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06月12日-03号
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  1. 瀬戸内市議会 2012-06-12
    06月12日-03号


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    平成24年 6月第3回定例会平成24年第3回定例会               瀬戸内市議会会議録            平成24年 6月12日(火曜日)            ───────────────            出 席 議 員 ( 21 名 )     1番  厚  東  晃  央      2番  河  本  裕  志     3番  竹  原     幹      4番  森  下  博  志     5番  平  原  順  二      6番  島  津  幸  枝     7番  原  野  健  一      9番  松  本  和  生    10番  小 野 田     光     11番  田  中  伸  五    12番  石  原  芳  高     13番  馬  場  政  敎    14番  小  谷  和  志     15番  堤     幸  彦    16番  廣  田     均     17番  日  下  敏  久    18番  室  崎  陸  海     19番  久 保 木     彰    20番  木  下  哲  夫     21番  中  村  勝  行    22番  柴  田     巧            ~~~~~~~~~~~~~~~            欠 席 議 員 ( 1 名 )     8番  茂  成  敏  男            ~~~~~~~~~~~~~~~                説明のために出席した者   市長      武 久  顕 也    副市長     桑 原  真 琴   教育長     山 崎  宗 則    総務部長    福 池  敏 和   総合政策部長  高 原  家 直    総務部参与総合政策部参与                               坪 井  裕一郎   市民生活部長  古 武    稔    保健福祉部長  土 井  和 子   産業建設部長  景 山  忠 幸    上下水道部長  竹 原  正 朗   病院事業部長  上 田  和 政    教育次長    安 木  義 忠   消防長     柴 田  佳 明    会計管理者   森    京 一            ~~~~~~~~~~~~~~~            事 務 局 職 員 出 席 者   局長      森 川  誠 一    次長      松 尾  雅 行   主査      奥 山  治 久    主任      片 山  奈津子   主任      宮 谷  卓 志            ~~~~~~~~~~~~~~~            議 事 日 程 (第 3 号) 平成24年6月12日午前9時30分開議1 一般質問   質問通告事項(発言順序7番~12番)            ~~~~~~~~~~~~~~~            本日の会議に付した事件日程1            ~~~~~~~~~~~~~~~            午前9時30分 開議 ○議長(堤幸彦議員) 皆さんおはようございます。 ただいまの出席議員は21名であります。茂成議員より欠席の届けが出されております。定足数に達しておりますので、これより本日の会議を開きます。 それでは、議事日程に入ります。            ~~~~~~~~~~~~~~~ △日程1 一般質問 ○議長(堤幸彦議員) 日程1、昨日に引き続きまして一般質問を行います。 初めに、発言順序7番、馬場政敎議員の一般質問を行います。 13番馬場政敎議員。            〔13番 馬場政敎議員 登壇〕 ◆13番(馬場政敎議員) 議長の許可を得ましたので、一般質問を始めさせていただきます。朝一番です。よろしくお願いいたします。 新年度になりまして、平成24年度の経営計画書がネットの中に示されておりまして、「しあわせ実感都市 瀬戸内」の将来像に向かうための各部局の新たな重点目標が示されています。その中の総務部の経営方針として、新たな地震、津波の想定により、市地域防災計画を年度内を目標に改定するようになっています。 そこでまず、安全・安心への取り組みはということでお聞きをいたします。 今後発生する地震に対応するため、教育部局、教育現場では、統合の問題を抱える中で校舎の耐震補強の取り組みを行い、児童の安全を確保してまいってきています。同様に、地域の方々に安心してもらうために、錦海塩田跡地を行政は購入をいたしました。その後、跡地利用についての検討をいろいろと行政で行っていますが、錦海塩田締め切り堤防の構造耐力についてはどのように把握し、想定される地震、津波に対する地域の安全・安心を確保するための対策をどのように進めていらっしゃるのか、まずお聞きしたいというふうに思います。 次は、学童の安全・安心についてお聞きをいたします。 前回お聞きしましたけれども、前回、車道とそれから自転車道、歩道の考え方をお聞きいたしました。従来どおりの歩道を自転車は通行してもよいとのことですが、通学道の安全確保に向けて、車道、歩道、自転車道の区分について、警察と協議した結果を道路標識等で示す必要はないのでしょうか。また、危険箇所についての整備計画、児童への交通規則について、指導目標をどのように定め指導を計画的に行っていくのか、お聞きをいたします。 次は、地震時の安全・安心についてお聞きいたします。 非常食は在庫をある程度持ってくれることになりました。飲料水はどのような計画で確保されているのでしょうか。今回貯水タンクに緊急遮断弁を設置の計画がされていて、これによりまして埋設管の破損による漏水等がもたらす災害は回避できると思います。貯水タンクの破損等がなければ、飲料水をタンクより給水車に確保することも可能ですが破損も考えられます。十分な緊急時の飲料水を確保するため、既存の40立米級の防火水槽や100トン、大型の100立米の防火水槽を計画的に設置し、非常用浄水器を設置することで緊急時の飲料水を確保することが必要ではないでしょうか、お尋ねをいたします。 次に、市長とともに各部署が経営計画の中で今後進めていこうとしている、瀬戸内市の目指す今後の新しいまちづくりについてお聞きいたします。 昨日の一般質問の中でも既に取り上げられました。病院の建設、図書館の建設計画、南北道の延長、下水道の計画など、都市機能の充実と外部監査を導入した行政システムの見直しが経営計画の中で示され、行われようとしています。いろいろな視察にも行かせていただき、他県の市を訪れたとき、計画的に整備されたまちづくりに出会い、その町のたどってきた歴史を感じさせられる場合が往々にしてあります。 行政は、市民参加による財政運営の試行として2億円の市民公募債を実施されようとしています。7億円の補てんにするかどうかわかりませんけれども、都市計画がない中、今後整備しようとする病院、図書館等のハード、外部監査というソフトを用いて瀬戸内市としての風格と、目標とするしあわせ実感都市として、歴史を感じさせるこの瀬戸内市まちづくりを、どのように市民、議会に説明し、地域に生じるサービスの不公平感を取り除かれるのでしょうか。そのための都市計画あるいは都市再開発を市長はどのようにお考えなのか、お聞きします。 また、人口減少に伴う今後の行政区の見直しや、地域の景観、風景の維持のために、地域と協議、協力し、そしてその対策等をどのように進めていくのか、お聞きをしたいと思います。よろしくお願いします。 ○議長(堤幸彦議員) 総合政策部長。            〔総合政策部長 高原家直君 登壇〕 ◎総合政策部長(高原家直君) それでは、私のほうから1点目の錦海湾堤防につきましての部分をお答えさせていただきたいと思います。 塩田の跡地につきましては、議員のおっしゃるとおり、市民の安全・安心を守ることを第一の目的といたしまして、皆様方のご同意をいただき市が取得したものでございます。また、跡地の活用につきましては、現在錦海塩田跡地活用検討委員会の中で、跡地活用基本構想の策定に向けて協議を重ねていただいているところでございます。 錦海湾堤防につきましては、干拓地である錦海塩田跡地と跡地周辺及び錦海湾周辺の地域を、風や波、そして高波、高潮から守るために重要な役割を果たしております。錦海湾の堤防につきましては、昭和31年当時、錦海湾の入り口約1,800メートルを閉め切って、湾内500ヘクタールを塩田とするために建設が始まりまして、昭和34年に全工事を終えたものでございます。この堤防の完成から現在に至るまで50年以上経過しておりますけれども、その間、錦海塩田跡地及び堤防の前所有者でございます旧錦海塩業株式会社におきまして、延べ11回にわたりまして堤防の補強工事が行われていることを把握しております。 昨年発生いたしました東日本大震災を受けて、国の有識者会議により、東海沖から四国沖の海底にある南海トラフでの、最大級の地震が起こった場合を想定した震源域等の推計が行われておりましたけれども、ことし3月31日に公表された数字によれば、瀬戸内市では強度が6強、沿岸部の津波高が3.5メートルという結果でございました。 錦海湾の堤防につきましては、前所有者であります錦海塩業におきましてたびたび調査がなされておりまして、震度5程度の地震であれば液状化の可能性は低い。また、安定計算の結果、堤防の安全性は十分確保されているという結論が過去に出されておりますけれども、国の推計結果を受けて、市といたしましては改めて、できるだけ早期に錦海湾堤防の調査及び検討を行う必要性を認識しているところでございます。 現在、国におきましては、粘り強い海岸堤防の構造など、今後の海岸堤防の整備について検討が行われております。また、県におきましても、国より示されている予定の東海・東南海・南海地震が発生した場合の被害想定等に基づき、海岸の防護水準、岡山沿岸海岸保全基本計画の見直しが行われることとされております。市といたしましては、こうした検討見直しの結果、動向を注視しながら遅滞なく錦海湾堤防を対象とした調査及び検討を行い、必要とされる対策をとってまいりたいと考えておりますので、ご理解をお願いいたしたいと思います。 以上でございます。 ○議長(堤幸彦議員) 教育長。            〔教育長 山崎宗則君 登壇〕 ◎教育長(山崎宗則君) それでは、私のほうから安全・安心への取り組みはということにつきまして、通学路の安全確保に向けて、車道、歩道、自転車道の区分は、警察と協議した結果を道路標識等で示す必要はないのか、危険箇所についての整備計画、交通規制についての指導目標と計画はあるのかという点について答弁をさせていただきます。 歩道と自転車道の区分につきましては、警察署の指導を受けながら昨年度から調査を実施しております。その中で、自転車が歩道を通行したほうが安全であると思われるところで、歩道通行可の表示がないところが8カ所ありました。この8カ所につきまして、瀬戸内警察署に標識の設置要望を提出をし、平成24年5月10日付で受理をされております。今後は瀬戸内警察署から県への申請が行われ、審議をされる予定でございます。危険箇所の整備計画につきましては、現在各学校に調査を依頼しております。調査結果に基づきまして危険度の高い箇所から優先的に整備するよう、関係機関や担当課に直接要望していく予定でございます。 また、京都や千葉の通学中の事故を受けまして、5月17日には瀬戸内警察署の署長を初め、交通課の方を招き、校長先生を対象に交通安全の講習会を実施をしたところでございます。教育委員会としましては、各学校での安全指導の徹底をお願いしているところでございます。 交通安全の指導につきましては、各学校は学校安全の年間計画を立てておりまして、その指導計画、指導目標に基づいて定期的に交通安全指導を行っております。例えば、具体的に申し上げますと、年度初めには通学班によります横断歩道の渡り方であるとか、あるいは最近では、岡山県交通安全協会交通移動教室、みどり号という車がございます。こういった車を各学校に呼びまして、具体的に歩行の練習であるとか自転車の実技の練習であるとか、あるいはダミー人形を使った事故の実験ですか、そういったものを通して、より具体的に子どもたちに安全、こういったものを植えつけるように指導しているところでございます。 以上でございます。 ○議長(堤幸彦議員) 上下水道部長。            〔上下水道部長 竹原正朗君 登壇〕 ◎上下水道部長(竹原正朗君) それでは、1問目の安全・安心への取り組みはということで、3番目でございますが、災害時の飲料水の確保のため大型防火水槽を設置し、非常用浄水機器の整備も必要ではないかということのご質問でございました。まず、上下水道部より先にご質問にお答えいたします。 災害時におきましては、食料や飲料水の確保は、防災上重要な問題でございます。そのため、水道事業におきましては、本年度において災害時等の飲料水の確保を目的に、邑久調整池に緊急遮断弁の設置工事を予定しております。 配水池等につきましては、手動によります仕切り弁はついてございますが、緊急時におきまして道路の寸断等によりまして職員がそちらに到着ができないとか、また機材の搬入や給水車の乗り入れができない場合を考えますと、この緊急遮断弁の整備により自動的に弁を遮断いたしまして、飲用水の確保が可能となるもので、約1,000トンの水量で、水道の使用時間帯による多少の水量がございますが、約1週間程度の市民の皆様への飲料水確保ができる予定でございます。 また、ご提案の非常用浄水器につきまして、大きな災害時での浄水施設に被害が及んだ場合、また給水設備が機能しない場合において、緊急的、仮設的に防火水槽、プール、河川等の水を浄化して飲用に利用するための非常用の浄水装置でございます。さきの東日本大震災で、学校のプールの水を浄化したというような報道があったことは記憶に新しいことでございます。 この装置におきましては、東京都や神奈川県など大都市においては保有されつつあると聞いております。また、県内近隣の市におきましては、岡山市水道局が1基保有していると聞いております。また、倉敷市水道局では保有はされておらず、現在のところ購入の予定はないと聞いております。まだ普及には至っていないようなものでございます。ただ、今後県内の状況を見ながら、市全体の防災対策の一環として、購入につきまして、設置につきまして検討してまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(堤幸彦議員) 消防長。            〔消防長 柴田佳明君 登壇〕 ◎消防長(柴田佳明君) それでは、ご質問の質問事項1、安全・安心への取り組みは、質問要旨3の、災害時の飲料水の確保のため大型の防火水槽を設置し、非常用浄水機器の整備も必要ではないかについてご答弁をさせていただきます。 地震等の災害によりライフラインが寸断された場合、非常用の飲料水の確保はしておくべきと、上水道と同じ認識を持っております。非常用飲料水兼用の防火水槽の設置につきましては、水槽の水がいつでも飲めるような状態にしておくには、水槽内の水をいつでも循環させる必要がありまして、250ミリ以上の水道配管が必要となりまして、また多額の経費が必要となります。この防火水槽の設置につきましては、既に関係部局と協議をしておりまして、今後も費用対効果を、先ほどの非常用浄水機器を含めまして、これらを見きわめながら検討してまいることにいたしております。 以上でございます。よろしくお願いいたします。 ○議長(堤幸彦議員) 総務部・総合政策部参与。            〔総務部参与総合政策部参与 坪井裕一郎君 登壇〕 ◎総務部参与総合政策部参与(坪井裕一郎君) 今後のまちづくりはどのようにというご質問でございます。 ご指摘のとおり、瀬戸内市は都市計画区域はなく、当然ながら用途地域の指定もございません。市が実施する事業につきましては、例えば市民病院、それから図書館であれば交通手段等、市民の利便性また経費を考慮し、建設場所の検討をしております。また、南北道の延長計画につきましても、交通渋滞の緩和、今後の周辺地域の開発を見込み、それぞれ計画をしております。それぞれ建設につきましては、地域住民や周辺の景観に配慮し計画をしていく予定です。また、民間の開発に対する景観の保全につきましては、瀬戸内市景観条例の制定により、一定以上の建設行為については、景観形成基準に基づき、形態、色彩等の指導を行っております。 しかし、数十年後の瀬戸内市の将来を見据え、調和のとれた土地利用と均衡ある発展を促進していくためには、ご指摘のとおり、都市計画の導入は必要であると考えております。今年度、都市計画検討プロジェクトチームを立ち上げ、具体的な導入に向けて検討をしているところでございます。これまで、合併後もさまざまな都市計画につきまして調査研究をしてきておりますけども、このプロジェクトチームにつきましては、前向きに導入の検討をするというスタンスでのプロジェクトチームでございます。 また、もう一方で地域の景観や風景の保全を考えたときには、やはり地域住民の方々の協力なしではその対策を講じることはできないと思います。特に少子高齢化、過疎化が進む地域におきましては、その活性化が課題となっております。 また、東日本大震災をきっかけに、コミュニティのあり方が改めて見直されています。このことからも、コミュニティ、自治会に対しての支援また組織のあり方についても、今後検討をしていく必要があると考えております。ただ、自治会組織はあくまでも任意団体でございますので、どこまで行政として立ち入った協議、検討ができるか、そのあたりが課題ではあると思います。 ○議長(堤幸彦議員) 市長。            〔市長 武久顕也君 登壇〕 ◎市長(武久顕也君) 私のほうからは、今後のまちづくりについて、先ほどの担当参与が答弁したことに若干補足する形で答弁させていただきます。 基本的に、先ほどプロジェクトチームの話を申し上げましたけれども、大きく二通りの結論があるかなと思っています。1つは、都市計画法に基づく都市計画を導入するのか、あるいは都市計画法によらないまちづくりを都市計画的に行っていくのか、条例制定による計画を行っていくのか、この2つがあるかなと思っています。 決定的に違うところは、都市計画法に基づく都市計画を入れた場合、入れない場合の違いとしては、セットバックですね、これを市民の皆さん方にお願いする形になるかどうか。あるいは、昨日もご質問の中に出てまいりましたけれども、区画整理事業、これをやる際には都市計画法に基づく都市計画が必要になります。この2つを瀬戸内市を発展させていくために必要な手段としてみなすかどうかという辺を、今後プロジェクトチームの中で検討していくということになろうかと思います。 ただ、今から準備をしていったとしても、順当にいっても平成30年度ぐらいにならないと、そうした制度の制定というのはできないということになります。なぜかといいますと、アンケートをやったりとか、あるいは構想をつくったり、あるいは地域の住民の皆さん方への説明会をやったりとかというふうな話が必ず出てまいりますので、それぐらいの、少し時間をかけた取り組みになろうかと思います。これ何とかもう少し早くすることができないかどうかという議論もありますけれども、順当にいくとそれぐらいはかかるような、非常に大きな仕事になるということだと考えております。 ただし、いずれにしましても都市計画というのは、私の考えでは瀬戸内市の諸問題の根本的な原因になっている部分というのが多々あると思いますので、前向きにこの問題に取り組んでいく必要性があるという認識で、現在プロジェクトチームのほうで検討を進めているという状況でございますので、どうぞご理解いただきたいと思います。 ○議長(堤幸彦議員) 馬場議員。            〔13番 馬場政敎議員 登壇〕 ◆13番(馬場政敎議員) まず、堤防から行きましょうか。 塩田の跡地の活用はしょっちゅう言われますけれども、それ以前に、本当にあの堤防は、前回も聞かせていただきました。県のホームページの震災のものを見ると、3.5メーターの浸水があると、もうブルー一色に、赤一色ですかね、錦海、染まってますよね。補強、補修を、当時資料をいろいろと調べた中で、鉄道港湾局が国策としてやっている。もとの運輸省港湾技術研究所、今の運輸省交通局という形になろうかと思いますけれども、そこがずっと面倒を見ていた。山梨のほうに松本さんという方が今でもご存命です。この方がずっと面倒を見ていらっしゃいます。当初は40センチから50センチの沈下がありましたよと、今現在では1センチから2センチの沈下を起こしてますということを言われておりました。ただ、1回堤防は工事中に壊れております。そういうこともありまして、やはり早急な調査が必要ですよということは言われておりましたので、申し添えておきます。 それと、堤防があるわけですから中に入ってきた水をかい出さんといけないという問題も生じてきます、かなりの量です。やはりそういうところも地震に対して対策をとって、当然排水ポンプも水につかることも視野に入れた中で、いかに早く水をかい出すか。中に入ってこないかわりに、入ってきた水は外へ出ないということになりますので、幾ら跡地のところをきれいにして、企業を呼んでこよう、ソーラーパネルを建てようとしても、水が入ってくる場所、水が入ってきても水が引かない場所になかなかそういうことができるのかどうか、それもあわせて、やはり2億3,000万円をかけて市民の安全・安心のために購入したわけですから、草が生えるとか臭いがするとか、ガスが発生するとかという以前の私は安全・安心対策が必要ではないかと思いますけれども、そのあたりは根本的にどうなんでしょうか。 ○議長(堤幸彦議員) 総合政策部長
    総合政策部長(高原家直君) 市民の安全・安心というようなところの観点から、堤防の維持管理も現在も行っているところでございます。今議員おっしゃるように、当然のごとく早急なる対策をしなければならないというようなところは、先ほどご答弁をさせていただいたところでございます。ただ、二重投資というふうなところになってもいけませんし、国、県の動向を見ながら、早期の対応というようなところが必要になってこようと思っております。また、ご承知のように後背地がどのように利用されるかというふうなところから、まずそちらを決めれば、この堤防につきましても国であるとか県のほうへのお話ができるだろうと思っております。 今現状で市のほうが全額市費をもって堤防の改修というようなところになりますと、非常に財政的にも負担が多うございます。そういった面から、まず後背地をどういうふうにしていくんだというようなところを、先ほど来申し上げましたように、検討委員会また特別委員会等々によりまして、ご検討をしていただいてるというところでございます。そういった面もご理解をしていただければと思っております。 以上です。 ○議長(堤幸彦議員) 馬場議員。            〔13番 馬場政敎議員 登壇〕 ◆13番(馬場政敎議員) 私は市で堤防の改修を全部して補強をしなさいと言っているのではありません。どういう手法をもって県のほうから国にそういうことをお願いしていくツールにするのか、今錦海塩田跡地のそういうものを決めていって、決めていったんだけれども、堤防は今こういう状態なんですよと、県の方や県議等にお願いしながら、県のほうで何とかなりませんかと、県がだめなら国のほうで何とかなりませんかと、堤防はこういう状態なんですと。市ではこれ以上安心・安全を守り切れませんと。いやあ、どうなっているかわかりませんけども、よろしくお願いするということはできないと思いますよ、そのあたりはどういうふうなストーリーで、県や国に錦海塩田の堤防の維持管理を考えていらっしゃるのか。市長にはそういうストーリーはないんですかね。 ○議長(堤幸彦議員) 市長。 ◎市長(武久顕也君) ご質問いただいたように、市が管理をしていくという前提で考えるのであれば、市が調査を行って必要な事業費であるとか、そういったものを考えていくような流れになると思いますが、現段階ではそれは難しいと思っております。したがいまして、建設海岸等の指定を行っていく、その必要性を私たちも認識はしております。 ただ、その際に、先ほど担当部長申し上げましたように、そうした指定を行っていくためには、後背地の利活用の構想がまとまらないとそういった話になってまいりません。したがって、その方針がまとまった段階で、じゃあどういうふうな条件が整えば建設海岸等への指定ができるのかといった協議が出てくる可能性がやってまいります。そのときに、例えばもう多額の事業費をかけないと建設海岸に指定できないのかどうなのかという辺は、今後県のほうと調整していかなけばいけない問題だと思っています。つまり、県のほうと協議をする中で、まず現状がどうなっているのかということをしっかり調べてからでないと協議ができないという話になれば、これは市のほうであらかじめ調査を行って、その結果をもとに県と協議をさせていただくという流れになるでしょうし、いや、そういった現状いかんにかかわらず、そうした協議に応じることが、もしやっていただけるのであれば、これは市のほうがあえて調査を行うよりは、むしろ市以外のところで調査を行っていただいたほうが、妥当だという考え方もあるんではないかなと思っています。 したがいまして、繰り返しになりますけど、まずは中の活用方法、500ヘクタールの活用方法というのをしっかりと定めて、それとほぼ同時並行的に、じゃあその海岸の部分をどう考えるのかということを県と協議をさせていただきながら、その中で市がやらなければいけない業務、作業が見えてくるものと思いますので、もうしばらくお時間をいただければと考えております。 ○議長(堤幸彦議員) 馬場議員。            〔13番 馬場政敎議員 登壇〕 ◆13番(馬場政敎議員) 堤防の修理については、補修、耐震補強につきましては、もう市ではできないと思っております。そのストーリーをやはりきちっと市のほうでつくって、県、国へお願いしていくということを、やはり前もって言っておかないと、ただ単に跡地ばっかしが前に進んで、じゃあ本当の安全・安心はどうなってるのかというふうになってしまいます。 あと、部長、水はどうするんですかね。 ○議長(堤幸彦議員) 総合政策部長。 ◎総合政策部長(高原家直君) 内水排除につきまして、通常の場合、今ポンプ3台据えております。そちらのほうでの排水をしております。昨年、台風等々におきましても、通常1台または2台の連動運転なんでございますけれども、3台回した時期がございました。そういった状況で、昨年の台風等々の雨量であれば、3台のポンプで内水の排除ができたというふうな形でございます。 ただし、後背地でございます干拓等につきましては、つかってしまったというふうなところもございます。そういったところも含めて、内水排除につきましては、今後の利活用の中でどうすれば技術的にそれがつからずに済むかというようなところも含めて、今後いわゆる専門的な技術を持っての形になろうと思っております。したがいまして、現状の3台のポンプでいいのか、またそれが増設が必要なのかというようなところも、水量計算等もしながらやっていきたいと思っておる次第でございます。 ご承知のように、サンドトラス方法での分でございますので、下のほうから海水が入る、また上のほうからは雨水等が流れ込んでくるというふうなところの形状でございます。そういったものを含めて、専門的な技術的なものを加味しながら、内水の排除をきちんとしていきたいと思っております。 以上です。 ○議長(堤幸彦議員) 馬場議員。            〔13番 馬場政敎議員 登壇〕 ◆13番(馬場政敎議員) 県のホームページを見てみると、多分今度また見直しがあると思うんですけれども、それ以前のものだと思うんですけれども、錦海湾全部水に、3メーターにつかっておりました。あの水をかい出すのは至難のわざだなと。いや、そんなことになるわけねえがなとは市のほうは言えないと思います。あくまでも想定された県のマップが示されておるわけですから、やはりそれに対する対策というものもある程度は考えていかないといけない。 反対にいつも水につかる瀬戸内市の中心部、消防署のあたり、本庄地区含めてですけども、ここはどういうわけか水は来ていませんでした、今回の津波に対しては。いろんなことが起こるんだなとマップを見させてもらいましたけども、そういうこともありますので、市のほう、いろんな対策をぜひお願いしたいというふうに思います。一度松本さんでしたか、ご連絡でもとって話をしてみてください。 それと、次、通学道ですけれども、教育長のほうからお話を今お聞きしました。標識をつけるということなんですけども、一つ確認なんですけれども、行政は法律的に、六法全書を片手にやはり物事を進めていかないといけないというふうに思います。もしも仮に歩道を走っている自転車が、何か自動車が来て事故をしたとか、反対に高校生は車道の左側を走っております。歩道を走ってもいいですよという看板ですから、左側を走っている自転車がもしも交通事故を起こした場合に、それは交通法規違反にはならないんでしょうね。 例えば子どもが、走ってもいいですよという歩道を走ってた。たまたま左側通行をしてたと、車道の。でもそれは危なくないから左側通行をしてたんで、たまたま事故に遭ったんだから、それは保険は適用になると、学童の保険は適用になると、そのあたりははっきりしとかないといけないんで。歩道を走ってもいいですよということは、歩道を走らないといけないのか、車道を走ると今度は反対に罰則されるのか、そのあたりはどういう見解で児童に教えていくのか。よろしくお願いします。 ○議長(堤幸彦議員) 教育長。 ◎教育長(山崎宗則君) 中学生等が歩道を走るというふうな前提には、歩行者がいたときには必ず歩行者優先であるというふうなことは学校のほうでも徹底して指導していただいております。そのときには、例えば徐行するなりとまって歩行者を優先して通行させるとかというふうなことは、各学校で指導するようにお願いしております。 それから、保険等につきましては、学校等が入っております日本スポーツ振興センターの保険では、たとえ車道であろうが歩道であろうが、事故が起こった場合には一応学校の管理下というふうなのが登下校の中でも入っておりますので、保険適用は車道であろうが歩道であろうが、保険の対象にはなるというふうなことになっております。 以上です。 ○議長(堤幸彦議員) 馬場議員。            〔13番 馬場政敎議員 登壇〕 ◆13番(馬場政敎議員) 高校生だから、それから一般の我々が通行するわけです、自転車で。そのときに道路標識で、自転車等とそれから歩道、歩道と自転車道の看板がかかっていたときに、例えば今の南北道のところですね、あれなんか左側通行を走ってると今度は反対に怒られるんじゃないでしょうかね。そのあたりは教育委員会としてどういう認識の中で、学童それから一般の方々に説明をしていくのか、ちょっとそこら辺だけなんですけど。 ○議長(堤幸彦議員) 教育長。 ◎教育長(山崎宗則君) 中学生等の自転車の通行につきましては、昨年の議会でもちょっとご答弁させていただきましたけれども、今の地域の実態を考慮したときに、例えば車道を走ったほうが本当に安全なのか、あるいは今と同じような形で歩道のほうを走ったほうが安全なのか、これは警察のほうと相談しまして、今現状を走ってもらうのが一番いいだろうというふうなことで了解を得て、そしてその中で自転車通行可の標識がないところは、これからつけていただくというふうなことで、今8カ所について要望しておるところでございます。ただ、南北道につきましてはまだその標識がついておりません。これについては、警察署のほうで対応するというふうなことを聞いております。 ○議長(堤幸彦議員) 馬場議員。            〔13番 馬場政敎議員 登壇〕 ◆13番(馬場政敎議員) それはよくわかっております。地域安全のほうでお伺いしますけども、一般の人が車道と歩道の自転車を通行してると。そこに自転車通行可の、可の看板ですから、車道を走っててもいいのか、歩道を走っててもいいのか。これは法律上、事故が起こったときに保険の免責にはなるのかならないのか、そこら辺をきちっと調べた中で通行可の許可証をもらっていかないといけないと思うんですけども、そのあたりは別に構わないですかね、左側を走ってても、通行可のところで。 ○議長(堤幸彦議員) 総務部・総合政策部参与。 ◎総務部参与総合政策部参与(坪井裕一郎君) 自転車の通行につきましては、原則車道の左側を通行しなければならないということが原則ではございますけども、その中で、歩道の通行ができるのは、普通、自転車通行可の標識がある場合、それから運転者が13歳未満70歳以上の場合、それから交通状況からやむを得ないと認められる場合、この場合が歩道の通行ができるということになっております。原則は車道の左側ということで、できる規定で今の、先ほど言いました3種類の場合が歩道を通行できるということになっておるということでございます。 ○議長(堤幸彦議員) 馬場議員。            〔13番 馬場政敎議員 登壇〕 ◆13番(馬場政敎議員) じゃあ保険の免責に左側を高校生とか我々が走ってても、自転車道の看板があっても構わないということで認識をしておきます。ですから、中学生とか小学生だけじゃなくて、高校生が特に左側を通ってますので、右側を通っててもいいし、左側を原則は通ってくださいよという指導をしていくようにしていきます。 災害時の飲料水の確保ということで、上下水道部長のほうからいろいろと、大きなところはそういうところを余り持ってないと。ただ部長も言われたように、水、衣食住がやっぱし震災のときに必要なものです。予算の関係もありましょうし、いろいろとご相談なさった中で、この非常用の浄水器を用いて水の確保も必要ではないかと思いますので、検討をよろしくお願いします。 消防長のあれがなかったんですけども、防火水槽、以前旧町のときには、隔年に1基ずつぐらいは防火水槽を邑久町の場合は入れてたというふうに思います。現在、余り防火水槽の設置を積極的に進めていないという現状もあろうかと思いますけれども、この機に、市と名前がついたところは、どこの市も100トンの防火水槽を庁舎であるとか公民館であるとか公園に設置をされております。100トンの防火水槽がないのは多分四車線と一緒で瀬戸内市だけじゃないかというふうに思います。市長、そのあたりはどうでしょうか。 ○議長(堤幸彦議員) 市長。 ◎市長(武久顕也君) 病院を建てるときに防火水槽等、入れることもどうかなあということも検討したんですけれども、やっぱりある程度水が流れるところでないと、飲料も兼ねることのできる防火水槽というのはちょっと厳しいということもございます。したがいまして、現段階では緊急遮断弁を早急に設置をして、瀬戸内市全体の飲料水を確保できるようなところを優先してやっていきたいなと思っています。 今後有利な補助事業等が出てくるようであれば、それは決して否定するものではありませんけれども、いずれにしても流量がある程度確保できるところでないと水がよどんでしまって、飲料水には適さないということになってしまいますので、そのあたりを考えながら、1つあればじゃあ市民の皆さんの飲料水が確保できるかという問題でもないと思いますので、全体的な防災の中での位置づけとして考えていきたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(堤幸彦議員) 馬場議員。            〔13番 馬場政敎議員 登壇〕 ◆13番(馬場政敎議員) 飲料水兼用の防火水槽はもう何千万円という高い防火水槽になります。そんなものではなくて、水がたまってるところ、田舎で、多ければ当然井戸水もありますから、さほど心配することはないのかなという思いもありますけれども、市として本当にそれでいいのかどうかということもありますので、ぜひ検討のほう、よろしくお願いいたします。 最後、時間がなくなってしまいましたけれども、市長、岐阜県の中津川市、ご存じだと思いますけれども、図書館の建設を、工事もしてたのに中止しました、民意がとれてないということで。それと、佐賀県の武雄市、この前テレビでもちょっとやったということだそうですけれども、民間、もう市長の得意な外部委託、TSUTAYAと提携して、TSUTAYAさんが図書館の経営をされるそうです。かなり大きな図書館だそうですけれども、年間維持費の問題があり、CCC、外部団体ですけども、TSUTAYAの外部団体ですけども、カルチュア・コンビニエンス・クラブ、CCCというところがTSUTAYAの資本を持って図書館を外部委託、指定管理者制度で運用されていくということも言われております。 やはり長年の歴史ある瀬戸内市づくりを部分的にしてきたという波紋が、今一気に出てきているんではないかと。市長が病院をつくり南北道をつくり、図書館をつくろうとしたときに、やはり地域のそういう都市計画のない中での目に見えない不満、不平が出てきている。今、きのうも上下水道部長が、私が一番最初に口火を切りましたけども、やはり都計がない中で一般会計の繰出金をどっどどっど使っていくと。しかもクリーンライフ100で都市計画のない中で、下水道をぼんとやめてしまう。やはり市民にかなりフラストレーション、ストレスがたまってると思います、我々もそうですから。 いろんな形でそういうきちっとした説明がない。次に先輩の議員の方がまた図書館でやられますからそこら辺は言いませんけども、しかも2億円の市民公募債を募集する。その中で今の事業をやっていくとなると、しかもそこには試行するとなってるんですよ。市民公募債を試行して2億円を集めると、ねえ総合政策部長、書いてありますよね。本年度やられるんでしょう。7億円の足しにされるんかどうかは知りませんけれども。そういうところを我々が知らないうちです、本当に進めていっていいのかどうか。かなり皆さんいろんなところでストレスを感じながら、市民の方々も何であそこら辺ばっかしいいことになるんだとか。都市計画があればそんなことはないんです、ここはここできちっとする。 しかも、あと16年かかる。16年かかってしまったらどうにもならんです。16年じゃねえ、何年かかると言うたんかな。            (6番島津幸枝議員「30年」と呼ぶ) 30年というたらあと何年かかるんなら、16年な。あと6年か、あと6年かかる。6年間なかなかみんな待ってくれないかもしれません、新しいまちづくり。 先輩議員の方々とよく視察に行きますよね。そうすると、バスの中から見ると、やはり歴史ある市の面影というのがあるわけです、並木並木が整備され、この間なんか瀬戸内市よりも人口少ない2万幾らの都市ですよ、そこが道路がきちっと整備されて、しかもケーブルボックス、キャブが入って電線が一本もない、こういうまちづくりをきちっとされとるわけです。 じゃあ瀬戸内市はどうか。確かに家の前から見た水路は直る。家の前から出た、見た道路の舗装はできたと。きのうも議員が言ってましたけども、山手の上の展望台から見たときに、じゃあ一体どこが変わったんだと。いろんな形の中で、やはり市は、ああ変わっていってるなというところを市民に見せていかないと私はいけないんじゃないかなというふうに思います。 余り試行をされて、今のモーモーバスもそうですけれども、来年の12月までされてどういうふうにされるのか。市民公募債も試行されて、ああだめでしたからやめます、お金返しますというふうになるのかどうか。それも踏まえて、いろんな形の中で、やはりまちづくりをしていってもらいたい。 TSUTAYAさんのように大型の図書館の維持費をやはり捻出できないから、大きな武雄市なんかが指定管理者に任すということも言われているわけです。そういう市長の目指すまちづくりというのをもう少し丁寧に説明していく必要も、私はあるのではないかというふうに思いますが、まず政策部長、どうぞ。 ○議長(堤幸彦議員) 市長。 ◎市長(武久顕也君) 私が答えたほうがいいと思います。 まず、図書館等とまちづくりとの位置づけでありますけれども、おっしゃるように、都市計画がない中で、いろんなインフラの整備をやっていくということは、なかなかやりにくいところが正直ございます。ただ、そうはいってもやっぱり市民サービス、行政サービスを適正に維持をしていく。また市の魅力を高めていくための取り組みというのは同時並行で進めていかなければいけない、その葛藤の中で事業を行っております。 少なくとも言えることは、例えば病院であるとかはスマイルであったり、あるいは社協であったりとか、そうした医療福祉関係がある程度集約できるような形での設置を目指しておりますし、図書館についてもやっぱり同様の公共施設等との関連性を見ながら整備を計画しておったりとか、必ずしも無秩序な計画を行っているつもりではありません。 ただ、都市計画をやっていくという話になってきますと、そのあたり計画的なものができるかもしれませんけれども、その一方で市民の皆さんには非常に大きな自由の制約を求める形になります。例えば、本来だったら家が自由に建てられてたものを、自分の敷地いっぱいに建てられていたものが家が建たんようになるとか、あるいは建築確認が今不要なものが建築確認が必要になったりとか、あるいは区画整理等をやると、従来住みなれた場所から立ち退いていただかなければいけない方々が出てきたりとか、地域によって非常にいろんな個別の事情というのが出てくる。これは今のままでいくというよりも大変な作業があります。それをどのようにご理解を求めながら進めていくのか。市全体の公共性を優先してどのようにご理解を求めていくかということは、今のままいったほうが多分楽なぐらい大変な作業だというように思っております。ただ、やっぱりそもそもの問題に立ち返ったときに、何らかの形でそうした市民の皆さん方の不自由を幾らかでも軽減するための方策を同時に考えながら、合意形成をしていくための一定の期間がかかるんではないかなという認識でおります。 それから、市民公募債の話も出ましたのでついでに申し上げますと、市民公募債は現在の地方債の借り入れにかわるものとして、余り大きな制度の変更だとは思っておりません。例えば、2億円の地方債を通常の起債で借りるのと比べて、その引受先を金融機関ではなくて市民の皆さん方に求めるというだけの違いであります。資金調達コストも基本的に変わりませんので、そういった中で2億円とりあえずやってみたらどうかなという判断であります。財源の充当先はクリーンセンターかもめの改修工事に一部充当する予定であります。 これは2億円を5年間の据え置きの一括返済という形になりますから、そうなってくると金利もかなり安く上がります。10億円なら10億円まとめて市民公募債で借りてしまうと、5年たったら10億円全部返さないといけないという形になりますから、資金繰り上、非常に厳しい問題があります。ところが2億円ずつ、例えば毎年借りていく形になれば、5年据え置きの一括返済の2億円ずつの返済が5年間続いていく。つまり、5年間で10億円借りて、それを10年償還をしていくという形になってくるという算段です。 ですから、全部をやるというのはなかなか難しいかもしれませんけど、一部そういう形で行っていくことによって、市民の皆さん方に市政への参加意識を持っていただくということと、あるいは幾らかでも市民の皆さん方に金利の部分、還元できるという、そういうメリットも考えられることから、現段階で総合政策部の経営計画の中で検討を指示をしているところであります。まだ詳細が煮詰まっておりませんので、また改めて議会の皆様方にはご報告をさせていただきたいと考えておりますけれども、今の段階ではそういうふうな思いで考えておるところであります。 それから、図書館についての指定管理者の話がございましたけれども、私、図書館に対する指定管理者というのはかなり否定的に考えております。なぜかといいますと、指定管理者の制度がうまく働く要点としては、そこで市場原理がうまく働くかどうかというところだと思います。例えば、スポーツ施設の使用料であるとか、こういった現金といいましょうか、使用料の受け渡しが発生する場所では、そこで市場原理が働く部分というのは結構あるかなと思っておりますけれども、図書館のような場合ではなかなかそれは難しいということ。それから、現段階で問題になっております民間等の個人情報等のやりとりであるとか、こういったところでもいろいろ問題があるようにも思いますし、単に貸し本業を営むだけであれば指定管理者制度は機能するかもしれませんけれども、我々は貸し本をやりたいわけではありませんので、そういったところで、やっぱり根本的な考え方の違いがあるかなという認識では思っております。 以上です。 ○議長(堤幸彦議員) 馬場議員。            〔13番 馬場政敎議員 登壇〕 ◆13番(馬場政敎議員) 図書館のことに大分時間をとられましたけども、要は市長が目指すまちづくりを、やはり総論賛成各論反対という形にならないような説明をしていないかと、何ひとつ解決ができてない、そういう細かいところ。例えば下水道の今の説明会にしても、きのうも先輩議員から質問がありましたけども、置き去りになってきている。いろんなそういう地元の皆さんとのやりとりの中で、ああそういうふうになってるのか、何でそんなことになってるんだという不平不満というのは、地域格差が生まれてきていることも確かです。 ○議長(堤幸彦議員) 残り時間3分です。 ◆13番(馬場政敎議員) それはやっぱり行政として素直に認めて、やはりそれを取り除く努力をしていってもらいたい。 今図書館のことが出てきましたけども、図書館の今の指定管理者、余り望まないと言われたのは、市長のお考えであって、現にTSUTAYAさんでやられている市もあるわけです。いろんな考え方があると思うんです。その中で、総論賛成各論反対という形にならないようなものを、やはり市としてもつくっていかないといけない。それが本当に何なのか、どういうまちづくりの中の病院であり図書館なのか、南北道の延伸なのか、そういうところをもう少しきちっきちっと説明をしていってもらいたいというふうに思います。 以降、いろんな形で議員の方々が、昨日と同じように質問されますので、私は総論お聞きしました。きょうお聞きしました交通安全の対策であるとか、それから今の堤防の問題であるとか、早急に措置をしていただきたいというふうに思います。 これで終わります。 ○議長(堤幸彦議員) 以上で馬場議員の質問を終わります。 ここで10分間休憩いたします。            午前10時30分 休憩            午前10時40分 再開 ○議長(堤幸彦議員) それでは、再開をいたします。 休憩前に引き続きまして一般質問を続けます。 次に、発言順序8番、中村勝行議員の一般質問を行います。 21番中村勝行議員。            〔21番 中村勝行議員 登壇〕 ◆21番(中村勝行議員) 議長のお許しをいただきましたので、一般質問させていただきます。 実は、私の出している図書館のことについては、きのうの一般質問で3番議員、5番議員、そしてきょうは13番議員からいろいろと意見も出されたところでありますし、私が聞くようなことは聞かれたかな。ただ、きのうの3番議員の答弁の中で非常に気になった点と、答弁を聞いてきょうは一般質問すまあかなと思うたぐらいちょっと頭にきたこともありました。 ほかの同僚議員と話をする中で、話をすればするほど自分もかっかかっかしてくるんで、市長、ここ、手のひらに冷静にと書いとるんです。 私、自分で書きました。これを見ながら質問させていただこうかなと。 七、八年前、合併した当初に20番議員がいつも大きな声でがなり立てて、いつもかっかかっか言ようったんですけど、私、もうちょっと冷静になってやられえというて言うたら、冷静にと手のひらへ書いて一般質問をしたことがありました。だけど、汗で消えてやっぱり同じようにやりましたんで、私はもうきょう手の上へ、甲の見えるところに書いております。それでもちょっと冷静さを欠いたときには、議長とめてください。 質問事項は、としょかん未来プラン(基本計画)についてということで、それからもう一つ、それに関連した図書館の駐車場についてでございます。 順次お尋ねしますが、計画策定までにプロジェクトチームが9回、ワークショップ2回、ワークショップの参加者は各34名、30名、特別編1回、これは片山前総務大臣を呼んでの特別編ということで300人の参加があったということ、そういうことをやってきて、今このとしょかん未来プランが作成されたと思うんですけど、ここまでやってきた中で、どういうふうに評価しているかをお聞かせ願いたい。 それから、この未来プランをつくるに当たって、これ以外で一般の方からどういった意見集約をされたんか、あるいはもしアトランダムにでもいろいろな聞き方で聞かれたんなら、その結果があったら教えていただければと思います。 それから、これずうっと読みますと、これ3番目に書いているのは、ちょっと嫌みを込めて書いたんですが、全体的に見て、公民館でやる仕事、保健福祉部がやる仕事、観光協会や商工会がやるような仕事をこの図書館でやるみたいなことを書いて、思いは、恐らくそういうところと連携して、より一層の今の事業の展開を図りたいということがあると思うんですけど、こういう文章にするとひっかかろうと思うたら何ぼでもこうやってひっかかれる。 本当はここで、私は答弁を求める者に教育長、担当部長、副市長、市長の順番で書いておりました。うちの事務局は優しいから、偉い人の順番に並べかえてくれたんですが、本来、教育長に、この前の3月議会でも教育長から答弁いただきましたし、図書館のことについてはやはり教育長かなあと思いましたんで、そこから初めて、担当部長と書きましたんは、教育次長ではなくこういったことを話をするのに保健福祉部長であるとか、産業建設部長なんかも交えた中での計画策定があったんかどうかというのが本当は聞きたかったんですが、そんなとこまできょうは聞きません。きのうの答弁を聞いてここはええかと思いましたんで、答弁はこの件についてはよろしいです。 それから、4番目に人口3万9,000人、人口1人当たり貸出冊数1位である赤磐市の11.3冊を上回る11.8冊を試算根拠として、現在の建設規模を想定したこと、このことにどんな意味があるんかなあと。どういう思いがあるんかなあというのをお聞かせ願いたいと思います。 それから、現在市民1人当たり貸出冊数が3.41冊で載っておりましたが、今度新しく拠点となる図書館の建設と蔵書数の増加によって、5年目にはその数が3倍になるという、その根拠はどこにあるんですか。その辺をお聞かせ願いたいと思います。 6番目に、建設計画における予算の概要とランニングコストの内訳はということで、きのうも話に出ておりましたが、昨年の10月に総務委員会へ出されたA、B、C、D、4候補地の建設計画の中では、14億円から12億数千万円までの範囲で建設コストも書かれておったと思うんですが、この未来プランには基本計画には一切触れられておりません。また、ランニングコストについては、昨年の12月議会で最初に松本議員の質問に答えられて8,000万円ぐらいふえるんだということが、ことしの3月の5番議員の代表質問に答えられて、9,200万円ふえるというような答弁をされたと思います。その内訳はどうなっているのか、お聞かせを願いたいと思います。 それから、職員体制をどうするのかということについては、この未来プランでは職員15名となっております。司書が何名で臨時の方が何名で、どういう体制をとられるのか、その辺のところをまずお聞かせを願いたいと思います。 それから、さきの全員協議会で2番目の質問であります図書館駐車場についてということで説明がありました。そのときには、議長のほうから図書館についてはここでは言うなということでしたんで、しかし関連がありますし、この庁舎の南側の土地を図書館の駐車場として整備したいというようなお話だったと思います。そのことについては、合併特例債を利用してということでありますが、この南側の土地については、本当に重要な土地でありますし、これ将来的なことを考えたときには、私もやはり取得しとくべきではないかなと思いますが、そのときの話にも出ておりましたように、やはり今借りている土地をどうするんかということも含めたことが、一体的に解決されなければ難しいんじゃないかなと思いますし、全体的なことを考えますと、きのうの3番議員、それから5番議員の話にもありましたように、長船の図書室をどうするんかも含めた全体的な構想というものが、もう今ここのだけの、邑久の公民館を整備するだけの話が先に立っていってるんですが、全体的な構想の中で全体的な計画をどうやっていくんかということをきちんと打ち出さんと、なかなか難しいんじゃないかと思うんですが、その点どう考えられておられるんか。 当然、合併特例債で土地の購入ことを考えられておるのは、自主財源の乏しい瀬戸内市ですから、できるだけそういう有利な費用でということは考えられておると思いますし、またそういう目的を持ってすれば、地権者の方にも話がしやすい。当然税務上の対策もあると思います。一般的なことでは非常にその辺も難しいんかなあと思いますが、逆に言えば、合併特例で使うともうその土地はそこに縛られてしまうという、逆の場合もあるわけですから、その辺のところをどういうふうに考えられているのか、あわせてお尋ねをいたします。よろしくお願いします。 ○議長(堤幸彦議員) 教育長。            〔教育長 山崎宗則君 登壇〕 ◎教育長(山崎宗則君) それでは、私のほうからまず、としょかん未来プランにつきまして、1番のほうからご答弁をさせていただきたいと思っております。 計画策定までにPT9回、ワークショップ2回、参加者各34名、30名、特別編1回300人参加をどう自己評価しているかということでございます。 プロジェクトチームの会議につきましては、市政戦略アドバイザーの助言もいただきながら、活発な議論ができたものと考えております。皆さんからご意見をいただきましたワークショップにつきましては、参加された皆さん方からとても熱心に意見交換いただき、アンケートではなかなか把握することのできないさまざまなお考えをお示しいただきましたことは、計画を策定する上で非常に参考になったわけでございます。 例えば、親子でゆったりとくつろげるスペースやカフェを設置をしてほしい。あるいは自習をするためのスペースを設置してほしい、調べ物に役立つ資料や司書の支援が欲しいなど、具体的なご要望を多数の方々からいただけたことは、やはりグループ単位で意見を交換し合うワークショップ形式の効果であったかというふうに考えております。 また、特別編につきましては、多くの市民の皆さんにご参加をいただき、片山善博さんの図書館に関するご自身の考え、あるいは取り組みを伺えたこと、また邑久高等学校の生徒さんから、生徒さんのアンケート調査のまとめであるとか、あるいは図書館のレイアウト、こういったものなど、大変参考になる意見を伺えたものと考えておるところでございます。 それから、2点目のそれ以外での一般からの意見集約はどうしたのかということでございますけれども、基本構想の策定の過程では、瀬戸内市新図書館建設市民アンケート、これを図書館及び図書室の来館者にお願いをするとともに、瀬戸内タウンミーティング、この参加者にもお願いをし、合計で406件の回答をいただいたところでございます。アンケート結果につきましては、基本構想の一番最後のところに記載をしております。また今年度もこの基本計画の説明を兼ねて、市民の皆さんからご意見をお聞きする図書館未来ミーティング、これを2回計画しております。第1回目は7月20日に実施を、また2回目につきましては、子どもたちの意見を聞く機会にしたいというふうに思っておるところでございます。 それから、3点目はちょっと省略させていただきまして、4点目、人口3万9,000人、人口当たり貸出冊数第1位の赤磐市11.3冊を上回る11.8冊を、試算根拠として建設規模を設定したことにどんな意味があるのかということでございますが、自治体が図書館計画を策定する際に、その整備であるとかあるいは運営の目標値として参考とするものに、昨日ちょっと訂正もさせていただきましたけれども、文部科学省の公立図書館の設置及び運営上の望ましい基準についてがございます。多くの自治体が図書館整備計画あるいは運営に際しまして、この基準を参考にしていることから、当市でも計画策定の目安とさせていただきました。この望ましい基準の当市の人口規模での貸出冊数45万9,144冊になりますけれども、これを人口で割った数が11.8冊となりまして、決して赤磐市の数値を上回る任意の目標を設定したわけではございません。また、この数値を根拠に建設規模を設定したということではございませんので、このあたりご理解のほど、お願いをしたいと思っております。 ご存じのように、公立図書館は自治事務でございまして、その設置運営は自治体の条例によって位置づけるものでございますが、文部科学省が、我が国の図書館行政の質を保つための目安として策定をいたしましたこの同基準の参考数値には、一定の正当性があるんじゃないかというふうにも思っておるところでございます。 5番目の、現在市民1人当たり貸出冊数3.41冊であるが、拠点となる新図書館建設と蔵書数の増加によって5年後3倍となる根拠を示せということでございますが、この数値は目標数値として上げさせていただいているところでございます。望ましい基準による11.8冊を超える目標を設定した背景には、我が国で先進的な図書館活動を展開している滋賀県の同じような規模の自治体の実績がございます。市民が求める資料情報をしっかりと提供しながら、まちづくりに絡んだ事業を市民や行政各部局と連携して行っている図書館では、この基準値を超える活動をしている図書館が幾つかございます。目標値を高く設定をすることで、当然ながら職員のモチベーションを高めまして、より市民の皆さんに利用していただける図書館となるように計画を推進していく、こういった思いをこの目標に込めさせていただいたというふうなことで、ご理解をいただければというふうに思っております。 それから、6点目の建設計画における予算の概要とランニングコストの内訳についてでございます。 建設コストにつきましては、候補としております主たる用地が市有地であること、あるいは平米当たりの工事費を抑制をすることで、中期財政計画ではおおむね14億円と見積もっておりましたが、おおむね10億円程度まで削減できる見通しをお示ししたところでございます。これまで総務文教常任委員会あるいは一般質問等におきまして、財政状況を踏まえた計画の妥当性についていろいろとご意見をいただいてきたところでございます。こうした状況にかんがみ、昨日もご答弁させていただきましたけれども、延べ床面積の規模であるとか、あるいは施設設備の考え方など、さらに精査をした修正案を今議会の総務文教常任委員会においてご議論をいただきたいというふうに考えておるところでございます。 また、経常経費につきましては、中期財政計画におきまして年間8,203万2,000円とご説明をさせていただいているところでございます。内訳としましては、人件費が約2,976万3,000円、図書購入費が1,750万6,000円、物件費、維持管理費等が3,476万3,000円となっております。この計画につきましても、図書館規模の修正にあわせて見直しを図っていきたいというふうに考えているところでございます。 次に、職員体制をどうするのかということでございます。 職員につきましては、中期財政計画では、正規の職員が4名、それから臨時職員が4名となっております。これは新図書館と長船、そして牛窓の今の図書室の運営人員を含めた人数でございます。 それから、最後市役所南側の土地を考えておりますけれども、合併特例債でなく別の方法での取得は考えられないかということでございますが、候補地となっております中央公民館敷地内で、郷土資料館を解体をし建設することになりますが、図書館利用に必要な駐車場というものが十分に確保できないことから、市役所南側の隣地を取得したいというふうに考えているところでございます。 