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11月30日-03号

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  1. 赤磐市議会 2016-11-30
    11月30日-03号


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    平成28年12月第4回定例会           平成28年12月第4回赤磐市議会定例会会議録平成28年11月30日(水曜日)              ~~~~~~~~~~~~~~~              議  事  日  程(第3号)午前10時0分開議 第1 一般質問              ~~~~~~~~~~~~~~~              本 日 の 会 議 に 付 し た 事 件 日程第1              ~~~~~~~~~~~~~~~              出  席  議  員(15名) 1番  佐 々 木  雄  司  君       2番  光  成  良  充  君 4番  保  田     守  君       5番  丸  山     明  君 6番  治  徳  義  明  君       8番  行  本  恭  庸  君 9番  松  田     勲  君      10番  北  川  勝  義  君11番  福  木  京  子  君      12番  佐  藤  武  文  君13番  岡  崎  達  義  君      14番  下  山  哲  司  君15番  小  田  百 合 子  君      16番  実  盛  祥  五  君17番  金  谷  文  則  君              ~~~~~~~~~~~~~~~              欠  席  議  員(1名) 7番  原  田  素  代  君              ~~~~~~~~~~~~~~~              説 明 の た め 出 席 し た 者市長      友 實 武 則 君        副市長     内 田 慶 史 君総合政策部長  原 田 昌 樹 君        総合政策部参与 徳 光 哲 也 君総務部長    前 田 正 之 君        財務部長    直 原   平 君市民生活部長  新 本 和 代 君        保健福祉部長  石 原   亨 君保健福祉部参与 岩 本 武 明 君        産業振興部長  有 馬 唯 常 君産業振興部政策監中 村 昌 孝 君        建設事業部長  水 原 昌 彦 君建設事業部参与 岩 本 良 彦 君        会計管理者   栗 原 雅 之 君赤坂支所長   正 好 尚 昭 君        熊山支所長市民生活部参与                                 入 矢 五和夫 君吉井支所長   荒 島 正 弘 君        消防長     黒 沢 仁 志 君教育長     杉 山 高 志 君        教育次長    奥 田 智 明 君              ~~~~~~~~~~~~~~~              事 務 局 職 員 出 席 者議会事務局長  奥 田 吉 男 君        主幹      黒 田 未 来 君              ~~~~~~~~~~~~~~~              午前10時0分 開議 ○議長(金谷文則君) おはようございます。 ただいまの出席議員数は15人であります。したがいまして、定足数に達しておりますので、議会は成立いたしました。 原田議員より欠席の届け出がありましたので、御報告いたします。 11月29日の本会議に引き続き本日の会議を開きます。 本日の議事日程につきましては、お手元に配付済みのとおりであります。 本日は、昨日と同様、一般質問を行います。 質問初回は登壇し、再質問以降は質問席で発言願います。発言回数は1質問項目ごとに3回までとし、初回は一括質問とし、再質問以降は一問一答とします。1人の質問時間は30分以内であります。 質問順序は、お手元に配付した一般質問通告表のとおりであります。 報道関係者の議場内での撮影を許可しておりますので、御報告いたします。 それでは、これより日程に入ります。              ~~~~~~~~~~~~~~~ △日程第1 一般質問 ○議長(金谷文則君) 日程第1、一般質問を行います。 通告順に従いまして一般質問を許します。 まず、14番下山議員の質問を許します。 14番下山議員。 ◆14番(下山哲司君) 失礼いたします。通告に従いまして3点質問させていただきます。 まず、学校給食センターについてということで、給食センターの今後の運営状況についてをお聞きいたします。 次に、野菜の高騰が続いている中で、他県では野菜に対する予算不足で供給が難しいので、給食の休みの日をつくるというようなことがテレビで出ていました。赤磐市ではどういう考え方があるか、お聞きいたします。 次に、吉井地域過疎対策について、仁美、布都美地域において夢百笑の団体が地域貢献をやっていただいております。これについて長く継続できるような支援ができているかをお聞きいたします。 次に、吉井地域全体について、人口減の状況、原因の把握ができているかをお聞きいたします。 次に、市長の政治姿勢についてでございます。 市長のコンプライアンスについての考えを再度お聞きいたします。 今までの質問に対して答弁をいただいておりますが、答弁をいただいた内容が答弁のとおりになってないような気がいたしますので、そういうことについてお聞きいたします。 各地域で市長が談話室をやっておられますが、どういう内容でやられているのか、お聞きしたいと思います。よろしくお願いいたします。 ○議長(金谷文則君) 答弁を求めます。 友實市長。 ◎市長(友實武則君) 皆さんおはようございます。本日もよろしくお願いいたします。 それでは、下山議員の御質問に順次お答えをいたします。 まず、学校給食センターについての質問でございますが、学校給食センターの今後の運営につきましては、学校給食センター内の衛生管理の徹底や安全な地元産の食材を積極的に利用するなどして、赤磐市の子供たちへ質のよい安全・安心な給食を提供できるよう努めてまいります。 次に、野菜の高騰についてですけども、赤磐市におきましてもそのあおりを受けているのが現状でございますが、食材の仕入れに際し市農林課、岡山東農協や青空市などと連携を密にし、地元産の野菜を積極的に使用し、給食献立に工夫を凝らすなどして給食を中止することのないよう学校、園へ給食を提供してまいります。 続きまして、夢百笑の支援についてでございますが、市では平成27年度の地方創生先行型交付金を活用した買い物支援・見守りモデル事業を実施しており、NPO法人まちづくり夢百笑に委託しております。同事業は、自動販売車両を貸与し、買い物支援とあわせて高齢者の見守り、話し相手、困り事相談等を提供するものでございます。利用対象者の見守りについて、市は1回当たり100円の委託料を支払います。9月末現在で105人の利用者登録があり、延べ1,562回の見守りを実施しております。このほか、宅配サービス用夢百笑カー食品保存用大型冷凍冷蔵庫の導入補助も実施しています。また、昨年度からは仁美地域の活性化や夢百笑の支援のために地域おこし協力隊員1名を委嘱し、地域課題の解決に貢献していただいております。 次に、吉井地域の人口の変動についてでございますが、昨年策定した赤磐市まち・ひと・しごと創生人口ビジョンに示されているように、合併時に5,000人であった人口が5年後には4,603人、昨年の国勢調査における人口は4,032人と大幅に減少しております。また、人口は昭和40年以降一貫して減少傾向にあり、国立社会保障人口問題研究所の日本の地域別将来推計人口、平成25年3月の推計ですが、これをもとにした推計値では20年後には約3,080人になると予測されております。 これまでの人口減の状況について、1970年代は社会増減マイナス圏内での推移を余儀なくされているものの、自然増減は年による変動があるものの、おおむねプラスで推移しました。1980年代は、社会増減でプラスの年もありましたが、総じてマイナス圏内で推移し、自然増減は本格的なマイナス圏内に入りました。1990年代以降は、社会増減自然増減ともマイナス圏内に入り、社会減はおおむね横ばいの水準で推移する中で自然減の落ち込みが大きくなってきております。引き続き雇用の場の確保に努めるとともに、特色ある地域づくりを進めることにより、少しでも人口減少に歯どめをかけてまいりたいと考えております。 続いて、私の政治姿勢についてでございます。 コンプライアンスについては、長期的な視野に立って組織の健全な活動を促すための総合的なプログラムであると理解しています。自治体においては社会的責任が強く求められることから、法令遵守のみならず、市民の信頼を損なうことはしない、より積極的に市民のためになることをするという行動原理まで視野に入れて考えていく必要があるものと認識しております。当市におきましては、公務員倫理講座など職員としての行動規範について学習する機会を設け、コンプライアンスの徹底に努めているところでございます。 次に、議員の皆様の御質問に対する答弁についてでございますけども、これまで真摯にお答えをしてきたつもりでございます。そのことは、今後においても変わることはございません。なお、過去における議員の皆様の御質問に対する答弁と現状が異なるという場合があるという御指摘でございますが、具体的な事案の御指摘がないので、包括的な答弁とはなりますけども、案件によりましては取り巻く状況、情勢が刻々と変化し、臨機応変に取り組む必要がある場合には結果が変わってくる場合もあろうかと思われます。したがいまして、この場で事案全件について検証するのは難しいということもございますので、これからも答弁しましたことに対して責任を持って対応する、あるいは引き続き努力をさせていただくという私の基本姿勢には変わりはございませんので、御理解のほどをよろしくお願いいたします。 続きまして、市長談話室の内容をということでございます。これは市の行う公聴広報活動の一環として市政に対する市民の方の正しい理解と積極的な協力をいただくため、また市の行う諸施策の適切な浸透を図ること、市民の意向を的確に把握することなどを目的に市長対話室を開催しております。市長対話室は、区・町内会や市民団体など5人以上のグループから依頼をいただき、私が支所や集会所などの開催場所へお伺いして行うもので、直接赤磐市の魅力を市民の皆様と語り合い、その魅力を向上させるための取り組みなどについて御意見をお聞きすることとしております。 平成27年度は、主に子育てと教育について御意見をいただきました。今年度は、子育て、教育のほかに地域の活性化についても新たに御意見をいただいたところでございます。 以上でございます。よろしくお願いいたします。 ○議長(金谷文則君) 続いて答弁を求めます。 杉山教育長。 ◎教育長(杉山高志君) 下山議員学校給食センターについての御質問にお答えします。 まず、現在の学校給食センター運営状況につきましては、学校給食センター統合整備事業を終え、平成25年度から中央学校給食センター東学校給食センター吉井学校給食センターの3センター共同調理場において幼稚園6園、小学校12校、中学校5校の約4,000人の子供たちへ給食を提供しております。 今後の運営につきましては、学校給食センター内では衛生管理を徹底するとともに、食材の仕入れについては生産者のわかる赤磐産の食材を積極的に利用し、今以上に赤磐市の子供たちに質のよい安全・安心な学校給食を提供できるよう努力してまいります。 また、アレルギー対応についても除去食対応を基本に関係者が連携を密にし、きめ細やかな対応を心がけてまいります。 次に、野菜の高騰については赤磐市におきましてもその影響を受けております。現在のところ、給食会計の中で滞りなく業者へ支払いができている状況です。 なお、食材の仕入れに際しては、値段の動向を考慮しながらできる限り地元産の野菜を積極的に使用し、給食献立に工夫を凝らすなどして給食の質が低下することのないよう、また給食の休みの日のないよう、安定的に給食を提供してまいります。 ○議長(金谷文則君) 一括しての答弁が終わりました。 続きまして、学校給食センターについての再質問を許します。 14番下山議員。 ◆14番(下山哲司君) ありがとうございました。 まず1つ目は、給食センターの運営についてということで、いろいろな事業所が外部委託をするというようなことが起きてまいっております。それはお金の問題でそういうことが起きとんですが、赤磐市の給食としてそういう外部委託のないようにやっていただきたいというものの考えの中からこういう質問をさせていただいております。そういうことについて、1点後から答弁をお願いしたいと思います。 それからもう一点は、この山陽新聞に載っとんですが、野菜の高騰は全国で同様の状況を招いており、他県では給食の中止を検討する動きにまで発展した。三重県鈴鹿市教委は、12月と来年1月に1日ずつ全ての市立小学校と幼稚園で提供を見合わせる方針を決めた。その後に撤回したもののと、こういうことなんですが、三重県鈴鹿市というたら有名なとこで、立派な市だなと思っておったんですが、これを見たときに何と情けないと。1日や2日休むのに市長の権限で給食を休まないとできないのかというふうな受け取り方をしたんです、私は。だから、そういうことについて赤磐市の市長、教育長はどういう考え方を持っとるかお聞きして、そういうことのないように努力してやっていただくというお願いをしたいと思って質問をいたしました。そのことについて答弁をお願いします。 ○議長(金谷文則君) 答弁を求めます。 友實市長。 ◎市長(友實武則君) 給食調理外部委託についてのお尋ねですけども、これは行革を推進する中で民間の活力を導入した一部の委託も検討すべきものというふうには考えております。県下の事例をも踏まえ、一部については導入を検討することも実施していきたいと思っておりますが、今はまだ結論に達したわけではございません。 それから、新聞の記事を例におっしゃいましたけども、ここ赤磐市では地産地消も進めていきながら、給食が子供たちにとって本当に楽しみであり、重要な給食ですので、これが少々のことでとまってしまうということはあってはならないことと思っておりますので、そこについては議員の思いと同じ思いを持って運営をさせていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。 ○議長(金谷文則君) 杉山教育長。 ◎教育長(杉山高志君) 下山議員の再質問にお答えいたします。 外部委託につきましては、現在言われております一部民間委託、これについてはどういうものかというのを学校給食運営委員会等でも勉強はしております。また、視察等も検討しております。そういう中で、子供たちにとって、あるいは保護者にとって安全・安心な学校給食が提供できるよう、もうそれを最優先に考えてまいりたいと思っております。 それから、本当に給食、野菜高騰で苦心という私もこの山陽新聞の記事を手にしております。本給食センターにおきましてもいろいろな工夫をしております。基本は、栄養価を維持しながら、しかも安定的に学校給食が提供できるという前提の中で幾らか工夫をしているあたりを紹介させていただきます。 まず1つ目は、価格の高いパセリ、これにつきましては青ネギの使用料でやってみるとか、それから価格の高いマッシュルームは使用せず、安価なエノキを利用するとか、このあたりの工夫はしっかりさせていただきながら給食費の値上げとか、あるいは休みの日をつくるとか、そういうことがないようにしっかり努力してまいりますので、どうぞよろしくお願いいたします。 ○議長(金谷文則君) 下山議員、よろしいか。 14番下山議員。 ◆14番(下山哲司君) 子育てするならあかいわ市と、こういうキャッチフレーズで赤磐市はやっておられるんで、そういう中でやはり子供の食が一番だというふうに思います。私たち子供のころには家で食べるより給食の時間が楽しくてたまらんような時代で私たちは大きくなっておりますので、食がどんなに楽しみで大事なものかということがよくわかります。ですから、やっぱりそういう観点からいえば市長、教育長が今答弁してくださったんで安心いたしました。よろしくお願いします。 それからもう一つは、やはり鈴鹿市のこういうのが新聞に出ないように、特に赤磐市は農業が基幹産業ということであれば、やはりそういうことを中心に打って出るような政策をやっていただきたいというふうに思いますので、そういうことについて最後に締めの答弁を市長にお願いしたいと思います。 ○議長(金谷文則君) 答弁を求めます。 友實市長。 ◎市長(友實武則君) 学校給食について安心・安全、質の高い給食を子供たちに食べていただいて、健やかで明るい子供たちが育っていくようこれからもしっかりと生産者、そういった方々と協力し合って頑張ってまいります。どうぞよろしくお願いいたします。 ○議長(金谷文則君) 続きまして、吉井地域過疎対策についての再質問を許します。 14番下山議員
