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03月04日-03号

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  1. 備前市議会 2021-03-04
    03月04日-03号


    取得元: 備前市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-06-10
    令和 3年 2月第1回定例会              第 1 回 定 例 会 会 議 録 (第3号)会議開閉日時  令和3年3月4日  午前9時30分 開議    午後4時15分 散会会議の場所  備前市役所議場出席した議員の番号氏名(1番は欠員)  2番  藪 内   靖      3番  青 山 孝 樹      4番  田 口 豊 作  5番  森 本 洋 子      6番  石 原 和 人      7番  西 上 徳 一  8番  立 川   茂      9番  星 野 和 也      10番  尾 川 直 行  11番  掛 谷   繁      12番  土 器   豊      13番  川 崎 輝 通  14番  中 西 裕 康      15番  橋 本 逸 夫      16番  守 井 秀 龍欠席・遅参・早退した議員の番号氏名  欠席 なし  遅参 なし  早退 なし説明のため出席した者の職氏名  市長     田 原 隆 雄  副市長     高 橋 昌 弘  教育長     奥 田 泰 彦  市長公室長  佐 藤 行 弘  総務部長    高 橋 清 隆  市民生活部長  藤 田 政 宣 保健福祉部長兼福祉事務所長    産業部長    岩 崎 和 久  建設部長    藤 森   亨         眞 野 なぎさ  日生総合支所長坂 本 基 道  吉永総合支所長 野 道 徹 也  教育部長    田 原 義 大  病院総括事務長濱 山 一 泰職務のため議場に出席した議会事務局職員  事務局長   入 江 章 行  事務局次長   石 村 享 平  庶務調査係長  坂 本   寛  議事係主任  楠 戸 祐 介 △議事日程並びに付議事件(結果) 番号議事日程付議事件等結果1一般質問  ・9番 星野和也議員  ・3番 青山孝樹議員  ・5番 森本洋子議員  ・10番 尾川直行議員  ・4番 田口豊作議員通告事項一般質問通告表のとおり)                             ; ── △一般質問通告事項 順位通告者氏名質問の要旨答弁者69番 星野和也1 公共施設等総合管理計画について市長 総務部長 教育部長 (再質問あり)2 コロナ禍における各種対応について  ① 健康診査について  ② 庁内ネットワーク環境について  ③ 職員等のストレスケアについて市長公室長 総務部長 保健福祉部長 (再質問あり)3 教育行政について  ① 中学校の統廃合について  ② GIGAスクール構想について
     ③ 給食費について  ④ 全国大会等出場奨励金について市長 教育長 教育部長 (再質問あり)4 移住・定住について産業部長73番 青山孝樹1 新型コロナウイルス感染症対策について  ① ワクチン接種の見通しは  ② ワクチン接種の会場や人員配置、安全対策は保健福祉部長 (再質問あり)2 市政の今後について  ① 市長の夢、備前市の今後の展望は  ② 持続可能な未来、オーガニックなまちづくりとは  ③ 財政再建の手段は  ④ 道の駅設置や文化スポーツツーリズムの推進により交流人口を増やし、まちの賑わいづくりを  ⑤ 閑谷学校創学350年・熊沢蕃山没後330年記念事業の総括と今度に活かせることは市長 総務部長 (再質問あり)3 スポーツ振興基本計画について  ① 進捗状況は  ② 今回の計画の肝は  ③ 人材の育成と活用は教育長 教育部長 (再質問あり)4 障害者の雇用と支援について市長 総務部長 (再質問あり)5 市民にとって使いやすい市庁舎について  ① 総合案内や各部署の案内表示を  ② 駐車場からの導線の再考を総務部長85番 森本洋子1 新型コロナウイルスワクチン接種体制について  ① ワクチン接種計画について  ② ワクチン接種の医療機関・会場について  ③ 高齢者と高齢者施設の従事者について  ④ ワクチン接種に関する周知について保健福祉部長 (再質問あり)2 日本遺産について  ① 総括評価について  ② 新たな「地域活性化計画」について市長 産業部長 教育部長 (再質問あり)3 障がい者福祉について  ① 本市の障がい者支援の課題について  ② 精神障がい者の支援について市長 保健福祉部長 (再質問あり)910番 尾川直行1 東日本大震災から子どもたちの命を守る新たな学校防災体制について  ① 「子供達の命を守る新たな学校防災体制の構築」から学ぶこと  ② 大川小学校事故訴訟判決では、学校には地域住民より高い水準の知識と経験、防災知見を求めているが、その方策は  ③ 昨年11月の坂出市立川津小学校の海難事故から学ぶものは市長 教育長 (再質問あり)2 赤穂線・山陽本線ダイヤ改正~減便への対応と観光振興  ① JR西日本の減便発表の対応と関係自治体との連携は  ② 今後の持続可能な地域輸送と利用促進策は  ③ デスティネーションキャンペーン、ラ・マル・ド・ボアの運行など赤穂線の利活用促進による観光振興について市長 (再質問あり)3 旧アルファビゼン跡地活用と新図書館建設について  ① 図書館整備方針タウンミーティング結果と図書館整備により専門家と市民を巻き込むべき  ② 市民センターとの機能分担を明確に、まちかど図書館とは  ③ 跡地活用基本構想の練り直しを行うべき市長 教育長 (再質問あり)4 芸術・文化行政・日本遺産などへの取組  ① 学芸員の配置と人材育成について  ② 日本遺産を地域振興、観光振興により活用する方策は  ③ 文化財保存活用地域計画の取組と市民への啓蒙を市長 教育長 総務部長 (再質問あり)5 サイクリングターミナルレンタサイクル廃止ではなく、やさしい環境づくりと健康増進を  ① レンタサイクル廃止地球温暖化防止、健康増進に逆行、再考すべき  ② 片鉄ロマン街道の始点の移設、周辺整備と健康ロードを  ③ 片鉄ロマン街道を中心にサイクリングコースを設定し、健康づくりの推進を  ④ 自転車保険加入の義務化を進めるべき市長 建設部長 (再質問あり)104番 田口豊作1 産業廃棄物処分場について市長 市民生活部長 (再質問あり)2 防潮堤について建設部長 (再質問あり)3 市バスの運行時間について市民生活部長 (再質問あり)4 有害鳥獣駆除について産業部長 (再質問あり)5 鴻島の主要道路について建設部長 (再質問あり)     午前9時30分 開議 ○議長(守井秀龍君) 皆さん、おはようございます。 ただいまの出席は15名であります。定足数に達しておりますので、これより本日の会議を開きます。 議事に先立ち、1件御報告いたします。 備前市監査委員から地方自治法第235条の2の規定に基づき報告のありました令和2年度、令和3年1月分の例月現金出納検査報告書の写しを事務局で保管しておりますので、御覧願います。 以上で報告を終わります。   ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(守井秀龍君) 日程1、昨日に引き続きまして一般質問を行います。 なお、重複する質問は努めて排除していただきますようお願いいたします。 それでは、通告に従い順次発言を許可します。 まず、星野議員の一般質問を願います。 9番星野議員。     〔9番 星野和也君 登壇〕 ◆9番(星野和也君) 改めまして、おはようございます。 それでは、通告に従いまして一般質問をさせていただきます。 まず、大きい1点目、公共施設等総合管理計画について。 平成27年3月に策定された公共施設白書を基にして、平成29年1月には公共施設等総合管理計画を策定しています。この計画では、公共施設において大規模改修や建て替えといった更新費用が40年間で約1,171億円、1年当たりにすると約29.3億円必要であると試算されています。その中で、全ての公共施設を更新することは非常に難しく施設の統廃合や機能の集約、複合化を行う必要があることから、各施設の状況把握などを行い個別施設計画の策定に取りかかっているところでありますが、9月定例会の答弁で年度末までに策定予定とお聞きしていますが、計画は完成したのでしょうか。完成しているのであれば、公表はいつになるのでしょうか。また、今後どのように計画を進めていくのか、お教えください。 大きい2点目、コロナ禍における各種対応について。 ①健康診査について。 新型コロナウイルス感染症への感染懸念による受診控えや健診の中止、延期による健康診断の受診率が全国的に低下しています。中でも早期診断、早期治療が求められているがん検診の受診者が大幅に減少しており、今後一、二年で症状が出てから病院に駆け込むがん患者さんが増え、その結果進行がんで見つかるケースやがんでの死亡も増えるのではないかとの懸念がされています。備前市でも例外なく、軒並み健康診査の受診率が下がっていますが、来年度以降健康診査の受診率を少しでも回復させるためにどのようなことを考えておられるのでしょうか、お考えをお教えください。 また、20歳以上40歳未満の国保加入者が受けられる健診は、ほぼありません。統計的に若年者は病気にかかりにくいということかもしれませんが、若いうちから健康に関心を持っていただくことが後々の受診率向上にもつながるのではないかと思いますが、お考えをお教えください。 ②庁内ネット環境について。 11月定例会でコロナ対策臨時交付金を活用し業務用タブレット220台を購入する補正予算が認められ、今後コロナが再流行した場合リモート勉強会オンライン会議に対応するという説明でしたが、旧庁舎よりは改善されたものの、そもそもの庁内ネットワークWi-Fi環境が悪いためリモート、オンライン会議等に対応できるのか、疑問を感じます。公共施設のWi-Fi環境の整備を早急に行う必要があると思いますが、お考えをお教えください。 ③職員等のストレスケアについて。 2019年12月、中国湖北省武漢市を中心に発生し、日本では最初に新型コロナ感染者が確認されてから約1年2か月になろうとしています。昨年3月に全国全ての小・中高等学校などの臨時休校、4月7日には東京都や大阪府、福岡県など7都道府県を対象に緊急事態宣言を発令し、4月16日からは対象を全国に拡大、東京オリンピックの延期、オンライン会議の推進などコロナ禍で生活が一変した年であり、市内においても行事が軒並み中止になるなど暗い話題ばかりの1年でした。そのような中、職員の方々は通常業務に加え消毒作業、検温、換気など業務の増加や日常生活においても未知のウイルスであったコロナへの感染のリスクを警戒しながらの生活が1年以上続いています。そういった生活を強いられる中で、精神的に病んでいる職員はおられないのでしょうか。仮に精神的に病んでいる職員がおられる場合や今後現れた場合に、ケアする体制は整っているのでしょうか、お教えください。 また、コロナに乗じた市民の相談、要望や要求について対応するためのマニュアル作成や研修などは行われているのでしょうか、お教えください。 大きい3点目、教育行政について。 ①中学校の統廃合について。 現在中学校再編整備実施計画を策定し、三石、吉永中学校の統廃合に向けて進んでいます。しかし、市全体を見渡しても生徒数は減少の一途をたどっており、今後の推移も増加の兆しはありません。さきの厚生文教委員会において、中学校の適正規模を教育委員会会議で話し合っていただきたいとお願いしていましたが、協議のテーブルにこの案件は上がっているのでしょうか。上がっていないのであれば、いつ頃から協議される予定かお教えください。 ②GIGAスクール構想について。 6月補正予算でタブレット端末の更新費、校内ネットワークの予算が認められました。また、11月補正予算には市のサーバーが1本であり一斉に接続することによりネットに接続できなくなることに対し、新たに通信システムを増強する予算が計上され可決承認されています。タブレット端末等は年度末の導入に向けスケジュールどおり進んでいるという認識ですが、現段階でタブレットが導入されたという報告は受けておりません。計画に遅れなく順調に進んでいるのでしょうか、進捗状況をお教えください。 ③給食費について。 現在第2子が給食費半額、第3子が全額補助となっています。条件に扶養内の第2子、第3子とあります。扶養内外の要件を取るべきではないでしょうか。全児童・生徒を一律全額無償化にするとなると、財政面から考えればかなり厳しいことは誰もが承知のことですが、多子世帯において第1子等の年長者が社会人になった場合に支給対象から外れたり補助額が減額になる現制度は少子化対策の一つとして実施する本政策とは相反する考えではないでしょうか。扶養内外という条件は不要ではないかと思いますが、お考えをお教えください。 ④全国大会等出場奨励金について。 現在、備前市出身であっても県外の強豪校へ活路を求めてスポーツ留学等で他の都道府県へ本人のみの居住地を移すケースも多々あると認識しています。今後は日本国内だけではなく、海外へ活躍の場を求め羽ばたいていく選手も出てくることでしょう。この全国大会等出場奨励金ですが、市内在住者という条件があります。スポーツ留学で他県へ移住する場合は、全国大会等へ出場しても市から何ら支援も援助もしない、しかしプロの世界で活躍すれば備前市出身選手ということで備前市観光大使に就任いただくといったあまりにも身勝手な対応ではないかと思われます。一時的に居住地を移したとしても出身地である郷土備前市はあなたを応援していますという姿勢を示すためにも、市内在住という条件を緩和すべきではないかと考えますが、お考えをお教えください。 大きい4点目、移住・定住について。 新型コロナウイルスの影響で、働き盛りの世代にも都市部から地方へ移住する動きが広がっています。かつては仕事や子育てに一段落した中高年の第2の人生という印象が強かったが、コロナ禍によりリモートワークの推奨で都市部を抜け出し地方へ移住を考え始めた人が増えています。本市においては、数年前からお試し住宅を設置し移住希望者に低額で貸し出しています。現在市内2か所であったと認識していますが、利用実績はどうなっているのでしょうか。利用される方の滞在日数は何日ぐらいで、どのような方が利用されているのか、分かればお教えください。 また、現在お試し住宅を利用する移住希望者の方と地域の接点がほとんどないとお聞きしています。移住後ごみ捨て、地区費、地区行事の参加の有無など後々トラブルになる例が他市では発生していると聞いております。本市では、そのようなことはないのでしょうか。移住後にトラブルが発生しないためにも、お試し住宅に来られた方と地域の方との交流を図ることができる仕組みづくりができないのでしょうか、お考えをお教えください。 お試し住宅同様、備前市の民間宿泊施設に滞在しながら住居や仕事、生活環境を調査するため宿泊費の一部を補助する移住調査宿泊補助金制度を実施していますが、こちらの利用実績はどうだったのでしょうか。そして、これら2つの事業により移住された実績は何件ほどあるのか、お教えください。 以上の答弁をよろしくお願いいたします。 ○議長(守井秀龍君) ただいまの質問に対する答弁を願います。 田原市長。     〔市長 田原隆雄君 登壇〕 ◎市長(田原隆雄君) おはようございます。 それでは、星野議員の質問に順次お答えいたします。 まず、私からの答弁でございます。 1番、公共施設等総合計画についての1点目、個別計画が完成したのかの質問でございましたが、現在年度内の策定完了に向けてその取りまとめを行っている段階でございます。公表につきましては、4月以降にずれ込む予定となります。 また、3点目、今後の計画の内容についてですが、個別施設計画の取組方針を基本に取り組める施設から順次取り組んでまいります。また、施設の実情に変化があれば、見直しをしながら進めていきたいと思っております。何分にも総数が莫大でありまして、取りまとめを施設再編課が行うことがルールでございますけれども、実際問題としますと全体計画も当然でありますが、各所属、各部署が持っている小規模の物件につきましては、できるところから順次解決していこうという2本立てで進めていく、こういうような方針でございます。 石原議員にもお答えいたしましたように総論賛成、各論になりますといろいろ論議も予測されることでもありますし、個別施設計画の取組を基本にいたしまして議会側にも御相談申し上げる予定でございますので、個別に審議についてお願いすることもあろうかと思いますのでよろしくお願いしたいと思います。 それから、担当への質問の中で教育行政の4の全国大会出場の奨励金についてでございますが、私のほうからも議員御質問の趣旨、ごもっともであろうと、このように思っております。そういうなことで、対象は市内に居住するということになっておりますけれども、市外在住者についても前向きに検討していきたいと、このように思っております。また併せて、スポーツに限らず文化芸術面についても御活躍いただいている方もおられるんじゃないかということもありまして、それも含めて教育委員会等と検討してまいりたいと、このように思っております。 私からの答弁は以上です。 ○議長(守井秀龍君) 奥田教育長。     〔教育長 奥田泰彦君 登壇〕 ◎教育長(奥田泰彦君) 続きまして、私のほうから3番、教育行政についての1点目、2点目についてお答えしたいと思います。 1点目、中学校の統廃合についてでありますが、適正規模については平成24年策定の備前市学校再編整備基本計画において定めており、現在それに基づいて実施計画を進めているところであります。適正規模については市民、専門家等も含む備前市学校教育環境整備委員会で議論し決めたものであります。小規模化のデメリットを踏まえ、人間関係の形成であるとか学習活動、教員配置上の問題等を重視したものであります。この適正規模に科学的な根拠があるわけではなく、教職経験者の経験に基づく1つの結論であるというふうに理解しておりまして、教育委員会としては内容としても妥当なものと考えております。教育委員会としては、今般の中学校再編整備実施計画を進めるに当たっても、この考え方を基本に進めております。適正規模を見直すべきであるような劇的な社会的な変化が起これば状況は変わってくることがあるかもしれませんが、当面はこの考え方が本市における学校の適正規模であると考えております。適正規模を見直しするかどうかについて現在のところ教育委員会会議での議論としては行っておりませんが、今後教育委員の皆様に参考意見として聞くことは可能です。 2点目、GIGAスクール構想についてでありますが、予算の執行は順調に進んでおり、タブレットについては学校に配布する準備を進めております。ネットワーク整備についても年度内に完成する見込みであり、予定しておりました令和3年4月から運用が開始できるものと考えております。 3点目につきましては、教育部長のほうから答弁させます。 ○議長(守井秀龍君) 佐藤市長公室長。     〔市長公室長 佐藤行弘君 登壇〕 ◎市長公室長(佐藤行弘君) おはようございます。 それでは、私から2番2点目、庁内ネットワークについてお答えいたします。 現在庁内ネットワークWi-Fi通信環境につきましては、市全体のネットワークの中にあり通信速度が60メガppsで運用を行っております。今年6月から、そのネットワークの通信速度が500メガppsに更新するという予定でございます。そうなりますと、状況の改善が見込まれると考えております。 以上でございます。 ○議長(守井秀龍君) 高橋総務部長。     〔総務部長 高橋清隆君 登壇〕 ◎総務部長(高橋清隆君) おはようございます。 私からは2番3点目、職員等のストレスケアについてお答えいたします。 現時点では、コロナ禍をきっかけにメンタル不調に陥った職員の報告はございません。 なお、コロナ禍にかかわらずメンタル不調に陥った職員に対しましては、所属部署と協力しながら業務分担の見直しや専門の医療機関の受診を勧めるなどの個別の対応をいたしております。 次に、コロナに乗じた市民からの要望や要求に対してでありますが、過度な場合につきましては備前市職員に対する要望等への対応に関する取扱要綱、備前市不当要求行為等対策要綱に基づき対処すべきであると考えております。現在のところ、特に問題となるような重大な報告は伺っておりません。 なお、保育所等において発熱等があった場合につきましては、国から示されたマニュアルがございますので、そちらに沿って対応していると承知をいたしております。 以上でございます。 ○議長(守井秀龍君) 眞野保健福祉部長。     〔保健福祉部長兼福祉事務所長 眞野なぎさ君 登壇〕 ◎保健福祉部長兼福祉事務所長(眞野なぎさ君) おはようございます。 それでは、私からは2番1点目、健康診査についてお答えいたします。 議員御指摘のとおり、本年度におきましては年度当初に緊急事態宣言が発令されたことに始まり、受診の開始時期に積極的な啓発活動が行えなかったことなどから、特定健診や各種検診の受診率の低下が見込まれます。コロナ禍の状況は今後も続くと思われる中、積極的な受診勧奨と感染防止対策を両立させるということは担当といたしましても苦慮するところでございますが、特定健診の受診率の低下が国民健康保険税に影響してくるなど受診しないことのデメリットについてチラシや広報、ホームページでお知らせするなど啓発していければと考えております。 また、20歳以上40歳未満の年齢層に対する対策でございますが、40歳未満を対象とした健康診査としましては市の行う35歳からの健康診査や同じく35歳以上を対象とした国民健康保険の人間ドック、各種検診といたしましては15歳以上を対象とした結核検診、20歳以上の女性を対象とした子宮がん検診などがございますが、利用者はさほど多くありません。これらの年齢層に関心を持っていただくために、興味を引く内容の講演会の開催やSNSを利用した啓発活動などを検討してまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(守井秀龍君) 岩崎産業部長。     〔産業部長 岩崎和久君 登壇〕 ◎産業部長(岩崎和久君) おはようございます。 私のほうからは、4番、移住・定住についてお答えいたします。 現在、本市には日生と吉永に2か所移住体験住宅を設置しており、移住希望者は海の見えるところ、歩いて駅や学校、スーパーなどに行くことができる場所を探しておられる方が大半であるようです。大人数でも利用できる日生の移住体験住宅のほうが人気となっているように思います。利用実績につきましては、両施設を合わせますと昨年度は34世帯、69人で平均滞在日数は7.2日、利用者の平均年齢は40代夫婦が一番多い状況でした。本年度につきましては新型コロナウイルスの影響により90日程度閉館した日がありますが、利用者数は24世帯、42人で平均滞在日数8.3日、利用者の平均年齢はやはり40代夫婦が一番多く、今年度は新型コロナの影響か20代の若者の利用が増えているように思います。 また、移住体験住宅を御利用される方と地域との交流が図れないかとの御質問につきましては、田舎暮らしは都会と違い地域との共生でもあるため、今後は体験住宅利用者と地域とが少しでも交流が図れる機会や地域と一緒になって移住希望者の受入れができるような、そういった仕組みづくりを検討してまいりたいと思っております。 次に、移住調査宿泊費補助金につきましては、本年度10月から事業を開始しているため、昨年度との比較はできませんが、2月末現在12世帯、28人が利用されており、本年度移住体験住宅と移住調査宿泊費補助金を利用して本市に移住された方は3世帯の5人となっております。 以上でございます。 ○議長(守井秀龍君) 田原教育部長。     〔教育部長 田原義大君 登壇〕 ◎教育部長(田原義大君) おはようございます。 それでは、私は3番、教育行政についての3点目、給食費についてお答えします。 当該補助金につきましては、多子世帯保護者の経済的負担を軽減することにより子育て支援を推進する目的で助成しているものでございます。そのことから、生計維持関係がある児童・生徒の保護者を対象として交付していることでございまして、交付に当たっては扶養の確認をするということにいたしております。保護者の経済的負担を軽減する方法については様々な御意見があることは承知しておりまして、議員の御意見につきましても参考とさせていただきたいと思います。 ○議長(守井秀龍君) 再質問はありますか。 再質問に入ります。 星野議員。 ◆9番(星野和也君) まず、大きい1点目の公共施設等総合管理計画について再質問をさせていただきます。 これまでの答弁では年度内に策定して年度内たしか公表という話だったと思うんですが、今日の答弁では4月以降にずれ込むという答弁でした。この4月以降にずれ込む理由というのはどういった理由なんでしょうか、お教えください。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 高橋総務部長。 ◎総務部長(高橋清隆君) 今まで3月に策定、年度内に策定して年度内公表という答弁をさせていただいておったかと思うんですけども、年度内に策定はできると聞いているんですが、公表についてはしばらく時間をいただきたいと、4月の上旬になってしまうということでございます。 もちろん市長選があるということも、一つの理由になろうかと思います。 以上です。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 星野議員。 ◆9番(星野和也君) 先ほど市長選があることが理由の一つということでしたんで、その総合計画等と同様にマニフェストを反映してこの個別計画にある程度反映させるという方針で進めるということなんでしょうか。それとは別に、もう市長マニフェストはマニフェスト、今回のつくられている個別計画は個別計画で進めていくということなんでしょうか。お教えください。 ○議長(守井秀龍君) 高橋総務部長。 ◎総務部長(高橋清隆君) このたび策定いたします総合計画もその市長選後に調整をさせていただいて公表ということになろうかと思いますので、全く施設についての考え方が違う部分もございましょうから、そのあたりも考慮させていただくということでございます。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 星野議員。
