備前市議会 > 2021-03-03 >
03月03日-02号

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  1. 備前市議会 2021-03-03
    03月03日-02号


    取得元: 備前市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-06-10
    令和 3年 2月第1回定例会              第 1 回 定 例 会 会 議 録 (第2号)会議開閉日時  令和3年3月3日  午前9時30分 開議    午後4時42分 散会会議の場所   備前市役所議場出席した議員の番号氏名(1番は欠員)  2番  藪 内   靖      3番  青 山 孝 樹      4番  田 口 豊 作  5番  森 本 洋 子      6番  石 原 和 人      7番  西 上 徳 一  8番  立 川   茂      9番  星 野 和 也      10番  尾 川 直 行  11番  掛 谷   繁      12番  土 器   豊      13番  川 崎 輝 通  14番  中 西 裕 康      15番  橋 本 逸 夫      16番  守 井 秀 龍欠席・遅参・早退した議員の番号氏名  欠席 なし  遅参 なし  早退 なし説明のため出席した者の職氏名  市長     田 原 隆 雄  副市長     高 橋 昌 弘  教育長     奥 田 泰 彦  市長公室長  佐 藤 行 弘  総務部長    高 橋 清 隆  市民生活部長  藤 田 政 宣  保健福祉部長福祉事務所長   産業部長    岩 崎 和 久  建設部長    藤 森   亨         眞 野 なぎさ  日生総合支所長坂 本 基 道  吉永総合支所長 野 道 徹 也  教育部長    田 原 義 大  病院総括事務長濱 山 一 泰職務のため議場に出席した議会事務局職員  事務局長   入 江 章 行  事務局次長   石 村 享 平  庶務調査係長  坂 本   寛  議事係主任  楠 戸 祐 介 △議事日程並びに付議事件(結果) 番号議事日程付議事件等結果1一般質問  ・6番 石原和人議員  ・7番 西上徳一議員  ・11番 掛谷 繁議員  ・8番 立川 茂議員  ・13番 川崎輝通議員通告事項一般質問通告表のとおり)                              ── △一般質問通告事項 順位通告者氏名質問の要旨答弁者16番 石原和人1 市政について市長 (再質問あり)2 公共交通について市長 (再質問あり)3 立地適正化計画について市長 産業部長 (再質問あり)4 図書館について市長5 歴史文化施設について市長 教育長 教育部長 (再質問あり)6 市道整備について市長 建設部長 (再質問あり)7 備前市特別観光大使について市長 (再質問あり)27番 西上徳一1 備前市認可対象小規模保育園について市長
    保健福祉部長 教育部長 (再質問あり)2 総合運動公園について市長 教育部長 (再質問あり)3 人事評価について市長 総務部長 (再質問あり)311番 掛谷 繁1 デジタル化の早期取組でスマートシティに  ① AIを導入することによる住民サービスの向上について  ② ITからDXへどのように推進・転換するか  ③ マイナンバーカードの普及と活用について  ④ 政府のAI婚活支援の取組について  ⑤ 各種申請書のPDFをExcel化しては  ⑥ UDフォントの使用について市長 総務部長 市民生活部長 (再質問あり)2 教育について  ① ESDの導入について  ② GIGAスクール構想の取組と実態について  ③ 教員のICT研修について教育長 教育部長 (再質問あり)3 片上地区のグランドデザインの検討について  ① 旧アルファビゼンに専修、専門、短期大学を誘致できないか  ② 図書館整備について  ③ 茶臼山公園構想とまちづくり、防災について  ④ サイクリングターミナルの整備について市長 (再質問あり)4 新型コロナウイルス感染症対策について  ① ワクチンの円滑な接種について  ② PCR検査の実施と抗原・抗体検査の定期的な実施について  ③ コロナ禍での自殺防止対策について  ④ 濃厚接触者にパルスオキシメーターを貸与しては  ⑤ 公共料金の減免、中小企業・生活困窮者への支援について市長48番 立川 茂1 マイナンバーについて  ① マイナンバーカード健康保険証利用について  ② マイナンバーカードの利用推進と関係部署連携について  ③ マイナンバーカードの取得率向上について市長 市民生活部長 保健福祉部長 (再質問あり)2 備前市の財務諸表について  ① 監査報告結果添付意見について  ② 固定資産台帳について  ③ 減価償却資産について市長 総務部長 (再質問あり)3 備前市中学校統合について  ① 統合による「新しい中学校」の創成について  ② 「新しい中学校」への合意形成について  ③ 新校名の決定プロセスについて  ④ 備前市の中学校再編のグランドデザインは教育長 教育部長 (再質問あり)513番 川崎輝通1 渚の交番事業計画について  ① 入札は終わっているが、備前市に準じて条件付一般競争入札で実施されたのか  ② 事業規模が4億円から2億円代に縮小しているが、黒字経営の見通しはあるのか  ③ レンタサイクル20台、バーベキュー設備などの利用スペースは、確保できているのか産業部長 (再質問あり)2 道路整備について  ① 蕃山地区ブルーライン交差点は、車線変更はいつごろ実施したのか    なぜ、カーブミラーを設置しないのか  ② 木生地区の道路拡張がなぜ完成しないのか    下水道工事後の再舗装はいつされるのか建設部長 (再質問あり)3 旧日生保育園舎の活用について  ① 倉庫にしているのか  ② 市内全域の待機園児を受け入れてはどうか市長 教育部長 (再質問あり)     午前9時30分 開議 ○議長(守井秀龍君) 皆さん、おはようございます。 ただいまの出席は15名であります。定足数に達しておりますので、これより本日の会議を開きます。 議事に先立ち、1件御報告いたします。 備前市監査委員から地方自治法第242条の規定に基づき通知のありました住民監査請求の要旨を事務局で保管しておりますので、御覧願います。 以上で報告を終わります。 これより議事日程に入ります。   ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(守井秀龍君) 日程1、一般質問を行います。 13名の方からの通告を受けております。 重複する質問は努めて排除していただき、執行部における答弁は簡潔にお願いいたします。 また、備前市議会基本条例の施行に伴う留意事項を申し上げます。 議会基本条例第10条第3項による質問趣旨の確認等は、議長の許可を得てから発言願います。 なお、許可後の発言中は、質問持ち時間の計測を停止する取扱いといたします。 それでは、通告に従い、順次発言を許可いたします。 まず、石原議員の一般質問を願います。 6番石原議員。     〔6番 石原和人君 登壇〕 ◆6番(石原和人君) おはようございます。 それでは、通告に従い、一般質問をさせていただきます。 このたびは、大きな7つの項目につきましてお尋ねいたしますので、よろしくお願いいたします。 まず、大きな1つ目、市政についてお尋ねします。 早いもので田原市長の1期目の任期も残すところあと僅かとなり、いよいよ1期目最後の定例会となりました。恐らく市長もあっという間の4年間と感じておられ、さらに最後の1年間は新型コロナウイルスへの対応に追われ続けたというのが実感ではないでしょうか。 未知のウイルスとの闘いはまだまだ続く様相ですが、これからの4年間、またさらにその先の備前市に思いをはせながら3点お尋ねします。 最初の2点は、どんなに困難が立ちはだかろうともこの議場、そしてこの市役所にいる全ての人がそれぞれの心の中に強く抱き続けなければならない柱となる理念について、また自分自身初心を取り戻すためにもお聞きしたいと思います。 1点目、地方自治法第1条の2に地方公共団体は住民の福祉の増進を図ることを基本として行政を実施するとありますが、改めて住民の福祉とは何かという初歩的な問いかけです。 福祉といえばとかく高齢者や障害者、生活困窮者への施策と捉えられがちでしょうが、ここで規定されているのは恐らくもっととてつもなく広い範囲の福祉であろうと感じています。改めて住民の福祉に対する市としての解釈をお教えいただきたいと思います。 2点目、本市のまちづくりの最高規範でありましょう備前市まちづくり基本条例の第4条の基本理念として、市民、市、市議会は市民の幸せを目指してまちづくりを進めるとされています。幸福に対する価値観やニーズが多様化する中で、私たちが目指す市民の幸せとは何か、先ほどの住民の福祉同様、市としての解釈をお教えいただきたいと思います。 3点目、約1か月後に次の4年間の備前市のかじ取りを託す市長が決まります。単に市長の任期としての4年間ではなく、恐らくこの備前市の将来を大きく左右する次の4年間であると捉えています。今後、4年間の備前市政はどうあるべきか、その市長のお考えをお聞かせいただきたいと思います。 大きな2つ目、公共交通についてお尋ねします。 先月11日の山陽新聞に、大きく市営バス事業の現状が取り上げられていました。路線によって偏りはありますが、1便当たりの平均乗客数は2.5人、年間約3,000万円の市費が投入されていることなど指摘されていました。 一方、トータルで見ると昨年度の年間の乗客数は10万と928人とのことで、これは1日平均約300人の移動を支えていることになり、多くの市民の移動手段確保に大いに寄与されているとも読み取りました。 路線によって当然乗客数は隔たりがありますが、特に人口が少ない三国方面の路線は特に厳しい状況であり、最優先で運行形態の改善が求められる地域と考えます。 そこで、ルートや運行形態の工夫なども求められる中、一つの事例を提案し、導入への研究、検討を求めたいと思います。 岡山県中部に美咲町という町があります。3つの町が合併し、その面積は備前市とほぼ同等で、人口は約1万3,000人で備前市の約40%という町です。美咲町では、平成26年度から黄福、黄色い福のタクシー、黄福タクシーという事業を継続しています。備前市でもタクシーチケット交付事業がありますが、よりタクシーに重点を置いた施策となっています。 対象は、基本的には65歳以上の方となっています。町民の方がタクシーを利用した場合、原則半額ですが、負担の上限を1,000円に設定されています。利用区域は原則として町内ですが、隣接する津山市の一部なども区域に含まれ、また町外へも1万円までは半額などを基本として、細やかな設定がなされているようです。 また、現在は実証実験的な取組として旧町、旧町内での移動であれば自己負担は最大330円といった制度も試行されているようです。 他方で、多くの高校生が津山市内の高校に通っているという現状もあり、3本の町営バスの路線に加え民間バスも2路線あるそうで、それら各事業者との調整もうまく図られているようです。 参考になればと担当課にお聞きしましたところ、令和元年度の同事業の利用実績は約5万1,000件、町の補助額は7,200万円とお聞きしました。また、その財源には過疎債ソフト分を活用し、実質的な負担は約2,000万円余りとのことでした。 美咲町と備前市の高齢化率はほぼ同等として、また人口は約2.5倍ですので、シンプルに当てはめ、同様の事業を行うとすれば市の補助額は約1億8,000万円、同様に過疎債ソフト分活用で考えれば市の負担は約5,400万円となるのではないでしょうか。 対象が美咲町は65歳以上、片や備前市は70歳以上の免許を持たない方ですので、現状ではこれより抑えられる形ではあろうかと考えます。全てこの制度にとは申しませんが、このような制度がふさわしい地域もあるかもしれませんし、うまく市営バスと組み合わせることにより市民の利便性向上にもつながり、ひいては市営バス運行にかかる年間約1億6,000万円と言われる経費の負担軽減も図れるのではないでしょうか。 加えて、まちづくり応援基金が充当されているとはいえ、既存のタクシー利用者への補助金制度も多額となっており、当初予算でも2,600万円が計上されています。それら経費の面と、市民にとって果たしてどの形がよいのか、その意向や行き先等の実態を把握し、事業者等とも議論し、より費用対効果が現れる形を模索すべきと考えます。先ほどの美咲町の事業を一つの参考事例として研究、検討を望みますが、お考えをお聞かせください。 2点目、新年度になれば、まずは高齢者の方向けの新型コロナワクチンの接種が始まるとお聞きしております。接種場所がどのような形になるのか分かりませんが、短期間に多くの高齢者が移動するこの機会こそ、先ほど申し上げた高齢者の移動のニーズや実態を把握し得る大変貴重な機会となるのではと考えています。接種時の問診等の場面において、接種会場までの交通手段を回答いただくような手法を検討してはどうかと考えますが、見解をお聞かせいただきたいと思います。 大きな3つ目、立地適正化計画についてお尋ねします。 以前の委員会で、当時の部長の答弁として将来の備前市のまちづくりの根幹をなす計画となるとのことでした。まさに将来の備前市の町の姿を描く計画であると認識しております。国からの補助金はあるとしても、2,630万円という大変高額な費用と長い期間をかけての策定が進行中かと存じます。 そこで、2点お聞きします。 まず1点目、以前委員会に提示された策定ロードマップでは、そろそろ第4回の策定委員会が開かれ、計画の素案が作成される時期となり、5月頃から住民説明会が開催されるとありましたが、計画策定は予定どおり進んでいるのでしょうか、進捗についてお教えください。 2点目、定例会初日に頂いた令和3年度重点施策の概要の冊子の中で、この計画について公共施設の再編など関連諸課題との連携を図りつつとありますが、この計画と公共施設の再編はどのように連動していくのか、御説明いただきたいと思います。 大きな4つ目、図書館についてお尋ねいたします。 恐らく現在備前市の図書館像を絞り込む大詰めの段階かと存じます。そこで、これまでの議論の経緯も振り返りつつ、確認させていただきたいと思います。 図書館は確かに貴重な資料を保存し、後世に伝えるという役割も大きいものと考えます。しかし、果たして今の時代に自治体がどこまで公立の図書館のサービスを担うべきなのかは大きな難問でもあります。 私も、備前市の図書館が今のままでよいとは思いませんし、改善すべき点は多いと思います。しかし、十数億円をかける図書館整備や、恐らく同規模であれば年間1億円とも言われる運営経費、どんなに利用しようとも一切対価は徴収できない施設であることを考えますと、先ほどの公共交通で述べた年間延べ10万人余りの市民生活を支えるための年間約3,000万円の市費の投入は大きく取り上げられながら、片や図書館についてはその費用対効果も含めさほど議論にならず、まるで聖域化されているような気がします。 考えれば考えるほど深みに陥りそうですので、5点についてお教えいただきたいと思います。 1点目、令和元年夏に図書館利用等に関するアンケートが実施され、老若男女450名より回答が寄せられています。図書館の利用頻度の問いには利用しないが70%、年に数回程度が22%であり、実に9割以上の方がほとんど利用していないようです。 また、利用しない理由として本や雑誌は買っているが27%、そもそも本や雑誌を読まないが15%などとなっていました。ほとんど利用されないながらも図書館に必要なサービスや機能は何かの問いには複数回答ということもあり、多種多様な機能が求められております。そんな市民のニーズを推しはかるのが大変難しいアンケートのようでしたが、構想策定の過程でどのように反映されたのか、お教えいただきたいと思います。 2点目、構想の中で施設規模の算出に当たっては平成12年の生涯学習審議会による報告と、平成16年の日本図書館協会による目標といった2つの数値の間を取った設定と認識しています。しかし、それらの数値の根拠もよく分かりませんし、いずれも17年から21年も前のものであり、その後のデジタル化や情報入手手段の劇的な進化を考えれば、それらの数値は時代遅れであると感じています。どのように解釈をされてきたのか、お教えいただきたいと思います。 3点目、令和元年9月議会の一般質問や、その後の予算決算審査委員会等でも提言してきましたのは、福岡県筑後市立図書館のような、いわゆる小さな図書館のスタイルでした。人口は約5万人の市ですが、備前市の目標とした規模2,300平方メートルの3分の1の752平方メートル、蔵書冊数は備前市3館の合計とほぼ同じでありながら、平成30年度の貸出冊数は備前市全体の約3.5倍以上となっています。ここが全て正解とは言いませんが、備前市でも大いに参考になる点や取組は必ずあるものと、ぜひ研究をお願いしていたところです。これまでの過程でどのような議論や研究がなされたのか、お聞かせいただきたいと思います。 4点目、検討資料として2つの増改築案と新築案が出され、工事費の見積額も示されておりますが、整備後の運営、維持管理に係る経費をどのように見込んでおられるのか、お聞かせください。 大きな5つ目、歴史文化施設についてですが、ここでは歴史民俗資料館についてお尋ねします。 現在の資料館は、今年で築後70年、開館して30年とお聞きしました。施設の今後については公共施設再配置や個別の計画の中で検討がなされるとは思いますが、提言も含めお尋ねします。 先日、備前市の資料館を訪ねた後、和気神社のたもとにある和気町の歴史民俗資料館にお邪魔してみました。企画展として閑谷学校350年に関する展示もありましたが、それ以外の常設部分は和気清麻呂や旧田原井堰、天神山城址等に関する資料が僅かなスペースに並んでいる印象でした。しかし、入館料は大人が200円となっていました。 また、瀬戸内市はというと、現在の図書館のあるところにかつては郷土資料館があり、図書館建設の際取り壊し、新しい図書館の一角に組み入れられています。 郷土出身の人形作家の喜之助ギャラリーには見事な人形が約20体ほどでしたか、並んでおりますが、それ以外はというと図書館の一角に大きな歴史年表パネルと合計10品目ほどでしょうか、懐かしい黒電話やかつての漫画、おはじきやめんこなどがごく僅かなスペースにささやかに並んでいるだけでした。しかし、それらをうまく組み込むことで図書館整備が合併特例債の対象事業になったものと捉えています。 そこで、備前市の資料館について2点お聞きいたします。 1点目、歴史民俗資料館の本年度2月末時点の入館者数はどれほどでしょうか。 2点目、主に常設展示についてお尋ねです。 特に、民俗に関する資料は恐らく戦前までの農耕具や生活用具などが並べられていると感じました。資料館が開館した30年ほど前にはちょうどよかったのかもしれませんが、時代は流れ、特に子供たちはあまりに感覚からかけ離れてしまい、ただ見るだけのような空間になっているのかもしれません。もう少し時代を早送りし、例えば高度成長期以降の家電製品や雑誌などの変遷を並べるほうが子供たちの関心も高まり、また御高齢の方もより実感を込めて昔を振り返るひとときとなり得るのではないでしょうか。 例えば北名古屋市の昭和日常博物館でも同様の工夫がなされているようですし、先ほど申し上げた瀬戸内市のささやかな展示の一つ、黒電話も実際にダイヤルを回すことができ、とても懐かしく感じました。備前市でも展示物の大いなる工夫を求めますが、いかがでしょうか。 大きな6つ目、市道整備についてですが、ここでは数ある市道の中から畠田・福田間を横切る伊部南畠田線についてお尋ねします。 御承知のとおり、この沿線は次々と物流企業が進出し、現在も事業所増設の工事が進められています。そこで、どれほどのトラックが通っているのだろうかと思い、NTNさんとコーワンさんに尋ねてみました。NTNさんでは、押しなべると1日約300台のトラックが出入りするとのことです。また、拡張が進んでいるコーワンさんでは、新事業所完成後には既存の事業所と合わせて1日約135台の出入りを見込んでいるとのことでした。合わせて1日平均で四百数十台のトレーラーや大型トラックが通行することになり、すさまじいまでの台数となります。加えて、従業員の車も数百台あり、出退勤時には長い車列となっています。 用地確保の課題は当然ありますが、交差点改良、歩道整備、道路拡幅等の改良は喫緊の課題と捉えております。市としての現状認識と今後についてどのようにお考えか、お聞かせいただきたいと思います。 大きな7つ目、備前市特別観光大使についてお尋ねいたします。 備前市出身のオリックス・バファローズ、山本由伸選手と頓宮裕真選手、それぞれ御本人、また球団との間で大使就任の承諾を得て、新型コロナ禍の中でその委嘱の在り方を協議していると以前お聞きしました。2人ともに今シーズンの活躍が大いに期待されるところですし、山本投手については何と開幕投手に起用される予定と聞いております。今から開幕が待ち遠しく、わくわく感を持って2点お尋ねいたします。 1点目、本来であれば昨年晴れやかに委嘱式が行われたところでしょうが、残念ながら延び延びとなっています。今月末にはいよいよシーズンインというタイミングですが、委嘱はどのような形でお考えでしょうか、予定があればお聞かせいただきたいと思います。 2点目、大使就任でこれでゴールではなく、大切なのはこれからであります。今後どのように関わり、どのような活動や支援を予定しているのか、可能な範囲でお聞かせいただきたいと思います。 以上で一般質問を終わります。 ○議長(守井秀龍君) ただいまの質問に対する答弁を願います。 市長。     〔市長 田原隆雄君 登壇〕 ◎市長(田原隆雄君) おはようございます。 それでは、石原議員の質問に順次お答えをいたします。 1番の1点目、市政についての住民の福祉についてでございますが、御指摘のように福祉というと子育てや高齢者支援等を連想しがちでございますが、地方自治法での福祉は広義な意味で住民の幸せ、幸福感であろうと思います。その住民の幸せな生活をお手伝いし、それを導くことが行政の役割と考えます。 2点目、それを念頭に、備前市まちづくり基本条例の第4条で基本理念として、市民、市及び市議会は市民の幸せを目指してまちづくりを進めますと規定をされており、この市民の幸せとは、市民が健康で生きがいを持って暮らすことであると思っております。具体的には、住み慣れた地で気心の知れた人たちとともに元気で長生きできる場を提供することが私の役目であろうと考えております。 3点目、私は政治とは一人一人でできないことをみんなの問題と捉えてそれを解決していくことであると考えております。したがいまして、今後の4年間につきましては、議員御指摘のとおり市民の福祉の増進、市民のますますの幸せのために重要な期間であると思っております。 そういう中で、ようやく順調に進みかけた市政を後戻りすることなく前に進めることが私の使命と考え、地元の潜在能力を生かし、しっかりと地に足をつけて地道で持続可能なまちづくりを市民の皆さんとともに進めていくことが必要であろうと考えております。 市民の日常生活の大半は、単調で平凡なものであろうと思いますが、その中に非日常的な要素を加え、それらが時代の変化に対応しながらも持続可能なものになるよう、その工夫や努力が肝要であろうと、このように思っております。 大きな2点目、公共交通についての1点目、美咲町の黄福タクシー事業を参考に導入を検討してはという御提案をいただきました。 本市の市営バスにつきましては、令和元年度の1便当たりの実績ですが、平均乗車数が日生線で7.6人が最多であり、三国和意谷線の0.5人が最少でございます。路線全体平均で2.5人となっております。 私は、民間経営から市営バスに変更したことにより、バスの購入費等初期投資も含めたほか、毎年2倍の1億6,000万円にも膨れ上がっているわけでありまして、巨額な市費を投入しながらも市民からの苦情や要望が多く寄せられていることは事実であります。 担当職員につきましては、利用実態と対象地域の皆さんが何を望んでいるかということを把握する中で費用対効果を考えて、ダイヤの問題や御提案の美咲町等の運用方法を参考に、今後とも公共交通としての問題解決をお願いしたいと、このように指示をしているところでございます。 市民の皆さんの意見を加味しながら定期的に運行ダイヤの見直しを行っているところでございますが、このたびのダイヤ改正につきましては、市営バスの発着場をJR備前片上駅とすること、JRと市営バスの乗り継ぎをスムーズにすることを中心として改正をいたしておりました。加えまして、三石、一部伊里地区への買物や久々井運動公園の利用者の利便性を取り入れたものと考えますが、十分なものとはなっておりません。今後は路線の再編も視野に入れ、美咲町の黄福タクシー等の事業も含めて新しい運行形態を研究し、取り入れてまいりたいと考えております。 また、今後は地域によってはスクールバスとの併用などの工夫も必要かと考えております。当面は、タクシー、市営バス、定期船、宇野バス等で利用できる生活交通チケットを交付して、利用者の増加や利便性の向上に努めているところでございます。 具体的提案で、コロナワクチン接種時を利用してアンケートを取ってはという提案をいただきました。アンケート調査を実施するためには、その調査員の確保や主であるコロナワクチンの接種の体制等との関係もありますので、可能かどうか保健医療関係者と協議する必要があろうかと考えております。 大きな3点目、立地適正化計画についてでございます。 その策定ロードマップの進捗状況について御質問いただきました。 昨年度から計画策定に着手しておりますが、立地適正化計画となればまちづくりに関わる様々な関係施策やほかの計画との整合性が不可欠なことでありまして、相乗効果などを勘案しながら総合的に検討することが必要であります。関係部署との十分な連携を図りながら進めていくことといたしておりましたところ、新型コロナ禍の影響もあって資料提供やヒアリングの実施に若干の遅れが生じております。 また、市民のアンケート調査の実施や策定委員会の開催にも影響が出ております。