備前市議会 > 2018-06-14 >
06月14日-04号

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  1. 備前市議会 2018-06-14
    06月14日-04号


    取得元: 備前市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-06-10
    平成30年 6月第3回定例会              第 3 回 定 例 会 会 議 録 (第4号)会議開閉日時  平成30年6月14日  午前9時30分 開議    午後3時53分 散会会議の場所   備前市役所議場出席した議員の番号氏名  1番  藪 内   靖      2番  青 山 孝 樹      3番  田 口 豊 作  4番  森 本 洋 子      5番  石 原 和 人      6番  西 上 徳 一  7番  沖 田   護      8番  星 野 和 也      9番  守 井 秀 龍  10番  尾 川 直 行      11番  掛 谷   繁      13番  川 崎 輝 通  14番  中 西 裕 康      15番  橋 本 逸 夫      16番  立 川   茂欠席・遅参・早退した議員の番号氏名  欠席 12番土器 豊  遅参 なし  早退 なし説明のため出席した者の職氏名  市長     田 原 隆 雄  副市長    高 橋 昌 弘  教育長    奥 田 泰 彦  市長公室長  高 山 豊 彰  総務部長   佐 藤 行 弘  市民生活部長 今 脇 誠 司  保健福祉部長兼福祉事務所長   産業部長   平 田 惣己治  建設部長   藤 森   亨         山 本 光 男  日生総合支所長大 道 健 一  吉永総合支所長金 藤 康 樹  教育部長   川 口 貴 大  病院総括事務長金 井 和 字職務のため議場に出席した議会事務局職員  事務局長   草 加 成 章  事務局次長  入 江 章 行  議事係長   石 村 享 平  議事係主事  楠 戸 祐 介 △議事日程並びに付議事件(結果) 番号議事日程付議事件等結果1一般質問  ・10番 尾川直行議員  ・5番 石原和人議員  ・7番 沖田 護議員  ・4番 森本洋子議員  ・12番 土器 豊議員通告事項一般質問通告表のとおり)                              ;── △一般質問通告事項 順位通告者氏名質問の要旨答弁者610番 尾川直行1 消滅都市の人口減が加速、備前市の人口減対策は  ① 2040年の推計人口、少子化への対応は  ② これまでの施策の評価と今後は  ③ 再度まち・ひと・しごと創生総合戦略の策定を市長 (再質問あり)2 高齢者の移動手段の整備、市営バス運行経路の見直しについて  ① 高齢者の運転免許自主返納人数と返納者からの意見は  ② 高齢者の交通事故件数とその課題と対応  ③ 市営バスの運行により利便性を考えた方策を市長 市民生活部長 (再質問あり)3 赤穂線・山陽本線のICOCA導入を期に公共交通機関利用促進を  ① ICOCA導入イベントに高校生の参画とカードの普及促進の方策を  ② 赤穂線の輸送密度、利用促進とスピードアップ、増便の方策は
     ③ 公共交通機関の利用促進、維持活性化を図るべき市長 (再質問あり)4 片鉄ロマン街道ルート施設整備と片鉄跡地活用について  ① 延伸記念でサイクリング・ウォーキング大会の実施を  ② 片鉄ロマン街道施設整備自転車利活用推進策を  ③ 地域発展のために片鉄跡地の活用を市長 (再質問あり)5 新備前市立図書館建設整備について  ① 図書館建設整備の取り組みは  ② 新図書館の管理運営のあり方は  ③ 東洋大学の「地域再生支援プログラム報告書」の理解は市長 教育長 (再質問あり)6 備前市の県立高校整備計画への対応は  ① 備前緑陽高校への進学状況と地元中学校からの進学のあるべき姿は  ② 備前緑陽高校存続のための方策は市長 教育長 (再質問あり)75番 石原和人1 定住化について市長 市民生活部長 産業部長 (再質問あり)2 JRについて市長 (再質問あり)3 市民も楽しめ、PRにもつながるイベントについて市長4 教育について市長 教育長 教育部長 (再質問あり)5 旧アルファビゼンについて市長6 本市の各種計画について市長7 体育協会及びスポーツ少年団への補助金について市長8 河川のしゅんせつについて市長 建設部長 (再質問あり)87番 沖田 護1 備前市の財政への認識  ① 経常収支比率が100%を超える危機感は共有しているか  ② 前市長4年間の政策でなぜ急激に悪化したのか  ③ 検証はできているか  ④ 主な新規事業への財政投入額は  ⑤ 老朽化するインフラの認識市長 副市長 建設部長 (再質問あり)2 人口減対策について  ① 周辺の空洞化は厳しいものがある  ② 駅周辺は利便性が高く、新築住宅・コーポが建っている  ③ 赤穂線の増便や駐車場料金の見直し  ④ 伊部駅の改修~エレベーターの増設等市長3 市民にとって最良の医療政策  ① 備前病院の患者の落ち込みが大きいが、再建策はあるのか  ② 将来の3病院の位置づけは市長 (再質問あり)4 教育について  ① 奥田教育長就任はよかったと評価できる  ② 旭東地区教科用図書採択協議会脱退に伴う県教委の不信感を払拭する取り組みを  ③ 教育長の決意は  ④ 鳴り物入りで導入したタブレット等IT教育の検証は市長 教育長 総務部長 教育部長 (再質問あり) 5 人材不足に外国人労働者の受け入れ体制の確立について市長94番 森本洋子1 受動喫煙防止について  ① 公共施設について  ② 喫煙者について  ③ 小・中学校について  ④ 自治会の施設について市長 教育長 保健福祉部長 (再質問あり)2 海洋ごみについて  ① ごみ回収の現状について  ② 今後の取り組みについて市長 市民生活部長 産業部長 (再質問あり)3 企業団地について  ① 中小企業の現状について  ② 企業団地の整備について市長 (再質問あり)1012番 土器 豊1 まちづくりについて(取り下げ)──2 伊部・浦伊部地区の区画整理事業を廃止し、新たな事業を(取り下げ)──3 地域の活性化について(取り下げ)──4 地域包括ケアシステムの構築等について(取り下げ)──     午前9時30分 開議 ○議長(立川茂君) 皆さん、おはようございます。 ただいまの出席は15名であります。定足数に達しておりますので、これより本日の会議を開きます。   ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(立川茂君) 日程1、昨日に引き続きまして一般質問を行います。 なお、重複する質問は努めて排除していただきますようお願いいたします。 なお、土器議員から本日の会議を欠席されるに当たり、質問を取り下げる旨の申し出がありましたので、お知らせをいたします。 それでは、尾川議員の一般質問を願います。 10番尾川議員。     〔10番 尾川直行君 登壇〕 ◆10番(尾川直行君) おはようございます。 通告に従いまして一般質問をさせていただきます。 1番目、消滅可能都市の人口減が加速、備前市の人口減対策は。 日本創成会議が2014年5月、40年に消滅する可能性がある消滅可能都市と指定した全国896市区町村のうち、約8割の自治体で人口減がより加速する、想定以上の速さで行政サービスなどの維持が困難な自治体があらわれる可能性を指摘される新聞報道がありました。 人口減が加速する中、備前市としての施策について市長にお伺いします。 1点目、備前市の2040年時点の推計人口について2013年推計と2018年推計の比較と近隣自治体との比較、また備前市の0歳から4歳の2015年実績値、1,023人が2040年には少子化が進み、447人と推測され、576人の減少、減少率マイナス56.3%と推計されています。少子化は人口減少をもたらし、市場の縮小、社会全体の生産性の低下など、さまざまな諸問題を引き起こすことになり、市としての施策の方向性、実効性に歯がゆさをなぜ改善されていかないのか強く感じています。市長は、推計人口の現状をどう分析されておられますか。 2点目、少子化対策の特効薬を探すのは難しいが、何らかの施策を今すぐ数多く実行していくことが求められます。これまでの施策の評価と今後の展開、重点策をどう考えているのかお尋ねします。 3点目、備前市まち・ひと・しごと創生総合戦略策定から3年経過しており、この時期に再度懇談会を開催して、多様な御意見をいただいてはどうか、提案させていただきます。市長のお考えをお伺いします。 2番目、高齢者の移動手段の整備、市営バスの運行経路の見直しについて。 先月、5月17日の朝日新聞朝刊の記事に、岡山県内の75歳以上の高齢者の免許自主返納が、昨年4,969人、一昨年は3,712人と自主返納者数は増加を続けていると報道され、75歳以上自主返納者は4年で倍増、全国的に見ても昨年1年間に42万2,033件、前年よりも7万6,720件ふえていると報告されています。免許自主返納から高齢者の移動手段の確保対策について市長にお伺いします。 1点目、備前市の高齢者65歳以上、免許保有者の数の状況はどうか。過去3年の動向は。また、自主返納者の人数の動向はどうか。返納者に対する対策は。また、自主返納者からのどのような要望があるのかお伺いします。 2点目、備前市での高齢者の交通事故の発生状況はどうか。高齢運転者の課題とその対策はどうかお尋ねします。 3点目、市民から運転免許自主返納等で生活が不便になった。高齢者が病院やスーパーに行くために交通手段の確保を何とかしてほしい。従来の公共交通機関、あるいは市営バスの停留所からもっと利用者の利便性を考えた運行等を考えてほしいといった要望が強く寄せられます。利用ニーズに適した公共交通のあり方を検討すべきと考えます。各地区には高齢化に伴う多くの課題が山積しています。地域と密着した公共交通対策会議を設置し、検討を行うべきと提案いたします。地区担当者、公共交通担当者による地域住民との検討会を積極的に行うべきと考えます。 3番目、赤穂線・山陽本線ICOCA導入の機会に公共交通機関利用促進を。 長年の懸案であった備前市内の赤穂線・山陽本線各駅にICOCAエリアの拡大されることになり、地域の活性化につながることになると考えます。赤穂線を初めとした公共交通機関の利活用、増便、スピードアップ化など利便性について市長にお尋ねします。 1点目、ICOCAが9月15日から運用開始とのことですが、記念式典など計画はされているのか。私はせっかくの機会で定期券利用者の多い備前緑陽高校の生徒さんにPRも兼ね、西片上駅でのイベントの企画に参画していただくべきと考えます。また、交通系ICカードの普及促進のための方策についてお尋ねいたします。 2点目、国鉄の分割民営化でJRが発足して30年余り、経営基盤の弱いJR四国、北海道、九州3社に経営安定基金が交付され、その運用益でしのいでいると報道がありました。JR四国では分割民営化から30年で沿線人口が1割減り、一方70キロしかなかった高速道路が700キロ以上延び、鉄道離れが加速し、経営環境はJR北海道より厳しいと言われます。こういったことから、最近は路線別の平均輸送人員、輸送密度が公表されてきています。赤穂線の輸送密度、各駅の乗車人員の状況とこういった背景での赤穂線の利用促進、スピードアップ、増便の方策についてのお考えをお伺いします。 3点目、公共交通機関の利用促進ということで、以前は備前市職員の方々が率先して環境への負荷の少ない交通手段、環境に優しい公共交通の利用促進、省エネなどから行われていました。今ある公共交通機関の利活用のため、公共交通機関利用促進キャンペーンを実施し、赤穂線、宇野バス、市営バスなどの利活用促進を図るべきであると考えます。ノーマイカー通勤デーの設定など、キャンペーンを行うことにより、地域公共交通を維持活性化していくべきと考えます。利用促進について市長のお考えをお伺いします。 4番目、片鉄ロマン街道ルート施設整備と片鉄跡地活用について。 6月補正予算に、片上地内の旧片上鉄道軌道敷跡サイクリングロードの一部として整備する予算が計上されたことは、片上鉄道が平成3年、1991年6月30日に廃線となって以来27年、廃線跡地にフェンスが張りめぐられ、違和感が漂い、市民から何とかならないのかと苦情をたびたびお聞きしてきました。これまでDOWAホールディングス不動産部長に片上現地までおいでいただき、安全のためフェンスの一部を取り外していただいたりしてきました。片上地区並びにサイクリストにとって長年の懸案であり、これでやっとフェンスがとれ、片鉄ロマン街道が南に延伸となり、環境が整備され、地域住民にとって喜びもひとしおで、田原市長の功績を評価しております。片鉄ロマン街道ルートの利活用促進と整備並びに片上鉄道跡地について市長にお伺いします。 1点目、岡山県では県内8つのサイクリング推奨ルートのうち、知名度アップのため一般公募していた6ルートの愛称を決定されて、津山日生ルートは旧片上鉄道跡を通るため、片鉄ロマン街道ルートと名づけ、ハレいろ・サイクリングOKAYAMAとしてPRが図られています。ルート全長76キロ、高低差が125メートルと比較的少なく、ルートレベルは中級で人気もあります。このサイクリングコースを使ったイベントPRなどについてどうお考えなのかお伺いします。 2点目、平成15年12月に山陽新聞のちまた欄の投稿に、片鉄ロマン街道が突然消滅しており、海が展望できるところまで延長し、休憩所をつくるなど整備を望みたいという御意見を思い出します。また、平成17年には片上商店街振興協同組合から片鉄ロマン街道の始点延伸など多くの要望が提出されてきたことも思い出します。今後、休憩所、トイレ、シャワー施設、駐輪施設など整備し、自転車利用のさらなる拡大を図るべきと考えます。 3点目、現在は廃刊となっています岡山県人誌「おかやま同郷」の巻頭言に片上港の埠頭一帯の2万坪についてたびたび触れられ、提案の記事が掲載されています。それはこの土地は時代の要請に従って鉱石積み出し港として活用されました。鉄道と埠頭の役割を果たした今日、この土地を現代にふさわしく生かすべき、備前市の新しいこれから百年の大計、発展の起爆剤として市民のための公共用地として必要です。備前市の大切な中心地をつくるべきと述べられています。私は今からでも遅くない、備前市の将来のために地域の発展のため活用すべきと考えます。市長の片上鉄道跡地活用の考えについてお尋ねいたします。 5番目、新備前市図書館建設整備について。 新岡山県立図書館計画に携わった菱川廣光氏があらわした「情報化時代の今、公共図書館の役割とは」に、2004年9月開館した岡山県立図書館建設の経緯が記されています。建設予定地が旧日本銀行岡山支店跡地に建設計画の発表、日本図書館協会からの岡山県立図書館建設基本構想、県教育委員会からの岡山県立図書館基本構想、トップダウンによる意思決定などさまざまなことから、開館予定年も大幅な変更となり、図書館建設は地域住民から歓迎こそされ、反対されるような事業ではありません。安易なトップダウンでの計画の推進と行政の硬直がいかに危険か教えられたと記述されています。新備前市図書館建設について市長と教育長にお尋ねします。 1点目、備前市図書館の建設計画のこれからの取り組み、ロードマップ、組織について教育長にお伺いします。 2点目、指定管理者制度の導入について、昨年2月、高梁市立図書館TSUTAYA書店を手がけるカルチュア・コンビニエンス・クラブを指定管理者として開館いたしました。また、4月には玉野市立図書館を、図書流通センターを指定管理者として地元のショッピングセンターメルカの2階へ移転開館しました。両市とも市長のトップダウンだったようです。菱川氏はなぜ両市とも地域住民の知る自由や学ぶ自由という社会の根幹を支える図書館に指定管理者制度の導入を強引に進めていったのでしょうか。首長のトップダウンという手法にも疑問を呈しています。まずは事前に地域住民や司書など専門家の意見をしっかり聞いて、多くが納得できる最終的な判断を行うべきと指摘されています。また、公立図書館が指定管理者制度になじむ施設なのか疑問を呈されます。図書館建設運営についての指定管理について市長の考え方をお伺いします。 3点目、東洋大学から地域再生支援プログラム報告がことし2月に作成されています。本報告書の図書館についての提案についてどう理解されているのか、市長にお伺いいたします。 6番目、備前市の県立高校整備計画への対応は。 岡山県教委では、県立高校のあり方に関して、今後10年間の指針となる県立高校教育体制整備実施計画策定スケジュールを明らかにされました。少子化に伴う再編整備、統廃合を行う素案をことし11月に公表するとしています。備前市としての対応について市長と教育長にお考えをお伺いします。 1点目、備前緑陽高校は全県学区となっていますが、出身中学校別の割合は地元備前市内の中学校から備前緑陽高校への進学の状況はどうか。また、今後地元中学校からの進学についてのあるべき姿について教育長にお尋ねします。 2点目、地域における高校の役割は、地域産業の担い手であるとともに、地域の活性化に貢献できる人材の育成が求められ、まず地域の活性化には高校は欠かせない存在です。地域連携の深化を図り、地元高等学校の存続は図らなければならないと考えます。今後の対応について市長にお伺いします。 以上で質問を終わります。御答弁をよろしくお願いします。 ○議長(立川茂君) ただいまの質問に対する答弁を願います。 田原市長。     〔市長 田原隆雄君 登壇〕 ◎市長(田原隆雄君) おはようございます。 それでは、尾川議員の質問に順次お答えをいたします。 1番1点目、2040年の推計人口、少子化への対応についてでありますが、国立社会保障・人口問題研究所の2013年の推計によりますと、2万2,851人、2018年の推計によりますと、2万1,396人と1,455人が減少しており、5年前の推計よりもさらに人口減少が進んでいると予想されております。一方、近隣の瀬戸内市や赤磐市では減少が緩やかになると予想されております。地理的な要因、買い物、病院、交通、学校、娯楽施設など、さまざまな要因が考えられますが、これ以上の減少、人口減少を食いとめるために今まで以上に現状分析とその対策を検証し、新たな施策に取り組んでいく必要があると考えております。 2点目、人口減少に対する施策の評価についてと、3点目、総合戦略の再構築については関連がありますので、あわせてお答えをさせていただきます。 まち・ひと・しごと総合戦略につきましては、平成27年度から平成31年度までの5年間の期間で策定され、それに基づいて現在実施されているものであり、毎年有識者等で構成された審議会を開催し、事業の検証、見直しに対する御意見を審議委員からいただいております。 審議委員の御意見をもとに、よいものは継続し、見直す必要がある施策については、規模の縮小、縮減、取りやめなどの取捨選択を行っておりますが、現状分析を進めてスクラップ・アンド・ビルドを行い、新しいものにもチャレンジするために、勇気を持って見直すべきものは見直していこうと考えております。 平成32年度以降の総合戦略策定の方向につきましては、国から正式な通知はありませんが、策定することになると見込んでおり、国の方針に従い対応してまいります。 議員御提案の懇談会の開催につきましても、その際に検討させていただきたいと考えております。 施政方針でも述べさせていただきましたが、人口減少と少子・高齢化が進む現実を前に、教育のまち備前を基本理念としていますが、学びのまちを新たに加えさせていただきました。閑谷学校の教育方針である知行合一の精神を行政にも取り入れ、実行可能な計画を立案し、小さくともできるところから着手し、元気な備前づくりを目指し、職員と一丸になり取り組んでまいるつもりであります。 次に、2番目の1点目、本市の高齢者免許保有者数、過去3年間の動向についてでありますが、平成27年中には7,372人ですが、平成30年中には7,708人と増加傾向にあります。返納者数につきましては、岡山県警本部によりますと、備前市のみの数字はつかんでいないとのことであります。県全体といたしましては、平成27年中は5,268人だったものが30年中には6,978人と増加傾向にあります。返納する方の意見といたしましては、仕方ないというものが多いと聞いております。 2点目、高齢者の交通事故の発生状況についてですが、平成27年中は37件ですが、平成29年度は30件と、こちらは減少しております。 高齢運転者の課題とその対応につきましては、岡山県警によりますと、免許保有者数が増加しているので、事故防止対策としてドライブレコーダーを活用した個別指導や正しい横断方法の遵守や夜光反射材着用の定着化に向けた取り組みを推進することとしているとのことであります。 3点目の市営バスの運行により利便性を考えた方策についてですが、きのうからいろいろこの件について御意見がありますが、どうしても広報は市域全体を一くくりについての対策は非常に困難であります。そういうことから、自治会連絡協議会まちづくり会議などを通じて、それぞれの地域の要望を取りまとめていただき、検討してまいりたいと、このように思っております。 次に、3番の1点目、ICOCA導入のイベントについてでございます。高校生の参画とカードの普及促進をしてはどうかという提案でございました。JR西日本では、ICOCA導入記念式典を9月15日土曜日の午前9時30分より上郡駅で開催することが決定されております。当日は東備西播定住自立圏を形成する赤穂市、上郡町、そして備前市の2市1町の市長や議長に出席いただき、テープカットのほか、ICOCAカードを使った渡り初め等が計画されております。また、備前市内におきましても、簡易でも各駅で記念式典を開催してはというふうに考えております。 西片上駅につきましては、先般、備前緑陽高校に協力のお願いに伺っております。 ICOCAカードの普及促進につきましては、記念となるカードの作成をJRさんと協議をしております。 2点目の赤穂線の輸送密度、各駅の乗車人員の状況と利用促進、スピードアップ、増便方策についてでございますが、まずJRが公表しております2016年の平均通過人員につきましては、東岡山・長船間が1万520人、1日当たり。それに比べ長船・播州赤穂間が2,212人となっており、兵庫県と県境隣接協議会からのJR西日本神戸支社、岡山支社への共同陳情に際しまして、本市を含む県境地域の区間は非常に利用者数が少ない。各駅の利用者数も横ばい、または減少となっている現状をデータで示されて説明をされるわけであります。これまでもJR西日本には、赤穂線、山陽本線の増便について沿線市町とともに要望を行ってきておりますが、JR側からは運行本数については利用人数に合ったものとしていくとの立場で増便、延長運行について希望は応じていただけていないのが現状であります。 JRに利便性の向上に応じていただくためには、利用者をふやすことが重要でありますが、市といたしましては、駅周辺駐車場の料金値下げや地域イベントの開催といったJRの利用の促進に向けての取り組みについてを説明し、JR側の理解が得られるよう沿線市町とともに引き続き要望してまいりたいと思っております。 