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03月03日-03号

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  1. 備前市議会 2022-03-03
    03月03日-03号


    取得元: 備前市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-06-10
    令和 4年 2月第1回定例会              第 1 回 定 例 会 会 議 録 (第3号)会議開閉日時  令和4年3月3日  午前9時30分 開議    午後3時34分 散会会議の場所   備前市役所議場出席した議員の番号氏名(9番、15番は欠員)  1番  藪 内   靖      2番  青 山 孝 樹      3番  田 口 豊 作  4番  山 本   成      5番  森 本 洋 子      6番  石 原 和 人  7番  西 上 徳 一      8番  立 川   茂      10番  尾 川 直 行  11番  掛 谷   繁      12番  土 器   豊      13番  川 崎 輝 通  14番  中 西 裕 康      16番  守 井 秀 龍欠席・遅参・早退した議員の番号氏名  欠席 なし  遅参 なし  早退 5番森本洋子 12番土器 豊説明のため出席した者の職氏名  市長      吉 村 武 司  副市長     杉 浦 俊太郎  教育長     松 畑 煕 一  市長公室長   佐 藤 行 弘  総務部長    高 橋 清 隆  市民生活部長  藤 田 政 宣  保健福祉部長福祉事務所長    産業部長    岩 崎 和 久  建設部長    淵 本 安 志          河 井 健 治  日生総合支所長兼三石総合支所長  吉永総合支所長 久保山 仁 也  教育部長    石 原 史 章          坂 本 基 道  病院総括事務長 濱 山 一 泰職務のため議場に出席した議会事務局職員  事務局長    入 江 章 行  事務局次長   石 村 享 平  庶務調査係長  坂 本   寛  議事係主任   楠 戸 祐 介 △議事日程並びに付議事件(結果) 番号議事日程付議事件等結果1一般質問  ・12番 土器 豊議員  ・10番 尾川直行議員  ・14番 中西裕康議員  ・13番 川崎輝通議員通告事項一般質問通告表のとおり)                              ── △一般質問通告事項 順位通告者氏名質問の要旨答弁者612番 土器 豊1 施政方針について市長2 まちづくりについて  ① 伊部地区快適なまちづくり推進事業の再構築を  ② 市道伊部1号線の舗装を市長3 伊部・香登地区協働まちづくりの取組について  ① 市道伊部畠田線(旧国道)の拡幅整備を市長4 原材料支給について  ① 現行の10万円を50万円にできないか建設部長5 伊部地域支え合い事業の推進   ~地域包括ケアシステムの構築~市長 (再質問あり)6 公共交通について  ① 和気町営バスを片鉄片上バス停・備前片上駅まで延伸、増便できないか  ② お医者バスの運行について  ③ バス停留所の新設(伊部東公民館前・伊部つながり西休憩所前・リフレセンター前)を市長7 防災公園について市長710番 尾川直行1 令和4年度施政方針から、人口減少問題について  ① 子育て世代保護者との対話から施策に生かすべき  ② 第3次備前市総合計画、第2期備前市まち・ひと・しごと創生総合戦略の公表と意見は
     ③ 地区別人口動向・各種統計を資料としてまちづくり会議等のテーマに活動し、施策の提案を市長 (再質問あり)2 新図書館建設と学校図書館リニューアルについて  ① 「海の見える図書館」の推進計画について  ② 「新しい図書館を創ろう会」の活動、アドバイザーの推進体制は  ③ 学校図書館図書整備5か年計画に学校司書の人材育成、システム連携を  ④ 「まちじゅうどこでも図書館」は、まず「学校じゅう図書館」から市長 教育長 教育部長 (再質問あり)3 地元新聞の「備前のまちと耐火れんが」から  ① 耐火物の認識・理解を深めるため、新聞社に書籍発行への働きかけと耐火物の常設展示の充実を  ② 備前市の将来と産業振興に岡山セラミックスセンターの新技術開発推進を市長4 文化施設(備前市歴史民俗資料館備前焼ミュージアム等)と地域文化総合活用推進事業について  ① 市民の意見を求め、理解の上で公共施設の再編計画を  ② 備前市歴史民俗資料館の内容充実と地域文化遺産地域計画遂行の組織づくりを  ③ 岡山県にとって貴重な長縄手遺跡の保存展示、歴史解明の充実を市長 教育長 (再質問あり)5 備前緑陽高校活性化プロジェクトの推進と備前市の課題解決に高校生の意見を求めるべき  ① 入学試験応募者状況、卒業後の進路状況と存続の施策は  ② 備前緑陽高校の魅力発信と高校生と継続した課題解決を  ③ 備前市の魅力化・課題解決に市内在住の高校生から意見を求めるべき教育長 市長公室長 (再質問あり)814番 中西裕康1 施政方針について  ① はじめに  ② 生涯学習の充実  ③ 就学前の教育、保育等の充実  ④ 学校教育の充実  ⑤ 歴史文化の活用と伝統文化の継承  ⑥ スポーツレクリエーション活動の推進  ⑦ 生涯を通じた健康づくりの推進  ⑧ 障がいのある人への福祉の充実  ⑨ 高齢者への福祉の充実  ⑩ 商工業・海運業の振興  ⑪ 秩序ある土地利用と良好な市街地(都市施設)の形成  ⑫ 防災・防犯体制の強化  ⑬ 公共交通の確保  ⑭ 廃棄物の減量化・再資源化・適正処理の推進  ⑮ 環境保全対策の推進  ⑯ 市有財産の有効活用と適正な管理  ⑰ 健全な財政運営市長 教育長 教育部長 (再質問あり)2 コロナ対策の強力な推進を市長3 危機管理について市長 市長公室長 (再質問あり)4 国保税の引き下げを市長5 備前焼の振興策を市民と一緒になって作りませんか市長 (再質問あり)6 市民参加・参画はどのようにお考えですか市長7 利用料金・使用料についての市民参加の審議会を作りませんか市長913番 川崎輝通1 土地の購入目的について  ① 遊技場跡地(西片上)  ② 備前病院前(伊部)  ③ JR吉永駅南(吉永)市長 市長公室長 吉永総合支所長 (再質問あり)2 財政計画について市長 総務部長 (再質問あり)3 再生可能エネルギーについて市長 市長公室長 総務部長 (再質問あり)4 社会福祉の充実について市長 保健福祉部長 教育部長 病院総括事務長 (再質問あり)     午前9時30分 開議 ○議長(守井秀龍君) 皆さん、おはようございます。 ただいまの出席は14名であります。定足数に達しておりますので、これより本日の会議を開きます。   ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(守井秀龍君) 日程1、昨日に引き続きまして一般質問を行います。 なお、重複する質問は努めて排除していただきますようお願いいたします。 それでは、通告に従い、順次発言を許可いたします。 まず、土器議員の一般質問を願います。 12番土器議員。     〔12番 土器 豊君 登壇〕 ◆12番(土器豊君) 皆さん、おはようございます。 それでは、通告に従いまして一般質問をさせていただきます。 まず1番、施政方針について。 令和4年度施政方針を確認させていただきました。人口減少や子育て支援、雇用や住宅施策の推進を掲げており、また現代社会に対応すべきデジタル化や脱炭素化の社会への転換など多岐にわたる市政の推進を述べられております。方針の最後に、市政の運営に当たっては議員及び市民の方々の御理解と御協力が不可欠と述べています。議会はチェック機能と、そして条例の制定等です。今期厚生文教委員会健康推進条例を制定し、そして同僚議員の中西議員は手話言語条例を職員と話合いしながら進めてできました。私は、議会、議員もですね、職員あるいは市民と一緒に取り組むことが必要ではなかろうかと思っています。 例えばの例なんですが、モデル地区として伊部東地区で平成22年6月に9種23分別を市環境課の職員のアドバイス・指導の下、取り組み実施することができました。今会派で話をしているんですが、ふるさと納税の取組をしようではないかということを考えています。また、同僚議員にも声かけたいと思っています。職員が一生懸命しているので、議員も頑張らなくては、今後いわゆる職員、議会及び市民が一丸となったまちづくりを進めていく必要があると思いますので、いま一度市長の考えや方針をお聞きします。 まちづくりについて。 伊部まちづくり計画が平成12年3月に策定され、その内容は市民と観光客の安全性の向上、歩行者と自動車との共存を図った新しい形態の道路整備、また現在の町並みを保存し備前焼をイメージさせるデザインの活用により修景を図ることとしています。 そこで、最近整備が進んでいないので、現在の進捗状況や今後の計画についてお聞きします。 1点目、伊部地区快適なまちづくり推進事業の再構築はできないでしょうか。委員会を立ち上げ、備前焼フェアなど併せて実施できないでしょうか。 2番目、市道1号線、備前焼本通りカラー舗装等の整備はされてできていますが、その北側集落内の道路整備は何十年もできていない状況です。再舗装など、今後の計画についてお聞かせください。 伊部、香登地区の協働のまちづくりの取組について。 市道伊部畠田線ですが、大ケ池から大内、香登本、香登西付近については通学路となっておりますが、道路が、ちょっとすいません。ちょっと目が痛くて、涙が出だして申し訳ないです。道路が狭小であり交通量も多く非常に危険であります。 そこで、道路拡幅整備計画についてお聞かせください。また、舗装が斜めに整備され溝蓋がない箇所については、自転車や歩行者が滑ってけがをする可能性があります。あわせて、水路蓋の整備計画についてお聞かせください。 これは伊部自治会協議会の議案書、26年度なんですが、片上伊部地区の協働のまちづくり事業の推進、それから伊部香登地区まちづくり事業を取り組むという形を26年に決定しました。そして、香登地区連合会の会長と伊部自治会協議会の会長と連名で平成27年度2月頃要望書を提出する予定だったんですが、私の勘違いと怠慢でできませんでした。私は、21年から28年まで伊部自治会協議会の会長していました。また、令和元年11月定例会で一般質問をしています。答弁は一部拡張整備をしている箇所もありますが、御指摘のとおり土地所有者から用地協力が前提であるため、今後用地協力や地元調整が取れるところから整備してまいりますという答弁をいただいています。 4番目、原材料支給制度について。 自分たちの住んでる町をよりよくするため、林道、生活道、里道や土手などボランティアで修繕するグループを立ち上げ、原材料支給制度を活用して整備していきたいと考えております。しかし、10万円の上限ですと整備区間も非常に限られたものとなり、思うように整備が進まないのが現状であります。 そこで、現在上限10万円となっております原材料支給制度の上限を50万円に引上げはできないでしょうか。 伊部地域支え合い事業の推進について。 地域包括ケアシステムの構築、平成23年地域支え合い事業金額にして約500万円弱をもらいました。この中でどういうような形をもらったかはちょっと出したんですが、例えばトイレの改修を伊部公民館トイレ改修、あるいは印刷機、それからパソコン等をもらったということです。それから、伊部幼稚園の関係で草刈り機を6台、あるいは噴霧器、剪定ばさみ、物置等をもらったそうです。それから、伊部東公民館ではトイレの改修とか空調設備等総額500万円弱の備品等をもらいました。それから、24年に下り松自治公民館でトイレの改修、空調設備等総額196万円の事業費をいただきました。 ここでちょっとお願いしたいことがあるんですが、助成金等手続するときにまず最初、市の職員が手伝っていただくことができないでしょうか。あと2回目からは同じような形すればできるんで、最初は大変難しいんですね。もしこのときよく分かっておったら今東地区が取り組んだわけですから、西地区、浦伊部、久々井、あと1,000万円とか1,500万円自治公民館がいろいろと改修ができています。そういうことで事務手続等、最初市の職員に手伝っていただくことはできないでしょうか。 地域包括システムの構築なんですが、平成26年から自治会が中心となり職員のアドバイスをいただきながら取り組んでまいりました。第1段階として、サロン等は憩いの場を大体23か所立ち上げ、現在も活動を行っております。今後は第2段階として町内会長、民生委員、看護師やヘルパーなど有資格者が中心となり町内会を単位として安否確認や声かけなどに取り組んでいきたいと思っています。介護予防教室運動機能回復の体操教室などを行い、町内会で支え合いのための勉強会、意見交換会などを行いたいと考えております。 そこで、お尋ねします。 このような行政の職員の派遣依頼をお願いしたいのですが、市としてどのように関わっていただけるか、お聞かせください。 6番目、公共交通について。 今後ますます高齢化社会となり、公共交通の必要性は今以上に高まっています。 そこで、現在和気町が運行している本荘線について終点が和気町と備前市との境の丸山となっております。国道374の丸山となっております。片鉄です、備前郵便局まで延長するよう要望することはできないんでしょうか。もしくは、和気片上線の増便をお願いができないでしょうか。利用者の利便性の向上を図る上でも、必要であると考えておりますが。 次、お医者さんバスの運行について。 備前焼本道り、伊部市道1号線に停車場を3か所できないか、まず伊部東公民館前、伊部つながり休憩所前、リフレ前、できないでしょうか。 それから7番目、防災公園について。 昨今起きている災害は想定をはるかに超える大規模な災害となっており、防災公園の整備が急務となっております。 そこで、現在茶臼山の防災公園の整備計画はどのようになっていますか。現状の構想や今後の防災公園の整備計画についてお聞かせください。 以上、よろしくお願いします。 ○議長(守井秀龍君) ただいまの質問に対する答弁を願います。 吉村市長。     〔市長 吉村武司君 登壇〕 ◎市長(吉村武司君) 皆さん、おはようございます。 それでは、土器議員の御質問に順次お答えをいたします。 1番目、施政方針についてでありますが、備前市まちづくり基本条例では市民は自らの発言と行動に責任を持ち互いを認め助け合いながらまちづくりを進めるように努めるとあります。また、市議会は暮らしやすいまちづくりを進めるため、市民の思いを反映し市政が適切に運営されているか調査及び監視を行うとともに、立法活動等の充実に努めるとあります。さらに市は市民の幸せを目指し、まちづくりを進めるため自らの持つ情報を市民と共有を図るとともに、行財政改革などに努めるというそれぞれの役割が定められており、市民、市及び市議会がまちづくりのために対等な立場でともに考え協力し合うことが大切であると考えております。 2番1点目、伊部地区快適なまちづくり推進事業の再構築についてでありますが、以前策定された計画は一部完了にとどまっておりますが、補助事業としては終了されたものと考えております。今後新たに整備事業が必要であると判断された場合は、検討をしてまいりたいと考えております。 2番2点目、市道伊部畠田線(旧国道)北側集落内の市道の舗装についてでありますが、議員御指摘のとおり道路の安全性の確保からも大変重要であると考えております。伊部地区におきましては、焼き物のまちとしての町並みや風情を残していくため既に実施されているカラー舗装に加え石畳や吸水タイルなど美観地区としての伊部のまちづくりについて併せて検討していきたいと考えております。 3番、旧国道市道伊部畠田線の拡幅整備についてでありますが、水路の蓋がけを行うことにより歩行者が通行できる幅が少しでも広く確保できる箇所については拡幅整備を検討してまいりたいと考えております。 3番、旧国道市道伊部畠田線の拡幅整備についてでありますが、先ほど申しましたように子供たちの通学路の拡幅も併せて考えていきたいと思っております。 5番、伊部地区支え合い事業の推進についてでありますが、現在市内には介護予防に取り組む住民主体の通いの場が145か所あり、高齢者自らが介護予防に取り組むとともに住み慣れた地域で積極的に社会参加や交流を行うなど支え合い活動の拠点となるように保健師などの専門職や外部講師を派遣し支援を行っているところであります。伊部地区での活動についても、地域の関係者と役割分担をしながら企画段階から関わっていければと考えております。 なお、助成金等の事務手続につきましては、アドバイスはできますが事務は地区でお願いをしたいと考えております。 7番、防災公園についてでありますが、防災公園についての構想が2か所ございます。1つは令和元年に茶臼山公園周辺用地の寄附を受けて計画をしておりましたが、本来の防災公園としての規模はおおむね10ヘクタール以上とされていることから、必要な施設、規模、エリアについては今後詳細を検討する予定であります。もう一か所は三国地区へインターナショナルスクールを誘致する計画があることから、併せて防災公園を整備することで相互に機能を補完できる施設として効率的な施設整備が可能となるような検討も必要であると考えております。 私のほうからは以上であります。 失礼をいたしました。 6番1点目、和気町が運行する本荘線のバスを片鉄片上バス停、備前片上駅まで延伸、増便できないかについてでありますが、現在の運行本数は備前市と和気町が共同で運行する片上和気線が1日8便、本荘線が1日6便となっております。片上和気線については和気町との協議を調え4月からダイヤ改正を行い高校生の利便性向上を図るため、朝夕の増便により1日12便の運行となる予定であります。 2点目、お医者バスの運行についてでありますが、昨年11月から今年3月までの実証運行を予定しており、利用実績としては11月が218人、12月が277人、1月が211人でありました。利用者アンケートでは便利になると好評ですが、運行ルートについて生活道路での路線運行には道幅など安全性の確認が必要であることから、今後とも引き続き警察や市営バス担当課道路管理担当課での協議を進めてまいります。 3点目の御要望のバス停についても、同様に協議を行ってまいります。 私のほうからは以上であります。 ○議長(守井秀龍君) 淵本建設部長。     〔建設部長 淵本安志君 登壇〕 ◎建設部長(淵本安志君) それでは、私のほうからは4番、原材料支給制度についてお答えいたします。 市道をはじめ、農道や用排水路の軽微な補修を地元ボランティアで実施いただく際に、必要となる材料に対し支給を行っているものであります。この制度につきましては、地区の方が無理のない範囲で作業していただけること、またより多くの地区に制度を利用していただくために1地区当たりの上限を10万円とさせていただいているものであります。しかし、地区としましてより以上の作業が可能であり、それが無理なく施工いただけるということでありましたら予算の確保と併せ前向きに協議のほうさせていただきたいと考えております。 ○議長(守井秀龍君) 再質問はありますか。 再質問に入ります。 土器議員。 ◆12番(土器豊君) 1点だけ、助成金とか補助金等事務手続を職員にお願いしたいのは、1回してもらえると、2回目からは比較的やりやすいんです。地域支え合い事業も23年度約500万円もらったんですが、これは公民館長がしてくれて金額に直したら500万円ぐらいのお金だと、だからその最初がなかなか難しいんです、いろいろ。そういうことで、最初だけ手伝ってもらえれば2回目からは同じようなまねをするというたらあれだけど、形式同じだからできるんです。今まで伊部でいろいろやっておったんですが、今言うボランティアでいろいろするんだけど、結局事務的なもんです、そういう形の助成金や補助金の申請です、それが難しいんです。だから、その辺を手伝っていただけたらいいんではなかろうかと思いますんで、よろしくお願いします。 ○議長(守井秀龍君) 答弁願います。 吉村市長。 ◎市長(吉村武司君) 市役所は市民のための公僕、パブリックサーバントでありますので、御遠慮は要りませんので市の職員で役に立つ、あるいは指導ができること、市民のために奉仕することが我々の義務でありますので、御遠慮なく1回目の方があるいは2回目の方が申請書類等の記載にもし不自由がありましたら遠慮なしに言ってきていただきたいと思います。話が通じなければ、直接私のところに来ていただいても私は担当の者によく指揮をして皆さんが快適な市民生活を送るように、それを努めるのが市役所と思っております。御遠慮なくお申出をしていただきたいと思います。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。     〔「ありがとうございました」と12番土器議員発言する〕 ○議長(守井秀龍君) 以上で土器議員の質問を終わります。   ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(守井秀龍君) 会議中途ですが、この際コロナ感染症対策のため、暫時休憩いたします。     午前9時57分 休憩     午前10時15分 再開 ○議長(守井秀龍君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。 次に、尾川議員の一般質問を願います。 10番尾川議員。     〔10番 尾川直行君 登壇〕 ◆10番(尾川直行君) 通告に従いまして、一般質問をさせていただきます。 1番目、令和4年度施政方針から人口減少問題について。 令和4年度当初予算は、壮大な計画で市民の驚きの声もありました。令和4年度当初予算は壮大な計画で、施政方針の特に人口問題についての取組は最重要課題であると考えます。人口減少問題の施策について、市長にお尋ねします。 1点目、人口減少問題を将来を見越した喫緊の最重要課題として位置づけられています。人口減少問題に加えて、高齢化問題も大きな課題と考えます。以前に提案もさせていただきましたが、子育て世代の保護者との対話から施策を導き出す、施策に反映すべきであると考えます。市長がスケジュール上無理な場合、副市長、教育長と担当部長が参加し御意見をいただくことを実施していただきたい。お考えをお尋ねします。 国勢調査の5年前に比べて人口増加率14.7%、全国的にも高い率でございますが、流山市においても子ども・子育て支援事業計画策定に関して就学前の子供の保護者、小学生の保護者に聞き取り調査を行っています。地道にニーズ把握を努め、施策に生かすべきと考えます。市長の御所見をお伺いします。 2点目、第3次備前市総合計画、第2期備前市まち・ひと・しごと創生総合戦略が作成され市民に配布されましたが、備前市の進むべき方向について理解と協力を得ることが重要と考えます。配布先は前回と比べて工夫されたのか、またその反応はどうか、市民の方々から御意見を常に求め施策に生かすべきであると考えます。市長のお考えをお尋ねします。 2点目、地区別の転入、転出、出生、死亡の統計を見るたびに驚きます。市民の方々と問題を共有し解決に各種統計資料データまちづくり会議等の資料とし、人口減少問題など施策を提案していただくべきではないか、市長のお考えをお尋ねします。 2番目、新図書館整備学校図書館リニューアルについて、令和4年度一般会計当初予算は持続可能で魅力あふれる令和の時代のまちづくりに向け施策を行うとされ、中でも図書館の建設に向けて予算化されました。今度こそはと、市民の方々の期待は大きく膨らんでいます。図書館建設、学校図書館等の整備について市長と教育長にお尋ねします。 1点目、図書館新設検討事業について図書館の新設整備、基本構想の策定及び実施設計における市長の図書館像、取組のスケジュール、特に場所について具体的な方向についてお尋ねします。 2点目、新しい図書館をつくろう会の構想計画、活動内容、専門性を有するアドバイザーに運営支援業務を委託するとなっていますが、委託の内容、市民の役割、新しい図書館の体制づくりについて教育長のお考えについてお尋ねします。 3点目、第6次学校図書館図書整備5か年計画が今年1月24日に示され、主な政策企画は学校図書館の計画的な整備、新聞の複数配備、学校司書の適切な配置などとなっています。地方交付税交付金として措置されますが、備前市予算は政策意図を反映するものとなって予算化されているのか、お尋ねします。 備前市の新聞の複数紙配備の学校ごとの現状と計画、備前市では学校図書館司書全校配置が行われていますが、その成果と課題、そして学校司書の専門性等が発揮できるよう人的整備の拡充、定期的な研修、学校司書と図書館司書との交流、学校図書館と市立図書館のシステム連携などについて教育長にお考えをお尋ねします。 4点目、まちじゅうどこでも図書館、図書館ピラミッド構想のその後の取組について、まず学校図書館から構想の実現を図ってはどうでしょうか。広島県の学校図書館を積極的に利活用した教育の推進に学校図書館リニューアル、環境整備の推進、全国には学校図書館の照明を明るいLEDに変更し床にカーペットをひいて快適にできるようにした学校など子供の居場所としての役割も期待された学校図書館、そして学校中図書館などの取組により学校図書館の価値を高めています。モデルの学校図書館を選定し、まず環境整備から先行的に取り組むべきと考えます。また、図書館の活用状況、登録者数、雑誌の種類の購入、図書購入費についてどう改善されたのか、教育長にお尋ねします。 3番目、地元新聞の備前の町と耐火れんがから、地元紙の山陽新聞に1月27日から備前の町と耐火れんがの130年の歩みと今と題して連載された記事は興味深く、朝刊が来るのが待ち遠しい思いで読ませていただきました。第1部は2月16日12回で完結しましたが、この連載記事に多くの反響をお聞きしました。読み応えのある内容で毎朝新聞を読むのが楽しみ、耐火物メーカーで長年活躍してきた人ですら興味津々の記事で認識を新たにしたといった感想を話される人もありました。非常に大きな反響で、今回の記事から地元紙の重要性をここまで感じたことはありませんでした。2部を大いに期待しています。地場産業の耐火物メーカーなど備前市を支えている産業について、市長にお尋ねします。 1点目、賢者は歴史に学び愚者は経験に学ぶと言われます。非常に貴重な備前市の産業の歴史で主要産業である耐火物メーカーについて、散逸しがちな貴重な資料を物語にまとめられたことに価値があり新しい発見となりました。耐火れんがを生産し日本の産業の近代化に貢献し基幹産業の下支えを続けているという自負、そして備前市の礎を築いてきた耐火物産業は現在においても主たる産業で、その周辺企業は多く存在します。歴史に学ぶ子供たちに、そして多くの方々に郷土の教育であり郷土の誇りとして後世に伝えるために備前市から地元紙、山陽新聞社に本としてぜひ発行を働きかけるべきと考えます。あわせて、この機会に備前市歴史民俗資料館での耐火物の常設展示の内容の充実を行うべきと考えます。市長のお考えをお尋ねします。 2点目、平成17年6月に発行された備前市歴史民俗資料館紀要6、備前市の耐火物に岡山セラミックスセンターの使命と題して山口明良名古屋工業大学名誉教授・元研究所長が日本において大学も含めた全研究機関の中で耐火物に関する研究を行っている機関は岡山セラミックスセンターを除いて見当たらない現況である、耐火物は鉄鋼、セメント、ガラス、電子部品などの産業にとってなくてはならない基礎資材であり、耐火物の発展は極めて重要なことである、岡山セラミックスセンターはこの活性化のため耐火物に特化して研究を発展させたいと目標を定めていると述べられています。また、平初雄現研究社長も今後も耐火物技術の重要性は変わらない、耐火物関連産業の発展を目指したいとされています。この使命は脈々と伝えられ、備前市産業の発展に寄与してきているし、これからの備前市が発展していくためにも重要であると考えます。新技術開発のため備前市の耐火物メーカーを取り巻く産業振興への取組、技術開発こそ生きるための手段であり産業振興につながると考えます。そのことを歴史は語っています。市長はOCCを中心とした産業振興に対してどうお考えなのか、お尋ねします。 4番目、文化施設(備前市歴史民俗資料館備前焼ミュージアム等)と地域文化財総合活用推進事業について、地域文化遺産地域計画を策定、当初予算に備前焼ミュージアム新築等設計業務委託料が予算計上されています。事業内容として備前焼ミュージアムの新築、建物の規模や他文化施設の統合などの構想を検討し実施設計を行うとしています。文化施設と地域文化遺産、地域計画の在り方、検討について市長と教育長にお尋ねします。 1点目、備前市公共施設個別施設計画が令和3年3月総務部施設建設・再編課で作成されています。市長が交代し、この計画に対しての評価とこれからの公共施設の更新、統廃合、長寿命化の取組について各施設の設置目的、施設の内容、能力、設備機能等を市民に説明し意見を求め計画を立案すべきでないかと考えます。私はまず、公共施設の再編計画の取組の方法等について取りまとめ市民に情報公開しながら進めていくことが必要と考えますが、市長のお考えをお尋ねします。 2点目、備前市歴史民俗資料館は平成3年5月開館、設置目的は備前市の歴史、民俗、文化、産業について広く市民が目で見て楽しみながら学習、継承し将来の暮らしと文化を創造する場となる郷土色豊かな資料館とすると定められています。常設展示として耐火物・セラミックス関係、縄文土器から備前焼、文芸関係は郷土にゆかりのある文学者、芸術家、民俗関係は農業、漁業、衣食住ほかについて展示されています。最近では、学芸員が積極的に郷土の祭り、産業遺産、備前市の出身のゆかりのある作家小手鞠るい、また人気お笑いコンビかが屋で初の小説「おおあんごう」を著した作家加賀翔、西片上真光寺出身の仏画家釈尾弘邦など多くの備前市の財産の発展に努め評価されています。郷土が輩出した作家には正宗白鳥、藤原審爾、柴田錬三郎などおられ、文学館があってもおかしくないとの意見もあります。また、地域文化遺産・地域計画への取組状況、調査の取組体制、学芸員等の配置、そして歴史民俗資料館の企画調査に対する今後の取組について教育長にお尋ねします。 3点目、備前高等学校の改築に伴い発掘調査された長縄手遺跡は、片上湾に臨む位置にある縄文から江戸時代の集落跡です。殊に縄文中期の末の集落は、屋内炉を備えた竪穴住居3軒のほか、6基の土壙や集積遺構、土器だまりなどが構成されており、縄文時代集落の調査例に乏しい岡山県では貴重な資料です。また、古代中世の集落からは緑ゆう陶器や灰ゆう陶器も見つかっており、美作の国の国津として、あるいは備前焼の積出し港としてにぎわった片上津との関連があると評価されています。この文化財保護の取組と保存展示を行うべきであると考えます。教育長に、その長縄手遺跡の保存等取組についてお尋ねします。 5番目、備前緑陽高校活性化プロジェクト推進と市内高校生から課題解決に意見を求めるべき、備前市と備前緑陽高校とが連携してびぜんのまち活性化プロジェクトの課題に取り組んでおられますが、現在の進捗状況とこれからの活動について、教育長と佐藤室長にお尋ねします。 1点目、備前緑陽高校の過去5年間の入学試験応募状況、資料を本日いただいております。ありがとうございます。進路の状況、在校生の備前市在籍人数の現状分析、備前市が行う高等学校存続のための施策、備前高校と備前東高校が平成13年、2001年8月に再編統合になり、平成15年、2003年4月に備前緑陽高校開校となりましたが、再編統合に至った経緯など、どのように分析され今後備前緑陽高校の在り方にどう対応されるのか、教育長にお尋ねします。 2点目、びぜんのまち活性化プロジェクトのこれからの活動、期待することについて。 高校生は、毎年卒業していきます。活性化、魅力化にはPDCAのサイクルを回し、そして継続が求められます。備前緑陽高校との連携、課題解決、活性化のためにどう取り組み持続可能な地域につなげていく計画なのか、備前緑陽高校の魅力PRに一翼を担うために「広報びぜん」に備前緑陽高校の活動、先生などの紹介するコーナーを作るなど行うべきではないか、佐藤室長にお尋ねします。 3点目、備前市外の高校に進学している生徒数は、中学生の約8割580名近くの方がおられます。市外の高校に通学されている生徒さんからも備前市のこれからのまちづくり、人口減対策、図書館づくりなど備前市の魅力化のため提言意見をいただくべきであると考えます。これからの取組について、佐藤室長にお尋ねいたします。 以上で質問を終わります。御答弁をよろしくお願いします。 ○議長(守井秀龍君) ただいまの質問に対する答弁を願います。 吉村市長。     〔市長 吉村武司君 登壇〕 ◎市長(吉村武司君) それでは、尾川議員の御質問に順次お答えいたします。 1番1点目、子育て世代保護者との対話から施策に生かすべきについてでありますが、子育て世代保護者に限らず幅広い年代との対話を行い、何をどのように考え何を市政に望んでいるのかなどを捉える機会は必要であると認識をしておりますので、どのような方法が可能であるか具体的な手法について検討をしてまいります。 2点目、第3次備前市総合計画、第2期備前市まち・ひと・しごと創生総合戦略の公表と意見はについてでありますが、現在計画をホームページに掲載しているほか各総合支所や地域公民館、地区公民館に閲覧用として設置しております。また、こども園や小・中学校、備前緑陽高校へ新たに配布したところでございます。備前緑陽高校においては毎年備前市の地域課題解決に向けた取組を考える授業を行っており、その一環で御活用いただくことを想定しております。計画を公表したことに対する市民の方々の反応は特に伺っておりませんが、来年度概要版も予定しており今後各種団体の会議等において配布するとともに広報紙においても紹介するなど広く市民の理解を得られるよう努めてまいります。 3点目、地区別人口動向、各種統計を資料にまちづくり会議等のテーマに活用し施策の提案をについてでありますが、まちづくり会議等が必要とする資料で市が提供可能なものや現在ホームページ等で公表しております備前市の統計等についても提供してまいりますので、地域の課題解決に向けた取組に活用をしていただければと思っております。 2番1点目、海の見える図書館の計画についてでありますが、私の図書館像としては将来のまちづくり、人づくりの公共拠点として人、地域、情報をつなげるようなイメージを持っております。スケジュールについては、令和4年度において候補地を選定し、あわせて令和2年3月策定の現行構想を基に新設設備の重点検討を行い、できるだけ早く実施設計まで着手したいと考えております。 なお、図書館建設に関しては令和4年4月から専任部署を教育委員会に設置して取り組んでいく予定であり、市長部局も継続して支援をし備前市の未来づくりの視点から積極的に進めてまいります。 3番1点目、耐火物の認識、理解を深めるため新聞社に書籍発行への働きかけと耐火物の常設展示の充実についてでありますが、書籍発行への働きかけにつきましては執筆を担当された山陽新聞社の記者の方々へ問合せを行い著作物の利用等についての手続を伺っているところでございます。今後書籍発行に係る経費等を踏まえた上で、検討を進めていきたいと思います。 次に、歴史民俗資料館の耐火物の展示の充実につきましては、備前市の基幹産業の歴史を常設展示しておりますコーナーでございますので、今後より充実できるような展示を検討していき、より多くの方々に企画展等を通じて耐火物の認識、理解向上に努めてまいります。あわせて、備前焼ミュージアムの建て替え時の施設統合も視野に入れたいと検討を行いたいと思います。 2点目、岡山セラミックスセンターを中心とした耐火物の新技術開発による産業振興についてでありますが、耐火物生産は全国3割のシェアを誇る本市の地場産業であり、セラミックスセンターはその耐火物の国内唯一の公的研究機関であります。議員のおっしゃるとおり、将来を展望した耐火物の新技術開発は今後の備前市の耐火物工業を発展させていく上で大変重要であると、私も同意見であります。セラミックスセンターとはこれまで以上に連携を密に取り、協力して地場産業の支援を行っていきたいと考えております。 4番1点目、市民の意見を求め理解の上で公共施設の再編計画についてでありますが、公共施設の再編計画は公共施設等総合管理計画を基に具体的な取組方針を定めた公共施設個別施設計画により公共施設の存続、休止または民営化等を計画しております。現在この公共施設個別施設計画をホームページに掲載することで情報公開をしておりますが、今後とも市民の意見を反映した計画になるよう行ってまいりたいと思います。 私のほうからは以上であります。 ○議長(守井秀龍君) 松畑教育長。     〔教育長 松畑煕一君 登壇〕 ◎教育長(松畑煕一君) それでは、私から尾川議員に対する御質問にお答えをいたします。 2番2点目、新しい図書館をつくろう会の活動とアドバイザーの推進体制についてでございますが、第1回新しい図書館をつくろう会準備会を1月27日に予定しておりましたが、新型コロナウイルス感染拡大によるまん延防止等重点措置によりまして中止となっておりますので、解除された後にはなるべく早く開催したいと考えております。今のところ、3月23日を予定しております。 アドバイザーにつきましては、中国学園大学副学長住野好久教授に出席をお願いしております。アドバイザーの内容といたしましては、新中央図書館及びまちじゅうどこでも図書館の在り方や役割及び機能、施設や設備あるいは管理運営などについて広く検討していく上での御指導、御助言をいただくものでございます。また、利用者にとってより魅力的な図書館になるように市民の皆様から積極的に御参加もいただきながら、いろいろな御意見をいただき図書館の体制づくりや内容づくりに推進してまいりたいと思っております。 次に3点目、学校図書館図書整備5か年計画に学校司書の人材育成、システム連携をについてでございますが、令和4年度から令和8年度の5年間を定めて第6次学校図書館整備等5か年計画として文部科学省が示しております。交付税で措置される額については、図書購入費は措置額全額を配分しておりますが、新聞購読費につきましては1紙分の配分にとどまっている状況でございます。