ご指摘のとおり、新図書館に付随する施設設備となりますので、合併特例債を活用でき、財政負担も抑制できるということから、起債によります整備を前提に計画を進めたく、ご理解のほどよろしくお願いしたいと思っております。 私のほうからは以上でございます。 ○議長(堤幸彦議員) 中村議員。            〔21番 中村勝行議員 登壇〕 ◆21番(中村勝行議員) いやあ、教育長は議会をどういうふうに思われとんか、そっから聞かにゃあいけんかなあと思うんです。今、きのうの3番議員の質問にも同じようなことを言われて、この議会の総務委員会に諮るようなことを言われましたけど、総務委員会が来週の水曜日ですか、今からそれまでに修正案をつくるんですか。じゃあなくて、もう修正案はできているんでしょう。本会議で、議会で聞いてるんですよ。何で本会議で言わずに委員会で、委員会の人の中にも、委員会にばあ振るなというて言われる人もおります。それじゃあ、総務委員会に所属してない議員はこの図書館の議論はできんのんですか。おかしいと思いますよ、私。興奮したらいけんのじゃけえ、冷静に。 もう既に修正案ができているんであれば、今お示しすればいいじゃないですか。このとしょかん未来プラン、総務委員以外の人はことしの3月の議会が終わってから、事務の連絡簿を入れるところにぽんとほうり込んでありました。非常に大きな事業ですよ。それを単に議員の連絡帳のところへぽんと入れると、私はこれこそが、本来もって、全員協議会でも開いていただいて、まず自分たちの考え方をきちんと述べるべきでないですか。そんなこともせずに、それで議会で聞いたら総務委員会に言います。こんなんええんですか、議長。これで質問になります、おかしいと思います。 私もきのうの一般質問をずうっと聞かせていただいて、市長も最終的にこの基本計画についていろいろ3番議員から言われたときに、最終的には、間違いもあった、計算間違いもあった。その計算間違いがあったのを市長いろいろ考えてみると、熟度が低かったという言われ方をしました。その熟度が低かった中で、こういう計画書を出してきて、それで今議論しようと思うたら、そのことは総務委員会でします言う。議論になります、普通考えてならんでしょう。 私を含めて、今回図書館について何人かの人が出されてますけど、みんな思いは一緒だと思うんです。今の図書館、あの図書館じゃあいけんよと。そりゃあ整備せにゃあいけん、それはもうみんな一緒なんです。ただ10億円とか13億円とか、そういう金額で本当にええんかどうかの議論がなされにゃあいけんもんを、総務委員会だけでやってええもんかどうか。私は、この未来プランそのものにしても、3月の総務委員会の中で委員会を開いたときに初めて配って説明したそうですね、そうなんでしょう。これだけの書類をいただいて、そのときにすぐ議論できますか。前もっていただいて、総務委員会に持ってきてくださいというて説明されてそこで議論をするんなら、それはいろいろ意見は出ますよ。聞きおくだけになるんじゃないですか。そういうことが全くできてないと思います。 金銭感覚的に申し上げますと、きのうの市長の6番議員に対する答弁で、市の予算は145億円です。市民感覚からしたら普通の感覚とはちょっと違いますよという、145億円の中の3億円、給料で言うたら、お父ちゃんがようよう稼いできて、14万5,000円もろうた中の3,000円じゃないですかというような言い方なんですよ。しかし、この145億円をそういうふうに考えるんでしたら、私はもっとその中の自主財源は幾らあるのか、たかだか50億円か60億円ぐらいなもんですよ。その中の自主財源が要る分の3億円を使う。これ図書館にしてもそうでしょう。単純に5,000万円ずつ借金して10億円借りて20年払おうと思うたら5,000万円ずつ要る。そのうちの3割は払うんじゃから1,500万円じゃ。単純に考えたらそれだけかもしれません。そりゃあ大きな金額の中の一部かもしれませんけど、一般の方の感覚というものは、そんなふうに思いませんよ。それを単純にそういうふうに切り捨てるようなことは、あれはやめていただきたいなと思います。私の考え方が違うとんかもしれませんけど。 そういうこともあって、もう一度お尋ねします。 教育長、先ほど13億円とか12億円とかという話が、何とか10億円ぐらいでおさまりそうだなと。既に恐らく総務委員会に出そうとされている修正案、規模も含めた、はできてると思うんです、ある程度。それをもう一度お答え願えませんか。それとも全くできてない、これから1週間の間にそういう修正案をぱぱっとこしらえて総務委員会にかけるんですか。 ○議長(堤幸彦議員) 教育長。 ◎教育長(山崎宗則君) 途中で申し上げました14億円は中期財政、10億円は昨年の市長の答弁の中で10億円程度という数字を答弁させていただいておりますので、それを数字を出させていただきました。 それから、この本会議では一応総務文教のほうでしっかり練っていただくというふうなことを答弁させていただきましたのは、その後全協であるとかというふうな形でというふうなことを考えておりましたので、そのあたりにつきましては、そういうふうな認識を私は持っておったわけでございます。 ○議長(堤幸彦議員) 中村議員。            〔21番 中村勝行議員 登壇〕 ◆21番(中村勝行議員) びっくりしますわ。            (10番小野田 光議員「話にならんわ」と呼ぶ) じゃあ、それじゃあ総務委員以外の人には全協で報告するだけ、議論は一切しないということですか。何のために一般質問の場があるんですか。この後、厚東議員からも規模の縮小についてというようなことで出されてます。今、少しでもそういう修正案が出てきたら、総務委員の人もそうですよ。ここで出てきたらいざ自分の委員会の中でいろいろ考えて質問もできるし、議論が深まっていくと思うんです。そのときにぽんと出されてどういう議論をするんですか。言えん理由は何ですか。そこを聞きますわ、今言えない理由を言ってください。総務委員会に遠慮して言えんのんかな。本会議と総務委員会とどういうふうに思うとんか、その辺からちょっと聞きますわ。 ○議長(堤幸彦議員) 暫時休憩いたします。            午前11時9分 休憩            午前11時39分 再開 ○議長(堤幸彦議員) それでは、再開いたします。 ただいま休憩中に議会運営委員会を開催をしていただきました。 その結論は、担当委員会があるんですけれども、今、現時点で案ができておるものであれば答弁していただきたい。まだ全くこれから検討するということであればこれは答弁のしようがないんで、まだこれからやりますと、こういうふうになるんですけれども、そういう案があるのならこの一般質問に対しての答弁として答弁していただくと、こういう結論になりました。 そういうことで再開をさせていただきます。 教育長。 ◎教育長(山崎宗則君) 大変時間をとりまして申しわけございませんでした。 今執行部として原案として考えておりますのは、例えば財政的な面、あるいは最も利用効果が発揮される貸出利用、こういったものが一定の効果を生み出せる面積、それから極端にもうこの面積をクリアしなければ非常に貸し出しが減ってくるというふうなところも考えまして、一応執行部としては2,000平米ということを考えております。ただ、それプラス郷土資料館の展示スペース、これを300平米というふうなことで、案としては2,300というふうなことで考えておるところでございます。ただ、この一般質問等を受けまして、また修正は考えていきたいというふうに思っているところでございます。 以上でございます。 ○議長(堤幸彦議員) 中村議員。            〔21番 中村勝行議員 登壇〕 ◆21番(中村勝行議員) もうあと30分になりましたけど、昼にかかるからどうしようかなと思よんですけど、これだけ時間をかけて私の質問の仕方が悪かったんかどうかなと思うんですが、教育長、ここまで時間を引っ張って、やっぱり2,000平米の数字が出てきますが。何でもっと早う言われなんだ、きのう言うとってもええ、きのう言われとったら私の質問はまた変わった質問になって、そっから広げた質問になっとったと思います。もうあと30分しかないから広げようがなかなかないなと思うんですけど。 本来、こういったことで時間をとってほうしゅうねえな、大変な時間ですよ。私一人のための時間じゃなくて、ここにおられる皆さんの時間を使ったようなことなんで、そりゃあ無駄なことじゃったな。同僚議員からは陳謝させえとかというて言いますけど、私はそんなことまで言いません。言いませんけど、今2,000平米というのが出ましたんで、それをもとに議論をさせていただこうかなと思います。 その前に、同僚議員から聞いた話では、副市長、当然プロジェクトチームの総括責任者として、これまでいろいろ図書館については思い入れもあり、いろいろと引っ張ってこられた中で、同僚議員から、いろんな意見があるけど、副市長もうちょっと規模を小そうせにゃあおえんのじゃねえんかなという話をしたら、いや、今より、言うたら2,800平米より少のうしたらもう意味がないというようなことを言われたと。私が直接聞いたわけじゃないから、どういうふうに言われたんかわかりませんけど、複数の同僚議員からそういうふうなことを聞きました。何で意味がないんかなというのがあるんですけど、どういうふうに意味がないんですか、2,800になぜこだわるんですか。そこを聞かせてください。 ○議長(堤幸彦議員) 副市長。 ◎副市長(桑原真琴君) ちょっと意味がないというのは、ちょっと言葉のあやだと思いますけれども、議員がご質問いただいたように、計画を策定するまでに当然PTも含め数々の議論をして、さまざまな資料も集めて、我々としてやはり自信のある数字として出させていただいておりますので、そこはやっぱり我々の立場としては、余り大きくぶれたくないなという思いがあります。ですから、ちょっと意味がないという言葉というよりは、自信を持った数字として出させていただいているということでご理解いただければと思います。 ○議長(堤幸彦議員) 中村議員。            〔21番 中村勝行議員 登壇〕 ◆21番(中村勝行議員) きのうからずうっといろんな議論を聞いてまして、私も思うんですが、なぜ今2,800平米から2,000平米に、2,000平米になったというよりは2,300平米になったんかなと。前は2,800平米のときにでも300平米は郷土資料館の部分でというふうに言われましたんで、ただ2,500が2,000になっただけの話かなあと思いました。 前回の全員協議会で駐車場の話があったときにもちょっと申し上げたんですが、先日小布施の図書館へ視察に行かせていただきました。その節には副市長も館長の花井さんと懇意な、うちの図書館長候補の嶋田さんも大変ご尽力をいただいて、いろいろと向こうの方につなぎをとっていただいて行きました。9人で行った中で、皆さん思われたんは、私全部とは言いません。そりゃあその中には今の2,800平米でええじゃないかと思うとる人もおるかもしれん。ただ、自分がちょろっと話をした中では、これで十分じゃねんかと。私は小布施の図書館を見たときに、副市長がぜひ行ってよう見てきてくださいと言われたんじゃと思いますけど、そういうメールも来てましたけど、本当にええとこです。 面積は998平米だったと思います。建設コストは3億5,000万円の予定だったのが、いろいろあって4億円かかったと言われました。実際に職員は、平成9年に開館したんですけど、平成9年の時点で正職が3人、うち司書が1人だったと思います、臨時が10人。そのときの予算は図書館費としては3,000万円少々。それが実は去年、2011年度は維持経費も入れて4,800万円でしたというようなお話を聞きました。 実はうちの市では2,800平米のもうすごい図書館を、13億円かかるんか10億円かかるんか知りませんけど、そういう予定があるんですというような話をすると、箱物行政でやるよりもというような言い方もされましたが、そこでやっているその図書館行政というのを、いろんな話を聞いてすげえなと思いました。私は箱が大きけりゃあ大きいほどええとか、恐らくそういう気持ちはないと思うんですけど、あれもしようこれもしよう、あれもしようでやるべきかどうか。 同僚議員の中には、場所もまだ決まってねえというて言われる人もありますけど、もうこの未来プランを出されたときに、これは場所は決まったようなもんで、執行部の考え方はあそこの場所に。それで当時は2,800平米の図書館をつくるというのが、夢というんじゃないでしょうけど、そういう計画だと思います。しかし、あの小布施の図書館を見ても、たった1,000平米でも立派な図書館です。副市長何回か行かれとんでしょう。あれを見てどう思われました。あれじゃあ規模的にももっと大きゅうてこうないと、あれと比較したらこういうとこが足らん、こういうこともせにゃあいけん、そういうなんがあって恐らく2,800にせられたんかもしれませんけど、その辺はどう思われてますか。 ○議長(堤幸彦議員) 副市長。 ◎副市長(桑原真琴君) ご指摘のとおり、小布施は非常にすばらしい図書館だと思っています、私も3遍ほど足を運んで実際館長のお話を聞いて、館長も現時点での自分たちの弱点もしっかり理解をされていると思いますけれども、まず小布施は、議員もご承知のように人口は1万人ぐらいです。それを考えると、瀬戸内市全体と比較をすると、規模の面でもあれで一見して十分かと思えるかもしれませんけれども、瀬戸内市と比較した場合にはちょっと小さいということ。もう一つは、蔵書の中身、小布施の蔵書はどういう蔵書を持っておられるかというのをしっかりごらんになっていただいたかと思いますけど、私から見るとややちょっと不十分かなという思いがあります。 我々がうたっているコンセプトに従うと、現状の長船と牛窓と邑久とありますけれども、それでは足りない部分を充実をさせていくというのが本来の目的ですから、例えばある程度の専門図書であるとか、そういったものは恐らく小布施は排除していると思うんです。それは予算の問題もありますし、実際の利用者のニーズも考えると不要だろうと、切って捨てているという表現はちょっとまずいかもしれませんけれども、一方で、じゃあ小布施は何をやっているかというと、図書館の本来の機能以外の、例えば人が集う機能であるとか、あるいはイベントをたくさんやりましょうであるとか、図書館で今までできなかったことをたくさんやることによって、図書館に集う人をふやすという方向でやっていますので、そこの方向性は間違ってはいないと思いますが、瀬戸内市が今後整備をしていこうという図書館の水準からすると、やはり蔵書の種類であるとか、あるいは予算規模であるとか、そこは比較対象としてはやや小さいのかなと。 もう一つは、建築の妙といいますか、あれかなり開放的な空間にされていて、見た目の開放感からするとやっぱり広く感じますよね。そこはぜひ我々も取り入れていきたいと思いますけれども、見た目よりはちょっと狭いかなと、感覚的にです、という気がしております。 以上です。 ○議長(堤幸彦議員) 中村議員。            〔21番 中村勝行議員 登壇〕 ◆21番(中村勝行議員) いやまあそれは人の見方、感覚の違いというのはあると思いますけど、私はあれでもう十分だなというふうに感じました。むしろその運営の仕方で、利用者がたくさんあるっていうのは、あそこは夜8時まで運営している。夜8時までしょうるということは、電気代もそれなりにかかるわけです。でも工夫して4,800万円でいろんなランニングコストは抑えているというところがすごいなと。まして、私は入った瞬間に一番感じたのは、天井がすごい高い。高いから窓も大きいです、明るいなと。逆に空調関係はかなりきついんじゃないかなというような印象を最初に入ったときに持ちました。だから、それはつくり方はいろいろあると思うんですけど、今図書館を考えたときに、うちの図書館は、私はその2,000平米も、そりゃあ考え方ですから、私は必要ないんじゃないかなと。 12月議会のときに松本議員がこの図書館、初めてここで一般質問されたときに、PTAの方ですか、父兄の方が、女の人四、五人来られとったと思いますけど、その一般質問の後、私ちょっと話をさせていただきました。そしたら、やっぱりびっくりしました、もちろん私どもはぜひつくってほしいということで要望もしましたけど、そんな十何億円も10億円もというような、とてつもねえもんやこうは、ただ子どもに読み聞かせをするような場所が欲しいとか、今実際にあの狭いところでいろんなことができんとか、じゃけどそこまでのんは、もう本当にびっくりしましたというて。小さいのでもいいんですよ、そういう言われ方をしました。ほかの方からもそういうふうな言われ方をして、確かに傍聴に来られてない人でも、私もぜひやってほしいと思うけど、そんなばかでかいものは必要ないでしょう、それいろんな人から言われますよ。 総合政策部長にそういうお話をすると、中村さんに言われる人はそうかもしれんけど、じゃあなくて、ぜひやってくださいという人もたくさんおられるんじゃというような、そのたくさんというのがどの程度か知りませんけど、そういうふうなお話もさせていただきましたが、私はもう少し考えてもええんではないかなと。きょうはその2,000平米が出ました。あしたまた1番議員からそういう質問もあるかもしれませんが、やっぱり予算的にも本当によく考えてやっていただかんといけんと。 一つ問題があるのは、恐らくこの次に出てくる予算というのは、駐車場を取得する予算ではないかなと思うんですが、それにあわせて基本計画、実施計画ですか、をつくる費用とか、そういうもんが出てくるんじゃないかなと思うんですが、これから先はどういうふうに考えられてますか。予算的にどの時点でどういうふうにされるか。このとしょかんの未来プランにはきちんと、24年度、ことし基本設計、実施設計、用地確定、こうあります。当然基本設計、実施設計するときにはその場所で設計するんですから、今のあそこの場所というのは用地は確定しています。その用地買収については、いつの時点で提示されるんですか。それはちょっと言えませんか、難しいんですか。 ○議長(堤幸彦議員) 市長。 ◎市長(武久顕也君) ちょっと用地とか予算関係のスケジュールの前に、少し私のほうからも一言だけ申し上げたいことがあります。 決して大きなものをつくりたいという願望は私には全くないんですけれども、ただ今後の図書館行政の効果的な運用であるとか、それから、もう一つ一番大きいのが、国が示す望ましい基準というのがあります。仮に1,500平米でやった場合には、ざっと言うと、全体で29万冊であるとか、それぐらいの蔵書冊数しか牛窓、長船を入れても完備できないことになります。そうなってみると、明らかに国が示す望ましい基準を下回る蔵書冊数しか瀬戸内市は持つことができなくなるという、そういう部分がありまして、せっかく整備をしても結局基準にも満たないのかという話が出てくることが懸念されます。 それから、あと西大寺のほうの施設も既に利用されてる方、瀬戸内市民の方いらっしゃいますけれども、やっぱり行く行くすぐ手狭になってしまうとか、それから館長候補の嶋田も、前職のときにいろいろ図書館行政にかかわっておりましたけれども、そうした経験からいっても、小さなものはやがて手狭になり、そういったものが図書館全体のパフォーマンスに影響が出てくるとか、そうした経験値的な部分もあったりして、そうしたところも総合的に判断した上で、先ほど申し上げたような数字というのが出てきているという点も、あわせてちょっと補足させていただければと思います。 財政的な問題を考えても、合併特例債を使い整備をすることによって、初期投資に係る後年度負担の起債の償還分というのが、じゃあどれだけ影響があるかというのを考えたときに、そのあたりもまた詳細にこちらのほうでも詰めてご議論いただく機会を設けたいと思いますけれども、そんなに言うほど、2,000平米が1,000平米になったとして、それがじゃあ半額の起債の償還に落ちつくのかとかという話になると、結構いろいろ数字をやってみると、実際には起債の償還よりもランニングコストのほうがかなり高くついたりとか、そういった数字のからくりといいましょうか、地方財政が持ついろんな性質であるとか、そういった部分をあわせて議会の皆さん方にはご審議をいただかないといけないかなと思っております。 当然、一般の市民の皆さんの感覚で言うと、10億円とかそういう数字というのは非常に大きなものになるというのは私もよくわかりますし、私自身もその金銭感覚は持っているつもりであります。ただ、やっぱり将来的なことを考えたときに、どこまで投資が必要なのかというところは、私も含めて議会の皆様方に高い見地からご議論をいただかないといけない部分もあるかなと思いますので、その辺のバランスは私たちも十分にバランス感覚を持って、ご指摘の点は謙虚に受けとめながらやってまいりたいというふうに思っております。 今後のスケジュールとしてどう考えるかということですけれども、やっぱり図書館の建設に向けた一定の方向性というのが、議会の皆様方と一定の方向性が見出されない限り、用地のほうのお話というのはちょっとやっぱり難しいのかなというふうに思っております。したがいまして、地権者の方のご了解という辺も当然出てまいりますので、そのあたりはどのタイミングで上げさせていただくかというのは、ちょっと流動的なところがありますので、計画をしたからには速やかに進めていくのが筋でありますけれども、そのあたり、時がどういう形で熟していくのかという辺は、今後ご相談させていただきながら進めたいと考えておりますので、よろしくお願いしたいと思います。 ○議長(堤幸彦議員) 中村議員。            〔21番 中村勝行議員 登壇〕 ◆21番(中村勝行議員) まあ、市長言われるように、大きなもんをつくるあれはないとか、いろいろ言われるんですけど、実際に今ここへ出てきとんのは、やっぱりそういうもんしか頭に浮かばんというんか。私は、小布施の人口は1万1,000人です。今ここへ建てようとしているのは、場所を決めるのに1万五、六千人の半径3キロのところにというような言い方をされたと思うんです。だからあの場所だと言われたと思うんです。小布施と一緒なんです、小布施は1万1,000人で、あそこは半径2キロぐらいなところにほとんどの住民が住んどられる。非常に小さい町です。 やはり図書館というのは、そこへ来るまでのアクセスをどうするかというのも一つ大きな問題であると思うんです。それじゃあこの未来プランの中に、私はこのメーンコンセプトであります「持ち寄り・見つけ・分かち合う」、こういうメーンコンセプト、そりゃあええことだと思います。ただ、それをするための7つの指針があって、8つのカテゴリー、これ市民が集う姿、8つのカテゴリーつくってますよね。そこまではええです。その人がどういうアクセスで来るのか。半径3キロの人が自転車で来たり歩いてきたりする、それはいいですよ。3万9,000人を対象とした大きなもんをつくるんであれば、じゃあ端のほうからどうやって来るんですか、子父雁からどうやって来るんですか。そういう巡回バスみたいなんを回すんですか。そういう問題も出てくると思うんです。 私は、だから今いろんな同僚議員からも話がありますように、やっぱり1万5,000人を対象にしたような図書館でいいんじゃないんか。また、長船には長船1万人を対象にしたような、そこへつくってあげる。今そういうことを全部ひっくるめて話を組み立てていかんと、ここだけここだけの話というのはなかなか難しいんじゃないかなと思います。 もう一つ言わせていただければ、今図書館長候補で来られてる嶋田さんは、非常に立派な方だと思います。私も去年の10月に一生懸命、本ですから段ボールに入れても重たいですよね。あの重たい本を車に一生懸命積んで移動図書館を始めて、出したりおろしたりが大変だと思う。この間も写真に載っておりましたけど、今石川県のほうからいただいた移動図書館車で回れるようになってますけど、ああいうこともやる、いろんなことの知恵があの人にはいっぱいあると思うんです。別に大きいもんをつくらんでもあの人の知恵があったら、小布施と同じか、もうそれ以上のことが私はできると思います、この中で。 市長がいつか私とちょっとお話をさせていただいたときに、いや、実は美術館にしても今の美術館、牛窓にある美術館はもうちょっとええのしときゃよかったな、もうちょっとこうしときゃえかったなというとこがあるんです。そりゃああるんかもしれません。しかし、今館とついた美術館、博物館、長船の刀剣博物館も、そんなこと言うたら失礼ですけど、長船町のときにつくられて、長船町のときには入館者が余りいなかったそうです。しかし、今の学芸員、植野君ですか、学芸員が入っていろんな企画をやって、お守り刀展から横綱の手形をもらった横綱の太刀展、この間は戦国BASARA、今度はヱヴァンゲリヲン、もう4万人ぐらい来るんじゃねえんかというような、もう合併してからずうっとあそこの刀剣博物館は右肩上がりに入場者数がふえてるそうです。 また、美術館にしましても、きのう市長言われたように、金澤翔子さんのああいう書画、出されて物すごい人です。それ以前に言うと、美術館長の岸本館長がいろんな企画をされて、平山郁夫の展覧会をする、金子みすゞの展覧会をする。もうびっくりするぐらいな人が、私は本当にこんな牛窓のちっちゃい美術館に、市長は足らんというて言われるかもしれんですけど、使いようで、館長さんの意気込みとか、そういう部分も含めてやると、ほんまびっくりするようなことができるんです。そういうことを私たちは図書館にも求めていきたいなと思いますし、みんなそういう気持ちがあるんじゃないかなと思います。 おかげで私もお昼の定食をやってますけど、この間うちから本当にたくさんの人が来られました。経済効果はかなりあったんじゃないかなと、周りでもある。その来られたお客さんが2人言われました。全然別の日ですけど、大将、この瀬戸内市というのは何ですかと、ここの美術館は何ですかというて。ちっちゃい美術館、牛窓の美術館、瀬戸内市、美術館、聞いたこともなかったようなのに、もうびっくりするようなことをしますねえ。この間、平山郁夫と瀬戸内市と何の関係があるんですかと、金澤翔子さんと何の関係、それで何でこんなん呼べるんですか。そういうことを言われる方、二組ありました。それだけ本当に館長が、やっぱり人だと私は思いました。 こういうことも含めて、これから恐らく総務委員会へもっと詳しい提示をされてやられるんでしょうから。私はきょうのようなことで、今後一般質問でああいう答弁をされたら本当に困るなあと。議会の場、特に本会議では政策論議をする場だと私は思ってます。その中で、答えもあるのに出さずに、政策論議できませんよ。そこから次に委員会におろして、委員会でさらに深めた論議があるというのは、これ普通じゃないんかと思うんですけど、何か委員会のほうへ遠慮して本会議、僕らが言うことにはあほらしゅうて答えれるかみたいな言われ方をされとる。これからはよう私も見ますし、やめていただきたいなと思います。 最後に総括で市長が言うんですか、教育長がその辺言うてくれりゃあええわ。 ○議長(堤幸彦議員) 市長。 ◎市長(武久顕也君) 議会の運営の話につきましては、どういう形がいいのか、きょう議運も開いていただいて、一定の方向性を議長からも、また議運の委員長からもいただきましたので、それに沿った形で極力十分な議論ができるように我々も努力をしていきたいと思っております。 それから、あと長船の刀剣博物館、美術館の件についても、関連して触れていただきましてありがとうございます。確かに今の館長、また学芸員は、与えられた条件の中で最大限力を発揮してくれていると思いますけれども、やっぱり限界がありますのは、箱物ができた後で館長が来ておりますから、もっとこれがあったらよかったのにとかという話は、ここでは申し上げませんけれども、随時出てまいります。そういうことのないようにするために、箱物をつくる前から館長候補を採用して、本人の持っている能力が最大限発揮できるように、我々としては最大限、できることは財政的に許される限りやっていきたいという思いを持っております。そうすることが、先ほどお褒めをいただいた、館長のこれまで持ってきた能力を最大限、瀬戸内市のために発揮してくれる方法だと思っておりますので、そのあたりも含めて十分に今後議論してまいりたいと思います。よろしくお願いします。 ○議長(堤幸彦議員) 中村議員。            〔21番 中村勝行議員 登壇〕 ◆21番(中村勝行議員) もう以上で終わりますが、もうええわ、終わります。 ○議長(堤幸彦議員) 以上で中村議員の質問を終わります。 ここで昼食休憩といたします。 再開は13時10分からにいたします。            午後0時10分 休憩            午後1時10分 再開 ○議長(堤幸彦議員) それでは、再開をいたします。 休憩前に引き続きまして一般質問を続けます。 次に、発言順序9番、原野健一議員の一般質問を行います。 7番原野健一議員。            〔7番 原野健一議員 登壇〕 ◆7番(原野健一議員) 議長の許可を得ました。通告に従いまして一般質問に入らせていただきます。 質問事項といたしまして3点通告させていただいております。もちろん瀬戸内市全体にかかわることでありますが、牛窓出身議員といたしまして、目前の事柄でありますので、総まとめといった意味でそれぞれ何回も一般質問させていただきましたけども、再度させていただきます。 まず初めに、質問事項1、前島フェリーについてであります。 この質問に関しましては、もう何回もさせていただきました。前島地内のフェリー乗り場から数百メートルは非常に立派な道路ができております。これを県道に昇格していただけば前島航路も県の管理となり、フェリーも条件がぐっとよくなるのではないかというような質問とか、また牛窓前島間の俗に言う瀬戸、それを埋め立てて漁船だけが通れる航路とし、また漁場整備も兼ねて接続道をつくってはどうかなどと今までやらせていただきました。しかしはかない夢といいますか、物語に終わってしまいました。 しかし、今回の第1唐琴丸の代替えは、目前に迫った現実問題であるととらえております。