備前市議会 2020-03-06
03月06日-04号
令和 2年 2月第2回定例会 第 2 回 定 例 会 会 議 録 (第4号)
会議開閉日時 令和2年3月6日 午前9時30分 開議 午後3時43分 散会会議の場所 備前市役所議場出席した議員の番号氏名(7番は欠員) 1番 藪 内 靖 2番 青 山 孝 樹 3番 田 口 豊 作 4番 森 本 洋 子 5番 石 原 和 人 6番 西 上 徳 一 8番 星 野 和 也 9番 守 井 秀 龍 10番 尾 川 直 行 11番 掛 谷 繁 12番 土 器 豊 13番 川 崎 輝 通 14番 中 西 裕 康 15番 橋 本 逸 夫 16番 立 川 茂欠席・遅参・早退した議員の番号氏名 欠席 なし 遅参 なし 早退 なし説明のため出席した者の職氏名 市長 田 原 隆 雄 副市長 高 橋 昌 弘 教育長 奥 田 泰 彦 市長公室長 佐 藤 行 弘 総務部長 高 橋 清 隆
市民生活部長 今 脇 誠 司
保健福祉部長兼
福祉事務所長 産業部長 平 田 惣己治 建設部長 藤 森 亨 山 本 光 男
日生総合支所長坂 本 基 道
吉永総合支所長野 道 徹 也 教育部長 田 原 義 大
病院総括事務長万 波 文 雄職務のため議場に出席した
議会事務局職員 事務局長 入 江 章 行 事務局次長 石 村 享 平
庶務調査係長 坂 本 寛 議事係主任 楠 戸 祐 介
△議事日程並びに付議事件(結果)
番号議事日程付議事件等結果1一般質問
・14番
中西裕康議員
・4番
森本洋子議員
・9番
守井秀龍議員
・6番
西上徳一議員通告事項(
一般質問通告表のとおり
) ──
△
一般質問通告事項 順位通告者氏名質問の要旨答弁者914番
中西裕康1 施政方針から
① 三石、吉永中学校の統合について
② 備前市立病院について市長
教育長
病院総括事務長
(再質問あり)2 学校での教職員の不祥事への対応教育長
(再質問あり)3 備前市の危機管理について市長
保健福祉部長
(再質問あり)4 備前市
ホームページの
リニューアルについて
市長公室長- 施政方針の追加について市長104番
森本洋子1
男女共同参画について
① 女性活躍推進計画の取り組みと成果について
② 女性への就労支援について
③ 人権が尊重されるまちづくりについて市長
市民生活部長
産業部長
(再質問あり)2 待機児童の解消に向けて
① 保育士の給与について
② 保育士の支援について市長
総務部長
(再質問あり)3 防災意識の向上について
① 職員の防災士取得について
② 防災意識向上に向けての研修について市長公室長
(再質問あり)119番
守井秀龍1 令和2年度施政方針について
① 前文から読み取れるものについて
② 就学前教育・保育について
③ 中学校の統廃合について
④ 備前市
スポーツ振興計画について
⑤ 国際交流について
⑥ 地域包括ケアシステムと高齢者福祉の充実について
⑦ 企業誘致について
⑧ 観光振興策について
⑨ 住宅政策について
⑩ 一般廃棄物の処理と循環型社会の構築について
⑪ 健全な財政運営について市長
教育長
市民生活部長
産業部長
教育部長
(再質問あり)2 備前市の
グランドデザインについて
① 旧アルファビゼンの活用について市長3
新型コロナウイルス対策について
① 緊急事態発生への対応策について
② 備前市が取り組む課題について
保健福祉部長4 ふるさと納税の促進策について
① 令和元年度の実績予想について
② 促進策について市長公室長126番
西上徳一1
農業振興拠点施設の整備について市長
(再質問あり)2 公共交通について市長
市民生活部長
(再質問あり)3
熊沢蕃山顕彰事業について市長
教育長
教育部長
(再質問あり)4
東京オリンピック・
パラリンピック関連事業について教育部長
(再質問あり)5
日本スポーツマスターズ2021岡山大会について教育部長 午前9時30分 開議
○議長(立川茂君) 皆さん、おはようございます。 ただいまの出席は15名であります。定足数に達しておりますので、これより本日の会議を開きます。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~
○議長(立川茂君) 日程1、昨日に引き続きまして一般質問を行います。 なお、重複する質問は努めて排除いただきますようお願いいたします。 それでは、通告に従い、順次発言を許可いたします。 まず、中西議員の一般質問を願います。 14番中西議員。 〔14番 中西裕康君 登壇〕
◆14番(中西裕康君) それでは、通告に従いまして、一般質問をさせていただきます。 私は、まず第1に施政方針の中で中学校の統廃合の問題についてお尋ねをさせていただきたいと思います。 三石、吉永中学校の統廃合について。 11月定例議会では、私の一般質問に対して執行部は、地元はおおむね了解として返事をしておられました。教育委員会への報告も、そのような報告がなされていました。しかし、その11月定例会、その後三石、伊里小学校各PTAから要望書が上がってまいりました。 中身の点では意見はいろいろありますが、一番大切なのは地元の私たちの意見をよく聞いてほしい、こういうことでありました。教育委員会は、おおむね了解とした中で、二度と説明会やアンケートはとらないとしてきました。私は、本来なら三石、
吉永小学校PTAのほうへ出向いてお話はありませんかと聞くのが当然でありますが、PTAから要望書が上がってきて初めて対応する、この点につきましては地元への丁寧な説明としっかり意見を聞くことが必要ではないかと思うわけであります。先般の2月の
厚生文教委員会の中でもこれは委員全員の総意として、委員会として教育委員会に申し渡しをしております。教育委員会の御見解、市長の御見解をお尋ねしたいところであります。 さて、続きまして教育委員会へはこの2校統合案はいつ説明を行い、合意はどのように諮られたのか、お知らせを願いたいと思います。 3番目に、ここは市長、まちづくりとの関係が私は非常に大切になってきます。地域にとってみれば、教育と私は医療というのはなくてはならない、この2つを除けば本当に地域は崩壊してしまうというふうに思っています。 4校統廃合のときに、私は吉永の都市部から備前市に移住をしてきた方のお話をお伺いしました。若い方は、この環境と小さな学校が魅力なので、こちらへ来ましたと。そして、私たちの生活は、この子供を中心にした生活になっています。つまり教育がないと成り立たないと。そして、高齢者の移住者の方にとってみれば、医療というものがなければ吉永にこの住むことができない、こういうことが私は身にしみて思ったわけであります。 そして、議論がなくて結果が先を歩いていては、今後のまちづくり、市長の言われるまちづくり、今後の市政運営へ私は大きな影響があるのではないかというふうに思っています。その土地のことはその土地で、三石の皆さんが決めていく、このことが私は大切ではないかと思うわけであります。結論を急ぐ余りに説明不足な曖昧な合意形成を図れば、今後の市政運営に大きなわだかまりを残すものではないでしょうか。 続きまして、施政方針の11、12ページの地域に密着した
医療サービスの提供の中で、
備前市立病院について具体的な進め方、
タイムスケジュールについては昨日の御答弁の中で南北の二極化を検討しているとのことです。この言葉は、私はここ一、二年ずっとお伺いをしてきました。しかし、何らかの前進があったというふうな感じには私も思えません。 私は、ここでお尋ねするのは、じゃあ南北二極化、つまり日生病院と吉永病院、ここの病院のベッドはどうするのか。備前病院のベッドを日生病院に持っていくのか、日生病院のベッドを備前病院に持ってくるのか、あるいは足して2で割るのか、診療所にするのかどうなのか、これは市長にお尋ねをしておきたいと思います。 続きまして、私はその中でも公立病院の統廃合を厚労省打ち出しましたか、やはり市民の皆さんに愛される、そして信頼される病院でなければ厚労省が言うように私は病院は淘汰されていくだろうと。そして、同時に信頼され、愛される病院であれば病院の経営は上向きになるというふうに思っています。どのように市民に愛される、そして信頼される病院にしようとしていかれるのか、お尋ねをさせていただきたいと思います。 2番目に、学校での教職員の不祥事への対応であります。 私は、ここに2020年2月22日朝日新聞の神戸の暴力、いじめを防ぐべき教育者の集団でこのような事態が生じたことは極めて重く受けとめるべきだ、
外部調査委員会が21日に公表した報告書というのが記事として上がっています。これは神戸の話ですから、事件については私は触れることはいたしません。同時に、この事件についてはもう皆さんよく御存じのことと思います。 そして、私が大切だと思ったのは、この報告書に対する識者のコメントであります。「社会全体で
再発防止検討を」という見出しで、学校問題に詳しい
山下晃一神戸大准教授の話というのがあります。 近年の学校現場は、教師不足や年齢構成のいびつさに加え、保護者や地域への対応業務の増加などで一人一人にかかる負担が大きくなっている。教職員が抱えるストレスが今回の問題の背景にあったのではないかと。個々の教員が周りを見渡す余裕をなくしつつあることも、今回加害行為が見過ごされた事情の一つだろう。学校内で起きる問題は、社会の課題を先鋭的に反映しており、学校を責めるだけでは解決しない。社会全体で再発防止を考えるべきだというふうに述べておられます。 そして、ネットの世界を探してみますと、この不祥事は多数飛び交っています。このような問題に備前市教育委員会はどのような対応をしているのか、お聞かせ願いたいと思います。 特に、児童、子供、家族、クラス、学年、保護者、
加害者教職員、家族、学校管理者、教職員、教育委員会、
県教育委員会それぞれへの対応はいかになっておられますでしょうか。 私も、ネット上から見まして県の教育委員会がさまざまなプログラムを持っておられることも承知をしてまいりました。また、備前市においても、これは
備前市立備前中学校でありますが、教職員の
不祥事防止校内ルールというのがあります。また、別の小学校では児童が安心して通える学校づくりのためにというルールをつくっておられます。教育委員会の明快な御答弁をいただきたいと思います。 3番目に、備前市の危機管理についてでありますが、私は何が基本なのか、どういうことが基準なのか、どういう範疇までこの危機管理というのは含んでいるのか、大変私は疑問を思いました。といいますのは、この2月20日に開かれました
厚生文教委員会では、
日生大橋マラソンは行います。委員の間から質問が出ました。マスクや消毒薬や感染に対する対応は十分か。十分に対応してまいりますと担当課長は述べておられました。しかし、私はどうも話を聞いてみて、これは難しいかなというふうに思いました。 もう既に、職場の中ではこのマラソンの準備についてゼッケンをつくったり、いろんな事務作業が始まっていました。そのさなか、総社市は
総社マラソンは中止をするということを発表されました。その後、26日になって初めて備前市も取りやめの報告をされました。何がこの危機管理の基準なのか。私は、その中でやはり危機管理とは私は既に起こってしまったトラブルに対して事態がそれ以上悪化しないように状況を管理していく、またリスク管理という立場からは、これから起こる可能性のある危機、危険に備えていくための活動と定義されていますが、現在ではこの予防から対応までが私は私たちの言う危機管理に当たるのではないかというふうに思います。 そして、この危機管理の対応の問題では、6段階が想定されます。一つは、予防であります。2つ目は、危機の事態や状況を的確に把握、認識することであります。そして、3番目にこの危機がどのような損失、そして対策が練られる、それに対するコストは幾らかかるのか。4番目に、その対応として検討が必要とされて、危機管理の行動方針と行動計画を提出、検討することが必要です。そして、5番目には具体的な行動計画を発令、指示する。こういった5つの段階があります。 しかし、大切なのは、私はこの6番目の再評価のところだと思います。危機発生中において、行動計画に基づいた実施されている点、または実施されていない点について効果の評価を随時行い、行動計画に必要な修正を加えること、最終、終息後に危機対策の効果の評価を行い、危機事態の再発防止や
危機事態対策の向上を図る、このことが大切になってくるのではないでしょうか。 備前市における危機管理を、私は市の例規集を探してみましたが、私が探した限りでは、危機管理という言葉は例規集の中にはございませんでした。ただ、危機管理という言葉は危機管理課というのがあります。しかし、ここは防災に限ったセクションであります。危機というのは、何も自然災害だけではなくて、今回のような感染症、あるいは水や下水道の問題、または不祥事の問題、さまざまあるのではないでしょうか。この対応の中で、何が大切なのか、私は市長にお伺いをしたいと思います。 そして、通告にありましたように、マスクやアルコールの備蓄、病院を含め答弁は区分けをしていただいて報告をしていただきたいと思いますが、どのくらいの分量があるのか、また今回の
コロナウイルスに関する市民からの相談件数は何件ぐらい来ているんでしょうか。 昨日の報道によりますと、総社市は市の中にこの相談窓口を設けたということが報道されていました。そしてまた、肉体的に虚弱な病院あるいは特養等入院、入所しておられる方への対応、面会や、そしてデイケア、デイサービス、そしてイベントへの対応、どのようになっておられるんでしょうか。 4番目に、備前市の
ホームページの
リニューアルについてであります。 これについては、12月17日
リニューアルということになって、17日に私も
ホームページを開いてみました。市長が、にこやかに笑って写っている画面が印象的でありましたが、どうも私の欲しい情報のところへ到達できない。別の件で調べてみますと、それも到達ができない。これはどうしたのかなと。市民の皆さんからも、あるセクションにアクセスすると今まで見れていた書類、資料が見られなくなった。これは情報を隠しているのではないかというお話がありました。私は、情報を隠しているわけではなくて、多分
ホームページがまだ十分稼働していないんではないかというふうに御説明をしておきました。 ただ、そこのセクション、最近ここ1年情報の開示が確かに弱まっているのは間違いはありません。しかし、この
ホームページ上の
リニューアルというのは、特に庁舎の建てかえ、引っ越しもありましたので、どうなんでしょう、うまくいったのでしょうか、どうか、お聞かせを願いたいと思います。 5番に、番外でありますが、施政方針の追加についてであります。 これまで質疑での私の資料の提出や答弁書の書き忘れをしていた、細部説明書の書き方の問題やきのうの間違った資料の提出の問題、私はミスは誰でもあると思います。特に、私はミスが大変多いと自分でも自覚をしております。しかし、これらのことをこれまで本会議でも指摘をされながら、組織として
ダブルチェック、誰が議会に出す資料をきちんとチェックしてくるのかと、責任は誰にあるのかということが明らかではありませんでした。私は、そういう意味ではこの組織としての怠慢ということのそしりは逃れられない問題だというふうに思っています。 今回、市長の陳謝がありましたが、そこで私は2点お尋ねをしておきたいと思います。 一つは、追加となっているわけでありますが、よくよく読んでみますと、これは追加ではなくて差しかえではないかと。なぜ差しかえと言わずに追加というのか、お聞かせを願いたいと思います。 2番目に、この重大なミス、市長の施政方針が追加されるというのは私も議員生活を通じて初めてであります。この重大なミスを発見したのは市長か、またはどのセクションの職員なのか、お聞かせを願いたいと思います。 以上です。
○議長(立川茂君) ただいまの質問に対する答弁を願います。 田原市長。 〔市長 田原隆雄君 登壇〕
◎市長(田原隆雄君) それでは、中西議員の質問に順次お答えをさせていただきます。 まず1番、1点目、中学校の統廃合についてでありますが、学校教育につきましては、教育委員会にて学校現場の状況を考えて専門的な立場から検討され、方向性を出されていると思っております。 昨日の答弁の中でも申し上げましたが、民主主義、広く意見を求めることは大変結構でありますけれども、決められない政治というリスクが伴うことであります。誰かがいつかは決断しなければ、事は前に進まないのではないかと思っております。 そういう中で、全ての合意を得ることはできませんが、まずは統合による保護者の不安や疑問を解決し、合意がなされるよう設置者として教育委員会の決定したことについては支援をしていくことが設置者である私の役割であろうかと、このように思っております。 具体的なことにつきましては、教育長からお答えしますが、議員のまちづくりに教育と病院は不可欠なものであるということについては異論は申し上げません。そんなことで、私も2月2日に三石で行う座談会にも出向かせていただき、いろいろな意見も聞かせていただきました。 そのような中で、中学校のPTAの方から個人的な意見と前置きして申されたことに、ことし三石中学校へ入学する予定の生徒が9人しかいないんだと。こういうことではやっていけないということで、そのうちの2名がさらにほかの学校へ移るんだと、そういうような現状を話されて、一日も早く統合してほしいというのが私の意見だというような意見もあったことも御理解をお願いしたいと、このように思います。 次に、施政方針の市立病院について、具体的な方向性はどうかということでございますが、尾川議員にお答えしたとおりでございます。 昨年、5月に病院の
あり方検討会を発足して、将来の病院事業についての協議を進めさせていただいております。国は、県を通じて再
検証対象医療機関として2つの病院が具体的な名前が上がっております。しかし、今備前市に3つ病院があるということは現実の姿であります。それをどのようにしていくかという中で、きのうも申し上げましたように、まず将来は備前市全体の一つの病院という考え方もありますが、当面は二極化という方針でやっていこうという過渡的な一つの方向性を示させていただきました。 そんな中で、それは何度も聞いたけれども、じゃあ具体的に日生と備前がどうなのかということについて、目に見えるものがないじゃないかと言われておりますけれども、きのうも申し上げましたとおり、この病院行政というのは一般の行政と異なりまして、医療という特別な専門職の皆さん方にお世話にならなければならないと、こういうような特殊な職務でもあるわけでありまして、各病院には病院長がおられます。先生方のプライドも、これまたあるわけでありますし、その意欲もそれぞれお持ちでございますし、また先生方を送り出す医局との関係もありまして、そう簡単に収支だけとかというわけにもいきませんし、いろいろなことについて種々検討しておって、決して放置しているわけではないと。市長部局と、また病院とも十分話し合いをしながら今後とも考えていきたいと、このように思っております。 できるだけ早く具体的な計画を示させていただきますが、これも住民の安心・安全、地域が求めるサービスを低下させずに継続しながら考えていくという大変な苦労をしているということも御理解いただければと思います。 また、市民に愛され、信頼される病院についてはどうかということにつきましては、私は病院がしっかり市民に向き合っていくということが大事なんじゃないかと。市民が求める医療、介護ニーズを正確に把握して、さまざまな状況の中で最善の医療、
介護サービスを選択し、提供していく気持ちを病院職員の一人一人が持っていただくことが大切じゃないかと思っております。 具体的には、救急患者を断らないこと、急性期医療から在宅医療、
介護サービスの提供ができること、正確な診断と適切な対応ができる人材を確保していること、また近隣の医療、介護施設との良好な連携がとれていること、生涯にわたってかかりつけ医としての役割も、これまた公共病院の役割でなかろうかと、このようにも思っております。 3点目の備前市の危機管理について。 基本的な管理に関する基準や指針については藪内議員にお答えしたとおりでございます。 そういう中で、危機管理とはという問い方でありますが、橋本議員が提唱されております正しく恐れるという切り口は大変大切なものだと、このように思っております。 今回の
ウイルス対策につきましても、大丈夫と思いながらもぼうっとしとったら誰かに叱られると、そういうようなことも含めて周囲に常に目配りをしながらということで、2月3日に万一のことがあったらということで、まず第1の会議を持たせていただきました。 その後、いろいろな状況、状況に応じてその都度庁議、また
担当者会議等を開いて現在に至っているということで、危機管理というのはそういうふうにぼうっとしとっちゃだめなんだぞということを常々、何もこのことだけじゃなしに行政全般について職員に常々喚起をいたしているところでございます。 2点目の日生の
マラソン中止についての経緯ですが、御指摘のように先般
厚生文教委員会の時点では
新型コロナウイルスの状況や他自治体の
マラソン大会の開催に係る動向から、本大会も対策を講じればできるんじゃないかということで担当者は準備を進めておったところでございます。 その後、全国的に感染状況が拡大する中で、国の
スポーツイベント開催等に関する方針発表や県内外の
マラソン大会の中止などを受けて、全国各地からランナーが参加するという大会であることに鑑みまして、参加者やボランティアの皆さんへの安全を優先に考え、2月25日の実行委員会での合意に基づき、残念ながら中止の判断に至ったわけであります。 また、同様のイベントであります4月11日から12日に予定しておりましたSEA TO SUMMITにつきましても、モンベル社と協議の上、3月4日
持ち回り実行委員会で中止を決定させていただきました。 3点目のマスク、
消毒用アルコール、防護服の備蓄数についてでありますが、藪内議員にお答えしたとおりであります。(「市では、マスク約3,000枚、消毒液63リットル、防護服51セットを備蓄しております。これとは別に、病院ではマスク約1万7,000枚、消毒液29リットル、防護服870セットを職員用の業務用として備蓄しておるということです」と後刻訂正) 4点目の市民からの
コロナウイルスへの相談件数につきましては、現在で20件程度の問い合わせがあると聞いております。 5点目、感染症のリスクが高い施設や場所に対しての指導や連絡についてですが、市所管の施設、
地域密着型サービス事業所及び