そのような地道な努力の結果が、このたびICOCA導入につながったと考え、今後も努力してまいりたいと、このように思っております。 また、日生駅が小豆島の玄関口という売り込みについても、重要な要素であり、瀬戸内国際芸術祭やインバウンド客の小豆島ルートの開拓も新たな観光とも考えられると思っております。 3点目、公共交通機関の利用促進、維持活性化を図るべきについてですが、JRにつきましては、兵庫岡山両県境隣接市町村地域振興協議会のほか、赤穂線利用を促進する会、赤穂線沿線地域活性化会議等、また公共交通全体につきましては商工会議所、観光協会等と緊密に連携していくことが重要であると考えます。 また、公共機関の利用を呼びかけるノーマイカーデーについて、市職員には毎週水曜日に設けておりますが、余り実行はされていないんじゃないかと、このように思っておりますが、市内各事業所等への啓発も図ってまいります。 次に、大きな4点目、片鉄ロマン街道ルートサイクリングコースを使ったイベントPRについてでございますが、片鉄ロマン街道におけるサイクリングイベントを平成28年から備前市、赤磐市、和気町、美咲町で構成された片上鉄道沿線地域活性化対策協議会によるサイクリング大会を開催をいたしております。平成28年度が115名、29年度には249名と倍以上の参加があり、最近は休日になると自転車に乗っているのを市内で見かけるなど、サイクリング人気の高まりを感じているところであります。 本年度も同協議会によるサイクリング大会の開催を予定をしており、PRの方法等も含め、より多くの方に参加していただけるよう、関係市町とも協議しながら進めてまいります。 また、アウトドア関連会社でありますモンベル社と包括連携を行っております。モンベル社は全国で約80万人の会員を擁しており、各種イベントの企画運営を行っておられます。当サイクリングコースと備前日生大橋、日生諸島、片上湾のロケーションは高く評価されており、具体的な計画が示されるものと期待もいたしております。 2点目の休憩所、トイレ、シャワー等の施設など、駐輪施設の整備と自転車利用のさらなる拡大についてですが、確かに自転車は騒音、振動、排気ガスとは無縁であり、健康的でございます。さらに、比較的安価な移動手段でもあり、自転車の安全で快適な利用環境の整備は重要であると認識しております。 施設の整備につきましては、多くの費用もかかりますので、いろいろな事業と考え合わせながら進めていく必要があろうかと思っております。 次に、片鉄跡地利用のことについて御意見をいただきました。私は備前市の中心地域の将来ビジョン、また西片上地域の活性化には片鉄跡地のウオーターフロント用地は重要であると認識をいたしております。しかしながら、地権者は民間企業であります。地権者でありますDOWAホールディングス社様等におきましては、かつていろいろなといいますか、何らかのわだかまりがあったと聞いておりますが、今では市がどのような利用目的があるのかというようなことの中で提案を持ってきてはというところまで軟化しておりますので、現在、役所内に土地利用検討委員会等を設置し、これからさまざまな角度からその利活用について検討を始め、提案をしてまいりたいと、このように思っております。 今後、委員会で審査した内容を踏まえ、周辺地域の方々や議会の皆様方と議論をして、地権者であります同社への交渉を続けたいと、このように思っております。 5番目、新図書館の管理のあり方についてでありますが、自治体直営、指定管理者制度とも運営形態の選択肢の一つでありますが、同時に建設予定地はどこがよいのか、図書館単体でいくのか、複合施設にするのか、その財源をどうするのか等々、基本構想を取りまとめる中で備前市にとってどのような運営形態がより好ましいのか検討してまいりたいと考えております。 近隣の瀬戸内市、赤磐市、赤穂市等、それぞれ充実した立派な図書館のある中での備前市の図書館のあり方ということについても、意を尽くさなければなりません。 3点目の東洋大学の地域再生支援プログラム報告書についてですが、プログラムの中における図書館のあり方についてですが、学校図書館との統合、児童図書特化型図書館、地域支援を生かした小規模図書館の3つを提案いただいておりますが、図書館の整備を検討していく上で多様な図書館の未来像として報告書の調査分析の内容とともに、参考になるものと理解をしております。 次に、県立高校の今後のあり方についての基本的な考え方ですが、私は尾川議員との思いは同じであろうかと思っております。5月30日に県の高校教育課と意見交換を行う機会がありました。教育のまち備前として広く庶民を受け入れ、社会を支える人材を担った閑谷学校の精神を継承するためにも、地元高校である備前緑陽高校には市内中学校の主要な進学先としての期待とその重要性を教育長とともにしっかり伝えさせていただきました。 また、その中で備前市として、備前市を題材とした学習内容の充実に向けた取り組みへの協力や市内の中学生が備前緑陽高校への進学を選択肢として考えることができるような交通体系、市バスの活用の検討といった高校の存続に向けた具体的な提案もいたしておきました。 以上、早口でお話ししましたが、よろしくお願いします。 ○議長(立川茂君) 奥田教育長。     〔教育長 奥田泰彦君 登壇〕 ◎教育長(奥田泰彦君) おはようございます。 私のほうから5番、新備前市図書館建設整備についての1点目、図書館建設整備の取り組みについてお答えいたしたいと思います。 昨年の11月定例会でお答えしております庁内プロジェクトチーム、関係各課から成る新図書館整備基本構想策定委員会で検討を進めることとしております。備前市の図書館の現状と課題の分析を踏まえ、新図書館の理念や規模などを取りまとめた基本構想を取りまとめ、選択肢をお示しした上で議員各位や市民の皆様にお諮りしながら整備を進めてまいりたいと考えております。ロードマップについてもお示しできる段階になりましたら、報告をさせていただきます。 続きまして、6番の1点目、備前市の県立高校整備計画への対応についてお答えいたします。 市内中学生の備前緑陽高等学校への進学状況ですが、平成29年度の卒業生のうち、約20%の生徒が備前緑陽高校に進学しております。過去5年間を見ても、毎年15%から20%の生徒が進学をしております。また、備前緑陽高等学校の生徒のうち、約34%が市内の中学校の出身でございます。子供たちには、みずからが将来なりたい職業や夢の実現に向けた進路選択をしてほしいと願っております。高校への進学もその選択肢の一つであり、行政として進学先を決めることは考えられませんが、地元の高校が地域に愛され、地元の中学生にとっても進学先として魅力あふれる学校となることを期待しております。 以上です。 ○議長(立川茂君) この際、傍聴人に申し上げます。 携帯電話等の通信機器は電源を切るか、マナーモードにするようお願いをいたします。 再質問はありますか。 再質問に入ります。 尾川議員。 ◆10番(尾川直行君) それでは、まず1番目から順次再質問させていただきたいと思います。 消滅可能都市という表現は余り好きじゃないんですけど、データはデータとして認識せにゃいかんのんじゃないんかなあと思っとるんですが、何せ備前市と私も瀬戸内と赤磐市の推計人口の確定値と推計人口というものを一覧表で作成してみました。これ間違いないと思うんですが、先ほど市長も話しされましたように、2010年推計と2015年、国勢調査結果を受けて推計しとるということなんですけど、2015年というのはつい最近発表になったというデータなんですけど、備前市だけが非常にマイナス傾向が激しくて、瀬戸内は減少という、全体的な人口減少はあるんですけれども、2010年と2015年の推計の差というのは余りない。かえってふえとるようなどうも数値になっておりまして、そのあたりの認識はどういうふうに思われておりますか。一問一答ですから、まずその点を確認させていただきたいと思います。 ○議長(立川茂君) 答弁を願います。 田原市長。 ◎市長(田原隆雄君) 先ほど答弁させていただきましたように、そのようなデータであることは認識をいたしております。 ○議長(立川茂君) 尾川議員。 ◆10番(尾川直行君) その原因は何か、担当者レベルでは認識されとんですか。なぜ備前市だけがこういう傾向になっとんかということを執行部のほうの認識について。 ○議長(立川茂君) 田原市長。 ◎市長(田原隆雄君) これも先ほど説明をさせていただきました地理的な要因、買い物、病院、交通、学校、娯楽施設等が赤磐、瀬戸内市と比して若干アピールが弱いんじゃないかと、そのようなふうに認識をいたしております。 ○議長(立川茂君) 尾川議員。 ◆10番(尾川直行君) それから、そういう認識で認識されて対策が、そういう対策とっていただかないかんのんですが、もう一点切り口変えてみたときに、推計が2015年の推計で、非常に岡山県内の市町村で一番悪いのが新見市で、減少が44.1%でトップです。それから、美作市が39.9と、それから備前市、3番目に、その39.2というふうな、備前市なんかのデータですと、2015年と2040年次とを比較すると1万3,783人ぐらいの減少になっておるというふうなデータの見方もできるんですけれども、そのあたりが、その辺は新見市とか美作市と備前市というふうなところの感覚とどういうふうにその辺は分析されていますか。 ○議長(立川茂君) 答弁を願います。 田原市長。 ◎市長(田原隆雄君) 先ほどの要因について、地理的な要因についてはいたし方ない問題であろうかと思っております。そういうふうな中で、その他の要因につきましては、決して備前市は悲観するべきものじゃないと。私はないものねだりじゃなしに、今ある現状の中でそれをどう生かしていくのかということが我々に課せられた責務じゃないかと思って、職員ともども頑張っていきたいと思っております。 ○議長(立川茂君) 尾川議員。 ◆10番(尾川直行君) 一番提案なんですけど、まち・ひと・しごと創生総合戦略策定という、いろんな会議のメンバーの考え方はあると思いますけど、もう少し現場的ないろいろ私も調べたら、石川県の川北町の町長とか、片山善博さんとかの意見を見ますと、住民の声を聞けという、住民のニーズに沿った施策ということをまず考えていくべきじゃないかという指摘。今までの既存の組織だけじゃなしに、新たなメンバーで、今までこのメンバーもいいと思うんです。これは国の指定したというか、こういうメンバーを産業分野とか行政分野とかというふうなメンバーを選びなさいというふうなことなんですけど、そのあたりの切り口を少し変えて、そういうふうな、こういう備前市を左右するトップレベルの方々のメンバー以外に、もう少し現場に近い、本当に住民の声が直接聞けるような方の組織というのは考えるお考えはないでしょうか。 ○議長(立川茂君) 答弁を願います。 田原市長。 ◎市長(田原隆雄君) まち・ひと・しごとにつきましては、現在も進めているところでありまして、御案内のように私は就任して、議会ではおりましたけれども、就任してこの席に着いて1年目であります。そういうような中で、さきの答弁にもお答えさせていただきましたように、修正するべきものは修正していこうという基本的な考えであります。 そういう中で、この1年間いろいろな審議会、また各役員等もありますが、充て職というよりも、実務にたけた人というか、実務者の人を委員等に出てきてもらってはどうかというようなことを担当のほうへそれぞれ話をさせていただき、今後の委員については議員と同じような考え方を持っております。 ○議長(立川茂君) 尾川議員。 ◆10番(尾川直行君) また、別の切り口なんですけれども、雑誌に小田切徳美、明治大学の先生が公民館の活動は重要であると、昨日の市長の答弁にも、公民館を拠点に活動して、小学校区で行っていくというふうな地域づくりというんですか、いろいろ私も公民館の現状と課題ということを、文科省から過疎問題懇談会等を調べました。運営の中心は公民館長だろうと思うんです。そのあたり、今再任用という形で、別に再任用が悪いという意味じゃないんですけど、常勤化してもう少し市長が言われる公民館が拠点だと言われるんなら、そういう公民館長にもう少し人選というんですか、力を持たせるというんですか、時間も与えたりというふうなことのお考えはないでしょうか。 ○議長(立川茂君) 答弁を願います。 田原市長。 ◎市長(田原隆雄君) 私の持論は、まちづくりの拠点は公民館だということが私の持論であります。そういう中で、再任用とはいえ、いろいろな行政経験を持ったOBであった方が公民館長として今頑張っていただいております。いろいろ御意見がおありでしょうけれども、文化祭一つ見ても、かなり従来よりは進んでいるんじゃないかと、そういうような感じも持っておりまして、それを幅広くまちづくりについてのことへも広げていただければなあと、そんな思いを持っております。そういう中で、地区担当職員制度を執行部側で考えました。まちづくり会議の拠点として公民館をフルに活用していただければありがたいなあという思いは持っております。 ○議長(立川茂君) 尾川議員。 ◆10番(尾川直行君) それで、具体的に先ほど指摘させていただいたんですけど、公民館長は半日だと思うんですよ。ですから、フルタイムでいくような考えはないんでしょうかね。例えば逆に主事は半日にして、公民館長をフルタイムにするというふうなお考えはないんですか。 ○議長(立川茂君) 答弁を願います。 田原市長。 ◎市長(田原隆雄君) 大変ありがたい応援、意見とお聞きしております。 ○議長(立川茂君) 尾川議員。 ◆10番(尾川直行君) それから次に、高齢者の移動手段ということなんですけども、これも免許返納で私も選挙中にいろいろ市民の要望が非常にありました。利用者の利便性といっても、各個人の要望というのは、それぞれ個人個人違うわけでして、そのあたりを取りまとめる、地域と密着した市でやっとるような交通会議ではなくって、地区担当とか、それから公共交通の担当者を含めた直接免許を返納したり、あるいは交通弱者と言われる方に対しての意見を各地区ごとに聞いて改善していくと、それも前の議員で指摘されておりました特定の場所にどうこうという話じゃなくって、市全体として弱いところ、あるいは交通手段として恵まれていないところをランクづけしたりして対策していくというふうな考えはないでしょうか。 ○議長(立川茂君) 答弁を願います。 今脇市民生活部長
    市民生活部長(今脇誠司君) 先ほど市長のほうの答弁でございましたように、自治会連絡協議会であるとか、今設置ができておりますまちづくり会議、これからもっと進めていきますけども、そういうようなところを地域に密着した交通体系の意見聴取の場ということで活用していきたいなというふうに思っています。この6月28日に自治会連絡協議会がございますけども、そのあたりから手始めに始めていこうかなというふうに思っております。 以上です。 ○議長(立川茂君) 尾川議員。 ◆10番(尾川直行君) そういうのも一つの意見の聴取の方法だと思うんですけど、利用される方に直接どういう方法がええんかといって提案せえと言ったらしますけどね。直接利用者、あるいは自分が困っとる人から直接意見を聞いてみるというのも、それは区長さんが全ての意見を把握しておるわけじゃないんで、ですから現場に近い人から、あるいは本当に利用する人から意見を聞くような考えはないですか。 ○議長(立川茂君) 答弁を願います。 今脇市民生活部長。 ◎市民生活部長(今脇誠司君) この後の御質問にもあったかなと思うんですけども、広報でというような意見もあったかと思います。ただ、広報になりますと、市内全域をなかなかいっぱいの要望を受けるとされますと、なかなかさばくということは難しいかなと思います。ここでまず一歩前進して、自治会であるとか、まちづくり会議とか、そういうところに考え方の集約をお願いして、市のほうとしてもベクトルをそっちへ集めて、まずそこから手始めに意見のほうを集めていきたいというふうに思っております。 以上です。 ○議長(立川茂君) 尾川議員。 ◆10番(尾川直行君) それも全体じゃなしに、各地区ごとぐらいに、地区担当がおられるんですから、余り直接の公共交通の担当者お出ましせんでも、それなりの職員のレベルがあると思うんで、地区ごとに地区の課題というんですか、使う人の意見を聞いてどう解消していくかということを、ぜひ取り組んでいただきたいと思うんですが。 ○議長(立川茂君) 答弁を願います。 今脇市民生活部長。 ◎市民生活部長(今脇誠司君) 先ほどの私の説明が悪かったと思います。自治会連絡協議会全体のはこの28日にあるんですけども、そこで各地区の自治会のほうにお願いする、あるいはまちづくり会議は10小学校区です。今4小学校区できておりますけども、そういうところで小さい小学校区の単位、基本的にはそういう単位から始めていきたいなというふうに思っています。それぞれのところで地域担当職員のほうにお願いをして、しっかり拾っていきたいなというふうに思っております。 以上です。 ○議長(立川茂君) 尾川議員。 ◆10番(尾川直行君) あれですけど、若手職員の方の意見を私はあるところで見まして、こういう文章を書かれていました。運転免許の返納とあすの通院、買い物を毎日てんびんにかけておられるというのに、目の前の現実に目を向けることなく、移住・定住だけに取り組みをしていたことが情けないと。地域の高齢者の皆さんにバスを体験していただこうと企画を練っていると。公共交通は福祉そのものだと述べられていまして、私は内心こういう文章を書かれる職員が備前市におられるんだなあというような、ほっと安心したんですけど、こういうことの若手職員の意見というんですか、こういう意見は市長どういうふうに聞かれていますか。 ○議長(立川茂君) 答弁を願います。 田原市長。 ◎市長(田原隆雄君) 直接それがどこで出たことかわかりませんけども、そういうふうに関心を持っている職員がおるということは、力強いことだと思っております。 ○議長(立川茂君) 尾川議員。 ◆10番(尾川直行君) 指摘だけで、そういう職員の方もおられてね、間違いないと思うんですけど、ツイッターじゃ、フェイスブックじゃ、いろいろ何でもかんでも書くのがあるかもわかりませんが、私はそういう備前市の職員もおられるんだなあというふうに感じて、力強さを感じたんですけど。 次に参ります。赤穂線とICOCAの問題なんですけど、西片上駅で備前緑陽高校の若手の生徒さんというんですか、ほかの方は余り使わんと思うんですけど、緑陽の生徒さんが300人から400人ぐらいですか、1日にたしか西片上の乗降客が500人というふうに聞いておるんですけども、ぜひ吉永のほうで何か行事するよりは、きちっとそういう駅で利用者、これから若い方の利用者をぜひやっていただきたいなというふうなことです。それは前向きに取り組んでいただけとるということで、質問、意見としてですけど。 次に、要するに私がJRの話を出すのは、赤穂線は今市長も長船、赤穂ですか、1日に2,200人ほどの報告がありましたけれども、そういうことが続いておると、何を言いたいかというのが、赤穂線はそんなに廃線になったりとまったりすることないと思うんですけど、JR四国なんか何を言うとんか、赤字が幾ら、何線が赤字幾らというふうなことを出しているということは、上はJRがやりますよと、下は自治体で面倒見てくださいよというふうなことになりはせんかということで、無理して利用せえというんじゃないんですけど、市長も寒河から西片上か、あるいは備前片上までぜひJR使ってもらって、あとは幾らでも乗用車使っていただいても結構なんですけど、率先垂範でそのようなお考えはありませんか。 ○議長(立川茂君) 答弁を願います。 田原市長。 ◎市長(田原隆雄君) 日々のことについては、それはしておりませんけども、岡山への出かけるのは努めてJRを使うように心がけております。 ○議長(立川茂君) 尾川議員。 ◆10番(尾川直行君) それから、前にも指摘したんですけど、余り職員の人は聞き取りなんかでも話しするんですけど、赤穂線に乗っても長船駅で10分とか、伊部の駅で10分近くとまったりすることがあるんです。そこまで帰ってそのくらいの要するに待ち時間が生じております。ですから、そのあたりももう少しメスを入れてもらって、便数をふやすより前に、スピードアップというんですか、要するに時間が岡山までは余りこのくらいですよというふうな、1時間以上かかるような便があるわけです。ですから、そのあたりもう少し職員の人も関心を持ってもらって、たまには赤穂線に乗ってもらって、赤穂線を利用するためには、そういうスピードアップというのは、質問に出したのは、前にも指摘させてもろうたんですけど、長船の駅で10分待ったり、伊部の駅で10分待ったり、西大寺の駅でもあるんでしょうけど、その辺全部あるとして、そういうところを少しずつでも改善するようなJRへ働きかけというのを、ぜひやっていただきたいと思いますけど、お考えはどんなですか。 ○議長(立川茂君) 答弁を願います。 田原市長。 ◎市長(田原隆雄君) ICOCAのお願いをするときに、私たちはICOCAの機器ぐらいは市が持ってもいいから、つくってもらえませんかというお願いをしたときに、そんな単純なものじゃないようです。全国の駅とつながるような、そういうシステムでなかったらいけないと、こういうようなことで、認識を新たにしたんですが、赤穂線等のダイヤにしても、後ほど赤穂・長船間独自に走らせてもいいんじゃないかという提案もいただいておるようですけども、なかなかそういう単純なもんじゃないようです。赤穂線だけじゃなしに、例えば赤穂から新見まででしたかね、そういうような形で全体のダイヤの中でいろいろ組んでいるようなことで、要望は当然我々の要望としてそこで待ち時間のないようにというお願いはしていきますけども、そうその区間だけの利便性ということはなかなか難しいようであります。要望は要望として進めていきたいと思います。 ○議長(立川茂君) 尾川議員。 ◆10番(尾川直行君) 公共交通機関のそういうノーマイカー通勤デーの活動をやっていただきたいと思うんですが、資料として大阪府の高槻市に市営バスを持っておりまして、そのバスの位置づけというんですか、それは高齢者、70歳以上の人に無料乗車証制度というふうなので、市が6億円ほど出しておるらしいんですけど、そのために。6億円というても、備前市は1億4,000万円でしたか、ぐらいですけど、高槻市と財政規模が違いますから、比較にならんとは思うんですけど、そういう何を言いたいかというのは、無料乗車証制度というのが高齢者の社会参加効果とか、健康増進効果とか、経済効果とか、環境負荷低減効果という、そういう切り口でアンケートを利用者に対してやって、6億円かけたことがどういう効果があるかということを計量しとるというか、そういうことをやっておるわけです。ですから、こういう無料、もっと先ほど職員の意見が発表というか、話しさせていただきましたけど、市営バスももっと利用できるように、せっかくですから、1億4,000万円、5,000万円、それがあと2億円になろうが、ある程度利用して、市民の市民バスになるように、もっと工夫すべきじゃないかなあと思うんですけど、いかがでしょうか、市長。 ○議長(立川茂君) 答弁を願います。 田原市長。 ◎市長(田原隆雄君) きのうの議論の中でもお話しさせていただきましたが、1億5,000万円近い公共バスを使いながら、ほとんど空気を運んでいるというようなさみしい状況で胸が痛みます。