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03月05日-03号

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  1. 備前市議会 2020-03-05
    03月05日-03号


    取得元: 備前市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-06-10
    令和 2年 2月第2回定例会              第 2 回 定 例 会 会 議 録 (第3号)会議開閉日時  令和2年3月5日  午前9時30分 開議    午後4時07分 散会会議の場所   備前市役所議場出席した議員の番号氏名(7番は欠員)  1番  藪 内   靖      2番  青 山 孝 樹      3番  田 口 豊 作  4番  森 本 洋 子      5番  石 原 和 人      6番  西 上 徳 一  8番  星 野 和 也      9番  守 井 秀 龍      10番  尾 川 直 行  11番  掛 谷   繁      12番  土 器   豊      13番  川 崎 輝 通  14番  中 西 裕 康      15番  橋 本 逸 夫      16番  立 川   茂欠席・遅参・早退した議員の番号氏名  欠席 なし  遅参 なし  早退 なし説明のため出席した者の職氏名  市長     田 原 隆 雄  副市長    高 橋 昌 弘  教育長    奥 田 泰 彦  市長公室長  佐 藤 行 弘  総務部長   高 橋 清 隆  市民生活部長 今 脇 誠 司  保健福祉部長福祉事務所長   産業部長   平 田 惣己治  建設部長   藤 森   亨         山 本 光 男  日生総合支所長坂 本 基 道  吉永総合支所長野 道 徹 也  教育部長   田 原 義 大  病院総括事務長万 波 文 雄職務のため議場に出席した議会事務局職員  事務局長   入 江 章 行  事務局次長  石 村 享 平  庶務調査係長 坂 本   寛  議事係主任  楠 戸 祐 介 △議事日程並びに付議事件(結果) 番号議事日程付議事件等結果1一般質問  ・2番 青山孝樹議員  ・13番 川崎輝通議員  ・10番 尾川直行議員  ・5番 石原和人議員通告事項一般質問通告表のとおり)                              ;── △一般質問通告事項 順位通告者氏名質問の要旨答弁者52番 青山孝樹1 新型コロナウイルス感染対策について  ① 感染予防対策は  ② 感染者発生時の対策は市長 教育長 病院総括事務長 (再質問あり)2 令和2年度施政方針より  ① 「東京備前市ゆかりの会」設立の目的と今後の活動について  ② 総合計画総合戦略見直しの指標となる行財政改革プランの取り組み  ③ 備前市スポーツ振興基本計画の策定について  ④ コミュニティの育成と地域活動の支援について  ⑤ 生涯を通じた健康づくりの推進について市長 教育部長 (再質問あり)3 合併15周年、旧閑谷学校創学350周年、また様々な計画の見直しなどの節目の年に当たり、市長の決意は市長613番
    川崎輝通1 旧庁舎解体及び付属施設整備工事入札談合情報について  ① 市役所が入札参加業者に見積金額を積算するために掲示する書類は何か副市長 (再質問あり)2 旧アルファビゼンの活用について  ① 改修すれば、解体・新築の3案は、いずれも利用できる市長3 新庁舎の通路について  ① 歩くと響くが、執務室と材質は違うのか総務部長 (再質問あり)710番 尾川直行1 旧アルファビゼン跡地活用基本構想策定と新図書館建設について  ① 意見交換会の内容と今後の取り組み  ② 備前緑陽高校生からのアンケート結果と今後の意見聴取  ③ 今後のスケジュールと誰がどう結論付けるのか  ④ 備前市新図書館整備基本構想と交流・活性化に図書館建設を市長 教育長 総務部長 (再質問あり)2 大川小学校の最高裁判決の教訓はどう生かされているか  ① 防災体制の構築・充実と第三者委員会立ち上げの備え  ② 教職員の防災対策と危機管理教育による向上策  ③ 学校・園での防災実践訓練、検証と情報の共有を  ④ 地域とともにある学校づくりで情報・課題の共有を市長 教育長 (再質問あり)3 地域医療像、病院再編・統合の取り組みについて  ① 備前市の医療は~3病院の今後は  ② 病床数の変化と適正病床数は  ③ 生活を支える医療と民間病院の役割分担は市長 病院総括事務長 (再質問あり)4 市民意識調査地方版総合戦略推進は  ① 調査対象者、有効回答率、意見の分析と活用は  ② 重点施策と教育への動機づけ  ③ 子育て支援若年者アンケートは直接面談で  ④ 第1期総合戦略の評価と2期の新たな目標の具体策は市長 総務部長5 備前市立地適正化計画策定、農業振興と農地転用について  ① 伊部・浦伊部土地区画整理事業廃止後と将来像の総合的な取り組みを  ② 国道2号の拡幅計画と「道の駅」の整備の促進を  ③ 農業統計分析~農業振興と農地転用・工場誘致推進を産業部長 (再質問あり)85番 石原和人1 令和2年度予算編成について市長 (再質問あり)2 保育・幼児教育について教育長 教育部長 (再質問あり)3 地方創生について市長 市長公室長 (再質問あり)4 備前市のPRについて市長5 公共施設の今後について市長 総務部長 (再質問あり)6 熊沢蕃山顕彰事業について市長 (再質問あり)7 健康づくり拠点施設整備事業について市長 (再質問あり)     午前9時30分 開議 ○議長(立川茂君) 皆さん、おはようございます。 ただいまの出席は15名であります。定足数に達しておりますので、これより本日の会議を開きます。   ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(立川茂君) 日程1、昨日に引き続きまして一般質問を行います。 なお、重複する質問は努めて排除していただきますようお願いいたします。 それでは、通告に従い順次発言を許可いたします。 まず、青山議員の一般質問を願います。 2番青山議員。     〔2番 青山孝樹君 登壇〕 ◆2番(青山孝樹君) 皆さん、おはようございます。 それでは、通告に従い一般質問をさせていただきます。 最初に、新型コロナウイルス感染症対策についてお伺いします。 昨日は2名の同僚議員の説明に答えていただきましたので、できるだけ重複を避けてお伺いしたいと思いますので、通告と少し外れた質問になるかもしれませんが、答えられる範囲でお答えください。 新型コロナウイルスというワクチンも治療法も確立されていない未知の感染症が蔓延しています。今まで例を見ない感染症ゆえに、政府の対応が後手に回っているとの批判もあります。また、感染確認のあった都道府県においては、対応に奔走されています。今のところ岡山県内で感染者の報告がありませんが、本市においては前例や国、他自治体の動向を注視して最悪を想定して最善を尽くす、こういった考えで備えをしていただきたいと思います。 そこで、2点お伺いします。 政府は、大規模な感染拡大を防ぐためにという理由で2月27日に唐突に全国の幼・保、こども園を除く小・中高、支援学校を対象に一斉休校の要請を出しました。本市においても、急な要請で教育委員会や教育現場は対応に追われ大変であったと推測します。急な要請に対応いただいた御苦労に対して、敬意を表します。これからさらに大変だと思いますが、よろしくお願いいたします。 さて、この全国一斉の臨時休校措置が適切な方法か、放課後児童クラブや塾での預かりなども問題はないのか、働いている保護者は対応できているかなど、さまざまな問題もありますが、これらの問題に対しては昨日の質問でお答えいただきましたので省かせていただきます。 まず1点目、この休校期間に子供たちが出歩いたり逆に家にこもって一日中ゲームに夢中になりゲーム依存症になりはしないか、食事や家庭学習時間が十分にとられなかったり乱れた生活習慣が身についてしまわないかと、かえって休み明けが心配です。あれやこれや不安や心配ばかりしてはいけません。これを好機と捉え新型コロナウイルスとはどんなものなのか、人類はどう立ち向かおうとしているのか、なぜ休校にしなければならないのか、自分たちはどうすべきなのかなど、基本的生活習慣の大切さや感染症など病気に対する健康教育を行う絶好の機会と捉え子供たちに指導を行うことはできないのですか。これが幸いに転じて福となればよいのですが。 2点目は、感染者が発生した場合の医療体制についてお聞かせください。 中国武漢市やクルーズ船に見られたように、患者の受け入れ態勢が不十分であったがため感染を広げることになりました。昨日の掛谷議員の質問に、県内では岡山市民病院倉敷中央病院津山中央病院のほか、非公開ではあるが他に県内に5カ所の受け入れ施設があるとのことでした。それでも不足したり備前市内に感染者が発生した場合に備え、備前市3市民病院のうちのどこか1カ所を新型コロナ対策専用の病院に指定して隔離や一般患者との区別ができる体制をとっておく必要があるのではないでしょうか。 次に、議会初日で述べられた令和2年度施政方針について市長に幾つかお伺いします。 1点目は、東京備前市ゆかりの会の設立目的と今後の活動内容についてお聞かせください。 備前市出身の各界で活躍されている方々が備前市の活性化のために力をかしていただけるなら、どんなに力強いことでしょうか。しかし、単なる普通の県人会のように、会員の親睦のためだけの会にならないようにしていただきたいと思います。 2点目は、令和2年度で備前市総合計画と総合戦略の見直しを行うと述べられましたが、その指標となる先立って出される第4次備前市行政改革大綱及び行財政改革プランの取り組みについてお聞きします。 4つの大枠と16の取り組みが上げられていますが、その中の取り組みの中から1つ大枠、協働における各種団体と協働するとはどういうことでしょうか。 2つ目、大枠、財源の確保と配分における新たな財源を開拓するとはどういうことでしょうか。 3つ目、大枠、業務の効率化と適正な人数配置における自立型職員を育成するとはどういうことでしょうか。 4つ目、大枠、施設の再配置における公共施設等総合管理計画に基づく施設再編とはどういうことでしょうか。 以上、4点について具体的な内容や方法を教えてください。 大きい3点目は、令和2年度で計画が満了となる備前市スポーツ基本計画策定について、進捗状況と完成までのロードマップを教えてください。 4点目は、コミュニティーの育成と地域活動の支援について、今後の取り組みを市長にお伺いします。 まちづくり会議については何度も質問させていただいており、恐縮に思います。私はまちづくり会議の意義と役割に大いに期待をしており、有意義なまちづくり会議が開催され、継続されることを期待します。ここまでに8地区が立ち上がり、残すところ日生と吉永地区の2地区のみと伺っています。地域担当職員の御苦労に感謝いたしますとともに、残り2地区の設置促進になお一層の御努力をいただきたいと思います。これからは実効性と継続性のある会になるように内容の充実を図るとともに、運営サポートができる担当職員の育成、人員配置などお願いしたいと思います。 5点目は、生涯を通じた健康づくりの推進について市長にお伺いします。 健康は生活の基盤であり、乳幼児や高齢者だけの問題ではない、老若男女、障害のあるなしにかかわらず全ての人々が共有するものであることは、どなたも異論のないことと思います。WHOの健康の定義では、健康とはただ単に病気や虚弱でないということだけではなくて、肉体的にも精神的にも社会的にも完全に良好な状態をいうと定義しています。このことからも、市民の健康増進や活力あるまちづくりに幅広く対応できる健康づくりの拠点施設整備は重要であると考えています。健康づくりの拠点施設の整備について、今後の取り組みをお聞かせください。 最後に、就任から3年、任期最終年でもあり市長にとって総仕上げの年であります。また、合併15周年、旧閑谷学校創学350周年、熊沢蕃山没後330年、またさまざまな事業計画の見直しの年でもあります。新庁舎も完成しました。もうそろそろこれまでの1市2町の垣根を取り外して備前市がワンチームとなり、人口減少問題や大規模災害、目の前の新型コロナウイルスに立ち向かわなければならないのではないでしょうか。一体感を醸成するための市長の決意を、いま一度お聞かせください。 以上で質問を終わります。 ○議長(立川茂君) ただいまの質問に対する答弁を願います。 田原市長。     〔市長 田原隆雄君 登壇〕 ◎市長(田原隆雄君) おはようございます。 それでは、青山議員の質問に順次お答えをいたします。 まず、1点目の新型コロナウイルス感染対策につきましては、昨日からいろいろ御質問いただいております。掛谷議員、藪内議員にもお答えしましたが、そういう中できょうは休暇中の子供たちのゲーム依存とか、また保護者のセクハラとか休み明けの問題とか、新たな問題も浮上しているようであります。この件につきましては、教育長のほうからお答えをお願いしたいと思います。 2点目の患者発生時の感染予防対策について市内3つある病院の1つを指定してはどうかということについては、この件については無理だと、このようにお答えしておきたいと思います。補足があれば病院事務長などからお答えいただきたいと思いますが、実際に感染者が発生した場合には感染の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律に基づいて、まず県が感染者を感染予防して医療機関に輸送する業務を行います。市は感染拡大防止の啓発運動を行うとともに、県と連携をとりながら業務の補助をすることと、このようになっておるわけであります。そういうようなことでありますので、医療体制につきましては県が医療機関と連携をとりながら対応することとなっているということを、まず御理解を願いたいと思います。補足があれば、事務長なり担当からお願いします。 2番の1点目、施政方針の中の東京備前市ゆかりの会の設立と今後の活動についてでありますが、この会は東京及びその近郊における備前市にゆかりのある方との相互の親睦を図り、また郷土備前市の発展に寄与することを目的としておるわけでありまして、単に親睦だけということではございません。総会は年に1回、役員会等は必要に応じて開催する予定といたしておりました。また、会員の皆様にはいろいろのツールを使用し備前市の情報発信を行ってまいりたい、いわゆる関係人口をふやしていきたいと、そういうような趣旨でございます。しかしながら、残念なことに4月17日を設立総会含めて第1回と予定しておりましたが、御案内のような新型コロナウイルスの影響を受けて延期せざるを得なくなりました。今後の状況を注視して開催時期を協議してまいりたいと、このように考えております。 2点目の行財政プランの取り組みについて、各団体との協働という御提案をいただきました。私はかねてから政治とは、まちづくりとは、一人一人でできない解決できない問題をみんなで協議し、それを問題として捉え解決していくことだと、このように思っております。そのような中で、地域の各種団体にはおのおのの目的があり、そのための人材も有しております。それぞれの強みを引き出し行政と連携協力しながら、まちづくりの活動を展開していくことであろうかと思っております。また、各種団体が単独で対応することが難しい広範な課題につきましても、互いに情報を提供、共有しみんなの課題として解決に取り組む活動となろうかと思います。その一例として、まちづくり会議を提唱させていただき、その活動を引き続き地域の課題解決に向けての話し合いの場として取り組んでいただきたい、またそれを支援していきたいと考えております。 次に、新たな財源の開発、獲得につきましては掛谷議員への答弁のように映画「ハルカの陶」や論語かるた、猫の不妊去勢手術補助金の財源として活用したクラウドファンディングというようなものを引き続きそれぞれの目的に合わせて提案したい、このように思っております。また、バスサイネージや公用車ラッピングなど、新たな広告収入を検討し順次取り組むことを計画しております。 次に、自立型職員の育成についてですが、簡潔に申し上げますと自分自身や仕事と向き合いながら意欲的に学び成長していく職員の育成というものでございます。職員としての自覚や使命感、高い規律性など業務遂行に必要な能力や資質を高め個人個人がリーダーシップを発揮し決断し成果を出せる職員を目指していただきたいということであります。 そこで、お願いもございます。公務員とはいえ、職員も人間であります。議員の皆さん方の励ましや支援も大切な要素であろうかと思いますので、その点についてもよろしくお願いしておきたいと思います。 次に、公共施設総合管理計画に基づく施設再編についてですが、平成29年1月に策定した公共施設等総合管理計画は長期的な視野に立って限られた財源を有効に活用し公共施設等を総合的かつ計画的に管理するための基本的な方針を示すことを目的としております。しかしながら、正直なところ諸般の事情で十分な運用ができていないことも事実であります。 そこで、これからは個別の施設ごとに具体的な対応方針を定め、個別施設計画策定にも取り組んでいるところでございます。公共施設の適正配置、行財政の効率化はもとより、計画的な管理の推進を図ろうとするものでございます。 3点目、備前市スポーツ振興基本計画についてですが、平成23年度の作成であります現計画は幼児から高齢者までがスポーツを通じ健康で豊かな人生を経て、まちづくりに貢献することを基本理念として作成をされております。その間の成果といたしましては、インターハイ、ソフトテニス競技の開催などのイベントの成功が上げられると思います。 次に、課題といたしましては、現行計画では成果の目標を成人の方の週1回以上のスポーツの実施率を50%以上と設定しておりましたが、昨年度の市民意識調査では35.4%と目標を下回っておる結果となっております。したがいまして、次期計画についてもこの理念は引き継ぐとともに、関係団体やさまざまな主体と連携・協働することで一層市民がスポーツに親しむ環境づくりを目指すものとする予定でございます。また、議員御指摘のスポーツを通じた観光振興等を行うスポーツツーリズム、スポーツ文化コミッションについても計画へ官民協働の新たな取り組みとして位置づけを検討してまいりたいと考えております。策定は次年度中を予定としております。策定に当たっては、諮問機関であるスポーツ推進審議会の皆様に御意見を頂戴することはもとより、スポーツ関係団体社会教育委員会議、商工団体、観光協会等でも意見を聴取しパブリックコメントを通じて広く市民の皆さんの御意見を反映してまいりたいと考えております。 なお、各種団体の自立につきましては民間レベルでの受け入れ組織の育成など、他市町の状況も調査し検討してまいりたいと、このように考えております。 次に、4点目のコミュニティーの育成と地域活動の支援についてですが、現在小学校区単位で市内10地区ごとに地域担当職員を6名ずつ配置いたしまして、地域担当職員には地域と行政が一緒に取り組む組織づくりを推進していただきたいと指示しておるところでございます。地域と行政が互いに情報共有しながら、信頼関係を築いていくことをその目的といたしております。人材育成についてですが、今年度は外部の方を講師に招きましてまちづくりの課題や取り組みについて考える研修会を3回実施いたしております。そういうところへ、地域担当職員もスキルアップのために参加させていただきました。地域の方と一緒にまちづくりに参加することで、互いの信頼関係の構築にも役立っているのではないかと考えております。まちづくり会議の立ち上げがまだの地域もありますが、地域コミュニティーの希薄化が進む中でどのようにして自治組織活動の維持発展を目指していくのかということで今年はみんなの集落研究所というところへ委託いたしまして地域づくり、まちづくり支援事業としてサポートさせていただきたいというふうに思っておりますし、また具体的な問題として今年は合併15周年でありますので、各地区の自慢、地区担活動を発揮していただいて地域の宝自慢活動をやってみてはどうかと、こういうことも具体的に提案させていただいているところでございます。 次に、生涯を通じた健康づくりの推進についてでありますが、この件につきましては元気で長生きは市民皆さんの願いであります。そういう中で、旧ヘルスパの健康プラザづくりについて昨年提案させていただきました。日生運動公園の一角にあり、運動と組み合わせた活動ができるよい場所だと考えておって提案をさせていただきました。健康づくりの拠点は、市民の健康増進や地域の活性化のための必要なところだと考えております。そういうことで、議会から御指摘のあった積算根拠を明確にするため、令和2年度当初予算では既存施設の機能や概要の掌握、現在実施中の業務の把握、いわゆるプールを運営しているとか、今後の事業実施手法の検討、市場調査、施設や備品の改修等に係る調査、今後の運営、維持管理等の経費等の計算を調査するための予算を計上させていただいたということでありまして、きのう田口議員に答弁させていただいたことと同様でございます。よろしくお願いします。 ○議長(立川茂君) 市長、3番。 ◎市長(田原隆雄君) 答弁漏れでございます。 令和になって初めての議会における所信表明についてですが、青山議員がおっしゃられるとおり市としての一体感を醸成していくことの重要性については同感でございます。折しも今年度は合併15周年を初め、さまざまな節目が重なる年であり、そうしたタイミングを捉え各種記念行事などを中心に備前市というゆかりを市民のみならず多くの人に感じていただきながら、つながりを深める、きずなを深める契機にしてまいりたいと考えております。 また、別の視点といたしましては、私が常々申し上げているとおり一体感の醸成には、まず郷土愛が不可欠なものと考えております。それにはまず、自分の住んでいる地域のことを特によいところを知らなければなりません。そういうふうな意味でも先ほど説明申し上げましたように、まちづくり会議に期待しているところが大きいところでございます。地域担当職員組み合わせ市民と行政が一体となってきずなを深め、垣根を取り除いていく努力をしてまいりたいと、そして市民に寄り添い市民とともに歩むまちづくりに取り組んでまいりたいと考えております。 ○議長(立川茂君) 奥田教育長。     〔教育長 奥田泰彦君 登壇〕 ◎教育長(奥田泰彦君) 新型コロナウイルス感染症対策については、いろいろ御心配をおかけしております。昨日も一般質問をいただきました。子供たちの命と健康を守るということの緊急措置ということで休業を決断させていただいたところでございますが、教育委員会としても限定された限られた条件の中で最善を尽くしていきたいというふうに思っております。 きょう青山議員のほうから御質問をいただいた、まず子供の過ごし方についてですが、御心配いただいております。子供を今家庭に返しているわけで、家庭の中で不要不急の外出を避けて自宅で過ごすということは学校から指導しておりますけれども、家庭の中でゲームにどっぷりつかったり、それから家庭学習も与えられているものを消化している子供もいるでしょうし、ほっちらかしの子供もいるかもしれません。そういったことも心配でございますし、不要不急の外出を避けるということでも外でふらふら遊び歩いている子供もいるかもしれません。そういったことも、いろんなことが心配なことはたくさんあります。また、休みが明けた後、乱れた生活習慣のまま、また学校生活へ戻るということも心配なところでございます。御指摘のとおりでございます。今のところの対応といたしましては、家庭訪問を始めた学校もあります。