瀬戸内市議会 > 2018-06-12 >
06月12日-03号
06月12日-03号

  • 部落(/)
ツイート シェア
  1. 瀬戸内市議会 2018-06-12
    06月12日-03号


    取得元: 瀬戸内市議会公式サイト
    最終取得日: 2022-11-22
    平成30年 6月第3回定例会平成30年第3回定例会                   瀬戸内市議会会議録                平成30年 6月12日(火曜日)                ───────────────                出 席 議 員 ( 16 名 )     1番  岡     國 太 郎         2番  角  口  隼  一     3番  高  間  直  美         4番  日  下  俊  子     5番  布  野  浩  子         6番  厚  東  晃  央     7番  河  本  裕  志         8番  竹  原     幹     9番  平  原  順  二        10番  島  津  幸  枝    11番  原  野  健  一        13番  石  原  芳  高    14番  馬  場  政  敎        15番  小  谷  和  志    16番  廣  田     均        17番  日  下  敏  久                ~~~~~~~~~~~~~~~                欠 席 議 員 ( 2 名 )    12番  小 野 田     光        18番  室  崎  陸  海                ~~~~~~~~~~~~~~~                説明のために出席した者   市長      武 久  顕 也       副市長     高 原  家 直   教育長     東 南  信 行       総務部長    入 江  隆 晴   危機管理部長  奥 田  幸 一       総合政策部長  三 浦  一 浩   市民部長    森    浩 徳       環境部長    松 尾  秀 明   保健福祉部長  松 尾  雅 行       保健福祉部参与 入 江  寿美江   産業建設部長  難 波  利 光       上下水道部長  萬 代    昇   教育次長    薮 井  慎 吾       病院事業管理者 三河内    弘   病院事業部長  小 山  洋 一       消防長     鶴 海  栄 一                ~~~~~~~~~~~~~~~                事 務 局 職 員 出 席 者   局長      岡 田    誠       次長      岡    育 利   主幹      広 畑  祐 子       主任      本 山  泰 宏                ~~~~~~~~~~~~~~~                議 事 日 程 (第 3 号) 平成30年6月12日午前9時30分開議1 一般質問   質問通告事項(発言順序7番~12番)                ~~~~~~~~~~~~~~~                  本日の会議に付した事件日程1                ~~~~~~~~~~~~~~~                午前9時30分 開議 ○議長(原野健一議員) 皆さんおはようございます。 ただいまの出席議員は15名であります。小野田議員と廣田議員より遅参の届けが、また室崎議員から欠席の届けが出ております。 ここで会議録署名議員の追加指名を申し上げます。新たに署名議員を1名追加いたしますので、ご承知おきください。 なお、署名議員は、17番日下敏久議員といたします。 それでは、定足数に達しておりますので、これより本日の会議を開きます。 それでは、これより議事日程に入ります。                ~~~~~~~~~~~~~~~ △日程1 一般質問 ○議長(原野健一議員) 日程1、昨日に引き続き一般質問を行います。 次に、発言順序7番、布野浩子議員の一般質問に際しまして資料の配付を許可しておりますので、ご承知おきください。 それでは、発言順序7番、布野浩子議員の一般質問を行います。 5番布野浩子議員。            〔5番 布野浩子議員 登壇〕 ◆5番(布野浩子議員) おはようございます。議長の許可をいただきましたので、早速質問をさせていただきます。 質問事項1、生涯活躍のまち構想の推進について。 最近、テレビを見るんですけど、健康に関する番組が多いと思いませんか。何が体にいいとか、どんな運動をしたらこの症状にいいとか、ストレスにきくとか、ついつい見入ってしまう内容です。また、最近の科学の進歩、医療の進歩により解明されたこととかもあり、健康で元気に活躍できるような社会、長寿社会に向かっているんだなと思います。 瀬戸内市高齢者福祉計画、第7期介護保険事業計画の中でもありましたが、当市は要支援、要介護認定数は要介護1が増加傾向であり、岡山県と同程度、でも全国と比較すると要介護1が多い。また、認定者の内訳では、岡山県、全国と比較して要介護1が多い。早期からの介護予防の取り組みを促進することで重度化防止が求められると書かれていました。これからの人生100年時代に向け、また2025年問題に向け仕組みづくりが必要です。 この間視察に行ってまいりました。千葉県柏市の長寿社会のまちづくり、柏市におけるモデル事業の取り組みについて勉強してきました。柏市は、モデル事業として2009年から在宅医療と高齢者の就労支援に取り組み高齢社会を研究されています。地域包括ケアシステムの構築、在宅医療を推進するための体制づくりなどの取り組みとともに、高齢者の生きがい就労を実現するプロジェクト、またフレイルチェックを活用した市民参加型健康づくりプロジェクトに取り組まれています。フレイルと、余り聞きなれない言葉ですが、海外の老健医学の分野で使用されているフレイルティーに対する日本語訳です。訳すと、虚弱、老衰、脆弱などになります。簡単に言うと、だるいとか、しんどいとか、老けてきたとか、筋力が落ちてきたといったところでしょうか。ふえ続ける医療費対策として、厚生労働省はメタボリックシンドロームに力を入れていくと取り組んでいましたが、2018年以降、厚生労働省はこのフレイルにも着目し、国民の健康寿命の増大に取り組んでいくようです。 柏市は、モデル事業として取り組んでいるので、いろんなデータをもとに話をしてくださいました。私が驚いたのは、筋肉が弱ったり減ったりするのは社会性の欠如、低下から始まりやすいということがわかったということでした。健康寿命のために栄養と身体活動とともに社会参加が必要だと書かれていました。何となくはそうだろうなとは思っていましたが、きちんとしたデータを見たのは初めてで驚きました。人と人とのつながり、交流を持つことが健康寿命につながるのです。社会性の重要性を再認識すべきです。社会とのつながりを失うことがフレイルの最初の入り口ですが、適切な介入、支援により生活機能の維持向上が可能です。 きょう皆さんにお配りしたのはその資料です。この定期的なさまざまな活動の複数実施とフレイルへのリスクというこの1枚物ですが、65歳以上の方たちのデータです。身体活動、文化活動、ボランティア地域活動、この3つともにやっている人を1としたときに、運動はしていないけど文化活動、ボランティア地域活動をされてる人のリスクはこの1に対して2.19倍、運動はしているけれど文化活動やボランティア地域活動をしていない人のこのフレイルへのリスクは6.42倍、そして何の活動もしていない人は16.41倍というリスクの高さです。このデータを見たときに、初めての65歳以上の方の、5万ぐらいですよね、Nが4万9,238ということで、まあまあの数のデータということで信用していいものだとも思いますし、これの論文も今はインターネットの中で読むことができます。 たまたまこの間「ためしてガッテン」を見てたんですけど、そこで高齢者のご夫婦が出ていました。奥様は全く運動はしないけど、趣味のピアノを弾いたり、友達と御飯を食べに外に出ていき楽しそうにおしゃべりをされていました。旦那さんはスポーツが好きで一人黙々と1日1万歩を目標に歩かれたり、筋トレをされていましたが、ほかに外に出ることは少ないような方でした。どちらが要介護になるリスクが高いかというと、運動していない奥さんじゃなくて1万歩歩いている旦那さんのほうでした。そのテレビの中で、かかかかかかかかっと30秒で何回言えるかという実験もされていましたが、人とそんなにしゃべらない旦那さんのほうがスムーズに言えなくて、人としゃべらないとそういう機能も衰えるんだなあというようなことも思いました。 さて、質問の要旨1、国は高齢者指導等にフレイルの考え方を導入してきているが、本市はどのように対応するのか。 きょうもう一つ、「知っていますか、フレイルって何」っていうこの資料は、保健福祉とか社協に置いてあって、今これを持って活動されてるっていうのは伺いました。人が集う場を整備したり、人が集いやすいような仕組みをつくったり、人とのつながりを持てるような取り組みが必要かと思います。また、フレイル予防に向け啓発も必要です。どのように対応されるでしょうか。 要旨2、フレイル予防プログラムをつくり、市民主体で取り組む仕組みをつくったらどうか。 厚生労働省もこれから健康寿命の増大に取り組んでいくようです。柏市の方は、フレイルチェック市民サポーターが行うことでより効果があると言われていました。フレイル予防プログラムを長寿社会に向けたまちづくり、人づくりとして取り組んでいったらどうかと思いますが、いかがでしょうか。 要旨3、高齢者の生きがい就労を実現するプロジェクトを本市でも立ち上げることができないか。 高齢者の方たちと話をしますが、ちょっともうけたいと、どっかで働きたいという話をよくされます。半分はボランティアでもええんよ、地域のためになるんだったらいいんよ、でもちょっとお金をもらえたらうれしいわと言われます。また、個人事業主さんからは、ちょっと働いてくれる人はいないだろうか、誰か紹介してほしいというお願いもされます。どこも人手不足です。 柏市では、高齢者のハローワークのような取り組みをされています。実際本当に働けるのか体験学習をするプログラムがあり、セミナーや勉強会を開いたりして興味のあることにチャレンジできる仕組みをつくられています。26年のデータで古いのですが、セミナーを受けた528名のうち235名が就労したと聞きました。問題はというか、ポイントはワークシェアリングです。人生100年時代です。事業主さんにとったら人手不足解消のため、また高齢者の方たちにとったらちょっとしたお小遣いと健康のために有効な手段だと思いますが、いかがでしょうか。 質問事項2、文化振興についてです。 要旨1、夢二ふるさと芸術交流プロジェクトについて、昨年度の総括及び今年度の目標と予定はです。 企業版ふるさと納税を活用して夢二のふるさと芸術交流プロジェクトが昨年度行われました。私も幾つか参加させていただきました。学校や施設に出向いてのコンサートはとてもよかったと思います。本物に触れることはとても大切なことです。子どもたちにプロの演奏を聞く機会をつくられた企画だと思いました。今年度も引き続き学校には出向いてくださると聞いています。 ただ、目玉の夢二コンクールについてはどのように考えられているでしょうか。日本歌曲のコンクールは珍しいということを伺いました。私はどんなものなのか、どんな人たちが聞きに来られているのか興味があって、フルートの最初から歌曲の最後まで聞かせていただきました。市民はあの会場にどのくらいいらっしゃったのでしょうか。この夢二コンクールからどのような文化を発展させる予定でしょうか。 芸術に造詣の深い方からちょっと市民とかけ離れたコンクールだったなと言われて、何となく私もコンクールが終わってもやもやしてたんですが、その言葉で腑に落ちました。市民にとって豊かな思いがするコンクールだったり、応援したくなるようなコンクールになるべきだと思いますが、そのあたりをどういうふうに総括されているでしょうか。 要旨2、市内の文化を醸成するためにどのような施策を行うのか。 瀬戸内市には、刀剣博物館、美術館、寒風陶芸会館、また図書館、公民館があり、夢二の生家もあり、本当に文化、歴史、伝統がある豊かな市だと思います。市民活動も活発に行われているように思います。 この間、地元の小学校2年生のまち歩き探検にボランティアで参加しました。地元の片山日子神社とむくむくに見学に行きました。片山日子神社の中にあることを引率の先生もご存じなくて、あの中にある算額の話をさせていただきました。子どもたちも一緒にボランティアに来られていた若いお母さんたちも興味津々で聞いてくれました。小学校では、まず地元にどんな建物があるかとかお店があるかなんかを勉強して、高学年になると地元の歴史の勉強をします。文化振興には、子どもたちの存在は大きいと思っています。伝えていくべき子どもたちを大切にしてほしいと思います。そして、その機会が平等にある学校という場も大切に考えています。そのあたりを踏まえての答弁をお願いいたします。 1回目を終わります。よろしくお願いします。 ○議長(原野健一議員) 松尾保健福祉部長。            〔保健福祉部長 松尾雅行君 登壇〕 ◎保健福祉部長(松尾雅行君) おはようございます。 それでは、私のほうから布野議員の一般質問、質問事項1についてご答弁いたします。 初めに、質問要旨1についてです。 本市の取り組みについてでございますが、活動能力が低下し虚弱な状態フレイルとなることを予防するために、配付させていただいておりますパンフレット、「知っていますか、フレイルって何」や「3本の矢でフレイルを防ごう」を用いながら地域のサロンや健康講話の場で高齢者の皆様にお伝えしているところです。フレイル予防のために身近な場所に集いの場をつくることが必要であり、その一つとしてはつらつ教室の立ち上げを地域に呼びかけております。昨年度新たに22カ所のはつらつ教室が立ち上がりました。今年度も新たに6カ所の教室が立ち上がっております。この教室の中で、フレイルの予防のためには栄養をとることや運動の大切さを伝えるとともに、社会参加や交流の大切さもあわせてお伝えしております。地域の交流の場として現在60カ所ではつらつ教室OB会として自主的な活動が続けられているところでございます。 また、健康づくり推進課では、各地域のふれあいサロンや老人クラブ等の依頼により出前健康教育を実施しており、要望に応じて低栄養予防のための食生活についてや、筋肉、骨、関節などの運動器の機能が低下している状態をロコモティブシンドローム、略してロコモと呼びますが、これを予防するための運動など、保健師、栄養士等が健康教育を行っております。 中でも歯と口の健康は、特に高齢者のフレイル予防や健康寿命の延伸に効果があると言われており、市においても昨年度から歯科衛生士を採用し、歯と口の健康教育の推進や啓発に努めているところです。また、歯と口の健康についての知識を地域で広めるための出前健康教育も実施しており、地域での委員等の活動を通しての啓発をお願いしております。 今後も高齢者を対象としたフレイル予防や母子を対象とした健康教育など、地域での啓発活動等を積極的に推進してまいります。 次に、質問要旨2についてご答弁いたします。 先ほど要旨1でご答弁申し上げましたとおり、現在虚弱状態を予防するために介護予防事業としてはつらつ教室の立ち上げとはつらつ教室OB会の自主活動への支援を行っております。はつらつ教室やはつらつ教室OB会に参加することで他者との交流を持つことができ、フレイル予防につながります。 高齢者の方がみずから介護予防に取り組み社会参加を促進することを目的として65歳以上の市民の方を対象とした元気づくりポイント事業を平成30年4月から始めております。この事業は、月2回以上五人以上が集まり、1回に30分以上の体操や運動に取り組んでいる団体を活動団体として市のほうへ登録していただき、団体名を入れたスタンプを交付します。参加者にはスタンプを押す元気づくりカードを配布して、スタンプをためると景品と交換できるというものです。5月末現在で活動団体は70カ所、配布した元気づくりカードは1,233枚となっております。この活動団体には、はつらつ教室、はつらつ教室OB会、それ以外の自主的な活動グループやB&Gで行われている教室等があります。このような活動に参加することにより、運動だけでなく他者との交流を持つことがフレイル予防につながると考えております。 市としましては、今後もはつらつ教室やはつらつ教室OB会など、フレイル予防を目的とした身近な集いの場をさらにふやし、元気づくりポイント事業のPRに努めます。また、市民に向けてもフレイル予防の必要性を老人クラブの集会やふれあいサロンなど、さまざまな機会を捉えて周知を図っていきたいと考えているところでございます。 次に、質問の要旨3について答弁いたします。 高齢社会を迎えるに当たって、活力に満ちた社会を実現するために高齢者自身が地域社会の中でみずからの知識と経験を生かして積極的な役割を担っていただくことが今後の重要課題と考えております。現在市では、高齢者の方々が生きがいを持って日々を過ごせるようになっていただき、健康寿命の延伸や介護予防、そして地域社会の活性化につなげることを目的としてボランティアや就労へコーディネートする役割を担う生涯現役応援センターの設置を検討しているところです。このセンターは、高齢者の希望に沿って一般法人やNPO法人、またはシルバー人材センター等の職業紹介やボランティアとしての活動の場の紹介など、有償、無償にかかわらず高齢者の方々と雇用事業者をコーディネートする窓口となるものと考えております。 今後は、設置の是非を含め、設置するなら市の直営とするのか、または社会福祉法人などに対して委託するのか方向性を定め、設置に向けて具体的に検討していきたいと考えておりますので、ご理解のほど、よろしくお願いいたします。 以上です。 ○議長(原野健一議員) 薮井教育次長。            〔教育次長 薮井慎吾君 登壇〕 ◎教育次長(薮井慎吾君) おはようございます。 それでは、私のほうから質問事項2についてご答弁をさせていただきます。 まず、質問の要旨1について答弁させていただきます。 夢二のふるさと芸術交流プロジェクトでは、昨年度コンクール創設記念プレミアムコンサート、高齢者施設などでのほっこりコンサート、市内保育園、幼稚園、小・中学校へ音楽を届けるスクールコンサートなどをあわせ、事業全体での参加者は約6,000人を数えました。また、昨年創設の夢二コンクールへは、日本全国からフルート部門へ8名、声楽部門へ37名の応募があり、全国に向けて夢二の生誕地である瀬戸内市をアピールする機会となりました。市民においては、夢二の絵というイメージに音楽という新しい側面が加わり、夢二を通して郷土の偉人に対するシビックプライド、市に対する誇りや愛着を醸成するという効果も得られました。 2年目のことしは、実行委員会企画に市民枠を設け、市民コンサートや夢二の絵画鑑賞会、市民による書道、写真など、夢二をテーマにした展示なども計画しております。音楽を核に分野を広げて市民とともにプロジェクトを盛り上げるよう計画しております。昨年の6,000人を上回る参加を目標に、さらに芸術文化を通じた活力あるまちづくりを目指しております。 次に、質問の要旨2について答弁させていただきます。 本市では、平成27年度に瀬戸内市総合教育会議において瀬戸内市教育大綱を策定したところですが、その中の重点施策を本市の教育施策をまとめた瀬戸内市の教育において具体化し、生涯にわたり学び合う市民への効果的支援及び歴史文化の保存、継承と活用の推進を柱に文化の発展と継承及び活用について取り組みを進めているところです。また、瀬戸内市文化協会による市民文化活動の支援や公民館、図書館、美術館、博物館の連携による事業も進んでいるところです。 また、瀬戸内市協働提案事業の施策においても、協働をテーマとして文化色豊かなまちづくりを掲げており、公民館や図書館、美術館をパートナーとする事業が採択されております。これらにより、市民文化活動の場や文化に触れる機会の拡充を図っているところです。 教育委員会としましては、教育行政としての文化振興の充実を図るとともに、市民による文化活動をより一層支援できるよう、市の協働事業の理念も踏まえて施策を展開してまいりたいと考えております。 私のほうからの答弁は以上でございます。 ○議長(原野健一議員) 布野浩子議員。            〔5番 布野浩子議員 登壇〕 ◆5番(布野浩子議員) ありがとうございます。 では、再質問をさせていただきます。 最初のほう順番に行きます。 身近な場所に集いの場をつくることが必要っていうのは共通認識だと思います。こういう冊子を配って人に集まってもらってるっていうのもよくわかりました。今60カ所って言われてましたが、うちのコミュニティは大体瀬戸内市ではどのくらいあって、目標はどのくらいのコミュニティというか、こういう場を、はつらつのOB会とかはつらつをつくろうとされているんでしょうか。 ○議長(原野健一議員) 松尾保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(松尾雅行君) コミュニティといいますか、市内で自治会の数が328と聞いております。うちの保健福祉部としましては、現在はつらつ教室100を目標に頑張っているところなんですが、最終的には各自治会一つずつはつらつ教室が立ち上がったらいいなとは考えております。 ○議長(原野健一議員) 布野浩子議員。            〔5番 布野浩子議員 登壇〕 ◆5番(布野浩子議員) 私もそう思います。もうだんだん歩いていけるところで地域活動ができるっていうのはすごく大切なことになると思います。私コミュニティがあるところはいいんですけど、コミュニティを持っていない新しい団地の方とか、古い団地もそうなんですが、結構コミュニティを持っていない方がどこに行ったらいいんだろうっていうような相談も受けるんですが、そういう私が知っているところは旧部落のところにあるところをお借りするようなことができたんですが、一緒に合同でやるっていうような方だったんですが、そういうふうな困っている人たちとか、コミュニティがないようなところっていうのはどういうふうにサポートされていかれます。 ○議長(原野健一議員) 松尾保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(松尾雅行君) 議員の言われるとおり、団地などコミュニティというか、施設を持っていない人たちの集う場というのは私どもの今一つの課題でもあります。これといった対応もないんですが、ただケースとしては少ないんですけど、近隣の自治会と合同でやったり、あるいは個人のお宅をお借りしてはつらつ教室を開いたりといったケースはございます。 ○議長(原野健一議員) 布野浩子議員。            〔5番 布野浩子議員 登壇〕 ◆5番(布野浩子議員) 私も、旧で持たれている公会堂とかに新しい人が入るっていうのがなかなか地域的に難しいっていうのはちょっと経験したんですけど、でもそういうふうに言ってる場合でもないっていう、この高齢化社会に向かってみんな仲よくじゃないですけど、できるだけ歩いていけるような場にそういうのがあれば活用できるような啓発活動とか、できたら使わせてあげてくださいねみたいなようなことなんかは、そちらのほうからは言ってもらえないんでしょうか。 ○議長(原野健一議員) 松尾保健福祉部長
