○議長(守井秀龍君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。
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○議長(守井秀龍君) 次に、市長から御挨拶を兼ね、諸般の報告を願います。 吉村市長。 〔市長 吉村武司君 登壇〕
◎市長(吉村武司君) 皆さん、おはようございます。 本日は、第1回定例会を招集いたしましたところ、議員各位には
大変お忙しい中、御出席いただき、ありがとうございます。 本定例会では、次年度の私の市政に関する大綱となる令和5年度施政方針を申し述べさせていただくほか、令和5年度備前市
一般会計予算、備前市
固定資産評価審査委員会委員の選任同意及び
備前市営バス運行事業に関する条例の一部を改正する条例の制定など53議案と諮問1件、報告事項2件をそれぞれ提案いたしております。 本日、3議案を追加提案いたしております。 議員各位の格段の御協力を賜りますようお願いを申し上げます。 それでは、11月定例会以降の主な政務につきまして御報告を申し上げます。 12月26日、
東備西播定住自立圏形成推進協議会が赤穂市役所で行われ、出席してまいりました。会議では、令和3年度の事業報告や決算報告について審議いたしました。 1月4日、新年互礼会を開催し、市職員20名に対する永年勤続表彰と市の業務改善に取り組んだ職員に対して市長表彰を行いました。また、備前市善行表彰式も併せて行い、様々な分野で備前市に貢献いただいております方を表彰し、感謝を申し上げました。 1月8日、備前市二十歳の集いを
市民センターで開催いたしました。二十歳の集いは、これまで成人式として行っていたものを、民法の改正により成人年齢が引き下げられたことに伴い名称の変更をし、実施したものであります。人生の節目である二十歳を迎えられた参加者は、笑顔があふれ、その晴れやかな姿は希望に満ちておりました。それぞれが自分の目標に向かって活躍されるよう切に願いつつ、新たな門出をお祝いいたしました。 1月11日、岡山県市長会が開催され、出席してまいりました。会議に先立ち、
優良職員表彰式が行われ、備前市からも2名の職員が受賞されました。会議では、令和5年度の
歳入歳出予算などの審議のほか、特別講演として災害時の高齢者、障害者等の支援に対する講演が行われました。 1月14日から21日にかけて、フランス、モナコ公国、イタリア、
ベルギー各国の関係都市を歴訪してまいりました。今回の歴訪は、昨年10月にフランス・パリで開催された
北前船寄港地フォーラムの成果として、備前焼の販路拡大や
国際文化交流を図るための具体的な交渉を行うためのものであり、陶器の町で知られるイタリア・ファエンツア市とパブロ・ピカソが作陶した陶器を収蔵している
ピカソ美術館を有するフランス・ヴァロリスでは、文化的かつ人的な交流を進めていくための覚書、友好の書を締結してまいりました。 また、ヴァロリス市とは、リニューアルオープンする
備前焼ミュージアムの
オープン記念企画展に作品を貸与いただけるなどとの交流について、前向きな意向をいただけたところでございます。今後は、姉妹都市を目指し、友好な関係構築を進めたいと考えております。 1月24日から26日にかけて上京し、昨年11月に発足した東京備前市ゆかりの会役員並びに都内備前市関連企業に新年の挨拶を行ったほか、
全国市長会の理事、評議員会及びB&
G全国サミットに出席してまいりました。B&
G全国サミットでは、吉永B&
G海洋センターが優れた管理運営を行う
海洋センターのあかしである特Aの評価を10年連続で受け、受賞いたしました。また、議員会館や総務省に赴き、
特別交付税の要望書を提出してまいりました。 1月30日、
東鶴山地区懇談会を開催し、地区の方と意見交換を行いました。 2月1日、
東備地域農業者の集いが備前市
市民センターで開催され、
新規農業就業者へ激励を行ってまいりました。
新規農業就業者の皆様が、農業の担い手として地域の中心となり、御活躍いただけるよう御期待申し上げます。 同日、
片上地区懇談会を開催し、地区の方と意見交換を行いました。 2月2日から4日にかけて、
北前船寄港地フォーラムin Okinawaに参加してまいりました。次回開催地が岡山ということもあり、県内からも多くの市長が参加しており、レセプションでは次回開催地としての決意を述べさせていただきました。また、フォーラムに合わせて行われた
一般社団法人地域連携研究所企業会員制度の発足式では、「炎と土が生み出す「備前焼」の魅力を売り込む~欧州での販路拡大に向けて~」と題した基調講演を行いました。 2月5日、備前市
消防団日生方面隊出初め式が3年ぶりに
日生中学校グラウンドで行われ、市長として激励の挨拶を行ってまいりました。式典後、日生港での
源平放水合戦として名高い放水訓練が行われ、多くの観客が懸命に放水する消防団員の雄姿と5色の水柱に見入っていました。 2月6日、岡山県
都市計画審議会が県庁で開催され、出席してまいりました。会議では、
都市計画区域・区分の変更など3議案について審議いたしました。 2月7日、旧閑谷学校を含む近世日本の教育遺産群について、
世界文化遺産暫定一覧表への追加記載に関する要望書を文化庁に対し行い、各種の取組を伝えることができました。今後も、引き続き世界遺産に対する暫定一覧表への追加記載の要望活動を続けていきたいと考えております。 同日、戸板女子短期大学との
連携協定調印式が都内で開催され、出席してまいりました。同大学は、食物栄養科を有し、カフェ、レストランなど
フードビジネスへ多数就職していることから、器としての備前焼の魅力発信が期待されるとともに、大学の持つ知見を市の様々な事業に生かしていきたいと考えております。 2月8日、備前市
環境衛生指導委員功績者等の表彰式を開催し、平素からごみの分別収集や地区の清掃活動などに尽力いただいている委員の皆様を表彰いたしました。 同日、第3回備前市
公共交通会議を開催いたしました。会議では、令和5年度備前市
デマンド交通運行計画や市営バスの運行路線、料金等について協議いたしました。 本市の公共交通が、地域の実情に応じ、利用者にとってより使いやすいものになるよう、引き続き努力してまいります。 同日、SEA TO
SUMMIT実行委員会が開催され、出席してまいりました。昨年7月に開催した大会が無事成功したことへの御礼と次年度開催についての意見をいただき、引き続き備前市の魅力を存分に満喫していただけるイベントとなるよう準備しているところであります。 2月10日、
自衛隊入隊者激励会が開催され、入隊予定者に対し激励を行ってまいりました。 2月14日、第33回
北前船寄港地フォーラムinおかやまの開催に向けた打合せ会が
岡山商工会議所で開催され、出席してまいりました。 2月15日、岡山県
後期高齢者医療広域連合議会令和5年2月定例会が開催され、議員として出席してまいりました。会議では、令和5年度予算などについて審議いたしました。 2月16日、
公益財団法人日本離島センター第2回
臨時評議員会が都内で開催され、出席してまいりました。会議では、議長を務め、令和5年度事業計画及び収支予算などについて審議いたしました。 2月17日、晴れの
国岡山農業協同組合から寄贈いただいた
ランドセルカバーなどについて、
交通安全用具贈呈式を行いました。いただいた用具は、この春に小学校に入学する新1年生につけていただくなど、交通安全に役立ててまいります。 2月19日、B&
G財団会長杯近隣市町親善備前東地区少年剣道大会が吉永B&
G海洋センター体育館で行われ、挨拶を申し上げてまいりました。 以上で開会に当たりましての御挨拶と政務報告を終わります。
○議長(守井秀龍君) 本日、政務報告の配付がなされておりません。発言内容に沿った資料を配付したいとの申出により、後刻、早急に配付いただくことといたしますのでよろしくお願いいたします。 市長の御挨拶が終わりました。
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○議長(守井秀龍君) 続いて、教育長から御挨拶を兼ね、諸般の報告を願います。
松畑教育長。 〔教育長 松畑煕一君 登壇〕
◎教育長(松畑煕一君) 皆さん、おはようございます。 早速ではございますが、11月定例会以降の主な教育行政の概要につきまして御報告をいたします。 1月5日、
定例園長会があり、挨拶をいたしました。また、
定例校長会があり、備前市として
小中一貫教育に取り組むこと、
国際バカロレア教育に取り組むこと、総合的な学習を核に備前未来学に取り組むことなどを話しました。 1月8日、備前市
市民センターで開催されました備前市二十歳の集いに出席をいたしました。今年度は、285人が二十歳を迎え、久しぶりに再会を喜び合う晴れやかな様子を見て、頼もしく感じました。 1月14日、備前市
文学賞表彰式があり、出席をいたしました。一般の部に160点、小学生の部に88点、中学生の部に568点の応募があった中から、短歌、俳句などの5部門で入選11点、佳作40点を表彰いたしました。入選作品は、市のホームページに掲載しておりますので御覧ください。 1月21日、第1回備前市「論語かるた」大会があり、参観をいたしました。
新型コロナウイルスのため、企画から3年越しの開催となりましたが、個人戦、団体戦合わせて70人の参加があり、小学生低学年以下、高学年、中学生、高校生以上の4つのカテゴリーで熱戦が交わされました。会場は論語ゆかりの旧
閑谷学校講堂で、大会は大いに盛り上がりました。 1月24日、B&G財団の
全国サミットがあり、出席をいたしました。 1月26日、
文化財防火デーのイベントとして、真光寺で行われた防災訓練を参観いたしました。山林火災を想定した
真光寺関係者と東備消防署の連携の取れた放水訓練の様子を拝見し、講評を行いました。 1月28日、
東備西播定住自立圏形成推進協議会の行事として開催されました
日本遺産講演会「北前船入門」を聴講いたしました。
一般社団法人北前船交流拡大機構の
中野秀治上席研究員による「
北前船入門~西回り航路の商いと文化~」と題した講演を聴講し、北前船についての理解を深めました。 1月30日は
東鶴山地区、2月1日は片上地区の
地区協議会に参加し、地区の在り方を考えるよい機会となりました。 2月10日、
岡山大学文明動態学研究所の第1回特別展が
岡山シティミュージアムで開催され、開会式に出席をいたしました。 2月19日、吉永B&
G海洋センター体育館で開催されましたB&G関連の
少年剣道大会に参加をし、小学生、中学生の子供たちが非常にはつらつと頑張っておる姿に接し、元気をいただきました。 以上をもちまして教育行政の概要説明を終わります。
○議長(守井秀龍君) 教育長の御挨拶が終わりました。
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○議長(守井秀龍君) これより議事日程に入ります。 日程1、
会議録署名議員の指名を行います。
会議録署名議員は、会議規則第88条の規定により14番土器議員、15番中西議員、1番草加議員、以上3名の方を指名いたします。
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○議長(守井秀龍君) 日程2、会期についてお諮りいたします。 本定例会の会期は、あらかじめ
議会運営委員会において決定しておりますとおり、本日から3月23日までの32日間といたしたいと思います。これに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 御異議なしと認めます。よって、会期は32日間と決定いたしました。 なお、会期中予定されております日程は、お手元に配付いたしておりますので、御承知おき願います。 この際、配付資料を調製するため、暫時休憩いたします。 午前10時03分 休憩 午前11時30分 再開
○議長(守井秀龍君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。 資料の提出が遅くなりましたことをおわびいたします。
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○議長(守井秀龍君) 日程3、本日追加送付されております議案も含め、これまでに送付されております議案第1号から議案第56号、諮問第1号、報告第1号及び報告第2号については、これらを一括して上程し、市長から施政方針演説並びに提案理由の説明を願います。 吉村市長。 〔市長 吉村武司君 登壇〕