    ◆14番(下山哲司君) ありがとうございました。いい答弁をいただいたように思っております。今後ともよろしくお願いいたします。 次に、夢百笑の支援についてと、こういうことでお尋ねしたんですが、今あれは協力隊員1名、こういうことで来ていただいてお願いしとるわけですが、やっていただいとるのを見させていただいて、の中の質問なんですが、期限が切られた人が来て協力してくださるというような、協力の限度の限りがあるんだとは思うんですが、今やられていただいとるようなんではちょっと魅力が足りないというふうに現況を見て感じるわけです。やはりもう少し利用者のほうから見て何とすばらしい協力隊員なんだろうなと、こういうような感じが受けれるように市のほうから指導をしていただきたいというふうに思うので、質問させていただきました。 それから、いろいろな物的支援はいろいろやっていただいとると思うんですが、他の地域のこういう事業をやっとられるのをもう少し勉強していただきたいというふうに思います。それはなぜかといいますと、中国の5県の県が国とタイアップしていろんな事業を今打ち出しとんですが、やっぱり有利な事業を引き込んでお世話をしてあげていただきたいというふうに思いますので、そういうことについて少しお答えをいただきたいと思います。 それからもう一点、吉井の人口の減、約1,000人近くがこの12年間で減っております。吉井地域から山陽へ住まれて、山陽から百姓をしに来ょうられる方も何人もおられますし、それから親と子供が別れて生活をせられとるという現実もあります。しかしながら、私も15年間旧町で議員をさせていただいておりました。その中で、やはり15年間で一番危惧しとったのが人口の減と年間の予算の減、これを頭に置いていつも町長なりほかの同僚議員と相談をしながらどういうふうにやっていったのがいいのかという勉強もさせていただきました。いろんな事業にもかかわらせていただいて自分なりには頑張ってきたつもりですが、その状況下から見ると今の議員の18人のメンバーの中で人口からいえば少ないですから、議員が何の力を出せとるというところまではいってないと思うんです。やはりなぜできないのかということになれば、市長が議員をもう少し上手に使っていろんな方法等はあるんじゃないかというふうに思うんです。 それから、この質問は3回続けてやっております。題目は変わっておりますが、言っていることは同じなんです。一番最初の6月の質問のときに高速道路ができるから吉井地域はつながりができてよくなるという市長の答弁ございましたけど、そのときに私は言ったんですが、仁美、布都美地区は高速道路ができれば脇に寄った地域になるんで、特別の配慮が必要じゃないかということからこういう質問させていただいとんで、特別の配慮というのをお聞きしたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(金谷文則君) 答弁を求めます。 友實市長。 ◎市長(友實武則君) いろいろありがとうございます。 まず、順次お答えします。 地域おこし協力隊員、他地域の例をも十分に参考にして、有効なものは導入できるようにということでございます。そのとおりだと思います。協力隊員の相互の他地域、他県の協力隊員相互事例発表会、こういったものもございます。そういったところに努めて出席して協力隊員とともに情報交換をしっかり行い、赤磐市に有効なものについてはやはり導入を進めていく、このように考えます。 また、協力隊員自体も人数をふやし、そして吉井の地域も同様に協力隊員が活躍できる場をつくっていきながら、これからも親交を深めていきたいと思っております。 次に、人口減に対応するために市議会議員の皆様との連携をというお尋ねでございますが、これもそのとおりだと思います。議員の皆様は市民の声を代表してお届けいただき、そして我々もそれに応えていく、こういった仕組みづくりはとても重要です。これからも皆様によろしくお願いを申し上げます。我々もしっかり応えていくよう努力をさせていただきます。 続きまして、美作岡山道路が開通するなどで、特に仁美地域について特別な配慮が要るのではというお尋ねですけども、この吉井全体、仁美地域もそうです。特に過疎指定もしておりますので、これをしっかりと振興するような具体的な施策、この展開が必要と考えます。そういった意味で、例えば地方創生交付金等がしっかりとこれに使えるよう工夫を凝らして皆さんと一緒に他にない魅力のある事業が展開できればと思っておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。 以上です。 ○議長(金谷文則君) 14番下山議員。 ◆14番(下山哲司君) ありがとうございます。夢百笑については特に仁美、布都美では重要な団体だというふうに私は位置づけております。やはりそういう中、やはり地域の、ちょっと表現が悪いですけど、田舎の人というのはそんなにいろんな情報を自分でとれる状況にないんです。それと、それからアドバイザーの方が私の親戚のつき合いらしゅうていろいろ聞くんですが、そんなにアドバイザーのプラスになっとるように思えんので、やはりそういう面も私たち個人が言うわけにはいきません。市のほうからやっていただくに当たってはやっぱしもっと強力にいろんな情報を提供してやっていただけたらというふうに、要望ですけど、お願いをしときたいと思います。 それから、人口の減については、これは仕方がない部分もあるんですが、やはり吉井地域に昔の役場があったというような核がない。核がないから本庁にはあるんですけど、遠い地域でございます。そういう中で、やはりもう少し吉井支所を充実した支所にしていただきたいというふうに考えております。急なことでそれはすぐには無理じゃと思うんですが、そういうことを頭に入れてやっていただきたいというお願いでございます。 それから、是里には6世帯の方が来てブドウをつくってくださっとんですが、この前もその方々とちょっとお話しさせてもろうたんですが、先に来た方が後の方のお世話してあげて、それでその方がまた次の人を呼べるようなことにお願いしたいなあというお話をさせていただきました。そうしたら、頑張ってやりますと。10世帯になったらお祝いをしますから頑張ってくださいといって激励をして帰ったんですが、そういうふうに城南地区のほうはそういうものが、目に見えたものがあるんですが、仁美、布都美のほうにはそういう基幹産業とかという目に見えたものがないんで、工場はありますけど、それは表向きには余り地域にほんなら何ができるのかというようなものはありません。ただ、使っていただいとるという方が何人かおられますけど、やっぱしそういう目に見えた活力の出るようなものが見えるような市長のお力を入れていただきたいというのがお願いでございます。そういうことについて一つ答弁をお願いします。 ○議長(金谷文則君) 答弁を求めます。 友實市長。 ◎市長(友實武則君) ありがとうございます。仁美、布都美の地域については私も地域の区長さん、あるいは地域で頑張っておられる方の御意見を聞く機会も多くあります。そういう中で、議員の御案内のような意見、直接たくさん聞いております。これらをしっかりと私背中に抱えながら、これからこの声に応えれるような施策があれば積極的に取り入れてまいりますので、またそういった御提案もいただきながら頑張ってまいりたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。ありがとうございます。 ○議長(金谷文則君) 続きまして、市長の政治姿勢についての再質問を許します。 14番下山議員。 ◆14番(下山哲司君) ありがとうございました。よろしくお願いいたします。 市長の政治姿勢ということで、毎回同じものを出させていただいとんですが、少しずつ変わったお話をさせていただこうと思って毎回お願いしておりますが。 まず一つ、選挙が近くなって小さいようなことのコンプライアンスが欠けとることが多々あるんじゃないかというふうに思う、何があるというのは言いません。言いませんが、やはりそういう中以前にも議員と市長が、市長というんか、執行部とかトラブルがあったようなお話も聞いております。やっぱし市長はモデルにならにゃ、選挙民のモデルにならなきゃいけない立場だと思うんです。そういう中で、やっぱし市長がそういうコンプライアンスに係るような事案をつくらない、やらないと考え方を持っていただかにゃあならんのじゃないかなというふうに思います。 内容的には例えて言えばここに立ってはいけないところに看板を立ったりとか、そういう小さいことなんですが、市長がそれをすることにおいて例えば選挙管理委員会の管理が市長のもとにあるわけですから、やっぱりそういうことに対してコンプライアンスがきちっとできんのじゃないかと。幾ら小さいことであっても市長がやれば大きい問題につながっていくというふうに私考えますので、やっぱしモデルとして立派な市長として、以前は市長ではなかったからいいですけど、今回は市長ですから、市長としてのモラルのある選挙をやっていただきたいのと、それから堂々としていただきたいというふうに思いますので、そういうことについて一つ答弁をお願いしたいと思います。 それから、議員の質問に対する答弁をいろいろお聞きしますんですが、やはり横で聞いとっても私の答弁に対してもそうですが、現実と違うような答弁をせられとると。一々言いませんが、やっぱりその辺がかみ合ってない。聞かれとることに対して素直に答えられてないというのが多々見受けられるんで、そういうことについてやっぱり政治姿勢として横から見ても、市長も選挙ですからいい答弁をすれば市長の足しになるわけですから、選挙の。そういう考え方を持って答弁していただいたらいい答弁ができるんじゃないかと思いますので、やっぱりそういう平生からそういう気持ちでやっていただきたいと思いますので、そういうことについて答弁をお願いします。 それから、私のやつでこの前財産区の分の御質問をさせていただきました。その前、何日か前に事業者の方がたくさん来られて地元の区長さん説明会があって、その後にその事業者の方とちょうどすれ違いで通ったもんですから、私のすぐ近くですから。お聞きしたら、雨水の対策もきちっとしますし、調整池も計画をしておりますので、御安心くださいってお聞きしました。僕が質問してから3カ月たってますね。その間に行政のほうから一言も質問者に対してこういうことで進んでおりますというようなお話がなかったんです。それが残念なんです。心配だから、今現在は地元の区長さんがお聞きになって安心しておられますけど、なぜそういうことができないのかということがやっぱり市長の政治姿勢に足らん部分じゃないかと。入った時点で質問した人ぐらいにはお答えをいただければ聞かれた人にも言えるんですが、質問した者が後になるようなこと、それも執行部から聞くんじゃなしに現場のほうで聞くような情けない話じゃやっぱし市長の政治姿勢としてちょっと劣っているんじゃないかなというふうに思うから言っとんですが、そういうことについて小さいことの、ぐずぐず言いません。考え方をお願いしたいと思います。 それから、一番問題なのは今、きょう原田君休んでおりますが、赤坂の下水の話をしておられました。市長、選挙のときには下水はすぐしてやるというようなあれをお聞きしとったんですが、今になったらずんずんずんずん後退して、誰が見ても赤坂の下水が進んどるというような状態にはなってません。そういう中、やはり前のときにも言ったんですが、お金の使うのとためるのとそのバランスが大事で、少々ためるのがなくなって困る、今すぐ困るんじゃないんです。ある程度約束をせられたらある程度負託に応えるような姿勢を見せていただきたい。私の所管の管轄でもないんであれですが、やはりそういういろいろ勉強会をする中でそういうことについて真剣に取り組んでいただけてないというふうに皆さんおっしゃるんで、やっぱりそういうことではいけんので、やはりキャッチフレーズに上げたものは最低限努力すると。努力する姿勢が見えないというのが一番悪いんだと思うんです。 確かにお金はなくてどこもそうなんです。国のクリーン事業でやる下水道でございますから、それは田舎のほうが過疎債があって進んでおります。町のほうがおくれております、負担の問題で。ですから、お金がなけにゃできない事業じゃというのはようわかります。わかりますが、やはり一部分だけが極端におくれとると、こういうことではよくないんじゃないかとそういうふうに思いますので、それについても政治姿勢的に答弁をお願いしたいと思います。 それから、先日も出とったんですが、公共合併の話が出ておりましたが、すぐ近くで吉永町がやっております。だから、吉永町で、私多少かかわっとるのもあるから内容は知っとんですが、やはり途中からやるというのは難しいんですけど、町が最初からやるのはやりやすい。ですが、やはり勉強してこういうこともあるんだというのを市民の方に示せるような勉強をしていただいてやっぱし示してほしいと。それが政治姿勢だと思うんです。やっぱり聞かれたらある程度の形で答える、それがなければ市長の資格はないと思うんです。そういう面において答弁をお願いしたいと思います。 ○議長(金谷文則君) 答弁を求めます。 友實市長。 ◎市長(友實武則君) 再質問に順次お答えいたします。 まず、法令遵守についてのお尋ねでございますけども、これは議員の御指摘のように市長として市民の信頼をきちんと守っていく、そのためには法令を遵守するのは当たり前のことで、これをしっかりと今後も貫いていきたいと思います。そして、赤磐市民のために力を注いでいきたい、こういうふうに思います。 それから、現実と答弁が異なっているのではということですけども、これも先ほど答弁したように、そういうことのならないようしっかりと答弁したことについて守っていくように努力を惜しまずやっていきたいと思います。 それから、特に周匝の財産区におけるソーラーによる開発についての御質問をいただいたことに対して私どものほうからお答えがなかった、一般的に言えば質問者に対しての後のフォローが怠っているんではなかろうかという御指摘です。そういったことはないようにしっかりと、特に質問された方あるいは地域の選出の市議会議員の方々には情報交換等しっかりとやっていくということは必要なことなので、これからも注意をしながらやらせていただきます。相申しわけありません。 それから、下水の考え方、特に赤坂地域のことですけども、それから公設合併浄化槽のことについてですが、まず下水道ですが、これは御存じのように下水道の財源は社会資本整備総合交付金、これで賄っております。この下水道の費用を毎年ある一定額を確保するように国のほうに申請をしておりますが、特に27年度の内示は要求額に対して60%台と非常に低迷しておりました。これが、今の全国的な大きな傾向にありまして、これに対して私は岡山県の自治体の代表として国土交通省のほうに異議を唱えに大きな声で行ってまいりました。その成果もあって28年度、今年度は内示をほぼ100%いただくなどの成果も出させていただいております。また、本市においては地方創生の交付金ということで従来の社会資本整備総合交付金の別枠で費用を国のほうからいただくことに成功しております。こういったことをあわせて地域の皆さんに還元して下水道の整備促進を図ってまいります。そういった中で、赤坂地域の下水道整備について地域の方の御意見もお伺いしながら促進できればというふうに考えているところでございます。 公設合併浄化槽については昨日もお答えしたように、これが市民のニーズにかない、そして早期に経済的に実現できるということであれば、これは実施しない手はないと思います。他市の状況等も調査しながら研究を進めてまいりたいというふうに考えております。 以上でございます。どうぞよろしくお願いいたします。 ○議長(金谷文則君) 下山議員、よろしいか。 14番下山議員。 ◆14番(下山哲司君) ありがとうございました。いい答弁をいただいたように思います。そのいい答弁をいただいたら、やっぱしアクションを見せていただきたいというふうに思いますので、そういうことをお願いいたしまして終わります。 ○議長(金谷文則君) 以上で14番下山議員一般質問を終わります。 次に、2番光成議員の質問を許します。 2番光成議員。 ◆2番(光成良充君) 皆さんおはようございます。 何度か登壇させていただいておりますが、何度登壇してもなれないもので、ちょっと吐きそうなんですけど、何とか最後まで持ちこたえたいと思っております。 きょうで11月が終わりまして、あしたから12月、師走となって何とかあと一カ月でことしも終わりというふうになるんですけれども、新しい年を実り多いものにしたいためにあと一カ月しっかりと過ごしていきたいと思っております。 ことしの7月よりちょっと体重のほうが7キロほど落ちまして、ちょっとスリムになってこの体に入っておりますスーツや上着、パンツがぶかぶかの状態で、ちょっとせっかくお金をかけて体に蓄えたものがなくなるというのはちょっと何かさみしいような、もったいないような気がしておりますが、決して病気ではございませんので、御心配はいたしてもらわなくてもいいと思います。 今回の私の一般質問なんですけれども、2項目通告させていただいております。1つ目の住宅用警報器の設置について、ここの中で住宅用火災報知機の設置の状況についてって入れてますけれども、これは住宅用の警報器の間違いでございます。済いません、訂正のほうをお願いいたします。 この設置についてですが、実は自宅で私たばこを吸っておりまして、ちょっとうとうとして、でも寝たばこをしていたわけではなく、ちょっと椅子に座って、テーブルの上にちゃんと灰皿を置いて吸っておったんですが、ちょっとうとうとしてちょっと危ない、危ないと。でも、ちゃんと灰皿でたばこを消して、そのときにこういうのが寝たばこだったら危ないなあと。そのときに総務文教の常任委員会で住宅用火災警報器のことの話があって一度聞いておりましたので、これをちゃんとつけないといけないんだなあとそのとき思いました。実際、赤磐市はどうなっているのかっていうのが疑問に思いましたので、今回の一般質問の1つ目の項目となったわけでございます。 そこで、火災予防についてで、平成16年の消防法改正で義務化されております住宅用火災、ここは警報器の設置状況について、総務省の発表で設置率が全国では81.2%、岡山県では78.2%となっていると聞いています。現在、赤磐市ではこの設置率のほうはどうなっているのか、お知らせください。また、今後この設置率を上げていくためにどのようにしていくのか、お尋ねをいたします。 2項目めでございますが、2項目め、9月議会でも私子育てするなら赤磐市として一般質問を行いました。今議会では、パートツーとして一般質問をさせていただきます。 子育てするなら赤磐市についてですが、第2次赤磐市総合計画の基本計画の重点戦略の2に安心して子育てができ、次代を担う人が集まるまちを創るとあります。その中に子どもが健やかに育つ教育環境創出プログラムという項目がございます。赤磐市の現状は、先日公表された平成27年度児童・生徒の問題行動等に関する調査結果や平成28年度の全国学力・学習状況調査の結果を見てとれると思います。この結果を受けてどのように捉えているのかをお伺いいたします。 以上、2項目についてよろしくお願いいたします。 ○議長(金谷文則君) 答弁を求めます。 友實市長。 ◎市長(友實武則君) 光成議員の御質問にお答えいたします。 私のほうからは、子育てするなら赤磐市についての御質問にお答えさせていただきます。 平成28年度の全国学力調査の結果及び平成27年度の問題行動調査の結果が示され、新聞紙上へ報道されました。赤磐市内の児童・生徒の学力と問題行動の状況もこれにより明らかになってまいりました。結果から、学力については一定の成果、かなり大きな成果が認められます。しかしながら、いじめや暴力行為についてのほうは改善の兆しはあるものの、不登校児童・生徒の数はふえて、依然として厳しい状況があると言わざるを得ない状況でございます。 現在、不登校児童・生徒への対応といたしましては、適応指導教室や登校支援員の配置等の取り組みを行っております。子供たちが育つ家庭に対する教育の必要性も改めて感じております。学校と家庭が車の両輪となって子供たちの成長が支援できる仕組みが必要だと考えます。第2次赤磐市総合計画にも重点戦略に安心して子育てができ、次代を担う人が育つまちを創るを掲げていますので、これからも重点戦略に沿った施策を力強く推進してまいります。具体的な内容について、教育長のほうから答弁をさせていただきます。 私のほうからは以上です。 ○議長(金谷文則君) 続いて答弁を求めます。 杉山教育長。 ◎教育長(杉山高志君) 光成議員の御質問にお答えいたします。 平成27年度の問題行動調査の結果が先日新聞で公表されました。赤磐市は前年度に比べいじめ・暴力行為については一定の成果が見られましたが、不登校児童・生徒の数はふえており、依然として厳しい状況が続いております。赤磐市では、不登校児童・生徒への対応として一部県の事業を活用し、市内の小中学校に登校支援員やスクールソーシャルワーカーを配置し、児童・生徒への支援と家庭への支援を続けております。さらに、適応指導教室では学校復帰に向けた少人数での活動を進めたり、指導員や学校相談員が保護者や子供たちの相談、教育相談を行ったりと重点的な施策を続けております。1つ事例を紹介しますと、今年度になってから欠席が続いていた生徒が適応指導教室に通い、少人数での活動を続けることで自信を持つことができ、学習への意欲が高まり、登校できる日もふえてきたという報告を受けております。 議員御指摘のとおり、子供たちの健やかな成長には学校や教育関係機関だけでなく、家庭との連携が非常に重要であります。保護者が親としての自信と責任を持って子供と向き合い、学校や地域、関係機関等と協力して子供を育てていくことを支援するものです。すぐには成果は見えなくても、根気強く家庭への支援に取り組んでまいります。 ○議長(金谷文則君) 続いて答弁を求めます。 黒沢消防長。 ◎消防長(黒沢仁志君) それでは、光成議員の火災予防についての御質問にお答えをいたします。 まず、赤磐市の住宅用火災警報器の設置率についてはどうなのかということでございますけれども、岡山県全体よりはやや高い73.1%となっております。 次に、今後どのようにしていくのかということでございますけれども、ことしの1月から赤磐市内の一般住宅を対象に消防職員と消防団員が協力して戸別訪問しながら住宅用火災警報器の設置状況を調査しているところであります。あわせて未設置の方には警報器の有効性を説明し、設置のお願いをしているところでございます。 まだ、未調査地区もありますので、引き続き調査と設置のお願いをさせていただく予定としておりますが、今年度末には調査が終了する予定となっておりますので、この調査結果によって設置率の低い地区に対しましては改めて設置のお願いをさせていただきたいと思っております。 また、住宅用火災警報器は火災のときに自分の命を守るものでございます。赤磐市内でも住宅用火災警報器が鳴って火災に気づき、無事避難できたなどの奏功事例もございますので、これからも設置していただけるように広報に努めていきたいと思っております。よろしくお願いいたします。 ○議長(金谷文則君) 一括しての答弁が終わりました。 続きまして、火災予防についての再質問を許します。 2番光成議員。 ◆2番(光成良充君) 御答弁ありがとうございました。 火災予防についてですけれども、私もこれを調べててわかったんですけれども、死者が発生した火災、住宅火災で出火原因の1位がたばこだという、私にとっては非常に残念なことなんですけれども、かといってたばこをやめるわけにもいかず。となると、もしものときのためにはこの住宅用の火災警報器を設置しておかなければいけないのかなあというふうには思ったんですけれども、今のこの設置率、これが73.1%とお聞きしました。もう設置率というのを調べていったら条例適合率っていうのがあるらしく、設置率っていうのは住宅に1カ所以上ついていれば設置率に換算されると。この設置っていうのが基準がございまして、この条例に適合した設置をしてれば条例適合率というのがあるらしいということで、この条例適合率っていうのが岡山県では54.2%というふうになっているらしかったんで、これも1回目の質問に入れとけばよかったかなあと思うんですが、赤磐市のほうではどういうふうになっているのか、今わかれば教えていただきたいなあと思います。 それと、新築住宅のときにはもう今現在その火災警報器の設置というのは義務づけられているというので、先日新築された佐々木議員にお聞きするとうちはついとるよというふうに言われたんで、そういうふうに決まっているんだろうなあと。これ、消防署のほうは確認に行くんですかね、ついてるのを。それとも、つけましたっていう書類の申請だけで済むもんなんでしょうか。その辺ちょっとお伺いしたいと思います。 それと、設置を後からする方がいらっしゃいますよね、やっぱり。その方は、つけたときはその後どういうふうな対応をされるのかなあと。つけましたよといって消防署のほうに届け出をするのでしょうか。多分、していないから消防署の方が回って聞かれてるんだろうなあと思うんですけれども、その辺やっぱり量販店なんかで買われる方もいらっしゃるんだろうと思うんで、その辺でもやっぱりつけたら届け出しましょうねっていう啓発も要るのかなあと思うのですが、いかがでしょうか。 設置率や条例適合率っていうのはやっぱり100%を目指していかないといけないんじゃないかなあと思うので、その辺どうしていくのかというのも考えていかないといけないなあと思う中で、普及させて設置率を上げていくとなると消防署のほう、消防団員の方が広報活動を行うと先ほど言われました。となってくると、やっぱり懸念されるのが悪質な訪問販売とか詐欺行為っていうようなものが出てくるんじゃないかなと思います。昔の笑い話で消火器を家庭に販売しに行くときに消防署のほうから来ました。よう聞いたら消防署の方角から来たっていうだけのことっていうのがあったと思いますけれども、その辺もやっぱり周知徹底していただいて、高齢者の方たちがそういうようなものに遭わないように話をしていっていただければなあという思いがございます。 設置率、先ほど赤磐市が73.1%、これ100%もしくは100%に近い市町村ってあるんですかね。できれば赤磐市が1番にそれに近づいていけばいいのかなあというふうに思うんですけれども、その辺どうなんでしょうか。 それから、未調査地区があるということなので、これからまだ調査していけば設置率や条例適合率っていうのは上がってくるもんなんでしょうか。その辺もあわせてお聞かせください。よろしくお願いいたします。 ○議長(金谷文則君) 答弁を求めます。 黒沢消防長。 ◎消防長(黒沢仁志君) それでは、光成議員の再質問にお答えをいたします。 何点か質問ございましたので、答弁漏れがございましたら御指摘のほういただきたいと思います。 まず、赤磐市の条例適合の設置率はどうなのかということ、御質問でございますけれども、光成議員が言われましたとおり、最初答弁いたしましたのは家の中に一個でもついておればそれが設置率となっておるものでございます。条例適合というのは、条例で設置しなければならないものが示されておりまして、寝室、それから寝室が2階にある場合は階段の上部にも設置が必要となります。そういったところへついている場合に条例適合ということになるわけですけれども、赤磐市の場合は条例適合の設置率が41.3%、先ほど言われました岡山県では54.2%ということでなっておりますので、赤磐市は低い状況にあります。 それから、設置率100%を目指すのかという御質問につきましては、住宅用火災警報器の設置が義務化された目的でございますけれども、寝ている間に発生した火災で死傷者が非常に多いということから、火災による死傷者を減らすことを目的として義務化されたものでございます。赤磐市内で火災による死傷者が出ないことを願いまして、全ての御家庭に設置されることを目標としてこれからも設置推進活動を継続していきたいと考えております。 それから、設置率100%もしくは100%に近い市町村はあるのかということでございますけれども、全国的にも設置率100%のところはありません。90%を少し超えるところは若干あるようでございますけれども、90%を超えるところも少ない状況になっております。 