    保健福祉部長(松尾雅行君) ご要望とあらば考えてはみたいとは思うんですが、これは先ほども申し上げたとおり、個人の家でもできているということで、やっぱりやる気があるかないかというところが問題になってこようかと思います。そういうことで、我々の健康推進事業あるいは高齢者の福祉事業の中でそういったPRもしていかにゃいけんかなと思っておるところです。済いません。 ○議長(原野健一議員) 布野浩子議員。            〔5番 布野浩子議員 登壇〕 ◆5番(布野浩子議員) ありがとうございます。もうぜひ困ったら相談に行きますので、力になってください。よろしくお願いします。 二つ目です。このフレイル予防プログラムをつくって市民主体で取り組むような仕組みをつくったらどうかと思いますが、先ほど何か元気づくりカードスタンプがあるっていう話を伺いました。これってはつらつの方と何かB&Gとかに来られてる人っていうので大体どのくらいのグループの人に、ことしから30年度って言われたので4月からなんでしょうが、広がりっていうのはどういう感じなんですか。 ○議長(原野健一議員) 松尾保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(松尾雅行君) 団体数というのは、先ほど申し上げたとおり、はつらつ教室で60組ぐらいが今立ち上がっておりますので、あとほかのB&Gとかの団体数はちょっと把握しておりません。申しわけありません。この元気づくりポイントは今年度始めた事業でありまして、広く進めていこうかなと思っているところでございます。 ○議長(原野健一議員) 布野浩子議員。            〔5番 布野浩子議員 登壇〕 ◆5番(布野浩子議員) 今私が高齢者に特化したような話で聞いてはいるんですが、実は出やすいような環境をつくるっていうのは決してはつらつ体操だけではないなと思っています。はつらつ体操には行かんけどほかにいっぱい活動をされている公民館活動とかがたくさんあってとか、公会堂の活動とか、そういう人たちの励みにもなるので、何かこういうのをもっともっと広げていったらどうかなとは思うんですが、その他者との、今ははつらつの体操だけなんかもしれませんが、公民館とか教育委員会とか社会教育とかの連携っていうのはどういうふうに考えられているんでしょうか。 ○議長(原野健一議員) 松尾保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(松尾雅行君) 済いません、これといって今考えてるものはないんですが、はつらつ教室では参加者の栄養状態のチェックを健康づくり推進課の栄養士に依頼したり、はつらつ教室OB会では同じく健康づくり推進課の歯科衛生士が口腔ケアを指導したりしております。また、市民病院や公民館の元気で生活していただくための出前講座をやっているといったりする情報もありまして、その紹介をさせていただいたりもしておるところでございます。 ○議長(原野健一議員) 布野浩子議員。            〔5番 布野浩子議員 登壇〕 ◆5番(布野浩子議員) フレイルといったらそれはいきいき長寿課とか元気づくりとかになるとは思うんですが、フレイル予防には人と会うこと、人とつながっていくことが大事だっていうようなことなので、保健福祉の担当だけではなく、社会教育の問題というか、のことにもなっていくかなと思うので、そこら辺はしっかり人と集う場をたくさん提供する、それを伝えていくっていうような作業が大事かなと思いますのでぜひ連携もしていただきたいと思いますが、これってよろしくお願いしますって言うぐらいなんですかね。いいですか。よろしくお願いします。 三つ目です。 高齢者の生きがいの就労を実現するプロジェクトですが、今生涯現役応援センターの設置を考えているという話を伺いました。設置するしない、是非を含めてっていう話ですが、高齢者の方の働きたいっていう思いを大切にしていただきたいなあと思います。いい話だなあと思うんですが、その予定とかスケジュールっていうのはどうなっているんでしょうか。 ○議長(原野健一議員) 松尾保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(松尾雅行君) 先ほども答弁いたしましたが、現在先進地視察での資料をもとに、あるいは全国の事例をネットで必要な情報を収集しておるところでございまして、まだいつ設置するといった明言ができない状況でございます。 シニアの方が社会参加することは地域社会を支えることになり、また就労対策や健康寿命を延ばすしフレイル予防にもつながると考えております。担当部としましては、高齢者の方が働きたいという思いを大切にして健康で生きがいのある豊かな人生を送れれるよう応援する窓口として生涯現役応援センターを設置したいとは考えておりますが、まだ具体に話を詰めてない状況でございまして、いましばらくお時間をいただけたらと思っております。 ○議長(原野健一議員) 布野浩子議員。            〔5番 布野浩子議員 登壇〕 ◆5番(布野浩子議員) もうぜひ進めていっていただきたいと思います。本当に働きたいわっていう高齢者の方多いです。また、ちょっと働いてほしいなっていう事業主の方もおられて、そこら辺のマッチングとか、あとワークシェアリングですよね、今だったらハローワークに行くと大体週何回、何日の何時間っていうようなやりとりしかないですし、シルバーさんも短期だったり、そういうふうな形で、長期だけどちょっとずつっていうような働き方はこれからだと思います。ワークシェアリングをしっかりコーディネートできるような勉強会なんかを開いてぜひセンターを設置していただきたいと思いますが、市長、どうでしょうか。 ○議長(原野健一議員) 武久市長。 ◎市長(武久顕也君) 幸いなことに、瀬戸内市ではハローワークの出先としてジョブスポットを市役所の庁舎の中に設置をしていただいております。これが市民の皆さんにとっては非常に大きな窓口に私はなっているんではないかなあと思います。こちらは単に高齢者だけではなくって、例えば子育てが終わった方であったりとか、あるいは必要とされてる方だったりとか、幅広くお受けをしている、そのような窓口として機能していると思っています。そこで高齢者だけという話になってくると、ほかの皆さん方を排除することにもなってまいりますので、やはり職を求める方に幅広く年齢にかかわらずいろいろな機会を提供していくということ、そうした意図をこれからも持ってやっていく必要があると思っています。 高齢者の皆さん方にも積極的な活用を呼びかけていくという努力はこれからしてもいいんではないかなあというように思いますけれども、こちらのほうに市の職員も臨時でありますけどおりますので、そうしたところがうまくハローワークの職員さんと連携しながらいろいろな施策に効果が上がるように努力をしてまいりたいというように思います。 ○議長(原野健一議員) 布野浩子議員。            〔5番 布野浩子議員 登壇〕 ◆5番(布野浩子議員) そうなんですけど、もう一回私が言いたかったり柏市でやってるのは、ワークシェアリングです。でも、それがジョブスポットでできるんですかね。一つの1週間の仕事を何人かで時間もちょっとずつ区切るような、そういうふうなワークシェアリングのマッチングをしているところがあって、それがあるからちょっと働きたいっていう人たちのニーズに応えてるっていうことなので、だからハローワークや、多分ジョブスポットのようなのとはもう一味違った働き方だとは思っています。なので、そういうことも、確かに高齢者だけじゃなくってお子さんがいてちょっとだけ働けるわとか、2時間働けるとか3時間働けるとか、それは事業主さんにとったら大変なこと、そういう人たちを大変なことかもしれませんが、でも人がいなくて困っているところも確かにあるので、そういうワークシェアリングがポイントだっていうふうにも教えていただいたので、そういう観点からもう一回考えていただきたいなと思うんですが、いかがですか。 ○議長(原野健一議員) 武久市長。 ◎市長(武久顕也君) ちょっと私も研究はしてみますけども、派遣法の関係であったりとかいろいろな法的な制約をどのようにクリアしてるのかということ、その辺を踏まえて既存のジョブスポットで何ができるのか、また何ができなくて市のほうでさらにそこをどのように手当てしていけばいいのかということを、基本的にはジョブスポットの中でそのような新たな取り組みができるかということを検討していく必要があるんではないかなと思います。 先ほど申し上げたように、市の職員もおりますので、そちらのほうで検討していくことを、担当課も含めて協議をしていく必要があるんじゃないかなと思います。 ○議長(原野健一議員) 布野浩子議員。            〔5番 布野浩子議員 登壇〕 ◆5番(布野浩子議員) じゃあ、この生涯現役応援センターとジョブスポットは一緒にできるっていうこと、これと今お話をいただいた生涯現役応援センターの設置を検討しているって言われましたが、それとジョブスポット、私は別だなと思ってたので、一緒なんですね。一緒。働き方もいろいろこれからどんどん変わっていくし、人手不足もあるし、高齢者の方の生きがい就労につながるような施策としてしっかり考えていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。 では、次です。 文化振興についてです。 1回目のふるさと芸術交流プロジェクトは、確かに外部の方にアピールができたと言われました。外に対するアピール度がどれくらいあったかはちょっと私はわからないですが、確かに東京からとかのフルートの方とか、歌われる方も県外からたくさん来られてて、その関係者の方たちがお客さんっていうか、中にも多いなというのはちょっとそういう感じはしたんですが、それとともに、これをどうやって市民に根づかせていくんだろうっていうのが私の疑問です。もう根づかせるんだったら、それ、だって歌曲、私は聞いたときにぱりっと私たちがよく見るっていうのも変ですけど、オペラの歌うような服装で若い方がぱらっと歌われた歌い方とそうではない歌い方だったら歌曲の歌い方はそうではない歌い方だっていうのが総評にあったようですが、学校で余り日本歌曲をそうそう歌い方とか習っていないところへそういうふうな総評があって、それはそうなのかなっていうふうにも思ったんですが、それをどういうふうに市民に還元していくんだろうっていうのは本当に疑問なので、これを市外の人に瀬戸内市は夢二の出身地なんですっていうアピールはできたかもしれませんが、もう一つ市民のためにはどういうふうにもっと広げるとか、どういうふうに考えられていますか。 ○議長(原野健一議員) 薮井教育次長。 ◎教育次長(薮井慎吾君) まず、今年度の計画の予定を少し話させていただきますと、前年度と同様にはなりますが、プレミアムコンサート、これについては4回を予定しております。それから、学校等への出張の関係ではスクールコンサートを、これも予定しておりまして、今年度については24カ所を計画しております。それから、先ほどの夢二コンクールというようなことで予定をしておりますが、それ以外にもう実行委員会の方の実施していただくこととして市民枠を今年度設けております。それについては、市民の方の、音楽関係にはなりますが、フルートのコンサートであるとか、ポピュラー音楽祭というものを計画していただいておりますので、そのあたりも十分に周知させていただきまして広くつなげていきたいと考えております。 ○議長(原野健一議員) 布野浩子議員。            〔5番 布野浩子議員 登壇〕 ◆5番(布野浩子議員) とりあえず夢二は瀬戸内市から出たよっていうのがみんなによくわかるような周知の仕方なんですかね。お金もかかっていることなので、はっきり言っていろんな市民の方からあのコンクールに対しては意見を聞いてますし、地元の人からもいろんな意見は聞いています。それはやっぱり市民とかけ離れたものをしたっていうことに対する意見だと私は思っています。今おっしゃられたスクールコンサートが24回だったり、市民枠が今回はあるっていうことで、夢二という名前を冠にした何かいろんなイベントが市民枠であるっていうのはとてもいいことだなと、去年の反省を踏まえてと、反省かな、済いません、を踏まえてというふうにとっておきますが、このコンクールはじゃあいつまで続けるつもりですか。何回。 ○議長(原野健一議員) 薮井教育次長。 ◎教育次長(薮井慎吾君) まず、この事業としましては3年度をめどにさせていただきまして、それ以後につきましては今後さまざまな協力をいただいている実行委員会であるとか、そういった文化協会であるとかといった団体とも協議していきたいと考えてます。 ○議長(原野健一議員) 布野浩子議員。            〔5番 布野浩子議員 登壇〕 ◆5番(布野浩子議員) 3回で、その4回目がもしなかったときのこのコンクールの意義っていうのをしっかり押さえとかないと、ただやりましただけではお金もかかってますし済まされないだろうなと私は思っています。多分多くの市民の方、こういうことに特に興味のある方なんかはそういうちょっと厳しい目で見ているっていうことを重々考えて、このコンクールを次にどうやって生かすのかを、私はだから例えば音楽の授業で日本歌曲をどうやって歌ったら日本歌曲らしいんだろうって、歌い方なんかは多分学校でそう習うことはないと思うんで、日本歌曲の歌い方とか日本語の美しさをそのメロディーに乗っけていくのか、そこら辺の発音の仕方がどうなのかっていうのも全く知らずにここで言ってますが、そういうふうな展開の仕方、できたら子どもたちにせめてそういう機会があればいいなあと思っていますので、ぜひこのコンクールが失敗だったなとか、そういうふうな評価にならないように頑張っていただきたいなと思います。教育長、いかがですか。 ○議長(原野健一議員) 東南教育長。 ◎教育長(東南信行君) ありがとうございます。 まずは、きっかけづくり、そして夢二を一つ瀬戸内市のシビックプライドを持てるような、そういうものの外部への発信というふうなことがこのプロジェクトの基点になってるというふうに思います。このコンクールそのものだけではなくて、市民の方々と一緒につくり上げていく音楽を核にした文化醸成とあわせて、そういうふうな発信とつないでいくというふうなことが今後の取り組みの中では大変大切になってくるというふうに思います。現在のところは3回というふうなことで設けておりますけれども、今後そういうふうなものの効果であるとか、内容の充実、工夫していくべき点を考えながら今後の取り組みをどのように進めていくかということについては研究と、それから計画等を考えさせていただければというふうに思っております。 それから、子どもたちに学校の中で日本歌曲等の歌い方の指導というのは、ご指摘のように、残念ながらありません。私たちが習っていたころの音楽というのは、音楽の教科書の後ろに載っている楽器もほとんどが洋楽器でございましたが、今はそういう日本楽器であるとか、日本の歌曲であるとかというふうなものに対する視点が少しずつ入ってきております。太鼓、和太鼓を打つような体験をしたり、楽器の中にも洋楽器ばっかりではなくてそういうふうな楽器を学校の指導の中に使うものとして公認をしていくというふうな取り組みもなされております。歌い方については、頭声発声ですかね、を基本としながら指導していっとりますけれども、当然日本の歌についてはその言葉の持つ意味であるとか、そういう中でどういう情景が浮かんでくるかなというふうなことを子どもたちの創造力を高めていきながら指導しているところでございます。そういうものを少しずつ生かしながら、子どもたちの中に瀬戸内市としてその日本歌曲、言葉の美しさであるとか、情景の美しさであるとかというふうなものを学んでいくようなものをさらに醸成をしていければというふうに考えております。 ○議長(原野健一議員) 武久市長。 ◎市長(武久顕也君) 企業版のふるさと納税はいただいてる関係もあるので、私のほうからも答弁させていただきたいと思います。 確かに日本歌曲というのはなかなかわかりにくいというのが率直な感想だった方もおられるんじゃないかなあと思います。しかし、それは例えばショパンコンクールでピアノを聞いて誰が優勝するかというのが我々がわからないのと同じように、どこにその難しさがあるのかということは実際にやってる人じゃないとわからないとこもあったり、あるいはオペラのアリアと比べて日本歌曲というのがどれほど難しい部分があるのかということもやっぱりやってみないとわからない部分っていうのはあるんではないかなあと思います。 今ご質問の中で私もお聞きしながら思ったことは、どういったところが日本歌曲の魅力としてあるのか、またどういったところが難しいのかということ、またそれを通じて日本語の美しさであったりとか、これをどのように知っていくべきなのかということ、そうしたところをしっかりと知っていただく機会というのはあってもいいのかなというように思います。学校で習う合唱というのも、これは基本的に日本語の歌を歌っている以上は日本語の美しさであったりとか難しさというのをしっかりと身につけるべき科目、分野だと思いますので、そうしたところも含めてしっかりとこの夢二を通じた日本語の美しさを市民の皆さん、また子どもたちにも広めていけるような、そうした努力は今後していく必要があるんじゃないかなあというふうに思いました。ありがとうございます。 ○議長(原野健一議員) 布野浩子議員。            〔5番 布野浩子議員 登壇〕 ◆5番(布野浩子議員) このコンクールがもう本当に次へつながるように、いろいろ大変でしょうが努力していただきたいし、それをきっかけに私も知ったので、オペラの歌い方と日本歌曲は違うんだっていうのを初めて知ってそうなんだとは思ったので、そういうそうなんだっていうことなんかを子どもたちも思うかもしれないですし、ぜひ勉強させていただきたいっていうか、また教えていただきたいと思います。 最後です。 どのような施策を、市内の子どもたちなんですが、子どもたちは高学年になると地域の歴史の勉強をしていっています。私はこの間は2年生についていってはつらつとかわいらしい勉強だったんですが、高学年になると調べ学習になります。その子どもたちが使っている調べ学習なんですが、これが長船町のときの、だから合併する前のときの資料です。学校の先生や子どもたちにはとてもわかりやすいこれが資料なんですね。でも、これは長船町時代につくった資料なので、もう新しくできていないので、今学校ではとてもこの資料を大切に使っています。本当に瀬戸内市の中、長船町のことなんですが、丁寧に書かれていて、長船町にはそんなに重文とかそういうふうなのが余りないみたいなんですが、でも地域にはこんなものがあるっていうのがたくさん書かれていて、地域をめぐる5年、6年生にとってはすごくいい資料です。ただ、これが今もう手に入らない状態です。今瀬戸内市にあるのが、もちろん合併したので、3町が一緒になった文化財のマップなんですが、これは小学生が使うには難しいものです。じゃあ、インターネットで調べられるかっていったら、インターネットの中にウィキペディアが入ってるわけでもなく、本当に自分たちの地域のことを調べるっていうときに資料がないっていうのが、この文化行政へ子どもたちを地域のことを知ってもらって地域のことを好きになってもらうには、子どもたちはとても何か真面目でやろうっていう意識がとてもあるときに調べるものがないっていうのはやっぱり大きいなと思います。あと、持ってきたのは、この瀬戸内市とその周辺のこういうふうなのもあるんですけど、余りにも大ざっぱ過ぎてこれも子どもたちが調べる資料にはなりません。 もしその文化をシビックプライドっていうのを大事にするんだったら、こういう子どもたちの勉強する資料をもうちょっと大事につくっていただけたらなあと思うんですが、教育長、もうぜひ。 ○議長(原野健一議員) 東南教育長。 ◎教育長(東南信行君) ありがとうございます。確かに子どもたちの調べ学習にとって、今いわゆる観光パンフレットとしてつくられているようなもの、それから文化財等を周知するようなもののパンフレットというのは子どもの調べ学習には適していないというふうな部分があろうかと思います。 一つ瀬戸内市として取り組んでいるのは、中学年が地域の学習をする上で副読本を独自につくってしているという部分があります。それから、子どもたちが調べ学習をしていく際に、例えばインターネットを使うであるとか、そういうふうな広い範囲の中から情報を得て、自分が本当に調べたいことについては地域の人に聞く、実際にそういうことにかかわっている方々から直接言葉を聞きながら取材をしていくということも調べ学習においては非常に大切にしていきたい内容でございます。 低学年、遠足というか、地域学習について行かれたということなんですけれども、地域の子どもたちがそうやって低学年の段階ではいろいろと歩いていく中で、こんなところにこんなものがあるんだとか、こんな自然があるんだとかということを肌で感じる、中学年では、自分たちの生活を守るものであるとかという施設がどのようにあるのか、それから商業施設はどういうふうなものがあるのかというふうなことで、地域の中のいろんな施設について知っていく、高学年では、自分たちの暮らしている歴史を日本史を学ぶというふうなことを一つのきっかけにして総合的な学習の時間を使って地域の歴史も学んでいく。例えば、私のかつて勤めておった行幸小学校では刀剣博物館について調べていく子どももいれば、福岡のまち並み保存してるというふうなことについて調べていく子どももいる、そういうふうなものを調べていった中で子どもたちが総合的な学習の時間でしていくのは調べる方法を身につけるということ、いろんな集めた情報を集約していくと、まとめていくという力、それからもう一つは発信をしていく力をつけていくことが大事だというふうに思っています。小学校の段階でその力をつけていくことが、地域を学ぶというふうなこと、それが自分たちの地域の誇りであるというふうなことを学んでいくことにつながっていく部分ではないかなあというふうに思っています。 おっしゃられるように、子どもたちの学習の素材をきちんと整理して準備をしていくということも必要なんですが、これが足りないということを子どもたちがどうやって調べていくのかというふうなことを身につけていくことも一つの学習の大切な素材であるというふうに私は考えております。ありがとうございます。 ○議長(原野健一議員) 布野浩子議員。            〔5番 布野浩子議員 登壇〕 ◆5番(布野浩子議員) おっしゃられることはようわかるんですけど、でもつくってほしいなというニーズは子どものほうから実は、布野さんこれがないんだけどって言われまして、子どもに言われたと思って、そうなんです。そうなんですけど、それでもやっぱり、だから合併して長船町、邑久町、牛窓町っていうふうに分けるのもどうかなっていうのはあるかもしれませんが、子どもが歩いて自転車で行ける範囲内でしっかり自分の地域が理解したいときにさせてあげとかないと、調べたいのにわからないで終わるのはフラストレーションにもなりますし、次へ続かないので、ぜひこれはつくっていただきたいと思いますが、市長、予算とかをつけていただけない限りはこれはできないんじゃないかと思います。でも、これ私小学生にお願いされたんですけど、これがありませんとかといって言われたんですが、ぜひよろしくお願いしたいと思います。 ○議長(原野健一議員) 武久市長。 ◎市長(武久顕也君) そのあたり教育委員会のほうでしっかりと吟味をして、必要があれば予算査定の中でしっかりと必要なものはつけてまいりたいというように思います。 ○議長(原野健一議員) 布野浩子議員。            〔5番 布野浩子議員 登壇〕 ◆5番(布野浩子議員) じゃあ、しっかりと、子どもたちの要望ですから、まさかの子どもたち、子どもに言われたっていうのを私もびっくりしたんですが、よろしくお願いします。 では、これで予算のことも話をしたので終わります。よろしくお願いします。ありがとうございました。 ○議長(原野健一議員) 以上で布野浩子議員の質問を終わります。 ここで10分間休憩いたします。                午前10時27分 休憩                午前10時39分 再開 ○議長(原野健一議員) 再開いたします。 次に、発言順序8番、竹原幹議員の一般質問を行います。 8番竹原幹議員。            〔8番 竹原 幹議員 登壇〕 ◆8番(竹原幹議員) おはようございます。 今回の質問のほとんどは過去に取り上げたものです。明快な答弁をよろしくお願いします。 早速質問に入ります。 質問事項1、交通政策について。 質問の要旨1、備前大橋東詰交差点周辺の混雑解消に向けた対策はとしています。 備前大橋東詰交差点周辺は、特に朝夕ラッシュ時は車の長い列ができます。岡山方面に行く2号線に入るために、市長わかります、堤防を北から南下して右折しようとすると1回の信号で2台から3台しか入れません。十数年前に用地を拡幅して改修改良したはずですけど、その効果が出ているようには思いません。 26年8月議会で取り上げました。朝夕のラッシュ時の混雑解消策に信号機に時差を取り入れるとか、右折可とするとか、車線をふやすとか、知恵を出し工夫して改善が図れないものか、市が音頭をとって国、県、警察署と協議しこの問題に当たってもらいたいが見解をという質問をしております。当時の部長は、国道2号線の交通をスムーズに流すため、信号は岡山県警察本部が管理しているため、備前大橋東詰交差点のみの青信号時間を変更することは難しいと考える。現状が時差式信号機でないため、直進車両が右折車を阻害しているということが考えられますので、実はちょっと違うんですけど、時差式信号機への対応を国交省及び警察に要望してまいりたい。そして、備前大橋西詰の交差点とも連動してるので、岡山市とも連携して取り組んでいきたいと答弁しております。混雑解消に向けた対策をどのように考えられているのか、見解をお聞かせください。 2点目、邑上橋東詰交差点周辺の混雑解消に向けた対策はとしております。 県道飯井宿線の吉井川にかかる邑上橋は、昭和49年に架橋されており、延長が475メーター、幅員8メーターの片側1車線の対面通行の橋りょうで、県が管理している橋です。邑上橋東詰交差点周辺も朝夕のラッシュ時はひどいものがあります。特に朝岡山方面から入ってくる車の長い列はもう日常化しております。この橋は高校生が通学しており、見るからに危険そのものと言わざるを得ません。 この交差点改良につきましては、24年9月議会、26年8月議会で取り上げております。渋滞を解消するには、橋を拡幅し車線をふやすことが一番いいということは重々承知しておりますが、現在の状況では橋の拡幅は非常に困難だというふうに聞いております。今後は少しでも渋滞が解消できるように、信号機の時間調整などを警察に要望するとともに、歩道の拡幅や交差点改良、こちらのほうを引き続き県などに要望していくしかないというふうに考えていますとの答弁でした。混雑解消に向けてどのように取り組まれるのか、お示しください。 3点目、吉井川左岸堤防の雄川橋、邑上橋間の道路拡幅への取り組みはです。 吉井川左岸堤防の道路は、備前大橋から邑上橋の間は2車線からできております。しかし、邑上橋から南は狭隘なところが多く、さらに大型トラックも頻繁に通り危険な状況があります。 平成23年6月議会では、県道服部射越線の邑上橋から雄川橋の区間については現在幅員が狭く、早期に対応が必要な通行危険箇所の福山地内、福中地内の2カ所について改良を進めています。邑上橋から雄川橋間までの区間の全線の2車線化につきましては、引き続き県、国への事業誘致を要望していきたいと考えていますとの答弁でした。 そして、26年8月に取り上げました。拡幅工事要望は毎年市から県に要望している。このため、現在福中地内の狭隘な箇所につきましては県が用地交渉中であり、2車線化に向けて努力しているところです。邑上橋から雄川橋間の全線の2車線化につきましては、引き続き国、県などに要望してまいりたいと考えておりますとの答弁でした。            (「答弁したん」と呼ぶ者あり) 今してます。 さらに、次のような質問をしました。豆田工業団地は、28年度には完成するが、そこに企業が来たらパンクは目に見えてる、今より危険度が増す、期限が限られるという認識で要望してもらいたいという私は質問しました。これに対して市長は、現在産業建設部の枠の中で企業立地、そして道路の要望ということは一体的に動いておりますので、その辺のタイムラインといいましょうか、工程スケジュール感についても共有しておりますので、そのあたり大きな支障がないように今後とも積極的に要望活動を私も含めて努めてまいりたいと考えているとの答弁がありました。この工業団地の売却は2年おくれて今年度ということです。堤防道路の拡幅への取り組みについてお聞かせください。 4点目です。服部交差点周辺の混雑に対する安全策はとしてます。 行幸小学校から東に行く県道、わかりますよね、南北の県道が交差する服部交差点は、周辺に運送業者が何社もあり、大型トラックがひっきりなしに通っているところです。赤穂線の踏切もあり、朝夕のラッシュ時には長い列ができています。その交差点は通学路の上を通らなければ大型トラックは周り切らないため、白線は消え通学路は確保されていません。今年度は、さらに運送業者が1社開業すると聞いております。近隣地区には、大型スーパーが出店する予定とも聞いております。今現在でも、非常に交通量が多く危険な状況の中で子どもたちは通学しています。 服部交差点周辺では、29年度に3件の交通事故が発生してます。いずれも物損事故ということでしたが、一つ間違えば大きな悲惨な事故になります。この状況をどのように認識され、安全対策をどう考えて取り組んでいかれるのか、お考えをお聞かせください。 質問事項2、広報掲示板について。 今年度から自治会集会所整備等事業補助の対象となったが、市は今後掲示板をどのように活用していくのかということです。 今年度から制度を改正し、広報掲示板が補助制度として取り組まれるようになりました。取得金額が5万円を超え、集会所に備えつけて使用する備品だけでなく、ごみステーションや公園に設置する広報掲示板の購入などを上げております。早い対応に一歩前進と評価をします。これにより、掲示板の整備が進めばよいと思いますが、市は今後どのように活用していかれるのか、お考えをお聞かせください。 質問事項3、自治会所有の児童遊園地について。 遊具の点検整備を市で実施できないかということです。 児童遊園地は、市直営の2カ所を除き自治会所有と理解しています。その自治会所有の遊具に対して改修に補助金が交付されていることから見て、市としても必要な施設と考えられているのだと思います。自治会所有の児童遊園地遊具の安全点検は実施できないかということについても何度も取り上げております。 24年6月議会では、事故が起きたときの責任の所在は現在市が管理している2カ所の児童遊園地については施設の過誤による事故等は市で負担している保険の対象となります。その他地域児童遊園地遊具整備事業補助金として助成された遊具につきましては、自治会等設置者の責任で対応と考えておりますとの答弁でした。 27年11月議会は、議員ご指摘の遊具の安全点検については、現在は補助対象としていませんが、核家族の増加や地域のつながりの希薄化が言われ、地域が持つ子どもを育てる力に期待が寄せられている中、子どもたちを安全・安心に地域で育てるという観点は大変重要であると考えています。地域の児童遊園地の遊具点検については、平成28年度より助成対象に含める方向で検討していくとしています。 