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09月10日-03号

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  1. 備前市議会 2020-09-10
    09月10日-03号


    取得元: 備前市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-06-10
    令和 2年 9月第7回定例会              第 7 回 定 例 会 会 議 録 (第3号)会議開閉日時  令和2年9月10日  午前9時30分 開議    午後4時02分 散会会議の場所   備前市役所議場出席した議員の番号氏名(1番は欠員)  2番  藪 内   靖      3番  青 山 孝 樹      4番  田 口 豊 作  5番  森 本 洋 子      6番  石 原 和 人      7番  西 上 徳 一  8番  立 川   茂      9番  星 野 和 也      10番  尾 川 直 行  11番  掛 谷   繁      12番  土 器   豊      13番  川 崎 輝 通  14番  中 西 裕 康      15番  橋 本 逸 夫      16番  守 井 秀 龍欠席・遅参・早退した議員の番号氏名  欠席 なし  遅参 なし  早退 なし説明のため出席した者の職氏名  市長     田 原 隆 雄  副市長    高 橋 昌 弘  教育長    奥 田 泰 彦  市長公室長  佐 藤 行 弘  総務部長   高 橋 清 隆  市民生活部長 藤 田 政 宣  保健福祉部長兼福祉事務所長         眞 野 なぎさ  産業部長   岩 崎 和 久  建設部長   藤 森   亨  日生総合支所長坂 本 基 道  吉永総合支所長野 道 徹 也  教育部長   田 原 義 大  病院総括事務長濱 山 一 泰職務のため議場に出席した議会事務局職員  事務局長   入 江 章 行  事務局次長  石 村 享 平  庶務調査係長 坂 本   寛  議事係主任  楠 戸 祐 介 △議事日程並びに付議事件(結果) 番号議事日程付議事件等結果1一般質問  ・15番 橋本逸夫議員  ・3番 青山孝樹議員  ・8番 立川 茂議員  ・2番 藪内 靖議員  ・14番 中西裕康議員通告事項一般質問通告表のとおり)                              ;───── △一般質問通告事項 順位通告者氏名質問の要旨答弁者615番 橋本逸夫1 人口減少対策について  ① 消滅可能都市に指定されてからの人口減少対策は  ② 出産適齢女性人口に着目  ③ 移住受入れの体制強化を要望  ④ 人口が減少しても維持できる市の体制は市長 教育長 市長公室長 産業部長 (再質問あり)2 海の環境美化について  ① ボランティアを活用して来年度大々的な環境美化活動を市長 (再質問あり)3 市営路線バスについて  ① 乗車率向上の対策は
     ② 運転員の接客教育について市長 市民生活部長73番 青山孝樹1 新型コロナウイルス感染症対策について  ① withコロナに向けた今後の取り組みについて  ② 感染者を差別や風評被害から守る人権保護の対策について市長 市民生活部長 保健福祉部長 (再質問あり)2 正確・迅速・確実な情報伝達方法について  ① 防災情報の伝達について  ② 生活スタイルや年齢層に対応した伝達方法について市長公室長 (再質問あり)3 各種計画の作成について  ① 総合計画・スポーツ振興基本計画の進捗状況について  ② 高校生会議、市民会議の開催について  ③ スポーツ審議会の開催について  ④ 計画作成における職員の関わりについて市長 総務部長 教育部長 (再質問あり)4 熊沢蕃山顕彰事業について  ① 熊沢蕃山顕彰推進会議について  ② 今後の方向性について教育長 (再質問あり)5 旧アルファビゼン跡地活用事業について  ① 進捗状況と今後のスケジュールは  ② 旧アルファビゼン跡地活用事業検討会議の役割は市長6 市内各駅周辺整備について  ① 無人化によるメリット・デメリットは  ② 駅舎の活用について市長 総務部長 (再質問あり)88番 立川 茂1 「ため池」政策に望むこと  ① 非利用の「ため池」は廃止の方向性を検討しては  ② 「岡山ため池保全管理サポートセンター」を積極的に利用しては  ③ 「ため池」「防災重点ため池」の実数把握を市長 建設部長 (再質問あり)2 家族介護の子ども支援について  ① ヤングケアラーの実態把握は  ② ケアラー支援条例の研究・検討は市長 市長公室長 保健福祉部長 (再質問あり)3 コミュニティ放送局(仮称:エフエムびぜん)開局へ  ① 仮称「エフエムびぜん」の開局に向けて研究・検討を市長 市長公室長 (再質問あり)92番 藪内 靖1 公共交通に関して市長 日生総合支所長 (再質問あり)2 新型コロナに関して市長 市長公室長 産業部長 (再質問あり)3 ふるさと納税に関して市長 市長公室長 (再質問あり)1014番 中西裕康1 上から目線の第4次備前市行政改革大綱及び備前市行財政改革プランの見直しを市長 市長公室長 総務部長 建設部長 (再質問あり)2 これまでのコロナ対策と今後の課題について市長 保健福祉部長 (再質問あり)3 国民健康保険に傷病手当金制度を拡充してはどうか市長4 経費削減、切磋琢磨でなく行き届いた少人数教育で「すべては子どもたちのために」を実現しよう市長 教育長 (再質問あり)5 備前焼ミュージアムの改築が急務市長6 備前市新庁舎が修理されているが、その理由は市長     午前9時30分 開議 ○議長(守井秀龍君) 皆さん、おはようございます。 ただいまの出席は15名であります。定足数に達しておりますので、これより本日の会議を開きます。   ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(守井秀龍君) 日程1、昨日に引き続きまして一般質問を行います。 なお、重複する質問は努めて排除いただきますようお願いいたします。 それでは、橋本議員の一般質問を願います。 15番橋本議員。     〔15番 橋本逸夫君 登壇〕 ◆15番(橋本逸夫君) 改めまして、皆さんおはようございます。 一般質問2日目のトップバッターを務めさせていただきます。しばらくの間、お付き合いいただきたいと思います。 まず冒頭、さきの九州での集中豪雨並びに台風9号、10号により被災をされました皆様方に心よりお見舞いを申し上げます。幸い当備前市は何ら災害の報告はないということで、大変感謝をいたしております。そういったことを念頭に、質問を進めてまいります。 最初の質問は、人口減少対策についてであります。 この問題は備前市において最大の問題であり、多くの同僚議員が取り上げてきました。そして、私もこの問題を度重ねて取り上げてきましたが、有効な対策が講じられて効果が上がっている状況ではありません。くしくも、今年は5年に一度の国勢調査の年であります。国勢調査人口は、国の地方交付税の算出根拠となる重要な数値であります。どのような数値が出てくるのか、今から大いに心配をしております。 以下、それでは順次質問をしてまいりますが、2014年に日本創成会議により備前市が消滅可能都市に指摘されてから約6年が経過をしました。当時全国で896の市区町村が指摘をされ、大きな話題を呼んだものです。当時の予測されるデータによりますと、備前市の人口は2015年から2045年までの30年間で3万5,179人から1万9,021人に、減少率は実に45.9%になるとの予測であります。岡山県下の市で備前市の減少率を上回るのは美作市の46.7%、新見市の51.5%のみであります。近隣の市町と数値は瀬戸内市が21.9%の減少、和気町が40.8%、赤磐市が15.0%と、いずれも備前市より減少率は低くなっております。これらの要因の一つに、公共交通の利便性が上げられるのは承知をいたしておりますが、それのみではないと思います。私は、この備前市が大好きであります。近年の集中豪雨や台風被害等々の天災の状況から見ても、備前市に生まれて本当によかったとつくづく思います。私は備前市に住み続けたい、あるいは備前市からやむなく転出されてもいずれは備前市へ帰るという気持ち、いわゆる郷土愛が他の市町村より不足をしているのではないかと思います。執行部は、備前市の人口減少率が近隣市町村よりも大きい原因をどのように分析しておられますか。また、それらの要因に対してどのように対策をしてきたか、また対策をされようとしているのか、お尋ねをします。 この質問を考えている折も折、議会初日に市長の政務報告で気になる箇所がありました。それは8月18日に開催をされた備前市高校生会議でのアンケート結果であります。備前緑陽高校の2、3年生37名から回答された結果で、備前市を好きと答えた割合は9年前と比べると10%近く増えている、一方で住みたいと回答した生徒の割合は減少しているとのことです。実に気になる結果であると思います。 そこで、お尋ねをします。 9年前に備前市を好きと答えた生徒は何名中何人だったのか、また住みたいと回答した生徒は何名中何人だったのか、次に備前市は好きだけれども住みたいとは思わない生徒の理由は何なのか、分かりますでしょうか。 私は、備前市が好きで住みたいと希望する若者が多くなることを願うものです。どのような対策を講じたら、そのように思う若者が増えるのか、秘策があれば御披露ください。 次に、今回マスコミの分析で消滅可能性都市である町の8割で消滅するスピードが予測よりも速いということが新たに分かったとの報道がございます。私たちの備前市はその8割の中に入っているのか、お尋ねをします。そして、備前市の現状はどのようになっているのでしょうか。 人口減少対策についての2点目の質問は、出産適齢女性の人口についてであります。 消滅可能性都市に指摘をした厳密な定義は、2010年から2040年にかけて20歳から39歳の若年女性人口が5割以下に減少する市区町村ということになっております。備前市の場合、2014年当時の推定では実に60.1%もこれが減少するとの予測でございます。この減少率を近隣市町と比較をしますと、瀬戸内市が50.5%、和気町が51.1%、赤磐市は42.7%となっており、備前市の60.1%の減少の若年女性の人口の減少率が備前市が最も高くなっております。このことはさきの6月定例議会での同僚議員の答弁資料にも、備前市は他市と比較して女性の転出超過が多いと明記されております。このことは、実に大きな問題であります。女性に人気がない備前市との悪評が立つことが懸念をされます。執行部はこの要因をどのように捉え、どのように対応されようとしているのか、お尋ねをします。 女性が住みやすい備前市にしていかなければ、若年女性の流出に歯止めをかけることはできません。安心して子育てができる備前市を目指していくべきと考えます。ささいなことではありますが、市独自の奨学金制度に従前から提案をしております保育士や介護福祉士の養成をぜひとも追加していただきたいと思います。市長の見解をお尋ねします。 人口減少対策の3点目は、移住の受入促進についてお尋ねをいたします。 私は、かねてより移住の受入れを推進すべきとの考えを主張してまいりました。近隣市町村で人口を奪い合うのは愚策であります。過密な人口を抱える大都市圏からの移住を促進すべきであると訴えてまいりました。先頃日本農業新聞の発表によりますと、30代の女性増加率上位の市町村が発表されました。具体的には、2014年の25歳から34歳と2019年の女性30歳から39歳の人数を比較したデータであります。2019年のデータでありますから、この新型コロナウイルス禍の影響はありません。同新聞によりますと、3割の過疎市町村で30代女性が増えている、特に山間部や離島で増加が顕著なことが分かった、一方で転入より転出が進む過疎自治体も多く、若者が農山村を志向し移住する田園回帰は地域差が広がっているとのことです。このような風潮は新型コロナウイルス禍の影響で、ますます増大するものと思われます。また、新型コロナは産業構造の変化を促進するものと思います。サービス産業から第1次産業への回帰であります。このような時代であるからこそ、積極的に移住を受け入れる受皿を整備し、PRに努めるべきと考えます。 このような折も折、岡山県が去る8月26日、次のような発表をいたしました。新型コロナウイルスの感染拡大が続く中、岡山県は県内に移り住んで農業を始めたいという人を増やそうと、これまで面談や電話で行ってきた相談会を26日からオンラインでも始めるとのことです。 そこで、お尋ねをします。 岡山県のこの取組で備前市に紹介が来たことはあるのかということです。今まで県からの紹介で就農を希望する移住者が来たということを聞いたことがありません。私はこのような事業に積極的に取り組んだり、市独自でも情報発信をすべきと考えます。そのためには、農耕放棄地を市が借り上げ就農希望者に貸し付けたり、農機具なども買い上げて整備し貸与するような制度を設けるべきと考えます。さらには、生活が安定するまでのサポートも重要だと思います。執行部の見解をお尋ねします。 次に、人口減少対策の4点目でありますが、どのような対策を施しても人口減少を防ぐことはほとんど不可能です。日本は人口減少、少子・高齢化の道を進んでいます。日本の人口は2008年の1億2,808万人をピークに減少に転じており、平成25年度総務省人口推計によると2060年には総人口が9,000万人を割り込み、高齢化率は40%近い水準になると推計されています。消滅可能性都市に限らず、日本全国で今後は少子・高齢化が進みます。人口、税収増加を前提とした社会設計ではなく、人口、税収が減少し少子・高齢化する中でどのように持続可能なまちづくりを行っていくかが重要であります。縮小は避けられないとしても、皆で少しでも住みよい町になるように力を合わせていかなければと改めて思わされます。 そこで、市長にお尋ねをします。 学校や庁舎や市民センターなどの公共施設の統合再編問題であります。私は地域住民からの非難を覚悟の上で、主張しております。日生、吉永の両総合支所は将来的には出張所に移行せしめ、市民センターも日生と吉永は将来廃止すべきと考えます。そして、IT化をますます促進させ一般職員を削減していくべきと考えます。市長の見解をお尋ねします。 質問の大きな2点目は、海の環境美化についてであります。 7月30日付の山陽新聞によりますと、なくならない海ごみとの特集が報道されていました。プラスチックやポリ袋、カキいかだに使うフロートを含め発泡スチロールの容器などが、日生港だけでなく片上湾沿岸や沖合の島々の沿岸部にたくさん漂着しています。これらのごみがマイクロプラスチック化して、自然環境を悪化させています。また、ポリ袋やビニール類は沈殿して海底を覆い魚介類の生息環境を悪化させたり、底引き網漁船の操業に大きな支障となっており、その被害額は1隻当たり年間約50万円にも及ぶとのことであります。最近は商店でのポリ袋が有料化され、今後ポリ袋の絶対量は大幅に削減するものと思われますが、既存のビニールごみの影響は残されたままであります。 そこで、提案です。 底引き網漁船に補助金を出して、海底に堆積したビニールごみを回収するのであります。さらに、漂着したペットボトル等のプラごみは、漁協や各種ボランティア団体の協力を仰いで大々的に実施されてはいかがかと思います。また、シルバー人材センターなどに委託をして、恒常的に回収していくことも考えていただきたいと思います。それらの声かけや対策ができるのは、市当局でしかありません。以前にも提言をいたしましたが、今回は余裕を持って計画し準備していただきたいと思います。ちょうど来年の5月、6月あたりには、抜け落ちたアマモが港のあちらこちらに漂着をして悪臭を漂わせる時期です。海の環境を守るのは、我々市民の責務であります。行政の声かけを切にお願いするものです。 質問の大きな3点目は、市営の路線バスの問題であります。 路線バスの運行を民間会社に委託していた時代から市の直営に移行して、はや6年が経過しました。本事業には、市としても多額の事業費を費やしております。この間、路線の新設や延長、また便数の増大等の住民要望に応えてきたことは認めます。しかしながら、かかる費用の割には乗車率は低迷したままで、なかなか改善が見られません。多くの市民から、空気ばかり運んでいるとやゆをされているのが実情であります。数年前にタクシーチケットを路線バスでも使用できるように改善された件は大いに評価できるものですが、乗車率の大幅な改善には至っていないと推察いたします。以前提案をして実現している定期乗車券でありますが、金額が超お得という感じではなく、その普及ももくろみどおりにはいっていないのではと思います。 そこで、提案をいたします。 高齢者向けの定期乗車券をもっともっと大幅に割り引いて、その普及を図ってはと思います。また、高齢者が運転免許証を返納した際には、市営路線バスの無料パスを約1年程度進呈するというような制度をぜひとも創設されてはと思います。路線バスによる運賃収入は、年間でも微々たるものであります。運賃収入の増は二の次で、乗客の増をどうしたら達成できるかを考えるべきと思います。執行部の見解をお尋ねします。 次に、耳の痛い話をいたします。私の知人から、以下のような批判がございました。 二、三か月前、知人の高齢の母親とその妹が兵庫県との県境にあるラーメン屋さんに昼食を取りにいった際、行きはタクシーチケットを利用してタクシーで行ったそうですが、食後路線バスで帰ることにしてバスのところに行ったそうです。福浦峠は路線バスの始発点で、発車の定刻5分前だったそうです。運転手は、運転席に既に乗車していたそうです。ちょうど雨も降っており、そのお年寄りたちが運転手にバスに乗せてほしいと頼んだところ、運転手は時間前なので乗せられないとむげに断ったそうです。ラーメン屋の方が雨の中を待っておられる2人を見かねて傘を貸してくれたそうであります。その知人は大いに憤慨しておられました。 お尋ねをいたします。 路線バスの運行規定で始発の場合、定刻の何分前でないと乗車できないとの決まりがあるのでしょうか。私は、そのような規定があるということを聞いたことがありません。確かに執行部が路線バスの運転員の確保に苦労しておられることは十分承知をしております。しかし、市民は大切なお客様であります。そのお客様に対して、雨が降っているにもかかわらず発車の予定時刻5分前だからといってバスに乗せないというのはあまりにも客をばかにした言動だと思います。運転員に接客の教育を徹底させていただきたいと思います。 以上で私の一般質問を終わります。明快なる答弁をお願いいたします。 ○議長(守井秀龍君) ただいまの質問に対する答弁を願います。 田原市長。     〔市長 田原隆雄君 登壇〕 ◎市長(田原隆雄君) おはようございます。 それでは、橋本議員からの具体的で提案を含めた質問ありがとうございました。順次お答えをさせていただきたいと思います。 まず、質問の1点目の人口減対策についてですが、その1点目、まず消滅可能都市という不名誉な呼ばれ方につきましては大変私自身不満を感じておるところでございます。 人口減少対策につきましては、当市のみならず全国地方都市の共通の課題と受け止めておりますし、必死に努力している者、またその地域に住んでいる者にとっては大変無礼な申され方であると、大変不満を持っておるところでございます。若者の転出による出生数の減少が大きな原因の一つでありますが、若者の都市への憧れや就職、婚姻、持家の購入、日常生活や公共交通の利便性など多岐にわたるものがその要因と捉え、これらの対策として備前市としては特に子育てに関する支援に力を入れようとして、経済的支援として保育料の無償化や小・中学校給食費の補助、高校生までの医療費の助成、また地域子育て拠点放課後児童クラブなどの子育て不安の解消、住宅政策等に取り組んでいるところでございます。今後も引き続きこれらの施策の効果検証を行いながら、選択と集中による事業実施を行うとともに、備前市の魅力の発信にも努めてまいりたいと、このように考えております。 アンケート結果につきましては、担当のほうから答弁させていただきます。 次に、市外へ転出を希望する理由としては働きたい職場がないから、進学したい学校がないからというものが主なものであろうかと思います。 今回のアンケート結果で備前を好きと答えた生徒が増員した一因として、おのおのの小学校、中学校において実施している地域活動への参加や地域の方との交流等により町を知り人を知ることで地元への愛着を持つ子供たちが増えたのではないかと思っております。引き続き郷土についての学びの場や愛着を持っていただく機会を設けるなど人づくりに取り組んでまいりますが、女子に人気のない備前市との悪評についての要因にも通じることですが、まず隗より始めよとの言葉がありますように、まず我々まちづくりに携わる、いわゆるまちづくりのプロである私たち職員自身が市民に対する言動や情熱、やる気等を認めてもらえることが最も重要なことであろうと考えておるところでございます。議員各位におかれましても、備前市の問題点の指摘のみではなく、それに加えて前向きな御提言や執行部の行う事業案等に一緒に頑張ろうではないかというような姿勢や御理解と御支援を賜れば市民の雰囲気もこれまた前向きになってくるんじゃないかとも考えますので、お願いをしておきたいと思います。 2点目の出産適齢女性人口についてですが、本市において若年女性の減少は大変憂慮すべき問題だと認識をいたしております。今後も時代のニーズを捉えつつ、新たな施策に失敗を恐れず積極的に取り組んでまいりたいと考えております。次期総合計画、総合戦略につきましても、具体的な計画も盛り込む予定でございますので、その節には御理解と御支援をお願いしたいと思っております。 次に、市独自の奨学金制度についてですが、本市では独自の奨学金貸付事業として学生の世帯が備前市に住所を有し高校、大学等に就学する学生に対して無利子での貸付事業を実施しております。また、若者の定住促進及び地域の未来を担う人材の確保を図るために、定額促進奨学金返還補助を交付しております。御提案のありました医療関係者や保育士等を目指して勉強される方にこれら市独自の奨学金制度も既に設置をしておりますが、積極的な活用の周知、また必要があれば許せる限り拡充も考えなければいけないと考えております。 次に、移住受入れの体制強化について、今回農業に着目しての前向きな提案をいただきました。 先般、県が実施いたしましたオンライン就農相談には、本市で就農したいという希望者はありませんでしたが、直接備前市に来られ就農相談を受けている現実もございます。また、最近地域おこし協力隊がそのまま本市で就農されるケースが増えております。ここ2年で5名の新規な方が備前市で就農されています。また、議員御提案の耕作放棄地や農機具の貸付けなど市独自の制度につきましては就農支援の取組の一つとして考えられますので、今後研究してまいりたいと思っております。今日も農業委員会会議を開いていただいておりますが、農地利用最適化推進委員の皆さん等とも力をお借りしながら、積極的な研究に努めてまいりたい、このように思っております。 また、新型コロナウイルスの感染拡大の影響から首都圏の若い世代が地方へ移住を検討しているということでありますが、ここ最近の報道でも伝えておりますし、そんな実感も持っております。今後東京や大阪での移住相談会が開催できますようになりましたら、就農相談にも取り組むほか、このたびの会議で予算計上しておりますPR動画製作にはより若い世代を備前市に呼び込むための移住計画を作成する予定にいたしております。 4点目の職員の削減についてですが、AI、RPAの推進に伴い削減が可能な部分は当然あろうかと思いますが、一朝一夕には難しいことではないかと考えております。議員の提案いただきました公共施設の統合再編ですが、必要性、将来性及びその計画などを考慮して検討をしてまいりたいと思いますが、総論賛成各論反対とならないように議員の皆様方の御理解と御支援も欠かせない問題であろうかと思っております。