したがいまして、住民説明会については今のところ夏頃になるのではないかと、また全体計画の策定につきましては、令和3年度中になるというようなことで進めているようであります。 2点目の公共施設の再編とこの計画をどのように連携していくのか、連動していくのかということについてですが、行政機能や文化機能などを備えた公共施設は集客力の重要な都市機能と捉え、その再編に当たっては都市機能誘導区域を中心に集約を図ることが望ましいと考えておりますが、また福祉施設や子育て支援施設など不足する生活サービス機能を誘導することもコンパクトシティーの形成には重要な要素と位置づけられます。 しかし、これらの問題はともすれば総論賛成、各論に入ると意見集約がなかなかいろいろな面で議論のあるところも予測されるわけであります。そのためには、市政の安定と議員の皆さんの協力がなければ幾ら立派な計画をつくってもそれは絵に描いた餅になりかねません。そういう中で、提案させていただいた節にはよろしく御支援をお願いいたしたいと思います。 大きな4点目、図書館についてでございます。 その必要については十分に私も認識しております。ただ、御意見のありましたように具体的な将来像についてはいろいろな考え方があるわけでありまして、できるだけ多くの方の意見を聴取しながらそれらを集約し、実現可能で、かつ運営方法も含めた持続可能な方策を考えていかなければなりません。 昨年度実施したアンケート結果の活用については、基本構想及び今年度行っております施設整備の方向性の取りまとめにおいて参考とさせていただきます。 施設規模の算出につきましては、あくまでも自治体の規模による目標値であり、また今年度検討しております施設整備の方向性の案につきましても、整備例としてお示しさせていただいとることにすぎません。備前市の場合は、新たにつくるわけではありません。現状ある施設も含めて考えていかなければならないので、苦慮しているところでございます。 そういう中で、小さな図書館の検討という御提案をいただきました。規模の部分で検討しており、備前市図書館の果たす役割、基本的機能の充実、市民ニーズの対応など総合的に勘案し、一定規模の充実が必要と判断し、目安として目標規模を定めたものでございます。 また、図書館のコンセプトはソフト部分の充実を図ることも考え方としてあると捉え、施設整備と併せて基本構想の中に示しております市民が求めるサービスを提供できるよう司書の充実、図書館サービスの向上などにも努めていくなどを協議をいただいております。図書館整備の方向性が決まり、今後事業を進めていく中で、運営方法並びに施設の必要な機能や規模等をさらに精査し、それに係る経費についても検討していく必要があろうかと思います。 5番目の歴史文化施設についてでありますが、そのうち歴史民俗資料館の今年度2月末時点の入場者は、1,448人でございます。今年度は、国の緊急事態宣言で2か月間閉館しておりましたが、8月から10月まで開催した件展が好評であり、昨年と変わらない入館数となりました。他の文化施設では、コロナ禍で休館した影響などで全体的に半減していると聞いております。 また、文化施設の各施設の常設展示につきましては、施設の収蔵品を巡回して展示を行っており、企画展では各地域の歴史や文化をテーマに開催はいたしております。 企画展示を工夫すればとの御意見でございますが、私も同感でありまして、所管する教育委員会には常々分散している歴史文化施設全般を見詰めながら、各館の特色や立ち位置を考慮することが重要だと思っておりまして、各地域の歴史や文化に加えて、また市が行っている市の主要施策や市長部局等関係部署とも連動して新しい発見や旬の話題などを取り入れたものを企画していただきたいと。そして、一人でも多くの市内外の人に来館してもらえるような工夫をお願いをしているところでございます。 6番の市道整備についてですが、御指摘のように市道伊部南畠田線の周辺は、近年企業の設備投資により物流施設が増えてきていると承知しております。そういう中で、具体的な対応につきましては担当のほうから答弁をさせます。 大きな7番目、備前市特別観光大使、山本、頓宮両選手の委嘱についてでございますが、委嘱についての御尽力に感謝をいたします。山本さんは、開幕投手にも抜てきされたと聞きました。今シーズンでの活躍が楽しみでございます。 質問の委嘱式の予定につきましては、プロの選手でありまして、数回にわたりプロ野球オリックス・バファローズと具体的な協議を行ってまいりました。去る2月19日に球団の事務局から来シーズンも新型コロナウイルス対策ガイドラインに沿った厳しい規制がかかるため、ファンサービスや記念式典での委嘱状交付式は困難であるとの連絡でございます。したがいまして、当方といたしましてはシーズン開始前の3月中に山本、頓宮両選手並びに球団に御迷惑がかからないように、私のほうが直接球団へ出向かせていただいて委嘱状をお渡しすることがいいんじゃないかと予定をいたしております。 次に、今後の関わり方についてですが、野球教室での指導やイベントでのトークショー、講演活動をお願いしてはおりますが、何分大活躍中の現役投手でありまして、かなりハードルは高いものであろうかと思っております。 まず、両選手の活躍が本市の知名度アップへの一番のPRであり、観光振興にとどまらず、移住・定住、地域活性化に結びつくものと思っております。また、両選手の海外での御活躍も期待しながら、第一線でますます御活躍ができますように応援してまいりたいと、このように考えております。 以上、私からの答弁とさせていただきます。 ○議長(守井秀龍君) 藤森建設部長。     〔建設部長 藤森 亨君 登壇〕 ◎建設部長(藤森亨君) 私から6番、市道整備についてお答えいたします。 市道伊部南畠田線の周辺は、物流施設が増えてきており、大型の貨物運搬車などの交通量も増えてくると予想されています。既存道路の拡幅や交差点箇所の改良整備の検討が必要と考えております。 議員も御承知のとおり、この区間は都市計画道路東片上畠田線と市道伊部南畠田線が重複する路線であることから、どちらのメニューで推進していくのか、位置づけの整理が必要となります。 現在、完成すれば国道2号の渋滞緩和としての道路になるであろう都市計画道路東片上畠田線を整備する場合の最適ルート案や概算工事費の整理、県道磯上備前線を改良することにより想定される効果や概算工事費の整理も併せて行う委託業務を発注しております。 その後、整理したものと将来交通量推計結果を用いて費用便益分析、BバイCを実施し、投資効果、整備効率を客観的に評価することになります。その結果を基に、国庫補助金の活用を視野に都市計画道路として整備していくのか、市道としてできるところから現道を拡幅していくのかを検討したいと考えております。 以上です。 ○議長(守井秀龍君) 再質問はありますか。 再質問に入ります。 石原議員。 ◆6番(石原和人君) 再質問させていただきます。 まず、1つ目の市政についてということで、もう大変ざっくりとした、しかしながらとっても大事なところかなあと僕なりに思うところをお尋ねさせていただいて、市長にお答えいただいて、ほんでこれも正解が何かというのもなかなか分かりにくいところなんですけれども。僕ずっと感じておるんですけれども、幸せとはということでもう世界中の人が、それから日本人も含めてここ数十年来便利なことが幸せなんだみたいな風潮でもってずっと走り続けてきて、それがここで人口減少にもなり、それからいろんな意味で限界も迎えつつ、環境問題にも発展しというようなところに至っとんかなあ。さっきの市長のお答えをお聞きして、割と精神的な、情緒的なところでおっしゃっていただいたんで、非常に安心もいたすところですし、どんな時代になっても一番大事なのは心持ちであり、そういうところかなあというところを改めて感じさせていただいた答弁でございました。ありがとうございました。 それから、3点目のところで今後4年間の備前市政ということで、大変大きな意味を持つ4年間というお答えでございました。もう市民の皆さん健康であって、普通の生活を送っておれば市長さっき言われたように平々凡々な日常が続くわけですけれども、そこに時に非日常的な場面が加わることで生活にめり張りがつき、より思い出の1ページになりというようなことでイメージするんですけれども。現時点で市長がさっき言われた非日常のところの例えばこんなような種類のものとかというようなものでイメージできておられるもの、お教えいただけるものあればお答えいただきたいと思いますが。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 田原市長。 ◎市長(田原隆雄君) まず、幸せ論につきましては、3・11の東日本の震災、そして今回のコロナ禍の中で非常に大きな人の考え方に変化ができてきているんじゃないかと、そのように捉えております。 そのような中で、私たちは備前市市民、備前市でございます。じゃあ、備前市としてそれにどう立ち向かっていくのかという中で、今回オーガニックなまちづくりという表現をさせていただいたんですが、備前市の豊かな自然を活用しながら、もう本当に日常生活は平々凡々な生活でありましょうけども、そこに家に閉じ籠もるだけじゃなしに友達と出ていって楽しめるような、具体的にはグラウンドゴルフの活動であったり、また今回も提案させていただいております温浴施設の活用であったり、また今回図書館についての質問も後ほどありますのでそこで答えさせていただきますが、そういうようなところへ出ていったりというような、そういうような身近で持続可能なものをメニューとして出させていきたいなと、このように思っております。個々の話いろいろしておりますと長くなりますので、まずそのあたりにさせていただきます。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 石原議員。 ◆6番(石原和人君) ちょっとしたところへ出かけるとか、そういうのも一つの非日常でありましょうし、そこにさらに大きな非日常をどういうふうに加えていくかというところでしょうけれども、僕も日常にどう非日常を加えていくか、つくっていくかというところを僕なりにまた可能な範囲で御一緒に考えさせていただける機会があればと願っております。 それから、幸せのところでこの冬も本当に改めて備前市のありがたさを実感した冬でございまして、ニュース等で流れる北国、雪国のあの2メートルも3メートルも積もっとる雪の様子、それから東北の方は本当に御心配でしょうけれども、先月も大きな地震に見舞われた地域も数々ございまして、被害も出ておるようですけれども、その映像を見るたびにもうお気の毒な面もあるんですけれども、我が備前市は本当に奇跡的にすばらしい地理的要件にも恵まれ、気候も温暖でというところに住まわせていただいとんだなあと。 よそで何か大きな災害が起こるたびに市民の方とお話ししますと、もう備前市はほんまにありがてえところじゃなあと。備前市ほどええところはねえわと心を込めておっしゃいます。そういうところをもっとどんどんと多くの市民の方と共有していけたらなあというところでございます。そういうようなところについても可能な範囲で御協力もさせていただきながら、備前市のよさをもっともっと伝えていく、実感する、そんな市政を目指していただければというふうに思います。 それから、2番目の公共交通についてでございますが、一つの事例として美咲町の事業、大きなバスを何台も抱えて事故のリスクを背負いながらというよりも、数年前に発想を転換されてもうタクシー事業者さんに頑張っていただいてという転換をされとるようです。結局、バスが何本通っても結局バス停までの距離感で御高齢の方、ほとんどの皆さんが医療機関かお買物に出向く移動手段で使われましょうから、行きはよくても帰りに大きな荷物を、買物袋をぶら下げてというのもなかなか難しいでしょうし、幾らバスを充実させてもなかなか市民の皆さん、利用者の皆さんのニーズにお応えするのは難しい面もあるのかなあというところでタクシーの、少し工夫もしながら事業者との検討も必要ですけれども、そちらにもウエートを置いたり、シフトをしていくことも一つあるんじゃないかなあということで。 地区で言いますと、先ほどちらっと申し上げました備前市大変広うございますけれども、特に中山間地域の三国地区も小さな集落が点在して、そういうところの公共交通をいかに維持していくかというところが大きな、備前市でもっても一番大きな課題となる地区かなあという捉えでおるんですけれども。 例えば三国地区、集落ございますけど、そういうところは一つモデル地区のような形でいろんな施策であったり、事業、さっきもちらっとありましたけども、言わば実証実験的な形でこういう形はどうだろうかとか、それからこういうことはどうだろうかみたいなことを結構逆に自由にトライできる地域じゃないかなあと思うんですけど、いかがですかね。三国地区ですけれども。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 田原市長。 ◎市長(田原隆雄君) 当然、そのように思っております。そういう中で、前市長当時にやったささめあい号、あそこについても踏襲させていただいて経費の継続、また車検の問題とかというような形で協力もさせていただきました。 そして、ほかの地区でもこういうような事業はどうですかという提案もしておりますが、何分地元にその受入れの体制といいますか、人材が確保できなければそういうようなこともできませずということでありまして、デマンドタクシーの方法であるとか、いろいろ考えられると思います。そういう中で、その人たちが毎日の、最初の説明にも、答弁にもさせていただきましたが、何のためにそれを利用しようとされているんですか。買物ですか、通院ですか、何ですかというその目的をしっかりつかんで、とにかく毎日走らす必要があるのか、また空気を運ぶようなことのないように希望に沿ったメニューを考えてはどうかと、そんな話を検討させていただいております。 いきなりそこまでいきませんでしたけども、そういう中でスクールバスとの併用といいますか、そういう形で便数は確保しながら無駄を省くようなことも考えたいなというふうに思っております。和気町が何でデマンドをやめたのかというような反省も含めて備前市版の、三国版の交通体制はどんな方法がいいのかということを地元の人としっかり話し合っていく必要があるんじゃないかと考えます。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 石原議員。 ◆6番(石原和人君) それぞれ地区高齢化も進んでなかなかそういう地域の交通担い手も少ない状況です。 笹目地区の方にお聞きしますと、行き先はもう地理的な面で専らほとんど和気方面、和気町方面、ささめあいの行き先としましてはお人によっては宗教施設、それから医療機関、やはりもう同じだと思います。時々お店に行かれるかなあというところ。 それから、片や東のほうの加賀美地区の方にお話をお聞きしたんですけれども、加賀美になるともう兵庫県境がかなり近いということで、逆にもう上郡に行くことが多いんだということで。それから、タクシーチケットなんかの事業もありますけれども、どこかに行くにそういう目的地、和気であったり、上郡であったり、吉永であったりというところへ行くだけで片道がもう三千数百円というような状況のところなんで、なんでもう本当に地域のデマンドなんかの形もあるんでしょうけど、なかなか現状は厳しいと思いますんで、タクシー業者さんなんかとよく御協議いただいて思い切ったトライをぜひ続けてしていっていただきたい地区だと思いますので、どうぞよろしくお願いしたいと思います。 それから、バスの運賃の在り方ですけれども、今現状たしか200円で言わばどこでも行けるという形なんですけど、運賃のありようもこの間の新聞にもありましたけれども、大きな経費がかかる中で運賃収入が約1,000万円か1,100万円程度ということなんですけども、その運賃の在り方も御検討いただきたいと思います。 生きていくために必要なところへほとんどの方が行くための移動手段でありますので、果たしてその200円の設定、100円でもいいかもしれませんし、考えようによっては僕はもう無償化というのも思い切って施策の中であり得るのかなあ、検討の余地はあるのかなあと。もうただにしましょうやあというんじゃないんですけど、一つ運賃についても御検討いただきたいと思いますけれども、いかがでしょうか。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 田原市長。 ◎市長(田原隆雄君) 無償化については、私がいつも言うように持続可能な施策を考えんといかんので、軽々に答弁するわけにはいきません。そういう中で、先ほど来説明いただきましたけれども、何が公平かということを考えていただければと思っています。例えば今のような三国とかそういうようなところ、地区へ手厚い施策を市全体の皆さんが認めてあげる、援助にしてもどの金額が本当に公平なのかというところあたりもしっかり議論していく必要があるんじゃないかと。全て同じ、タクシー券にしても同じ値段で出すべきかどうかという、そのあたりもいろいろ工夫が要ろうと思います。そういうようなある程度そういう地域に対する皆さんの閑谷の忠恕じゃないですけど、思いやりを持っていただきたい。自分の地区のことばっかりじゃなしにそういうようなところの地区の人にも目を向けていただけるような広い形で議論がしていただければ我々施策がしやすいなあというように思いますので、そのことについても今後ともよろしくお願いしたいと思います。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 石原議員。 ◆6番(石原和人君) もう公共交通は永遠のテーマだと思いますんで、とにかくしっかりと御議論いただきたいと思います。とにかく一番市民の大事なところを支えておるところの分野だと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。 それから、大きな3つ目の立地適正化計画についてですけれども、新型コロナ禍の影響もあり、少し遅れ遅れというところの御説明ございました。遅れながらも今年度末までに予定では居住誘導区域、また都市機能誘導区域、そういった重要な区域の設定がなされるやに聞いておりますが、その設定作業はいかがなんでしょうか。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 岩崎産業部長。 ◎産業部長(岩崎和久君) 立地適正化計画の進捗につきましては、第3回策定委員会を行い、その中で地域別の構想であったり、各誘導区域の設定を協議させていただくような形になっております。それがスケジュールでは昨年の末あたりを予定しておりましたが、今月中にその第3回委員会を開催し、その提案を受け、その後事務局等で素案の作成というような流れになろうかと思います。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 石原議員。 ◆6番(石原和人君) もう一度、それから確認なんですけど、先ほど市長の答弁で令和3年度中にもう策定が完了でしたか、僕の聞き漏れなんですけど、確認させてください。もう策定が全て令和3年度中に終わるのか、素案が3年度中なのか、もう一回お教えいただきたいと思います。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 岩崎産業部長。 ◎産業部長(岩崎和久君) この立地適正化計画としましては、令和3年度中の策定になりますが、現段階においてはその素案を作成している最中ということで、それを3年中に住民説明会ですとか、パブリックコメントを経て成案として整理するというような予定になっております。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 石原議員。 ◆6番(石原和人君) それから、策定業務の委託はたしか株式会社オオバさんにされとるとお聞きしておりますけれども、こういう非常に重要な大きな重い計画の場合でも、こういう業務の委託、求める成果によってでしょうけれども、こういう重い計画であってもあくまでその業者さんは策定までを請け負うのであって、それから先の進捗の評価であったり、計画遂行に向けてのというようなところは一切もう策定後は関わらないという認識でよろしいですかね。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 岩崎産業部長。 ◎産業部長(岩崎和久君) 委託業務の中では策定までということで、策定した後につきましては市の中で評価していく形になろうかと思います。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 石原議員。 ◆6番(石原和人君) 本当に何十本もある計画のよくあるパターンかなあと思います。もう策定のところまで高い費用をかけて委託をして、やむを得ん面もあるんでしょうけれども、その後はもう備前市さん頑張ってくださいという状況だと思いますんで。本当に大変重要な大きな計画だと思いますんで、これももう計画ができてからがそれこそ大変な作業になろうかと思いますんで、都度委員会等にも御報告をいただきながら、我々も少しでも理解を深めながら進んでいけたらというふうに思います。 それから、歴史文化施設のところで、このたびは歴史民俗資料館について取り上げさせていただきました。先ほどありまして、市長から企画展の工夫をというような捉えで御答弁いただいたかとさっき感じたんですけれども、そうじゃなくて今もお見受けしたら企画展、3月に入ってされとるようなんですけれども、企画展は企画展としていろんな取組を順次されたり、もう常に置いとる常設のほうなんですけれども、そこをもっと工夫が必要じゃないかなあと。ちなみにお聞きするんですけど、入れ替えたりというのは随時されとんか、それからもし分かれば今並べとる民俗品とかそういう資料、常設のほうですけれども、あれいつから置かれとるものなのかとかというのが分かればお教えいただきたいんですけれども。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 田原教育部長。 ◎教育部長(田原義大君) いつからずっと置いているかというのは把握はしていないんですが、具体的には部分的に常設展のあるところの展示品も一部は入れ替えながらやっていると思います。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 石原議員。
