瀬戸内市議会 > 2019-02-28 >
02月28日-04号
02月28日-04号

  • 部落(/)
ツイート シェア
  1. 瀬戸内市議会 2019-02-28
    02月28日-04号


    取得元: 瀬戸内市議会公式サイト
    最終取得日: 2022-11-22
    平成31年 2月第1回定例会平成31年第1回定例会                   瀬戸内市議会会議録                平成31年 2月28日(木曜日)                ───────────────                出 席 議 員 ( 18 名 )     1番  岡     國 太 郎          2番  角  口  隼  一     3番  高  間  直  美          4番  日  下  俊  子     5番  布  野  浩  子          6番  厚  東  晃  央     7番  河  本  裕  志          8番  竹  原     幹     9番  平  原  順  二         10番  島  津  幸  枝    11番  原  野  健  一         12番  小 野 田     光    13番  石  原  芳  高         14番  馬  場  政  敎    15番  小  谷  和  志         16番  廣  田     均    17番  日  下  敏  久         18番  室  崎  陸  海                ~~~~~~~~~~~~~~~                欠 席 議 員 ( 0 名 )                ~~~~~~~~~~~~~~~                説明のために出席した者   市長      武 久  顕 也       副市長     高 原  家 直   教育長     東 南  信 行       総務部長    入 江  隆 晴   危機管理部長  奥 田  幸 一       総合政策部長  三 浦  一 浩   市民部長    森    浩 徳       環境部長    松 尾  秀 明   保健福祉部長  松 尾  雅 行       保健福祉部参与 入 江  寿美江   産業建設部長  難 波  利 光       上下水道部長  萬 代    昇   教育次長    薮 井  慎 吾       病院事業管理者 三河内    弘   病院事業部長  小 山  洋 一       消防長     鶴 海  栄 一                ~~~~~~~~~~~~~~~                事務局職員出席者   局長      岡 田    誠       次長      岡    育 利   主幹      広 畑  祐 子       主任      本 山  泰 宏                ~~~~~~~~~~~~~~~                議 事 日 程 (第 4 号) 平成31年2月28日午前9時30分開議1 一般質問(個人質問)   質問通告事項(発言順序13番~16番)                ~~~~~~~~~~~~~~~                本日の会議に付した事件日程1                ~~~~~~~~~~~~~~~                午前9時30分 開議 ○議長(原野健一議員) 皆さんおはようございます。 ただいまの出席議員は18名であります。定足数に達しておりますので、これより本日の会議を開きます。 それでは、議事日程に入ります。                ~~~~~~~~~~~~~~~ △日程1 一般質問 ○議長(原野健一議員) 日程1、引き続き一般質問を行います。 初めに、発言順序13番、日下敏久議員の一般質問を行います。 17番日下敏久議員。                〔17番 日下敏久議員 登壇〕 ◆17番(日下敏久議員) おはようございます。 先々週の日曜日には瀬戸内市の大イベント、新春の健康マラソンが行われまして、市長、教育長、また環境部長、そしてまた議員の皆さんが来賓としてたくさんの1,000人をちょっと切るぐらいの選手の皆さんで盛大に開催できて本当にうれしく思います。市のほうも大変喜んでるんじゃないんかなと思います。 そういった中で、たくさんの人が来られるとなると、やはりあのトイレでは非常に混雑もしとるし、小さなお子さんがトイレ入られるのに、私もちょうどトイレ行っとったときに、大のほうですか。簡易水洗だから流れてないんですよね、前の人が行かれたら。それでもう汚くて入れん。教育長もおられたからちょっと呼びに行って掃除してもらおろうかなと思うたんですけど、私も掃除しとかないけなあと思って掃除して、子どもさんに入ってしてもらったんですけど。非常にそういうなことが多々起き、それから島津さんのお子さんもかわいい三人参加されとって。トイレ行くのにも非常に困られとったというような話も多々あります。市長も行かれたときに教育長も、使われたかな、トイレ使われたかどうかわかりませんけど、非常に今の自分たちの住んでる生活環境とは大分離れとんじゃないんかなと思います。 前置きばかり言よっても時間が過ぎるばあなんで、質問に入らせていただきます。 質問事項の1、公共施設等の適正管理の推進についてということで。 要旨として、公共施設等総合管理計画等によるライフラインの老朽化対策の進捗状況はということでお伺いします。 ライフラインといいますと電気、水道、そういったもんが主に言われるかと思いますけれども、電気は電柱、電線、こういったものも年々つけかえて対応しておられると思います。その中で、上水道、下水道、これも管路の更新、どんどんされていってる。そういった中で、やはり建物は耐震の診断をしたり、統合する中でも解体したり、そういった方向である程度のデータがとれてるかと思いますけれども。 先般、同僚議員が質問している中で、市道の話も出ておりましたけど、市道、橋りょう、樋門、用排水水路、そういったものの総点検、これをやはりある程度のデータ化していなければ、道路の陥没、いろんな面で、専決処分で済むものはええけど、それはそこまでよりもっとかかるもんも起きるかもしれん。そういった中で、災害が起きたりする避難道路、そういったものも含めてどのように考えられてるのかお聞かせください。 そして、観光行政についてということで。 3町3支部の観光協会の統合をより強く推進するための方策及び助言等の状況はということで。 何か助言されたかな。もう何ぼ一緒になって瀬戸内市として一丸となって何でも、今非常に取り沙汰されてることにも観光協会がもっと力入れるんなら力入れてやってもらわにゃ、よそのほうのことみたいに、そんな感じでやるんではなしに、やっぱり市が一丸となって、もう14年がたって過ぎるようにもなってますから、そろそろ考えていくのに統合のほうの瀬戸内市の観光協会で一体化を目指していくんか、もうそれがだめなんならもとどおりの3町の観光協会に戻して、補助金も等々、補助する方向も3町に分けてしてあげたほうが活躍の場も多々生まれるんじゃないんかなと思いますので、この点についてお答えください。 そして、質問事項3、県道寒河本庄岡山線ブルーラインについてということで。 質問の要旨として、国道2号線のバイパスとして位置づけ整備されるよう近隣市と協力して国、県に要望をしてはということです。 これは私も議員になりたてのころから、町時分からこれ提言をしてきたわけですけれども、何ら進展もせず変わっておりません。無料化になってたくさんの人が通っていただけてる、この瀬戸内市来るのも観光面でいうても牛窓へ来られるのもブルーを来られたり、瀬戸内市としても一番大動脈の道路だと思います。 この岡山県を東から西へつなぐ唯一の道路、国道を回ればそれは国道も通ってますけれども、南のほうとしたら。それから、岡山市西大寺のとこまで行けば、これは岡山バイパスで、あるいは倉敷から玉島、今まだ延びて金光の辺まで拡張していっとんかな。向こうへ行ったことがねえからわからんけど。倉敷までは行っとると思うんですわ。途中、高架の工事もしておりましたけど。 そういうことから、やはりブルーラインは瀬戸内市にとって避難、そしてまた物資等運んだり、災害があったときにも一番重大な道路だと思います。そういったことから近隣市と協力して国、県へ強く要望していったらどうかなと。もう我々も協力はさせていただきますんで、その辺のお答えもよろしくお願いいたします。 そして、質問事項の4として、新火葬場の整備についてということで。 事業の進捗状況は。 2として、岡山市との協定締結までのプロセスはということで。 これは代表質問で質問されておりました。その中である程度のことは把握させていただきましたけれども、やはりこういう大きなものを動かして、他の市と協力していくとなると、日ごろからのつき合いもありましょうし、いろんな交渉していく中での内容も、やはり代表の市長が早々と行ってもっと中身のある話をして、それからまた事務方の調整もどんどん進めていくんが道筋じゃないんかなと思います。 岡山市さんも東山のいいのができたのが新聞にも載っておりました。また次の計画も進めておられるようですけれども、そういった中で我が市としても一緒のように協力して進めていくんであれば、もっと研究の仕方があるんじゃないんかなと思います。そういった中で考えがあったらお答えください。 さて、質問事項の最後5として、マイナンバーカードについてということで。 質問の要旨として、本市での活用状況と利用促進のための今後の取り組みはということで。 今まだ10%ほど取得されてる方、もう余り長くなると、最初に送ってきた書類等々がどこへ行ったかわからんようになることもありましょうし、早急に運動してたくさんの人に交付して利用価値があるようにしていただきたい。 今、コンビニ交付とか、今度税収のほうへ取り入れられるんか、福祉関係で使われてるのか、いろんなとこで活用はしていかれると思います。そういった中で、その状況をお答えください。 以上です。 ○議長(原野健一議員) 難波産業建設部長。                〔産業建設部長 難波利光君 登壇〕 ◎産業建設部長(難波利光君) おはようございます。 それでは、私のほうから質問事項の1、2、3につきましてご答弁を申し上げたいと思います。 まず、質問事項の1についてでございます。 インフラ、ライフラインの老朽化に関するご質問であります。 当市では、瀬戸内市公共施設等総合管理計画の中で、特にインフラ施設として、先ほどご案内がありましたように、建物だけではなく、道路、橋りょうといった施設も含め、今後の更新のあり方についてお示しをしているところでございます。 そして、国が示しているインフラの長寿命化基本計画、この基本計画に基づき、舗装と橋りょうについて現在長寿命化計画を作成しているところでございますが、現在の状況について簡単に説明しますと、まず市が管理している市道の状況でございますが、この市道の総延長が約624キロメーター、このうち舗装されているものが約498キロメーター。舗装率にしますと79.8%という数字になっております。 国からも道路施設の適正な維持管理を促されていることを受けまして、平成25年度から平成28年度にかけ車両が通行可能な、これは幅員が2.5メーター以上の道路でございますが、この市道342キロメーター、この342キロメーターについて路面の状況の調査を実施し、瀬戸内市の公共施設等総合管理計画に基づく個別の舗装計画というものを策定しております。 舗装の個別施設計画では、舗装の損傷レベルを小・中・大の3段階で評価を行い、損傷のレベルが中段階のもの、これが94キロメーターほどございますが、そして損傷レベルが大きいもの、これが12キロメーターございます。この損傷のレベルが中・大のものについて計画的に修繕を行うということにしております。 今年度は8.1キロ、来年度は9.8キロ、再来年度で6.7キロという感じに予定を組んでおりまして、順次舗装修繕を行う計画とさせていただいております。 なお、この道路の長寿命化計画につきましては、現在ちょっとホームページのほうにはまだアップができておりませんので、今年度、路面の調査のまとめができましたので、来年度に入りまして、また追って、道路の長寿命化計画についてもホームページのほうで公開のほうをさせていただきたいというふうに思っております。 続きまして、橋りょうの関係でございますが、橋りょうの老朽化対策については平成26年度から橋りょうの点検を実施しており、今年度で市が管理する全ての橋りょう、これは580橋でございますが、この点検が完了し、これを1から4の4段階の判定区分で評価をしております。 点検の結果を申し上げますと、緊急措置が必要とされている判定区分4の橋りょうは市内にはありませんでした。早期に措置を講ずべきとされる判定区分が3で評価されてる橋りょうが38橋。橋の機能に支障は生じておりませんが、予防保全の観点から措置を講じたほうがいいと、望ましいとされるこれが判定区分2でございますが、この判定区分2の橋りょうが92橋。そして、おおむね健全とされる判定区分1の橋りょうが450橋という結果になっております。 昨年度までに点検を終えた橋りょうにつきましては、橋りょうの長寿命化計画を策定し、先ほど言いました判定区分の3及び2の橋りょうに対して橋りょうの補修設計及び補修工事を、これも順次実施をしていきたいというふうに思っております。 橋りょうの舗装工事については平成28年度に1橋、29年度に6橋、平成30年度に15橋を既に実施しております。来年度も5橋の補修工事を予定しておりまして、大規模補修や橋りょうのかけかえなどを回避してなるべく長寿命化ができるように、今後とも経費の削減と、それから平準化、当該年度ごとの予算でどの程度の橋りょうの改修ができるかというところも含めて、今後も引き続き改修をしていきたいという方針とさせていただいております。 続きまして、質問事項の2でございます。観光行政、観光協会の統合ということで、これもかねてからご質問いただいてる事案でございます。 市内全域の観光振興を担うべく、平成29年度に一般社団法人化された観光協会でございますが、その下部組織である各支部は旧の町内において観光振興を受け持ち、地域の実情に合わせた施策を実施しているものと理解しております。 そして、合併から十数年たち、支部の実体が協会の機能的な運営や連携にどのような影響を及ぼしているのか。これまでも幾度となくこの点ついては議論がされておりまして、特に支部間の連携について疑問視する意見があるということも市として承知をしております。 支部制の廃止、そして組織の一本化の問題につきましては、これまでは支部の一斉廃止による統合を議論の中心にしてきた経緯があります。しかし、今後は段階的な支部制の廃止、統合を視野に入れた議論も必要であるというふうに感じています。観光協会は独立した法人でありますので、市としては支部制の廃止、そして統合、一本化という意見が時流の流れの中で自発的に協会内部から議論されることを希望しておりますが、観光協会事務局とのこれまでの協議、これは前回11月の議会のときにもご質問いただいて、その後も継続の協議を協会事務局のほうとさせていただいておりますが、この協議の中では前向きな姿勢を示していただいており、具体的な手法についてはこれから検討するというふうに伺っております。 言うまでもなく、観光協会は市の補助金により多くの事業を実施していることから、効率的な運営を我々としても求めなければなりません。このため、市といたしましても、引き続き効率的、効果的な運営をしていただけるよう組織の統合も含め積極的に支援、助言を行いたいと思っておりますので、ご理解のほどよろしくお願いをいたします。 それから続きまして、質問事項の3でございます。 このブルーラインでございますが、もともとこのブルーライン東備西播開発有料道路、つまり岡山県の東部地域と兵庫県の西播磨地域を結ぶ産業道路として昭和47年に工事着工し、昭和52年に全面開通、長年有料道路として利用されておりましたが、平成16年4月1日に無料化されております。その後、岡山県道路公社の解体により岡山県道397号線、寒河本庄岡山線となり、岡山県がその後、管理をしていましたが、平成21年4月1日に岡山市が政令指定都市に移行した際、岡山市の区間については岡山市が道路管理者となっております。 このブルーラインは、ご指摘をいただきましたように、無料化後、国道2号線のバイパス的役割を担っている側面もございますが、平成17年度とその10年後の平成27年度の交通量調査を比較した場合、12時間の交通量は493台減の7,174台という数値になっております。したがいまして、現在のところ交通量の著しい増加も見られないことから、整備を要望する期成会の立ち上げ等、具体的な協議が進めていないというのが現状でございます。 しかしながら、その一方において路線区間全般的に言えることでございますが、道路の法面あるいは舗装の状態の劣化も非常に激しくなっております。このことについては適正な維持管理を重点的に行っていただくよう岡山県備前県民局に対してお願いをしてるところであり、また通勤の時間帯においては、一部の区間、これは本市の区間ではございませんが、この一部の区間で慢性的な渋滞も発生していることから、本市としてこの道路の需要を考えた場合、やはり必要な整備の要望を声にしていかなければならないと思っているところです。 今後、新火葬場の事業が進むこととなればアクセス道路としてこのブルーラインの位置づけにも変化があると思われますが、そうなれば慎重に議論も進めなければならず、時期を見きわめながらの判断としたいと考えております。 またあわせて、このブルーラインの整備につきましては、我々行政の力だけではなく、議会の皆様方のご協力なくしては達成できないというふうにも思っております。したがいまして、今後いろいろな形でご支援、ご協力いただきながら整備に向けた動きを現実化のものにしていきたいというふうにも思っておりますので、引き続きよろしくお願いしたいと思います。 私の答弁は以上とさせていただきます。 ○議長(原野健一議員) 松尾環境部長。                〔環境部長 松尾秀明君 登壇〕 ◎環境部長(松尾秀明君) おはようございます。 私のほうから質問事項4についてご答弁申し上げます。 