改めて遊具の点検整備は市が実施できないかお伺いをいたします。 ここで1回目の質問を終わります。 ○議長(原野健一議員) 難波産業建設部長。            〔産業建設部長 難波利光君 登壇〕 ◎産業建設部長(難波利光君) それでは、私のほうから質問事項の1、質問要旨の1から4につきまして答弁のほうをさせていただきます。 まず、質問の要旨1についてでございます。 ご指摘いただきました備前大橋東詰の交差点付近の混雑解消に向けた対策ということで、かねてよりご質問をいただき、かねてから県あるいは国に対して事業要望を行ってきた経緯がございます。そういった中で、この国道2号線備前大橋付近の渋滞につきましてはかねてから問題提起されておりまして、ご指摘の交差点につきましても国道2号に対して南側から県道服部射越線、北側から市道八日市の22号線が接続しておりまして、交差点の形状から交通に支障を来していると。先ほどご指摘があったように、信号の間隔が短いということで、1回の信号で数台しか朝晩の通勤混雑時には通過できないというような状態にあるということは私も承知をしているところでございます。 東詰の交差点は、道路管理者が国、県、市の三者であること、また信号機は警察が管理しているということなど関係調整先が多岐にわたるということから、平成27年1月から市が中心となりこれまで関係機関との調整を進めてきたところでございまして、これまでにもご答弁をさせてきていただいたというところでございます。 その中で現状での交差改良というのは限られておりまして、抜本的な改良は困難な状況ではありますが、たび重なる協議により国において現状で実施可能な交差点改良といたしまして路面標示の変更を警察と協議して、これは昨年度、路面標示の引き直しを実施したところでございます。 先ほどご指摘をいただきました備前大橋の渋滞の一つの要因である備前大橋西詰の吉井交差点ですかね、岡山市側になりますが、ここについてですが、これも要望をたび重ねて、岡山市側の箇所にはなりますが、国において今年度から交差点改良事業をやっと進めるということで事業化になったようでございます。今年度交差点の設計を行い、関係機関と協議を行っていくというふうに国道事務所のほうから情報をいただいております。 吉井交差点の改良が実現をすれば、この備前大橋の流れがスムーズになると、平成27年度の交通量調査、24時間調査ですと、やはり2号線備前市内から岡山の東区の管内で何カ所か交通量調査やっておりますが、この備前大橋が24時間交通量で27年度のデータで3万1,797台、非常にこの備前大橋が多い交通量になっております。そういった中で、この吉井交差点の改良が実現すればこの備前大橋の流れがスムーズになって、東詰の交差点付近の渋滞緩和にもつながっていくことになるのではないかなというふうに思っておりますので、交差点改良の早期完成に向けて引き続き国のほうに要望していきたいと。それが改良が進んだ後、先ほどご指摘いただいたように、今度は東詰のほうでどういう交通量になるのか、そういったようなのもまた状況を見定めながら、ご指摘いただいたように、今度はその信号機の改良であるとか、そういったのが必要であれば対策をまた関係機関のほうに要望していくと。順序順序を追っていかないとなかなか一度には事業化というのは難しいのかなというふうに考えておりますので、よろしくお願いしたいと思います。 それから、質問の要旨2でございます。 主要地方道飯井宿線、邑上橋付近において朝晩の通勤時間帯に渋滞が発生していることにつきましては、これ非常に長年の懸案事項でございまして、これまでにも対策を図ってきたところではございますが、実質的に解消には至っておりません。私もこの近隣に住んでおりますので、日々ここの路線の渋滞というのは目にしておりまして、何とかならないかというふうにかねてから思っているところでございます。また、先ほどご指摘いただきましたように、近隣には豆田工業団地もありまして、今後の豆田工業団地の状況によりましたら交通量というのが非常に増加するというのが予想されるわけでございます。 ご指摘の邑上橋東詰の交差点について、これも毎年県のほうに事業の要望を続けておりまして、県のほうで検討していただいている箇所であるには間違いございません。これまで具体的な解消策はなく、先ほどもご指摘いただきましたように、今まで厳しい回答となってきておりましたが、新しい土木技術の検討であるとか、それから橋りょう部のこの右折車線をふやす工法というものがそういった中で可能ではないかということが県のほうから話をいただきまして、この交差点改良に向けてようやく大きく進みそうな状況にあるということでございます。 具体的に今後のスケジュールについてですが、昨年度ご承知のように、橋りょう部の耐震化の工事を県のほうで今実施をされておりまして、これが終わっております。今年度はこの交差点改良事業について県の事業評価監視委員会といいまして、要は県が事業化をするときに委員会にかけてもう問題がなければ事業化に乗っけますよという委員会でございますが、この委員会で審議を諮っていただくという予定でございます。審議の結果、問題がなければ、来年度から事業着手に取りかかるということができるというふうに県のほうから報告を受けておりますので、ようやく一歩前進にこぎつけたというふうに我々としても思っておりますので、今後事業着手後については市としても地元の調整など県に対して協力もし、事業推進に引き続き努めていきたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。 それから、質問の要旨3についてでございます。 吉井川の左岸堤防の雄川橋、邑上橋区間の道路改良ということで、これも河川道ではありますが、県道に今指定されておりまして、吉井川左岸の堤防拡幅については毎年県のほうの要望活動という形で続けている箇所でございます。昨年度から地権者の了解が得られました、先ほどもご質問の中にありましたが、福中地域内の堂山の今切り土工事を行っているところでございます。 また、邑上橋東詰交差点から現在の豆田工業団地、市のほうで今造成してるこの工業団地までの間が約1.8キロ、1,800メーターの区間ありますが、この区間について拡幅の事業を、これも計画にのせていただくということで県のほうから回答をいただいておりますので、具体的には事業化に向けて河川事務所など関係機関と協議を今重ねている最中でございまして、将来的には先ほどの邑上橋東詰交差点からその改良と同時に事業評価を受けることになるであろうというふうに思っております。 市としましても、ようやく長年の懸案事項でありました邑上橋の東詰の交差点の改良と、それから一部ではございますが、豆田工業団地までの拡幅の事業が事業評価に乗せていただけるというところまでこぎつけておりますので、県と協力して道路の必要性、有効性など示させていただいて引き続き取り組んでいきたいというふうに思っております。よろしくお願いをいたします。 それから最後、質問の要旨4についてでございます。 服部交差点付近の混雑に対する安全策はということで、服部交差点付近の混雑に対する安全策についてでございますが、服部交差点から行幸小学校に向かう県道福里八日市線でございます。通学路に指定されているということは先ほどご指摘をいただいたとおりでございます。一部歩道がない区間がございまして通学路のこれまでの合同点検でも危険な箇所として以前から改善を求められているところでございまして、この箇所につきましても毎年、これは県道でございますので、県のほうへ要望活動を行っているというところでございます。 これまでの取り組みといたしましては、路肩部分を緑色、グリーンベルトを着色して応急対策を実施している箇所もございますが、先ほどご指摘いただきましたように、最もネックとなっているところはJR赤穂線の服部踏切であるということは認識しております。 踏切の部分でございますが、路肩も狭く、通学する児童・生徒の方々がJRの路線内を通行せざるを得ない状況になっておりまして、平成28年度に県と市が合同でJR西日本の岡山支社のほうに出向きまして協議を行い、その危険性を訴えさせていただき改善について方策があるかないかというところの回答を求めているところでございます。その時点でのJR側の見解といたしましては、踏切の拡幅については現時点では難しいと、ただ歩道設置については前向きな回答をいただいており、これを受けまして県も歩道設置に向け事業化の実現に今考えをまとめていただいているというところでございます。 市といたしましても、実際に工事となりますと工事期間も長期にわたるであろうということから、県道の通行どめとか交通規制も伴いますので地元調整も必要になることから、引き続いて県のほうに協力しながら一日も早く改良ができるように取り組んでいきたいというふうに考えるところでございます。 以上、私のほうからの答弁とさせていただきます。 ○議長(原野健一議員) 薮井教育次長。            〔教育次長 薮井慎吾君 登壇〕 ◎教育次長(薮井慎吾君) それでは、私のほうから質問事項1、要旨4の通学路の関係について答弁をさせていただきたいと思います。 本市では、毎年通学路の点検を行っております。服部交差点につきましては、毎年行幸小学校から最も安全対策をしてほしい箇所として報告が上がっております。また、関係機関と合同点検も実施しております。 平成29年度には、行幸小学校長、PTA会長、通学路子ども見守り隊より道路改修の要望書が提出されたため、合同点検とは別で備前県民局建設部維持補修課長、産業建設部建設課長に要望をいたしております。大型車が通行する場所ではありますが、道も狭く、根本的な安全対策には今のところ至っておりません。しかしながら、通学路合同点検が始まった平成24年度以降におきましては、可能な範囲で対策を実施しております。 先ほど産業建設部長からも一部ご答弁がありましたが、踏切と停止線の間に黄色と白のカラー舗装がされているであるとか、服部交差点周辺には多くのグリーンベルトを設置しております。児童・生徒が少しでも路側帯を通れるように、一部横断歩道の設置についても警察に要望しておる状況でございます。現在は、警察署のほうでも上申中であるというようなことでこちらのほうへ回答をいただいております。引き続き、道路管理者や警察署に対して対策要望を行っていきたいと考えておりますので、ご理解をよろしくお願いします。 ○議長(原野健一議員) 三浦総合政策部長。            〔総合政策部長 三浦一浩君 登壇〕 ◎総合政策部長(三浦一浩君) それでは、私のほうから質問事項2、要旨1についてご答弁させていただきます。 広報掲示板につきましては、これまで地域の方からいただいたご要望や昨年6月議会において議員のほうからいただいたご意見などを踏まえ、本年4月から自治集会所整備等事業補助金制度を見直しを行ったところでございます。備品につきましては、5万円以上のものを対象にするとともに、掲示板については集会所に附属するもののみであった補助対象をごみステーションなどに設置するものにも範囲を広げることとし、各自治会に周知するため補助金の手引を行政委員さんに配布をさせていただいております。 掲示板における広報につきましては、情報が自動的に入ってくる、情報が目に飛び込んでくるなどのメリットがあると言われており、市政情報や行事の案内、地区の祭りや文化祭などの地域自治活動に伴う多くの情報を自治会会員に周知するために有効な手段であると考えております。 一方で、自治会によっては設置に当たって自治会の規模や設置場所、行政委員さん等の負担などの問題が生じてくるのではないかと考えており、そうしたことも考慮しながら掲示板を活用した広報について、各自治会のご要望などを伺いながら活用について総合的に判断していきたいと考えております。 市民の皆さんに情報を正しくかつ迅速にお伝えしていくためには、広報紙やインターネットの活用を初めさまざまな方法を有効に活用していく必要があると考えておりますので、ご理解のほどよろしくお願いいたします。 ○議長(原野健一議員) 入江保健福祉部参与。            〔保健福祉部参与 入江寿美江君 登壇〕 ◎保健福祉部参与(入江寿美江君) それでは、質問事項3、質問の要旨1について答弁させていただきます。 現在自治会所有の児童遊園地の遊具の点検については、所有する自治会で行っていただいておりまして、市ではその経費の一部を補助しております。補助内容としましては、遊園地の滑り台、ブランコ、鉄棒、砂場、手洗い場などの遊具の点検だけではなく、新設、増設及び開設についても申請のあった自治会に対して助成しております。 具体的に申しますと、遊具の点検に関する助成では、公園1カ所について年に1回点検に要した費用の2分の1、上限額1万円となっております。また、新設、増設及び開設に関する助成では、要した費用の2分の1、上限額7万円を上限として補助することとしております。平成29年度の実績におきましては、修繕で3件の申請がありまして補助を行っております。遊具の点検につきましては、平成28年度に要綱改正を行いまして補助対象としておりますが、これまでのところ申請がない状況にあります。 自治会所有の遊具の点検を市で実施してはとのご提言をいただいておりますが、市が所有する施設ではないということ、そして市が点検を実施した場合、修繕などが必要となった場合に自治会の方の対応も必要となるために市が点検を実際に直接に実施するということは難しいと考えております。平成30年度の当初予算につきまして、遊具の点検についての予算化をしております。 今後は、遊具の点検の補助制度については市民の方に周知に努めてまいりたいと考えておりますので、ご理解いただきますようによろしくお願いいたします。 以上、答弁を終わらせていただきます。 ○議長(原野健一議員) 竹原幹議員。            〔8番 竹原 幹議員 登壇〕 ◆8番(竹原幹議員) 上から順番に、備前大橋東詰です。 部長、最近国交省か何か調査したというふうに聞いたんですけど、何かわかれば、ないですか。 ○議長(原野健一議員) 難波産業建設部長。 ◎産業建設部長(難波利光君) 具体的にはちょっと私もお伺いはしておりません。 以上です。 ○議長(原野健一議員) 竹原幹議員。            〔8番 竹原 幹議員 登壇〕 ◆8番(竹原幹議員) この西詰の交差点が少し動き出したということで期待しますけど、今私が言ったのは、2、3台しか入らん信号機で南から、福岡方向から上がってくる車はかなり改良されてどんどん2号線に入ってくるわけです。北から南に行ったやつが30秒の青信号の間に2台しか入らんということは、ちょっと考えれば直せるんじゃないかなあということをずっと言ってきとるわけで、だからせえで右折可を考えるとか前後もちょっと言われとんで、そこもだから入る数は30秒の間に南から半分ずつぐらいとか、せっかく入っとってもずうっと次に青になるとき3分ぐらい待たにゃいけんです。2台か3台しか、それもかなり無理して突っ込んどんで、南から来るのがどっと入るわけですからかなり無理して突っ込んどんで、それは事故になりはしないかなあというふうに心配してるから、それと2台や3台じゃさばけんのですね。そういう問題があるからということを言っておりますので、ただ動き出したということで期待しております。本当にそう難しい話じゃないと思うんでやってもらいたいと思います。市長、やっぱり車の数がふえてますね、備前大橋も邑上橋も。それに対応した動きをぜひやってもらいたいと思います。 邑上橋、これどう言われたんですか。橋りょうの右折車線とか、それいろいろ改良とか言われたんですが、時期的にいつごろの、だったら邑上橋東詰は具体的にいつごろ、どうも何かいろいろ言われてすぐ着手するようなことを言われたんじゃけど、実際にいつごろ工事に動くんか、私が言うたのは、豆田の工業団地が2年前も間に合わすようにせにゃいけんよって質問したわけで、今回1,000人ふえるんでしょう、雇用が。そしたら、それに間に合うようにというか、少なくとも間に合わんにしても来年度までにはここはこう、今言う豆田の工業団地から邑上橋まで、邑上橋の交差点を改良しますよと、いつごろかというのが全然わからんのですけど、ちょっと教えてください。 ○議長(原野健一議員) 難波産業建設部長。 ◎産業建設部長(難波利光君) 先ほどご答弁の中で申し上げましたが、この事業着手する前、以前、前ですね、前に事業評価の委員会のほうにかけなければいけないと。この事業評価の委員会は、県のほうの組織でございますが、この事業規模が1億円以上になる工事について、公共事業についてその妥当性とか事業の必要性というのをこの評価委員会のほうで評価をしてる。その中でオーケーということになれば、予算をつけることができるという事業になる予定になっております。したがいまして、今年度この評価委員会のほうにかけていただけるということなので、今年度オーケーと認められれば次年度から設計とかそういったようなものからの恐らく着手になると思いますが、事業の実現に向けて動き出すのではないかと思っております。 具体的には、設計をし、その後工事に着手しますが、今の現道の橋りょうを生かしながら岡山市側から瀬戸内側のほうに入る方向に向かって右折レーンを新たに設置するという工事、工法になるだろうというふうに思っております。 ○議長(原野健一議員) 竹原幹議員。            〔8番 竹原 幹議員 登壇〕 ◆8番(竹原幹議員) 橋に右折レーンをつけて解消するかどうかもちょっとわからんのんですけど、しっかり問題意識を持って、本当に追いついてない、私今回取り上げたのは全部企業団地もそうだしいろんなところへ出店してきとんだけど、今現在が非常に危ないところに、危険な状況っていうのを皆さんご存じだと思うんだけど、そこにまた交通がふえていくというのはやっぱり後手後手というんか、追いついてないという認識を持って県へ要望するものはしっかり要望して、要望しておりますというだけじゃなしにやってもらいたいと思います。 邑上橋の場合は通学路の問題があるわけでしょう。非常に危ない橋、狭い橋。備前大橋みたいに歩行者自転車道みたいなのをそれをつけたりすれば片づきましょうねと、そういうことをまた全然市から要望書も何も出してないね、そういうことを一度も言うたことないでしょうね、多分。抜本的に邑上橋は、あれだけで本当対応できるような橋じゃないです。吉井川全体は橋少ないですよ、吉井川の。だから、東部が停滞しとるのは吉井川のかかる橋が少ないっていうか、キャパが狭いっていうことだと思うんですよね。本当にもっと大きな構想から岡山市と連携して、邑上橋にしてもそうだし備前大橋も岡山市と連携してやりますということなんだから、本当にしっかり県、国への要望は、市長ね、県会議員さん、国会議員さん、しっかり前も11月議会のときに要望の仕方ということで私も言いましたけど、目に見えるようにやってもらいたいと思います。 服部交差点です。ここも私最近何か調査しとるように見えたんですけど、何か知ってません、聞いてませんか。 ○議長(原野健一議員) 難波産業建設部長。 ◎産業建設部長(難波利光君) 市のほうでは特に調査をしておりませんが、先ほども申し上げましたように、県のほうではここの交差点の踏切ですね、踏切の改良のところは事業化に向けて今取り組みをしていただいておりますので、そういった中での基礎調査というのはされてるかと思います。 ○議長(原野健一議員) 竹原幹議員。            〔8番 竹原 幹議員 登壇〕 ◆8番(竹原幹議員) これ、済いません、服部交差点の踏切のとこの事業化がやっとついたという今答弁ですか。 交差点そのものの改良という話は、市からは県には出してないんですか。 ○議長(原野健一議員) 難波産業建設部長。 ◎産業建設部長(難波利光君) 現道の服部交差点、県道のあの交差点になりますが、ここの改良については隣接する四隅といいますか、交差点の角にそれぞれ民地が張りついております。そういった中でここの改良をするということは、市のほうからは県のほうには話はしておりますが、現時点で事業化というのは県のほうの見解としては非常に厳しいという回答をいただいております。その中で、先ほど言いました踏切の改良については、JRとの協議の中で取り組みができるであろうということで、まずそこから改良していくということで県のほうは考えを持たれているようです。 ○議長(原野健一議員) 竹原幹議員。            〔8番 竹原 幹議員 登壇〕 ◆8番(竹原幹議員) それは交差点の改良というたら用地の確保から民地が今あるわけですけど、今現状もう見られてますよね。民地に入ってやっと道路が完成しとるような場所なんですよね。民地に入らせてもらわにゃトラック通れないような交差点なんですよ。それを片一方市道じゃないですか、あれ、車に入る道は。            (産業建設部長難波利光君「東側が市道です」と呼ぶ) 市道でしょう。市道から県道へ出る場合に問題もあるわけですから、やっぱりこれそういうことを問題意識持って、あれ通学路もないわけでしょう、横断歩道もないんですよ。横断歩道もできないんですよ、あれ。現状わかってますよね。本当に危険な交差点を改良しないと、まだ時間はかかるでしょうし、民地ですから大変でしょうけど、それ時間かかるかも、わかりますけど、そういうことやっぱりやっていくということは、問題意識を持ってやっていくということは必要だと思います。 教育長、本当一番よくご存じだと、行幸小学校おられて、あの地区におられて、本当ここを渡る子どもたちがどういうふうに苦労して歩いているか、それをよく、今部長にちょっと一言見解を言うてみてくださいよ、教育長。 ○議長(原野健一議員) 東南教育長。 ◎教育長(東南信行君) 私も毎朝通っている箇所でございます。子どもたちの通学に関しては、地域の方の安全ボランティアの方があそこの交差点のところには4人から5人張りついていただいております。その方の中にはずっと子どもたちがあの踏切を渡って行幸小学校へ行くまでの間をついて歩かれてる方も2名ほどいらっしゃいます。そういう現状の中で子どもたちの安全が現在守られているという状況の中で、片側途中までは歩道があるんですが、そこから踏切に向かっての歩道はないという現状で、今グリーンベルトの話もありましたけれども、できればそういうふうな形で子どもたちの安全が守られる改修等を要望できればありがたいなあというふうに思っております。 ○議長(原野健一議員) 竹原幹議員。            〔8番 竹原 幹議員 登壇〕 ◆8番(竹原幹議員) 市長、教育委員会あれだけ問題意識持って、せえで地元の人あんだけ真剣に取り組まれてやられてるんですよ。そりゃ県管理かもしれんけど、要望を出さんことには、本気で要望、要請ですか、陳情ですか、いかんことには前へ行きません。 部長、民地ですからとか言うんじゃなしに、でも尾張の交差点何年かかってやりましたが。あそこよりトラックが多いんですよ。そこの服部交差点、圧倒的にトラックの数が多い。並んでるんですね。ちょうど踏切遮断がおりた時間には、もう行幸の小学校から服部交差点までつながるような状況でしょう。それ解決するにはやっぱり改良しかないと思いますから、本当に真剣に力いっぱい要望をやっていただきたいと思います。市長、この辺についてどう思われますか。市長の熱意というんか、決意というんか。 ○議長(原野健一議員) 武久市長。 ◎市長(武久顕也君) 議員ご指摘のように、当該箇所は非常に危険で緊急の改善を要する場所だというふうに私自身も認識しております。したがいまして、県のほうにも積極的に働きかけをしていく必要があると思っておりまして、これまでもそうでありましたけれども、近々県民局のほうへ要望活動に行く日程調整なども今しておりますので、そうしたご意見も踏まえて地元の県議さんと一緒に力強く要請をしていきたいというように思います。 ○議長(原野健一議員) 竹原幹議員。            〔8番 竹原 幹議員 登壇〕 ◆8番(竹原幹議員) しっかり頑張ってください。 今回通学路についてということなんで、特にまたしっかり通学路について通告出させていただいて質問したいと思います。今回はとりあえずは交通施策ということで問題意識を持ってもらいたいなということで載せました。よろしくお願いします。 広報掲示板です。 今回補助制度に乗っかってというのはありがたい、本当に評価しておるわけですけど、各地の広報掲示板、私ら長船町広報掲示板と書いとんですけど、何も張られてないんですよね。よそのを見ても、コミュニティハウスとか張ってるところ、張ってないですよ。私せっかく補助制度も乗ってやる、この掲示板を活用しない手はないと思います。 先日行われた環境フェスタ、あれの市長行政報告でチラシ、広報紙、ホームページよりご案内していきます言うけど、こういう市の事業は広報掲示板に張らせてもらって、本当に中心地にあるわね、自治会の中心地に大体あるし、目の行き届きやすい場所、あっこへ何か張ってるかなあというて町内の人見る場所に広報掲示板ってあるわけじゃから行政としてそれを活用せんと、1年に何回もイベント組んでもさみしいというんか、集まりじゃあいかんわけじゃないですか。ぜひ大いに活用するために、それと市はマニュアルというんですかね、自治会に協力依頼して張ってもらうわけですけど、どっか組織で中心になって張ってもらうときには掲示してもらうときのマニュアル化っていうんか、ルール化というんか、そういうものをつくるべきだと思うんですけど、担当者は誰ですか。 ○議長(原野健一議員) 三浦総合政策部長。 ◎総合政策部長(三浦一浩君) ご指摘の広報掲示板につきましては、4月から補助金の対象、要綱を見直して実施を行ったというところでありまして、実は今現在一件も問い合わせ等もないというふうな状況があります。そうしたことで、先ほど答弁でも申し上げましたが、各行政委員さんに手引をお配りして自治集会所の補助金の関係についてこういうところが変わりましたという形で通知をさせていただいております。今後いろいろご意見をいただく中で再度検討していきたいというのと、先ほど答弁で申し上げましたが、行政委員さんの負担等についても、ちょっとご無理をお願いするようなことにもなろうかと思いますんで、慎重に検討させていただけたらと思います。 ○議長(原野健一議員) 竹原幹議員。            〔8番 竹原 幹議員 登壇〕 ◆8番(竹原幹議員) これは余り慎重に検討せんでもお願いすりゃええと思うんですけど、何も慎重に検討せずにお願いします、これを張らせてくださいって言えばおえんとか言うような行政委員さんおられんと思いますけどね。特に市の大きなイベントですよ。特に今回の環境フェスタとか、保健福祉フェスタはのうなるんかな、そういういろんなぜひ市民に来てもらいたいというイベントを組んだときとか、せえから何かお知らせしたいことがあれば張ってもらって、せえでもう期限が済んだらちぎってもらやあええわけですから、やっぱり目につくところにそれを使うという、それをマニュアル化して行政として広報掲示板どういうふうに対応するかというのをみんなで考えて検討してもらいたいと思います。 広報掲示板が自治会所有というような認識ですよね、補助金対応じゃから。これも私も前一括交付金とか、そういうことに移行するときの便宜上の措置のように思うんです。それ、だって自治会集会所整備補助金の中に入っとるわけですから、ぜひ一括交付金の中の制度設計のときにはしっかり検討してもらいたいと思います。 最後に、児童遊園地です。 要綱を見させてもらいました。28年度質問してすぐ対応してくれて、遊具の点検1万円と28年度から加わっています。予算は30年度から3件分3万円計上されております。でも、利用がないというて今参与が答弁されたけど、私最近知ったんですよ。遊具の点検は、要綱を改正して助成制度をつくって予算計上までしとんのになぜ周知しないんか。