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12月05日-04号
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  1. 瀬戸内市議会 2019-12-05
    12月05日-04号


    取得元: 瀬戸内市議会公式サイト
    最終取得日: 2022-11-22
    令和 元年11月第5回定例会令和元年第5回定例会                   瀬戸内市議会会議録                令和元年12月 5日(木曜日)                ───────────────                出 席 議 員 ( 18 名 )     1番  岡     國 太 郎          2番  角  口  隼  一     3番  高  間  直  美          4番  日  下  俊  子     5番  布  野  浩  子          6番  厚  東  晃  央     7番  河  本  裕  志          8番  竹  原     幹     9番  平  原  順  二         10番  島  津  幸  枝    11番  原  野  健  一         12番  小 野 田     光    13番  石  原  芳  高         14番  馬  場  政  敎    15番  小  谷  和  志         16番  廣  田     均    17番  日  下  敏  久         18番  室  崎  陸  海                ~~~~~~~~~~~~~~~                欠 席 議 員 ( 0 名 )                ~~~~~~~~~~~~~~~                説明のために出席した者   市長      武 久  顕 也       副市長     田 野    宏   教育長     東 南  信 行       総務部長    岡 田    誠   危機管理部長  八 塔  圭 介       総合政策部長  松 尾  秀 明   市民部長    尾 副  幸 文       環境部長    奥 田  幸 一   保健福祉部長  青 山  祐 志       保健福祉部参与 入 江  寿美江   産業建設部長  難 波  利 光       上下水道部長  松 本  孝 之   教育次長    薮 井  慎 吾       病院事業部長  小 山  洋 一   消防長     高 原  正 利                ~~~~~~~~~~~~~~~                事務局職員出席者   局長      松 尾  雅 行       次長      岡    育 利   主幹      広 畑  祐 子       主任      本 山  泰 宏                ~~~~~~~~~~~~~~~                議 事 日 程 (第 4 号) 令和元年12月5日午前9時30分開議1 一般質問   質問通告事項(発言順序13番~16番)                ~~~~~~~~~~~~~~~                本日の会議に付した事件日程1                ~~~~~~~~~~~~~~~                午前9時30分 開議 ○議長(日下敏久議員) 皆さんおはようございます。 ただいまの出席議員は18名であります。定足数に達しておりますので、これより本会議を開きます。 それでは、議事日程に入ります。                ~~~~~~~~~~~~~~~ △日程1 一般質問 ○議長(日下敏久議員) 日程1、昨日に引き続き一般質問を行います。 初めに、発言順序13番、日下俊子議員の一般質問に際しまして資料配付を許可しておりますので、ご承知おきください。 それでは、日下俊子議員の一般質問を行います。 4番日下俊子議員。                〔4番 日下俊子議員 登壇〕 ◆4番(日下俊子議員) 皆さんおはようございます。 議長の許可をいただきましたので、元気に始めさせていただきたいと思います。どうぞよろしくお願いします。 質問事項の1です。防災について。 市ホームページの広報広聴、過去に寄せられた市長への手紙の防災・災害に、台風時の危機管理体制を強化してほしい。瀬戸内市でも大きな水害が出ると思います。市役所の高層階を避難所にしてはどうか、災害時の避難所の新設、増設を希望しますといった災害に対する多くの声が寄せられています。私が地域を歩いていても、一番多くの声をかけられるのが避難所の問題、そして防災無線の問題です。防災無線は先輩議員が得意とされてますので、次回にお任せします。 私はことし災害時期の前に、地域の人に何かあったときに、特に水害のときと地震のときにどこに逃げるか家族で考えてもらうためにもと考え、避難カードというものを作成しました。なかなか徹底はできませんが、一つの問題提起にはなったかなと考えています。私は玄関にぶら下げていて、逃げるときに首にかけて逃げられるようにしています。 要旨の1、本市の避難所の種類はとしています。 市ホームページにも掲載されていますが、市では指定避難所を牛窓地区に22カ所、邑久地区に24カ所、長船地区に19カ所指定しています。また、指定緊急避難場所を牛窓地区に16カ所、邑久地区に8カ所指定しています。そして、福祉避難所が12カ所、その中で3カ所の障害福祉施設はことし協定を結んだもので、すばらしい取り組みだと思っています。 そして、要旨2で取り上げている届出避難所制度については、市長への手紙の中で、7月の豪雨の際、総社市では避難場所の設置件数が倍以上あるように感じました。瀬戸内市に全人口が避難できる避難場所がありますでしょうか。災害時避難できる場所の新設または増設を要望しますという声に対して、このたびは市長への手紙にご意見をお寄せいただきありがとうございます。瀬戸内市に指定避難所は63施設あります。これら全ての避難所を開設すれば、瀬戸内市の全人口が避難できるように考えております。今後は台風接近時等に開設する避難所数の増加を検討しています。また、去年出されてたんですけど、来年度は届出避難所という市民が自主的に開催する集会所等の避難所を登録申請してもらい、この届出避難所に対して支援を行うことにより、避難所数をふやしたいと計画していますとの回答をされています。 要旨2で取り上げていますこの届出避難所については、うれしいことに私が通告を出した11月26日にホームページに掲載をされました。その前に探したときにはなかったのですが、速やかな対応に感謝をいたします。これらの避難所の認識が違うようでしたら、訂正をお願いします。 要旨の2です。届出避難所制度について問うとしています。 ①申請から登録までの流れはとしています。 ホームページに瀬戸内市届出避難所登録要綱がアップされましたが、申請から登録までの流れを簡単にご説明ください。 ②避難所として適切かどうかをどのように判断するのかとしています。 これについても簡単にお答えください。 ③市民が自主的に開設する避難所ということだが、市が行う支援の詳細はとしています。 届出避難所として登録していれば市民の判断で開設が可能なようですが、市とどう連携して、支援物資や市との連絡をとればいいのか等、お答えください。 ④制度の周知が足りてないのではないかとしていますが、11月26日にホームページにアップはされたのですが、それだけでは市民への周知は図れていないと思います。今後どのように届出避難所を呼びかけていくのかをお答えください。 質問事項の2です。新しい地域自治組織についてです。 地域自治組織づくりに向けてのこれまでの流れは、平成24年からの瀬戸内市まちづくり会議地域活性化部会で計6回の検討が重ねられました。そして、平成26年2月に提言書がまとめられ、近年合併を経験した多くの自治体で採用されている地域一括交付金の導入について検討をすることとし、現在自治会等へ支給している報酬、委託料、補助金等の予算を一括して住民自治組織へ交付する方法への移行を進めるとともに、一括交付金制度の支払いの前提となる地域計画の策定に対する支援策として、地域担当職員を設けることを提案するという提言がありました。そして、それ以降、導入に向けての事例調査、計画検討、市民への啓発が行われ、平成27年12月28日には瀬戸内市協働のまちづくり推進委員会設置要綱が定められ、17人のまちづくり推進委員が委嘱されました。平成28年2月28日には啓発シンポジウムが、9月、10月には市民フォーラムも開催されました。 瀬戸内市地域自治組織条例なるものを作成するような話も出ていましたが、今はどうも見当たりません。2018年には、協働のまちづくり推進委員会より地域課題への迅速な対応が求められていることなどにより、一括交付金の検討は今後必要に応じて行うという合意に至り、新たな自治組織の制度の導入と、それに伴う効果的な財政支援の方法を検討するということになりました。2018年には、新たな枠組みでのまちづくりや地域課題の解決に取り組むまちづくり協議会制度が提案をされ、牛窓は区単位、邑久はコミュニティ単位、長船は大字単位での組織が提案され、資金的支援としてまちづくり応援交付金が新設されるとの説明がありました。そして、2019年度に3協議会、2020年度に6協議会、2021年度に10協議会、2022年度に15協議会、2023年度には全ての20協議会の移行完了を目指すと説明を受けました。そして、今年度まちづくり応援交付金として440万円の予算が計上されています。 要旨の1、瀬戸内市まちづくり協議会制度について問うとしています。 ①進捗状況と今後の予定について簡単にお答えください。 ②2019年度はモデル地区3地区を選定するとの計画でしたが、モデル地区の選定状況はとしています。 ③まちづくり応援交付金の執行状況についてお聞かせください。 ④市の想定している協議会の枠組みは、牛窓は区単位、邑久はコミュニティ単位、長船は大字単位と統一感がありませんが、見直しをするお考えはあるかどうか、お聞かせください。 質問事項の3です。支援が必要な子どもたちの学習環境についてとしています。 要旨の1、支援が必要な子どもたちがふえているが、教室数の確保など施設面の整備を計画的に進める必要があるのではないかとしています。 お手元にお配りしたのは、瀬戸内市の小・中学校の児童数と学級数、そして支援学級のクラス数と児童数、空き教室の数です。通常学級の数は、以前と変わっていない学校もありますが、通常学級の数は減っている学校もあります。それ以上に、この数字を見て気づいていただけたと思いますが、近年支援学級の数がふえています。牛窓東、牛窓西小学校の支援学級の数が二クラス、邑久小学校が七クラス、今城小学校が二クラス、裳掛小学校が一クラス、国府、行幸小学校に四クラス、三中学校に二クラスずつです。もともと小・中学校は支援学級を考慮した学校のつくりにはなっていません。以前より普通学級数が減っている学校は、余った普通学級を利用して支援学級に対応しています。今後普通学級と支援学級の変遷をしっかり考慮する必要があると思います。 要旨の1です。支援が必要な子どもたちがふえているが、教室数の確保など施設面の整備を計画的に進める必要があるのではないかとしています。 以上で1回目の質問を終わります。よろしくお願いします。 ○議長(日下敏久議員) 八塔危機管理部長。                〔危機管理部長 八塔圭介君 登壇〕 ◎危機管理部長(八塔圭介君) おはようございます。 それでは、私のほうから質問事項1について答弁させていただきます。 まず、質問の要旨1についてです。 市では、被災者が一定期間滞在する施設で、施設の管理面や被災者の保護を適切かつ効果的に行える学校、公民館や体育館などを指定避難所、それから介助や見守りなど災害時に配慮を要するとする高齢者や障害者の方々が安心して避難生活を送ることができるための福祉避難所があります。 福祉避難所につきましては、社会福祉法人等と協定を締結しております。 また、この2種類に加えて、今年度より風水害などのときに地域の自主防災組織等が自主的に運営する届出避難所制度を制定しております。指定避難所等は、災害の種類により利用可能な施設を開設していますが、今後新しい施設等を含め見直したいと考えております。 次に、質問の要旨2でございます。 ①と②については、関連がありますのであわせて答弁をさせていただきます。 申請につきましては、まず届出避難所の登録の申請をすることができるものが自主防災組織コミュニティ協議会、町内会等でありますので、組織等から申請書を提出していただきます。提出の段階で、届出避難所としたい施設の住所や建築構造、建築年月日、それから収容人数等、そして開設の際に連絡の責任者や代行者を登録していただきます。判断につきましては、届出避難所としたい施設が、避難する市民が台風、ゲリラ豪雨等の災害から身を守ることができる立地等の条件により適切に判断し、登録となります。立地については、各種ハザードマップ等により各災害想定を勘案して判断することとなります。 次に、質問の要旨2の3についてです。 市の支援としましては、届出避難所として登録された施設に、事前に毛布、飲料水、アルファ米など必要に応じて救援物資を供与し、備蓄品として活用していただくこととしております。また、災害の状況によって、報告いただいている方を通じ、災害の危機等の情報を個別に連絡、提供することも考えております。 最後に、質問の要旨2の4についてです。 制度の周知につきましては、出前講座や市のホームページで制度の紹介を行っております。既に幾つかの組織では、申請に向けて組織内の調整に入っていただいております。今後は広報紙への掲載や今週12月7日に開催する防災リーダー養成講座などで周知を行い、より制度について知っていただき、地域防災力の向上につながるよう普及に努めてまいりたいと考えておりますので、ご理解のほどよろしくお願いいたします。 私からの答弁は以上でございます。 ○議長(日下敏久議員) 松尾総合政策部長。                〔総合政策部長 松尾秀明君 登壇〕 ◎総合政策部長(松尾秀明君) おはようございます。 私のほうから質問事項の2、質問の要旨1についてご答弁申し上げます。 まず、①についてでございます。 瀬戸内市まちづくり協議会制度は、これまでもご説明させていただいておりますとおり、新しい地域自治組織制度として、昭和の合併前の旧村単位や現在の小学校区単位、大字単位など、自治会より大きな地域で地縁による組織を形成していただくことを想定している制度です。今後人口減少が進み、地域行事の担い手が少なくなっていく中で、この制度の導入により現在の単独自治会では解決できない課題や、規模が大きな組織で取り組むほうが効果的に解決できる課題に対応していただくことを想定をしております。今年度モデル事業を実施することとし、新たな交付金や事務担当者としての集落支援員配置の予算を計上させていただいておりますが、ことし3月25日に開催いたしました協働のまちづくり推進委員会や、6月4日の総務文教常任委員会で制度内容について多くのご意見をいただいております。このため個別の地域の代表者の方のご意見を伺いながら、再度制度の内容の検討を行っているところでございますが、現在のところモデル地区による事業の実施には至っておりません。今月には協働のまちづくり推進委員会の会議を開催するとともに、個別に地域のご意見をお伺いしながら、引き続き制度内容の検討を進め、地域に十分ご理解をいただいた上で実施できる制度となるよう取り組んでまいりますので、よろしくお願いいたします。 次に、②でございます。 先ほども申しましたように、現時点でモデル地区として選定した団体はございませんが、今年度牛窓町の鹿忍地区からまちづくり協議会を立ち上げたいというようなご相談をいただき、現在は今年度中の組織立ち上げに向けて、助言など人的な支援をさせていただいているところです。まずは、新たな地域自治組織の立ち上げについて意欲を持っていただいております牛窓町鹿忍地区をモデルとして、組織形成や事業計画の立案等に対しましてきめ細かい支援に取り組んでいきたいと考えております。 鹿忍地区の枠組みや取り組みについては、他の地域にも情報共有を行うとともに、他の地域に対しても丁寧な説明や各地域の活動レベルに応じたきめ細かい支援に取り組んでいきたいと考えておりますので、ご理解をお願いいたします。 続いて、③でございます。 今年度は、まちづくり応援交付金を活用したモデル事業を実施することとして、まちづくり協議会への新たな交付金や集落支援員配置の予算を計上させていただいておりましたが、協働のまちづくり推進委員会での制度内容についていろいろ多くのご意見をいただき、再度内容の検討を行っているところです。現在のところ、今年度予算に計上させていただいておりますまちづくり応援交付金を活用したモデル事業の実施には至っておりません。 まちづくり応援交付金は、まちづくり協議会が実施するまちづくり活動や地域課題の解決の取り組みに対し交付することを目的として、上限はございますが、10分の10の交付金を想定しております。そのため地域課題解決のための複数の事業を組み合わせて実施することを条件と考えておりましたが、協働のまちづくり推進委員会におきましては複数の地域課題の解決の事業を実施するには交付金の金額が少ない、また人材が不足しており、現在の活動に新たな事業を追加で実施することはハードルが高いなどのご意見をいただき、制度の見直しを検討しているところです。