◎市長(吉村武司君) 今回提案をしております諸議案の説明に先立ち、令和5年度の市政の推進について所信の一端を申し述べさせていただきます。
新型コロナウイルス感染症の流行から3年が経過しようとしていますが、市民や事業者の皆様、また医療や介護に従事されている皆様におかれましては、基本的な感染対策やワクチン接種などの推進に御理解と御協力並びに御尽力をいただいていることに改めて感謝申し上げます。 国においては、本年5月8日から、
新型コロナウイルス感染症の法律上の取扱いを季節性インフルエンザと同じ5類に引き下げる方針を決定しましたが、本市では、引下げ後も国の動向を注視しつつ正確な情報発信をはじめワクチン接種や検査キットの配布など、皆様に寄り添った取組を引き続き講じてまいりたいと思っております。 さて、私は、愛する我が町備前市を次の世代へ引き継いでいくため、最も優先して取り組むべき課題が人口減対策であると考えております。 本市においては、出生数は10年前である平成24年の201名から令和4年には127名にまで減少し、市外への転出超過と相まって、2年後の2025年には人口が3万人を下回ることが推測されております。 この先送りできない課題に対し、私は、市民が誰一人取り残されないという信念の下、心豊かな暮らしと持続可能な環境、社会、経済の実現を目指すデジタル田園都市国家構想に取り組んでまいります。 このデジタル田園都市国家構想の実現には、マイナンバーカードの普及が鍵となることから、昼食費、学用品、保育料の納付免除など、市が政策的に実現する補助金等を市民の皆様がマイナンバーカードを取得するインセンティブとして位置づけることとしました。 今後のデジタル社会における施策展開にはマイナンバーカードが必要不可欠であり、より多くの市民の皆様にマイナンバーカードを取得していただくことが相互の利益につながることから、この取組はお願いを含めたメッセージとして御理解いただきたいと考えております。 また、具体的なデジタルに関する取組としましては、デジタルサービスの利用を促す、希望する市民へスマートフォンを配付するほか、教育や子育て分野などでの電子地域ポイントの活用、小・中学校におけるフューチャークラスルームを活用した
小中一貫教育の推進、デジタル教科書の導入による質の高い教育環境の整備に加えて、水道検針のスマートメーターの導入やICTを活用した鳥獣被害対策の検討などを行ってまいります。 これらの取組により、暮らしや産業など様々な場面においてデジタルの恩恵を市民へ届けていくことで、地域の豊かさをそのままに、都市と同じまたは違った利便性を備えた魅力あふれるまちづくりを進めてまいります。 さらに、備前市の未来を形づくる施設として、備前焼の魅力や情報発信拠点としてリニューアルする
備前焼ミュージアム、旧アルファビゼンの一部を解体し、新たな市民の交流拠点となる複合施設、全ての市民が多様に使うサードプレイスとしての新中央図書館、地産地消を含めた食育の推進や衛生的かつ安全でおいしい給食を提供する学校給食共同調理場、令和6年度の合併20周年に向けて整備を進めてまいります。 このほか、本市独自の切れ目のない子育て支援の一つとして、子育て世代の負担軽減を図るため、小・中学校の児童・生徒に対して、土曜、日曜、祝日及び夏休み等の長期休暇中の昼食代等を365日支援する取組を新たに講じてまいります。 これらの取組を基に、第3次備前市総合計画に掲げた将来像である「豊かな“自然と文化“、魅力あふれる“まち“、活気ある“ひと“、それが備前」の実現に向け、今こそ力強い一歩を踏み出す必要があります。 揺るぎない覚悟と先を見通すビジョンを持って、市民の期待を正面から受け止め、市民一人一人に恩恵が行き届くよう、備前市に住んでよかったと感じてもらえるように、職員と共にスピード感を持って市政を推進してまいります。 終わりに際し、市議会並びに市民の皆様の御理解と、より一層の御協力を心からお願い申し上げ、私の所信表明とさせていただきます。 それでは、以下、多岐にわたります施政の中から主要な事項について申し上げます。 まず、誰もがいつまでも成長し続け、輝けるまちについて申し上げます。 初めに、教育行政全般につきましては、グローバル化に対応できるスキルを身につけた人材を育成するために、英語教育を核とした国際教育の取組を進めてまいります。 生涯学習の充実につきましては、新中央図書館建設に向けて現在実施している基本実施設計業務について、引き続き取り組むとともに、開館までの準備として専門職員、図書館ボランティア、ブックコンシェルジュの養成を行ってまいります。 また、まちじゅうどこでも図書館を推進し、本に親しむ環境の充実を目指してまいります。 公民館活動では、身近な学びの場として多様な生涯学習の推進に応えるため、世代や地域のニーズに沿った講座を充実させるとともに、市民の学習成果を発揮する場の創出を行ってまいります。 また、まなび塾+(プラス)体験活動教室において、探究学習をテーマとした中高生向けの講座の実施や地域学校協働活動の推進などを通して、子供たちの多様な体験機会を確保するとともに、市民やNPO団体がボランティア活動を行い、世代間交流や自己実現をする場の充実に努めてまいります。 就学前の教育、保育等の充実につきましては、園児の健やかな成長に資するため、保育園及び
認定こども園の環境整備を進めるとともに、保育料、給食費等の無償化や子育て世代の負担軽減を図ってまいります。 また、待機児童の解消のため、保育士、保育教諭の確保を継続するとともに、就学前から小学校への円滑な接続を進め、幼児期から生活の中で楽しく英語に触れる機会を設けるためALTを全園に配置し、英語教育の推進に努めてまいります。 学校教育の充実につきましては、教育におけるデジタルトランスフォーメーションの推進について、教員のニーズに応じたスキルアップの機会を充実させるとともに、研究事業等により検証することを通して授業改善につなげてまいります。 また、ALT活用の好事例を周知し、英語によるコミュニケーションの環境づくりを図るとともに、国際教育プログラムである
国際バカロレア教育を全小・中学校で推進し、子供たちの主体的かつ対話的で深い学びにつながる授業改善を進めてまいります。 さらに、義務教育9年間の一貫した
小中一貫教育を全中学校区で取り組むとともに、小・中の9年間を見通した子供の読書活動の推進を図ってまいります。 また、学校給食共同調理場の統合整備を推進し、より安全・安心な給食の提供に取り組んでまいります。 このほか、片上高等学校においては、指導や助言を行うなどの連携協力体制を強化し、キャリア教育の充実を図ってまいります。 歴史文化の活用と伝統文化の継承につきましては、備前市文化財保存活用計画に基づき、歴史・文化の保存、活用に計画的に取り組んでまいります。 また、文化施設においては、旧閑谷学校、備前焼、北前船寄港地の3つの日本遺産や古墳群及び地域の文化資源などを活用した企画展やワークショップを開催し、地域の歴史や文化を知る機会の創出を図ってまいります。 旧閑谷学校につきましては、関係市である水戸市、足利市、飛騨市と連携し、世界遺産登録に向けて事業を推進してまいります。 芸術文化活動の推進につきましては、国や民間等の助成金を活用しながら、各種事業に取り組み、芸術文化に接する機会があった市民の割合の向上を図ってまいります。 また、市民の文化活動と地域に育まれた伝統工芸である備前焼の振興に資する事業を行い、個性豊かで活力のある地域社会の発展に寄与することを目的とした文化財団の設立に向けて準備を進めるとともに、国際的な陶磁器展として備前市備前焼世界陶磁器展ビエンナーレの開催を目指してまいります。 スポーツ・レクリエーション活動の推進につきましては、旧片上保育園跡地にサッカーやグラウンドゴルフ、ゲートボール、ドッグラン、イベント広場として活用できるコミュニティースポーツ広場を整備し、市民の友好と融和、次代を担う子供たちの健全育成と併せてスポーツの振興、普及を図ってまいります。 そのほか、アフターコロナの時代における創意工夫を凝らしたスポーツフェスティバルや各種スポーツ教室等を積極的に開催してまいります。 次に、地域で支え合う持続可能なまちについて申し上げます。 コミュニティーの育成と地域活動の支援につきましては、人口減少や地域活性化の対策として、地域おこし協力隊員を増やし、地域に定着できるように支援、応援することで地域の活性化や定住につなげてまいります。 また、ふるさとづくりを行う団体への支援や地域課題解決に取り組む団体と市担当課で協働事業に取り組むことにより、地域内活動を支援してまいります。 このほか、市民の皆様が安心して地域活動が行えるよう市民活動補償保険に加入し、市民活動中の不測の事故などに対応してまいります。 人権問題の解決につきましては、人権に関する様々な問題を自分自身の問題として受け止め、日常生活の中でお互いを尊重し合える社会の実現に向けて、教育、啓発活動を実施してまいります。 また、関係機関と連携し、身近な相談者や相談場所について周知を行ってまいります。 男女共同参画につきましては、引き続き講座や講演会などを通じ、性別や年齢、国籍の違い、障害の有無などに関わりなく、全ての人が社会の一員として互いに尊重し合い、多様性を受け入れることへの理解促進を図り、家庭、地域、仕事などあらゆる場で個性と能力を十分に発揮できるまちを目指してまいります。 国際理解と多文化共生の推進につきましては、
新型コロナウイルス感染症の蔓延により、令和2年度から中断している姉妹都市等であるアメリカ、オーストラリア、韓国との相互訪問の再開を目指してまいります。 また、多文化共生の推進につきましては、日本語教室の継続実施や他自治体と連携して多言語対応の課題解決に取り組むなどにより、外国人が暮らしやすい環境を整備してまいります。 次に、誰もがいつまでも安心して暮らせるまちについて申し上げます。 生涯を通じた健康づくりの推進につきましては、子供から高齢者まであらゆる世代の方が、心身ともに健康に暮らしていけるよう、第2次健康びぜん21、食育推進計画改訂版及び備前市自殺対策計画を基に各種検診や健康教育、健康相談、ゲートキーパー養成講座を実施してまいります。 また、愛育委員や栄養委員、企業、地域団体等と連携したライフステージごとの健康づくりに加えて、新たに成人期の歯周疾患検診を開始し、生涯を通じた歯、口腔の健康づくりにも取り組んでまいります。 このほか、備前市国民健康保険第3期データヘルス計画を策定し、被保険者の健康保持増進と医療費の適正化、ポリファーマシー対策に努めるとともに、感染症をはじめとした健康不安に対処するため、正しい情報を随時発信してまいります。 子育て支援の充実につきましては、子ども家庭総合支援拠点と子育て世代包括支援センターであるすこやかびぜんの一体的な運営により、妊娠期から子育て期まで切れ目なく様々なニーズに即した支援につなぐ伴走型の相談支援と併せて、経済的支援を実施し、安心して出産、子育てができる環境の整備に取り組んでまいります。 また、新たに離婚時における養育費の取決めに係る公正証書等の作成費を助成することで、経済的に困窮する独り親家庭等を支援するほか、子育て短期支援事業や、保育施設を利用せず在宅で子供を育児している保護者に対し、家庭育児応援事業を実施してまいります。 生活困窮者等の自立支援につきましては、稼働能力のある受給者に対する自立就労支援と家計管理ができない生活困窮者に対する家計改善支援との2つの支援を中心に、早期に経済的、社会的自立が図れるよう、関係機関と連携を図りながら支援を行ってまいります。 また、地域共生社会の実現に向けて、各分野を超えた相談支援体制と住民主体の課題解決体制の構築を目指した重層的支援体制整備事業への移行準備を進めてまいります。 障害のある人への福祉の充実につきましては、障害のある人の地域における社会参加と自立促進を図るため、関係機関との連携、相談支援体制の強化を図りつつ、利用者の状況に応じた支援の実施に努めてまいります。 また、備前市障がい者計画の期間満了に伴い、令和6年度からの取組として、第4期障がい者計画・第7期障がい福祉計画及び第3期障がい児福祉計画の策定を行ってまいります。 