特に住民感情も大変なことでありますので、支所の統廃合については特に慎重に取り組むべきだと考えております。 大きな2番目、海の環境美化についての海洋ごみのマイクロプラスチック化による環境悪化に対するボランティアについてでございますが、来年度大々的に環境美化活動を行ってはとの提案をいただきました。 海面を還流するごみ、海岸漂着ごみにつきましては、平成30年度から環境省より岡山県を通じて交付される海ごみ対策事業補助金を活用し毎年対策を講じているところでございます。その他、ボランティアを含め各種団体との連携につきましては、毎年7月の第1日曜日に行われるフレッシュ瀬戸内や海洋ごみだけでなくアマモ場の再生活動など小学生から中高校大学生をはじめNPOやおかやまコープの会員の方など多くの方との協力と参画によって豊かな海づくりを進めることができております。今後も継続してまいりたいと考えております。 なお、港湾区域内での支障となる漂流アマモに関しましては、漁協、漁業者が主体となって回収作業を実施しておりますので、御理解をお願いします。 さらに、海洋ごみの発生源は県内三大河川ほか陸上部からのものであるというようなことから、県市長会は岡山県、県町村会、県の経済団体と連携して一体となって取り組むべきだということで、本年4月3日に協定が結ばれました。まだ具体的な活動指針が示されておりませんが、報道によりますと昨日第1回の会合が開かれたようであります。その動きと連動した議員御提案のような大々的な活動ができればと考えておりますので、その際にはよろしく御支援をお願いいたしたいと思います。 次に、市営路線バスの件ですが、まずもって福浦峠での運転手の対応については大変申し訳ないことであり、私のほうからまずもっておわびをさせていただいておきたいと思います。 乗客を増やすための方策についての御提案でございますが、路線バス事業には多額の公費を投入しながら御指摘のような非効率な実態がある現状について、私も平素から心を痛めておるところでございます。より多くの市民の皆さんに御利用いただけますように、利便性を向上させるため、より使いやすいバス運行を目指しダイヤ等の改善を図っていかなければなりません。また、市営バスの利用促進策として愛乗り生活交通チケットを市営バスにも利用できるように改善したことにより、徐々にではありますが利用者は年々増加傾向にあります。また、平成30年10月より定期乗車券をフリー定期乗車券に改正し70歳以上の高齢者向けの定期乗車券料金を従来の定期乗車券の3分の1以下に抑えるなど利用促進に努めており、改正前と比べて6倍、19人が122人に増加した実績がございます。 年々微々たる運賃収入であるという前提での運転免許証を返納された高齢者への市営バス無料パスを進呈してはとの提案をいただきました。真摯に受け止めておりますが、いずれにしましても前年実績で1億6,000万円もの巨費を投入し続けている市営バスの運行であります。どうすれば市民の皆さんの利便性に寄与できるかという抜本的な路線やダイヤ改正が必要ではないかと考えておりますので、またいろいろと御指導、御支援をお願いしたいと思います。 2点目の運転員接客教育につきましては、担当のほうから答弁をさせていただきたいと思っております。 以上、私からの答弁とさせていただきます。 ○議長(守井秀龍君) 佐藤市長公室長。     〔市長公室長 佐藤行弘君 登壇〕 ◎市長公室長(佐藤行弘君) おはようございます。 それでは、私からアンケート結果についてお答えいたします。 備前市を好きとの回答をした高校生の割合についてでありますが、この調査は総合計画策定に伴い実施をいたしました高校生アンケートの結果、それから前回の9年前でございますが、その総合計画策定時に実施のアンケートの結果、これを比較したものでございます。結果として、備前市を好きと回答した生徒は9年前が回答者332人中85人、25.6%、今回が回答者386人中136人、35.2%となっております。また、住みたいと回答した生徒は9年前が回答者332人中87人、26.2%、今回が386人中89人、23.1%となっております。 また、備前市が報道にある8割の中に入っているのかということでございますが、2010年度の国勢調査結果からの2040年推計人口は2万2,851人で、2015年国勢調査結果からの2040年推計人口は2万1,399人となり、1,452人の減となっております。より減少が進んでいるという推計結果でございます。このことから、その報道にある8割の中に入っているのではないかと考えられます。 以上でございます。 ○議長(守井秀龍君) 藤田市民生活部長。     〔市民生活部長 藤田政宣君 登壇〕 ◎市民生活部長(藤田政宣君) おはようございます。 それでは、3番2点目の市営路線バスの運転員の接客教育について私からお答えいたします。 定刻前のお客様の乗車について特に決まりはありませんが、折り返しの発車までの待機時間に行う業務等の都合から発車5分前からの乗車に御協力いただく場合はあろうかと思います。福浦峠での対応については当事者の方に不快な思いをさせてしまい、申し訳なく思っております。利用者の方に気持ちよく市営バスを御利用いただけるよう襟を正し、運転員の接遇マナーも含めサービス向上に努めてまいりますので御理解をいただければと思います。 ○議長(守井秀龍君) 再質問はありますか。 再質問に入ります。 橋本議員。 ◆15番(橋本逸夫君) それでは、何点か再質問をいたしたいと思いますが、まず人口減少対策でございますが、先ほど市長の答弁によりますと備前市も頑張っておって就農された方がもうかなりおられるというふうな答弁ではございましたが、私はそれらがあまり大きく効果を上げておらないというふうに見ております。 実は昨日も担当の方にちょこっと話をしたんですが、移住したい自治体各部門トップ同じ県内で独占というインターネットで取り寄せた記事を見ました。これは移住するなら大分へと、大分県へということで大分県の豊後高田市と臼杵市が上位1、2位にランクされておると、人口10万人未満ということなんですが、これは2020年度版の住みたい田舎ベストランキングというのを1年に1回この宝島社が発表しておるそうです。それで、豊後高田市と臼杵市が人口10万人未満で1、2位にランクをされたと、その中で宝島社は移住・定住の推進に積極的な全国629の自治体にアンケートを実施したと、果たして我が備前市はこの移住・定住の推進に積極的な自治体に数えられているのかどうか、629のうちの中に入っておるのかどうか、まずもってお尋ねをいたします。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 岩崎産業部長。 ◎産業部長(岩崎和久君) 議員おっしゃられております宝島社の2020年住みたい田舎暮らしベストランキングにつきましては、宝島社がアンケートを実施して、そのアンケートの集計によって点数をつけられてランキングされるというようなものになっているようです。そのアンケートにつきましては、市のほうはアンケートをお返ししているということではあるんですけども、実際にその総合的なランキングですので、市の移住・定住施策だけで補助制度ですとか、そういったことの点数は高いんですけども、市の全体の施策としての移住色が強いという部分では全体の点数が上がらなかったというようなことで上位のほうには上がってきていないというような結果だと思います。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 橋本議員。 ◆15番(橋本逸夫君) そういうややこしい答弁ではなくて、2020年度版で住みたい田舎ベストランキングでこの宝島社がアンケート調査を実施した中の629の自治体の中に我が備前市は入っているのかどうか、イエスかノーかだけでお答えいただけたらと思います。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 岩崎産業部長。 ◎産業部長(岩崎和久君) アンケートを出しているので、結果としては入っておりますが、そのランキングの数値は出ておりません。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 橋本議員。 ◆15番(橋本逸夫君) 分かりました。アンケート調査にはお答えをしたけれども、629の中には入っておるけれども、上のほうからの当然のランクづけで備前市はそんな上位には入っとらんということですね。私これランキングずっと見ましたら、岡山県下でも10万人未満が2市ほどありました。それから、10万人以上が津山市がランクインされていました。10万人未満は高梁市と笠岡市だったかな、そういうところがランクインをされておりましたが、私はさっきも冒頭の一般質問で申し上げましたように備前市は大変いいところだと思っています。この中にぜひともベストランキングの中に当然備前市がランクされてもしかるべきというふうに私は市長、考えております。 ただ、残念ながらそれがなされていないというのは、何か不足するところがあるんだということだと思います。 実はこのニュースの中で、例の豊後高田市は160を超える定住支援制度を設けておると、160というてまたどえらい数字だなということで私もびっくりしております。これには保育園の保育料や幼稚園の授業料の無料化、移住者向けに宅地を造成して無償提供しているとか、もろもろのものが書かれておりますが、それは備前市としてできること、あるいはできないことがあろうかと思いますが、この160の施策、私は研究してみる必要があろうかと思います。ぜひとも市長、職員を豊後高田市に派遣して、これらの制度について研究してみていただけませんでしょうか。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 市長。 ◎市長(田原隆雄君) ありがとうございます。昨日のSDGsのことにつきましても同様ですけども、やはりいろいろ備前市も頑張っているわけです。そういう中で、やっぱりPR下手ということもあろうかと思います。併せて、先進地があれば職員派遣させて勉強させていただきたいと考えます。 ○議長(守井秀龍君) 橋本議員。 ◆15番(橋本逸夫君) そこで、この先ほどから申し上げております豊後高田市というのは、備前まなび塾のお手本になった市でございます。我々も以前会派の議員数名で豊後高田市を訪れて、このまなび塾に関して大いに勉強してまいりました。その結果等も皆さんにお話をしたところでありますが、そこで教育長、教育というのも私は大いに移住・定住を考える大きなファクターになっていると思うんです。この豊後高田市がそういったまなび塾なんかをどんどんやって、私らが行った当時ではもう大分県内で学力テストの順位がずっとトップクラスを、1位を続けておるということで大変教育熱心な市でありました。そのことは、たしか教育長が伊部小学校の校長先生をされておるときに何名かで報告に行った際にお話をしたと思うんですが、私はこの教育について学力向上というのは絶対的に基礎になるものだというふうに思っております。学力向上だけが教育じゃないんだというふうに言われる方も大勢おられますけれども、私はやっぱり教育の根本は学力の向上にあるというふうに捉えております。そういった点から例えばお隣の和気が物すごくPRをされて英語教育に特化して、若い移住者が増えたというようなことを聞いております。これは以前にも一般質問で取り上げて、私は和気に負けるなということを声高に訴えたんですが、そういう点教育長、この教育の問題ということで備前市がPR不足だというふうに思われませんでしょうか。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 奥田教育長。 ◎教育長(奥田泰彦君) いろいろ御指摘ありがとうございます。豊後高田市につきましては、以前から市民総出で総がかりで教育に力を入れているというのをお聞きしております。しかもそれが学校教育、社会教育の分野についても市民総がかりで取り組んで、非常に成果を上げているということをお聞きしております。今備前市のほうでも、まなび塾実施しておりますが、そのルーツがこの豊後高田市ということも以前の前任の教育長からもお聞きしておりますし、私が学校現場おるときに始まったまなび塾なので、これも豊後高田市に倣えということで備前市のほうでもいかに子供たちに学習習慣をつけるかということを、まず学習習慣がつけば学習意欲につながるということで今も熱心に各地で取り組んでいることでございます。備前市にしても、今PR不足というようなことを御指摘ありましたけれども、備前市としてもICTの教育であるとか、それから教員を先進の福井県等へ、今年はちょっとできておりませんが、派遣して、それを学校現場に返すとかということで学力向上については非常に力を入れて取り組んでいるところでございます。そういったことをホームページであるとか、それから個々の学校では保護者に対して学校だより等でこういう取組を自分の学校はしていますよということをお伝えしているわけで、それをもうちょっと市民、それから市の外へ伝わるような工夫をしていきたいと思います。ありがとうございます。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 橋本議員。 ◆15番(橋本逸夫君) それで、備前市の一番大きな問題は女性が転出される方が多いと、女性にちょっと人気がないんではないんかということを指摘させていただきました。私は女性は特にその教育に関心を持たれたり、あるいは保育、そういったものに大いに関心を持たれるというふうに思います。私も厚生文教委員会に所属しておる当時から、保育士の待遇を改善して待機児童をやっぱりゼロにするべくどんどん活発にやってほしいということを再三再四申し上げてきましたが、なかなか思うようになっておりません。先ほどのその奨学金の制度に今医師と看護師と、それから検査技師については特別の奨学金の制度がございます。それにぜひとも保育士を追加したり、あるいは介護福祉士を追加して女性が好むような市政に持っていくべきじゃないかというふうに私は思うんですよ。一般的な奨学金の制度はあるにしても、保育士や介護福祉士に特化した奨学金制度をぜひとも検討していただきたいということを申し上げたいと思います。再度御答弁をいただけたらと。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 田原市長。 ◎市長(田原隆雄君) ありがとうございます。そういうような具体的な提案をいただきました。いろいろその呼びかけ方についても十分なアピールができていないということも事実でありますので、そういうような特化した分かりやすいアピールも必要じゃないかと、そのように思っております。 それから、先ほど教育長への教育関係についても、もっとアピールするべきだということを言っていただきました。私が3年間こうしてこの席におって一番備前市の行政の欠陥は、ワンチームになっていないと、要するに移住・定住言うと移住・定住の人の仕事のような感じ、そういうような取組をどうしてもしてしまう、縦割りのことなんで、移住・定住にも教育の問題が大事なんだ、また女性のそういう働き場の問題も大事なんだというようなオール備前の、そういうような形で職員が一体となるような、そういうような働き方改革というか、そういう機運も高めていかなければいけないんじゃないかということを痛切に感じておるところであります。そういうことにも努力してまいりたいと考えております。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 橋本議員。 ◆15番(橋本逸夫君) そういった中で、この移住・定住を受け入れる受皿ですね、受皿でいろいろ研究もしていただいていろいろな施策も充実していただいて、どんどん来てくださいとPRもしてと、私はそれがためには今の体制はやっぱり人員が不足しておるんじゃないかなというふうに思われます。もう少しそこら辺は厚く人材を配置して積極的な策に移るべきときだと、特にこの新型コロナウイルス禍の中では田園回帰が進んでおるという情報もございます。私この新型コロナは結構長続きをすると思います、残念ながら。早く終息していただければえんですけれども、長続きをします。そうなると、産業構造が大きく変化してきます。やはり第1次産業に回帰をするというような風潮も起きようかと思いますので、この農耕放棄地ですか、これらを解消するためにも積極的な施策が必要と考えますが、市長いかがでしょうか。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 田原市長。 ◎市長(田原隆雄君) そのように私も受け止めております。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 橋本議員。 ◆15番(橋本逸夫君) 蛇足になりますが、実はもう一、二年前になりますか、寒河西、市長の家の北のほうですね、寒河西に水田を持っておるんだけれども、もう荒れてどうしようもないと、橋本議員市に寄附をしたら取ってくれるじゃろうかと言うから、いや、そりゃ市はそんなん取らんでと、寄附を受け取るような、そんなことにはなっとらんよというて答弁をしたことがあるんですが、今農耕放棄地を抱えて困っておる方も大勢おられます。そういった方を調査をして、そういった方からいっぱい集めて周りの農耕地を大きくして、大きくすれば私は経営的にも多少なりともプラスになると思われますので、今後大いに研究をしていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 田原市長。 ◎市長(田原隆雄君) もっともな意見だと思っております。いずれにしても農業、食べれる農業でなければいけないんで、答弁の中でも申し上げましたが、農業委員会また農地利用適正化推進の皆さん方についても協力を仰ぎながら、それから農振地域という縛りの中でいろいろ制約があるようです。そのあたりも今回太陽光と営農型太陽光発電というような国の大きな制度もありますけども、それにしてもやはりそこで農振の問題とか制約にかかって足踏みするということも現実あるようで、その辺もいろいろ研究させてください。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 橋本議員。 ◆15番(橋本逸夫君) 市長、そういった中で農地法といういろいろな縛りがあるんですが、私は備前市がそこの間に介在することによって超法規的なことも可能になるんではないかなというふうに期待をしておりますので、ぜひともお願いをいたします。 それから、次の問題で2の環境美化の問題でございますが、結構やっておるんだという市長答弁であったように思われます。私もそれなりのことをされておるというのは重々承知はしておるんですが、それではまだ足りんと、もっともっとやらんと足りんというふうに思っております。特に7月の第1日曜日にやっておられる環境美化の一斉清掃ですが、やっぱり私は漁協や、あるいは釣りの愛好者、そういった方々を全部巻き込んで、例えば中学生や高校生をどんどん巻き込んでみんなで海をきれいにしようと、あるいは諸島部の沿岸もきれいにしようということで大きな運動に展開をしてほしいんです。私は、それらをできるのは備前市でしかないんです。ほかのところが声をかけても、あまり寄りません。漁協にも、やっぱりいろんなことがお願いできるのは備前市なんです。そういうことで、今のあるやっておることをもっともっと拡大して声かけももっともっと拡大してやっていただきたいというふうに思うんですが、市長いかがでしょうか。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 田原市長。 ◎市長(田原隆雄君) そのとおりだと思っております。そういう中で、先ほどの移住・定住者への取組にしても担当が移住・定住ということ、海のごみというとこれは環境なのかな、海だったら建設かな、海だったら農林かな、海岸は建設かなということで、皆この自分のポジションというか、これについては一生懸命やってくれるんですが、一緒にやりましょうというような、そういうようなことについてが割と苦手というか、そういう現状があることなんです。その辺の解消をして、やらなかったら備前市の発展はないというふうに考えて、これから職員を督励したいと思いますので御支援をお願いしたいと思います。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。     〔「はい、終わります」と15番橋本議員発言する〕 以上で橋本議員の質問を終わります。   ~~~~~~~~~~~~~~~~~~
