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12月08日-02号

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  1. 備前市議会 2021-12-08
    12月08日-02号


    取得元: 備前市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-06-10
    令和 3年11月第6回定例会              第 6 回 定 例 会 会 議 録 (第2号)会議開閉日時  令和3年12月8日  午前9時30分 開議    午後3時52分 散会会議の場所   備前市役所議場出席した議員の番号氏名  1番  藪 内   靖      2番  青 山 孝 樹      3番  田 口 豊 作  4番  山 本   成      5番  森 本 洋 子      6番  石 原 和 人  7番  西 上 徳 一      8番  立 川   茂      9番  星 野 和 也  10番  尾 川 直 行      11番  掛 谷   繁      12番  土 器   豊  13番  川 崎 輝 通      14番  中 西 裕 康      15番  橋 本 逸 夫  16番  守 井 秀 龍欠席・遅参・早退した議員の番号氏名  欠席 なし  遅参 なし  早退 なし説明のため出席した者の職氏名  市長      吉 村 武 司  副市長     杉 浦 俊太郎  教育長     松 畑 煕 一  市長公室長   佐 藤 行 弘  総務部長    高 橋 清 隆  市民生活部長  藤 田 政 宣  保健福祉部長福祉事務所長    産業部長    岩 崎 和 久  建設部長    淵 本 安 志          河 井 健 治  日生総合支所長兼三石総合支所長  吉永総合支所長 久保山 仁 也  教育部長    石 原 史 章          坂 本 基 道  病院総括事務長 濱 山 一 泰職務のため議場に出席した議会事務局職員  事務局長    入 江 章 行  事務局次長   石 村 享 平  庶務調査係長  坂 本   寛  議事係主任   楠 戸 祐 介 △議事日程並びに付議事件(結果) 番号議事日程付議事件等結果1一般質問  ・1番 藪内 靖議員  ・9番 星野和也議員  ・11番 掛谷 繁議員  ・4番 山本 成議員  ・5番 森本洋子議員通告事項一般質問通告表のとおり)                              ── △一般質問通告事項 順位通告者氏名質問の要旨答弁者11番 藪内 靖1 通学路等の整備と交通標示について市長 教育長 教育部長 (再質問あり)2 公共交通と移動販売車について市長 (再質問あり)3 2回否決等した議案等について市長4 カーボンニュートラル水素タウン構想について市長 (再質問あり)29番 星野和也1 人口増加に向けて市長 産業部長 (再質問あり)2 教育行政について  ① 区域外就学について  ② 学力向上実践研究について  ③ 保育園・こども園のネットワーク化について
     ④ 遊具の安全管理について教育長 教育部長 (再質問あり)3 都市公園整備について市長 (再質問あり)4 子育て支援について市長5 都市計画道路について市長 産業部長 (再質問あり)311番 掛谷 繁1 旧アルファビゼンの活用と片上地区市街地の活性化について  ① 旧アルファビゼンの部分解体の計画について  ② 部分解体後の具体的な活用案は  ③ 旧アルファビゼンをどのように片上地区の活性化につなげるか市長 (再質問あり)2 「道の駅」「防災公園」「備前焼ミュージアム」について  ① 「道の駅」の三石地内への誘致について  ② 「防災公園」について  ③ 「備前焼ミュージアム」は移転新築するのか市長 (再質問あり)3 道路の新設と交差点改良について  ① 市道浦伊部線の5年計画を前倒し早期完成を  ② 瀬戸内市と連携して県道磯上備前線の実現を  ③ 伊部東交差点改良計画の見通しについて  ④ NTN畠田交差点改良の進捗状況は  ⑤ 市民センター西交差点改良計画について市長4 ICT・SNS・ドローンの活用について  ① ICT専門員の採用と職員の育成について  ② SNSの活用について  ③ ドローンの更なる活用について市長 副市長 (再質問あり)5 小中学校児童・生徒のオンライン授業について  ① コロナ禍におけるオンライン授業の体制は準備できているか  ② 不登校生徒等のオンライン授業ユーチューブ等の活用を  ③ 岡山大学大学院教育学研究科との学官連携協定について教育長 (再質問あり)6 社会福祉協議会補助金に関する要望について市長44番 山本 成1 起業支援施策について市長 (再質問あり)2 公共施設のトイレの洋式化市長 産業部長 教育部長 (再質問あり)3 カーボンニュートラル学校教育教育長4 自治会活動の活性化策について市長 市民生活部長 (再質問あり)5 投票率の向上策について市民生活部長 教育部長 (再質問あり)55番 森本洋子1 交通弱者の支援について  ① お医者バスについて  ② 路線バスについて  ③ タクシーチケットについて市長 (再質問あり)2 子宮頸がん予防接種について  ① 国の勧奨再開を受けて、本市の対応は  ② 対象年齢を過ぎた人への支援は市長 保健福祉部長 (再質問あり)3 乳幼児健診について  ① 健診に際しての新型コロナウイルス感染症の予防対策は  ② 保護者への情報提供について  ③ 弱視予防として屈折検査機器の導入は保健福祉部長 (再質問あり)4 通学路の安全確保について  ① プロジェクト推進課が取り組む具体的内容は  ② 通学路の危険箇所点検について  ③ 山田原蕃山線拡幅事業について市長 建設部長 教育部長 (再質問あり)     午前9時30分 開議 ○議長(守井秀龍君) おはようございます。 ただいまの御出席は16名全員であります。定足数に達しておりますので、これより本日の会議を開きます。 議事に先立ち、御報告いたします。 備前市監査委員から地方自治法第235条の2の規定に基づき報告のありました令和3年度、令和3年10月分の例月現金出納検査報告書の写しを事務局で保管しておりますので、御覧願います。 以上で報告を終わります。   ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(守井秀龍君) それでは、議事日程に入ります。 日程1、一般質問を行います。 15名の方からの通告を受けております。 重複する質問は努めて排除していただき、執行部における答弁は簡潔にお願いいたします。 また、議会基本条例第10条第3項による質問趣旨の確認等は、議長の許可を得てから発言願います。 なお、許可後の発言中は、質問持ち時間の計測を停止する取扱いといたします。 それでは、通告に従い、順次発言を許可いたします。 まず、藪内議員の一般質問を願います。 1番藪内議員。     〔1番 藪内 靖君 登壇〕 ◆1番(藪内靖君) おはようございます。 それでは、通告に従いまして、一般質問させていただきます。 まず、大きな1点目、通学路の整備、交通標示について。 つい先日出席させていただきました日生中学校の評議員会で、多くの意見が出ました。その中でも集中いたしましたのが、非常に危険な通学路の現状と以前にも質問させていただきました消えかかって見えにくくなっている横断歩道の交通標示に関してであります。日生に限らず備前市内の至るところに危険な箇所は存在するわけですが、とりわけ国道250号線沿いは道幅が狭い上に歩道すらない部分が多く、そこを自転車、歩行者、そして大型トラックなどが行き交うわけですから、ある意味それは命がけであり互いに相当なストレスを感じながらの通行になると思われます。その中でも、話題となりましたのが梶谷地区、パチンコ屋から総合運動公園へ向かう海岸沿いの歩道の金平鉄鋼周辺部であります。舗装に亀裂が入ったり穴が開いていたり草木が生い茂った歩道の通学路としての有効幅員は、もともとの半分程度にしか感じられないほどで狭小になっております。歩道にあります構造上の段差や先ほど述べました劣化部分にハンドルを取られるなど、危険な状況になっています。さらに、以前同僚議員も質問されましたが、この時期になりますと午後5時を過ぎた頃には辺りは真っ暗になり、街灯などない歩道は視界が悪くてより危険な状況となってしまいます。 もう一か所、備前日生信用金庫日生営業部付近から藤原運送株式会社本社付近の国道250号線沿いであります。他の地区には辛うじて歩道があるとか、1本中の道に逃げるなどできるのですが、この間はほぼほぼ対応策がないと思われます。本当の意味での解決にはなりませんが、歩道の草木を刈ることは私でもできるかもしれません。ただ、全体的なこととなると、そうはいきません。国道なので県にお願いいただくしかないのかもしれませんが、市のほうでも外灯、防犯灯の設置であるとか、何らかの策をお取りいただけないかと思います。お考えをお聞かせください。 大きな2点目、公共交通と移動販売車について。 小さな1点目、先月11月26日は公共交通の利用の日でありましたが、皆さん利用されましたでしょうか。私はたまたまではありますが、用事があったので公共交通を利用させていただきました。先日行われた社会福祉協議会の業務内容の勉強会などで再認識したことなのですが、市営バスの運行であるとかお医者バス、介護タクシーなどの運営、運行は非常に難しいものだなと痛感したところであります。問題を一つ一つ丁寧に解決し運営してくださっている関係の皆様に感謝いたします。もともとの構成の難しさに加え利用する側の要望も多種多様なため、複雑に絡んだそれらを解決しスムーズに進めていくのは容易なことではないと感じました。縦割りの単独部署では無理がある、横同士の連携が一番重要ではないかと考えます。それでも、まだ足りず解決できない問題も多いと思われます。交通会議等で練りに練っていただいている市営バスの路線や運行ダイヤですが、利用者数はといいますと劇的に伸びていないどころか、逆にいろいろな意味で限界があるのではと感じているところであります。提供可能なサービスと利用者のニーズに隔たりが生じているのではないでしょうか。路線バスがあると非常に便利ではあるが、地区地区のメイン道路を走っているため、そのバス停に行くこと自体が距離があり困難であるとか、病院や電車の時間とうまく合わない、買物に行けない等々、全てを解決し100%満足いくものにすることは不可能ではないかと思われます。これら問題を総合的にあくまで単純に考えますと、少し乱暴にはなりますがミニタクシー的な考え方のほうが現状や今後にはより合っているように思えます。引き継いだ車両が大半でしょうから大き過ぎても使わざるを得ないのでしょうが、大きな車両に運転手さん1人、乗客がゼロまたは1人から2人という状況下、新規の車両購入費、車検、メンテナンス等維持費、困難な運転手さんの採用状況などの問題を全て解決するとなると、前述しましたとおり非常に難しいのではないでしょうか。一番の理由は、人口減問題ではないかと考えます。この問題が公共交通、交通手段の方向性を少しずつ変化させているように感じます。 2020年国勢調査によりますと、美咲町ほどではないにしろ2,859人、8.1%の減で人口3万2,320人となっております備前市、さらに加速するであろう人口問題などを考えますと、難しい法律やルールがあるので具体的手法については分かりかねますが、大きなものよりもコンパクトでニーズにより近いきめ細かいサービスに徐々に切り替えられていかれるのもいいのではないかと素人ながらに考えます。どのようにお考えでしょうか、お聞かせください。 小さな2点目、もう一点、頭島などで非常に喜ばれている移動販売車が3月末までの期間限定、試験的なものではありますが週2回大多府島と鴻島に行くことになり、とてもうれしく思っております。この事業のアイデアを出され進めていただきました吉村市長に感謝いたします。ありがとうございました。先日セブン-イレブン伊部店額田オーナーと石原店長に同行させていただき、大多府島と鴻島に行ってまいりました。大生汽船株式会社のフェリーみしま丸が到着する頃には、既に数名の方に大多府加子番所前でお待ちいただいている状況でした。お店を開くと同時に10名近いお客様がかごの中に次々と商品を入れ始め、小籠包はないんかな、売り切れたんかな、上に肉か何かがすかっとる弁当はないんかななどと終始笑顔と笑い声の絶えない楽しい買物現場でした。移動販売車が来てくれてうれしいとか買物ができて楽しい、新しいもんが買える、アイスが買えるなどの声が多く聞かれました。これらこそが、超高齢化する社会において非常に大切なことだと思うのです。ひきこもりを減らし外出する機会をつくる、周りの友人、知人や移動販売のスタッフさんと会話する、これらにより対話不足を解消したり簡単な安否確認ができる、市長が言われるとおり見守りも可能かと思われます。最終1人で5,000円近くの買物をされるお客様もいらっしゃったりと、15名のお客様である程度の売上げが上がっていたようです。丸丸さんはどうしている、ペケペケさんはどうしていると簡単な見守りもでき、後片づけを終えて大多府島を後にしました。続いての鴻島は大多府島ほどではありませんが、車で来られたり前に見える山の一番高いところから急斜面をストックを使いながら来てくださっているとのことです。おおよその時間と汽笛を聞きながら、オーナーいわく、家まで行ってあげたいぐらいですと。また、石原店長がおっしゃいますに、店舗のほうに電話注文を入れてくれることが増えてきました。また、売り切れていたり必要な商品がないときには、次の便にと予約もしてくれるそうです。今後は簡単なカタログも使い、じっくりゆっくり選びながら忘れ物がないように注文の簡素化も図っていきたいとのことでした。3月末に精査し継続するかどうかを決められるのでしょうが、これだけ望まれているライフライン的なサービスをある程度のことはクリア、4月以降も市を挙げてバックアップしてはどうでしょうか、お考えをお聞かせください。 3点目、2回否決等した議案等について。 2回の定例会で否決などされた議案を3回目上程されることに吉村市長の熱い思いの強さが感じ取れるわけですが、反対する側にも反対するにはそれ相当の理由があるわけで、何ひとつ変更点がないであるとか、逆に内容的に増えているようでは賛成し難いものがあります。1つ、複数人の副市長案でありますが、私が考えますに、他からもう一人を選任されずとも優秀な執行部の中から代表を選ばれ副市長的な立場に置かれて、吉村市長がトップセールスに出向かれる際に代行として動いていただくほうが実務的にも横同士の連携を取る上でもスムーズに行えるのではないでしょうか。また、そうすることのほうが市長のお考えに合うのではないでしょうか、お考えをお聞かせください。 4点目、カーボンニュートラル水素タウン構想について。 そう遠くない未来にやってくるゼロカーボン社会において表舞台に出てくるであろう水素エネルギーですが、吉村市長はかなり前から興味をお持ちだとお聞きしました。市長の優れた感覚とスピード感を持って水素タウン構想先進都市として手を挙げられてはどうでしょうか、お考えをお聞かせください。 以上で一般質問終わります。 ○議長(守井秀龍君) ただいまの質問に対する答弁を願います。 吉村市長。     〔市長 吉村武司君 登壇〕 ◎市長(吉村武司君) 皆さん、おはようございます。 それでは、藪内議員の御質問に順次お答えをいたします。 2番、公共交通と移動販売車についての1点目でありますが、御承知のとおり市営バスの利用者数は路線ごと時間帯ごとに異なっており、現在の運行車両についてはマイクロバスと普通自動車を併用しております。民間会社から引き継いだ大型のバスも老朽化していることから、更新時に合わせ小型化も含め利用者数と車両の大きさが適正になるよう見直してまいります。また、人口が減少する中でのニーズに合ったよりきめ細かいサービスの提供についてでありますが、路線バスはこれまで地域拠点を接続する幹線道路での運行を充実してまいりました。今後は、さらに生活道路での運行につきましても検討を行い、それぞれの地域の方々のニーズに対応した公共交通体系を構築してまいります。ぜひとも御賛同を願いたいと思います。 2点目、移動販売についてでありますが、実証実験の開始から約1か月が経過しており利用者からはおおむね好評でありますが、事業としては残念ながら採算ベースには程遠くもう少し利用状況を見極めるとともに本市の厳しい財政状況及び他地区との均衡を考慮して、事業継続とするかどうかを決定をしたいと考えております。 3番、2回否決等した議案等についてでありますが、現状からさらに上の高みを目指すための体制整備という趣旨から副市長2人制をお願いするものであり、その思いに変わりがないことから御理解願いたく再度提案させていただいたものであります。否決された議案の賛否は拮抗しており、否決イコール全否定ではありませんから、議会から御指摘いただいた点について新たな説明を加え理解を深めていただく努力を毎回行っております。地道な説明を積み重ね、市民の支持と理解を得ながら御判断いただきたいと思います。現状を見てみますと、杉浦副市長におかれましては長らくNHKという組織で御活躍された経験を生かし、また元教育長としても立派に職責を果たしていただいた経緯もあり、見事に内部を取りまとめ私の補佐をしていただいておるところであります。しかしながら、杉浦副市長の能力や知見、ネットワークは本当に生かされているかということを考えたとき、より力が生かせるのはそうした内部的な市長の補佐だけではなく市長の代理として、あるいは私と同時並行に外部の折衝を行い重要な案件をまとめるという、そういう立場であるというふうに私は感じております。これについては副市長就任をお願いした当初より感じていたことであり、その思いは日を追うごとに強くなっております。そうした杉浦副市長の力を最大限に発揮いただけるのが副市長2人制であると確信をしております。 市の幹部職員を副市長的な立場に置くという御提案についてでありますが、一般職と特別職とでは職責に違いがあります。特に指揮命令関係においては、一般職が上司の命令に従って職務を遂行するのに対し、特別職では法律や自己の学識経験等に従って自らの責任で職務を遂行するものとされているなど、一般職よりも踏み込んだ形で職務に当たることができるわけであります。これによりスピード感を持った対応が可能となるほか、非常時におけるリスク管理にもつながるメリットがあると考えており、求められる職責が違う以上、職員での代用は難しいと考えております。 4番、カーボンニュートラル水素タウン構想についてでありますが、2050年にカーボンニュートラルの実現を目指すため本年度は国の補助金を活用した再生可能エネルギー利用最大化調査業務を実施し、市内における基礎情報の収集、課題の整理、具体的施策の検討等を行いロードマップを作成いたします。作成したロードマップを基本とし、備前市地球温暖化実行計画事務事業編の改訂及び区域施策編を策定することにより国の補助メニューを最大限活用しながら具体的施策の企画立案、事業化を図ってまいりたいと考えております。プロジェクトに掲げている水素タウン構想につきましては、プロジェクトチームに指示しており、太陽光やバイオマス等再生エネルギーを組み込んだ水素サプライチェーンの構築を目指して施策を展開したいと考えております。現在は2050年を待たずゼロカーボンシティを実現できるよう、先進地視察や関連事業者のヒアリングなど様々な角度から検討を行っているところであります。 私のほうからは以上であります。 ○議長(守井秀龍君) 松畑教育長。     〔教育長 松畑煕一君 登壇〕 ◎教育長(松畑煕一君) 皆さん、おはようございます。 私から1番、国道250号の通学路等の整備あるいは管理についてお答えをいたします。 まず、通学路の点検整備についてでありますが、警察等の関係機関及び市役所関係各課で組織いたします備前市通学路安全推進会議において今年度は合同点検を実施し、それぞれ対策方法やスケジュール等を定め、それぞれ取り組んでいくこととなっております。今回お尋ねの国道250号沿いの2か所についてでありますが、岡山県管轄の道路になりますので県に対しての要望事項となります。また、横断歩道等の交通標示は市では施工できないため、管轄である備前警察署への要望事項となることを市長部局に確認しております。