備前市議会 > 2022-09-09 >
09月09日-04号

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  1. 備前市議会 2022-09-09
    09月09日-04号


    取得元: 備前市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-06-10
    令和 4年 8月第4回定例会              第 4 回 定 例 会 会 議 録 (第4号)会議開閉日時  令和4年9月9日  午前9時30分 開議    午後3時36分 散会会議の場所   備前市役所議場出席した議員の番号氏名  1番  草 加 忠 弘      2番  丸 山 昭 則      3番  奥 道 光 人  4番  内 田 敏 憲      5番  松 本   仁      6番  藪 内   靖  7番  青 山 孝 樹      8番  山 本   成      9番  森 本 洋 子  10番  石 原 和 人      11番  西 上 徳 一      12番  立 川   茂  13番  尾 川 直 行      14番  土 器   豊      15番  中 西 裕 康  16番  守 井 秀 龍欠席・遅参・早退した議員の番号氏名  欠席 なし  遅参 なし  早退 なし説明のため出席した者の職氏名  市長      吉 村 武 司  副市長     杉 浦 俊太郎  教育長     松 畑 煕 一  市長公室長   藤 田 政 宣  総合政策部長  梶 藤   勲  総務部長    今 脇 典 子  市民生活部長  濱 山 一 泰  保健福祉部長兼福祉事務所長    文化観光部長  大 岩 伸 喜                           森     優  産業部長    河 井 健 治  都市整備部長  大 森 賢 二  教育振興部長  石 原 史 章  社会教育部長  波多野 靖 成  教育まちづくり推進部長      総合支所部長  杉 田 和 也                           大 橋 宗 志  病院総括事務長 尾 崎 嘉 代  代表監査委員  小野田 隼 也  監査委員事務局長岡   育 利職務のため議場に出席した議会事務局職員  事務局長    石 村 享 平  事務局次長   大 西 健 夫  議事係長    青 木 弘 行  議事係主任   楠 戸 祐 介 △議事日程並びに付議事件(結果) 番号議事日程付議事件等結果1一般質問  ・12番 立川 茂議員  ・3番 奥道光人議員  ・15番 中西裕康議員  ・13番 尾川直行議員通告事項一般質問通告表のとおり)                              ──2追加議案の上程 ・市長提案説明報告第15号 専決処分(医療事故損害賠償額の決定及び和解)の報告について説明 △一般質問通告事項 順位通告者氏名質問の要旨答弁者1112番 立川 茂1 備前市のDX(デジタルトランスフォーメーション)について  ① 備前市DX化のコンセプトは  ② 市民サービス改善に情報通信技術をどう取り込むのか  ③ DXへの対応として人材集積と企業育成の試みはどうか  ④ デジタル改革関連法案下における個人情報保護への対応は市長 副市長 (再質問あり)2 決算審査意見書について  ① 監査意見で求められている組織的体制改善への取組は  ② 財産調書の記載漏れ指摘が連続2年、どこに問題があるのか  ③ 人件費の増額予測の中での経常経費削減策について市長 代表監査委員 (再質問あり)3 文化財について
     ① 備前市文化財ガイドマップの最新版は、内容変更の公開は  ② 文化財の維持管理への対応について教育長 教育振興部長 社会教育部長 (再質問あり)123番 奥道光人1 南海トラフ巨大地震について  ① 「臨時情報」発表時の市民の行動指針について  ② 災害用簡易トイレについて  ③ 避難所としての中学校の備蓄について市長 総合政策部長 (再質問あり)2 高齢者住宅改造助成事業について市長 保健福祉部長 (再質問あり)3 若年者家賃補助について  ① 令和3年度の利用世帯数及び人数は  ② 補助金交付総額及び平均額は  ③ 利用者のその後の状況について市長 都市整備部長 (再質問あり)1315番 中西裕康1 市役所周辺の雑草について市長 総務部長 (再質問あり)2 備前市と旧統一教会について市長 (再質問あり)3 物価高騰に対して備前市の対策は市長4 若年者へのワクチン接種の促進について市長 副市長 保健福祉部長 教育振興部長 (再質問あり)5 図書館建設の進捗状況について社会教育部長6 日生浜山運動公園スケートボード場の進捗状況について社会教育部長 (再質問あり)7 大渕地区のサッカーゴール、トイレ設置の進捗状況について社会教育部長8 伊里給食共同調理場建設の進捗状況について教育振興部長 (再質問あり)9 市民センター改修の進捗状況について社会教育部長10 備前病院南のPCR、発熱センター建設の進捗状況について総合政策部長 (再質問あり)11 JR赤穂線各駅整備の進捗状況について都市整備部長12 鶴海地区造成工事の進捗状況について都市整備部長 (再質問あり)13 吉永大池公園整備工事実施設計委託業務の進捗状況について総合支所部長14 ALTの配置状況と入札について教育振興部長 (再質問あり)15 ドローンについて市長公室長 (再質問あり)16 備前市民病院について病院総括事務長 (再質問あり)1413番 尾川直行1 防災対策の推進と避難所の環境改善について  ① デジタル防災行政無線の取扱いについて  ② 豪雨対策の取組と幼児期から防災教育の取組を  ③ 避難所トイレ段ボールベッドへの改善、新型コロナウイルス感染症対策について  ④ 市町村備蓄状況の現状と改善へ市長 (再質問あり)2 JRローカル線の維持について  ① 赤穂線の輸送密度の現状と利用促進策について  ② 輸送密度の厳しい路線への対応とパーソントリップ調査の活用は  ③ 赤穂線の利用促進策に他の路線、利用者の意見を参考に市長 (再質問あり)3 文化財コレクションの保存・管理と縄文文化の伝承について  ① コレクションの活用、保存のため歴史民俗資料館の改善整備を行うべき  ② 長縄手遺跡、縄文文化をより理解するための展示と冊子の作成を  ③ 最近の企画展と入館者数、そして期待するところ市長 教育長 (再質問あり)4 都市データパック住みよさランキング活用で少子化への対策を  ① 住みよさランキングの評価と今後の課題は  ② 新築住宅着工数、出生者数、転入者数から方策と、Bizen Team Resasから少子化・定住促進提案を市長 副市長 (再質問あり)     午前9時30分 開議 ○議長(守井秀龍君) 皆さん、おはようございます。 ただいまの出席は16名であります。定足数に達しておりますので、これより本日の会議を開きます。   ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(守井秀龍君) 日程1、昨日に引き続きまして一般質問を行います。 なお、重複する質問は努めて排除していただきますようお願いいたします。 それでは、通告に従い、順次発言を許可いたします。 まず、立川議員の一般質問を願います。 12番立川議員。     〔12番 立川 茂君 登壇〕 ◆12番(立川茂君) おはようございます。 それでは、通告に従いまして、順次一般質問をさせていただきます。 今回は、大きく3つの点についてお話をさせていただきます。 1点目、備前市のDX、デジタルトランスフォーメーションについてお尋ねをいたします。 新型コロナウイルス感染症拡大により、2020年以降リモートワークやテレワークも一気に浸透し、社会は大きな変化を強いられ、様々な分野でDXに関する問題や課題が浮き彫りになってきております。 行政の分野においても新型コロナウイルス感染症拡大による経済的な影響を支えるための各種給付金が支給をされておりますが、膨大な量の申請に処理が追いつかないなど、環境面や人員面で様々な問題が浮き彫りとなっており、そうした問題の背景にはオンライン手続の不具合や、国の機関と地方自治体のシステムに整合性がなく、おのおの別システムを利用してきたことなど行政におけるデジタル分野での課題が指摘をされてきております。 こうした背景から、行政におけるデジタル分野での問題解決を主な目的として、デジタル改革関連法案が2021年5月に可決をされております。デジタル社会の形成に関する司令塔を設置するデジタル庁設置法をはじめ、デジタル社会の形成についての基本理念を示し、オープン、透明、公平、安心・安全、継続等の10原則を定めるデジタル社会形成基本法、個人情報の保護、マイナンバーカードの発行、運営強化を内容とし、クラウド上に保管された情報提供により各種申請添付書類、住民票等ですが、それぞれが申請書類の押印が不要となり、従来業務が大きく変わるデジタル社会形成整備法、公的給付の支給迅速化を目的とした公金受取口座登録法、マイナンバーと預貯金口座が連携利用できるよう管理する預貯金口座管理法、多種多様な行政サービスを対象とした情報システムの標準化を目指す自治体システム標準法の6つの法律に関する法律案を総称したものがデジタル改革関連法案と呼ばれております。 そうした中で、DXに関するセミナー、展示会があり、参加の機会を得ることがありましたので、そのエキスを少しお話をさせていただきます。 デジタル庁の井上氏は、行政が果たすべき役割としてDXとは既存の行政サービス、組織ではなくあるべき公共サービス、暮らしのインフラを整えること、行政サービスを次世代型にイノベーションする行政組織の枠組みを超えての発想と語り、実践例として熊本県の災害に対する備えとして正しい情報を正確に迅速にと利用例を示されておりました。 デジタル田園都市国家構想交付金を活用してスマートシティー構想に取り組む会津若松の市長からは、町の見える化を目指し、情報通信技術を活用した取組、備前市でも運用が始まりましたが、母子健康手帳の電子化、学校情報の配信、スマートアグリ(田畑の水管理システム)、観光情報アプリ等の活用現状と課題を講演され、書かない申請書類を目指すと結ばれました。展示ブースには各種書類のデジタル化ツール災害対応ツール各種情報管理発信ツール等とても興味深いセミナーでありました。 そこで、DXについて何点かお伺いをしてみたいと思います。 1点目、市長は就任時よりDXの対応の重要性を示され、その対応のためにも副市長の複数制が必要と何度も提案されるほど造詣が深いと思われますので、備前市のDX化はどこへ向かうのか、そのコンセプトをお聞かせください。 2点目、市民が受ける行政サービスの改善に向けて情報通信技術をどう取り込むのか、具体例とタイムスケジュールを、併せて一部漏れ聞いておりますが、フリーアドレスのように庁舎内情報管理システム等へはどう取り組むのか、具体例とタイムスケジュールをお聞かせください。 加えて、ガバメントクラウド採用により独自施策のシステム対応はどう考えておられるのでしょうか。 3点目、DXへの対応は多様かつ創造的な人材を地域に集める場をつくることも重要だとされております。備前市においてDX人材の集積及び企業育成など、地域経済圏全体での取組についてお考えはありませんでしょう。 4点目、デジタル改革関連法案の成立により、住民の個人情報保護は利活用される方向へと大きく変わりました。監督権限も国により標準化、統一化と一元化が進みつつあります。備前市ではどう対応されるのでしょうか、お聞かせをいただきたいと思います。 大きな2点目、決算審査報告につきまして。 今般の定例会は令和3年度の決算が示され、一般会計並びに各事業会計決算審査がなされることから通称決算議会と言われており、監査委員からの審査意見書も付されております。 そこで、審査意見書を見ると備前市一般会計、特別会計歳入歳出決算及び基金運用状況審査意見書では、財産に関する調書について3年度決算においても記載漏れが認められた。昨年度も指摘したが、財務に関する内部統制の機能強化のため、会計管理者の体制強化をすることについて組織体制の見直しの一つの方向性として検討する必要があると考えるとの記述があります。 また、備前市公営企業会計決算審査意見書下水道事業会計について昨年度も述べたが、3年度における下水道事業会計は多額の営業損失が生じ、一般会計からの繰入金による多額の補填が行われている状況にある。今後も経営安定を目指し、財源確保について長期的な視点で検討する必要があると述べられており、病院事業会計の決算では固定資産明細書について登録内容や減価償却累計額等の内容に一部誤りがあることが認められた。保有財産の適正な管理を行うため、必要な環境や人材の育成について十分な対応が行われることが必要である。また、決算附属書類である事業報告書に経営の実態を端的に示す経営指標に関する報告を記載することになっていたが、監査委員が指摘するまで記載されていなかったと述べられております。 そうした中で、何点かお伺いをいたします。 1点目、一般会計審査意見で予算の執行に当たり法令遵守を原則としつつ、市が自ら法令等の範囲内で定めた例規等のルールを守っているかを確認し、意見するものである。その中で、会計事務上の手続が漏れていたことは市はリスクとして受け止める必要があると警鐘を鳴らし、組織的、体制的改善を求めておられますが、どのような対応をされるのでしょう。 2点目、財産に関する調書の表示が適正でないとの意見について、財産調書は地方自治法施行規則において様式が規定されているものであるにもかかわらず、適正な記載がなされていないのは記載に関する適正なルールや基準及び記載内容を確認する体制を構築し、正確に記載することは極めて重要であるとの記述ですが、記載に関する適正なルールや基準、確認する体制が確立されていないと読めますが、昨年においても記載漏れの指摘をされているようですが、なぜ指摘事項の改善が進まないのでしょうか。どこに問題があると考えておられるのでしょうか、監査委員の見解をお聞かせいただきたいと思います。 あわせて、事業報告書への経営指標に関する記載漏れについても失念では済まされない組織的、体制的な不備が存在するのか、見解をお聞かせください。 3点目、一般財源ベースで3年度の歳入は地方税2億7,000万円増、5.9%、普通交付税7億5,900万円増、13.3%、地方消費税交付金等の各種交付金1億7,000万円増が寄与し、11億5,900万円、13.3%の増加となり、歳出増5,900万円、うち人件費が6,500万円でございます。を大きく上回り、経常収支は好転をしておりますが、経営努力の反映とは言い難く、検査意見書でも経常的費用の削減に努め、さらなる改善を図る必要があると述べておられます。 そこで、歳出に関する大きく影響する人件費について考察をしてみたいと思います。 経常費用に計上される人件費は、令和2年度32億6,800万円、3年度33億3,400万円、述べましたように6,500万円の増、2%増でありました。 4年度の経常人件費のベースとなる決算値に近いと言われております給与費明細書9月分、9月補正後を比較すると特別職では6名減、100万円の減、一般職では25名増、1億4,000万円増、トータルで人員は昨年対比で19名増、金額で1億4,000万円増となる見込みで、決算期における経常人件費、臨時人件費の調整を待ち確定となりますが、大幅な上昇が予測される状況と考察されます。 コロナ禍における経済活動鈍化の中、市民の収入増はおろか生活困窮者も増加傾向にある状況下で、市人件費の大幅増加傾向はなかなか市民の理解が得難いと思われますが、いかがでしょうか、見解をお示しください。 また、市長公約の企業版ふるさと納税30億円が実現すれば好転するのでしょうが、万が一そうならないとしたら経常経費削減の施策はどこに求めるのでしょうか、お聞かせをいただきたいと思います。 3番目に移らせていただきます。 文化財について。 このたび、北前船寄港地、船主集落として日本遺産に追加認定されました大多府漁港元禄防波堤等が構成文化財として一覧されており、備前市にとってまた一つ誇れるものが加わり、大変喜ばしい出来事であり、関係各位の御苦労に感謝申し上げるところでございます。 さて、備前市内には多くの文化財、史跡、名勝地が存在しており、それぞれ地元として自慢し、誇れるものであり、次世代に引き継ぐべきであると思っております。そうした中で、その維持管理を含めて幾つかお伺いをいたします。 1点目、備前市文化財と大きなくくりの表現をしておりますが、分類を見てみると国指定有形文化財国指定無形文化財、国指定記念物、県指定有形文化財県指定無形文化財県指定無形民俗文化財、県指定記念物、市指定有形文化財、市指定記念物に分類され、平成11年3月の数字ですが、69件が備前市文化財ガイドマップに記されております。 1点目、この備前市文化財ガイドマップはカラー刷り、説明、写真つきで分類も非常に分かりやすいガイドマップですが、発行から23年が経過し、平成17年の市町村合併も経ておりますので、必ず更新版があるはずと探しておりましたところ、なかなか見つけられないでいたのですが、つい先日令和4年3月発行の備前市の文化財冊子を頂戴いたしましたので、質問の前段である最新版の発行についての質問は取下げとさせていただきますが、後段の指定文化財の変更はどう周知、公開されているのか、お聞かせをください。 2点目、備前市文化財の維持管理を見てみると、旧閑谷学校関連では顕彰保存会で維持管理、寺社仏閣では各寺社仏閣で維持管理、備前焼関連では作品は各作家管理、窯跡は市管理とされておりますが、該当地域で管理しているいわゆる備前市指定文化財保存事業として地域に委託し、補助金を交付している事業は何件あるのでしょうか。加えて、案内板や諸設備の更新等への対応はどのようにされているのでしょうか、お聞かせをいただきたいと思います。 以上、答弁のほうよろしくお願いをいたします。 ○議長(守井秀龍君) ただいまの質問に対する答弁を願います。 吉村市長。     〔市長 吉村武司君 登壇〕 ◎市長(吉村武司君) 皆さん、おはようございます。 それでは、立川議員の御質問に順次お答えをいたします。 1番、1点目、備前市DX化のコンセプトはについてでありますが、本市では令和4年3月にデジタル化に関する取組の方向性を示す備前市スマート自治体戦略を策定しております。お手元にお配りしています備前市スマート自治体戦略の抜粋を御覧ください。 この戦略のコンセプトといたしましては、ハッシュタグ誰でも、ハッシュタグどこでも、ハッシュタグスマート備前市をキャッチコピーとしてDXで目指す未来の姿を示しております。 このハッシュタグ誰でもは、スマートフォンを使える方はより便利になり、スマートフォンが苦手な方につきましてもよりきめ細やかで丁寧なサービスを受けることができること、次のハッシュタグどこでもはスマートフォンで市役所の窓口での手続ができ、自宅や出先などの空いた時間で簡単にできるだけでなく、証明書の発行や公共料金の支払いがコンビニなど市役所以外の場所でもできること、最後のハッシュタグスマート備前は日常生活においてデジタルがより身近になり、教育、交通、産業などあらゆる場面でデジタル技術やビッグデータを活用することにより、誰もが住みやく、これからも住み続けたいと思えるような快適で便利な暮らしができることを目指しております。これらの3点をDXで目指す未来の姿としております。 2点目、市民サービス改善に情報通信技術をどう取り組むかについてでありますが、一例としまして令和5年3月をめどに子育て関係、介護関係の26手続についてマイナポータルからオンライン申請できるようにし、申請があったものについて基幹業務システム側で申請内容を取り込み、または転記できるようシステム改修を行っております。これにより一部の手続ではありますが、24時間365日いつでも、どこでも申請ができるようになります。 次に、フリーアドレスのような庁舎内情報管理システム等へどう取り組むかについてでありますが、従来の固定された席ではなく、場所を選ばずに業務を行うため、有線ネットワークを解消する、固定電話につきましてはスマートフォンなどを利用したクラウドPBX有線ネットワークにつきましては無線化などについて他市の導入事例を研究し、来年度当初予算での実施を検討してまいります。 次に、ガバメントクラウド採用により独自施策システムの対応をどうするかについてでありますが、現在国の主導の下で推進しているシステム標準化ガバメントクラウド化は住民記録や税関係など20の基幹業務について令和7年度末までに国が整備したクラウドサービスであります、ガバメントクラウド上に標準化されたシステムへの移行を目指すものであります。