まず、要旨1の事業の進捗状況につきましては、これにつきましては一昨日の代表質問のほうで答弁しておりますが、重複する部分があります。                (「もうええで」と呼ぶ者あり) よろしいですか。 済いません。それでは、要旨2のほうの答弁をさせていただきます。 先ほどのご質問の中で市長が出向いてというようなお話をいただきました。昨年2月に市長のほう、岡山市の大森市長のほうを尋ねまして、新火葬場の整備について瀬戸内市の取り組み状況等を報告させていただいております。また、平成29年6月には岡山市瀬戸内市新火葬場整備推進検討会議を事務レベルで設置しておりまして、連携手法のあり方、進捗状況の報告、意見交換など協議を続けております。これからの予定でございますが、用地買収の状況を踏まえた上で、負担区分、負担割合、連携手法など、協定に盛り込む素案を具体的に協議していきたいと考えております。 また、素案につきましては両市で円滑に合意ができるよう、本市の希望といたしましては来年度の6月、7月には両市長を交えた協議の場を立ち上げたいというようなことも検討しております。 現段階で岡山市とは協定締結まで至っていないという状況ではございますが、協定内容を早いうちに報告できますよう、今後、岡山市と連携を密にして具体の協議を行いたいと考えておりますので、ご理解いただきますようよろしくお願いいたします。 私のほうからは以上です。よろしくお願いいたします。 ○議長(原野健一議員) 森市民部長。                〔市民部長 森 浩徳君 登壇〕 ◎市民部長(森浩徳君) おはようございます。 私からは質問事項5についてご答弁いたします。 本市でマイナンバーカードを所持している方は平成31年1月末現在で3,881人となり、交付率は10.4%になります。マイナンバーカードは公的な身分証明書として使用でき、国税電子申告システム、納税システムなどe-Taxなどの電信申告が可能です。 また、本市では平成30年1月より住民票の写し、印鑑登録証明書、課税証明書がコンビニエンスストアで取得できるようになりました。本年3月1日からは、戸籍全部、個人事項証明書及び戸籍付票の写しも取得できるようになります。コンビニ交付サービスの前提となるマイナンバーカードの普及啓発のため、今年度は街頭や成人式で啓発グッズの配布等を行っています。また、本庁総合窓口では写真撮影等、マイナンバーカードの申請支援を行っており、毎月20人以上の方がこのサービスを利用しカードの申請をされています。 政府では、平成32年度中にマイナンバーカードに健康保険証の機能を付加するための準備も進められており、今後もカード普及のためのPRに努めてまいります。 私からは以上でございます。 ○議長(原野健一議員) 入江総務部長。                〔総務部長 入江隆晴君 登壇〕 ◎総務部長(入江隆晴君) おはようございます。 それでは、私のほうからも質問事項5、要旨の1について、情報部門のほうから答弁をさせていただけたらと思います。 マイナンバーにつきましては、行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用に関する法律、いわゆるマイナンバー法に基づきまして、税、社会保障、災害対策及びそれに類する事務であって、条例で定める事務にのみ利用が可能というふうにされております。 ただし、マイナンバーカードに搭載されたICチップの空き領域を利活用するということで、それは可能だということで、瀬戸内市においては国の施策等にあわせて、各部局において検討しているというところでございます。 今後につきましては、総務省では公共施設などさまざまな利用者カードを集約することであるとか、民間で使用しておりますクレジットカードのポイントやマイレージなどを地域経済応援ポイントとして変換をして、自治体内で消費拡大につなげるということを目的としたマイキープラットフォーム構想を提唱いたしまして協議会を設置しているところでございます。 本市、瀬戸内市におきましても、来年度、この協議会に参加することについて、県を通じて総務省に参加の意向を回答をしておるところでございます。 先ほど森部長からも話がございましたが、厚生労働省のほうにおきましても2020年から健康保険証の利用について本格運用を開始するということもあるようです。引き続き、国、県、他自治体の動向を注視しつつ、適正な取り組みができるよう準備を進めてまいりたいと考えておりますのでよろしくお願いをいたします。 私のほうからは以上です。 ○議長(原野健一議員) 日下敏久議員。                〔17番 日下敏久議員 登壇〕 ◆17番(日下敏久議員) 5番目のマイナンバーカードから2回目の質問をさせていただきます。 最初、出発した国のほうから、出発した時点の考え方とは大分ずれたり、いろんな方向で、かなり速度が遅い感じで進んできておりますけど、今後、福祉関係で、保健福祉部のほうの関係ではどんなんですか、今。全然こういうふうな動きはないんですか。 ○議長(原野健一議員) 松尾保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(松尾雅行君) 保健福祉部関係では主に予防接種であるとか、妊娠届け、それから未熟児医療、それからがん検診等について、こちらのマイナンバーカードの利用について今考えているところなんですが、今後、関係部署と協議しながら進めていきたいと考えております。 ○議長(原野健一議員) 日下敏久議員。                〔17番 日下敏久議員 登壇〕 ◆17番(日下敏久議員) やはり国のほうから流れてきたもんだけで進んでいくんでなしに、先進でよく考えて、利用便利が進むように考えていかなければ、なかなかこの普及というんか、難しいですわね。もう国のほうの言われてたとおりに進んでいきょったらかなり速度が遅い。 執行部の皆さんで交換されてる人、おられます。二人、三人、四人。おお、ほんならパーセンテージが合うな。いや、やっぱりな、もうちょっと率先して、何遍も言うようなけど、前にも言うたと思うけど、やはり職員の皆さんぐらい率先してやっていくぐらいな意気込みねえと、なかなかそういった方向にはならんよ。もっと宣伝して、その辺宣伝に、広く。 ○議長(原野健一議員) 森市民部長。
    ◎市民部長(森浩徳君) 今後も市民サービス向上のためにコンビニ交付等も始めておりますので、しっかりPRのほうを進めてまいりたいと思います。今年度も若い方のほうがとりやすいかなと思いまして、邑久高の生徒にもパンフレットを全員に配るなど実施しております。 ○議長(原野健一議員) 日下敏久議員。                〔17番 日下敏久議員 登壇〕 ◆17番(日下敏久議員) 便利のいいことは確かじゃから。だから、よろしくお願いします。 それでは、その上に行きまして、火葬場について。 ある程度の流れはわかりました。市長のほうも行って協議をされてる中で、岡山市の議員さん、また市長さん、担当者の方、そして我々、現地視察はどうですか。我々のほうはいつでもできるんですけど、岡山市の関係者の方々の現地視察されましたか。 ○議長(原野健一議員) 松尾環境部長。 ◎環境部長(松尾秀明君) 岡山市の担当部局の方につきましてはご案内をさせていただいております。確認をしていただいております。 ○議長(原野健一議員) 日下敏久議員。                〔17番 日下敏久議員 登壇〕 ◆17番(日下敏久議員) 案内してどこらあたりを見られたんか。ドローンでも飛ばして画面でも見られたんですか。ブルーを通りょってこの辺じゃというやつで見たんですか。おりて敷地内をずっと大体こういうあたりですという確認をせられたんでしょうか。 ○議長(原野健一議員) 松尾環境部長。 ◎環境部長(松尾秀明君) 済いません。ブルーラインを邑久方面から虫明方面へ行く中でこのあたりですと。また、虫明インターから折り返して邑久のほうへ帰ってくるところでこのあたりですという案内です。済いません。 ○議長(原野健一議員) 日下敏久議員。                〔17番 日下敏久議員 登壇〕 ◆17番(日下敏久議員) えらい軽いな。何か奥津へ分収造林を見に行ったときもな、災害で登れなんで、そういう見方もしたけどな、やはりもうちょっとそこの敷地、協力して物をつくるという話でしょ。それだったらもっと熱心にきちっとした範囲を示されて、心構えが違うと思うんよ、やっぱりな。もう右見て、左見てというて、観光バス乗っとんじゃないんじゃから。その辺はもう一遍、我々も含めて考え方どねえなん。 ○議長(原野健一議員) 松尾環境部長。 ◎環境部長(松尾秀明君) ありがとうございます。 岡山市の担当部局とは日程調整をさせていただいて、下のほうから敷井のほうの県道、細い県道でございますが、そちらから現地のほうへ出向いて、ここからここまでの範囲でというあたりでご案内させていただきたいと思います。 また、議会の皆様方にも時間が合えばぜひ日程調整のほうさせていただいてご案内させていただけたらと思います。 ○議長(原野健一議員) 日下敏久議員。                〔17番 日下敏久議員 登壇〕 ◆17番(日下敏久議員) そういった意気込みを出して物事を運んでください。 2番の観光行政について、ほんなら2回目をお願いします。 部長のほうもいろいろと考えられて、指導されて、助言をされてくれとるんじゃないんかなと私は思います。しかしながら、今大きな瀬戸内市を巻き込んだ大きな話が流れております。そういったもんにも、こういった組織が先頭になって旗立ててやるんが普通じゃねんかな、そりゃ。よそのほうのことはもう関係ねえような感じですが。 テレビ等で牛窓のほうの宣伝が流れてるのを見られました。どこの観光協会になっとったかな。 ○議長(原野健一議員) 難波産業建設部長。 ◎産業建設部長(難波利光君) 牛窓町の観光協会ということで宣伝をされてるというのは承知しております。 ○議長(原野健一議員) 日下敏久議員。                〔17番 日下敏久議員 登壇〕 ◆17番(日下敏久議員) もうやはりもとに戻したほうがええというようなやり方の宣伝じゃないんかなと私テレビ見ました。それから、もう最終的にここで総会があります。総会等にどなたが出られる。市長出られるんかな、総会に。誰が出られるん。こっちからも出られるじゃろ。ほんなら、その中ではっきりともう言ってくださいよ。市長、出られる。副市長、出られる人がちょっと返事してみてくださいよ。 はっきりともう統合して瀬戸内市の観光協会になるんか、三つに分かれて各町で頑張ってやるんか。そら今のやり方だったらもう各町でやって、お金も各町でもろうたほうがやりやしいし、もうきちっとしたもんができると思う。その辺について市長、お願いします。市長が出るんなら。 ○議長(原野健一議員) 武久市長。 ◎市長(武久顕也君) 観光協会の組織のあり方については我々も以前から問題意識を持って当たっているところであります。今ご提案いただいた内容も含めて、そうした厳しい意見があるということ、そして観光協会としての地域に対する成果がどのようにもたらされているのかということ、こういったところも含めてしっかりと話をさせていただく必要があるかなというふうに思っております。 私、総会に大体出させていただいておりますので、担当部局とも……                (17番日下敏久議員「発言しょんかな」と呼ぶ) 担当部局ともいろいろ話し合いを進めていきながら、瀬戸内市にとっての皆さんに求められる観光協会となるように、また引き続き頑張っていただけるように、我々もできることを一生懸命やっていきたいというふうに思います。 ○議長(原野健一議員) 日下敏久議員。                〔17番 日下敏久議員 登壇〕 ◆17番(日下敏久議員) 市長がほんなら出席されるんですね。なら違う話を長々とせられるんじゃなしに、こういった肝心な話を詰めてやってくださいよ。もうどこのまちに行っても観光協会、商工会いうて、これはまちのメーンですよ。 今の質問出しとるブルーラインでも、観光道路としても十分瀬戸内市が利用できる道路じゃ、いろんなことで。そんな中でもやはりもうちょっと市長、確実に進む方向で、もうそれは進むんか、分かれるんか、コンパクトシティー好きなんじゃから、コンパクトにするんか、その辺をもうはっきりもう考えを言うて進めてくれ。 ○議長(原野健一議員) 武久市長。 ◎市長(武久顕也君) 経済、産業をどのようにしっかりと活性化させていくかということは、市にとって本当に大きな顔になると思います。こうしたところが市の情報の発信力につながったりとか、また行政ではできないところを観光協会のような外郭団体の皆さん方が役割分担をしながらやっていっていただく。そして、そこはお互いの信頼関係でしっかりと取り組んでいくということが本当にまちの顔になるというように思いますので、ご指摘の点、重々踏まえてこれから話し合いを具体的にしてまいりたいと思います。 ○議長(原野健一議員) 日下敏久議員。                〔17番 日下敏久議員 登壇〕 ◆17番(日下敏久議員) よろしくお願いいたします。 それでは、公共施設等の適正管理の推進についてということで再度お願いします。 部長からも市道等の点検状況、いろんな中での計画等々のお話があった中で、道路、建物、そういったものはある程度進んでいっとるというの、今十分わかりました。 用排水路、水路の三方コンクリできちっとようかん切ったようにぴちっとしたら、ここにあぜ道とか河川の側道がありますわね。これがかなりの段差がついた、穴があいとるというところはかなりあると思うんです。それも今の豪雨が、異常気象ですわね。異常気象で雨の降りようも多いからかなりもうかぶさって上に河川からあふれてくるから、そのへりがかなりもう陥没していっとる。そういったところの状況を把握されてますか。 ○議長(原野健一議員) 難波産業建設部長。 ◎産業建設部長(難波利光君) この用排水路については私も統計的な数字を何とか拾えないものかということで、実はちょっと調べたこともあるんですけども、なかなかちょっとデータがなくて、実際に瀬戸内市内でいわゆる農道、それから用排水路というものがどれぐらいの延長、管理してるものがあるのかというところの統計数値というのはございません。 したがって、今この用排水路を把握する一つの手法というのは田んぼの面積、水田、畑の面積からその面積の周囲、面積のぐるりから大体これぐらいの用排水路あるいは農道があるんじゃないかということで、それをもとにいろいろな調査の基本となる数字に換算しております。 したがいまして、先ほどご質問いただきましたどの用排水路が傷んでいるというのはもう地元の皆さんからのご要望によって修繕をさせていただくということでの把握ということでさせていただいているのが現状でございます。 ○議長(原野健一議員) 日下敏久議員。                〔17番 日下敏久議員 登壇〕 ◆17番(日下敏久議員) 部長な、何で今回この質問を取り上げさせてもろうたかというたら、わかろう。私の住んどるすぐ近所が陥没したんよ、市道が。たまたま近所の人が気がついたからすぐ修理ができたけど、あれが夜やこうじゃったらまた専決が出るところじゃがん、もうちょっとで。専決ぐらいなええけど、それよりもっと激しいことになっとった。だから、その樋門の近くとか、水路の側道、これをもう把握してくれいうて言よんです。 道路でも陥没するというたら水が越しとるとこじゃから、もう必ず。私の住んどるところの近くも長年、10年来、道路で魚でも飼うんかなというぐらい雨が降ったらたまりょったとこも、最近何かきれいに舗装されとるから、よくなったなと思うて。いろんな面で早目、早目に措置していきょったら、必ずもうそんなお金がかからずに処理ができるんですよ。 今の学校関係でも皆そうですわ。あの学校の教育施設やこうでも。あの外壁やこうが汚れてきて、雨が伝うてきて、それやこうもほっとる。早目に吹いときゃ安うて済むものを、今度は次に発注するころになったら、今度は洗い出しで全部洗うてしもうて、落としてしもうて、きれいにしても最初からまたやり直さにゃおえんようになる。 しゃあから、同じ金かけるんなら、早目、早目にかけたほうがもうトータル的には安うなる。だから、そういった面でやはり把握する方法を、もう全ての瀬戸内市の産業建設関係のデータ化をして、きちっと調べて、そういうものを出して基本的なものがあれば、各部落で、ああ、ここがこういうふうになった、あっこようなったというてもすぐそれで見てすぐできるから。そういった方法をとったらどんなかなという話です。 ○議長(原野健一議員) 難波産業建設部長。 ◎産業建設部長(難波利光君) ありがとうございます。 用排水路については転落防止というような視点も議論されつつあるところだと認識しております。どういう手法でこの用排水路のデータ化ができるのかというのは今後のちょっとを研究課題とさせていただいて、なるべく早いうちに、他市での取り組み事例なんかがあれば参考にさせていただきながら取り組んでいきたいというふうに思っております。 ○議長(原野健一議員) 日下敏久議員。                〔17番 日下敏久議員 登壇〕 ◆17番(日下敏久議員) ぜひともいろんな面で市民の安全・安心を確保するためにも、こういったものが必要じゃないんかなと思います。早急に建設部の関係、これはやってください。 それから、建物のほう、公共施設の再編のほうも考えながら、こういった方向はこっちで考えるんかのう。その辺、全部データとれとんか、これから考えるんか。耐震だけはやれとんじゃろうけど、ほかはどうですか。 ○議長(原野健一議員) 入江総務部長。 ◎総務部長(入江隆晴君) ありがとうございます。 まずは庁舎再編というところでやっておるところでございます。 それぞれ総務部といたしましては、庁舎の再編計画に基づいて現在進めておりますし、それから学校施設については教育委員会のほうで進めておるところでございます。 大きな財政的に負担のかかるところでございますので、しっかり計画を立てて順次進めてまいりたいと思いますのでよろしくお願いいたします。 ○議長(原野健一議員) 日下敏久議員。                〔17番 日下敏久議員 登壇〕 ◆17番(日下敏久議員) いろんな面で老朽化が進んどる。最初、トイレの話もしましたけれども、これも機械の設備の老朽化じゃ。いつんなったらするん。 今度は直接トイレだけに質問したほうがええかな。