この広報掲示板の場合、この4月から行政委員にチラシ等でお知らせしてるわけですけど、遊具の点検というて一言も助成制度ができたとか予算が、勉強不足で悪いんかもわからんけど、全然お知らせしないんでしょう。お知らせしないで要望がないなんていうのはちょっとどうかと思うんですけど、どうですか。 ○議長(原野健一議員) 入江保健福祉部参与。 ◎保健福祉部参与(入江寿美江君) 失礼します。 平成28年度制度ができましたことについて周知が不十分であったこと、本当に申しわけなく思っている次第でございます。 今後につきましては、しっかり広報しまして地域の方にご利用いただきまして、地域の方のご負担がありますことは申しわけなく思うところでございますが、利用していただけたらと思っております。 ○議長(原野健一議員) 竹原幹議員。            〔8番 竹原 幹議員 登壇〕 ◆8番(竹原幹議員) これも一歩前進で評価はしておきます。 ですけど、私が本当に一貫して言ってるのは、全市的にある自治会所有の児童遊園地の遊具については、市は現状をしっかり把握して必要なものは点検整備すべきでないかというふうに私はずっと言っているわけです。子育て、安全・安心と言うなら遊具の点検は最優先課題だと思います。万一事故があったときには自治会では責任能力がありません。これも恐らく一括交付金の制度設計の中に検討されるものだというふうに私は考えております。市長、市と自治会との責任のあり方というのはこの制度をつくるときにしっかり継承してもらいたいと思います。 今回取り上げたものは、国、県への要望というたりするのが多いんですけど、これ例えば豆田ができる、運送業者が来る、何が来る、そういうことになってからこれ質問した、本当はもうできとかにゃいけんということなんで、市長、本当に目に見える形でしっかりやってもらいたいと思います。市長、最後に見解を。 ○議長(原野健一議員) 武久市長。 ◎市長(武久顕也君) 議員ご指摘のように、これまでも議会でも取り上げていただき、それを受けて我々も国、県にも我々のこの進捗状況と合わせた整備等を要望してきているところでありますけれども、やはり国、県、特に県につきましてはいろいろな予算化の手続だったりとか、あるいはその段取りであったりとか、そうしたところで時間がかかる部分もあろうかと思います。地元の県議にも一生懸命動いていただいておりますので、ぜひなるべく早いうちにこうしたものが実現していけるように我々も引き続き働きかけてまいりたいというように思いますし、またそれまでの我々ができることというのもあると思いますので、そうしたところで極力多くの負担っていいましょうか、地域の住民の皆さん方にご迷惑をかけないような形で努力をしていく、そうした分野の責任もあるんじゃないかなと思いますので、引き続き市の発展のために努力をしてまいりたいというように思います。引き続きお気づきの点がありましたら、議会の場も含めてご提言いただきますように、よろしくお願いいたします。 ○議長(原野健一議員) 竹原幹議員。            〔8番 竹原 幹議員 登壇〕 ◆8番(竹原幹議員) 目に見える形で成果を出していただきたいと思います。 これで私の質問を終わります。 ○議長(原野健一議員) 以上で竹原幹議員の質問を終わります。 次に、発言順序9番、島津幸枝議員の一般質問を行います。 10番島津幸枝議員。            〔10番 島津幸枝議員 登壇〕 ◆10番(島津幸枝議員) それでは、通告に従い質問を始めます。 質問事項1、児童の通学についてですが、これまでに取り上げた質問です。 まず、要旨1、さきの2月定例議会において、学校までの距離が遠く公共交通の運行がない地域の通学についての交通手段の確保を求める質問をしました。教育次長は、課題解決に向けた有効な取り組みについて他市の状況なども参考にしながら検討していきたいと答弁されました。前教育次長の答弁ではありましたが、引き継ぎもされていることとお察しし、検討状況についてお答え願いたいと思います。 続いて、要旨2、通学区域の見直しについてですが、この質問もさきの12月議会で、現在の学区では近くに小学校があっても遠い地域の小学校に通学することになる、さらに町内会など地域のつき合いのない小学校が学区になっている矛盾点を紹介し、境界線にある通学区域の見直しを求めました。教育長からは調査をするとの答弁で、民生児童委員からも聞き取りを実施されたと確認しています。その後の検討状況についてお答えください。 次に、質問事項2、農業振興についてお伺いいたします。 今日本は国民の命を支える農林漁業に深刻な危機が広がっています。農業従事者の高齢化が進み、農地の減少や耕作放棄がとまらず、日本の食料自給率は先進国で最低の38%に低下しています。根底には、歴代自民党政府がアメリカ財界言いなりに農産物輸入を次々に自由化し国内の農林漁業を犠牲にしてきた背景があります。ここに来て安倍政権は危機に歯どめをかけるどころか、TPPを強行し、農産物の際限ない自由化に突き進んでいます。さらに、昨年は主要農産物種子法の廃止をし、ことしからは米農家に対する10アール当たり7,500円の直接支払交付金をなくし追い打ちをかけてきました。 国連は昨年末、2019年から28年を家族農業の10年に指定し、国際社会が小規模家族農業の重要な役割を認識、支援することを呼びかけました。瀬戸内市は、耕地面積10町未満の農家が全体の97%です。また、98%が家族農業で占められており、ほとんどが小規模家族農業です。しかしながら、国の支援策は認定農業者や大規模経営に限られており、多くの農家から続けられないのではないかとの声が上がっています。 稲作農家の方に話を聞く機会がありました。80歳の7反の作付をしている方からは、先代から譲り受けた農地をサラリーマンのときから休みの日も朝も夜も田んぼをしてきた。米価が下がり、今では10万円の収入があるかないか。採算は合わないが、農地を守る一心で続けてきた。私の代でおしまいになるだろう。年を考えるとあすのことはわからない。この地域は圃場整備もパイプラインもされていない地域だから大型農家に好まれない田んぼで、私の代でやめれば農地が農地でなくなる。また、家族3人で50町の作付をしている50歳の方からは、7,500円の直接支払交付金がやまったのは痛い。息子と一緒に食べていける農業を考えているので規模を拡大したいとは思っているが、でも樋門や水の管理までは到底できない。1町3反の作付をしている70歳の方からは、昔は農業機械購入のときには小規模な農家にも助成があったが、今はない。採算面でやりがいを感じられる農業にならないと後継者はできない。イノシシの被害も年々ひどくなっている。この前は網を破られた。一旦けもののにおいがつけば米は出荷できない。そのほかにもいろいろと切実な話を聞きましたが、今回は3人の方からの声を紹介させていただきました。 それでは、要旨1、農業就業人口及び平均年齢の推移についてお答えください。 続いて、要旨2、農業後継者をどのように育成していくのかをお聞かせください。また、国や県の支援策に新規就農制度がありますが、親元で就農する場合は5年以内に経営を移譲しなければならないという条件がついていたりと大変使いづらいと聞きます。また、農業機械の購入についても小規模農家は対象になりません。小規模であろうが続けていく意思があれば、市として農業機械の購入補助や所得補償など後継者育成支援をすべきだと考えますが、どうでしょうか。 農業は、私たちが生きていく上で必須の食料、水、エネルギーを生み出す生命産業です。さらに、農家の方たちが農地を守ることで瀬戸内市の農地、大地、水路は守られています。受け継いだ農地をその地で守り続けることで農村地域は維持発展できます。農業の果たす多面的機能の役割をしっかりと位置づけ、小規模家族農業への支援とあわせて地域農業の重要な役割を果たしている大規模農家への支援も重要であるということを強調しておきます。部長におかれましては、その意を酌んでいただき、簡潔にお答えいただきたいと思います。 続いて、要旨3、鳥獣被害対策についてです。 同僚議員や先輩議員が繰り返し質問されてきました。しかしながら、いまだ当市においては近隣市に出おくれている状態です。鳥獣被害対策へのより一層の強化を行っていただきたい。暑い日も寒い日も手塩にかけて育ててきた作物、それを一日にしてパアにされるむなしさ、ここに市は正面から向き合い新たな予算措置を求めますが、いかがでしょうか。 次に、質問事項3、国宝「太刀無銘一文字(山鳥毛)」の購入についてお伺いします。 山鳥毛の購入については、4月23日の総務文教常任委員会においていきなり教育委員会部局から所有者が5億円で売却を希望しており、市は購入したい旨を示されました。5月28日の臨時議会に、山鳥毛の評価額を定めるための評価委員会に係る予算案が計上されました。高額の国宝を手に入れることにしても、クラウドファンディングで多額の寄附を集めることにしても、降って湧いたような話、これまで議会においても国宝を購入したらどうかという議論があったことは記憶にありません。市民の願いとかけ離れた事業を強引に進めている市の姿勢はまさに暴走していると言わざるを得ません。 そこで、まず要旨1、外部評価委員会についてお伺いします。 ①の開催日程については、昨日の廣田議員の質問の中で、既に1回は開催している、開催日は協議に支障が出るので公表できないとの答弁でございました。会場の場所や委員名を教えろとは言っていません。日にちを言うことがなぜ支障になるんでしょうか。そのことについてお答えください。 ②評価委員会の協議内容をどのような方法で議会や市民へ報告するのか、お聞かせください。 ③5月28日の予算常任委員会で教育長は、刀そのものの価値と市が保有する場合の価値を評価していただくと答弁されました。では、どのようにそれぞれの価値を示されるのか、具体的にお示しください。 ④意見を得た後の事務はどのようになるか、お答えください。 続いて、要旨2、これまでの所有者との面会及び交渉内容について、具体的な日にちと対応した市側の人間は誰なのか、あわせてお聞かせください。 また、今後の交渉内容について、所有者とどのようなことを確認しその内容を担保されていくのか、お聞かせください。 要旨3、購入に係る経費と年間の維持費をお聞かせください。 昨日の市長の答弁で、寄附金を充てるのでほかの施策に影響が出るということはないと言われましたので、寄附金以外の税金投入や基金の充当はしないということが明確になりました。年間維持管理費についてもそういうことと理解しておいてよろしいでしょうか。 要旨4、市民への説明会について、いつ、どのような形で、どんな規模でなされるのか、お聞かせください。 要旨5、基本方針に示されていた国宝山鳥毛購入活用プロジェクトチームは設置したのでしょうか。 以上で1回目の質問を終わります。 ○議長(原野健一議員) 答弁を。 薮井教育次長。            〔教育次長 薮井慎吾君 登壇〕 ◎教育次長(薮井慎吾君) それでは、私のほうから質問事項1、質問の要旨1、2と質問事項3の質問の要旨1から5について答弁をさせていただきます。 まず、質問事項1の要旨1についてご答弁させていただきます。 本市では、遠距離通学者に対する負担軽減策としまして、瀬戸内市遠距離通学児童等補助金交付要綱を制定し、通学距離が一定以上の児童・生徒に対し主に経済面での支援を行っております。昨年度までは、公共交通機関の料金の半額が補助対象としておりましたが、今年度より実費相当額に増額しており、保護者の負担の軽減をしております。公共交通機関の運行がない場合においては、東備バスの最低運賃区間における定期券代相当額の補助を行っております。 一方で、遠距離地であるにもかかわらず交通手段が整っていない地域においては、児童・生徒の通学時の安全確保や保護者による送迎などの負担軽減が課題となっております。 現在の検討状況としまして、他市の状況について申し上げます。 備前市では、タクシー通学に対する補助はなく、スクールバスが通っていない場所から保護者が自家用車で送迎を行う場合は補助対象としております。赤磐市では、タクシー通学及び自家用車での送迎に対する補助はなく、スクールバスか公共交通機関を利用する場合に補助をしております。倉敷市では、スクールバスの運行は支援学校のみであり、遠距離通学に関する負担軽減策はありません。岡山市については、2月議会で島津議員がおっしゃったとおり、豊小学校にてバス路線の廃止に伴いタクシー通学の実費補助が行われております。 今後課題解決に向けた有効な取り組みについて、先ほどの他市の状況なども参考にしながら検討していきたいと考えております。 次に、要旨2について答弁します。 学校の通学区域は、学校教育法施行令の規程に基づき、瀬戸内市立学校通学区域規則において学校ごとに通学区域を設定し、就学する学校を指定しています。このたび通学区域の境界にある地域につきまして、見直しを検討いたしました。見直しの内容としましては、児童・生徒が居住する住所の通学区域と所属している自治会の通学区域が異なっている場合に就学する学校を明確にするものでございます。本来であれば、居住する住所の通学区域の学校へ就学することになりますが、所属する自治会は学校運営に密接に関係していることから、その影響なども含めて検討を行い、当該住所が自治会とかかわりがあることを明記している自治会則を根拠として就学すべき学校を指定することができるよう、4月の教育委員会議において瀬戸内市立学校通学区域規則を改正したところであります。この改正によりまして、自治会を基準とする内容を追加することで学校運営と自治会の関係に影響を及ぼすことなく、現に所属する自治会の学校へ就学することが可能となっております。 今後も通学区域につきましては、地域の実情を考慮して慎重に検討を行ってまいりたいと考えております。 次に、質問事項3、要旨1について答弁をさせていただきます。 ①につきましてですが、昨日も答弁させていただきましたとおりとなりますが、第1回の外部評価委員会は終了しております。内容につきましては、会議への影響を考慮して日程等は非公開としております。ご理解いただきますよう、よろしくお願いいたします。 ②につきまして、外部評価委員会において意見書を作成していただき、教育長へ報告していただく予定になっております。その後、総務文教常任委員会におきまして報告し、議会の皆様にもお示しできればと考えております。市民の皆様には、購入に向けた予算が議会で承認された後、シンポジウムや市民説明会を企画してお知らせする予定としております。 ③につきまして、教育委員会といたしましては、瀬戸内市がこの山鳥毛を保有することの意義を踏まえて、その上で瀬戸内市が山鳥毛を所有して活用していくに際して資産価値を評価していただきたいと考えております。したがいまして、瀬戸内市が保有する意義に関して専門的な知見からのコメントや具体的な金額についてもお示しいただけるものと考えております。 ④になります。外部評価委員会において瀬戸内市が保有する意義に関して専門的な知見からのコメントや具体的な金額が示され、所有者と譲渡価格がまとまれば資金調達等に関して補正予算を計上させていただくことになります。 次に、要旨2について答弁をさせていただきます。 所有者との面会につきましては、電話と直接の面会で複数回所有者の方の意向を伺っております。所有者とは、売買の相手方として優先的に交渉することやその期限、鑑定等の意見書を徴収すること、資金調達に利用する動画や写真の撮影、またパンフレット等への利用、調査に関する関係者の岡山県立博物館での特別に鑑賞することなどについて意向を伺っております。今後につきましては、評価結果をもとに交渉を再度また行っていく予定にしております。 次に、要旨3について答弁します。 購入に係る経費につきましては、今のところ未定と言わざるを得ません。国宝を受け入れるための博物館の施設整備について、搬出入口や前室の整備等、収蔵庫の増設が必要であり、概算費用として1億円を見込んでおります。 年間の維持費につきましては、国宝購入による年間の維持費が増嵩するとは考えておりません。むしろ国宝の購入をきっかけとして長年の課題である博物館施設などの充実、人員の強化等を図っていきたいと考えております。実際にクラウドファンディングによって国宝が購入できるとしても、引き続き市が県立博物館に寄託し、当分刀剣博物館で企画した際に里帰りをさせるというような方法もあろうと思います。その場合には、年間の維持費はかかりません。しかし、そうでなくて、今回をきっかけとして地域の誇りの醸成や地域の活性化につながるための努力を今後していきたいと考えております。そのために必要な費用は、国宝を購入するためによって生じる費用ではなく、この機会を生かす積極的な投資ということでご理解いただきますよう、よろしくお願いいたします。 なお、そのための財源につきましては、引き続きふるさと納税等を活用したり、国の事業などを活用するということも念頭に計画していきたいと考えております。 次に、要旨4について答弁します。 国宝山鳥毛購入活用に係る基本方針に関することについて市民の方への説明会を実施していくことは、山鳥毛購入についてご理解をいただく上でとても大切なことと受けとめております。現在の予定としては、外部評価委員会を開催し、その結果を議会の皆様に報告し、シンポジウムの開催や市民説明会の実施を検討していく予定としております。 シンポジウムの開催につきましては、その開催に関連する予算について議会の承認をいただいた後の開催を考えております。シンポジウムでは、基本方針の説明や刀剣の専門家による刀の魅力やその歴史について話をしていただきたいと考えております。 また、市民説明会においては、山鳥毛を購入する意義、その活用策や資金調達の方法などとあわせて、文化財を活用した地域振興のあり方についても触れていきたいと考えております。 次に、要旨5について答弁します。 国宝山鳥毛購入活用に係る基本方針に位置づけております国宝山鳥毛購入活用検討プロジェクトチームですが、設置要綱に基づき、6月5日幹部会におきまして承認をされ、同日設置しております。なお、プロジェクトチームの最終的な構成委員としては、総括として教育次長、副総括が総合政策部長、総合政策部参与、それからチーム員が、総務部長、産業建設部長、教育委員会参与、企画振興課長、商工観光課長、社会教育課長となっております。プロジェクトチームでは、山鳥毛の購入、保有、活用に関することと基本方針に掲げる施策や事業推進についての計画を策定することとしております。 私のほうの答弁は以上となります。 ○議長(原野健一議員) 難波産業建設部長。            〔産業建設部長 難波利光君 登壇〕 ◎産業建設部長(難波利光君) それでは引き続き、私のほうから質問事項の2の質問の要旨1から3につきましてご答弁を差し上げたいと思います。 まず、質問要旨1についてでございます。 農業就労人口及び平均年齢の推移ということで、ご質問いただきました瀬戸内市におけます農業就労人口の推移でございますが、ここでは農林業センサスの数字をもとにお示しをしたいと思います。ただ、農林業センサスで使います農業就業人口の定義といたしましては、農業従事者のうち自営農業に従事した方と農業とそれ以外の仕事の両方に従事した者の場合は、自営農業が主の者の人口を集計したものとなります。したがいまして、いわゆる兼業農家の方で主が農業以外の仕事に従事している方については統計上の数値に含まれていないということをご承知おきいただきたいと思います。 以上の条件で見ますと、平成17年では2,590人の農業就業人口であったものが、10年後の平成27年では1,316人となりまして、1,274人の減少ということになっております。また、平均年齢で申し上げますと、平成17年では65.3歳であったものが、平成27年では68.6歳となっておりまして、やはりこの統計数値から見ても高齢化の波は拭えない状況ではないかというふうに考えております。 次に、質問の要旨2についてでございます。 農業後継者をどのように育成していくのか、また農業機械の購入補助や所得補償など、後継者の育成支援などを行ってはというご質問でございます。 この農業後継者の育成についてでございますけども、全国的に見ましても、また当市におきましても大きな課題であるというふうに認識しております。特に新規就農する場合、栽培技術の習得もさることながら、耕作に必要な農地の確保も必要となるわけでございますし、さらには場合によって農業用施設あるいは農業用機械などに初期投資も要することになります。また、農業を営む上で得られる収入の獲得時期といいますか、収入の時期については収穫物の出荷後になることのほか、天候や地上に左右されやすいという厳しい条件下において農業経営を始めなくてはならないという実態もございます。 そのような中で、新規就農者の育成でありますとか、あるいは農業者への支援については、これまでにも県や市やJAなどと連携を図りながら各種補助制度、資金融資、栽培技術や経営指導など、事前の農業研修から就農後までをトータル的にサポートするような仕組みをこれまでにも構築しているところでございます。 先ほどご質問にありましたこういった中でどうやって購入の補助あるいは所得補償などを含めた、いわゆる制度面での支援を拡充していくかということのご質問でございますが、たくさんの融資制度なり支援措置がございますので、一つ一つを例示はいたしませんが、いずれにしましてもこういった今現在ある制度といいますのは、大型農家の方々なんかにどちらかといえば取り組みやすい制度設計になっているのかなというふうには感じております。 そういった中で、例えばこの4月から東区の竹原のところにあります三徳園、ここで岡山市、県が整備したこの施設ではトータル的に農業に新しく就農する方なんかに資金面も含めた研修施設として新たにオープンされたような施設もございますので、こういったところを活用していただきながら市としても農業を始めやすい環境づくりというものを後押ししたいというふうに思っております。 ただ、先ほどご質問いただきました大規模農家へ農地を集約する一方、頑張って農地を守っていただいている小規模農家、特に瀬戸内市の場合には大体平均の農地面積、耕作面積というのが1町未満、1ヘク未満の農家の数が多うございます。そういった中で小規模農家に対する支援も考えていく必要があると、これは十分に考えてるところでございます。 団塊の世代が80歳に達する、いわゆる2030年問題というのがちまたでよく言われておりますが、こういった議論が進む中、本市でも小規模農家の後継者不足は避けて通れない問題だと思っております。合理化や新市場の開拓などをセットで考えまして、若い世代の方々が農業を継ぎたくなる環境の整備と戦略が必要ではないかと考えておりますので、この点につきましては議員の皆様方からもいろいろなお知恵をいただいて、その中で十分に問題意識を持って取り組みたいというふうに考えているところでございます。 それから続きまして、質問の要旨3についてでございます。 有害鳥獣対策へのより一層の強化というご質問でございます。 野生鳥獣による農作物被害につきましては、依然として深刻な状況が続いていることから、引き続き被害減少に向けた取り組みが求められているところでございます。これを受けまして、今年度の有害鳥獣等捕獲事業関係の予算につきましては、昨年度対比で約1.5倍、2,900万円余りを計上させていただき、有害鳥獣被害の軽減を図るための各種対策に取り組むこととしております。 今年度の主な取り組みといたしましては、防護柵の設置の補助金を大幅に増額して防護柵の設置の支援を重点的に行うこととしております。また、これとあわせ昨年度からの継続として地域や集落などを対象とした専門家による鳥獣被害対策セミナーの継続的な開催、市内猟友会等の団体の皆様との個体保護の推進と強化月間の拡充、3番目といたしまして、単市事業として鹿、イノシシ捕獲用の箱わなを導入し、その事業に取り組むということにしております。 さらに、有害鳥獣対策を目的とした地域おこし協力隊1名の方を昨年度に引き続き今年度も採用いたしまして体制強化を図ることとしておりますが、昨今農作物への被害報告だけではなく民家に近い場所での出没事例の報告も多くありますことから、集落や田畑に鳥獣を近づけないようにするためには、集落柵の設置、里山の整備など地域ぐるみで取り組んでいただく必要性を感じております。これから農繁期を迎え、農作物への被害が少しでも軽減できますよう関係者のお力をおかりしながら市としても事業に取り組みたいと思っておりますので、よろしくお願いをいたします。 以上で私の答弁とさせていただきます。