本市におきましても、令和7年度末までにシステム改修等行いシステム標準化ガバメントクラウド化への移行を行ってまいります。 3点目、DXへの対応として人材集積と企業育成の試みはどうかについてでありますが、現在具体的に検討している事案はございませんが、人口減少対策や雇用の場の創出等につながることを期待しておりますので、DX人材の集積や企業育成に向け、先進事例を調査研究してまいりたいと考えております。 4点目、デジタル改革関連法案下における個人情報保護への対応についてでありますが、議員も御承知のとおり今回の一連の制度改正は国が行政におけるデジタル分野での課題に対応するため、個人情報保護とデータ流通の両立に必要なルールを設定することとされております。備前市においてもこれらの趣旨を踏まえ、個人情報保護法施行条例を本年度中に整備する予定としており、国の方針に沿ったデータ運用と個人情報の適正な管理の両立に努めてまいりたいと考えております。 2番、1点目、監査委員で求められている組織的体制改善への取組はについてでありますが、昨年度に指摘を受けた事案と類似した事案が再度指摘されていることについては誠に遺憾であると考えております。再発防止に向けましては、監査委員からの意見にもあるとおり、会計管理者の体制を強化するなどの組織体制を見直すことも一つの対策であると考えておりますが、財務に関する内部統制は職員の日常業務の執行の中で行われるものであり、職員一人一人の意識づけが何よりも肝要であると考えております。 今後とも、マニュアルなどを活用した研修会の実施や事務処理過程における職員間でのダブルチェック、上司から部下へ指導などの地道な取組を再度徹底することで内部統制の機能を最大限発揮できるように努めてまいります。 3点目、人件費の増額予測の中での経常経費削減策についてでありますが、まず公営企業会計を含めて4月1日時点で見ますと市全体の正規職員数は昨年度と比較して5名減少しており、また職員定数からも100名程度少なく、継続的に人件費削減に努めております。 御質問をいただきました一般会計の給与明細中の令和3年度9月補正時点とこのたびの補正時点の人数、金額を比較しますと増加しているのは事実でありますが、コロナ禍において経済活動を活発化させる施策展開によっては必要な人員を増員することなど、状況に応じて柔軟な対応と効果的な人材活用を実施させることは重要でもあり、単年度の人件費の増加を見るのではなく、職員定数の範囲で総合的な行政運営を行っておりますので、市民の皆様方の御理解をいただきたいと思います。 また、前年度からの繰越金の半分を積み立てる財政調整基金を見ますと、取崩し額以上の積立てを毎年行っており、基金残高は着実に増加をしております。このことから、人件費の増加を吸収できないほど収支が不足している状況にはないと判断をしております。 経常経費の削減につきましては、先入観を捨てて従来の事務事業の手法や経費を細かく見直す地道な努力が必要であると考えており、今後もそのような方針で実施してまいります。 私のほうからは以上であります。 ○議長(守井秀龍君) 松畑教育長。     〔教育長 松畑煕一君 登壇〕 ◎教育長(松畑煕一君) 皆さん、おはようございます。 それでは、立川議員の御質問にお答えをいたします。 3番、1点目、備前市文化財ガイドマップの最新版は、内容変更の公開はについてでは、まず最新版の備前市の文化財2022の冊子につきましては今後市内施設に配付してまいります。 また、指定文化財の追加等の周知につきましては、「広報びぜん」やホームページ等で行っておりまして、最新の文化財一覧につきましてはホームページに掲載をしております。今後、この最新の文化財一覧につきましても文化施設や公民館等へ配付をしてまいります。 2点目、文化財の維持管理への対応についてでありますが、備前市指定文化財保存事業として地域に補助金を交付しています事件は16件でございます。 また、案内板や看板の更新ですが、毎年ではありませんが、劣化が目立つものや新規指定で未設置のものにつきまして、順次修繕や新設をしておるところでございます。 私のほうからは以上でございます。 ○議長(守井秀龍君) 小野田代表監査委員。     〔代表監査委員 小野田隼也君 登壇〕 ◎代表監査委員(小野田隼也君) 皆様、おはようございます。 それでは、立川議員の御質問にお答えいたします。 2番、2点目、財産調書の記載漏れ指摘が連続2年、どこに問題があるのかでございます。 財産に関する調書の件と公営企業会計の事業報告書への経営指標に関する記載漏れについて、併せてお答えさせていただきます。 決算意見書の審査の着眼点に記載させていただいておりますとおり、決算審査に当たっては決算計数の正確性等を主眼としており、御質問いただいた改善ができていない原因や記載漏れについての組織的体制の不備については決算審査では審査しておりませんので、発言は控えさせていただきます。ただ、意見書等での指摘につきましては、市は当該部署だけの問題ではなく、市全体のリスクとして受け止めていただけているものと思っております。 私からは以上でございます。 ○議長(守井秀龍君) 再質問はありますか。 再質問に入ります。 立川議員。 ◆12番(立川茂君) いろいろ答弁ありがとうございました。 それと、今朝来たら手元に資料頂いていましたので、要求はしていなかったんですが、執行部のサービスに感謝を申し上げます。ありがとうございます。 それでは、順次再質問をさせていただきたいと思います。 DXの件なんですが、これもう見させていただいてコンセプトもお伺いしたんですが、端的に分かりやすいというのは誰でも、どこでも、スマート備前、なるほど語呂はいいですけど、これどうなんでしょうね、ツールとしてスマホを使ってくださいよという宣伝にしか私には見えないんですけど。マイナポータルを利用してください、スマホ、昨日も一部答弁ございましたが、スマホも貸出ししますよということで、ツールとしては大変便利なもんだろうなとは思うんですが、使えればいいですけど、大変ありがたいと思いますけど。 コンセプトというのが大変申し上げにくいんですけど、会津若松の例を出しましたが、書類申請は要らないんですよと。住民がどういうサービスを求めているのか。これスマホを皆さん持ってください。今、マイナンバー部長一生懸命やっておられますが、50%でどうなのかなあというようなところで。やはり皆さんこう変わりますよというのが欲しいわけですよ。マイナポイントを頑張って2万ポイントあげるからマイナンバーカードをつくってくださいじゃないんですね。もうそんなん要りませんよと。じゃあ、どう便利なるんですかという。 これ市長おっしゃいましたようにコンビニでの支払いと。私も印鑑証明、随分前ですけど、岡山市内で取ったこともございます。便利は便利です。そういったところをどう皆さんが便利なようにどう考えていくのかを考えていただけたらありがたいなと思います。 そんなこと言いながらもスマート自治体、フリーアドレスとかというお話もございまして、これスケジュールをお尋ねしたんですが、なかなか出てこなかったんですけど、これ例えば1点フリーアドレスがお話し出たんで、お伺いしますけど、自由の所在と。ある委員会のほうで電話どこでも取れるようになりますよ、始めますよはお聞きしました。じゃあ、何でそうなるの、何が変わるの、我々何が変わるのということの説明が全くなかったように思われます。例えばフリーアドレスですとナレッジワークというんですか、そういったところもあります。狙いはペーパーレス化も狙っていますよね。そういったところで、ただし、ただしですよ、ちょっと触れましたけど、個人情報はだだ漏れになる可能性もあるよ。その点、問題点をこうクリアしました、こういう便利さがありますよという説明はしていかれないんでしょうか。どうですか。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 吉村市長。 ◎市長(吉村武司君) 会津若松市のことを議員はおっしゃっておりますけども、これ全てが会津若松市で行っているわけじゃなしに、この資料を見ますと一つのオフィス、スマートシティーAiCTの整備に関してどのようなことをDXでできるかということでありまして、それを全国1,700の自治体のトップ事例として掲げられるのはいかがなもんかと思います。 そして、マイナンバーカードについて低い評価をしておられますけども、これは総務省からこのマイナンバーカードの普及100%お願いをしたい、これが国全体の将来のDX、あるいは県、市、大切なことでございますので、私は国の方針でありますマイナンバーカードの100%普及はDX時代を見通して大切なことだと思っておりますので、軽々しく私は扱うことはできないと思っております。 また、フリーアドレス等につきましては時代の要請でありまして、一つの部課でそれだけをやっておればいいということではなしに公務員であります、市の職員であります。20%ルールということを私は市の職員にお願いをしております。部課のことは最も大事な業務でございますが、その全知全能の約20%は市全体の施策等にも関心を示してくださいよというようなことでこのフリーアドレス等を考えて実施をしていきたいと考えております。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 立川議員。 ◆12番(立川茂君) 私のほうも何か誤解があったんじゃないかと思うんですが、これをやりなさいと。例えばデジタル田園都市国家構想をやりなさいと言ってはおりません。フリーアドレスにしてもやるんならやるでこの点を目指しています、こういうことが変わりますという丁寧な説明してやってほしいなと。 マイナンバーについても一緒です。もう実は私は最初からつくっておりまして、便利に使っております。否定はしておりません。一人でも多くの方がつくってもらったらいいんです。ところが、何で拒否反応があるんやろなというところをしっかり考えて推進をいただきたいと、そういうふうに申し上げました。もうその件は結構です。 実は、DX人材の集積及び企業育成などは調査、事例をやっていこういうことで前向きな回答をいただきましたので、ぜひお願いをしたいと思います。 これ1点だけお願いしときたいんですが、例えば近隣の市町でもデジタルサイネージを使って今この時間に例えば吉永へ帰るバスの便の時刻表が出たり、非常に目に見える改革をしておられるのがあるんですよ、御存じかと思いますが。リアルタイムでやっていらっしゃるんですね、今この時間に例えば鶴海のほうへ行くのはバスは次何分ですよ、ここからですよ、非常に見やすいですね。どこかの役所みたいに入ってごたごたとして何も分からない、どこ行ったらいいんやろか、分からないじゃなくて、和気でも鵜飼谷なんか行ったらAIBO君がいらっしゃいませ、今日はなんでしょうか、ああいう感じがやっぱり欲しいわけですね、イメージとして。何かこう分かりやすいという改革はできないものなのかなあと。 私はお尋ねしたいのは職員さんの業務は助かる、もっともです、当たり前のことです。それが市民にどう反映してくるのだろうというところをお考えいただいて、それぞれメリット、デメリットあると思いますが、丁寧な説明をして進めていただきたいというお願いなんですが、いかがでしょうか。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 吉村市長。 ◎市長(吉村武司君) デジタルサイネージ等経費と効果を見てやらなきゃならないことであります。何でもサイネージがあちらこちらにあれば便利というものではございません。 私は、市の職員は本当に一生懸命私は当たってくれておると思います。そして、部ごとに責任ある対応をしてもらっておると思います。もちろん足らないところもあるでしょう。それはみんなで応援をしていく、そして行政サービスを全ての方が満足してやれるように毎日努力していく、これが私の役目でもあり、指導力でもある思いますし、また市民の皆さん方から忌憚のない御意見を伺い、それを実行していく、これも当たり前のことであります。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 立川議員。 ◆12番(立川茂君) 1個ずつ言ってもあれなんですけども、DXでいかに役所は使っているのだろうなあ、これは業務が改善されるんだろうなあ、ペーパーレス化が進むんだろうなあ、そう言いながら今日大変失礼な言い方ですが、皆さん答弁されるときにしっかり紙を持ってきておられますよね。ペーパーレス化ということで旗を振っているにもかかわらず相変わらず皆さん持ってしておられますのが、その辺から改善ができたらなあという思いで見ております。 ですから、私申し上げたいのはいいです、何でもメリット、デメリットございます。しっかり表示をして改善点はこういうことですよ、御理解をいただいて進めていきたい、そういうふうなお願いをしているわけですが、副市長どうですか。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 杉浦副市長。 ◎副市長(杉浦俊太郎君) 議員の御指摘大変重要なことだと思います。メリットが分からないものに対して賛同はできないというお気持ち当たり前のことだと思います。より分かりやすい形で市民にまずお示しするというのは我々の責務だというふうに思っております。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 立川議員。 ◆12番(立川茂君) くれぐれもDXよろしくお願いしたいと思います。個々に言ってもしょうがないんで、これ以上は申し上げませんけど、ぜひよろしくお願いをいたします。 2点目に行かせてもらいます。 決算審査の報告についてというところで、組織的な改善を求めておられますというところで市長答弁ございました。それも必要なんでしょうが、職員間の意識改革等で乗り切っていきたいと大変ありがたい答弁いただいたんですが、どうなんでしょう、職員の意識どうこうと言われましても私もこれ実感なんですが、ちょっと人事異動が頻繁過ぎてそれぞれ持ち場に慣れる前にいらっしゃらない。職員の意識アップが本当に可能なのでしょうかという疑問を持つわけですが、ほっとけと言われそうですけど。本当に猫の目人事といえば多分語弊がありますけども、これ職員さんの意識、多分調査してみたらどんなかなと思うんですけど、市長言われたとおり本当に意識の変革が必要だと思います。 やらないかんことはやらないかん。ところが、これやってくださいねという引継ぎができない。できたかなと思ったらいなくなるというようなケースもあると思いますので、職員さんがしっかりどっしり落ち着いて仕事ができるような環境も併せてつくっていただきたいなあと思うんですが、その点はいかがでしょうか。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 吉村市長。 ◎市長(吉村武司君) 社会が変わり、そして地域が変わってくるわけであります。ややもすると民間から見ますと公務員の仕事は楽やなあと、あれでええんかなあと。市民が一生懸命仕事をしている、一生懸命窓口へ来る、でもなかなか満足して帰れない。私はそういう官民の格差を少しでも合わせていかなければ市役所としての意義が半減すると思っております。時代のスピード、国が求めるスピード、やはりそれに対応する備前市をつくっていかなきゃならないと思っております。 私からしたらこの程度のスピード感でついてこれないということは、ひょっとすると市民のサービスについて我々は漫然としておるんじゃないだろうかと思っております。もしそれであれば、議員さんは猛烈な質問を我々に投げかけてくるわけであります。今のところの行政満足度というのを確かな資料はございませんけども、年ごとに優秀な職員を引き上げ、そして守備範囲を広げて市民サービスをより深く、大事なところはちゃんと伝える、そういう改革、市役所改革、一丁目一番地だと思っております。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 立川議員。 ◆12番(立川茂君) 私もその意見には賛同いたしております。そのとおりだと思います。ところが、ところがこうやって私らもいろんなところの監査を受けてまいりましたが、2度も同じ指摘を受けたらもう減俸、首に近い処分をされていました。そういうところからこれ何とか改革できないのかなあという思いで今申し上げました、市長のほうは機構改革、組織的な体制も必要でしょうが、職員間の意識が大事なんですよというお答えをいただきましたので、それならばその方向に向かって職員さんの意識アップ、ぜひお願いしたいなと思いましてお願いをしたところですが、業務云々についてのお話ではなくて、これは内部ルール、法令遵守の問題だと思いますので、変わったから、忙しかったから、スピード感についてこれないから例えばルールを無視していい、これ市長のほうは御存じだと思いますが、急いでいたからスピード違反してもいいよということにはならないと思うんです。その辺の何か問題意識がないのかなあという思いで監査のほうの意見を見ながら思いましたので、お尋ねをしたところですが、職員教育というよりも意識のアップに本当に努めていただきたいなと。 スピードが落ちては困るんですけど、その辺よろしく、働きやすいこともあれですし、法令遵守、コンプラ、ガバナンス、この辺の言葉で表されますが、それをしっかりと確立しないと市民の皆さん、もう私もそうですけど、数字で大分生活をしてまいりましたので、同じ間違い、似たような間違いを2度されるというのは、これ以上は申しません。ぜひとも体制整備とともに職員間の意識改革、それから落ち着いて仕事ができる環境をつくっていただけたらと思うんですが、これお願いですが、どうでしょうか。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 吉村市長。 ◎市長(吉村武司君) 落ち着いて仕事ができる環境を議員はつくってもらいたいと。これは誰でも思うていることですから、問題は実績、どの仕事を各市役所の職員がやったか、それの評価を我々は市民からいただかなきゃならないことであります。ゆっくり落ち着いてやる部門もあるでしょう。スピードを上げてその日のことをやらなきゃならない場合もあります。 例えば、コロナ禍におけるワクチン接種、あるいはコロナの陽性患者を減らすためには毎日のように保健福祉部と我々は連絡を取っております。そのように、部署によっては1年がかりで次の日につなげるような政策をつくっていく部署もあれば、毎日毎日対応しなければ市民生活に対して俗に言う足を引っ張る、市役所の役目が半減する、これはオール市役所の中でいろんな部署があるわけでございますから、一つの固まりで考えるべきではないだろうと私は思います。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 立川議員。 ◆12番(立川茂君) おっしゃることも大変よく分かります。私は仕事のスピードを落とせというんじゃないです。どっちかといえばメンタル面で、ある役所に行ったら皆さん笑顔でおはようございます、こんにちは、今日はなんでしょうかと言われるところと、難しい顔して行っても知らん顔して一生懸命されている、どっち行きたいでしょうかね。答え聞きませんけど。 そういったことでメンタル的にもきちっとフォローをしていただいて、落ち着いて仕事ができる、落ち着けばスピードアップもできると思います、私は。だから、市長の考えておられる仕事のスピードと、それから対応するスピードというのは次元が違うような気がしますので、ある意味メンタル的に落ち着いてというほうが正解かも、近いかも分かりませんけど、そういった御配慮をいただけたらと思います。これをお願いして次の財政面についてお話がございましたので。 人件費のところを考えさせていただいたんですが、これどうも市長と考え方というんでしょうか、我々は物件費、人件費というの固定費という概念で捉えております。固定費がアップするということは、翌年度、翌々年度、この人数がそのまま横滑りするとして固定費は必ず覆いかぶさってくるもんでございますから、これがアップしていますよ、人件費がほぼもうこれ仮の計算で申し訳ないんですけど、ほぼ倍増するんじゃないかなと。世の中の企業でそれがあるのはどこなんかなあと探してみたら大変少ないように思います。ましてや今円安、国債の金利もというトリプルで今やられておりますので、この固定費が上がるというのはボディーブローのように効いてくると私は思っておりますし、今まで経験はそうでございました。 