そこで質問の要旨1といたしまして、第1唐琴丸の代替えについては、まず緑の村公社で立案、検討していくのが順序ではあります、確かに。ですけど、いよいよどの時点で市は関与していくのかという質問です。この質問につきましては、公社に対し市としてとる本来のかかわり方をお尋ねいたします。 質問要旨2といたしましては、こうしたほうがよいのではないかといった私の思い、また提案でございますが、代替えに関する予算につきましては、市長部局もまた議会担当委員会も、また議会もですが、協議する場は確かにございます。しかし、今回は車を購入するのとは違い、何億円という大きな金額の買い物であること、また過疎債等を運用しての購入になるということから、当初より、公社、市、議会が連携して協議していく手法に切りかえてはどうかという質問でございます。 議会からも私の本当に尊敬します大先輩も公社の理事につかれております。非常にこうした質問はしづらいのが本音でありますが、またお任せしとくほうがよい結果が出るかもしれませんが、何せ約20年間に1度という大きな買い物をするわけでございますから、連携して協議していく手法案を出しているところでございます。 私ども個人的には、理事につかれています先輩議員からも十二分にアドバイスとかちょうだいしておりますが、ただ大きな買い物であるということから、また過疎債を使うという手法であること、また船の構造についてだけならともかく、購入方法、支払い方法、すべて関連しているわけでございます。ですから、できればそうした手法に切りかえてはいかがなものかという質問でございます。役目、立場等折り合いをつけるということもございましょうけども、とにかく早いうちから連携して協議していくべきだと私は思います。 続きまして、質問事項の2でございます。 デマンド交通モーモーバスについてお尋ねいたします。時代もどんどん移り変わっていくわけでありますが、当面はこのモーモーバスが走り続けている間はこの企画は成功かなと。走らなくなれば失敗ということになります。 質問事項といたしまして、1、運営、運行に当たり、その後検討し変更した事柄はありませんか。 2、地域への説明会またその他運行に当たっての準備等の進捗状況はどうなっていますか。 3、試行運転を18カ月行う中で、住民で地域の足を決めるのが原則としていますが、市の提案でデマンドバスを走らせるのでありますから、それなりに住民の方の利用を促す方策を考え、実行していかなくてはならないと思いますが、どうですか。 そして4番、試行後の判断として、路線バスはどうなさるのか。要旨5も絡みがあるのですが、二重投資ということも踏まえてお答えください。 質問事項5、デマンド交通システムを使った福祉と、デマンド交通システム(路線バスを廃止した状態)、ここでは路線バスがなくなったときのことを想定しての質問ですが、そのデマンドバスだけを使った産業とは両立できると思われますかという質問であります。といいますのも、そもそもデマンド交通システムは、お年寄り等、買い物弱者の救済のために特に考えられたこと。確かに今まで牛窓への観光客は年間約30万8,000ですか、当初は何か20万の1%で2,000人というふうにお聞きしたような気がするんですけども、少数であるということから想定されますと、観光産業とは切り離して考えてもおかしくはなかったのかもしれませんけども、しかし何かどっかおかしいんです。二重投資にならないよう、両立できる妙案があればその根拠も含めてお答えください。 質問事項3、錦海塩田跡地活用計画についてでありますが、要旨1、2と通告してありましたが、私ども自身、錦海塩田跡地活用検討委員でありますし、またあわせて議会のほうの特別委員会の副委員長もやらせていただいております。これら両委員会を尊重する意味からも、この質問は取り下げさせていただきたいと思います。 以上、2問につきましてご答弁をお願いいたします。お願いします。 ○議長(堤幸彦議員) 産業建設部長。            〔産業建設部長 景山忠幸君 登壇〕 ◎産業建設部長(景山忠幸君) それでは、まず1点目の前島フェリーにつきましてご答弁させていただきます。 昭和56年10月就航の第1唐琴丸の代替え船の建造につきましては、平成25年度の就航に向けて、フェリーの運営主体の牛窓町緑の村公社を中心に、前島の島民の皆様や関係者と協議を重ねております。 フェリーの建造費につきましては、過疎振興計画で予定しております2億円に緑の村公社の負担分をプラスした額を考えております。 建造に関しての業者の選定につきましては、牛窓町緑の村公社においてプロポーザル方式による業者の選定が考えられております。業者が決定した後、市議会のほうへ当該フェリー建造に関しましての債務負担行為の承認をいただきたいと考えておりますので、よろしくお願いします。 ○議長(堤幸彦議員) 総合政策部長。            〔総合政策部長 高原家直君 登壇〕 ◎総合政策部長(高原家直君) それでは、2点目のデマンド交通につきましてお答えをさせていただきたいと思います。 まず、1点目の運営、運行に当たっての、その後変更した事柄ということで、運営、運行につきましては、瀬戸内市地域公共交通会議でご審議いただき、合意を得た内容でチラシ等を作成をいたしております。このチラシにつきましては、過日議員各位のほうにもお配りをさせていただいているあのチラシでございます。 また、新たな取り組みといたしましては、市商工会のご協力をいただきまして、モーモーバス利用者への商店等での割引特典等を検討しております。 次に、2点目の地域への説明会等でございますけれども、4月23日から6月8日までの期間で、牛窓地域34自治会へ利用説明会を開催しまして、利用促進のためのPRを行いまして、ご意見であるとかご要望を伺っております。 6月8日現在でございますけども、34自治会をすべて回り終えました。参加の人数でございますけれども507人、登録者数でございますが686人の方々がご登録をしていただきました。そのうち、高齢者の方が9割程度はございます。残りの部分につきましては、いわゆる成人、また子どもさん等々でございます。仕事等で説明会に参加できなかった方を対象にいたしまして、6月15日金曜日とそれから17日日曜日に、牛窓公民館で利用説明会を開催いたします。これにつきましては、行政報告でも申し上げたとおりであります。市の指定管理者として運営、管理、運行を行う東備バス株式会社へデマンド交通システムを導入し、運転手であるとか予約受け付けを行うオペレーターへの事前研修を実施をしているところであります。 次に、車両のデザインにつきましては、市の広報紙等でもご紹介をさせていただきましたとおり、牛窓中学校の生徒さん、また邑久高校美術部の皆さんのご協力をいただきまして、車両にラッピングを行いまして試験走行の準備をしております。 それから、3点目の試験運行を18カ月行う中でということでございますが、7月1日からの実証運行期間中も含めまして、運行前、また運行期間中におきまして牛窓地域の皆様にアンケート調査を行い、さまざまなご意見、ご要望を伺いながら、改善できるものから取り組んでいきたいと。また運行期間中、公民館であるとか分館等で開催される行事の場で、利用促進のためのPRを行っていきたいと考えております。 住民で地域の足を決めるのが原則という点につきましては、多くの皆さんがこのモーモーバスをご利用いただいた上で、電話予約の方法であるとか乗降場所、また運行エリア、路線バスへの乗り継ぎ等につきまして、さまざまなご意見を伺いながら、また運行データをもとに住民の方々の移動時間帯や行き先、また利用年齢層等を詳細に分析いたしまして、よりよい新たな公共交通機関として住民に認知をいただき、実証運行後の方向性を見出していきたいと考えております。 4点目の試行後の判断として路線バスはどうするのかということでございます。路線バスにつきましては、モーモーバスの実証運行を行いながら、運行前であるとか運行中、路線バス利用者数及び動向を調査いたしまして、慎重に検討を行いたいと考えておる次第でございます。 5点目のデマンドバス新交通システムを使った福祉と、路線バスを廃止した状態でと括弧書き書かれてますけれども、使った産業との両立ができると思われるかということでございますけれども、福祉と産業の両立につきましては、実証運行での動向であるとか内容を精査し、また他の公共交通機関との連携、市が負担する経費も十分に考慮した上で、新たな公共交通機関としてつくり上げていくことが、福祉と産業との両立は可能であると考えております。 また、先ほど要旨で議員申されたように、観光客の方もこのデマンドバスは利用できます。したがいまして、その実証運行期間中であろうとも、観光客の方が一番多く利用なさる7月1日からの運行でございますので、そういったケースも観光客に対しましての調査等も必要になってこよう思います。そういった面も含めまして、将来にわたっての福祉と産業の両立というようなところも、大きな課題としてとらえながらやっていきたいと思っておりますので、ご理解をいただきたいと思います。 以上でございます。            (7番原野健一議員「部長、1の2の答え、答弁。公社、市、議会が連携して、そういう手法は無理か、できるのか」と呼ぶ) ○議長(堤幸彦議員) 産業建設部長。 ◎産業建設部長(景山忠幸君) 失礼しました。 公社とそれから市、それから議会で連携してというお話でございますが、私どもも緑の村公社の理事の一員に入っておりますし、それから議会のほうも議員さんお二人が理事に入っておられますので、その中で公社の中で何度も理事会を開かせていただいて、その中でフェリーのことにつきましてはどういった規模のものがいいとか、どういう利用をするとか、そういった内容を十分協議して進めておりますので、連携のほうはその中で図られているんではないかと思います。 ○議長(堤幸彦議員) 原野議員。            〔7番 原野健一議員 登壇〕 ◆7番(原野健一議員) では、2回目の質問をさせていただきます。 本当に当初申し上げましたように、先輩議員等々、公社の理事でいらっしゃるので質問しにくいんですよ、尊敬する方たちですので。 ただ、繰り返し言いますけれども、大きな買い物であること、それから前回といいますか、第1、第7もそうでしょうけども、当時そういう代替えのときに、前島出身の議員さんもいらしたんですよね。ですから、まだその前島出身の議員さんがいらっしゃるいらっしゃらない、個人的な意見になるかもしれませんけども、そうした意味でも、やはり違うと思うんです。ですから、大きな買い物であるということから、当初から協議していく、構造とかもありますし、そういった予算関係もありますし、ですから、三者といいますか公社、市もそうですし、議会も、真っ向から、最初から力を合わせて取り組んでいって、研究していくべきだと私は思いますが、部長そうおっしゃるんであれば。 市長、答弁をお願いいたします。私の言っておること違うでしょうか。 ○議長(堤幸彦議員) 市長。 ◎市長(武久顕也君) 常に情報を共有しながら、どういう方向が最も望ましいのかということは、当然先ほど担当部長答弁いたしましたように、理事会の中でも協議をさせていただいておりますし、またそれ以外のところでも、例えばフェリーはどういったものがいいのかとか、あるいはそれの選定方法は一体どういうやり方がいいのかとか、そういったところでの市としての立場とそれから公社としての立場、またかかる議会の皆さん方の立場、いろんな立場があるでしょうから、そういったところのすり合わせをやっていく中で方向性が今出ていきつつあるところかなあと思っております。 具体的にじゃあこれ以上どういう形が望ましいのかという話になってくると、これはあくまでも公社の、公社というのは一応市とは切り離した団体でございますので、そこがどのようにやっていくかということを、基本的には役割分担の上で市のほうがしっかりと支援をしていくという形で、特に何か大きな問題があれば別ですけれども、今の段階ではそれで少し推移を見守る時期なのかなという認識で考えております。 ○議長(堤幸彦議員) 原野議員。            〔7番 原野健一議員 登壇〕 ◆7番(原野健一議員) 本来でしたら確かにそのとおりです、公社のほうで取りまとめしてですけども、補助金も市のほうは出します。今も担当部長おっしゃられたように、プロポーザル方式等々今おっしゃいましたけども、競争入札じゃなしにこういった特殊な船であるからプロポーザルを使用するということですかね。 ○議長(堤幸彦議員) 産業建設部長。 ◎産業建設部長(景山忠幸君) 今もお話がありましたように、新造船の建設ということになりますと、それぞれ造船業者もいろいろな特色がございますので、それぞれの造船業者がプロポーザルに参加していただいて、その中で一番いいものをということで建造のほうを進めていけたらということで、公社のほうと協議をさせていただいております。 ○議長(堤幸彦議員) 原野議員。            〔7番 原野健一議員 登壇〕 ◆7番(原野健一議員) ただ本当、公社をもう尊重しております。けれども、協同組合前島フェリー、株式会社、有限会社前島フェリーじゃあないんですよね、もう公社です。ですから、公社にお任せしているからと卑下するんじゃないですけども、特殊な手法として理解が得られれば、今言う、当初からお任せするのでなしに、一緒にやっていくと、市も議会もという手法はもうやっぱり、わかるんですけど、方法として余地はないですかね。もう一度市長、お願いします。 ○議長(堤幸彦議員) 市長。 ◎市長(武久顕也君) 補助金をいつかの段階で新造船、どこにお願いするかと決まった段階でお出しするときが来ると思います。その際には当然多額の補助金になりますから、議会でご審議をいただくことになります。その際に、じゃあなぜそこの造船会社に決まったのか、またどのような選び方をしたのか、そういったところは必ず我々としても責任あるご説明をしなければいけない段階が来ると思います。そのときに、例えば先ほどの入札、プロポーザル、どういうやり方がいいかというお話もありましたけれども、たとえ金額は安くても、鉄板がぺらぺらだったり、ということはないとは思いますけれども、あるいは任せてもその会社がもしかすると船ができ上がるまでになくなるかもしれないとか、そういう話になってしまうと、これは何をやっているのかわかりませんので、やっぱり総合的に判断をした上で、お任せできるとこにお願いしたほうがいいんではないかなあということを、私ども思っております。 そうした選定方法、これについては決して公社のほうにすべてお任せをしているつもりはございませんで、選定の方法について参考になる資料を担当課のほうからご提供させていただいたりとか、ということであくまでも税金を投入するわけなので、それに見合った透明性の高い進め方をしていただけるように、最大限我々のほうも努力をさせていただいているところでございますので、そういった公社の理事の一員であるということとあわせて、議会への説明責任、また市民の皆さん、公社に関係のない方々への説明責任というのも同時に考えていかなければいけないという立場もございますので、あわせてご理解をいただければというふうに思います。 ○議長(堤幸彦議員) 原野議員。            〔7番 原野健一議員 登壇〕 ◆7番(原野健一議員) よくわかります。本当、しつこいようですけども、公社そのものを卑下しているわけではありません。ただ思いとして、先ほど市長の答弁にもありましたように、一番いいものができればいいんです。それは当然公平に情報公開を行い、正当な手段で選定していかなくては後々問題になってきます。いろんな方にもかかわってきますんで、それがそうならないとは思いますけども、先ほどの例え話がちょっとどどんとくるんです。確かに発注、どういう会社であれ、市のほうで契約書をいただければ、それはもう銀行さんもすぐお金も貸します。だから、そういう会社がいい悪いじゃなしに、特別にセンスのいいアイデアを持っとるしという、そういう会社でもあるかもしれませんから何とも申し上げられませんけれども、とにかく当然公平に情報公開をして、プロポーザルでやられるんでしたら、きちっと、特に透明性を持ってやっていただきたいと思います。 じゃあ、次のモーモーバスについてもう少しお聞かせいただきます。 たちまち来月より走るわけでございます。消防署の前での乗りかえについて、お年寄りからよく聞くんです。あそこまで行って乗りかえんとおえんのんじゃなあ、直に市民病院まで行ってくれりゃあええのに。いや、そりゃあこうこうで、いろんなバス業者さんとのこともあってと説明するんですけども、実際そういう業者との取り決めですから、消防署の前で乗りかえるわけでございますけども、そうしたお年寄り、乗りかえについてのお年寄りへの心遣い的な何か施設等はお考えはございませんか。小さいことでも結構です。 ○議長(堤幸彦議員) 総合政策部長。 ◎総合政策部長(高原家直君) ご承知のように、大変議会の皆様方にはご迷惑をおかけしましたけれども、臨時議会の段階での提案が、外側のグラウンドのところに、いわゆる吹きさらしの状態で待合所をつくるよというふうなところの部分をまず最初に提案をさせていただいて、それから、それ以後変更させていただいて、消防署のいわゆる玄関の右側手のところへ、いろいろ冷暖房も完備されてるというふうなところで待合所を設置させていただいたというふうなところが、一つの利用される方々の利便性の高まりという形でご理解をいただければと思います。 これはまだ将来的なことになると思いますけれども、あそこにも自動販売機が入ってます。それから湯茶の接待ですか、そういったところも利用状況であるとか利用者の方々のご要望に従って考えていきたいなと思っております。 先ほど34自治会を回らせていただいたと申し上げましたけれども、その中で必ず出てくるのが、議員ご指摘の乗りかえというところが必ず出てきます。どうして市民病院まで行ってくれんのやというようなところも言われます。ただ、あくまでも牛窓地域での実証運行でございます。その点を理解していただいて、今回はこのシステムでやらせてほしいという形で、ご理解までとはいかんと思いますけれども、説明会では誠心誠意のお答えをさせていただいてるというふうなところが現実的なことでございます。したがいまして、今後いろいろとご意見あろうと思います。先ほど申しましたように、実証運行をしながら、変えれるものは変えていくというようなところで考えていきたい。ただし、大筋としては消防署のところでの乗りかえというふうなところは、このシステムでやらせていただきたいというふうなところでご理解をいただければと思います。 以上です。 ○議長(堤幸彦議員) 原野議員。            〔7番 原野健一議員 登壇〕 ◆7番(原野健一議員) 要旨1、2はもうよくわかりましたんで、3番のほうで話もさせていただきますけども、これ結局が利用者をふやすという方法を一生懸命考えたほうがいいと思うんです。最大限にふやすためにも、仮に同じところから2人とか乗って、行き先も同じであったら、300円を150円にしてあげるとか、それからまた、別に旅行会社のコンパクトな感じ、モーモーバスをこういうふうに走らせますよと、時候、季節のいいときにオリーブ園へ上がってこのコースで、ここであと何分後にまた迎えに来ますよと、五、六人乗せて、そういったような旅行会社の牛窓版といったようなものも考えられて、とにかく遊ばないようにといいますか、フルにデマンドが走れるようにというふうなことも、きのうちょっと何を言おうかなと思うて考えようて、ああこんなんおもしろいなということで今しゃべらせてもらようんですけども、そうした、細かいことかもしれませんけども、どう思われます、こういったアイデア。 ○議長(堤幸彦議員) 総合政策部長。 ◎総合政策部長(高原家直君) すばらしいご意見ありがとうございます。 同じ場所から同じ行き先の方について半額の150円というようなところの設定はどうだというふうなところのご提案でございます、第1点はそうだったと思いますけれども、ご承知のように、バス初乗り360円(「160円」と後刻訂正)でございます。300円という設定につきましても、かなりリーズナブルといいますか、かなり格安になっているというふうなところでご理解をいただきたいと、この運賃については今の状況で300円でやらせていただきたいと思います。 ただ、先ほどの説明会の中も、それじゃあいわゆる赤ちゃんであるとか障害者の方はどうなんだとかというふうなところもあります。それから高齢者の方につきましては、手押し車、そういったところは一緒に乗れるのかというようなところのご質問もございます。今の段階では、あくまでも試行運転でございます。実証運行というふうなところで、現時点では300円というところをずっと言わせていただいてるというふうなところが現実の話でございます。 2点目の定期観光的にというふうなところの、いわゆるミニ周遊観光といいますか、そういったところのご提案でございます。それだけ余力があればそれも考えられるのかなと思いますけれども、我々の想定ではそんな余力はないだろうと。それぐらい利用客が多いだろうと思っておる次第でございます。 以上です。 ○議長(堤幸彦議員) 原野議員。            〔7番 原野健一議員 登壇〕 ◆7番(原野健一議員) それだけ忙しければ、まず余計に問題になってくるのが、はっきり今4番、よく検討して答えを出すということですけども、そのあたり、ちょっとあやふやですので、路線バスを都合によってはもうなくすか、いや残すんだというのを、いま一度はっきりとご答弁願います。 ○議長(堤幸彦議員) 総合政策部長。 ◎総合政策部長(高原家直君) ご答弁の前に、先ほどの私360円と言いましたけれども、初乗り160円、片道が160円でございます。ごめんなさい、訂正をさせていただきたいと思います。 それで、路線バスについてどうするかというふうなところは、このデマンド交通を考えた段階で一番最初、ご承知のように路線バス廃止の状況でデマンドを考えたらどうかというようなところの議論もございました。ただし、地元の方々の強いご要望もあり、また我々も考えてみて、運行時間帯を考えてみますれば、路線バスというふうなところは当然路線バスとしてのいい面もあるわけでございますので、それは残していこうということで、路線バスとデマンドバスの併用型というふうなところで決着をさせていただいて、自主運行をするということでございます。 路線バスが走っていただかないと、今のシステムとしては成り立たない部分も出てこようかと思います。お近くのバス停までデマンドで行くこともできますし、それから最終の消防署まで行く場合もありましょうし、いろんな選択肢が生まれるわけであります。したがいまして、今後につきましての路線バスをどうするんだというふうなところは、非常に大きな問題であろうと考えております。 できますれば、今のシステムでやってみて支障がなければ、路線バスとの併用というようなところは必要なのかなあというようなところが今の感想であります。ただ、これが実証運行中に非常に路線バスに乗られる方々が少なくなったとか、そういうふうなことになりますれば、これは少し考えていかにゃあいかんということを思っています。いうことで、まず今の併用型でさせていただいて、その期間の先ほど来ずっと申していますように、いろいろな状況把握をして、最終的な結論を出していきたいと思っておる次第でございます。 以上です。 ○議長(堤幸彦議員) 原野議員。            〔7番 原野健一議員 登壇〕 ◆7番(原野健一議員) モーモーバスも先ほど部長おっしゃられたように、もうフルに忙しいぐらい走ってほしいんです。そのことによって幾らかの収入も生まれるわけです。二重投資ということを私どものほうから申し上げましたけども、私としては皆さんが許していただけるんであれば、二重投資してでも路線バスは残していきたいというふうに考えております。 余談になりますけれども、ちょっと1点ぴっとひらめいたことがあるんですけども、ちょっと勉強不足かなあと思うんですけど、仮に花火大会とか大きなイベントとかの場合には、必ず殺到しますよね。そうした場合はどういうふうな、ちょっと勉強不足ですけど、対応になりますかね。
    ○議長(堤幸彦議員) 総合政策部長。 ◎総合政策部長(高原家直君) まず、ご答弁させていただく前に、二重投資という概念といいますか、考え方は持っておりません。今まで交通網が発達してなかった地域に対して、もちろん路線バスは主幹道は通ってますけれども、それ以外の地域には通ってないわけです。そこをデマンドで網羅して、今まで外に出られなかった方を外のほうへ出ていただいて社会参加することによっての、いわゆる元気であるとかそういったものを培っていこうというようなところがデマンド交通のよさだと思っています。したがって、二重投資であるというお考えというようなところは、若干我々のほうにはございませんので、ご理解をいただきたいと思っております。 それから、例えばで言われましたけれども、花火大会につきましては、議員もご承知のように、夜はデマンドバスは走ってませんので、そちらのほうへの利用というようなところはなかなか難しいと思っております。あくまでも8時から4時までというふうなところが運行時間帯でございます。 それから、先ほども申しましたように、各種イベント等につきましては、当然のごとくご利用さなる方もおられましょうし、あくまでも登録をされてからのことになりますけれども、登録をされてる方はイベントに行きたいというふうなところで、当然使っていただければ結構だと思います。そちらのほうにつきましても、我々も促進していきたいと思っております。 以上です。 ○議長(堤幸彦議員) 原野議員。            〔7番 原野健一議員 登壇〕 ◆7番(原野健一議員) 申しわけありません、花火は時間外でした。そのイベント等でも、まず何人もの方が使いたいという要望といいますか、依頼、申し込みがあると思うんです。じゃあもう自動的にこれでもうだめだなというときにはきちっと断るというか、そういった格好になるんですね、確認の意味でちょっとお願いします。 ○議長(堤幸彦議員) 総合政策部長。 ◎総合政策部長(高原家直君) いわゆる2台での運行でございますから、どうしても乗れない時間帯といいますか、自分が乗りたいなと思うときにうまいことそれがマッチングしない場合もあろうと思いますけれども、そういったところを人間の頭だけでやってたらなかなか、落ちがあったりして不合理が生じる場合もございますので、ということでシステムを入れさせていただいて、そのシステムの中でコンピューターが計算して割り振っていくというふうなところのシステムでございますから、最初から100%の運用はできないと思います。いろいろなご不満であるとか、ご要望等もあろうと思いますけれども、徐々にそれでシステムのほうも改善していきながら、より使いやすいデマンドにしていきたいと思っておりますので、ご理解をいただきたいと思います。 以上です。 ○議長(堤幸彦議員) 原野議員。            〔7番 原野健一議員 登壇〕 ◆7番(原野健一議員) 今二重投資、幾らかわかったような気がします、でないというね、本当。確かに実際今バスが走ってないところにはモーモーバスが走って、路線まで出してくれるわけですから、非常にいいことと思います。路線バスに執着するようですけども、何となくほっとしたような気がします。 それとあわせて、観光客もほとんど観光バスで見えられる。ただ、路線バスを使われる方もいらっしゃいます。割と今の受け入れ状態ですと、バスもそうですけども、瀬戸内市、中でも牛窓自体も変わっていかんとだめなんでしょうけども、バスで来てトイレ使って簡単なお昼を食べて、はいさようならというような状態だと思うんです。路線バスで見えられてゆっくりと、せめて二、三泊されて、その中でまたモーモーバスも使ってあちこち観光されるというふうな、そういう状態になれば一番最高だと思うんです。だからそういう状態をつくっていただけるように、市のほうに市のほうにと言うても、牛窓に関して今申し上げてますけども、やはり観光に携わる方とか、いろいろ町を挙げて頑張って、観光産業だけではないんですけども、観光産業について言えば一生懸命やって、そういった路線バスも使いながら、モーモーバスも使いながらといった、そういった状態にしたいですね。ぜひそれを夢見ているんですけど、ちょっと答弁を。 ○議長(堤幸彦議員) 総合政策部長。 ◎総合政策部長(高原家直君) 総合政策部の立場から、観光のことを若干触れさせていただきたいと思いますが、デマンド交通という一つの交通手段、これはもちろん地域の方々、市民の方々のためのものでございます。ただそれを利用して、いわゆる観光客の方々の利便性が高まるというふうなところも、非常に期待をするところであります。 議員もご承知のように、先ほど申されたのがいわゆる着地型の観光だと思っています。これリピーターであるとか、今おっしゃったように、そこへ行ってからそこを起点としてその地域を回る、それからその周辺を回るという、いわゆる着地型の観光というようなところが今は必ず必要になってくるんだろうと思います。そのためには、やはりそこにインフラの整備の一つとしてそのデマンド交通等があるというふうなところは、一つの大きな魅力であろうと思っております。したがって、それ実証運行1年半でございますけれども、そういったことも含めて、7月からでございますからちょうど観光シーズンにも当たりますし、また逆にそれが定着するならば、いま少し観光シーズンのオフの段階も、若干なりとも観光客の方がふえるというふうなところが、それによってできますれば、このデマンド交通というようなところが成功した一つの大きな励みにもなるという形を思っております。 先ほど申されたように、観光という一つの目玉をつくるというようなところの、アイテムの一つという表現がいいかどうかわかりませんけれども、やはりそのデマンド交通というものがそれに対して利用されるというふうなことも、非常にいいことだろうなと思っておる次第であります。 以上です。 ○議長(堤幸彦議員) 原野議員。            