今情報伝達手段といいますか、SNSであるとか、もろもろの伝達手段によってすぐに広まってしまう、写真も撮られて、それが拡散するというようなことで、ふれあい公園の体育館、ここなんですよと、それで赤磐市のふれあい公園の体育館の看板、名称が何が書いてるのかわからないというような状況が広く情報で広まるということは、正直申しまして非常に残念かなというふうに思うわけでございます。そういう意味で、音響設備についてもしかりであります。早急に改善を進めるべきと考えますが、お答えをお願いいたします。 最後に、庁舎内へのATM設置についてお尋ねをいたします。 庁舎については耐震化整備を進めることで方針が決定したというふうに認識をするところでございます。そうした中で、ATMをぜひとも設置するよう金融機関に働きかけていただきたいと思います。市庁舎を訪れる市民の方々にとりましては、税の支払いとか公共料金の支払いが、税も公共料金も一緒ですけれども、支払いが市役所内でできるようにすることは大きな市民サービスにつながるのではないかと考えます。一方、行政の側におきましても、公金の支払いといいますか、1日の処理の仕方によっては金融機関との連携がスムーズにいくのではないかなというふうに考えますし、金融機関までの公金の持ち運びということを考えれば安心できる、安全・安心という面では非常に結果が出るのではないかというふうに考えますけれども、いかがでしょうか。耐震化改修計画にあわせて、ATMの設置を検討していただきたいと思います。御回答をよろしくお願いいたします。 ○議長(金谷文則君) 答弁を求めます。 友實市長。 ◎市長(友實武則君) 佐藤議員の私のこれまでの成果、あるいは今後の施政方針についてのお尋ねにお答えしたいと思います。 私の行ってきた事業について、るる具体的な説明をいただきました。ありがとうございます。御紹介いただいた事業以外でも、子育てや教育の施策も積極的にやらせていただいて、これも一定以上の成果があったということもございます。また、国や県あるいは他の自治体とも強い連携が実現し、これが形になって赤磐市でさまざまな事業が成功しているということでございます。 さらに、企業誘致として具体的に御質問をいただきました。 企業誘致に関しましては、これまでの成果として市内に大きな受け皿となる用地、これが市が整備したもの、これも含めて既に全てが企業が決定し、もう既に施設の建設に着手してるところもございます。赤磐市で整備した小瀬木の工業団地についても完成を待たずして使用していただく企業が決定したということで、これもまた赤磐市のポテンシャルの高さ、あるいはこれまでとり行った施政の方針に間違いがなかったものと確信したところでございます。 そういう現状を踏まえて御提案をいただきました。ことし3月に美作岡山道路が開通するということから、この道路を有効に活用するための工業団地なるものを誘致してはどうかというお話でございますが、大いにこれは有効なお話と承っております。新年度、平成31年度には、この立地を行うのに適正な場所はどこがあるかという調査をしていきたい、そういったところから順次お尋ねの美作道の沿線の工業団地ということが実現していくよう努力をしてまいるという所存でございます。市議会の皆様方にも御理解、御協力をいただきながら、確実な推進をさせていただければと思います。 以上です。 ○議長(金谷文則君) 続いて答弁を求めます。 内田教育長。 ◎教育長(内田惠子君) 佐藤議員のふれあい体育館の改修についての御質問にお答えいたします。 市の体育施設の改修等につきましては、市民のために魅力あるスポーツの整備を行い、競技スポーツや生涯スポーツの推進を図るため計画的に整備に努めてまいりたいと考えているところです。 その中で、ふれあい公園につきましても改修等を実施しているところです。改修等の詳細につきましては、教育次長のほうから答弁させていただきます。 以上です。 ○議長(金谷文則君) 続いて答弁を求めます。 藤原財務部長。 ◎財務部長(藤原義昭君) 佐藤議員の庁舎へのATM設置について御質問にお答えします。 銀行業界全体においては、現在経営効率化によるコスト削減の取り組みとして、コンビニATMの共同利用、インターネットバンキング及びキャッシュレス決済などの普及により経費の削減を図っております。 その中で、ATMについてはコンビニATMの共同利用による経費の削減を図っておりますが、単独での金融機関での設置となると維持コストに見合うだけの収益を確保できない状況であり、ましてや土日、祭日、閉庁の役所への設置においては主要収入であります時間外手数料なども期待できず、設置は難しい状況にあるとの回答を得ております。 役所への設置につきましては、今後の庁舎改修などによりATM設置スペースが確保され、設置を希望する金融機関があれば、その時点で検討していきたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(金谷文則君) 続いて答弁を求めます。 