備前市議会 > 2021-12-09 >
12月09日-03号

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  1. 備前市議会 2021-12-09
    12月09日-03号


    取得元: 備前市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-06-10
    令和 3年11月第6回定例会              第 6 回 定 例 会 会 議 録 (第3号)会議開閉日時  令和3年12月9日  午前9時30分 開議    午後4時54分 散会会議の場所   備前市役所議場出席した議員の番号氏名  1番  藪 内   靖      2番  青 山 孝 樹      3番  田 口 豊 作  4番  山 本   成      5番  森 本 洋 子      6番  石 原 和 人  7番  西 上 徳 一      8番  立 川   茂      9番  星 野 和 也  10番  尾 川 直 行      11番  掛 谷   繁      12番  土 器   豊  13番  川 崎 輝 通      14番  中 西 裕 康      15番  橋 本 逸 夫  16番  守 井 秀 龍欠席・遅参・早退した議員の番号氏名  欠席 なし  遅参 なし  早退 なし説明のため出席した者の職氏名 市民生活部長兼選挙管理委員会事務局参与  市長      吉 村 武 司  副市長     杉 浦 俊太郎  教育長     松 畑 煕 一  市長公室長   佐 藤 行 弘  総務部長    高 橋 清 隆  市民生活部長兼選挙管理委員会事務局参与                                            藤 田 政 宣  保健福祉部長兼福祉事務所長    産業部長    岩 崎 和 久  建設部長    淵 本 安 志          河 井 健 治  日生総合支所長兼三石総合支所長  吉永総合支所長 久保山 仁 也  教育部長    石 原 史 章          坂 本 基 道  病院総括事務長 濱 山 一 泰職務のため議場に出席した議会事務局職員  事務局長    入 江 章 行  事務局次長   石 村 享 平  庶務調査係長  坂 本   寛  議事係主任   楠 戸 祐 介 △議事日程並びに付議事件(結果) 番号議事日程付議事件等結果1一般質問  ・8番 立川 茂議員  ・6番 石原和人議員  ・10番 尾川直行議員  ・14番 中西裕康議員  ・13番 川崎輝通議員通告事項(一般質問通告表のとおり)                              ── △一般質問通告事項 順位通告者氏名質問の要旨答弁者68番 立川 茂1 社会福祉施策(備前市社会福祉協議会)について  ① 補助率の改善要望について  ② 委託事業・連携の課題について市長 (再質問あり)2 備前市の財政について  ① 経常費用の削減策について  ② 財政状況の丁寧・親切な公表について市長 市長公室長 総務部長 (再質問あり)3 災害避難(避難行動要支援者登録制度)について  ① 避難行動要支援者名簿の作成状況は  ② 避難行動要支援者名簿の活用状況は  ③ 情報の更新と情報の共有は市長
    保健福祉部長 (再質問あり)4 教育行政について  ① カテゴリーでグループ化とストーリーで情報発信を  ② つながりを持ち関係部署連携を市長 教育長 (再質問あり)76番 石原和人1 児童遊園地について市長 保健福祉部長 (再質問あり)2 一時保育について市長 教育部長 (再質問あり)3 防犯カメラについて市長 (再質問あり)4 公共交通について市長 (再質問あり)5 議案、補正予算案の提案に至る検討経緯について市長 (再質問あり)810番 尾川直行1 パブリックコメントと行政組織の在り方  ① パブリックコメントの実績と今後の制度の在り方  ② 市長、副市長、教育長を中心に「車座対話」の体現を  ③ 期待する組織と職員の人材育成は市長 副市長 教育長 (再質問あり)2 新図書館建設と「まちじゅうどこでも図書館」の推進  ① 「海の見える図書館」の詳細計画  ② 「新しい図書館をつくろう会」の活動内容と啓蒙活動  ③ 「まちじゅうどこでも図書館」「学校図書館」の活動推進  ④ 図書館運営と読書活動推進の今後市長 教育長 (再質問あり)3 教育大綱と小中学校の不登校対策について  ① 教育長の考える「教育大綱」とは  ② 不登校の現状と未然防止策  ③ 「校内フリースクール」体制の確立を教育長 (再質問あり)4 幼児・児童・生徒の繰り返される遊具の事故防止について  ① 遊具の再点検と点検結果の処置対応は  ② 事故発生件数とその原因に対する人的・物的対策は  ③ 幼児・児童・生徒に対する安全教育の充実を図るべき教育長 産業部長5 JR西片上駅・吉永駅・日生駅改修とサイクリングセンター整備について  ① まちづくりの観点で施設整備と駅の特色を生かした整備を  ② サイクルツーリズム、まちづくり構想からハード、ソフトの整備充実を市長 (再質問あり)914番 中西裕康1 生命を守り、生活応援のコロナ対策を市長 保健福祉部長 (再質問あり)2 不在者投票を行える施設の増加をめざして選挙管理委員会 事務局参与3 合併特例債の現状はどうか市長 総務部長 (再質問あり)4 久々井総合運動公園の再整備について市長 (再質問あり)5 買ってもいない、飲んでもいない苫田ダムへの支出約1,000万円市長 (再質問あり)6 片上地区のだんじり展示場はどうなっているのか市長1013番 川崎輝通1 東京・名古屋事務所の役割について市長2 旧アルファビゼン計画について市長 市長公室長 総務部長 (再質問あり)3 市有街灯のLED化について市長 (再質問あり)4 経常収支比率について総務部長     午前9時30分 開議 ○議長(守井秀龍君) 皆さん、おはようございます。 ただいまの出席は16名全員であります。定足数に達しておりますので、これより本日の会議を開きます。   ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(守井秀龍君) 日程1、昨日に引き続きまして一般質問を行います。 なお、重複する質問は努めて排除していただきますようお願いいたします。 それでは、通告に従い、順次発言を許可いたします。 まず、立川議員の一般質問を願います。 8番立川議員。     〔8番 立川 茂君 登壇〕 ◆8番(立川茂君) 皆さん、おはようございます。 それでは、通告に従いまして一般質問をさせていただきます。 今回は、大きく4つの点についてお話をお伺いしたいと思います。 まず1点目、社会福祉施策、ここでは主に社会福祉協議会について。 令和3年度当初予算では、56億円の民生費が計上され、市民サービス最大の事業である社会福祉の充実に御努力をいただいているところであります。加えて、社会福祉法人備前社会福祉事業団を設立し、市が設置する社会福祉施設の運営を委託するなどケア体制も確立されており、高齢者支援に御努力をいただいております。介護保険法によるサービスや障害者総合支援法によるサービスも多様化、細分化し、国事業から県事業へ、県事業から市の事業へと移行するものも多く、大変難しい対応を迫られております。 そうした中で、備前市にも社会福祉法第109条の規定により、社会福祉法人備前社会福祉協議会が設立されており、様々な福祉活動に御努力をいただいておりますことは御承知のとおりであります。 先日の厚生文教委員会におきまして、社会福祉協議会との意見交換の場を持つ機会があり、暮らしを支える事業、地域を支える事業、共同募金事業、在宅福祉事業等について事業内容の説明があり、市の受託事業として福祉用具の貸出事業など4事業も含まれており、地域福祉事業の問題、課題がますます高まる中、介護の人材不足が懸念されるとの課題についても聞くことができました。 そこで、2点について見解をお伺いいたします。 1点目、現在社協最大の課題は経営基盤の安定であると思われますが、資金収支を見ると令和2年度決算では950万円の赤字計上、令和3年度では2,500万円のマイナス計上が見込まれ、運用財産基金の取崩しにより対応しているものの、令和7年度には予算も組めない状況が予測をされております。 備前市よりの補助金交付要綱では、50%補助で県下他市の状況に比較すると一番低い水準にあり、近年の賛助会費、寄附金の大幅減に苦慮していることにより、補助率の改善要望が毎年のように寄せられておりますが、どのように対応されるのでしょうか。 昨日の一般質問で、補助金に関する要望についてお話がございました。補助率改善については元年度より協議を進めており、ヒアリングの中で対応してまいりますとのことでしたが、ここではより踏み込んだ方向性と改善に係る課題、社協予算に対する市の見解についてお聞かせください。 2点目、今後の福祉事業展開において委託事業とすべきものがあれば具体的にお聞かせください。 また、社協と連携していく上での課題についてはいかがお考えでしょうか、お聞かせをください。 大きな2点目、令和3年度備前市一般会計補正予算(第8号)によりますと、市債元金償還額12億6,300万円の計上があり、その財源の半額は減債基金積立金取崩しの6億円が充てられており、もう半額は一般財源より6.6億円が充てられております。 この財務テクニックにより年度合計で31億円の公債費減少と1,800万円の利子償還金の縮小効果が見込まれており、ひいては経常費用が抑えられることにより、経常収支比率は97.1%より低下が期待できることになります。 ただし、あくまでこの策は一過性の財務テクニックで基本的な改善策とは言い難く、将来の地方債返済用に積み立てている減債基金をほぼ空にしてまで行うことなのでしょうか。一般財源6.6億円を投じて行うことでしょうか。大いに疑問に感じるところであります。ぜひとも本質的な改善策を願いたいものです。 公会計での行政コスト計算書の経常費用の性質別の割合を見ると、人に係るコスト20.4%、物に係るコストが30.8%、補助金などの移転支出的なコストが47.5%、支払い利息等が1.3%でした。 さらに、純資産変動計算書を見ると、経常経費を経常収益で賄うことができず、将来世代が利用可能な資産が減少しましたとの記述があり、市当局では問題点を把握されていると思われます。 そうした中、2点においてお聞かせをいただきたいと思います。 1点目、経常費用の削減策として人に係るコスト、物に係るコスト、移転支出に係るコストのそれぞれに具体策と目標数値をお聞かせください。 2点目、「広報びぜん」12月号10ページに備前市議会第4回定例会提出議案のページがあり、その冒頭で備前市は国の指標となっている実質公債費比率は改善しており、将来負担率については近隣市町村の中では最も良好です。それぞれの事業については下記に記したとおり、十分な財源を確保した上で将来の持続可能な住みよい備前市像を考えて提案したものですとありました。確かに、実質公債費比率は12.6%から12%と0.6ポイント改善はできておりますが、要起債承認率である18%こそ逃れていますが、とても自慢できる数値ではないように思われます。 なお、将来負担率は充当可能財源が将来負担額を超えたため、当該数値はないと公表をしており、とても良好と言える根拠に乏しい表現であると思われます。 現在の財政状況を正確に、より丁寧、より親切な表現にし、市民の皆さんにお知らせしてはどうでしょうか、答弁をお聞かせください。 大きな3点目、災害避難、避難行動要支援者登録制度についてお話をさせていただきます。 既に御承知のことと思いますが、去る10月16日、三石地区にて三石地区避難訓練を実施しております。三石区長会、三石公民館の主催で地区の消防団、民生委員の協力を得て初めて実施したもので、全域の19町内で住民の安否確認を行い、その後区長、民生委員、消防団で実施状況等の情報交換を行い、東備消防による避難についての講義を聞き、散会といたしました。 その際、何点か課題が出てまいりましたが、ここでは避難行動要支援者登録制度の運営についてを取り上げてお話をさせていただきます。 備前市の避難行動要支援者登録制度の手引には、市では災害時において身体上の理由などにより避難が困難と思われる方の名簿を作成することになりました。これは東日本大震災の教訓を踏まえ、災害対策基本法が改正されたことによるものです。作成された名簿は平常時から市内の警察、消防、消防団、民生委員、児童委員、社会福祉協議会地元自主防災組織、地元区会、町内会と連携し、災害時の避難の支援のために提供、使用します。 なお、作成された名簿は災害時に地域の支援により生命と身体の安全を確保するためのものであり、みだりに複写、配付など、その目的以外の用途に使用することを禁止しております。つきましては、上記の趣旨を御理解の上御協力をお願いしますと書かれており、制度や利用方法についても記載をされております。いかにも仕組みが整っているように見受けられます。 そこで、お尋ねをいたします。 1点目、現在の届出者は何名で、避難行動要支援者名簿の作成状況はどの程度進んでいるとお考えでしょうか。 2点目、平常時から市内の警察、消防、消防団、民生委員、児童委員、社会福祉協議会地元自主防災組織、地区区会、町内会と連携し、災害時の避難の支援のために提供、使用しますとありますが、現在どの組織、団体に提供をされているのでしょうか。 3点目、妊産婦、乳児の方の削除規定はありますが、その他の情報更新はどのようにされるのでしょうか。また、随時更新なのか、定期的更新なのか、関係団体との情報共有はどのようにされるのでしょうか、お聞かせをいただきたいと思います。 4点目、教育行政について。 教育施策の分野ごとの取組から、歴史文化の活用と伝統の継承という分野で新たな文化的価値を創造し、情報発信により交流が生まれる町を目指しますと掲げておられます。 学びの出会いでは、まちじゅうどこでも図書館を、生涯学習ではまちじゅうまるごと大学校と教育長がコピーをつけられておりますが、歴史文化分野のコピーはどうされるのかと大変興味の持てるところであります。 先日、鹿児島県の指宿市を訪れる機会に恵まれ、指宿まるごと博物館なる事業を研究してまいりました。指宿まるごと博物館とは、指宿市全体を博物館と捉え市域にある文化財、自然、産業、施設、郷土芸能、伝統技術、伝統行事、イベントなど全てを貴重な展示品と位置づけ、それらをまちづくりに生かしていく考え方や実践のことでありました。 例えば篤姫の渚というカテゴリーでは篤姫ゆかりの神社、墓所、島津家伝来の手水鉢、屋敷の石垣等をグループ化してあるがままの状況で展示をしている、つまりカテゴリーごとに史跡、施設、イベントをグループ化し、展示品としておりました。 備前市の指定文化財は、有形・無形文化財、民俗文化財、記念物等で国指定が16件、県指定が23件、市の指定が82件ありますが、残念ながら個別的な情報発信にとどまっているように感じられます。 そこで、一つ提案をしてみたいと思いますので、見解をお伺いいたします。 1点目、つながりに重点を置き、例えば閑谷学校の瓦、天津神社の瓦、伊部南大窯跡などの数か所を備前焼の瓦というカテゴリーでグループ化し、ストーリーを持たせて情報発信するのはどうでしょうか。 福石荒神社神楽獅子舞、神根神社獅子舞、春日神社の獅子舞などの獅子舞つながりのカテゴリーや、閑谷学校講堂、正楽寺、熊沢蕃山宅跡等の論語の足跡のカテゴリーも面白いと思われませんでしょうか。 2点目、つながりで生まれたグループ化の情報発信には教育委員会だけではなく、産業観光課や広報との連携や関係部署との共同が不可欠ですが、ぜひとも教育長のリーダーシップを発揮して実施をしていただきたいと期待するところですが、いかがでしょうか。 実は、この一般質問を書き終えた翌日、瀬戸内市が「瀬戸内市は大きな博物館」と銘打った子供向けパンフを作成との記事が山陽新聞で紹介されておりますが、備前市は一味違うぞというところを御答弁いただきたいと思います。 以上、御答弁をお願いをいたします。 ○議長(守井秀龍君) ただいまの質問に対する答弁を願います。 吉村市長。     〔市長 吉村武司君 登壇〕 ◎市長(吉村武司君) 皆さん、改めておはようございます。 それでは、立川議員の御質問に順次お答えをいたします。 1番、社会福祉施策についての1点目、補助率の改善要望につきましては掛谷議員にお答えをしたとおりであります。 社会福祉協議会が地域福祉の専門法人として市民からも大いに期待されていることは間違いなく、市としても補助金を拠出させていただいていると考えております。 2点目、具体的な委託事業、連携の課題についてでありますが、具体的に市が期待している事業としては他市では既に事業委託されている地域包括支援センター事業権利擁護センター事業生活困窮者支援事業及び現在は市が事務局機能を有しております各種団体の事務局機能の移譲が考えられます。 また、課題としてはこういった事業では福祉的な専門職を中心に実施することが考えられ、その人材確保と人材育成ができる体制をいわゆる丸投げをするのではなく市も一緒に考えていく必要があり、ある程度の時間がかかるということだと考えております。 2番、備前市の財政についての1点目、経常経費の削減策についてでありますが、人に係るコストについては行革プランや定員管理計画を着実に進めるとともに、業務の見える化と共有化、デジタル技術の導入などを駆使していわゆる生産性の向上に努めてまいりたいと思っております。 物に係るコストについては多くの公共施設を有しており、施設の老朽化に伴う維持補修費と更新した建物の減価償却費が増加しております。各事業における物件費をできるところから抑制し、改善を図りたいと考えております。 移転支出に係るコストについては公平性と費用対効果に基づき補助金の適正化を図るとともに、他会計への繰り出しを抑制することで削減に努めてまいりたいと思います。 削減の目標値についてでありますが、経常収支比率95%の早期達成を目標としております。令和2年度決算ベースで計算しますと、市税の徴収猶予等の措置が解消するとしまして経常的な支出を約1億7,000万円削減する必要があり、これを一つの目標に努力をしてまいりたいと考えております。 2点目、財政状況の丁寧、親切な公表についてでありますが、「広報びぜん」やホームページを通じて財政指標の分かりやすい解説に努めるとともに、地方公会計により作成した財務処理についてもそれぞれの表において注目すべき数値や指標について、市民の皆様により分かりやすくお知らせできるよう研究をしてまいりたいと思っております。 3番、災害避難についての1点目、避難行動要支援者名簿の作成状況についてでありますが、届出者数は令和3年11月末現在で822名となっております。 名簿作成の進捗状況につきましては、本制度は申請により名簿登録するもので、介護認定通知や障害者手帳交付、また母子健康手帳交付時等の機会に申請案内を行っております。 また、民生委員、児童委員の皆様に御協力をいただき、日々の活動の中で支援が必要と思われる方に登録を勧めていただいております。引き続き、支援が必要な方が名簿登録されるよう、制度の周知に努めてまいります。 2点目、避難行動要支援者名簿の活用状況についてでありますが、備前警察署、東備消防組合、民生委員、児童委員、備前市社会福祉協議会、地元区会等の自主防災組織に配付をしております。 3点目、情報の更新と情報の共有についてでありますが、申請、新規申請は随時登録を行っております。また、年2回をめどに死亡や転出者の削除等の名簿整理を行っております。 次に、情報共有についてでありますが、民生委員、児童委員については夏と冬に各地区で行われる会議に合わせて最新のものを提供をいたしております。警察、消防及び社会福祉協議会並びに地元区会等の自主防災組織には年1回更新を行っております。新型コロナウイルス感染症の影響により配付ができていない地区もございますが、今後配付、更新ができるよう努めてまいります。 私のほうからは以上であります。 ○議長(守井秀龍君) 松畑教育長。     〔教育長 松畑煕一君 登壇〕 ◎教育長(松畑煕一君) 皆さん、おはようございます。 それでは、私のほうから立川議員への御質問にお答えをいたします。 4番、1点目、文化財をカテゴリーでグループ化とストーリーで情報発信をについてでありますが、議員のお考え、御提案ありがとうございます。基本的に賛成でございます。現在、文化庁へ認定申請中の備前市文化財保存活用地域計画の中でストーリー性を持ったまとまりであります関連文化財群として情報発信をする計画であります。 伊部南大窯跡などを構成資産とする備前焼を生み栄えるまちなど7つのストーリーを設けまして、各ストーリーにやることリストであるToDoリストをつくって事業を実施してまいります。 次に2点目、つながりを持ち、関連部署と連携についてでありますが、先ほどの備前市文化財保存活用地域計画の中で事業ごとに誰がリーダーシップを取るのか、市民、団体、専門家、行政と分類を設け、その中で具体的に取り組む主体を明示して進めていく計画にしております。 歴史文化の分野におけるキャッチコピーに関しましては、今なお1つに決める段階になっておりませんのですが、例えばフィールドミュージアム備前とか、ぐるっと備前ミュージアムなどが考えられるかなと。様々なコピーを現在鋭意考え中であります。立川議員あるいは皆さんからも何かいいアイデアがございましたら文化面、スポーツ面も一つのまとまったコピーというのは非常に重要なことであり、御提案をいただきましたので、しっかりできるだけ早い時期に一つにまとまって皆さんの御意見を集約した形で提案ができますように努力してまいります。何かアイデアなどがございましたらぜひ御提案いただければありがたいと思います。 以上で立川議員への答弁とさせていただきます。ありがとうございました。 ○議長(守井秀龍君) 再質問はありますか。 再質問に入ります。 立川議員。 ◆8番(立川茂君) 御答弁ありがとうございました。 では、順を追って確認をさせていただきます。 1点目、社会福祉施策のほうなんですが、昨日ヒアリングの中で対応してまいりますという答弁をお聞きしております。そうした中で、ここではより踏み込んだ方向性をということでお尋ねをしておるんですが、方向性について御答弁いただけませんでしょうか。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 吉村市長。 ◎市長(吉村武司君) 既に、社会福祉法人からは実は要望書が出ております。担当部署にはそれを渡しております。また、私が前回の市長時代に当時の会長さんからこれぐらいの補助をお願いをしたいということで満額をつけております。私自身は、備前市の機能に代わって支援事業をしていただいておるわけでございますので、大変高く評価をするところでありますが、瀬戸内や赤磐と若干委託事業は違っております。それによりまして、総額等も違っておりますけども、私が聞きますところは必ずしもそのような補助率が前提ではなしに、前年度に対して翌年度はどのようにするかというようなことで両市も査定をしておるというふうに聞いております。備前市におきましては、今年度備前の2階の庁舎に来ていただいて、より市民の皆さん方が利用しやすいように最大限の支援、応援をしております。 財政面におきましても、そのような形で既に福祉協議会のほうには口頭ではございますが、市長としての意見は述べておりますけども、担当部局から上がってくる市長査定、ヒアリング等を通じて確定していくことが大事だと思っております。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 立川議員。 ◆8番(立川茂君) ありがとうございます。おっしゃるとおり、補助率の要望ですね、改善の。毎年のように、年中行事のように来ておられます。もうこの点は担当部署のほうもよく御存じでしょうし、議会のほうにも毎年のように来てまいっております。ですから、今のように方向性をしっかり出していただいて、おっしゃったとおり共に福祉部門の充実、お願いしたいなあと思います。 それと、課題についてなんですが、おっしゃったとおり専門職員の確保、育成、これは本当に急務だと思いますので、こういったところの費用分担等々もお考えいただいて、全般的なバックアップということをお願いしたいなと思うんですが、それについておっしゃるとおり支援業務は今4つなんですね、備前市では。生活支援コーディネーター業務、これが一番複雑化しておるところでございまして、この辺のバックアップ等々も一緒にお願いしたいなというふうには思います。 専門職員ということがお話が出ましたので、市役所にもそういう専門職もおられます。相互の人材交流とか、教育面でそういったことのお考えはありませんでしょうか、どうでしょうか。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 吉村市長。 ◎市長(吉村武司君) 近隣の市町村ができることは備前市でできないわけではないということを強い決意で考えております。このようないわゆる弱い人、その人を支援していくということは、公的な機関がやっていくことが一番大事でございますので、備前市とこの社会福祉協議会、まだまだ支援業務を考えていく必要はあります、他市と比較しましてですね。 ただし、そういう専門職等の人材の育成も、ただ業務委託したから任せ切りということではなしに、備前市と社会福祉協議会が一体になって市民の皆さん方にどのような角度で備前に住んでよかったという弱い人の立場に立って基本的にやっていくことですが、専門職の養成等についても丸投げをすることなくやっていくことが大事だろうと思っております。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 立川議員。 ◆8番(立川茂君) ぜひ役所と社会福祉協議会も共に市民福祉の充実にお図りいただけるという確認をさせていただきましたので、よろしくお願いをいたします。 それでは2点目、財政についてなんですが、御答弁いただきました。 まず1点目、私気になってしょうがなかったんですけど、これ広報紙出ております。これ、佐藤室長にお聞きしましょうかね。 どのページも問合せ先、分かりますか。お問合せ、それから御意見等々必ずあるんですが、今回のこの10ページにも忘れているんかなあと思って先月の11月号も見ました。こういう定例会提出議案についてという記事の中にはそれがないんですね。わざとなのか、書きたくないのかというふうな臆測を生みますので、これ今日私お尋ねしたように書いたやつの疑問点、お尋ねしたいなというところの窓口が記載されていないんですが、これについてどうでしょうか。 広報紙は多分そこが窓口だと思うんですけど、書かなくていいよということをお伝えしとんでしょうか。それとも、どれを見てもかくように書いていますので、書かないかんものなのか、書かなくてもいいものなのか、その辺の確認、いわゆるガバナンスが利いているのかどうか、お尋ねをしたいと思います。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 佐藤市長公室長。 ◎市長公室長(佐藤行弘君) そのお問合せ先につきましては、できる限り書くという、書いていくということが望ましいというふうに思いますが、その該当のページについては恐らく抜けているんだろうと思います。申し訳ございません。そこは今後同じような案件がありましたときにも書くようにするようにいたします。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 立川議員。 ◆8番(立川茂君) これ編集でそういう規定をされているんじゃないんですかね。