〔7番 原野健一議員 登壇〕 ◆7番(原野健一議員) 私もこれから立案、提案させていただきますけども、執行部としてももっともっと研究し、妙案を提示して、どんどんやってください。このモーモーバスが進化して、快楽の快をとって快牛バスとなるように、本当にもう一つ頑張ってやっていきましょう。 これで私の質問を終わります。 ○議長(堤幸彦議員) 以上で原野議員の質問を終わります。 ここで10分間休憩いたします。            午後1時58分 休憩            午後2時10分 再開 ○議長(堤幸彦議員) それでは、再開をいたします。 休憩前に続きまして一般質問を続けます。 次に、発言順序10番、石原芳高議員の一般質問を行います。 12番石原芳高議員。            〔12番 石原芳高議員 登壇〕 ◆12番(石原芳高議員) それでは、議長のお許しを得ましたので、通告に従いまして一般質問に入らせていただきます。 表題として市長の政治姿勢を問うということで出させていただいておりますけれども、こういった題名でされる議員さんは反市長派の議員さんが多いんかなという気がしておりますけども、言い方、政治手法を問うぐらいにとめとったほうがえかったかなあというふうな気もしておりますけれども、これに従いまして質問させていただきます。 まず1として、職員の希望昇任及び及び降任制度について、メリットとデメリットはということでお尋ねをしております。 この件に関しましては、課長に上がられた方、それから部長に上がられた方、該当者がいらっしゃるのでデリケートな問題ではあるんですけれども、私はこの制度そのものについて、手法ですね、市長がとられた、手法についてお伺いをさせていただきます。 この希望昇任及び降任制度については、以前20番議員木下哲夫議員が一般質問でされていると思います。あの際には試験ですね、試験の件とそれから年齢枠、その辺に関連されて質問されたと思うんですけれども、この希望昇任と降任制度についても、市長は木下議員の質問におかれまして答弁をされております。 そのとき市長は、機会を均等に提供するという観点から、また公正な昇任の手続を図っていくためにも、いろいろな方々への機会を幅広く確保してまいりたいという、そういう観点から、より透明性の高い開かれた組織をしくためにも、実施をしてまいりたいと考えておりますと答弁されております。 この制度を導入された経緯を考えますと、団塊の世代の方の退職や、市長に就任されたばかりで、職員の勤務実態や勤務実績、職員個々のスキル、人格などを完全には把握できていない時点ではベターな手法だと思われます。年功序列に重点を置いた昇任人事の欠点を是正できたり、やる気のある職員が手を挙げて認められまして、責任感を持って瀬戸内市の行政運営を担っていく柱になってもらうというメリットはあると思います。ただメリットばかりではないと私は感じております。 ある県で行ったアンケート結果が出ております。昇任選考に試験制度を加味する必要性を感じていない理由として、試験とここにはありますけども、我が市では論文、面接だと思いますけれども、そのアンケート結果では、職員からの反対が強い、試験によって職員の能力全体、それも実務の積み重ねを通して蓄えてきた能力がはかれるのかという疑問。試験制度には、他の職員との競争という側面があるだけに、合格者、不合格者が判然とし、職場の雰囲気がぎすぎすしたものになりはしないかということやら、男女共同参画が図れない、女性の希望昇任が少ないのではないかなど等、推測の域を出ない回答もありますけれども、このようなアンケート結果も出ております。この希望昇任と降任制度について数年たちましたけれども、この時期にこの制度自体の成果を判断するというのはまだ時期尚早かもしれませんけれども、この制度を導入されて運用されている市長の考えるメリット、それからデメリット、その2点をお尋ねいたします。 それから、2点目がスピーディーな行政運営をということで、きょうも議論の中で出てきましたプロジェクトチーム、それから各種検討委員会、その位置づけは市長の中でどのようになっておられるのかということをお尋ねいたします。 それから、トップダウンでの決断が必要ではないかということでお伺いをいたします。 このプロジェクトチームやワーキンググループが立ち上げられまして、幹部会議以外で職員同士が一つの目標を達成するために議論する場だと私は認識しております。また、市長と職員が情報を共有し、議論するには有効な手段だと考えますが、PTを立ち上げてみたものの結果が伴っていない場合もあったと思われます。 ちょっと調べましたら、今まで約11個、これはワーキンググループも入れていろんなプロジェクトチームとワーキンググループが立ち上げられております。プロジェクトチーム、PTという言葉がちょっと耳に新しかったんですけれども、これ実は平成17年が、最初に次世代育成支援地域行動計画推進庁内PTというのが立ち上げられて運用されております。それは会議やメールでのやりとりのみということになっておりますけれども、それから市長が就任されて、21年度から結構な数のPT、ワーキンググループが立ち上げられておりますけれども、これも通告にありますとおり、市長のこの位置づけ、PT、ワーキンググループをお教えください。 多くのプロジェクトチームを立ち上げられて、先ほど申しましたように、結果が伴っていない場合もあったと思われますけれども、厳しい言い方をしたら、会議に費やした時間を費用だと例えますと、費用対効果が上がっていない、タイムロスと言ったら語弊がありますけれども、時間を若干無駄にしたのかなあという気もしております。 結果が伴わなくても、そこのPTや会議で議論されたことが今後新たな施策、政策運営とか行政施策に反映されたら、その会議が有効なものであったとは考えられるんですけれども、やはり行政運営はスピーディーな行政運営を望まれていると思いますので、その辺の所見を市長にお伺いいたします。 以上でまず1回目の質問を終わります。 ○議長(堤幸彦議員) 市長。            〔市長 武久顕也君 登壇〕 ◎市長(武久顕也君) それでは、1点目の希望昇任、降任制度について、メリット、デメリットはという点についてまずお答えをいたします。 この制度につきましては、職員の意思を尊重して、個人の能力及び意欲に応じた昇任及び降任を行うことによって、当該職員の意欲の向上及び組織の活性化を図ることを目的に、平成22年度より実施をしておるところです。 昇格は配置と並んで任用の大きな柱の一つでありまして、職員の意欲や組織力に大きく影響を及ぼすものであります。本市の導入した希望昇任制度は、人を選抜するのみではなくて、究極の自己啓発の手段だと思っています。職員の意欲の向上及び組織の活性化を図る上で有効な制度であり、組織力の向上に私はつながっていると考えております。 昇任資格の条件として、課題論文の作成を課してその提出を義務づけていますが、このことも自己啓発、自己学習の機会になることはもとより、管理職に昇任するに当たっての自覚を促す手段になっていると考えています。できる限り客観的で妥当と考えられる基準で、公平公正に昇格者を決定する仕組みや、年功序列に重点を置いた昇任人事の欠点をかなり是正することができ、管理職に優秀な人材を確保する上で有効な方法であると考えております。 また、あえてデメリットを上げるとすると、希望昇任制度には、他の職員との競争という側面は当然ございますから、合格者、不合格者により職場の雰囲気がぎすぎすしたものになりはしないかという懸念はご指摘のとおりだと思います。また、勉強するとか自己研さんに努めるということが、家庭のいろいろな時間を費やさなければいけないということも当然出てこようかと思います。 こうした欠点をどのように補っていくかということで、もう一つあえて申し上げますと、女性の登用についてであります。みずから手を挙げるということに対して、控え目な方々が手を挙げられなくなる可能性があるという点も、先ほどご指摘になった点に関連すると思いますけれども、そうした制度をどのように補完をしていくかということが今後大切ではないかと思っておりまして、現段階では自薦、すなわちみずから手を挙げるいう制度だけを中心に運用しておりますけれども、例えばこれに他薦を組み合わせるとか、いろんなやり方も考えられるかなあということで、そうした制度の欠陥をどのように埋めていくかということも同時に検討しているところであります。 まだ始まって2年、2回やっただけですので、今の段階でこの結論を出すということは難しいかなあと思っておりますけれども、基本的な考え方としましては、機会を均等に保障する政策、機会均等政策というものを瀬戸内市の全体の人事制度で導入をしていくという点に沿ったものであります。 現在、先ほど午前中のご質問の中で中村議員からお褒めをいただいた職員も、みずから志を持って手を挙げて瀬戸内市のために働いてくれている職員でありますし、そうした意欲のある職員をどのようにしっかりと組織として受けとめていくかということが、今後の組織の発展のかぎを握っているんではないかなというように思っております。 なお、希望昇任だけではなくて希望降任制度というのもございますので、これにつきましては、健康上の理由や家庭の事情などで管理職としての職責を十分に果たせない場合がある場合に使っていただく制度であります。これを適用した事例というのは現段階ではございませんけれども、そうした本人の意思というものをなるべく反映できる組織をつくっていきたいという思いを持っております。 それから、これまでは部長級、課長級のみを中心にこの制度の対象としておりましたけれども、今後課長補佐級等も管理職としての自覚を持ち、職務に当たっていただくための一つの方策として、この希望昇任、希望降任制度の中に導入し、組み入れていくことも現段階では検討しておりますことをあわせてご答弁させていただきたいと思います。 それから、その次にスピーディーな行政運営をということで、プロジェクトチーム、各種検討委員会の位置づけについてお答えをいたします。 プロジェクトチームは、高度化、多様化した行政需要に対処して、創造的かつ効果的に行政課題の解決を図るための内部組織でありまして、複数の部門が関係する重要な事務事業を限られた期間内に解決、処理しなければいけないときに、幹部会議に諮った上で設置をするものであります。 また、プロジェクトチームでの検討に入る前の段階での協議、意見交換の場として、設置規程はございませんけれども、ワーキンググループという組織も設置される場合がございます。これ、都市計画についての検討作業は、プロジェクトチームから入るのではなくてワーキンググループから入って、現段階ではプロジェクトチームへ移行したというような経緯もございます。 今幾つかのプロジェクトチーム動いているところと、それから少しお休みを──お休みといいましょうか、少し仕切り直しをしようとしているもの等、さまざまございますけれども、基本的には横断的に問題の解決に当たらなければいけないものに対して、これは市長のトップダウンの話と関連してくるんですけれども、私のトップダウンによりまして検討するようにという指示を出し、その指示に基づいた検討をそれぞれの課の壁を乗り越えてするという、そういうスタイルでやっております。これは、民間企業の商品開発でもやっぱり同様に、さまざまな人たちがかかわって1つの方向性を出すために使われる一般的な手法ではないかなというように思っておりまして、これがスピード感があるかないかというのは、一概には言えないところはあろうかと思います。ただ、調整が十分にできていなくて、後になっていろんな問題が浮上してくるということを極力、幾らやってもこれはもう完璧ということはないんですけれども、そういったところで調整を十分にやった上で一つの方向性を出していく上ではこの方法しか、私はなかなかないのかなあという気持ちを持っております。 まだ、もちろん解決できていない問題もございますけれども、既に、先ほどのデマンドの問題につきましては、PTでの議論を経て具体に何とか立ち上げることができました。それ以外の問題につきましても、病院、図書館、その他もろもろ具体的な形があらわれてきたものもあるかなあと思っておりますので、そういったところをこれからもスピード感を持って、検討のための検討をずっと重ねるのではなくて、一定の結論を出していくという、成果を出していくことを第一優先に考えた協議をしていけるように心がけて、指示を出していきたいと思いますし、またそういう意思で、そういう気持ちでこの検討作業に当たってもらうように職員のほうにも指示を出しながら、頑張って進めてまいりたいと考えております。 以上です。 ○議長(堤幸彦議員) 石原議員。            〔12番 石原芳高議員 登壇〕 ◆12番(石原芳高議員) それでは、再質問をさせていただきます。 最初の希望昇任と降任制度につきまして、市長の答弁いただきましたけれども、市長の答弁の中で推薦とか、そういった話もありましたけど、今、大阪市ですかね、所属長推薦制度をやめるというような見直し、あそこの場合は大きい市ですし、組合との兼ね合いとかもありまして、なかなかその辺の見直しが図られているとこでありますんで、所属される長の方が推薦されるというのも、ある一つの手法として僕はええんじゃねえんかなあと思いますけれども。5月31日現在で正職員の人が瀬戸内市では523名いらっしゃいます。病院事業部とか、それから幼稚園、保育園、その辺をのけたら、この庁舎、上下水道部、それから保健福祉部、そんなに500人もおらんですよ、300人、400人ぐらいだと思います。 市長に就任されて約3年たったんで、個々の新入──新しく入ってきた方は別ですけれども、大体顔ぶれというか、個々の職員の特性というか、職場でどういった仕事ぶりをされようるとか、部下の方にどんな感じで接しょんかとか、市長が見よったらなかなかその辺は、職員さん出さんかもしれませんけれど、その辺の情報とか、市長の見た目で判断できると思うんです。それで、僕は、この希望昇任、希望降任制度につきまして、当然これは条例が出たときに議論されるべきのことではあったんですけれども、じいっと見て、ちょっといかがなもんかなあという考えが、思いがありましたんで、ここで改めて質問させていただきました。 本来、職務とは個々の個人の方の意見も大切だとは思うんですけども、やはり組織の目標を達成するために職務は遂行されんといけんと思います。ですので、個々の方が意見を述べられて、そういった場合のケースは別ですけれども、やはりこういったものは余り制度化するべきではないのかなあという気がしております。最初に言いましたように、数百人の職員の把握をして、ぜひとも市長の判断で、任免権者の市長がするべきじゃないかなあと考えるんですけれども、いま一度答弁をお願いいたします。 ○議長(堤幸彦議員) 市長。 ◎市長(武久顕也君) 特に管理職あるいは管理職に近い職員がどのような評価を受けているのかとか、あるいはどういうふうな能力を持ち合わせているのかということは、これだけの組織ですから把握できないということではありませんし、私もそういう目で職員をじっと見ております。実際に選考に当たっては、単に論文審査だけではなくって人事評価であるとか、そうした客観的なものも一応参考にしながら、その中で判断をしてるという状況です。 私、思いますのが、個人商店であれば、これはもう社長が気に入った職員を抜てきして上げていけば、それで済むと思うんですけれども、やっぱり市役所、特に今おっしゃったような人数が働く組織になってくると、あの人はこうだから課長になったとか、部長になったとか、そういうふうな話だけが先行していったんでは、結果的に職員全体の力、パフォーマンスを落としていく、つまり多くの職員が虐げられている、そうしたいわば敗北感を味わうような組織になってしまうと、これは何をやってるのかわからなくなりますから、やっぱりみずから、私としても志を持った職員と一緒に仕事をしたいというふうに思っておりますので、そういう意思また意欲、そういったものを重視した登用に今後も努めていきたいというふうに考えております。 ○議長(堤幸彦議員) 石原議員。            〔12番 石原芳高議員 登壇〕 ◆12番(石原芳高議員) この制度につきましては、若干考え方、とらえ方、市長と私、若干平行線かなあという気がしておりますので、次の再質問に入らせていただきます。 今回、通告によりまして出させていただいてます質問はすべて関連しております。先ほど申し上げました希望昇任、降任にしても、それから次の質問のPT、ワーキンググループ、それからスピーディーな行政運営をということは関連しております。ちょっと言い方は悪いんですけれども、若干ワンクッション入っているんじゃないかなあという気がしております。希望昇任にしても、やはり昇任されたい方の意思で、意思を尊重するのは非常に大切なことですけれども、昇任制度を利用して、その職員を昇任させるという権限は当然市長お持ちですけれども、やはり何らかのアクションがあって、それから市長が判断、決断をされるということで、若干ちょっと緩衝材というか、ワンクッションというか、入っているんじゃないかなあという気がしております。それによって、やはり行政運営が若干時期が遅くなる、時間がかかるということにつながっているんじゃないかなあという、私は気がしております。市長、その辺どう考えられておりますでしょうか。 ○議長(堤幸彦議員) 市長。 ◎市長(武久顕也君) 私、以前、前職のときに組織を診断したりとか、そういうふうな業務をやっておりました。そのときにやっぱり見るのが、1つの組織が例えば1人のトップの強力なリーダーシップによって運営されている場合、これで成果を出すことももちろんあるんですけれども、それは決して強固な組織とは言いがたいというふうに一般的な評価もありますし、私自身もそういうふうな認識で見ておりました。つまり、トップがかわれば今までやってきたものは全部御破算になるということであります。私、それではいけないんではないかという問題意識をずうっと持っておりまして、私はいつまで今の職で頑張れるかどうかわかりませんけれども、たとえ私が去った後にも、組織の文化として組織全体が機能していくような、その仕組みを残していくという、これが私の務めだという認識を持っております。 したがいまして、今いろいろなPTであるとか、それから制度の導入であるとか、こういったものも、もしかしたらまどろっこしいというふうに思われるところあるかもしれませんけれども、1つの組織が発展していくための、あるいは強固な組織になっていくための一つの手段として、町から市に変わったわけですから、やっぱりそれに沿ったマネジメントの仕組みを入れていきたいという、その思いが強くございます。 スピード感がどうかという話で、ワンクッション置いているんではないかということですけれども、これ私なりにいろいろ判断をして、これはPTに出したほうがいい、ワーキングに出したほうがいいということは考えているつもりです。主な判断根拠としては、市民の皆さんとの合意形成であるとか、あるいは異なる機関との協議が十分にできていないと、結論が同じでも思ったような成果が出せないようなおそれのあるもの、こういったものはワンクッション置くなりして、全体的な方針を立てるような指示を出しております。 その一方で、トップダウンでやってるものも結構ございまして、例えば楽々園の指定管理者であるとか、あるいはスマイルの指定管理者であるとか。            (6番島津幸枝議員「楽々園は譲渡」と呼ぶ) ああ、失礼しました、楽々園は経営譲渡でありますけれども。そういったものであるとか、それ以外にもいろんなことを市役所の部局の中で、比較的1つの部局を中心として判断できるものについては判断をして、その方向性を議会の皆様方にお示しをしてるつもりであります。そういうところをめり張りをつけながら、これが一番いいんではないかなあということを思ってやってはいるんですけれども、それでもうまくいかないことがあります。ですから、そこはもう完璧にできているとは、もちろん申し上げるつもりはないんですけれども、一応自分なりにはそういう目安を持って、なるべく余り時間をかけないように、すぐできることはすぐやっていくという方向でやっておりますので、またお気づきの点があれば、いろいろご指摘をいただければ幸いに思います。よろしくお願いいたします。 ○議長(堤幸彦議員) 石原議員。            〔12番 石原芳高議員 登壇〕 ◆12番(石原芳高議員) 私がこのPTとかプロジェクトチーム、会議が多いんじゃないかなあという感がしたのは、担当委員会の部長さんにちょっと聞きたいことがあって電話をしたり、窓口へ出向くことがあるんだけど、かなり会議が、会議へ出てますとかということが結構多々あるんです。たまたまタイミングが悪かったんかもしれませんけど。会議そのものは大切なものかもしれませんけど、なかなかちょっと会議が多いなあという気がしまして、この通告を出させていただきました。 市長がおっしゃったように、すべてのことをPTとかワーキンググループでやっているのではない、選別しているということも存じておりますし、それから市長が決断されたこと、きのう日下議員の質問の中で決断されたことを幾らかおっしゃってましたよね、広域処理の施設組合から脱退とか、錦海の跡地、倉庫をお貸ししたとか、それからまだ錦海塩田跡地を購入したという大きなこともあります。要所要所では決断、決断を迫られるというか、決断されて市長の判断で購入とかいろんなことをされてますけども、やはりすべてのことを市長独断でやれえというわけでは当然ありません、独裁者でないんですから。ただ、まだ市長は僕より1つ大きいぐらいで、まだお若いというたら僕が若けえんかということになるので、そうでもないんですけど、やはり若さでその辺はぱっと決断して、武久が決めたんじゃったら、これは認めてやらんと仕方ねえなあということにもなるんじゃないですか。やはり、かなり年を召された方がそういったことを余りされても、見る目は厳しいですけれども、それは見る目が厳しいから、緩いから決断して、判断がそれが正しいんか正しいんじゃねえんかというて、そういう議論になったらあれなんですけれど、やはり市長は頭の回転も速いですし、あいさつとか聞いたらとても理路整然と、ようあんな論理的に物言えるなあ、それにごまかされるときもあるんですけれども、本当明確なことを言われますし、その辺の判断は恐らくできているんじゃないかなあという気がしております。新たなある行政施策に対しまして、若干の市長が考えられとる像というものが見えた中で、こういったこともされているんではないかなあという気もしております。これは、行政を進めていく上での市長の手法、あつれきとか摩擦をなくすやり方かもしれませんけれども、若干、市長おっしゃったようにじれったいなあというときもあるんです。これからもPT、ワーキンググループとか続けていかれるという答弁ではございましたけれども、こういったものが若干、言い方悪いですけれども、足かせになっている場合もあるような気もしております。もっともっと市長が情報を得て、決断、判断されていけばいいんじゃないですか。そう思うんですけれど、どんなですか。 ○議長(堤幸彦議員) 市長。 ◎市長(武久顕也君) 意思決定をするときに、私が意思決定するには、これは私だけじゃないんですけれども、幾つかの情報が必要だという認識を持っています。幾つか種類があるんですけれども、例えば進もうとしていくところの、その効果であるとか、あるいは費用に対して効果がどれくらい期待できるかとか、あるいは他団体の事例が一体どうなっているかとか、さらには利害関係者の皆さん方がどのように納得してくださるかとか、あるいは利害関係者以外の皆さん方にどう納得していただくかとか、いろんな情報が私のところに集まった上での決断というのが求められるというふうに思っています。 今ワーキングやったりとか、あるいは管理職から私のところに情報を上げてきてくれる。そこについても、そういうものを私は求めていきますし、また幹部職員のほうも、そういったものを意識しながら情報を上げてきてくれるように思います。やっぱり情報の質と、そしてスピード感によって意思決定の質というのは大きく変わってくると思いますから、そういったものが効果的に上がっていく仕組みをこれからも目指してやっていきたいと思います。 もし、プロジェクトチームがうまくそうした役目を果たさないのであれば、それは再検討する必要があるかもしれませんけれども、現段階では動いているものについては、具体的な意思決定するための効果的な情報が上がってきているんではないかなという認識でおりますので、そういったところを十分に留意しながら取り組んでいきたいというふうに思います。 ○議長(堤幸彦議員) 石原議員。            〔12番 石原芳高議員 登壇〕 ◆12番(石原芳高議員) 市長が就任されまして3年たちました。きのうも、また日下議員の名前が出ますけれど、あと一年あります。市長が就任されて非常に斬新なというか、新しいいろんな行政施策をとられてきたと思います。隣におられる副市長、それから教育長を公募、ほかに公募されたケースもありますけれども、ほかに外部監査を導入されたり、まちづくり会議、今週いっぱいでまちづくり会議の委員の公募をされてますよね、ホームページでも。いろんな新しい行政手法、方法をとられておりますけれども、その中では市長が市長の判断でできること、同じことの繰り返しになりますけれども、多々あるんじゃないかという気がしております。3年瀬戸内市の行政運営を任されて、おぼろげではありましょうけども、これからの瀬戸内市が進んでいく未来というか、どういった行政運営をしていけばいいのかということもかなり実像が見えてきたんじゃないかなという気もしております。 プロジェクトチームとかいろんな会議がありますけれども、多くの職員の方の情報を当然共有して、市長も共有して、部長さん方も情報を共有するということは非常にええことだと思うんですけども、やはり時間がかかること、遅くなったら遅くなった分だけ、市民の方へ行政施策を反映させることが遅くなるということがあるんで、やはりその辺は市長の判断で、できることはですね、できんことはPT、ワーキンググループ、それからいろんな幹部会議で意思決定されればいいとは思うんですけれども、その中でもリーダーシップをとって、私以前にもさせていただきました、一般質問で、市長、トップダウンでできることがあるんじゃねえんかという、市長覚えられているかわかりませんけれども、もっとトップダウンで決められていってええんじゃねえかなあという気がしております。どんなですか。 ○議長(堤幸彦議員) 市長。 ◎市長(武久顕也君) かなりやっているつもりではあるんですけども、例えば最近話題になってる市長さんとかのやり方を例に出してみますと、ぼおんと打ち上げ花火を上げるんですね。ぼおんと打ち上げ花火を上げるけど、中の調整が十分にできてないから、ここまで上がったものが大体これぐらいでおさまったりとかというふうな、そういうやり方もあると思います。 私が思うのは、これだけ4万人の町ですから、そういう打ち上げ花火でいくよりは、皆さんと協力しながら1つの自治体として頑張っていく方向のほうが、マネジメントのやり方としては合ってるかなあというふうに思ってまして、あえて、そういうやり方をやろうと思うたらできないこと、もちろんないんですけれども、そういうやり方よりは、検討するところは、やっぱり職員一人一人がその決定に対して自覚と責任感を持って、そしてみずからのいろいろな思いをぶつけていくような、そういうふうな組織を今は目指してやっております。それが、私が結論を決めてしまうことも、もちろん最終的にはやるんですけれども、その辺のバランスを、今おっしゃったようなことも確かにお感じになるところもあろうかと思いますから、そこは修正していくところは、謙虚に耳を傾けながらやっていきたいと思いますけれども、その辺のバランスを十分に考慮しながら、これからも迅速な行政運営に努めてまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(堤幸彦議員) 石原議員。            〔12番 石原芳高議員 登壇〕 ◆12番(石原芳高議員) 大体答弁はいただきました。 私が市長に対する印象としては、非常に慎重だなあという感があります、大胆なこともされることもあるんでしょうけれども。プロジェクトチーム、21年度からいろんな会議、ほかの会議も検討委員会とかまちづくり会議、それから外部監査とか、そういったものが運用されて、ほどなく結果が出るようなことも多々あると思うんで、その結果を見て、また市長、新たな施策を運営していくには、ぜひとも独自の考え、独自の考えというか、市長の考えでお決めいただきたいと思います。再度お願いいたします。 ○議長(堤幸彦議員) 市長。 ◎市長(武久顕也君) これからまだまだ課題はたくさんありまして、外部監査での結果であるとか、いろんなものがあると思います。それらをもとにしながら、最終的に決断を先送りしないようにということを一番に考えて、頑張ってやっていきたいというふうに思いますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(堤幸彦議員) 石原議員。            〔12番 石原芳高議員 登壇〕 ◆12番(石原芳高議員) ごめんなさい。僕、ちょっと言葉が足りんかったんですけども、まちづくり会議とか外部監査、その辺がやはりワンクッション置いとんじゃねえんかなという気がしょんです。その辺のことも含めて、ぜひ検討し直すときが来ましたら、またその辺は見きわめていただきたいということです。 ○議長(堤幸彦議員) 市長。 ◎市長(武久顕也君) 外部監査で前回、分庁方式のあり方について報告をいただきましたけれども、これについては結論が見えているだろうという話も、もしかしたらあるかもしれません。ただ、実際にどれぐらい費用がかかるのかとかという辺が出てきたことは、非常に私は大きいというふうに思っておりまして、じゃあ実際にどれだけの費用をかけるのであれば、市民の皆さんにご理解いただけるのかとかという点で、今後活用していけるというふうに思っております。 