高齢者への福祉につきましては、高齢者が住み慣れた地域で自分らしい暮らしを続けることができるまちづくりを進めるために、現在の第8期介護保険事業計画の進捗に係る評価と併せて、新たに備前市高齢者保健福祉計画・第9期介護保険事業計画を策定してまいります。 また、要支援、要介護状態になることを予防するため、地域におけるサロンや憩いの場等への参加を促すなどにより、介護予防の推進を図るとともに、医療と介護の切れ目のないサービスが提供できるような体制づくりに取り組んでまいります。 このほか、認知症施策の充実につきましては、早期診断、早期対応に向けた支援体制の整備や認知症に対する理解を深めるための普及啓発、認知症当事者の社会参加の推進により、地域で支え合う体制づくりを進めてまいります。 地域に密着した医療サービスの提供につきましては、国が示す公立病院経営強化ガイドラインに沿って、病院間の役割分担と連携強化、医療従事者の確保、新興感染症を見据えた病床の再編等、病院事業の方向性の検討を含む公立病院経営強化プランの作成を進め、地域住民が安心して良質な医療を受けることができ、住み慣れた地域で自分らしい日常生活を送ることができるよう努めてまいります。 次に、地域の活力を生む産業を振興させるまちについて申し上げます。 商工業・海運業の振興につきましては、企業誘致関連では、企業誘致を目的として新たな企業団地の造成を行うことで雇用と税収の確保を図ってまいります。 また、地域経済につきましては、コロナ禍の長期化や物価高の影響など厳しい状況にある事業者を下支えしてきたコロナ融資の新たな資金需要への対応が始まる中、引き続き国、県並びに地域の動向に注視しながら、市内事業者に対し雇用の維持、確保、事業継続に向けた支援に努めてまいります。 魅力ある農林水産業の推進につきましては、農業の最重要施策である担い手の確保、育成のほか、耕作放棄地の解消のため、意欲ある農業者へ農地利用の集積を図り、地域農業の活性化に取り組むとともに、ICTを活用した新たな鳥獣被害対策の取組を検討してまいります。 また、林業につきましては、森林環境譲与税を活用した地球温暖化対策や水源涵養など森林の公益的機能を維持増進するとともに、森林経営管理制度を推進し、適切な森林管理を行ってまいります。 さらに、水産業につきましては、栽培漁業やアマモ場の造成により、里海・里山の資源を将来にわたって持続可能な形で活用するため、官民が連携して取り組む事業を進めてまいります。 魅力ある資源を生かした観光の推進につきましては、旧閑谷学校、備前焼に加え、昨年7月に追加認定となった北前船寄港地の3つの日本遺産を活用し、周遊型、体験型の観光コンテンツの開発と北前船を模した観光船の建造を行い、寄港地を巡る観光ルートの開設に取り組んでまいります。 また、備前焼振興につきましては、昨年に引き続き備前焼フェアの開催や備前焼作家の活動支援のほか、海外販路の開拓などを行うとともに、これまで訪問してきた海外都市と姉妹都市縁組を結び、人的、文化的交流を図ってまいります。
備前焼ミュージアムについては、令和4年度より建て替えの設計に着手しており、備前焼の文化や魅力を国内外に発信する新たな拠点として整備してまいります。 秩序ある土地利用と良好な市街地の形成につきましては、伊部・浦伊部地区の土地区画整理事業計画の廃止地において、道路整備と併せて居住区域、商業区域、工業区域等の開発を進めてまいります。 公園を訪れる方々が憩いの場として安全かつ快適に利用してもらえるよう、整備管理基本計画に基づき、誰もが安全に遊ぶことができる複合型遊具等を設置してある公園の計画的な整備、管理や防災機能を有した公園の整備を行ってまいります。 移住・定住の促進につきましては、市外からの移住者をさらに呼び込み、市外への転出を防ぐことができるよう、現状に合わせて各種支援制度の要件を見直し、より魅力ある移住・定住の施策を講じるとともに、希望者に届く情報発信に取り組んでまいります。 住宅の供給と安心できる住環境の整備につきましては、宅地分譲や戸建て型の公営住宅のほか、集合型の市営住宅の検討、整備を進めるとともに、住棟入居者がいない老朽化した市営住宅は解体撤去してまいります。 次に、安全で快適な生活が送れるまちについて申し上げます。 防災・防犯体制の強化につきましては、地域防災力を強化するため、自助、共助の考えに基づいた住民の自主的な取組に対する支援や地域への出前講座などを引き続き行ってまいります。 また、南海トラフ地震等の非常時に備え、簡易トイレなどの備蓄品を各小・中学校に分散備蓄してまいります。 さらに、消防につきましては、団員報酬等の処遇改善を行うことにより団員確保に努めるとともに、準中型自動車免許取得時の費用補助や消防車両について順次更新を行うなど、団員の活動環境の向上を図ってまいります。 このほか、地域住民が安全・安心に生活が送れるよう、防犯灯のLED化を引き続き支援してまいります。 風水害及び洪水被害等の軽減を図ってまいります。 ため池対策につきましては、廃止可能な防災重点ため池について、岡山県と連携して廃止に向けた取組を進めることに加えて、周知することでため池下流に住居する住民の防災意識を高めるとともに、安全確保を図ってまいります。 安全でおいしい水の安定供給につきましては、引き続き三石第1加圧ポンプ場等の更新を進めるとともに、健全経営を行いながら、施設の更新と基幹管路の耐震化を進めてまいります。 生活排水の適正処理につきましては、公共下水道について、財源確保に努めながら計画的かつ継続的に整備工事を行ってまいります。 また、引き続きストックマネジメント計画に基づき、施設、機械、電気設備、管路等の効果的かつ持続可能な整備、改修を行ってまいります。 このほか、維持管理については、管理方法や委託費用の改善を含む持続可能な維持管理業務の検討を行ってまいります。 道路・港湾の整備につきましては、備前市通学路交通安全プログラムへ位置づけられている路線において、児童・生徒及び未就学児が安全に通学及び集団移動できるような通学路等の安全確保を図ってまいります。 また、旧アルファビゼン周辺の道路について、歩行者に優しい道路整備を計画してまいります。 さらに、道路利用者へ安全で快適な道路環境の提供と沿道地域の文化、歴史、特産物などの情報を活用し、個性豊かなサービスを提供することができる道の駅の整備に取り組んでまいります。 このほか、高潮対策は、防潮堤の早期完成を目指し、引き続き県への要望や地元調整に努めてまいります。 次に、環境を大切にして未来につなぐまちについて申し上げます。 公共交通の確保につきましては、市民の日常生活を支えるため、買物や通院、通勤、通学等の移動手段として運行している路線バスに加えて、令和5年度より、高齢者をはじめとする交通弱者の移動手段の確保及び利便性向上を目的とした
デマンド型乗合タクシーの実証実験を実施し、本市にとって最適な公共交通体系の構築に取り組んでまいります。 また、生活交通利用補助金については、利用対象者の見直しを行い、新たな制度として取り組んでまいります。 さらに、JRの利便性向上に向けて、各駅舎の改修やパーク・アンド・ライドを促すための駅周辺整備に取り組んでまいります。 廃棄物の減量化・再資源化・適正処理の推進につきましては、引き続き持続可能な循環型社会の実現に向け、ごみの軽量化・資源化を推進するとともに、市民の協力を得ながらリサイクル率の向上を目指して取り組んでまいります。 また、将来の廃棄物処理施設の整備につきましては、引き続き検討を進めてまいります。 このほか、斎場施設につきましては、周辺環境に配慮しながら必要な維持管理を行い、運営体制を含め適正な管理運営に努めてまいります。 環境保全対策の推進につきましては、大気、水質測定を実施するほか、備前市、和気町を事務局とした協議会において、金剛川の汚染を未然に防止し、流域の環境保全対策の推進を図ってまいります。 また、休廃止鉱山の強酸性水の処理につきましては、適切な管理運営を実施するとともに、老朽化している野谷坑廃水処理場については、令和6年度の完成を目指して改修工事を進めてまいります。 このほか、地球温暖化対策につきましては、2050年二酸化炭素排出実質ゼロ達成の実現を目指し、ゼロカーボンシティ促進補助金により家庭における省エネ機器の普及を促進するとともに、脱炭素社会に向けてライトダウンキャンペーンや各種啓発活動などに取り組んでまいります。 次に、デジタルについて申し上げます。 これからのデジタル社会に向け、全庁的に行政手続のオンライン化を推進するとともに、デジタルが苦手な方を取り残さぬようデジタル情報格差対策、スマートフォンの貸与による誰一人取り残さないような対策にも取り組んでまいりたいと思います。 また、公平公正な社会を実現するためのインフラであり、行政手続のオンライン化にも寄与するマイナンバーカードの普及促進を引き続き進めてまいります。 次に、行財政改革の推進について申し上げます。 市有財産の有効活用と適切な管理につきましては、公共施設等総合
管理計画に基づき策定された個別施設計画により、市内全域の公共施設のスリム化を目指し、施設ごとのロードマップを活用しながら統廃合等に取り組んでまいります。 あわせて、公有財産の売却や貸付けなどとともに、今後の都市計画とまちづくりに必要な用地取得を推進してまいります。 また、旧アルファビゼンの跡地活用については、施設全体の管理運営体制や複合施設の配置等について検討を進めるとともに、令和6年度の工事完了を目指して解体工事に着手することとしています。 総合支所の取組につきましては、日生総合支所では、耐震、長寿命化工事を終えた現施設において、総合出先機関及び地域防災拠点として有効に活用してまいります。 また、三石総合支所では、コンビニエンスストアを誘致し、三石地区の高齢者等買物困難者の利便性向上と地域の活性化を図ってまいります。 さらに、吉永総合支所では、大池緑地公園について宿泊もできるキャンプサイトの設置等により、市内外の主に若い世代にアウトドアレジャーを楽しんでいただける施設を整備してまいります。 機を逸脱しない組織改革につきましては、複雑多様化する行政ニーズの下、新たな行政課題が次々に生じており、これらに的確かつ迅速に対応できるよう、オール備前としての体制強化を図ってまいります。 具体的には、喫緊の課題となっている部活動の地域移行や重点施策である国際教育の推進などの分野を強化しつつ、必要性の低下した組織を見直し、戦略的に選択と集中を実施することで、横断的かつ機動的な組織づくりを進めてまいります。 また、組織がよりよいパフォーマンスを発揮するためには、個々の職員の能力向上が不可欠であることから、自ら現場に足を運び、市民の声を聞き、同僚、上司、部下と議論し、主体的に行動する自立型職員の育成に努めてまいります。 最後に、健全な財政運営について申し上げます。 3年にわたる
新型コロナウイルス感染症との闘いの中、本年5月に5類へ移行するとの政府の方針は日本経済にとって明るい材料となりました。 一方、世界的なエネルギー価格と物価の高騰は、いまだ収束の兆しが見えず、特に製造業を基幹産業とする本市においては業績への影響を注視していく必要があります。 令和5年度予算では、不安定な国内外の経済情勢が影響して市税の減少を見込む一方、国税は堅調な見通しとの地方財政計画を踏まえて、普通交付税を約2%の増額と見込んでおります。 ただし、長期スパンでは、市税、地方交付税とも減少傾向にあることは将来の人口推計から明らかであります。 将来、可能な限り良好な財政状況で市政を継承するため、市長就任以来、過去にとらわれることのない行財政改革を実施してまいりました。 令和3年度決算では、財政の弾力性の指標となる経常収支比率が89.4%と、前年度から8.2ポイント改善いたしましたが、これが一過性のものに終わらないよう、さらに努力を続けてまいります。 令和5年度予算は、人口減少社会への対応と克服を最優先に、若い世代に選ばれる魅力あるまちづくりと地域の宝である子供たちの成長を支えるための積極的な投資を行うこととし、必要な財源を確保するため、ふるさと納税や企業版ふるさと納税の制度を有効に活用してまいります。 以上、市政の運営に当たりまして、議員及び市民の皆様の格別の御理解、御協力を重ねてお願い申し上げまして、令和5年度の施政方針といたします。
○議長(守井秀龍君) 市長の施政方針が終わりました。 説明中途ですが、この際暫時休憩いたします。 午後0時22分 休憩 午後1時30分 再開