    ◆6番(石原和人君) これは幾らでも工夫はできる部分だと思いますし、それからもう図書館と同じで今現状同じといいますか、今現状入館料いただいていない形ですけれども、先ほど申し上げた和気町は安価ですけども、200円徴収をされております。その入館料の取扱いもよく分かりませんけれども。 さっきの図書館にも関連するんですが、図書館に対していつの時代からか昔ながらの本を読む、本を借りる、本で調べるのが本来図書館であったのが、いつの時代からか憩いの場であったり、集いの場であったり、イベントを開く場所としての捉えにだんだんシフトしてきているのかなあと、よりその傾向が強いのかなあと思うんですけれども、お考えいただいてどの歴史文化施設なんかも恐らく入館された子供さんを含め一般の方も恐らく滞在時間てお好きな方で時間かけられる方もおられましょうけど、かなり短いんじゃないかなあと。僕、逆に発想の転換で図書館をそういう憩いのスペース、それからくつろげるカフェとかラウンジとかよく出てくるんですけど、逆に民俗資料館の一角とか、一角でさっき言うたようなもうちょっと近い時代の懐かしさをより感じられるようなものを実際に触ったりとか、ああだこうだ、あの頃懐かしかったな、こんなんあったなあというて語り合いながらくつろげる空間というのは僕図書館より逆にそっちのほうの文化施設のほうがふさわしいんじゃないかなあというふうに思うんですが、その辺の検討っていかがですかね。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 奥田教育長。 ◎教育長(奥田泰彦君) 御提案ありがとうございます。そこの歴史民俗資料館には常設として古い時代の道具や民具、展示をしております。小学校でいえば、小学校3年生の子供たちが3年生から見ておじいさんの子供の頃、それから3年生から見てお父さんの子供の頃の道具とかがどんなものがあったか、どういうふうに使っていたかという学習をする、社会科の学習でする場面があるんですが、そういったことにも見学に来た子供たちへ活用をしております。 今、議員さんおっしゃったようにそれにプラスをして体験をするとか、その道具を使って体験をするであるとか、それから実際におじいちゃんとかお父さんと学校で見学に行く以外に訪ねて話をしながら道具について語り合う、そういう体験非常に大事なんじゃないかなというふうに今議員さんのお話を聞きながら思いました。 実際に、小学校3年生の子から見ておじいさんの子供の頃、お父さんの子供の頃、年数がたっていったら私自身も孫がおりますけれども、それよりもまだ古い年代の道具なんかが今歴史民俗資料館に置いてありますが、それも考えながら、時代とともに考えながら展示も工夫していくというか、入れ替えていくということも必要なんじゃないかなというふうに思います。貴重な御意見ありがとうございました。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 石原議員。 ◆6番(石原和人君) 大変貴重なというか、御説明いただきました。今、教育長言われたまさしく小学校3年生、9歳、10歳の子供さんのおじいちゃん、おばあちゃんの子供の頃ですから、今の小学校3年生のおじいちゃん、おばあちゃん、恐らく60歳前後かなあと、60代ぐらいの方が多いんかなあと。まさしくその方々が子供の頃というたら高度成長期ですよね。だから、もっとその辺を僕が言よんのがこれが正解とか、もういろんなこと考えられると思うんですけど、ぜひとも切り替えていただいて旧態依然としてもうずうっと木製の牛が引っ張る農具もそれは大事なんですけど、切り替えていただいてより楽しめるというか、そういう有意義な空間づくりに注力いただければと思います。 それから、すいません、6つ目の市道整備についてただいま建設部長より御説明具体的なところでいただきまして、お聞きしよったら本当に長い、長い長い道のりになるんかなあと、都市計画道路との兼ね合いもあるということで。今後ですけれども、主導してあの道路を考えていくのは都市住宅課になるんでしょうか、建設課になるんでしょうか、どういう形になるんでしょうか。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 藤森建設部長。 ◎建設部長(藤森亨君) 今の委託業務の話をさせていただきましたが、委託業務へ出しているのは立地適正化計画併せて都市住宅課のほうで発注をしております。その結果によってどちらが主導でなるというのはその結果で、検討した結果になってきます。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 石原議員。 ◆6番(石原和人君) 東片上畠田線としての意味合いであればかなりそれこそ長いところで、伊部南畠田線で考えてまずはいただいて、その中でももう畠田交差点に近い部分、コーワンさん今増設進んでいますけど、少し下げて道ある程度の広さを確保できる形で、道がもう一番肝腎のところが狭くて、またちょっと広がって、また狭く、もうこんな感じで支援学校の周りも危ないとは思いますし、全体的なこともあるんですけど、まずは取りかかれるスポット的なところから都市計画と建設のほうでいろいろ難しいところもあるんでしょうけど、まずできるところはもう最優先で取り組んでいただきたいんですけど、全体は全体としてまず課題を把握して捉えていただいて、できるところはまずスポット的でも進めていただきたいと思うんですけど、いかがでしょうか。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 藤森建設部長。 ◎建設部長(藤森亨君) そのあたりは議員と全く同じような考え方です。ただ、用地の関係があるんで、その用地が先にオーケーがもらえなければどちらから進める、スポット的にやるというのもなかなか難しい問題だと思っております。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 石原議員。 ◆6番(石原和人君) 何か熱量の伝わらないようなお答えなんですけど、微力ですけど、もう御協力できるようなところはぜひ協力もさせていただきますんで、少しでも危険度の軽減であったり、そういうところ、利便性向上であったりというところはぜひ取り組んでいただきたい場所だと思いますんで、よろしくお願いします。 それから、特別観光大使ですけれども、近々どうかなあというところなんでしょうけど。今、懸垂幕かかっていますけど、ここの地元の福島選手も中日ドラゴンズ入団ということで、福島選手もまだ入られたばかりでいろいろありましょうけど、御本人の意向であったり、球団のお考えであったりもありましょうけど、現時点で備前市何かお考えのことあればお教えいただきたいと思うんですが。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 田原市長。 ◎市長(田原隆雄君) 今後検討してまいりたいと思っております。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。     〔「ありがとうございました。以上で再質問を終わります」と6番石原議員発言する〕 以上で石原議員の質問を終わります。   ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(守井秀龍君) 会議中途ですが、この際暫時休憩いたします。     午前10時42分 休憩     午前11時00分 再開 ○議長(守井秀龍君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。 次に、西上議員の一般質問を願います。 7番西上議員。     〔7番 西上徳一君 登壇〕 ◆7番(西上徳一君) それでは、通告に従いまして一般質問をさせていただきます。 1番目、備前市認可対象小規模保育園についてお伺いいたします。 備前市では、現在54名の入園保留者がいます。特に、ゼロ歳児から2歳児までの待機児童対策が重点課題となっています。2022年春に備前市認可対象の小規模保育園を備前プレーパークの会が新設されます。2021年度重点施策の概要から、事業の内容は開所日、令和4年1月予定、開所時間、7時30分から18時30分、利用定員、19人となっています。 また、私立保育園は私立ならではの個性を出すことができます。例えば英語、音楽、美術、運動をはじめ独自に力を入れているものや、特色を打ち出した園が見られます。保育士さんも自分のアイデアを生かせる、やりがいにつながると思います。 そこで、1番目、小規模保育園の事業内容について詳しくお教えください。 2番目、この小規模保育園の力を入れている点、またセールスポイントは何でしょうか。 3番目、小規模保育園が開園されることにより、待機児童が何人少なくなるのでしょうか。 4番目、市内で同様の保育施設はほかには考えられていないのでしょうか。 大きな2番目、久々井総合運動公園の活用について。 令和3年度重点施策の概要から、備前市総合運動公園多目的競技場が令和3年8月末で公認期間満了となることから、第3種公認競技場としての更新に必要となる改修工事及び備品購入などの整備を実施とあります。詳細をお教えください。 この際、備前テニスコートが総合運動公園にあり、センターコート1面とサブコート26面、合計27面あることから大会合宿も多い。そこで、合宿所も整備していただきたいと思っております。 1番目、陸上競技場の第3種公認認定に伴うメリットについてお教えください。 2番目、よい施設にもかかわらず、特に平日は閑散として利用率が低いと思われます。有効な活用方法として大きな大会を誘致したり、合宿所を整備して平日の利用促進を図る考えはないのでしょうか。 また、利用促進を考える上で仕事をリタイアされた方に人気のグラウンドゴルフがありますが、ネットを取り外すなどしてグラウンドゴルフ場等にするのはいかがでしょうか。 大きな3番目、人事評価についてお伺いいたします。 地方公務員法の一部改正(平成26年5月公布、平成28年4月施行)により、能力及び実績に基づく人事管理の徹底が規定され、能力本位の任用制度の確立、人事評価制度の導入、分限理由の明確化が求められることになりました。職員の任用が人事評価、そのほかの能力の実証に基づき行うものであることや、職員がその職務を遂行するに当たり発揮した能力及び上げた業績を把握した上で行われる人事評価制度を導入し、これを任用、給与、分限、そのほかの人事管理の基礎とするということでございます。 したがって、これに応えられる人事評価制度の整備と適正運用のための仕組みづくりが必要となりました。特に、人事評価を任用、給与、分限、そのほかの人事管理の基礎とするということから、今まで以上に人事評価の整合性と納得性が求められます。 人事評価が任用、給与、分限、そのほかの人事管理の基礎となるわけですから、今まで以上に納得性の高い人事評価の仕組みが必要となります。プロセスを重視し、評価者だけでなく自己評価、面談を通じて被評価者の意見も取り入れて納得性の高い人事評価を目指します。さらに、納得性の高い人事評価を行うことで公正処遇だけでなく、能力開発や能力活用に結びつき、職場の活性化にもつながるようになることを目指します。また、人事評価の結果をどのように任用、給与、分限、そのほかの人事管理に結びつけるかも重要なポイントになります。 以前、民間企業でうまくいかなかった過度な成果主義や結果主義にならないように、あるいは限られた原資を職員同士で過度な取り合いにならないように、市町村職員にふさわしい適切な連動方式や分配方式を目指します。 人事評価とは、上司が部下の仕事ぶり、能力や行動と仕事の結果を評価し、優れている点を認識してさらに仕事に活用する、また劣っている点やいけない点は指導してよい仕事をするように仕向けていくために行うものであり、管理監督者が当然行うべきであります。 処遇のためでなく、人材育成と能力の活用により役所の成果や仕事の効率を上げることが大事です。 そこで1番目、人事評価、勤務評定ですが、についてどのようにされておるのか、お教えください。 2番目、人事評価をどのように活用しているのでしょうか、お教えください。 3番目、評価によって人事異動に生かしているのでしょうか。 4番目、幹部職員は市長人事と思われますが、人事異動はどのような流れで、誰がどのように決定するのでしょうか。 以上、明確な答弁をよろしくお願いいたします。 ○議長(守井秀龍君) ただいまの質問に対する答弁を願います。 田原市長。     〔市長 田原隆雄君 登壇〕 ◎市長(田原隆雄君) それでは、西上議員の質問に順次お答えをいたします。 まず、待機児童問題について。 まず、前市長の所得制限なし、ゼロからの保育料無料の国に先駆けた取組は、事前に受皿づくりのないままの見切り発車であり、その問題点の処理に苦労しているということをまず市民の皆さんに御理解をお願いしたいと、このように思っております。 そういう中で、備前市の2月末現在の入園保留者54名にしても、これは全てゼロ歳から2歳児であります。3歳以上は、全員対応できるように努力をしております。要するに、他市町でいう待機児童ということについてはゼロだということについても評価をいただきたいと、努力に評価をいただきたいと思います。 今回の備前プレーパークの小規模保育園の設置についてもできる限りの支援をさせていただき、ここまでこぎ着けることができました。そういう意味でも予算議決にはぜひ御賛同をお願いしたいと、このように思います。 1番の備前市認可対象小規模保育園についての1点目、事業内容についてですが、この事業は国の待機児童対策としてゼロ歳児から2歳児を対象にして定員6人から19人と少人数で運営される私立の保育園の設置であります。待機児童は、本市もそうですが、全国的にゼロ歳児から2歳までが多く、小さなスペースでも開園できる保育園として制度化されたものが当小規模保育事業であります。財政的にも国が3分の2を財政援助をしていただけ、また市区町村の認可事業でもございます。 2点目のこの園の力を入れているところにつきましては、いわゆるセールスポイントにつきましては議員もよく御存じかと思いますが、子供が自ら育つ力を信じ、生きる力を育む教育理念の下に、自然遊びや食育、農育など、手、足、頭、体、心全てを使ったバランスのよい子供の育ちを探求する保育とともに、併設する地域子供支援拠点事業や利用者支援事業、またプレーパーク事業と連携した総合的な子育て支援事業を展開されるということであります。 3点目、このことにより、待機児童が何人なくなるかについてですが、利用定員をゼロ歳児4名、1歳児5名、2歳児10名の計19人を見込んでおりますので、定員数を受けられることになれば待機児童数は19名少なくなると、こういうことでございます。 4点目の市内で同様の施設はほかに考えられないかということでありますが、備前市の待機児童の解消対策として今回当該のNPO法人が小規模保育事業の新設ということで熱心に、精力的に計画をいただき、市もこれを力いっぱいバックアップし、国からの援助が内定されて実現したものでありまして、他の法人でもこういう計画をいただければ力いっぱい支援してまいりたいと、このように思っております。 全て市長からということでありますが、具体的なことについては担当者からの答弁にさせていただきます。 総合公園につきましての件ですが、1点目、陸上競技場の3種公認認定のメリットについてでありますが、岡山県の東南部エリアにおける公認競技場として陸上競技協会等を中心に、近隣自治体も含めて各種記録会の会場として御利用いただいております。 また、最近では谷三三五記念陸上大会など、県内外から参加もいただく大会も開催されるほか、パラリンピック日本代表の佐藤友祈選手などがホームグラウンドの、車椅子競技ですね、ホームグラウンドのように事業参加いただいており、競技スポーツの拠点として果たす役割は大きいものと考えております。 2点目のテニスコートの有効利用についてですが、今でも国体やインターハイなど全国規模の大会で利用されてきましたが、本年9月には日本マスターズ岡山大会の会場としても利用されることになっております。 なお、合宿所の整備につきましては必要施設と認識しており、実現性を模索いたしております。前市長の際に提案した計画には問題点があり、課題点があり、議会の承認が得られなかった経緯があります。しかしながら、今後も交流人口の増加を図るため、合宿所の誘致など、関係機関と連携しながら進めていきたいと考えております。その際には御協力をお願いします。 また、テニスコートは年間約5万人利用している県の施設を市が指定管理を受けて活用をしておるものでございます。したがいまして、他の競技等での利用は施設の性格上困難であろうかと思います。 久々井の運動公園の活用促進のため、現在の施設のフル活用やリタイアされた方の活用、シーカヤックの基地であるとか、ウイズコロナ、アフターコロナを見据え、合宿の誘致などこれからスポーツによるまちづくり施策に力を入れていきたいと考えております。 大きな3番目、人事評価について御高説を賜りました。職員の任用の責任者は市長である私でありますが、その任用事務につきましては最終決裁と責任だけが市長である私のところに回ってくることにすぎません。市長が直接任命できるのは、政権が変わったから総入替えが行われるようなアメリカや韓国などとは異なり、直接人事は副市長である、また教育長でしかありません。それすら議員の皆さんの同意が必要であることは御承知のとおりであろうかと思っております。 したがいまして、地方公務員法で守られ、身分保障されている職員が一生懸命働いてもらうのにはどういう方法があるだろうかと思うわけであります。私は、新採用の職員の任用式や仕事始めの訓示でいつも公務員とは市民のために働くことができるすばらしい仕事なんだということを自覚と誇りを持っていただきたいと、そのように話をします。市の仕事は市民の揺り籠から墓場までのお世話を任されてございます。数値や形で見えない仕事、嫌な仕事、危険な仕事もありまして、それをどういうような評価の仕方ができるのかということは大変難しいものでありますが、それらの仕事は全て市民にとっては大切な仕事であります。 民間企業と違って抜てき人事や特別報酬や手当など、制度的に難しい公務員社会でございます。自分の思いと異なる動きや失敗したときに腹も立ちますが、大声でどなってみても本人に反省やその気がなければ何の解決にも、事業が前にも進みません。要は、上司と部下の信頼関係と公務員としての自覚がなければ解決できないものと考えております。 幹部職員が市長の考えを理解し、具体的指示を与えて実行、チームでワーク、チームワークすることであろうかと思います。事業の結果や職員の管理監督責任は全て市長である私に降りかかってくるわけでありまして、最高責任者の私は4月11日に市民がそれを評価するわけでございます。 質問の意図が分からない中で答えになったかどうか分かりませんが、具体的な人事評価についての実務については担当のほうからお答えをさせていただきます。 以上です。 ○議長(守井秀龍君) 高橋総務部長。     〔総務部長 高橋清隆君 登壇〕 ◎総務部長(高橋清隆君) それでは、私から3番1点目、本市の人事評価についてでございますが、備前市職員の人事評価実施規程に基づき、毎年2月1日を基準日といたしまして各職員の自己評価と面談による人材育成を基本とした評価を実施しており、1次評価結果につきましては被評価者に対して公表をされております。 2点目、評価結果の活用についてですけども、規定に基づき職員の人材育成、昇格、昇級等に活用をいたしております。 3点目、評価結果と人事異動につきましては、必ずしも連動しているものではございません。 4点目、幹部職員の人事異動に関しましては、人事担当による各部長、課長等へのヒアリングや各職員の能力や資格、経験値等を勘案して市長、副市長、人事担当で調整をいたしております。 以上でございます。 ○議長(守井秀龍君) 関係の、1番のところはよろしいの。よろしい。再質問はありますか。 再質問に入ります。 西上議員。 ◆7番(西上徳一君) 最初の1番目の小規模保育園についてからお願いいたします。 先ほど、市長もお答えになりましたけれども、よく聞こえなかったので、小規模保育園と一般認可保育園との違いをもう一度お願いいたします。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 田原教育部長。 ◎教育部長(田原義大君) 今回の小規模保育園の設置でございますが、こちらについては国が認めた待機児童対策ということで、今回の事業についてはゼロから2歳児を対象に定員6から19人と少人数で運営される私立の保育園の設置でございます。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 西上議員。 ◆7番(西上徳一君) 小規模のほうはゼロ歳から2歳児、年度中に3歳児になるということでしょうけど、違いということなんで、一般保育園、一般認可保育園のことも教えてください。 ○議長(守井秀龍君) 答弁願います。 田原教育部長。 ◎教育部長(田原義大君) 公立の保育園との違いということなんですが、市との関わり合いといった中で職員採用、こちらの小規模の保育園については職員採用についてはNPO法人が採用することになります。園児の募集であるとか、入園の申込み、入園決定などについては公立の保育園、こども園と同様、市が行っていくこととなります。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 西上議員。 ◆7番(西上徳一君) ゼロ歳から2歳児、年度中に3歳児ということで、これは生後何か月から受入れが、このNPO法人のプレーパークの会さんのところではなんでしょうか。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 田原教育部長。 ◎教育部長(田原義大君) 市と同じ考え方でございまして、生後6か月を経過した段階でということになります。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 西上議員。 ◆7番(西上徳一君) 備前プレーパークさんの会の事業とリンクさせてこの新しい小規模保育園ということを先ほど市長の答弁でも言われていましたけれども、プレーパーク事業のほか、もう一度ほかの事業について教えていただければと思います。今やられよる事業です。 ○議長(守井秀龍君) 眞野保健福祉部長。 ◎保健福祉部長福祉事務所長(眞野なぎさ君) 備前プレーパークの会は、今市が委託しております地域子育て支援拠点事業と利用者支援事業を行っております。その2つの事業もこちらの新しい施設で行う予定となっております。 以上です。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。     〔「分かりました」と7番西上議員発言する〕 西上議員。 ◆7番(西上徳一君) それをリンクさせて、うまいことさせていくということで間違いないですね、部長。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 眞野保健福祉部長。 ◎保健福祉部長福祉事務所長(眞野なぎさ君) そのとおりでございます。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 西上議員。 ◆7番(西上徳一君) この入園申込みは現地以外で市役所でもいける、その入園申込みはNPO法人さんの備前プレーパークさん以外でも市の窓口でもできるんでしょうか。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 田原教育部長。 ◎教育部長(田原義大君) 先ほども申し上げましたが、入園申込みについては市が募集や入園申込みの受付を行うという形になります。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 西上議員。 ◆7番(西上徳一君) 分かりました。ありがとうございました。 それでは、2番目の久々井総合運動公園の活用についてということで、第3種公認ということで受けられるということで、公認は1種から4種までということを私もさっきはお話ししましたけれども、この公認は日本陸連のいろんな各専門委員会から成り立っていますけど、どの委員会が担っているのか、お教えいただきたいと思います。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 田原教育部長。 ◎教育部長(田原義大君) どの委員会という名称については私は把握しておりませんが、検定員という方がおられまして、県、国からの日本陸連の関係の検定員が来られまして、定期的に検定をして公認をしていくという流れになっております。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 西上議員。 ◆7番(西上徳一君) 検定員がおられ、その検定員さんがどちらかの委員会、各専門委員会に所属しておられるんじゃないかと思うんですけど、よろしいです。 今現在、第3種公認ということで、上には1種、2種とございますけれども、将来的には公認の昇格というか、第2種にはいろんな条件が、厳しい条件がありましょうけれども、今後の将来的な展望として上を目指されることは考えられるんか、られないのか、お願いいたします。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 田原教育部長。 ◎教育部長(田原義大君) 1種、2種というのは厳しいと考えています。というのが、備前市の財政状況とか、その規模で3種を維持していくということがやっとというようなことでございます。1種、2種となりますと規模、そういったものがありますし、維持管理、そういったものに莫大な費用がかかってきますので、そういった上を目指すとかといったことは考えてはおりません。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。     〔「よろしいです」と7番西上議員発言する〕 西上議員。 ◆7番(西上徳一君) 3番目の人事評価についてお伺いいたします。 まず1番目なんですけれども、目標管理制度は上司が部下をマネジメントする目的で使われる手法だということです。上司は部下が目標設定する際にサポートし、目標を役所の方向性と一致させるように導いていきます。また、個人の成長につながることにもなるということですが、適切な目標を設定するのは個人では簡単ではありません。サポート役として上司の介入は大切だと思っておりますが、上司はサポートしてやっておるのでしょうか、その辺をお聞きいたします。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 高橋総務部長。 ◎総務部長(高橋清隆君) 目標管理制度につきましては、年度の当初にこれもまた上司と部下の面談を基本に難易度の設定、目標の設定、それからいつまでにこれをやり切るかというような仕組みで、あくまでも面談を前提として目標設定をいたしております。 以上でございます。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 西上議員。 ◆7番(西上徳一君) それから、事務事業評価の主な目的は行政運営に経営的な視点を取り入れて事業の成果を重視する。成果重視に限られた行政資源を効率的、効果的に活用し、事業を推進するために必要性、効果等を評価する。そして、職員の意識改革だと思います。 そこで、この評価するタイミングいうんか評価の時間なんですけれども、事前にやられるんか、事中にやられるのか、事後にやられるんか、その辺をお願いいたします。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 高橋総務部長。 ◎総務部長(高橋清隆君) 基本的には事務事業評価、行政評価制度につきましては現在の運用は決算数値を使って人件費も含めた事業費でコストがどれぐらいこの事業にかかっているかということを評価いたしておりますので、前年度決算数値で次年度に評価を行っておるということでございます。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 西上議員。 ◆7番(西上徳一君) ということは、事後ということでよろしいでしょうか。 ○議長(守井秀龍君) 高橋総務部長。 ◎総務部長(高橋清隆君) おっしゃるとおりです。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。     〔「分かりました」と7番西上議員発言する〕 西上議員。 ◆7番(西上徳一君) そして、その評価の流れというのは今部長が1次評価までおっしゃいましたけれども、それからその次の2次とか、その次に行かれるとか、そこの1次評価までで止まっておられるのか、その流れのほうはどのようになっているのか、お知らせください。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 高橋総務部長。 ◎総務部長(高橋清隆君) まず、細分化された事務事業評価というのを行います。その事務事業評価をまとめて一つの施策として施策評価を行っておるという流れになります。 以上です。 ○議長(守井秀龍君) 西上議員、西上議員、再質問での質問は新たな展開はしないように。事業評価の話になっていますので、人事評価の話であれば引き続きということになりますが、事業評価は新たな展開になりますので、しないようにお願いいたします。     〔「分かりました」と7番西上議員発言する〕 西上議員。 ◆7番(西上徳一君) それでは、先ほど聞いた目標管理と事務事業評価とどのように結びついているのでしょうか、お伺いをいたします。 ○議長(守井秀龍君) 高橋総務部長。 ◎総務部長(高橋清隆君) 事務事業評価については直接人事評価につながるものではないということです。目標管理については事務事業評価の目的の難易度、達成度を踏まえた仕事の質であるとか、仕事の量であるとか、成績評価要素として捉えております。 以上です。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 西上議員。 ◆7番(西上徳一君) 分かりました。 最後に、人事評価について最後に一つお聞かせ願いたいと思います。 平成30年2月定例会の議会閉会後、当時の古い庁舎の2階のエレベーター前の自動販売機あたりで、ここは副市長室の前あたりなんですが、この自動販売機のところで立ち話をしていた方からこんなお話を聞きました。副市長室から大きな声が聞こえてきた。翌週発表される新年度の職員人事異動について、市長と副市長ともう一人で協議されていた。市長と副市長にA氏が大きな声でがなってこいつはあかんでという大きなどなり声が廊下まで聞こえてきたといいます。よく市役所で見る土木関係のA氏の声だったと言います。 職員でもない外部の人間が、職員人事異動内容を事前に見せてももらい、意見をして異動に関わって指図する、このようなことは絶対あってはならんというようなことですが、この30年3月の閉会日は調べてみますと3月23日でしたかね、の話はいかがだったでしょうかということをお聞きしたいと思います。人事異動に反映されたのでしょうか。また、そのようなやり取りは、関係は今も続いているのか、また外部者に見せて指示を仰ぐということは……。 ○議長(守井秀龍君) 西上議員、一問一答でお願いします。 答弁を願います。 田原市長。 ◎市長(田原隆雄君) 何のことか全然分かりません。また、外部からそんなことを言われたりするようなことでふらふらするようなことは一切ございませんので、そういう御懸念をされませんように。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 西上議員。 ◆7番(西上徳一君) 一問一答ということなので、外部者に見せて指示を仰ぐということは先ほどの答弁にあった人事評価に反映されていないということではないでしょうかと、こういうようなことが言いたかったんですけど、いかがでしょうか。 ○議長(守井秀龍君) 答弁願います。 田原市長。 ◎市長(田原隆雄君) そんなばかなことはあるはずがないじゃないですか。そういうことを想像することすら、これ以上言うたら腹が立つから。どなたがどういう言われ方したんか知りませんけども、根拠のないつまらん話は議会の場です、しっかりしてください。無礼でしょ。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 西上議員。 ◆7番(西上徳一君) そら反問権とも取れるようなお言葉ですけれども、それは言える場所をそちら設定してくれれば私も宣誓して知っていることをお話し……。 ○議長(守井秀龍君) 西上議員、一問一答でお願いします。     〔「通告しとん」と呼ぶ者あり〕     〔「通告してますよ」と7番西上議員発言する〕 もう一度質問してください。 西上議員。 ◆7番(西上徳一君) それはそれ誰からということですが、その言える場所を設定してくれりゃあ私も宣誓して知っていることをお話しするというようなことを今言ったわけです。 ○議長(守井秀龍君) 西上議員、それは質問外の質問ですので、控えていただきたいと思います。 西上議員。 ◆7番(西上徳一君) それは平成30年3月23日金曜日ということで、議会閉会後ということで時間も大体分かるような時間帯じゃないかと思うんですけど、それは秘書課に来客名簿に残っているんじゃないかと思うんですが、それはいかがでしょうか。 ○議長(守井秀龍君) 答弁願います。 田原市長。 ◎市長(田原隆雄君) 質問の趣旨が分からんのですけども。外部からのそういうようなことについては一切ありませんという話は申し上げとるじゃないですか。質問の趣旨が分かりません。こういう場で議論する話であるかどうか、しっかり議員の皆さんは、議長さばいてくださいよ。 ○議長(守井秀龍君) 質問に答えていただいたら結構です。 よろしいか。 西上議員。 ◆7番(西上徳一君) それでは、開示請求したら出てくるというようなことだと思うんで、またそれは改めてさせていただきます。 過去にも、またこういうことは関係なく職員人事異動について一度決めた後に変更したと、こういうようなことは今の事例には関係なくそういうことはあるんでしょうか。 ○議長(守井秀龍君) 田原市長。 ◎市長(田原隆雄君) ありません。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 西上議員。 ◆7番(西上徳一君) ありませんということで、これからも引き続き公正公平な人事評価と人事異動をお願いして終わりたいと思います。 以上です。 ○議長(守井秀龍君) 以上で西上議員の質問を終わります。   ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(守井秀龍君) 会議中途ですが、暫時休憩いたします。     午前11時39分 休憩     午後1時00分 再開 ○議長(守井秀龍君) 休憩前に引き続き会議を再開します。 再開に当たり、議員各位に申し上げます。 一般質問については通告の範囲内において行い、その発言においては議会の品位を重んじていただきますよう議長から格段の御協力を願います。 それでは次に、掛谷議員の一般質問を願います。 11番掛谷議員。     〔11番 掛谷 繁君 登壇〕
    ◆11番(掛谷繁君) まず初めに、新型コロナウイルスが流行してから医療・介護施設等の現場で大変苛酷な仕事に従事されている方々に対し、心から感謝申し上げます。 それでは、通告に従い一般質問をさせていただきます。 大きな項目の1点目、デジタル化の早期取組でスマートシティーについて。 今回のコロナ禍が一つの大きなきっかけになり、皮肉なことに日本のIT情報技術の脆弱さというか、後れを日本国内はもとより世界中にアピールすることになってしまいました。それが影響してか、菅内閣の下でデジタル庁という新たな組織ができようとしております。 広い意味でITは時代に応じてその内容が大きく変わってきております。AI、人工知能に関心が寄せられたかと思うと、今最先端ではDX、デジタルトランスフォーメーションとなり、さらにその延長線上にはプラットフォーマーというクラウド上で展開するなど5Gを応用する技術も展開されてきております。 先般、広島県は日本の中で先駆けて、特に知事が旗を振って本格的にこのDX推進本部を立ち上げております。今後、さらなる変革をもたらすデジタル化社会について、何点かお伺いいたします。 1点目、AIのさらなる導入について。 和気町は、わけまろ君という移住希望者向け住民サービスを行っておりますし、東京都文京区ではごみ分別、大阪市では職員の知恵袋などのチャットボット等が既に導入されております。備前市での今後の導入の見通しについてお聞かせください。 次に、医療、介護や独り暮らし支援等について、既に導入済みの自治体があります。医療では診断予約、成人病等の疾病者などのアドバイスやオンライン診療、介護訪問などには効率的スケジュール管理、安全・安心では犯罪予防、火災、災害に備えた支援、また独り暮らしへの支援、子育てでは子育て関連情報、保育所の入所調整等、様々な分野にAIが導入されております。備前市の具体的な方針について見解を求めます。 2点目、ITからDX、デジタルトランスフォーメーションへどのように推進、転換するかについてでございます。 ITの浸透が人々の生活をあらゆる面でよりよい方向に変化させるという考え方であり、部分的なパッチワーク的なものではありません。システム全体として導入し、新しい今までにできなかったような価値を創造していく、今あるいろいろなデジタル技術とデータを動員していく戦略的な改革がDXであります。備前市では、少し先の話にはなるんじゃないかと思いますが、今後プロジェクトチームを立ち上げるなどどのように推進し、転換していくのか、お尋ねをいたします。 3点目、マイナンバーカードの普及と活用について。 2020年度の全国のカード交付枚数は3,125万枚、普及率は24.6%と前年の10倍近くに増えているとの総務省の発表がありました。要因としては、国民1人当たり10万円の特別定額給付金配付や最大5,000円を還元するマイナポイント事業の手続にカードが必要なためと分析しております。 そこで、マイナンバーカードの現状の普及率と備前市への市民への周知方法についてお聞かせください。 国は、2022年度末に全国民にカードを取得すると目標を掲げております。本市の見通しについてお伺いします。 また、マイナンバーカードの今後の活用について、健康保険証、運転免許証等将来のひもづけについての計画をお知らせください。 4点目、政府のAI婚活支援の取組について。 政府は、このAIを活用しての婚活支援活動の取組を本格的にやっていこうとしています。備前市ではどのように具体的に取り組まれるのか、お尋ねいたします。 5点目、各種申請書のPDFをエクセル化にしてはの提案であります。 各種申請についてはセキュリティー対策等としてPDFでの申請となっていることが多いと思います。印刷し、基本的に手書きで記入し、来庁または郵送しなければ手続が行えない状況かと考えております。セキュリティーの強化や条件強化を図り、ワードやエクセル化し、電子で申請できるよう住民サービスに努めてはどうか、見解を求めます。 6点目、UD、ユニバーサルデザインのフォント、文字ですね、フォントの使用について近年パソコン上の字、文字にUDフォントを利用されてきています。ユニバーサルとの言葉のとおり見やすく、優しいフォントであると思います。本市でも、今後このUDフォントに仕様変更を検討してみてはどうか、提案をいたします。 次に、大きな項目の2番目、教育について。 1点目は、ESDの導入についてであります。 2017年3月に公示された小・中学校の新学習指導要領の前文及び総則に持続可能な社会の作り手の育成が掲げられております。各教科においても、関連する内容が盛り込まれました。つまりSDGsの学び、持続可能な開発のための教育、ESDの本格的な導入が示されております。 このESD、ユネスコスクールは、現在日本で1,000校以上であります。例えば例を挙げれば奈良市では総合学習の時間にESDの視点を取り入れた世界遺産学習を行っております。備前市でもぜひ導入を考えていただきたいと、教育長の見解を求めます。 2点目、GIGAスクール構想の取組と実態について。 初めに、このGIGAスクール構想による児童・生徒、職員のタブレット配付計画数量についてでありますが、今日資料を頂きました。ありがとうございます。 備前市では、4年前に市費でタブレット1人1台配付をいたしました。今回、国が全額補助し、更新できると聞いていますが、市費の持ち出しはないか、確認したい。いかがでしょうか。 また、更新後のこのGIGAスクールの取組について、何がどう変わるのか、教育委員会としてどのような計画で実行されていくのか、お聞かせいただきたいと思います。 3点目、教員のICT研修について。 文部科学省は、公立小・中学校の教員が情報通信技術、ICTを活用した授業方法を学ぶ研修を受講しやすくするため、勤務校にいたまま受けられるオンライン方式をこの4月から拡充すると決めているようであります。備前市ではどのように取り組まれるのか、お伺いをいたします。 大きな項目の3番目、片上地区のグランドデザインの検討について。 1点目でありますが、旧アルファビゼンに専修、専門大学、専門職大学や短期大学の誘致はできないかということであります。御存じのように、片上地区アルファビゼンはいろいろもう計画がございますが、私は専修や専門、専門職大学、短期大学とか、そういう誘致がここに可能であれば若い学生が片上の町に増えることで大きく活性化に寄与でき、貢献ができると考えます。旧アルファビゼンの抜本的な在り方を検討してみてはと思います。誘致を望む既存の大学等に働きかけ、備前市も支援する形で再募集を市としてやらないか、御提案をしたいと思いますが、いかがでしょうか。 2点目、図書館整備について。 図書館をコンパクトで海が見えるロケーションがいい場所に建設してはどうか、クラウンのパチンコ跡地のところから現有地の辺りで適地を選定してはどうか、見解を求めたいと思います。 3点目、茶臼山公園整備とまちづくり、防災について。 都市公園として片上の町と一体化し、急な坂道でなく緩やかなコースでゆっくりと楽しめ、健康になるためのウオーク、遊歩道を整備するなど、市民が憩えるコンセプトアートにしてはどうか、またコロナ禍でもあり、一時避難所では車中泊が有効と考えます。緊急時には既存のフェンスを撤去し、芝生広場を駐車場として確保することを提言したいが可能かどうか、お伺いをいたします。 4点目、サイクリングターミナルの整備について。 旧アルファビゼンの跡地計画の施設の中にシャワールーム、レンタサイクルを整備する計画があります。片鉄ロマン街道自転車道を利用する人は市外の人がほとんどであり、自転車を乗せてきて自転車道をサイクリングしているケースが大半でございますので、駐車場が少ない旧アルファビゼンの跡地計画の施設にシャワールーム、レンタサイクルを整備するのではなく、大きな大きな駐車場がある既存のサイクリングターミナルを整備すべきであると思います。これは私の意見もそうですけど、ロードバイクで自転車道を利用している方々の意見でもございます。 以上、4点、備前市の中心地の片上地区の50年、100年の将来を決する事業であり、俯瞰的にグランドデザインを描くことを市長に再考を求めますが、どうでしょうか、明快な答弁を求めます。 大きな項目の4点目、新型コロナウイルス感染症対策について。 1点目、コロナワクチンの円滑な接種について。 3月号の広報紙にはワクチン接種について図で分かりやすく掲載されておりますが、肝腎ないつどこで接種が受けられるのか、クーポン券の発行時期等含めどのように対応するのか、少し遅れるというような報道もされております。お尋ねをいたしますので、よろしくお願いします。 2点目、PCR検査の実施と抗原、抗体検査の定期的な実施についてであります。 初めに、市立3病院のPCR検査の実施回数、これは資料を頂きましたので、ありがとうございます。 次に、赤磐市ではPCR検査機器を購入し、市の診療所で検査することを検討しております。備前市の公立病院でも検査機器を購入し、市民サービスを、また安心を担保することがこういうことでできないのか、お尋ねをいたします。 また、PCR検査について医療機関は市内に何か所実際できているのか、お尋ねをしたいと思います。 さらに、希望者に対して抗原、抗体検査等定期的に実施してはどうか提言いたします。明快なる答弁を求めます。 3点目、コロナ禍での自殺防止対策についてであります。 全国でコロナウイルス感染症の影響で自殺者が増加しています。特に、女性、子供の増加が顕著であります。備前市では、自殺防止対策、備前市は少ないですけども、こういったコロナによる影響での自殺防止対策について、各学校の実情と社会的な、一般的な実態についてお知らせください。 また、どのような対策を行っているのか、併せてお知らせをください。 4点目、コロナの濃厚接触者にパルスオキシメーターを貸与しては。 コロナの濃厚接触者等、等でございますが、に対して血中酸素濃度測定器、パルスオキシメーターを無償貸与していくべきだと思います。国の支援策に合致しているものと考えます。購入し、準備しておくことは重要だと思い提案いたしますが、いかがでしょうか。 5点目、公共料金の減免、中小企業や生活困窮者への支援について。 公共料金の減免や中小企業、また生活困窮者への支援について、いつまで継続が可能なのか、今後どういった方針なのか、お知らせをいただきたいと思います。 また、国は第3次補正で新たな支援を示しておりますが、備前市ではどのように対応されるのか、お聞かせください。 以上、明快なる答弁を求め、私の一般質問を終わります。 ○議長(守井秀龍君) ただいまの質問に対する答弁を願います。 田原市長。     〔市長 田原隆雄君 登壇〕 ◎市長(田原隆雄君) それでは、掛谷議員の質問に順次お答えをいたします。 1番、デジタル化の早期取組についてですが、議員御質問のとおり、様々な分野でデジタル化の方針が示されております。備前市として将来のあるべきビジョンを掲げ、その実現に向けて何をどのような順に進めていくかというロードマップの策定が重要であると考えております。今回の補正予算にも関連の予算を計上いたしております。議案を議決いただけるものとしてこのような地盤固めを行った後に各分野での本格的なデジタル化を進めてまいることを前提とした答弁とさせていただきます。 1点目、AIを導入することによる住民サービスの向上についてでありますが、現在AI導入について岡山県電子自治体推進協議会に設置されているAIチャットボットの共同利用、共同調達に関する研究会に備前市も井原市、総社市、高梁市、浅口市、里庄町、矢掛町とともに参加をさせていただいております。 共同調達にはスケールメリットによる費用の低減だけでなく、AI自身の学習機会の充実という大きなメリットがあり、また国からも特別交付税措置、経費の50%を受けることができるので、AIの導入についてはこの研究会を活用してまいりたいと考えております。 2点目のITからDXへどのような推進、転換するかについてですが、冒頭申し上げました将来ビジョンにはデジタル化によって備前市にもたらされる豊かさや便利さ、新たな価値の創造などが盛り込まれますので、ビジョンの実現こそがDXであると考えております。 また、デジタル化技術とデータの動員につきましては、例えば市民から健康診断結果の提供を受けて、これをビッグデータとして政策に活用するとともに、健診の受診勧奨や健康増進のための情報として分析結果を御本人にお返しするような仕組みができれば行政も住民の皆さんにもメリットがあるのではないかと、このように考えます。 3点目、マイナンバーカードの普及と活用についてですが、まず本市のマイナンバーカードの普及率につきましては、令和3年1月末現在で24.59%、県下6位となっており、普及に向けて「広報びぜん」や市ホームページ等においてカード申請の時間外窓口開設の案内やコンビニ交付等のカードの利用、活用について周知に努めております。試験的ではありますが、公共施設等へのこちらから出向いて行う出張申請受付にも取りかかっております。 また、国において3月末を目途にカード未申請者に対してQRコードつきの申請書を再交付する取組が行われております。マイナンバーカードの今後の活用についての事例といたしましては、健康保険証としての利用やカード機能のスマホへの搭載、運転免許証との一体化、また行政手続における添付書類の簡素化等が見込まれております。 市の目指す普及率につきましては、備前市行財政改革プランにおいて令和2年度の20%から毎年5%の増加を見込み、令和6年度には40%とする目標を掲げております。しかし、国は令和4年度末にほとんどの住民が保有することを想定した交付円滑化計画を進めておりますので、市といたしましてもできるだけ国の策定計画に沿ったペースの普及に引き続き取り組んでまいりたいと考えております。 4点目、政府のAI婚活支援についてですが、AI診断機能があるマッチングシステムのことであろうかと思いますが、市で導入する場合、登録者が少ないことが想定されます。出会いにつながる機会も少なくなることから、登録者の多い岡山県が運営するおかやま縁むすびネットへの登録を勧奨しております。 当該マッチングシステムにおきましては、昨年度よりビッグデータを解析して相手をお薦めする機能を、女性のようですけれども、搭載し、よりスムーズに結婚相手を探すことが可能になっております。備前市では、本システムの入会金の半額を補助する制度を設け結婚を望む人への支援を行っているところであり、当該マッチングシステムの利用促進を図ってまいりたいと考えております。 5点目、6点目につきましては、担当のほうから答弁をさせていただきます。 大きな3番目の1点目、議員の意見であります大学の誘致は町の活性化に有効な手段の一つと考えておりまして、市といたしましては既に学校法人と専門学校の誘致について検討を進めておるところでございます。 そういう中で、旧アルファビゼンに専門学校、専修学校、専門学校、短期学校を誘致できないかという発言につきましては、正直私は残念に思っております。何を今さらそんなことをということを感じます。一般の市民の方からの質問であれば私は理解できますけれども、少なくとも議員は副議長さんであります。議会の責任ある立場の役職を持たれているあなたからこういう意見が出るということは大変残念に思っております。民主政治は、賛否両論がある中で、最終的に議決をされた後は少なくともそれがスムーズに進む努力をしていくのが私は議会ルールでないかと、このように思っております。そういう中で、旧アルファビゼンの跡地の活用については片上地区の方の意見も十分に聞くようにというような議会側からのこともあり、そういう手続も今までしてきたわけであります。そういう努力に対して大変失礼ではないかと、正直に私は思います。もし仮に私がそうしましょうという答弁をするならば大変なことになろうと、このように思います。 昨年度に基本構想、本年度にも基本設計を策定して、議会ルールに基づいて現在は予算議決もいただいて実施設計を進めている段階であります。交流、にぎわいのある広場を基本理念として検討を進めていることは、あなたが同計画に賛成か反対かは別として十分御承知のことであろうと私は思っております。どなたかが出された文書の代弁のようなことで大変残念に思っております。積み重ねてきた議論を振出しに戻すような意見は市民に誤解や不安を与える行為として私は議会人としていかがなものかと、このように見解を述べておきたいと思います。 2点目の図書館整備につきましては、海の見えるロケーションにコンパクトなものをとの御意見は貴重な意見としてお聞きさせていただいておきます。昨年度実施の市民アンケートの結果を踏まえ、今年度開催しております図書館整備方針タウンミーティングでの御意見も参考に比較検討の上、図書館整備事業の方向を決定していきたいと考えております。 なお、クラウン跡地の民有地につきましては、地権者がお二方いらっしゃいまして、1人の方からはぜひ買ってほしいという要望は受けておりますが、もうお一方の方からはそういうような予定はないとの御報告を、報告というか、そういうようなことも聞いております。 同和鉱業さんの問題につきましては、その活用について協議のパイプは継続して持っているというふうに理解はいたしております。 3点目、これは図書館云々ということじゃありませんよ。 3点目、茶臼山公園構想とまちづくりについて。 防災について、都市公園として片上の町と一体化となり、気軽に散歩できるような遊歩道を整備してはという御質問でありましたが、私もさきの定例議会において土地の寄附をいただけることになり、議決をいただきました。今後は、旧アルファビゼンの跡地に建設予定の施設なども併せた片上のまちづくりの一つとして検討してまいりたいと考えております。 また、防災上緊急に整備するべき施設整備を実施するため今年度から令和5年度までの4年間で国の交付金をいただいて既存の市道片上26号線の拡幅及び防災備蓄倉庫の整備を行うとしております。したがいまして、遊歩道の整備はその後になるんじゃないかと考えております。 また、コロナ禍であり、一時避難場所として車中泊が有効との提案もいただきましたが、基本構想では現在の駐車場の西側に新たな駐車場の拡張も検討しており、避難に必要な駐車台数や避難できる候補地など茶臼山公園以外での適地の検討も考えられますので、今後検討していきたいと考えております。既存のフェンスを外せ云々ということについては別段これといった支障はないものと考えております。 4点目、サイクリングターミナルの整備についてですが、今後も既存施設でのシャワールーム等の整備、レンタサイクルについての考えは、現在は持っておりません。 4番目、新型コロナウイルス感染症対策の1点目、ワクチンの円滑な接種についてでありますが、高齢者への接種のクーポン券の送付は3月下旬をめどに準備しております。実際の接種時期につきましては、報道では早くても4月12日からとなっておりますが、県から備前市に対してどの程度のワクチンが配分されるかは全く不透明であり、明確な回答ができない状況でございます。 ワクチン接種の医療機関、会場などワクチン接種体制につきましては、まずかかりつけ医や医療機関での個別接種を基本とし、集団接種で補完することで準備を進めております。現在、和気医師会と話合いを行い、市立3病院をディープフリーザーを設置する基本型接種施設として草加病院さんを含めた10医療機関をサテライト型接種施設とする予定でございます。 今後、ワクチンの供給量を見ながら集団接種も検討をしていく予定で、集団接種会場としては吉永総合保健施設、リフレセンター、市立3病院を候補に調整中でございます。 2点目のPCR検査の実施と抗原、抗体検査の定期的な実施についてですが、本市におきましては赤磐市と同様の取組や希望者への定期的な検査の実施は考えておりません。現在、市立3病院では発熱外来を開設し、医師の判断の下、PCR検査等の必要な検査を行っております。また、検査機器の購入につきましては、備前病院ではPCR検査機器、日生病院では抗原検査機器、吉永病院ではPCR検査と抗原検査機器の整備を随時行っております。 なお、市内でのPCR検査機関数については公表を行っていない機関もあるため、実数は承知しかねますことを御理解をお願いしたいと思います。 3点目のコロナ禍での自殺防止対策についてですが、備前市では2020年1月から12月の速報値では自殺者は6名、男女3名ずつでございます。小・中高校生の自殺はないと聞いております。