    ○議長(原野健一議員) 一般質問の途中ですが、ここで昼の休憩といたします。 再開は13時といたします。                午後0時1分 休憩                午後0時59分 再開 ○議長(原野健一議員) 再開いたします。 引き続き、島津議員の質問から入ります。 島津議員。            〔10番 島津幸枝議員 登壇〕 ◆10番(島津幸枝議員) 再質問をさせていただきます。 まず、質問事項1の児童の通学について、通学区域の見直しについてはもう既に制度を見直ししてくださっているということで、新1年生についてもこれに順応した対応ができるということで、ありがとうございます。 それから、もう一つの公共交通のない地域についても今調査をしてくださったようです。来年度から新1年生からというか、来年度の通学から対応していただけますね、検討について。 ○議長(原野健一議員) 薮井教育次長。 ◎教育次長(薮井慎吾君) 通学についての支援ということで、先ほど答弁させていただきましたが、再度今年度拡充した部分もあるということですが、再度検討をさせていただきたいと。            (10番島津幸枝議員「来年度に対応していく」と呼ぶ) 来年度に向けて検討させていただきたいと思います。 ○議長(原野健一議員) 島津幸枝議員。            〔10番 島津幸枝議員 登壇〕 ◆10番(島津幸枝議員) ぜひよろしくお願いいたします。 それから、質問事項2、農業振興についてですけれども、冒頭にも述べましたように、瀬戸内市の農家の大部分が小規模農家で、部長からも1町未満の農家がほとんどだということを言われました。国は集約化を進めているところではございますけれども、瀬戸内市の実態把握、これぜひしていただきたいんですね。実情がどうなのか、農地を本当に守っていく体制がどのようにしていったらとれるのかということ、実態把握も取り組んでいただきたいと思います。よろしくお願いいたします。 それから、鳥獣被害対策についてなんですけれども、今年度拡充した部分はわかってます。さらに拡充をしてくれということなので、これについても皆さん質問されてきました。これはなぜかといったら、まだまだ拡充が追いついてないぞということで繰り返し質問されてきてるわけですから、来年度予算の措置についても十分協議をして取り組んでいただきたいと思いますけれども、そのことについて約束していただけますか。 ○議長(原野健一議員) 難波産業建設部長。 ◎産業建設部長(難波利光君) 先ほども答弁しましたように、今年度につきましては議会の皆様には予算をご承認いただいて相当の予算をとらせていただきましたと。今年度の実績をまたベースにいたしまして、次年度に向けてさらなる拡充が必要ということで判断されれば、それに向けて予算を確保して対応していきたいというふうに思っております。 ○議長(原野健一議員) 島津幸枝議員。            〔10番 島津幸枝議員 登壇〕 ◆10番(島津幸枝議員) 農村地域が崩壊するかどうかは、農地を守れるかどうかに私はかかっていると思いますので、限界集落を少しでもつくらないという、そういう構えに立ってコミュニティも維持していくんだということもあわせて真剣に検討していただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 それから、山鳥毛について再質問をいたします。 まず、答弁漏れも結構あったんですけれども、1点目、これまでの所有者との面会についてですけれども、いつ誰が対応していったのかということが漏れてました。お答えください。 ○議長(原野健一議員) 薮井教育次長。 ◎教育次長(薮井慎吾君) 失礼いたしました。 今まで所有者の方との面会につきましては3回行っております。1回目が1月29日、2回目が4月5日(「4月13日」と後刻訂正)、3回目が5月15日というふうになっておりまして、面会につきましては、市長、副市長、教育長を初め教育委員会、それから市の担当部署ということで、それぞれ全員が同じように参加出席したわけではありませんので、入れかわりということでご了承願いたいと思います。 ○議長(原野健一議員) 島津幸枝議員。            〔10番 島津幸枝議員 登壇〕 ◆10番(島津幸枝議員) それと、この交渉記録というか、約束までされてるはずはないんですけれども、これについての、それか覚書で担保されるか何かっていうのを委員会で言われたんかなあ。これについてどうされるのですか。 ○議長(原野健一議員) 薮井教育次長。 ◎教育次長(薮井慎吾君) 交渉につきまして、交渉ではまずは意見をいただいて、今後評価委員会の報告書等をいただいた後、交渉に移るという流れにはなります。 今回覚書というようなお話もありますが、覚書につきましては、先ほど最初に答弁させていただいた内容で優先的な交渉、それから所有者の方の権利として動画であるとか……            (10番島津幸枝議員「そこは聞いたからいい」と呼ぶ) 写真の関係、そういったものを使わせてもらうというような……            (10番島津幸枝議員「そこ聞きました」と呼ぶ) 約束事で覚書を結ぶというふうに考えております。 ○議長(原野健一議員) 島津幸枝議員。            〔10番 島津幸枝議員 登壇〕 ◆10番(島津幸枝議員) 昨日の廣田議員の質問のときの答弁では、延長するというふうなことにもなるというふうにも聞こえましたし、また断念するのがいいのか、延長するのがいいのかって、教育長だったかな、この答弁を言われたの、ということにも答弁、市長だったかな、答弁されましたよね。こういった延長するかもしれない、断念するかもしれないということについても所有者の方と交渉されて覚書に残されるということですかね。教育長。 ○議長(原野健一議員) 東南教育長。 ◎教育長(東南信行君) 基本的には、評価委員会でいただいたご意見を所有者の方と話し合いを持たせていただくということが原則になろうかと思います。その上でクラウドファンディングの状況によっては場合によったら断念をするというふうなこともあろうかと思います。または、所有者の方のご理解が得られれば、優先的な交渉についての期間を延長していただけるというふうな可能性も含んでそのような答弁をさせていただきました。 ○議長(原野健一議員) 島津幸枝議員。            〔10番 島津幸枝議員 登壇〕 ◆10番(島津幸枝議員) 続いて、市長にお聞きします。 1月29日から面会が始まったということなんですけれども、それまでに所有者の方と電話やメールのやりとりなどかかわったことがありますか、ありませんか。 ○議長(原野健一議員) 武久市長。 ◎市長(武久顕也君) 1月29日にお会いをして、それ以前にはメールとか電話では話をしておりません。 ○議長(原野健一議員) 島津幸枝議員。            〔10番 島津幸枝議員 登壇〕 ◆10番(島津幸枝議員) 直接会ったこともないということですかね。 ○議長(原野健一議員) 武久市長。 ◎市長(武久顕也君) はい、ございません。 ○議長(原野健一議員) 島津幸枝議員。            〔10番 島津幸枝議員 登壇〕 ◆10番(島津幸枝議員) それと、市長が昨日の答弁で、12月末までが明言されているわけではないというふうにお答えされたのを記憶にございますか、きのうのことなんですけど。 クラウドファンディングの期日について、12月末までが明言されているわけではないというふうにおっしゃったんですね。延長するのがいいのかっていうことも言われてるんですけれども、要は延長してもできる余地があるということですか。所有者が絶対3月末までの購入をしてほしいということなんですか、どちらでしょうか。 ○議長(原野健一議員) 武久市長。 ◎市長(武久顕也君) まだ、そのあたりは購入をさせていただくということが決まっておりませんので、ここでは明言できません。 ○議長(原野健一議員) 島津幸枝議員。            〔10番 島津幸枝議員 登壇〕 ◆10番(島津幸枝議員) 購入されることが決まったわけではないけど、購入する方針を私たちに示されたわけですね。その方針のもとに12月の末までに集めるということを示したわけですよね。示してるじゃないですか。 この12月末までと決められたのは、所有者側ですか、教育部局ですか。どちらですか、教育長。 ○議長(原野健一議員) 東南教育長。 ◎教育長(東南信行君) 購入に取り組むに当たってのクラウドファンディングの期間については、この時期が適当であろうということで計画を立てさせていただいたのが8月から12月までというふうなことで、市長が申し上げられたように、確定というふうなことではないかというふうに存じております。 ○議長(原野健一議員) 島津幸枝議員。            〔10番 島津幸枝議員 登壇〕 ◆10番(島津幸枝議員) わかりました。 それから、覚書を交わすということなんですけれども、きのうの答弁でもございました、今後の交渉、覚書の中で寄附が集まらなかった場合に断念する、また年度内の契機を延期することを確認するということも覚書の中できちんと記すということですね。答弁されましたね。 それと、先ほどの教育次長の答弁で、維持管理費について、これも税金投入ではなくて、基金などの活用ではなくて寄附金で対応されるのかということを聞いたんですけれども、それに対してのお答えはございませんでした。年間の維持管理費についてどのような財源を充てられるのか、お答えください。 ○議長(原野健一議員) 薮井教育次長。 ◎教育次長(薮井慎吾君) 国宝を購入する、このためだけの維持管理費ということではなくて全体の維持管理費ということになろうかと思います。以前からも課題であった施設整備であるとか、そういったものも含めて今後計上をさせていただくというふうに考えてます。 ○議長(原野健一議員) 島津幸枝議員。            〔10番 島津幸枝議員 登壇〕 ◆10番(島津幸枝議員) 国宝を買うとセットになって刀剣博物館の強化といいますか、それも降って湧いた話なんですね。じゃあ、刀剣博物館が国宝を収蔵するに当たって、当たってといいますか、今後年間の維持管理経費は上がらないと言われるんですか。上がるでしょう。 ○議長(原野健一議員) 薮井教育次長。 ◎教育次長(薮井慎吾君) その辺については、当面のところは岡山県立博物館への寄託というところもあります。その維持管理につきましては、収蔵庫等受け入れの体制がありまして、そのあたりから今後検討させていただくということになろうかと思います。 ○議長(原野健一議員) 島津幸枝議員。            〔10番 島津幸枝議員 登壇〕 ◆10番(島津幸枝議員) じゃあ、その収蔵庫等は整備できた後、国宝をそこに収蔵したら年間の維持管理がふえるじゃないですか。ふえないという詭弁はよしてくださいよ。事実を言いましょうよ。ふえるでしょう、確実に。ふえるか、ふえないか、はっきりしてください。 ○議長(原野健一議員) 答弁を。 薮井教育次長。 ◎教育次長(薮井慎吾君) 維持管理費につきましては、その国宝だけではなくて全体の管理の中でふえるものと考えております。 ○議長(原野健一議員) 島津幸枝議員。            〔10番 島津幸枝議員 登壇〕 ◆10番(島津幸枝議員) ふえるわけですよ。教育次長言われましたね、県博に置いたら維持管理費はかからないと、しかし刀剣博物館に置いたら、逆に言えば維持管理費はかかってくるという裏返しの答弁ですから、ごまかすのも本当にほどほどにしていただきたいというふうに思います。国宝の文化財を市として保護するなら、一定の文化財がそれに関しての費用がかかるのは当たり前ですよ。なぜごまかすのか。 きのうも言われました。意義を言われましたよ、この意義があるから購入するんだと。年間の維持管理費だってこの意義を達成するためには必要なんだとはっきり言われればいいじゃないですか。どこまでごまかせばいいんですか。 市長もきのう、市長がこう言ったんですね。市民に丁寧に説明して納得していく形をとっていきたいと。寄附金、クラウドファンディングを財源に充てると。こう言ったんです、ほかの施策に影響が出るという誤った考えを持たれないようにというふうに言われましたね。この答弁をしたからごまかさないといけないようになったんじゃないですか。そうでしょう、教育次長。かかるんですよ、年間の維持費は。安倍さんたちのしてることと同じですよ。トップが、もううそかどうかわかりませんよ、ごまかすようなことをしていってるから教育次長もそれに対応した答弁でごまかそうとするんですよ。支離滅裂じゃないですか。県博に置いとくなら別に瀬戸内市で買う必要ないじゃないですか。今だって県博に置いてるじゃないですか。貸し出してもらえばいいじゃないですか。買う必要自体が見失われますよ、このような答弁をしていたら。 それでは、評価委員会に関しての質問をさせていただきます。 評価委員会に求める評価について、総務文教委員会のときには相手方の提示した5億円の金額がそれが妥当かどうか評価してもらうと言っていたにもかかわらず、予算常任委員会においては、瀬戸内市が持つ意義を含めた価値について評価するという言い方に変わったんですね。私は思いますけれども、その評価委員会の皆さん、それはそうそうたるメンバーの方たちですわ。刀の専門家の人たちもたくさんおられます。ですから、刀そのものの評価、鑑定額については、刀剣や美術の専門家ばかり委員会で評価するものであってもいいと思います。しかし、瀬戸内市が持つ意義を含めた資産価値という評価であれば、今後市の財産になるわけですよ。だとしたら、それに対して多額の経費を投入するわけです。ごまかそうとしますけれども、必ず経費かかるわけです。それだったら、その価値については、市が持つべきかどうかの価値については、市民そのものが評価すればいいことじゃないですか。 また、評価委員会の委員も、瀬戸内市が持つ価値まで金額であらわすことを普通に考えてできますでしょうか。岡山県が所蔵してれば4億になって、瀬戸内市が所蔵すれば5億になって、よその人がそんな意義を金額に変えることができますか。納得いきませんよ。納得いかないですよ。私が思うには、本当これを買うかどうかの評価っていうのは市民に委ねるべきだと思います。 これまで図書館の議論もいろいろありました。図書館については、長年市民とのタウンミーティングなどを続けてきました。南北道だってそうです。事業評価委員会でしたかね、昔やったの。その中で市民の意見を聞く機会を設けました。なぜこれだけ特別扱いするんですか。大きな買い物するとき、年間の維持費が年々かかってくるものについては市民が本当にそれを使うべき、その税金を使ってもいいかどうかの評価は市民のところに求めるべきなんじゃないですか。私はそのためには、評価委員会の評価額が決まった後に、議会、総務文教委員会にかける言うたかな、かけて、その後補正予算を計上するというふうに言われましたけれども、その前に購入するかどうかを市民に問うたらどうですか。 市民説明会は、補正予算後、可決後、決まってからじゃいけませんよ。こんな大きな買い物するときに市民の声なぜ聞かないんですか。補正予算計上前に市民説明会を開催するよう求めます。 先ほどからあるように、延長する話もまだ残されているのであれば、別に3月末の期限を超えてもいいじゃないですか。待ってもらえばいい話ですよ。本当に税金の使われ方がどこを向いてるのか、違いますか。教育長、市民説明会の開催を補正予算計上前に求めますが、いかがでしょうか。 ○議長(原野健一議員) 東南教育長。 ◎教育長(東南信行君) 島津議員のおっしゃられることも一理あるのではないかなというふうに思います。ただ、先ほどから申し上げてるように、この購入に関しては相手のあることでございまして、所有者の意向ができるだけ早くというふうな意向があるというふうなことを踏まえて、クラウドファンディングに関する補正予算を組んで、その所有者の方がおっしゃっておられる期限までに何とか資金を調達をする手だてを進めていくために、今回説明をさせていただいたり、臨時議会での予算の承認をいただいたりしたというふうな経緯でございます。クラウドファンディングを実施していく上に係ってこういうふうな時期から始めさせていただくことが必要だというふうな説明をさせていただいたと思っております。 ○議長(原野健一議員) 島津幸枝議員。            〔10番 島津幸枝議員 登壇〕 ◆10番(島津幸枝議員) きのうの答弁では、その寄附を集める期間が12月末までが明確にされているわけではないというふうに言われてるんですよ。じゃあ、ずらせばいいんですよ。市民説明会して十分に市民に理解してもらって、納得してもらって、市民の意見も聞いて、それから買うかどうかの判断つければいいじゃないですか。 教育長、所有者の意向に沿うとか言われますけれども、あなたどちらに向いて政治してるんですか。教育行政してるんですか。所有者の希望額どおりに5億円につり上げるためにはどんな評価をする方法を考えればいいか、そんなことに頭回して、あわせて期限においても所有者が要望どおり早いうちの購入を希望していることに沿うと、100%所有者の意向を飲んでるんですよ。教育長は、教育行政のトップです。子どもの意見、学校現場、先生の意見、保護者の意見、そういうのを聞いてこられた実績があるからあなたはそこに座ってるんですよ。どちらの側に向いて教育行政をしてるのか。憤りが抑えれません。 教育長、再度聞きます。国宝を市長がきのうの答弁で、ほかの施策に影響が出るという誤った考えを持たれないようにというようなごまかしの答弁をしましたから皆さん苦労してるんですよ。だってそうでしょう。ほかの政策に影響が出てないですか。教育部局の職員さん、時間も労力も臨時会も開いて費やしてますよ。極論じゃございません。実際そうでしょう。ほかの今ある抱えてる仕事を横に置いてこの事業に一生懸命費やしてるわけですよ。もし今後購入に当たっても、次は三浦さんのところですか、クラウドファンディングっていったら。そちらの事務も労力使いますよ、時間も。一生懸命寄附を集めようと思ったらしゃかりきになって市長回るんですか、集めに。そんなどころじゃないでしょう、今。抱えてる問題がいっぱいあるというのに、これにばっかり時間費やすんですか。 私はほかの施策に影響が出るという誤った考えを持たれないようにと言ってますけれども、それこそが誤った考えなんですよ。市民はだまされない、そんな答弁に。ほかの施策に影響が出るという誤った考えというのが誤った考えです。そのことを強く市長に言っておきます。 それから、もう時間がないなあ、質問をね、質問をします。あっちこっち言ってわからんようになるじゃないですか、本当に。 教育長に再度お伺いしたいと思います。 当初予算の編成というのは、教育長としてはまだ経験をされていません。瀬戸内市は、新しい事業などをしようと思ったら、その財源を捻出するのに本当に皆さん苦労してこれが必要だということを一生懸命苦労してその枠内で、例えば教育費の枠内で頑張って捻出されてきたんです。恐らく教育長も決して瀬戸内市の財政が豊かでないということも十分承知をされてると思うんですね。そんな中で中期財政計画にごまかされていますけれども、実際には刀剣博物館に置いた後の年間維持管理経費、人件費もそうです、国宝を扱える学芸員をまた新たに雇わなければなりません。そういう隠れた、隠れてもないんですけど、そういう実際に出てくる費用が出てくるわけですよ。そういうものを教育部局が中期財政計画に盛り込むのがどんなに大変なのかわかっておられると思います。教育委員会の事業としては、まだまだ学校教育の現場の施設の改修、まだまだしないといけないとこございます。教育文化施設、スポーツ施設、そこへの長年にわたる要望もまだ手がつけれないところもたくさんございます。そして、瀬戸内市には今ある文化財も多数ございます。じゃあ、その文化財、今ある文化財に十分な措置がとれているか、まだまだとれていないところはあることも教育長知ってると思うんですよね。 例えば、古代館にしたって、地域に任せっ放しになってますけれども、ここに保管すべく資料っていうのは大変貴重なものもあると聞いております。そういうものを長年の要望事項が山積しているんです。恐らく教育長はそのことを前の教育長からも引き継ぎされてると思います。教育長として学校現場で長年携わってきた教育長は、まだまだ教育現場に足りないもの、そして児童の貧困と格差是正の問題、したいこといっぱいあるでしょう、実際には。そういう事業を後回しにして刀剣を優先すべきとお考えでしょうか。率直にご意見お聞きします。 ○議長(原野健一議員) 東南教育長。 ◎教育長(東南信行君) 先ほどの島津議員のご指摘の中にどちらを向いているのかというふうなお話がございました。この山鳥毛の国宝の購入というのが、以前から刀剣博物館を管理運営をしてきた教育委員会の立場から言えば、この国宝の購入というのが市民のためになる、そしてこれからを育っていく子どもたちのふるさとに対する心情を高めていくというふうなことがかなう一つのアイテムであるというふうに認識をしました。その上で購入に踏み切りたいというふうな要望を、方針を皆さんの前にお示しをさせていただきました。刀そのものが欲しいということを申し上げてるのではなくて…… ○議長(原野健一議員) 残り3分です。 ◎教育長(東南信行君) 市民のシビックプライドであるとか、これから育つ子どもたちがふるさとに誇れるものを持ちたい、そういうふうなものを身近なところに置いて目に触れることの機会を保障していきたいということが大きな山鳥毛購入に向けての動きを始めさせていただいた経緯でございます。 それから、さまざまな確かに予算を伴う大きな課題もたくさんございます。けれども、そういうものも含めて総合的に判断をした上で今回この山鳥毛の購入というふうなことを最優先をさせていただいたというふうな経緯でございます。だからといって、ほかの文化的な課題であるとか、子どもたちの教育に対する課題であるとかというふうなものをないがしろにするつもりは全くございません。あわせて、考え合わせながら、総合的に取り組んでいければというふうに思っております。 ○議長(原野健一議員) 島津幸枝議員。            〔10番 島津幸枝議員 登壇〕 ◆10番(島津幸枝議員) 最優先すべきが刀剣の購入だということを教育長言われました。大変残念に思います。時間がないなあ。 じゃあまず、市長、ほかの施策に影響が出るという誤った考えを持たれないようにと言いました。私が申し上げましたように、労力、時間、それから実際に維持管理経費がかからないようなごまかしをされましたけれども、かかるんですよ、ほかの施策に影響全くないと今でも言えますか。 ○議長(原野健一議員) 武久市長。 ◎市長(武久顕也君) これは、例えばこの刀剣を買ったことによって道路の舗装はいつまでたっても直らないとか、そういうふうな話では全くないということ、そのことを申し上げる意味できのう答弁をさせていただきました。したがいまして、予算をびた一文使わないとか…… ○議長(原野健一議員) 残り1分です。 ◎市長(武久顕也君) そういったことを言った覚えは私はなくて、全体の中でむしろこの刀剣の購入というのが教育にとっても、また地域振興にとっても、観光にとっても大きな私はいい意味での効果があるということをお伝え申し上げておきたいというように思います。 ご懸念の点は、福祉が削られたりとか、あるいは刀を買ってからこれやってもらえなくなったりとかというふうなことを市民の皆さん思われるのは当然の感情だと思いますので、そうしたような不幸な感情を抱かれないように我々は誠心誠意努力をしていきながら、刀剣の購入とあわせてほかの施策も同時並行で進めていく、そのような考えが必要だと思っております。 ○議長(原野健一議員) 島津幸枝議員。            〔10番 島津幸枝議員 登壇〕 ◆10番(島津幸枝議員) 買わなかったことのときも十分、きのう述べられたような意義は達成できる、そういう瀬戸内市、教育行政だと思っています。市長がきのう言われた答弁が、税金の投入をしないということではなかったということがはっきりしましたので、私は市民に対して説明会を補正予算前に開くことを強く求めまして質問を終わりたいと思います。 ○議長(原野健一議員) 以上で島津幸枝議員の質問を終わります。 次に、発言順序10番、高間直美議員の一般質問を行います。 3番高間直美議員。            〔3番 高間直美議員 登壇〕 ◆3番(高間直美議員) 皆様こんにちは。議長の許可をいただきましたので、私の質問をさせていただきます。 本日は6月12日、先ほどテレビで見ましたら、米朝首脳会談が行われています。平和の方向へかじをとっていくことを願いながら見守っていきたい、そう思っております。 さて、本日は女性議員4名が同日に質問させていただくということです。そこで、このような記事を見つけました。世界一強い女の子をご存じですか。スウェーデンの児童文学作家「長くつ下のピッピ」、皆様も読んだことがあると思いますけど、主人公である9歳のピッピは力持ち、馬を軽々と持ち上げ怪力の大男でさえかなわない。大人にも言うべきことは言う。そんな彼女が放つメッセージは次の言葉に集約される。大人だというだけでその人の言うとおりに絶対しなくていいの。大人の指図に従うならそこにはきちんと理由がなくちゃいけないわ。作者の故アストリッド・リンドグレーンは子どもの代弁者だった。大人の理不尽な規範や要求に対して本当に正しいのと問いかける作品が多い。それが子どもの読者にそうだ、そのとおりとの爽快感をもたらすのだ。大人は一方的に子どもを教訓できるほど完成された人間なのか。むしろ経験が大人を堕落させていることも少なくない。子どもを教えるということはむしろ僣越である、我々こそ子どもより学ぶべき多くのものを持っているとは、ロシアの文豪トルストイの叫びです。こういう言葉がありました。私もこの記事を読みながら生涯青年、少女の心で今回も質問させていただきますので、どうぞよろしくお願いいたします。 それでは、質問事項1、受動喫煙防止対策について。 この質問をするに際しまして、愛煙家の皆様の熱い視線がとてもきついんですけれど、知ってもらおう、皆様の健康も考えていただこう、そういうきっかけにしていただきたいと思って半分以上を敵に回すことを承知で質問させていただいております。 2020年の東京オリンピック・パラリンピックに向け受動喫煙を防止する健康増進法の一部を改正する法律案が閣議決定しました。受動喫煙は、肺がんや慢性閉塞肺疾患、気管支ぜんそくのリスク上昇など生体のさまざまな悪影響が問題になっております。また、5月31日から6月6日までは世界禁煙デー、受動喫煙の認知度がまだまだ低い市民に啓発をするチャンスでした。うちの市でも啓発をしたとお伺いいたしましたが、これは岡山市のチラシですけど、知ってほしい受動喫煙の害というものがありまして、害があることは皆さん知っていると思うんですけど、そばにいる方、かかわる方、その方にも、これ受動喫煙ですから、きょう質問するのは、害があります。 家庭ではということで、たばこを吸う夫を持つ妻は本人が非喫煙者であっても肺がんによる死亡率が上昇することが知られております。1日20本以上たばこを吸う夫を持つ妻は肺尖がんのリスクが何と2.2倍も高まるっていうことが明らかになっております。また、職場では、たばこのにおいがする職場で仕事を続けると自身がたばこを吸わなくても肺がんのリスクが何と24%上昇します。よくこういう話をすると、空気清浄器や換気扇じゃそういうとこで吸うてるから大丈夫だわって言われます。換気扇の下やベランダで喫煙では受動喫煙は防げませんということです。換気扇の下でたばこを吸ったとしても完全に廃棄することはできません。においが立ち込めたところでサッシの間でも煙が入ってくるということです。職場では、空気清浄器では受動喫煙は防げませんということで、そういうものは粉じん的なものが有害のガスの除去にはならないということがもう証明されております。 ということで、これでいいんだっていうことはないっていうことがこういう啓発のチラシでされているということです。読まれるきっかけは吸われる方こそないと思うんです。見て見ぬふりをすると思うので、ちょっと知ってもらったらいいなと思います。 その中の要旨1です。要旨1、市職員の喫煙者数及び勤務時間内における喫煙の状況は。 ちょっと大阪府でも問題になっておりましたが、お教えください。 要旨2、公共施設の喫煙場所を改善しては。 現在は、市民が出入りする場所での喫煙所が目立ちます。例を挙げれば、本庁の自転車置き場の喫煙所です。ここ結構市民自転車置かれたり通られたりされるんですよね。そこが以前から私言われてたんです。たばこのにおいがして自転車置きにくいんだわあというて言われておりました。そういう声も聞いております。受動喫煙を防止するためにも改善が、要旨2読んだかな、私。 要旨2ですね、公共施設の喫煙場所を改善してはということで、もう出入りするとこに喫煙所が置いておりますので、これを改善が必要だと考えておりますので、その改善の方向をお示しください。 要旨3、小学校での尿検査に尿中ニコチン値測定を入れては。 これは、私埼玉県の熊谷市に行ってまいりました。それも5月31日、世界禁煙デーに行ってまいったんですけど、ここでは平成18年から小学校4年生を対象に尿検査を開始しております。この結果というのを、普通これを検査するに当たっては希望者なんです、小学校4年生、希望者なんですけど、初めは2校ぐらいから始めたそうなんですけど、初めそれでも40.4%が受診を、尿検査ですから、尿を提出して、アンケートを答えるっていう内容なんですけど、それが昨年29年度88.3%、ここは小学校4年生と、平成23年ですが、中学2年生にもしているんです。これなんかはすごいんですよ。中学生は94.2%。希望者が検査をしてるんですけど、こんなにたくさんの人たちが参加、参加というか、検査してほしいっていうことです。これは喫煙してる人もしてない人も関係なくしてるんですけど、そこで子どもに与えた影響っていうのを数値で見ることができます。それを見てご家族の方が大変びっくりされまして、かなりの方が実は禁煙をされております。特にお母様なんかはすごい率でしたね。こういう子どもたちも自分の体を守るきっかけとなるということで、ここではどんどんまだ今後も続けていくということをお伺いしました。10年以上続けてこの結果っていうのは本当にすごいなあと勉強になりました。本市でも取り入れてみてはいかがでしょうか。 要旨4、受動喫煙防止対策について、今後どのように取り組んでいくのかっていうことです。 5月の安全衛生委員会ですかね、アンケートの内容も決まったそうですかね、決まってないんですかね。衛生委員会行われたということですけど、その取り組みがあればお教えください。 質問事項、次は2です。