各課記事を書いたら必ず問合せ先、電話番号でもいい、何でもそうなんですけど、書いたら誰が責任持つんやというのを書かれたほうがいいと今おっしゃいましたけど、書いてくださいという指導はしていないんですか。その辺いかがでしょうか。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 佐藤市長公室長。 ◎市長公室長(佐藤行弘君) 記事を作成する際にそういう問合せ先を入れるということで統一した流れになっていると思います。 以上です。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 立川議員。 ◆8番(立川茂君) じゃあ、今回は逃したということで理解をしといたらいいわけですね。 一応、編集は多分市長公室だと思いますので、広報ですから。その辺しっかりガバナンスを利かせていただいて、そこが元ですから、そこが出された文書だと思いますので、お願いをしたいと思います。 それと、その中にありますが、さらっと言われたんであれだったんですけど、これこの中の文章はおかしいなと思って私先ほどお尋ねをしたんですが、再度読むあれはないんですけど、実質公債費比率は改善をしております、確かに。将来負担率については計上はできないと、計算できないということで備前市のこの財政状況資料集の中にも書いてあるんですが、この文書の中には近隣市町村の中では最も良好ですと書かれておるんですが、その根拠をお尋ねしとったんですが、何かお返事ありますか。どうでしょうか。 ○議長(守井秀龍君) 回答を願います。 高橋総務部長。 ◎総務部長(高橋清隆君) 少々お待ちください。すいません。将来負担比率、先ほど言われた将来負担比率についてでございますが、近隣の市町村と比較いたしますと備前市が掲載数字がなし、瀬戸内市につきましては36.2、赤磐市については12.1ということで、掲載数値のない備前市が最も状態がよいという結果に令和2年度決算ではなってございます。 以上です。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 立川議員。 ◆8番(立川茂君) 近隣市町村と比べて最も良好な数字ですか、それ部長。ちなみにですけど、この3月決算で、ごめんなさい、速報値が出とんですね、11月に山陽新聞さんのほうで。これを見ても備前市は経常収支が97.6%、それから実質公債費比率が10.7%、将来負担比率は棒線です。部長がおっしゃったように瀬戸内市が将来負担比率を見ますと36.2、赤磐市が12.1、和気町が47.4という速報値も出ております。公表されております。備前市マイナス、マイナスというよりも棒線なんで、計上できないんですよね、申し上げましたように。これ参考値なら参考値というふうに書かれたらどうでしょうかと私意見を今日言わせていただきました。これ参考値とも何も書いていないんですよ。この辺不親切じゃないんかなということで言ったんですが、丁寧な説明をされたとお思いですか、部長。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 高橋総務部長。 ◎総務部長(高橋清隆君) 将来の負担が賄える財源が十分保障されているということで算定値が出ていないということなので、そこは誤解のないようにお願いしたいと思います。 以上です。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 立川議員。 ◆8番(立川茂君) 今お聞きをしていましたが、十分な財源を確保したと。これ、果たしてそうなのかなという気はしますので、その辺しっかりもう少し丁寧な説明をされたほうがいいのではないかなと。今みたいな疑問点があっても言うていくところないですね。ぜひそれはお願いしたいと思います。 それでは、それで先ほど市長のほうからいろいろ改善策についてもお話をいただきました。これ、普通会計の決算の分析表というのを備前市も出しておられます。それぞれに読ませていただいてもいいですけど、これ御存じでしょうか。物件費についても原因もちゃんと書いてあるわけですね。市営バスの運行経費やALTの配置事業、経常的な支出について見合う事業とするための見直しや公共施設の統廃合を進めますと。これで物件費を抑えますよ、人件費についても一緒ですね。書いてあります。 この答弁を期待したんですが、どうでしょう。今お話を聞くとどうもこれに書いていることはこれに書いていること、公表していることは公表していること、市長のお考えと少しずれるような気がするんですが、その点の整合性はいかがでしょうか。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 市長。 ◎市長(吉村武司君) それは令和2年度の数値を言うておられるんでしょうか。令和……     〔「元年度」と呼ぶ者あり〕 残念ながら私はときの市長ではございませんでした。前市長がつくった予算で当時の市議会議員が2分の1の賛成をされて令和元年度の予算が成立し、それを執行した数値でございます。もちろん私は4月26日から備前市の市長として全て責任は負いますけども、過去のことを参考にして令和4年度の予算編成を今調整中でございます。 残念ながら結果は結果でございます。皆さん市長部局も市議会部局も一番いい予算をつくった、そしてそれを実行した、それは令和元年度であったわけであります。市民の皆様方に心配をさせないように我々は一生懸命そういう数値目標に対して令和4年度には先ほど言いましたように数値目標をつくって、それに対して抑えるものは抑えてまいりますが、過去の議会が承認した予算の実行に対してそのような数値が出てくるであろうということは議員の皆さん方も分かった上で承認をされている方もおられるんじゃないかと思っております。 ただし、過去は過去でそれを参考にしながら備前市の財政状況をあらゆる角度から見直していくということは毎年毎年問われることだと思っております。備前市民の皆さん方に御心配をおかけしないようなできるだけコンパクトな予算編成に多くの意見を頂戴しながら今作業を進めているところでございます。過去の予算も参考にしながら政策決定をしていきたいと思っております。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 立川議員。 ◆8番(立川茂君) これ、元年度の決算ですから、その分を原因がありますよというお話をさせていただきました。原因もしっかりしておりまして、この分のそういうお話をされるんであれば、ALTにしても、市営バス、それにしても財源なんでしたっけ、ふるさと納税充てますというような財源からの分も結構ございます。だから、問題点として上がっておりますので、これをしっかり参考いただいて、人件費削るところはこういうところですよというヒントでも、これ職員の皆さん一生懸命つくっておられますので、ぜひとも御参考にいただけたらというふうに思います。 それから、今後公債費比率も上がる事業というのが予定をされておりますよね。例えばこの建物を建てた。償還が始まります。しゅんせつ残土のあれがあります。というようなことで、公債費比率も上がる基調というのはこれお示しいただいていないんですけど、そういったことも一緒にお示しいただけたらありがたいなと思うんですけど、いかがでしょうか。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 吉村市長。 ◎市長(吉村武司君) 当然、諸事業を行っておりまして、それを起債等で行っている場合、償還が始まりますと当然上がるわけでありますから、多分ここ二、三年、過去4年間の事業を類推しますと通常手を加えなければそれは残念ながらあと2年ばかりこの数値は高くなろうということは、当時からこの事業を採択すると大体皆さん方も想像して採決に加わり、そしてそれを可決していただいて、当時の市長さんがそれを執行したということでございますから、ざっと約2年間はまだこの数値は上がるであろうということを推量していかなければなりません。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 立川議員。 ◆8番(立川茂君) そういったところも何か機会がありましたら広報紙でも結構ですから、親切に、丁寧にお願いできたらなということお願いをしておきます。 3点目に移りますが、災害避難のほうですね。これ、先ほどの答弁で822名の名簿がありますよ、これ市として目標はどのぐらいに置いておられるんでしょうか。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 市長。 ◎市長(吉村武司君) このような人数については目標ということは議員ないんじゃないでしょうか。あくまでも要支援者が自らが考え、あるいは近隣の方がお助け、災害のときにはというときにそれをお願いをしますというたときに、私は普通その数字が上下するんじゃないかと思っております。目標とか、そういうようなことは考えが違うんじゃないかと思っております。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 ◆8番(立川茂君) すいません、言葉足らずで申し訳ありません。目標というよりもキャパはどのぐらいとお考えでしょうかということのつもりでお尋ねをしております。 例えばおっしゃったように町内会、昨日もお話がありましたが、どんどん自治会も高齢化が進み、人数も減ってきております。いろんなところの基準というのがございまして、1人で何人見れるというふうなところからキャパはどのぐらいとお考えかなあというつもりでお尋ねをしたつもりです。もし答弁があれば。なければ次へ行きますけど。 ○議長(守井秀龍君) 河井保健福祉部長。 ◎保健福祉部長兼福祉事務所長(河井健治君) 議員御指摘の例えば要支援者お一人に対してどういった方で支援ができていけるかということだと思いますけれども、今現在は822人の登録があると先ほど市長が答弁させていただいておりますが、支えるほうですね、こういった方は民生委員さんとか、今では区長さん、それから緊急の場合は警察、消防というふうなことになっておりますが、ただ有事の際にどこまで行けるかということになりますと、突き詰めた1人に対して、この人に対してこの人が行けますというふうな確約はその有事の際には判断が必ずできるものではないというふうに思っております。 ただ、必要な情報として市のほうも、それから支援いただく皆さん方もないことには動きも取れませんので、現状では今のこういった制度が有事の際には一番役に立つんであろうと。ただ、そのときに必ず手が差し伸べれますかと言われたときにはまだ疑問符はつきますけれども、最大限そういったところは関係機関協力して頑張っていきたいと思っております。 以上でございます。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 ◆8番(立川茂君) ありがとうございます。 おっしゃるとおりで、実は私のところの地区、この前もお話ししましたように総合避難訓練やったんですが、民生委員さんの持っておられる資料やっぱり古いんでして、それも問題がありまして、今お尋ねしたら年に2回ですよと。これ、おっしゃるとおり822名の方が皆さんされるわけじゃないと思いますので、変更があっても月に数件とか、年間に数十件までだと思いますので、先ほど部長がおっしゃったように有事のときに役立つ仕組みにするべきだと思いますので、市長がおっしゃったようにDXも入りいの、うちはパソコンもありいの、タブレットもありいのと、リアルタイムで極力本当に必要な情報が必要なところにというお願いをしたいなと思います。 先ほど、市長答弁がございますけども、私のところはもらった記憶がありません。おっしゃったようにコロナで届いていないんかも分かりませんけども、そういったところもしっかりケアをしていただいて、本当に有事に役立つシステムにしていただけたらなと思います。その点どうでしょうか。お願いします。
    ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 河井保健福祉部長。 ◎保健福祉部長兼福祉事務所長(河井健治君) 名簿が配り切れていないという部分は、市長がお答えさせていただいたとおりではございますが、民生委員さんのほうには担当のほうに確認しましたらお配りのほうはきっちりできているということは回答としてはいただいているところではございます。 変化としまして、今年度例えば4月から11月末までの新規の登録者数が約72名いらっしゃいます。ですから、名簿の手入れのほうにつきましては民生委員さんなんかの協力をしっかりいただいて前には進めておりますので、引き続き今議員がおっしゃられたようにもう電子化といいますか、正しい情報がリアルタイムでというふうな形が理想だとは思いますけれども、そういった方向も併せて検討できればと思っております。 以上ございます。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 立川議員。 ◆8番(立川茂君) 本当に有事に役立つのをお互いにつくっていけたらなと思いますので、よろしくお願いをいたします。 それでは教育行政のほうに移らせていただきます。 教育長の答弁ございました。ありがとうございました。私が言うまでもなく進んでおるというのを本当にありがたく思っております。 ただ、御存じのとおり今の、こんなこと言って失礼なんですけど、観光旅行、それから下世話な新婚旅行とか、そういった言葉はあるんですが、最近教育旅行と言われるカテゴリーが出てきておるんですが、そういうことについての取組というのはいかがでしょうかね。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 松畑教育長。 ◎教育長(松畑煕一君) 御提案ありがとうございます。確かに、今頃はいろいろなツーリズムと称する旅行、いろいろな観光だけじゃなくてグリーンツーリズムだとか、エコツーリズムとか、スポーツツーリズムだとか、いろいろなものがあります。だから、教育面といっても文化的な面、スポーツ面、あるいは英語なんかを通してどっかに、イングリッシュビレッジなんかに行ってとか、あるいはブックツーリズムという図書館、私はまちじゅうどこでも図書館、市内をいろいろな御近所図書館やおうち図書館なんかでも巡っていけるようなツーリズムも考えていきたいというふうに考えていますけども、おっしゃるとおり教育面での旅行も、ツーリズムをぜひ備前市が先行してやっていけるように今計画中であります。何か提案などございましたらまたお教えいただければありがたいです。ありがとうございました。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 立川議員。 ◆8番(立川茂君) ありがとうございます。 もう一点だけお伝えをしておきたいんですが、2点目で横の関係というお話をさせていただきました。実は、これ先ほど出ました指宿のほうへ行かせいただいたんですけど、こんな時期ですから、コロナ禍もありいの。何もお願いをしないで役所をぽっと訪ねていったんですが、こんなまるごと博物館やっていますかということで玄関入ったところの女性が、スタッフジャンパ着ていらっしゃった職員さん、若い女子職員さんでした。聞いたらはいと、これですねということでまるごと博物館の、お渡ししているかどうかあれですけど、これをちゃんとお出しいただきました。 ということは、市の職員さん、フロアにいらっしゃる職員さんまで今何をやっているんだなというのが伝わっているなと。これすごいなと思いまして。例えば大きな市役所へ行ってこれお願いしたいんですと言ったら担当に言います。それ分かりません。それ3階に行ってください。俗に言うたらい回しが多いんですけど、そういう答えがぱんと返ってこられた。後ろのほうに座っている人じゃないですよ。現場でされている方にちょっとお尋ねをしたらそういう答えが返ってきたんですけど、そういったことで非常に好感持ちますよね。もう気持ちの上では聞いたときにこれちょっと私分かりませんと、担当部署で、教育委員会かどっか聞いてください言われるのかなと思ったんですけど、すっと教えていただきました。すごいなと思いまして、こういったところまでさっき言いましたが、リーダーシップ発揮していただいて、横も結構ですけど、その下も職員さんぜひ御指導いただいて、今備前市は何をやっているんだ、この部分はというようなことをお伝えしていただきたいなと思うんですが、これ市長にお尋ねしたほうがいいですかね。と思いますが、いかがでしょうか。ぜひお願いしたいですけど。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 吉村市長。 ◎市長(吉村武司君) もう本当に市役所一丸、市民一丸となってこのウイズコロナ、アフターコロナの中で大いに縦軸、横軸あるいは斜め軸、市民の皆さん方にもよく分かるように我々市政の責任者はしていかなきゃならないと思っています。 他市の大変いい参考になる例を聞きました。早速指宿市の担当の者に接触を取りまして、教えを乞うことは教えを乞いながら、参考になることはやっていきたいと思いますし、また全国他市いろんなまちづくりをしておりますので、また参考になる点がありましたらお教えをいただきたいと思います。早速聞いてみます。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 立川議員。 ◆8番(立川茂君) ありがとうございました。 終わります。 ○議長(守井秀龍君) 以上で立川議員の質問を終わります。   ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(守井秀龍君) 会議中途ですが、感染症予防のため、この際暫時休憩いたします。     午前10時25分 休憩     午前10時40分 再開 ○議長(守井秀龍君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。 次に、石原議員の一般質問を願います。 6番石原議員。     〔6番 石原和人君 登壇〕 ◆6番(石原和人君) それでは、通告に従いまして一般質問をさせていただきます。 このたびは、大きな項目で5つの点につきまして御質問いたしますけれども、あらかじめ冒頭のところで重複した部分が既にございますので、取下げ等あらかじめお申出をさせていただきたいと思います。 大きな5番の議案、補正予算案の提案に至る検討経緯についての中で5点お願いをしておりますけれども、1点目の副市長2人制につきましては昨日藪内議員への御答弁でございましたので、それ以外の部分で何かございましたらお答えをいただきたい。 それから4点目、スケートボード場整備事業につきましては昨日星野議員への御答弁で場所等に関する御説明たしかあったと思いますけれども、それ以外の内容等についての検討経緯ございましたらお答えいただければ。 それから、5点目の旧アルファビゼンの減築に係る設計等委託料につきましてもお願いをしておりますが、こちらも昨日掛谷議員への御答弁でその内容、概要等は明らかにされましたので、ここでは方針決定までのスケジュールについてのお見込みを後ほどお尋ねをいたしますので、よろしくお願いをいたします。 それでは、大きな1つ目、児童遊園地についてお尋ねをいたします。 どちらの児童遊園地もかつては身近な遊び場として子供たちの歓声が今よりもっともっと響き渡っていたことでしょう。私もそうでしたが、私たち世代が子供の頃には3歳、4歳からようやく保育園に入園するケースがほとんどであり、就園していないよちよち歩きを始めた子供さんや幼い兄弟たちの貴重な遊び場であったと記憶しています。しかし、時は流れ、子供の数も減少した上に保育施設への就園の低年齢化も進み、そのニーズや利用状況は大きく変化しています。 今年の2月定例会の予算決算審査委員会資料では、市内に児童遊園地は36か所あり、そのうち28か所に遊具が設置されているとありました。ここではその遊具についてお聞きしたいと思います。 この秋以降、身近なところの例えば大内地区、香登西地区、福田地区等の遊園地などでブランコや滑り台などの遊具にトラロープが張られ、使用禁止の状態となっています。規模は小さくとも子供たちが体を動かして遊び、楽しいはずの遊園地のこのような状況が一日も早く解消されることを願っています。 遊具の更新をもし考えているのであれば、これまでどこの公園にもほぼ設置をされていた3点セット、滑り台、鉄棒、ブランコの形態を見直すことはいかがでしょうか。前述のとおり、子供の人数も減り、また多くの子供たちがこども園等に就園している状況から、今では子供だけではなく、視野を広げ高齢者の健康増進の場としても併せて整備することを望みます。 以前にもお話ししましたが、大阪府茨木市に親族がおり、コロナ禍以前は時折出かけておりました。そこでは一体何か所あるのだろうかというほど歩いての移動範囲内に何か所もの公園が点在しています。そして、そこで目立つのは例えば公園の中央部に様々な機能を併せ持つ複合型の遊具や、高齢者の方が関節の可動域を維持するような健康器具が設置されていることです。備前市内でよく見かける3点セットの公園は少ないなあと、またこんな公園が身近にあればいいのになあと感じたのを思い出します。 まず、ここでは市内の児童遊園地の遊具の現状と今後の対応方針についてお聞かせください。 2つ目、一時保育についてお尋ねします。 市のホームページによりますと、保護者が仕事、冠婚葬祭、病気、出産、看護等で子供さんのお世話ができなくなったとき、1か月13日以内の利用ができ、また教育委員会から利用不可通知または入所保留通知を受けた児童が保育所等への入所が決まるまでの間に待機児童対象施策として定期的に利用する場合、週4日程度、1か月16日以内の利用ができることとされています。 なお、実施場所は伊部、吉永、日生の各認定こども園で、生後6か月から1日2,000円で利用可能とのことです。 令和2年度の利用実績の資料を決算審査の中で御提示いただきました。よれば、延べ利用者数2,168名で、施設別では伊部1,150名、日生673名、吉永345名となっています。そして、その利用理由の内訳は断続的就労が1,672件で全体の約77%、緊急的なものが233件で約11%、その他が263件で約12%と、約8割が就労のためとなっています。 先頃10月でしたか、ある若いお父さんからお話を伺いました。1歳の子供さんを育てておられ、今年入園の申込みをしたものの入園はかなわず、奥さんがパートタイムの仕事に行く日には一時保育を利用させていただいているとのことでした。しかし、前述の規定どおり仮に1か月15日程度利用すれば月に3万円程度の負担となり、奥さんの収入から見ればあまりに負担が大きく、また入園がかなった子供さんは一律無償化であることから不公平感が大きいというのです。私も、お話を伺いながらなるほどと大きくうなずいたところです。 そこで、全て一気にとまではいかなくとも、例えばお母さん、保護者の方の就労が理由であるのであれば利用料を半額程度に軽減するであるとか、利用料金の見直しも含めた制度設計の検討を求めますが、お考えをお聞かせください。 3つ目、防犯カメラについてお尋ねします。 岡山県くらし安全安心課より、私が代表を務めさせていただいている香登地区安全・安心ステーション宛てに随時案内や防犯情報等が送られてきます。 先月届いた文書に目が留まりました。令和2年度から3か年をかけ、各自治体や防犯団体等の防犯カメラ設置に対して上限3分の1、10万円までの補助事業を実施しており、カメラ設置を呼びかけるものです。 吉村市長1期目の平成26年から3か年かけ県の補助事業を活用し、市内各地に設置された防犯カメラは危機管理課にお聞きしたところ、現在公共施設周辺を中心に西鶴山地区6台、香登地区11台、浦伊部も合わせた伊部地区15台、久々井総合運動公園周辺で6台、片上地区16台、伊里地区15台、東鶴山地区3台、三石地区10台、日生地区22台、吉永地区21台の計125台が稼働しているとのことです。 先ほどの県の補助事業の名称は、子ども見守り防犯カメラ設置支援事業となっており、その目的は通学路等における子供を狙った犯罪等の防止を図り、犯罪の起きにくい社会環境を整備するためとあり、子供の安全確保を主眼に置かれたものと解釈いたします。 その目的は、第一義として掲げた上で警察機関等とも連携し、プライバシーに配慮しつつさらなる設置を進めることで子供たちの安全・安心のみならず、時に発生する高齢者の行方不明の場面等でも捜索の初動段階で役立つことも期待されるのではないでしょうか。 市民の安全・安心、犯罪防止の観点からも当該県補助事業の活用も含め防犯カメラのさらなる設置促進を望みますが、お考えをお聞かせください。 4つ目、公共交通についてお尋ねします。 市にとって重要課題の一つであり、また市の財政を考えるとき大きな負担ともなっていながら利用状況が低迷しているという誠に難解な問題ではありますが、昨日森本議員も取り上げられましたここではお医者バスについてお伺いをしたいと思います。 このような現状を打開すべく、また市民の利便性向上に対しての果敢な取組は大いに評価するところであります。昨日は、森本議員導入後の姿についてのお尋ねでしたけれども、私はここで実証実験自体のことについて御提言も併せ申し上げます。 その実証実験の実績値として昨日も御答弁ございましたけれども、計算しますと1日約11人程度の方が御利用されて好評を得ているとのことですけれども、冷静に見てみますと1日4往復8便での11人という状況でしょうから、利用状況はやはり低調なものであろうというふうに感じております。今年度末、3月末までの無料での実証実験とのことですので、実証実験であればこそ思い切ったルートの延伸や変更も織り交ぜ、さらなるニーズの掘り起こしは不可能でしょうか。 例えば開業医が1軒休止となったことで備前病院や市内民間病院にかかりつけ医を替わらざるを得ない方が出てきた香登地区や西鶴山地区などを含めたルートや、昨日もありましたが、備前片上駅以東、それより東のルートも加えてみるなど、そこには市民への周知や告知の難しい問題もありましょうが、検討してみてはいかがでしょうか。 民間タクシー業者やバス会社との兼ね合いもあり、難しい点もありましょうが、実証実験としてより細やかな運行ができれば市民の移動手段確保に向けた市の姿勢をよりアピールでき、生きたデータも収集できる貴重な実証実験となるものと確信をいたします。お医者バスの実証実験の運行範囲を広げることへのお考えをお聞かせください。 大きな5つ目、議案や補正予算案の議会への提案に至る検討経緯についてお尋ねします。 お尋ねの仕方が難しいところではございますけれども、1点目は先ほど申しました副市長の2人制、その他何か特筆すべき点があればお答えをいただきたい。 それから2点目、西片上地区遊技場跡地先行取得について経緯をお聞かせください。 3点目、吉永地区屋根つき多目的広場整備事業についてその検討経緯、お聞かせをいただきたい。 それから4点目、スケートボード場整備事業につきましては場所の選定、その他で何か特筆すべき点があればお答えをいただければと存じます。 それから5点目、旧アルファビゼンの減築に係る設計等委託料について、その検討経緯をお願いをいたしますが、昨日内容、概要等につきましては御説明もあり、今日の山陽新聞にも掲載をされておりました。ここで私申し上げておきたいのは、あらゆる方策を慎重に比較検討することを否定するものではございませんが、11月の閉会中の総務産業委員会でも御報告ございました。