    ○議長(守井秀龍君) 次に、青山議員の一般質問を願います。 3番青山議員。     〔3番 青山孝樹君 登壇〕 ◆3番(青山孝樹君) それでは、通告に従い一般質問をさせていただきます。失礼します。 最初に、新型コロナウイルス感染症対策についてお伺いします。 今まさに第2波のピークが過ぎようとしているようですが、冬場にはインフルエンザと併せて第3波が訪れると予想されます。今後治療薬やワクチンが開発され新型コロナウイルス感染症が一旦は終息に向かうとしても、完全にこのような感染症がなくなることはなく、いつまた蔓延するか分かりません。 そこで、ウイズコロナに向けた今後の取組について市長に2点お伺いします。 まず1点目は、政務報告の中でおっしゃった新しい生活様式ですが、どんな生活スタイルを想像されていますか。また、それに対応した市民サービスをどのようにお考えですか。 2点目は、新型コロナウイルス感染者や周りの方への誹謗中傷が度々起きており、社会問題になっている、市民の皆さんには人権やプライバシーに配慮した冷静な対応をお願いしますと述べられています。今幸いにも備前市感染者は出ておりませんが、もしも備前市において感染者が発生した場合、市として人権保護の立場からどのような対策をお考えですか。 次に、正確、迅速、確実な情報伝達方法についてお伺いします。 先日市民の方から、災害時はもちろん平時の市民生活の中で役に立つ情報が正確、迅速、確実に伝わっていないのではとお聞きしました。 そこで、防災情報と市民生活に関する情報伝達について2点お伺いします。 1点目は、防災情報についてお伺いします。 この夏の猛暑で、熱中症対策のため日中は窓を閉め切りエアコンをかけての生活スタイルになっています。ドアサッシの密閉状況も大変よくなり、住宅内外の音が完全に遮断されています。プライバシーを保つにはよいのかもしれませんが、町内放送が聞こえないそうです。やがては防災無線で直接室内に情報が届きやすくなるようですが、全ての家庭に整備されるまでには相当の時間がかかり、それまで待っているわけにもいきません。喫緊の災害に対しての対応が必要ではないでしょうか。個別に調査をして情報の伝達具合を聞き取りし、状況の改善や適切な指導など対応を考えることはできないでしょうか。 2点目は、日常の市民生活での情報伝達についてです。 情報伝達がうまくいかない理由には、情報の発信側の問題ばかりでなく情報を受け取る側に問題がある場合もあります。今の情報伝達方法に問題があるとは一概に言い難い面があるでしょう。市としても広報紙やホームページなど改良を重ね、見やすく伝わりやすい紙面の工夫やSNSを使った新たな方法など様々な工夫を講じていただいています。御努力には敬意を表します。しかし、情報は伝わらなければ何の役にも立ちません。 そこで、さらなる工夫として市民に向けた情報は何をもってどのような方法で行っているということを一覧表にしてチラシや回覧で各戸にお知らせするなど、そのような方法は取れないでしょうか。有意義で大切な情報が有効に伝わっていないことは、発信側の努力やコストが無駄になっているようで仕方ありません。ましてや防災情報の場合には、人命に関わる大きな被害を起こしかねません。受信者の生活スタイルや年齢層に対応したニーズと発信者の意図が一致する方法をお考えいただきたいと思いますが、いかがでしょうか。 3つ目に、各種計画の作成についてお伺いします。 備前市の将来を決める各種重要計画の策定も、いよいよ大詰めに入ったかと思います。このたびの策定においては、突然の新型コロナウイルス感染症による新しい生活様式や様々な社会構造の変化により将来の予測がつきにくい中での計画策定になり、御苦労も多いかと思います。 そこで、4点お伺いします。 1点目は、総合計画あるいはスポーツ振興基本計画の進捗状況を教えてください。 2点目は、8月18日に高校生会議、8月29日に市民会議が開催されました。私も傍聴させていただきましたが、高校生や様々な年齢、立場の市民の皆さんが真剣に意見交換や斬新な提案をされており、議員としても大いに参考にさせていただける内容でした。市長は出された意見や提案を総合計画作成に当たり参考にされると言われましたが、今後の取扱いについて教えてください。 3点目は、7月21日に備前市スポーツ審議会が開催され、備前市スポーツ振興基本計画の策定について協議されたようですが、どのような意見や提案が出されたのか、お聞かせください。 4点目は、これらの計画を実効性のあるものにするためには、しっかりとした現状把握と担当職員による企画力が必要になると思います。特に企画力の面で、発案するために職員の皆さんが研修や視察などにより全国の事例、情報収集を参考としておられると思います。コロナ禍の中で、どのようにそのような情報収集なされているのでしょうか。取組について教えてください。 4つ目に、熊沢蕃山顕彰事業についてお尋ねします。 熊沢蕃山顕彰事業については、教育のまち備前を掲げる本市にとって大変有意義で、かつ重要な事業であると考えます。残念ながら、さきの議会で顕彰記念館の建設は否決されましたが、顕彰の意義、事業としての取組は理解していただけたようです。その顕彰事業の一つとして、今から30年前の熊沢蕃山没後300年記念事業の折に作成された蕃山先生という読み物が再版されるようです。小学校の高学年からでも読みやすい内容で、読書の苦手な私でも1時間余りで読むことができ、蕃山先生の思想や功績が分かりやすい内容でした。30年前に作成に関わられた方々が、広く蕃山先生を知っていただきたいとの思いが伝わってきます。多くの市民が手に取り読まれたであろうに、30年たった今、私たち市民に蕃山先生の名前や由来、人となりが広く知られていないのはなぜでしょうか。やはりそこに、顕彰記念館の持つ意味や役割を考えさせられました。 そこで、2点お伺いします。 1点目は、7月14日に開かれた熊沢蕃山顕彰事業推進会議は、どのようなメンバーでどのようなことが話し合われたのでしょうか。 2点目は、熊沢蕃山顕彰事業の今後の方向性について、どのようにお考えになっているのか、お聞かせください。 大きい5つ目は、旧アルファビゼン跡地活用事業についてお伺いします。 旧アルファビゼンの活用については、長年にわたる懸案事項であります。現在は建物の老朽化による外壁の破損による危険性もあり、解体し跡地を有効活用することで3案が提示され検討されていると聞いています。 そこで、2点お伺いします。 1点目は、現在の進捗状況と今後のスケジュールについて教えてください。 2点目は、旧アルファビゼン跡地活用事業検討会議の役割は何ですか。市民の意見はどのように反映されているのですか。お聞かせください。 最後に、市内各駅周辺整備についてお伺いします。 備前市内を走る山陽本線及び赤穂線の各駅が、全て無人化になりました。ICOCAにより乗降の手続が便利になった一方で、ただでさえ利用者の少ない駅は乗り降りを迎える駅員もおらず寂しい限りです。また、駅構内や周辺の清掃、トイレットペーパーの補充もままならず、地元の方がボランティアで御苦労されているようです。僅かなにぎわいのあった駅舎を利用したカラオケ喫茶も閉店し、訪れた観光客の案内やおもてなしもできない寂しい状況です。これでは観光客の増加も望めないのではないでしょうか。 そこで、2点お伺いします。 1点目は、市では無人化によるメリット、デメリットをどのように検証されていますか。 2点目は、使われなくなった駅舎についての有効活用はどのように考えられていますか。例えば高齢者のサロンに利用するとか、有効活用の考えはありませんか。お聞かせください。 以上、明快な答弁をお願いいたします。 ○議長(守井秀龍君) ただいまの質問に対する答弁を願います。 田原市長。     〔市長 田原隆雄君 登壇〕 ◎市長(田原隆雄君) それでは、青山議員の質問に順次お答えをいたします。 1番の1点目、ウイズコロナに向けた今後の取組についての中で、新しい生活様式とはとの質問でございます。 市民の皆さんお一人お一人が感染防止の3つの基本、まず身体的距離の確保、マスクの着用、手洗い、うがい等や消毒の徹底を行っていただき御自身での健康チェックを小まめにしていただくこと、また日常生活を営む上で様々な場面において密集、密接、密閉の3密を回避しながら生活していただくことであろうかと思っております。これらに対する市民サービスについて市が行うべきものは、ホームページや「広報びぜん」において感染予防の広報活動、次亜塩素酸水の無料配布、公共施設への手指の消毒液の設置、窓口への飛散防止ビニールの設置等であろうかと考えております。 2点目の感染者を差別や風評被害から守る人権保護の対応についてですが、新型コロナウイルス感染症に感染した人やその家族、医療機関の関係者等の方々が不当な差別的扱いを受けることなどの事例が報道されております。感染拡大に立ち向かうべきときに感染者やその勤務先、治療を行う医療機関等に対する誤解や偏見による差別は決してあってはならないことであります。備前市では県と連携して相談窓口の周知を含め、戦う相手はウイルスであり人ではないんだということを広報やホームページ、フェイスブック等を通じて啓発いたしているところでございます。また、今後啓発資材の配布についても検討してまいりたいと考えております。 次に、大きな3点目、各種計画の作成についての1点目、総合計画の進捗状況についてでありますが、大きな工程に変化はなく現状の整理や基礎調査、分析が終了し現在はワークショップ等で意見の聴取を実施しつつ、計画全体の方向性を定める骨子案を作成中でございます。スポーツ振興基本計画につきましても、現在計画の素案を作成中であり、今後備前市スポーツ推進審議会等でも随時審議いただきながらパブリックコメントを経て年度内の完成を目指しております。 2点目の高校生会議、市民会議の開催についてですが、8月18日市民センターにおいて高校生会議を開催し、備前緑陽高等学校の生徒37名に参加していただきました。市内外に住んでいる高校生の目線から見た備前市の将来について、それぞれ熱心なグループ討議が行われたわけでございます。生徒からも、市政に参画するよい機会になったとの感想もいただいております。また、いただいた意見、提案については、若者の意見としてまちづくりの方向性を検討していく上での参考にしたいと考えております。 市民会議につきましては、総合計画の取りまとめを委託しております有限責任監査法人トーマツ社をコーディネーターとして進行、各会3回する予定ですけれども、それぞれ討議テーマを決めて合計3回開催を予定をしてございます。第1回市民会議を8月29日に開催し、市民32人の方が参加いただきました。第1回の会議は、備前市ってどんな町をテーマに掲げグループごとに備前市の資源や魅力を整理していただき、10年後の備前市がどうあるべきか議論をいただきました。いただいた意見、提案につきましては、基本構想部分の町の将来像を検討していく上での参考にしたいと考えております。 3点目のスポーツ推進審議会における意見につきましては、私は聴取しておりませんので担当のほうから答弁させていただきたいと思います。 4点目の計画作成に関わる職員の関わり方についてですが、総合計画につきましては今回の計画策定に当たり議員御指摘のとおり正確な現状把握を重要なポイントとして捉えております。データ集の作成を行い、併せて職員研修も行いました。この研修に当たっては、委託業者であります有限責任監査法人トーマツさんに講師として出席いただき、第三者的な視点から市の現状や課題についてお話をいただき、現在はそれを起点に骨子案の作成に入っており、今後素案の検討を進めていく中で委託業者から他の市の事例などの情報提供も適時受けつつ、内容を精査し作り上げてまいりたいと思っております。私は町はみんなのものというような考え方の中から、新しい計画については計画作成の段階から努めて市民と問題点を共有し、ともに目標に向かって進んでいくことができるものと考えております。 次に、スポーツ振興計画における市民の関わりについてですが、実効性のある計画にするため文献やインターネットを通じ全国の事例把握や情報収集を行っておりますが、引き続き機会を捉えて研修への参加などにより情報収集を進めてまいりたいと考えております。少し静かに聞いてください。 5番目の1点目、アルファビゼンの活用と進捗状況について、今後のスケジュールについてですが、私はこの問題につきましては備前市のど真ん中にあるアルファビゼンは将来の備前市を左右する大事なものだと、このように常々考えておりまして、まず冒頭は盗難事件問題を解決したいということで取り組んでおりましたが、いろいろなことから刑事事件問題については時効を迎えてしまいました。後ろ向きな問題よりも、今あるものをどのように活用するのかということに考えておるところでございます。その活用問題につきましては、本年10月末までに基本計画、年度末までに実施計画を作成することといたしております。今までには市幹部3グループで検討いただき素案を作り、片上まちづくりからの提案を含めた委託業者からの基本構想案に対する市民からの意見聴取、備前緑陽高校の生徒さんからのアンケートを踏まえ、今計画を作成するために9月4日に第1回目の旧アルファビゼン活用事業検討委員会を開催したところでございます。来年度以降の詳細なスケジュールにつきましては、サイドブックスの8月の委員会資料で御確認いただければと思います。 2点目の旧アルファビゼン活用事業検討委員会の役割についてでありますが、基本計画を作成するためにはこれまでのパブリックコメントや意見交換会でいただいた広聴の幅をできるだけ、広く意見を聞くとどうしても意見がばらばらな意見になってしまいますが、そういうふうにいろいろな拡散した意見を再構築して御議論をいただいた上で最終案として取りまとめていくことが検討委員会の役目であろうとお願いをしているところであります。 6番目、市内各駅の無人化によるメリット、デメリットにつきましては、JRさんのメリットは当然人件費の削減であろうかと思いますが、利用者や備前市にとってのメリットは見当たりません。デメリットは駅員がいないということから、切符の購入時やトラブル発生時における対応の遅れ、駅の環境美化、防犯上の問題等といった点が考えられます。 2点目の駅舎の活用についてでありますが、喫茶店が閉店した伊里駅につきましては、何らかの活用はできないかということにつきましては地元の皆さんと一緒に検討していけばと考えております。今後香登駅は駐車場や歩道、トイレの整備、備前片上駅は今回提案しておりますように駅舎やロータリーなどの整備、寒河駅はロータリーと駐車場の整備を順次行っていく予定といたしております。また、伊部駅では、みどりの窓口部分が備前市所有となる無償譲渡いただいて所有となる予定であります。また、今年度備前市観光協会の事務所を日生のサンバースから伊部駅へと移転をするような計画もあるようであります。伝統産業会館1階の観光情報センターの改修を計画をいたしており、観光客に対応する観光案内カウンターの整備及び地域の方が利用しやすい物販エリア等を確保する予定にいたしております。さらには、訪日外国人旅行者が利用しやすい多言語対応デジタルサイネージ等の先進機器も設置し、伊部駅を拠点に市内全域を巡る観光案内としての機能を強化したいと考えております。 以上、私への質問の答弁とさせていただきます。 ○議長(守井秀龍君) 奥田教育長。     〔教育長 奥田泰彦君 登壇〕 ◎教育長(奥田泰彦君) それでは、私のほうから4番、熊沢蕃山顕彰事業について、熊沢蕃山顕彰推進会議について答弁いたします。 1点目のメンバーについてですが、備前市自治会連絡協議会及び地元伊里地区から各1名、備前市文化協会、熊沢蕃山顕彰保存会、備前商工会議所、備前観光協会、備前市観光ボランティアガイド協会、旧閑谷学校顕彰保存会から各1名に加え、漢文学の研究で知られ本市の教育アドバイザーでもある森熊男先生を加えた9名でございます。委員の皆様からの意見として、顕彰事業については熊沢蕃山多くの業績がありますが、その中で天人合一、すなわち天災や治水事業に焦点を当てたらどうか、それから持続可能な開発のための教育を取り入れ過去から未来へ環境問題について考えることを行ってはどうか、そういったことを学校教育に生かせれば子供たちへの周知にもつながるというなどの意見をいただいております。また、記念館等の交流施設及び生涯学習の場としての整備については、顕彰の意義から考えると整備は進めるべきだがその前提としてしっかり足固めをする必要があるなど、様々な意見をいただいたところでございます。 2点目の今後の方向性についてでありますが、今年度実施する創作絵本、紙芝居の公募事業やクラウドファンディング、閑谷学校創学350年記念事業の中で行われる記念講演などを通して熊沢蕃山をより多くの市民に周知していくことを考えております。さらに顕彰推進会議で出された意見等も参考にしながら、論語を通じた人づくりや蕃山の教えを生かした天人合一の考えを基にした環境教育など、学校教育や社会教育の分野に取り入れることができるかどうか、検討していきます。備前らしさを前面に出し広く市民が歴史的価値について理解できるよう、顕彰事業を進めていきたいと考えております。 以上です。 ○議長(守井秀龍君) 佐藤市長公室長。     〔市長公室長 佐藤行弘君 登壇〕 ◎市長公室長(佐藤行弘君) それでは、私から2番、正確、迅速、確実な情報伝達方法についてお答えいたします。 まず1点目、防災情報の伝達についてでございますが、ホームページ、フェイスブック、びぜんnaviでの情報発信は行っておりました。また、ヤフーと災害に係る情報発信に関する協定を締結し、地震、津波、台風、豪雨、洪水、暴風、その他の災害に備えることができる情報、避難所開設、避難勧告、避難指示等の緊急情報などの必要な情報を迅速に広く周知できるようにしております。パソコンやSNSが利用できない方への伝達については、身近な人からの声かけが有効であることから自主防災組織と連携し声かけ名簿の作成など共助可能な体制を整えてまいりたいと考えております。 2番目、生活スタイルや年齢層に対応した伝達方法についてでありますが、通常時や緊急時、子育て世帯や高齢世帯、市民の皆さんが置かれている状況により必要な情報はそれぞれ異なって変わってまいります。また、パソコン等の通信環境が整っていない方もいらっしゃいます。市からの情報発信手段として広報紙、ホームページ、市アプリ、フェイスブック、ひなビジョンなどがあり、市ホームページには市アプリへリンクできるようにしており、広報紙には毎月ではありませんが市アプリの啓発も行っております。市民の皆さんには、市の情報発信手段の中から市民の皆さんのニーズや状況の中で最も情報が入手しやすい情報発信媒体を選択していただけるよう引き続き周知を行っていくとともに、分かりやすい情報発信に努めてまいります。併せて情報発信手段を一覧表にして周知することにつきましても、広報紙をはじめ各手段の掲載を考えてまいります。また、緊急を要する情報発信につきましては、広報車やチラシなどによる周知も他の情報手段と連携して行ってまいります。 ○議長(守井秀龍君) 田原教育部長。     〔教育部長 田原義大君 登壇〕 ◎教育部長(田原義大君) それでは、私から3番、各種計画の作成についての3点目、スポーツ推進審議会における意見等についてお答えをいたします。 今回の審議会では社会体育事業の実施状況、体育施設の利用状況及び備前市スポーツ振興計画の改定などについて御協議いただいております。スポーツ振興基本計画の見直しにつきましては、現行計画を検証の上有意義な計画としてほしい、また少子・高齢化やレジャーの多様化が進む中でイベントや大会での参加者やスタッフの高齢化が進んでいるが、若者をはじめ全世代の方を取り込むような施策を行ってほしいといった御意見をいただいております。今後具体的な計画を策定していく中で、委員さんからの意見も伺いながらスポーツ参加人口の増加につながる施策などを展開するための計画づくりを進めてまいりたいと考えております。 ○議長(守井秀龍君) 会議中途ですが、この際暫時休憩いたします。     午前11時10分 休憩     午前11時30分 再開 ○議長(守井秀龍君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。 再質問ありますか。 再質問に入ります。 青山議員。 ◆3番(青山孝樹君) それでは、幾つか再質問させていただきます。 まず最初に、新型コロナウイルス感染症対策についてですが、市長のほうから3つの予防策あるいは3密を避けるというふうな、そういったようなことをイメージしてというふうなことをお聞きしたんですが、もう少し具体的に市民にとっては生活、いろんな生活の場面があると思うんですが、そういうふうな生活の場面に応じた注意事項といいますか、そういったようなものをお示ししてこういうふうな注意をしていってほしいというふうなことを知らせるような方法を考えていただけないかなというふうに思うんですが、一つ岐阜市が行っている岐阜市版のウイズコロナのホームページの中にありまして、それによりますと基本的な先ほど言われたことが最初に載せてあって、その後市民の皆様向けということで娯楽、スポーツ等に関すること、買物・食事に関すること、学校とか保育に関すること、公共交通機関の利用、移動に関する感染対策、あるいは災害時の対応とかというふうなことも載せてあります。それからさらに、事業者の皆様向けということで事業所における徹底した感染防止策の実施、働き方の新しいスタイルの導入のことであるとかというふうなことも書かれております。さらに、相談窓口をどこにすればいいのかというふうなことがるる載せてあって、それがSNSでできるようにQRコードなんかも載せてあったり、それから具体的に岐阜市が行っている支援策についての一覧もその中にあります。こういったようなところを見たら一目瞭然で分かるような、そういったようなことで啓蒙しているというふうなこともありますが、そういう何か広報について、あるいは方法についてお考えはありますでしょうか。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 眞野保健福祉部長。 ◎保健福祉部長兼福祉事務所長(眞野なぎさ君) 備前市でも広報、ホームページ等で常々お知らせしているところではございますが、岐阜市を参考にいたしましてより有効な方法について考えてまいりたいと思います。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 青山議員。 ◆3番(青山孝樹君) ありがとうございます。さらに具体策というふうなことでコロナが大変だ、大変だと、本当に大変なこれから事態も予測されます。例えば事業者の方、事業の減収であるとか、あるいは倒産というふうなことも考えられるようなことですが、そういったような方を支援するというふうなことで例えば沼田市がウイズコロナチャレンジ支援金というふうなことで新しい生活様式に対応した事業形態にチャレンジする事業者に5万円給付するとか、あるいは神戸市のほうでは困っている市民を応援するというふうなことでウイズコロナ神戸支援プラットフォームというふうなもので支援、応援したいというふうな方を募集して応援体制を作るというふうなこともされているようです。こういったようなことも参考にしていただけたらなというふうに思います。 次に、2点目の新型コロナウイルスの方に対する誹謗中傷、これに対する人権擁護ということなんですが、これに対しても深刻な問題が各方面で起こっている、コロナ発生の2月、3月当初には最初にそういう感染した方に対する周りからの誹謗中傷によって、そこに住めなくなったとかというふうなこともおられるようですし、気持ちの面だけではなくて生活のほうでも困られるようなことが起こっておるようですが、こういったようなことに相談窓口を設けてというふうなことだったんですが、具体的にまだ備前市では起こっていないんですが、そういう対策の担当というふうなものは具体的には考えられているんでしょうか。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 藤田市民生活部長。 ◎市民生活部長(藤田政宣君) 人権関係でございますので、市民協働課になります。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 青山議員。 ◆3番(青山孝樹君) もう担当の方、配置の準備はされているんですか。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 藤田市民生活部長。 ◎市民生活部長(藤田政宣君) 通常の人権の担当の者がおります。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 青山議員。 ◆3番(青山孝樹君) ぜひ他市の状況も既にそういう事例のあるようなところを参考にしていただいて、起こってからではなく事前に防止をするような方策をどんどん取っていっていただけたらなというふうに思います。これについてはいかがでしょうか。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 藤田市民生活部長。 ◎市民生活部長(藤田政宣君) 感染者が出た場合には、当然そういった誹謗中傷に関する広報を強化したいと思いますし、通常の市町村のレベルで対応し切れないようなことにつきましては県等と一体となって相談者に対して支援をしたいと思っております。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 青山議員。 ◆3番(青山孝樹君) それでは次に、情報伝達のことについてお伺いします。 先ほど防災情報についてはホームページ、びぜんnavi、あるいはヤフーとの契約によって広報がされるということだったんですが、一番の市民の方がすぐに対応するのはやはり町内放送といいますか、そういう放送を使ってじゃないかと思うんですが、先ほど家の中でなかなか聞こえないということもあったんですが、一つの原因には放送機器が音が小さかったり、あるいはスピーカーの向きがうまく向かっていなかったりというふうなことで聞こえないというふうなことも聞いております。そういったようなことの点検というのは、先ほど自主防災組織というふうに言われたんですが、自主防災組織を通して、あるいは市の職員が出向いて確認をしているとかというふうなことはされているんでしょうか。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 佐藤市長公室長。 ◎市長公室長(佐藤行弘君) 今議員がおっしゃられました町内放送の施設につきましては、その町内の方の組織、組織が所有する施設でございますので、市のほうからその状況について出向いて調査して改修等についての指導とかというようなことは行うのは適切ではないのかなというふうに思います。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 青山議員。 ◆3番(青山孝樹君) 自主防災組織のことについて質問したときにも、自主防災組織はそれぞれの地区でというふうなことをおっしゃって、そのときに私もぜひそういった自主防災組織がちゃんと立ち上がっているかどうか、あるいはその形態はどうかとか、そういったようなことの調査あるいはそれに対する指導を行うのは市の役割で行ってほしいというふうなことを言ったと思うんですけど、やはりこういうふうなことも防災上必要なということであれば、やはり市のほうから何かアクションを起こして自主防災組織なり地区の組織なりにやっていただくとか、やる手順を示すとか、何かそういうことを行っていただきたいと思うんですが、いかがでしょうか。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 佐藤市長公室長。 ◎市長公室長(佐藤行弘君) 自主防災組織の運営とかについては、御相談をいただければそれについての対応はすることになりますけれども、町内放送の設備そのものにつきましてはやはり町内の所有でございますので、それについてこうしたほうがいいですよとかというようなことはこちらからはちょっと申し上げにくいなというふうに思います。 以上でございます。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 青山議員。 ◆3番(青山孝樹君) もう何度も繰り返した質問になってしまうんですが、機械とか設置をしているのが町内だからということかもしれませんが、警報等のあった場合の緊急連絡については直に市のほうから入るようなシステムになっていると思うんですが、そういうことも通じてその地区なり自主防災組織に対してこういうふうなことを最上、気をつけてほしいというふうな意味での指導というのはなされんのでしょうか。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 佐藤市長公室長。 ◎市長公室長(佐藤行弘君) 自主防災組織そのものの活動について御相談いただければ、こちらから出向いて御相談に応じるということはいたします。ところが、何度も繰り返しの答弁になりますけれども、放送設備についてはやはり地元のほうで改善をするということが必要であれば、それなりの手続を経て市の有線無線放送設備補助金がございますので、そちらのほう活用いただければと思います。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 青山議員。 ◆3番(青山孝樹君) どうもかみ合わないんですが、自主防災組織については立ち上げてこういったようなことをしてほしいというふうにお考えがあって、その一環として自主防災組織の中でそれぞれの役割分担をしての組織を作るとか、連絡網を作るとかというふうなこともあります。そして、いざ何か起こったときに例えば放送の機器の点検をしておくほうがいいとか、避難所の場所についてはどういう準備をしておいたらいいとか、やはりそういうふうなことをこちらからある程度マニュアルのようなものも作られて、それぞれのところへ示しておくということは必要ではないかと思うんですが、ぜひお願いしたいと思うんですが、いかがでしょうか。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 佐藤市長公室長。 ◎市長公室長(佐藤行弘君) 同じ答えになるんですけれども、自主防災組織の活動について御相談いただければ活動そのものについての御助言なりお手伝いは、それはさせていただきます。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 青山議員。 ◆3番(青山孝樹君) 災害が起こらない、あるいは被害が事前に、未然に防止できればいいと思うんですが、別の次にやらせていただきたいと思います。 日常の市民生活での情報伝達について一覧表にしてお知らせする方法は取れないでしょうかというふうなことを提案させていただいたんですが、それぞれのところで出しているものについて、いつ何が起こったときに何をしたらいいのかというのがなかなか探し出せないというふうな状況があると思うんです。広報活動についてはこういうところにこういう方法で掲載している、あるいは情報を流しているというふうなことが一目で分かるような、そういったようなものをチラシのように作っていただいて、それを各家庭で目に見えるところに掲示しておくというふうな方法はいかがでしょうか。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 佐藤市長公室長。 ◎市長公室長(佐藤行弘君) 先ほど答弁させていただきましたとおり、情報発信手段を一覧にして周知するということについては広報紙をはじめとして各手段と、いろんな方法で掲載をしてまいりたいと考えております。 以上です。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 青山議員。 ◆3番(青山孝樹君) 広報紙「広報びぜん」の中に一覧が取り出して張れるような、そういうことにしていただいたほうがいいんじゃないかなというふうに思うんですが、その点はいかがですか。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 佐藤市長公室長。 ◎市長公室長(佐藤行弘君) 「広報びぜん」であれば真ん中のページに掲載しておけば、それを抜き出すことによってそれだけを、あるいは壁に張っておくとかというようなことはできると思います。 以上です。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 青山議員。 ◆3番(青山孝樹君) そのような方法でも、ぜひお願いしたいと思います。 次に3つ目、各種計画の作成についてなんですが、総合計画につきましては同僚議員のほうからも質問がありました。そこでのお答えでよかったんじゃないかと思います。その中で、スポーツ振興基本計画についてなんですが、備前市のスポーツ審議会のほうでスポーツ振興基本計画の策定についてのお話があったということなんですが、このほか何か市民の声を聞かれる、そういうアンケートとかというふうなもの、広くスポーツ関係者に対するアンケートあるいは市民に対するアンケート、そのようなものは行われたんでしょうか。あるいは今後行われる予定はあるんでしょうか。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 田原教育部長。 ◎教育部長(田原義大君) 今素案の作成中でありまして、今コロナ禍の中でなかなか団体等にも集まっていただくとかということが難しい状況ではございますが、機会を捉えてそういったスポーツ関係者の声を聞いたり商工団体、そういったところにヒアリングに行ったり、そういったことはやって計画に反映させていきたいと考えております。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 青山議員。 ◆3番(青山孝樹君) スポーツの状況も、今後変わってくると思います。コロナの中で、大会等の開催の仕方あるいはふだんの活動の仕方、こういったのも変わってくると思います。それから、中学校の部活動等につきましても先日新聞に掲載されておりましたけど、休日の部活動については外部に依頼していくというふうなことで、そうなりますと外部のクラブチームあるいは総合型地域スポーツクラブ、こういったようなところがそれを担っていくようになるんじゃないかと思うんですが、そういうところの意見も十分吸い上げていただけたらというふうに思うんですが、いかがですか。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 田原教育部長。 ◎教育部長(田原義大君) 議員御提案のとおり、御提言のことにつきましてもそういった意見を反映していきたいと考えております。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 青山議員。 ◆3番(青山孝樹君) 次に、4点目で担当職員の方の企画力についてお尋ねをしたんですが、皆さんそれぞれの立場で頑張っていただいているというふうに思うんですが、先日もこれもスポーツ関係ですが、ぜひこういった研修に参加して情報を集めてスポーツ基本計画の参考にしていただきたいというふうなことだったんですが、コロナというふうなこともありなかなか県外の研修ができないというふうなことをお聞きして、それに参加できなかったというふうなこともお聞きしたんですが、なかなかそういう研修あるいは視察等難しい状況になっていると思いますが、そういう場合に例えばそこの資料を取り寄せるとか、あるいはオンラインで研修をしているようなところもあると思うんですが、そういったようなところを利用して研修を行うとか、そういう職員の方の研修について、そういうことも行っていただいておると思うんですが、現状はどんなんでしょうか。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 田原教育部長。 ◎教育部長(田原義大君) 今回スポーツ振興基本計画の策定に当たって職員に研修して勉強してきてもらおうということで計画をしておりましたが、やはり宿泊を伴う研修、県外の研修ということでコロナ禍のこともあり断念したところでございます。今回の件については研修先のほうにも問合せしたんですが、資料の配布はできませんと、それとあとオンラインによる講義というのも現在のところ考えていないということでございました。 ただ、今後またそういった研修の機会がございましたら積極的に研修を受けてまいりたいと思いますし、先進地等の事例を収集して研修に励みたいと考えております。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 青山議員。 ◆3番(青山孝樹君) 他の部署は、どのような方法で研修視察に代わるようなものをされているんでしょうか。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 高橋総務部長。 ◎総務部長(高橋清隆君) こういうコロナ禍の中での研修ということで、なかなか外部での研修というのも開催が自粛されているような状況があります。ですので、今年度は全職員対象にオンライン研修ということで入室するIDとパスワードをそれぞれに割り振らせていただいて対象の研修を一覧表でまとめた上で受講をしていただくと、実際今9月から始まったところでございます。 以上です。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 青山議員。 ◆3番(青山孝樹君) 今まさに計画を作成されているところですので、いろんなその情報あるいは研修をしていただいて、ぜひそれを計画の中に生かせるような方法を取っていただきたいと思います。 次に、熊沢蕃山顕彰事業についてお伺いします。 顕彰事業推進会議のメンバーの方分かりました。いろんな分野の方が関わっていただいておるということなんですが、この熊沢蕃山に限らず今後郷土の人材あるいは文化等について発展していけばいいかなというふうに思っております。 この顕彰事業の今後についてなんですが、学校のほうで特に小学校の4年生の社会科の授業を通して地域の伝統と文化や地域の発展に尽くした先人の働きについて理解するというふうな、そういう新指導要領の内容になっておると思うんですけど、こういうふうなことに生かしていくようなことはどういうふうに考えられとんでしょうか。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 奥田教育長。 ◎教育長(奥田泰彦君) おっしゃるとおりで、今以前から新指導要領に示されているんではなく、以前から小学校4年生の社会科で開発単元ということで地域の発展に尽くした人々ということでそれぞれの地域、備前市なら備前市、瀬戸内なら瀬戸内で過去のそういった郷土の発展に尽くした人々を取り上げて授業をしていく、こういう人たちの働きがあって今の生活があるんだなということを子供たちに実感してもらうという授業展開がなされております。私の知る限りでは、備前市では従来から副読本の中に閑谷学校というテーマで閑谷学校を造って、その後閑谷学校の建設に携わった人々とか、その考え方とかというようなことで授業展開されておりました。今回その今検証推進会議で蕃山がクローズアップされていますんで、そこに備前市独自のことになりますが蕃山を絡めて蕃山の考え方が閑谷学校に生きているということを授業に組み込むことは可能だと思いますので、小学校の社会科部会という社会科の教育研究部会というのがありますので、そこへも投げかけて蕃山の考えが閑谷学校との関連で子供たちが学習できるようにしていきたいと思います。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 青山議員。 ◆3番(青山孝樹君) ありがとうございました。郷土を愛する子供、人材を育成するという観点からもよろしくお願いします。 そして最後、もう時間があれなんで最後なんですけど、市内の各駅周辺の整備ということなんですが、一覧表もいただきました。先ほど答弁もいただきました。駅舎あるいはロータリー、駐車場、そういったようなところも整備もしていただいておるということなんですが、身近なところでその清掃とかトイレットペーパーの補充なんかというふうなことも困られているようです。そういうことについては、どういうふうに考えられておるんでしょうか。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 高橋総務部長。 ◎総務部長(高橋清隆君) 市有の駅舎については、きちっとそういう形でやらせていただきたいと思います。今回の伊里駅に関しましても、今回委託する方がいなくなったので今後どういう形で委託していくかということもちょっと考えてみたいと思っております。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 青山議員。 ◆3番(青山孝樹君) ぜひ駅舎の有効利用ということも併せてお考えいただけたらというふうに思います。 以上で私の一般質問を終わります。ありがとうございました。 ○議長(守井秀龍君) 以上で青山議員の質問を終わります。   ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(守井秀龍君) 会議中途ですが、この際暫時休憩いたします。     午後0時00分 休憩     午後1時00分 再開 ○議長(守井秀龍君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。 次に、立川議員の一般質問を願います。 8番立川議員。     〔8番 立川 茂君 登壇〕 ◆8番(立川茂君) それでは、通告に従いまして一般質問をさせていただきます。 今回は3つのカテゴリーでお話をさせていただきます。 1点目、ため池政策に望むこと。 間もなく台風シーズンが到来し、風水害への対応とともに本年は新型コロナ感染拡大が危惧され、いつもと違う秋を迎えております。令和元年5月、防災重点ため池の基準が改定され、決壊した場合の浸水区域に家屋や公共施設が存在し人的被害を与えるおそれのあるため池が防災重点ため池と定義されたものであり、具体的な選定基準も示されております。県においては岡山ため池保全管理サポートセンターを設置し対応することになり、はや1年が経過いたしました。備前市議会でも議員各位からハザードマップの作成状況であったり、岡山ため池保全管理サポートセンターとの関わりであったり、ため池の水質管理であったりと、いろいろな角度から質問がなされているところであります。本年度の市長施政方針の中で、ため池につきましては防災重点ため池5池のハザードマップの作成と県事業の蕃山地区の長谷池の改修工事を進めてまいりますとあります。今市内のため池を取り巻く環境は厳しく、農家の高齢化や減少に伴いため池の粗放な管理が増加しているのが現状であります。無断で樋を抜いたり、土手の草刈りにも閉口していると聞いております。また、県は20年度から3年間の数値目標を設定し、継続利用されている池の老朽化対策では水位を下げて貯水量を減らす低水管理、利用実態のない池は水を全て抜く落水管理により対応するとしております。県内の各自治体でも、国庫補助金を利用してため池を廃止する自治体や利用されなくなった池は積極的に廃止していく方針を打ち出す自治体も増えております。 そこで、お尋ねをいたします。 備前市ではため池数344池、うち防災ため池130池、残り214池も実態把握と利用状況の把握はなされていると思いますが、危機管理、防災管理としてのハザードマップの作成が重要であることは承知をいたしております。また、計画的な作成を期待しているところでもあります。当然有事対応のハザードマップの作成も重要であるとは考えますが、非利用の老朽化ため池は廃止の方向で検討してはと考えます。地元要望、合意形成が大前提ではありますが、昨日の一般質問で伊部地区の数か所の対応については答弁がなされました。全市的な対応はいかがでしょうか、お尋ねをいたします。 2点目、ため池の管理や点検は専門性が高く岡山ため池保全管理サポートセンターへの相談、技術支援を受けていくことを明言されておりました。技術指導、相談、支援案件は何件かありましたでしょうか。内容と加えてより積極的な活用をしてはと思いますが、いかがでしょうか。 3点目、備前市における新基準の防災重点ため池数は令和元年6月定例会の部長答弁では15池から141池に増加しているとのことでしたが、最近の新聞報道資料を見ますとため池数は345池から344池、防災重点ため池は141池から130池となっております。なぜ数が変動しているのか、御説明をいただければと思います。 次のカテゴリーでございます。 家族介護の子供の支援について。 社会の高齢化スピードは予想よりも速く、人口問題では少子化の進展、住宅問題ではニュータウンの衰退、財政面では医療費の増大と様々な問題が顕在化、対応を迫られているところであります。そうした中、家族形態の変化、つまり核家族世帯の増加であり、各種のデータ算出を標準世帯として両親と子供2人が利用されることを多々見かけるようになっております。核家族の中で、親が病気などになった場合には当然のことながら子供世代の介護負担となり、介護をする子供はヤングケアラーと呼ばれております。このヤングケアラーの人数や実態を把握する公的データはありませんが、2017年総務省の就業構造基本調査では15歳から29歳で介護を担う人は約21万人で、5年前との比較では3万人の増となっております。日本ケアラー連盟によると、慢性的な病気や障害のある子や高齢の祖父母、幼い兄弟などの世話をする18歳未満の子供をヤングケアラーと説明をしております。厚生労働省では昨年7月、各自治体にヤングケアラーの実態把握に努め学校や教育委員会と情報共有し適切な支援を行うよう通知を出しております。こうした状況から、家族を無償で介護する人全般を支援することを定めたケアラー支援条例が国に先駆け埼玉県が制定をしております。高校生に介護の状況や本人の健康状態、学業への影響をアンケート調査を行っております。 そこで、お尋ねをいたします。 当市では教育大綱の基本理念に全ては子供たちのためにを掲げ、手厚い子供への支援を行っているところであります。昨年7月の厚労省通知によるところのヤングケアラーの実態把握がなされていると思われますが、状況をお知らせください。 2点目、高齢者の介護は介護保険制度の導入や介護士をはじめ各専門職や施設で対応されており介護される側の支援は進んでおりますが、介護する側の支援、特にヤングケアラー支援は遅れているのが現状ではないでしょうか。議会基本条例等を創設した北海道の栗山町をはじめ、ケアラー支援条例の制定を準備検討している自治体も増えてきております。ケアラー支援条例の制定や検討を進めていただきたいところですが、いかがでしょうか。 3点目になります。コミュニティー放送局(仮称)ですが、FM備前開局へということでお話をさせていただきます。 コミュニティー放送局は1つの市町村の一部区域において市町村の商業、行政、防災等の地域に密着した情報を提供し地域の振興、その他公共の福祉の増進に寄与することを目的とした放送局を指します。県内では岡山市、倉敷市、津山市、笠岡市を中心に拡大されており、赤磐市でもレディオモモとして、最近では総社でもコミュニティー放送局中継局が開局されております。当市では、約15億円を投入し防災行政無線整備を行っております。アンテナや中継局の設置計画、戸別受信機の配布計画が進展しており、放送局に必要な通信インフラが整備されていると捉えることができるのではないかと考えます。もちろん技術的なハードル、資金的なハードルは高いと承知をしております。備前市に放送局ができる、夢があっていいじゃないですか。商工会議所や市内業者を巻き込み広報や企業紹介を発信、MC、メインキャストですね、DJを高校や中学の放送部に任せ地域の音、地域の声、学校自慢、地域の話題を発信する、市長が防災宣言を発令する市長の時間、役所の時間には職員の声を届ける、もちろん避難情報等の防災情報の発信、安否情報の発信が可能となります。地域一丸となって一緒になって放送局を作る機運を盛り上げればすばらしいと思いますが、いかがでしょうか。受信機はラジオをはじめ防災用戸別受信機を使うもよし、パソコン、スマホを使うのもよし、カーラジオもよしと多岐にわたります。耳で聞く情報はながら聞き、つまり運転しながら、食事、料理しながら、お掃除しながら、現在コロナ禍でのステイホーム中にラジオの聴取が増えているとの報道もあったとおりラジオのよさが再認識をされております。特に高齢者では目で見るホームページ情報もいいですが、より効果が見込め耳で聞く情報、いろいろな施策の広報手段としても有効であると思われます。ぜひFM備前の開局に向け研究、検討をしていただきたいのですが、お考えをお尋ねをいたします。 以上、3つですがよろしくお願いいたします。 ○議長(守井秀龍君) ただいまの質問に対する答弁を願います。 田原市長。     〔市長 田原隆雄君 登壇〕 ◎市長(田原隆雄君) それでは、立川議員の質問に順次お答えをいたします。 1番の1点目、非利用ため池の方向性についてでございますが、土器議員にもお答えしたとおり廃止あるいは余水吐けを切り下げたいと考えておるところでございます。 御指摘のように、ため池の役目は従来の農業用から大雨時における調整池の役割というふうに変化している有用なものでもあり、水の流入や地形などを勘案しながら地域の方々とも協力していきたいと考えておりますので、要望や相談があり次第個別に対応させていただくことと考えております。 2点目の岡山ため池保全管理サポートセンターへの相談などの支援案件数についてですが、令和元年度には1件、2年度には1件の相談をいたしております。今後も、相談案件がありましたら活用させていただきたいと考えております。 3点目の防災重点ため池数につきましては、当初141池と報告をしておりましたが、令和2年3月、本年3月末に岡山県から11の池が重複しているのではないかとの指摘がございました。再確認を行い、最終的に130池に修正をさせていただいております。また、ため池の総数につきましては、令和2年3月末に1つの池を廃止したことから344池になっております。 2番目の御質問の家族介護の子供の支援についてでございます。 支援が必要な児童に対しましては、関係機関と連携し見守りや支援方法の検討などを行っております。詳細につきましては、担当から答弁をさせていただきます。 3番目のFM備前開局の研究、検討についての可能性についてでございますが、議員御指摘のとおり地域の振興につながっていく有意義なものと考え大変興味深いものと認識しております。コミュニティーFMはその意義や性質上、利益を目的としないもので、併せて認可事業であるということであります。したがいまして、赤字だからやめるというような簡単な事業でもありませんし、したがって安定して経営し続けられる経済的な基盤が必要であるということから、結論としては開局については慎重に取り組んでいくべきだと考えております。 