2019年まで女性より男性の割合は高い状況で続いていたことから見ますと、全国と同様に女性が増えている状態であると言えるのではないでしょうか。 対策といたしましては、妊娠期から出産、子育て期の支援を関係機関と連携しながら訪問や相談、乳幼児健診を行ってまいります。また、自殺に対する理解を深め、悩んでいる人に気づき、声をかけ、話を聞いて必要な支援につなげる見守り人を増やすためのゲートキーパー養成講座も行っております。 4点目、コロナの濃厚接触者にパルスオキシメーターを貸与してはという提案ですが、新型コロナウイルス感染者の濃厚接触者は市では把握できない、そういうような状況でありますので、このパルスオキシメーターは今後購入して希望者に貸与する方向は考えられません。 5点目の公共料金の減免、中小企業、生活困窮者の支援についてですが、まず公共料金の減免について、水道料金の支払いが困難である方に対しては、支払い猶予を実施をしております。現在、19件の申請を受けており、現在も継続中であります。 なお、水道料金の減免についての実績は、今年度7月から11月に検針した6か月分の水道料金に対して全契約者延べ約5万件、基本料金約1億1,000万円の減免を実施をいたしております。今後の水道料金の減免については今のところは考えておりません。 次に、中小企業への支援につきましては、コロナ禍の中で国、県等の支援制度の状況に鑑み、申請期限を3月19日まで延長をしております。また、国の第3次補正予算に係る市独自の新たな支援につきましては、コロナウイルスの感染状況や経済動向等にも注視しながら支援策について検討をしてまいりたいと、このように思います。 最後に、生活困窮者支援につきましては、本市が実施している自立相談支援事業や住宅確保給付金の支給について、今後も国の実施要件に合わせて継続実施してまいります。 また、生活困窮者に対し市独自の新たな支援は現在検討しておりませんが、コロナ禍の影響で今後も生活困窮者に対する相談が増えていくことが予想されますので、市役所の各部署、また社会福祉協議会やハローワークなどの関係機関とも連携しながら必要な支援については続けていきたいと、このように思っております。 私からは以上です。 ○議長(守井秀龍君) 奥田教育長。     〔教育長 奥田泰彦君 登壇〕 ◎教育長(奥田泰彦君) 続いて、私から2番の教育について3点お答えしたいと思います。 まず1点目、ESDの導入についてでございますが、文部科学省及び日本ユネスコ国内委員会から平成28年にESD推進の手引が発行され、平成30年5月に改訂をされております。この改訂版の中に新しい学習指導要領等の全体の基盤となる理念であるESDという項がございます。学校で教えるべき内容が示されて、学年別、教科別に示されている新学習指導要領では、その前文及び総則に持続可能な社会の作り手の育成が掲げられ、各教科においても関連する内容が盛り込まれておりますと議員のおっしゃるとおり書かれて、示されております。このことについては、日本ユネスコ国内委員会においてもESDが新学習指導要領全体において基盤となる理念として組み込まれたと理解しているとの見解を示しております。 言うまでもなく、ESDとは持続可能な社会の担い手を育てる教育でございます。盛んに現在言われているSDGs、持続可能な開発目標、17目標がありますが、その17全ての目標達成の鍵となるのがESDでございます。 学校現場では、学習指導要領に基づいてそれぞれの各教科の学習指導計画を立てております。備前市でいえば総合的学習の中にESDの学習内容の視点となる国際理解であるとか、環境であるとか、人権であるとか、平和、防災、多文化共生などをテーマに総合的な学習が展開されております。 議員のほうから奈良市で世界遺産をテーマにした学習の話がありましたが、中身は分かりませんが、奈良市では今言ったようなテーマの中から世界遺産を通しての学習が展開されているものと思います。 教育委員会といたしましては、引き続き新学習指導要領の趣旨にのっとったESDの推進とともに、学校現場に対してこうした手引やユネスコスクールでの実践事例を紹介することをはじめ、必要な指導、助言を行ってまいりたいというふうに思っております。 2点目、GIGAスクール構想についてでありますが、資料請求がありました児童・生徒、職員のタブレット配付計画数量について、備前市立GIGAスクール整備備品配付一覧を提出させていただいております。児童・生徒用に2,000台、教職員用に350台購入し、資料のとおり各学校へ配付いたします。 また、この端末の購入金額は約1億7,200万円となっており、全額について国庫補助金の活用を見込んでおります。 次に、GIGAスクール構想の取組と実態についてお答えします。 更新後の取組については、現在取組の方向性や授業における活用イメージなどについて共通理解を図るために、備前市ICTガイドブックを作成しております。3月中の完成を目指して新年度から各学校で活用する予定でございます。このガイドブックを基に、情報教育部会やGIGA推進委員会、各学校と連携しながら進めているところでございます。 情報教育部会では、子供たちが安心・安全にICT機器を活用するため、情報モラル教育の実践と情報共有を行っております。また、各学校での実践を共有し、市内全体のスキル向上に努めております。 GIGA推進委員会では、AIドリル教材の選定に向けた試験運用を各校で行っております。令和4年度からの使用に向け、教師による子供の学習状況の管理、使用者である子供の発達段階に応じた使用感などの視点から情報を収集しているところでございます。 各校では、コロナウイルス感染症への対策としてビデオ会議システムを活用した集会を行ったり、業務改善を行うために職員間の情報共有を校務支援ソフト等で行ったりするなど、各校のICT活用推進を進めております。今後も各取組を取りまとめながら現状を把握し、備前市全体のGIGAスクール構想の実現に向けて努めてまいりたいと思います。 3点目、教員のICT研修についてですが、現在備前市においてもビデオ会議システムを活用したオンライン研修を行っております。これまでに指導者用デジタル教科書に関する研修を計6回開催し、延べ165人の先生方がデジタル教科書の基本操作や授業での活用場面について研修を行いました。このオンライン研修の様子を録画した動画を全ての先生が閲覧できるようにし、都合が合わなかった先生も研修が受けられる場を設けております。来年度につきましても、研修内容に応じてオンライン研修を行っていく予定でございます。 文部科学省主催の研修については必要に応じて取り組んでまいりたいと考えております。 以上です。 ○議長(守井秀龍君) 高橋総務部長。     〔総務部長 高橋清隆君 登壇〕 ◎総務部長(高橋清隆君) それでは、私から1番5点目と6点目についてお答えいたします。 5点目、各種申請書のPDFをエクセル化についてでございますが、議員の御指摘のとおり、PDFの様式をホームページに載せているだけでは不十分であると考えております。今後、お手元のスマートフォンなどから申請や決済などができるような仕組みの導入について研究をしてまいります。あわせて、その際にはワード化がいいのか、エクセル化がいいのかは別として、併せて研究してまいりたいと思っております。 6点目、ユニバーサルデザインフォントの使用についてでありますが、住民情報システムなど基幹業務につきましては現在国がシステムの標準化に向けた準備を進めております。標準システムで任意のフォントを使用することができるかどうかは今のところは不明でございます。 また、庁内で作成する多くの文書は、現在はMS明朝を使用しております。フォントの指定や制限等は設けておりません。 ウィンドウズ10では、幾つかのUDフォントが標準搭載されておりますので、市民のほか児童・生徒向けなどの一般的な文書作成に使用することは可能ではないかと考えております。 以上でございます。 ○議長(守井秀龍君) 再質問はありますか。 再質問に入ります。 掛谷議員。 ◆11番(掛谷繁君) 答弁ありがとうございました。 まず最初に、1番、デジタル化について再質問を行わさせていただきます。 これについてはいろいろ研究会が井原市とか浅口とか、いろんなところに入って共同研究してやっていくんだというようなことでございます。誠に結構でございます。ただ、これがいつ結果が出てくるのか、いつ頃にその研究結果というものが出てきて実行に移されるのか、そのあたりが明確ではないと思っております。それはどうなんでしょうか、お答えをいただきたいと思います。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 高橋総務部長。 ◎総務部長(高橋清隆君) 昨年の年末になりますが、全体的な話をしますと自治体のデジタルトランスフォーメーション推進計画というのが総務省のほうから示されております。その中で、自治体における推進体制の構築ということで組織体制の整備をしなさい、それからデジタル人材の確保、育成をしなさい、計画的に取り組みなさい、それから都道府県による市町村の支援をしてくださいというような4つの項目が示されております。それで、その中においても外部の専門人材を入れなさいであるとか、専門人材を入れた場合は特別交付税で50%措置しましょうとか、具体的な話が載っております。 今後、計画的な取組のために先ほど申しました情報システムの標準化、共通化につきましての目標時期というのが2025年度、令和7年でございます。それまでに順次国の主な支援策等が示されることとなっております。それが、標準的な手順を提示する、提示される時期が2021年の夏ということになっております。それについて順次この年度でどういうことが整備されていくかということが、デジタル庁も創設されて国とデジタル庁、それから県と市町村等歩調を合わせて取り組んでいくということになりますので、時期的には先ほど述べた時間までにはほとんどの整備が終わるんではなかろうかという、あくまでも見込みでございます。 以上です。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 掛谷議員。 ◆11番(掛谷繁君) ありがとうございます。今の細かなことで大体分かったんですけども、その中で2つございまして、DXについては確かにかなり時間も要する、広島県なんかもうやっていますから、それ一体どうなんじゃという、やっているところもあれば、これからだ、共同研究してやるんだというふうなもうすごい格差というか、温度差があるなあと思います。 それはしょうがないとしても、外部人材の登用、活用、これは今の研究会等にしか駄目なのか、本市にそういうふうな外部からの人材を呼んでくることが可能か、可能ではないか、本気で総務省とかそういう関係のところに言えば人材派遣はしていただけるんじゃないかなあと思っているんですが、いかがでしょうか。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 高橋総務部長。 ◎総務部長(高橋清隆君) こちらについて、国のほうから示される手順を提示される予定の内容についての中の一つに、示される予定が7つございます。市町村に示されるものの中の2番目に外部人材登用に当たっての検討事項とか、手法とかということも示されるような形になっております。これはそれぞれの市町村に示されますので、単独での活用も可能と考えております。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 掛谷議員。 ◆11番(掛谷繁君) ぜひ備前市も、私ももう大分前からこのIT関係についてはすごいスピードでどんどん変わってきておりますので、専門員というか、そういう人、外部の人材を国からの助成金もあるようでございますので、ぜひとも導入してレベルを上げていただきたいことを要望しておきます。 それともう一点、デジタル化の中で気になるのはチャットボットですね。チャットボットについてはそんなにお金もかからないし、RPAを採用したぐらいですから、そらチャットボットもできないわけないんですよ。そんなに、それも全部にわたってするんじゃなく、一つずつ、一つずつやっていってチャットボットの設置というか、導入はこれを言うたら大変失礼ですけども、人件費の削減、それから24時間対応等々、すごいメリットが大と考えます。そんなに研究会を待ってどうのこうのといった話じゃないと。DXについては確かにそうでしょうけども、そのあたりの導入について見通しはあるんじゃないかと思いますけど、いかがでしょうか。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 高橋総務部長。 ◎総務部長(高橋清隆君) チャットボットに限らずAI、RPA導入に関して様々な研究をさせていただきたいと思います。 以上です。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 掛谷議員。 ◆11番(掛谷繁君) 研究はいいんですけど、できるところからもうやっていったらいいんじゃないかというのが私の意見なんで、前向きなそういう取組をぜひともよろしくお願いしたいなあと思っています。 マイナンバーポイントについてですけども、国が示している目指す目標、これも目標ですから実際なかなか厳しいと思います。2026年でしたか。それは備前市では令和4年度に国がもう全部やりたいと、マイナンバーカードを導入を全部終えたいと。こういう中で、備前市は令和6年40%というようなことで大分その差がある。これは非常に大変な作業というんか、目標になってくると思うんですね。これは今いろんな形で御努力されていることも承知しております。それでは間に合わないんじゃないかなあと思うんですよ。というところで、さらなるそういう取組を私も何がどうしてそれができるんかなあというのはなかなか御提案するのは難しいんですけども、しっかりと国のそういった基準に合わせる、デジタル庁もできる、そういう中で今の外部の人材のそういう導入とか含めてどうやったらそれが実現するかということについて本気でやらなかったら達成はできない。その辺のところをもう一度際どいなかなか難しい問題ですけど、お答えいただきたいなあと、目標についてどうなのかというところをお伺いしたいと思います。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 藤田市民生活部長。 ◎市民生活部長(藤田政宣君) 先ほどの令和6年度、40%の目標にしていたというようなことにつきましては、国のほうが令和4年度末に100%を目指すという前の段階での目標でございます。 今現在、時間外と、それから休日での窓口をしておりますし、それから出張の申請サポートを取りかかったところでございますんで、いろんな手法があろうかと思います。要望に応える形もありますし、こちらから定期的にいろんな施設を回って住民の方にそういったことをしているというのを周知できるようにしていくしかないかなということだと思うんですけれど。 ただ卵が先か、鶏が先かというところで、当然マイナンバーカードを持てばこういったことができるようになりますと、当然そういう便利に使えるということが皆さんに分かっていただけなければなかなか交付だけをアピールしても浸透していかないというふうに、普及率は上がっていかないというふうに考えております。ですから、いろんな担当部署でこのマイナンバーカードを使って便利になっていくということを進めていくのも同時に必要かなというふうに考えております。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 掛谷議員。 ◆11番(掛谷繁君) ぜひこういうことはお年寄りはなかなか苦手でございますので、お年寄りに優しいそういう取組の方法はどうなのかという1点と、若者は逆にそういうことが分かれば、知ればすぐ理解すればできるというふうに思います。そこら辺をターゲットを絞りながらもっと具体的に、QRコードを使っていくというようなことも、これはどんどん大いにもっともっと宣伝しながら進めていってもらいたいというお願いをしておきます。 次に、教育の関係ですが、ESDについてであります。 これはもう既にもうたくさんの1,000校にも及ぶところがもうやっているんで、今さらということもありましょうし、現在も総合学習でやっているという意味では、ある意味では了解というんか、理解をしました。 問題はSDGs、17の目標、二百数十項目に、細部にわたるそういった達成目標もございます。その中で、ESDというのは教育の特化した取組で、教育の中からそういうものを、子供のときからそういうものを知っていく、取り組んでいくということは非常に意義が大きいと思っております。 ということで、やっているということは分かっても、これってSDGsであるとか、ESDであるとか、こういうことをもう冠がなくてやっているよということではいいんですが、もう少しそういう国連が示したもの、また日本の文科省が示しているこういうものを基でしっかりやっているよという冠の部分のところが非常に見えないと、私は思うんですよ。やっているなというのは感じました。そこのところを何も冠を強調せえという意味じゃありません。そういうところはどうなのかなあというところを感じましたので、教育長にもう一度今のところをお願いします。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 奥田教育長。 ◎教育長(奥田泰彦君) 私も同感でございます。学習指導要領とESDとの関係を今答弁の中でも議員さんのほうからもお話がありましたが、学習指導要領にのっとった授業を展開していくということは、ESDへの取組の入り口になる。学習指導要領の趣旨にのっとった学習を進めていくことがESDにつながっているんだよというのは現場の教員実感がないかもしれませんが、実際にはやっております。 例えばESDの内容面と、それから能力なんかの育成の部分と両面あると思うんですが、キーワードはもう持続可能な社会ということになると思うんですけれど、例えば地球規模の問題を自らの問題として主体的に解決に向けて取り組む、地球規模の問題というのは大きいんですが、ごみの問題、海洋汚染の問題、身近に考えたら地球規模の問題につながるようなテーマはありますので、そういったどういう問題があるのか知って、それが自分たちの生活、海洋汚染だったら自分たちの生活ともつながっているということを理解した上でできることからやっていこうというのがESDの本旨だろうというふうに思います。 それで、それが内容面のほうで、もう一つが問題を解決しようとしたときに、子供が学習の中で新しい価値観に気がついたり、それから行動、今さっき海洋汚染の問題が自分の生活とつながっている、そこで勉強終わったら何も解決にならないわけで、行動に移さないといけないということで、そういった行動にも変容していくというような取組、それだけに終わらずに、そういったためにはどういう能力が必要なんかというのをそれぞれ総合的な学習だけじゃなしに国語や算数、社会、いろんな教科の学習の中で考えを深めるような力であるとか、お互いの立場を理解し合った上でクラスの中で話し合う力であるとか、よりよい解決方法を1人で解決するんじゃなくてみんな共同的に解決する力であるとか、そういったものを日々の授業では育てていきたい、それが結果としてESDにつながっているというのを体系的に理解しにくい部分もあるんですが、そういったことを現場の先生方にも教育委員会のほうから助言しながら教育を進めていきたいというふうに思います。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 掛谷議員。 ◆11番(掛谷繁君) ぜひ世の中そういう一つは全世界的に日本でも、岡山県でも、企業でもSDGsはもう必須なわけでございます、2030年までの取組として。それはどんどん発信していくべきであると。市長さんはじめ僕らもこのバッジはつけております。それは推進側にどんどんこのSDGsであり、またその中のESDであるんだというところをもっともっと強調してやって取り組んでもらいたいなあというのが私が言いたいことです。やっていることは間違いないとは思うんですけど、そういうところがあまりにも分からない、聞こえないというようなところで申し上げておきます。 GIGAスクールについて何点か、ハードとソフト面についてとお伺いするんですけども、学校にはWi-Fi環境がありますし、フューチャールームもあったりしてそれなりにもう4年になるんで、早く導入したことがハード面で、あとソフト面についていっていないという現状はありました。しかしながら、ハードがなくしてソフトもないわけであって、そういう意味では早く取り組んだことによっていろんな問題点が出てきておるということについては私は先進的な取組で評価はできると思うんです。その4年間の間でいろんな事ごとが、いろんな問題も起きてきたことも事実であるし、それを問題を解決しなきゃならないと。 ハードで言わせてもらいますと、オンラインなんかを、今後どういう形にコロナがなるか分かりませんけども、オンラインをするときに各家庭のWi-Fi環境の問題があるわけですね。それによって格差が生じる、これはどうするんかと。これについての教育委員会、備前市としてもそうなんで、どう考えておるのか教えていただきたい。 補助があるんか、こういったものを補助するのか、設置をどう考えて公平公正なそういうふうな家庭環境にするんか、ぜひ。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 田原教育部長。 ◎教育部長(田原義大君) 家庭でのオンラインでの対応ということなんですが、現在は端末の貸出しというような形で対応するというような形で考えています。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 掛谷議員。 ◆11番(掛谷繁君) 端末の対応だけで、じゃあ今されるんか、それで十分大丈夫かなというところもあるんですけど、その辺のところはどうなんでしょうか、お伺いします。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 田原教育部長。 ◎教育部長(田原義大君) 補足なんですが、Wi-Fi環境にない御家庭がございますので、そういった方へルーターの貸出しをするというようなことで現在のところは対応という形で考えております。ただ、御家庭のWi-Fi環境を整えるということ、教育行政の中でするということは困難な状況と考えております。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 掛谷議員。 ◆11番(掛谷繁君) 動画になると多分端末のルーターでは対応できないと。ドリルを自分のところで見て、それはそのWi-Fi環境になくても当たり前にタブレットでもできるわけですけど、オンラインとなればなかなか長い時間、その中に動画なんか配信すると耐え切れないというふうに思っています。ですから、これは非常に教育委員会だけやなくて、これは備前市としても市として子供たちの学習をどう考えるんか、オンラインをするためにはWi-Fi環境をどうするのかという課題はあると思うんですね。そういうところは教育委員会、市のほうもしっかりと考えてもらいたいなあということになります。 これなんかの助成金、補助金なんかはないんでしょうか。このWi-Fi環境とか、端末貸出しにしてもこれはGIGAスクール構想、そういうものはないんでしょうか。分からないですか。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 GIGA関係で結構です。情報関係を。 田原教育部長。 ◎教育部長(田原義大君) 端末の貸出しについては無料で端末を貸出しして、通信料についてもその中で見るというような形にしております。 御家庭のWi-Fiの費用を負担するというようなことは現在では考えていないというところでございます。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 掛谷議員。 ◆11番(掛谷繁君) それはなかなかできないのは分かっているんです。だから、今後は市としてWi-Fi環境、これは公共施設なんかも今やっていないところもございます。公共施設にもないところがいっぱいあって、設置してほしいという市の課題でもありますし、それは個人の家庭環境の中にも入っていく問題ではないと言われればそうですけども、今後オンライン授業を将来にわたっては出てくる可能性もあるわけです。課題として十分ここの辺は研究してもらいたいというところにとどめておきます。 もう一点、ソフト面で教員の資質というか、レベルアップ、研修をしっかりやられてやっていくというようなことですけれども、現状は一体どういうレベルまで備前市の教職員は来ているのかなあという非常に、大変失礼なんかも分かりませんけど、もう4年たっておりますので、私はかなりレベルは上がっているんじゃないかなあと思っています。そういうところは教育長、他の自治体比較してどうのこうの、いろいろ問題はあるかと思いますけど、自信持ってレベルアップができているのか、今後レベルアップを研修をやっていかれよんですけど、どういうふうにお感じになっとるか、お聞きしたいと思います。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 奥田教育長。 ◎教育長(奥田泰彦君) 他の自治体は、今回そろえてこっからスタートという段階でございます。だから、備前市としては入った分の年数だけはリードしていると。備前市も入った当初はこのタブレットを授業でどのように使うのか、操作はどうするんだというところから入りましたので、他の自治体のことでいえば、他の自治体もそっから多分入っていって教員のICTの指導技術を上げていくんだろうというふうに思います。 幸いにも備前市は早くから入れていただいた分、操作であるとか、授業での活用場面もかなり広がって、研修とともにこういうことにも使えるぞということで、核になる先生がそれぞれの学校にいますので、そういった先生を中心に学校の中で研修を横展開をしてレベルアップに努めているところでございます。