    ◆9番(星野和也君) この公共施設等総合管理計画、個別計画についてなんですが、この中身、スケジュールというのはどこまでその計画に組み込まれるものなんでしょうか。 ○議長(守井秀龍君) 答弁願います。 高橋総務部長。 ◎総務部長(高橋清隆君) もちろん先ほどの市長の答弁にもございましたが、莫大な数の施設がございます。施設によって、例えば地元へ譲渡しようというような話が出たときに、その地元との交渉にどれぐらいの期間がかかるかというのは全く分かりません。それで、地元と交渉ができた場合、それを普通財産等に市としては置き換えて準備をして設置条例を廃止して、実際地元のほうへ譲渡というような流れになってまいりますので、この施設について個別にいつとか、全体についていつとかというような設定はちょっとできかねるのが現実でございます。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 星野議員。 ◆9番(星野和也君) 担当される職員というのは大体3年ぐらいのスパンで部署を替わるわけですが、その毎年の進捗状況等を公表していかないとなかなかこれって進まないと思うんですが、そのあたり公表というのはどのように考えられていますか。 ○議長(守井秀龍君) 高橋総務部長。 ◎総務部長(高橋清隆君) 実際取りまとめは施設建設・再編課のほうで行っているんですが、実際所管している部署というのはそれぞれ全体に散らばっております。これも実際は所管課のほうで個別に判断をして、できることからやっていくという意思が感じられる部署と完全に上層部のほうで決めてもらったとおりにしますという、その熱量の違いがちょっと感じておりまして、実際地元への移管が例えば旧青少年育成センターであるとか、あのあたりは個別に進んでいるところもございます。設置条例があるところにつきましては、その条例を廃止のことをお知らせすることで皆様方への公表ということになると思いますし、進捗状況の管理としてこの施設は今どういう状況にあるということはお示しすることはできると考えております。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 星野議員。 ◆9番(星野和也君) 先ほど部長の答弁でもありましたように、担当課によって熱量の違いがあるということなんで、なおさらその年度ごとの目標値、絶対に今年度やれるかどうかというのはまた別の話なんですが、ここまでやる目標で進めるというのはちゃんと目標として持っておかないといけないと思うんですが、そのあたりを設定するという考えは今のところはないでしょうか。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 高橋総務部長。 ◎総務部長(高橋清隆君) そうですね。廃止とか、それから譲渡とかというものはある程度中期的な目標を持つべきではないかと、ただその長寿命化であるとか新設のものについてはちょっとそれは中期的な目標を設定することが難しいというふうには考えております。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 星野議員。 ◆9番(星野和也君) この公共施設の個別計画とは別建てで学校施設については公立学校個別施設計画というものを策定していると思うんですが、これ公共施設個別計画とこの公立学校の個別施設計画というのはある程度統一的な考えの下、進めていっているものなんでしょうか。たしか委託業者も全く別の業者が入っていたと思うんですが、そのあたりの整合性というのは図られているんでしょうか。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 田原教育部長。 ◎教育部長(田原義大君) 基本的な考えは同様でございますが、法に基づいて個別施設計画をつくるということで学校の場合はそういった個別施設計画がないと今後の国の補助であるとか改修の補助と、そういったものが受けられないというようなこともございます。そういった中で、学校についてはまとめて施設計画を作成しているということでございます。 ○議長(守井秀龍君) 田原市長。 ◎市長(田原隆雄君) 具体的な作業になってくると、例えば教育委員会の所管のものであれば行政財産だということで教育委員会が持ってしまうんですよね。それで、実際何に使うかというようなことを市長部局が何か提案をしなければ全然進みません。というのが現状です。もうきれいごとなしで言えば、そういうことです。昨日の議論でも日生の保育所、教育委員会がもう教育行政として必要ないんだということで、じゃ教育委員会は何考えてくれるんかというたら一切考えてくれません。やっぱりこちらがこういうようなことに転用したいんですが教育委員会さんいかがですかというような具体的なことがなければ、そこからの事務作業は進んでいかないんです。そういうような問題がいろいろあるということでありますので、御理解をお願いしたいと思います。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 星野議員。 ◆9番(星野和也君) 公共施設の個別計画については今年度中に策定して4月以降に公表ということなんですが、もう新年度予算では公共施設等総合管理計画の改訂という予算が上がっていますよね。そのあたり現在ある公共施設等総合管理計画とこの今後改訂される計画というのは、どのあたりが変更されるものなんでしょうか。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 高橋総務部長。 ◎総務部長(高橋清隆君) 総合管理計画、以前個別計画を立てる前に総合管理計画というのを策定をさせていただいております。その改訂時期がこのたび来るということで、そのどういうんでしょう、実情に合わせた改訂をさせていただく、また個別施設計画とは別のもの、以前立てさせていただいた分の改訂の予算ということでございます。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 星野議員。 ◆9番(星野和也君) その以前立てた公共施設等総合管理計画と令和3年度に改訂される計画では、計画の中身としてどのようなことが変わってくるのか、今分かればお教えください。分からなければ、また後ほど総務産業委員会等で提示いただければでいいと思いますが。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 高橋総務部長。 ◎総務部長(高橋清隆君) これが28年度に策定をさせていただいとんですが、公共施設等の総合管理計画ということで統廃合、多機能化、複合化、長寿命化の推進などといった内容、それから数値目標の設定というものを策定をさせていただいとんですが、それらの内容について現状に合わせたものに改定をさせていただくというものでございます。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 星野議員。 ◆9番(星野和也君) では、大きい2番目のコロナ禍における各種対応についての①番、健康診査について再質問をさせていただきます。 備前市でも部長が先ほど答弁されましたように軒並み健診の受診率は下がっているということですが、このワクチンが行き渡るまでという条件付で各種健診について例えば無償化にするとか、受診料を減額、例えばワンコインにするとかということは考えられないでしょうか。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 眞野保健福祉部長。 ◎保健福祉部長兼福祉事務所長(眞野なぎさ君) ありがとうございます。ワクチンが行き渡るまでというのがまた不透明でございますし、今年そのときだけ無償にしたからといってどういう効果が出てくるかというのが不明でございます。それについては研究させていただきたいと思います。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 星野議員。 ◆9番(星野和也君) 研究されるということなんですが、特にがんについては早期発見、早期治療ができなければ最悪死に至るというものです。そうなれば、保険負担の費用も備前市の負担も増えていくわけですから、早めの対応として健診、去年受けていない人が今年、来年で受けれるぐらいの形には持っていってほしいと思うんです。ワクチンがいつ頃行き渡るか分かりませんという話だったんですが、同じ担当だと思うんです。市としても今年度、来年度ぐらいではある程度目標値が60何%ですかね、には行き渡るという計画で進めている中で、一、二年度ちょっと健診の受診料値下げしますよ、どんどん受診してくださいというぐらいのことはやるべきではないかと思うんですが、答弁できたらお願いします。 ○議長(守井秀龍君) 答弁願います。 眞野保健福祉部長。 ◎保健福祉部長兼福祉事務所長(眞野なぎさ君) 御意見として承っておきます。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 星野議員。 ◆9番(星野和也君) 次に、20歳以上40歳未満の方の健診が受けれる健診が少ないということで、もっと増やしてほしいという提案をしたんです。お隣の瀬戸内市では、けんこう39健診として20歳以上39歳までの方を対象に特定健診と同様の健診をこちら金額も備前市より安くて500円で受診できる、特定健診も500円なんですけど、やっています。このように他市でもやっている事例はあるんで、そこを参考にしてどんどん若い世代から健診に関心を持ってもらって長く生きていただけるという対策というのは考えられないでしょうか。 ○議長(守井秀龍君) 答弁願います。 眞野保健福祉部長。 ◎保健福祉部長兼福祉事務所長(眞野なぎさ君) 分かりました。いろいろ勉強してみたいと思います。ありがとうございます。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 星野議員。 ◆9番(星野和也君) 次の②の庁内ネットワーク環境についてですが、来年度6月に更新したら500メガバイトになるということですかね。これについては今市のサーバーに相乗りしている教育委員会のサーバーが別建て、増強することによって市のサーバーのほうが容量が大きくなるという考えなんでしょうか。 ○議長(守井秀龍君) 答弁願います。 佐藤市長公室長。 ◎市長公室長(佐藤行弘君) そのように伺っております。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 星野議員。 ◆9番(星野和也君) 次に、③の職員等のストレスケアについてです。 庁舎にも1階にサーモカメラ等設置して体温が何度ですというのが出ると思うんですが、そのあたり例えば37度5分以上の方が来られた際に、こういうふうに対応しましょうというマニュアルはもう庁内で統一した見解があるんでしょうか。 ○議長(守井秀龍君) 答弁願います。 高橋総務部長。 ◎総務部長(高橋清隆君) これについては例えば警備員がそこへついていて強制的にその入室お断りというようなことは、もうこれは職員も含めですが、市民の方個々でやはりその自分の身は自分で守るという対応をしていただかないと限界があるというふうに感じております。 以上です。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 星野議員。 ◆9番(星野和也君) これに当たるのは多分大体窓口の担当者、あと病院、教師、保育士さんになるとは思うんですが、そのあたりへのマニュアルというのも今のところは作成はされていないということなんでしょうか。個別に作成されているんでしょうか。 ○議長(守井秀龍君) 答弁願います。 高橋総務部長。 ◎総務部長(高橋清隆君) 備前市独自、職員宛ての通知は出しておりますけれども、職種によったマニュアルというのは特には個別には作成していなくて、国から示されたマニュアルというものに沿って対応させていただく、それと新しい生活様式に準じた行動、それから手洗い、マスク着用、それから3密を避けるというような基本的なことで対応をさせていただいているというところでございます。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 星野議員。 ◆9番(星野和也君) 最後に確認ですが、無理難題を言ってこられる住民、市民の方は今のところおられないということでよろしいんでしょうか。対応に困ったことはないのか、お教えください。 ○議長(守井秀龍君) 答弁願います。 高橋総務部長。 ◎総務部長(高橋清隆君) コロナに限らず、そういう事例の報告書というのは上がってくることがございます。コロナに関連してということになると、今のところはないということでございます。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 星野議員。 ◆9番(星野和也君) 次に、大きい3点目の教育行政について中学校の統廃合についてですが、教育委員会としては適正規模については基本整備再編計画の考え方をそのまま継承していくんだという話だったと思います。現在進めている実施計画について、今後三石と吉永については統合三石中学校については統廃合を進めていくということなんですが、この条件2つありますよね。学級数と生徒数、これについて伊里、日生中学校については片方満たしていないわけですが、これに対する見解というのはどういう見解なんでしょうか。例えば聞いてくださいね。教育委員会としては基本整備計画の考えを基にしてやっていっているが住民理解を得られないのでできません、それともそもそももうやる気がありませんなのか、どちらなのか、お教えください。 ○議長(守井秀龍君) 答弁願います。 奥田教育長。 ◎教育長(奥田泰彦君) 4校統合の件だと思うんですが、4校統合を提案したときには適正規模ということで学級数、それから学級の中の人数をお示ししてこういう学校にしたいんだということで提案させていただきました。住民理解というのか、もろもろの意見交換会の中でこれは承諾できないということで、改めて考えたのが今の2校統合案でございます。今適正規模のことを言われているんですが、適正規模については本当人それぞれであります。立場が違ったら、自分は適正規模は何人だと考えるというのは変わってくると思います。星野議員にしても、自分は適正規模は何人だと考えるというお考え聞いたことないんですが、ここに議場の中にいる議員さんに聞いてみても、多分いろんな答えが返ってくると思います。いろんな見方、考え方があって、それはそうだと思うんですけれど、決まった答えというのか、適正規模は何人だという正解はない、ですが一応学校再編を考えていく場合は適正規模を基に将来の推計であるとかということを勘案して学校の再編を考えていったわけで、その適正規模が学校再編の重要なポイントになるということで平成24年ですかね、24年の基本計画の中に盛り込んだということで、今も教育委員会としてはこの数字が備前市としての学校の適正規模だと考えて計画を進めております。 ただ、その国のほうは学校教育法の施行規則の中で標準ということで12学級から18学級というのを学校の標準というふうにしております、小学校も中学校も。ということは、小学校は1学年2クラスから3クラス、中学校のほうは4クラスから6クラスになるんですかね、そういうのを国としては標準として定めているんですが、備前市はその実態に合わないということで備前市独自の適正規模を科学的な根拠はありませんけれども教職経験者の方々の意見を基に定めているということで御理解をいただきたいと思います。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 星野議員。 ◆9番(星野和也君) 適正規模が人によって考え方が違うということは分かるんですが、人によって考え方が違うので備前市教育委員会のスタンスとしては適正規模はこうなんです、こうなったら統廃合を進めていきたいんですという考え方をしっかり持っていただきたいということで、前回の厚生文教委員会で今の教育委員さんの会議、教育委員会会議でもう一度適正規模については話し合っていただきたい、会議のテーブルに上げていただきたい、適正規模とは何ぞやというのを上げていただきたいというふうに要望していたんですが、そのあたりは今後議論していかれる考えはあるのでしょうか。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 奥田教育長。 ◎教育長(奥田泰彦君) 現在、今までのところはまだ適正規模について教育委員さんの御意見聞いていませんが、聞くことは可能であります。 ただ、教育委員さんの考えだけの適正規模というのは非常に狭い範囲になりますので、やっぱり適正規模を教育委員会、備前市として決める場合にはいろんな各層の方々からの意見を基にしながら、それから子供の今後10年間の推移、それから学校の状況等も勘案して備前市としては適正規模これがいいんじゃないかなというのは今後新しい計画を立てるときには決めていかなければいけないと思います。 ただ、今度学校再編の計画を立てるとなれば、中学校だけでなくて小学校についても考えていかなければならない状況が生まれるかもしれません。ですから、慎重に適正規模についても各層の御意見を聞きながら定めていくという方向になると思います。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 星野議員。 ◆9番(星野和也君) 各層の意見もいいんですが、まず第一として備前市教育委員会の考えはこれなんだ、こうなったらこうしていきたんだという意思をまず表明していただきたい。その後で各層に意見を聞けばいいと思いますので、その前に教育委員会会議では教育委員会会議としてはこういうスタンスで進めていきます、これが適正規模です、私たちはこう考えますというのをしっかり信念として持っていただきたいと思います、これ要望で。 次行きます。 次、②のGIGAスクール構想なんですが、年度内にはタブレットが整備される予定ということなんですが、もう現時点で3月、今日が4日ですか、今の時点で入っていないですが、これ順調にいっているんですか。3月31日までに納入できるんでしょうか。多分前のタブレットからの引継ぎ作業、データ移行とかもあると思うんですが、約二千数百台のタブレットの引継ぎ作業等年度内に完結できるんでしょうか、お伺いいたします。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 奥田教育長。 ◎教育長(奥田泰彦君) 4月運用を目指して鋭意作業を進めているところなので、御理解いただきたいと思います。できるだけというか、間に合わせて4月新学期から使えるような状況にしていきたいと思います。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 星野議員。 ◆9番(星野和也君) 次に、3の③の給食費についてですが、扶養という条件を取るべきではないかという提案をさせていただきました。こちら全員を無償化するのに比べて多子世帯ってそんなに多くないんで、扶養があるかないで変更しても、そんなに予算額としては変わらないと思うんですが、このあたり幾らぐらいの予算の変動があるかというのは今分かりますでしょうか。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 田原教育部長。 ◎教育部長(田原義大君) こちらのほうは申請主義ということになっておりまして、具体的な個々の事例をひもといていかないといけないというところがありますので、現実的に数とかそういったものの把握は難しいと担当のほうからは聞いております。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 星野議員。 ◆9番(星野和也君) どういったあたりの仕組みとして難しいんでしょうか。 ○議長(守井秀龍君) 田原教育部長。 ◎教育部長(田原義大君) 一世帯一世帯その扶養の確認をしていきます。そういった中で、この方が就業者になったとか、去年までは扶養の認定を受けていたとか、そういった一件一件の認定、そういったことがそういう対象であった方かどうかの判定をしていくということが非常に困難と。それとこの給食の補助金制度については申請主義ということになっておりますので、そちらのほうの申請書をチェックして交付しているということが現実でございます。その内容を1件ずつするというのが……。     (発言時間終了のブザーが鳴る) ○議長(守井秀龍君) 答弁中ですが、制限時間ですので星野議員の一般質問を終わります。   ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(守井秀龍君) 会議中途ですが、この際暫時休憩いたします。     午前10時34分 休憩     午前10時50分 再開 ○議長(守井秀龍君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。 次に、青山議員の一般質問を願います。 3番青山議員。     〔3番 青山孝樹君 登壇〕 ◆3番(青山孝樹君) それでは、通告に従い一般質問をさせていただきます。 最初に、大きい1番目、新型コロナウイルス感染症対策についてお伺いします。 多くの同僚議員から質問が出ましたので、できるだけ同じ質問は避けたいというふうに思います。よろしくお願いします。 いよいよ新型コロナワクチンの先行接種が始まりました。3月からは医療従事者、高齢者、基礎疾患のある人や高齢者施設従事者と続き、64歳以下の接種、これが行われるようになるのはいつでしょうか。ワクチンの供給や温度管理、輸送など課題が多いとお聞きします。市民の方からは、いつになったら自分たちの番になるのか、様々な報道で何を信じてよいのか不安が募るばかりだなど市からの情報提供を求める声が上がっています。 そこで、2点お聞きします。 私がお聞きしたかった1点目は、昨日の掛谷議員への答弁で接種の時期と対象者の見込みについては分かりましたが、市民への情報提供はいつどのような方法でなされましたか。十分だとお考えですか。今後はどのようにされますか。担当者のお答えでも結構です。 2点目は、ワクチン接種の会場、医師や看護師などの人的確保、ワクチンの保管と輸送は大丈夫ですか。また、障害のある人への対応、急な発熱者、アレルギー反応発症者など様々な急な事態への対応はどのように考えておられますか。 大きい2番目に、市政の今後について市長にお伺いします。 今定例議会での市長の所信表明はありませんでしたが、4月にある市長選挙のため予算も骨格予算とするなど、暫定的な措置からのようですが、市政は滞るわけにはいきません。何点か市長の今後に向けてのお考えをお聞きしたいと思います。 1点目は、市長が描かれている夢、備前市の展望とは何ですか。昨日石原議員の質問に市民の幸せな生活を手伝い導くこととおっしゃいましたが、具体的にはどのようなことですか。 2点目は、持続可能な未来、オーガニックなまちづくりとはどのようなものですか。 3点目は、備前市の経常収支比率が97.1%と、県内27市町村でワーストとなりました。財政再建の手段をどのように考えられていますか。企業版ふるさと納税は救いの手だてになりますか。 4点目は、道の駅設置や文化スポーツツーリズムというふうなことの推進によって交流人口を増やし、町のにぎわいづくりを考えてみませんかという提案です。多くの市民の皆さんは、人口が増え町がにぎわってほしいと思われているのではないでしょうか。特に若者は、楽しさやにぎわいを求めるものだと思います。飲食店や商業施設は、人が集まる場所でないと成り立ちません。