というのが、学習用のプリントを各家庭に配布して配って子供たちと短い時間ですが話をする中で子供の家庭での生活の様子を尋ねたり、指導できるところは指導したりというような始めた学校もありますし、それから外の出歩きにつきましては育成センターというのがございまして、育成センターの指導員が手分けをして巡回して、そういった出歩いている子供については指導していこうということで取り組んでおります。それから、一番学校のほうに指示しているのは保護者との連絡体制、これをきっちりしてくださいよということでございます。保護者のほうから子供は今こんな状態なんだと、何とかなりませんかという相談も随時受け付けるような対応をしております。議員の皆様方も御自宅付近でそういった子供たちの出歩きとかよくないような行動が見られましたら、御注意のほうをお願いしたいというふうに思います。 それから、コロナウイルスの感染症対策をピンチをチャンスにと、今ピンチなんですが、それをチャンスに変えたらどうかという御提案がありました。健康教育の充実ということだろうというふうに思います。このウイルスが出始めたころに学校に指示したのは、いわゆる今までインフルエンザの対策、冬場前になると学校のほうではインフルエンザ対策を徹底するようにしております。インフルエンザと同様の対応、子供たちにそういったことをしっかり指導してくださいよというようなことをお願いしております。例年よりもそういったインフルエンザ予防の対応を徹底したために、今年度は学級閉鎖、インフルエンザによる学級閉鎖というのはかなり減ったというふうには感じております。やっぱり何事も、徹底するということが大事なんだなというふうに思います。これがそのコロナウイルスの感染症対策にも役立つものと確信をしております。家庭でも子供たち、今までインフルエンザにかからないようにというような予防策を手洗い、うがい等しっかりやってくれているんではないかなというふうに思っております。今後どう全国的な状況、それから近隣の状況どう変わっていくかわかりませんけれども、状況に注視しながら教育委員会としても適切に対応してまいりたいと思います。 以上です。 ○議長(立川茂君) 万波病院総括事務長。     〔病院総括事務長 万波文雄君 登壇〕 ◎病院総括事務長(万波文雄君) それでは、コロナのウイルスの対策につきまして病院事業のほうからお答えいたします。 市長答弁にもございましたが、県との連携という点は答弁のとおりでございます。医療機関としまして県の要望、要請、指導を伺いながら対応していくというのが基本的な対応になります。県はそれぞれの病院が新型ウイルスに対して動線の問題、設備の問題等どれだけ対応能力を持っているかということを把握しております。いろいろな状況が変わる中で、県のほうでその議員御提案のあった1つの病院を丸々隔離の病院にという選択がなされましたら、病院事業としても考えてまいりたいと思いますが、現段階では1つの病院を丸々隔離の病院にするという可能性は低いということで市長答弁のとおりかと思います。医療現場といたしましては、このウイルスの蔓延が一日も早く終わり、普通の診療ができて皆様に安心と健康の援助といいますか、補助といいますか、役立つような状況になってほしいと考えております。 以上でございます。 ○議長(立川茂君) 再質問はありますか。 再質問に入ります。 青山議員。 ◆2番(青山孝樹君) 新型コロナウイルスの問題につきましては、毎日のようにマスコミ等で報道されて市民の皆さんも不安な毎日を送っておられるんじゃないかなというふうに思います。万全の準備といいますか、整えていただきたいというふうに思います。 1点目に質問しました健康教育についてなんですが、私も学校の教員、保健体育の教員をしておりまして、保健の時間で健康教育を行うんですが、やっぱり身近にそういうことが起こっていないとか、あるいは遠い将来のことということになりますと、なかなか子供たちにその指導が入っていかないというふうな部分があります。これは他の教科についてもそうだと思うんですが、こういう非常事態にこんなことを言うと不謹慎かもしれませんが、こういうふうな機会を捉えて子供たちに健康の大切さ、そして感染症等病気に対する自分の心構えであったり、あるいはもう中学生ぐらいになると家族や周りにもそれを伝えたりするようなこともできるんじゃないかなというふうに思います。マスク、手洗い、うがい、これ徹底されて、それが日本にまだこの新型ウイルスが激しく蔓延していないということにもつながっているという、これは日本の教育のすばらしさだというふうに思っておりますが、そういうふうなことを通して子供たちに健康教育を指導していけたらなというふうに思います。登校日でありますとか家庭訪問、それから手紙あるいはタブレットを利用して何かそういう発信ができたらなというふうに思うんですが、こういったようなことについてはいかがでしょうか。 ○議長(立川茂君) 答弁を願います。 奥田教育長。 ◎教育長(奥田泰彦君) ありがとうございます。健康教育ということでいろいろ御提案がありましたが、やっぱり私らも教員しておりまして頭だけでの勉強、頭ではわかっているという理解は子供たちにとっては余り危機感が持てない。今回の場合には全国ニュースを聞いても見ても、それから新聞を開いてももう第1面がコロナウイルス対策ということで全国的な話題になっている、そういったことを捉えてもちろん子供たちもそうですけれど、家族も巻き込んで家族も危機感を持ってこのコロナウイルス対策取り組んでいこうという今気持ちになっておりますので、そういったことを捉えて健康教育を進めていくというのは充実というか、本当に身につくものになるんだろうなというふうなことを思っております。今の時期に学校からどれだけ発信できるかということは言えませんが、家庭訪問のときにそういったインフルエンザのときに対策をしたことをやっぱり子供に聞き返して徹底するというようなことはできると思います。 それから、登校日ということ、きのうも話題になりましたが、登校日についてはもうやむを得ず登校しなければいけないということで、こっちが想定しているのはまだ中学校で期末考査が済んでいない学校があるので、もうこれの必要性も検討しなければいけないんですが、それをしなければいけないという学校については実施の必要性を検討して必要最小限度の人数、時間で登校させてもいいですよというような教育委員会は指示しておりますので、どの学校にも登校日を設けてということにはなっておりません。何はともあれ今話題のことなので、危機感を持って家庭も学校も、それから教育委員会も危機感を持って取り組んでいきたいというふうに思います。ありがとうございます。 ○議長(立川茂君) よろしいか。 青山議員。 ◆2番(青山孝樹君) ありがとうございます。子供たちが出歩いたりというふうなことも他の全国の地域では問題になっているというふうなことも報道されておりますが、なぜ学校を休校にしなければいけないんかというのは、これはやはり子供たちの行動性あるいは菌を保菌していてもなかなか表に出ない、それが周りにうつしていく原因になるというふうなこと、こういうこともちょっと子供たち知っておけば注意の喚起になるんじゃないんかなと思いますので、よろしくお願いします。 それから、2点目に病院のことでお伺いしましたが、本当に極端な提案になったというふうに思います。国、県を通して法に基づいてやっておられるというのはよく承知をしておりますが、この最善を尽くしている中でもしそういう最悪のことが起こったということも想定しておいたほうがいいのかなというふうに思いますし、昨今市民病院統合問題というのもあります。本市には3つの市民病院という、本当に恵まれた状況であります。その3病院の役割とか存続の必要性を見直すためにも、いい機会になりはしないかなというふうに勝手に思っております。万全の態勢を整えていただけたらと思いますので、よろしくお願いします。 次に、施政方針のことですが、東京備前市ゆかりの会、私もいろんな人材のネットワークを使ってそういう備前市にゆかりがあり、備前市に思いがある方がいろいろなところで備前市のことを心配している。備前市の中にいては見つからないような課題とか、そういったようなことも外から見たら発見されて何かお手伝いをしたいというふうな方もおられるんじゃないかなというふうに期待をしております。単なる県人会というふうなことで県人会をやっとられる方には失礼な言い方になったかもしれないんですが、例えば何かテーマを決めてやってみるというふうなこと、重点テーマを決めてやってみる、例えば閑谷学校を世界遺産にというふうなことをちょっとみんなで考えてみようとか、あるいはみんなでふるさと納税をやってみようじゃないかとかというふうなことを考えてみるとかというふうなこともできるんじゃないんかなというふうに思いますし、部門別にネットワークをつくってやってみる、産業、教育、芸能、芸術、スポーツ、マスコミ等々いろいろあると思うんですが、どのくらいの方が参加されるんかというのはわかりませんけど、そういうふうなことも考えられるんかなというふうに思います。いろいろとお考えでやっていただいておることですので、ぜひよろしくお願いいたしたいと思います。 次に、財源の確保の配分ということですが、昨日の掛谷議員のところでもクラウドファンディング等お答えいただきました。もう一つ新しいということではないかもしれませんが、ふるさと納税についていろんなブランド品をつくって備前市を理解していただき、ふるさと納税をふやすというふうな取り組みをされております。つくって発信するというだけでなくて、もちろんやっておられると思うんですけど、積極的なセールスを行う、そういうことにも先ほどのゆかりの会なんかも御協力いただいたりしながら、積極的にセールスをやっていってふるさと納税なんかもふやしていくということを考えられないかなと思うんですが、これについてはいかがでしょうか。 ○議長(立川茂君) 答弁を願います。 田原市長。 ◎市長(田原隆雄君) まず、その先ほどのゆかりの会の件に返りますが、現在各地方は人口減、少子・高齢化という大きな問題が備前市だけでなし全国各地であります。そういう中で、関係人口についての考え方が我々の段階でよく思慮されるわけでありまして、そういう中での一環としてゆかりの会の設立を検討させていただきました。そういう中で、先ほどいろいろなテーマを考えて取り組んではどうかと、こういういい提案をいただきましたので、参考にさせていただきたいと思います。 それにはまず立ち上げて、どれだけ輪が広がるのかということであろうかと思っております。せんだっても片上地区のまちづくり会議の方が片上地区出身のそろタッチということで新しい企業をやっておられる橋本さんという人の講演会をされたり、せんだっては池本さんの在郷で活躍していることをテーマとした講演会もあったりというように、やはり何といいましても日本の中心は東京であります。そこで活躍する備前市の出身の人、そういう人にふるさとの思いを持っていただきながら相互交流していくということは大変いいことじゃないかと、そういう中で年に1回の総会、また各テーマごとの寄り合い、その中にはレクリエーションがあったり、飲み会があったり、そういうこともよろしいんじゃないかと、このように思っております。いい提案ありがとうございました。 ○議長(立川茂君) よろしいか。 青山議員、答弁漏れは。 ◆2番(青山孝樹君) ふるさと納税の件なんですが、はい、お願いします。     〔「それは当然のことと思っておりますし」と田原市長発言する〕 ○議長(立川茂君) 青山議員、答弁漏れは議員のほうから指摘してください。 青山議員。 ◆2番(青山孝樹君) 済みません。ふるさと納税の件についてお伺いしたいと思います。 ○議長(立川茂君) 田原市長。 ◎市長(田原隆雄君) 当然そういうことは衣の下にも考えております。しかし、ふるさと納税してくださいということでゆかりの会を立ち上げるということについては、やはりいささか性急だと思っております。まず、人間関係だろうと思っています。 ○議長(立川茂君) よろしいか。 青山議員。 ◆2番(青山孝樹君) 私もまだ立ち上がっていない段階であれやこれやと申すんですが、方向性としてそういうふうなこともどこかでお考えになられたらどうかというふうなことで申し上げました。 次に、大枠3の業務の効率化と適正な人数配置における自立型職員を育成するということなんですが、私もいろんなことでいろんな部署に行って無理なお願いをいたします。その中で、現在の業務がありながら、あるいは外部からの業務を委託されながら一生懸命やっておられるということで、その本当に頑張っていただいておるんだなというふうには思いますが、本当に市民の方々にいいサービスをしていただきたいということからいいますと、もう少し職員も余裕があったり、新しい発想を自分たちが市のために生かしたいというふうなことが発言でき、実現する達成感の中でやりがいのある仕事ができたらなというふうに思うんですが、例えば業務の一元化ということでこういう役所は縦割りのどうしても行政になるというふうに思うんですが、部署を越えた連携であるとか、民間、他団体を含めた先ほどもスポーツコミッションのお話いただきましたけど、そういったような形をつくって少しずつでもその業務を分け合ったり、あるいはいろんな他の部署の力もかりながらやっていくというふうなことはいかがでしょうか。 ○議長(立川茂君) 青山議員に申し上げます。 質問と答弁とのやりとりとなりますように、お尋ねを願います。 田原市長。 ◎市長(田原隆雄君) 縦割り行政の弊害ということは、当然私も公約の一つに入れております。そういう中で、今はやりで言えばワンチームという言い方があろうかと思いますけども、私は常々職員にはチーム備前ということで一体となって頑張ろうと、個々の職員は備前市の場合非常に優秀な方がおられます、多いんですけども、結構自分の殻に閉じこもっておるということは正直ありますので、しっかり隣と協力し合おうというようなことで後ほど石原議員の御質問にもあるようでありますので、その辺についても考え方は述べたいと思いますが、当然ワンチームの考え方を取り入れていきたいと思っております。 ○議長(立川茂君) よろしいか。 青山議員。 ◆2番(青山孝樹君) 済みません。失礼しました。 次に、大きい3点目をちょっとお伺いしたいと思います。 備前市スポーツ基本計画策定についてでありますが、平成23年から始まったということで、本年10月で終了になるんじゃなかったかなというふうに思うんですが、もうその時期が迫っております。そのたたき台となるようなものについてもうそろそろつくられてるんじゃないかなと思うんですが、その中にスポーツ庁でありますとか日本スポーツ協会が出しております指針や計画あるいは先進地の取り組みなどを参考にするような、そういう取り組みはされておるんでしょうか。 ○議長(立川茂君) 答弁を願います。 田原教育部長。 ◎教育部長(田原義大君) 現在策定に向けて準備を行っておりますが、もちろん国の方針、スポーツ庁の方針であるとか国の示したスポーツ基本計画、それに基づいて備前市のスポーツ計画も策定していくこととしております。 ○議長(立川茂君) よろしいか。 青山議員。 ◆2番(青山孝樹君) もう一つ完成までのロードマップということなんですけど、今こういったことをいつまでにというふうな具体的なものがありましたら、お聞かせください。 ○議長(立川茂君) 答弁を願います。 田原教育部長。 ◎教育部長(田原義大君) 現在具体的なものはまだお示しはできておりませんが、今まで10年間の取り組み内容の検証、そういったものを実施していくということにしております。具体的には施策評価の中で毎年度PDCAのサイクルをもって実施の目標の達成度、そういったものを検証しておりますので、そちらの取りまとめを今後行っていくということになろうかと思います。 ○議長(立川茂君) 青山議員。 ◆2番(青山孝樹君) これは、いつまでにできる予定ですか。 ○議長(立川茂君) 答弁を願います。 田原教育部長。 ◎教育部長(田原義大君) 基本計画については来年度策定ということでございますが、それに向けて早目に準備に取りかかっていくということでございます。 ○議長(立川茂君) よろしいか。 青山議員。 ◆2番(青山孝樹君) ロードマップといいますか、こういったようなものをいつまでにというふうなものが具体的に決まりましたら、またお知らせいただけたらというふうに思います。いろんな手順を踏んでということになると思いますし、いろんな研究をしていただいて、これから将来に向けて本市のスポーツ、体育の振興に具体的に実施できて役立つものにしていただけたらというふうに思います。よろしくお願いします。 続いて、4点目のコミュニティーの育成と地域活動の支援についてですが、まちづくり会議につきましては6名ほどのそれぞれ地域担当職員を派遣していただいて8地区でやっているということで、私も地元のまちづくり会議に参加させていただいております。大きい行政側の目的としては、情報を収集するというふうなこともあると思うんですが、せっかく来ていただいている職員の皆さん、いろんな研修も受けられているようですし、地域にお住まいの職員の方もおられます。職員の方のそういう意見も反映できるような、そういうふうなことになればなと思うんですが、これはそういう余り意見を言わないようにといいますか、そういうふうな職員のあり方でこの地域職員立ち上がっているんでしょうか。それとも積極的に意見も言って、その会の役に立つようにというふうなことなんでしょうか。 ○議長(立川茂君) 答弁を願います。 田原市長。 ◎市長(田原隆雄君) ケース・バイ・ケースだろうと思いますし、各地区の意気込みというか、それによってもかなり差があろうかと思っております。そういうような中で、去年はまちづくりに対してのワークショップのあり方とか会議の進め方というような形で、職員のスキルアップも考えておりますし、地域の皆さんもうまく会議が進めるような、そういう勉強会もしていただきたいということでありまして、それで実は今三石地区が県から指定をされて県事業でそのようなことをやっていただいておりますが、みんなの集落研究所というところがその講師を務めておられますんで、その方を市としてもことし一年お願いをして、そういう地域づくりについての職員もそうですし、またまちづくり、いわゆる自治会のほうの人方も一緒に勉強していただけるかなと、そのように思っております。発言を制約したり、そういうようなことはないと思います。それは個々の職員の資質というか、能力の問題でもあろうかと思います。 ○議長(立川茂君) 青山議員。 ◆2番(青山孝樹君) それぞれ8地区が立ち上がっておっても、それぞれの地区でいろんな状況があると思いますので、一概に全部がうまくいくことにはまだまだならないのかなというふうに思いますが、先ほど答弁の中で各地区自慢のコンテストですか、そんなようなものもやっていかれるということで私も以前提案をさせていただきましたが、そういう機会を通じて他の地区の活動状況を知ってそれぞれをまた活性化すればなというふうに思っております。ありがとうございます。 5点目でありますが、健康づくりの拠点整備についてということです。 もう私も健康づくりコミュニティプラザの件ではいろいろと意見を述べさせていただきましたが、本当に健康の3要素というのは運動、栄養、休養ということでありまして、こういうコミュニティプラザの発想ですと自分の健康状態を知ることができて食事や運動処方の指導も受けられ、そして近くの施設を使って若者も運動、スポーツに親しめるというふうなことでありました。いろんな今後研究を続けていただく予算もつけていただいているということなんで、しっかり研究をしていただいて市民の健康づくりの拠点にというふうになるようにしていただきたいと思います。こういう高齢者の方が体を動かすということのそういう場、いろんなところに公民館活動等でありますが、認知症の予防にもなって介護や医療費の軽減にも貢献できるというふうに思うんですが、そういうふうな見積もりというのは何か持たれていますでしょうか。 ○議長(立川茂君) 答弁を願います。 田原市長。 ◎市長(田原隆雄君) そういうふうなメニューも含めて、今回研究をしていただくためにということで少し今回駆け足でやったもんで議会の皆さんの理解が得られなかったということで、その理解の得られなかった部分を今回数字としてあらわしたいということであろうかと思います。 ○議長(立川茂君) よろしいか。 青山議員。 ◆2番(青山孝樹君) ありがとうございました。市長からの力強い一体感を醸成するための決意もお聞かせいただきました。ぜひみんなでベクトルを合わせて、それに向かってやっていきたいというふうに思います。これで私の一般質問を終わります。 ○議長(立川茂君) 以上で青山議員の質問を終わります。   ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(立川茂君) 会議中途ですが、この際暫時休憩いたします。     午前10時39分 休憩     午前10時55分 再開 ○議長(立川茂君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。 次に、川崎議員の一般質問を願います。 13番川崎議員。     〔13番 川崎輝通君 登壇〕 ◆13番(川崎輝通君) それでは、2番手として3項目ほど質問させていただきます。 まず1点目は、お隣旧庁舎解体及び附属施設整備工事内容について、それに関連した入札談合情報についてお聞きしたいと思います。 まず最初に、入札とは何かという意味で入札に参加される業者の方、関係者に入札に当たってどういう書類が執行部からそれぞれの入札参加者に渡されるのか、具体的な名前を示していただきたいと思います。まず、それが1点であります。 続きまして、今回も2度目であります、この新庁舎の関連で言えば。一昨年でしたか、新庁舎の入札に当たって事前に談合情報が流れまして、いろいろありましたけれども、こういう形で完成しております。今回はその関連で旧庁舎の解体及び駐車場づくり、そしてそれに関連した車庫だの建設すると、そういう契約内容でありますが、少し今回2度目であるということもありまして具体的に談合情報があった場合、どのような執行部は入札調査委員会をやっているのかということで、私は資料公開請求しまして手元にいただいております。それによりますと、今回の入札は一般競争入札であります。昨年の11月25日午前9時から翌日26日の午後5時までが入札の受け付け期間として設定されたようであります。そして、翌日27日9時10分に入札結果を開札すると、そのような日程で昨年行われております。具体的な談合情報受理は11月25日の13時、設計金額は2億4,650万円、応札率は86.5%で落札する予定だと、そのような談合情報が情報提供者によって執行部に届けられたようであります。いただいた資料公開請求では黒塗りになっておりますが、地元の業者間ではこの黒塗りのところは2社が、どちらかが落札する予定だと、そういうふうな情報が流れておりました。25日13時に談合情報の提供によって早速25日16時、3時間後に第1回目の入札調査委員会が開かれているようであります。そして、翌日11月26日13時30分から参加者5社から事情聴取をしたというような流れであります。事情聴取の後、またその翌日ですね、11月27日13時から第2回目の入札調査委員会が開かれております。そして、そこでは入札は月が変わって12月2日から3日にかけて行うと、開札日は4日午前8時45分と2回目の調査委員会で決定されているようであります。予定どおり行われまして、12月5日15時、第3回入札調査委員会を開催されております。その中で、応札率が86.5%ではなく92.5%と情報提供とは違っておる、そういう理由で談合と認めるのは難しい、談合の事実はないと判断されているようであります。そういった中で、年を越してことし1月17日、臨時議会でこの追加契約が議会で可決されております。私は本当に不思議に思います。 