改めて全国的に痛ましい通学時の事故報道に触れる際、非常に心を痛め理不尽な思いを覚えるところであります。教育委員会及び学校現場として日常的に交通安全指導には注力しているところでありますけれども、通学路の危険箇所として学校現場から報告を受け、さきの通学路安全推進会議にて点検につなげております。その全ての箇所が速やかに改善されていくことを切に願っているわけでありますけれども、中には交通安全指導の充実を学校に依頼という形での対応を結果として学校現場に求められる箇所もあります。市長部局との連携によりまして国、県、警察機関等に要望いたしまして早期に対応を実現していただいている一方、やむを得ず当面の学校現場対応となる場合もございまして、じくじたる思いを抱かれることは議員各位や保護者、地域関係者、学校現場を含め教育委員会のみならず市役所関係部局も同様であり、違いはないものと考えております。その上で、私も市長部局と連携を十分図りながら、全ては子供たちのために早期の課題解決の実現に尽力をしてまいりたいと強く思いをしておるところでございます。議員におかれましても、共にその実現に向けてお知恵あるいはお力を賜りたく御理解をお願い申し上げまして、私からの答弁とさせていただきます。ありがとうございました。 ○議長(守井秀龍君) 再質問はありますか。 再質問に入ります。 藪内議員。 ◆1番(藪内靖君) 1点目の通学路に関してですが、横断歩道に人がいると自動車などは停止しなければなりません。徹底できていないので、非常に危険な場面によく出くわします。片方の車はルールを理解し停止しましたが、もう一方の車はというと渡ろうとする人を縫うようにして発進されました。これでは、いつか大事故になるでしょう。これらルールが徹底できるよう、警察関係に依頼するなど何か策を講じてほしいのですが、お聞かせください。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 石原教育部長。 ◎教育部長(石原史章君) お答えさせていただきます。 先ほど教育長からも答弁を申し上げておりますとおり、現在警察、県などの関係機関や市役所関係部署で組織をします備前市通学路安全推進会議という会議体を持っております。その中で、具体的に合同点検を含めた箇所の点検を行っております。そういった中で、学校現場から要望が出てきております箇所を中心にその危険の内容でありますとか現状を、まず関係者が相互理解を図っているところでございます。その中で、先ほど御指摘をいただきましたお話なども十分情報共有をしていくことも可能だと思っておりますので、常日頃毎日のことにもなろうかと思いますので、そういった情報につきましては遠慮なく市役所のほうにお伝えをいただければ我々としましても関係部局とともに連携を図って取り組んでまいりたいというふうに思っております。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 藪内議員。 藪内議員、マイクをちょっと倒してください。 ◆1番(藪内靖君) ありがとうございます。少しちょっといろいろな状況を見ていますと、警察にお願いするであるとか、いろいろなことが先延ばし先延ばしになっているような気がします。これ通学路のことなので、子供のことなので、そしてまたいろんな意見を言ってからもう何か月とかという単位ではなく、もっと多くの時間が経過しているように思います。その点もうちょっとスピードアップしてスピード感を持ってやってほしいんですが、どうでしょうか。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 吉村市長。 ◎市長(吉村武司君) 実は私が前の市長の就任のときからも、この問題は地元の方からいろんな要望が出ておりました。具体的なお話を少しさせていただきますが、今議員御指摘の金平さんの前です。これは聞きますと、もともとは奥のほうに県道がありました。ただし、いわゆる海岸のほうに道路の切替えができまして、その期間は軽車両であります自転車も歩道の上を通行できるというようなところで、その前後はこれは旧態の道路でございますので、歩道であります。当然その歩道を走ることがもう一般的に自転車が走ることになっておりますが、当然歩行者の方もそこを通るわけでありますが、いわゆる道路の拡幅等については大変時間のかかることであります。通学の形態を一部備前市内ではスクールバス等も導入をしております。また、中学校に寒河から行くときには、普通は赤穂線もしくは自転車というのが一般的であります。なかなか距離から考えて歩いていくということは、もう不可能だと思っております。また、街灯等も、県道だからということで備前市が対応をこまねいておるというわけにもまいりません。私今回市長に就任いたしまして、寒河から日生まで備前市の通学路として安全確保のためには来年の当初予算から一つ一つ解決をする予算をつけていきたいということを地元の川崎議員からも強く要望されております。ぜひとも川崎議員同様、地元の議員であります藪内議員におかれましても御協力をこれからもお願いをしたいと思っております。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 藪内議員。 ◆1番(藪内靖君) ありがとうございます。ついでに今出たので、金平鉄鋼さん部分のことをちょっとお伺いしたいんですが、こちら片方は国道、片方はもう海という非常に何か危険な状態のところでして、そこにまた街灯も防犯灯も何もないと、先ほど言いましたように真っ暗なんですね。通学路というにはあまりにもちょっと危険過ぎると思うんです、こちら。ですから、暗くなる時間と通学時間は微妙にずれたりしているのかも分かりませんが、やはり部活等でそういう時間に通らなければいけないという可能性もありますので、明るくするじゃないですけど街灯等のことをちょっと検討いただけませんでしょうか。意見をお聞かせください。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 吉村市長。 ◎市長(吉村武司君) 備前大橋ができたときに、頭島の子供たちが東小学校、あるいは卒業しますと日生中学校へ行くわけでございます。当時の鹿久居島等には、実は街灯がゼロでございました。私は当時、担当の部長さんにお願いをして、ぜひとも通学路に当たるところに街灯をつけてくださいということで何基かつけさせていただきました。同じように通学路でございます。特に冬場は早く暗くなります。川崎議員からも地元の方からも前回そのような要望もたくさん出ておりましたので、一度にというわけにはまいりませんけども必要な箇所から防犯灯あるいは防犯カメラを含めた、特に子供たちの通学路でございますので備前市前向きに県とも協議をしながらできるところから、県道だから全て県というような発想ではなしに寒河の皆さん方にも喜んでいただけるようにしていきたいというふうに考えております。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 藪内議員。 ◆1番(藪内靖君) ありがとうございます。よろしくお願いします。 それでは、次に移りまして、公共交通についてですが、人口減のスピードが地区地区によって違うように、今後は必要とされる公共サービスや公共交通もそこそこで違ってくると思います。なるべく地元に合った個々のサービスを提供することは可能でしょうか、お考えをお聞かせください。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 吉村市長。 ◎市長(吉村武司君) この答えの鍵は、備前市全域を見て俗に言う買物難民あるいは生活する上において、その地域の人口の減少化によってのデメリットは年々ますます多くなっておるわけです。そこに弱い人のためにあるこの行政をどのように展開するかというところは肝でございまして、私自身弱い人のためにできるだけのことはしていこうということを考えております。そういう意味において、このような実証実験、あるいは以前にはとくし丸という車を天満屋さんと協議をいたしまして出しております。買物難民だけではなしに、どのような施策がそれぞれの地域で必要かということは、本当に今までの備前市を形成していただいた先輩方のためにも市政の中心においてきめ細かくやっていくことだと思っております。議員におかれましても、ぜひともいろんな御指摘等を市の担当部局に御相談していただき、予算のつくところから生活全般につきましてこれからも推進をして住みやすい備前、そういうまちづくりをつくっていきたいと思っております。ぜひともいろんな提案等も、これからもお願いをしたいと思います。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 藪内議員。 ◆1番(藪内靖君) おっしゃるとおりだと思います。よろしくお願いします。 そこで、先ほどの移動販売等も含めまして、やはり買物バスであるとかお医者バスであるとか、本当に困っておられる方に届くサービスを提供していただきたいと思います。例えば大多府島の人口が新聞にもありましたが人口56人、高齢化率64%、鴻島が人口54人、高齢化率70%、今後こういう地区がどんどん増えてくると思います。これにプラス8050問題が絡んだりして大変なことになると思うんですが、今から研究検討して備えなければならないと考えます。とにかくひきこもりをなくしていかないと駄目ですから、外出機会や対話の機会を増やすよういろいろ努力しなければならないと思います。何かお考えがあれば、いいアイデアがあればお聞かせいただきたいと思います。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 吉村市長。 ◎市長(吉村武司君) 週2回大多府のほうに行っております実績を若干議員の皆さんにも御説明させていただきますが、大多府では9回、11月に実施をさせていただいております。利用者は延べ153名の方でございます。1回の平均売上げが、聞きますと2万2,529円だそうでございます。鴻島のほうは同じく9回実施しておりまして、延べ66名の方が利用されております。そして、1回平均が約9,919円ということが割り算で出てくるわけであります。約1回で燃料費が2,000円、そして渡航費が1回について1万6,500円かかっておるわけでありまして、それにプラス人件費が1回約1万6,000円で契約をしております。このように、備前市としてもここの島だけじゃなしに、いろんな地区において過疎化が進んでおりますので、議員御指摘の買物難民ということにおいて、新鮮なものを自分の目で見て、そしてお買上げいただくという仕組みは備前市だけじゃなしにこれからも全国津々浦々進む施策の一つと思っております。コンビニのない地区もございます。そういう地区も含めて、いざというときに新鮮なものができるだけ買えるように生活難民者に対してのいろんな行政サービスということは、もう本当に喫緊の課題と私自身は思っております。いろんな地区におかれての要望をできるだけ聞きながら、そして効率的な運用も考えていかなければいけないわけでございますので、その辺の接点を担当部局長ともよく相談をしながら、できる限りスムーズに、そして素早い対応を来年の当初予算にも入れていきながら考えていきたいと思っております。日生だけではなしに備前市全域を見まして、いろんな御提案等もいただければと思っております。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 藪内議員。 ◆1番(藪内靖君) ありがとうございます。私もこれ金額言ったらいけないと思って言わなかったんですけど、私が同行させていただいたときは2万5,000円、ちょっとよかったんですね。何か5,000円ぐらい買われる方がいらっしゃったので、そういうことも含めて非常にこれは本当どこへ、和意谷地区なのか、どこか何かそういう不便なところがありますんで、そのためにもいろいろ研究していただいて、なるべく継続いただくようにお願いいたします。 それで、ちょうど今経費的な問題が出たので、もう少し確かに安いほうがいいとは思うのですが、一部の方で車を持ち込むよりも人を連れてきたりするほうが非常に安いのではないかとおっしゃる方がおられる、確かに車を運ぶよりも人を連れていかれたほうが安いとは思うんですが、この事業の趣旨というのはやっぱりそういうことではないと思うんですね。やっぱり引き籠もりがち、なかなか出れない人たちがちょっと歩いて買物ができてみんなとお話をする、これが重要なので、経費的なことはもちろんですが、そういうふうに移動販売車に行っていただいて、そこでみんなとわいわいやると、これをやっぱり継続していただかないと人を乗せた場合、例えば船に乗る、降りる、またもう一回乗る、降りる、4回、ちょっと押し車とかを押して不自由な方が4回もそれを続けると足が止まってしまうと思うんで、今のやり方を継続していただきたいと思います。これは要望です。よろしくお願いいたします。 あと先日岡山市で行われました教育セミナーin岡山、こちらで発表されていましたが、岡山県はIT先進県であると、ベストスリーに入るぐらいですか、それに加えて備前市もタブレット等の普及率が非常に高く教育に熱心な町だと思います。それからまた、教育長は英語教育のスペシャリストであられますので、これらの背景を生かしスマートシティー、コンパクトシティー、英語教育に力を入れている都市として目指し、それを先日首相が訪問しました会津若松に追いつけ追い越せでデジタル化を進めてはどうですか。 ○議長(守井秀龍君) 藪内議員、通告外の質問は排除することになっておりますので、協力願います。 ◆1番(藪内靖君) すみません。じゃ取り下げます。 あとよく東の端とやゆされますが、私は京阪神の出入口だという非常に有利な立地だと思っています。その立地を利用して水素エネルギーを考える上で切り離しては考えられない神戸市、そしてまた川崎重工さん、こちらと手を組まれる段取りをされてはどうでしょうか。そしてまた、西隣の広島県にも水素ロータリーエンジンのマツダさんとかありますんで、この辺ともなるべく早いタイミングで協力体制を取られて将来的に先進都市として頑張っていただきたいのですが、お考えをお聞かせください。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 吉村市長。 ◎市長(吉村武司君) 岡山県の東の玄関口と、私は常に発言をしております。大阪、神戸、京都に一番近い岡山県でありまして、岡山県は水島工業地帯を持っております。そこには、本当に大きな会社がたくさんあります。名前はちょっと申しかねますが、そこの一番大きな会社の一つが最近も水素についての大きな成果を出しておられます。今回岡山大学と協力をして、そういうものの実証実験を備前でできないかというお話も伺っております。多分年を明けますと、そのような岡山大学を仲立にして水島にあります大変大きな会社における水素の一つの実証実験等も備前市に誘致をして、我々がこれからカーボンフリーな中で、いわゆる太陽光を中心とするエネルギー、そして水素もそれらの自然エネルギーを基にして作り上げていくという、そのような国の方針にも合致するように今プロジェクトチームでいろんな対応をさせております。岡山県下でも東の玄関口、大阪に近い備前市のその特色をこれからも政策で、そして地域の産業の基盤となるエネルギー政策につきましては大転換をしていきたいというふうに考えております。太陽光等についてのソーラー、大手とも先週実は懇談する機会がございまして、ぜひともそのようなカーボンフリーが一日も早く国の方針に合致しながら備前市でできるように、来年の当初予算からも個々の家庭においても、そのような導入ができますように考えていきたいと思いますので、ぜひとも今のような議員の考えと私全く同一でございます。ひとつみんなで新しいコロナ後の令和時代の備前市の一つの姿をつくり上げていければと思って頑張ってまいります。御協力のほど、どうぞよろしくお願いいたします。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 藪内議員。 ◆1番(藪内靖君) ありがとうございます。各関係方面への対応をよろしくお願いいたします。ありがとうございました。 ○議長(守井秀龍君) 以上で藪内議員の質問を終わります。   ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(守井秀龍君) 会議中途ですが、感染症予防対策を徹底するため、この際暫時休憩いたします。     午前10時23分 休憩     午前10時40分 再開 ○議長(守井秀龍君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。 次に、星野議員の一般質問を願います。 9番星野議員。     〔9番 星野和也君 登壇〕 ◆9番(星野和也君) 改めまして、おはようございます。 それでは、通告に従いまして、一般質問をさせていただきます。 大きい1点目、人口増加に向けて。 市長は、今年度所信表明で進展する人口減少を克服するためには人口の社会増につながる定住人口を増やす取組が不可欠である、若者、子育て世代の定住と市外からの移住を促すことが町に活力を与えることになると、コロナ対応を除けば一番最初に触れられていました。数ある課題の中で一丁目一番地として取り組んでいかれるものだと思っていましたが、それ以後目立った政策や予算の提案はありません。市長は、今後人口を増やすためにどのような考えで取り組むつもりなのでしょうか。また、来年度新たに行おうと考えている政策はあるのでしょうか、お教えください。 大きい2点目、教育行政について。 ①区域外就学について。 前回の定例会で、統廃合については小規模化が進む中においても小中一貫した教育を小学校と中学校と連携して取り組み魅力ある教育を進めていく考えである、また学校は人間形成の場であり、地域においては人づくりセンター、文化センターであります。地域において大変重要な役割を担っているのが学校であることから、現時点では統廃合は考えていないという答弁でした。しかし、児童・生徒、保護者の中には最低でもクラス替えのできる規模の学校を望む声をよく聞きます。そういった方たちを受け入れるため、例えば備前中学校を市内全地区から進学可能な学校にすることはできないものでしょうか、教育長のお考えをお教えください。 ②学力向上実践研究について。 この事業は平成28年度から始まったものであり、デジタルドリル教材の開発、ベネッセの受験対策教材の提供、サタスタびぜんの開講など様々な事業が行われてきました。開始から6年が経過しようとしていますが、効果の検証は行われたのでしょうか。また、今年度が最終年度となっておりますが、来年度以降はどうするのか、お考えをお教えください。 ③保育園・こども園のネットワーク化について。 今年度当初予算において、こども園、保育園10園のネットワーク環境を整備することでICT化を推進し非常時の保護者連絡、帳票や指導力、登園管理などの電子化により運営の効率を図るとして予算が計上されていましたが、進捗状況はどうなっているのでしょうか、お教えください。 ④遊具の安全管理について。 今年10月に、岡山市の認可保育園で園児の首が隙間に挟まり亡くなってしまうという痛ましい事故が起きました。遊具の安全点検は毎年行っているとお聞きしておりますが、安全基準などを学ぶ研修は行われているのでしょうか、お教えください。また、あの事故を受け本市では何らかの対策を取ったのでしょうか、お教えください。 大きい3点目、都市公園整備について。 8月定例会に続き、今定例会にもスケートボード場の整備費用及び用地買収の費用が予算計上されています。前回の減額修正を受け、新たな場所へ整備するという案で再提案されていますが、今回の候補地が選定されるまでの過程がどうであったのか、お教えください。 スケートボードは今年開催された東京オリンピックで注目を集めた種目であり、そちらに目が行くのも分かりますが、現在ある施設の利用者を増やす対策こそ早急に必要だと考えますが、今後どのように取り組んでいくつもりなのでしょうか、お教えください。 その一つとして、日生運動公園多目的広場を一部の種目だけでなく多くの種目で使うことのできる形で人工芝のグラウンドへ整備はできないものでしょうか、市長のお考えをお教えください。 大きい4点目、子育て支援について。 