人口問題については多くの施策、これに取り組まれていることには敬意を表します。その中で、備前市にできていないことはと考えたとき、交流人口を増やすことだと思います。例えば岡山県の東の玄関口にあり交通の要衝であり、そういった場所ではありますが、素通りの状況です。以前にも提案しましたが、道すがらとどまって食事をし買物や休憩のでき、なおかつ若者に人気のアーバンスポーツやオートキャンプ場など備えた道の駅を整えたらどうでしょう。また、市内に2つもある日本遺産の閑谷学校と備前焼を生かしスポーツや武道とコラボした文化スポーツツーリズムなど、コロナの収まりとともに客足が見込める観光への準備をしておくことが大切ではないでしょうか。お考えをお聞かせください。 5点目は、令和2年12月をもって閑谷学校創学350年、熊沢蕃山没後330年記念事業がコロナ禍ではありましたが多くの方の御尽力で無事終了しました。関係者の御苦労に感謝申し上げます。記念の年は盛り上がるけど打ち上げ花火のように事業の終わりとともに消えていくようでは、税金と労力の無駄遣いになってしまいます。その後、どのように総括されましたか。今後にどのように生かそうと考えられていますか。お聞かせください。 大きい3番目に、スポーツ振興基本計画について教育長にお聞きします。 1点目は、スポーツ振興基本計画は3月までに計画案を作成しパブリックコメントを実施するとお聞きしていますが、進捗状況を教えてください。 2点目は、国の第2期スポーツ振興基本計画の主な取組目標としてスポーツ参画人口の拡大、スポーツ環境の基礎となる人材育成や場の充実、スポーツを通じた共生社会等の実現、スポーツを通じた経済や地域の活性化を上げています。このような国の動向も踏まえ、計画の中で特に工夫をした内容は何ですか。 3点目は、人材の育成と活用の一つとして、このたびスポーツ地域おこし協力隊員として2人の有能な人材が加わってくれました。女子硬式野球チームを誘致したいとのこと、市を挙げて協力し備前市を女子硬式野球のメッカとしてほしいと思います。さらに隊員には、それぞれの持ち味を本市のスポーツ全体の発展のために尽力していただきたいと思います。この点については、いかがお考えでしょうか。 大きい4番目に、障害者の雇用と支援について市長にお伺いします。 障害者の雇用については、障害者雇用促進法によってそれぞれの業種や規模に応じて雇用義務制度や納付金制度など決められています。障害には身体障害、知的障害、精神障害など様々なものがあり、同じ呼び名の障害であってもそれぞれ個人個人によって状態も様々であり、一くくりにしての対応は困難です。特に知的障害や精神障害の場合、職場でのコミュニケーションがうまく取れず辞職するケースが多いと言われています。国の定めた基準を確保さえしておけばいいとの考えで、必要人数だけ採用してアフターケアが十分してもらえないのも原因の一つです。 そこで、国も対策として雇用者や従業員と障害者の間に立ち障害者の悩みや問題解決の手助けをし障害のある労働者が職場に適応できるように支援をする職場適応援助者、企業在籍型ジョブコーチという担当を配置するように進めています。備前市職員の障害者雇用における就労状況はどのようになっているのでしょうか。市役所の障害者雇用において、ジョブコーチのような配慮がなされているのでしょうか。一般企業においてはハローワークが担当のようではありますが、まず隗より始めよです。市役所が先陣を切り、ハローワークと連携して事業所にも働きかけていただきたいと思います。 大きい5番目に、市民にとって利用しやすい市庁舎について担当者にお聞きします。 市庁舎が完成して1年が経過しようとしています。駐車場など周辺整備が多少残っていますが、市民の皆さんからは利用しやすく明るくきれいな建物であるとおおむね好評です。しかしながら、利用された市民の中には庁舎1階ロビーに総合案内がないので自分の用事はどこの担当部署に行ったらいいのか分からない、階段やエレベーターでの目的の階に到着しても部署の案内表示が見えにくくてすぐに見つけにくいとの苦情も聞きます。 そこで1点目は、総合案内ではなくても市民課の窓口が親切に対応してくれるよ、そのようなことを聞くと職員の方が丁寧に対応してくださっているんだとありがたく思いますが、それならば市民課窓口係と表示をしておけば迷うことなくどなたでも尋ねやすくなりそうです。また、最近各階階段の踊り場の壁に、その階の案内表示が張りつけられました。分かりやすくなりましたが、もう一工夫して廊下の端からでも部署の場所が見えるよう案内が見えるよう案内表示板を工夫してほしいものです。 最後になりますが、庁舎前の駐車場ですが、車から降りて玄関まで歩く際に植え込み部分を回り道しなければならず、また出入りの車があると危険です。植え込みの中央部分を切り取って歩道にして、中央からスムーズで安全に出入りできるようにならないでしょうか。設計段階では分からなかった部分でもあり、市民の利便性からマイナーチェンジしてもいいんじゃないでしょうか。 以上、明快な答弁をお願いします。 ○議長(守井秀龍君) ただいまの質問に対する答弁を願います。 田原市長。     〔市長 田原隆雄君 登壇〕 ◎市長(田原隆雄君) それでは、青山議員の質問に順次お答えをいたしますが、1番の新型コロナウイルス感染症対策については担当のほうから答弁させていただきます。 2番目の1点目、市長の夢はとのことですが、石原議員にお答えしたように幸せとは自然豊かな環境の中で気心の知れた人々と元気で暮らせることに尽きると私は考えております。 今後の備前市の展望についての御質問につきましては、私は30歳で日生町議会議員として地方政治に足を踏み入れて以来、40年余りにわたって終始一貫、温故知新、古きをたずねて新しきを知る、地域の宝を発掘して、それを生かすまちづくりに懸命に努めてきました。備前市のように地方都市が生きる道にはないものねだりではなく、地元の潜在能力を生かしてしっかりと地に足をつけた地道で持続可能なまちづくりが大切なものであろうと考えております。したがいまして、私は合併15周年記念誌の中でそれぞれの地域に眠る、それぞれの地域ごとに地域自慢という形で各地域の魅力を拾い出していただきました。これは皆さんに自分の足元を見詰めてほしいとの思いでありました。これからはそれらの魅力に磨きをかけて生かしていく、それぞれの地域の知恵比べだと思っております。神は自ら助くるものを助くという格言があろうかと思いますが、努力する地域こそ生き残ることができると私は思っております。そのために欠かせないのが、市民主役のまちづくりであります。市民が夢や希望を基に創意工夫を加え決断し実行しようとすることを着実に前進するために我々行政の者がそれを支援していくと、そういうようなまちづくりを私は目指しております。 オーガニックなまちづくりについてですが、先ほどの考え方を具体化したものでありまして、コロナ禍のときでも健康で持続可能な暮らしを守るために地域、社会、環境に配慮しながら自ら自分たちが何ができるかということを考えて実行していくというまちづくりの考え方でございます。市民一人一人の方が地域を愛し自然、歴史、人といった豊かな地域資源を生かして、またより多くそれを循環させて新たな価値を生み出していく健全な基盤や有機的なつながり、また個々の夢や理想が実現できる仕組みとして自立、環境、共生の視点でのまちづくりということがオーガニックなまちづくりであろうかと思っております。 3点目、財政再建の手段についてですが、まずこれは今までのツケがたまっての財政の悪化であろうかと思います。教育、公共交通、医療や社会保障の経費をはじめ市民生活に直結する経常的な経費が高止まりしている状況でありまして、歳入に見合う支出構造を基本とした持続可能な財政運営の転換が喫緊の課題であろうかと思っております。ふるさと納税というバブルなものを当てにした財政運営が大きなツケとして残っておるということも事実であります。そのような中で、市債の発行を伴う事業の厳選、補助制度の見直し、新たな財源の確保や民間活力、民間の方の力もお借りしていくまちづくりも考えていかなければなりません。企業版ふるさと納税につきましては、令和2年度税制改正に伴って対象となる事業が拡大されるとともに、企業がより参加しやすい制度となりました。私は30億円を集める等々のような大見えは切りませんが、現実的で魅力のある事業を企画して積極的に企業にPRすることなどを担当とともに努力していく、具体的な活動を展開しているところでございます。 4点目の道の駅の設置や文化スポーツツーリズムの推進により交流人口を増やし町のにぎわいづくりについて提案をいただきました。私も同感であります。 まず、道の駅設置につきましては、国土交通省岡山国道事務所からもぜひ備前市内の国道2号線に道の駅を検討してほしいとの意向も受けておりまして、就任以後今までに2件の提案をしてまいりましたが、諸般の事情で前進しておりません。しかし、現在また新たな候補地について地権者との協議を進めているところでありまして、御指摘のように道の駅は24時間利用可能な駐車場やトイレなど周辺整備にも大きく影響を与える施設でありますので、地元調整も含めて慎重に進める必要があろうかと思っております。残念ながら今具体的な説明ができないことであると御理解をいただきたいと思います。とにかく具体的な活動は既に進めていると御理解いただきたいと思います。 また、文化スポーツツーリズムにつきましては閑谷学校、備前焼をはじめとした地域資源を生かしながら文化スポーツとも関連づけることで、さらに町のにぎわいにつながると考えております。今後も、全国から参加いただくマラソン大会の開催や関係団体との連携をしての文化スポーツツーリズムなどを推進していくことといたしております。これらの取組は町のにぎわいや交流人口の増加が図られるとともに、備前市の魅力を知っていただける機会にもなることから事業実施に向け検討をしてまいりたいと思っております。 5点目、閑谷学校創学350年、熊沢蕃山没後330年記念事業の総括と今後についてでございますが、市政報告で申し上げましたとおり閑谷学校創学350年記念事業につきましてはコロナ禍の中でありましたけれども記念式典、記念講演から始まり釈菜や読初の儀などの伝統行事だけでなく講堂で行われた落語の会、能、薮井佑介さんによる幻想的な5次元キーボード演奏など、様々な記念事業を実施し備前市や閑谷学校の歴史、魅力を多くの方に知っていただくきっかけになったものと確信をいたしております。 また、熊沢蕃山没後330年記念事業につきましても、コロナ禍の中で行われた企画展やフォーラム、創作絵本、紙芝居の公募事業などを通して熊沢蕃山をあまり御存じなかった方々からの反応も多く寄せられております。その関心の高さをうかがうことができました。 図らずも本年はNHK大河ドラマ「青天を衝け」は日本資本主義の父、渋沢栄一の生涯が放送されるわけでございます。渋沢栄一「論語と算盤」で紹介されているとおり、事業経営にも道徳が必要である、論語に学べと問いかけておられます。私が提唱する閑谷学校の教えである忠恕、いわゆる思いやり、知行合一、学んだことは実行してこそ学問としての価値があるなど、ドラマの中で具体的に紹介していただける幸運な巡り合わせと考えております。閑谷学校の成り立ちや熊沢蕃山の教えなどの顕彰活動は、それらを生かした備前らしい教育を推進していき地域や学校と連携し協力しながら地元の歴史文化に対する愛着や誇りを持ってもらえるような取組を継続的に進めていくための追い風になると私は大変うれしく思っておるところでございます。 次に、障害者の雇用と支援についてですが、議員が述べられたとおり人によってはその状態は様々であります。それらの方々の就業定着には、それぞれの特性に応じた適切な配慮が必要であろうと私も考えます。先ほどの熊沢蕃山は、良知に至るという中江藤樹の人は誰とでも仲よく親しみ合い尊敬し合い認め合うという良知という美しい心を持って生まれてきているんだという教えを引き継いだものでございます。私は、かつて地元の森下製網所で総務課で労務を担当したことがございます。製網会社には、網の繕いから先端技術での製網機の操業に至るまで非常に幅広い業種がありました。お預かりしていた従業員の方には障害あるなしにかかわらず持てる能力で頑張っていただく努力をしたものでございます。市役所の仕事の中にも、その職種は多種多様なものでありまして、市役所でもそうでありたいと、このように思っております。具体的なことにつきましては、差し障りがあるのでこの場では申しません。議員も期待されるとおり、市内企業も含めた市全体の障害者雇用が今後より一層充実しますように市としても引き続きその啓発に努めてまいりたいと考えております。 以上、私からの答弁でございます。 ○議長(守井秀龍君) 奥田教育長。     〔教育長 奥田泰彦君 登壇〕 ◎教育長(奥田泰彦君) それでは、私のほうから3番、スポーツ推進計画についてお答えをいたします。 1点目、計画の進捗状況についてですが、現在素案の策定が終了した段階であります。スポーツ推進審議会やスポーツ関係団体などから意見聴取した上で、年度内に原案として示す予定としております。その後、現在策定中の市の総合計画との整合性を図る必要があるため、パブリックコメントを通じて市民の意見を反映した形で、当初の予定とは遅れた形となりますが完成させていくこととしております。実効性のある計画にするために、様々な各層の御意見をお聞きしたいと思います。 2点目、計画の目指すところは生涯スポーツ社会の実現による活力のあるまちづくりにあります。スポーツをする、見る、支えるなど市民がスポーツに参画する形は様々であります。市民一人一人ができる形で可能な形でスポーツに参画していくことで、生きがいを持って活力あるまちづくりにつなげようとするのが基本的な考えであります。そのために、どの年代でもスポーツに親しむことのできる環境づくりを中心とした生涯スポーツを推進していきます。 次に、皆さんが利用したくなるスポーツ施設環境の整備に取り組みます。さらに民間も含め各種スポーツ関係団体と連携し、スポーツによる地域の活性化を図ります。議員御指摘のような国の動向等も踏まえて、備前市が持っている地域資源を生かしつつスポーツイベントや観光等と連動させスポーツツーリズムを推進していくことも、交流人口を増やし活力のある町をつくる上で非常に重要なことになると考えております。基本的な方策を具体的な取組としていかなければなりませんが、関係団体と現在備前市のスポーツの実態、課題を共有し協議しながら着々と進めていきたいと考えております。 3点目、地域おこし協力隊の活動について御提言をいただきました。人材育成と活用について御提案をいただきました。このたび、スポーツマネジメント等に通じた人材を協力隊として迎えることができました。女子野球のクラブチームの設立にとどまらず、各種スポーツの合宿、大会などの誘致、地域スポーツイベント等の開催を通じてスポーツによる地域活性化や定住促進などに寄与してくれるものと期待しております。 以上です。 ○議長(守井秀龍君) 高橋総務部長。     〔総務部長 高橋清隆君 登壇〕 ◎総務部長(高橋清隆君) それでは、私から5番、市民にとって使いやすい市庁舎についての1点目、各部署の案内表示についてでございますが、来庁された方からの御意見を取り入れ階段や各課カウンターに案内表示や番号表示を行っております。このたび議員からいただいた御指摘も踏まえ、今後も分かりやすい案内表示の工夫と併せて職員からの丁寧な声かけに努めさせてまいります。 2点目、駐車場からの動線につきましては、安全確保の観点から正面玄関前の車寄せでの歩行者と車両の分離を意図したものでございます。何とぞ御理解いただきますようよろしくお願い申し上げます。 ○議長(守井秀龍君) 眞野保健福祉部長。     〔保健福祉部長兼福祉事務所長 眞野なぎさ君 登壇〕 ◎保健福祉部長兼福祉事務所長(眞野なぎさ君) それでは、私からは1番目についてお答えいたします。 1点目、市民への情報提供につきましては、「広報びぜん」3月号に2ページにわたり詳しく掲載したところでございます。また、ホームページでは2月1日からワクチン接種の専用ページを立ち上げ、随時更新をいたしております。3月15日にはコールセンターを設置し、皆様からのお問合せに対応する予定でございます。また、今後は接種券送付時に同封するチラシの工夫、独居高齢者の方への声かけを民生委員児童委員協議会等の組織に協力を依頼する、また庁内職員への周知を図る、高齢者に関わる部署には事前に詳しく説明会を行い支援を依頼する、かかりつけ医からの声かけ支援を依頼する、ひなビジョン等を活用するなどを計画いたしております。 2点目、ワクチン接種の会場や人員配置、安全対策はについてでございますが、高齢者の接種につきましては基本個別接種で実施できる見込みでございますので、対応につきましては各医療機関でお願いすることになろうかと思います。市といたしましても、必要な支援を行ってまいります。64歳以下の接種につきましては、集団接種を併用する予定で計画しておりますが、接種会場は吉永総合保健施設、リフレセンターびぜん、市立3病院で検討中でございます。医師や看護師などの人的確保等についても各医療機関、県、和気医師会と協力し確保に努めたいと考えておりますが、まだ具体的なことは決定しておりません。議員御懸念の件に関しましては、様々な場面、事態を想定いたしまして個々に対応してまいりたいと考えております。 ○議長(守井秀龍君) 答弁漏れがあれば議員のほうから指摘願いたいと思いますが、よろしいか。     〔「よろしいです」と3番青山議員発言する〕 それでは、再質問に入ります。よろしいか。 再質問に入ります。 青山議員。 ◆3番(青山孝樹君) それでは、るる答えていただきましてありがとうございます。 まず、大きい1番目からお聞きしたいと思うんですが、先ほど部長のほうからお話がありました。いろんな手だてを使って新型コロナウイルスのワクチン接種についての広報活動をやっていただけるということなんですが、特に私が心配しますのはホームページとか、それからSNSでもやられると思うんですけど、そういったようなものがなかなか使えない年代あるいは高齢者の方、障害者の方、そういったような方への手厚い情報発信をお願いしたいなというふうに思います。民生委員の方とか地区の役員の方等に働きかけて、そういう方に個別でお願いできたらなと思いますが、その点についてはいかがでしょうか。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 眞野保健福祉部長。 ◎保健福祉部長兼福祉事務所長(眞野なぎさ君) その点につきましては、議員御指摘のとおりいろいろ考えてまいりたいと思います。また、高齢者のサロン等に参加されている方々にも市のほうから出向いて接種について説明をさせていただきたいと思いますし、これは高齢者の方、何か口コミが一番効果的ではないかと思いますので、そのあたり考えてまいりたいと思います。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 青山議員。 ◆3番(青山孝樹君) ありがとうございます。きめ細かい配慮をお願いしたいというふうに思います。 次に、接種の方法ということで、高齢者は個別接種がもうほぼ準備ができそうだということです。あと64歳以下は集団接種と併用ということなんですが、集団接種の場ではいろんなことが起こって接種をしていただく医療関係者の方以外にも対応する人員配置が必要かと思うんですが、その点については例えば障害者の方で本年度市は条例ができまして手話の補助者の方が配置をされたということなんですが、これ1名だけだったと思うんですが、数か所でやるような場合にどうされるのか、ちょっとそれについてはいかがでしょうか。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 眞野保健福祉部長。 ◎保健福祉部長兼福祉事務所長(眞野なぎさ君) 集団接種におきましても、これは予約制になることでございます。予約してくださるときに、できればそういう情報を伝えていただければ個々に対応できるのではないかと考えております。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 青山議員。 ◆3番(青山孝樹君) 予約につきましては、用紙を事前に配布されるということなんですが、その中にそういったような項目というのは含まれておるんでしょうか。 ○議長(守井秀龍君) 答弁願います。 眞野保健福祉部長。 ◎保健福祉部長兼福祉事務所長(眞野なぎさ君) 問診票は国から決まったものでございますので、そこまで詳しいことは書くようにはなっていないのですが、コールセンターで予約を受けるようになると思いますので、その場でお聞きできればと思っております。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 青山議員。 ◆3番(青山孝樹君) コールセンターということなんですが、聾唖者の方については御家族の方とか補助される方がおられて、そこで情報をということになるとは思うんですが、その点もよろしくお願いします。 それから次に、大きい2番目ということで、市政の今後について市長にお伺いしまして、いろいろ思いをお聞かせいただいたんですが、備前市は自然豊かで、そして文化的なもの、そういったようなものも豊富で、そういうものを生かしていくということがまず第1だということだと思います。 ただ、必要なものは思い切ってつくっていくというふうな、あるものを生かすという、そういった再生する部分と、それから必要なものはつくり出すという創造の部分をバランスよくやっていただければいいのかなというふうに思うんですが、一つそれぞれの地域でその地域の特性に応じた地域づくりをしていくということの中で地域自慢のそれぞれの地域からお寄せいただいたということなんですけど、その後それはどのような扱いになっておりますでしょうか。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 田原市長。