岡山市などは、こういう談合情報が事前に流れますと1カ月ぐらいはいろいろ調査をして、問題がなければ1カ月後ぐらいに、入札する内容もある程度変えて再度入札するのが慣例だというふうに聞いておりますが、備前市の場合は1週間後、本来の25、26が12月2日、3日ということでたった1週間で入札を行っていると、なぜそんなに急ぐ必要があるんでしょうか。私には疑問が残ります。もう少しじっくり談合情報というのは大きな問題であります。公金の無駄遣いにつながります。できるだけいろんな方から情報を集めるのが筋ではないでしょうか。1週間後に正式に中止していた入札を実施しているというのは疑問がありますので、答弁をお願いしたいと思います。 また3つ目は、11月末から12月初めというのは12月の定例議会が開かれております真っ最中であります。なぜそういった談合情報が入っているんだということを、所管の総務産業委員会に報告できないんでしょうか。我々がそういう談合情報があったというのを知るのは、ことし1月17日の臨時議会において初めて知るというふうなこと、やはり談合情報というのは単に執行部だけの問題ではないと思います。我々議会としてもやっぱり見守るというか、どういうことでそういうことになっているか、議会にせめて談合情報が入っているんだと、そういう事実だけでも12月議会に報告していただけたらなと思います。我々も参加していない業者含めてはっきり言いまして、この入札問題というのは指名業者本当にいろんな情報をどこから集めているのか、我々が信じられないくらいの情報を持っているのが地元業者であります。そういう方たちからやっぱり情報を集めるお手伝いも議会としてできているんではないかなと思いますので、なぜ1月17日の臨時議会までこういった談合情報があったという報告をおくれたのか、その理由についてもお聞きしておきたいと思います。 4点目は、それに関連した1月17日1日限りの臨時議会でありましたが、所管の総務産業委員会が開かれました。その契約承認に当たって論議は進める中、漠然と契約金額2億4,000万円近い契約書だけではなく、その内訳はどうなっているのか、解体費用、舗装費用、そして新築の車庫などの内訳はどうなっているのか、そういった工事内訳書と同時にせめて建物については平面図を資料として委員会に提供して当然ではないかというふうに議論は進みました。執行部は二百数十部の資料があるのでお待ちください、2時間待ってくださいという状況でした。事実2時間待たなければ工事内訳書も設計図面も出てこなかったというのが実情です。この入札は先ほど説明したように、12月4日には開札しております。完全にそのときには資料があるわけですから、その1カ月後の1月17日に所管の審査である総務産業委員会にそういった工事内訳書なり、また議員が求めるであろうと想定される内訳書、平面図、できれば立体図も持ち込んで委員会に参加するのが執行部担当課の責任ではないでしょうか。なぜそういうことができないのか、単なる議案を2億数千万円の契約書を認めてくださいと、はいはい、わかりました、オーケーですよ、そんなものではないと思います。我々には12月までの議会含めまして委員会含めましてどういう解体をするのか、どういう駐車場をつくるのか、どういう建物をつくるのか、一切説明がありませんでした。少しあったのは2階建ての倉庫らしきものが平家の建物に変わるんだというのは、それ以前の総務産業委員会で報告を受けた記憶があります。しかし、今回の契約が具体的にはどういうものであるか、全く1月17日まで総務産業委員会のメンバーも知りませんし、当然所管違いの厚生文教委員会の議員の皆様には知らされていなかったのが実情ではないでしょうか。であれば、はっきり1日で終わる議会であるなら、そこへあらゆる資料を持ち込む、委員会で提供を求められればすぐにコピーをして5分、10分以内にそういう資料を提供し審査するのが本来の常任委員会の姿だと思います。2時間もなぜ待たなければ資料が出てこないのか、本当にこの臨時議会、執行部、責任者である副市長、管理者である市長は2億4,000万円近い契約についてどういう姿勢で臨時議会に臨んでいるのか、本当に不信感を持たざるを得ません。改めてこういった2時間もおくれるぶざまなことはなぜ起こるのか、疑問ですのでお答え願いたいと思います。 以上で旧庁舎解体及び附属施設工事の内容、入札談合の情報については終わります。 続いては、2点目は旧アルファビゼンの活用の問題であります。 これは昨日から同僚議員も質問されておりますが、私はアルファビゼンの活用問題は解体は先行されるべきじゃないという立場です。解体ありきで、まずお金の問題で言えば今我々が聞いているのは解体費用は5億円以上かかるというふうに聞いております。そして、逆にこれは委員会での論議でしたか、じゃできた平地の土地価格は幾らなのかというふうにお聞きしますと、1億3,000万円程度だという話です。5億円以上もかけて1億3,000万円の土地しかできない、3億7,000万円以上もの赤字にしてまで土地をつくる必要があるのか、私は常に経営学出身なんで経済効率、投資効率という考え方を私は常に持っております。公共事業だから、そんなことは関係ないということではないと思います。5億円のお金があれば、今これに関連したそこの酒屋の土地、東岡山駅の土地も買ったじゃないですか。それはそれで有効だと思いますから、私は反対しませんでした。しかし、今話がちまたで聞いているのは市民会館のすぐ隣の元パチンコ屋の跡、この土地というのは備前市の中で最も利用価値の高い土地ではないかなと、当面は市民会館の土地にしてもいいんじゃないんかなと、駐車場にしてもいいんじゃないかなというふうな考え方もあります。ですから、アルファビゼンを解体ありきではなく、活用すれば5億円がまず要らないということであります。そして、今3案が出て建物がこうだ、ああだと言っていますけれども、私は今問題になるのは時間的経過からいっても建物の形式ではなく一体どういう施設にするのか、解体した場合でもですよ。しかし、私は3案いろんな交流広場だとかなんとか言っています。今の施設をそれなりのお金をかければ全ての地域住民、また地域外の市民の方の皆さんの要望全ても包括しても解体して新しい施設をつくるよりはよっぽど費用も安くて市民の皆さんに満足していただけるんじゃないかと考えております。それが1点であります。 同時に、昨日からの東南海地震、またゲリラ豪雨など地球温暖化による気候変動による災害が本当に過去にないようなことが起こり得ております。上からの集中豪雨、海からの高潮、津波などに避難場所として、まず住民の、特に余り移動ができない高齢者などが身近であれば即座に移動できて、2階か3階以上に避難しておけば命の安全は守ることができる施設として非常に有効ではないか。 次に、私が強調したいのは旧日生町の経験です。十数年前に100年に一回と言われる高潮によって二百数十台の海岸線の駐車していた乗用車が全て海水によって使えなくなると、大きな被害がありました。この旧備前市でも、何台かの被害が出たんではないでしょうか。なかなか東南海の地震で津波が来る場合でも、2メートルだから安心だというふうな同僚議員は言っていますが、私はとんでもないと、前回の高潮以上に津波によって潮が押し寄せるなら、大変な被害が出るだろうと考えておりますので、今のビゼンアルファの駐車場、この地域住民の車の避難場所として確保すれば被害は相当少なくて済むんではないかなと思っております。そういった意味で、一遍に全ての1階から4階までですか、改造して使いなさいということは提案するつもりありません。お金が許す範囲で、1階ずつ上がっていったらどうでしょうか。そして、駐車場は消防法の何か関係でスプリンクラーをやらなきゃ、変えなければならないというふうに聞いております。だけど、防災拠点として私はそれだけのお金をかける値打ちのある施設だということでありますので、ぜひともそういった対案、解体しないで利用したらどうなのかという点もしっかり調査していただきたいと思いますが、市長は公約で潰すのが前提だということを言っていますので、今後いろんな調査費なり出てくる過程で我々議会として判断していきたいと思いますが、私のような考え方について執行部はどう考えているのか、回答というよりも御意見なりを聞かせていただけたらと思います。 最後、3つ目でありますが、立派な庁舎ができました。いろいろ気づかなかったこともあります。例えば我々この6階の議会で言えば、西にしかトイレがない。旧庁舎であれば、すぐ議会出たところにトイレがありました。何で西だけじゃなくて東にもトイレを要求できなかったか、私自身も反省しておりますが、それはそれとして今一番気遣っているのは廊下を歩けばぽんぽんとタヌキ廊下ではないかというほどひどい音がします。ところが、こういった会議室の中では、そんなに音がしないんですね。もともと違う材質を使っているのかどうか、私は廊下というのは最も頻繁に利用者、我々議会人含めて執行部も含めて傍聴者含めて出入りする廊下です。そここそ最も強固に壊れないように音がしないように静かに歩けるような廊下にするべきだと、私は考えております。同じ材質を使ったのか、使っていないのか、もし違っているんであればなぜこの委員会室や本会議場よりも、私素人なりに安っぽい土台を使っているから音がしているんじゃないか、そのような危惧を持っております。一体真実は何か、答弁をお願いして、1回目の質問を終わります。 以上です。 ○議長(立川茂君) ただいまの質問に対する答弁を願います。 田原市長。     〔市長 田原隆雄君 登壇〕
    ◎市長(田原隆雄君) それでは、川崎議員の質問にお答えします。 私は2番の1点目、旧アルファビゼンの活用についてをお答えさせていただきますが、まず冒頭に公共事業は経済問題一切考えていないんじゃないかということについては、大変心外であります。私たちは、公共事業というのは市民の皆さんの税金をお預かりしていることだということで費用対効果については常に検討させていただいているということを、まず御理解をいただいておきたいと思います。 次に、解体して新しく事をということの中で3つの新築計画案が出されておりますけれども、改修して利用すればその目的である3つの案が全て実施できるではないかと、旧アルファビゼンを使えばですね。そういう考え方に立っての御意見だと思いますけれども、議員十分御承知のことであろうかと思いますが、当施設は合併して15年間、市が所有して15年間、議会及び執行部ともどもいろいろな検討を重ねてきた、そして現在あると、そういうことであろうかと思っております。そういう中で、現在なおかつ手つかずの状態であると、こういうような現状のある中でさまざまな検討をする、そういう中で改修更新する費用については10億円から15億円かかると、もちろんその内容にもよりますけれども、そういうような結果であったはずであります。そういう中で、さらにそれに加えてランニングコストが幾らかということも、これまたあるわけであります。加えて、電線盗難事件未解決という負の遺産もここにあります。近い将来、電気機械設備や外壁などの更新や改修も、これまた必要になってくるわけであります。さらに永久構造物ではなくいつかの時点で解体撤去が必然となることを踏まえて、ライフサイクルコストの面から比較して公共施設としてのリノベーションするよりも解体撤去し新たな施設の建設が妥当でないかと、私は判断をいたしております。 2点目の東南海地震、津波、高潮、洪水などの避難場所に最適でないかというような考え方の中での御意見だと思いますが、この建物を避難施設として指定するのであれば御指摘のありましたように電気施設、給排水施設、消防施設、空調施設などの更新、改修が必要であります。建築基準関係規定に適合される必要があるわけであります。その金額を幾らと見積もられますか。これらの費用に対する費用は1点で申し上げた費用であろうかと、このように思っております。また、現行の立体駐車場ですが、駐車場法施行令に規定するには技術基準がありまして、ここには不適格であることは承知のとおりであります。ほかに斜路の高さ2.1メートル、また大型のワンボックス、SUVタイプの乗用車、2トン以上のトラックでは通行が困難となるものであります。そういうようなことを踏まえまして避難施設としての利用は不適当な施設であると、こういうような判断をしているということでありますので、見解の相違だと思っております。 ○議長(立川茂君) 高橋副市長。     〔副市長 高橋昌弘君 登壇〕 ◎副市長(高橋昌弘君) それでは、私から1番についての質問に順次お答えをさせていただきます。 1点目の入札に必要な関係書類についてでございますが、工事や委託など備前市が発注者となり入札参加業者が見積金額を積算するために提示する書類は設計図書と見積参考図書の2種類がございます。設計図書とは図面、工事内訳書、就労計算書、共通仕様書、特記仕様書、現場説明書でございます。見積参考図書とは、代価表と単価表でございます。 2点目、2回目の入札実施を急ぐ必要があったのかとの質問ですけども、談合情報があったため備前市入札等調査委員会を開催し入札参加者からの事情聴取を行うため入札を延期したものでございます。調査の結果、談合の事実があったとは認められなかったことから、誓約書を提出させ入札を執行したものでございます。入札は予定どおり、1回しか行ってございません。特に急いだとは思っておりません。 3点目、備前市入札等調査委員会が12月定例議会開催中であったにもかかわらず経緯や調査結果などの報告がなされなかった点についてでございますが、備前市入札等調査委員会で調査の結果、この入札において談合の事実はないとの結論に至りました。これまで備前市入札等調査委員会において談合の事実がなかったと結論づけた入札案件は議会に対しての御報告は行っておらず、通常の入札と同様の扱いとさせていただいております。1月17日の臨時議会中に報告しましたのは本議会中の中西議員の質疑に対し答弁を行ったことから、委員会によっても再度御報告をさせていただいたものでございます。 次、4点目、工事内訳書と設計図書の提出に2時間待たせた理由についてでございます。 工事の内訳として大きな区分の解体工事費、附属施設工事費及び外構工事費については、総務産業委員会で御説明をさせていただいたとおりでございます。しかしながらさらに、附属施設整備工事に関し個別施設の整備費について御質問があり、この整理に時間を要したものでございます。御存じのように設計書の内容は多岐にわたっており、これらをさらに施設ごとに抽出をし工事費を積み上げる作業は容易なものではございません。相当の時間を要したものです。提出した資料が錯誤により再提出をさせていただいたことは、まことに申しわけなく思っております。ただ、2時間程度で整理できる内容ではなかったことも御理解をいただきたいと思います。 私からは以上です。 ○議長(立川茂君) 高橋総務部長。     〔総務部長 高橋清隆君 登壇〕 ◎総務部長(高橋清隆君) 私からは3番目、新庁舎の通路についてお答えいたします。 新庁舎のフロアのうち執務室や会議室の多くに、OAやICTに対応して大容量の配線を床下に収納するための空間を確保するOAフロアという形態を採用しておりまして、それ以外のフロアは通常の床仕上げとしております。OAフロアは内部が空洞となっていることから、歩行した際感触や足音に通常の床とは異なった感覚がございます。空洞となっておりましても、強度は十分に確保されております。 以上でございます。 ○議長(立川茂君) 再質問はありますか。 再質問に入ります。 川崎議員。 ◆13番(川崎輝通君) それでは、ちょっと順番が違いますが、簡単なほうから再質問させていただきます。 まず、3番目の通路、廊下の問題でありますが、強度があるということは説明がありましたが、一安心でありますが、私は強度を問題にしておりません。歩くとぽんぽん廊下というか、タヌキ廊下かなというぐらいに少し大胆に歩くと音がすると、新庁舎でこんな音がしていいのかなと、私は旧武家屋敷などがウグイス廊下といって泥棒なり忍者なりが入った場合にきゅっきゅと音がする、これは防犯用だと立派な昔からそういう工夫があるんかなと思っていますけれども、この新庁舎廊下など音がする必要は全くない、強度があるということですが、この各部屋は余り音がしないんですよ。だけど、人が最も出入りする廊下があんな安っぽいぽんぽんぽんぽん音がしていいのかなと、材質は中の配線の関係で違うというふうに言っておりますが、もう少し設計屋とよく打ち合わせして音が響かないような、歩いても響かないような廊下でなかったかなと思いますが、いかがですか。 ○議長(立川茂君) 答弁を願います。 高橋総務部長。 ◎総務部長(高橋清隆君) OAフロアに対応する、それと電線等を床の上をはわさないと、機能的なものを重視した結果でございます。支柱を建てた上で空間を確保するために鋼製のフロアパネルというものを敷き詰めて、その上にタイルカーペットを張りつけておりますので、若干議員が御指摘のようなぽこぽこという音がするかもしれませんが、機能を確保するためにはやむを得ないつくりであるということを御理解いただきたいと思います。 ○議長(立川茂君) 川崎議員。 ◆13番(川崎輝通君) もともと材料が違うなら仕方がないんかわかりませんけれども、やはり三十数億円もかけて廊下が音がするというのはちょっと問題ではないんかなと、もう少し慎重に音がしない静かに土台がそれなら上のカーペットをもっと厚いものにするか消音装置のついたカーペットがあるんかないかわかりませんけど、そういうものに次期汚れて変える場合には音がしないように配慮していただくということを要望して終わります。 続いて、アルファビゼンの問題でありますが、10億円、15億円市長はかかるというふうな答弁しましたが、実際に幾らかかるかというのははっきり言って素人ではわからないと思います。今回の予算ではヘルスパ3億円ほどの施設に1,500万円もかけて調査するというなら、50億円もかけたアルファビゼンに5,000万円や1億円かけてでも今の施設を改造したほうが投資効率はよくなるんじゃないんかなと、そういう調査費も組んでもいいんじゃないんかなと、先ほどの市長の答弁で私がさも何かそういうことを執行部側が無視しているんだというふうにとったようですが、そうではありません。私は、より公費であっても民間企業のいう投資効率、経済効率を考えた投資こそ、この財政が弱い備前市にとって必要な観点ではないか、常にそういう観点で物を見ていただきたいというだけの話であります。見ていないという発言はしていないと思いますので、よろしく御理解ください。 私は一遍に10億円、15億円かけという話じゃないです。1億円、2億円、財政が許す範囲で1回ずつ積み上げていく方法もあるんじゃないんか、そうすれば大きなキュービクルというんですか、高圧のものを100ボルトにおろすような器具も要らないわけで、各階ごとにやっていただきゃいいし、駐車場は最低限消防法にオーケーがとれるような改修なり何でしたか、ちょっと名前が出てきませんけれども、クリアできるような駐車場確保はやはり防災の観点からいえばこれだけ片上というのは人口密集地域ですから、より弱者から早く逃げていただくためにも、ここの施設も使えますけれども、あの施設にも逃げていただくと同時に、やっぱり庶民にとっては家の次に大事な車をいかに早く被害がないようにするかという点では四百数十台も置ける今のアルファが防災拠点に避難場所に最適ではないかということは私は大事な観点だろうと思いますので、潰して新しい施設をつくる場合には駐車場が10台も置けないようなとか、建物を小さくすれば駐車場が何台か置けるというような、私はそういった視点よりも東南海地震なりゲリラ豪雨に耐え得るような防災拠点としてアルファの活用こそ望まれていると思いますので、そのような立場で私は今後も議員活動を続けていきたいと思いますので、少しはそういった防災拠点どうするのか、全く今抜けていると思います。決してこの新庁舎に避難するだけでは足りないと思います。市民会館がありますけれども、アルファなら人の避難と同時に車の避難も大いにできるんじゃないですかという観点が抜けた議論は、私はナンセンスだと思っております。 以上です。 続きまして、追加庁舎解体及び附属施設関連の入札のあり方について質問させていただきます。 私も談合情報は議員になって2回目のことですので、改めて先ほど言ったように入札調査委員会での一体どういう調査が行われたのか、資料公開請求して手元にあります。それを見ますと、予定価格が2億4,650万円ということで、資料公開でいただいた設計価格2億4,647万7,000円、誤差はたったの2万3,000円です。地元のいろんな業者に聞きますと、土木などはある程度設計価格は算出できるようでありますが、建築関係なんかはなかなか一致できないと、推計できないという率直な意見を業者の方は言われていました。2億数千万円でたったの2万3,000円しか違わないような予定価格が談合情報提供者によって入札委員会に提供されているようであります。不思議なことに、入札参加者の5社にはいろんなことを聞いております。しかし、情報提供者の方にこの予定価格がこれだけ精度の高い予定価格はどこから仕入れたのか、全く調査委員会で聞かないのが不思議であります。なぜ聞かなかったんでしょうか。 ○議長(立川茂君) 答弁を願います。 高橋副市長。 ◎副市長(高橋昌弘君) この情報提供者には、担当者が入札情報提供した際に詳細に聞き取りを行っております。その内容に基づいて、入札等調査委員会で諮ったものであります。ですから、提供者からは担当者のほうが十分聞き取りをしておるということでございます。 ○議長(立川茂君) 川崎議員。 ◆13番(川崎輝通君) 問題がなかったのであれば、情報提供者は設計価格はどうやって知り得たということは聞いておるということで理解でよろしいんでしょうか。 ○議長(立川茂君) 答弁を願います。 高橋副市長。 ◎副市長(高橋昌弘君) 提供者がどういう経路でそういう情報を仕入れたのか、私どもは知りません。 以上です。 ○議長(立川茂君) 川崎議員。 ◆13番(川崎輝通君) 私入札調査委員会、それが出発点ではないかなと、その設計価格があったからこそ談合が始まるんではないかということであるなら、その情報を誰から知り得たのか、専門の入札参加するような業者でもこの設計価格そのものについてなかなか当局が持っている2億4,647万7,000円の価格に近い数字は出ないというふうに聞いております。一情報提供者がそんな価格を計算しようもないと思います、資料もないんですから。どうやってそれを仕入れたということを聞かないんでしょうか。 ○議長(立川茂君) 答弁を願います。 高橋副市長。 ◎副市長(高橋昌弘君) ちょっと私が言葉足らずなことがあったと思いますけれども、業者がどこどこの誰がどういうふうな形でという具体的な中での金額の提示といいますか、金額のことであって、その金額がどこからどういうふうな形の経路でというところまでは知らないと。 ただ、誰がどこでどういうふうな状況の中でこういうふうなことだという中に金額的なものも当然含まれておると、そういう理解でございます。 以上です。 ○議長(立川茂君) 川崎議員。 ◆13番(川崎輝通君) 私は、どう考えても予定価格がやっぱり入札参加業者ではなく第三者の情報提供者からそういう金額が出てくるということは、相当そういった金額がもしかしたら執行部から漏れとんじゃないかなという可能性もあるんかなという疑問を持っております。ですから、私は情報提供者に正式な入札委員会でないにしても担当課は厳密にそういう情報をどこから得たかということはやはり問い詰めるというんか、聞く必要があるんじゃないかなという疑問は残りますが、次に行きたいと思います。 入札調査委員会の資料を見ますと、次に談合ではないという情報の一つに基準になったのに落札率が情報提供者は86.5%で落札すると、ところが実際は92.5%ですか、6%上がった落札率なんで、事前の情報と落札率が違うから談合ではないというふうな断定をしたというふうな調査内容になっておりました。