全国的にも新聞配置校は増加している状況にございまして、市内の学校においても複数配備できますように、またタブレットでの閲覧も活用も含めて積極的に取り組んでまいりたいと思っております。 次に、学校図書館司書全校配置の成果についてお答えをいたします。 学校図書館司書は探しやすい書架にしたり展示やポップなどの本の魅力を分かりやすく伝えたりする環境整備に加えて、授業で必要な資料を集めたり本の探し方とか使い方を説明したりするなど授業支援の面からも学校図書館教育を支援するなど一定の成果を上げております。さらに家庭での読書活動推進に係る取組を企画するなど、学校図書館司書は子供たちと図書資料を結びつけるキーパーソンであり欠かせない貴重な重要な存在と考えております。 次に、図書館司書の専門性の向上に係る取組についてでございますが、備前市教育研修所図書館教育部会の活動で各校の取組状況を共有したりお勧めの本リストを共同作成するなど一人一人のスキルアップを図っております。また、公立図書館の職員とも日常的に行われる個別の情報交換に加え、年2回の合同研修会を実施して研修を積んでおります。今後は、現在校内の書籍が対象となっている管理システムを校外とも連携できるようにし、児童・生徒がより多くの本につながることができる環境を検討してまいりたいと考えております。 次に4点目、まちじゅうどこでも図書館は、まず学校中図書館からについてでありますが、御提案のように学校図書館の環境を整えることは非常に重要だと受け止めております。備前市といたしましても、子供たちがいつでもどこでも読書できる環境整備を目指しておりますので、まちじゅうどこでも図書館の整備とともに学校図書館の環境整備も計画をしてまいります。 次に、図書館の活用状況、登録者数、雑誌の購入、図書購入費の改善についてでございますが、図書館の活用や新規登録につきましては昨年度から引き続きコロナウイルス感染拡大により臨時休館あるいは利用範囲の制限を設けるなどしており、利用者の方には十分に御利用していただけない状況となっております。今後は、コロナウイルス感染状況が落ち着き通常どおり施設を御利用いただけるようになりましたら、多くの方に活用していただけるように努めてまいります。また、雑誌や図書の購入につきましては開架書庫、閉架書庫への保管が限界に近づいておりましたが、雑誌や図書の購入費の改善につきましては図書館の新設整備に伴いより充実するように検討を進めてまいります。 次に4番2点目、備前市歴史民俗資料館の内容充実と地域文化遺産地域計画遂行の組織づくりについてでありますが、令和3年12月に受けた備前市文化財保存活用地域計画は備前市の文化財行政のマスタープランでございます。計画を進めるに当たっては、学芸員をはじめ専門職員の適正な配置、現在の水準に見合った収蔵、展示が必要となってまいります。現在の資料館では条件が整っておりませんが、地域計画に沿った内容を今後取り組んでまいりたいと思っております。また、調査の取組に対して学芸員の配置につきましては、市の学芸員の計画的な採用あるいは適正な配置を検討しながら市場調査あるいは企画展を行ってまいりたいと考えております。あわせて先ほど市長からも答弁にありましたように、備前焼ミュージアムの建て替え時の施設統合も視野に入れた検討も含めて取り組んでまいります。 次に3点目、岡山県にとって貴重な長縄手遺跡の保存展示、歴史解明の充実についてでありますが、長縄手遺跡については平成5年に県による発掘調査が行われ、一部は既に消滅しております。未発掘の部分につきましては、埋蔵文化財包蔵地として土の中で保存されております。長縄手遺跡の保存展示につきましては、埋蔵文化財管理センターにおいて平成5年に発掘された遺構の一部を保存展示しております。また、県から一括移管されました縄文土器などの出土品につきましては、研究者等への閲覧対応も行っております。今後も常設展示や企画展示の開催、また新たにパンフレットなども作成をいたしまして長縄手遺跡の情報発信を行ってまいりたいと考えております。また、令和4年度から備前市と岡山大学との包括連携協定に基づく連携事業といたしまして、長縄手遺跡から出土土器を3Dモデルを用いたデジタル復元を行う復元プロジェクトを進めていく予定で進めております。 以上でございます。 さらに次に、5番の1点目、備前緑陽高校の入学試験応募者状況と卒業後の進路状況、存続のための施策についてでありますが、入学試験応募状況では特別入試、一般入試を合わせた合格者数が以前は定員を満たしていましたけれども、令和2年度、3年度は定員を下回っています。 なお、来年度入学者数はまだ確定している段階ではございませんけれども、今年度を若干上回るのではないかと期待しているところでございます。 卒業後の進路状況につきましては、令和2年度卒業生は進学が109名、就職が40名、未定などその他6名でございます。 また、令和3年度の在校生416人のうち、備前市内の住居者は129人で31%です。再編統合の経過でありますが、東備地域における少子化の影響による生徒数減少が主な原因と考えられますが、県教育委員会の再編整備の方針により全県を通学区域とした総合学科の高等学校として設置され現在に至るものと理解をしております。近年は定員割れの状況となっていることから、市内中学校との情報交換の機会を設け連携型の中高一貫校について県教委と緊密な連携による検討を行うなど備前市内の唯一の県立高校として今後とも存続し発展していくというすごい強い気持ちを持って市としてもできる限りの支援を行ってまいりたいと考えるところでございます。 以上で私からの答弁を終わらせていただきます。 ○議長(守井秀龍君) 佐藤市長公室長。     〔市長公室長 佐藤行弘君 登壇〕 ◎市長公室長(佐藤行弘君) それでは、私から5番2点目、3点目についてお答えいたします。 備前緑陽高校の魅力発信と高校生と継続した施策についてということでありますが、びぜんのまち活性化プロジェクトは市が抱える課題を生徒が知り主体的に課題を解決するために取り組む総合的な学習の時間への協力を行っているものであります。また、市が抱える課題や取組に対し、生徒の意見や協力をいただいているところでございます。コロナ禍のため活動が制限されることもありますが、引き続き先生方と事業検証をはじめ意見交換を行いながら、より連携を図り備前市の活性化、魅力化に取り組んでまいります。また、魅力発信につきましては、令和3年12月号「広報びぜん」で備前緑陽高校の学科や部活動などを紹介した記事を掲載しております。定期的に広報への掲載やホームページ、SNSなどでの紹介を行い備前緑陽高校の魅力発信に努めてまいります。 3点目、備前市の魅力化、課題解決に市内在住高校生から意見を求めるべきについてでありますが、第3次備前市総合計画を策定する際に中高生からのアンケートや備前緑陽高校の生徒を対象に高校生会議を開催したところであります。これからの備前市を担う若者の意見を伺える場は必要であると感じておりますので、高校生会議など開催方法を含め検討してまいります。 以上でございます。 ○議長(守井秀龍君) 再質問はありますか。 再質問に入ります。 尾川議員。 ◆10番(尾川直行君) どうも、言い忘れたんですけど、一部資料をいろいろいただきましてありがとうございます。この場をお借りしましてお礼を申し上げます。 それでは、1番目から順次、たまには言い忘れで戻るかも分かりませんが、取りあえず1番目から再質問したいと思っております。 要するにまずは、子育て世代いろいろ御承知のとおり、私も市民意識調査をあんまり分析ようし切らんのんですけど、一応見とります。やはり回答率の問題とか、それから年齢とか、それから質問項目をある程度特化して、これだけ私も新聞記事ばっかし見たらあれなんですけど、例えば2月2日の転出超過とか、それから昨年のを見てもやはり今年が331人ですか、それから昨年が三百二十何人とかというふうなことが本当に危機的な状況のようなんで、まずは市長にそのあたりの特化した調査というのを若手の子育て世代の方々に意見ばあ聞いても市長の言うある程度引っ張っていかにゃいけんというのはよう分かるんですけど、やはり引っ張っていく場所も分からずに年寄りが引っ張り回してもあんまり効果が上がらんのんじゃねえかなと、ですから一遍意識調査というのをもう少し特化して、そんな備前市悪く言う必要ないんですけど、何かこう本当に閉塞感が漂うて高校の問題もそうですし、一貫しとるような気がしてあまりもっと地に着いた施策がもう一遍振り返ってやるべきじゃないかと思うんで、まずは質問は若手の特化した人にそれは直接ヒアリングは難しいとしても、アンケート方式で30%ほどの回答率になるんかどうか分かりませんけど、やはり備前市はこんだけ困っとんだと、若い者にどうしたらええじゃろうかというふうな、あんまり頭下げるのも大儀なんかも分からんですけど、やはり意識を変えてやっていかんと、もうここまで来たらもう恥も外聞もないんじゃないかなというふうな私は私見を持っておりまして、何が何でも市長も一生懸命何が何でも引っ張っていくぞというのはよう見え見えなんですけど、その点若手の人に、話が長うなっても時間短うなるんですけど、それをちょっとまずはお聞きします。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 吉村市長。 ◎市長(吉村武司君) 私も、4年ぶりに市長職をさせていただいております。抱える課題は多岐にわたっておりますが、この人口の減少問題あるいは若手の定住・移住問題、これはもう喫緊の課題であります。そして、将来の備前市役所を引っ張っていくのも、備前の今市役所の若手でございます。やはり同世代の人がお互いに悩みを感じ、そして支え合う、そして情報を得ていくということは行政手段としても大切なことだと思っております。幹部というのは大体年齢が上の者がなるようになっておりますけども、やはり市の活性化のためには市役所の中の若手の活用、信頼、そして俗に言う計画からアクションに、そしてチェックをして再行動を起こすという先ほど議員の皆さん方が異口同音に言われるPDCAですね、これを若い人たちも遠慮なしにやり、そして意見を上げてもらう、このような市役所であり、またそのような市の運営をし、若い子育て世代の皆さん方にも備前市の弱点あるいはこうしてほしいという備前市の進むべき姿をこれからも検討してまいりたいと思います。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 尾川議員。 ◆10番(尾川直行君) 次、若手の職員で私いつも人口問題考えるときにはビゼン・チーム・リーサス、これ令和2年にもらったと思うんですが、これを読み返すんです。ですからまずは、一つは職員の人にもう一遍どういうメンバーか私分かりませんけど、この人らにもう一遍2版、改訂版を考えてもらいたいということと、それからこの中に提案が要するに分譲地というんですか、住宅地の確保というのがあるんです。それも20区画、職員の人が売るのに往生したと、売れ残りがあったら困るというふうな体験から、やっぱり20ぐらいが適当じゃねえかという一つのまとめにしています。ですから、その辺のことについて市長のお考えを若手の第2版をつくってくれということをしたり、それから20区画ぐらいの20がええか分からんですよ、これは一つの提案でそのくらいかなと、あんまり大きゅうなるといろいろ困るからというのがあると思うんですけど、その点ちょっと答弁お願いします。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 吉村市長。 ◎市長(吉村武司君) そのような住宅政策は、全て自治体の市の職員がやるんではなしに、今現在はそういう開発業者やあるいはハウスメーカーがいろんな分野において自治体と協力しながらスムーズに素早く宅地造成をしながら、そして若い人たちに快適な住まいの提供をしていただいております。例えば伊部では、今民間業者の方が一生懸命新しい若い方が住める住宅地を分譲していただいております。私も今回、三石とそして伊部、久々井での市の職員の対応を報告を聞いておりますけども、やはりスピード感には欠けておるし発想がまだまだということで檄を飛ばしております。備前市全域において、この10小学校の学区内において適切な対応をまちづくりを若い職員が自信を持って、そして部外の人たちの知恵を得ながらやっていかなければ備前市が遅れてしまうと、そのように考えておりますので発想をもっと持って私も2度目の就任でございますので、よく若手の者ともよく相談をしながら推し進めていきたいと思います。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 尾川議員。 ◆10番(尾川直行君) 細かいことで、ぜひRESASの第2版を期待しております。答弁はどういう答弁があったかよう分からんですけど、私の質問に対して。 それから、ちょっと細かい話なんですけど、子育て支援策もいろいろ明石市、結構市長見られとると思うんです。あそこの市長変わり者と言うたらあれですけど、あそこも結構PR、あの市でもPRするんですから、私は備前市内に若手、あんまり会社の名前を言うとあれですけど、ベアリングとか品川とかいろんな会社に来とる若手にああいう定住策、備前市の定住策こうですよというふうなチラシを作って宣伝するというんですか、やはりやるべきじゃないかと思うんで、その点について、それともう一つもう2つぐらいいかんと市長の答弁長いですから時間取られると困るんで、それからもう一つ、ぜひこの機会にいろいろ私も分析していただくんですよ、出生者数が地区別に1,000人当たりどうだとか、そういう人口、もう私がああせいこうせいと言うんじゃないですけど、備前市版の人口白書をやっぱり毎年作って、私も今高等学校、緑陽高校の実態改めて新聞じゃいろいろ見るんですけど、ああいう形でこういう資料として見たらいつからこういう傾向になったんかなという傾向分かってくると思う。何が原因かというのを当然出てくると裏腹に、ですからぜひその人口白書備前市版、それはこれもあるんですけど、もっと特化して詳しい各論について触れるべきじゃないかと思う。その点ちょっと一問一答ですけど、その辺の人口問題ということで一個でいかせてもろうたらと思います。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 吉村市長。 ◎市長(吉村武司君) 1番目の若手の大きな会社の社員ということでございますが、これは年に一、二回労働組合を通じて備前市の定住策を丁寧に説明をしております。また、地元の銀行等に特別の貸出し枠あるいは労働金庫に対して備前市が預金をすることによって、その枠を広げていただいております。 また、2番目のいわゆる備前市の人口白書、青書を含めていわゆる一定の期間の流れ、これは大切なことでございます。市の職員にもそのような統計資料が作れるか、特に若手の視点から作らせてみたいと思っております。 ○議長(守井秀龍君) 尾川議員、一問一答でよろしくお願いします。 尾川議員。 ◆10番(尾川直行君) 備前市版の人口白書の作成というのは無理ですか。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 吉村市長。 ◎市長(吉村武司君) 無理だとは思いませんので、よく市長公室長をはじめプロジェクトチームに白書になるか、青書になるか、その辺も含めて検討をさせていきます。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。どうぞ。 尾川議員。
    ◆10番(尾川直行君) 次行きます。 まだ人口が何ぼでもあるんですけど、次図書館の問題で、まず市長に教育委員会になぜかというたらあれですけど、本来の形に戻ったといや戻ったんかも分からん、その教育委員会にお任せするというんですか、何かちょっと市長の方針と違うてきとんじゃねえかと思うんですけど、その点説明いただけたらと思うんですけど。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 吉村市長。 ◎市長(吉村武司君) 全く方針はぶれておりません。いよいよ設計の段階に入るであろう、そのときには最も知見を持っております教育委員会の皆さん方にその図書内容についてリーダーシップを発揮してもらいたい。また、今回の機構改革では、そのような部署を独立した部としてやっておりますので、よりスピーディーに着実にこの問題は進んでおるというふうに御理解をくださいませ。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 尾川議員。 ◆10番(尾川直行君) 場所の問題も今まではあまり聞いてないですよ、どうせ返事ねえと思って。 ただ、予算を上げた以上は、ある程度のもくろみがあるということで、これは今言う組織を教育委員会のほうへ回したということだから、市長に聞いても私は返事できんと言うかも分からんですけど、市長のお考えは具体的な場所というのはまだ公開できんですけど、さわりでも答弁できませんか。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 吉村市長。 ◎市長(吉村武司君) まず、場所も大事でございますが、これは片上地域にできればということで考えておりますが、その規模、大きさなんですね、今の図書館が図書室にやゆされるようなもので岡山県下15市では大変古くて、そして利用が悪いと、ですから当然岡山県下の14市の図書館がどのぐらいの規模でどのぐらいの蔵書を入れ、そこにはどのような施設が入っているかということはもう大体プロジェクトチームで検討が終わりました。よって、逆算で今度はどのような図書館を造っていくかというところにもう進んでおります。あとはそれが丸か四角か三角か、それはまた設計者を選びながらその適地に合った場所にその大きさの容積ですね、この容積から逆算をして今回このような議会に提案をしておるところでございます。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 尾川議員。 ◆10番(尾川直行君) 確認ですけど、今いろいろるる説明があったんですけど、海の見える図書館というのは変わってないんですか。程度の問題はあるんですけど。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 吉村市長。 ◎市長(吉村武司君) そのようなところにぜひとも造りたい。そして、片上湾を眺めながらゆっくりと書籍を読んだり、あるいはミーティングをしたり子供の子育てをできるような場所、あるいはこの片上の海における発展、これは日生を通じて、そのようなことが実際に創造できる、これからの100年間の備前市の中央図書館として後世の人にここでよかったなと言われるようなところを考えております。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 尾川議員。 ◆10番(尾川直行君) 用地選定でもある程度は市民の声も入れながら、やはり参画するということが本気になるスタンスやと思うんで、その点よろしゅうお願いします。 それでは、次に参ります。 教育長にお伺いするんですけど、その新しい図書館をつくろう会のメンバーとか今ちょっとお話があってなんですけど、メンバー公開とか、そういうのは予定はされていないんですか。もう勝手にどんどん行くということなんですか。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 松畑教育長。 ◎教育長(松畑煕一君) メンバーもまだ年度内は準備会の予定ですので、15人ぐらいでしたか、一応今までの図書館の協議会その他で中心的に活躍されていた方々、市民を中心に考えていますので、それから学校司書なども含めた司書関係の人、それから図書館の運営協議会のメンバーなどなどから十数名だと思いますけども、それで取りあえず準備会をして4月からさらに広げてつくろう会を充実したものにしたいというふうに考えております。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 尾川議員。 ◆10番(尾川直行君) 次に、学校図書館図書整備5か年計画が出されて、これ5か年間というのは分かるんですけど、備前市では交付税措置されるんで司書分がどのくらい交付税されるんかというのはちょっと細かいこと、また資料あれですけど、要するに今まで市として負担してきとんだから、新たなもらえるものは猫ばばせずに全部使うたらえんじゃねえかと、ですから今までできていなかったことを、2紙なんかも5年間で2紙とか、小学校ですね、そういうのじゃなしにもう即刻やってもえんじゃねえかと、そういう考え方はされないんで、あくまでも司書を減すわけにいかんでしょうから、司書の分あるいはトータルで猫ばばしとるとは備前市はしてないと思うとんですけど、その点上乗せしとるわけですから、その分交付税が上がったら上に要するにプラスアルファしてよりレベルが上がっていくというふうな理解をしとるつもりなんですけど、その点ちょっと答弁願います。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 石原教育部長。 ◎教育部長(石原史章君) お答えいたします。 もうまさに先ほど議員御提示をしていただいたような考え方でございます。今後につきましても、新しい中央図書館ということの整備に向かってまいりますので、司書の配置なども拡充が必要であるというふうに考えております。いろんな面で今までは今までとしまして、今後さらなる充実に取り組んでいきたいというふうに思っております。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 尾川議員。 ◆10番(尾川直行君) その中で、システム連携が前から問題で課題で私効果は、したからというて効果がどの程度かという評価をしていないんです。ですから、ぜひこういう予算がついたときに学校と中央図書館の連携あるいは学校間の連携、そういうシステム、ICTでいろいろやりょんですから図書館のシステムぐらいだったらできるんじゃないかと思うんですけど、その点の具体的システム化というのは考えていないんですか。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 石原教育部長。 ◎教育部長(石原史章君) 御提言ありがとうございます。 先ほどの教育長の答弁にもありましたように、学校内だけではなく校外への連携ということも現在検討しているところでございます。この機会にということで取り組んでまいりたいと思います。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 尾川議員。 ◆10番(尾川直行君) 検討というたら駄目じゃというて私が最初議員になったときに、検討ということはしてもらえんということだから、それよう聞いとけよというて、してもらえるというのと大間違いでというて、そればあ言われとんで、検討と言われたら何かもう、もうちょっと答えが欲しいなというのがあるんですけど、その点を。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 石原教育部長。 ◎教育部長(石原史章君) 失礼いたしました。 前向きに研究を進めて実施していきたいと思います。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 尾川議員。 ◆10番(尾川直行君) 教育長に別に教育長の揚げ足とるわけじゃないんですけど、まちじゅう図書館が私も半年ぐらいなるけど、教育長の頭ではもう既にこういう構想でこういうふうになって現場はこういうふうに動きょうるという理解かも分かりませんけど、ちょっと厳しい言い方ですけど、私ら半年もたって何の動きもねえなと、やはりそれだったらやれるところから例えば学校図書館だけでも要するに中央図書館の下支えする組織として今から養成する、醸成していくというか、教育していく、育成していくということで底辺を広げるということでやって一般的には100万円、200万円か分からんのですけど、1年に何校かするとか、私は片上小学校が150周年記念で、だから校長先生に言うんです。100万円そこら集めてそういうことをまずやってみられと、後からそりゃ市が金出してくれるかも分からん、それはもう済んどるけん、その分先食いしとんだから、子供はえんじゃねえかというちょっと苦労してもえれえ目しますけど、やったらどうかという提案もしたことあるんですけど、ぜひ教育長ええ提案をされるんですから、何とか具現化というんですか、1つでも2つでもやったというもんが見える形にしてもらいたいんですけど、その点のお考えをちょっとお聞きします。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 松畑教育長。 ◎教育長(松畑煕一君) 厳しい御提言を本当に真摯に受け止めたいと思います。 図書館構想出してから約半年になる、その間内々的には相当の準備をしてきたつもりですけども、先ほど申し上げましたようにコロナウイルスとの関係もあって、1月に予定したものが延期になっております。予定としましては5月の連休明け、できるだけ早い時期に大々的に図書館構想を発信したいということでずっとその日、オープンの日に大スターといいますか、に来てもらって講演会をするとか、いろいろ中央図書館のそれまでした以上は認定制度をどのように進めて御近所図書館などを進めるかとか、そういう準備はずっとしてもらっていますので、外に皆さんの見える形では確かに進めていないかもしれませんが、既に御近所図書館なども数か所はすぐでも設置できるような体制になっておりますので、その辺のことを少しずつ増やして市が考えております図書館、それから答弁でも申し上げました議員のほうでも御指摘がございますように学校中図書館からという発想、私は学校は学校、図書館は図書館というようにばらばらになっている面もありましたので、これをつないで実際の貸出しその他にもつないでネット上にもつないで全てが御近所図書館、それからおうち文庫、縁側本棚、全ての人たちがどこでも借りれてどこでも返せてどこでも読めてというようなシステムをつくっていくような5月末頃を目途に一般公開をして大々的に進めていく準備をですね、もう二、三か月お待ちいただきたいというんで御期待いただきたいと、私は図書館のまち備前市で可能なら日本一の図書館のまち備前市を目指していますので、ぜひその上において非常に尾川議員は図書館に対する造詣も深く関心も深いようですので、御意見その他をしっかり出していただいて、その他の議員の方々も市民の皆さんにも意見をしっかり吸収して今までの歴史的な流れで、ちょっと長くなりますがこの資料を提供した中で後でゆっくり見てほしいんですけども、本当に赤磐市や瀬戸内市と比べてもおよそ蔵書数や図書館数や購入費、図書費や費用が約半額ですね。これは一体どういうことなんだろうかと、今までどういう形で図書館が古いだけでは決してない、内容的にも本当に備前市は図書館に対してどのような考え方で今まで何十年もなされてきたのかという私たちは今おる者が過去においても総反省をし、これからあるべき図書館がどうあるべきかというみんなの力で結集してやっていきましょう。誰でも批判したりするのは易しいですが、みんなでやるのはどうしたらいいか、英知を皆で出し合って新しい図書館のまちを築くというふうにこれから努力をしっかりしていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 尾川議員。 ◆10番(尾川直行君) 耐火れんがの備前のまちのあれは、前向きな話をしていただいてありがとうございます。 あんまり時間がないんで、歴史民俗資料館のことと、それから長縄手のことについて、民俗資料館にはやっぱり今言う民俗、備前焼ミュージアムに統合すると、どういう形になるんかというものをやはり市民に知らせる必要があると思うんですよ。例えば回想法というて昔の道具、小学校の3年生、4年生が昔の道具を生活を思い出して、そういう科目があるわけなんですけど、そういうことの重要性からもっともっと充実すべきであるという考えを持っておりまして、本当に伊部のその場所でそういった形のものができるんかなと、どこまでのキャパで使うていくかという考え方もありますけど、やはり最低限の生活用具というんですか、農機具、そういったものも今回想法でNHKでも取り上げてやっとるぐらいですから、そういう施設的なもっと施設の本当の目的、内容、能力というか、そういうもんを理解していないとは、そこまで私も失礼なからよう言い切らんのですけど、本当その辺が分かっていただいてこういうミュージアムの統合問題でやるんかなというものを、そういう検討したというものを見える形にしてもらいたいんですが、市長にちょっとその辺お答え願いたいんですけど。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 吉村市長。 ◎市長(吉村武司君) 私も大学は歴史科を卒業しておりますので、こういう民俗資料を後世に伝える、あるいは備前地区のいろんなものを保存していくと、プラス一番私が心配しておりますのは入館者数なんですね。学芸員は一生懸命そのような資料を集め企画をし、私も見させてもらっていますけども、ほとんど入館者の方がいない。私はやはり備前の歴史民俗資料館、大変立派な施設として学芸員の努力に報いるためにはやはり市民の皆さん方が企画展等ありましたらひとつ見に来ていただいて、そしてこれからの新しい文化や産業を考えていくべきだと思っておりますが、ただ単なる企画で終わるんじゃなしに、どこにそれを置けば市民をはじめ小学生から一般の方、市外の方が来てくれるか、そのときはやっぱりマッチングをして少しでも見に来ていただける、そのチャンスが今回そのようなものと複合的につくることかなと思っております。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 尾川議員。 ◆10番(尾川直行君) 最後に、もう時間ありませんが、佐藤室長に意気込みをぜひ備前市の魅力化に中学生も引きつけてつながりを持つと、若いときから備前市とつながりを持つことについて答弁願います。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 佐藤市長公室長。 ◎市長公室長(佐藤行弘君) 中学生のときからいろいろな御意見をお伺いする機会も今持っておりますので、これを引き続きやっていって若い世代の方々の御意見を市政に反映させていくということを行っていければというふうに思っております。 以上です。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。     〔「はい、よろしい。ありがとうございました」と10番尾川議員発言する〕 以上で尾川議員の質問を終わります。   ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(守井秀龍君) 会議中途ですが、この際暫時休憩いたします。     午前11時29分 休憩     午後1時00分 再開 ○議長(守井秀龍君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。 次に、中西議員の一般質問を願います。 14番中西議員。     〔14番 中西裕康君 登壇〕 ◆14番(中西裕康君) それでは、通告に従いまして一般質問をさせていただきます。 1、施政方針について。 市長の施政方針を読ませていただきました。私は、この初めにのところで最初からコロナに対する対応というのを書かれておられますこと、私は至極もっともだと思います。同時に、新年度に向けてというところから下段から5行目を読んでみますと、誰一人取り残されないというSDGsの理念の下、一人でも多くの市民が幸せと感じていただけるよう市民の期待に沿った市政、私も多分こういう施政方針を書かせていただきましたら同じような文章を書いたというふうに思います。市長のこの高邁な理想を実現する、ここでの今年度の方法論はどのように考えておられるのか、お聞かせ願いたいと思います。 2ページ目では、まず優先的にというのが1ページにありまして、2ページでは次に将来を見越した喫緊の最重要課題はやはり人口対策であるというふうに書いておられます。その対策はどのようにお考えになっておられますのか、お聞かせ願いたいと思います。 4ページ目に当たりまして、最後のところでインターナショナルスクールの誘致などについても検討を進めてまいりますと書いておられます。この取組はどのように考えておられるのか、お聞かせ願いたいと思います。 私は厚生文教委員会の中で、松畑教育長よりこのお話をお伺いをしました。本当に私は教育長の知恵の泉、その泉からこんこんと湧き出る知恵、本当に限りなく出てまいるもんだというふうに思っています。ぜひその取組についてのお話をお聞かせ願いたいと思います。 続きまして、その4ページ、生涯学習の充実、まちじゅうどこでも図書館構想を進めてまいります。今年度は私が予算書を読んだ限り、なかなか発見できませんので、どこから始めていかれるのか、お聞かせを願いたいと思います。 5ページに参りまして、就学前の教育・保育等の充実、待機児童の解消のための施策はどのように考えておられますでしょうか。同じ学校教育の充実、教員以外の人材も活用とありますが、どのような方をどのように活用されるのでしょうか。 6ページ、歴史文化の活用と伝統文化の継承、スクールコンサート派遣事業や総合芸術文化祭とはどのような事業なのでしょうか。 同じ6ページ、スポーツレクリエーション活動の推進、八塔寺ふるさと村を活用したアウトドアスポーツ祭について地元への周知あるいは地元の反応はいかがなものでありましょうか。 9ページ、生涯を通じた健康づくりの推進であります。コロナ禍でサロン活動などの開催が難しい、あるいは集団検診なんかがなかなか行われない、行うことが困難だと、そういう中で健康づくりをどのように進めていくのか、お聞かせ願いたいと思います。 11ページ、障害のある人への福祉の充実、ここを読んでみまして例年やっている事業だわなというふうに思うわけです。具体的には、何を充実させるんでしょうか。何を目的とされるんでしょうか。 同じ11ページ、高齢者への福祉の充実、ここも昨年度と同じような事業が並んでいるわけであります。今年度は具体的に何を充実させて市長、いかれるんでしょうか。 そして、この中で高齢者の福祉の充実あるいは地域に密着した医療サービスの提供の中で自分らしく、あるいは自分らしいという書き方があります。この自分らしくとは、どのようなふうに考えたらよろしいんでしょうか。市長の御見解をお伺いをさせていただきたいと思います。 12ページ、商工業、海運業の振興、必要なところにはどのような支援を行われますか。また、私は市外からの企業誘致だけではなくて、市内の事業所の方の新たな設備投資、つまり市内の業者の方が、市内の事業所の方が市外へ出ていかない、あるいはこの町でずっと事業を継続していただく、そういう補助制度があってもいいのではないかと思いますが、市長はいかがお考えになられますでしょうか。 14ページ、秩序ある土地利用と良好な市街地、ここで防災公園の検討が出ていますが、吉永地域の施設についてはどのように研究していかれるんでしょうか。 続きまして15ページ、防災防犯体制の強化、コロナ禍における危機管理をもう少し重視し強化すべきと考えますが、いかがでしょうか。 18ページ、公共交通の確保のところであります。きめ細やかな運行と市民の乗車を促す取組はどのように考えておられますでしょう。 同じ18ページ、廃棄物の減量化、再資源化、適正処理の推進と項目を打ってあります。私は持続可能な循環型社会など、この新しい時代にふさわしいスマートな表現に変えられてはいかがでしょうか。例えば循環型社会の形成を求めてとかという言葉があるわけであります。もう少し言葉も考えてはいかがかと思います。 続きまして19ページ、環境保全対策の推進、ここで私はいつもこの2月定例になりますと問題にさせていただかなければなりません。この片上地区における冬期の異臭対策の取組はいかがでしょうか。本当に御飯時に御飯がなかなか進まないというような問題を何回か取り上げさせていただきましたが、いかがでしょうか。 20ページ、市有財産の有効活用と適正な管理、公共施設の適正な管理計画はいつまでに策定をされますでしょうか。お聞かせ願いたいと思います。 続きまして22ページ、健全な財政運営のところで2つお伺いをしたいと思います。 ふるさと納税企業版は、今年度は幾らを見込んでおられますか。当初予算では1,220万円でありますが、これはあくまでも座を確保した、市長におかれましてはもっと大きな金額を考えておられるんだと思いますので、お聞かせ願いたいと思います。 2点目は、基金の取崩しの基本的な見解についてお伺いをしておきたいと思います。今年度の当初予算はこの基金の取崩し、あるいはここからの予算が投資的な経費に出ているわけでありますが、毎年毎年基金の取崩しで会計を成り立つというわけにはいかないわけであります。どのようにお考えになっておられるのか、市長の明快な御答弁をいただきたいと思います。 続きまして2、コロナ対策の強力な推進をというところで、私はPCR検査については市長は補助金を出していますが、私はPCR検査を無料で実施してはどうでしょうかと提案したいと思います。御承知のように、病院でPCR検査をしますと料金が違います。なぜ違うのか、病院の内部で検査を行った場合と外部へ委託をして検査をした場合、料金が違うわけであります。外部の場合は、うんと高くなります。ワクチンの接種と同時に、このPCR検査も無料でぜひしていただきたいと思います。特にクラスターの発生には大変私は有効な手段だと思います。 続きまして、ワクチン接種の迅速化をお願いしたいと思います。これについては、私は何度も申し上げてまいりました。しかし、もしワクチンの確保が難しいというようなことであれば、国への要望をされてはいかがでしょうか。