    ◎市長(田原隆雄君) 昨日石原議員にもお答えしましたが、その人の幸福感というのはいろいろ様々でありまして、まず基本的には安心・安全ということが基礎で今回骨格予算の中でありましたけども、これについては組ませていただきました。あとのそれぞれの地域のことについては、今度は新しい政策の中で出てこようかと思います。 例えば昨日も議論にありました渚の交番にしても一つの流れでありましょうし、北のほう行って八塔寺の開発についてもそうでありましょうしと、それから久々井のほうには運動公園の活性化とか、また岡山大鵬さんの問題でありますとか小規模保育園の問題であるとか、それぞれのところにいろいろな課題があろうかと思っています。批判したい人はする、日生のことばかりするというような批判をされますけど、冷静に見ていただけたらそうではないというふうに御理解がいただけるかと思うんです。やっぱり今年はうし年でありまして、角を矯めて牛を殺すという言葉がありますけども、小さなことにこだわって、そのことだけを責めると全体が駄目になってしまう、やっぱり片上地区は片上地区としてここに市役所という大きな行政の中心地だというようなこともありましょうし、伊部に行けば備前焼だという備前焼の振興ということがあると思うんです。そのように、それぞれの地区にはそれぞれの地区にある大切な守っていかなければいけない文化やどういいますか、それをひっくるめて宝という表現をしているんですけど、そういうものを一つ一つこなしていく、それをこちらからがこうしたいということじゃなしにまちづくり会議というもので、それぞれの地区のいろいろな人たちが課題を拾い出してくれて、それを行政と財政計画を考えながら進めていくと、そういうことであろうかと思います。そこに多少の順番のずれとか、そういうことはあろうかと思いますけど、財政が厳しい中ですからそこにいい補助制度があるのか、民間に受け持ってもらえるものがあるのか、そういうなことをうまくさばいていく、それが市長である私の務めであり、それをサポートしていただけるのが副市長以下職員の任務だと、このように思っております。こういうようないい流れを4年前に逆戻りさせるのか、今の流れを引き続いてやらせていただけるのか、その審判がもうすぐあると、このように考えております。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 青山議員。 ◆3番(青山孝樹君) それぞれの地域で、まず自助努力するということは大事だというふうに思いますし、それぞれの地域の方々の協力がないとできないというふうなことでもあると思うんですが、このまちづくり会議の中でその地域自慢というふうなものも話し合われているという、私も伊里の地区のまちづくり会議傍聴させていただいて議題に上がって協議をされたという場面も立ち会わせていただきました。そのそれぞれから出たものをちょっと私もうろ覚えなんですが、コンテストのようなものを行うとか発表するというふうなことはなかったんでしょうか。 ○議長(守井秀龍君) 答弁願います。 田原市長。 ◎市長(田原隆雄君) よく記憶いただいて、大変ありがたいことだと思っています。それをぜひやりたかったんです。ところが、このコロナ禍でそれができませんでした。そういう中で、この庁舎の落成式、それから市制施行15周年、いわゆる合併15周年のその行事に併せてぜひそれをやりたかったんですけど、それができなかったという中で記念誌の中でそれぞれの地域の地域自慢ですね、要するに我々が知らなかった、そういうことをしっかりそれぞれの地域の人に発表してもらおうという形で、それの発表の場というふうに御理解いただければと思っています。これからはあれをどのようにうまく行政が拾えて進めていくかというのがこれからの課題であろうと、このように思っております。御記憶いただいておりまして、ありがとうございます。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 青山議員。 ◆3番(青山孝樹君) 記念誌の中にあったのも見させていただきました。いろんな事情の中で、ああいうような形になったということなんですけど、今後そういうものを生かしてやれるようになったらいいなというふうに思います。 次に、備前市の財政の件なんですが、厳しい中で今年度の予算も骨格予算というふうな形になると思うんですけど、特に無駄を省いていくというふうなことも大事になってくると思うんですけど、特にどのようなことをその無駄を省くというような中でお考えでしょうか。分かれば教えてください。 ○議長(守井秀龍君) 答弁願います。 高橋総務部長。 ◎総務部長(高橋清隆君) 経常収支比率が97.1ということで、県内ワーストということは事実でございます。それで、これは地方公共団体金融機構というところが提供している財政分析チャートというのがあります。これは人件費、物件費、扶助費等の決算額を入れていくと政令市を除く他の団体と他の都市と比較することができて偏差値化されるという、その費目ごとにですね、その偏差値を見ますと一番悪いのが補助費等という、この補助費等というのは負担金及び交付金、ですから各種団体への補助金、それから他の会計への繰出金等が当たります。それが他の団体と比べて、かなり低いということが分かりました。ですので、この補助金の部分についてゼロベースでちょっと見直してみたいと、具体的に言うとそのようなことを考えております。 以上でございます。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 青山議員。 ◆3番(青山孝樹君) それぞれの団体あるいは部署で負担金を頂いて活動しているところ、活動自体もなかなか厳しい折でもっと増やしてほしいというふうな声もあると思うんですけど、その辺のところを整理するのはなかなか大変だと思いますが、それぞれの活動の見直しもやっていただきながら、そういうところのチェックもしていくということが大切なのかなというふうに思います。さらに今度はどうやって財政を増やしていくかというところなんですけど、その中でのチャートにあるんかどうか分かりませんけど、そういう観点というのはどのようにお考えでしょうか。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 高橋総務部長。 ◎総務部長(高橋清隆君) 当初予算の歳入を見ていただくと、やはり主な市税についてはマイナス傾向になっております。歳入を自助努力で増やせるとすれば、やはり議員も提案されたふるさと納税であるとか企業版であるとかということだと思います。逆に今回はコロナ禍の中で徴収猶予であるとか減免とかというのもかなりの額がいろんな税目で出ておりますので、徴収猶予の部分が今年入ってくればかなり期待できると思いますし、収納の率でいうとそこの収納対策もしっかりやっていくことも両輪で必要かなというふうに思っております。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 青山議員。 ◆3番(青山孝樹君) 様々な方法考えていただいて、ぜひ財政の立て直しということも大事かなというふうに思いますが、とはいいながら私も次に道の駅とかというふうな提案させていただくんですけど、これも町の魅力づくりとか交流人口によって商業が成り立って商店街でありますとか、あるいはいろんな食べる食堂関係でありますとか、そういったところにも波及すればなというふうな思いで提案させていただいております。具体的な候補地についてはまだ発表できないというようなことなんですけど、大体これいつ頃見えてくるんでしょうか。何かそういうロードマップのようなもんがあるんなら、教えていただきたいと思います。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 田原市長。 ◎市長(田原隆雄君) 地権者との関係が、まずあろうかと思っております。やはり地権者とそれなりの合意ができるというか、そういうところであろうかと思っています。そういうような合意の中で、今度は国道事務所との具体的なその仕事の割合ですね、どの部分を国道事務所が持ってもらえるのか、どういうような施設を市がそれに加えていくのかと、そういうような協議があろうかと思っています。何とか早く発表したいといって努力しましたけど、今発表できるところまでこぎ着けることができませんでした。もうしばらくお待ち願いたいと、具体的な話はあるんだというところで止めさせていただきたいと思います。 先ほどの補助費のことですが、やはりその資金さえあれば不要なものは何もないと思うんですね。やってあげれば、それはもうそれにこしたことないんですけど、やはりもう入るものを考えながら出ることを考えていかなければいけないんで、その不特定なふるさと納税とか、そういうものもやった結果がいろいろなひずみを起こしていますので、入るものと出るものとうまく精査しながらやっていくのが我々の任務であろうと、このように思っております。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 青山議員。 ◆3番(青山孝樹君) 続いて、大きい3番のほうに入らせていただきます。 スポーツ振興基本計画についてなんですが、3月までに計画案を作成して、その後パブリックコメントを経て原案として出すということなんですが、これパブリックコメントの後に委員会等に案が出るんでしょうか。その前に、何か骨子のようなものがお示しいただけるんでしょうか。 ○議長(守井秀龍君) 答弁願います。 田原教育部長。 ◎教育部長(田原義大君) パブリックコメントの時期に、また議員さんにその素案といいますか、原案をお示しさせていただきたいと思います。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 青山議員。 ◆3番(青山孝樹君) ぜひ早めに情報をいただきたいというふうに思います。 それから、これの計画については生涯教育社会というふうなことで、どの年代でもスポーツに親しめる環境づくりというふうにおっしゃられました。以前にも特に20代から40代のスポーツ参画人口が少ない、原因としては活動する場ですね、例えば仕事が終わってからスポーツに親しむ、あるいは競技スポーツだけでなくて先ほど道の駅のところでもちょっとお話ししましたけどアーバンスポーツというふうな気軽にできるスケボーであるとか、あるいは自転車であるとかボルダリングというふうなものであるとか、そういったような若者が取っつきやすいようなそういうふうなスポーツができるような場とかというふうなことも考えていただきたいと思うんですけど、そういうことについてはいかがでしょうか。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 奥田教育長。 ◎教育長(奥田泰彦君) 御提言ありがとうございます。先ほどの答弁でも申し上げましたが、スポーツをする、見る、支える、スポーツの参加の仕方はいろいろ様々であると思います。なかなか体の状況でスポーツを実際にするということができない方々もいらっしゃいますし、それからスポーツは自分はできないけれども支える側で参加していこう、いろんな形があると思います。スポーツは、議員も御存じのとおり本来は体を動かすことを楽しむということが目的だろうというふうに思います。スポーツというたら何か競技スポーツというふうに高度なことを思い浮かべるんですが、本来は体を動かすことを楽しむことだろうというふうに思います。 私ごとで恐縮なんですが、学校現場おるときに子供たちに教科の中で何が好きじゃというて聞いたらもう7割、8割が体育です。なぜ体育が好きなんかというと、子供たちが、やっぱり本来的に本能です、体を動かすことが好きです、休憩時間も5分の休憩時間も外へ飛び出して何か体を動かすというのが子供の実態です。そういったふうに本来的に体を動かすことが好きなのに年代とともに、先ほど議員御指摘のように20代、30代になったらスポーツに関わらなくなる年代もある、それを何とかしたいということを今度の振興計画の中でも入れまして、今先ほど議員の御提案のようなことも含めて具体的な計画については予算を伴うこともありますので個々に考えていくことになろうかというふうに思います。何はともあれスポーツを通じて健康な体をつくる、それからスポーツを通じてコミュニケーションを図ったり人間関係を広げたり、そういうこともできるような形でのスポーツの推進ということを心がけていきたいと思います。ありがとうございました。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 青山議員。 ◆3番(青山孝樹君) ぜひ現状を把握していただいて、これからの子供たち、若者がスポーツに親しみやすい環境をつくっていただけたらというふうに思います。 3点目で、スポーツ地域おこし協力隊員のお話をしたんですが、女子硬式野球チームを誘致したいというふうな企画を持っておられるようです。これ誘致するとなりますと、成人の女子という対象のようですので、チームのメンバーがこの地元だけでは賄えないと思いますし、好きな人はよそから来られると、またそれについて移住・定住もしていただければなおいいなというふうに思うんですが、このメンバーの就職支援でありますとか住居の確保、練習や試合場所の確保への支援というのはどのように考えられていますか。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 田原教育部長。 ◎教育部長(田原義大君) 女子野球チームの設立に対する支援ということで、教育委員会だけではなく横連携、市役所の定住部門であったり、そういったところと協力しながら企業さんへのアクションであるとか就職、もしこちらに来られるときには就職をどうするかといったりするような相談であるとか企業との話に入る、間に立つとか、そういったことの支援をしてまいります。また、教育施設、スポーツ施設等の使用に関しても、協力をしていく予定にしております。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 青山議員。 ◆3番(青山孝樹君) ありがとうございます。 最後に、障害者の雇用の件なんですが、ジョブコーチというふうなことの役割をするような方というのは備前市市役所の中におられるんでしょうか。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 高橋総務部長。 ◎総務部長(高橋清隆君) 市役所の中には、おりません。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 青山議員。 ◆3番(青山孝樹君) ぜひ研究していただいて、市役所の中の障害者の方の相談役と同時に、それが備前市内の一般企業にも波及、お願いをしていったりとか、そういうことにつながればと思いますので、よろしくお願いします。要望して終わります。ありがとうございました。 以上で終わります。 ○議長(守井秀龍君) 以上で青山議員の質問を終わります。   ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(守井秀龍君) 会議中途ですが、暫時休憩いたします。     午前11時57分 休憩     午後1時00分 再開 ○議長(守井秀龍君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。 次に、森本議員の一般質問を願います。 5番森本議員。     〔5番 森本洋子君 登壇〕 ◆5番(森本洋子君) それでは、通告に従いまして一般質問を行います。 新型コロナウイルスワクチン接種体制について。 これまでにもワクチン接種についての一般質問がありましたが、確認できていない点もございますので通告どおりに行わせていただきます。 新型コロナウイルス感染の収束が見通せない中、医療従事者へのコロナワクチン接種が始まりました。今回のワクチン接種は全国民対象の国家プロジェクトであり、国も走りながらという厳しい状況下で接種計画を進めてくださっています職員の皆様、また医療関係者の皆様に感謝申し上げます。コロナワクチンの有効性については議論がございますが、報道では接種希望者が増加しているとのことです。テレビなどの情報番組から、自分のところはどうなっているのかと高齢者の方の不安の声も聞かれております。本市においての接種計画は、委員会等でも報告がございました個別接種を基本とし集団接種を併用とする練馬区モデルで行うとのことでした。昨日はサテライト型との答弁もございました。確認も含めてのお尋ねをいたしたいと思います。 1点目、接種計画を3月12日頃には県に提出することになっていると思いますが、クーポン券と予診票を受け取ったらどのような手順で接種を受けることになるのか、個別接種、集団接種別に教えていただきたいと思います。 2点目、委員会では市立3病院を基本型接種施設、草加病院で接種件数を調整中、市内のほかの医院、診療所の意向を確認中、また接種件数が見込み数より不足する場合は集団接種を検討、会場はリフレセンター、総合保健施設との報告がございましたが、現時点で計画されている医療機関、また会場はどこでしょうか。 3点目、高齢者施設等に入所されている方の接種はどのような計画なのか、お尋ねしたいと思います。施設に医師を派遣されるのでしょうか。また、在宅治療をされていて医療機関や接種会場に行けない方がいらっしゃった場合は、どのような対応をされるのでしょうか。自治体によっては巡回型接種を検討されていますが、どうでしょうか。 次に、高齢者施設や障害者施設で働く人、介護士に当たると思いますが、高齢者と同じタイミングで接種を受けるようになるのでしょうか。市外在住の介護士の方についてはどのようになるのでしょうか、お尋ねいたしたいと思います。 4点目、県外に住む備前市出身の大学生らを対象に抗原検査キットを配布するということですが、ホームページ内で申請受付と新聞報道がございましたが、どのように周知されるのか、お尋ねしたいと思います。ワクチン接種も住民票のある自治体がクーポン券の発行、ならば県外在住の大学生に対してもどうされるのでしょうか。また、高齢者の中には、かかりつけ医の医師に信頼を寄せている方も多くいらっしゃいます。ワクチン接種は決められた医療機関となるため、特に丁寧な説明、周知が必要と考えますが、いかがでしょうか。 大きな2点目、日本遺産について。 日本遺産は地域の歴史的魅力や特色を通じて我が国の文化、伝統を語るストーリーを日本遺産として文化庁が認定するものです。閑谷学校も第1号として近代日本の教育遺産群、学ぶ心・礼節の本源として水戸市、足利市、日田市とともに平成27年度に認定されております。地域が主体となって活性化を図る目的があり、当初は100件程度の認定と考えられておりましたが、現在104件にも上り、令和2年12月25日に文化庁が日本遺産事業の見直しについて中間取りまとめを公表しております。取組内容に対する評価項目から、効果が低調と判断した事例は認定を外すということです。認定時に自治体が作成した6年間の地域活性化計画期間終了後の翌年には、全期間を通じての総括評価を受けることになっております。 そこで1点目、総括評価についてどのような項目があるのか、お尋ねいたします。また、評価表の作成は事務局が行うのか、各自治体が作成するのかも併せてお尋ねいたします。 2点目、認定の更新は、総括評価の評価結果と3年間の新たな地域活性化計画についての審査結果を踏まえて決定となるようです。新たな地域活性化計画はどのように考えておられるのか、お尋ねいたします。また、平成29年度に認定された「きっと恋する六古窯」備前焼についても、認定から6年後には総括評価の対象となります。こちらの現状もお尋ねいたします。 大きな3点目、障害者福祉について。 第6期障がい者計画、第2期障がい児福祉計画(案)に対するパブリックコメントを拝見いたしました。2名の方から8件の御意見がありました。計画、目標も大切ではあるが、実情に即した支援や活動を求めておられると感じました。 そこで1点目、本市の障害者支援の課題は何か、お尋ねいたします。自治体の法定雇用率も、令和3年から2.5%から2.6%に変更されております。障害を抱えながら仕事をするということ、地域社会で生活していく上で周りの理解、協力が不可欠です。備前市として取り組むべき課題をお尋ねいたします。 2点目、国が精神障害者にも対応した地域包括ケアシステムの構築を進めていく取組は、私自身待ち望んでおりました。精神障害とは精神疾患のため精神機能に障害が生じ日常生活や社会生活に対応できない状態のことであり、症状が進むと自身の言動がコントロールできなくなります。それにより誤解や偏見、差別の対象になりやすく家族と一緒に生活できないケースもあります。また、医師の診断につなげることができず、家族だけで我慢されている場合もあります。対応が難しいとされている障害でありますが、市としての取組支援をお尋ねいたしたいと思います。 以上、よろしくお願い申し上げます。 ○議長(守井秀龍君) ただいまの質問に対する答弁を願います。 田原市長。     〔市長 田原隆雄君 登壇〕 ◎市長(田原隆雄君) それでは、森本議員の質問に順次お答えをいたします。 1番の新型コロナウイルスワクチン接種体制についてでありますが、質問の内容が具体的な実務の面でございますので、担当者のほうから丁寧にお答えをさせていただきたいと思います。 2番の1点目、日本遺産の総合評価について、その取組が低調と判断された場合には認定を取り消すという文化庁の考えについての御心配をいただきました。 備前市の閑谷学校の場合は、市独自での各種の取組の実績もあり、また近世日本の教育遺産群として世界遺産登録を目指し水戸市、足利市、日田市と連携した活動も行っております。備前焼にいたしましても、販路の開拓や窯跡の発掘など市独自の取組に加えて、六古窯を有する自治体とも連携した活動など、いずれも具体的かつ積極的な活用を行っておりますので、そのような御懸念はないものと考えております。その他実務的な質問については、担当のほうからお答えをさせていただきます。 3番の障害者福祉について。 1点目、本市の障害者支援の課題についてでありますが、本年度第6期備前市障がい福祉計画、第2期障がい児福祉計画の策定に取り組んでいるところでございます。その過程において、制度に基づいたサービスや支援だけでなく制度に基づかないインフォーマルな支援といった資源の把握とその連携が十分でないということの課題が見受けられました。本計画の目標達成のため、備前市と和気町で構成する東備地域自立支援協議会の参加団体や当事者家族とも協議の上、これらの支援を生かし点から線、そして面への支援とつながるよう連携体制の強化に取り組んでまいります。 2点目、精神障害者の支援についてですが、地域生活への移行促進の重点的な取組として地域の一員として安心して自分らしく暮らすことができるよう精神障害者にも対応した地域包括ケアシステムの構築を目標にしており、東備地域自立支援協議会において保健・福祉・医療関係者が協議を行っております。今後は介護関係者や当事者家族の参加など協議体制を強化の上、地域の受入れや家族の負担が減るよう支援体制の充実に取り組んでまいりたいと考えております。 私からの答弁は以上です。 ○議長(守井秀龍君) 眞野保健福祉部長。     〔保健福祉部長兼福祉事務所長 眞野なぎさ君 登壇〕 ◎保健福祉部長兼福祉事務所長(眞野なぎさ君) それでは、私から森本議員の御質問にお答えいたします。 1番1点目、接種券、予診票を受け取ってからの手順でございますが、掛谷議員にお答えしたとおり3月下旬をめどに高齢者に接種券をお送りする予定でございます。接種券、予診票がお手元に届きますと、まずお名前等を御確認いただき、その後同封予定の接種施設一覧から個別接種の場合は接種したい医療機関を選び各医療機関へ予約をしていただくようになります。集団接種の場合は集団接種会場を選び、コールセンターへ電話連絡し予約をしていただきます。インターネットや備前市公式ラインから予約していただくことも考えております。接種当日は肩を出しやすい服装で接種券とあらかじめ記入を済ませた予診票、本人確認書類を持参して接種を受けていただくようになります。基礎疾患のある方等、体調に御心配がある方でかかりつけ医以外の医療機関で接種される場合は事前にかかりつけ医に御相談等していただき接種のスムーズな進行に御協力をお願いいたしたいと思います。 2点目、ワクチン接種の医療機関、会場についてでございますが、これは昨日掛谷議員にお答えしたとおりでございます。 高齢者接種につきましては各医療機関の御協力をいただくことができる模様ですので、接種数は確保できる見込みであります。個別接種のみで実施できると考えております。今後最終調整を行い接種施設一覧を接種券の郵送時に封筒に同封し、また広報、ホームページ等でも公表する予定でございますが、ワクチンの供給量及び供給時期が明確になりましたら、それに併せて変更となる場合もございます。 3点目、高齢者と高齢者施設の従事者についてでございますが、現在高齢者施設に嘱託医の調整と接種者数について調査を行っているところでございます。それぞれの施設の嘱託医に、施設に出向いて接種していただくことになるかと思います。接種場所に行くことが難しい方への対応につきましては、できるだけかかりつけ医で受診時と併せて接種していただくように御案内したいと思います。また、往診で診療を受けている方には、往診時に接種していただけるよう医師会とも調整してまいります。施設の従事者につきましては、接種順位の特例となっておりますので市と施設の双方の体制が整えば施設内のクラスター対策のため入所者と同時に従事者にも接種することが可能となっております。従事者が市外の方の場合も、従事する施設で接種できます。現在従事者の意向確認と接種予定者リストについて各施設で調整していただいており、施設で接種しない従事者の方は施設が発行する優先接種の対象である高齢者施設に従事していることの証明書を持って接種施設で接種することができます。 4点目、県外在住の大学生等に抗原検査キットを配布するための周知方法についてでありますが、ホームページや「広報びぜん」により周知を図ることとし、市内在住の保護者などから県外に居住する学生にお知らせいただくことを想定しております。申請は、インターネット環境から市ホームページを介して電子申請により申し込みいただく予定でございます。 ワクチン接種の周知につきましては、居住地で接種可能となる予定でありますが、今後国からの情報を基に広報、ホームページや接種券郵送時の同封チラシ等で周知していきたいと考えております。 高齢者の方には先ほど青山議員にお答えしたとおり、あらゆる機会を捉えて丁寧に説明をしてまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(守井秀龍君) 岩崎産業部長。     〔産業部長 岩崎和久君 登壇〕 ◎産業部長(岩崎和久君) それでは、私のほうからは2番の日本遺産についての2点目、新たな地域活性化計画についてのうち、備前焼の部分につきまして答弁させていただきます。 平成29年に日本遺産に認定され、国庫補助事業を活用し六古窯産地の看板設置、各産地での巡回企画展の開催、多言語化したパンフレットやマスター映像、ホームページを制作し国内外への情報発信に努め協議会の自走化を目指しているところでございます。3年間の補助事業を終えた今年度は、新型コロナウイルス感染症の影響によりまして予定されていた滋賀県甲賀市での六古窯サミットの開催が延期となり、緊急事態宣言により産地間での交流が制限されましたが、オリンピック・パラリンピック委員会への記念品製作、民間企業と連携したキャンペーン企画へ参画してまいりました。今後は日本六古窯の情報発信、普及啓発に努めるとともに、地域間の交流を深め各産地の活性化につなげてまいりたいと考えております。 以上です。 ○議長(守井秀龍君) 田原教育部長。     〔教育部長 田原義大君 登壇〕 ◎教育部長(田原義大君) それでは、私から2番、日本遺産についての1点目と2点目についてお答えいたします。 評価の内容の主な項目でございますが、1、組織整備、2、戦略立案、3、人材育成、4、整備、5、観光事業化、6、普及啓発、7、情報編集・発信の7項目となっております。