常識的に考えて、86.5というのは今備前市が入札に当たって最低価格というか、最低率ですよね。それが92.5に引き上がって落ちたということは、談合は成立したからそういう落札率だったのではないかなという私は素人なりの疑問が残ります。事前の談合情報というのは、そういった落札率も完璧に同じでなければ談合として認められないんでしょうか。お聞きしておきます。 ○議長(立川茂君) 答弁を願います。 高橋副市長。 ◎副市長(高橋昌弘君) 落札率も一つの判断であって、これが全てではございません。やはりなかったという判断をするに当たっては詳細な見積もり等徴取しまして、その項目ごとにチェックをしながら全体的に審査をしまして談合の事実はなかったというような判断を行ったものでございます。それだけで判断したものではございません。 以上です。 ○議長(立川茂君) 川崎議員。 ◆13番(川崎輝通君) そういうことですので、次に移りますが、もう一つ私は落札率とともに疑問に思う点は、この入札というのは条件つき一般競争入札でした。途中やめになりました、談合情報が入ったからと。1週間後に入札調査委員会で指名競争入札に切りかえて、正式な中断した入札を指名競争入札でやるんだというふうな決定がなされているようです。何で一般競争入札でやろうとしたものが指名競争入札に変わるのか。たしか以前の議論の中で間違いじゃったら訂正していただけりゃいいんですけど、指名競争入札はたしか1億円か1億2,000万円以下であれば指名競争入札でやるんだと、それ以上の金額については一般競争入札、または条件つき一般競争入札でやるんだというふうに記憶に残っていると思うんで、数字的な間違いあれば答弁の中で訂正いただきながら答弁をお願いしたいと思います。なぜ指名競争入札に変える必要があったのか。 ○議長(立川茂君) 答弁を願います。 高橋副市長。 ◎副市長(高橋昌弘君) 答弁でもお答えしましたように、基本的に入札の形態を変えておることはございません。といいますのが、一般競争入札で予定しておりました、それが談合情報が来たために一時それを延期して調査の期間を設けたということで、その入札形態、その入札そのものはずっと継続して続いているということでの理解でお願いしたいと思います。それと、先ほど私の質問の中でやはりこの入札情報が入りましたら情報として取り上げた時点で公正取引委員会、備前警察署等にその旨の連絡はしております。そして、落札に至った経緯、その部分につきましても結果につきましては全て公正取引委員会、備前署のほうにも連絡をして進めておるということをちょっとつけ加えさせていただきます。 以上です。 ○議長(立川茂君) 川崎議員。 ◆13番(川崎輝通君) そういうことだそうです。ですから、私こういう正式に住所、氏名がはっきりすれば入札委員会、調査委員会開かざるを得ないということも今回改めて理解できましたけれども、そういう中で正式に公正取引委員会及び警察に届けてであるんであれば1週間程度で公正取引委員会も警察も調査できるんかなと、ですから私は岡山市の例じゃないけど1カ月ぐらい入札ストップするらしいんですよ。1カ月ぐらいあれば公正取引委員会も警察もそれなりに調査して、問題なければ問題ないですから入札を進めてくださいというのが基本的な流れじゃないんかなと、備前市の入札調査委員会が二、三日開いてもう問題ないから1週間後には指名競争入札やる、これも問題じゃないですかね。条件つき一般競争入札なら、改めて再度一般競争入札で告示してやるべきことじゃないですかね。この指さわれでさわった人だけ以外は入札に参加させませんというふうにしか、私には門を狭くしているようにしか思えないんですよね。 それからもう一つ、改めて岡山市のほうへ調べに行ったら、もう岡山市などは業者がいっぱいいるんでどんなに金額が小さくても全て指名競争入札は廃止して一般競争入札に切りかえているようであります。岡山市と備前市では違うんで、ある程度地元業者に仕事を回す意味では指名競争入札があってもいいかなとは思いますけれども、今回のように2億円を超えるような公共事業で指名競争入札に変えるというのは私には理解できませんよ。門戸開いて、改めて土俵を広げて一般競争入札なら市外からも業者が参加して安い単価で落札していただけるなら、決して92.5%というのは安いことないですよ。86.5が85.5から86.5が最低利率であるなら、それに近い業者を市外からも参入させていただいて結構じゃないですか。条件つきの中、市内に限るとあったかどうかちょっと覚えていませんけど、そういう事前に談合情報流れるような物件であれば、入札であればそういう幅広い広く改めて呼びかけるということが再出発としては必要ではなかったかなと思います。いかがでしょうか。 ○議長(立川茂君) 高橋副市長。 ◎副市長(高橋昌弘君) 先ほどから申し上げておりますとおり、一般競争入札で実施しております。指名競争ではありませんのんで、その辺は理解をしていただきたいと思います。それと、今後ですけども、基本的には一般競争入札というような方向で考えておるのも事実でございます。 以上です。 ○議長(立川茂君) 川崎議員。 ◆13番(川崎輝通君) それでは続きまして、工事内訳書は訂正がありましたが、なぜ先ほど1回目の答弁で理解できないことないんですけれども、やはりいろんな資料を持ち込んでおれば、そこでわかる範囲で結構なんで計算し直してまで私は各個別の設計金額を出していただこうというつもりはないんですよね。今手元にある資料で、私資料公開でいただきましたよ、工事内訳書。明確に出てますよ、直接工事費とその他共通経費という形で。そういう言い方をされていても、総合計は変わらないんですから、内訳書に違いがあるなどというのを2時間かけて出す必要はなかったんではないんかなと、どうせ出すなら委員会が閉まるまでにやっていただいて本会議で承認ということなら、事後で出してやって出てきたって何の意味もないでしょう。ぜひ教訓に事後的な訂正というのは単なる語句の訂正ならいいですけど、数字の間違いなどというのが事後から議会でもう承認された後、出てくるんじゃ何の意味もないだろうと言いたい点をつけ加えておきます。 それで、もう1月17日に1カ月以上たっていないですか、きょうで。まだたっていませんか。もう寺見さんが落札しましたが、契約は済んでいるんでしょうか。 ○議長(立川茂君) 答弁を願います。 高橋副市長。 ◎副市長(高橋昌弘君) 正式には、臨時議会の可決日をもって契約ということになっております。 以上です。 ○議長(立川茂君) 川崎議員。 ◆13番(川崎輝通君) それでは、工事内訳書とともに、1月17日にはせめて平面図ぐらい出してくださいということで図面が出てきました。その図面には、平面図とともに立体図も出ております。私は、見る限り重大なミスがあるんじゃないかと思います。入札責任者の副市長に議長、ちょっと数字が間違っているようなんで、読んでいただきたいんでよろしいでしょうか。よろしいですか。総務委員会に出された資料です。縦、横の数字を読んでいただければ。立体図の縦、横。長さが明らかに図面と間違っているように私は思うんですけど、改めて読んで感想を聞かせていただけたらと思います。 ○議長(立川茂君) 高橋副市長。 ◎副市長(高橋昌弘君) 数字だけ読ませていただきますと、建物の縦が3万、それから横が20万1,500、このように記載されておりますけど。     〔「立体図は」と13番川崎議員発言する〕 立体図は高さですか。 高さは地上から7万3,333.33、それからひさしの幅ですね、これは10万ですね。 以上です。 ○議長(立川茂君) 川崎議員。 ◆13番(川崎輝通君) 副市長読んでいただきましたが、単位が抜けています。ミリメートルですよね。メートルに直すと、この図面は長さ200メートル、幅30メートルの平面図、立体図は高さ73メートル、幅100メートルの歩道屋根をつくるというような図面になっとんです。こんなことで本当に入札が行われたのか、実態は私が知る限りでは高さ4メートル、長さ40メートル程度の幅6メートルでしたか、そういったものが今12メートルは完成して、残り28メートル程度だというふうに実態はそのようであります。こんな図面で本当に入札が行われたのかなと、入札参加者も誰ひとり訂正をしてこない現状、図面一つチェックできないで入札調査委員会は本当に機能しているんかなという疑問を持たざるを得ません。平面図だけで現状と比べますと長さ、幅5倍、5倍ですから25倍、予算計上は今歩道屋根については4,000万円を計上していますから25倍で計算しますと10億円以上、こんな高さのをしたら10億円が20億円にもなるような歩道の設計図面が出ております。ところが、実際は4,000万円で行われていると、図面も見ないで入札が行われるんかなと、特に落札した業者がこの図面が間違っているということが当局に申告できないのかなと、きょう時点まで誰ひとり問題にできない現状、どうなっとんでしょうか。契約どおりと言うなら、この図面どおりやってください。受注業者は倒産に追い込まれると思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(立川茂君) 高橋副市長。 ◎副市長(高橋昌弘君) 多分、単位のとり方だと思います。今私が読んだのは、通常であればミリ単位での表示だと思います。そのあたりがちょっとわからないんですけども、言われたことが十分理解できないんですけども、私が単純に読んだ数字はミリ単位の数字だと私は理解しています。 以上です。 ○議長(立川茂君) 川崎議員。 ◆13番(川崎輝通君) 設計屋さんにお聞きしますと、やはり設計図面というのは正確でなければいけないんで、ミリメートル単位で表示するのが当たり前だということです。ですから、20万ミリというのは、1,000ミリが1メートルですから20万ミリというのは200メートルでしょう。3万ミリというのは30メートルということでしょう。立面図の高さ、横幅なんか100メートルや73メートルというてとんでもない、これより高いような歩道橋ができるんかなというような図面になっておりますよ。このとおり図面どおりやるという理解でよろしいんでしょうか。 ○議長(立川茂君) 高橋副市長。 ◎副市長(高橋昌弘君) ちょっともう一度図面を見せていただきたいんですけども。     〔「時間をとめて見てもらえませんか。とめて何だったら休憩してください、重大問題ですから」と13番川崎議員発言する〕 ○議長(立川茂君) それでは、会議中途ですが暫時休憩といたします。     午前11時55分 休憩     午後1時05分 再開 ○議長(立川茂君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。 ただいま川崎議員の再質問中ですが、残り質問時間は3分と7秒です。 それでは、会議を始めます。 高橋副市長。 ◎副市長(高橋昌弘君) 先ほどの寸法表示についての答弁をさせていただきます。 明らかに寸法表示は違っております。その違いはデータの設計図面の調整の際、データ変換に発生したものと思われます。この入札を実施したときの設計図書、図面を確認したところ、寸法の表示の違っているのはこの部分、先ほどの見させていただいた部分だと思っております。 なお、その図面の誤りは、関連図書、図面を見れば明らかに間違いだということは容易に判断が可能だったと思います。また、積算見積もりの数量等につきましては、正式な数量に基づいて積算がなされております。いずれにしましても、今回のミスはまことに申しわけないと反省しております。今後におきましても、このようなミスのないようにチェック体制を十分図ってまいりたいと思っております。 以上です。 ○議長(立川茂君) 川崎議員。 ◆13番(川崎輝通君) 申しわけないで済まないと思います。この図面で入札したんであれば、もともと入札は成り立たないと思います。なぜ正式な図面が出なかったのか、ここにこそ設計屋、担当課及び入札参加者、落札者がどうしてこういうミスを指摘できないのか、官製談合と疑われても仕方がないと思います。今後どういう責任をとるのか、このまま図面どおりやるのか、内訳書に基づいて工事をするのか、重大な分かれ道があると思います。どう責任とるんか、ここでは時間がありませんので総務産業委員会で実務的なことは詰めていただくし、一体正しい図面とはどういうものであったか、提出を要望して終わりたいと思います。 以上です。 ○議長(立川茂君) 以上で川崎議員の質問を終わります。   ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(立川茂君) 次に、尾川議員の一般質問を願います。 10番尾川議員。     〔10番 尾川直行君 登壇〕 ◆10番(尾川直行君) それでは、通告に従いまして施政方針と施策について一般質問をさせていただきます。 令和2年施政方針は、教育のまち備前の実現に向け学校教育、子育て支援の充実、地域のにぎわい創出に向けた取り組みに総合計画、総合戦略の見直しに市民の声をさまざまな世代の方から直接お聞きすると強い決意を感じました。ぜひその方向で実施進めていただきたいと思います。 1番目、旧アルファビゼン跡地活用基本構想策定と新図書館建設について。 先日2月7日に旧アルファビゼン跡地活用基本構想策定について全市民を対象に意見交換会が開催され、参加させていただきました。旧アルファビゼン跡地活用基本構想策定について、市長にお尋ねします。 1点目、昨年12月12日に片上地区住民を対象と今回2月7日に全市民を対象に行われた意見交換会の参加者数、地区別人員、12月で提示された案と2月7日に説明された内容、変更修正点、また意見交換会の参加者からの意見等に対して市長の考えと今後の取り組みについてお尋ねします。 2点目、備前緑陽高校生徒を対象にアンケートを行ったとのことですが、内容とその結果について御説明いただきたい。 アンケート結果の内容について、検討をされたと考えますが、高校生へのフィードバックと意見をどう生かすのか、公表はどうされるのか、今後の意見聴取に聞く、あるいはまとめる方法の意見をいただく考えはないのか、お尋ねします。 3点目、今後のスケジュール、誰がどう決めるのか、お尋ねします。 多様な意見を聞いて設計変更するだけでは、満足できる施設ができるのか不安という意見もあります。また、若い方が参加されていない、若い方から意見をいただく、また今後も意見交換会の開催を求める意見もあります。今後の進め方と結論の導きについて、市長に詳細をお伺いします。 4点目、跡地活用で図書館建設は行わないとの前提で進められていますが、市民の意見として図書館を中心とした交流施設、まちづくりの中核施設として図書館建設を行うべきであると強い意見があります。私も何回もこういった意見を出させていただいております。市長の方針とのことで現在のアルファビゼンの活用を考えられるということですが、方針変更の考えはないのか、お伺いします。 図書館機能の整備充実について備前市新図書館整備基本構想が2月20日に公表されましたが、図書館施設の整備のケースとして、1、既存の備前市立図書館の増改築、2、他の既存施設をリノベーションし図書館として利用、3、交通の利便性がよく広い土地を確保できる場所へ新図書館を建設、今後備前市として望ましい施設規模や立地条件を前提として、より具体的施設整備のケースについて比較検討していく必要があります。また、住民ワークショップなど開催の上、意見集約を行い、これらの検討課題と市民の要望や財政面などを考慮しながら図書館整備の方向を示していくと書かれています。平成29年12月から教育長を中心に2年余り検討した結果ではありますが、教育のまち備前の実現のため必要な施設であり、本当に図書館建設を考えているのか疑問に感じました。あと図書館司書、学校司書のかかわりはどうか、これからの図書館整備の考えについて市長にお伺いします。 2番目、大川小学校の最高裁判決の教訓はどう生かされているか。 東日本大震災2011年3月11日の津波で、もうはや9年になります。津波で84人亡くなった宮城県石巻市大川小学校の児童たちの遺族が市側の責任を追及していた裁判で昨年10月原告側の勝訴が確定しましたが、この判決の教訓を備前市にどう生かすかについて市長と教育長にお伺いします。 1点目、私は最近あらわされております石巻市立大川小学校「事故検証委員会」を検証する、大川小学校避難訓練さえしていたら…という2冊の本を読みました。事故検証委員会でのやりとりが詳しく書かれており、校長が不在であったことから判断などに厳しい意見も報告されています。切迫した状況に置かれた場面での判断の重要性を強く感じ、いじめ問題を初めとする学校が抱える課題について考えさせられます。備前市で平素教員が現場での判断に学校、教育委員会などから助言できる体制、システムが存在するのか、研修等人的な補完など専門知識の向上などどう行っているのか、問題が発生し第三者委員会の立ち上げ、原因等の調査に当たるとき公平性、第三者性の確保についての考え方は定められていますか。今回の判決は、教育活動を見直し子供の命優先に転換せよというのが意図するところで、自治体の目標は法的な損害賠償を負うことではなく住民の生命、身体を守ることにあると述べられています。適切な防災体制の構築、学校防災の充実などに市長はどう受けとめ取り組みされているのか、お伺いします。 2点目、判決では、児童・生徒の安全を確保する学校側には地域住民よりはるかに高いレベルの知識や経験が求められると指摘しています。学校、園の教職員には防災対策ではなく日常的な危機管理の知識、経験を重ねるための方策について教育長にお尋ねいたします。 3点目、文部科学省は、防災訓練で環境の特徴に注意し訓練は実践的な内容にするように求めています。備前市の小・中学校、こども園、幼稚園、保育園での防災訓練はどのように行われているのか、頻度、規模、その結果の検証はどう行っているのか、教育長にお尋ねします。 4点目、学校が抱える課題は複雑化、多様化してきていると言われます。学校と知識の連携、協議の重要性が指摘され、コミュニティ・スクール、地域とともにある学校づくりを目指すとされていますが、備前市ではコミュニティ・スクール、学校運営協議会制度についてどう対応しているのか、教育委員会の取り組み、考え方について教育長にお尋ねします。 3番目、地域医療像、病院再編・統合の取り組みについて。 厚生労働省が、再編や統合の検討が必要と判断した全国の424の公立・公的病院名を公表しました。がんや救急など地域に欠かせない医療の診療実績が少ない病院が対象とのことで、岡山県内で厚生労働省の公表の再編必要は13病院、うち備前市立備前病院、吉永病院の2病院が名指しされています。この公的病院名の公表は住民に多くの不安を与え、地域社会に影響が大きいと考えられます。備前市の今後の医療体制について、施設者である市長にお尋ねします。 1点目、厚生労働省は2020年9月末までに対応策を示すようにと報道されていますが、今後のスケジュール、備前市の病院事業、3病院のあり方、また備前市の医療について市民にどう説明していくのか、備前病院と吉永病院が再編統合について名指しされた理由となぜ日生病院はリストから外れているのか、国がここまでやるということは並々ならぬところではないかと推察しますが、市長の備前市の将来を見据えたプラン、医療体系についてをお示しください。 2点目、これまで備前病院は病床を削減してきています。また、備前市内の私立病院の病床、ベッド数も削減されてきていると認識しています。現在と備前市合併時の平成16年、平成22年、10年前の病床数の変化はどうか、なぜ再編統合なのか、お尋ねします。 3点目、治す医療から生活を支える医療への転換が求められると言われます。回復期の病床の確保、民間病院とのすみ分け、役割を考えるべきであるが、備前市としてどう対応していくのか、お伺いします。 4番目、市民意識調査地方版総合戦略推進は。市民意識調査が昨年6月から7月に3,000人を対象として行われました。市民意識調査と備前市まち・ひと・しごと創生長期人口ビジョンについて市長にお尋ねします。 1点目、前回の市民意識調査では平成29年の抽出は2,500人であったが、令和元年の調査では3,000人となっています。その理由、対象が18歳以上75歳未満としている理由、普通は年齢制限ありません。有効回答率が31.5%についての評価、漸減してきております。前回と比較して大きな変化が見られるものの内容はどうか、回答者の属性で性別、年代はあるが地域を入れた分析はないが、その理由は。調査の見直しはないのか、お尋ねします。 2点目、今後重点的に進めてほしい取り組みとして順位1、バス、JR、順位2、高齢の方への支援、順位3、道路、4、医療についての取り組みについて具体的にお答えください。そして、順位は低く意外に感じています教育関係について、どのように考えておられますか。なぜ教育に対しての関心度が低いのか、動機づけを行う必要があるのではないかとお尋ねします。 3点目、備前市まち・ひと・しごと創生長期ビジョン、創生総合戦略の策定の工程で子育て支援に関するアンケート調査、若年者世代に関するアンケート調査についていつ行われ結果はどうか、お答えください。郵送の調査ではなく、直接面談してアンケート調査をお願いする方法をとるべきではないかと提案いたします。人口減少などの諸問題に対して市民との共通認識を図るため、ぜひ若い方のそういった直接意見を求めることを進めていただきたいと思います。 4点目、地方総合戦略は2020年から第2期総合戦略が始まります。第1期地方版総合戦略の基本方針、KPI、第2期の新たな目標として関係人口の創出拡大、Society5.0、SDGs、持続可能な開発目標の促進を打ち出されていますが、具体的な施策について説明いただきたい。また、人口問題研究所第1期計画の推計と実態を比較しての評価、検証についてお答え願います。 5番目、備前市立地適正化計画策定、農業振興と農地転用について。都市計画伊部・浦伊部土地区画整理事業について平成22年から見直し、取り組みをされて廃止と都市計画道路の変更が行われました。伊部・浦伊部地区の今後、農業基盤の強化、農地転用などまちづくりコンパクトシティーへの取り組みについて担当部長にお聞きします。 1点目、伊部・浦伊部土地区画事業廃止後について、また備前市都市計画マスタープランに基づくまちづくりの取り組みを長期的な視点で捉え総合的な計画を考えるセクションあるいは担当者を置くべきと考えますが、部長の考えをお尋ねします。 2点目、大動脈である国道2号の拡幅、4車線化については、これまでも何度か触れてまいりました。東片上畠田線の整備を踏まえた将来計画を策定し、進める、具体化すべきであると考えます。マスタープランには国道2号の渋滞緩和に記述がありますが、生活道路の整備に終わるだけでは地域は置いていかれるのではないかと懸念します。兵庫県国道2号の4車線化を無視することはできないと考えます。前向きな対応策を打ち出すべきと考えます。また、国道、道路というと道の駅の整備についてのその後の取り組みはどうか、お伺いいたします。 3点目、農業経営基盤の強化促進に関する基本的な構想に農業構造、産業別就業者数の総農家数等の最近の動向はどうか、統計資料から読み取れることは何か、統計を踏まえてこれからの農業施策についての考え、農地の転用を図り工場を誘致、住宅地の建設に結びつけていくべきと考えます。備前市の農業をどうしていくかのビジョンを作成すると同時に、農業振興地域優良農地除外についての考えをお伺いします。 以上で質問を終わります。御答弁をよろしくお願いします。 ○議長(立川茂君) ただいまの質問に対する答弁を願います。 田原市長。     〔市長 田原隆雄君 登壇〕 ◎市長(田原隆雄君) それでは、尾川議員の質問に順次お答えをいたします。 1番の1点目、旧アルファビゼン跡地活用基本構想策定についての取り組みであります。 