それから、新築住宅の火災警報器の設置は確認に行くのか、書類審査だけなのかということでございますけれども、消防としては現地確認等は行っておりません。また、消防には一般住宅の確認申請、こういったものの書類は来ておりませんので、消防では確認がなされておりませんが、この審査ができる建築主事がいる市町村であったりとか、県、それから国が指定する審査機関で審査を行っております。設置につきましては、設計図のほうに住宅火災警報器の設置する場所が記載されてると思いますので、施主さんのほうが引き渡しのときに御確認をされているのではないかというように思っております。 つけた後の対応というのはもう個々の、電池とかが10年しかもたないとかというようなことがありますので、それにつきましては個々で御対応いただくということになっております。 それから、つけたら報告させたらどうかということでございますけれども、これも強制ができませんので、現在のところでは我々が直接行って確認をするという以外しかございません。 それから最後に、悪質な訪問販売や詐欺行為について広報活動をということでございます。 今まで赤磐市内で住宅用火災警報器の訪問販売については聞いておりませんが、全国的には消防職員を装って高齢者の方をターゲットにした悪質な訪問販売などの事例もございますので、今まででの講習会でも注意喚起を行っておりますし、現在行っております設置調査、ここでもパンフレット等にも記載をして注意喚起をしているところでございます。今後、消費生活相談窓口でありますくらし安全課とも連携していきながら、各種講習会や広報紙などを利用して注意喚起を図っていきたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(金谷文則君) 光成議員、よろしいか。 2番光成議員。 ◆2番(光成良充君) ありがとうございました。 ほぼ聞きたいことは聞けたので、よかったのかなあと思うんですけれども、こうなってみるとやっぱり市長にも聞きたいなあというふうに思いまして、市長は現在の設置率や条例適合率を聞かれましてどのように思われました。 そして、消防署のほうは推進していくというふうに言われております。私、この住宅用火災警報器について一般質問をするので、いろいろ調べておりましたら、平成21年6月議会で治徳議員が一般質問でされておりまして、そのときは障害者や高齢者に対して補助金で設置の推進をしてはいかがですかというのがされておりまして、その前26%だった設置率が、それから7年たってるんですけれども、73.1%まで伸びているというふうな状況がございます。やっぱり補助金等がございましたらつける人もふえるのかなあというふうに思うんですけれども、それで補助金が出るのかなあと思って調べていったら出ないような感じなんで、聞かないほうがいいかなあというふうに思うんですが、それ以外でいくと市長、自宅ありますよね、自宅はね。に火災警報器は設置されておりますか。それをちょっとお聞きしたいのと、その設置は1台の設置なのか、条例適合の設置なのかっていうの。条例適合がどういうものかって市長がおわかりにならないとお答えはできないと思うんですけれども。それと、もうついでに消防長の自宅もついてるのかどうか、お伺いして再々質問とさせていただきます。 ○議長(金谷文則君) 答弁を求めます。 友實市長。 ◎市長(友實武則君) 住宅用火災警報器の質問でございます。 まず、設置率、本市の設置率についてどういうふうに思われるかということですけども、岡山県平均より高いということでは満足のいく設置率なんですけども、十分ということではないと思っております。これからもこの啓発をしっかりとやっていかねばならないなと認識したところでございます。 それから、私の自宅についての設置はどうなのかということでございますが、私の自宅にも警報器4台つけさせていただいております。私の経験からいうと、いろんな形式もあるんですけども、4台が連動して鳴るものは配線工事等が必要で、取りつけも複雑になります。でも、1台ずつの警報器であれば、これ物を買ってきて取りつけは私自分で行いました。ドライバー1本で1カ所大体10分もあれば取りつけが完了いたします。こういった手軽に設置ができるということをお知らせすることも大事なことなのかなというふうに思いながら、これを啓発する材料にも使っていけたらと思っております。 私のほうからは以上です。 ○議長(金谷文則君) 続いて答弁を求めます。 黒沢消防長。 ◎消防長(黒沢仁志君) それでは、光成議員の再々質問にお答えをいたします。 私の家に住宅用火災警報器はついているのかということでございますけれども、私は平成18年法が施行になりまして、条例のほうもできた段階で寝室全てと、私の家は寝室が2階にございますので、階段の上部につけて条例適合となっております。 以上でございます。 ○議長(金谷文則君) 続きまして、子育てするなら赤磐市についての再質問を許します。 2番光成議員。 ◆2番(光成良充君) 教育長御答弁ありがとうございました。 再質問の中で何点かさせていただきたいんですけれども、ソーシャルワーカーを配置し、児童・生徒への支援と家庭への支援を続けていきますというふうになっております。ソーシャルワーカーって何ぞやと思って調べたんですけど、赤磐市総合計画の中で載っておりました。心身ともに健康な幼児、児童・生徒の育成という中にソーシャルワーカーを配置して関係機関との連携により幼児、児童・生徒に対する教育相談活動の一層の自立を図りますというふうに、けさこの答弁書をいただいて慌てて調べてそういうことだったんだというふうにわかったんですけれども、このソーシャルワーカーを配置するということですが、ソーシャルワーカー配置は県のお金で設置ですかね。それか、赤磐市費で行われるのか。となってくると、赤磐市の財政にもやっぱり問題が出てくるのかなあというふうに思うんですけども、やっぱり赤磐市としては子供は赤磐の宝というふうになっております。その宝を守って育てていくためには必要なことならお金もかかっては仕方ないのかなあというふうに思うのですけれども、ただこの家庭ですよね。やっぱり以前の一般質問でも学力と家庭学習のことで教育長にお話をさせていただきました。そのときに、岡山型学習指導スタンダードに基づいたわかる授業の実践を進めていくというふうに言われ、現在学力が上がってきているという状況がございます。基礎的なものが上がってくると今度はそこから派生していって実力をつけていくというふうになってくるんだろうけれども、そこまでいく前にやっぱり家庭ですよね。 その中にスマートフォンとかインターネットの利用っていうの、やっぱり家庭で使われるのであればそれが指導、見れるのは保護者、家庭の中で保護者の方が見れるというふうになってくると、保護者の方の自覚が一番必要になってくるのではないかなあと思うのですが、その保護者なんですけれども、僕もPTAの会長をしているときに保護者の人とお話をさせてもらったんですけれども、保護者って例えば参観日に来られます。子供が学習しているのを見ずに、教室へ入らずに廊下で保護者同士、お母さん同士がしゃべっているという。あんたら何しに来てんのんっていうようなことを言った覚えもあるんですけれども、そういう意識をやっぱり持っていただかないと、保護者の方に。そういう意識をつけるために何をしていくのか。家庭への支援はどういうふうにするのっていうの、やっぱりそこから変えていかないと家庭の支援もくそもないんじゃないかなあというふうに思うんですが、この基本計画の戦略プログラムで家庭教育講座参加者26年度987人が平成31年度で1,000人というふうになっています。13人しかふえへんのんて、5年間で。ていうふうに思ったんですよ。家庭教育講座参加者、この家庭教育講座ってどんなことしてんのかちょっとわからないんで、教えていただきたいなあと思います。 参加者人数、平成26年度987人ですけれども、これは延べ人数ですか。いろいろ講習とかあったら来られるのって決まった方なんですよね。PTAの役員さんだけが来るとか、普通の家庭、PTAの役員をされていない保護者の方というのはほとんど参加されない方が多い。やっぱり聞いてほしい人は来られず、今までしっかり聞いてる方がまた来られるっていうようなことで、そうなってくるとやっぱり差が開いていくのかなあというふうに思うので、やっぱり家庭の中でも平均的にやっていただきたいなあ、やっていただきたいというてそれは保護者に対してなんですけれども、学校や教育委員会、市のほうはしっかりと施策を出されて学力の向上に向けて取り組まれたので、今回のような結果になったんだと思うんです。あとどこが足らないの、やっぱり家庭なんで、ただ家庭、家庭といっても一番難しい問題だと思うんですよ。教育委員会が家庭に対して何ができるのって、多分言っても何もできないのかなあっていうふうには思うんですけれども、それでも教育長には答えていただきたいなあというふうに思います。 それと、不登校児童・生徒っていうのが赤磐市ではちょっと多いなあっていうふうに話が出ました。最近、よく私自分の店のコンビニに行ってるんですけれども、その店に本が入ってきまして、「不登校だっていいじゃないか!-選択肢は1つではない-」っていうふうに、何やこのふざけた題の本はと思って見たんですけれども、やっぱりこれふざけた題はキャッチアイで目をとめるための内容だったんで、この本を読んでみました。となると、不登校に至るのにやっぱり子供にはプロセスがあって、それには子供はサインを出しているんだよっていう、それをきっちり親が見ていないと不登校につながっていく。親がやるべきことをちゃんと自覚しないと子供が不登校になっていく、つながっていく。そのためにも学校の先生といい関係を築いておかないと子供の状況がわからないというふうになってくるので、やっぱり親がしっかり自分の子供は自分で育てるんだよという自覚を持ってもらわないといけないというようなことなんですが、自分で何を言ってんのかわからなくなってきたんで、ちょっと教育長にそこまでわかったところで答弁いただければと思います。 ○議長(金谷文則君) 答弁を求めます。 杉山教育長。 ◎教育長(杉山高志君) 光成議員の再質問にお答えいたします。 まず、1点目のスクールソーシャルワーカーにつきましては県費でございます。本市の状況から見て、このスクールソーシャルワーカーについては本当にもっと赤磐市で活動していただきたい、市費でもってでも採用したいという思いを強く持っているわけですが、なかなか適任者、資格が要りますし、適任者の方が見つかっていないのが現状でありまして、東備地域で1名の方が順番に回っておられるというのが状況であります。お金の出どころは県費であります。 2点目ですが、987人、26年度の参加者の延べ人数が1,000人を目標にしている。本当に年数の割には目標値が低いのではないかという思いをお持ちだろうと思います。それだけ家庭教育、家庭への支援というのは難しいのが実は現状であります。現在、家庭教育支援の講座としてさまざまな活動をしておりますが、例えば就学前の子供たちについては健診を行うときに家庭教育学級をそれぞれの学校あるいは小さいところは合同でしている状況です。これは入学する、小学校へ入学する保護者全員を対象です。この場合は、もうよっぽど都合がつかない方以外は全員参加されて、小学校へ入学するときの心構えあるいは子育てについてのお話があります。 それから、思春期の子育て講座、これは中学生全体の保護者を対象に開いているわけですが、もう光成議員が御指摘のとおり本当に参加をいただきたい保護者の方の参加をどうするかというのは本当にずうっと課題であります。 それから、親育ち応援学習事業というようなものもあります。しかし、人数の中で言えばこれはもう延べ人数ですから、本当に興味、関心あるいは子育てについて意識を持っておられる方がいろいろな講座に参加している、そういう数が多いと思います。現在、公民館等では赤坂の杉山嘉弘先生が年間15回にわたりまして子育ての講座を開催しております。そういう中で、子育て講座あるいは家庭教育に関する講座をしておりますが、もう課題は本当に来ていただきたい方がなかなか来ていただけないのが現状であります。学校におきましても、光成議員PTAの会長さんをされていて、保護者の様子もよく御存じだと思います。しかしながら、私たちはもう本当に工夫をしながら根気強く保護者の方へ働きかけを続けなければいけないと考えておりますし、家庭で協力が得られない場合は学校が1人でも見放さないという姿勢でもってかかわっていくしかないのかなあと、それを根気強くすることが大事ではないのかなあと考えております。 それから、学力の向上と家庭学習あるいは家庭の協力というあたり、本当に赤磐市の現状としまして携帯、スマートフォンの活用の時間等まだまだ多うございます。これは決して子供だけの問題でなくて保護者と、家庭の問題ですから保護者と子供がどう携帯、スマホの時間を短くして家庭学習に取り組むか、もうそこにかかっているわけですが、これももう家庭の状況によっても本当に私たちが支援をしなければいけない家庭も多々ございます。もう根気強くもう繰り返し、なかなか成果が上がらないけれども、そういう子供たちも本当に大事にしながら、幸いなことに今まで本当に下位層にいた子供たちも少しずついい方向へ動いてきているのが今の赤磐市の状況です。決して私たち一過性のものにならないように今後も努力してまいりたいと思っております。 それから、不登校に至る過程につきましても本当に学校の友達関係に起因するものから家庭の状況に起因するもの、もうさまざまありますが、本当に子供たちにとって不登校を起こさないように、逆に不登校だからといってもその子の先を見たときに何らかの形で復帰しております。それを希望を持ちながら私たち本当に根気強くかかわっていきたいなあと考えております。まとまらない答弁になったかとも思いますが、どうぞよろしくお願いいたします。 ○議長(金谷文則君) 光成議員、よろしいか。 2番光成議員。 ◆2番(光成良充君) 御答弁ありがとうございました。まとまらない質問に対してしっかり答えていただきよくわかりました。 保護者の方がやっぱり参加していただかないとそういうものもやっても絵に描いた餅で終わってしまうというか、効果があらわれないというか、というふうになってくると思うんです。保護者っていうのはその集まりっていうのがPTAというふうになってくるんですけれども、PTAを使うっていう手もあると思うんですが、教育委員会はPTAと連携はしていると思うんですけれども、私PTA会長をしているとき教育委員会とそういった分で連携した覚えがなく、私無理難題を言ってお願いしに行くばっかりだったと思うんですけれども、そういうような研修やどうのこうので連携した覚えがないので、今こういうような連携をされて家庭学習を習慣化していくための啓発というのをPTAを使ってされているのかなあというふうに思います。 私、学校、教育委員会、学校は前から頑張っておられるのは知っていたんです。先生遅くまで一生懸命されて、私夜中に帰ることがあったけど、あったときは夜中1時ぐらいまで学校の職員室の電気がついてんのを見たこともありますし、遅くまで大変だなあというふうに話をしたこともあります。土日になると中学校の先生なら部活に出ていかないといけない。