減築に係る検討をするための設計費用を今議会に計上し、提案する予定であるという御説明をいただきましたけれども、その説明を聞いたとき例えばですが、6年前、平成27年4月30日付の庁舎としての利用を見込んだ改修各案比較表で示された減築案で、経費や消費税も含み14億5,584万円かかるとされた試算であったり、また平成28年4月20日総務産業委員会に示された庁舎移転案比較表の中の5階以上減築及び図書館ほか整備案での19億6,236万円かかるとされた試算から、当時の資料を分析すれば十分に全面解体との比較は可能であると感じたところです。 また、6月議会では全面解体すれば約9億2,000万円かかるとの試算が公表されましたが、跡地の整備も含めて考えても全面解体の後、目的に沿った施設整備を行ったほうがよほど有益なのではないかという考えを持っておりますが、昨日想定しておるものよりかなり規模の大きい施設が残ると。1階当たり、ワンフロア当たり1,500平米にスケールダウンをして、言わばそぎ落とすような形での減築をされて総面積、延べ床面積、昨日の御説明で約8,000平方メートルということで、こちら今私たちがいるこの新庁舎、たしか六千六百数十平米というところだと思いますので、この新庁舎よりもまだ一回り大きな施設があの場所へという想定のようですので、私はかなり想定しておったより大きな施設が残るのかなあという捉えでおります。 いずれにせよ、今回そういう設計の費用でもって試算もし、従来案と比較検討されるいうことですので、ここでは先頃山陽新聞でも報道されておりました、今年度末までにその方針決定をする、その報道がございました。それから、昨日の一般質問を受けて今朝の山陽新聞ではその方針決定の時期はまだ未定だというような記事もございましたので、果たして一体どういう方針決定へのプロセスを見込んでおられるのか、そのスケジュールについてお聞かせをいただきたいというふうに思います。 以上、一般質問を終わります。御答弁よろしくお願いいたします。 ○議長(守井秀龍君) ただいまの質問に対する答弁を願います。 吉村市長。     〔市長 吉村武司君 登壇〕 ◎市長(吉村武司君) それでは、石原議員の御質問に順次お答えをいたします。 1番、児童遊園地についてでありますが、都市公園等の遊具と併せて9月から10月までの期間で遊具点検を実施しております。経年劣化や設置基準の改定により、遊具のある児童遊園地28か所において使用不可となった遊具がございます。利用者の安全確保のため、現在はロープを張るなどの対応を取らせていただいております。今後は、地区の要望をお聞きしながら早急に危険遊具について撤去と改修を実施してまいります。 なお、議員の御提案の高齢者の健康に配慮した遊具の導入につきましては、今後の児童遊園地の整備を検討する中で3点セットの見直しを含めて考えてまいりたいと思います。 2番、一時保育についてでありますが、保護者の就労形態の多様化等に対応するため、市内3つのこども園、伊部、日生、吉永の各園において一時保育事業を実施しており、令和2年度は延べ2,168人の利用となっております。 利用者負担は基本的に日額2,000円となっていますが、本年4月1日より1日の利用が4時間以内の場合は利用料金を1,000円とするなど、利便性の向上と利用者負担の軽減等を図っております。近隣の瀬戸内市や赤磐市における利用料金と同額であり、その他の自治体の状況を見ましても妥当な水準であると考えております。しかしながら、今後の利用状況等も勘案しながら様々な条件を抱えた利用者にとってより利用しやすい制度内容となるよう引き続き検討をしてまいります。 3番、防犯カメラについてでありますが、防犯カメラの設置促進につきましては、安全・安心なまちづくりのためにも必要な事業と思っております。県の補助事業を活用し、設置促進を考えております。 4番、公共交通についてでありますが、現在お医者バスについては令和3年11月から令和4年3月末まで実証実験を行う予定としております。片上・伊部間だけでなく、その他の地区でも実証運行をできないかについては8月定例会で御質問のありました西上議員、今回の山本議員にお答えをしたとおりでございます。 5番、1点目、副市長2人制についてでありますが、藪内議員にお答えしたとおりでございますが、若干付け加えますと同規模の他団体の状況や年間経費における一般職との比較などにおいていかがなものかという考え方があることは承知しております。しかしながら、例えば近隣の赤磐市では平成31年4月から令和3年3月まで2人目の副市長に国交省出身の方が就任し、市の重要施策を担当した事例もございます。このようなことでぜひとも議員の皆さん方の御理解を賜りたいと思っております。 2点目、西片上の遊技場跡地の先行取得についてでありますが、当該用地については備前市全体のまちづくり、町のにぎわいづくりに必須の有益地であることはもちろん、購入を求める要望が提出されており、市民の望む形で有用な利活用を図りたいとの考え方から地権者が譲ってくださる意思のあるときが最適の時期と考えて再度提案するものであります。 本件は、あくまで土地の先行取得でございますので、具体的な図面等はございませんが、これまで申し上げてきた市民センター及び図書館の駐車場不足の解消による利便性の向上、サイクリングターミナルや市民駐車場といった目的、用途に加えて東京オリンピックで銀メダルを獲得して注目を集めたバスケットボールのコートや野外イベント広場、オープンマルシェ会場など気軽に立ち寄れる場、また新しい時代のスポーツとして熱い視線が注がれるBMX、スポーツクライミングなどのアーバンスポーツ施設の候補地として考えられますので、先行取得を承認していただければ概略設計等を行い、備前市にとって利用計画をつくり、夢のある跡地利用を市民の皆さん方にお示しをしたいと考えております。 また、県事業の市民センター西の交差点改良事業について前向きに進んでおります。本交差点は、左折レーン、線形ともに改良が必要な交差点であり、岡山県に対し交差点改良工事を追加で要望し、事業実施に向けて備前警察署、岡山県警察本部交通規制課と協議を行っているところでございます。 この事業を実施するに当たり、市民センター西の既存駐車場が道路用地となり、駐車場が大幅に減少することからも本件土地の取得が必須でありますので、御理解のほどよろしくお願いをいたします。 また、将来事業化する際には財源にふるさと納税を充当することも含め、それぞれの目的、用途により事業主体が買戻しを行うことになります。詳細につきましてはその際丁寧に説明させていただきたいと考えておりますので、併せてよろしくお願いをいたします。 3点目、吉永の屋根つき多目的広場でありますが、この事業は市長として市民の皆さんとの公約実現のためということも当然ありますが、私の一番の思いは各地域での拠点づくり、スマートコミュニティを目指すことであります。地域の活性化、住みやすい町なくして人口減少の歯止めは利かないと思っております。もちろん議会で否決されている案件でもあり、慎重なる協議検討に時間を要したため、追加で提案させていただいた経緯があります。何が市民のために必要なのか、魅力ある町とは何かを検討し、最終的に本事業は必要なことと考えて提案をさせていただいております。 一歩踏み出すことが将来の備前市の発展を目指すまちづくりを形成する上で重要なことでもあり、何もしなければ何も変わらないという現状維持だけでは魅力あるまちづくり、市民の期待に応えることはできないと考えております。 少し私の言葉で説明をさせていただきます。 私は、合併してから17年、1市2町の皆さん方に各歴代の市長あるいは市長部局、総合支所、議会共々一生懸命融和を図り、合併してよかったというまちづくりを目指してきておるということを確信しております。日生にも大橋を完成させました。あるいは新しい初めての定期船を備前市で所有し、今民間の方に委託運航をさせております。備前市では新しい庁舎ができ、これから市民サービスをこの庁舎を通じて、そして実行していこうということで我々市役所職員張り切っておるわけであります。 吉永の人たちにこの17年間で何をしたでしょうか。私の前の4年間、吉永の人はお先に日生の事業を優先してください、お先に市役所を新しく取り替えてくださいと私自身大きな要望を聞いたことはありません。その中で、吉永の高齢者の方がグラウンドゴルフをしておられる。健康で病院に通うこともない。吉村さん、ここに暑い夏、寒い冬、快適に過ごすために一つテントを張っていただけないだろうかというところからのスタートであります。 備前市全域でまだまだできていないいろんなものがありますが、私が今回お聞きした吉永の人たちがこの合併した17年の中において一つの希望を私に伝えられたわけであります。吉永の総合支所で大変簡易でもありますけども、多目的なテントをつくり、いざというとき、あるいは子供たちも遊べるようにしたらどうですかというような考えであります。ぜひとも吉永から出ておられる市会議員は議長さんだけであります。でも、吉永の人も皆さん方に多くの票を入れ、吉永の発展を期待したはずであります。ぜひともこのような吉永の市民の人がぜひともつくってもらいたいんだがということで、クイックリーに市長部局も市議会の皆さん方もそんなものは要らないんだと、何回出しても数の上で否決すると、そのようなことでは私は1市2町のこれからの融和、私は難しいと思います。 大変多くのお金がかかるもんではございません。財源はふるさと納税の約14億円少々のお金を使ってつくらせていただきたい。最小限のものをつくって、そして吉永の人にふるさと納税の恩恵はこういうところにあるんだということで利用してもらい、私はそのためにもぜひとも議員の皆さん方にこのような執行部が出す、市長が出す、否決する、そういう繰り返しをして吉永の皆さん方がなぜ吉永だけがこのような、金額的にそんなに大きなものでないわけですから、何回も何回も市長が提案しなければ理解できないもんではなしに、吉永地区で1つそのテントがあれば地域の方あるいは他市の方からも来て一緒に雨が降ってもプレーができる、延期をする必要もない、また子供たちも外で遊べる、私はぜひとも今回皆さん方に吉永の人にそのような財源で行うわけでございますので、このことについてはぜひとも議会の皆さん方御理解を賜りたいと思います。 特に、吉永出身の守井議員が議長席でおられますから、一般質問が基本的にできないと思っております。吉永の人も備前市の市会議員をたくさん選んでおられますので、そういう点におきまして、この件についてはぼつぼつ皆さん方が前向きによし、それぐらいのことはつくろう、財源はふるさと納税の基金でやるんであれば大きな問題はない、私は財政調整基金まで潰してつくろうというような考えはないわけでありますから、ぜひとも御理解を賜りたいと思っております。 5点目、旧アルファビゼンに係る設計委託料についてでありますが、平成28年4月20日付で総務産業委員会の改修計画の比較表については5階以上を減築し、市役所と図書館を併設した案での概算事業費19億6,236万円であり、今回の減築案とは解体方法や面積及び用途は異なっているため、議員が言われるように比較対象及び参考には全くならないと私は思っております。 今後のスケジュールといたしましては、今回の補正予算が御承認いただけましたら減築案での基本設計策定を進め、現行の全部解体と比較検討がこれでできるわけであります。そして、その結果を3月頃までに議会あるいは市民の皆さん方に報告をし、比較をしてもらう。比較ができないものを前にはこのような予算があった。今回はもうしなくてもいい。同じ土俵に上ってこれとこれがこのぐらいの差があるんですよ。全て解体する案はおよそ9億2,000万円ですと。今回の場合は、今のところ確定しておりませんけども、およそ6億円ぐらいですよと。1階建てでつくればこのぐらいですよと。これを4階建てですればこのぐらいで追加でつくれますよ。この同じものを比較して議会及び市民の皆さん方にそれを考えてもらう。そのためにも、ぜひとも比較できるこのような議案を通していただかないと、比較ができないものをもってそんなものはこちらのほうがいいんだ、いやそれはどうかというようなことは私はできないと思っております。そのためにもぜひ市民の皆さん方にも比較できるようなこの減築案と、そして全部解体案を一つお示しをさせていただきたいと思いますので、ぜひともこの減解に対する予算等についても御理解を賜りたいと思っております。 私のほうからは以上であります。 ○議長(守井秀龍君) 答弁漏れがあれば議員のほうから指摘してください。 よろしいか。 ◆6番(石原和人君) 議長すいません。大きな1つ目の4点目のスケートボード場の整備について、昨日の場所のあそこを最適地としての提案という御説明があったんですけど、それ以外の何かあれば、一回修正可決を受けての再提案の過程で何か特筆すべき点があればお願いしますとのことでしたけども、何も先ほどスケートボード場については触れられませんでしたので、そういうことでよろしいですか。 ○議長(守井秀龍君) 答弁願います。 ◎市長(吉村武司君) 昨日の答弁の中に入っておったと思っておりますが、場所は同じ浜山公園の中の別の場所を予定をしております。その購入費と設置費用が今回出ておるわけであります。 前回の議会でも指摘を受けました。マイナスポイントをゼロにし、そして一日も早く一般路上における若者のスケートボードの利用というんですか、そういう遊びが危ないわけでありますし、そしてその子供たちは早くつくってほしいということであります。また、私も浜山公園に行ったときに少年らと話をしたことがあります。 警察等の指導、あるいは近隣の方の通報、そういういたちごっこでだんだんだんだん子供たちがこのスポーツを隠れてやるというようなことではないだろうかと思っています。あくまでもスポーツ場でそのような若者が一生懸命スケートボードをいっとき体育として楽しんでおられるわけでありますから、私は場所等については変更しておりますので、今回予算の内容は変わっておりますけども、それは昨日御説明の中に入っておると思いまして、議員の答弁の中には入れておりませんでした。 以上であります。 ○議長(守井秀龍君) 再質問はありますか。 再質問に入ります。 石原議員。 ◆6番(石原和人君) 市長からも御答弁いただきまして、特に大きな5つ目につきましては各提案について、公式の場ではここでしか現在の備前市議会の制度上お聞きすることができない市長の熱い思いも含めてのお答え、お聞きすることができましたので、大変貴重な答弁でもあったのかなあというふうに感じております。 順次確認をさせていただきたいと思いますが、大きな1つ目の児童遊園地につきまして、秋の点検でもっての問題点があってロープを張り巡らし、使用停止としておるということで、今後については撤去、また改修を進めていきたいとの御答弁でございましたけれども、そもそも今回そういう対応を取らせていただいておるところのその市の対応について、地元であったり、区会であったりというようなところへのそれぞれの地区で報告はこういう状況があるんで、こういう処置を取らせていただいた等の報告なりはあったんでしょうか。そこを確認させていただければと。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 河井保健福祉部長。 ◎保健福祉部長兼福祉事務所長(河井健治君) こちらのほうは点検後に今後修繕、撤去、こういったものを協議するに当たって地元の区長さんのほうへ順次協議をさせていただいておりますので、全てができているわけではないと思いますけれども、順次そういった形で対応させていただいているところでございます。 以上でございます。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 石原議員。 ◆6番(石原和人君) それから、先ほどの答弁で改修というワードも含まれておったんですが、こういう経年劣化であったり、問題点が指摘される遊具について改修という措置は果たして可能なんでしょうか。土台部分かどこかを補強なりすることで、それは可能なことなんでしょうか、どうなんでしょうか、経費の面等も含めて。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 河井保健福祉部長。 ◎保健福祉部長兼福祉事務所長(河井健治君) 改修というのがおおむね塗装、ですから腐食が、鉄ですので腐食が出たりしますので、塗装、それから物によりましては溶接というふうな形になってこようかとは思いますけれども、そういった形での補修は可能な分は補修をしてまいります。それと、ブランコなんかでいいますと金具、こういったものの交換ということになってこようかと思います。 以上です。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 石原議員。 ◆6番(石原和人君) 先ほども申しました、じゃあ子供さん、そこで遊ばれる子供さんの人数も激減もしておりますし、身近な公園、広場がどうあるべきかという本当に岐路というか、過渡期というか、そういう時期だろうと思いますんで、今後簡単な応急処置でさっき言われた溶接であったり、部品の交換であったりで対応可能な遊具も多々あろうかとは思うんですけれども、一つどうあるべきかということも今後についてしっかりと地元とも調整も図っていただきながら進めていただきたいというふうに思います。そこには斬新な視点であったりというところもあっていいのかなというふうに思いますので、よろしくお願いします。 それから、大きな2つ目、一時保育についてお伺いをさせていただき、今年度から新たな一つの制度として4時間以内の半日の形も入れておるということで、先ほど僕ホームページから確認はさせていただいてのお尋ねだったんですけれど、ホームページも御確認いただいて、半日のところの御案内であったりというところが不足しとんかなあと思いましたんで、そのあたりも周知徹底を含めて、あとPRの仕方も含めてお願いをいたします。 それから、なかなか現実問題でも圧倒的にフルでなくて断続的な就労、お勤めにどうしてもという方が利用される、それからそういう中で4時間のコースを選択される、そら短時間お仕事されとる保護者の方にとっては一つありがたい仕組みかも分かりませんけれども、やはり圧倒的に1日のコースで一時保育利用されている方が多いんじゃないかなあと思うんですが、その通告後にまた担当課でお願いをして、じゃあその圧倒的に多い断続的就労の約8割を占める中で、そういう利用状況の中でじゃあ年齢、利用される子供さんの年齢お尋ねしました。 それによりますとゼロ歳児が498名、それから1歳児が1,295名、2歳児が370名、3歳以上はもう当然就園率もどっと上がって待機児童の子供さんほとんどいない状況ですので、ぐんと下がるわけですけれども、保育園、こども園さん、現場大変な中でこういう一時的な受入れもこういう形で御苦労されてされとんだなあというのを改めて実感したところです。 さっき市長も言われたんですけど、他市とも比較して、おっしゃるように全くこの1日2,000円であったりという金額は決して高いものじゃないです。もっと都市部のほうへ行けば1日5,000円であったりというようなところもあって、決してそこの部分は備前市がぬきんでて高い負担をいただいとるということはないんですけれども、現状その横で備前市は他市に先駆けてゼロ歳から2歳のところも無償化されていますんで、そこを捉えての一時保育、じゃあ1日2,000円の負担てどうなんだという御意見でしたので、そこも備前市の無償化、保育料無償化の現状も併せて御検討いただかないと、他市と比べてどうだということだけの視点でいけばそれは当然そうなるんですけど、現在の備前市の無償化制度の全体も含めての御検討いただきたい、改めて検討いただいてみたいと思うんですが、その点どちらかよろしくお願いします。 ○議長(守井秀龍君) 石原教育部長。 ◎教育部長(石原史章君) お答えいたします。 まず、ホームページにつきましては、分かりやすいPRできるような形に努めてまいりたいと思います。 それから、質問の趣旨でございます無償化の現状を捉えてというところでございます。議員さんも質問の中で御提案をいただいておりました就労が理由であれば利用料を半額程度に軽減するなどという料金見直しの御提案であったかと思っております。そういったところを含めまして、引き続き調査研究を進めてまいりたいというふうに思っております。 ○議長(守井秀龍君) 石原議員。 ◆6番(石原和人君) よろしくお願いいたします。 それから、大きな3つ目、防犯カメラについて市長より県のほうの補助事業も活用しながら考えていきたいということでした。 先ほど御紹介したこちらの補助事業の案内なんですけども、届いて封を開けますとすごいもう、県はすごい力を入れとんか、よほどこの補助事業が低調でより活用を働きかけされよるのか、もうすごいこういった形で、開封したらもうびっくりするような表現で届きまして、これはよほどもう県も力を入れてということなんだなあと実感したんですけれども。 防犯カメラについてはもう先ほど申しましたようにプライバシー、むやみやたらにというわけにもなかなかいかないかもしれませんし、その管理の在り方も大変デリケートなところではありましょうけれども、市長さっきおっしゃったしっかりこういった補助事業、以前も、1期目のときも大いに活用されて整備も進んでおるところでありますけれど、せっかくの補助事業お願いしたいというところと、それから現状で例えば御高齢の方が行方が分からなくなって捜索のケースも時にありますし、それから犯罪どこまであるんか、それから不審者の情報等が寄せられることもありますけれども、そういった場面で既存の設置されておる防犯カメラの警察関係の方になりましょうけど、利活用の状況ってしっかりそういう場面では確認も含めて活用されとるもんなんでしょうか。そこらでお聞かせいただければ。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 吉村市長。 ◎市長(吉村武司君) 先般も片上で犯罪事案がありましたときに、いち早く備前警察署の方がこの防犯カメラを使った犯人の特定ができて早く捕まったということもつい最近お聞きをしております。 また、今の防犯カメラも進歩しておりますので、SDカードを取り出して、そしてそれで見るといいますと当然30分、1時間かかりますわね。その間犯人が逃げてしまうということもありますね。そういうことで、映像をリアルタイムで取り出すような、そのような防犯カメラも私最近見ておりますし、防犯カメラにもう既に防犯灯、特に青色の防犯灯を見ると犯罪抑止力があるというようなことも聞いておりますので、その2つをセットにしたものなんかはそれが価格的にリーズナブルなものであればそういうものも増やしていきたいと思っております。 これからも犯罪の起こらない、特に2号線、250号線をもって隣の兵庫県から入ってくる玄関先でもあるわけであります。子供の被害防止を含め、議員の言われた高齢者の見守りも兼ねて、私は極力地域で御理解のあるところにはプライバシーを確保した上でこのような防犯灯と防犯カメラを1つのセットにした、そしていち早く警察がその情報を確認し、現場に行って犯罪の防止ができるということでございますので、来年度の当初予算におきましては未設置地区も含めてより多くの明るいまちづくりのためにも警察ともタイアップしながら増設をしていきたいと考えております。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 石原議員。 ◆6番(石原和人君) 市民の方、生活していく上で一番大切な安全・安心の分野でありましょうから、これについてはもうどの議員さんも異議を唱えたり、もう優先度の高い施策でありましょうから、しっかり進めていただきたいというふうに思います。 それから、公共交通の中でお医者バスについてなんですが、これ確認させていただきたい。先ほど答弁で西上議員、また山本議員への答弁のとおりということだったんですけど、もう一度お聞かせいただけますか。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 吉村市長。 ◎市長(吉村武司君) 前議会で西上議員から東鶴山から備前病院への直行バスをということで、私の答弁の中でお医者バスの実証実験を考えていますというお話をさせていただきました。 また、今回森本議員からもこれを日生、吉永病院を含めてできないかということで、市立病院だけじゃなしに医院、診療所があるわけでして、今回ワクチン接種等についても13病院、医院、診療所が本当に協力をしていただいてスムーズに備前市民の方、ワクチン接種が進んだと思います。我々にとっては健康の維持というのはもう一番大事でありますので、特に高齢者を含めて病院に行く、週に一遍であり、月に一遍であり、やはり一番大事でありますし、直行が一番いいということは私も分かっております。 また、全く今市営バスが出ていない大きな地域もあります。市民の方からなぜうちの地域は1台も市営バスが走っていないんですかというような陳情も聞いております。高齢化社会でありますし、安全・安心を考えますとやはりこのような市営バスあるいはお医者バス、名前は別に特定していないんですけども、あるいは学校バス、スクールバス、ただ単なる通学で行くだけやなしに、スポーツで例えば久々井の総合運動場へ行く場合どのようなデマンドバスが必要であるかということも考えなあきませんし、いろんな公共交通機関の一翼として備前市は多分これ日本でも一番市営バスが先進的で活用されておるものと思います。ただ、やみくもに出せばいいもんではございません。経済的な観点からもよくよく考えながら効率のいいバスと、そして効率のいい路線と、しかも市民の方が分かりやすい時刻表、バスの時刻表、そういうものが必要であります。 最近、特に私のほうに入っております情報は、本当に見えるんですけども、そこまでに行くのが少し高台におる人はなかなか行けないんですと。帰るときは少し登っていくわけなんで、本当に見えるのにもう玄関口まで来てもらえんじゃろうかというようなお話も実は私耳に入っております。一軒一軒玄関口に行くことは難しいわけでございますけども、備前市内急傾斜地もたくさんあります。できる限り市民に寄り添った公共バスを合理的な方法があれば延伸あるいは増便等を考えていきたいと思っております。 また、和気町とも、あるいは瀬戸内市とも隣接をしておりますので、そのような公共バスを出しております。補完的な意味において、1市2町ともよく相談をしながらやっていくべきかと思っております。 また、上郡、赤穂とを結んでおります「ていじゅうろう」というバスが今現在も走っております。これももう大分なりました。これについても赤穂市長さん、上郡町長さんとも相談をして、改善すべきことは改善していかなきゃならないなあと思っております。 ○議長(守井秀龍君) 発言者に申し上げます。 発言に当たっては一問一答にて簡潔明瞭にお願いいたします。 よろしいか。 石原議員。 ◆6番(石原和人君) さっきの一問一答やなかったんですか。 ○議長(守井秀龍君) 簡潔な答弁をお願いしたい、質問も簡潔な質問をお願いしたいという意味です。 ◆6番(石原和人君) すいません。 ありがとうございます。本当に重要課題であって、公共交通、市民の移動手段というところで本当に何が正解なのか、大きな課題も横たわるでありましょうし、さっき言われた、それから昨日森本議員もおっしゃっとったいつぞやの登場したキーワード、最後のタクシーみたいなところがそういう部分は大きいのかなあと。市長もさっき言われたバスが何路線走ろうが、バス停までの往復がもうそもそも大変な方が大勢おられる、そういう方こそが公共交通が必要な方なわけで、そこを幾ら充実させてもなかなか難しい。じゃあ、タクシー屋さんに頑張っていただいて、市がぎょうさんのバスを抱えて、運転手さん抱えて事故のリスクを負うて各路線利用状況芳しくない中を走らせてというよりは、タクシー屋さんもっと頑張ってください。