今後の取り組みで内容について、意見交換の内容と今後の取り組みについてでございますが、昨年の12月7日、ことしの2月7日に意見交換を開催しており、内容としては議員も御存じのとおり市から整備の案を提示し、それに対する意見を聞くという形で実施しております。多くの機能を有する大規模な施設でありまして、また解体そのものに反対する意見まであります。そのような幅広い意見の中で構想案として絞り込むことは大変困難な状況であろうかと思いますが、これまでに跡地活用に賛同していただいた意見をもとに今年度中に3案に取りまとめ基本構想にしたいと考えております。来年度早々に、この3案についてパブリックコメントを実施し最終案の絞り込みを行う予定といたしております。 2点目の備前緑陽高校の生徒からのアンケート結果と今後の意見聴取についてですが、1、2年生の294名から回答をいただき、3分の1の生徒さんは関心がないということでありましたが、その他の生徒さんはおおむねアルファビゼンの存在の現状に対しては否定的であり、解体して何らかの活用を求める意見のようでありました。欲しい機能としてはスポーツ、自習室、読書室が70%を占めております。また、利用目的といたしましては休憩、気分転換が60%を占めております。その他郊外授業の一環としてワークショップ形式で意見聴取をしましたが、飛躍した意見を除き内容的にはアンケート調査と類似したものであったようであります。一連の業務は授業の一環として内容、手法とも学校当局、緑陽高校の了承、協力を得て実施したものでありまして、学期末を控え学校行事との調整も踏まえ本年度の高校生からの意見聴取はこれが限界と考えております。 3点目、今後のスケジュールまた誰が結論づけるかについてですが、1点目で申し上げたとおり令和2年度当初にパブリックコメントをいただき、1つの案に絞り込み基本設計、実施設計に取り組むことといたしております。民主主義のリスクは決められない政治だと言われておりますが、意見の拡散が大きく取りまとめに困難な面があろうかと思いますが、必要とされる機能は整理されていることからパブリックコメントを参考に市として結論を出すことになろうかと考えます。 4点目、備前市新図書館基本構想とアルファビゼンに交流活性化に図書館建設をという御意見でございますが、確かに私は市長選で一つの案としてバスターミナルと図書館を掲げていました。その後につきましては、諸般の事情を勘案しながら図書館ありきではなく、広く利活用について市民、職員の意見を求めているものでありまして、図書館建設は困難であるというようなことはその中から出たことでございまして、その考え方に変化はございません。 備前市図書館整備基本構想につきましては、教育長のほうから答えさせていただきます。 2番目の1点目、大川小学校の最高裁判決の教訓についてですが、防災体制の構築、充実についてですが、私も防災・減災について事前のシステムの構築は大変重要なものと考えております。万一想定を超えた自然災害や発生時の対応に大きな問題点が指摘された場合には、市長として第三者委員会を設置し詳細な調査を実施する必要があろうかと考えます。その際の第三者性を確保した構成の選定につきましては、そのときの事案ごとに事案に応じて適切かつ速やかに行わなければならないと考えております。 学校、教育委員会の防災体制については、教育長から答弁をお願いします。 3番目の1点目、備前市の医療像、3つの病院の今後についてでありますが、備前市といたしましては昨年5月から副市長をトップとした市長部局と3病院の関係者による病院あり方検討会を立ち上げ、協議を進めておるところでございます。今後のスケジュールにつきましては、今回開催予定の県南東部地域医療構想調整会議にて備前病院及び吉永病院の方針についての考え方が協議されることとなっております。また、県や県南東部地域医療構想調整会議の動向に注視しながらあり方検討会において3病院についての再編統合の検証と取り組みの具体化を行い、県の主導する地域医療構想調整会議での協議を経て9月末までに方向性を出すことと考えております。一定の方向が決まり次第、市民の方へお示ししたいと考えております。 また、厚生省の示した再編統合すべき病院名の公表についての基準は、高度急性期及び急性期病床を持つ公立・公的病院を対象にがん、心疾患、脳卒中、救急、小児、周産期、災害、僻地、研修派遣機能の9領域について診療実績が一定基準を下回った病院ということと、もう一つはこれらの機能を代替できる病院が近くにあるかどうかということで判断されたようでございます。備前病院、吉永病院につきましては1点目の診療実績が少ないという点で公表され、日生病院につきましては近隣に代替となる病院がないということで公表のリストから外されたと聞いております。今後は将来の人口推移を勘案し、最終的には3つの病院を備前市の病院としての一本化を考えております。その過程といたしまして、医師、医療機器、救急体制等の相互協力、相互利用を考え、まず南エリアの備前病院と日生病院を一体化し、北エリアの吉永病院との二極化体制にしたいと考えております。 2点目、3点目につきましては、担当からの答弁とさせていただきます。 大きな4番目、市民意識調査地方版総合戦略の1点目につきまして、市民意識調査地方版総合戦略推進のうち、調査対象者、有効回答率、意見の分析と活用については担当者からの答弁とさせていただきます。 2点目、市民意識調査において、教育の関心度についての御質問がありました。今後重点的に進めてほしい取り組みとして小学校、中学校は39施策中15位とおおむね中位の位置づけとなっております。これはこの施策が評価できる取り組みとして4位と高いところにあり、それを反映した結果でないかと推測いたしております。したがいまして、市民の関心度が低いのではという懸念には当たらないと判断をいたしております。このようなことから現在の教育環境を維持しつつ、より教育効果を上げるために取り組みの充実を図るべく今後も取り組み状況を市民に周知するとともに、さらなる教育環境の充実を図ってまいります。 4番目の3点目、子育て支援、若者アンケートへは直接面談でのことでございますが、通常の調査分析は6月までに終えたいと考えておりますが、市民参画の方法として若年者向けの紙ベースでのアンケートに加えワークショップなど顔の見える機会での実施、子育て世帯にかかわる場面や高校などに出向き直接意見をいただけるよう時間が許される限り考えてまいりますので、時期を見ての実施とさせていただきます。 4点目、第1期総合戦略の評価と2期の新たな目標の具体策はとのことですが、第1期総合戦略の主な目標である5つのKPI、例えば出生数を年間に259人へと増加させるや転出と転入の差ゼロにするといったものについては未達成のものが多くなっております。 ただ、個々の政策ごとのKPIにつきましては達成したものも多く、毎年度の見直しにより達成済みのものについてはさらに高い目標を設定しているため、現時点でのKPIの達成状況は半分以下となっております。 第2期の新たな目標や各施策につきましては、関係人口の創出拡大、Society5.0、SDGsの促進など時代の趨勢を踏まえた課題解決に取り組まなければならないと考えております。それらを具体化させるために、備前市の現状と課題を分析し外部からの視点を加えた上で実効性の高いものに検討していくことを前提に、この1年間を通して取り組みたいと考えております。また、人口ビジョンにおける第1期計画の推進では、パターン①の2020年3万2,914人に近い数値になると予測しております。これは合計特殊出生率及び社会動態が現状のままで推移した場合を想定した数値ですが、計画後の結果として合計特殊出生率では県平均や全国平均が減少している中で備前市では0.02ポイント、わずかですが上昇しておりますが、目標数値には届いてはおりません。社会動態では計画前には200人から300人の転出超過でしたが、近年は減少傾向にあり、改善していると判断しております。近年では外国人の流入の多さが数値の改善要因となっており、多文化共生社会の重要度が増しているものと考えております。 私からの答弁は以上です。 ○議長(立川茂君) 奥田教育長。     〔教育長 奥田泰彦君 登壇〕 ◎教育長(奥田泰彦君) それでは、私のほうから1番目の4点目、備前市新図書館整備基本構想と図書館建設について答弁いたします。 図書館は市民の学びに対する支援、また交流や集いの場所として重要な施設と考えております。そのため平成30年12月より1年余りの検討を経て策定委員会において図書館の現状や課題、図書館の果たすべき役割、望ましいとされる施設規模などを分析の上、市民アンケート調査結果なども踏まえながら図書館を整備していく上での基本的な考え方を取りまとめております。図書館司書、学校図書館司書のかかわりについてですが、合同会議において図書館で充実してほしいサービスや設備、機能について意見交換を行っており、原案策定についても市長の意見を取り入れながら策定をしております。今後施設整備を検討していく際も現場の司書、職員などの意見も随時取り入れながら進めてまいりたいと考えております。 続いて、2番の1点目、防災体制の構築、充実についてお答えをいたします。 防災対応マニュアル等では、災害発生時には教育委員会と学校が密に連絡をとり合いながら対応することになっております。実際には、連絡がとれない状況も想定されます。そのため教育委員会はどのような状況でも適切な対応をとることができるよう、学校に対して危機管理マニュアルの作成や防災・減災のための研修の実施について指導助言を行い、子供たちの安全確保に努めているところでございます。したがって、学校は災害発生時に適切な対応を行うための基本的な体制は構築できているものと理解しておりますが、想定外の事態が起こるのが自然災害であります。今後も不測の事態に適切に対応できるよう、研修の充実やマニュアルの修正等に取り組んでまいります。 次に、2点目の教職員の防災対策と危機管理教育による向上策についてお答えします。 防災に関する知識を吸収し経験を積み重ねることは学校や教職員の力によるものだけでなく、教育委員会の役割であるとも考えております。教育委員会では今年度、昨年8月になりますが、昨年8月に管理職を対象に防災教育や安全点検、危機管理マニュアル等をテーマに備前市災害救急対応教育研修会を実施しております。今後も引き続き学校に対する助言や実践的な研修等を実施して、防災に関して中核となり得る人材の育成に努めてまいりたいと考えております。 続いて3点目、学校・園での防災訓練、検証と情報の共有についてお答えをいたします。 各学校・園では、危機管理マニュアルの中に避難計画を収録しております。避難計画には、各学校・園の周辺環境の特徴を踏まえた災害発生時のタイムラインや複数の避難場所等も具体的に示されております。各学校・園の避難訓練は、この避難計画をもとにより実践的な形で実施され、訓練後には職員会議で課題点を集約するなどして常に計画の改善を図っております。また、全ての小学校で、参観日等を利用した保護者への引き渡し訓練を実施しております。隣接する学校・園や地域住民との合同による防災訓練等を実施している学校・園もあります。 次に4点目、地域とともにある学校づくりについてでありますが、議員お話のコミュニティ・スクールは地方教育行政の組織及び運営に関する法律に示された学校運営に関して協議するための機関である学校運営協議会を設置した学校を指しております。設置は、現在教育委員会の努力義務とされております。本市では、コミュニティ・スクール法制以前の平成20年の備前中学校を皮切りとして地域住民が学校を多面的に支援する学校支援地域本部、現在の名称は地域学校協働本部事業ですが、これを実施しており、平成2年度では9本部、12校園で実施しております。(「令和2年度では9本部12校園で実施されます」と後刻訂正)今後は、この地域学校協働本部事業実施校のコミュニティ・スクールへの移行から検討を進め、地域と学校がともに地域課題、学校課題に取り組む仕組みづくりを支援していきたいと思っております。 以上です。 ○議長(立川茂君) 高橋総務部長。     〔総務部長 高橋清隆君 登壇〕 ◎総務部長(高橋清隆君) 私から4番1点目についてお答えいたします。 市民意識調査地方版総合戦略推進のうち調査対象者、有効回答率、意見の分析と活用についてでございます。 調査対象といたしましては、調査の信頼度を保つため1,000件のサンプル回収を目標とし、想定される回収率から逆算して3,000人にアンケートを送付いたしました。また、調査対象を18歳から75歳までとした年齢の設定につきましては、前回調査と変更しておりません。有効回答率につきましては、徐々に低下してきておりますので、次回調査では回答への協力を促すはがきを送付するなど、何らかの工夫をしてまいりたいと考えております。 質問形式は、前回までの全施策に対する評価から選択式へ変更したことから単純な比較はできなくなりましたが、バスやJR、高齢の方への支援、道路などの施策に対して重点化の要望が際立っていると感じております。また、地域によっては比較できるサンプル数に達しないため、全部の地域を分析できておりません。調査結果につきましては、今後市政運営の基礎資料として総合計画の策定や各施策の企画立案に活用してまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(立川茂君) 平田産業部長。     〔産業部長 平田惣己治君 登壇〕 ◎産業部長(平田惣己治君) それでは、私から5番の1点目から3点目までをお答えさせていただきます。 まず1点目、まちづくりの取り組みを長期的な視点で総合的な計画をについてでありますが、今年度からコンパクトシティー実現へ向け立地適正化計画の策定に着手をしており、あわせて都市計画マスタープランの見直し、また昨年事業廃止が実現しました伊部・浦伊部土地区画整理事業の廃止後のまちづくりなどの取り組みを進めていくこととなっておりますが、これらは議員御指摘のとおり長期的な視点と市域全体を俯瞰して備前市の将来像を描き、その実現へ向けて取り組んでいくことが必要と考えます。まさに市の将来を左右する重要な取り組みであり、そうした意味では御提案のとおり専用セクションを設けるかどうかは別として全庁的に連携できるしっかりとした体制が必要だと思います。今後の課題として、協議検討していきたいと考えております。 次に2点目、国道2号の拡幅、4車線化についてでありますが、議員御指摘のとおり国道2号には広域的連携軸としての位置づけがあり、市民の生活道路としてだけでなく、物流など地域経済への影響も大きいことから渋滞解消や安全確保のため4車線化が必要との認識は持っております。しかし、現在の沿線の状況では事業化するために多くの住宅や店舗、事業所などの用地協力、立ち退きなどが必要であり、国への要望は続けていきますが実現が難しく時間がかかるものと考えております。そうしたことから、当面の対応策としまして、まず都市計画道路の東片上畠田線や県道磯上備前線をバイパスとしての機能を持たせるよう整備する方向で岡山県や周辺市と協議しながら検討していきたいと考えております。 次に、道の駅の整備についてでありますが、防災機能を備えた道の駅整備は重要課題であると考えておりまして、事業化に向け候補地の検討を行っているところであります。引き続き関係機関と連携をし、実現可能な案の検討を進めてまいります。 次に3点目、農業統計の分析、農業振興と農地転用、工場誘致推進をについてでありますが、農林業センサスの統計値から備前市の農業は個人の農業者が主体で行われ、その農業者は減少という傾向にあります。そうした中で、各地域においては地域農業のマスタープランとなる人・農地プランの策定に取り組んでいただいており、各地域の課題解決のため地域で話し合いを進めていただいているところでありますが、市全体で見れば担い手の確保や農地の維持、遊休農地の解消など困難な問題が山積している状況と言えます。このような情勢を踏まえれば、御指摘のとおり今後の備前市の土地利用について現状に合わせた見直しが必要な時期に来ているとも考えられます。そうした中、都市計画においてはコンパクトシティーのもととなる立地適正化計画の策定や伊部・浦伊部土地区画整理事業の廃止など現状に応じた対応を進めているところであり、今後はこれに合わせ市の農業のあり方や農地も含めた市全体の土地利用の方向性を検討してまいりたいと考えております。 以上です。 ○議長(立川茂君) 万波病院総括事務長。     〔病院総括事務長 万波文雄君 登壇〕 ◎病院総括事務長(万波文雄君) それでは、3番目の2点目、3点目についてお答えいたします。 2点目、病床数の変化と適正病床数についてでありますが、御指摘のとおり備前市内の病院の病床数は減少傾向にございます。合併時及び平成22年と現在を比べますと、備前病院が建てかえ時に10床削減したのを含め、全体で40床減少していると考えております。なぜこのたび再編統合なのかとの御質問でございますが、公立・公的病院に対して国が過剰と考えている急性期の病床数を減らすために国が設定した基準を満たさない病院を再検証対象医療機関と名づけ、再編統合が必要であると発表したものでございます。対象は公立・公的病院に限られ、残念ながら市町村単位の適正な病床数を考慮したものとはなっていないと考えております。国は統合再編をダウンサイジング、機能の分化、連携、集約化、機能転換、連携の選択肢全てを含んでいるとしており、これが将来病院が担うべき役割やそれに必要な方向性を機械的に定めるものではないとも説明をしております。公立病院は国の方針に従う義務がありまして、公表された病院は本年9月までに地域医療調整会議で今後の方向性を説明し承認を受けることが求められております。 3点目、生活を支える医療と民間病院の役割分担についてでございますが、まず回復期の病床数につきましては備前病院で22床、吉永病院で8床の計現在30床となっております。今後ふやすことを検討してまいりたいと考えております。民間病院とのすみ分けについては、御指摘のとおりある程度のすみ分けは必要と考えております。国が公立病院に求める医療サービスの中で、市立3病院が現在提供できるものとして民間病院の立地が困難な地域における医療提供、僻地医療です。救急、小児、精神等の不採算分野の医療提供が考えられます。求められ期待されている分野の医療を可能な限り担うことによって、民間病院とのすみ分けが自然と可能となってくるものと考えております。 以上でございます。 ○議長(立川茂君) 再質問はありますか。 再質問に入ります。 尾川議員。 ◆10番(尾川直行君) それではまず、アルファビゼンのことについて、市長は今年度中に決めるということで私は意見交換会を形だけやって何か濁しているだけで今年度中にまとめる、どういうふうなまとめをされる方法があるんかなというふうなことと、2つ、一問一答ですけど、来年度早々パブコメというふうなことなんですけど、それの具体的な日程を教えてください。 ○議長(立川茂君) 答弁を願います。 高橋総務部長。 ◎総務部長(高橋清隆君) 先ほどの市長の答弁の中にもあったんですが、今年度中に基本構想をまとめた後に4月から5月の頭ぐらいにかけてパブリックコメントを聴取して、その後取りまとめをさせていただき、基本構想を実施設計に移っていくという日程になろうかと思います。 以上です。 ○議長(立川茂君) 尾川議員。 ◆10番(尾川直行君) 今答弁あったんですけど、基本構想をパブコメするのにある程度まとまらんことにはパブコメも求められんし、パブコメで今までの経験から私市のパブコメで変わった話は聞いたことないんですけど、その辺の取り組みというのは本当にもう時間余りないんですよね、もう。もう3月になっとって、今年度中に基本構想を出すというんですけど、どういうテクニックでやられるん、ちょっと教えてください、どういうふうな。 ○議長(立川茂君) 答弁を願います。 高橋総務部長。 ◎総務部長(高橋清隆君) テクニックといいますか、ある程度長目の期間設定をさせていただこうかと思っております。 以上です。 ○議長(立川茂君) 尾川議員。 ◆10番(尾川直行君) 嫌み半分で質問しょんですけど、今のはね。こんなに性急にやって本当意見がまとまってみんなが喜ぶんじゃろうかなというふうな、私個人的なみんなの意見でもないんですけど、ある程度は個人的な意見なんですけど、ああいう施設について市民センターと同じものは必要ないんじゃないんかと、図書館にこだわり持っとるわけじゃないんですけど、駐車場の手当ても余りその敷地内で考えておるような答弁でなかった、昨日の答弁からしても。どこかで手当てするというふうにお聞きしておるんで、それじゃもっと図書館言うたら時間かかるし、とてもじゃないけどできんというのわかると思うんですけど、そのあたりのおくらすということは考えてないんですか。 ○議長(立川茂君) 答弁を願います。 高橋総務部長。 ◎総務部長(高橋清隆君) こちらについても基本設計、実施設計のほうの期間を考えますと、やはりこの新年度になっての一月ぐらいが限界なのかなというふうには感じております。 以上です。 ○議長(立川茂君) 尾川議員。 ◆10番(尾川直行君) ちょっとよう私も聞き取ってないんですけど、今年度中に基本構想を出してパブコメのできるだけの段階のものを用意するというふうに確認なんですけど、4月になってからパブコメを実際にするという答弁だったと思うんですが、その辺ちょっと確認したいんですけど。 ○議長(立川茂君) 高橋総務部長。 ◎総務部長(高橋清隆君) 基本構想を今年度中にまとめまして、新年度になってパブリックコメントということになります。 以上です。 ○議長(立川茂君) 尾川議員。 ◆10番(尾川直行君) 意見交換会のあれだけの人数で意見を求めて市民の声というふうに理解して進めていくということですか。 ○議長(立川茂君) 高橋総務部長。 ◎総務部長(高橋清隆君) それ以前にも片上のまちづくり会議等からも要望書というような形でもいただいておりますので、そのあたりも踏まえてということになろうかと思います。 以上です。 ○議長(立川茂君) 尾川議員。 ◆10番(尾川直行君) 質問の途中で意見として話が出たのが、若い人のこれから備前市を担うていく人の意見が全くないような気がするんです。何か方法で個人的に高橋部長が聞いとるかどうか別として、そういう機会を設けてやっぱりきっちりやっていく必要があるんじゃないかな。片上公民館ぐらいのイメージでつくっていくんなら片上地区の人だけでやってもええと思うんですけど、やはりせっかくで公共施設をどんどん減していかにゃいけん、なかなか地域エゴが、エゴというたら言葉が悪いんですけど、地域としたらやっぱり必要ないろんな施設があったら、病院の問題にしてもそう簡単に、学校だってそうなんですよ。ですから、そんな簡単にいくわけないんで、だからもっと意見を聞いてというスタンスというのは全くないんですかね。 ○議長(立川茂君) 答弁を願います。 高橋総務部長。 ◎総務部長(高橋清隆君) 先ほどの答弁の中にもあったんですが、実際備前緑陽高校の生徒さん313名を対象にアンケートを行わせていただいたんですが、回答がそのうち294名からいただいております。ですので、実際どこかでこういう会議を開くといってもこれだけのサンプル数は絶対集まらないというふうにもうこちらとしては思っておりますので、この御意見を若者の意見ということで参考にさせていただければと思います。 以上です。 ○議長(立川茂君) 尾川議員。 ◆10番(尾川直行君) それから、若い人というのは高校生も若い人ですけど、やっぱり40代、50代のこの間の顔を見てもそんな年代というのは30代とか40代、余りおりませんけど、おりませんけど片上には、でも片上だけ対象にやるんならそういう人も集まってもろうて意見を聞くということは政治に関心を持ってもらう、あるいは市に関心を持たすということが非常にただ物を建てるとかというだけで結果論であって、その前の手順としてやっぱりとにかく出てこんけど出てこさせると、出てこさせるというたら言葉が悪いんですけど、意見を求めて生かしていくというスタンスが市長の施政方針の冒頭に書いてあるのはそういうふうに私はとったんですわ。何とかしてみんなで備前市を盛り上げて時間かかるかもわからんけどやっていこうと、多様な意見だけどどっかで結論出しますよというふうなとり方をしとる。これがやっぱりその意見を聞いてくれるんだろうなと思うとんで、その辺をちょっと同じ話ばっかりで、まだあと質問せにゃいけんのんですけど、ちょっと答えてください。 ○議長(立川茂君) 答弁を願います。 高橋総務部長。 ◎総務部長(高橋清隆君) 要はPR下手とよく言われておりますので、パブリックコメントをしていることを広く伝える手段を工夫してみたいと思います。 以上です。 ○議長(立川茂君) 尾川議員。 ◆10番(尾川直行君) 図書館のことについて、もう一点だけちょっと質問させてもらいたい。 関連ということで、高橋部長は個人的な話で申しわけないですけど、司書の資格持って造詣深いんですけど、私も最近前の今の奈良大学の嶋田学さんという人からの情報で珍しい図書館として富山県の舟橋村の図書館、富山市から近いということもあり、いろんな条件があるんですけど、そういった図書館があって結構利用者が多いんだという村民ですか、人口が3,000人ほどで利用者登録が1万8,000ぐらいあるというふうな、これも詳しいことは高橋部長が一番よう知っておられる。それから、岩手県の紫波町の図書館も結構複合施設のようですけども、こういったことについてそういうふうな感覚、同じ話ばっかりしたらあれなんですけど、船出とんじゃろうと思うんですけど、やっぱり船出とんのはこっちとすりゃまだ鎖は係留地にありゃへんかなと思うたりするんで、高橋部長に答えてもらいたいですけど。 ○議長(立川茂君) 答弁を願います。 高橋総務部長。 ◎総務部長(高橋清隆君) 私も奈良大学の嶋田先生の著作物、それから議員からいただいた資料も拝見いたしております。どちらも館長さんがすばらしく、児童サービスに力を入れられているという印象も持っております。ですので、サービスの質の内容を答えさせていただきますが、そういうサービスは充実させていく必要はあるのかなというふうに思っております。 以上です。 ○議長(立川茂君) 尾川議員。