では、固定費の削減というところが本当に必要なもんじゃないかなと。市長は大丈夫ですと、基金もございますと。取り崩し出したら早いですよ。という思いでもう一度固定費に対する人件費の考え方だけお教えいただけたらと思います。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 吉村市長。 ◎市長(吉村武司君) 民間の円安による輸入業者の経営圧迫は、議員もよく御存じのように最近のニュースには出ておりますが、こういう公の場合の固定費と円安はあんまり関係しておらないと私は思います。人勧による給料アップ、これは国に準じて議会にも提出し、認めていただいておるわけであります。そして、人員の定数というものは決められておりますが、このコロナ禍で例えばコールセンター等を我々は設置をし、今日も何名かの臨時職員がこの市役所でコールセンターの役割をし、PCR等の処理を待っております。 長い目で見てこの人件費がそのまま上昇するというような危惧はなされないほうがいいんじゃないかと思っております。その年々における俗に言う緊急課題的なことは人を増やしてでも処理をしなきゃなりませんし、またその案件によっては人員を減らすことも必要だと思っています。大事なことは市民生活にどのように寄与する市役所の職員の定数がどのような数字になり、その結果固定費である人件費がどのように上昇していくのかというところを中・長期的に見ていくべきだと私は思っております。あまり円安とは関係ありません。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 立川議員。 ◆12番(立川茂君) すいません、私が要らんことを言いました。円安とは切り離した問題だったんですが。 市長おっしゃることよく分かります。おっしゃるとおり人事院勧告この8月に出ました、一般給与で0.2%という人勧が出ております。これ以上申し上げません。 時間もあれなんで、備前市にゆかりのある山田方谷さん、もう私が言うまでもないです。備中松山藩の財政を立て直したというところで、これ引用した言葉がございまして、以前にも申し上げたんですが、礼記という書物に見えるんですが、「入るを量りて、もって出すを為す」、再度今申し上げておきますので、よろしくかじ取りをお願いをして、次に行きたいと思います。 文化財について教育長ありがとうございました、答弁がてれこになっていたんですが。 これ、ちょうど何でないんやろうと言っていたら、ある日突然ボックスにぼこんと入っておりまして、これ見たら4年3月、ええっと思いまして見たんですが、これ何年に一度されているんでしょうか。分かりますか。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 波多野社会教育部長。 ◎社会教育部長(波多野靖成君) 備前市文化財ガイドマップでございますが、平成11年に発行以降、平成24年に備前市の文化財2012を13年ぶりに発行し、今回令和4年備前市の文化財2022を10年ぶりに発行をしております。 以上です。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 立川議員。 ◆12番(立川茂君) ありがとうございました。10年に一度ということで、これちょっと使い方もお聞きしたんですが、これ皆さん行ってくださいよという資料だと私は解釈をしております。つくっておりまっせという資料じゃないですよね、教育長。皆さんに行ってください、これこんなんありますよということの使い方だと思うんですが、それでよかったですかね。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 波多野社会教育部長。 ◎社会教育部長(波多野靖成君) 皆さん行ってくださいよと言うとともに、郷土の文化財、地元の方でも知られないといったことがないように興味を持っていただいて、また知ってもらい、見に来ていただくような効果のほうを期待しております。 以上です。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 立川議員。 ◆12番(立川茂君) ありがとうございます。おっしゃるとおりだと思います。 私が見つけて、これ古かったんで、申し訳なかったんですけど、平成11年合併前の資料だったんですけど、思い返してみますとさっき部長おっしゃったように知ってほしいのと、地域の人にも。昔は、我々子供の頃、うちの子供の頃も例えば私三石におりますが、小学校の低学年は深谷の滝へ遠足に行きます。中学校になったら閑谷学校に行きます。播備国境へも行きます、遠足で。というようなことで、いろんな触れ合いがあったように思うんですが、そういったことは今教育庁さんですか、教育庁さんではやめとけというふうな指令を出しておられるんでしょうかね。 遠足というのはそういうもんだと思うんです。例えばこの御近所ですと丸山古墳は香登やったら歩いて学校へ行きましょう、皆さん行きましょうというようなことが多分あったと思うんですけど、部長がおっしゃられるように文化財を知ろう、地域の人が知ろうということでそういう取組が自然とあったんですが、何で消えてしまったんでしょうね。今、廃止令か何か出しておられるんですか、危ないところは行くなとか。その辺はどうですか。もしなければ、取組姿勢としてどうなんでしょう。不要ですか、必要ですか。その辺判断お聞かせください。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 石原教育振興部長。 ◎教育振興部長(石原史章君) コロナ禍の中にあって学校行事等いろいろ制限がかかったりということはあったかとは思いますけれども、議員御指摘のような指示を出しているということでは全くございませんので、先ほど波多野部長も申し上げましたとおり、学校教育の中でのそういう郷土の文化財であったり、偉人であったり、そういうことに触れていくということは現在力を入れて行っておりますので、先ほどのお話のとおりそういった期待に応えていけれるような学校教育でありたいというふうに思っております。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 立川議員。 ◆12番(立川茂君) 部長ありがとうございました。ただ直近のコロナどうこうじゃないですね。もう10年単位の話でございます、なくなってから。 ということで、本当にされるんなら教育長にお聞きするのはなんですかね、私もいろんな文化財お掃除に行ったりしとんですが、これ1件だけ例言うときます。 播備国境ということで播州、備前の国境の碑ございます。一度行ってみてください。すぐ分かります。兵庫県上郡町側は道路もきれいです。樹木も切ってあります。こんもりとして道もぼこぼこやなといったらそこから岡山県備前市でございます。私、これ掃除に行くたびに残念やなと思います。 上郡の人ともお話しするんですが、もうちょっとしてもらいなはれよと。いやいやうちは予算がないんですよというようなことでお話はするんですが、そういったところでぜひ一度、学校視察も結構ですが、ぜひそういったところも何かの機会を捉えて行っていただけたらなと思います。 それと、さっき指定文化財の補助事業16件ということでございましたが、軽微な補修、例えば石垣があれですよ、看板がこうですよというなところはお願いをしに行ってもどうも対応が悪いんですが、この場でお願いをしに行ったら対応はしてくれるというお約束はしていただけるんでしょうか。どうですか。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 松畑教育長。
    ◎教育長(松畑煕一君) すぐにすぐということは難しい場合もちろんありますけども、順次重度といいますか、変更する、修繕することが望ましいというところからやっているつもりでございますので、できるだけ早く対応できるようにしたいと思います。 それから、御指摘をいただきました文化財その他、学校全体としても前回の議会でも石原議員から指摘がありましたように、地域を愛し、地域をちゃんと知るという努力があってこそ国際的な力というのはありますので、そういうことから見ても地域の文化財や本当に自然、文化歴史の豊富な、非常に豊かな備前市に育つ子供たちがそれを誇りに持てるような、そういうことを、マイナスの要素になるようなことは絶対にしてはならないと強く思っておりますので、私も見学に行かせてもらいます。今後ともよろしくお願いいたします。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 立川議員。 ◆12番(立川茂君) ありがとうございます。本当に文化と触れることが大事だと思いますので、地域の宝、何とか引き継いでいけるように学校もそうですが、地域のほうにもお願いをしていただいて、我々後世に残していきたいもんだなと思いますので、よろしくお願いをいたします。 以上で終わらせていただきます。ありがとうございました。 ○議長(守井秀龍君) 以上で立川議員の質問を終わります。   ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(守井秀龍君) 会議中途ですが、この際暫時休憩いたします。     午前10時33分 休憩     午前10時50分 再開 ○議長(守井秀龍君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。 次に、奥道議員の一般質問を願います。 3番奥道議員。     〔3番 奥道光人君 登壇〕 ◆3番(奥道光人君) それでは、通告に従って質問をさせていただきます。 まず、大きな1点目、南海トラフ巨大地震について。 9月は防災月間であります。市内をはじめ全国各地で避難訓練、防災訓練が計画、実施され、市民の皆さんの防災意識も、また市の職員の皆さんの防災意識も非常に高まっていると言えると思います。 南海トラフ巨大地震の発生について、政府の地震調査委員会は2020年1月24日時点のものとして公表した資料によりますと、マグニチュード8ないしは9クラスの地震の30年以内の発生確率は70から80%であるとされていました。しかし、直近の2022年1月13日の発表によりますと、40年以内の発生確率は90%に引き上げられ、かなりの高い確率で巨大地震が起こることを想定をしております。 南海トラフ巨大地震の発生可能性が高まった際、気象庁は臨時情報を発表をします。これはこれから地震が起きますよというような予知情報ではありません。地震予知はできないが、巨大地震につながる可能性がある異常を観測したら防災に役立てるという仕組みのものであります。無論、臨時情報なしに突然巨大地震が起こることもあるし、臨時情報が出されても本当に地震が起こるとは限らないという非常に不備な、不確かな情報ではあります。しかし、南海トラフはマグニチュード8から9クラスの地震が繰り返し発生をする地震です。 最近のパターンは、1854年の安政東海地震では32時間後に安政南海地震が発生をしております。1944年の昭和東南海地震では、2年後に昭和南海地震が起こっております。今、我々が直面しているタイプはこの地震のタイプです。 巨大地震につながる可能性がある異常を測定した場合、有識者による評価検討会が臨時で開催をされ、南海トラフ地震臨時情報を発表し、自治体、住民に対して事前避難や家具の固定などといった備えの再確認を呼びかけるなどの措置が取られます。特に、津波の危険性が高い地域に対しては、1週間の事前避難が求められています。 さて、さきに配付していただいた備前市防災マップを確認してみましたが、南海トラフ巨大地震の臨時情報についての記載がなく、備前市は南海トラフ地震津波避難対策特別強化地域の14都県、139市町村には該当しません。が、臨時情報に対して市民の皆さんがどれだけの行動を起こされるかは甚だ疑問であります。 防災マップによると、備前市域のほとんどが震度6弱もしくは震度5強の可能性を示しています。備前市として地震由来の津波に襲われる可能性や、地震そのものの被害をどの程度まで予測し、住民に対して注意喚起もしくは事前の避難勧告をしていくかを早急に検討、取りまとめを行い、市民への周知徹底を図るべきと考えます。 そこで1点目、南海巨大地震の臨時情報が発表された際、また巨大地震発生時に市民が取るべき行動の指針、これを明確にすべきと考えます。防災マップをしっかり読んで各自で判断してほしいではないと思いますので、この点いかがでしょうか。 それで次に、災害発生もしくは災害の可能性に伴って避難所開設の必要があると判断され得る場合、市内各所に多くの指定緊急避難場所、指定避難所が指定されています。私の町内でも町内会長が中心となり、公民館や片上小学校を避難所として用意し、災害に備えております。 大災害が発生した場合、避難所の運営は基本的には地域の住民が中心となって運営されます。行政はそこまで手が回らないような大災害の場合ですが、町内会長や町内の自主防災隊長を中心に行政と協力し合って円滑に運営されることを期待します。 そして、今や飲料水や食料品の備蓄は当たり前のように各町内を中心に進められています。しかし、避難所では圧倒的に必要とされながらなかなか準備できていないものが災害用簡易トイレです。備蓄品の中に簡易トイレを備蓄、準備する町内会はありません。やはり行政が準備すべきと考えます。 そこで、2点目です。備前市が備蓄している災害用簡易トイレについて、女性に対してきちんと配慮した形になっているのかどうかを教えてください。 次に、3点目です。避難所として使用する施設の中心はやはり小・中学校であろうと思います。市内の中学校の防災用食料、水、簡易トイレ等の備蓄状況についてはどうなっていますでしょうか。よろしくお願いいたします。 次に、大きな2点目です。 高齢者住宅改造助成事業についてお伺いします。 この事業は、介護保険の住宅改修を利用して高齢者が住宅を改修するに当たり、ケアマネジャーさんや工事事業者さんと検討して行うリフォームに対して助成をする制度です。詳細は申し述べませんが、助成の条件を満たしている方でありながら、この制度の詳しい内容を知らずにうちは金銭的に余裕がないから手すりがつけられないんだという高齢者の方の声を多く聞きました。詳しいことをよく理解されているケアマネジャーさんに相談をすればいいんでしょうが、対象者の方の御自身が理解されていない場合があると思います。この点、周知徹底をする方策があればと考えていただければと思います。 次に、大きな3点目です。 若年者家賃補助について伺います。 まず1点目、令和3年度この事業を利用した世帯数もしくは人数、これについては資料がいただけてあったようですので、これについてはもう結構ですが、それに併せて家賃補助の、令和3年度の家賃補助の総計額、金額、そして1世帯体当たりの単純な平均額、これについて教えていただければと思います。 3点目、この事業の目的は若年者の移住・定住の促進を図るものとホームページにありました。この事業を利用した方々のその後について、定住をされたのか、それとも市外、県外へ移転、転出されたのか、追跡調査はされているのかどうか、そしてその結果どうだったのかを教えていただければと思います。 以上でよろしくお願いします。 ○議長(守井秀龍君) ただいまの質問に対する答弁を願います。 梶藤総合政策部長。     〔総合政策部長 梶藤 勲君 登壇〕 ◎総合政策部長(梶藤勲君) それでは、奥道議員の質問に順次お答えいたします。 1番、1点目、南海トラフ地震の想定震源域でマグニチュード6.8以上の地震などが観測された際に、臨時情報が発表された場合の市民が取るべき行動の指針についてでありますが、南海トラフ地震防災対策推進基本計画の改定に伴い、当市においても令和4年3月に地域防災計画を更新し、臨時情報が発表された場合の情報収集、伝達に係る連絡体制、災害対策本部の設置運営などを明記しております。 今後、国や県より示された内容を参考に、地震発生時の行動について広報紙やホームページへの掲載、また各地区で実施されている防災研修などに出向き、周知を図りたいと考えております。 2点目、災害用簡易トイレの女性への配慮についてでありますが、現在当市で備蓄しております簡易トイレは便座に便袋を取り付けるタイプであり、プライバシーや安全性を配慮して屋内のトイレスペースでの使用を考えております。今後も災害時用の備品を購入してまいりますので、その際には多様な意見を取り入れてまいりたいと考えております。 3点目、市内の小・中学校の防災用食料、水、簡易トイレの備蓄状況についてでありますが、現在当市としてはそれぞれの学校での備蓄をしておりませんが、災害用の食料についてはそれぞれの学校で生徒、職員の1回分が備蓄されております。 私からは以上でございます。 ○議長(守井秀龍君) 森保健福祉部長。     〔保健福祉部長兼福祉事務所長 森  優君 登壇〕 ◎保健福祉部長兼福祉事務所長(森優君) 私からは2番、高齢者住宅改造助成事業についてでありますが、本事業は要支援認定等を受けている高齢者が日常生活を容易にすること等を目的として実施する住宅改修に対し、介護保険の住宅改修費の支援に上乗せし、必要経費の一部を助成するものです。 本事業につきましては、広報や研修によりケアマネジャーや住宅改修事業者、包括支援センター職員等に制度周知を図り、高齢者等から相談があった場合には適切に対応ができる体制づくりに努めているところであります。 議員御指摘のとおり、高齢者自身が制度を知らず活用ができていない事例があることを踏まえ、ケアマネジャー等高齢者の声を直接聞く機会のある職種に対して制度の周知と利用促進に積極的に取り組みたいと考えております。 私からは以上でございます。 ○議長(守井秀龍君) 大森都市整備部長。     〔都市整備部長 大森賢二君 登壇〕 ◎都市整備部長(大森賢二君) それでは、私から3番、2点目、令和3年度の若年者家賃補助の総額でございますが、767万3,000円となっております。平均額は1か月当たり2万3,252円であり、1世帯当たり年間12万7,886円となっております。 市の移住・定住対策といたしましては、空き家バンク等の紹介、住宅取得や改修に対する補助、空き家購入補助、結婚新生活支援補助、住宅リフォーム補助などの移住・定住対策を行っております。 以上でございます。 ○議長(守井秀龍君) 再質問はありますか。 再質問に入ります。 奥道議員。     〔「その後の状況について答弁なかったよ」と呼ぶ者あり〕 奥道議員。 ◆3番(奥道光人君) 3点目、3番の答弁はいただけていないような。 ○議長(守井秀龍君) 答弁漏れがある場合、奥道議員のほうから指摘してやってください。 ◆3番(奥道光人君) 若年者家賃補助についてということで、3点目の。その3番目にこの事業が定住促進を図る、簡単に言えばそういうことで、その後について要はこれ期間が決まっているはずですから、3年であったりというか。6月の折に市長からいろんな理由があってというか、財政上の問題もあるからそれは3年なんだ、1年から3年に延ばしたんだということを伺いました。その3年が過ぎた後にこれを利用された方は一体どこへ行かれたんかな、そのまま定住されたんかなあということを御質問させていただいたと思うんですが。 ○議長(守井秀龍君) 答弁願います。 大森都市整備部長。 ◎都市整備部長(大森賢二君) 答弁漏れでございました。 3点目、利用者のその後でありますが、令和3年度までの過去7年間で351世帯に補助しており、そのうち283世帯が継続居住、68世帯が市外へ転出されております。大変失礼いたしました。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 再質問ありますか。 再質問に入ります。 奥道議員。 ◆3番(奥道光人君) まず1点目ですが、臨時情報を発出した後に様々な形でこれを市民の皆さんへ徹底されるということを伺いましたけども、日常生活の中で各自がそういったようなことを意識しておくということも非常に大事なことであって、要するに防災マップせっかくありながら、この防災マップを上手に活用してというか、しっかり広げていく、その中にあってもう少しこれを上手に活用される方策は何かないもんかなあというふうに思います。いかがでしょうか。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 梶藤総合政策部長。 ◎総合政策部長(梶藤勲君) 防災マップの活用についての御意見ありがとうございます。防災マップにつきましては、今年度お配りして活用を図っていただきたいところでありますが、なかなか議員おっしゃられるように活用については進んでいないと感じております。