現在本市では出産祝い金、ゼロ歳からの保育園の無償化、第2子以降の給食費補助、18歳までの医療費の無償化などが行われています。子育て世代からすればかなり充実した支援を受けることができますが、どの事業にしても市から多額の資金が投入されているのも事実であります。そこで、ほとんどお金をかけず行うことのできる子育て支援策として、不要となった数年しか使うことのないベビーカーなどを1か所の集積所に集め簡単な手入れを施し、必要な方に譲渡するような形は取れないでしょうか。そうすれば、出産祝い金や家族などからいただいた出産祝い金などを使う必要がなくなり、そのお金を別のことに活用することで市内の経済を回すことにもつながると考えます。また、汚れたものばかりが持ち込まれるという懸念があるかもしれませんが、それについては粗大ごみとして回収に行くことを考えれば1か所に持ち込んでいただけることにより回収コストを削減できるので決してマイナスばかりではありません。このような事業を行う考えはないでしょうか、市長のお考えをお教えください。 大きい5点目、都市計画道路について。 現在全く着工されていない都市計画道路は、市内に何か所ぐらいあるのでしょうか。そのうち、井田から2号線へ延びる都市計画道路伊里中穂浪線については、昭和48年に計画策定され約半世紀手つかずのままです。年々住宅が増え、着工はかなり難しくなっているものと思われます。そして、地元ではこの計画が生きている限り、県が県道穂浪吉永停車場線の改良工事に本腰を入れて取り組んでいただけないという話まで出る始末です。この路線について今後どうする考えなのか、お教えください。 以上の答弁よろしくお願いします。 ○議長(守井秀龍君) ただいまの質問に対する答弁を願います。 吉村市長。     〔市長 吉村武司君 登壇〕 ◎市長(吉村武司君) それでは、星野議員の御質問に順次お答えをいたします。 1番、人口増加に向けてでありますが、9月定例会において議決いただきました第3次備前市総合計画においては子育て支援の充実、教育のまち備前の発展、持続可能な雇用の創出・安定、住宅施策の推進の4本柱を軸に掲げており、「豊かな自然と文化、魅力あふれるまち、活気ある人、それが備前」の実現を図るため人口減少の傾きが少しでも緩やかになるよう各種施策に取り組んでまいります。 なお、来年度に行う政策については、現在令和4年度予算案の作成中であり鋭意検討中でございます。いずれにいたしましても、今までと全く同じことをやっていては進展もありませんので、新たな総合計画における基本構想及び基本計画に基づき持続可能なまちづくりを進めてまいりたいと思っております。 3番、都市公園整備についてのスケートボード場の候補地選定の経緯でございますが、今回の候補地は日生運動公園の南側に位置する県有地を買収して整備しようとするものであります。初心者向け利用を主として、前回提案時の御指摘をいただいた課題の改善となるこの候補地を最適地であると考え、より市民が安心して集える施設としたいとの考えにより選定したものでございます。現在ある施設の利用者を増やすことについてでありますが、公園内には大型遊具を今年度中にわんぱく丸の撤去後、設置、利用を図る予定でございます。人工芝の整備についてでありますが、通称ちびっこ広場や多目的広場などは真砂土あるいは天然芝等で整地しており使用用途等によっての使い分けがされているため、あえて人工芝への整備を行うことを考えておりません。サッカー場などに使われている人工芝には、けが防止のためクッション性を高めるゴムチップがまかれておるわけであります。ちびっこ広場等にあります、遊具があるわけですから、乳幼児が訪れることも多い中、誤って口に入れてしまう可能性もあり、幅広い年齢層の公園には不向きと思われております。 4番、子育て支援についてでありますが、不要となったベビーカー等を安全に再利用できるかどうかが重要であるわけです。例えばフレームの接続部やプラスチック部分が劣化し傷や欠けがあり安全性が低下している、または過去に販売されたものであるため製品自体に設計上の問題や不具合がありリコールがかかっているものもあります。これはほんの一例であり、こういった判別のほか、修繕や清掃、消毒にコストがかかることや必要とされる人へお渡しするまでの保管状態や場所等の確保などから現状では難しいと考えております。 5番、全く着工されていない都市計画道路の数につきましては、2路線ございます。そのうち、井田地区から国道2号線までの都市計画道路伊里中穂浪線の今後の予定でありますが、JR赤穂線伊里駅の東側を通り国道2号と250号を結ぶ計画となっており、今後の伊里駅周辺の活性化策のため整備は必要であると考えております。 一方で、議員御指摘のとおり住宅地の増加や旧閑谷学校の学校田である井田跡地の保全や財政的な問題もあることから、今後の計画についてはまだできておらない状況でございます。 私のほうからは以上であります。 ○議長(守井秀龍君) 松畑教育長。     〔教育長 松畑煕一君 登壇〕 ◎教育長(松畑煕一君) それでは、星野議員の御質問に順次お答えをいたします。 2番1点目、区域外就学についてでありますが、就学すべき学校の指定は学校教育法施行令の規定に基づき備前市教育委員会があらかじめ学校ごとの通学区域を設定し、これに基づいて就学すべき備前市立小学校及び中学校を指定しているわけでございます。指定された学校の変更については、教育委員会において地理的な理由や身体的な理由、いじめの対応を理由とする場合など児童・生徒の具体的な事情に即して相当であると認めるときは、保護者の申出によりこれを認めることができることになっています。御提案の備前中学校を市内全域から通学できる学校にできないかとの提案でございますが、他の4中学校への影響も非常に大きく今後慎重に考えてまいりたいと思います。私は子供の教育を考えるに当たり学校だけでなく、そこに住む地域の人々と関わりながら地域資源を生かした教育活動を進めていくことは大変有意義であると考えます。先般定めました備前市教育大綱でも、子供を主人公に家庭、地域、教師は支え見守り全ての子供の個性と成長可能性を掘り起こし、子供とともに育っていく共育を実践しますという内容を掲げています。このともに育つ共育の取組をさらに推進するためにも、現行の規則による就学が望ましいと考えます。 2番2点目、学力向上実践研究事業についてでありますが、当該事業は平成27年度から活用を始めた市内全小・中学校の児童・生徒1人1台のタブレットの体制について先進的な環境を最大限に生かすとともに、ベネッセの教材、教育ノウハウと岡山大学の研究的、教育的知見を生かし産学官連携による児童・生徒の学力向上を図る目的で開始したものであります。教育委員会では、平成28年度から令和3年度まで備前市独自の教材を提供することにより児童及び生徒の基礎学力の向上を目指すことを目的に株式会社ベネッセと委託契約を結び、これらの事業を進めてまいりました。総括といたしましては、土曜学習いわゆるサタスタと学習ドリル教材の配布につきましては一定の成果があったものの、学習会への参加数や教材の活用が十分になされていないなどの課題に対応することが困難でありまして、ベネッセからも学生指導者の確保などの課題から継続が難しいとの相談がありました。また、ベネッセから提供を受けている授業支援ソフトについても、現在ではベネッセ以外にもクラウド上で利用可能なソフトが一般化しておりまして、継続するメリットが薄くなってきたことにより、当該事業は令和3年度で終了するということといたしました。新たに令和4年度からは学校現場に対する支援強化に取り組むことで、より学校現場が子供たちの学習に向き合える時間を提供できるようハード、ソフトの両面からサポートできる体制の構築を計画しております。 具体的には、これまでのICT支援員配置のさらなる拡充、コールセンターの新設、機器保守サービスの新設などを考えております。本議会において、債務負担行為の予算を上程しております。さらに岡山大学教育学研究科と新たに協定を締結しておりますので、これを活用して学習する力を向上させる取組を今後進めていきたいと考えています。今年度既に試行的に実施していますマイクロスタディの実践の成果を踏まえつつ、来年度からはさらに拡大実施をしていく予定といたしております。 3点目、保育園・こども園のネットワーク化についてでありますが、保育業務支援システム導入業務としてプロポーザルによる業者選定を実施、10月に委託契約を締結し契約業者との協議等を進めております。今後の予定といたしましては、12月中に各園のネットワーク工事、職員向けの研修など、1月にはシステム設定、機器設置などを順次実施し、2月からテスト運用を開始、4月以降に本格運用を開始する予定といたしております。 なお、こうしたシステムの市内公立園への一斉導入は県内でも早い段階での整備であり、保育士、保育教諭の業務効率化による負担軽減を図っていきたいと考えているところでございます。 4点目、遊具の安全管理についてでありますが、保育園、こども園におきましては専門業者による安全点検を毎年実施、修繕等の必要性が指摘された遊具につきましては改善を適宜実施してまいっております。今回の岡山市の遊具事故を受けまして、体などの挟み込みの危険性があるような遊具につきましては緊急的に修繕を実施しているところであります。 私からの答弁、以上でございます。
    ○議長(守井秀龍君) 再質問はありますか。 答弁漏れは。 松畑教育長。 ◎教育長(松畑煕一君) 大変失礼いたしました。もう一ページございました。 また、安全基準を学ぶ研修につきましては、園運営全般に係る安全管理についての研修を定期的に実施しており、安全管理マニュアルなどに基づき職員による遊具等の日常点検、園児の活動指導や見守りなどに一層注意を払いながら安全確保に努めているところでございます。 以上でございます。失礼いたしました。 ○議長(守井秀龍君) 再質問はありますか。 再質問に入ります。 星野議員。 ◆9番(星野和也君) まず、一番上から再質問させていただきます。 人口増加に向けてについてなんですが、現在新型コロナの感染者数落ち着いているものの、オミクロン株であったり第6波への懸念で、まだまだ移住希望者の需要というのは一定数あると思うんですが、そこへのアプローチというのはアプローチというか、情報提供というのはきちんとやられているんでしょうか。 ○議長(守井秀龍君) 星野議員、オミクロン株についての質問ですか。 ◆9番(星野和也君) 違う、移住の。 ○議長(守井秀龍君) もう一度。 ◆9番(星野和也君) だから、まだそういう今現在はコロナは落ち着いていますけど、そういった中でも移住希望者は一定数あると思うんです。そういった方へのアプローチ、情報提供はしっかりされているんでしょうかというのが質問です。 ○議長(守井秀龍君) 人口増の観点から。 岩崎産業部長。 ◎産業部長(岩崎和久君) コロナ対策につきましては、ホームページ等で移住・定住者に直接渡るような情報提供というのはなかなか難しいかと思うんですが、いろんな方法で提供させていただいております。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 星野議員。 ◆9番(星野和也君) そういった方に備前市を選んでもらえない、選んでもらうために必要なものはどのようなことがあるというふうに考えておられますでしょうか。 ○議長(守井秀龍君) 吉村市長。 ◎市長(吉村武司君) 今の現状では、備前市におけるコロナ対策が岡山県なり全国で見て優れている、安心して移住ができる、そのような保健関係の充実がまず一番だと思いますが、いわゆる都会におけるこれだけの爆発的な陽性患者の発生についてリモートでZoomで仕事ができるというところは相当実は進んでおると思います。昨日でしたか、中国でコロナが発見されてちょうど2年になるようなニュースも聞きました。多分このコロナ禍における第6波がどのようになるか分かりませんけども、ビジネスにおいてはそのような考えで相当オンラインビジネス、オンラインにおける仕事の効率化が進んでおりますので、ひょっとすると地方にということはありますが、私が知る限り例えば東京におる方は東京の周辺に移住をしようじゃないかというような動きがあるそうであります。いわゆる東京から一遍に島根とか、あるいは広島とかというようなことが大々的に数値が動いておるというような情報は聞いておりませんが、岡山県の東京事務所を通じて、あるいは大阪事務所を通じて備前市はほんまにウエルカムでありますので、そのような移住政策を今も持っております。いろんな制度もありますので、これからも備前市への移住を望まれる方については最大限他市に負けないような対策を持ってやるべきだと思っております。備前市の誇れる一つは、光ファイバーが99.99%実は入っておる地方の町としては、私はビジネスチャンスにも光ファイバーを使いICTの町として十分に誇れるところでございますので、頭島から三国まで、あるいは三石から西鶴山まで、このような住居環境が十分整備されているところには大いに若い人を含め退職後の都会の皆さん方が移住していただく、それによってこの備前市が一番大阪に近い岡山県でございますので、議員の皆さん共々いい対策があればどんどん進めていきたいと思っております。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 星野議員。 ◆9番(星野和也君) ネット環境があれば、そこで仕事ができるわけですから東京の方は東京近郊で移住されてというのがあるんでしたら、関西圏を狙ってターゲットにして関西の方に備前市に来ていただいて市長言われたように光ファイバーが99.9%通っている町ですから、どこにいたってネット環境があれば仕事ができるわけですから、そういう方にぜひ移住してもらえる環境なんだよ、こういう政策も取っているんだというのをしっかりアピールしていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(守井秀龍君) 吉村市長。 ◎市長(吉村武司君) そのとおりでございます。実は私が1期目の就任時にNTTにお願いをして当時予定でなかった寒河地区、吉永地区、三石地区にも議会の御理解をいただきまして3年でしたか、全部が完成したわけであります。それによって、いわゆる備前市に若者が、あるいは家族連れで、あるいは会社の一部のブランチ、担当課が移ることはできるわけでありますが、それからのプロモーションといいますか、PRについては来年度以降本格的にアフターコロナを見据えて移住政策等も行っていく必要があろうかと思っております。来年の当初予算には、そのような対策も織り込んでいきたいと思っております。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 星野議員。 ◆9番(星野和也君) 市長、1回目の答弁のときに同じことをやっていっても進展がないんだということを答弁されていたんですが、徳島県の神山町、テレビで大々的に取り上げられたんで知っておられる方も多くおられると思うんですが、ワークインレジデンスという仕組み、地域に仕事がないなら仕事を持った人に移住してもらえばいいのでは、それも仕事を持った人なら誰でもでは面白くないので、町の将来に必要な働き手を逆指名したという事例があります。例えば備前市には、おもちゃ屋さんがありません。そういった経営経験のある人を指名して若干の優遇策を打ち移住してもらう、それが不足している保育士資格を持つ方でもいいと思うんです。そのような政策について、取り組む考えはないでしょうか。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 吉村市長。 ◎市長(吉村武司君) 神山町は、私も実際に向こうへ参りまして地元のNPOの代表の方にも会いましたし、いわゆる東京のほうから移住して日本でも経済産業省、総務省がモデル都市地区になっているところでございますから、参考になるところは全て参考にしながらこれは全国で若者の移住・定住は競争でありますので、問題は議員御指摘のような必要な、あるいはノウハウを持っておられる方を招致することもそれはいろんな制度設計でできるとも思いますが、大事なことは継続をして、そしてそこで生活ができる、その利益を確保できる、そういうところが必要であります。もちろんおもちゃ屋さんがないということが一つのポイントとしてその人を呼んでも、実際にそこで備前市民の人が買っていただいて生活が成り立つ、これは別におもちゃ屋さんでのうてもいいと思いますけども、そのような対応でどの程度の補助制度が要るかということはやはり検討しなきゃならないことであります。いずれにしましても、備前市がネット環境については全国でも有数の地域であるということは、これはもう事実でありますので、これを大いにPRしながら関西の人にとっては2時間少々で往来できる場所でもあります。一生懸命ひとつ市長部局をはじめ、市民の皆さん方の協力をいただきながら住環境を含めて整備できることは整備したいと思っております。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 星野議員。 ◆9番(星野和也君) できる、他市がやっている、他市町村がやっている政策は徹底的にパクっていいところだけパクって取り組んでいただきたいと思います。 大きい2点目の教育行政についての①区域外就学について再質問をさせていただきます。 今回新教育大綱が発表されまして、こちらにはみんなでつくる教育のまち備前、全ては子供たちのためにと書かれておりまして、学校教育の充実というところに学校で学んだことに誇りを持ち、これからの時代を生き抜く力を獲得できる教育を目指しますと、あと子供を主人公に家庭、地域、教師は支え見守り全ての子供たちの個性と成長可能性を掘り起こし子供とともに育っていく共育を実践しますというふうに書かれているんですが、こちらを実践するためにはある程度クラス替え、中学校の段階においてはクラス替えを望む方にはクラス替えがある学校を選べるようにすることがベストではないかと思うんですが、ちょっと先ほどの答弁だと消極的な答弁だったんですが、もう一度答弁お願いします。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 松畑教育長。 ◎教育長(松畑煕一君) 御指摘のクラス替えができる学校規模に学級規模にすることが望ましいというのは、これは一つの面としては大変よく分かる話です。ただ、それだけで学校が成り立っていくわけじゃありませんで、学校というのはやはり地域の中に根差した地域とのつながりの中で本当に子供たちが生き生きとその地域を背負う、将来に向かって大きく羽ばたいていく子供として、あるいは地域のセンター、文化を担う子供たちを育成するという大きな2つの面があろうと思います。これは最初から私が答弁で申し上げておりますように、学校規模としてこれぐらいはやはりあることが望ましいよねという考え方と地域にとっての本当に重要な側面といかにバランスといいますか、取りながらということで一応今回は統廃合をしないということは結論になりましたので、今後はそれぞれの地域の中でその学校がどのように魅力ある学校づくりをし、むしろ生徒数を増やして一日も早くクラス替えもできるような学級規模、学校規模になれるにはどうしたらいいかということが先決であると考えてそっちの方向で、例えば英語特区あるいは英語教育、ICT教育などを通しての教育充実などなどを現在真剣に取り組んでいくつもりでございます。ですから、ぜひ学校規模という一面だけで考えたらちょっと消極的な答弁になっていると思いますけれども、それは認めますが、もう一つの面から総合的に判断して地域にとっての学校の在り方というものを率直に真剣に追求していきたいと考えているところです。よろしく御理解をお願いいたします。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 星野議員。 ◆9番(星野和也君) この件に関しましては、岡山市でも岡山市中学区域制度弾力化としまして隣の学区の中学校も選べます。これ学校受入れ枠を設けていて人数制限はあるんですが、中学入学時の学校選択制度を行っております。こちらもぜひ参考にしていただいて、今後検討いただければと思います。 ②の学力向上実践研究についてですが、こちら利用頻度、活用が伸びなかった理由などについてはしっかり分析はされているんでしょうか。