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09月09日-03号

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  1. 瀬戸内市議会 2021-09-09
    09月09日-03号


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    最終取得日: 2022-11-22
    令和 3年 9月第4回定例会令和3年第4回定例会                   瀬戸内市議会会議録                令和 3年 9月 9日(木曜日)                ───────────────                出 席 議 員 ( 18 名 )     1番  木  下  公  文          2番  嶌  原     舞     3番  成  本     崇          4番  秦  井  誠  司     5番  川  勝  浩  子          6番  岩  田  惠  一     7番  日  下  俊  子          8番  厚  東  晃  央     9番  河  本  裕  志         10番  竹  原     幹    11番  平  原  順  二         12番  島  津  幸  枝    13番  原  野  健  一         14番  小 野 田     光    15番  石  原  芳  高         16番  小  谷  和  志    17番  廣  田     均         18番  室  崎  陸  海                ~~~~~~~~~~~~~~~                欠 席 議 員 ( 0 名 )                ~~~~~~~~~~~~~~~                説明のために出席した者   市長      武 久  顕 也       副市長     田 野    宏   教育長     東 南  信 行       総務部長    松 尾  秀 明   総務部参与   武 藤  康 也       総合政策部長  岡 崎  清 吾   市民生活部長  坪 井  智 美       市民生活部参与 浦 上  憲 治   福祉部長    青 山  祐 志       こども・健康部長難 波  彰 生   産業建設部長  難 波  利 光       文化観光部長  頓 宮    忍   教育次長    尾 副  幸 文       病院事業管理者 三河内    弘   病院事業部長  小 山  洋 一                ~~~~~~~~~~~~~~~                事務局職員出席者   局長      三 浦  光 男       次長      大 原  克 友   主幹      広 畑  祐 子       主幹      吉 久  尚 宏                ~~~~~~~~~~~~~~~                議 事 日 程 (第 3 号) 令和3年9月9日午前9時30分開議1 一般質問   質問通告事項(発言順序7番~12番)                ~~~~~~~~~~~~~~~                本日の会議に付した事件日程1                ~~~~~~~~~~~~~~~                午前9時30分 開議 ○議長(廣田均議員) 皆さんおはようございます。 ただいまの出席議員は18名であります。定足数に達しておりますので、これより本日の会議を開きます。 これより議事日程に入ります。 ここで暫時休憩をいたします。                午前9時30分 休憩                午前9時30分 再開 ○議長(廣田均議員) 再開をいたします。 それでは、議事日程に入ります。                ~~~~~~~~~~~~~~~ △日程1 一般質問 ○議長(廣田均議員) 日程1、昨日に引き続き一般質問を行います。 初めに、発言順序7番、室崎陸海議員一般質問を行います。 18番室崎陸海議員。                〔18番 室崎陸海議員 登壇〕 ◆18番(室崎陸海議員) 皆さんおはようございます。 久しぶりのトップバッターで少し緊張しております。新人の議員の方々が立派な質問をするので、少々恐縮しながら質問させていただきますので、よろしくお願いいたします。 質問事項1は、牛窓の駐車場整備と遊歩道の設置について。牛窓町の海岸沿いを遊歩道として整備してはどうか。フェリー乗り場付近の駐車場を有料駐車場としてはどうか。質問事項の2は、前島の活性化について。前島の何を売り物にして活性化を図っていこうとしているのか。質問事項3は、有害鳥獣対策について。牛窓地域有害鳥獣についてどのような対策をしているのかということで、質問をさせていただきます。 関町の海遊文化館から牛窓本町の海岸沿いを遊歩道に整備してはどうか。また、フェリー乗り場付近の駐車場を有料駐車場にしてはどうかという質問でございます。 海沿いに道があるのになぜ遊歩道がというような、不思議がられるような質問と思われがちなので、ここにちょっと、なぜ私が海のそばに遊歩道を造れと言っているか。ここの執行部の皆さん、この建物の下側に石段がありますね。これ、あなたに質問するんですけど、これは何という建造物で、何をするためのものか分かりますか。それによってまた質問が違うてくるんですが。うなずいてくれて結構です。分かりますか。何という建物ですか、ちょっと答えてください。                (文化観光部長頓宮 忍君「がん木と言います」と呼ぶ) ああ、そうですか。それはすごい。それだったら話が早いです。がん木というこの建造物、これは千石船が着くのに必要ながん木なんですよ。それで、このがん木がこのあたりにしかないですけれども、もっともっと長く、4世紀頃の吉備海部直の軍事基地みたいなところですから、いろんな帆船の船がこれに着くのに、干満の差があるから、それによって荷物の積卸しが、船の高さによってこの階段で歩み寄られる形になってるんですよ。それが全部取り壊されてしまって、西町のほうへ少し残ってると思うんですよ。これは、池田公の御茶屋跡、別荘の関係で、そこへ千石船が、備前藩の大きな船が横づけにせられるような形に造ってたんだけれども、それが僅か少し残っとるだけなんですよ。多分これだけのがん木を造るというたら、江戸時代には西町のほうまでずっとあれが続いとったんじゃないかと思うんです。4世紀の吉備海部直の水軍基地であり、これだけで今、建造物が健在であったならば、よその港に負けないような、物すごい軍事基地的な要素があったと思うんですよ。だから、これがなくなってしまってるから、面影だけでも、フェリー乗り場から遊歩道で、この小さな待合室、休憩室の状態に、雨が降っても、写真を飾って、こんだけの大きな牛窓は歴史、伝統文化のある港だったんだということを宣伝文句にしていただくためにも、ぜひ遊歩道をかけて、すごいまちだったんだなというような状態で、これをどうしても遊歩道を造っていただきたい。 また、これはこの港町のいろんな船や本が出とる状態の中でも、必ず室津と牛窓は載ってるんですよ、どの本見ても。どんな本を見ても。それだけすばらしい状態で、牛窓がこれが本蓮寺。こういうふうな形で宣伝を全国に名前を売ってる牛窓のまちなんで、ぜひ遊歩道を造って、歴史、牛窓の4世紀、吉備海部直の頭領が住んでたまちから今までの、衰退があります、どこの港でも。そういうような形の中で、ぜひこれを牛窓の観光の目玉として売り出して、近畿ツーリストが昭和45年に全国的に牛窓の港を写真つきで週刊誌に、帆船から何から、もう古い状態の写真を載せております。昭和45年のときにはまだ京阪神から牛窓へ向けて海水客なんかがごった返すようなにぎわいで、牛窓がにぎわっております。その中で、船大工のまち、これも倉橋島と牛窓しか船が造れなかったような形で、まだ現存はしてますけれども、何から何まで金がかかるような話を持って質問してるんじゃなしに、こういうんが歴史的なまちをじわじわとでも次の世代へ継続できるような形で、ぜひ牛窓のほうへ目を向けていただいて、観光地としてお金の落ちるまち、瀬戸内は確かにうちの執行部の方々と市長の手腕で、放っとってもブルーラインがあるからいろんな企業が目をつけて、すばらしいまちになりつつあります。だけど、すばらしいまちになりつつあると同時に、この古い伝統と歴史のまちが沈んでいってる。だから、両方、荷物を肩でてんびんを担ぐように、均衡するようなまちづくりをしていただいたら、もっともっとすばらしい、全国から牛窓を知らない港町の人は昔はいなかったと思うんです。とにかく九州から大阪、京都へ向かう船は牛窓港で最終的に止まって、そっから一気に大阪、京都のほうへ出ていくような状態で、本当にすばらしい港だったと思います。だけど、牛窓だけではなしに、もう全国の港が寂れていってるような状態で、ただこれから先、牛窓も新しい人がたくさん住んでくださったり、新しい世代になると思うんですけれども、そのあたりをきちっとぜひ整理していただきたい。牛窓は夕日百選にも選ばれており、たくさんの人が夕方に写真を撮りに来ておられます。市民の憩える場所として、観光の目玉としてから、海岸沿いを歴史と遊歩道としての整備をしていただきたいと思いますので、そのあたりをちょっと、市長もう簡単で、全て心の思いを言っていただかなくても結構です。副市長でも執行部の部長でも、答えてやってください。私はまたいつでもあなた方と、一般質問でなしに個人的に膝を交えて話ができるもんで、簡単明瞭で結構ですから、よろしくお願いいたします。 これで1回目の質問を終わります。 ○議長(廣田均議員) 前島の活性と有害鳥獣。 ◆18番(室崎陸海議員) あ、ごめんなさい。 前島の活性化について。何を売り物にして活性化を図っていこうとしているのか、これもお答え願いたいと思います。 それから、有害鳥獣対策についても、牛窓地域有害鳥獣についてどのような対策をしているのか、それも答えていただきたいと思います。 これで1回目の質問を終わります。 ○議長(廣田均議員) 頓宮文化観光部長。                〔文化観光部長 頓宮 忍君 登壇〕 ◎文化観光部長(頓宮忍君) おはようございます。 それでは、私からは質問事項の1及び質問事項の2についてご答弁申し上げます。 まずは、質問事項の1でございます。関町の牛窓海遊文化館から牛窓本町にかけての海沿いの道は、海や島が見渡せるよい景観となっており、以前には、牛窓の観光パンフレットにおいて、海辺の散歩道として紹介をしていた経緯もございます。この道は歩道と車道が分離されておらず、自動車も通行可能な道路となっておりますが、自動車等の使用においては、地元住民が生活道として使用する程度であり、観光客等の散策において、歩道と車道の分離が必須であるとまでは言えない状況であるというふうに、今のところは考えております。 しかしながら、当該道路につきましては、観光客等が散策道として利用している状況もございますので、散策道としての安全対策として、または牛窓地域の活性化のコンテンツの一つとして、どのような整備が可能であるかなど、海岸線の管理上、あるいは道路整備の状況等も踏まえながらの調整が必要であるというふうに考えております。 また、先ほどご提案いただきましたがん木です。こういったものも、機会を捉えて、歴史、文化の伝承という部分については、広報等にも努めてまいりたいというふうに考えております。 次に、フェリー乗り場の付近の駐車場につきまして、県が管理者となっている牛窓港の港湾施設の一部となっております。このため、利用に関して、県との調整が必要となってまいりますが、有料の駐車場として整備することは、港湾施設の性格上、困難であるというふうに考えております。 牛窓地域の駐車場の確保につきましては、従前から懸案事項となっており、種々の検討を重ねてきましたが、具体的な解決策が編み出せていない状況でございます。市といたしましても、駐車場の問題牛窓地域への観光客の誘客に当たっての課題であると認識しており、引き続き検討を進めてまいりたいというふうに考えてございます。 続きまして、質問事項の2でございます。 前島の活性化につきましては、私からは観光振興を軸とした前島の活性化についてご答弁申し上げます。 前島の観光振興を図り、観光誘客をするための中心的なコンテンツといたしましては、前島に様々な史跡があること、マリンスポーツの拠点があることなどが挙げられると思います。観光誘客においては、重要な史跡といたしまして大坂城築城の残石群があり、当時の石切場の状況を知ることができる貴重な史跡となっております。この残石群に関しましては、歴史好きな観光客だけでなく、他の体験活動等と併せて活用できる場所であるというふうに考えております。 次に、マリンスポーツにおきましては、シーカヤックの体験を行う事業者の拠点となっており、シーカヤックの海上体験だけにとどまらず、隣接する島などに渡り、磯における観察等の体験活動につなげることも可能となっております。特に近年、ビーナスロードで注目を集めている黒島に渡る一つの方法としても利用できることから、前島の重要な観光コンテンツの一つであるというふうに考えております。これらの観光資源を生かしながら、引き続き前島への観光客の誘客を推進することにより、活性化を図ってまいりたいというふうに考えております。 私からは以上でございます。 ○議長(廣田均議員) 難波産業建設部長。                〔産業建設部長 難波利光君 登壇〕 ◎産業建設部長(難波利光君) おはようございます。 それでは、私のほうからは質問事項3につきましてご答弁申し上げたいと思います。 イノシシや鹿など、有害鳥獣に対する対策として、最近、市民の方から多く寄せられる意見といたしましては、農作物への被害を抑えるだけではなく、人との接触をどうにかして減らすことができないのかといった声を多くいただいております。市では、これまで有害鳥獣を寄せつけないための三つの方針を掲げておりまして、一つ目が、生態を知るための、まずは知識を市民の皆様に知ってもらうためのセミナーなどの開催。そして2点目が、寄せつけないための自己防衛対策の推進。これは、個人、あるいは集落によって柵などの設置をお願いさせていただく、こういったことの推進。そして、三つ目が被害を減らすために捕獲、駆除。これは猟友会の駆除班のご協力をいただきながら捕獲、駆除を行っていくと、この三つの柱を軸に対策に取り組んでまいりました。この中で、牛窓地域に関して申し上げますと、これまで市内で確認している有害鳥獣の出没の件数、そして、被害場所、こういった統計から分析をしておりますが、それで申し上げますと、長船地域や邑久地域から徐々に移動してきている実態があり、近年、比較的被害の少なかった牛窓地域で拡大する傾向となっております。牛窓地域への対策としましても、先ほど三つの方針に従って、長船地域、邑久地域で同様に進めてきた事業を継続させていただきたい考えでございます。行政と集落、さらに猟友会駆除班と連携をしながら、自助、共助、公助の総合的な取組を引き続き実施できればというふうに思っているところでございます。全国的に言えることでありますが、有害鳥獣の被害をなくす特効薬と呼ばれるものは、今のところございません。しかしながら、先進地の事例などを見ていただきますと、参考になる取組も多くございまして、例えばですが、人と動物とが共存して生きることのできる里山などの整備に力を入れている自治体もございます。したがいまして、専門家など、そして議員の皆様からのご提案など、こういったことを頂戴しながら、市民、そして行政、また猟友会、こういった方々との連携を密にして、引き続き総合的、そして効果的な鳥獣被害対策に取り組んでいきたいというふうに考えておりますので、よろしくお願いをいたします。 私のほうからは以上でございます。 ○議長(廣田均議員) 室崎陸海議員。                〔18番 室崎陸海議員 登壇〕 ◆18番(室崎陸海議員) 1回目の質問で、文化観光部長の説明で納得がいく面もあるし納得がいかない面もあります。どうだろうと、この県の所有地は、今のままで乱雑な状態で誰が使ってるのか分からない、ごみはまき散らして帰っていくような状態の中で、私は、これは副市長の役目、県で豪腕を鳴らせたすばらしい実績も残っておりますし、県とのつながりも強い面があります。ただ、うちの執行部では、今、部長が答えたような答弁しかできません。これはもう一般論ですから。ただ、政治の手腕というのはまた裏と表もあると思うんで、どうにか副市長のお力で、岡山県と瀬戸内市というのは親子みたいな関係じゃないですか。そこらあたりも考慮に入れて。聞けば、ヨットハーバーの向こうの建物も、水産試験場もぼろぼろの状態で瀬戸内市に要らんかと言うて持ってこられてるようですけれども、いろんな、弊害だけ持ってこずに、この話も一応一遍、市長よりも県に顔が通じてる副市長ですから、どうか市長からもお願いしていただきたいと思うし、副市長、どうか一遍骨を折っていただけませんでしょうかね。今の部長の話ではどうにもならんような話で、どうにもならなかったら困るんですよ。これ、どうであろうと瀬戸内市の海の玄関口、まして歴史と伝統文化を誇る牛窓の一番大事な場所が、ごみと何も見るところがないような状態では困るし、大きな宝物だと、瀬戸内市にとってはね。岡山県にとってはそう重要なことじゃないと思うんですけれども。とにかく骨を折っていただけるよう、一言ご答弁いただきたいと思うんですけど。 ○議長(廣田均議員) 田野副市長。 ◎副市長(田野宏君) 市のご答弁はあのとおりでございますが、議員おっしゃるように、あそこが有料になるということは、駐車場の回転率も上がって、そうなると確かに観光客がそこの駐車場を利用できるようになるだろうと。ちょうどしおまち唐琴通りのすぐそばでもありますし、そういう意味では、本当に、おっしゃるように市にとって大切なスペースになるんじゃないかなという気はします。答弁しましたように、ここは県の港湾施設ということになってますが、港湾施設の中で駐車場として設置しているというのは、どういう目的で設置してるのかというのを県にも確認する必要があるんかなと思います。場合によっては、それが観光客が使ってもいいような目的なんでしたら、県が整備してくれれば一番いいですが、もし駄目なら市が借りて、そういう整備をするということも考えれんことはないんかなというふうに思いますので、聞いてみるぐらいにしかならないかもしれませんけれど、そこをまず確認して、それからの交渉になるんかなというふうに思っております。そういうことで、ちょっと状況を確認はさせていただきたいと思います。 以上です。 ○議長(廣田均議員) 室崎陸海議員。                〔18番 室崎陸海議員 登壇〕 ◆18番(室崎陸海議員) 頓宮部長、今副市長の答弁をお聞きになったと思います。もう諦めないで、副市長の袖にしがみついてでも、ぜひ県のほうに納得がいくように、どうすれば納得するような状態で使用、瀬戸内市がすればいいことで、ただもう乱雑に、ごみと誰が置いてるのか分からないような、多分地元の人は置いてないと思いますよ、関町の。よそからどういうふうな状態で、どこへ何の目的で行ってるんか、そこまでは私も個人的には調査してないけれども、必ず地元の関町の住民があそこへ置いてるようなことはないと思うんで、そこらあたりもきちっと、副市長に筋道を立てて調査したことを報告して、一緒に骨を折ってやってみてください。今のままでずっと県の所有で乱雑な置き方をさせられ、ごみをまき散らされて、そりゃあ観光客だろうと思うんですけれども、美観を損ねるし、やはり歴史、伝統文化のまちを大切にみんなで守っていこうという気持ちがあるんで、室崎、どうにかならんかというような話で一般質問させてもらいましたけど、よろしくお願いいたします。これでうなずいてお約束してくださったんで、これで結構です。ありがとうございました。よろしくお願いします。 前島の活性化について、説明は受けたんですけれども、今、頓宮部長、前島が、時期かどうか分からないけれども、山も岩も雑木だらけで、もうこれぐらいお粗末なことはないと思うんですよ。ただ、あなたがおっしゃったように、大坂城の築城の石を切り出した犬島、小豆島、牛窓、この3か所の中でも、その肌を見せるような状態で整備したら、もっと人が来て、わあ、すごい石があるとか、すごい石切場だったんだなというような、今度は石で景観がつくれると思うんですよ。それと、きちっと整備さえすれば、本当に前島は昔は緑島、私らの子どものときには緑島、言ってたかどうか記憶が定かではないけれども、古い人はそれを知ってるから、フェリー乗り場は緑の村公社、だから前島はもともと五色島の緑島だったんですよ。だから、そこらも一つの瀬戸内市のすばらしい景観の一つとして、岩肌を見せるとか、見せて松の木や古い木を軸に整備をして、途中まで行ってみてください。あそこはアジサイが途中やめになってます。これももう少し手を加えたら、アジサイの季節には島を散策するのにもすばらしい散策ができますし、それからやはり何らか、果樹の後、それの始末さえすればいいというような雑木で覆われとるからああいうふうな形になってるんだけれども、きちっと果樹園なら果樹園、梅は室津のほうが有名で、そこまで手をかけることはないにしても、ただ大坂城築城の切り出し場をメインにするんならば、もう少し手を加えて、岩肌を全て見せてしまったらすばらしい景観が出てくると思うんで、やはりそこらあたりも考慮に入れて、花や緑の島として整備をする必要があるんじゃないかと思うので、あそこへ足しげく通ってみてくださったら、すばらしい景観ができると思うんだけれども。ただお恥ずかしい話だけれども、私も車、前島に関係があって行くんですけど、側溝に四輪駆動の、景観がいいから写真を撮ろうと思うてバックしたらはまり込んでしまって、それは持ち上げるのに牛窓から重機持ってきて持ち上がらないような形で苦労したことがあるんですけど、側溝の蓋がない。雨が降っても草が生えとるから、どこが側溝の境目か分からないような状態になってるんで、ここらあたりも、私は先に名前を、緑島に代えて五色島にして、五つの島を何らかの形で、黄島には貝塚のすばらしい、日本に誇れるような貝塚もあるし、黒島には、あれは仁徳天皇ですかね。応神ですか、仁徳だったような気がします。そこらあたりも、岡山で黒媛伝説が、今、黒媛が住んどったところが黒崎だから、黒崎の地名があるからうちが黒媛の発祥の地だというような状態で、三、四つの団体が名乗りを上げとるようですけれども。あそこの仁徳天皇と、先ほど申し上げましたように吉備の国の海部直の娘、黒媛と恋に落ちて、仁徳天皇だったと思うんです。お妃に気づかれないように巡幸だということで小豆島に渡って、放っとっても潮の流れと風とで牛窓に船は着くんですよ。昔は小豆島から前島へ畑仕事して帰りょうた時代もあるんです。だから、そういうふうな黒媛伝説とか、いろんな状態で、五色島を遊覧観光さすような、観光地として売り出せるようなこともあるんで、どうであろうと、一つ一つ、骨が折れることですから、歴史の衰退と変革で物事の見る目が変わってきてますけれども、元のすばらしい海部直の地域として、苦労すると思いますけど、努力してやってください。いろいろまた牛窓で、公民館の企画で、9月か10月初め頃には牛窓物語という牛窓の写真展を企画しておるらしいんで、それは帆船時代の牛窓町ですけど、その牛窓がどんだけ岡山のほうから海水浴には船をチャーターして、客船をチャーターしてきたり、京阪神から芋を洗うような状態ではやってた、にぎやかな牛窓の風景も写真に載っとるようです。本当に牛窓が、今の時代でそのような、両備バスも撤退しょうかすまあかというような時代に何が観光ならというような話になるかも分かりませんけれども、野ざらし、雨ざらしにするよりは、もう一度行ってみたい牛窓、海部直のふるさと、4世紀の頃から江戸時代に遡っても、やっぱり心打たれるものがあるんで、ぜひ整備をしてやってください。よろしくお願いいたします。 それで、有害鳥獣の話なんだけれども、部長、里山の整備は、私は一番もう手っ取り早いと思うんですよ。ただ、あんだけこの間も、長浜の西浦という、長谷を越えて、それから右に曲がって下山田へ抜ける道が、下山田に抜けとるところへお宮があります。その手前に、車で一月前でしたか、黒い塊がずっと長くあるから、「おい、何かおるで。」と言うて。エンジンかけとっても逃げんのですよ。ほいで、「あれはうり坊じゃ。」というて言うから、クラクション、ばばばばばあんというて鳴らしたら、クラクション鳴ったら、ばああああ、200匹はおったね、200匹。もう激しいんじゃから、道路塞いとんで。「これが大きくなったら、鹿忍や、そりゃあ下山田、上山田の畑はもう全滅じゃ。」というて話をしながら帰った。物すごい数。だから、それはもう里山の整備をしながら、今はその道ですら草刈りをしてないから、道の痕跡はあるんだけれども、誰もが通らなくなっとるから、よっけえ草も生えとるから、そんな形になってるんだろうけれども。道へかぶさっとる木を、自分方の隣の土地の人が切ろうと思うても、やっぱり黙ってよその土地から生えとる木を切るわけにはいかないから、もうほったらかしにしとんだというような話だけれども、市のほうで誰に所有権があるんか、そこらあたりを明確に調査して、それで自分方が管理ができないんならば、市のほうがよそから畑をしに来る人に貸与して、きちっと畑仕事をして楽しんでくださいというような形で、市が自由になるような方法を考えなかったら、私はいたちごっこじゃないけどどうにもならないような形になるんじゃないかというような気がします。電気柵か何か、そちらのほうが効率はいいようですけど、子どもらがもし触ったらもう大変なことになるような話も聞きますし、できれば市がその土地を管理するような形で、市外の人であろうと、畑仕事がしたい、花を植えたいというような方があったら、自由に貸与、責任を持って貸与してあげれるような整理の仕方もあるんじゃないかと思うんですけど。とにかく銭が一時的にはかかるかも分かりませんけれども、家族ぐるみでバーベキューでもやりに山へ登っていけるような、安全で安心したような里山づくりをぜひ考えてやっていただきたいと思うんですけど、市長、そのあたりはどうなんですか。こんだけ優秀な幹部職員がおりながら、地元のことができない、私は峨城山の整備を、多分、難波部長、筆頭にしたと思うんですけれども、もう十数年前にすばらしい植林があって、それは行っても四季折々が楽しめるような、きちっと整備の仕方ができてますけど、あのやり方はどういうふうなやり方でしたんか、今の現状に通用するようなことはないんでしょうか。ちょっと、そこらあたりをお聞かせ願いたいと思います。 ○議長(廣田均議員) 難波産業建設部長。 ◎産業建設部長(難波利光君) ありがとうございます。 先ほどお話の中でいただきました、笠加地区にあります峨城山の森林整備事業というのが、ちょっと私の記憶が間違ってたら申し訳ないんですが、平成8年から平成10年の3か年にわたって実施をしたというふうに記憶しております。当時の事業とすれば、森林の整備と、それから山あいの散策道と言いましょうか、路線の整備、そして若干の附帯施設の整備という、そういったものを軸に整備したというふうに記憶しております。この事業が現在同じようなメニューがあるかと言いますと、なかなか時代も違ってきまして、同じメニューというのはすぐに探すことがちょっとできないかもしれませんけども、ただ森林環境譲与税という新しい譲与税というのが、先行して市のほうに譲与税として入ってきておりますので、そういったようなものを財源としながら、新たな森林整備という視点で、過去にやったようなこういった事例を参考にして、地域が取り組みやすい里山整備につながるように、少し前向きに検討をしていけば私はいいんじゃないかなというふうに思っておりますので、そのあたりのところを、今後計画の中に折り込みながら、この鹿、イノシシ対策につながる里山整備にもっていければなというふうに思っております。