そういうような中で、そこで考えられることが、高齢者にバスの定期券を格安で出させていただくとか、そういうようなことも検討してみたいということでありますので、いきなり無料がいいのかどうかということはわかりませんけど、とにかく走っているんですから乗ってくださいという運動はしていきたいと思います。 ○議長(立川茂君) 尾川議員。 ◆10番(尾川直行君) 次に行きます、余り時間なくなりましたんで。 片鉄ロマン街道のルートのことなんですけど、非常に市長も同和鉱業との何らかのわだかまりがというふうなことで、ここまでの話に進んだというのが非常に私も驚きなんです。ぜひ跡地についても、500坪のことにしても、長年の片上地区としたら懸案でして、はっきり言ったら同和鉱業は相手していなかったんですよ。田原市長になって、そういう話が前へ来て、何に使うんか考えてみりゃええが、提案せえというそこまで話ししていただけるということはありがたいことじゃなあというふうに、私、地元の者としたら感じておりまして、ぜひこの機会に片上町いうて、昔の話ですけど、片上鉄道建設に取り組んだ、発展、繁栄してきた、起爆剤としてきた、2万坪というても、コスモスがあったり、OCCがあったりして、いろいろ虫食い状態になっておりますけども、ぜひそのあたりの取り組みを市長いろいろコネがあるんじゃろうと思うんですけど、よろしくお願いしたいと思うんですが、お考えについて、跡地について再度お伺いします。 ○議長(立川茂君) 答弁を願います。 田原市長。 ◎市長(田原隆雄君) 国内最大の地主のようですけれども、備前市にとってはかけがえのない土地、用地だということで御理解をいただいております。これからも引き続き努力をしてまいりたいと思いますので、地元の皆さん方の御意見も取りまとめながら、いい将来像を描いた提案ができればと、そのように思っておりますので、よろしくお願いします。 ○議長(立川茂君) 尾川議員。 ◆10番(尾川直行君) 次に、県立高校の整備計画について教育長にお伺いしたいんですが、今いろいろ進学状況、34%ということなんですけど、何%ぐらいが地元の中学から緑陽高校、それはいろいろ希望があって目的もあるし、学力もあるし、いろいろ条件があると思うんですけど、地元の高校との地元中学校との関連の上からしたら、どの程度が理想とお考えなんですか。 ○議長(立川茂君) 答弁を願います。 奥田教育長。 ◎教育長(奥田泰彦君) 高校の進路選択について行政がどうこう言うことはできませんが、今現状の近隣の高校の定員、それから緑陽高校の定員から考えますと、大体半分ぐらいの市内の中学生が緑陽高校へ進学するのが理想かなというふうには考えております。 ○議長(立川茂君) 尾川議員。 ◆10番(尾川直行君) 私が一番懸念しとんのは、もう時間余りないんですけど、いつも倍率を見るんです、1.何倍といって、緑陽高校の場合は。安心しとったんですが、中学生の数は全体どれだけ減っとるかというのがわかりましてね、これは危ねえなあと、備前市としたら緑陽残ってほしい、瀬戸内にしたら邑久高残してほしい、和気町にしたら和気閑谷残してほしいと、これ引っ張り合いになると思うんですよ。ですから、備前市としてふんどし締めて地元の高校を残すために地域連携ということで、備前市としての役割をもっとやってほしいと思うんですけど、いかがですか、市長。 ○議長(立川茂君) 答弁を願います。 田原市長。 ◎市長(田原隆雄君) もっともなことだと思っております。ただそういうような中で、今緑陽高校の一番売りといいますのは、総合学科ということが人気の的のようでありますので、そのあたりにつきましてしっかりアピールして努力していきたい。あわせて、和気町との基幹交通についても、その必要があるんじゃないかと、そんなことも考えております。 ○議長(立川茂君) 尾川議員。 ◆10番(尾川直行君) もう時間がないんですけど、図書館の問題について何か明確な答弁なかったようなんですけど、ぜひ要望だけになるんです。要望じゃ質問じゃないんですけど、怒られますけど、指定管理の問題、要は担当者に、これは和気の町立図書館で借りた本なんですけど、こういう本も出ておりまして、最近、この4月に。菱川という県立図書館の館長が書いた本なんで、ぜひ担当者に精通してもらいたいと思うんですが、いかがですか、教育長。 ○議長(立川茂君) 奥田教育長。     (発言時間終了のブザーが鳴る) 発言中ですが、制限時間ですので、尾川議員の一般質問を終わります。 以上で尾川議員の質問を終わります。   ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(立川茂君) 会議中途ですが、この際暫時休憩します。     午前10時44分 休憩     午前11時00分 再開 ○議長(立川茂君) 休憩前に引き続き会議を再開します。 次に、石原議員の一般質問を願います。 5番石原議員。     〔5番 石原和人君 登壇〕 ◆5番(石原和人君) それでは、一般質問をさせていただきます。 昨日、同僚議員の質問で重複する部分、大きな8つ目の河川しゅんせつのところの2点目で、処分場の協議の進捗をお尋ねをしておりますけれども、その部分は割愛をさせていただきたいというふうに思います。よろしくお願いします。 それでは、大きな1つ目、本市の定住化についてお尋ねをいたします。 このことは人口減少が延々と続いていることもあり、選挙を通じても多くの市民の皆さんとお話をさせていただきました。当然ながら、市民の御意見は十人十色であり、最優先課題は企業誘致や住宅施策の強化、教育や医療・福祉の充実、公共交通の利便性向上などさまざまでございます。しかし、それらの中で私は企業誘致が決定的な人口減少対策にはなり得ないと考えております。以前もお話ししましたが、市内では大手と言われる事業所の野球部の選手たちの現状を見ても、働く場所は備前市内にあっても、彼らのほとんどが市外から通勤しているのが現実であります。この間の日曜日にも3つのチームの監督さんにお話をお聞きしましたが、就職後に転入の動きはほとんど見られないとのことです。このことはこの後触れる市役所にお勤めの職員の皆さんの居住地を見ても明らかであろうというふうに思います。大きな費用をかけてリスクを伴う、また備前市民がどれほど雇用されるかわからない旧来型の企業誘致よりも、今既に備前市内で頑張っている企業や事業所、さらに規模は小さくても、起業する方たちを補助金のみでなく、さまざまな方面からのバックアップや連携を含め支援すべきであると考えます。そんな思いは昨年12月に市役所のTeam RESASが全国コンテストで優秀賞を受賞した分析の中にも大いに反映されています。 それによると、我が備前市は現状でも毎日約2,000名の通勤者の流入超過となっており、この点に着目して、例えば金曜日の夜などに彼らが楽しみ、出会い、交流する場を設けることや、ひいては週末ものんびりできるようなスペースの創出など、備前市への滞在時間をふやすことを模索されている点を大いに評価いたします。また、住宅施策においても、企業誘致同様、市が主導してしまうのではなく、民間の専門家やエキスパートと連携して課題解決に向かい、情報共有することで新たな事業の可能性を見出すことなども、これからの行政のあるべき姿であると感じています。 また、ふえ続ける空き家をみんなの手で楽しめる空間に生まれ変わらせるコンペの開催など、興味深い内容となっています。そんなチームの皆さんの思いが今後ぜひ形となっていくことを願ってやみません。余りに人口減少、人口減少と目くじらを立てることなく、おおらかに穏やかに地に足をつけて進みましょうと、この任期の最初の一般質問でも申し上げます。 先日、市民のある方がおっしゃいました。今住んでいる備前市民が普通に時々笑顔で暮らしていける、そんな町を目指してくださいとの言葉が今でも胸に残っています。そんな定住化への思いを抱きつつ、選挙もあり、最近市内各地をめぐってみて、意外とあちこちで新築したばかりの家や建築中の新居を見かけ、よい流れかとも感じました。定住化促進事業の効果かとも思いますが、その裏ではそこへ毎年1億数千万円の予算が充てられています。費用対効果も冷静に検証を続けなければならないと考えます。 それらの状況も踏まえ、1点目、昨年度の市内の新築件数並びに空き家購入件数の数値と今年度に入っての状況をお聞かせください。 また、民間企業による宅地造成の話など聞き及んでおりますが、最近の傾向はいかがでしょうか、お聞かせください。 2点目、市民との会話の中で、職員の皆さんの居住地のことがたびたび話題となります。市民によっては、ほとんどが市外在住であろうとの誤った認識を持っておられます。また、市民の声として定住化をうたいながら職員の多くが市外に住んでいたのでは、説得力が乏しいとも言われます。反面、憲法第22条では、居住の自由も保障されており、難しい問題であることも認識はしています。しかし、僕自身も職員の皆さんとともに市の定住化や発展を願う同士としてさみしい思いも抱きます。少しずつでも市内在住の比率を高める努力は必要であろうと考えます。 気になり、幾つかの自治体に直接尋ねてみました。参考までに、瀬戸内、赤磐両市は意外と低く、職員の市内在住率は50%台とのこと。総社市では職員服務規程に、原則市内在住を明記しているようですが、市内在住が69.8%、面積の大きな津山市では約80%が市内在住とのことです。 そこで、現在の本市職員の市内外の割合と現在、また今後の取り組みについてお聞かせください。 また、現状として採用時、市外在住の職員が採用後に転入していただいているケースはどの程度あるのかお聞かせください。 大きな2つ目、JRについて。 1点目、ここでは赤穂線についてお尋ねをいたします。 先ほども先輩議員の質問にもありましたけれども、選挙を通じても、長船駅までは30分に1本あるが、香登以東は1時間に1本となることが多い。増便が必要ではないかとの御意見をたびたびお聞きしました。しかし、お気持ちはわかるのですが、現在の利用状況では大変厳しいものと感じます。現状はどのようなものかと、先日、11日月曜日に香登駅で午前9時から午後12時台の赤穂線の利用状況を観察してみました。乗客が最も多かったのは9時台で、それでも下りの岡山方面行きで約70名前後、上りの播州赤穂方面行きで約50名程度でした。その後は上り下りともにほぼ20から30名程度で推移しており、この状況ではさらなる増便の実現は困難であると痛感をいたしました。おおむね午後はさらに利用率は低く、わずか数名の方が乗っている車両を時に見かけます。かく言う私自身もふだんついつい車を利用しており、年に数えるほどしか利用していないのが現実ではあります。また、瀬戸内市の3駅では、今後駅前の整備が本格的に始まるとの計画をお聞きし、このままではますます長船どまりの流れが加速するのではないかとも危惧いたします。むしろこのままでは減便のおそれさえあります。これまで以上の利用促進への取り組みも求められると思いますが、ただただ増便の要望を繰り返すだけではなく、視点を大きく変え、新規路線に活路を見出すぐらいの発想の転換も必要ではないでしょうか。 私が市民の方と交通について話した際、話題となりましたのが、例えば香登駅から西へ向け2号線に並走するような形で上道駅までの新たな路線の新設を模索してみてはどうだろうかというものです。御存じのとおり、赤穂線は瀬戸内市、西大寺方面を経由することで岡山駅までの時間も市内で一番近い香登からでも約40分、寒河ともなると1時間以上かかるようです。もし新路線が実現すれば、半分近くまで所要時間が短縮されると考えます。当然、瀬戸内市や西大寺に用事の方も多いかとは思いますが、とかく岡山市の近くへ近くへと転出が進んでいる状況を見る際、また長年の停滞感を打破するためにも、雲をつかむ夢のような話かもしれませんが、県東部の備前市でも大きな発想の転換をし、大きく流れを変えることも必要であると考えます。片や岡山市内より以西では、次々と新しいバイパスなども整備され、JRに関してもこの4月には吉備線でLRT化に向け総事業費約240億円のプロジェクトの正式合意がなされたとのニュースを目にしました。発案から約15年の歳月を要したそうです。また、お隣兵庫県の姫新線沿線自治体では、かつて官民一体となり激減した乗客をふやすため、チャレンジ300万人乗車作戦を展開し、6年かけて目標を達成し、増便や高速化まで実現したそうです。大いに参考とし、赤穂線や山陽本線でもさらなる利用促進を図るべきとも考えますが、発想を大転換しての新規路線について一度検討し、試算や条件も含めJRや関係機関と協議していくことを求めますが、お考えをお聞かせください。 2点目、ICOCAについては、本議会初日の市長の報告にも先ほどの質問にもありましたが、9月15日、供用開始とあります。ここでは10月に開催されるとの導入記念イベントの内容についてお教えください。 また、ICOCAなどの決済端末機を導入する店舗等に対する電子マネー普及促進補助金の概要と決済端末の導入状況についてお聞かせください。 3つ目、市民も楽しめ、PRにもつながるイベントについてお尋ねします。 昨年の6月議会で質問させていただきましたが、引き続き私の考えの中には、市のPRといえば、いわば金太郎あめ的などこの自治体もやっているであろう市報や媒体を使って行われているとの認識があります。ここでも視点を変え、大きな経費をかけるのであれば、マスコミも注目するような、例えばタレントを招いてのイベントを開催してはどうかという思いを強く持ち続けています。そのような市民もわくわくでき、楽しめるイベントを通じての備前市のPRをと考えますが、その後何か検討はなされたのか、またそのようなイベントに対するお考えをお聞かせください。 4つ目、教育についてお尋ねをします。 1点目、全国で保育士不足が叫ばれておりますが、本市の状況はいかがなのかと思いをめぐらせるところです。最低限の配置基準はクリアしているのでしょうが、離職率の高さと臨時職員等募集してもなかなか反応が鈍いのではと推察いたしております。 現在の保育士を取り巻く環境の現状と課題についてどのように捉えておられるのか、認識をお聞かせください。 また、聞く範囲では、何とか先生方がやりくりしながら、ぎりぎりのところで保育に当たっていると捉えています。以前の委員会でも申し上げましたが、処遇改善を図りながらゆとりを持っての職員数を確保すべきと考えますが、お考えをお聞かせください。 2点目、この春開園した香登認定こども園について幾つかお尋ねをします。 香登幼稚園の園児の激減に伴っての暫定的な措置であると捉えています。つい先日もお邪魔をいたしましたが、先生方は後ろを向かず、課題はあれども、子供たちに心からの笑顔で接するようにとの思いで頑張っておられますが、私は遊戯室を活用してまでの運営には大いに問題があると感じました。 そこで、市はどのように現状を捉えておられるのかお聞きをします。 1、まず現在のこども園のトイレ等も含めた保育環境をどう捉えておられるのかお聞かせください。 2、こども園となり、定員が一気に70名となっているとお聞きをしますが、施設面積の基準はどのようになっているのかお教えください。 3、昨年の11月議会での質問に、前教育長は、現場や保護者の意見を可能な限り吸い上げていくとの御答弁がございましたが、その後どのような意見を収集し、検討がなされたのかお聞かせください。 4、これも同じ議会で提言を申し上げましたが、近くにある香登幼稚園をいわゆる分園として活用することは考えられないのでしょうか。人員の配置や各号の認定のこともありましょうが、例えば年長の子供さんを幼稚園で保育し、小さい子供さんを香登と大内で振り分けるというものです。将来に向けての本格的なこども園整備までの暫定的な措置としては、引き続き大いに検討すべきと考えますが、見解をお聞かせください。 3点目、香登地区の幼保一体型施設の構想はどの程度進んでいるのか。また、具体的な計画策定のスケジュール、手順はどのように考えておられるのかお聞かせください。 4点目、本会議初日の教育長の政務報告において、片上高校魅力化検討委員会が開催され、課題を確認した後、魅力化のための具体策について活発な意見交換がなされたとありましたが、具体的にどのような課題が確認され、どのような意見が出されたのか、その会議の内容についてお聞かせください。 5つ目、旧アルファビゼンについてお尋ねします。 思えば4年前、この場で初めて一般質問に立たせていただいてから、あの施設をめぐってさまざまな動きがありました。しかし、盗難事件解決の糸口すらつかめぬまま、いよいよ本日が時効とのことです。あれだけの大きな損失を受けた事件がなぜこのような形となるのか、いまだに犯人は何食わぬ顔で罰も受けずに生活をしているのかと考えるとき、非常に悔しく、複雑な思いがいたします。 私は4年前の9月議会で、もうあの建物には見切りをつけ、解体することを提案いたしましたが、当時の市長より、市庁舎としての活用を検討していくとのお答えがあり、その後、仮庁舎としての活用案も含め、まさに議会を二分しての議論が続けられてきました。結果、市庁舎は現在の場所に整備されることとなりましたが、町のど真ん中に位置するあの建物は、いまだに手つかずのままです。しかし、被害額が1億数千万円ともかかると試算された施設を、犯人に成りかわり市が復旧し、利用することなど、私は絶対に認めることはできませんでした。 そこで1点目、時は流れ、本年度基本構想策定のための予算が計上され、検討がなされることとなっておりますが、その策定に係る組織体制と今後のスケジュールについて御説明いただきたいと思います。 2点目、市長は選挙の公約として、バスターミナルをと挙げておられました。しかし、私はこの策定されるであろう構想の中で、サイクリングターミナル拠点としての整備も検討すべきと考えます。消防署北にある現在のターミナルを移設し、自転車愛好家のメッカとして整備してはいかがでしょう。自転車が商店街を通行する際、さまざまな安全面の配慮は必要でしょうが、県にも働きかけ、どこにも負けないサイクリング拠点をつくるべきと考えます。そうすることで、ひいては商店街活性化にもつながり得ると信じています。市長はどのようにお考えでしょうか、お聞かせください。 6つ目、本市の各種計画についてお尋ねをします。 この立場となり驚いたことの一つが、市に存在するさまざまな分野の各種計画やプランの多さです。それら計画一つ一つが有効に市政発展、市民福祉向上に寄与していればよいのでしょうが、国からの指示による絵に描いた餅のようなものである、そんなものもあると捉えています。計画がある以上、毎年のように何らかの計画が更新時期を迎えることとなります。私は何とかこれら計画の策定、更新の費用を抑えることはできないかと計画をいただくたびに思います。どの計画も前段部分はほぼかわりばえのしない市の概要や現況を羅列した共通事項のようなものであったり、計画自体も抽象的でさほど実効性を感じないものもあったりと、その費用対効果に疑問を持ち続けています。 そこで、それら計画について5点お尋ねをいたします。 資料もいただいてはおりますが、そのまま質問させていただきます。 まず1点目、現在まさに計画実施期間中の計画プラン、構想はどれだけあるのでしょうか。 2点目、本年度策定中、更新中の計画等はどのようなものがあるのでしょうか。 3点目、それら計画の策定や更新に係る費用はどれほどになるのでしょうか。 4点目、策定作業においては、コンサルタント業者に完全委託となっているのでしょうか、その状況をお聞かせください。 5点目、それら計画等の策定の工程を検証し、職員のさらなる努力で経費圧縮にはより強く取り組めないのでしょうか、お聞かせください。 7つ目、本市のスポーツ振興、ここでは体育協会及びスポーツ少年団への補助金についてお尋ねをいたします。 人口減少、少子・高齢化によりスポーツを取り巻く環境も厳しさを増しています。それぞれの連盟や団体も厳しい運営を余儀なくされていることと思います。 そこで、本市の体育協会、スポーツ少年団への補助金に着目してみました。 体育協会へは130万円、スポーツ少年団へは200万円の補助金が計上されています。これを数年さかのぼり見てみると、一切変動がなく、毎年その金額となっています。人口が減る中で予算規模が維持できているとみれば、そのような見方もできるかもしれません。しかし、同規模の自治体を見てみると、特に体育協会への補助金は備前市の年間130万円に比べかなり高額となっています。例えば本年度の当初予算をホームページから拝見すれば、瀬戸内市571万1,000円、高梁市743万5,000円などとなっています。 なお、高梁市の自転車競技の全国大会などは別枠での補助金があるようで、純粋な体育協会への補助と考えられます。 新見市も参考までに調べておったんですけども、こちら僕の勘違いで、その部分削除させていただきます。 金額だけ比較すれば、やはり寂しい思いがあり、可能であればスポーツに対してもより積極的に後押しをいただきたいと思います。しかし、これら他市の高額な補助金は何を意味するのか、体育協会のありよう自体に大きな差異があるのか、気になるところです。 そこで、お尋ねをします。 1点目、本市のそれら補助金の算定基準はどのようになっているのかお聞かせください。 2点目、他の自治体と比較して寂しい状況と感じておりますが、そもそも他市の体育協会、スポーツ少年団の運営体制はどのようになっているのか、特筆すべき点があればお教えください。 3点目、恐らく先ほどあったような他の自治体では、体育協会への市当局のかかわりの度合いも違うのではとも捉えています。本市の体育協会の今後のあり方をどのようにお考えかお聞かせください。 最後に8つ目、河川のしゅんせつについてお尋ねをいたします。 つい先日、台風5号が日本の南海上を通過し、ことしもいよいよ雨の季節がやってきたとの思いがいたしております。どうぞことしこそは大過なきようにと祈るばかりです。 本市の位置する瀬戸内海沿岸は、災害が少なく、穏やかな気候とは言われますが、本市の地形を見れば、約80%を山林が占め、また海岸にも面していることもあり、たびたび土砂災害や浸水、高潮被害に見舞われています。昨年9月の台風18号でも、市内各地で影響を受けました。豪雨による大規模災害は市内どこで起きてもおかしくないと、恐怖に感じたのを覚えております。そんな中で、たびたび議会でも取り上げられ、昨日も取り上げられましたが、河川に堆積する土砂についてであります。土砂をしゅんせつすれば、全て不安が取り除かれるものではないのでしょうが、やはりたびたび浸水被害に見舞われる地域にとっては死活問題であります。少しでも川底を深くし、流量を確保してほしいとの切実な思いは十分に理解できます。市として取り組むべき課題の優先度は非常に高いものと考えます。 そこで1点目、河川しゅんせつへの対応状況についてお尋ねをします。 しゅんせつを要望しても、対応がなされなければ、毎年繰り返し出されるかとも思いますが、昨年度の要望件数、そのうちの対応件数、それ以前も含め未対応となっている件数はどの程度あるのか、状況をお聞かせください。 2点目、現在協議中の処分場ですが、仮に合意となり、処分が可能となった際、どのくらいの残土が処理できると想定しているのか、その規模についてお聞かせください。 3点目、県管理となっている部分の香登川についてお尋ねをします。 