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 石原教育部長。 ◎教育部長(石原史章君) お答えいたします。 まず、総括として先ほど教育長が答弁申し上げました土曜学習、いわゆるサタスタにつきましては中学3年生約半数の参加をいただいた実績となっております。この参加数につきましては、もちろん強制ではございません、任意の中でできる限り参加をしていただこうと呼びかけを行って取り組んでまいりました。しかしながら、土曜日の午前中という年間で25回各校で取り組んでいただく中で、どうしてもその土曜日の午前中の時間帯にいろいろな取組活動との重なり合いでなかなか参加が伸び悩んでいたというのが実情でございます。そういった反省点としての分析を行っているところでございます。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 星野議員。 ◆9番(星野和也君) この事業については継続は難しい、今年度いっぱいで終了するということでしたが、備前市にとってはこの産学官の連携というのは計画策定などには取り入れられているものの、実際に事業として取り組んだのはこの学力向上実践研究ぐらいだというふうに認識しているんですが、今後マイクロステップ・スタディなどを活用していく、こちら岡山大学のこれ学力向上実践研究と同じゼミ、教授が担当じゃないんですか、今回も岡山大学との連携は進めていくということなんですが、そこに民間にも参加していただくということは考えられなかったんでしょうか。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 石原教育部長。 ◎教育部長(石原史章君) お答えいたします。 このたびの連携につきましては、民間企業を含めての協定ということは考えておりません。大学の教授との連携の中で取組を進めていこうという考えに基づいてのものでございます。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 星野議員。 ◆9番(星野和也君) 次に移ります。 保育園・こども園のネットワーク化についてなんですが、これこの導入によって保育士の負担軽減というのはどのぐらいになるというふうに想定されているんでしょうか。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 石原教育部長。 ◎教育部長(石原史章君) お答えいたします。 具体的に数字で表現するまでには至ってはおりません。しかしながら、導入を予定のシステムに基づきますと、現在紙ベースで手書き等で行っているもの、それからパソコンでの入力を行っているものございますけれども、そういったものを全園規模で一律にシステム化していこうという取組でございます。そういった観点から、この事業導入につきましては現場の職員からも参加をして慎重に導入の内容について精査を進めてきておりますので、大きな期待を持って導入に取り組もうとしているところでございます。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 星野議員。 ◆9番(星野和也君) 先ほどの教育長の答弁で、一斉導入は県下でも珍しいケースだ、早いほうだというふうにあったんですが、こういったことはもっとこういったことを導入して保育士の負担軽減をやっていますよというアピール、情報発信することが保育士不足の解消に多少なりとも影響を与えると思うんですが、そのあたりのアピール、情報発信はどう考えておられますでしょうか。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 石原教育部長。 ◎教育部長(石原史章君) 御提言ありがとうございます。まさに今おっしゃっていただいたように、そういった取組、非常に特色のある取組だというふうに自負しておりますので、そういった募集の段階で積極的にアピールをしていきたいと思います。ありがとうございます。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 星野議員。 ◆9番(星野和也君) ④番で遊具の安全管理についてに移らさせていただきます。 今回の事故は遊具に首が挟まってしまうというものでしたが、厚生労働省の遊具で発生した事故調べによると、事故の原因の第1位は56%で転落である、2位の転倒が13.2%、3位の衝突が12.8%と、転落事故というのがほかを大きく引き離しています。地面に衝撃吸収性能を有する素材を敷設することがこれ望ましいというふうに言われているんですが、現状はこども園、保育園の遊具の下の地面の現状というのはどのようになっているんでしょうか。分かればお教えください。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 石原教育部長。 ◎教育部長(石原史章君) 御指摘のとおり、そういったクッション材といいますか、そういったものを整備しているものと理解しております。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 星野議員。 ◆9番(星野和也君) 次に、大きい3番の都市公園整備についてに移らさせていただきます。 今回提案のスケートボード場整備候補地は長年売れずに塩漬けになっている県有地だと思われますが、これもっと格安で譲ってもらうということはできなかったんでしょうか。そういう交渉はされたんでしょうか。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 吉村市長。 ◎市長(吉村武司君) 格安でという意味がよく分かりません。昨年まで、その県有地について県が分譲しておるわけですね。ですから、それは県は県として一定のいわゆる規則に基づいて分譲しておるわけです。それを今回だけは格安にというようなビジネス方法が本当に取れるのかどうか、そういう私はあくまでも県と協議をして、そして分譲地を頂くということで格安、格安という発想が私にはありません。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 星野議員。 ◆9番(星野和也君) そのビジネス交渉ができるかどうかは別として、少し値下げしてもらえませんかぐらいの交渉はしてもいいんじゃないでしょうか。それも、できないもんなんでしょうか。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 吉村市長。 ◎市長(吉村武司君) 売手と買手と一般の民間ビジネスと、このような公会計を使った、いわゆる県の分譲地の売買ができるかというのは直近の多分事業者との県の交渉金額が分かれば、それが今回我々のほうが大変高いというようなことになればこれはもう十分に交渉ができるわけでありますけども、県のほうが直近の分譲者に対してどのぐらいの分譲価格であるかということもそれは十分参考にしながら、それは購入すべきだと思っておりますけども、値切ればいいもんだというような、そういう物の売買ではありませんので、その辺は議員も十分社会生活の中で安ければいいというような発想、私はびっくりいたしました。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 星野議員。 ◆9番(星野和也君) 次に、人工芝化ができないかというところで、なぜかちびっこ広場を人工芝化するという話にちょっとすりかわっているんですが、ちびっこ広場を人工芝化してくれという意味じゃなくてその裏というか、横にあります多目的広場、そちらを人工芝化できないか、近隣だと赤穂市サッカー、フットサルに特化した人工芝のグラウンドがあります。これもし備前市が整備する場合、サッカーに特化したものじゃなくてグラウンドゴルフであったり野球のサブグラウンドにもなっていますんで野球の外野、そういった多種目で使用できる形に取れば若干の雨の日でも使用できて利用率向上につながるんじゃないかという提案で今回質問させていただいたんですが、そちらを整備する考えは全くないんでしょうか、お教えください。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 吉村市長。 ◎市長(吉村武司君) 先ほども答弁をいたしましたけども、いわゆるその人工芝をどの程度のものにするか、例えばサッカー場の場合はゴムチップがまかれてクッション性がある、そのゴムチップを小さなお子さんが口に入れると大変なことになるというようなことで、その安全性というものを最優先にしながら備前市内のいろんなところで必要なところは年度ごとにそのような人工芝的なことはすることは可能でしょうけども、今我々が考えておる浜山公園ではそのようないわゆる遊具の今回新しく新築するわけでありますので、多くの子供たちがあそこに集まっていただいて遊んでいただきたい、親子で、そういう中での危険性というのは最大排除しなきゃならないと思っております。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 星野議員。 ◆9番(星野和也君) こういった人工芝のグラウンドになった場合、大体フェンスに囲まれています。そういったちびっ子が入らないように。ちゃんと使用許可をもらった人が入って使用料金を納めて使用するようになっていますんで、そのあたりの安全性は担保できていると思いますんで、ちょっと論点がずれていると思います。 最後に、都市計画道路についてなんですが、地区のほうではこの伊里中穂浪線については見直しや廃止についても検討をしていただきたい。ぜひ地区としては、その話合いの場を持ちたいというふうに言っているんですが、そういう場を持っていただくことはできるんでしょうか。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 岩崎産業部長。 ◎産業部長(岩崎和久君) 都市計画道路につきましては、来年度岡山県と共同で都市計画基礎調査というものを4年、5年とかけて行う予定があります。そういう中で、いろんな都市計画の策定するような施設に関して人口調査や産業調査でありますとか土地利用調査、それぞれの基礎的な調査を行ってまいります。そういった成果を踏まえて、いろんな今後のその都市計画の施設についての検討をしなくてはいけないと考えておりますので、この伊里中穂浪線につきましてもそういった成果が出た後に具体的な検討を図ってまいりたいと思っております。 以上です。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。     〔「終わります」と9番星野議員発言する〕 以上で星野議員の質問を終わります。   ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(守井秀龍君) 会議中途ですが、この際暫時休憩いたします。     午前11時35分 休憩     午後1時00分 再開 ○議長(守井秀龍君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。 次に、掛谷議員の一般質問を願います。 11番掛谷議員。     〔11番 掛谷 繁君 登壇〕 ◆11番(掛谷繁君) それでは、通告に従いまして、一般質問をさせていただきます。 大きな項目の1点目、旧アルファビゼンの活用と片上地区市街地の活性化について。 1点目、旧アルファビゼンの部分解体の計画について。 既存ビルは地上7階地下2階、延べ床面積3万平方メートルであります。上層部を減築する案も選択肢とすると言っておられます。何階までを活用する計画か、また地下についての計画はどのようにするのか、お尋ねをいたします。 2点目、部分解体後の具体的な活用案はどうなのかについてでございます。 各階の活用計画について、専門学校や総合福祉センター、中央、片上公民館等が考えられているようですが、市長がこのたびの部分解体に係る設計委託料、予算計上2,990万円は入居する事業とリンクするものと考えます。入居事業者は決められているのか、また入居するには業種によっては駐車場の確保が問題になろうかと思います。どのように考えているのか、お尋ねをいたします。 3点目、旧アルファビゼンをどのように片上地区の活性化につなげるかについてであります。 市長は、先般の新聞報道でこのエリアに新たな価値の創造を図り停滞する市の中心部に人の流れをつくりたいとコメントを発表されております。備前市の中心部片上地区のアルファビゼンと、その周辺部、また商店街を含め将来構想をどのように考えていらっしゃるのか、お尋ねいたします。 大きな項目の2点目、道の駅、防災公園、備前焼ミュージアムについて。 1点目、道の駅の三石地内への誘致についてでありますが、このたびの補正予算に三石地内に道の駅を整備するための概略検討業務委託料が、今申し上げたように計上されております。大分前から、この道の駅については懸案事業となっておりました。三石地区となった理由と、どこにされるのか、また十分可能性があるのかを含めて、今後のスケジュールについてもお尋ねをしたいと思います。 2点目、防災公園についてでございます。 防災公園を新設する計画も前々からあったと記憶をしております。また、既存都市公園等の防災的機能を付加することも考えられると思います。今後具体的な計画をどのように考えているのか、お尋ねいたします。 3点目、備前焼ミュージアムは移転新築するのかについてでありますが、現在は備前市の所有となっています、この備前市立備前焼ミュージアムは老朽化と国道2号に近接しており耐震性がなく地震発生時の倒壊のおそれもあり問題があると言われております。今後この施設、移転新築か、どのようにするか、有利な起債適用はあるのかを含め、お尋ねをいたします。 大きな項目の3点目、道路の新設と交差点改良について。 1点目、市道浦伊部線の5か年計画を前倒しし早期完成をについてでありますが、この新設道路少しでも早く完成できるよう進めることはできないのかということでありますが、既に8月議会で議決されており水を差すことにもなりますが、私はよくよく考えてみましたら高齢化する皆さんの利便性や新しいまちづくり、何よりも人口減少に歯止めをかけ若者の定住促進に一刻も早く進めるべきと考えたからであります。地権者の御理解や地盤測量調査に全力を傾け早期完成を目指すよう検討できないか、お尋ねをいたします。 2点目、瀬戸内市と連携して県道磯上備前線の実現をについてでありますが、この県道磯上線もう10年ぐらいなりますが、議会でも取り上げ県議会議員さんにも要望し、備前市側分についてはほぼ完成しております。問題は、瀬戸内市側であります。何度か関係者にお話をしておりますが、前には進んでいないのが現状です。この県道は備前市側は備前中学校南西から山を越え磯上に出るルートで、岡山市、瀬戸内市に早く出入りが可能であります。ましてや、朝晩を中心に国道2号の渋滞緩和に役に立つことは間違いないと考えます。瀬戸内市長と連携し県に要望し実現を目指していただきたい、市長の見解を求めます。 3点目、伊部東交差点改良計画の見通しについて。 この件については何度も要望し具体的な概略設計もあるとも聞いておりますが、この大きな事業費問題やほかにも難しい面があると聞いております。今後この伊部東交差点改良の見通しについて、お伺いをいたします。 4点目、NTN畠田交差点改良の進捗状況についてでありますが、この交差点流通のメッカで大型トラックが頻繁に通り大変危険です。改良事業がなかなか進まないのはなぜか、実現には、NTNや関係機関との協議をさらに進めるべきと考えます。進捗状況についてお知らせください。 5点目、市民センター西交差点改良計画についてであります。 都市計画道路として、今から約40年前に決定されたようです。道路基準から決められている直角の交差点改良になっているようであります。この交差点改良はいつから取りかかれるのか、必須条件を分かればお示しください。 大きな項目の4点目、ICT、SNS、ドローンの活用について。 1点目、ICT専門員の採用と職員の育成について。 今世界中がICT、AI、DX時代に完全に入っております。そこで、いち早く時代に対応することが非常に重要だと考えております。私がイメージしているのは、神戸市のデジタル専門官です。業務内容は、1、業務のデジタル化とICT導入による業務改革のプロジェクトの統括、2、市幹部層へのデジタル化、ICTに関するアドバイス、3、デジタル化に関する企画立案、4、デジタル化、ICT導入に関する職員のリテラシー向上施策の推進、こうした人材を外部から採用することで新しいサービスや業務改革、生産性の向上を飛躍的に向上させ職員の育成にもつながります。来年度予算にぜひ入れていただきたい。 もう一つ、総務省が推進していますデジタル活用支援事業です。地域連携型の高齢者デジタルディバイド解消事業にも積極的に取り組んでいただきたい。いかがでしょうか。副市長に御答弁をよろしくお願いいたします。 2点目、SNSの活用について。 LINEによるチャットボットを活用して、相談窓口を開設してはどうか。この特徴はユーザーが入力した質問に対し、AIチャットボットが自動で回答し、これにより24時間いつでも住民からの問合せに対応ができます。このシステムは全国に広がっております。これもぜひとも備前市でも導入されますよう、検討いただきたいと思います。 3点目、ドローンのさらなる活用について。 市が導入しているドローンの導入事業の内容以外の活用計画について、今やドローンの活用は土木測量や測量点検、災害調査、農薬散布、ソーラーパネルの設備点検とあらゆる分野で活用されております。備前市では、このたび観光用として空からの動画撮影等に導入が決まっておりますが、私は山間部や諸島部の配達困難地域に輸送手段として前述の測量調査等様々な分野を視野に入れ、さらなる活用を提案いたします。御答弁よろしくお願いいたします。 大きな項目の5点目、小・中学校児童・生徒のオンライン授業について。 1点目、コロナ禍におけるオンライン授業の体制準備はできているかについてであります。 新型コロナウイルス感染症が発生してから、もうすぐ2年になろうとしております。最近では、オミクロンの新株も発見され、先行き収束は見えません。昨年4月から5月にかけ、臨時休校が実施されました。こうしたことから、オンライン授業の検討がし始めたと理解しておりますが、現状はどうなっているのでしょうか。できる体制になっているのか、お尋ねをいたします。 2点目、不登校生徒等に対してオンライン授業にユーチューブの活用についてでありますが、これからの取組として教育委員会が中心となりユーチューブを制作し不登校生徒や何らかの事情で学校に行けない児童・生徒にユーチューブを活用しケアできないか、教育のまち備前市は一人も取り残さない、SDGsの精神で取り組めないか、御提案をいたします。いかがでしょうか。 3点目、岡山大学大学院教育学研究科との学官連携協定について詳しい内容が分かりませんので、資料をありがとうございます。目的や岡山大学との連携の仕方、どういう効果を見込んでいるのか、教育長にお尋ねをいたします。 大きな項目の6点目、社会福祉協議会補助金に関する要望について。 令和3年11月8日付で市議会議長宛てに備前市社会福祉協議会補助金に関する要望書が提出されております。内容的には、近年寄附金について80%減となり大変厳しい状況と聞いております。他事業も、収入が大幅に減少しているようであります。一方、社協の取り組む社会で不足しているものを行う不採算事業への拡大等により、経常収支は悪化の一途をたどっているとのこと、そこでお尋ねいたします。 市からの補助率の変更、つまり補助金増について、どのように考えられているのか、お尋ねをいたします。ちなみに県下他市の補助率は80%から100%で、瀬戸内市90%、赤磐市90%でありますが、備前市は50%でございます。補助率のかさ上げ増額をどのように考えているのか、市長に明快なる答弁を求めまして、私の一般質問を終わります。ありがとうございました。 ○議長(守井秀龍君) ただいまの質問に対する答弁を願います。 吉村市長。     〔市長 吉村武司君 登壇〕 ◎市長(吉村武司君) それでは、掛谷議員の御質問に順次お答えをいたします。 1番1点目、旧アルファビゼンの部分解体の方針についてでありますが、駐車場であった地上5階部分から7階部分までを取り壊し、各階の床面積を約半分以下の1,500平方メートル程度を残し地上4階建て、延べ床面積約8,000平方メートルの建物として減築する案を検討しております。 