それから、あとまちづくり会議につきましても、これは単純に何をやめて、何を始めればいいという問題でなくて、全体的な優先順位を考えていく中で、どこに力を入れて、どこを我慢していただくのかということを総合的にお示しをしないと、単にこの事業は要る要らないとかということでやめていく手法は、私はどうかなあという疑問を持っております。したがって、限られたお金をどこに割り当てていくのが一番いいのかというのを考える際には、やっぱり総合的な会議を経て、我慢していただくことによって不利益をこうむる方々も当然出てくるわけですから、そこは慎重にいったほうがいいのかなということで、まちづくり会議を、これは設置をしたほうがいいだろうという判断をしたものであります。 ですから、この辺も、これをやって、これをやめてとかという話を私が全部決めてしまうということよりも、そちらのほうが結果的には、急がば回れじゃありませんけれども、効果の高い結果が得られるんではないかという、そういう判断でやっているものであります。これは、結果責任でありますから、今ここでどちらがいい悪いというのを議論しても何とも言えないとこはあるかもしれませんが、私の判断ではそういうふうな状況の中で考えておるものでありますので、そのあたりご理解いただきたいと思います。 ○議長(堤幸彦議員) 石原議員。            〔12番 石原芳高議員 登壇〕 ◆12番(石原芳高議員) やはり慎重な考えをお持ちの市長だなという感がします。市長が言えばいいんですよ。わしが責任を持つからやれ、格好ええじゃないですか。速いですしね、決断、実行までが。ぜひとも、そういったことが多々あるようにお願いいたします。 以上で終わります。 ○議長(堤幸彦議員) 以上で石原議員の質問を終わります。 ここで10分間休憩いたします。            午後2時51分 休憩            午後3時1分 再開 ○議長(堤幸彦議員) それでは、再開をいたします。 休憩前に続きまして一般質問を続けます。 次に、発言順序11番、柴田巧議員の一般質問を行います。 22番柴田巧議員。            〔22番 柴田 巧議員 登壇〕 ◆22番(柴田巧議員) それでは、議長、通告に従いまして質問をさせていただきます。 まず、第1回目の1つの質問は、南北道延長というんか沿線というんですか、の必要性があるのかないのかと、ないんじゃろうがということが言いたいのが1つ。それから、火葬場の問題ですけど、これも今まで何回も説明を、議論というんか、尽くしたんですけども、いまだに実行というんか、なかなか建設に移されない。その後、この問題についてどういうふうに動きがあるのかということと、その2点を聞こうと思うわけでございます。 その前に、南北道の延長については、昨日6番議員もこの質問をしております。それで、けさほど21番議員がきのうの市長の答弁について、朝ほど説明というんか、こういう言い方をきのうされたというのも言いました。私も同じように聞いておりまして、武久市長からあのような言葉が出てくるということが、心を疑いますというような感じですよ。なぜ、ああいう言葉が出てきたんかと。先ほども、まちづくり会議とかいろんな話が出て、節約してもらおう、2020年に向けて財政7億円不足するような、そういうものをどうして捻出しょうかというような、今後も会議を立ち上げるというようなことも、一般からも募集するというようなことで、言ようることとしょうることとが全然違うが思うて、整合性やこう全然ねえわと、そう思うわけですよ。 それで、結論から言うと、武久市長がこの問題を提起したというのは、前から言ようるように、合併特例債が使えるうちに、銭が要るものは要っても要らあでもええ、とにかくやっとけということで、この要らん道でも、とにかくつくっとけということで始まったんが第一の原因だと思うんです。それから、もう一つは、内部の職員に踊らされてやりょうるんも1つあると私は思うとんです。 きのうから金がねえ言われとるように、宮下の工業団地とこれはセットじゃと、関連があるセットじゃと、この事業はというようなことを言うけど、どういう、私はそのセットになるんか。その辺のことも私は説明してほしいなと思うわけです。 それから、その後答えてもらやあええんじゃけど、火葬場の問題にしても、何かインターネットで部長が発表しとるようなことが出とるけど、わしゃ、部長にも、平成23年度初めて瀬戸内市の死亡者が500人を超えた、今まで平成16年、17年から最近22年ごろまでは四百五、六十人、多いときで、23年が初めて500人を突破した。ほいで、今後瀬戸内市の死亡人口がどのように推移していくか。そういう計算というんか、そういうことを確認されておるのかというのをお聞きしたいと思います。5年間なら5年間、今後5年間、今後10年間、今の何年に生まれた人が瀬戸内市に何百何十人おって、死亡率、それから男と女、男が76かぐらいか、女が80歳ぐらいじゃろう。そういう平均率から割り出して、死亡率どのくらい、割り出したら出てくると思うんで、その辺をどういうふうに推測しとんかというのも聞きたいと思うんで、まずそれで第1回目を質問を終わりますんで、よろしゅうお願いします。 ○議長(堤幸彦議員) 産業建設部長。            〔産業建設部長 景山忠幸君 登壇〕 ◎産業建設部長(景山忠幸君) それでは、市道南北線の延長につきまして答弁させていただきます。 市道南北線は、合併の重点プロジェクトの一つとして整備を進め、平成23年3月に供用開始しました。この道路は、新市の一体性を確立するための地域連携軸として、将来のまちづくりの基幹的な役割を担ってくれるものと考えております。また、市道南北線の整備の大きな目的の一つといたしまして、沿線の土地利用が考えられます。今後、市道南北線が整備されたことで南北線の沿線に民間企業の立地や住宅開発がかなり進んでくるものと考えられます。 なお、現在、市道南北線の沿線であります宮下地内に企業団地の造成を進めておりますが、進出を検討されております企業は、非常に交通アクセスのことを条件とされております。このため、市道南北線を岡山ブルーラインの瀬戸内インターに接続することは、重要な条件であると考えております。したがって、市道南北線を瀬戸内インターに接続する事業は、ぜひとも必要な事業であると考えております。 次に、市道南北線の南への延長につきましては、昨年度に概略設計を行い、周辺の必要な箇所の交通量を計測し、計画交通量を算出しております。その結果、計画交通量は、県道瀬西大寺線の交通量1日8,673台のうち約17.8%の1,545台が新設道路へ迂回するという調査結果となっております。これによりまして市中心部の交通渋滞が緩和され、通行時間の短縮、通行経費の減少、それから交通事故の減少といった便益額が約12億8,000万円見込まれておりまして、建設費の約6億8,000万円と比較しますと費用対効果──BバイCは1.87で、かなり効果の高い事業であるという結果が出ております。このことからも、市道南北線の南への延長につきましては、今後事業を進めていきたいと考えてます。 ○議長(堤幸彦議員) 市民生活部長。            〔市民生活部長 古武 稔君 登壇〕 ◎市民生活部長(古武稔君) それでは、2点目の火葬場についてということでございます。 新火葬場の建設で市長の所見を問うということで出ておるわけでございますが、先に担当部長のほうからということでご答弁をさせていただきたいと思います。 議員におかれましては、過去にもご質問をいただいているところであり、そのたびに率直な気持ちで答弁をさせていただいてるところでございます。今後の予定でございますが、事業手法の検討、単市とか組合等の関係も含めてではございますが、整備方針の策定など、火葬場のあり方についての検討ももちろん必要でございますが、火葬場の場所を決めるのにどこが一番適当かということを調べるための調査費の関係を、ぜひとも今年度の補正予算等で上げさせていただきたいと考えておるところでございます。 なお、現在の中期財政試算には火葬場建設の項目がないことは、これまでにもご指摘いただいてきたところでございます。先ほど申し上げました適地を定める件と並行いたしまして、岡山市とも連携して進めることも視野に入れながら、中期財政計画に盛り込めるよう最大限の努力をしていきますので、よろしくお願いいたしたいと思います。 なお、先ほどの死亡者数の関係でございますが、手元の資料によりますと、平成19年度が459人、平成20年度が425人……            (22番柴田 巧議員「そんなこと言ようらんのじゃ、それ以後じゃ」と呼ぶ) はい。それで、現在平成23年が501人ということで、確かにおっしゃられるように500人を超えております。先ほどの今後の死亡関係につきましては、先ほど申し上げました調査費等の関係の中で専門的な見地の中でコンサル等にお願いいたしまして、予定の炉の数といいますか、その辺にも直接影響してまいりますので、そのフロー図の中にも細かな流れというのがございますが、その中にも当然死亡者数によって、また火葬率の関係等もございまして、流れを調査費の中に入れて、そこにつきましても直接的な数値を求めていきたいと、そのように考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(堤幸彦議員) 柴田議員。            〔22番 柴田 巧議員 登壇〕 ◆22番(柴田巧議員) 市長、やっぱり公金というのは、3億円でも、そんなものはしれたもんじゃねえかときのう言われたけど、1円のお金だって大事でしょう。そういう公的な人間がそういう発言するということは、非常に私は残念な思う。ほいで、13番議員から私もよう言われるんですよ。あるときの節約、ないときの辛抱、それで私もいつも家でもこういつも頭に掲げながら、そうして暮らしとんですよ。やっぱり、そういうようなことを言えば、市長のきのうの発言は、非常に私は不可解で残念なかった、ああいう発言は。ちょっとこれは置いとくわ。また、後で続きやる。 部長、今交通量の話しされた。あそこを迂回して、牛窓方面から西へ向かう車が迂回することを言ようるわけじゃろ、こっちの新道、今の南北道を入るというのは、台数。南北道へ迂回する車が何ぼ、1,700ぐらい、何台か言よられたが、それは牛窓方面から来て、右へ右折して、あの道路へ入る車のことを言ようるだけじゃろ、違うん。どこのことを言うん、ほんなら。それ県道瀬西大寺線というのは、前を通っとる大きい県道じゃろ。それから南北道へ入る、あっこの交差点から右へ曲がって南北道へ入る車の台数をさっき言われたんじゃねえん、違うん。ちょっとそれどこでえ、ほんなら。 ○議長(堤幸彦議員) 産業建設部長。 ◎産業建設部長(景山忠幸君) 東西に瀬西大寺線が走っとりますけども…… 東西に瀬西大寺線の県道がありますが。 そんで、邑久中学校の前から真っすぐ、今までですと真っすぐ行く車が8,673台あるんです。            (22番柴田 巧議員「それ1日に何時間」と呼ぶ) 1日です。            (22番柴田 巧議員「1日というのは何時から何時まで」と呼ぶ) 24時間です。 それで、そのうち真っすぐ行っとった車が、今新しい道ができたら左折して南のほうへ行って、迂回して行くんが1,545台南のほうへ、新しい道ができたら新しい道のほうへ行きますということなんです。            (22番柴田 巧議員「どういうことかわからん」と呼ぶ) じゃけん、真っすぐ今行ったら市役所の前へ出てきますが、真っすぐ。            (22番柴田 巧議員「うん」と呼ぶ) その8,000台のうち1,500台が真っすぐ来ずに新しい道のほうを迂回して、西大寺のほうへ──西大寺というか瀬戸内インターのほうへ抜けていくということです。 ○議長(堤幸彦議員) 柴田議員。            〔22番 柴田 巧議員 登壇〕 ◆22番(柴田巧議員) 今道路できねえのにどういうことか。道路ができてねえのに、一たん一たんあっこで皆車とめてから、あなたはこちらへ、道路ができたらここ通りますかというて、24時間聞いたわけかな。いや、どういうことなら、ほんなら。 ○議長(堤幸彦議員) 産業建設部長。 ◎産業建設部長(景山忠幸君) これは、計画交通量ということで予測をするわけです。コンサルのほうへ委託して、今の交通量のうち、新しい道ができたらどの程度のものがそちらのほうへ迂回するかという計算式みたいなんがあるんです。それで予測したら、そういう結果になりましたということ。            (22番柴田 巧議員「うんうん、そこまではっきり言わにゃ、わけがわからへん、交通量調べた、交通量……」と呼ぶ) ○議長(堤幸彦議員) 柴田議員。            〔22番 柴田 巧議員 登壇〕 ◆22番(柴田巧議員) ほいで、部長、今の南北道の交通量は、24時間今まで何回かあっこ、交通量調べたことがある。 それから、今の南北道の部分でも山手までの間と、あっこで左折して町立病院から出たほうの道とがっちゃんするほうへ行くんと、それからあそこから向こうへ──宮下のほうへ行かずに、あっこを回る車ほとんどで、あそこ直進して宮下まで来る車はごくわずかしか見られんけど、その辺の調査というのは今まで何回かやっとん。 ○議長(堤幸彦議員) 産業建設部長。 ◎産業建設部長(景山忠幸君) 昨年暮れに交通量のほうの調査はしております。結果はちょっと今持ってませんが。 ○議長(堤幸彦議員) 22番。            〔22番 柴田 巧議員 登壇〕 ◆22番(柴田巧議員) それ教えてえ。左回うんと真っすぐ宮下まで行くんか、北行きに折れる車がおるんかどんなか、その辺のことがわかっとんなら教えて。 ○議長(堤幸彦議員) 産業建設部長。 ◎産業建設部長(景山忠幸君) ちょっと今手元に資料がありませんので、後ほど。 ○議長(堤幸彦議員) 柴田議員。            〔22番 柴田 巧議員 登壇〕 ◆22番(柴田巧議員) それから、市民生活部長、今私が求めとんのは、ことしは、23年度は今503人か6人か言うたけ、それでもええ。ええけど、今後24年、25年、26年がどういうふうに、今の人口形態から見て推移していくか予測というんか、予想はどういうふうにしとんかということを尋ねとんで、それも答弁してください。 ○議長(堤幸彦議員) 市民生活部長。 ◎市民生活部長(古武稔君) その推移を見て数値を出すためには、例えば出生率また年間の社会動向の人口比率とか、その辺を皆数値的に入れ込んで出す必要が出てくるようです。それで、そういう中で死亡率等も入れて数字を出すということで、これを出そうと思いますと、やっぱりコンサル等のご意見をいただきながらということになろうかと思います。 団塊の世代がふえるということで、増加傾向にはあるものとは思いますが、現在の瀬戸内市での今後何年かの見込みということでいえば、500人をまだ超える数値が推移するのではないかとの予想は立っとりますが、現在のところこの数字で──人数でこちらのほうで算定した数字というものは持っておりません。 ○議長(堤幸彦議員) 柴田議員。            〔22番 柴田 巧議員 登壇〕 ◆22番(柴田巧議員) 部長な、出生率は関係ねえよ、出生率は。そら生まれてすぐ亡くなる赤ちゃんも何百人か何千人かに1人やそこらおるかもしれんけども、まず今の世の中で赤ちゃんがそんな目に遭わずに大抵の、交通事故でもない限りは大きゅう普通になると思うよ。だから、今60歳の人が何百人、61歳の人が何百人いうて、全部データが出とるわけじゃから。それが毎年毎年一個ずつ皆年が上がってくるわけだから、それ出そう思うたら、それすぐ出るよ、それは、将来的な。 やはり、火葬場の建設に伴うて、そういう資料というのは必要なかろうと思うけど、それもなしで火葬場のことをどうやらこうやらというて、どんな火葬場するというんも見当もつかんと思うんじゃ。その辺もぜひ調べとってほしいわ。私も通告してちゃんと何日も前に出しとんじゃから、どういう質問があるかというのは、出てくるかわからんのじゃけん、そのぐれえなことは調べてとってくれえ、本当に。 それから、矛先は今度はこっちへ振って、本当に。市長が今まで瀬戸内市でいろいろそういう本当に、外部監査を含めていろんな委員会とか、まちづくり会議も含めて評議会か何かいろんな名前のもんをようけ立ち上げとるわ。外部監査もその一つよ。ほんで、市長、自分が何でも決めりゃまた批判を受けたり、ええや悪い言われるから、全部そういうところに任せてしたようにして、後、裏で全部市長が牛耳って自分がひとり決めようるだけですが。そういう制度ですが、どれも見ても。これは、私だけの意見じゃねえよ。うちらのおる辺の連中は、みんな言ようるよ、そういうて、議員よ、本当に。そういう市長の手法というんか、皆手の裏が見えとんよ。だから、ここでもいろいろ問題が起きてきょうるわけなんよ。 ほいで、今の南北道、これ南北道、南北道というて延長じゃというて、南北道というのは牛窓へ向いていくんよ、本来。それが西向いて岡山のほうへ向いていくというて、またごだな話も言うもんで、南北道、南北道延長というのは今後言わんようにしてちょうでえ。今度新しゅう新設道路言うんならええけど、南北道延長するのに岡山へ向いていく南北道がどこにありゃ、あっちは西じゃが、本当に。その辺もよう考えてやってもらわにゃいけんけど。 ほいで、このもし南北道の今の計画されとる7億円の、仮によ、費用は要っとるけど、了解されて出しとってじゃろうけど。これを個々に聞いてみて、お、そりゃしょうがねえ、南北道をそらああっち、向こうへ延ばさにゃいけなあというて説明さりょうるけど、そういう考えで一人一人聞いて、おお、そりゃしょうがねえという人おるか。南北道やこ何するのにあっち向けてつくるんなら。 ほいで、そのまた一つの構造の問題、構造の問題が、南北道があそこへ行くんなら、あそこで当たったら、あっこから上へ上がる、上がるんならええよ、インターという格好つくって。何で隣に大きい道路があるのに横を2車線もつくって、あっちの向こうのほうまで、瀬戸内インターまで行かにゃいけんのんで。大体その辺からもおかしいが。 それから、市長、今入っとる会社は、非常に交通アクセスが重要な、入る予定のは交通アクセスが非常に重要な会社で、ぜひしてくれえ、あっこ南北道、南北道いうて、わしが言ようたらいけんのかもしれんな、新しい名前がねえから言ようるけど、それをしてくれえいうて、それどういう会社でどういう、言える範囲がある思うけど、どういう、そういう交通の、岡山へ向いて行くんがいかに必要な企業なんかな。それとも、宮下ができたからいったって、大阪へ行くというたら2号線へ行くなり、邑久の消防署のとこのブルーラインの入り口へ行ったら、もうそれで十分じゃねえん。岡山へ本社があって、どういう関係の企業が今度来る予定か何かあるん、それ何も決まっとりゃへんじゃろ。その今部長が言よんのも、今の口合わせのつくり事を並べて、ここで議会が終わるまで言ようるだけの話じゃろ。今はっきりしたこと言うてよ、ほんなら、それだけのこと持っとんなら、確実な、こういう企業じゃから、こういうとこの交通アクセスを守らんとできんのじゃというんなら、それを言うてくれんと何も信用できんが。 ほいで、市長は、南北道にしても16億二、三千万円、そして山手の取りつけ、北池の取りつけ道含めて18億円幾ら要ったと言うけど、それで市の持ち出しは合併特例債か何かつくっとるから、6億円か7億円か何か知らんけど、そういうもんじゃねえよ、市長、やっぱり。17億円借ったら17億円は建設費よ。ほんなら、全国の首長が皆そうして、あんた、国の合併特例債で要らんでも要ってもええ、それ使うて何でもつくっとけえというて、今取りやっこしょんじゃろう、結局は。そういう考えで、皆これ税金じゃが、何ぼ国からもらう合併特例債であろうが何であろうが。皆個人の、今ここ瀬戸内市民だって国税皆払ようるが、いろんもの飲んだり吸うたりしても入るし、いろいろ。ほじゃから、みんな自分の銭じゃが。それを、あんた、ただでそれをくれたように解釈して、それだけの工事やって3億円ほどでもできるんじゃという、そういう考えで何か物事を進みょうるような気がするが。どねえ思よんか、何を思よんか、市長、ほんまのこと言われたら気が悪けりゃ、ちょっと答弁してくれえや、本当に。 ○議長(堤幸彦議員) 市長。 ◎市長(武久顕也君) 宮下の企業団地については、今具体的にここが来ますというのはありません。ただ、今後そういう話が来たときに、速やかにそういう事業にかかれるようにしていくということが一つの魅力づくりになるかなあとは思っています。 それから、もう一つ考えられることは、企業団地だけではなくて、例えばこれから人口がどんどん減っていく中で、以前も柴田議員もご質問あったように、やっぱり住むところ、こういったものをどういうふうに考えていくかということも大事になってくると思っておりまして、そうしたときに例えばあの南北道がインターにつながっていくことによって新たな住宅地であるとか、そういったものの開発が可能になったりとか、いろんな可能性は期待できるんではないかなと思っておるんです。ただ、それはちょっとまあ、今の段階で、じゃあ、どういうふうに進めるんなら言われても、なかなか何とも言いようがありませんので、今申し上げられることは、さっきお話ししましたように、新しい道ができたら、ここの邑久の交差点のところまでわざわざ出てこんでも、そちらに抜けていかれる方がたくさん出てきたりとかということで、千数百台そちらに流れることが期待できるがなあという説明になるかなと思うんです。 きょう、私もずっとあそこの尾張の信号、あそこへ、こちらへ来るのに通りましたけれど、もう市民病院の辺までずっと朝車がつかえとるわけです。要は、尾張の昔の昌文堂のあったところから市民病院の辺まで、東から来る車が渋滞してるような、そういうようなことがちょっと見られるようになってきたように思います。きょうは朝そういう状況でした。ということは、結局南北道を通る方が今だんだんとふえてこられて、南北道で邑久保育園のところに出てこられた方がどっちへ行くかというたら、西へ振っていくわけです。振ってくると全部あっちへ流れていくような交通の形態がだんだんできつつあるんかなという感じがしております。 したがって、これからますますそういうふうな南北道が、通行量が増せば増すほど、こちらの市役所前の道路もつかえてくるということが危惧されるんじゃないかなあというふうにも思ったんです。だから、その辺を、今後どういうふうになっていくか、ちょっと何とも言えないとこもあるんですけれども、少なくとも今交通量調査を、例えばこのあたりでもやってみて、どのくらい南へ抜ける車があるかとか、そういうふうなことを考えたときに、これぐらいの1,500台とか通行量があるんじゃないかというのは、あながちうそじゃないかなあというふうには思っています。 それから、ますますこれから南北道が生かされた道になってくれば、この交通量というのはもうちょっとふえてくる可能性もありますので、その辺費用対効果、もちろん十分によく考えんといけんのは、私もわかってはいるんですけれど、どのタイミングで着工していくかという辺も、今後慎重に見きわめながら、もう決まっとるからすぐにでもやるんですという話ではなくて、例えば企業誘致が具体的に本当に決まるとか、そういうふうな一つのきっかけとかというのも必要なんじゃないかなと私自身は思っています。だから、そういうところを慎重に見きわめて、必要な時期に必要な投資がしていけるように留意していきたいと思いますので、どうかそのあたりご理解いただければと思います。 それから、あとお金の話をご指摘いただいたんですけれども、決して私も無駄なお金を使おうという気は思っておりませんし、きのうの発言の中で誤解があったとすれば、そこはちょっとおわびをしないといけないかなあと思ってはおります。申し上げたかったのは、やっぱり市全体の経営のことを考えて何億円というお金をどういうふうに使えばいいのか、そういう点を我々なりに考えていかなければいけない。あるいは、たとえ100円、200円のお金であったとしても、市民全体に使うとそれが何億円というお金になったりとか、そういうふうなところもありますから、やっぱりそこは市全体の財布を考えた上で、慎重に見きわめていきたいという、お金はやっぱり限られた税金ですから、それを慎重に使っていきたいという、その思いから申し上げたつもりでありましたので、そのあたりは今ご指摘いただいたような点にとられないように、十分に留意をしてやっていきたいというふうに思います。 それから、たとえ国のお金であったとしても税金ではないかというのは、もうおっしゃるとおりです。これを無駄に使うということ、効果のないものをやっていくということほど無駄遣いはありませんので、あくまでも効果の上がるもの、また必要なものに対して、たまたま国のお金が使えるという、そういう考え方を第一に考えていきたいと思っています。単に国のお金が、これがあるから、これを使うために何としてもこれをやろうとか、そういう考え方は正しくないと思いますので、そこはご指摘の点、慎重に受けとめてやっていきたいというふうに思っています。 ただ、どこの自治体もどういうふうに地域に公共投資を持ってくるかということでしのぎを削っているところもありますので、効果的なものにお金が使えるようであれば、市民の税金プラスよそからのお金を効果的に持ってきて、市の発展に役立てていくという、その気持ちは同時に持っていく必要があろうかと思いますので、そのあたり南北道が要るか要らないかということも含めて、さっきも担当部長が答弁申し上げたように、一定の効果が認められるということであれば、必要な時期に財政力の許す範囲でやっていくというような判断を慎重にしていきたいと考えておりますので、どうぞご理解いただきますようよろしくお願いします。 ○議長(堤幸彦議員) 柴田議員。            〔22番 柴田 巧議員 登壇〕 ◆22番(柴田巧議員) けさほど参与が説明で、今の道路交通緩和するのに南北道の話、何番議員のときじゃったか言われたろ。ほいで、今、混雑、何線というんか、邑久駅南交差点じゃ、そこはな、それ今の長船、二ノ樋まで行っとるこの道、長船の保育園ができた旧長船の分庁へ入るとこの交差点、あの周りは私もよう行くかも知らんけど、何かあの辺もかなり停滞ぎみだということは聞いとんですけど、それからこっちの南に寄って、今停滞が起こっとんのはここの邑久駅南交差点だけなんよ。ここの交差点が改良されれば、こっちのほうからどうこうじゃねえよ。何もこれ一遍で渡れる、右折車両がどっちからもできて、県が計画しとるような予定の交差点が改良すりゃあ、一つも問題ありゃせんのよ。ただ、これだけなんよ。 だから、今市長も言ようられるように、そういうことでこっちが停滞するわけなんじゃから、ここも今立ち退き1戸できとる、あれ1個ねえなっただけでも、見通しがいいだけでも少しは交通量の緩和ができとるわけなんですから。これで片方の保険や何やらをとって予定しとる交差点ができたら、ここはスムーズに行くんですよ。まだまだ交通量がふえても行くんですよ。ほやけえ、今そういう状況でつかえるから、いろいろ交通停滞がしとる。 また、総務部長、きょうは参与ばあ答えて、あなた答ようりゃへんが、あんた、もう。総務部長、そういうことで今後、今農協の向こう側手も埋め立てして、何か自動車の関係のあれが来るというんでほとんど埋め尽くしたが、それで、今のこの交差点改良にしても、合併してすぐから県へ陳情というんか、あれして取り組んで、もう7年ぐらいたっとんよ、今。それでも、まだ今あの用地買収が絡むから、まだあの時点なんよ。だから、道路のことでやっぱりそういう用地買収が絡むと何年もかかるから相当前もって、あれ最初やりかけて県へ要請したときは、まだハローズも何も来とらんし、あっこへ中電の社宅があって、あっこは全部田んぼじゃった。だけど、今後あそこへハローズというんかどっかのスーパーがここへ進出するような話もあるし、ここの今の交差点の改良には今後、今から用意せんといけんからというて、何遍も私もあの交差点改良については質問したわけなんで。それで、ほんなら今の実情、あれは全部解決してねえわけなんで、皆運転する人も時間のロス、無駄なから、今の市道の自動車屋が埋め立てしょうる農協の向こう側手のあの道路を通ってこっちの交差点へ出てきたり、それから狭えけど、すぐそこのうちの市役所の横から出たり入ったりする人、皆運転手の人も急ぐからそういう人しょうるじゃろう。そういう道路の交通利用の今の現状で、そういう道路を迂回したりしょうるというのも知っとるんですか、あなた。どんなん、その辺について。それで、今ここだけ少しでも改良すれば、ずっと迂回するとこがしやすいとかという部分もあると思うんよ。そういうとこをどうして手がけんのかなと、どう思うとんか。 ○議長(堤幸彦議員) 総務部長。 ◎総務部長(福池敏和君) 所管がちょっと、総務部というところで事業課と違いますので、確かに瀬戸内市内の道路何カ所かについては、邑久の交差点初め、長船のおっしゃる保育園の交差点、そのあたり雨天のときは特に混雑するのでないかなあと思っております。そのあたりを含めて事業課等とも県のほうへ要望して、今後進めていかれると思いますけども、そのあたり十分把握しながら、一応必要なところに道路をつけるというところが大切なかなと思いますので、議員のご意見をもとに今後検討する必要があると思います。 ○議長(堤幸彦議員) 柴田議員。            〔22番 柴田 巧議員 登壇〕 ◆22番(柴田巧議員) 部長、言うだけじゃいけんのよ。言うだけじゃったら、だれでも何ぼでも言うんで。今の込む時間帯にそういうところをちょっと見て、ああ、ここはこうしたら少しでもすぐ緩和して、みんな市民の人が通りやすうなっていいなというところがあるわけなんよ。そんな、あんた、100万円か500万円も要りゃせんのんでできるようなとこ随分あるんよ。やっぱり、そうでなけりゃ民間のところ入り口ちょっと借りて、その待避所をつくってもええし、あそこの農協の横やこは、ちょっと狭い間が長い区間あるから。そういうふうな工夫すりゃあ、今の、きょうの美術館と刀剣の博物館と一緒じゃが。やり方でもいろいろ工夫すりゃあ、すぐ簡単なお金でそうした交通緩和できる場所があるわけじゃ。別に用地買収せんでも、あいとるとこやったら民間のでも話しして、ちょっと借りて、前のほう、入り口の辺舗装だけすりゃできるわけなんよ。