引き続き現在の市民活動応援補助金のあり方も含めて、新たな交付金制度の内容の検討を進め、地域のご理解をいただいた上でまちづくり応援交付金を活用していただけるよう努めてまいりたいと考えております。 最後に、④でございます。 新しい自治組織制度の中心となるまちづくり協議会につきましては、これまでもご説明しておりますとおり、今後人口減少が進み、地域の行事の担い手が少なくなっていく中で、基礎自治会では対応できないような広域的な課題などに対応していただくため、旧村、小学校区、大字単位などのまとまりで設立していただくことを想定し、支援内容や組織の構成などを検討してきたところです。このようなことから、枠組みにつきましてはそれぞれの地域の実情に合ったものをご検討いただくこととしておりますが、今後もモデル地区での取り組み状況をもとに地域の意見を聞きながら、どのような単位や組織構成で協議会を組織すれば、より活動がしやすく、効率的な組織となるのか、引き続き検討を進めたいと考えております。 国におきましても、地域の生活や暮らしを守るための取り組みを小学校区や旧村のエリアで、自治会、婦人会、社会福祉協議会、農協など、既存の組織団体と連携し、持続的に実践する地域づくりを推進しているところであり、本市におきましても自治組織運営にかかわる市民の皆様が地域課題であると感じていることについて、市民の皆様と市との協働による新しい自治組織で解決を図っていくことが必要であると考えております。この制度が持続的な地域の維持に取り組んでいただくきっかけになればと考えておりますので、ご理解をお願いいたします。 以上でございます。 ○議長(日下敏久議員) 薮井教育次長。                〔教育次長 薮井慎吾君 登壇〕 ◎教育次長(薮井慎吾君) おはようございます。 それでは、私のほうから質問事項3の質問の要旨1について答弁をさせていただきます。 現在、園や学校での生活を通して、子どもの発達障害などを起因とする困り感を把握し、保護者や医療機関の理解と協力を得ながら支援計画等を作成し、それをもとに個々に応じた教育支援を行っています。また、発達障害や知的障害の専門的な支援を要する子どもたちに対しては、教育支援委員会の答申を受け、保護者の同意を得て小・中学校特別支援学級への入級ができるよう、幼稚園や保育園、こども園及び小・中学校において就学指導を進めております。 各園や学校において、昨年までは特別支援学級に関する就学指導を1年間で行っていましたが、支援を必要とする子どもの状況の把握や計画的な教育支援を行うことを目的として、今年度より2年間かけて行うこととしております。しかし……                (4番日下俊子議員「次長、施設面のというて聞いとんじゃから、的確に答えてください」と呼ぶ) はい。 それでは、続けさせていただきますが、支援を必要とする子どもの状況は、把握できるという状況にはありますが、その子どもたちや保護者の方が必ずしも特別支援学級の入級を選択するとは限っておりません。そういったことから、次年度の各校の特別支援学級の人数は、最終的に保護者の入級同意書が提出されて確定することとなります。そういったことから、教室数の確保については計画的に整備を進めていくというところにおきましては、少し進めていきにくいという状況にあるのが現状となっております。そういったところをご理解いただきまして、今後につきましては障害のある子どもたちが将来社会の中で自分の個性を生かしながら活躍できるために、今後も学校においての子どもたちの学習環境の整備を進めていきたいというふうに考えておりますので、ご理解をいただきますようよろしくお願いいたします。 ○議長(日下敏久議員) 日下議員。                〔4番 日下俊子議員 登壇〕 ◆4番(日下俊子議員) それでは、2回目の質問をさせていただきます。 質問事項の3、支援が必要な子どもたちの学習環境についてからいきます。 先ほど教室数はわからんのじゃという、要するにはご回答でした。きっと瀬戸内市の全小・中学校に言えることじゃと思うんですが、私がよくわかっている国府小学校を例に話を進めさせていただきます。 現在は5年生だけが一クラスなので、その余りの一クラスを支援学級として対応できているので、どうにか四クラスが確保できているような状況です。でも、本当に中を見ていただけたら、準備室であるとか教材室といった、ちょっと倉庫のような部屋を工夫して使っているのが実情です。 2015年10月に出された瀬戸内市人口ビジョンでも、今後市で一番人口が減らない、増加も考えられるとされてるのが国府地区だというような説明を受けましたよね。たしか現在も二、三カ所の住宅団地ができています。国府小学校は、来年度長寿命化が予定をされています。そして、国府小学校の長寿命化の設計予算が今議会に繰越明許補正されています。こうして私が心配するほどのことはなくて、既にきちんと計画されていることとは思いますが、万が一にもまだ間に合うのであれば、長寿命化も大切ですが、現在の一番の課題である教室不足への対応をしっかり入れていただきたい、そのために今回質問をさせていただきました。 もともと以前は支援学級という概念がなくて、そのようなクラスは今の小・中学校には用意はされていません。支援学級は、落ちついた学習環境をより必要とするマックス八人のクラスです。この時代が変わり、教育のニーズが変わってきている今、支援学級の対応は学校にとって喫緊の課題と言えるのではないでしょうか。長寿命化として、今あるままに直すことが大事というような話も聞きますが、手を入れるときにこそ、今のニーズに対応して改造、増築することも大切ではないでしょうか、お答えください。 ○議長(日下敏久議員) 薮井教育次長。 ◎教育次長(薮井慎吾君) ありがとうございます。 特別支援教室、そういった支援が必要な子どもたちについては、少しずつ増加しているというところが現状にあります。今までの対応といたしましては、先ほどご指摘いただいたように空き教室の活用であるとか、それ以外の部屋として持っていたものを特別支援教室に改造していくと。人数が把握できたり、教室が必要になったといったときに、緊急的に対応するといったようなことで進めさせていただいております。 先ほどお話しにありました国府小学校の改修につきましては、先ほども言っていただきましたが、現在大規模改造に対しての概略設計というものを進めております。学校のほうからも、特別支援教室のほうの整備を進めてほしいというようなことも聞いております。そういったことから、協議をしながら、どういった形がいいのかというところも進めておりますので、ご理解いただけますようよろしくお願いします。 ○議長(日下敏久議員) 日下議員。                〔4番 日下俊子議員 登壇〕 ◆4番(日下俊子議員) 協議はしていただいてるということですが、今の部屋数を変えることなく多目的教室を仕切って支援学級を何クラスかにするとか、食堂をいらうとか、そういう話じゃなくて、多目的教室も食堂も学校には必要なスペースです。そして、何より大きな部屋を仕切って使うような環境自体が支援学級にはなじみません。支援学級には、支援学級としてきちんと準備された部屋が必要だと思います。せっかく大きなお金をかけて工事をするときにこそ、ニーズに合った増築も必要だと考えます。今後人口の減らない地域、そういうところにこそ生きたお金を使っていただきたいと思うんですが、教育長、いかがですか。 ○議長(日下敏久議員) 東南教育長。 ◎教育長(東南信行君) ご意見をありがとうございます。本当に大切なことだというふうに思っております。 県下でも瀬戸内市の場合には、特別支援教育、特別支援が必要な子どもたちのことについての理解が広がっていったというふうなこともありながら、県下でも特別支援学級が多数設置をされているというふうな状況にあります。そういうふうなことも勘案しながら、適切に子どもたちが学習ができる、生活ができる環境を整えていくように、一生懸命努力してまいりたいというふうに思います。 ○議長(日下敏久議員) 日下議員。                〔4番 日下俊子議員 登壇〕
    ◆4番(日下俊子議員) 一生懸命努力というのはわかるんですが、本当に今あるところをとりあえず直して部屋数を確保するんじゃなくて、お金をかけて、長寿命化って、きのうもその話で大分いろんな話がありましたが、やはり長寿命化ということでお金をかけて直すときには、普通の家でもそうじゃないですか。子どもが何人生まれるかわからんでも、一応子どものこれぐらいはというて部屋数を確保して、家って建てるでしょう。増築するときには、こんな部屋も要るかなというて、ふやして建てるじゃないですか。せっかく来年から大きなお金を使って直していただけるのであれば、やはり今最低限必要な支援学級の数、そういうものは想定した上で、支援学級として設計をしたクラスをぜひつくっていただきたいと思うんです、教育長。長寿命化は、増築したらいけんとか、改築したらいけん、今あるままに直さにゃいけんというて言われるんかもしれんけど、お金をかけるということは、やはりニーズに合った直しをせんといけんと思うんです。そこを本当にきっちり子どもの要望、保護者の要望、学校の要望に応えていくというて、教育長、もう一遍言うてください。 ○議長(日下敏久議員) 東南教育長。 ◎教育長(東南信行君) しっかりと現状を踏まえながら、子どもたちの要望、保護者の要望、そして学校の要望をしっかりと聞き取りながら、改造について考えさせていただきたいというふうに思います。 ○議長(日下敏久議員) 日下議員。                〔4番 日下俊子議員 登壇〕 ◆4番(日下俊子議員) もうそろそろやめるんですけど、国府小学校には食堂の上がね、だから増築しようと思えばスペースがあるんです。だから、ちょっと補強もせにゃいけんかもしれませんけど、やっぱりそういうことを考えていただきたいんです。やはり増築をして、きちっとした支援学級としてのクラスを確保するという、そういう選択肢、もう今あるものを直すという選択肢だけじゃなくて、市長、今あるものを直して、とりあえずの体制を整えるんじゃなくて、必要があれば多少直してでもよりいいものにしていく、お金をかけるときにはそういう生きたお金のかけ方をしていただきたいと思うんですが、市長はどう思われますか。 ○議長(日下敏久議員) 武久市長。 ◎市長(武久顕也君) いろいろな可能性と、それからニーズをしっかりと酌み取りながら、教育委員会のほうで必要な対応をしっかり決めて、それに対して我々はどこまで予算がつけられるかというところで一生懸命金策に励むわけですけれども、子どもたちの学習環境というのは非常に大切だと思っておりますので、その気持ちはこれからも大切にしながら取り組んでいきたいと思います。 ○議長(日下敏久議員) 日下議員。                〔4番 日下俊子議員 登壇〕 ◆4番(日下俊子議員) ちょっとこれからもよく見ながら、何度も聞かせていただきたいと思います。 それでは、済いません、質問事項の1、防災についてです。届出避難所について。 ちょっとひとり言なんですけど、どうも最近大事なことが議会へ何も相談もなく、いきなり決まってるというか、議会の承認の必要なことだけが議会に上がってきて、承認の必要のないことはちょっと議会軽視なんじゃないかというような気がするんですよ、ちょっと小さな声でしゃべってますけど。市民に一番近いのは議員ですよ。市民の声を一番知っているのも議員ですよ。その議員に届出避難所とかという大事なことが、相談があってもいいんじゃないかと思うわけです。特に避難所のことなんかは、市民にとって一番気になるとこです。議員にも一番声をかけられるとこです。最近何か副市長に聞かにゃいけんらしいですから、副市長、いかがでしょうか。 ○議長(日下敏久議員) 田野副市長。 ◎副市長(田野宏君) おっしゃるとおりだと思います。 市のいろんな施策を決めるに当たっては、議会は車の両輪とよく言われますけれど、そういう意味でも事前に、よくそういう情報をお互いに交換しながら進めていく必要があると思います。以後気をつけます。 以上です。 ○議長(日下敏久議員) 日下議員。                〔4番 日下俊子議員 登壇〕 ◆4番(日下俊子議員) 届出避難所については、ぜひ所管の委員会でもしっかりもっと話をしていっていただきたいなと思ってますが、まず気を取り直して、届出避難所の運営についてです。 届出避難所の制度自体はとてもすばらしい、ありがたいことだと思っています。 お手元に要綱をお配りしていますが、第7条に届出避難所に市の職員の派遣は行わないとあります。そして、届出避難所の開設及び運営に係る経費は自主防災組織等の負担とするともあります。これ少し冷たくはないですか。 ちょっとお尋ねします。 市が避難所を開設して職員さんが対応していただいてますよね。職員さんの時間外の場合は、職員さんの手当は出ますか、総務部長。 ○議長(日下敏久議員) 岡田総務部長。 ◎総務部長(岡田誠君) 時間外は、管理職を除いてついております。ただ、特別職についても、日をまたいだりとか、深夜になった場合はついております。 ○議長(日下敏久議員) 日下議員。                〔4番 日下俊子議員 登壇〕 ◆4番(日下俊子議員) そうですよね。それなのにですよ、市民が協働で届出避難所を開設して、地域で助け合って地域の人を守るのに、市は、地域は自分たちで勝手にやってくださいと言ってるわけですよね。避難所を開設するようなことは、そんなに毎日あることではありません。届出避難所の母体となる組織が責任を持って開設するわけで、むやみやたらに開設するものでもありません。そこにはやはり何らかの気持ちが必要ではありませんか。届出避難所の開設に補助金の交付は考えていただけないのでしょうか。副市長、市長。 ○議長(日下敏久議員) 田野副市長。 ◎副市長(田野宏君) おっしゃるように、開設というのをどこまで読むかということなんだろうと思うんですが、そこへ設置する、備えておくものにつきましては市のほうで準備させていただくようになってるかと思います。その開設というのが作業という意味なんだろうと思うんですが、そういう場合はそれぞれの場所でやっておられる方が中心になっていただかないと、市の職員が行ってやるというわけにはいかないと思いますので、こういう規定になってるんだろうと思います。 以上です。 ○議長(日下敏久議員) 日下議員。                〔4番 日下俊子議員 登壇〕 ◆4番(日下俊子議員) 公の避難所には職員がずっと張りつかれるわけですよね。ほんで、届出避難所は地域の人間が張りついて、だから地域の人が勝手に来てるんだからといって、やはり開設をする責任者という人ができるように書いてあるので、そうしたらやっぱり責任を持って開設するからには、地域の人間がある程度張りついて地域の人をお守りするというような、これ制度だと思うんですよ。それに対して、職員はお手当が出るかもしれないというような話があった中で、地域の人間が届出避難所を開設した場合には自分らで勝手にやってくれと、そういう要綱ですよ、おかしくないですか。というんか、いや、やっぱりそんな年に何十回もある話じゃないですよ。本当に年に何回かある中で、地域の人が地域の人を守るのに何も出ないというんか、こういうことを本当は委員会できちっと話をした上で、要綱としてホームページにアップをする、ちゃんと表に出すというのでないと、こんなもん初めて聞いたものがこんな中身で、それでそれも私が通告を出した日にホームページに上がり、それで何かもう検討しとるところがあるような話も出とりますけど、何かおかしくないですか。やっぱりこういうことはきちっといろんなことを想定した上で、やっぱりこれはお手当を出したほうがええよとか、やっぱり補助金が要るよとか、そういう話もきちっとした上で上げないと、こんな要綱だけがぽっぽぽっぽ上がって、ほいで実際に、ええ、こんなん、本当にこんなんでええんですかというたら、何かきちっとした返答も返ってこないような、こんなやり方はおかしくないですか。 ○議長(日下敏久議員) 田野副市長。 ◎副市長(田野宏君) 避難所の話でございますが、普通避難所を市が開設した場合は市が運営していくわけですけれど、その場合でも基本的には避難者の方々が自主的にそこを運営するような形に今後なっていくかと思います。その一環というふうに考えていただいて、逃げられた方が、運営というのがどの程度のものになるのかもあるわけですけれど、そこで例えば備蓄しているものを出してみんなに配るとか、その程度のことなんだろうと思うんですが、届出避難所につきましては職員を派遣することができませんので、そういうことについては逃げてこられた方でやっていただくと。これはほかの避難所でも、基本的には全部が全部市の職員がやるとか、ボランティアがやるとかという話ではなくて、期間が長くなったりするような場合には避難された方が自主的にやっていただくようなことも必要になってきますので、これは短期の場合でございますが、市の職員が行けないということでございますので、そこは同じように考えて、逃げられた方でできることはやっていただきたいということだろうと思います。 以上です。 ○議長(日下敏久議員) 武久市長。 ◎市長(武久顕也君) 行政報告等でこういったものがつくられたということを報告をさせていただいとけばよかったのかなという思いはありますけれども、これまでも議会のほうからもご意見等をいただいて、速やかにこれを要綱としてつくったということでございます。 