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 掛谷議員。 ◆11番(掛谷繁君) しっかりと取り組んで頑張っていただきたいと要望しておきます。 最後に、片上地区のグランドデザインの検討について、アルファとか図書館、茶臼山、サイクリングターミナル、いろいろ申し上げました。私が言いたいのは、アルファビゼンには学校を誘致というような話が今までかつてありません。ありません。いろんな商業施設を最後の工業施設までやっていこうというような話はありました。そういう中で、現存のアルファを使うとか使わないとか、その跡地利用でも別に構いません。そういう俯瞰的に物事を捉えて、この片上地区というのは何遍も申し上げたように今後大きな事業を展開するもうメッカですよ、本当に。図書館、アルファ、茶臼山、ほかにもそりゃあありますけど、既にもう三石のそういう処分場とか、ほかにも若干あっても三石も終わりました。こういうところのグランドデザイン、もう一度考えていってはどうかと。何もアルファビゼンを、現存地の今のビルを使えというようなこと一度も言っていません。誤解しないでください。 今までこういういろんな詳細設計なり何なり出たの知っています。それを止めようということではなくて、自分自身考えてみるといかにこれからの50年、100年を考えたら今後行う事業というのは非常に大切であるということがあるので、一つお考えをしたらということでございますので、市長の最後もう時間ありませんので、思い切り言っていただけりゃ結構でございます。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 田原市長。 ◎市長(田原隆雄君) 学校誘致につきましては、本論の答弁で申し上げましたように大切な切り口だと思っております。その中でも大学というのはもう需要過多だと。したがって、専門学校とか、そういうようなことで切り替えるべきだろうということでそういう方面の研究はいたしております。研究しております。 また、アルファの利用目的につきましても、吉本興業の話もあったり、学校誘致の話もあったり、我々はある程度固まったものでなかったら提案できません。そういう形で我々なりの研究はずっとしてきた中で最終的な今の案に行き着いているんだということで御理解をお願いしたいと、このように思います。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 掛谷議員。 ◆11番(掛谷繁君) 経費も全部分かっています。ただ、片上地区というところにそういう学校誘致というのは本当にもう考えたらわくわくします。できるできない分かりません、私も。そういう若い人が中心地に来ることが本当に可能だったらこれほど未来が開けることはないと。何がこの備前市、この片上に今後夢があるのか、ただ単にそういうものをつくってしゃっしゃっしゃっと終わる、失礼ですけど、そういうことでちょっと失礼な言い方ですけども、もっと夢があっていいんじゃないかと、もっと取組があってもいいんじゃないかというようなことを思いましたので、提案して要望でございますけど、終わります。ありがとうございました。 ○議長(守井秀龍君) 以上で掛谷議員の質問を終わります。   ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(守井秀龍君) 会議中途ですが、この際暫時休憩いたします。     午後2時19分 休憩     午後2時35分 再開 ○議長(守井秀龍君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。 次に、立川議員の一般質問を願います。 8番立川議員。     〔8番 立川 茂君 登壇〕 ◆8番(立川茂君) 失礼をいたします。それでは、通告に従いまして一般質問をさせていただきます。 今回は、3つのカテゴリーについてお尋ねをいたしたいと思います。 大きな1点目、マイナンバーについて。 先ほど、マイナンバーカードの普及率、周知方法、今後の活用等についてお話がありましたので、重ならないように切り込んでみたいと思います。 マイナンバーとは、御承知のとおりITを活用し、国や自治体のシステムを統合し、行政手続のオンライン化を進める制度であり、社会保障と税の一体化ということでされております。 ツールとしてのマイナンバーカード普及推進が図られております。2021年2月現在では、全国の普及率は約25.2%、4人に1人と。コロナワクチン接種にも活用が検討されたり、普及率アップへの取組がなされております中で、備前市のスタンスとして先ほどお話がありましたので、認識をさせていただきます。 大きな今後の活用スケジュールとしては、国民健康保険機能開始が本年3月、発行運用体制の強化とマイナポイント事業令和3年度、スマートフォンへの搭載が令和4年度、運転免許証との一体化が令和6年度とされておりますが、状況により前倒し実施の可能性も含んでおります。自治体としても円滑な対応が求められているところであります。 そうした中で、何点かお尋ねをいたします。 1点目、マイナンバーカードが健康保険証として利用ができるようになりますと地方公共団体情報システム機構はアナウンスを行い、QRコードの申請をつけ、マイナンバーカードの交付申請を推進しております。備前市では、健康保険証のマイナンバーカード化についての丁寧な広報はなされていないのが残念なところであります。「広報びぜん」3月号に広報されてはおりましたが、なぜこんなに対応が遅いのでしょうか、お伺いをいたします。 また、国保の加入者は高齢者が加入者の約7割と多く、デジタルディバイド、情報格差が懸念をされると思われます。顔認証で病院受付が円滑に、医療費控除の手続は簡単にというふうなメリット、申請方法等丁寧な説明が必要であると思われますが、見解をお尋ねいたします。 2点目、備前市の国民健康保険者は2020年3月現在7,653人であります。マイナンバー情報と国保加入者情報とのマッチング作業は済んでおるのでしょうか。 また、市立3病院ではマイナンバーカード保険証の対応リーダー機器の購入予算が昨年11月に成立をしております。利用できる医療機関は、現状では全国3割程度です。来年3月には9割を見込んでおり、受皿はそろいつつある中、保健福祉部と市民生活部との連携、対応がより求められると思いますが、見解をお尋ねいたします。 3点目、現在備前市の受付対応は本人来庁申請が原則であり、郵送を希望しない者は申請時と受取時に本人が来庁する必要があり、これが負担となっているとの声をよく耳にします。近隣自治体では、デリバリー申請を行っているところもあり、成果を上げていると聞いております。 たまたま和気町の担当部署に話を聞くことができました。お話を聞いてみますと、二、三人の希望者があれば情報システム機器乗り入れ対応のタブレットで申請完結させており、現状で週100件ペースの申請ができている、高齢者にも好評であるとのお話を聞いております。一部出張申請等があるようですが、こうしたきめ細かい対応を進めていくお考えはおありでしょうか、お尋ねいたします。 大きな2点目、備前市の財務書類についてお尋ねいたします。 財政の透明性を高め、説明責任をより確実に図る観点から、現金収支では把握できないストック情報、資産、負債や見えにくいコスト情報、減価償却費等を住民等に説明するために、複式簿記、発生主義による会計の導入が重要となっております。 そうした中、備前市でも総務省の統一基準により作成、公開がなされておりますが、残念ながら作成された財務諸表について議会で討議する機会が現状ではありません。したがいまして、この場での討議となり、細微となる可能性があるかと思いますが、財務諸表等について何点かお尋ねをいたします。 1点目、令和2年度定期監査結果報告書で公有財産の管理については過去3年連続して決算審査において地方自治法施行令に規定されている財産に関する調書に誤りがあったことを意見しておられます。しかし、今年度の定期監査でも市が所有する50万円以上の物品が正確に記録、管理されていないものが見受けられたとあり、定期監査結果報告添付意見では、公有財産の適正管理については記録や管理簿を確認する仕組みが有効に機能しておらず、誤りなどを発見することが困難になっていると考えられることから、改めて組織全体の備品台帳に記録された物品の状況を確認し、財産に関する調書や公会計における固定資産台帳等の資産状況も調査するなど、資産に関して作成するものが適正な記録や管理ができる状況になるよう体制整備を行い、その取組工程を明示して進めていく必要があると記述をされております。 以上のような監査意見を見るとき、公表されている固定資産台帳への信憑性、信頼性に疑念を感じざるを得ません。つきましては、この監査結果報告添付意見への見解をお尋ねし、加えて適正な記録、管理体制整備の取組の明示について見解をお伺いいたします。 2点目、前回の議会定例会では固定資産台帳の記載や評価基準についてお尋ねをさせていただきました。十分な議論ができていない固定資産台帳について再度質問をさせていただきます。 公開されている固定資産台帳に計上している2万9,907件の合計額を計算してみると、720億3,900万円となりました。前回に答弁いただいた合計額717億5,100万円はBS、バランスシートの有形固定資産の額と一致はしておりますが、固定資産台帳とは一致しておりませんが、なぜでしょうか。 加えて、BSの固定資産計上では800億800万円で固定資産の内訳には有形固定資産、無形固定資産、投資その他の資産の科目計上があります。しかしながら、計上根拠となる固定資産台帳には無形固定資産、投資その他の資産の台帳記載がありません。理由と無記載としている根拠をお聞かせください。 3点目、固定資産に対する減価償却は、マイナスの資産勘定、つまり評価勘定と言われており、固定資産が多いのは今後費用となる金額が多いとされております。基準日現在、2万9,907件が計上されている有形固定資産の減価償却対象資産の割合と金額はどうでしょうか。償却済み、つまり償却費0円資産と期末簿価1円資産の割合も併せてお示しください。 大きな3点目、中学校の統合について。 中学校の統合につきまして、多大な御努力をいただいておりますこと、大変感謝を申し上げるところであります。そもそも中学校の統合は、平成24年1月に策定された学校再編整備基本計画に沿ったものであり、平成30年9月以降中学校の適正規模、学級20から30人、学年2から4学級、学校6から12学級を掲げ意見交換会を開催し、まず4校統合案を提案し、地元意向等で断念すると令和9年2月2校統合案、三石中、吉永中の方針決定過程が不透明、掲げた旗印は適正規模と何とも不可解なまま提案され、現在吉永中学校と三石中学校の統合に向けて統合準備委員会で協議がなされているところであります。 地元保護者の皆さんとお話をするとき、統合の必要性を理解され、希望されている方は多いと感じます。反面、ごたごたすることは避けたい、子供たちに変な影響が出ることは避けたいとの思いが伝わってきます。 そうした中で、何点かお尋ねをいたします。 1点目、2校統合案での説明会では統合についての当初答弁は校名は吉永中です、決まったことですと吸収合併の色が濃いと感じられることが多かったのですが、ここへ来てあくまでも吸収合併ではなく統合であるとの答弁を示し、吉永中、三石中の閉校による新しい中学校をつくることが教育委員会のスタンスであると先日の厚生文教委員会でも確認されたところですが、その認識でよろしいでしょうか、お聞かせください。 2点目、この点も先日の厚生文教委員会で確認されたことですが、吉永地区では統合について新しい中学校をつくるということ、つまり吉永中と三石中は閉校し、新中学校となるとの合意形成ができていないのではないかという懸念を感じております。言わばこれは教育委員会さんのエラーではないかと感じておりますが、現状についての認識と合意形成ができるまでじっくり時間をかけて丁重な説明が必要かと思われますが、見解をお示しください。 3点目、統合準備委員会の議論の中で新しい校名をどうするのかについて、吉永地区では新校名を協議することを周知されていないのではとか、PTAや委員個人に責任を負うことのないプロセスを提示してほしいとの意見があった中で、教育委員会の案として教育委員会内の11名で点数評価をした結果、吉永中が示されたとのことですが、私見の仮称ですが、閑谷中学校、備前東中学校ではなぜ駄目なんでしょうか。教育委員会内部評価での客観性、必然性はどう担保されたのでしょうか、お示しをください。 4点目、中学校の統合案につきましては、各地域や保護者への意見聴取会や説明会が行われ、議論を重ね現在に至っていると認識をしておりますが、教育委員会の答弁で再々出てくる言葉に最後は議会が決めることですとあります。なるほど議決は必要です。しかしながら、議会の理解を得るべき努力をされたのでしょうか。責任転嫁は伝わってくるも熱意が伝わってまいりません。 漏れ聞くところでは、統合準備委員会での議論が紛糾するとこれで白紙になったら今後10年統合はできませんよと責任を保護者や役員会に転嫁する姿勢は伝わってはまいりますが、子供たちのために統合をとの熱意はなかなか伝わってまいりません。残念な思いであります。 今後、備前市の中学校はかくあるべきとのグランドデザインを示し、合意形成に努め、熱意ある展開をすべきではと考えます。論語にいわく「寛なれば則ち衆を得、信なれば則ち民任じ。敏なれば則ち功あり、公なれば則ち説ぶ」。 見解をお尋ねをいたします。答弁よろしくお願いをいたします。 ○議長(守井秀龍君) ただいまの質問に対する答弁を願います。 田原市長。     〔市長 田原隆雄君 登壇〕 ◎市長(田原隆雄君) それでは、立川議員の質問に順次お答えをいたします。 1番、マイナンバーについての1点目、マイナンバーカードの健康保険証利用について、積極的な普及について熱意が感じられないとの御叱責をいただきました。正直なところ私自身も実務が間に合うかとの半信半疑を思っています。そういう中で、国民健康保険加入者、後期高齢者に対して7月の保険証更新時にマイナンバーカードが健康保険証として利用できる旨のリーフレットをお送りし、周知を図ってまいりました。その上で、令和3年3月予定されている利用開始時に合わせてこのたび「広報びぜん」3月号で改めて周知をさせていただいております。 この掲載内容につきましては、限られた紙面の中でポイントを絞って市民に分かりやすいように工夫した内容を考えたつもりですが、どんどん進めていく熱意が感じられないとの御指摘をいただきました。今後も保険証の更新時期など機会を捉えて周知を図るとともに、ホームページ等でも広報してまいりたいと考えております。 また、議員の御懸念のデジタルディバイド、いわゆる情報格差の対応については2点、3点目について担当から具体的に答弁させていただきます。 2番の1点目、監査結果報告添付意見への見解、適正な記録、管理体制整備の取組についての明示についてですが、老朽化等により使用できなくなった備品を処分する際に、備品台帳システムの入力ができていなかったり、備品を取得した際に入力する情報が誤っていたりしたことが原因と考えられます。 現在、各課で管理している備品につきましては、新庁舎へ移転するタイミングで台帳との照合を行っておりますが、各課に改めて台帳との照合を指示するとともに、現在備品管理のフロー図を作成中でございます。監査の指摘を真摯に受け止め、公の財産を管理しているという自覚を常に持ち、適正な台帳管理に努めてまいりたいと思っております。 また、最後にありました論語についてはまた詳しく御指導をお願いしたいと、このように思います。 以上です。 ○議長(守井秀龍君) 奥田教育長。     〔教育長 奥田泰彦君 登壇〕 ◎教育長(奥田泰彦君) 続きまして、私のほうから3番、備前市中学校統合について4点質問をいただきましたので、お答えしたいと思います。 まず、2校統合案を決定した過程が不透明であると御指摘を受けました。4校統合についての意見交換会の中で出された意見を踏まえ、教育委員会事務局内や教育委員会会議の中で検討した2校統合案でございます。その過程については議会や各地区の説明会でお伝えしているつもりでございます。 1点目の新しい中学校の創成について、教育委員会の認識についてでございますが、2校の統合については吸収ではなく対等であるとの認識であります。統合準備委員会の各部会で統合後の学校行事であるとか、PTAの組織、制服等についてどうするか、話合いが続けられております。そういうことからも、2校については対等の統合ということが明らかではないかなというふうに思っております。 2点目、新しい中学校への合意形成についてお答えします。 新しい中学校とは、吉永中学校、三石中学校のそれぞれの歴史や伝統を継承しながら教育委員会が提案している新吉永中学校として新たなスタートを切るということをまず御理解ください。 統合後の学校名については、まだ統合準備委員会へ提案していない段階であります。児童・生徒への教育活動への影響、教育効果を優先に導き出した統合ですので、各部会で協議されていることも含めて丁寧な説明を行いながらこれから合意形成に努めてまいります。 3点目、新校名の決定プロセスについてお答えをいたします。 幹事会の中では新しい校名にしたいという意見と吉永中学校の名前のままでよいという意見が平行線で、なかなか前へ進まない状況がありました。さらに、話合いの中で幹事会委員から委員個人に責任を負わせない校名決定の方法を考えてほしいという要請がありました。それらを踏まえて、教育委員会が学校名について方針案を示すということが幹事会の中で了承されました。その際、校名を決定した理由を客観的に説明できる資料が必要であるという意見もいただきました。 こうしたことを基に、教育委員会事務局で内部協議した結果、新たな校名、対等な統合であることから吉永中学校、三石中学校の現在の校名を使うという3パターンにより評価の観点を決めて教育委員会事務局で比較評価することとしました。 議員御指摘の内部評価の客観性、必然性の担保についてですが、教育委員会が学校名について方針案を示すということが幹事会で了承されていますので、御理解いただけているものと考えております。 学校運営へ校名が与える影響として、統合に要する時間による教育活動への影響、児童・生徒への影響がどうなのかを重点に考えて比較検討した結果、吉永中学校と決定し、幹事会へお示しした段階です。今後、統合準備委員会へ提案し、協議していくことになりますので、御理解をいただきたいというふうに思います。 議員のほうから閑谷中学校、備前東中学校では駄目なのかという御提案がありました。反応を聞いていないので、よく分かりませんが、この意見については幹事会での議論の中では出ていなかったということをお知らせをしておきます。 4点目、備前市の中学校再編のグランドデザインについてですが、令和2年7月の教育委員会会議定例会において成案となった備前市立中学校再編整備実施計画によると、伊里中学校、日生中学校、吉永中学校については1学年当たりの学級数は適正規模を下回っているものの、1学級当たりの生徒数は適正規模を維持している状況から、現在の学校運営を継続することとしております。 備前中学校については、1学年当たりの学級数、1学級当たりの生徒数とも適正規模を満たしており、今後の生徒数の推計を見ても学級数、生徒数ともに適正規模を維持する状況が続くことから、現在の学校運営を継続することとしております。 将来において1学級当たりの人数が適正規模20人を下回るなど、学校運営上望ましくない状況が見込まれる場合、改めて学校配置の在り方を検討することとしており、検討に当たっては検討時点で把握できる生徒数の推移や学校運営の状況のほか、社会情勢やまちづくりの動向等についても考慮していくものとしております。 また、議員から御指摘がありました教育委員会が説明会の中で答弁の中で再々出てくる言葉の中に最後は議会が決めることですというふうな御指摘がありました。このことについては、説明会の中で保護者や地域から最終的には統合はどうやって決まるんですかという御質問に答えたものであります。保護者や地域の方々は、統合が最終的には市長が決めるのか、教育委員会が決めるのかというようないろんな思いを持っておられまして、その答えとして統合する場合には市長が学校の設置条例改正案を議案として議会へ提出し、議会で審議をしていただき、最終的に議決を経て決定するというふうなお答えの仕方をしておりますので、御理解をいただきたいと思います。責任転嫁ではないということを申し上げておきたいと思います。 以上です。 ○議長(守井秀龍君) 高橋総務部長。     〔総務部長 高橋清隆君 登壇〕 ◎総務部長(高橋清隆君) それでは、2番、公会計財務諸表についての2点目、3点目について私からお答えいたします。 2点目、固定資産台帳の記載や評価基準についてでありますが、固定資産台帳の資産合計額と貸借対照表の有形固定資産の額との不一致につきましては、先般の議会の私の勘違いにより一般会計等に係る有形固定資産の額、金額は717億5,198万4,459円だけをお答えしてしまったことによるものであります。公開している固定資産台帳の合計は、特別会計分2億4,641万5,837円を加えまして、議員のおっしゃるとおり約720億3,900万円でございます。大変申し訳ございませんでした。 議員からの御指摘を踏まえ、固定資産台帳に一般会計等の会計名称の項目を追加するとともに、様式上段に合計額が確認できるよう仕様を変更いたしました。また、掲載している固定資産台帳を一般会計等とそれ以外にシートを分割いたしました。 次に、固定資産台帳の計上科目についてですが、統一的な基準による地方公会計マニュアルに基づいて、有形固定資産及び無形固定資産について台帳への登録を行っております。議員御指摘の無形固定資産につきましては、掲載している固定資産台帳上ではソフトウエアという補助科目名称で登録されております。また、投資その他の資産につきましては、財務4表の補足資料である附属明細書にてその詳細を確認いただけるようになっております。 3点目、有形固定資産の減価償却対象資産の割合と金額、期末簿価1円資産の割合についてでありますが、掲載されている3万弱の件数のうち減価償却対象資産が3,130件で、割合は10.5%となります。その金額は約363億5,072万円であります。 期末簿価1円の資産につきましては992件で、3.3%となっております。 以上でございます。 ○議長(守井秀龍君) 藤田市民生活部長。     〔市民生活部長 藤田政宣君 登壇〕 ◎市民生活部長(藤田政宣君) 私からは、1番、マイナンバーについての3点目、マイナンバーカードの取得率向上についてお答えいたします。 本市では、マイナンバーカードの取得促進を図るため、時間外窓口の設置やカード申請時に本人確認等の手続が完了した場合には、カードを本人限定郵便で送付するといった取組を行っております。 出張申請サポートにつきましては、公民館等で計画しておりましたが、コロナ禍の下、残念ながら実施できておりません。今年になって試験的に確定申告の会場に出向き、比較的広い会場を選び、密にならない時間帯など来場者の状況を見極めお声かけし、申請いただく方法で行っている段階でございます。 こちらから出向く先や手法も幅広くし、考えてまいります。また、申請者からの要望を受けて出向く出張申請サポートにつきましても、今後柔軟に対応しながら取り組んでまいります。 ○議長(守井秀龍君) 再質問はありますか。     〔「まだ」と8番立川議員発言する〕 眞野保健福祉部長。 ◎保健福祉部長福祉事務所長(眞野なぎさ君) では、私からは2点目、デジタルディバイドに対する対応についてでございますが、パソコンやスマートフォンを持っていない方、あるいは登録の仕方が分からないような方のために必要な登録ができるよう窓口で丁寧な支援を行い、普及に努めてまいりたいと思います。 次に2点目、マイナンバーカードの利用推進と関係部署連携についてでございますが、マイナンバー情報と加入者情報のマッチング作業は済んでいるかということに関しましては、現在のところ国保加入者でマイナンバーカードを持っている方の情報は把握できておりません。 本制度は、マイナンバーカードのICチップや健康保険証の記号、番号等により医療保険の資格確認がオンラインでできるようになる全国的な仕組み、オンライン資格確認の一環であり、本市におきましても3月からの全国一斉の実施に向け、国の示すスケジュールに従ってシステム整備を進めております。 この制度により、医療保険の資格確認がスムーズになるほか、将来的にはマイナポータルを利用して自身の薬剤情報や特定健診情報、医療費情報の確認ができるようになるなど、利用者の利便に資するものであります。マイナンバーカードの取得から健康保険証としての利用登録までがスムーズに行えるようにカードの交付窓口である市民課との連携をさらに密にして利用推進を図ってまいりたいと考えております。 ○議長(守井秀龍君) 再質問はありますか。 再質問に入ります。 立川議員。 ◆8番(立川茂君) 答弁ありがとうございました。 それでは、一つのカテゴリー、マイナンバーから再度お尋ねをいたします。 私が市長にお尋ねしたのはなぜこんだけ広報が遅かったのだろうかということをお尋ねをしております。今回、3月の「広報びぜん」に載っております情報が不適格とか、分かりにくいよということではなくて、よそでは早くから広報もされておりました。なぜ遅かったのかという点についてはいかがでしょうか。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 眞野保健福祉部長。 ◎保健福祉部長福祉事務所長(眞野なぎさ君) 先ほど市長も答弁しましたように、7月の保険証更新時にはお知らせを各保険者に、被保険者に入れております。3月の実施の頃合いを図ってもう一度広報に載せたということでございます。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 立川議員。 ◆8番(立川茂君) すいません、私も実はマイナポータルで登録をしました、マイナンバーカードで。登録完了が出ました、画面で。