2点目、部分解体後入居する計画は定まったかについてでありますが、各階の活用計画案につきましては1階と2階を中央公民館と片上公民館及び総合福祉センターが入居することを想定しております。地下1階と地上3階、4階につきましては、将来有効に活用できるスペースとしており、現在の想定では地下1階を大型倉庫、地上3階を各種学校及びNPO、ベンチャー企業等の利用できるルームとして、また地上4階部分を災害時の避難場所及び災害備蓄倉庫として活用できるのではないかと考えております。駐車場につきましては、旧アルファビゼンの敷地内に駐車できる台数が解体案も減解案とも限られておりますので昨年度先行取得しております旧アルファビゼンで活用していた駐車場用地を活用するなど、駐車台数の確保に努めてまいります。また、イベントなどの催物の際には、片上を散策しながら会場まで訪れてもらうなど人の流れをつくり、片上の活性化につながればと期待をしております。 3点目、旧アルファビゼンをどのように片上地区の活性化につなげるのかについてでありますが、旧アルファビゼン跡地に先ほども申し上げました中央公民館、片上公民館、総合福祉センターなどが入居した複合施設を設けることで再生していかなければならないと考えております。 2番、道の駅、防災公園、備前焼ミュージアムについての1点目、三石地区への道の駅誘致についてでありますが、高齢化、過疎化が進む三石地区は日常の買物に不便を感じる買物困難者の問題があり、県道主要地方道岡山赤穂線、国道2号の幹線道路に隣接しており、利用者が立ち寄りやすい場所であることから本地区を選定いたしております。また、可能性についてでありますが、三石地区は岡山県の東の玄関口であり周辺にある近隣の道の駅は黒井山グリーンパークと一定の距離もあります。全国の多くの道の駅におきましては、地域振興施策である物産館や販売所など、また防災施設等多目的活用をし、三石地区等の発展につなげてまいりたいと考えております。今後は実現性と持続可能な道の駅を検討していくとともに、計画の立案に向け国、岡山県、地元関係者の方々と協議してまいりたいと考えております。 2点目、防災公園についてでありますが、現在当市には防災公園は整備されていません。昨今全国各地で発生している不測の豪雨等による風水害や南海トラフ地震等に対して、個人の生命や財産を守るため防災公園を整備しなければならないと考えております。現在は明確な整備計画を策定しておりませんが、風水害、地震、津波が発生した場合に市民の方々が緊急的かつ中・長期的に避難が可能な場所を探している状況であります。また、既存の都市公園に防災的機能を付加するかについてでありますが、地域防災計画の中で総合的に判断しなければならないと考えております。 3点目、備前焼ミュージアムについてでありますが、議員御承知のとおり備前焼ミュージアムは昭和52年に旧耐震基準により建築された建造物であります。また、緊急輸送道路沿いに建っていることから、岡山県より要安全確認計画記載建築物に指定をされております。このような建物を耐震化するのか、建て替えをするのかについては、市のプロジェクトチームの項目にも掲げ検討を進めております。まずは、市内部で幾つか構想を出し合い、起債や補助金などの財政的な面も十分検討し、来年度には方向性を決めていきたいと考えております。備前焼ミュージアムの耐震化などの課題については、伊部地区の皆様からの御意見をいただいて進めてまいりたいと考えております。 3番、道路の新設と交差点改良についての1点目、浦伊部線の5か年計画を前倒しし早期完成はできないかについてでありますが、本年度発注する道路詳細設計が完了し、道路として必要となる用地が確定し、用地交渉を速やかに行い、少しでも早く工事着手し早期完成ができるように進めてまいります。 2点目、瀬戸内市と連携して県道磯上備前線の実現をについてでありますが、市が整備する浦伊部線を含めて新たなまちづくりを進めるためにも重要な路線であることから、瀬戸内市と協議を行い、道路整備等についても県に実現ができるよう強く要望してまいりたいと考えております。 3点目、伊部東交差点改良計画の見通しについてでありますが、平成12年度以降進展はありませんが、朝夕の交通渋滞対策、交差点の安全確保のためにも重要なことであると認識をしております。先般も国と協議を開始させていただいております。地域の方々の理解と協力が得られるような改良計画の見直しを含め、国に要望していきたいと考えております。 4点目、NTN畠田交差点改良の状況についてでありますが、以前にも要望があり地権者の方に交渉させていただいた経緯がございます。その際には、残念ながら協力がいただけず事業実施に至っておりません。実現には地権者の協力が必須であり、今後の事業の進め方を含めて地元関係者で協議し検討してまいりたいと考えております。 5点目、市民センター西交差点改良計画についてでありますが、現在交差点を整備する概略設計を行っております。今後、交通規制課及び備前警察署と協議を行う予定としており、事業化に向けて道路管理者である岡山県と前向きに協議を行っているところでございます。この事業を実施するに当たり、市民センター西側の既存駐車場が道路用地となり駐車場が減少することから、市民センターの代替駐車場を確保する必要があります。岡山県も、事業化には地元関係者の用地提供等を含めた協力の意向が必要となります。備前市としましても、事業を要望していく以上は用地提供を含め全面的な協力体制が必須であると考えております。 6番、社会福祉協議会補助金に関する要望についてでありますが、備前市社会福祉協議会の運営については補助金及び事業委託に関して令和元年度から備前市と備前市社会福祉協議会で協議を続けております。御要望に沿うような形で、令和4年度ヒアリングで対応してまいりたいと考えております。 私のほうからは以上であります。 ○議長(守井秀龍君) 杉浦副市長。     〔副市長 杉浦俊太郎君 登壇〕 ◎副市長(杉浦俊太郎君) 私からは4番1点目、ICT専門員の採用と職員の育成についてお答えを申し上げます。 議員御指摘のとおり、様々なデジタル技術を活用して行政の効率化、そして市民サービスの向上を推進するためには専門的なスキルを持った人材の確保、そして育成が欠かせません。そのため、本市ではデジタル技術を用いて全庁的な利活用をリードする部門として令和3年8月1日にデジタル推進課を発足させ業務を進めているところです。業務内容や目的等を考慮して職員だけでは十分な対応が難しい、そう思われる分野に関しては専門的な知見が得られるようにICT専門員など外部人材の活用について、これは国の補助金などもしっかり調べた上で検討を始めております。また、職員の研修につきましては、必要なスキルが習得できるよう基礎的な研修をはじめデジタルツールの利活用を踏まえた実践的な研修などの実施を進めているところでございます。 次に、デジタルディバイドにつきましてはインターネット、そしてパソコンなどのデジタル技術を利用できる者と利用できない人との間に生じる格差を解消するために、これ議員も御指摘されましたが、総務省においてデジタル活用支援事業が行われております。備前市内でも、例えばNTTドコモの備前店において通常のスマホ教室と並行してマイナンバーカードの申請方法やマイナポータルの活用方法などの講習会が実施されているところです。本市といたしましても、関係部署と調整を図りながらスマートフォンの使い方の相談会など含めて検討してまいりたいと思っております。 2点目、SNSの活用についてでありますけれども、実はAIチャットボットの導入に向けて費用負担を軽減したいという趣旨で昨年度末、岡山県電子自治体推進協議会に設置されているAIチャットボットの共同利用、共同調達に関する研究会に備前市参加いたしました。しかしながら、共同調達を行った場合でも各自治体で個別にやはりカスタマイズと申しましょうか、個別のシステムを構築する必要があるなど費用的な面も含めて優位性が少ないということで共同調達に関しては困難であるとの認識に至っております。議員御提案のとおり、LINEにAIチャットボット、自動応答ロボットを導入しますと24時間365日の相談に対応することが可能であるという大きなメリットがある一方で、これ導入する以上はしっかりしたものを導入しないとロボットの応答がとんちんかんなものであるというあしき実例も前例もたくさんございますので、共同調達以外の調達方法も踏まえながら導入することができないか、引き続き研究をしてまいりたいと思います。 3点目、ドローンのさらなる活用についてでありますけれども、空中撮影の動画や写真を取り入れて広報紙と連携させることによって紙面を充実させようという目的で本年10月に1台購入をしております。早速「広報びぜん」12月号表紙の深谷の滝の動画を空中撮影して、広報紙表紙のQRコードを読み取ると動画が御覧いただけるようになっております。何分運用を始めてまだ一月余りであるということで、まだまだ手探り状態ではありますけれども、今後はやはり本命であります台風や土砂災害、被災後のため池、それから河川、急傾斜地等へのやはり人が踏み込めない危険な場所への状況確認ですね、これをはじめ行方不明者の捜索、海岸漂着物や例えばナラ枯れの調査であったり、学術的には古墳や史跡の調査、学校・園での人文字や行事の撮影、さらには屋外スポーツでの撮影といったようなことにも活用の分野を広げていきたいと思います。そして、これと併せて何より私大事だと思うのは、そのドローンを操作できる人間、人材を増やすということです。これもうそれが商売として成り立つぐらい、もうドローン専門の会社ができるぐらい将来性があるということなんですけども、その一方でやはりそういった専門会社に丸投げするんではなくて自前の人材を何とか市役所の中にも育成をしないと、いざというときに例えば丸投げした会社に対応してもらえないというリスクもありますので、やはりそういったことも人材育成に関しても市役所内部できちんと検討を進めていきたいと考えております。 私からは以上です。 ○議長(守井秀龍君) 松畑教育長。     〔教育長 松畑煕一君 登壇〕 ◎教育長(松畑煕一君) 5番1点目、小・中学校の児童・生徒のオンライン授業体制の準備についてでありますが、モバイルルーターについて11月には自宅にWi-Fi環境がない児童・生徒約100名に対して配布を完了いたしております。これにより、全児童・生徒が自宅でもオンラインで学習できる体制が整っております。 なお、一部の小・中学校においては、試行的にオンラインによる授業参加を既に実施をしております。 2点目、不登校生徒等家庭でのユーチューブなどを活用した授業についてでありますが、各校でオンラインによる学習支援を実施するという体制は整っております。児童・生徒、保護者の要望とか、あるいは各校の実態などに合わせて不登校児童・生徒への対応策の一つとしても実施することは可能であります。 3点目、岡山大学大学院教育学研究科との学官連携協定についてでありますが、相互の連携を強化し備前市における教育のまちづくりを推進するとともに相互発展を図るということを目的といたしまして、学力の向上に関する事項あるいは教育教材、教具などの開発研究に関する事項あるいは教育施策の提言、改善に関する事項などについて連携することとしております。具体的には、星野議員にもお答えいたしましたように、漢字とか英語の語彙学習などのマイクロステップ・スタディを中心に進めるものでございます。 なお、資料として連携協定書を提出しております。参考にしていただければと思います。 私のほうからは以上であります。 ○議長(守井秀龍君) 再質問はありますか。 再質問に入ります。 掛谷議員。 ◆11番(掛谷繁君) 再質問を簡単にさせていただきたいと思います。 まず、旧アルファビゼンの大きな項目の1点目、新聞紙上でも、それから今の答弁でも、ほぼどういうことかというのは理解しました。ちょっと例えば駐車場というのはこの市庁舎を造るときも大きな問題になって、むしろ駐車場を確保できんかったらやばいんじゃないかというようなこともいろんな議員からもありました。そういう意味で、コンパクトに小さくなっていくことは、それはそれでいいんですけど、入る事業というか、施設というか、それによって駐車場がなかったら行っても困るというのが後で分かっても非常に困るわけであって、そこら辺のところがまず考えていくんだと、検討するんだと言いますが、ところがあまりあの辺には土地がないと思うんです、そういったスペースが。そういったところはどういうふうに考えておられるんか、ちょっとお尋ねをもう一度お願いします。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 吉村市長。 ◎市長(吉村武司君) 議員御承知かと思いますが、昨年度ビゼンアルファの北東(「北西」と後刻訂正)側に備前市が既に先行しております土地が今遊んでおります。このビゼンアルファの対応の前に、来年度には駐車場として活用するように担当者に既に指示をしております。もちろんそれだけで十分であるとは思っておりません。大事なことは、片上地区を人の流れを増やすことでございます。周辺の駐車場、あるいは最終的にはこのビゼンアルファの中に駐車場も整備する必要があるかと思っております。これは皆さんで検討しながら、ベターな方法を取り入れていきたいと考えております。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 掛谷議員。 ◆11番(掛谷繁君) ぜひ造る以上は、そういうこともしっかり考えた上でお願いしたいと思います。 さらに、3点目のところのいわゆるアルファが仮にそういうふうに立ち上がって前に進むことになったときの片上地区のやはりグランドデザインというか、片上地区がどのように発展をしていくかということが問われるというより、重要になってくる、その中で今でもまちづくり会議というのが各地ありますけど、片上も当然あるわけ、そこでそういうふうにやっていかれてもいいんだろうけれども、私はあの周辺部、商店街を含めて片上地区の活性化委員会とか、そういう形で関係者、またそのいわゆる専門家、まちづくりの専門家、山崎亮さんとか、そういう全国的に有名な人もおられますし、どのようにこの片上がもう少し特徴のある町にしていくか、例えば邑久町に駄菓子屋日本一の駄菓子屋さんがあったり、星野議員が面白いことを言った、おもちゃのそういったものの特化したような町にするとか、教育のまちですから英語村をそういうふうなところにもっともっとつくるとかというのはやはりアルファとともに周辺も活性化し繁栄していくことが大事だというようなことでございますので、もう一度私はそういう活性化委員会、それから何か特徴あるそういったものを考えるべきだと思ったりするんですけど、市長いかがでしょうか。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 吉村市長。 ◎市長(吉村武司君) ここで大事なことは、ビゼンアルファを再生した後の議員御指摘の片上の活性化であります。よって、今現在市が持っております全部解体して1階のみの中央公民館、片上公民館を造るという案と今回出しております地下1階地上4階の建物で中央公民館、片上公民館以外に総合福祉センターその他各種学校等が入るにぎわいをつくろうと、その結果片上に一つの町のにぎわいが起こるように施策として後押しをしていこうというふうに考えております。駄菓子屋の件も実は片上ではございませんけども、備前市内に瀬戸内市のオーナーの方から出店の要望も聞いております。また、子供たちのおもちゃ及びその他、いろんな買物が市内でできることは片上だけじゃなしに備前のにぎわいの創出にもつながるわけであります。また、イングリッシュビレッジ、英語村はじめ小学校単位に、あるいは図書館の、いわゆる地区版といいますか、ということも教育委員会でつくっていただいております。片上だけじゃなしに、この備前市全域において令和のアフターコロナにおいて、どのような元気なまちにしていくかということが私に与えられた多分課題であろうと思って、みんなでいろんな案をつくり、そして実行に移していきたいと思っております。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 掛谷議員。 ◆11番(掛谷繁君) ちょっと前後して申し訳ないですけど、入居する、まだ決定ではないので、いろいろ言われています、その中で多目的に使うという総合福祉センターという、さらにそれを総合福祉文化センター、文化なんかも入れた多目的にやはり使っていく、そのいろいろな考えがありましょうけど十分それだけのスペースがあるならばそういったものも福祉文化、そういったものも入れてもいいんじゃないかというのを御提案をさせていただいておきます。 次に参ります。 防災公園にちょっと、これはどこに造るかということがまだ明確になっていないという捉え方ですけども、さて防災公園というものの候補地というのは何件かあるんですか。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 吉村市長。 ◎市長(吉村武司君) 実は議員御指摘のように、海から山まで備前市は変化に富んだ地域を持っております。防災というものを一つの定義でなかなかくくることはできませんけども、一番大事なことは災害が起こらないように事前に対策することでございますが、万が一起こったときにどのようなシステムで住民の生命及び財産、健康を守るかということであります。よって、一つのイメージとしては海あるいは背後に山があるというようなところが一つのイメージであります。実は私は先般、和気町の町長とお会いをしました。和気町も、防災公園を造ろうとして頑張っておられます。備前市も防災をすることは先ほど言いました大事な市民の生命、財産を守る第一歩でありますので、できる限り早く国、県とも相談しながら防災公園を1つ必要なところに造っていきたい、それを1つモデルケースにして各地区の方が安心して住めるようなまちづくりがこれからの課題だと思っております。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 掛谷議員。 ◆11番(掛谷繁君) ありがとうございました。 じゃ、次に参ります。 道路新設等の交差点の改良なんですけども、全体的に答弁が分かりましたので、その2点目の瀬戸内市、いわゆる県道磯上線、これはぜひともこれができたら相当違います。相当違うと。僕も何回も通りますけども、今やっぱり危ないから結局あんまり通らないんですよ。できたら、これが出来上がったら本当に渋滞緩和に相当寄与すると思っていますので、頑張って県議も、それから知事にも、それからもちろん瀬戸内市長にも連携してやっていただきたいということを、これはもう要望だけをもう一回申し上げておきます。 あとは、次に大きな4点目のところの中で、デジタル専門員、そういう採用について答弁はそういう必要があるときにというようなイメージですけども、私はそんなに週に1回ぐらいとか、その契約ができればいいわけなんで、常時雇用でなくていいと思います。でも、これは相当大事な私役目だと思うんですよ。ですから、重要視していただいて契約内容によって相手も来る来んもいろいろありましょうけども、ぜひとも採用、そういう意味での採用、常時雇用でなくても結構ですからお願いをしたいんですけど、ちょっとそこらあたり、これは市長に答弁を。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 吉村市長。 ◎市長(吉村武司君) その前に、先ほど駐車場のところで北東、北東と申しましたが、実は北西、北西のところでございます。訂正をして、おわびをいたします。 今議員の御指摘の中に、リテラシーという言葉がありました。まさしくこのIT時代において、ITが駆使をできない人、リテラシーを再教育していくということは大変重要なデジタル社会に皆さん方が幸せを求めるためにも必要と思っています。議員御指摘のような常設常勤ではなしに、適宜適切な人をそのような勉強会の講師として招いたり、あるいは各公民館でそのような活動ができるように、リテラシーについては私も本当に大事なことでIT時代に取り残される市民がいないように再教育をみんなでしていかなきゃならないと思っております。一生懸命頑張ります。