今後、広報等ホームページなどを通じて、または自主防災組織等に出向いた際の説明会などでの丁寧な説明をして活用していくことが防災につながるということを皆さんにお知らせしていきたいと思います。 以上です。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 奥道議員。 ◆3番(奥道光人君) 先ほど、最初の質問で要するに緊急情報、発出されたときにはこれを市として対応するというふうな形だったわけです、お答えだったわけですが、この臨時情報が発出されてというふうなことだったわけですけども、この防災マップにマイ・タイムラインをつくってみようと、そういうページが実は3ページ、4ページ、5ページ、6ページ。実にこのマイ・タイムラインというのが先ほど私が伺った行動の指針の一環といいますか、それそのものに当たるのかなあと。 これ、タイムラインを最初につくった場所、市町村では、一つの区域ですけども、住民の75%までがそれをつくっていると。そして、それをそのとおりに、つくったとおりに避難所へ避難をしているという実例があるわけですね。せっかくこういうものがありながら、また見てみるとちゃんとマイ・タイムラインとこんなページまであるわけですね。私、まだ白紙ですけども、言っときながら白紙は何だというふうに怒られるかもしれませんが。でも、これやっぱり本当にしっかり皆さんに活用をしていただけるようなこと、私も実は今回この二十何日に地域で防災訓練あります。そのときに皆さんにこれ持ってきてもらって、そして皆さんこうですからということをみんなでやろうということを言うつもりです、私も地域の自主防災隊長ですから。それを市としては何とかこれを本当に上手に活用していただけないか、せっかくこれだけのものをつくっておきながらというのが思いです。いかがでしょうか。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 梶藤総合政策部長。 ◎総合政策部長(梶藤勲君) 議員おっしゃっていただいたように、有効な活用というのが非常に大事なことと思います。マイ・タイムラインにつきましては、なかなか個人でそれを記入していくのは難しかったりしますので、各地区で皆さん集まった際にどういうことが書けるのかとか、そういうことで災害についての意識を深めるものにもぜひ活用していただきたいと思いますので、防災マップの上手な活用についてもこれから市民の方々に丁寧に御説明してまいりたいと思います。御意見ありがとうございました。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 奥道議員。 ◆3番(奥道光人君) ありがとうございます。ぜひ皆さんに徹底できることを。そうすれば逃げ遅れがなくなるということで期待しておりますので、よろしくお願いいたします。 次に、避難所の仮設トイレといいますか、防災用のトイレの件なんですけども、実はこれも新聞での資料でしかないんですよ、私の持っているのは。 災害が起こったときに避難所へ避難をされて、そしてそこで、大災害の場合ですけども、そこで皆さん落ち着かれたらどこへ座るかとか、寝るとかどっかとかって分かれていきます。それから、大概の方がよっこらせっと立ち上がってトイレへ行かれるんですね。いろんな災害のときのそういう過去の映像なんか見ても、女性のトイレというのは長蛇の列ができるわけです。屋内用のトイレというふうに、要するに女性用のトイレの中の要するに個室に、それは水が出んからということでそれをもう一回防災用のものを持っていくというのはもう今ナンセンスです。 今はそれをトイレへ持っていって使うというのではなく、アウトドア商品なんかでも今あるようなそういうテント型の、これを準備する必要があるじゃないかと私は思うんですね。例えばパーティションで仕切ってそん中で十五、六のお嬢ちゃんにはい、トイレしてごらんなさい、そんなことかわいそうですよ。あるいは若い女性がそこで、パーティションの中ではちょっとやっぱり。ああいう本当にほかの人の目がない、触れない、そういうものにしてあげる、そうすべきだと思うんですが、いかがですか。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 吉村市長。 ◎市長(吉村武司君) 御指摘のとおりだと思います。やはり時代がこれだけ進んでおりますので、いろんな災害用備品が発売されております。ゼロからスタートしていろんなものを備蓄してまいっておりますけども、やはり今に合ったものもこれは予備として備前市購入しなきゃならないと思っております。早急に予算措置等をして備品として対応していきたいと思います。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 奥道議員。 ◆3番(奥道光人君) ありがとうございます。ぜひ進めていただきますようにお願いいたします。 それから、資料を出していただいてありがとうございました。その中で、これずっと見ていきますと学校関係が実は香登小学校、片上小学校、三石中学校、日生西小学校、旧三国小学校体育館とあるんですけど、市内の中学校、ほかの日生中とか備前中とか、こういうところへの備蓄はないということでいいんでしょうか。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 梶藤部長。 ◎総合政策部長(梶藤勲君) こちらに上がっていない中学校につきましては避難所としておりませんので、大きな避難所としてはしておりませんので、備蓄を蓄えておりません。 以上です。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 奥道議員。 ◆3番(奥道光人君) 大きな避難所ではない。大小ってあるんですか。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 梶藤部長。 ◎総合政策部長(梶藤勲君) 中学校につきましては、基本的小学校で避難所指定しているのがほとんどで、そうでない、三石は小学校とほとんど一体の場所なので、基本的にはそういう形での備蓄としております。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 奥道議員。 ◆3番(奥道光人君) 中学校はじゃあ避難所としてというか、大きい避難所としては使わないということでしたか。すいません、もう一度すいません、お願いします。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 梶藤部長。 ◎総合政策部長(梶藤勲君) 今のところは使う予定として備蓄はしておりません。災害の規模によって今後そういうことが必要であれば応急的にということは考えられると思うんですけど、今はそういう形になっていないということで御理解いただきたいと思います。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 奥道議員。 ◆3番(奥道光人君) 分かりました。ありがとうございます。 ただ、備前中の場合屋内で1,500名の収容はできると書いてあります、屋外5,000名とかというて。 さっき伺ったとおりで、防災マップに書いてあるとやっぱりそこへ行くと思うんですけどね。その際、備蓄云々というのはすぐに対応していくんだということで、要は市のほうや行政が対応するんだということで理解していいんですかね。 ○議長(守井秀龍君) 答弁願います。 梶藤部長。 ◎総合政策部長(梶藤勲君) 今避難所になっている場所につきましては、職員の配置とかそういうことを今一応決めてなっておりますので、大きい場所につきましては今後それ以上に必要になった場合に新しい体制を取りながら避難所として運営していくという形になろうかと思います。 以上です。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 奥道議員。 ◆3番(奥道光人君) 先ほどからすいません、避難所、避難所ということで。 先ほど申し上げているとおりで、仮設トイレが避難所が開設される、既存の要するにトイレが仮に使えたとしても集まってくる人数って圧倒的に多いわけですから、そうなるとどうしても先ほどお願いをした簡易トイレが必要だと。 ところが、緊急用ではない仮設トイレというのはそこへまた運んで来てもらうわけですね。これにはどうしても時間がかかる。私これ提案なんですけど、いっそのこと各小学校、中学校の避難所として備蓄をされているような、そういう今の場所、そこにもうそこで仮設トイレ自体をもう3つでも5つでもええんですけども、量はそうたくさんなくていいと思うんです。だけど、少しだけでもそこで備蓄をすると、もう初めから持っとくと。つまり、市のほうで、本庁のほうで持っているものを、さああそこが要るからと持っていくんでなく、もう初めからそこで用意しておく。 この防災用品というのは正直言いますと使わなければ一番いいものではあるんです。だけど、いざ使うとなったらどえれえ要る、大変な必要なものなんですね。だからこそ、そういうふうに各避難所、特に学校関係でしたら例えば体育館の中にぽっと置いとったってそう大したスペースは要りません。そういうふうにされたらどうかなあというのを一応御提案させていただきます。すいません。 じゃ、次の件について。 2点目の先ほど御答弁をいただきました高齢者住宅の改造事業についてなんですけど、先ほどお願いをしたとおり高齢者の方で対象者、要介護、要支援の指定を、認定を受けた方で、だけどもうちは余裕がないからそれができないんじゃ。ケアマネさんと相談をされればええんですけど、ケアマネさんには実は恥ずかしゅうて言えんのじゃというような方がいらっしゃるわけです。 介護保険のほうのこの20万円、上限20万円なんですけど、これについて何かいい制度はないんですかというふうに実は伺ったことがあるんです。そしたら、というのはこれこういう説明がありまして、介護保険分は業者の請求書ではなく領収証の写しが必要ですと。完成した後、完成した後にこの完了届、請求書、完了後の写真、日付入りの。そして、業者の請求書の写しとあるんですね。これは市のほうです。ところが、介護保険分は、介護保険分は領収書を添付しなさいとあるんです。つまりこの高齢者の方が踏み切れないのはここの部分でして、領収書ということは前もって払わんといかんと。払わんといかんけど、払えん。じゃから、踏み切れん。ケアマネさんにちゃんと相談してやっている人はできる。 それで、よく聞いてみたら前もってよく相談をして業者さんと打合せをすれば領収書じゃなくってでもいいんですよという制度があるというふうに聞いたんです。それは別のところというか、この書類には一切書いていないわけですね。その辺のところが不親切じゃなあと。こういう制度もありますよというのを書いとっていただければその方も相談しやすかったんかなあと。いかがですか、お願いします。 ○議長(守井秀龍君) 吉村市長。 ◎市長(吉村武司君) この制度では補助率が決まっておりまして、100%じゃございません。10分の9とか、3分の2とかということで、今議員が御指摘のように領収書というのは前払いということが前提になるわけでございますから、これらの補助制度を使ってやろうという方についてはもともとそれだけの資金の確保は必要でありますから、これは今御指摘のとおり十分に備前市としては独自の制度設計も可能と思っております。担当の部局に指示をいたします。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 奥道議員。 ◆3番(奥道光人君) ありがとうございます。ぜひ高齢者の方に備前市は高齢者に優しい町と言っていただきたいなというのは私もこの備前市に住んでそう思っております。 それから最後ですが、3点目に定住を図るということの目的で家賃制度、補助制度があると。351世帯で68世帯が備前市内に残ってくださっているという。 283世帯が転出された、これは数的には多いんですかね。どう思われますか。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 大森都市整備部長。 ◎都市整備部長(大森賢二君) 先ほどの答弁では351世帯の補助に対しまして283世帯が継続居住で、68世帯が市外に転出されております。全体でいきますと80%ということで、継続居住をしていただいているということでございますので、定住施策としては一定程度は効果があるものというふうに考えております。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 奥道議員。 ◆3番(奥道光人君) 失礼しました、私のほうの勘違いでした。 分かりました。これもぜひ若者世代をいかにして備前市内で正直に言いますが、子育てしていただくんかと。定住して子育てをして、そして備前市の市民として一緒に生活をし、この市民の地をつくっていくという大きな点があると思うんですね。 なぜ、3年だったんですかということも前伺ったとおり、できたらというふうなこともありました。それから、新築に対する補助もさっきおっしゃったとおりです。そういうお金を何とかしてという形、それ以外の部分でこの若者世代の定住、新婚さんの定住、子供さんがしっかり定住してもらえるような、そういうものがやっぱり市内に必要だろうなあと、制度としても必要でしょうけども。そういったようなこともまたお考えいただきたいなあというふうに思います。いかがですか、市長。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 吉村市長。 ◎市長(吉村武司君) せっかくこの家賃補助で備前市に居を構えていただいた方が、その期限を過ぎて残念ながら他市へ例えばまた移るということは、その補助制度そのものがもともと居住を前提にお願いをし、その後のまた自宅をつくるいろんな補助等とリンクしておるわけでありますが、そこで途切れるということは本当に残念なことであります。いかにして継続しながら備前市民としてそれこそ末永く暮らしていただける、いろんな制度が全国の自治体に工夫していると思います。特に、岡山県下では若者が定着し、人口増になったという県北の事例も伺っておりますので、負けないように研究をしながら少しでもその人たちがせっかく住んでくれておるのにまた出ていっていただく、こういう矛盾を少しでも我々行政としては変えていかなければならないと思っております。しっかりと勉強をさせていただきます。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 奥道議員。 ◆3番(奥道光人君) 市長どうもありがとうございました。 本当に先ほどから申し上げておるとおりで、備前市に若者があふれるような、そういう市を目指して私どもも頑張っていきたいと思います。よろしくお願いいたします。大変ありがとうございました。 以上で終わります。 ○議長(守井秀龍君) 以上で奥道議員の質問を終わります。   ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(守井秀龍君) 会議中途ですが、この際暫時休憩いたします。     午前11時30分 休憩     午後1時00分 再開 ○議長(守井秀龍君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。 次に、中西議員の一般質問を願います。 15番中西議員。     〔15番 中西裕康君 登壇〕 ◆15番(中西裕康君) それでは、通告に従いまして一般質問をさせていただきます。 まず最初に、統一教会、またドローンについての資料提出どうもありがとうございました。 1番目に、市役所周辺の雑草についてであります。 「夏草や兵どもが夢の跡」、これは芭蕉が平泉の城址に立ち、藤原3代の栄華と源義経の最期に思いをはせた句だと言われています。人々の行いや思いは時の流れとともに消えてしまうが、自然は関係なく営みを繰り返し続けていく。過去に立ち返りながらこの夏草に思いを寄せたわけであろうかと思います。 私は夏に、2012年7月にこの平泉に伺いました。芭蕉のように爽やかな句を詠めるような太陽の照りようではありませんでした。大変暑く、汗を拭くのに精いっぱいでした。さすがに芭蕉というふうに思うわけでありますが、芭蕉46歳のときこの1689年、新暦で言いますと6月29日に詠んだ歌のようであります。当時の温度は平均気温で23度を下回るぐらいで肌寒いときだったかも分かりません。しかし、芭蕉の感性は優れていたと言わざるを得ません。 私は、その中でこの夏草ですけども、さすがに生命力がすばらしい。この市役所の周りを見てみましても道路沿いに雑草が目立ちます。市役所の中の植栽も枯れて撤去されたものもたくさんあります。しかし、この夏草、私は目立つと思います。いろんな方がこの市役所にはおいでになられます。 市長の政務報告でも伊原木県知事もお見えになられたでしょう。この夏草を来られたときに見られたかも分かりません。来客が多い正面の道路沿い、定期的な清掃ができないものかどうか。私は担当課に任せるのか、あるいはこの市役所の管理というところで考えるのかというところで市長に御質問をさせていただくことにしました。よろしく御答弁をお願いしたいと思います。 2番目に、備前市と旧統一教会についてでありますが、私はいろいろ報道がされていますが、まさか備前市にピースロードなんて来ているとは全く思ってもいませんでした。しかし、念のためにと思って8月25日付で日本共産党備前市議団として旧統一教会に関わる備前市での実態調査を備前市にお願いをしました。その結果、8月30日付で実態調査についての回答をいただきました。 後援年度、令和3年度、行事名、ピースロード2021inOkayamaに後援をしましたと。その他、施設の使用、公金の支出等で確認できたものはありませんと。 なお、現時点においてその他の旧統一教会の関連団体と関わり合いがあるものと考えられる団体に対する後援等については確認できておりません。 また、上記の後援については後援の許可時点において旧統一教会の関連団体が関係していることは認識しておらず、行事の目的などの妥当性を勘案し、許可をしたものですが、今後の後援等においては慎重な精査に努めてまいりますという御返事をいただきました。本当に備前市にまでそういう案内が来ていたのをびっくりしました。 今日出された資料を読んでみましても、この後援団体の申請書を読む限り、あるいは次のページをめくって2020年、あるいは2021年の主催や後援団体名を見れてみれば、なるほどこれはそのままなってしまうのかなというような感じがしてしまうわけであります。しかし、市内の団体と違って市外からのこういう後援要請について私は慎重に図るべきものだというふうに思っています。 ピースロードはいつ実施されたのかというのはこの資料でよく分かりました。教会との関係性について、分からなかった理由を御説明をいただきたいと思います。 また、今後の対応はどうされるのか、お聞かせ願いたいと思います。 3番目に、物価高騰に対して備前市の対策はどうされるのか。総務省の消費者物価指数によると、2021年1月は値上がりが258品目、値下がりが252品目とほぼ同数。その後、値上がり品目が右肩上がりに増加し、今年5月に400品目を突破。7月には423品目にまで増えています。 政府は物価高騰対策として石油製品への補助金、エネルギーと食料品に重点を置いた政策を進めようとしています。しかし、値上げ品目が全般的に増加している以上、これだけの対応でできるものでしょうか。 今日の朝日新聞を読んでみますと、政府は物価高、10月に総合対策を実施する。今月下旬、3兆円台半ばを支出をするというふうに岸田首相は述べられたようであります。 政府が製粉業者などに売り渡す輸入小麦の価格を10月以降も据え置くことや、地方自治体が使い道を自ら決められる地方創生臨時交付金を6,000億円増額することなどが含まれる。交付金については、子育て世帯や中小企業などを念頭に置いた支援メニューをあらかじめ示し、物価高騰への対策をしやすくするというふうにされています。果たしてこれだけでも足りるものかどうか、私は不安であります。 この物価高騰の背景は、私は異常な円安政策、コロナ禍、ロシアのウクライナ侵略、500兆円に近づいた大企業の内部留保、設備投資には回らない、賃上げにも回らない、私は政府としては消費税の減税が最大の効果を発揮するものだと思うわけです。 