タクシー利用に対する補助制度を充実さすとかというところも、美咲町の例も度々例示をさせていただいておりますけれども、検討もいただいて、しっかりタクシー利用の在り方、補助の在り方を検討いただきたいというふうに思います。 それから、すいません、大きな5つ目、議案、補正予算案についてですが、市長より特に力が入っとったのが3点目の吉永のグラウンドゴルフ場の屋根ですけど、屋根つき多目的広場なんですけれども、市長がおっしゃった、その中でおっしゃった一歩踏み出してみること、それから何かしなければ何も変わらないというようなところ、そら大いにそういう点もあろうかとは思うんですけれども、我々がしっかりと見極めさせていただかんといけんのは様々な提案、様々な議案、全てにおいて皆さんが十分に検討されて今の備前市にとって、これからの備前市にとって何が何でも必要なんだということで全ての議案、予算案が出てくるもんだと認識をしております。 いつでもええけど、出しとこか、そんなのはないと思います。何が何でも必要だから出してくる。それについて責任を持って判断をしていくのが我々議員の役割かなというふうに捉えておりますけれども。その中で我々よう見極めにゃいけんのはその地区のこともありましょうが、優先度ですね、政策の、施策の優先度、そのあたりもしっかりと見極めていくべきかなあと思いますけれども。 3点目のグラウンドゴルフ屋根つき多目的広場の中で市長は先ほど金額的には大きくないんだと。まちづくり応援基金を取り崩してやる事業で、でもたしか9,800万円だったかと思うんですけれど、金額的に大きくないのは僕はおかしいんじゃないかなあと思うんですけど。大変大きな金額だと捉えておりますが、その点もう一度改めてお聞かせいただければ。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 吉村市長。 ◎市長(吉村武司君) ふるさと納税基金を積み上げて今現在14億円少々のお金があります。我々、通常市税をいただくのは翌年の市民の社会福祉、教育に使うわけであります。財政調整基金の積立てとは違うわけであります。私どもは財源がないわけではありません。たまたまそれは華美に走ったものを議会に提案しておるわけじゃないんです。たまたま広さと内容で最小限のものを地元の要望で1つ、この吉永の高齢者の方がそれほど健康について1つあれば助かるんだということが、私はそのために基本的にふるさと納税制度があって、第4の財布でありますから。原資がないのにそれをしましょう、しましょう、そんなことは考えていないんです。 財政調整基金は、いざというときに将来の若者たちに残していくお金であります。ふるさと納税を毎年頂いておるわけであります。それは備前市にとって有益な事業にその目的に沿って我々は使っていけばいいわけであります。私は、このような吉永に、しかも我々の先輩の皆さん方が健康維持をして、欲しい、つくれますか、そういう問合せで私どもはその基金をもってつくれば問題はありません。 要らないというところにつくります、つくります、それはふるさと納税の基金があるから、そんなことを言うておるわけじゃないんです。私は、こういうことを各市民の皆さん方がいろんな生活手段があります。でも、毎日のように健康維持のためにグラウンドゴルフをしておられる中で、そのグループがここにはこういうものがあればよりいいということの財源を見、そしてできることはしてあげよう、市というのは私はそういうところに耳を貸し、手を貸して初めて住んでいてよかった、あるいは備前市と合併してよかった、隅々まで備前市は配慮をしてくれている町だろうということであります。もちろんまだまだやらなきゃならない政策課題は山ほどあると思います。私は全ての住民の方が来られたら全てお会いをして、そして要望書、陳情書を聞いて、できるところから始めていきたいと思っております。 特に、このコロナ禍であります。閉塞感であります。それが、皆さん方が家から出て唯一の楽しみであるグラウンドゴルフにそういうことをしてほしいという方に財源を皆さん方に明示をして、一つつくられませんかということであります。 また、備前市のグラウンドゴルフの協会があります。その協会からも陳情書が出ております。それは大型のテントを持つ、俗に言う和気ドーム、それに負けないようなものをぜひともつくってもらいたいという陳情書も出ておりますが、地域地域である要望についてできるところからやっていけばいい、特に備前市が財政上使うお金については一般会計で約200億円少々になるわけで……     〔「議長、ちょっともう結構です」と6番石原議員発言する〕 以上であります。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 石原議員。 ◆6番(石原和人君) 御丁寧にお答え、いいんですけれども、先ほど9,800万円決して高くないという表現されたんで、それは間違っていますよと。とんでもない金額ですよと。 それから、1期目のときに、吉村市長1期目のときにまちづくり応援基金を活用して少しでも寄附をいただいた方の思いに応えて様々な事業を提案されてプレミアム商品券であったり、商品券を配付する事業、ちょっと待ってくださいよと。何ぼふるさと納税の寄附金であってもちょっと待ったを議会が度々かけたのをいま一度思い出していただいて、それから吉永の地区もそうだと思います。グラウンドゴルフされとる方もそうだと思います。今、市民の皆さんのお考えなり、市に対する望みであったりというところ多種多様で、十人十色で、ある一個団体の方から要望を受けた、そのことをじゃああらゆる団体、市民の方から要望を受ける、それを真摯に受け止めてその中から優先度をつけて予算配分をし、事業展開していくのがこちらの役割であると。お聞きしたことを、じゃあそこを要望をかなえるため、じゃそれはそれでええんかもしれんけど、ほかとのよく優先度の見極めをしていただきたいということをお願いをしておきます。 それから、すいません、もう時間も僅かでもう全ての議案、予算案、補正予算案、この後委員会での審査に入るわけですけれども、今日の市長の御説明も参考にさせていただきながら、しっかり見極めさせていただきたい。 それから1点だけ、2点目の遊技場跡地購入について、一番最初の提案時の第一義の目的が現状の市民センター、図書館の駐車場の補完が掲げられての提案でございました。市長就任僅か1か月後の提案でございましたけれども、1点だけその時点で原点に立ち戻らせていただきますけれど、そのときの最初の提案時のその市民センター並びに図書館の駐車場不足と判断されたときのその駐車場のデータというのはどういうような数値を上げて不足しとると判断しての提案だったんでしょうか。その点、確認をさせてください。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 吉村市長。 ◎市長(吉村武司君) 私も、市民として何回も市民センターを利用しておりますけども、本当に市民センターの駐車場がいっぱいで困って大分外のほうへ持っていってやっております。市民センターを実際に車等で来た方が分かります体験上のことでございます。本当に小さな駐車場で、また道路整備も考えますと前からやっていかなきゃならないという政策でございますので、ぜひとも市民センターを利用される方の気持ちになって一つ十分な駐車場の確保だけはお願いをしておかないと、私は市民センターの活用にならないと思っております。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 石原議員。 ◆6番(石原和人君) もう時間限られとんですけど、またの委員会でも御紹介させていただきたいと思います。直近のこの石原は駐車場の状況をどこまで捉えとんな。調査研究してみよという市民の声もいただいて、11月直近でございますけれども、ふだんの利用状況を市民センターの当局にお願いをしていただいております。決して不足しておる状況ではないということが見てとれております。 それから、先ほどあった旧アルファビゼンへ移転の方針である機能、片上公民館、中央公民館を移転するんであれば現状の市民センター、図書館機能も新築で外へ出る、公民館機能も移動を考えとる、残るのはホール機能だけを有した市民センターが残るのかなあというふうな捉えでもおりますんで、駐車場のその必要性についてはまたそこ、公民館機能がどうなることかによってまた違うと思いますので、すいません、時間配分がまた下手くそであれなんですけど、委員会でしっかりと確認をし、意思表示をさせていただきたいと思います。 以上で終わります。ありがとうございます。 ○議長(守井秀龍君) 以上で石原議員の質問を終わります。   ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(守井秀龍君) 会議中途ですが、この際暫時休憩いたします。     午前11時50分 休憩     午後1時00分 再開 ○議長(守井秀龍君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。 次に、尾川議員の一般質問を願います。 10番尾川議員。      〔10番 尾川直行君 登壇〕 ◆10番(尾川直行君) 通告に従いまして一般質問をさせていただきます。 資料を請求しましたところ、提出いただきましてありがとうございました。 1番目、パブリックコメントと行政組織の在り方。 現在、備前市都市計画マスタープラン、備前市立地適正化計画に対するパブリックコメントが行われています。備前市パブリックコメント制度、行政組織について、市長、副市長、教育長にお尋ねします。 1点目、パブリックコメントの目的は、市民の市政への積極的かつ幅広い参加の機会を確保、市政運営における公正の確保及び透明性の向上となっています。平成27年から令和3年までの間に何件のパブリックコメント、意見募集を行われ、年度ごとに提出者数、件数と、これらの意見募集について市民からの御意見に対する市長の御所見と今後のパブリックコメント制度についての考えを市長にお尋ねします。 私は、より多くの方々から御意見、情報をいただくための方策、奨励策が求められるのではないかと考えます。 2点目、岸田総理大臣は所信表明で自身と全閣僚で行うとした車座対話を高校生、保育士、農業従事者、観光業者など続け、聞く力を体現しています。 先日、片上地区で意見交換会が開催されましたが、今後市長、副市長、教育長自らが中心に地域に赴き、テーマを決め、地域の方々、特に若年層の子供を持つ親、子育て世代、中学、高校生の方々と車座対話を行い、生の声をお聞きし、施策に生かすべきと考えますが、今後の意見交換会の方法について、市長、副市長、教育長にお尋ねいたします。 3点目、市民の方から、行政マン、公務員の強いところは確実に実績を重ねていくこと、そしてこれからの公務員としての重要なことは過去の実績や定められた規制の中、新しい発想ができるかであり、その光る職員を見つけて思い切って任せることができる組織が必要であると話しされます。 人口が減少し、地域経済が停滞する中で、生え抜きで得られない知見をお持ちである副市長にこれからの職員の在り方、期待するところ、そして人材育成のお考えについてお尋ねします。 2番目、新図書館建設とまちじゅうどこでも図書館の推進。 本は人、物、事をつなぐ存在である。様々な形で人と人をつなぎ、人と物や事をつなぐ。さらに、物と物、事と事もつなぐ力を持っていると図書館と地域をむすぶ協議会チーフディレクター太田剛氏は述べられます。 また、学校図書館は児童にとって心の安定の場所であるし、地域の人たちが交流する場ともなります。図書館が変わると町の未来が変わると言われます。備前市の新図書館建設、まちじゅうどこでも図書館、そしてこれからの読書活動推進について市長と教育長にお尋ねします。 1点目、市長は先日の地域との意見交換会において、新図書館建設はアルファビゼンには予定していないとの御説明があり、海の見える図書館について触れられ、まちづくりの視点で備前市の将来を図書館からつくる。副市長、教育長の人事を見てくださいと力強いお言葉をお聞きしました。この言葉をお聞きして、具現化できると私は考えました。具体的な建設計画、いつまでにどこに建設する計画なのか、そして市長、副市長、教育長の役割について市長にお尋ねします。 2点目、新しい図書館をつくろう会を発足するとのことですが、推進計画、これから推進する核になる人など、具体的な内容は進んでいますか。館長を先に決めて動くとか、そういったお考えはありますか。 市民の新図書館像の共有化のため、具体的計画、ソーシャルイノベーションを目指す新時代の図書館について考える機会、講演会の開催など意識の醸成、また伊万里市市民図書館では図書館ができてから活動をスタートするのではなく、完成したらどんな活動をしたいかなど話し合い、活動する素地をつくり上げていったとのことです。こういった環境、風土づくりの方策について教育長にお尋ねします。 3点目、まちじゅうどこでも図書館構想の推進計画と、小・中学校図書館の推進の取組をどう行うのか。 学校の取組事例に学校全体を図書館にしてしまおうという荒川区第一日暮里小学校の例もあります。学校図書館の蔵書を含め、施設など魅力ある読書環境づくりがみんなでつくる教育のまち備前市の実現の一つと考えますが、これからの推進方法について教育長にお尋ねします。 4点目、岡山県内公共図書館調査2021年度によると、備前市図書館の登録者数1万3,372人、登録率39.9%、図書購入費1,035万3,000円、蔵書数15万2,368冊、雑誌数26種類、1人当たり貸出数2.1冊と報告されています。他の自治体と比較すると、少し見劣りいたします。今後の読書活動の推進、登録者数、登録率の向上、図書購入費あるいは雑誌の購入等について、今後の読書活動推進について教育長にお尋ねします。 3番目、教育大綱と小・中学校の不登校対策について。 教育大綱が3年ぶりに改訂されました。教育大綱と不登校問題について質問いたします。 文部科学省の2020年度問題行動・不登校調査で新型コロナウイルス禍の学校に様々な影響が出ていることが報道され、全国の小・中学校で不登校だった児童・生徒は前年度比8.2%、1万4,855人の増の19万6,127人で過去最大、最高だったと報告されています。 岡山県内の小学校の不登校者数が過去10年で最多の933人で、前年度比24人増加、中学生は1,667人、前年度比79人の減と報告されています。 教育大綱と小・中学生の不登校問題への対応について教育長にお尋ねします。 1点目、教育長から教育大綱、教育の基本方針について、「広報びぜん」の紙面で語っていただけると期待しておりました。教育長から市民に向けてみんなでつくる教育のまち備前市、全ては子供たちのためにの実現について、またこれからどのようにして市民に周知し、施策の推進をしていくのか、お尋ねします。 2点目、備前市での不登校の原因と状況について。 新型コロナウイルス感染拡大を受けて実施された一斉休校中、規則正しい生活ができなくなる子供が出現しましたが、不登校の主な原因は生活リズムの乱れ、遊び、非行との指摘があります。学校現場で感染予防とともに子供たちへの影響を最小限に抑えるための今後の対応、不登校を未然に防止する方策についてお尋ねします。 3点目、備前市でも教室に入れない子が空き教室で自習するケースがあるとお聞きします。他市では、スペシャルサポートルームといった名称で学校を休みがちな児童・生徒が過ごすための校内の居場所、児童・生徒が成長する場として校内フリースクールを設け、専任の教員が配置され、学校全体で子供たちの学習支援を行っている例が報告されています。 教室に入れない子が空き教室で自習から教員が学習支援する体制の確立、より充実し、誰一人として取り残さない教育の体制の整備を図るべきと考えます。実態と今後の対応について教育長にお尋ねします。 4番目、幼児、児童・生徒の繰り返される遊具の事故防止について。 10月、岡山市の保育園に通う男児が園庭の遊具の隙間に首が挟まり、その後貴い命をなくすという痛ましい事故が発生し、胸が痛みます。学校、園の遊具は安全につくられていると考えられていますが、なぜ事故が発生したのか考えさせられ、心が痛みます。学校、園での安全確保について、教育長と担当部長にお伺いします。 1点目、事故が発生し、事故防止対策として園、学校、公園等の遊具の再点検はどう行われ、その点検結果と施設の改善等の措置状況についてお尋ねします。 指針以前に設置された遊具が指針に反した状態の遊具は珍しくないとの指摘もあります。今後どう対応するのか、また現在安全基準を満たしていない遊具についての改修、更新などの措置をいつまでに行うのか。 以前、岡山市で公園の遊具が使えない使用禁止、立入禁止の措置、修繕、更新待ちで閉鎖された状態が続いているということが指摘されたことがありましたが、備前市内ではそのような事例はないのか、お尋ねします。 2点目、日本スポーツ振興センター、JSC作成の資料編、学校における固定遊具の事故統計データ及び参考資料の事故発生件数の推移、平成26年度から30年度5年間の統計を見ますと、災害共済給付データからの数字となっていますが、小学校では事故発生件数が13万4,014件、うち遊具で件数の多いのは1位、鉄棒、2位、うんてい、3位がブランコとなっています。 幼稚園、認定こども園、保育所では事故発生件数が6万4,745件、うち遊具で件数の多いのは1位が滑り台、2位が総合遊具、アスレチック、3位が鉄棒となっております。 備前市の事故発生件数、遊具別の主な対策について、事故発生件数からの物的と人的対策について教育長にお尋ねします。 3点目、事故防止のためにはフールプルーフが求められます。また、ヒヤリ・ハット事例を子供たちとも情報の共有を図り、事故防止の知識を生かした安全教育の必要性、子供自らが事故防止策を学ぶ、より危険予知能力を高める方策が必要と考えられます。事故防止対策の取組、安全教育とその課題について、教育長にお尋ねします。 5番目、JR西片上駅、吉永駅、日生駅改修とサイクリングセンター整備について。 8月議会でJR日生駅、吉永駅の駅舎リニューアル等周辺活性化の検討事業、11月議会でJR赤穂線西片上駅の改修検討事項と遊技場跡地を市民センター駐車場、サイクリングセンター等の整備について市長にお尋ねします。 1点目、備前市内にJR線駅が9駅あり、多くの方々が利用されています。JR赤穂線西片上駅の利用者は、岡山、西大寺方面等へ中学、高校生等通学通勤に利用し、そして備前緑陽高校生徒が利用もされています。 乗車人員は、岡山県統計年報、JR作成ですけれども、590人で、備前市内の9駅では一番多い乗車人員となっています。地域公共交通は、持続可能な地域づくりのために重要な基盤、資源で維持発展に努めなくてはなりません。西片上は備前市の玄関であり、備前市の第1印象をインプリンティング、刷り込みに大きな役割があります。今回の事業について利用者は、あるいは地元も喜んでいます。西片上について言えば安全で明るいバリアフリー化された、サイクリング利用者等に配慮された駅空間施設整備を目指すべきであると考えます。 具体的には外観の整備、トイレの改修、バリアフリー化、照明の整備、駐車場の整備、駅舎周辺に駐輪場の整備、送迎の自動車への対策、サイクルトレーンへの対策等、駅舎スペース利活用のための整備が必要と考えます。 今回の駅整備改修について、それぞれの駅に整備の課題と整備方針が異なると考えます。整備を行う駅について特色を生かしながらまちづくりの観点から整備計画を立案する、その計画について利用者等から意見を求め、整備を進めるべきと考えます。吉村市長の駅整備についての取組の考え方をお尋ねします。 2点目、西片上の遊技場跡地に片上地区からサイクリングセンター設置の要望が提出されています。自転車活用の推進により健康づくり、環境、地球温暖化防止、CO2削減のため片鉄ロマン街道の延伸とサイクリングセンターの整備充実を行い、市外から訪れるサイクリストを交流人口、関係人口と思考すべきと考えます。 岡山県では、活動範囲の広いサイクリストに滞在してもらうためにプロモーション等を行うために、サイクルツーリズムによる観光振興協議会で地域課題解決支援プロジェクトで滞在型観光推進にも取り組んで注力しています。備前市のサイクリングセンターのハード面施設の内容とソフト面の取組、そして片上地区のまちづくり構想全体像についての市長の考えをお聞かせください。 以上で質問を終わります。御答弁をよろしくお願いします。 ○議長(守井秀龍君) ただいまの質問に対する答弁を願います。 吉村市長。     〔市長 吉村武司君 登壇〕 ◎市長(吉村武司君) それでは、尾川議員の御質問に順次お答えをいたします。 1番、1点目、パブリックコメントの実績と今後の制度の在り方についてでありますが、平成27年4月から令和3年10月までの間に実施しましたパブリックコメントの件数は39件、提出者は89名で、364件の御意見がありました。意見提出の偏りはありますが、案件によっては意見も多く、市政に関心を持たれている方が増えてきているものと思われております。 今後のパブリックコメント制度につきましては、奨励策までは考えていませんが、多くの市民が閲覧でき、多様な御意見がいただけるよう閲覧場所を増やすことや、さらに市民の声を反映する必要がある計画等を策定する際には、市民会議など作業過程で意見聴取を行う場を設けるなど、市民が参画する機会を検討してまいります。 2点目、先日備前緑陽高校の学校運営協議会があり、出席してまいりました。その際、協議会委員と高校生を交えたグループワークにより、高校生の意見や考えを聞いてきたところでございます。直接生の声を聞く場は現状を把握する意味でも非常に有意義なことであることは十分認識をしております。 2番、1点目、海の見える図書館の詳細計画についてでありますが、みんなでつくるをキーワードに、単に図書館を建設するということではなく、将来のまちづくり、人づくりの拠点となることを趣旨として、教育委員会を中心に新しい図書館をつくろう会の立ち上げを準備をしているところでございます。 また、具体的な計画については構想と並行して建設候補地について検討をしているところでございますので、明らかになった時点でお示しいたします。 図書館建設に関する三役の役割としては、まず図書館を管轄する教育長が先頭に立たれ、図書館づくりの経験を有する副市長が構想の作成を後方支援し、備前市の未来づくりの視点から、市長である私が責任を持って計画全体をまとめていくことになると考えております。 5番、1点目、まちづくりの観点で施設整備と駅の特色を生かした整備をについてでありますが、私も議員がおっしゃられるとおりと思っております。大いに参考になる貴重な御提案をありがとうございました。 西片上駅の整備につきましては、備前市のJR西日本の駅の中でも一番乗降客が多く、備前緑陽高校の生徒が多く利用する駅でもあり、利用客の利便性の向上や駅周辺の活性化を図るためにも必要であると考えております。 総務産業委員会にて現地確認され、老朽化などについて委員の方々にも御指摘をいただいておりましたので、この11月補正予算に改修計画の概略検討業務を行うための委託料を計上させていただいております。 日生駅につきましては、JR西日本と協議を行った際にJR西日本の駅の中でも海が見える駅舎は少なく、また小豆島へのフェリー乗り場があり、瀬戸内国際芸術祭への玄関口と直結しているなど、その潜在的な魅力を感じているということもあり、コンビニ設置を含んだ日生駅の周辺整備を進めてみてはとの話がありました。 市といたしましては、この機会を利用し、JR利用者の利便性向上やにぎわい創出を図るため、情報ラウンジや図書スペースなどの公共施設とJR駅舎との合築の可能性、また駅舎に併設した観光案内所の設置や駅前ロータリー等の可能性について検討してまいりたいと考えております。 吉永駅につきましては、同じく利用者の利便性向上、にぎわい創出などを図ることを考えております。また、現在吉永総合支所の改修計画の中で現在の場所での改修や移転の可能性もあり、移転となれば吉永駅舎との合築の可能性も検討してまいりたいと思っております。 また、吉永駅南側には吉永病院や認定こども園などの公共施設やコンビニがあり、南口の新設の可能性等などを含め、活性化案の策定も検討をしてまいります。 また、議員御指摘のとおり、それぞれの駅によってそれぞれの課題がありますので、駅利用者などから御意見を伺いながら整備を進めてまいりたいと考えております。 5番、2点目、サイクルツーリズム、まちづくり構想からハード、ソフトの整備充実についてでありますが、まずハード面については遊技場跡地を購入して、地区から要望をいただいておりますサイクリングターミナル新設も検討したいと考えておりましたが、残念ながら議会で理解が得られず、新設については進展をしておりません。 片上ロマン街道を活用したサイクリング施策については施設の整備の中で考えてまいりたいと思います。これについては備前焼と旧閑谷学校という2つの日本遺産や、豊かな自然を有する町ならではの新ルートの提案や、県推奨の津山から頭島までの片上ロマン街道ルートを案内する掲示板の設置などが考えられますので、県や沿線市町とともによく連携して利用促進を図ってまいりたいと考えております。 なお、片上ロマン街道の延伸につきましては、県と協議をしてまいります。 サイクルツーリズムによる観光振興協議会に本市が不参加の理由につきましては、新規の事業であり、コロナ禍でもあったことから、本年度は参加を見合わせていました。次年度以降につきましては議員御提言のとおり情報収集のためにも積極的に参加させていただき、自転車を切り口とした滞在型観光の推進に向け検討をしていきたいと考えております。 私のほうからは以上であります。 ○議長(守井秀龍君) 杉浦副市長。     〔副市長 杉浦俊太郎君 登壇〕 ◎副市長(杉浦俊太郎君) それでは、私から尾川議員の御質問に順次お答えをしてまいります。 もう議員もよく分かっていただいていると思いますが、教育長時代から私地域に出向いて様々な機会に市民の声をお聞きするという機会を意識してつくってまいりました。 実は、7月に就任してからも毎月市民有志が開いている図書館を語る会に毎月出席をしておりますほか、例えば先日BIZEN合唱祭で出演をしました際も、単にピアノを弾いて歌うだけではもったいないので、そこへ出演されている方、それから聞きに来られた方にコロナ禍で特に子供たちの発表の場が失われているというお話も聞いて、これから先どうやって対策をしていこうかと、教育委員会とも連携してそういったところも力を入れていきたいなというふうにお話をしたばかりです。 市民との対話は行政を担う者として大切にしたいところでありまして、今後も公式、非公式含めて積極的に出席をしていきたいというふうに考えております。 続いて1番、3点目、期待する組織と職員の人材育成についてですけども、公務員と民間企業、公共の利益か企業の利益かという違いはありましても、その目的を達成するという意味合いにおいてはそれほど大きな違いはないんではないかなというふうに考えております。 組織はその組織全体としての覚悟と、それからセクションの枠を超えたセクショナリズムの解消という2つの観点が私重要ではないかというふうに考えています。自治体組織全体としての覚悟は若干難しいんですけれども、限られたリソース、これも予算も含めてですけども、人的なリソースも限られています。その中で目標を達成するためには、やはり適切な資源配分が必要です。選択と集中によって目的を達成する、その覚悟は必要であるというふうに考えています。 もちろんセクショナリズムの解消ということに関しては市長も再三横串ということを言われております。