今日本でワクチン接種が最も進んでいるのは、福島県の南相馬市というところであります。2月で65歳以上の方全てのワクチン接種が終わる。ここの市長は、岸田首相に直接8か月から6か月への早期の開始を直訴されておられます。そういう方でありますから、ワクチン接種も迅速に進んだということであります。ぜひ市長の御見解をお伺いをしたいと思います。 3番目に、危機管理についてであります。 まちづくり基本条例など各条例について、感染症対策をはじめとした危機管理の面から見直しを行ってはどうでしょうか。まちづくり基本条例には、危機管理項目がありません。現在のコロナ対策の本部会議というのが開かれていますが、実はこれについては備前市の条例例規集を見ましても、どこにも記載がありません。これは前から私は問題だと思っていたわけですが、国や県の上位法令に基づいて今このコロナの対策会議は本部会議は開かれているわけであります。 ただ、本来はこの本部会議はその法律に照らしてみると緊急事態宣言が出された場合に限ったもので、それ以外のときは連絡会議になっているわけであります。私はせっかくのことですから、この機に備前市災害対策本部設置条例、これは水害、風水害、自然災害を想定した対策本部設置条例ですが、この中にやはり感染症等を含めて考えてみてはいかがかというふうに思います。私は危機管理をさらに強化し、その根拠あるものにしていくべきではないかというふうに思います。市長の御見解をお伺いをしたいと思います。 4番目に、国保税の引下げであります。 今私は市民の皆さんに市政についてのアンケートをお願いをしておりますが、税金が高い、中でも国保税の負担の高さ、そして介護保険料の高さ、この点は皆さん異口同音に述べておられます。私は今備前市の国保税の基金取り崩して1万円引き下げること、コロナの中における市民生活を考えれば少しそれも考えてあげてはいかがというふうに思います。1万円引き下げることは市長、お考えになりませんでしょうか。 5番目、備前焼の振興策を市民と一緒になって市長、つくりませんか。 いろいろ市長も備前焼の振興策について備前焼フェアとか、いろいろ発想をしておられます。もちろん市長のお考えの中には、備前焼に携わる作家の皆さんやその業種の中の方といろいろ懇談しておられることから僕は出てきた話だというふうに思っています。しかし、その出てきた策を小出しに出してくるのではなくて、やっぱり備前焼の振興策はこうあるべきだという政策にしてみてはいかがでしょうか。風のうわさにお伺いしますと、市長は8年間市長を続けるというふうにお伺いをしております。長いスパンで、この計画を立てていこうではありませんか。備前焼の振興策を定めたものは、過去に旧備前市に1度だけあります。それ以外、もう備前焼についての振興策はありません。行政を計画的に進めていってはいかがでしょうか。 6番目に、市民参加、参画をどのように市長はお考えでしょうか。これまでの一般質問でもアルファビゼンや図書館の問題、いろいろな問題について出ていましたが、私はここでまちづくり基本条例の第16条、この中で1、2、3、4とあります。 1は市の総合計画などの策定または変更、2は市政に関する基本方針を定め、または市民に義務を課し、もしくは市民の権利を制限することを内容とする条例の制定または改廃、広く市民に適用され市民生活に重大な影響を及ぼす制度の導入または改廃、新たに設置する公共の大規模施設に関わる基本計画の策定やその施設の運営方針、これは市民の参画が必要だというふうに述べているわけであります。 この4番目の大規模施設に関わる基本計画の策定やその施設の運営方針、私は市長にこの点での市民参加、参画はどのようにお考えか、お聞かせ願いたいと思います。 続きまして、7番目に利用料金、使用料金についての市民参加の審議会を市長つくりませんか。備前市には様々な施設あるいは市有の財産がありますが、利用料金や使用料については市民参加、参画の審議会に諮って決めていくべきではないかと思いますが、審議会をつくられてはいかがでしょうか。市長の御見解をお伺いをしたいと思います。 以上です。 ○議長(守井秀龍君) ただいまの質問に対する答弁を願います。 吉村市長。     〔市長 吉村武司君 登壇〕 ◎市長(吉村武司君) それでは、中西議員の御質問に順次お答えいたします。 1番1点目、初めについてでありますが、理想を実現する方法論については未来に期待を持てるまちづくりを進めるため日々変化する社会情勢を見極めながら本市が持つ多くの地域資源を生かし立ち止まることなく職員とともに挑戦と努力を続ける所存でございます。喫緊の課題である人口減対策については、市民が備前市に住んでいてよかった、備前市に住み続けたいと思えることが重要であると考えています。第3次備前市総合計画及び第2期備前市まち・ひと・しごと創生総合戦略が一体となった計画に4本柱として掲げた子育て支援の充実、教育のまち備前の発展、持続可能な雇用の創出・安定、住宅施策の推進を軸として各種施策を進め人口を維持できるよう努めてまいります。 次に、インターナショナルスクールの必要性とその取組についてにつきましては、2050年カーボンニュートラル社会に向けて今後どのような教育と人材育成が必要かという視点から考えるとき、重要課題の一つは英語を重視した国際教育であります。本市学校園内外の全ての教育、文化、社会活動において英語教育を重視した国際教育都市備前市を目指します。その中の中心的役割を果たすものとしてインターナショナルスクールを考え、国際バカロレア認定校の誘致を目指してまいります。また、クラウドファンディング等の活用により奨学金制度の充実によって、多様な子供の受入れ等も検討をしてまいります。 2点目、生涯学習の充実についてでありますが、まちじゅうどこでも図書館の今年の取組としましては新しい図書館をつくろう会を中心に市民の御意見や御推薦をいただきながら御近所図書館や縁側文庫の認定を行い広く広報活動を行うことで、まちじゅうどこでも図書館を展開してまいりたいと考えております。 3点目、就学前の教育・保育等の充実についてでありますが、待機児童の解消のため小規模保育所の整備及び運営への支援、認可外保育施設等利用への助成などを引き続き実施することとしております。また、新たに就学前から小学校への円滑な接続を担う接続教育マネジャーと幼児期における英語教育の一層の充実を図るALTの配置を予定しております。 なお、保育士等の人材確保に向けてICT化による業務改善等と併せて今定例会に提案しております給与の引上げなどによる処遇改善にも取り組み、新規採用や離職防止につなげていきたいと考えております。 4点目、学校教育の充実についてでありますが、現在の市立小・中学校には教員以外に教育支援員、学校図書館司書、ALTが全校に配置されており、このほか小学校には登校支援員、中学校には部活動支援員や生徒指導支援員も配置されております。また、コロナ禍にあって活動は制限されておりますが、地域支援ボランティアにも各教育活動の目的に応じて参画いただいております。新規事業としては、小学校から中学校へ、中学校から高等学校への円滑な接続を担う接続教育マネジャーの配置を予定しております。以上の配置は、学校の教育活動の充実を目的としているとともに、働き方改革という観点からも教員が抱える業務負担を軽減し子供と向き合う時間の確保という目的があります。 5点目、歴史文化の活用と伝統文化の継承についてでありますが、スクールコンサート派遣事業は市内8つの認定こども園、2つの保育園へクラシックやジャズ、管弦楽、バレエダンサーなどの芸術家を派遣し子供たちに本物の音楽を提供するものであります。また、総合芸術文化祭につきましては11月3日文化の日を中心とした日程で文化観光課、文化振興課、備前焼振興課、公民館活動課で連携しながら新規イベントや従来からある事業を集中的に実施してまいりたいと考えております。新規事業につきましては、芸術家による講演会や岡山フィルハーモニー管弦楽団による公演等を広く実施を検討し、SNS等を作成したり広報に努めていきたいと考えております。 6点目、八塔寺におけるアウトドアスポーツ祭りについてでありますが、ふるさと村の村長と協議を進めており好意的に受け止めていただいております。地元の特産品であるブドウ、梨、芋などを販売していただくなど、地元の方に喜んでいただくような計画を考えております。 7点目、生涯を通じた健康づくりの推進についてでありますが、がん検診、健康診査、乳幼児健康診査等の健診は市民の健康づくりに欠かせない事業でありますので、医療機関や検診機関等と密に連携し感染対策を行った上で実施してまいります。また、健康教室や栄養教室などは、感染状況を注視しながら時間短縮や内容を工夫するなどして可能な限り実施をし健康づくりを進めてまいります。 8点目、障害のある人への福祉の充実についてでありますが、障害のある人が自立し日常生活を営み社会へ参加を促すことができるよう、相談支援体制の強化や就労の場の確保など障害のある人をサポートする体制を強化することに努めてまいります。 9点目、高齢者への福祉の充実についてでありますが、閉じ籠もりがちな高齢者に対する相談活動を充実させるとともに、保健事業への参加や医療機関での受診歴がないなど健康状態の不明な高齢者を対象に実態把握のための訪問など支援を必要とする人を取りこぼさないための活動を行います。また、自分らしくとは、年齢を重ねる中でも住み慣れた地域で自分の意思や希望が尊重されるまちづくりを目指すものであります。御理解願いたいと思います。 10点目、商工業、海運業の振興についてでありますが、支援の内容につきましては令和3年度はコロナ禍により大きな影響を受けている事業者の事業継続を市独自で支援するため新型コロナウイルス感染症対策雇用支援一時金の給付のほか、消費喚起を図るため地域商品券・ポイントカード事業を行いました。次年度も引き続き国、県並びに地域の動向に注視をしながら、雇用の維持確保並びに収束後の事業継続に向け積極的な支援を検討してまいります。 次に、設備投資に対する補助制度の新設につきましては、既存の制度があり小売店、飲食店等を対象とした商業振興対策事業補助金として空き店舗活用事業、新規創業者支援事業、商店リフォーム支援事業においても工事請負費、備品購入費を対象とした経費におきまして補助率3分の1の限度額で100万円というものを創設を続けてしております。また、一般製造業、物流施設等を対象とした企業誘致奨励金では、新設、増設する場合に市民雇用3人ないし5人を条件に設備、土地について固定資産税評価額を基に算出をし市民雇用については加算するなどして企業誘致奨励金を5年間の分割交付としているところで、限度額は5,000万円から3億円としております。設備投資についての新たな補助制度の導入は、現在は考えておりませんが、小規模事業者や中小企業に対する既存の支援策を継続してまいりたいと考えております。 11点目、吉永地区の都市施設の研究についてでありますが、補助事業としては農村地域としての防災・減災事業や中山間地域としての小さな拠点づくり事業等により調査研究することになろうかと思っております。単独事業としては、現在計画中の屋根つき多目的広場について高齢者から子供までスポーツや遊びを通して健康促進やコミュニケーションの場として、そして災害時やイベントでの活用ができる多目的施設としてモデル的に整備し検証することで都市施設と同様の機能を整備したいと考えております。 12点目、防犯防災体制の強化についてでありますが、新型コロナウイルス感染症が国内で確認されてから出水期に避難所での感染対策を講じながらの避難所運営が注目されておりました。当市においても、パーティション、簡易ベッドなど感染症対策に必要な資材の準備や避難所運営職員への事前研修などを行ってまいりました。来年度においても、防災に関わる感染症対策には引き続き真剣に取り組んでまいります。 13点目、公共交通の確保についてでありますが、市営バスをはじめ公共交通を利用していただくには市民の日常生活を支える買物や通院、通勤、通学等の移動実態や地域の実情に合わせた見直しを行っていくことが肝要であります。また、JRとバス、バス同士の接続といった広域的な乗り継ぎの利便性を向上させることも必要であります。さらに高齢者にも優しいバス車両のバリアフリー化や小型化も計画的に進め、誰もが利用しやすい公共交通の構築、PRに努めてまいります。 14点目、廃棄物の減量化、再資源化、適正処理の推進の表現についてでありますが、施政方針につきましては第3次備前市総合計画の政策項目に沿って重要な事項を申し上げております。 15点目、環境保全対策の推進の片上地区における冬期の異臭対策の取組についてでありますが、悪臭防止法の規制基準に適合しない場合のみ施設の運用改善、設備の改良等を行うよう勧告することになります。それ以外の異臭については、担当者が確認の上、対策を講じてもらえるようお願いすることになると思います。 16点目、市有財産の有効活用と適正な管理についてでありますが、市有財産の有効活用と適正な管理については公共施設等総合管理計画により管理することとしております。完成は、令和4年3月末を予定をしております。 17点目、健全な財政運営について令和3年度の企業版ふるさと納税についてでありますが、3,710万円を見込んでおります。 次に、今回の基金取崩しの基本的な見解についてでありますが、ふるさと納税を原資とするまちづくり応援基金は新たな教育の施策や備前焼の振興、コンパクトシティーの形成における施策などの重点分野の財源とし、振興基金は住宅団地の造成などハード整備の財源とし、合併特例債を原資とするまちづくり振興基金は国庫補助が受けられない小規模な施設改修や地域のイベントなどのソフト事業の財源として繰り入れております。 2番、コロナ対策の強力な推進についてでありますが、PCR検査については現在医療機関で実施した場合には1万円の補助を実施しており、さらに来年度は抗原検査キットを希望される市民の方へ配布する予定としております。 次に、ワクチン接種の迅速化につきましては、和気医師会と協力をして接種枠の確保と迅速な接種券の発送を行っており、約2万7,000人の対象者に対し約1万1,000人の予約を2月24日現在受けております。引き続きワクチン接種が円滑に進むように取り組んでまいります。ワクチンの優先的な確保につきましては、議員から御指摘いただかなくても従前から国、県に対して強く強く要望をしております。 3番、危機管理について、近年想定外の豪雨やこのたびの新型コロナウイルス感染症などの影響から危機管理への意識の醸成が必要とされています。今後条例の目的等を見極めながら、必要に応じて検討してまいります。 4番、国保税の引下げについてでありますが、新型コロナウイルス感染症の影響により収入が減少した被保険者に対しましては申請により国民健康保険税の減免や徴収猶予を行っておりますので、議員御提案のような一律での保険税の引下げについては考えておりません。 5番、備前焼の振興を市民と一緒になってつくれないかについてでありますが、議員御承知のとおり備前焼振興策は2002年3月に備前焼のまちづくりを考えようと市民や備前焼作家、学識経験者などで構成する備前焼振興策策定委員会による備前焼振興策を策定しております。この計画は、備前焼の文化資源を生かし国際観光文化都市を目指そうと100年間の長期ビジョンと位置づけている構想のため、私が市長に就任して初めて備前焼振興課を創設し文化と観光の融合を促進する位置づけで現在もその計画に対し事業を進めているところであります。まずは、備前焼の魅力を国内外に発信していくことに取り組み、また伊部地区の駅舎や文化施設を含めた都市基盤整備に対しましても順次取り組んでいく所存でございます。議員各位におかれましても、御理解を賜りますようお願いをいたします。 6番、市民参加、参画はどのように考えているかについてでありますが、備前市まちづくり基本条例第2章では、行政参画及び市民活動の推進として行政活動への参画、行政評価への参画、審議会等の公募委員参画などが定められております。これに基づき、市民の皆さんができる限り様々な事業での参画ができるように、これからも努めてまいりたいと考えております。 7番、使用料等についての市民参加の審議会に諮って決定していくべきではないかについてでありますが、備前市行財政改革プランにもありますように使用料及び手数料の設定には利用する人と利用しない人、そして公費負担の在り方の適正なバランスが必要であるとの規定があります。この規定を基準に設定しておりますので、現在のところ審議会の設置等は考えておりません。 私のほうからは以上で終わります。 ○議長(守井秀龍君) 再質問はありますか。 再質問に入ります。 中西議員。 ◆14番(中西裕康君) それでは、施政方針の第1ページ、初めにのところであります。 市長が述べておられます一人でも多くの市民が幸せと感じていただけるようという、これは本当に私もそう思うわけであります。しかし、これは3月1日付で備前市議会議長守井秀龍殿ということで備前商工会議所、備前東商工会、一般社団法人備前観光協会、協同組合岡山県備前陶友会、4団体が陳情第50号ということで令和4年度備前市補助金予算措置に関する緊急要望、この団体が4団体並べて要望書を上げてくるというのは異例であります。一人でも多くの市民が幸せと感じていただけるような施策を行っているようであれば、私はこのようなものは出てこないのではないかというふうに思っています。同時に、この施政方針で市長の理想を実現する方法論をお伺いをしましたが、確かに幾つかのところでは飛び抜けた施策が出ています。しかし、私が幾つか御紹介したところでは、あまり施策がない、非常にそういう意味ではバランスがどうなのかなというところを思うわけですが、その中で私は市長にお伺いをしたいのですが、喫緊の課題は人口減対策としています。しかし、市長が最後に述べられたのはいろいろ述べられましたが、この人口維持できるようにというふうなことをおっしゃられました。 そこで、お伺いをするわけでありますが、私は人口減対策というのはやはり全般的な施策の効果の中で現れてくるものだろうというふうに思っています。これは人口増の話ではありませんが、ある日本の観光都市の市長がおっしゃられましたが、私は観光客のためにまちづくりをしているのではない、ここに住んでいる人が住みよい町になるようにまちづくりをしている、そのことによって観光客が集まってくる、こういうふうなことをおっしゃられたのを私は記憶になかなか忘れることができないわけであります。やはり人口減対策というのは、全般的な施策の向上、市長おっしゃられましたようにこの町に生まれてよかった、今後とも住み続けてよかった、ここが私はやはり、私も大切なところではないかと思います。そういう意味では、市民の皆さんのこの住みやすさというところへ私はもっと目が行っていいのではないかというふうに思うわけです。その点では、少し視点が違うのではないかというふうに思うんですが、市長のお考えはいかがでしょうか。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 吉村市長。 ◎市長(吉村武司君) 今年度予算にも市の職員全員、幹部全員ででき得る限りの施策を盛り込んで当初予算を出したつもりでございます。