直原保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(直原平君) それでは、佐藤議員御質問の超音波によります乳がん検診についてお答えさせていただきたいと思います。 乳がん検診につきましては、国及び県の指針に基づきまして40歳以上の女性を対象に視触診及び乳房エックス線、マンモグラフィーでございますけれども、これを実施いたしてきましたけれども、今年度から新規事業といたしまして、30歳以上39歳以下の女性に超音波検診を集団検診で行うことといたしました。今月22日が検診初日でございまして、3月1日までの6日間、山陽保健センターで実施をいたしております。現在実施中ですので結果として報告することはできませんけれども、予約制としておりますので、今把握しております予約状況で答弁をさせていただきたいというふうに思います。 この超音波検診は、今年度180人を定員といたしまして、12月の約1月を予約期間といたしました。その結果、166人の希望がございました。これは市内の30歳代の女性の約7%が受診することとなります。 御承知のように、平成27年度まで市が実施する30歳代の検診は、視触診検診でございました。この検診の受診者につきましては、平成25年度が118人、平成26年度が85人、平成27年度におきましては100人でございましたので、今回のこの申込数166人は増加ということで考えております。また、個人で医療機関を受診し検診を受けている人もいるかというふうに思っております。 2つ目の質問であります今後の取り組みについてでございますが、市が行う乳がん検診受診者が増加するように、乳がんに対する健康教育や検診の受診勧奨に取り組んでまいりたいと思います。また、現在実施しております検診におきましては、赤坂地域、吉井地域からの申し込みが少ないことに注目もいたしまして、これに対して必要な対応をとっていきたいというふうに考えております。 先進的に始めました超音波検診につきまして、乳腺組織が発達している若い女性に有効な乳がん検診といたしまして、また検診に伴う放射線被曝もなく痛みも少ない検査といたしまして、今後も積極的にPRをしてまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(金谷文則君) 続いて答弁を求めます。 藤井教育次長。 ◎教育次長(藤井和彦君) 佐藤議員のふれあい公園体育館の改修についての御質問にお答えをいたします。 先ほど教育長が答弁しましたように、市の体育施設の改修等については計画的に整備するため、赤磐市スポーツ施設整備計画に基づき順次実施しているところでございます。その中で、ふれあい公園についても改修等を実施しております。 赤磐市スポーツ施設整備計画については毎年見直しを行い、施設の老朽度、必要性、地域性、修繕の経費、維持管理経費など、総合的な検討をしながら施設修繕を実施しております。総合的な改修の時期につきましては、具体的な時期は未定でございますけれども、施設の老朽化、利用者のニーズ、財源確保など総合的に判断しながら実施してまいりたいと考えております。 次に、音響設備の改修につきまして、議員御指摘のふぐあいの原因につきましては、設備的な故障によるものではなく、同じ周波数のワイヤレスマイクを2本同時に使用した、このことによるものでございます。これについては設備の貸し出し時に注意するとともに、利用者に使用方法等周知徹底するよう指定管理者に指導してまいります。 また、看板の改修については、ふれあい公園体育館の改修にあわせて実施したいと考えております。 以上でございます。 ○議長(金谷文則君) 一括しての答弁が終わりました。 ここで、14時5分まで休憩といたします。              午後1時55分 休憩              午後2時5分 再開 ○議長(金谷文則君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 3番佐藤議員の一括しての答弁が終わりましたので、続きまして施政方針についての再質問はございますか。 3番佐藤議員。 ◆3番(佐藤武君) それでは、施政方針について再質問をさせていただきます。 今年度、調査費をつけて調査していくという積極的な御答弁をいただきました。ありがとうございます。 調査についても、この1年間もかけずに早目に調査結果を出していただいて、企業誘致というはここ四、五年の勝負かなというふうに思っております。なるべく早く調査結果を出して適地を確保していただいて、企業誘致を積極的に行っていただきたいということを再度御質問させていただきます。 ○議長(金谷文則君) 答弁を求めます。 友實市長。 ◎市長(友實武則君) ありがとうございます。 調査を早く行って、次のステップに一日でも早くということでございます。全くそのとおりでございます。これから加速していけるよう頑張ってまいりたいと思います。