    ○議長(廣田均議員) 室崎陸海議員。                〔18番 室崎陸海議員 登壇〕 ◆18番(室崎陸海議員) あなたの発言を聞いて、少しは安心いたしました。あなたの手腕のすばらしさは私もよく存じておるんで、本当にこの有害鳥獣問題は、もう追っかけごっこじゃなしに、きちっと整備をして対応できるようにしてやってください。よろしくお願いします。 それで、観光部長、本当に難しい話ばかりを持ってきて、観光課の歴史が浅いのに、ちょっと無理な話かも分かりませんけど、手腕はうちの副市長が、そりゃあもう県で鳴らした行政手腕を持ってあなたと二人で話を前に進めてくださったら、すばらしいまちづくりができると思うんで、あなた方二人が一生懸命やりょうる姿を見たら、議員の皆さんも市長も同意をしてまちづくりに励んでくださると思うんで、よろしくお願いいたします。 これで私のお粗末な一般質問は終わりますけど、市長、私が牛窓、牛窓といってこだわるのは、まだこれから先、何十年、何百年、歴史、伝統文化を追求しながら、誇りに子どもらが育ってくれるようなまちづくりは、やはり牛窓の歴史、伝統文化、また長船のすばらしい歴史、伝統文化、瀬戸内市にはすばらしい歴史、伝統文化があります。それをやはり子どもらが誇りに思えるようなまちづくりに邁進してくださることを心からお願いいたしまして、私の一般質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。 ○議長(廣田均議員) 以上で室崎陸海議員の質問を終わります。 ここで暫時休憩いたします。 10分間休憩いたします。                午前10時15分 休憩                午前10時24分 再開 ○議長(廣田均議員) 再開をいたします。 次に、発言順序8番、嶌原舞議員の一般質問を行います。 2番嶌原舞議員。                〔2番 嶌原 舞議員 登壇〕 ◆2番(嶌原舞議員) おはようございます。 議長より許可をいただきましたので、通告によりまして一般質問を行います。 質問事項の1、空き家対策について。 これについては、過去に先輩議員の方が何度も質問しておられますが、年を追うごとに増えていく空き家への対策を早急に行うことが必要だと考えますので、述べさせていただきます。平成30年の瀬戸内市空家等対策計画には、平成26年に本市において実施した空家状況調査によると、本市の空き家総数は1,147戸となっています。このうち住居可と判断されるものが884戸、住居不可と判断されるものが263戸となっています。また、平成29年の調査では、空き家総数が1,440戸と、3年間で293戸増加しています。この調査から4年が経過し、空き家の総数はさらに増えていると思われます。平成27年に施行された空家等対策の推進に関する特別措置法に基づいて、空き家の状態と周辺への影響の程度の両面から、市でも特定空家を指定できるようになり、特定空家に対し勧告や命令に従わない場合は、固定資産税の優遇措置が軽減されたり、50万円以下の罰金、または行政代執行によって強制的な措置を取ることができるようになりました。私は10年以上かけて移住先を探し、温暖な気候と海と山に囲まれた風光明媚な景観が本当に魅力的な瀬戸内市に住みたいと思い、移住してきました。住んでみると、人々がとても温かく、ますます瀬戸内市が好きになりました。このすばらしい土地に空き家が多くなることで景観が損なわれたり、また台風や災害時などに市民の方々へ危険を及ぼすことがないようにしたいと強く思います。それは、もともと住んでおられる方々も同じ意見です。だからこそ、市も真剣に取り組んでほしいと、先輩議員の方々も何度も質問しておられるのだと思います。そして、今の子どもたちが大人になっても住みたいと思えるまちであり続けなければいけないと思っています。空き家と言えば何だか普通のイメージですが、近頃は古民家と認識すると、一気に好印象に変わります。身近には古民家でカフェなどの飲食店やマッサージ店をやっている人、これからやりたい人、古民家をアトリエ兼店舗にしたい作家さんなどもおられます。もともと持つ魅力とまだまだ磨けば光る瀬戸内市だからこそ、瀬戸内市の古民家に住むことが好印象であるとブランディングできれば、このコロナ禍においてテレワークやリモートワークの普及により、市街地からの移住者を呼び込める可能性が大いにあると考えます。需要はあるが、持ち主により放置されたままの空き家だけが増えるという、需要と供給のバランスが取れていない現状に、今こそ真剣に取り組むべきではないでしょうか。 そこで、具体的に質問いたします。 要旨の1、市全体の空き家件数は。また、そのうち空き家バンクに登録されている件数は何件でしょうか。 要旨の2、現在までの特定空家の現状は。また、特定空家認定件数を公表する必要があるのでは。 要旨の3、特定空家を増やさないための施策は。また、その結果に対し、市としてどのような評価をしているのか。 要旨の4、瀬戸内市空家等対策計画では、次期計画期間は令和3年度となっています。次期の調査、計画策定の予定を教えてください。 続きまして、次に質問事項の2、令和3年度瀬戸内タウンミーティングについて。 当初は、牛窓、邑久、長船の3会場で開催予定だった市民の皆さんと市長の意見交換会、コロナ禍のため、Zoomでのオンライン開催になりましたが、市民の方々の意見を聞くため、私も参加しました。本来は市長に直接会ってお話を聞き、質問したら答えてくださるという交流の場が、オンラインという形になったことで、参加者も関係者を除くと十数名、質問者も2名ほどと、かなり少ない形で終わりました。もちろん直接対話の機会をも大切にしなければいけませんが、子どもたちに対するGIGA構想があるように、大人である私たちも、オンラインに対応できる人を今後増やさなければいけない時代です。今回の開催は、その一つの大きなきっかけとしてよい機会になったと私は思います。 そこで、具体的に質問いたします。 要旨の1、オンラインでも年代を問わず、また難聴者も参加しやすいような取組や支援をどのように考えているか。 要旨の2、オンラインのみでの開催は初めてだったが、今回の開催に対する市長の評価を聞かせていただければと思います。 以上で1回目の質問を終わります。 ○議長(廣田均議員) 武藤総務部参与。                〔総務部参与 武藤康也君 登壇〕 ◎総務部参与(武藤康也君) おはようございます。 それでは、私から質問事項1、要旨1から要旨4について答弁をさせていただきます。 まず、要旨の1ですが、平成29年度に実施した空家等実態調査によると、市全体の空き家の総数は1,440件でございます。また、空き家バンク登録件数は、令和3年9月1日現在で14件となっています。 続きまして、質問の要旨2でございます。 特定空家の定義として、空家等対策の推進に関する特別措置法第2条第2項において、そのまま放置すれば倒壊等、著しく保安上危険となるおそれのある状態、または著しく衛生上有害となるおそれのある状態、適切な管理が行われていないことにより、著しく景観を損なっている状態、その他、周辺の生活環境の保全を図るために放置することが不適切である状態にあると認められる空き家などとされています。特定空家の認定及び措置については、庁内関係部署の幹部職員を主な構成員とする特定空家等認定審査会を設置し、認定基準に基づいて、特定空家等に該当するか否かを認定をしています。認定から措置までの手順については、現地の確認、所有者の特定、所有者への助言を行った後、改善が見られない場合には立入調査を行い、特定空家等認定審査会で協議をすることとしています。特定空家と認定した場合は、措置の必要性を協議し、指導及び助言を行い、改善しない場合は、勧告、命令、行政代執行などの判断を空家等対策協議会において決定することとしています。 次に、特定空家等の認定件数の公表の必要性についてですが、同法においては、特定空家等の件数の公表について特段の規定はないことから、今のところ公表の予定はございません。ただし、措置命令や行政代執行などを実施する場合は、その状況について公表することとしています。今後も、所有者等の責務が果たされるよう、市として情報発信や助言など、意識啓発を行うことで、空き家の所有者等へ適正管理を促していくことが重要だと考えておりますので、ご理解をお願いいたします。 続きまして、質問の要旨3です。 特定空家等を増やさないための施策として、管理者である所有者に対しての意識啓発を行っています。所有者には、空き家等となったとしても、早い段階で賃貸や売却なども含めて管理をしていただくことにより、老朽化前に利活用いただけると考えています。具体的な方法として、税務課及び企画振興課と連携し、固定資産税納税通知書と併せて、空き家の持ち主に利活用に関する啓発チラシを配布をしています。それにより、空き家バンクへの登録を呼びかけ、賃貸や売買による空き家の活用につなげています。平成19年度の空き家バンクの開始から167件の物件を提供し、そのうちの130件が契約につながっております。また、老朽化し利活用が難しい空き家については、令和2年4月に空家等除却支援事業補助金制度を設けました。これにより、所有者等による空き家の除却を促しております。補助金の利用についての相談や問合せが徐々に増加をしており、若干ではありますが、啓発の効果が見られてきて、適正な管理につながっていくものが増えていると感じております。引き続き、所有者に対し、空き家にしないように予防すること、空き家の活用、適正な管理を呼びかけ、その支援をしていくことで対策を進めていきたいというふうに考えています。 次に、質問の要旨4です。空き家の調査については、新たに空き家となった家屋などの調査は必要と考えますが、当面の間は平成29年度の調査結果を基に対策を行ってまいりたいと考えています。前回の調査では、目立った損傷も認められないAランクから、全体の損傷が著しく倒壊の危険性があるEランクの5段階にランクづけをしています。今後、危険性の高いD、Eランクの空き家については、再調査の実施を検討していきたいと考えています。 次に、空家等対策計画については、平成30年3月に策定をしています。策定後の本年6月に、国土交通省の空家等に関する施策を総合的かつ計画的に実施するための基本的な指針などが改正されたことを受け、今年度中に計画の見直しを行う予定としております。その際には、法務、不動産、建築等に関する学識経験者及び地域住民代表者等で構成される空家等対策協議会の構成員のご意見も取り入れながら、改正を進めたいというふうに考えております。ご理解をお願いいたします。 私からは以上でございます。 ○議長(廣田均議員) 岡崎総合政策部長。                〔総合政策部長 岡崎清吾君 登壇〕 ◎総合政策部長(岡崎清吾君) それでは、私からは質問事項の2、質問の要旨1についてご答弁いたします。 瀬戸内タウンミーティングは、今年度は例年どおり、牛窓、邑久、長船の3会場での開催を予定していました。その後、岡山県にまん延防止等重点措置が適用されたことで、昨年同様、今年度も中止することを検討しましたが、限られた条件であっても、貴重な市民のご意見を聞く必要があると判断し、急遽オンラインのみでの開催に変更いたしました。 また、過去の開催においても、参加者が多いとは言えないという課題がある中で、これまで参加されなかった市民にも広く機会を提供したいと考え、このたびのタウンミーティングはオンラインのみでの開催を試行的に実施しましたが、障害のある方やご高齢の方などにとっては参加しやすい環境ではありませんでした。今後はウイズコロナ社会における市の行事参加への支援の手段、具体的には手話通訳者の配置をはじめ、オンラインでのチャット機能や音声文字変換アプリなどの新たな技術の活用といった、誰もが参加しやすい方法を研究し、市からの広聴広報の在り方を充実させていきたいと考えております。 私からは以上です。 ○議長(廣田均議員) 武久市長。                〔市長 武久顕也君 登壇〕 ◎市長(武久顕也君) それでは、私のほうからは質問事項の2、要旨の2について答弁させていただきます。 新型コロナウイルスの影響によって、暮らしに対する価値観や生活様式が大きく変わる中、岡山県にまん延防止等重点措置が適用されたこともあり、ウイズコロナ、コロナとともにという考え方の下で、今回、瀬戸内タウンミーティングをオンラインで開催をさせていただきました。今回は開催1週間前にオンラインでの開催のみに変更したにもかかわらず、20名弱の方が、これもうちの職員も含めてでありますけれども、参加をしてくださいました。例年、会場で開催していた際には、あまり参加人数は多くなかった若い世代の方々とか、これまでお会いしたことのない方々も参加してくださったことからも、今回、中止をせず、試行的ではありましたけれども、オンラインで開催した意味はあったんではないかと思っております。しかし、先ほど部長も答弁させていただいたとおり、オンライン会議はインターネットの環境があればどこからでも参加できるというメリットがある一方で、通信環境の対応が困難な方、高齢の方とかには参加が難しいという、そうした課題も、開催前から承知と言いましょうか、あるなということは認識をしておりました。障害のある方々についても同様であります。今後、あらゆる方の参加がしやすい場となるように、オンラインと、また会場での開催の組合せとかも並行して考えていく、検討していく必要もあると思っておりますが、いずれにしましても、今回の開催での課題をしっかりと検証していきながら、次年度以降へのさらなる改善、取組へとつなげていきたいと考えておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。 ○議長(廣田均議員) 嶌原舞議員。                〔2番 嶌原 舞議員 登壇〕 ◆2番(嶌原舞議員) それでは、2回目の質問をさせていただきます。 まず、質問事項の1、要旨の1からです。 現在、空き家バンクに登録されている件数は、令和3年度で14件とのことでしたが、増えていく空き家の数に対して、空き家バンクの登録件数が少ないのはなぜでしょうか、お教えください。 ○議長(廣田均議員) 岡崎総合政策部長。 ◎総合政策部長(岡崎清吾君) いろいろ原因はあるとは思うんですが、なかなか家の中の片づけができていないということであるとか、それから所有者の方がなかなか貸したり売却したり、それから仏壇があるとか、そういった理由で、なかなか貸したり売ったりという話になりにくいというような情報はあります。 以上です。 ○議長(廣田均議員) 嶌原舞議員。                〔2番 嶌原 舞議員 登壇〕 ◆2番(嶌原舞議員) その現状があることは私も想定内なんですけれども、空き家バンクの登録を含めて、空き家の利活用に対して、新たな仕組みなどをつくる必要があると思いますが、いかがお考えでしょうか。 ○議長(廣田均議員) 岡崎総合政策部長。 ◎総合政策部長(岡崎清吾君) 空き家がいいように使っていただけるにこしたことはないので、いろいろ制度を考えているところです。地域には、市内には3地域に移住コンシェルジュという団体がありまして、そこでの、市内で具体的には牛窓と裳掛と本庄に、3地域に移住コンシェルジュの皆さんがおられるわけですが、そういった方を通じて、空き家の利活用につながった場合における補助金を今年度から創設しております。具体的には、移住コンシェルジュさんが推薦した、移住に関する人になるんですが、家財整理であるとか改修工事に対して、対象経費の2分の1、上限30万円を補助するという仕組みがありますので、そういったことを活用していただいて、空き家の利活用につながればというふうに考えています。 以上です。 ○議長(廣田均議員) 嶌原舞議員。                〔2番 嶌原 舞議員 登壇〕 ◆2番(嶌原舞議員) 先ほどおっしゃったような補助金があるとのことですが、もう一つ、先ほど除却に対しても補助金があるとおっしゃいました。この除却に対する補助金というのは、特定空家に認定されないと出ないと私は認識したのですが、そのような認識で間違いはないでしょうか。 ○議長(廣田均議員) 武藤総務部参与。 ◎総務部参与(武藤康也君) 補助金の運用につきましては、特定空家及び特定空家等とみなした場合ということとして運用しています。その運用の仕方としては、庁内の認定審査会がありますけれども、そこにお諮りをして、運用するようにしています。ただし、認定審査会には報告はするんですけれども、実際、補助金の審査自体においては、担当者と、それからその評価をしていただく点数を出していただくんですけれども、それについては建築部局の職員さんにご協力をいただいて、専門的な見地から点数を出して、その点数が特定空家に準ずるような点数であれば認定するということで、補助金の交付を行っております。 ○議長(廣田均議員) 嶌原舞議員。                〔2番 嶌原 舞議員 登壇〕 ◆2番(嶌原舞議員) ちなみに現在までの瀬戸内市で認定された空き家の件数をお教えください。 ○議長(廣田均議員) 武藤総務部参与。 ◎総務部参与(武藤康也君) 特定空家に認定した件数は、令和2年からなんですけれども、2件ございます。そのうち1件については、昨年度、除却の補助金を使って解体したということになっておりますので、現在1件が残って、それについて、指導、助言を行っております。 ○議長(廣田均議員) 嶌原舞議員。                〔2番 嶌原 舞議員 登壇〕 ◆2番(嶌原舞議員) 2件認定されて、1件除却ということでおっしゃったんですが、そういった内容を公表する必要があるのではという質問をさせていただいたんですけれども、公表することで、市民の方々は、空き家を放置できないなという危機感を持っていただけると思うんですけれども、規定がないから公表していないと最初の答弁でおっしゃったんですが、危機感を持っていただく必要があると思うのですが、いかがでしょうか。 ○議長(廣田均議員) 武藤総務部参与。 ◎総務部参与(武藤康也君) 特措法の中では公表規定がないということで答弁いたしましたけれども、空き家自体が個人の所有物であるので、今現在は認定をした時点での公表というのは行っておりませんけれども、今議員おっしゃられたように、市民への啓発、市内にこれだけの特定空家を認定しているんだというようなことをお知らせする意味では、今後、公表についても検討していきたいと考えています。 ○議長(廣田均議員) 嶌原舞議員。                〔2番 嶌原 舞議員 登壇〕 ◆2番(嶌原舞議員) そういったことで、市民への啓発を促していただく必要があると思っています。今現在2件ということなんですけれども、住居不可の空き家と比較しますと、割合的には非常に少ないと感じるのですが、そのあたりはなぜこれだけ住居不可の戸数が、平成26年度の調査で263戸となっているのに対し2件の認定という、その数の少なさはどういったことが理由として考えられるのでしょうか。 ○議長(廣田均議員) 武藤総務部参与。 ◎総務部参与(武藤康也君) 実際、所有者の方が、市のほうに空き家をどうにかしたいと申し出る件数はほとんどなくて、補助金制度を設けて以降、実際に所有者の方から空き家どうにかしたいというような相談がございます。それまでは、結局近隣にお住まいの方が困って、市にどうにかしてくれないかといったような相談の仕方で対策を行っているので、それに一生懸命対応しているという形で、なかなか手を広く、特定空家の認定をどんどん市のほうで積極的にしていこうというような形にはなってないのが現状です。ただ、空き家については今後も市の大きな課題ではありますので、そのあたりについても取り組んでまいりたいというふうに考えています。 ○議長(廣田均議員) 嶌原舞議員。                〔2番 嶌原 舞議員 登壇〕 ◆2番(嶌原舞議員) 質問事項1の要旨の3なんですけれども、特定空家を増やさないための施策として、市は固定資産税の納付書にお知らせを同封しているとおっしゃってました。私もそれを拝見させていただいたんですけれども、そもそも所有者や相続者がなぜ空き家に対して対処しようとしないのか、その根本的な原因や理由を把握されてますでしょうか。教えてください。 ○議長(廣田均議員) 武藤総務部参与。 ◎総務部参与(武藤康也君) 所有者の方が、空き家の場合は市内に在住してない場合が多くございます。県外に住んでおられて、昔、お父さんたちが住んでいたとこが空き家になっていたということで、認識が低いということ。それから、状況の悪いものについては、結局相続ができていなかったりとか、所有者が容易に特定できない場合等がございます。そういうことによって、増えていかないというふうに考えています。 ○議長(廣田均議員) 嶌原舞議員。                〔2番 嶌原 舞議員 登壇〕 ◆2番(嶌原舞議員) 今お答えいただいた内容ももちろんそうだと思うんですけれども、考えられる理由としては、空き家を売却したり賃貸に出すこと自体がふうが悪いという、世間の目を気にしてしまうだったりとか、先ほどおっしゃったように、荷物がたくさん残っているということも考えられますし、そもそもどうすればよいか分からない。あとは、放置することで具体的にどのような不利益があるのかということが理解されていないということが原因ではないかと私は考えます。先ほどお伝えしましたように、現在固定資産税に同封されている啓発資料なんですけれども、ふるさと納税のお知らせの裏面に内容が軽く記載してあるのみです。これに対して、私は目を通していただける可能性は非常にあると考えます。所有者が遠方であったりとかする場合に、ふるさとである瀬戸内市にふるさと納税、寄附しようかという形で、裏を見たら、あ、空き家が載っているなという形で、目を通していただける可能性はあると考えますが、今の現状の内容では、もし私が空き家所有者、もしくは親が空き家所有者である場合に、真剣に空き家対策を考えようとは思いません。