近世日本の教育遺産群旧閑谷学校では、備前市の取組としてボランティアガイドの養成講座など人材育成、案内板、説明板の設置など公開活用のための整備、のぼり、啓発グッズ、記念誌作成などの普及啓発、映像作成や子供向けパンフレット作成などの情報編集・発信の項目について取り組んでまいりました。今までの取組については、中核的な構成文化財への選択と集中を意識した受入れ環境整備において一定の成果を上げたと考えております。一方、観光促進面や情報発信面において、4市連携した取組を強化しブランド確立を図ることが課題であり必要と考えております。評価については各市作成の上、事務局である水戸市が取りまとめて提出する予定となっております。 2点目、新たな地域活性化計画についてでありますが、計画の提出についてはこれから4市と協議を進めながら作成していく予定でございまして、共通目標を新たな概念を持って世界遺産登録を目指すとしております。備前市では計画の策定に当たり、旧閑谷学校を教育のまち備前のシンボルとして日本遺産を活用した取組を持続的に実施し認定されたストーリーをどのように地域に浸透させるか、継続的なインバウンド整備、地域の担い手の育成、民間事業者の巻き込みなどあらゆる視点から様々な取組を進めていく必要があると考えております。備前市の具体事業としましては、日本遺産活用事業補助金の活用促進や閑谷学校の魅力を学び伝える講座の実施、また構成資産を有効活用した魅力情報の発信など継続して実施し、地域や学校とも連携しながら地元歴史文化に対する愛着や誇りを持ってもらえるような取組を積極的に進めてまいります。また、4市連携では世界遺産登録に向けた活動を継続する中で、コロナ禍で延期となっている世界遺産フォーラムの開催や世界遺産暫定一覧表記載資産候補の提案、概要書の英訳版の作成を進めてまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(守井秀龍君) 再質問はありますか。 再質問に入ります。 森本議員。 ◆5番(森本洋子君) それでは、再質問に入らせていただきます。 フロー図を要望しておりまして、出していただいてありがとうございました。これまでにもあったんですけど、「広報びぜん」だけでは少し分かりにくいというお声も聞きましたので、もう少し具体的にということでお願いして出していただきました。 まず初めに、お伺いしたいのはこのワクチン接種、今のところ2回接種するということになっているんですけれども、これ2回接種できる分の数を確保した上で、その人数を接種するのか、中には広く最初にもう2回分の確保ができていなくても広く全員に取りあえず接種するんだという考え方もあるというふうにもお聞きしているんですけど、備前市としての方向性はどういうことなんでしょうか。 ○議長(守井秀龍君) 眞野保健福祉部長。 ◎保健福祉部長兼福祉事務所長(眞野なぎさ君) 委員会等でもお知らせしたんですが、62%の接種率を考え高齢者は約8,000人と見込んでおります。2回分の1万6,000回の確保ができると見込んで計画を立てております。 ○議長(守井秀龍君) 森本議員、マスク外してお願いいたします。     〔「すいません」と5番森本議員発言する〕 森本議員。 ◆5番(森本洋子君) 次に、この中で流れを見ていたらコールセンターが出てくるんですけど、これ他市でちょっとお伺いしたら日本旅行に委託というところが多いんですけど、備前市はどこに委託になっているのでしょうか。 ○議長(守井秀龍君) 答弁願います。 眞野保健福祉部長。 ◎保健福祉部長兼福祉事務所長(眞野なぎさ君) 日本旅行に委託する予定でございます。 ○議長(守井秀龍君) 森本議員。 ◆5番(森本洋子君) このコールセンターなんですけれども、コールセンターで予約に使ったりして多分簡単なことの受付になってくると思うんですけど、中にはひょっと専門的な部分でコールセンターにかけられることがあるかもしれないんですけど、その場合は県との協議ですみ分けじゃないんですけれど、専門的なお話は県のほうへかけていただくとか、そういうすみ分けはもう既にできているんでしょうか、お尋ねしたいと思います。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 眞野保健福祉部長。 ◎保健福祉部長兼福祉事務所長(眞野なぎさ君) ワクチンに関する専門的な知識でありますとかは県のコールセンターのほうにかけていただくようになるかと思いますが、コールセンターの委託で答えられないようなことは庁舎の中に設置する予定ですので、ワクチン対策課のほうで対応してまいりたいと考えております。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 森本議員。 ◆5番(森本洋子君) そしたら、その分も含めて周知するときにはそういう記載は載るんでしょうか。載らないんでしょうか。皆様のほうに手元に行くところには。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 眞野保健福祉部長。 ◎保健福祉部長兼福祉事務所長(眞野なぎさ君) 今ワクチンコールセンターの電話番号を載せるだけのつもりでおりましたが、そういう疑義があるということでしたらば詳しく載せたいと思っております。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 森本議員。 ◆5番(森本洋子君) 接種会場にどちらにしても行ったときに、接種した方がデータを打ち込むようにはなってくると思うんです。持ち物の中にもいろんな確認する部分があったり、データを打ち込んでいく中で今後の接種のためにも記録を取るという意味でも打ち込んでいくんですけれども、新聞報道とかによりましたら国が全面的にそういう機材は届けてくれるということで安心はしているんですけど、ただ1つ心配なのがその機材は届いても打ち込む人がしっかりしたそういう業務をできる人が配置できるのかというのが心配なんですけど、その点はどうなっているんでしょうか。 ○議長(守井秀龍君) 答弁願います。 眞野保健福祉部長。 ◎保健福祉部長兼福祉事務所長(眞野なぎさ君) そのあたりは、まだちょっと不明確な点が多いのですが、市の職員ができることはさせていただきたいと思っております。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 森本議員。 ◆5番(森本洋子君) 中には全国の自治体では職員さんではなかなか対応が厳しいので委託に出すという話もあるんですけど、委託となればまたお金的なものも発生してくるので、その点はまた国に言っていきたいみたいな声もあったりするんですけど、その点どこかに委託するとかということはまだ考えておられないというふうに思っていてよろしいんでしょうか。 ○議長(守井秀龍君) 答弁願います。 眞野保健福祉部長。 ◎保健福祉部長兼福祉事務所長(眞野なぎさ君) これからちょっと考えてまいりたいと思います。 ○議長(守井秀龍君) 森本議員。 ◆5番(森本洋子君) すみません。この次、接種を受けた場合、接種証明書を発行してほしいというお問合せがあった場合、備前市としての対応を教えてください。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 眞野保健福祉部長。 ◎保健福祉部長兼福祉事務所長(眞野なぎさ君) 今日見本でおつけしております接種券の見本があると思うんですが、こちらのほうに接種済証がついておりますので、こちらのほうを御利用いただければと思います。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 森本議員。 ◆5番(森本洋子君) ありがとうございます。 次に、インフルエンザの予防接種なんかでしたら、市外の医療機関で受けれると思うんです。今回のワクチン接種に関しては市外の医療機関とも連携を取られているのか、いや、もう市内だけの医療機関でということになっているのか、その点お尋ねしたいと思います。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 眞野保健福祉部長。 ◎保健福祉部長兼福祉事務所長(眞野なぎさ君) 先日新聞報道でもございましたが、岡山県内は相互乗り入れができるようになるということでございます。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 森本議員。 ◆5番(森本洋子君) あと今のところ草加病院という私立の病院でお名前が上がったりするんですけれども、委員会の中では市内のほかの医院とか診療所の意向も確認中とあったんですけれども、ほかの医院とかは確認中ということで、その確認ができて何件かまた医院が増えるのかどうか、お尋ねしたいと思います。 ○議長(守井秀龍君) 答弁願います。 眞野保健福祉部長。 ◎保健福祉部長兼福祉事務所長(眞野なぎさ君) 草加病院を含む10の医院、診療所でお願いできる予定となっております。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 森本議員。 ◆5番(森本洋子君) 接種費用について1件当たり2,277円でしたか、それがなかなか厳しいというのが和気町の医師会の話のときに出たということも漏れ聞いているんですけれども、備前市のほうでは現状として医師会のほうとの話の中でこの接種費用が大変厳しいというお話は出ているんでしょうか。 ○議長(守井秀龍君) 答弁願います。 眞野保健福祉部長。 ◎保健福祉部長兼福祉事務所長(眞野なぎさ君) 接種費用につきましては、県内いろんな対応をされているようでございますので、他市町の状況も参考にいたしまして和気医師会と調整を図ってまいりたいと考えております。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 森本議員。 ◆5番(森本洋子君) 国のほうも日々日々新しい情報が出てきて、大変策定に関わっておられる皆様にとっては本当にはっきりしてほしいというのが正直な御意見だとは思うんですけれども、現在の策定状況に関してはほぼ取りまとめているということでよろしいでしょうか。 ○議長(守井秀龍君) 眞野保健福祉部長。 ◎保健福祉部長兼福祉事務所長(眞野なぎさ君) ほぼ出来上がって、3月12日までには間に合うと思います。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 森本議員。 ◆5番(森本洋子君) 大変難しい本当に初めての取組なので、皆様には御苦労をおかけするんですけど、とにかく無事故で皆さんがしっかりと希望される方が必ず接種ができるような体制を取っていただきたいというふうには思っております。このワクチン接種に関しても今回だけではなくて、これはいつまで続くか分からない話なので、最初の初期対応で今後の流れがずっと決まっていくというふうには感じておりますので、私たちもしっかりと国のほうへ要望できることは要望していって皆様が働きやすいような形を取っていきたいというふうには思っておりますので、今後ともよろしくお願いいたしたいと思います。 それでは、次の日本遺産に行かせていただきます。 すみません。御心配なくというお話だったんですけれども、ただ項目の中に観光事業とかいろいろそういう部分が入っていましたので、コロナ禍でありますから大変観光事業は厳しいとは思うんですけれども、今後の取組の中でなかなか観光の面に関しては閑谷学校、県内のほかの観光地と比べても厳しい状態は続いているとは思いますので、こういう点がどうなっているかというふうなことで今回お尋ねをさせていただきました。4市との連携でございますから、なかなかそういう認定取消しということまでは私自身は考えていなかったんですけれども、やはり地元が第1号であるということであったので、しっかりとお話を聞かせていただきたいという思いで今回取り上げさせていただきました。様々な評価の項目もあったりするんですけれども、先ほどもお話があったんですけど5番目の観光事業化のお話とかそういう部分がこの閑谷学校弱いのかなというふうには思っております。取組もお話ししていただいたんですけれども、県の施設ということもあってなかなか備前市がどこまで介入していけるかというような難しい問題等もあるかと思うんですけども、県とのここで関連性も含めてやっぱり市が独自として行っていくことを最大限できることをやっていくべきかなというふうには考えるんですけれども、改めて市長、閑谷学校をどのような形で観光のほうに関して力を入れていくのか、お尋ねしたいと思います。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 田原市長。 ◎市長(田原隆雄君) 県は指定管理で閑谷学校顕彰保存会へ業務委託をしている事業でありまして、どちらかといえば文化施設的な活用ということが前面に出ております。そういうようなことですけども、我々としては備前市にある大きな教育遺産という面も加えて観光の大きなインパクトのある施設だというふうに受け止めております。そういう中で、渚の交番が環境教育を含めて海洋教育、環境教育含めてこれから脚光を浴びるような中で宿泊施設がそういうような意味でないということもあって、それとも一緒に修学旅行の受入れも必要じゃないかと、そんなことで渚の交番の理事の中にもあそこの保存会の先生にも入っていただいたという形での連携もできているようでありまして、そういう方面での活用もPRしていきたいと、このように思っております。去年あそこの前でサミットじゃなかった、何ですかね、市場じゃなかったかな、マルシェも去年計画していたんですけども、残念ながらコロナで飛んでしまいました。いろいろ人が集まるような工夫もしていきたいと考えております。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 森本議員。 ◆5番(森本洋子君) ちょっと文化庁の説明を聞く機会があったのであれなんですけど、文化庁のほうの方がおっしゃるにはこういう日本遺産認定をした後、すぐ事務局が解散したりするパターンが全国的にはあるそうなので、よくよく自分の地元もチェックじゃないですけどしっかりと見ていってくださいというようなお話もありました。今後ともこの流れはずっと変わっていかなくてあると思いますので、備前市ができること最大限のことを取り組んでいただけたらと思いますので、よろしくお願いいたします。 それでは、最後の3点目の障害者福祉についてお尋ねしたいと思います。 この問題は大変厳しい問題だということは重々分かっております。国がようやく動いたかなというふうな考えでおります。今までなかなか国が二の足を踏んで、こういう精神障害のところに足を踏み入れてこなかったというふうに私自身受け止めてはおります。 ただ、1点計画を立てられているんですけど、前回の計画とあまり変化がないというか、そういう形も見受けられました。ましてやまた精神障害の方が地域に溶け込むというのは大変厳しい問題で、病院に入院されている方はまだしっかりとした手当てを受けられて病気を治されて地元に帰ってくるということなので、御家族の方、地域の方、受入れ体制もできているとは言い難いんですけれども、大丈夫かとは思うところもあるんですけれども、中には病院に行かずにやっぱり御家庭の中で家族だけの介護の中で生活されているという、そういう障害のお持ちの方もいらっしゃいますので、その点をしっかりと取り組んでいただきたいと思うんですけれど、部長いかがでしょうか。 ○議長(守井秀龍君) 答弁願います。 眞野保健福祉部長。 ◎保健福祉部長兼福祉事務所長(眞野なぎさ君) ありがとうございます。そういう意味も兼ねまして、今回当初予算に基幹相談支援センターという相談専門の予算を取らせていただいております。ここで障害者の方の重度化や高齢化や親亡き後を見据えた居住支援のための機能体制づくりをしていくための第一歩として、基幹相談支援事業を行い専門的な知識を持つ方に委託して来ていただいて備前市の体制を整えてまいりたいと考えております。よろしくお願いいたします。 ○議長(守井秀龍君) 森本議員。
    ◆5番(森本洋子君) ありがとうございます。 ただ、1つ気になるのが、備前市はそういう受入れ施設がなかなか大きな市と違ってないというふうに感じております。支援体制整って本当にありがたく思うんですけど、そういう施設の整備も今後大変かもしれませんけど整えていかないことにはやはり地元で生活する、ほかの方と一緒に生活するというのはやはり住む場所がないと大変厳しいかなというふうに思いますので、その点も含めて今後考えていただけるのかどうか、1点お尋ねしたいと思います。 ○議長(守井秀龍君) 眞野保健福祉部長。 ◎保健福祉部長兼福祉事務所長(眞野なぎさ君) 面的な整備型ということを目指しておりまして、一つの大きな施設で全てを行うわけではなくいろいろな事業所施設に機能を持たせまして、そういう体制を整えていくことを考えております。 以上です。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 森本議員。 ◆5番(森本洋子君) なかなか精神障害をお持ちの御家庭の方は医療機関はもとより、やはり行政に相談していくというのがすごい敷居が高いというふうにお聞きしております。だから、その点も含めて分かりやすく、なおかつ御家族の方にはやはり知られたくないという思いの方もいらっしゃって、そういう相談の窓口というのがつくっていくのは難しいというふうに思うんですけれども、あれなんですけども、敷居が高くなかなか御家族の方がすぐに相談しやすいような、そういう分かるような窓口をひとつ考えていただきたいと思うんですけど、その点いかがでしょうか。 ○議長(守井秀龍君) 答弁願います。 眞野保健福祉部長。 ◎保健福祉部長兼福祉事務所長(眞野なぎさ君) 障害福祉や保健福祉の分野、連携して初期の相談のハードルを下げることを検討してまいります。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。     〔「はい。ありがとうございました。以上で終わらせていただきます」と5番森本議員発言する〕 以上で森本議員の質問を終わります。   ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(守井秀龍君) 次に、尾川議員の一般質問を願います。 10番尾川議員。     〔10番 尾川直行君 登壇〕 ◆10番(尾川直行君) 通告に従いまして、一般質問をさせていただきます。 1番目、東日本大震災から子供たちの命を守る新たな学校防災体制について。 2011年の巨大津波と原発事故の東日本大震災から10年になります。先月2月13日には福島県沖を震源とする地震があり、福島県、宮城県では震度6強の激しい揺れを観測しました。東日本大震災の余震と見られる震度1以上の有感地震は発生から9年11か月の間に1万4,590回を上回り、最大震度が震度5弱より大きかったのは80回観測されているそうです。今後、最大震度6強程度の強い地震が起こる可能性があるとのことです。東日本大震災で児童74人が犠牲になった宮城県石巻市立大川小学校をめぐり、令和元年、2019年10月に最高裁で事前の不備など市側の法的な責任、教育委員会や学校に対し事前防災の重要性とその責務を認める判決が確定したことを受け、宮城県では宮城県学校防災体制在り方検討会議を立ち上げ取り組み、令和2年12月にその報告がされています。学校の防災体制について、市長と教育長にお尋ねします。 1点目、報告書「子供たちの命を守る新たな学校防災体制の構築に向けて」には震災の教訓の基に既存の取組や見直しや今後新たに実施すべき方向性が示され、この報告書から学ぶ点は多くあります。備前市としての学校防災に係る取組を進化し続けていく安全確保義務の施策、小・中学校で防災体制の構築は確立されているのか、防災訓練はどのように行われているのか、これまで行ってきた防災対応の検証と不備の是正は定期的に行われているのか、またコロナ禍の状況での学校防災体制の現状と課題について市長はどのように把握されているか、立ち位置を御説明ください。 2点目、大川小学校事故訴訟の確定判決には、学校長や教職員について子供の安全を守るため学校には地域住民よりはるかに高い水準の知識と経験の必要性、防災知見の獲得が指摘されています。教育現場での防災で様々な状況下における災害対応能力、地域の災害特性等を踏まえた具体的な防災の取組、体制整備、実態調査、検証把握は行われ、より高いレベルの知識と経験の必要性、防災知見の獲得の方策はどうか、大川小学校事故訴訟の判決をどう生かそうとされているのか、教育長にお尋ねします。特に若い世代の教職員に対して対応能力の向上策はどうか、お尋ねいたします。 3点目、昨年令和2年11月19日修学旅行中の坂出市立川津小学校の小学生52人を含む62人が乗船していた小型旅客船が岩礁にぶつかり沈没するという事故が発生しました。多くは晩秋の海に飛び込み危険にさらされましたが、漁師たちがすぐ駆けつけ季節外れの陽気も幸いし全員救助されました。私は、海難事故というと66年前昭和30年に高松沖で小学生ら168人が犠牲になった紫雲丸の沈没事故を思い起こします。紫雲丸事故から日本の小学校におけるプール授業が始まったとのことですが、今回の事故事例の分析から備前市教育委員会は何をどう生かそうとされているのか、また自らの命を守る力の育成につながるための具体的な行動について教育長にお尋ねします。 2番目、赤穂線、山陽線ダイヤ改正減便への対応と観光振興について。 昨年12月26日の新聞にJR西日本支社は令和3年3月13日に行うダイヤ改正で赤穂線、岡山・播州赤穂間と山陽線、岡山・相生間で一部列車の運行区間を短縮すると報道され、2月18日JR西日本の長谷川社長は定例記者会見で地方のローカル線についてバスの転換やLRT、次世代型路面電車化を含め関係自治体等と議論を進めると明らかにしたと報道されました。長年赤穂線の増便等要望を続けてきた備前市としては、その影響は大きいものがあります。市長から議会開会の政務報告に赤穂線、山陽線の実質的な減便への対応について述べられると期待していましたが、何ら報告はありませんでした。赤穂線、山陽線の減便、観光振興、地域活性化、関係人口増等について市長にお尋ねします。 1点目、実質的な減便に対して唐突なものではなく何らかな予兆はあったと推察しますが、備前市がこの動きへの対応、また再考等の申入れなど行ってきたのか、他の関係自治体は協議のため公表されてからすぐ岡山支社に出向いたとお聞きしました。その時点で、備前市としての対応の考えはなかったのか、またその後東備3市1町で連携してJRと交渉していくとされていましたが、その交渉の状況と今後の対応、東備3市1町との要望等の活動内容についてお尋ねします。 2点目、JR西日本はこれまでもローカル線の維持について関係団体と議論を進めてきているとのことですが、JR西日本は鉄道だけで地域の輸送を担うことが難しくなっている、持続可能な地域交通を実現できるよう関係自治体と一緒に取り組んでいきたいとしています。備前市としてはJR西日本の今後の在り方について、どう理解しどう対応していくのか、赤穂線等の利用促進対策などについてお尋ねします。 3点目、先日2月16日に山陽新聞さん太ホールで観光振興と交流人口拡大で切り開く岡山の未来と題して地域創生フォーラムが開催されました。基調講演は、瀬戸内国際芸術祭などの総合ディレクターの北川フラムさんから貴重な講演をお聞きすることができました。パネルディスカッションは伊原木隆太岡山県知事、西日本旅客鉄道株式会社岡山支社長平島さん、谷口津山市長などによるパネルディスカッションも行われました。伊原木岡山県知事から岡山県ではこれまで観光を重点施策として力を入れてきた、観光はメリットが多い、全ての地域に元気を届けることができる、ウイズコロナ、アフターコロナに対してどうあるべきか、デスティネーションキャンペーンをJRと協働で取り組みたいと抱負を述べられました。JR西日本鉄道支社長の平島さんからは、北川フラム氏監修デザインによる鉄道とアートの連携、岡山・宇野、岡山・尾道、岡山・琴平間で運行しているラ・マル・ド・ボァ、日本語でいうと旅の道具箱というらしいんですけど、よく私はフランス語分かりません、の紹介でふるさとおこしプロジェクト、関係人口拡大などJRの取組について報告がありました。コロナ禍の中、収束のめども立っていない時期ですが、備前市としてアートによる地域活性化、交流人口の拡大、赤穂線へのラ・マル・ド・ボァ運行利活用による観光振興、デスティネーションキャンペーンの実施に向けて企画、観光の復活のための取組を行うべきと考えます。ウイズコロナ時代を越えた先を見据えた施策についてお尋ねします。 3番目、旧アルファビゼン跡地活用と新図書館整備について。 今回行われた図書館整備方針タウンミーティングに参加された方から2016年、5年前に瀬戸内市民図書館の開館を記念して元鳥取県知事で現在早稲田大学大学院教授の片山善博さんから地域創生時代のまちづくりと図書館と題しての講演の要旨をお聞きしました。それは図書館の役割は地方の課題の本質に迫るには知的自立が大切で支えるのは図書館、様々な人が課題や見識を存分に持ち寄る場、図書館という明日の市民にとって居心地のいい場をつくらないと町は衰退すると述べられていたと話をされました。