担当部署が持つ情報やネットワークを使ってほかの部署の目標にどういうふうに貢献できるかと、自分の部署だけをやるんじゃなくて、自分の知見がどのようにほかの部署、市政全体に役に立つかという視点を持って仕事をしてもらうことが重要だというふうに考えています。 職員についてはこれだけ地方分権が進展する中で、多様なニーズ生まれてきています。地域の実情に合わせた政策が必要とされているということで、そういう地域のニーズをいち早く把握をしてそれを実行に移していく、政策を形成する能力というのがやはり大事で、その能力があるかないかでその自治体の体力というんでしょうか、それが変わってくるというふうに考えています。 そういった選ばれる自治体と申しましょうか、地域の実情と市民ニーズを把握してきちんと実行していく自治体がこれから選ばれて、人口減に対しての一定の効果を発揮していくのではないかなというふうに考えています。 政策立案の能力と申しましても、これ単に計画を立てて提案するだけでは意味はなくて、それをきちんと人に伝えて実行していく政策立案、それから伝える力、それから実行力、この3点セットがこれからの公務員に一番必要なんではないか。もう釈迦に説法ですが、議員の皆さんも自らの信念を市民に伝える能力、それからそれがあるからこそ選ばれてこの場にいらっしゃるというふうに考えるわけです。市役所の職員も選挙は経ていませんが、市民から選ばれる存在にならなければいけないというふうに思います。 その自治体職員の政策形成能力を高めるためには個人個人の努力も大事なんですが、困難な政策課題に組織としてチャレンジする、失敗を恐れない、挑戦する組織に変わっていく必要もあると思っています。そういう信念に基づいて、今年度政策コンペも初めてやらせていただきましたし、今実は就任以来毎週、ほぼ毎週若手職員と三、四人、ランチミーティングをやりながらダイヤの原石を探すというささやかなアクションも起こしております。副市長として住民の負託と信頼にお応えする意味でも、このダイヤの原石をきちんと磨いて政策及び企画に関して指揮命令、監督といったことをやっていくのが私の役割かなあというふうに思っています。備前市役所宝の山ですので、御期待いただきたいと思います。 ○議長(守井秀龍君) 松畑教育長。     〔教育長 松畑煕一君 登壇〕 ◎教育長(松畑煕一君) それでは、私から尾川議員の御質問に、非常に多くの質問をいただいていますので、感謝の気持ちを持って順次お答えをしてまいりたいと思います。 最初に、車座対話につきましては、私は以前から現場第1主義ということを標榜してまいりまして、現場にもうどんどん出かけていろんな人の意見をいろいろ集会あるいは個人的に対話を重ねてきています。既に11月からは教育長出張講座と題してまちじゅうどこでも出前講座というものを広く開設して教育に関する講話とか、あるいは市民の皆様の御意見をお聞きして公民協働を進めるということを狙いとして進めております。 当面は、市内5中学校の生徒から子供たちの心、気持ち、率直な思いや意見、そういうものを生徒から直に聞きたいと考えまして、既に去る11月24日には三石中学校の生徒から中学生3年生が2名、2年生が2名、1年生が1名の代表5名の方と十分いろいろな面からの話合いをいたしました。子供たちの本当に澄んだ輝いている目、非常に素直な、率直な思い、そのような意見を聞くだけで私たちも勉強させてもらう思いです。そのような点から率直な意見などを聞くことができまして、非常にうれしく思っています。 今月12月中には残る4中学校も順次開催する予定をもう既に立ていますので、今年中には中学生全ての生徒の代表者から意見が聞けるので、今後の教育行政に十分生かすことができると考えております。 次に2点目、新しい図書館をつくろう会についてお答えをしてまいります。 9月の厚生文教委員会で直接的には説明をいたしておりますけれども、まちじゅうどこでも図書館、一応現在まだ仮称ですけれども、図書館ピラミッド構想、一番上に中央図書館があって、ずっとピラミッド状にまちじゅうどこでも図書館がもう何十メートル、何百メートルに1つは必ずミニの図書館があるような、そういう準備を進めております。 そのコンセプトは新しい図書館像でありますコミュニティーづくり、地域づくりとしての図書館、新しい価値とか文化を創出する図書館、あるいは人づくりを担う図書館、あるいは観光の中核をも担うような図書館、あるいは持続可能でみんなで支え合う社会の中核を担うような図書館という新しいイメージを持ってそのような新しい図書館を目指すものであります。 新しい図書館をつくろう会につきましては、年明けから早速準備会をはじめ広くまちづくり会議とか新しい図書館づくりの会、今までにもそのような新しい図書館を語る会もあり、私も何回か出ておりますが、そのような人の意見、あるいは産学官民の代表者などで構成する新しい図書館をつくろう会の準備会を年明けから始める予定です。 新しい中央図書館を中心に御近所図書館、あるいはさらにはおうち文庫、あるいは縁側本棚、中央図書館があり、分館があり、学校図書館があり、各地域に図書館がある。さらには、御近所図書館、さらにおうちの文庫、あるいは縁側本棚という縁側でコミュニケーションが進んでいた地元のつながりをさらに掘り起こしたいという思いでそのようなものを、今後どのようなものとして進めるかを具体的に議論して案をまとめていく予定にしております。 それと同時に、図書の紹介とかガイドだけではなく、観光ガイドなども担うブックコンシェルジュという新しいボランティアがあります。図書の説明とかガイドをするだけじゃなくて、例えば熊沢蕃山の本などを読んだら蕃山地区に行ってその地区の勉強をすると、そういうツーリズムにもなりますが、そういう新しいブックコンシェルジュや図書館運営を支援する普通の図書館ボランティアもつくろう会と並行して1年から2年かかって新しい図書館をつくるまでにはそういうボランティアを100人、200人という規模で行い、その人たちが中心になって図書館運営もしていただきたいというふうに考えています。 また、準備室長につきましては早めに決めてこの新しい図書館をつくろう会に参加していただきたいと考えております。 このような準備を経て、来年度にはできるだけ早い時期にまちじゅうどこでも図書館イベント、もうかなりビッグな人を呼んで記念講演会などを開催して、私はこれがうまく展開したら日本一の図書館になるというイメージを持ってやっておりますので、図書館のまち備前市を広くアピールしていくことができたらというふうに考えています。そうすれば、図書館のみならず観光面も、地域づくりも、人づくりも、一つの大きな拠点として進むものだと確信をいたしております。 それから3点目、まちじゅうどこでも図書館、学校図書館の活動推進でありますが、私はまちじゅうどこでも図書館構想の中の重要な構成要素の一つとして学校図書館を組み入れております。保育園、こども園には絵本を中心とした図書あるいはCD、DVD教材、デジタル教材も多くあります。幼児教育の段階から図書館の充実をはじめ小学校、中学校、高等学校の学校図書館の充実を幼、小・中・高一貫教育、これからは小・中だけじゃなく幼、小・中・高一貫教育を備前市からモデル的に推進できるような、そういう中心的機能として学校図書館も進めてまいりたいと考えております。 学校図書館が学校内で閉じられたものではなくて広く市民に開かれ、市民とともに歩む学校あるいは学校図書館にしたいと考えております。 具体的には、学校図書館を含めたまちじゅうどこでも図書館というものは全ての図書館間での図書の貸出し、御近所図書館とか中央図書館あるいは学校図書館、どこでも自由に貸出し、返却ができる、別に中央図書館に行かなくてもどこでも図書の中の貸出しや返却などができるようなシステム化をつくったり、あるいは読書サークルなどを通しての相互交流なども進めてまいりたいと考えております。 それから4点目、図書館運営と読書活動推進の今後についてでありますけれども、議員御指摘の岡山県内公共図書館調査の結果は非常に寂しい現実であります。本当にこれは真摯に受け止めなきゃいけない。なぜ、何がそのような現状、結果を引き起こしているのかということはあらゆる角度から、単一の原因とは考えられませんので、多様な角度から、多様な人からによる原因究明に努めてまいります。既にその調査を始めているところです。 現時点で一つ考えられることといたしましては、現施設は開架書庫あるいは閉架書庫への保管が限界を迎えております。書籍の新しい購入につきましては現状維持が精いっぱいの状況であることが上げられます。新施設整備によって環境が整いました暁には蔵書も増え、魅力的な図書館へと変貌を遂げると信じております。 さらには、新施設の整備の機運に合わせてより一層の読書活動、いろいろな読書会、読書サークル、いろいろな読み聞かせその他、読書活動を推進するため啓発とか事業を実施しまして登録者数、登録率の向上に努めてまいります。 特に、本やデジタル教材などを読むことの面白さ、その意義、私は本が非常に大切で、本が一番の教師だと思っていますけども、その本を読むことの面白さや大切さ、意義、人生においてあらゆる人があらゆる観点からそういうものを学んでいく、その面白さを、楽しさをしっかり実感できるような、そういう読書推進活動を行ったり、例えばビブリオバトルという新しい方式の、京都大学の学生が提案して始まって全国に有名ですけども、読んだ本の紹介を、プレゼンをしていくんですね。ここはこのように面白かった。読んでくださいというなのを。一番プレゼンが優れた人に賞を与えるという、そういうビブリオバトルと称するものなどもありますので、そのようなことも導入してまいりたいと思っております。 3番、1点目、私の考える教育大綱についてでありますが、4回にわたる市長の下で備前市総合教育会議とパブリックコメントを経て新しい備前市の教育大綱を策定することができました。市民の皆さんや教育委員、議員の皆さん大変お世話になりました。大変すばらしい大綱ができたと自負しております。 表紙を飾ってもらったのは、市内から夏休み中に公募をしました。小学生、中学生がたくさんすばらしい備前市の教育の町はこうあるべきだということを絵で本当にすばらしい作品をたくさん応募してくれました。そういうすばらしいものが157点も絵画作品が集まりました。その中から最優秀作品がこれまたすばらしいものです。また、皆さん既に見ておられるかと思いますが、さらに皆さんに知っていただきたいと思いますが、すばらしいものができたと思っております。 大綱の内容と基本方針については議員御指摘のように近日中に「広報びぜん」において紹介をしたいと思っております。また、市民の皆様に対しては、児童・生徒には学校を通じて、また公共施設等への配付によってこの教育大綱というものが広く教育のまち備前、みんなでつくるということを大切にしていますので、みんなにお知らせをして施策の実施に取り組んでまいりたいと考えております。 それから、続きまして2点目、不登校の現状と未然防止策についてお答えをいたします。 まず、備前市の実態についてでありますが、国からの指導によりまして市町村別の状況を切り出した詳細な御説明はできませんけれども、特に小学校段階における不登校の未然防止が重要であるという課題意識は岡山県とともに同じ意識を持っております。このため、特に希望する小学校においては県の事業を活用した登校支援員の配置を行っております。 また、議員御指摘のとおり新型コロナウイルス感染症による臨時休業等の影響も懸念されることから、特に心理面のケアなどが必要な場合もいろいろ出てまいりますね。そういう心理面のケアについてはスクールカウンセラーという制度があります。あるいは生活習慣の確立なども含めた家庭に対する支援はスクールソーシャルワーカー、もうそのスクールカウンセラーという心理的なものとスクールソーシャルワーカー、生活面の支援、そういうものを配置しております。それぞれ各小学校、中学校において効果的に活用するように各学校にお願いをしているところであります。 3点目、校内のフリースクール体制についてでございますが、これも議員御指摘のとおり教室には入ることのできないものの別室であれば安心して学習ができるという児童・生徒は本市にもいます。存在をいたします。 こうした状況に対して学校では必要に応じて教員等のシフトを組むなどして、別室指導等の対応を綿密に行っておるところでございます。学校より相談があった場合は、別室指導員を配置する県の事業等も紹介をしておりますが、現実として教員とか講師が不足している現状の中で別室指導を、教科指導がお任せできるような免許の保持者の確保が非常に難しいですけれども、何とか確保しながらこのような厳しい生徒の実情に合わせた別室指導などの指導ができるように万全を期して行っているところであります。教育委員会といたしましては、教育支援員の弾力的な活用について助言するなど、課題意識を持って取り組んでいるところであります。 続きまして、4番の1点目、遊具の再点検と点検結果の処置対応についてでありますが、児童遊園地につきましては石原議員にもお答えをいたしておりますとおりです。 保育園、こども園の対応は星野議員に昨日お答えしたとおりです。 なお、一時的に使用禁止としています遊具もございますが、このたびの緊急の修繕で対応することとしております。 次に、小・中学校の遊具につきましてはこども園と同様に専門業者による点検結果を基に毎年修繕を実施をしております。 なお、使用禁止となっている遊具もございますが、今年度中には修繕を実施する予定であります。 また、撤去予定のため使用禁止にしている遊具もございますが、来年度以降に工事をできるだけ早く行うように予定を立てております。 次に、社会体育施設につきましても同様に専門業者の点検を基に修繕を実施しておりますけれども、使用禁止となっている遊具もございます。この遊具につきましては、来年度以降に撤去を行う予定にしております。 2点目、事故発生件数とその原因に対する人的、物的対応についてでありますが、過去5年間の集計数として保育園、こども園での発生件数は23件、5年間の集計です。保育園、こども園での発生件数は23件、小学校が28件。それから、中学校及び社会体育施設はともにゼロ件であります。こども園などは23件、小学校は28件、それ以外はございません。 いずれも全て人的要因のものとなっております。そのため、子供に使い方の指導を行うとともに、園児の見守りにも注意を払いながら安全確保をしっかり進めていくということが非常に重要になってまいりますので、それをさらに徹底してまいりたいと考えております。 3点目、幼児、児童・生徒に対する安全教育の充実についてでありますが、保育園とか認定こども園及び小学校1年生の段階では入園、入学後に設置されている遊具の紹介をするとともに、安全な使用方法などについて学ぶ時間があります。また、危険な使用場面が見られたような際には適宜危険性とか安全な使用方法なりについて保育者、あるいは学校では教員が指導をしております。 小学校の児童会活動では児童自らが危険性を感じる場面を上げて対応方法について考え、啓発活動などを行うことも行っております。 このように発展段階に合わせた指導によりまして、危険の予知能力を高めて事前に事故防止を図っていく、そういうことを図りながら子供たちが安全に遊具を伸び伸びと遊び、活動していくような、そういう安全な遊具使用ができるような環境づくりを今後ともしっかり維持し、充実してまいりたいと考えております。 以上で尾川議員からの非常に多くの面から非常に御丁寧な提言も含めて御質問いただきましたので、取りあえずの答弁とさせていただきます。ありがとうございました。 ○議長(守井秀龍君) 再質問はありますか。 再質問に入ります。 尾川議員。 ◆10番(尾川直行君) それではまず、市長に再質問させてもらいます。 まず、パブリックコメントなんです……。 ○議長(守井秀龍君) 暫時休憩いたします。     午後1時57分 休憩     午後1時57分 再開 ○議長(守井秀龍君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。 答弁を願います。 岩崎産業部長。     〔産業部長 岩崎和久君 登壇〕 ◎産業部長(岩崎和久君) 私のほうからは4番、遊具の再点検及び点検結果の処置対応についての都市公園について、茶臼山公園になりますが、お答えさせていただきます。 遊具点検を10月から11月にかけて児童公園等と併せて実施しております。その中で、シーソーのタイヤの劣化、それと滑り台の階段部分の不良が判明しましたので、一部使用禁止としまして現在修繕を依頼しております。完成は12月中の完成の予定となっております。 以上でございます。 ○議長(守井秀龍君) 再質問に入ります。 尾川議員。 ◆10番(尾川直行君) それでは市長に、まずパブリックコメントのことについて、市長はいろいろ奨励策は考えんというふうに御発言されたんですけど、テーマというんですか、なかなか私も今回の備前市都市計画マスタープランを見せてもらいました。議員の立場ですら大変じゃなあというふうな感じで、それなら何らかの形で奨励策を考えたほうが、より意見を求めるんなら形式的にパブリックコメント制度があるから何とか1か月で、およそ1か月意見聴取すりゃええわというふうな形ではなくて、もっと広い範囲でできる限り聞くようなスタンスについて、そういう意味で質問させてもらって、かなりああいうボリュームとか、それから歴史なんかでもかなり専門的な立場の人からじゃないとなかなか内容的に理解できん場合があったりするので、その辺のことによるんですけど、全く素人の質問というたら言葉悪い、一市民としての意見も聴取も必要でしょうけど、そういった使い分けというんですか、そんなことについて御意見を。 それともう一つ、一問一答ですけど、まちづくり会議なんかにこういうテーマを提供して意見いただけんかというふうなことはどんなんでしょうかね。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 吉村市長。 ◎市長(吉村武司君) 貴重な御意見と思います。いわゆるパブリックコメントにつきまして、ここ五、六年で約40ばかり出ております。市民の御意見は御意見として参考にしなきゃなりませんけども、やはりこれを具現化し充実するためにはいろんな方の御意見を聞く必要があろうかと思います。どのような奨励策があるか、担当の者とよく相談をしてやっていきたいと思っております。 また、まちづくり会議等につきましても各地区にあるわけでありまして、これを備前市という一つの形に入れていくのは区長会等の組織だと思っております。縦横、縦軸、横軸、横串、縦軸、いろんな考え方があります。でも、皆さん一生懸命この備前市へ住んでおられるわけであります。このパブリックコメントを通じて備前市の大きな政策が決まっていくということも市民の皆さん方には御理解いただいておると思います。いかに多くの意見を取り入れながら備前市の政策の信頼性というものをこれからもつくっていかなきゃならないと思っています。これからもいろいろ御指導を願いたいと思います。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 尾川議員。 ◆10番(尾川直行君) 順番は違うかも分かりませんが、JR西片上駅、サイクリングセンターの整備のことに関連して、前も吉村市長じゃなかったかも分からんのですけど、月刊の「おかやま同郷」という岡山県人誌というのが発行されて、今絶版になったというか、横山章さんが責任者で発行されてきた中で、片鉄の跡地というんですか、あそこをまちづくり、備前市の中心づくり、町のへそづくりというふうな位置づけで片上鉄道もそれなりの地域経済の発展に寄与してきたんですけれども、そういう捉え方で図書館のことを明言されずにどう考えとんか、推察するしかないんですけど、一帯を緑陽高校とか、図書館とか、サイクルセンター、それから市民センターとか、市役所も含めてそういったまちづくりを市長も同僚議員にいろいろ考え方を話しされとったんですけど、私もこの間高松と丸亀のほうへ行ったんです。別に調査で行ったんじゃないんですけど。そして、瀬戸大橋線とかの各駅見たり、それから高松の駅とか町並みというんですか、ああいうのを見ると岡山もかなり歩道もいろいろ力入れて、岡山市内ではあそこばっかし集中するということで、岡山市内の中心ばっかし力入れるという意見もあるんですけど、大きなダムは備前市にもできんかも分からんのですけど、小さいダムでもつくって、今までは工場と住宅しかなかったという認識だろうと思うんです。それをある程度どこまで金かけるかというのは程度問題だと思うんですけど、ある程度そういう都市づくりというか、まちづくりをもう遅いんですけど、何らかの形でやっていく必要があって、そういう捉え方というのはもう今図書館のことについて全く海の見える図書館ということで漠然とした形で、もったい付けとんかどうか知りませんけど、そういう捉え方を少し中心市街地である程度はそういう中心をつくっていっていく必要があるんじゃないかなあと。瀬戸大橋線の各駅についてもかなりもう赤穂線とはそれは違う位置づけですけど、何か今までほっとって、もう西片上の駅なんかずばり言いましたらあまり意見で質問じゃない、ドアをもうちょっとすっと開くようにドアしてくれえというぐらい低レベルのもう要望だけだったんですよ。だから、そういう面で捉え方について市長はその辺考えられとると思うんですけど、確認でその辺をお話しいただけたらと思うんですけど。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 吉村市長。 ◎市長(吉村武司君) もう本当に議員が御心配をしておられるとおりに町が衰退をしつつあるわけであります。今回、浦伊部に新しい道路等も今回議員の皆さん方にお願いをしてつくろうとしております。まさしく伊部と片上が一つになるわけですね。そして、片上湾を中心とした周辺が少しでも備前市で購入したり、あるいは利用できれば美しい片上、そして日生から伊部東まで一帯を考えること、そして片上沿線跡地の利用、そういうこれは令和の時代にこれからの備前市の10年を考えますと、もちろん限られた財政で国、県のいろんな助成をいただかないとできませんけども、真剣に我々市長部局と議会で新しい備前市の姿をつくっていく必要があろうかと思います。その中に片上という結節点があるわけでありますから、これは片上だけのことではなしに新しい備前市の、新備前市の一つの中心地として三石の方も、吉永の方も、日生の方も、岡山へ行くにはこの周辺を使っていただく、あるいは頭島まで皆さん来ていただく、そこに一つのスポット、ターミナル、そういうものが数か所要ると思いますし、またこのまちづくりには必ず公園が要ると思っておるんです。 公園は、ただ単なる高齢者の人が散策するだけじゃなしに若い家族の方が天気のいい日には少し出かけてゆっくりと海を見ながら公園で遊ぶ、もちろんそこには駐車場も必要でしょう、あるいはその他の飲食ブースも必要でしょう、あるいは若い人たちがやる軽スポーツといいますか、そういうことも我々はまちづくりとして市民全体が議会と市長部局は一緒になって令和の時代の備前市をつくらないと、多分東備地区において今の瀬戸内市や赤磐が岡山に隣接しております。また、大森市長も中心市街地はあれだけ歩道をつくり、歩きながら散策するまちづくりを構想しております。西川周辺はそのように大きく変わろうとしております。 備前市も岡山県の玄関口でありますし、関西からも閑谷学校や日生、あるいは伊部に来ていただく、これからのアフターコロナを見ますと大局を見てでき得る限りの政策をこの片上を中心に新しい備前市をつくっていかなけりゃならないと思っております。ぜひともいろんな政策につきまして、議会とも相談をしながら活発な議論をしていきたいと思っております。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 尾川議員。 ◆10番(尾川直行君) それから、車座対話のいろいろやり方によって問題あるという、何でもそりゃあけちつけよったら切りがないんですけど、私の感想はこの間地区との話合いのときにせっかく教育長、副市長来られとって、なかなかああいうチャンスはないと思うんです。私も市長だけかと思うとったんですよ。それびっくりして、せっかく来られとんのに、市長を置いとけという意味じゃないんですよ、決して。その辺でこういう車座対話を提案させてもらって副市長が中心になる場合、教育長はああいう形で中学校、小学校というか、を回られとると。ああいう形のものの単なる要望を聞くというだけじゃなしにそういったことの考え方を提案かたがた質問させてもらったんです。その点の考え方というのはいかがなんですかね。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 吉村市長。 ◎市長(吉村武司君) 今現在の総理が急遽出した何か流行語ではありませんけども、これは市政や県政、国政を担う者については俗に言う青空座談会とかという名前でよく出ておりましたけども、車座で忌憚ない意見をお互いに述べ合って参考にするということは大事なことでございますから、地域、年齢あるいは職業は関係なしに来年以降もそのような機会がありましたら、特に副市長には積極的に参加をしてもらいたいと思っておりますし、適宜私も時間等が取れましたらお邪魔して、生の声を聞きながら市政をよりいい方向に持っていきたいと思っております。大変いい御提言ありがとうございました。進んで積極的に対応してまいりたいと思います。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 尾川議員。 ◆10番(尾川直行君) 市長にもう一点。最後のサイクリング関係で岡山県下どっか、主催がはっきり私も確認していないんですけど、地域課題解決支援プロジェクトという観光振興の協議会を立ち上げとって、私は何で、市長は見合わせているということで、そういう表現で答弁されたんですけど、私はどうも勘ぐって言うんじゃねえんですけど、セクションの押し合いへし合いで結局何か建設課か、あるいは観光課か、市民協働か、私の勝手の推察ですけど、そのあたりの交通整理をぜひ、もしもそういう事実であるんならそういう交通整理をぜひ。 今、私らから言わせたら市長がサイクリングセンターつくろうかという考え方しよるときにこういう協議会に出てもうほとんど、和気町も出ていないんですよ、何でか聞いていないですけど。ほかにほとんどもう出とんです、県内の岡山県が推奨するサイクルコースというんですか。それで、備前市と和気町が、主のところが出ていないというようなことで、勘ぐってその辺の交通整理をきちっとしてもらわにゃあいけんなあと。あんたじゃあこっちじゃあというんじゃねえかなあという感じが、それは私の勘ぐりで違うかも分からんですが、そういうことを懸念して、市長は上品に見合わせて欠席したというふうな答弁だったんですけど、その辺を何か交通整理についてお伺いしたいんですけど。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 吉村市長。 ◎市長(吉村武司君) 実は、もう正直申し上げまして議員からこの御質問があるまで実は私これについて詳しく存じておりませんでした。ただ、庁議メンバーでこの検討をするときにこのような答えになりました。 当然、サイクリングというのはこれからもますます元気なスポーツの一つとして全国から、各県にむしろ広がる新しい観光ツーリズムの一つと思っております。赤穂へ行くまで備前市がそのような積極的な受け入れる余地をつくるためには勉強して、そして岡山あるいは総社、西のほうですね、皆さんそれぞれ連携していかなきゃならないと思っております。本年度はそういうことで私も少し行司不足であったと思っております。来年からよく担当部局から報告を聞いて遅れないように、もうアフターコロナも目の前に来ております。