○議長(守井秀龍君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。 引き続き、提案説明を願います。 吉村市長。 〔市長 吉村武司君 登壇〕
◎市長(吉村武司君) それでは、提案理由の説明をいたします。 別冊のとおり調製しております議案第1号から第15号までの令和5年度当初予算について申し上げます。 令和5年度当初予算は、持続可能で魅力あふれる令和の備前のまちづくりに向けて、人口減少社会への対応を最優先に、子育て支援のさらなる強化、教育環境のさらなる充実、地域経済の好循環の創出、若者に選ばれる住環境の整備などに重点を置いた編成としております。 まず、議案第1号令和5年度備前市
一般会計予算についてでありますが、予算総額は217億1,200万円で、前年度当初比で4.4%の増となっております。 主な事業といたしましては、野谷坑廃水処理場改修事業、市道浦伊部線新設事業などの継続事業のほか、新規事業として、保育園、こども園の給食費及び学用品費の負担免除制度の創設、小学校、中学校の各教室への電子黒板の導入、児童・生徒用デジタル教科書の導入、全ての小・中学校で国際バカロレア認定校を目指す取組、小・中学校の給食費、学用品費の負担免除制度の創設、土日、祝日及び夏休み等の長期休暇中における昼食代として電子地域ポイントの支給、文化活動の振興及び地域に育まれた伝統工芸備前焼の振興を目的とした備前市文化芸術振興財団の設立及び運営支援、40歳から70歳までの節目に当たる対象者の歯周病疾患検診、生後6か月から3歳までの未就園児を家庭で育児する保護者に対して、子供1人につき月額3万円の電子地域ポイントを支給する家庭育児応援金、伝統工芸美術品として備前焼の魅力発信と販路拡大を実践するため、瀬戸内市との連携により地域商社を設立する取組、北前船をイメージした観光船の建造、JR西片上駅の駅舎改修基本設計及び市内のJR各駅周辺整備に係る調査業務、市営住宅東鶴山団地及び三石土師神根団地の建て替え着手、東備消防組合の指令台改修に係る負担金、片鉄ロマン街道ルートの拡幅、道の駅整備に係る基本設計業務、JR備前片上駅前開発に係る測量調査、小学校区単位を基準として運行するデマンド交通車両の購入及び運行業務委託、行政サービスのデジタル化を推進するため希望する市民へのスマートフォンの貸与、備前緑陽高校の入学及び通学に要する費用の助成、旧アルファビゼン減築改修、市道浦伊部線沿線の計画的な土地利用を図るための用地先行取得、幅広い世代に多目的に活用できる吉永地域屋根つき多目的広場の整備などに係る事業費を計上するものであります。 歳入の主なものでは、市税については、市内の製造業を中心に、世界的な物価高、エネルギー価格の高騰の影響が引き続き見込まれることから、前年度比1.4%減の47億5,955万7,000円としております。 地方交付税については、前年度の実績に地方財政計画における伸び率並びに公債費等の個別要因を加味し、前年度比2%増の75億円としております。 国庫支出金については、国の社会保障制度に基づく事業のほか、子育て支援の充実や地方創生関連の施策に取り組むための国庫補助金などを計上し、前年度比16.1%減の19億3,997万1,000円を、県支出金では、後期高齢者医療事業への県負担金のほか、子育て支援の充実のための出産子育て応援交付金、私立保育園の運営委託に係る県補助金など、前年度比0.5%減の10億8,034万7,000円としております。 ふるさと納税寄附金については、サイトの拡充や返礼品の充実に引き続き努めることとともに、企業版ふるさと納税では、都市部への効果的なPRやマッチング制度を活用することなどで多くの企業から賛同に努め、個人版で6億円、企業版で4億円を見込んでおります。 繰入金については、用地の先行取得並びに宅地造成、企業団地造成に係る特別会計への繰出金などの財源として、振興基金から6億2,878万3,000円を、日本遺産の活用による観光振興、地域経済の活性化に資する各種イベントの開催、教育のまちづくりなどの施策の財源としてまちづくり応援基金から6億6,384万1,000円を、文化芸術の振興を担う新たな財団の設立と運営、デマンド交通の運行、学校施設のLED化などの財源として、まちづくり振興基金から5億2,082万9,000円を、財源調整のための財政調整基金を3億8,300万円ちょうどなど、前年度比41.8%増の22億5,016万3,000円としております。 市債については、旧アルファビゼン跡地活用、東備消防組合の指令台改修に係る負担金、市道新設改良などの事業に所要額を見込むほか、地方財政計画に基づく臨時財政対策費を見込み、前年度比10.3%減の13億2,520万円ちょうどとしております。 次に、歳出でありますが、性質別では、人件費、扶助費及び公債費を合算した義務的経費が83億981万1,000円で、全体の38.3%を占め、物件費、維持補修費、補助費等を合算した消費的経費が74億8,139万5,000円で構成比34.5%、投資的経費が29億5,084万3,000円で構成比13.5%、積立金、繰出金を含むその他の経費が29億6,995万1,000円で構成比13.7%となっております。 消費的経費の主なものは、下水道事業会計繰出金9億9,678万8,000円、東備消防組合負担金7億207万7,000円、病院事業会計繰出金5億2,124万5,000円などで、前年度比14.8%の増となっております。 投資的経費の主なものは、旧アルファビゼン跡地活用事業7億2,560万円ちょうど、道路新設改良事業6億1,580万円ちょうど、野谷坑廃水処理場改修事業2億円、観光船建造工事1億円、小・中学校電子黒板整備事業2億880万円などで、前年度比1.5%の増となっております。 また、その他の経費の主なものは、介護保険事業特別会計繰出金6億4,840万1,000円、後期高齢者医療広域連合負担金6億108万円、国民健康保険事業特別会計繰出金3億8,037万3,000円、土地取得事業特別会計繰出金3億円、基金への積立てとしてまちづくり応援基金積立金3億155万4,000円などで、前年度比5.3%の減となっております。 次に、議案第2号令和5年度備前市国民健康保険事業特別会計予算についてでありますが、国保世帯を4,637世帯、被保険者数を6,844人とし、保険給付費の総額で29億533万3,000円を計上し、会計全体で41億5,242万5,000円となっております。 次に、議案第3号令和5年度備前市土地取得事業特別会計予算についてでありますが、市道浦伊部線沿線土地の先行取得に係る公有財産購入費などを計上し、会計全体で6億5,163万6,000円となっております。 次に、議案第4号令和5年度備前市三石財産区管理事業特別会計予算についてでありますが、管理地の維持管理費及び一般会計への繰出金などを計上し、会計全体で1,557万3,000円となっております。 次に、議案第5号令和5年度備前市三
国地区財産区管理事業特別会計予算についてでありますが、管理地の維持管理費などを計上し、会計全体で967万3,000円となっております。 次に、議案第6号令和5年度備前市浄化槽整備事業特別会計予算についてでありますが、吉永地域において整備した浄化槽設備の維持管理費などを計上し、会計全体で2,160万6,000円となっております。 次に、議案第7号令和5年度備前市後期高齢者医療事業特別会計予算についてでありますが、岡山県後期高齢者医療広域連合の予算に基づき編成し、広域連合への保険料等納付金6億1,683万2,000円などを計上し、会計全体で6億5,384万4,000円となっております。 次に、議案第8号令和5年度備前市介護保険事業特別会計予算についてでありますが、介護保険事業勘定では、介護サービスの利用状況の実績などから、介護給付費、地域支援事業費などを見込み、全体で40億5,771万7,000円となっております。 予防サービス事業勘定では、介護予防相談、ケアプラン策定事業費などを計上し、全体で2,032万円となっております。 次に、議案第9号令和5年度備前市飲料水供給事業特別会計予算についてでありますが、鴻島、寺山、飯掛、大股の4つの飲料水供給施設の維持管理費などを計上し、会計全体で2,487万4,000円となっております。 次に、議案第10号令和5年度備前市宅地造成分譲事業特別会計予算についてでありますが、鶴海住宅団地の造成工事に係る工事請負費などを計上し、会計全体で7,739万5,000円となっております。 次に、議案第11号令和5年度備前市駐車場事業特別会計予算についてでありますが、市営駐車場の維持管理費などを計上し、会計全体で1,832万7,000円となっております。 次に、議案第12号令和5年度備前市企業用地造成事業特別会計予算についてでありますが、測量調査に係る事業費などを計上し、会計全体で6,494万9,000円となっております。 次に、議案第13号令和5年度備前市水道事業会計予算についてでありますが、給水戸数1万4,410戸、年間総給水量556万7,000立方メートルを予定し、収益的収入予算は7億7,542万2,000円、収益的支出予算は8億8,640万2,000円となっております。 また、資本的支出予算では、配水管改良等事業及び浄水設備等改良事業など建設改良費に12億5,896万5,000円、企業債の元金償還に8,230万8,000円など、合計13億4,237万3,000円を計上しております。 これらの財源としての資本的収入予算は、企業債、他会計負担金、工事負担金、補助金の合計10億1,882万3,000円となっており、不足分については、当年度分消費税資本的収支調整額及び過年度分損益勘定留保資金で補填することとしております。 次に、議案第14号令和5年度備前市下水道事業会計予算についてでありますが、水洗化人口2万4,931人、年間排水処理水量約323万立方メートルを予定し、収益的収入予算は19億7,994万7,000円、収益的支出予算は21億250万8,000円となっております。 また、資本的支出予算では、環境の整備や処理場の設備整備などの建設改良費に1億9,957万7,000円、企業債の元金償還に10億54万5,000円など、合計12億612万2,000円を計上しております。 これらの財源としての資本的収入予算は、企業債、他会計出資金、国庫補助金、県補助金、他会計補助金、受益者負担金等の合計3億7,861万4,000円となっており、不足分については、当年度分消費税資本的収支調整額及び過年度分損益勘定留保資金で補填することとしております。 次に、議案第15号令和5年度備前市病院事業会計予算についてでありますが、病院の年間患者延べ人数として、入院6万5,880人、外来17万2,820人を予定し、介護老人保健施設の年間利用者延べ人数として、入所2万7,350人、通所6,100人を予定し、訪問看護ステーションの年間訪問延べ人数として3,500人を予定し、全体の収益的収入予算は56億7,869万円、うち医業収益は46億7,149万6,000円、介護老人保健施設事業収益は4億8,652万9,000円を計上し、全体の収益的支出予算は56億7,869万円となっております。 資本的支出予算では、吉永病院の附属診療所、三石診療所のことでありますが、この土地及び建物の取得費や医療機器等購入費などの建設改良費に2億6,956万4,000円、企業債の元金償還に2億2,537万9,000円、医師及び看護学生等の修学資金貸付金に960万円ちょうどの合計5億454万3,000円を計上しております。 これらの財源としての資本的収入予算は、他会計負担金、他会計補助金、国県補助金、企業債、貸付金返還金の合計2億6,776万6,000円となっており、不足分については損益勘定留保資金で補填することとしております。 続きまして、議案第16号から第27号までの令和4年度補正予算について申し上げます。 議案第16号令和4年度備前市
一般会計補正予算(第12号)についてでありますが、歳入では、実績見込みに伴う市税の増額、各種交付金の交付決定に伴う増減、国の補正予算に伴う普通交付税の増額、実績に伴う企業版ふるさと納税寄附金の増額、各事業費の実績見込みに伴う基金繰入金費等の財源調整、まちづくり振興基金を積み増すための合併特例事業債の増額などを行うとともに、歳出では、電気料金高騰の影響を受けた公営企業会計に対する繰出金の増額、コロナ禍において貸付けの増加した奨学資金貸付基金積立金の増額、合併特例事業債を財源に積み立てるまちづくり振興基金積立金の計上、将来の財源確保に備えるための財政調整基金積立金の増額、各事業費の実績見込みによる調整及び財源更正などのほか、継続費、繰越明許費、債務負担行為及び地方債の補正をお願いするものであります。 補正額は、歳入歳出それぞれ3億1,196万6,000円を減額し、予算総額で224億4,919万6,000円としたものであります。 次に、議案第17号令和4年度備前市