削るべき行財政改革をしながら広く市民の方にこの備前市の施策を理解してもらえるよう、これからも努力をしていく必要はあろうかと思います。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 中西議員。 ◆14番(中西裕康君) 私は、ここに今年度の2月21日付の朝日新聞の記事があります。イギリスの名門校日本へ続々と、インターナショナルスクール、つまり富裕層を対象にしたインターナショナルスクールというのが特にこのアジアでの展開が行われてきているという記事であります。今後質の高い教育を求める潜在的な需要がある、富裕者の中にはあるという記事でありますが、私はこのみんなでつくる教育のまち備前という標語があるわけですが、私はこのインターナショナルスクールを富裕層をターゲットにした一つの事業、もうかる事業というふうに私はこの名門校は日本へ来ているわけです。日本のレベルを上げようとなんて思ってはいないわけであります。 そこで、私はこのインターナショナルスクールを考える、やはり物差しが私は3つあると思います。1つは、みんなで考えたのかということが1つです。みんなでつくる教育のまち備前ですから、みんなで考えたのか、市民の要求はどうなのか、教育の目的は何なのか、富裕層だけをターゲットにした一つのエリート集団をつくるのが教育の目的なのかどうなのか、私は教育の目的は豊かな人間形成、これを促すというのが私は大きなところだと思っています。そうだとすれば、不登校のない、いじめのない学校、取り残さない教育、私は自らに振り返って本当にそのことが大切だと思っています。その点からすると、この大きな取組の目標になるかどうか、私は大変疑問に思っています。市長はこの富裕層をターゲットにしたインターナショナルスクール、それは私は一定の、この記事にありますように営利を目的とするところであればそういう団体にお任せをしてもいいんじゃないか、備前市が大きく取り上げる必要はないのではないかと思うんですが、市長のお考えをお聞かせ願いたいと思います。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 吉村市長。 ◎市長(吉村武司君) 議員は何かその新聞に影響を受けているのかどうか、富裕層、富裕層と言われますけども、私は一切そのような発言もしておりませんし、富裕層をターゲットに備前でそのようなことをできるとも思っておりません。先入観を持たずに教育委員会の皆さん方がこれから考える教育のまち備前の中に、このような国際教育都市備前というものを考えている先にそういうものがあるんだというふうにお考えいただいたほうがいいんじゃないかと思います。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 中西議員。 ◆14番(中西裕康君) 市長の御指摘どうもありがとうございます。 私は、2月24日厚生文教委員会に出されました備前シンフォニック・オアシス構想案の資料をここに持っております。この中で、事業概要というところで4番目にこのようにあります。富裕層を主たる対象とし日本をホストカントリーとした日本語と英語のバイリンガル教育を行うインターナショナルスクール、幼稚園部から高等部までと、あとちょっともう省きますけども、これはそういうふうに書かれているんです。市長、当然これは御覧になっておられると私は思っているんですが、今のような御答弁が出てくるというのは私も驚きました。私は2017年国連のありますマンハッタンにインディペンデンスデイ、7月4日初めてマンハッタンに行きました。このマンハッタンには慶應学院という幼稚園から高校までの一貫教育、年間の授業料が400万円、岡山県からも入学生がおられるというふうにお伺いをしております。こういった私は、ものは日本だけでなく世界各地にやはり一つの事業としてあり得るもんだというふうに思っています。私は、決して既成概念で申しているわけではありません。そのことを御承知おきいただきたいと思います。 それで、4ページ目のまちじゅうどこでも図書館についてでありますが、御近所、いろいろ図書館をつくると、これをつくるに当たってやはり私は人材の養成が必要ではないかというふうに思うわけです。その図書館を経営される人もそうでしょうし、あるいはそれをつなぐボランティアも必要かも分かりません。その養成というのは、今回の予算の中には入っているんでしょうか。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 松畑教育長。 ◎教育長(松畑煕一君) 最初に、インターナショナルスクールのことについてちょっと付け加えさせていただいてよろしいでしょうか。もう駄目ですか。一問一答ですか、分かりました。 まちじゅう図書館構想について、これはすみません、ここでインターナショナルスクールについて話をしていたので申し訳ないですけども、もう一度質問していただけますか。 ○議長(守井秀龍君) 松畑教育長、まちじゅう図書館についての予算を令和4年度でどのように予定していますかという質問です。 ◎教育長(松畑煕一君) 分かりました。 午前中の答弁で申し上げましたように、5月にできるだけ早い時期にまちじゅう図書館のオープンを記念した発足式のようなもので講演会だとか記念行事を行ったりする、それの予算のために開催するための人件費、その他の予算を計上したりというふうなことが中心になって行っております。それから、御近所図書館などの認定について、それの認定に必要な予算ですね、準備、認定証その他の予算などを提案しているものでございまして、新しい中央図書館そのものの予算というものは特に今の段階では考えておりません。 以上であります。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 中西議員。 ◆14番(中西裕康君) 6ページの歴史文化の活用と伝統文化の継承、ここでスクールコンサート派遣事業というのが出ています。実は私の一般質問の通告が終わった後、今日この新規事業の概要というのをいただきました。スクールコンサート派遣事業、先ほどプロの芸術家、質の高い芸術に触れると、これ私も非常に大切なことだと思っています。この新規事業を見てみますと、内訳は演奏者日当、交通費含む1万3,000円掛ける3人、プロデュース及び事務費が1万円、これで4万9,000円、これで4万9,000円掛ける10園で49万円と、こういう計算ですけど、こういう質の高いプロの芸術家が行う演奏者日当、交通費含めて1万3,000円というのは何かえらい私は安いんじゃないかと、この芸術家の方たちというのは本当はもっと対価にふさわしいものが得られるんじゃないかと思うんですけど、これはどうなんでしょう。こんなに安いもんなんでしょうか。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 石原教育部長。 ◎教育部長(石原史章君) お答えいたします。 今御指摘をいただきましたように、新規事業シートに記載をしている内容そのとおりでございます。金額というよりは、こういう演奏時間などのことも含めて予算の額面としましては御指摘のとおりでございますので、御理解をいただきたいと思います。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 中西議員。 ◆14番(中西裕康君) 安いということがよく理解できました。ありがとうございます。 その上で、6ページのスポーツレクリエーション活動の推進というところで八塔寺ふるさと村村長と懇談しているというふうに言われるんですが、八塔寺地区の区長さんとかとの懇談はされているんでしょうか。恐らくこういうイベントをされるとなると、そこの地域全体のやはりお力をお借りしなければいけない。かつて私は八塔寺地区の何年か前の区長さんにお話をお伺いしましたところ、八塔寺地区の出合い仕事は1年間で28日あるんだということをお伺いしました。高齢化が進んでいる中で、それはすごいなと私もお伺いをしたんですが、そういう中でまたアウトドアスポーツですから、皆さん御協力を惜しみなくされると思うんですが、そういった地域との懇談というのはされておられるんでしょうか。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 石原教育部長。 ◎教育部長(石原史章君) 今年の1月ですけれども、市長の答弁にもありましたように、ふるさと村の村長さんと懇談を行っております。それ以降も随時協議を進めておりまして、比較的好意的な受け止め方を持っていただいているという状況で、今後も地元の方とウィン・ウィンの関係で進めることができればというふうに思っております。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 中西議員。 ◆14番(中西裕康君) 私も、そのお話をお伺いをして一安心をしました。 続いて、9ページの生涯を通じた健康づくりの推進、ここなんですが、ここは何と生涯を通じた健康づくり推進につきましては新型コロナウイルス感染症の蔓延防止に最善を尽くすとともに、ワクチン接種を円滑に実施してまいります、生涯を通じた健康づくりの推進でここだけなんです。これは令和3年9月14日厚生文教委員会に出された資料ですけど、国民健康保険事業、特定健診実施率、今までこの特定健診は一番制度として始まったときにはたしか12%ぐらいだったと思うんですが、何とか頑張って今備前市は30%を超え平成30年度は39%、令和1年度では38.1、しかし令和2年には36%に落ちた、これはやっぱりコロナの影響を私は受けているんだろうと思うんです。同時に生涯を通じた健康づくりですから、子供からお年寄りまであるわけです。市長が最初に施政方針で述べられたように、今年はコロナが大切なんだと言っているんだけど、この健康づくりのところに市長の理念が出てこないわけです。高齢者、子供のところでは新聞報道などでの子供の体力の問題、あるいは高齢者のところではフレイルの問題があったり、いろいろ健康についての障害が報告されているわけです。そこのところをどうこの備前市の健康づくりを推進していくかというところが、ここは書かれなければならないところなんです。その点では、市長いかがでしょうか。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 吉村市長。 ◎市長(吉村武司君) 市の担当部局は、力いっぱい市民の健康増進のためにやっておると思います。残念ながら、中西議員とは見解の相違となります。私は市の職員が立派に備前市の市民、生涯健康を守ってこのコロナ禍でも頑張っていただいている姿を報告を聞いております。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 中西議員。 ◆14番(中西裕康君) 私は職員が仕事をしていない、あるいは職員が大変私はよく仕事をしておられる、この認識は私は十分持っておるつもりであります。問題は、市長が最初の施政方針で述べられたコロナがこの年は大切なんですよと言いながらここの中に出てこない、備前市の市民の皆さんの健康をどう増進させるのかというところへ出てこない、このコロナの中でどう頑張るんかと、ここが出てこないというところが私は問題だと言っているんです。だから、つまり市長の高邁な理想があります。しかし、その理想に近づけるための方法論あるいは手だてが十分されていないというところが問題だと、私は言っているんです。そこをよく御理解いただきたいと、私は思います。 続きまして、11ページの障害のある人の福祉の充実、高齢者の福祉の充実、恐らく今市長がお答えになったことはこの中に書いてあることにほぼ私はそれ以上でもそれ以下でもないというふうに思います。やはりもう少し人口増を考えるのであれば、ここの障害あるいは高齢者のところの福祉も充実していってほしいと私は思います。 そこで、自分らしくというところについて、市長に私はお伺いをしたいと思います。自分の意見が通るようにというようなことですが、まちづくり基本条例ではこう書いてあるんです。第5条の6項、市民、市及び市議会は市民一人一人の人権が保障され何人も差別されることなくその個性及び能力が十分発揮されるまちづくりを行います、こう書いてあります。自分らしくというのは、人権が保障されてるという裏づけがない話なんです。つまり例えはよくないですが、お金のない者はお金のないように、金持ちは金持ちのように、これでは駄目なんです。基準は憲法25条の生存権保障の人権が保障されると、人権が保障された高齢者福祉あるいは医療であると、ここが私は大切なところだと思っています。市長は、いかがお考えでしょうか。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 吉村市長。 ◎市長(吉村武司君) そのとおりだと思いますけども、何かおかしいところがあるでしょうか。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 中西議員。 ◆14番(中西裕康君) 自分らしいというところには、人権の保障がないということを私は申し上げたと。そこが理解できなければ、この問題、人権問題をとうとうと述べなければなりませんから、今回は私は後に行きますので割愛をさせていただきたいと思います。 続きまして、18ページの公共交通の確保、きめ細やかな運行と市民の乗車を促す取組、つまり何回も私はお願いを市長にしました。その中で1つだけ市長が取り上げていただけたのが片上のバスの待合所、これ本当に皆さん喜んでおられます。もう一つ、私は市長にお願いをしておりましたのが、バスが国道2号の大通りを走るんではなくてもっと私たちの家の前を走ってほしい、例えば伊里中の旧山陽道の中を走ってほしい、そういうところのきめ細やかな運行については市長どうなんでしょうか。今検討中なのか、いろいろハードルの高い法律を克服しようとしておられるのかどうか、お聞かせ願いたいと思います。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 吉村市長。 ◎市長(吉村武司君) 議員さんにもこの質問で答えましたけども、いわゆる生活道路、道幅、交通量、警察あるいは道路管理者、皆さん方とも相談をしながらでき得る限り交通弱者の方がよかったと思われる路線を常に考えていきながらつくっていきたいと思っております。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 中西議員。 ◆14番(中西裕康君) ぜひ私は早急に職員の方と力を合わせてつくっていただきたいということをお願いをしておきたいと思います。 続きまして、19ページの環境保全対策の推進、この冬期の異臭についてでありますが、一度これは市長臭ってみてほしいと思います。体験された方は本当に職員の中でもたくさんおられると思いますし、何らかの手を打ちましょうや。いかがですか。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 吉村市長。 ◎市長(吉村武司君) 今議員がおっしゃる事業所は多分和気町にある事業所のことを言うておられるのか、それは私、そのようなことだと思っております。和気町におかれましても、地元対策として取り組んでおられるんじゃないかと思っております。もし今議員がおっしゃる事業所が議員の近隣の片上地内であれば、また改めて御指摘をいただければ検討してまいります。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 中西議員。 ◆14番(中西裕康君) もう市長もどこの事業所かはよく御存じで、私も事務所の名前をここで上げることも差し控えたいと思います。しかし、ここ何十年とこういう事態が続いているわけですし、このことについては当然和気町さんも、あるいは私も振興局にもお願いに上がってきて、そのいきさつも伺っておりますが、一向にそのことが改善されない、少しでも改善されるんだったら私もここで取り上げてはいないわけですけども、どこもそういう意味では困っている。しかし、備前市のこの片上に住んで住み続けたい、住み続けられたい、住み続けられる、人口増につながるようなものではない、人口減につながるような話ですから、それはやっぱり解消するために市長も動いていただきたいなと私は思います。 その上で、3番目の危機管理についてですが、備前市の災害対策本部設置条例、規則の中にも感染症等がないわけです。自然災害だけなわけです。これはやっぱりその中に備前市災害対策本部設置条例あるいは規則の中に追加も考えていってはいかがかと思いますけど、いかがでしょうか。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 佐藤市長公室長。 ◎市長公室長(佐藤行弘君) 災害対策本部とは別に今新型コロナウイルス関係で設置している対策本部は、国の緊急事態宣言が発令されたときに法定として設置されるものであります。それ以外にもまん延防止等であっても、それ任意で設置することはできますので、今はそういう状態で任意で災害対策本部を設置しているということであります。条例制定をしないから災害対策本部を設置できないということではありませんので、必要に応じて条例等設置しなければならないということになりますれば、その設置について検討してまいりたいというふうに考えております。 以上です。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 中西議員。 ◆14番(中西裕康君) 備前焼の振興策ですけども、私はここで一般質問を行い執行部はつくりますということで福武文化財団の文化事業団の予算を使ってつくられました。私は、やっぱりそれからもう20年たっているわけですから、新たなやっぱし私は計画が必要ではないかと思うんですけど、もう一回市長にそれだけお伺いをしておきたいと思います。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 備前焼振興策の再構築。 吉村市長。 ◎市長(吉村武司君) 時代の変化とともにまちづくりも、あるいは産業も、あるいは伝統文化、備前焼も変わってまいり……。     (発言時間終了のブザーが鳴る) ○議長(守井秀龍君) 時間が参りましたので、これで中西議員の一般質問を終わります。 以上で中西議員の質問を終わります。   ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(守井秀龍君) 会議中途ですが、この際暫時休憩といたします。     午後2時14分 休憩     午後2時30分 再開 ○議長(守井秀龍君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。 次に、川崎議員の一般質問を願います。 13番川崎議員。     〔13番 川崎輝通君 登壇〕 ◆13番(川崎輝通君) それでは、今日最後のバッターになりますが、少しお疲れで大変ですが、しばらくの間御辛抱ください。 