こういったものについての審議について、どのように考えていただくかということでありますけれども、私ども執行権とそれから事前審査と、こういったところをどのように役割分担をしていくかという部分もあろうかと思います。要綱について、全て議会の皆様にご審議いただくということにはなかなかならないということ、こういったところは私たちも細心の注意を払いながら、速やかな執行に努めてまいりたいと思いますけれども、今回はこのような形で、予算措置等を前提としたものではなく、要綱を設置をさせていただいたということでございます。 先ほど市役所の職員は給料をもらって、市民の皆様は給料も何も出ないのかというその議論になってくると、たとえコミュニティで活動していただいてるボランティアの方々であったりとか、そうした方々に、じゃあ市は有償のボランティアとして費用を出さないのかとか、そういったところも議論に私はなってこようかと思います。あくまでも今回は公助としての役割ではなくて、自助から共助、つまり地域の中で助け合いをしていただくということをこの制度をつくって円滑に進めていけるようにという、そのような思いでやらせていただいておりますので、当然必要な物資等については私どものほうで補給をさせていただくということはこれからも努めていかなければいけないと思いますけれども、じゃあ届出避難所に何日詰めたから幾ら手当を出しますとか、あるいはつかみで幾ら日当分としてお出ししますとかというような制度設計にはなっていないということ、またそれを行っていくということは非常にハードルも高くなるんではないかなということで、まずはそうした共助の力を高めていただくということを我々としても一生懸命ご支援をしていくということで考えておりますので、ぜひともご理解をいただきたいと思います。 ○議長(日下敏久議員) 日下議員。                〔4番 日下俊子議員 登壇〕 ◆4番(日下俊子議員) 市長が言われるのも確かではあると思うんです。だから、議員に要綱の相談はせんでええというて言われたんじゃと思うんですけど、やはり市民に一番近い議員ですよ。ほんで、やっぱりこういう市民に一番近い大事なことは、執行部と議会と一緒になって考えていかにゃいけんことだと思いますので、きちっとこういうことは相談をして一緒に考えさせていただきたい。議会として一緒に考えていきたいということですよ、こういうことはね。だから、そういうふうな運営にしていただきたいなと思うので、この要綱についてもぜひ所管の委員会でしっかり議論していただいて、よりよいものになるような形にしていっていただければと思います。 あと、先ほど金銭面のことについては、この次に出てくるまちづくり協議会の交付金とかというものともかかわってくる話になっていくのかなという、そういうことも加味した形で今後まちづくり協議会についても考えていっていただきたいなというところではあります。 じゃあ、最後に質問事項の2、新しい地域自治組織制度についてです。 部長、まず第一にお尋ねしたいのが、この地域自治組織制度ですが、この目的は行革でしょうか、それともまちづくりでしょうか。 ○議長(日下敏久議員) 松尾総合政策部長。 ◎総合政策部長(松尾秀明君) まちづくりだと考えておりますし、市民との協働であると考えております。 ○議長(日下敏久議員) 日下議員。                〔4番 日下俊子議員 登壇〕 ◆4番(日下俊子議員) もうありがとうございます。それが聞きたかったんです。 まちづくり協議会というのはまちづくり、私は実は先日、小浜市のまちづくり協議会の取り組みを勉強してきました。職員さんに同じ質問をしたら、即決でまちづくりですと返答をいただきました。そして、小浜市では今までの交付金プラス1地区60万円の特別交付金を出して、地域へ何度も何度も足を運び、住民に理解を求めたという話を聞きました。瀬戸内市でも今年度3モデル地区に先行の交付金が出る話がありましたが、私の地区では、実は私の地区はもともとそういう組織があります。なので、きちっとした地域をまとめる組織がある中、今回のモデル地区に手を挙げるかどうかというような話もしました。その中で出た声が、今回のモデル地区に手を挙げても今までと何も変わらんと、もらえるものもちっとも変わらんと、手間がふえるだけじゃったら手を挙げる意味があるかなというところで、うちとしてももうちょっと考えようやということになっています。こういった新しい地域自治組織を考えるということであれば、もっともっと市からの説明を、何度も何度も足を運んで市民に理解をしてもらうのが大変じゃったんじゃと言われようりましたけど、本当にそれぞれの地区にきちっと出向いて、理解してもらえるまで話をせにゃいけんと思うんですよ。それで、組織がないところには、こうやって組織を立ち上げてほしいというような話もきちっとしていかれにゃいけんと思うんです。やっぱり新しいことに挑戦するのであれば、きちっとした説明、それとやはり少しうまみがないとね。今までと何も変わらんというんじゃ、手を挙げにくいですよ。少しのうまみもあって、ほんならちょっとやってみようかというて思えるようなものにすべきなんじゃねえかと思うんですが、そこはお考えをお聞かせください。 ○議長(日下敏久議員) 松尾総合政策部長。 ◎総合政策部長(松尾秀明君) ありがとうございます。 昨年の3月に開催しております協働のまちづくり推進委員会でも出席していただいております委員の皆さんから、各団体の会長さんとかご出席いただいておりますが、先ほど言われましたように、今回お示ししとる交付金の額が1地区40万円では、今やっとる活動が縮小せざるを得んというようなところも聞いております。そういったことも含めて、金額であるとか、それから組織についても、先ほどは鹿忍のお話をさせていただきましたが、そういったところは個別に話をさせていただいております。 また、邑久地域でのコミュニティの協議会の会長さんのとこにも個別に足を運んでご意見を伺いながら、丁寧に今説明もさせていただいておるところですが、より一層丁寧に、この事業が前に進みますよう努力してまいりたいと考えております。 ○議長(日下敏久議員) 日下議員。                〔4番 日下俊子議員 登壇〕 ◆4番(日下俊子議員) 今の枠組みの話ですけど、今は牛窓が区制度、邑久はコミュニティ制度、長船は大字、今の瀬戸内市の現状としては多分これが一番取っつきやすい枠組みだと私も思います。ただ、こういった新しいことを始めるのに、取っつきやすさが大事でしょうか。やはりこれをこれから先ずっと続けていくに当たって、公平性だとか、平等性だとか、余りにも枠組みが違うと、どこかで不公平が生じたり、つまずきは起きないでしょうか。確かに今提示されてるのが一番まとまりやすい枠組みだと思うんです。でも、それでも難しいところはあるかなとは思うんですけど、今の枠組みで本当に大丈夫かなという心配も正直あります。牛窓の区制度と邑久のコミュニティ制度は似たような枠組みかなと思うんですが、長船の大字制度というのが余りにもほかとちょっと隔たりがあるような、そんな気がしています。だから、これが同じ平等な運営がこれからできていくのかなというのが、ちょっと本当に心配なところはあるんですが、その辺は懸念ないですか。 ○議長(日下敏久議員) 松尾総合政策部長。 ◎総合政策部長(松尾秀明君) 先ほど言いましたようにまちづくりだと考えておりますので、こちらからこの枠じゃないとだめということの押しつけにはならないかなとも考えております。その大字の中で連合町内会であるとか、そちらの活動のほうがしやすいというんであれば、それもありかなとも考えております。必ずしも全てがこうということではなく、柔軟に対応していきたいとは考えております。 ○議長(日下敏久議員) 日下議員。                〔4番 日下俊子議員 登壇〕 ◆4番(日下俊子議員) 何かますますすぐにでもやるというような話が、だんだんだんだん迷走してきて、より心配になってきますよね。これについても本当に議会としても、市民と一番近い議員、議会として、やはり所管の委員会でしっかり執行部と話をしていっていただきたいと思いますので、以上で終わります。ありがとうございます。 ○議長(日下敏久議員) 以上で日下俊子議員の質問を終わります。 ここで10分間休憩いたします。                午前10時24分 休憩                午前10時34分 再開 ○議長(日下敏久議員) 再開します。 休憩前に引き続き一般質問を行います。 次に、発言順序14番、平原順二議員の一般質問を行います。 9番平原順二議員。                〔9番 平原順二議員 登壇〕 ◆9番(平原順二議員) おはようございます。 3日目になると、もう職員さんも少しだってきとるし、我々もだっとりますから、できるだけ簡単に。                (「だってねえ」と呼ぶ者あり) だってねえ。 ほんなら、福岡がうまみのある話をしましょうか、少しね。 議長の許可をいただきましたので、一般質問を行います。 1番、瀬戸内市の表彰規程について。 これは去年の9月議会で一般質問をしたと思いますけども、いろいろ調べると言ようりましたから、きょうはいい答えが出るんかなと思うて安心しとりますし、先日私もこれをするために、備前市、岡山市、赤磐市、皆調べてきました。たまたま岡山市が、民生委員と三つの何か委員会、3年ごとにかわる、3年で表彰するんですね、会場で。それをフェイスブックへ載せとって、瀬戸内市は何もねえなという人がおられたんです。それをすると瀬戸内市、我々が住んどって、議員をしよって、やっぱり寂しい思いがしますね。これは一応市長には、名前が出とりますから、お答えを、結果を教えてください。よろしくお願いいたします。 それから、刀剣文化の振興について。 (1)番、具体的な方策や構想があるのか。 2番、刀工などの職人の育成や技術の伝承について、どのような方策があるのでしょうかということをお聞きしたいと思います。 1番でございますけども、国宝一文字(山鳥毛)を瀬戸内市が里帰りさせようと、昨年から市を挙げて、市内はもとより県内外、外国の方にもご寄附をいただき、購入資金が、いろいろな手法、イベントを通じてご尽力されております。市長には、ほんまこの席をかりますけども、頭が下がる思いでございます。ご苦労さまでございます。 まさに刀剣伝統文化の振興や人材育成をし、瀬戸内市を岡山県、日本、世界に誇れるまちにしていこうとする莫大な仕掛けでございますけども、共感し、私も微力ながら協力していきたいと考えております。いろんなところへお願いに行って、ちょろっと行くと5,000円出して2年間の券がもらえる、ぜひ持って帰ってください。もらうのはええんですけど、また市役所へ来にゃいけんのですね、その日に。私が持っとったら使いますから。ただ、住所を書いてもらって、名前を書いてもらって、電話番号を書いてもらって、次の日には必ず市役所へ持って行きますけど、本当皆さん関心がすごい強いんですね。いろんな方からご協力願って、この席をおかりしましてお礼を申し上げます。よろしくお願いします。 要旨の2、市内に一生懸命、刀を打たれる刀工の皆さんや部品をつくる職人の方、この方が、せっかく山鳥毛の国宝を瀬戸内市に買ってあっこへ展示しても、仕事がなくなって、技術ができなくて、博物館にいられなくなってやめられる方が恐らく出てくりゃあせんかなと思うんです。これを私は一番心配しとるわけであって、国の応援隊、そういう方にでも協力していただいて、せめて1カ月の給料が少しでもいただけるならば、1年か2年か3年かわかりませんけども、そういう応援隊を募集をするお考えが執行部の方にあるかどうか。今いらっしゃる職人さんがどういうお返事をするかわかりませんけど、我々は苦労しとるという話が出るかもわからんし、でもこのままほっとっては、これが、職人さんが長船刀剣場からおらなんだら困りますもんね。そこら辺も考えていただいて、市長のほうでどういう策を考えていっとるのか、お考えをお聞きしたいと思います。 これで第1回の質問を終わります。 ○議長(日下敏久議員) 松尾総合政策部長。                〔総合政策部長 松尾秀明君 登壇〕 ◎総合政策部長(松尾秀明君) それでは、私のほうから質問事項1につきましてご答弁申し上げます。 現在瀬戸内市におきましては、瀬戸内市表彰規程に基づき、市の自治の振興と公益の増進に功労があった方に対する功労表彰と、善行が顕著で市民の模範とするに足る者に対する善行表彰を市長からお贈りしております。市民のこれまでの功績や善行に対して市長が表彰することは、表彰を受けられる方々にとって大きな励みになることも考えられますが、表彰を受けられる方が不公平な状態とならないよう、公職以外の対象者を把握する手段であるとか、公職以外の基準として功績期間や内容などを細かに決める必要があると考えております。そのため推薦方法であるとか、周知方法などの内規を設ける検討をいたしておるところです。今年度中に内規等の整備を行い、来年度には運用ができるよう取り組んでまいりたいと考えておりますので、ご理解をいただきますようよろしくお願いいたします。 以上です。 ○議長(日下敏久議員) 東南教育長。                〔教育長 東南信行君 登壇〕 ◎教育長(東南信行君) 私のほうからは、質問事項2、質問の要旨1、2の答弁をさせていただきたいと思います。 要旨1についてです。 市議のほうからおっしゃられるとおり、日本刀は瀬戸内市を代表する世界に誇れる歴史文化であるというふうに認識をいたしております。しかしながら、現在瀬戸内市が有する日本刀などの貴重な文化財の振興において、その具体的な方策や構想がないというのが現状でございます。日本刀やその他貴重な文化財をいかに保存、伝承し、活用するかについては、今後文化財保護法の改正に基づいて規定をされました文化財保存活用地域計画の策定の中で、そのあたりをきちんと見定めて推進をしていきたいというふうに考えております。 続きまして、要旨2です。 日本刀製作にかかわる技術については、備前おさふね刀剣の里の工房を活用し、技術の普及啓発を図るとともに、職人の育成、伝承を図っております。また、備前長船刀剣博物館では、昨年から職人の技術をテーマとした体験イベントを開催し、広く普及啓発を行っております。今後とも備前おさふね刀剣の里の工房を活用し、技術の普及啓発を図るとともに、職人の育成、伝承を進めてまいりたいと考えております。 また、先ほど申し上げました文化財保存活用地域計画の中でも文化振興として刀剣の振興を位置づけ、取り組みをさらに進めることも考えてまいりますので、ご理解を賜りますようによろしくお願いいたします。 ○議長(日下敏久議員) 武久市長。                〔市長 武久顕也君 登壇〕 ◎市長(武久顕也君) それでは、私のほうからも答弁をさせていただきます。 質問事項の2について、刀剣文化の振興をどのように図っていくかという点でございます。 こちらは瀬戸内市の備前長船刀剣博物館を中心として、現在刀鍛冶の方が、間違いがあるかもしれませんけれども、私が把握している限りは7名の方が瀬戸内市内におられます。こうした方が伝統技術の継承、保存に大きく貢献をしていただいてるという点は、議員がご指摘のとおりだと思います。こうした皆さん方が非常に経済的にも厳しい状況がもしかしたらあるかもしれない、あるいは駆け出しのころにそうした方が志し半ばで諦めることのないように、どのように支援していくのかという点で、どのような市としての支援策ができるかという、そのようなご提案の趣旨だと思います。 考えてみますに、例えば新規就農者に対しての助成制度とかというのは一定額、一定期間の支援が受けられたりとか、漁業者についても同様だと思いますけども、そうした制度が一方であったり、あるいは先ほどお話しの中にございました地域おこし協力隊、こうした制度もあったりということで、類似の制度も幾つかの分野で見られるということ、これが刀の伝統文化、これを継承していく職人さんたちに何とか使えることができないかという、そのような趣旨だと思います。これらは既存の職人の皆さん方がどのようにお感じになるかということ、自分たちの職域が狭められてしまうんじゃないかというような話ももしかしたらあるかもしれない。そういう状況の中でやはり大切なのは、そうした需要をちゃんとつくっていきながら、そこでもっともっと職人さんの数が必要になってくるというような経済の循環をつくっていくということが大切だろうと思いますのと、あわせてどうせだったら、刀鍛冶になるんだったら、あるいは刀に携わる仕事をするんであれば、よそのまちに住むんではなくて瀬戸内市に住んだほうがメリットがあるというふうに思っていただけるようにしていくということ、こういったとこを総合的に考える必要があるんじゃないかと思いますので、そうした面で申し上げますと、先ほど教育長が答弁させていただきましたように、文化財の保存活用の地域計画、こうしたものを策定をしていく中で、どのように伝統技術の継承を図っていくかという観点から議論していくのは必要なことではないかと思いますので、少し制度の設計を今後検討させていただければと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。 ○議長(日下敏久議員) 平原議員。                〔9番 平原順二議員 登壇〕 ◆9番(平原順二議員) それじゃあ、表彰規程について。 松尾部長も少年野球をしょんか。何年しょん。もう恐らく20年ぐらいしょんじゃねえん。