国民健康保険事業特別会計補正予算(第3号)についてでありますが、実績見込みによる保険給付費などの調整及び国県支出金などの財源の補正をお願いするものであります。 補正額は、歳入歳出それぞれ2億2,621万1,000円を減額し、予算総額で41億6,525万7,000円としたものであります。 次に、議案第18号令和4年度備前市
土地取得事業特別会計補正予算(第3号)についてでありますが、利子及び配当金の収入見込みによる増額のほか、繰越明許費の補正をお願いするものであります。 補正額は、歳入歳出それぞれ14万8,000円を追加し、予算総額で5億3,472万9,000円としたものであります。 次に、議案第19号令和4年度備前市三
国地区財産区
管理事業特別会計補正予算(第2号)についてでありますが、歳入では、当初見込んでいなかった収穫事業に係る分収金として財産収入の増額を行うとともに、歳出では、財産収入の増額に伴う立木売払等交付金及び一般会計繰出金の増額などの補正をお願いするものであります。 補正額は、歳入歳出それぞれ388万円を追加し、予算総額で1,397万1,000円としたものであります。 次に、議案第20号令和4年度備前市
後期高齢者医療事業特別会計補正予算(第2号)についてでありますが、実績見込みによる後期高齢者医療保険料の増額及び広域連合納付金の調整などをお願いするものであります。 補正額は、歳入歳出それぞれ1,754万2,000円を減額し、予算総額を6億2,277万5,000円としたものであります。 次に、議案第21号令和4年度備前市
介護保険事業特別会計補正予算(第3号)についてでありますが、実績見込みによる保険給付費の調整などをお願いするものであります。 補正額は、介護保険事業勘定の歳入歳出それぞれ8,659万円を、予防サービス事業勘定の歳入歳出それぞれ180万円ちょうどを減額し、予算総額を41億3,386万5,000円としたものであります。 次に、議案第22号令和4年度備前市
宅地造成分譲事業特別会計補正予算(第2号)についてでありますが、久々井企業用地造成事業の完了に伴い、当該事業の残地部分について企業用地造成事業特別会計からの所管替えを行うことに伴う繰入金及び繰出金の増額に係る補正をお願いするものであります。 補正額は、歳入歳出それぞれ145万1,000円を追加し、予算総額を1,746万7,000円としたものであります。 次に、議案第23号令和4年度備前市
駐車場事業特別会計補正予算(第4号)についてでありますが、繰越明許費の設定をお願いするものであります。 次に、議案第24号令和4年度備前市
企業用地造成事業特別会計補正予算(第2号)についてでありますが、久々井企業用地造成事業の完了に伴い、当該事業の残地部分について宅地造成分譲事業特別会計へ所管替えを行うことに伴う事業費の補正を行うほか、繰越明許費の設定をお願いするものであります。 補正額は、歳入歳出それぞれ127万円を追加し、予算総額を4億5,580万9,000円としたものであります。 次に、議案第25号令和4年度備前市
水道事業会計補正予算(第2号)についてでありますが、電気料金高騰対策支援に係る繰入金の補正をお願いするものであります。 補正額は、収益的収入を2,134万6,000円追加したものであります。 次に、議案第26号令和4年度備前市
下水道事業会計補正予算(第3号)についてでありますが、電気料金高騰対策支援に係る繰入金の補正をお願いするものであります。 補正額は、収益的収入を1,637万3,000円追加したものであります。 次に、議案第27号令和4年度備前市
病院事業会計補正予算(第2号)についてでありますが、電気料金高騰対策支援に係る繰入金の計上及び人事異動に伴う給与費の増額などの補正をお願いするものであります。 補正額は、収益的支出を520万円ちょうど追加し、支出予定額の総額を62億6,407万1,000円としたものであります。 続いて、議案書にお戻りいただき、3ページ、議案第28号備前市
固定資産評価審査委員会委員の選任同意についてでありますが、野崎芳夫氏、石橋雅之氏、中川康三氏を備前市
固定資産評価審査委員会委員に選任したいので議会の同意を求めるものであります。 7ページ、議案第29号
備前市営バス運行事業に関する条例の一部を改正する条例の制定についてでありますが、本案は、市営バスの利用の促進を図るとともに、マイナンバーカード取得のインセンティブを付与するため、マイナンバーカードを所持する市民が市営バスの利用時にマイナンバーカードを提示した場合、当該利用料を無料とするため、必要な規定を整備するものであります。 9ページ、議案第30号
公益的法人等への備前市職員の派遣等に関する条例の一部を改正する条例の制定についてでありますが、本案は、令和5年度に設立を予定する一般財団法人備前市文化芸術振興財団へ職員を派遣するため、必要な規定を整備するものであります。 11ページ、議案第31号備前市職員の給与に関する条例及び備前市
職員特殊勤務手当支給条例の一部を改正する条例の制定についてでありますが、本案は、外国の
地方公共団体の機関等に派遣される職員に対する給与について、必要な規定を整備するものであります。 16ページ、議案第32号備前市税条例の一部を改正する条例の制定についてでありますが、本案は、公共下水道の事業計画の認可区域の一部見直しに伴い、都市計画税について現行の課税区域を変更するため、必要な規定を整備するものであります。 30ページ、議案第33号備前市三石財産区基金条例の一部を改正する条例の制定についてでありますが、本案は、三石財産区域の住民の福祉の増進を図るために要する経費に対し、財産区の財産を活用できるよう、必要な規定を整備するものであります。 32ページ、議案第34号
備前市立保育園設置条例及び
備前市立認定こども園設置条例の一部を改正する条例の制定についてでありますが、本案は、マイナンバーカード取得のインセンティブを付与するに当たり、市立保育園及び
認定こども園における保育料の減免について、必要な規定を整備するものであります。 35ページ、議案第35号備前市
家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例の制定についてでありますが、本案は、
家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準について、児童福祉法施行規則等の改正に伴い、国の基準に準じた取扱いとなるよう、必要な規定を整備するものであります。 43ページ、議案第36号備前市特定教育・保育施設及び
特定地域型保育事業並びに特定子ども・
子育て支援施設等の運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例の制定についてでありますが、本案は、特定教育・保育施設及び
特定地域型保育事業の運営に関する基準について、子ども・子育て支援法施行規則等の改正に伴い、国の基準に準じた取扱いとなるよう、必要な規定を整備するものであります。 51ページ、議案第37号備前市
放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例の制定についてでありますが、本案は、
放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準について、国の定める基準に準じた取扱いとなるよう、必要な規定を整備するものであります。 57ページ、議案第38号備前市
国民健康保険条例の一部を改正する条例の制定についてでありますが、本案は、社会保障審議会医療保険部会において、出産育児一時金の額は全国一律で50万円に引き上げるべきとされたことを踏まえ、出産育児一時金の支給額を増額するものであります。 59ページ、議案第39号備前市消防団の定員、給与、服務等に関する条例の一部を改正する条例の制定についてでありますが、本案は、全国的に消防団員数が減少傾向にある中、消防庁長官から発出された通知を踏まえ、消防団員の年額報酬及び出動報酬の増額など、その処遇改善を図るため、必要な規定を整備するものであります。 63ページ、議案第40号備前市
デマンド型乗合タクシーに関する条例の制定についてでありますが、本案は、新たな公共交通の手段となる
デマンド型乗合タクシーを運行するため、新たに条例を制定するものであります。 66ページ、議案第41号備前市外国の
地方公共団体の機関等に派遣される職員の処遇等に関する条例の制定についてでありますが、本案は、職員が外国の
地方公共団体の機関等に派遣される場合の処遇等に関し規定すべき事項を整備するため、新たに条例を制定するものであります。 69ページ、議案第42号備前市職員の
配偶者同行休業に関する条例の制定についてでありますが、本案は、職員の配偶者が外国で勤務等をする場合において当該配偶者と外国において生活を共にするための
配偶者同行休業を導入するため、地方公務員法第26条の6の規定に基づき条例において規定すべき事項を整備するため、新たに条例を制定するものであります。 72ページ、議案第43号備前市
企業版ふるさと納税基金条例の制定についてでありますが、本案は、地域再生法第5条第4項第2号に規定するまち・ひと・しごと創生寄附活用事業に係る財源として企業版ふるさと納税による資金を効果的に活用できるよう、当該資金を積み立てるための基金を設置するため、新たに条例を制定するものであります。 74ページ、議案第44号
備前市立小学校及び中学校並びに保育園及び
認定こども園における給食費の管理に関する条例の制定についてでありますが、本案は、市立小学校及び中学校並びに保育園及び
認定こども園における給食費について、マイナンバーカード取得のインセンティブを付与するための免除制度を制定するに当たり、給食費の徴収及び減免の根拠規定を整備するため、新たに条例を制定するものであります。 76ページ、議案第45号
備前市立小学校及び中学校並びに
認定こども園における学用品費の管理に関する条例の制定についてでありますが、本案は、市立小学校及び中学校並びに
認定こども園における学用品費について、マイナンバーカード取得のインセンティブを付与するための免除制度を制定するに当たり、学用品費の徴収及び減免の根拠規定を整備するため、新たに条例を制定するものであります。 78ページ、議案第46号備前市人と動物との共生社会の推進に関する条例の制定についてでありますが、本案は、人と動物とのよりよい共生社会の形成に関し必要な事項を定めるため、新たに条例を制定するものであります。 82ページ、議案第47号備前市都市公園及び備前市体育施設の指定管理者の指定についてでありますが、本案は、備前市総合運動公園等に係る指定管理者として、引き続き一般財団法人備前市施設管理公社を指定しようとするものであります。 84ページ、議案第48号備前市
過疎地域持続的発展計画の一部変更についてでありますが、本案は、備前市
過疎地域持続的発展計画に新たな事業内容を盛り込むもので、行財政上の特別措置を受けるため、計画の一部を変更することについて議決を求めるものであります。 89ページ、議案第49号岡山市及び備前市における
連携中枢都市圏形成に係る連携協約の一部変更についてでありますが、本案は、連携中枢都市である岡山市と締結した
連携中枢都市圏形成に係る連携協約の取組に新たに項目を追加するため、締結連携協約の一部を変更することについて議決を求めるものであります。 92ページ、議案第50号市道路線の認定についてでありますが、本案は、伊部、西片上及び吉永町吉永中地区の5路線について市道の路線認定を行うものであります。 99ページ、議案第51号デジタル同
報系防災行政無線整備工事の請負契約の変更についてでありますが、本案は、令和2年
備前市議会第7回定例会において可決されたデジタル同
報系防災行政無線整備工事の請負契約について契約金額を減額し、変更請負契約を締結するものであります。 102ページ、議案第52号財産の取得についてでありますが、本案は、消防車両の経年劣化に伴い車両の更新をするもので、地方自治法第96条第1項第8号及び