ということは、マイナンバーカードはそこに読み取っていただいたと。ところが、保険証の番号が今お尋ねしたところ作業ができていないと。じゃあ、この番号のカードを持っとる人の保険証がこうだというひもづけができていないですよね。確認が取れないですよね。その作業はということでお聞きしたら、まだできておりませんと。それいつされるんですか。7月まで待つんですか。 例えば、私もう登録済んでますんで、3月から始まっていますので、今日その医療機関へ行って通せばできるんでしょうか、できないんでしょうか、教えてください。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 眞野保健福祉部長。 ◎保健福祉部長福祉事務所長(眞野なぎさ君) 医療機関がカードリーダーを持っていて対応できる医療機関でしたら、その医療機関が情報を取ってくるということでございます。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 立川議員。 ◆8番(立川茂君) 何かちょっと違うような気がしますけど。だから、そこら辺の説明、今言いました私やってみても分からないことなんで、そういう説明が欲しいなと。なぜこんなに遅いんでしょうと、もうスケジュールで決まっていたことですからというのがもう本当に疑問になります。 先ほど、それはぜひ早めに、何かの都合で、7月保険証渡すときにということではなくてお願いできたらなと思います。我々みたいな者がさっきお話ししましたように高齢者が多いわけですから、7,500人のうち70%がそうなんですからより分かりにくいんで。先般も税務相談があったと思いますが、恐らく医療費控除かなり件数があったように聞いております。それも簡単になりますよと。ただ、ひもづけができていないとできないんで、そっちのほうの作業をよろしくお願いしたいんですが、改めて皆さんに広報するということは考えていらっしゃいますか、7月以前に。いかがですか。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 眞野保健福祉部長。 ◎保健福祉部長福祉事務所長(眞野なぎさ君) 議員御指摘のとおり必要であれば行ってまいります。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 立川議員。 ◆8番(立川茂君) それと、生活部長のほうから御答弁がありましたけど、サポートということで、出張所でサポートしたりとかというんではなくて本当に完結さすと。実際やっておられる市町村にお尋ねをしてみたらそういうことでかなり簡単にできるよと。先ほど言いましたように、高齢者にも優しい愛のある対応をというお願いも先ほどもありましたけど、困っているんやと。じゃあ、二、三人お話ししていたら、じゃあそこへ行くからおってねというようなところで全部機構とオンライン結んでいます。タブレット持っていって写真もその場で撮って完結と。完結をさせてほしいんですよ。 サポートというのはよく分かるんですけど、今日も先ほど昼から税務申告の会場にこれをお願いするんやとお出かけになられていました。それも必要だと思いますが、その場で終わらせてもらうという手続がもう非常に我々としてはありがたいんですけど、そういうきめ細かなということでお尋ねをしたんですが、いかがでしょうか。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 藤田市民生活部長。 ◎市民生活部長(藤田政宣君) 申請につきましては、本人様が申請するということになります。それについてのサポートをしながら本人さんの確認、本人確認、それができたら今度はもう来ていただかなくてもマイナンバーカードを本人様宅へもう限定郵便で送りますということでございますので、議員さんが言われていることと同じことだと思っております。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 立川議員。 ◆8番(立川茂君) 誤解があるようなんですが、本人確認ができた上でその場で完結させてしまうということですね。本人確認が取れれば下でももうとにかく来庁してくださいよ、出張所、支所来てくださいよ、そこへまでは行きますよじゃなくて、例えば我々みたいなんが二、三人どうしたらええんやろなあというようなお話をしていて、マイナンバー持っていないしと。ほんな、役所へ電話してみようかと。じゃあ、そっち持っていきますから決定通知持っといてくださいというようなことで本人確認も免許証とかでできると思いますので、そういった対応。 これで美咲町、鏡野、全部聞いてみたんですけど、結構週に100件以上の申請がありますよと。担当者が行ってお話をした中で確認を取り、そこで写真も撮り、手続完結する。送りますよということであれば、その場でもう完結してしまうんですね。そういったきめ細かいことをお願いできたらなあというところです。サポートは大変ありがたいんですけど、ある一定のレベルにある人はサポートでも間に合うとは思いますけども、その辺そういうお考えがあるのかないのかということでお尋ねをさせてもらいました。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 藤田市民生活部長。 ◎市民生活部長(藤田政宣君) 柔軟に対応させていただきます。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 立川議員。 ◆8番(立川茂君) 次に移らせていただきたいと思います。 備前市の財務書類についてですが、先ほど私お願いしたのは、これ市長から答弁がありましたけど、今年、去年ということではなくて、監査報告を見ると3年間指摘しましたよ、直っていませんよ、今年4年目もありましたよという指摘なんですね。市長おっしゃられるように厳格にやられるのはいいんですけど、これ何か基本的なところに問題があるんじゃないかと。例えば担当部署に大変申し訳ないんですが、部長にお尋ねをしておきたいんですが、こういった不備な指摘がされた場合、例えばこれ財産に関わる大事なことですよね。予算で10万円取りました、10万円の品物買いました、これどう管理するんでしょうかというところですよね。これ、3年も続けて監査から指摘を受けて不備ですよ、不適格ですよと。3年間直らないものなんですか。それはどこに原因があるんですか。もう職員の皆さんに原因があるんでしょうか。それとも、それを消化して皆さんにお伝えする管理職とか担当部署の担当の方に問題があるんでしょうか。それとも、どこか違うところに問題があるんでしょうか。3回、4回ですよ、今回の意見書を見れば。同じことを4回もできますか、部長。いかがですか。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 高橋総務部長。 ◎総務部長(高橋清隆君) もうこれは言い訳のしようもないことです。やはり全てがヒューマンエラーの部分が大きいと私は思っています。なかなか全部署にまたがることでチェック体制が正直できていない。それぞれの部署できちっとチェックして、それの積み上げという形になっております。今回も複数の部署、11か所の部署で指摘を受けとるようです。ですので、一括して入力をするとかということも一つあるかもしれません、処理の仕方として。ただ、そうなると課を超えた仕事になってしまうというようなこともあって、それで今回は入力をそれぞれの課でされるときにこういうことに気をつけてしてくださいというようなフロー図をつくって提示して、このとおりにやってくださいということを取りかかっているところでございます。御理解いただけたらと思います。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 立川議員。 ◆8番(立川茂君) 大変恐縮なお話なんですが、ヒューマンエラーじゃなくて、それ基幹システムのエラーでしょ。こういうふうにやってください、こういうふうなフローを出しました、こうやってください、できれば問題ないですよね。できていないから3回も4回も、3年も4年も同じ指摘をされるわけでしょ。ということは、基幹的なシステムにどっか間違いがあると。どっか、間違いと言ったらおかしいですけど、問題があると。おっしゃったように各部署に散らばるんであれば、その部署に物を買えばこういう処理をしてくださいというのが徹底できていないということでしょう。こういう処理をしなさいよ。普通、優秀な職員さんいらっしゃるわけですから、3年も4年も同じ指摘を受けるというのは信じられないんですけど。おっしゃったようなヒューマンエラーで済まされる問題じゃなくて基幹システムの方法の問題じゃないかと思うんですが、今回同じようにやって来年大丈夫ですか。確認しておきます。 ○議長(守井秀龍君) 答弁願います。 高橋総務部長。 ◎総務部長(高橋清隆君) 内容を見させていただくと、主なものは過去にもう除斥しているのに機械上でまだ残っているというような案件が非常に多うございます。ということは、当時の担当者がもうなくなったものを抜いていないと。もうこればっかりは過去に戻ってもうどうしようもない、チェックのしようがないことでございまして、だから当時その処理がきちっとできていれば今頃こういう指摘にはなっていないというようなことでございます。ですので、分かった時点で対応をさせていただいとるということでございます。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 立川議員。 ◆8番(立川茂君) 1点だけお話をしときます。 民間の決算にはおっしゃるとおり棚卸しという言葉がございます。勘定科目がございます。毎年実施棚卸しをすれば何年前であろうが、そのときにないわけですから問題はっきりしとうじゃないですか。それができていないんでしょ。棚卸し、符合ができていないということに尽きるじゃないですか。それをやっていけばいいんじゃないですか。3年かかろうが、4年かかろうが、こんな指摘3年も4年もされる必要ないんじゃないでしょうか。棚卸しを、現物棚卸しをされたら一発解消でしょ。と思うんですが、何かできないあれありますか。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 高橋総務部長。 ◎総務部長(高橋清隆君) 議員おっしゃるとおりで、当然公会計で棚卸資産というような今までみんな知識はなかったわけで、ただ企業会計を経験しとる人間にとってみると棚卸しというのは必ず年に一回はやっていますんで、今議員にいいヒントをいただいたように思いますので、その取組を考えてみたいと思います。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 立川議員。 ◆8番(立川茂君) ささいなことですが、本当に皆さんの信頼のある帳簿をつくっていただきたいと思います。 それと、次ですが、固定資産台帳私腑に落ちなくて、おっしゃったようにその中でも有形固定資産だけじゃなくてソフトウエアというのをさっき部長から言葉が出ましたけど、これも無形固定資産なんですよね。皆さん方のつくったこの基準でやりますという注記にはちゃんと書いてありますよ。だから、混在しているというのが本当のところでしょ、有形固定資産も無形固定資産も。もうぐじゃぐじゃな固定資産台帳ということで、前回もお願いをしましたけど。だから、ミスの発見しやすい仕組みでぜひ、これ備前市の財産これだけですよ、800億800万円ですよというのを市長名で公表しとうわけでしょ。こんなずさんなやつでしたら市長の顔に泥を塗るじゃないですか。と思うんですが。 それと、注記のほう、さっきおっしゃったように一般と特会と、一般会計、特会分けるんなら分けるでこの注記に必ず書いといてくださいよ。この固定資産台帳は、台帳はこういう基準でやります。例外はこれとこれです。固定資産台帳には一般と特会と別々に上げていますというふうな分かりやすい公表書類にしていただけたらなあと思うんですが、部長いかがでしょうか。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 高橋総務部長。 ◎総務部長(高橋清隆君) 確かに一般会計等とその他特会等、それぞれ貸借対照表も分かれて作成するようになっております。ただ、それを見たときに見られる方が分かりにくいというのは現実でしょうから、できるだけ注記で表現したいと思います。 以上です。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 立川議員。
    ◆8番(立川茂君) ありがとうございました。大ざっぱなお話をしましたが、次回はもうちょっと中身についてお尋ねをしたいと思います。予告をしといてこの項目を終わりたいと思います。 次は、中学校の統合のほうのお話をさせていただきます。 先ほど、教育長に答弁いただきましてありがとうございました。 2校統合、あくまでも吸収合併じゃなく統合ですよと。新しい中学校をつくるんですよと。その中で、いろいろお話はございました。私お尋ねしたのは2点目で、吉永と三石中は閉校し、新中学となる合意形成ができていないのではということをお尋ねしたんですが、この辺はいかがでしょう。答弁漏れていたような気がしたんで、お尋ねをしておきます。 ○議長(守井秀龍君) 奥田教育長。 ◎教育長(奥田泰彦君) おっしゃるとおりです。教育委員会が示した方針案については今議員がおっしゃったように三石中学校、吉永中学校を閉校して新生、新しい吉永中学校をつくるということでございます。 今、幹事会に提案をした段階で、この後統合準備委員会全体の会があるんですが、全体の会に幹事会でこういうふうに校名について教育委員会から提案があったということで統合準備委員会に諮るという段階がございますので、そこから今の時点で合意形成云々というのはまだ早いのかなというふうなことを思っています。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 立川議員。 ◆8番(立川茂君) 隠れみのにしている統合準備委員会のことではなくて、認識の問題で三石中、吉永中は共に閉校して新しい中学校をつくると。三石中のほうに説明会で合意形成ができているんでしょうか、吉永中のほうで合意形成はできているんでしょうかということで、これを今さら統合準備委員会でお話しされることなんですか。どうなんですか、それ。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 奥田教育長。 ◎教育長(奥田泰彦君) 校名決定のプロセスとして、幹事会のほうで今さっき申し上げましたが、途中省略しますけれど、幹事会のほうでこういう校名でいきましょうということを今お示しした段階で、この後全体の会で幹事会のほうでこういうふうに提案があったということをお示ししていくという手順を踏もうと思っています。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 立川議員。 ◆8番(立川茂君) その校名のことを離れていただいて、私校名のこと今横に置いております。統合自身の問題をお聞きをしております。統合して三石中、吉永中を閉校して新しい中学校をつくるんだと、そういうスタンスでいいですねという確認したらそうですとおっしゃったんで、そうですよね。だから、それの合意形成はできていますかということですね。例えばこの中でもお伝えしましたけど、吉永でそんなお話ししたら困るんやと、そういうお話が出てくるんで、それは準備委員会の中じゃなくて、それ準備委員会の中で諮られることなんですか。むしろ新しい中学校をつくるということになって閉校、吉永中閉校、三石中閉校、私普通に考えたら閉校したその片一方の学校名がふうっと出てくる、復活する。普通考えられないですよね。新しい学校をつくるんです。校名も校歌も校章も全部新しい形を考えてくださいというのがスタンスのように思うんですけど、何か違うような気がするんで、最初に返ったように吸収合併のお話ですかということでお尋ねをしたんです。 普通そうなりませんか。例えば合併ですと存続団体、今回吉永中なら吉永中を残します、これに合併をしますというんなら分かります。そうじゃなくて両方とも閉校するんですよ、両校で新しい学校をつくっていくんですよというスタンスでしょ。当然名前も変わります、その中身も変わります、今から歴史がスタートしますという、私はそういう理解しとんですけど、教育委員会の理解は違うんですか。どうですか、その辺は。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 奥田教育長。 ◎教育長(奥田泰彦君) 校名の話はこっちへ置いといてというお話なんですが、今校舎は吉永中学校を活用する、所在地も今の吉永中学校ですと。ほんで、吸収ならば、吸収ならば小学校の例を申し上げますと三国小学校、神根小学校が吉永小と統合しましたけれど、吉永小学校の制服であり、吉永小学校の行事を主にと。それから、PTAの組織も吉永小学校というような形になっています。そういう状況だったら吸収という形だろうと思いますが、今回の場合には校名以外でも新しい学校ということを感じられるようなことにしていきましょう、つくっていきましょうということで、校歌とか校章とかはまだ協議はしていないんですが、まず校名を決めないと先へ進めないということで幹事会のほうで校名を協議させていただいて、学校行事であるとか、PTAの組織であるとか、それから制服、それから学校の使用用品、この部分については今それぞれの部会で協議をしています。どういう形で決着するかというのもまだ分かりませんが、そういうことについても全体の会で報告をして認めてもらって次へ進むという形です。そういう形になるんですけれど、お分かりいただけませんか。 ○議長(守井秀龍君) 立川議員。 ◆8番(立川茂君) お話は分かるんですけど、最初に確認させていただいたように両校とも閉校して新しい中学校をつくる、でしょ。今お話聞くと新しく感じられるような中学校にしたいんやとか、何かちょっと変わるんですけど、問題ないんでしょ。三石中は閉校、吉永中閉校、新しい中学校をつくります、ここスタートですね。まず、そこは問題ないですね。 そうしますと、新しい学校をつくるということになれば両方がお話しできる、おっしゃるように校名はどうしましょう、校章どうしましょう、お話ししたらいいです。その中で、どうしましょうということで投げるからこういうお話しになるわけで、新しいもんにしてくださいと言えば皆さん議論はできるんじゃないですか。進め方がちょっとおかしいんじゃないですか。ということを申し上げようるわけです。 何もすっきりした形で、じゃあ吉永も閉校行事、閉校してください。ここで一旦吉永中の歴史を閉じてください。三石中も閉じてください。両方で新しい、すばらしいすてきな中学校をつくりましょう。これについてはお名前どうしたらいいでしょうか。どうしたらいいでしょうか、後々という話になるような気がするんですが、それが閉校したお名前がふっと出てきた吉永中にします、新吉永中です。全然新じゃないですよね。という気になるわけです。その辺の解釈は違うのかなあという気がするんですけど、その辺、これ吉永に閉校ですよということは申し上げられたんですか、どうですか。 お話聞くと保護者の集まりには申し上げましたということはお聞きしましたが、正面切って吉永中学校も閉校しますよということはPTAの皆さんにお伝えされたんでしょうか、どうでしょうか。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 奥田教育長。 ◎教育長(奥田泰彦君) 幹事会には吉永中、小・中の役員さん、それから三石の小・中の役員さん、それから校長先生方もいらっしゃいますので、そこでは伝えております。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 立川議員。 ◆8番(立川茂君) 私のところ三石の中学校は割合小さいもんですから、この親とお話をしてみますと子供たちに累が及ばないように、ごたごたしとんのは子供にまずいと、言いたいことをのみ込んで議論しているという保護者のお気持ちがお分かりになりますか。どうでしょうか。 ○議長(守井秀龍君) 答弁願います。 奥田教育長。 ◎教育長(奥田泰彦君) 幹事会の中でも話が出たのはそういった校名のことでごたごたしている状況を子供たちには見せたくないということは出ました。もちろん大人たちが自分たちが今度行くであろう新しい中学校の校名のことでごたごたもめている、ほかのことでもめている、そういう状態は絶対私たちも見せたくないというふうな思いは同じであります。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 立川議員。 ◆8番(立川茂君) その親の数のほうが少ないんですけど、皆のみ込んでお話をしているわけですね。言いたいことをもうここのみ込んで。その辺を酌んでいただきたいと。皆さん方の今言ったちょっと恥ずかしいような議論もあったんですけど、1点だけ、最後にもう一点だけお願いをしときます。 教育長言われた、私もその場に何回も行かせていただきました。最後は議会が決めることですよ、お尋ねの中から議決が必要なんですよ、そういうニュアンスじゃないですよ、何回聞いても。最後は議会が決めるんです。私たち知りませんわというニュアンスのほうが強いからお尋ねをしております。部長それいかがですか、恥ずかしくないですか。この答弁でいいですか。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 田原教育部長。 ◎教育部長(田原義大君) 手続として議会の議決が必要というお話はしております。人それぞれにとって受け止め方といったものは違うと思いますので、その辺教育委員会では責任を丸投げとかといったことではない、子供たちの教育環境を整えていくということで一生懸命説明をしているつもりでございます。御理解のほどよろしくお願いいたします。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 立川議員。 ◆8番(立川茂君) 理解のほうしたいんですけど、そういうシチュエーションでない発言のほうが多かったもんですから、確認をさせていただきました。 これお願いですけど、皆さん方教育委員会さんの論理だけじゃなく、相手、保護者の身にもなって本当にお考えをいただきたいというのが一番思います。 最後にお伝えをしておきます。統合反対ということではないです。統合の必要性感じています。どうか皆さんさっき言いました皆さんのお気持ちを酌んでいただいたような進め方をぜひしてほしいなとお願いをして終わりたいと思います。 終わります。ありがとうございました。 ○議長(守井秀龍君) 以上で立川議員の質問を終わります。   ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(守井秀龍君) 質問中途ですが、暫時休憩いたします。     午後3時37分 休憩     午後4時00分 再開 ○議長(守井秀龍君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。 この際、会議時間の延長についてお諮りいたします。 長時間でお疲れのことと思いますが、本日予定しております5番目川崎議員の一般質問まで行いたいと思います。つきましては、予定しております一般質問を終了するまで会議時間の延長をいたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 御異議なしと認めます。よって、本日予定しております川崎議員の一般質問が終了するまでの間会議時間を延長いたします。 次に、川崎議員の一般質問を願います。 13番川崎議員。     〔13番 川崎輝通君 登壇〕 ◆13番(川崎輝通君) それでは、今日5人目のラストの質問、3問ほどさせていただきます。 延長のような議長は言われましたが、十分1時間あればできると思います。御協力をよろしくお願いいたします。 それでは最初に、渚の交番事業計画についてお聞きしたいと思います。 この事業計画は、総務産業委員会でも昨年から相当論議してきました。当初は、4億円を超える本当にすばらしい施設ができるんかなと。それも備前市のお金を使わないで、日本財団のほうから100%出るということで、それはいいことだなあというふうな印象からいろいろ議論をしてきましたが、ここに来て4億円が2億円に、2億円台に下がっているということで、少し心配しております。 そういった中で、前回の総務産業委員会で入札は終わって業者も決まったという報告がありました。私は、当初から確かにお金は日本財団が出しますけれども、土地の提供は備前市なので、当然備前市が中心になってこの事業は進んでいくんだろうと思っておりました。ところが、ここに来て入札が終わったと言いながら入札結果一つ総務産業委員会に出されていないというのは不思議でかないません。 確かに社団法人でしたか、入札を行ったようでありますが、これまでの経過からいいますと、事業計画やいろんな概要、建物の概要なんかについてもいろいろ各議員からの質問なり、提案を論議してきました。そういった中ではこの入札が指名競争入札なのか、条件付一般競争入札であったのか、そういったことも説明があり、入札の結果発表なんかも委員会へ出していただいて当然ではないかなあと私は思っております。なぜそういうことが行われていないのか、不思議でなりませんので、まずその点について執行部はどう考えておられるのか、お聞きしときたいと思います。 2点目は、当初先ほど説明したように、4億円を超えるような相当頭島の水ヶ鼻にしては立派過ぎるんではないかと思われるぐらいいい提案が出されていました。しかし、実際のところは確かに橋はできましたけれども、あの場所はグラウンドゴルフに使っている程度で、より多くの観光客が来ていただけるのかなという点は非常に不安が残っておりました。 そういった中で、2億円台に縮小されて建物の外観もあまり魅力的な率直に言って建物とは言えないようなものになっております。