一回でも市から表彰規程、もろうた。市の職員じゃから表彰規程がねえわけじゃねえでしょうから。 ほんま、もうちょっと考えてせんと、ああ、議長もそうじゃな。議長を言うのを忘れとった、怒られる。 ○議長(日下敏久議員) 県からいただいてます。 ◆9番(平原順二議員) 県からもろうとるけど、市からはねえわな。 きょうも傍聴の方がいらっしゃいますけども、傍聴の方も一生懸命国体のほうでお世話をしたり、それから小野田議員の近所には服部さんという銀行を定年退職して部落のために一生懸命やられとる方、そういう方がいっぱいいらっしゃるわけですよ。市からの行政委員、土木委員さんは何ぼかでも年間に少しでも給料をもらようりますから、私はまだええ思うんですね。福祉委員さんなんかは一銭もないですよ、社協のほうは。それでもやっぱり2年の任期があって、なかなか見つからんから、4年したり、8年したり、10年したり、これは保健福祉部か、担当は、社協は。そこら辺もよう把握をして、市長の表彰状を出しても知れとるでしょう、金額的に。それで、市民が喜んで、また次の人に、ああ、五、六年したらもらえるよと、もらいてえからすんじゃねえとは思いますけども、今日下議員がうまみの話をしょうりましたけども、お金がかかる、こりゃあ知れとりますよ。前日ちょっと教育長に話をしましたけども、牛窓のほうでも、牛窓の小学校へ行って朝鮮通信使だとか、だんじりだとか、20年事業に行きょうる人がいらっしゃるわけですよ。その彼に聞くと、いや、そんな話は一回もねえと。 もうちょっとやっぱり頭の中へ入れて、誰がどういうふうなボランティアでこの市へ対して応援をしてくれよんのか、これは調べるべきだと思うんですね。私もそうですよ。連合町内会へ30年ですよ、ばかみたいに。そこら辺をきちっと、松尾さんのことを言いましたけど、松尾さんがたまたま目に入ったから今言うたんで、松尾さんも申請を、どこからこれは出るの、スポーツは。答弁をどうぞ。 ○議長(日下敏久議員) 松尾総合政策部長。 ◎総合政策部長(松尾秀明君) ありがとうございます。 私のあれはあれですけど、先ほどもおっしゃっていただきましたように、教育委員会の所管する部分であるとか、保健福祉部が所管する部分であるとか、もういろいろあると思っております。表彰規程については、うちの所管ではありますが、それぞれ横の連絡をしっかりとりながら、基準を設けて漏れなく不公平感の感じが出ないようにしっかりと把握に努めて表彰ができるよう、済いませんが、来年度には運用できるようにしていきたいと思いますので、ご理解いただけたらと思います。 ○議長(日下敏久議員) 平原議員。                〔9番 平原順二議員 登壇〕 ◆9番(平原順二議員) もう安心して、この質問を終わります。 消防長もやっぱりそうですよね。事故があったり、火事があったり、救急車の、皆さんほんま電話すりゃあ電話賃が要りょんですよね、皆。そうやって皆さんが一生懸命しょんじゃ。私もこの間、もう私はよろず相談というて事務所の中へ、見えんやつがあるらしいんです、私の事務所は。近所のおばあさんやおじいさんがしょっちゅう来られる。インターネットでこんなもんが来たんじゃ、メールが来たと、どげえすりゃあええん、平原さん。もう瀬戸内署行くんですよ、持って。ほんなら、この文章は初めて見たと。これは福中で1,000万円取られた人、取られたというたらいけんのか、ひっかかった人というんか、その文章だったそうですけど、署長はすごいですね、私にすぐ感謝状を持ってきましたわ。ありがとうございます。欲しいから私は言よんじゃねえですけども。ああ、そうやって署長が一生懸命しょんじゃなと、うちの市長もしょんですよ。そこら辺もちゃんと職員さんが、執行部の皆さんがよう横の連絡をし合うて、ぜひともしてあげてください。皆さんが喜ぶこと、それでこれがもっと瀬戸内市が発展するために私はいい案じゃと思うんですけど、よろしくお願いしたいと思います。 山鳥毛のほうへ行きます。 さっき市長がちょっと言いましたけども、やっぱり我々が行ってみて。刀剣文化です、はい。やっぱり職人さんも大変だと思うんですよ。我々が行くと、平原さん、刀買うてんとか、どっか紹介してんとか。紹介しますよ、いろんな方にお願いしましたけども。大変だと思いますよ、生活も。ある人はもうやめて帰ろうかと思ようるとか、先月の11月24日に第27回の備前福岡の大市がありまして、包丁研ぎも来ておりましたけども、二人包丁研ぎに来とって、一人は研げますけども一人は包丁も研げない。ほんなら研ぐ人間が、もう議員さん、一人研げんから半分残ったと、来年の4月には今度は研げるかなというて言ようりましたけども、大変なんですね、ああいう技術を覚えるのが。これをどうしてでも何かして、応援隊でも何でもいいですから、市長のほうで頭をいろんなとこへ電線を張って、せめて1カ月に幾らかでも生活給ができるような方法があれば、伝統文化が残っていくんじゃないですかね。市長、もう一度ほんならどうぞ、よろしくお願いします。 ○議長(日下敏久議員) 武久市長。 ◎市長(武久顕也君) 検討させていただきたいと思います。 おっしゃる趣旨はよくわかりますので、そのあたりがみずからわざを磨き、そしてひとり立ちをしていくというところの邪魔になるような制度であるならば、それはむしろわざをきわめるためにみずからの厳しく、そのような部分が技術の向上に必要なのであればもしかしたら邪魔になるかもしれないですけども、そうではなくて、実際に非常に厳しい状況が少しでも取り除かれることが職人さんをふやして、そして技術の伝承に大きく寄与するということが見出せるのであれば、それは前向きに取り組んでいくだけの価値はあるんではないかなと思いますので、再度いろんな職人さんたちのご意見等もお聞きをしながら、その中で我々として何ができるかということを検討してまいりたいと思いますので、少しお時間をいただければと思います。 ○議長(日下敏久議員) 平原議員。                〔9番 平原順二議員 登壇〕 ◆9番(平原順二議員) 刀をつくるだけの応援隊じゃなくてもいいんです。刀をつくっていって、その後に刀剣博物館の学芸員になるとか、自分でつくったもんが今度は学芸員として仕事ができるでしょう。そこまでの手助けをするかどうか、私は使い道は何ぼでもあると思うんですね、国宝が入るんですから。岡山県のため、日本のために国宝を買うんですから。やっぱりそれのもりができる人ぐらいは、武久市長が一人ぐらいは自分の名前のついたそういう職員を、ありゃあ武久市長がしてくれたんじゃと、これはうまみの話じゃねえですけども、私これ副市長の名前を書いとる。副市長、どう思われます。何か言わさにゃ、すねたらいけんから。 ○議長(日下敏久議員) 田野副市長。 ◎副市長(田野宏君) この間、刀剣をつくる方の関係の会合に行ったときにお話を聞きましたら、一振りの刀を例えば40万円なら40万円で売ったときに、半分近くが研ぎ師に行って、あといろんな人が分けるということで、実際に刀をつくった人には余り入らないんですね。それを聞いたときに、これは本当おっしゃるように、大変だなというふうに感じました。 瀬戸内市が長船を中心に日本の刀剣の聖地を目指すということであれば、やはりそこはそれを支える人をどうにかして維持していくとか、支えていく必要があるというのはおっしゃるとおりだと思います。市長おっしゃってますが、何らかの形でそういうことができるように考えていかなきゃいけないと思います。 そういう中で一つ、もう一つの仕方としては、そこでお土産として買っていただけるような、ちょっと安いものになるかもしれませんが、していただいて、それを観光客もふやして、買っていただけるようなことも一つの案としてはあるのかなと思っております。何らかの形でそういうご支援できるようなことを考えにゃいけないと思っております。 以上です。 ○議長(日下敏久議員) 平原議員。                〔9番 平原順二議員 登壇〕 ◆9番(平原順二議員) もう石原さんが待ちょうるから早うやめますけども、やっぱり山鳥毛はすごいんですね。山鳥毛が1週間展示をしましたけども、その間福岡へ来た人は物すごい多いかったんです。へえで、スタンプラリーをしょったんです、あの当時。一文字さん、仲崎邸、イチゴ屋さん、この間寄附をもろとったバス会社、駅前のな。名前は言わんけども。もう福岡は多いかったんです。ちょうどだんじりが出る日じゃったんです。11、12じゃったかな、土、日。もうみんな若い女の子。私も嫌いじゃねえですから物を言います。ほんなら、どこへ帰られるんと言うたら、広島へ帰ると。時間がもうねえけえ、駅まで何分かかる、15分かかるでしょうな。うわ、間に合わん、ああ、乗せていってあげらあと。ほんなら、何をしょうられる方ですかというから、もう変なことしてませんと、市会議員ですとわしは言いますから。うわ、よかったわと。それがうれしいから5万円の寄附しますと。私、車のトランクからまた白い紙を出してお渡しをして、ついたかどうかは知りませんで、わしは見んから。絶対しますよ、そういう方がいらっしゃるんですね。おかげで私はえらい目しょうりますけども、土日休みなしで。ぜひとも瀬戸内市が発展しますように、そういうボランティアばっかしが、うまみのあるは要りませんけども、応援隊を一人でも入れて、市の職員として、学芸員になろうと、刀鍛冶になろうと、細工師になろうと構いませんから、教育長、最後ほんなら今の応援隊の件はどうですか。 ○議長(日下敏久議員) 東南教育長。 ◎教育長(東南信行君) 私どもの発想にはなかった部分だなというふうに思いながら、実は工房のほうに見学に来られる、先ほどの若い女性の話がありましたけれども、職人のわざを見て、ぜひ自分は弟子入りしたいというふうな声が上がっているようなことも話があります。既にもう何年か経過をして、毎月通って来られてる方もいらっしゃったり、それから私は北海道なんですけれども、ぜひ勉強したいというふうな声もあったりします。そういう場所を私たちが提供できていることがとてもうれしいなと思いながら、そういう方々を、じゃあどういうふうに援助ができるのかというふうなことを、なかなか発想はできなかったんですけれども、一つの切り口をいただきましたので、ぜひ関係の担当の部局とも相談をさせていただきながら、検討をしていきたいというふうに思います。ありがとうございます。 ○議長(日下敏久議員) 平原議員。                〔9番 平原順二議員 登壇〕 ◆9番(平原順二議員) もう最後になりますけども、やっぱり博物館が小刀をつくりょうりますね。物すごい人気なんですね。子どもさんと親子さんで参加をして、最後にはお父さんかお母さんかがそれを仕上げるんですよ。ほんなら、その親がはまるんですよ。あらあ、ええ仕組みじゃ思いますな。子どもは飽きますから。 へえから、今応援隊の三木君が紙の刀をつくってやりょうりますけども、これも人気がよくて、倉敷芸術大学の生徒さんが来て、うちの事務所へ見本を持ってきたんですけど、やっぱりさやが短かったんですよ。斜めにとったらもっと長うなって、格好ようなろうがと言うたら、物すごいようなったんです。その子も何か卒業して就職したそうですけども、一番いい思いができましたと。応援隊でもやっぱり役に立ちょんと立ちょうらんのがあるんかどうか、私はわかりませんけども、最後に松尾さんが市から表彰をいただけるようにご祈念をいたしまして、私の一般質問を終わります。ありがとうございました。 ○議長(日下敏久議員) 以上で平原順二議員の質問を終わります。 次に、発言順序15番、石原芳高議員の一般質問を行います。 13番石原芳高議員。                〔13番 石原芳高議員 登壇〕 ◆13番(石原芳高議員) それでは、議長のお許しをいただきましたので、通告に従いまして一般質問に入らせていただこうと思いますが、一般質問も3日目ということで、皆さんお疲れのことかとは思います。ただ、皆さんの顔もとが非常に明るいなという印象がしておりましたけれども、よくよく考えたらLEDに変えて、非常に明るくなって、もう本当僕も老眼が入ってるんですけども、老眼鏡がなくても見えるぐらい感謝しております。市庁舎だけでなく、市全体のこともよろしくお願いしたいと思っております。 それでは、最初の質問、3点出させていただいております。 一つ目は、生活道路の整備について。 質問の要旨といたしまして、一定の通行量があるにもかかわらず、長期間舗装などの整備を行っていない道路を把握し、対応する必要があるのではないかということで出させていただいております。 この辺のことは、産業建設部長、重々把握というか、できてると思いますけれども、余りにも穴があいたりとか、ひびが入ったりとかというときには、地域地域で土木常設委員、町内会長とかが要望して、パッチで埋めたりとか、全体的にもう傷んでしまっている場合には、舗装の計画を立ててやられていることは僕も重々存じております。ただ、道路というのは下に下水管があったりとか、水道管があったりとかということで、その工事、耐用年数が切れるころにはそこだけ切って、埋め戻して段差ができるという状態、当然新設の下水管も今設置しているような状態の中で、舗装がきれいになってるところ、それからそこだけを切って、幅だけ切って埋め戻して、よくよくはまた舗装を全体にするような計画ではあるとは思うんですけども、やはりその辺の段差ができて、ひびが入ったりとかというところが多数あります。 今当然お金が発生するというか、予算が絡むことなんで、なかなか全体をきれいにするということはできんとは思うんですけれども、本当にここに出しているように、もう何十年、30年、40年、全体的に舗装を直していないというふうなところも多々あります。 それから、これは警察の関係になるんですけれども、最近は通行量もふえて、交差点の白線ですね、右折レーンとか左折レーンの線ももう消えて、全然見えないようなところもいっぱいあります。その辺のこともきっちり把握して、警察に言うなりしていただきたいんですけれども、なかなかそれも予算が絡むことで難しいとは思うんですけども、今直している状態と劣化していく状態ですね、それがもうちょっと追いつかないような感じはして、そんなことを言うたら何もできないんですけど、これはパッチで一時的に穴を戻して補修するのもいいんですけれども、やはり計画を立てて、通行量の多いところは全体的な舗装をしていくべきだと考えております。その辺のことをどのように考えているのかということをお伺いします。 2点目、2点目もこれは産業建設部長産業建設部長におかれましては、鹿、イノシシから始まって、今度は、石原、外来の草のことまで言い出したと、非常に心苦しいんですけれども、これはちょっと問題提起として感じておりますので、出させていただいております。 国のほうでも生物多様性基本法をつくって、平成20年のことですけれども、やはりそういった外来植物、主に対策が必要な外来植物を何種か選定して対応すべきというスタンスをとっておりますけれども、昨今激甚災害が起こったりとか、こんな気温が高くて追いついてないのが現状だと思っております。私のは生活道路ということでこれ出しておりますので、葛とかアレチウリ、アレチウリというのは主に対策が必要な外来種の植物として、項目というか、これは指定されておる草なんですけれども、最近はシダ、ツタですかね、はってガードレールとかフェンスに、ご存じだと思うんですけれども、非常に成長も早く、もう生命力が非常に強い植物です。それが通行の支障、視界ですね、ガードレールに巻きついたりとかで、非常に通行の視界の阻害をしているということで、危機感というか、懸念をしております。ある程度伸びたりしたら、シルバーとか町内の有志の人が刈ってはくれているんですけども、その辺、先ほども申し上げましたとおり、最近非常に気温が高くて雑草が伸びやすいという状況の中で、産業建設部としてはどのような対応を考えているのかということをお伺いします。 それでは2点目、副市長の政治姿勢についてということで出させていただいております。 田野宏副市長におかれましては、1980年に岡山県庁に入られ、県民局長も歴任されて、約40年近く県政に携われて、1年間岡山県の観光連盟の専務理事を務められまして、1年間だけですけれども、縁があってこの瀬戸内市の副市長に就任されたということでありますけれども、議会でいろんな多くの議員が質問され、答弁されておりますけれども、我々議員はいろんな問題提起を議場でしているわけでありますけれども、副市長が就任されて、まだ4カ月、5カ月なんですけれども、副市長になられて、瀬戸内市に来られて、いろんな行政課題を感じておられると思うんで、副市長の個人的な意見でも構いません。おっしゃってくださったらと思います。よろしくお願いします。 それから3点目、市長の政治姿勢についてということで出させていただいております。 市長の政治姿勢ということで、今まで私、何回か政治姿勢についてということで質問させていただいてきた経緯がありますけれども、今までは確認というか、市長の本意をちょっと知りたいなというような感じで出させていただいておりましたけども、今回は若干というか、市長、いかがなもんかなという、ちょっと感が私の感想ですけれども。 というのも、最近山鳥毛の里帰りプロジェクトのあたりから結構議決が拮抗して、賛否が、もう1票で賛成とか、1票で反対とかというケースが多いように感じております。それは議会制民主主義で多数決の原理がありますので、その辺のことについてはあれなんですけれども、先般の議会で地方創生推進交付金の件で議会が修正案を出して、それが通って、一回は白紙に戻るというか、否決された状態の中で、また1カ月以内に議案を出されました。