これ全体的にじゃなしに。今度は、今は担当がどこにんなったん。それだけ聞こうか。 もう一遍言おうか。 B&Gのとこにあるあのトイレの話じゃ。使うたか。きちっと責任持って言うてんよ。何かこの前あっちのほうで答えよったけど、今度はこっちのほうへ来て、そこ。どこですん。 ○議長(原野健一議員) 薮井教育次長。 ◎教育次長(薮井慎吾君) 邑久のB&Gのトイレにつきましては、全体がスポーツ公園でありますので、教育委員会のほうで検討して整備のほう進めていくということになります。 ○議長(原野健一議員) 日下敏久議員。                〔17番 日下敏久議員 登壇〕 ◆17番(日下敏久議員) 前には子ども広場でどねえやら、こねえやらという話が出とって、今度はそこへ来て、そりゃあええわな。向こうで1年前におって、今度はここへ来たらまた1年あるし。今度はどこへ行くん。今度は三浦部長のとこかな。三浦部長のとこへ行ったら閉鎖するぞ、ほんまに。もうそれはおめえ、もっと考えてせなんだら、ほんまに。 その辺はもうよう考えて早急にやってくれ。もう一、二年うちわでも。1年うちわというの、もう来年のマラソン大会にはええトイレができとるというようなぐらいな勢い出してよ。これはお願いじゃから。 最後に、質問事項3、県道寒河本庄岡山線ブルーライン。 397号線というて部長が今さっき言われた。これな、今でも赤穂のほうまで出られて行かりょうる人が結構おるんよ。備前へ出るんも変わらんから、今、赤穂から寒河のとこが真っすぐ向こうへ出られるようになっとるから。だから、かなりまた形が変わっとん。 統計をとったら493台ほど少のうなっとるからどうでもええような言い方もされたけど、それはたまたまそのときは通りょらなんだんかもしれんけど。今、岡山のほうへ朝の通勤がどこまでつかえとるか知っとります。市長、どこまでつかえとる、向こうから来よったら。わからん。 いや、こっちから行きょったらな、私の住んどるところの前のブルーよりまだ後ろへ来とるよ。もうちょっとしたら本庄のほうまで行くかもしれんしな、つかえよんが。物すげえつかえとんよ、あの合流する地点が。へえから、岡山のほうからこっちへ来るのもつかえとんよ。もう非常につかえとる。それで、つかえとるから下へみんな行かれらあな。じゃから、下も結局同じ形になっとんよ。きのうから村田のつかえとる話ばあせられよったけど。村田だけじゃなしに向こうへ行かりょうる人もつかえとんよ。じゃからその辺もよう考えて、早急に我々も協力もしますし、へえから備前のほう、岡山市、県、そういった方向へも一緒にみんなで行って、陳情もすりゃええわけだし、頼みもすりゃええわけじゃ。そういうところを協議会みたいなもんが早急につくれるような段取りできるんかな、できんのかな。 ○議長(原野健一議員) 難波産業建設部長。 ◎産業建設部長(難波利光君) 一昨年、このブルーラインの混雑を踏まえた上で、国土交通省のほうに対して何かいい考え、アイデアはないだろうかということでお話をさせていただいた経緯もございます。 そういった中で、先ほど1回目の答弁の中で申し上げましたように、結束部、国道2号とブルーラインとの結束点が非常に複雑な道路管理体系をとっておりまして、国、それから岡山市さんということで、県が一部かんでるところもあるんですが、この道路形態を解消していくというところから入っていかないとなかなかこの渋滞問題を解決するということにはなっていかないと。 この渋滞に対しての岡山県全体での対策協議会というのもございます。今後はそういったところで取り上げていただけるように、我々としてはちょっと働きかけをしていきたいというふうに考えているところでございます。 ○議長(原野健一議員) 日下敏久議員。                〔17番 日下敏久議員 登壇〕 ◆17番(日下敏久議員) そっちの方向もやっていただいて、やはり早急にもう、他市にもお願いするんなら我々が行ってもええし、特に備前市さん、岡山市さんと協力してやる方法を考えようや。だから、そういうところの話を最初に出発点だけしてくれたら、我々議員も関係しとる議員さんだけでもええし、みんなで行ってもええし、いろんな方法もあると思うから。みんなで協力してな、やっぱりええ方向へ向くんなら頑張ってやらにゃおえん、それはな。 だから、そういったことができるんかどうか、市長。 ○議長(原野健一議員) 武久市長。 ◎市長(武久顕也君) 我々もどのような可能性があるかということを関係の機関、団体とも協議をしながらできるだけのことをやってみたいと思います。 ○議長(原野健一議員) 日下敏久議員。                〔17番 日下敏久議員 登壇〕 ◆17番(日下敏久議員) 早急に、ほかの運動もええけど、その運動もよろしゅうお願いしますよ。 それから、部長な、今、合流地点、ブルーからの合流地点、へえから岡山から来たあれで西大寺でおりる、これのあの地点はもう考えよるから、それは前へ進んでいくと思う。国のほうで考えて何か前向きになるような、トラックターミナルとそこは何か考えとるらしいから、しゃあからそっちはもう簡単に進むんじゃから、進まんほうを努力してやってくれ。よろしゅう頼みます。 それから、とにかく市長、いろんな流れの中で、やはり市民が本当にまあ瀬戸内市よかったなあと思うようなまちづくりを考えてやっていただかなんだら、代表質問から今まで一般質問、みんなでせられとる。みんな市民のために思うて頑張ってこられとんじゃから。その点を市長、副市長、教育長、まちを代表する三役なんじゃから。その辺はやっぱりしっかり考えてやっていただかなんだらおえんと思う。よろしゅうお願いして、私の質問を終わります。 ○議長(原野健一議員) 以上で日下敏久議員の一般質問を終わります。 ここで10分間休憩いたします。                午前10時27分 休憩                午前10時37分 再開 ○議長(原野健一議員) 再開いたします。 次に、発言順序14番、馬場政敎議員の一般質問を行います。 14番馬場政敎議員。                〔14番 馬場政敎議員 登壇〕 ◆14番(馬場政敎議員) 改めまして、おはようございます。 今回は3件出しております。よろしくお願いいたします。 まず、歴史文化資産の活用についてと、この一般質問、3日間ありますけども、最後残っていらっしゃいますけども、いろいろ歴史文化ということの中で、買う、買わんとかいろんな形の中で討論もしてまいりました。その中で、私としてちょっと聞いときたいなという思いがありますので、これを書かせていただきました。 一つ目が、一つしかありませんけども、これは歴史まちづくり法という法律ですけども、行政の方は何か難しい名前をつけるみたいでして、舌をかむような、地域における歴史的風致の維持向上に関する法律に基づき、本市も歴史的風致維持向上計画を策定してはどうかと。これは総合計画にありますけれども、歴史まちづくり法にのっとって本当に歴史とまちづくりを一緒にするような形で全体的に本当に瀬戸内市として考えていかなければいけないんではないかと。18番の先輩議員も昔からこれを言われてますし、我々の地域でもお祭りであるとか、いろんな伝統行事がなくなってきてることも行政のほうに報告し、いろんな支援をお願いしてきているところです。 地域の歴史と文化を考えたときに、日本人が持つふるさとを思う気持ちと誇り、生まれ育った地域への美意識の向上は地域づくりなしでは実現できないというふうに思います。昨年の9月の山鳥毛のときにも少し言わせていただきましたけれども、風景10年、景観50年、風土100年、各地区が長年培ってきました伝統文化は歴史を持っており、地区の風土として根づき、この日本の国民の民度の高さの、私は基本になっているというふうに思います。 各地の格差の問題、それから地域支援格差については行政と民間との間で我々議員も含めまして問題点を解決するためにまちづくりという対処方法が長年されています。 典型的な例では、課題では、住環境の改善、上水道、合併浄化槽、いろんな形の中で住環境の安全や、防災、交通の問題先ほどありました、農業、水産業、先ほど諸先輩が言われた商工観光等におきましても、代表質問、一般質問において取り上げられて、困難な合意に立ち向かって解決していく行政と市民の努力、議会の努力も行われています。 目の前に見る課題を解決していくのも、これもまちづくりです。また、諸先輩を初め、皆さんが各地域に思う思いを込めて、地域が持つ未来に可能性を開くまちづくりへ展開することも私は必要だというふうに思います。 歴史、文化を含めた地域の風土にかかわる創造性は、地域にかかわる多くの人々と現場に立って全体を見詰め、今後のあり方についてまとめることが私は重要だというふうに思います。総合計画にも歴史文化のことをいろいろと書かれてますけれども、どのように地域の文化や伝統を保存していくのか。一度とり誤ってしまうと再開にはすごいエネルギーが必要です。 お聞きいたしますが、総合計画とは別に行政の思いを、これは山鳥毛も含めてかもしれませんけれども、本当に行政が歴史文化に対する思いを総合計画とは別に、保健福祉部とかいろいろ別冊で計画書をつくっとるじゃないですか。ああいう形で行政の思いを少し深く施策として取り上げてみてはどうでしょうか。 名前は通告書にも書いておりますけれども、仮に歴史的風致維持向上計画、これは津山、もうご存じだと思いますけれども、津山市がされてます。それから、高梁市がされてます。国の認定を受けた中で補助金を取られたと。昨年は10周年を迎えました。平成20年にこの法律を受けて国土交通省がこういうことをやってくれと、やはりそういう思いが国にもあったと思います。景観法との関連もあり、私も景観法の質問させていただきました。相反するものになろうかと思いますけれども、国はこれを進めながら地域のまちづくりを進めようとしています。 去年はシンポジウムも開かれました。瀬戸内市もぜひいろんな文化伝統たくさんありますよ。ぜひ歴史まちづくり計画としてまとめてみて、我々にきちっと示してもらいたい。幾ら論議をしても文書になって計画書として上がってくれば、もっとより深い議論ができるものと私は思います。ただ単に今の総合計画ではわからない部分が非常に多い、そういうふうに感じましたので、市の思いを一度まとめてもらいたいなという思いがあります。まず、第1項目めです。 それから2番目、人口減少時代の上下水道経営について。 企業経営を導入されて、前のように繰出金が幾らですかとかいろんなことを、今は市民部長ですけれども、財政課のときにいろいろと聞かせていただいて、非常にありがたいなという思いもありました。人口減少に伴いと書いてありますけども、人口が減少したらという話です。人口を減少させないようにいっぱい頑張ってますからそんなことありませんと言われるんであれば、それなりに経営改善ができてくるというふうに思います。 ただ、今の状態の中で人口減少に伴い給水量が減ってきています。どのように対応して経営改善をどのように取り組んでいくのかお聞きいたしますのでお答えください。難しいところがあると思いますが、一応は考えていかないと、企業だったらこのままですと倒産してしまいます。あくまでも瀬戸内市から補助金をもらってるという企業という立場の中でどのように考えていくのか教えてもらえればと思います。 下水道にしてもそうです。下水道は特に繰出金が大きい。下水道と合併浄化槽の設置率等を考慮した本市の汚水処理率、こういう言葉がいいのかどうかわかりませんけれども、本当に瀬戸内市はどのくらい下水の処理ができているのか。環境部長と、それから下水道部長との間でどういう形ですり合わせてこの瀬戸内市はどのくらい合併浄化槽と一戸建ての浄化槽、マンションもある、そういう中で本当にどのくらいの下水を処理できてるのか、環境部長、お願いしたいと。 その中で、繰出金が多い中、もう山鳥毛どころじゃないですよ。経営改善をどういうふうに取り組んでいくのかお願いしたいというふうに思います。 それから、災害時の対応についてということで、危機管理部長から今の鉄塔の無線機、どうするか、どうこうという話がありました。ちょっと気になったんですけれども、スプリアスの規格が変わったということなんで改めてお聞きしますけれども、情報伝達手段の一つして災害情報時の放送局の臨時災害放送局、要はコミュニティ放送ですか、これを導入を検討してはどうかと。これがありますけれども、一つには危機管理部長が言われたように、本当にあと2年後に放送塔が使えなくなると言われたので、電波の基準が変わった、スプリアスが変わったということは、私もえっと思って見たら、技術審査の基準も変わってまいります。そうなってくると、瀬戸内市に何台、防災無線、車上無線をつけてるんですか。それもあわせて全て対象になってきますよ。 アマチュア無線でも技適マーク、技術検定が受けてない無線機は使うことができません。それも踏まえて、今後、情報伝達手段、アプリのことも言われると思うんですけれども、いろんな形で、もしもそういうことがないんなら別に構わないんですけれども、今の車についている無線、行政無線ですから、新しい規格に変わるとスプリアスの問題でひっかかってくる、技適マーク。これは法律ですから、市が守らないといけないとこですので、確認をぜひしておいてもらいたいというふうに思います。 それと、アマチュア無線局、一応協定を結んだということですけれども、すぐにすぐ持ってきて情報伝達手段の一つとしてはなかなか使えない、練習もしないといけない、臨時災害放送局についてもどのような形でやっていくのか、アプリもそうですし、たちまち2年後に放送塔をどうするのかということが出てくると、大至急考えてもらいたいと思いますのでよろしくお願いいたします。 それと、災害情報を把握するためにドローンを活用してはというところです。 先ほども17番議員のところでドローンの話が出てきました。これはパソコンのときと私は一緒だと思います。パソコンを今から30年、40年前にパソコンがはやったときに、企業の場合、何やパソコンで遊んどんじゃないかと、そういう風潮でパソコンをいろんな形で使っていると白い目で見られた時期がありました。今はそんなことないですよ。パソコンが使えないとついていけない。いずれドローンがないと仕事ができなくなりますよ。それをどういう形で行政が早取りをしてやっていくか。市長はよく協定を結んでやられると言いますけれども、災害が起こったときに協定を結んでいろいろやってくれる、それは1週間、3日先に物資を運んでくれるとか、その前に情報を集める必要があります。いざ自分の地域はどんだけの被害が出とんだろうか、それを道路が使えない中、見てまう。崖崩れを見ている。この間のいろんな震災、地震のときの映像もあれ全てドローンですよ。 そういう形の中で、これから一生懸命ドローンを皆さん習って、何でもいいじゃないですか。何か市が行事をするときに航空写真じゃないですけれども、ドローンを使って写真を撮って、それを広報で載せるとか、そういう訓練をしていざというときに使う。 消防のほうにおいても人を赤外線で感知するような機械をつけてやる、物資を運ぶ、そういうことも私は必要ではないか。これから自動運転の時代も来る、ドローンの活用もしてくる。やはりこういうICTに向かった活用をしていかないといけないという思いがありますので、災害状況を把握するためにドローンを活用してはどうかというものを書かせていただきました。ただし、これは災害だけではないと思ってもらえばいいと思います。 以上です。 ○議長(原野健一議員) 薮井教育次長。                〔教育次長 薮井慎吾君 登壇〕 ◎教育次長(薮井慎吾君) 失礼いたします。 それでは、私のほうから質問事項1についてご答弁をさせていただきます。 地域における歴史的風致の維持及び向上に関する法律につきましては、文部科学省、農林水産省、国土交通省の共管で地域におけるその固有の歴史及び伝統を反映した人々の活動と、その活動が行われる歴史上、価値の高い建造物及びその周辺の市街地とが一体となって形成してきた良好な市街地の環境として定義されている歴史的風致の維持及び向上を図るために制定をされているものでございます。現在、岡山県内では2市が策定をされております。 この計画策定につきましては、重点区域と重要文化財、重要有形民俗文化財、または史跡名勝天然記念物として指定された建造物の用に供される土地の区域及びその周辺の土地を定める必要があります。文化財行政とまちづくり行政が連携し、歴史的風致を後世に継承するまちづくりの取り組みを市が行っていくことが必要であるというふうに考えております。 また、文化庁では市町村が歴史的風致維持向上計画を作成するに当たりまして、あらかじめ地域に存在する文化財を調査等によりまして的確に把握し、文化財を周辺環境まで含めて総合的に保存、活用するための基本的な構想であります歴史文化基本構想を策定し、それを踏まえた歴史的維持向上計画というふうにするように努めることが望ましいというふうにされております。 こういったことから、教育委員会にとりましては歴史文化基本構想の策定に取り組むため、この策定に必要な情報収集を行いまして今後の計画策定につなげていきたいと考えておりますのでご理解いただきますようよろしくお願いいたします。 ○議長(原野健一議員) 萬代上下水道部長。                〔上下水道部長 萬代 昇君 登壇〕 ◎上下水道部長(萬代昇君) 失礼します。 私のほうから質問事項2、質問の要旨1、2の答弁をさせていただきます。 まず、要旨1でございます。 人口減少や節水型社会の浸透などにより給水収益は年々減少しており、平成29年度の給水収益は平成25年度と比較すると4年間で2,000万円、約2.5%の大幅な減少となっています。今回策定中の水道ビジョン・経営戦略での将来の水需要の見通しについては、今後も人口減少などに伴い給水収益は減少し、現行の水道料金を据え置いた場合の試算では、平成29年度の約7.8億円と比較すると10年後には約7.3億円で約5,000万円の減少、20年後には約6.9億円で約9,000万円の減少、50年後には約6.2億円で約1.6億円の減少となる見込みとなっています。 また一方、経年化した施設や管路の更新に伴い多額の投資費用が必要であることから、給水収益の減少によって経営状況は年々厳しくなる予測となってございます。 これまでも業務の見直しやコスト縮減など、経営の健全化に取り組んできましたが、引き続き浄水場や配水池などの施設の統廃合や長寿命化などにより更新に伴う投資額や維持管理費用を抑制することや、福山浄水場の自動化などに伴う浄水施設の管理体制の見直しと適切な人員配置など、労働生産性の向上を図ることなど、事業経営の効率化を図っていきたいと考えてございます。 