    ◆10番(尾川直行君) そういう話、サービスの話出たんですけど、やはりこの話したらあれですけど、広島県の教育長が学校の図書室改革ということで朝のあさイチでしたか、テレビに出て私も偶然NHKのあさイチですか、偶然見たんですけど、やはり人だと思うんですよ、ある面では。やはりそりゃ人材で資力も金も時間と金と与えなんだら、なかなか新しい仕事というのはできんと思うんですけど、やっぱり頑張れ頑張れと言うたら働き方改革に反するようなことになるんですけど、その辺は人材の面もあと質問ありますけど、ちょっとそういう面の考え方はどうかということをお聞きしたいんですけど。 ○議長(立川茂君) 答弁を願います。 田原市長。 ◎市長(田原隆雄君) ふさわしい図書館を実現するために立派な人材を確保しろと、こういうような趣旨でなかろうかと思っております。 瀬戸内市の例でも、図書館長となるべき人材を先に選定確保して準備に取りかかったと聞いております。しかし、備前市ではまだ新築するものか、現在のものを拡充するかというような方向がまだ正直定まっておりません。したがいまして、施設整備について、まず具体的な比較検討から始めて備前市にふさわしい整備の方向性を探っていただきたいということで検討委員会の中で図書館の役割が一層発揮できるよう、専門職である司書資格を持った職員の確保とか本館、分館をあわせて職員配置や体制を整えることとか、先ほど出ております図書館機能のサービス、機能やサービスの向上について現在諮問しておるところでありまして、審議していただいておるところでありますので、図書館問題につきましてはその答申をもって最終的決断をしたいと、このように考えております。 ○議長(立川茂君) 尾川議員。 ◆10番(尾川直行君) 市長が答弁していただくとは思わなんだんですけど、ぜひそういうスタンスでこれからああいう報告書じゃなくて具体的なものをどういうふうにしていくかということを、今これ現在は結構図書館の位置づけというのが非常に重視されて、どこも取り組みをしておるようなんで、皆さん職員の方優秀な方が多いんだから、そのくらい情報を持っておられると思うんですけど、ぜひそうしてもらいたいと思います。 次に行きまして、大川小学校の最高裁判決の絡みで、まず第三者委員会の立ち上げというのがこういうことがあったら大変なんですけど、そういうものはルール化はされとんでしょうかね。今もう御承知のとおり新聞にずっと私も気になって新聞記事をよう読むんですけど、これは昨年11月の寄り添わぬ第三者委員会というふうなことで全国学校事故・事件を語る会というふうな方がクローズアップということで毎日新聞で取り上げたり、それからこれは毎日新聞で何か最近毎日新聞のこの学校事件の事故調査のあり方ということについてあり方をとにかく事実解明不十分というようなことで第三者委員会の立場というのを明確にしなさいというふうな新聞記事だろうと思うんですけど、その辺は何かルール化はされとんですか。 ○議長(立川茂君) 答弁を願います。 奥田教育長。 ◎教育長(奥田泰彦君) 第三者委員会については、平成11年の文科省の指針で学校管理下の大きな事故であるとか事件が起きた場合、設置しなさいというような指針が出されております。もちろんそういったことが起きないのが一番であろうかと思うんですが、学校が事前に被害者に対してしっかり説明責任を果たす、被害者と学校が相互不信を生まない、そういったものがまず第一番であろうと思います。そういう被害者の不信から第三者で公平性、中立性を担保して確保してそういった委員の方々に外部として調べてほしいというのが第三者委員会であろうと思います。この事件、事故の種類によってどういう委員を選定するかというのをかかわってくると思いますので、これは教育委員会だけでは到底できませんので、全庁関係部署とも相談しながら、もし第三者委員会を設置しなければいけないような事態が起きた場合には相談させていただきたいというふうに考えております。 ○議長(立川茂君) 尾川議員。 ◆10番(尾川直行君) 私も大川小学校の本を読んでみましたら、備前市はそんなことないと思うんですけど、マニュアルを宮城県の教育委員会が指示出したマニュアルだと思うんです、それをコピーしておるだけで、たとえ避難場所も具体的などこへ行けとかという学校、大川小学校の場合に調べてみましたら書いておるのはどこへ行けというのは書いておる、公園とかそういった近くの空き地、大川小学校には事実上避難マニュアルがなかったと、教育委員会から示されたものをそのままコピーしたもので避難場所は近くの空き地、公園となっているというふうな実態が出てきたわけ。備前市は今話、教育長から聞いてそんなことはないんだなというふうに思っております。そういった指摘がありますんで、第三者委員会についても結構不信感があって神戸の教員同士の処分出たんですけど、教員同士のいじめの問題にしても、何かあんなことばっかし多いもんですから、少し取り組みを備前市としてもやってほしいなというふうな考えが、津波はないじゃろうというふうなことじゃなくてそういう取り組みをぜひ、それと質問は広島県で先生の不祥事というのがあって、懲戒処分の指針の改正があったということらしいんです。尾道市土堂小学校というて有名な先生がおられて校長しようたところだと思うんですけど、不祥事防止委員会設置要綱というのがあって、そういう学校独自であるんですが、そういうのは備前市にはどこの学校にもないんですか。 ○議長(立川茂君) 答弁を願います。 奥田教育長。 ◎教育長(奥田泰彦君) 不祥事についても、それぞれの学校が作成している危機管理マニュアルに従って対応していくようになっております。 ○議長(立川茂君) 尾川議員。 ◆10番(尾川直行君) 次に、教育長にお聞きしたいんですけど学校づくり、この大川小学校の絡みで学校づくりということについていろいろ興味があったり、たまたま本屋へ行ったらありまして、今回も大川小学校校長が私用か、要するに休んでおられて教頭1人で判断できずに、子供からも山へ逃げようというふうな話があっても結局よう判断し切れずに50分もの時間を費やしたというふうなことで、学校づくりということで備前市の考え方、教育長も校長先生だったという経験から私らもよく学校内のことわかりませんので素人で、学校づくりというのは校長1人の鋭意ではないというふうな話が正しいかどうかは教育長の御意見どんなんかなというふうな、そういう危機管理で判断能力をしていくときに、それじゃみんなにあちこち相談し歩いてやって結論出すのおくれて手おくれになったりしてもあかんのですけど、そういう考え方、学校づくりの考え方というのはどんなんですかね。 ○議長(立川茂君) 答弁を願います。 奥田教育長。 ◎教育長(奥田泰彦君) 学校づくりということからちょっと離れるかもしれませんが、こういった学校にもいろんな危機的場面、大きいものから小さいものまでいろんな危機的場面があります。校長の判断でもう即対応できること、校長中心にしてチームを組んで協議をして対応しなければいけないこと、時間との戦いのある危機的場面もありますが、一応そのトップの校長が最終的な決断は下して最後責任を持つというのがスタンスでございます。 ○議長(立川茂君) 尾川議員。 ◆10番(尾川直行君) 次に行きます。 1つは、コミュニティ・スクールというか、いろいろ言葉があって学校支援本部ということで、要するに学校閉鎖性を解消するということでいろんな形で地域住民を含めて対応していくということだろうと思うんですけど、ただ教育長にお聞きしたいのが支援本部の費用がだんだん下がってきょうると、国が下げるから市も下げるというんじゃなしに、そのコミュニティ・スクールまでいかんとしても学校支援本部のもう少し活動というんか、その活動の内容もあると思うんですけど、そういう面じゃやっぱり少し支援本部への費用というのを考える必要があるんじゃないかと思うんですけど、いかがなもんでしょうか。 ○議長(立川茂君) 答弁を願います。 奥田教育長。 ◎教育長(奥田泰彦君) 今支援本部と言われましたが、今学校支援地域本部というのが今までの言い方で、現在は地域学校協働本部事業というふうになっております。大筋は変わらないんですが、この地域学校協働本部事業というのは議員言われているコミュニティ・スクールに移行する前段階というふうに捉えてくださったらいいと思いますが、地域と学校が、学校が目指すこと、こういう子供育てたい、地域もこんな子供を育てたい、それを育てたい子供を共有していろいろ相談しながら地域から支援が入る、学校からも地域へ出かける、子供たちが出かけるというようなことで学校教育を学校だけでは充実しませんので、地域の協力も得ながらやっていこうというのがコミュニティ・スクールだと思います。それから、学校運営の方針とか、それから学校職員の採用のことまで、その協議会の中で意見具申できるというような形になっております。お尋ねのその予算なんですが、予算も県からおりてくる予算もありますが、市独自でそれぞれの学校がこういう活動しとってこんだけぜひ必要なんじゃということであれば相談に応じて予算に反映していきたいというふうには思っておりますが、これも予算に限りがありますので、その地域学校協働本部事業の取り組みの内容に応じて予算配分をしていきたいというふうに思っています。 ○議長(立川茂君) 尾川議員。 ◆10番(尾川直行君) 次に行きます。 備前病院と日生病院、吉永病院の市長は二極化というふうな体制を組むということで具体的にもう少し9月末までに県に報告するというので取りまとめ対応策を出すということになれば、かなり来年度になりゃすぐぐらい腹はくくらにゃいけんのんじゃねえかと思うんですが、そしたら市民にも説明してどういう病院を目指していくかということを、まあ無視して3病院今までどおりの状況をやるんならあれですけど、その辺ちょっと説明、二極化体制というのをもう少し踏み込んだ形で答弁を願いたいと思うんですが。 ○議長(立川茂君) 田原市長。 ◎市長(田原隆雄君) 二極化というのは、一過程というふうに御理解をいただきたいと思います。そういう中で、病院問題というのは我々行政だけでなしに医療界といいますか、先生方の思い、また先生方を送り出していただける大学との兼ね合いもありまして、なかなか複雑怪奇なことで苦慮していることが現状であります。そういう中で幸い日生病院、備前病院は岡大の第一内科、第一外科というような人的交流というか、そういうこともあるようにもお聞きしております。そういうような形で、まず赤穂線沿いの人の流れ、山陽線沿いの人の流れということで当面は民間病院、要するに医療圏という感じで人の流れという捉え方で、まず2つの流れというような捉え方が段階的にいいんじゃないかと、そういうような判断をいたしております。 ○議長(立川茂君) 尾川議員。 ◆10番(尾川直行君) そしたら、2病院は日生、備前というのは上下関係とか中身の医療体制というのは余り変わらんという理解でえんですか。 ○議長(立川茂君) 万波病院総括事務長。 ◎病院総括事務長(万波文雄君) お答えいたします。 現在のところ、あり方検討会という話が出ておりますが、その中で議論を重ねております。その方向性はまだ確かなものはございませんので、あり方検討会でよく協議をして、ある程度の方向性が出ましたら市長答弁でありましたように、市民の皆様に報告したいという格好でございます。 ○議長(立川茂君) 尾川議員。 ◆10番(尾川直行君) 議員の人だけじゃなしに市民の同意というか、了解というか、理解を求めんと前行かん、学校でさえあれだけなんですから、病院になったら余計に時間かかると思います。そうかといったって国はけつくくっとるわけですから、その辺でよろしくお願いします。 最後に、備前市の土地適正化計画について、担当者もこれからもうそういう都計の、都市計画を定めたところの場所というんですか、はないと思うんですけど、そのあたりの取り組みの最近積極的に取り組んでいただけとるように考えたんですけど、今後そのつなぎをこう言ったら部長も何か3月末で定年じゃと言われとるし、よう対応をつないでもらわにゃいけんと思って、同じ質問しょんですけど、その辺はどんなでしょうかね。もう長いこと30年以上も塩漬けしてきて、これではい、やめましたと、やめた後何もせずに廃止ですよというだけで市としてのスタンス、市民からしたら信用はされんと思うんですよ。だから、今積極的に本当に取り組んでくださっとるように思うんですけど、その辺時間余りないんで、ちょっと答弁お願いします。 ○議長(立川茂君) 答弁を願います。 平田産業部長。 ◎産業部長(平田惣己治君) 土地区画整理事業の区域の後のことについて御質問されているんだと思います。 そのあたりは委員会でもこれまでに幾らか御説明はさせていただいていると思いますけども、まずあの部分のこれからの活用につきましては南側のあたり、特に今浦南と呼ばれるあたりは住宅化が進んでおりまして集落ができておりますから、そのあたりに道路整備をすると、それによって地域の方の生活道路にもなり、またその沿線に宅地化が進んでいくというようなことで、当面はまずそこをそういう形で住宅地に誘導していきたいというふうに考えております。残った北の部分は、かなり広範囲に農地が広がっているわけでございますが、これにつきましては今後の課題ということで特に先ほど来ちょっと答弁もしましたけれども、立地適正化計画というものをこれから3年間かけて策定をしていくわけでございますが、この計画の中でいろんな町の機能や居住機能を集約をする、その区域設定をしていくわけでございます。ですので、その計画との整合というものを踏まえて土地利用を考えていく必要があるということでございますので、これからその計画策定にあわせまして、そのあたりを検討していきたいというふうに思っております。このことにつきましては、担当課のほうでもそのあたりは作業を進めてきて熟知はしておりますから、私がいなくなっても後のことは大丈夫なような体制になっていようかと思います。 以上です。 ○議長(立川茂君) 尾川議員。 ◆10番(尾川直行君) 時間ないんですけど、市民からNTNの農地の農振があったのをね、あれを参考にして私も詳しいことわかりませんけど、あれがどうしてできたんかなと、あれだけの工場誘致できたのが。だから、何かヒントがあるんじゃないんかなと思うんで、ぜひ後輩の方にお伝えして少し農業人口が少のうなって農地をどうするかという問題から取り組んでもらいたいと思うんで、いかがですか。 ○議長(立川茂君) 答弁を願います。 平田産業部長。 ◎産業部長(平田惣己治君) おっしゃるとおりかと思います。先ほど言いました立地適正化計画との整合も考えつつ、逆にその区域に入らないようなところについては工業立地というのは非常に有効な策だと思いますし、そういった意味では区画整理事業の跡地ですとか、今工業団地の集約が進んでいる香登、畠田のあたり、こういったところも農振解除をして団地にしていくというのは大いにこれから考えられることではないかなというふうに思いますので、そのあたりも含めて検討していきたいと思います。 以上です。     〔「終わります」と10番尾川議員発言する〕 ○議長(立川茂君) 以上で尾川議員の質問を終わります。 会議中途ですが、この際暫時休憩いたします。     午後2時30分 休憩     午後2時45分 再開 ○議長(立川茂君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。 執行部から発言訂正の申し出がありますので、この際発言を許可いたします。 奥田教育長。     〔教育長 奥田泰彦君 登壇〕 ◎教育長(奥田泰彦君) 失礼します。 先ほどの尾川議員の答弁の中で、大川小学校最高裁判決のくだりの4点目ですが、令和2年度では9本部12校園で実施されますと言うべきところを実施していますと発言しました。間違いですので、実施されますというふうに訂正させてください。済みませんでした。 ○議長(立川茂君) ただいま申し出のありました訂正箇所については、後刻会議録調製段階で精査の上、調整いたします。   ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(立川茂君) 次に、石原議員の一般質問を願います。 5番石原議員。     〔5番 石原和人君 登壇〕 ◆5番(石原和人君) それでは、一般質問をさせていただきます。このたびは大きな7つの項目につきまして御質問をいたします。よろしくお願いいたします。それから、この順番になりますと幾つか重複する部分もございますので、その都度割愛をしながら進めさせていただきます。 大きなまず1つ目、令和2年度の予算編成についてお尋ねいたします。 このたびリニューアルされましたホームページから、財政について見てみました。過去にさかのぼり、丁寧に各年度の財政状況や予算編成方針、その概要が掲載されています。また、平成30年度以降は、どなたでも予算書そのものが見られるようになっていました。 まず、備前市の財政状況をさかのぼって見てみますと、毎年度同じような文言が並んでいる印象です。そこでは家計簿に例えられ、親からの仕送りである地方交付税の減少、借金の返済は高水準、財政指標は黄信号、施設の維持管理費が増加、特別会計への繰り出しが高どまりなどの言葉が並びます。また、最新の昨年12月の今後の財政見通しの中では、市の実施する事業についてはこれまで以上に選択と集中を行うと同時に、従来の枠組みにとらわれないアイデアの創出や地域との協創、ともにつくる協創による課題解決といった新たな取り組みが求められています。こうした取り組みには市民の皆様の御理解と御協力が不可欠であり、厳しい財政状況の中で何を優先すべきかを市民の皆様とともに考えながら将来にわたって持続可能な財政基盤の確立に努めなければならないと考えていますとありました。自分なりに解釈すれば、大きな維持管理の負担を伴う公共施設の整理統合に身を切る覚悟でより強く取り組まなければならないこと、新規事業や既存の事業についてもその優先度の見きわめこそが重要であること、既存事業を惰性のごとく継続していくことは困難であることなどをまとめられていると捉えています。 また、同じく公表されている予算編成方針を見てみました。さかのぼってみても細かい文言の違いこそありますが、毎年度求められ続けているポイントはほぼ変わりなく通達がなされていると捉えています。例えば10年前の平成22年度の方針では、全事業を見直し担当事業の継続、廃止、縮小を十分検討した上で新たな創意と工夫を加えた施策の実施を期待している、また市債償還の負担を将来世代へ先送ることのないよう限られた財源の重点的、効率的な配分を行い、財政支援の均衡を図る所存であるとあり、今回令和2年度の予算編成方針では職員一人一人が既存の分野や領域を超えた柔軟な発想により効果的、効率的に行政課題を解決するための方策を深く考える、深慮し個々の事務事業について選択と集中による整理統合を進めることと締めくくられています。つまり従前より常に事業の検証と見直しが求められ続けているものと読み取りました。しかし、事業の見直しや公共施設の整理統合は、遅々として進んでいないのが現状ではないでしょうか。次世代のためにも、今こそ覚悟を持って事業の見きわめが求められている時代であると強く認識しております。 そのような考察の上で、3点お尋ねいたします。 まず1点目、令和2年度の予算編成において具体的に既存の分野や領域を超えた柔軟な発想が反映されている事業はどこにあるのか、お教えください。 2点目、具体的に選択と集中による整理統合がなされた事業はあるのか、お聞かせください。 3点目、そのホームページの中であわせて当初予算の要求査定額の状況が公表されておりますが、それぞれの費目につきまして主にどのような予算が減額されたのか、お教えください。 大きな2つ目、保育・幼児教育についてお尋ねいたします。 昨年秋より、国による保育・幼児教育の無償化が始まりました。備前市は国や他自治体に先んじて無償化に取り組んできましたが、その優位性は今後薄らいでくるでしょう。そんな中でも、3歳児未満の保育料完全無償化は引き続き備前市の子育て支援施策として大いに誇るべきものではあると感じます。しかし、ゼロ歳児からの漏れなき無償化は、同時に少子化が課題となっている本市にあってもゼロから2歳児の間で待機児童が生まれていることの大きな要因の一つになっていると捉えています。すなわち保育士の手厚い配置が求められる低年齢児に待機児童が集中しています。引き続き保育士確保が大きな課題となっています。子供を取り巻く家庭環境はさまざまではありますが、国の制度のように3歳児未満については所得に応じた配慮の上でせめてごく一部でも御負担をお願いすることも含め検討し、先ほど取り上げた柔軟な発想により検証すべきであるとずっと感じ続けています。このことは一昨年平成30年6月議会のこの一般質問においても取り上げ、教育長より貴重な意見として保育料無償化について部内でも検討したいとの御答弁をいただいたのを記憶しております。他方で、定住化に関する補助制度については3年間は継続していく中で令和2年度末の時点で見直したいとの意向をお聞きしております。片やこちらの無償化は、どう捉えられているのでしょうか。 そんな思いやこれまでの経緯を踏まえ、3点お尋ねいたします。 まず1点目、市長の施政方針の中の就学前の教育、保育の充実の項でゼロ歳からの保育料の無償化を継続しとありましたが、この制度のあり方は今後どのような検証、検討がなされるのか、お聞かせくださいと今お尋ねしましたが、こちらも掛谷議員と同様であれば省いていただければ結構かと思います。ほかにあれば、お答えいただければ。 