香登、西鶴山地区の河川や用水の状況を見ると、香登地区の北斜面に連なる谷山で受けた雨水が寺谷川、香登川、弓場川、森の木川などを流れ、そこへ大ケ池用水も加わり、また福田方面からの福田川や丸山団地を下ってきた川までもがミサワホームや東備支援学校付近の香登川に全て流れ込んでいます。その後、県管理の香登川となるわけですが、肝心のその部分に長年土砂が堆積し、場所によっては雑木も繁茂しており、河床はかなり浅くなっています。豊かな自然環境と言えば聞こえはいいのですが、ここを通るたびに反対にむなしさと腹立たしさえ感じます。実際に流れの阻害率がどの程度なのか、計画時の河床がどの位置なのかわかりません。また、やや下流域の新庄地区あたりでは、大雨のたびに護岸も少しずつ濁流により削られているようです。しかし、いずれも対応は滞ったまま、何年も放置されて経過していると思います。 そこで、お尋ねをします。 1、まず県に対しこれまでどのように要望がなされ、協議がなされてきたのか、経緯をお聞かせください。 2、また遅々として状況が変わらぬ理由は何かお聞かせください。 3、以前アユモドキやスイゲンゼニタナゴなどの絶滅危惧種の生息が認められたとのお話をお聞きしましたが、その後調査や保護活動などは続けられているのか、把握されていればお聞かせをください。 4、生物保護の観点から、しゅんせつや護岸工事が進まないのであれば、幾ら希少生物とはいえ、そのために大雨のたび、人間が不安にさいなまれるのでは、本末転倒であると考えます。地元住民や団体の御協力もいただき、再調査を実施し、もし生息しているのであれば、違う形の保護のあり方を検討すべきと考えますが、市としての見解をお聞かせください。 以上で一般質問を終わります。御答弁よろしくお願いいたします。 ○議長(立川茂君) ただいまの質問に対する答弁を願います。 田原市長。     〔市長 田原隆雄君 登壇〕 ◎市長(田原隆雄君) それでは、石原議員の質問に順次お答えをいたしたいと思います。 まず、定住化の件でございます。 人口減少が叫ばれる中で、備前市をついの住みかとして選択いただき、私財を投入して新居を構えていただけることについては、大変うれしく、力強く感じているところでございます。 市内における住宅の新築件数につきましては、新築家屋の課税件数といたしては、ここ数年60件程度で推移している状況となっております。 次に、空き家の購入件数につきましては、補助を申請された件数では、平成28年度に20件、29年度に32件、今年度は5月31日現在の申請件数ですが、15件に上っております。 また、民間企業による宅地造成と市内における最近の傾向につきましては、正確な状況がつかめておりませんが、今後とも民間事業者とも情報を共有し、連携を図ってまいりたいと思っております。 次に、定住化について、特に職員の居住についてですが、4月1日時点で市内居住者は58.7%、市外居住者は41.3%となっております。私は個人的には憂慮するべき状況と見ております。まちづくりのプロとしての職員の市内への定住化は一丁目一番地と認識しております。これからも市内居住が促進されるよう取り組みを研究していきたいと思っておりますが、それぞれ御事情があるようでございます。であるならば、市外居住の職員に対しましては、市内居住やふるさと納税がお願いできればと、そういうようなことも考えております。 なお、新規採用後に市内に転入した職員は、過去5年間で28名がおられると聞いております。聞いております。職員の住所については、なかなか市長といえども教えてもらえませんので、そういうような言い方をしておきました。 JRの件でございます。赤穂線香登駅から上道駅までの新規な路線を検討しては、そして要望してはと、こういうことでございますが、ICOCAのときにも宇野線が一歩おくれをとりました。赤穂線、山陽本線、備前市内は通過ができる路線であるということが強みであったように思っています。そういう中で、その間だけのことを考えるということは、なかなか難しいんじゃなかろうかと、また下手をすると、じゃあそこは自分たちで運営してはどうかというような理論も成り立つということで、その点については慎重に検討しなければいけないかと思っております。ただ、JRさんにその間の経費についてはというような質問を含めて、非公式といいますか、そういう形での意向打診はしてみたい程度になろうかと思いますので、御理解をお願いしたいと思います。 次に、ICOCA導入イベントについてですが、10月6、7、吉永地域のレストランレ・マーニにおいてオクトーバーフェストinBIZENと銘打って開催を予定をいたしております。イベント概要といたしましては、JR西日本によりICOCAの普及啓発を行うとともに、市内外の地ビールなどを備前焼で味わっていただき、ステージイベントなどで来場者に楽しく過ごしていただく計画をいたしております。電車を利用してくださいというようなテーマで考えております。出店者などの詳細が決まりましたら御案内をいたしますので、ぜひ御参加をお願いいたしておきたいと思います。 このイベントは、アルコールの提供を行うことから、駐車場を設けず、最寄りの駅まではJRの利用を呼びかけていくというふうに考えております。 また、ICOCA導入に当たり、電子マネーの普及促進についても図るべきだと、こういう提案であろうかと思います。これにつきましては、普及促進に補助金制度を設置しております。電子マネーの決済を行う販売機を導入される店舗に対して、その導入に必要な経費の2分の1、限度額5万円で補助するもので、本年度から開始した事業のため、まだ補助制度で整備された実績はございません。しかしながら、9月15日からICOCAの導入に伴い、市外や外国からの観光客が店舗等で電子マネーやクレジットカード決済を行うには非常に便利で、消費喚起の一助にもなると考えられますので、広く周知したいと考えております。 次に、市のPRになるようなイベントについてという御提案をいただきました。 昨年度御提案のようなコンサートイベントにつきましては、場所、出演者などハードルが高く、残念ながら計画に至っておりません。私もイベントは市民も楽しめることが重要であると考えております。したがいまして、新しいイベントを考える際には、市民が楽しめるよう検討してまいりたいと、このように思っております。 そこで、政務報告にもありましたように、かしらじまSTRIPE MARCHEとか、市内ダンス教室主催のミュージカル等は今までにもないような若者をターゲットにしたイベントであって効果があったんじゃないかと思っております。市主催もさることながら、市民、各種団体が行うイベントや各地区で行われるイベントについても、ユニークな行事があろうかと思っています。そういうようなものも拾い合わせながら、支援していくのもよいのではないかと、このように思っております。 なお、イベントではありませんけれども、かねてから懸案の「ハルカの陶」の映画化に向けて映画制作会社と市内関係機関と調整を進めております。近日中に正式な協議が調うんではないかと思っております。そういうような場合にぜひ市民の皆さんもエキストラとして映画制作に御参加いただき、これも楽しんでいただければと、このように思っておりますので、御協力をお願いをいたします。 次に、アルファビゼンの件についてですが、盗難事件、刑事責任の請求ができる時効については、議員同様、本当に残念至極でございます。市といたしましても、何とかならなかったのかと、悔しい思いがいたしております。しかしながら、いつまでも後ろ向きの話ではあってはいけませんので、今後の計画とスケジュールにつきましては、5月15日に副市長を委員長とする関係部署から17名の職員を集めたプロジェクトチームを立ち上げ、まず市役所庁内での提案を取りまとめているところでございます。今後は提案内容をもとに調査を進め、外部による助言や提案を入れて、市民や議会にも御意見を伺いながら基本方針の策定につなげてまいりたいと考えております。ただ、議員も提案いただきましたように、合併後、紆余曲折の中で盗難事件は未解決でありますけれども、現状利活用は諦め、解体撤去を基本とし、地域のにぎわいや定住化につながることをテーマとして検討を進めていきながら、同時に既存の建物の解体撤去費も含めた財源確保が可能なような補助事業や適債事業の可能性についても模索していただきたい、このように思ってあの土地活用の実現に向けて検討しているところでございます。 御提案のサイクリングターミナルにつきましても、その中で検討していただけるものと考えております。 6番目、本市の各種計画についてですが、資料をお配りしておろうかと思っとります。現在計画実施中のものは50件でございます。計画の内容、費用、委託状況などにつきましては、そのようなことでありますので、ごらん願いたいと思います。 行政の継続性の原則に鑑みまして、踏襲すべき点は多々あろうかと思いますけれども、私も皆さん同様市民にいろいろなことを約束してこの場に立っております。その内容と符合しないものも当然あろうかと思いますし、計画はしておるけれども、実効性の乏しいものもあるのではないかと、こういうふうに思っております。たびたび申し上げますが、知行合一の精神で、計画したものが実行できるように、実行できるような計画にというような精神で順次精査し、できるものから着手してまいりたいというふうに思っております。 これらの計画の策定や方針につきましては、特に専門的な見地や分析を必要とするものは別として、まず職員の資質向上や適正な業務などにより、経費の削減に努めてまいりたいと、このように思っております。 次に、体育協会、スポーツ少年団への補助金の件でございます。 体育の重要性は元気で長生き、人生百年時代における重要性は議員と考えを一にしておるものでございます。そのような中で、補助金の算定基準はどのようになっているかということについてですが、前年度の活動報告をもとに算定をしておるわけでございます。また、スポーツ少年団につきましては、平成27年度に、合併前の備前、日生、吉永の団の合併を踏まえて増額して現在に至っていると、そういうことでございます。 市行政がかかわるべき事業につきまして、ボランティアの人たちを含めた体育協会、スポーツ少年団の役員やリーダーの皆さん方につきまして、社会教育法に基づき社会教育委員の会議での意見をもとにしながらも、市の財政状況に鑑み、努力をしてまいりたいと、このように思っております。 2点目の他市の体育協会、スポーツ少年団の運営体制についてですが、それぞれどのような状況になるのか、市の主催行事も委託しておることもあるかもしれませんし、その辺の内容を含めてよく精査をしなければわからないんじゃないかと思っております。岡山市など5市は体育協会が法人化されたりしておるようでありますので、その点も他の状況も参考にしながら、よりよい方向に行きますように、繰り返しますが、市が行う行事をボランティアでやっていっていただいておるということに鑑みまして、十分に今後検討しなければいけない項目であろうかと、このように思っております。 次に、河川しゅんせつの件ですが、昨年度の各地区からの要望における河川しゅんせつの状況ですが、要望件数は市管理分で11件、県管理分で6件、計17件あり、そのうち市管理1件を対応しております。 3点目の県管理の香登川についてでありますが、岡山県へは毎年整備の要望を行っておりますが、備前市から瀬戸内市にかけて希少野生生物種に指定されておるアユモドキ、スイゲンゼニタナゴが確認されたことから、その保護について関係団体と協議を継続しておりますが、調整できず、工事着手に至っていないというふうに聞かされております。どちらのほうが大切なのかという議員の御指摘もありますが、絶滅危惧種の生息が確認された後も、生息、産卵等の確認、産卵場所の適地施工などの調査などが続けられており、再調査が違う形での保護のあり方を検討してはと御提案をしていますけれども、県も工事再開に向けて工法や保護の方法に含めて関係団体と協議を進めているとのことであります。今のところその調整ができず、工事の再開を待つことしかできませんが、整備がぜひ必要であるということにつきましては、市も引き続き県のほうへ力強くお願いをしてまいりたいと、このように思っております。 ○議長(立川茂君) 奥田教育長。     〔教育長 奥田泰彦君 登壇〕 ◎教育長(奥田泰彦君) それでは、私のほうから4番の教育についての1点目、保育士不足が叫ばれる中、本市の状況はということで、保育士についての現状と課題についてお答えしたいと思います。 年度当初は、園児数の年齢別の基準に合うよう保育士を配置しております。しかしながら、年度中途の入園対応や支援を要する園児の対応などは、臨時職員の採用で賄っているのが現状であります。また、処遇の改善については、来月7月、全部の園を訪問いたしまして、実情を視察したり、園長初め職員からいろいろお話をお聞きした後、必要であれば、市長部局と協議してまいる予定にしております。 2点目、香登認定こども園の課題については、園児数58人に対して国の面積基準は満たしております。しかしながら、5歳児12人が遊戯室兼保育室として利用しており、雨の日の遊戯室の使用や隣の部屋のトイレの利用の際に不便が生じると現場の意見を聞いております。課題であると考えています。 また、香登幼稚園の利用については、休園中ですが、園舎や園庭を香登認定こども園や大内保育園が利用できるようにライフラインを通しており、園庭の整備も行っていますので、両園の希望により活用いただきたいというふうに考えております。 常時分園としての活用は、職員の配置上不可能かと思っております。 3点目、香登地区の幼保一体施設整備構想についてでありますが、今年度香登保育園を認定こども園として開園した目的は、幼稚園児の著しい減少と適正な集団規模による幼児教育を行うための措置であります。 また、家庭での子育てを希望する従来の幼稚園保護者の方には、3歳から半日は園で預かり、給食も始めました。ただし、ゼロ歳児は預かる部屋がないため、ゼロ歳児を預かることができる大内保育園と2園体制にしております。 本年度はこの体制で幼児教育を行いながら、今後に向けて休園中の香登幼稚園の改修活用も含め、香登地区全体の方向性を決めていきたいというふうに考えております。 4点目、片上高校の魅力化検討委員会についてでありますが、教育環境の向上と労働力不足など、市の課題に対応する観点から、就労に向けた力の育成のための手だて、人間関係づくりの力の育成のための手だて、広報の工夫、その他学校魅力化のための手だての4点を検討課題とすることをまず確認をいたしました。その上で、議題であった就労に向けた力の育成のための手だてについては、授業の中で市内の事業所の経営者等による講話、将来の就労に向けてのアルバイトの単位の認定、また就職に必要な資格取得などを促す、そういうことをしてはどうかといった意見が出されました。引き続き来年4月からの新たな片上高校のスタートを目指して具体的な内容の検討を進めることとしております。 以上です。 ○議長(立川茂君) 会議中途ですが、この際暫時休憩とします。     午前11時51分 休憩     午後1時00分 再開 ○議長(立川茂君) 休憩前に引き続き会議を再開します。 市長から発言の申し出がありますので、この際許可します。 田原市長。     〔市長 田原隆雄君 登壇〕 ◎市長(田原隆雄君) 石原議員の質問の中で、河川しゅんせつについて、2点目削除ということでありましたが、その中で予定しているというか、地元と協議している処分場の収容能力といいますか、それが幾らかということについての答弁が漏れておりましたので、お答えします。 残土の処分量は約16万立方メートルを予定をしております。 ○議長(立川茂君) 再質問はありますか。 再質問に入ります。 石原議員。 ◆5番(石原和人君) 御答弁ありがとうございます。順次再質問させていただきたいと思います。 まず、定住化のところで昨年度の新築件数並びに空き家購入件数ですね、昨今の流れを御説明いただいたんですけれども、特に空き家の動きが割と活発だなあという思いがしております。年間三十数件ですか、昨年度でしょうけど。それから、今年度も4月、5月、2カ月ではや申請か問い合わせか、15件程度あるんだというお話でしたけれども、この中で一つ気になりますのが、以前空き家購入の動きに対して委員会で資料をいただいたことがありまして、空き家を購入なさる方々の年代層が出とった一覧があったんですけれども、それを拝見したときに、空き家を買われる方がほとんど50代から60代ぐらいの割と年配の、なおかつ御夫婦のみのような方であったり、単身のような方であったりの割とかなり比率が高かったのを何か覚えとんですけど、今年度の2カ月で15件というような動きの中でも、そのような傾向は顕著なんでしょうかね、その辺わかれば。 ○議長(立川茂君) 答弁を願います。 平田産業部長。 ◎産業部長(平田惣己治君) 申しわけございません。内訳まで今用意をしておりません。申しわけございません。 ○議長(立川茂君) 石原議員。 ◆5番(石原和人君) 委員会のときにでも、またお示しいただければというふうに思います。日本中で全国で空き家も大きな問題になっておりますんで、今後も費用対効果も見きわめながら、少しでも空き家が減って、空き家の活用につながる施策を講じていただきたいというふうに思います。 それから、これもお答えなられるか、これもまた以前、委員会の資料で転出をされた、備前市から出ていかれた方に対してのアンケート調査のところで、備前市に対して不満なことは何でしたかというところで、交通の便というところが圧倒的に高かったのを、これもまた覚えとんですが、ここで言うところの不満のあった交通の便というのは、若年世代が転出されるケースがほとんどの中で、その世代が訴える備前市の交通の便の不便さというのは、どの交通のことを指しとんか、わかれば。 ○議長(立川茂君) 答弁を願います。 今脇市民生活部長。 ◎市民生活部長(今脇誠司君) 申しわけございません。今私のほうも手持ちがないんですけども、若年の方になりますと、通学等の不便さということじゃないかなというふうに思います。 ○議長(立川茂君) 石原議員。 ◆5番(石原和人君) こちらもその内容、内訳のようなところがまたわかれば、何らかの機会でお示しいただければ参考になるかなあというふうに思いますんで、よろしくお願いします。 それから、Team RESASを取り上げさせていただいたんですが、大変何かおおらかなというか、肩に余り力の入らない楽しめるようなことも含めての何か御提案がいろいろあったと思うんですけども、そのようなまとめ、提言等については現在も実現に向けて検討が進んでおると捉えておってよろしいんですか。職員さんが頑張ったその成果は。 ○議長(立川茂君) 答弁を願います。 田原市長。 ◎市長(田原隆雄君) せっかく高い評価を受けたということ、あわせて当然総務省でしたか、検証もされるんじゃないかということで、計画倒れになってはいかんと、できることから一つでも取り組んではどうかということで、今プレ金というんですか、備前市にお勤めの皆さん方の金曜日あたり、何か楽しめるようなことをしてはどうかというような提案が、具体的提案が出ておりますのでということと、もう一つは空き家対策について従来空き家対策協議会というのが特定空き家ということで取り壊すほうのことを中心のような形でありましたけど、むしろ活用するようなことについてはということで、計画と実際それを取り組む、RESASの皆さん方は自主的に取り組んでおられたわけですけども、それを実務をこなすとすれば、担当課が要るんじゃないかということで、担当課を決めて具体的な取り組みをするべきだというふうに進めていきたいと思っています。 ○議長(立川茂君) 石原議員。 ◆5番(石原和人君) ぜひせっかくのすばらしい提案でありましょうから、それからそういうことで職員みずからが発案して取りまとめたものがそういう結果につながっとんで、そこには大変な熱い思いも込められると思いますんで、ぜひ実現に向けて進めていただきたいと思いますし、それから順次我々のほうにも進捗状況等、それから示していただければというふうに思います。 それから、市の職員の方の市内外の比率をお答えいただきまして、これもほぼ想定どおりであって、瀬戸内市、赤磐市とほぼ同様のような形で、先ほどの一般質問のところで申し上げましたが、市民によっては本当にとんでもない数字で認識しておられる方がおられて、8割方市外じゃろうとか、ほとんど市外じゃろうというような声も多々お聞きしたんで、先ほどの数字を58.7%が市内ですよ、現状ということは、この一般質問を通じて御理解いただければなあというふうに思いますが、今後も少しでも市内の方が多いほうが市民の皆さんがそこを見られても、全然違うと思いますんで、大変難しい問題かとは思いますけれども、引き続き御尽力いただきたいと思います。 一つの流れで、先ほどございました、自己申告かどういう形か、過去5年間で28名の職員さんが市外から転入をなさっとるというような流れもありますんで、このあたりも、この一般質問を通じて少しでもそういうような流れもありますよということが伝わればなあというふうに思っています。 それから、2つ目のJRについてですけれども、いきなりとんでもない、夢のような、雲をつかむようなお話を申し上げたんですけれども、一方では利用客増のために少し派手なところ、地味なところ、地道なところ、いろんな取り組みでそういう赤穂線、山陽本線、必要なんでしょうけれども、一つ何かとかく備前市は地理的なことを言われたら、どうしても弱いところ、弱いところへ押しやられますんで、少しでも実現はなかなか難しかったり、もし仮に実現するにしても、いつになるかわからないようなことかもしれませんけれども、夢を持って一度働きかけというか、していただきたい。市長、先ほど意向を伝えると、伝えると言われたんですかね、もう一回確認なんですけど、意向の打診をしてみるというふうに言われたか、そこのところを簡単に御説明いただきたい。 ○議長(立川茂君) 答弁を願います。 田原市長。 ◎市長(田原隆雄君) 曖昧な言い方をあえてさせていただきました。神戸支社に行くとデータは姫路から順々駅の乗降客をずっとデータであらわします。岡山支局へ行くと、岡山からの駅の乗降客をずっとする。そうしてくると、備前市の山陽本線、赤穂線とも備前市区域だけが大変低いと、そういうような数値を見せられるわけです。私たちは乗客のために便数を考えておるんだと、こういうような理論でやってこられます。そういう中で、その区間だけ独自の電車を走らせましょうかなんていうことは、大変難しい。むしろ、なら自由にやってはどうですかと言われることを逆に言われる可能性があるのは怖いなあと。ただ、宇野線と比べて、宇野線は最終まで行く話。赤穂線は赤穂から岡山までつながっている。山陽本線も山陽本線としてつながっているという強みでICOCAの場合もこちらを優先いただけたんかなあということになっております。考え方としては、独自に企画をということかもしれませんけども、なかなかハードルは高いなあと。非公式な形での話としてはできます。それから、数字ははじいてみてもらえませんかということは言えるかもしれませんけど、正面切ってぜひしてくださいということについては、ちょっと弱いんじゃないかと思います。 ○議長(立川茂君) 石原議員。 ◆5番(石原和人君) 一般質問ですので、さまざまな議員の方がさまざまな御意見で要望されたり、訴えかけたり働きかけをするわけですけれども、くれぐれも何が何でもここへ、僕のこのケースですけど、突き進みましょうというんじゃなくて、やわらか目に緩やかに働きかけをちょっとしていただければというふうに思います。 それから、イベントについてですけれども、こちらも費用の面、負担の面を考えますと、本当に一時的ないっときのことに費用、手間をかけるわけですから、これも慎重に進めていただければと思うんですけれども、せっかく備前市をPRしたり、市民が楽しめる機会をというところなんで、小さな単位のイベントであったり、手づくりのイベントもそれはそれで僕もそういうイベントも大好きですし、それは続けていってほしいんですけど、そういう中で大きな費用をかけて備前市を外へ向けてPRされとんであれば、そこを見直して市内で少しお金をかけて、外から人を呼び込んだり、マスコミも引き連れて呼び込めるようなことを考えていただきたいという思いであります。 それから、教育についてなんですけれども、教育長よりお答えをいただきまして、現状、年度の当初は年齢によって配置をしておる。当然年度の途中で状況も次々変わってくるでしょう。その都度大変な御苦労されとるとは思うんですけれども、現時点で臨時職員の方は備前市として募集はされとんですか、いかがですか。 ○議長(立川茂君) 答弁を願います。 奥田教育長。 ◎教育長(奥田泰彦君) 現時点では募集はしておりません。(「年度途中の保育士の需要に対応するため、ハローワークで常時募集している」と後刻訂正) ○議長(立川茂君) 石原議員。 ◆5番(石原和人君) それから、子供さんの中には、ある程度の支援が必要な子供さんもおられるというようなこと、先ほどありましたけれども、そういう支援が必要な子供さんの当然保育児童が、保育園に通う子供さんがふえていますんで、そういう支援が必要な子供さんがふえとるかと思うんですけども、かなり各園でそれぞれ違いはありましょうけども、どんどんそういう支援が必要な子供さんがふえてきておるという状況なんですか。 ○議長(立川茂君) 答弁を願います。 奥田教育長。 ◎教育長(奥田泰彦君) 小・中学校も支援が必要な子供もふえておりますので、はっきりとした数字はわかりませんけれども、幼稚園、保育園についても支援が必要な子供さんはふえてきているように聞いております。 ○議長(立川茂君) 石原議員。 ◆5番(石原和人君) 現在は臨時職員を募集するまでには至っていないということと、それからこれも何の機会でしたかね、香登地区の幼稚園、保育園の今後についての話し合いを教育委員会さんのほうが持たれたときだとは思うんですけれども、そのときの資料として、実際に保育園に子供さんを通わせておられる保護者の方の御意見が幾つか掲載されていまして、10名程度の方がお答えになって、そのうちの3割、3名程度の保護者の方が現在保育料を無料にしてはいただいておりますが、それよりも各園に予算というんですか、そういうところで職員の増員や充実した保育内容を送れる環境を整えてほしいとか、保育士さんの待遇を改善してあげてほしい、それから利用させてもらっている立場としてはありがたいですが、そのお金をもっと施設の改修や子供たちへの物品購入、先生方への待遇面へ使っていただけたらというような、僕も選挙を通じまして、現役世代のお父さん、お母さん方と接する機会も多く、確かに無償化、国もそのほうに大きくかじを切って進んでおるようですけれども、備前市はそれに先駆けて無償化を始めておりますけれども、一つの検討、今後に向けてですけれども、恐らく国のほうも年長児さんのほうから無償化が進んできて、2年後ぐらいですかね、その下の3歳児以下ですか、そこは低所得者層の方に対しての配慮はなされるけれども、完全な無償化はその後というようなことで、備前市でもひとつ検討していただきたいのは、保育料無償化のありようなんですが、幾らかでも済いませんが御負担をいただけませんかと、その御負担いただいたお金で保育士さんの、支援が必要な子供さんがふえておられる、それから育休であったり、産休であったりという女性の方が多いでしょうから、それから突発的なお休みもありましょうし、そういうちょっとゆとりを持った人員配置、それから環境整備等にその御負担をいただいて少し生まれてくる、そこ、財源をそっちのほうへ充てるというようなことも、こうしましょう、こうしなさいじゃないんですけど、検討はしていただきたいと思うんですが、いかがでしょう。 ○議長(立川茂君) 答弁を願います。 奥田教育長。 ◎教育長(奥田泰彦君) 貴重な御意見ありがとうございます。今全国的にも保育士の不足ということが課題になっております。潜在的に保育士の資格を持ちながら保育園とか幼稚園の現場に出ていない方が非常にたくさんいらっしゃるというふうに聞いております。それが保育士の待遇になるのか、保育園の現場の厳しい勤務状況になるのか、いろんな要素で保育士のなり手というんか、臨時職員を採用しても、なかなか応募がないというのもその辺に理由があろうかと思いますが、今貴重な御意見をいただきました。保育料の無償化のあり方をもうちょっと考えて、その財源を保育園の施設設備の整備であるとか、保育士さんの待遇改善であるとか、そういうところに回せないかというふうな御意見であろうかと思います。一度部内でも、教育委員会の内部でも検討してみたいと思います。貴重な御意見ありがとうございました。 ○議長(立川茂君) 石原議員。 ◆5番(石原和人君) あくまで検討いただければと思います。 子育て支援ですから、当然子育ての応援ですから、親御さん、保護者向けの経済的負担の軽減というのも一つ大きな柱でしょうけれども、最も肝心な全ては子供たちのためにという備前市ですから、子供たちのためにどういう予算づけをしたり、どういう制度を構築していくかというのが我々大人の仕事でありましょうから、専ら保護者のほうへ向くんじゃなくて、肝心かなめの子供のほうへ向いた教育政策を続けていただきたいというふうに思います。 それから、現在香登幼稚園ですが、1号認定の子供さん急減して、少なくなって、集団の保育教育が難しいということで、休園という形だとは思うんですけれども、今後もし仮に1号認定の子供さんがふえてくれば、再開するということも、という捉えでいいんですかね、香登幼稚園については。 ○議長(立川茂君) 答弁を願います。 奥田教育長。 ◎教育長(奥田泰彦君) 今香登地区の幼稚園、保育園の一体化を進めておりますので、将来的には香登地区全体のこども園ということを考えていますので、今休園中でありますが、すぐすぐに再開ということは今のところは考えておりません。 ○議長(立川茂君) 石原議員。 ◆5番(石原和人君) どうしても新しい施設ができるときには、直前には少し窮屈な思いであったり、不便な思いを強いられるのも、それはどこもそうでしょうし、どういう種類の施設でもそうなんでしょうけれど、とにかく将来じゃこういう形のこども園をつくりますよ、目指しますよというのがないままに、ただ単に幼稚園の子供さんが減っとるから、一番近くの保育園と一緒にということしか何か伝わってこんのんですよ。前教育長も可能な限り現場の声であったり、保護者さんの声をお聞きして、現場も確認されてしっかり進んでいきますという形じゃったんですけど、議会も認めてこども園にはなったんですけれども、何かこの進み方、それから開園した後の今の現状を見ても、58名の子供さんがあの施設で、遊戯室もいわば子供さんの部屋として使用している。何か異常な空間のように思えて、トイレもわざわざ遊戯室の子供さんは年少の方の教室をすりよけて、すり抜けてトイレに行ったり、そういう現実がありますんで、さっき7月に全園を訪れてというようなことがあったんですけれども、本当に一旦開園した、一旦始まった、だけれども、しっかり選択肢、視野を広げて考えていただきたい。教育長も言われた大内と香登の保育園の子供さん、時間が許せば、時には幼稚園をしっかり行って使っていただきゃえんじゃと言われるんですけど、現実問題なかなか難しいと思うんです。せっかくの施設がじゃあ、この間まで使ようた施設がありながら、じゃあ大きなハードル、課題がないんであれば、そこを使いましょうよと、恐らく人員の配置ぐらいじゃないんですかね、課題といえば。だから、そこをたちまち保育料の見直しなんかできんですけど、人員が確保さえできるんであれば、使えばええじゃないですかという、どうせこども園ができるのは構想から計画立てされても、2年も3年も恐らくかかるでしょうから、その間はそこでやってみたらどうですかという提案なんですけど、いかがですか。検討の余地はないですか。 ○議長(立川茂君) 答弁を願います。 奥田教育長。 ◎教育長(奥田泰彦君) 先ほどの質問でもお答えしたように、常時分園としての活用は、議員おっしゃったように、職員の配置上ちょっと不可能なので、職員の配置が可能なというふうになれば、検討の余地はあると思いますが、子供たちがより大きな集団でという、今施設面で非常に御不便をおかけしているというのは重々承知しております。4名の香登幼稚園の子供たちをより大きな集団で育てたいということで、今の香登保育園の施設のほうに入っていただいておりますので、香登幼稚園の利用についても職員の配置ということで課題がクリアできれば、可能かどうかも検討していきたいというふうに思います。 ○議長(立川茂君) 石原議員。 ◆5番(石原和人君) 市長いかがですかね。人員的な配置、確保ができれば、それも一つ。とにかく2年後、3年後にはこういう形になりますから、しばらく辛抱してくださいなら、ええと思うんですけど、とりあえず一緒になってみて、これから絵を描きます、いつになるかわかりませんだと、子供さんもあれですし、保護者の方も納得がなかなか、人員的な配置については検討の余地はありますかね、市長。 ○議長(立川茂君) 田原市長。 ◎市長(田原隆雄君) 今回のこども園は過渡的な形でスタートさせていただいたんじゃないかと、このように思っております。施設的には、香登幼稚園ですかね、それのほうがスペースといい、環境といい、そのほうがいいんじゃないかというような感じがいたしております。そういう中で、認定こども園ということになりますと、給食上の問題とか、ゼロ歳児の収容の問題とか、そういうようなこともあって、過渡期的な形で、とりあえずそこでスタートさせていただいたと、一日も早く大内保育所も含んだ形での認定こども園を香登地区にするべきだと、そういうふうに思っております。 そういうふうな中で、時期はどうするのか、日生の認定こども園のことと、この香登地区の認定こども園のことと、そういうようなことも含めて財政的なこととか、緊急度の問題について教育委員会側と協議していきたいと思っております。 ○議長(立川茂君) 石原議員。 ◆5番(石原和人君) これもこうじゃないとだめだということはないんですけれども、選択肢があって検討の余地があるんであれば、しっかり視野を広げて、少しでもそういう環境を整えるところへ注力いただきたいということをお願いをしときます。 それから、教育の中で片上高校のお話もいただいたんですけれども、魅力化に向けて進んでおるというところで、しかし現状はなかなか厳しいのかなあと。先日いただいた要覧を見ても、現在の生徒さん32名ということでお聞きをしとります。県内に、恐らく県西部にかなり定時制の高校が多いかとは思うんですけども、県内の他の定時制の状況というのは同じような状況なんでしょうか、生徒さんの動向というのは。 ○議長(立川茂君) 答弁を願います。 奥田教育長。 ◎教育長(奥田泰彦君) 申しわけありません。把握しておりませんので、またお伝えしたいと思います。 ○議長(立川茂君) 石原議員。 ◆5番(石原和人君) またよろしくお願いします。恐らくほかの県立、市立の定時制高校の状況、僕も調べればいいんですけれども、またお知らせいただきたいと思います。 それから、卒業される生徒の大半はまあまあ就職をされておるという資料も委員会のほうでしたか、いただきましたけれども、その就職先というのは、市外からの生徒さんのほうがかなり多いんでしょうけれども、就職先というのは把握されていますか、市内、市外というようなところ。 ○議長(立川茂君) 答弁を願います。 川口教育部長。 ◎教育部長(川口貴大君) 居住地域の近くに就職する例が多いと聞いています。 ○議長(立川茂君) 石原議員。 ◆5番(石原和人君) これも市内企業にも教育委員会、それから執行部含めて担当部局も含めて、市内の企業さんにも、片上高校を頑張って卒業された生徒さんの一つの進路、受け皿としての協力の依頼というんですか、そういう形も積極的に進めていただきたいと思うんですが、いかがでしょう。市内の企業へ向けての働きかけも、選ばれるのは生徒さんなんで、市内企業向けの片上高校のPRはいかがでしょうか。
    ○議長(立川茂君) 答弁を願います。 奥田教育長。 ◎教育長(奥田泰彦君) 市内の事業所の方から授業の中でお話をいただいたり、それからインターンシップということも出てきましたが、夜間高校ということで授業が夜あります。夜にインターンシップとして企業に行くということは、非常にそういった企業が、受け皿がないんですが、とにかく片上高校と市内の事業所の方と関係をつないで、少しでも市内の事業所を理解していただいて、こういう場所も、市内にはこういう働き場所があるんだということを生徒にも伝えていきたいというふうに考えております。 ○議長(立川茂君) 石原議員。 ◆5番(石原和人君) よろしくお願いします。 それから、案内もいただきましたんで、来週ですか、夜間の公開授業ですか、何か案内をいただいたんですけれども、来週ですかね、4日間ほど。それもまあまあお邪魔して、状況も見させていただいて、恐らく議員さんも何人か行かれるかわからんですけど、お邪魔してみたいと思います。 それから、時間もないんですけれども、しゅんせつのところで今協議中の最終処分場、そこもし仮に使用可能となれば、そこの処分場は県管理であれ、市の管理であれ、処分は可能と捉えとってよろしいですか。 ○議長(立川茂君) 答弁を願います。 藤森建設部長。 ◎建設部長(藤森亨君) どちらも可能と考えております。 ○議長(立川茂君) 石原議員。 ◆5番(石原和人君) それから、要望の件数の説明がありましたけれども、これも後日で結構ですんで、委員会等でもその件数の、17件の内訳と、それからそれの要望されとる、積もっとる土砂の容積等、市のほうは把握をされとんのか、処分の容積はさっき説明いただきましたけど、必要なしゅんせつ土砂の容積がわかれば、そのあたりのところも資料をお願いしたいと思います。よろしくお願いします。     (発言時間終了のブザーが鳴る) ○議長(立川茂君) 発言中ですが、制限時間ですので、石原議員の一般質問を終わります。 以上で石原議員の質問を終わります。   ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(立川茂君) 次に、沖田議員の一般質問を願います。 7番沖田議員。     〔7番 沖田 護君 登壇〕 ◆7番(沖田護君) それでは、通告に従いまして一般質問をさせていただきたいと思っております。 私も考えてみますと、2度市長選に出させていただきまして、2度敗北ということであります。多分備前市の歴史の中では初めてだろうと思っております。相当落ち込んだりしましたけども、この2回の市長選を通して多くの方々と触れ合いました。かなり隅々まで歩かせていただいて、いろいろな方の御意見をいただきました。それは私にとっても大きな成果であったなあというふうに感じているところであります。 特に昨年の市長選につきましては、3人ということで、もう一人ということもあったんですけども、最終的に3人の戦いの中で、かなり激戦の中、勝ち抜かれました田原市長につきましては、1年おくれでありますけども、尊敬の念を持ってお祝い申し上げたいと、こういうふうに思っているところでございます。 多分その選挙戦を通じて意見交換会もあったんですけども、1つは前市長の政策に対してどう評価するかということが一つの争点だったと思います。多分田原市長と私は余り政策的な違いはその中ではなかったというふうに認識しているところであります。おおむね4割の方が投票へ行かれませんでしたから、6割の方が投票に行かれ、その中の3分の2の方がほぼ同じ趣旨で投票をされたんではないかというふうに理解しているわけであります。 前市長も大変立派な方であったと思いますし、選挙で選ばれたわけであります。ただし、行政運営につきましては、少し私は課題が多かったなあというふうに感じているところであります。なぜかといいますと、一番近々で見れば、昨年の当初予算、普通は骨格予算を組むわけでありますけども、例えば備前焼まつり2,000万円だ、タクシーチケットは200メートル撤廃して、70歳以上でしたか、全員が。そして、私が一昨年出馬の前にお約束した、例えば陸上競技場の修理、あるいは理不尽な会議所への補助金カットについてもとへ戻すということを申し上げたら、2月予算でそれがはや上程されている。取ってつけたような内容もあったんではないんかなあと思っております。 私は前市長は経営者ですから、私たちにない発想があったり、そして実行力もあったことは評価しているところであります。ただ、ふるさと納税が一つのキーワードというふうに私は理解しとります。何かいうと、ふるさと納税があるから何でもできる。全国で5番に入ったんだという話です。物事にはいい話と悪い話があるんです。ふるさと納税でたくさんお金が入ったことは事実であります。ところが、備前市の借金は確かに減った、貯金はふえた、事実であるけども、現時点で市長、幾らですかね、417億円ぐらいの借金があるんでしょうか。下水も毎年赤字ですから、19億円前後、一般財源から繰り出しをしている。下水が来ていない人の地域の方のお金も入れて入れている、こういう現実があります。病院にも繰り出しをしている。確かに水道には20億円ぐらいの貯金があります。しかし、本管が破裂したのを皆さん御存じですよね。三石の方は4日間ぐらい水道がとまった。山陽新聞や朝日新聞を見るとそういうことが書いてありました。私も回ってみますと、トイレの水が困ったんで井戸から水をくんだり、川から水をくんだ。こういうインフラの整備がおくれていることもまた事実なんですね。20億円の貯金、どれくらいで消えるでしょうか。今、前の本管40センチ、後でそこの下水の話はしますけども、30センチの新管をずうっと通してバイパスへつなぐと三石まで行きますかね。 こういうことを議論されずに、いい話だけとって、これから少し質問に入っていきます。恒久的に財源を使う政策をとった、ここが大きな問題であったと、こう思っております。なぜならば、備前市の経常収支比率、数字はうそをつかないんですよ。僕も含めて政治家は結構大きなことを言いたがるんです。どうしてもええ格好したい。国でも財務省の役人でも、あれだけスーパーエリートでも間違ったことを言う、改ざんする、こういう時代です。だけど、数字は絶対うそをつかないんです。経常収支が91でずうっと来た。ところが、去年94.7になった。ことし幾ら出ているか後で聞きますけども、恐らく九十七、八、山陽新聞の書いてありました新聞記事、これは衝撃を受けた方多いかったと思うんですけども、これは予測では100超えるんです、本当はね。来年100を超えるということになると、御家庭に例えると、貯金は崩さんとだめですよね。食料費、消費性向も絞らんといけない、こういう厳しいのが100超え。今まで備前市は100超えたことはない。未曽有の経営危機に企業でいえば当たるわけです。この危機感がもちろん市長と職員は物すごく共有していると思うんですよ。だから、これをもう一度この場で、市民の見える目線の中で、ネットやひなビジョンが出ている中で共有しているかどうかということをぜひ答えていただきたい。 なぜこの4年間でこんだけ悪化したのか、数字が、この政策、なぜそこに原因があったのか、それをきちっと検証しないといけない。いいこと悪いこと含めて何が問題なのかということを、きちっと文書で残す。そして、情報公開する。これが市であり議会の役目であると、私は考えているところであります。 では、一つずつお聞きしていきますけども、例えば新規事業への財政投入額、保育料無償化、これ幾らかかっているのか。先ほど同僚議員の話にありましたように、保育料は無償化だけど、そこに働く先生方、保育士さんの待遇はどうなのかな。臨時、いわゆる正規、非正規の方の条件ですね。非正規の方、私の記憶では、昔は臨時は14万6,000円ぐらいだったように記憶しています。ブラック企業並みですよね。預ける人はただでいい。しかし、そこで働く人の身分はどうなんだ。年休は多分10日ぐらいあるんですけど、とっていますでしょうか。残業手当は、働いた時間ついているかもしれないけど、準備の時間なんか残業手当がついているのかどうか。そういう職員の一生懸命子育て、人の命を預かっている人の処遇はどうなのか、こういうことがきちっと検証されているかどうか、きちっとお答えいただきたいと、こう思っているところであります。 実は選挙戦にこの市議選に入る前に、石井参議院議員が来られて、そういう経常収支が100超えたりこんなんですよと、何か保育料や医療費、それは沖田さん、備前市大変じゃないですかと、こうお話があるから、でもちょっと嫌みなんですけど、共産党以外の全部の政党は前市長を推薦されたんじゃないんですかと、こういうことを言うと、ちょっと黙って帰られました。私はこの保育でいうと、一つの考え方として、むしろ在宅で育児をされる方に補助金を出したらどうかと、おうちで見られる方に。ということも一つの考え方ではないかなと、ぜひ御検討いただきたい。 それから、医療費の無料化、これのどれぐらいかかっている。それから、給食費、これは給食費無料にしたらいいという議論もあるんです。ただ、お隣の赤穂市で市長選挙があったとき、現市長が出られるときに対抗馬3人出たんですけど、1人は給食費無料だということ、政策を出したんです。ところが、現市長は絶対乗れないと。赤穂市みたいな財源の豊かなところでも、2億5,000万円、3,000万円恒久的に出し続けることは約束できないから、私はできないとがあんとはねたんですね。私は食べるものは、親が昔は500万円以上の年収だったら、保育料だって5万円ぐらい皆さん払ったんじゃないんですかね。うちらもそうですけど、内職をして給食費を払ってくれました。だから、親の恩は一生死ぬまで忘れないんです。何でもただで愛情を持って育てられるかというような話もあるんではないんかなということです。だから、私は原則的に無料化には反対だということを私の立場で申し上げた。 公共交通機構、これもさっき1億5,000万円ぐらいというお話が出ましたけども、済いません、通学バスとか給食の運搬なんかも含めたものかどうか確認したい。 タクシーチケットも、今市長の英断で免許持っている方は出していないとお聞きしていますけど、この金額が幾らかどうか。 それから、今賃貸保障していますね、3年が1年になって。悪く考えれば、備前市はいいところやなあと、家賃は半分くれる、保育料は無料、医療費も無料、いいときだけ住んで、じゃあ都合が悪くなったらよその市へ、岡山に近いところ、高校とか行ってしまうんでないかな、そういう心配もあります。