あれは国の交付金の関係とかいろいろあって、しがらみじゃないですけども、いろいろ制約があった話ではあるとは思うんですけれども、ある議案が否決されて、再議に付すのは当然権利がありますのでわかるんですけども、議会が修正案を出したものに対して、また出されたということに非常に私は、いまだにですけど違和感を感じております。どうしてもこれはやらにゃいけんのじゃという、市長は考えがあるかもしれんのですけれども、やはり二元代表制の中で執行権の市長部局と、こっち議決権ですね、その辺の関係で、議会がやはり否決したものは幾らかは議会のほうに従っていただくというか、というのも必要なんじゃないかなという気がしておりますので、最近の拮抗した──出しておりますけれども──ことに関しまして、市長の所見をお伺いします。よろしくお願いします。 ○議長(日下敏久議員) 難波産業建設部長。                〔産業建設部長 難波利光君 登壇〕 ◎産業建設部長(難波利光君) それでは、私のほうからは質問事項の1、要旨の1、2につきましてご答弁させていただきます。 まず、市道の管理というとこのご質問でございます。 先ほど答弁の内容のかなりの部分をご説明いただきましたので、改めて私のほうから市道の今の概要についてお示しすることも必要ないのかなと思いましたが、簡単に申し上げますと、今市が管理している市道でございますが、総延長が625.9キロございます。この中で舗装済みの延長が527.1キロ、舗装率は84.2%という状況でございます。国のほうからも道路施設の適正な維持管理、これについては市のほうで行政体のほうできちっとやりなさいということで、長寿命化計画の策定であるとか、というところを促されているとこでございまして、平成25年から3カ年かけて路面の状況を調査をし、その結果に基づいて瀬戸内市の公共施設等総合管理計画に基づく舗装の個別施設計画も策定しているところでございます。 この中で舗装の損傷レベルなどをランクづけをして、適宜年次的に計画を持って舗装しているところでございますが、なかなか限られた予算の中での対応ということで、総延長も大きくあることから、その年次的に行う距離も非常にわずかな距離しか進めないというところで、地域の皆様方には非常にご迷惑をおかけしてるというところだと思います。 先ほどもご案内がありましたように、部分的に舗装が損傷している箇所、個別計画で対応できない、拾い切れてない道路もあります。個別計画では一応車両が通行可能な2.5メーター以上の道路を中心として計画にのせておりますので、2.5メーター以下のいわゆる地元にある生活道、里道、こういったようなものが拾い切れてないという側面もありますので、こういった道路につきましては市のほうで個別に対応させていただいてるという状況でございまして、特に地元の方でありますとか、道路利用者の方々からの通報をお受けし、職員などで常温舗装材にて、先ほど言われましたパッチあるいはレミなどで迅速に補強をし、対応するようにしております。広範囲に及ぶ損傷については、補助財源が充てられないものが多うございますが、市独自の財源により舗装工事にて対応すると。今年度からではございますが、現場のほうで作業をしていただく、その維持補修の係員といいますか、職員を1名増員させていただきまして、対応もさせていただいていることで、なるべく地域のご要望にお応えできるような体制づくりにも引き続き強化していきたいというふうに思っております。 参考までに申し上げますと、国庫の補助を使って適正化事業債ということで、先ほど言いました個別計画にのってやってる事業費でいいますと、平成30年度で1億1,400万円、それから令和元年度、ことしが1億400万円、それ以外の舗装補修、これ部分的なパッチング処理でございます。これが平成30年度で430万円、令和元年度で、これは若干事業費を増額しておりまして1億4,500万円にて対応させていただいております。それに対応する形にはなりますが……                (「ちょっと今違うで」と呼ぶ者あり) ああ、済いません。1,450万円。                (「大丈夫ですか」と呼ぶ者あり) 済いません、ちょっと風邪ぎみでございまして、大変申しわけございません。 それに対応いたしまして道路の維持修繕料、これは市単独で行っておる事業でございまして、特に財源措置がないもので一般財源を充てての話になりますが、平成29年度と平成30年度が9,000万円で、令和元年度が9,500万円ということの予算化をしていただいて……                (「金額が違うことない」と呼ぶ者あり) 失礼しました。950万円。済いません、大変申しわけございません。 もう一度言います。29年度、30年度が900万円で、令和元年度が950万円の予算をお認めいただいて、個別に対応させていただいてるという状況でございます。 引き続きご質問にありますように、長期間舗装を行っていないような道路について期間を要している場合もございます。地元の方にご迷惑をおかけしているとこもありますが、しっかりと予算確保させていただきながら、適正な道路管理に努めていきたいと思っておりますので、よろしくお願いをいたします。 それから、続きまして通行に支障を来す外来種の草木への対策ということのご質問です。 市が管理する市道、先ほども申し上げましたように625.9キロでございます。地元の里道、あるいは地域に密着した生活道路などの草刈りにおいては、基本的には地元自治会の方々によって実施していただいておるのが現状でございますが、高齢化による地域事情でありますとか危険箇所など、今まで地元で実施していただいておきながら、さまざまな事情で地元で実施できないような箇所もふえてきております。こういった場所については要望書のほうをご提出いただき、優先順位をつけさせていただきながら、市のほうでも対応をさせていただいてるところでございます。 その中でご指摘の外来種も含めてございますが、沿道の草木については対応に苦慮しているところでございまして、主な対策としては、道路改良の際に道路路肩から1メーターほど防草コンクリートを施工するようにしておりまして、維持管理において、全ての市道に防草コンクリートというのを施工するのはなかなか困難ではございますが、対応可能な場所からそういう防草対策の工事のほうも今実施しているという状況でございます。ただ、先ほどもご案内ありましたように、草木などが原因により通行に支障を来す場所、あるいは見通しが悪くなっている場所、こういったところは市としても確認、道路パトロール等を行っておりますが、なかなか職員の目だけでは行き届かないところもございますので、ぜひ市民の皆様方、地域の皆様方からのそういうご意見をいただいて、可能な限り職員のほうで対応させていただきたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。適正な道路管理として草の伸びぐあいでありますとか、交通量も考慮しながらでございますが、これも予算の中で対応させていただきながら、最大限な効果が得られるように対応していきたいと思っております。 なお、先ほどご指摘いただきました外来種の植物対策については、特定外来生物による生態系等に係る被害の防止に関する法律、平成16年にでき上がった法律でございます。これが施行されていることもありますので、防除の対象となる特定外来生物、例えばオオキンケイギク、黄色いちょっと背丈が高く伸びるキク科の植物でございますが、こういったものが特定外来生物として指定されているようでございます。こういった植物が確認されれば、関係機関と調整しながら防除するということで取り組んでいきたいと思っておりますので、よろしくお願いをいたします。 私のほうからは以上とさせていただきます。 ○議長(日下敏久議員) 田野副市長。                〔副市長 田野 宏君 登壇〕 ◎副市長(田野宏君) それでは、質問事項の2、要旨の1でございます。回答させていただきます。 行政運営の課題はということでお尋ねいただきました。 具体的な施策につきましては、山鳥毛を初め、人口減少対策では子育て支援、特に保育施設の充実とか、観光振興ですと人を集めるだけではなくて、どのようにしたら地域がもうかるものになるのかとか、それからあるいは農業振興につきましても高付加価値化、あるいは販売方法、それから鳥獣被害対策とか、いろんな課題があるかと思います。また、地域交通につきましても、前島コミュニティバスの充実、そういうものがあったり、あるいはきょう議論もされましたが、新しい自治組織の問題、こういうものもあるかと思います。また、下水道の問題、新火葬場の問題とかあるかと思いますが、本日は遠慮させていただきまして、項目の羅列だけにさせていただいて、私の思いというか、感想についてお話しさせていただきたいと思います。 まず、4カ月間、きょうの印象でございますが、市長と職員間の風通しもよく、また職員の皆さんの資質も高く、市長の要求によく対応していると思います。ただ、市長が発案する施策を実現に向けて進めていくには、職員は通常業務の処理にも相当の労力を要しておりまして、そういう意味でスタッフの充実が必要かと感じております。そういう意味からも施策の実現に向けて、私がもっと関与していくことも必要かと反省しているところでございます。 また、スタッフということで言いますと、現在保健福祉部と教育委員会の事務所が長船と牛窓に分かれておりまして、さらに今議会でもいろいろとご指摘いただいておりますが、教育委員会や保健福祉部が関係する新たな組織をつくるということからも、業務運営あるいは監督等の面で工夫が必要になってくるんではないかというふうに考えております。 また、これは課題ということではございませんが、職員と予算に限りがある中で、子育て支援を初めとする地域課題への対応、産業の活性化を図るには、市民の皆さんや民間の力を生かして対応することが必要であるかと思います。組織によっては立ち上げから助走期間を財政面、運営面で支援すれば、自走して課題解決に取り組んでいただける組織も出てくるでありましょうし、また組織によっては市が直接取り組むより、効率的、効果的に取り組んでいただけることにもなるかと思います。当市では、既にそうした取り組みを始めていますが、各方面のご理解をいただき、一層の推進が必要であろうと思っております。 以上、職員体制の面から私が感じていることばかりとなりましたが、以上をもちましてご答弁とさせていただきたいと思います。 ○議長(日下敏久議員) 武久市長。                〔市長 武久顕也君 登壇〕 ◎市長(武久顕也君) それでは、私のほうからは質問事項の3につきまして答弁をさせていただきます。 賛否が拮抗した議案に対しての私の所見でございますけれども、まずはそうした状況になったことについて私どもの力不足をまず大いに反省をしなければいけないと思っております。その上で私どもの思いを十分にご理解、またご納得いただけるようなご説明ができていないという点、この点についておわびを申し上げなければいけないと思っております。今後私も含めた職員の説明力、答弁力の向上と、さらに事業立案に当たっての入念な準備、こういったことについて改善を図っていく必要があると考えております。 また、その上でそうした状況に至ったとしても反対を表明される場合もあろうかと思います。そうした反対を表明された意見につきましては、謙虚に耳を傾け、そして貴重なご意見として、そうした皆様のご意見、お気持ちを尊重した事業の推進に努めていく必要があろうかと思います。 振り返ってみますと、これまでにも賛否が拮抗した事例、事案というのは幾つかございました。                (「図書館とか」と呼ぶ者あり) はい。今おっしゃいましたように、図書館のことも思い出されるわけであります。あの状況においても修正議案が可決をされました。修正議案が可決をされた後に、その修正議案への賛成の意見として、あのときはたしか長船の図書館の基本的な整備の計画が具体的に定まっていないという、そうした理由を上げられまして、この修正議案に賛同された、こちらにはもうおられませんけれども、そうした議員さんもおられました。その後に、私どももそうした意見を重視をさせていただき、早急に具体的な方策について取りまとめをさせていただいた結果として、石原議員にはたしかあのときに原案に賛成をいただくような形で大変お世話になったことを覚えております。 先ほど私が答弁させていただきましたように、反対された意見に対して謙虚に耳を傾けるということは、まさにそうしたことだったんではないかなとも思い出されるわけであります。すなわち反対を表明された意見の中にも、いろいろなお立場、いろいろなお考えで反対、つまり修正議案に賛成をされる議員さんがおられるということだと思います。私どもは本当にありがたいなと思うことは、議会の皆様がそれぞれにいろいろな市民の皆さんの声を受けて、そして意見表明をされる、また態度をお決めになってらっしゃるということで、それぞれの議員さんが持たれてるお考えというのは一様ではないということ、こうしたところを一体どういったところに私どもの課題があるのかということをしっかりと聞かせていただくということ、そしてできる限りの対応をさせていただくという、そうした行政運営がこれからも求められるんではないかなというように思います。 先ほどの地方創生推進交付金の話にもかかわってくるわけでありますけども、石原議員からもこの修正議案への賛成の討論として、私どもには荷が重過ぎるという、そのような私どもも受けとめ方をさせていただきました。服に例えるとLサイズのものを着ようとしているという、確かにそういう部分もあるのかもしれないなということを私も感じました。 私たちが考えましたのは、議会の皆様からさまざまなご要望とかあるいはご意見をいただく中で、それを何とか実現にこぎつけたいというそのような思いで常におります。その際に、現在の財政状況の中で市の一般財源を使って、市民の皆さん方の税金を中心に考えていくだけでは、到底皆様からのご要望にお応えすることができない。そのような状況の中でできる方法があるとすれば、そうした外部の資金をうまく活用していくということ、そういったとこに活路を見出す部分というのは多々ございます。 そうした場合に国の事業をやるということは、まさに石原議員おっしゃるように、非常に難易度が高うございます。この難易度の高いものをやろうとしていくと、いろんなところになかなかうまくいかない部分というのが出てこようかと思いますけども、しかし私たちの、私も含めて職員の経験不足、また力不足のところがたとえあろうとも、できないからやらなくていいよということで過ごすのではなくて、やはりあえてそうした難易度の高いものに挑戦していくことで、職員のまた市役所の力量を高めていく、それが市民の皆様、議会の皆様のご期待にお応えする唯一の方法ではないかという、そのような思いは現在でも持っております。 いろいろな運営の中で、議会の皆様からいただいたさまざまなご意見を反映できるように、そしてそうした市民の方がおられるということをしっかりと受けとめながら、今後も謙虚な姿勢で市政運営に努めてまいりたいと考えておりますので、ぜひこれからもお気づきの点、またご批判等があれば、しっかりとご意見を賜りますようによろしくお願い申し上げまして、私の答弁とさせていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。 ○議長(日下敏久議員) 石原議員。                〔13番 石原芳高議員 登壇〕 ◆13番(石原芳高議員) それでは、再質問に入らせていただきます。 最初に、ちょっと順番は違いますけども、副市長の件から終わらせるというか。 副市長、ずっと僕も今回の議会で副市長の答弁とか態度というか、ずっと見させていただいておりましたけれども、タイプ的にちょっと優しいような感じなのかなという気がしております。ちょっと考えたんですけども、この議場の中で行政経験が一番長いのはもうぶっちぎりで副市長であります。経験も積まれていると私は思っております。もっと力を発揮していただきたい。やはり職員さん、職員さん上がりと言ったら、ちょっと言葉は悪いですけども、やはり職員の立場に立って考えられての答弁かなと思っておりますので、その辺期待しておりますので、よろしくお願いします。風通しがいいという表現がありましたけども、すげえ風がビュービュー吹きょんじゃないですよね、心地よい風が吹きょんじゃったら安心しますけれども、北風が余りビュービュー吹くような、職員と市長の間が、ちょっと私は懸念しておりますので、よろしくお願いします。もう一言お願いします。 それから、いろいろきのうの質問にもありましたけれども、SNSまでチェックされるんで、その辺のことも気をつけていただきたいなと思う。気をつけるというか、慎重になっていただきたいなと思っております。副市長。 ○議長(日下敏久議員) 田野副市長。 ◎副市長(田野宏君) いろいろとご忠告、ご激励とかいただきまして、ありがとうございます。 おっしゃるように、私はまだちょっと十分に皆さん方のお力になれてないんで、先ほども申し上げましたように、施策の実現に向けて、もっと関与していきたいなというふうに考えております。しばらくご猶予をいただけたらと思います。 以上です。 ○議長(日下敏久議員) 石原議員。                〔13番 石原芳高議員 登壇〕 ◆13番(石原芳高議員) よろしくお願いします。 難波部長、再質問に入らせていただきます。 