居宅介護支援施設等に対しましては、必要な通知を行っております。市主催のイベントについては掛谷議員にお答えしたとおりでございます。 それから、5番目にチェックミスについては組織の怠慢であるという強い御指摘でありましたが、弁解のしようはございません。全く私の指導不足をおわびしたいと思います。今後、職員を督励していきたいと思います。犯人捜しというよりも、そういう体質がまだ、私まだ就任して3年しかたっておりませんけれども、3年たっておるじゃないかと言われるかもしれませんけども、十分把握できていないことにつきましては、私の指導不足をおわびしたいと思います。 以上です。
○議長(立川茂君) 奥田教育長。 〔教育長 奥田泰彦君 登壇〕
◎教育長(奥田泰彦君) それでは、私のほうから1番、1点目、中学校の統廃合についてお答えをさせていただきます。 まず、要望書についてでございますが、提出された三石小学校PTAからの要望書について、まずお答えしたいと思います。 提出されたアンケート結果、報告書並びに質問書、要望書から、保護者の意見を十分聞き取り、慎重に統合を進めるよう、また不安に感じている保護者もいるので、より多くの合意を得てほしいという要望をいただいております。このため、三石小学校PTAからの要請により、2月12日三石小学校のPTAと教育委員会が懇談をいたしまして、保護者が感じておられる疑問点について丁寧に説明し、不安の解消に努めたところでございます。 なお、2月6日には先ほど市長が申し述べましたが、三石の地区座談会の場で9月から実施した各地区の説明会で出された参加者の皆さんからの主な意見について報告をさせていただきました。 2つの会議から統合については一定の御理解をいただけているものと捉えておりますが、進め方に疑問を持たれている方もおられることを確認をしております。 また、伊里小学校PTAからの要望書についてですが、2校統合案を考え直してほしいという趣旨なので、教育委員会が今提案している2校統合案には御理解いただけていないというふうに判断をしております。 教育委員会としての対応については、伊里中学校区の保護者の中学校再編に対するある程度の方向性、意見がまとまれば、要望として受けて検討すると以前から回答しており、今回の2校統合案とは切り離して検討することになろうかと考えております。 次に、教育委員会会議への説明ということでございますが、この2校統合案につきましては、一昨年度来4校統合案を提案して意見交換会を複数回実施してきております。その中で出された意見をもとに、教育委員会の事務局のほうで今後どう進めていくかということ等検討しました。その結果、出てきた2校統合案を6月の教育委員会会議へまず提示しております。 教育委員会会議へは毎月定例会議がございますが、中学校統廃合についての進捗状況等は随時報告をして、委員の皆様の意見を求めているところでございます。その中で、2校統合案、案を6月に提示して、8月の会議で取りまとめというか、案を決定させていただいて、議会にも報告ということになっております。 次に、2番についてお答えをしたいと思います。 神戸の事件、先ほど中西議員のほうからありましたが、神戸の事件は私長年教員をやっておりますが、初めてあの事件を見てとても信じられない思いでいっぱいでございました。なぜ子供たちの人権を守るべき教員がいる学校の中でこういう事件が起こるのかということで、大変本当に驚きを持って見たところでございます。 背景については中西議員のほうからストレスもあったりということで、いろんな背景が考えられると思うんですが、最後に議員さんがおっしゃられた学校だけではどうもこの件については、こういった不祥事については対応できないんじゃないかな、解決できないんじゃないかな、社会全体で再発防止に取り組むべきであるというようなことをおっしゃられました。私も同感であります。 本題に入りますが、さまざまな不祥事が教員の世界だけではなくてあるわけですが、教員の世界である学校現場で起こるさまざまな不祥事、一般論として起きた場合どう対応するかについてお話をしていきたいと思います。 教職員による不祥事事案が発生した場合、原則として県教委の危機管理マニュアルというものがございます。それをもとに、関係機関が連携をとり合いながら解決に向けた対応を行っていきます。 不祥事等の事案が発生した場合、まず学校は丁寧に事実確認、それから事情聴取を行い、正確な事実確認に努めます。事実を突きとめるということでございます。その上で、当該教員への指導を行うことになります。 教育委員会は、随時その報告を受け、学校の対応に対しての指導、助言を行います。場合によっては教育委員会の事務局の職員を学校現場へ派遣したり、県の教育委員会や事案によっては警察等の専門機関との連携、連絡・調整、専門家の派遣を要請することも教育委員会の役割でございます。 県教委は、市教委の要請を受け、学校や市教委の対応、考えに対して指導、助言を行うとともに、必要に応じて専門家やカウンセラーの派遣等人的支援を行います。こうした事案解決に向けた取り組みと並行しながらPTA役員や保護者に協力を仰ぎ、児童・生徒を守り、速やかな教育活動の再開に向けた取り組みを進めていくことになります。 また、対応後、学校では原因や対応を分析し、問題点や改善点について考え、再発防止に向けた取り組みを行いますが、その取り組みに対する指導、助言も教育委員会の役割であるというふうに考えております。 先ほど、中西議員から校内ルール等の各学校の取り組みについて御紹介がありましたが、今現在各学校にはコンプライアンス指導員ということで教頭をその学校のコンプライアンスの研修の中心として置いております。その教頭が、教頭だけではないんですが、教頭、それから校長も含めて県教委が持っている資料等活用しながら不祥事防止に係る研修を行っていきますが、来年度、先ほど中西議員から紹介がありました子供へのかかわり方を中心とした校内ルール、それぞれの学校の校内ルールをまず広く保護者等に周知する取り組みを行います。 もう一つが、保護者も含めた市教委、学校へそういった場合の相談窓口を設ける、それからコンプライアンス教員、教頭を中心とした不祥事防止の研修をこれまで定期的には行っていたんですが、月1回実施するということを決めて、来年度からそういった不祥事防止について取り組むこととしております。 以上でございます。
○議長(立川茂君) 佐藤市長公室長。 〔市長公室長 佐藤行弘君 登壇〕
◎市長公室長(佐藤行弘君) おはようございます。 私からは、4点目、備前市
ホームページの
リニューアルについてお答えいたします。
リニューアルに際し、ふぐあいが生じていたことにつきましてはまことに申しわけございませんでした。公開後、サイトの一部についてページが見つからない状況がありましたが、随時修正を行い、閲覧できるように対応を行いました。 また、書類の様式が見つからないとの御意見もありましたので、各課の申請書類のページを設け、市民の方に閲覧しやすいように対応をしたところでございます。 今後も、修正、改善できる点につきましては速やかに対応し、市民の皆さんに利用しやすい
ホームページになるよう努めてまいります。
○議長(立川茂君) 再質問はありますか。 中西議員。 再質問に入ります。
◆14番(中西裕康君) 私は、それでは施政方針の三石、吉永中学校の統合についてでありますが、ここで私がお伺いを最初にしましたのは、教育委員会が三石、吉永中学校の統合について三石はおおむね了解として二度と説明会やアンケートをとらないとしてきたこの態度。しかし、その後三石や伊里の小学校のPTAから要望書が上がってくる、つけ加えて言いますと三石からはこの小学校のPTAだけでなくて、地元の議員さんからも要望書が上がる、このことをどう思っておられるのかというのを聞きたいわけです。つまり地元は了解なんですよと。我々に対しては、もうこれ以上言うことはありませんと。しかし、そういうものが出てきたと。その後対応されたというのはお伺いをしたんですが、私はこのときの
厚生文教委員会の中ではもっと話を聞くべきじゃないかという意見が各委員から私は出たのを記憶をしております。この点についていかがお考えでしょうか。
○議長(立川茂君) 答弁を願います。 奥田教育長。
◎教育長(奥田泰彦君) 捉え方の違いはあろうかと思うんですけれど、一昨年度の4校統合案を提示して、意見交換会をしたときから考えますと、かなりの回数意見交換、話し合い、説明会をしてきております。特に、三石地区においては2校統合案を提示する前、こども園、それから小学校、中学校の保護者に対して意見を聞く会も設けております。そういったことを踏まえての2校統合案の決定ということで、その場では大きな反対ということは見られなかったということでおおむね合意を得れているものと考えて進めてきたということでございます。
○議長(立川茂君) 中西議員。
◆14番(中西裕康君) 要は、小学校の要望書、伊里の場合は多少違いますが、三石の場合にはもっと私たちの意見を聞いてほしい、伊里の場合も、結論は別としても、もっと私たちの話を聞いてほしい、これが多いわけであります。ですから、
厚生文教委員会の中でも委員からは2校統合についていろいろ意見が出て、それに答えていないのもあるんだから、それも答えていくのが必要じゃないんだろうかという意見さえ出ていたわけであります。 今回、もう話は聞かないと、そういうかたくなな態度は私はいかがなものかというふうに思っているわけであります。その証拠に、こういう要望書が出てきたじゃないかということになるわけです、教育長。 私は、こういう要望書が出てくる前にどうでしょうかともう一回話を私は伺いに行ってもよかったんではないか。特に、こども園から小学校、中学校まで集めて、たしか保護者については一回集めたけれども、大変集まりは悪かったというふうにお伺いをしております。どうして集まりが悪かったのか、このことも一つ考慮することは必要であったのか、ではないかというふうに思うわけです。 私は、要望書が上がる前に教育委員会は話を聞いていくべきだったのではないかというふうに思うわけであります。何も反対がないからじゃなく、地元の中でどのように進めていったらいいのかと、こういう点で私は必要ではないかと。 地元の議員さんから出された要望書を読んでみますと、吉永の他の小学校の統廃合のときには教育委員会が率先して膝詰めで話をしていったというようなことが書かれていました。もう少しそういう意味での教育委員会の前向きの私は姿勢があってもよかったのではないかというふうに思うんですが、再度この点については御答弁をいただきたいと思います。
○議長(立川茂君) 奥田教育長。
◎教育長(奥田泰彦君) いろんなことがありますが、話を聞かないという姿勢は示しておるつもりはございません。 今回の三石中学校のPTAからの要望書につきましては、PTAの役員さんがこのまま会員の中の意見を聞くと、統合には反対はしないけれども、統合した場合にこういうことが不安だとか、こういうことどうなるんだろうかと。こちらからも説明していることもあるんですけれど、そういったことで全ての会員さんが会に全員集まっているわけではないので、そういった場を設けるので、そういった疑問や不安に感じていることに答えてくださいということで出向いていきました。 合意ということで、ほな合意を示す、合意ができた、できないという、示す尺度をどこに持つかということも問題になるわけですけれど、こちらとしては意見交換会、説明会での生の声、参加者が少なかった会もありますけれども、生の声を聞いて判断していきたいというふうに思っております。だから、話し合いの場を閉じているわけではなくて、ここをもうちょっと説明してほしい、具体的に要望があれば出向いていく覚悟でございます。
○議長(立川茂君) 中西議員。
◆14番(中西裕康君) 話し合い、議論を閉じているわけではないと。要望があれば出向いて、話に行く用意は十分あるというふうに理解をさせていただいてよろしいでしょうか。 そのことを確認しまして、次に移らせていただきたいと思います。 続きまして、施政方針の
備前市立病院でありますが、病院のベッドをどうするのかと、日生病院、備前病院のベッドをどのように動かすのかと。二極化するというのは多分この問題ではないかと思うわけであります。 これは市長答弁されませんでしたが、私はかつて合併前にこの旧備前市議会の中で同じような病院を同じように建てかえる案が3つあったと。それは、私は無駄ではないかと。やはり病院の役割、分担を決めて建てかえをすべきではないかということを申し上げました。その結果、合併が決まった後に3病院の病院の形態についての報告書が出てきました。結局、同じ病院を3つ建て直すという報告でありました。 それから、もう15年たって、その医療はずうっと行われているわけであります。私は、あの合併のときに、やはりあのときにきちっとこの病院のすみ分けがされていたなら、このような議論は一つはなかったんではないかというふうに思っています。 しかし、15年たった現在の話ですから、15年前の話をしても、それはもとへ戻るわけではありません。私は、この病院は前も私は申し上げましたけど、日生に行きますと病院は2つでいいと。吉永に行くと病院は2つでいいと。備前でも病院は2つでいいと。確かに人口3万わずかなところで3つも病院があるというのは全国の私は自治体の中でも珍しいところだと思います。 これは私は備前市の大きな宝だというふうに思っています。だけど、どこの地域に行っても2つは要るという。数が合わないわけです。この2つあってほしいというのは、3つあってほしいという言葉の裏返しだと私は思うんです。市長いかがでしょうか。
○議長(立川茂君) 田原市長。
◎市長(田原隆雄君) 2つ、3つというのはなかなか難しい議論ですが、とにかく自分ところのものは置いといてほしい。かといって、自分ところだけというわけにいかんので、もう一つぐらいは置いたらいいんじゃないかという妥協から出てきた話だろうと、このように、の意見だと思っております。 議員も御理解のように、3つをつくりました。現在あります。じゃあ、その3つをどういうふうに生かすのかということが私に課せられた役目であろうかと思っています。 そういう中で、地域包括ケアシステムの拠点としての3病院という考え方を、まず3つ現在あるわけですから、そういう考え方を持たなければいけません。そういう中で、まず医師の相互派遣ができる、医療機器の相互利用ができるとか、そういうような形も考え方があるんじゃないかとかというような中で、それぞれ病院の各院長さん方一生懸命努力いたしていただいております。当然、先生方には自分の病院を何とかというモチベーション、またプライドもおありなようなんで、そのあたりを調整しながら、じゃあ財政的にどんなのかと、交付税範囲内でいけるのかと、赤字がどこまで辛抱できるのかというような財政面も含めまして、真剣にベッドのあり方等についても必要最低限度のものにしていかなければいけないということについても検討していきたいと考えております。
○議長(立川茂君) 中西議員。
◆14番(中西裕康君) 私は、どこの地区に行っても2つ必要だと言われるのは、市長の引用されたのとは別に、うちの町には1つ要るんだという意見なわけです。ほかのところのどっか1つでいいんだというんじゃない、自分のところの、日生は日生で要ると、吉永は吉永で要る、備前は備前で要ると、こういう意見なんですよ。だから、3つ残しても私はいいんじゃないかと思うわけです。それを吉永はそのままにして、日生と備前の二極化で、例えばそれこそ中学校の4校統合案のように日生中学校を伊里中学校に持ってくる、これは教育の話です。医療とは違いますけども、やはりその地域にとっては大切な社会資源の一つ。それを持ってくると。これはしかし日生の皆さんの御理解を得るのは私は難しいんじゃないかと。 また、備前病院を日生に持っていくのも、これもなかなか御理解は難しい。 二極化をどのようにするのかということが今後の検討課題だというふうに市長は恐らくおっしゃるんでしょうけども、私は少なくとも市長が言われましたように、大学病院や診療圏域の課題だけでなく、私は住民や患者の参加、参画が必要だというふうに思っています。そうでないと、これは了解がとれるわけがありません。 私は、その点この9月までどのようにされるのか、一般的な住民あるいは今までの行政が行っているような住民参加ではない参加形態をとらないと、了解は得られない。市長はこの点についてどうお考えか、お聞かせ願いたいと思います。
○議長(立川茂君) 田原市長。
◎市長(田原隆雄君) 二極化というと、まるで備前と日生を一つにするかのような印象をお持ちかと思いますが、3つあるという現実は注視して、地域包括ケアシステムの拠点としての3つの病院というのは当然必要であろうと。ただ、3つの病院を将来一つの、備前市にある一つの病院というような考え方の話をしているのでありまして、備前病院、日生病院のどちらをどうのこうのというようなところまで踏み込んだことは考えておらないということで理解いただきたいと思います。
○議長(立川茂君) 中西議員。
◆14番(中西裕康君) それはもう今私はこの市立備前病院の会計が一本になっているということを考えてみても、一つの病院ということについては私は異存は全くないわけです。 ただ、市長がおっしゃられましたように、南北の二極化に分けて検討するということになってくると、そういう課題が出てきますよと。そして、その課題が提起されるときには今のメンバーで検討するわけにいかない、もっと住民、患者の参画が必要だと、この最後のところを私は聞いて、それをどうされるんですかというふうに聞いているわけです。
○議長(立川茂君) 田原市長。
◎市長(田原隆雄君) もちろんその辺のことが大変でありまして、人事のことは先々言うわけにいきませんけれども、そういうようなことも考えながら、市長部局である保健福祉という考え方、また病院をどのように統括していくのかというようなことを含めた人事体制、また大学等との協議についてもしっかり検討していけるような体制づくりも考えているということぐらいで御理解をいただきたいと思います。
○議長(立川茂君) 中西議員。
◆14番(中西裕康君) 今の御答弁では私は理解ができませんけども、私の質問にまともに私は向き合って答えていただいたような返答ではなかったというふうに思っています。もう少しこの点は市長部局の中も含めて検討していただきたいというふうに思います。 そして、次に移りますが、私は、市民に愛される、信頼される病院でなければならないと。市長が幾つかの点をおっしゃられました。私は、それにつけ加えて2つの点を市長にお願いをしたいと思います。 一つは、特定健診やがん検診への受診率の向上に向けた取り組みです。これは一つは公立病院でないとできないがん検診もあるわけです。そしてまた、この検診というのは医療機関にとってみれば、経営上は大変大切な部分を占めてきます。この点からも、経営改善の観点からも私は取り組んでいただきたい。 2番目に、地域に病院職員が出向いての医療講話や講座を開いていただきたいと。地域に出かけて本当に痛い話をよく職員の方が聞いてくる。そして、その話をもとに医療を構築していくと。今、このことが私はやはり求められているんでないかと思います。 これまで備前市がとっていますアンケートを読んでみましても、医療に対する市民の期待は大変高いものがあります。しかし、現実にその評価が低いのも実情であります。私は、医療というのは地域性があって、地域の人たちとの話し合い、ここのところが一番大切だと思います。 先ほど、市長出ていましたが、救急体制の受け入れの問題、しかし恐らく地域に出ていくとこういう話が出てくるでしょう。しかし、受け入れることができない実情も理解してもらわなければならないと。できることは何があるのかということを検討していく、この2つの点について私はぜひ御検討していただきたいのですが、いかがでしょうか。
○議長(立川茂君) 万波
病院総括事務長。
◎
病院総括事務長(万波文雄君) 市長から指示がありましたので、私がお答えいたします。 確かに、市長回答で抜けている部分、予防の部分、それから地域との関係性、大変重要だと思いますので、病院事業として、市立3病院として取り組んでまいりたいと思います。 以上です。
○議長(立川茂君) 中西議員。
◆14番(中西裕康君) ぜひ取り組んでいただきたいと思います。また、取り組みをお聞かせ願いたいと思います。 さて、2番目の学校での教職員の不祥事への対応の点であります。 私は、備前市の危機管理のところで少しお話をしましたが、危機管理の段階では6段階の問題がある。当然、教育長の御答弁の中にもいろいろそういう手法に基づいた再評価、そして再評価後の対策、もしこのような事案が万一起こった場合、当然私は起こらないことを望んでおります。しかし、人間の世界のことでありますから、その再発防止にどのように対応されるのか、お話を伺っておきたいと思います。 そして最後に、私は先ほども申しました危機管理の再評価、最後の評価をどのように誰がされるのか、ここが、この検証が必要ではないかと思うのですが、そのお考えをお聞かせ願いたいと思います。
○議長(立川茂君) 答弁を願います。 奥田教育長。
◎教育長(奥田泰彦君) 学校の不祥事についての再発防止ということですが、最後に言いました来年度コンプライアンス研修、コンプライアンス担当教員によって校内での不祥事防止研修を強化するということを申し上げました。今までもしてきているのにどこがどう変わるんかということでございますが、不祥事防止だけの狭い視点で今までやってきたように思います。だめだ、だめだ、これは悪いことだというような感じで、自分のこととして捉えてられていないということで、研修を受ける教職員に対して不祥事防止の研修を受けることが今学校現場、昔と比べてはいけないんですが、若干人間関係が希薄になっている感じがします。そういった希薄になっている人間関係を考えるよい機会だと、そういう研修にしなければいけないということで、下を向くような研修ではなくて、ポジティブな方向で不祥事の問題を考えた防止ついての研修ということを目指していきたいというふうに思います。 それから、子供へのかかわり方を中心とした校内ルールについては全学校に制定を義務づけて、広く保護者に周知するということはもちろんでございますし、それから子供、それから教員もパワハラとかセクハラ、神戸のような、あれはパワハラ事案だと思うんですが、そういったことを受ける可能性もありますので、教員、子供、保護者等の相談窓口、市教委と学校にここに相談してくださいと、もちろん県教委にもありますが、市教委、学校に窓口を設けて相談対応に当たるということを再発防止ということにしていきたいというふうに今のところ考えております。