ですから、この辺は当代で物事を考えていく必要があるんではないかな。 陶芸美術館、これ運用経費と耐震ができていないということが書かれていましたので、この辺は伊部駅と含めてどうお考えになるかということもお聞きしてまいりたい。 私は結論からいうと、一時的な収入を恒久的に事業に充てたことが問題であり、あくまで数字はうそつかないわけですから、100超えるとしたら、それをどうやって再生していくか、何を切るのか、何を残すのか、決断をしていただくことが必要ではないかなあと思っております。 4番目に、インフラの老朽化ということで御質問させていただいております。 これは市長も多分同じ認識だと思うんですけども、3地区の体育館は結構ぼろぼろですよね。日生総合支所でドローンを友人が飛ばして上から見たら、結構屋根がめくれています。久々井のプールもそうですね。吉永は今補修すると7割ぐらい補助がもらえるということですけども、久々井の樹木がどんどん茂ったり、片口のグラウンドも樹木が出たり、近隣に葉っぱが落ちたり迷惑かけている。こういうインフラ設備ですよね、これをどうするのかという予算をある程度見込みを組まないといけないんではないか。 それから、上下水道、さっきお話ししましたけど、上下水道もこれからどういう形で補修をしていくのか。私は市長がちょっと前におっしゃったんじゃないかと思うんですけども、民営化も一つの方法じゃないかな。市内業者さんできちっと年間7億円なら7億円、8億円なら8億円、財源を確保して、市長がかわろうとも、ここのインフラはきちっと確保するんだというような政策をとっていく。安心・安全から見ても必要ではないか。水がなければ人間死にます。一軒しかないから水をとめるわけにもいきません。こういうことをぜひ考えていただければと、こう思っているところであります。 それから、新庁舎ですね、私はここをるるきのうから議論されています。私、目をつむってずうっと考えてみて、今大体10年間で500人ずつぐらいが減っています。ここ2年では600人ぐらい減っています。とすると、20年後に2万5,000から7,000の町に6階建ての市役所が建って、あるいはそのときに道路やインフラがぼろぼろであったとしたらどうなのかなあということを私は考えたわけです。この市議選も通して皆さんとも会話をし、街頭演説も多い日は30回ぐらいさせていただきましたけども、皆さん余りそこまで認識はないですね。ええっ6階建てかなあというふうな感じですね。私の立場でいうと、ここは入札もされているようですけども、入札案件がきのう来ています。一度立ちどまって英断を持って、今言ったインフラとか今ある事業を見直して、本当にそれだけの財源、そしてまだ私は聞いていないんですけど、この新庁舎のランニングコスト、年間幾らかかるのか、そういうことも含めて教えていただく中で、勇気を持って立ちどまって見直したらいいんではないかということを提案申し上げたい。ここは多分市長と考え方が違うと思います。 それから、先日メールボックスに何か談合の疑いありとの手紙が入っておりました。これも高橋副市長は高潔な方であり、指名委の最高責任者としてそういうことはないと思っております。高橋副市長からもその辺の決意、お考えをお聞きしたい。ただ、入札額が九十七、八ともなると、かなり高額な入札だなということもびっくりしましたので、そのこともお答えいただければと思っています。 私は経常収支が100を超えて県下ワーストワンに転落するということであれば、箱物については考えるべきだということを改めて申し上げたいと思いますし、市民にとってそれをすることが合理的な利益につながらないことは立ちどまるべきだと思っている。合理的な利益、それをすることによって市民に合理的な利益がないことは、立ちどまって考えたらいいんではないかと、こう思っています。 大きく2番目になりまして、人口減対策ということで、これは先ほどからるる、るるお話が出ていました。市長もお答えになったように、地理的な問題、要は瀬戸内市の倍あって、山が多い。当然過疎化は、私も歩いてみて、吉永、三石、野谷、五石、いろいろなところを歩きました。ある人は手を握って、ここの町を見捨てないでねえということを言われたら、本当に涙が出たなと、僕も田舎の出身ですからそう思いました。日生も中日生は大体歩かせていただきました。本当に高いところへおうちがあって、おばあちゃんが多分ひなビジョンを見ていて、あああれが沖田だったかなあと思い出す方もいらっしゃるかもしれませんが、エントコして、もうお墓もことし参るんが最後かなあと、傾斜が強いから上がれないんですよねえ。空き家が多かったです。そういう意味で、簡単にはこの課題は解決しない。だから、保育料無料にしたり、医療費を無料にしたり、いろいろしたと、家賃保障したとしても、人口減は全然変わっていない。むしろ人口減はふえているということは強く認識するべきだと思っています。この辺も市長の御認識をお伺いします。 ただし、先ほどちょっと出たように、駅の周辺、吉永でも本線の近くは団地ができていますね。今、伊部は今度また新しく26棟ですか、7棟ですか、民間が造成地をつくります。コーポも建っています。駅の近くについて言えば、結構新築やコーポが建っている。だから、伊部地区は意外と人口が下げどまって、日生と多分伊部の差は1,000人もない。やがて逆転するだろう。また、この片上もこのエリア500メートルぐらいで病院も銀行もお買い物もできる、歯医者さんもある、魚屋さんもある、こうした利便性はシェアハウスなんかつくって改善していくことも必要ではないかなあと思います。一朝一夕にはいきませんけども、利便性があるところはもっと利便性を高める。備前市のイメージは私の空手の教え子かなあ。「先生、岡山へ就職したら、備前言うたら、電車が1時間に1本で、鹿が出るといって、どえらい田舎だと言われたんだあ」と、こう言われていました。それはそれとして、先ほどからJRの増便については市長も努力なさっているけど、難しいというお話がありましたけど、伝統産業会館一つとってみても、車椅子でおりれない。エレベーターがない。2020年東京オリンピック・パラリンピックがあるのに、これは少し恥ずかしいなあと、こう思っているところであります。 電車の増便についても、これこそもし財源、市税を投入してでも、JRがお話に乗ってくれるんであれば、積極的に参画していただいて、少しでも利便性を高める、私どもの浦伊部の方や伊部の方はどこへ行っているかというと、和気に行っているらしいですね、車に乗って。駐車料金100円、本線便利がいい。伊部は300円、香登は100円ですけどね。この辺の駐車料金の見直しについてもひとつお考えいただきたいな。ふやせふやせと言っても、利便性が悪ければ使わないということもぜひ考えていただきたいと思っています。 それから3番目ですね、3番目、市民にとって最良の医療政策ということで、実は私も備前病院にかかっているんですが、いつ行ってもがらがらなんですよね。3病院つくることは、もう決まったことで、あとはこの3病院をどのように機能分担して、市民にとって安心・安全、いつでもかかれる、気持ちよくかかれる、そして最適な医療が受けれる病院にしていくかということが求められていると思っているんですね。この辺は今荻野先生が管理責任者におられるというふうに聞いています。これは大変立派な方でありますけども、吉永病院の診察を見ると、外来診察はほとんど荻野先生が診られていますから、吉永病院の経営もしながら、全体を見るというのは、幾らスーパードクターでも難しいんではないかなというふうに考えております。 今後、来年定年ということでもありますので、ここは岡山の大規模病院から管理責任者を呼んでお医者さんを確保できる、管理責任者を招聘するように強く要望しておきたいと思います。これはどこにお願いするか、個別の病院名は差し控えます。そんなことしたら、また話が先に行ってしまって御迷惑かけてもいけません。 そして、現在の病院、私は備前病院は80列のCT、1.5テスラのMRI、医療機器としては最適なもの、県下でも優秀なものを持っているわけでありますから、東備の拠点病院として再生していくことも一つかなというふうに思っております。ですから、岡山の大規模病院と連携をとって、医師の交流がもっと速やかに行えるようになれば、本来の意味での2次救急が達成できるんではないかなと。今は2次救急と言いながら、実質的には1.5、むしろ吉永病院が2次救急としてほぼミニ総合病院としての機能を果たしているんではないかなというふうに思っているところであります。 教育についてお伺いします。 奥田教育長の就任は、私も大変よかったと心から喜んでいるところであります。教育長の決意も伺いたいし、県教委や教育事務所の経験がないということが私はちょっと心配していたんですけども、ここで教育委員会で6年ほど奉職されたということで、県教委のパイプは十分あると認識しております。その点のところもお伺いしたい。 それから、旭東地区の教科用図書採択協議会脱退をしたということで、岡山県教委からかなり備前市については厳しい認識をされていると、相手にしてもらっていないというようなことも、教育関係者からお聞きしております。 教科書に、このときに何があったのかなあと思って聞いたら、何か備前焼が載っていなかったからというふうな理由だそうですけども、備前焼はもともと副読本で教えて、教科書本来の趣旨ではありません。例えば沖縄で多くの血が流れたから、これは文科省じゃなしに、この教科書を使いたいというのは筋が通ります。しかし、備前焼が載ってないからという理由だとしたら、これは笑われてもしようがないような内容ではないかと思います。ぜひ新教育長、大変ですけど、頭を下げて、もとのチームで信頼される教育行政を行っていただくように、生意気なようですけども、お願いしたいと思います。 それから、鳴り物入りで導入したタブレット、IT機器の導入の検証がどうもされたのかどうか。実際、小学校1年から中3まで一気にタブレットを導入して、1月導入ですから3月時点ではや九十何台余ったというようなことも聞いています。その辺の検証。 それから、機器の要は管理基準があるのかどうか。どこに何台行って、壊れたのが何台でどういう形をするのか。もっと心配なのは、もうリチウム電池がそんなにもちませんから、これからパソコン教室のパソコンとタブレットをどう併用していくのか、両方出すだけの財力がありませんから、その辺のすみ分けをどう考えていくのかということもお聞きしたい。 電子黒板については、全国的にかなりの成果を上げていると聞いておりますので、フューチャールームですか、そういうICTの教育、この辺について少し私の頭でもわかるようにかみ砕いて教えていただければと思っておるところであります。 最後の5番目、実は市内回りまして、どこの企業さんも人がいなくて困っています。本当に困っています。人材派遣会社に人がいない。このままこの状態を放置したら、5年後には人手不足倒産か人手不足で会社を閉めないといけない。要は単純作業はもう人がいないんです。3,300万の正規労働者と2,000万ちょっとの非正規、非正規にならない非正規入れても全労働者が足りません。そういう意味でいえば、備前も中小含めて企業がたくさんある。そのおかげで今まで税収で潤ってきたわけでありますけども、そこがばたばたと撤退、あるいは閉めるということになれば、これは死活問題になります。ここ5年ぐらいが勝負ですから、外国人労働者を積極的に受け入れる政策、これは一つは商工会議所なんかとチームを組んで、特に今一番の近々の問題というのは、住むところの問題なんですね。1万円から1万5,000円ぐらいしか実際派遣会社も払えません、安い賃金でも来ていただくわけですから。そういう意味でいうと、空き家を活用したり、そういうもう少し安くできる、例えば雇用促進一棟買いできるんならそれでもいい。若い労働者の住むところの確保にそういうことを活用してもいいんですけども、本来幾ら企業を誘致しようとしても、人がいなければ困ります。私がいたパナソニックでも、外国人労働者を入れているというようなこともるる聞いております。パナソニックの友延の跡地やこれから市長も力も入れておられる香登の物流、あるいはそういうところにつきましても、人の確保をしていかなければなりませんので、この辺は備前市が先進地として積極的な外国人労働者の受け入れ、あるいはその政策を進めていただければと強く念じているところであります。 質問を終わりますので、どうか御回答をよろしくお願いいたします。 ○議長(立川茂君) ただいまの質問に対する答弁を願います。 田原市長。     〔市長 田原隆雄君 登壇〕 ◎市長(田原隆雄君) それでは、沖田議員の質問に順次お答えさせていただきますが、何分広範多岐にわたる質問でありますし、かなり細かいところまでの具体的な質問もありました。私から総括的な答弁になろうかと思いますが、不足する部分は担当者等に再質問でもいただければと思います。 それでは、備前市の財政についてでございますが、1点から3点までまとめてお答えをさせていただきたいと思います。 備前市の財政に対する認識についてですが、経常収支比率の悪化につきましては、予算の編成や執行に際して、職員向け説明会など、あらゆる機会を捉えて危機的な財政状況であること、コスト意識の徹底などを継続的に周知しております。したがいまして、危機感としては職員は共通できているんじゃないかと、このように考えています。 なお、経常収支比率の悪化原因につきましては、平成28年度決算では、小・中学校、保育園、幼稚園及び認定こども園における賃金、ALTの全校配置、民間経営であった備前焼ミュージアム、日生温水プール及び市内バスの市営化などの運営費、道路や河川の維持補修費など、経常経費の増加に加え、市税、普通交付税、地方消費税交付金などの経常一般財源の大幅な減少によるものであろうかと思います。 このような厳しい財政状況の中で、平成30年度当初予算におきましては、これらの状況を検証し、ふるさと納税の依存度を下げるためにも、活用事業の見直しを行ったところであります。今後も費用対効果を検証しながら、継続的に見直してまいりたいと考えております。 次に、4点目の事業の財政投入についてですが、保育料の無償化によるコストは、無償化前の26年度から27年度以降の段階的な無償化により、29年度までの累計で5,943万円の収入減となっております。また、保育士及び保育園教諭の正規・臨時職員の人数と割合は、正職が99名、臨時職が104名であり、正職比率は48.8%、しかしながら正職の人数のうち、育休、病休で12名休んでおります。実質的正職は87名であります。 そういう中で、御指摘のように臨時職の待遇改善について意を尽くせという提案については、真摯に受けとめたいと思います。 次に、在宅保育の補助金についてですが、現在在宅で保育をしている保護者に対する直接的な補助は行っておりませんが、園に通っていない子供やその保護者が相互に交流し、子育てについての相談、情報提供、助言、その他援助を行う地域子育て支援拠点を市内に5カ所開設し、無料で利用いただいております。今後とも在宅で保育をしている保護者の方のニーズに応え、より利用しやすい拠点となるよう充実を図ってまいりたいと考えております。 保育料の無償化についての検討につきましては、先ほど教育長もお話ししましたように、一考の必要があるんじゃないかとも思います。 次に、御指摘をいただいた主な新規事業への財政投入額についてですが、まず医療費の無料化については、平成29年度の実績で就学前から高校生までの4,194人で1億1,795万円であります。そのうち拡充した高校生の対象689人に対し、約1,800万円を支出しております。 次に、給食費の補助ですが、29年度の実績で小学生625人、中学生345人に対し、約3,300万円を支出しております。 次に、交通網の公営化についてですが、29年度の市営バス事業には約1億1,400万円、スクールバス事業には約5,300万円をそれぞれ支出しております。 次に、タクシーチケットの配布についてですが、平成29年度は2,742件の申請があり、約2,000万円を支出しております。 次に、賃貸の家賃補助についてですが、29年度、若年夫婦世帯家賃補助事業の実績は179世帯で、3,500万円を支出しております。 次に、備前焼ミュージアムについてですが、平成29年度の運営費は約3,500万円となっております。この建物は、昭和52年竣工の建物で、築41年が経過し、老朽化が進んでおります。今後の運営、維持管理などを考慮しますと、耐震改修するだけのメリットは余りないのではないかと考えており、類似する文化施設の機能分担を検討する中で、今後どのようにしていくかを判断しなければならないものであります。いずれにしましても、相当の費用を要しますので、慎重に検討してまいりたいと考えております。 次に、老朽化するインフラについての見解でございます。 3地区の体育館の補修、久々井のプールについてでありますが、備前市総合運動公園内の久々井体育館、プールにつきましては、平成25年度に長寿命化計画を策定しており、日常的な点検により、必要に応じ補修工事を実施し、対応をしております。今後は他の施設を含め、財政状況を考慮しながら長寿命化計画に基づき、年次的に整備を検討していきたいと思います。 なお、吉永B&G海洋センターでは、B&G財団による補助制度では、備前市の場合、補助率の上限が70%ですので、必要に応じ申請してまいりたいと思っております。 運動公園、久々井と伊部公園、片口の樹木等の管理につきましては、指定管理者、施設管理公社により定期的に作業が行われていますが、本年度は伊部運動公園の支障木伐採についてを予定をいたしております。 また、備前温水プールは、平成7年10月開園から20年以上が経過しており、これまで各設備の修繕をしながら現状を維持しておりますが、計画的な修繕が必要となってまいります。これらにつきましても、先ほどの管理経過を具体化させ、他の施設もあわせて検討を行っていかなければならないと考えております。 次に、上下水道事業については、今後どのように管理していくのか、どれぐらいの経費がかかるのかということでありますが、御指摘のように人口減に伴い収入減少が見込まれ、経営状況が厳しくなることが予測されます。さらに、経年劣化による各施設の故障が多くあり、各施設の更新も喫緊の課題となっております。 このような状況において、健全な経営を続け、維持管理費用を削減するために、施設の統廃合、設備、施設のダウンサイジング、ストックマネジメントや長寿命化計画により事業運営を進めることといたしております。 割り勘という表現がございましたが、人口減少が進む中で、市民にわかりやすい表現だと思って、私もこれから利用させていただきたいと思います。 今後、5年間の年度ごとの維持管理費用及び更新費用につきましては、下水道事業は維持管理費用が2億円、ストックマネジメント計画に基づく更新費用については2億円、計4億円。水道事業については、維持管理費用が1億円、老朽施設の更新費用に4億円、計5億円を計画しております。 また、議員御提案の公設民営につきましては、前市長が民間営業を市営としたこととは真逆の政策であり、国も民営化を積極的に推し進めているところから、先進事例を参考にしながら、備前市の実情に合ったものとして検討してまいりたいと考えております。 次に、庁舎のランニングコストについてですが、まず整備事業費について現時点では42億円と見込んでおります。これには庁舎本体のほか、現庁舎の解体撤去、倉庫棟、外構工事、附帯設備、設計監理業務委託及び什器購入費等を含んでおります。 庁舎全体に係る建設費用は、設計額で32億円、延べ床面積は6,657平米で、近年の他自治体の事例と比較した場合、平米当たり単価及び職員1人当たりの床面積とも同程度かそれ以下となっておろうかと思っております。 次に、ランニングコストですが、光熱水費で年間約1,700万円程度を見込んでおります。電気保安管理、消防設備点検、機械警備委託及び清掃業務委託等のメンテナンス費用につきましては、現在調査検討中でございます。 庁舎建設を凍結せよとの御意見でございますが、この件につきましては、中西議員にお答えしたとおりでございます。今ここで立ちどまるということは、考え方としては理解はできますが、実際問題は難しいんじゃないかと、このように思っております。 また、談合情報うわさの件につきましては、副市長が担当でございますので、副市長のほうから答弁をさせていただきます。 次に、人口減対策について、駅周辺は利便が高くというような話でございます。周辺の空洞化についてでありますが、御指摘のように各種定住化施策によって、伊部から西方面については新築住宅やコーポの建設が見られ、人口の下げどまり傾向が見られるものの、市全体で見ますと、人口減少の改善に至ってはおりません。 赤穂線の増便や駐車場料金の見直しについてでございますが、これもたびたびお答えしておりますが、増便、延長運行については、人員及び車両の整備等でなかなか困難であろうというようなことでございますが、粘り強くお願いはしてまいろうと思います。 そういうような中で、市でできる環境整備でありますとか、利用者の利用しやすいような駐車料金等については、積極的に考えてまいりたいと思っております。 具体的に、伊部南駐車場料金につきましては、一時預かり駐車と月決め駐車の2種類があります。月決めの影響が懸念されることから、一時預かりの料金は現在では困難と考えます。今後の状況によっては、利用者の利便に資するように指定管理者であります備前焼陶友会と協議をしてまいりたいと思います。 伊部駅の改修についてですが、エレベーターをということでございます。先ほど来、財政運営について種々御心配いただきました。何といっても財源のことであろうかと思っております。 まずは、JRとの協議も必要となることから、設置いただけるよう努力をするよう要望してはまいりますが、今回国交省が新たな補助制度を新設したというようなことでありますので、その内容等も精査しながら、可能性の有無について検討してみたいということです。 次に、病院問題です。 市民にとって最良の医療政策について。 備前病院の患者の落ち込みが大きい、最構築はあるのかということでございますが、備前病院の1日平均の外来患者数は29年度で156.7人、28年度は170.5人、約14名の1日当たりの減少となっております。この傾向は備前病院に限ったものではなく、日生・吉永病院を初め近隣の病院でも同様であるとお聞きしておることであります。患者が減少しているということは認識をしております。患者が少ないということは、市民が健康であったということなら悪いことでありませんけれども、市民がほかの病院へ流れているということになれば、問題であろうかと思いますので、原因について検証していきたいと思っております。 病院事業の経営について御心配いただいておりますが、何とか29年度の収支も黒字ということであり、備前病院においても、院長もかわりました中で黒字経営ができておるということであり、今後とも備前病院事業の健全な運営をお願いをしてまいりたいと思っております。 将来の3病院の位置づけについてですが、御案内のように備前市では合併時に3病院を残すと決断し、さらに3病院を全て新築いたしました。今後、病院への依存度の高い後期高齢者がさらに増加する見込みでありますので、現時点では通院が可能な入院施設もある身近な医療機関として、備前・日生・吉永の生活圏の中でそれぞれが役割を果たしながら、地域に必要な機能は残していく必要があると思っておりますが、病院設置者である市長の責務は、まず備前市の市民病院として大枠の中で一体化を目指さなければならないと考えております。