ありがとうございます。 ○議長(金谷文則君) 佐藤議員、よろしいか。              (3番佐藤 武君「はい、ありがとうございます」と呼ぶ) それでは続きまして、乳がん検診(超音波)についての再質問はございますか。 3番佐藤議員。 ◆3番(佐藤武君) 超音波による乳がん検診ということでございます。 まず、180人の定員に対して166人の応募があったということで、応募率としては非常に高い数かなというふうに思います。積極的に参加の呼びかけをいただいたということで、非常に御苦労があったかなと思います。ありがとうございます。 そうした中で、今後呼びかけと同時に受診者の規模がふえてくる可能性もあるかなと。いかんせん最近テレビ等を見ておりますと、がんの発生率というのは高い、2人に1人というような状況も報道されております。そうした中で、繰り返しになりますけれども、若いお母さん、そして若い女性が乳がんで命を落とすことがあってはならないというふうに思っておりますので、予約者の数がふえてきた場合の取り組みといいますか、今後予約数をふやすとかというお考えはいかがでしょうか、御答弁をお願いします。 ○議長(金谷文則君) 答弁を求めます。 直原保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(直原平君) それでは、佐藤議員の再質問にお答えさせていただきます。 180人の予算に対しまして166人ということで、私どもも非常に成果があったなというふうにも思っております。来年度、平成31年度につきましても180人の予定で予算を計上させていただいておりますけれども、佐藤議員御指摘のように今後受診者がどういうふうにふえてくるかというのもございますけれども、来年31年度の動向をしっかりと見きわめまして、必要とあらば32年度以降、この予算をつけてまいりたいというふうに思っております。 以上でございます。 ○議長(金谷文則君) 佐藤議員、よろしいか。              (3番佐藤 武君「はい、よろしいです」と呼ぶ) それでは続きまして、ふれあい公園体育館の改修についての再質問はございますか。 3番佐藤議員。 ◆3番(佐藤武君) ふれあい公園の体育館について再質問させていただきます。 まず、公園の改修等を実施しているという御答弁をいただきました。今改修をされている具体的内容についてお答えをいただきたいというふうに思っております。 それから、総合的改修の実施時期は未定という御答弁をいただきました。それで、オリンピックの事前キャンプ誘致の期間というのが、昨日の答弁の中で本年の8月4日から8月14日までということで、25人程度が訪問するかもしれないという御答弁でした。今2月です。もう3月が近づいておりますけれども、6カ月しかありません。本当に期間がない中で、総合的改修の実施時期については未定ですという御答弁なんですけれども、もう改修はできないというふうに理解していいんでしょうか。それで、ふれあい体育館の名称に固守するわけですけれども、ああいう看板で赤磐市として恥ずかしくないんでしょうか。そこら辺のお考えをお聞かせいただきたいと思います。 また、消防出初式の際のワイヤレスマイクの周波数が同じ周波数であったという御回答もいただきました。そうした中で、同じ周波数のワイヤレスマイク2本を購入すること自体が、例えば同じ周波数であればハウリングを起こすとか、音が出なくなるという懸念があるんであれば、同じ周波数のワイヤレスマイクを2本買う必要ないわけでありまして、周波数の異なるマイクを購入すべきだというふうに単純に考えるわけでございますけれども、例えば体育館の中で市民参加型の催しをして、質問とか答弁とか、市民参加の皆さんがいろんな意見を言うときにあっちこっちで発言するときに、それじゃあ1本のマイクでしかできないのかということになりますけれども、これ、何かの間違いかなと私理解するんですけれども、再度間違いないのかどうか、お答えをいただきたいと思います。
    ○議長(金谷文則君) 答弁を求めます。 藤井教育次長。 ◎教育次長(藤井和彦君) 佐藤議員の再質問にお答えします。 まず、ふれあい公園の整備の状況でございますけれども、ふれあい公園も計画的に整備しておりまして、これまでフィットネスコートの人工芝の張りかえ等をやってまいりました。今年度は下水道の接続の工事を計画しているとこでございます。 今後の具体的な修繕箇所でございますけれども、現在把握しておりますのが体育館の天井の耐震対策でありますとか、照明のLED化、空調設備の設置や老朽化対策など、利用者の安全・安心や災害避難所としての機能の確保の観点から、財源の確保に努めながら、総合的な改修を行っていく必要があると考えております。今後、施設整備の劣化度なども調査しまして、実施年度も含めて具体的にスポーツ施設整備計画のほうに位置づけてまいりたいと考えております。 