しかし、備前市としてもこれまでも6月補正ではトラック協会への補助、あるいは物価対策ではないにしても米農家への補助や、そして地域振興券の発行など、市民の暮らしを守るために努力をしてこられました。 私は、今後まだ電気、ガソリン、住民税非課税世帯への支給の問題や肥料代の補助等考えられる問題があります。この議会の中で、市長は物価対策の質問の最初については国、県の動向を注視してまいりたいというところから始まり、だんだんエスカレートをし、12月には何らかの対応はしたいという言動がありました。私は、12月では遅いのではないかとさえ思うわけであります。もう少しテンポを上げて私は大きな市民生活を守る立場に立って努力をしていただきたいということをお願いをしたいと思います。市長の御見解をお願いしたいと思います。 4番目に、若年者へのワクチン接種の促進についてであります。 これは副市長に答弁をいただきたいと思います。この議場へせっかく副市長おいでになっておられるわけですから、私は答弁をいただきたいというふうに思います。 私は、コロナ対策の要は検査とワクチン接種だと思っています。この7月備前市議会の厚生文教委員会が開かれましたが、7月から比べてこの8月の厚生文教委員会、これまでの私はコロナ対策の前進は大きなものがあったと思います。一つは、抗原抗体検査キットの思い切った配付、そして集団接種の取組、この大きな前進が私はあったと思います。 私は、この7月の厚生文教委員会あるいは8月のときでも会の報告は、執行部の報告はまだ不十分だというふうに思っています。それは若年者への取組の問題であります。報告では、備前商工会議所への75枚のチラシの配布、ささやか過ぎるとは思われませんでしょうか。 また、若年者を対象として考えるならば、児童・生徒、保護者に向けた接種案内等を配付し、家庭内でこのコロナ問題の話題を提供し、意識を向上させていく、こういう取組も私は有効ではないかというふうに思います。どのようにお考えになられますでしょうか、御意見をお聞かせ願いたいと思います。 続きまして5番目に、図書館建設の進捗状況についてお伺いしたいと思います。 財源について大変心配をしております。流川の護岸は傷んでおります。ここは埋立地であり、土質も大変心配しております。南海トラフは大丈夫だという執行部の見解でありますが、私は想定外をここは考えるべきだというふうに思うところであります。そういうことを踏まえてどのように進捗がされているのか、お聞かせ願いたいと思います。 6番目に、日生浜山運動公園スケートボード場の進捗状況についてお伺いをさせていただきます。 鳴り物入りでこのスケートボード場をつくる。私はスケートボード場の落成式、もう行われたのかなあと、私の知らないうちに行われたのかと思っていました。ところがいまだに建物の姿は何も見えないということであります。これはどうなっているんでしょうか、進捗状況についてお尋ねをしたいと思います。 7番目に、大渕地区のサッカーゴール、またトイレの設置の進捗状況はいかがでしょうか。 8番目に、伊里共同調理場の進捗状況についてであります。 今、日本全国各地でこの給食の問題については民間委託が大きく進行しています。また、大規模な共同調理場をつくる、こういう動きが大きいわけでありますが、中でも公的給食調理場を守った意義は、私はこれは大きいというふうに思っています。この共同調理場の進捗状況、合併特例債もあり、急ぐ必要があるのではないでしょうか。これは前回の臨時会の中で教育委員会も大変強調しておられたと思いますので、ぜひお伺いをしたいと思います。 9番目に、市民センターの改修の進捗状況についてであります。 これは何か予算がついているというものではありませんが、市民センターの中から図書館が抜けるわけでありますから、市民センターがどのような形で何の機能を果たしていくのか、これについて何か御検討が行われているのかどうか、お聞かせ願いたいと思います。 10番目に、備前病院南のPCR、発熱センター建設の進捗状況についてであります。 何をされるのか私にはなかなか理解ができない土地の購入でありましたが、何をされるのか決まったのでしょうか。人員の配置はどうなるのでしょうか。備前病院から人が配置されるのでしょうか。この進捗状況についてお聞かせ願いたいと思います。 11番目に、JR赤穂線各駅整備の進捗状況についてお聞かせ願いたいと思います。 いろいろその駅の整備については整備のレベルや、あるいは金額、あるいは空間整備を含めていろいろ違うんでありましょう。この進捗状況どのようになっているのか、お聞かせ願いたいと思います。 12番目に、鶴海地区造成工事の進捗状況についてお尋ねをしたいと思います。 ここは低湿地帯だけに土砂の投入も必要ではないかと思いますが、このところの進捗状況をお聞かせください。 13番目に、吉永大池公園整備工事実施設計委託業務進捗状況についてお聞かせ願いたいと思います。 これは、今年度当初予算の新規事業についての説明書でありますが、これを見てみますと4月に契約締結、5月に測量業務、6月に設計業務、9月に成果品納入、箱をつくるわけではありませんから、箱ができて入ってくるわけではないんでしょうけども、何か設計業務委託で物が、見えるようなものがあるのか、どういった計画が示されているのか、お聞かせ願いたいと思います。 14番目に、ALTの配置状況と入札についてであります。 市内の小・中学校のALT配置の状況、国籍、人数などを教えてほしいと思います。 ある学校では、今年の春からのALTの方は島根県から来られた方です。また、小学校のALTの方の授業の中でもアメリカのALTの方のお友達、アメリカに住んでおられます。そのお友達の方とZoomで小学生が話をする、そういった授業が行われているのを私もお伺いしまして、大変私の小学校のときから見ると本当に授業は変わったものだなというふうに思いました。ぜひ教えてほしいと思います。 2番目に、ALTの受入れの入札時期はいつ実施するのか、不足になったときに行うのかというのをお伺いをしてみたいと思います。 といいますのは、公募型のプロポーザル審査結果のところを開いてみますと、令和3年12月2日、ALT配置事業委託というのが行われています。これは受注候補者、株式会社インタラック西日本というところが受けたようであります。 令和4年4月14日、つまり12月から見ますと4か月ぐらい先にALT配置事業委託というのがされています。これは公募型のプロポーザル審査結果を見てみますと、受注候補者、一般社団法人日本ローバル教育協会というところが受けておられます。 1年に1回というのが私は思っていたんですけど、何回もこういうものは小学校、中学校で違うのかどうなのか分かりませんが、こういったような入札が何回も行われるものか、お聞かせ願いたいと思います。 続きまして、ドローンについてお伺いをしたいと思います。 ドローンについては画像、最近の私もテレビなんかで見る画像、ドローン映像を見て本当に驚きました。まして、ウクライナのところでこういったドローンが戦争に使われると、これも本当に驚きでした。そういう意味で、このドローンについて私も関心を持ったわけでありますが、備前市が購入したドローンの機種、機能はどうなのか、またどこから購入をしているのか、このドローンについては初期研修、中級研修、そして上級研修と研修のレベルがあるようでありますが、この研修はどこで行っているのか、お聞かせ願いたいと思います。 2番目に、購入したドローンの機種の写真を提出してほしいということで資料提供をいただきましてありがとうございました。 16番目に、備前市民病院についてであります。 私は、3点をお尋ねをさせていただきたいと思います。 一つは、コロナに対して発熱外来、ワクチン接種等3病院の対応状況を説明してほしいと思います。 私は、コロナ禍の中で公立病院の果たす役割の大きさを改めて実感したものであります。発熱外来、ワクチン接種、そして入院の対応、私は職員の皆さんの奮闘も大きかったと思います。 この第7波のコロナの拡大の中で、私は吉永病院に月曜日の朝お電話させていただきました。電話がつながりません。病院に電話がもうつながらないぐらいこの発熱外来、問合せが来ているんですね。私はすごいものでした。備前病院もやはり電話が切れ目なく鳴ってきていたということをお伺いをしております。私は、この3病院の対応状況をぜひお伺いしたいと思います。 2番目に、本年11月頃開始予定の三石分院について、準備の状況の経過と開院後の診療体制はどうなるのか、お聞かせ願いたいと思います。 思い起こせばコロナ禍までの公立病院は統廃合の大合唱を国は行っていました。私は、そうすべきでないというふうに訴えてまいりましたが、このコロナの中でこの大合唱は止まりました。そして、開業医の方の医院の閉鎖の中で公立病院が地域医療の灯をともすことを続けていくために分院をつくること、これはすごいことだなと思っています。 これまでの開業医の先生のような医療は展開できないかも分かりませんが、公立病院が地域に出かけて医院を開院して医療を継続していく、私は全国的にもこれは貴重でまれな医療実践だと思っています。 多分、公立病院が開業医の先生の後を受けて、後医療を継続するというのは私が知り得る限り恐らくない、この時期では絶対にないというふうに私は思っています。そして、この分院をどのようにしていくのか、御見解をお聞かせ願いたいと思います。 3番目に、医療事故とミスへの対応。診療前の本人確認あるいは事故の対応はできているのか。これまで発生した事故に対する教訓をどう学んで反省し生かしていくのか。医療事故あるいはミスというのは命に関わる問題であります。それだけに犯してはならないミス、事故であります。 私は、そういう点では医療従事者の皆さんは緊張感を持ってこの問題に取り組んでおられると思います。しかしながら、神ではありません。やはり人間のなすことですからどこかにミスが起こる場合があり得るわけです。その場合のチェック、あるいはその反省と教訓、これを次の世代に伝えていく、このことが私は次の事故をなくし、ミスをなくしていくことにつながっていくものだと思っています。私は、その点でそれぞれ病院、どのように努力をしておられるのか、ぜひ御見解をお聞かせ願いたいと思います。 ○議長(守井秀龍君) ただいまの質問に対する答弁をお願いします。 吉村市長。     〔市長 吉村武司君 登壇〕 ◎市長(吉村武司君) それでは、中西議員の御質問に順次お答えします。 1番についてでありますが、市役所周辺は春と秋に定時後職員による一斉清掃として草刈り、剪定、溝さらい等を行っております。議員御指摘の市役所入り口周辺並びに道路沿いは確かによく目立ち、細やかな環境美化に努めていく必要があります。気持ちよく市民や来庁者をお迎えできるよう、定期的に清掃を実施してまいります。 2番、ピースロードはいつ実施されたのかについては、令和3年8月10日及び11日にかけて実施されております。 次に、当該イベントは県内全市においても同様に後援がなされていたところであります。備前市においてもその趣旨及び概要において、当該後援申請はピースロードinOkayama実行委員会から提出されており、関係性を容易には認識できなかったことによるものであります。 なお、当該後援に係る書類につきましては配付をしておりますので、御確認をお願いいたします。 次に、今後の対応についてでありますが、申請されたイベントに必要に応じた他団体等の状況等を確認するなど、適正な事務に努めてまいります。 3番、物価高騰に対して備前市の対策についてでありますが、松本議員、西上議員にお答えをしたとおりであります。 私からは以上であります。 ○議長(守井秀龍君) 杉浦副市長。     〔副市長 杉浦俊太郎君 登壇〕 ◎副市長(杉浦俊太郎君) それでは、私から4番、若年者へのワクチン接種の促進についてお答えをしたいと思います。 現在の感染状況ですが、8月15日の105名をピークに減少に転じておりまして、感染者の数は昨日が26名、本日先ほど19名というふうに一報が入りました。 ただ、特に40歳代以下に感染者数が多く、また接種率が低くなっております。このような状況から、市内の企業に広報などの御協力もいただきながら、働き世代であり、感染率の高い世代の接種率向上を図るため、今月25日日曜日に49歳までを対象とした集団接種を市役所で実施いたします。 なお、議員の御質問で備前商工会議所への資料配付75部とおっしゃいましたが、私の手元の資料では750部というふうになっておりまして、これについては担当に確認したいと思います。 それから、働き世代イコール子育て世代ということで、この機会に保護者にワクチン接種の有効性について集団接種の場で御理解をいただいて、児童・生徒の接種にもつなげる狙いというのもございます。既に、7月には1回目から3回目の未接種者に対しましてはがきによる接種勧奨を行いましたが、今後も市内の事業所、それから教育庁等と連携を取りながら、児童・生徒を含めてワクチン接種に関する情報提供を行うとともに、医療機関に接種を受けやすい曜日、時間の設定を依頼してワクチン接種の促進に取り組んでまいります。 また、広報紙、それからホームページやLINE等のSNS、これを通じてコロナ感染症対策についてのお知らせを継続して実施したいと考えております。 私からは以上です。 ○議長(守井秀龍君) 藤田市長公室長。     〔市長公室長 藤田政宣君 登壇〕 ◎市長公室長(藤田政宣君) 私からは15番、ドローンについてお答えいたします。 機種はDJI社製のPHANTOM 4 PRO Plus V2.0で、機能といたしましては4K/60FPSで、大きなテレビでも細部までくっきりと見えるレベルの動画撮影と通常のコンパクトデジタルカメラと同等程度の写真撮影ができる2,000万画素を備えたモデルであります。 株式会社プローバから購入しており、講習につきましては一般社団法人全日本ドローン教習所協会備前岡山ドローンスクールで受講しております。 ドローンの機体の写真につきましては、お手元の資料にお示ししております。 ○議長(守井秀龍君) 梶藤総合政策部長。     〔総合政策部長 梶藤 勲君 登壇〕 ◎総合政策部長(梶藤勲君) それでは、私から10番、備前病院南のPCR、発熱センター建設の進捗状況についてお答えいたします。 備前病院前の土地は、将来的には全国のコロナ対応施設を参考にして発熱外来及びPCR検査等の感染症対策や、今後起こり得る新たな感染症等に対応するための用地、また国道2号が拡幅される際に必要となる用地の確保を目的として先行取得したものであります。したがいまして、関係部署において新型コロナウイルスの経験と科学的知見を踏まえ、国、県及び医師会等の意見も参考に効果的な方策を検討しているところでございます。 私からは以上でございます。 ○議長(守井秀龍君) 大森都市整備部長。     〔都市整備部長 大森賢二君 登壇〕 ◎都市整備部長(大森賢二君) 私からは11番、JR赤穂線各駅整備の進捗状況についてでありますが、現在概略検討業務を実施している案件についてお答えいたします。 日生駅につきましては、駅舎改修の検討を進めるに当たり、JR西日本岡山支社や港湾管理者である岡山県など、関係機関との協議を基に設計を進めております。 西片上駅につきましては、駅舎の改修及びバリアフリー化についてJR西日本岡山支社、駅前の道路整備については国土交通省、ほか各関係機関との協議を進めております。 伊里駅につきましては、アクセス向上の検討を目的に、駅周辺の利用客の流動状況を把握するための調査を4か所で実施しております。 なお、その他の赤穂線沿線の駅周辺整備につきまして、香登駅につきましては駐車場用地の購入等今定例会において補正予算を計上しており、パーク・アンド・ライド及びスロープの設置等によるバリアフリー化を進めていきたいと考えております。 備前片上駅につきましては、今年度駅前周辺整備を実施する予定としております。 寒河駅につきましては、今後駅前整備といたしまして車道、自転車歩行者道、ロータリー、駐車場の整備を予定しております。 次に12点目、鶴海地区造成工事の進捗状況についてでありますが、現在地元代表者の方や民間の住宅業者など関係機関との協議検討を行い、概略的な区画図面等の計画案を作成中であります。その後、計画案を作成できましたら用地買収に伴う税務署協議等行い、用地買収の業務を進めてまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(守井秀龍君) 杉田総合支所長。     〔総合支所部長 杉田和也君 登壇〕 ◎総合支所部長(杉田和也君) 私から13番、吉永大池公園整備工事実施設計委託業務の進捗状況についてでありますが、今年5月17日に委託契約を締結し、10月31日の完了を予定しております。 概要は、オートキャンプ場を4から5サイトと大型遊具を設置する設計としており、業務完了後には委員会で報告をさせていただきたいと考えております。 私からは以上でございます。 ○議長(守井秀龍君) 尾崎病院総括事務長。     〔病院総括事務長 尾崎嘉代君 登壇〕 ◎病院総括事務長(尾崎嘉代君) 私からは16番、備前市民病院についての1点目、発熱外来、ワクチン接種について、3病院の対応状況はについてでありますが、発熱外来につきましては備前病院は平日の午後、日生病院は平日の午前、午後、吉永病院は平日の午前、午後と土曜日の午前に検査を行っております。各病院とも8月に入る頃から検査希望者が急増いたしましたが、現在は少し落ち着きを取り戻しております。 ワクチン接種の状況につきましては、備前病院では平日午後に週2日、月1回は土曜日を基本に接種を行っております。日生病院は、平日の外来診療の合間に待合等を利用して接種を実施しております。吉永病院では、平日午後に週3日実施しております。各病院とも病院での接種のほか高齢者施設の入所者、従事者等にも出向いて接種を行っております。 2点目、本年11月開院予定の三石診療所について、準備状況の経過と診療体制はについてでありますが、診療継続時期については11月1日より診療を引き継ぐことで現在開設許可申請を県のほうへ提出しており、順調に進んでいると考えております。 また、開院後の診療体制についてでありますが、月曜日から土曜日の午前中と、火曜日、水曜日の午後の診療を予定し、現在調整をしているところであります。 3点目についてでありますが、本人確認につきましては診察券を提示していただいたり、受付時にお渡ししている受付票でお名前等を確認させていただいたり、またお名前や生年月日等を答えていただくなど、各部署で本人確認をすることで間違いを防ぐようにしております。 事故が発生した場合には、患者、家族等に経緯を説明するとともに、院内の医療安全管理委員会で事故の根本的原因について分析、協議を行い、今後の事故防止対策を検討し、これを教訓とし、再発防止に努めております。 また、ヒヤリ・ハット事例につきましても、医療安全管理対策会議を定期的に開催し、再発防止について協議しております。 私からは以上でございます。 ○議長(守井秀龍君) 石原教育振興部長。     〔教育振興部長 石原史章君 登壇〕 ◎教育振興部長(石原史章君) 私からは、8番と14番についてお答えいたします。 まず8番、伊里共同調理場建設の進捗状況についてでありますが、現在工事期間中における車両の進入路や移設可能な設備の調査、身の丈に合った仕様の内容検討など行いながら設計委託の発注に向けて準備中であります。準備が整い次第、発注予定としております。 次に14番、ALTの配置状況と入札についてでありますが、市内全ての小・中学校にALTを1人ずつ配置しておりますので、合計15名であります。 なお、片上高校につきましては三石中学校のALTが兼務しております。 国籍の内訳につきましては、アメリカ出身者が3名、フィリピン出身者が12名となっております。 備前市では、児童・生徒が日常的にALTを通して英語に接する機会を増やすことを目的として、1人1校配置しております。そのため、授業以外の場面でも児童・生徒と接することから、ALTには高い資質を求めております。そのことからも、プロポーザルによる選考を実施しております。 なお、より多くの業者に参加してもらえるよう、今年度の配置分から公募型で実施をしております。 入札の時期につきましては、4月から各校に配置できるよう例年12月頃にプロポーザルを実施しております。 なお、契約は単年度契約となっております。 また、令和4年度に行いましたプロポーザルにつきましては、保育園、こども園を対象とした英語教育推進事業であり、小・中学校とは別の事業でございます。 以上でございます。 ○議長(守井秀龍君) 波多野社会教育部長。     〔社会教育部長 波多野靖成君 登壇〕 ◎社会教育部長(波多野靖成君) 私からは5番、6番、7番、9番の4点についてお答えいたします。 