○議長(立川茂君) 中西議員。
◆14番(中西裕康君) ぜひ大変な私は作業と、仕事だと思いますが、重ねてこういったことが起こらないようにお願いをして、進めていただきたいというふうに思っています。 続きまして、3番目の備前市の危機管理についてでありますが、私は大変驚きました。テレビの何か番組でぼうっとしてんじゃねえよという言葉を議会答弁で聞くとは思っていませんでした。 私は、この感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律、これは大変厳しい私は法律であると思います。私も、この現場に立ち会ったことがあるのは本当にわずか一、二度しかありませんでした。大変厳しい法律だというふうに思っています。 今は、昔の伝染病から性病、エイズ、それから結核予防法が一緒になった法律、となった法律であります。ですから、なかなかこれは保健所が管轄しますから、県か、あるいは政令市でないと対応ができない、我々のところは情報が入ってこない。市のお話ですと、我々は啓蒙活動か県のお手伝いぐらいしかすることができないということでありますが、私は備前市の危機管理について何が基本なのかというのを聞いたわけです。ところが、役所の中見ても総体としての危機管理を扱うセクションはなくて言葉もないと。規則の中にもない。 私は、法律は法律としてありながら、なかなかかかわり合いができないということになるわけでありますが、もう一つ私たち地方自治法の中では、地方公共団体は住民の福祉の増進を図ることを基本として、地域における行政を自主的かつ総合的に実施する役割を広く担うものであるということがうたわれています。ここが私はやはり基本になるものだというふうに思っています。そういう点では、私は市民の生活のほうに目を向ける必要が今危機管理は求められているんではないかと思います。 行政の点で言えば、例えば学童保育や給食の食材の調達、給食の調理員、運転員の賃金の問題や、そして今マスコミでも大きく問題になっています宿泊のキャンセル、飲食業への影響、こういったことは商工会議所や商工会と一緒になって進めなければなりません。 御存じのように、消費税10%の影響でさらなる市民生活の影響が懸念されるところでもあります。この行政を自主的、総合的に実施する、自主的にかつ総合的に実施する、この点ではこれは3月5日付の赤旗の元文部次官前川喜平さんが言っておられますが、全国一律に休校を要請するのはおかしいと。学校保健安全法の20条は、学校の臨時休業を定めています。それを判断するのは学校の設置者です。公立の小・中であれば設置者は市町村です。学校教育は自治体固有の仕事です。つまり安全問題含めて考えてみれば、保健室があり、教室があり、そして教員が配置される。そして、備前市は少人数学級が定着している先進地でもあります。三石のところで休校が必要だったのかどうか、私は疑問になるところでありますが、ここでお伺いをするのは学校は休校しながらこども園は、保育園は大丈夫なんでしょうか。危機管理の範疇のところですね、経済の問題も考えなければいけない、こども園のところも、保育園も考えなくちゃいけない。大丈夫なんでしょうか。もっと病気のところだけじゃなくて、その枠を広げた危機管理を考えていかなければいけないんじゃないかという点からお聞かせをしていただきたいと思います。
○議長(立川茂君) 答弁を願います。 田原市長。
◎市長(田原隆雄君) 御説ごもっもだと思っております。そういう中で、総社市は対策本部というような形を立ち上げております。しかし、備前市はそういうことは立ち上げておりませんけども、庁議等でしっかりそれぞれの分野について、単なる学校を休校したということで教育委員会だけの問題じゃないですよ、産業界はどうですかというような、福祉はどうかということもあわせて検討はしているということで、そういう組織は立ち上げていないけれども、そういう協議はしっかりするようにということでやっているということで御安心いただければと思います。 それから、機構的な問題につきましては、何かあればお答え願いたいと思います。
○議長(立川茂君) 答弁ありますか。 山本
保健福祉部長。
◎
保健福祉部長兼
福祉事務所長(山本光男君) 今回の場合は、感染症ということでございまして、備前市におきましては備前市新型インフルエンザ等対策行動計画というものを設けておりまして、それに準じた形で対応しております。そして、備前市新型インフルエンザ等の行動計画に対しまして、対応マニュアルといったようなものも作成しておりますので、それに沿った形での今回は対応をとらせていただいているということで御理解いただきたいと思います。
○議長(立川茂君) 中西議員。
◆14番(中西裕康君) 時間あとわずかになってきましたけども、他の市町村を見てみますと、危機管理についてもう少し立ち入った検討と分析をし、配置をしているというようなところが見られるわけであります。この機に備前市も一度そういう原点に立ち返って私は考えてみる必要があるんじゃないかと。今回のやつは感染症だったからそこの保健福祉部なんだと。しかし、災害であれば、これは総務部長ですかね。 〔「市長公室」と呼ぶ者あり〕 こっちか。 〔「市長公室」と呼ぶ者あり〕 というような形になるわけでありますから、危機管理のあり方については一度市長、私は御検討をお願いしたいと思います。
○議長(立川茂君) 答弁を願います。 田原市長。
◎市長(田原隆雄君) これもPR不足かと思いますけれども、それなりの組織は準備しておりますので、後ほど配付するなりして理解を深めていただきたいと、備前市の対応についての理解をいただきたいと、このように思っております。 〔「終わります」と14番中西議員発言する〕
○議長(立川茂君) 以上で中西議員の質問を終わります。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~
○議長(立川茂君) 会議中途ですが、この際暫時休憩いたします。 午前10時44分 休憩 午前11時00分 再開
○議長(立川茂君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。 次に、森本議員の一般質問を願います。 4番森本議員。 〔4番 森本洋子君 登壇〕
◆4番(森本洋子君) それでは、通告に従いまして、一般質問をさせていただきます。 最初に、
男女共同参画についてです。 女性が活躍しやすい環境づくりを目指し、2015年に制定された女性活躍推進法の行動計画の策定義務が2022年4月から中小企業にも拡大されます。女性の社会進出度は、女性が管理職にどれだけついているかという数値ではかります。内閣府
男女共同参画局が公開しているデータによりますと、日本全体では13.2%、アメリカが43.4%、フィリピンが49%、女性の就業割合が日本よりも低いとされているマレーシアでは20.3%となっております。 日本では、女性の参政権獲得は戦後であり、長い間男社会でありました。そのため、女性が出産、育児と仕事を両立させるには、今なお多くの困難があります。それは、地方ほど顕著であり、環境整備が進んでいないと言われております。 今回の
新型コロナウイルスで小学生、中学生、高校生の臨時休校になった場合、保護者の対応においても仕事の調整をするのは女性のほうが多いと言われております。 そこで1点目、本市における女性活躍推進計画の取り組みと成果についての見解を市長に求めます。 あわせて、市職員の女性管理職、市の審議会等の委員の女性の比率をお尋ねしたいと思います。 次に、2点目の女性への就労支援についてです。 元総務大臣の増田寛也氏は、都市部への人口流入について要因の一つは若年女性が東京に流入する動きをとめられていないことだ。しかも、男性の場合は上京しても20代のうちに地元に戻る動きが出てきているが、女性の場合は戻らない傾向が強い。最大の壁は就職だ。調査によれば、地元での就職に閉塞感を感じている若年女性が多い。地元企業では、希望する職種に求人が少ない。あるいは責任ある仕事を任されないので、能力や経験を生かせない。賃金が低いといった理由が上げられていると述べています。 このような傾向が備前市にもあるのか。兵庫県豊岡市が、若い女性を呼び戻す取り組みを始め、主に意識改革に取り組んでいます。備前市も早急に考えるべきではないでしょうか。 備前市のゼロ歳児から保育料の無償化は結婚、出産、育児を経験した、している女性の社会進出への力強い支援でもあります。とはいえ、女性が働きたい、働ける職場には限りがあります。前回の一般質問でも申しましたが、城西大学の伊関教授は、公立病院も市役所も地方にとっては一つの企業と捉えるべきであると。そうしますと、こども園、保育園も女性の就労の大きな企業であるとみることができます。保育士不足の現状を見れば、医師、看護師確保の就学貸与制度と同じように保育士も検討するべきではないかと考えます。担当者の答弁を求めたいと思います。 続きまして、3点目の人権が尊重されるまちづくりについてお尋ねしたいと思います。 多様な性を尊重する動きは全国に広がっています。岡山県下では、総社市がいち早くパートナーシップ宣誓制度を導入しました。日本において、現行の法制度では婚姻が認められない性的マイノリティーの方が、人生のパートナーとして行政が公的に証明するものです。岡山市も、本年7月に導入すると大森市長が表明されております。 行政に証明書を交付してもらうことで、医療機関でパートナーの病状の説明を受けることができるなどの新たな道筋がつけられると考えられます。性の多様性を認め合い、誰もが安心して暮らせるまちづくりにつながると思われます。備前市も導入を検討するべきと思いますが、担当者の見解をお聞かせください。 次に、大きな2番目、待機児童の解消に向けて。 保育士は、小さな命を預かる仕事でありながら、重労働で給与が低いということは周知の事実です。厚生労働省の調べでは、資格を持っていながらその職業についていない、いわゆる潜在保育士が全国で76万人いるそうです。
厚生文教委員会、一般質問においても、給与の問題は取り上げてまいりました。担当課は、トータルで見れば近隣の市町に負けない給与体制との答弁をされますが、委員のほうからは募集要項の金額を見ただけではわからない。給与を増額して、明確な数字を示すべきとの意見もありました。就職に当たり、給与は重要な決め手になります。給与の見直し、増額を要望したいと思います。市長の見解をお尋ねしたいと思います。 また、保育士確保のため、給与以外にも全国の各自治体が独自の支援を行っております。高梁市は、保育士資格取得通信講座受講経費の助成、横浜市は保育士宿舎借り上げ支援事業、明石市は保育士定着支援金など、また兵庫県の姫路市は保育士確保のためのプロジェクト会議を立ち上げ、保育士の現状を分析し、中学生や高校生に保育士の出前授業を行うなど、早い段階から保育士の養成に取り組んでおります。備前市も独自の支援を考えるべきではないでしょうか、市長のお考えをお尋ねしたいと思います。 最後3点目、防災意識の向上について。 2月13日、吉永地域公民館での議会報告会のことです。報告会に参加されていました市民の方から、2月7日の旧アルファビゼン活用の説明会において、担当課とのやりとりの中での感想として、市の職員が防災について何も考えていないとの御指摘がありました。私自身は説明会に参加しておりませんでしたので、話の内容を全てわかっているわけではありませんが、議会報告会の開催日前にも同じような内容の話を、参加した住民の方から伺っておりました。 参加者の共通認識として、職員が防災意識を持っているのか、来るべき南海トラフの対応の中で、職員が避難所運営のワークショップなどの研修も行われていたと記憶しております。職員の方は、常に危機感を持って防災に取り組んでいただいているとは思いますが、市民、住民に伝わっていないのではないかと危惧しております。しっかりと見える形で伝えていくべきと考えます。 そこで1点目、防災士の役割の重要性は十分承知されていると思います。市職員で防災士の資格を持っておられる方の人数をお尋ねしたいと思います。 2点目、職員の防災意識の向上のため取り組みも行われていると思いますが、山形県酒田市では、市監査委員による行政監査で職員の防災意識が相当低いと指摘され、改善を図っております。また、埼玉県の深谷市では、新採用職員に対して防災研修を行っています。岡山県の防災アドバイザーには防災・減災で有名な関西大学の河田教授もおられます。職員、市民対象の防災についての研修を行い、お互いが防災意識の向上に努めていくべきと考えますが、担当者の見解をお願いしたいと思います。 以上、よろしくお願い申し上げます。
○議長(立川茂君) ただいまの質問に対する答弁を願います。 田原市長。 〔市長 田原隆雄君 登壇〕
◎市長(田原隆雄君) それでは、森本議員の質問に順次お答えをいたします。 1番の1点目、女性活躍推進計画の取り組みと成果についてでございますが、審議会等での女性の登用の働きかけを初め、さまざまな講座を通じて啓発に取り組んでおります。成果といたしましては、数値目標にあります市民意識調査におきまして、地域や職場で男女が対等に活躍できていると感じている市民の割合、安心して子供を産み育てることができると感じている市民の割合が、前回の調査より上昇しており、緩やかではありますが、一定の成果があったものと考えております。 市職員の女性管理職の割合等につきましては、担当からお答えさせていただきます。 2番目の1点目、御意見のありました保育士確保に早い段階から手がければいいのではないかという提案につきましては、大変いい提案と感じましたので、参考にさせていただきます。 待機児童の解消について、給与を上げる努力をしていただければとのことですが、パートの報酬は新年度から始まる会計年度任用職員制度において自治体での経験年数を加味し、これを有する場合は時間給1,090円であり、何を基準とされているのかわかりませんが、議員がおっしゃられるボーダーラインと遜色ないと考えております。 2点目、個別の支援についてですが、議員が言われる住宅補助等は考えておりませんが、会計年度任用職員の保育教諭として主たる保育業務を担っていただける職員には、保育手当の支給を考えております。 私からの答弁は以上です。
○議長(立川茂君) 佐藤市長公室長。 〔市長公室長 佐藤行弘君 登壇〕
◎市長公室長(佐藤行弘君) それでは、私から3番、防災意識の向上についてお答えいたします。 1点目、職員の防災士の資格の取得者についてでありますが、聞き取りを行ったところ、3名が取得しておりました。 2点目、職員及び市民を対象に防災研修を行い、お互いが防災意識の向上に努めるべきとの御意見につきましても同感でございます。毎年、市民の皆様と行っている市総合防災訓練への職員の参画はもちろんのこと、若手職員には積極的に参加を促しているところでございます。 平成30年7月の西日本豪雨の際には、倉敷市を初め県内の被災地を支援するため、発災初期からの災害業務や避難所運営について、職種を問わず職員を延べ273名派遣し、現場での経験を積んでいただいたところでございます。 また、昨年の10月には台風19号の被害を受け、対口支援を行っている茨城県常陸大宮市に対して罹災証明書発行、交付及び住宅被害認定調査等の業務を支援するため、岡山県職員とともに備前市職員も1名を派遣しております。 今後も、被災地支援には積極的に職員を派遣し、本市で災害が発生した場合、迅速な対応ができるよう、努めてまいりたいと考えております。 また、防災をテーマにした机上研修につきましても、職員研修の一環として、あるいは地域の皆様と一緒に防災意識の向上につながる
防災講座なども計画してまいりたいと考えておりますので、御理解、御協力のほどよろしくお願いいたします。
○議長(立川茂君) 今脇
市民生活部長。 〔
市民生活部長 今脇誠司君 登壇〕
◎
市民生活部長(今脇誠司君) それでは、私から1番の1点目の女性活躍推進計画の取り組みと成果についてのうち、過去3年間の女性の比率についてですが、まず市職員の女性管理職の割合については平成28年度が10.4%、29年度が7.7%、30年度が10.2%の実績になっております。 また、各種審議会の女性委員の割合につきましては、審議会等の数に対して女性のいない審議会の割合が平成28年度が17.2%、29年度が21.2%、30年度が15.6%という実績になっております。 次に、3点目の人権が尊重されるまちづくりについてですが、本市ではまずは性的マイノリティーについての理解と認識を深める啓発を行うことが重要であると考えております。御提案のパートナーシップ制度については、岡山市も含め先進地の取り組み状況を参考にさせていただき、近隣市町ともしっかりと情報交換を行い、本制度の調査研究を進めてまいりたいというふうに考えております。 私からは以上です。
○議長(立川茂君) 平田産業部長。 〔産業部長 平田惣己治君 登壇〕
◎産業部長(平田惣己治君) 私からは、1番、2点目、女性への就労支援についてお答えさせていただきます。 議員御指摘のとおり、兵庫県豊岡市では官民一体となって女性就労に限定した雇用対策協定を締結するなど、先進的な取り組みをされているようであります。 また、市内16の事業者が女性が働きたい仕事、職場への変革に積極的に取り組むべく、ワークイノベーション推進会議を設立するなど、民間主導の取り組みも活発なようであります。 市といたしましても、ジェンダーギャップの解消や進学等で転出した若い女性に帰ってきていただくよう取り組むことは、今後の重要課題と認識をしております。令和2年度は、備前市総合計画の見直しの年でありますことから、その取り組みの中で議員御提案の事例も含め、まずはこうした先進事例を参考に、女性にとって働きがいがある、働きやすい仕事、職場の確保について、市内商工団体とも連携をして調査研究していきたいと考えております。 なお、奨学金返還免除の制度につきましては、備前市定住促進奨学金返還補助金という既存の制度がございまして、職種は問わず市内在住で備前市圏域に就職される方で奨学金の返還をされる方に補助金交付されることとなっておりますので、御紹介をさせていただきます。 私からは以上です。
○議長(立川茂君) 再質問はありますか。 再質問に入ります。 森本議員。
◆4番(森本洋子君) それでは、再質問に入らせていただきます。 市長のほうから一定の成果が上がっているということなんですけれども、部長のほうからも女性の割合の比率の数値の答弁をいただきました。この第3次の備前市
男女共同参画基本計画が折り返し地点の年度であるんですけれども、令和3年の目標の数値が審議会の女性の割合が38%、さっきはいない方のあれを言われたんですけれども、30年度の実施報告の状況を見させていただきますと、市の審議会の女性の比率が33.8%で、目標が令和3年には38%、市の職員の女性管理職の比率が先ほど10.2%と言われたんですけど、その目標の令和3年のところで20%という目標の数値が上がっているんですけれども、この目標に対して目標に達成できるのかどうか、部長のお考えをお聞かせいただきたいと思います。
○議長(立川茂君) 答弁を願います。 今脇
市民生活部長。
◎
市民生活部長(今脇誠司君) 現在、50代からが大体幹部職員というぐあいになろうかなと思うんですけども、そのあたりの女性職員の母数といいますか、男性に比べてちょっと少ないという状況がございます。これから先はだんだん40代、それから30代と上がっていくという中で、成果主義という時代になりますけども、優秀な女性職員が多くいると思っておりますので、これからはどんどん上がってくるんじゃないかなというふうに期待をしているところでございます。
○議長(立川茂君) 森本議員。
◆4番(森本洋子君) これは国のデータなんですけど、近隣の平成30年度の女性の職員の割合を見てみますと、瀬戸内市が11.9%、赤磐市が13.5%、岡山市が11.6%という数字が出ているので、数値だけであれなんですけれども、若干やっぱり近隣の市町村と比べたら低いのかなというふうには考えていますし、この議場を見渡しても私一人しか女性がいないという状況もありますので、できる限りしっかりと、いろんな状況はあると思います。働き方改革もありますし、女性がそういう立場になっても求める、求めないという状況も個々の問題もあるとは思うんですけれども、やはりこういう数値でしかなかなかはかることができないので、しっかりと取り組んでいただきたいということを要望しておきたいと思います。 次に、就労支援についてお尋ねしたいと思います。 これはなかなか難しい問題だというふうに思っております。私も、国立国会図書館の行政法務調査室が調べた書類を手に入れたので、それで女性の働き方を考える、女性の就労を考えるということを、国として考えていこうという動きがあるのかなというふうには思っておりました。その中で、兵庫県の豊岡市の紹介もされていたり、金沢工業大学の教授の先生の女性の働き方ということで、そういうお話も出ていたりしていたんですけれども、女性が就労するにはなかなか厳しい状況がたくさん考えられております。 保育士という一つの観点からいいますと、先ほども言ったように保育士不足であるということの中から保育士も働く場所の一つとして備前として考えてもらいたいというふうな提案もさせていただきました。 近隣の瀬戸内市なんかで、ある企業なんかではパートの女性の方をたくさん就労していく中で、子供さんの学校行事に合わせてとりやすい、休みがとりやすいような環境を整備している企業もあるというふうに聞いておりますし、またそのお話も聞いてきました。やはりそういうことを地元の企業にもしっかりと求めていくことも必要かと思うんですけれども、部長いかがでしょうか。
○議長(立川茂君) 答弁を願います。 平田産業部長。