そういう中で、現時点では各病院の歩みや建設時の経緯、人の流れ、生活圏を考慮し、当面は北部地域においては吉永病院を核に、南部地域につきましては、備前病院と日生病院を一体的、効率的に運営するという二極化を過渡期の方法として考え、病院事業管理者にその方向で運営していただき、その実現に向けての方策について検討をお願いしているところでございます。 薬の処方について、備前病院のみ院外処方として行っているところでございます。日生・吉永病院については、院内処方となっております。この点につきましても、いろいろお話を聞かせていただきましたが、それぞれの病院で処方についての方法が違います。病院事業管理者及び各病院長からは、現行の状態でいくという意見を伺っておりますので、沖田議員の意見は意見としてお伝えをしていきたいと思います。 最後に、労働不足の問題でございます。 議会でもよく企業誘致を積極的にしろと、こういうことが訴えられます。私もそのように思いますけれども、御指摘のように市内の人員不足が顕著であるということもこれまた事実であります。そういうような中で、外国人労働者の受け入れ態勢について、私も企業の方との面談の機会に、雇用の確保を含めてお伺いしております。そういう中で、雇用確保のため社宅の設備が必要との認識もいたしております。議員御提案の外国人労働者の住宅確保につきましても、また市外からの労働者の確保とあわせて住宅を保有できにくい企業のニーズや地域住民の御意見を伺いながら、空き家や民間社宅等を有効に活用し、少しでも社宅が確保できるよう検討してまいりたいと考えております。よろしく御指導お願いしたいと思います。 ○議長(立川茂君) 高橋副市長。     〔副市長 高橋昌弘君 登壇〕 ◎副市長(高橋昌弘君) それでは、私から新庁舎の建設について、指名委員会の長であります私のほうからお答えをさせていただきます。 新しい庁舎に関してちまたのうわさ、談合情報についてでありますが、先般、市に対しまして某新聞社から談合の情報を提供したいということで、市長と私に取材したいとの連絡を受け、面談を行っております。談合情報につきましては、備前市入札等調査委員会を開催し、協議を行ったところ、事情聴取等の調査に値しない情報だとの結論に至りました。しかしながら、このような情報が入ったことは事実であるため、入札参加を予定している企業に対しまして、入札に際しては厳重に行われたい旨の文書を郵送しております。 次に、落札率97%についてでございますが、設計をした時点と発注の場合に時間的なラグがございます。そうした中で、Sづくりで構造体は鉄骨が主でございます。そういう状況の中で、鉄骨が資材の高騰等により実勢単価を入れて積算をされたと。その結果がこういうふうな率につながったものだと理解しております。この状況を見て、談合があったというような判断はしにくいというように私は理解しております。 それから、今回は疑惑を持たれている件につきましては、今回庁舎の指名参加条件に問題があったのではないかということが疑惑を持たれている件でありますので、この件につきましては、非常にわかりにくい説明になるかもわかりませんけども、丁寧な説明をしたいと思います。時間がかかりますけども、容赦願いたいと思います。 この条件設定の考え方について、指名委員会を5回開催し、協議を重ね、最終的に今回の指名参加資格になったものでございます。 地元企業が多数入札に参加できることを第一と考え、建築、機械、電気、それぞれ分割発注といたしました。このことにつきましては、建設業協会から市に対し要望書、議会に対しましては陳情書も提出され、趣旨採択が行われていることを十分その部分を配慮したものでございます。 建設主体工事の条件につきましては、3社の共同企業体、以下JVと言いますが、代表者は県内における総合評定値1,050点以上、特A以上とし、さらに今回計画している庁舎と同規模以上の工事実績があることとしております。従来の県外、県内業者、評定点1,200点以上、特Aの検討も最後の最後まで十分に検討を行っております。全国的な大手業者のリニアモーター建設に伴う談合等が取り沙汰されていることや、県内の他市においても県外業者を排除し、県内だけのJV方式で発注がふえていることや、施工実績を見ても、十分な能力を有していること、また下請業者につきましても、市内業者が参入しやすい環境を考慮したことの理由などから、今回の庁舎建設につきましては、県内業者と市内業者とのJVで行うことに決定をいたしました。しかしながら、県内総合評定値1,200点以上で施工実績のある業者は少数でございます。本市における最近の入札参加の状況を見ますと、非常に少なく、不調に終わるリスクが高くなる傾向にあることなどから、業者数をふやすため、総合評定値1,050点以上まで引き下げを行ったものであります。この考え方に特に問題があったとは考えておりません。 次の第2構成員は、県内特A以上、1,050点以上、第3構成員につきましては、市内業者、評定値800点以上、Aとし、いずれも施工実績等の条件は付しておりません。 次に、電気機械設備においても、基本的な考え方は建築主体工事と同じであり、2社JVとし、施工実績等により総合評定800点以上であれば、代表者になれることとしております。 参加者資格要件の決定につきましては、私どもは公平・公正は当然ながら、県内及び備前市内の業者の受注の確保からも適正であったものと判断をしております。 以上です。 ○議長(立川茂君) 奥田教育長。     〔教育長 奥田泰彦君 登壇〕 ◎教育長(奥田泰彦君) 私からは4番、教育についてお答えいたします。 まず、平成27年に旭東地区教科用図書採択協議会を離脱以降の岡山県教育委員会との関係について御心配をおかけしておりますが、以前と変わらぬ良好な関係を維持しておりますので、その点は御安心ください。 備前市では、第2次総合計画で教育のまちを将来像に掲げて以来、ほかに先駆けて小中一貫教育の導入やICT、外国語教育に取り組むとともに、教育環境の充実のために学校教育へ多くの予算を措置していただきました。その中で、教育委員会としても、全ては子供たちのためにの考えのもと、教育の成果を上げるためには、備前市の子供たちによりふさわしい教科書の提供が必要であると考え、単独での教科書採択を行うこととなったという経緯があったようでございます。 当時の議会においても、単独採択を行うことの意義を説明する一方で、複数の議員の皆様から単独採択を行うことや、教職員の負担が増加することについて御心配をいただいたと聞いております。 教育長就任後、約半数の小・中学校への学校訪問を終えたところですが、どの学校も非常に落ちついた状態で教育活動が営まれている現状は、先生方の努力のおかげであるとともに、今までの取り組みの成果と考えております。しかしながら、一方で学習指導要領の全面改訂を控え、学校自体に余裕がない現状については非常に危惧しております。また、学校現場では、教職員の働き方改革も求められております。私は学校現場や教育委員会事務局での経験があり、人的ネットワークもあります。教育長として県教委とも連携を図りながら、教育の質の維持向上に努めるとともに、こうした学校現場の状況が少しでも改善できるよう教科書採択のあり方を含め取り組みの見直しに積極的に取り組んでまいります。 次に、タブレット等ICT教育の検証についてお答えをいたします。 タブレット端末に特化した管理規程はありませんが、市長部局だけでなく、学校も含めたICTの運用ルールを定めた備前市情報セキュリティーポリシーに沿って管理をしております。 次に、パソコン教室との整合性と今後の買いかえどきの対応については、現場の先生方からは、パソコン教室のデスクトップパソコンよりもタブレット端末にキーボードをつけたほうが使い勝手がよいという声も多く聞くようになり、全国的にもパソコン教室を廃止し、普通教室においてタブレット端末を使用する自治体も出てきております。 平成27年1月のタブレット端末の導入から3年以上が経過し、タブレット端末のバッテリーの劣化や故障機も発生しており、今後の機器の更新に当たっては、パソコン教室のあり方等について、学校現場の意見を聞きながら効率的、かつ効果的な機器整備を進め、経費の削減に努めてまいりたいと考えております。 以上です。 ○議長(立川茂君) 会議中途ですが、この際暫時休憩します。     午後2時32分 休憩     午後2時45分 再開 ○議長(立川茂君) 休憩前に引き続き会議を再開します。 再質問はありますか。 再質問に入ります。 沖田議員。 ◆7番(沖田護君) 庁舎の件については、また質疑通告もあすしておりますので、さきにほかの話題からいきます。 先ほど市長から前向きな御答弁いただいた外国人労働者の受け入れ、これは市長も各企業を回られているので、実態感をお持ちだと思うんです。派遣会社にも人がいない。困っている。瀬戸内市でも、A級の超優良企業が来て正職を募集しているんだけど、なかなか集まらない。名前を控えますけども、そういう状況があります。ですから、いろいろ課題はもちろんあるんです。安心・安全とか、課題はあるんですけど、さっきお答えいただいたように、これはひとつ市がすると言ってもなかなか難しい課題でもありますので、例えば商工会議所とチームを組んで、その辺をどういうふうにやっていくかというようなことも、少し予算を出して、お互いにチームを組んで、もともと市長も僕も同じ考えなんですけど、本来は国に行くのでも、首長と議長と商工会議所会頭あたりが一緒に予算をとりにいくというのが理想的なように、ある程度民間と公的な機関と連携をして、積極的なちょっとした青写真が要ると思うんです、これから。今は優先的に何社か入れていますけど、これからそれが例えば100人単位でふえていくということになれば、地域住民とのコミュニケーションの問題もまた出てくると思いますので、その辺を少し積極的に取り組んでいく。先ほど前向きなお話もいただいたんですけども、再度お伺いしたいなと思っております。 ○議長(立川茂君) 答弁を願います。 田原市長。 ◎市長(田原隆雄君) 課題を共有していますので、努力してまいりたいと。今国へのという話がありましたが、いろいろ制約もあるようなんで、例えば特区申請なんかできんかなあというようなことの提案もいただいておりますので、研究してみたいと思います。 ○議長(立川茂君) 沖田議員。 ◆7番(沖田護君) 特区は私も同じような考え方ですので、ぜひ進めていっていただければと思いますし、例えば近隣の市町村、瀬戸内市、赤磐、この近隣の市町村と組んで連携を深めて、一体感を持って、例えば企業誘致にしても、特区としてもう少し大きい母体で考えていくことも、これからグローバルスタンダードの時代では必要ではないかなと。赤穂というと、どうしても県境等の問題がありますけども、この近隣の市町村と組んでいくということも、考え方の一つかなと思っておりますけども、市長の御見解だけお聞きしたいと思います。 ○議長(立川茂君) 答弁を願います。 田原市長。 ◎市長(田原隆雄君) 可能性に向かって研究してみたい。当然市だけでできるもんじゃありません。会議所と経済団体との連携も当然考えていきたいと思っています。 ○議長(立川茂君) 沖田議員。 ◆7番(沖田護君) これからは垣根ということではなしに、連携できるところは連携をして、要はさっき市長もおっしゃったように、この町が好き、備前市が好き、備前市のためにというところの一点があれば、いろいろな意味でやっていけるんではないかなと、こう思っておるところであります。 先ほど教育長からは非常に立派な決意をいただきまして、ありがとうございました。今後ともぜひ教育行政、我々素人ではなかなか立ち入ることはできませんけども、努力をお願いしていきたいと思います。 ただ、その中で少し、さっきパソコン教室の絡み、デスクトップをタブレットにつけてというようなお話もありましたので、今タブレットが動いている台数とか、これ多分バッテリーの問題と、それから充電機能があったかどうかという問題もありましたので、その辺もう少し詳しく担当者からお聞きできますでしょうか。 ○議長(立川茂君) 答弁を願います。 川口教育部長。 ◎教育部長(川口貴大君) タブレットの配備状況でございますが、平成27年1月に導入したときに、全台数2,730台ございました。そのうち、ことしの6月1日現在で申し上げますと、学校に置いてある分、2,501台、これは児童・生徒に加えまして、教員の分もございます。それから、まなび塾、土日の子供たちの学びの場、それから残りは教育委員会に置いてございます。 以上です。 ○議長(立川茂君) 沖田議員。 ◆7番(沖田護君) ということ、学校でしたら200台ぐらいの乖離があるということで、この間、故障した台数はわかりますか。 ○議長(立川茂君) 答弁を願います。 川口教育部長。 ◎教育部長(川口貴大君) 故障台数につきましては、明確に把握してございませんけれども、学校で故障しましたら教育委員会に引き揚げまして、かわりに予備の分を渡すということをしております。 ○議長(立川茂君) 沖田議員。 ◆7番(沖田護君) そういうことではなくて、1台から2,730台に備品番号を打って固定資産、小学生のは5万7,000円ぐらい、NCでしたか、中学生は10万円ぐらいの当時としてはいい機器を導入していると聞いていますので、せめて番号をつけて、その番号の台数はどこにあるのかという、要は管理台帳があって、パソコンにちょっと簡単に入れれば済むことですから、管理できるようにしないと、これはあくまで税金で買った備品でありますから、今固定資産というのは、我々企業にいたころは10万円以上とか言われていたんですけども、これに相当するものとして管理が必要ではないか。すぐ答える、どこに、伊部には何台あるというようなことがその手元で、端末をたたいたら、出てくるような管理をしないといけないんではないかと思いますが、その辺のお考えはいかがでしょうか。 ○議長(立川茂君) 答弁を願います。 川口教育部長。 ◎教育部長(川口貴大君) 先ほど私の答弁の仕方が舌足らずでございました。管理台帳としまして、教育委員会の担当者のもとにありまして、それで一覧はございます。私の今手元にございませんで、何台と答えられないということでありました。 議員御指摘のとおり、この一元管理をきちんとして、ボタン一つで把握できるようにということで、今年度予算をとりまして、そのようなシステム構築に努めてまいる予定でございます。 ○議長(立川茂君) 沖田議員。 ◆7番(沖田護君) 先ほどタブレットにキーボードをつけてというお話もありました。私はパソコンとタブレットを両方並列というのは予算的にも厳しいし、管理する先生、指導する先生も含めて私は大変なんじゃないかなと。私の空手の教え子でも小学校の先生がいたんで、聞くと大変だったらしい、いきなり導入ということで。そういうことで見ますと、それからもう一点ちょっと簡単なこと、済いません、僕の頭でわかるように教えていただきたい。 これはクラウドにして、例えば端末タブレットにすると、クラウドで管理するようにするんでしょうか。サーバーの管理。 ○議長(立川茂君) 答弁を願います。 川口教育部長。 ◎教育部長(川口貴大君) 済いません。システムの詳しいところが私、わかっておりませんで、また改めて御回答したいと思います。 ○議長(立川茂君) 沖田議員。 ◆7番(沖田護君) パソコンの場合は、多分サーバーか何かで管理していると思うんですよ。それで、今クラウドで多分していると思うんですけども、これから管理するとしたら、セキュリティーの問題もありますので、その辺リアルにどういうふうに流れてきて、勉強して、それから当然ソフト部分はあるんで、その辺の管理とかというのが一元化でわかるようにもぜひ、また見には行かせていただきますけども、お願いしたいと思っています。 それから、鳴り物入りのフューチャースクールというんですか、ルームというんですか、ちょっと私は舌をかみそうなんですけども、その辺の効果はどのように上がっているんでしょうか。それと同時に、これを導入する前と導入後、国から指導されてレベルが上がったというんではなしに、この機器を導入することによってどういう成果があったのかということがリアルに、いわゆる合理的に成果がわかるようなものがあるのかどうかを教えていただければと思います。 ○議長(立川茂君) 答弁を願います。 川口教育部長。 ◎教育部長(川口貴大君) フューチャールームでございますが、平成28年度に市内小・中学校に1教室ずつ整備したものでございます。目的としましては、子供たちのコミュニケーション能力や発表する能力など、未来に必要となる力を高めることを目指すものでございまして、具体的には複数の電子黒板ですとか、移動しやすい机、椅子などを配備したのが特徴でございます。 現在そのような教室を整備いたしまして、学校において活用が進められているところでありますが、複数の電子黒板がございまして、そこでグループに分かれて発表活動を行う。そのような中で互いに学び合いをするですとか、発表し合うというような活動が行われております。 以上です。 ○議長(立川茂君) 沖田議員。 ◆7番(沖田護君) ありがとうございます。電子黒板は全国的にもかなり活用されていて、ICT教育の一つの柱としてということで、ぜひこの辺は積極的に進めていただければというふうに思っておるところであります。 ただ、私は教育現場は人が足りない、先生が足りないということが一番大きな要因ではないかなと、こう思っているんです。これは何か市長もどっかでおっしゃっていたように、教育は人がするものですから、そういう中で例えば小中一貫にしても、中学校の先生の余裕がないのに、小中一貫って理論的に成り立たないんじゃないかと思うんです、お互いに交流したり意見交換したり指導するわけですから。そして、部活の問題についても、さっき教育長がおっしゃったように、働き方改革の問題もあります。この辺の御認識というんか、もちろん人を雇うとしたら予算も要ることでありましょうし、県の予算でもありますけど、備前市として財政が厳しい中でも教育にどう特化していくのかというようなことも含めて御見解をお聞きしたいと思います。 ○議長(立川茂君) 答弁を願います。 奥田教育長。 ◎教育長(奥田泰彦君) ありがとうございます。 人の問題を御質問いただきましたが、おかげさまで教育支援員、それからALT、図書館司書等、予算措置をしていただいて、学校それなりに、それぞれの学校は非常に助かっている状況があります。今年度、中学校の部活動にしても、部活動支援員という制度を県が設けまして、部活動を外部の指導者で、外部の方で指導できるようなシステムもでき上がっております。そういったふうに、業務アシスタントも含めて、人の配置によって学校現場は非常に教員がしなければならないこと、教員でなくてもできること、このさび分けがきちっとできて、業務量、超過勤務の解消にも役立っておりますので、どういった人が今後学校現場に必要かということも検討しながら進めていきたいというふうに思っています。 ○議長(立川茂君) 沖田議員。 ◆7番(沖田護君) これは田原市長がよく頑張られて、そういう予算措置されたとしたら、大変いいことだと思います。人が人を教えることでありますので、その辺はどんどん提言していただいて、限られた予算でありますけども、教育現場が元気でいけるように頑張っていただきたいと思いますね。 保育士さんも先ほど見ていましたら、教育長がお答えになっていましたので、少しそこの部分をお聞きしたいと思うんですけども、現実に今保育士さんの現場、さっき正規、非正規を見ると、非常に非正規が多い。実際の金額を、今非正規の方、臨時と言うほうがいいのか、別の呼び方があるのか、給与は幾らになっているのか、年休は10日ぐらいと聞いているんですけども、その辺どうなっているのか、具体的に教えてください。 ○議長(立川茂君) 答弁を願います。 川口教育部長。 ◎教育部長(川口貴大君) 済いません。今詳しい資料を持ち合わせておりませんので、お答えできません。申しわけございません。 ○議長(立川茂君) 沖田議員。 ◆7番(沖田護君) 失礼ですけど、給料ぐらいは把握してもらっとかないと、人が人を教えて、そこの例えば正規の給料は見たらわかるんですよ、給与体系に、ねえ、市長、載っています。だけど、物件費に載っている臨時職員の給与は別枠で見るわけですから、総務部長はわかるんじゃないんですか。 ○議長(立川茂君) 佐藤総務部長。 ◎総務部長(佐藤行弘君) 保育士、幼稚園教諭の臨時職員の月額賃金につきましては、16万8,600円となっております。これは正規職員の初任給の4号下位ということになっております。 以上です。 ○議長(立川茂君) 沖田議員。 ◆7番(沖田護君) 私、14万6,000円ぐらいと勘違いしていたんで、16万8,000円、ちょっと安心した。それでも、安いですよね。というのが、本当なんです。人の命を預かって働いているんじゃないですか。年休も後で聞きますけど、年休とれていますか。恐らくとれていないんですよ。それで、残業も子供を見る時間しかつかない。でも、市長もよう御存じのように、それだけで終わりませんよね、現場は。雑用もありますよね。この辺はひとつ市長ね、先ほど前向きな御回答いただいて、僕も安心したんですけど、無償化で恩恵受けている人がいるのに、働いている人がこのレベルの給料で汗水垂らして、子供の命を預かって働いているということを重く受けとめていただいて、処遇改善にはこれは多分病院の臨職も一緒だと思うんですよ、夜勤手当も含めてね。この辺は働き方改革、同一労働同一賃金、この辺は備前市としてぜひ積極的に取り組んでいただきたいと思いますけども、いかがでしょうか。 ○議長(立川茂君) 答弁を願います。 田原市長。 ◎市長(田原隆雄君) 御意見ありがとうございます。備前市は御案内のように他市町、また国に先駆けて無料化等を進めております。国が今無料化についての動きが出てきております。そういう中で、国からの支弁があれば、その分我々にとってはありがたい財源と、このように思っております。 そういうような中で、市長会は先般も全国市長会ありましたけども、国はそういうような訴えをしておるけれども、その経費を各自治体で持たそうかのような動きもあるようなんで、それは断固国で持っていただきたいという運動を市長会ではしております。ともあれ、国の動きの中でゆとりが出てくれば、御指摘のような待遇改善のほうにも回せる財源が生まれるんじゃないかと、そのように考えております。 ○議長(立川茂君) 沖田議員。 ◆7番(沖田護君) 市長もおっしゃったように、国が幼児教育の無償化、でもこれね、多分市長も御存じで言われたと思うんですけど、できませんよ、それは簡単には。だって、待機児童がある中でどうやって平等にするんですか。保育士さんが要るんですか、預かる施設がある。無料にどこまでするんですか、ねえ。私は国会議員じゃないから、そこまで言うなということもあるかもしれません。首長さんにとっては、さっき市長がおっしゃったように、いいところだけ捉えて、いいところだけ丸投げされたら大ごとですよ。これはぜひ市長会などを通じて、その辺は一定、財源どこにとるか、財界に3,000億円、働くサラリーマンから税金取るだけでしょう。