備前市議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例第3条の規定により、議会の議決を求めるものであります。 104ページ、議案第53号財産の取得についてでありますが、本案は、
デマンド型乗合タクシー10台の取得について、地方自治法第96条第1項第8号及び
備前市議会の決議に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例第3条の規定により、議会の議決を求めるものであります。 106ページ、諮問第1号
人権擁護委員の候補者の推薦についてでありますが、谷口富祥氏を
人権擁護委員の候補者として推薦したいので、議会の意見を求めるものであります。 108ページ、報告第1号専決処分(専決第6号令和4年度備前市
一般会計補正予算(第11号))の承認を求めることについて、別冊のとおり調製しております、専決第6号令和4年度備前市
一般会計補正予算(第11号)についてでありますが、地域経済の振興とマイナンバーカードの取得促進を図るため、平成16年4月2日以降に生まれたマイナンバーカード取得者に対して、コロナ禍におけるエネルギー価格及び物価の高騰が子育て世代に与える影響を勘案し、1人当たり5,000ポイントを上乗せして付与するために必要な経費を計上しております。 補正額は、歳入歳出それぞれ1,875万円を追加し、予算総額を227億6,116万2,000円としております。 続いて、議案書にお戻りいただき、109ページ、報告第2号専決処分(損害賠償の額の決定及び和解)の報告についてでありますが、交通事故損害賠償額の決定及び和解2件及び物損事故損害賠償額の決定及び和解1件について、地方自治法第180条第1項の規定により専決処分したものであります。 それでは、追加議案の提案理由の説明をいたします。 本日、追加提案いたしております議案書の1ページ、議案第54号備前市副市長の選任同意についてでありますが、このたび藤田政宣君を副市長に選任させていただきたく、地方自治法第162条の規定により提案するものであります。 藤田政宣君は、市職員として豊富な行政経験があり、市内、また各方面からの信望も厚く、副市長として適任と考え、今後、市の発展のため力を尽くしてくれるものと考えております。 次に、3ページ、議案第55号備前市の組織及びその任務に関する条例及び備前市水道事業の設置等に関する条例の一部を改正する条例の制定についてでありますが、本案は、様々な行政課題に迅速かつ効果的に対応するため、令和5年4月から本市の新たな組織体制を整備するに当たり、必要な規定を整備するものであります。 次に、14ページ、議案第56号備前市教育に関する事務の職務権限の特例に関する条例の制定についてでありますが、本案は、令和5年4月から、市の組織の一部を再編することに伴い、教育に関する事務のうち、学校における体育に関することを除いたスポーツ及び文化財の保護に関することを除いた文化に関する事務について、関連する他の施策と一元的に市長部局において所掌するため、職務権限の特例に関する条例を制定するものであります。 附則として、令和5年4月1日から施行し、併せて備前市体育施設設置条例、備前市スポーツ推進審議会条例及び備前市立学校体育施設の開放に関する条例の一部改正を行うこととしております。 以上、簡単に御説明をいたしましたが、詳細につきましては、議案書16ページの細部説明書を御覧いただき、審議のほどどうぞよろしくお願いを申し上げます。
○議長(守井秀龍君) 提案理由の説明が終わりました。 ただいま説明のありました議案のうち、議案第56号については、地方教育行政の組織及び運営に関する法律第23条第2項の規定により、議会は議決をする前に教育委員会の意見を聞かなければならないこととなっております。 お諮りいたします。 この手続については、文書をもって教育委員会に照会し回答を求めることにいたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 御異議なしと認めます。よって、文書をもって照会することに決定いたしました。 なお、この照会文書の内容につきましては議長に御一任願います。
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○議長(守井秀龍君) 日程4、議案第28号、議案第53号、諮問第1号及び議案第54号の質疑を行います。 まず、議案第28号備前市
固定資産評価審査委員会委員の選任同意については質疑通告がありません。 質疑を打ち切りまして御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 御異議なしと認めます。よって、議案第28号についての質疑を終結いたします。
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○議長(守井秀龍君) 次に、議案第53号財産の取得については質疑通告がありません。 質疑を打ち切りまして御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 御異議なしと認めます。よって、議案第53号についての質疑を終結いたします。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
○議長(守井秀龍君) 次に、諮問第1号
人権擁護委員の候補者の推薦については質疑通告がありません。 質疑を打ち切りまして御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 御異議なしと認めます。よって、諮問第1号についての質疑を終結いたします。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~ (市長公室長 藤田政宣君 退席)
○議長(守井秀龍君) 次に、議案第54号備前市副市長の選任同意について、質疑を希望される方の発言を許可します。 13番尾川議員。
◆13番(尾川直行君) それでは、いいですか。
○議長(守井秀龍君) どうぞ。
◆13番(尾川直行君) 議案第54号備前市副市長の選任同意について、市長に質疑をさせていただきます。 備前市の副市長2人制は、議会に5度提案され、昨年6月6日に条例改正案が可決されたという経緯があります。 2006年、平成18年の地方自治法の改正により、日常的、実務的な事務は副市長に委ねられることになり、長の役割はより高次で政治的、対外的なものが中心となり、また市長を交えた会議を恒常的に開いて情報を共有し、一体的かつ戦略的自治体経営に当たることが大切であると言われます。 選任の経緯についてお伺いします。 人選するに当たり、まず公募という考えはなかったのですか。次に、国や県等からの派遣協議はされなかったのか。女性の副市長登用の考えはなかったのか。求める人材について、適任とする理由について御説明いただきたいと思います。 それから、任務分担、選任同意されると2人の副市長になりますが、任務分担、総括と特命という任務分担、市長に事故があった場合に職務代理者をどちらが担うのか、説明ください。 それから、なぜ副市長選任同意議案が初日の上程となったのか、そのあたりの説明をお願いします。 やはり、市民に説明の時間と、市民との情報の共有ということから、もっと、初日に提案して即決というのは選任される方に対しても失礼じゃないかと私は思うんですが、以上、答弁をお願いします。
○議長(守井秀龍君) ただいまの質疑に対する答弁を願います。 吉村市長。
◎市長(吉村武司君) 副市長の2人制についてお答えをいたします。 公募という考えはなかったかということでございますが、今回の例では公募という形は考えておりませんでした。 また、県や国からの派遣を要請したかということは、要請をしておりません。 女性の登用はなかったかでございますが、現在、2人目の副市長として男性の藤田君が好ましいということで、女性の登用は行いませんでした。 私に万が一のときにありますのは、上席と思われます杉浦副市長を代理とする予定でございます。 また、杉浦副市長には、この件について事前に協議をして、藤田君の名前を出して、両方とも協力をしていただきたいという要請はしております。 なぜ、初日の決裁かにつきましては、今までの例を参考にして出しております。 それでは、若干時間をいただきまして、私の所信を述べさせてもらいます。 杉浦副市長におかれましては、長らくNHKという組織で活躍された経験を生かして見事に内部を取りまとめ、私の補佐をしていただいております。 しかしながら、杉浦副市長の能力や知見、ネットワークが本当に生かされているかということを考えたとき、本来の力が生かせるのはそうした内部的な市長の補佐ではなく、私の代理として、あるいは私と同時並行的に外部との折衝を行い、重要な案件をまとめるという、そういう立場であろうというふうに常日頃感じております。 これについては、副市長就任をお願いした当初より感じていたことでありますが、その思いは日を追うごとに強くなっており、スピード感を持ってまちづくりを進める上で、杉浦副市長の力を最大限に発揮いただける体制の整備がどうしても必要であるとの判断から、このたび提案するものであります。 なぜまちづくりをそう急ぐのか、その経緯についても少しお話をさせていただきます。 備前市では、平成17年の合併時から現在まで、約9,000人減少しており、直近5年間の平均は約200人の社会動態の減、400人の自然動態の減、年間で600人の人口減少が進んでおり、そのスピードが加速傾向にあります。 これは単に少子・高齢化によるものではなく、空き家、空き店舗が増えたことによる市街地の衰退をはじめ耕作放棄地の増加など、人口減少が進めば進むほどそのスピードは上がる悪循環に陥っております。 8年前、私が市長を志すに至ったのは、このような人口減少に歯止めをかけ、かつての活気と魅力あふれる備前市を取り戻したい一心であり、現在もその気持ちは変わっておりません。 私が掲げる施策の根底にあるものは、この人口減少問題への対応であり、どうすれば若者が備前に住んでくれるのか、どうすれば人口流出が防げるのか、常に自問自答しておりましたが、そうした中、いろんな政策を担当の部署で行い、そしてビッグフォーと言われるいろんな事業もやっとここで目途を見るようなことになりつつあります。 このような市のありようを変えてしまう可能性のある重要な取組に対しまして、私は、内部の補佐として藤田君が適任であろうということで、今回、提案をさせていただいたわけであります。
○議長(守井秀龍君) 市長、答弁だけに答えていただいたら結構だと思います。
◎市長(吉村武司君) それじゃ、そういうことであります。
○議長(守井秀龍君) その中で、任務分担についての質疑があったと思いますが、その点はいかがでしょうか。 吉村市長。
◎市長(吉村武司君) 外については杉浦副市長の力量を十分にお願いし、中の統括については藤田君、市役所の職員として、幹部として適任だと思って、そのような任務の分担を考えております。
○議長(守井秀龍君) よろしいか。 尾川議員。
◆13番(尾川直行君) ありがとうございます。杉浦副市長が上位ということが分かりました。 ただ、担当も曖昧で分かりませんので、また後ほどきちっと職務分掌というか、どういう担当、副市長の担当部位あるいは職務内容をぜひ公表していただいて、市民に知らせるようにしていただきたいと思います。 以上です。
○議長(守井秀龍君) よろしいか。 ほかの方で御質疑がある方は、挙手の上、お願いいたします。 立川議員。
◆12番(立川茂君) 先ほどもお話がありましたけど、この時期、追加議案、当日決裁をせよと。これにつきまして、ちょっと私も不思議なことだなと。最近、とみに追加で上げられて当日に出せということで、この妥当性、必然性、今回第54号ですが、この時期に上げた、再度、申し訳ないんですが、妥当性、必然性について、ちょっとお話を聞かせていただけたらと思います。
○議長(守井秀龍君) ただいまの質疑に対する答弁を願います。 吉村市長。
◎市長(吉村武司君) 担当の者に、どの時期でどのような議案の提出がいいかということで、このような示唆があったもんですから、それじゃそれでやってくださいとお願いしたわけで、特別な意味があるわけではございません。 令和5年度4月から実施されます機構改革に伴って、3月24日には1次人事異動をしておきたいということも1つあったことは間違いありません。