それから、看板の改修でございますけれども、オリンピックの誘致、ほぼ決まりそうでの中でということでございますけれども、歓迎セレモニーの具体的な開催場所につきましてはまだ決めておりません。市内各施設の中で検討してまいりたいと考えております。 その中で看板の改修については、ふれあい公園内の各施設についても老朽化が進んでおります。公園利用者の安全性や景観に配慮しつつ、修繕の優先度を検討し対応してまいりたいと考えております。 それから、マイクの件でございます。 同じ周波数のマイクが必要ではないのではないかということでございますけれども、今回予備のマイクがありまして、それを使用したということでございます。もう1本は違う周波数のマイクがありますけれども、今回使用する際に予備のマイクを使ったために同じ周波数になったということでございます。 以上でございます。 ○議長(金谷文則君) 佐藤議員、よろしいか。              (3番佐藤 武君「はい、いいです」と呼ぶ) 続きまして、庁舎内へのATM設置についての再質問はございますか。 3番佐藤議員。 ◆3番(佐藤武君) それでは、ATMの設置について2回目の質問をさせていただきます。 単独での設置は維持コストの問題で非常に問題があると、これ、複数だったらいいんでしょうか、どんなでしょうか。複数の銀行さんに打診をするという、設置を希望する金融機関があればということですけれども、これは問い合わせをされるんでしょうか。どういうふうにされるのか、今後の取り組みについてお答えをいただきたいと思います。 それから、わからないでもないんです。ATM、非常に高額の経費がかかるということは理解しておりますけれども、そうした中で時間外の手数料というのは大きな収入源であるということもわかります、いかんせん本当に高いですから。そうはいいましても、庁舎内ということで私も質問しましたので、庁舎内でのお答えということであったかと思うんですけれども、例えば具体的に例を挙げますと、山陽マルナカのところにありますよね、建物の外に一部ATM設置の部分があるとか、ああいう感じで庁舎外に設置したら時間外の手数料も入ってくるということも考えられるんではないかなと思うんですが、そのあたりの御見解をお尋ねいたします。 それから公金の取り扱い、その日の収入とかの公金はどのように金融機関へ持っていってるのか、処理はどのようにしているのか、あわせてお答えください。お答えできる範囲で結構です。 ○議長(金谷文則君) 答弁を求めます。 藤原財務部長。 ◎財務部長(藤原義昭君) 御質問にお答えいたします。 まず、庁舎外に例えば建築物をつくる場合になりますと、安全性にも問題があると思いますので、こちらのほうは今のところは考えてございません。 あと、経費的な問題になりますと、概算なんですけど、機械やブース建築、回線電気工事などで概算で1,000万円ぐらいかかると考えております。ただ、金融機関が設置する場合と市が単独でする場合も変わってこようかと思います。 また、ランニングコストについては年800万円から1,200万円を推測しております。こちらについては電気代とか回線費用、セキュリティーやメンテナンスと考えております。 もう1つありました。今後については庁舎の改修などによってATMのスペースが確保され、設置する希望がある金融機関があればその時点で検討するということでございますが、こちらのほうは、そのときにまた検討して考えていこうと考えております。 私からは以上です。 ○議長(金谷文則君) 末本会計管理者。 ◎会計管理者(末本勝則君) ただいま佐藤議員から金融機関への入金はどのようにしてるのかというお尋ねでございました。 指定の金融機関が常駐しておりますので、当日の朝から入金がありましたものにつきましては3時に指定金融機関の職員が銀行に戻る際に現金を持ち帰りまして、入金として取り扱っております。その後に入金したものについては、会計課の金庫の中に保管をするようにいたしております。 以上でございます。 ○議長(金谷文則君) 佐藤議員、よろしいか。 3番佐藤議員。 ◆3番(佐藤武君) 経費もかかるし、大変だということは十分理解できます。しかしながら、これから耐震工事をしておよそ30年間は現在の庁舎で行政事務が行われるということでございますので、十分検討をしていただくことは当然でございますけれども、できましたらATMというのはどこの市役所にもあるんじゃないかなと思うんですが、ぜひ設置についての重ねての検討をお願いしたいということで、これは要望にさせていただきます。よろしくお願いします。 ○議長(金谷文則君) 答弁はよろしいか。              (3番佐藤 武君「はい」と呼ぶ) それでは、以上で3番佐藤議員の一般質問を終了いたします。 以上で本日予定しておりました日程は全て終了いたしました。 なお、次の本会議は明日2月27日水曜日午前10時再開であります。 本日はこれで散会といたします。 長時間にわたりお疲れさまでございました。              午後2時21分 散会...