図書館整備の方針と旧アルファビゼン跡地活用について市長、教育長にお尋ねします。 1点目、備前市立図書館の再整備に市民センターを増改築、A案、B案について1月22日と2月6日、2日間にわたり図書館整備方針タウンミーティングが行われました。タウンミーティングの参加者数と参加者からの意見は市民からの意見をどう生かそうとしているのか、その取りまとめはいつ報告、公表されるのか、まとめの際、県下自治体の図書館の現状と県外の先進的な図書館の現状の事例を紹介していただくとともに、いつが到達点なのか、今後のスケジュール、そして伊万里市民図書館の取組のように、もっとより市民を巻き込んで図書館整備に早急に進めていくべきであると考えます。教育長に、その点お尋ねいたします。 2点目、これまで何度も申し上げてきていることですが、タウンミーティング参加者からも旧アルファビゼン跡地活用と市民センターとの機能重複を避ける機能分担を明確にすべし、2つの事業を連携して同時並行で行うべき、図書館は高校生の身近なところで、高校生を巻き込んで進めるべきとの声がありました。私も、総務産業委員会の場でも担当部長に提案を申し上げております。最近の市長の広報紙に旧アルファビゼン跡地についてイベント広場とまちかど図書館(地域公民館兼)と書かれています。基本構想にはなかったのではないかと、基本構想を変えられたのですか。その点、お伺いします。まちかど図書館の私のイメージは豊岡市に行われている本と暮らしのあるところ、だいかい文庫、豊橋市で進められている市街地再開発事業、豊橋市まちなか図書館などと同じ次元と考えております。まだ隠岐の島の島根県の海士町にもそういった島まるごと図書館がありますけど、ちょっとイメージが違うんではないかというふうなことで、図書館の中心とする取組について、図書館のこれからの整備について市長にお尋ねします。 3点目、旧アルファビゼン跡地に関連して岡山市で進められている新岡山市民会館、岡山芸術創造劇場の基本構想、施設整備計画を水平展開、参考にしますとこれからの文化芸術等活動のための施策、課題と方向性の明確化により、どのような施設機能が必要か、活動事業内容、鑑賞事業か普及事業か交流事業か施設提供か創造事業か等の明確にし適切な管理運営の方向性を定めるべきではないかと考えます。アルファビゼンの建設は東備の市街化地域活性化の拠点としての多くの方々の御努力、願いを込めたもので取壊しだけではなく、その意を受け継いで中心市街地の活性化、にぎわい創出につながる施設整備を期待しています。市長から御答弁願います。 4番目、芸術文化行政、日本遺産などへの取組、市制施行15周年記念誌を拝見して改めて備前市には数多くの優れた人材と地域の宝物があり歴史、芸術、文化、技術、産業など面々と続いてきています。特筆すべきは日本遺産である旧閑谷学校、備前焼、正宗文庫、文学者では正宗白鳥、柴田錬三郎、藤原審爾などの人材を輩出しています。芸術文化行政への取組について、市長と教育長にお尋ねします。 1点目、学芸員の現在の配置状況と人材育成の課題について質的地位と専門知識、技量の向上、育成には相当の養成期間が要ると、私は10年余りは必要とお聞きしております。備前市には多くの芸術文化財が存在します。継続した取組が求められます。学芸員の業務遂行のための採用、処遇等人材育成について市長に、そのお考えをお尋ねします。その採用についても、氷河期世代の人材活用も視野に入れるべきではないかと私は考えております。 2点目、文化庁では地域の歴史的魅力や特色を通じて我が国の文化伝統を語るストーリーを日本遺産に認定し、地域が主体となって総合的に整備活用し国内外に発信することで地域の活性化を推進しています。日本遺産は、令和2年度に新たに認定された21件を加えて104件のストーリーが認定されています。日本遺産審査委員会から令和2年度認定地域に対して、1、認定をゴールとせず日本遺産にふさわしい地域振興のための基盤整備を積極的に実施し訪れる人の満足度を向上されるような受入れ環境整備を最優先で行うこと、2、地域や地域外の双方の立場から魅力ある地域づくりを目指して多角的な視点から検討すること、3、実施体制には主体的に参画する民間業者を積極的に巻き込むといった課題を提起し取組状況に関するフォローアップの強化、優良な取組事例の横展開などを有識者の意見を交えて実施し日本遺産全体の底上げを図りブランドを維持強化して地域の活性に観光振興に引き続き努めていくとしています。備前市の認定は複数の市町村にまたがるシリアル型ですが、近世日本の教育遺産群閑谷学校、きっと恋する六古窯、備前焼の2件認定されています。文化庁は認定を最終目標とせず、地域振興や観光振興に積極的に取り組むために日本遺産フォローアップ委員会を立ち上げたとのことです。今後かなりの対応が求められると推察いたしますが、文化庁の取組に対して備前市のフォローアップに対する具体的な方策、計画について市長にお尋ねします。 3点目、過疎化、少子・高齢化などを背景に文化財の滅失や散逸等の防止が課題であり、未指定を含めた文化財をまちづくりの核とし総がかりでその継承に取り組んでいくことが求められ文化財保護活用地域計画を策定中とお聞きしております。協議会の構成メンバー、認定時期の目標、認定されるとどのような備前市にとってメリットがあるのか、備前市としての重点施策をどこに置いているのか、作成に当たりぜひ市域の偏重は避けていただきたいこと、文化財指定要件の見直し、市民への地域計画説明会の開催、パブリックコメント実施、総合的な工程表等について市民に示され、ぜひ計画を実施していただきたいと思います。また、歴史文化構想との整合性、位置づけについて教育長にお尋ねします。 5番目、サイクリングセンター、レンタサイクルの廃止ではなく優しい環境づくりと健康増進を。 平成3年6月、片上鉄道が廃線となり、旧片上鉄道の線路跡地の利用策として計画した大規模自転車道、備前市西片上から柵原町、現在の美咲町35.4キロが県事業に決まり線路敷が平成15年11月24日に片鉄ロマン街道としてよみがえりました。先日、備前市サイクリングセンターのレンタサイクルを廃止すると報告がありました。レンタサイクルの廃止、片鉄ロマン街道の整備、自転車による環境、健康増進について市長と担当部長にお尋ねします。 1点目、片鉄ロマン街道はサイクリストには鉄道敷跡で高低差、急カーブもなく安全で人気のあるルートとして土曜日、日曜日には市外からの多くのサイクリストが訪れます。また、家族連れなど健康志向と環境意識の高まりからレンタサイクルの利用、ウオーキングをされる方も多くあります。レンタサイクルの廃止の理由は管理ができないなどと報告されましたが、現在配置される自転車は故障もしやすい状態の中古車を貸し出しているというのが現状と私は見ております。私は昨年2月、議会でも市民の健康づくりのため関係人口の増加のために自転車の更新、一部電動アシストを配備、利用は乗り捨て自由な仕組みをつくり片鉄ロマン街道のPR、利用増を図るべきと提案させていただきましたが、あに図らんやレンタサイクルをやめるという健康づくり、環境に優しい自転車利用の推進とは逆行するという判断をされ耳を疑いました。本格的なサイクリストだけではなく初心者、家族連れで心身の健康増進の目的の人も対象にすることが求められると考えます。地球温暖化防止、CO2削減が叫ばれ、備前市も2050年二酸化炭素排出実質ゼロ宣言も行ったことでもあります。CO2削減、排出量削減のための身近な施策の一つとして自転車を生かしたまちづくりを進めなければならないこの時期、また交流人口、関係人口増を指向しなければならないときに、なぜこのような判断になったのか、再考はないのか、市長にお尋ねします。 2点目、岡山県では岡山には気分を晴れにする道がある、ハレいろ・サイクリングOKAYAMA、8つの推奨ルートを選定し爽快なサイクリングを楽しもうと力を入れています。サイクリングを通じた観光振興にも取り組むとしております。8つルートの一つである片鉄ロマン街道の始点は御承知のとおり西片上、片上小学校の北、山陽新幹線付近となっております。長年の懸案であった田原市長によりまして片上鉄道線路敷跡、流川から国道2号線、市道片上2号線の間を市に購入していただきました。この機に岡山県に始点を旧片上駅周辺までの延伸と周辺を整備し環境の美化、健康ロードとして整備し利用者の利便性と地域の活性化、にぎわい創出につなげていただきたいと考えます。この点は、建設部長にぜひお聞きしたいと思います。 3点目、新型ウイルス禍によりオフピーク通勤が在宅勤務から奨励されるようになっていますが、まだ朝夕の通勤ラッシュの時間帯は公共交通機関は密な状態が多いことからスポーツバイクによる通勤が増えてきています。自転車によるペダリング運動は、数あるスポーツの中でも有酸素運動効果が群を抜いて高くサイクリングと違って膝などの関節への負担が少ないので無理なく長く長時間続けられる運動と言われます。 2月24日の山陽新聞全県版に、サイクリングで和気満喫の記事が掲載されていました。最近は総社市の例もありますが、備前市でも片鉄ロマン街道ルート、津山日生サイクリングセンターを中心に史跡などをめぐる閑谷学校コースなどのサイクリングコースを設定し、健康づくりの推進、あるいは備前市健康ポイント事業の重点として奨励策を行うべきと考えますが、このことは市長にお尋ねします。 4点目、コロナ禍で感染リスクの軽減などで自転車を利用する人が増加してきていますが、事故のリスクなどがあります。自転車の小学生と衝突した女性が意識不明となった事故で、2013年に神戸地裁は9,500万円の賠償を命じる判決を下したこともあり、高額な損害賠償が求められる事例が増えてきて、自転車損害保険の加入を条例で義務づける自治体が増えてきます。備前市での小学校、中学生、大人の自転車事故件数の現状は、自転車事故による裁判例はないのか、そして自転車保険の加入義務化にしていく考えはないのか、市長にお尋ねします。 以上で質問を終わります。御答弁をよろしくお願いいたします。 ○議長(守井秀龍君) ただいまの質問に対する答弁を願います。 田原市長。     〔市長 田原隆雄君 登壇〕 ◎市長(田原隆雄君) それでは、尾川議員の質問に順次お答えをいたします。 1点目は、東日本大震災の被害に対して最高裁の判決は、市及び教育委員会の責任について触れておることに鑑みた質問であろうと、このように思いますが、要は震災から子供たちの命を守る、いわゆる学校を管理監督している立場の教育長のほうから、この件についてはお答えをお願いしたいと思います、一括して。 2番目、赤穂線、山陽線ダイヤ改正、減便への対応と観光についての件でございますが、毎年岡山支局、神戸支局へ要望を繰り返していることは議員も議長当時のことも思い出していただければと思いますが、そういう中で従来から関係市町と一緒になって増便の要望をいたしております。共同の陳情では神戸支社へ行きますと姫路からずっと来たらだんだん乗客数が少なくなる、岡山支社へ行くと岡山から駅ごとに利用者が少なくなるというような形で手応えがないと、そういうようなことの中で個別な備前市としてどういうようなことを個別に備前市としての要望をするべきじゃないかというようなことで市といたしましては長船止まりを伊部、備前片上駅まで伸ばしてもらえませんかというような的を絞った要望のほうが効果的じゃないかということで準備をしていた矢先の今回のダイヤ改正の問題でありました。そういう中で、プレス発表の前に昨年12月18日に発表の直前に情報提供はありました。減便が直接あった自治体は直ちに岡山支社へ出向いたと聞いておりますが、本市としても鶴海、佐山地区から長船駅への市営バスの乗り入れをしている関係もあって正式には1月26日に岡山市、瀬戸内市、赤磐市、和気町、4市1町でJR岡山支社を訪れ再考を求める要望書を提出したところであります。また、2月4日には、国土交通大臣宛てに同様の要望書を共同で提出をいたしております。今後も、JRに対して関係市町と連携して粘り強く要望を続けてまいりたいと考えております。 2点目、今後の持続可能な地域輸送と利用促進策についてでありますが、JR西日本の今後についてはコロナウイルスによる収益の悪化と今後も改善が見込めない収益の見通しから、継続的な人員削減により非対面的の推進による経費節減など民間企業としての経営努力を進めていくものと予測されます。それに対して、我々関係市町がどういうように対応しているかということでありますが、イベント等の開催によりJR駅利用の促進、駐車場や駐輪場などを含めた駅周辺の整備、JRと市営バスの接続を考慮したダイヤ編成等による利用促進などしっかり頑張りますからよろしくというような形でのお願いになろうかと思っております。 3点目の赤穂線利活用促進による観光振興についてでありますが、先ほどの答弁とも通ずることですけれども、JRグループと協働で取り組むデスティネーションキャンペーンは昨年岡山県で準備会議が設置されました。本市も参加しておりまして、本年7月から9月にプレイベントを計画し、2022年7月から9月に本番イベントの開催が予定されております。本キャンペーンを通じてコロナ収束後、ウイズコロナを見据え本市の新たな観光素材の発掘及び定着を目指すとともに、インバウンドの誘客強化、観光客増、知名度向上など企画提案を実施してまいる予定でございます。また、私の日生町長時代を思い起こしますと、赤穂止まりの長浜発の新快速列車を祝祭日に限り日生駅まで乗り入れた時期がございます。そういうようなことの中から、次期瀬戸内国際芸術祭を視野に入れて日生駅を小豆島への玄関口と位置づけて両備ホールディングス、いわゆる瀬戸内観光汽船さんとも連携してJRに対するアピールを行い、インバウンド客を備前焼の里伊部や八塔寺ふるさと村へ誘引する企画提案も行っております。また、兵庫県、相生、赤穂市、岡山県、瀬戸内市が加入しているJR赤穂線沿線地域活性化連絡会議におきましても、議員御提案の取組と併せ積極的にJR赤穂線を活用した観光イベント、PR活動を企画立案し観光振興にも努めてまいりたいと考えております。 大きな3番目、旧アルファビゼン跡地の活用と図書館についてでありますが、今まで度々見解は述べさせていただいております。私も、5年前の瀬戸内市民図書館開館記念の講演にも参加しております。図書館の意義や重要性は4年前の公約にも上げているとおり、私も十分承知をいたしております。また、片山善博先生とはルーツが備前市である関係もありまして、以前から交流もいただいております。しかし、石原議員の答弁でも申し上げましたが、一口に図書館といってもその思いにはかなり個人差があるわけであります。備前市の現状から鑑みた対応となれば幾つかの対応があり、意見集約には時間を要するものであります。現在示している市民センターの増改築案一つとってみても、時期は老朽化している大ホールの改修計画と併せる必要があるわけでありますし、工事費の捻出には一定の期間が必要となるわけであります。 そこで、議員の描いている図書館構想とは多少異なりますが、お言葉をお借りしますが片山先生の発言の中に居心地のいい場所づくりもということもあったかと思います。財源問題等含め、備前市の現状から考えた私の私案は、隠岐の島の海士町のまるごと図書館をベースに教育のまち備前まるごと図書館構想の考えを持って現在アルファビゼン跡地に計画されているにぎわいの場づくりに絵本図書館、雑誌、漫画等中心とした新たな先ほど申し上げました居心地のいい場所づくり、そういうようなまちかど図書館を考えてはどうかと思っております。 つきましては、質問の2点目、まちかど図書館、地域公民館等のことについてですが、基本方針の2に市民に開かれたにぎわいのあるまちづくりの拠点、基本方針の2、市民の学習活動や地域文化の交流起点となる施設を基にまちかど交流広場にという計画があるわけでありまして、雑誌を置いた本棚を設け本を読んだりしてくつろげることとしてはどうかということでありまして、あれは広報ではありません、私的な印刷物でありまして、まちかど図書館とはそういうことを指して私は市民の皆さんに訴えているということを御理解いただきたいと思います。また、地域公民館とは片上地区の皆さんを中心に皆さんで自主運営することができる、いわゆる地元の皆さんが地元に愛着のある施設とすることを目指しているんだと、このように御理解をお願いしたいと思います。いわゆる公民館法に基づいた、そういうようなものでなく地域の中の地域の皆さんが使える、そういう交流の場づくりはいかがかという提案でございます。 したがいまして、3点目の市民センターとのすみ分けを行い跡地活用基本計画の練り直しを行うべきだという御意見ですけれども、基本構想の基本理念である交流にぎわいのある広場の観点からも隣接する施設と可能な限り機能の重複は避けますが、全ての機能をすみ分ける必要はないと考えております。新しい施設を核に、にぎわいをつくり出すことにより重複に見える機能も若干あろうかと思いますが、御理解をお願いしたいと思います。 また、掛谷議員のときにも申し上げましたが、取壊しだけでなくアルファビゼン建設時の思いに立ち返り片上中心市街地活性化を考えるべきだと跡地活用基本構想を練り合わせとの御意見でございますが、計画策定した案で公表も行っており地元の皆さん、またあなたが常に言われる高校生との意見も聞くようにというようなことでもあり、アンケートも行いました、そういうような結果が現在出ている計画でありまして、それを集約したものとしてこのまま進めていく予定でございます。 4番の1点目、芸術文化行政、日本遺産などの取組における学芸員の確保についてですが、御指摘のように備前市には多くの、また幅広い分野の文化財が眠っております。それらを生かしたまちづくりに本市の振興の可能性を私は感じております。そのための学芸員の確保は重要と、私も考えます。その中で、一口に学芸員といっても分野ごとに専門性が問われるわけでありまして、御指摘のようにその育成にはかなり期間を要します。また、文化庁の文化財行政も単なる保護から活用へとかなり方針が変化してきているようでありまして、学芸員の資質といたしましても専門分野だけでなく、まちづくりにどう生かしていくかというような感覚を持った人材を望んでおります。期待をしております。本年度は日本遺産の関係から、文化庁へ市の職員を1名出向していただく予定にしております。新規の職員の採用やまちおこし協力隊の確保などの動きもありますので、その辺については担当のほうから詳しく説明をさせていただきます。 2点目の日本遺産を地域振興、観光振興に活用する方策について、今年度日本遺産フォローアップ委員会による総合評価を受ける、大丈夫かという御心配をいただきましたが、先ほど森本議員にお答えしたとおりでございます。私は大丈夫と思っております。 5番目の1点目、レンタサイクル廃止地球温暖化防止、健康増進に逆行、再考すべきだとの御意見でございますが、サイクリングターミナルは市民の健康増進及び市民相互の触れ合いを図ることを目的とした施設でございます。サイクリングの愛好家が求める健康志向や環境意識の高まりは私も否定するものでありませんが、レンタサイクルについては近年同施設については市外からの利用者が大半を占めております。今年度につきましても、コロナ禍で市外からの利用者が全体の85%、市内利用者は約15%にすぎません。また、サイクリングターミナル駐車場利用者のほとんどの方が個人所有の自転車を活用していること、今後民間事業者が有料で日生や伊部でレンタサイクルを開始予定であること、また市がこの施設において無料でレンタサイクルを行う必要性がそういうふうなことで薄れてきているというようなことから、このたび休止をすることにいたしました。また、アルファビゼンの跡地に施設ができると、その節にはまた考えもあるんじゃないかと思っております。サイクリングターミナルは引き続き市民の健康増進、市民相互の触れ合いを図る場として維持管理は行ってまいりますので、御理解をお願いしたいと思います。 3点目の片上ロマン街道を中心としたサイクリングコースの設定についてですが、備前市では片上ロマン街道ルートのサブルートとして頭島から国道250号と県道穂浪吉永停車場線を経由して旧閑谷学校を目指し県道穂浪吉永停車場線を折り返して県道蕃山友延線、寒河本庄岡山線と国道250号を経由して頭島に戻るルートを岡山県に推薦をいたしました。昨年11月に、これがサブルートとして決定をされたようでございます。今後は岡山県並びに市の関係部署と連携をしながら、健康づくりの推進や観光による地域活性化に努めてまいりたいと考えております。 4点目の自転車保険加入の義務化を図るべきだという御意見でございますが、議員がおっしゃられるとおり岡山市では市議会議員から成るプロジェクトチームにより議員提案条例の制定が進められ、自転車の安全で適切な利用を促進するための条例が本年4月1日より施行されると聞いております。全国的にも、条例化を行う自治体が増えているものと認識しております。そういう中で、備前市の自転車事故件数でありますが、昨年は5件の自転車事故が発生していると聞いております。いずれも人身事故で、裁判に至ったかどうかまでは把握はできておりません。自転車損害賠償保険への加入を義務化していく考えはないかとの御質問でありますが、単独で条例制定をしている市町村は政令都市などの大規模な都市に限られております。今後は全国的な取組により自動車の賠償責任保険のような法で定められることが理想と思われますが、春秋の交通安全運動中や交通安全法令講習などでも警察など関係機関と連携し交通ルールの遵守、マナーの向上に併せて自転車損害賠償保険への加入の重要性についても周知していきたいと考えております。 以上、私からの答弁とさせていただきます。 ○議長(守井秀龍君) 奥田教育長。     〔教育長 奥田泰彦君 登壇〕 ◎教育長(奥田泰彦君) それでは、私のほうから1番の東日本大震災から子供たちの命を守る新たな学校防災体制について3点答弁させていただきます。 東日本大震災以降、先ほど尾川議員のほうから紹介がありました多くの犠牲者を出した大川小の事例、それから逆に一人の犠牲者も出さなかった釜石の奇跡と呼ばれた事例、様々な事例が報告をされております。そういった事例の中から防災教育の重要性が日本全国の学校で再認識され、学校ごとにそれまでの防災体制を検証し見直したりしながら取組が強化されている状況です。備前市内でも、同じ状況が見られます。 それでは1番1点目、子供たちの命を守る新たな学校防災体制の構築から学ぶことについてお答えしたいと思います。 本報告における新たな学校防災対策の構築に向けた提言の4つの基本方針に沿って取組を見直すことは、災害から子供たちの命を守ることを徹底することにつながり非常に重要であると考えております。各学校では教育委員会の指導の下、危機管理マニュアルを作成をしております。その中には、災害発生時のタイムラインや複数の避難場所等を示す具体的な避難計画が収録されております。各学校で行われている避難訓練は、具体的な避難計画を基に実践的な形で実施されます。訓練終了後には反省会等で課題を整理したり研修会等で専門家による講義やワークショップ等を通して災害時の対応方法について学んだりしながら、常に計画の改善を行っております。県教委でも、今年度倉敷市の真備町の大雨災害の事例から学ぶということで当該学校の校長先生のほうから避難してきた方々への対応、それからその後避難生活が長引いていますから学校における避難所の運営の仕方等について実践的な研修が行われております。今年度は、議員御指摘のとおりコロナウイルス感染症の影響により例年とは異なる方法で避難訓練を実施する必要がありました。特に引渡し訓練については、換気や整列の方法などを工夫したり新入生を持つ家庭を対象に文書にて引渡し方法を通知したりするなど周知に努めました。コロナ禍であっても、災害はいつ起こるか分かりません。防災については、学校としても前へ進めていかなければならないと考えております。今後も各学校の取組状況について情報を共有しながら、コロナウイルス感染症拡大防止対策を踏まえた実施方法についても検討することが大切であると考えております。 2点目、大川小学校事故訴訟判決で求められているものに対する方策についてお答えをいたします。 判決では、学校には地域住民より高い水準の知識と経験、防災知見を求めています。大勢の子供たちの命を災害から守る立場として当然のことだろうというふうに思います。資料でお配りしております学校の安全担当者は各種計画の策定、学校内の学校安全活動の企画、調整、評価などにおいて関係教職員の連携の核として活動するリーダーシップが求められております。こうした能力を向上させるために、各学校の安全担当者は備前市教育研修所学校安全部会における防災の研修会、岡山県教育長保健体育課主催の災害応急対応研修会を受講するなど研修に努め資質の向上を図っております。各研修会では、実際に災害を体験した学校関係者や災害支援を行っている団体の方の話から学んだことを基に、各校の担当者と情報共有しながらより実践的な防災教育計画、防災対応マニュアル、防災訓練の充実を図っております。 3点目、坂出市立川津小学校の海難事故から学ぶことについてでありますが、今回の事故の中で全員が生還したポイントの一つとして浮いて辛抱強く待てたということが言われております。学校のプールにおける水泳指導の中で、着衣水泳というのを行っておりますが、衣服を着て靴を履いてプールの中に入るということです。