○議長(守井秀龍君) よろしいか。 立川議員。
◆12番(立川茂君) お話は分かるんですけど、今後、先ほどもお話がありましたように、皆さんにお知らせをしてからというスタンス、今お聞きすると、本当に妥当性というのが感じられなかったもんですから、これをお願いとして、何も取決めがないんであれば、やはり正々堂々とどんと上げてきてされるほうが望ましいのかなという思いでおりますので、今後、お考えがありましたらよろしくお願いします。
○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 吉村市長。
◎市長(吉村武司君) 先ほども申しましたように、4月1日発令の人事案件として、3月23日の議案での承認は少し時間的に無理があろうかということで、このような議案をしたわけであります。 特別に他意はありませんので、あまり勘ぐられないようによろしくお願いいたします。
○議長(守井秀龍君) ほかの方で質疑を希望される方の発言を許可いたします。 中西議員。
◆15番(中西裕康君) それでは、私は、4つの点をお尋ねさせていただきたいと思います。 まず第1には、先ほどの議員の方も取り上げられましたが、追加の議案で出てくる。私は、やはりこの当初予算と同じ時期に出してくるというのが正々堂々たる議案の出し方ではないかというふうに思います。 今日の朝、突然、この議案が出てきて、これについて、この議案について質疑をしなければならない、即決である。あらかじめ通告による質疑ができないわけであります。 市長は、大変長文の所信表明のものをお持ちでしたけども、私たちは、今日の朝、この議案を見て、この議案に対して質疑をして態度を決めなければならない。ここには、私はやはり一定の時間を持つべきではないか。まさに副市長人事というのは、市長を支える重要な案件だと思っています。 先ほど市長は、杉浦副市長の能力を生かして、杉浦副市長の体制を支えるものだとおっしゃられたのですが、私は違うと思います。 私は、あくまでもこれは吉村市長の体制を支える重要な案件です。それだけに、この案件は、私は追加議案で出すようなものではないと思いますが、市長はいかがお考えになられますでしょうか。 2つ目にお伺いしたいのは、市長もおっしゃられましたけども、言葉が正確でない、聞き取りですので正確でないことは、ありましたら申し訳ありませんが、行政経験豊富な方で大変人望もある方だというふうにおっしゃられました。 私も、この方とお仕事を何年間かさせていただきましたけども、備前市の有能な職員であることには私も間違いないと思っています。 その上でお尋ねするわけですが、この方が役割分担で内部を統制すると、杉浦副市長は今まで力を出し切れなかった外交面をやると。市長と同じような外交、折衝するというのが、杉浦副市長の役目なんでしょうか。私は、経歴からしても、あるいは実績からしても、杉浦副市長が大変有能な副市長であることを認めていますが、そういった内部を藤田氏が固め、そして杉浦副市長は、市長と同じように外を飛び回るというような役割になるのでしょうか。これが2点目。 3点目は、これは御用意をしておられると思いますが、副市長の報酬はいかほどか、そして副市長を支える市の様々な経費が出てきますが、この経費がお幾らなのか、お尋ねをさせていただきたいと思います。 4番目の最後になりますが、この方の経歴を見てみますと、職歴の中で、昭和63年4月、三石耐火煉瓦、平成元年3月お辞めになられて、平成元年4月に日生町臨時雇員となっています。 元年4月、このときに公務の宣誓をされたのかどうなのか、そしてまた、どうして前任の会社を辞めて日生町の役場に入ろうとされたのか。そこのところをお聞かせ願えたらと思います。 以上です。
○議長(守井秀龍君) ただいまの質疑に対する答弁を願います。 吉村市長。
◎市長(吉村武司君) 1番につきましては、尾川議員、立川議員にお答えしたとおりでございます。 また、吉村市政を支えるのに特別に他意があったわけではございません。今も、吉村市政を杉浦副市長、そして教育長の
松畑教育長が支えてくれておりますし、今現在も、杉浦副市長、
松畑教育長をはじめ幹部職員が吉村市政を支えてきてくれております。 その一環として、藤田君は市長公室長という8級職の部長でもトップの要として活躍をしていただいております。 私は、有能な職員が市役所内におるということで、それを新しい4月1日の機構改革の中で2人副市長制をつくることが、市民の皆さん方にとって大きなメリットがあると考えたわけでございます。 また、藤田君の報酬については、副市長としての特別給が支給されますが、今、彼は現在8級職の経費をもらっておる公務員でございます。その差額については、今すぐ計算はできませんので、また説明することがあろうかと思います。 また、藤田君が、なぜ民間企業を辞めて日生町役場に勤めたのかということは、私は分かりませんが、多分パブリックサーバントとして公務員生活で日生町職員として人生を賭けようとしたことであろうかと思っております。 また、宣誓をしたのかということについては、当時の日生町の職員の採用としてどのような方法をしたのか、私は聞いておりませんが、備前市では、毎年4月1日に、新しく採用した全ての職員に宣誓をしてもらっておりますことは付け加えておきます。
○議長(守井秀龍君) よろしいか。 中西議員。
◆15番(中西裕康君) 即決で、質疑通告もなく議案が審議される、そういう議案に出されることの不明朗さ、私は大変強く思うものであります。しかし、ここは市長とは話をしてもなかなか平行線になりますので、私はその中で1点だけ、最後にお尋ねをしておきます。 今、後ろからメモが来たのかも分かりませんが、副市長の報酬、そして副市長に伴う備前市の財政の負担は幾らなのか、これは私はお答えをいただきたいというふうに思います。 以上です。
○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 吉村市長。 差額でいいと思います。負担増ですから。 吉村市長。
◎市長(吉村武司君) 今、彼は部長職でありますので、備前市では最高職の8級の号俸を持っております。 また、副市長になりますと、これも条例で規定されておりますので、副市長としての本給は72万円、月ですね、期末手当は役職加算率が1.15、掛ける支給率が2.125で、年間で計算しますと、期末手当が約351万9,000円になっております。 負担金等は、480万444円でございまして、差額が幾らかということは、今、私には分かっておりませんけども、部長職から副市長職に行くわけですから、その差額は個人の考えで大きいのか小さいのか、それは別として、副市長として十二分にその報酬に見合う仕事は彼はやってくれる。その経験は十分に、旧日生町役場時代あるいは合併して17年、この備前市で彼は一生懸命やってくれたと思います。
○議長(守井秀龍君) はい。
◆15番(中西裕康君) 私は、差額なんか一言も聞いていない。差額は聞いていない。副市長の報酬は幾らだということで。
○議長(守井秀龍君) そうですか、はい、分かりました。それでよろしかったですか。
◆15番(中西裕康君) 違うがな。
○議長(守井秀龍君) よろしいですか。
◆15番(中西裕康君) 違う。報酬は幾らで、費用が幾らなのかというのを教えてくれと言ったんです。
○議長(守井秀龍君) 今のでいいんじゃないん。 それじゃ、もう一度、報酬と、それから何か、費用ですか。はい、もう一度答弁願います。
◎市長(吉村武司君) 報酬は、先ほども申し上げましたが、本給が72万円であります。そして、期末手当が、直近で言いますと役職加算率が1.15、令和3年4月1日の支給率でいきますと2.125で、年間351万9,000円でございます。 また、負担金等につきましては、市のほうで480万444円を負担しております。 以上であります。
○議長(守井秀龍君) 中西議員の質疑を終わります。 ほかの方で、はい、松本議員。
◆5番(松本仁君) 私は、素朴な質問したいです。 私は、民間企業で勤めてきて、なぜこういうポストが必要なんかということは、今、市長は外のことは杉浦副市長がやる、内輪をまとめるのは藤田さんがやります。こういう曖昧な説明で市民が納得しますか。私は全然分かりません。 例えば建設畑だとかこういう分野、こういう分野については藤田さんはプロだと、ある分野については杉浦さんがプロだと。どうしても仕事をうまくやっていくためにはそういうポストが必要だとか、何かもうちょっと具体的な説明が、今、市長の説明はぼうっとして、外のことは、内輪のことは。 それで、この問題は、ずっと1年間、僕は通算知りませんけど、4回か5回の副市長2人制ということで反対されてきたわけです。それから1年か、ちょっと期間は分かりませんけど、今までのとおりやってきたんです。 それで、ポストをつけることがなぜ必要なんかという説明を、ちょっとやっぱり今の市長の説明では、もう分かりませんよ。ましてや、市民は絶対分かりませんよ。 もう少しそういうことも含めて、今日出してすぐ決めてくださいと、こういうやり方はやっぱり納得いきませんよ。
○議長(守井秀龍君) 松本議員、質疑の内容、ポイントを絞って言ってください。
◆5番(松本仁君) いや、だからそのことについてどう思いますか。 いや、それは私が決めることですと言うたら、それで終わるかも分かりませんけどね、やっぱり市民に説明、私は一個も分かりませんわ、ぼやっとして。そういう説明が必要だと思うんです。 以上です。
○議長(守井秀龍君) では、2点についての質疑の回答を願います。 答弁を願います。 吉村市長。
◎市長(吉村武司君) 私は、先ほども政策全般につきまして議会で答弁したように、コロナ禍の備前市の発展、市政の躍進は、この2人副市長制をもって、何も杉浦君が外、藤田君は内ということを決めておるわけじゃございませんが、私が補佐してもらいたい2人の副市長、そして私、そして教育長の
松畑教育長、このような体制で令和5年を進むのがベストであろう。 そして、この議会に提案したのは、特別に他意があったわけでなしに、初日、冒頭がよかろうという職員のアドバイスを聞いて初日冒頭にしたわけでございます。それは3月24日に内示をする、そのためにこれから機構改革等の案を皆さん方に出しておるわけであります。 その案が、最終日の3月23日に議決をいただいて、初めて機構改革が、令和5年度が進むわけでございます。そのときには、この機構改革を見ていただければ、吉村、なるほど、この2人副市長制は、市民の皆さん方に御理解いただけるものと思っております。
○議長(守井秀龍君) よろしいか。 ほかの方の質疑はございませんか。 石原議員。
◆10番(石原和人君) 先ほど来まで、やり取りがございまして、幾らか分かってきたところもございますが、私は2人制が可決されて、条例改正が可決されてしばらくなりまして、定例会を迎えるたびに、どなたかがという思いで臨んでおりました。 今回も、初日の段階というか、送付の段階で出てきておりませんでしたので、いずれかのタイミングで追加で出てくることもあり得るなと想定もしておりましたけれども、まさか本日送付をされて、上程をされて即決を求められるところまでは想定をしておりませんでした。 先ほど本日送付に当たっては担当部署からの示唆もあって、今日、議案として送る。その後のこの即決、今日、採決せねばならぬところの御説明をいま少し納得いく形で、機構改革も伴うことで一日も、少しでも早く可決を求められ、任命同意を。
○議長(守井秀龍君) 石原議員、副市長の選任の質疑をお願いします、その内容については別で、副市長の選任同意についての質疑でお願いいたします。
◆10番(石原和人君) 即決でありますれば、今日直ちに採決は何が何でも必要というところのその必要性をお聞かせいただければ。 最低限、先ほどもありました、それから議運のやり取りもございましたけれども、送付されてから、大変重要なポスト、備前市政のこれからを左右するほどの人選、ポストの方を判断させていただく場面でありますので、最低限、杉浦副市長の際も送付から最終日の可決まで1週間程度、このときも追加でしたけれども、私は最低限それぐらいの期間は必要じゃないかなと。 1つ思いますのは、例えばですけれども、3月6日の質疑の後あたりで、しっかりと見極めた上での判断を仰ぐ、議会に対してですね、そういうことは考えられなかったのか。なぜ今日、この後、直ちに採決が必要かというところをお聞かせいただければ。