4点ほど質問させていただきます。 まず最初に、昨日から議論になっております来年度予算、土地購入のことについてお聞きします。 購入目的については昨日でしたか、新規事業の中で詳しく書かれていたように思いますし、相当議論も進んで購入目的それ自体は非常にいいことではないかなと思っております。3地区の土地購入について、私はその目的遂行のためにどのような順番、スケジュールで施設を造っていくのか、また土地を利用するのか、若干質問の中身を変えていきたいと思います。目的自体は相当議論もされ、我々議会も傍聴者の方も御理解いただいているんじゃないかと思いますので。 私は、この土地購入というのは備前市にとって決定的に重要だと考えております。8割が山林であり平野が2割、中でもその中心となる公共性の高い土地を購入して将来の若者が魅力あるこの備前市に住み続けたいと、そのように思っていただくためには確実に高度成長期、地元れんが会社を中心に私率直に言っていい土地はほとんど製造業の工場でなかったんかなと、この旧備前市も日生地区も、日生地区は若干離れていますが、この旧備前市、片上湾沿いというのは非常にいい土地ではないかと思いますが、ほとんどが工場で占められていたように思います。そういった中で、狭い中で市民の皆さん生活してこられましたが、これからの若者というのは日当たりがよくマイカーが自由に置ける、そして楽しく家族と過ごせ安心して子供たちを育てることができるような、そういった都市空間といいますか、というのが必要であり、その中のポイントは重要点はやはりいかに魅力ある公共施設を造っていくのかということではないかなというふうに思います。そういった意味で、備前市市民センターのお隣遊技場が今売りに出ておりますから、これを確保していくというのは非常に重要だと思います。手を加えなくても当面駐車場としては立派に利用できるんではないかと考えておりますが、建物が残っております。そういうものを含めて、どのようなスケジュール、タイムスケジュールであの土地購入後、市民が利用できるようになるのか、来年度中なのか、再来年なのか、そういった点も御答弁いただけたらと思います。 2点目は、備前病院前の土地です。 交差点の改良とともに、これまで昨年からコロナ対策として野戦病院的な施設として利用したいというふうな方向性が出ております。オミクロンの鎮静化次第、また第7波がどうなるのかも全く見通しがありません。そういった意味では、備前市民センター隣の土地よりもこの備前病院前の土地というのは確保することは非常に重要ではないか、本来の病院の病気治療の上で、まだ備前市はそこまでいっていないと思いますが、都市ではなかなか一般の病気の方が入院できないとかということで亡くなられるような悲劇も起こっております。第7波、第6波の鎮静化のためにも、この備前病院前を確保し、そしてPCR検査やワクチンを自由に打てるような施設として、どうしても確保し工事も早くやる必要があるのかなと考えております。執行部はその点、市長はどのように考えているのか、市民センター隣の駐車場以上に必要性は高まっているんかなというふうな実感も持っております。いかがでしょうか。 3つ目は、吉永駅南側の土地であります。 公共交通の確保という意味で、利便性を確保しないとどんどん若者は中心都市に向かって移住していきます。転出していきます。少しでも食い止めるためには、今各駅が改修されております。今年の予算、日生駅、伊里駅含めて改修行われる予定であります。吉永も、北口からしか駅に入れないという点では利便性が悪いと思います。南側に土地を確保し、総合支所も奥のほうと言ったら失礼ですが、交通の便が悪いです。吉永病院の西隣か東隣かよく分かりませんが、そういったところに移動してくれば人の流れはますます変わってきますので、南側の土地を確保し南側から駅へ入れるようにするというのも必要だと思います。しかしながら、先ほど述べたように市民センターなり備前病院前の土地というのはどうしても確保し市民の健康維持、そしてより利用頻度が高まるであろう駐車場としての市民センター西側などしっかりと計画進めていただきたいと思います。分かる範囲で結構ですので、スケジュール的なものを市長が考えている今年中にそういったものができるのか、来年度中なのか、再来年までかかるのか、そういったスケジュール的なものを概略で結構ですので答弁いただけたらと思います。 2点目は、財政計画といいますか、財政問題です。 この前市長から引き継いだ経常収支比率県下最悪97.6%でしたか、なかなか下がる傾向にはありません。そういった中で、少しでも経費を削減しようということで施政方針の中に委託料なり負担金、補助金などを削減する方向性が出されております。来年度予算で見まして、委託料は210億円でしたか、200億円超えている総予算の中で支出の構成比率は委託料で11.5%、負担金及び補助金の合計で10.7%ということで、どちらも1割以上の負担が続いているという状況です。委託料についても、いろいろ市長は削減できるところは削減するということでありますが、私は一つ要望として委託料の中でもごみ収集だとかし尿処理など直接住民にサービスを提供する現業の委託料というのは、私は上げても下げないほうがいいんじゃないんかなというふうな考え方を持っております。また、補助金などについても、福祉や教育関係というのは子育ての面からも教育充実の面からも必要な補助金だと思っていますが、いろいろな協力団体への負担金といいますか、そういったものは削れるものは御理解いただいて削っていったほうがいいんじゃないかなというふうな考え方も持っております。市長の財政健全化に向けての基本的な基準なり考え方を答弁いただけたらと思います。 それからもう一点は、県下最悪の経常収支比率どのようにしたら改善できるのかな、民間の一般企業会計であれば経常経費というのは売上げがどんどん上がれば当然分母が売上げですから分子の経常比率というものは下がります。ところが、この公共自治体というのは、分母になる歳入面が非常に複雑です。自主的な市税、交付金とか、その他いろいろなものが入っております。ちょっと勉強不足で申し訳ないんですけれども、ふるさと納税来年度予算で個人版5億円、企業版は最低1,000万円以上というふうなことで5億数千万円を今予算化しようとしておりますが、ふるさと納税企業版含めてどんどん収入が増えれば、実際に決算したときに経常収支比率は下がっていくのかどうか、逆に言えば支出、分子の面で言えば一般財源を使わずに入ってくるであろうふるさと納税を使って公共施設の建設費だとか先ほど述べたいろんな補助金もできるだけ一般財政を使わずにふるさと納税を使っていけば分子も下がるのかなというふうな考え方も企業会計ではストレートなんですけれども、この自治体の財政というのは非常に複雑で分母も分子もありますので分かりやすく説明いただけたらと思います。これについては市長答弁となっておりますが、経常収支比率関係のは担当者のほうからの答弁でも結構です。 3つ目は、再生エネルギーについてお聞きします。 私は地球温暖化による気候変動、非常に大きな人間社会に与えるとともに私は野生動物がどんどん種が絶滅しているということが最も私個人的な価値観からすれば残念なことだと思っております。そういった中で、今までは公共施設への太陽光など再生エネルギー施設をどんどん造って少しでも化石燃料CO2を出さないような電力使用に切り替えることを提案してきました。よく考えますと、新聞紙上では新電力会社といいますか、新電電といいますか、再生エネルギーを100%売りにしている会社もできております。経営はいろんなコストの面で厳しいようですが、もしこの備前市が再生エネルギーを販売している電力会社と契約したら2030年のCO246%削減という目標に近づけるのかどうか、少し私は供給面での設備、再生エネルギー施設、風力含め水力含めて提案してきましたが、今つくっている再生エネルギーを購入するということになればどうなのかなと、その辺は目標の設定の仕方も含めて説明いただけたらと思います。同時に、幾ら今ついている電気を再生に変えたとしても公用車含めて、いろんなまだまだ備前市が仕事をする上でCO2を出しているものはいろいろあるんではないんかなと、そういうものを少しでもカバーするとすればやはり公共施設、また民間事業者、そして市民の皆さんの屋根に太陽光などをつけることによって備前市が抱える2050年には二酸化炭素、カーボンニュートラル達成していけるめどがつくのかどうか、そういった面はこれからいろいろ分析研究して方針を出すということですが、これも概略的なもので結構ですから今方向性なりがあれば説明いただけたらと思います。 そして、3つ目の問題は、よく考えれば再生エネルギーの施設を造ることも購入することも全国の先進例を見ますと地元地産地消という考え方から公共なり自治体なり、また大手民間企業と共同折半で新電力会社をつくって販売している、供給しているような会社が全国にはたくさんあるようです。概略の計算ですが、備前市1万5,000世帯ぐらいがもしこういった電力会社を造って月1万円程度で計算しますと月に1億5,000万円、年間18億円の電力売上げが可能になります。今残念ながら中国電力にそのお金はほとんど行っているわけですが、再生エネルギーを中心にした新電力会社をつくって地産地消で電力料金18億円が地域内でもし回るとすれば、地域経済にとって大きな推進力になるんではないかというふうにも考えております。そういった新しい再生エネルギーを中心にした新電力会社をつくっていく方向性は必要だと私は思いますが、市長はいかがでしょうか。答弁をお願いしたいと思います。 4つ目は、社会福祉の充実の問題であります。 昨年でしたか、待機児童50数名ということで働きたくても働けない家庭が58人ということですから40件、30数件働けないような家庭が出てきたということだろうし、いまだにまだまだ全員が待っていただいて保育園なりこども園なりに入れていないという実情が若干残っているようであります。看護師、保育士、介護士などしっかりと労働条件の改善、基本的には賃金アップだと思いますし、今年の予算、来年度予算に向けて3%の引上げということが予算化されているようですが、これで十分でしょうか。もう少し私は一般職の方と差をつけないぐらいに接近してこそ市民、本当に市民のための市民サービスの向上になるんではないかなと思います。別に一般職を敵にするわけじゃないですけど、これだけコンピューターが進んでインターネットで自由に空間を超えて情報が流れるなら、やる気になれば私は一般職の事務というのは削減、省力化できるんではないか、そういったところで余剰ができればどんどん看護師さんや保育士さんや介護士など市民に直接サービスをする分野に人を回す、人件費を回すということも可能ではないかと思いますが、これも3%で十分なのかどうか含めて、市長の見解をお聞きしておきたいと思います。 それから、待機児童に問題を絞りますが、この4月の入園希望者全員入っていただけるんでしょうか。また、その要望に応えるような人員の確保できているのでしょうか。介護サービス福祉施設、また訪問介護ですか、ケアマネジャーに聞くとケアプランを立ててもそのプランの50%、60%しか達成できないほど介護士、ヘルパーさんが足らないんだと、それが今備前の現状だというふうなこともお聞きしております。保育士、介護士の人員採用など、どのように考えているのか、ちゃんと市民の要望に応える人員採用を考えているのかどうか、答弁をお願いして終わります。よろしくお願いします。 ○議長(守井秀龍君) ただいまの質問に対する答弁を願います。 吉村市長。     〔市長 吉村武司君 登壇〕 ◎市長(吉村武司君) それでは、川崎議員の御質問にお答えいたします。 2番1点目、予算編成における委託料などの削減対象の基準についてでありますが、青山議員にお答えしたとおりでありますが、大事なことでございますのでもう一度簡略に御説明をさせていただきます。 委託料や補助金を削減することの根拠と、その削減の穴埋めについてでございますが、残念ながら備前市の財源不足の穴埋めを財政調整基金の取崩しに頼っていては経常収支比率が県下ワーストなどの財政課題はいつまでたっても解決できないと判断をし、補助金については目的が達成されたものや既得権化しているものを中心に、また委託料については委託内容の精査や委託先との価格交渉が不十分なものを中心に見直しの対象と今回したわけでございます。 次に、このたびの委託料の補助金、委託料や補助金の削減の基準についてでありますが、過去の契約額などを参考にしながら、また委託先や補助団体などとの交渉を行いながら対象を洗い直すことで可能な限り財政改革に取り組んできたつもりでございます。 ただ、削減ができないやむを得ない例と申しましたら、国や県の補助金が財源に見込まれているもの、あるいはその継続費、あるいは債務負担行為を設定しているものでございます。御理解を願いたいと思います。 2点目、経常収支比率を下げる方策についてでありますが、経常収支比率の分母は主に市税と普通交付税で構成され、市税の増減は普通交付税で調整されますことから、分母は大きく変動せず安定する仕組みとなっております。このことから、意図的に分母を減らすことは困難でありますので、分子に当たる経常的な支出をいかに減らすかが重要となってまいります。限られた予算で業務を遂行するため、細部にわたる業務の見直しと無駄の排除に努めてまいります。 なお、ふるさと納税は臨時的な収入に区分されるため、直接的には経常収支比率の計算には入りませんが、議員御案内のように貴重な財源として備前市のまちづくりに資する事業にこれからも活用をしてまいりたいと思っております。 私のほうからは以上であります。 ○議長(守井秀龍君) 佐藤市長公室長。     〔市長公室長 佐藤行弘君 登壇〕 ◎市長公室長(佐藤行弘君) それでは、私から川崎議員の御質問にお答えいたします。 1番1点目、市民センター西側の遊技場跡地、それから2点目、伊部の備前病院前の土地の取得について、あらかじめの通告ではその取得の目的ということでございましたが、その目的ではなく今後のスケジュールについてのお尋ねであります。 今ここでお答えできますのは、それぞれの事業の実施の計画等が条件等が整った場合においてはできるだけ早期に実行されるものであろうというふうに考えているところでございます。 次に、3番3点目、新電力会社の設立についてであります。 本市の地域経済循環分析によりますと、約107億円のエネルギー代金が市外へ流出していると推計されているところであります。議員御指摘のとおり、エネルギーを地域内で循環させることが地域経済を豊かにすることにつながると考えております。このため再生可能エネルギーを主体とするエネルギーの地産地消を促進する必要があり、小売電力事業による収益等で地域課題の解決を図る地域新電力の設立はその取組の一つであると認識しております。 なお、地域新電力は経営基盤や電力事業のノウハウの観点から、当初から市内全域へ一様に電力供給することは困難であろうと考えております。今後地域課題を熟知した地元の事業者や金融機関などとも相談しつつ、地区単位で地域の担い手となる地域新電力の設立について検討を進めてまいります。 以上でございます。 ○議長(守井秀龍君) 高橋総務部長。     〔総務部長 高橋清隆君 登壇〕
    ◎総務部長(高橋清隆君) それでは、私から3番、再生エネルギーの1点目、2点目についてお答えいたします。 1点目、新庁舎から再生エネルギー100%の電気に契約変更して総合支所、公共施設へ拡大したならば2030年の目標数値46%というものに到達できるのかどうかということについてでございますが、令和2年度におきまして公共施設で使用された電気、ガス、公用車のガソリン等から算出される二酸化炭素排出量は1万3,711トンでございます。このうち電気の部分を自然由来100%の再生可能エネルギーに変更した場合、二酸化炭素排出量が1,620トンとなりまして、先ほど申しました1万3,711トンと比較して2050年には88%の削減が可能と試算されております。方法といたしましては、2030年までに公共施設の半数程度を再生可能エネルギーの電気に契約変更することで46%の削減は可能であるという見込みでございます。しかしながら、公共施設だけの数字で申し上げておりますので、全体の数値ではないということをお含みおきください。 次に2点目、全ての公共施設の屋根に太陽光発電パネルを設置できたならば2050年には二酸化炭素排出ゼロ%を達成できるのかということでございますが、現在設置しております太陽光発電設備の発電量のうち現在公共施設で使用している自家消費分というのがございまして、それが9万1,394キロワットアワーでございます。全体の公共施設における総使用量が2,165万8,819キロワットアワー、これは令和2年でございます、2,165万8,819でございますが、これと比較いたしまして僅か全体の0.4%しか賄えていないということになっております。公共施設全体の設置可能面積、パネルが設置されている面積比というものは、申し訳ないですがちょっとデータがないために算定できておりません。 なお、今年度に環境課で作成をいたしました備前市再生可能エネルギー最大化調査業務の報告書によりますと、仮に耐震安全性が確保されている施設に太陽光発電施設を導入した場合の発電ポテンシャルというものが試算されておりまして、それが1年で発電電力量が1,118万3,000キロワットアワー、これは年間でございます。もう一度申し上げます。1,118万3,000キロワットアワーと算出されておりまして、先ほど申し上げた令和2年度の公共施設の総使用電力量2,165万8,819キロワットアワーの約50%が賄える計算になっております。先ほども申し上げましたが、これは公共施設における試算でございますので2050年の二酸化炭素ゼロというのは市民の皆様とともに議員御提案の例えば車の電気化をはじめとして照明設備のLED化であるとか太陽光発電の導入、それから再生可能エネルギーの導入など様々な方策を考えていかなければならないと考えております。 以上でございます。 ○議長(守井秀龍君) 河井保健福祉部長。     〔保健福祉部長福祉事務所長 河井健治君 登壇〕 ◎保健福祉部長福祉事務所長(河井健治君) 私からは4番、社会福祉の充実についての2点目の中で、民間の介護人材についてお答えいたします。 介護人材につきましては、それぞれ各介護事業者において施設ごとに国が定めた人員基準に従い採用されております。配置基準を下回る場合には介護報酬の減額対象となるため、現状では市内の事業所においては必要な基準は満たされているものと思われます。一方、訪問介護などの利用において時間、場所、人数などの都合によりケアマネジャーの希望どおりに調整できないケースなども出ているようであります。市としましては必要な介護サービスの提供を確保するため、関係機関と連携して就労促進の取組を支援していくとともに、介護人材の定着に寄与する研修等の情報提供やそれに参加を推奨したいと考えております。 私からは以上でございます。 ○議長(守井秀龍君) 久保山吉永総合支所長。     〔吉永総合支所長 久保山仁也君 登壇〕 ◎吉永総合支所長(久保山仁也君) それでは、私から1番3点目、吉永駅南の土地についてお答えいたします。 