保育園、幼稚園の環境充実についてお伺いいたします。 要旨1、発達障害児の専門的な対応が各園でできるようにリーダーとなる人材を育成しては。 子ども包括支援センターが企画されて、福田保育園の横の研修室で発達障害児などの研修が行われております。受講されてる先生から大変好評だとお伺いしております。日常生活をよく知る先生方がより専門性を学び各園で適切なアドバイスや指導ができるようにしてはどうでしょうか。 要旨2、各園の抱える問題を解決するため、保育士や幼稚園教諭のOBによるチームをつくりコーディネート役を担ってもらってはどうでしょうか。 問題が多様化する時代に対応する先生方の負担は重くなってきています。相談やアドバイスができる仕組みづくりをつくってはどうでしょうか。 要旨3、保育士不足について。 幼稚園は今足りているということでしたけど、保育士不足について、今後どのように対応していくのか、お教えください。 質問事項3、持続可能な環境に配慮したまちづくりについて。SDGsです。これを中心に毎回質問していきたいなあと思っております。 質問の要旨1、今秋に錦海塩田跡地のメガソーラーが本格稼働する予定です。CO2の削減も見込まれる環境に配慮したまちとして今後どのように取り組み、PRしていくのか、お教えください。 以上で1回目の質問を終わります。 ○議長(原野健一議員) 入江総務部長。            〔総務部長 入江隆晴君 登壇〕 ◎総務部長(入江隆晴君) 失礼いたします。 それでは、私のほうから質問事項の1、要旨の1と要旨の2、また安全衛生委員会について答弁させていただきます。 本市におきましては、市職員の喫煙状況について今まで把握しておらず、先般5月24日に市の安全衛生委員会を開催し、その中で市の既存の状況につきまして十分把握した上で喫煙場所の改善等にも取り組んでいく旨の協議を始めたところでございます。まずは、現状の把握、喫煙者、また非喫煙者双方の考え方であるとか、感じ方も含めてアンケート項目を現在協議しておるところでございます。原案は作成しておりますが、これにプラスして今の瀬戸内市の現状をさらに把握するための項目を考えながら協議しており、なるべく早いうちにアンケートを実施すべく準備をしておるところでございます。 という状況をお知らせした上で議員のご質問の喫煙者数であるとか、勤務時間内の喫煙状況についてでございますが、先ほども申しましたとおり、詳細な現状把握ができておりませんので、もう先週聞き取り等を実施して確認できた本庁、長船支所、牛窓支所、裳掛出張所、ゆめトピア、水道庁舎、市民病院、消防本部、計8施設を集計した結果、合計職員数が553名中喫煙者数が77名、喫煙者率13.9%という状況でございます。 なお、勤務時間内の喫煙者数につきましては、聞き取った確認した限りでございます。人によってさまざまでございますが、1日に2回から4回程度喫煙している状況のようでございます。 続きまして、要旨の2についての答弁をさせていただきます。 受動喫煙防止対策につきましては、施設を所管する、例えば病院であるとか教育施設等々、それぞれの部署で喫煙の可否を含め施設ごとに検討、運用しているところでございます。本庁舎につきましては、先ほど議員おっしゃられたとおり、市役所西棟や東側の自転車駐輪場に1カ所、それと西棟の1階、公用車の駐車場に1カ所、計2カ所を喫煙所として運用しております。どちらの場所においても少なからず受動喫煙をしてしまう場所であり、決して好ましいスペースとは言えません。今までは予算を確保してまでの喫煙場所対策は考えておらず、予算を伴わない喫煙場所の改善であるとか、場所の移動等を検討していたというのが現状でございます。ただし、最近の受動喫煙に対する考え方、また先ほど議員おっしゃられたとおり、受動喫煙の影響の大きさを考えていきますと最低限の施設の改修も必要だと考えられますし、喫煙場所について何らかの制限をかけることも考えられます。施設の管理面から考えても、非喫煙者の受動喫煙に配慮することは当然のことだと考えます。今後非喫煙者と喫煙者がうまく共存できるような施設管理をしていきたいと考えておりますので、ご理解のほどよろしくお願いいたします。 ○議長(原野健一議員) 薮井教育次長。            〔教育次長 薮井慎吾君 登壇〕 ◎教育次長(薮井慎吾君) それでは、私のほうから質問事項1の要旨3と質問事項2、要旨1と2について答弁します。 質問事項1の要旨3の答弁になります。 現在市内小学校では、学校保健安全法第8条の児童・生徒の健康診断について、それから学校保健安全法施行規則第6条に示されている検査の項目及び第7条の方法及び技術的基準で示されている尿検査におきまして、岡山県医師会作成の学校検尿マニュアルに基づき、尿たんぱく、尿糖、尿潜血の有無について検査を行っております。 先ほど議員のほうからも紹介がありました埼玉県熊谷市で実施されております検査ですが、児童の受動喫煙の実態把握と防止のために副流煙として体内に入ったニコチンを尿検査によるものとして、これは尿中コチニンと言うそうですが、尿中コチニン値の測定を把握されている取り組みを紹介していただきました。現在、岡山県内で同様の検査は実施されていないことを確認しております。今後関係機関とも連携し、尿中コチニン値測定の活用を含め、受動喫煙防止の方策について研究してまいりたいと考えております。 次に、質問事項2の要旨1について答弁させていただきます。 幼稚園では、岡山県発達支援事業、瀬戸内市巡回相談など支援事業を積極的に取り入れ、特別支援に関する専門家からの意見や助言を実践の中で生かしています。また、県や子育て支援課で実施している研修会への参加、各園で特別支援コーディネーターを中心にケース会議を実施するなど、職員全体で知識の向上に努めているところです。 教育委員会としても、より専門的、実践的知識を有する職員の育成が必要であると考えておりますので、さらに専門性の向上と人材育成を目指した研修を実施していきたいと考えております。 次に、要旨2について答弁いたします。 幼稚園で問題が起きた場合、まずは園として対応することとなり、園長を中心に職員全体で話し合いを行い対応しております。相談内容によっては、教育委員会から指導、助言を行うなどして問題解決に努めています。また、園長会で情報や課題を共有し検討、研修を行うなど対応力の向上に努めています。今年度、地域在住のOBに子育て支援における相談役を依頼し、1園で試行しているところです。 今後、成果と課題を明確にし、各園の実情を踏まえながら取り組んでいく方向としております。知識豊富な人材を活用しながら、全体で園児、保護者に適切な対応が行えるようにしていきたいと考えておりますので、ご理解をいただきますようよろしくお願いします。 ○議長(原野健一議員) 入江保健福祉部参与。            〔保健福祉部参与 入江寿美江君 登壇〕 ◎保健福祉部参与(入江寿美江君) それでは、私のほうから質問事項1、質問の要旨4と質問事項2、質問の要旨1から3について答弁させていただきます。 それでは、質問事項1、質問の要旨4について答弁いたします。 ご承知のとおり、受動喫煙についての対策は、健康増進法第25条で定められておりまして、基本的には国民自身の健康増進の努力義務を定められておりまして、国や地方公共団体、医療機関などがそれに協力する努力義務がうたわれております。市のほうでは、健康増進計画を策定しておりまして、たばこの害を知り禁煙に取り組もうをテーマに掲げて、家庭や個人、身近な地域や行政における取り組みを継続的に展開してまいりました。 具体的なものとしましては、妊娠届のとき、または子どもの定期健診におきましてアンケートや問診項目で母親、父親の禁煙状況を把握しております。喫煙が胎児や子どもに及ぼす影響を説明し、保健指導を行っております。また、中学生を対象とした健康教室や、邑久高校の文化祭におきましては若い世代から喫煙の害について学ぶ機会を設けております。そのほか、世界禁煙デー、5月31日です、や禁煙週間、禁煙デーに始まる1週間でございますが、にあわせてJRの駅前などで高校生や学生の方、通勤の方へ愛育委員とともに禁煙の呼びかけをしたり、市の広報紙や回覧板などでたばこの害や喫煙が及ぼす悪影響について周知啓発活動を行ってまいっております。 健康増進計画に掲げている評価指標のうち喫煙している人の割合ですが、平成23年度から平成28年度までの5年間で男性の喫煙者は約10%減少しております。女性の喫煙者につきましては約2%の減少がありまして、徐々に禁煙の取り組みが進んでいることがうかがえます。また、全喫煙者のうち禁煙したいと思う人の割合につきましても増加傾向にありまして、改善が見られます。そのほか、市内の公共機関などの禁煙完全分煙の認定施設の数ですが、こちらは県が認定する施設なのですが、5年間で8施設にふえておりまして、45施設となっております。 社会的にも禁煙ムードが高まっている中で、本市の取り組みが十分とは言えないかもしれませんが、今後も引き続き禁煙教育、喫煙対策を進めてまいりますので、ご理解をいただきますようよろしくお願いいたします。 次に、質問事項2、質問の要旨1について答弁させていただきます。 保育園、児童館では、現在発達障害児の療育を専門とする臨床心理士に定期的に巡回していただきまして、発達が気になる児童の処遇や保育についての助言をいただき支援に生かしております。また、保育士のほうは、県などが実施する研修へ参加しまして発達障害児への理解を深め、適切な対応につながるよう知識と技術の習得に努めているところでございます。 しかしながら、参加できる人が限られるということから、本年度より拡張しました福田保育園の研修室を会場としまして、年間を通じて発達障害に関する研修を設けまして研修参加の機会をふやす取り組みを開始しております。この研修では、保育園、幼稚園、小・中学校、放課後児童クラブ、保健師など、より多くの関係職員が参加できる研修内容を企画開催しております。市としましても、専門的な知識を持って適切な対応ができるリーダー的な職員の育成は重要と考えておりますので、研修内容にも継続的に取り入れまして、職員の研修参加など配慮してまいりたいと考えております。そして、発達が気になる児童にかかわる全ての職員が基礎的な知識を習得いたしまして、全体で支える仕組みをつくってまいりたいと考えております。 続きまして、質問の要旨2について答弁させていただきます。 保育園、児童館では、各年齢による保育内容や保護者対応などさまざまな問題があることは承知しているところでございます。その解決方策といたしましては、まずは園で対応することとなりますので、園内での職員のミーティングで十分に話し合った上で個別対応を行っております。また、保護者の方が園へ相談しにくいといった案件につきましては、その相談窓口として第三者による相談先も提示しておりまして、外部の方による問題解決に向けた対応を行っていただいておるところでございます。 園として対応するに当たりましては、園長の経験のある再任用職員がアドバイザーとして園へ指導、助言を行いまして対応力の向上に努めているところでございます。さらに、園長同士でも解決方法の事例検討を行いまして、情報網を共有することで全体の対応力の向上に努めておりまして、その際にも再任用職員からの助言、指導を行っているところです。このように、現状の中では再任用の職員がコーディネート役を担っているという現状にあります。今後も再任用職員による園長や園長補佐への的確な指導、助言を行いまして、園児や保護者の方の心理面にも配慮した適切な対応が行えるように努めてまいりたいと考えております。 続きまして、質問の要旨3について答弁させていただきます。 保育士の確保につきましては、どの自治体でも苦慮している状況であると認識しております。市内の公立保育園や児童館では、現在正職員が46人、子育て支援課付の4人は除いております。臨時職員が70人、派遣が3人で、合計で119人の保育士がおります。この中にはパート勤務や週休代替雇用の臨時職員も含まれております。園児の人数に対する配置のほうは行えておりますが、加配措置も行っている状況にあります。支援が必要な園児がふえてきている中では、保育士の配置要望は県からも上がってきている、多くなってきているという状況にあります。本市におきましては、近隣の市に比べますと多くの加配保育士を配置しておりまして、安全・安心な保育環境となるように努めておるところでございます。 市としましては、広報紙を初めホームページやハローワークでの求人活動とあわせて県が行っております岡山県保育士・保育所支援センターに登録されている保育士の方などへ連絡を行いまして、保育士の確保を図ってまいりたいと考えております。 以上で答弁を終わらさせていただきます。 ○議長(原野健一議員) 松尾環境部長。            〔環境部長 松尾秀明君 登壇〕 ◎環境部長(松尾秀明君) 私からは質問事項3、要旨1についてご答弁させていただきます。 ご承知のとおり、錦海塩田跡地に整備されていました瀬戸内Kirei太陽光発電所建設プロジェクトは、本年2月末に完了し、約半年間の試運転を行った後、秋には商業運転を開始することとなりました。完成後は、一般家庭約8万世帯の消費電力に相当する電力を供給し、瀬戸内市のCO2総排出量の約半分の年間19万2,000トンを削減する効果があると見込まれております。 市では、平成27年2月に太陽のまちプロジェクトを策定し、地域の活性化に向けて次の3つの取り組み方針を定めております。方針1、地域資源を生かしたまちづくり、方針2、好循環をもたらすまちづくり、方針3、将来につながり子どもたちがまちに誇りを持てるまちづくり、人づくり、これらの方針により既に錦海師楽線の整備など着手した事業もありますし、環境学習への取り組みなどを検討していく事業も多くあります。今後太陽のまちプロジェクトの実現に向け、環境、経済、社会の統合的向上を具体化していくためプロジェクトチームを立ち上げ、横断的な組織の中でSDGsの視点を意識し具体的な施策を検討していきたいと考えております。どうぞよろしくお願いいたします。 以上です。 ○議長(原野健一議員) 高間直美議員。            〔3番 高間直美議員 登壇〕 ◆3番(高間直美議員) それでは、再質に入ります。 質問事項1の受動喫煙です。 結構職員の方13.9%愛煙家がいらっしゃる、今のとこわかってるだけでっていうことで、隠れた愛煙家もいらっしゃるかもしれないっていうことですよね。2から4回のって、大体それぐらいでしょうけど、後ろのほうでたばこを買うのは何か税金払ようるからどうのこうのというて言われて、後でお医者様がいらっしゃるのでちょっと聞いてみたいと、そこも思います、そういう間違った認識があるからきょう今回質問をさせていただいたことでございます。13.9%、日に2か4かっていう、わかってるだけでも残りの八十数人わかるだけでも吸わない方がちょっと不快な思いをされているっていうことを愛煙家の方はわかっていただきたいなとは思っております。 そういうこともありますけど、まず公共施設の改善です。これは市民が言いにくいって言いながら言ってくださったことなんで代弁させていただきましたが、一方で今言ってくださいましたように、喫煙者の環境も大事にしなきゃいけないとは考えております、もちろん。私も何点か見に行きました。何が悪いんなあ思うて職員の人も吸われとると思うんですけえど、やっぱり市民が出入りするところ、子どもも出入りするところでっていうのもまず難しいものもあるなと思いましたし、あと車庫ですね、もうあの灰皿さえないって、灰皿は自分たちで何か水入れて、それ入れて、もくもくと煙が立ってるし、吸われる方のことも思っても体にももっとよくはないし、何か危険だし、これは本当によく吸われる方も思ってると思いますよ、この環境自分によくないなあって思いながら吸われてる方も、皆さんうなずかないけど、そうでしょう。これはしっかり予算とってやっぱり周りの人にも迷惑かけちゃいけないし、環境づくりっていうのを考えていかなきゃいけない。まずは早急にあの出入り口のところを撤去すべきと考えますが、どうお考えですか。 ○議長(原野健一議員) 入江総務部長。 ◎総務部長(入江隆晴君) 確かに受動喫煙、特に市民の方へも煙が回っていくということでございますので、場所の移動であるとか、そこも含めて早急に検討したいと思います。よろしくお願いいたします。 ○議長(原野健一議員) 高間直美議員。            〔3番 高間直美議員 登壇〕 ◆3番(高間直美議員) まず、見えるとこから早急に。あと、予算がつかないといけないところでしょう、あと愛煙家の方々にとっては。そこもしっかり環境づくりをしていただきたいなと思っております。 熊谷市で行っている尿中コチニン値の値ですね、尿中に検査をすると悪影響になるようなものが含まれるという検査ですけれど、これやっぱり目で見ると本当に関係してる保護者の方は胸に手を当ててよく考えるわけです。それでちょっと自分たちの生活も考えてみようと思うかもしれません。そういうきっかけになることっていうことはとても大事だと思いますし、本当に小さな子どもたちがそういう望まない受動喫煙によって体を痛めていくっていう、痛ましいことになっていると思います。その件に関しては、教育長はどのようにお考えですか。 ○議長(原野健一議員) 東南教育長。 ◎教育長(東南信行君) おっしゃられるとおり、子どもが自分が吸う意思でないのにそういうふうなものを体の中に取り入れてしまうということについては、できるだけ防いでいくというふうなことが必要だというふうに思います。現在市内の小・中学校、幼稚園、敷地内禁煙ということで、そういう教育環境の場においての喫煙、受動喫煙についてはしない方向で施策をしております。そういうふうな環境をいろんな意味で地域の中でも、そして家庭の中でもそういうふうなことが配慮されていくというふうなことは必要なことではないかなあというふうに思っております。 学校の教育の中でも、そういうたばこを喫煙する人が家族にいることによってどういうふうな影響があるのかというふうなことについても学習をする機会があります。子どもから言われて親もじゃあやめようかといってやめた親もおられるというふうに聞いております。そういうふうなことをこれからも充実していくべきかなあというふうに思っております。 ○議長(原野健一議員) 高間直美議員。            〔3番 高間直美議員 登壇〕 ◆3番(高間直美議員) しっかり教育現場でも示していくっていうことも大事だと思いますけど、予算が要ることだとは思いますけれど、こういう検査も取り入れるとか、また違う方法があれば、本当に言うだけはわからない部分がありますので、子どもの命を守るという、健康を守るということで学校現場から始めていくっていうことも私一つ大事だなあと思っております。ちょっと勉強してみてください、熊谷のやってることを。これからいろんな機会でそういう今度勉強する機会があると思いますので、しっかり学んでいただきたいなあと思っております。 受動喫煙防止対策についてどのように取り組んでいくのかっていうことで、お医者様がいらっしゃいますのでちょっとお伺いします。 私市職員の健康ってすごい大事だと思っております。皆さんはここに座っている方はもちろん本当に市にとって重要な重要な方々です。その方々が健康で元気に働くっていうことは、市民にとって本当に大切なことです。そこで、きょうもせきされてる方がいらっしゃるんでちょっと大変ですけど、東京のお医者様稲葉敏さんっていう医学博士の人が言ってくださっております。生き生き免疫力を高めるためにっていうことで、1番、たばこを控えるとあります。喫煙者の方には耳が痛いかもしれませんが、たばこは控えることをお勧めします。たばこは免疫力を支える血液中のリンパ球やマクロファージ免疫細胞の活動能力を低下させ、風邪なども引きやすくなります。また、肺内マクロファージの活性低下は肺がんを引き起こします。昨今話題の受動喫煙も同じリスクなのですと書いてありました。 三河内先生、みんな職員の方も一度は愛煙家は禁煙をしたことあると思います。考えたことはあると思います。でも、なかなかチャレンジしたけど続かないっていうのが現状だと思います。市民病院でも禁煙外来してくださってます。しかし、なかなか皆さん行きにくいのかもしれません。ということで、ニコチン依存症の対策として市民病院ができること、また先生ご提案できることってありますかね。 ○議長(原野健一議員) 三河内病院事業管理者。 ◎病院事業管理者(三河内弘君) 医師としての立場と、それから管理者のどちらのあれかはごめんなさい。確かに喫煙といいますか、受動喫煙の害ということに関しては、先ほどおっしゃいましたように、議員さんのほうが十分たくさん情報としてはお持ちなのであれですけども、喫煙そのものがあるから受動喫煙があるわけで、喫煙者をいかに減らすか、なくすかということが最も大切です。 病院としてできることは、まずはご存じのように禁煙外来ですね。これは今毎週木曜日の午後、予約になりますけど、やっております。ぜひ皆さん方お誘い合わせとは言いませんけれども、ぜひ来ていただければいいかなあと思います。 それから、先ほども何か高校のほうでも教育をしてるとかいろんなことがありましたので、いろんな教育であるとか、研修であるとか、そういうなことがもしあればそれにいろんな形でのサポートということは、限られた人員の中ではございますけども、できるというふうには思いますので。 以上です。 ○議長(原野健一議員) 高間直美議員。            〔3番 高間直美議員 登壇〕 ◆3番(高間直美議員) そうですね、研修も大事だなあと思っております。教育の中でも大事だと思っております。 私思うんですけど、職員の方、今わかってるところで77名ですけれど、出張型禁煙外来なんてしていただけたらありがたいなあとか思いましたけれど、それ言われた研修もそうです。私知り合いの方が何名か、随分昔ですけれど、もうすごいたばこを吸ってた、女性も男性もですけれど、海外に行って、向こうはすごいそういう昔から禁煙的なことを、体に悪いことも勉強してるところです。海外は何か日本より進んでたので、行かれて、健康について会社の中で勉強する機会があったんですって。たばこをもう日にすごい吸ってたのにその何日かの海外で帰りがけの飛行機からもう二度と、もう30年ぐらいになりますけど、二度と吸っておりませんっていうのが一人、二人じゃないんです。結構聞くんです。それってすごい内容の研修だったんだなあって。もうやめようっていう、本当にやめようって決意ができるような内容だったんだなあっていうのを思いました。同僚議員もちょいちょい聞いたら吸ってたけどやめたという話を聞くのは、本当にこれはいけないなあと自分の中でもうやめようって、依存的な、ニコチンの依存ですから、自分の意思だけじゃもちろんやめれませんけれど、そういう禁煙外来使いながら禁煙していく方向に、本人のためにですね、していくということは大事だと思いますけど、出張型なんかというのはどうでしょうかね。 ○議長(原野健一議員) 三河内病院事業管理者。 ◎病院事業管理者(三河内弘君) 出張型があったほうがいいのか、ないほうがいいかということになると、これはもう当然あったほうがいいに決まってますけれども、要するにそれができるかどうかということですね。実は私どもの病院、最近随分患者さんがふえて、それから健診部分も随分たくさんの方に来ていただきたいと思って、そちらのほうも拡張しております。人員が、職員の人的支援がふえたわけではございません。ですから、随分多忙度も増しておりまして、外に出ていって禁煙外来をするということに関しては実際のとこやれればいいんですけれども、ちょっと現実的にはなかなかすぐにはできないと思いますので、できると言いたいとこですけど、ちょっとそれはできないというふうに今は思っております。申しわけありません。 ○議長(原野健一議員) 高間直美議員。            〔3番 高間直美議員 登壇〕 ◆3番(高間直美議員) あったほうが本当にいいと思いますけど、じゃあ順番でいいので、職員が行きたいと言ったときには少し抜けれるようなことを考えていってもいいのかなと思います。 先ほど後ろの方が言われておりましたけど、税金を払ってると言いますけど、私はこの熊谷に行った次の日に江戸川区に行って、それは若年性認知症の勉強してきたんですけれど、とかあと老人施設を使用されている人の、大体成人病患者が多かったんですね。健康保険の関係でもわかると思うんですけれど、たばこを吸うのは百害あって一利なしとよく言われております。健康で居続けるっていうのは難しいっていう、これ世界的にもういろんな学者の人も出してるわけですから、たばこを吸い続けると病気になるリスクっていうのは高いっていうことは、今払っていただいてるたばこから市税が入ってるかもしれませんけど、後にそれはふさわしくない結果になる、本人のためにもですけど、税金払ってるからいいがっていう考え方はきょう私の質問で言うのやめていただきたいなあと思います。それは体を害する、自分が害するだけじゃなくって受動喫煙で周りも害する。大事な大事なたばこを吸ってるご家族を亡くすその方の苦しみっていうのもあるんです。だから、そういう軽々しく言うのはこの質問で言うのをやめていただきたいなあと思います。管理者の医師としてもやっぱりたばこを吸い続けるということは、体に害を生ずるということですよね。 ○議長(原野健一議員) 三河内病院事業管理者。 ◎病院事業管理者(三河内弘君) おっしゃるとおりでございます。私も昔は大変ヘビースモーカーでした。やめております。 ○議長(原野健一議員) 高間直美議員。            〔3番 高間直美議員 登壇〕 ◆3番(高間直美議員) ということですので、税金を払ってるからいいわって言うことはやめておきましょう。よろしいでしょうか。 それでは、今後のじゃあ市が取り組む、市長、こっち向いてませんけど、副市長もいたんですけど、一応もう時間もあれですから、市長に行きましょう。 うちの市が今後取り組む方向性、どういうふうにしていけばいいとお考えでしょうか。方針を。 ○議長(原野健一議員) 武久市長。            (3番高間直美議員「市長ようわかっとるから大丈夫、副市長ようわかっとる」と呼ぶ)