◎産業部長(平田惣己治君) 議員おっしゃられるとおりかと思います。私も、御提案があったので、豊岡市の事例も少し勉強してみたんですけども、市長さんのコメントの中にもありましたけども、やはり旧来の男社会というものが地方では特に根強く残っているということで、なかなか女性が働きたくても条件に合う仕事がない、あるいはまた子育て支援、子育ての部分に不安があるというようなことで、なかなかそういったことが仕事と両立が難しいという状況があるようでございます。そうしたことをしっかり変えていく取り組みをしていくということが必要なんではないかなというふうに思っております。 そうしたときに、行政だけでも限界がありますので、商工会議所や商工会さんともその取り組みについてこれからいろいろ勉強して取り組んでいきたいというふうに思っているところではございます。 ただ、商工会議所さんなどにお話をお聞きしますと、それぞれ独自の取り組みというのはやはりいろいろされているようでございまして、例えば女性管理職の比率を2020年までには40%にするというような目標も掲げて、例えば女性経営者の育成研修といったようなものをされたり、それからまた男性の育児休暇の取得を促進するというようなことで、この辺も行動計画を策定をしたりといったようなことで独自の取り組みをされているようでございますので、そうしたことがさらに促進されますように、我々もしっかりと協力をしていきたいというふうに考えております。 以上です。
○議長(立川茂君) 森本議員。
◆4番(森本洋子君) また、しっかりと周知のほうもあわせて行っていただきたいと思います。なかなか市が決めた目標というものを市民の方にはわかりにくいと思いますので、その点もお願いしたいと思います。 次に、パートナーシップの制度のことなんですけれども、これSDGsの目標の一つにも上がっていると思うんですけど、部長その点はどうでしょうか。
○議長(立川茂君) 答弁を願います。 今脇
市民生活部長。
◎
市民生活部長(今脇誠司君) SDGsに関しましては、私の部のところに環境課もあって、興味深いところではございます。 余談になりますけども、SDGsの目標の4のところに教育機会の促進というのがあって、閑谷学校がある備前市はまさに教育機会を広く庶民に与えたということで早くから取り組んだところだと思うんですけど、その次の項目に目標5、ジェンダー平等、女性の活躍促進というのがあるということだろうと思います。 まずは、近隣のほうもこれからそういうことでどんどん取り組んでいくと思いますので、まずは備前市においても令和2年度に実施予定の第4次
男女共同参画推進計画の策定に係るアンケートの結果をとりまして、それを参考に進めていけたらというふうに考えております。 以上です。
○議長(立川茂君) 森本議員。
◆4番(森本洋子君) 先ほども言われましたように、ジェンダー平等を実現しようということでSDGsの目標の一つにも上がっているわけなんですけれども、17の項目のうちに。市長が進めておられますSDGsの中の取り組みの一つにも該当すると思いますので、そういう対象の方が市内にいる、いないはかかわらずに、そういう取り組みを備前市が行っているということを広く周知していくのは大事なことだと思いますので、ぜひとも導入を検討していただきたいと思いますが、市長のお考えをお聞かせいただきたいと思います。
○議長(立川茂君) 答弁を願います。 田原市長。
◎市長(田原隆雄君) 努力しなければいけない目標と感じております。
○議長(立川茂君) 森本議員。
◆4番(森本洋子君) 予算的には特に大きくなるような、証明の書類を発行するぐらいのものだというふうには考えておりますので、ぜひともなかなかこういう方面備前市はおくれおくれで取り組んでいるんですけども、昨日も近隣の市町村を見ながらというようなお話もありましたけれども、ぜひとも1番になって、1番ではないんですけれども、早いうちにこういう施策を取り組んでいただきたいというふうに要望しておきたいと思いますので、お願いいたします。 続きまして、待機児童の解消に向けてお話をさせていただきたいと思います。 給料の1,090円、
ホームページとかいろいろ会計年度職員のを見せていただきましたら事細かに時間数とか、勤務の時間数とかで分かれているので、一概にこれというような金額が出てくるわけではないんですけれども、委員会のときでも申しましたように、今回伊里のこども園でゼロ歳児で預けていたお母さんが1歳児の申請をしたときに入れなかった、保育利用の調整基準点数表の結果点数が足りなくて漏れてしまったということで、伊里のこども園の保護者の皆様の前で泣きながら落ちてしまったんだということをお話しされたということで、地元の区長さんとか、いろいろお電話をいただきました。この基準点数表はどうにかならないのかということも言われたんですけれども、現段階ではどうすることもできないと。でも、私たちが取り組むことができるのは、保育士を一人でも多く確保していって、待機児童を解消していくことが今私にできることだと思いますというふうにお答えをさせていただきました。 その中で、区長さんのほうから知り合いの保育士がいるから、備前市のほうに就職してもらえるならということで、金額を言われたのが1,100円がボーダーラインでした。1,100円以上なら備前市のほうへ行ってもいいというようなお答えをいただいたんですけども、残念ながら週20時間から25時間の勤務であれば1,090円という、能力給もあるんですけど、そういうことを言われまして、パートで働かれている方はもう10円、20円のこのせめぎ合いのところで決められているんだなっていうのを実感したわけでございます。それでもって、今回この一般質問をさせていただいたんですけれども、この話を聞いて市長どういうふうに思われますでしょうか。
○議長(立川茂君) 答弁を願います。 高橋総務部長。
◎総務部長(高橋清隆君) 給与のこと、時給のことについてですが、まず時給の前に議員のお話を聞かせていただいて、実際は預けていられたものが預けられなくなったという事実につきましては、個人さんのことを鑑みますと対処してあげられなかった市としてはじくじたる思いがあったんだろうというふうには思います。 ただし、給料を決めさせていただく以前に、私は解決できない一つの課題として地理的な要因があると思っています。それは、複数の市町村を受けられたときに、両方とも合格というふうに言われたときに、居住地に近いほうを選ばれます。ということは、人口が多いところから受験される方が多いということです。ということは、逆に言うと備前市の方の受験がだんだん少なくなっているということも現実であろうかと思います。ですので、給料を上げると中でのバランス、それをどうするか、ほかの専門職もおります。ですから、そのバランスをどうとっていくのかということになります。 それと、同職種であっても先輩職員とどうバランスをとっていくのか、このあたりも問題としてはあろうかと思いますので、賃金、給与のことだけでの議論にはなかなかなりにくいのかなという感想を持っております。 以上でございます。
○議長(立川茂君) 森本議員。
◆4番(森本洋子君) 日本全国にはこの保育士問題が出たときに、前回か前々回にも申しました戸田市なんかも給料を独自につけるとか、そういう取り組みを行っているところも実際ありますので、部長が言われるようなさまざまな特別にそこの職種だけ上げるっていうのはどうかという考えもわからないわけではないんですけれども、今やはり備前市が直面しているのはこの保育士不足によってお母様方が、保護者の方が大変な思いをされている方が多いというこの問題を真剣に私たちは受けとめていかなくてはいけないのではないかなという思いであります。 そのためにも、保育士の確保を早い段階から、今後もこれはずっと続いていくと考えられますので、やはり備前市も早い段階から保育士の確保に向けて取り組むべきであるというふうには思ってこの提案をさせていただいております。 中学生や高校生に、特に中学生なんですけれども、高校を選択する場合に保育士を選択してもらおうと思ったらそれなりの高校に行くとか、そういうのも含んでくると思いますので、やはり先ほども言われた定住促進奨学金の返還補助制度ですか、これは私も調べてわかっておりましたけれども、そういうことも早い段階から保護者の方とか生徒の方に周知をしていただいて、高校を選択するときに市内に住む、親元で住むって、特に女性の子供さんは親元に住みたいという考えの方もいらっしゃいますし、保護者の方も女の子は手元に置いておきたいという考えの方も多いとお聞きしておりますので、やっぱり早い段階でそういうことも周知していただいて、保育士になっていただくようなこういう方向性をしていく、姫路市の状況もあるんですけれども、取り組んでもらいたいなあと思うんですけれども、いかがでしょうか。
○議長(立川茂君) 答弁を願います。 田原市長。
◎市長(田原隆雄君) その考え方は同感であります。そういう中で、昔優しい保育園の先生に教わった子供たちは、保育園の先生になりたい、優しい看護師さんに接触した場合は看護師さんになりたい、お母さんが看護師さんしているとそうなりたいと、こういうような家庭教育というか、そういうようなことですけども、最近逆にもう大変な仕事なんだということをアピールされると、だんだん3K、4Kの仕事の一つだという風評をされると、子供たちの進路も変わってくると思いますので、家庭なり地域でも大切な仕事なんだという啓発をしていただければ、少しでも議員御指摘のようなことになるんじゃないかと思いまして、この考え方については同感ですという答弁をさせていただきました。
○議長(立川茂君) 森本議員。
◆4番(森本洋子君) 市長がおっしゃられるように、大変な仕事だということがアピールが続けば皆さんが敬遠されるっていうのは事実だと思います。それでまた、預けるほうの市民である保護者側に対しても、備前市がそういう事例があるかどうかはわかりませんけれども、他市では引き取りのときの時間を守らない保護者もいるとか、そういう案件も他市では聞いております。やはり保護者側も守るべきことは守るというようなモラルをしっかりと持っていただいて、相互の関係の中でこの保育が成り立っていると思いますので、市民の方にもそういうことをしっかり周知していただいて、ルールを守っていただくような取り組みも必要かとは思います。 保育士の方がしっかりと子供さんを保育していく上で、保護者対策なんかで悩まれることがないようなことも考えていかなくてはいけないのではないかなというふうには思っております。 それでは、次の防災のほうに入らせていただきます。 先ほどの答弁で、取り組んでおられているのは私もわかってはおりますけれども、なかなか市民の方の厳しい御意見もありましたし、それ以前にも私も聞いておりましたので、あのときの状況が私はちょっとわからないんですけれども、市民の方から防災のことについて聞かれたときに、やはりその場でしっかりとした答弁をしていただきたかったなというのが私の思いなんですけど、いかがですか。
○議長(立川茂君) 答弁を願います。 佐藤市長公室長。
◎市長公室長(佐藤行弘君) 職員には常日ごろの職場もございます。その業務をこなしながらの、上での防災ということでございますので、一定の防災についての知識は持っていただいているものと認識しておりますけれども、個別の案件についてはそのときすぐにということは無理だったのかもしれません。 ただ、職員は市民の方から見ると職員は何でも知っているんだというふうに思われているかもしれませんが、それが一番いいんですけど、そうばっかりでもないということも御理解いただけたらと思います。 以上です。
○議長(立川茂君) 森本議員。
◆4番(森本洋子君) 防災士が3名という、この数字に関してはどう思われますか。
○議長(立川茂君) 答弁を願います。 佐藤市長公室長。
◎市長公室長(佐藤行弘君) 多いか少ないかということは私には個人的にはどうこう言うことはありません。できるだけ持っておいていただけたらなとは思います。 以上です。
○議長(立川茂君) 森本議員。
◆4番(森本洋子君) これ危機管理に担当されている方がとられているんですか。それとも、全然関係ない方なんですか。そこまではお調べですか。
○議長(立川茂君) 答弁を願います。 佐藤市長公室長。
◎市長公室長(佐藤行弘君) 危機管理課と直接職場が関係あるということではありません。
○議長(立川茂君) 森本議員。
◆4番(森本洋子君) 赤磐市なんかがこの防災士の資格、市を挙げて取り組んでいるので、中学生の方も取られているぐらい防災意識が高いんですけれども、職員の方もこれ全額補助になると思いますので、しっかりと取っていただきたいと思います。私自身も取らせていただきましたので、間違いはないとは思いますので、そういうことは勉強に行っていただかないといけない、2日間拘束されるから何とも言えないんですけれども、やはりそういう取り組みを推進していくことも必要かと思うんですけど、いかがでしょうか。
○議長(立川茂君) 答弁を願います。 佐藤市長公室長。
◎市長公室長(佐藤行弘君) 職員であれば、地域の方々とは異なりますので、全額補助ということは、それができるかどうかについては研究してみないとわかりませんけれど、できるだけとっていただけたらありがたいというふうには思います。
○議長(立川茂君) 森本議員。
◆4番(森本洋子君) 先ほど、全員が全員職員が対応できないというような御答弁もあったんですけれども、やはり防災っていうのはもう市民の皆さんもすごい重要に考えておられます。一般質問が始まってからいろいろ捉え方の問題はあるとは思うんですけれども、九州北部の地震が起こったときに、その後熊本市のほうへお話を聞きに行ったときに、そのときの政策監の方が反省点としてはもうできる限り可能な備えをしておくべきっていうふうなことも言われました、防災に関しては。それが、もう失敗したときに感じた反省点ですというお答えもお聞きしております。 そう考えた場合、確かに備前市は災害の少ない地域と言われておりますけれども、災害が少ないかわりにどこで何が起こるかわからない地域でもあると思います。それは、今東大の特任教授で行かれている片田教授が瀬戸内市の講演でおっしゃられていました。わからないからこそ備えておくのがこの備前市のとるべき姿ではないかと思うんですけれども、いかがでしょうか。
○議長(立川茂君) 答弁を願います。 佐藤市長公室長。
◎市長公室長(佐藤行弘君) 災害が少ないということに甘んじるわけではなくて、常日ごろからあらゆることを想定して、それに備えるということが望ましいというふうに思います。
○議長(立川茂君) 森本議員。
◆4番(森本洋子君) 職員の方もしっかりとその思いで取り組んでいただきたいということを申し上げて、終わらせていただきます。ありがとうございました。
○議長(立川茂君) 以上で森本議員の質問を終わります。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~
○議長(立川茂君) 会議中途ですが、この際暫時休憩といたします。 午前11時42分 休憩 午後1時00分 再開
○議長(立川茂君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。 市長から発言訂正の申し出がありますので、この際発言を許可いたします。 田原市長。 〔市長 田原隆雄君 登壇〕
◎市長(田原隆雄君) 先ほど、中西議員の3番目、備前市の危機管理についての質問のうち、マスク、
消毒用アルコール、防護服の備蓄についての質問について、前段で藪内議員の質問の中で取り消しがあったということから、中西議員への答弁を改めて加えさせていただきたいと思います。 市では、マスク約3,000枚、消毒液63リットル、防護服51セットを備蓄しております。これとは別に、病院ではマスク約1万7,000枚、消毒液29リットル、防護服870セットを職員用の業務用として備蓄しておるということです。大変申しわけありませんでした。
○議長(立川茂君) 市長の発言が終わりました。 ただいま申し出のありました訂正箇所については、後刻会議録調製段階で精査の上、調製いたします。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~
○議長(立川茂君) 次に、守井議員の一般質問を願います。 9番守井議員。 〔9番 守井秀龍君 登壇〕
◆9番(守井秀龍君) それでは、お昼からのトップバッターというところで、お疲れのところ一般質問をいたしたいと思います。 通告に従いまして、一般質問いたします。 最後から2人目というようなことで、皆様方同僚議員からいろんな御意見重なっておりますけれども、別の観点あるいは最終的な聞きたいこととかございますので、それに従いまして一般質問をしていきたいというふうに思います。 まず第1点、令和2年度の市長の施政方針から何点か確認やら状況報告やら問題点についてお聞きしたいと思います。 市長の施政方針であり、来年度1年の取り組む姿勢をあらわしているのが施政方針ということだと思います。 一番初めに、前文というような形で表現されておりますけれども、前文から見えるものとしてお聞きしたいというふうに思います。 その前文の中には、任期の最終年に入り、今年度は総仕上げの年であると述べています。そしてまた、オリンピック、合併15周年、新庁舎落成式や旧閑谷学校の創学350周年記念、また備前市総合計画、総合戦略の見直しを行う年となるとも述べています。 ここで、第1点目をお聞きしたいと思いますけれども、4年目ということで総仕上げをやるんだというような形で表現されております。何を総仕上げを行っていくかと、事業を進めようとされているのか、具体的に考えているものがあればお答えいただきたいというふうに思います。 1年あっという間に過ぎるわけです。4年目ということで、ほんまに早いものだと思いますけれども、総仕上げというような形でどういうものを総仕上げにされるのか、具体的に考えているものがあればお答えいただきたいというふうに思います。 ただ、施策の中が全てそういう総仕上げのものだということになるのかもしれませんけれども、たくさんあるのであれば5項目ぐらいに絞ってお話をいただければいいのかなというふうに思っております。 そしてまた、それぞれの項目につきまして、具体的にいろんな施策について述べております。随時お聞きしていきたいというふうに思います。 2番目につきましては、就学前の教育、保育等の充実について述べております。待機児童が来年度もかなりの人数がいるというふうに聞いております。市のこども園、保育園へ入れない人数が五十数人今の段階ではおられるというふうには聞いております。来年度に向けて、令和2年度に向けてどのような対策を行って、結果がどうであったのでしょうか。令和元年度も待機児童が年度途中でも多くの待機児童がおられまして、この待機児童対策が大変だったなあと、だろうというふうにも思っております。 ここで、またこの3月、2月で来年度の入園児が決まってくるというようなときになっております。元年度での保育士の補充なり、あるいは対策がどういう、恐らく職員の募集あるいは保育士の募集を行ったけれども、なかなか臨時職員も含めて集まらなかったのが結果じゃないかなあというふうに思っております。 57人ほど8月の、昨年の8月の段階で57人程度が待機児童となっていたというようなことも聞いております。どういう元年度で成果、結果がどうであったんかお聞きしたいと。 そしてまた、来年度に向けて先ほども申し上げましたけれども、五十数人の、まだ現在では待機児童にはなっていないのかもしれませんけれども、50人の待機が出ているというふうなことでございます。 昨日あるいは一昨日の同僚議員からの同様の質問がありまして、保育士や教員の増員についての対策あるいは認可外保育園への援助等のお話ができております。基本は保育士、教職員の増員、これが一番この対策には必要ではないか、恒久的な問題も含めて考えていかなければならないんではないかなあというふうに思っております。そういう観点から、今後の対策をどのようにお考えか、お聞きしたいというふうに思います。 そして3番目、小・中学校の充実についてお聞きしたいと思います。 中学校の統廃合については、実施計画に基づき統廃合に向けての準備を進めておりますと述べております。昨年11月の私の質問の中で、教育委員会からの、教育長からの答弁でございましたけれども、今後教育委員会審議後、統合準備委員会を立ち上げ、統合に向けての具体的な詰めを行っていくことになりますと、このように述べておりました。 また一方、昨年さきの同僚議員からの報告もございましたけれども、三石小学校、伊里小学校から要望が出されたとも聞いております。市長は、実施計画をどのように進めるようお聞きになっているか、お聞きしたいというふうに思います。詳細は、再質問で教育長にお聞きしていきたいというふうには思っております。 次に、スポーツ・レクリエーション活動の推進ということでお聞きしたいと思います。 備前市スポーツ振興基本計画についてお聞きしたいと思います。 平成23年度に策定した振興計画が令和2年度で切れるので、新たな振興計画を策定するとあります。2年度で最終年度を迎える今回の
スポーツ振興計画で、成人の週1回以上のスポーツ実施率を50%以上と定めておりましたけれども、この計画の中では先日ですか、報告もございましたが、実施率は35%程度というようなことで、目標はかなり達成できていない状況だったというふうにお聞きしました。 平成22年、今回の
スポーツ振興計画策定した段階では、平成22年の段階では、これが42.7%ぐらいあったようです。42.7%ですから、50%というのはかなり到達可能なパーセンテージかなあというような感じで計画されたことだと思うんですけれども、それよりもかなり平成22年よりも低い35%ということで、実体的には7%程度下がっておるというようなことです。 スポーツ振興といってもなかなか一長一短では進まないわけですけれども、健康といろんな観点から振興を図らなければならないというふうに思っております。スポーツ振興課、現在今格下げされまして、係というふうに対応になっております。本当にスポーツ振興がこういう対応で大丈夫かどうかなというふうに心配しております。 次、5番目、国際交流についてお聞きしたいと思います。 国際交流につきましては、このたびメンロパーク市について姉妹都市に格上げを予定しておるというようなことでございます。国際交流につきましては、オーストラリア、そして韓国とも交流を行っております。非常に子供たちにとっても意義あることだろうと思いますし、大人にとっても交流を深めることは将来の私たちの発展にもつながるんではないかなあというふうに思っております。 以前からメンロパークとは姉妹都市を結んでおったんではないかなというふうに思っておりましたけれども、それよりも違う協定であったというふうに聞いております。姉妹都市に格上げをするということでございますが、今までと何が違い、どのようなメリット、デメリットがあるのか、明らかにしていただきたいというふうに思っております。 次に、地域包括ケアシステムと高齢者福祉の充実についてお聞きしたいと思います。 高齢による虚弱になる前の段階で、幅広く居場所づくりや活動ができる地域のサロン活動を重点的に支援していくとともに、認知症の段階に合わせ支援を行うケアバスの普及に努めるとしています。また、地域に密着した