2点目、現在の市内の園の状況の一つとして発達障害等の理由で常に見守り等の支援が必要な園児はどれほどいるのか、園児数とその割合をお聞かせください。また、子供さんの状態によってかかわり方は違ってきましょうが、先生方はどのような対応が求められているのか、その現状をお聞かせください。こちらも一昨年平成30年9月議会でお尋ねし、教育長より支援が必要と思われる園児は市で把握している子が98名、県の巡回相談で指摘を受けた子が37名、合計で135名との御答弁をいただきましたが、その後状況はどうなっているのかと思いましたので、現時点での状況をお願いいたします。 3点目、ささやかではありますが職員、先生方のせめてもの負担軽減を目的として10年ごとに義務づけられている幼稚園教諭の免許更新に係る受講料を助成する制度を導入してはいかがかと考えますが、見解をお聞かせください。引き続き、また新たにこの備前市の施設で頑張ろうと思いを抱く先生方の後押しになると信じます。いかがでしょうか、お聞かせください。 大きな3つ目、地方創生についてお尋ねいたします。 早いもので、このままでは消滅する自治体が出てくるぞと強烈なかけ声のもと、国のホームページでの数字を合計すればこれまで10兆円を超える巨額の費用がかけられた地方創生がスタートして5年がたち、いよいよ第1期の総合戦略大詰めとなりました。しかし、この状況をどのように捉えればよいのでしょうか。関連の情報を目にするたびにむなしさが募りますが、当初の基本目標の一つ、東京一極集中是正は改善されるどころか、ますます加速しておりますし、出生数も2019年の推計では統計開始以来初めて想定よりも早く90万人を割り込み減少の一途をたどっています。また、合計特殊出生率が伸び悩むこともあってか、最近では希望出生率1.8なる難解な言葉にすりかえられているように感じます。そんな中、日本中が第2期に突入しようとしています。再び日本中で人口ビジョン、総合戦略が策定され多額の交付金が使われるであろう5年間が始まります。 どうぞ備前市の新しい戦略においては実効性のある施策を厳選していただき、成果目標の欄にも夢や希望につながる言葉や数字が並ぶよう十分に吟味していただきますことを切に願いながら、5点お尋ねいたします。 1点目、令和2年度に人口ビジョンの素案作成とありますが、5年前に策定された2060年までを見据えた長期人口ビジョンも見直しがなされるのか、お聞かせください。 この後2点目、3点目につきましては、割愛をさせていただきます。 4点目、第2期総合戦略策定業務においては何に重点を置いて業者選定がなされるのか、お聞かせください。 5点目、国のビジョンをもとに策定されるわけですから、恐らく全国の地方自治体でほぼ似通った戦略が再び乱立するものと想像いたします。また、備前市版の策定の過程で委託業者がどのようなかかわりをされるのかわかりませんが、備前市の独自性をどのように盛り込んでいかれるのか、お考えをお聞かせください。 大きな4つ目、備前市のPRのあり方についてお尋ねいたします。 たびたび取り上げておりますが、全国的に見ても備前市ほど気候に恵まれ災害の少ない穏やかな町はなかなかないと、また市民への行政サービスも決して他の自治体に劣るものではないと信じています。ちなみにですが、閉会中香登地区で意見交換会を開催し、また2月には小学6年生の授業にお招きいただいたりしまして、その際せっかくの機会ですのでアンケートをお願いしてみました。どちらも項目は至ってシンプルでありまして、備前市また香登のいいところや自慢できるところと備前市また香登の課題や不足しているところでお願いいたしました。 備前市のいいところの答えでは、大人の方では気候がよく災害が少ない、人と人とのつながりが残っているところが多い、自然、風光明媚、医療が充実している、備前焼、閑谷学校、日生のカキなどが多く車を運転される方々からは幹線道路や高速道路など恵まれているの声も複数ありました。また、子供たちからは優しい大人が多い、エアコンやタブレットなど恵まれた環境などが並び、圧倒的に多かったのはやはり備前焼、閑谷学校、日本遺産でございました。 逆に課題の項目では、大人の方では人口減少、日本遺産や日生の橋の有効活用、中学校や公共施設の統廃合などが並び、子供たちからは圧倒的にお店が少ないと公園がしょぼいというものでした。そして、大人、子供に共通して多かったのは、赤穂線の便数が少ないでありました。子供たちも、聞いたり感じたりしているんだなと気づきがありました。また、自由記載の欄でせっかく島や橋、穏やかな海、のどかな山村、自然、2つの日本遺産などいいものはたくさんあるのに、もっともっとPRを頑張ろうと激励を受けたりしました。 そのような市民の皆さんの備前市に対する思いもお伝えしたところで、これからも市のPR、情報発信をどうぞよろしくお願いしたいと思います。映画「ハルカの陶」も、まだまだ頑張っていただきたいと思います。このほど市のホームページも一新され、以前のものよりかなり温かさを感じるものになったと好評の声を幾らかお聞きしました。 これからも備前市の情報の玄関口として親しまれることを願いつつ、ここでは2点お尋ねいたします。 まず1点目、市民向けの広報についてですが、最近偶然全国広報コンクール2019の審査結果をインターネットで見る機会がありました。市の部門で特選の鹿児島県姶良市、町村の部で特選の愛媛県内子町の広報を拝見し、すばらしい紙面構成に感銘を受け、思わず担当課へ電話をかけお話を伺ってみました。いずれも職員の皆さんが自前で苦労しながら編集しているそうです。今の時代に大丈夫なのだろうかというぐらい市民や町民の写真が多く、笑顔が印象に残りました。「広報びぜん」でも表紙については季節に応じて子供さんの写真などよく見かけますが、紙面についてもぜひ参考とされ、より温かく郷土愛あふれる読み進みたくなるような広報を目指してほしいと思いますが、いかがでしょうか。申し添えますが、決してコンクール入賞を目指すことを望むものではございません。 2点目、鹿児島県姶良市の職員の方から電話の際、備前市について西日本豪雨の際には大変でしたねなどのお話がありました。ああ、やはり遠方の方からは岡山県全体に大きな被害が及んだものとして捉えられていると感じました。備前市ほど穏やかな地域はないと信じています。改めて備前市がいかに気候に恵まれた災害の少ない地域であるかを、被災地への配慮も必要でしょうが、積極的に工夫してPRすべきと考えますが、いかがでしょうか。 大きな5つ目、公共施設の今後についてお尋ねいたします。 もう耳にたこができるほど再三言われ続けている公共施設の統廃合ですが、外向けの施策以上に備前市の将来を左右する重要なテーマであると捉えています。箱物をふやし続けた時代から一気に老朽化の時代を迎え、これまでどおりのサービスを続けていくことは到底不可能であります。次世代の負担を考えるとき、避けては通れない大きな山です。他自治体のホームページ等を見てみますと、既に策定済みの再配置計画や自治体によっては公共施設再編計画なども掲載されていました。 そんな中、この備前市の状況はいかがかとの思いを持って3点お尋ねいたします。 1点目、平成28年度に備前市公共施設等総合管理計画が策定されており、それをもとに公共施設再配置計画の検討が進められていると認識しております。そんな中で、このたび提案の予算案に公共施設の個別計画を策定するための費用が計上されておりますが、計画策定の流れと計画の具体的な内容をお示しください。また、策定に当たって業者に委託する業務の内容をお知らせください。 2点目、第1期総合戦略の中で2020年の成果目標に公共施設再配置計画の策定とありますが、ここでの個別計画との整合性はどのようになるのか、お教えください。 3点目、公共施設の中でも、地域に密着し市民の生命と財産を守る拠点となるのが消防機庫であると考えます。建築からの経過年数が長い機庫を何カ所かめぐってみました。機庫によっては老朽化が進み、団員の安全確保さえ不安を感じる施設もあるように見受けました。こちらも平成30年9月議会において機庫の整備に関して質問した際に、市長より順次更新の必要性を認識している、場所や他の公の施設との再編も考慮し検討するとの御答弁でございましたが、その後どのような検討がなされたのでしょうか。お聞かせください。 以下の2つは、多くの市民の方から聞いてくれというようなリクエストもございましたので取り上げさせていただきたいと思います。 大きな6つ目、熊沢蕃山顕彰事業についてお尋ねいたします。 当初予算関係資料の説明として閑谷学校創学350年、熊沢蕃山没後330年を節目とし実施する、事業の目的としては市民の主体的な学びを推進する場、人づくり、交流施設としての拠点機能を発揮できるよう整備を行う、財源として米百俵基金やクラウドファンディング等が充てられるとあります。また、つい先月のことですが、熊沢蕃山を検証し地域の子供たちを中心にこれまで継続して論語を通じた学びに熱心に取り組んでおられる方々のお話をお聞きする機会がありました。共感する部分も多々あり、とても勉強になりました。例えば今のような時代にこそ蕃山が説き続けたぶれることのない心の中の太い柱が求められること、論語の中にこそ生きるためのヒントが必ず込められていること、地域の子供たちこそが地域の宝であり町の宝であることなどでした。これからも継続して活動を続けていただけるようお願いもいたしたところです。あとはこの事業を議員としてどう判断するかでありますが、公共施設を新たに整備する事業であります。やはり提案に至る過程を重視しなければなりません。 ここでは、1点お尋ねいたします。 これまでの検討経緯の中で、他の場所や検証のあり方等も含めどのような検討がなされたのか、お聞かせください。 大きな7つ目、健康づくり拠点施設整備事業についてお尋ねいたします。ここでは5点お尋ねをいたしますが、途中割愛をさせていただきたいと思います。 1点目、当初予算に市民の健康寿命の延伸、医療費、介護サービス費の削減を目的として行うため閉鎖中の温浴施設すなわち旧ヘルスパの活用について新たに検討を行うとして調査分析業務委託料1,518万円が計上されておりますが、市民感覚からすれば非常に高額であると感じています。ここで具体的な調査分析業務をお尋ねする予定でしたが、同僚議員への説明ございましたので、その部分は割愛させていただきます。ここではその積算根拠はどのようなものか、お教えいただきたいと思います。 2点目、調査分析業務の委託先はどのように決定されるのか、お教えください。 3点目、昨年の2度の議会において、整備事業の提案は議会で認められませんでした。市民の方からは市長選挙の公約でもあるし、何が何でも進める姿勢もわかるがとの声も聞きます。また、昨年の議会における反対意見の中には、契約のあり方への疑義や収支の見込みの甘さを指摘するものもございました。それらを鑑み、改めて調査分析を行う姿勢も理解できますが、多くの市民より真に備前市にとって必要な施設かどうか、議員として改めて判断を願うとの御意見も多くいただきました。手順を踏んでのチャレンジを全否定するわけではありませんが、ここで心からお願いしたいのは施設の再開ありきではなく調査結果を冷静に受けとめ、これからの備前市に必要不可欠な施設か否かを御判断いただきたいということです。お考えをお聞かせください。 4点目、多額の費用をかける調査分析業務です。であるからこそ、精いっぱい視野を広げて分析をお願いしたいと思います。水をため水を温め循環する施設こそ、最も維持管理や大規模改修が必要となる種類の施設であると考えます。今後の検討の中では可能な限り目いっぱい選択肢を広げ、例えば温浴施設と温水プールを解体し箱物ではない子供から高齢者、ペットも含めて一緒に存分に楽しめる公園として整備することなども考えてはいかがでしょうか。備前市の都市公園はたびたび指摘いたしますが、とても寂しいものと感じます。また、子供たちだけではなく高齢者も楽しめるわんぱく丸があってもいいのではないでしょうか。そんな公園も、この事業の目的である市民の健康には十分に寄与できているのではないでしょうか。あくまで選択肢の一つとして、ぜひ検討材料に加えていただくべくお願いをしたいと考えますが、見解をお聞かせください。 5点目、大きな5つ目でお尋ねした、ここでは公共施設の個別計画を策定する作業との整合性はどうなるのか、お聞かせいただきたいと思います。 以上で一般質問を終わります。 ○議長(立川茂君) ただいまの質問に対する答弁を願います。 田原市長。     〔市長 田原隆雄君 登壇〕 ◎市長(田原隆雄君) それでは、石原議員の質問に順次お答えをいたします。 1番の1点目、令和2年度予算編成について既存の分野や領域を超えた柔軟な発想が反映されている事業はあるのかでございますが、新たに三石出張所と三石公民館を一体に整備する事業は市民生活部と教育部が連携して進めてまいったものであります。また、待機児童の解消に向けて民間の子育て支援施設を保育の場として活用するため、保健福祉部と教育部が連携を図って進めております。 2点目の選択と集中による整理統合がなされた事業はあるのかについてですが、予算書で認識できるほどの目立った例はございませんが、事務レベルでの細かな整理統合や経費削減の努力はそれぞれの所属で取り組まれていると考えております。また、全庁的な取り組みにつきましては4月から施行予定の第4次備前市行政改革大綱、備前市行財政改革プランに掲げ可能なものから着手することといたしております。 3点目、査定によって主にどのような予算が減額されたかについてですが、多額の支出を伴う単独事業や一時的な効果しか期待できない事業、対案の表示や比較がされない事業などを減額させていただきました。 2番目の保育・幼児教育についてですが、保育料の無償化云々につきましては取り下げということですので、2点目、3点目につきましては教育長のほうからお願いをいたします。 3点目の地域創生につきましての、これも2点目と3点目は取り下げということでありますので、私からは1点目と5点目、4点目は担当部長から答えさせていただきます。 3番目の1点目、地方創生についての令和2年度人口ビジョンの素案策定についてですが、5年前に策定された2060年までを見据えて策定された長期人口ビジョンも変更になるのかということですが、5年経過した実績値を加味した上で再検討をさせていただきました。 それから5点目、全国の自治体でほぼ似通った戦略が再び策定されると想像するがということでありますが、備前市の独自性を盛り込んでいくという意見は大変ありがたいことだと思っております。第1期総合戦略からの継続にはなりますが、豊かな自然の宝庫である里山・里海と日本遺産に認定された備前焼、旧閑谷学校と多く誇れるものが備前市にはあるので、それらを生かした夢のあるものを盛り込みながら持続可能で実現可能な計画となるよう取り組んでまいりたいと、このように思っております。 4点目、備前市のPRについてですが、確かに備前市のPR下手といいますか、不足といいますか、私にも歯がゆさを感じているところでございます。職員には、それぞれ自分の仕事には自信を持って市民や市外へのアピールに努めるよう、また備前市のよいところを見つけ魅力を発信することは市民の誇りとなり移住・定住の力になるのではないかと常々呼びかけているところでございます。全国広報コンクール受賞広報紙を参考にとの提案をいただきましたので、早速私も姶良市、また内子町のものを取り寄せて見せていただきました。確かにさすが大賞を受賞されているだけに、全紙面カラー刷りで企画内容、文章の表現力、読みやすさ、デザインなど、すぐれた紙面がつくられていると感じました。これらの自治体の紙面を参考にするならば、備前市とすれば旧閑谷学校創学350年に関する人物であるとか、偉業、地域の偉功などを紹介するコラムを連載するなど備前市の魅力が再発見できるような紙面になるよう工夫しなければと感じました。 また、2点目の備前市が気候に恵まれた災害の少ない地域であるかを積極的にPRすべきだということでございますが、私もきのうの橋本議員とあわせて同感でございます。住みやすい町備前としてPRすることは移住・定住につながるものだと、このように思っておりますので、PRに努めてまいるべきだと、このように感じております。 5番目の1点目、公共施設の今後についてですが、個別施設計画の策定の流れ、具体的な内容につきましては現在施設ごとに具体の対応方針を検討中であり、対応方針決定後対策の優先順位や関連計画との整合、長寿命化等の概算事業費の算出等を行い、計画として取りまとめる予定といたしております。計画の具体的な内容につきましては、総務省の通知や国が示すマニュアルを参考に検討中であります。 2点目の令和2年度に予定している策定支援委託事業の内容についてですが、概算事業費の算出を予定をしております。 次に、まち・ひと・しごと創生総合戦略中の公共施設再配置計画の策定についてですが、個別施設計画では施設ごとに具体的な対応方針を明記することから個別施設計画が再配置計画を包括するものとして策定していきたいと考えております。 公共施設の今後についての、まず消防機庫の更新についてですが、平成30年9月定例議会でお答えいたしましたように老朽化した更新が必要な機庫や耐震化がない機庫が多いことについては十分認識しており、今後の地域防災には消防団の重要性を強く感じており、活動拠点となるよう機庫の整備は当然と考えております。各団の機庫を個別に検討するまでには至っておりませんが、例を挙げますと来年度は三石公民館、出張所、三石南分団機庫のように地区の公共施設の更新にあわせて併設し再編する方法は各地区でも十分に可能であると考えますので、今後更新設備等につきましても地元消防団や地元の住民の方と協議をしながら進めてまいりたいと、このように思っております。 6番目、熊沢蕃山顕彰事業についてですが、所管の委員会において教育委員会から配付いたしております、きょうは資料をいろいろ準備させていただいたと思いますが、資料1、熊沢蕃山の顕彰と意義についてをごらんいただきたいと思いますが、この熊沢蕃山顕彰事業の意義については十分理解がいただけるんじゃないかと、このように思っております。それから、整備の場所につきましては既存の公民館や公共施設の活用、学校施設、蕃山宅跡周辺、いわゆる正楽寺周辺ですね、とか旧閑谷学校周辺など含めていろいろ検討をしてまいりました。そういう中で、情報発信のインパクト、維持管理の観点から現公民館の敷地内に公民館との一体管理が可能となる施設として新たに整備することとしたものであります。蕃山ゆかりの備前地区では、昨年楷の木賞の大賞を受賞した蕃山顕彰保存会を中心として長年顕彰活動はもとより本年は没後330年を記念した記念誌、ごらんになったかと思いますが、こういうものも自主的につくっていただいております。そのような機運が盛り上がっていることは大変高く評価し、皆さん方も御存じのことかと、このように思っております。このように意欲的な市民の方々と協働しながら、住民の自主的な主体的な学びを推進する場、人づくり交流施設としての拠点機能を発揮する場、備前らしさのある教育の振興を推進していく場として、その適地として判断しているところでございます。伊里公民館の建築を優先して、その一角へつくるべきだというような文書も我々のところにも届いております。それも一案だと思っておりますが、これも当然私たちも検討をしております。無記名の怪文書ともとれるような文書でありまして、答えのしようがないわけですけれども、例えば木を見て森を見ないという言葉がありますけれども、それじゃ伊里公民館を新設というようなことで考えるとするならば、三石公民館の建設とってみても、その構想から3年間を費やしております。今後またアルファビゼンの跡地問題や図書館の件、老朽化している伊部の公民館など、そういうような多くの検討しなければならない案がありまして包括的に考えたとき、こういうような330年という時期でもありますので、将来伊里公民館建設に支障のならないようなことも配置しながら検討をさせていただいているということを御理解をいただきたいと思っております。 顕彰についてですが、備前市にゆかりがあり岡山藩から出た後も各地で活躍された方でありまして、議員も御案内かと思いますが、ここにもこれは滋賀県の安曇川町の方がその蕃山という本を、これは漫画ですけどもこういうことを出されておりますし、また大分県のほうへ行くと竹田市はわずか4カ月しかそこでおらなかったけれども顕彰碑すら建てるというようなこと、また周辺の地古賀市でもいろいろな事業をされておりまして、全国各地でも高く評価されておる人物でありまして、備前市としては誇るべき先人として広く周知を図っていく必要があるのではないかと、このように思っております。そのために施設を建設させていただいて、顕彰活動のみならず広報やホームページなどによる情報発信とともに関連した企画展や講演会等も実施するのがいいんじゃないかと、このように思っております。特別史跡旧閑谷学校の設立を命じた池田光政に大きな影響を受けた熊沢蕃山として、また熊沢蕃山関連の施設は日本遺産の近代日本の教育遺産群としての構成文化財にもなっていることも御承知のことであろうかと思っております。 また、資料もつくらせていただきましたが、資料2、3をごらんいただければ当時の備前市長、今から30年前、神坂市長が県知事の長野さんを名誉会長として蕃山没後300年記念を開き、蕃山関係の各都市の方々とも連携をしながら各種記念行事を実施している記録もこのようにして残っております。これまで顕彰活動は伊里地域に限定されておりますけれども、これもまた資料4、5を見ていただければと思いますが、教育や治山治水事業など多くの功績を残し備前市を愛した偉人をゆかりの市として全市的にこれを顕彰して、そして全国に情報発信していく意義は私は大変大きなものがあるんじゃないかと、このように思っております。物事を進めるのには天のとき、地の利、人の和ということがあろうかと思いますけれども、この事業は旧閑谷学校創学350年を機に世界遺産登録の機運を盛り上げる絶好のチャンスと私は考えておりますので、ぜひ御理解をお願いしたい、このように思います。具体的なこのような本とかというようなことも全部コピーはできませんので、表紙だけ資料としてお配りしておりますので、ぜひとも考えていただければと思っております。 4番目の健康づくり拠点整備事業につきましてですが、これはこの件につきまして田口議員、また青山議員にその事業の趣旨についてはお話をさせていただきましたので、割愛させていただきますが、数字的根拠につきましては県内の類似施設を手がけた実績のある業者からの見積もりでございます。事業の委託先につきましては、公募または入札により競争が生じる形での業者を選定したいと考えております。また、市長選の公約だから何が何でもするんだというような御意見があるやに聞いておりますけれども、私は市民の要望があるわけであって、それを公約にしたということで我々、議員さんも同じでありましょうが、市民の代表としては市民の要望があれば一生懸命それに取り組むのが役目だと、このように思っております。また、市民の健康づくりの拠点は大切なものだと、このように思っておりますし、新たに施設を整備するよりも議会での閉鎖時期の議会の附帯決議もありましたように休眠中の施設を活用しようじゃないかと、また隣接する温水プール、体育館、また先ほど提案がいただきました公園、わんぱく丸含めた公園、野球場、あの辺一体についてのことも一緒に検討していただければありがたいなと、そういうような調査をして今後引き続きあの場所がその拠点となればいいなと、そういう提案がしていただければありがたいなと、そのように思ってのことでありますので、御理解をお願いしたいと思います。 また、最後のいわゆる施設の統廃合というか、個別計画との整合性が図られているのかということについても、そういうようなことをしながら残すべきものは残し、処理するべき施設は処分していく必要もあろうかと思っておりますので、問題はないものと考えております。 私からは、それだけです。 ○議長(立川茂君) 奥田教育長。     〔教育長 奥田泰彦君 登壇〕 ◎教育長(奥田泰彦君) 私のほうから2番、保育・幼児教育についての2点目、3点目について答弁させていただきます。 まず、2点目ですが、常に支援を必要とする園児についてでありますが、市で把握している園児が113名、県の巡回相談で指摘を受けた園児が33名、合計146名であり園児全体の17.1%となっております。そうした園児に対してどのような支援をしているか、どのような支援が必要かということについてでありますが、いろんなかかわりをしておりますが、まず集団活動へ参加する際の援助、なかなか集団へ入っていきにくい子もいますので、そういった園児については集団活動へ参加する際の援助、具体的には安全確保であるとか危険行動の抑止であるとか、ほかの園児への危害防止であるとか誤食の見守り、誤って食べ物じゃなしに物を食べたりする子もいますので、そういった誤食の見守り、それから気持ちが非常に高まる子供もいますので、気持ちが非常に高ぶったときの対応であるとか視覚支援による教材提供等を行っているところでございます。集団へ適応することの難しい園児一人一人、困り感を持っております。しんどさを持っております。そういった園児を園で先生方が見とって、それが少しでも軽減できるようにかかわることが必要ではないかなというふうに考えております。 3点目、幼稚園教諭の免許更新に係る費用を助成してはとの提案をいただきました。 御存じのように、免許更新は10年ごとに行わなければ免許を失効してしまいます。これは小・中学校の教員も同様であります。従来から免許更新に係る費用については基本的に個人負担としておりましたが、助成しての効果等不明な部分がありますので助成については今後の検討課題というふうにさせていただきたいというふうに思います。 以上です。 ○議長(立川茂君) 佐藤市長公室長。     〔市長公室長 佐藤行弘君 登壇〕 ◎市長公室長(佐藤行弘君) それでは、私からは3番の地方創生のうち4点目、第2期総合戦略策定業務についての御質問にお答えさせていただきます。 何に重点を置いた業者選定を考えているのかについてでありますが、第3次備前市総合計画とあわせて策定することとしており、備前市の現在の状況と課題について分析をすることを重点に置いて業者を選定いたしております。 以上でございます。 ○議長(立川茂君) 再質問はありますか。 再質問に入ります。 石原議員。 ◆5番(石原和人君) では、順次お尋ねさせていただきます。 予算編成のところでお尋ねしたんですけれども、もう備前に限らず日本中の自治体でこういうような言葉が並んで毎年毎年予算編成御苦労されておる状況かと思います。その中の3点目で予算編成の過程、要求から査定についての状況を公表されていました。市長御答弁いただいたんですけれども、もう一回ちょっとゆっくり目にお答えいただきたいのと、具体的にもういろんな多岐にわたって少しずつ削られとんだと思うんですけれども、この費目の中でこういうものを削ったよとかという目に見えるような事柄があればお教えいただければと思います。 ○議長(立川茂君) 答弁を願います。 田原市長。 ◎市長(田原隆雄君) 予算編成につきましては、第1次査定、第2次査定、第3次査定と、こういろいろ出てきて細かいところまでのもの、途中でカットされたものについてはなかなか我々承知しておりませんけれども、主な大規模改修を見送ったものとしては体育施設の全面的なLED照明の更新工事でありますとか備前焼ミュージアムの3階のエアコン修理であるとか伊里公民館調理実習の修繕の一部、また市民センター、市民会館、いわゆる旧日生の町民会館のホールの大規模改修であるとか、また事業間で内容が重複するものとして一元化したものとしては高齢者の徘回対策と位置情報を提供する仕組みの一部カットとか緊急性の必要のないものの減額としてはB&Gグラウンドの改良の設計調査とか不老川の湾曲部の土地改良検討事務委託料とか道路一部の改良、個別には私がよくわかりませんけど、そういうような改良をするとか、限られた予算でありますのでいろいろな段階でカットされたものと、このように思っております。 ○議長(立川茂君) 石原議員。 ◆5番(石原和人君) それから、1つ目は以上とさせていただきます。 大きな2つ目で、保育と幼児教育について取り上げさせていただきました。先ほどとにかく保育の現場、大変な状況が続いておる厳しい状況、ましてやここで新型コロナウイルス禍によって引き続きこども園、保育園は継続して開園するということで、現在の状況をちょっとわかる範囲でお聞かせいただければと思うんですが、コロナウイルス等でお勤めの保育士さん、先生方の子供さんが学校に通えなくなっていることにより休まざるを得ない先生方が次々おられるとか、いやいやそんなでもないんですとか、状況わかる範囲でお聞かせいただければと思うんですが。 ○議長(立川茂君) 答弁を願います。 田原教育部長。 ◎教育部長(田原義大君) 現在のところ、保育士の方の子供の関係で休まなければならないというようなことは報告は受けておりません。 ○議長(立川茂君) 石原議員。 ◆5番(石原和人君) 今後の状況どうなるかわかりませんけれども、現時点ではそういうことで大きな混乱には至っていないという認識でとらせていただきます。 それから、この年度末この時期になりますと昨年4月1日現在の新規採用、それから年度末で退職された先生方の人数なんかの一覧が委員会資料か何かでお見受けした記憶があって、またここで年度末ということで新規採用もされるだろうけれども、あわせて定年もろもろの事情で職を退かれる先生方もまた出てくる状況なのかなということで、これも現時点でですけども、新年度ここではまず新規採用の先生方、正職、臨時の方も含めて、どの程度予定されとんでしょうか。 ○議長(立川茂君) 答弁を願います。 田原教育部長。 ◎教育部長(田原義大君) 現在のところ、新規の採用が現時点で11名、退職希望者が8名と伺っております。 ○議長(立川茂君) 石原議員。 ◆5番(石原和人君) あくまで現時点ですので、昨年度末でいいますと正職、臨時、パートの方合わせてたしか19名程度の先生が退職されたという状況がありましたんで、またまだきょうが3月5日ですので、今後どうなのかなと迷っておられる先生方がおられたりするのかなと、どうなのかなという面もありますんで引き続き、それからもし退かれる先生が出てくる場合にもしっかり一身上の都合でしょうから、いろんな事情あろうかと思いますけれども、何かやめざるを得ない状況があって、そこを何とか工夫したりケアをすれば少しでも一人でも退かれる先生が減るかもしれないというような思いを持って、いま一度そういうような状況も含めてですけれども、このまま8名で推移すればえんですけど、でもまだ多いかなという印象があります。その状況把握、それから今後の取り組みについて、そのあたりお聞かせいただければ。 ○議長(立川茂君) 答弁を願います。 田原教育部長。 ◎教育部長(田原義大君) 4月からの保育の運営上、2月末時点で希望を聞いております。その時点で4月以降継続して来ていただけるかどうかということは確認を現時点でしておりますので、それほどの退職者がふえて困るというようなことはないかと思います。引き続き職場環境の整備であるとか、そういう働きやすい職場づくり等に向けて教育委員会としても支援してまいりたいと思います。 ○議長(立川茂君) 石原議員。 ◆5番(石原和人君) これ以上退かれる先生がふえないこと、期待をしておきたいと思います。よろしくお願いします。 それから、先生の少し本当にせめてもだと思います、幼稚園教諭の更新についてお尋ねをして、たしか約3万円程度かなということはお聞きはしとんですけれども、10年で3万円ですから1年当たり3,000円でまあまあどうかなというところなんですけれども、先ほど教育長検討課題としたいということ、御意見というか、お答えいただきました。それから、昨日来いろんなありとあらゆる新規事業であったり新規補助事業であったり助成制度であったり、一般質問ですからいろんな要望が議員から出されるんですが、きのうから聞いとってもうどの部署ということもないですが、何か他市の状況を見て考えていきたいというのがやたら今議会多いんかなと、他市の状況を見きわめるのも確かに必要かもしれんのんですけれども、もうよそはよそとして備前市先んじて積極的に行きますというようなお答えがいただけたらな、そりゃ全てを網羅して取り上げて補助して助成してという制度はまあまあ無理だとは思うんですけれども、その中から取捨選択して、それから選択とそれこそ集中で行くんでしょうけど、答弁の中で余り他市の状況見ながらというお答えよりも備前市しっかり主体性を持って財政状況鑑み積極的に取り組んでいきますという答えが続けばまだえんですけど、何か他市の状況、他市の状況というて結構あるんで、そこちょっと要望として今後いただけたらな、そういう答弁いただけたらなというのを感じましたんで、ここで先ほどの免許更新のお答えにあわせて要望させていただきたいと思います。 それから、大きな3つ目、地方創生についてお尋ねをいたしまして、その1点目で今から40年後までの2060年まで見据えた長期の人口ビジョンもここの2期の策定段階で見直しがされるんですかという問いに、市長もう一回ちょっと確認なんですけれども、長期のビジョンもあわせてここで見直しがされるというお答えか否か、もう一回ちょっと改めて確認させていただければと思うんですが、よろしくお願いします。 ○議長(立川茂君) 答弁を願います。 田原市長。 ◎市長(田原隆雄君) 当然長期人口ビジョンも勘案しながら、実績として5年間の経緯を見て検討させていただいたというふうに解釈しております。 ○議長(立川茂君) 石原議員。 ◆5番(石原和人君) もうじゃ、これからもいつまで続くかわかりませんけれども、5年なら5年ごとのスパンで長いほうのビジョンもその都度見直しがなされていくと、今の時点でさっき尾川議員への答弁、パターン1で今のところ推移していますよ、その推移の状況をもとに今後もまた改めて新たな委託業者さんとの間でビジョンがつくられていくという認識でよろしいですか、改めて。 ○議長(立川茂君) 答弁を願います。 田原市長。 ◎市長(田原隆雄君) そのようなことだと思っております。とにかく数字を見てみますと、全く夢も希望もないような数字が出てきます。それだったら努力のかいがないじゃないかということで、やはりその都度その都度に努力した結果、結果を追いながら改善していくものはしていきたいという、長期的なものは見ながらその都度のことについて全力を投球すると、そういうような捉え方で考えていただければと思います。 ○議長(立川茂君) 石原議員。 ◆5番(石原和人君) それから、第2期の戦略策定に当たってですけれども、委託をされるわけですが、今回第2期の策定に当たってはもう全く1期目に携わっていただいた業者さんはもう改めてというような形じゃなくて、ゼロベースから公募か何かで決定していくという流れでよろしいですか。いかがでしょうか。 ○議長(立川茂君) 佐藤市長公室長。 ◎市長公室長(佐藤行弘君) 議員がおっしゃられるとおりでございます。 ○議長(立川茂君) 石原議員。 ◆5番(石原和人君) 何かそこで決まり上、制度上しょうがないんかもしれないですけど、何かまたゼロから備前市のことが余りわかっていない業者さんが来られて、またゼロからスタートするのかなという懸念も持ちました。しっかり大事な戦力ですので、つくっていただきたいなと。 それから、予算の資料でしたか、参考資料の中でロードマップ的なものが添付されておったんですけれども、その中で策定に向けてのアンケートが何かたしか2月ぐらいから二、三カ月かけて行われるような図表が載っとったんですけど、もう始まっているんでしょうか、アンケートは。いかがでしょうか。 ○議長(立川茂君) 佐藤市長公室長。 ◎市長公室長(佐藤行弘君) そのときのロードマップでは2月ごろからというふうに考えておりましたが、実際にはまだ始まっておりません。年度かわりまして、4月からの予定でございます。 ○議長(立川茂君) 石原議員。 ◆5番(石原和人君) それから委託業者さんが、いつ決まるんですか。もう決まっとんですか。 ○議長(立川茂君) 佐藤市長公室長。 ◎市長公室長(佐藤行弘君) 業者さんは既に決まっております。 ○議長(立川茂君) 石原議員。 ◆5番(石原和人君) また、細かいところは委員会等でもお尋ねしたいと思います。 それから、済みません、さっきの総合戦略、ちょっと戻らせていただいて、そのかなりの費用で委託をされた業者さんの戦略、総合計画へのかかわりなんですが、調査なり分析をされるのは当然そこから入っていくんでしょうけれども、細やかなさっき市長も言われたような夢を持った施策であったり、そういうような施策の組み立てのようなところも最後の最後まで業者さんがかかわって、どっちかというと業者さんが積極的に備前市さんこんな戦略立てて、こういうような施策を盛り込んでいきましょうという形なんか、こっちがという、そのあたりの関係性ちょっとだけお教えいただければ。 ○議長(立川茂君) 佐藤市長公室長。 ◎市長公室長(佐藤行弘君) 個別具体の施策については、こちらの市のほうの考え方のほうが割合とすれば強く出てくるのではないかなと思っております。かかわり合いとしては、最後の策定のところまではかかわっていただきますけれども、立ち位置というのはそういうふうな割合になろうかと思います。 ○議長(立川茂君) 石原議員。 ◆5番(石原和人君) ありがとうございます。 大きな5つ目、公共施設についてでございます。また、ここで計画が出てきまして、ここで今度新たに立てる個別計画のある計画は国から立てるべく通達指示のあった計画なんでしょうか。いかがでしょうか。 ○議長(立川茂君) 高橋総務部長。 ◎総務部長(高橋清隆君) 国からの通知といいますか、もちろんマニュアルも示されておりますし、削減目標も示されておるものでございます。 以上です。 ○議長(立川茂君) 石原議員。 ◆5番(石原和人君) 近隣でもちょっと見てみたら、個別計画という名前じゃないんですけど、再編基本計画であったり再配置計画もまあ県外の自治体多いですけど、できたりしとって、再編計画という計画の中では施設ごとのそれこそ3段階か4段階で勝手なイメージですけど、施設ごとに建てかえをする、それから長寿命化を図る、それから廃止をする、それから統合するとか、何かこういうような施設ごとにランクづけをして、それから時期、統合であったり廃止であったり建てかえであったり、そういう時期的な見込みも盛り込んでの施設ごとのそういうランクづけがなされるというイメージで、そういう認識でおるんですけど、いかがですか。 ○議長(立川茂君) 高橋総務部長。 ◎総務部長(高橋清隆君) もう思われとるとおりです。フローを持っておりまして、チャートフローを持っておりまして、それを活用して休止、廃止、民営化、それから地域への譲渡、それから施設の統合、それから転用、それから存続と決まったものについては長寿命化をどのような事業費でやっていくかというような検討に入っていくという流れでございます。 以上です。 ○議長(立川茂君) 石原議員。 ◆5番(石原和人君) 令和2年度からで済みません、聞き漏れかもわからんですけど策定はいつの時期を目指していることでしたかね。お願いします。 ○議長(立川茂君) 高橋総務部長。 ◎総務部長(高橋清隆君) 令和2年度中の策定を目指しております。 ○議長(立川茂君) 石原議員。
    ◆5番(石原和人君) ありがとうございます。大きな6番目の熊沢蕃山顕彰事業についてでございますが、たくさんの資料も提示をいただいて丁寧な御説明をいただいて熱意も伝わってきたところでありますけれども、本当に検討経緯の中ではありとあらゆる場所、手法も検討されたんだということなんですけれども、僕香登のほうでちょっと伊里からは距離感のある地区なんですけれども、こういう事業、当初予算にというようなところで、やはり市長も答弁の中でおっしゃっていた市民の皆さんの感覚の中ではやはり蕃山先生しっかりすばらしい方であって、そういうタイミングでもあって地元の方々も継続して取り組んでおられてしっかり市としても一緒に盛り上げていくというところは本当に確かに皆さんそれを否定する方はおられんので、その施設整備のあり方についてやはり市長も答弁の中に込められておった公民館の整備のタイミングでその一角に整備すべきではないかという意見があったり、それから伊里地区でも恐らく市民の皆さん方のお考えというのがその匿名の手紙はさておいといて、恐らく二分されとるような、二分化されとるような状況じゃないかなと、そりゃもう実際皆さんの意を諮ったわけでもありませんけれども、聞き及ぶところによれば恐らく市民の皆さんもその場所へ別途新たにというところは二分する、それから議会でも恐らく判断が二分するようなところじゃないかなというところもありまして、この後来週以降予算の委員会もありますんで、しっかりまた審査をさせていただきますけれども、整備を考えるんであるとするならばしばらく年数もかかるしおくれるというようなことも言われたと思うんですけれども、であってもやはり多くの市民の皆さんが顕彰こそはしっかり否定せず取り組んでいかれればですけど、やはり施設の整備のありようを疑問視されたりという方が多いと思いますんで、これも管理のあり方が一つ弊害、支障となったから横へ新しくつくる、つくらざるを得ないというような結論に至ったということでよろしいですかね。いろんな場所を精査されて管理の面が一番大きいですか。 ○議長(立川茂君) 答弁を願います。 田原市長。 ◎市長(田原隆雄君) 施設とすれば、蕃山記念ということになれば旧宅跡というその正楽寺付近がいいかもしれません。しかし、そうした場合に個別の施設を建てて、それじゃどなたがそれをお守りしてくれるんですかということ含めたら、やはり持続可能な管理ということになれば公民館と一緒のほうがいいんじゃなかろうかと、こういうようなことでありますし、ここに公民館の一角でせよという話がありますけれども、じゃ公民館まで待ったほうがいいのかどうか、やっぱり物事というのはその時期ということがあります。やっぱりその時期をうまく活用することによって皆さんの気持ちが一つになるんじゃないかということが私のこういう立場で経験したものとして、天のときというか、その時期、また場所、それからやっぱりやる気のある人たちがそれに参加してもらえると、そういうことが集まったときこそそれがチャンスだと、私はそのように考えています。この人も公民館でしろということは言うていますけど、じゃ公民館がするまで待ったほうがいいのかどうかということもぜひしっかり議論していただければと思います。 ○議長(立川茂君) 石原議員。 ◆5番(石原和人君) 伊里公民館恐らく近々老朽化も進んで整備も必要になる時期も近々来るのかなと思うんですが、であるならば将来整備をもし仮にあの場所で再整備をする際に、ともすれば今回施設を一角に整備をすることがかえって支障になることも考えられますんで、何かどうしてもあの場所でというか、じゃけもう一回何か、これも視野を広げてしばらく顕彰はええと思うんですが、さっき言うたような教育施設の一角であったり、公共施設の一角も検討されて、これで一番ええ形じゃ、これこそが備前市という形で出てきとんでしょうけども、そのあたり市長の思いきょうお聞きしましたんで、それからまた来週以降予算の方面の委員会もありますんで、しっかりと熱い思いを込めて御説明をいただければというふうに思います。最終的には、しっかりと議員として責任を持って判断させていただきたいと思います。 それから最後に、大きな7番目の健康づくり拠点事業についてです。 これも先ほど市長より、これも確認なんですが、もう温浴施設に限らずあのあたり一帯、温水プール、それからわんぱく丸の広場、それから多目的の広場もあわせてここでもう調査分析をされるという認識でよろしいんでしょうか。 ○議長(立川茂君) 田原市長。 ◎市長(田原隆雄君) 前回私たちが、少なくとも私が提案させていただいておる執行部提案は、あの方法が現時点では一番よかろうということで提案をさせていただきました。そういう中での提案でありました。それが議会の理解が得られませんでした。その理解が得られなかった問題をクリアするために、やはり必要な数字、将来の入り込み客のことが十分できているのか、建築についてはどうかと、そういうようなことがいろいろありました。そういうようなことについては、企業側にリスクは持っていただくという形でのことでスタートしようとしたわけですけども、それは特定の業者に任せてはいかんということであるんならば、やはり広く公募をするためにはその数字をつかまなければいけないということでの考え方、あわせてせっかくそういうことを調査していただけるんならば、運動公園含めた全体の将来計画を含めたことも一緒に検討、提案していただければいいんじゃないかなと、そんな思いも持っての今回の提案であろうかと思います。 ○議長(立川茂君) 石原議員。 ◆5番(石原和人君) 議会においても過去にあの施設を廃墟にせぬようということで、放置したままの状況は避けるべきとの決議もしたところでありますけれども、とにかく私の思いも廃墟にだけはすべきではないと、でもその検討過程において何が何でも再開ありきではなくて、そこは冷静に見きわめて、とにかくもう放置されっ放しはもうだめだよと、旧アルファビゼンの二の舞はごめんだよという思いで恐らく多くの方も賛同されたと思いますんで、とにかくこの機会ですんで、高い費用をかけた調査もされる、予算が通ればですけれども、ようですので、もうありとあらゆるそれこそさっきの既成概念も振り払ってあらゆる可能性も視野に入れて検討していただきたい、御判断いただきたいということをお願いしたいと思います。 時間がないんですが、これもさっきの香登小学校の6年生の子供さん、複数の子供さんから聞いて、こんなんどうじゃろうかという海辺にこんな施設はどうじゃろうかというて2人か3人複数の子供さんが言うて伝えてもろうて、おっちゃんにこんなこと言うてもどうにもならんのんじゃろうと言うから、まあちょっと議会で市長さんにお話ししてみますということで、選択肢検討の一つにこれ鼻であしらわずに加えていただきたいのは、おっちゃん水族館があったらええよなと、備前市に、水族館は水族館でももうお魚の水族館あっちこっちあって僕は私はペンギンさんがいっぱいおるペンギンに特化した水族館なんかではもうよちよち歩いてかわゆうて楽しいなというようなことも言っていました。一応酌み取ってお伝えはしてみますよということで、聞いて帰ってきょうこの場でぎりぎりですけど言わせていただきました。そのぜひ検討の中、もうあしらわずにぜひともテーブルの上には乗せていただくということで、いかがですか。 ○議長(立川茂君) 田原市長。 ◎市長(田原隆雄君) ペンギンの話は聞いていませんけども、クラゲの水族館はどうかということの提案はここ近年いただいた経緯はあります。検討してみたいと思います。 ○議長(立川茂君) 石原議員。 ◆5番(石原和人君) クラゲはクラゲでも何か中国の高級食材になるというようなクラゲがあって、その名前が何か偶然ビゼンクラゲというクラゲがあって、ヒゼンクラゲというのもあるんですけど、ビゼンクラゲというのたまたま見かけて、それが何か美味でこりこりしておいしいということもあって、ぜひ海もあります、日生もあります、研究していただきたいことをお願いして、質問終わります。ありがとうございました。 ○議長(立川茂君) 以上で石原議員の質問を終わります。   ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(立川茂君) この際、申し上げます。 本日の一般質問はこれで終わりとし、後の方の質問については明日に行いたいと思います。 本日はこれにて散会いたします。 皆さん、御苦労さまでした。     午後4時07分 散会...