通常の水着ではありません。着衣水泳という指導を行っておりますが、その中で大切なこととして慌てず浮いて待つ、そういうことを子供たちに伝えております。幾ら水着で泳げても、プールの中で泳げても服を着ると非常に服に水がしみ込んだりして重くなったりいろんな状況の中で泳ぎにくいという状況が生まれますが、その中でも慌てずに浮いて待つということを子供たちに実感してもらう、体験してもらうという指導をしております。その学習の中で、例えば服の中に空気を入れて膨らませたり、ペットボトル等が身近にあればペットボトル等の身近にあるものを使ったりしてどうすれば長時間、助けが来るまでですね、長時間浮いていられるかを考える活動を通しての学習が行われております。こうした学習を毎年継続しながら行いながら、事故があってはいけませんが、いざというときに冷静に命を守る行動が取れる力を育てております。 3番の1点目、旧アルファビゼン跡地活用と新図書館についての1点目、図書館整備方針タウンミーティング結果と図書館整備により専門家と市民を巻き込むべきという提案についてでございます。 まず、タウンミーティングには2回合わせて28名の市民の方が参加いたしました。3つのケースのイメージを御覧いただきました。整備の方向性や図書館が必要とする機能等について、様々な意見をいただきました。出された意見を精査し、図書館整備の方向性をまとめていく参考にしてまいります。取りまとめた内容につきましては、ホームページ等に掲載してまいります。また、整備方針決定後のスケジュールにつきましては他部署と調整する必要のある問題もあり、現時点では明確な時期等はお示しできない状況であります。先ほど市長のほうからホールの改修に合わせるのが適当ではないかという答弁もありましたが、その時期については明確な時期はお示しできない状況であります。関係部署と連携を図り具体的な計画を策定していく段階では、市民ニーズの把握に努め先進地の図書館の情報収集、必要に応じて専門家の意見を参考とするなど、じっくりと検討していきたいと考えております。 4番の3点目、文化財保存活用地域計画についてお答えいたします。 協議会の構成メンバーは工芸、民俗、考古学、自然植物、建築士、近世日本史の専門の先生をはじめ旧閑谷学校顕彰保存会、備前市ボランティアガイド協会、自治会連絡協議会のそれぞれ代表の方、県文化財課の方に委員をお願いしており、令和3年12月認定を目標に文化財保護法に基づく保存活用地域計画の策定等に関する指針に沿って作成を進めてまいります。地域計画の認定により計画に基づいて実施させる取組に対し観光拠点整備事業、文化資源活用事業費補助金ですが、これの活用が可能になり日本遺産をより一層活用することや関連文化財群を構成する文化財を観光コンテンツとして整備することができるようになります。また、地域計画の中で地域文化資源を積極的にまちづくりに活用できる仕組みづくりについて支援する方向性を示すことが重要であると考えており、魅力的な情報の発信を行い多くの人々が備前市へ来訪し新たな交流が生まれることで地域づくり、まちづくりの起点になると考えております。 なお、文化財保存活用地域計画では平成30年6月の文化財保護法改正により制度化されたことから、平成26年3月に作成された備前市歴史文化基本構想の発展版として位置づけております。 以上です。 ○議長(守井秀龍君) 高橋総務部長。     〔総務部長 高橋清隆君 登壇〕 ◎総務部長(高橋清隆君) それでは、私から4番1点目についてお答えいたします。 学芸員の配置と人材育成についてでございますが、現在学芸員の有資格者を要する事業を実施する文化振興課に正規職員1名、会計年度任用職員6名を配置しております。さらに令和3年度から正規職員を1名雇用することといたしております。議員御指摘のとおり、人材育成は短期間で成し遂げられるものではございません。業務で求められる知識、技量は実際に従事し経験をする中でより質の高い効果的な育成につながるものと考えております。また、過去に学芸員として業務を行った職員も在籍しているところから、適正な定員管理の中で必要とされる人員を継続的に確保したいと考えております。 以上でございます。 ○議長(守井秀龍君) 藤森建設部長。     〔建設部長 藤森 亨君 登壇〕 ◎建設部長(藤森亨君) 私から5番2点目、片鉄ロマン街道についてお答えいたします。 片鉄ロマン街道の始点についてですが、今の時点では駐車場やトイレのある今の場所が望ましいと考えております。 次に、周辺整備と健康ロードについてですが、観光人口や関係人口を増やしていけるように環境美化や周辺整備を研究したいと考えております。議員提案の健康ポイント事業との連携や健康ロードとしての活用は、私もいい案だと思います。そのためには、関係する部署が今後片鉄ロマン街道をどのように活用できるかをお互いに得意分野で協力していくことが必要と考えております。JR利用促進のためのJRマトリックス会議のような関係する部署がお互いに意見や情報交換、役割分担ができるような会議を同じように片上ロマン街道についてもやってみればいいと考えております。しかし、まずは少ない予算で早期にできるようなこと、例えば市民の皆様の協力を得ながら街道沿いから見えるような箇所にシバザクラや花を植えていただき地元の方でも健康のために自分の自転車で走ってみたいと思えるような環境づくりをすることなどから進めてまいりたいと考えております。 以上です。 ○議長(守井秀龍君) 会議中途ですが、この際暫時休憩いたします。     午後2時48分 休憩     午後3時05分 再開 ○議長(守井秀龍君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。 再質問はありますか。 再質問に入ります。 尾川議員。 ◆10番(尾川直行君) それでは、1番目から数多い質問で申し訳ないんですけど何点か再質問させてもらいます。 まず、1点目が市長に心積もりというか、どういう対応かということでお聞きしたんですけど、具体的に言うと総合教育会議でこの大川小学校の事故訴訟のことなんか子供たちへの防災教育というか、安全確保のためのそういったテーマで議論されたことあるんですか。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 田原市長。 ◎市長(田原隆雄君) ございません。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 尾川議員。 ◆10番(尾川直行君) そんなことで私は意見を言うのは質問ですからあれですけど、いじめとかパワハラとか、この災害というのは同じような捉え方すべきじゃないかと、やっぱり子供の頃から安全教育を徹底すれば大人になってもそんなに安全教育、企業が入って繰り返して、専門知識は別ですけど、物事に対する安全対応の態度というか、考え方というのは植え付けにゃいかんと思いますが、その点もうあれですから、教育長がちょっと答弁してください。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 奥田教育長。 ◎教育長(奥田泰彦君) 子供の頃から安全についての意識であるとか、子供たちに意識づけるというのは非常に大切なことだろうというふうに思います。例えば子供たちが学校にいる時間は、1日のうち24時間のうち3分の1なんです。3分の2は地域や家庭で過ごす。それから土日、夏休み等含めて1年間の中でも大体3分の1は学校で過ごす。3分の2は地域、家庭で過ごすということで、子供たちが学校で学んだ安全についての知識であるとか防災についての知識、これ大きくなっても災害は学校におる間に起こるかもしれないし家でおる間に起こるかもしれない、いつ起こるか分からないということで大きくなって地域の中心となって活躍するような年になったときに、子供時代のことを思い出して地域をリードして地域全体の安全について考えていくというのが一番いいのかなというふうに思います。ですから、尾川議員言われるように小さいときから小・中学校のときからそういった安全教育、防災教育、徹底して行うというのは自分の命を守ることにつながるし地域、周りの人の命を守ることにもつながるということで徹底していきたいというふうに思います。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 尾川議員。 ◆10番(尾川直行君) 教育委員会のほうで資料をいろいろいただいておりまして、ありがとうございました。その点の中で、ちょっと今日お聞きしたい、学校防災本部の組織の中で安全担当というふうなことが記入になっとんですが、その本部長が校長で総括班が教頭というふうなことで防災担当者というのは安全担当ということになってきたときに、この辺の言葉の使い分けちょっと説明していただきたいんですけど。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 奥田教育長。 ◎教育長(奥田泰彦君) 災害発生時の措置ということで、災害発生時は授業中を想定しています。ですから、安全担当者が学級担任であったら学級担任としての働きをしなければいけません。校長、教頭の指揮の下に安全な避難をさせるということなんですが、ほんなら安全担当者は何のためにいるのかということなんですが、それまでの危機管理マニュアルであるとか避難計画とか避難訓練の計画であるとか、そういったこういういろんな事態を想定してこういうときにはこうしていくという計画を立てる主となる人物というふうに捉えていただけたらと思います。ですから、学校も教員も数に限りがありますので、今で言うと学級担任と兼ねている安全担当者が多いということで、実際に授業中に何か起きたときには学級担任の子供たちの安全を優先するということでございます。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 尾川議員。 ◆10番(尾川直行君) いろいろありますけど、もう一点ここの中でちょっと私も見落としがあるかも分かりませんが、その教育委員会との関係、大川小学校の場合も結構教育委員会とも連絡して、そりゃ現場任せだという本部長の責任でやってしまえということだろうとは思うんですけど、ここに教育委員会は全く出てきていないいうのは何か理由があるんですか。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 奥田教育長。 ◎教育長(奥田泰彦君) 資料でお示ししているのは、学校における災害発生時の措置ということで、もちろん学校からの何かあれば学校と教育委員会はもう連絡を密にして教育委員会が直接学校へ出向くこともありますし、電話連絡等で指示をする場合もありますので、ここには教育委員会入っていませんが、もちろん一番入っているのが施設被害の発生のとき市教委へ連絡というのが入っていますが、いろんな場合で安全に避難させた状況で、状況について学校は教育委員会へ報告して指示を受けるというのが災害発生時の連絡体制ということになっています。 ○議長(守井秀龍君) 尾川議員。 ◆10番(尾川直行君) 次にですね、私この言葉は朝日新聞の社説1月13日のでまた詳しくあれしたんですけど、学校に地域住民よりはるかに高い水準の知識という経験が求められるというふうな指摘があることについて、私ちょっとその大川小学校校長が災害のときちょうどおられなんで、災害が終わってというか、災害が済んで記録写真を撮ると、カメラ持って歩きょうるというふうな保護者からの指摘とかあったとかというふうなことを事実かどうか分かりませんけど、そういう文章を見たことあったりして、その辺の教育長の現場に対する一番がこういうことまでより高い水準の知識と経験を求めるというふうな文言を使うということは、非常にもう珍しい判決じゃないかと思うんです。その点はどういうふうに思われとんか、それをやっぱり現場へどういうふうにならせていかれとんかというのをちょっとお聞きしたいんですけど。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 奥田教育長。 ◎教育長(奥田泰彦君) そういう言葉を使われたのは、裏を返せば大川小学校の津波で災害が発生したときに学校の対応がうまくなかったと、まずかったと、適切でなかったということが多分言われたいんじゃないかなというふうに思います。確かにハザードマップの中に浸水地域に入っていない、大川小学校が、それが頭にあって避難が遅れたとも言われていますけれど、やっぱり津波が起きたときに一番適切な避難行動はどうかということを、そういった知識、経験を基に子供たちを避難させるということが多くの子供たちの命を守るという非常に学校管理下ではそういう責任がありますので、そういうことがより高いものが求められているのかなというふうに思います。 ○議長(守井秀龍君) 尾川議員。 ◆10番(尾川直行君) それから次に、水泳の教育なんで文科省からもちゃんとこういうことを1年生はやりなさい、2年生はやりなさいというふうなことを決められとるものですけど、そのコロナ禍で私の聞いとるところではプール教育が中止だと、それはまあ授業すら休んだんですから当然かも分からんのんですけど、その点について今後のやはりこういった坂出の場合を見たりするとある程度自分で泳ぐ力というの教育長も着衣水泳の話も出ましたけど、それもカリキュラムの中へあると思うんですけど、そういうものでコロナ禍でも何か模索して教えていく、小学校の間には教えていくというような考え方は持っておられんのんですか。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 奥田教育長。 ◎教育長(奥田泰彦君) 今年度につきましては、コロナ禍で3密防止ということで水泳指導をどの学校も行っておりません。コロナ禍であっても大切なことは大切なことということで保健の授業等で、実際にプールでは着衣水泳等できていませんが、こういった危機に対する対応、海難事故等に遭う、それから池にはまる、滑って池に滑り込むというような水難に関しての危機に対する対応ということについては保健等の授業の中でやっているというふうに思っております。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 尾川議員。 ◆10番(尾川直行君) それから次に、もう時間あればまた戻りたいと思うんですけど、赤穂線と山陽線のダイヤ改正について、要するに赤穂線、山陽線が止まってしまうということは廃止になるということは私も考えていないんですけど、ただこの間の東北の地震の際も新幹線のことは話する、在来線のことは一切報道も報道だと思うんですけど全くもう新幹線が止まったと、いつ復帰するしか放送されんのんですけど、その辺と質問と関係ねえがなと言われるかも分からんですけど、特に赤穂線なんかの工事を見ても最近はもう昼止めて夜、昔でしたら止めたらいかんと、利便性の問題から止めずに夜作業して何とか昼はきちっと正常運転というふうな考え方でやっとったと思うんですけど、JRももう背も腹もかえられんというふうな状況になってきて、こんな状況になったときにやはりその辺の対応というのを増便どころじゃねえ、より減便されていくようなことになりゃへんかと思うんで、その辺のいろいろこの交通、これも読ませてもらいました。公共交通の利便性ということでちょっと書かれていますけど、もっとこの辺の取組について前向きに部署、ここもどうせ市民協働課だけで任せるんじゃなしに、もっと総合的な横断的な組織でこういう公共交通、宇野バスも含めて、その辺の検討というのをお考えはないんですか。その点ちょっとお聞きします。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 田原市長。 ◎市長(田原隆雄君) 具体的なことは今持っておりませんけれども、やっぱり大切なことだということは常に認識しておりまして、会議所、また準備組織含めて要望を続けていく必要はあろうかと思います。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 尾川議員。 ◆10番(尾川直行君) 赤穂線も山陽線もですけど、利用促進で前ICOCA、何の方法がえんかというのは私も分かりかねます。 ただ、もうこういう私もちょっと県立図書館行ったら交通学研究というたりする本があるんです。これも2013年でしたか、古い論文でいろいろ指摘されとって、運輸調査局でこれは建設省かどうかあれですけど、こういうふうなことから見てもかなりこういった見直し、利便性を大いに研究して先ほども言いましたけど、具体的に言うと私ら素人考えだったらもっとICOCAを使うように奨励するとか、それから前にも指摘したこともあるんですけど、長船の駅、もう長船の駅も止まるんかどうか、止まらんようになるんかも分からんですけど、10分休憩、それから西大寺止まって5分止まるというふうなことをもっと使うほうの立場になって通っとるだけで列車が走りょうるというだけじゃなしに、いかに短時間でやっぱりこういう時期になってきたら使うほうとすりゃ住む人も駅から近い人、この間ちょっと先ほど部長が答弁されとったですけど駅から近い、それからあるいは回数が多いとかというふうなことになって住む人が少なくなるということなんで、そういう具体的に私はだからそういった途中で待ち時間を少なくするようなことを要望するとか、それからICOCAに対してもっと奨励するとかというふうなことをそういうお考えはありませんか。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 田原市長。 ◎市長(田原隆雄君) かつての国鉄のような形で国とか政治家の先生方にバックアップをしていただくというようなことができない中で、もう二口目には我々も民間になりましたのでという答弁が返ってくるんです、正直。そういう中で、我々も努力しているんだということを具体的に示して、具体的な要望を重ねていく以外にはないかなというふうに思っております。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 尾川議員。 ◆10番(尾川直行君) それで、もう一歩踏み込んで北海道のJRなんかの例見たら非常に難しいと、廃線がもう待っとるような状況になってきて、ただ北海道知事は鈴木知事は利用促進しか公費は負担せんというような強気なことは言よんですけど、それはこっちから出します、出します、下を持ちます、上下分離で下は持ちますというふうなことはうかつには言えんと思うんですけど、そういったことについて考えというか、あまり口外したら出てしまうんでテクニックは分かるんでJRのとおりになる必要ないんですけど、そういうふうな取組というのは少しは内容的にはそれだけでないと思うんですけど、取り組むスタンスというのはあるんですか、市長には。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 田原市長。 ◎市長(田原隆雄君) すみません。もう一回お願いします。 ○議長(守井秀龍君) 今の質問は廃線等がある場合について、それに対するということで、言いますか。 もう一度、じゃ尾川議員言ってください。 ◆10番(尾川直行君) 要するに廃線で上下方式、分離方式といって列車の運転とか運行はJRがしますと、線路と保守とか駅の関係は下は地元民間というか、地元自治体が負担してくださいというふうなことを言うのを待ちょうるわけでないです、決して。だけど、やっぱりそういうのをどうしたら最悪もうある程度想定しながら、この公共交通の機関のこういったもののまとめをしていくべきじゃないかなというふうな提案かたがた取組なんですけど。 ○議長(守井秀龍君) 答弁願います。 田原市長。 ◎市長(田原隆雄君) 失礼しました。 赤穂線、山陽線も含めて、いわゆるこの備前市区間は確かに利用者は少ないです。ところが、通過する地域でありまして、私はこれは廃線はないと、このように思っております。ICOCAのときでも赤穂線、山陽線含めて行き止まりの宇野線より先に備前市の9駅が設置されたということでも分かりますように、行き止まりの線でない、通過する路線でありますので、便数は減るとしてもなくなることはないと、要するにどちらからもそれなりの利用者があって一番肝腎の備前市区間だけが利用者が少ないというようなことを言われますので、その辺の努力はしなければいけないと思いますけれども、廃線のことはないように私は確信しています。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 尾川議員。 ◆10番(尾川直行君) それから、なかなか今コロナ禍のときに県知事はデスティネーションキャンペーンをやりたい、やりたい、そういったら言葉は過ぎるんですけど、そういう方法をやりたいというふうなことで特に北川フラムさんという人は福武の関係で芸術祭に取り組んでおるらしいんですけど、一度市長個人的にでもお会いになっていろいろアドバイスをいただいたらと思うんですが、そのお考えありませんか。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 ある特定の方で相談を指導してくださる方がおられて、その方のアドバイスを受けますかという今質問なんですけど、特定の名前は言いませんが。 田原市長。 ◎市長(田原隆雄君) いい人がおられればと思いますが、まずその個別のイベントをやるとか、とにかくこの地区へ人がどういうふうにやって導入するかというような努力は必要かと思いますが、ちょっと今のところ思い当たるところはありません。日生町のときにJRのシステムの方が地元出身の社長さんだって、そういうようなお願いはした経緯はございます。今のところちょっとございません。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 尾川議員。 ◆10番(尾川直行君) 教育長に図書館問題について、先ほどの答弁聞いた私の理解ではこれちょっと何しにタウンミーティングやってA案、B案、そりゃまあ案を考えることはえんですけど、何かちょっと計画について計画に対しての教育長の考え方、図書館に対しての考え方というのはますます後退したような感じがするんです。こっちがあまり期待感を持ち過ぎて参加したり質問したりしょうるからかも分からんですけど、その点は明確でない、ゆっくりと検討するというふうな表現についてもう少し掘り下げて答弁してもらえますか。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 奥田教育長。 ◎教育長(奥田泰彦君) 後退したということがちょっとよく分かりませんが、昨年度図書館の整備基本構想を策定させていただいて、それに基づいてその中に掲げている3つのケースについて今年度業務委託をして比較検証をするという資料を作ってタウンミーティング、それからタウンミーティングでどういう方針で図書館の整備をしていくかというのを今後決めて、その後具体的な計画に入っていくということなんで、これが遅れていると言われてもちょっとなかなかお答えができないんですが、今年度は図書館整備についてどういう方向性で行くのかというあたりを決めるところで今年度、そこを目標にはしております。あと来年度以降、具体的な方向性が決まれば具体的な計画を策定していくということになろうかと思います。具体的な時期については、明確な時期については今の段階ではお示しできないということを先ほどの答弁で回答させていただきました。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 尾川議員。 ◆10番(尾川直行君) ちょっと市民もがっかりするんじゃないかなという印象です。 それから、時間もあまりないんで芸術文化行政の学芸員の問題について、私具体的に話しますとこういう今備前市歴史民俗資料館の藤原審爾の企画展をやっていただいとんです。私は25日からだったんですけど、たしか25日から、26日に参ったら、企画展したら学芸員から、期待して行ったわけです、どういう趣旨でどういう企画の内容でどういうことでやっておられるんかというのが聞きたかったら、もういつ来るか分からんよと、ちょっと表現適切じゃないかも分からんですけど、要するに任用職員だからもう当分の間は出勤してきませんよというふうな答弁ですわ。そんなのに、やっぱり私らある程度いろんなことで一つファンですから興味持って対応しとんですけど、それといろいろ新聞なんか見たら寄附を受けたと、藤原審爾さんの奥さん、要するに夏美さんという方からいろいろなものを寄附していただいたというふうなことを聞いておりまして、だから備前市を忘れずによく寄附してくれたんじゃなと、かなりのものがあると思うんです。本当に常設でもしてもらいたいなというふうなことがあるんですけど、そういう学芸員がそれじゃ何人おりゃえんかというたら私もだけど、そういう肝腎要のときに企画した人がおらんという、その人個人的に攻撃しよんじゃないんです、そういう仕組みが悪いと言よんですけどね、その点どんなですか、教育長。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 奥田教育長。 ◎教育長(奥田泰彦君) 大変申し訳ないことをしたというふうに思います。人数に余裕があれば文化施設もいろいろありますので、たくさん教育委員会抱えておりますので、人数に余裕があれば常勤の学芸員を置くなり企画展の間だけでも常勤の職員を置くなりするような工夫をして来館者に御説明したり来館者の御質問に答えたりするようなことができると思うんですが、今のちょっと陣容では苦しいかなということを思っております。また、実情を聞きまして対応を考えていきたいと思います。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 尾川議員。 ◆10番(尾川直行君) それで、閑谷学校とかいろんな備前市のことを昨日備前緑陽高校からドリカムプランの要するに16期生の3年間の集大成なんですけど、その中に結構備前焼のこと、備前市の活性化のことや中身は詳しくはスライドでアルファビゼンのこととか、いろんな赤穂線の現状についてとか閑谷学校を世界遺産へとか、それからいろんなテーマで取り組んでいただいとって、その点をやはり文化財保存活用地域計画なんかにもっと高校生の力というのを活用すべきじゃないかと思うんですけど、その点いかがですか、教育長。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 奥田教育長。 ◎教育長(奥田泰彦君) 備前緑陽高校につきましては今地域学の中でいろんな取組、備前市の産業であるとか、それから備前市の少子化の課題、文化財、いろんなことに高校生なりにどうしたら解決できるんだろうかということで取材をしたりフィールドワークをしたりしながらまとめたのが、私見ていないですけど、それ去年のあれしましたけど、それだろうというふうに思います。ここの今おっしゃられた地域計画の中に入れてはということなんですが、その地域計画を策定する段階で中身を見るとなるほど、高校生の視点で備前市の文化についてうまく書かれているなと、よく調べているなということで合致すれば聞き取りをしながら地域計画の中に盛り込むことはできるかと思います。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 尾川議員。 ◆10番(尾川直行君) 藤森部長に最後なんですけど、今言う片鉄ロマン街道の延伸のことなんですけど、あんまり長うなって時間ないんですけど、何とかあの500坪の田原市長になって購入した土地の利用をあの辺まで延伸をぜひ県のほうへ働きかけてやってもらいたいと思うんですけど、いかがですか。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 藤森建設部長。 ◎建設部長(藤森亨君) その件は少し研究をさせてください。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。     〔「はい。以上で終わります」と10番尾川議員発言する〕 以上で尾川議員の質問を終わります。   ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(守井秀龍君) 次に、田口議員の一般質問を願います。 4番田口議員。     〔4番 田口豊作君 登壇〕 ◆4番(田口豊作君) それでは、通告に従って一般質問をさせていただきます。 まず1点目、産業廃棄物処分場についてお尋ねいたします。 福浦産廃と西有年産廃の2か所で、赤穂市側で計画がされています。現在西有年産廃のみが注目されておりますが、県が早く許可する可能性は福浦産廃のほうでございます。本来ならば森林法に基づいて埋め戻しし緑化工事を行うべきですが、兵庫県は2度にわたりこれを延長することを許可しています。そして、8年目の今年8月7日が、延長された期限でございます。期限が迫る中、業者側から日生漁協へ説明会を開きたいとの申入れが届いております。日生漁協への説明会を開けば、建設を許可してよいなどというものではございません。採石場は、目の前が日生漁協のカキやノリの養殖場でございます。環境問題が世界各国で議論される中、焼却灰で埋め戻すなどということはもってのほかでございます。ダイオキシン、ヒ素、水銀、重金属など特別管理施設での管理が必要な危険物質でございます。ぜひ兵庫県知事に産廃事業を許可しないよう意見書を出していただきたい。事業者に対しては、安全な建設残土で埋め戻し当初の計画の森林法に基づいて緑化工事を遅滞なく進めるよう申入れをしていただきたい。田原市長のほうにお願いし、答弁をお願いいたします。 そして、西有年産廃についても千種川の汚染が懸念され、影響は相生市や東浜町にまで及びます。また、満潮では、当然岡山県側の海域に入ってまいります。西有年産廃についても、同様の対応をお願いしたいと思います。 加えて三石地区では西播磨の自然を守る会の方が環境調査を行っておりますが、当市でも三石地区で大気の採取をし成分分析を行っておく必要があると思いますが、検討されているのか、お教えください。 2番目に、防潮堤についてお尋ねします。 県内では、備前市が最も整備が遅れていると思っております。現在日生病院前から西へ工事が進んでおりますが、今年度駅前から東栄町、そして片上の東洋マリーンから西、この2点を引き続き2021年度中に早急に県のほうに工事をお願いしていただきたいと思います。併せて、流川の250号線までの西側部分が工事が可能だと思われます。ぜひ県のほうに21年度内の施工を強く求めていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。 市として工事可能な部分があるのか、数か所お尋ねいたします。地図を入手して確認をしてまいりましたが、久々井の河口へ止水板、39号沿い鶴海のところについても止水板、ここの施工は市のほうで施工が可能なのかどうか、お教えください。 そしてもう一か所、日生地区のスワから深谷までの海岸線は備前市が整備しなければならないのではと思いますが、この区間は常に海水が路面に打ち上げています。通勤者や地域住民はじめ業者のトラックも、車体への塩分で腐食の進行が心配されています。この地域については、対策は考えておられるのでしょうか。お教えください。 もう一点、以前から問題になっております日生地区の川向、それから東栄町地区、ここについては以前県のほうから工事に関して説明会が開かれたと聞いておりますが、その後県の対応は進んでいないのかどうか、お教えください。この地区については以前から議論されておりますが、市としても早急に地域住民の意見を聞く必要があるのではと思いますが、聞き取り等検討されておるのでしょうか、お教えください。 それから3点目、市バスについてでございますが、1点だけお願いしておきます。 以前からお願いしていたスワ住宅前に停留所を設置していただきました。運行時間が平日一番早い便が9時20分、土日祝祭日が9時15分となっております。住民の方々からの要望で、通勤通学時間に合わせてスワ回りの便をつくっていただけないかということであります。浜山を回る便がありますので、比較的変更しやすいのではないかと思いますが、変更は可能でしょうか、お答え願います。 4番目に、有害鳥獣の駆除について、おりでの捕獲許可については以前ほかの駆除方法より安全性を確保できるということで、農家の方に自衛のために許可をしていただき駆除をお願いできないかということを質問させていただいた経緯があります。駆除についてはくくりわな、そういうようなものは危険であるということは承知しております。しかし、おりでの駆除では最も危険性が少ないと思われます。再度農家の方にお願いし、駆除に協力を呼びかけていただくべきではないかと思いますが、お考えをお聞かせください。駆除班員のメンバーが増えない中で、有効な手だてを考えておりますので、御見解をよろしくお聞かせください。 最後に、鴻島の主要道路についてお願いいたします。 鴻島1号線、本村亀浦線について、ここは頂上部分は随分前からお願いしておりました拡張工事が行われ、見通しも改善され幅員も確保されましたので危険性はかなり避けられるようになりました。ありがとうございます。引き続き船の待合室からの海岸線の拡張を早急にお願いしたい、以前からの島民の強い要望でございます。待合所からすぐのかかりから狭く2.3メートル、一部では2メートルを切るところがございます。船着場から本村へ向かう直線部分、この部分で火災で出動した消防車両が数百メートルを二十数分以上かかるような事態も起きています。救急車についても同様の懸念があり、拡張がぜひ必要であります。以前にも漁協等と協議し計画をお願いした経緯がありますが、この部分について市のほうとして計画をされているのかどうか、お尋ねします。 同時に、本村周りの上部より頂上から亀浦については、道幅が狭く擦れ違い場所が全くない状態でございます。当面数か所待避所を設けて対応していただきたいと思いますが、いかがでしょうか。 そして、一部分では非常に急な崖もありガードレールの必要な部分、よくタイヤを落とす狭い橋の部分等ありますので、地元住民によく聞き取りし順次対応をお願いしたいと思います。 以上、答弁のほうよろしくお願いします。 ○議長(守井秀龍君) ただいまの質問に対する答弁を願います。 田原市長。     〔市長 田原隆雄君 登壇〕 ◎市長(田原隆雄君) それでは、田口議員の質問に順次お答えをいたします。 私への質問について、1点目、まずもって環境問題に熱心に取り組まれていることに敬意を表したいと思います。そういう中で、1番の産業廃棄物処理場の1点目、福浦地区の岩石採取計画は令和3年8月まで実施となっておりますが、再延長反対の申入れができないかとのことであります。 この件につきましては、日生町漁協が隣接利害関係者として意見聴取の対応が可能であります。そういう形で県の水産課とも連携を取りながらアドバイス等しているんじゃないかと、このように思っております。 ただ、森林法、採石法などの許認可者につきましては当備前市としてその権限が及ばないという、そういうことでもあるわけでありまして、行政機関としての備前市としての意見書については難しいのではないかと、このように思っております。そういう中で、住民代表としての意見を取りまとめる等の運動は可能ではないかと思いますので、そういう点について御努力いただければありがたいなと、このように思っております。 2点目の上郡、西有年に予定されている産業廃棄物処分場が建設されれば有害物質が大気の流れで三石地区へ流入してくる懸念がある、そういう中で大気調査分析をするべきじゃないかということでございますが、三石地区には大気汚染局が三石、野谷に設置されており、硫黄酸化物や窒素酸化物、浮遊粒子状物質、方向風速などの常時測定は実施しております。そういうことでありますが、これからどういうようにしていくかということにつきましては赤穂市の市民の会や上郡産廃問題対策協議会、西播磨の自然を守る会の団体から反対運動の共闘を、要するに一緒に反対運動してもらえませんかという要請は度々受けております。そういう中で、許認可権を持つ兵庫県へ先ほどのこととも共通するんですが、どういうような我々が働きかけができるのかということについてはなかなか複雑なようでありまして、兵庫県からの意見陳述の要請もございません。赤穂市長のほうは隣接している備前市へ要請するべきじゃないかということで県当局のほうへ話はしているようですが、兵庫県から備前市への要請はございません。したがいまして、詳しい事業計画は全く知らされていないわけであります。そういう中で、具体的な発言はできません。 ただ、県境をまたぐ問題でありますので、岡山県についてこういうような問題があるんだということの情報は、我々の知り得た範囲で県民局のほうへ事情説明は行わさせていただいております。 また、東備西播定住自立圏圏域を赤穂市と上郡とともに形成をしておりますので、連携を密に取りながら行動をするべきじゃないかと、していくべきじゃないかと、このようには思っております。 ○議長(守井秀龍君) 藤田市民生活部長。     〔市民生活部長 藤田政宣君 登壇〕 ◎市民生活部長(藤田政宣君) 私から3番、市バスの運行時間についてお答えします。 日生線においてスワ給食センター回りの便が通勤通学時間帯に合わせた便が欲しいということについてでありますが、スワの給食センター回りの便につきましては令和元年10月の改正で地元より買物及び通院に利用したいとの要望から現在の運行ダイヤを設定させていただいております。また、平安橋からスワ回りのルートについて考えられないかとのことでございますが、令和元年10月の改正の際に平安橋からスワ回りのルートについても検討いたしましたが、浜山に市バス停のある地区からの反対もありまして現在の潮見橋からスワの給食センター回りのルートにさせていただいております。 なお、通勤通学時間帯を増便してほしいとのことでございますけれども、今後の利用状況等見ながら検討してまいりたいと考えております。 ○議長(守井秀龍君) 岩崎産業部長。     〔産業部長 岩崎和久君 登壇〕 ◎産業部長(岩崎和久君) それでは4番目、有害鳥獣駆除につきまして答弁させていただきます。 おりのわなでの駆除が比較的安全であるため、改めて農家の方に自衛のための狩猟免許取得を呼びかけてはどうかという御指摘でございますが、免許取得の奨励につきましては毎年広報にてお知らせ等行っております。また、先ほどの議員のお話にもありますおりでの捕獲に関しましては、おりでの捕獲も決して安全なものとは言えません。捕獲後の対応でありましたり、周囲の安全であったり、やはり危険は伴ってまいりますので、安易に考えられないというふうに思っております。したがいまして、免許取得によりまして駆除班に入ることで安全に配慮して捕獲を行っていただきたいと思いますので、免許取得の奨励を今後とも考えていきたいと思います。 以上です。 ○議長(守井秀龍君) 藤森建設部長。     〔建設部長 藤森 亨君 登壇〕 ◎建設部長(藤森亨君) 私から2番と5番の質問についてお答えいたします。 まず2番、防潮堤について2021年度中の完成を強く要望してほしいとのことですが、片上地区の東洋マリーンから西の未施工箇所については令和3年4月早々に入札をし令和3年の秋までに完成する予定、流川の国道250号までの部分は令和3年度に設計を行う予定と聞いております。日生地区の駅前の東栄町の直線部分の未施工箇所は西から順次建設されるものと聞いており、毎年要望を行っております。川向地区、東栄町地区についてですが、関係者と岡山県との協議がまとまっていないと聞いています。市としましても、調整を進めていただくようお願いしていきたいと考えております。その他の地区についてですが、鶴海地区と久々井地区の港湾は県管理箇所と市管理箇所が混在しております。久々井の前川、鶴海の同道川の河口部分は、県の農林海岸箇所と認識しております。寒河地区について、市管理港湾となっております。いずれの箇所も、今の段階では止水板や防潮堤の計画は予定しておりません。 次に5番、鴻島の本村周りの拡幅についてでありますが、現在鴻島港の港湾整備を計画しております。今後事業化が進めば、港湾整備と併せて拡幅も検討していきたいと考えております。また、議員の言われる拡幅が必要とされる区間及び局所的な待避所を含め、まず土地所有者からの用地協力が大前提となります。今後用地協力や地元調整が取れるところから検討してまいりたいと思いますので、そのような情報をお伝えしてくだされば対応が早くできると考えます。ガードレールの必要な箇所につきましても、他の地区と同様に地区から要望書を提出していただければ現地を確認し必要な箇所に設置を検討してまいります。 ○議長(守井秀龍君) 再質問はありますか。 再質問に入ります。 田口議員。 ◆4番(田口豊作君) それでは1番から、以前にもお尋ねしましたが、兵庫県と岡山県であるということで市のほうからは兵庫県側に要望は出せれないというような御答弁でしたが、私はやはり千種川についても福浦産廃についても日生漁協の漁場でありますので、備前市側も関係自治体と業者側に認めさせる必要があるのではないかと思います。福浦産廃については、業者側も日生漁協を関係団体と認めて説明会をするという説明会で返事をいただいていた分が今回業者側から連絡があって実現するということだろうと思います。やはり地場産業を守る、そういう意味でもしっかり業者側に関係自治体として認めるよう要請し意見書を出せる状態にしていただく必要があるのではないかと思います。法律的な問題は詳しくありませんので、そのあたりしっかりと検討して重要な地場産業を守るために今後も力を注いでいただきたいと思います。 三石地区の大気の採取について、三石地区には観測する設備があっていろいろ調べておられるということですが、何点ぐらい観測地域があるのか、1点なのか、それから成分はどのような成分を検出できるのか、分かる範囲でお伺いできれば。 ○議長(守井秀龍君) 藤田市民生活部長。 ◎市民生活部長(藤田政宣君) 三石地区におきましては、大気の測定局が三石と野谷の2か所設置されております。硫黄酸化物、それから窒素酸化物、浮遊粒子状物質、方向風速などの常時測定を行っております。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 田口議員。 ◆4番(田口豊作君) ありがとうございます。西播磨自然を守る会の方たちも数か所で二酸化窒素の測定などを行っていただいているようなので、引き続きしっかりとデータを取っていただきたいと思います。 2番目に、防潮堤ですが、片上湾については今ぽっかりと真ん中が空いているところを3年度に整備していただけるという状況のようです。日生地区についても、早急に病院前から東栄町の部分を工事を終わらせて川向、東栄町の工事の協議に地元と入れる前提をつくるという意味でも、しっかりと県のほうに再度要望をお願いしたいと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 藤森建設部長。 ◎建設部長(藤森亨君) そのあたりのことは一生懸命お話をし要望もしていきたいと思います。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 田口議員。 ◆4番(田口豊作君) しっかりと要望していただき、片上湾同様早い着工をお願いできるようにしていただきたいと思います。 もう一点、この東栄町については私は沈下の可能性があるのではないかと思いますが、県とか市のほうにおいてどこか基準点を設けて測定をしていくというようなことは考えておられるようなことはありませんでしょうか。
    ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 藤森建設部長。 ◎建設部長(藤森亨君) ちょっとその点については県のほうに確認してみないと、今の段階では分かりません。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 田口議員。 ◆4番(田口豊作君) 県民局のほうでも沈下しているのではないかというようなお話を伺っておりますので、ぜひ県のほうに尋ねていただきたいと思います。 ちょっと日生地区のスワから深谷までの海岸線についてですが、聞き取れなかったんですが、この部分は御存じのように常に海水にさらされているところでありまして、目視で見た限りではガードレールの体をなしていないと、強度的なものもなく腐食してしまっているというような状態なので、ぜひ確認していただいて対策を取っていただきたいと思います。早々に調査のほうをお願いできるでしょうか。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 藤森建設部長。 ◎建設部長(藤森亨君) 言われる箇所については、いろいろ日生地区出身の方に聞いてみたりしたんですけども、平成16年の災害でも家には災害はなかったと、ただ道はつかることもあるけども家に来ていなかったので、そこに対して要望というのは受けてはいないんだというふうな答えだったんで、もし要望されるなら要望書を出して強くこういうことなんでお願いできないでしょうかということをよその地区と同じように要望していただければ検討の段階に入ります。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 田口議員。 ◆4番(田口豊作君) 私の認識とちょっと違っているようであれですが、深谷の前町内会長のほうからはここの部分も要望しているというふうにお聞きしておりましたので、また改めて要望のほう出させていただきますので、よろしくお願いします。 3番目のバスの運行についてですけれども、人数的にはやはり現在竹ノ内、東新田、スワ、スワ南、こういうところがやはり子供さんも多い、それから通勤通学されている高校生、サラリーマンの方も多いということで、もう一度しっかりと利用状況を私たちも把握しますけれど、担当課においても乗車人数等を把握していただいて対応をお願いしたいと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 藤田市民生活部長。 ◎市民生活部長(藤田政宣君) 利用人数につきましては、一応今ある運行している便につきましては正確に捉えております。その通勤通学時間帯に果たしてJRの駅も近いような状況で必要かどうかということが今調査をしたいという答弁をさせていただいた理由でございまして、今後検討してみたいと思います。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 田口議員。 ◆4番(田口豊作君) 有害鳥獣の駆除について、おりのわなでも安全ではないという御指摘でしたが、くくりわなとか、そういうわなよりは私は安全ではないかなと、そして農家の方にお願いするのが一番近道であろうと考えております。おりを取っておりを置いていただく、そして捕獲した際には駆除班の方と一緒に初めのほうは処理をしていただく、そういう形でやはり駆除の安全性を高めていただいて駆除頭数を増やしていくということが大事ではないかなと思いますので、そのあたりを工夫して進めていくような方向性で検討していただけないでしょうか。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 岩崎産業部長。 ◎産業部長(岩崎和久君) 駆除班の中での捕獲頭数につきましても、ほぼ半数がおりで捕られているという実績はあります。ですから、おりが危険だという意味ではありませんけれども、やはり安全のためには免許を取っていただいて、その後にこういったおりなどを使って捕っていただくというのが一番最適かなと思いますので、免許取得のほうの奨励につきましてこれからも継続してやっていきたいと思います。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 田口議員。 ◆4番(田口豊作君) よろしくお願いします。 最後にもう一点、鴻島港のところの整備計画を今立てているというお話でありましたが、やはり今消防車が行っても救急車が行っても、どちらからも今フェリーが着くところからというと走りにくいという状況があります。そういう意味で、やはりどこか1本早急に緊急の場合に通れる道を確保していただく、そういうことを検討していただきたいと思います。本村の直線、あのあたりは所有者との話も必要ですので時間がかかると思いますので、現在降りた場所の正面から上がる道、そういうところをやはり消防車についてもこの道が通れる、この道が通れないというところをしっかり地図なりいろいろなものを落として緊急事態に素早く短時間で着けるように連携を取っていっていただきたいと思いますが、幅員の調査とか、そういうことをやって緊急の場合の道路をここが走りやすいというような対策を行っていただけるでしょうか。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 藤森建設部長。 ◎建設部長(藤森亨君) 地元の方が一番よく、そういうことは分かると思います。また、地元の方でここの方なら用地は協力できる、ここの部分なら広げてもオーケーだというようなところをいろいろ話していただければ対応できることもあるんじゃないかと思います。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 田口議員。 ◆4番(田口豊作君) 前回昨年でしたか、の火災のときも地元の方が行く前に既に消防車が狭いところを入っていったという状況もありますので、我々も地元としっかり話をさせてもらって、どのコースが一番早い、そういう形のものをお聞きしようと思いますので、それも含めてしっかり対応を今後お願いしたいと思います。 以上で再質問を終わらせていただきます。 ○議長(守井秀龍君) 以上で田口議員の質問を終わります。   ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(守井秀龍君) この際、申し上げます。 本日の一般質問はこれで終わりとし、後の方の質問については明日に行いたいと思います。 本日はこれにて散会いたします。 皆さん、御苦労さまでした。     午後4時15分 散会...