医療サービスの提供について、地域包括ケアシステムの構築に向け、医療、介護のみならず、予防保健等の質の高いサービスを提供してまいりますと述べております。これらの高齢者福祉と地域包括は連携して愛育委員、栄養委員、福祉推進員や地元関係者も交えて運用していかなければならないんではないかと思っております。 施政方針では、別項目という形で述べております。見た感じ別物のように感じられるわけでございます。これらは一体のもので連携しなければならないんではないかというふうに思っております。市長としてどのようにお考えか、お聞きしたいというふうに思います。 次、大きい7番目、企業誘致についてお聞きいたします。 香登に引き続き、久々井での工業団地が造成されようとしています。以前から企業誘致につきましてはぜひいってほしいということで、前市長あるいは前々市長からも進めておる事業で、久々井での工業団地が造成されようとしていることに対して本当にありがたいことだというふうに思っております。 また、引き続き新たな企業誘致に取り組んでまいりたいと、まいりますと述べております。今後の取り組みについて、予定があれば御報告いただきたいと思っております。 地域振興や人口増のためにも、企業誘致はぜひとも必要と思われます。考えられます。また、中山間地域でも2ないし3ヘクタールの土地であれば確保できるのではないでしょうか。企業誘致を行おうとすれば、事前の準備がかなり必要だと思います。できるだけ早い段階から計画する必要があると思います。この点についてどうお考えか、お聞きします。 次、観光振興策についてお聞きしたいと思います。 イベントを通して備前市の観光資源のPRに努め、誘客を図ってまいりますと、このように述べております。 昨年11月の私の一般質問で、誘客100万人を目指そうということがありましたということをお聞きしましたところ、令和2年度、来年度ですけども、110万人、それから4年度には120万人を目標にしていると、このように述べておりました。 具体的に数値目標を立てていることと思いますが、来年度施政方針の中でも述べております。どのような計画で達成をする予定か、お聞きしたいと思います。 達成は可能なのでしょうか。元年度が約80万人でしたか、もう実態だということもお聞きしておりますけれども、なかなか観光客を誘客するのも難しい問題かなあというふうにも思っております。ぜひ何か達成できるような計画がありましたら、ぜひお聞きしたいなというふうに思っております。 ハルカの陶の映画や備前焼の全国へのPRなどでかなり情報発信はしているんじゃないかなあというふうに思っておりますけれども、いかがなものでしょうか、お聞きしたいと思います。 次に、住宅政策についてお聞きしたいと思います。 この住宅政策については、市長の当初の施政方針の追加というようなことでこの問題が提起されておりましたけれども、施政方針をよく見直してみましたら、この移住・定住政策の項目は別項目に述べられておりまして、7ページに移住・定住の促進というようなことが述べられておりまして、よく見ましたらそのページの項目の内容は、同じように今回20ページですけど、20ページということでできておりますけど、以前の施政方針では13ページに移住・定住の問題の同じ文章がここに出ておったというようなことで、ここに書いておる文章、住宅の供給と安心できる住環境の整備という項目の中がすっかり追加にこれ切りかえなければならないというような状況だったんかなあというふうに思っております。 だから、この項目、13ページの住宅の供給と安心できる住環境の整備の項目の文言を削除して、新たに追加されたこの文言がここに入るというようなことのようでございます。施政方針で私はこの住宅政策については何も述べられてはいないんじゃないかなということも文言集でお伝えしておりましたけれども、これらのことを見られてから追加が入ったのかなあというふうにも思っておりますけれども、そうでないんかもしれませんけれども、それ以前にわかったのかもしれませんけれども、住宅政策についてはそのようなことをちょっと述べながら、移住・定住政策については従来どおり実施するということでございます。少しでも移住の方がふえるよう、そしてまた定住の方がふえるように、いろんな補助政策をやっていただいております。内容を照査しながら補助額の増額を図ることによってよりこの政策が充実できるようになるんであれば、検討していただきたいと思いますし、補助額の増額を図ることによって効果があるものであれば、ぜひ図っていただきたいというふうにも思っております。いかがお考えか。 そしてまた、既存の市営住宅の整備や、もう一つ特定賃貸住宅というのを、いわゆる特公賃というのがあるんですけども、これの入居率の向上をもうぜひ図らなければならないんではないかというふうに思っております。 御存じのように、一般の市営住宅につきましては、所得がある程度制限されておるというようなことでございます。この特公賃につきましては、所得がある方について最低所得を制限して、所得のある方に入っていただくというような市営住宅でございます。 この特公賃につきまして、以前賃料の改定を行いまして、なかなかそれ以来居住率が下がってきたんじゃないかなあというふうに思います。この特公賃の、吉永の特公賃では半分ぐらいあいているんじゃないかなあというような感じも外から見るといたします。この特公賃に対しての、以前は吉永では金額はもう少し低廉、そして日生では補助を出しておるというようなことで運営しておったわけです。 もう住宅政策に関しても、それから5年あるいは10年たっておりますので、ぜひ家賃の補助を行うか、家賃料の改定に行って居住率を上げるようにするべきじゃないんかなというふうに思っております。いかがお考えか、お聞きしたいというふうに思います。 そしてまた、市営住宅なんですけれども、何年に一度かは改修をやっている市営住宅もあるわけなんですけれども、あちらこちらの市営住宅見ましたら、いかにも年数をたったような形のものがございます。やっぱし何件か定期的に改修をするなり、いろんな手当をしながらリフォームをやるなりして入りやすい市営住宅に改修していかなければならないんじゃないかなあというふうに思います。それらについての住宅政策をどのようにお考えか、お聞きしたいと思います。 施政方針の中にも老朽化が著しく、入居者の減少も予想されることから、将来をにらんだ管理コストの設定と施設の再編・整備を進めてまいりますと、このようにおっしゃっております。この再編の計画なりがあるんであれば、お聞きしたいというふうに思います。 次に、一般廃棄物の処理についてお聞きしたいと思います。 昨年、新しくクリーンセンターが完成し、鋭意事業を進めていただいていることに感謝しております。 9種23分別の実施についても、かなりの達成率で実施しておるようですけれども、これ26年からやられた事業かもしれませんけれども、もうかなりの年数がたっております。もう100%どの地区でも9種23分別の実施をやっておるということを目指さなければならないんではないかなあというふうに思っております。 9種23分別の完全実施やリサイクルの向上を目指して取り組んでまいりますとあります。ぜひとも完全実施、どのくらいの実施していない箇所があるのか、これは再質問でまたお聞きしたいと思いますけれども、ぜひ100%を目指していきたいと、いっていただきたいというふうに思います。 また、将来の廃棄物処理施設、リサイクル施設整備に向けて関係機関と連携して循環型社会推進地域計画を策定していきますと述べております。9種23分別の取り組みを始めてかなりの年数を経過しております。早急に完全実施をしなければならないと思います。市長はどのようにお考えか、お聞きしたいと思います。 また、リサイクル施設整備について具体的な計画があるのでしょうか。徳島県の上勝町では、ゼロ・ウェイストという運動を行い、ごみゼロを行っております。参考ではございますけれども、不要品、それぞれの備前市で出た不要品を再利用できるリサイクル施設の整備も必要ではないかと思います。他市町村では、市民から持ち寄せた不要品を一度に集めて、安価な値段でリサイクルするというようなことを行っている自治体もございます。備前市でもこういうことをぜひ考えていただいて、ごみゼロを目指したらいかがかなというふうに思います。いかがでしょうか。 次に、健全な財政運営についてお聞きします。 令和元年度の決算によりますと、まだ財政指標は明らかになっておりませんが、30年度決算での指標によると、経常収支比率95.1%、財政力指数0.439、そして実質公債費比率12.6%ということになっております。一般財源が必要額に対して大幅に不足している、前年度に引き続き財政調整基金を取り崩し、補っている、経常収支比率95.1%と極めて高い水準であり、厳しい財政状況であると施政方針で述べております。 経常収支比率が上がっているのは、市の公共交通政策によるものとも聞いております。この事業は必要であるものと思っております。この経常収支比率を低く抑えるにはどのようにすれば可能か、市長がお考えか、お聞きしたいと思います。 また、財政調整基金を今回6億円ほど取り崩しておるというようなことでございます。財政調整基金は年度途中で歳入があることも含めて、予算組みのために財政調整基金を年度当初で取り崩すんだという形で、年度末においてはその財政調整基金を繰り戻すんだというような考えのもとで予算を編成するんだということでやっているんだろうとは思いますけれども、組み方によったらこの財政調整基金を取り崩さずに予算を組むこともできるんではないかなと。歳入が明らかになった段階でその財政を組んでいくということも考えられるんではないかなあというふうに思います。 どうしてもやらなければならない事業というのは、この財政調整基金、これ基本的にはこの財政調整基金というたら緊急な事態に対しての予算だというふうに私は考えております。この調整基金を取り崩さずに予算を組むべきではないんかなあという考えがございます。この点についてどんなお考えか、お聞きしたいと思います。 次に、大きい2番目の備前市の
グランドデザインについてお聞きします。 この
グランドデザインという表現をさせていただいておりますが、姫路市では姫路城、岡山市では岡山城などがその町の
グランドデザインということになっています。備前市でも
グランドデザインが必要ではないかという観点から、兵庫県から岡山県に入る、山陽線で入る三石などでは高くそびえるれんがの煙突などがそれに該当するのかなと思います。吉永では、クレー工場などがそれに当たるかなと。日生では楯越山に、書いているあの山がそうかなというふうに思います。 備前では、高い煙突やアルファビゼンが
グランドデザインに当たるんじゃないかなあと。この地域に来てここが備前かな、あるいはというような形のものが
グランドデザインというような感じで思っております。そういった意味で、アルファビゼンがこの地域での
グランドデザインかなと思っております。そういった意味で、アルファビゼンを避難タワーあるいは避難ビルとして生かすべきではないんかなあというふうに私は思っております。 市民との意見交換会を踏まえて、基本構想に基づき前へ進めるとあります。前にも述べましたけれども、アルファビゼン自体の評価が約16億円あるというようなことでございます。解体費用は4億円かかるとも言われております。合わせて21億円。そして、解体して新たな施設をつくるとすれば、さらにその費用がかさむというようなことでございます。大きな費用が損失なり、かかるというようなことです。いま一度見直して、備前の
グランドデザインとして避難タワー、避難ビルとして生かすべきじゃないかというふうにも思いますが、いかがでしょうか。 避難タワーというようなことで申し上げましたら、備前市の吉永の三国地区の出身の藤原さんという、藤原充弘さんという方が、全国で避難タワーということでフジワラ産業という会社を起こされまして、大阪のほうで販売をされて、この避難タワーが全国でできておるというようなことで、頑張っておられる方もおられるというようなことを若干紹介させていただきながら、ぜひ避難タワーとして残していけば、いざといったときに安全・安心が確保されるのではないかというふうに思っております。 緊急時、避難時というようなことでございますので、整備の仕方も緊急時の対応で十分ではないかなあというふうに思っておりますので、費用も安価につくんではないかと思っております。いかがお考えか、お聞きしたいと思います。 次の3番目の
新型コロナウイルス対策でございますが、皆さん方からいろんな御意見がございまして、いろいろお話がございました。細かい点は別にいたしまして、私から御質問したいことは、危機管理計画をぜひ考えていただきたいと。1次、2次、そして最悪の場合までを想定して危機管理をどうやっていくかということをぜひ、先ほどの同僚議員の一般質問の中で、緊急事態の方策をどういうぐあいにやるかという書面を提出するというようなこともございましたんで、ぜひとも早目に提出していただきたいというふうに思っております。 また、備前の市民に対してもどういうふうな状況になっとるか、あるいは市はどういう体制を進めているか、広報あるいはいろんな自治会等を通じて情報を小まめに提供していただきたいというふうに思っております。 先日の同僚議員の報告で、自治会を通じて広報をしておるというようなことで、私も自宅のほうでそういう情報も仕入れることができました。こういう情報をいっときだけじゃなくて、定期的に随時同じ情報でもいいと思いますけど、入った情報を随時情報提供するべきじゃないかというふうに思っております。 またそして、いろんな備前市の課題としては何があるか、お聞きしたいというふうに思います。 また、消防、病院、自治会、教育機関などと連携を図れるよう、協議を行うべきではないかと思っております。どのような体制になっておるか、お聞きしたいと思います。 最後に、ふるさと納税でございます。 平成28年度27億円、29年度21億円、平成30年度4億1,000万円、31年、今年度、元年度ですけども、うんと下がって1億5,000万円の予定だというふうに聞いております。来年度は、見積もりを3億円から1億円減らして2億円だというふうに発表しております。だんだんふえるように一旦総務省のやり方は変わったと言いながらも、だんだん下がってくるのはいかがかなというふうに思います。知恵を絞って、せめて30年度からふやしていくような努力が必要ではないかなというふうに思っております。どのような対策をお考えか、そして促進策をぜひ検討していただきたいというふうに思っております。どのような施策を考えておられるか、お聞きしたいと思います。明快なる御答弁をよろしくお願いいたします。 以上で最初の一般質問を終わりたいと思います。 以上です。
○議長(立川茂君) ただいまの質問に対する答弁を願います。 田原市長。 〔市長 田原隆雄君 登壇〕
◎市長(田原隆雄君) それでは、守井議員の質問に順次お答えをいたします。 1番の1点目、施政方針の前文から読み取れるものについてですが、今件については青山議員にもお答えしたとおり、市民の一体感の醸成、また備前市を好きな人づくりと、そういうことでくくれるんじゃないかと思います。 本年は、さまざまな節目が重なる年であり、そうしたタイミングを捉えて各種記念事業などを中心に、備前市というゆかりを市民のみならず、多くの人に感じていただきながら、つながりを深める契機にしてまいりたいということであります。 また、別の視点として、私が常々申し上げているように、人づくりこそまちづくりであり、一体感の醸成には郷土愛が不可欠であり、備前が好きな人を一人でも多くふやす取り組みを進めていって、新しい時代につなげてまいりたいということであろうかと思っております。その他、いろいろあることにつきましては、項目ごとに提案させていただいておるところでございます。 2点目の就学前教育、保育について、待機児童の対策についてでありますが、施設面では香登認定こども園と大内保育園の手狭な保育スペースの問題を解消するため、園舎の拡充を計画し、香登こども園の保育室は完成、大内保育園の保育室は現在工事中で、早期完成を目指しております。 また、保育士の確保につきましては、来年4月の新規採用者を11名確保いたしました。しかしながら、退職者も8名出ており、入園保留者の解消はなかなか進んでいないのが現状であります。そのため、現在保育士の確保のため、会計年度任用職員を15名追加募集をし、その解消に努めております。 また、今後の対策といたしましては、掛谷議員にもお答えしたとおり、認可外保育の無償化を独自に拡充して、待機児童の減少に務めさせていただいております。 3点目、中学校の統廃合の実施計画の進め方につきましては、統合案について関係地区の合意を得たと判断した上で、教育委員会会議で了承を得て、統合準備委員会を立ち上げ、統合に向けて具体的に準備を進めていくとの報告を受けております。この件につきましても、中西議員にもお答えしたとおりでございますが、市長としては教育委員会の取り組みを支援してまいりたいと、このように思っております。 市長といたしましては、教育委員からの上申があれば議会に議案を上程し、議決をいただいた後、統合準備委員会、教育委員会の統合準備委員会の立ち上げと、そういうような手順になろうかと思っております。 4点目、備前市スポーツ振興基本計画についてですが、成果としては平成28年に5万人近くを集客したインターハイソフトテニス競技の開催など、イベントの成功が上げられると思います。 次に、課題としては現行計画で成果指標を成人の週1回以上、スポーツ実施率50%以上と設定しましたが、昨年度の実施の市民意識調査では、35.4%と目標を下回る結果となっております。この結果に鑑み、次期計画では改修を終えた3種公認陸上競技場など恵まれた施設を一層活用するとともに、市民参加の機会の充実として、今回は残念となりましたが、申込者増加とともに好評を博しております備前
日生大橋マラソン等イベントの質の向上にも取り組んでまいりたいと考えております。 また、官民協働の理念のもとに、市民皆さんには自分の健康は自分で守るという認識も大切なことであろうかと思っております。 また、次期計画策定においては、市民の皆さんの意見を頂戴するとともに、策定後は計画推進への御協力方よろしくお願いいたしたいと思っております。 課から係への移行への指摘につきましては、各種イベント等が重なる時期もありますが、スポーツ推進員、体育協会等関係団体の御協力もいただきながら、引き続き業務を進めてまいりたいと考えております。 5点目の国際交流についてですが、姉妹都市への格上げにより、たちまち交流の内容が変わることではございません。言うなれば、精神的な結びつきを深め、これからも継続して交流する意思を相互に確認しようというものであります。したがって、協定の表題は文化交流協定から姉妹都市協定に変わるものの、内容自体には変更はございません。 もともと今回の話はメンロパーク側から提案いただいたものであります。5年間の交流が評価されたものと思います。ちなみに文化交流の際は、備前市と同時期に中国とインドの都市もメンロパーク市議会に上程された上での提言であったようでありますが、今回の姉妹都市協定では、備前市のみが議案として上程され、2月11日に開催のメンロパーク市議会で可決されたと聞いております。 御案内のこととは存じますが、メンロパーク市は世界のシリコンバレーというすばらしい地域でもあり、緑の多いすばらしい都市でもございます。昨年、議長とともに訪問した際にも、同市議会議場での挨拶の機会もいただきました。メンロパーク市民に備前市と備前市民が愛され、評価された結果であろうと、大変光栄なことであると感じております。 6点目、地域包括ケアシステムと高齢者福祉の充実についてですが、11月の一般質問でもお答えしたように、備前市におきましては「誰もがいつまででも安心して暮らせるまち」を基本理念として、高齢になっても自分の意思と選択で人生をより豊かに暮らせるための社会の仕組みづくりや環境整備を、市役所、病院、NPO、ボランティア、地域との連携を図りながら、他市に引けをとらない取り組みを現在も展開させていただいております。 施政方針は、確かに項目ごとの紹介となっておりますけれども、これは仕組み上の問題でありまして、運用については今後とも共生社会実現のために向けた関連部門が一体となったまちづくりを進めていくことと考えております。 7点目の企業誘致についてですが、現在企業留置のために久々井団地の早期完成に取り組んでいるところでございます。それ以外の新たな企業誘致につきましては、現状では公表可能な具体案はございませんが、企業からの問い合わせは年間数件あります。しかし、企業ニーズに合う土地の確保が困難な状態であることでありまして、これからも民有地情報の収集や、その提供に努めてまいりたいと考えております。 次に、中山間地域での企業誘致につきましても同様でありまして、高速道路のインターチェンジ近くで広い接続道路が希望である企業、そのような企業ニーズに合う適地が簡単に確保できないのが現状であるところであります。 2から3ヘクタールぐらいの土地なら適地があるんじゃないかと、こういうような議員からのありがたい提案もございましたが、ぜひともそういう情報がございましたら、御協力いただければありがたいと思っております。 また、中山間地域にはサテライトオフィスを誘致することも有効でないかと考えております。新たな施策として、東備西播定住自立圏の構成市町との連携も行い、サテライトオフィス誘致にも取り組んでまいりたいと考えております。 8点目、観光振興の計画内容についてですが、令和元年11月の定例議会の一般質問でもお答えしたとおり、令和2年度から実施する備前市総合計画に盛り込ませていただく予定であります。 また、目標人数の達成が可能かということにつきましては、確かに数値目標は大切でございます。その達成のため、努力しなければなりません。しかし、計画はあくまでも計画でありまして、観光振興を促進するための計画でありますので、努力次第で実現可能な計画となることも大切だと、そういう観点でも計画の盛り込みにはそのようなことを考えております。 9点目、住宅政策についてですが、藪内議員にお答えしたとおり、令和2年度中に各種補助制度の効果を検証し、財政事情も勘案しながら見直しも行って、検討も行っていきたいと考えております。 次に、市営住宅の整備につきましては、御指摘がありましたように施政方針の手落ちがありましたことをおわびを申し上げ、備前市の市営住宅についての考え方を申し上げたいと思います。 市営住宅は、老朽化が著しく、現在予算範囲内で適宜改修や修繕を実施しておりますが、人口減少に伴う入居者数の減少も予想されることから、将来をにらんだ管理戸数の設定と、施設の再編及び整備を進めていく必要があろうかと考えております。 また、特定公共賃貸住宅の入居につきましても、御指摘のとおり吉永中団地では入居率50%、日生スワでは61%と、非常に低うございます。市営住宅と同じく、将来をにらんだ施設の再編及び整備を進めていく上で、その対応もあわせて検討しなければならないと考えております。 10点目、一般廃棄物の処理と循環型社会の構築についてですが、まず9種23分別の完全実施に向けては御指摘のとおり未実施地区がございます。今年度で5地区が実施済みとなる予定で、実施率97.3%まで上昇することができました。前年度より2.3%アップとなり、前進をいたしております。 未実施地区につきましては、パッカー車が通行可能な場所であることなどの制約の問題もありますが、早期完成、完全実施に向け、積極的な協議を担当者が進めていただいております。 次に、リサイクル施設整備に具体的な計画はないのかとの質問でございます。 クリーンセンター備前の基幹的設備改良工事も終わりましたので、次は今後の廃棄物処理施設のあり方や、議員の御指摘のあったリサイクル施設も検討していきたいと考えております。 ごみ問題の解決には、市民一人一人が考え、責任を持って行動していただくことも大切だと考えております。皆さんとともに考え、研究し、次世代の子供たちが安心して暮らしていける町にしたいと考えております。 次に、健全な財政運営についてでございますが、経常収支比率が高水準で推移している主な原因といたしましては、歳入面では普通交付税の合併算定がえの減額、支出面では過去の大型事業で発行した市債の償還金の増加に加え、公共交通関連経費のほか、保育料の無償化を初めとする子育て支援に係る経費の増加などによるところが多いと考えております。公債費や扶助費など義務的経費を抑えることが難しく、また税収の大幅増も現実的でないことから、数値を直ちに改善する方法は今のところ見当たりません。 また、財政調整基金の取り崩しを行わない予算編成をするべきだという御指摘でございましたが、私も同感であります。しかし、それはあくまでも理想でありまして、当然とは思いますが、市民の皆さんや議員の皆様からいろいろ要望やなんかも寄せられます。そのような中で、今やらなければいけない投資的事業もあるわけであります。予算執行において歳出の抑制を努めるとともに、元年度の決算の状況を見ながら、補正予算により取り崩しの減額を図りたいと考えております。 次に、備前市の