将来において健全で持続可能な事業経営のために必要な資金を確保し、収支の均衡を図っていくためには、引き続き経営の健全化に取り組む一方で、損益の収支が赤字となる場合などには水需要の減少に対応した適切な水道料金への見直しについて検討することが必要となってきてございます。 続きまして、質問要旨2でございます。 合併浄化槽を含む本市の汚水処理率は平成30年3月31日現在で83.48%でございます。現在の経営改善の取り組みは事務の効率化や薬品等の一括購入により経費節減に取り組んでございます。 今後の経営改善策といたしましては、ストックマネジメントの導入により今後発生する施設整備の更新に係る経費の平準化を図ります。 また、公共下水道事業では平成27年度に長船浄化センターを廃止し、長船中央浄化センターに汚水処理機能を統合しましたが、今後は人口減少を考慮し、農業集落排水を公共下水道へつなぎ込むことによる施設の統廃合や、処理場の汚水処理能力について施設、設備の更新時に実際の流入水量に見合う能力に適正化することで施設、設備の維持管理に係る経費の節減を検討していきます。 さらに、現在県を中心に県下市町村が参加し、下水道事業の広域化・共同化計画の策定に向けて勉強会を行ってございます。この広域化・共同化計画は市町村単独での施設の統廃合に加え、市町村の枠を超えて施設の統廃合や事務作業を共同化することも検討の対象とされています。国からの要請で都道府県単位での策定が求められていますので、共同化を検討し経営改善に努めてまいりたいと考えてございます。 以上でございます。 ○議長(原野健一議員) 奥田危機管理部長。                〔危機管理部長 奥田幸一君 登壇〕 ◎危機管理部長(奥田幸一君) 失礼します。 それでは、私のほうから質問事項3、質問の要旨1、2についてお答えさせていただきます。 臨時災害放送局、災害FMは災害で被災した市町村が復旧復興に必要な生活情報や行政情報を住民に伝える手段が必要だと考えたときに使用できる国の制度でございます。阪神・淡路大震災の経験等を踏まえ、平成7年2月に制度化されています。非常災害時、被災した地方公共団体が総務省中国総合通信局に電話で免許申請を行うと迅速に免許を受けることができ、すぐに放送が開始できるというものでございます。 臨時災害放送局の大きなメリットは、県全体をカバーするNHKや民放では伝え切れないきめ細やかな情報を住民にお伝えできることです。例えば、安否情報、炊き出し情報、仮設風呂情報、給水情報などがあります。中国総合通信局では臨時災害放送局用機器を配備しており、災害発生時の臨時災害放送局として使用する用途の場合、地方公共団体からの要請により無償で機器の貸し出しを行っております。 東日本大震災では28市町村で開局し、平成27年9月の関東・東北豪雨による鬼怒川の堤防決壊等で大きな被害を受けた常総市でも市役所本庁舎に開局した常総災害FM局が連日災害情報や支援情報などを市民に発信しています。その後も熊本地震の益城町、昨年の7月豪雨で被災した広島県の坂町や熊野町でそれぞれの町役場が免許人となり、地域住民向けのFMラジオ局が立ち上げられています。 非常災害時に臨時災害放送局を開設し、被災者の避難生活を支援する情報を提供することは有効な情報伝達手段の一つであるというふうに考えております。市では平成31年度も総合防災訓練を予定しておりますが、その際、訓練の一つとして会場での臨時災害放送局の試験開設も考えております。 今後、瀬戸内市でも大規模な災害が発生する可能性はございます。既存の情報伝達手段の活用を前提としつつ、臨時災害放送局もあわせて検討していきたいと考えております。 続きまして、質問の要旨2についてでございます。 ドローンはさまざまな活用が考えられますが、災害時におけるドローンの活用事例としては空撮による災害現場での被害状況調査、道路が寸断され孤立した集落への緊急物資の輸送、倒壊のおそれがある建物内部での人命捜索活動などがあります。ドローンは安全性の確保が難しい危険な場所や人が容易に立ち入れない場所でも飛行できるため、災害時だけでなく幅広い分野での活躍が期待されています。 ドローンを操縦するにはドローン機材の購入と操縦技術者の確保が必要となるため、岡山県内の幾つかの自治体ではドローン事業者と災害時応援協定を締結しています。災害時には応援協定に基づき自治体から事業者にドローン機材と操縦技術者の派遣を要請し、被害状況の調査や緊急物資の輸送、人命捜索などへの協力を依頼することとされています。また、岡山県が毎年実施している岡山県総合防災訓練でもドローンによる情報収集訓練が組み込まれています。 瀬戸内市といたしましても、これら事例の調査研究を進めてまいりたいというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(原野健一議員) 馬場政敎議員。                〔14番 馬場政敎議員 登壇〕 ◆14番(馬場政敎議員) まず、部長、ドローンから行きましょうか。これは市長に聞いてもいいんですけれども、市長、応援協定を、市長得意です。ただ、火事が起こったときに消防車を借りにいきませんよ。そういう形の中で、やはりドローンは、昔は昔のパソコンと同じようにコマンドを打っていろいろしてるという非常にマニアチックなパソコンだと。今はウィンドウズで何でもできる、そういう形の今はドローンになってます。決して危なくない。 GPSを使って戻ってこいと言われると戻ってきます。決して素人が扱えない。今のトルコン並の扱いでできる装置です。しかも100万円とか200万円とかそんな値段じゃないですよ。今のドローンは10万円、20万円と、結構見える値段です。そういうものを、例えば常備して、広報の人が何かイベントのときに撮るとか、それか消防署のほうで何かそういう訓練をするとか、危機管理のほうでそういう訓練をするとか、いろんな活用ができるわけですよ。 今の環境部長のところにすぐ行って、先ほど議員さん言われましたけれども、空撮の写真が撮れてここですよって、パワーポイントで見せてくれればいいじゃないですか。いろんなICTを使った活用を行政がしなくて誰がするんですか。そういう形の中で、いろんなことを考えて、今の時代に合ったことを進めていってもらいたい。 医療機器の発展と一緒ですよ。新しいものを新しい時代に合って行政が使っていくようにしてもらいたいと、これはあくまでもドローンに限って質問しましたけども、全てがそうだと思います。市長、何かございましたら。 ○議長(原野健一議員) 武久市長。 ◎市長(武久顕也君) 実際の業務でドローンを活用される場というのはかなり広がってきているなというのは私も実感をしています。 例えば、災害時の測量だったりとか、そうした人がなかなか立ち入ることのできない場所があってもドローンによって測量ができていったりとか、いろんなところで技術が進んでるなというのを目の当たりにいたします。そうした意味で、このドローンをさまざまな行政の事業、業務の中で生かしていく余地というのは、ご指摘のようにこれからまだまだ広がっていくんじゃないかなと思います。 そうした新しい技術を使いながら、結果的に業務の効率化であったりとか、生産性の向上、そういったところに役立つ部分が必ずあるだろうなというふうに思いますので、そのためにはまず市役所の職員がこのドローンの活用についていろいろな分野でどう活用できるかということをしっかりと想定をして、それに基づいた、例えばすぐさま操縦できる人材を養成することは難しいようであれば、何かの形の委託であったりとか、協定であったりとか、そうした形をあらかじめ結んでおくことによって、それに基づいて業務を担っていただくとか、いろいろなやり方があるかなと思いますので、ぜひ前向きに検討していきたいと考えておりますので、少し時間をいただければと思います。 ○議長(原野健一議員) 馬場政敎議員。                〔14番 馬場政敎議員 登壇〕 ◆14番(馬場政敎議員) ドローン自体いろんな形で使うとこがあります。幸いなことにというとちょっと語弊があるかもしれませんけども、瀬戸内市は申請をしなくてもドローンは飛ばせます。岡山に入ると岡山は申請が要る地域になります。瀬戸内市は人口密集地域が余りないということで、あらかじめ申請して外さなくてもいいと。当然市長もご存じのように、災害時であるとかいろんな緊急時にはそれの手続は要らないということになってますので、多くの人が飛行の、これは認定、試験ではありません。10時間以上の飛行経歴を証明できれば認定証がもらえるという形になっています。 ある機種は画面にどのくらい飛ばしたかという時間が出てきます。そういうものを写真を撮って必要事項を記入して所管事務所に提出すると航空局のほうから認定証が返ってまいります。瀬戸内市は免許証要りませんし、瀬戸内市が要らないってんじゃなくて、許可が要りませんので、当然法令は守らないといけないですよ。上空150メーターまでとか、民家に近づかないとか、そういう制限はありますけれども、消防で使う、危機管理で使う、これにも全然差し支えない。ぜひ各部署で利用方法を考えてもらいたい。保健福祉でも建設でもいろいろあると思いますよ、これは。 もっと大きく言えば、リモートセンシング、宇宙に人工衛星飛んでますから、昔の写真どころじゃないですよ。もう全部赤外線で、例えばここは耕作放棄地とか、ここはリンゴ園とか、全部スペクトルの解析で出てきます。一軒一軒人が回ってそういう調査をしなくても一発で写真を民間に委託してすればそれで終わってしまいます。そういう利用方法をやはり考えていかないと、人が少なくなった中で、予算が少なくなってる中で一生懸命に、これは例ですけれどもお願いしたいというふうに思います。 それと、情報伝達手段ですけれども、来年では借りてやってみるんですね。ぜひFM局、常総市の話が出ましたけれども、我々のところでも常総市に行っていろいろとあれについて聞いてまいりました。それでコミュニティFMいいなと思って書いたんです。非常に便利。やはり皆さん車で、中で情報を聞かれている。車は皆さん持たれているので、FM局から車で聞かれてます。20ワット、50ワット、ちょっと出力がわかりませんけども、かなり広範囲でできたと。いろんな形で皆さんが重宝しておりました。 それと、危機管理部長が言われるアプリ、今どういう状態になってるかと。この放送無線局は災害が起こった後です。前段階はアプリのほうでかなり対応されてました。ぜひ一度使ってみて、使いぐあいを試して、借りてきたんじゃ間に合いませんから、よかったら予算を上げて、この上に電波塔を建てるとか、そんな大きな設備が要らないわけですわ。行政がすると高くなりますけれども、あわせてお願いしときます。 また、これは危機管理部長がちょっと言われたんで、電波が出せなくなるという問題、これはちょっと私も心配になったので、余計なお世話かもしれませんけども、車上の車、消防署の無線は大丈夫だと思うんですけども。そのあたりも適宜、技適に適合した無線機かどうか調べておく必要があると思いますので、そのあたりはお願いいたします。 人口減少時代の上下水道経営について。 部長、大変ですよね、この質問は。市長、市長のお考えをお聞かせください。下水。 ○議長(原野健一議員) 武久市長。 ◎市長(武久顕也君) 下水道事業につきましては、正直申し上げて採算がとれる事業にはなっておりません。つまり、面積を拡大すればするほど財政を圧迫するという、そのような経営構造、体質になってるということを前提に、今後あり方を検討していく必要があると思います。 その意味で、この公共下水、集合的な処理、これが適している場所とそうでない場所というのを線引きを今させていただいておりますけれども、そういう中でできるところをどのように市の財政的な状況が許す範囲内で進めていくかということにもならざるを得ないというのがもう正直なところだと思います。 それ以外の地域につきましては、合併浄化槽でありましたり、あるいは場合によってはもうちょっと違った集合処理、そうしたことができる可能性があればそういったもので対応していくという現在のやり方を踏襲していく以外に方法はないのかなというのが正直なところであります。 ただし、処理施設の統合であったりとか、あるいはかつても例えばし尿処理の浄化センターであったりとか衛生センター、こういったところとの連携も含めて検討したこともあったんですけれども、まだなかなか収支がうまく成り立つようなところまで見きわめられておりません。 そういういろいろな可能性を探りながら、この経常的な経費をどのように削減していくかという中で、少しでも市の財政的な負担を減らしていくということと、そして財政の許す範囲でのこの面整備の拡大をしていくということ、この両方から考えていく必要があるんではないかというように思います。 その先には瀬戸内市単独でやっていくのがいいのか、それともほかの市町との連携がより効率的なのかということ、こういったところの広域的な処理、こういったところも将来的には課題として出てくる可能性があるんではないかなと思いますので、いずれにしましても市の財政状況と、そしてどこまで経営をスリム化していかなければいけないのかということと、そして投資の範囲内、こういったところを将来見きわめながら計画的にやっていく必要があると思います。 ○議長(原野健一議員) 馬場政敎議員。                〔14番 馬場政敎議員 登壇〕 ◆14番(馬場政敎議員) 浄化率といいますか、これが83%台、かなり皆さん合併浄化槽をつけられて水洗化率を上げている、こういう状況の中で、下水道の推進が本当にできるのかどうか、これもあると思います。 また、要らなくなった施設もたくさん残してますよね。あれなんかも、例えば壊してきちっと処理するとか、そういうことも必要なんじゃないですかね。ある意味どういう形でやっていくかというのは行政の財政課とも相談になろうと思いますけども、やはり多額の繰出金を都市計画もない中で下水道の普及を図っていったというのは、やはりないところからするとすごくやっぱし下水道に関する税金もない、都市計画もない、そういう形で不公平感が生まれているのは確かです。 それと、今、部長が言われましたけども、他市、岡山市になるんですかね。岡山市との共同的な下水の運用、乗り入れも考えていくんですか。どうなんですか、部長。今のことちょっとよくわからなかったんですが。 ○議長(原野健一議員) 萬代上下水道部長。 ◎上下水道部長(萬代昇君) 公共下水道に市町村の枠を超えてということで、当面は施設を統廃合とかということはなかなか今の現状維持して運営していきますので、あと物資とかそういう経営状況の事務的の合理化等についての協議をしながら、県が今まとめて勉強中でございますので、そんなで市町村でどういうやり方がいいかということもしながら、コスト縮減に向けての施設の統廃合とは別として、そういうことをまず手がけていきたいということで考えてございます。 ○議長(原野健一議員) 馬場政敎議員。                〔14番 馬場政敎議員 登壇〕 ◆14番(馬場政敎議員) 下水ができないところは岡山市がカバーしてつなぐことができるんかと思ったんですけども、そうじゃないんですね。いろんな形でやってもらいたい。水道は水道ビジョン出て、多分それは部長、言えないでしょうけども、そら値上げも考えてる、上下水道とね。やはり今以上の赤字になってくるとやむを得ないことも出てくるかもしれません。でも、それにはきちっとした説明が必要ですよ。それを踏まえて、下水道ビジョンをつくってもらいたいと思いますのでよろしくお願いします。 一つ目、部長、つくられると言われたんで、次どうしようかなという思いもあったんですけども。私がぱっと見て牛窓、お金では買えないいろいろな風景、エーゲ海という風景も一つあります。それから、朝鮮通信使もあるし、それからヴィーナスロード、それから海遊文化館、いろいろありますよね。全て牛窓だってそろえてると思いますよ、そういう美的なところ。 それから、文化にしてもお寺、人にしても佐竹画伯、いろんな方がいらっしゃる。長船は瀬戸のあけぼのの美観、それから虫明焼、いろんな……                (「邑久ね」と呼ぶ者あり) 邑久はですよ。瀬戸のあけぼの、それから虫明焼、いろんな方がいらっしゃるじゃないですか。こっちへ帰ってくるとよく先輩が言われる砥石城、大賀島、余慶寺、そんなすごい立派な、教育長、ありますよ。長船へ行けばなおさらですわ。今の、長船に行くと何が書いとったかな、すごいですよ。もうたくさんあり過ぎて、もう、いや、こんなにあったんだと思って、すごいですよ、それは。 仲崎邸で議員がやられてる、それから長船の刀剣博物館、いろいろありますよ。なぜ今までやらなかったのかなと。津山は城下町として申請をして、昭和22年にやられてますよ。そのときに、これ一遍私も質問させてもらったんじゃないかと思うんですけれども、もう高梁は今もうすごいですわ。松山城きれいですよね。やっぱりそういう感覚の中で市長や教育長が大きな買い物をしようというんであれば、そういう1年前からそういう計画もあって私はよかったんじゃないかなというふうに思いますよ。そういう中で歴史文化のまちづくりをしていくから必要なんだと。今現在あるものに限って使っていくんじゃないんだと。これからの若い方、これからのまちづくりのために、10年、20年、50年先にこれを生かしていくんだという形、買おうとするもの以外でもこんだけのものが、そういう姿勢を見せてかないと、そら皆さん怒りますわ。 各地域では一生懸命やってますよ、長船の方、邑久の方、牛窓の方、いろんな形でやられてる。 部長、急いでこれをつくって、国に持っていって認定してもらって、がっぽりと補助金をもらってまちづくりに役立てる。国の認定が要りますからね、これ。でも、これだけの文化施設があれば、私はできるはずじゃと思いますよ。なぜ今までしなかったのか。市長、どうですか。 ○議長(原野健一議員) 武久市長。 ◎市長(武久顕也君) 現在、地方創生の関連の委託業務の中で、恐らく今調査をしている内容がもとになって、今ご指摘、ご提案いただいたようなものになっていく可能性が私はあるんではないかなと思います。地域の資源をどのように把握をしていくのかということ、そしてそれをどのように生かしていくのかというそのような観点があると思いますので。 