    ◎市長(武久顕也君) 4月の仕事始めのときに、10月を目標に勤務時間中禁煙を目指したいということを職員にはお伝えをしました。それに向けて安全衛生委員会等も開催をして、そういった方向につなげていけるように関係の部署で連携をして努力をしてくれているというように思いますけれども、基本的には職員の健康を一番に考えた取り組みとして考えるべきかなあということでございます。これからいろいろな皆さんの意見とか、そうしたものを十分に酌み取りながらなるべくそうした禁煙といいましょうか、に取り組んでいけるような雰囲気と、そして支援もあわせてしていく必要性があるんではないかなあというように、その後の議論を私も報告を受けておりますと、そのあたりのきめ細かいケアも必要なのかなあというように思ってるところです。 ○議長(原野健一議員) 高間直美議員。            〔3番 高間直美議員 登壇〕 ◆3番(高間直美議員) 10月に勤務中急にって言うたら皆さんもう本当苦しいと思います。その前に市民病院が週1回してるんですから、そこに通うときには少し考慮してとか、あともういろんな方向で市が全面的に皆さん健康投資するよみたいな、そういうことは考えられませんか。 ○議長(原野健一議員) 武久市長。 ◎市長(武久顕也君) そのあたりも含めて安全衛生委員会のほうでいろいろな方策について議論してくれてると思いますので、そういったところは余り押しつけになるとこれはやっぱりよくない結果もあり得ますので、スムーズにそうした移行ができるようにいろいろ知恵を絞ってもらいたいと考えております。 ○議長(原野健一議員) 高間直美議員。            〔3番 高間直美議員 登壇〕 ◆3番(高間直美議員) 喫煙する環境も今余りよくないですし、そこに予算もつけてあげて、快適な環境で、そういうどうしてもやめられなかったとか、もうやめる意思がない方もいらっしゃる、それもう自由ですから、そういう方は安心して吸えるっていう場所も提供していかなきゃいけないっていうのがあるとは思いますので、そこの安全面でもよろしくお願いしたいと思います。 また、先ほど言われた職員の中でも八十数人の方がある意味のミートゥーなんですよね。受動喫煙したくないのにしてしまってるっていう。わかります。もういい、ちょっとって思っても言えない、いいですかって言ったらどうぞ言うしかない。それは愛煙家の方はわかっていただきたいなって思いますので、この質問するに当たってかなり愛煙家の方のまなざしが熱かったですけど、私も本当にこれを言うことで皆さん健康守りたい、その一心ですので、よろしくお願いいたします。 それでは、質問事項2です。もう時間がありませんですね。2です。 発達障害児を専門的な対応できるようにリーダーの育成っていうことで、今は全体的に基礎的にっていうことなんで重要だというお答えでした。私これ自分が議員になったときにいろんなとこをお話を聞く中で、勉強をもっとしたいんだ、できれば大学行き直したいっていう先生方がいらっしゃいました。でも、やめたら市の職員としてまた復活できないから、もう勉強したいけどできないって言って、夜少しでも研修があったら自分の自腹で勉強してるっていう姿をけなげに拝見することがあったんです。もう福田保育園の横に研修室ができたときに、開始したときには本当に涙が出るような思いでした。もうその彼女はいませんけれど、その一人の思いから多くの瀬戸内市の未来ある子どもたちがしっかりと療育を受けて適切な育みを受けて本当に幸せになっていただきたい、もうその思いでいっぱいです。各園に意欲的な方がいらっしゃいますので、そういうリーダーをつくっていくっていうことは、きょう何かあったときにすぐ目が行き届いて聞いたことがすぐ答えれるとか、一人一人違います、対応が。その専門性っていうのは学べば学ぶほど、また学んだ後のネットワークが深いほど情報交換ができて適切な対応ができると思っておりますので、その部分でリーダーを育成していく方向で研修していただきたいと思いますけど、どうでしょうか。 ○議長(原野健一議員) 入江保健福祉部参与。 ◎保健福祉部参与(入江寿美江君) ご意見いただきましてありがとうございます。答弁にも申し上げましたとおり、リーダー育成ということでは各園に核となるリーダーがいて適切な対応ができて、子どもの育ちを支援していくということをやっていきたいと考えておりますので、今後ともご理解、ご協力、ご支援、ご指導をよろしくお願いいたします。 ○議長(原野健一議員) 高間直美議員。            〔3番 高間直美議員 登壇〕 ◆3番(高間直美議員) よろしくお願いいたします。 それでは、要旨2の各園の抱える問題を解決するため保育士や幼稚園教諭のOBによるチームをつくりコーディネート役になってもらってはということで、露口健司愛媛大学の大学院教授さんが分散型リーダーシップ、市長よくご存じだと思います、組織の複数のメンバーが力を発揮する体制っていうことで、こういう議論はよくご存じだと思います。リーダーシップ、昔は校長先生、園長先生、一人一人の市長とかリーダーシップでもう全部が上から言われることはいはいってできてたんですけど、今多様性の時代になりました。問題も複雑です。その中で、もう本当にリーダーシップは組織のより多くのメンバーが発揮することが望ましく、組織成果はトップ個人のリーダーシップの質よりも組織におけるメンバーのリーダーシップの総量によって受容されるっていうことが分散型リーダーシップです。これアメリカのほうでやられておりますけど、WHDCAっていうことでwhat、問題は何か、how・do・check・actionということで、問題が何かっていうことでみんなが見落とさない、それに向かって解決をするのにどうしていくかっていうことをみんなで共有して考えるっていうことが、今総合型の分散型リーダーシップになってます。 今何が現場で起こっているか、園長会議もしていただいております。OBの方にも一生懸命皆さんしてくださってます。でも、保育士が不足な中、本当に園長先生も責任ある立場の方もみんな一生懸命、元担当課の人もそうですよ、一生懸命なんですけれど、今のもうこの組織の形では難しくなったっていうことを考えてる状態です。 ○議長(原野健一議員) 残り3分です。 ◆3番(高間直美議員) その中ですので、市長、やっぱりコーディネート役ってなるのがもう教育現場でもそういう保育の事情のところでも必要だと思いますけど、そういうチームをつくってみたらどうでしょうか。 ○議長(原野健一議員) 武久市長。 ◎市長(武久顕也君) ちょっと教育委員会のほうを私が答弁していいかどうかわかりませんけれども、今幼稚園、保育園の園長のOBであったりとか、そうした方に嘱託あるいは臨時の職員として来ていただいております。今議員がおっしゃったような役割を果たすべくこちらの本庁といいましょうか、保健福祉部にいるわけですけれども、それが臨時職員とかという立場ではなくてもう少しパートナーとしての位置づけでかかわっていくという形はどうあるべきなのかなあという、ちょっと検討してもいいのかなあと思います。具体的には、コーディネーターということであれば嘱託とか臨時で雇うんではなくて個人に委託をするとか、そうした形で専門性がある方をお願いするという、そんな形態もあろうかと思います。どういう形がいいかということも含めて、ご提案のご趣旨よくわかりますので、この後研究をしていきたいというように思います。 ○議長(原野健一議員) 高間直美議員。            〔3番 高間直美議員 登壇〕 ◆3番(高間直美議員) 同じ立場で同じものが言えるっていうのが大事だと思うんです。私は委託型を進めていただきたいと思っております。人材はたくさんいらっしゃいますんで、そういう人の力を借りて頑張っていきたいなと思います。 あともう少しですけど、質問事項3、SDGsです。 環境部長、いいご答弁ありがとうございます。これはSDGs、横串ということですね。環境部長が対応のプロジェクトってなってるんですけど、私は今回の提案したのは、SDGsの4番、教育、7番のエネルギー、13番の気候変動、11番都市に住み続けられるまちづくりも入ると思うんですけれど…… ○議長(原野健一議員) 残り1分です。 ◆3番(高間直美議員) SDGsにひっくるめて進めていくっていうことが、日本、首相が旗振り役ですので世界に発信するチャンスだと思いますので、SDGsの体制づくりを瀬戸内市でつくってはどうでしょうか、市長。 ○議長(原野健一議員) 武久市長。 ◎市長(武久顕也君) そうなるべく今いろいろな準備をしております。具体的に人員がどの程度割けるかとか、予算も含めてどの程度いけるかという、まず現状結構やってると思ってます、うちは。それがどれほどできてるのかということ、他市と比べてどれほど進んでるかということもしっかりと認識、確認をした上で、さらに足らないとこを補っていくような形で前向きに取り組んでいきたいと思います。 ○議長(原野健一議員) 高間直美議員。            〔3番 高間直美議員 登壇〕 ◆3番(高間直美議員) プロジェクトチームとしてつくっていただきたいんです。そうしないと、なかなか国が旗振っている補助金の対象になりませんので、そこは勉強していただいてるとは思いますけど、しっかりよろしくお願いします。 以上で私の一般質問を終わります。ありがとうございました。 ○議長(原野健一議員) 以上で高間直美議員の質問を終わります。 ここで10分間休憩します。                午後2時31分 休憩                午後2時41分 再開 ○議長(原野健一議員) 再開いたします。 次に、発言順序11番、平原順二議員の一般質問を行います。 9番平原順二議員。            〔9番 平原順二議員 登壇〕 ◆9番(平原順二議員) こんにちは。愛煙家代表として私の家庭はええ家庭じゃなあ思うとります。いんで奥さんにお礼を言わにゃいけん思ようります。 それじゃ、一般質問を行います。 日本遺産について、もう簡単に、正解な答弁をいただければもう1回で終わるかもわかりませんので、よろしくお願いしたいと思います。 関市と共同で申請をしていた日本遺産について、平成30年度は認定が至らなかったけども、これ2年続けてこうですけども、今後どうするのか。 2番目として、日本刀文化をより多くの市民等に知ってもらうために、再度日本遺産認定を目指してはどうでしょうかと。 聞くところによりますと、備前市は焼き物で登録しましたね、近隣、最近では桃太郎が3市が登録しましたね。瀬戸内市だけですよ、残るんは。ねえ、市長。今回は私はひょっとしたらこれ日本遺産が通るかなあ思うて、山鳥毛言うんですかというて、言わんって何、ほんま国宝があってこんだけの施設はないでしょうと思いますけども、これがあって日本遺産に、それと観光も、産建部長、プラスになるもん、瀬戸内市が、ここら辺の答弁を考えとんかどうか。 これで1回目の質問を終わります。            (「2番目、要旨2言われた」「言った」「言いましたよ」と呼ぶ者あり) 言いました。 ○議長(原野健一議員) 東南教育長。            〔教育長 東南信行君 登壇〕 ◎教育長(東南信行君) 質問事項、要旨1について答弁をさせていただきます。 日本遺産は、地域の歴史的魅力や特色を通じて我が国の文化伝統を語るストーリーを日本遺産として文化庁が認定するものです。ストーリーを語る上で欠かせない魅力あふれる有形や無形のさまざまな文化群を地域が主体となって総合的に整備活用し、国内だけでなく海外へも戦略的に情報発信していくことにより地域の活性化を図ることを目的としています。 瀬戸内市では、かつて日本刀の生産の中心地であった五箇伝、備前、山城、大和、美濃、相模のうち現在でも日本刀を守りつくり続けている岐阜県関市と連携し、日本刀制作技術の保存、伝承や日本刀を生かした地域づくり、日本刀の情報発信、市民の文化意識の醸成、交流人口拡大による地域振興などを図るため、日本遺産登録を目指し本年2月に登録申請を行っておりましたが、ご存じのように、文化庁から5月24日に発表があり、認定には至りませんでした。 今後の対応については、このたびの結果に関し文化庁への聞き取りを行い、課題点等について十分な検証をした上で関市と協議をしていきたいと考えております。 次に、要旨2について答弁します。 備前長船刀剣博物館もことしで35年を迎えます。博物館では、日本刀文化をご理解いただくために多様な視点からさまざまな企画展を開催してきました。また、このたび国宝山鳥毛購入活用に係る基本方針を打ち出し、日本刀文化の機運の醸成に取り組み始めたところです。今後は、市民の方が郷土の歴史を学び、郷土に対してシビックプライドの形成を促すような取り組みを短期的、中・長期的に行っていくことについて検討していきます。 日本遺産の再申請については、先ほど答弁させていただきましたが、今回の認定に至らなかったことの経緯、どこが足りなかったのかということをきちんと精査をして、日本刀文化、地域のシビックプライドをつくっていくようなその文化、そして観光振興にもかかわる部分があろうかと思います。そのあたりをしっかりと検討をして関市と協議をしていきたいというふうに思っております。 ○議長(原野健一議員) 難波産業建設部長。            〔産業建設部長 難波利光君 登壇〕 ◎産業建設部長(難波利光君) ご指名を賜りましたので、私のほうからも一言……            (9番平原順二議員「指名をすりゃせんけども」と呼ぶ) 答弁をさせていただければと思います。 日本遺産について、質問の要旨1に全般的にかかわることということでご答弁を差し上げます。観光振興からの取り組みということでお聞きいただければと思います。 日本遺産の申請につきましては、これまで教育委員会が中心となり進めている事業でございますが、観光振興の面も少なからずその中に含まれていることから、産業建設部といたしましてもこれまで教育委員会と連携をさせていただいて、この日本遺産の認定に向けて取り組みをさせていただいておりました。 日本刀にまつわるさまざまな文化をシビックプライドの醸成につなげていくことは、先ほども申し上げましたように、観光の分野におきましてとても重要であると認識しておりまして、特に最近インバウンドですね、このインバウンド向けの事業においてこの日本刀の発信力といいますか、日本刀の持つ魅力というのは市の観光振興のまさに中核を担うものではないかというふうに感じております。当市を訪れていただく観光客の方に対しまして刀剣博物館のみならず、例えばふと立ち寄った飲食店やお店などでも日本刀の話が聞けるなど、観光客の方々に対するおもてなしの醸成にもつながるのではないかというふうに期待をしているところでございます。そのためにも、本市の宝として日本刀の文化をより多くの市民の方々に知っていただけるようなシビックプライドの醸成につながるような取り組みができれば、これが観光の振興にまさにつながっていくんだろうというふうに考えております。 ご質問にあります日本刀の日本遺産認定における申請についてでございますが、先ほど教育長からの答弁の中にもありましたが、過去2回岐阜県関市との共同、これはシリアル型と言われておりますが、共同申請によりチャレンジをしてまいりました。関市様のご意向もおありになると思いますので、最終の判断は教育委員会様のほうに委ねるところでございます。 観光部門といたしましては、もし再度申請ということで話が進むのであれば、しっかりと教育委員会、関市さんと連携をとりながら、まさに三度目の正直となるように認定に向けて鋭意努力したいというふうに考えておりますので、よろしくご指導のほどお願いしたいと思います。 以上でございます。 ○議長(原野健一議員) 平原順二議員。            〔9番 平原順二議員 登壇〕 ◆9番(平原順二議員) 文化庁へどういう報告したのが悪かったのか今回よう聞いていただいて、何が足らんのだろうか、今回何も文化庁のほうから前もってお話がありませんから、私なんか受かっとんかなあ思うたん。へえで、教育長から電話あってだめじゃったと。ショックですよ、ほんま。 もう一個ショックなことをちょっと市長にお願いしたいんですけども、お守り刀が最近は瀬戸内市でしなくて林原美術館でしょうりますね。私は腹が立ったけど、この間林原へ行きました。館長もおられました。うちの元学芸員さんはおられなんだからよかったかなあ思うて見に行ったんですよ。何で長船の刀剣場が、瀬戸内市の博物館があっこへ行ったのかなと。お守り刀というたら長船じゃったんよな。これはどこが悪いんかええんかわかりませんけども、そこら辺もきちっとしていただいて、もうちょっと執行部としてきちっと宣伝をしていただけりゃあ。 先週じゃったか先々週じゃったか、博物館行きました、450円出して、入館料ちゃんと払って。バスが3台来とりました、フランスから。おもしろいおじさんとおばさんとは、ソフィーさんとガイドの人が案内しょうりましたけども、楽しい、ワンダフルじゃというて言ようりましたけど。せっかくあんだけ人気があるんですから、それに輪をかけていただいて日本遺産へきちっと申請ができるように、市長のご所見をお願いをいたします。 ○議長(原野健一議員) 武久市長。 ◎市長(武久顕也君) 先ほど教育長や担当部長答弁いたしましたように、今回残念な結果に終わりました。私も二度目でいくかなあと、文化庁ともいろいろやりとりをといいましょうか、指導をいただきながらやってた部分も正直ございますので、今度はいくかなあというふうに思っておりましたけれど、こういう形になりました。 総括をしてみないといけませんけれども、これからまさに機運を盛り上げていくというか、市民の皆さんもそういう日本刀に対する嫌悪感をもしかしたらお持ちの方もおられるかもしれないけども、実際見ていただいて、そして学んでいただいて、あるいは場合によっては触れていただいて、そういうことによって日本刀を大切に思う気持ち、また市民の皆さんの機運を盛り上げていくということが、これが日本遺産の認定には必要なんではないかなあと、そんな思いもしております。 これまで申請書類のやりとりだけで進めてきた、そんな経緯がありますけども、やっぱり地域の皆さんとか、あるいは刀剣に関係した専門家の方々とか、そうした方々ともしっかりと連携をして、なおかつ関市さんと引き続きやっていくということになれば、関市さんとも新たな取り組みを考えていくとか、そんなことも含めて検討していく必要があるんではないかなあというように思います。それがなければ三度目の正直というのは何かちょっと難しいかなというように思いますので、繰り返しになりますけども、今後そうした調査研究をしてまいるということでぜひともご協力よろしくお願いしたいと思います。 ○議長(原野健一議員) 平原順二議員。            〔9番 平原順二議員 登壇〕 ◆9番(平原順二議員) もう最後にします。 せっかくですから、市長も東京行ったり上京することがあるんで文化庁でもよう話をしに行って教えていただいて、どこが足らなんだかなと、ここをしたらいいんかなと、もうちょっと教育長ともよう話をしていただいて、ぜひともこの日本遺産がこの瀬戸内市に光が当たるように、隣の両市がにこっとしょうりますから、楽しいニュースをたまには入れてください。 これで終わります。 ○議長(原野健一議員) 以上で平原順二議員の質問を終わります。 次に、発言順序12番、日下俊子議員の一般質問に際しましてパネル等の使用を許可しておりますので、ご承知おきください。 それでは、発言順序12番、日下俊子議員の一般質問を行います。 4番日下俊子議員。            〔4番 日下俊子議員 登壇〕 ◆4番(日下俊子議員) 皆さんお元気さまです。本日の最終バッターとなりました。お疲れのこととは思いますが、もう少しおつき合いをお願いいたします。 議長の許可をいただきましたので、始めさせていただきます。 質問事項の1です。今回は一つの問題について腰を据えてじっくり質問させていただきたいと思い1問にしました。どうぞよろしくお願いいたします。 長船地区の庁舎再編計画基本構想についてです。 庁舎再編計画基本構想については、庁内に瀬戸内市庁舎再編計画基本構想策定委員会が設けられ、6月14日、10月3日、11月22日、平成30年2月2日に委員会が開催をされております。一方で、8月8日にプロポーザルで瀬戸内市庁舎再編計画基本構想策定業務委託の業者が決定をされています。残念なのは、基本構想策定委員会においても基本構想策定業務委託仕様書においても長船町公民館機能をゆめトピア長船へ移転することが既定の事実となっていることです。きっと瀬戸内市公共施設再編計画にそうなってしまっているから議論すらされていないのかと思うと残念でなりません。そして、ホームページにばあんと庁舎再編計画基本構想が載せられ、3月9日から3月29日までの間、パブリックコメントが募集をされました、現在のホームページからはいつの間にか庁舎再編計画基本構想が見えなくなっているようですけど。 要旨の1です。パブリックコメントの結果とそれを受けての対応はとしています。 3月10日の山陽新聞にばあんと、長船の3施設早期にとして、長船町公民館はゆめトピア長船に移設、公民館はゆめトピアとするというふうに書かれました。それからというもの、福里地区は上へ下への大騒ぎです。公民館はのうなるん、もう公民館へは行けんなあ、もう選挙も行けんし、わしらはどこに逃げるんならと、その声の一部がこのパブリックコメントの20件だと思います。 行政のサービス向上という言葉で簡単に都合のよい方針を立案しないでほしい。福里地区は過去数度の水害に遭っています、近くに避難所があることで安心して生活できます。ぜひとも残してほしい。長船町公民館は、公民館活動、健診、選挙、また小学生の遊び場等、なくてはならない施設の一つであります。震災以降、耐震という大前提が幅をきかせ、行政は印籠のごとく実行に移そうとしていませんか。財政は厳しい、これも一つの印籠、高齢化社会も一つ、ならば現状の施設を活用して高齢化のために、財政のために、子どものために、障害者のためにできることを考え提示していただけませんか。跡地を売却など言語道断。長船町公民館は十数年続いている、本当はことし第32回ですが、菊花展の場所として必要である。災害時の避難場所として長船町公民館は残してほしいです。もしなくなるなら、災害時の現実的な避難場所、高さ、広さがあって高齢者も徒歩で行ける施設を設置してください。保健福祉部を本庁へ移転する案は、合併時長船町へという約束事がある。だめ。邑久JA倉庫を買い取り新設するなどとんでもない。不要の金は使うべからず。これらのパブリックコメントこそ市民の本音の声です。そう思われませんか。この声に対して今後どうされるのかをお聞かせください。 要旨の2です。学習と憩いの場としての現在の長船町公民館の位置づけと今後の計画はとしています。 パブリックコメントにも公民館の必要性が熱く語られています。地元の人々の学習と集いの場としての公民館への思いが切々と語られています。学習と憩いの場としての現在の長船町公民館の位置づけと今後の計画をお聞かせください。 要旨の3です。子育て広場としての現在の長船町公民館の位置づけと今後の計画はとしています。 要旨の2と同様に、パブリックコメントにも子育て広場としての公民館の必要性が熱く語られています。地元の人々の子育て広場としての公民館への思いが切々と語られています。長船町公民館は子育て広場としても物すごくすばらしい場所です。子育て広場としての現在の長船町公民館の位置づけと今後の計画をお聞かせください。 要旨の4です。避難所としての現在の長船町公民館の位置づけと今後の計画はとしています。 要旨の2、3と同様に、パブリックコメントにも避難所としての公民館の必要性が一番熱く語られています。このパブリックコメントを読むだけで地元の人々にとって現在の長船町公民館がどんなにかけがえのない存在であるかがひしひしと伝わってきます。避難所としての現在の長船町公民館の位置づけと今後の計画をお聞かせください。 以上で1回目の質問を終わります。よろしくお願いいたします。 ○議長(原野健一議員) 入江総務部長。            〔総務部長 入江隆晴君 登壇〕 ◎総務部長(入江隆晴君) 失礼いたします。 それでは、私のほうから質問事項1、要旨の1について答弁をさせていただきます。 庁舎再編計画基本構想につきましては、平成26年6月策定の公共施設再編方針、27年9月策定の公共施設再編計画、また29年3月策定の公共施設等総合管理計画を受け、昨年4月から策定に取り組み、議員おっしゃられたとおり、30年3月基本構想案としてパブリックコメントを実施したところでございます。 先ほど議員のほうから多くのパブリックコメントの内容についてお話がありましたが、20件の市民からのご意見をいただいております。市ホームページにおいてご意見に対する市の考え方についてはお示ししておるとおりです。 先ほども多くの意見を言っていただきましたが、特に主な意見の内容につきましては長船町公民館、地元の地域の住民の方々中心に災害、特に水害時における避難所としての活用について多くの意見をいただいております。ただ、耐震性に問題がある現在の長船町公民館を避難所として活用することはやはり困難であり、市といたしましては、長船支所、長船分駐所、長船町公民館、三つの施設については何よりも優先して他の施設へ機能を移し使用を停止するということが重要ではないかと考えております。 パブリックコメントに対する今後の対応についてですが、総務部といたしましては、長船地域全体のことですので、長船町地域の住民の方に向けて説明会を開催いたしまして市民へのご理解を得たいと考えておりますので、ご理解のほど、よろしくお願いいたします。 ○議長(原野健一議員) 薮井教育次長。            〔教育次長 薮井慎吾君 登壇〕 ◎教育次長(薮井慎吾君) それでは、私のほうから質問事項1の要旨2について答弁いたします。 長船町公民館は、長船地区の社会教育の中核的な施設として主催講座を初め自主的な学習活動や貸し館により生涯にわたり教養の向上、健康の増進、情操の純化を図り、生活文化の振興、社会福祉の増進に寄与することを目的とした学習と憩いの場として位置づけております。 しかしながら、現在の施設は、老朽化と耐震性能不足などにより利用者の安全が担保できないため、早急に対応しなければならない施設として基本構想で現在のゆめトピア長船へ移転する計画として位置づけられております。今後、その整備内容について公民館運営審議会の意見を踏まえ、利用団体からも意見を聴取し、移動後の活動や学習活動が滞りないよう今後の計画に取り組んでいきたいと考えておりますので、ご理解をいただきますようよろしくお願いします。 ○議長(原野健一議員) 松尾保健福祉部長。            〔保健福祉部長 松尾雅行君 登壇〕 ◎保健福祉部長(松尾雅行君) 失礼いたします。 それでは、私のほうから質問事項1、質問の要旨3について答弁いたします。 平成29年度におきましては、就学前の幼児を対象とした子育て広場を市内5カ所で開催しております。その中で、以前より公民館ボランティアグループが長船町公民館で幼児を対象とした外遊びの場として活動しているとの情報をお聞きし、長船町公民館南側の芝生の広場で開催いたしました。終了後に出た意見としましては、広さ的には十分あったため多くの遊びのコーナーができたことにより、親子でたくさんの種類の遊びが体験できたのでよかったといったものや、遊びの場と駐車場が隣接しているため安全面で問題があること、他の利用者もあったことから駐車場が不足していたこと、外におむつ交換ができるトイレがないことなどが課題だといった意見がありました。 位置づけと今後の計画はということでございますが、現在子ども広場としての整備は邑久スポーツ公園とゆめトピア周辺を考えているところでございます。どうかご理解いただきますようお願いいたします。 以上です。 ○議長(原野健一議員) 奥田危機管理部長。            〔危機管理部長 奥田幸一君 登壇〕 ◎危機管理部長(奥田幸一君) 失礼します。 それでは、私のほうから質問事項1、質問の要旨4について答弁させていただきます。 現在瀬戸内市内には、学校、公民館などを中心とした65カ所の指定避難所があり、長船地域は19カ所となっています。ただし、これらの避難所が地震など全ての災害に対して利用可能というわけではなく、災害の種類によっては利用できない場合もあります。例えば、老朽化した耐震基準を満たしていない避難所は地震時には利用できないということになります。 ご質問の長船町公民館ですが、老朽化が著しく耐震性もないため、今後避難所としての機能を果たすことは困難であると考えており、今年度瀬戸内市地域防災計画の改定を予定しておりますが、避難所としては指定しない方針です。近年の台風等での長船地域の避難所としては、主としてゆめトピア長船を開設しています。市としましては、以前より市民に対し余裕を持って避難所に避難していただくため、市が発令する避難準備高齢者等避難開始情報等を早目に出すこととしており、迅速な避難を市民にはお願いをいたしておりますので、ご理解をお願いいたします。 以上でございます。 ○議長(原野健一議員) 日下俊子議員。            