まず5番、図書館建設の進捗についてでありますが、新図書館基本計画を策定後、設計の業者選定をいたします。財源につきましては、6月議会でもお答えしておりますように、民間を含めた補助金や助成金を模索しながら実質負担が少ない有利な起債を考えております。 また、流川護岸や土質、南海トラフ等につきましては、今後発注する設計業務の中で調査し、対応を検討していきたいと考えております。 次に6番、浜山運動公園のスケートボード場の進捗状況についてでありますが、4月から6月にかけ実施いたしました市独自の土質調査の結果を踏まえ、7月より土地所有者であります岡山県と売買契約締結に向けて調整を進めているところであります。市といたしましては、県との土地売買契約締結及び所有権移転登記を早期に完了させ、工事を実施したいと考えております。 次に7番、片上大渕地区のサッカーゴール、トイレ設置の進捗状況についてでありますが、8月30日、旧片上保育園跡地に移動式防球フェンス2台を設置いたしました。 また、ジュニア用サッカーゴール一対の設置につきましては、現在業者発注しておりまして、9月末納品の予定が次週末にでもゴールについても納品される運びとなっております。 また、トイレの施設整備につきましては、現在設計及び入札準備を進めているところであります。 次に9番、市民センター改修の進捗状況についてですが、現在旧アルファビゼンの活用につきまして、中央公民館、片上公民館の移転を含めた案が検討されており、その内容が決定された後に図書館機能の移転後を含め、その後の活用について検討をしてまいります。 以上でございます。 ○議長(守井秀龍君) 質問項目が多岐にわたりますので、答弁漏れがあれば議員のほうから指摘してください。 よろしいか。 それでは、再質問に入ります。 再質問はありますか。 再質問に入ります。 中西議員。 ◆15番(中西裕康君) それでは、1番目の市役所周辺の雑草についてでありますが、清掃してまいりますということでありますが、年2回だけでは実際には足らないというふうに私は思うんです。その場合、どこが責任を持って行うのか、このことだけはっきりさせていただきたいと思います。 同時に、今の夏草を、元気な、ちょっと今もうしおれてきていますけども、今回はどうされるのか、お伺いをしておきたいと思います。 ○議長(守井秀龍君) 答弁をお願いします。 今脇総務部長。 ◎総務部長(今脇典子君) 庁舎管理を行っております契約管財課が中心となって行ってまいりますが、例えば通勤のときでありますとか、通りすがりに草が伸びているなと思って草を取るという意識が大事なことだと思っておりますので、気がついた方がその都度取っていただければいいなと思っております。 以上です。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 中西議員。 ◆15番(中西裕康君) 明日にはきれいになっているというふうに楽しみにしております。 続きまして、備前市と統一教会についてであります。私の最後の今後の対応はということで、これは統一教会との対応を私はお尋ねをしたつもりであります。十分意を尽くせませんで申し訳ありませんでしたが、統一教会について私はるる説明をするつもりはもうありませんけども、今後統一教会との対応はどうされるのか、その点をお尋ねしておきたいと思います。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 吉村市長。 ◎市長(吉村武司君) そのようなことは今後はないと思っております。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 中西議員。 ◆15番(中西裕康君) ありがとうございます。そうありたいものであります。 物価高騰に対して備前市の対策でありますが、私は今回の補正予算を見まして、副市長との、会派との懇談会の中でこの経済対策、物価対策がないということを申し上げておりました。最後の9月最終日にでも出てくるんかと思っていたんですが、大変残念であります。それも出てこないということで、12月まで待つしかないのかな。ほかの市は、他市は何らかの対策を取ってきているのに大変備前市は私は寂しい思いをいたしております。 4番目の若年者へのワクチン接種の促進についてでありますが、実は8月の厚生文教委員会の中で担当課のほうからは商工会議所のほうへ750枚のチラシをと言った。その後訂正がありまして、75枚でしたという訂正があった。それはささやか過ぎませんかというのが今回の私のこれは質問になるわけです。私の聞き間違いがあったら大変申し訳ありません。それは、お断りをしておきたいと思います。 もう一つ、ここで当時の厚生でなくて文教のほうで私が問題にしましたのは児童・生徒の保護者向け、若年者の特に働いている人たち、あるいは子供さんたちへのワクチン接種の拡大を促す、子供が家に帰ってこんなん教育委員会から、学校からもらったよといって家庭の中で話題にしてもらう、そこで、あっそんなんもあったんだなあということで接種が進めばいいなと思ったんですけども、教育委員会のほうはそんなものは絶対配りませんと頑張ったわけです。 私は、そういうような方法も必要ではないかと。もうそれは平行線なりましたからそこで私はやめたわけですけども、そういうものがあった。それはどういうふうにお考えになられるのか、その2つの点、一問一答だから750の75のほうから先にお伺いしたいと思います。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 森保健福祉部長。 ◎保健福祉部長兼福祉事務所長(森優君) すいません、前回の委員会のときなんですけれども、訂正はいたしました、最初に7,500部ということで、訂正で750部ということでさせていただいておると思います。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 中西議員。 ◆15番(中西裕康君) 私は750でもまだ不足ではないかと。というのは、事業者に対しては1枚ずつぐらいのようなものになってしまうと。従業員の方にもっと配るにはもう少し枚数が必要ではないかというふうに思うんですが、それはいかがでしょうか。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 吉村市長。 ◎市長(吉村武司君) 議員の御提案を考えますと、3万2,000部全部配らなきゃならないことになるわけです。あくまでも商工会議所の組織で会員に配っておるということを御理解願いたいと思います。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 中西議員。
    ◆15番(中西裕康君) 私は「広報びぜん」でもう既にそれは中身に1枚挟んで実際には交付されているというのはもう大前提の話でありますから、もう少しそう意味では750で足りるのかどうなのか、ここのところは私は御検討をいただきたいというふうに言っているわけです。 ○議長(守井秀龍君) 吉村市長。 ◎市長(吉村武司君) やはり、このような組織にお願いするのは大原則として会員数に対して配るということが多分普通だと思っております。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 中西議員。 ◆15番(中西裕康君) それしか配らないというふうにお伺いをしました。 じゃあ、教育委員会でのその対応については副市長どうなんでしょう。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 石原教育振興部長。 ◎教育振興部長(石原史章君) 先ほどの議員からの御指摘でございますが、その委員会での私の答弁に少し誤解があったのではないかと、私のほうも説明に本意が伝わっていなかったのではないかなあというふうに今改めて反省の立場に立っておるところでございます。 そんなことは決してできませんというようなことは申し上げた発言ではなかったと記憶しておりますので、そのように誤解があったのであれば大変申し訳なく思っております。学校現場を通じてのそのような周知につきましては、課題がある部分もあろうかとは思っておりますけれども、意を尽くすという部分で市の取組として、国の取組として周知ができる部分としては協力できる部分を行っていければいいのかなというふうに思っております。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 中西議員。 ◆15番(中西裕康君) それでは、どのような取組ができるのか、これは今多分返答ができないでしょうから、委員会でもぜひ私は発表していただきたいというふうに思います。いかがですか。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 石原教育振興部長。 ◎教育振興部長(石原史章君) 保健福祉部とも連携を取って検討してまいりたいと思います。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 中西議員。 ◆15番(中西裕康君) 続きまして、浜山運動公園のスケートボード場の進捗についてでありますが、実際にここが使えるようになるのはいつ頃になるでしょうか。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 波多野社会教育部長。 ◎社会教育部長(波多野靖成君) 先ほど答弁いたしましたように、県との売買契約と所有権移転登記完了後、年度内工事完成を目指しております。 以上です。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 中西議員。 ◆15番(中西裕康君) 分かりました。 大渕地区のサッカーゴールについては説明がよく分かりました。 8番目の伊里共同調理場建設の進捗状況ですけども、工事に伴って駐車場だとかいろいろ前処理があるということが分かりました。今度のたしか伊里の共同調理場は今の共同調理場の南っ側のところに建つというふうに以前は説明を受けたと思うんですが、そこに建つとすれば教員の先生方の駐車場も移動しなくちゃいけない、あるいは武道場の問題もあるかも分からない、そこらあたりはどうなっているんでしょうか。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 石原教育振興部長。 ◎教育振興部長(石原史章君) そのような御心配の点につきましても、今事務局の中で様々な検討を行っているところでございます。また、それに付随して何らかの制限がかかってくるでありますとか、いろいろ御利用されている方々への御不便なども想定をして、現在準備を整えているところでございますので。 以上でございます。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 中西議員。 ◆15番(中西裕康君) 再度確認をしておきたいんですが、伊里の共同調理場というのは今の調理場の南っ側の先生方がお車を止めておられるところに間違いはないんですよね。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 石原部長。 ◎教育振興部長(石原史章君) そのとおりでございます。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 中西議員。 ◆15番(中西裕康君) 10番目の備前病院のPCR、発熱センター建設の進捗状況ですが、これは国、県、医師会とも話をしながら何か効果的な検討をしているというんですけど、何かこれはそういう会議だとかというのを持っておられるんでしょうか、個別に話をしておられるんでしょうか。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 梶藤総合政策部長。 ◎総合政策部長(梶藤勲君) そちらの件につきましては、特別な会議というのは設けてはおりませんのですが、個別に集まったり、一緒に集まったりして協議を進めているところでございます。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 中西議員。 ◆15番(中西裕康君) 国と協議をしているというのは、これは国道2号の拡幅のことなんでしょうか。 ○議長(守井秀龍君) 答弁願います。 梶藤部長。 ◎総合政策部長(梶藤勲君) 国と協議をするというのは国道2号のことなんですが、まだ具体的に国道とそちらの交差点についての協議はまだ進めていないところでございます。2号全体としての協議は進めて、2号の促進で進めておりますが、個別のそちらの交差点についての協議をまだ進めておりません。 以上でございます。 ○議長(守井秀龍君) 中西議員。 ◆15番(中西裕康君) としますと、これはいつぐらいをめどに結論を出される予定なんでしょうか。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 梶藤部長。 ◎総合政策部長(梶藤勲君) 国道の部分につきましては、ある程度の用地のめどが全体を通してできないとなかなか協議のほうは難しいなあと思いますので、そちらを併せて進めておりますが、いつ頃というのは今のところ答弁のほうは難しいと思います。 以上です。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 中西議員。 ◆15番(中西裕康君) JR赤穂線の各駅整備の進捗状況については、これはかなりの量がありますので、またの機会にしたいと思います。 鶴海地区の造成工事の進捗状況についてですが、民間の業者と話をしているということなんですが、これはどこの業者と話をしておられるんでしょう。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 大森都市整備部長。 ◎都市整備部長(大森賢二君) こちらにつきましては、ミサワホーム中国株式会社と協議のほうを進めております。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 中西議員。 ◆15番(中西裕康君) 14番目のALTの配置状況と入札についてですが、なるほどと。去年の12月に行った入札についてはインタラック西日本と、たしか私の記憶でも今まではずっとこのインタラック西日本というところがこれまでもALTを採っていたと。だから、これは12月に行っていると。 今度、4月に行った入札の一般社団法人日本ローバル教育協会のほうは保育園、こども園の入札だったというふうにお伺いをして、新たな配置がされるということでありますが、この日本ローバル教育協会というのは私も初めて聞く名前でしたので、ネットで見てみますと2020年10月、英語教育の松畑煕一先生、元岡山大学副学長を中心に教育界の内外の有志によって一般社団法人日本ローバル教育協会は設立されましたと。 ここの20年に設立されて21年までのフェイスブックでの年1回ぐらいの催物は掲載がありましたが、22年となりますとこの4月の入札しか出てこないんですね、入札。ここはどうなんでしょ。大丈夫なんですか。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 石原教育振興部長。 ◎教育振興部長(石原史章君) 適正なプロポーザルの実施により、適正に事務のほうは行われていると理解をしております。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 中西議員。 ◆15番(中西裕康君) そのフェイスブックを見てみますと、実は、日本ローバル教育協会設立総会というのがありまして、皆さんにこやかに写真を撮っておられます。この中に松畑先生のお顔がないんで、どこにおられるんかなとよくよく探して、しかし偉い方たちがここに集まっておられるんで、私はあまりなじみのない方たちだったんですけども、後列の真ん中に吉村市長が、これはおられるのかなあと。私の見間違えでなければ吉村市長かなというふうに思いました。そういうところにこれはALTがされていると、ALTの入札がされているということが分かりました。ありがとうございます。 続きまして、ドローンについてでありますが、ここの研修ですけども、ここの研修、一般社団法人全日本ドローン教習所協会というところに委託をしているということでありますが、ここの理事長さんのお名前は何とおっしゃるんでしょうか。 ○議長(守井秀龍君) 藤田市長公室長。 ◎市長公室長(藤田政宣君) 理事長は吉村武司氏です。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 中西議員。 ◆15番(中西裕康君) どっかでお伺いをしたお名前のような気がします。 さて、次に移りますが、備前病院についてであります。 私は、日本の中でも本当に画期的な取組だと思うんですが、その中で2番目のところで2つほどお伺いをさせていただきます。 一問一答ですから、まず最初にここの三石分院についてのパソコンのシステムは、コンピューターのシステムはどうなっていくのか。吉永のシステムが入っていくのか、ここはここで単独のシステムで診療を行われるのか、お聞かせ願いたいと答弁願います。 ○議長(守井秀龍君) 答弁願います。 尾崎病院総括事務長。 ◎病院総括事務長(尾崎嘉代君) システムについてですが、現在使用されておりますシステムがございますので、当面はそちらのほうを引き継いで使用していくつもりでございます。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 中西議員。 ◆15番(中西裕康君) 2番目に、診療科目なんですけども、私は月曜日から土曜日までの午前中と火曜日、水曜日の午後ということでしたが、これはもう内科が対応するということなんでしょうか。 ○議長(守井秀龍君) 答弁願います。 尾崎事務長。 ◎病院総括事務長(尾崎嘉代君) 診療科目につきましては、申請のほうでは内科、外科、整形外科というふうに出させていただいておりますが、現在の吉永病院でもなんですが、総合的に見させていただくということで初期対応はさせていただけると思っております。 以上です。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 中西議員。 ◆15番(中西裕康君) 駐車場ですけども、ここは以前見せていただいた地図によりますと、診療所と診療所の横の駐車場と。少し離れたところにも駐車場がありましたけども、あの駐車場も使って診療を行うというふうに考えればいいでしょうか。 ○議長(守井秀龍君) 答弁願います。 尾崎病院総括事務長。 ◎病院総括事務長(尾崎嘉代君) 駐車場のほうはメインは診療所の横のほうを使わせていただきます。少し離れたところの駐車場につきましては、職員に対する駐車場として使用をしていくつもりでございます。 以上です。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。     〔「ありがとうございました」と15番中西議員発言する〕 以上で中西議員の質問を終わります。   ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(守井秀龍君) 会議中途ですが、この際暫時休憩いたします。     午後2時09分 休憩     午後2時25分 再開 ○議長(守井秀龍君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。 次に、尾川議員の一般質問を願います。 13番尾川議員。     〔13番 尾川直行君 登壇〕 ◆13番(尾川直行君) 通告に従いまして一般質問をさせていただきます。 1番目、防災対策の推進と避難所の環境改善について。 2018年の西日本豪雨から4年が経過しました。大規模な浸水被害で倉敷市、総社市で災害関連死23人を含む75人という犠牲者が発生し、大災害となりました。 大きな被害を受けた真備町では、決壊した小田川の堤防の改修工事も完了するなど、ハード面の復旧が進んだと報道され、最も多くの被災者が身を寄せていた真備総仮設団地の撤去も始まり、年内に終了予定とのことです。復興までに時間を要することを改めて再認識いたしました。 防災対策、避難所対策について市長にお尋ねします。 