そういうふうな頭働かせて、機転きかせて行政取り組まんと。何でもかんでも、部長になったらそこへ来て座っとりゃええというもんじゃねえよ、本当に。そのくらい、部長になったら部長らしゅう仕事があるわけなんで、その辺やってもらわんと、何もかんも市長が一々、部長のほかあろう、皆ああせえこうせえというて指示せにゃ動けんような瀬戸内市じゃどうもならんでよ、本当に。 それから、産業建設部長は、宮下の工業団地から今のこの、南北線じゃ今言う、そこも今できとる、についても、いろいろ企業を張りつけたりとか説明したが。今回もチャンキーがあそこへ来た。それで、チャンキーの土地ぐれえ、この沿線にでもやろう思うたらできるとこ何ぼでもあると思う。そういうことを上手言いながら、チャンキーはあっこへ行って、ここは何にもつくらずに、道路を投資したわけなんよ。ここの沿線でチャンキーのやる商売の土地ぐれえ確保しょう思うたら、取り合い道の大きなあんなとこせんでも、とりあえずできるとこある。どうしてそういうことを諮らずにあっちへ持っていったんで。言ようることとやりょうることと違うが。あんたも場しのぎのことだけここで言よんか、ここで。そういうふうにとれるよ。 それで、そう言いながらもここへ電気も張りついてねえ、水道があるわけじゃなし、下水もついとらんし、何にも、道路ができとるだけじゃが。それを機にそういうもんも整備する必要もあるし、本気で取り組んでねえと思うよ。チャンキーの問題やこ、どういうふうに感じとんで、どんなんで。 ○議長(堤幸彦議員) 産業建設部長。 ◎産業建設部長(景山忠幸君) 今のご答弁させていただく前に、先ほど南北道の交通量について、ちょっと報告させていただきたいと思います。南北道の交通量も昨年の暮れだったと思うんですけども、交通量調査しまして、1日が1,746台ございます。それで、このうち宮下までの交通量が685台ということです。 それから、先ほどのチャンキーさんの関係ですけども、いろいろ候補地は紹介させていただきましたが、少し奥まったところで、余りほかに出入りが少ないところのほうが、鳥インフルとかいろんな病気の問題がございますので、そういった影響を受けないところがいいということで、あそこの場所が気に入られて、あそこの場所へ立地を決められたということです。 それから、宮下のほうにつきましても、今造成工事の計画をしておりますが、私のほうも東京へ行ったり大阪へ行ったり、いろんな企業を訪問させていただいて、その中のお話で、ぜひとも瀬戸内インターへ南北道をつないでいただきたいというようなご要望もいただいておりますので、もしそういうことが、南北道が瀬戸内インターへ接続できるようなことがあれば、企業誘致のほうも大きく進むんじゃないかなということで考えております。 ○議長(堤幸彦議員) 柴田議員。            〔22番 柴田 巧議員 登壇〕 ◆22番(柴田巧議員) さっき市長も言うたように、ある程度企業団地ができて、きょうすぐ来て、あした工場が操業するわけじゃねえし、いろいろその段階があるわけなんで、そいで今から向こうへ延長する部分がすぐあしたからなかったら何も商売できんような状況じゃねえわけなんで、そこの、ここらあたりが解消さえされれば、そうそねえ重立ったあれはないわけで。そういうのも、その進捗も含めて、やっぱりそういう計画もあるんで、うちもそういう企業が来るんなら、それに協力もせにゃいけんという意味で、そういうことも行っていく。さっき市長が言われたような方法でやるんなら、そらだれも理解すると思うよ。じゃけど、そういう話もねえのに、ただ今の合併特例債が使える間に道路だけつくっとかにゃいけんのじゃというような感じで道路を建設するというと、だれだって反対するよ、それ、本当に。ほりゃ、個々に議員の方に当たってみられえ。それじゃったらもう、とてもじゃねえけ、皆うん言わんと思うよ、そりゃ、普通だれでも考えて。やっぱり、その辺の、ほかのと相乗効果が出るというのがある程度確認された上で、そういう道路もぜひ必要なというんならわかる。 それから、もう一つは、今言う、その道路は東は行かんわけで、東行くんなら、その消防署からインターへ乗るか何かせにゃブルーラインに上がれんわけなんでしょう。こっち西、あっこの瀬戸内インターまで行ってこっち行く人はおらんわな、岡山へ行くのはおるけど。ここから瀬戸内インターまで行って、こっち行く人はおらんじゃろ。そういうようなもんで、ほんならここだってインターつくろう思うたらできるが、片方しか上がらんのんじゃもん、片方しかおりんのんじゃもん、こっちからおりんのじゃもん。だから、そういうことも考えて、もっと腹案も考えて、どうしたら理想の道路ができるか、高速道路でも何でもねえ、岡山県の県道じゃが、今。それ途中へ入り口つくるのにそう大した問題は何もねえ思うよ、それなりに進入するあれだけ、延長さえつくれば、そう交通の邪魔ならんように出入りはできるわけなんで。その辺ももう少し研究して、にわかにすぐ予算して、すぐその道路を新設するような、そういう軽うようなやり方というのは、だれだって、おお、そりゃええ思う人はおらんと思う。そこまでの煮詰まった時点でそういうことも考え、やらにゃ、やっぱり企業誘致が進まんようなことになれば、みんな理解してくれて、そりゃもう当然そういうこともやっていかにゃいけんというのはわかってくるわけじゃ。その先からそういう話をどうどうどうどう出してやるというのは、わしゃいかがなもんか思うて。市長も今答弁されたようなことを、言うたようなことを実現すれば、だれだってそういう言い方に対して、ここで反論する者はおらんと思うけど。 きのうの6番議員の質問に対してやこうの話はそうじゃねえが。最後には救急車が行くのに便利がええから早うせにゃおえんというて、何が救急車があっこへ行ってこっちまで、牛窓のほうへ戻って向こうへ渡って、またこっち行くんで、こっちから救急車がこう、車行くが。そういうへ理屈までつけて、きのう言ようたから、わしも、これはもうちょっと何じゃあれにならんなあ思うて、こういう市長はもう。市長、やっぱな、若うても、やはり市長じゃけえ、そらいろいろ、わしみたいな年寄りががあがあがあがあ言うたからというて、やっぱり温厚におさまっとるし、ならば島津議員──6番議員はやるけえ。島津議員がお金をもうけよう思うて言よんか。個人的なことで言よんなら、そりゃあかっかして言うてもええよ。そういう意図はないわけなんで、やっぱりその考え方は違うよ。その金があったら国保のほうに回してほしいとか、それいろいろ介護のほうに回してほしいという、そういう市民のことで考え方で言わりょうるわけじゃから、それをただ、そういう市長が考えとることと、広域水道要らんのにから買ようるじゃねえかと、これは意見として言ようるわけで、そのかわりうちの水売るんじゃという、そういう意図で言よんなら、そりゃ、おめえ何言よんならというて通るけど、じゃない。やっぱり、それぞれの皆政治家というんか、それとして思いがあって、それを支持する人もおって成り立ってやりょうるわけなんじゃから。それも意見として聞き入れんと、それを反論するのはええけど、やはりその辺の冷静な判断でしてくれんと、本人やのうても、やっぱり側から見よっても気持ちはようねえよ。 きのうもほかからの議員の人も2人電話かかってきた。あした、たくちゃんやってえよ。市長があんなことをきょう言いやがってからというて言うけど、本当にそら皆腹立たしいわ、本当、見苦しいんよ、見ようて。その辺でまあ、いろいろ腹が立つようなことも、そらあると思うけど、その辺は十分自分で自分をセーブしてやっていただかんと、まあよろしゅう頼みます、そういうことは。それで、もうあと時間もあるんかねえんか知らんけん、もうやめようか。何か言うことあるじゃろうか。 この南北道は、堤議長、合併16年11月にやって、牛窓の庁舎の横の今の福祉センターで45人か4人が、議員があって、16年12月に初議会があった。そのときに、この南北道の調査費500万円というんが初めて出てきた。ここがこの南北道の始まりなん。それで、その始まった、それから堤議長も長船の議員であり、それから亡くなられた藤原の忠義さんも長船出身の人で、もうこりゃ、ぜひやってくれにゃおえんのじゃというて、物すごう一生懸命やられたわけで。そして、南北道も何年もかかったんじゃけど、完成したわけで。ここでこれでもめるのは、議長にも一因があるんじゃねえんか思う、南北道を昔つくったという経緯で。それでも、別に一因があっても何も責任とらんでいいんですけど、そういういろいろ冗談じゃねえけど、そういう思いもあるわけなんで。そうして歴史があって、いろいろ道路もできてきて、やはりその道路つくるのに5年も6年も7年もかかってきとるわけなんだから、その間にも本気で取り組んで、そりゃ武久市長の時代じゃねえ、ほかの市長の時代であったわけじゃけど、やっぱり前々市長も、皆今まで歴代の市長もそういう面では南北道をつくるのに何年もかかりゃ、その間にやっぱりどっかの企業がここへ来るんじゃというような場所もつくって、それ向けの整備もしときゃええけど、何にもせずにずうっと道だけつくるだけで、6年も7年もほっとって道ができて何も張りつくわけねえが、と思う。 そういうなんで……            (5番平原順二議員「巧ちゃん焼き場せにゃ」と呼ぶ) はっ。            (5番平原順二議員「焼き場」と呼ぶ) 焼き場じゃ、そうじゃ、忘れてしもうとった。            (5番平原順二議員「時間がねえ」と呼ぶ) おっ、時間がねえ。 ちょっと教えて、そんなら死亡の推移を。今後24年、25年、26年もどのような死亡の数で推移していくかということ、大事なことじゃが。 ○議長(堤幸彦議員) できますか、答弁。 市民生活部長。 ◎市民生活部長(古武稔君) 済いません。先ほども申し上げましたように、いろいろな数値の中で出てくる数値であるとは認識しておりますが、現在のところ、申しわけないんですけど、つかめておりません。            (22番柴田 巧議員「調べてないんじゃろ」と呼ぶ) ○議長(堤幸彦議員) 柴田議員。            〔22番 柴田 巧議員 登壇〕 ◆22番(柴田巧議員) こういう──になったらいけんよ。何聞かれてもちゃっとそのぐれえなこと。火葬場つくるのに、今後どういうふうに死亡率が推移していくかわからんのに、どんな火葬場つくるんで。そういうふうな──じゃいけん。やっぱり、ちゃんとそれなりの資料を持って、火葬場にはこういう資料も、きょう質問があるないじゃねえが、自分でいつもそういう資料つくっとかんと、火葬場の建設、ここへ書いとる、あんた、今度あんたのホームページへ。火葬場のあり方についての検討、現施設の運営・課題を再度洗い出し何とかするというて、それで整備方針を策定しますというて、その整備方針策定できとんか、どんなんで。できとったら今ここで発表してくれ。 ○議長(堤幸彦議員) 市民生活部長。 ◎市民生活部長(古武稔君) 申しわけないことですが、そのための調査費、コンサル的なことも含めて、この24年度の補正予算の中で計上させていただいて、もろもろの、まず適地の選定等から含めてですが、させていただければありがたいということで考えてるところでございます。 ○議長(堤幸彦議員) 柴田議員。            〔22番 柴田 巧議員 登壇〕 ◆22番(柴田巧議員) 部長な、ここでそうした答弁求めて、火葬場についてという通告出して聞きょんじゃ。もっと具体的に、いついつまでにはどこの土地の選定をやって、今候補地としてはどういうとこが上がっとる、どういうとこの話し合いを進めにゃいけんとか、もっと具体的に策定はいつまでにするとか、そんな中途半端な抽象的な、質問して答えもろうたって何にもならんが。いつの補正予算で何百万円か何千万円ぐれえの補正予算を要求して、どういうものにどういうように使うとか、そういう細けえ部分のきちっとしたものを出してくれんと、そんな今の答弁聞いたって何にもなりゃへんが。うそでもええから言うんか。 ○議長(堤幸彦議員) 市民生活部長。 ◎市民生活部長(古武稔君) たびたび今までも議員にはご質問いただいて、いろいろと協議を内部的にもさせていただいてという状況ではございます。そういう中で、先ほどもちょっと答弁の中で申し上げたわけですが、単市のみの話がおさまるかどうかという点も含めて、他団体との関係も今微妙な関係ございますので、そういう中でどのようになっていくかということで、具体的なということが大変お話ししづらい点がございますので、その点も含めて答弁の中で、恐らくそういう具体的なことということのお話をいただくんではないかということも思っていたわけではございますが、何さま現状では他団体との協議等も含めてというところで、ぜひとも進めたいという意向はあるわけですが、現状ではまだ中期財政試算のほうへ織り込むところからやっていきたいということで考えているとこでございますので、よろしくお願いしたいと思います。 ○議長(堤幸彦議員) 柴田議員。            〔22番 柴田 巧議員 登壇〕 ◆22番(柴田巧議員) 私、同僚の議員から、あんたもう、今後もうこの火葬場の質問は一切せんというて言うたがというて、あれから、はあ2回しょうるがというて。いや、今回も木下議員からこうこうでこういう問題があったんで、火葬場の問題はおめえが言わにゃおえんのじゃから言えというて言うから。事実、市長、どういう問題じゃ言うたら、6月何日言うたかな、葬式。あっこの尻海の向こう側、何という部落があるが、あれしとるが、樋門をようけつくったところ。            (「敷井」と呼ぶ者あり) 敷井、敷井で葬式があって、今の西大寺は受け付けてくれん、東山へ行って3時、葬式が、葬式して約1時間か。それしかあいてねえ。それで、東山まで行って、バス賃は高うつく、タクシー代は高うつく、時間がそういう向こうが言うままに3時、それでどねえかせにゃいけまあが、自分とこで自分とこの葬儀ができんような、よそへ飛んで振り回して、死んだ人を回しゃありいてまで、瀬戸内市やらにゃいけん。それで、南北道の延長じゃというて、何をとぼけとんならという話なんよ。 ほで、市長も火葬場のことについては岡山市と話を進める、今後どういうて上手、─────────────────────わしは質問のあれを持っとる、見せてあげりゃ、ちゃんと言うとんじゃけど、──────────────────そじゃけ、市長じゃて、岡山市の西大寺のほうは、瀬戸内市の何倍も何十倍もあるんよ。それをリードして、うちがは市債でやって、西大寺の火葬場、今まで世話になるけえ入れてあげるというて、そんな話がうめえぐあいになかなかいくわけねえが。ほいで、これ現実問題なんよ、この葬儀の火葬場つくるのは。そら、ここへおるほとんどの人が、私も今の視察に各務原に恵那に、どこ、もう一個行ったけ……            (「近江八幡」と呼ぶ者あり) ああ、近江八幡か何かじゃ。みんな行ってくれた、大勢、18人も20人も行って、みんな行ってきた。わしもそれ、これを言うたびにいつも皆議員の人に、一度世話になって一緒に行ったなあと思うんじゃけど、何年たって、これ何遍やりょうりゃ、わし、これ。立岡さんのときからもうこれ、もう10回やそこらじゃねえよ、本当、市長。 市長はこれ、これはまた企業誘致以外に、そんな問題とはまた別の問題なんよ、本当に。市長は、まだお父さんもお母さんも若えから死なんから、何かのんきに考えとんか知らんけど。お父さんもお母さんもまだわしらと一緒ぐらいの年ぐらいじゃけえ、まあ普通じゃったら当分死なへなあ。じゃけど、わしらもうあした死ぬるか、あさって死ぬかわからんようなものをずっと抱えてやりょんじゃ。ほんで、今言う、楽しみにしとんじゃ、新火葬場へ行けるからというて、うちのおばあは、せえで元気に生きとんじゃ。それはずっと前から私言ようるわけなんよ。それで、立岡さんも本気で取り組んでくれて、もう柴田さん、来年度はぜひ火葬場やるよというて言うてくれた。そうしたらおえりゃあへんが落ちてしもうて死んでしもうて、次の市長かわったらいっこもやる気がねえ、本当に。 こりゃ、ほかのもので、ちょっと何か貸してというて物を借りに行くこととも違うが、この死んだときの話は。葬式するお金がねえから貸してというわけにいかんじゃろう、本当に。やっぱり、これは市長、今部長が言ようるけど、体裁で言ようるだけで何にもこの話が前やこいくように、わしは思うてもすりゃへんわ、本当に。 市長、この火葬場について本当に決意を言うてくれえや、本当に。今年度中にはどこへつくるんか、どういうようにするんかというて、そんなんでも議員の人がここへおるわけじゃ、20人も22人も、皆各地域から出てきとるわけなんよ。ちいとは相談してから何じゃ、何やらさん、何やら議員さん、こうこうで火葬場やろう思うんじゃけん、あんたほうのあの上の辺しょう思うじゃが、ええじゃろうかという相談を持ちかけていろいろ、いや、うちの裏はおえんけえ、何々議員の裏がええわと言うて。いろいろ情報を聞いて、あっ、あっこのおっつあんの山じゃったら、わしが言うてあげる、僕が言うたら、あっこのおじさん、よう言うこと聞いてくれる、いろいろおるんじゃ、議員は。だから、その南北道の沿線の問題でも、やっぱりいろいろ議員の人に諮って、議員の意見を聞いて、市長はそら皆大学行った人ばあおらんけど、大学行った人もおるけど、わしみたいなあほうもおるけど、一般常識は持っとんじゃ、皆。じゃから、そういう意味でいろんな意見を広う求めて、新設道路にしても、そういういろんなことについても、皆自分自分の得意の分野ある。そうして議員をもっともっと使うて、議員やこおってもおらあでもええわというんと一緒じゃ、今やりょうるんじゃったら。そうじゃが、今やりょうんじゃったら。だから、その辺もそういうみんなの、20人の力、22人の力というたら大っきいが。また、この職員とは違う性質で、議員に出てくる持っとるわけな、選挙を戦うてくるわけじゃから。やっぱり、そういう特性を生かした、行政に生かして市長も、ほんならええが、そがあな話がしえかろう、実際に。その辺をもっと活用して、それで議員も、おお、わしがこう、何やらわしが言うてやったんじゃというて、誉れじゃが、おお何やらさんがやってくれたんじゃなあというて、そうじゃあ、議員も地域でまた信頼されるが、あの人が一生懸命やってくれて火葬場ができて、もう近うなって便利がええし、気持ちがええがというて言うて、そういうことが生まれてくるじゃろう。そういう行政をせんと、自分が何もかんも差し繰り回して表だけ何やら監査委員じゃ何やら委員じゃようけつくって、裏で全部自分が取り仕切って何もかんもやったって、ええわけにいくわけねえが。だから、市長、そういう方法をこれからは取り入れるんかな、入れんのかな。 それから、今の南北道の今度沿線の問題も、そうした今言われたような、きちっとしたそういうもんができん限りは、もうやらんということを確約してえ。 ○議長(堤幸彦議員) 市長。 ◎市長(武久顕也君) 火葬場の問題については、いろいろ話もお聞きになってるかもしれませんけれども、瀬戸内市も建てなければいけない状況です。同時に、岡山市も西大寺の火葬場がかなり老朽化をしていると聞いています。それぞれが別々にやったほうがいいのか、それとも一緒にやったほうがいいのか、その方針をまず出さないといけないと思っています。その方針を出した上で、瀬戸内市が単独でやるのであれば、単独でやるための適地が出てくるでしょうし、もし何か一緒にやれることがあるんであれば一緒にやれるための適地が出てくると思っています。今そういったすり合わせをして、最終的な方針を9月議会までには出さないといけないと思っております。それに基づいて、9月議会にそうした委託の費用を計上できるか、12月になるかというのは、ちょっと何とも申し上げようがありませんけれども、そういうことをまず決めてかからないといけないというふうに思っています。 これは、先ほどからご批判いただいているプロジェクトチームであるとか、そういったものをやるには似つかわしくないと思っておりますので、私が最終的に判断をして、その際には議会の皆さん方に、今相談してくれえという非常に温かいお声いただきましたので、ぜひとも相談させていただきながら、最も瀬戸内市にとってふさわしい方法を、方向性を出していきたいと考えておりますので、どうぞご理解いただきたいと思います。 それから、南北道の問題につきましては重ねて申し上げましたけれども、企業誘致のめどが立って、明確な説明ができるようなことを同時に、やっぱりご提案をさせていただく必要があるかなあというふうに思っております。どちらが早い遅いになるといけませんけれども、その辺のタイミングを十分にご相談させていただきながら、よりご理解いただけるような方向で取り組んでまいりたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。 ○議長(堤幸彦議員) 柴田議員。            〔22番 柴田 巧議員 登壇〕 ◆22番(柴田巧議員) もう最後なんじゃけど、市長、本当、私が冗談か本気かわからんようなこと言ようるかもしれんけど、いわゆる本当、議会ともっと接点をようけつくって、やっぱり、うちの市長は何でも、議員の議会、議長も含めていろいろ相談してやってくれる。その中で、そういう融和感も生まれて、お互いにこういう場でもいろんな意見をどんどん交わせるようになるし、ほいで議員もやっぱりそれが自分の誉れになるんですが、そうやっていろいろ自分が活躍できる場を与えてくれる、どこやらへも市長から頼まれて火葬場せにゃいけんので話に行ったとか行けるとか、そういうなんも自分の誉れになるし、頑張れるが。そうせんと、何のために議員に出とんなというようなことにもなりかねんが。そういう意味で、その辺がまあ私も思うけど、市長と年齢差もあって、そら市長のほうが60も何ぼもいっとって、こっちの若え人に言うのは言いええけど、逆の立場もあるかもしれんけども、そういう問題じゃねえが。やっぱり、市長を経験すりゃ、4年間経験すればそれなりに成長しとるわけなんじゃから、そういう勉強もされとるわけじゃから。その辺をぜひとも今後十分取り入れて、そういう方策を取り入れて、まずいろんな問題をそうして議会とも連携してやってほしいわ。お願いしてえ。 ほいで、市長、火葬場の場所の選定については……
    ○議長(堤幸彦議員) 残り時間あと3分です。 ◆22番(柴田巧議員) 岡山市とやろうと単独でやろうと要るわけなんよ。だから、早い時期、今からでもそういう選定を、どっちで、共同でするかせんかは別としても、するとこが、どうせせにゃいけんのなら、今からでもそういう場を当たるような方法で段取りは、下ごしらえはせんと、それが始まって、また一からまた土地の選定しょうたらまた時間がかかるばっかしですが。ある程度の目安を、こことここぐれえはいけそうなというような候補地というのはつくっとくべきですよ。そのくらいな段取りは、市長、せんといけんが。また、それがわからんような市長でもねえでしょう。やる気があればよ、やる気がなけりゃせんでええよ。 以上で終わります。議長、ありがとうございました。 ○議長(堤幸彦議員) 以上で柴田議員の質問を終わります。 ここで10分間休憩いたします。            午後4時0分 休憩            午後4時11分 再開 ○議長(堤幸彦議員) それでは、再開いたします。 休憩前に引き続きまして、一般質問を続けます。 次に、発言順序12番、久保木彰議員の一般質問を行います。 19番久保木彰議員。            〔19番 久保木 彰議員 登壇〕 ◆19番(久保木彰議員) それでは、2日目ラストでございます。しっかりと頑張っていきたいと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。早速でありますけども、一般質問に入らさせていただきます。 防災対策についてお伺いをいたします。 被災者支援システムの導入は、その後どのような検討がなされているのか、お聞きをいたします。震災、災害は、防ぐことはできませんが、災害をできるだけ少なくすることはできます、すなわち減災であります。災害がおさまってからの業務は大変な量になると思われます。物資配給や被災状況の把握、現金交付、仮設住宅の入居等々、山積みする災害関連業務に対して、次々と決断をしなくてはなりません。決断を下すには情報を一元化することにより、よりスピーディーな決断をすることができるのではないでしょうか。それを手助けしてくれるのが、被災者支援システムの導入ではないかと思われます。 総務省から全国すべての地方公共団体に無償で提供された、西宮市が作成し、被災者支援システムはサポート体制もあり、安価で立ち上がることができます。災害が起きてからでは遅いのであります。災害はいつ起こるかわかりません。一刻も早く準備をする必要があると思います。 地方公共団体の根本の使命は、住民の命と生活を守るということではないでしょうか。今回の東日本の震災で、改めて平時から災害時に住民本位の行政サービスが提供される体制づくりを進める必要が高まっております。行政の素早い対応が被災者支援並びに復旧復興に不可欠と考えられます。そのために、阪神・淡路大震災の教訓と実践に裏打ちされた同システムを平時に導入し、運用していくことが極めて有益だと思います。ご見解をお伺いいたします。 次に、防災会議についてお伺いをいたします。 防災会議の委員は、20名で構成されています。総務部長、市民生活部長保健福祉部長産業建設部長上下水道部長の5人の部長が委員になっています。今回の震災等も踏まえて、計画変更の折には女性の意見も伺いながら策定すべきと考えます。現在の防災会議には、役職で委員になっています。役職でなく女性の細やかな視点を生かすべく、女性の委員の任命の考えはないでしょうか。 また、防災会議は、災害が発生した場合、災害に関する情報を収集するとなっております。今は無線機、電話等で連絡をとっていると思われますが、災害時の情報収集にはタブレットPCまたスマートフォン等の活用が、これからは有効な手段と思われます。両機種ともコミュニケーションアプリを利用しての映像での通話が可能であります。音声だけの情報よりリアルに現場の情報を通してやりとりができます。情報の多いことで、より的確な指揮がとりやすくなると思います。また、複数の人数での情報のやりとりができます。お考えをお聞かせください。 次に……。            〔22番 柴田 巧議員 退席〕 ○議長(堤幸彦議員) 久保木議員、ちょっとお待ちください。 会議録署名議員の追加指名について申し上げます。 ただいま署名議員にいたしております22番柴田巧議員が退席をされましたので、2番河本裕志議員を新たに署名議員に追加いたします。 それでは、続けてください。 ◆19番(久保木彰議員) 次に、防災士の育成についてお伺いいたします。 防災士制度は、阪神・淡路大震災を教訓として、民間の防災リーダーを可及的速やかに育成する目的で、民間組織防災士制度推進委員会によって創設されます。その最大の教訓は、災害の規模が大きい場合には行政機関も被災するため、初動の救済、救助、救出、消火活動等が制限され、限界があることでありました。防災士とは、自助、公助、共助を原則として、公助との連携に努め、社会の数々な場で減災と社会の防災力向上のため活動が期待され、さらにそのために十分な知識、技能を有する者として認められた人であります。我が市においても、防災士の育成が第一と思われますが、ご見解をお聞かせください。 次に、避難路の確保、整備についてお伺いをいたします。 昨年10月18日でした、牛窓東小学校と東幼稚園の避難訓練に参加をさせていただきました。寒い日でありました。10時30分に地震が起きたとの想定で訓練が開始されました。10時41分に第1避難所の綾浦神社に無事避難、そして第2次避難所に向けて民家と民家の間を抜けて避難をいたしました。中腹道に上がる坂道の急なこと、私も休憩をとり、第2避難所に10時53分に避難完了でありました。この避難訓練を体験して思ったことは、中腹道に上がる新しい道が要る。紺浦交差点かオリーブ公園入り口交差点にしか高台に上がる道はありませんでした。車がということであります。また、ぜひともそういう形では避難路の確保と整備を考えていただきたいと思います。避難訓練を通して本当に避難路の確保と整備の重要性を感じました。 次に、避難所についてお伺いをいたします。 避難場所の開設には、市の職員は何名の人がつきますか、またどのような体制で臨まれるのか、お聞かせいただきたい。 次に、ため池の管理はどうなっているのか。 ほとんどのため池は耐震性がないと思いますが、貯水量の多いところは注意が必要と思います。整備、点検は行っていますか。また、急斜面地域も同じと思いますが、点検等はどのように行っているのか、お聞かせください。 次に、環境行政についてお伺いをいたします。 メガソーラーを初めとする太陽光や風力、潮力、小水力、バイオマス等の再生可能エネルギーの利用促進などをどのように進めていくのか。また、太陽光発電の導入を促進するために、公共施設や家庭の屋根に太陽光発電パネルを設置する際に、市民ファンド等を設立した初期費用ゼロで太陽光発電システムを設置する仕組みの活用をしてはいかがでしょうか。 既に、長野県飯田市では実施をされております。05年に市内38施設の屋根で太陽光発電が始まり、09年、10年度には家庭に初期投資をかけずに太陽光パネルを設置するおひさま0円システムの事業も実施をされてます。応募してきた家庭の屋根に業者が出力約3.5キロワットの発電パネルを設置し、初期費用には地元の信用金庫から融資を充てているようであります。 また、太陽光発電の設置に対する補助金は、瀬戸内市では今はなくなっておりますが、再度検討をしてはいかがでしょうか。 そして、太陽光発電に次いで利用がしやすいと思われる小水力発電の検討はなされているのでしょうか。用水路を利用して発電ができるのではないでしょうか。小水力発電は、24時間の運転が可能であります。90から95%稼働率があるようであります。 次に、鳥獣対策についてお伺いいたします。 近畿地方を初め多くの自治体でアライグマの被害が報じられております。農作物の被害だけでなく人体にも被害が出ております。ドイツではアライグマ回虫での死亡例が3件あるそうであります。