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 掛谷議員。 ◆11番(掛谷繁君) 3点目のドローンのことで一、二点だけ、人材です、いわゆる資格認定を受ける、操作する人材がやはり常時要るという意味ではこのたび観光用として委託するんでしょうから、自前での人材、専門的にできる者を常時、そういうことを資格取得をしていただき、さらに増やしていくという、もう一つはどこの部署にするのか、今一問一答なんですけど、人材については分かりました。どこの部署にこういうものをつくっていくのか、この辺はどう考えているんですか。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 杉浦副市長。 ◎副市長(杉浦俊太郎君) これやはり目的によって部署が違ってきます。例えば台風災害などのその被災後の点検に関して言うと建設課になりましょうし、一般的には火災などの後の状況確認や不明者捜索といったことでは危機管理課が一番適切かなというふうには思いますけれども、やはり目的に沿って横串を入れながら主管部局を決めていくといったことになると思います。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 掛谷議員。 ◆11番(掛谷繁君) 分かりました。頑張っていただきたいと思います。 それでは、5点目の中でオンライン授業は教育長、もう体制整っていましたと、ただこれはやはりモデル的にどこだけとの小学校、小学校だけがモデル的にオンライン授業をやる、それも当面はすべきだしやるべきだと、ただそれは展開をする、全小・中学校の皆さんにもできるというところまで持っていくようなことを考えていただきたいんですよ。もう一部だけはやっているけど、それ以上はやっていないというんであったら、いざいろんなことがあったときにははたはたと困るということで、私はそれを全小・中学校に展開していただきたい、こういう意味でのオンライン授業というような話に、一部実施しているというようなことなんですけど、そこのあたりどうでしょうか。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 松畑教育長。 ◎教育長(松畑煕一君) 先ほど現状を申し上げましたんで、基本的にはまず機械的には全部ができるような体制になっていますので、基本的には全小・中学校ができるような体制にしていますし、必要に応じてどこでも小学校、中学校がやっていけるようにしたいというふうに考えています。 一言付け加えさせていただきますが、今の国の考え方はオンライン授業というのは例外的と言ったら語弊がありますけど、特例の授業として成績にはつくんですけども、いわゆる出席扱いのような形にはしないことになっているんですね。そういうふうなことも基本的な規制といいますか、条件的なこともありますし、必要の場合においてはこれはもうオンライン授業をやるべきときにやれないようなことは困りますので、それでできる体制になっていますので必要に応じてどこでもいつでもどんな形であるにせよ、やれるような体制は整えて推進したいというふうに考えております。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 掛谷議員。 ◆11番(掛谷繁君) 分かりました。しかしながら、教育のまち備前市ですので国がその程度だったらこれでいいんだというのではなくて、もう少し前向きに推進を備前市はさすがだなというふうにやっていただきたいと要望しときます。 それから、この連携協定です、岡山大学との産官学ではない官学ということで資料もありがとうございました。そこで、岡山大学との連携はマイクロステップという、そういうものの名前でやると、前産学の産はベネッセとドリルパークということでやっていた、このところの整合性ですね、というのはベネッセのドリルパークというのは小学校向きでこのマイクロステップというのは高学年、小学校高学年はいいんだろうけども、それ以下になると非常にちょっと難しいんではなかろうかという私の知り合いの方からも話があるんですけど、そこのところはどういう考えで、いわゆるベネッセはもうなくなって岡山大学の官学のこの分だけでこれはやっていくのか、ちょっと少しそこら辺のところはどういうふうに考えているのか、もう少し詳しく教えてください。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 松畑教育長。 ◎教育長(松畑煕一君) 具体的には少し申し上げましたように、試行的に現在4年生、5年生、6年生もやっていますが、その成果を見て来年度は全生徒に行えるようにしたいというのが基本的な考え方です。それから、ここは官学連携という形になっていまして、今までのはどなた、星野議員でしたか、に答弁いたしましたようにベネッセを中心にしたものというのはベネッセのほうからも、もう現在のレベルには対応できないので、ここで終了させてほしいという要望がありましたので、3年度で今までの形はもう御破算にしますという形で結論を出したわけです。さあ4年度からどうしましょうかということで、企業の側のほうも個人的にもいろいろの面から検討はいたしましたが、やはり岡山大学の寺澤研究室というのが具体的なんですけども、これは全国的に文部科学省も大変強く推奨している大変大きなシステムでありまして、実際に岡山県だけじゃなくて全国的に幾つも成果を出しているところです。英語の単語とか漢字などの基礎的な学習をマイクロステップでやる、今全ての生徒が今どういう状況にあってどういう学習をどのようにしたらいいかというのが全部ビッグデータで出てきて、どんどんどんどん進んでいってそういう基礎学力によって学力の全体、英語学力とか国語の力とか学力全体もアップするという非常に大きな成果を上げているものですので、これはもう企業の入る余地がないなと私は判断をしまして、やはりこれは岡山大学あるいは全国にナンバーワンと思っておる、このシステムをぜひ導入することが備前市にとって大きな成果につながっていくというふうに確信して進んでいるところですので、よろしく御理解、御協力をお願いしたいというふうに考えております。 以上です。
    ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 掛谷議員。 ◆11番(掛谷繁君) ありがとうございました。終わりたいと思いますけど、ちょっとウェブ上でこれはやり取りするということでドリルっていうのは自前ですから、その点は小学校の低学年、1、2年、3年あたりの皆さんにはちょっと厳しいんではなかろうかという声があったりしまして、その辺をしっかりとフォローをやっていただければこれが悪いとかどうこう、そういう話ではございませんので、しっかり小学校低学年、なかなか小学校低学年難しいんですけど、小学校もきちっと、もちろん中学校はこれで結構でございますけど、やっていただきたいと思います。 以上で終わります。ありがとうございました。 ○議長(守井秀龍君) 以上で掛谷議員の質問を終わります。   ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(守井秀龍君) 会議中途ですが、感染症予防対策のため、この際暫時休憩いたします。     午後1時59分 休憩     午後2時15分 再開 ○議長(守井秀龍君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。 次に、山本議員の一般質問を願います。 4番山本議員。     〔4番 山本 成君 登壇〕 ◆4番(山本成君) 通告に従って、一般質問をさせていただきます。 起業支援施策について。 内閣府が、2019年に地方創生起業支援事業という施策を打ち出しました。東京一極集中の現状を改善することを目的としています。こうした国の動きを受けて、起業家を積極的に支援する自治体が増えています。 某新聞からの抜粋ですが、新型コロナウイルス禍後の新たな商機を捉えようと地域で起業熱が高まっている、2021年4月から9月の新設法人数は6万6,530社と前年同期比34.6%増加、法人数、増加率ともに半期で見て過去最多となった、全国自治体の6割超に当たる1,077市区町村でも増えた、テレワークの普及に加え自治体の企業支援の充実が追い風となっているとあります。 新規起業者が持つ新たな視点は、長年備前市が掲げてきた課題の解決にもつながる可能性があります。他の自治体より秀でた支援制度を設けなければ、起業家を誘致できないと思います。他の自治体では新設法人の事業税何年間かを全額免除する、地域課題解決型起業支援補助金などで条件を満たせば最大400万円の補助金を支給するなど、いろいろ施策を施しています。備前市でも、他の自治体に負けないような支援制度を打ち出すべきだと思いますが、今現在備前市が行っている起業支援も含め、今後どのような起業支援をお考えか、お聞かせください。 公共施設のトイレの洋式化。 公共施設のトイレの洋式化について伺います。 若い世代は生活の中で和式トイレを使用する経験がなく、高齢者の方は足腰が弱くなりかがむのがきつくなります。トイレを洋式化することは、インバウンド事業を含めた観光誘致の面で重要な施策であると考えます。また、新型コロナウイルス感染症対策として、蓋のある洋式は和式と比べ飛沫拡散防止に一定の効果があるとされていますので、早急に洋式化されていないトイレは改修すべきだと思います。 以上を踏まえ、質問させていただきます。 備前市の公共施設のトイレは何基あるのでしょうか。既に洋式化されているのは何基で、洋式化率は何%か、明確な御答弁をお願いします。 カーボンニュートラルの学校教育。 カーボンニュートラル2050に対して国、自治体、事業者などで語られることが多いですが、CO2削減や気候変動などの環境問題に対して教育という面から考える機会が今までどれほどありましたでしょうか。日本での環境教育は、ほとんどが環境保護などの今ある問題をどう解決するかという問題解決的なものに対し、海外では問題の根本から考える機会を設けるようなものとなっています。環境問題は、すぐに解決できるものは少ないです。中・長期的な目線で、物事を解決していくことが求められます。イタリアでは2020年9月より学校教育で気候変動に関する授業を必修化することを決定、世界で初めて環境教育を教育制度上で義務化しました。また、環境教育において世界で一番最も進んでいると言われているスウェーデンでは、4歳から環境教育を行います。環境の教育を小学校などの小さい頃から行うことで、一人一人環境問題について考える機会が増え長期的な環境改善につながっていくことでしょう。教育長のお考えをお示しください。 自治会活動の活性化策について。 第3次備前市総合計画には、自治会活動の担い手確保と題して人口減少や高齢化の進展に伴い自治会組織における人材不足が深刻化しています。そのため、自治会組織の役員の高齢化や固定化が進んでいるため、若い世代の促進などが必要ですとあります。目標達成のための取組には、役員が自治会運営を行うための手法を紹介した自治会ハンドブックの見直し、配布等により自治会、まちづくり団体の支援を行いますとありますが、非常にいいことを書いていますが、行政のほうで自治会やまちづくり団体へのこのような説明、指導を現状しているのでしょうか、お聞かせください。 最後に、投票率の向上策について。 来年5月には私どもの市議会議員選挙も執り行われますが、2018年の投票率が64.88%、2014年が70.08%です。さきの市長選挙でも2021年が59.96%、2017年が61.07%と、投票率は低下傾向にあります。このような結果をどう受け止めているのか、市選挙管理委員会においても投票啓発に力を注いでいると思いますが、現状維持の状態では多分選挙のたびに投票率は低下するでしょう。何か歯止めをかけるような対策を検討、お考えならお聞かせください。 以上、御答弁のほどよろしくお願いします。 ○議長(守井秀龍君) ただいまの質問に対する答弁を願います。 吉村市長。     〔市長 吉村武司君 登壇〕 ◎市長(吉村武司君) それでは、山本議員の御質問に順次お答えいたします。 1番、起業支援施策についてでありますが、現在市内で創業する、あるいは創業間もない方に対して創業に必要な知識や経営方法等を習得するための創業塾を備前市、瀬戸内市、和気町で共同開催しており、創業塾を受講し市内で創業された方へ奨励金として10万円を交付しています。過去5年には、飲食業や美容業など19件の申請がありました。また、商業振興対策事業補助金のうち新規創業する個人を対象にした新規創業者支援事業におきましては、空き店舗、空き家等を小売店、飲食店、事務所等に活用する際の新築、改築に係る工事請負費や事業開始に当たり直接必要となる経費について、補助率を3分の1とし100万円を上限に補助する制度がございます。備前市に住所を有する個人で3年以上継続して事業継続することが要件となっております。過去5年の実績といたしましては、2件となっております。このほか、市内への企業誘致の促進と雇用機会の拡大を図るため、製造業や小売業等の新設または増設した企業に奨励金を交付しております。この備前市企業誘致奨励金制度につきましては、上限9,000万円を3年間で交付していたものを平成25年7月に改正し、一般製造業や航空機械関連、新エネルギー関連といった特定業種については上限3億円、物流施設については上限2億円をいずれも5年間の分割交付に拡充しており、市民雇用要件等をそれぞれ5人以上、3人以上を付すことで新規雇用の創出に寄与しておると考えております。令和2年度中に交付した3社につきましては合計で1,341万円となっており、25名の市民が雇用されております。今後につきましては、市内で創業していただくという意欲向上や動機づけのため、また事業を長期間継続していただくためにも創業者に対する経営指導やサポート等総合的な支援について引き続き取組を進めてまいりたいと考えております。 2番、公共施設のトイレの洋式化についての1点目、備前市の公共施設のトイレは何基あるのかについてでありますが、現在市民が広く利用する公民館やスポーツ施設などの公共施設のトイレは市内全域で1,642基あります。 2点目、洋式化されているのは何基で洋式化率は何%かについてでありますが、まず洋式トイレが男性用は366基、女性用518基、共用292基の計1,183基でございます。一方、和式トイレは男性用150基、女性用280基、共用29基の計459基となっており、洋式化率は72%でございます。 4番、自治会活動の活性化策についてでありますが、区会、町内会を束ねる全市的な連絡協議会として備前地域19人、日生地域8人、吉永地域6人、計33人で構成される備前市自治会連絡協議会がございます。6月、10月、2月の年3回総会を開催し、自治会活動について情報共有を行うとともに必要に応じて自治会ハンドブックの説明などを行っております。また、小学校区単位で区会をはじめとする地域活動する各種団体から成るまちづくり会議においても、その充実のため今後とも支援をさせていただきたいと思っております。 私のほうからは以上でございます。 ○議長(守井秀龍君) 松畑教育長。     〔教育長 松畑煕一君 登壇〕 ◎教育長(松畑煕一君) 私のほうからは3番、カーボンニュートラルの学校教育について、議員が御指摘しておられますように子供たちが幼少期より環境問題について考えることは非常に重要であります。学習指導要領では、道徳の時間で自然愛護に対する価値について学び、社会科では環境をめぐる課題や環境保全等について学ぶことになっています。また、家庭科においては、発達段階に応じて環境に配慮した生活として身近な課題に対して実践的に関わる学びを経験します。また、総合的な学習の時間では、これらの学びをさらに具体的な生活場面の中で展開させるということもできるようになっております。お話にありましたカーボンニュートラルについても、環境問題を解決する方法の一つであります。教育委員会といたしましては、子供たちが先ほど申し上げましたような学びを経験し、環境問題に対してそれぞれの思いやアイデアを持ち環境問題解決の主体へと成長していくことを期待しております。 ここで、少し基本的な問題について掘り下げて考えてみたいと思います。教育というものは、今までの30年、過去30年とこれからの30年、60年を見据えた構想がされなければならないと考えています。その意味から見ても、2030年を目標としていますSDGsは不十分です。カーボンニュートラルの2050年を展望した教育ビジョンづくりと教育変革計画が具体的に進められるべきであります。そのためには、過去30年の私たちの生き方そのもの、あるいはどのようなところに問題があったか、これからの50年、100年後の豊かな地球を支える考え方とか生き方、そして教育はどのようにあるべきか、そのような点について十分に検討がなされなければなりません。環境の問題についても、議員も御指摘がありましたように環境保護などの対症療法的な、あるいは問題解決的なものも必要ですけれども、あるいは自分にできることから変えようというような近未来的な考え方も必要ですが、それだけでなく望ましい生き方とは何か、具体的にどのように考えてどのように進めるべきなのかという本質的な探求をする哲学的な思考が求められていると考えております。 最近発表されていますデータによりますと、機械やインフラなどの人工資本が約20年間で倍増した一方で、森林や海産物、鉱物などの資源を合計した自然資本は4割も減少している、人工資本は倍増しているにもかかわらず自然資本は4割も減少しているのであります。自然と人間、肉体と精神などの二分法による物質主義社会の中で、競争中心になり過ぎた成功パラダイムから自然に生かされて人間として生きる自然人間融合の一元論を中心にした、ともにつくりともに育つ共創・共育の価値を重視した言わば完成パラダイムへと重心移行を進めていくべきだと考えます。このような基本的な考え方に基づいて、子供から幼児教育、学校教育を進めているところであります。 1つだけ例を挙げますと、政務報告でも紹介いたしましたが、11月22日大内在住の絵本作家の友光恵美子さんが環境問題を扱った新作「みどりのるん」を発表されまして、地元の大内保育園で園児の子供たちに読み聞かせをしていただきました。非常に感動的な読み聞かせでありました。みどりのるんというかわいらしい水の中の藻が人間がポイ捨てしているごみで本当に悲鳴を上げている、園児はかわいそうと声を出して本当に聞き入っていました。これは1つの事例でありますけれども、このような小さな頃から環境という問題を主体的に考えていく機会はいろいろな形を通して進められるべきであると強く感じるところであります。 以上で私からの答弁を終わります。 ○議長(守井秀龍君) 藤田市民生活部長。     〔市民生活部長 藤田政宣君 登壇〕 ◎市民生活部長(藤田政宣君) 私からは5番、投票率の向上策についてお答えいたします。 有権者の利便性向上を図るため、10月31日執行の衆議院議員総選挙から三石公民館に期日前投票所を新たに設置し、市内4か所において期日前投票を実施いたしました。さらに来年の夏に執行予定の参議院議員選挙から、全ての期日前投票所の開設期間を本庁に合わせて行う方向で検討しており、投票期間を延長することでより多くの方に投票していただける環境を整えてまいりたいと考えております。また、投票率向上のためには、将来の有権者である子供や若者に対し選挙の大切さや投票参加の意義を伝え関心を高めてもらうことが極めて重要であります。こうした観点から、毎年片上高校や小学校で選挙の意義について出前授業を実施しております。 私からは以上です。 ○議長(守井秀龍君) 再質問ありますか。 再質問に入ります。 山本議員。 ◆4番(山本成君) それでは、再質問をさせていただきます。順次行ってまいりたいと思います。 起業家支援について十分なお答えをいただいたのですが、何か私としてはちょっとインパクトに欠けるような気もしました。これからだと思いますが、起業家支援、県とかが中心になって行っているのもありますが、今後市長、県とか金融機関と連携して、また新たな起業支援を考えるというようなお考えはありますか。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 吉村市長。 ◎市長(吉村武司君) まさしくアフターコロナで起業されます若い人を含め、再チャレンジされる方に備前市で創業がたやすくなるように地元金融機関等とよく相談をしながら、いろんな面においてのベネフィットといいますか、創業者の方が利益になるような政策を来年度以降進めてまいります。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 山本議員。 ◆4番(山本成君) 起業家支援の再質問もし出したら切りがないんでやめておきますが、他の自治体ではやっぱり女性の起業支援ポータルサイトを設けるなど、調べたら切りがないほど多種多様な支援策をいろいろな自治体が行っております。要望ですけど、備前市でも起業家の注目を集めるような支援策を考えていただきたいと思います。 続きまして、トイレの洋式化ですが、ちょっと私も3年間の空白があるんで確認させてほしいんですけど、学校関係の洋式化率は100%と考えてよろしいですか。 ○議長(守井秀龍君) 石原教育部長。 ◎教育部長(石原史章君) 教育委員会からお答えいたします。 こども園、それから保育園、小・中学校合わせまして校舎の洋式化率約80%ということでございます。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 山本議員。 ◆4番(山本成君) でしたら、私も公共施設のトイレを洋式化してほしいという市民の声よく聞きます。早期に公共施設のトイレを洋式化すべきだと思うんですけど、お尋ねします。公共施設のトイレの洋式化、予算の関係もありますでしょうけど、明確な目標というんですか、何年までには何%洋式化しますとか、そういうふうな目標設定をもし今あるのでしたらお聞かせください。ないのでしたら、つくってください。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 吉村市長。 ◎市長(吉村武司君) 小・中学校のトイレの洋式化も、私が前期の市長時代に思い切ってさせていただきました。一部和式のトイレも残しておりましたけども、時代があれから6年、7年とたっております。また、公共施設のトイレも議員御指摘のとおりでございます。ぜひとも備前市の市長はトイレ市長だと言われるぐらいの頑張りで、ここ数年内に必要なところには洋式化をしていきたいと思っております。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 山本議員。 ◆4番(山本成君) ちょっと突拍子もないことを言うかもしれませんけど、今家庭でも温水洗浄便座普及率が大体80%を超えております、悲しいかな、我が家にはついていませんけど。ちなみにかなり前ですけど、NHKの番組のプロジェクトXでも放映されましたが、温水洗浄便座は我が国の技術者が作り出した革命的なトイレの商品です。ですから、家庭で80%超えているということは、これからの子供たちは温水洗浄便座世代なんです。ほかの自治体に先駆けて、市内の小・中学校に温水洗浄便座を設置していくような考えはありませんか。本当これも予算が問題がありますけど。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 吉村市長。 ◎市長(吉村武司君) 議員御指摘のとおり、日本の一つの発明品であるということは私も認識しておりますし、本当に快適なトイレの利用というのは大事なことだと思っております。温水洗浄便座等よく関係部署と相談して、できるだけ早く備前市は本当にトイレが充実しておるということをインバウンド及び国内の観光がこれからまさしく活性化するときに国もなっております。他市に負けないように、ひとつこのような公共施設等の洋式化あるいは温水洗浄便座等については積極的に対応してまいるように担当部局に指示をさせます。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 山本議員。 ◆4番(山本成君) 今市長も言われましたけど、インバウンド事業含めた観光誘致の重要な施策で観光トイレの新設をしていくようなお考えはございますでしょうか。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 岩崎産業部長。 ◎産業部長(岩崎和久君) 観光トイレの新設につきましては、議員おっしゃいますようにインバウンド対策含めてこれから安心・安全で利便性のよい観光トイレを整備したいというふうには考えております。具体的などこへという今の案はありませんけれども、今後そのように考えて、なおまた公共施設等の既存のトイレにつきましても引き続き適切な管理で気持ちよく使っていただけるような施設にしたいと考えております。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 山本議員。 ◆4番(山本成君) それでは、すみません。自治会の活動についてお聞きしたいと思うんですけど、今全国的に自治会、町内会の解散は増加傾向にあります。私も自治会活動に参加していたことがあるんですけど、自治会ハンドブックいうのを一度も見た覚えがないんですよ。行政のほうは、その自治会長さんなんかにぽんと自治会ハンドブック渡したらそれで終わりというような感じになっているんじゃないかと思うんですけど、その点どうでしょうか。担当者の方でも結構です。 ○議長(守井秀龍君) 藤田市民生活部長。 ◎市民生活部長(藤田政宣君) まず初めに、そのハンドブックにつきましては、作成費用について自治会連絡協議会の会計のほうで負担をしていただいております。これが自治会運営、先ほど言いました人口減少であるとか後継者不足であるとかというような問題からぜひ運営のマニュアルが要るんじゃないかというような御意見をいただいて平成30年10月に自治会の連絡協議会でアンケートを取りまして、それから平成31年3月にハンドブックを作成、配布をいたしております。令和2年4月には自治会連絡協議会からの御意見をお聞き集約して、ハンドブックの改訂をしております。令和2年6月の総会において、総区長33名の方がお集まりいただいて各区長187人分の配布をしております。令和3年6月の総会では、コロナ禍のために自治会協議会総会のほうが書面審査ということになったために、ハンドブックのほうの配布はいたしておりません。今後改訂の予定は決まっておりませんけれど、御意見をお聞きし、都度改訂してまいりたいと考えております。 それから、ハンドブックの予備につきましては、保管しております。御利用の方は市民協働課のほうへお越しいただければ、お渡しさせていただきたいと思います。それからまた、市のホームページにおいても掲載しておりますので、参考にしていただければと思います。 以上です。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 山本議員。 ◆4番(山本成君) ありがとうございます。これ一つ提案なんですけど、令和3年度の備前市の市民意識調査結果報告書を読みましたが、市議会議員の活動内容の認知度で市議会議員の活動内容を知っているかとか調査しているのがありましたけど、一度次に調査するときに自治会の活動内容の認知度も調査していただきたいと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 藤田市民生活部長。 ◎市民生活部長(藤田政宣君) 市民意識調査の担当部局と協議しまして、検討させていただきたいと思います。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 山本議員。 ◆4番(山本成君) すみません。投票率の向上策についてですが、まず最初にお聞きしますが、投票所、期日前投票所の配置場所や数等の見直しは考えていないのでしょうか。 ○議長(守井秀龍君) 藤田市民生活部長。 ◎市民生活部長(藤田政宣君) 本市の投票所につきましては、30か所設置しております。期日前投票所の4か所を含めた選挙人名簿登録者数に対する設置数については、県下15市の中でも高いほうにあります。ちなみに備前市につきましては30か所と4か所で34か所ということになりまして、非常に面積が15市の中では7番目に大きい258.14キロ平米となっておりまして、人口に対してですが843.3人に1か所というふうになっておりまして、これ県下の15市の中で5位、5番目に高いところにあります。それから、面積に対してにつきましては7.6キロ平米に1つあるということで、これは9番目にということで非常に高い設置数になっておりますので、現在のところ見直しをするというような予定はございません。 以上です。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 山本議員。 ◆4番(山本成君) ありがとうございます。他の自治体が行っているスーパーなどでの共通の投票所、一度実証実験でやってみてもいいんじゃないかと思うんですけど、いかがですか。 ○議長(守井秀龍君) 藤田市民生活部長。 ◎市民生活部長(藤田政宣君) ただ、どういいますか、端末等をつないだりいろんな問題がありまして、大変費用がかかります。人員もかかってまいります。というような問題から、少しその点については今後の研究とさせていただきたいというところでございます。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 山本議員。 ◆4番(山本成君) ありがとうございます。今現在でも、学校で主権者教育を行っていると思いますが、年代別投票率を分析をして主権者教育を強化するようなことはお考えではないですか。 ○議長(守井秀龍君) 石原教育部長。 ◎教育部長(石原史章君) 主権者教育についてお答えをいたします。 まず、お尋ねの年代別での投票率につきましては、本市の選挙管理委員会に確認をしましたところ10代の投票率では18歳約29%、19歳約24%、以下5歳刻みになりますが20から24歳が約13%、25から29歳が約17%、以下5歳間隔で25%から65%までと伺っております。比較的若い世代の投票率が他の年齢層と比較して高くないというふうに聞き及んでいるところでございます。そういった分析の中で、現在選挙管理委員会に御協力をいただいて学校における選挙の出前授業、その中では選挙制度の解説や模擬投票を実施していただいております。また、毎年小・中学生が対象となっております選挙についてのポスターや標語へ応募するなど選挙管理委員会と連携を図りながら、また中学校も現在では生徒会の役員の選挙等で実際の使用される投票台、投票箱などを選挙管理委員会からお借りいたしまして実際のそういう模擬的な形ででも取り組んでいるところでございます。今後とも選挙管理委員会の御協力、連携を図りながら、引き続きこのような主権者教育に取り組んでまいりたいと思います。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。     〔「以上、終わります。ありがとうございました」と4番山本議員発言する〕 以上で山本議員の質問を終わります。   ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(守井秀龍君) 会議中途ですが、感染症予防のため、この際暫時休憩いたします。     午後2時55分 休憩     午後3時10分 再開 ○議長(守井秀龍君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。 次に、森本議員の一般質問を願います。 5番森本議員。     〔5番 森本洋子君 登壇〕 ◆5番(森本洋子君) それでは、通告に従いまして、一般質問を行わせていただきます。 大きな1点目、交通弱者の支援について質問を行います。 1点目、お医者バスについて。 11月1日から実証運行としてスタートしたお医者バスについて、伊部片上地区内において高齢者等の通院における利便性向上を目的とし備前病院からJR備前片上駅間のバスの需要を検証しているものです。議会初日、市長からの政務報告にもありました。運行開始から11月26日現在まで運行日数18日間、延べ乗車人数196人、1日平均約11人とのこと、このたびの実証運行は令和4年3月末まで運賃は無料となっております。利用者側にとっては利便性のある事業ではありますが、タクシー業界の理解も必要であります。利用者の評価も好評であれば、このまま導入を考えておられるのか、お尋ねいたします。 また、今回の実証運行は備前病院を基点にしております。日生、吉永病院についても実証運行されるのかどうか、併せてお尋ねいたしたいと思います。 2点目、路線バスについて。 市営バスを利用されている方は、さらなる利便性を求められます。利用されていない方は、乗客がいないバスを運行するのは無駄ではないかとの御指摘をされます。これまでバスの小型化や路線の変更など様々な提案がなされてきましたが、来年度に向けてどのように取り組まれるのか、お尋ねいたしたいと思います。 3点目、タクシーチケットについて。 事業開始当初不正な利用があり、これまでも制度の見直しを図ってきた事業であります。令和3年5月1日からのチケットの交付については、チケットは1枚100円の券を1か月当たり16枚、令和4年3月分までまとめて交付しますとあり、また使用期間としてチケットの使用できる期間は2か月単位とし、使用期間を過ぎたものは使用できませんとあります。利用者の中には、この2か月間をもう少し延長できないかとの声もあります。来年度も同じ要項で取り組まれるのでしょうか。また、現在も不正な利用は確認されているのか、併せてお尋ねいたします。 大きな2点目、子宮頸がん予防接種について。 2013年から積極的な接種の呼びかけを中止していた子宮頸がんワクチンについて、厚生労働省の専門部会が8年ぶりに接種の呼びかけを再開するとの報道が11月12日にありました。これまでの経緯を少し振り返ります。 2013年4月に子宮頸がんワクチンが定期接種に追加されました。しかし、接種後に体の痛みを訴える声が相次ぎ、2か月後の同年6月には積極的勧奨は中止されました。接種後症状を訴えた女性らが国と製薬会社を相手に起こした集団訴訟は、現在も続いております。世界保健機関は、子宮頸がんは予防治療が可能と強調しています。早期診断とワクチンの普及が欠かせないとし、接種を積極的に推奨してきました。日本以外の国々では接種を行い、子宮頸がんの減少に努めています。積極的勧奨を中止していた日本では、毎年1万人当たり30人が子宮頸がんで亡くなり、ワクチン接種によって最大21人の死亡が避けられたとの推計が厚生労働省から出ています。この8年間に多くの貴い命が失われました。国の勧奨再開は大きな意義があります。 そこで1点目、国の勧奨再開の決定を受けて、本市での対応をお尋ねいたします。また、過去3年間の接種人数を教えていただきたいと思います。厚生労働省の勧奨再開は、子宮頸がん罹患リスクの軽減につながるものとして大いに期待されます。 大阪大学大学院医学系研究科の上田豊講師らの研究グループは、積極的勧奨の再開に当たり幾つかの提言を行っています。ワクチン接種を見送って対象年齢を超えた女子への接種、ワクチン接種を見送った女子と同世代への男子の接種を行うなどです。国も勧奨中止期間中に接種する機会を逃し対象年齢を過ぎた人への支援をどうするのかが議論されていると聞いております。 そこで、2点目として、対象年齢を過ぎて勧奨中止していた間に接種できていない方に無償の接種は考えられないでしょうか。 大きな3点目、乳幼児健診についてお尋ねいたします。 本市においても4か月、1歳6か月、2歳6か月、3歳6か月児の健診が行われております。コロナ禍での健診に際して、新型コロナウイルス感染症に対してどのような予防対策を取られているのでしょうか、1点目の質問です。 2点目、乳幼児健診には心身の健康状況を把握し病気の早期発見、早期治療のきっかけとなる情報を受診者に提供することが重要な役割と厚生労働省からの通達にもあります。また、子育ての疑問や悩みの相談の場として大きな役割を果たしており、子供の発育、発達を確認する中で疑わしい所見があった場合は保護者に対して具体的に次に取るべき行動を示唆することが望ましいともあります。この体制がしっかりと共通認識遵守されているのか、お尋ねいたしたいと思います。 3点目、人の目の機能は3歳頃までに急速に発達して6歳から8歳頃に完成し、生涯の視力が決まるそうです。その点を踏まえて、就学前の早い時期に遠視、乱視などの屈折異常や斜視などの弱視の要因を検査することで早期発見、早期治療につなげていくことができます。今年8月13日に厚生労働省は弱視を予防するための屈折検査機器を3歳児健診に導入するよう全国の市町村に促す方針で、専用機器購入費の2分の1を補助する方針を固めたとの報道がありました。2022年度に補助制度を創設するようです。本市も導入すべきと考えます。見解をお聞かせください。 大きな4点目、通学路の安全確保について。 プロジェクト推進課が取り組む項目に、通学路の安全確保があります。具体的な内容を、1点目としてお尋ねいたしたいと思います。 2点目に、通学路の危険箇所点検について。 さきの議会でも、星野議員の質問の答弁で取りまとめ中とのことでした。教育委員会のホームページを確認しますと、一般質問の通告時には2020年12月2日更新でした。この時点での危険箇所点検の中で、気になるところがあります。吉永小学校においては8か所の危険箇所が上げられていますが、うち6か所が対策内容として交通安全指導の充実を学校に依頼済みとあります。対策完了とされております。危険箇所の整備検討はされたとは思いますが、継続して検討していくべきではないかと考えますが、どうでしょうか。この件については、過去にも一般質問をしました。指導の充実を学校に依頼とは、児童・生徒に気をつけなさいということです。今は、車が飛び込んでくる事故の事例が多くなっております。完璧に安全という状況はつくれませんが、少しでも安全を確保していく努力は必要と考えます。いかがでしょうか。 3点目、山田原蕃山線拡幅事業について。 セリオ横の通学路のグリーンベルトの塗装の件を議員になって初めて質問してから、市長はじめ執行部の皆様に様々御尽力いただきました。整備の内容が二転三転いたしましたが、最終的に道路が拡幅されて生徒の安全が確保できる状況になり安心しております。歩道等など概略で結構ですので、どのようになるのか、お尋ねいたします。 以上です。よろしくお願いいたします。 ○議長(守井秀龍君) ただいまの質問に対する答弁を願います。 吉村市長。     〔市長 吉村武司君 登壇〕 ◎市長(吉村武司君) それでは、森本議員の御質問に順次お答えをいたします。 1番1点目、お医者バスについてでありますが、本年11月1日より運行を開始したところでございますが、1か月間の利用実績としては運行日数20日間で218人の御利用がございました。これまでバス停のなかった草加病院前、松本歯科前、木村内科前等でも御利用をいただき、利用者から好評をいただいておると聞いておるところでございます。12月には利用者からのアンケート調査を行い、実証運行からの路線化に向けて取り組んでまいりたいと思います。また、御提案の日生、吉永両病院及びその他の民間医院につきましても、現路線ルートにおいて移動実態やニーズに対応した効率的な移動手段の確保につながる運行をこれからも検討してまいります。 2点目、路線バスについてでありますが、来年度からの取組については同じく市民の移動実態やニーズに合わせた公共交通網の構築に向けて路線の充実を行うとともに効率化という面についても併せて検討してまいります。 3点目、タクシーチケットについてでありますが、自動車運転免許証を所持していない高齢者等の方の外出を支援するためタクシー、バス、定期船で利用できるチケットを交付しているところでございます。これまでも交付対象者や交付枚数、使用期間等の見直しを行ってまいりました。現在利用期間の単位を2か月ごとといたしておりますのは不正防止のためということではなく、利用期間の制限を設けていなかった際に発生した年度末に交付されたチケットをまとめて使われる方が集中してしまい通院等で必要な方がなかなかタクシーを使えないといった事例が起きたことなどによって利用方法に偏りがあったためでございます。 2番、子宮頸がん予防接種についての1点目、国の勧奨再開決定を受けての本市の対応についてでありますが、11月26日付で厚生労働省健康局長より接種勧奨再開に関する文書が発出され、令和4年4月から個別勧奨を実施することとなっております。