以上、私からの答弁です。 ○議長(守井秀龍君) 眞野保健福祉部長。     〔保健福祉部長兼福祉事務所長 眞野なぎさ君 登壇〕 ◎保健福祉部長兼福祉事務所長(眞野なぎさ君) それでは、私から2番、家族介護の子供の支援についてお答えいたします。 ヤングケアラーの実態把握についてでありますが、保健福祉部、教育委員会、児童相談所、保健所、警察などの関係機関により構成される要保護児童対策地域協議会において情報共有を行っている中で、ヤングケアラーと思われる児童としては数件把握しております。要保護児童対策地域協議会では月に1回受理支援方針会議を行い、身体的、心理的虐待など保護や支援の必要な児童について保護者への対応も含み効果的な支援方法を検討しております。ヤングケアラーと思われる児童に対しましても、実態把握に努め関係部署と連携し適切な支援につなげてまいりたいと思います。 次に2点目、ケアラー支援条例の研究、検討についてでありますが、埼玉県が制定しているケアラー支援条例や条例制定の研究をしている自治体の例も参考にしながら関係部署で協議し、条例制定の必要性について検討してまいります。 ○議長(守井秀龍君) 再質問はありますか。 再質問に入ります。 立川議員。 ◆8番(立川茂君) ありがとうございます。 それではまず、1点目からお話をさせていただきます。 再確認ではございますが、昨日も答弁がありましたように、伊部だけではなく全市を含めて不要なやつは廃止の方向であるという認識でよろしいでしょうか。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 田原市長。 ◎市長(田原隆雄君) そのとおりでございます。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 立川議員。 ◆8番(立川茂君) ありがとうございます。 それと、これはお願いなんですが、先ほど数のところで大変残念なお話をお聞きしました。ダブっておりました、チェックができていませんでしたというお答えでしたんですが、個別に要望があれば廃止の方向も考えようという答弁を今いただきました。ということは、この340云々という数について担当部署はつかんでおられないということが分かったと思うんですが、それでよろしいでしょうか。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 藤森建設部長。 ◎建設部長(藤森亨君) ため池のこの344か所については、全てが簡単に行けるような場所じゃないところもあります。それから、もう管理人もいなくなってしまっているところもあります。それから、どこにあるか、地元の方に聞いても分からないという池もありますんで、議員言われるとおり全てをつかんでいるのかといいますと全てはつかめておりません。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 立川議員。 ◆8番(立川茂君) これはお願いなんです。その事情もよく分かります。管理シート、チェックシート、年に1度担当から管理していると思われるところへ送られてチェックシートでチェックしておられる、これが実情だと思いますので、ただこれ行けないところもあるということなんですけど、たかだか失礼な言い方ですけど1日1池行けば1年で全て行けそうな気はするんです。これお願いなんですけど、何が言いたいかというとレベル別の管理ですね、ここはレベル1ですよ、レベル2ですよ、レベル3ですよということで色分けをしていただいてトリアージをしていただいて潰すやつ、管理していくやつというふうな姿勢を見せていただきたいなと思うんですが、そんなことは不可能ですか。どうですか。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 藤森建設部長。 ◎建設部長(藤森亨君) 今までに私が担当になってから2回ほど全ての池を確認しようとしたことがありますけども、やはり全ての池には確認は行けませんでした。もう場所が分からないというのが一番多かったです。 それから、今議員が言われたようにレベルによって分ける、それはいい方法だと思うんで、ちょっと参考にしたいと思います。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 立川議員。 ◆8番(立川茂君) すみません。もう一点なんですが、岡山の全県統合型のGISため池情報、これあるんですよ、平米数、貯水量、それから防災重点があるかなしか。これ全部その池に対してあるんですよ。県のほうは情報持っている。市役所のほうは部長おっしゃったように行けないところもあるんです。何か矛盾しませんか。大丈夫ですか。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 藤森建設部長。
    ◎建設部長(藤森亨君) GISですと空から見る、空から見て池が分かるものもあります。県のその情報というのは全て市から出したもので作っているものなんですけども、実際にその場所へ行こうと思ったらすごい荒れているので行けれないと。それから、迷ってしまうと、なかなか地元の方に案内を頼んでも行けれないと、私も同じ鶴海に住んでいるんですけど同じ鶴海の池でも行けれないところが何か所かあります。そういう理由で、全ての池はちょっと把握できていないということです。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 立川議員。 ◆8番(立川茂君) 大変だと思います。よく分かります。 ただ、先ほど市長も答弁されたんですが、言ってきたところから対応するよと、じゃ、おっしゃるように行けていないところは希望のしようがないですよね。すみません、管理も誰も分かりません、場所もここら辺だろうなとしか分かりません。それにも対応するには何か誰かがここ言ってこないとしませんよというふうに聞こえるんで、ちょっと待ってください、はい。だから、先ほど言いましたようにちゃんとレベル別に管理をしていただいて、しっかりと行けないところは役所の方、大変申し訳ないですけどドローン飛ばしてみるとか、何とか実態把握を先にしていただけたらなということを思うんですが、いかがでしょうか。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 田原市長。 ◎市長(田原隆雄君) 趣旨はよく分かります。したがいまして、344池があるんだということの中で重点ため池が141なんだということで、その他のことについては御指摘のようなランク分けをして所在の分からないものについては幾らあるんだということでドローン等で確認したり、そういうふうな努力もしていくべきだと、そのように思っていますので、御理解をお願いしたいと思います。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 立川議員。 ◆8番(立川茂君) それと、ため池すみません、もう一点だけ。 先ほど市長報告で、数が間違っておりましたというふうなこともございました。これ申し訳ないんですが、委員会なんかの報告もぜひしておいていただきたいんですけど、というのは県のホームページ見たら前数ですね、345の141というのがまだ数字として残っています。今市長が先ほど答弁されて数は変更していますよと、じゃ、所管の委員会でもきっちりとはい、こういう事情でこうなりましたという報告はしていただきたいと思うんですが、その点はいかがでしょう。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 藤森建設部長。 ◎建設部長(藤森亨君) それは、させていただこうと思います。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 立川議員。 ◆8番(立川茂君) ぜひお願いをいたします。 続きまして、2点目なんですが、先ほどから関係部署というお言葉よく出てきて、先ほども今朝市長のほうも大変、変な話ですがお嘆きの横の連携がないと、もうこの点についてちょっと1点だけお尋ねをしておきます。 備前市の職員さん非常に優秀で、皆さんもう御存じだと思います地方創生でRESAS、大変優秀な成績でプレゼンされて、あれも横断的なやり方で、だからいろんなことで係長レベルでもこういう問題があるんだということでいわゆるセクションを超えて検討しているということもお聞きをしております。だから、市長捨てたもんじゃないんです。その仕組みを支援する仕組みを何かできないかなと思うんですが、市長公室ぐらいがリーダー取っていただいて週に1回2時間ぐらい、このテーマで各部署から寄ってよと、そういった対応は市長何かお考えありますか。ありませんか。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 佐藤市長公室長。 ◎市長公室長(佐藤行弘君) 横串を刺した横断的な勉強会組織ですね、自主的な研究組織というのは動いているというのも幾つかあると聞いておりますので、そういったところについても支援していきたいというふうに思います。 以上です。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 立川議員。 ◆8番(立川茂君) ぜひそういったことの仕組みを作って応援してあげてくれたら、市長の危惧も多少収まるんじゃないかなと思います。備前市の職員さんいろいろ考えていただいていますんで、しっかりいいところを伸ばしてあげてください。よろしくお願いします。これお願いです。 それと、FM放送の件なんですが、大変よく分かります。いろいろ私も調べてみました。やっぱり空中線で20キロワット以下というふうなことで、おっしゃるとおり利益どうこうというお話もございます。でも、やっているところを見たら、やっぱりすばらしいことをやっておられるんですね。ですから、全市的に備前市がリーダーとなってやろうやないかというふうな風潮も欲しいなと思いますが、その点だけ全くもう論外にされるのか、多少こういったことも、せっかく中継局ができるんですよ、という気はするんですが、方向性は全くないでしょうか。再度お尋ねをしておきます。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 佐藤市長公室長。 ◎市長公室長(佐藤行弘君) 先ほど市長が答弁いたしましたとおり、安定的に運営していくためには運営のための費用を賄う収入が必要となります。いわゆるスポンサー料とか、そういったことの確保が非常に難しいというような状況をお聞きしております。開局に当たりましては、慎重に研究していきたいというふうに思います。 以上です。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 立川議員。 ◆8番(立川茂君) それでは、慎重な検討をお願いして終わります。ありがとうございました。 ○議長(守井秀龍君) 以上で立川議員の質問を終わります。   ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(守井秀龍君) 次に、藪内議員の一般質問を願います。 2番藪内議員。     〔2番 藪内 靖君 登壇〕 ◆2番(藪内靖君) それでは、通告に従いまして一般質問をさせていただきます。 大きな1点目、公共交通についてであります。 市民意識調査で第1位であり、先日行われました緑陽高校2年生と3年生の37名による高校生会議においても上位の問題であり、備前市の弱みと認識されていることが分かりました。この問題の解決なくしては移住・定住問題、人口減問題の解決もないのではと私は思います。令和2年3月に市民の日常生活における移動利便性向上や効率的な公共交通の形成を目指して市全体を見渡した画期的な公共交通ネットワークの構築に向け、まちづくりと連携した地域公共交通網形成計画が策定されています。こうした中で、市営バスについてお尋ねしたいと思います。 1点目、以前にもお尋ねし経費面で難しいとのお答えをいただいたのですが、高校生会議などの結果も踏まえまして再度お願いしたいと思います。市営バスの早朝便を運行することができないでしょうか。また、JR利用増進のため日生駅へのバスを増便することはできないでしょうか。お聞かせください。 2点目、JRと市営バスの接続が悪く、乗換えの待ち時間が長いという話をよく耳にします。この待ち時間を短くするために、何かよい方法はないでしょうか。とはいえ、乗換え時間があまりに短過ぎるのも急な動作が取りづらい高齢者には無理なことなので、併せて御検討いただきたいと思います。 3点目、市営バスを一番必要としている交通弱者である高齢者の立場に立った市営バスのサービスができないか、お尋ねします。例えばフリー乗降、バス停から少し離れた高齢者の住宅の前あたりでバスを停車させるなどのサービスを実施することができないでしょうか。また、通院や買物に便利な時間帯での集中的な運行を検討できないでしょうか。さらに、JR西片上駅や日生駅の階段は非常に急であったり長かったりで、高齢者や障害のある方では昇降することが極めて困難であります。市営バス等を利用して他の駅まで輸送することはできないでしょうか。 次に、市営バス以外についてお伺いします。 10月に運行が予定されている鶴海地区のグリーンスローモビリティ、略称グリスロを他の地区でも運用できないかについて教えてください。 こちらにつきましても以前質問させていただき、結果を見てからという回答もいただいておりますが、運転免許返納を勧めているなどの状況の下、少しでも時間短縮が図られるよう前向きに進められるよう、よろしくお願いいたします。 高齢者や介護サービスについて詳しくはないのですが、高齢者に対して介護タクシーや福祉有償運送などの手厚いサービスがもっと必要ではないかと思います。現況等詳しい内容をお聞かせください。 大きな2点目、新型コロナに関してであります。 1点目、補正等諸施策についてお尋ねしようと思いましたが、同僚議員が質問されたので、これは取り下げたいと思います。 2点目、備前市では地震に強いまちづくりが推進されており、地震による被害は少ないと想定されております。しかし、台風のシーズンには大雨や高潮の影響により避難所を開設しなければなりません。まさに今なのですが、今年の台風は海水温が高いために例年よりも強大化するとのことでありました。つい先日、上陸した台風10号も九州地方の方々には非常に申し訳ありませんが、風が強く経験したことのないものになると言われていた割にはコースが少し外れていたためか被害も少なく事なきを得たわけですが、台風シーズンはこれからです。 他方、コロナウイルスの第2波、第3波が叫ばれていることから、今後は多くの方々が避難されることが予想されます。密にならないために、どのような対策を考えているのかについてお聞かせください。 Go To キャンペーンについて、新聞やニュースではGo To トラベルキャンペーンは東京都が対象外になっているにもかかわらず、結果的には相当数利用されていると聞いています。関西圏で感染が拡大する中、岡山県知事は移動の自粛を求めていますが、備前市ではどのように考えているのか、お聞かせください。 先日の新聞で、オンラインによる備前焼の販売や1か月間にわたる備前焼感謝祭を実施との記事を読みました。どのような計画か、詳細をお教えください。 また、今後備前市へ来られる観光客に対してどのような感染症対策を取り、その上で注意喚起をされるのかをお聞かせください。 なお、観光客が激減していると聞いていますが、どのようなPRをして備前市に来ていただこうとしているのかをお聞かせください。 大きな3点目、ふるさと納税に関してであります。 全国の皆様からいただきましたふるさと納税を活用し、備前市では移住・定住、公共交通維持、里海・里山づくりなどの9つのメニューを選択していただき、事業を促進するために活用されていると思います。そのため、今年度もふるさと納税の寄附金を集めるための工夫や取組、返礼品の選定についてどのように考えているのか、お聞かせいただきたいと思います。 次に、企業版のふるさと納税を行いたいという話を聞いたことがありますが、現在は企業版ふるさと納税の受付を行っていません。なぜ企業版のふるさと納税がなくなったのか、その経緯についてお尋ねします。 以上でございます。御答弁よろしくお願いいたします。 ○議長(守井秀龍君) ただいまの質問に対する答弁を願います。 田原市長。     〔市長 田原隆雄君 登壇〕 ◎市長(田原隆雄君) それでは、藪内議員の質問に順次お答えをさせていただきます。 1番の1点目、公共交通につきましては、市民の声を反映する具体的な質問をいただきました。ありがとうございます。基本的な考え方につきましては、橋本議員にお答えしたとおりでございます。 具体的な早朝便の運行についての提案でございますが、現在の市営バスの最も早い始発時間は6時20分吉永発であります。南北閑谷学校のぞみ線であり、その他の路線を含めると6時台は5便が運行され、平日のほとんどの便が6時及び7時台であります。したがいまして、それより早い便になると運転手の確保の面から困難と考えております。 また、日生駅までの運行を増便できないかという要望提案でございますが、運転手や車両数等から考え現状の路線を維持していくことが限度でなかろうかと、路線バスでの対応はそのように考えております。 2点目、JRと市営バスの接続について、昨年度策定の地域公共交通網形成計画におきましてバスと鉄道が接続できるよう改善を図ることといたしております。今後も備前片上駅を起点とした大幅な運行ダイヤの見直しを行う予定としておりますので、その際には利用者の利便性と運行上の効率性を十分に考慮して考えていきたいと思っております。 3点目、高齢者の立場に立ったサービスとして高齢者の住宅前でバスを停車するフリー乗降制度ができないかとの提案でございますが、交通量、道路幅等の条件など道路交通法上安全が確保できるかなどの可能性について警察と十分協議する必要があるものと考えます。本来バス停での乗降が原則となっており、急な乗降依頼による急ブレーキでの転倒事故であるとか、後続車との追突事故等による危険性を考え利用者の安全・安心な輸送面からハードルは高いんじゃないかと考えられます。 次に、西片上駅の階段は確かに昇降が困難な高齢者がおられると思います。また、現在西片上駅のバス停は国道2号に設置しており、西片上駅下の道路には路線バスが運行はいたしておりません。したがいまして、バス停の設置ができないために他の駅までの乗り継ぎ利用は困難と考えられます。そういう中で、今後備前片上駅を発着点とする計画の中での対応を考えるのが現実的なものでなかろうかと思われます。 4点目、鶴海地区での開始される予定のグリーンスローモビリティを使った公共交通空白地有償運送についてでありますが、これは市で購入した車両をNPO法人スマイル・つるみに無償貸与を実施するものであります。他の地区での実施についてはできないのかということでありますが、公共交通空白地であり、かつその地区で協力していただける、実施していただける団体がある場合には実施が可能であろうと考えます。そういう中ですが、タクシー事業者など民業圧迫につながるものとしてのクリアするべき協議も必要であることも御理解をしていただきたいと思っております。 5点目の介護タクシーや福祉有償運送のサービスについてですが、介護タクシーは要介護認定者の方へのサービス、介護の資格を持つ運転手が通院等の乗降介助を行います。このたび、日生地区に新たに介護タクシー竹ちゃんが開業されました。愛乗り生活交通チケットも使用できるわけでございます。福祉有償運送は、身体障害者や要介護認定者の方が利用できるサービスでございます。タクシー運賃の約半額で利用できます。いずれにいたしましても利用者は限定されるわけでございますが、地域の資源として業として成り立つ、それで食べていけるのかというようなことが大切な問題でありまして、せっかくのこういうことでスタートしておることでありますので、広く利用していただけるように行政としても情報提供等支援に努めてまいりたいと、このように考えております。 新型コロナに関する1点目については取下げいただいたようですので、2点目、災害時の避難所におけるコロナ対策についてお答えをいたします。 既存の公共施設16か所で受入れをさせていただきますが、このたび消防庁が示している感染症拡大防止の観点から安全な場所にいる方は必ずしも避難していただく必要はない、また安全な親戚、知人宅へ避難を促すことも有効であるとの御助言もいただいております。運営につきましては、受付で検温やアルコール消毒を行い住所、氏名を記入していただいた後、マスク着用の上世帯単位でできるスペースを確保できるようにして入室をいただくことにいたしております。コロナ関連の疑いのある方につきましては、別室での避難に努めることといたしております。先般6月6日(「9月6日」と後刻訂正)、香登本、伊部自主防災組織の方が実際訓練をしていただきました。市の行いますオンラインによる防災訓練、本部との連携訓練と併せて実施をさせていただきました。 3点目、Go To キャンペーンについてですが、既に実施しているGo To トラベル、9月実施の予定のGo To イート、これから実施されるGo To イベント、Go To 商店街の4つの事業がございます。キャンペーン開始時は東京のいきなりの除外や事業者への情報が少なく分かりにくいなど混乱した面はありますが、観光関連事業者にとっては重要な事業であると思います。市におきましてもイベント中止が相次ぐ中、備前焼感謝祭は観光客の3密を避ける方法として実施期間を1か月間に広げまして分散型イベントにチャレンジしております。また、オンライン備前焼まつりのように、ネットを通じて備前焼の情報発信と販路拡大にもチャレンジしてまいります。備前市へ来られる観光客に対しては国、県等の基準による発熱や体調不良の注意事項の遵守をお願いし、事業者にはアルコール消毒やマスクなど飛散防止、飛沫感染予防対策を徹底していただくなど、観光客の安心・安全に配慮した備前焼感謝祭の誘客の支援等にも努めてまいりたいと考えております。 3番目のふるさと納税について、1点目、返礼品や協力してもらえる工夫はどのように考えているのかについてですが、ふるさと納税受付サイトが実施するセミナーや定期的に提供される情報から得た寄附者の動向や返礼品についての考え方、見せ方を市内の協力事業所とともにそのような情報を共有することによって返礼品の充実と魅力発信を図っております。また、ふるさと納税受付サイトが企画する特集などにも積極的に応募し、オリジナル特集記事を掲載するなど備前市の露出度を高め、より多くの寄附検討者の方の目に止まるよう努めているところであります。また、前回の議会でも紹介いたしましたように、市外友人、知人等へお願いするレター作戦の取組や市外から通勤の職員への呼びかけも必要かと考えて実施いたしております。議員の皆さん方にも、ぜひ御理解と御協力をお願いをいたしたいと思います。 なお、備前市に御寄附いただいた皆さんと継続的な関係性を持つことを期待し、寄附実績とふるさと納税を活用した事業の報告を行っており、返礼品の充実とともに寄附額の増額につながるものと期待をいたしております。 2点目の前回企業版ふるさと納税がなくなった経緯についてでございますが、まずこの制度の仕組みについて御理解をいただきたいと思います。 当制度は、あらかじめ内閣府に対して寄附金の使途について許可を得た事業に対して企業がふるさと納税をしてくださった場合、現在はその90%が事業利益から税控除が受けられる制度であります。前回の備前市企業版ふるさと納税は、平成28年度から30年度にかけて里海・里山づくりにより育まれた産物のブランド化を地域再生計画に掲げ企業版ふるさと納税として寄附をお願いをしておりました。その期間が終了したことによるもので、現在ございません。その終了したことによることであって、その後備前市に新たな内閣府に許可を受けた事業がないということで、現在はそういう状況であります。