分かりやすく具体的な不利益について、もう少し詳しく記載する必要があるのではないかと。特に、空き家を放置したことで被る可能性がある損害賠償の部分というのは、非常に私は危機感を感じます。例えば、放置したことで、何か屋根か瓦が落下して人が亡くなってしまうであったりとか、そういう事例を記入しているリーフレットというのが、金沢市のリーフレットであります。「みんなで取り組む空き家対策」という、17ページか8ページぐらいあるリーフレットで、非常に大がかりではあるんですけれども、絵がたくさん載っていて、誰が見ても分かりやすい内容になっています。そういったものをぜひご確認いただいて、瀬戸内市との違いを精査して、新たに作成していただく必要があるのではないかと思います。そのあたりはいかがでしょうか。 ○議長(廣田均議員) 武藤総務部参与。 ◎総務部参与(武藤康也君) 実際、今固定資産税の納付書の中に空き家に対するお願いをお出ししていたりとか、あと法に基づいての命令とか代執行とかといったような方策については市のほうでありますけれども、今、議員言われたように、空き家が倒壊とか、瓦が落ちたりとかといったような状況においての所有者の不利益等については、いつかの時点で明確に作ってお知らせしていきたいというふうには考えています。固定資産税の納税通知書を送る際に、それと同じような形で、空き家を放置して人に危害を与えた場合にはこういったようなデメリットがありますよというようなことは考えていきたいと思います。 ○議長(廣田均議員) 嶌原舞議員。                〔2番 嶌原 舞議員 登壇〕 ◆2番(嶌原舞議員) ぜひお願いしたいです。 質問事項1の要旨の4で、次期の調査、計画策定の予定ということで、空き家の新たな調査はしないということを先ほどおっしゃったんですが、感覚でも空き家は増えているという感覚を持つのですが、新たに調査をされない理由を教えてください。 ○議長(廣田均議員) 武藤総務部参与。 ◎総務部参与(武藤康也君) 全体数の調査についても、実は検討はしてはみたんです。事業費の面もありまして、あと空き家の状況が年度経過によって、件数は増えているのははっきりしてはいるとは思うんですけども、ランクの悪い、D、Eランクとかについて、実際その後、前回調査から5年経過して、どのような状況になっているかを確認したいというふうに考えていて、利活用の面で言えば、そういった新しい空き家についても調査が必要かなとは思うんですけれども、今、我々が思っているのは、今の悪い状態の空き家について、調査を行う必要があるのではないかというふうに考えています。 ○議長(廣田均議員) 嶌原舞議員。                〔2番 嶌原 舞議員 登壇〕 ◆2番(嶌原舞議員) ぜひ、新たな、もうどこの地域でも空き家は増えていると思いますので、今現在ある1,440戸の空き家のランクを見るのももちろん大事ですし、プラスして、やはり新しい空き家を見るというのは、市としてとても重要なことだと思います。利活用できるものがまだまだたくさんあると思いますので、そこは両方ぜひ考えていただきたいと思います。 これから次期計画を空き家の対策協議委員会の方々と策定されるということなのですが、それに当たって、市としてどんなことが重要であると思われますか。 ○議長(廣田均議員) 武藤総務部参与。 ◎総務部参与(武藤康也君) 今、平成30年に策定した空家計画に基づいて対策を行っているわけですけれども、今回、国のほうから指針が示されております。基本的には、その指針に基づいて市のほうの対応を、計画のほうを見直すという形となると考えています。ただ、先ほどもご意見いただきましたが、所有者の責任の部分で少し考えていったらいいかなというふうには、今、ちょっと思っています。 ○議長(廣田均議員) 嶌原舞議員。                〔2番 嶌原 舞議員 登壇〕 ◆2番(嶌原舞議員) すごく、一番重要だと私が考えるのは、特定空家を予防する方策が最重要課題であると考えます。そのための課題としては、空き家に対する市民の方々への啓発活動を見直していただくこと、先ほどお伝えしましたように、放置したことで被る可能性がある損害賠償の部分は、非常に危機感を誰もが感じると思います。ですので、今の少し軽い内容の啓発活動ではなくて、そのあたりの意識改革をし続けることで、空き家が古民家として活用されるものに変わり、本来の役割である財産として息を吹き返すことにつながるのではないかと思います。縦割りの行政の中で、特定空家対策は危機管理課、予防に関しては企画振興課が対応されていると思いますけれども、ぜひ両課の横断的なプロジェクトでもって計画を策定していただきたいと思います。よろしくお願いいたします。 では、続きまして、質問事項の2、要旨の1の質問をさせていただきます。 先ほど難聴者に対して、手話通訳者であったりとか、文字変換アプリの導入を検討するということをおっしゃっていただいたんですけれども、これはいつ頃の予定ですか。お教えください。 ○議長(廣田均議員) 岡崎総合政策部長。 ◎総合政策部長(岡崎清吾君) またこういったタウンミーティングに関して言えば、今年度はもう今回でということになりますので、もし来年度、それから市のそのほかの行事なんかでも、そういったものが使えるものがあれば、積極的に検討をしていくべきだと考えています。 ○議長(廣田均議員) 嶌原舞議員。                〔2番 嶌原 舞議員 登壇〕 ◆2番(嶌原舞議員) 実際にタウンミーティングに参加したことを私はSNSにアップしたんですけれども、それに対して、難聴者の方から、参加したかったけれども聞こえにくい、聞こえないから参加できないという声を直接いただきました。そもそも聞こえないというのもありますので、対応できる通訳者や文字支援も必要なんですけれども、高齢者の方も同様、Zoomが使えない、使い方が分からないというのが、難聴者の方も高齢者の方もご意見として上がっているのですが、それに対する何か支援であったり対応していただく予定はありませんか。 ○議長(廣田均議員) 岡崎総合政策部長。 ◎総合政策部長(岡崎清吾君) タウンミーティングについて言えば、先ほど市長の答弁にもありましたが、実際に現場でやるリアルの部分と、それからオンラインでZoomなんかを使ってやる部分との併用ということで、実際に現場で参加したいという方の機会とオンラインでの参加と、両方提供できるようなことを検討していきたいと思っています。 ○議長(廣田均議員) 武久市長。 ◎市長(武久顕也君) やはりタウンミーティングそのものに参加ができなかったという、そのお気持ちというのはしっかりと我々は受け止めないといけないと思っております。今後、それの完全に補完できるわけではないんですけれども、市ではセットトークという仕組みを持っておりまして、難聴者の方々からリクエストしていただいて、そしてタウンミーティングと同じ内容を難聴者の方向けにやってほしいとかというお話があれば、これは私たちが再度させていただくこともできますし、また高齢者の皆さん方も同様であります。なかなかタウンミーティングそのものも課題がありまして、会場まで来ることができない方々もおられるわけで、そうした方々は対応し切れていないという、今までの課題もあったわけですから、そうした方々に対しても同じような内容を、例えば特定の集落とかで開催をしたりとか、あるいは、例えば議員さんとかがある程度関係されてる方々にお声かけをして、それでミニ集会的にセットトークでタウンミーティングと同じ内容をやってほしいというような形も取れると思いますので、こちらから一方的なお声かけだけではなくて、参加しようというその気持ちをしっかりと酌み取っていけるようにしていくということも大切ではないかというように思います。 また、今回のタウンミーティングの内容そのものも、基本的に録画はしておりますので、そうしたものをまた後日、皆さん方にご覧いただけるようなことも必要に応じて考えなければいけないかなとも思っておりますので、そうした形で、何をやっても、どうしてもそこにたどり着くことのできない方々というのは必ず現れてくるので、そうした方々への配慮をできるだけさせていただくということを、これからも心がけてまいりたいと思っております。 ○議長(廣田均議員) 嶌原舞議員。                〔2番 嶌原 舞議員 登壇〕 ◆2番(嶌原舞議員) ぜひそのような形で、録画をユーチューブなどで公開していただくことであったりとか、あとはセットトーク、ミニ集会を開いていただくなどで、市長と交流を持って、市に関わりたいと思っている人を増やしていただきたいと思うのですが、そもそもタウンミーティングの参加者が過去から少ないということを最初におっしゃったんですけれども、参加者を増やしたいというふうには考えられてますでしょうか。 ○議長(廣田均議員) 岡崎総合政策部長。 ◎総合政策部長(岡崎清吾君) タウンミーティングの参加者、平成23年度から取っている数字で言いますと、平成23年度は215人参加されていたのが、令和元年度は56人だったというような、若干少な目になっておりますので、ぜひ市のことを分かっていただく機会として、引き続き多くの方に参加していただきたいと考えています。 ○議長(廣田均議員) 嶌原舞議員。                〔2番 嶌原 舞議員 登壇〕 ◆2番(嶌原舞議員) お知らせであったりとかの方法に課題があるのではないかと思うんですけれども、広報紙と一緒に挟まれていたタウンミーティングのお知らせの用紙を拝見すると、この内容では、よっぽど市長や行政に興味がある方でないと参加したいと思わないと思います。せっかく全戸にお知らせして実施するのであれば、年代を問わず参加したい、若い世代の方々も含めて参加したいと思えるような魅力ある広報にすると、参加者も増えるのではないかと思うのですが、広報のやり方自体を検討してみようかなということはお考えでしょうか。 ○議長(廣田均議員) 岡崎総合政策部長。 ◎総合政策部長(岡崎清吾君) 広報にチラシを折り込む方法、それからSNSなんかでも情報を流しているんですが、そういったことをもうちょっと若い人なんかにも響くような内容に変えていけたらというふうに思っています。 ○議長(廣田均議員) 武久市長。 ◎市長(武久顕也君) これまでタウンミーティング、ずっとさせていただいてまいりまして、当初は旧村単位で、十数か所で開催をしておりました。それは何年かずっと続けていたんですけども、だんだん来られる方が固定化してきたりとかということで、行ってもしょうがないというふうに思われて来られなくなった方も、もしかしたらおられるかもしれません。途中から旧町単位という形で、職員の負担の部分もあったりして、そういう形で運用を少し変えた時期があります。それでもやっぱり来られる方がどうしても固定化してくるということ。それから、テーマが非常に大きなものであれば、かなり皆さん、関心が高くて増えることもあるんですけど、そうでないときには、なかなか数が、参加者が増えないという、そんな状況が年によってあると、違いがあるというふうに認識しています。若い方々とか、あるいは特定の障害をお持ちの方々であったりとかという方が一堂に会しても、一部の方がずっと意見をおっしゃるようになると、自分たちはそれ関係ないというように、やっぱり全ての皆さんに万能薬としてと言いましょうか、全ての皆さん方に関心を持っていただけるような話をしていくというのにはどうしても限界があるのかなと思っておりまして、やっぱりやるのであれば、若い皆さん向けとか、あるいは子育てされてる女性の皆さん向けとかというふうに、ある程度対象を区切りながら、そうした方々向けにメッセージをちゃんと発信していって、そして関心持って参加していただけるようにしていくということ。高校生向けというのもあるかもしれません。そんなことをやっていく必要はあるのかなと思っています。総合計画をつくるときに、そのような形で、私、市長に就任させていただいたときにやらせていただきましたけれども、そういうふうなものが毎年できるかどうかというのは分からないんですけれども、必要な声というのを定期的に、ずっと計画的に考えていきながらしていくということも必要ではないかなと思っておりますので、今後、改善に向けて、引き続き研究してまいりたいと思います。 ○議長(廣田均議員) 嶌原舞議員。                〔2番 嶌原 舞議員 登壇〕 ◆2番(嶌原舞議員) ぜひそのあたりをやりながら、検討して改善して、いい市になるように、継続し続けていっていただきたいと思いますので、今までと同じやり方をずっと続けて、同じ広報をずっと入れ続けるということのないように、ぜひお願いしたいと思います。 オンラインであったタウンミーティングですけれども、これについては、自宅にいても市民として市のことに参画できる機会でもあります。オンラインに抵抗感があるご高齢の方や、若い世代の方、あとは難聴者の方など、多くの市民の方々が…… ○議長(廣田均議員) 残り3分です。 ◆2番(嶌原舞議員) オンラインで気軽に市政へ参画できる仕組みづくりの強化が、これからのまちづくりに重要なことの一つだと思います。私自身もそうですが、オンラインは使うことで、回数を重ねていき、慣れることが大切だと思いますので、そのためにもぜひ、課題を一つ一つクリアにしながら、この1回だけにとどまらず、し続けていただくようにお願いしたいと思います。 以上をもちまして私の一般質問を終わります。 ○議長(廣田均議員) 以上で嶌原舞議員の質問を終わります。 ここで10分間休憩いたします。                午前11時13分 休憩                午前11時22分 再開 ○議長(廣田均議員) 再開をいたします。 次に、発言順序9番、秦井誠司議員の一般質問を行います。 4番秦井誠司議員。                〔4番 秦井誠司議員 登壇〕 ◆4番(秦井誠司議員) 失礼します。 それでは、議長の許可をいただきましたので、通告に従いまして質問させていただきます。 質問事項1、定住促進について。 質問の要旨(1)人口減少が進む中、岡山村田製作所やアイリスオーヤマなどの企業や、岡山中心部へのベッドタウンとして踏まえた定住対策は今後どのように展開するのか。 (2)定住された方々に公共交通を利用してもらうために、JRやバスの乗降客の増員が見込める場所への住宅を造成する事業に、民間と協力して進めていくなどの考えはあるのか。 (3)定住促進に欠かせない条件の一つとして、産婦人科医療機関の設置があるが、市民病院内の開設、併設ではなく、民間と協力して牛窓のペンション跡地やあいの光医院跡地を活用しての誘致などはどうか。 質問事項2、児童福祉施設について。 質問の要旨(1)18歳までの子どもたちや親も利用できる児童館の設置を検討してはどうかということです。 今回のテーマとしては、定住促進についてということで大きく捉えております。瀬戸内市総合計画をはじめとした人口予測では、2030年には人口が約3万3,000人、2045年には約2万9,000人となる予測でございます。2020年3月改定の瀬戸内市人口ビジョンによりますと、人口推移と推計の減少カーブは、岡山県下の近隣市町と比較すると、比較的平均的な印象です。今後は減少カーブをいかに抑制するか、特に将来のまちづくりの担い手となります世帯を呼び込むことが、瀬戸内市の発展にとりまして大きく左右するということは明白です。このようなことからも、若者世代や若い家族が瀬戸内市に定住・移住してもらうことはとても大きな意味があり、昨日の小谷議員をはじめとして、また過去にもこのような課題は何度も取り上げられていることからも、この定住・移住促進対策の重要性は言うまでもありません。この状況下でありながら、岡山村田製作所さんや、2025年秋稼働予定のアイリスオーヤマさんをはじめとした市内の企業が数多くあり、また岡山駅まで乗車時間が30分という地理的条件を生かした定住対策はどのようにお考えでありましょうか。本市は、過去、現在もそうです。牛窓西浜団地や東町ひまわり団地の件がございますので、本市が売主とか、造成して分譲するといったことではなく、そういったことは民間企業に任せ、その企業に優遇措置や、また定住者に優遇措置をするなどして、その促進対策を考えてはどうかと考えております。平成31年2月定例会での小野田議員と市長の議論の中では、ディベロッパーとの情報交換の可能性について触れられています。そこを踏み込んで、まちづくりを得意とするディベロッパー企業と協定を結んだり、また公共交通を担っている大手企業さんと手を組んだりするという方法は、ただ住宅を増やすだけではなく、この市内に飲食店や買物施設など、商業施設を発展させたり、また新設することも考えられますし、JRさんやバスの事業者さんなどの公共交通の利用者を増やすことで、廃線、減便問題に歯止めをかけるどころか、増便すら夢ではないと考えております。その公共交通事業者さんにとりまして、赤字を補填していくというよりも乗降客の増員のほうを望まれているというのは、もうひしひしと感じております。公共交通事業者さんへの未来の補填を、今ここで定住促進対策に回すことで、好循環が生まれてくるという可能性も十分考えられると思います。 そして、次に取り上げますのは、若い家族の定住先においての条件の一つであります、近くにお産施設があるということです。お産施設というのは、一般的に産婦人科医療機関を指すことが多いのですが、お産とは自然行為の一つですので、医療機関にありながら、治療ではないということから、同一病院内での菌やウイルス感染などのそういったリスクから健康な母体及び新生児を守るという観点から、入院病棟には明確なゾーニングの区別が必要です。また、看護師も助産師資格を有するスタッフを確保する必要があったり、産婦人科専門医の24時間勤務体制の確保などを考慮しますと、現在の瀬戸内市民病院におけます産婦人科を新たに診療科目として加えることには、少し現実的ではないというふうに考えております。それでも臨月を迎えたお母さんが陣痛が始まったというときには、旦那さんが仕事でいない、近くにご両親もおられない、そういう状況下にあるお母さんがもしおられれば、お産施設が近くにあればどんなに助かることか。また、岡山市内で30分も40分もかかるところにお産施設があれば、とても不安に思われると考えても何ら不思議ではないと思います。話が少し横道にそれますが、妊婦さんに配付いただいているタクシーチケット、実際に使う機会は少ないということですが、いつでもタクシーを呼ぶことができる安心感があるという意味では、すごく好評をいただいているようです。そして、このタクシー業者さんの企業努力も、またそこにはあるというふうに伺っております。終電以降の真夜中に稼働しているタクシー業者さんというのは、牛窓にある業者さんのみで、こちらの業者さんの運転手さんは、いつ連絡があっても急行できるように、常に夜中でも準備をされているということです。そのような企業努力もありながら、お産施設が近くにはない、遠くて時間がかかるということは、定住を考える、そういった若い家族にとってはマイナス点ではないでしょうか。 そこで、今回、私がご提案申し上げたいのは、産婦人科医療機関の誘致ということです。近年、産婦人科医療機関というのは、ホテルのような病室、地元素材を生かしたオーガニック料理や豪華なレストランなどのような食事、窓から見える自然豊かなロケーションであったりする医療機関が、世の中のニーズとして非常に高いようです。このような条件を考慮しますと、我が市の牛窓ペンションの跡地であったり、あいの光医院の跡地がまさにうってつけの条件ではないか、そのように感じております。ぜひ誘致するという点でのお考えをお伺いしたいと思います。 そして次に、質問事項2の児童福祉施設についてです。 過去には、市内に児童館と名のつく施設はございましたが、今回は児童福祉法上の児童厚生施設としての児童館につきまして取り上げさせていただきたいと思います。その児童福祉法上では、児童館の目的として、地域において児童に健全な遊びを与えて、その健康を増進し、また情操を豊かにすることを目的とする児童福祉施設であるとされています。実際に市民の方々からは、学校から帰ってきた子どもたち同士で遊びに行ける場が欲しいですとか、未就学の子どもを持つお母さんからは、子どもと一緒に気軽に遊びに行ける場所が欲しいといったご意見を聞きます。瀬戸内市のホームページにも、市長への手紙というコーナーに、本年3月の更新分で同じようなご意見が載っており、市民の方々の関心がとても高まっているというふうに考えております。 このあたりで1回目の質問を終わります。答弁お願いします。 ○議長(廣田均議員) 岡崎総合政策部長。                〔総合政策部長 岡崎清吾君 登壇〕 ◎総合政策部長(岡崎清吾君) それでは、私からは質問事項の1、要旨1から3までについてご答弁させていただきます。 まず、質問の要旨1についてです。 市では、穏やかな気候や風光明媚な自然環境、岡山市に隣接する立地条件などの強みを生かし、分譲宅地の販売及びその購入者に対する定住促進補助金の交付、空き家情報の提供などに取り組んでいます。これらの住まいに関する支援とともに、18歳までの医療費の無償化やすくすくチャイルドサポート事業、こどもひろば事業の推進、公共交通網の整備、市民図書館の活用など、今、瀬戸内市にお住まいの方が引き続き幸せに暮らしていただくためのまちの魅力づくりや環境整備にも積極的に取り組んでいます。立地企業との連携という点についても、岡山村田製作所さんのご協力により、市の移住・定住パンフレットなどを事業所に配置していただいた経緯もございます。市といたしましては、今後も立地企業との協力を進めながら、企業の従業員様などに市の施策や魅力を知ってもらうための情報提供に引き続き取り組んでいくとともに、立地条件など、市の強みを生かし効果的な施策を研究することで、定住促進を図っていきたいと考えています。 続いて、要旨2についてです。 JR赤穂線や路線バスの利用促進につながる地域への住宅地の造成につきましては、便利で効率的に暮らせるまちという観点からも、重要な視点であると認識しています。また、住宅地の造成に当たっては、法的なノウハウや専門性という観点からも、市が直接事業を行うのではなく、民間活力を生かすことが最も有効な手段であるとも考えています。しかしながら、農業振興地域として指定されている農地が多いという状況において、まとまった土地を公共交通路線とのつながりに配慮しながら計画的に確保していくことは、現状では困難と思われます。市としましては、今後、町並み整備に取り組む中で、市の土地利用に関する基本的な方向性について検討していくこととしており、そうした過程において、議員ご指摘の計画的かつ効果的な住宅供給のための施策や制度についても研究していきたいと考えておりますので、ご理解をお願いします。 続いて、要旨3についてです。 市内への産婦人科医療機関の設置につきましては、人口減少対策に係る地方創生の取組を検証するため、毎年開催している瀬戸内市太陽のまち創生有識者会議においても、委員の方からご要望をいただいているところです。ご提案の牛窓のペンション跡地やあいの光医院跡地を含む市内への産婦人科の誘致につきましては、主な対象となる瀬戸内市での子どもの出生数が年間180人程度であること、岡山市内の産婦人科医療機関との競合が生じることなどから、事業として成り立つかどうかが、まず第一の条件になると思われます。また、仮に牛窓に誘致できた場合でも、ペンション跡では現地への交通アクセスが不便で、出産前の妊婦健診などの通院が大変であることなど、現状では誘致は難しいと考えておりますので、こちらについてもご理解いただきますようよろしくお願いいたします。 私からは以上です。 ○議長(廣田均議員) 難波こども・健康部長。                〔こども・健康部長 難波彰生君 登壇〕 ◎こども・健康部長(難波彰生君) それでは、私からは質問事項の2、要旨1についてご答弁申し上げます。 現在、市には子どもが自らの意思で利用することができ、異年齢の子どもとともに遊び、くつろぐ居場所となり、困ったときには相談したり助けてもらえる児童館的な機能を備えた施設はありませんが、市内5か所の子育て支援センターでは、子育て親子の交流の場の提供や子育て等に関する相談、援助を実施しています。また、赤ちゃんからお年寄りまで、外遊びを楽しむこどもひろばの開催により、子どもを含む多年齢、多世代の交流の場を提供するなどの取組を進めているところでございます。 一方で、児童館の設置を望むという声も届いており、子どもたちが安心して遊べる施設を早期に整備する必要性は高いと考えておりますが、財源等の課題もあり、本市にとりましてどのような形のものを整備していくのがベストか、様々な角度から検討して進めていきたいと考えております。どうぞ、ご理解のほどをよろしくお願いいたします。 私からは以上でございます。 ○議長(廣田均議員) 秦井誠司議員。                〔4番 秦井誠司議員 登壇〕 ◆4番(秦井誠司議員) それでは、2回目の質問をさせていただきます。 まず、産婦人科の誘致についてです。