1点目、デジタル防災行政無線戸別受信機の貸与が行われていますが、地区別の申請率、貸与数、貸与に伴うそれぞれの地区の課題、屋外スピーカーの防災行政のサイレンや市民に伝達するタイミング、防災情報を市民と共有のための発信方法について詳しく説明いただきたい。 2点目、この夏も記録的な豪雨により各地で被害が多発していますが、豪雨対策等に河川の改修、排水溝の整備、排水ポンプの整備など、洪水、水害対策について後追いではなく先取りの考えで各地区の洪水、浸水対策、被災リスクの軽減の取組が必要と考えますが、市長の防水、土砂災害対策への取組、また幼児期、園児、児童から防災教育、特に浸水や土砂災害の取組についてお尋ねします。 3点目、日本の人口の7割が災害リスクエリアに居住すると言われ、新型コロナ禍の中で災害の備えは課題である。雑魚寝で劣悪、プライバシーが保てないなど指摘されてきた避難所の環境改善への取組は進んでいますか。 災害が起きるたびに避難所ではトイレが汚い、数が少ないなど指摘されています。2016年の熊本地震で被災者からトイレが一番の問題である。和式の便器は高齢者の負担が大きかったと報告されています。 段ボールなどでできた簡易ベッドの確保、暖房機器の確保、大きな災害の際にトイレ数の確保、高齢者、女性、障害者など、多様な利用者に対する配慮、災害におけるトイレ計画の対応と新型コロナ感染症の対策等についてお尋ねします。 4点目、令和2年に公表されました市町村備蓄状況調査、平成31年4月1日現在ですが、その後の備前市の備蓄量の現状と課題に対する対応、特におむつ、簡易トイレ、そして段ボールベッドの備えについて、現状と方向についてお尋ねします。 2番目、JRローカル線の維持について。 JR西日本が4月、乗客が少ない在来線17路線30区間の収支は初めて公表しました。1日の平均乗客数、輸送密度が2,000人未満の線区が対象で、在来線総距離の3割に及ぶとのことです。この3割の総距離は全て赤字とのことで、単独での維持は困難として沿線自治体と存続を議論したい考えと新聞報道がありました。 JRローカル線のことが毎日のように新聞報道が続けて行われております。私も危機感を感じながら注視しています。備前市も他人事ではないと考えます。JRローカル線への対応について、市長にお尋ねします。 1点目、JR西日本が公表したのは1キロ当たりの1日平均利用客、輸送密度2,000人未満の路線、姫新線、因美線、芸備線ですが、芸備線利用促進を目的に県境サミットも開催されていますが、足元である赤穂線の輸送密度の現状と利用促進の考えについてお尋ねします。 2点目、JR西日本は岡山県内で芸備線の一部など3路線5区間収入が極めて厳しい路線と公表されました。経済団体は、岡山県から国に路線維持のための対策を講じるように求めることや、沿線住民や経済団体と路線存続に向けた取組を検討すること、岡山県市長会でも岡山県知事に路線維持や存続を求めること、JRの問題は関係市町村も多く、県がリーダーシップを取るべきとの意見、要望を提出されています。 また、岡山県では県全体の公共交通の利用実態、パーソントリップ調査をするとお聞きしています。要望、調査に対して備前市の考えはどうか、お尋ねします。 3点目、備前市の利用促進への取組について。 JR赤穂線地域活性化連絡協議会という組織の内容充実を図り、活動を推進すべきと考えます。茨城県のローカル鉄道ひたちなか海浜鉄道の社長は、高校生が顧客なので、年間定期を実現し、乗ってくださいと宣伝することにより、潜在需要を取り込めた。また、ニーズに合わせてダイヤを変えるなど実績を上げています。赤穂線の取り巻く環境条件とは異なるかもしれませんが、学ぶところが十分あるような気がいたします。利用促進について利用者等から意見を求めるなど、行うべきであると考えます。 3番目、文化財コレクションの保存管理と縄文文化の伝承について。 博物館の新しい資料の収容ついて、収蔵庫等の状態から新しい資料の取扱いが問題となっていることについてお尋ねします。 縄文遺跡、文化について北海道・北東北縄文遺跡群が2021年7月、世界遺産登録され、価値の高い文化遺産として注目されています。縄文時代は栗や漆など有用植物の育成、栽培のほかは主に採集、狩猟、漁労活動によって定住集落を営んでいました。 菊池徹夫早稲田大学名誉教授は、縄文人の社会で最も注意すべきことは集団間の組織的戦闘という意味での戦闘の傷痕が見られない。武器、武具、防御施設、いわゆる受傷人骨の物証がないと記述されています。 備前緑陽高校校内の長縄手遺跡は、住居跡の発見、住居跡がまとまって見つかったのは中四国地方でもあまり例がなく、貴重な遺跡であるとされています。資料の収蔵、保存、復元、展示と縄文文化遺跡の啓蒙について市長と教育長にお尋ねします。 1点目、コレクションの活用について。 主な資料の購入、寄贈等への対応、特に市民から申し出ても対応ができない、社会から信託を受けて資料の収蔵、保存管理、資料の閲覧への対応について苦情をお聞きすることがあります。収蔵庫の整備充実、保管、展示スペースの改善、資料の閲覧場所の充実、整備すべきと考えますが、このことについては市長にお尋ねします。 2点目、備前緑陽高校校内の貴重な長縄手遺跡の保存活用についてデジタル化を行うとのことでしたが、その後についてどうか。 岡山県が平成5年、平成11年、平成14年にわたり発掘調査が行われ、報告書もありますが、備前市版の子供たち、大人対象の冊子を作成、備前市にある縄文時代農耕以前の人類の生き方についての理解と後世に伝えるための方策、そして遺構、遺物の展示について教育長にお尋ねします。 3点目、文化施設、博物館において企画展が行われてきていますが、学芸員の活動、取組に新しい発見があると市民からの評価をお聞きします。最近の企画展等の内容、入館者数と学芸員の活動に対して教育長の期待するところについてお尋ねします。 4番目、都市データパック住みよさランキング活用で少子化への対応を。 これは毎年私は質問させていただいております。東洋経済新報社発行の都市データパック2022年版、この報告は1989年から33年を経てきています。会社四季報の自治体版のコンセプトの下、全ての地方自治体の姿をデータで解き明かすとのことです。 このデータを重要視することはないといった考えもあります。これまでも発言がありました。しかし、このデータを比較検討し、課題発見、施策に生かすべきと考えます。住みよさランキング分析の活用について市長と副市長にお尋ねします。 1点目、今年の都市データパック住みよさランキングを見ると、備前市は全国812市区を対象の総合評価432、偏差値が49.58、岡山県内15市中では順位9位と報告されています。昨年は、総合では315位、県内7位、2020年は全国351、県内8位というデータになっておりまして、この都市データパックの総合評価の結果を踏まえ、分析によりこれからの施策に生かすべきと考えます。今回の評価で特にお隣の瀬戸内市、赤磐市、そして玉野市、総社市との比較の上で市長のお考えについてお伺いいたします。 2点目、今回の備前市の各種指標で人口減少率が3年前との比較でマイナス5%、昨年は4.56、一昨年4.83と社会増減マイナスが1.64、昨年が1.27と。 特に、今回は私特に新設住宅着工戸数、出生者数、転入者数に着目しました。新設住宅着工戸数で備前市2022年95戸、2021年は82戸、2020年が108戸で2022年というんが昨年のデータは昨年、前年比1.15増というふうなことになっております。 近隣自治体の例えば瀬戸市の場合ですと、2022年、昨年実績が200戸、赤磐市が207戸、出生数では備前市が2022年147人、瀬戸内市で183人、赤磐市で287人となっております。今回、転入者のことに着目しましたが、備前市が812人、これまで昨年のデータでは1,092人、昨年が1,092人、一昨年が1,207人ということで大幅な減少を見ています。このあたりの原因も気になるところでございます。 瀬戸内市で2022年で1,164人、赤磐市で1,209人と、この実態にいろいろデータ出ていますけども、危機感を覚えます。この統計資料を市長はどう読まれますか。人口減、少子化を静かなる有事と捉え、対策を特化して行うべきであると考えます。特に若い世代に対する結婚支援、出産育児一時金の増額、学資等の支援など、再度検討して行うべきではないかと考えます。そして、職員の知恵をお借りする等方策について副市長にお尋ねいたします。 以上で質問を終わります。御答弁をよろしくお願いします。 ○議長(守井秀龍君) ただいまの質問に対する答弁を願います。 吉村市長。     〔市長 吉村武司君 登壇〕 ◎市長(吉村武司君) それでは、尾川議員の御質問に順次お答えをいたします。 1番、1点目、デジタル防災行政無線の取扱いについてでありますが、まず9月1日現在の戸別受信機の申請率は備前地域が37.37%、日生地域が29.48%、吉永地域が54.32%となっております。申請率の低い要因については把握ができておりません。 次に、防災行政無線による放送内容と音声についてでありますが、平常時においては一般行政連絡等広報に関する内容及び毎日の点検を兼ねた時報などの定時放送を有事の際には避難情報や気象情報に関することを実施する予定であります。 また、地震による津波の発生が発表された際には沿岸地域にサイレンの吹き鳴らしを実施する予定としております。 放送音声につきましては、機械合成音声、録音等による人の声の選択が可能であります。状況に応じた内容、音声にて緊急性が伝わるよう放送を実施してまいります。 2点目、豪雨対策の取組と幼児期から防災教育の取組をについてでありますが、本市では災害があった箇所、不具合があった箇所から改修を行っております。昭和51年度の災害以降被害があった箇所についての改修は完了しており、今年度は立石川の改修事業を計画しております。 また、維持管理として地元からの通報による異状箇所や要望などによる土砂が多く堆積している箇所につきまして、優先順位の高いものから通水断面確保のためのしゅんせつを実施し、各地区の洪水、浸水対策に努めてまいりたいと考えております。 また、県管理河川において土砂が多く堆積している箇所につきましては、災害を引き起こす要因にもなりますので、現地調査をお願いし、早急な対策をしていただくよう継続して要望してまいります。 次に、幼児期からの防災教育の取組についてお答えをいたします。 防災教育といたしましては、市内全ての学校、園において定期的に避難訓練を行っているところではありますが、一部の学校では学校、園と地域の方々で合同避難訓練を実施し、小・中学生が園児を避難場所に誘導するなど、防災に対する意識の高揚や危機対応力を高めております。 また、小・中学校においては例えば小学校の理科では流れる水の働きや天気の様子などについて学ぶ際、身の回りにおける自然災害と結びつけて学習したり、中学校の保健体育では自然災害による傷害の防止や日頃から災害時の安全確保に努める大切さを学習したりするなど、防災の知識や意識を高める事業が行われています。 3点目、避難所トイレ、段ボールベッドへの改善、新型コロナウイルス感染症対策についてでありますが、まずトイレの対策については組立て式の洋式トイレと避難所にある既存の洋式便器に便袋をつけて使用するタイプで対応するため、多様な利用者へ配慮できると考えております。 次に、睡眠時に使用する簡易ベッドについては折り畳み式を320台確保しております。 暖房機器につきましては、防災用としての確保はしておりませんが、防寒対策として毛布及び防災用アルミシートを備蓄しております。 新型コロナ感染症の対策としては基本的な感染対策グッズとしてアルコール消毒液、マスク、非接触型体温計等を使用して対応を行うこととしております。 4点目、市町村備蓄状況の現状と改善についてでありますが、令和2年2月定例会の資料としてお示しをした平成31年4月1日時点の備蓄状況と比べて令和4年9月1日時点では簡易トイレは1,220個から2,400個へ1,180個増加、簡易ベッドはゼロ台から320台へ320台増加しております。今後も災害に備えた整備を行ってまいりたいと思います。 2番、1点目、赤穂線の輸送密度の現状と利用促進についてでありますが、長船駅から播州赤穂駅間の輸送密度については2017年度は2,196人、2018年度は2,204人、2019年度は2,178人、2020年度は1,677人であります。 利用促進については昨年度末に東備西播定住自立圏域JR利用促進協議会が設立され、今年の5月末にそれぞれの市町の駅において利用促進に向けた啓発を行ったところであります。 また、今年度から岡山県、県内27市町村とJR西日本が実務者レベルで協議する岡山県JR在来線利用促進検討協議会が設立され、8月31日に第1回の会議が開催されました。 今後は、路線の維持と地域の振興に資することを目的として進め、同日の協議会において赤穂線についてワーキングチームを立ち上げて具体的な方策を検討していくことが決まりました。 2点目、輸送密度の厳しい路線への対応とパーソントリップ調査の結果はについてでありますが、この調査はどのような人がどのような目的でどこからどこへどのような交通手段でといった人の動きを調べ、交通機関の実態を把握するものであります。この調査で得られた情報を整理し、公共交通の現状と比べることで公共交通をより便利にするための改善の取組に役立てられると考えております。 3点目、赤穂線の利用促進に他の路線、利用者の意見を参考にについてでありますが、まずJR赤穂線沿線地域活性化連絡会議につきましては、兵庫県、岡山県の県境を越え、沿線地域のツーリズム資源の再発見と広域連携を進め、地域の集客力強化策と活性化策を検討することを目的に、平成16年9月に設置されております。連絡会議では、これまで主に国内向け情報発信や備前焼まつり、かき祭等のPR事業など地域の魅力発信に努め、県内外からの誘客を図っており、JRの利用促進への一助を担っているものと考えております。 議員御提案の他路線での事例や利用者からの意見聴取などはまさに市民生活に直結した課題であり、連絡会議設立の趣旨とは異なりますが、重要な御意見であると考えておりますので、今後会議の場で違った切り口で提案できればと思っております。 3番、1点目、コレクションの活用、保存のため歴史民俗資料館の改善整備を行うべきについてでありますが、施設の展示スペースの改善や資料の閲覧場所の整備、また資料の保管設備が不十分であることも承知しております。今後の施設再編等を考慮してこれからまいりたいと考えております。 4番、1点目、住みよさランキングの評価と今後の課題についてでありますが、都市データパックの住みよさランキングは東洋経済新聞社が安心度、便利度、快適度、富裕度の4分野を設け総合評価をしており、それぞれの分野に各種指標をひもづけ偏差値を出し、順位づけを行っているものであります。 総合評価は指標の組合せにより変動するものであり、備前市のランキングが2021年315位から2022年432位と100位程度順位が下がったことからもそのことがうかがわれ、県内他自治体との比較においても一喜一憂するものではないと考えております。 しかしながら、近隣の瀬戸内市、赤磐市、また玉野市や総社市など、他自治体の状況を把握していく上でデータパックの各種指標は有益な情報でありますので、各種計画の策定や施策の検討をしていく中で今後参考にしていきたいと考えております。 私のほうからは以上であります。 ○議長(守井秀龍君) 杉浦副市長。     〔副市長 杉浦俊太郎君 登壇〕 ◎副市長(杉浦俊太郎君) それでは、私からは4番、2点目についてお答えをいたします。 議員おっしゃるとおり、新設住宅着工件数、出生者数、転入者数において近隣瀬戸内市や赤磐市に比べて低い状況となっていることは非常に厳しく受け止めております。 先ほど市長からもありましたが、4つの指標、安心度、利便度、快適度、富裕度、いずれにとってもまだまだ改善の余地があるのかなというふうに受け止めております。 引っ越しを考える立場に立ってみますと、その4つの指標、それぞれどれか一つということではなくて4つを総合的に条件に合った場所を選ぶと、自分が選ぶときもそうするなというふうに考えます。人口減少、少子化を克服するということは容易ではありませんけれども、若年女性を含めて定住人口を増やす取組が不可欠であると思います。 議員が常々御提案されている若い世代への支援、これもちろんですけれども、備前市が今力を入れている4つの柱、子育て支援、教育のまち備前、それから雇用の創出・安定、住宅施策、これらを総合的に組み合わせることで取組を進めていきたいというふうに考えております。 それともう一点、私は移住・定住以前にまず関係人口を創出する取組が備前市の場合まだまだ足りないと思います。国も実はまち・ひと・しごと創生総合戦略で地域や地域の人々に多様な形で関わる人々、すなわち関係人口を地域の力にしていくことを目指すというふうにこれもう3年前から方針を転換しております。ワーケーションであったり、農林水産業の体験だったり、ふるさと納税であったり、関係人口創出の取組を強化してライフスタイルとしても2拠点、多拠点化ということが言われております。ですから、備前市が1番でなくても2番目、3番目に選んでもらえる、そういったニーズにも応えていく必要があるというふうに考えます。 備前市ではビゼン・チーム・リーサスもあります。それから、職員の知恵を市政に生かすべく去年から政策コンペも始めて、今年も実施いたします。職員提案制度という貴重な制度もあります。何よりもそういった職員の力を引き出すこと、それから市民の力をもう精いっぱいお借りするということで持続可能なまちづくりに取り組んでいきたいと考えております。 以上です。 ○議長(守井秀龍君) 教育長。     〔教育長 松畑煕一君 登壇〕 ◎教育長(松畑煕一君) それでは、尾川議員の御質問にお答えいたします。 3番、2点目、長縄手遺跡、縄文文化をより理解するための展示と冊子の作成をについて、長縄手遺跡の保存活用についてのデジタル化のまたその後についてですが、今年度備前市と岡山大学との連携事業として長縄手遺跡からの出土土器を3Dモデルを用いてデジタル復元を行う復元プロジェクトを進めております。4月に埋蔵文化財管理センターで出土土器等のデジタル撮影を済ませておりますので、現在岡山大学等で3次元化やデジタル復元化等を進めておるところでございます。 また、長縄手遺跡や縄文文化に関する冊子の作成につきましては現在のところ計画はありませんが、長縄手遺跡の保存、展示に関しましては埋蔵文化財管理センターにおいて平成5年に発掘されました遺跡の一部を保存、展示しております。 県から一括移管されました縄文土器などの出土品は、研究者等への閲覧対応も行っております。今後も常設展示や企画展示の開催、長縄手遺跡や縄文文化の情報発信を行ってまいりたいと考えております。 3点目、最近の企画展と入館者数と、そして期待するところについてですが、歴史民俗資料館では現在開催されています小手鞠るい展をはじめ最近の備前市ゆかりの作家紹介、令和2年、3年の備前怪異シリーズ、令和2年の井田で生まれた妖怪「件」の展示、昨年の大「井田」展、「片上鉄道を辿る」などの企画展を開催をしております。 入館者数は、令和元年度は約1,500人、令和2年度は約1,700人、令和3年度はコロナ禍の影響もあり少し少なくなっていまして約1,200人にとどまりましたが、一定の入館者数があります。今後も学芸員による調査研究を進め、その成果を発揮していくことと大変期待しているところでございます。 私からは以上でございます。 ○議長(守井秀龍君) 再質問はありますか。 再質問に入ります。 尾川議員。 ◆13番(尾川直行君) それでは、1番から再質問をさせていただきます。 まず、市長からそこそこ昭和51年、51災害以降ハード面の対策は、改修は完了しとると。改修は現状維持ということなんで、例えばあまり具体的な話は避けたいんですけど、片上湾の内水排除とか、それから大内の寺谷川の改修、特に赤穂線とか2号の要するに蛇がカエルをのんだような形になりまして、よく御存じだと思うんですけど、そういったところが備前市至るところにあると思うんです。それは簡単に1年や2年で解決するもんじゃないと思うんですけど、そういった取組について担当者はころころ替わるし、忘れてしまうし、派手なものに取りつくし、ですからそういったところをもう少し市長自ら現場へ行って、昔の話ですけど、熊本の加藤清正の話が最近本を読みましたら出てきまして、やはり現場へ行って直接あそこも治水に結構力入れたことを書いてあるんですけど、そういったことのハード面のもう少し長期的な視野で、今課題が本当に解決、今は雨降らんから何とかしのげとるんだろうというふうに私は解釈しとんです。 