〔4番 日下俊子議員 登壇〕 ◆4番(日下俊子議員) それでは、2回目の質問をさせていただきます。 まず、要旨の2、学習と憩いの場としての長船町公民館についてから行かせていただきます。 再編計画のほうも見させていただいた中で、あとパブリックコメントにも菊花展のことが書かれています。ただ、その再編計画の中で陶芸室の新設とかっていうことは書いてあったんですが、菊花展に関する記述が1文字もなかったんですよね。でも、パブリックコメントには、ゆめトピア長船内で引き続き開催と書かれています。現在の公民館に菊花展に関する荷物が本当にどれだけあるか、きちんと確認をされていますでしょうか。そのことも含め、学習と憩いの場としての公民館の今後についてもう一度お答えください。 ○議長(原野健一議員) 薮井教育次長。 ◎教育次長(薮井慎吾君) 菊花展についての答弁をさせていただきますが、現在長船町公民館で開催しております菊花展につきましては、その建物といいますか、組み立てて実施しておるというようなところで、その材料等を倉庫のほうに入れておるということは承知しておるところであります。 今後ゆめトピアのほうへ移った場合、敷地としては当然駐車場等の敷地がありますので十分確保できると。ただ、先ほど申しました組み立ての材料等につきましては、利用を現在実施している団体とも協議しながらどういった形で保管するのがいいか、新しく倉庫を建てるのがいいのか、そういったところを協議してまいりたいと考えています。 ○議長(原野健一議員) 日下俊子議員。            〔4番 日下俊子議員 登壇〕 ◆4番(日下俊子議員) わかりました。もう一度確認ですが、長船町公民館がゆめトピアにということを言われてますが、長船町公民館がゆめトピアに行くということは、ゆめトピアが公民館になるということで認識間違ってませんか。 ○議長(原野健一議員) 薮井教育次長。 ◎教育次長(薮井慎吾君) 現在基本構想の段階ではそういったところで聞いております。 ○議長(原野健一議員) 日下俊子議員。            〔4番 日下俊子議員 登壇〕 ◆4番(日下俊子議員) それでは、ゆめトピアは今後公民館法の中で管理されるということになるのではないかなあと思うんですよ。公民館法は、社会教育法の第5章公民館法、公民館の運営方針第23条、公民館は次の行為を行ってはならない。1、専ら営利を目的として事業を行い、特定の営利事業に公民館の名称を利用させその他営利事業を援助すること、2、特定の政党の利害に関する事業を行い、または公私の選挙に関し特定の候補者を支持すること。2、市町村の設置する公民館は、特定の宗教を支持し、または特定の教派、宗派もしくは教団を支援してはならないとあります。昨年の大ホールの利用件数なんですが54件、施設利用料は189万5,683円でした。この大部分が開催できなくなるのではないでしょうか。その辺はどのようにお考えでしょうか。 ○議長(原野健一議員) 薮井教育次長。 ◎教育次長(薮井慎吾君) 議員ご指摘のとおり、公民館ということになればそういった法律の中で制限がなってくるということにはなります。ただし、今後、現在では公民館として移るということは基本構想の中でうたわれておりますが、管理については今後さまざまな協議が必要と考えております。 ○議長(原野健一議員) 日下俊子議員。            〔4番 日下俊子議員 登壇〕 ◆4番(日下俊子議員) あるときは公民館、あるときはゆめトピア、そんな都合のええことはねえと思うんですけど。 この前日曜日にも何かゆめトピアのほうであったんですが、ことしの協働提案事業に音楽工房タンタムジカという団体で、提案テーマは文化色豊かなまちづくりということで、音楽イベントを行うことで地域文化の魅力向上を図り、ゆめトピア長船の利用率向上の契機とするという事業があります。やっていることとしようとしていることが矛盾していませんか。公民館となってしまった大ホールで、政治、宗教、商売はできません。ましてや書籍やCD、グッズを売ることはできません。そんなホールで地域文化の魅力向上を図るような活動ができるでしょうか。市民3万8,000人のまちに美術館も博物館もあるこのまちに市民会館的ホールもないなんてことがあり得るでしょうか。今後市のイベントもやりにくくなると思いますよ。公民館になるということは、当然公民館活動を優先してもらわないといけません。そうですよね。西大寺の市民会館が今公民館になっていますが、かなり使い勝手が悪くなって困っているという話を聞いています。考えをお聞かせください。 ○議長(原野健一議員) 薮井教育次長。 ◎教育次長(薮井慎吾君) 先ほどのご指摘のとおり、公民館ということで全てを管理運営することになれば制限を設けるということにはなりますが、先ほどもお話しさせていただきましたが、管理については今後も引き続き協議をさせていただいて、市民の方が利用できるようなという方法も考えていきたいと考えます。 ○議長(原野健一議員) 日下俊子議員。            〔4番 日下俊子議員 登壇〕 ◆4番(日下俊子議員) 市長、ゆめトピアを公民館にしてしまったらデメリットがたくさんあるんですよ。それやっぱり検討してもらうべきじゃないですかね。どう思われますか。 ○議長(原野健一議員) 武久市長。 ◎市長(武久顕也君) 公民館法の縛りがどの程度係るかということは、例えば現在中央公民館でもいろいろな弾力的な運用をやってクリアしてるところも多いというように認識をしております。そうした状況も踏まえて、ゆめトピアが現在の大ホールが25%足らずの稼働率しかない、そうしたいわばあかずの間になってしまっている、その状況を改善していくということは、これは長船の公民館が移ってこようがこまいがやっていかなければいけない事業だというように認識をしております。 そうした利用率を上げていきながら、その中で文化の拠点となっていくような施設として皆さんに親しまれるようにしていくということ、これは今からやっておかなければいけない事業だと思っておりますので、ご指摘の点十分に踏まえて、利用勝手が非常に悪くなって困ったということになるべくならないように、その辺は関係の部署と協議をしてやっていきたいというように思います。 ○議長(原野健一議員) 日下俊子議員。            〔4番 日下俊子議員 登壇〕 ◆4番(日下俊子議員) そういうことを言ってるんじゃなくって、瀬戸内市に市民会館の役目を持ったホールが必要でしょうということが一番言いたいので、しっかり検討していただきたいと思います。 要旨の2、子育て広場としての公民館についてです。            (「要旨の3」と呼ぶ者あり) 要旨の3です。ありがとうございます。 夕方小学生が、中学生がどのくらいたくさん公民館に集まっているかご存じのことと思います。芝生で遊んだり、本を読んだり、卓球をしたり、福里地区はもともと公民館があることもあって公園のない団地がほとんどなんです。小学校も下校後は門を閉じた状態です。子育て広場としてもぜひに今の長船町公民館は必要です。もう一度考えをお聞かせください。 ○議長(原野健一議員) 松尾保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(松尾雅行君) いろいろご利用はあることは存じ上げておりますが、先ほど答弁いたしましたように、長船町公民館につきましては今後子育て広場としての活用は決まっておりませんし、整備についても計画はありません。ご理解いただきますよう、よろしくお願いいたします。 ○議長(原野健一議員) 日下俊子議員。            〔4番 日下俊子議員 登壇〕 ◆4番(日下俊子議員) 整備としての計画もないって、聞くつもりはなかったんじゃけど、あの長船町公民館はゆめトピアに移転した後はどうなるおつもりなんですか。 誰が答えてくれるん。 ○議長(原野健一議員) 答弁は。 入江総務部長。 ◎総務部長(入江隆晴君) 構想を見ていただいてると思いますが、特に施設自体は老朽化している施設なので取り壊し、その後についてはまだ何も決まっておりません。 ○議長(原野健一議員) 日下俊子議員。            〔4番 日下俊子議員 登壇〕 ◆4番(日下俊子議員) これ今後ずっと議論の余地があるということはようわかりました。 次行きます。 要旨の4、避難所としての公民館についてです。 これが本当に地元の人の一番の問題です。この写真をごらんください。 これは昭和51年9月に台風17号の被害で黄土色の泥海にどっぷり福里地区がつかったときの写真です。ちなみに、磯上もどっぷりつかりました。この経験をした市民の切実な声に、このパブリックコメントの返事なんですけど、市では早目の避難を市民に呼びかけています、避難情報は災害発生前の早い段階で発令します、そして避難する際には車両での避難が想定されることから、福里地区であれば車両の水没しない避難所である長船中学校、長船スポーツ公園が適した避難所と考えていますという返答をいただきました。何と誠意のない返答でしょうか。 この当時ですよ、夜大雨に気づいて子どもとお年寄りだけを公民館に急いで避難をさせて家に戻ったときにはもう家は泥海だったんですよ。そういう経験をした人に本当にこんなことが言えるでしょうか。水ほど怖いものはありませんよ。水はそんなに急には来ないなんてことが本当に言えるでしょうか。大水のときには、干田川も油杉川もまず渡れないと考えるべきです。となると、福里地区の人の逃げる場所は今の公民館以外にはありません。余りにも誠意のない安易な返答で本当に福里地区の人はがっかりされていました。何かその上職員に、私らはどこに逃げたらええんって聞いたら、自分で考えてくださいって言われたそうですよ。 最近は年に1度、去年は2度でしたが、大水になることがあります。そんな大水のときの干田川を本当にごらんになったことがありますか。香登川を改修してからというもの、干田川と香登川の合流地点で香登川の流れのほうが断然強いんですよ。なので、どうしても干田川の水位が上がってしまっている状況があるのを理解していただけてるでしょうか。だからこそ、豆田のポンプの増設も本当に真剣に早急にしていただかないと危険だということを訴えてると思うんですが、産業建設部長、お考えをお聞かせください。 ○議長(原野健一議員) 難波産業建設部長。 ◎産業建設部長(難波利光君) 昭和51年の災害以降、激特の事業によりまして現在の香登川の放水路というのが国の直轄事業において施工されたということにつきましては、皆さんご承知のとおりだと思います。その後、豆田の排水機場については、ポンプ、これ今現時点では4基設置しておりまして、毎秒30トンの排水能力があるポンプでございまして、西日本では最大級のポンプとなっております。このポンプにつきましては、かねてより国交省のほうに、設置から相当数年数もたっておりますので、メンテナンスも含めまして維持管理に、いざというときにきちんと能力を発揮できるように国交省のほうに対しては維持管理をお願いしてるところでございまして、先ほどご質問いただきました増設のほうについても、昨年度ですけども、国交省に対しましてその増設の可能性やいかにということで質問させていただいたこともございますが、現状では増設の場所がないのと、それから現状でかなりの排水能力があるということで、今後想定外の雨量等々という気象情報の変化によってそういう事態も起こり得ないということは断定できませんが、引き続き国交省に対しましてはその想定外の事象も含めまして適正なポンプの維持管理、それから場合によっては増設ということも、将来的に可能であれば対応していただきたいということで、引き続き国交省のほうと話をしていきたいというふうに考えております。 ○議長(原野健一議員) 日下俊子議員。            〔4番 日下俊子議員 登壇〕 ◆4番(日下俊子議員) これは本当に市でできる問題ではないので、国会議員であるとか、市長が国へ出てであるとか、もうありとあらゆるところで要望していただいて、早期にもっと規模を大きくしていただかないといつか大変なことが起きるんじゃないのかというのを、本当にこれは市民の切実な不安です。なので、そこのとこよろしくお願いします。 あと、磯上の西沖の水を油杉川に排水する西岡沖排水ポンプというものが長船の衛生センターの隣にあるのをご存じでしょうか。80件の受益地の農業者から成る西岡沖排水組合というものをつくっていて管理をしている排水ポンプです。これは確かに最初のつくりは農業用の排水ポンプとしてできたものですが、今では防災のポンプ以外の何物でもないと思ってます。しかし、これは一度動かすのに電気代が高圧なので基本料が7万円、年間で30万円から40万円の維持費がかかってます。なので、実はこれ常時電気を入れることができてません。使うときだけ入れてもこれだけかかるんです。市に幾ら防災ポンプの役割をしているといっても取り合ってももらえず、お金がないので点検もできていません。お金がないので常時電気を入れて動くこともできず…… ○議長(原野健一議員) 日下議員。 ◆4番(日下俊子議員) これも関係ありますから戻りますから大丈夫です。 毎年稼働するかは一か八かのばくちみたいな状況です。そして、夜な夜な役員で稼働をさせて福里、磯上の人の安全を守っていくわけです。ここからですよ、聞いといてください。万が一にもこの排水ポンプが動かなかったときには、福里何百世帯と磯上何世帯かがつかることになると思います。戻ったでしょう。 磯上の西沖は、実は備前の水も受けているんです。長船町の時代に備前市との間に交わされた約束のようです。なので、本当に物すごい水が集まってくるんです。そんな特別な地域、避難所がないなんてことが許されるでしょうか。副市長、長船の人間としてよくわかっていただけてると思うので、考えをお聞かせください。 ○議長(原野健一議員) 高原副市長。 ◎副市長(高原家直君) 全体構想、庁舎再編であるとかの部分とは切り口が違うと思います。考え方を変えて物事を考えていきたいと僕は思ってます。 したがって、今ご提案の避難所の問題というようなところは、当然のごとく、ご承知だと思いますけれども、福里地域につきましては長船町そのものが盆地の一番の底が福里であるというようなところの認識を持っております。したがいまして、一番水が集まりやすい、先ほどの西岡沖のお話もありましたけれども、そういったものも含めて今後福里のいわゆる避難としての逃げ場所というようなところは、当然のごとく考えていかねばならない課題の一つだと思ってます。 ○議長(原野健一議員) 日下俊子議員。            〔4番 日下俊子議員 登壇〕 ◆4番(日下俊子議員) 今副市長がいいお話をしてくださいましたんで、ちょっとそれは後にとっておきます、後に言わせていただきます。 ちょっと話が通達にないと言われるので、この西岡沖の排水ポンプについては、本当に早い段階で行政のサポートをしてもらわないと、地元だけで管理するには荷が重過ぎてもう限界なんです。もしものことがあったらと気が気ではないので、産業建設部長、本当にお願いしますよ、助けてくださいね。 ちょっと話がそれてしまったので申しわけありません。少し話を戻します。 パブリックコメントにもありましたが、災害時の避難場所として長船町公民館は残してほしいですとありました。もしなくなるなら、災害時の現実的な避難場所、高さ、広さがあって高齢者も徒歩で行ける施設を設置してくださいとありました。これが先ほど副市長が言ってくださったことかなあと思います。本当に福里地区は長船町で一番低い土地で特別な地域だと思います。そんな地域の市民の安全を守らないで行政とは言えないんじゃないでしょうか。 現在の長船町公民館には、公民館として存続をしてもらうのが地元の人の一番の希望です。今ほど大きな建物である必要はないと思います。せっかくあるゆめトピアを公民館にしてしまうんじゃなくって、やはりゆめトピアは市民会館的なホールとして瀬戸内市の代表というか、瀬戸内市になくてはならないものだと思うので、それを公民館にしてしまったのでは余りにもったいないと思います。だからこそことしも協働事業でゆめトピアの利用率上げようじゃないかってやられてるんでしょう。それだったら、市民会館的ホールのゆめトピアを公民館にしてしまおうという考えを見直していただけたら、今の公民館にもしものときに2階、3階があるようなコンパクトなものに建てかえていただいて、さらに屋上に逃げるところがあればもっといいんじゃないかなあと思うんですが、選択肢の一つとして考えていただくことはできないでしょうか、副市長。 ○議長(原野健一議員) 高原副市長。 ◎副市長(高原家直君) 先ほども申しましたように、要は視点が一つ、避難所というようなところ、災害における福里地域をどうしていくかというようなところの考え方なんでしょうね。 我々行政サイドとすれば、当然のごとく瀬戸内市全体を考えていかねばならない。災害の切り口ですよ、災害の切り口の段階では瀬戸内市全体を考えていかねばならないと思います。したがいまして、まだ市内には低湿地帯のところもございます。そういったところもあわせて、そういった効果的な施設、避難所としての施設が必要なのかどうかというようなところは、市全体の中での考え方の一つになろうと思います。 たまたま今回ご質問の庁舎再編基本構想というようなところの部分で福里の今の公民館のお話が出てます。しかしながら、今のずっと市長のほうも答弁させていただきましたけれども、ゆめトピアの中に公民館を入れるというふうな発想というようなところも一つ考えていただければと思います。いわゆる複合型の施設というようなところの考え方です。これは、先ほども市長も言いましたけれども、中央公民館であったとしても、ご承知のように、入って一番右側のところは保健福祉センターというようなところの位置づけなんですね。ゆめトピアゆめトピアと愛称で言ってますけれども、頭書きは保健福祉センターなんですね。したがいまして、その保健福祉センターと公民館の併設、いわゆる複合型の施設というようなところの考え方もできるんではないかなあというふうなところでございますので、先ほどのご質問の避難所としての考え方の福里の避難所としての部分と、それから公民館の一地区というようなところの部分は少し切り離して考えていただければと思います。 以上です。 ○議長(原野健一議員) 日下俊子議員。            〔4番 日下俊子議員 登壇〕 ◆4番(日下俊子議員) 今じゃあ副市長が言ってくださったように、福里は特別な地域であるということを考えて、それでは福里に防災センターを残してくださる選択肢はあるということで認識しとっても大丈夫ということですね。福里地区の人はこの話が本当に出てからというもの、心配でおちおち眠れんというて、本当にこんな市民の不安をあおるようなやり方は間違ってると思うんですよ。だから、まあ最悪公民館がなくなったとしても安心の防災センターが残るというような、ちょっと市民に安心をあげれるようなことができるんであればええなあと思うんですが、じゃあ副市長、防災センターとしてはどうでしょうか。もう一度お答えください。 ○議長(原野健一議員) 高原副市長。 ◎副市長(高原家直君) 最終的な答えというようなところは、きょうのこの場所でそうだよというようなところはちょっと控えさせていただきたいと思いますけれども、ご提案を受けて市長とも十二分に検討させていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。 ○議長(原野健一議員) 日下俊子議員。            〔4番 日下俊子議員 登壇〕 ◆4番(日下俊子議員) それでしたら、もう一つ提案があるんですよ。 今後一括交付金制度がまちづくり協議会を単位に行われるというようなことを漏れ聞いています。そして、長船町は大字単位になるとかという話も聞いています。なら、福里地区は福里全体でまちづくり協議会を立ち上げることになるんじゃないのかなあと思います。まちづくり協議会には、拠点となる施設が必要です。今の福里のコミュニティでは余りにも手狭です。福里の人口は757人です。今の福里のコミュニティは公会堂に格下げをしていただいて、現在の長船町公民館の場所に高層の防災センター兼まちづくり協議会の拠点、そういうものを考えていただくことはじゃあ可能でしょうか。お考えをお聞かせください。 ○議長(原野健一議員) 高原副市長。 ◎副市長(高原家直君) 二つ目のご提案というところで、頭の中に入れさせていただきたいと思います。 ご承知のように、それぞれの地域にコミュニティセンターが旧村単位であるところもありますし、それから旧町の単位でいわゆる公民館の支所的なものがあるところもあります。しからばということで、長船地域を考えた段階では、今おっしゃるように、大字単位が一つの大きな塊として捉まえていくのが一番まとまりやすいかなあというようなところで一括交付金のほうはそちらの方面で考えているというようなところでございます。 ただ、まだまだその中の内容の中で、それじゃそれぞれにコミュニティセンター的なものをつくるのがいいのかどうかというようなところの部分も含めて、いわゆる公共施設の面積を削減していかねばならないというようなところの大命題もございます。そういったものもあわせて今後の課題として、ご提案として捉まえさせていただければと思います。 ○議長(原野健一議員) 日下俊子議員。            〔4番 日下俊子議員 登壇〕 ◆4番(日下俊子議員) ぜひ地域の人が安心できるような、全体で考えるからある一部の人は我慢してもらわにゃいけんのんじゃっていうようなところはあるかもしれないですが、特別な地域っていうところはやっぱりそこは重要に考えていただかないと、本当に何もない地域とそういう災害に何度も遭ってる地域とを一緒に考えられたのでは市民気の毒だなあと思いますので、そこはしっかり考えていただきたいと思います。 あと、公民館とゆめトピアを複合型とかと言うて、都合がええなあと思うて、それで市の行事と公民館行事と一緒にやろうとしたときにもしバッティングしたらどっちをとるんですか。そんなやっぱり、そりゃ再編してスリム化せんといけんのんでしょうけど、大事なものっていうものは大切に維持していかなきゃいけないものもあると思うので、公民館と市民会館的なホールを市のイベントをするところを一緒にして、それでだから市のイベントするときには公民館活動使わせませんというようなことに結局はなるということでしょう。例えば成人式であるとか、そういうときにはゆめトピアの全体を使うわけじゃないですか。そういうときにはもう公民館活動はするなと言ってることですよ。聞こえはええかもしれませんけど、複合的というて、でも何もかも一緒ごたにしちゃいけんと思います。瀬戸内市の本当に誇れる市民会館的なホールと市民の憩いの場の公民館を一緒にするなんてことは私は無理があると思うので、そこは本当にしっかりもう一度考えていただきたい、そう思います。 じゃあ、最後に要旨の1、パブリックコメントについてです。 この庁舎再編計画の全般についてなんですが、こういったやり方は本当にどうかと思います。この庁舎再編計画基本構想は、実は議会にも正式には説明をされてないと思うんですよね。確か2月議会の総務文教委員会のその他でちらっと説明はあったような、そして所管以外の議員にはポストの文書が入っていただけですよね。それなのに、新聞にはあたかも決まったかのように大きく取り上げられ、計画はひとり歩きし、地元の人々には大いに不安をあおり続けている。よくぼうっと生きてんじゃねえよと言ってテレビで5歳のチコちゃんが怒ってますが、55歳の俊子ちゃんも怒ってます。 庁舎の再編計画は、物すごく大事なことだと思うんですよね。これからもっともっと議論を重ねていかなければいけないことではないんでしょうか。市の職員に説明をしてほしいとお願いをしたら、まだ決まっていないことを福里にだけ説明することはできないと言われました。パブリックコメントまでとっておいて、そんなことが通用するでしょうか。また、市長に五人以上集まれば市長のセットトークがお願いできると聞いているので、来てもらえないかとお願いをしたところ、話の内容によるとかわされてしまいました。地元の人にまずきちんと説明をするべきではないでしょうか。市長、どう思いますか、お答えください。 ○議長(原野健一議員) 武久市長。 ◎市長(武久顕也君) 庁舎の再編につきましては、ご指摘のように、とても大切な、瀬戸内市にとって大切な命題だと思います。その中で公共施設の削減と、そして機能をどのように維持しながら有効活用していくかということを考えていかなければいけない立場だというのは、我々もそうですし、議員の皆さんも同様だというように思います。したがいまして、一つのところだけを捉まえてそこだけがよくなればいいということではなくて、そこをよくしようと思うと瀬戸内市全体がどういうふうにならなければいけないのかという、そういう枠組みの中で考えなければいけない、そういう状況だということはご理解をいただけるというように思います。 今後丁寧な説明が必要だということはもちろん我々も認識をしておりますのでやらせていただきたいと思いますけれども、まずはこれほかの議員さんからも私直接言われたことありますけれども、何かちょっとこちらから言われてすぐこっちへ変わったりとか、そうやってくねくねくねくね方針を曲げるようなことをしたら困るぞ、してもろうたら困るぞというようなことを言われる方もおられます。したがいまして、我々としましては、常に耳は謙虚に傾けていく姿勢では臨みたいと思いますけれども、一旦お出しをした構想につきましてはそれをご理解をいただけるように、またその中で何か我々ができる部分があれば、そこは最大限努力をしていくという方向で市民の皆さんにも丁寧に説明をさせていただきたいと考えておりますので、こちらのほうからまたご案内をさせていただきたいと思います。 セットトークにつきましては、これは要項のほうにも書いておりますように、要望を単に受け付ける場所ではないということで運用をさせていただいておりますので、単にこの要求をおっしゃる場合にはセットトークというのはなじまないということをぜひご理解をいただきたいというように思います。よろしくお願いします。
    ○議長(原野健一議員) 日下俊子議員。            〔4番 日下俊子議員 登壇〕 ◆4番(日下俊子議員) 行政にはやっぱり市民の声を聞く耳をしっかり持っていただきたいと思いますので、市長にもよろしくお願いしたいと思います。 きょうは、大切なことをたくさん申し上げさせていただきました。ぜひしっかり検討をしていただきたいと思います。決して今の計画ありきだけはやめていただきたい。計画は計画で見直す勇気も持っていただきたいと思います。市長、最後にもう一度だけお願いします。 ○議長(原野健一議員) 武久市長。 ◎市長(武久顕也君) これからどのようにすればご理解いただけるかということは協議の中で、話し合いの中でいろいろとアイデアも出てくるんではないかなと思いますので、そうしたことを常に前向きに捉えながらより多くの皆さん方が少しでもよくなるように努力をしてまいりたいというように思います。よろしくお願いします。 ○議長(原野健一議員) 日下俊子議員。            〔4番 日下俊子議員 登壇〕 ◆4番(日下俊子議員) これで終わります。ありがとうございます。 ○議長(原野健一議員) 以上で日下俊子議員の質問を終わります。 以上で本日予定しておりました発言順序7番から12番までの一般質問が終了いたしました。 次の本会議は、あす6月13日午前9時30分から引き続き発言順序13番から16番までの予定で一般質問を行います。 それでは、本日はこれをもちまして散会といたします。 皆さんお疲れさまでした。                午後3時44分 散会...