牛窓の場所を例に出して、私、申し上げましたが、そこではアクセスがなかなか不便ということですけれども、妊婦さんにとって近くにあるというのは安心材料の一つで、アクセスがなかなか不便ということですけれども、同じ市内にあるという、そういった条件で、これから新しい若い家族がどこに住もうかと考えたときには、近くにそういったお産施設があるというだけで、この瀬戸内市は条件の一つに入ると思うんです。ところがそのお産の施設が近くにないというだけで、この瀬戸内市は選択肢として外れてしまう、そういったことも、他市に住まわれてるお母さん方からはお話を聞いております。そんなところからも、アクセスが不便ということですけれども、僕はあまりそんなふうには感じておりませんで、牛窓に行く機会がよくあるんですけれども、15分ほどで牛窓に行けますし、そのアクセスが不便というあたりは、人によって様々かなと考えております。他市に住まわれてる、そういった方々に瀬戸内市が本当にいいとこだよとお話ししても、やはり出てくるのは産婦人科のことであったり、先ほどの児童館のことであったり、子育て環境についてはよく言われるところです。そのあたり、いかがお考えでしょうか。 ○議長(廣田均議員) 岡崎総合政策部長。 ◎総合政策部長(岡崎清吾君) 産婦人科の話は、先ほども申しましたが、毎年、地方創生の会議でご意見をいただいているところで、いろいろ各方面にお話をお伺いするんですが、医療機関として瀬戸内市で成り立つかどうかということのあたりが重要になってくるというようなあたりが、やはりネックになっているというふうにお聞きしています。 あと、それからアクセスの話で言いますと、岡山市内であれば、国道2号線のバイパス沿いに大きな産婦人科の医療機関、多くあると聞いております。牛窓へのアクセスに15分、20分、ブルーラインを使えば岡山市内へも15分、20分ぐらいでアクセスできるという点からいえば、条件的にはそんなに変わらないんかなというようなところもありますが、いずれにしても最初の、医療機関として本市において成立するのかどうかというあたりが一番大きいネックだというふうに、市では考えています。 ○議長(廣田均議員) 武久市長。 ◎市長(武久顕也君) 産婦人科の問題につきましては、私も以前から課題と認識をしておりまして、誘致の可能性も、私もいろんな産婦人科の先生とかおられるので、話をします。実際に出向いていって、じゃあ例えば市がどれぐらいのお金を補助金として出したら誘致できるかとかという話をしましたけど、やっぱり一向に、もう脈はないというのが正直なところです。健診とか、そういったところへ出向いていって、例えば市民病院とかでさせていただくというのはあるかもしれないけれども、そこで一緒に出産をするということは、この子どもが生まれる数だと当然成り立たないということです。最低でも500人とかが年間に生まれるような、そのような可能性があれば、立地の一つの要件になってくるかもしれないですけれども、今の状況だととても、初めに幾ら補助金をもらっても成り立たないという、そのような形です。ですから、これが500人、例えば生まれようと思うと、人口規模で例えば10万人とかのまちになって、やっぱり市単位で考えていくというのが基本になってくるので、市として10万人以上人口がありますと。そこで年間500人、子どもが生まれますという話になってくれば、じゃあ瀬戸内市を立地の候補地として考えていくという、そのような条件になってくるかもしれないですけど、今の状況だと、瀬戸内市に誘致ということだとなかなか難しい。公立で産科を設けるということも可能性としてなくないんですけど、今の状況だと、逆に今度は産科の先生が集まらないと。また、スタッフが24時間そこで対応できるところがいないという、そんな、あれも駄目これも駄目という話になって大変残念なんですけども。したがって、いち早くそうした産科へ行けるように、どのように支援していくかというところが、今、現実的な解決策になってるんではないかなというように思います。実際に出産をしても、例えば上のお子さんとかがおられたら、すぐ家に帰んなきゃいけないとかというのは、もう子育て家庭の実態だと思いますので、そうした家庭の実情と、それからあと出産というのは、本当に女性の皆さんにとって命がけの出産ということになりますので、合併症であったりとか、いろんな医療機関がそばにいてくれる安心感とか、そういったことを考えると、ご提案の気持ちは私も十分共有できるんですけれども、現実的な問題として、今の段階ではなかなかちょっと打つ手が見えていないという状況であります。 ○議長(廣田均議員) 秦井誠司議員。                〔4番 秦井誠司議員 登壇〕 ◆4番(秦井誠司議員) 産婦人科のお話、年間で500人という数を聞くと、なかなか厳しい人数かなと思います。現実、それだけの赤ちゃんがこの市に生まれてくるのかということも、なかなか難しいところはあるんですが、片やお母さん方からのそういったニーズがありますので、産婦人科もなかなか経営が成り立たないというところもありながら、市民の方の声もありますんで、できれば引き続きそういったところで、市民の方々の声が拾えないか、模索していただきたいなと思います。 あと、定住促進の民間と協力して進めていけないかというお話なんですが、なかなかまとまって市内で土地を確保するのが難しいというところですけれども、そういったあたりからも民間と相談しながら進めていくといったことは考えられないでしょうか。 ○議長(廣田均議員) 岡崎総合政策部長。 ◎総合政策部長(岡崎清吾君) 民間からも様々な営業というか、ご提案をいただくこともあるんですが、市内のまとまった農業振興地域にかかっていないようなところで用地を確保するのは難しいというのが、この中心部では現実のようです。市としては、そういった意味も含めて、周辺部で何とかそういうことが市の関係している土地、市の持っている土地とかで、そういった住宅開発ができないかというあたりに民間のノウハウが活用できないかということもご相談はしていったりはしているんですが、そのあたりも、昨日の小谷議員への市長の答弁にもありましたが、そういったところも民間と何かいいやり方がないかというようなのを、今検討しているところです。 ○議長(廣田均議員) 秦井誠司議員。                〔4番 秦井誠司議員 登壇〕 ◆4番(秦井誠司議員) 今後、アイリスオーヤマさんなどのすごく大きな企業も来られるということですし、また岡山中心部にJRに乗って30分というアクセスのよさもありますので、そういったところのPRをしていきながら、あとアイリスオーヤマさんも含めた今後の住宅の整備なんかをしていくことで、新しい若い世代の住民を増やす、いわゆる生産人口を増やすという意味では、本当に今、チャンスじゃないかなと思っております。アイリスオーヤマさんが来られて、実際稼働してからではなかなか、住宅整備しましたといって、そこから増える要素というのも難しいと思いますので、期間が2025年秋稼働ということですけども、それまでの住宅整備というとなかなか難しいところもあるんでしょうが、大きな企業が来る前に、そういった何か方策を立てておかないと、来られてからやるといったことでは、なかなか計画も思うように進まないと思いますので、そのあたりのスピード感を持った対策というのはいかがでしょうか。 ○議長(廣田均議員) 岡崎総合政策部長。 ◎総合政策部長(岡崎清吾君) 今でしたら、岡山村田製作所さんの状況であるとかは、村田製作所の担当の方とも話をしたりして、今の社員さんの住宅状況なども聞き取り調査なんかを行っております。今後もアイリスオーヤマさんの関係の方とお話しすることができれば、そういったことも早めに着手できるように、どういったニーズがあるんかという辺も早めに把握した上で、対応できることがあれば検討していきたいと思います。 ○議長(廣田均議員) 秦井誠司議員。                〔4番 秦井誠司議員 登壇〕 ◆4番(秦井誠司議員) 村田製作所さんにお勤めの方々も私の周りにもたくさんおられて、実際住まわれてるんですが、岡山市内のほうからもバスが来られて、そういったバスを拝見すると、瀬戸内市に住んでいただいたほうが、その方々にとっても便利だし、瀬戸内市にとってもいいことじゃないかな。バスを見るたびにそう感じるんですけれども、そういった方々が、例えば公共交通を使えるような場所であるとか、そういったところでの住宅の整備というのは、例えば今城地域ですとか、ああいったあたり、まだまだ田んぼなんかも残ってると思います。長船なんかも駅の南側のほうにはまだまだ田んぼが残ってると思いますが、そのあたりの場所なんかは具体的にいかがでしょうか。 ○議長(廣田均議員) 武久市長。 ◎市長(武久顕也君) 瀬戸内市内に利用できる土地というのはたくさんあるというふうに私も思いますが、以前から議会でも担当部長がご説明しているとおり、瀬戸内市は瀬戸内市全体が農業振興地域になっているということ。したがって、農振がかかっている場所というのは、基本的に農業振興のためということで、完全に網がかけられているという状況です。それを外そうと思うと、今、アイリスオーヤマさんのところで外そうとしているのは、これ、農産法という、それを外す唯一の突破口というんでしょうか、それがあって外して、企業誘致をしようとしてるんですけれども、住宅団地の造成というのは農産法には全くかからないということで、農地を潰して住宅地にするというのは、基本的に農振を外す理由にはならない。一部、農家住宅として、跡継ぎが家を建てるとかという、そうした場合にはもちろん外れる分ありますけれども、住宅団地の造成というのは対象にならないということです。唯一、これからできる方法があるとすれば、例えば都市計画とかを引いて、そして人が住むための居住空間をここにつくりますとかという話があれば、それは農振を外す一つの理由になってくる可能性はあるかもしれないですけども、それもそんな簡単なことではないという状況であります。したがいまして、今、このあたりの地域と、そして周辺部の限られた場所をどのように有効活用していくのか、そして魅力ある形につくっていくのかということを中心に考えていくような形になるんではないかなというふうに思っています。やっぱり暮らしやすさを向上させようと思うと、都市としての機能をいかに向上させていくかというところがどうしても必要になってくると思いますので、それがどのようなことが我々に選択肢としてあるのかということは、引き続き研究してまいりたいと思います。
    ○議長(廣田均議員) 秦井誠司議員。                〔4番 秦井誠司議員 登壇〕 ◆4番(秦井誠司議員) 定住促進、引き続きそういった形でお願いします。 あと、次で児童館のほうなんですが、こちらも私の周りですごく声がたくさん聞かれます。児童館が欲しいということで。特にこの周辺、岡山市のほうでは児童館があって、西大寺のあたりです。あそこがいいのよという話がよく聞かれます。あと、他市から移住された方々も、瀬戸内市には児童館がないのねということで伺います。子どもたち同士で遊びに行ける場所ですとか、あとお母さんと小さな子ども、こういった子どもたちが集って遊べるといいますか、そういった場所が欲しいというお声がすごくあって、そういった方々にも僕もなるだけ応えたいなということでお話はするんです。中でも、プレーカー、今、こどもひろば事業として展開しておりますので、先日もFM岡山ですか、ああいった放送なんかも聞きますと、何か盛り上がってきたなという感じはあるんですけれども、やはりプレーカーというとスポット的な遊びとなりますので、その日のその場所に行けば遊べるんですけれども、じゃあ放課後、帰ってきた子どもたちがどっか行こうか、遊びに行こうってなったときには、なかなかそういった対応には難しい、そういう話も聞きます。ですので、子どもたち同士で遊びに行ける、私の近くなんですが、長船公民館にちょっとした卓球台が並んでるコーナーがあるんですけども、そこに子どもたちがよく集まって卓球してる、そんな風景を見ると、子どもたちだけで遊べる場というのは本当に大事だなと感じております。今、コロナ禍でなかなか外に行けないといった状況はあるんですけども、卓球をしてる姿を見ると、健全な遊びだなと、本当に感じますんで、そういった子どもたちだけで遊べる場というのは考えていただきたいと思います。財源という話も出てきましたけれども、そのあたりで今後、具体的に何か考えていただくようなことはございますでしょうか。 ○議長(廣田均議員) 難波こども・健康部長。 ◎こども・健康部長(難波彰生君) 現在、市のほうでは、冒険の森のあと、整備を今進めているところでございます。それから、ゆめトピアの周辺にこどもひろばの拠点となるようなものを造っていきたいということで、今検討している状況でございます。そうした中で、今言われた子どもたちがどういう形で遊んでいけるのか、そういった施設をいろんな角度で、じゃあ何をつくるのか。あれもこれも全部つくるというのはなかなか難しい中で、どういったものをつくれば一番効果がいいか、どの場所につくればいいか、そういったことも考えながら、どこに何をつくるかというのをこれから検討しながら進めていきたいと思っていますので、ご理解のほどをお願いいたします。 ○議長(廣田均議員) 秦井誠司議員。                〔4番 秦井誠司議員 登壇〕 ◆4番(秦井誠司議員) ご検討いただいているということですけれども、市民の方々も、やはりいろんな意見持たれてまして、中にはご自分で考えられたことを実際伝えたいという方も非常に多くおられます。そういった方々の受皿というところは、お考えいかがでしょうか。 ○議長(廣田均議員) 難波こども・健康部長。 ◎こども・健康部長(難波彰生君) いろんな意見については、それぞれいろんな形で市のほうに伝えていただければいいと思うんですけれども、どういったご相談かによって、窓口も変わってきますので、一度相談いただければ、それぞれ相談窓口のほう、紹介したいと思いますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(廣田均議員) 秦井誠司議員。                〔4番 秦井誠司議員 登壇〕 ◆4番(秦井誠司議員) 具体的にこども・健康部のほうに直接お話しさせていただいたらいいということでしょうか。 ○議長(廣田均議員) 難波こども・健康部長。 ◎こども・健康部長(難波彰生君) 子育て関係の相談は、こども・健康部のほうに相談いただけば対応させていただくようになっておりますので、それによって別の部署で対応するものもございますので、そういったところの紹介になる場合もあるかと思いますけれども、具体の相談があれば、ゆめトピアのほうに来ていただいて相談いただければ、対応させていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(廣田均議員) 秦井誠司議員。                〔4番 秦井誠司議員 登壇〕 ◆4番(秦井誠司議員) 窓口、しっかり開けていただけるというのは、本当に市民にとってはありがたいことですので、お願いします。 それと、先ほど、具体的な名称も今後検討していくということで出てきましたけれども、この瀬戸内市、非常に広いところでございますので、市内の各所でそういったところを今後も検討いただきたいと思いますが、今現在、邑久のB&Gのあたりで事業が進んでいると思いますが、牛窓地域のほうでは何かそういう具体的な案なんかはないでしょうか。 ○議長(廣田均議員) 難波こども・健康部長。 ◎こども・健康部長(難波彰生君) 牛窓地域に具体的な計画として、今後、何か整備していこうというものは、今のところございません。ただ、全体の中で、プレーカーをいろんなところの地区に持っていくことで、それぞれの地区でこどもひろばが、子どもたちが遊んでいけるような、そういった場を提供していきたいと考えております。 ○議長(廣田均議員) 秦井誠司議員。                〔4番 秦井誠司議員 登壇〕 ◆4番(秦井誠司議員) 今回、18歳までの子どもたち及び小さなお子様連れの親御さんたちというあたりからご意見を私もいただいております。市内各所でそういったところで遊びに行きたいという方々がおられますので、なかなか子どもたちだけで、例えば牛窓から長船へ行くというのは難しいことですので、本当に広い範囲でご検討いただければと思います。そのあたり、市長、お考えいかがでしょうか。 ○議長(廣田均議員) 武久市長。 ◎市長(武久顕也君) こどもひろばにつきましては、これから全市的に考えていく中で、プレーカーをうまく活用しながら、広場になっていなくても、例えば地域の集会所であったりとかコミュニティセンターであったり、そんなところも生まれ変わる、また活用できる可能性を模索していくようになるんではないかと思います。 また、児童館的な機能として、例えば中遊びができるような場所について、これをやっていくということになると、このあたりもどういうふうな場所にどのような目的で、子どもたち遊ばせるということはもちろん大事なんですけれども、それ以外の、児童館というのはもっといろんな役割を担うものです。例えば虐待案件の早期発見だったりとか、子どもたちの健全な成長をどのように見守っていくかとか、いろんな役割を、何を持たせるのが必要なのかというところの検討をしていく必要があると思いますので、そのあたり、少し時間いただいて、瀬戸内市の児童館、もし造るんであれば、こんな役割が瀬戸内市全体でないから必要だなというところを詰めていきたいと考えておりますので、もう少し検討の時間を頂戴できればというように思います。 ○議長(廣田均議員) 秦井誠司議員。                〔4番 秦井誠司議員 登壇〕 ◆4番(秦井誠司議員) 市内、いろんな意見を持たれているお母さん、本当に多いです。お母さん以外にも、お父さんも意見持たれてると思いますし、それ以外の方もご意見あると思います。私も、本当に遊ぶ場が欲しいというのは、児童公園も含めてよく聞きますので、本当に今後も検討を進めていただきたいというふうに思います。 以上をもちまして質問を終わらせていただきます。ありがとうございます。 ○議長(廣田均議員) 以上で秦井誠司議員の質問を終わります。 ここで昼食休憩といたします。再開は1時5分から行います。                午後0時3分 休憩                午後1時2分 再開 ○議長(廣田均議員) それでは、再開をいたします。 次に、発言順序10番、川勝浩子議員の一般質問を行います。 5番川勝浩子議員。                〔5番 川勝浩子議員 登壇〕 ◆5番(川勝浩子議員) 皆さんこんにちは。 人生2度目の一般質問で、まだまだ慣れておりませんが、どうぞよろしくお願いいたします。 議長の許可をいただきましたので、質問に入らせていただきます。 質問事項1、重度障がい児への支援について。 要旨1、通学支援の検討状況は。 この質問は、前任議員の質問を引き継いでおります。そのときの議会での質問に対し、答弁では、本市独自の通学支援については、福祉部局等関係機関とともに、介護タクシーなどを通学に利用することや保護者が自家用車で送迎する場合に補助するための制度設計について検討を進めているとのことでしたが、それ以降の検討状況はどうなっているでしょうか、お教えください。 質問事項2、災害時の避難について。 先日9月1日は防災の日、また瀬戸内市においては家族防災会議の日でありました。我が家においても、みんな別々のところにいたらどういうふうにするかなど、話合いをさせていただきました。この夏も広島など、観測史上最大の雨量により、河川の氾濫や土砂災害などが起こり、多くの被害が出たのは記憶に新しいところです。瀬戸内市は幸いにも大きな被害はありませんでしたが、想定外という言葉が度々聞かれるように、ここは大丈夫ということは絶対にありません。だから、何が起こっても一人の犠牲者も出さないとの決意で、具体的に細かく手を打てるような仕組みにしなければならないと考えます。 そこで、要旨1、市民に対するマイ・タイムラインの啓発状況は。 瀬戸内市防災ハザードマップを令和2年3月に作成し、全世帯に配布しています。内容も分かりやすく、すばらしいと思います。この中にマイ・タイムラインを制作するページがあります。マイ・タイムラインの作成を推進するために、どのように進めているのか、その状況を教えてください。 要旨2、避難行動要支援者の個別避難計画の取り組み状況は。 30年7月の西日本豪雨災害など、大きな災害のときには多くの高齢者や配慮の必要な方が犠牲になられております。国土強靱化地域計画には、災害時における要配慮者の避難計画を策定し、具体的な支援方法などをあらかじめ定めておく個別避難支援計画を作成し、実効性のある支援体制の構築を図るとあります。現在の取組状況を教えてください。 要旨3、ペット避難に関して、民間事業者と連携協定を結んでは。 ペットを飼っている方の多くは、ペットが癒やしの存在、また家族の一員であるという位置づけである。多くの人は、災害時にペットを置いて自分だけ逃げることはできない。避難所に連れていくと他人に迷惑をかけると思い、行けれない。だったら逃げないでおこうと考える方が多いようです。そうなると、救える命も救えない。まずはペットを安全に預かってもらえる仕組みを民間の事業所と連携するなど、ペットの早めの避難によって、自らの生命も守られるのではないでしょうか。ペット避難協定を結んではどうか、よろしくお願いします。 質問事項3、介護保険制度の運用及び高齢者支援について。 現在、介護保険制度は、がんなどの在宅医療も対象になっている。介護とは違い、がんの方の病状は突然急変することも多い。認定が出たときには、もう既に病状によっては介護度が上がっているということもあると聞きます。 そこで、要旨1、介護認定申請者の状況に応じた迅速な認定を行うため、認定審査会をオンライン開催するなど、新しい仕組みを検討しては。 介護だけの認定と違い、病状を知るケアマネがその方についていればいいですが、介護出身のケアマネの場合は、事前のデータが必要ではないかと思っております。 要旨2、DX化の推進に伴い、情報をデジタル化して情報共有し、当事者にあった支援を考えてはどうか。 市長の行政報告にもありましたように、DX戦略室が、業務手続の改善などの観点から、現場に聞き取り調査をしています。介護プラン作成においては、介護と支援ではプラン作成において取り組むところが違い、家族など、同じケアマネが手続をしている場合もあり、負担が大きくなっていると聞いております。そういう意味からも、一人一人の情報をデータ化し共有化することで、その人に合った細かい支援、業務の効率化が図れるのではないでしょうか。そのためには、今進めているDX化において、セキュリティーが万全となるシステムづくりをした上で、データ化を推進してはどうでしょうか。 質問事項4、ヤングケアラーについて。 本来、大人が担うと想定されるような家事や家族の世話などを日常的に行っている18歳未満の子ども、ヤングケアラーについて、国で行った調査では、中学生の17人に一人が該当するという結果が出ています。 要旨1、実態把握をしてみてはどうか。 本市でも早急に調査をして、どういった支援が必要か考えなければなりません。お考えをお教えください。 これで1回目の質問を終わります。よろしくお願いいたします。 ○議長(廣田均議員) 尾副教育次長。                〔教育次長 尾副幸文君 登壇〕 ◎教育次長(尾副幸文君) 質問事項1についてご答弁させていただきます。 県立特別支援学校に就学した肢体不自由等の重度障害児の通学は、保護者の責任において行われておりますが、県立特別支援学校の通学バスを利用する児童・生徒もいます。本市の児童・生徒はその運行対象エリアでないため、保護者の方による送迎が主な通学手段となっています。県に対しては、肢体不自由の児童・生徒が就学する県立特別支援学校の通学バスの運行対象エリアを広げ、可能な限り通学区域内の児童・生徒が利用できるようにすることを要望していますが、実現が難しいとの回答です。また、本市独自の通学支援について、福祉部局等関係機関とともに、介護タクシー等を通学に利用することについての研究を進める中で、児童・生徒の安全を保障し、保護者の方に安心していただくために介護者を同乗させることや、児童・生徒の実態に応じた県立特別支援学校独自の登校時間、時刻などの、利用される方の需要に対応するためには、乗り越えるべき多くの課題があることが分かっています。このように課題が多くありますが、県へ要望するとともに、課題解決の方策に研究を続けてまいりますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(廣田均議員) 武藤総務部参与。                〔総務部参与 武藤康也君 登壇〕 ◎総務部参与(武藤康也君) それでは、私から質問事項の2、要旨の1から要旨の3について答弁させていただきます。 まず、要旨の1ですが、マイ・タイムラインとは、台風や大雨による風水害時に、一人一人の家族構成や住んでいる地域の環境に合わせて、いつ、誰が、何をするのかを、災害発生前にあらかじめ整理した自分自身の防災行動計画のことです。