これが具体的に風致計画であったりとかそのようなものに、具体的にどのようにつながっていくかというのは今の段階ではまだ最終的なものできておりませんので何とも申し上げられませんけれども、いずれにしても地域資源を生かしていくという観点、これは地方創生の観点からも非常に重要であると思います。 そして、次年度、協働提案事業の中にもこの文化財の活用という観点を含めて募集をしておりますので、そうしたところでもそれぞれの地域が頑張っていらっしゃる、あるいは頑張ろうとしているものを取り上げながら、またご支援していける、そのような形も進んでいくんではないかなと思いますので、ぜひ今ご提案いただいたような趣旨を大切にしながら、今後のまちづくりに役立てていきたいと思います。 ○議長(原野健一議員) 馬場政敎議員。                〔14番 馬場政敎議員 登壇〕 ◆14番(馬場政敎議員) まちづくり自体は総合政策部の三浦部長のところだけではできません。いろんな部署が共同してまちづくりをしていくという意味の中で、やはり一つの書物として出して、総合計画の中の部分的なまちづくり計画でも何でもいい、市長が思う、行政が、この瀬戸内市を今後どうしていくんだというところをはっきりと示してもらいたい。こんだけの文化遺産がある中で、これを埋もれてまちづくりをしないという方法はないと思います。 終わります。 ○議長(原野健一議員) 以上で馬場政敎議員の一般質問を終わります。 次に、発言順序15番、廣田均議員の一般質問を行います。 16番廣田均議員。                〔16番 廣田 均議員 登壇〕 ◆16番(廣田均議員) 皆さんこんにちは。 あと二人ですから頑張ってください。 それでは、通告によりまして一般質問を行います。 本日は質問事項、平成31年度各会計当初予算について、2点目、中期財政計画について、3点目、子どもの安心・安全の施策についてであります。 1点目の質問要旨ですが、第2次瀬戸内市総合計画の指針に基づき、持続可能で自立性の高い財政基盤の確立を図るため、無駄を省き、限られた財源を効果的に配分したとのことだが、来年度、各部署の主要施策はということでございます。 第2次瀬戸内市総合計画のしあわせ実感都市を目指して、30年後を見据えたまちづくり、持続可能で自立性の高い財政運営基盤の確立を図るため、無駄を省き、限られた財源を効果的に配分しためり張りのある編成となっております。 一般会計183億4,418万円余、特別会計予算99億8,722万円余、事業会計が76億201万円余、総額で359億3,343万円が示されておりますが、それぞれ各課、企業事業の目玉となる主要施策は何か、これをお尋ねをいたします。それが1点目です。 2点目、平成34年度には財政調整基金もゼロになるなど、非常に厳しい財政運営となる見込みであるが、財政の健全化に向けた今後の対策はということであります。 昨年10月に平成30年度から平成35年度計画が示されておりますが、中期財政見通しとして歳出面では少子高齢化対策などの扶助費あるいは介護保険や医療給付費などの社会保障の伸びや下水道公債費負担などに対する繰出金あるいは水道会計の建設事業出資金が増加したほか、学校施設を含め公共施設の費用が大きく必要となっております。収支面では、平成34年度には財政調整基金がゼロ、平成35年度からは減債基金がゼロとなることが示され、非常に厳しい財政運営となっておりますが、健全化に向けた今後の対策はということでお尋ねをいたします。 3点目、子どもの安全・安心についてでありますが、1点目の児童虐待の実態把握とその防止策について。この件について代表質問あるいは一般質問等で同僚議員から質問があったと思いますが、簡単にお答えをお願いします。 2点目の登下校中の総合的な安全対策はできているのか。これについては、不審者対策あるいは交通事故防止対策、ブロック塀の倒壊防止対策、通学路の安全対策などの総合的な安全対策についてどのように取り組んでおられるのかお尋ねをします。 3点目の不登校対策実践研究事業に取り組んでいるが、本市の現状と課題は。また、その対策はということでありますが、この不登校対策実践研究事業については、一般会計当初予算で487万3,000円の予算がついておりますけれども、本市の現状と課題、またその対策はということであります。 以上、1回目の質問を終わります。 ○議長(原野健一議員) 武久市長。                〔市長 武久顕也君 登壇〕 ◎市長(武久顕也君) それでは、私のほうからまず質問事項1、要旨1について答弁いたします。 当初予算編成に当たりましては、財政健全化を基本とし、持続可能で自立性の高い財政運営基盤の確立を図りつつ、瀬戸内市太陽のまち創生総合戦略に基づく地方創生事業や、ふるさと納税を積み立てた応援基金を、ご寄附いただいた方の意向に見合った事業に対して当該基金を充当し、限られた財源を効果的に配分しためり張りのある予算編成を実施したというのはご報告させていただいているとおりであります。 まず、一般会計でございますが、歳入では地方交付税の段階的削減による減額があるものの、錦海塩田のメガソーラー事業の売電の開始による錦海塩田跡地の貸付料の増額や市税の増収などによりまして、市にとってはプラス材料も多く見込んでいるところであります。 歳出では、総務部の長船地域の庁舎再編事業を初め、総合政策部ではコミュニティ施設管理運営事業として、地域の拠点としての機能の充実を図り、コミュニティビジネスへの展開など、地域活性化につなげるよう玉津コミュニティセンターの新築の予算を計上させていただいております。 市民部関係では、NPO法人ハンセン病療養所世界遺産登録推進協議会に対する補助、そして中学生までの医療費を無料化する小児医療費等給付事業、保健福祉部関係では障害者に対する支援、また母子保健の推進、保育園・こども園放課後児童クラブの充実など、子育て世代を支援する予算を計上させていただいております。 環境部関係では、火葬場の整備事業、飼い主のいない猫の不妊去勢手術費用の一部を助成する事業、消費生活相談の強化、啓発、センター等運営費など、生活環境に沿った事業費を計上させていただいています。 産業建設部関係では、農林水産業の振興や有害鳥獣対策を初め、農道水路等改良舗装、維持補修事業、そしてJR駅前等整備事業、道路整備等の事業、商工観光の振興事業など、インフラや産業を支援する予算を計上させていただいてます。 消防関係では、救急救命士の養成の研修や、消防施設の整備事業として災害特殊水槽つきポンプ車を整備する経費など、生命の安全・安心を支援する予算となっております。 教育委員会関係では、小・中学校及び幼稚園へ外国人講師を派遣し、英語教育を充実させる予算や、学校施設の長寿命化計画などに基づく小・中学校、幼稚園の大規模改修及びエアコンの設置などの整備事業のほか、公民館、図書館、美術館及び刀剣博物館の芸術文化振興事業に関する予算を計上させていただいてます。 続きまして、事業会計のほうでございますが、上水道事業では福山浄水場の施設更新整備、管路施設の送水管、配水管布設がえ及び加圧式給水車の購入でありましたり、安全・安心な水の安定供給を向上させるための予算を計上させていただいてます。 そして、下水道事業では汚水処理施設整備交付金を活用して、3処理区の管路整備工事を行い、公共用水域の水質の保全と生活環境の改善を推進していくこととしています。 また、施設の適正な管理運営を行うためストックマネジメント計画により修繕、改築工事の実施設計を行い、施設管理の適正化を図っていきたいと考えています。 以上が平成31年度の一般会計及び上水道事業の主な施策となっておりますのでどうぞよろしくお願いいたします。 続きまして、質問事項2について答弁させていただきます。 昨年10月に策定した平成30年度瀬戸内市中期財政計画でもお示ししているとおり、今後この見通しのまま財政運営を続けると平成34年度には財政調整基金が枯渇することとなります。そのような状況の中で、健全な財政の維持を図り、市民のニーズに沿って今後の方向性を見きわめ、市民が幸せを感じるまちを実現するとともに、瀬戸内市の永続的な発展を目指していくため、現在の取り組みとしては一定の要件、具体的には300万円でございますけれども、これを超える新規事業については事前評価を実施することにより真に必要な事業を取捨選択しています。 また、ご承知のとおり、合併特例債の発行期限が5年間延長されたわけでございますが、交付税算入のない起債の発行は極力抑制するとともに、経常経費についても前年度と同額を維持していくなど、健全で持続可能な財政運営を行うように、毎年中期財政計画を見直しをしながら健全な財政運営に努めているところであります。 今後もJR駅前の整備、火葬場の整備、学校施設の長寿命化など、インフラの整備が予定されていますが、限られた財源の中で瀬戸内市に合ったものを十分精査し、実施していきたいと考えているところであります。 なお、これまでも何度か申し上げてまいりましたけれども、この中期財政計画の策定の方法といたしましては、これ予算ベースでございますので、毎年決算で出てまいります繰越金だったりとか、そうしたものは次年度に繰り越すということを想定しない形で行って計上させていただいております。その関係もあって、これまでも本当に厳しい財政状況であるということを中期財政計画の中で申し上げながら適正な財政運営に努めてきているところでありますけれども、結果的には財政調整基金も過去最大といいましょうか、基金全体で申し上げますと100億円を超える基金をしっかりと保有させていただきながら、これからも持続可能な財政運営に努めることができているという、そのような仕組みになっておりますので、あわせてお酌み取りいただきますようによろしくお願い申し上げます。 ○議長(原野健一議員) 三河内病院事業管理者。                〔病院事業管理者 三河内 弘君 登壇〕 ◎病院事業管理者(三河内弘君) それでは、私のほうから病院事業関連につきまして、質問事項1、質問の要旨1及び質問事項2、質問の要旨1についてご答弁申し上げます。 まず、質問事項1、質問の要旨1についてでございますが、平成31年度の病院事業部における主要施策といたしましては駐車場整備事業及び医療機器購入のハード面の整備事業と新病院改革プランの目標達成に向けた収益増と経費削減にかかわる運営面での取り組みがございます。 駐車場整備事業は平成30年度で第1期造成工事を完了し、平成31年度に電気、舗装、サイン、植栽などの外装工事と駐車場内への薬局移転後の第2期造成工事を行います。 医療機器の購入では、超音波検査や内視鏡カメラ等の画像をDICOM規格の動画に変換するシステムを購入いたします。 収益増加の取り組みといたしましては、年々増大しております人間ドックや企業健診などの各種健診事業を積極的に実施してまいります。特に、婦人科検診や内視鏡検査、マンモグラフィーやMRIによる検査などをより充実させ、平成31年度で購入を予定していますDICOM規格画像システムを活用して診断精度の向上を行ってまいります。 さらに、一般病床80床のうち、地域包括ケア病床を14床増床いたしまして、30床の病棟として回復期リハビリテーション病棟とあわせて市民が必要とする治す医療に加え、治し支える医療を実現してまいります。 経費削減の取り組みでは、各種委託業務を見直して、医療補助業務を内製化して業務の効率と質の向上を図る予定でございます。 市民に信頼され、多くの患者さんに来ていただける病院となるべく、引き続き改革を進めてまいりたいと考えておりますのでよろしくお願いいたします。 次に、質問事項の2、質問要旨1についてご答弁申し上げます。 当院は一般会計から繰り出しを受けております。一般会計繰出金は救急医療などの不採算制に着目して行われるものでありまして、地方公営企業法第17条の2の規定によるものです。繰出金額は総務省により毎年度示される地方公営企業繰出金についての基準に基づいて、市との協議により繰り出しされています。この基準内繰り出しと基準外繰り出しとして、心療内科、婦人科検診に要する経費などがあります。 裳掛診療所においても一般会計及び国保特別会計から繰り出しを受けております。 超高齢化、少子化、また人口減少による患者減少などの諸問題を抱える当院としましては、今後も地域において必要な医療供給体制の確保を図りつつ、不採算医療や地域課題の医療に対応していかなければならないという重要な役割を継続して担っていかなければなりません。当面は基準内繰入金により運営してまいりますが、今後他に任せたのでは確実に実施されるかどうかわからない地域包括ケアシステムの担い手として、その機能及び地域崩壊を食いとめる機能としての役割の評価について理解を求めつつ、既成の繰り入れに加え、必要な繰り入れを必要であれば求めていきたいと考えております。 同時に収入の増額を確保し、さらに新病院建設のために借り入れた借金を完済していける経営基盤を確固たるものにしていかなければなりません。このために岡山県が策定する地域医療構想の内容を踏まえた瀬戸内市病院事業新改革プランを策定して経営指標の目標を達成するための取り組みを着実に実施してまいりたいと思っています。 あわせて、毎年度の実績を検証しながら、経営体力の維持、向上による財政の健全化を図ってまいります。 以上でございます。よろしくお願いいたします。 ○議長(原野健一議員) 入江保健福祉部参与。                〔保健福祉部参与 入江寿美江君 登壇〕 ◎保健福祉部参与(入江寿美江君) 失礼します。 それでは、私のほうから質問事項3、質問の要旨1について答弁させていただきます。 まず、実態把握についてですが、1番議員、3番議員の答弁と重複いたしますが、通報が入った場合はまず通報していただいた方から内容を伺った上で、児童の安否確認を直ちに行うよう努めております。明らかな虐待で緊急性が高いと判断した場合は、警察、児童相談所と連携し対応を行っております。それ以外の場合は、保育園、幼稚園、小・中学校等、所属がある場合はまずは所属先へお子さんの所属での生活状況や保護者の状況等を伺い、兄弟についても様子をお尋ねし、実態状況の把握に努めております。 また、児童福祉法に基づく要保護児童対策地域協議会におきましても、児童虐待ケース等の進行管理を行うこととなっておりますので、定期的に実務者会議を行い、関係機関からの最新情報や支援の実情から実態把握を行っておりまして、今後に向けた支援方針を協議しております。 防止策についてでございますが、市では特に予防に重点を置き取り組んでいるところでございます。児童虐待の種類には四つありまして、身体的虐待、心理的虐待、ネグレクト、性的虐待があります。昨日3番議員の答弁で児童虐待として取り扱った件数を報告させていただきましたけれども、瀬戸内市の場合は大多数、その大多数をネグレクトという保護者としての監護を著しく怠る、養育不適切が多くを占めている現状にございます。 この状況におきまして、予防的な取り組みといたしまして、まず妊産婦等と接触する機会の多い母子保健事業の中では、悩みを抱える妊産婦等を早期に発見し相談支援につなげるなど、児童虐待の予防や早期発見につながるよう妊娠期から出産、育児を通じて切れ目ない支援の強化を図っているところでございます。 平成28年度より設置しております子ども包括支援センターのほうでは妊娠期からの支援に力を注いでおりまして、近隣の産科医療機関のご協力で妊娠届を保健師のいるゆめトピア長船のほうへ促していただいておりまして、従前41.5%であったところ、現在は76.2%の妊婦さんへ保健師のほうが面接できております。このように産科医療機関との連携も密にしながら、必要な方には家庭訪問や電話連絡などもし、適切な支援相談につなぐように努めております。 児童虐待防止ということでは関係機関の方々を対象に専門研修会を実施しておりまして、関係機関や地域からの情報が大変重要なことなどを啓発しておるところです。 また、児童虐待防止の啓発活動はポスター等で年間を通じて行っておりまして、特に児童虐待防止月間におきましては市の広報紙への掲載であるとか、担当部署の職員が児童虐待防止のロゴ入りポロシャツを着用するなど、広く市民に向けた啓発活動を行っております。 児童を対象としたものでは、市内幼稚園、小学校等で、CAPのワークショップ(人権教育プログラム)を実施しておりまして、子どもの権利について学び、困ったことがあれば信頼できる大人に相談することなどを伝えております。 今後も関係機関との連携を図りながら実態把握に努め、予防策はもちろんですが必要な方への支援の充実に努めていきたいと考えております。 以上で私からの答弁を終わらせていただきます。 ○議長(原野健一議員) 薮井教育次長。                〔教育次長 薮井慎吾君 登壇〕 ◎教育次長(薮井慎吾君) 失礼いたします。 私のほうから質問事項3の要旨2と3について答弁をさせていただきます。 まず要旨2のほうですが、登下校中の安全対策の中でまず通学路につきまして、これにつきましては各学校において安全点検を行いまして教育委員会に報告をしていただいております。今年度、危険箇所として学校やPTAから対策の要望があった件数は59件でありました。警察、道路管理部局及び学校等の関係機関で通学路の危険箇所の点検を実施しまして関係機関への要望を行っているところであります。今後も引き続き関係者が一丸となって通学路の安全確保に向けて対策を進めてまいりたいと考えております。 学校での安全教育につきましては、交通安全教室で横断歩道の渡り方や自転車の乗り方などを実践的に取り組みを行っております。また、子どもがみずからの命を守ることができるようにするために不審者対応の避難訓練を通して学んでおるところでございます。さらには地域学校協働活動のボランティアの方やPTAの方の登校時の見守りや付き添いを行っていただきまして、児童・生徒に声かけをしていていただいたりしております。 地域の方々には子ども110番の設置にご協力をいただき、子どもが登下校中のいざというときに助けを求めることができるための支援をお願いしているところです。 また、瀬戸内市青少年育成センターや瀬戸内警察署なども頻繁な巡回を登下校に合わせて行っていただいており、学校、PTA、地域、関係機関等が総合的に連携をして子どもたちの登下校の安全を見守っております。 次に、要旨3について答弁をさせていただきます。 本市では県の小学校における不登校長期欠席対策事業により、今年度は小学校3校に計4名の登校支援員を配置し、児童に対する朝の登校支援、保護者に対する相談支援を中心に取り組みを進めておるところでございます。 