グランドデザインについてでございますが、備前市、少なくとも片上地区のシンボル、ランドマークと言いましょうか、というものは、新庁舎と茶臼山公園だと考えます。 アルファビゼンの活用について、避難タワーあるいは避難ビルとして利用してはという提案でございますが、この件については川崎議員に答弁したとおりでございます。 ただ、何度も数字が出てきますが、アルファビゼンが16億円という評価についてたびたび申されておりますが、反問権があればお聞きしたいわけでありますけれども、この件については市民に混乱を招くおそれがありますので、反問権で聞けないのが残念ですけども、16億円とされた具体的な時期や、どの期間でその数値を算定されたのか等も加えて質問いただければ大変ありがたいものであります。 お願いをして私の答弁を終わります。
○議長(立川茂君) 答弁は。 ちょっとお待ちください。 佐藤市長公室長。 〔市長公室長 佐藤行弘君 登壇〕
◎市長公室長(佐藤行弘君) それでは、私から4番、1点目、令和元年度の実績予想についてでございますが、令和2年1月末現在でふるさと納税寄附金の実績は約1億4,360万円となっており、最終的には1億5,500万円程度を見込んでおります。 2点目、今後の促進策についてでありますが、掛谷議員の御質問にお答えしたとおりでございますが、新たな試みとしては、備前焼ファンが集まる10月の備前焼まつりにおいて、ふるさと納税申告受け付けブースを設けていくと、出展をしていくということも検討しており、備前焼割引券を核にPRすることによって寄附金の増額並びに備前焼振興につながればと考えているところでございます。 以上でございます。
○議長(立川茂君) 山本
保健福祉部長。 〔
保健福祉部長兼
福祉事務所長 山本光男 君 登壇〕
◎
保健福祉部長兼
福祉事務所長(山本光男君) それでは、私のほうから3番、
新型コロナウイルス対策についてお答えをいたします。 1点目、緊急事態発生への対応策についてでございますが、備前市新型インフルエンザ等対策行動計画、備前市新型インフルエンザ等対策行動計画対応マニュアルに従って行動することになります。感染者の相談受け付けや搬送は県が受け持つ業務でございますが、万が一感染が蔓延した場合は、市に応援要請が来る可能性もございます。応援体制を整えておきたいと考えております。 2点目、備前市が取り組む課題についてでございますが、現状では刻々と変化しているさまざまな情報の収集に努め、市民に必要な情報を迅速に周知することであると考えております。 次に、関係団体との連携についてはでございますが、広域の連携が必要となるため、県主催の岡山県備前保健所
新型コロナウイルス感染症対策地域連絡会議に出席をし、医師会、医療機関、消防等と情報交換を行っております。 また、市内部の連携につきましては、病院や教育委員会など、関係部署としっかり情報共有をしながら対応に努めておるところでございます。 以上です。
○議長(立川茂君) 再質問はありますか。 再質問に入ります。 守井議員。
◆9番(守井秀龍君) まず、第1点なんですけど、施政方針のところで当初、市長が住宅政策のところが遺漏しておったというようなことで、追加でというようなお話があったと思うんですけれども、この住宅政策のところは移住・定住政策と文章が重なっているような形になっておって、それはあくまでもそれはもう削除して追加というような形になって、これは訂正しなくちゃならない文言になるんじゃないんかなというように一点思ったんですけど、その点はいかがですか。
○議長(立川茂君) 田原市長。
◎市長(田原隆雄君) そのとおりであろうかと思います。
○議長(立川茂君) 守井議員。
◆9番(守井秀龍君) 追加の訂正と、追加でということじゃなくて、それは訂正をしますということで理解しとってよろしいんですね。
○議長(立川茂君) 答弁を願います。 田原市長。
◎市長(田原隆雄君) 二重になっていたところがありまして、肝心な住宅政策のところが抜けておったことについて、中西議員さんのときにもおわびをさせていただきました。申しわけありませんでした。
○議長(立川茂君) 守井議員。
◆9番(守井秀龍君) そういうことだと思いますので、理解いたしました。 じゃあ、順次一般質問の中から再質問をしていきたいというふうに思っております。 1番目、前文から見えるものというようなことで、信条的なお話、すてきな町を、好きなまちづくりの人づくりとか、記念すべきつながりを深めるというようなことをやっていくんだというようなことなんですけれども、信条的にはそういうことになるんだろうと思うんですけども、それぞれ項目があるかと思うんです。実際にこれはほんならどういうことをやられて、そういうことをやられておる、実際的には何をするのかというあたりはどんなかということをちょっとお聞きしたいんですけど、お答えになった中でのもので結構なんですけれども。 例えば好きな町の人づくりにはこういう事業を考えておりますとか、私はこの4年の間の総仕上げとするとしたら、例えばこういう事業をなし遂げたいとか、あるいはこういう成果を出したいとかというのが総仕上げの表現かなというふうに思うんですけど、今好きな町の人づくり、例えば1とか2とか5とか、そういうレベルの考え方で今レベルが2じゃからことしは5にしたいとかという、そういう何らかの評価をするとか、あるいは何らかの事業をやって、それを達成させるんだとかということが総仕上げの年の表現かなあっていうふうに思うんですけども、いかがですか。
○議長(立川茂君) 田原市長。
◎市長(田原隆雄君) まちづくりはいろいろ広範多岐にわたっておりまして、なかなか一くくりにはできないということで前段にそのようにまとめさせていただいて、あとは個別の形で一つ一つ詳しく説明をさせていただきました。それについて、一つ一つ質問があったので、一つ一つお答えさせていただいたはずであります。
○議長(立川茂君) 守井議員。
◆9番(守井秀龍君) 例えば好きな町の人づくりとか、記念すべきつながりを深めるというようなことで、それは総仕上げというような形、いつもそういう形で思っておられることだろうと思うんですけれども、考え方なり、どう考えるかという形の中で市長はほんなそういうぐあいにお考えになったということで、それはそれなりにそういう考え方だなあというのを認識したということで。 私の考え方からすれば、何らかのこういう事業ができたということ、できることを総仕上げにしたいとか、そういう感じでは思うんですけど、その辺はニュアンスの違いなんで、やむを得んかなというふうに思いますけれども、そういう観点でほいじゃあ捉えていきたいというふうに思います。 2番目なんですけれども、就学前教育というようなことで、待機児童の話でございますけども、教育委員会のほうにちょっとお聞きしたいんですけれども、最終的には保育士、教職員の補充を進めていかなければならないんじゃないかなあと。いろんな施策で認可外保育園なりへ補助していくんだというような形でおるようですけれども、今の見通しで4月に待機児童は大体何人ぐらいになりそうなという予測はされておりますか、いかがでしょうか。
○議長(立川茂君) 答弁を願います。 田原教育部長。
◎教育部長(田原義大君) 前回の委員会のほうで報告をさせていただいておりますが、現段階で56名の保留者が出ております。その中で、今後施策によって無認可保育所への支援とか、そういったところを踏まえまして、既に無認可のほうへ申し込みも行っているというように聞いておりますが、それが何人かというのはまだ確定はしておりません。今後、そういった方が無認可のほうに申し込んでいただければ、幾らかは待機児童の解消に向けて進んでいくのかなと考えています。
○議長(立川茂君) 守井議員。
◆9番(守井秀龍君) 無認可や病児保育とか、いろんな、NPOとか、いろんなところを含めて40人ぐらいが入れるんじゃないかなあと。ということは、今56人でしたら16人ぐらいが待機児童になるのかなというふうに認識しておるんですけれども、40人ぐらいという数字もどこからかの席でお聞きしたと思うんですけども、それはそのような感じでは思われておるんでしょうか、いかがでしょうか。
○議長(立川茂君) 田原教育部長。
◎教育部長(田原義大君) 能力として40人ということでございます。一時保育も含めての話で、実際にそれを必要として申し込んでいただけるかどうか、そういったことについてはちょっと不明な点がございますので、40人丸々解消するということは言い切れないと考えています。
○議長(立川茂君) 守井議員。
◆9番(守井秀龍君) 最終的には、4月1日かもしれませんけど、日を限ってということのようなことになるんだろうと思うんですけど、来年度の4月の段階でそういう形になっておるというように聞いておるんですけど、参考までに平成元年度、そういう待機児童的なことで市の保育園あるいは認定された保育園以外で一時保育とか、そういう預かりとか、それへ行かれている方は何人確保されておったかわかりますか。
○議長(立川茂君) 田原教育部長。
◎教育部長(田原義大君) 今、手元に資料がないので、ちょっとわかりかねます。
○議長(立川茂君) 守井議員。
◆9番(守井秀龍君) 何人かはそちらのほうへ行かれておるという認識をしておいてよろしいですか。
○議長(立川茂君) 田原教育部長。
◎教育部長(田原義大君) ちょっと推測では物が言えないので、その分については不明ということでお答えさせていただきます。
○議長(立川茂君) 守井議員。
◆9番(守井秀龍君) 昨年の8月ごろも56人、約60人ぐらい待機児童が、その時点では待機児童という表現だったと思うんですけど、それから先ほどのような無認可とか、そういう形のもので何人か減っておるというようなことでありましたんで、来年度もぜひとも待機児童が出ないように進めていっていただきたいというふうに思います。 今のお話の中で、何人かは待機児童がどうしても出るというようなことになると思うんです。もしそういう方がなられた方々に、先ほど同僚の議員からも入れなかったんだというようなお話もあって、順番がどうだったんとかという問題も出てくるというような形で、待機児童が出た場合のその方々に対してのフォローですね、それをどのように考えておるか、お聞きしたいんですけども。
○議長(立川茂君) 田原教育部長。
◎教育部長(田原義大君) 入園がかなわなかった方への通知とともに、そういった一時保育であるとか、無認可への紹介、そういったものは積極的に行っておりますし、御相談があればいつでも窓口はオープンにしておりますので、よろしくお願いいたしたいと思います。
○議長(立川茂君) 守井議員。
◆9番(守井秀龍君) 結果の文書だけの通知、通達みたいな形でなくて、やっぱし心のこもった説明ができるような体制をぜひしていただきたいというふうに思うんですけど、その点はいかがですか。
○議長(立川茂君) 田原教育部長。
◎教育部長(田原義大君) 親身になって対応させていただきたいと思います。
○議長(立川茂君) 守井議員。
◆9番(守井秀龍君) ぜひそのように、市民から不平不満の出ないように、納得のいくような御説明をしっかりしていただきたいというふうに思います。 それで、中学校の統廃合の問題についてお聞きしたいと思います。 先ほど、議案質疑、議案なりのものが先に出てきて、それが決定されてから統合準備委員会を立ち上げるというような市長の御答弁だったんですけれども、前の11月の答弁では教育委員会統合準備委員会を立ち上げというような形で、議会の議決とか、そういうものは条例なり何らかの形で上がってくるんで、最終的なものかなあというふうに思っておったんですけれども、先ほどの市長の答弁では議決を行った後に統合準備委員会を立ち上げるというような話がちょろっとあったんですけど、教育長いかがですか、それは。
○議長(立川茂君) 奥田教育長。
◎教育長(奥田泰彦君) それも考え方の違いで、統合準備委員会で話し合ったことがスムーズにいく場合といかない場合とございますので、議員さんの判断に先に委ねて統合準備委員会という考え方と、PTAの役員等かわる年度がわりのときに統合準備委員を選定して、その統合準備委員を立ち上げて統合準備委員会と並行して議員さんに御判断いただくという考え方二通りありますので、まだこうするというふうなことは確定しておりませんで、市長と私の考え方違うじゃないかという御指摘もあろうかと思うんですが、これから慎重に市長部局とも検討していきたいというふうに思います。
○議長(立川茂君) 守井議員。
◆9番(守井秀龍君) 市長、今教育長そのようにおっしゃったんですけど、どうなんですか。
○議長(立川茂君) 田原市長。
◎市長(田原隆雄君) 現実問題として、決定をせんうちにもし通学方法はこうであるとか、市民の問題、通学方法はどうだとか、一歩入り込んだ話し合いは恐らく教育委員会さん決定をしていただかなければできないんじゃないかなというような思いもあって、一つの方向性を出した後でなかったら具体的な協議に入れないんじゃないかというふうに私は思います。 そういう中で、それを教育委員会が保護者なり地域の皆さんにそういう話をすると、恐らく議会の皆さん方はまだ決定していないのにそんなことを何でやるんかというような反発もあろうかと思います。そういうようなことで、一つの方法としては議会の議決のあった後でなかったら具体的な問題に入れないんじゃないかなというふうに、ルールとしてはそういうことになるんじゃないかと私は考えています。
○議長(立川茂君) 守井議員。
◆9番(守井秀龍君) 小学校の統廃合のときには地元でいろんな協議を行った後に最終的に議会が議決なり条例の廃止なりを行って、正式なものとして上がってきたというふうに認識をしておるわけなんですけれども、教育長、市長と考え方違うんですけれども、どんなんですかね。再度。 考え方が違いますよということで公表するという形でよろしいんですか。いかがですか。
○議長(立川茂君) 奥田教育長。
◎教育長(奥田泰彦君) 慎重に協議していきたいというふうに思います。
○議長(立川茂君) 守井議員。
◆9番(守井秀龍君) 合併問題で市長部局なり教育委員会が執行部側ですよね。やっぱしきちんとしたビジョンを、筋書きなり、どういうものをきちんと描いていくべきじゃないんかというふうに思うんで、そのこと自体がふらふらするというようなことではあれば、その問題自体がうまいぐあいに解決できていけないんじゃないかなって。私のこの一般質問の中でそういうことが明らかになったということなんで、御存じのように昨年11月にお話をしたときに、先ほど申し上げたような発表されておったというようなことなんです。ただ、期間的な、ほかの質問の中でも最終的にはどなたかがおっしゃっていたと思いますけれども、条例の改廃なりによって物事は決定していくんだと市長、教育長はそのように皆さんの前で説明しておりましたよ。いいんですかね。いかがですか。
○議長(立川茂君) 田原市長。
◎市長(田原隆雄君) この場で逆に問えないわけですけども、かなり意見がある程度制約のない委員会等である程度突っ込んだ、名前は準備委員会という名前はさておくとして、さらに具体的な突っ込んだ協議をさせていただいていいのかどうか、そのあたりを委員会あたりでしっかりしていただいて、そういう形で教育委員会が具体的な細かい問題について提案できるような、そういう素地をつくっていただいたほうがよろしいんじゃないかなというふうに思います。 名前を議決の後か前かということはさておくとして、その辺はもう少し柔軟な対応ができるような舞台をつくっていただければ、解決が早いんじゃないかなというようなことも思いますので、よろしくお願いします。
○議長(立川茂君) 守井議員。
◆9番(守井秀龍君) どちらにしましても、よく協議していただいて、意見が同じ方向を向くようにぜひしていただきたいということを、これはもうお願いかもしれませんけど、よく協議していただきたいというふうに思いますし、今の段階では若干違いがあるんだということを認識いたしましたので、ぜひよろしくお願いしたいというふうに思います。 教育長にもう一度お聞きしますんですが、三石小学校からの要望、それから伊里小学校からの要望、先ほどの答弁で三石小学校からについては保護者なり地域の御意見をしっかり聞いていただきたいという形での要望書が上がったと。それから、伊里小学校については、中学校関連については別問題として扱っていくんだというようなお話がございましたんですけども、それぞれの小学校から上がってきた要望というのは正式な要望書なりの形が整われた要望書として扱われておるんかどうか、その辺ちょっとお聞きしたいというふうに思うんです。 例えばPTAならPTAなりから出ておるんであれば、どちらのほうもですけれども、PTA総会とか、そういうものを経由して出てきたものであるか、ある個人的なもので出てきたものなのか、そのあたりはいかがかお聞きしたいというふうに思いますが、いかがですか。
○議長(立川茂君) 奥田教育長。
◎教育長(奥田泰彦君) 両方ともPTA会長名で出てきておりますので、何らかの、総会を開いたかどうかはちょっと不明ですが、PTA会長名できちっとした要望書ですので、PTAの総意というふうにこちらとしては受け取っております。
○議長(立川茂君) 守井議員。
◆9番(守井秀龍君) 要望書にもありましたけれども、私からもぜひ慎重な、それぞれの御意見をしっかり聞いて、納得のいくような進め方をぜひしていっていただきたいというふうに思いますが、その点はいかがでしょうか。
○議長(立川茂君) 奥田教育長。
◎教育長(奥田泰彦君) 今後とも、今提示している2校統合案につきましては、保護者の方々の疑問とか不安の解消に努めてまいりたいと思います。
○議長(立川茂君) 守井議員。
◆9番(守井秀龍君) ぜひお願いしたいと思います。 それから、スポーツ振興の関係なんですけれども、平成22年で42.7%のスポーツに携わる人の率だったものが、10年たって35%になっておるというようなことで、確かに以前はグラウンドで運動する、例えば野球なり、いろんなスポーツされる方はたくさん見受けられたんですけども、最近になってからちょっと少ないような感じがするように私も思うんです。だから、そういった意味で以前、平成22年ごろが42%だったものが、昨年の調査で35%ですか、減っておるというようなことが。
スポーツ振興計画が振興になっていないというような形になって非常に残念だなあというふうに思っています。 そういった意味では、本当にスポーツの振興というのは施設だけじゃなくてそれぞれの人の気持ちにかかわることになってくることが健康づくりにもつながるんだろうというふうに思うんで、なかなかこれを上げることは非常に難しいんじゃないかなあというような形で思っております。そして、反対に今度は現実が35%だったら、その目標も下げていかにゃあ実際できんのじゃないかなあというふうに思いますし。 お話があったんですけど、ほかの県でもそうなんですけども、計画はあくまでも計画であるというようなお話ししていたんですけど、計画はあくまでも実施のための計画でなかったら、それは意味がないんじゃないかというふうに思うんで、その点この次の
スポーツ振興計画を市長策定するときにはどのようなお考えか、お聞きしたいと思いますが、いかがですか。
○議長(立川茂君) 田原教育部長。
◎教育部長(田原義大君) 目標を大きく下回ったということで残念な結果と捉えております。ただ、なぜ下がったのか、そういったところも年代別にどういう状況で下がっているのか、子供たちのスポーツに対する、大人、若い人のスポーツに対する考え方、そういったものも変わってきているのかなと思います。 そういった中で、次期振興計画をつくるときには、やはりスポーツに楽しみを持ってライフスタイルとして生活の中にスポーツを取り入れていくというような形での計画をぜひともつくりたいなと思っております。 また、健康寿命ということで、誰もが健康で長生きで、そういった形の計画を取り込んだ保健福祉部、そういったところとも連携しながら策定できたらなと考えております。