そういった中で、本当に赤字にならずに黒字運営ができるのかなと、そういう不安が付きまといます。もし赤字になった場合、備前市としてはどういう対応をしてくのか、特に運営面での財政的援助をするのかしないのか、はっきりお答えいただけたらと思います。 そして3つ目は、昨年でしたか、金額は覚えていませんが、レンタサイクル自転車大人用が10台、子供用がたしか10台で20台レンタサイクル自転車を購入すると。また、野外でのバーベキューセットなどを購入すると、そういう予算化がたしかされて承認されていると思います。 今回の4億円から2億円に施設が縮小される中で、一体そういうスペースはどこにあるのかなと。一方でアルファなどを潰した後、駐車場はこれぐらい確保するとか、レンタサイクル用の自転車の置場はこういう場所につくるんだとか、詳しくアルファの場合は説明いただいて、我々もそれなりに納得しておりますけれども、今回のこの渚の交番計画については建物自体が相当変わってきたと同時に周辺についての外観説明はほとんど説明もなければ論議もしていないように思うんですね。そういう意味で、こういった市のお金で購入するこういった備品類がどのように活用されるのか、非常に不安な点があります。執行部はこれをどういう活用の仕方するのか、それについての詳しい説明をお願いしたいと思います。 続きまして、道路整備についてであります。 蕃山地区のブルーライン交差点、いつ頃この車線変更があったんでしょうか。私の記憶では、何年か前はブルーラインの交通量が少ないんで、あの交差点ではブルーラインが一旦停止して、寒河地区から来る北へ向かう直進車はストップする一旦停止がなく直進できていたように思います。それがある時点でブルーラインのほうが交通量が増えた関係か、一旦停止はなく、カーブしながら北に向かっていくと。一方で、寒河方面から来た車は一旦この交差点で一旦停止して、左から来るブルーラインの車の安全確認をしてから出発というんですか、発車するようになっているということであります。 私も、こういうふうに変更してから三、四回は通っていると思います。普通なら、十字路なら90度の左右確認で安全確認はできるんですけど、あそこの場合は百二、三十度後ろを向かないとブルーラインからの交通量というんですか、車の確認ができない状況にもかかわらず、一旦停止する寒河側からの自動車の確認というんですか、カーブミラーがない点はおかしいという住民からの厳しい苦情を受けました。早くやってほしいと。なぜ車線変更したときにそういうことは確かにブルーラインなんかのあの交差点というのは県事業かどうか知りませんが、備前市として車線変更などあるときにはそういった信号はつける必要があるかないか、そしてカーブミラーをつける必要があるのかないのか、本来その時点でやるべきことではなかったかなと思います。今から言っても仕方ありませんので、私は早急にカーブミラーをつけて安全確認をして、交通事故のないようにやっていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。 次に、道路整備の関係でいえば木生地区、ちょうどマルナカのできて以来交通量は増えておりますが、そういった関係かどうか分かりませんけれども、今現在橋の名前忘れましたが、新しい橋ができてそれより西50メートルばかりは道路拡張というんですか、歩道を北側につくるために1.5メートルぐらい川を埋め、矢板を打って相当立派な工事がやられていますが、きれいに整地されてからでも私の記憶ではもう半年近く放置されているんじゃないんかなあと。 私が質問出したからかどうか、偶然かどうか分かりませんけれども、いよいよ舗装するためのこの1日、2日、測量が行われていたようです。こういった確かに川か海か分からないような地域については矢板を打ったり、地盤がある程度落ち着くまで工事を延ばすということが普通なのかどうか分かりませんけれども、工事が始まってから最低2年は経過しているんじゃなんかなあと思います。私は、もう少し急いでいただいてもよかったんじゃないんか。 というのは、前から私は何度か一般質問でやっておりますが、それより東、ちょうど竹田鉄工さんですかね、の橋と東備運送という名前今使っているかどうか分かりませんが、その間、北側からいえばコメリの前面のところが非常に狭いです。ほとんど逃げる、歩行者なり二輪車が逃げる場所もないぐらいに狭いところなんです。本当は私はここから歩道なりつくる拡張を川を蓋するか、半分蓋するか分かりませんけれども、そういった工事をまず急いでいただきたかったんですけれども、西から道路を拡張すると。これが早く完成すれば当然一番危ない狭いところを道路拡張なり、歩道整備をやっていただけるんではないかというふうに考えております。その点いかがでしょうか。 と同時に、さらに日生町側に向かっての東、現在下水道工事が行われております。これも相当もう半年か1年以上前でしょうか、国道250号の下水道建設は終わっているように思いますが、なぜか再舗装ができていない。あの時点は少しカーブがあったり、逆に人家がないためにスピードを出すということで、過去に死亡事故も起きている地域ではないかと思います。そういったところがいつまででも道路がたがたというのは、また事故が起こる確率も高くなるんではというふうに心配しております。 こういった詳しいことは分かりませんけれども、下水道工事などして道路が傷んだ場合は、こういうものは期限というのはないんでしょうか。早いところは本当に早く再舗装して気持ちよく下水道が通り、道路もきれいになって本当に運転しやすいなあというところもあったように思いますが、ここのところは相当遅れているように思いますが、いつ頃完全に再舗装していただけるんか、お聞きしときたいと思います。 3つ目は、これも何度かお聞きしとりますが、改めて現場を私なりの議会報告のために写真を撮りにいってみました。旧日生保育園が外から見た限りでは物置、倉庫としてしか使われていない現状ではないかというふうに私は見ております。 今日の議論でも、待機者が54人のうち19名はプレーパークですか、民間の保育所が子供たちを預かるということであれば、あと35名程度は待機しているんではないんかなあと思います。それぞれ保護者の都合によって仕事が西の岡山のほうへ行くんであれば、寒河地域にある日生保育園は利用しにくいと思いますが、赤穂とか相生、姫路などへもし保護者の方が行っている場合には、日生保育園で預かっていただければ十分この旧保育園も利用価値があるんではないかなあと思います。しっかりと保育士さんを雇っていただければ待機者ゼロということも、そういった施設としては十分確保できるんではないんかなあと思いますし、また旧備前にはこの旧日生保育園の二十五、六年しかたっていない施設がそういう状態である一方で、古くなった施設をそのままフル活用している現状もあるようです。そういった施設こそ早く建て替えるなり必要だとも思いますし、逆にこういったまだまだ使える施設は待機者ゼロのためにそれなりの改装して使うべきではないかと思います。執行部の見解をお聞きして終わります。 以上です。 ○議長(守井秀龍君) ただいまの質問に対する答弁を願います。 田原市長。     〔市長 田原隆雄君 登壇〕 ◎市長(田原隆雄君) それでは、順番が前後しますけれども、私への質問についてからの答弁になろうかと思いますが。 3番の旧日生保育園園舎の活用について、倉庫として使っているのではないかというようなことでありますけれども、そういうことではありません。机や椅子等の備品の一部が放置されているというか、置かれている状況のようであります。 2点目の市内全域の待機児童を受け入れてはどうかという提案でございましたが、昨年9月に議員にもお答えしたとおり、教育施設としての再利用はしないということでありますので、今後は市長部局のほうで検討していくべきじゃないかと、このように思っております。 ○議長(守井秀龍君) 岩崎産業部長。     〔産業部長 岩崎和久君 登壇〕 ◎産業部長(岩崎和久君) それでは、私のほうからは1番、渚の交番事業計画について御説明を申し上げます。 1点目、入札につきましては、一般社団法人みんなでびぜんの理事会で協議、決定されたことに基づいて行われております。入札方法は、市内業者に限定した指名入札の実施や最低制限価格を設定しないなど、備前市の入札規約も参考にしながら助成元であります日本財団の実施要領に沿って実施されたものと聞いております。 続きまして2点目、事業規模減少による施設運営の見通しについてでございますが、施設の維持、運営に係る収支計画などを含めた変更後の内容で承認されているものと受け取っております。事業規模は縮小となりましたが、施設の持つ意義におきましては中身が重要となりますから、海洋教育プログラムの構築や施設の運営体制など、関係者でさらに協議を詰められている状況であります。市としましても、SDGsの推進、里海・里山の保全と活用、何よりも日生漁協が育んでこられたアマモ場の再生事業など、全国や世界にPRできる、そういった施設になっていただけるよう、行政としてのサポートは必要と考えております。議員各位におかれましても、御理解を賜りたいと存じます。 3点目、コロナ対策の臨時交付金で整備中の自転車や野外食事セットなどにつきましては、備前市里海・里山ブランド推進協議会が市からの助成を受けて購入したものでございます。全てを渚の交番施設に配備するものではございません。渚の交番施設の中では施設内に倉庫を設置する予定と聞いておりますし、野外の食事セットなどは移動可能なものとして必要に応じて施設内外で活用されることになろうかと思います。 以上でございます。 ○議長(守井秀龍君) 藤森建設部長。     〔建設部長 藤森 亨君 登壇〕 ◎建設部長(藤森亨君) 私から2番、道路整備についてお答えいたします。 1点目、県道寒河本庄岡山線、通称岡山ブルーラインの蕃山インターチェンジの交差点の車線についてですが、県に問い合わせたところ、平成16年4月の無料化に際して岡山県道路公社から当時の岡山県東備地方振興局に移管されたときには現在の形状であったとの答えでした。 あわせて、カーブミラーの設置についても県に申し入れたところ、道路構造令に基づく見通せる距離が確保されているかどうかで設置しているとのことで、また確認しますとの回答をいただいております。 2点目、木生地区の国道250号の拡幅工事についてですが、同じく県に確認したところ、車道部を川側のほうへシフトしていく計画で、現在は越鳥橋の東側の拡幅部分の設計を行っているとのことです。令和3年度中の完成を目指していると聞いております。 また、下水道工事後の舗装についてですが、下水道工事は地面を深く掘削することから、埋め戻し後仮復旧を行い、路面状況が安定した後に舗装の本復旧を行っております。その間は通行する皆様には御迷惑をおかけして申し訳なく思っております。 木生地区の国道250号については、現在工事中の箇所を除いて工事後の路面は安定してきているように見受けられますので、道路管理者である岡山県と協議を行い、順次舗装復旧工事を行っていきたいと考えております。 以上です。 ○議長(守井秀龍君) 再質問はありますか。 再質問に入ります。 川崎議員。 ◆13番(川崎輝通君) それでは、答弁の順番で質問させていただきます。 まず、旧日生保育園であります。 倉庫という言葉が適切ではないようですけれども、椅子、机など置いているのは物置、倉庫といっても間違いないんじゃないかなあと思います、私は。本来、二十五、六年しかたたない保育園として機能していた園舎であります。私は、本来子供たちがにこにことそこですくすく育つようにその建物を利用するのが本来の在り方であり、二十五、六年しかたたないというのは60年の耐用年数から考えてもほかの用途で使うというのは、それはそれでそれなりの利用価値のある用途なら別に反対しませんけれども、現状はまだまだ今日の同僚議員の答弁でありました。35人もの待機者がおるんであれば、全てとは言いませんけれども、保護者によっては少し距離があるけれども、日生こども園に預けたいということであればこの園舎を少し、雨漏りが少しと引き戸が少し動かない程度ですから、ほんの少しの金で改修できるはずですから、あとは保育士さんを確保して、人口が減少しているこの備前市で園児の待機者がおるなどという現状は本当に残念なことです。そういう意味では、私は一貫して言よりますが、正保育士と違って臨時の保育士は時間給か日当計算で正職員よりもより高い金額を補償しても高く結果的にはならないわけです。なぜなら有給もなければ賞与も少ない、そういう現状を考えればヨーロッパ型の臨時職員こそ時間給の単価を高くして、保育士のOBさん、また市外からもアルバイトで来ていただけるとか、いろんな形で保育士を早急に確保して、待機者ゼロにするための施設として再利用を考えていただきたいと思います。 それとも、この旧保育園舎を使わなくてもそれぞれの地域の保育園は施設としては十分満ち足りているのかどうか、保育士さえいればこの旧保育園を使わなくてもいいのかどうか、少し担当者からの説明をお願いしたいと思います。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 田原教育部長。 ◎教育部長(田原義大君) 議員御質問の件ですが、旧保育園、日生の保育園を使わなくても現在のこども園で保育士が確保できれば今の入園保留者、待機児童ではないんですが、入園保留者については入園できるという形になっております。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 川崎議員。 ◆13番(川崎輝通君) うちの所管じゃないんで、私も総務産業委員長をやっておりますから、厚生文教のほうで保留者と待機者とどう違うんですか。詳しい説明をお願いします。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 田原教育部長。 ◎教育部長(田原義大君) 現在、保留者というのは希望を取った段階で第1希望にかなわなかった方、そういったものを含めて保留をしている段階でございます。その後、この園だったら入れますよというようなことで振り分けをしていくような、第2希望も今のところ出していただいていますので、そういったところで入れるところができたりします。それと、あとは一時保育であるとか、そういった形でそういう保育の状況に流れていって、それでもよろしいというような形、あとは民間のされているような保育所、そういったところへ入られる方、そういった方がございますので、昨年については待機児童が18名でございました。ですから、これからそういった調整を行いまして、最終的に十数名とか、できるだけ待機児童がないようにということで調整を図っていくということでございます。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 川崎議員。 ◆13番(川崎輝通君) 詳しいことはあまり厚生文教のほうへ出ておりませんので、分かりませんけれども、各施設収容できるならそれは結構なんだけれども、同僚議員に聞きますとなかなかこども園になっているけれども、もう増築なんかして本当に子供たちが元気に遊び回る運動場というんですか、空間が少ないと、そんな苦情も聞いておりますよ。そういう意味では、少し保護者の方がしんどいけれども、もし日生こども園は結構広い幼稚園と合同になりまして、それでもまだまだ広い運動場がはっきり言って立派にあると思うんで、そういうところでもし預かっていただけるなら保育士さんを確保して、有効利用で私は使っていただきたいと。 市長は秘書課か何かそっちのほうで新しい利用目的考えるんだというようなことですけれども、無駄をしているんじゃないんかなあと思います。本当にこういうお金があるなら旧備前市の保育園、こども園を立派に改修するなり、新築するなり、そういうお金に使っていただくことのほうが望ましかったんじゃないんかということを言って、できればここも保育園として建設した施設ですので、保育園児が本当に生き生きと遊べるように使っていただくことを要望しておきます。 続きまして、渚の交番事業計画についてお聞きします。 本当に総務産業委員会で長時間いろんなことを議論してきましたが、結局のところ施設についてどうだこうだということで、いざ建設した場合にどのような事業運営が行われるか、ことについてはあまり論議してきていなかったと思います。いろんな立派な執行部からの利用目的は説明がありましたが、そういう目的を達成した結果、そこの維持管理、運営費プラス人件費など、一体どういう考えしているのか、改めてお聞きしときたいと思います。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 岩崎産業部長。 ◎産業部長(岩崎和久君) 日本財団の事業の認定の中で、収支計画を10年間出されているようです。その中では、日本財団から3年間、今年、今年度を含め3年間は、今年は500万円か600万円ぐらいなんですが、翌年度、その次の2か年は1,000万円ずつの運営補助が出るようになっております。ただ、4年後におきましては自走、これをしなければならないというようなことで、その収支計画によれば4年後以降自走できるような収支計画にはなってございます。 そういう中で、市として赤字が出たときにどうするのかとかという御心配はあろうかと思いますが、今現在でいきますとこの収支計画を信じるしかないのかなというところでもございますし、ただ行政の面での里海・里山の研修ですとか、SDGsの研修ですとか、そういった行政が行うべき業務に対する委託業務なんかは発注するということはあろうかと考えられます。 以上です。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 川崎議員。 ◆13番(川崎輝通君) 3年間は補助金があるということで一安心なんですけれども、4年以降についてはいい目的がありますので、地域の市長がいう宝物という意味では里海・里山と、あの地域は里海になると思いますが、そういった価値を子供たちも観光客も十分に体験できるような施設として4年後も運営の面では赤字にならないように頑張っていただけたらと思います。3年間は一安心だということですので、その3年間でいろんな運営上のノウハウを蓄積していただいて、4年以降も立派に運営していただけたらと思います。 それから、小さいことですが、私の認識ではサイクル自転車、大人、子供10台ずつ、20台、野外セットなんか、バーベキューセットなんかも全部この渚の交番で使うんではないかなという印象なんですけど、先ほどの答弁では必ずしもそうではないということでした。 具体的にはどうなんでしょうか。この旧備前にあるサイクルステーションというんでしたか、名前忘れましたけれども、そこでもう相当回して使うというふうな理解でよろしいんでしょうか。そしてまた、バーベキューセットなんかについてもこの渚の交番だけで使うんではないという認識でよろしいんでしょうか。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 岩崎産業部長。 ◎産業部長(岩崎和久君) この備品の購入に関しましては、備前市里海・里山ブランド推進協議会が購入したものでありますので、その事業の中で一つの事業として渚の交番事業があるというふうな考え方でよかろうかと思います。ですので、今その渚の交番事業を推進しているという面では、そこで使う部分がかなりありますが、まだはっきりとして何台そこに置くか、そして野外のセットも何台そこに置けるかというようなことまではっきりと詰められてはおりませんが、付近にはグラウンドゴルフ場もありますし、また学生ボランティア協会が頭島へ入られるというようなときにも活用してもらえるんじゃないかと思いますし、また伊部のほうにはこの4月から観光協会が移られるということでもあります。そしてまた、八塔寺のほうで利用が可能ということであれば、そういったところにもお貸しできるかなとは思っております。ですから、そのあたりはフレキシブルな対応ということで考えていきたいと思っております。 以上です。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 川崎議員。 ◆13番(川崎輝通君) 予算は昨年でしたか、承認されたように思いますが、実際現在購入しているのかどうかという点と、もし購入しとるんであれば現在こういったサイクル自転車なり、バーベキューセットなりはどこへ保管されているんでしょうか。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 岩崎産業部長。 ◎産業部長(岩崎和久君) 既に購入はされておりまして、今現在は日生の昔のデイサービスセンターの地下1階といいますか、1階部分に倉庫があります。そういったところを今活用させてもらっているものと、現在はグラウンドゴルフ場のところで一部ベンチ等で使っていただいたりですとか、一部活用しているものもあります。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 川崎議員。 ◆13番(川崎輝通君) 次に移って質問します。 ブルーラインの件なんですけれども、交通量が増えて非常に寒河地区の方がブルーラインを利用して2号線に出るのに結構利用者が増えているようです。そういう方々が一旦停止して、非常にブルーラインから下りてくる車の確認ができにくいと。より早く設置してほしいという要望です。 なぜかこういう点が交通道路関係プラスそういったカーブミラーなり、また歩道なり、信号なり、そういうものの的確な配慮というんですか、実施がやられていないような一例ではないかなあと私も思います。日生地区見ても、もっと信号があったり、歩道があったらいいんじゃないんかというようなことも常々感じますんで、もう少しそういった道路整備、関連施設についてもしっかりやっていただきたいということを要望しておきます。 同時に、先ほどの道路拡張と下水道関係など、こういうものは目で確認というんですか、確認してからぼちぼち再舗装したほうがいいとかどうか、そういったものは基準はないんでしょうか。より早く人工的にでも土を固めるどどっというような機械があるようですから、ああいうもので固めてより早く再舗装するのが望ましいと私は考えとんですけど、いかがでしょうか。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 藤森建設部長。 ◎建設部長(藤森亨君) すぐにきれいな舗装ができればいいんですけども、深く掘ると幾ら機械で丁寧に締め固めをしても締め固め率というものがあって98%ぐらい、何ぼ頑張っても95から98%までしかいかないんです。それで、残りの2%が沈下してくるということなんで、やはりそれを一気にきれいにしてしまったら、またそこが水がたまるようになって、またそこへばんそうこうを貼るような格好になるんで、今の下水道課としては1年ぐらいは置きたいということで、今のところはそういう舗装のやり方をしております。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 川崎議員。 ◆13番(川崎輝通君) 1年ぐらいという尺度があるようなんで、そう早くということにはならないようなことは理解できました。 同時に、本当に250号というのは古い道路なのか、道幅が狭いところが多いです。そういった中で、今木生地区は道路拡張して、聞いている話では北側、人家があるほうに歩道を確保すると。突然出て自動車が通ればすぐ人身事故になりますんで、道路拡張して北側、人家のほうに歩道をつくるのが理想かなというふうに思っております。 そういう流れの中で、私2点指摘したいと思います。今さっき言ったコメリの前最も狭く、もう逃げるとしたら川に落ちるしかないんです。私自身がカブで接触事故を起こしましたんで、もう起こされたといったほうがいいんですけど、あそこは早急に今の舗装が終わり次第コメリ前の道路拡張は歩道拡張というんか、道路拡張というんか、何せ川を蓋する方向でしかないんじゃないんかなあという点、必要ではないか。 同時に、日生地区ですけれども、ちょうど新橋の西側のところ、もりした衣料品の隣が今建物を潰して見晴らしがよくなっております。できれば地主さんと了解取れるなら、あそこのところも狭いし、カーブで大型などが通ると非常に人身事故が起こりやすいところです。もし買収できるなら買収して道路拡張なり、歩道をつくっていただきたい。同時に、川のところには1.5メートルから2メートルぐらい蓋をして、歩行者が通れるような歩道にしていただきたいと思うんですが、そういった方向の計画なんかはどうでしょうか。検討されているんでしょうか。確認したいと思います。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 藤森建設部長。 ◎建設部長(藤森亨君) 250号の道路管理者は岡山県になります。備前市のほうで判断してここをやりたいというようなやり方はなかなかできないんで、地元のほうからここは用地がもらえそうだとか、それからここを広げてほしいとか、いろいろ要望書が250号についても出てきます。それを持って岡山県のほうへ行って要望して、岡山県が優先順位をつけてどこからするかというのは決めているようですけども、やり方とすれば備前市で250号はいらえないんで、強い要望をいただければこちらも強い要望で優先順位を上げていただくような話はできると思います。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 川崎議員。 ◆13番(川崎輝通君) 強い要望を出していただいたら県も動くということですので、しっかり地元町内と相談しながら頑張って安全確保をしていきたいと思います。 以上で終わります。 ○議長(守井秀龍君) 以上で川崎議員の質問を終わります。   ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(守井秀龍君) この際、申し上げます。 本日の一般質問はこれで終わりとし、後の方の質問については明日以降に行いたいと思います。 本日はこれにて散会いたします。 皆さん、御苦労さまでした。     午後4時42分 散会...