○議長(守井秀龍君) 吉村市長。
◎市長(吉村武司君) 今までの副市長選任が、今日と同じような方法を選んでしております。 杉浦君を副市長にしたときは、彼は外部の人間でございましたから、彼の所信表明を含めて、皆さん方の意見を聞いたわけであります。 藤田君は、私の知る限り、武内副市長や有吉副市長と同じように長く市役所に勤務して、その本人の人柄、仕事の内容については議員の皆さん方が御承知で、過去に準じてやっただけでございまして、何回も申し上げますけども、特別な他意があって即日決しようと思うたわけではございません。 今までの慣例に基づいてやっておるだけでございますから、その辺は間違わないようにお願いしたい。
○議長(守井秀龍君) よろしいか。 石原議員。
◆10番(石原和人君) 私は人物がどうこうと言っとんじゃございませんし、なぜ今日、この後の直ちの採決が必要なのか、なぜ今日なのか。例えば3月6日であったら駄目なのか、なぜ今日なのかということをお尋ねしたんですけれども、なかなかお答えなきようです。 それから、過去の凡例に沿って、慣例に沿って、過去に、僕も、すいません、経験も浅はかで不勉強なんですけれども、こういうような事例はあったんでしょうか。 副市長の任命同意案が送付をされて、上程をされて、その後直ちに即決、そのあたり、ちょっとすいません、過去の事例として、後刻でも結構ですわ。 過去しばらくの間の副市長の選任同意のところ、お示しいただければ大いに勉強になるかなと思いますので、よろしくお願いします。これはお願いで結構です。
○議長(守井秀龍君) お願いでよろしいか、答弁できますか。
◆10番(石原和人君) ええです。
○議長(守井秀龍君) 石原議員の質疑を終わります。 その他、ございませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 質疑を打ち切りまして御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 御異議なしと認めます。よって、議案第54号についての質疑を終結いたします。 (市長公室長 藤田政宣君 復席) 以上で議案第28号、議案第53号、諮問第1号及び議案第54号の質疑が終わりました。
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○議長(守井秀龍君) これより議案の委員会付託を行います。 お手元に配付いたしております
委員会付託案件表を御覧願います。 本日上程されております議案のうち議案第53号については、
委員会付託案件表に記載のとおり、厚生文教委員会に付託することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 御異議なしと認めます。よって、
委員会付託案件表のとおり付託いたします。 委員会開催のため、この際暫時休憩いたします。 午後2時58分 休憩 午後4時21分 再開
○議長(守井秀龍君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。
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○議長(守井秀龍君) 日程5、これより
委員長報告を行います。 厚生文教委員長の報告を願います。 西上厚生文教委員長。 〔厚生文教委員長 西上徳一君 登壇〕
◆厚生文教委員長(西上徳一君) それでは、厚生文教委員会の審査結果を御報告いたします。 本日、本委員会に付託されました議案第53号を審査するため、本会議休憩中に本委員会を開催し、説明員の出席を求め、慎重に審査いたしました。審査月日、出席委員、説明員は付記のとおりであります。 審査の結果、議案第53号については賛成多数で原案可決といたしました。 以上で厚生文教委員会の
委員長報告を終わります。
○議長(守井秀龍君) 委員長の報告が終わりました。 これより委員長に対する質疑を行います。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 質疑を打ち切りまして御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 御異議なしと認めます。よって、
委員長報告に対する質疑を終結いたします。 以上で厚生文教委員長の報告を終わります。
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○議長(守井秀龍君) 日程6、討論・採決を行います。 まず、議案第28号備前市
固定資産評価審査委員会委員の選任同意についてを採決いたします。 本案は委員会付託、討論を省略し、原案に同意することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 御異議なしと認めます。よって、議案第28号は原案に同意することに決しました。
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○議長(守井秀龍君) 次に、議案第53号財産の取得についてを採決いたします。 本案につきましては討論の通告がありますので、これより討論を行います。 まず、原案に反対の方の発言を求めます。 15番中西議員。 〔15番 中西裕康君 登壇〕
◆15番(中西裕康君) それでは、私は、議案第53号財産の取得について反対の立場から討論を述べさせていただきます。 私の反対の趣旨は6点あります。 1つは、電気自動車のこの命題、これで枠をはめてしまっていること。このことにより様々な無理が生じ、上から目線で行政が行われていること。 2番目に、この財産の取得についての資料にありますように、入札は8者中7者が辞退した中でこの1者だけが受けています。執行部の資料を読んでみましても、やはり外車にこだわっていること、メンテナンスの部分が大きいように思われるわけであります。この外車になったのも、電気自動車によるものであります。 3番目には、急いで議案締結をしなければ車が間に合わない。これも電気自動車のゆえにあります。 4番目は、この車の乗り降りが不自由な点が指摘をされます。高齢者の皆さんは車に乗り降り、若い私たちでも乗りやすい車と乗りにくい車があります。高齢者の方には、最大限、私はこの点を大切にすべきではないかというふうに思います。 5番目に、今日の委員会でも指摘をされましたが、10地区の中でこの電気自動車でこう走らす、これでいいと言った地域は一つもないそうであります。ちなみに、2月28日から説明会を各地域で開いていくという話であります。これでは、泥棒を捕まえて縄をなう、その前の話であります。 6番目に、今日の委員会審査を踏まえまして、車両価格は約520万円としております。そして、それを400万円で委託に出します。つまり、この実証実験に使われる車1台の費用は920万円からであります。私は、備前市の財政厳しい厳しいと言われる中、本当に厳しい財政措置を取るべきだというふうに思います。 最後になりますが、こういった実証実験を行っていく、10年先を見越した備前市の交通体系はどうあるべきか、私はしっかり立ち位置を考えていくべきだというふうに思います。 その中では、例えば自動運転の問題も一つの視野の中にはあったのかなというふうに思うわけであります。 どちらにしろ、急がず慌てずゆっくりと、しっかりと大地に根差して備前市の公共交通を考えていくべきと考えるわけであります。 以上で私の反対討論とさせていただきます。
○議長(守井秀龍君) 次に、原案に賛成の方の発言を求めます。 (発言要求者なし) 次に、原案に反対の方の発言を求めます。 (発言要求者なし) 次に、原案に賛成の方の発言を求めます。 (発言要求者なし) 討論を終結いたしたいと思いますが、御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 御異議なしと認めます。よって、討論を終結いたします。 これより議案第53号を採決いたします。 本案は原案のとおり可決することに賛成の方の起立を求めます。 〔賛成者起立〕 起立多数であります。よって、議案第53号は原案のとおり可決されました。
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○議長(守井秀龍君) 次に、諮問第1号
人権擁護委員の候補者の推薦についてを採決いたします。 本案は委員会付託、討論を省略し、原案を適任と認めることに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 御異議なしと認めます。よって、諮問第1号は原案を適任と認めることに決しました。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~ (市長公室長 藤田政宣君 退席)
○議長(守井秀龍君) 次に、議案第54号備前市副市長の選任同意についてを採決いたします。 本案は委員会付託、討論を省略し、原案に同意することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」「異議あり」と呼ぶ者あり〕 御異議ありとのことですので、起立により採決を行います。 本案は原案に同意することに賛成の方の起立を求めます。 〔賛成者起立〕 起立多数であります。よって、議案第54号は原案に同意することに決しました。 (市長公室長 藤田政宣君 復席)
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○議長(守井秀龍君) 日程7、発議第1号
備前市議会の個人情報の保護に関する条例の制定についてを議題といたします。 提出者の提案理由の説明を願います。 尾川議会運営委員長。 〔議会運営委員長 尾川直行君 登壇〕
◆議会運営委員長(尾川直行君) それでは、
備前市議会の個人情報の保護に関する条例の制定について、提案理由を申し述べます。 発議第1号
備前市議会の個人情報の保護に関する条例の制定について、提案理由を説明させていただきます。 デジタル社会の形成を図るための関係法律の整備に関する施行に伴い、
地方公共団体の個人情報保護制度については、法律において全国的な共通ルールを規定することとなりますが、
地方公共団体の議会につきましてはその規律の対象となっていないため、独自に議会における個人情報の保護に関する制度を条例で定めるため、本条例を制定するものであります。 附則として、令和5年4月1日から施行することとしております。 また、本条例の制定に伴い、関連する備前市情報公開条例の一部を改正する条例の一部改正を公布の日から施行することとしております。 制定案及び発議者は付記のとおりでございます。 御賛同のほどよろしくお願いいたします。 以上です。
○議長(守井秀龍君) 提案理由の説明が終わりました。 これより提出者に対する質疑を行います。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 質疑を打ち切りまして御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 御異議なしと認めます。よって、提出者に対する質疑を終結いたします。 これより発議第1号を採決いたします。 お諮りいたします。 本案は討論を省略し、原案のとおり可決することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 御異議なしと認めます。よって、発議第1号は原案のとおり可決されました。
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○議長(守井秀龍君) 以上で本日の日程は全て終了いたしました。 この際、お諮りいたします。 明日2月21日から2月28日までの8日間、議案等調査のため休会とすることに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 御異議なしと認めます。よって、明日から2月28日までの8日間休会とすることに決しました。 本日はこれにて散会いたします。 皆さん、御苦労さまでした。 午後4時35分 散会...