Go To トラベルではございませんけども、観光行政、国も大変力を入れておるというふうに聞き及んでおりますから、乗り遅れないように基盤整備をはじめソフトも充実をさせていく必要かあろうかと思っております。来年以降頑張ります。よろしく御指導願います。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 尾川議員。 ◆10番(尾川直行君) 教育長にお伺いします。 いろいろ質問が多くて申し訳なかったんですけど、私も教育長に現場の遊具の話、質問する気はなかったんですけど、教育長もちったあ現場を知っとる、三現主義で現場主義じゃという公言されておりますんで、それはそんなことで現状を質問させてもらったんですけど。 特にあまり、絞っていきますと特にまちじゅう図書館についても私も教育長に指摘されていろいろ調べました。結構県外もそういうことについて取組の事例もあったり、質問途中で申し上げたようなこともヒットしました。特に、市内のヨムヨムリンゴの木を育てようとか、やり方、中身は私もどうかなあというのはあるんですけど、そういう形で読書を、小学校の読書を、生徒の読書を奨励するというふうなことで活動があります。ですから、その辺の芽を何とか伸ばしてもらったりしたいと思うんですが、質問はまちじゅう図書館の手引みたいなものを来年は期待しとんですけど、花火が大きいもんですからこっちがついていけんというところがありますんで、手引をぜひ。 よその県の教育長で言うたら叱られるんかも分からんのですけど、広島県なんかでもリニューアルの、学校図書館のリニューアルについての手引をちゃんと具体的なこういう手順でやりなさいとかというなんを明示されておりまして、そういう形で誰もが分かるまちじゅう図書館というような感じですから、そういう手引について作成するお考えはないか、お伺いします。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 松畑教育長。 ◎教育長(松畑煕一君) ありがとうございます。大変貴重な提言をいただきました。 みんなでつくるということをイメージし、新しい図書館だと思っています。確かに全国的に御指摘のようにまちじゅう図書館的なものは数か所あります。ただ御近所図書館とか、おうち文庫とか、縁側本棚というのは、そこまでのレベルに下がったものは皆無です。全国にありません。市内に一応20、30ぐらいの分館的なところを増やして、病院にも図書館的なことを入れるとか、そういうて増やしたところまではあります。しかし、私たちが考えている御近所図書館、おうち文庫など、そういうものは全国にありませんので、そういうものをつくろうとしています。 それから、御指摘のように学校の図書館も充実したい。学校の図書館司書、教諭が全ての学校に入っているというのはこれは非常に珍しい先進的な地域でもあります。ぜひそういうものも全部ひっくるめて新しいまちじゅうどこでも図書館構想全体を手引のようなものを御提案いただいているようにこれから数か月かけて準備をしていく、またいろいろ御意見をお聞かせいただきたいと思います。ありがとうございました。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 尾川議員。 ◆10番(尾川直行君) それから、教育長に不登校の問題で、教育長も現場のことはよく知っとられると思うんですけど、私らも推察の程度なんですけど、やはり学校現場というのは結構きついんじゃないかと思うんです。ですから、例えば具体的に、あまり言うとあれなんですけど、不登校の子が学校へ出てきて担任が対応すると。そしたら、ほかの生徒というか、児童の対応ができんというふうなことがあったり、ですから学校現場にもっと加配というんか、支援の、今教育長も支援はこういう形でありますよというお話をされたんですけど、もっともう少し学校現場に力を入れるといいますか、光を当ててあげて、生意気なことを言うようなんですけど、もう少し、そしたら本当に学校、教育の町が実現の一歩につながるんじゃないかなあというふうなことなんで、その辺ももう少し、こういう事情で答弁していただくのに具体的にはなかなかお答え難しいと思うんですけど、この辺の取組について最後にお願いしたいんですが。 ○議長(守井秀龍君) 答弁願います。 松畑教育長。 ◎教育長(松畑煕一君) この不登校の問題についても非常に社会的な大きな問題だと思います。いじめや不登校などが全国的にむしろ微増をしていると思いますけども、これはコロナのせいもあってネットいじめとか、そういう、あるいは同調圧力や誹謗中傷、社会全体がどうもちょっとしたことを、何か違ったことをするとすぐつついていこうというような、そういう精神、やはり子供たちの問題だけじゃなくて社会全体の問題で、今度ノーベル物理学賞を取られました大博士は日本になぜいないでアメリカの市民権を得たかということは、日本がそういう本当に息苦しいと。人の顔色をうかがったりいろいろそういうものがあるから、アメリカのほうがよっぽど自由に、闊達に生きることができるというふうな発言もされたりしていますけども、私たちコロナ禍が加速している閉塞感、あるいは人と何かちょっと違ったらすぐ引き下ろそうとするような、そういうけちな根性といいますか、お互いに私の自身の中にはないかといったら残念ながらそういう面があるなあというのを反省するんですけども、子供の頃からそれを社会の縮図というか、鏡であって、そういうものを子供たちが不登校その他精神的な面や、社会的な面や、友達や人間関係の問題や、コミュニケーションの行き違いや、そういうネット環境による問題や、もう多種多様ですね。ですから、御指摘のようにある程度のスクールソーシャルワーカーとか、スクールカウンセラーとか、登校の支援員とか、そういうものをいろいろ考えてやっていますけれども、まだまだ不十分な点があると思いますので、さらに強化もし、細かな配慮ができるような、対応ができるような体制づくりにさらに進めていきたいと思います。ありがとうございました。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。     〔「よろしい」と10番尾川議員発言する〕 以上で尾川議員の質問を終わります。   ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(守井秀龍君) 会議中途ですが、この際暫時休憩いたします。     午後2時24分 休憩     午後2時40分 再開 ○議長(守井秀龍君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。 次に、中西議員の一般質問を願います。 14番中西議員。     〔14番 中西裕康君 登壇〕 ◆14番(中西裕康君) それでは、通告に従いまして一般質問をさせていただきます。 第1に、命を守り、生活応援のコロナ対策を市長に強くお願いしたいところであります。 コロナ禍は、私は災害の一つだと思っています。これまでも政府においては戦時統制と同意によってウイルスに勝利できると考えているような戦争ではありません。もちろん地震のように住宅や工場、商店、道路などの建造物を物理的に破壊することもありません。むしろ感染を通して人間の健康を破壊し、経済活動の根幹である人間と人間との関係性を遮断することで社会経済的被害を拡大するという特質を持った被害、災害であります。収入の途絶、社会や家族からの孤立による自死、あるいは医療崩壊による関連死も人災あるいは政策災害の犠牲と言ってよいのではないでしょうか。また、災害として捉えることで国の指示待ちではなく災害の現場、そこから取組を始めなければならないわけであります。 そして、災害は地域性と社会性を必ず伴っています。コロナ災害の場合、前述したような健康被害と社会経済的被害が複合した形で現れ、社会的弱者ほどその被害が大きくなるという傾向が見られます。それぞれの地域の歴史的特質や自治体の政策を含む社会的特質によって規定されると言えます。 これが社会性と言われるものでありますが、地域性というのは災害の被害は全国一律ではありません。地域的な不均等があります。感染するのは一人一人の住民であり、発生する現場は地域です。したがって、感染症への社会的防御力、免疫力、災害後の回復力の主体は個々の地域に住む個人、家族、そして企業や協同組合、NPO等になってまいります。 ですが、これまでも国が言ってきましたような自助や互助では解決できない地域共通の問題を公の権力を使って財源を用いて横断的に解決できる主体は備前市においては備前市であります。 私は、その考えの下に市長のほうに資料の提出をお願いをしました。大変膨大な資料であります。現時点における備前市のコロナ対策に関する事業についての一覧、本当に資料をありがとうございました。 私はこれを拝見しまして、今朝拝見したわけでありますが、生活全般にわたり広範囲になっていることを痛感しました。また同時に、備前市の果たす役割、この大きさについても本当に感慨深いものがあります。 そして、今ここで私は市長に今大切な対策として、また今後求められる対応や対策について見解をお伺いをしたいと思います。 さて、このコロナ禍においてはもう2年になるわけでありますが、政府の後手後手の対策は皆さん本当に腹立たしい思いがあると思います。その中で、忍耐強く頑張っておられる市民の皆さんに私は本当に敬意を表すわけでありますが、政府の失敗の象徴はあのアベノマスク、政策の失敗は学校閉鎖、日本の医療の構造的な弱点も露呈したものであります。 私は、今回の給付金、新聞紙上でもにぎわっていますが、子供への支援は行っているが、所得の上がらない年金生活者、あるいは所得が大きく下がった人、また女性の皆さん方に大きなしわ寄せが行っているのではないかと推測するわけであります。そこで、やはり生活に届く対策が必要ではないか、市長の見解をお伺いをしたいと思います。 さて、ワクチン接種については国は8か月たってからと固執していますが、私は前倒しをするべきではないかというふうに思っています。これは朝日新聞の記事でありますが、もともと8か月以上になったのは英米独仏などが国内で2回目接種を始めてから8か月たって3回目接種を始めていることが主な根拠だった。つまり医学的な根拠はなかったわけであります。ただ、イスラエルは2回目接種から5か月、アメリカファイザー製やモデルナ製の場合やフランス、ドイツは6か月たった人に3回目接種を呼びかけ、フランス、ドイツについては5か月に前倒しをする動きがある。英国は、6か月から3か月に前倒しをした。厚生労働省は、自治体に8か月の原則は維持しつつ、地域の感染状況などを踏まえて6か月に前倒しすることを認めた。しかし、オミクロン株が広がる可能性も念頭に、全国知事会の平井伸治鳥取県知事は11月30日、現場としては接種時期は早いほうがありがたいし、そうあるべきだと地方からも声が上がっています。 これは今日の朝日新聞の1面でありますが、昨日の国会での首相の答弁は、できるだけ早期に既存のワクチンのオミクロン株への効果を見極めた上で前倒しの範囲や方法をお示ししたいと述べるにとどまったというわけであります。やはり市民の命、暮らしを守っていくためにも私は前倒しをしてほしいというふうに思っています。市長の御見解をお伺いしたいと思います。 2番目に、不在者投票を行える施設の増加を目指してであります。これは答弁者は市長になっております。しかし、本来ならこの備前市議会、選挙管理委員会の委員長がおられません。私は、あえて市長にお尋ねをせざるを得ませんので、御容赦いただきたいと思います。 なおかつ、これは選挙管理委員会の独自性、そして自立性を侵すものではないという立場で私は質問をさせていただきたいと思います。 この質問を実は取り上げることになりましたのは、私ども日本共産党へのある介護に従事しておられる家族の方からのお話でありました。その方のお話は、母親が施設に入っているが、施設の中で投票をすることができない。何とかならないものだろうかというお話でありました。 私は、公選法を見てみますと選挙期日に投票所に行けなくても投票することができます。投票制度には投票期日に投票に行けない、仕事や旅行などで住んでいる地域以外の場所に出かけている、海外に住んでいるなど様々な状況を考慮した仕組みがあります。それは3つあります。1つは、期日前投票制度、これは公選法第48条の2で規定されています。2番目に、不在者投票制度、郵便投票、洋上投票など、これは公選法の第49条で定められています。3番目は、在外選挙制度であります。 期日前投票制度についてはもう皆さんよく御存じだと思いますが、選挙期日に投票所において投票することを原則としていますが、期日前投票制度は選挙期日前であっても選挙期日と同じ方法で投票を行うことができる、投票用紙を直接投票箱に入れることができる仕組みであります。 2番目の不在者投票制度は、仕事や旅行などで選挙期間中名簿登録地以外の市町村に滞在している方は、滞在先の市区町村の選挙管理委員会で不在者投票ができます。また、指定病院等に入院している方などはその施設内での不在者投票ができますという規定があります。 あと少し説明を読んでみますと、指定病院等とは都道府県の選挙管理委員会が不在者投票のために指定した病院、老人ホーム等ですということであります。私は、介護や高齢者施設での不在者投票の状況はどうか、不在者投票が必要な施設数、そのうち実施している施設、実施していない施設へのアプローチが必要ではないかと思います。 岡山県選挙管理委員会のホームページを見てみますと、指定施設の一覧表が掲載されてあります。また、備前市の介護サービス事業者一覧を照合してみますと、特別養護老人ホームにおいて不在者投票を実施していない施設が見受けられました。国民にとって基礎的で基本的な参政権を保障していくために、備前市は努力をすべきではないかというふうに思います。 このことは、日本国憲法や地方自治法に照らしても国民の福祉の向上につながるものだというふうに思っています。私は、この点でどのように国民の権利としての投票権を守り、投票率の向上を目指していくのか、見解をお伺いをさせていただきたいと思います。 3番目に、合併特例債の現状はどうか。 合併特例債のこれまでの活用状況を一覧表でお示しをしていただきました。大変たくさんの事業、そしてたくさんの物が使われています。そして、この資料もありがとうございます。また、活用可能な残金額もこの中で約35億円余が示されています。その残金額を活用して行える事業費はどのくらいを見込めばいいのか、またこの35億円全部使ってしまった場合でも、備前市の財政状況は大丈夫なのかという危惧がありますので、一度お伺いをしてみたいと思います。 4番目に、備前市の久々井総合運動公園の再整備についてお聞かせを願いたいと思います。 スポーツ、文化、イベントの開催など新たな取組が求められていますが、施設整備をどのように取り組んでいくのか、現在約600台の駐車場があるものの、特に体育館の周辺は少ないため、整備は必要ではないでしょうか。 駐車場が満杯になる大会が少なくとも年12回ほどあるというふうにお伺いをしています。また、駐車場も現在確保しているのは約600台でありますが、実際には路上駐車を禁止している区域にも車はたくさん止まっています。恐らく100台を下ることは私はないと思います。 スポーツ、レクリエーション、文化行事、各イベントの利用が今後とも見込まれます。また、スポーツの種類も増えています。例えば先日も市長がにこやかにカヤックを受け取っておられた、こんな種目もあるわけであります。格納庫も必要かも分かりません。 また、大きくなった公園内の立木、この伐採も必要かも分かりません。潮風を防ぐ立木でありますが、あまりにも大きなものはどうでしょうか。 また、この駐車場の配置の中で一番大きな問題は、先ほども申し上げましたが、体育館の周辺での駐車場の確保の問題であります。実際に私も歩いてみましたが、もう少し駐車スペースが確保できるような、素人目にも映りました。どうお考えになっておられるのか。 また、そのときに歩いてみた中で、体育館東側の土留め、南側、西側は問題がありませんが、この東側のところはあまり人が通らないということも含めて土留めがされていません。コンクリートの土留めがありません。ですから、崖が少し崩れていたりするわけであります。赤いコーンも置かれておりました。そういうところの対策も必要かと思います。 また、歩いてみましてこの施設をつくった年代の限界かなと思うんですが、施設のバリアフリー化が私は遅れているような感じがしました。これも一度私は少し検討していただきたいなと市長に願うわけであります。駐車場の必要なのはクラウンの跡地だけではありません。全市的な視点で私はぜひ市長に見ていただきたいというふうに思います。 5番目に、買ってもいない、飲んでもいない苫田ダムへの支出、約1,000万円が年間支出をされています。この問題に対する市長の基本的な見解を私はまずお伺いをしたいと思います。 そして、前市長時代に岡山県の広域水道企業団に対して脱退の話をしたが、しかしそれはなかなか広域水道企業団の中では認められなかったという話を前回に私はお伺いをし、びっくりしました。 少し調べてみますと、こういうことが分かりました。平成28年4月に岡山県は水道の需要予測を行っています。同年11月に国交省がダム再生についてを発表しました。治水について水を買い上げるという考え方のところであります。ところが、平成29年2月には広域水道企業団の担当課長会議で岡山県、備前市とも断念をする。そして、同年4月には県議会にも報告をするということになりました。 どうしてこういうことになったのかということが問題なわけです。御承知のように、広域水道企業団、市町村が水を割り当てられています。しかし、各市町村ともその割当量の使っているのは40%ぐらいなわけです。あとのものは全て広域水道企業団が欠損金として落としている。岡山県は、実は市町村が引き受けられなかった苫田ダムの10万トン、これを毎年6億円を出して岡山県が買っているわけです。岡山県にとっての6億円というのは大きな負担になってきている。水道の需要予測を出した。これで見ると何と約38万トンぐらいが毎年余る、余っている。平成25年から平成45年、この間にかけてもほぼ38万トンの水が岡山県の水予測では余っている。 この苫田ダムが実は40万トンなわけです。ほぼ苫田ダム分の水が岡山県内で余っている。ここに岡山県は6億円を出すのをやめると。で、備前市に声をかけてきた。しかし、もともと岡山県が進めてきた苫田ダム、札束でほっぺたをひっぱたたいた。500万円で上乗せをして同意を取った。こういう悪名高い苫田ダムであります。そこから財政理由で岡山県が抜ける、このことについては市町村の反発が大変大きかったというふうにお伺いをしています。 百年の大計と県はうたいながら、10年で計画を変更することは認められないというふうに県北の自治体は述べたようであります。私もこれはもっともな議論だと思います。自らの住んでいた土地、家が水没してしまう、よそに行って生活をしなければならない、そういう苦しい思いをしてきた方にとって、10年間で岡山県がこの広域水道企業団から抜けるなんてなことは、それはもう絶対私は認められないものだと思います。 しかしながら市長、備前市についてはこれまで買ってもいない、飲んでもいない苫田ダムへ約毎年1,000万円ずつ、これまでで1億4,000万円出しているわけです。私は、県北の自治体にとっては備前市はよく付き合ってくれたの気持ちがあるんではないでしょうか。私はよく付き合ったもんだと私は思います。私はそこの点で広域水道企業団を備前市単独で脱退することができないかどうか、市長にお尋ねをしたいと思います。 また、あわせて水の浄水場は、苫田ダム関連の吉井川水系での浄水場は3か所あります。津山に2か所、そして岡山浄水場、これが一番大きいわけでありますが、1997年に竣工してもう既に24年が経過しています。まだ、今日、あしたという問題ではありませんが、いずれこの整備に負担金を強いられるおそれは十分にあります。岡山浄水場の更新が想定されることで負担増になることは明らかではないでしょうか。重ねて御検討をお願いしたいと思います。 6番目に、片上地区のだんじり展示場はどうなっているのでしょうか。 片上地区のだんじりは、文化価値の高いものだと私はお伺いをしています。きちんとだんじりの文化価値を調査をして、それにふさわしい管理と展示をしていただきたいと思います。このようなものがあること自体、私は片上地区の大きな誇りだと思っています。ぜひこのだんじりの調査費をこの議会に、今回補正予算に上がっていませんから、私は予算計上していただくことを市長にお願いをしまして、私の一般質問とさせていただきます。 ○議長(守井秀龍君) ただいまの質問に対する答弁を願います。 吉村市長。     〔市長 吉村武司君 登壇〕 ◎市長(吉村武司君) それでは、中西議員の御質問に順次お答えをいたします。 1番、1点目、現時点におけるコロナ対策に関する事業につきましては、提出しております一覧表のとおりでございます。 2点目、今大切な対策として、また今後求められる対応や対策についてでありますが、まず今大切な対策としてマスク会話、マスク会食、マスクの正しい着用のマスクコードの遵守及び3密の回避、手洗い、うがい、換気の徹底だと考えております。 今後求められる対応と対策といたしましては、今大切なことを継続しながら3回目のワクチン接種をスムーズに進めていくことだと考えております。 3点目、子供への支援は行っているが、年金生活者への支援など、生活に届く対策が必要ではないかについてでありますが、現段階では市独自の新規事業は考えておりませんが、今後生活困窮者に対して新たに国からの通知等があれば検討してまいりたいと考えております。 4点目、ワクチン接種についてでありますが、市町村の独自判断で実施できるものではございませんので、今後の国の動向を注視しながら国の方針に沿って対応をしていきたいと考えております。 2番、不在者投票を行える施設の増加を目指してについてでありますが、選挙管理委員会事務局参与から答弁をさせます。 3番、1点目、合併特例債の事業別、年度別の借入額と現在高については提出しております一覧表のとおりであります。 2点目、今後の発行可能額と事業費、財政面での負担についてでありますが、建設事業分の発行可能額は約31億7,000万円であり、事業費ベースでは充当率の95%で割り戻して約33億4,000万円となります。将来負担すべき元利償還金の70%は普通交付税に算入されますが、借入額に比例して市の負担が増加することから、起債対象の事業を慎重に選定するとともに、国や県からの補助金をフル活用して将来負担の軽減を図りたいと考えております。 4番、久々井にある総合運動公園の再整備についてでありますが、現在駐車場の総収容台数は約600台となっています。土日及び祝日等の休日に27面のテニスコートを全て使用し、同日に体育館や野球場、陸上競技場で大会が開催される日においては総合運動公園内の駐車場が不足する場合があります。しかし、各種大会が重なる日は年に数回でありまして、その場合は久々井の第3公園をはじめふだんは駐車場ではない体育館の裏側、野球場のバックネット裏やセンターコート前、陸上球技場の縁石の上の開放、温水プール東側の下水処理場の更新予定地などを利用して対応をしているところでございます。総合運動公園内では駐車場増設の候補地がないため、今後も現在と同様に各駐車場可能用地を利用していく予定としております。 5番、苫田ダムへの支出約1,000万円についての1点目、この問題に対する基本的な見解についてでありますが、これまで答弁してきたとおり、備前市は苫田ダムの水、つまり広域水道企業団の水を受水していませんが、負担金の支払いをしております。令和2年度決算におきまして、広域水道企業団運営費負担金58万5,693円、苫田ダム管理負担金243万8,991円、苫田ダム減価償却負担金365万2,777円、苫田ダム特別納付負担金262万6,683円、合計930万4,144円を支出しております。 この負担金については構成団体により締結された苫田ダム管理負担金等に係る負担金に関する協議書に規定されているものであり、この負担金を支払う義務があるものと考えております。 次に2点目、広域水道企業団から抜けることはできないかについてでありますが、平成27年8月、国土交通省中国地方整備局から広域水道企業団に対し治水対策として苫田ダムの一部を治水対策に転用できないか検討依頼がなされました。企業団において、岡山県及び構成団体間で検討する際に、岡山県と備前市の水利権分を治水対策に転用することで企業団から脱退することを提案いたしましたが、残念ながら否決されました。脱退については企業団を構成する18団体のうち過半数の了承が必要であるため、この経緯から考えると現時点ではたとえ備前市単独であっても脱退は大変困難であると考えております。 企業団が保有している苫田ダムの水道容量から洪水調節容量への転用は現時点では対応困難でありますが、今後他団体への水利権移譲が可能になるなど、状況に変化が生じた場合には企業団及び構成団体で改めて対応を検討したいと考えております。 また、岡山浄水場の更新による負担増が見込まれることについてでありますが、施設の更新に係る経費につきましては水道使用料に含まれていることから、水道使用料を支払っていない備前市では負担が増えることはないと考えております。 6番、片上地区のだんじりの保管のことでございますが、残念ではありますが、前回地元の市会議員である中西さんも反対に回り、この案は否決となりました。このような事案で地元選出市会議員が反対されるようなことでは再提出は難しいと考えて判断した次第でございます。 私のほうからは以上であります。 ○議長(守井秀龍君) 藤田選挙管理委員会(「事務局」と後刻訂正)参与。     〔選挙管理委員会事務局参与 藤田政宣君 登壇〕