瀬戸内市内ではまだ発見はされてないと思いますが、備前市、つい最近に赤磐市でもアライグマのつめ跡が発見されたようであります。現在被害が出ていない地域においても、近畿地域また近隣からの侵入を警戒し、発見された場合には早期に完全排除を目指して対応を行う必要があると思われますと専門家は言ってます。問題は、アライグマの生態を認識することであり、早期発見のため現状の把握であります。被害防止対策、体制づくりをどう進めるのか見解をお伺いいたしまして、1回目の質問を終わります。 ○議長(堤幸彦議員) 総務部・総合政策部参与。            〔総務部参与総合政策部参与 坪井裕一郎君 登壇〕 ◎総務部参与総合政策部参与(坪井裕一郎君) 失礼します。防災対策につきまして私が所管となりますので、私のほうから防災対策についてご答弁させていただきます。 防災対策について、まず被災者支援システムの導入の進捗状況でございますけども、被災者支援システムの導入につきまして以前にもご質問をいただきまして、導入をしていきたいということで答弁をさせていただいております。 被災者支援システムの導入状況でございますけども、ことし1月31日現在で全国112団体が導入をしており、東日本大震災の被災地である岩手、宮城、福島、3県においても発生後に17団体が導入をしております。今年度、県内で既に導入をしております倉敷市のほうへ視察に行きまして、本システムの導入の状況について、経緯、運用等についての状況も聴取しております。その結果、瀬戸内市においても倉敷市と同様の方法で導入が可能であると考えられますので、今年度中に導入する方向で準備をしたいと考えております。 被災者支援システムにつきましては、やはり住民情報、住基の情報を連動していく必要がございます。ただ、常時住基とリンクをすることにつきましては、これセキュリティーの問題もございます。また、経費の問題も出てまいりますので、倉敷市の場合、災害が起きた段階で、すぐに住基の情報を取り込める状態にしているということでございました。瀬戸内市においても同様の方法で被災者支援システムの導入のほうを準備しておきたいというふうに考えております。 続きまして、防災会議委員に女性の任命の考えはということでございますけども、瀬戸内市防災会議の委員は、防災会議条例で定められた指定地方行政機関の職員、岡山県職員、副市長、教育長ほか市職員、指定公共機関等の職員等約20名で構成されています。女性の委員は現在1名おりますけども、これも役職により委員に就任している方です。現在、自治会、コミュニティ等で防災訓練などの事業を行っておりますけども、その中でも女性の方からの意見、生活と密着した視点で貴重な意見をいただいております。これは防災啓発事業を進めていく上でもとても参考になっております。防災会議の委員に女性を登用するか、また地域での防災啓発事業を通じ、女性の方の意見を多く取り入れていくのか。いずれにしても、効果的に防災計画に女性の方の意見が数多く取り入れられる方法を検討していきたいと考えております。 災害時の情報の収集、伝達方法として、防災計画では防災行政無線、消防救急デジタル無線、そして民間無線の活用としてアマチュア無線の活用を掲げております。ご指摘のタブレットPC、スマートフォンの活用が災害時に有効な情報手段であることは十分認識をしております。既に和歌山県などでは、携帯型タブレット端末を使った災害情報システムの開発に着手すると聞いております。これは、被災市町村にかわって避難場所や孤立集落からリアルタイムで情報を集め、必要な支援を行うためのものです。これにつきましても、被災者支援システムとの関連も出てくると思いますので、そのあたりも含め、今後、維持管理経費等を考慮しまして、導入について検討していきたいと考えております。 続きまして、防災士を育成する考えはということでございますけども、阪神・淡路大震災の最大の教訓は、災害の規模が大きい場合には行政機関も被災するため、消防や自衛隊等の公機関の初動の救助、消火活動が制限され、限界があるというふうに言われています。ご指摘の防災士は、消防、自衛隊等の公機関が機能を発揮するまで、地域や職場において生命や財産にかかわる被害が少しでも軽減されるよう、被災現場で活動することや、また平時には防災意識の啓発や大災害に備えた互助、協働の活動の訓練などの取り組みを行うことが期待されています。 防災士になるためには、NPO法人日本防災士機構の研修を受け、資格試験に合格することが必要です。現在、岡山県には約430名の防災士がおられ、そのうち32名の方が日本防災士会岡山支部に登録されています。瀬戸内市においては2名の方が防災士登録をされております。市民の防災意識の高揚を図るなど、地域における防災リーダーの育成は重要であると考えております。そのため防災士資格取得を支援する自治体もふえてきております。今現在の瀬戸内市の支援策としましては、自主防災組織活動支援事業補助金の中で自主防災組織の防災リーダーとしての育成費として経費の2分の1内、5万円を限度とする資格取得経費の半額を補助することとしております。ただし、今後は個人が資格取得する際にも助成できる制度の検討をしていきたいというふうに考えております。 それから、避難路、避難所の確保、整備状況はということでございますけども、現在の津波・高潮ハザードマップは、地域でのワークショップを開催し、1次待避場所を決め、その避難路を設定したものですが、津波の想定が見直されると、現在の1次待避場所も決して安全であるとは言えない場所も出てくると思います。 昨年の東小学校の訓練のお話がありましたけども、その訓練もそれを想定しまして、中腹道、オリーブロードまで避難をされたと思います。ご指摘のとおり、その行程は決して整備されたとは言いがたい状況であったと思います。現在、各地域で実施している避難訓練も、東日本大震災を受け、現在の津波の想定より高い津波が来るという想定で、より高い場所を1次待避所として訓練を行っております。訓練を行う場合には、事前に町歩きを行い、避難路に危険な場所はないか、地震により倒壊する危険性のある建物はないか等調査を行い、それを地図に落とし、改めて避難路を検討するといった作業を行った後、訓練を実施しております。避難路は、ご指摘のとおり、一度歩いてみて危険な箇所を一度確認しておくことが必要であると考えます。危険な場所があれば、まずほかのルートを考える。ほかにルートがなければ、その避難路の整備が必要になってくると思います。 現在、各地域で防災啓発事業を行っておりますが、そういう中で避難路につきましての要望が数多く出されてきております。避難路、これにつきましては市道、農道、林道、さまざまございますけども、それぞれ、担当部署となると産業建設部になるわけですけども、今後産業建設部とも協議をしながら、できるだけ避難路の確保について整備が必要な場所があれば、随時改修のほうをしていくように検討をしていく必要があろうかというふうに思っております。 また、想定では地震が発生してから約2時間、2時間半後に津波が到達すると言われておりますけども、ただ実際訓練をしてみると2時間はあっという間に過ぎてしまいます。このため、やはり平常時から避難訓練等を十分に行い、災害に備える心構えが必要であると考えております。 続きまして、避難所についてでございますけども、災害時における避難所の開設につきましては、災害対策本部の市民生活班で対応しております。避難所の開設につきましては、日中であれば女性職員を中心として、また深夜につきましては男性職員を中心として2名体制で職員を配置しておりますが、避難所において要援護者の方がおられる場合、こういった場合は保健福祉班より保健師、これは全員女性でございますけども、保健師1名を各避難所に配置することとしております。 ご指摘のとおり、避難所においては女性ならではの細かい配慮が必要となる場合も多くあると思いますので、避難所の状況により、できるだけ女性職員が配置できるよう今後検討していきたいというふうに思っております。 以上でございます。 ○議長(堤幸彦議員) 産業建設部長。            〔産業建設部長 景山忠幸君 登壇〕 ◎産業建設部長(景山忠幸君) それでは、防災対策の5番目のため池、急傾斜地の関係についてご答弁させていただきます。 瀬戸内市には600余りのため池がございます。このため池につきましては、耐震性の調査についてはしておりませんが、平成21年度に県の指導によりすべてのため池の一斉点検を実施しております。また、日常的な管理につきましては、特に貯水量の多いため池は、かんがい用水として利用しているところがほとんどでございますので、地元の関係者にお願いしております。 それから次に、急傾斜地でございますが、現在、市内では急傾斜地崩壊危険箇所が87カ所指定されております。この箇所につきましては、昨年6月の土砂災害防止月間の期間中に、職員により定期点検を実施しております。ことしも6月中に実施する予定としております。 いずれにしましても、今後職員の点検、確認を強化するとともに、地元関係者や役員との連携を密にして、災害を未然に防ぐよう対応を進めていきたいと考えております。 次に、アライグマの被害の防止対策についてでございますが、アライグマの農作物被害につきましては、今のとこ本市では確認されておりませんが、隣県の兵庫県では生息数、被害数も急増していると聞いております。早期発見と的確な対応が必要と考えておりますので、近隣の市町や有害鳥獣駆除班との連携を密にして、被害情報の把握に努めるとともに、被害の予防や被害の拡大防止の観点から先進的な事例も参考にして、より効果的な対策について今後研究を進めていきたいと考えております。 以上です。 ○議長(堤幸彦議員) 市民生活部長。            〔市民生活部長 古武 稔君 登壇〕 ◎市民生活部長(古武稔君) それでは、私のほうからは環境行政についてということで、再生可能エネルギーの活用とのご質問でございますが、瀬戸内市では平成21年度に瀬戸内市地域新エネルギービジョンを策定して、市内の新エネルギーの各種調査を実施しております。瀬戸内市におきましては太陽光の利用が有利であるという結果が出ております。現在、市内の公共10施設に太陽光発電を設置しているところでございます。 ご質問のございました市民ファンド等の活用の関係でございますが、太陽光発電のご提案でございますが、この取り組みにつきましては、行幸の幼稚園と国府の幼稚園の太陽光発電設置で実施をしております。長野県の飯田市の取り組みとは少し形式は異なりますが、備前みどりのまほろば協議会が主体となりまして、国の補助金と全国の市民出資で行われたところでございます。 また、太陽光発電の設置に対する関係でございますが、補助制度の検討についてということでご発言ございましたが、市内住宅の太陽光発電の設置は24年4月末現在で797件に達しておりまして、1年間に約140件の増加ということで急速に設置が進んでおります。参考までに岡山県では、岡山県全体では19軒に1軒の割ということでございますが、瀬戸内市では約15軒に1軒の太陽光発電が設置されている状況となってるところでございます。 現在、国の補助制度と県の補助制度がございますが、これから先も太陽光発電システムの価格はもう下がる傾向にあるものと予想されるところでございます。このような状況も踏まえながら、今後の補助制度の方向性も考えるべきとの思いでいるところでございます。 次に、小水力発電のご発言がございましたが、瀬戸内市は比較的平たんな地形が多く、水量も少ないことから、現時点では実現可能な適地を特定しにくい状況でございます。今後の小水力発電の効率的な技術革新などに期待をしておるところでございます。 なお、先日も環境フェスタ等で電気自動車の関係等の無料体験も、試乗もしてきたとこでございますが、そのような点も踏まえて、今後も省エネの啓発に努めてまいりますので、よろしくお願いをしたいと思います。 以上でございます。 ○議長(堤幸彦議員) 久保木議員。            〔19番 久保木 彰議員 登壇〕 ◆19番(久保木彰議員) 被災者支援システムは、今年度中に導入するということであります。しっかりと、いざというときのために導入し、準備を進めておいていただきたいなと思っております。これをやることで、すごく減災にもなってくると思われますので、その点は本年度中、導入ということでありますので、よろしくお願いしたいと思います。 また、防災会議におきましても女性の視点をということで検討されるということでありました。 また、防災士におきましても、自主防災組織、今現在は自主防災組織に補助をしているけども、今後1人で受ける場合も何とか検討してくれるということでありましたので、その辺も今後予算がつくのを期待しておりますので、よろしくお願いしたいと思います。 それから、避難路も大変に、この前もあるかと思いますけども、どこへ避難するのかという明確な、市民の方がわかる範囲にしておかないと、どこの地域はどこへ行くんじゃと、どこへ逃げる、避難するということがはっきりしてなかったら、なかなか行動に移せないんじゃないかと思います。 東小学校を中心でいくと綾浦神社、また中腹道へ訓練いたしましたから、そこへ行くというのはわかりますけども、そうすれば、例えば綾浦の東小がある綾浦の住民は、本当どこへ逃げたらいいんかということをはっきりとしておかなくては、避難ができないんじゃないかと思いますので、それは自主防災組織で今後しっかりと避難先が指定されていくと思いますので、訓練でしっかりと徹底されていくことと思いますけども、その辺も今後しっかりと徹底をしていっていただきたいと思いますけども、その辺に関して答弁がありましたら、お願いしたいと思います。 ○議長(堤幸彦議員) 総務部・総合政策部参与。 ◎総務部参与総合政策部参与(坪井裕一郎君) 失礼します。今現在、各地域で防災啓発事業を開催させていただいております。牛窓地域につきましては、牛窓、鹿忍、長浜の防災啓発事業、今年度、来年度で行う予定にしておりまして、その中でも牛窓地域を今年度事業を実施する予定にしておりまして、実は先日の日曜日に行政委員、それから民生委員の方、それから消防の方に参加をいただきまして、第1回目の講演会を開催しております。それから、これは大体4回ぐらいなシリーズで啓発事業を行うわけなんですけども、その中で図上での、まず避難ルートの確認をしていただいて、それから町歩きを行いまして、最終的に第1次避難場所を決めるというようなことで今考えておりまして、最終的にできればそれをもとに避難訓練まで開催できたら一番いいかなというふうには考えております。 ○議長(堤幸彦議員) 久保木議員。            〔19番 久保木 彰議員 登壇〕 ◆19番(久保木彰議員) やはり、何回か訓練も参加していけば頭の中へ入ってくる。何回も何回も繰り返すことが、いざというときに体が動くのではないかと思っております。 それから、タブレットPC、またスマートフォンの活用ということで、現実に活用されているということであります。また、費用対効果ということで導入を考えていくということがありましたけれども、タブレットPCまたスマートフォンを災害のためだけに購入するんじゃなくても、結構窓口でも使えるのではないかなと。私もここ数カ月使ってみまして、ある意味では今までのパソコンいらってない方のほうが、タブレットPCのほうがさわりやすいんじゃないかなという感覚がいたしております。 以前に、高原部長が買い物難民のときにタッチパネル式ということを導入をして、何とか買い物難民の方に支援をしていきたいというようなことの答弁があったように思います。タブレットPCは、それが現実なもんであります。また、今現在もタブレットPCを使っての買い物支援をしているところもあります。また、タブレットPCにおいては、障害者においても使いやすいアプリがあるということであります。そういう形でいくと、各窓口に置いといてもタブレットPCが使えるのじゃないかと、もし災害あるときにはそれは災害にも使えるということがあると思いますけども、そういう形では、タブレットPCはもう少しいろんな使い方ができるということで研究をされてはいかがかと思いますけども、だれか答弁をお願いして、購入を進めていきたいというような考えがあるかないか、お聞かせを願いたいと思います。 だれか言うたらいけんのよな。防災もあるし、防災だけに使うんでは、費用対効果も結構な高価になります。今さっき言いましたように、防災だけに使うわけじゃありません。業務の中でも使えるということでありますので、高原部長、防災、どちらも、ほんなら答えてください。 ○議長(堤幸彦議員) 総合政策部長。 ◎総合政策部長(高原家直君) タブレットの活用につきましては、非常に効果的であるという認識でございます。そういったものを普及啓発するというようなところになりますと、いわゆる財源という確保が必要になってまいります。したがいまして、有利な補助金であるとか、そういったものを探して研究をさせていただきたいと思っております。 以上です。 ○議長(堤幸彦議員) 久保木議員。            〔19番 久保木 彰議員 登壇〕 ◆19番(久保木彰議員) しっかりと今後研究して、有効であるともし判断されたならば導入を積極的に進めていっていただきたいなと思っております。 それから、再生エネルギーの件でありますけども、瀬戸内市は太陽光発電が適しているということであります。また、小水力発電は適したところがないと、適地がないということであります。小水力発電にもいろいろとあるようであります。小水力発電で発電力が1万キロ以下の場合に小水力発電とあるそうであります。それから、ミニ水力発電という名称では、100から1,000キロワットを大体ミニ水力発電、それからマイクロ水力発電が100キロ以下と、発電するものをこういう形では言うそうであります。小水力発電1万キロ以下とか、大きいものでなくても用水路であるとか、落差がなくても発電ができるということがあります。そして、もっと一番ちっちゃっい発電でピコ発電というのがあります。農業用用水において、その少しの流れで発電ができる。これが大体10ワットぐらいの発電ができる。10ワットで何ができるかというと、街路灯にもなります。また、あるところでは電気さく、鳥獣の電気さくにピコ発電を利用して、電気さくでずっと鳥獣の被害を避けている。そういう形で、場所がもちろん限定されますけども、そういう使い方をしているところもあります。今言いましたように、街灯にも使っているところもあります。そういう利用の仕方をすれば、瀬戸内市でも小水力発電というのは利用ができるのではないかと思いますけども、答弁、産建部長、いかがでしょうか。 ○議長(堤幸彦議員) 市民生活ですね。            (19番久保木 彰議員「あっ、そう、ごめん」と呼ぶ) 市民生活部長。 ◎市民生活部長(古武稔君) いろいろの用途の関係のご提言もいただきました。もともと当市の場合は、落差の関係等で結構無理かなという概念で考えておったとこでございますが、そのような用途の関係もできるという点も踏まえて、さらなる検討をしていけたらと考えております。ありがとうございます。 ○議長(堤幸彦議員) ちょっとお待ちください。 久保木議員の一般質問の途中でございますけれども、ここで皆さんにお諮りいたします。 本日の会議は時間を延長して行いたいと思いますが、ご異議ございませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(堤幸彦議員) ご異議なしと認めます。よって、本日の会議は時間を延長して行います。 久保木議員。            〔19番 久保木 彰議員 登壇〕 ◆19番(久保木彰議員) それから、もう一つ、再生エネルギーの件で啓発ということの意義も踏まえてでありますけども、今、瀬戸内市で所有するハイブリッドカーまた電気自動車等があります。この自動車を業務に使ってない土曜日また日曜日、祭日等、市民あるいは観光客に貸し出し、啓蒙活動からいいますと、市民の方に貸し出しっていう方法はできるでしょうか。ちょっとお伺いをいたします。 ○議長(堤幸彦議員) 総務部長。 ◎総務部長(福池敏和君) 他市でも確かに、岡山県等でも取り組みをやっていたと思います。ただ、その中で充電切れが数回あったり、外部委託者がレッカーでとりに行ったというふうな機会もあったそうです。返却後、小さいきずが見つかったとか、いろんな問題がネックであるというふうな情報も入っております。しっかり今後時代に合った検討をしていきたいと思います。 ○議長(堤幸彦議員) 久保木議員。            〔19番 久保木 彰議員 登壇〕 ◆19番(久保木彰議員) 検討していくというのは、貸し出しを考えていくということでしょうか。再度お願いしたいと思います。 ○議長(堤幸彦議員) 総務部長。 ◎総務部長(福池敏和君) 貸し出しとまでは今のところ考えておりませんが、しっかり業務として、そういう意味で車を活用していきたいということで考えております。 以上です。 ○議長(堤幸彦議員) 久保木議員。            〔19番 久保木 彰議員 登壇〕 ◆19番(久保木彰議員) わかりましたという言うようしかないのかなと思いました。 それから、ため池と急傾斜のこと、6月にもう一度点検を行うということでありましたけども、今進行中、6月中にやるのか、今まで点検をしたところで異状があるところがあるのかないのか、お聞かせを願いたいと思います。 ○議長(堤幸彦議員) 産業建設部長。 ◎産業建設部長(景山忠幸君) この点検につきましては昨年6月に実施しておりまして、その中では特に異状は発見されておりません。 それから、ことしも6月中に実施する予定でございますが、今まだ準備をしておる段階でございますので、6月中には実施したいと考えております。 ○議長(堤幸彦議員) 久保木議員。            〔19番 久保木 彰議員 登壇〕 ◆19番(久保木彰議員) 6月中にやると言いましても、6月中だったら、あと20日ほどしかありません。その期間に、今さっき言われたため池が六百何ぼ、それから急傾斜が87、この箇所が20日間でできるんですか。何名の人員入れてやるんですか。 ○議長(堤幸彦議員) 産業建設部長。 ◎産業建設部長(景山忠幸君) ため池につきましては、毎年の点検は600カ所余りということでできておりません。そういうことで、平成21年度に県の指導によりまして、すべてのため池を一斉点検をしております。 それから、急傾斜地が87カ所ございますが、これにつきましては、昨年3班ごとに分かれて、それぞれ実施しております。ことしも同じような体制で実施するようなことを考えております。 ○議長(堤幸彦議員) 久保木議員。            〔19番 久保木 彰議員 登壇〕 ◆19番(久保木彰議員) 今言いましたように、6月中になりますと、あと20日ほどしかありません。その中で3班に分かれて87カ所、また600からのため池の点検ができるのでしょうかということなんです。これは確実にできるんですね。 ○議長(堤幸彦議員) 産業建設部長。 ◎産業建設部長(景山忠幸君) 急傾斜地につきましては、87カ所全部を点検する予定でございますが、ため池につきましては、地元の役員さん等、それぞれ日常的に管理をしていただいておられる方がございますので、その方に管理のほうはお願いして、異状があれば連絡していただくようにということで、これまでもやっております。 ○議長(堤幸彦議員) 久保木議員。            〔19番 久保木 彰議員 登壇〕 ◆19番(久保木彰議員) しっかりと点検をしていただいて、これから災害のシーズンも来ます、そういうことにしっかり備えていっていただきたいなと思っておりますので、必ず6月中に総点検をやっていただきたいと思います。決意だけじゃなしに、確実にやっていただきたいなと思っておりますので、よろしくお願いしたいと思います。 それから、アライグマの件でありますけども、6月8日の山陽新聞の東備版に出ております。赤磐市でアライグマのつめ跡が発見されたということがあります。まだアライグマのつめ跡が見つかっただけで、アライグマが見つかったわけじゃありませんけども、アライグマがもし見つかれば、相当な数がいるんじゃないかなということが言われております。これは兵庫県でもそうでありますし、どこの地域でもアライグマが見つかったら相当な数があるということがありますので、その辺はきちっと対処、対策を立てていかないと大変なことに、被害額も相当な被害額になってくると思いますので、その辺は産建部長もよくわかっていらっしゃると思いますけども、しっかりと対策を組んでいただきたいなと思っておりますけども、先ほど答弁ありましたけど、もう一度ちょっと答弁をお願いしたいと思います。 ○議長(堤幸彦議員) 産業建設部長。 ◎産業建設部長(景山忠幸君) 議員ご指摘のように、1匹見つかりますと大変な数がその周辺におるということでございますので、できるだけその辺情報交換を近隣市町村と密にしまして、少しでも早目に対応ができるように情報交換とか対策の研究を進めていきたいと思います。 ○議長(堤幸彦議員) 久保木議員。            〔19番 久保木 彰議員 登壇〕 ◆19番(久保木彰議員) 赤磐市ではつめ跡が見つかったということでありまして、この新聞によりますと、猟友会員が箱縄の取り扱い方を実演したり、市の農林課は、被害は全国各地に広がっており、多数の農家に受講してほしいとして、講習会をこの6月24日また7月8日に赤磐市はこういう形で講習会を開いて、箱縄を使える形で今持っていっているようであります。この辺のことも、我が市においてももしあった場合にはそういう形で講習会もしっかりと取り組んでいただきたいなと思っておりますけども、その辺で、市長、今までのやりとりで、まずタブレットPC導入のこともあります、これからまたアライグマの件、また再生エネルギーの件、今まで聞いた中で答弁をお願いしたいと思っております。 ○議長(堤幸彦議員) 市長。 ◎市長(武久顕也君) 防災対策につきましては、行政ができることというのは限界があると思いますので、そうした意味で現在取り組んでおります方向で、まず市民の皆さんに力をつけていただいて、その中で行政との役割分担の上で進めていくということが肝要だと思っております。 それから、環境行政につきましては、先ほど小水力発電等のご提案もありましたけれども、例えば大用水とか、ああいったところへ設置するにしても、いけるかなあというふうに私も思ったこともあるんですけれども、やっぱり夏場の時期と冬場の時期、全然水量が違うんですね。そういうふうな状況の中で採算をとっていくというのは、かなりやっぱり厳しいというような見方もあったりいたします。そういうことで、できるところは積極的に取り入れていけばいいんですけれども、そこに必ず人手が必要であったりとか、例えばごみがかかったりとか、後それが老朽化したときにどういうふうな費用でそれを修繕していくかとか、そういう長い目で見たときの採算性とかを見ると、なかなか厳しいものがあるかなというように思います。 したがいまして、基本的には、現在エネルギーの固定買い取り価格が示されておりますけれども、その範囲内で採算に合うというように判断されたところは、独自にやっていただくということが望ましい姿なのかなというふうに思っています。 それから、鳥獣対策につきましては、これはいろいろこれからさらなる被害が予測されておるというご指摘でありますので、そういったところを速やかに対応できるように準備だけはしておきたいなというふうに考えているところでありますので、よろしくお願いします。 ○議長(堤幸彦議員) 久保木議員。            〔19番 久保木 彰議員 登壇〕 ◆19番(久保木彰議員) 小さい声で言うてもええんじゃけども、タブレットPCの導入なんかは、どういう考えでありますか。 特にパソコン関係強い市長、副市長であります。その辺しっかりと活用をお願いしたいなと思うんですが、いかがでしょう。 ○議長(堤幸彦議員) 市長。 ◎市長(武久顕也君) タブレットPCは通信費がこれ結構ばかになりませんので、一たん購入すると単に端末の費用だけではなくて、その後のメンテナンス費、維持管理費といいましょうか、通信費等がずっとかかってくるというものです。したがって、必要なところに必要なものを充てていくという形で考えていく。導入費用は安くても、そのあたりちょっと慎重に考える必要があるのかなというふうに思っています。ご趣旨としてはよくわかりますので、取り入れられるものがあれば、そのあたりは柔軟に取り入れていく用意といいましょうか、その姿勢だけは持っておきたいと思っています。 ○議長(堤幸彦議員) 久保木議員。            〔19番 久保木 彰議員 登壇〕 ◆19番(久保木彰議員) 通信費のことも言われました。この前、新見市の市役所がWi-Fiの接続点になっております。民間業者が設置したそうであります、市役所また支所、いろんなところへつけた。また、そういう意味では瀬戸内市においてもWi-Fiが接続できるよう、また民間の業者とも話をしていただいたら、そういう形では表でやるもんとまた違いますけども、Wi-Fiの接続にもしっかりと広げていただきたいなと思いますけども、いかがでしょうか。 ○議長(堤幸彦議員) 市長。 ◎市長(武久顕也君) Wi-Fiにつきましては、いろいろ検討をして導入できるかどうか、最終の詰めの作業を行っておりますので、そのあたりはまた改めてご報告できる機会があるんではないかなと思ってますので、よろしくお願いします。 ○議長(堤幸彦議員) 久保木議員。            〔19番 久保木 彰議員 登壇〕 ◆19番(久保木彰議員) しっかりといろんな形で取り組んでいただきたいなと思っておりますので、よろしくお願いしたいと思います。 以上で終わります。 ○議長(堤幸彦議員) 以上で久保木議員の質問を終わります。 以上で本日予定いたしておりました発言順序7番から12番までの一般質問が終了いたしました。 次の本会議は明日6月13日午前9時30分から、引き続き発言順序13番から17番までの予定で一般質問を行います。 それでは、本日はこれをもちまして散会といたします。 皆さんご苦労さまでございました。            午後5時4分 散会...