そういう中ですが、総務省、国は令和2年度より地方創生のさらなる充実強化に向けて地方への資金の流れを飛躍的に高めるという観点から、企業版ふるさと納税について税額控除割合の引上げや手続の簡素化など大幅な見直しが実施されておりまして、市といたしましても財源確保、企業とのパートナーシップの構築に向けて有効な制度であるというふうに考え鋭意積極的に検討をいたしておるところでございます。早急に新たな事業計画案をまとめ、今後のまちづくりのための財源確保に努めてまいりたいと考えております。 以上です。 ごめんなさい。防災訓練は9月6日、先週の日曜です。すみません、6月と言ったようで。 ○議長(守井秀龍君) 再質問ありますか。 再質問に入ります。 藪内議員。 ◆2番(藪内靖君) 私、日生駅周辺で駐車場を整備する必要があると考えますが、駐車場の整備について何かお考えはありますでしょうか。駐車場の増設はJRの利用増にもつながると思いますが、どうでしょうか。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 坂本日生総合支所長。 ◎日生総合支所長(坂本基道君) 日生駅周辺の駐車場整備についての御質問ですけれども、駅前に利用しやすい一定規模の駐車場があればJR利用の増にはある程度の効果はあると思いますが、周辺には利用可能な適地がないというのが現状でございます。現在備前観光協会が運営しております一般駐車区画が5台分ありますが、今年度駅前駐輪場を更新する際に新たに5台程度増設をいたします。合わせて10台の区画が確保できる予定となっております。これらの積極的な利用が図られるように期待するところでございます。 以上でございます。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 藪内議員。 ◆2番(藪内靖君) プラス5台ということで、少しは便利になると思うんですが、やはり駅前にもう滑り込むようにして駐車できて、そのままJRで仕事へ行くと、そしたら渋滞にもつかまらずスムーズに仕事に行けるということで、私長船駅であるとか、邑久駅であるとか、あの辺に駐車場が多いですね。だから、ちょっとそのようなことがどこか見つけることできないでしょうか。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 坂本日生総合支所長。 ◎日生総合支所長(坂本基道君) 先ほども申し上げたんですけれども、周辺には利用可能な適地がないということでございます。駅前にも公園等はあるんですけれども、あくまで岡山県の管理でございます。市の意向だけでは利活用はできないということを御理解いただきたいと思います。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 藪内議員。 ◆2番(藪内靖君) この備前市にある9駅とバスについてなんですが、お年寄りとかが押し車を押しているんですが、乗降の際補助は多分してもらえないと思うんですが、そしたら結局バスがあってもJRがあっても乗れないというようなことになると思うんです。ちょっとその辺何か策というか、お考えありましたらお教え願いたい。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 田原市長。 ◎市長(田原隆雄君) バスの利用についての考え方をもう少し考えていかんといかんのじゃないかと思うんです。やっぱり走ってもしれてる市内の路線ですから、多少時間がかかっても運転手がそこで時間をかけて介護を、ちょっと乗降を手伝うとか、そういうような形での時間ロスを市民の皆さん方が少々時間がかかってもいいじゃないかというような考え方になってもらえるのか、そういうようなことも含めて今後も検討していく必要はあるんじゃないかというふうに思います。JRにしても今駅員が車椅子の人にはエレベーターのない駅では何か手伝ったり、電車に乗るのに介護したりというようなことも、そういうサービスもやっているようなんで、そんな形で利用者に優しいバス運行についても考えたいと思いますが、そういうふうなことを市民の皆さんに一緒に理解するようなバス運行でいいのかどうか、そのあたりも今後皆さんの意見を聞きながら検討してみたいと考えます。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 藪内議員。 ◆2番(藪内靖君) 今市長がお答えくださったようなことを私も望んでいるわけですが、時刻表どおりにいくという一つの使命、そしてもう一方でやはり乗れないのであればそれを幾ら待っていても、誰かほかの方がいらっしゃれば助けていただけるであるとかありますけど、一人ではどうにもできない。運転手の方も、運転席を離れてまでどうにもできない。でも、それじゃ何の解決にもならない。今度JRのほうですけれど、9駅どこも全て陸橋であるとか、そういうものを渡らないといけない。そしたら、もう押し車であるとか、その何ですか、そういうものを持っていると全然乗れないんでですね、非常に困ると思うんです。ですから、そこはもう本当皆さんの我々市民一人一人のそういう見守るという意識とそういうことが必要になると思うんで、また一度皆さんで検討していただけたらと思います。 続きまして、この乗降客が少ないのに例えば便数を増やしてくれであるとか、伊部や備前片上で上下線が入れ替わるようなことを望んでいても、やはりそれはJRとしては全然乗れない話だと思うんで、備前市側でできることとして備前市全体を包むシステムとして、例えば瀬戸内市のJR長船駅から赤穂駅まで、それから和気駅から上郡、相生駅までの莫大な費用がかかるので現実性が少ないのかも分かりませんけれど、その辺を独自のバスであれデマンドカーであれ何らかでもう包み込むようなシステムをもう構築していかないと備前市の弱みである交通ということになっていますんで、その辺が改善できないと思うんですが、どうでしょうか。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 田原市長。 ◎市長(田原隆雄君) 案とすれば面白い案だとは思いますけれども、やっぱりこれは行き止まりということであればそういうことも考えられますけども、山陽線にしても赤穂線にしても通過するところであるんで、それを独自で備前市がというようなことについてはJRと協議するのはなかなか至難な業だと思います。 ただ、土器議員の提案のような長船駅からせめて伊部駅まででも走らせてもらえんかと、その分を市が負担するからというような形での協議ということであれば、それはまた方法があろうかと思います。これとても単に経済的な面だけでのその長船でのストップなのか、ダイヤ全体の問題なのか、その辺のこともしっかり研究して要点を絞って交渉しなかったら、なかなかJRさんとの交渉も大変難しい問題であろうかと思います。せんだって赤穂線を補修するからといって、その間バス運行した例もあるんで、できないことはないと思いますけども、それが持続可能なことかどうかということになると、これは別問題で、ちょっと簡単にそうですねというようなことにはいかないと思います。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 藪内議員。 ◆2番(藪内靖君) ありがとうございます。JRのことでなくてバスを運行させればということだったんですけれど、すみません。 それでは、次に行きます。 先日テレビで真庭のほうで新しくデマンドカーを走らせることになったと、今までは病院へちょっと行くのに何時間もかかった、でもその新しく三菱自工さんからお車をいただいて、それを走らせることになった、1回200円で走らせると、そうしてちょっと待っていただけるんで、もう病院へ行くのも買物へ行くのも非常に楽になったと、備前市でも例えばささめあい号であるとか三石のいきいきサポートですか、そういったサービスがありますが、日生でも1つ増えたようにもうその民業圧迫とか、そういうことと調整はいろいろとありますし、許認可の問題もありますんで簡単にはいかないんですが、そういうサポートを増やすお考えはどうでしょうか。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 田原市長。 ◎市長(田原隆雄君) それは当然考えていけばいいことだと思います。それには鶴海の例では何とか、鶴海さんがやってもらえるとか、地元の受皿ですね、運営していただけるような、そういう受皿があるのかということが大事だと思います。また、今度路線バスのダイヤ改正につきましては、私が担当のほうにお願いしているのは目的バスね、買物バスとか通院バスとか、そういうふうな考え方も考えた、ただ時間ダイヤを回数を増やすということじゃなしにやっぱり利用者の一番目的は何なのかというふうなこともしっかり把握して、そういう考え方もダイヤ改正に考えてほしいなというふうに、ですからずっと路線バスを何回も繰り返すよりも目的別のそういう路線というか、そういうダイヤもあってもいいんじゃないかなというふうにお願いはしております。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 藪内議員。 ◆2番(藪内靖君) ありがとうございます。 それでは、新型コロナに関することをちょっと質問させていただきます。 同僚議員も言っていましたが、商工会議所が先日行った緊急アンケートの結果を当然市のほうでも共有しているとは思いますが、独自での調査であるとか聞き取りはやられていますでしょうか。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 岩崎産業部長。 ◎産業部長(岩崎和久君) 市独自でのアンケート調査などは行ってはおりませんが、先ほど議員おっしゃられました会議所のアンケートですとか、あと今行っております経済対策の中でいろいろ申請を受けたりですとか、そういったようなところでのお話ですとか御相談なんかのときにお伺いしております。 以上です。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 藪内議員。 ◆2番(藪内靖君) 先日商工会議所さんへお尋ねしてちょっとお話を聞いたんですが、いろいろと新しいことも考えられているそうなんですが、先日のクーポン、半額になるやつですね、あのクーポンちょっと周知の仕方であるとか、買えるのが例えば平日に空いている人でないとか買えないとか、ちょっといろいろ不評というか、いろんな意見がたくさん出ていたようであります。今後はまた違うやり方でやってほしいんですが、あと岡山市で先日までやられていましたPayPayでの支払い、それによって20%バックされると、これなんか私はすごく魅力的に感じて実際少し買物もさせてもらったんですけれど、やっぱり得した感があるんで、こういうことを備前市は検討されていませんでしょうか。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 岩崎産業部長。 ◎産業部長(岩崎和久君) 飲食業ですとか観光業ですとか、そういった方々を支援する目的でクーポン発行させていただきました。それで、9月末までの使用ということですが、飲食店ですとか旅館業につきましてはほぼ売り切れ状態であります。備前焼店については半数が売り切れて、あともう少しというところではないかなというところであります。ですので、一番このコロナ禍において困っているところについての経済対策ということで呼び水程度にはなるかもしれませんが、そういう部分では成果はあったなと思います。ですが、議員もおっしゃられますようにいろんな販売方法ですとか広報の仕方ですとか、そういったところにもいろいろ御意見いただいておりますので、今後の施策にいろいろ検討してみたいと思います。 そしてもう一つ、先ほどの岡山市のPayPayの関係ですけれども、岡山市と備前市ではそのPayPayなどが使える、そういう環境が整っていないということが一番大きな問題があろうかと思います。ですから、そのまま備前市でもそれが導入できるかというところでは少し難しいのではないかなと思っております。 以上です。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 藪内議員。 ◆2番(藪内靖君) 先日ひなビジョンで備前市総合防災訓練の様子をちょっと見せていただいたんですが、市長以下皆さん頑張られていまして、その中でパーティションとして何か簡単なテントをぱっと広がるようなものを使われていて個人用であるとか家族用であるとか、それが先ほどちょっと説明があったやつじゃないかと思うんですが、そのパーティションは16避難所全部にあるんでしょうか。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 佐藤市長公室長。 ◎市長公室長(佐藤行弘君) 今議員がおっしゃられましたパーティションにつきましては、発注した数が全部は納品されておりませんので、入り次第順次各避難所に持っていっているところでございます。また、避難所によりましては置くスペースがないというようなところもありますので、それはこちらのほうで管理しておいて避難所開設のときには持っていくというようなことを考えているところでございます。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 藪内議員。 ◆2番(藪内靖君) 先日の台風10号、このときに避難所は一か所も開設されなかったということで、その前には非常に大変なことになるということだったのですが、結局空振りでよかったのですが、今後やっぱり海水温が高いということと高気圧が移動してもっと本土寄りを台風がどんどん通るということなんで、今のその16か所で足りるかどうかと、あとまた増やす候補地などがあるかどうか、ちょっとお教えください。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 佐藤市長公室長。 ◎市長公室長(佐藤行弘君) 今現在小学校を避難所にしているところについては、教室がたくさんありますので、そちらは対応できると思いますが、公民館等避難所にしているところについては不足する可能性がありますので、そのほかの避難所について研究しているところでございます。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 藪内議員。 ◆2番(藪内靖君) それでは最後、ふるさと納税に関しまして、日生漁協さん等も本当生き残りをかけまして新しい試みを今どんどんやっているみたいなんですが、同僚議員も言っていました特産品を増やすなり、いろいろ考慮して観光協会さんであるとか、その辺と協力してふるさと納税の返礼品をどんどん作られていくような努力は今されていますでしょうか。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 佐藤市長公室長。 ◎市長公室長(佐藤行弘君) 返礼品につきましては、毎月審査会に新たなものが出てきますので、新しい返礼品は次々と生まれているというふうに考えております。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。     〔「以上で終わります。ありがとうございました」と2番藪内議員発言する〕 以上で藪内議員の質問を終わります。   ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(守井秀龍君) 会議中途ですが、この際暫時休憩いたします。     午後2時14分 休憩     午後2時40分 再開 ○議長(守井秀龍君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。 次に、中西議員の一般質問を願います。 14番中西議員。     〔14番 中西裕康君 登壇〕 ◆14番(中西裕康君) それでは、通告に従いまして一般質問をさせていただきます。 第1に、私は上から目線の第4次備前市行政改革大綱・備前市行政改革プランの見直しをについて質問していきたいと思います。 なぜ私がこの問題を取り上げることになったのか、私の問題意識は実は水道事業の民営化にありました。公衆衛生の最大の課題であった水道事業、そして産業にとっても欠くことのできない水の問題であります。かつて東備水道企業団時代には、たくさんの職員の方がおられて運営に当たっておられました。今はその運営、経営に必要な職員がいないというのが実情であります。人がいなくなったのは、この行政改革のこれまでの推進、そして技術者がいない、何と課長が異動ができない、つまり技術者は課長しかいない、この課長がいなくなるとこの東備水道から綿々受け継がれてきた水道事業は民営化をせざるを得ない、こういう論であります。私はこの行政改革のその根源は行き過ぎたもの、そして職員の削減、本来自治体固有の仕事の放棄にあるのではないかというのが問題意識であります。 この第4次備前市行政改革大綱・備前市行政改革プランを私も仕方なく読んでみることになりました。読んでみますと、行政改革の視点と取組は未来起点で政策を見直す、市民のニーズを把握する、長期的な人口減を意識する、事業成果の検証、そして協働のまちづくり、なるほど言葉はいいかも分かりません。しかし、その5ページのところでこう書かれてあります。行政改革を推進するときは、これに反対する立場の人が必ず現れます。言い換えれば、全員が賛成する行政改革などはあり得ないということです。例えば統廃合の対象となった公共施設の利用者や補助金などを受けている団体からの反発は当然です。 ただし刻々と縮小していく時代に明らかにそぐわない制度や施設を存続させることで生じる人的、時間的、財政的な損失の大きさを考慮すれば一刻も早い決断が必要であることは明白です。また、説明すれば理解してもらえる、反対していた人が賛成の立場に変わるということは少ないのかもしれません。しかし、多くの市民が納得し、そして将来の多くの市民があのとき変えてよかったと振り返られる取組であれば自信を持って進めていきましょう。つまり反対があってもやるということであります。 私は、もう少し柔軟なこの行政改革の取組が行われないかというのが最大の疑問であります。同時に、このしなやかな改革をする上でも、私は理念と方法論が大切だと思います。民間委託をすればいいという事柄ではなくて、自治体固有の事務をどのように守りながら行っていくのか、ここがやっぱし大切だと思います。例えば今現時点では、幾ら今の行政改革でも例えば戸籍の業務を、あるいは徴税の業務を民間委託にする、こんなことは書けないはずであります。これは固有の自治体業務の大切なところであります。私はその点で自治体固有の事務、本来の地方自治の本旨を忘れてはならないのではないかというふうに思うわけであります。この方法論がないところは例えば使用料、手数料についてはどうしていくのか、これを値上げをしてまいりますというふうに財源の確保と配分、施設使用料等を見直す、施設使用料を適切に設定することで受益者負担の適正化を実現するというふうに書かれてあります。私はこのときに例えば市民の皆さんの意見を聞きながら、あるいは市民の皆さんに納得してもらうためにも、この手数料あるいは使用料の審議会を作って、そういうのを諮ってまいりますと書くのなら方法論として分かるわけであります。しかし、それすらなくやりますということがあるわけです。私は、そこには市民の皆さんの顔が前面に出ていない大きな問題があります。行政改革というのは市民の皆さん、そして市民の皆さんとともに私は行っていくものだというふうに考えています。もっと理念と方法論がないのはなぜなのか、私は理由をお聞かせいただきたいと思います。 また、まちづくり会議だけでは、この市民が主役の中身を表すことはできないのではないでしょうか。そして、思い起こしていただきますと、備前市の特徴として多数の事業所が存在していることが大きな特徴でもあります。その企業や事業所の協働について確かに文言はありますが、もっと大きなウエートを占めてもいいのではないか、備前市の特徴として中間の人口が多い、あるいは工業出荷高が県内常に5位に入っていること、これまで行政の推進に対してもコロナ対策でも感じるところですが、この企業、事業所の貢献は私は大きいものがあると思っています。協働とうたっていますが、もっとこの企業、事業所、あるいは市民の皆さんとの協働が進むべきところではないかと思います。 4番目に、この経費の削減だけで行政改革が進むとお考えになっておられるのでしょうか。決してそんなことは私は市長、考えておられないと思います。私は今の国の政策、新自由主義的なもうかればよいという、こういう理屈に立った国の政治を大きく改めることがまず大切でありますが、この中で行われるのが交付税の削減や国庫負担金の削減であります。これは三位一体改革でのこれまでも大きな後退がありました。また同時に、国庫負担金もこの十数年ずっと見直されてきています。私はこの国の改革は当然でありますが、この行政改革プランの中でも書かれています、特に少子・高齢化、人口減、収入の減、社会ニーズの増大という中での大きな社会全体の枠の中で考えていくことが大切ではないかというふうに考えています。そういう点に立って考えてみれば、私は自治体の財政そのものは小さくなっていくかもしれない、しかしながら自治体は小さくなりながらも、地域と自治体を取り巻く関係からいくと大きな自治も考えていってみてはどうかということを御提案しておきたいと思います。そもそも自治体がないかつて過去の歴史の中では、私たちは共同生活を営んでまいりました。この共同生活の単位が一つの市民社会、地域社会としての市民社会であります。市民社会のこの規模が徐々に大きくなるにつれ、その仕組みが複雑になってくると、これを統括する専門のセクションが必要になってきます。それが自治体という専門的なセクションになるわけであります。自治体は住民から市民から信託を受けた専門機関ですから、市民社会の意見を絶えず集めて現実の政策に反映させていくことが大切であります。これまで自治体の一般財源をはじめとする財政規模が絶対的、または相対的に縮小していくとすれば将来の自治体の規模は確かに小さくなります。しかし、これに対して市民社会、共同体社会、市民や事業所も含めた企業、相対的に独立した変化を行うことが可能ではないかというふうに思うわけであります。私は地域社会を支えていくという意味も含めて、この市民の皆さんや事業所、企業と一緒になっての小さな自治体ではなくて大きな自治を目指していくべきではないかというふうに思うわけであります。市長のお考えをお聞かせ願いたいと思います。 さて、私はここで書かれてあります改革よりも直ちにできる組織改革があるのではないかと思っています。幾つか指摘をしたいと思います。 まずは、この私も2年間ずっと温浴施設の計画が保健課より説明をされてきました。私は、この温浴施設の計画は保健課の提案する仕事ではなくて企画課の仕事ではないかというふうに思っています。まず、この温浴施設にして保健課が担当する、その前の作業が必要ではないかというふうに思うわけであります。 また、2つ目に指摘したいのは備前市のサイクリングターミナルでありますが、これも厚生文教委員会所管の市民協働課であります。私はこのサイクリングターミナルは産業観光、この観光の面が強いのではないかというふうに思いますが、市長はどのようにお考えになられますでしょう。 3つ目は、三石の出張所でありますが、今市民課、そして今度の地鎮祭の中では社会教育課が担当していますが、備前市の財産として管理すべきではないかというふうに思います。本来なら、工事も庁舎再編整備課が行ってもおかしくはないところであります。アルファビゼンの対応を見ても、そうではありませんか。また、建設後の管理は管財課で行ってもいいのではないかとさえ思うわけであります。 