    選挙管理委員会事務局参与(藤田政宣君) 私からは2番、不在者投票を行える施設の増加を目指してについてお答えいたします。 備前市民の病院及び施設での不在者投票者数は、直近の10月31日執行の衆議院議員総選挙小選挙区は132名、比例代表は133名、最高裁判所裁判官国民審査は131名でございました。 現在、岡山県選挙管理委員会が指定する備前市内の不在者投票所につきましては、指定病院4施設、指定介護老人保健2施設、指定老人ホーム7施設の合計13施設となっております。実施していない施設は2施設でございます。 病院及び老人ホーム等の不在者投票施設の指定の基準につきましては、おおむね50人以上の人員を収容することができる規模を有する施設となっており、施設からの申請に基づき県が指定を行っております。この不在者投票制度は、有権者のためにできるだけ投票の機会を確保しようとするために設けられた制度ですが、選挙当日に投票所において投票するという原則の例外であるため、その手続は法令により詳細に規定されており、有権者が行使した貴重な不在者投票もこれに違反したものは無効となることから、病院や老人ホームなどで不在者投票事務に従事される方もあらかじめ関係法令についての知識も必要となります。不在者投票所の指定について積極的な働きかけは行っておりませんが、投票率の向上のため不在者投票所であります施設等への積極的な投票の啓発を行ってまいりたいと考えております。 私からは以上です。 ○議長(守井秀龍君) 先ほどの藤田選挙管委員会参与は選挙管理委員会事務局参与の間違いですので、訂正させていただきます。 答弁漏れ箇所がありましたら議員から指摘してください。 よろしいか。 再質問はありますか。 再質問に入ります。 中西議員。 ◆14番(中西裕康君) 最初のコロナのところですけども、私は備前市の行っている事業についてはかなりの事業を行っているというふうに評価をさせてもらっています。ただ、市長の選挙公約から見ると大分水増しが大分薄まっているかなというような感じはするわけでありますが、今日はそれが私は目的ではありませんので。 今大切な対策としては一般的なマスクの問題とか3密の問題でありまして、この時期特に忘年会とかが行われるわけでありますが、そういうものについては市長はどのようにお考えになっておられますでしょう。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 吉村市長。 ◎市長(吉村武司君) 昨年の2月から約20か月、中国で発見されて丸24か月と世界中でコロナ対策をしておるわけであります。そして、多くのマスコミや新聞等で、あるいは備前市の市政だよりとホームページ等でコロナ対策については市民の皆さん方に対応をお願いするとともに、抗原検査あるいは抗体検査、そしてPCR検査及びワクチン接種等、いろんな施策を市民の皆さん方に提供しております。おかげさまでたしか9月29日以降、備前市では新たな陽性患者が出ておりません。私も市長就任時に申し上げました。一番一丁目一番地がコロナ対策であると思って今も注意をし、対応を担当部課長と話をしておるところでございます。 忘年会等につきましては、個々の判断ではございますけども、ぜひとも感染対策には十二分に注意されて、個々の責任でクラスター等が家庭内、企業内で発生しないように対応していただくほかにありません。私のほうから特別に今こうせよ、ああせよというような市長としての指示、お願いをすることではないと思っております。 備前市民の皆さん方がこの年末年始、通常に返り生活を取り戻していただき、新たな年を迎えていただく、そのためには健康が一番だという思いでこれからも対応に頑張ってまいります。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 中西議員。 ◆14番(中西裕康君) あと、最後市長が言われました低所得者に対してのものはこの推移を見ながらまた考えたいということでしたが、なかなか所得の上がらない年金生活者の方や、あるいは所得が大幅に減っている方、特にこれまで出てきて問題だったのは雇用保険の適用のところは雇用調整金だとかというのがあるわけですが、そういうところのないところでの所得の減った人の救済というのがなかなかないんですけども、これはなかなか市長いい案が出ませんか。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 吉村市長。 ◎市長(吉村武司君) これは前議会で皆さん方に御承認いただきました。多分、岡山県では事業主等の前年度の売上げ等が減額した場合に議会で承認いただきまして事業者は25万円、個人事業者は15万円、返すことのない施策を議会の承認で今実施をしております。若干まだ予算が残っておりますもんですから、それの前年度に対しての売上げが30%まで緩和をして再度個人事業主等に御利用いただきたい。これは岡山県でも個別の国の補助事業以外に実施をしたのは多分私ども備前市だけだろうと、こう思って自負をしております。 まだ個人事業主あるいは企業主におかれましてそのような枠がありますので、十分対応していただきたい。ただ、その額が十分であるという認識はございませんけども、議会の御承認でそのような政策をしておりますので、まだお使いでない方にはぜひとも利用を勧めてまいりたいと考えております。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 中西議員。 ◆14番(中西裕康君) 私がお伺いをしておりますのは、雇用保険の対象外の人なわけであります。つまり雇用保険の対象外、あるいは所得の大幅に下がった個人の場合、そういう方への私はものは備前市の中で私はないというふうに思っているんです。それはどうなんでしょう、何かいいアイデアはありませんかと。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 河井保健福祉部長。 ◎保健福祉部長兼福祉事務所長(河井健治君) 今、国のほうで今国会の中で住民税非課税世帯等に対する臨時特別給付金というものが今議論されているところでございます。この中で、家計急変世帯というものも議論されているようですので、そういった状況を注視しながらその情報を基に対応してまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 中西議員。 ◆14番(中西裕康君) 私は、何しろハードルの高いものはやめてほしいと。ハードルを低くしてあげてほしいと。国のハードルというのはなかなか高いハードルがあると。備前市独自にそのハードルを下げてあげることが必要じゃないかと。それはこれまでも私も何回か申してきましたので、ぜひそうしていただきたいということお願いをしておきたいと思います。 それで、ワクチンについては国の対応、様子を見るという、吉村市長については珍しい答弁をされたなというふうに思います。 それで、不在者投票を行える施設については2つ行っておられないところがあるというふうにお伺いをしました。啓発を行ってまいりますということですので、ぜひよろしくお願いしたいと思います。 あと、合併特例債についてですが、約33億円ということですが、これを全部使ってしまう、あるいはその使い方の問題もあるんだと私は思うわけですが、どのくらいまで使用が可能なのか、教えていただければと思います。 これはどちらかの部長で結構です。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 高橋総務部長。 ◎総務部長(高橋清隆君) どれだけ可能かということで、先ほどの市長の答弁の中にもございますが、建設事業分と基金造成分というのがございます。建設事業分におきましての発行可能額が約31億7,000万円ということで、事業費ベースに直しますと95%で割り戻して約33億4,000万円と数字上はなっております。 以上です。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 中西議員。 ◆14番(中西裕康君) 久々井の運動公園の再整備についてでありますが、私はここで年間数回しか満杯になることがないというふうに答弁をいただいたんですが、もっと回数はあるんじゃないかと私は思うんです。 例えば今年の4月11日には高体連のテニス、国体軟式野球予選、体育館全面ミニバスケット試合、こういうふうにあるわけです。あるいは10月3日には県高体連ソフトテニス、備前市陸上選手権、西日本軟式野球部、体育館フットサルだとか、大体年に私は大体12回ぐらいというふうに私は思っているんですけど、今年はコロナの関係で中止になった行事もありますけども、大体12回ぐらいはあるんじゃないかと。 私も、例えば今年の4月でしたか、谷三三五記念陸上大会を拝見させていただきましたけども、何しろ車を止めるのに大変混雑したと。大体規模とすれば500人ぐらいの規模ですけども、私も路上に違法駐車をしてしまったと。何しろ駐車場が見当たらないというような状況なんですね。だから、今言っている、市長の理解しておられる600台は備前市が確保している駐車場、これはもう間違いないと思うんです。しかし、それだけでは足らずに路上に駐車している車は恐らく私も正確に数えたわけではありませんが、恐らく100台以上路上駐車があるんじゃないかというふうに思います。だから、600台の枠を超えて車は来ているというふうに思うんですが、そこは市長御存じでしょうか。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 吉村市長。 ◎市長(吉村武司君) 担当者からの報告では、今年は7回駐車場が不足する場合があったそうであります。上記の運用に対応する駐車場の確保ができない場合は運動公園内の広い通路を片側駐車場として利用するということを報告を受けております。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 中西議員。 ◆14番(中西裕康君) その片側、通路の片側を駐車場にしているということですけど、基本的にはそこは路上駐車禁止区域ということになっているんではないかと思うんです。私は、そこのことを言って、それはやっぱししないほうがいいんじゃないかと。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 吉村市長。 ◎市長(吉村武司君) 議員ちょっと誤解されておると思います。今、私申し上げたのは久々井の総合グラウンドの中の広い通路を片側は駐車さすということで、議員が今言われたのは道路交通法における一般道路における駐車禁止等の場所での駐車と思っておりますが、私の申し上げたのはあくまでも運動公園内における、施設における駐車場としての確保をするということでございますので、何ら問題はないと思っております。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 中西議員。 ◆14番(中西裕康君) 市長、私も実は横の県道だとかということには思っていないんです。久々井の総合運動公園の中の道路について路上禁止区域を設けていると。そこにはかなりの台数が止まっていると。これは600台以外の駐車場なわけです。だから、600台があふれているというふうに私は思います。もう一度これは一般質問を終わってで結構ですから、私は御確認をしていただきたいというふうに思います。 それで、私はこの中を歩いてみまして、もう少し中で駐車場のスペースが確保できるようなところがあるんじゃないかということを思っています。それは立木の伐採や、あるいは少し既存のスペースを利用することも可能ではないかと。もう一度私はこの駐車スペースについては調査をしてみられてはいかがかなと思うんですけど、これはいかがでしょうか。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 吉村市長。 ◎市長(吉村武司君) 費用対効果とか、あるいは久々井の総合運動場における機能の優先とか、いろんな対応が考えられます。一概に駐車場だけを広く専用にするということでは多くの競技者やその家族も来るわけでございますので、総合的に一定の空間というものは置いておかなければ駄目だろうと思っております。いずれにいたしましても、十二分にその辺を担当部署と相談をして考えてまいりたいと思います。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 中西議員。 ◆14番(中西裕康君) ぜひ私は一度検討していただきたいというふうに思います。 あわせて、私はここで整備というふうに上げておいたんですが、体育館東側の、体育館というのはこんもりした小高い丘の上に建っているわけです。南側と西側に崖があるわけです。もちろん北もちょっとありますけど、ここは立木です。 この南っ側と東っ側、南っ側のところまではコンクリートの擁壁で守られている。しかし、東っ側のところについては擁壁は、コンクリートの擁壁がないわけです。これは恐らくつくったときにそこまではということがあったんでしょうけど、今あそこの崖がちょっと崩れているわけです。赤いコーンが置かれている。それは私はこの恐らくコンクリートの土留めをするとそれなりの経費がかかるんじゃないかというふうに思います。その整備も考えてみることはどうでしょうか。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 吉村市長。 ◎市長(吉村武司君) 利用者の安全確保が一番優先することはどこの場所でも、どこのときでも同じでございます。今、インターネットで総合グラウンドの議員御指摘の場所をちらっと今見まして、よく担当部局と相談をしていくことと思っております。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 中西議員。 ◆14番(中西裕康君) それと、この項目のところで最後に申し上げましたが、この施設のバリアフリーですよね、私は建った年度がかなり古い時代です。その当時の建設の方法、あるいはバリアフリーだったんだと思うんです。 ところが、私谷三三五さんの記念大会に出席をさせていただいて、車椅子のアスリートの方が来ておられるんですね。オリンピックに出場されるようなすごい方が来ておられる。そういう障害者の方と一般の健常者の方と一緒の大会が行われていると。すごい大会だなというふうに私は感心させられました。 それを見ながらこの施設全体バリアフリーになっているのかなというところが体育館のトイレなどから見ても、あるいはその周辺歩いてみましても不安の残るところであります。私のそれは専門外でもありますけども、久々井の総合運動公園の持っているポテンシャル、力を生かすためにも私はバリアフリー化については整備という意味では駐車場や、あるいは土留めや、あるいは立木の伐採も含めて一度そういう計画も、点検もしてみられてはどうかなと思うんですが、これはいかがでしょうか。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 吉村市長。 ◎市長(吉村武司君) バリアフリーについては、公共施設については速やかに対応するということがもう相当前から法律で助言されておるわけであります。逐次新設についてはバリアフリーを、既存の公共施設についてはできるだけそのような対応で各自治体が臨んでおると思います。 ここの久々井の総合運動公園だけではなしに、市全体を見て公共施設についてはできる限りバリアフリー化に進むべきであろうということで、法律の後押しもありますので、いろいろ順次考えていかなきゃならないことであります。決して放置していいとは思っておりません。ただ、すぐにそこをバリアフリー化していくということは十分に検討をして、そしてまた皆さん方にも御相談をすることだと思っております。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 中西議員。 ◆14番(中西裕康君) ぜひ御相談していただいて、議案書として私は予算として上げていただきたいということをお願いをしておきたいと思います。 5番目に、苫田ダムへの問題ですが、備前市が今までよくこれまで1億4,000万円もお金を出して付き合いをしているわけですから、これは県北の市町村も備前市が抜けることについては私は同意が得られる可能性が大きいと。一度話をしてみられるあれはないですか。機会は、あるいはそういう話をしてみられることはどうでしょうか。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 吉村市長。 ◎市長(吉村武司君) 残念ながら議員とは根本的に政治の考え方が違っておるんではないだろうかと思います。平成27年に国の考え方もあり、備前市も岡山県と同様そのような試みをしましたけども、ルール上それは不可能になりました。やはり協定がある以上、備前市も岡山県内の自治体として守るべきものは守っていく、そしてお互いに協力し合うということでありまして、使っておらないからすぐ抜けるんだというような安易な方法は、私は政治のスタイルとして取るべきではないと思っております。 これにつきまして、議員と根本的に考えが違うということはよく承知をしております。ただ、このようなルールに基づいて負担金等を支払う場合は、これはそのときによかれと思うて、そして議決をもらってやっていることでしょうから、市長が替わったからというてどんどんどん利己の利益だけを追求していくということは、決して県北の自治体の皆さんにも信頼を受けることではないと思っております。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 中西議員。 ◆14番(中西裕康君) 私は市長、前回の一般質問で岡山県から声がかかって備前市も一緒に抜けることにしたんだけども、同意が得られなかったということを市長がおっしゃられたんで、私は市長が抜けるという意思表示をされた、だから岡山県と一緒に抜けるのがまずいんじゃないんかと。備前市単独のほうがいいんじゃないかというふうに私は市長に御提案しているわけです。抜けるなんてことは私は考えたことがない、私はというようなことを言われると、私も前回市長は脱退について岡山県と一緒に話をしたんだというふうにおっしゃっておられたんで、私はその市長のお考えをもっと発展させた形でお話をさせてもらったんですけど、どうでしょうか。 ○議長(守井秀龍君) 答弁願います。 吉村市長。 ◎市長(吉村武司君) 努力はいたしましたけども、総会における各議員、自治体首長及び議会議長等で構成しておりますことについて、やはりルール上それは不可能であると、いわゆる過半数の賛成が得られない。まだ苫田ダムにおける治水、その他については岡山県全体で大きな利益があるということでありますから、再度私のほうから脱退の案を提出するということは多分ないだろうと思っております。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 中西議員。 ◆14番(中西裕康君) そういうふうになられるわけですけど、私の提案を安易な提案だというふうにおっしゃられたから、私が提案する前にもう市長はそのことを提案しておられましたから、市長もそんな安易な考えじゃないんだなあというふうに思ってお話をさせてもらったわけです。 最後になりますが、片上地区のだんじりの問題ですが、片上出身の私が反対をしたから議案を出さないんだと。私はびっくりしました。私のために議案を出さないなんてなことは考えられない話で、私は片上地区のだんじりが文化価値が高いものであればしかるべき手続を取って認めてもらう、同時にそれに保管庫をつくるんであれば、これはきちんと国、県の補助がついてくる、その補助をもらって少しでも備前市の負担を少なくすると、これが私のスタンスであります。私はそういう文化価値の高いものを吉村市長が否定をされることはまずないというふうに思っていたんですが、本当に答弁に私はびっくりしまして、私の一般質問をやめます。 ○議長(守井秀龍君) 以上で中西議員の質問を終わります。   ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(守井秀龍君) 会議中途ですが、この際暫時休憩いたします。     午後3時41分 休憩     午後3時55分 再開 ○議長(守井秀龍君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。 この際、会議時間の延長についてお諮りいたします。 長時間でお疲れのことと思いますが、本日予定しております10番目川崎議員の一般質問まで行いたいと思います。つきましては、予定しております一般質問を終了するまで会議時間の延長をいたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 御異議なしと認めます。よって、本日予定しております川崎議員の一般質問が終了するまでの間、会議時間を延長いたします。 それでは次に、川崎議員の一般質問を願います。 13番川崎議員。     〔13番 川崎輝通君 登壇〕 ◆13番(川崎輝通君) それでは、最後のバッターとなりました。長時間でお疲れと思いますが、もうしばらくやり取りをお聞きしていただけたらと思います。 4項目質問させていただきます。 まず1番目は、6月議会でしたか、出されました議案の中身について具体的にお聞きしたいと思います。 たしかあのときには東京、名古屋に備前市の事務所を出すという予算の提案でしたが、これの基本的な目標というのは市長公約の企業版ふるさと納税30億円を年間集めるという公約、こういう公約ができる市長も全国にも珍しいというか、勇気ある公約ではないかなあと私は評価しております。 なぜそういう公約ができるかと振り返ってみますと、前8年前から4年間市長をやりましたが、そのとき個人版ふるさと納税できたばっかりで我々もしっかり認識しておりませんでしたが、国の基準もそう厳しくなくて、返礼品の率も何割にするというのも現在のように3割以下じゃないと駄目だということがなくて、たしか49%返礼品を出すということで非常に人気が出たんではないんかと。そういう中で、4年間でたしか50億円以上の個人版ふるさと納税を集め、51%が残りましたから26億円以上の基金ができたんではないかなあと思います。もうそういう実績の上で今度は返礼品の要らない企業版ふるさと納税を年間30億円。何回も言いますが、私は4年間で30億というふうに理解しておりましたら毎年30億円で、4年間で120億円近い企業からの援助をいただこうという公約であります。 その手段として東京、名古屋事務所を設ける、これは大きな拠点づくりだろうと。具体的にはどういう役割を担うのか、私らそんな何億円のお金も扱ったこともありませんし、そういうことを出していただける企業なんかもほとんど知りません。地元の企業しか知りません。そういう中で、やはり市長の実業家としての顔の広さがそういう公約をできるのかなと淡い期待を持っているところであります。 どのような実際事務所で日常的な活動ができるのかなと。少し我々議員も、また一般市民の方もしっかりその活動内容を知っていただけることによって来年度予算に出てくるかどうか分かりませんけれども、そういう拠点づくりは必要ではないかなと確信しております。ぜひとも具体的な説明をお願いしたいと思います。 同時に、昨日からの同僚議員の質問にもありましたが、私の認識ではたしか東京事務所と名古屋事務所という提案だったと思いますが、大阪が必要ではないんかなというようなと議論もあったように思います。大阪ではなく東京と名古屋、なぜそうなのか、その辺のところも何か大阪とは違った名古屋の事務所を設ける魅力なりがあるならその特色を説明していただければなと思います。 以上で1項目め終わりまして、2つ目は昨日から同僚議員もいろんな議論なり、提案が出ておりますが、旧アルファの利用計画についてお聞きしたいと思います。 前市長時代には、全面解体によってそこへはっきりよく分かりませんが、解体費用も不明確なまま、潰した後には公園か、それとも第2市民会館かセンターか分からないようないろんな提案が出ておりましたが、6月議会でしたか、同僚議員が全面解体は質問に対して9億2,000万円ぐらい概算でかかるんじゃないかというような答弁もありました。 今回、市長は部分解体、減築によってそれなりの公共施設らしいビルに改造したらどうかというような提案であり、解体費用及び改修費がどれぐらいかかるかという計画書というんですか、見積りをするための予算が提案されておりますが、我々はまず私自身はもう一貫してせっかく5,000万円ちょっとで手に入れた耐震化も優れたあの施設を再利用することがいいんではないか、私は個人的にはもったいない主義です。利用できるものはフルに活用する。簡単に解体して新しいものをつくるなどという発想はもう時代遅れの時代、それは高度成長の時代の話ではないかなあと私の考え方ではそのように思っておりますんで、全面解体に対して部分解体、どれぐらいの金額の差が出てくるのか、そしてそこで浮いたお金を減築したアルファビゼンのビルにどのように改修に使うのか、少し分かりやすい説明をいただけたらと思います。 そして、最も重要なのは減築してそれなりにきれいに改修したもの、どういった利用目的をするのか。これまでの議論では総合福祉文化センター、その他中央公民館、いろんな意見が出ているようでありますが、私はまず長年放置してきたその罪滅ぼしという考え方があるかどうか分かりませんが、やはり地元に迷惑をかけてきたのではないか、そういった意味では地元住民が最も気軽に安く使える施設にぜひしていただきたい。その具体的な中身が地元の自治会のための公民館なのかよく分かりませんが、しっかり地元の皆さんの意見を聞いて減築した新しくこの新庁舎、市役所に負けないようなビルとして再利用していただけたらいいんじゃないんかと。 同僚議員の質問の中で、たしかこの市役所の延べ床面積より大きいんではないんかというふうな質問ではなかったかと思います。私は、それより小さいというふうに認識しておるんですけれども、大きいかどうかはっきりこの新庁舎の6,700平米ぐらいでしたか、それに比べて一体どのぐらいの減築規模になるのか、その辺の数字も分かる範囲で説明いただけたらと思います。 以上です。 3つ目は、市の所有する街灯のLED化についてお聞きしたいと思います。 この質問の目的は、まず何といってもアフターコロナが近づいているとは思いますが、今年度中に終わるのか、来年度までかかるんかよく分かりません。オミクロンの感染状況によると思いますが、アフターコロラを考えますと少しでも犯罪の起こらない明るい、そして滞在する観光客が自由に散歩できるような明るいまちづくりのために省エネのLED化は絶対に必要だと私は考えております。 そして、LED化によって電気代の節約と同時に何といっても地球規模、人類の目的であるCO2、2050年、あと29年ですか、30年弱までにはこの備前市も市役所を中心にCO2を全く出さない、そういった社会をつくろうという目標を持っておりますんで、一個一個やる意味では、まずこれはLED化できとんでしょうか。室外の外灯についてもLED化が必要と思いますので。一体市の所有している管理運営というんですか、電気代も払っている市の街灯というのは幾らぐらいあって、そのうちLED化は何割できているのかということをまずお聞きしておきたいと思います。 2つ目は、同じ街灯でもうちの近所にもありますが、企業が所有して、産業道路として使っているから企業が街灯設置費も電気代もお支払いしますというところもあれば、自治会が管理している街灯もあるようです。自治会までは分かりますね、たしか補助金もらっていますから。3種類ありますんで、2項目めは企業所有の街灯がどれだけLED化できているのか、分からなければ結構です。自治会の管理する、町内会、自治会が管理する街灯、どれだけLED化できているのか、まずその改修割合をお聞きしておきたいと思います。 以上で終わります。 4つ目は、経常収支比率の問題であります。 分かりやすい折れ線グラフの過去5年間という希望を出しておりましたが、6年間もの経常収支比率の変遷を折れ線グラフという非常に色分けして分かりやすいものが出ております。 これを若干見ますと、経常収支比率というのは分母に一般財源、そして分子には充当一般財源を置くことによってその経常収支比率がパーセントで出ております。 分母の推移を見ますと、一般財源の収入額ですが、この6年間で約7億4,600万円近く収入が減っております。それに対して分子である支出の一般財源というのは1億300万円ほど増えているようであります。比率というのは分子を分母で割りますからどんどん分母が減って、分子が変わらなくてもどんどん比率が割り算の計算上増えていきますんで、平成27年当時は90%前後でしたのが現在県下最悪97.6%まで上がっているという現状であります。 誰が見ても簡単です。支出はなかなか減らすことはできません。経常収支比率を下げようとすれば分母である一般財源をより多く減らすんではなく増やすこと以外にこの経常収支比率は減らないと思います。 では、どのように一般財源を確保するのか、この方向性をはっきりしない限り比率を下げることはできません。執行部はどのような方策でその比率を下げ、県下最悪の経常収支比率下げようとしているのか。 参考までに、資料をなくしたんですが、全国紙に47都道府県の経常収支比率の悪い県、何県かも忘れましたが、その一番悪いところが97%台だったと思います。県単位で言っても備前市というのは県の最悪のところとそう変わらない、イコール県下最悪だけでなく、全国的に見ても相当経常収支率が悪化しているということを示していると思います。