啓発の状況につきましては、コロナ禍の中、地域で開催する出前講座での啓発機会は少なくなっていますが、ホームページや広報紙などを活用し、行っています。また、小学校での総合的学習の防災学習の中で、マイ・タイムラインについて、子どもたちに紹介したり、全戸に配布している防災ハザードマップでは、マイ・タイムラインについての説明と作成手順をお示ししています。市民の皆様にはマイ・タイムラインを作成いただき、市が発令する避難情報により、適切な避難行動に移していただきたいというふうに考えています。 今後につきましても、地域での出前講座を有効に活用するとともに、ほかの自治体の取組などを参考にしながら、小学生から高齢者まで、幅広い年代層の方に作成いただけるよう、啓発をしていきたいと考えています。 続きまして、質問事項の要旨2です。 避難行動要支援者の個別避難計画については、令和3年5月に災害対策基本法の一部を改正する法律が施行されたことに伴い、その作成が自治体の努力義務として位置づけられています。避難行動要支援者名簿については、平成25年の災害対策基本法の一部改正により、要配慮者のうち災害時の避難時に特に支援を要する方の名簿の作成が市町村に義務づけられています。名簿掲載の対象となる要件については、要介護認定3以上を受けている方、身体障害者手帳1、2級を所持する心臓、腎臓機能障害を除く身体障害者の方、療育手帳Aを所持する知的障害者の方など、避難に支援が必要と認められる方を対象としています。対象者は、令和2年11月時点で1,204人となっています。そのうち自宅で生活されている方々が適切に避難できるよう、個別避難計画を作成する必要があるとされています。現在、個別避難計画の策定に向けて、福祉部局とともに、岡山県と県内市町村で構成される個別避難計画研究部会に参加をして、他の市町村の取組状況や有識者の意見を聞きながら、方針について検討を進めているところでございます。今後は引き続き情報収集に努めるとともに、地域の実情を踏まえ、どのようにすれば実効性のある個別避難計画が作成できるのか、関係各課と連携しながら、取組を進めてまいりたいと考えています。 続きまして、質問事項の要旨3です。 災害時において、ペットと飼い主が一緒に避難することは、動物愛護の観点のみならず、放浪動物による人への危害防止や生活環境保全の観点からも必要とされています。また、東日本大震災時の避難所のペットトラブルとして、動物の鳴き声や臭い、放し飼いなど、飼い主による適正な飼育が行われていないことによるトラブルが多く報告されています。令和2年に作成した避難所運営マニュアルでは、ペットはアレルギーや感染症予防の観点から、避難所利用者が生活する場所とは別の場所に受入れ、動線が交わらないようにするとしており、受入れ場所については避難所敷地内で屋根のある場所を確保し、ない場合はテントを設営することとしております。施設に余裕がある場合は、ペットと飼い主が共に生活できる部屋を別に設けることも検討するとしておりますけれども、現時点では、余裕のある施設がないのが現状でございます。議員ご提案のペットの避難について、民間事業者と協定を締結しておくことは、長期の避難所の運営を行う上で有効な対策の一つであると考えています。今後、受入れに応じていただける事業者の発掘など、具体的にどのような形で連携できるか、他市の協定内容についても調査、研究してまいりたいと考えております。ご理解をお願いいたします。 私から以上でございます。 ○議長(廣田均議員) 青山福祉部長。                〔福祉部長 青山祐志君 登壇〕 ◎福祉部長(青山祐志君) それでは、私からは質問事項3、質問の要旨1、2について答弁させていただきます。 まず、質問の要旨1についてです。 現在、介護認定審査会はおおむね週2回開催し、1回の審査会ごとに五人の委員で審査を行っています。審査に必要な資料等につきましては、審査室に専用の端末を用意しており、各端末の画面上に表示し、必要な情報を確認いただきながら審査を行っております。1回の審査会でおおむね30件を審査しています。五人の委員が一堂に会して実施していることや、各端末同士で情報共有することで意見交換も速やかにでき、審査会の審査も迅速に行えています。 議員ご質問の中にありました申請者の状況に応じた、がん患者の方への要介護認定等の迅速化につきましては、平成22年4月に国から、認定結果が出る前の段階にあってもケアマネジャーが暫定ケアプランの作成が可能であること、また心身の状況が急速に変化する申請案件については認定変更についても速やかに行うよう通知が出ており、市としましても、柔軟な対応を可能な範囲で行っております。また、審査会への申請案件の提出については、紙での資料を準備する必要がありませんので、準備ができた案件から速やかに審査をしていただいているところです。しかしながら、審査会への審査案件として出すためには、認定調査員による心身の状況調査と主治医意見書の双方の資料が必要となります。市としましても、迅速な認定調査の実施や医療機関等への主治医意見書の速やかな作成を依頼し、認定までの期間短縮を図ることで、必要なサービス提供が可能となるよう努めてまいります。 認定審査会のオンライン開催についてのご提案がありましたが、個人情報管理の観点から、それぞれの委員さんが審査時に個人情報が適切に管理できている状態かどうかの確認等も必要と考えます。また、意見が分かれた場合の議論等が十分にできにくいことも考えられますので、現時点では現在の開催方法が適切と考えております。コロナ禍ではありますが、今後も引き続き感染防止対策を行いながら審査会を開催してまいります。 次に、質問の要旨2について答弁させていただきます。 当事者への支援については、その方の状況に応じて、市や社会福祉協議会をはじめ様々な関係機関が関わり、情報共有を行い、連携を図りながら、必要な支援を行っています。現在は各関係機関がそれぞれに関わった当事者の情報を管理しており、案件が生じた際に、関係機関が主に対面で情報共有を図り、必要な支援策の検討を行っており、こうした情報をデジタル化し共有することができれば、支援の迅速化、事務量の軽減も期待できると考えられます。 しかしながら、支援策については、その方の状況に沿った個別の支援策となる場合が多いことから、各関係機関が所有する個人情報を共有する場合、どの情報をどこまでの範囲で共有するかといった問題や、共有化するシステム整備等の問題も生じます。市も本年4月にDX戦略室を設置し、現在の業務改善、見直しが始まろうとしています。外部関係機関との個人情報の共有については、コロナ禍で可能かどうか、その可否も含め協議を進めてまいります。現時点では支援策の検討につきましては、対面での関係者による個別ケース協議の開催が重要と考えていますが、こうしたDXの取組によってさらに効果的になればと考えております。 私からは以上でございます。 ○議長(廣田均議員) 難波こども・健康部長。                〔こども・健康部長 難波彰生君 登壇〕 ◎こども・健康部長(難波彰生君) それでは、私からは質問事項の4、質問の要旨1について答弁させていただきます。 ヤングケアラーの把握については、令和2年度に全国規模の調査を国が実施しており、令和3年3月にヤングケアラーの実態に関する調査研究報告書が取りまとめられ、また令和3年5月には、厚生労働省と文部科学省の副大臣を共同議長とするヤングケアラーの支援に向けた福祉・介護・医療・教育の連携プロジェクトチーム報告が公表されています。その報告書には、ヤングケアラーに関する問題意識を喚起するため、今後取り組むべき施策として、地方自治体による現状把握をするということが掲げられているところです。現在、本市においては、要保護児童対策地域協議会等の地域ネットワークを活用し、様々な支援が必要な児童の早期発見に努め、実態把握を進めているところですが、ネグレクトや心理的虐待を受ける児童の中にも、ヤングケアラーとして、本来大人が担うべき家事、家族の介護等を行っている児童が含まれていることも考えられます。今後、こうした国の方針に沿いまして、教育委員会部局や福祉部局と連携しながら、対象となります支援を要する子どもの現状把握を進めていく必要があると考えております。 私からは以上でございます。 ○議長(廣田均議員) 川勝浩子議員。                〔5番 川勝浩子議員 登壇〕 ◆5番(川勝浩子議員) それでは、2回目の質問をさせていただきます。 まず、質問事項4のヤングケアラーからさせてください。 先ほどの続きになりますが、国の調査では、1日の世話に費やす平均が、中学生で4時間、高校生で3.8時間というふうに出ています。同世代の子どもたちが、部活や遊び、また受験に向かっての勉強とか、子どもらしい生活を送っている中で、ヤングケアラーの子たちは本当に厳しい生活を送っているというふうに思います。しかしながら、一人一人の大変さはそれぞれ違っているし、また思いもそれぞれ違うんだと思うんです。同情されたくないという子もいれば、親が悪く思われたくないという子もいると思いますし、学校では極力みんなと同じ普通の子でおりたいという子もいるし、また反対にこの大変さを分かってもらいたいと心の中で叫んでいる子もいると思うので、本当に早急に現状の把握を、いろいろな子がいるので難しいとは思いますが、本当に寄り添うように聞いていただきながら、現状把握をしていただきたいと思います。現状把握をした上で、これからどういう対策をつくっていくのか。また、今コロナ禍でもあり、多分、このヤングケアラーを調査するところも同じような課になるのかなとは思いますが、そうすると、人員ももっと必要になるかもしれませんし、専門家も必要になるかもしれません。市としてバックアップが必要だというふうに思いますが、この点についてはどうでしょうか。お考えを教えてください。 ○議長(廣田均議員) 難波こども・健康部長。 ◎こども・健康部長(難波彰生君) ヤングケアラーの実態把握につきましては、先ほども申しましたように、教育委員会部局ですとか福祉部局の協力を得ながら、実態把握に努めていくということにさせていただくようになると思います。その後、対策につきましては、今、国のほうがまずもって最初にされようとしているのが、来年2022年度から2024年度までの3年間をヤングケアラーの認知度を向上する集中取組期間ということで、当面は中高生の認知度を上げると、5割ぐらいを認知できるように、そういった方向で目指していくということで、それぞれヤングケアラーで、今現在、家事とか、そういったことをされてる子の中にも、家の手伝いをしているとか、そういったいろんな認識があると思いますので、そういった子どもたちが、ヤングケアラーというのはこういうことで、本来は大人がすべきことなんだよと。そこのところをまずは認知する取組を進めていくことになろうかなと。まず、いきなり支援をすると、そういうことではなくて、そういったことから始めていきたいと、そのように考えております。                (5番川勝浩子議員「ありがとうございます。今、部長が言われたように、本人自身が……」と呼ぶ) ○議長(廣田均議員) 手を挙げて言ってください。                (5番川勝浩子議員「ごめんなさい」と呼ぶ) 川勝浩子議員。                〔5番 川勝浩子議員 登壇〕 ◆5番(川勝浩子議員) すみません。今部長がおっしゃっていただいたように、本当にまず自分がそういうヤングケアラーなんだということが自覚されてない方もいらっしゃると思いますし、中には自分だけ、ほかの人とどうして違うんだろうかと思い悩んでいる子もいると思いますので、どうか丁寧に、これから現状把握をしていただきたいというふうに思います。よろしくお願いいたします。 それでは、次に質問事項1、重度障がい児への支援についてでございます。 先ほど教育次長からお話をいただきました。本当に県との話合いになるところが多くて大変だと思います。また、重度障害児の支援に関しても、本当にそれぞれ状況が違うと思います。お母さんはそういう重度障害児を抱えて仕事にも行けれず、経済的な支援が必要な方もいらっしゃると思いますし、またほとんど動けない障害児を本当に抱えながら、毎日送迎するとなると、体力的にも大変で、週に1回か2回、その送迎を代わってあげる支援が必要な方もいると思うんですけれども、まずはそういう重度障害児の方の生の声を聞いてもらいたいと思いますし、またそういう送迎の支援に関しては、先ほどもありましたように、タクシーの方、また介護を手伝うヘルパーさん、保護者の方、そして本人、具体的にみんなが顔を合わせて話し合ってみる機会を持つということはどうでしょうか。 ○議長(廣田均議員) 尾副教育次長。 ◎教育次長(尾副幸文君) それぞれの保護者の方、ご家庭の方、いろいろな状態があると思います。それについて、先ほども申しましたが、研究を続けていく中の一つとして、いろんな声、いろんな情報を、こちらのほうも探っていきたいと思っております。 ○議長(廣田均議員) 川勝浩子議員。                〔5番 川勝浩子議員 登壇〕 ◆5番(川勝浩子議員) しっかり一人一人の生の声を聞いてもらいたいと思います。 また、制度ができるのもとても大変なんですけれども、取りあえず週に1回でも2回でも運行ができるように、お試しで運行してみるということは考えられないでしょうか。 ○議長(廣田均議員) 尾副教育次長。 ◎教育次長(尾副幸文君) それも含めて研究を続けていきたいと思っております。 ○議長(廣田均議員) 川勝浩子議員。                〔5番 川勝浩子議員 登壇〕 ◆5番(川勝浩子議員) このことは、もう多分、二、三回目の質問だというふうに思うので、どうぞ、子どもたちはやっぱり日に日に成長していきますし、大きくなれば親御さんの負担も本当にさらに大きくなるので、ぜひ前向きに、早めに実現できるようによろしくお願いいたします。 それでは、質問事項2、災害時の避難についてお伺いいたします。 私は、先輩と一緒に防災のボランティアを続けてきました。ハザードマップの勉強会も危機管理課の方に来ていただいてやりましたが、まず全所帯に配布したはずのハザードマップを見た覚えがないとか、捨ててしまったという方もかなりいて、配布するだけでは市民啓発にはなりにくいと思いました。先ほど、コロナ禍で今はできていませんが、出張講座などしていくというふうに、部長さん、言われましたが、やっぱりこちらからアピールしないと、なかなかここから先は進まないのではないかと思いますが、どういうお考えでいらっしゃいますか。 ○議長(廣田均議員) 武藤総務部参与。 ◎総務部参与(武藤康也君) ハザードマップとかの周知については、市民の皆様方に直接ご説明する機会があれば積極的に説明しに行って、ハザードマップを活用した出前講座を行っております。コロナ禍ではありますけれども、昨年、今年であれば、6地区4団体において、出前講座を行っております。自治会やコミュニティ協議会だけでなくって、老人クラブであるとか、婦人会の方々にも寄っていただいて、行っております。これからもそういう機会を十分生かしながら、お配りして捨てられないように、一生懸命ハザードマップを活用した取組をしてまいりたいと考えています。 ○議長(廣田均議員) 川勝浩子議員。                〔5番 川勝浩子議員 登壇〕 ◆5番(川勝浩子議員) ありがとうございます。今までにいろんな機会で、多分そういう講座を何回も持たれていると思うんですけど、市民全体からいうとほんと僅かな数だというふうに思うので、やっぱり出前講座を何日にやりますとか、ここの地区には何日に来ますとか、もっと具体的な、もっと強力なこちらからのアピールが必要だというふうに思いますが、どうでしょうか。 ○議長(廣田均議員) 武藤総務部参与。 ◎総務部参与(武藤康也君) なるべく広い範囲の方にお声かけをしながら、市のほうから出向いて、出前講座を行うから講座やってみてはどうですかといったような働きは、引き続き行っていきたいというふうに考えます。人員にも制限がありますけれども、言ってきていただいたら、土曜日でも行ってます、日曜日でも行ってますし、夜の会議にも出席しております。もしお声かけいただく団体がありましたら、ぜひお声かけをいただいたらと思います。 ○議長(廣田均議員) 川勝浩子議員。                〔5番 川勝浩子議員 登壇〕 ◆5番(川勝浩子議員) 私も先ほども言いましたように、ボランティアを防災の関係でしていた関係で、やっぱりここは大丈夫という意識が、なかなか瀬戸内市民の人からはなくならないというのは、もう本当に分かっていますが、この間も国のほうで、この10年間で水害の起きていない市町村は全体のたったの3%というふうな記事も出ておりましたので、それを考えたときに、やっぱりこちらからしっかりアピールをして、意識変革をしていただけるような努力が必要だというふうに思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。 要旨2の要配慮者の避難計画でございますが、私の近所に住む方が、今からほぼ20年前に支援が必要かどうかの調査があった。そのときは60歳の前半だったので、ご夫婦とも元気で、必要ないと答えた。その後に奥様が病気になられ、20年ですから、もう80代になられたわけですから、その間に奥様が病気になり、体が不自由になって、また自分も高齢になった。今は支援が必要であると言われておりましたが、現時点では、担当者に聞くと、自ら申告してほしい、申告して更新、申告しないと更新できないというふうに聞きましたが、今の介護3以上とか、いろいろありましたけれども、今後、そういうところには当てはまらないけれども支援が必要な人という把握はしないのでしょうか。 ○議長(廣田均議員) 武藤総務部参与。 ◎総務部参与(武藤康也君) 現在の避難行動要支援者名簿の対象者の概念は、災害対策基本法において、こういった条件の方を対象にしますという条件がございます。その中に、市として設けているのが、自治会のほうとか支援をする方で、この方については災害時に避難が要る方ですよという届出をしていただいた場合に限り、この名簿の登載をさせていただいている取組としています。以前、福祉部局において、要援護者台帳とかといって、高齢者の方、今言った65歳以上の高齢者であったりとか、高齢世帯の方についても手当てをしていた時代があったんですけれども、この避難行動要支援者名簿の概念としては、結局そうした場合、分母が大きくなり過ぎて、いざというときに全ての方に手が回らないといったようなことが起きたために、幾らか名簿の対象者を絞った上で活用するということになっております。ですから、もしそういった高齢者の方で、実際本当に避難に不安を覚える方がいらっしゃいましたら、地域の方と相談してもらった上で、危機管理課のほうにご相談いただけたら対応できるというふうに考えています。 ○議長(廣田均議員) 川勝浩子議員。                〔5番 川勝浩子議員 登壇〕 ◆5番(川勝浩子議員) 結局、名簿を作成したりする中で、名簿だけ作っても、やっぱり避難はなかなか難しいので、名簿に挙がった以上、一人一人の避難計画をつくるのが目的だというふうに思います。先ほど言われました数でも、そう簡単な数ではないというふうに思います。それでも10年も20年もかかって避難計画をつくっても意味がないことだと思いますし、早くつくらないといけないことだというふうに思います。そうなると、やっぱり個人情報のこととか、ご近所付き合いのこととか、いろんなことがネックとなると思うんです。私は、先日、災害のあった真備町に勉強に行かせていただきました。要配慮者の避難計画がこの紙なんですけど、部長にも1枚渡させていただいておりますが、自分のマイ・タイムラインは自分で、こういう雨がどれだけ降ったり、警報が出たらこうするというて決められますけど、要配慮者は自分では動けないわけですから、この真備では、家族、近所、組織、組織というのは施設であったりケアマネさんだったりするわけですけど、本人含めて家族、近所、施設の方が集まって、その人独自の避難計画をつくるということになっております。それも個人情報の壁はとても厚いそうですが、要支援の要る方からの発信で、私はこうしたいから集まって聞いてもらえないかという、要支援の人のほうから発信していただくということを原則にしながら、今、一人一人取り組んでいらっしゃるようです。なかなか、一人、二人のことではないので大変だと思いますし、気が遠くなるようなことですけど、そういうご近所とか施設の方と一緒に集まって決めましょうということを働きかけるのが行政の役目だというふうに思いますし、何か言わんと損じゃ、言うとかんと助けてもらえんという空気をつくるのも行政の仕事だというふうに思うのですが、どうでしょうか。 ○議長(廣田均議員) 武藤総務部参与。 ◎総務部参与(武藤康也君) 避難行動要支援者名簿に載っている方が1,204ということで示しましたけれども、その中から施設に入所されている方を除いた方々を対象に個別の避難計画を策定していくことと考えています。個別避難計画をつくる上で、家庭の状況であったりとか、ご近所付き合いであったりとか、それからケアマネさんと付き合いがあったとか、それぞれ個人の方で個別計画のつくり方が変わってくるというふうに考えています。つくり方として、最も手厚くしないといけない方は、ご近所付き合いもなく本当に一人、一人プラス高齢者の方と一緒に二人で住んでいるような世帯においては、もう行政が民生委員さんであるとか消防団であるとか自主防災会であるとか、いろんな方々と相談をする機会をつくってあげてつくっていく必要があるというふうに考えています。今の段階で、まだ具体にどういった形で最終的に個別計画をつくっていくかというのは、今本当に勉強している最中ですので、これから、と言いながら、本当に災害が来たときには早く対応しないといけないということはあるんですけれども、もうしばらくお時間をいただいて、作成させていただきたいというふうに考えています。 ○議長(廣田均議員) 川勝浩子議員。                〔5番 川勝浩子議員 登壇〕 ◆5番(川勝浩子議員) 先駆的に結果を出してるところの例というのは、やっぱり大切だというふうに思うので、またしっかり勉強していただいて、本当、時間をいただいて言いますけど、明日が大災害が来るかも分からないので、本当に早めに計画を立てていただきたいというふうに思います。よろしくお願いします。 要旨3のペットの避難のことですが、ペットを飼われている方に考えを聞くと、日頃お世話になっている動物病院や、またペットホテル、またトリミングをお願いしているところに、取りあえず何かあったら預けに来るよということは声かけてるというふうに言われている人もいますけれども、多くは預けるところがないという状況なので、先ほど言った事業所と連携を取って、例えば災害が起こったときには、まず動物病院などのペット事業者の方々に避難所を回っていただいて、ペットをまず数日間、預かっていただけるというような協定はどうかというふうに思っておりますが、どうでしょうか。 ○議長(廣田均議員) 武藤総務部参与。 ◎総務部参与(武藤康也君) ペットの避難については、議員言われたように、本当に飼われている方は家族と同じような思いを持たれている方が多いと考えています。災害において、ペットを飼われている方が車中泊をすることがよくあるということを聞いておりますけれども、今回ご提案いただいた協定については、前向きに、そういった事業者があれば進めていきたいというふうに考えています。他の市の状況を見ますと、今言われた動物病院であるとか、それからドッグランであるとか、それからゴルフ場とかといったようなところと、ペットに関する避難協定を締結しているところがあるというふうに確認しています。また、実はケージとかもあまり数がないので、ケージの提供、避難所にケージを持ってきてもらうような提供とか、そういったようなことも含めて、ちょっと検討させていただきたいというふうに考えています。 ○議長(廣田均議員) 川勝浩子議員。                〔5番 川勝浩子議員 登壇〕 ◆5番(川勝浩子議員) ペットに関する事業所の皆さんはやっぱり動物が大好きで、本当に守っていかないといけないと思って事業所を開いている方が多いので、ぜひ本当に前向きに、早めに連携を取っていただいて、何かあったら預かりたいと言ってくださっている事業所の方も確かにいらっしゃいますので、早めに連携をとって、実現するように、お願いいたします。 質問事項3、介護保険についてでございます。 先ほど部長のほうから話がありました、がんとかの病状が急激に悪化する、そういう状況のときに、認定が出る前にケアマネさんが暫定で動いても構わないというようなことも決められてるという話がありました。そのことを聞いたときには、ケアマネさんもいろんな経緯のケアマネさん、介護施設で年数を重ねてケアマネになられた方、看護師さんからなる方、いろんな方がいるので、やっぱりそういうレベルアップもしていかないといけないと思いますが、そこのところはどうでしょうか。 ○議長(廣田均議員) 青山福祉部長。 ◎福祉部長(青山祐志君) 当然、資質の向上というのは大事だと思います。いろんな研修の機会をつくったり、説明会をしたり、そういったことも定期的には行っておりますので、そういった形で、こういうような末期がん等の方への迅速な対応はこうですよとかというような形も、施設とか、事業所には通達が行っていると思いますけれども、そういったところで啓発活動を少し進めてまいりたいと思います。 ○議長(廣田均議員) 川勝浩子議員。                〔5番 川勝浩子議員 登壇〕 ◆5番(川勝浩子議員) 皆さんが同じようにレベルアップができて、同じような知識が持てるような、向上を目指していっていただきたいというふうに思います。 それと、要旨2のDX化に関することでございますが、介護認定といっても、本当に介護であったり支援であったり、いろいろいきいき長寿課のところ、トータルサポートのところ、地域包括のところ、問題によって関わる部署が様々であるというふうに思います。このDX化が進むに当たり、そういう情報もデジタル化し情報共有するとなると、それはすごい便利であるとともに、やっぱりセキュリティーの問題であったりしたら、とても危険も伴うというふうに思います。そこをDX戦略室ができ、そういうところを乗り越えるために進んでいくんだというふうに思いますが、このDX化に伴ってデジタル化して情報を共有し、見やすくなるという、こういうシステムに関して、市長はどう思われておりますか。 ○議長(廣田均議員) 武久市長。 ◎市長(武久顕也君) まず、本市、今までデジタル化が、正直遅れているという状況で、DXというのは、デジタル化のその先にあるデジタルトランスフォーメーションという言葉ですから、その先にある部分をどう目指していくかというところで、まずDXのスタートラインに立つところ、今一生懸命、今回も予算化を補正予算でさせていただいているという状況であります。その先に、今ご指摘いただいたように、様々な情報を外部とも適切な関係でやり取りをしながら、そしてこの継ぎ目のないサービスの形、そして誰一人…… ○議長(廣田均議員) 3分前です。 ◎市長(武久顕也君) 取り残さないという考え方で進めていく必要があると思います。 今後の課題だと思いますのが、例えば包括支援センターは社協さんにお願いをしていて、社協さんが包括支援の関係の様々な業務をシステムを使ってやっていただいてたりいたします。そのシステムが果たして今の形に合ったものかどうかということになると、これはもう社協さんに委託をしている部分なので、そこはもう社協さんの責任でということになると、恐らく同じレベルでやっていくというのはちょっと難しくなってくるんじゃないかなとも思ったりするところがあります。したがいまして、市だけじゃなくて、市と連携する機関のDXも含めてやっていかないと、もっと申し上げると、市民の皆さんの暮らしのDX化も進めていくということになると、市民の皆さん方のそうしたものに対する理解度を高めていくということ、いろんなところを、市役所だけよければいいという話にはなってこないんだろうなというように思います。したがいまして、そういったところを、市役所の業務内からもちろん始めていくことはやむを得ないんですけども、そこにとどまらず、関係機関とも連携しながら、この恩恵をどのように享受していくかということを考えていくのがこれからの課題だと思っておりますので、前向きに取り組んでまいりたいと思います。 ○議長(廣田均議員) 川勝浩子議員。                〔5番 川勝浩子議員 登壇〕 ◆5番(川勝浩子議員) やっぱりシステムであったり、それをデジタル化していくというのは大変なことだと思いますし、このDX化というのも本当にたくさんの壁や制約があるというふうに思うんですが、少しでも関わる人たちの業務が本当に大変な思いをして動いてくださっている業務が少しでも軽くなるように…… ○議長(廣田均議員) 残り1分です。 ◆5番(川勝浩子議員) 本当に前向きに取り組んでいただきたいというふうに思います。よろしくお願いいたします。 これで私の一般質問を終わります。 ○議長(廣田均議員) 以上で川勝浩子議員の質問を終わります。 ここで10分間休憩します。                午後1時52分 休憩                午後2時3分 再開 ○議長(廣田均議員) 再開をいたします。 次に、発言順序11番、岩田惠一議員の一般質問を行います。 6番岩田惠一議員。                〔6番 岩田惠一議員 登壇〕 ◆6番(岩田惠一議員) それでは、議長の許可をいただきましたので、1回目の質問をさせていただきます。 たくさん項目があります。端的に1回目の答弁をお願いしたいと思います。 質問事項の1、新型コロナウイルス感染症対応について。 岡山県にも12日までの緊急事態宣言が発令されています。瀬戸内市のコロナ発生件数は増加、児童、若年層にも発症が広がっています。 そこで、質問の要旨1、瀬戸内市においても感染者が増加していますが、市長の、発令前、それから現在、宣言解除後、こういった状況のそれぞれに向かう姿勢というものをちょっとお伺いしたいと思います。 要旨の2、現在のワクチン接種状況、これは昨日の日下議員の質問にもありましたので、時間の関係で割愛をさせていただきます。用意していただいたかと思いますが、ありがとうございます。 3番目、妊婦、教員等の優先接種です、これを検討しているのかというふうに伺ってますが、この辺を今、優先順位の状況というんですか。優先順位的にそういう人がどう受けられているのか、状況を教えていただきたいと思います。 それから、私の記憶なんですが、抗原検査キットを国から、それぞれ地方に配布しているというふうに聞いたんですが、それであれば、活用を考えているのか、お教えいただきたいと思います。 それから、要旨5、今後のワクチン供給予定と市の接種スケジュール。なかなか読めないとこがあると思うんですが、年内に打てるのかと、ほとんどの人が。心配しておりますので、ちょっとお答えください。 6番目、これは難しいんですが、接種できない方、いろいろ病気を持っておられてできない方、それからやっぱり心配だということで拒まれる方がおられて、この辺がどうしても残ってくると思うんですが、こういう方たちにどういうふうに対応していくのか、策があれば教えていただきたいと思います。 質問事項の2、瀬戸内市立美術館の状況です。 先日、刀剣博物館の山鳥毛特別展示、山鳥毛を見るのは3遍目だったんですけど、初日に行かせていただきました。久しぶりになかなかすばらしいなというふうに思いました。刀剣博物館もよく行かせていただくんですが、今日は美術館のほうについてお話しさせていただきたいと思います。 まず、瀬戸内市立美術館、11年になるんですが、ある人から、また、私から言わせてもらっても、ある一室を間借りさせてもらって、アンケートによると、すばらしいという意見の中に、入り口が分からない、市役所の支所のほうに入ってしまったとか、そういった意見もあるんですが、そういう中において、非常にいろいろバラエティー豊富な展示をしていただきまして、頑張っておられるんですが、ここ5年間の入場者の状況を教えていただきたいと思います。 それから、この2番、非常に大切だと思ってるんですが、美術館の役割というのは、展示以外にいろいろな美術館によってまちが変わるとか、また子どもたちとか市民の芸術に対するレベルアップだとか、そういう役目も私は持ってるんではないかと思っていますが、展示以外の活動について、どんなことを今行われているのか、教えていただきたい。 また、要旨の3として、今後はどのような美術館を目指されているのか、お教えいただきたいと思います。 それから、防災行政無線について。 一つだけです。今、整備を、スマホとかインターネットとか、いろいろなんで、それから無線機です。施策を進められておりますが、今現在はまだ田んぼの中で畑をやっていて、ちょうどある人と話しとるときにコロナの放送があったんですが、何言うとんか聞こえんねえと、外にいたにもかかわらずね。いつよくなるのかなという話がありましたので、これについて進捗状況を教えていただきたい。 それから、最後に海岸のごみ。 牛窓地区は日本のエーゲ海と、観光客の皆さん、すばらしいところですからぜひおいでくださいということなんですが、この前、ある人から電話がかかってきまして、非常にごみがたまってるよと。海水浴場です。ありがたいことにすぐに対応していただきまして、台風の前だったんですが、7月の終わりです。きれいにしていただきました。そしたらまた、今度は台風が来まして、すごいことになったんですわ。それも県と連携していただきまして、非常にもうよみがえった。もう赤ちゃんでも遊ばせてもいいぐらいきれいな砂浜にしていただきました。今回お願いしてきれいになったわけですが、またボランティアの方がこの前、牛窓におられる方がボランティアを募りまして、100名ぐらいの方が参加して、海岸の清掃を行ったとかということも聞いていて、頭が下がる思いです。しかし、これはその都度の対策になっておるという認識です。 質問の要旨の1です。 牛窓地域を中心とした海岸ごみの清掃は、現在、今どういうようになっているのか、また今後どうしていくのか。 2番目、海のごみは市だけでは解決しない、難しいと思われます。SDGsも含めて。川上から流れてくるごみが海に来るということになるんですが、この辺も県とか国とかに対して、一緒に行うとか、対策をするということが、もし今行われているのであれば、よろしくお願いしたいと思います。 以上で1回目の質問を終わります。 ○議長(廣田均議員) 難波こども・健康部長。                〔こども・健康部長 難波彰生君 登壇〕 ◎こども・健康部長(難波彰生君) それでは、私のほうから質問事項の1、要旨の1から6まで、2番を除きまして答弁させていただきます。 まず、1でございます。 新型コロナウイルス感染症における市の大きな役割は、感染拡大防止のための新しい生活の様式の定着や感染リスクが高まる五つの場面を回避することを促すなど、感染予防対策に関する広報活動、きめの細かい情報発信等を継続して取り組むことで、市民の皆さんの感染予防を推進することとされています。本市における具体的な取組では、市民の皆さんがマスクの着用、手洗いの励行、3密の回避などの感染予防対策に意識的に継続して取り組んでいただけるよう、広報紙、ホームページ、行政無線などを通じ、繰り返して広報活動に取り組むことが重要で、緊急事態宣言下の急速な感染拡大期において、新しい生活様式の実践、人流を抑制するための不要不急の外出控え、岡山県から出されている五つの岡山ルール、マスクコードなど、市民の皆さんが予防意識を持って予防対策を実施することができるよう、これまで広報活動を進めてきたところでございます。引き続きこうした啓発に努めてまいります。 また、市民のワクチンの接種は、感染症の重症化予防につながる大変重要な事業であり、市の責務において実施することとされています。本市におきましても、今後も国の動向やワクチン供給に合わせ、関係者と協議を重ね、一人でも多くの接種を希望される方ができるだけ早く接種を完了できるよう、引き続き効率的な接種体制の整備に取り組んでいきたいと考えております。こうしたことは、新型コロナウイルスの感染が始まって以降、一貫して市のほうで進めているものでございます。 次に、3番でございます。 本市では、基礎疾患を有する者の優先接種に併せまして、市内の幼稚園、小・中学校、高等学校の教職員、保育士、障害者施設従事者等、接種を希望される方を優先接種の対象としまして、7月10日から接種を行っております。8月中旬までに275名の教職員の方について優先接種を実施をしております。また、妊婦さんの優先接種につきましては、国からの要請に基づきまして、8月31日から9月2日までの3日間、妊婦さんとその配偶者等、優先接種対象者とした接種機会を設けました。対象となる妊婦さんには、健康づくり推進課の職員が個別に電話連絡を行うことで周知を図りまして、計26名の妊婦さんとその配偶者、妊婦さんが17名で配偶者の方は9名でございます。接種をされております。 次に、4番でございます。 令和3年6月9日付の厚生労働省新型コロナウイルス感染症対策推進本部の医療機関、高齢者施設等への抗原簡易キットの配布事業について、また8月20日付の保育所等に配布をした抗原簡易キットの取扱いについてといった事務連絡によりまして、保育所、認定こども園等の従事者に症状が現れた場合、早期に陽性者を発見することで感染拡大を防止するということを目的として、希望の園に抗原簡易キットを配布する事業が進められているところでございます。職員が出勤の前に体調が悪いなど、症状がある場合は出勤をせず、医療機関を受診するということが原則でございますが、出勤後、体調の変化を自覚した場合、医療従事者、または一定の研修を受けた従事者の管理の下で、鼻腔拭い液を自己採取し、検査をすることができるというふうにされております。検査の対象は保育所の従事者のみで、検体の採取が医療行為になるため、園児のを提出することはできません。先日、抗原検査キットの配布について、希望の調査がございましたが、検体の採取、様々な制限がございますので、少し使いにくい面はございますけれども、キットがあれば、いざというときに迅速な判定ができるという可能性がございますので、各園に一定数を配布しておき、万一の場合に利用する方向で検討をしております。 5番です。 8月16日から再開をしております集団接種につきましては、9月6日から2回目の接種が始まっており、9月26日までで2回目の接種が終了する予定となっています。その後、9月27日以降の接種スケジュールにつきましては、接種用のワクチンにつきまして、先日県から二箱が追加で配分され、計4箱、4,680回分、これは2,340人分になりますけれども、そのワクチンが配分されました。この4箱の接種をできるだけ早期に効率的に接種できるよう、現在、接種体制や日程について邑久医師会と調整を行っており、9月下旬の平日と、昨日の島津議員の答弁でもさせていただきました10月から11月上旬にかけての土日に集団接種で実施をする計画としております。 なお、この配分が確定しております4箱以降のワクチン配分につきましては、国、県から連絡が来ておらず、その後の計画につきましては未定となっております。 次が6番です。接種ができない方。 新型コロナワクチンの接種は強制ではございません。接種による感染予防効果と副反応等のリスク、この双方をご理解いただいた上で接種をするかどうか、接種されるご本人の意思に基づいて決定をしていただいています。また、重度の過敏症などの既往歴があるなど、体質により接種ができない方も一定数おられます。こうしたことから、接種をされていない方に対しまして、接種を強制したり、差別的な扱いがされることがないよう、厚生労働省や岡山県が公表しておりますワクチンに関する様々な情報を市のホームページや広報紙を通じて情報提供をしているところでございます。引き続き啓発に努めてまいりたいと考えますので、よろしくお願いします。 私からは以上でございます。 ○議長(廣田均議員) 頓宮文化観光部長。                〔文化観光部長 頓宮 忍君 登壇〕 ◎文化観光部長(頓宮忍君) それでは、私からは質問事項の2についてご答弁申し上げます。 まずは、質問の要旨1でございます。 瀬戸内市立美術館の過去5年間の入館者数についてでございますが、展覧会入館者とギャラリー利用者を合わせまして、平成28年度は1万7,524人、平成29年度は2万2,970人、平成30年度は1万8,648人、令和元年度は2万7,621人、令和2年度は1万3,276人となっております。なお、令和2年度につきましては、新型コロナウイルス感染症拡大に伴う臨時休館や移動制限等もあり、大きく落ち込んだ数字となってございます。 続きまして、質問の要旨2でございます。 美術館の役割の一つといたしまして、作品展示のみではなく、美術講座の開催など、広く市民に美術に親しんでもらえる機会を提供することも重要な役割であると考えております。このため、市民や来館者に美術に親しんでいただくため、展覧会に併せて講演会やギャラリートークなどを実施いたしております。また、学校等で来館された際には、作品解説だけではなく、対話型鑑賞を取り入れるなど、児童・生徒が美術に親しみ、興味関心を高めてもらうための工夫をいたしております。さらに、公民館と連携して、絵画等を制作する講座なども開催いたしております。しかしながら、現状で申し上げますと、新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、講座等のイベントの実施が困難な状況となっており、このため、密集等が懸念されるギャラリートークを、ソーシャルディスタンスなどの対策が可能なスライドトークに変更するなど、感染症対策が可能な一部の講座に限り、開催をいたしている状況でございます。新型コロナウイルス感染症の収束後におきましては、児童・生徒を対象とした対話型鑑賞会や美術講座の再開、また希望する団体等への出前講座の実施等も検討してまいりたいと考えております。 続きまして、質問の要旨3でございます。 美術館条例では、美術館の設置目的として、市民の芸術文化の振興をはじめ、芸術文化活動を通した生涯学習の振興、人や物の交流の促進、及び魅力あるまちづくりに寄与するといたしております。このことからも、市が目指す美術館の形といたしましては、市内外の優れた作品を展示することによって、広く一般市民に美術鑑賞の機会を提供し、瀬戸内市の芸術文化の振興を図るとともに、芸術文化の発信拠点として、交流人口の増加を図ることにより人や物の交流を促進し、魅力あるまちづくりに寄与できる美術館を目指しています。そのための施策といたしまして、今までに美術館にお越しいただいたファンの方々のみではなく、新たな来館者層を増やすべく、魅力ある企画展、特別展等を企画いたします。また、地元の著名な芸術家や郷土の作家の顕彰などを積極的に行うことにより、市民に優れた芸術作品に出会う機会を提供し、郷土に誇りを持ち、美術や芸術を身近に感じていただけるための取組を行います。また、講座やイベントの開催、市民や芸術家の発表の場の提供なども進め、美術を核とした美術文化の振興を図ってまいります。併せまして、市内観光地などと美術館を周遊する仕組みづくりなども進め、周辺地域との連係などについても取り組んでまいりたいというふうに考えております。 私からは以上でございます。 ○議長(廣田均議員) 武藤総務部参与。                〔総務部参与 武藤康也君 登壇〕 ◎総務部参与(武藤康也君) それでは、私から質問事項3について答弁させていただきます。 防災行政無線の放送は、緊急時の防災放送や火災放送だけでなく、新型コロナウイルス感染症の予防対策や火災予防、特殊詐欺防止などの注意喚起の放送も行っています。現在、運用している防災行政無線は、平成19年度から運用を開始していますが、放送内容が聞こえにくい地域があることについては承知をしております。それを可能な限り解消するため、防災情報伝達システム基本構想をまとめ、新たな防災情報伝達システムを整備することを決定し、令和3年度末の完成に向けて整備を進めております。 ご質問の屋外放送塔の更新状況については、屋外での音の聞こえを改善するため、音声が明瞭かつ遠くまで聞こえる高性能スピーカーに更新し、広い範囲への音声到達を目指すとともに、新たに屋外放送塔を設置するなどして、難聴区域の解消に努めることとしています。現在、親局の整備やネットワークの構築、屋外放送塔の建柱などの工事に着手しており、進捗率は47%でございます。引き続き12月の試験放送に向けて整備を進めてまいりますので、ご理解をお願いいたします。 私からは以上でございます。 ○議長(廣田均議員) 難波産業建設部長。                〔産業建設部長 難波利光君 登壇〕 ◎産業建設部長(難波利光君) 続きまして、私のほうからは質問事項4の要旨1につきましてご答弁申し上げます。 市が行っております現在の取組といたしましては、邑久地域と牛窓地域のそれぞれ1か所で年に1度、海岸清掃を行っております。昨年度は開催を見送っておりますが、今年度は去る7月28日水曜日に、邑久町虫明の扇海岸、そして牛窓町牛窓の莚江海岸を清掃の場所として、約160名の方にご参加をいただいて、清掃を行っております。結果としては、2トンダンプで3台分の漂着ごみなどを回収しているところでございます。 この海岸清掃の取組ですが、リフレッシュ瀬戸内として、平成19年から実施させていただいておりまして、国土交通省と瀬戸内海沿岸の11府県、107の市町村で構成をしております、瀬戸内・海の路ネットワーク推進協議会、この協議会の骨格的な活動として位置づけをしているところでございます。この活動については、今後とも継続して実施する予定でございまして、清掃箇所につきましては、関係機関と協議の上、適宜場所を決めながら実施できればというふうに考えているところです。また、これ以外にも、各種団体のボランティアさんの活動によって海岸清掃を行っていただいているケースもございます。海ごみにつきましては、このように海岸に打ち上げられた漂着ごみ以外にも、海面や海中を漂う漂流ごみ、そして海底に積もった海底ごみなどがあり、海ごみの内容としては、河川から流れ出るもの、周辺の海域から海流に乗って流れてくるものなど、多岐にわたっておりますが、その中で最近では廃棄プラチックなどが問題視されており、環境面で全国的な問題ともなっております。 今後の対応といたしましては、地道な活動になるかもしれませんが、海岸清掃の輪をさらに広げ、海の現状をしっかりと認識しながら、地域の環境改善につながる活動として広げていきたいというふうに思っております。 私のほうからは以上でございます。 ○議長(廣田均議員) 浦上市民生活部参与。                〔市民生活部参与 浦上憲治君 登壇〕 ◎市民生活部参与(浦上憲治君) それでは、私からは質問事項の4、質問の要旨2についてご答弁申し上げます。 瀬戸内海の海ごみの大半は、河川から内陸部の生活系のごみが流れ込んでいると言われております。また、海ごみは広範囲にわたるため、市だけでは解決が難しく、国や県など、関係機関との連携により、その発生の抑制を図るとともに、適正処理を行っていくことが必要と考えております。海ごみの発生抑制に係る取組では、三大河川流域啓発リレーにおいて、県や近隣自治体と連携し、流域での清掃活動と併せ、環境学習等を行っております。また、岡山連携中枢都市圏を構成する近隣の11市町との連携では、瀬戸内の海洋保全を目指す取組として、海ごみ問題のパネル展示など、啓発活動を行うこととしております。 また、海ごみ処理の状況でございますが、国、県、自治会、またはボランティアの方々が、清掃された海ごみはクリーンセンターかもめでその受入れと処理を行っており、県の補助制度、海ごみ地域対策事業費補助金等の活用により、適正な処理、処分を行っているところでございます。 今後も、国、県、近隣自治体とは海ごみの発生を抑えるための開発活動、情報共有、または適正処理に努めることで連携を図ってまいりたいと考えておりますので、ご理解いただきますようお願いいたします。 私からは以上でございます。 ○議長(廣田均議員) 武久市長。                〔市長 武久顕也君 登壇〕 ◎市長(武久顕也君) それでは、私のほうからも質問事項の1、要旨の1につきまして答弁させていただきたいと思います。 先ほどご質問の中にございました、この緊急事態宣言であったりとか、この前、そしてこの最中、そしてその後の市長としての姿勢についてというご質問でございましたので、申し上げたいと思います。 もうご存じのとおり、現在、岡山県下では緊急事態宣言が出され、またこれが解かれることになりますが、引き続きまん延防止等重点措置に切り替わるということで、引き続き対策に取り組んでいかなければいけない状況であるということは議員もご承知のとおりだと思います。たしか8月20日からだったと思いますが。岡山県も感染者数が増えていくという状況の中で、私たちが常に考えておりますのが、国としてもしっかりと進めているこのワクチンの接種、これをどのように速やかに行っていくのか、そして事故のないように安全に行っていくのかということを、この期間の前、最中、そしてこの後においてもしっかりとやっていかなければいけないということは言うまでもありません。その上で、この緊急事態宣言等の前の基本的な考え方でありますけれども、これまでもそうでありますが、感染症の防止措置を十分に市民の皆さんにも、そして我々も含めて取りながら、様々な活動を市民の皆さん方にも行っていただくということを、できるだけご支援していかなければいけないというように思っておりました。当然、私たちも、そうした市民の皆さん方の活動をどのようにご支援していけるかということも考えながら、併せて市民の皆さんとともに、この感染症を乗り切っていくという考え方で、そのような姿勢で取り組んでまいりました。