難波部長、ちょっと体調が悪いようで気兼ねなんですけども、外来種の植物に関して、その対策に携わる主体が例えば市だったりとか、地方公共団体だったりとか、ある個人の団体であったりとかによって対応が変わるんですよね、なかなか難しい。国が定めたことなんで、やはり市が主体となって、その外来植物を駆除というか、外来植物に対して対策をする場合には、環境大臣の認可というか、後で報告とか、いろいろハードルが高いんです。そこまでしている地方公共団体とかはなかなかないんですけれども、なかなかハードルが高い。やはり言われたように、地域の方とかと協働でこういったものは対策していかないといけないと思っております。 だから、いろいろ防草コンクリートとか草刈りとかで対応はしてるんですけども、生命力が強い植物なんで、やはり根まで枯らさないとなかなかこれは難しい問題かなと思っております。その辺のことに関してはどのように考えられとんか、お願いします。 ○議長(日下敏久議員) 難波産業建設部長。 ◎産業建設部長(難波利光君) この外来植物対策というのが最近取り沙汰されてきたといいますか、注目されてきている一つの要因として、生態系への影響というのが上げられるのかなと。特に河川管理の中で、河川敷でありますとか堤体、そういった場所にこういう外来植物が繁栄してしまいますと、堤体を侵すといいますか、壊すと。それから、既存の在来種の繁栄に非常に阻害を来すというところで、国土交通省のほうでもこの外来植物対策について、特に河川管理の面で強く懸念を示されているというのは私どもも承知をしております。そういった中で、多分お隣の広島県さんなんかはその考え方を道路管理のほうにも波及させて、やはり道路にもこういった外来植物が飛来するということで、非常に道路管理上支障を来すというところも確認されておりますので、我々としましたら、そういう情報をやはり確認をしながら、もし市内等でそういう植物が確認されれば、積極的に防除対策に当たっていきたいというふうに考えてるところでございます。 ○議長(日下敏久議員) 石原議員。                〔13番 石原芳高議員 登壇〕 ◆13番(石原芳高議員) そうですね、この外来植物に関しては、部長おっしゃられたとおり、河川の流量とかにもかかわってくる。治水の問題でとか、それから言われたように、生物多様性の問題の件で国のほうというか、そっちのほうに主眼、重きを置いているのが状況なんですけども、私は今回通行に支障を来すということで、これ出しておりますので、よろしくお願いします。 それからもう一点、これは外来植物ではないんですけども、ちょっとアカメガシワという植物があります。私も余り気にはしてなかったんですけども、私の地域の周りには非常に繁殖しまして、ちょっと調べましたら、悪い木ではないんです。芽が出たときにはおひたしにできたりとか、伸びた木の樹皮はアレルギーにきく、お風呂に入れたらいいとか、いろいろ煎じて飲んだら例えば胃潰瘍にいいとか、本当何かいいような木なんですけども、ただ5メートルとか10メートルになる木で、もともとは亜熱帯とか熱帯の古来の植物が、やっぱり彼らも生きるのに一生懸命なんで、温帯でも生息できるようにパイオニア植物というんですか、そういったことになって、今どこでも生えてます。ちょっと皆さん気にして走ってみていただいたら、もう本当市内全域、それから私の家から例えばバイパスに乗るのに浅川から浅越のバイパスの高架みたいなところと、もうあそこを何百メートルも10メーターぐらいの木がずっと生い茂っているような状態です。 言われたように、通行に支障を来すということがあります。道路があって、山の法面かな、生えて横に生えるという。こういった話があります。大型トラックがここを通るのに、木に当たりたくないからちょっと内側に入って正面衝突というような事故が市内でも以前にはあったと聞いております。私最近、言うたようにアカメガシワという木、物すごく成長も早く、広がるのが早い木、それがまた今繁殖してるんで、その辺のことにも気にしていただきたいと思います。というのも、そのアカメガシワというのは、本当アスファルトと側溝の2センチとか3センチのすき間でもすぐ根を張って、だんだんだんだん幹が大きくなって、アスファルトというのはもう非常にゆっくりとした力には弱い。すぐ草が生えるのもそういった原理で、もう非常にゆっくりとした力には弱いんで、アカメガシワがこれ以上繁殖して道路とか行ったら、もう本当予算を一生懸命工面して舗装している中でも、老婆心だったらいいんですけれども、本当に非常に危惧してるんで、ちょっと皆さん気にしていただけたらと思います。よろしくお願いします。それは答弁はいいです。 最後、市長の政治姿勢について、また再質問させていただきます。 当然全てにおいて批判の余地がない議案はないとは十分わかっております。いろんな皆さん考え方があって、いろんなイデオロギーがあったりとか、住民の方からの意見とか、皆さん拝聴して議案に対する是非というか、可否を判断しております。当然私どもも内容が、住民にとって短期的であったり、長期的であったり、役立つか、役立たないかという判断基準をもとに、その議案に対して立ったり、座ったりしておるわけではありますけれども、やっぱり最近の市長の提案の仕方を見させていただいたら、当然タイムリミットがあるものかもしれませんけれども、やっぱり山鳥毛の里帰りプロジェクトのあたりから、若干せいては事を仕損じるではないですけれども、非常に何か性急なかなあという気がしております。市長の頭の中で、今回の議会でも新しい課を、部か課かわかりませんけどもつくられて、その辺の流れの中での話しかもしれませんけれども、非常にちょっと、同じことになりますけれども、違和感を感じております。その辺に関しては、市長、どのようにお考えですか。 ○議長(日下敏久議員) 武久市長。 ◎市長(武久顕也君) 山鳥毛の里帰りプロジェクトに、さまざまなものが間接的に関係をしている部分が皆様方に見てとれる部分があるのだろうなというように思います。 今回の地方創生推進交付金については、これは一つのきっかけにはなりますけれども、これまでさまざまなご意見をいただいているものを形としてまとめ、そして玉にして事業化をしていくという、そのようなことをする必要がございました。これについては前々から、本当に何度も議会の皆様からご意見をいただいたりとか、そうしたものがずっと積み残しになってるようなものも、私たちの気持ち、頭の中へずっとどんどん蓄積をされていってる、そうしたものをどこかで解決する方法がないかなということを考えながら、仕事はさせていただいております。 先ほどご質問の中でもおっしゃっていただいたように、タイムリミットがあるということは、国の事業なんかはまさにそうしたものばっかりで、もうそんな締め切りが短いのみたいな話が、国のあの目まぐるしくうごめく政権、政権交代は余り最近はしてないですけれども、そうした状況の中で本当に短期間で事業化をしていかなければいけない、そういった状況の中でかなり正直我々としては無理を強いられるところがあるということも否めません。 山鳥毛の里帰りプロジェクトもそうであります。企業版のふるさと納税の制度がどういうふうに変わるかわからなかったり、あるいは個人のふるさと納税の制度とて、この間までこれがいいと言うてたんが、もうここからだめになりますとか、そうしたものに翻弄されてるというのが正直気持ちとしてありますけれども、私たちはそういう波に乗り続けなければいけないという、そんな責任もございまして、それが結果的に議会の皆様や市民の皆様に十分なご理解をいただけるような形がとれていないということにもつながってるんだろうなということで、改めて反省をしなければいけないというように思います。 つきましては、本当に特に議会の皆様には一番に、本当の意味でこの政策の意図であったりとか、あるいはどういったことを狙っているのかとか、そうしたことを丁寧にやはり説明をさせていただくことで、いろんな不信感だったりとか、疑念を晴らしていく、払拭させていくことにつながるんだなというように思いますので、たとえ忙しい性急なスケジュールであったとしても、そうしたことを怠らないように、また今までできていないことを十分に反省をしながら、今後の市政運営に生かしていく必要があると考えておりますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(日下敏久議員) 石原議員。                〔13番 石原芳高議員 登壇〕 ◆13番(石原芳高議員) 国の交付金という性質から、タイムリミットが短くて、ばたばたばたっとして予算をつけていかなくてはいけないということもあるとは思うんですけども、だからこそ前回の地方創生推進交付金について、議会がちょっとこれは住民のためにならんのではないかということで否決したんですよ、市長。瀬戸内市のような公共団体は、やはりそういったいろんな有利な起債とか交付金を活用して行政運営していかないといけないというのは重々わかっておりますけれども、余りにも前回の地方創生推進交付金に関してはちょっと先行きが、答弁でもそうだったじゃないですか、先行きが結構不透明な答弁を市長されたじゃないですか、よく行かなかった場合とか。だから、そういったことを懸念して、議会が一旦はノーと出したものです。言うたように、一連の流れでいろいろ市長がいろんなビジョンをつくられとんかもしれませんけれども、その辺をきっちりと示せるなら示して、していただかないと、議会も立つ瀬がないですよ。 それから、これは言わまあかなと思うたんですけども、きのうの8番議員の質問で最後に1分間、市長が発言されましたけれども、意見が全く相反する意見というか考え、捉え方がしたもんで、市長は最後もう全部否定するような発言を、否定というか考えの違いを言われてましたけど、あれはちょっといかがなもんかなと私は思います。最後の最後ですからね。それからまた話をするならあれですけども、その辺も市長の性格で、最近は言い返さずにおれんのかもしれんですけれども、私はちょっときのう感じたんです。あれはちょっと酷ななあと、最後の最後にというのはあったんですけど、市長それをずっと感じられとったんなら、途中で反問権とか行使されればいいじゃないですか。それのほうがきついかな。じゃけど、ちょっと違和感を感じたんです。その辺のことからずっと、この間の修正案のまた再議というか出されたもの、非常にやはり議員は感じますよ、そういったことをいろいろと。賛成してくれる者も賛成してくれんようになったりする。そんなことを言うたらいけんですけれども、その辺議会と、きょう副市長言われたように、議会と執行部は歯車の両輪、歯車でというような表現をされましたけども、当然それは大事なことだと思ってます。たまには議会がその歯車をとめることも必要だと私は考えておりますので、その辺は慎重にというか、議会の意見も尊重していただきたいと思っております。よろしくお願いします。 以上で私の一般質問を終わります。ありがとうございました。 ○議長(日下敏久議員) 以上で石原芳高議員の質問を終わります。 質問の途中ですが、ちょっと時間が早いんですけど、昼食休憩といたします。 再開は13時から。                午前11時53分 休憩                午後0時59分 再開 ○議長(日下敏久議員) 再開します。 休憩前に引き続き一般質問を行います。 次に、発言順序16番、河本裕志議員の一般質問を行います。 7番河本裕志議員。                〔7番 河本裕志議員 登壇〕 ◆7番(河本裕志議員) 皆さんお疲れさまです。 3日目の最後、ことし最後の一般質問ということになりますので、何とぞよろしくお願い申し上げます。 私の通告は、事項が二つでございます。 まず、マイナンバーカードについてということで、これはもう以前から質問させていただいて、なかなか周知も含めて進展がないんじゃないんかな、また今どんなんかなということで聞かせていただこうと思っております。 実は大分前、私が質問したときに、私自身がまだマイナンバーカードを取得してなかったので、きっちり取得して今回質問に臨んでおりますので、よろしくお願い申し上げます。 質問の要旨が、マイナンバーカードは行政を効率化し、国民の利便性を高め、公平公正な社会を実現する社会基盤とされていることから、市の考えを問うということでございます。 ①セキュリティー対策は万全か。 よく言われるのが、このカード、セキュリティー的にはどういう、ほんまに持って問題ないんかということをよく市民の方からも聞かれますので、その辺のことを具体的に、こういう点においても問題ないということを、その辺のことを教えていただけたらと思います。 また、②今現在の市の交付率はどういう状況かなと。 以前質問したとき、11.かなんか、余りよく芳しくなかったと思うんです。現在はどんなか教えてください。 それから、③交付率向上への取り組みをどのように考えているのか。 また、④国のほうからいろいろなアクションというか、いろいろなことを言われておりますけども、それに対して今後どういうふうにこのマイナンバーカードを含めて活用していくのか、その方針をお教えください。 それから、質問事項2、高齢者支援について。 これもまた、以前質問した内容でございます。高齢化が進むにつれ、さまざまな支援策が必要と考えるが、市の考えを問うということでございます。 ①自動車の踏み間違い防止後づけ安全装置設置に対する助成制度についての検討結果、これは以前の恐らく答弁で検討していくということをおっしゃってたと思うんで、その後どういうふうになったかお教えください。 ②認知症の方が起こした事故に対する損害賠償保険の加入費用補助制度についての検討結果は。 これもまた、以前質問したときに今後検討していくということを言われたと思うんですが、その後どのようになったかお教えください。 それから、③高齢者の見守りにも寄与している配食サービス事業に対する助成金をもっと手厚くしては。 この配食事業というのは、直接的に配膳するときに、やっぱし高齢者の方、ひとり住まいであったりとか、いろいろなシチュエーションがあると思うんですけども、会って、もしくはそこで確認もできると思います。そういった意味では、大変命につながる見守り事業の一つだと考えておりますので、さらなる強化というんですか、そういった意味で考えてはどうかということで質問させていただきました。 以上、1回目の質問です。よろしくお願いします。 ○議長(日下敏久議員) 尾副市民部長。                〔市民部長 尾副幸文君 登壇〕 ◎市民部長(尾副幸文君) それでは、私のほうから質問事項1、質問の要旨1、①から④についてご答弁させていただきます。 まず、マイナンバー制度とマイナンバーカードについて簡単に説明させていただきます。 マイナンバーは、日本に住民票を有する全ての方が持つ12桁の番号で、社会保障、税、災害対策の3分野で複数の機関に存在する個人の情報が同一の情報であることを確認するための分野横断的な共通の番号を導入することにより、個人の特定を確実かつ迅速に行うことが可能となります。 続いて、マイナンバーカードです。住民の方からの申請により交付されるプラスチック製のカードです。カードの表面には、本人の顔写真と氏名、住所、生年月日、性別が記載されていますので、本人確認のための身分証明書として利用ができます。カードの裏面には、マイナンバーが記載されていますので、社会保障、税、災害対策の法令で定められた手続を行う際の番号確認に利用できます。 それでは、①です。 マイナンバーカードには、次のようなセキュリティー対策が万全に施されております。 1、顔写真つきのカードなので、成り済ましを防止します。 2、ICチップには、税や年金などのプライバシー性の高い個人情報は記録されていません。 3、ICチップの情報を確認するには、設定した暗証番号が必要となります。また、暗証番号を一定回数間違えると使えなくなります。 4、不正に読み出そうとするとICチップが壊れます。 5、万が一紛失しても24時間365日、いつでも利用停止ができます。 続いて、②です。 令和元年10月31日現在の交付率は11.7%、交付枚数は4,365枚、人口は3万7,278人です。 続いて、③です。 本年9月、令和4年度末にはほとんどの住民がカードを保有するスケジュールが国から示されました。あわせて国家公務員、地方公務員においては、本年度内にマイナンバーカードの一斉取得を勧奨されています。これを受け、マイナンバーカード交付円滑化計画を立て、夜間開庁、職員配置、出張申請受け付け等、交付体制の整備を予定しています。 最後に、④です。 マイナンバーカードを取得すると、現在次のようなメリットがあります。 1、カードの表面は、運転免許証などと同様に本人確認の際の公的な身分証明書として利用できます。 2、コンビニなどで住民票の写しや印鑑登録証明書を取得できます。 3、マイナポータルにログインすることで、行政機関が保有する自分の個人情報の確認、行政サービスのお知らせをオンラインで受け取る際のサービスが利用できます。 4、ICチップに登載された電子証明書を利用することにより、e-Taxなどのオンラインでの行政手続や電子証明を用いた公的個人認証サービスを活用する民間サービスを利用することができます。 また、今後の活用方針として、次のような有効活用の手段が国から示されています。 1、オンラインバンキングを初め、各種の民間オンラインでの利用。 2、医療保険のオンライン資格確認を行うことにより、健康保険証としての機能。 3、クレジットカード、キャッシュカードとしての利用についても検討しています。 