これまでのコロナ対策と今後の課題についてでありますが、これまでの感染症対策、経済の景気対策、雇用対策の検証は行ったのか、行っていればその成果はどのようなものか、行っていなければ今後行っていくべきではないかというふうに思いますが、市長の御見解をお伺いをしたいと思います。 続きまして第3波、インフルエンザ流行期に備えて市民の不安を解消すべきPCR検査体制の備前市の構築をどのようにしていくのか、お聞かせ願いたいと思います。 私が一般質問の通告を出した後、その後9月5日、これは朝日新聞ですが、コロナ相談受診方法転換、この中の記事を御紹介させていただきますと、発熱症状などがあり新型コロナやインフルへの感染が疑われる人は、まずかかりつけ医など身近な医療機関に電話相談、そこが指定医療機関なら受診の予約をする、そうでない場合は紹介してもらう、指定医療機関がどこなのか、地域内全ての医療機関が把握する仕組みを作る、風評被害が起きるおそれなども考慮し指定機関を公表するかは自治体が判断する、この診療検査医療機関に参加する医療機関数は現時点では明確ではないが、加藤勝信厚労相は4日の閣議後会見でできるだけ多くの医療機関を指定してほしいと述べ財政支援を検討しているということを明らかにしています。 現在8月8日付の朝日新聞の記事を読んでみますと、岡山県では1日の検査能力の最大数値は280、しかし患者の最大推計値は693で、検査能力が不足している、30都道府県で不足しているというのがこの結果であります。備前市は、今議会へインフルエンザワクチンの接種について対策費を計上しています。県が小学生以下の金額全額補助、市は独自に中高生を全額補助で、高校生以上については64歳まで、あるいは65歳以上も2,000円の自己負担とする、こういう体制を取っているわけでありますが、今後インフルが流行する中でインフルとこのコロナを識別するPCR検査はどうしても必要になってまいります。この体制はどのように構築していくのか、医師会ともお話はあったのではないかと推測をしますが、お考えをお聞かせ願いたいと思います。 続きまして、3番目に国民健康保険に傷病手当金制度を拡充してはどうかということであります。 御存じのように、傷病手当金とは公的医療保険に加入している人が仕事中の事故以外の理由により病気やけがをして、その療養のために仕事を休んだ場合、所得の保障を行う制度です。公務員共済や協会けんぽなどは、この制度があります。国保にも制度があったものの、実施する自治体は今までありませんでした。しかし、今回政府は3月10日、新型コロナウイルス感染症に感染した被用者に対する傷病手当金の支給について等事務連絡を行って、この傷病手当金を支給することについて検討していただきたい、そして条例を制定して支給することができるようになりました。備前市も、そうなりました。しかし、大きな問題が2つあります。 1つは、コロナという疾患の対象だけではない。私は今回コロナだけでなく、この疾病の拡充をお願いをしたい。 2番目は、雇用関係にある国保の中の従業員だけでなく、全ての国保加入者に拡大をお願いしたいというふうに思うわけであります。雇用関係にあるというのはなかなか難しい判断ではありますが、ぜひこの機に御検討をお願いしたいと思います。 続きまして、経費節減、切磋琢磨ではなく行き届いた少人数学級で全ては子供たちのためにを実現しようではありませんか。 このコロナ禍の中で、今子供たちは長期の休校を経た状態は手厚い教育、柔軟な教育を求めているのではないか、学びの遅れと格差の問題が大きな問題です。休校中の学校は課題プリントを配りましたが、先生や友達とのやり取りもなく習っていないところを1人で学ぶのは大変無理があると思います。保護者が教えられるかどうか、通塾やネット環境の有無など、これまでとは違う深刻な状況が出てまいっています。 もう一つは、不安とストレス、子供の多くは学校が始まって楽しんでいると思います。その一方で、コロナのことを考えるとやはり不安、集中できない、いらいらしてしまう、こういった状態は明らかに手厚い教育と柔軟な教育を求めているのではないかと私は推察をするわけであります。そういった中で、この7月初めには全国自治会長、全国市長会会長、全国町村会会長の3者が連名で緊急提言を出し少人数編成を可能とする教員の確保を文科大臣に要請した、そして教育長にもお話をさせていただきましたが、日本教育学会が5月22日に緊急提言を行いました。また、6月22日の日経新聞によれば、全国連合小学校校長会の会長がウイズコロナ時代には20から30人学級がと語っておられます。ここも校長会は国に要望書を出しておられますが、全国の各大きな団体からこういった要望が出されているわけであります。同時に、安倍政権のいわゆる骨太方針では、経済財政運営と改革の基本方針では少人数指導によるきめ細やかな指導体制の計画的な整備について関係者間で丁寧に検討すると述べておられます。これまでこの経済諮問会議といえば、少人数学級を進めると国会で答弁し少人数学級の機運が盛り上がったときに、それを批判して頓挫させた委員会でもあります。ところが、その上で萩生田文科大臣が7月20日の政府の教育再生実行会議で、少人数学級を私は目指すべきだと個人的には思っていると語っていることが明らかになりました。また、大臣は新たな感染が起きたときに、これはとてもではないけれども40人学級は無理だと語っておられます。骨太の中では学級編制を見直さずチームティーチングなどの少人数指導で対応する選択肢も含まれることになっていましたが、この文科大臣としては学級編制見直しの必要性に踏み込んだ答弁をこの間しているのが大きな特徴であります。私はやはり少人数学級を進めていく、こういうことをもう一回思い起こしていただきたいと思っています。その上に立って考えてみるならば、三石中学校と吉永中学校の統廃合はもう一度私は中止をし考え直すべきではないかというふうに、もう一回お考えをただしておきたいと思います。そして、その上で議会の議決はどのように受け止めているのか、中学校統廃合は地域住民の十分な合意を得て行うことを求める請願、備前市中学校統合計画について急いだ決定は行わずに時間をかけて慎重な検討を行うことを求める請願がこの議会で可決されているわけであります。この議決はどうお考えなのか、お聞かせ願いたいと思います。 その上に立って、8月の厚生文教委員会である議員からこういう話がありました。保護者は話合いは合意をしているが合併を前提とした話合いを了解したわけではないというふうに、私のところにこの保護者の方が言ってきているという話であります。同時に、備前市の自治会連絡協議会が先ほど行われましたが、合併問題については話合いをしようという声に対して、そのとおり必要だという声が出ている、この事態もあるわけであります。教育委員会が、もうこれで十分というふうには事足りているというふうには思えないのが実情であります。 また、備前市の宝である片上小学校給食調理場の存続の問題でありますが、私はこれまでも何人かの校長先生にお伺いをしてまいりましたが、皆さん片上の給食がやっぱしうまいというふうに言われました。アレルギー食の問題や災害時の炊き出し、感染症や食中毒のリスクの分散、そして地産地消を進めていく上でも大きな役割をこれまでも果たしてまいりました。そういう意味では、大規模給食調理場のリスクは大きいものがあります。今自校方式では小浜市など全国でもこの豊かな実践が行われて、なるほどというものがありますが、この存続についてもう一回立ち止まって考えることはないのか、お聞かせ願いたいと思います。私は経費節減ではなく未来への投資をして、全ては子供たちのためにを実現しようではありませんか。教育長、どこかで子供目線でなく大人の目線が入ってしまったのが今回の統合あるいは自校方式の放棄ではないかというふうに思うわけであります。 5番目に、備前焼ミュージアムの改築が急務であります。備前市の観光と文化の結節点を整備するのが私は急務ではないか、最大の課題であり拠点の整備が必要ではないかと思います。なぜ改築がされないまま放置されているのか、災害の復旧動脈としての国道2号、備前市周辺の耐震化整備の状況はどうなのか、ミュージアムの耐震化をどう進めるのかを私はお伺いをしておきたいと思います。 最後になりますが、備前市の新庁舎が修理されていますが、その理由についてお聞かせを願いたいと思います。 私は、新庁舎建設に当たっては一度立ち止まってゆっくり検討してみるべきだという考えは持っていました。同時に、この新庁舎が完成して新庁舎北面の基礎から上の低い1メートルぐらいあるものでしょうか、コンクリート壁にペイントがされていますが、そこに筋がありました。いつの間にか、その筋はどうも修理をされたような跡が歴然と何本か修理の跡が残っています。まだ建って半年もたたない、私が気づいたのは6月頃だったでしょうか、僅かな間にそういうものが出てくるというのは何があったのか、そしてその亀裂を修理したところ、そこを通って私も見るわけであります。ほかの市民の皆さんも、気づいた方もおられると思います。市の幹部の方にお話をしましたところ、その幹部の方も御存じでした。やはり目につくところであります。どうしてそういうものが起きてしまったのか、理由についてお聞かせを願いたいと思います。 以上であります。 ○議長(守井秀龍君) ただいまの質問に対する答弁を願います。 田原市長。     〔市長 田原隆雄君 登壇〕 ◎市長(田原隆雄君) それでは、中西議員の質問に順次お答えをいたします。 まず、1番の備前市行政改革大綱及び備前市行財政改革プランの見直しについてでございますが、これを上から目線でのことじゃないかと、受け止められているようでありますが、誠に残念なことであります。このプランは、市の経営の中枢に携わる三役と各部長を構成とする行財政改革推進本部において昨年度練り上げたものであります。このプランが実務担当者から持ち寄った内容を組織として職員として取り組むべき目標を掲げたものであるわけであることを、まず御理解をいただきたいと思います。 1点目の理念と方法論がないとの指摘でございますが、理念につきましては未来起点の発想に基づいて経営資源を適切に分配することとして、特に大綱部分に詳しく規定させていただいております。御指摘のように自治体固有の業務については当然継続していくことであろうかと思いますし、方法論につきましては各所属が毎年取り組む目標管理制度において事業レベルで改善目標を立てて進捗管理することとしております。業務の民間委託につきましては、これまで当たり前のように処理していた業務でも手順を細分化してみることによって一部外注したり、RPAを使って自動化したりといった効率化を期待するものでございます。また、外部委託できない部分についても業務全体を丁寧に見直すことで改善につながる気づきが期待できるわけでございます。使用料、手数料等の審議会の設置については、研究をさせていただきたいと考えます。 また、2点目の市民が主体と考えられていないのかという見解ですが、総合計画というものは、これは市民が主役でございます。この行政プランが組織や職員を対象として自助努力をすべき内容として示したものであり、計画は実行してこそ意味のあるものであり、お気づきの点は今後も御指摘いただければよろしいのではないかと思いますので、よろしく御指導をお願いしたいと思います。 3点目、備前市に多くある事業所や市外の事業所との協働についてでございますが、これからの時代に不可欠であろうと考えておりますので、02各種団体との協働するの取組の中で進めていけばよろしいんじゃないかと思います。 4点目、経費の節減だけで行革が進むのかについての御指摘ですが、経費の削減だけで行革が進むとは考えておりません。町は、みんなのものと考えております。私もたまたま市民の代表としてこの場に立ち、市民のいろいろの問題をお預かりしている立場にすぎません。持続可能なまちづくりのために行政サービスの質の向上、組織や職員のモチベーションの維持なども考え合わせてバランスを考えていくことが重要であろうと、このように考えております。 5点目の大きな自治を目指してはどうかという提言でございますが、市民や事業所、関係団体との連携強化や新たなネットワーク構築によって地域課題の解決に取り組むべきだという意味であるならば、大きな自治という考え方には私も共感でございます。 組織改革について温浴施設を企画課にとか、サイクリングターミナルを管理は観光課と、三石等具体的な指摘についてでございますが、同感するものもございます。組織には目的があり、人員配置にはその業務が最も円滑に遂行できる所管に割り当てるなど、適材適所を考慮した上で必要に応じた事務分掌が与えられるわけであります。市長として私が3年間経過して痛感していることは、合併して15年たちますが、まだオール備前としてできていない、どうすればワンチームとしてオール備前として進んでいけるかという葛藤でございます。備前市の発展には、多くの可能性があります。個々の職員の能力もすばらしいと感じております。しかしながら、どなたかの答弁にも申し上げましたが、議員の皆さん方も問題点の指摘に加えて具体的な提案やともに問題を解決していこうじゃないかというような姿勢もぜひお願いをしたい、このように思っております。今回も議員各位からいろいろな御質問とか提言を、また多くの問題提起をしてくださいました。私たちは、それらの中から取捨選択して具体論を皆さん方に提案するわけであります。そのような中で、ぜひ他のほかの人たちの仕事や立場も理解し共存、共生する気持ちが持っていただかなければ物事は前に進みません。3年間の実務の中で気づいた事柄、人事の見直しや機構改革の必要な点も少しずつ見えてきました。私も日生町長として12年、そしてこうして3年間の市長の事業に取り組みまして、何事もせずに野垂れ死にするよりも失敗を恐れずにできることから1つずつ地道にしていくことだと、このように行動指針として考えております。 大きな2番目、これまでのコロナ対策と今後の課題についてでありますが、景気対策、雇用対策についての検証は掛谷議員にお答えしたとおりであります。 なお、実施した支援策につきましては賛否両論、決して全てが終了したとは考えておりません。新型コロナの終息の兆しも見えない現状の中で景気対策、雇用対策についても引き続き国、県の動向、制度を注視しながら他自治体の情報も収集しながら今後も事業者支援策を検討実施してまいりたいと考えております。 そういう中で、コロナ対策の検証と今後の課題についてですが、感染症対策といたしましては国、県の補助や民間各種団体、個人等から善意を受けながら広報紙、ホームページやチラシ等による啓発、高齢者施設へのマスクの配布、和気医師会を通じての医療機関へのマスク、フェースシールド、防護服、アルコール消毒液等の配布、市民の方を対象にした微酸性次亜塩素酸水の無料配布等を行いました。結果として、市内では現在まで陽性者が出ていない状況であります。これらは市民の皆さんの御協力と、感謝をいたしております。今後の問題は、新型コロナ感染症が終息しないままインフルエンザの流行期を迎える可能性がございます。インフルエンザは新型コロナウイルス感染症と同様に発熱を伴う症状であることから、市民の不安解消、医療機関の混雑逼迫を回避するために、まずはインフルエンザの予防接種を市民の皆さんが受けやすいように、県の制度に加えて備前市としての補正予算を計上させていただいているところでございます。また、PCR検査体制につきましては、和気医師会や医療機関とも相談しながら必要な方が受けられるように検討してまいっております。 3番目、国民健康保険に傷病手当金を拡充してはどうかとの提案でございましたが、新型コロナウイルス感染症に係る傷病手当金の支給につきましては国の財政支援の基準に基づいて被災者を対象に5月臨時議会で条例改正を行ったところでございます。今般国の財政支援の適用期間が令和2年9月30日までであったものが12月31日までに延長されましたので、本市におきましても適用期間の延長を行う予定でございます。議員御提案の支給対象の拡充につきましては、今後の国の動向や県下市町村の状況を注視しながら検討させていただきたいと思います。 4番目の新しい時代の学びの環境整備に向けた緊急宣言についてでありますが、当然市長会も名を連ねておりますので承知はいたしております。少人数学級により3密を避け子供たちの学びを保障するための要望であると理解しており、併せて教員の確保の必要性にも言及してございます。 中学校の統廃合、片上小学校給食調理場に関しましては教育委員会において専門的な立場から御検討いただき方向性を示されたものと考え、設置者として最大限支援をしていくことが市長の役目と考えております。内容につきましては、教育長からの答弁とさせていただきます。 5番目の第1点目、備前焼ミュージアムの改築、耐震化の件でございます。 この件につきましては、監査委員さんのほうからの意見書で早期に結論を出して必要な対策を投ずべきだというような意見書もいただいております。同時に、当施設は近隣の公共施設とも一体化となって検討するべきだという意見もいただいております。観光と文化の振興に資する重点施設として、備前焼ミュージアムの整備の方向性を決定していくべきだと考えております。そういう中で、なぜ改築しないで放っているのかというような詰問をいただきましたが、決して放置しているわけではありません。我々は言って何ぼの世界ではなく、資金面を含めた具体的な対応策を模索していかなければなりません。夢とそろばんということがございます。耐震改修を含めた施策には、相当な工事費が必要でございます。そういう中で、現施設を耐震化補強のみで済ませると、展示面積が減少するわけでございます。施設はその施設なりの目的があり、その後の活用方法も併せて検討していかなければなりません。現在公共施設マネジメント計画の策定の協議中であり、手をつけるべき数多い施設の中で何をどの施設を優先すべきか、またその施設についてはどのような財源の手当てがあるのか、工事費のコスト比較を踏まえ耐震化やリノベーション、建て替えも視野に検討しているところでございます。 そのような中で、3点目の国道2号備前市周辺の耐震化整備の状況についてですが、備前市では緊急輸送道路沿道建築物の耐震改修事業として当該施設、すなわち備前焼ミュージアムも含まれておりまして、市内で5件ございます。1件は既に除却撤去をしておりますし、1件は今年度耐震改修完了の予定であり、残りの3件中2件は個人住宅であり今後の方向性について現在所有者と協議を行っており、残り1件は御指摘の備前焼ミュージアムでございます。 4点目、ミュージアムの耐震化はどう進めていくのかについては前項の答弁のとおりですが、財源確保の指標として備前焼ミュージアムのほか観光施設や文化施設を統合させるなど、今後検討委員会を設置するなど方向性を定めてまいりたいと思います。具体的に申し上げるならば、伝産会館と合築してはどうかであるとか図書館と一緒に考えるというようなことがあるとか、いろいろな形で検討していかなければならないと考えております。 6番目、新庁舎北面の基礎の亀裂修理についてですが、御指摘の部分につきましては基礎部分ではなく腰壁の一部分であり、構造耐力上影響があるものではございません。1階腰壁は建築物として一般的にひび割れが起こりやすいような場所であり、これを完全に防ぐことは不可能であるようであります。建築物ではあえて目地を設けて、そこへひび割れを集中させることで美観を損ねるようなひび割れが生じないような工夫を施しているようであります。しかし、今回はその目地とは別の箇所にひび割れが生じたため、早急に補修を行っておるものでございますので、御理解をお願いしたいと思います。 ○議長(守井秀龍君) 奥田教育長。     〔教育長 奥田泰彦君 登壇〕 ◎教育長(奥田泰彦君) それでは、私のほうから4番、中学校統廃合についてお答えしたいと思います。 先ほど来、中西議員のほうから少人数学級の推進についての情報提供をいただいております。少人数学級を要望した緊急提言、これが実現して35人学級となれば少人数学級実現に近づくわけであり、市教委としてもその動向を注視しております。そうこうしているうちに、先日新型コロナ収束後の新たな学びの在り方検討教育再生会議の中で少人数学級を計画的に整備する方向で議論されているようです。先ほど中西議員もおっしゃいましたが、文部科学大臣も少人数による指導体制の計画的整備の在り方について議論し、次の体制へ引き継いでもらうようにしたいと、そういうふうにはっきり述べられています。世の中が35人学級の実現に向けて動き出しておるというふうなことで、非常に期待したいと思います。現在現行は40人学級であります。これ約30年近く標準法で決められたものが変わっておりません。私も教員の若い時代は45人学級で44人の子供を担任したことがありまして、早く35人、30人というふうな少人数学級の実現に向けて国も動いていただきたい、大きな後押しとして期待したいというふうに思います。 三石中学校と吉永中学校の統廃合についてでありますが、これまで実施計画案について議員御指摘のように賛否両論様々な意見が出ていることは承知をしております。全ての方の賛成を得ることは困難でありますけれども、教育委員会としては中学校の教育環境を整備し子供たちが社会性を育みながら健全に成長し充実した中学校生活を送れるよう統合を進めていきたい旨、丁寧に説明を重ねてきたところでございます。2校統合実施計画案を公表して以来、今年度について言いますと三石小学校、三石中学校、吉永小学校、吉永中学校のPTAの役員の方との協議や三石小学校保護者の方との意見交換会などを実施しましたが、それまでの状況も踏まえ令和2年7月の教育委員会会議定例会において協議をした結果、実施計画案は成案として承認され三石中学校と吉永中学校の統合について実施計画に沿って進めていくことになりました。現在統合準備委員会の立ち上げに向け、保護者や学校等の協議調整を進めております。今後は統合準備委員会を立ち上げ令和4年3月の統合をめどに、関係各位の御協力を得ながら統合に向け準備を進めてまいりたいというふうに思っております。今後様々な課題へ万全の対応をしていきたいという気持ちでおります。 次に、請願について御質問がありました。御指摘の2つの請願、1つが統廃合は十分な合意を得て行うこと、もう一つが時間をかけて慎重な検討を行うことでありますが、この御指摘の2つの請願は4校統合案を教育委員会が提案し意見交換会を実施している中で採択されたものです。教育委員会としては大変重く受け止め、その趣旨を踏まえて対応してまいりました。具体的には意見交換会を重ねる中で、4校統合案では市民の合意形成が図れないというふうに判断し、2校統合案に修正し実施計画案として公表いたしました。さらにその実施計画案を基に意見交換会や説明会を重ね、できるだけ多くの市民の皆様から意見を聞き取るよう努めてまいったところでございます。 次に、片上小学校給食調理場についてですが、30年以上経過しているため今後施設、機器の更新に多額の費用を要すること、共同調理場においても多額の更新費用を投入していること、片上小学校給食調理場は1食当たりの経費が他の共同調理場と比べて約2倍程度かかっていること、また本市全体の給食調理につきましては児童・生徒数の減少、学校の統廃合などにより調理数に余剰が発生している中で将来的に安全・安心な給食を提供するため施設の再編を実施していく必要があります。こうした理由から、片上小学校給食調理場は廃止の方向で考えております。 なお、本年6月に片上小学校PTAの方に説明し、7月に保護者宛てに給食調理場廃止についての文書を配布し、理解に努めてまいりました。 最後に、未来のために子供たちへの投資をすることは、私も非常に重要なことだと考えております。今後とも、市長部局に財政面での協力等支援をいただきながら進めていきたいというふうに考えております。 以上です。 ○議長(守井秀龍君) 再質問ありますか。 再質問に入ります。 中西議員。 ◆14番(中西裕康君) まず第1に、この上から目線の第4次備前市行政改革大綱・備前市行政改革プランの見直しというところでありますが、上から目線というのは大変残念だというふうに市長はおっしゃられました。しかし、私が先ほど読み上げましたところ、職員の視点というところで読みましたが、ここのところを市民の皆さんが読まれたらどのようにお考えになるでしょう。