児童・生徒の不登校、長期欠席の現状としましては、昨年度に比べ小学校では微増、中学校では増加の傾向にあります。また、さまざまな要因が複雑に絡み合い、一旦不登校になるとなかなか改善が難しい傾向にあります。登校支援員の配置を行った学校では昨年度不登校傾向にあった児童への適切な登校支援により欠席日数が減っているという現状もありますが、起立性調節障害等が要因により新たな不登校、長期欠席児童がふえているというような現状もございます。 不登校の兆しを適切に見取り、その要因を明確にし早期に対応を行うことや、学校だけでなくスクールカウンセラー、スクールソーシャルワーカー等の関係機関と連携し組織的に支援していくことなどが課題と考えられております。 今後は新たな不登校児童・生徒を生まないようにその兆候を見逃さないこと。休み始め3日までの対応を学校と連携し強化すること。また、前学年までの欠席状況を確認するなど、不登校傾向をできるだけ早い段階で把握し適切な支援が行えるように関係機関との連携を図りきめ細かい対応をしていきます。そして何よりも子どもたちが行きたい、行ってみたいと思うような魅力ある学校づくりに向けて努力してまいりたいと考えております。 私からは以上でございます。 ○議長(原野健一議員) 質問の途中ですが、ここで昼食休憩といたします。 再開は13時ちょうどといたします。                午前11時58分 休憩                午後1時0分 再開 ○議長(原野健一議員) 再開いたします。 廣田均議員。                〔16番 廣田 均議員 登壇〕 ◆16番(廣田均議員) それでは、午後からお尋ねをいたします。 まずは質問事項の3のほうから順次2回目の質問をしたいと思いますけれども、児童虐待、これは現在、政府国会で防止法案が審議され、国会で法律化の見通しということで法律化されてはおりませんけれども。この中で、民法でいう822条の親の懲戒権ということが言われておりますけれども、ここの解釈をどのように見ておられるのか、市長と教育長と、それから保健福祉部の参与の三人にちょっと見解をお伺い、個人的な意見でよろしいですから。 ○議長(原野健一議員) 東南教育長。 ◎教育長(東南信行君) 慌てとります。 民法822条に示されている親の懲戒権なんですけども、条文によれば親権を行う者は、その前の第820条の規定により監護及び教育に必要な範囲内でその子を懲戒することができる……                (16番廣田 均議員「わかっております」と呼ぶ) というふうな条文でございます。 ただし、その解説の中にはその範囲を逸脱するような行為については当然傷害罪であるとか、監禁をしたような場合には観察罪というんですか、法律のことちょっと詳しくないんではっきりした言葉ではお知らせできませんが、そういうふうなものに当てはまるというふうなことになっておりまして、今回のような事案になってるような虐待、子どもの命を奪うというふうな行為が親の懲戒権に当たるかというと、絶対に当たらないというふうに思います。 虐待の中で示されている身体的な虐待であるとか、心理的な虐待、それから養護をしないネグレクトの状態、それから性的な暴行であるとかというふうなことについては、これは親であっても決して許される行為ではないというふうに私は考えております。 ○議長(原野健一議員) 入江保健福祉部参与。 ◎保健福祉部参与(入江寿美江君) 失礼します。 懲戒権ということでございますが、せんだって児童虐待防止の専門研修会がございまして、CAPおかやまの方から学びましたしつけと体罰の違いというようなことを学ばせていただきましたのでちょっと紹介をさせていただけたらと思います。 しつけの目的そのものは自立ということ、また自律、立が立つのほうの立とぎょうにんべんの律の自己のコントロールする力ということを身につけるためのものであるということでした。それから、体罰と叱責、これは他律、ほかとぎょうにんべんの律のほうで、外からのコントロールであったり、他者からのコントロールということです。 こういうことで、誤った学習をしてしまうということでございました。例えば、暴力によって、暴力による恐怖でもって言うとおりにさせることができるとか、それから大きくて力のある人間は小さい人をたたいてもいいとか、暴力で問題を解決できるなど、そういったことを誤った学習をしてしまうということでした。私はこういった学習の中から本当にどんな理由があってもたたいていい理由ではないというふうなことを思います。 子どもの人権は本当100%守られるべきもので、子どもの人権ということ、そのCAPおかやまさんでは安心と自信と自由というこの三つの言葉で子どもたちにも教えていくんですけれども、本当に大人たちが社会として守っていくべきものと考えています。 失礼します。 ○議長(原野健一議員) 武久市長。 ◎市長(武久顕也君) 基本的には教育長と参与の申し上げたとおりだと思うんですけれども、やはり教育的な視点、先ほど自立という言葉もありましたけれども、そうした観点がとても大事であって、それを逸脱したいわゆる親から子どもたちの服従、そういうふうな考え方になってくるとこれは当然逸脱をした話になってくると思います。 そうした意味で昨今問題になっておりますものというのは、まさに親の自己欲求、あるいは子どもを私物化する、そのような考え方がどうしても非常に色濃く出ているものだと思いますので、そうしたところはやはり社会全体の問題として取り組んでいく、そのようなことにこそ解決策が見出されてくるというふうに思います。 したがって、もう少し申し上げると、体罰をした親に対しての我々が批判というのは、これは当然本人も受けるべきものだと思いますけども、その本人に対しての批判だけではなくて、我々はやっぱり社会全体としてどのようにその親や家庭を支えていくかということ、こういったところで行政の役割というのがあるんではないかなと思いますので、そうした観点大事にしながら取り組んでいきたいと思います。 ○議長(原野健一議員) 廣田均議員。                〔16番 廣田 均議員 登壇〕 ◆16番(廣田均議員) 今回のこの千葉の件については、しつけと称してその保護者がコピーまで持って帰る、そういったことで非常にそういった事案から発端になってそういったことになったんだろうと思いますけれども、この親が弱者である子どもに対して有形力を行使する、これはもう子どもについても、他人についても、有形力の行使というのはもう暴行、傷害、あるいは傷つけたら傷害、監禁すれば監禁罪になるし、そういったことでしつけとその懲戒権というのがあると思うんですけれども、そういったあたりも教育の現場で子どもが保護されるような環境というか、対処をしていただきたいと思います。よろしくお願いします。 それから、登下校中の総合的な安全対策でありますけれども、ボランティアで見守り隊があったり、私も時たまは横断歩道で子どもを見るんですけれども、見守り隊は本当に見守って保護者の方が連れて来てくださる人もおるし、それで上級生が引率して各地区から通ってくるんですけれども、見守り隊の服装がばらばらというか、そういったので、自治組織とは言いませんけども、そういう見守り隊の方の服装なんかも統一したほうがええんじゃないかという思いがあるんですけれども、どういうふうに市長思われますか。 ○議長(原野健一議員) 武久市長。
    ◎市長(武久顕也君) 確かにそうした一定の役割を担っているということをわかるようにするというのはとても大事なことだと思います。おめえ何言よんならというて逆に言い返されてしまう、そういうふうなこともあるやに私も聞いておりますので、それなりの責任を担ったあかしとして、何かそういう制服であったりとか、ビブスであったりとか、そうしたものをつけて活動していただくというのはとても大切なことだというように思います。 ○議長(原野健一議員) 廣田均議員。                〔16番 廣田 均議員 登壇〕 ◆16番(廣田均議員) この3点目の不登校対策実践研究事業については、この研究の効果をどういうふうに活用していくのか、再度お聞きします。 ○議長(原野健一議員) 薮井教育次長。 ◎教育次長(薮井慎吾君) 不登校対策の実践研究事業ということで、今年度については小学校3校に4名の方の配置をさせていただいて活動しているというところでありまして、これについては保護者の方とも協議をしながらどういった見守りができるかとか、不登校に対してどういった形の支援ができるかというようなことを検証しながら進めていきたいと思います。 来年度につきましても、こういった効果を検証しながら、また増員のほうも検討していきたいというふうに考えております。 ○議長(原野健一議員) 廣田均議員。                〔16番 廣田 均議員 登壇〕 ◆16番(廣田均議員) この研究事業のこの487万3,000円ですか、この予算は恐らく県費が10分の10だろうと思います。ある程度市の予算も入れたらどうかな、市も出したらどうかなと思うんですけど、副市長、何かありますか。 ○議長(原野健一議員) 高原副市長。 ◎副市長(高原家直君) 当然のごとく、市全体の問題として捉えていかねばならないと思っております。予算をつける、つけんというようなところのご提案でございますけれども、いわゆる教育委員会部局とも十二分に検討をさせていただきたいと思います。 ○議長(原野健一議員) 廣田均議員。                〔16番 廣田 均議員 登壇〕 ◆16番(廣田均議員) それでは、今度質問事項の1、2の財政についてお尋ねをしたいと思います。 市長から誠意のある答弁をいただきました。 市長が最初に選挙に出られたときに公約で一番に言われたことが、お金がなくても元気は出せるという言葉を私はもう1期目のときからパンフレットに書いてあるのも存じております。そういったことで頑張っていただきたいんですけれども、今現在の瀬戸内市、30年度の財政力指数というのはパーセンテージでいうとどのくらいなもんか、どなたに答えていただいたらええんですか。 ○議長(原野健一議員) 武久市長。 ◎市長(武久顕也君) まだ平成30年度は決算ができておりませんので平成29年度で申し上げると、財政力指数は0.551ということになっております。ちなみに平成28年度につきましては0.536という数字になっておりまして、財力指数は向上、改善をしております。恐らく今後、さらに税収の増であったりとか、そうしたことも含めて改善が期待できるんではないかなと思っております。 ○議長(原野健一議員) 廣田均議員。                〔16番 廣田 均議員 登壇〕 ◆16番(廣田均議員) これは基準財政需要額が分母で、基準財政収入額が分子ということで、指数が大きいほど余裕があるということになろうかと思いますけれども。 各主要施策を言っていただきました。この中で市長が言われた歳入を見ると、個人市民税は0.4%減の15億7,000万円余、それから固定資産税は企業の設備投資や25.5%の増で29億5,000万円。そういったことで、地方交付税は算定がえの特例期間の終了による段階的な削減などで前年比3億9,000万円の減、38億1,000万円。これに錦海塩田跡地の貸付収入、これが売電開始により1億9,000万円増の4億6,500万円。 それで、市債は上水道事業に対する出資金の減額などで10.8%減の22億7,000万円余ぐらいで、総額の183億4,000万円余になっておるんですけれども、この中で歳出を見ると年々扶助費がウエートを占めてくるということで、これは財政見通しとセットで考えますと、今後の見通しからいえば普通会計で30年度の財政見通しの計画の実施、前と後があって、財政計画の実施後、30年度には収支不足が7億1,000万円、35年度では9億3,000万円。こういうことで収支不足が出てくる。それで、先ほど市長の説明の中で財調が繰越金を含めた分が100億円ぐらいあるということをさっき言われたですね。100億円言われなんだですか。                (「基金が」と呼ぶ者あり) そうそうそう。その今の34年度には財調はゼロとなるわけですよ。その今の説明をもう一回ちょっとはっきり、どうして100億円になるのかというのをちょっと。 ○議長(原野健一議員) 武久市長。 ◎市長(武久顕也君) 先ほどの100億円云々というのは現在の基金残高、30年度末の基金、さまざまな特目基金も含めて、基金残高の見込みが116億6,209万円という数字になっておりまして、平成31年度末のあらゆる基金を全部足し合わせた残高の見込みが105億2,947万7,000円というような数字になっておりますのが今回……                (16番廣田 均議員「それは財調ですか」と呼ぶ) 財調だけではありません。財調と、それから特目基金、錦海塩田の太陽のまち基金だったりとか、減債基金だったりとかさまざまなもの全部入れての基金の総額です。 どうしてこうなるのかと、私が市長に就任させていただいてからずっと中期財政試算、あるいは中期財政計画というのを立てさせていただきまして、もうちょっとしたら基金がなくなりますと言いながらなくなったことがないというのはなぜかというと、その理屈を私はさっき繰越金の話を申し上げたわけです。 この中期財政計画を立てるときには当然予算ベースで立てますから、予算ベースに繰越金があるというのはこれは理屈が通らないので、繰越金なしとして中期財政の試算をしていきます。でも、毎年事業できなかったりとか、あるいはいろいろな理由で繰越金が出て、それをどういう形で決算するかというところが全くこの試算の中には抜けているということ。 したがって、もっと言うと、基金を取り崩しをせずに予算を組むと、繰越金の分だけぽんと要は基金がふえるという、そのような理屈になってくるということにもなります。 したがいまして、ちょっとわかりにくいかもしれないけども、中期財政試算は決算ベースではなくて予算ベースなので、予算ベースでいくとなかなかあの厳しい状況になっていくけども、実際には決算で見てみると繰越金が残りながらたまっていくからこういう形で財政調整基金等あの基金が積み上がっていくという、そういう仕組みなってるということ。 ただ、最近は交付税が減額されたりとか、そういったところはありますので、数年前のようにうなぎ登りに基金が上がっていったりとか、うなぎ登りちょっと言い方が語弊がありますけれども、基金がふえていったりとかということにはちょっと今の状況ではなりにくいんですけども、今の状況を見てみると決して油断をしてはいけない。緊縮財政といいましょうか、本当に切り詰めるとこはちゃんと厳しくやっていかなければいけないんだけれども、だからといって将来を悲観をするような状況ではないということ。この辺は議会の皆さんには財政の仕組みを含めて丁寧に説明をさせていただきながらご理解をぜひお願いしたいというように思います。 ○議長(原野健一議員) 廣田均議員。                〔16番 廣田 均議員 登壇〕 ◆16番(廣田均議員) 今の100億円にこだわるんですけれども、この特定目的基金というのは特化したもんじゃないと使えないでしょう。それで、財調というのは収入不足とかいろいろな項目で、地方財政法に財調基金というのがありますけれども、調べる限り5項目ほどあったと思うんですけれど、いわゆる不測のときに、いわゆる災害があったときに使えるとか、これの使い使途もいろいろあるんですけれども、これがゼロということはほかの特価しとるお金が何ぼ100億円あるというたって、このゼロ、この34年度には、この見通しでは財調基金はゼロで減債が7億9,000万円。減債も35年にはゼロになって、35年度で言いますが、財調がゼロ、減債がゼロ、特定目的基金の土地開発基金を除くのが62億7,900万円。まちづくりが62億7,000万円。それで、まちづくり振興基金が16億円。うち太陽のまち基金が21億9,000万円で、合計で62億7,000万円、62億円ほどあるんですけど。 これじゃあいわゆる災害があって予備の資金を使おうと思っても出ないわけで、ほかに特化しとる基金を使うというても使えんのじゃないですか。そういうことはどういう。 ○議長(原野健一議員) 武久市長。 ◎市長(武久顕也君) 災害時の対応という観点で今ご質問をいただいたんですけども、ご存じのとおり、錦海塩田の貸付料収入、太陽のまち基金についてはそのうち6割を災害対応分ということで積み立てをさせていただいてるという、そういうルールで今後もやっていきます。 具体的には4億6,500万円の6割、これを災害対応分としていざというときに蓄えておくという、そのようなルールでやっておりますので、それらも含めて全体の基金、おっしゃるように目的があって積み立てをするという、そういうルールにはなっておりますけれども、全体の基金、どの基金が一番その目的に合った支出になり得るのかということ、こういったところを見ながら財政運営に努めていきたいというように思います。 ○議長(原野健一議員) 廣田均議員。                〔16番 廣田 均議員 登壇〕 ◆16番(廣田均議員) 非常に説明の中でも、現在は安定しているように見えるけれども、5年後、10年後には非常に厳しい財政であるということを計画の中でうたっておるわけですから、緊縮財政でそれで切り詰めて、市長がいつも言われるお金がこうやってくれというても、各部でいってもお金がありませんとかいろいろ言われるわけです。だから、今後こういった財政の中で非常にお金がなくても元気を出してやってもらいたい、そういう思いがあってきょう質問をしております。 病院のほうをちょっと振り返ってみますと、公営企業会計の繰出金の抑制の中で、きょうも事業管理者のほうから言われておりましたけれども、もう一遍、繰入金に頼らない経営体制の構築ということで、これは繰り出し基準の見直しを含めるということで財政計画の中でありますので、その点をちょっと説明をしていただけたらと思います。 ○議長(原野健一議員) 小山病院事業部長。 ◎病院事業部長(小山洋一君) 現在の病院の状況では、やはり基準内の繰り入れ、そして不採算が見込まれる治療に係る基準外の繰り入れというのはなくてはなかなか運営が難しい状態でございますけれども、目指すところは新病院の改革プランの中でもうたっております収支計画、つまり経常収支の黒字化、これを目指しておりまして、さらにその先に公営企業法にもうたっております独立採算といったようなところを目指して、イコール市からの繰入金に頼らない経営というのを目指していこうと、大きな目標にはなりますけれども、それを目指しております。 ○議長(原野健一議員) 残り3分です。 廣田均議員。                〔16番 廣田 均議員 登壇〕 ◆16番(廣田均議員) これ何で聞いたかというと、去年の6月の一般質問でちょっと病院を言い忘れたのでということでお聞きしました。 それで、さっき事業管理者が言われた公営企業法の繰り出しの法定繰り出し分と、それからそれ以外の繰出金というのは区別ができるんですか。 ○議長(原野健一議員) 小山病院事業部長。 ◎病院事業部長(小山洋一君) 大きなくくりにはなりますけれども、総務省の通知の中で基準内というふうに求められているものが救急医療の確保に対する繰出金、それから建設改良に要する経費2分の1、不採算地区病院の運営に関する経費、それから小児医療に要する経費といったようなものでございまして、そのほか基準外というものにつきましては、現在は心療内科の運営に要する費用でございますとか、婦人科検診、これに要する費用、そういったものがございます。 以上です。 ○議長(原野健一議員) 廣田均議員。                〔16番 廣田 均議員 登壇〕 ◆16番(廣田均議員) 幾らというのはわからんのんじゃな。 ○議長(原野健一議員) 小山病院事業部長。 ◎病院事業部長(小山洋一君) 細かい基準内と基準外についてはちょっと今、手持ちの資料を持っておりませんけれども、他会計の補助金等を…… ○議長(原野健一議員) 残り1分。 ◎病院事業部長(小山洋一君) 含めまして2億3,000万円程度と、31年度になっております。 ○議長(原野健一議員) 廣田均議員。                〔16番 廣田 均議員 登壇〕 ◆16番(廣田均議員) 先に病院のことをやったときに、独法化が出たと思います。それはその方向で今も進んでおられるのかを聞いて、最後に。 ○議長(原野健一議員) 三河内病院事業管理者。 ◎病院事業管理者(三河内弘君) 将来ともにこの病院がそこにあり続ける必要があるというふうな大前提に立っての話でございますけども、その中でどのような形であれば一番健全な形で将来ともあり得るかという中の一つの選択肢として独法というものがございます。だから、独法ありきというわけじゃんございませんが、今のところそれも一つの大きな手段であろうというふうに考えておりますので、それを目指してはおりますけれども、それにはいろんな条件がございますので、それを今一生懸命職員一同で頑張って達成しようと考えております。 ○議長(原野健一議員) 廣田均議員。                〔16番 廣田 均議員 登壇〕 ◆16番(廣田均議員) これで終わります。 ○議長(原野健一議員) 以上で廣田均議員の一般質問を終わります。 ここで10分間休憩いたします。                午後1時32分 休憩                午後1時42分 再開 ○議長(原野健一議員) 再開いたします。 次に、発言順序16番、室崎陸海議員の一般質問を行います。 18番、室崎陸海議員。                〔18番 室崎陸海議員 登壇〕 ◆18番(室崎陸海議員) それでは、大トリで一般質問をさせていただきます。 多分市長と私との押し問答になると思うんで、執行部の皆さん、ゆっくりとくつろいで聞いておいてください。 それでは、通告に従いまして一般質問をさせていただきます。 市長の政治姿勢と執行部の体制について。 要旨1は、市長は国宝無銘太刀一文字(山鳥毛)の購入に集中しているが、他の市政に影響は出ていないのか。 私は市長に山鳥毛購入に関して今どのようなことが市内で起こっているのかご存じですかとお尋ねいたします。市長が山鳥毛の購入について、公金を充てるという記事が新聞等で取り上げられてから、私のところへも購入の賛成者、反対者からの多くの電話が入ってきます。恐らくほかの議員の方も同じでしょうと思います。 今起こっているのは、山鳥毛の購入が市を二分しているという一番起こってはいけないことが生じてきているということです。特に、長船地区ではこの問題が大きくなっているようですが、それは市長が当初、税金は使わないといって始めたことを今回翻したことが原因です。市長はこのことをどのように思っているのか、この議会でどっちの結果が出ても遺恨が残ります。このことについて市長の考えはどうなのか、この問題を解消するにはどう対応するのか、市長にお尋ねいたします。 要旨2、市政の課題に対する体制づくりと職員の人材育成が不十分ではないかということでございます。 この1年間、市役所に行くと市長は出張、多分山鳥毛の寄附のお願いだろうと思いますが、副市長も多忙ということが多く見られた。ある職員からは大事な相談があっても市長の時間がとれなくて困っているとの声もある。山鳥毛も市長にとっては大切なことかもしれないが、瀬戸内市にはほかにさまざまな課題があります。山鳥毛で明け暮れたこの1年間を振り返ってみて、このような課題に対する執行部の体制をどのように考えられるのか。山鳥毛の予算が認められればもう一年間同じようなことをするのだろうかと疑問に思っております。その対応にはどのようにするのか、市長にお尋ねをいたします。 また、執行部は管理職の資質で大きく変わります。管理職が機能していないとその組織はがたがたになります。来年度の人事異動に際して管理職の配置と育成をどのように考えられておるのかお答えいただきたいと思います。 質問事項2、瀬戸内市の災害について。 大規模災害に備えた河川、ため池、里山等の改修、整備が必要ではないのかとお尋ねいたします。 昨年は西日本豪雨災害により岡山市、倉敷市でも大きな災害がありました。これは河川改修工事がおくれていたことが原因であったと思います。瀬戸内市においても大きな被害は出なかったものの、あと少しで大きな被害が出るところだったと思います。 台風が接近するごとに川沿いや海岸沿いの住民は不安で仕方がないようでございます。県内の他の自治体では毎年度に多額の予算を防災事業として計上しておりますが、市長は行政報告で災害に強いまちを目指すと言っておられますが、瀬戸内市では新年度台風の災害に備え、河川や海岸等、ため池、里山整備にはどのような整備を予定しているのでしょうか、予算額はふえているのでしょうか、お尋ねいたします。山鳥毛もいいですが、市民の命にかかわる事業を優先すべきだと思います。 質問事項3、海の環境問題について。 水害等による流木やマイクロプラスチック等の廃棄物等の対応について。 その後の状況はどうなのか。これは済いません、担当課の部長にお尋ねするつもりだったのが名前を書き忘れました。副市長で答弁ができなかったら担当者の方で結構ですからご答弁いただきたいと思います。 以上で1回目の質問を終わります。 ○議長(原野健一議員) 武久市長。                〔市長 武久顕也君 登壇〕 ◎市長(武久顕也君) それでは、私のほうから答弁をさせていただきます。 質問事項の1でございます。 山鳥毛里帰りプロジェクトは、備前刀の最高峰である国宝太刀無銘一文字(山鳥毛)を生まれ故郷である備前長船の地に里帰りをさせ、日本刀の聖地と言われる備前長船を広くPRするとともに、日本刀の伝統文化、伝統技術の保護、育成のための重要な事業として、微力でありますけども、この備前長船の地を抱える私ども瀬戸内市が先頭に立って、この日本人の心とも言えるこの日本刀の文化の守り手となっていきたい、そのような使命感を持って取り組んできているところであります。 他の市政に影響が出ていないかというところのご質問でありますけれども、重要案件や各種の課題への対応など、副市長、教育長、また関係部局との連携を図りながら、従来どおりの市政運営に努めてきたところであります。 ただ、プロジェクトPRのための外出する機会がふえたということは事実てございます。そのために打ち合わせ等のスケジュール調整など、関係の職員や、また議会の皆様にもご苦労、ご迷惑をかけてる点は申しわけなく思っております。 ただ、これまでもそうでありましたけれども、さまざまな政治課題に議会の皆様とともに取り組んでまいりました。議員にも大変お世話になりました錦海塩田の跡地のプロジェクトにつきましては、このときは本当にこの錦海塩田のメガソーラー事業にかなり多くの時間を費やしながら、また多くの皆さん方にお世話になりながら何とかともに乗り越えてきたというそのような経緯もあります。 図書館もそのような時期がありました。病院もそのような時期がありました。やはりこの政治課題をどのように解決していくかというところで選択と集中をしなければいけない時期というのもあるということもぜひご理解を賜りたいというように思います。 またあわせまして、今回のこのPRが単に資金調達だけに終わっているのではなくて、これが備前長船の非常に大きなPRになっているということもぜひあわせてご理解をいただきたいと思います。今回のPRによって初めてこの備前長船というのが備前市ではなくて瀬戸内市にあるというのが知られたということ、そして瀬戸内市を応援してくださる多くの皆様方ができたということ、こういったプラスの要素をうまく今後の市政運営に役立てていくということが私に与えられた使命だと思っておりますので、どうか今後とも市政に対しましてお力添え、また叱咤激励賜りますようによろしくお願いを申し上げます。 あわせまして、まちを二分する話になってるということにつきまして、本当に議会や市民の皆様方にはさまざまなご迷惑をおかけしてる点につきましては本当に申しわけなく思います。 今回、山鳥毛は瀬戸内市にとって非常に重要な取り組みであるということ、その市民の皆様、議会の皆さんとのお約束を果たすための部分と、そして市民の皆さんの税金、基金を使わないという、そのもう一方の約束と、この両方を現段階で実現するというのは非常に難しい状況になってるということで、物事の本質を考えたときに、ぜひ皆様方と真剣にこの議会の場やさまざまな機会を通じて議論をさせていただくことによって、瀬戸内市にとって一体何が必要なのかということをしっかりと考えていただける、また我々も考えていく、そのような機会をつくっていくことこそがまちづくりだというように思っております。 マスコミ等の報道、いろいろな切り口、またあの事実ではない報道等も見られますけれども、そうしたところから真実を見きわめ、そしてその真実に基づき、また難しい財政の仕組みであったりとか、そうしたところをともに議論をしながらどうあるべきなのかというところも含めて、今回の議会、またこれから始まります委員会等でも情報提供、また議論をさせていただきながら、瀬戸内市にとってふさわしい方向性をともに導き出していくことができればと思っておりますのでどうぞよろしくお願いしたいと思います。 続きまして、要旨2であります。 瀬戸内市太陽のまち創生総合戦略において、本市の抱える課題として、人口流出、出生率の低下、公共交通、道路インフラ等の整備のおくれなどさまざまな課題が上げられており、市として一つ一つの課題解決に向けて職員一丸となって取り組んでいるところであります。 職員体制の面においても、重点課題、重点施策への取り組みについては、必要な人員をできるだけ確保しながら進めております。ただ、ここ数年、ベテラン職員の退職者が多く、世代交代の時期になっているのも事実ですが、その中でも若い力が育っていると感じております。 今後も行政サービスの低下を招くことのないよう、職員に対し瀬戸内市人材育成基本方針で掲げる職位に応じた能力を、特に管理監督者の職位である職員については経営的手腕と職員の人材育成ができる力を身につけてもらうことによって永続的な発展に努めてまいりたいと考えておりますので、あわせてよろしくお願い申し上げます。 続きまして、質問事項の2でございます。 昨年発生いたしました平成30年7月豪雨では県内でも大きな災害となり、特に河川では小田川及び砂川の堤防が決壊し、甚大な被害が発生しております。また、ため池の関係では広島県福山市の農業用ため池が決壊し、土砂崩れに巻き込まれ人命が失われる惨事となっています。これは近年の災害の特徴として地球温暖化の影響からか、局所的な集中豪雨あるいはこれまでの記録を超える経験したことのない降雨がどこにでも発生するという状況でありまして、理解しなければならない点だと思っています。 そのような中、本市においても吉井川水系である千町川や干田川が流れ、また市内には多くのため池もあり、これまでにも整備の必要がある箇所に対して国、県等に粘り強く要望しながら早期改修をお願いし、ため池については国において緊急の点検も実施していただいてるというところでございます。 その一方で、伝統的な農村の暮らしと結びついていた里山は、地域の過疎化、高齢化により山の手入れをしなくなったため、全国的にその荒廃が進んでいる状況であり、里山を再生するための事業としては、間伐や森林内の道の整備といった森林整備事業もございますが、当市では林業従事者も少なく、補助事業の採択要件も厳しいことから、今のところ効果的な取り組みにつながっているとは言えない状況であります。 しかしながら、里山整備に関しては、有害鳥獣対策としての効果が認められますので、市としては里山だけでなく、周辺の地域資源、田んぼや水路なども含め、地域が主体となって管理できる事業の推進、具体的には、中山間地域等直接支払交付金、多面的機能支払交付金、集落柵設置補助金等を利用した地域ぐるみで資源を守り活用する活動に取り組んでいただくようお願いしてまいりたいと考えています。 続きまして、質問事項の3でございます。 昨年7月に発生しました豪雨災害による本市における災害の廃棄物は吉井川河川敷、牛窓港や虫明漁港に漂着した流木やわらなどが主なものでありました。これらは漁港等産業施設の早期復旧のため、牛窓グラウンドの隣接地に仮置き場を設置し受け入れました。 その後、職員において分別や解体をし、焼却やチップ化が可能な廃棄物についてはクリーンセンターかもめで処理しました。しかし、直径が1メートルを超えているなど、自前での処理ができない流木約30トンについては、一般廃棄物中間処理を営む中間事業者に処理を委託し、12月には牛窓グラウンド隣接の仮置き場からの搬出を完了しております。 瀬戸内海の海ごみは河川等を通じて流れ込むマイクロプラスチック等、生活系のごみが大半を占めており、その発生抑制が急務となっております。岡山県は海岸漂着物処理推進法等に基づき、平成27年度に岡山県海岸漂着物等対策推進地域計画を策定しており、今年度から三大河川流域の市町村と連携した海ごみ対策の啓発事業を開始しましたが、豪雨災害のため今年度は啓発イベントは中止となり、来年度以降本格的な取り組みを開始する予定です。 また、昨年の豪雨災害を受け、来年度の県の重点事業として災害由来の海ごみの回収や処理方法等の検討事業や海ごみ啓発の拡充についての検討がなされており、昨日、県主催による海ごみ対策に関する検討会議が開催され、生活環境課の担当者が出席しております。 本市といたしましても、海ごみに関する周知、発生原因であるポイ捨てなどの不法投棄対策により一層重点を置くとともに、県や他自治体との連携、情報交換を行い、海ごみ対策を研究推進してまいりたいと考えておりますのでどうぞよろしくお願いいたします。 私のほうからはとりあえずこちらで答弁とさせていただきます。よろしくお願いします。 ○議長(原野健一議員) 室崎陸海議員。                〔18番 室崎陸海議員 登壇〕 ◆18番(室崎陸海議員) 市長、どうしても無銘太刀一文字の購入は諦め切れないのでしょうか。私は決して教育長や市長がおっしゃられるように、それは子どもにプライドを持たし、また歴史伝統文化からいってももうすばらし過ぎると思うんですよ。 だけど、なぜ今まで長船の土地柄、日本刀の聖地である長船の整備を今まで、今日までのほほんだらりとしておきながら、降って湧いたようなとは言いませんけれども、この刀の問題で、もう今何遍も、先ほども申し上げたように、議会も二つに割れ、市民も二分してしまったような状態で、このまま続けていって果たして市長がいろんなところで申されるように、災害のない住んでよかった住みよいまちづくりが本当にできるんだろうか。行政自体をしっかりと支えながら、そして物心両面ともに豊かなまちをつくりつつ、それと並行しながら刀の聖地の整備をしていっても私は遅過ぎるのではないと思うんですよ。 それで、今この状況の中で、私は山鳥毛という持ち主もすばらしい、戦国時代の英雄の第一人者だと言っても過言でないような人物が持たれとったその刀が、余りにも重過ぎる。私は砂上の上に楼閣を建てるんと同じようなものの見方を市長や執行部の方はせられとんではないかと。基礎のない砂上の上に楼閣を建てても、私は長続きはしないと思います。 なぜならば、この山鳥毛持たれとった上杉謙信は歴史の中でも超英雄的な英雄だと思います。川中島で武田信玄を相手に5度にわたる決戦をしたその状況の中で、一応けりがついたその状態で武田信玄が周りの大名たちの盟約を破って駿河の国へ侵攻しようとしたときに、周りの大名は皆制裁を加える意味で塩の輸入をとめてしまった。 その状況の中で甲斐の国の人々は命も危ぶまれるようなその状況の中におりながら、上杉謙信は甲斐の国へ塩を雪の中を大量に送り続けた。彼が言ったのは、俺は信玄と弓で争っているのだ。米、塩で争っているのではないと言い切って塩を送り込んだ。甲斐の人々は越後のほうに向いて手を合わせながら彼らに感謝をした。そして、武田信玄も彼に感謝をしながら、塩留めの太刀という名刀を送ったような逸話があります。 このような本当に武士としても最高の英雄であるような人が持っとった長船の国宝の太刀ですから、欲しいのは欲し過ぎても、やはり上越市が3億2,000万円ですか、誇りに思ってた謙信の刀を断念しなければならなかった、銭金では私はないと思うんですよ。そこらのいきさつもすっきりしないような状態があります。 まだまだ長船はこれから先、経済効果をこの刀に頼らなくても、日本の刀鍛冶の半数に近いぐらいの刀工を抱えとった刀の聖地ですから、いろんな政策によってはまた昔のような長船、長船へと人が入ってくる観光に、また物を買いに来るような施策も私はあるんじゃないかと思うんですよ。 なぜ今まで、この備前長船が刀の刀匠も少なくてそのままの状況になぜなったのか。これ昔からここは備前包丁といえば日本全国にも名が売れた包丁を鍛えたまちでもございます。そのまちが包丁一つ、今は一人、刀工の方が包丁をつくって売られとるようですけど、よくはやってるようです。 