このようにICチップに標準登載される電子証明書の活用とICチップの空き領域のアプリの活用で、いずれもマイナンバーそのものを使わない方法での民間活用が検討されています。 以上、マイナンバーカードについての答弁とさせていただきます。 ○議長(日下敏久議員) 八塔危機管理部長。                〔危機管理部長 八塔圭介君 登壇〕 ◎危機管理部長(八塔圭介君) それでは、私のほうから質問事項2、質問の要旨1の①について答弁させていただきます。 令和元年6月議会において、国の動向を注視しながらオートマチック車の踏み間違い防止安全装置の有効性や助成制度について研究していきたいと答弁をいたしました。国土交通省は、6月に開催された昨今の事故情勢を踏まえた交通安全対策に関する関係閣僚会議で、未就学児等及び高齢運転者の交通安全緊急対策において既販車への後づけ安全運転支援装置の性能認定制度の創設と、来年度からの実施を検討することなどとされたことを踏まえ、後づけの急発進等抑制装置の性能認定制度について年度内に認定基準を整備すべく検討を進めているということとなっております。 そして、10月には消費者が正しく理解した上で適切に選択し、使用していくためには情報提供の充実が重要であることから、市販されている後づけの急発進等抑制装置について、申請に基づき技術的な調査、確認を行い、一定の機能等を有すると認められるものについて国が認定するとともに、使用上の注意点について広く情報提供を行う先行個別認定を実施すると発表しました。申請は、10月16日から11月5日まで受け付けられ、12月中旬に認定対象装置を選定し、その結果は国土交通省のホームページにおいて公表される予定となっております。 市としましては、国の補助金等概要を確認し、後づけ安全運転装置設置に対しましては助成を前向きに検討していきたいと考えております。装置につきましては、安全性や信頼性を考慮し、国の認定制度に適合したものとし、補助対象年齢や補助率については既に補助制度を導入している他市町村を参考にしたいと考えておりますので、ご理解のほどよろしくお願いいたします。 私からの答弁は以上でございます。 ○議長(日下敏久議員) 青山保健福祉部長。                〔保健福祉部長 青山祐志君 登壇〕 ◎保健福祉部長(青山祐志君) それでは、私からは質問事項2、質問の要旨1の②、③について答弁させていただきます。 まず、②についてです。 8月議会でご質問いただきました認知症の方への損害賠償保険の加入費用への助成につきましては、市の見守り施策への登録の増加促進も期待できることから、他の自治体の実施事例などを検討した結果、実施することとし、準備を進めています。具体的には、ひとり歩き高齢者見守り協力体制への登録と、見守りシールへの登録を行っていただいた方を対象に、市が損害賠償に限定した保険に加入する方法で費用を公費で負担することを検討しています。現在は補償内容、特に賠償額の検討を行っているところですので、ご理解のほどよろしくお願いいたします。 次に、③についてです。 市では高齢者の訪問による見守りサービスとして、配食サービス事業を実施しています。本年8月に要綱を一部改正し、対象となる方の範囲を広げています。調理や自力での買い物が困難な65歳以上の高齢者のみの世帯に属する方などで、希望の方に食事を配達し、その際にお顔を確認させていただいています。この事業については、栄養面の支援も含まれており、見守りだけでなく、健康面、栄養面にも配慮したサービスとなっています。令和元年9月現在、延べ39人の方が利用されております。現在民間事業者も多く配食を実施されていますが、市内全域を対象として、価格にも配慮し、見守りを実施していただける事業者にお願いしているところで、他の民間事業者との均衡等も考慮しながら、助成については慎重に対応すべきと考えています。日々の栄養面と見守りの観点からも有効な事業と考えておりますので、引き続き検討してまいりたいと思います。 以上でございます。 ○議長(日下敏久議員) 河本議員。                〔7番 河本裕志議員 登壇〕
    ◆7番(河本裕志議員) それでは、再質問をさせていただきたいと思います。 まず、マイナンバーカードを、先ほどの答弁の中で地方公務員とか今年度中に取得するというふうな答弁がありましたけども、市の職員の取得状況というのは今どういうふうな状況になっておりますでしょうか。 ○議長(日下敏久議員) 岡田総務部長。 ◎総務部長(岡田誠君) 市の職員の10月末現在になりますけれども、市職員のマイナンバーカードの取得率は554人中87人で、15.7%となっております。 以上です。 ○議長(日下敏久議員) 河本議員。                〔7番 河本裕志議員 登壇〕 ◆7番(河本裕志議員) 私がちょっと調べたというんか、データでは、8月時点で瀬戸内市が10.5、先ほど答弁で11.7%ということで、もう本当に伸びてない。なおかつ今総務部長言われたように、554人で87人だったですかね。今年度中の職員の取得していくのに87人というたら、もう大分頑張らんといけんと思うんですけども、あと3カ月ぐらい、どういうふうな計画のもとで進めていくように考えられておりますか。 ○議長(日下敏久議員) 岡田総務部長。 ◎総務部長(岡田誠君) ご指摘のとおり、ちょっと今少ない状態ではございますが、先ほども市民部長のほうから説明がありましたとおり、ことし5月に公布されました医療保険制度の適正かつ効率的な運営を図るための健康保険法等の一部を改正する法律に基づき、令和3年3月から本格実施されるマイナンバーカードの健康保険証利用を着実に進めるため、地方公共団体及び地方公務員共済組合の取り組みとして、地方公務員等による今年度中のマイナンバーカードの取得を推進する旨の方針が示されております。 これを受け、岡山県市町村職員共済組合から組合員である職員及びその扶養者宛てに趣旨の周知文書をあわせてマイナンバーカード取得に係る申請書類の送付があり、これを通知文等を9月末に全職員に配布し、マイナンバーカードの今年度中の取得を促しております。また、総務省から地方公務員等のマイナンバーカードの積極的な取得は、今年度中を目標として行われる取り組みであることから、業務中であっても職務専念義務を免除し、行っても差し支えない旨の通知が出ております。 本市におきましても、マイナンバーカードの取得に係る必要最小限の時間を職務専念義務の免除対象とし、職員に積極的な取得を呼びかけているところでございます。 ○議長(日下敏久議員) 河本議員。                〔7番 河本裕志議員 登壇〕 ◆7番(河本裕志議員) 何とも言えれんですわね、突っ込みどころの多い答弁だったと思うんですけど、置いときましょう。 まずは、隗より始めよということから、私も質問するに当たっては自分でまずとれという思いから取得させていただきました。この1階の窓口でナンバーと、それから本人認証のできるもんと自分とで窓口へ行きまして、写真も撮ってもらいまして手続して、1カ月以内に送られてきたもんをまたこっちの窓口で、2回窓口に来れば、そのまま取得することができました。手続としては、窓口業務の方が親切丁寧にしてくださるので、全然不安というんですか、そんなんはありません。ですから、そういった意味においては先ほどまず職員というて思うた中の554人の市内職員ですね、市内職員はもうすぐ、逆に言うたら取れると思うんですね。そういった意味においてはしっかりと推進をしていただきたい、このように思います。市外はやっぱり自分の地元の自治体でとらないといけないという制約がございますので、その辺はちょっと有給も含めた配慮をしていただきたいと思います。 先ほど答弁で、令和4年度末にほとんどの住民がカードを保有するスケジュールが国から示されたということの答弁がありました。10月31日現在、人口が3万7,278人、交付率が11.7%で計算しますと4,365人が取得しとるということになりますと、残りが3万2,913人で、令和4年度までというたら3年間、3年間で取得することを前提に計算していきますと年間1万971人、月に914人、1日に直しますと計算上30人ということになります。厳しい計画となると思うんですけども、これは市民部長、どういう計画というんか、恐らく先ほどの答弁でも計画を立ててという答弁になってましたけども、どうするんですかね。1日30人取得していくというて、いまだにまだ11.7%しか取得できてない状況の中で1日30人、どうやって取得させていくんですかね。 ○議長(日下敏久議員) 尾副市民部長。 ◎市民部長(尾副幸文君) 国から示されました交付率を達成するため、先ほどご答弁させていただきましたマイナンバーカード交付円滑化計画を策定しております。この計画では、令和2年7月時点で20%、それから令和3年3月時点で40%、令和3年度中で60%の達成目標となっております。ご指摘のとおり、厳しい目標数値であります。達成できるように夜間開庁、それから出張申請受け付け等、さまざまな対策を実施していきたいと考えております。 ただ、マイナンバーカードについては、行政サービスの向上を目指しておるための手段であります。交付率を上げることが目的ではないということをご理解いただきたいと思います。このことから市としては、マイナンバーカードを利用した今以上の行政サービスのあり方について、今後検討を進めていきたいと考えております。 ○議長(日下敏久議員) 河本議員。                〔7番 河本裕志議員 登壇〕 ◆7番(河本裕志議員) そういう答弁で来ましたか。 マイナンバーカードは、これひとつステップで言うたら初歩の段階ですよね。次に、マイナポータルを活用していくためのマイキーIDとか取得していかないといけない。それにはマイナンバーカードが必要ですよね。にもかかわらず、そういう答弁になるわけですか。 ○議長(日下敏久議員) 尾副市民部長。 ◎市民部長(尾副幸文君) 先ほども申しました国の全体スケジュールに沿って交付率の想定をいたしております。あくまで想定数値は目標ではないというんですが、先ほど申しましたように、20%、40%、60%と交付が課されていると言っても過言ではないと思います。それにつきまして、国のほうでもどんどんどんどん交付をして、普及啓発をやっていくのですが、市も啓発グッズであるとか広報、それからホームページ等について、より一層の普及啓発を行っていくと。それについて、先ほど申しました数字ができるような体制を整えていきたいと考えております。 ○議長(日下敏久議員) 河本議員。                〔7番 河本裕志議員 登壇〕 ◆7番(河本裕志議員) 今本庁の1カ所だけで、来られた方に対して対応されとるということで、言うたら1カ所、先ほどの数字だけで言うと1日30人という、ほんま1カ所でできるんかなという話。マイナンバーカードを対応してくださる職員の方も、もう決められてるということによると、職員数もふやさないといけない、もう一つ言えば機材もふやさないといけない。そうしないと、この計画に即した推進が達成できないんじゃないかなと考えておりますが、その辺は先ほどの夜間じゃとか出張じゃとかで事足りると思いますか。 ○議長(日下敏久議員) 尾副市民部長。 ◎市民部長(尾副幸文君) とりあえずですが、具体的な整備といたしまして延長窓口による夜間交付の対応、それから交付窓口職員の増員等による交付体制の整備を予定しております。また、通常の交付時来庁方式、窓口に来ていただいて交付する方式、これが通常の方式なんですが、それに加えて、状況によりまして申請時来庁方式とか、出張申請受け付け方式での申請時、これは申請をするときに本人確認を行い、本人限定受け取り郵便によって交付をすると。なので、先ほど議員おっしゃっていただきました、2回窓口に来たと、それが1回で済む、申請時だけ本人確認をしていただいて、交付を本人受け取りという形ですると、1回の方式でできるような方式も今後実施していきたいと考えております。 ○議長(日下敏久議員) 河本議員。                〔7番 河本裕志議員 登壇〕 ◆7番(河本裕志議員) 市長、この計画1日30人、人も設備もどんどんふやしていかないと、国の定める計画にのっていかないと思うんですけども、どうお考えですか。 ○議長(日下敏久議員) 武久市長。 ◎市長(武久顕也君) 確かに国が示している目安といいましょうか、それを達成していくためには市役所の体制を整備していかなければいけないかなと思いますが、今の段階で市役所の職員が保険証をそれに取ってかわられるとか、そのような事案、例えば国民健康保険証とか、社会保険証とか、そうしたものが、それがないと使えないとかというような国の方針がもし示されていくようなことでもあれば、一気に市民の皆さん方も取得に向けて動かれるんではないかなと思いますけど、今の段階で、じゃあそれをとったからといって何がある、どんなメリットがあるのかというところが非常に見えづらいところは、正直今の段階では否めない部分はあろうかと思います。議員も実際に取得をなさって、マイナポータルが何か使えることが今あるわけでもなしという、そんなところが現実問題としてはあるのかなと思います。 そうはいいましても、将来的にこれがどのように社会の情報基盤として活用されていくかということを考えると、あるべき姿なのかなというように思いますので、国の動向等を十分見ながら、それに対応した形で市としても、市民の皆さん方にご迷惑をおかけすることのないように最大限取り組んでまいりたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(日下敏久議員) 河本議員。                〔7番 河本裕志議員 登壇〕 ◆7番(河本裕志議員) 市長がそういう考えだったら、必要に迫られてねえから今は別につくらんでもええという、一言で言うたらそういう答弁ですわ。もう市長がそういう考えじゃったら、部長、大変ですね。そりゃあもうこの計画進まんですわ、そりゃあ。トップがああいう考えじゃったらね。 国はもう既に健康保険証にかえるような計画を立ってます。それから、もっと言えば子育てワンストップとか、それから介護、被災者支援、それから障害児、障害関係ですね、それから引っ越しとか、死亡相続、そういう意味において、個人のかかわること全てにおいてこのマイナンバー、マイキーIDを含めたマイナポータルでやっていこうと。医療と金融とトータルコントロールしていこうという考えのもとで今進めて、行政においてもまずは職員、しっかりこのときまでに取得しなさいというて総務省は言うてきとるわけですわ。それのに市長がそういう考えで、どうするんですか。もう一度。 ○議長(日下敏久議員) 武久市長。 ◎市長(武久顕也君) 決して後ろ向きで申し上げとるつもりはなくて……                (7番河本裕志議員「いや、後ろ向きに聞こえたな」と呼ぶ) やはりわざわざ窓口に出向いていただいて取得をしていただく以上は、それなりの市民の皆さんにとっての必要性をしっかりとお示しをしていかないと、まるで上からパワハラのように指示をしてとっていただくというのは、現実的にはなかなかやはり厳しい部分があろうかという意味で申し上げております。 誤解のないように、後ろ向きで言ってるわけではありませんので。望ましい方向としては、こうした形で公平公正な社会をつくっていくという上での基盤だという認識にはかわりありませんので、ぜひ前向きに取り組んでまいりたいと思います。 ○議長(日下敏久議員) 河本議員。                〔7番 河本裕志議員 登壇〕 ◆7番(河本裕志議員) そういうことですわ、部長、大変ですね。頑張ってくださいね。 いや、言うのがもう今回の、職員に今年度中にとりなさいよという通達自体が今までなかったことですわ。でしょう。それをそういうふうに国から言うてきとる。今もう既に健康保険証としてかえるようにしていきますよと言うてきとるわけですわ。それが明確に通達でぼんと出されたときに、スタートも、そんな価値が、まだ使い勝手というんか、何のまだメリットがないからせんでもええみたいな答弁だったですけど、それが決まったときに、いざ今回の職員がもう全員とりなさいよみたいな話にあと3カ月でなったときに、どうするんですか。もう今からそういう国の方針というんですか、このマイナンバーカード、マイキーID、プラットフォームを使って、こういうふうにやっていきますよみたいなジャブを打ってきてるわけですわ、国からは。ほんなら、もう既に3万7,000人の人口を抱えとる我が市は、少しでもとっていただいとったほうが、いざそういうことになると集約というんですか、一遍に処理がしなくていいんじゃないですか、そうでしょう。だったら、どうするんですか。ねえ、部長、国からの通達とかそんなんがあって、もう令和4年度までに全員、90%以上とってもらうようにしましょうというて通達が来とんのに、トップがああいう考えですから大変ですね、頑張ってくださいね。 そういうことで、マイナンバーのほうは本当に先進事例も、熊本県の小国町ですかね、これは郷土の偉人とか、そういうことをアピールするためにも、このマイナンバーの系列を使ってやったりとか、先進事例はたくさん出てます。出てます。マイキープラットフォームを使ってね。だから、マイナンバーカードを活用して、いろんな消費税対策の活性化、将来的にはこの分でキャッシュレスの、今質問の中でもキャッシュレスということでポイントのことを質問がいろいろありましたけども、そういう構想もこのマイナンバーの流れの中であるわけですわ。いや、逆に時代はもう既にそういう方向に進んでるんですよ、市長。