家庭も犠牲にされている先生たくさん知っております。ていうふうに、先生方も一生懸命されているというのは昔から知っておりました。議員になって初めて市や教育委員会が一生懸命取り組んでいらっしゃるんだなあというのもわかりまして、改めて頭が下がる思いなんで、私も一生懸命頑張ってこれから協力できることは協力して家庭学習をしっかり推進できるようにしていかないといけないなあというふうに思うんですけれども、1人の力では何とかできないというので、やっぱりPTA、私もOBなので知り合いがたくさんいますので、そのほうとも一回一生懸命話をして推進していくように、協力できるようにしていこうというふうに改めてきょう思いましたので、その辺しっかり頑張っていこうと思います。 そういうふうになってくると、質問事項がないので、以上で質問を終わらせていただいてよろしいですか。 以上で終わります。 ○議長(金谷文則君) 以上で2番光成議員の一般質問を終わります。              (2番光成良充君「ありがとうございました」と呼ぶ) ここで、午後1時まで休憩といたします。              午前11時31分 休憩              午後1時0分 再開 ○議長(金谷文則君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 次に、6番治徳議員の質問を許します。 6番治徳議員。 ◆6番(治徳義明君) それでは、通告に従いまして4項目をお伺いいたします。 まず初めに、山陽団地の再生、活性化についてお伺いいたします。 丘陵地に開発された山陽団地は、1971年の入居開始から40年以上が経過して移住者の高齢化、人口減少、住宅及び関連施設の老朽化が進み、かつてニュータウンと呼ばれ、地域の発展を支え続けた大型団地も多くの課題が山積していることは皆様承知のとおりです。全国的にも高度成長期に開発されたニュータウンのオールドタウン化、いわゆるオールドニュータウン問題は大きな社会的な課題であります。そして、再整備に向けて1、緑豊かでゆとりのある住環境の保全と住戸や各種施設のニーズに合わせた改修などの既存ストックのリニューアル、2、高齢者向け施設整備や子育て環境の整備による生活環境の改善、3、立地に関する課題を解決し、誰もが快適に暮らすためのバリアフリーやユニバーサルデザインの実現、4、地域の課題解決や住民の生活支援、交流促進に資するコミュニティビジネスの推進やエリアマネジメントによる地域の活性化などのパートナーシップによるまちづくりを目指すとの4つの視点が指摘をされていますが、赤磐市にとりましても取り組むべき最重要課題であります。 もちろん山陽団地の抱える高齢化、買い物弱者の問題、空き家問題など多くの課題は赤磐市全域が抱える課題でもあります。そして、そのような中、課題解決に向けてシルバー人材センターのワンコイン・くらしのサービス事業、赤磐市地域見守りネットワーク事業などの高齢者対策や移動販売の支援など買い物弱者対策、また空き家バンクの充実、見守り点検サービス事業などの空き家対策等々のさまざまな取り組みをしていただいていることは承知しております。また、一定の評価もしていますが、しかしながら山陽団地最大の課題である政策空き家に象徴される県営住宅の老朽化に伴う再開発の問題や、ショッピングセンター跡地を含む山陽団地中心部の再開発は全く前へ進んでいません。ビジョンすらありません。国土交通省の国土審議会は、2009年7月に土地政策の中・長期ビジョンの中でニュータウン再生の目標とすべき町の姿を明示することが必要であると指摘をされております。ここが大切なところだと思います。このことをまず申し上げておきます。 その上で、私は過去4回一般質問でこの山陽団地の再生、活性化の問題を取り上げさせていただいておりますが、そのときの御答弁を踏まえて以下4点をお伺いをいたします。 1点目として、市長には昨年11月、12月にかけて山陽団地の再生、活性化をテーマにした山陽団地の7つの町内会別の懇談会を開催していただきました。全体では175名の方が参加していただき、60を超える多種多様な御意見や御提言をいただいたとお聞きしています。そして、そのとき市長の真摯に耳を傾ける姿勢に対して期待をする多くの住民の皆様の声もお聞きしましたが、市長懇談会から1年がたち、どのように反映されたのでしょうか。また、どのように取り組まれるんでしょうか。 2点目として、市長は就任当初から山陽団地の再生、活性化は重要な課題だが、難しい課題であり、住民の方とともに検討委員会を設置して取り組んでいくと何度も御答弁をされ、そしてその条件の一つに地域の盛り上がりを上げられておりました。市長懇談会が終了した本年3月の議会において、市長懇談会の状況などを考えても十分に盛り上がっていると考えます。検討委員会を立ち上げるべきと考えますが、いかがでしょうかとの私の質問に対して市長は、検討委員会という名前がいいか悪いかは別として、あるテーマを絞った形の意見を述べたり、議論をしたりする場は必要と考えております。どういった形でやるか、早期に方針を出していきたいと考えますと御答弁をされております。そして、きのうの同僚議員一般質問において、現在若手職員による検討会を行っている。今後、市長をトップとした山陽団地活性化プロジェクトチームをなるべく早くつくっていくとの趣旨の御答弁がありましたが、ぜひとも早急に対応していただきたいと思います。いかがでしょうか。 3点目として、県営住宅老朽化に伴う再開発についてお伺いをいたします。 先ほど申しましたように、これは山陽団地の再生、活性化の最大の課題の一つです。6丁目、7丁目の2階建てのエリアは政策空き家がふえ続けて周辺環境にも大きな影響を与えております。そのような中、過去の私の一般質問において県からの具体的な再開発の話はない。また、公営住宅は地域づくりの重要な役割を担うことから、市において地域の状況に応じて適切に運営することが望ましいとの理由から、県が市に対して県営住宅の全面移管の意向があるが、現状では移管を受ける考えはない。そして、周辺環境の良好を保つように県に要望している等々の御答弁がありましたが、県営住宅の現状、将来を考えればもう少しスピーディーに積極的な対応が必要なのではないでしょうか。現状、県との協議はどのようになっているんでしょうか。 4点目として、山陽団地の公共擁壁の安全対策についてお伺いをいたします。 丘陵地に広がる山陽団地には、その地理的特徴から高い公共擁壁が多くあります。擁壁も重力式ブロック積みやコンリートの2次製品の擁壁等々のさまざまな工法で建設されておりますが、40年以上がたち、公共擁壁に部分的な変状が生じている箇所が見つかり、住民にも不安が広がっています。減災・防災の観点から適切な維持管理を図っていく必要があります。そのような中、本年度山陽団地公共擁壁維持管理事業がスタートしました。現在どのような状況でしょうか。 以上、御答弁をよろしくお願いいたします。 続きまして、観光振興事業の取り組みについてお伺いをいたします。 少子・高齢化や人口減少時代に突入した現在、観光は地域経済活性化の推進力として、また新たな成長の原動力として位置づけられ、地域再生、地域活性化の有力な手段の一つとして今や大きく展開をされております。つまり観光振興は地方を元気にしていくためには必要不可欠な取り組みであります。そして、観光客が多様化する中、地域の個性が求められるようになっており、観光名所が主役の従来型の観光の振興だけではなく、これまで観光資源としては気づかれていなかったような独自の地域資源の発掘や自然、食、歴史、文化、産業、人などの幅広い観光資源を新たに活用した体験型や交流型の要素を取り入れた、いわゆるニューツーリズムなどの積極的な取り組みが求められております。 赤磐市でも、創生総合戦略において観光振興を重点戦略の一つに上げられておりますが、新たな発想のもと、赤磐市の魅力の発信力を高めることや地域ブランド化の取り組みとともに全力で観光振興に取り組んでいく必要があります。加えて、国や関係自治体、民間事業者と連携した観光資源を生かした地域づくり施策と体制づくり、受け入れ環境整備、宿泊施設の誘致、二次交通の充実等の観光振興のための施策を一体で取り組んでいく必要があるのではないでしょうか。 そこで、以下4点お伺いをいたします。 第1点目として、赤磐市の観光資源の整備の今後の取り組みはどのようなお考えでしょうか。 第2点目として、赤磐市の桃の農家を舞台にした映画「種まく旅人~夢のつぎ木~」も全国公開され、昨日もお話しありましたけれども、赤磐市のゆるキャラのあかいわモモちゃんが東京国際映画祭のレッドカーペットを歩く姿がテレビやネットニュースで発信され、ゴールデンタイムの全国放送のバラエティー番組で主演俳優さんが赤磐市をアピールする等々、赤磐市が全国的に発信されておりますが、今後映画を活用した取り組みは重要であります。きのうの先輩議員の一般質問でもロケツーリズムなどに全力で取り組むとの御答弁がなされておりますが、どのような状況でしょうか。 第3点目として、文化庁の日本遺産の取り組みでもわかるように、テーマ性やストーリー性を持った観光資源の掘り起こしは今や重要な課題であります。ストーリーを語る上で欠かせない魅力あふれる有形、無形のさまざまな地域資源を地域が主体となって総合的に整備、活用し、戦略的に発信していくことが必要であると考えますが、どのように取り組まれているのでしょうか。 第4点目として、観光大使、広報大使についてお伺いをいたします。 この観光大使、広報大使は平成26年12月議会、平成28年3月議会の一般質問でも提案をさせていただきましたが、恐らく全国のほとんどの自治体が観光振興の取り組みを推進する中、地域間競争を勝ち抜いていくためには、そして赤磐市の魅力を全国へ発信していくためには象徴的な存在として広報活動に携わる観光大使、広報大使の取り組みも重要と考えます。この観光大使、広報大使の取り組みを進めるべきと考えますが、いかがでしょうか。 第5点目として、日本は近年外国人観光客がクールジャパンやおもてなしなどのキーワードのもとふえ続けております。そして、昨今外国人観光客のことがマスコミに取り上げられない日がないぐらい注目を浴びていますが、世界基準で言えば日本はいまだ観光後進国です。しかし、逆に考えればまだまだ伸びる余地があるんだろうと考えます。加えて、2020年オリンピック・パラリンピックの開催を考えれば、今後ともに増加していくことが予想されます。そのような中、自治体も観光振興の取り組みを推進するに当たりどうしても外国人観光客の誘致に取り組む必要があると考えます。また、赤磐市は岡山空港に近く、地理的に有利であり、外国人観光客の誘致を積極的に行っていく価値もあると考えます。赤磐市も昨年と本年度、香港のFOOD EXPOに出店して赤磐の特産品や赤磐市をPRするなど御努力をしていますが、どのような取り組み状況でしょうか。 以上、御答弁をよろしくお願いいたします。 続きまして、御当地ナンバープレートの導入についてお伺いいたします。 御当地ナンバープレートの導入については過去の一般質問で何度か提案をさせていただきましたが、市区町村が交付する原動機付自転車などのナンバープレートに独自のデザインを導入することを御当地ナンバープレート、御当地プレートなどと呼びますが、昨今広く自治体をアピールするために、また観光振興や名物の知名度向上を目的として独自のデザインを導入する自治体がふえております。赤磐市も魅力発信のために赤磐市におきましても御当地ナンバープレートを導入すべきと考えますが、いかがでしょうか、御答弁をよろしくお願いいたします。 続きまして、雇用促進住宅についてお伺いをいたします。 雇用促進住宅は、特殊法人の整理、合理計画などの流れの中で譲渡、廃止することが決定され、そして平成19年6月の閣議決定で遅くとも平成33年度までに譲渡、廃止に係る全ての処理を完了することが決定されました。その決定を受けて雇用支援機構は地方自治体に対して過去4度の意向調査を行ったが、取得後の管理運営が困難であることや、取得時の財政上の負担などの理由でほとんどの自治体が取得しないとの判断で本年10月に西ブロックのみ民間に売却したとお聞きしました。赤磐市にも雇用促進住宅がありますが、現状はどのようなものなのでしょうか。 以上、4項目よろしくお願いいたします。 ○議長(金谷文則君) 答弁を求めます。 友實市長。 ◎市長(友實武則君) 失礼します。それでは、治徳議員の質問に順次お答えしたいと思います。 まず、山陽団地の再生、活性化についてお答えをいたします。 懇談会でいただきました意見を整理しまして、すぐ対応できる案件につきましては担当課で既に対応をしているところでございます。また、県営住宅の修繕等も岡山県において計画的に行われている状況でございます。しかしながら、予算や時間、関係機関との調整、住民の意向確認を必要とする事案につきましては、手法の検討や実効性の検証等段階的に進めているところでございます。 空き家等の実態調査も現在実施中でございます。その調査結果は空き家の利活用の基礎資料とし、山陽団地の活性化につながる施策の検討にも活用していきたいと考えております。 検討委員会についてでございますが、活性化には多方面の課題があって、現在若手職員によるワーキングを行っているところでございます。この結果を踏まえて私をトップとした本部会議体制、これを構築しながら市全体として課題解決に取り組んでいきます。 なお、この際には有識者等からも御意見をいただき、積極的、前向きな検討をしてまいります。 5月23日に備前県民局との生き活きミーティングという会合がございました。これにおいて山陽団地、特に県営住宅の活性化の必要性を強くアピールさせていただいております。ともに担当窓口の開設をお願いし、県住宅課に窓口が設けられたところでございます。その後、7月14日、県庁住宅課を職員が訪ね意見交換、8月22日には県知事とトップミーティングということで私が出席し、協力も要請をさせていただきました。現在、活性化策の実効性、これについて各種の検討を行っているところでございます。 続きまして、公共擁壁の安全対策の進捗状況でございますが、山陽3丁目、4丁目地内の擁壁について測量業務と既存の変状の調査、ボーリング調査等をもとに安定解析、対策工法の検討の業務を発注しているところでございます。今年度末の工期となっております。 続きまして、観光振興事業の取り組みの中の観光大使の制度の導入はというお尋ねのところですが、観光大使制度の導入についての御質問について、現在赤磐市の魅力を広く情報発信し、市の認知度の向上を図るため、あかいわ広報大使、これを設置するように準備を進めております。この広報大使には本市のイメージアップを、あるいは魅力の発信に御協力いただく予定としております。そのほかの質問についてはそれぞれ関係部長のほうから答弁させていただきます。よろしくお願いいたします。 ○議長(金谷文則君) 続いて答弁を求めます。 原田総合政策部長。 ◎総合政策部長(原田昌樹君) 治徳議員の2番目の観光振興事業の取り組みについての御質問の中で、その2番目、映画「種まく旅人」を活用した取り組みの状況はという御質問にお答えいたします。 先ほど、議員の御質問にもありましたとおり、かなりのマスコミ、テレビ、それから新聞、雑誌等で取り上げられまして、赤磐市の名前が全国に発信されたと思っております。