これはやはりさすが備前市の出すプランで立派なものだというふうに思われるでしょうか。ここのことを、まずお伺いをしておきたいと思います。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 田原市長。 ◎市長(田原隆雄君) まず、行財政改革はするべきだという市民の声は当然あろうかと思っております。そういう中で、市民の皆さん方にお願いしなければいけないというところもあろうかと思いますが、まず我々は仕事をさせていただく職員の取り組むべき目標についてを中心にこれを考えているんだということをまず御理解をいただきたいと思っておりますし、市民向けに協力をいただくところについて強要するような項目があるということであれば、これはまた議会を通じて皆さん方から御指摘いただければ、それは結構なことじゃないかと私はそう思いますけど。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 中西議員。 ◆14番(中西裕康君) だから、私は先ほどのところを読み上げたわけです。これ市長、当然これは市長も目を通しておられるものだと思います。当然その私が一般質問の通告をしているわけでありますから、私の聞き取り調査をした方もどこが問題なのかという指摘はしておきましたので、もう一回読みますけど、例えば統廃合の対象となった公共施設の利用者や補助金などを受けている団体などからの反発は当然です、こういう言い方をまずしているわけです。私は、まずこういう言い方がふさわしいかどうか、行財政改革が必要だという大前提があったとしても、どのように私はその進めていくのかと。市長は先ほど未来起点で政策を見直すということを言われましたが、私は備前市の、あるいは全国の自治体固有の事務はどこなのか、ここは譲れないぞというところがある、しかしここは改善するべきところがあるんじゃないかと、こういうようなところがあるわけですが、その視点が全くないわけですよ。だから、公の仕事と民間の仕事の仕分がまずない。そういう中で、未来起点で直す、こういうものだけあるわけです。直すとすれば反対があっても当然だと、一刻も早い決断が必要だと、自信を持って進めていきましょうと言いながら、先ほど私が指摘をしましたが、財源の確保と配分、施設使用料を見直す、こういうふうに勝手に見直しをしますという案だけあるわけです。私はこれを市民の皆さんに理解を求め説明し、そして納得をしてもらう、そういう方法論が必要ではないか、そういう方法論としては私は審議会を作って、そこに市民の代表が入って、この金額が適切かどうかということを話をしていく、そういう方法論があるんではないかと、ところがそういうものは一切ないわけです。ここがやはり問題ではないかというふうに言っているんですけど、市長いかがでしょうか。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 田原市長。 ◎市長(田原隆雄君) そういうような具体的な問題については、当然料金改定については議員の皆さん方の意見もお聞きしますし、当然審議会は開いていろいろ議論をするわけであります。また、その審議会を開いて提案することについても、議員の皆さん方の理解がなければ前進することはできないのは当然のことだろうと思います。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 中西議員。 ◆14番(中西裕康君) 私は市長、今の発言はびっくりしました。恐らく他の職員の方は分かっておられると思うんですが、この手数料、使用料の審議会があるのはただ1個です。ほかのところは一切この使用料、手数料についてはないんです。どうですか。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 佐藤市長公室長。 ◎市長公室長(佐藤行弘君) 使用料につきましての審議会につきましては、上下水道の料金についての審議会が1つございます。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 中西議員。 ◆14番(中西裕康君) つまり市長、そのほかのところの施設使用料を見直すなんていうのは審議会がないんです。まず、審議会作らなくちゃいけない。私は、これまでも議会でその審議会がないことを問題提起をしてきました。その審議会があって開かれるんなら、まだ分かりますけども、ないままこれをやるということですから、それは私は方法論として間違っているんではないかと言っているんです。そこで、審議会で市とすれば十分皆さんに説明をし納得をし合意をしてもらって、これで行くぞということで議会へ出てくる。ところが、そのプロセスがないのがこの使用料、施設の使用料、手数料なんです。それはいかがでしょう。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 田原市長。 ◎市長(田原隆雄君) よく分かりました、意味はよく分かりました。そういうようなことであれば、当然意見を聞く必要があろうかと思います。必要があれば審議会を作ればいいんじゃないかと、そのように思います。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 中西議員。 ◆14番(中西裕康君) 必要な審議会をぜひ私は作っていただきたいというふうに思います。 続きまして、じゃその固有の業務、この行政改革を進めていくのは職員の役割なんだということでありますが、この行政改革を進めてきた結果、水道の職員が技術職がいなくなってしまった。課長しかいなくなってしまった。民間に委託をしなければいけない。こういうことになってきたわけでありますが、じゃその水道は自治体本来の固有の業務であるかどうか、この点についてお尋ねしたいと思います。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 田原市長。 ◎市長(田原隆雄君) 水道業務は、命と健康を守る大切なものであろうかと思っております。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 中西議員。 ◆14番(中西裕康君) ではやはり、水道の事業を守るために人員を増やす、そこに人員を当てる、そういうことを私はしていただきたいと、私は自治体本来の固有の業務を守っていく、このことが一番大切だと思います。何といっても水というのは今のコロナの感染の話ではないですけど、そもそもが衛生対策、ここが一番の要、特にあったわけであります。だから、日本もこれはこの水のところについては昔でいえば内務省、今でいえば厚生労働省が管轄するところが所管をしていたわけであります。私はこの水の問題はそういう国民の、あるいはその市民の命を守る上で最も大切な業務として国や自治体も今まで位置づけてきたわけであります。だから、このことを民間委託をするなんていうことは普通は考えられないわけです。今新自由主義の下で、こういうところは金もうけになるから民間に委託しよう、民間に委託してくれというような世界的な動きがあったわけですが、今ベルリンでもパリでももう一度公がやろうじゃないかと、民間に委託したのはよくなかったということで民間から公の事業が返ってきているというのが世界的な趨勢であります。今その世界的な流れの中で、備前市だけがちょっと違う方向に行っているということであります。やはり市長の言われるように、固有の事業として私はこの水道については守っていただきたいということをお願いをしておきたいと思います。 そしてその上で、この行政改革よりも直ちにできる組織改革はあるのではないかというところで、私は3点お尋ねをしました。市長ももっともだと思うところがあるというふうにおっしゃられましたけども、この3つの点については市長はお答えになられませんでした。私は少なくとも一般質問の通告の段階で、この3つのところは通告で上げておいたところであります。この温浴施設の計画、まず温浴施設の計画は保健課に直接来て、これが保健施設で使えないかどうか、企画で練ってどういうような使い道があるかどうかというところで保健ヘルスの事業で使えるんだということで保健課に来るなら分かりますけども、そこのところを省略した段階で温浴施設に来る、温浴施設が保健課に直接に来る、本来の私は課長業務にこういうものは余分なものだというふうに思います。こういうものを取り除いてあげれば課長は本来の業務に戻れて、きっといい仕事が私はできるんだと思っています。職員の能力を引き出し、その価値を高める、このことを考えれば私はお金に換算できない行政改革だと思いますけど、市長いかがお考えでしょうか。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 田原市長。 ◎市長(田原隆雄君) まず、前段の水道事業は命と健康を守る大きな意味での大切な業務だというふうに受け止めておりますことと、行財政改革に取り組むことについては、これはまた別問題であるという認識も持っております。やはり省けるものは省き、改善するべきものは改善するべきだと。御指摘のように、一時コンセッションというような形で考えておりました。そういうふうなことについては具体的には担当から答弁させますが、全てのものを民間に委託してしまうんだというようなことではないということは、まずもって理解をしていただいておきたいと思います。 それから、温浴施設の問題につきましては、残念ながら2回の議会からの了解がいただけませんでしたけども、まず温浴施設は健康保健施設という形で、あれを取りやめるときにもあの施設を第2のアルファにしないようにと、十分にそれが活用できる工夫も考えるという全会一致の決定もいただいておるわけであります。そういう中で、あの施設の活用方法について検討をしてまいっております。当然何も保健担当の者だけにその仕事を押しつけているものではございません。備前市全体の中で必要なプロジェクトチームを作りいろいろな検討をしている、その取りまとめの課が保健課だというふうに御理解をいただいておきたいと思っておりますので、現在の問題で問題でないと思っております。 それからサイクリングターミナル、それについては私も、これは全く同感であります。しかしながら、私が就任する以前から所管がそのようになっており、何とかそれを早く今御指摘のようなことでするべきだという意見は持っておりますけれども、それに至っていないということが現状であります。 三石支所につきましては、市民課で担当しているが市の財産として管理する、当然市の財産として管理していくんじゃないでしょうか。私もそこまで詳しいことは分かりませんけど、日生支所なり吉永支所と同じような扱いで十分じゃないかと思いますが、いかがでしょうか。反問権になって悪いかな。 ○議長(守井秀龍君) 市長が言われたコンセッションについて、担当のほうから説明いただけますか。 藤森建設部長。 ◎建設部長(藤森亨君) 中西議員が言われる外国のドイツとかイギリスでやっているやり方というのはコンセッション、水道事業全てを民間事業にやっていただくというやり方です。備前市がここで委託を出したのは民間に出したのはそのコンセッションではなくて、維持管理を委託に出したということで、ちょっと外国の進んでいるコンセッションとは意味合いが違います。 それから、技術職がいないということなんですけども、それは今電気職のことを言われているんだと思います。確かに電気職は、水道課では課長1人です。それで、総務課のほうには電気職を募集してくださいというのは去年からお願いしとんですけども、なかなか採用がされないという問題は今残っております。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 高橋総務部長。 ◎総務部長(高橋清隆君) 今の藤森部長の答弁の中で誤解のないようになんですが、昨年電気職内定を出しました。しかしながら、結果採用に至らなかったということが事実でございます。今年も募集をいたしております。 以上です。
    ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 中西議員。 ◆14番(中西裕康君) まず、どっちから行きましょうか。藤森部長のおっしゃられるように確かに備前市はコンセッションを目指したはずなんですけど、そうはならなかったと、しかしこういう業務を民間に渡すのはいかがなものかというのがそもそもの私の発想の問題であります。だから、ドイツやイギリス、フランスの例を出したわけであります。そういう自由主義的なところが今だんだん公に回帰をしてきている、このことは部長は当然御存じだと思いますので、私はあえてこの問題で時間を割きたいとは思いません。高橋総務部長からはお話がありましたけど、そのことは私も存じ上げています。しかし、問題はこの技術職が不足しているのがもっと前に分かっている段階、つまり行政改革で人員を増やさないということが前提にあったことがその大きな問題であるわけです。それは高橋部長の以前の話かも分かりませんが、そういうことが私が取り上げるこの問題意識を持ったところであります。ぜひ今年度も募集をかけていただきたい、採用していただきたいというふうに私は思っています。 市長、私は少なくともこの3つの点については、一般質問の通告で上げているわけです。私は詳しくもう分かりませんけどもというような答弁をいただくというのは、私は田原市長らしくない答弁だというふうに思っています。同時に、サイクリングターミナルは市民協働課ではなく産業観光課ではないかと、私も同感だと、就任した当時からそう思っていた、思っているんなら市長、そうしましょうや。それが田原市長らしいところじゃないですか。思っていることを真っすぐ前に出してくる、熊沢蕃山だってそうじゃないですか。出せるところは出してもいいんじゃないですか。私は少なくとも私もあそこのサイクリングターミナルを何回か利用しましたが、他の市町村からの利用者の方がおられまして、大変ここのサイクリングロードはいいと、変化に富んでいて何回ここに来てもいいなと思うと、その方はおっしゃっておられました。大体瀬戸内沿岸はずっと回っておられる方でしたけど、そういう方もおっしゃっておられました。やはりあそこのサイクリングターミナルは、和気町や他の自治体を越えて協力が必要なところであります。私はぜひそういう視点から市長、これは市長就任のこの任期の来年以降市長がどうされるのか分かりませんけども、少なくとも来年3月までには市長、そうしましょうやということを申し上げておきたいと思います。 コロナ対策と今後の課題でありますが、掛谷議員にどのように答弁されたのか、私はあまり記憶にないんですが、あまり掛谷議員もここのところはしつこく質問されなかったような気がします。私の記憶では、いまだ検証のときではないというようなことで今まだ対策を行っているときだというふうなことを言われたんではないかと思いますが、私はこの検証なくしてはこの9月の予算づけもなかったというふうに思っています。先ほどから市長も答弁書を読まれましたけども、そこにはきちんとこれまでの検証が書かれているんではないですか。昨日の産業部長の答弁でしたか、今日かちょっと忘れましたけども、それも応援券についてはきちんと答弁されているじゃないですか。私はそういうことがされているから、この9月の備前市が今回行ったインフルエンザワクチンの予算の計上というのは、これまでにない私は取組だということで評価しているんです。同時に、私の所属しています厚生文教委員会に介護保険課からこのコロナで休んでいるときのデイサービスの方の体力測定の具体的なデータでの顕著な落ち込みの数値をいただきました。表をいただきました。議員皆さんいただいていると思います。それを見てみますと、顕著に落ちているんでどうするかといえば、高齢者の人が在宅で体操ができるよう、その体操の写真を作って、それを壁に張れるようにして毎日訓練するようにして体力が落ちないように、そういうふうにしていきたい、介護保険課はこういうふうに言っているんです。私は、検証ができているんだと思います。そういうことを全体をまとめていくのが、私は市長のところの力だと思うんです。ぜひ私はそれぞれのところではできているんで、だからこういうところができているというふうに言ってほしい。 ただし、産業部長がおっしゃられましたように例えば地域応援券では店ごとの利用のばらつきがあったと、制度の周知がなかなか時間が短かった、あるいは働く人が購入できなかった、こういうことについては日生の地域の皆さんからもぜひ議会で言ってくれというふうに私も言われましたので、言っておきたいと思いますが、そういった備前焼の応援券と他の応援券では差はなかったのかというようなところが今後のやっぱし対応すべき課題になるんではないかというふうに思うわけです。同時に、私はここでやはりそういうことを今までやっていることをまとめればそれで、この答弁書はできたんじゃないかと思うんですが、市長いかがでしょうか。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 田原市長。 ◎市長(田原隆雄君) いろいろ御指摘ありがとうございました。私の力不足で、そういうようなことが徹底できておりませんが、よく分かりました。 ただ、言えることはコロナが終息していない段階でまだ経過十分でなかったと、十分でないんじゃないかと、今後も引き続き必要じゃないかというようなことで最終的な検証ができていないというような答弁に至ったのではないかと推測いたしております。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 中西議員。 ◆14番(中西裕康君) 第3波のインフルエンザ流行期に備えての市民の不安を解消すべきPCR検査体制、備前市の構築、これはなかなか口が重いんですね。今回の答弁聞いていても、PCRに触れると黙ってしまう、答弁は黙ってしまう。でも、僕はそれではいけないと思うんです。やはり備前市として、どういうふうな体制を組んで市民の不安を解消するのか。例えば岡山市は、100か所の診療所で検査が可能だというふうに発表しています。そして、医療、介護、教育、保育、3万6,000人のPCR検査を行う体制を予算を計上している。こういうふうな形で、第3波の体制に向けているわけです。それぞれがどれだけの効果があるのかは分かりませんが、やはり行政としての責任を持って、またクラスターが発生した場合、私は総社市と赤磐市の対応は素早かったというふうに思うんです。そういうようなときにどういうふうに対応を取っていくのかということでいえば、PCR検査体制構築を今検討しているということですが、どのように考えておられるのか、お聞かせ願いたいと思います。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 田原市長。 ◎市長(田原隆雄君) 御心配はごもっともだと思いますが、検討しておるというところでとどめているということで、まずそういうような事態があればかかりつけの先生方に相談してください、何とかセンターへいただいてくださいというようなところでとどめておりますが、その後のことについては当然備前市なりの対応はしているというふうに御理解いただければと思います。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 中西議員。 ◆14番(中西裕康君) 医師会との話合いもされているというふうに思ってよろしいでしょうか。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 眞野保健福祉部長。 ◎保健福祉部長兼福祉事務所長(眞野なぎさ君) 和気医師会ほか医療機関との話合いは、それについてはまだ実際的には行っておりません。今度10月から新しい受診体制になりますが、これは県の指導の下、県から医療機関のほうに医師会医療機関のほうと協議をするようになると思います。それで、どこの医療機関が受診できるかということについて協議して、指定する場合は公表するかどうか、また合意を取って、それからホームページ等で公表していくというような流れになってくると思います。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 中西議員。 ◆14番(中西裕康君) 国のほうは、もう既に10月以降ということで発表しているわけです。10月になって決めるというのでは遅いのではないかと、ここはどうですか。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 眞野保健福祉部長。 ◎保健福祉部長兼福祉事務所長(眞野なぎさ君) 市としましては、県のほうからまだ何も指示が来ていない状況でございます。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 中西議員。 ◆14番(中西裕康君) 教育長にお伺いをしたいのですが、私は厚生文教委員会での議員のPTAの保護者との話合いの問題、あるいは備前市自治会連絡協議会の中での合併問題については重要で話合いをしようという意見がいまだに出ている問題、この問題を考えて十分な合意と納得が得られているのかどうなのか、この点について再度お伺いをしておきたいと思います。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 奥田教育長。 ◎教育長(奥田泰彦君) 十分なという意見交換会、それから説明会、かなりの回数を重ねてきたということ、賛成の意見、反対の意見を酌み取ってきたつもりでありますし、現在統合準備委員会の立ち上げについて該当地区の方々と協議調整しておりますが、その中では今現在では異論が出ていないということ、それから三石地区の地区長さんですかね、地区長さんのところにもお話しに行きまして地区長さんは以前から保護者の合意があれば賛成があれば地区としてはあえて反対しないというようなことも伺っておりますし、今度10月に地区のほうへは統合準備委員会の立ち上げについてはお話しに行こうとは思っております。 以上です。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 中西議員。 ◆14番(中西裕康君) この合意について話合いをしようという自治会連絡協議会の合併について、しようというのは吉永のこれは区長さんから話が出ているわけであります。先ほど言いましたようにPTAの保護者の中からは異論があるということでありますから、強引な進め方はいかがなものかというふうに思います。 時間がないので先に進めますが、備前焼ミュージアムの改築の中でこれは図書館整備等も含めて考えていくというような話がありましたが、私はそのような話はいまだかつて聞いたことがないわけであります。図書館の整備の計画についてはそのような話はなかったということは驚きであります。時間がないので、私は驚いてしまったということを申し上げておきたいと思います。同時に、備前市の新庁舎の問題では機能的には問題ないということでありますが、大勢の市民の皆さんがそこの前を通って見ていくわけであります。同時に、この台風の関係で大変な泥が窓やサッシにかかっているわけであります。市民の皆さんがこの新しい備前市の庁舎をどう思われるのか、このことを私は新しい庁舎を造ったなら、それにふさわしい庁舎にしていく、そういう新しいものにしていっていただきたいということを重ねて要望して、私は一般質問を終わりたいと思います。 以上です。 ○議長(守井秀龍君) 以上で中西議員の質問を終わります。   ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(守井秀龍君) この際、申し上げます。 本日の一般質問はこれで終わりとし、後の方の質問については明日に行いたいと思います。 本日はこれにて散会いたします。 皆さん、御苦労さまでした。     午後4時02分 散会...