これが線状降水帯のような、今年東北地方結構降りましたけど、もう備前地区でも降ったとしたら、たらは困るんですけど、そういった先に予知した、危険を予知した対策というのをやってほしいと思うんで、その辺の取組、具体的に寺谷川にしてもそうですし、流川の、今は何とかいろいろ質問しても雨水ポンプ場の能力は十分あると言うんですけど、じゃあどこまでキャパを持つかということもあるんですけど、そのあたりの全市でもそういう課題はいっぱいあると思うんですが、そういったことの取組について説明願いたいんですが。 ○議長(守井秀龍君) 吉村市長。 ◎市長(吉村武司君) 災害対策は、市民の命と財産を守るということで、これはもう全国どこでも大事な施策の第一歩だと思っています。災害が起こってからでは遅いわけでありますので、備前市の持てる力を各地域の住民の皆さん方に安心・安全ができるようにこれからも各部署横串を刺してそのような対応を考えていかなきゃならないと思っております。また、職員はそのような気持ちで一生懸命備前市の安全・安心を守ってくれるものと信じておりますし、財政上計画的に実行をしていかなきゃならないと思っております。 ○議長(守井秀龍君) 尾川議員。 ◆13番(尾川直行君) 次に、遊水地ということを考えていく必要はあると思うんです。だんだん都市化というんですか、片上の場合でも昔でしたら田んぼがあったり水田があったりして結構遊水地があったんですけど、それ、全市的に同じ傾向だと思うんですけど、田んぼは荒れてきておるというふうなことで、そういった同じような質問なんですけど、そういう遊水地も考えた長期的な備前市をつくることについて、答弁は同じかも分かりませんが、そういう長期的な視点を変えてただ駅つくる、何つくるというだけじゃなしに、そういった面での取組をやはり市民は期待はしておるんじゃないかと思うんですけど、その点いかがですか。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 吉村市長。 ◎市長(吉村武司君) 田舎が、あるいはそれぞれの地域が田んぼが消滅したり、あるいはそのままほったらかしになり、またコンクリートやアスファルトで残念ながら大雨が降りますと局所的にもろいところがあることは多分事実だと思っております。 問題は、災害がいつ起こるか分からないという状況でありますから、常に危機管理をしながらそのような都市の状況の変化に対応して各地域の河川や、または地域の生活道路等どのような形状でやっていくことがそういう災害対策についても大事かということでありますので、ただ危機管理上だけで考えるんじゃなしに、都市整備という大きな枠組みで私は考えていく必要があろうかと思っておりますし、それは多分市役所の職員も、市民も、議員の皆さん方も同じ考えだと思っております。ぜひとも、計画的に最小の被害で済む、あるいは被害が出ないようにどのようにしていくかということは、私は市政の一丁目一番地だと思っております。市民の命と財産を守る、そういうことに心がけてまいりたいと思います。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 尾川議員。 ◆13番(尾川直行君) それから、避難所の環境改善ということでちょっと視点を変えて、避難所へ行くようじゃあ本当は駄目なんですけど、やむを得ん、選択肢とすりゃあ最近は先ほど例として質問の中でも述べましたけど、熊本地震でもしかり、それから最近私も災害とトイレというふうに、これも日本トイレ協会が発行した本なんで、偏ったあれです。 ただ、簡易トイレを用意するにしても、地域防災計画も一応ざらっと見ました。具体的なことはそこまではあの本には、計画書にはないですけど、やはり簡易トイレをどう手順していく方、その辺は裏にはあるんですか。下部組織というか、下部規定でどういうふうに簡易トイレを段取りするかと。どこへ頼むとか、何個頼むとか、災害の程度によってどうじゃとかという想定問答じゃないですけど、そういった対応をこの災害用トイレの中には発災後7日間で不足するトイレの数で岡山県で277万、南海トラフ地震の場合ですけど、277万数というふうな具体的数字があるわけなんです。あるということは、勝手に日本トイレ協会が作文したんか、それとも備前市に問い合わせてどう考えとんならと。あるいは県の指導が幾らあって、備蓄品でも県のある程度指導があると思うんですけど、そのあたりの考え方というのはもう想定問答であるんでしょうか、そういった。担当者でよろしいですけど、そのあたり答えてもろたらと思うんですけど。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 吉村市長。 ◎市長(吉村武司君) 先ほど、奥道議員からも御質問がありましたが、トイレの問題あるいは若い女性の更衣、服を着替えるとかというプライバシーの問題、そういうようなところを御指摘がありました、そして、今尾川議員からも同様の質問がありました。 私は、先ほど議会と議会の間にインターネットでどのぐらいの費用でテント型簡易トイレが発売しているんかということ先ほどチェックをしました。 そして、奥道議員も言われたもう移動さすんじゃなしに避難場所に置いとくということも一考じゃないかという御指摘がありました。先ほどのアマゾンでテント型簡易トイレ、あるいは服の更衣するテント、そういうものも実は思ったより安い費用で実は調達することができます。そういうような値段等も分かりましたので、予算等をつけて簡易トイレや、そして更衣する個別のテント等、災害避難場所に指定する以上絶対的に必要なものでありますので、食品の備蓄だけではなしにそのような環境についても早急に各部署に検討するようにして実施をしていきたいと思っております。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 尾川議員。 ◆13番(尾川直行君) それから、先日の報道、新聞報道で備前市はその辺市長が采配されとんですから手抜かりないと思うんですけど、トイレの問題とか、その他女性の意見を取り入れた避難所対策というんか、災害対策というんか、そういったものについて考えられとると思うんですけれども、そういうふうな配慮が必要で、女性の危機管理課担当者の選任も必要なんじゃないかなあというふうな指摘がありました。当然、吉村市長はもう先取りされる方ですから十分準備しとると思うんですけど、その点もよろしくお願いしたいと思います。 それから、備蓄品についてもあとはこれをどこまで快適という、避難所は快適、確かに私らも避難所開設というたら必ず見に行くんですけど、そのときにもう壁側に座るぐらいで非常に以前は毛布もなかって、椅子ぐらい出したらどうなんならというふうなことで。学校の体育館ですから折り畳み椅子は相当数あるわけですから、出したらどんなんならというふうなことも話ししたことはあります。 そんな具合で、快適性の追求と、それから女性による災害避難所の取組という面に視点を置いていただきたいと思うんですが、いかがでしょうか。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 吉村市長。 ◎市長(吉村武司君) 4年前の真備町や総社市の災害の風景が今も私の目には焼きついております。あした、あさって、備前市で起こらないということではありません。これはもう自治体を預かる首長さん、本当に毎日天気予報を1番に実は見ておるわけであります。 この11号の台風も、備前市には大きな影響がありませんでした。備前市には72時間前からタイムを計って備前市に直近する場所をゼロ時間にしてマイナス72時間までのそういうような予定をもう既に危機管理課で実行しております。 災害がなかったことにこしたことはありませんけども、いつ起こるか分からない、そのような大降雨も連続して続く可能性がある天気予報の状況でありますので、本当に市民の皆さん方が安心して過ごせるように備前市、自治体は特に最近の天候の異変というところもよく考えながら、そして準備をしながら災害の起こらないまちづくりをこれからも一生懸命やっていく所存でございます。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 尾川議員。 ◆13番(尾川直行君) 2番目のJRローカル線、特に赤穂線のことなんですけれども、先ほど市長から答弁で2019年と2020年でざっと計算したら500人ほど乗客数は減っとる。コロナの関係もあると思うんですけど、非常に2,000人、4,000人というのは、4,000人が廃線になるというような民営化の、国鉄からJRに民営化のときに一つの基準だというふうに聞いとんですけども、特に500人の減少というのは中身について調査をされたことはあるんですか。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 吉村市長。 ◎市長(吉村武司君) 中身といいますか、今言われたことについて先ほど答弁しました。人数は把握しております。ただ、私はここ2回ばかりの議会で常に提案しておりますけども、私どもJR赤穂線の減便や、あるいはあってはならないことでございますけども、廃線はどんなことがあっても避けなきゃなりません。 今、輸送密度というものについて申し上げましたが、これは瀬戸内市の長船駅と播州赤穂駅の輸送密度を言うておるわけでありますが、もう一つ大事なことは営業係数、100円の売上げで何ぼの費用がかかるかと、この2つを私は見なきゃならないと思っているんです。 前回も前々回も申し上げましたが、東鶴山、西鶴山、そして香登の一部の方は私を含めて長船駅を利用して岡山駅へ行くんです。ですから、西鶴山駅のどの箇所でもよろしいから我々が輸送密度を備前市内で計るためには長船駅でカウントされたんでは岡山・長船間の輸送密度は高くなります。営業係数もよくなります。ただし、香登駅から寒河駅までの間を見ますと残念ながらこのような数値になるわけですね。ですから、これを解消するのは一つしかないんです。東鶴山、西鶴山、香登の一部の人が備前市内の駅から乗ってもらうと。ですから、東鶴山、西鶴山、香登を考えると畠田あたりにJRの新駅をつくるということをお願いに行かなきゃならない。 駅をつくるのは備前市じゃないんです。これはJR西日本がつくるんです。備前市はその周辺をどのように整備するかということであります。ですから、私は1年前からのいろんな情報でこの減便問題は大きく備前市民にとってここ10年、20年、必ず来る問題なんですね。その計算方法を少なくとも、西鶴山には赤穂線が通っておるわけです。その一番端の備前市から寒河駅までの輸送密度、営業係数というのを常に頭に入れておかないと、この資本理論、経済理論では勝てないんですよね。そういうことを私は一番大事なことと思って議会にいろんな提案をしておるところでございますが、残念ながら説明不足でしょうか、御理解がいただけない状況であります。 これからも議員の皆さん方、ぜひこの輸送密度と営業係数をどっからどのように計っているかということが一番肝要で、それがJR西日本に対して減便や路線の廃止を塞げることができるという観点から御理解を賜り、ぜひとも議員の皆さん方のJR赤穂線の駅の新設も全く無駄ではないという御理解を賜りたいと思っております。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 尾川議員。 ◆13番(尾川直行君) 長船が起点になっていますでしょ。そこら辺、私なんで、社内的なJRの勝手な、勝手な言うたら、市長御承知のとおり備前片上まで安土あたりから入っとったんですよ。それは備前片上の一つのそういう駅だったんですよ。それは今は長船で、今言う長船・東岡山、これが1万1,000近いんですよ。だから、こっちとすりゃあ東岡山から赤穂までの間のを計算してもらうようなことを政治力が市長あるんで、そういう長船とかなんとかじゃなしにそれもっと広うするようにね。 結構、姫路から岡山までの計算も細かい計算していないですよ。あれは本線ですから差があるんか、赤穂線は単線ですから違いがあるんかも分からんのですけど、そのあたりの協議会が何かそういう出る、誰が出るんか分からんのんですけど、そのあたりでもっとこっちもそら言うことだけ言うてもうびびってしまわずに。 昔でしたらJR、国鉄というたらもう東大卒の帝国大学ばっかしで、もう物すごい差別が、差別というたら言葉が悪いんでしょうけど、労使関係があれだけになって、読売新聞に詳しくずうっと書いております、何部にわたって。ですから、そういうところから推察してもなかなか一自治体、小さな自治体が計算方法を変ええというのは言いにくいかも分からんのですが、私は何で長船から東岡山になるんかあという疑問な点があるんですけど、その点はどういうふうにお考えなんですか。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 吉村市長。 ◎市長(吉村武司君) もう議員も御承知と思いますが、まず赤穂線は播州赤穂から東片上までが開通しました。それから、東片上から岡山に開通したわけであります。よって、東片上駅があのように立派な駅舎として今も残っておるわけであります。 私は、前の市長時代にICOCAカードが残念ながら赤穂線で備前では使えないという状況で苦労しました。当時のJR西日本の岡山支社長が長谷川さんでして、実はある方の仲介で要望したことがあります。 そして、今から5年前に実はICOCAカードが山陽本線の三石、吉永、赤穂線も全部使えるようになりました。その長谷川さんが今JR西日本の社長をしておられるわけです。ですから、岡山県内のことはよく御存じなんですね。ですから、私はこういうチャンスに、大変難しいと思いますよ。でも、市長部局と議会が一緒になって例えば西鶴山に駅の一つもつくってもらいたいという動き、ムーブメントがなければ私は今議員の言われるように本当にJR赤穂線は10年、20年で大きく減便になって、今ローカル鉄道が朝2便、夕方2便で終わりだというのがよく東北地方のローカル線では出ております。 そのようなことにならないためにも計算方法が備前市内における輸送密度、備前市内における営業係数を少しでも上げるためには、もう残念ながら3つの地域の住民が長船よりもより便利なところに、備前市内にもう一駅いるんです。それをお願いをしておるんですが、なかなか議会では認めていただけない。 一つ勘違いだけされんことをお願いしたいのは、駅をつくるのはJRなんです。備前市が金を出すわけじゃないんです。備前市はその周辺を整備することなんです。これが一緒になって期成会がどうとか、いや町内会に諮ったとか、その前にその可能性があるかどうか、JR西日本の本社に行くためには市長部局と議会が一緒になってそのような運動をやらないと私はずうっと待っておったんではこのじり貧という傾向は続いていくと。よって、岡山と長船駅の間の減便は少なくて済むかも分かりませんけども、香登駅から寒河駅は本当に大切な時間を逸してしまうというようなつもりでございます。 私はぜひとも議会と市長部局が一緒になって、岡山支社やもちろんJRの本社に働きかけをするということはICOCAカードの例を見ても私は皆さん方に協力をお願いしたいと思っております。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 尾川議員。 ◆13番(尾川直行君) このJRの問題幾らでも時間がかかるんですけど、1点今はたしかJRは回数券がないと思うんですよ。回数券の補助を少しとか、それから通学定期の補助とかを新見市でしたか、この間もICOCAが電子マネーというようなことも提案されとったんですけど、少しその回数券の問題、市営バスだけじゃなしに、そういったことについても市長も考えてもらってやってもらえたらと思うんです。 とにかく、もう少し大切にするというんですか、ここにも書いていますけど、これ山陽新聞の5月ですけど、やはり地域の財産として前向きに捉えるべきじゃというふうな、道路とか図書館、市民プールのように地域を支える社会インフラの一つでまちづくりのツールというふうな理解を全市民に、使わんから赤穂線関係ねえわ言よったんじゃあもう遅れてしまいますから、その点よろしゅうお願いしたいと。もう答弁はよろしいですから。 次に行きます、もう時間がないんで。 次に、教育長にお尋ねするんですけども、いろいろ結構これが1,500、1,700、1,200が多いか少ないかは別にして、私は人数じゃない、企画の問題だと思うんですけど、ただ1点私も教育長に私が話しするより早稲田の菊池名誉教授がそういう縄文文化の貴重さというのを、これ文化財という本だったと思うんです。昨年の11月号だったかな。文化財という本に、その縄文文化ことを。あの先生の説じゃと思うんですけど、それが定説かどうかというのは分かりませんけど、子供たちにそういうことの教育のためにテキストというのは必要なんじゃないかなあというふうに思って、もっと長縄手を大切にすべきじゃねえかなと思うんですが、その点を改めて質問させていただきます。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 松畑教育長。 ◎教育長(松畑煕一君) 尾川議員から長縄手遺跡のことは、先ほど復元プロジェクトについては申し上げましたが、歴史民俗資料館を通してのそれを盛り上げていくという方向は非常に重要な、今私たちも教育庁の中で検討を前向きに非常にしているところです。 本当に今のような展示の形や長縄手遺跡その他の実証、それから縄文遺跡そのまた全体の非常に貴重なものが備前市にはあるわけですから、それは半分眠っているような状態に私はなっていると本当に反省をしております。今御紹介いただきました早稲田大学の教授の本もしっかり読ませてもらって研究もし、ぜひこれは前向きにどういう形が今の1,500人前後じゃなくて3,000人、4,000人、あるいは地域の学校、園の生徒にも広く知ってもらえるような仕掛けをどうしたらいいのかというのは早急に検討をさせてもらいますんで、また御示唆、御指導をよろしくお願いします。ありがとうございました。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 尾川議員。 ◆13番(尾川直行君) 最後に、副市長に一言。要するに、私言いたいのは副市長に期待するところがあるんです。人口問題について改めて、あまり答弁するほど時間1分しかないんですけど、その点についてもう少しデータパックを分析して、瀬戸内市民が多いんですけど、備前市には。そう言わずに備前市のためにやってもらいたいと思うんです。その点のお考えをお願いします。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 杉浦副市長。
    ◎副市長(杉浦俊太郎君) 手がかりになるものは貪欲に何でも取り入れていくという姿勢が必要なのと、私職員まだまだ力を発揮してもらえると思っていますので、職員の力を信じて市民の声を聞きながらやっていきたいというふうに考えています。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。     〔「よろしい。ありがとうございました」と13番尾川議員発言する〕 以上で尾川議員の質問を終わります。 以上で通告を受けた質問は全て終了しました。 これをもちまして一般質問を終わります。   ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(守井秀龍君) 日程2、本日市長より追加送付されております報告第15号を上程し、市長から提案理由の説明を願います。 吉村市長。     〔市長 吉村武司君 登壇〕 ◎市長(吉村武司君) それでは、提案理由の説明をいたします。 1ページ、報告第15号専決処分の報告についてでありますが、医療事故損害賠償額の決定及び和解について裁判所から和解勧告のあった和解事項に従い和解が成立し、損害賠償額が確定しましたので、地方自治法第180条第1項の規定により専決処分をし、同条第2項の規定により報告するものであります。 以上、簡単に御説明いたしましたが、詳細につきましては議案書3ページの細部説明書を御覧いただき、御審議のほどよろしくお願い申し上げます。 ○議長(守井秀龍君) 提案理由の説明が終わりました。   ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(守井秀龍君) 以上で本日の日程を終了いたします。 この際、申し上げます。 明日と明後日の2日間は市の休日のため会規則第10条第1項の規定により休会といたします。 それでは、本日はこれにて散会いたします。 皆さん、御苦労さまでした。     午後3時36分 散会...