ヤフーのトップページなんかでも赤磐市のあれが出て、検索のが出たりしてかなり上位に上がったように思っております。 この映画「種まく旅人」を活用した取り組みの状況についてでございますが、昨日の北川議員、それから松田議員の御質問にもお答えしたところですが、テレビ、新聞、雑誌など多くのメディアにこの件が取り上げられまして、大いに赤磐市のPRが図られたと考えております。 この映画を活用していかに今後赤磐市をアピールしていくかが今後の大きな課題となってまいりますが、本年度につきましてはもう既に開始しておりますが、ロケ地めぐりスタンプラリーのほうを開始しております。それから、年度末になろうかと思いますが、ロケ地めぐりツアーのほうを今計画をしておりまして、こういったことを通じまして赤磐市外、それから県外からの誘客のほうを図っているところでございます。 また、映画の準主役というふうに佐々部監督がおっしゃってくれてますが、赤磐市のマスコットキャラクターあかいわモモちゃんでございますが、こちらも赤磐市の知名度向上に大いに活躍してもらいたいというふうに考えておりまして、これまでも先ほど議員から御説明もありました東京国際映画祭だけでなく、いろいろな行事や催し物のほうにも参加しております。 それから、キャラクターグッズのほうも現在7種類作成しておりまして、各種イベント等での販売を行ったり、PR用品として活用のほうをしているところでございます。来年度におきましても、引き続きこの映画「種まく旅人~夢のつぎ木~」を活用しまして赤磐市の広報宣伝活動をしっかりと進めてまいりたいと思っております。この映画に描かれております赤磐市の美しい情景と赤磐市の人々の温かい心情、こちらを前面に打ち出して観光客の誘致を初め移住・定住でありますとか、企業誘致など使えるところにはしっかりと使って全力で対応してまいりたいと思っておりますので、御協力のほど引き続きよろしくお願いいたします。 ○議長(金谷文則君) 続いて答弁を求めます。 直原財務部長。 ◎財務部長(直原平君) 私のほうからは、御当地ナンバープレートの導入につきましてお答えをさせていただきたいと思います。 御当地ナンバープレートの導入についてでございますが、岡山県内におきましても先進地である玉野市、総社市に続きましてことしになりまして岡山市、矢掛町、浅口市、笠岡市、勝央町において導入がなされておるところでございます。それぞれのこの導入の目的につきましては、郷土愛の醸成、イメージアップや全国へのアピール、またそれらをもとにいたしました産業振興や観光振興などでございますが、中には合併、市制何周年などといった契機となった場合もあるようでございます。 近年、導入自治体がこのように増加したこともありまして、導入後の状況なども含めて調査研究を進めてまいったところでございますが、当市におきましてもまち・ひと・しごと創生総合戦略の中にもございますシティプロモーション事業の充実強化の観点から、また御提案のように導入効果を期待いたしましてできる限り早い時期に導入に向けての取り組みを進めてまいりたいと思っておりますので、議員の皆様の御理解と御協力をよろしくお願いしたいと思います。 以上でございます。 ○議長(金谷文則君) 続いて答弁を求めます。 有馬産業振興部長。 ◎産業振興部長(有馬唯常君) それでは、私のほうから観光振興事業の取り組みについて3点答弁させていただきます。 まず、観光資源の整備の今後の取り組みは、という御質問にお答えさせていただきます。 これまでの観光客の旅行ニーズは、出発する側がつくった発地型観光が主でありましたが、地域が地域の魅力を提案していく着地型観光へとシフトしていると聞いております。見るだけの観光から体験、歴史など自分が学ぶという旅行需要がふえており、このような分野での観光資源の整備や整理を行い、旅行商品化へ向けた取り組みを進めたいと考えております。 次に、テーマ性、ストーリー性を持った観光資源の掘り起こしの取り組みについて、という御質問でございますが、町や里を歩いてその地域にしかない自然や歴史、文化、食、暮らしなど地域ならではの雰囲気を五感で味わい、楽しむようなテーマ性、ストーリー性のある旅行商品が重要であると考えており、こうした分野での観光資源の掘り起こしを検討したいと考えております。 次に、外国人観光客の誘致等の取り組みは、という御質問でございますが、赤磐市、瀬戸内市、和気町と連携して吉井川流域広域観光連携事業に取り組んでいるところでございます。吉井川流域の観光資源を点から線へと結びつけ、この地域における日本らしさや地域らしさをPRすることで外国人観光客の誘客に努めてまいりたいと考えております。 ○議長(金谷文則君) 続いて答弁を求めます。 水原建設事業部長。 ◎建設事業部長(水原昌彦君) 雇用促進住宅につきましての御質問に御答弁させていただきます。 雇用促進住宅につきましては、議員御案内のように平成19年の閣議決定により平成33年度までに廃止することが決定され、赤磐市内の吉井宿舎について10月20日付で独立行政法人高齢・障害・求職者雇用支援機構岡山支部より西日本地域の雇用促進住宅を一括して366億2,200万円、税抜きで売却決定された旨の通知がありました。 なお、入居の方につきましては引き続き入居可能となるよう入札条件がつけられております。 また、支援機構からもその旨の説明が入居者の方に行われており、現在のところクレーム等は把握しておりません。 吉井宿舎につきましては、赤磐市周匝985-8に住所がございまして、平成9年10月に建築、間取りは3DK、40戸ございますが、9月末時点では11戸の入居ということになっております。落札者は、東京都港区赤坂2-10-5、アタミ合同会社でございます。 ○議長(金谷文則君) 一括しての答弁が終わりました。 続きまして山陽団地の再生、活性化についての再質問を許します。 6番治徳議員。 ◆6番(治徳義明君) 大変ありがとうございます。 それでは、山陽団地の再生、活性化の取り組みにつきまして再質問をさせていただきます。 本来なら通告のときにお聞きすればよかったんですが、県営住宅の現状についてお伺いをいたします。 最近、6丁目、7丁目の2階建てエリアだけでなく、5階建てエリアでも空き室が目立っております。空き室に比べて募集数が少なくて何でと疑問視する住民の方の声も多く聞きます。現状、1丁目、2丁目、3丁目、6丁目、7丁目の県営住宅の空き室はどのくらいあるんでしょうか。また、新しい入居者を入れない、いわゆる政策空き家の方針を出してます6丁目、7丁目の2階建ての入居率はどのくらいなんでしょうか、お尋ねをいたします。 加えて、先ほど市長からも御案内ありましたけども、現在随時5階建てのリフォームをしていただいておりますが、全て終了するのはいつごろなんでしょうか、今後の計画がわかれば御答弁をお願いいたします。 以上、よろしくお願いいたします。 ○議長(金谷文則君) 答弁を求めます。 水原建設事業部長。 ◎建設事業部長(水原昌彦君) それでは、県営住宅の空き部屋の数と6丁目、7丁目の2階建て部分の入居率につきまして御答弁のほうさせていただきます。 平成28年5月31日現在の数字となりますが、山陽1丁目5階建ては供給区画70に対しまして66区画入居、山陽3丁目5階建ては供給区画150に対しまして118区画入居、山陽6丁目5階建ては供給区画230に対しまして160区画入居、2階建ては供給区画155に対しまして74区画入居、入居率は47.7%、山陽7丁目5階建ては供給区画505に対し362区画入居、2階建ては供給区画106に対し42区画入居、入居率は39.6%となっております。県営住宅全体では供給区画1,216に対し831区画入居、空き家数は385区画で入居率は68.3%となっております。 また、5階建てのリフォームが終了する時期についての御質問がございました。こちらにつきましては、県のほうの財政状況により多少のおくれを生じることもあるようですが、現在の予定では平成32年度を見込んでいるとのことでございます。 ○議長(金谷文則君) 治徳議員、よろしいか。 6番治徳議員。 ◆6番(治徳義明君) 大変ありがとうございます。ただいまずっと丁目別に入居率、空き家数なんかを御答弁いただいたんですけども、非常に、68.3%と非常に低いんだろうと、こういうふうに考えます。こういう状態がもう何年も続いております。住民の方がもう不安に思うのは当然であります。どうにかしてほしいと考えるのは自然なんだろうと思います。しかしながら、見方を変えれば私はこの山陽団地は開発から40年以上が過ぎて住民の高齢化やインフラが老朽化して問題が山積していますが、もともとは防災にも強い町であり、岡山市街地には近く、利便性が高い、また自然環境が豊かなすばらしいエリアだと思っております。住居を構えるには県下でも有数のすばらしい地域だとも考えます。 私も20代のころ山陽団地に引っ越してきたんですけれども、友人に山陽団地に引っ越すというとみんなええところにかわるんじゃなと非常にうらやましがられたことを思い出します。50年近くたっていろいろと課題がたくさん出てきておりますが、このエリアをもう一度元気ある、活力あるエリアにするのが行政の務めではないかと、こういうふうに考えます。また、それが赤磐の地方創生にもつながってくるんだろうと思います。そのためには、大きな課題である県営住宅の再計画を立てるべきだと、こういうふうに考えます。ビジョンを示すべきだとも思います。住民の方に将来像を示すべきだとも考えます。 もちろんこれだけ大きな県営住宅ですんで、すぐにできないことは誰でもわかります。しかし、ビジョンを示せば、将来像を示せば山陽団地に夢と希望が湧き、大きく変わってくるんではないでしょうか。そのことによって空き家がふえ続けている一戸建てエリアも、また商業施設跡地を含む中心ゾーンも民間が動いて必ず大きく状況が変わってくると思います。そして、赤磐市全体の活性化の起爆剤になってくるんではないでしょうか。今でも赤磐市は住みやすさランキング岡山県第1位、中四国で第8位、全国で120位ですが、10年くらい前全国で三十何位だったことがあると記憶しております。もっともっと高みを目指すエリアにしていただきたいと、このように考えます。 市長は就任以来一貫して山陽団地の再生、活性化に強い思いを持っていただいておりますが、この県営住宅の再開発を含む山陽団地活性化についてお考えをお聞かせください。よろしくお願いいたします。 ○議長(金谷文則君) 答弁を求めます。 友實市長。 ◎市長(友實武則君) ありがとうございます。県営住宅の再開発ということでございます。治徳議員の御案内については私も全く同感でございます。特に、この団地、事業を着手してからというとおおむね50年、半世紀が経過しようとしてます。住宅などはこれ老朽化も顕著になってます。空き部屋の目立つところも出ております。この現状を打開して山陽団地に新しい魅力が生まれるようなまちづくりの方策を講じていきたいと強く思っております。 そのためには、山陽団地全体の活性化につながるような、議員が御指摘のように起爆剤となるような事業が必要でございます。そのような積極的な対応策を講じて今後これについてどのような具体策があるか、先ほども言いました検討チーム、そういったものと協議をし、そして県を初めとした関係機関としっかりと前に向いた議論を行って、有効な、また独自性の高いビジョンを示しながら、この大きな課題に早期に立ち向かっていきたいと、このように考えているところでございます。その際には、議員の皆様方にもいろんな形での御協力をお願いするようになろうかと思います。どうぞよろしくお願いを申し上げます。 以上でございます。 ○議長(金谷文則君) 続きまして、観光振興事業の取り組みについての再質問を許します。 6番治徳議員。 ◆6番(治徳義明君) それでは、観光振興事業の取り組みについて再質問をさせていただきます。 赤磐市の魅力発信のための広報大使につきましては早急に進めていただきますようお願いを申し上げておきます。その上で、先ほど質問のうち1点目と3点目について再質問をさせていただきます。 まず、観光資源の整備の今後の取り組みについてでございますが、3点お伺いをいたします。 1点目として、先ほどの御答弁はいわゆるニューツーリズムに積極的に取り組んでいくというような御答弁でございましたが、観光エリアのハード面の取り組みについてお伺いをいたします。 赤磐市には英国庭園や両宮山古墳、熊山遺跡など多くの観光資源がありますが、ハード面の整備はどのようにお考えでしょうか。 また、竜天オートキャンプ場の件でございますが、最近キャンプ場内の木造遊具や木造の展望台などが老朽化して使えなくなっているとお聞きしましたが、どのような状況でしょうか。やはり料金をいただくわけですから、利用者からクレームがあるような状態をほっておくのはよくないと考えます。修繕等をすべきと考えますが、いかがでしょうか。 3点目としまして、熊山遺跡、いわゆる熊山ピラミッドでございますが、私は全国区の観光地になる可能性のあるすばらしい赤磐市の観光資源だと考えております。ソフト、ハード両面で力を入れていくべきと考えますが、いかがでしょうか。 次に、テーマ性、ストーリー性を持った観光資源の掘り起こしについての項目でございますが、先ほどは余り具体的な話がなかったんですけども、実は平成28年3月議会で同じ課題の御質問をさせていただいております。そのときは、旅行代理店や出版社などの関係者を招いたモニターツアーなどにより、集客のためのポイントやニーズを把握することにより本市の魅力発信の方向性を研究する。また、近隣自治体と地域振興及び観光に関して連携し、各地域の魅力や資源を結びつけた広域観光ルートを検討していくなどの具体的な御答弁がありましたが、このことについて後者は先ほど説明していただいたのかもしれませんけれども、モニターツアー等のことにつきましても進捗状況を御説明をお願いいたします。 ○議長(金谷文則君) 答弁を求めます。 有馬産業振興部長。 ◎産業振興部長(有馬唯常君) それでは、観光振興事業に係ります再質問について私のほうから答弁をさせていただきます。 まず最初に、ハード面の整備の再質問をいただきました。 ハード面におきましては、本市にあります観光交流拠点、それから文化的な観光拠点などさまざまな施設があるかと思っております。このような拠点を訪問される方、こうした方々のニーズを踏まえながら国の交付金、こうしたものを活用し、より一層魅力のある施設として整備を進めたいと考えております。 それから2点目は、オートキャンプ場の遊具の御質問でございました。 吉井竜天オートキャンプ場、こちらのほうにおきましては屋外のほうに木製遊具、こうしたものが備えつけられております。屋外の木製の遊具ということで老朽化が進んでおるところから、本年4月に安全点検を実施しておりまして、利用者の安全確保の観点からその使用を控えるようにしております。 オートキャンプ場の来客につきましては、市外からの家族連れの方々も多くいらっしゃいまして、遊具の利用のお話も耳にしております。こうした中で、平成28年度の第2次補正予算として国のほうでは地方創生拠点整備交付金、こうしたものが創設されております。この交付金が活用できないか、現在検討を進めているところでございます。 