であるならば、やっぱり今は確かに市長が言われるように、僕もこの前印鑑証明をとるのに、このマイナンバーカードの分でとりゃあええのに、窓口まで行ってとったんですけど、そういうことは確かにあります。とは言うても、やっぱし取得して活用して、そこでコントロールできていく、そういうシステムにこれから変わっていくわけですわ。そういった意味においては、我が市のシステムの構築というんですか、そっちのほうもそれに備えた計画を立っていかないといけないと思うんですけども、総務部長、契約管財の関係になると思うんですけども、その辺はどういうふうにお考えですか。 ○議長(日下敏久議員) 岡田総務部長。 ◎総務部長(岡田誠君) ご指摘のマイナンバーカードの活用についてなんですけれども、消費活性化策の利用状況に、先ほどから出ておりますマイキープラットフォームの運用協議会への参加が盛り込まれております。これについては、これに参加した団体についてはマイナンバーカードの登載された本人確認機能を利用してマイキーIDと称するIDを設定し、各種公共施設の利用カードとしての利用や、自治体ポイントを発行し、地域の事業に活用、またクレジットカードポイントを交換し、地域で使用することが可能という形になっております。今後はこれを活用して、各部署においてどのような活用ができるのかを検討していきたいと考えておりますので、ご理解のほどよろしくお願いいたします。 ○議長(日下敏久議員) 河本議員。                〔7番 河本裕志議員 登壇〕 ◆7番(河本裕志議員) こういうマイキーIDというのを取得して、利用者マイページ等のご案内ということで総務省から出ております。これは完全に自分、パーソナルのことで、先ほど総務部長が言われたポイントの付与であるとか、それから逆に行政がポイントを使って、自分ところの物産とか購入してもらうとかという施策もできるわけなんです。そういった展開も含めてしっかりと活用を、要はこれをすれば逆に行政のほうから、こういうメリットがあるからとっていきましょうということを訴えていただかないと、そりゃあ市長も先ほどの答弁みたいなことを言よったら、とりませんわ、取得してくれませんわ、市民の方も。やっぱり行政のほうから先んじて、こういうメリットがありますよ、マイキーIDを登録して、ほうしたらキャッシュレスでポイントが還元されたりとか、PayPayとか、いろんなキャッシュレスの分のポイントも自分のところで集約できますよとかなってるわけですから、それも活用できますよというふうにアピールしていかんと、そりゃあ誰も取得しませんわ、市長のような答弁をしとったら。もうよろしいです。マイナンバーはそういうことにしときましょう、もういいですわ。 次が、自動車の踏み間違えの安全防止、安全運転の装置の種類はやっぱりいろいろあると思うんですけど、今先進地でもう導入されとったりしてるのを調べて検討するというて言われて、答弁にもあったんですけども、どういった種類がありますかね。 ○議長(日下敏久議員) 八塔危機管理部長。 ◎危機管理部長(八塔圭介君) 後づけの防止装置の種類といたしましては、主として大きく四つのものがあると考えられます。アクセルを強く踏み込むと、アクセルがキャンセルするだけじゃなしに、ブレーキも合わせて一緒に作動するということで車両をとめる、ストップペダルというものなんですけど、それが一つ、それからアクセルとブレーキをつなげる特殊な金属製のペダルを取りつけて一体化させる、これワンペダルとよく言っております。それから、壁などの障害物が近くにある状態で強くアクセルを踏むと、車両に取りつけているセンサーが働いて急発進を抑制すると、この辺は自動車販売業者がしております。それからもう一つは、誤ってアクセルペダルを強く踏み込んでしまった際に、車両の初速やブレーキ信号を検知し、アクセルの開度、アクセルを踏み込んで、どれだけ踏み込んだ量によって電気制御というんですかね、を制御して誤発進を防止すると。これは自動車部品の販売業者とかが出しております。大きくはこの四つが主な種類と考えております。 以上です。 ○議長(日下敏久議員) 河本議員。                〔7番 河本裕志議員 登壇〕 ◆7番(河本裕志議員) 3番のセンサーと4番の制御というのは、これは電子、車の中が電子制御をある程度できとる分じゃないとできないような装置ですよね。1番と2番は、どっちかというとペダルのほうの関係でハード的な部分で、簡単に言うたら古い車でも設置することができるという考えでよろしいですね、ハード的な分ですからね。 その装置の設置費用というのは、それぞれ概略どんくらいかかるんですかね。 ○議長(日下敏久議員) 八塔危機管理部長。 ◎危機管理部長(八塔圭介君) まず、ストップペダルというものは、これ取りつけ料とか工賃とか含めての話なんですけど約15万円程度、それからワンペダルというものについてはこれが約20万円程度で、それから自動車販売業者がシステムとしてしているのが、これが約6万円程度です。それから、自動車の部品販売業者がやっている、これも電子制御になるんですけど、これが約4万円程度ということと、調べたところはなっております。 以上です。 ○議長(日下敏久議員) 河本議員。                〔7番 河本裕志議員 登壇〕 ◆7番(河本裕志議員) 先ほど答弁のほうで、周辺の市町村の先進事例を確認して検討していくという答弁、また僕が以前質問したときもそういうふうな感じ、周辺の確認するみたいな答弁だったんですけども、確認されて、どんなですかね。僕も資料というんか、あれを見たら、美咲町だとか、そういうところも先進的にやっておりましたけども、周辺の市区町村のチェックはどんな感じですか。 ○議長(日下敏久議員) 八塔危機管理部長。 ◎危機管理部長(八塔圭介君) 岡山県内では、美咲町と美作市がこの制度を導入しております。美咲町につきましては、満65歳以上で補助率が3分の2、15万円が上限と。それから、美作市は満65歳以上で補助率が3分の2で、上限が10万円となっております。 以上です。 ○議長(日下敏久議員) 河本議員。                〔7番 河本裕志議員 登壇〕 ◆7番(河本裕志議員) それを受けて、我が市はどういうふうな感じで思われとんですかね。年齢制限や、それから所得制限とかも含めて、どういうふうにお考えでしょうか。 ○議長(日下敏久議員) 八塔危機管理部長。 ◎危機管理部長(八塔圭介君) 市としましては、答弁の中でも言わせてもらったんですけど、国の補助金等の概要、国の補助金がどういう形でつくかというのも含めて考えていきたいと思います。それによっては、補助率も2分の1が3分の2という話もあるかもしれませんし、年齢もよそのほうでは70歳というのがありますけど、老人福祉法でいけば65歳という話もありますので、その辺はちょっとまた国の動向を見ながらという話にはなるんですけど、考えていきたいと思います。よろしくお願いします。 ○議長(日下敏久議員) 河本議員。                〔7番 河本裕志議員 登壇〕 ◆7番(河本裕志議員) 国交省が、最近多発してるそういった事故に対して国も考えますということで、もう方向は決めました。早急にこの国会ぐらいで本来なら来年度のあれも含めて方向が出るんじゃねえんかなと思ってたんですが、ちょっとごたごたして思うようになってないんですけども、しっかりとここはしていただきたいと思います。 それから、先ほどの電子制御の関係は6万円とか4万円という格好なんですけど、これはもう当然車がそういう対応の車じゃないといけないというリスクというんか、あれがありますんで、いずれにせよ、ハード的な部分でいうと15万円以上かかってしまうということがあるんで、申請をして、それからその車もチェックしながら、年齢というんか、使用者の乗られる方の分もチェックしながら、国の動向を見ながらやっていくということで理解していいんですかね。いつごろということは、来年の4月ぐらいから申請受け付けをするんですか、それとも周知とかというんは、その辺はどういうふうにしていくんですかね。 ○議長(日下敏久議員) 八塔危機管理部長。 ◎危機管理部長(八塔圭介君) 国のほうは12月中旬ごろに認定装置の選定ということを書いておりますので、その辺で国の動向というのもわかってくるんじゃないかなと思います。 市としての今での考えでは、4月からというのが一番ベストと考えております。周知につきましては、4月ということになれば予算等の話もありますので、それ以後になるという可能性はあると思いますけど、しっかりとしていきたいと思いますので、よろしくお願いします。 ○議長(日下敏久議員) 河本議員。                〔7番 河本裕志議員 登壇〕 ◆7番(河本裕志議員) ある調査によりますと、東京都はこれは9割負担をしてくれるんですね、行政が。これは資金の差は十分あるし、それから東京のほうはもう特にそういった格好の事故の頻度が高かったんで、東京都知事もそういうふうな判断をされたんでしょうけども、ここの東京のデータを見ると、約4割の方が知らなかったと、そういう装置があって、補助金が都内の高齢者が9割でそういう装置がつくのを知らなかったというデータがあるんです。これはあるリサーチ会社がアンケートみたいなのをとった、2019年8月8日に実施した結果で4割ぐらいが知らなかった。逆に言うたら、それだけの可能性が我が市にもあるんですね。だから、しっかりと周知をして、そういった高齢者の事故防止、命を守る一つの手だてとして、しっかりと対応していただきたい、このように思います。よろしくお願いします。 それから、認知症の方が起こした事故、これも一遍質問でお願いした内容なんですけれど、ことしの11月26日の朝日新聞に、認知症による事故の賠償、39自治体が保険で救済策というのを掲載しておりました。いろんなケースというんか、またことがあると思うんですけども、これもやっぱしさっきの安全装置もそうなんですけども、自分が認知症じゃねえというて思うとる人もおると思うし、家族の人もまだまだそこまではというふうに思うとるかもしれんし、その辺はちょっとなかなか厳しいんですけども、先ほどひとり歩きかなんかという、何か条件をつけてましたね。その辺の条件でいくと、対象は何人というて聞いてもええんかな。結局要は一人も取り残さないような政策を打ってほしいと思うんです。その辺のことはどんなですかね、部長。 ○議長(日下敏久議員) 青山保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(青山祐志君) 現在、11月末現在で先ほど議員さんが言われましたひとり歩き協力体制、それから見守りシールで登録されてる方が、両方合わせまして31人となっております。ちょっと在宅での認知症の方という数自体はなかなか把握し切れませんけれども、今現在31人ということで、もう少し登録を進めていこうと思っておりますので、人数的にはちょっと申し上げられませんが、そういった形での対応をしていきたいと考えております。 ○議長(日下敏久議員) 河本議員。                〔7番 河本裕志議員 登壇〕 ◆7番(河本裕志議員) 先ほど二つの条件を課してやってると。これはもうケアマネジャーも含めた、そういった会議の中でしっかりと話し合っていただいて、事前防止の一つの施策でもありますし、もともとこの損害賠償保険の発想が出たのは認知症の方が電車事故を起こして損害賠償720万円を請求されたというところから発した発想なんですよね。当然一般の方がJRから請求されて、そんな多額、電車がとまりますから多額になるんですが、なかなか賠償できないという発想のもとから起こってることなんで、そういった意味においてはそういうふうにいろんなご心配を、ご苦労をかけてる世帯というんか、家庭というんか、家族の方も少しでも安心できるような対応を、しっかりとケアマネジャーさんを含めて会議の中で連携をとっていただきたい、このように思うんですけど、その辺はどうですか。 ○議長(日下敏久議員) 青山保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(青山祐志君) ありがとうございます。 いろんなそういう専門の職員が集まる機会も多いですし、研修だとか、それから事例検討だとかというところでの連携も図ってますので、そういったところでもご紹介したりということで周知を進めてまいりたいと思います。 ○議長(日下敏久議員) 河本議員。                〔7番 河本裕志議員 登壇〕 ◆7番(河本裕志議員) 最後、見守り関係、これも高齢者の命を守る政策の一つなんですけども、2025年には団塊の世代が75歳を迎えるとよく言われてます。これら高齢者がふえて見守りを必要とする対象者もふえる、このように思っております。ほかにどのような見守りがあるか、ちょっと教えてください。 ○議長(日下敏久議員) 青山保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(青山祐志君) 現在市では病弱な高齢者世帯に緊急通報装置の貸し出しを行っておりまして、体調不良の際の対応通報とか、簡単に操作ができるような形にしております。10月末時点では93人の方に貸し出しを行っております。ほかにもポストの状況確認による通報など、民間事業者の業務に関連した見守り確認等に対して協定を締結しまして、見守りネットワーク体制の構築を図っております。また、地域の民生委員、児童委員さんや社会福祉協議会の福祉委員さんによる見守り活動も行ってもらっております。 それから、市の事業としては実施しておりませんが、その他の見守りサービスの形態としては、トイレや風呂、冷蔵庫などに設置したセンサー機器の感知により安否確認を行うセンサー型や、毎日一定時間に電話やメールを送り、回答を繰り返す応答型、それからカメラを設置して遠隔地から安否確認を行うカメラ型などがございます。 ○議長(日下敏久議員) 河本議員。                〔7番 河本裕志議員 登壇〕 ◆7番(河本裕志議員) その中の一つとして、今回の強化してほしいなと思う配食事業なんですけど、先ほど39人、僕からしたら、しかというて思うわけなんですけども、その辺はどんなんですかね、さっきの踏み間違えのあれじゃないですけども、知らなかったからその人数になったのか、しっかり周知、広報とかしたのに39人なのか、いや、それがうまいことできてなくて39人なのか、その辺はどうですかね。 ○議長(日下敏久議員) 青山保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(青山祐志君) 昨年度の利用者ですけれども、延べ64人で1万5件の利用ということでありまして、現在39人の利用という形になっております。議員がおっしゃられるように、周知がまだまだじゃないかなということで…… ○議長(日下敏久議員) 残り3分です。 ◎保健福祉部長(青山祐志君) 言われております。 今回少し対象者を広げるということで、要綱などの改正も行っております。そのあたり、広報などを活用しまして、再度広く周知してまいりたいと思います。 ○議長(日下敏久議員) 河本議員。                〔7番 河本裕志議員 登壇〕 ◆7番(河本裕志議員) 高齢者の単独世帯なんか、特に昔ニュースがあって、おにぎり1個だけ、もう食べられずにそのままお亡くなりになったというニュースも昔ありましたけども、市長、高齢者の見守りはやっぱり命を守る事業の中でも大切だと思うんですよね。特に今回の配食なんかは健康面や栄養面の配慮したようなことも含まれますし、そういったところをしっかりとケアしていくことが大事じゃと思うんですけど、その辺はどのように思われますか。 ○議長(日下敏久議員) 武久市長。 ◎市長(武久顕也君) 議員ご指摘のように、高齢者の皆さんが社会から取り残されることのないように、しっかりと地域の中で暮らし続けていけるようにするということはとても大切なことだと思います。その一つの側面として食べること、こういった視点から孤立を防いでいくという点で重要だと思います。 もちろん孤立を防ぐという観点で申し上げると、食べるということのみならず、例えばどこかに出かけるという、そういう活動もあったりということで、公共交通の問題、それからいろんな用事をつくって出かけたりとか、それから自分の健康づくりをみずからしていただけるようにするとか、いろんな側面があると思いますので、議員ご指摘になった配食というのも重要な視点であると同時に、それ以外のさまざまな生活の活動といいましょうか…… ○議長(日下敏久議員) 残り1分です。 ◎市長(武久顕也君) そこを通じて、いろんな方々がいろんな場面でかかわっていけるようにしていくということを引き続き理想として、さまざまな角度から高齢者福祉に取り組んでまいりたいと思います。 ○議長(日下敏久議員) 河本議員。                〔7番 河本裕志議員 登壇〕 ◆7番(河本裕志議員) しっかり命を守る政策ということを、一人も取り残さない、そういう行政をしていっていただきたい、このように思います。 以上で質問を終わります。ありがとうございました。 ○議長(日下敏久議員) 以上で河本裕志議員の質問を終わります。 以上で本日予定しておりました発言順序13番から16番までの一般質問が終了しました。 次の本会議は、あす12月6日金曜、午前9時30分に開議いたしますので、ご参集ください。 それでは、本日はこれをもちまして散会といたします。 皆さんお疲れさまでした。                午後2時0分 散会...