○議長(立川茂君) 守井議員。
◆9番(守井秀龍君) 競技スポーツにかかわる事業というのが、先ほど私がちょっと話をさせてもらいましたけれども、野球にしても以前はチームが何チームもあったり、あるいはバレーボールが何チームもあったりして、近隣の大会の試合もできておったような状況が、あるいは町内大会みたいなのができておったのが、最近はできないと。企業チームも同じようなことで、企業チームのいろんなスポーツのあたりも減ってきているような現状だろうと。結構人口も減ってきた、子供たちも減ってきたというのも合わさったような時代になってきておって、今までどおりとは感じの違うスポーツを取り込んでいかなければ本当のスポーツの振興につながらないんじゃないかなというように思うんです。 前回のどなたかの同僚議員の質問にもあったかと思うんですけど、例えば宇和島市のウオーキングの歩こう会、そういう形でのスポーツ振興みたいな形を取り入れていかなければ本当のスポーツ振興にならないんじゃないかと思うんです。 せっかく平成23年に
スポーツ振興計画を立てられて、実際見てそれが、実施のスポーツ率だけが全てではないと思うんですけれども、振興計画なんで、振興させるようにぜひやってもらいたいというふうに思っております。 令和2年度にそれを3年度からの計画でやっていくんだということなんで、ぜひ実現可能な計画にして、そういう多方面的なスポーツを取り入れた計画にぜひしていっていただきたいというふうに思うんですけども、いかがですか。
○議長(立川茂君) 田原教育部長。
◎教育部長(田原義大君) ありがとうございます。競技スポーツにかかわらず、生活に密着したスポーツ、運動、そういったことについて考えてまいりたいと思います。 時代も人口減少という中で、スポーツのあり方もそれに合わせて少人数で楽しめるスポーツであるとか、そういったところも検討していかないといけないなと思います。また、具体的なメニューも考えながら、対応、策定を考えていきたいと思います。
○議長(立川茂君) 守井議員。
◆9番(守井秀龍君) ぜひお願いしたいというふうに思います。 その中で市長、以前はスポーツ振興課があったんですけれど、今課の中の係という形で運営しておるんですけども、いろんな催しがたくさんあって、
マラソン大会あったり、いろんなスポーツフェスティバルがあったり、いろんな行事でほとんどその業務がもう費やされておるんじゃないかなあと。本当に市民に対してスポーツ、こんなスポーツをやっていこうとか、健康づくりで進めていったらどうか、あるいは市民を集めてスポーツ教室を開くとか、そういうことを考えていこうとすれば、やっぱり今の人員なり体制では不備があるんじゃないんかなあというふうに思うんですけど、大丈夫でしょうかね、市長。
○議長(立川茂君) 田原市長。
◎市長(田原隆雄君) 課が係になったということで心配をされている向きもあろうかと思いますけども、いろいろなイベント、行事については決して教育委員会だけでできるものではありません。大きな大会となれば当然産業課の協力等々もありますので、現状では差し支えないものと考えております。
○議長(立川茂君) 守井議員。
◆9番(守井秀龍君) 他のメンバーにも応援をもらって大会を運営しなければならないということは、それだけ負担がかかっておるというようなことだろうと思うんです。ぜひとも本当にスポーツ振興を考えるんであれば、それを専門にやるセクションというものがぜひ必要ではないかというふうに思っております。 一方で、スポーツ振興はまちづくりとも言われておるわけで、今教育委員会のほうに所属しておりますけれども、前にも私もお話しさせてもらったことがあるんですが、県の体制では市民部といいますか、そちらの部署のほうへ所属しておるということで、これは法律が改正されてそちらへも入れるというようなことになっておるんだろうと思いますから、その点も検討の上で、ぜひ御検討いただきたいというふうに思います。 続きまして、企業誘致のことでぜひお聞きしたいというふうに思うんですが、先ほど企業誘致に私もお話ししたんですが、事前の準備はぜひとも必要だと。一遍に表に出てくるんじゃなくて、いろんな情報の中から物事が進んでいくというふうな形になるんだろうと思うんです。いろんな企業からいろんなお話があるというような話を聞いておるんですけども、そういう情報は私たちには情報提供はないんでしょうか。担当のほうからでも結構ですが、お答え願えたら。
○議長(立川茂君) 答弁を願います。 平田産業部長。
◎産業部長(平田惣己治君) 市長の答弁にもありましたように、随時引き合いとかはございます。ただ、やはりその段階では先行きが非常に不透明な状況でもございますし、企業さんの御都合もございますし、その段階でなかなか公表ができないということで御容赦をいただいているということでございます。進めていく過程である程度はっきりしてくれば、随時その辺はまたお知らせをしたいというふうには思います。
○議長(立川茂君) 守井議員。
◆9番(守井秀龍君) 議員のほうにもいろんな情報をお持ちの方がたくさんおられて、人的なつながりもあったり、どこでどういうつながりが発生するやらわからないんですよ。だから、固有名詞じゃなくてあるA社、B社でも十分だろうと思うんですよ。そういう形での情報提供をいただければそれなりに市長こういう候補地がありますよというお話を聞かせてくださいという形でおっしゃっていましたけれども、今すぐにでもこことここ、こんなところあるんじゃないのということは私らでも頭の中に入っているんですよ。ただ、そこの場所がいろんな農地法とか都市計画法とか、いろんな条件がある場合、あるいは森林法などもありますから、その具体的なものについては具体的な話があったときに初めて具体的にどうあるべきかというのを検討しなければならないということになるんで、そういう情報もぜひいただければ進めやすいんじゃないかなと思うんですけど、そういう観点では部長いかがですか。
○議長(立川茂君) 平田産業部長。
◎産業部長(平田惣己治君) その辺は、状況に応じて随時必要であればいろいろ情報提供をお願いするような形で御相談はさせていただけばいいのかなというふうには思います。 ただ、おっしゃられていましたように、見た目あいた土地であったとしても、例えば農業振興地域であってみたり、山であれば保安林であったり、非常に法的な制約が多いといったようなことですとか、地権者の方との交渉ですとか、実際に土地を団地に造成していくということになれば、非常に経費や労力、さらに時間もかかります。そうなってきますと、企業さんのほうはやはり誘致のタイミングというのが非常に大事でございますから、何年もかけて待っていただくという間に逃げられてしまうというようなこともございますし、その辺タイミングが非常に大事だということもございますので、そうした状況も踏まえて臨機応変にそのあたりは対応させていただきたいと思います。 以上です。
○議長(立川茂君) 守井議員。
◆9番(守井秀龍君) ぜひ進めていっていただきたいと思います。 時間もないんで、最後一般廃棄物の関係で9種23分別がほぼでき上がってきたというようなことで、非常にうれしいなというふうに思っておりますので、最後条件的なもんがいろいろ難しい面が、ところがあるところが残っておるというようなことで、最後は市は土地がなければ土地の取得とか、いろんな条件を進めて100%なら100%にしていかなければならないんじゃないかと思うんですけど、そのあたりはいかがでしょうか。担当部長、よろしかったらお答えください。わからんかったら、簡単にでいいです。
○議長(立川茂君) 今脇
市民生活部長。
◎
市民生活部長(今脇誠司君) 私担当になったときに、9割少々だったんですけど、9割ちょっとぐらいの率だったんですけども、あと残り数%になりました。引き続き一気呵成に達成できるように、残りのエリアについてもしっかりと進めてまいりたいというふうに思います。 以上です。
○議長(立川茂君) 守井議員。
◆9番(守井秀龍君) 以上で終わります。ありがとうございました。
○議長(立川茂君) 以上で守井議員の質問を終わります。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~
○議長(立川茂君) 会議中途ですが、この際暫時休憩いたします。 午後2時26分 休憩 午後2時45分 再開
○議長(立川茂君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。 次に、西上議員の一般質問を願います。 6番西上議員。 〔6番 西上徳一君 登壇〕
◆6番(西上徳一君) それでは、通告に従いまして、一般質問をさせていただきます。 大きな1点目、
農業振興拠点施設の整備についてお伺いいたします。 山口県光市では、光市農業振興拠点設置条例を制定し、農業拠点施設里の厨をオープンさせました。里の厨は、農業従事者の高齢化や担い手の減少、耕作放棄地の増加など、地域農業が抱えるさまざまな課題や問題点を解消し、光市の地域農業を振興していくための拠点施設です。 地産地消の推進や、農地の荒廃化の防止、新たな地域産業の創出や農業に対する理解を深め、地域食材を見詰め直すことによる食農教育の推進、生産者と消費者の交流促進による観光振興の強化など、広く公益につなげるための拠点施設で、1次産業、農業に活力を与えるとともに、地域から元気を発信し、市内全域に波及させていくための施設とあります。 地産地消の推進では、地場産農産物の消費拡大、新鮮で安心・安全な食材の提供、輸送コスト削減による環境活動の充実、地域農業の振興では農地の荒廃化防止、農業従事者の確保及び農業後継者の育成、新規就農の促進、新たな流通チャンネルの創出による農業所得の向上及び生産意欲の高揚、地域の活性化では生産者と消費者の交流による活性化、生産、加工、販売を一連の活動で行う第6次産業の展開、地域雇用の創出、食育の推進では日本型食生活の見直し及び郷土料理の伝承、地域食材を見直すことによる郷土愛の育成、学校給食への地場産業物の供給や農業体験などによる食農教育の充実、観光振興の強化では周辺観光資源の情報発信及び魅力の向上、農業体験、加工体験などを盛り込んだツーリズムなど、新たな観光ニーズへの対応、拠点施設への相乗効果を狙ったイベント等の開催による交流人口の増加などの効果が見込まれると上げておられます。本市での現状を踏まえ、条例を設置して、本市でも
農業振興拠点施設ができないでしょうか。 大きな2点目、1月25日の鶴海地区区長会において、備前市地域公共交通網形成計画の策定に向けた意見交換会がありました。意見交換会は、1番目に地域の状況を地域の皆様に知ってもらう、2番目に移動に関する地域の困り事を把握して意見交換するということでございました。利用者数が減少して、バスの運行維持や確保にかかわる市民1人当たり負担額、1人当たりに換算して税金投入額は平成27年以降大きく増加しているとあります。例えば平成27年度は4,850円、29年度は3,788円、安ければ安いにこしたことはないが、幾らまでなら現状維持ができるのか、教えてください。 私なら、減便の選択よりも利用者数増加を図るため、職員や議員にも月に一度はノーマイカーデーを実施するなど、環境にも優しい工夫と考えますが、利用者数増加のためのアイデアはあるのでしょうか。 公共交通は、欧州では福祉の一部であるとの考え方があります。利用者が少なくとも便数があれば安心して暮らせると思うが、いかがでしょうか。 3番目、
熊沢蕃山顕彰事業についてお伺いします。 この事業の設置の目的を教育のまち備前、備前らしさのある教育の振興、市民の主体的な学びを推進する場、人づくり交流施設としての拠点機能を発揮できるよう、整備を行うとあります。学び、人づくりの場なら地元の方からも伊里中の空き教室を利用するのはどうでしょうか。また、伊里公民館を新築して、地域の避難所としての役割を兼ねた公民館の中に整備するという計画は検討されなかったのでしょうか。 公民館の新築は先にされるべきと考えますが、いかがでしょうか。 また、記念館の展示物の数はどれくらいあるのでしょうか。 観光振興の面から来館者数はどれくらいを見込んでいるのでしょうか。 2月20日の
厚生文教委員会で、
熊沢蕃山顕彰事業の件について説明がありましたが、教育委員会定例会ではどのような協議があったのか、内容をお聞かせください。 4番目、
東京オリンピック・
パラリンピック関連事業についてお伺いします。 56年ぶりに
東京オリンピック・パラリンピックが開催されます。岡山スポーツ合宿ナビという情報サイトが開設されております。その中のオリンピック等キャンプ誘致を見ても、日本陸上競技連盟第3種公認を受け、全天候型ウレタンチップ舗装トラック、そして3,000人収容される西日本一のテニスコートが売りの備前市総合運動公園の名前はありません。事前、事後でもキャンプ誘致ができれば、選手団が宿泊や観光等に費やす経済効果や合宿誘致を対外的に広報することで得られるシティプロモーション効果、ほかにも練習公開や地元での交流会など、相手国との国際交流に加え地元のおもてなし活動によるコミュニティー意識の醸成や青少年への教育効果などが期待でき、地域の活性化につながると考えます。なぜ名乗りを上げられなかったのでしょうか。 5番目、日本マスターズ2021岡山大会についてお伺いします。 4番目の質問と似ておりますが、スポーツ愛好者の中で競技志向の高いシニア世代、原則35歳以上を対象としたスポーツの祭典があります。第1回を
日本スポーツマスターズ2001として宮崎県で開催以後、原則都道府県持ち回りで開催されております。2021年に開催する
日本スポーツマスターズ2021の開催地として岡山県が決定いたしました。そこで、備前市が名乗りを上げ、総合運動公園の岡山県テニスセンターを活用してはどうかと思いますが、いかがでしょうか。 以上、明確な御答弁をお願いいたします。
○議長(立川茂君) ただいまの質問に対する答弁を願います。 田原市長。 〔市長 田原隆雄君 登壇〕
◎市長(田原隆雄君) それでは、西上議員の質問に順次お答えをさせていただきます。 1番目、
農業振興拠点施設の整備について、光市の情報提供大変ありがとうございました。本市でも、光市同様、地域農業におけるさまざまな課題を抱えておりますので、私も資料を取り寄せて、見せていただいております。大変すばらしい進め方、現状と課題、そしてそれに取り組むこと、また導入すべき施設等々、非常にうまくまとめられておりますし、立派な施設だと、このように思っております。 議員御提案の拠点施設は有意義であるとは考えますが、現在の備前市の財政状況や公共施設の再編が課題となっている現在では、単独で光市と同様の施設整備は困難なことであろうと考えております。 そこで、財政厳しい備前市で進めるとするならば、例えば現在計画を進めている渚の交番事業、まだ構想段階ではありますけれども、道の駅の構想、また否決されましたが、健康づくり拠点施設のように民間企業とタイアップするとか、有利な補助事業を組み合わせた総合施設を考え、その一部に御提案のような機能を持たせるなど、効率的に実現できる方法とか工夫を考えなければならないと、このように思っております。 2番目の公共交通についてですが、公共交通は福祉の一部であるとの考え方は私も全く同感であります。 また、議員、職員がノーマイカーデーを設ける、環境に優しい考え方を共有することもよいことだと思います。市民一人一人の負担額削減や、財政の支出限度額の算定も大切ではありますが、まずは利用実態の把握や利用者の利便性についての検討のほうがより大切ではないかと考えております。今後、路線を維持していくための具体的な数値の算定は難しいわけですが、将来の人口減少等も踏まえて需要に合った効率的なバス路線としていくことが必要であると考えております。利用者を増加させるためには運行経路及び運行ダイヤを市民の日常生活を支える買い物や通院、通学の移動実態を精査し、ニーズに合わせ見直すとともに、JRやバス路線同士の乗り継ぎ改善や、バス停等の利用環境の改善等が必要と考えております。 また、ふだんは乗用車等を利用している方も含めて、公共交通を守るための意識を啓発してまいりたいと考えております。 このようなことから、今回策定する地域公共交通網形成計画においても市民の移動実態やニーズ、需要に合わせた公共交通網の再構築を目標に掲げ、路線の再編成について検討することといたします。 3番、
熊沢蕃山顕彰事業についてですが、昨日の石原議員にかなり詳しい説明をさせていただいたつもりであります。物事には目的と手段があるわけであります。教育のまち、学びのまち備前市にとって、旧閑谷学校の世界遺産運動を推進する町としての目的、そして手段としての熊沢蕃山の顕彰は必要なものと考えており、
厚生文教委員会でもその趣旨については十分説明をさせていただいておると報告を受けております。 整備の場所につきましては、きのうも申し上げましたが、既存の施設の活用も含めて教育委員会で種々検討した結果、施設としての機能を発揮できる場所として、現在の伊里公民館敷地内に一体的な管理が可能な施設を公民館附属施設として整備することとなったものでございます。 現在の伊里公民館は、昭和52年建築の建物であるため、公民館を新築し、その施設内にとの考え方もこれまた当然であります。しかし、きのう申し上げましたとおり、それでは伊里公民館をいろいろ課題のあるほかの施設よりも先に現時点ですぐに建てかえるということについては種々の問題から困難なことと考えております。将来的な建てかえ時に今回整備するのとあわせて有効活用ができるような計画としておるわけでございます。 新たな施設への展示物につきましては、顕彰保存会の御協力もいただき、掛け軸、肖像画、書物等寄託品を含めて現在40点程度を考えているようですが、詳細は今後教育委員会で検討いただけるものと考えております。 なお、地元の保存会を中心に、現在も資料収集等の活動を熱心に行われており、それらの資料につきましても、今後借用できるものについては順次展示してもらいたいと考えております。 たびたび申し上げますが、ことしは旧閑谷学校創学350年の年であり、くしくも熊沢蕃山330年と重なるわけでありまして、その事業として、記念事業として取り組まさせていただいておるところでございます。 観光振興の側面といたしましては、全国的にもまだ独立した、各地で顕彰活動はしておりますけれども、独立した蕃山顕彰施設はないことから、歴史的に興味のある方などに対しては、旧閑谷学校やほかの観光施設とも連携を図り、伊里地区から備前市の蕃山として全国へ、また世界へと情報発信が図れる好時期であると考えております。 西上議員にぜひ御理解いただきたいものは、きのうお配りした資料の4にもありますが、備前市福田出身の岡山県の治山治水事業の功労者である宇野圓三郎氏という方が上げられます。そして、没後300年事業がありました、30年前に。それ以後、備前市としての顕彰活動が一切ありませんでした、伊里地区に限られて。それで唯一目についたのが、備前市教育委員会が平成14年から15年に実施した郷土学習世代ふれあい交流学で備前玉手箱として宇野圓三郎氏を取り上げ、西鶴山小学校や公民館で研究もなされた事実があります。このような宇野氏が崇拝し、手本としたのが熊沢蕃山であったという現実も鑑みいただきまして、決して伊里地区に偏った顕彰活動ではないと、このように御理解をいただきたいと思います。 政策シンクタンクのPHP総研が歴史活用による地域活性化戦略として、ふるさとの先人をまちづくり、人づくり、心づくりに生かすことを提言をされております。備前市の誇れる先人の中には蕃山のみならず、発掘すれば多くほかにもおられるんじゃないかと思います。片上地区には万代常閑と言われる方もおられますし、御存じのように鶴海には柴田錬三郎など顕彰すべき偉人が多くおられるわけでありまして、まずは今回の顕彰事業、330年記念として、没後330年記念として取り組む、歴史を生かしたまちづくり、備前市民に誇りを持つ人づくり、そういうような点に御理解いただきまして、よろしくお願いをいたしたいと思います。 私からはそういうことで、後教育委員会のほうからの答弁とさせていただきます。
○議長(立川茂君) 田原教育部長。 〔教育部長 田原義大君 登壇〕
◎教育部長(田原義大君) 私からは、3番、
熊沢蕃山顕彰事業についてと、あと2点について答弁させていただきます。 まず3番、
熊沢蕃山顕彰事業についての教育委員会会議での協議についてでございます。 熊沢蕃山の顕彰の意義や施設整備に当たっての考え方について協議をいたしております。整備については、石原議員の御質問にも市長がお答えさせていただきましたが、既存公民館や公共施設の活用、学校施設、蕃山宅跡周辺、旧閑谷学校周辺など、もろもろを含めて協議をいたしております。 協議の結果、情報発信に係るインパクト性、アピール度、維持管理上の観点、人件費等です。それら、そして現公民館の敷地内に公民館との一体管理が可能となる公民館の附属施設として整備することがいいということでそのようにしたものでございます。 施設の活用についてですが、公民館の附属施設として研修和室を設けるなど、展示機能のみならず、論語塾、郷土学習等による教育活動などを行ってまいりたいと考えております。 また、地域の人が人をつくり、育ち合う好循環機能を持った教育的施設とすることが、地域の活性化にもつながるのではないかと考えております。 子供たちの健全な心の育成に資するとともに、高齢者にとって生きがいの場、居場所づくり、外出の機会の場、学びの場、生涯学習の場としてできるだけ多くの方に利用していただきたいと考えております。 第2次備前市総合計画では、歴史文化の活用と伝統文化の継承の項目の中で、地域文化資源を大切に守りながら後世につないでいくとともに、その価値を十分理解し、認定を受けた日本遺産を通じ、資源の魅力を発信しながらまちづくりに生かす必要があるとしております。備前市らしい教育の振興を目指し、旧閑谷学校のある町として人づくりを進めていくため、地域の文化財、日本遺産を活用して当該事業をぜひ推進してまいりたいと考えております。 次に4番目、
東京オリンピック・