それから3点目が、熊山遺跡の御質問をいただきました。 この熊山遺跡におきましては、その歴史的な価値に加えまして登山道、こちらのほうがノルディックウオーク、こうしたイベントも本年春先に県下のウオーキングコースとして組み入れられまして、多くの方に参加をいただいたところでございます。 こうした拠点の整備につきましては、市も今後取り組んでいかなければいけないと思っておりますが、周辺の山林におきましては大部分が国有林であるというふうに聞いております。こうしたところからいろいろな制約がかかってまいりますけども、関係機関と連携を図りながら整備を進めていきたいと思います。また、先ほどお話を申し上げました国の交付金、こうしたものの活用についても検討してまいりたいと思っております。 それから、テーマ性、ストーリー性とかモニターツアーのお話をいただきました。広域観光ルートの検討ということでお答えをさせていただきます。 こちらの取り組みにつきましては、本年度より本市と瀬戸内市、和気町と2市1町で広域観光連携事業を進めております。この事業では旅行者、観光客、こうした方々のニーズを捉えつつ、地域の方々と協力して着地型の観光の取り組みを進めていこうという事業でございます。本年9月の末には有識者会議を開催し、有識者の方々、また各市町の関係団体の方々から御意見をいただいております。現在のところ、2市1町が共同で観光関連の事業者やさまざまな方にアンケート調査を実施しております。また、県内のホテルでありますとか、岡山駅の周辺のほうで外国人を対象にアンケート調査を進めているところでございます。今後、こうしたアンケート調査、こうしたものを分析しまして地域の合意形成や広域観光連携組織、こうしたもののあり方を検討するとともに、アンケートを返送いただきました方々、こうした方々と一緒にワークショップを開催したり、講演会を開いたり、地域の方々と一体となって観光振興に努めてまいりたいと考えております。 私からは以上です。              (6番治徳義明君「モニターツアーの状況をお聞きしたんですけど」と呼ぶ) モニターツアーにおきましては、本年の夏に香港と台湾からメディアの関係者の方をお呼びしまして、市内の赤磐花火大会でありますとか、観光拠点のほうをいろいろ御視察をいただきました。ブログ等での情報発信でありますとか、国外での雑誌掲載、こうしたものを取り組んでいただくようにお願いしております。これは本市の中での取り組みでございまして、広域連携の中でまたこういうモニターツアーを取り組んでまいりたいと思っております。 ○議長(金谷文則君) 治徳議員、よろしいか。 6番治徳議員。 ◆6番(治徳義明君) ありがとうございます。ぜひとも観光振興を取り組んでいっていただきたいと、このように考えております。 そして、再々質問でございますけども、市長は一貫として赤磐市は農業が基幹産業であると、こういうふうに主張されてます。僕の耳にももう残って、もうその言葉がもうずっと回ってますけれども、ネオポリスと山陽団地という2つの大型団地を抱え、岡山市のベッドタウンという側面もありますけれども、基本的には農業が基幹産業であると私も考えております。であるならば、桃やブドウなどの特産物を含む農業を核とした観光事業の取り組みに力を入れていくべきだろうと考えます。もちろんグリーンツーリズムの取り組みであるとか、また「種まく旅人」で桃畑の夏の幻想的な防ガ灯の風景がクローズアップされておりましたが、それを観光化するなど取り組むべき視点はたくさんあるんだろうと思いますけれども、何といっても特産品の販売や観光情報拠点の機能を持つ道の駅や町の駅をつくっていくことが重要なんではないかと、このように考えます。 今や道の駅は休憩機能、情報発信機能、地域連携機能、防災機能などの役割を担う地域活性化の拠点として進化して、かつ地産地消や6次産業化の拠点、地域ブランド化の旗振り役、農業の拠点など、農業振興に大きな力を発揮していますが、間違いなく観光振興にとりましても欠かせない存在だろうと思っています。ことし産業建設委員会で道の駅を視察させていただきましたが、その印象を持ちました。この道の駅、町の駅の取り組みをどのようにお考えでしょうか、御答弁をお願いいたします。 ○議長(金谷文則君) 答弁を求めます。 友實市長。 ◎市長(友實武則君) 道の駅、町の駅の取り組みについて再々質問をいただきましたが、これについてお答えをいたします。 このような施設、これは治徳議員の言われるように観光振興にとっても欠かせない存在ということについては私も同感でございます。この取り組みについては、先ほど担当部長の説明にもございましたけども、訪問される方や観光される方々のニーズを踏まえるということも大事でございます。現在、広域観光の連携事業でアンケート調査も進めておりまして、この結果等も踏まえながら、また昨日も一般質問にお答えしましたが、地域産業の活性化の中で拠点の創設を目指すというふうにもお答えさせていただいておりますが、こういった取り組みの中で道の駅や町の駅、こういった機能を備えていくことも考えられるのではないかと思っております。そういう思いを持って前向きに取り組みをしていきたいと思います。 以上でございます。 ○議長(金谷文則君) 続きまして、御当地ナンバープレートの導入についての再質問を許します。 6番治徳議員。 ◆6番(治徳義明君) この御当地ナンバープレートの導入の件でございますけれども、御答弁ではできる限り早い時期に導入していくとのことでございました。ありがとうございます。赤磐市の魅力をアピールするためにもよろしくお願いいたします。御答弁は結構です。 ○議長(金谷文則君) それでは、続きまして雇用促進住宅についての再質問を許します。 6番治徳議員。 ◆6番(治徳義明君) ありがとうございます。雇用促進住宅なんですけども、ただいま赤磐市内には11戸の方が入居されてるということでございます。西ブロックに至って民間に販売したという御説明でございましたけども、今後どのようになっていくんでしょうか。何か10年間ぐらいは家賃を据え置きしていくんだというような条件もついてるというふうにお伺いはいたしましたけど、再度御答弁のほうをよろしくお願いいたします。 ○議長(金谷文則君) 答弁を求めます。 水原建設事業部長。 ◎建設事業部長(水原昌彦君) 雇用促進住宅につきましての再質問のほうにお答えさせていただきます。 向こう10年間、既に入居されてる方につきましてはアタミ合同会社に売却後も独立行政法人高齢・障害・求職者雇用支援機構からの契約が引き継がれておりまして、住宅として利用できる権利は守られているというふうにお聞きしております。 ○議長(金谷文則君) 治徳議員、よろしいか。              (6番治徳義明君「ありがとうございました」と呼ぶ) 以上で6番治徳議員の一般質問を終わります。 ここで、2時5分まで休憩といたします。              午後1時51分 休憩              午後2時5分 再開 ○議長(金谷文則君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 次に、12番佐藤議員の質問を許します。 12番佐藤議員。 ◆12番(佐藤武文君) 通告に従いまして、4件について一般質問を行います。 我々議会の任期もゴールが見えてきました。市民との約束事もいろいろ精査しなければならない時期になりました。この4年間、市民から信頼される議会活動を行ったか、反省もいたしております。 それでは、まず最初に、なぜできなかったか、最終処分地施設についてであります。 私は、この焼却施設の建設に当たり、地元調整を含めいろいろなことに深くかかわってまいりました。最終処分地は区外に設置することを条件に地元との調整を行い、建設の運びとなりました。最終処分地の適地は石蓮寺地区で、環境アセスメントも行い、準備万端全て整ったとの認識でおりました。議会において幾度もこの件について指摘もさせていただいております。しかしながら、一向に進展する気配がうかがえません。友實市長の任期中にできなかった理由と今後最終処分地について行政はどのような見解を持っているのか、お伺いをしたいと思います。 また、環境アセスメントについては既に失効しているのではないでしょうか。 次に、なぜ進まない、赤磐産桃の宮内庁献上についてであります。 このことについて、私は幾度も強く要求をしてまいりました。しかしながら、この件についても実現に至っておりません。宮内庁は、新規の特産物は受け付けないとの理由から、赤磐産の桃の献上も無理であると言われていました。このことについて、生産者に話を持ちかけたら協力は惜しまないので、ぜひ実現をしていただきたいと強い要望もいただきました。赤磐の桃とブドウは全国に誇れる特産品ではないのでしょうか。 ことし安井さんが生産している赤磐産のヒノヒカリが新嘗祭に献上されました。これは本当に大変名誉なことであります。私は、なぜ赤磐産の桃が宮内庁へ献上できないのか理解できません。ことし皇太子が赤磐に来られ、桃を収穫され、記念すべきこの機会を生かすべきではないでしょうか。ぜひ赤磐産の桃が宮内庁へ献上されることを実現していただきたいと思っておりますが、いかがでしょうか。 次に、赤磐市に県立高校の誘致を進めるべきではないかについてであります。 県内15市の中で県立高校がないのは赤磐市だけであります。唯一県立備作高校が廃校になり、私立白陵高等学校1校になりました。私は、今回の県知事選挙において伊原木知事に直接依頼をしてみましたが、笑顔でかわされました。赤磐には大きな地の利があります。それは、農業試験場、農業大学校を生かさない手はないのではないでしょうか。環境的には私は整っていると思っております。高校誘致を積極的に働きかける気持ちはないでしょうか。過去に誘致活動を行ったけいさいは伺いませんが、将来の赤磐市に県立高校は必要ではないでしょうか。 次に、赤磐警察署の誘致を積極的に進めるべきではないかについてであります。 このことについても県内15市の中で警察署がないのは赤磐市だけであります。同僚議員から再三要望がされてきておりますが、一向に動く気配はありません。これは多くの赤磐市民からも要望がされています。このことについて岡山県知事選挙において伊原木知事にこの件についても直接談判を試みましたが、この件についても笑顔でかわされました。赤磐市にとって喫緊の課題であるとの認識が全くうかがえません。行政と市民の感覚には大きな開きがあります。行政は、市民の要望に応える義務があるのではないでしょうか。赤磐市において土地ぐらい確保するので、積極的に赤磐市に誘致をしていただきたいなど、先手先手を打たなければ岡山県は動かないのではないでしょうか。友實市長在職中に伊原木知事との信頼関係の中で赤磐警察署の誘致を結論へと導くべきではないでしょうか。 以上、4点について明快な答弁を求めます。 ○議長(金谷文則君) 答弁を求めます。 友實市長。 ◎市長(友實武則君) 佐藤議員の御質問にお答えいたします。 まず、最終処分場の建設につきましてでございますが、これについてこれまで当該周辺地域の方々と幾度も協議を行ってきております。しかしながら、御理解をいただく状況となっておりません。引き続き協議をしっかりと行わさせていただくこととしておりますけども、引き続き市議会の皆様にも御心配をおかけすることになりますことを心よりおわびを申し上げます。 しかしながら、本市の環境行政を推進していくという見地から、ごみ焼却施設あるいは同様に最終処分場の設置、これは廃棄物の処理及び清掃に関する法律にもうたわれております。ごみの適正処理の原則、また万が一の災害時の緊急対応施設としてもぜひとも必要であるものと考えております。 時間が経過しておりますけども、この環境アセスメントの関係でございますけども、この期限については策定時の計画から予定地周辺に大きな変化が起きなければ現評価の変更は必要がないという認識でございますが、事業の具体的な実施の運びの際には岡山県と再度の協議を行う必要があるものと認識しております。いずれにつきましても、地元の方々の御理解をいただくことが最重要となります。事業の進捗に向けて地域の方々と対話と協議に引き続き全力を傾けてまいります。何とぞ御理解をいただきますようよろしくお願いを申し上げます。 続きまして、赤磐産桃の宮内庁献上ということでございますが、これについてお答えをいたします。 赤磐産の桃は、全国に誇れる特産品の一つと、これは私だけではなく赤磐市民の皆さんが強く思ってくださっております。これが皇室に献上できれば農家の誇りと励みにつながり、市の農業振興に大きな貢献ができるものと思っております。しかしながら、献上について宮内庁に確認した結果でございますが、議員の御案内にもありましたが、定例行事の献上品や陛下が行幸の際の儀礼式等における献上品、こういったものに限り受けているという御回答でございました。新たな献上の手続というものは見当たらないという状況でございます。 なお、本年新嘗祭に向けて赤磐産のお米を献上する栄誉を受けることができました。桃についても献上のチャンスがあれば積極的に取り組んでいきたいと思います。 先般、皇太子様がおいでになったときに赤磐産の白桃を見ていただき、さわっていただく機会もございました。こういったチャンスを引き続きしっかりと捉えながら、この献上に向けての努力をしていきたいと思います。 続きまして、赤磐市に県立高校の誘致を進めるべきではないかという御指摘でございます。 岡山県内の15市において県立高校がないのは本市だけでございます。今後も入学生徒数の減少が予想される中、新たな県立高校の誘致は非常に厳しい状況ではあります。しかし、御質問にもありましたように農業試験場、農業大学校は岡山県農林水産総合センターの中心施設として地域農業の担い手を育成するために先進的、実践的な農業教育を行っています。議員御提案のように、本市に農業高校を誘致することは赤磐市の次代を担う農業後継者の確保に資するだけではなく、農業高校と農業大学校を中心とした地域の農業振興を活性化させることができるのではないかと考えます。これは農業大学校を擁する赤磐市だけの強みでございます。他地域、他市町村にはない独自性や優位性が発揮できるのではないかと考えております。ただ、この実現については県立高等学校の誘致や現在の農業大学校の施設、用地等の活用方法について広く協議を進める必要がございますので、新たな提案として岡山県の担当部局へも働きかけていきたいと思います。 次に、赤磐警察署の誘致についてでございます。 赤磐市民の安心・安全、生命、財産を守るために身近なところに警察署があるということは本当に重要だと考えております。この点については私も佐藤議員も同じ考えと私は思っております。 合併以来、歴代の市長も要望、要請を重ねてきておられます。私も就任以来事あるごとにお願いをさせていただいているところでございます。赤磐警察署は平成23年に耐震工事が実施され、また現在新しい岡山県警察本部の建設を進めており、ほかにも老朽化による建てかえの必要性がある警察署もあるとお伺いしております。残念ながら実現には相当の時間がかかるものと思っておりますが、粘り強く引き続き声を上げていくことは重要と考えます。引き続き粘り強く要望、要請をしてまいりたいと思います。