子宮頸がんワクチンにつきましては、平成25年6月に積極的勧奨を控えるよう通知され、備前市の接種者も平成26年度以降激減いたしました。その後、積極的な勧奨は行わないが対象となる小学6年生に対して子宮頸がん予防の一つとしてワクチン接種が有効であるという情報提供を行ってきました。また、今年度は小学6年生から高校1年生までの対象者全員に同様の情報提供を行っております。過去3年間の接種者の推移を見ますと、平成30年度は3人だったのが令和元年度は37人、令和2年度は43人、今年度10月末までの接種者は70人と徐々に増加している状況でございます。これは接種者への情報提供通知が接種者増につながっている要因であると考えております。今後は和気医師会と情報共有を行い、ホームページや広報等で積極的勧奨再開をお知らせするとともに、令和4年4月には未接種となる対象の方に個別通知で接種勧奨を行う予定としております。 2点目、対象年齢が経過した人への支援についてでありますが、現在第26回厚生科学審議会予防接種ワクチン分科会において公費による接種機会の提供等に向けて対象者や期間等についての議論が開始されたところでございます。今後方針が決定いたしましたら、国の方針に従い医師会と協議して接種を進めてまいりたいと考えております。 4番1点目、通学路の安全確保についてのプロジェクト推進課の取組でございますが、危機管理課、建設課、小中一貫教育課、県民局東備地域事務所、備前警察署で構成する備前市通学路安全推進会議に出席をし通学路の危険についての問題の共有をさせていただいております。今後は、プロジェクトチームにおいて横串を入れて関係部署間の連携を図る調整役を担いながら鋭意検討作業を進めてまいります。また、事業実施する際には、各担当課で予算を確保した上で進められるものと考えております。 私のほうからは以上であります。 ○議長(守井秀龍君) 河井保健福祉部長。     〔保健福祉部長福祉事務所長 河井健治君 登壇〕 ◎保健福祉部長福祉事務所長(河井健治君) 私からは3番、乳幼児健診についてお答えいたします。 1点目、健診に際しての新型コロナウイルス感染症予防対策についてでありますが、まず当日の参加者が密になることを防ぐために1回の対象者を15人前後となるよう調整しております。さらに、時間を短縮して行っているところでございます。当日は検温、手指消毒、換気はもちろんのこと、試食やブラッシングの実践指導については中止をし、口頭での説明や模型を使うなど、そういった工夫を行って健診を行っているところでございます。また、診察で使用するタオルにつきましては各自で御持参いただくようにしており、共用で使うおもちゃにつきましても現在は使用しないなど可能な限りの感染対策を行い実施しているところでございます。 次に2点目、保護者への情報提供についてでありますが、健診時に医療機関受診が必要と思われるお子様につきましては対象のお子さまの状況や保護者の方のお気持ちを十分に受け止めて丁寧に対応することを心がけております。すぐに受診しないといけないケースばかりではございませんので、個々に応じた情報提供や定期的に保護者の方と御連絡を取らせていただき電話や訪問で支援している状況でございます。また、受診については、医療機関の情報提供をした上で対象のお子様や保護者の御意向に沿った選択を支援しております。きめ細やかな対応を心がけてはおりますが、さらに保護者の方のお気持ちに寄り添った対応を心がけて支援してまいりたいと考えております。 次に3点目、弱視等の早期発見として屈折検査機器の導入についてでありますが、現在令和4年度に導入したいということを考えており、3歳6か月健診で検査を行えればと考えております。検査機器としまして、短時間で両眼のスクリーニングができるスポットビジョンスクリーナー、こういったものを導入する予定を考えております。 私からは以上でございます。 ○議長(守井秀龍君) 淵本建設部長。     〔建設部長 淵本安志君 登壇〕 ◎建設部長(淵本安志君) それでは、私のほうからは4番3点目、山田原蕃山線拡幅事業についてお答えいたします。 本年度拡幅区間に隣接する地権者の方と用地補償契約を締結し、建物の撤去作業を行っていただいております。整備の内容といたしましては、車道部分は上下1車線ずつで幅員は6.75メートル、自転車歩道としましてセリオ側に幅員3.5メートルを整備いたします。来年度は拡幅工事の一部を発注する予定といたしておりますので、御協力いただきますようよろしくお願いいたします。 ○議長(守井秀龍君) 石原教育部長。     〔教育部長 石原史章君 登壇〕 ◎教育部長(石原史章君) 私からは4番の2点目、通学路の危険箇所点検についてお答えいたします。 まず、ホームページの更新についてでありますが、先日現状での最新の状況に更新を行ったところでございます。今後、できる限り早期に更新を行えるよう努めてまいります。 次に、交通安全指導の充実を学校に依頼済みとなっている箇所についてでありますが、合同点検において道路管理者や警察などの関係機関とともに現地確認を行った上で改良が難しいという結論に至っており、現状学校での安全指導を充実する対応となっております。これは一概に対策検討を断念したものではございませんが、対策完了との表現になっており、御指摘のとおり誤解を招く表現であったと思います。現在指導の充実と変更したところでございます。 なお、質問の趣旨であります継続した検討につきましては、御指摘のとおりと受け止めているところでございます。引き続き関係部署とも連携を図り、道路管理者や警察などの関係機関に対して要望を伝えてまいりたいと考えております。 私からは以上です。 ○議長(守井秀龍君) 再質問はありますか。 再質問に入ります。 森本議員。 ◆5番(森本洋子君) まずは、1点目の交通弱者の支援についてから入らせていただきたいと思います。 これお医者バスと路線バスとタクシーチケット分けては質問させていただいているんですけど、根本的には全て同じような弱者支援になっています。 ただ1点、今回のお医者バスなんですけど、もう本当に利用者側からしたら大変ありがたい事業で自分のところもしてほしいという意見も本当にたくさん伺っております。 ただ1点、タクシー業界の方にお話をちょっと聞く機会があった場合に、実証実験だから今はいいですけど、これが本格的導入になった場合、コロナ禍でまだまだ観光客の方が思うようには戻ってきていないと、大半がやはり病院の送迎関係が主な仕事になっているということなので、これタクシー業界の方に理解していただくのは大変厳しいかなと思うんですけど、市長その点はいかがでしょうか。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 吉村市長。 ◎市長(吉村武司君) もう御指摘のように民間事業者、備前市内で事業をしておる方、これは本当に大切な公共機関の一つを担っていただいております。コロナ禍でありますので、今現在の売上げ等が素直に経営の向上に向くとは思っておりませんけども、引き続きタクシーチケット等は私が1期目に進めてきた政策でもあり、いろんなハンディキャップのある方を含めて免許をいわゆる公安委員会に返納された方等にとる高齢者ですね、大変利活用できる制度と思っております。 ただ一面、そのような事業者には、実は市営バスについて委託業務をしております。いずれにしましても、違う趣旨であります公共機関でございますので、お互いが補完をし合えるようにこれからも十分注意をしながら進めていきたいと思います。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 森本議員。 ◆5番(森本洋子君) 市長がおっしゃられるように、前回市長がされたときに公共交通会議で宇野バスの社長さんのほうからタクシーが最後の重要なとりでだみたいなことのお話も聞いたこと、私もずっと覚えてはいるんですけれども、やっぱりしっかりと話し合っていただいて進めていただきたいなというふうには思っております。路線バスについてなんですけれども、これいろいろ藪内議員のときにも御答弁いただいたのであれなんですけど、ただ1点だけ要望としてお願いしておきたいのは備前病院なり利用される方が直通で行けないと、やはり透析なんかをされている方が直通で行けなくて乗換えをした場合、料金的にも体的にも負担がかかると、だから直通の路線バスをしてくれたらお医者バスは別に要らないかなというふうなことも言われたりして、そのようなお声を多々聞くので、大変ちょっと難しい問題かとは思うんですけども、路線バスなので、どこかでしっかりと検討していただきたいなというふうに思っております。透析に通われる方はそれこそもうお正月も関係ありませんので、ずっと行かれるわけです。御家族の方がもう連れていかれて待っておられて帰るということで、中には高齢の方もいらっしゃって運転手が、大変これから先自分たちがどこまで家族の世話になっていけれるのかという不安を抱えておられる声も聞きますので、ぜひともそういう直通のバスをと考えた場合、そうなったらお医者バスになるのかなと思ったりもするので、これは難しいところなんですけど市長、この点はいかがでしょうか。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 市長。 ◎市長(吉村武司君) 実は前回西上議員から、東鶴山から備前病院への直行便の依頼がありました。もちろん3病院だけじゃなしに、市内の病院に通院しておられます方についてその利便性の向上を図るということは市営バスの運行上大変大切な問題であります。来年度以降より市民の方が利用しやすい市営バス、それは直行便も含めて総合的に今担当課で検討させております。また、全く市営バスが出ておらない地区等もありまして、その地区に対しても市民の方から不公平感を問われることのないように全域にどのような公共交通機関として市営バスを走らせたらいいのか、あるいは赤穂線、山陽本線との連結の問題もあります。これはこれからの高齢化社会あるいは弱者対策として、備前市の一丁目一番地の一つと思っております。鋭意努力をして工夫をしていきたいと思います。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 森本議員。 ◆5番(森本洋子君) タクシーチケットについては、よく分かりました。ただ、2か月間単位というのは、やはり皆さん年度末に使われるということですが、皆さん遠くへ行きたいと、使って、というのが現状あるそうなんですけれども、これは一応要望としてお伝えしておきたいと思います。 あと次行きます。子宮頸がんのワクチンです。 これはもう国が進めているので、国の動向を見てというふうにお話はなると思います。備前市は担当課のほうもおっしゃっていましたけれども、ずっと個別に通知をしていただいたので、年々ずっと上がってきてという状況なんですけれども、もし国のほうが無料接種をするというふうになったらぜひとも備前市のほうも取り組んでいただきたいと思います。どうでしょうか。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 河井保健福祉部長。 ◎保健福祉部長福祉事務所長(河井健治君) 市長が答弁させていただいたとおり、国の状況を見ております。ですから、ワクチンの効果というものが専門部会のほうでどういった年齢のところが一番ベストかというのを検討されていると思いますので、その結論が出ましたらそれに従いまして備前市のほうもしっかりと対応してまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 森本議員。 ◆5番(森本洋子君) よろしくお願いいたします。 次、乳幼児健診についてです。 部長のほうから、しっかり丁寧に取り組んでいるというお話がありました。多分そうだと思います。でも中にはちょっと保護者の方で、やはりどこにも相談できない保護者の方なんかがいらっしゃって、多分そのお話を聞いたときには保護者の方自身がちょっと軽いパニックになられて動揺されていると思います。だから、保健師さんをはじめ皆さんが多分きっと丁寧には説明をしてくださっているんでしょうけれども、頭の中に入っていなくて帰って落ち着いて考えてみたら、あら、どこへ相談しに行けばいいのかなという形で時々問合せがあります、正直なところ。そうなったときに病院の名前だけ聞いたわとか、どこへ行けば分からないわとかというような、そういうお話を多々聞くに当たって、やはり大変集団接種の間ですから先ほどコロナ禍で人数も制限しているというお話もありましたが、一人一人を対応というのは大変厳しい部分もあるかもしれませんけれども、アウトリーチとか、そういう関係でしっかりと後々フォローしていただいて明確に、私も1度担当課にもお電話させていただいたとき市のほうがどこの病院がいいですよとはなかなか言えないと、個人病院の名前は出せないというふうなこともあったんですけれども、でも皆さんここ行かれていますよとか、ここが近いですよとか、その保護者の方の交通手段とか考えてできるだけ詳しい情報を提示していただいて、その保護者の方が納得していけれるような体制を少しちょっと考えていただきたいと思うんですけど、部長いかがでしょうか。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 河井保健福祉部長。 ◎保健福祉部長福祉事務所長(河井健治君) 丁寧には対応させていただいているつもりではございますが、議員にそういったお話があるということはやはりちょっと至らぬ部分があったかも分かりません。 ただ、やはり議員がおっしゃられるように医療機関を受診しなければいけないというふうに乳幼児健診で伝えられたということに関しましては保護者の方、お子様の健やかな成長を一番重要視されていると思いますので、一番ショックを受けられるということにもなります。ですからさらに、今まで以上に保護者の方のお気持ちに寄り添った対応ができるように心がけてまいりたいと思います。 以上でございます。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 森本議員。 ◆5番(森本洋子君) よろしくお願いいたします。 3点目の屈折検査機器なんですけど、私どものほうでスポットビジョンスクリーナーを子供の負担が少ないので、それをちょっと検討されていますかというのを聞くつもりでいたんですけども、部長のほうがそれを導入するということだったので、もう岡山市のほうもこれを導入しているということだったので、全国的に見ても子供さんの負担が少ないものということでこの機器を入れているところが多いので、またしっかり導入していただいたときに活用していただいてしっかり事前に発見をしていただくように、もうこれはこれでありがとうございました。よろしくお願いいたします。 それでは、最後の通学路の安全確保についてお尋ねしていきたいと思います。 部長も、先ほどホームページのほう更新しましたということでした。2日の日に通告があって3日の日の午前中に読み原を出していただいて間違っていてはいけないので最後確認をして出させていただいたときも昨年度の12月2日のままであったんですけど、年数の更新はされていたので、ただこの問題は、多分私過去に何回か同じようなことで一般質問をして一般質問の中で同じようなことを繰り返しているので、できましたら早めにまとめていただけるものであればまとめていただくか、次の更新はいつですぐらいをちょっと入れていただけるような配慮をしていただければ毎回同じことを聞かなくてもいいのかなというふうには考えております。 ただ、先ほど部長のほうが継続してしっかり取り組んでいくというような御答弁もあったのでこれ以上何も申すことはないんですけれども、ただ大人の目で見る目線と子供が見る目線と、また自動車に乗っている方の目線と歩いている方の目線とでやっぱり危険度は全然違ってくると思うので、その点も踏まえてこれ毎年要望としては出されているわけなんですか、確認ですけれども、一応完了と、学校のほう側に指導充実ということになってはいますけど、要望書としては出されているのでしょうか。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 石原教育部長。 ◎教育部長(石原史章君) 現在ホームページを通じましての情報の更新につきましては、現在のスケジュールに載っているものは平成29年度に合同点検を行い、その後令和5年度を目途に整備を順次していただいているというスケジュールで取り組んでおります。先日最新のものに更新を行ったという点につきましても、建設部門のほうから工事が完了しましたという情報に基づいて、その更新を行っているところでございます。これは、もう随時その報告に基づいて行っていくものだとは理解をしているところでございます。今年度も合同点検の年度に、急遽国のほうから緊急点検という形で合同点検を実施しているところでございます。夏8月から学校への呼びかけを情報のそういった要望の提出を呼びかけまして、9月に提出、それから10月以降合同点検を経て現在関係部署でこの危険箇所の要望場所についてはどこの部門が管轄して対応していくというような割り振りの取りまとめがもう最終段階になってきているところでございます。その対応が振り分けがまとまりましたら、今度は今後のスケジュールに基づいて順次工事を進めていくという段取りになっているものでございます。いずれにしましても、毎年そういうふうな毎年といいますか、危険箇所の要望につきましては学校を通じて提出されるものと理解しておりますので、その情報が合同点検等によってどういうふうな対応をしていくものなのかというのが決まり次第、情報を更新していきたいと思います。そして、その工事が完了したら完了の旨を報告していくということで速やかに情報を皆様にも提供できるような形で取り組みたいというふうに考えております。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 森本議員。 ◆5番(森本洋子君) 過去にも似たような質問をさせていただいて、今の部長じゃないですよ、過去に部長答弁で危険箇所は市内にたくさんあるので通学路だけを優先してするわけにはいかないんだというような答弁もいただいたことが実際ありました、過去にもあったんです。そういうこともあったんですけれども、画像も見せていただいたらやはりもう本当にどうしようもないところがきっと残っているんだろうなというふうなことは想像つきますし、実際に通ってみても厳しいところばっかり残っているんだなというのは分かります。ただ、要望として毎年しっかり上げていくのも、私は必要かと思います。上げなかったら、やっぱりもうここでいいのかなというふうな担当課のほうの捉え方にもなってしまうかもしれないので、御面倒かもしれませんけども、やはり子供たちの安全確保のために毎年上げていただいて、それこそセリオの間もこれようやく何年かかったのかしらというぐらい、ようやくここまで来たので大変危ないところは危ないので子供さんに何かあってから対処するというのが、これテレビ報道見ていても事故が起こってから何かするというのが続いていますけれども、何かが起こる前に対処するという考え方もあるとは思いますので、予算もあることですし過去にも言われました危険箇所がたくさんあることですし、その順番も待たなければいけないかもしれませんけれども、毎年要望としてはしっかりと上げていただく、また上げたのを確認していただくということをしていただきたいんですけど、いかがでしょうか。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 石原教育部長。 ◎教育部長(石原史章君) しっかりと継続して、粘り強く対応をお願いしていきたいと思っております。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。     〔「以上で終わります。ありがとうございました」と5番森本議員発言する〕 以上で森本議員の質問を終わります。   ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(守井秀龍君) この際、申し上げます。 本日の一般質問はこれで終わりとし、後の方の質問については明日以降に行いたいと思います。 本日はこれにて散会いたします。 皆さん、御苦労さまでした。     午後3時52分 散会...