パラリンピック関連事業についてでありますが、平成28年に実施された全国市町村アンケートの際、友好交流都市協定を結んでいる韓国のアーチェリー競技や、姉妹都市縁組を結んでいるオーストラリアのテニス競技の事前キャンプの受け入れなどについて検討は行っております。 関連事業による経済効果、スポーツ振興及び地域活性化への貢献は理解しておりますが、第1に受け入れに係る財政的な負担が大きいこと、また会場としての必要要件を満たしていなかったこと、競技団体による支援を初めとした人的な体制の整備などについて十分でないなどのことから断念している経緯がございます。 次に5番目、
日本スポーツマスターズ2021の開催地に岡山県が決定しているが、備前市は総合運動公園の岡山県テニスセンターの活用をしないのかという御質問でございますが、主催は日本スポーツ協会、岡山県スポーツ協会となっております。開催日程は既に決定しておりまして、各競技の開催会場については6月ごろに決定すると聞いておりますが、現時点では総合運動公園内のテニスセンターがソフトテニス会場として検討されていると伺っております。 以上で私の答弁を終わります。
○議長(立川茂君) 再質問はありますか。 再質問に入ります。 西上議員。
◆6番(西上徳一君) 1番目からお願いいたしたいと思います。 農業振興拠点設置の整備についてのところからお願いいたします。 水産業関係では、日生の漁協さんが日生の五味の市、伊里漁協さんが真魚市を開催され、好評を博していると伺っております。 市内の農産物は米、果物、野菜、芋類と多岐にわたり生産をされているところでありますが、平時は農産物が販売されているところはAコープ、旧Aコープ、アグリびぜんがありますが、道の駅のようなものはございませんが、こちらはJAさんとタイアップされて交通アクセスのよい産直のお店があれば、農業者はもとより若手の新規就農者や地域おこし協力隊の方には特に元気が出る施設と思いますが、いかがでしょうか。
○議長(立川茂君) 答弁を願います。 田原市長。
◎市長(田原隆雄君) 私も、そのように思っておりまして、真魚市、また五味の市あたりにそういうような一角が必要じゃないかということを常々担当のほうに申しておりまして、その実現に向けて今後も努力していきたいと考えております。
○議長(立川茂君) 西上議員。
◆6番(西上徳一君) ありがとうございます。そのように努力していっていただきたいと思います。 それでは、公共交通について、2月28日の山陽新聞において、瀬戸内市の公共交通まちづくりについて考えるシンポジウムというのが2月22日に瀬戸内市中央公民館で開かれました。岡山市のNPO法人公共の交通ラクダの岡会長が講演されております。 岡会長は、地方の高齢者から交通弱者にとってバスや電車は欠かせない生活の足、市民のためという福祉の観点で、行政が主体となって利便性を高めることが重要だと強調されております。 また、バス路線が減れば地域はさらに衰退する。赤穂線や観光資源と連携させ、バスを生かしたまちづくりに行政と住民が一体となって取り組むべきだと、こういうふうに述べられております。 私ももう本当にそういうふうに思いますが、市はJRや観光資源の連携や行政と住民が一丸となった取り組みなどはどんなアイデアがあるのか、もしありましたらよろしくお願いいたします。
○議長(立川茂君) 答弁を願います。 田原市長。
◎市長(田原隆雄君) ありがとうございます。 備前市は、赤穂線、山陽線と、横の線は公共交通がありますが、その他はバス路線を活用しなければいけない町であります。そういう中で、備前市の地形を見ていただくと、縦に長い地区でありますし、コンパクトシティーという表現の中がありますけれども、分散した拠点があるわけでありまして、それをどのようにつないでいくかということが、これからの備前市の公共交通に課せられた課題じゃないかと、このように思っております。 そういうような中で、便数をふやしたからといって満足できるものではありませんし、そこで最初の答弁に申し上げましたように、マイカー以外の方、バスを利用する方の利用実態がどのようなものなのか、買い物、通院、通学、あとそれが主たる生活の足でありまして、それに加えて観光ということになれば、時間的なことはそれに合わせたらいいというようなことで、その辺のことをしっかり検討していただきたいと、このように担当のほうへ指示をさせていただいております。
○議長(立川茂君) よろしいか。 西上議員。
◆6番(西上徳一君) ありがとうございます。 一昨日でしたか、藪内議員の質問の答弁があったと思いますが、公共交通網形成計画策定のための意見聴取のためだと思いますが、新年度からこの公共交通網形成計画にはあった備前片上駅整備に伴うものはどのように反映されているのか、もっと詳しくお聞きしたいんですが、部長お願いいたします。
○議長(立川茂君) 今脇
市民生活部長。
◎
市民生活部長(今脇誠司君) 現在も、形成計画はパブコメ中でございますけども、概念として抽象的にも今もしているものということになります。もう形成計画に備前片上駅西側の駐車場整備、それに伴う路線の見直しが反映されているのかということでございますけども、大幅な路線の見直しというのは新年度のこの西側駐車場の整備の予算承認の後となりますけども、この駅の前を交通結節点として市営バスのハブステーションといたしますので、先ほど市長の申しましたように、病院や公共施設等の循環する結節点ということになります。 例えば片上から伊里、日生間の東西の循環のライン、それから東鶴山から伊里を、この駅のところも通ってですけども、吉永方面への南北のライン、こうしたものを大きな軸にして通院、それから通学、通勤、それから買い物、観光等の便となる基幹の路線を組みまして、他の主要市道等のエリアには支線のラインを組むというようなことで、そこへ広域の路線である宇野バスと西のほうからのライン、それから和気町営バスとも相互乗り入れのライン、それから「ていじゅうろう」の赤穂方面からの定住自立圏のライン、それから新庄・長船間を瀬戸内市営バスが走っておりますけども、備前市民バスとも並走しているこの長船方面へのラインというので形成をされていくものと考えております。 また、集落内等、それからあと離れたところについてはささめあい号であるとか、あるいは今この予算でもう物が来ている、車来てますかね。グリーンスローモビリティのような自宅からバス停までの近距離集落内の移動手段を組み合わせるなどして、大幅な見直しによる効率化と利用者の移動のアクセスが図られるというような形の計画の概念的なものでございますけど、予定としております。 以上でございます。
○議長(立川茂君) よろしいか。 西上議員。
◆6番(西上徳一君) もうようけ言われて、もう覚えられんぐれえ、書き切れんぐれえ言われてどうしようかなあと思うとんですけれども、公共交通で一番大事なことはというんですけれども、思うんですけれども、私も。高校生は1年間で往復で年間に五百四、五十回ぐれえ乗ると思うんですけれども、もちろん通学の利便性は失わないようにされるんでしょうか。
○議長(立川茂君) 答弁を願います。 今脇
市民生活部長。
◎
市民生活部長(今脇誠司君) この件は、これまでにも藪内議員さん等からの今までお尋ねをいただいた件でございます。 特に、早朝、深夜の通学の便について、本当に送迎に苦慮している御家庭もあるというふうに考えていますので、そういう御家庭については考えていかなければいけないかなあというふうには思っております。 それでも、ある議員さんにも私以前お話をしたことがあるんですけども、送迎は親子の非常によいコミュニケーションの時間をつくれるということでございまして、思春期の子供を朝夕送っていくと、このときしか会話ができないというチャンスもあるということでございますので、私も9年間ほど子供を送り迎えしましたけど、娘からは最後にテレビコマーシャルよろしくお礼の手紙をいただいたということもございますけども、そういう時間もとれるということでございますので、そういう家族内の移動も含めて、本当に困っている人については対応もしていきたいということで、朝夕がなかなか厳しいということが前にも申しましたけども、ありますので、そのあたりも新しい計画の中で検証していきたいなというふうに思います。 以上です。
○議長(立川茂君) 西上議員。
◆6番(西上徳一君) ありがとうございます。 朝夕の便は必ず増便でも、増便ではないですけど、便があったほうがありがたいなということの中で、親子の、送迎の間に親子での交流が非常にいいということで、私も部長と同じように息子を送迎したことがありますけれども、確かに私は息子なんで、親子でなかなかしゃべることがないんですけれども、2人で車に乗っていますと同じようにそういう会話はできてよかったなという思いもありますけれども、やはり便があってこそのもんですので、ぜひよろしくお願いしたいと思います。
○議長(立川茂君) 答弁。
◆6番(西上徳一君) お願いします。
○議長(立川茂君) 答弁を願います。 今脇
市民生活部長。
◎
市民生活部長(今脇誠司君) そういう時間がとれない保護者の方もあろうかと思います。仕事の都合等で、あるいは仕事もそうですし、体調等でとれないというようなこともあろうかと思いますので、できるだけそういう便を準備できるようにはしたいと思いますが、早朝、それから深夜につきましては、前もお答えしたと思いますけども、特に夜については塾とか部活で遅くなるということもあるかと思いますけども、なかなか遅い便の確保は人材的に難しいということがありますし、早朝につきましても、これも都会のバスでも例えば渋谷駅、新宿駅のあたり出るバスでも大体6時半から7時が始発というような形ですので、なかなかこの地方の都市では難しいかなあと思いますけど、本当に困っている人があるということになると、ピンポイントでの対応も考えていかなきゃいけないかなというふうには思います。
○議長(立川茂君) 西上議員。
◆6番(西上徳一君) わかりました。 1点目の質問の中で、1人当たりの換算した税金投入額はというところで、例えば27年度は4,850円、29年度3,780円と、これをお聞きしたんですけど、聞き漏れたかもしれませんけれども、どれぐらいなら現状維持できるのかということを聞き漏れしとりますかもしれませんので、お答えをいただきたいと思います。
○議長(立川茂君) 答弁を願います。 今脇
市民生活部長。
◎
市民生活部長(今脇誠司君) 市長からの答弁の中で、この算出はなかなか難しいということで答弁をさせていただいたかなと思います。 多分、問われているのは鶴海の会議のときの金額、これが今現在幾らになるかということもあってかと思うんですけど、大体1人当たりが3,000円の後半ぐらいという形になっていますので、それでやれるかどうかというのはまたこれからの検証になると思いますが、ただ国のほうから特別交付税、理論上ですけども、入ってまいります。今の経費がおおむね、スクールバスを除きますけども、1億5,000万円で運賃収入がおよそ1,200万円が大体平均的なものかと思います。その差し引きの特別交付税の理論上が80%ということで、1億1,000万円弱が入ってきているのかなというような形には理論上ですけども、なっていますので、今の形ではやれているというか、4,000万円ほどの支出になっているんじゃないかということでやれているという形になろうかなと思います。 以上です。
○議長(立川茂君) 西上議員。
◆6番(西上徳一君) 済いません、聞き逃しとったようで。差し引き4,000万円ぐらいと、国からの補助を引いて80%ということで4,000万円ぐらいということで、4,000万円なら何とか維持していただきたいと思いますが、部長いかがでしょうか。
○議長(立川茂君) 答弁を願います。 今脇
市民生活部長。
◎
市民生活部長(今脇誠司君) 先ほども申しましたように、今度の備前片上駅の整備を通じて、今明石に駐車場ございます。それから、備前郵便局の前がちょうどステーションのような形になっていて、宇野バスさんも入ってこられております。これが1カ所の備前片上の西側に駐車場とハブステーションが集約されて、宇野バスさんも入ってこられるというようなことのお話ができておりますので、ここに集約できるので、回送の便も減らせますし、それから路線のほうの統合もできるんじゃないかなということを思っておりますので、このあたりで大きな路線の大変革ができるのかなあと、効率的な変革できるのかなあというふうに思っていますので、経費についてももうちょっと抑えていけるんじゃないかなというふうに期待をしているところでございます。 以上です。
○議長(立川茂君) 西上議員。
◆6番(西上徳一君) ぜひよろしくお願いいたします。 3番目の蕃山顕彰についてお伺いいたします。 きのうの石原議員の質問の御答弁で、建設に至った経緯、これは大体よくわかりました。市長の蕃山先生の没後330年だからこそやるんだと、こういう強い思い、この機を逃がしたらできないというのは私も同じような考えを持っております。また、伊里地区のみならず、備前市全体で顕彰したらということもありましたけど、私もそうしたらいいと思います。 そう考えると、備前市全体で、しかも伊里地区でとなると私は、私の意見ではございますが、閑谷学校周辺が適地かなと、よいのかなと思うんですが、市長いかがでしょうか。
○議長(立川茂君) 答弁を願います。 田原市長。
◎市長(田原隆雄君) そういうことも考えた時期もあります。また、きのうも申し上げましたように、蕃山、そして山田方谷、蕃山を慕って明治になって閑谷学校を建て直した山田方谷の居宅もある正楽寺周辺もよかろうかというふうに考えた時期もありますけれども、それじゃあ誰がそれを維持、守りするのかということを含めると、最終的には現在地に落ちついたということで御理解がいただければと思います。
○議長(立川茂君) 西上議員。
◆6番(西上徳一君) 誰がというところで今のところへ落ちついたということでございますけれども、閑谷学校も県の施設でございますので、それなりの人もいらっしゃると、こう私は思うんで、蕃山先生の閑谷学校建学への原動力であったことからも、350年の記念祭に蕃山没後330年の記念館を建設すれば観光振興にもよいということで、本当にこちらの閑谷学校へはやはり無理でしょうか。
○議長(立川茂君) 田原市長。
◎市長(田原隆雄君) 御意見はよく理解、わかるわけですけども、例えばことし閑谷学校350年記念ということで、県とも去年、おととしぐらいからいろいろ協議をしております。ところが、閑谷学校は備前市にありますけれども、施設は県であります。そして、県の施設部分は文化財課が所管し、また青少年センターのほうは生涯学習課でしたか、名前が間違ったらごめんなさい。そういうような形で指定管理という形で閑谷学校顕彰保存会が運営をしているというようなことでありまして、なかなかうまくいかないのが現状であります。 今回、350年祭にしましても、県と備前市とが協議をしながら、記念式典は県がするとか、なかなか難しいんです。そういう形で、決してあの近くにしたからといって顕彰保存会がそれを担ってくれるかどうかということは大変不確定な要素でありまして、やはり伊里の公民館の附属施設として一緒に維持管理していくのが望ましいんじゃないかという結論に至ったと思います。
○議長(立川茂君) よろしいか。 西上議員。
◆6番(西上徳一君) なかなか難しい、うまくいかないというのはよくわかりましたけど、市長の太いパイプで、県の太いパイプでもう一押し、二押しとしたら何とかなりそうな気もするんですけれども、いかがでしょうか。
○議長(立川茂君) 田原市長。
◎市長(田原隆雄君) この選挙区内に2人の県会議員もいらっしゃるわけでありまして、そういう方もお願いしながらいろいろ350年祭についても御協力をいただいておるわけでありまして、そういう中でことしは閑谷学校の釈菜にはそれなりの服装といいますか、今までにない衣装をしての釈菜をしていこうじゃないかとかというようなことも県のほうが考えていただいておるようで、それなりに県とも協議をしながら頑張っていくんですけれど、これを全てというわけにはいかないのが現状です。
○議長(立川茂君) 西上議員。
◆6番(西上徳一君) なかなか現状が難しいということでわかりました。 さて、教育長、11月の教育定例会では委員4人中2人が欠席しております。12月の定例会は全員御出席されたということで、実質12月1回のみの定例会というふうな感じかなと思うんですけど、臨時議会とか、そういう格好はされることは思わなかったんでしょうか。また、それで十分検討されたのでしょうか。お願いします。
○議長(立川茂君) 奥田教育長。
◎教育長(奥田泰彦君) 確かに、御都合で2名の委員さん11月欠席されておりますが、事前に資料配付、それから事前の説明をさせていただいております。12月は全員おそろいで、皆11月で同じ資料を、説明をして、欠席者、出席者ともに説明しておりますので、共通認識を持って12月の会議で協議をしたということでございます。
○議長(立川茂君) よろしいか。 西上議員。
◆6番(西上徳一君) わかりました。 それでは、教育部長に御質問いたします。 先ほどの御答弁でもいろいろ協議されたと、ここのみならず、違うところでも協議されたということですが、私も会議録を見させていただいたんですけど、会議録を見る限り、どうも御提案されたのは原案のみの提案で、原案ありきで諮っているというふうにしか見えんのですけれども、例えば幾つかの案があるということからはスタートをされていませんが、このように場所についても十分協議されているとはなかなか思えんのですけど、いかがでしょうか。
○議長(立川茂君) 答弁を願います。 田原教育部長。
◎教育部長(田原義大君) 12月以前の会議で終了後にそういった検討資料をお配りして、それを目を通していただいて協議しております。
○議長(立川茂君) よろしいか。 西上議員。
◆6番(西上徳一君) わかりました、協議されたということで。 それではまた、教育長、教育長の最後のほうのところで教育長の考えはどうなのかということを聞かれています。それで、教育長はこれは事務局の一人として急ぎ過ぎないというのは委員と一緒です。来年度の330年か350周年でも切りがいいんですが、ここで建てますよといったら市民の理解が得られそうなんですが、新しい公共施設を建てることについて嫌悪感を持つ方もいらっしゃって、今公共施設をどんどん人口も減って減少しているのに、統廃合していっているのに、新しい建物を建てるのはどうかという方もいらっしゃって、もうちょっと市民レベルで意見交換しながらそういった顕彰施設を整備するならどういう方向でというのをじっくり構えたほうが、330年、350年でそれをきっかけにして顕彰する施設が整備されるという考え方でいけば、330年、350年も意味があるのかなというふうなことを思ったりして、附属建物にするのか、今の公民館の施設でするのかというのも揺れているということでございますと、こういうふうに御答弁されているんですけれども、ここではまだ必ずしも否定的というんか、原案賛成とは思えない発言であるわけですけれども、どこからどういう理由でどういうふうに原案のほうに変わっていったのか、お教えください。
○議長(立川茂君) 奥田教育長。
◎教育長(奥田泰彦君) 委員の一人として危惧されること、この計画を進めていった場合、市民などで危惧されることを申し述べたつもりでございます。 事務局として方向性を決めるために教育委員会会議でそれぞれの教育委員さんの意見を聞いていくわけで、その一人としてこういうことが危惧されるんではないかなということで意見を申し述べました。 教育委員会は合議制でありますので、4人の委員さんと私との協議の中で、こういう方向でいきましょうというふうに決定したのが最終の結論で、今御提案させていただいていることでございます。
○議長(立川茂君) よろしいか。 西上議員。
◆6番(西上徳一君) わかりました。そういうことで、ということでわかりました。 もうやめましょうか、これは。 パラリンピック・オリンピックの件でございますけれども、県または知事にどのようにアプローチされたのか、その辺は教えてください。
○議長(立川茂君) 答弁を願います。 田原教育部長。
◎教育部長(田原義大君) アプローチのほうですが、現在サイト内の施設につきましては、事前キャンプの誘致が決定している自治体において、その候補地とされている施設が掲載されておると認識しております。 先ほどの答弁でも申し上げましたが、備前市におきまして、姉妹都市などの関係性を生かして岡山県とも協議をしながら過去に受け入れ等を検討した経緯はあるのですが、諸条件から実現には至っておりません。 県、知事等へ直接アプローチといったことはございませんが、今後関連事業等への参画等が可能な場面がございましたら、対応も検討してまいりたいと考えております。
○議長(立川茂君) よろしいか。 西上議員。
◆6番(西上徳一君) わかりました。 財政負担が多いというような教育長、御答弁でしたけれども、どれくらいでどういうふうな負担なのか、わかる範囲で詳しく教えていただきたいと思います。
○議長(立川茂君) 田原教育部長。
◎教育部長(田原義大君) その当時のことでちょっと具体的な数字的なことは把握はできていないんですが、例えば渡航費用であるとか、そういった宿泊費用、そういったものについても受け入れ団体の負担になるというようなことをその当時伺っておりました。
○議長(立川茂君) よろしいか。 西上議員。
◆6番(西上徳一君) 渡航費用、受け入れ団体の負担になるということですけれども、それよりももっともっと効果が期待できる、それ以上に経済効果があると思うんですけど、差し引いたらプラスにはなりませんか。
○議長(立川茂君) 答弁を願います。 田原教育部長。
◎教育部長(田原義大君) そのようには判断しなかったというのが現実でございます。
○議長(立川茂君) よろしいか。 西上議員。
◆6番(西上徳一君) わかりました。 以上で一般質問を終わります。どうもありがとうございました。
○議長(立川茂君) 以上で西上議員の質問を終わります。 以上で通告を受けた質問は全て終了いたしました。 これをもちまして一般質問を終わります。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~
○議長(立川茂君) 以上で本日の日程を終了いたします。 この際、申し上げます。 明日と明後日の2日間は市の休日のため会議規則第10条第1項の規定により休会といたします。 それでは、本日はこれにて散会いたします。 皆さん、御苦労さまでした。 午後3時43分 散会...