そして、議員の御案内にもありましたように、岡山県知事にも事あるごとに先ほどの県立高等学校の誘致と一緒に声を上げていくことを努力してまいりたいと思います。 以上でございます。 ○議長(金谷文則君) 一括しての答弁が終わりました。 続きまして、なぜできなかったか、最終処分地施設の再質問を許します。 12番佐藤議員。 ◆12番(佐藤武文君) いろいろありがとうございました。 それでは、再質問させていただきたいと思います。 まず最初に、なぜできなかった、最終処分地施設についてでございます。 先ほどの市長の答弁によりますと、私は執行部には最終処分地の必要性について全くその意識がうかがえません。最終処分地は、赤磐市に必要ないのでしょうか。友實市長は、この4年間どのような努力をされたのか、全然責任を感じていないのではないでしょうか。先ほどの答弁によりますと、そのように私はうかがえます。 私は、このことについて西岡県議にも相談を持ちかけ、協力の要請も行ってまいっております。西岡県議も積極的に協力をすると大変前向きでありました。市長は、西岡県議に協力の要請はされたのでしょうか。 先ほどの市長の答弁によると、地元の理解がいただけなかったとできなかった理由を地元のせいにしております。私は、問題は市長自身と執行部にあったのではないか。そのような考え方であれば、いつまでたっても地元の理解は私は得られないし、最終処分地はできないのではないかというふうに思っております。市長が先頭に立ってやる意思、意欲を見せない限り地元の理解はあり得ないと私は思っております。 また、県議を初めいろいろな方にお世話になるのも必要ではないでしょうか。残された任期の中で今後どのような努力をされていかれるのか、再度決意をお伺いしたいと思います。 また、環境アセスメントについては5年以上が経過し、状況的には説明しにくいのではないでしょうか。丁寧な地元説明が肝要と思いますが、市長にはその準備があるのかどうか、そのことについても御答弁をいただきたいと思います。 以上です。 ○議長(金谷文則君) 答弁を求めます。 友實市長。 ◎市長(友實武則君) 最終処分場の建設についての再度の御質問でございます。 この最終処分場建設は、本当に赤磐市の将来の廃棄物行政、これを推進する中でどうしても必要なものという認識でございます。そのために、私トップとして地域の方々に説明もさせていただいております。そういった中で、私はこの処分場建設には何を差しおいても地域の方々の御理解を一定以上得ることがどうしても必要なものと考えているところから、この説明を何度も何度もさせていただいております。これは他市の事例を見ましても相応の時間がかかるという認識でございますけども、粘り強くこれを続けていくことが必要なことと思っております。今後も地域の方々への説明、理解を求める努力については引き続き一生懸命我々市長をトップに、私をトップに執行部一丸となって向かっていきたいという考えでございます。どうぞよろしくお願いいたします。 また、県会議員や岡山県の協力もいただける部分があればしっかりと協力をいただくように要請もしてまいります。 以上でございます。 ○議長(金谷文則君) 佐藤議員、よろしいか。 12番佐藤議員。 ◆12番(佐藤武文君) ありがとうございました。市長のお気持ちは十二分には伝わってはまいりませんけど、それなりの気持ちは伝わってまいりました。 私は、再々質問で地元の調整にいろいろ苦労なさっておられるという中で、一旦決めたことをころころ変えるというのは私はよくないというふうに思っております。その中で、地元調整がいろいろ難しいからといって石蓮寺に設置することについて変更があるのかないのか、私はあってはならないというふうに思っておりますけど、そのことについて再度市長に確認をさせていただきたいと思います。 ○議長(金谷文則君) 答弁を求めます。 友實市長。 ◎市長(友實武則君) 再々質問にお答えします。 この最終処分場の建設予定地ですけども、私もこれを変更する予定はないということをここで表明させていただきます。 以上です。 ○議長(金谷文則君) 続きまして、なぜ進まない、赤磐産桃の宮内庁献上の再質問を許します。 12番佐藤議員。 ◆12番(佐藤武文君) ありがとうございました。 それでは、なぜ進まない、赤磐産桃の宮内庁献上について再質問をいたします。 このことについての提案を行い、随分の年月が経過いたしております。先ほども申し上げましたように、宮内庁は新しい特産物は受け付けないとの私に対する答弁といいますか、そういう内容で受け付けないんだということで打ち消されておりました。しかし、現実はそうではありません。先ほども市長も言われましたように、ことしは皇太子が赤磐に来られ、桃を手にさわられて収穫されました。そしてまた、いろいろ話題になっております「種まく旅人」で全国に赤磐産の桃のPRも行いました。また、この映画に対しまして農林水産省が後援もしていただいております。そして、古い話になりますけど、昭和天皇は旧山陽町に桃の見学にも来られております。私は、そういうことの中でことしは大きなチャンスだったんではないだろうかというふうに思っております。市長自身が宮内庁に出向き、桃を持参し、トップセールスを行ってはいかがでしょうか。また、生産者にも声をかけて一緒になって取り組むべきではないでしょうか。そのようなことの中で、生産者の生産意欲の向上にもつながっていくのではないでしょうか。 この話は、生産者には届いていないようでございました。献上するということについては生産者の方は知っておられません。ぜひ実現していただきたいという力強い支援もいただきました。いろいろな方々と調整を行い、実現に向け宮内庁へ赤磐産の桃をぜひ献上していただきたいが、市長の決心を再度お伺いさせていただきたいと思います。 ○議長(金谷文則君) 答弁を求めます。 友實市長。 ◎市長(友實武則君) 議員の御指摘のように赤磐産の岡山白桃、これは白桃の発祥の地でもございます。これをぜひとも献上という栄誉に浴するよう私も力いっぱい努めてまいります。きょういただいた御意見は大いに参考とさせていただきながら、実行に向けて頑張ってまいりますので、また御協力等よろしくお願いしたいと思います。 以上です。 ○議長(金谷文則君) 佐藤議員、よろしいか。              (12番佐藤武文君「ありがとうございました」と呼ぶ) それでは、続きまして赤磐市に県立高校の誘致を進めるべきではないかの再質問を許します。 12番佐藤議員。 ◆12番(佐藤武文君) ありがとうございました。 それでは、赤磐市に県立高校の誘致を進めるべきではないかについての再質問をさせていただきます。 先ほどから何回も申し上げておりますように、岡山県内15市の中で県立高校がないのは赤磐市だけであります。これは本当に赤磐市がこれから大きくなっていくのに誇れることで私はないというふうに思っております。このような実態をどのように捉えておられるのでしょうか。 学校の誘致は大変難しく、厳しい状況であることはよく知っています。私は、旧山陽町時代に大和ハウスから学校誘致の土地を準備していました。実現せずに返還したという苦い経験も記憶をいたしております。将来の赤磐市を考えた場合、県立高校の必要性はないでしょうか。赤磐市内には先ほどから何回も申し上げておりますように農業の担い手を育成する農業大学校、そして試験場がございます。その優位性を見逃す手は絶対私はないというふうに私自身は思っております。 赤磐市の基幹産業である農業を推進するために農業高校の誘致を積極的に働きかけるべきと考えておりますけど、友實市長は伊原木岡山県知事と大変友好関係にあります。その優位性を市民のために生かすべきではないでしょうか。私は、友實市長と伊原木知事は本当に仲のよい信頼関係、友好関係にあります。その優位性を市民のためにぜひ使っていただきたいと、そのように私は強く思っておりますけど、市長の考え方を再度お伺いさせていただきたいと思います。 ○議長(金谷文則君) 答弁を求めます。 友實市長。 ◎市長(友實武則君) 県立高校の誘致、これには本当に私もこれは情熱を持っております。実現するためにあらゆる手を講じていきたいと思います。私と伊原木県知事との関係もそういったところで優位に働けばという思いを持ちながら、県知事とのお話も進めさせていただきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。 以上です。 ○議長(金谷文則君) 佐藤議員、よろしいか。              (12番佐藤武文君「ありがとうございました」と呼ぶ) 続きまして、赤磐警察署の誘致を積極的に進めるべきではないかの再質問を許します。 12番佐藤議員。 ◆12番(佐藤武文君) それでは、赤磐警察署の誘致を積極的に進めるべきではないかについての再質問を行います。 私は、けさこの答弁書を同僚議員からいただいて見させていただいたときに、この赤磐警察署の誘致を積極的に進めるべきではないかの答弁書を見た瞬間に非常に私は腹立たしい思いをいたしました。大変無責任な答弁書をいただきました。これははっきり申し上げておきます。これ誰が書かれたかは知りませんけど、大変無礼な、無責任な答弁書を私はいただいたということで大変激怒いたしております。 赤磐警察署の誘致はほど遠い気がいたします。この誘致について、本当に随分時間が経過いたしておりますが、いまだ何の光も見えてまいりません。このことについて私がなぜ腹立たしい思いをしておるかということについては、このことについて私がきょう初めて一般質問の中で取り上げることではございません。同僚議員が再三再四このことについて取り上げて質問いたしております。しかしながら、そのことが一歩も前進をしておりません。このことが、非常に私は腹立たしい思いがしたということでございます。同僚議員に対しても、これ失礼じゃないですかということを私は申し上げておきます。 そして、市民の安全・安心を守るために警察署は赤磐市に絶対必要であります。多くの市民から要望もされております。市長は、在任中どのような働きかけを行われたのか。先ほどの答弁によると、お願いはしておるが、それ以上何もしていないというのが、これ現実ですね。私は、このことについても県知事選挙の期間中に直接伊原木知事にお願いをいたしました。このことについても伊原木知事は私に対して笑顔でかわされました。このことについては、西岡県議にも協力をしていただき、一刻も早く市民の要望に応える必要が私はあると思っております。お願いをするだけではなく、誘致に向け行動を起こす必要性もあるのではないでしょうか。 冒頭申し上げましたように、土地の確保をしているからぜひ赤磐市に来てもらいたい、赤磐市としての積極的な姿勢が必要ではないでしょうか。赤磐市民の強い要望は、今の答弁では岡山県には私は届かないように思います。先ほどから何回も私は申し上げておりますように、伊原木岡山県知事と友實市長は本当に信頼関係で結ばれております。伊原木知事も友實市長を信頼しております。そのことについては選挙期間中伊原木知事のほうからお話がございました。非常に友實市長と伊原木岡山県知事は友好関係がございます。きずなもございます。そういうことをぜひ生かしていただいて、市民の喫緊の課題である赤磐警察署の誘致、ぜひ進めていただきたいと私は思います。同僚議員もたくさんの同僚議員がそのことについて思っております。そのことについて市長のほうから再度御答弁をいただきたいと思います。 ○議長(金谷文則君) 答弁を求めます。 友實市長。 ◎市長(友實武則君) ありがとうございます。警察署の誘致についても佐藤議員のおっしゃるように土地を用意して、そしてこれを誘致するのに努めるということはあり得ると思ってます。実は、非公式ではございますけども、岡山県警のほうにその意向は伝えているところではありますけども、これに対するお返事はいただいていないのが現状でございます。今後もこのような努力はしっかりと継続し、赤磐警察署が本当に赤磐市の中に立地されることを赤磐市民と一緒に待ち望む1人として努めていきたいと思います。皆さんと一緒に力が合わせればと思っておりますので、よろしくお願いいたします。 以上です。 ○議長(金谷文則君) 佐藤議員、よろしいか。 12番佐藤議員。 ◆12番(佐藤武文君) このことについては本当に友實市長になられてから4年間が市民の要望として喫緊の課題であったわけでございます。我々議会もこの4年間赤磐警察署の誘致が実現しなかった。そして、市長も4年間市長職を務めた中で赤磐警察署を誘致することができなかった。このことについて、市民に対してどのような説明責任を果たすのか。説明責任を私は果たす必要性があると思うんですね。市民の要望は、ぜひ赤磐市に赤磐警察署を誘致していただきたい、実現していただきたいという強い要望があります。その中で、同僚議員も再三そのことについて要望してきた。しかしながら、何ですか、この答弁は。23年に耐震工事が実施され、また現在新しい岡山県警本部の建設を進めており、ほかにも老朽化による建てかえの必要がある警察署もあるとお伺いしており、残念ながら実現は時間がかかると思っております。冗談じゃないですよ。こんなこと今言うてもらう必要はないでしょう。これは何年前にこのようなことを言っておったんですか。なぜこのようなことを書かれたかということは、私は非常に腹が立っておるんです。何年前のこれは答弁書ですか。それを今さら最後の最後の我々議会の4年間の締めくくりのときにこの質問したらこの答弁書が返ってくるということが今まで何もしてなかったというあかしじゃないんですか、これは。冗談じゃないですよ。市民をばかにするのもええかげんにしてください。私は非常に怒っております、このことについては。 議会も市民の要望に応えられなかったという責任は私はあると思うんです。その責任を私も感じております。非常に腹が立ってます。このことについて市長はどのようなお考えであるか、もう一度答弁をいただきたいと思います。 ○議長(金谷文則君) 答弁を求めます。 友實市長
    ◎市長(友實武則君) 赤磐警察署の赤磐市内への誘致、これは市民みんなの悲願であるということでございます。私も同感でございます。しかしながら、これが進んでいないということについては私も本当に市民の皆様に申しわけなく思いながら、引き続き先ほど言いましたようにたゆまぬ努力をしていく所存であるということで説明をさせていただきたいと思います。 以上です。 ○議長(金谷文則君) 以上で12番佐藤議員の一般質問を終わります。              (12番佐藤武文君「ありがとうございました」と呼ぶ) 以上で予定しておりました一般質問はこれをもって全て終わりました。 ここでお諮りします。 明日12月1日から12月4日までの4日間を休会といたしたいと思います。御異議ございませんか。              〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(金谷文則君) 異議なしと認めます。したがいまして、明日12月1日から12月4日までの4日間を休会することに決定いたしました。 なお、次の本会議は12月5日月曜日午前10時再開であります。 本日はこれで散会といたします。 大変お疲れさまでございました。              午後2時41分 散会...