だから、私は刀にしても、刀だけを軸に置くんではなしに、ドイツのゾーリンゲンでも世界で一番よく切れる刃物と言われてますけれども、これなぜ長船で、過去にも備前包丁と名前を売った土地柄が包丁をつくらなかったのか。また、やりようによっては全国の一流料亭に向けて、板場さんは包丁が命だと思います。そこへなぜPR的に、外交に行ってでもその包丁の宣伝をしなかったのか。 また、長船の名前があったならば、包丁だけに限らず子どもにも鉛筆削りで削らさずに小刀で、この鉛筆削りはほかの鉛筆削りとは違うんだと、長船の国宝をたくさん生んだ土地柄の刀工が精魂込めて、全身全霊を込めてつくったこの鉛筆削りはおまえの一生の宝物になるんだというような教え方をしながら、やはりいろんな経済が生まれるような商売の方向へなぜ走っていかなかったのか。 また、そんな感覚がなしに今執行部の皆さんはつちよりも柄が重たいような山鳥毛、山鳥毛と言いながら市政を放り投げてまでとってかかっていかなければならないのか、そこらが私自体は不信に思うんですよ。私は決してきちっと地盤を、そういうふうな経済効果に努力をしながら瀬戸内市の長船といえば、おお、刀の聖地だなというところまで何で経済効果を生むような施策をしなかったのか。これから山鳥毛を買い入れて専門の学芸員を置いて、設備から何かやいろんな状態をするというのには相当な私は投資が要ると思うんですよ。 そしてまた、これだけの人が持ってた刀を、保管場所もなしに、設備もないところに購入するという、私は執行部の皆さんの物の考え方にちょっと疑問を感じるんです。相手に対してもなくなったとは歴史的に、こんだけ英雄の持ってた刀を購入するのに、その購入する設備もないようなところへ買い入れて、失礼ながら、上越市に対しても失礼なし、その刀に対しても私は失礼きわまりないんじゃないかなというような気がします。 これは私の浅学非才な者の考え方ですから、それを皆様方に押しつけようとか、私のこの物の考え方は笑われるかもわかりませんけれども、私はそれよりはそうやって先に全国の板場の関係、料亭の関係に一生懸命、これが備前包丁なんだと、ほかの包丁よりは違うんだというような状態で物を売るとか、これから海外からたくさん日本にも入ってくると思います、観光客も。それに対してどこの刀鍛冶にも負けないような包丁をお土産に持って帰ってもらう。ただ、外国の包丁は両刃だと思います。うちの包丁は片刃かもわかりません。そこらは力いっぱい行政が側面からそのような状態で応援すればきちっとした地盤が固まる。地盤が固まった上で国宝を、長船の国宝を購入しても私も遅くないんじゃないか、そのような気持ちでおります。あえて市長に逆らい、執行部の皆さんに逆らっては、逆らっているんではないですよ。ただ、市民を二分し、議会を二分にしてまで買ったその成果が果たして出るのか。経済効果が生まれるのか。それでいつその日が来るのか。買ってよかった、購入してよかった、これで物心両面ともに豊かなまちになったという日がいつ来るのか。私はそこらももう少し考えてみるべきではないかと思います。 この長船に限らず、尾道、福山あたりまで、大化の改新のときには713年、そのときにはまだ吉備の国だったんですよ。それから、この改新後に和銅6年に備前、備中、備後と吉備の国は分かれました。ただ、備後にも備後物といって三原派とか法華一乗派とかというような、私は専門的な勉強はしてないからわかりませんけど、そういうような刀工の集団がありました。備中西部には青江物、南北朝に栄え、室町時代には衰退しましたけど、ここはその刀鍛冶が備中ぐわというくわをつくって農業の振興に力いっぱい貢献しました。備中ぐわといったら全国的に有名なくわだったような気がします。そして、備前は長船がございます。 私はこの砂鉄がこんだけ豊富なこの大化の改新以前等々も、九州なんかはやはり砂鉄を百済の国から輸入したり、よその地域もこの吉備の国ほど砂鉄はとれなかったので刀工も少ないし、刀鍛冶も少ないんじゃないかというような気がいたします。 だから、これから先やりようによっては備前包丁及び刃物のまち瀬戸内、日本一の刃物の長船のまちというような、私は観光宣伝にもなるし、経済効果も生むのではないか、そのような状況の中で、やはり国宝1本に限らず、2本でも3本でも、財力があるんだから私は買い入れてもいいというような個人的な考えでございます。 市長、気を悪くしないでくださいよ。何も市長の政治姿勢に対していちゃもんをつけてるんじゃない。私はあくまでも市民の代表として、室崎個人的に浅学非才の身をもって私の経験上、質問をしてるだけで、ただ私が市長に申し上げたいのは、なぜここまで市長が個人的に真剣になり、また議会でこれを議決したその状態では1年間留守にしながら、副市長も病み上がりで本当に体のことも心配ながら一生懸命庁舎へ来て市長の代理と、二人三脚ぐらいの仕事をしてるんじゃないでしょうか。 それとともに、やはり市長が外交に回って購入の手当てをする上において、もし人と約束したら、これはもう絶対に瀬戸内市のメンツとしてそれを曲げることはできません。そこらあたりも部長や課長が行って謝ったような約束事をして帰ってもまだ許されるところはあるし、弁解もできると思うんですが、市長がみずから行政を副市長に預けたり、部長級に任せたりしながら外交に回るのはいかがなもんかと。 それよりは本当に行政の内部ががたがたにならないように優秀な、本当に職員の方がそろわれてると思います。本当に何を一つ聞いても、どこの市町村にも負けないような知識と能力を持たれとる職員をこのまた1年、市長の留守の間どのように決断をしながら行政をやっていくのかと思うと、我々もできる手助けはしたいんですけれども、やはりそういうわけにもいきません。だから、そこらも私は市長、もう一度やめてしまうというようなことは私は言う権利もないし、ただ今の状況の中でこれを解消するのには市長、何らかいい手があると私は思うんですけれども、どうですか。ここらでその持ち主の方やいろんな支持してくれた方に、議会がどうしてもを納得をしないんだということで引き延ばしをしてもらうようなわけにはいかないんでしょうかね。 ○議長(原野健一議員) 武久市長。 ◎市長(武久顕也君) いろいろご心配いただいたり、またご意見いただき本当にありがとうございます。私どもも今回のこの取り組みは瀬戸内市にとって非常に重要な取り組みであるという、そういう認識のもとさせていただいてるわけでありますけれども、結果的にいろいろな意見、購入すべき、購入すべきでないという意見がかなり大きく出てきているというのが、結果的にまちを二分するという話につながっている、議会を二分するという話になっている点については、私も申しわけなく思います。 そうしたことにならないように、税金、基金に頼らないということを進めてきたつもりでありますけれども、結果的にこういうふうになっているということは本当に私の力不足であると認めざるを得ません。 こういう状況の中で、先ほど砂上の楼閣ということわざもございましたけれども、この里帰りを果たすことができるかどうかという、そうしたご心配の向きだと思います。私が思いますのは、先日、改革の会派の小谷議員のほうからも質問の中でありましたけれども、所有者の方にこういう状況になってるということをお伝えをしていく必要があるんではないかなと思いますので、そうしたところを踏まえてどのように判断をしていくかということを検討しなければいけないかなというように思っておりますので、今いただいたご意見も含めて、今後の方向性を考える際の一つの検討材料とさせていただければというように思います。 ただ、必要性でありましたり、あるいは今取り組んでることというのは、今のいろいろな意見がある中で、私は本当に50年後、100年後に評価をされる、そのような事業、取り組みになると確信をしております。 先ほど包丁の話もございましたけれども、今回の山鳥毛里帰りプロジェクトを始めたことによって、初めて長船の刀鍛冶と、そして堺の包丁職人が一緒にコラボレーションといいましょうか、共同作業してこの包丁を製作するに至ったとか、そのようなきっかけにもなっている点がございます。 そうしたこれまでにはない動きが出てきてるということも事実てございますので、そうした点もあわせてご理解を賜りますように。言わんとされてることは、我々も本当に同じでありまして、備前長船のこの名前にふさわしいまちづくりと、そしてそれにふさわしい文化行政を行っていくということ、これがとても大切だと思っておりますので、どうかその点は重ねてご理解賜りますようによろしくお願い申し上げたいと思います。 ○議長(原野健一議員) 室崎陸海議員。                〔18番 室崎陸海議員 登壇〕 ◆18番(室崎陸海議員) 市長、議会も二分しておりますけれども、議会のほうは市長の物の考え方で今までどおり市民の、全ての市民の幸福と誇りのため、また安全のためには一丸となって市長に執行部のチェックが甘いと言われてもついてきたと思いますし、これから先も市長と一丸となって市民の安全と幸福と誇りのためには一丸と、今だったらまだなれる可能性があるんですけれども、これが長引けばやはりしこりが残るし、また市民の皆様方にもいつまでもこの山鳥毛、あと1年も長引かしながら、どういうふうなことになるのか。時間がたてばまたおさまるというような話も出てきておりますけれども、そういう時間がたつだけの今余力が瀬戸内市にあるわけでもないし、早目に解決をつけて、また新しい長船の刀剣の里のまちづくりはいろんな角度から見ても十二分に経済効果が生まれるし、まちでもあるし、そして岡山県には刀工の聖地長船にぜひ行ってみたいとか、また歴史、伝統文化は岡山県の学芸員が言いますように、瀬戸内市は宝庫です。いろんな刀に限らず、私はいろんな歴史、伝統文化を土壌に住んでみたい、住みたいまちづくりが残ってると思うんで、今の執行部の皆さん方の体制で、ここで一般質問ですから恥をかかすような質問は差し控えますけれども、歴史、伝統文化でうちの名誉町民の瀬戸内市の名前が言える職員が何人おられるだろうかなと思いながら質問をさせておられますけれども。失礼な言い方かもわかりませんけど、過半数もいないんじゃないかと思います。 そこらも含めて、刀だけではなしに、先人が残した大きな文化遺産、歴史、伝統文化の宝庫と言われた瀬戸内ですから、いろんな方面にも目を向けて、子どもらの教育にも誇りとする、また自分の心の支えとする人物は何人もおられると思うんで、口は方便でこの山鳥毛だけが子どもの教育ではないと思いますんで、教育長、またそこらあたりも目配り、気配りしながら、子どもの本当に誇りが、瀬戸内市の郷土愛の誇りが持てるような子どもに育てていただきたいと思います。山鳥毛だけじゃなしに、本当に歴史と伝統の宝庫と言われた瀬戸内市ですから、その方向へも向けていっていただきたいと思います。 それから、難波部長、前回私が台風時の、接近時の対応はというようなことでお願いしてた予備費を使用することが、予備費じゃなしに、予算執行において特別な維持管理費みたいな状態の予算化は対応できんのでしょうか。 ○議長(原野健一議員) 室崎議員、通告がないんですけども、確認します。 答弁できます。 副市長。 ◎副市長(高原家直君) よろしいでしょうか。済いません。 台風が主です。一応年度当初から組めばもちろんいいんですけれども全くわからない状況のものです。したがって、予備費で対応させていただいてるというようなところです。 ですから、常設するポンプであるとかというようなところは、これは議論していかねばならない部分でありましょうけれども、緊急の対応につきましては予備費の充用というような形でございます。 ○議長(原野健一議員) 室崎陸海議員。                〔18番 室崎陸海議員 登壇〕 ◆18番(室崎陸海議員) 副市長、牛窓町、台風のときにはもうテレビカメラマンが列をつくるぐらい本当に水害で、床下浸水で何社も来られてるんですよ。ほんで、いつまでたっても紺浦のポンプ、それから綾浦のポンプ、それから東町のポンプ、そこらあたりが絶えず台風が来るのにエンジンがかからなかったりするようなトラブルがあったりするんですけれども、ここらのポンプを台風ごとに持っていかなければならないような状況よりもきちっとした床下浸水ができないような整備はできんのですか。 ○議長(原野健一議員) 高原副市長。 ◎副市長(高原家直君) 先般もご質問いただいて、担当部長のほうが答えさせていただいたと思いますけれども、経済的な問題だけを少し考えますと、今のやり方である、いわゆる仮設のポンプをその対応、対応の時期に持っていくというようなところが、経済的なものは少ないんですよ。常設するほうがやっぱし初期投資を含めて少ししんどいかなというようなところであります。 ただし、今おっしゃった箇所につきましてはもう必ずつかるじゃないかというようなところがございます。したがいまして、そういったものを、降雨量等々も年次的に上がってきてますので、そういったところも加味しながら前向きな検討をさせていただきたいと思います。 以上です。 ○議長(原野健一議員) 室崎陸海議員。                〔18番 室崎陸海議員 登壇〕 ◆18番(室崎陸海議員) それと、前回も質問したと思うんですけれど、台風のときに瀬戸内、牛窓町を初め、虫明もそうだと思うんですけれども、大きな一抱え以上もあるような流木が、大木が牛窓の海を覆ってしまって、漁協に連絡したり、漁協の組合員も総出で出てきて撤去作業をしてくださってるんですけども、毎年のことで、うちの職員に話をしたところ、県のほうへ行っても名前が書いてないから、兵庫県側と話ができないというような話なんだけれども、写真も撮ってるし、あんだけの流木が流れてきたら魚が温暖化でとれなくなったようなこともあるんだろうけど、私は海が浅くなり過ぎてるんじゃないかというような気がするんですよ。 そこらあたりで、流木の防止というですか、もう台風ごとに流れてくる流木の県同士の検討ができるような処置はできんのでしょうかね。 ○議長(原野健一議員) 高原副市長。 ◎副市長(高原家直君) 牛窓漁協の皆さんとか、邑久漁協の皆さん方には本当にボランティアでその流木等の回収にご尽力いただきました。この場をおかりしまして御礼を申し上げたいと思います。 あのときも県のほうが仮置き場のほうに搬出したと聞いております。 今ご提案のもの、今までは問題視といいますか、なかったんですけども、本当に昨年の7月豪雨につきましてはあの海流の流れからして兵庫県側の河川から流れてきたんだろうというふうなところの部分が漂着したというふうなところを分析の結果といいますか、そういったものをお聞きしております。 したがいまして、これは県同士の話というようなところになろうと思います。ですから、それぞれの河川の改修であるとか、今おっしゃっていただいた要はしゅんせつの問題であるとか、いろんなことがあろうと思います。国も交えてそういったものができ上がるように声を上げていきたいと思っております。 ○議長(原野健一議員) 室崎陸海議員。                〔18番 室崎陸海議員 登壇〕 ◆18番(室崎陸海議員) 牛窓町が一番災害を受けやすいような状況になっております。できたら牛窓漁協の底びき網の方が魚をとるついでにかかったごみは県が持ってきてる何かごみステーションに投棄して県のほうが持ち帰ってくださってるのかどうか、そのような施策は年に1回か、施策はしてくれてるんですけれども、市のほうもやはり漁業振興も含めて魚がとれる海に返す手助けで、年に何回かぐらいは底びきの漁師の方にお願いしてお金を払ってでも海の清掃活動をしていただきたいと思うんですけれども。住んでよかった住みよいまちづくりの初歩的な施策としてぜひそこも市長と検討してやっていただきたいと思うんですがいかがなもんでしょうか。 ○議長(原野健一議員) 高原副市長。 ◎副市長(高原家直君) ご提案ありがとうございます。 海の問題でございますので、国、県あわせてそういった事業等々もどうだというようなところの部分も含めて検討をさせていただきたいと思います。 もちろん豊かな漁場の回復というようなところは我々も望んでいるわけでございます。これはもう国策としてでも捉まえていただきたいというようなところがございますので、そういったところで上のほうにも上げていきたいと思っております。 ○議長(原野健一議員) 室崎陸海議員。                〔18番 室崎陸海議員 登壇〕 ◆18番(室崎陸海議員) 最後に、市長、先ほど私が申し上げたように、ほかの角度から長船の刀剣の里のまちづくり、その方向も、その山鳥毛だけにかからずに、いずれ私はいずれはぜひ1本や2本ぐらいは国宝があってしかるべきだと私も思います。 ただ、きちっと住民の理解を得て、議会の承諾を得ながらその方向へ私はぜひ進んでいきたいと思います。できれば無理な山鳥毛よりも、できたら向こうの方と、また市民の皆さん方とも、議会ともよく話をして解消をしていただいて、別の角度から何年かかろうとも、3年でも、5年でもかかってもきちっとした状態で整備する必要もあると思うんで、山鳥毛のこともできたら無理をせずに、そこまでの市民を二分し、議会を二分してまで私はこの刀自体も余りこんなところはいいや、帰りたくない思われるかもわかりませんけれども、刀を買うその設備もないような状態で刀に対しても私は失礼だと思うんですよ。 だから、執行部の皆さん方ともよく話をし、また再度そんな角度から長船の刀剣のまちづくりの施策も考える必要があると思うんで、また検討してやってください。 教育長、そこらあたりもよく検討、いろんな角度からまた検討してみてやってください。 これで私の一般質問は終わらせていただきます。 ○議長(原野健一議員) 以上で室崎陸海議員の一般質問を終わります。 以上で本日予定しておりました発言順序13番から16番までの一般質問が終了いたしました。 お諮りいたします。 3月1日から3月3日までは議事都合のため休会したいと思います。これにご異議ございませんか。                〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(原野健一議員) ご異議なしと認めます。したがって、3月1日から3月3日までは休会とすることに決定いたしました。 次の本会議は3月4日の午前9時30分に開議いたしますので、ご参集ください。 それでは、本日はこれをもちまして散会といたします。 皆様お疲れさまでした。                午後2時38分 散会...