そして、緊急事態宣言が出されました後は、やはりこのルールに基づいて、市民の皆さん方にも様々な制約をお願いしなければいけないということ。特に今回は人流の抑制を図るということが叫ばれておりましたので、そうした意味で、公民館、そして図書館までも、今回休館といたしまして、この人流の抑制ということに市を挙げて取り組んでいこうということをやっております。併せて、防災行政無線でも私自身が皆さん方に呼びかけをさせていただきながら、とにかく感染症の予防と、そして何か異変を感じた場合には迷わず医療機関に行ってほしいといったことも含めて、呼びかけをさせていただいてまいりました。現在では、瀬戸内市でも全くゼロにはなっておりませんけれども、最近では少し感染者数の抑制がかかってきてるかなというように思っておりますが、決して油断はできないという状況だと思っております。 今後の話でありますけれども、まん延防止に移り、その後、うまくこれが解除されていった段階でどのように感染症と向き合っていくかということでありますけれども、これはもう本当に世界を見ても、例えば中国のように完全にゼロに抑えるということをやるというのは、日本では現実的には不可能だと思います。つまり、欧米も含めて、このコロナとともに生きていくということを目指していく必要があると思っております。恐らくこれから数年はこの感染症と向き合っていくような時期が続いていくという前提で、私たちは生活を送っていかなければいけないと思っております。その際に、いかにこのコロナ禍、また感染症と向き合いながら、新しい生活様式という言葉があるように、様々な市民の皆さん方の暮らしをしっかりと支えていくかということに重点を置いていく必要があるのではないかと思っております。 いずれにしましても、市民の皆さん方と適切なルールに基づいて、そして一緒に乗り切っていく姿勢をこれからも忘れずに取り組んでまいりたいと考えておりますのでよろしくお願いいたします。 ○議長(廣田均議員) 岩田惠一議員。                〔6番 岩田惠一議員 登壇〕 ◆6番(岩田惠一議員) ありがとうございました。2回目の質問に移らせていただきます。 まず、コロナ関係につきましては、この宣言後、今秋にかかりまして、通常であれば、イベントが盛りだくさんの時期を迎えます。牛窓で言いますと、順番はともかくとしまして、朝鮮通信使、お祭り、オリーブ収穫祭、この辺がいろいろな、またコンサートとかも予定されているとは思うんですが、これに対しての注意喚起というんですか、方針とかが、市長どういうふうに出されようかと。どうぞやってくださいと。こういう時期ですので、これとこれとは今までとは違って徹底してくださいとか、そういった何か、実施する上でも、常滑でどうぞというてコンサートをやりましたけど、あれはむちゃくちゃと言えばむちゃくちゃなんですが、すごい密集がありまして、コロナが発生してます。小さいまちですけど、とにかく通常であればイベントがめじろ押しなんで、止めるわけにはいかないかも分かりませんが、何か特別に、今年のコロナ禍の緊急事態宣言、まん延防止後のすぐの直近、この2か月、3か月の注意喚起とか、これを守ってもらおうというものがありましたら、市長、お考えをお聞かせ願います。 ○議長(廣田均議員) 難波こども・健康部長。 ◎こども・健康部長(難波彰生君) 市内に限らず、イベント開催につきましては、市のほうのイベント開催等の考え方というものをホームページのほうで、それぞれ、緊急事態宣言が開始されたとき、それからまん延防止措置が講じられたとき、それからそれが解除されたとき、それぞれに応じまして、イベントを開催する場合にはこういう方針で市のほうでは開始してますと。市民の皆さんもこういったことを気をつけてやってくださいねということをお示しをしております。それぞれガイドラインというものがございまして、そういったガイドラインを守ってやってくださいというのが、それぞれの行事ごとに適用するガイドラインを見ていただいて、そのガイドラインに沿った感染症対策ができるんであれば、その中でやってくださいということは示しております。それから、上限人数、それから県外からのこういった集客があるかどうか、そういった状況に応じても違いますけれども、そういった内容について、国が示しておりますイベント開催の基準を守ってやっていただきたいと、そのように考えております。 ○議長(廣田均議員) 岩田惠一議員。                〔6番 岩田惠一議員 登壇〕 ◆6番(岩田惠一議員) 人間です。なかなか守れるようで守れません。今、部長がおっしゃったように、ホームページなりを見て、それを守ってくださいと言っただけでは、多分守れないと思います。イベントというのは、美術館みたいに人数制限ができたり、よそから、横から入ってきたりとかというのは、管理ができるようなイベントであればいいんですが、大体秋のイベントは野外が多いです。例えば、私も関わらせていただいた瀬戸内の国際交流フェスタ、たくさんの方が来ていただきますが、例えば、幾ら守ろうと思っても、着替え、市長も汗だくで着替えていただくんですが、もう非常に密になるんです。オリーブ収穫祭でも、食べ物とかというと、どうしても間を空けて並べません。あと、お祭り、秋のだんじりまつりとかでも、これもばらばらというのは難しいと思うんですが、この辺をやめるというわけにはいかないと思いますが、より主催者とよく話を、見てくれというだけではなくて、こういうふうにやってくださいという、マニュアルどおりに注意してくださいというだけじゃなくて、指導していただいてはどうかと思うんですが。
    ○議長(廣田均議員) 難波こども・健康部長。 ◎こども・健康部長(難波彰生君) こうしたイベントはたくさんありまして、いろんな地区でいろんなことを考えられていると思います。それぞれ市としての方針をお示しすることはできるんですけれども、個別の団体に対して、それぞれやり方が違いますので、こうしてください、ああしてくださいというところを、強制というか、そういったことまではなかなかできませんので、そういったことで現在、国が示しておりますガイドラインというものをお示しして、この内容を守れる内容で開催していただきたいと、そういうお願いをしているということでございますので、一つ一つの団体について、お問合せいただければ、その内容の説明はさせていただきますけれども、これをこうすればできるよとか、これはこうすればいいというものは、それぞれもう内容が決まってますので、何メートル以上の距離を置いて、密にならないように開催してくださいと、そういうお願いをすることであって、それぞれ現場でこういったことをしてください、こういったことをしてくださいということを、なかなか全部の団体に対応するというのは難しいということで、内容をお示しすることで対応しているということでご理解いただきたいと思います。 ○議長(廣田均議員) 岩田惠一議員。                〔6番 岩田惠一議員 登壇〕 ◆6番(岩田惠一議員) 非常に消極的で残念に思います。市長、この辺でひと味違ったというんですか、いつもと違ったお願いというんですか、よりPRをするとか、大きなイベントについてはよく守ってくださいよというガイドラインとかを再度説明するとかという、何か方法はないんでしょうか。 ○議長(廣田均議員) 武久市長。 ◎市長(武久顕也君) これから秋のイベントシーズンに向けて、ご心配される気持ちは私もよく分かりますし、私にも本当に大きな感染拡大にならなければいいなということを思っております。その上で、難波部長が申し上げました、基本的なスタンスとしては、主催者はあくまでもそのイベントの主催者でございますので、市の主催であるのと、それから民間の皆さん方の主催というのは、基本的に異なってまいります。したがって、最終的な判断、責任は主催者に最終的にはあるということの立場の違いというのは、どうしても認識せざるを得ないかなと思っております。その上で、じゃあ我々が、じゃあそれはもう、私はここに書くことは書いておりますから、もう皆さんの責任でやってくださいよというような、そういう距離のある形ではなくて、やっぱり一緒になってつくっていくという部分も必要なんではないかと思います。そこには市民団体の皆さん方との信頼関係であったりとか、あるいは一緒にそのイベントを無事に成功させて、そして喜んでいただけるようにするということの、その努力は決して怠ってはいけないと思います。そうした部分のお気持ちだというふうに私も受け止めているんですけども、特に国際交流フェスタであったりとか、私自身も開催されるということになれば、参加させていただくということになってまいりますので、私が参加しておりながら、そりゃあもう主催者の責任ですよというような話には当然なりませんので、そのあたりはやっぱり一緒に情報交換、コミュニケーションを密に取りながらつくっていくという姿勢が必要だと思います。地域のコミュニティでの文化祭とかも同様だと思います。その辺は、ご心配される気持ちは十分認識しておりますので、それぞれの担当課がございますから、そちらのほうでこれまでのお付き合いと、そして丁寧な説明に努めていきたいと考えておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。 ○議長(廣田均議員) 岩田惠一議員。                〔6番 岩田惠一議員 登壇〕 ◆6番(岩田惠一議員) 市長の今の答弁がいただきたかったです。ぜひ距離を詰めて、書いてあるからいいだろうというんじゃなくて、この時期ですから、一歩踏み込んだ、よく読んでくださいねでもいいですし、今までみたいに見てくれましたよねではなくて、もう一歩踏み込んだ対応をお願いしたいというふうに思います。 時間が5分になってきました。端的に答えていただきたいと思います。防災無線ですが、この屋外放送が改善されてよく聞こえるようになる時期というのは、今いつ頃になるんですか。一言だけお願いします。 ○議長(廣田均議員) 武藤総務部参与。 ◎総務部参与(武藤康也君) 予定では令和4年4月の予定です。 ○議長(廣田均議員) 岩田惠一議員。                〔6番 岩田惠一議員 登壇〕 ◆6番(岩田惠一議員) 屋外放送だけに限ってもですか。 ○議長(廣田均議員) 武藤総務部参与。 ◎総務部参与(武藤康也君) 試験放送を12月に行う予定としております。それ以降、試験運用という形で行うことはありますけれども、一応本格運用ということでは令和4年4月。業者等の契約も4月まででありますので、ご理解いただきたいと思います。ただ、試験運用は継続して行うということは考えています。 ○議長(廣田均議員) 岩田惠一議員。                〔6番 岩田惠一議員 登壇〕 ◆6番(岩田惠一議員) よく確認していただいて、前も言いましたけど、みんなに喜ばれる防災行政無線を期待していますので、よろしくお願いします。 あと3分、あと一問だけ。海岸のごみについてです。年に1回、今年、2か所やっていただいたということですが、牛窓の海水浴場とかというのは、日本のエーゲ海、瀬戸内の顔、観光の顔だと思うんで、これを都度、ボランティアだけとかじゃなくて、例えば、私の考えですが、春と海水浴の前、海水浴場を開こうが開くまいが皆さん来られるわけで、それと最後に台風後ぐらいですか、最低3回ぐらいは何か実施するということをしてはどうかというのと、一度、あの辺の地区の人も非常に…… ○議長(廣田均議員) 残り3分です。 ◆6番(岩田惠一議員) この辺については関心がありますので、市と自治会とボランティアの方で話をして、1年を通じて、これからずっと10年先も、SDGsの考えの下に美しい海岸が保てるというような検討してはどうかと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(廣田均議員) 難波産業建設部長。 ◎産業建設部長(難波利光君) 海岸の清掃に関しましては、それぞれ海岸の目的、先ほどご指摘をいただいた牛窓の海水浴場のあたりの海岸といいますのは、時期的に海水浴ということを目的として、県のほうに海面の占用許可を取り、その上で観光協会さんとかが中心となって海水浴を開催しているという事情がございます。我々の産業建設部のほうで答弁させていただいているんですけども、我々のほうが一応海岸清掃としてターゲットとしておりますのは、一般海岸たくさん、瀬戸内の中にございますので、特定の場所に限定せず、いろいろなところを巡回しながら清掃していくということを主にしておりますので、先ほどご指摘をいただきました海水浴場に限定したということになりますと、やはり観光協会さんとか、そういったところと連携をしながらということで、事業化に向けた調整というのが必要になってこようかと思いますので、所管の文化観光部と話をしながら、そういうことができるかどうかについて検討すべきかなというふうには思っております。 ○議長(廣田均議員) 岩田惠一議員。                〔6番 岩田惠一議員 登壇〕 ◆6番(岩田惠一議員) 調整してほしいんですよ。 ○議長(廣田均議員) 残り1分です。 ◆6番(岩田惠一議員) 調整してほしいんです。今まで多分、牛窓の海水浴場言いましたけど、そこだけではないと思うんです。でも、牛窓の海水浴場一帯をまずきれいにするということを考えた場合、例えば例に取って考えた場合、あの辺の自治会あたりと市と、それからボランティアの方もあそこにおられるわけで、一応打合せをちゃんとして、どうしようかというのを、行き当たりばったりじゃなくて、ぜひお願いしたいと思います。いかがです。 ○議長(廣田均議員) 難波産業建設部長。 ◎産業建設部長(難波利光君) 文化観光部のほうと話をして、今後の調整すべき検討課題とさせていただきたいと思います。 ○議長(廣田均議員) 岩田惠一議員。                〔6番 岩田惠一議員 登壇〕 ◆6番(岩田惠一議員) よろしくお願いします。 終わります。 ○議長(廣田均議員) 以上で岩田惠一議員の質問を終わります。 ここで10分間休憩いたします。                午後2時54分 休憩                午後3時3分 再開 ○議長(廣田均議員) 再開をいたします。 次に、発言順序12番、河本裕志議員の一般質問を行います。 9番河本裕志議員。                〔9番 河本裕志議員 登壇〕 ◆9番(河本裕志議員) こんにちは。一般質問2日目、最後の登壇となります。どうぞ明確な答弁をよろしくお願いいたします。 議長の許可をいただきましたので、通告に従い一般質問をさせていただきます。私は質問事項2点でございます。 まず、1番としまして、新型コロナウイルス感染症対策について。これは、昨日、また本日も含めて、今、大変、緊急事態宣言、またまん防等発令、また延期、いろいろ全国的にもなりまして、非常に関心のある質問内容でございますので、ご質問をさせていただきます。また、再度確認の意味もおきまして、ダブっとる質問もあるかもしれませんが、答弁のほうよろしくお願いいたします。 質問の要旨、岡山県も新型コロナウイルス感染症で3度目の緊急事態宣言が発令された。市としての対応を問うということでございます。 ①ワクチンの接種状況は年代区分でどうなっているのか。 ②2回のワクチン接種が終了する予定はどうなのか。国は11月までにみたいな話もありますが、その辺はどのようになっているのか。 ③市職員の接種状況はどうなのか。やはり不特定多数の市民の皆様との、相談窓口等、接触する機会もございます。やはり職員がしっかりとその辺はワクチンを接種して、感染防止、また重症化防止に努めないといけないと考えております。その辺の状況をお聞かせ願いたいと思っております。 ④感染者の年代別数値はどうなっているのか。これは昨日だったですか、答弁あったと思いますが、再度確認の意味でよろしくお願いします。 ⑤9月1日から学校が始まったが、児童・生徒に陽性者が出た場合、文部科学省のガイドラインに沿ってどのような対応をするのか。 ⑥こども園、保育園、放課後児童クラブはどのように対応するのか。これは、⑤の関連ということでございます。感染者が出た場合ということで、答弁をお願いします。 ⑦GIGAスクールの進捗状況は。当然、家庭内感染、また感染の確認の数値を見ますと、10歳未満なり、若年感染が増えております。そういったときに、児童・生徒、また保護者が感染したとき、濃厚接触の可能性も含めたら、学校に行けない場合、このGIGAスクールの構想を通して、例えばタブレットのほうでの授業とかということもできるように思ってますので、その辺の進捗状況も含めてお聞かせ願いたいと思っております。 ⑧ワクチン接種の3回目も報道されているようだが、市の考えは。これはニュース報道なんかで、2回目の接種以降、6か月ぐらいの間隔を空けて3回目の接種がということをニュース報道等で言われることもございます。5月の医療従事者等が接種を開始したと思うんですけども、そうすると、6、7、8、9、10、11月、要は今年中でもう6か月ぐらいたちます。医療従事者、3回目という話、その辺はどのように考えているのか。また、市民の皆さんの3回目、どのように考えているのかお聞かせください。 質問事項の2でございます。入札制度について。 建設業の担い手を守るため、公共団体の発注について、ダンピング対策を行うことが国の方針で示されている。市としての取組を問うということでございます。これ、東日本大震災が起こりまして、広域大災害になったときに、その災害の整備とか、いろんなことをするときに、重機が非常に足りなかった。これは地元の建設業を含めた業者が、不況のあおりを食って、重機とかそんなんを手放しとって、非常に災害復旧、復興が遅れた。そんなことを受けて、国交省なんかが担い手三法を含めた形で、建設業を守っていくような話が進んでまいりました。この入札制度、全国で多発する災害を受け、災害への応急対策をはじめとする地域の守り手として、建設業への期待が高まっている。公共工事は入札となるが、そうなると、契約を取るためには安い単価でしか受けられず、利益が出ない。そうすると、業者として経営が厳しくなり、ひいては地域の建設業が廃れることになる。地域の建設、応急対応能力を保持、育成するため、国においては公共工事品確法、建設業法、入契法の、いわゆる担い手三法を改正し、ダンピング対策の徹底など、公共工事に携わる事業者の適正な利潤の確保や建設業の担い手の中・長期的な育成、確保のための基本理念や具体的な措置を規定しており、その中で自治体に対して予定価格の適正な設定や低入札価格調査基準等の適切な設定など、公共工事の発注者としての責務も明確化されております。こうした観点から、市としてどのように取り組んでいくのかということで、①国土交通省の調査では、市は低入札価格調査制度を導入していないが、入札制度における品質の確保は。 ②低入札価格調査制度は導入しないのか。 ③市の入札制度は、国が定める基準に沿った適正なものとなっているのかということでございます。 1回目の質問を終わります。 ○議長(廣田均議員) 難波こども・健康部長。                〔こども・健康部長 難波彰生君 登壇〕 ◎こども・健康部長(難波彰生君) それでは、私のほうからは質問事項の1、要旨1の①②④⑥⑧について答弁させていただきます。 まず、①でございます。本市における新型コロナワクチンの現在の接種状況については、9月1日現在、1回目の接種を終えた方が2万3,746人で、国が公表している全人口に対する接種率でいいますと64.1%、これは接種対象者当たりで言いますと70.3%でございます。2回目の接種を済まされた方が1万8,996人で、同じく全人口当たりですと51.3%、接種対象者比では56.3%になります。年代別の接種率を見ますと、こちらは対象人口当たりの接種率ということになりますけれども、65歳以上の高齢者の1回目を終えた方が92.3%、50歳代が70.4%、40代が57.1%、30代が52%、20代が49.8%、10代が34.6%となっております。 2番でございます。当初想定していました接種計画は、国からのワクチン供給が削減されたため、7月以降、予約の受付を一時中止するなど、大幅な見直しをして実施をしています。8月16日から再開している集団接種については、9月6日から2回目の接種が始まっており、9月26日までに2回目の接種が終了する予定となっています。9月27日以降の接種計画ですが、接種するワクチンについては、先日県から二箱追加で配分され、計4箱、4,680回分でございます。これが9月の中旬から10月上旬にかけて配送される見込みでございます。この4箱の接種を早期に効率的に接種できるよう、現在、接種体制や日程について、邑久医師会と調整を行っておりますが、9月下旬の平日に1日と、10月から11月上旬にかけての土日、具体の日にちで言いますと、10月2、3、10月9、10、このあたりから土日に接種を始めたいと、集団接種で実施できるよう準備を進めています。この4箱のワクチンを接種した段階の接種率としましては、全人口比でいうと71%前後、接種対象者比率でいいますと約8割弱になると見込んでいます。2回目のワクチン接種の終了時期につきましては、他市の接種会場や職域接種で接種される方もおりますので、接種対象者8割前後の方は11月上旬までに2回の接種を完了すると見込んでおりますが、様々な理由によって接種ができなかった方がいた場合の接種体制については、国からのワクチン配分と接種希望者の人数を見ながら、十分に検討していく必要があると考えており、今後、邑久医師会とも協議をして、終了時期を決定してまいります。 次が4です。日々の感染症者の発生状況は、岡山県が県のホームページで公表をしています。市には公表された以上の情報が届いておらず、県が公表した情報で確認をしています。感染者の数につきましては、8月、1か月に95人の感染が確認されました。年代別割合では、10代未満が七人、7.4%、10代が26人、27.4%、20代が23人で24.2%、30代が九人で9.5%、40代が19人で20%、50代が五人で5.3%、60代以上が六人で6.3%になっています。感染者のほぼ半数が10代、20代という若い世代でございます。 ⑥でございます。こども園、保育園、放課後児童クラブにつきましては、保育所等は保護者が働いており、家に一人でいることができない年齢の子どもが利用するものであることから、原則として、緊急事態宣言下においても、感染の予防に最大限配慮しながら開所するということとされています。小・中学校においては、文部科学省より学校で新型コロナウイルスの感染が確認された場合の対応ガイドラインが示されたところですが、保育所等での新型コロナウイルス感染症への対応については、厚生労働省子ども家庭局保育課発出の保育所等における新型コロナウイルスの対応に係るQ&Aについてを各園に配布するなどして、発生時の対応を周知しております。園児や職員に感染者が出た場合には、感染者の状況の把握とともに、その行動履歴から濃厚接触者の範囲の確認を行いまして休園などの判断をしますが、この判断は保育所の指導や助言の下で行っております。また、園児が感染者の濃厚接触者に特定された場合には、登園を自粛し、家庭での保育をお願いしています。今後、国や県から新しい方針が示されましたら、その都度変更しながら対応していくという計画としております。 ⑧でございます。現時点で、国から3回目のワクチン接種に関する情報等は届いておりません。市といたしましては、現在実施をしております接種希望者への2回のワクチン接種を完了させるということを最優先で位置づけております。できるだけ多くの方が早期に2回接種を完了できるよう、引き続きワクチン供給に向けた接種を推進してまいります。 なお、その上で、国から3回目のワクチン接種の実施に関する情報が得られましたら、これまでの課題等も踏まえ、関係者と協議をし、実施に向けての準備をしていくという予定としております。 私からは以上でございます。 ○議長(廣田均議員) 松尾総務部長。                〔総務部長 松尾秀明君 登壇〕 ◎総務部長(松尾秀明君) 私からは質問事項の1、質問の要旨の1の③市職員の接種状況について答弁をさせていただきます。 市民病院と消防部局の職員を除いた職員になります。会計年度任用職員も含めた職員803人を対象に、9月1日現在でのワクチンの接種状況について調査をさせていただいております。調査結果を申し上げます。既に2回の接種が済んでいる職員が611人で76.1%、9月1日現在で1回の接種のみが済んでいる職員が90人で11.2%、9月1日現在、1回の接種を予約している職員が25人で3.1%、予約済みの職員を除いた未接種の職員が77人で9.6%となっております。未接種の職員が1割弱おるわけですが、一部の職員に聞き取りをしたところ、岡山市において30代以下の新規予約が8月30日からの開始というようなことがあって、予約ができていないというような職員もいましたということです。 私からは以上でございます。 ○議長(廣田均議員) 尾副教育次長。                