ぜひともその具体的な下げる一つの方法としてふるさと納税かなというふうな希望は持っておりますが、少し下げる方策についても提案するものがあれば説明、回答いただけたらと思います。 以上で終わります。 ○議長(守井秀龍君) ただいまの質問に対する答弁を願います。 吉村市長。     〔市長 吉村武司君 登壇〕 ◎市長(吉村武司君) それでは、川崎議員の御質問に順次お答えをいたします。 1番、1点目、東京、名古屋事務所の活動についてでありますが、まず事務所の形態としては賃貸シェアオフィスを想定しております。平成27年度に東京事務所を開設したとき同様のものであり、岡山県の東京事務所への間借りなどはできないと思っております。 次に、県の東京事務所との違いでございますが、県の東京事務所の場合、あくまでも県の職員として県内自治体のためひとしく仕事をするものであります。私どもが考える東京事務所は、備前市が岡山県内はもとより全国の自治体との競争に競り勝っていくための足がかりとして設けるものであり、求められる職責が似て非なる物があります。したがいまして、備前市の利益を追求した業務を備前市東京事務所が担い、岡山県東京事務所と連携を図りながら効果を高めていくという整理になろうかと考えております。 私は、従来より政治経済の中心は東京であり、物づくりの中心は愛知県名古屋にあると考えております。こうしたことから、それぞれに活動拠点を置くべきではとの考えに至っております。 東京、名古屋、それぞれに事務所を設置することは、第1に情報の収集、発信拠点だと捉えております。これはつまりスタッフが地元のために情報収集に当たりながら地元を売り込むセールスマンであるということ、このセールスマンがそれぞれの土地で溶け込み、地ならしのようなことができれば企業へのアプローチをはじめ様々な場面での活動が円滑になり、ふるさと納税や企業誘致、企業誘致などのチャンスの拡大につながることは間違いないと考えております。人も情報も投資も自ら動かなければ集まらない時代であります。それゆえに、東京事務所、名古屋事務所の開設を望むものであります。 ただ同規模の他団体の状況や年間経費においていかがなものかという考え方があることは承知しております。しかしながら、私が市民の皆様から選ばれてこの場に立たさせていただいている以上、まちづくりを一日も早く進めていく責任があり、それを実現するためにも私が理想とする布陣で体制を整え、仕事をし、その成果をもって皆さんにお返しをしたいという考えであることをどうか御理解いただきますよう重ねてお願い申し上げます。 次に、それぞれの役割や2つの事務所を出す意義などについて申し上げます。 まず、東京事務所の役割として中央省庁への情報収集が最も重要な活動の一つと考えており、多くの自治体が東京に事務所を開設する大きな理由となっております。国が進める地方創生という文脈で様々な政策を打ち出していこうとするときには、やはり主戦場は地元と並んで東京だと思っております。 また、東京事務所は公式、非公式を問わず自治体間連携を広げる可能性を持っているということでございます。ここで言う自治体間連携には東京事務所を設置する自治体同士の連携に加え、東京事務所を設置する自治体と首都圏自治体との連携も含まれると考えております。特に、遠隔地での連携については恒常的な人的交流の必要性が指摘されており、東京事務所は人的ネットワークを形成して遠隔地連携を推進する役割を担うものと考えております。 次に、名古屋事務所についてでありますが、名古屋市を有する愛知県は、内閣府が公表している都道府県別GDP、県民所得では大阪、神奈川を抜き、東京に次ぐ第2位となっております。愛知県にはトヨタ自動車の工場を中心に自動車産業が集中しており、製造品出荷額では全国トップを誇っているわけであります。 愛知県名古屋市の豊かさを支える自動車産業は、自動運転や電気自動車など新しい技術への転換期を迎えておる現在、次世代分野へのさらなる投資が見込まれます。また、リニア中央新幹線の名古屋・東京間の開業も予定されており、ますます発展を遂げるものと考えております。 以上のような思いから、東京、名古屋の2つの都市を選定いたしました。これについて賛否両論あることは重々承知しております。しかしながら、繰り返しにはなりますが、市民の皆様から選ばれ、この場に立たせていただいている以上、まちづくりを一日も早く進めていく責任が私にはあり、それを実現するためにも私が理想とする布陣で体制を整え仕事をし、その成果をもって備前市民の皆様にお返しをしたいという考えであることをどうか議員各位におかれましても御理解をいただき、御支援をいただきますようお願いを申し上げます。 2番、1点目、ビゼンアルファについての御質問に考えを述べさせていただきます。 解体費用は、全部解体と部分解体の場合の見積りが幾らであるかということが一番大事であります。建て替えによる全部解体の実施設計は1,850万円で、工事費は約9億2,000万円となります。合わせて9億3,850万円となると担当から聞いております。 減築による部分解体の実施設計につきましては、あくまでも概算ではありますが、約1,600万円、工事費につきましては、こちらもあくまでも概算でございますが、約6億円と想定しており、合わせて6億1,600万円となります。解体費用のみで比較した場合は、約3億2,000万円の削減が見込まれると想定をしておるわけであります。 この11月議会の補正予算に計上をさせていただいている予算案は、新たな利活用案を取り入れた減築をした場合の基本設計及び解体のみの実施設計を行うための委託料を計上させていただいておりますので、現段階では概算事業費ということで御理解をいただきたいと思います。 2点目、改修後の利用目的は検討しているかについてでありますが、跡地の利活用につきましては現在基本コンセプトである市民の学習活動や地域文化創造の交流拠点となる施設を目指し、可能な限り今までのコンセプトを反映した施設にしたいと考えております。新たな建物の中心となる施設としては片上地区住民を対象とした片上公民館、市民を対象とした中央公民館、またボランティアセンターを含んだ総合福祉センターを予定をしております。詳細につきましては今後の検討となります。 次に、減築をした場合の3階と4階を将来の活用スペースとしているため、専門学校、NPO及び各種団体の利用スペース、災害備蓄倉庫や避難所スペースなどを含め検討しているところでございます。 今回、この減築案での施設整備により地域の交流拠点として、また片上地区の活性化に資する施設となろうかと思っております。これによって市民の皆様にも比較検討することができるものと思っております。 3番、市有街灯のLED化についての1点目、市の設置している街路灯のLED改修はどのぐらい進んでいるかについてでありますが、令和2年度末の状況としまして市の管理する街路灯数は169、そのうちLED数60、改修率は35.5%でございます。現状は、街路灯の球が切れた場合や、老朽化し修繕が必要になったものから順次LED化していく計画としております。 2点目、企業と自治会の管理する街灯の改修割合についてでありますが、企業が設置し管理をされている街灯につきましては把握をいたしておりません。 平成26年度より市の補助金を活用し、自治会がLED防犯灯を設置している数につきましては、平成26年度から令和2年度の7年間で総数2,462灯となっております。各地区の内訳につきましては資料を御覧いただきたいと思います。 また、LED化されていない自治会で設置、管理している防犯灯につきましては、残念ながら把握をしておりません。 私のほうからは以上であります。 ○議長(守井秀龍君) 高橋総務部長。     〔総務部長 高橋清隆君 登壇〕 ◎総務部長(高橋清隆君) 私から4番、経常収支比率についてお答えをいたします。 まず1点目、過去5年間の推移と主な要因についてでございますが、資料にもございますとおり平成28年度が94.7%、平成29年度が94.9%、平成30年度が95.1%、令和元年度が97.1%、令和2年度が97.6%であります。 近年、この数字が悪化している大きな原因といたしましては、資料にございますように普通交付税の合併算定替え措置の終了に伴いまして経常的な収入の減少が続いた一方、子育てや教育、市営バスの運行など他市に劣らないサービスを拡大してきたことも数値を押し上げる要因となっております。 2点目、県下ワーストの指標の改善に向けた取組でございますが、固定費の削減につきましては業務の外部委託やデジタル技術による省力化など、費用対効果を測定した上で有効な手段を導入してまいります。 また、行政評価による各種事業の効果検証を引き続き実施し、類似する事業の整理統合や事業規模の適正化を図るなど、改善に向けた努力を続けてまいります。 それから、川崎議員が質問の最後にふるさと納税について少し触れられたので、そのふるさと納税についての見解を述べさせていただきますと、ふるさと納税による基金の造成というのは私どもの財政規模の自治体にとっては非常に有効なものだと思っております。といいますのも、投資的事業を行いますのに経常一般財源の中から残り少ないものの中から投資をするということにはどう考えても、皆さんこの数字を見ていただくとお分かりになると思いますが、どうしても投資的事業に向けるお金がないということは明白な事実でございます。その基金を積み増していくといいますか、造成していくことによって通常の投資的事業ですとまずは補助金、それから助成金など、それからクラウドファンディング、それから有利な起債というような順番で考えていくんですけれども、幾ら有利な起債であっても元利償還金というのは必ず将来的な負担となって経常収支に影響します。基金の造成の中から投資的事業に充当いたしますと、それは借入金ではございませんので、元利償還金は将来的に発生いたしません。ですので、私ども小規模な自治体にとって企業版、それから個人版ふるさと納税というものによる基金の造成というのは非常に有効な施策の一つだと思っております。 以上でございます。 ○議長(守井秀龍君) 再質問はありますか。 再質問に入ります。 川崎議員。 ◆13番(川崎輝通君) それでは、順番に再質問させていただきます。 まず、東京、名古屋事務所の役割について説明いただきまして、より詳しく活動内容が理解できたように思います。もう1年が、市長新市長になって1年が過ぎようとしておりますが、6月議会でこういう事務所の提案が出て、残念ながら本年度中、来年の3月まで事務所は今んところこの予算が出ていないんですから来年3月、来年度予算に再度計上してもらいたいと思います。 議会での了解は得られていないんですけど、私はこういう事務所というのは私質問では1回目はやっていませんけど、答弁の中に企業誘致というものをやりました。企業誘致と企業版ふるさと納税、集めるためには、やはりこの備前市をよく知っていただき、また備前市から立派な企業を今起こして黒字の法人利益を上げている、個人版でもいいですけど、個人でも、企業でないと返礼品3割出さないと駄目なんで、企業版というのは返礼品要らない、納税額の9割まで寄附していただけるという非常に我々小さな自治体にとっては自主財源確保の上で有利な税制ではないかというふうに考えておりますんで、公約を守れるんかという批判的な意見も同僚から出ておりますが、やろうとすることに足を引っ張るんではなく、結果が出たものに対して批判はやるべきだろうと思います。できるだけ財源確保というのはこの小さな自治体にとって絶対に必要、担当者の総務部長の答弁でもありましたように、非常にありがたい自主財源だということですので、私はぜひ来年度東京、名古屋、名古屋はよく分かりませんでしたが、トップと言いましたね、GDP。よく分かりませんが、何せ生産額が優秀だということですので、そういう名古屋から大きく黒字、トヨタをはじめとした系列会社でも数十社たしかトヨタ系列あります。そういった黒字企業から企業版ふるさと納税いただけるならどんどんいただいたらいいと思いますので、こういった事務所の経費、予算化をぜひ提案していただきたいということ要望しときます。ありがとうございました。 2番目は、アルファビゼン計画についてであります。 ざっと解体費だけで3億2,000万円ほど費用が軽減できるということであれば、この3億数千万円で減築したものの中に改装費が3億2,000万円でできるかどうか分かりませんけれども、たしか前市長時代には解体費用と新しく2階建ての何か公園をプラスしたような建物を建てるというときには12億円前後かかるというような話を聞いたような聞いていないような、何せ明確な数字が出ていませんでしたけれども、12億円といえばこの3億円プラスもう3億円程度改装費なりに使えるんではないかなあという考え方もできます。ぜひとも広い空間を全面解体にやって小さな建物をつくるというよりも、片上というのは新備前市の中心地であるということに変わりないと思います。 たしか国のほうでも中心市街地活性化に対しては相当な国の補助金が出るというようなことも聞いております。この片上地区というのはそういうのに適用していただき、補助金をいただける絶好の地ではないかなあと。そして、アルファビゼンをその拠点にするとその費用も出るということでは非常にありがたいんではないかと思いますんで、そういった中心市街地活性化の補助金なども検討していただいて、少しでも一般財源を負担にならないような再利用計画をお願いしたいと思います。 一つこの中心市街地についての国からの補助金、若干説明していただけりゃと思います。お願いします。 ○議長(守井秀龍君) 答弁願います。 吉村市長。 ◎市長(吉村武司君) その前に、私は解体案、これから出てくるであろう減築案、一番大事なことは市民の皆さん方、議会の皆さん方が対話して、そして選んでいただく、これが一番肝要であります。 今日、石原議員から説明がありましたが、この新市役所よりも大きなものになるんですかということでございましたが、私は説明したはずです。地下1階、そして4階部分は備蓄倉庫及び防災施設として置くものと想定をしております。よって、1階が備前市民の皆さん方の中央公民館、あるいは2階、3階が片上公民館なり福祉総合センター、及びできれば各種学校やNPOの皆さん方が入って人の流れがこの片上でできる施設として残念ながら今我々が持てるものあの施設だけなんです。 地元の方が休憩される、あるいは公園でいっときを楽しむ、もうそれは当然のことでございますが、大事なことはこの片上を活性化するためには人を呼び込んでくる、あるいは片上にそのような施設があるからこそ実は片上の人の流れが増え、活性化するわけでありますので、決して大きいものをつくればいいという考えではございません。あくまでも地下1階と4階部分はそのような防災面や備蓄倉庫でありますから、これを抜きに考えましても1,500平米で3フロアということは決して備前市の中心部としてあり余る施設を有しておるということは考えておりません。 あそこを解体して1階のみにした場合には、もう多分この周辺でそれらの活動拠点になるような施設は当分間できないんじゃないだろうかと思います。よって、減解をすればその解体費用も3億円少々安く済むし、残されたところを若い人たちが有効に施設として利用していく、そういう余地を与えておくのが我々の世代の我々がすべきことであろうかと思っております。 ただ、最終的には市民の皆さん方、議会でどのような御判断をしていただくか、我々は2つの案を提示したい。そのために、今回予算をお願いしておるわけであります。専門的なことについてはまた総務部長のほうから説明をさせます。 ○議長(守井秀龍君) 中心市街地活性化補助金のことについて答弁できますか。分からなければ調査するということで。     〔「質問項目に入れとったんか」「動議かけよ」「質問項目に入れとったんか」と呼ぶ者あり〕 川崎議員。 ◆13番(川崎輝通君) というのは、前市長のときに解体だけなら国の補助金出んのだと。次のプランをつくって、このプランを実現するために解体ということなら解体費用についても補助金が出ると、国の。というふうなことを聞いておりました。それが、私の言う中心市街地活性化の補助金ではなくて別の補助金ならそれの説明でも結構です。 担当の部なり担当課長は知っとんじゃないですか。どういう補助金が具体的に出るんかということ。全く分からないまま我々議会に説明してこられたんですか、1年以上にわたって。はっきりしてください。お願いします。 ○議長(守井秀龍君) 川崎議員、通告外の質問は申合せにより排除することになっておりますので……。 ◆13番(川崎輝通君) 通告外になるの、これ。関連、アルファビゼンの解体の関係の費用についての質問じゃから関連質問じゃないですか。財源の問題も含めて聞きよんじゃから。分からなんだら結構ですけど。 ○議長(守井秀龍君) 分かる範囲で答弁願います。 佐藤市長公室長。 ◎市長公室長(佐藤行弘君) 以前説明しておりましたのは、有利な起債ということは申し上げていたと思います。補助金ではございません。 以上です。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 川崎議員。 ◆13番(川崎輝通君) というのは、有利な起債というのは私の認識不足で、同じ財源なんじゃけど、丼思考で申し訳ありません。 有利な起債が借りれると同時にこの市役所があるということで中心市街地活性化、駅前とか何かそういうところは独自の国の補助金を出してもらえるんだというような情報も勉強不足で申し訳ありません、もっと具体的な説明をすればいいんでしょうけど、そういった中心市街地活性化の国からの補助金、補助率がいいんだということも聞いたことがあるんで、誰か知っている担当の人おられたら説明をお願いしたんじゃけど。なければ結構です。 ○議長(守井秀龍君) 答弁願います。 高橋総務部長。 ◎総務部長(高橋清隆君) 名称等専門的ではないので、申し訳ないんですが、立地適正化計画に絡んでその該当になるとすれば半額の補助金、合致するとすれば半額の補助金が期待できるという話はお伺いしたことがございます。 以上です。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 川崎議員。 ◆13番(川崎輝通君) ぜひ有利な起債ではなくて、そういった補助金の具体的に出る検討なり研究をぜひやっていただきたいということを要望して終わります。 続いて3つ目、LED化についてであります。 私は、2050年までに完全にCO2をなくしていこうという目標を立てるなら、その先頭を切るのはやはり自治体、市役所だろうと思います。太陽光をはじめ一時は電気自動車の補助金なども出ておりましたが、少しでも経費削減の上でもLED化にすれば蛍光灯のたしか4分の1か5分の1の電気代で済むというふうに聞いておりますから、街灯個数が増えれば結構ばかにならない金額ではないかなと思っていますんで、まず徹底的に。たったの35%で、いつ100%にしてCO2削減につなげるんですかと。これこそ事務レベルで一挙にできなくても5か年計画、2030年までに当面50%やるんならそれまでの計画目標は立てていただきたいと思います。 それから、自治会も2,462で相当進んでいるんじゃないんか、うちの町内なんかは完全にもう100%やっていますんで、やっていない自治会には連合会通じて自覚を持っていただいて、しっかり今までどおりの補助金、優遇するというわけにはいかないでしょうから補助金出していただきたいと思いますが。 どうなんでしょうか、私は企業は調査していないということですけど、市役所に続いて最も有効なCO2削減は地元企業への協力です。それぞれが製造過程でのCO2を削減するために、日経新聞などに詳しく出ておりますが、製造過程を抜本的に変えるというのは本当に5年、10年以上かかるんじゃないんか、それに比べて工場の日当たりのいい屋根になんでしっかり太陽光をつけていただけんのかなあと。私も商工会議所からもらったこのSDGsのバッジをつけて、自分自身への自覚と同時にこれを見ていただける方により多くの市民に理解していただくことが何より次の世代に本当にすばらしい地球を残していく責務があるわけですから、その辺どうでしょうか、LED化を一つ口火を切って企業に対しては、企業の持つ街灯というのは少ないですから、それをLED化するということを口火を切っていただいて、日当たりのいい工場の屋根にまず市民に見本を見せる意味でも絶対に必要なことだと私考えていますが、市長この辺についていかがでしょうか。 ○議長(守井秀龍君) 答弁願います。 吉村市長。 ◎市長(吉村武司君) LED化あるいは防犯上は青色LED化、これが一番心理的にも有効だそうでございます。また、最近は各種メーカーがいろんな製品を出しておりますが、防犯カメラと青色LEDが一体になった低価格な防犯灯も発売されておるというようなことを聞いております。来年度以降、3年ぐらい順次この防犯灯兼青色LED灯を使った安全な備前市をつくっていきたいと思っておりますし、通学路等におきまして県道を問わずできる限り街灯の設置等も努めていかなきゃならないと思っております。 また、家庭及び企業における太陽光等のソーラーシステムにつきましても大分金額が下がってきておりますので、備前市で補助金等がつけられるというような状況を考えながら、来年度当初予算をめどに考えていきたいと思っております。 また、電気自動車をはじめ来年から相当国内の自動車メーカーが電動化、電気化をする車が発売されると聞いております。これらに対する補助金、あるいはリチウムイオンバッテリー等を使った蓄電池、そのようなものも大変小型化のものが進んでおります。いろんなメーカーが備前市のほうにセールスにも来ております。備前市にとって近いうちにできる限りカーボンフリーに近づくように企業と、そして市民、それぞれの屋根等にできる限りの応援をしていける、そのような町をつくっていきたいと思っております。来年度等の予算等につきまして、また議員等の御助言等がいただければ参考にしていきたいと思っております。しっかりとつけてまいります。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 川崎議員。 ◆13番(川崎輝通君) LEDというのは身近であり、全家庭にまだ必ずしもついているとは思いませんが、ぜひその一つの具体例として若者が、同僚議員からも環境教育の問題が出ておりましたが、今回は質問していませんが、学校のLED化は全てできたのかどうかとかいろいろありますが、私は日々市がやっていただいた日生大橋が欄干というんか、落下防護柵にLEDが10メートルか20メートル置きに歩行者用についているわけです。非常に橋の形状もよく見えて、毎日のように私は眺めておりますが。そういった先例のいいところは百間川でも新しい橋にそういうのはついているんですよ。電柱に比べてせいぜいあれは1基二、三万円のものですから、電柱1本つくるとなったらどうも二、三十万円、今この新庁舎の街灯についとる柱も23万円とか25万円という数字が出ておりましたが、それに比べたら、電柱1本つくるのに比べたら10基LED化がつくれるわけなんで。 長年同僚議員も私ももう言いくたびれるほど言ってきました。寒河地区パチンコ屋から海岸線ずっと落下防護柵が赤穂線のガードの下ぐらいまで続いておりますが、街灯がついとんのは曲がり角とちょうど金平さんの工場の前に1基ぐらいですかね、あれも大分やかましい言うて県がつけてくれたと思いますが、ついておりません。やはり防犯上から考えれば子供たち、特に中学生がこの冬なんかは真っ暗な中を帰るわけで、犯罪も起きてもいけませんし、事故も起きてもいけません。県のやっていただけるのを待っていたら先ほども議論ありました、事故が起きてから慌ててつくるんじゃなくて、少しでも危険防止必要ではないかと思います。落下防護柵に日生大橋並みな市独自の街灯LED化をやっていただくわけにいきませんでしょうか。 ○議長(守井秀龍君) 答弁願います。 吉村市長。 ◎市長(吉村武司君) 昨日も藪内議員から同様の御質問がございました。私も8年前、当時地元の寒河の皆さん方から通学路については特に安全・安心が一番なんでということでございましたが、そのときには県道というところで実は残念ながら私……。 ○議長(守井秀龍君) 市長、あれは国道になりますから。 ◎市長(吉村武司君) 岡山県が管理しております国道でございますけど。ということで、岡山県のほうにという中継ぎをしたことがございますが、残念ながらまだ実現に至っておりません。 ただ子供たちが通う通学路であることはもちろん、一部は自転車道にもなっておるわけであります。そこだけという意味じゃありませんが、教育委員会とよく相談をして明るい通学路にしていかなきゃならないと思っております。 私がちょうど8年前に就任したときに、三石地区はたまたま残念ながらほとんど街灯がありませんでした。三石地区にまず街灯をつけ始めまして、私もいろんな勉強をいたしました。大変遅れて申し訳なかったわけでございますが、両議員の御質問にありますように通学路の安全ということは一番でございますので、よく県とも相談しながら備前市の自主財源でできるところは順次来年度の当初予算から予算化をして、御父兄の方に御心配をできるだけかけないように明るい通学路、街灯等をつくっていきたいと思っております。これは備前市全域にわたりますので、若干の時間はかかると思いますけども、必ずやり遂げていきたいと思っておりますので、議員各位の御理解を賜りたいと思います。 以上であります。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 川崎議員。 ◆13番(川崎輝通君) ありがとうございます。ぜひやっていただくと同時に、いつもこの市役所へ来るのに250号を使っているわけですが、夜帰るときにもうここを出て釣り道具屋からもうどんどん東に向けてほとんど真っ暗ですわ。もうあのカーブのところについているだけで。何人の方が、特に子供たち通学でいえば緑陽高校への高校生が自転車通学をしている方もおられるんじゃないんかなあと思いますし、真っ暗では1回目の質問したようにアフターコロナのときにせっかく観光課ですか、観光振興課をつくっておりながら、もう夜になるとどこのもう本当に潰れかけの自治体じゃないかなというふうなイメージ私持ちます。 備前から備前焼の観光客が日生のほうにも五味の市をはじめ買いに来ていただけるのに、夕方以降通ると真っ暗な中走っているんかというのは本当によくないし、事故の確率が高いです。ですから、歩道ができてLED化するのか、歩道をつくる前に、折、県にお願いしてポイントポイントでLEDの街灯をつけていくのか、これはもう全市的ですけど、国道2号とか国道250号というのは国道ですから、市道以上に事故が起こらないように明るいイメージをやっていただきたいということを要望しておきます。答弁は結構です。 最後になりましたが、本当に分かりやすい経常収支、改めてこういう折れ線グラフによって出ていくもの、入ってくるものとのバランスによって比率が決まるんだなというのがよく分かりました。 中でも部長からの答弁で、いかにふるさと納税が企業版、個人版含めて自主財源として確保できればこの経常収支比率を低下させるのに有効だということがよく理解できました。ありがとうございます。 以上で質問を終わります。     (拍手する者あり) ○議長(守井秀龍君) 手をたたかないでください。 以上で川崎議員の質問を終わります。   ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(守井秀龍君) この際、申し上げます。 本日の一般質問はこれで終わりとし、後の方の質問については明日に行いたいと思います。 本日はこれにて散会いたします。 皆さん、御苦労さまでした。     午後4時54分 散会...