吉永駅については、現在吉永駅活性化等概略検討業務を進めており、併せて駅南周辺を整備するための土地購入費用を計上しております。土地購入ができましたら、駐車場、バスターミナル、吉永総合支所の移転先として見据え周辺整備を進めていきたいと考えております。これらの整備により、主要地方県道96号線が横断している好立地条件に加えJRの利用促進、吉永総合支所と既存の吉永病院、認定こども園との利便性の向上を図り吉永地域の拠点化など駅を中心としたコンパクトシティーを進めていきたいと考えております。今後のスケジュールといたしましては、個人所有の土地でもあり相手がいるということから、なるべく早く調整をし土地購入を完了させ整備に移りたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(守井秀龍君) 濱山病院事務長。     〔病院総括事務長 濱山一泰君 登壇〕 ◎病院総括事務長(濱山一泰君) それでは、私から4番1点目のうち看護師、介護士関係についてお答えいたします。 看護師につきましては、国の看護職員等処遇改善事業補助金を活用して備前市病院事業職員給与規程等の一部を改正し、本年2月から特殊勤務手当を新たに支給することで処遇改善を図っています。また、介護士につきましては、国の介護職員処遇改善支援補助金を活用できる対象が介護職員処遇改善加算を算定している介護サービス事業所または介護保険施設とされており、この加算を算定していない備前さつき苑につきましては補助金の対象外となることから今回は新たな手当の支給はしておりませんが、今後も引き続き前向きに検討を行ってまいります。 以上でございます。 ○議長(守井秀龍君) 石原教育部長。     〔教育部長 石原史章君 登壇〕 ◎教育部長(石原史章君) 私からは4番の1、保育士関係についてお答えいたします。 1点目、保育士の給与の引上げにつきましては、国の保育士等処遇改善臨時特例事業を活用して本年2月からの遡及適用で給与の3%程度引上げによる処遇改善を今定例会に提案しているところでございます。また、令和4年度からICT化による業務改善を実施し効率化を図ることで保育士、保育教諭が子供たちに向き合うことのできる時間を少しでも増やし保育の質の向上につながるよう努めてまいります。 2点目、待機児童を解消するための保育士数でありますが、現在新年度の入園審査の段階中であり明確に申し上げる状況にはありませんが、現在までにも求人活動を通じて待機児童が生じないよう保育士等の人材確保に努めているところでございます。また、待機児童の解消策として、今年度中に開設される小規模保育所の整備及び運営への支援、また認可外保育施設等の利用への助成などを引き続き実施することとしております。 ○議長(守井秀龍君) 再質問ありますか。 再質問に入りますか。 川崎議員。 ◆13番(川崎輝通君) それでは、1問目からお聞きします。 まだ土地購入が精いっぱいで、どうもなかなか利用がいつできるかという答弁にはなっていなかったと思うんですけど、3番目はどうもこれから土地をどのように購入するか、地主との話合いとかいろいろありますので年内に土地が買えたらいいのかなというふうな印象ですけれども、1番と2番は昨年から売りに出ておりました。市長、どうですか。年度内に市民利用は可能になるんでしょうか。その辺ちょっとスケジュール的なものが分かればお願いします。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 吉村市長。 ◎市長(吉村武司君) 市民センター西側の遊技場跡地につきましては、先ほど議員御指摘のように建物が一部残っておりますけども、それが解体すれば、まず駐車場としては活用できるというふうに考えております。その他いろんな施設が複合的にできる可能性があります。一例はサイクリングターミナルとか、あるいはその他屋外スポーツにも将来活用できるように思っておりますし、250号線の日生寒河方面にとっても一つの大きな交差点でありますので、ぜひとも今議会におかれまして御理解を賜りますようにお願いをしたいと思います。また、備前病院の南側、2号線沿いにつきましても絶好のチャンスであります。地権者の方が売却意欲があるときに買わせていただかないと、これ民間が買いますと多分ここ50年、100年、備前病院の2号線との結節点について他の事業者が事業を展開することが考えられます。備前市の病院事業、市民福祉を考えますと、これにつきましてもひとつ議員の皆さん方に購入の御理解を賜りますようにお願いをしたいと思います。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 川崎議員。 ◆13番(川崎輝通君) ありがとうございます。解体までは購入できれば年内できるかも分かりませんけど、バスターミナルとかサイクルの拠点にすると、サイクリングの、そういったものは年度内よりも次年度、来年度以降と考えたらよろしいでしょうか。年内に本年度令和4年度でいけるんでしょうか。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 吉村市長。 ◎市長(吉村武司君) この予算をこの議会で認めてもらいましたら、皆さん方が新しく招集されます6月もしくは9月議会までにそれなりのプランニングが完成できれば、予算として提案することができます。その規模の大小によって令和4年度内に市民の皆さん方に活用できるかどうか、それは不確かでございますけども、駐車場等につきましては大きな変更点がないものと思っておりますので、施設につきましては設計その他が必要でございますので、確かなお約束はできませんけども、ぜひとも市民の皆さん方が買っておってよかったというような施設の一つとしてぜひとも議会の皆さん方に御理解を賜り、この時期に購入をさせていただきたいと思っております。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 川崎議員。 ◆13番(川崎輝通君) 2点目の病院前です。オミクロンが備前市は程々の人数で発生しておりますんで、岡山市や倉敷並みになりますと大変なことだろうと思います。 ただ、次の何かBAだったか、何かオミクロンがまた変わってどうなるか分からないという予想なんで、状況次第では駐車場確保以上に病院前の野戦病院的な私はPCRは自由にできる人は無料でやって、できるだけコロナ患者を減らすというのが基本ではないかなと思いますし、それを側面からバックアップするのがワクチンの接種者がいかに増えるかと、この2点だろうと思いますので、やはり状況次第ではこの備前病院前は確実に購入なり、なかなか議会の御理解得れるかどうかちょっと微妙なところなんですけれども、当面売手、所有者が売ってもいいということぐらいなら当面コロナ対策で借地にして、そういった野戦病院的なテント方式がいいのか、プレハブ方式がいいのか含めて発生状況次第ではこの土地というのは非常に有効活用できるんではないかなと思っていますので、ぜひよろしくお願いしたいと思います。 続きまして、財政問題なんですけど、確かに分母分子の難しい歳入面と歳出面の公式がありますが、我々単純に考えれば一般財源以外、そういう臨時収入が入ればどんどん借入金を起こさずに公共事業なり補助金を出すことができるということになれば、何か分子が減るような気がするんですけど、特別枠の臨時収入というのは臨時収入であると同時に臨時に使っても一切この経常収支比率に変化なしと考えたらよろしいでしょうか。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 高橋総務部長。 ◎総務部長(高橋清隆君) 川崎議員のお尋ねなんですけれども、特定の財源というのが例えばふるさと納税を原資にした財源ということになりますと、普通建設事業といって投資的な事業、例えばハード整備とかをする場合にハード整備というものは臨時的経費というところに分類されます。経常経費の中には含まれません。ですから、それに臨時的な財源であるふるさと納税を使おうが、行く行くの経常収支には何ら影響はないと、そこで起債を充ててしまうと公債費が行く行く発生して、それがまた経常経費扱いになってどんどんどんどん上がっていくという悪循環になるので、そこを借金をしないでふるさと納税の財源で立ててしまうということが経常経費を抑える秘訣ということになろうかと思います。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 川崎議員。 ◆13番(川崎輝通君) ですから、臨時収入の財源をそういった経常的な委託料だとか補助金に借金をしないで使えば、経常収支比率も実質公債費比率も下がっていくんではないかなという理解でよろしいでしょうか。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 高橋総務部長。 ◎総務部長(高橋清隆君) その理解でお願いします。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 川崎議員。 ◆13番(川崎輝通君) そういう意味では、ぜひふるさと納税個人版が5億円で企業版は当初予算では1,000万円程度しか上がっていませんが、やはりしっかり公約にあるような30億円を目指して頑張っていただけたら、そういう意味では私は議会は副市長は2人にして外務大臣的な副市長をぜひ確保する必要があるんではないかと思います。やはり財源なくしていろんな施策ができませんので、しっかり頑張っていただけたらと思います。 次に、再生エネルギーについてお聞きします。 いろいろCO2のトン数だとか、それから再生エネルギーやるための太陽光なんかは面積、それから風力発電は面積はあまり要らないんでしょうけれども、日生諸島か八塔寺などの高い山の上が大きな風力発電などつければ再生エネルギー地産地消的な要素ができて、少しでも2050年のCO2削減に貢献できるんではないかなとおぼろげに思っています。瀬戸内海という気候的には安定していますので、日本海や太平洋のように大型風力発電はやはりできないのかなと思ったりもしております。そういった中では、市長はたしか基本構想として述べられておると思いますが水素社会、これは大きな要素になるんではないかなと思います。再生エネルギーの購入とともに、できるだけ再生エネルギーで水素を作り燃料電池車の車、今もうヨーロッパでは電車、トラックなどどんどん燃料電池車FCVというんですか、そういったものが走っているようですので、やはり技術は持っていると思うんで、国から末端の自治体の責任者、市長、首相の姿勢の問題だと私は思っております。やる気になればコロナ対策に昨年は1人10万円ということで14兆円という、とんでもないお金が使われました。コロナが収まってそういった規模で新しい変革のための支出ができるなら、再生エネルギーこそ私は国から末端自治体までそういった資金づくり、施策をやっていただきたいなと思いますので、ぜひとも早く今計画書をつくるということですので、より早くつくりより早く事業者及び市民の皆さんに広く宣伝していただけたらということを要望しておきます。 それから、新電力については、私はもう個人的にもひそかに思っております。市長どうですか。やはり地産地消で大規模な最初電力会社でなくても、吉永地区が一番いいんでしょうか、太陽光発電などでは相当広い原野というんですか、ありますので、そういったところを中心にまず再生エネルギーをつくることをやりながら、より多く地球環境を守ろうという市民の皆さんに買っていただく、若干高くなっても子供たちや孫、もう本当に21世紀まで生きていただける子孫のためには絶対にこれはもう避けて通れない課題だということですので、新電力会社小さくても誕生させていく計画はないでしょうか。市長さん、いかがでしょうか。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 吉村市長。 ◎市長(吉村武司君) 2050年まで、もう30年を切っておるわけであります。よって、我々も産業構造の転換が間もなく来ると思っております。その中で、電力というものがつくる、それからためる、この蓄電ということが特に夜間電力を昼間太陽光でつくった場合に必要になります。また、バイオマス発電というものが、今岡山県下には2か所できております。それぞれ民間でやったり、あるいは自治体が株主になったりしております。岡山県の東側には、まだそのような構想はありませんけども、自治体の首長によっては手を挙げようというような情報も聞いております。私どもは、去年から広島にございます企業がふるさと納税の企業版で実は応援をしておられる方のオーナーが備前市出身でございます。先般も御挨拶に企業版をいただいたもんですから、御挨拶に参りました。備前市の市が持っておる公有地についてはぜひとも地域住民の反対がない限り、そのような自然エネルギーを活用した太陽光をつくっていきたいと思っております。また、吉永地区にはそのようなバイオマス及び地域の皆さん方の御理解の下、公用地についての活用もできるというふうに考えており、先般も接触をしておるところでございます。つくる、ためる、そして上手に使う、この3要素がこれからの備前市の将来において新しいエネルギーの下で実は市民生活が豊かになると思っております。 また、水素につきましても、これから大きな変革があると思います。今水島のコンビナートでは、民間企業がもう既に水素の製造をしておるところがあります。ぜひとも東備において、優秀な大手企業がそのような水素研究及び水素による電気その他について企業誘致等ができればいいと思っております。今回、岡山大学と包括協定を結んでおります。そういう中で、岡山大学とそして水島の企業と、そしてこの備前市というようなうまい関係をつくりたいと思って今頑張っておるところでございます。また、吉報がありましたら議会に御報告をさせていただきたいと思います。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 川崎議員。 ◆13番(川崎輝通君) 追加ということではないんですけど、同僚議員から中山牧場の牛のふんの臭いが大変苦情が出ておるということですけど、今備前市は23分別でしたか、やっています。私も長年提案してきましたが、生ごみを独自にバイオマス処理を考えますと中山牧場の牛ふんと一緒にバイオマス処理をしてメタンガスなんかを発電に再生エネルギー電気として利用できるんではないんかなと、私ももう10年以上前だと思います、以前の議会でも取り上げたと思いますけれども、たしか熊本県か大分県でしたか、そこは農村地帯で牛、豚、そういった畜産業が盛んでその牛ふんを中心に家庭の生ごみを一緒に、設備規模はたしか5億円か6億円でした。そして、人口は少なかったんですけど、牛や豚が多いって、ふんが出てくる量というのは備前市と変わらないような状況がありましたんで、バイオマスで処理するというのは非常に火力によるごみ焼却に比べたら設備投資自体も低いし、維持管理費が全然違ってくる、もう八木山を見ているともう毎年何千万円、たまに5,000万円、6,000万円もかけないとごみ焼却ができないという現状を少しそういう何千万円単位で支出が固定的に支出をしているのを抑える意味では、私はバイオマスによって窯を傷めないというのは本当にいい方向ではないかなと思っています。ぜひそういう点も検討していただけたらということを要望しておきます。 最後に、福祉関係ですが、3%は国の基準でということですけど、私はいろいろ市長、新規事業で75項目、ハード面からソフト面、非常に備前市に明るい未来を少しでも近づけるんじゃないかなというような施策だと私は評価しております。そういった中で、やはり直接子供たち、保育園、こども園というのは未来を担う子供たちをいかに育て、そして学校教育を充実、それは教育長を中心にした仕事だと思いますが、つなげていき、そしてそういう中で高齢になる私自分ももう70過ぎましたが高齢者の仲間入りしてきよりますけど、そういった高齢者福祉では介護士、ヘルパーなんかの充実、ちょっと私も専門じゃないんで分からないんですけど、民間を中心で何か答弁しているようなんですね。公共がやっている老人ホームとかいろいろあるじゃないですか、そういったところの人員を増やして訪問介護、それからヘルパーの派遣とか、社協とタイアップして人員を増やしてケアマネがつくる市民のための高齢者のためのプランが100%やはり実施できるようにすることこそ公共の市役所がする、まず最初の原点的な仕事ではないかなと私は思っているんです。困っている人たち、また未来を担う子供たち含めてそういった人員を増やす、ですから3%を5%に上げることは幾ら財源が要るんかよく分かりませんけれども、私はいろんなこのハードを見るといろんな補助対象を増やしているようですから、市長3%を5%か10%がいいのかよく分かりませんけれども、どんどん採用募集に、本当試験をしないと採用がもう苦慮しょんだというふうな募集人員が増えるような方向性が必要だと思いますが、市長最後にそれをお聞きして終わりたいと思います。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 吉村市長。 ◎市長(吉村武司君) 今議会の初日において、医療従事者の給料の改定につきまして議員の皆さん方に御理解いただき大変ありがとうございました。早速病院管理者からメッセージが参りまして、これからも一生懸命コロナ対策に頑張りますというようなことでございました。改めて初日の可決に感謝を申し上げます。 同時に、もう御存じのようにもう一つの案件として12月議会に出して否決されました、いわゆるこの保育士等の賃上げといいますか、待遇改善につきましても国の指導で今回最低限の報酬改定をお願いをしております。よく民間と比較されますけども、やはり現在備前市には私立のそのような施設がありませんので、ただ市外の民間の施設にはそのような好条件で人材の募集をしております。このような現業職に値します備前市が経営をしております職員、これにつきましては大変なコロナの中で今現在職場を守っていただいております。今議員のおっしゃるように、国の指示だけで十分かどうか、プラスアルファ備前市としてできることがあれば、ぜひとも提案を申し上げたいと思いますので、その節には広く現業の者の努力に報いるような、そのような待遇改善を行ってまいります。議員の皆さん方、その節にはどうぞよろしくお願いをしたいと思います。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。     〔「ありがとうございました。終わります」と13番川崎議員発言する〕 以上で川崎議員の質問を終わります。   ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(守井秀龍君) この際、申し上げます。 本日の一般質問はこれで終わりとし、後の方の質問については明日に行いたいと思います。 本日はこれにて散会いたします。 皆さん、御苦労さまでした。     午後3時34分 散会...