〔教育次長 尾副幸文君 登壇〕 ◎教育次長(尾副幸文君) それでは、質問事項1、質問の要旨1、⑤⑦についてご答弁させていただきます。 質問の要旨⑤です。文部科学省からは、令和3年8月27日に新型コロナウイルスの感染が確認された場合の対応ガイドラインが示されました。その中では、特に緊急事態宣言対象地域等に指定された状況下で、学校における濃厚接触者等の特定や臨時休校等に当たっての考え方が取りまとめられています。学校で感染者が確認された場合は、校長が感染した児童・生徒の出席停止の措置を取ることや、教職員の場合は出勤をさせないように指示することが示されています。また、濃厚接触者と判断された場合も同様としています。この対応については、本市においても、今年度初めに市内幼稚園、小・中学校に通知し、運用をしているところです。濃厚接触者等の特定は、感染者が発生した小・中学校に保健所が聞き取りを行い、保健所が特定を行ってきました。今後、感染がさらに爆発的に増加した場合、学校等で校内の濃厚接触者等の候補者リストの作成に協力する場合が考えられます。教育委員会では、保健所が濃厚接触者等の特定を行うための聞き取りの内容や留意点をご提供いただき、健康づくり推進課や保健所と連携をして、協力体制の構築を図っていきます。また、学級閉鎖や学年閉鎖等については、校内、園内に感染拡大のおそれがある場合、学校園長が校医に助言を仰ぎ、教育委員会も情報共有して、学校園に対して指導を行い、学校保健安全法第20条に基づき閉鎖を実行することとしています。現在、教育委員会が幼稚園、小・中学校に示している対応フロー図等の見直しを進め、感染拡大防止に一丸となって取り組めるよう努めていきます。 質問の要旨⑦です。令和3年4月から市内小・中学校に一人1台端末を配置完了し、授業の中で学年の発達段階に応じて活用が始まっています。自分が育てている植物の写真を撮って植物の成長記録を残したり、グラフ等に書き込み等を行い、クラスの中で自分が考えたことを全員に共有し発表したりするなど、授業の中で文房具として一人1台端末を使う取組を進めています。また、自立的学習者の育成や新型コロナウイルス感染症拡大に伴う学校に登校できない事態に備え、希望する保護者の児童・生徒に対して端末の持ち帰りの実施を9月に行う予定です。端末の持ち帰りでは、遠隔での学習も期待されているところです。学校においては、これまで遠隔で学校教育を行った経験がないため、校内において遠隔通信システムを活用した始業式や終業式を行ったり、外部の方にゲストティーチャーとして話をしていただく取組を行いました。また、教育委員会の研修や校園長会を遠隔通信システムを使って実施することで、遠隔と対面とでの会の進め方や話し方、資料の提示の仕方など、様々な違いがあることに気づきました。これらの成果は、今後期待されている遠隔での学習にも生かされると考えています。学校での一人1台端末の活用を進めながら、各校の状況に応じ、端末の持ち帰りによる遠隔での学習を進めていきます。 以上です。 ○議長(廣田均議員) 田野副市長。                〔副市長 田野 宏君 登壇〕 ◎副市長(田野宏君) それでは、私のほうからは質問事項の2、質問の要旨1の①と②をまずまとめて回答させていただきます。 平成26年度に担い手三法と呼ばれている公共工事の品質確保の促進に関する法律ほか、計三つの法律について改正がなされ、受注業者が利潤を確保できるよう、適正な価格設定やダンピング対策を徹底するなど、建設業の担い手の中・長期的な育成、確保のための措置が規定されました。公共工事の請負契約は、地方自治法において予定価格の範囲内で最低の価格を提示したものと契約するのが基本であると定められています。ただし、品質の確保や公正な取引の維持の観点から、最低価格ではないものを落札者とすることができる制度として、低入札価格調査制度と最低制限価格制度があります。このうち、本市では現在、最低制限価格制度のみを導入しています。これは、品質の確保を図るため必要と考えられる額を最低制限価格として設定し、それを下回る価格を提示した者は失格とするものです。最低制限価格については、国が提示する方式によって決定しており、市としてはダンピング対策としては必要な対応を図っているとの認識でおりますので、ご理解をお願いいたします。 ただ、最低制限価格制度は、最低制限価格を下回ると必ず失格になるため、低価格での契約の抑止効果が高いことなどのメリットがある反面、適正な積算による価格提示であっても、最低制限価格を下回ると一律に失格となってしまうというデメリットもあります。このデメリットを補うことができる制度として、お話の低入札価格調査制度があります。この低入札価格調査制度は、一定額を下回る価格の場合は、低価格で受注できる理由の調査を行いまして、その提示額でも品質が確保できることや、各種の法やルールに従った上で、受注者及びその下請会社が適切な利潤を受けられることを確認できなければ、契約相手としては不適当とするというものです。その結果、不当な低価格での契約、すなわちダンピングを抑止する効果があるものです。この制度では、提示額が一定額を下回った場合に調査する必要があるため、契約の締結までに時間を要することとなります。なお、低入札価格調査制度を導入している他団体においても、価格のみで落札者を決定する入札方式ではなく、価格と品質の両方を評価して落札者を決定する総合評価落札方式の入札に限定して運用していることが多いようです。国の方針としては、正当な価格提示の範囲内で最低価格で契約できる低入札価格調査制度の考え方を主として提示し、各公共団体での導入、運用を促しており、今後、制度の導入について検討を進めてまいりたいと考えております。 続きまして、③ですが、入札制度については、先ほど答弁をさせていただいた公共工事の品質確保の促進に関する法律に基づき、各発注者の共通ルールづくりのため、全都道府県に全ての市町村が入る発注者協議会を国が設置し、各発注機関の入札制度の状況を調査し、共通のルールづくりのために必要となる措置などを話し合っています。本市においても、協議会の場で国、県、県内の全市町村と入札制度等に関して情報共有や問題点について話し合っており、適正な予定価格や工期の設定、歩切りの根絶、ダンピング受注の防止などに努めているところです。また、共通のルールとして、一般競争入札の拡大や総合評価落札方式の導入などがあり、本年6月から一般競争入札の対象を土木一式工事で4,000万円以上から2,000万円以上に拡大したところです。その他、適正な予定価格や工期の設定についても、県の基準などを参考とし、適宜取扱いを更新するなど適正運用に努めておりますので、ご理解願います。 私からは以上でございます。 ○議長(廣田均議員) 河本裕志議員。                〔9番 河本裕志議員 登壇〕 ◆9番(河本裕志議員) ③の市の入札制度は、国が定める基準に沿った適正なものとなっているのか。これはもうなっているということで。                (副市長田野 宏君「なっているということでございます」と呼ぶ) じゃあ、2回目の質問させていただきますが、まず入札制度について、先ほど副市長が答弁の中でおっしゃってました、総合評価落札方式ということの答弁の中、ありましたけど、これは低価格も含めて、市は導入しておりませんね。これを導入するというんか、これをどういうふうに考えているのか。また、導入方向で考えているのか、先ほどの低価格も含めてお答えください。 ○議長(廣田均議員) 田野副市長。 ◎副市長(田野宏君) 総合評価落札方式といいますのは、価格だけで評価していた従来の落札方式と異なりまして、品質を高めるための各種の評価項目を設定いたしまして、価格と品質を総合的に評価すると。そのことによって、予定価格の範囲内で総合的に優れた調達を行うことを目的とした入札方式です。総合評価落札方式による品質ということは、工事目的物そのものはもとより、工事の効率性だとか安全性、環境への配慮など、工事の実施段階における様々な特性、工事そのものの質なんかも含まれるものです。評価項目は案件ごとに設定することが可能ですが、同種工事の施工実績や工事の成績、それから施工体制、新しい施工方法や施工上の工夫などの技術点等を評価の対象とするのが一般的だということです。総合評価落札方式の入札においては、低入札価格調査制度で運用する方式となっておりまして、現在、市では総合評価落札方式をまだ導入しておりませんが、その導入に向けて考えておるところでございます。これからも、国から導入を求められている制度でございますので、低入札価格調査制度の導入も含め、本市の実情に合った制度設計ができるように調査検討を進めてまいりたいと考えております。 以上です。 ○議長(廣田均議員) 河本裕志議員。                〔9番 河本裕志議員 登壇〕 ◆9番(河本裕志議員) ぜひとも、地域の建設業、経営が厳しくなって、もう重機も含めて手放さないといけない。そこへ広域災害が起こって、いざ災害復旧、復興をしていこうとしたら重機もないというふうな、東日本大震災で見られた現状です。当時は公共工事より人にかけるという政権が立ってまして、そういう建設業が多く、悲惨な目に遭って、重機を手放さないと経営ができないというふうな形になりました。重機がなくって、災害復旧の復興も遅れてきたというのが現状でございます。それを受けてのこの担い手三法でございますので、どうかその辺のことはしっかりと地域の建設業を含めて、守っていただきたい。また、公正、適正に行っていただきたい、このように思います。 それでは、質問事項1のほうに移ります。 ワクチン接種状況、先ほど教えていただきました。2回目が9月1日で、56.3言うたんですかね。しっかりと、これはもう本当に1回より2回、2回受けて初めてワクチンの最大効果が得られるということでございますので、部長においては、ワクチンが来んことにゃあ対応できんというのは、私も十分分かっております。それは国、県の責任になってくるんかもしれませんが、ワクチンが届き次第、先ほど言われてました9月4日以降ですか、10月の上旬、土日も含めた接種、それからそれ以降の接種、11月末で完了予定にしている計画、それをしっかりと実行していっていただいて、接種対象者、2回、しっかりと接種ができるように、体制を取っていただきたい、このように思います。よろしくお願いします。 それから、職員のほうが803人の職員の中で、2回が611人、76.1%、これは非常にすごいなと思ったんです。思ったより、すいません、パーセンテージが高かったんでびっくりしました。もう本当に。でも、まだまだ接種をお待ちの方もおられるんで、そこはしっかりとフォローしていただきたいなと思っております。先ほど総務部長も、まだ市外の居住の方で予約もできてない方もおられるという話でもございました。その辺はこっちの瀬戸内市で接種可能なんですかね。その辺は、こども・健康部長、どんなんですか。 ○議長(廣田均議員) 難波こども・健康部長。 ◎こども・健康部長(難波彰生君) 職員の接種につきましては、これまでは急なキャンセルが出た場合、そういったときに職員に打っていただくような場合もございましたけれども、だんだんもう終盤になってきて、そのあたりが、それぞれの市町村で最終的に管理しながら打っていくという段階になってますので、今現在は市の職員を打つというのはあまりない状況になっております。 ○議長(廣田均議員) 河本裕志議員。                〔9番 河本裕志議員 登壇〕 ◆9番(河本裕志議員) 分からんでもないんです。接種対象者がまだおられるのに、予約あるのによそへ向けるということも分からんでもありません。とは言うても、職域接種というほうの観点から見ると、この市内での接種もええんではないかな。要はどちらが早く接種希望者に2回目の接種が終えられるかということも含めて、しっかりと調整を取りながら、お願いしたいなと思っております。大切なのは、やはり2回接種するということだと思っておりますので、よろしくお願いします。 それから、職員も含めて市内の接種者に1回、2回、副反応の状況はどんな感じですか、こども・健康部長。 ○議長(廣田均議員) 難波こども・健康部長。 ◎こども・健康部長(難波彰生君) 副反応といいますか、気分が悪くなる方とか、少し調子が悪くて救急搬送される方もおられますけれども、非常に件数としては少ない件数で、アナフィラキシーとなる方については確認されておりません。そういう状況でございます。 ○議長(廣田均議員) 河本裕志議員。                〔9番 河本裕志議員 登壇〕 ◆9番(河本裕志議員) 今後も消防本部の救急隊と連携を取って、対応をよろしくお願いしたいと思います。 それでは、学校の関係ですが、先ほど次長言われてました、文科省が児童・生徒等、または教職員の感染が判明した場合のフローチャートを出してますよね。それのこともおっしゃってました。ガイドライン、これ、学校で感染者が確認された場合の対応、これはガイドラインの中にありますよね。その内容は、当然先ほどおっしゃってました、令和3年8月27日の文科省の事務連絡の中にきっちり載って、どういうふうにするか。これは、マニュアルか何かで各校長に教育委員会のほうから伝達、きっちりされとんですかね。 ○議長(廣田均議員) 尾副教育次長。 ◎教育次長(尾副幸文君) 市内幼稚園、小・中学校、校園長、全てに周知しております。 ○議長(廣田均議員) 河本裕志議員。                〔9番 河本裕志議員 登壇〕 ◆9番(河本裕志議員) というのが、ニュースで、教員が感染しとるにもかかわらず、症状なかったからというてというのがニュース出てました。ほんまに大丈夫なんか、その辺はよろしくお願いしますね。まさか陽性者ということを分かっとって教壇立つというんか、学校に行くというんか、考えられんですよね。それというのは、やっぱし一人一人細部まで、教育委員会としてはちゃんと伝えとるよと言っても、本人にその意味が伝わってなかったら、やはり伝えたことにならんと思うんで、その辺はしっかりとよろしく確認も含めてお願いします。 それから、濃厚接触者等の特定ということでもありますが、これはどのようにお考えですか。 ○議長(廣田均議員) 尾副教育次長。 ◎教育次長(尾副幸文君) このガイドラインに示されております濃厚接触者等の対応ですが、緊急事態宣言下、もしくはまん延防止地区の指定区域において、濃厚接触者の判定に対して、保健所等に協力の要請があったということになります。当然、この事態におきましての対応となりますんで、保健所等との協議の上、こども・健康部の健康づくり推進課等とも協議の上、きちんとした対応をしていきたいと思います。 ○議長(廣田均議員) 河本裕志議員。                〔9番 河本裕志議員 登壇〕 ◆9番(河本裕志議員) 学校、教育委員会等は保健福祉部局との関係機関と事前に保健所との協力体制について可能な限り相談をしてくださいというて、これは指摘されてます。相談してますかね。こども・健康部長、ちゃんと連携取ってますか、教育委員会と。 ○議長(廣田均議員) 難波こども・健康部長。 ◎こども・健康部長(難波彰生君) 教育委員会とこども・健康部のほうで現在どういう形でやっていくかという調整をしとるところです。実際、出た場合には、当然、保健所の直接の指導を仰ぎながら、こども・健康部と教育委員会のほうで範囲を特定して、濃厚接触者をこの範囲と決めて、PCR検査等をしていきたいと、そのように思っております。 ○議長(廣田均議員) 河本裕志議員。                〔9番 河本裕志議員 登壇〕 ◆9番(河本裕志議員) ぜひともよろしくお願いいたします。 先ほどのこども・健康部長の感染者の状況の中で、10代未満が七人ということで、これは非常に危惧しております。特に今の株は低年齢化しとるというんですか、先ほども言ってましたけど、二十歳未満がもう半分ぐらい感染実績として残っているというのがあります。昨日だったですか、これは既存の病気を持たれた10代の方なんですが、死亡されているという痛ましい報告もございました。そういった意味において、そういった年齢層のある教育委員会、しっかりとその辺を敏感に、また危機管理も含めた情報収集も含めて、しっかりとやっていただきたい、このように思うんですけど、教育長、どうですか。 ○議長(廣田均議員) 東南教育長。 ◎教育長(東南信行君) ありがとうございます。県の保健所のほうにそういうふうな情報が入った上で、市のほうからもそういうふうな情報を教育委員会のほうにいただくというふうな状況になっております。それ以前に、既に、例えば自分自身であるとか、それから家族の方にPCR検査、また濃厚接触者としてのご指定を受けたというふうなときには、学校のほうに事前に連絡をいただくようにしております。学校の校長がそれを受けた上で、教育委員会のほうに報告をしていただくというふうなことで、その時点でもう既にどういうふうに対応していくのかということについては、個別に判断をしながら、学校とも協議をしながら、保護者の方、または児童・生徒に対しての対応をしていくようにしておりますので、そのあたりのところは、もちろん健康福祉部とも、こういうふうな連絡が入りましたということで情報共有をしながら取組を進めていっておりますので、その点では十分に対応できているんではないかなというふうに思っております。 ○議長(廣田均議員) 河本裕志議員。                〔9番 河本裕志議員 登壇〕 ◆9番(河本裕志議員) よろしくお願いします。そういった中で、今だったらどなたが感染してもおかしくない状況でございます。どうしてもそういうことで、本人、もしくは家族の中から体調不良が連絡され、校長がそれを聞いて教育委員会なり保健所、またこども・健康部のほうに連絡が行くと。PCR検査したら陽性であったということになると、どうしても出席停止の判断をしていかないといけないということになります。また、その保護者にもどうするのか。逆のこともあります。保護者が感染したからその子どもをどうするのか。その辺のことについて、次長、どのように明確に、フローチャートもあるんですけども、お考えでしょうか。 ○議長(廣田均議員) 尾副教育次長。 ◎教育次長(尾副幸文君) 感染者が確認された場合のことをお尋ねだと思います。感染した児童・生徒については出席停止になります。それから、教職員に関しても感染した者には勤務の停止、それから濃厚接触者に特定された場合も、濃厚接触から14日間の間は学校には来ない、出席停止の取扱いとなっております。 ○議長(廣田均議員) 河本裕志議員。                〔9番 河本裕志議員 登壇〕 ◆9番(河本裕志議員) 先ほど、答弁の中でも濃厚接触者等の候補者リストというのも作成されるということに、これはそこの発生した校長、学校がするんですか、教育委員会がするんですか、こども・健康部がするんです。どこがするんですか。保健所がするんですか。 ○議長(廣田均議員) 東南教育長。 ◎教育長(東南信行君) 現時点では保健所のほうの判断を仰ぐというふうなことになっております。もう保健所が逼迫したときには、それをどのような形で濃厚接触者を特定しているのかというふうな手順について、今確認をさせていただいておりまして、そのあたりを学校のほうにお伝えをして、学校が判断をしていくというふうなことになろうかと思います。そういうふうになったときには、もちろん教育委員会のほうも学校のほうに出向いたりしながら、そういうふうなことの確認を一緒にしていくというふうな取組をした上で、そのリストを保健所のほうに提示をして、判定を、これでよろしいかといったことでの判定をいただくようにしております。 ○議長(廣田均議員) 河本裕志議員。                〔9番 河本裕志議員 登壇〕 ◆9番(河本裕志議員) そこに地元の地域の医療機関も関係してきますので、そことの連携というのもここに書いてありますので、しっかりと医療機関との連携も含めて、よろしくお願いしたいと思います。濃厚接触者の候補、また患者周辺の検査対象者の候補というのも、ちゃんときちっと、こういう文科省の通達にも出ておりますので、もう一回、その辺をしっかりとこども・健康部、また教育委員会が連携を取りながら、これは教育委員会だけじゃなくて、先ほどこども園とか保育園とかという形でこども・健康部も関わってきますので、ぜひともよろしくお願いします。 先ほどの答弁の中でもそう言って、親がもし感染しとって、PCRして、子どもはまだなってないけども濃厚接触者ということになると、14日ぐらい家におらんといけんと。そうなると、学校の授業というか、そんなんがなかなか厳しくなります。そういった意味では、遠隔授業というんですか、そんなんが必要だと思うんですけども、GIGAスクールの内容です。その辺は教育次長、もう既にツールというんですか、パソコンというんですか、それは各小・中学校、一人一人にお渡しできとんですかね。 ○議長(廣田均議員) 尾副教育次長。 ◎教育次長(尾副幸文君) 先ほどの答弁でも申させていただいたとおり、一人1台端末の配付は終わっております。今現在、一人1台配付した端末を、今家庭に持ち帰って、家庭で接続ができるかどうかという実証実験を…… ○議長(廣田均議員) 残り3分です。 ◎教育次長(尾副幸文君) 行っております。その後、もう一回、今度は学校からの双方向、それが受信ができるかというような実証実験を終えまして、オンライン授業であるとか、それから学校での発信だとかという運びになろうと思います。 ○議長(廣田均議員) 河本裕志議員。                〔9番 河本裕志議員 登壇〕 ◆9番(河本裕志議員) 家庭に持ち帰ってのネット環境の確認というのは大切です。ただ、親御さんも含めて本人が理解してちゃんとできればええんですけど、その辺のフォローを。というのが、6年生と1年、2年というたら、全然違うと思います。中学校になったら多分大丈夫だと思うんですけど、そこのところのフォローというんですか、その辺はどのようにお考えですかね。 ○議長(廣田均議員) 尾副教育次長。 ◎教育次長(尾副幸文君) 使い方に関しましては、今年度、1学期から、1年生から始めております。先ほども申しましたように、今、持ち帰り実証というのを行っております。実際に持ち帰って接続ができるかどうか、接続ができて、起動ができるかどうかというのを、各個人個人で確認してもらって、それができなければ、また学校に持ち帰ってどうするかという話になってこようと思いますが、そのように運んでおります。 ○議長(廣田均議員) 河本裕志議員。                〔9番 河本裕志議員 登壇〕 ◆9番(河本裕志議員) そのタブレットというんですか、パソコン見て、接続ができてないというのは確認できるんですか。というのが、親御さんも得意だったらいいんですけど、親御さんもちょっとよう分からんというんか、苦手じゃという人が、ほんまにできとんかできてないんか、子どもも含めて確認ができないと思うんですよね。そういったことも含めて、ICTの学習指導等を行うためのチェックリスト等も、ご存じだと思いますけど、文科省、出してますよね。そういった機材とそういう分が、これが1個できてます、これができてない、そういうふうなきめ細かなチェックというんですか…… ○議長(廣田均議員) 残り1分です。 ◆9番(河本裕志議員) フォローをしていっていただきたい、このように思うんですが、教育長、どうですか。 ○議長(廣田均議員) 東南教育長。 ◎教育長(東南信行君) ありがとうございます。先ほどおっしゃっていただいたように、発達段階によってはできることできないことが随分変わってくるというふうに思います。特に小学校の場合には、1年生の場合と6年生の場合では、道具として使うタブレットの使い方についても随分違いがあったり、それから家庭の中で、例えばお母さんの使ってるスマートフォンなんかを常に触ってる子どもとそうでない子どもとの違いも、当然あるというふうに思います。家に持ち帰って使うというふうなことの前に、まずは学校の中でそれが立ち上がっている状態、それからLANとつながっているという状態というふうなことが確認できるような学習を積み重ねていくというふうなことになろうかと思いますので、そのあたりもきめ細やかに取り組んでいきたいというふうに思っております。 ○議長(廣田均議員) 河本裕志議員。                〔9番 河本裕志議員 登壇〕 ◆9番(河本裕志議員) ぜひともよろしくお願いします。 以上で終わります。 ○議長(廣田均議員) 以上で河本裕志議員の質問を終わります。 ここで暫時休憩いたします。                午後3時53分 休憩                午後3時55分 再開 ○議長(廣田均議員) 再開をいたします。 以上で本日予定しておりました発言順序7番から12番までの一般質問が終了いたしました。 次の本会議は明日9月10日午前9時30分から引き続き発言順序13番から17番までの予定で一般質問を行います。 それでは、本日はこれをもちまして散会といたします。 皆さんご苦労さまでした。                午後3時56分 散会...