ほんなら、もっととれるところがあるんじゃないかというようなことも含めて、ぜひ田原市長として大局的に御判断いただいて、国への働きかけもぜひしていただきたい。そうしないと、それとさっきの処遇改善については、ぜひ頭に入れていただいて、元気で明るく職場で働けるように、年休もとれるように、予備員もとれるように、ぜひ努力していただきたいと思いますけれど、教育長いかがですか。 ○議長(立川茂君) 答弁を願います。 奥田教育長。 ◎教育長(奥田泰彦君) 貴重な御意見ありがとうございます。頑張っていきたいと思います。 ○議長(立川茂君) 沖田議員。 ◆7番(沖田護君) それから、先ほど言いましたインフラの中で、特に命と水、命にかかわる水、水道と下水の問題ですけども、先ほど御答弁いただいたように、これは私以上によく歩かれているので、よく御存じだと思うんですけども、水道管の老朽化がひどく、水道管というのは中をクリーニングするわけにいきませんから、結局新しいものを、本管を通してバイパスでつないでいくという。初期投資のときは多分四十数%、50%近く国のお金がもらえますけども、多分保守保全については、補助制度もそんなにないように理解しているところであります。 今後、今聞くと8億円から9億円ぐらいがトータルでかかるだろうということですけども、これを例えば10年続けるとしたら100億円のお金が要りますよと。赤穂の市長さんにお伺いしたら、赤穂だけでも、下水だけでも300億円超えるんじゃないかというような、一生ずうっと回っていく仕事なんですけども、人口が減ると当然国からの交付税も減りますし、そういう意味で今本当に実態把握としてどの程度の認識をお持ちなのか、担当部長にお聞きしたいと思います。 ○議長(立川茂君) 藤森建設部長。 ◎建設部長(藤森亨君) 下水道のほうでよろしいですか。     〔「水道と両方です」と7番沖田議員発言する〕 わかりました。水道のほうについては、料金収入が7億5,000万円前後あります。それについて減価償却費は3億円前後です。それで、今市長答弁で5億円と言わせていただいたんですけども、それは何とかぎりぎりいくんじゃないんかと思っております。これはずうっと続く、40年耐用年数を60年もたすとして考えてやっているんで、60年サイクルで回っていきます。永遠に続きます。ただ、料金収入は人口減少によって少しずつ減ってくるというのは覚悟しております。 それから、下水道については、料金収入は5億5,000万円前後あります。それに対して減価償却費は13億円ぐらいあります。これは料金で賄えておりません。 それから、今市長答弁であったように、年間4億円ほどかかってきます。これは耐用年数が50年のものもありゃ、70年もあり、それから15年のもんもありますけども、平均して40年ですか、40年ほどでずっとサイクルは回っていきます。これも永遠に続きますんで、下水道財政は苦しいことになります。繰入金を減らしたい努力はしていますけども、どうしても繰入金というものは続きます。ただ、水道は補助金はほぼないんですけども、下水道事業の更新費用については50%から55%の補助がいただけます。その残りの分をどういうふうに回していくかというのは、今後の課題だとは思っております。 ○議長(立川茂君) 沖田議員。 ◆7番(沖田護君) 特に水道も下水も硫化水素でかなり腐食して、日生あたりでもはましんさんですか、あのあたりが漏れたというような話も聞いておりますし、その辺の調査はしていると思うんです。水道と下水の調査についてはどの程度まで進んでいるのか、少しわかりやすく教えていただければと思います。 ○議長(立川茂君) 答弁を願います。 藤森建設部長。 ◎建設部長(藤森亨君) 硫化水素についての調査は、毎年少し、耐用年数と硫化水素が発生される場所は予想できるので、5年ごとに調査はしております。 それから、今答弁でありましたように、ストックマネジメントという計画で備前市で管路調査をして、そのリスク評価を委託に出して、悪いところから優先順位を決めていただいて、どこから直していくかという計画がストックマネジメントです。その計画ができたら、それに合わせて毎年、先ほど答弁がありましたように、投資して直していこうと思っています。ただ、コンクリートのヒューム管が硫化水素に弱いので、塩ビ管のところについては、ほぼ硫化水素の影響を受けません。マンホールとコンクリート製のところについて重点的に調査はしております。 以上です。 ○議長(立川茂君) 沖田議員。 ◆7番(沖田護君) 病院のところの管理者の関係で、荻野先生が来年定年ということをちらっとお伺いしたんですけども、管理者の選定について、先ほど私が申し上げたのは、大規模病院のマネジメントを経験した方というようなことも御検討いただければありがたいし、なかなか病院、医師の世界というのもなかなか難しい世界でありますので、ここで特定の病院名は避けますけども、大規模病院に全部でおんぶにだっこして優秀な医者やなんかの交流ができて、確保できるようなことも一つの選択肢かなあというふうなことも思ってはいます。いずれにしても、3病院をきちっと維持運営していくことはかなり厳しいのも現実でありましょうし、その辺は早期に手を打っていただかないと、今備前病院は微減と言いましたけど、吉永病院と備前病院の外来数を比べれば、全然比較にならない数でありますので、その辺も少し御検討いただきたいと思いますけども、市長いかがでしょうか。 ○議長(立川茂君) 答弁を願います。 田原市長。 ◎市長(田原隆雄君) 病院事業につきましては、市長は設置管理者であり、病院の運営につきましては、病院事業管理者へという二本立てになっておりますけども、市民の命と健康を守るということでは一心同体、一緒に考えていかなければなりません。そのような中で、現在お願いしております荻野先生につきましては、大変優秀な医師でございます。そういう中で、全国自治体病院協議会でありますとか、国保医療協議会ですか、そういうところの重要な役職も兼務されておるというようなことでございます。そういうようなことも含めて人事というのは非常にさきの教育人事でもありましたように、非常に複雑なものであります。そういう中で、現在お願いしております荻野先生ともよくそのあたりも協議しながら、また備前市は3つの病院を運営するという大変そういう意味ではやりにくい、そういうような現状の中で、まず3病院の医院長先生方とのコンセンサスも図りながら、そして病院事業管理者としての立場等もあり、マネジメントをどうするのかというところあたりも、今後、まず信頼関係を築きながら、今までなかった話し合いの場も私になりまして持てるようになりましたので、そのあたりも話をしながら、医局とも十分話をしていきたいと。私が何度足を運ぶことよりも、医師同士の人間関係がかなり医師確保にも重要な要素であるようでありますので、そのあたりもよく検討してまいりたいと、このように思っております。 ○議長(立川茂君) 沖田議員。 ◆7番(沖田護君) あした、入札についてはまた質疑で詳しくお伺いしますけど、高橋副市長、1点ね、不調になったらというお話があったんですが、合併特例債が伸びているわけですし、1,200点で通常どおりどこでも一般的に過去、日生や吉永病院なんかそれで来たわけだから、それでしたとしても別に何ら問題はなくて、市内業者も800点以上あったら、710点にしてもいいけど指名に入れるわけでしょう。ということは、別に不調になることがあるからというのは、前提として少し納得がいかないんではないかなと思うんですけども、不調になったってまたやり直せばいいわけじゃないですか。 ○議長(立川茂君) 答弁を願います。 高橋副市長。 ◎副市長(高橋昌弘君) 基本的な考え方とすれば、市内でできるものは市内、市内でできないものは県内、それがかなわないものは全国に入札といいますか、公募をかけていくというのを基本にしております。そうした中で、今回も県内の1,200点以上でまず考えようということの中で、それで実績をつけた場合、数がある程度限られていくという部分の中で、1,050点までに下げて、実績のあるところは代表者としても可能にしようじゃないかということになったわけなんですよね。ですから、県外を求めるということは、この一番最初の発注形態を分離にするか、全部合わせて総合にするかという議論がかなり最後までずっと来ました。そうした中で、全体であれば33億円ということになりますので、そのあたりも1,200点以上というのにこだわった部分もあるわけなんですよね。そうしたところで、最終的に我々が判断をした大きなことは、建設業協会から、あるいは要望、議会に対しての請願、そういう中で市内業者、県内業者の参入の機会をふやすのが妥当だろうということで、こういうふうなことになったわけです。件数の問題でいいますと、そういうふうな経緯経過があって決めたことでございます。 以上です。     〔「もう時間ありませんから終わります。あす質疑でまたお伺いします。以上で終わります」と7番沖田議員発言する〕 ○議長(立川茂君) 以上で沖田議員の質問を終わります。   ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(立川茂君) 次に、森本議員の一般質問を願います。 4番森本議員。     〔4番 森本洋子君 登壇〕 ◆4番(森本洋子君) それでは、通告に従いまして一般質問をさせていただきます。 1番、受動喫煙防止についてお尋ねいたします。 2020年の東京オリンピック・パラリンピックに向けて日本の受動喫煙対策が動き出しました。ことし3月9日、健康増進法の一部を改正する法律案が閣議決定されました。いわゆる受動喫煙防止法案です。改正の趣旨として、1番、望まない受動喫煙をなくす。2番、受動喫煙による健康影響が大きい子供、患者等に特に配慮する。3番、施設の類型、場所ごとに対策を実施するというものです。 2016年厚生労働省より、日本において受動喫煙による年間死亡者数は、推計約1万5,000人と発表がありました。2010年の推計約6,800人から大きく増加し、また男性の死亡者数4,523人に対して女性の死亡者数は1万434人と女性の割合が男性の倍以上となっております。また、子供が受動喫煙から受ける健康被害は女性の喫煙者が増加する中、妊娠中から始まっており、家庭内での禁煙・分煙までは関与できない状況であります。 埼玉県熊谷市では、平成19年より子供の受動喫煙防止目的として、小学4年生の児童を対象に受動喫煙の影響を調査し、尿検査を実施しております。平成23年よりは中学2年生の追跡調査も行うようになり、その結果、保護者の喫煙率も低下したとのことです。また、公共の施設の対策が進む中、自治会の公民館等においては、禁煙・分煙の対策がまだ行われていないとの相談も受けました。 そこで、4点お尋ねいたします。 1点目、備前市は公共施設等の禁煙・分煙の取り組みは進んでいると認識しておりますが、対策の現状をお尋ねいたします。 2点目、第2次健康びぜん21、備前市食育推進計画には、平成35年度に向けての喫煙者の割合の目標値が設定されていますが、現状をお知らせください。取り組みもあわせてお願いいたします。 3点目、小・中学校での禁煙教育は、平成24年度では100%実施されておりますが、現在も継続して行われているのかお尋ねいたします。 4点目、各自治会の公民館等の禁煙・分煙状況を掌握されているのかお尋ねいたします。 次に、海洋ごみについてお尋ねいたします。 最近の報道等にも取り上げられています海洋ごみの中のプラスチックの微細化により発生するマイクロプラスチックを海洋生物が摂取し、生態系や人間の食生活への影響が懸念されるというものです。 穂浪地区の難田方面の住民の方々から、台風や高潮等の後に海岸にごみが漂着するとの相談がありました。これまで自治会として回収、また何人かの住民で回収したこともあったとのことでした。しかし、高齢化が進み、回収の参加人数の減少と減収とで今後は厳しいとの声もありました。過去には環境課の方にも相談したことがあるとの話もありました。ごみの回収や草刈りなど、県のアダプト事業の登録利用もできるとはいえ、ボランティアでの危険な場所での作業に住民から不安の声が上がるのは当然だと思います。備前市として現在どのような対応をとられているのかお尋ねいたします。 また、先ほども申しましたように、高齢化が進む中、危険が伴う海洋ごみの回収、今後どのようにお考えなのかお聞かせください。 3点目、企業団地についてお尋ねいたします。 厚生労働省と文部科学省が2018年3月16日に、2018年3月大学等卒業予定者の就職内定状況、就職内定率は91.2%と公表いたしました。好調な求人状況の裏には、少子化の問題があり、地方の中小企業は既に影響を受けているとも言われております。中小企業は設備投資もできず、福利厚生などの充実も厳しいため、魅力ある働く場所が提供できず、人材確保が厳しい状況です。 5月16日に生産性向上特別措置法が成立し、その中には中小企業が新たに導入する設備に係る固定資産税を自治体の判断で3年間最大ゼロにできる特別措置が盛り込まれています。備前市も早急に対応していただきたいと思っておりましたが、昨日の議案で市長から説明がありました。 先月、昔から操業しているため、周囲を住宅に囲まれた工場経営者の方から、住民との騒音トラブルが現在はないとはいえ、今後はどのような状況になるのかわからないとのお話を聞く機会がありました。備前市も企業誘致を取り組んでいますが、頑張っている地元の中小企業の環境整備も考えてもらいたいとのことでした。例えば企業団地をつくってもらいたいとの意見もありました。 金沢市の安原工業団地は、異業種企業が集合し、従業員も10人未満の小規模企業、零細企業が多くを占めていて、金沢市が支援をしているということです。 そこで1点目、市内の中小企業の現状を把握されているのか。 2点目、中小企業対象の企業団地共有の駐車場や福利厚生の充実など考えられると思いますが、どう思われているでしょうか、お聞かせください。 以上、よろしくお願いいたします。 ○議長(立川茂君) ただいまの質問に対する答弁を願います。 田原市長。     〔市長 田原隆雄君 登壇〕 ◎市長(田原隆雄君) それでは、森本議員の質問に順次お答えをいたします。 1番目、受動喫煙防止についての1点目、公共施設の運営等の状況についてでございますが、本庁舎、総合支所、日生・吉永病院、公民館は一部を除き室内禁煙といたしております。屋外は指定場所のみでの禁煙を可能としております。備前病院及び学校施設につきましては、敷地内完全禁煙といたしております。公用車につきましても、執務室に準じて禁煙といたしております。 一部を除きという一部につきましては、本庁舎の旧4階、本庁舎新館4階、吉永支所については一部場所を指定して喫煙をしているということでございます。 受動喫煙防止の2番目ですが、喫煙者についてですが、本年度は第2次健康びぜん21の中間評価の年となっており、5月を期限にアンケート調査を行っております。現在集計中のため、確定値ではございませんが、男性で36.9%、女性で14%となっております。 現在の取り組みについては、こども応援フェスタのような保護者の参加が見込めるイベントにおいては、喫煙の展示などの啓発、特定保健指導において個別の禁煙指導、すこやか相談においての妊産婦に受動喫煙の害についての啓発を行っております。 4点目、自治会の施設についてですが、愛育委員等を通じて地区住民に対して受動喫煙の害について啓発を行っております。あわせて、自治公民館等の公共施設での分煙化についても啓発を行いたいと思っております。 次に、海洋ごみについてですが、アマモの流れ藻とは若干違う表現かと思っておりますが、ごみの回収現状についてお知らせをいたします。 その都度、地元住民や漁協などの清掃活動参加団体が集積したものを臨時的に市が回収し、処理をいたしております。 2点目の今後の取り組みについてですが、港湾管理者である県や環境部局など関係機関及び清掃活動団体などと協議し、対策を検討してまいりたいと考えております。 企業団地の件でございます。 中小企業の現状についてですが、私も企業の方との面談の機会を大切にし、現状把握に努めておりますが、全て把握しているとは思っておりません。生産性向上特別措置法につきましては、市は基本計画を策定中であり、中小企業のニーズに対応できるよう、関係機関と連携しながら準備を進めているところであります。 中小企業を対象にした団地についてですが、市が整備した企業団地につきましては、大企業に限ったものではありません。中小企業も対象となっておりますので、御希望があれば分譲は可能であり、市内企業への用地の情報も提供しております。 議員の質問は、市内の町工場を集約できる団地造成をつくるべきだと要望されているのだと思いますが、投資を含め市内中小企業の移転要望は極めて少ないものであると理解をしております。 なお、町工場の市内移転につきましては、これまでも民有地を含め企業が希望する土地の紹介を行っており、引き続き市内中小企業の支援にも努めてまいりたいと思っております。 ○議長(立川茂君) 奥田教育長。     〔教育長 奥田泰彦君 登壇〕 ◎教育長(奥田泰彦君) 私からは、1番3点目、小・中学校での受動喫煙防止の対応についてお答えいたします。 全ての小・中学校で保健体育の授業を中心に喫煙の害についての授業を行っております。その中で、受動喫煙の害についても理解できるよう取り上げて学習しております。 以上です。 ○議長(立川茂君) 再質問はありますか。 再質問に入ります。 森本議員。 ◆4番(森本洋子君) ありがとうございました。 まず、受動喫煙のほうから再質問に入らせていただきたいと思います。 公共施設がほとんど完了しているというのはわかっていましたが、確認のためにお聞きいたしました。今回これを取り上げたのは、女性の方からまだまだ自治会の公民館などで、特に小さい会合の単位になればなるほど、分煙とか禁煙が進んでいないという状況で、それがなかなか女性、御婦人の方からは声を上げにくいという要望がありました。ぜひとも市のほうから自治会のほうにお願いしてお話をしてもらいたいという要望をたくさん受けましたので、今回取り上げさせていただきました。 正直この議場にもたばこを吸われている方はいらっしゃいますので、その方をどうのという問題ではないんですけれども、受動喫煙というのは望まない喫煙なので、そういう方がいらっしゃる限りは、しっかりと分煙・禁煙のことを自治会でお話ししていただきたいと思います。 先ほどどなたかの議員のときにも、6月28日に自治会の協議会があるというふうなお話もあったので、その場でしっかりと訴えてもらえたらと思うんですけど、どうでしょうか。 ○議長(立川茂君) 答弁を願います。 田原市長。 ◎市長(田原隆雄君) 機会をつかまえて訴えてまいりたいと思っております。 ○議長(立川茂君) 森本議員。 ◆4番(森本洋子君) 第3次備前市の男女共同参画基本計画のこれ多分パブリックコメントだと思うんですけれども、1件だけ意見の募集結果があって、そのことの中にも受動喫煙の問題に関して取り上げられています。市のほうも、市の考え方ということで回答はされているんですけれども、こういうことを思われている方はいらっしゃるということなんで、真剣に受けとめて、機会を捉えてというよりは、しっかりと啓発をしていただきたいと思うんですけど、部長もう一度お願いします。 ○議長(立川茂君) 山本保健福祉部長。 ◎保健福祉部長兼福祉事務所長(山本光男君) 先ほども申し上げましたけれども、今年度が計画の中間見直しということでございます。そういった中で今回アンケートを実施した結果も分析いたしまして、受動喫煙につきましても、しっかりと計画書の中に盛り込んでいきたいと思っております。もちろん、今までと同様に啓発活動にも力を入れてまいりたいと考えております。 以上です。 ○議長(立川茂君) 森本議員。 ◆4番(森本洋子君) 残念ながら女性の喫煙率が多分増加していると思うんですけど、この点はどういうふうに考えておられますか。 ○議長(立川茂君) 答弁を願います。 山本保健福祉部長。
    ◎保健福祉部長兼福祉事務所長(山本光男君) 前回の備前市における調査からすれば増加をしております。先ほど申し上げました数字は、20歳から64歳までの方の数値でございます。65歳以上の方につきましては、アンケート結果では今現在のところ女性はゼロ%ということで、全体で申し上げますと、8.4%ということでございます。これは県平均、全国平均と比べますと下回っておるという状況でございまして、決して備前市が高いという状況ではございません。しかしながら、こういった数字が低くなるように、また啓発等にも力を入れていきたいと考えております。 ○議長(立川茂君) 森本議員。 ◆4番(森本洋子君) 部長、全国平均を下回っていることだったんですけど、20歳から64歳が14%ということは、一番子供に接する機会の多い方の喫煙率が上がっているということなので、先ほど言われた下がっているんですよということなんですけれども、私から見れば子供と接する機会の多い20代から64歳の方がふえているというのは問題があると思うんですけど。 ○議長(立川茂君) 答弁を願います。 山本保健福祉部長。 ◎保健福祉部長兼福祉事務所長(山本光男君) 議員言われるとおりに、妊娠とか出産、子育てにかかわっておられる20代、30代の方の喫煙率が高いというデータが出ておりますので、そういったところにも注目いたしまして、いろんな機会を捉えまして、いろんな指導等をさせていただきたいと考えております。 ○議長(立川茂君) 森本議員。 ◆4番(森本洋子君) 教育長から先ほど小・中学校の取り組みをお話しいただいたんですけれど、これは24年度の100%と同じ100%と考えてよろしいんですか。 ○議長(立川茂君) 答弁を願います。 奥田教育長。 ◎教育長(奥田泰彦君) 100%でございます。 ○議長(立川茂君) 森本議員。 ◆4番(森本洋子君) ありがとうございます。 それで、先ほど埼玉県の熊谷市の状況をお知らせしたんですけれども、これが選挙期間中だったので、私は視察に参加できなかったんですけれども、視察に行かれた議員の方から、他市なんですけれども、お話を聞かせていただきました。 4年生全員に──全員じゃなくて、希望者ですね。希望者のみに尿検査を行っているということでした。それで、埼玉県熊谷市のほうでは、1人が3,780円の予算、高額なんですけれども、昨年1,468人が希望して約550万円かかっています。平成23年からは追跡調査で中学校2年生の保護者にアンケート調査をしたところ、喫煙していたけれども、やめたという保護者がふえたというデータも上がっているそうです。それで、できましたら備前市も、熊谷市は4年生なんですけれども、ことし4年生213人、備前市、計算しましたら約80万円の予算で、この金額でしたらね、熊谷市の金額でいけば約80万円ぐらいで、全員が受けたとしても、80万円で済むという金額にはなるんですけれども、先ほどから予算のことを言われて、お金がないという話なんですけれども、ぜひ将来ある子供たちのこの受動喫煙防止の目的のためにも、市長、検査を導入していただきたいと思うんですけど、いかがでしょうか。 ○議長(立川茂君) 答弁を願います。 奥田教育長。 ◎教育長(奥田泰彦君) 今の熊谷市の検査ですが、子供たちの受動喫煙の影響についての実態を知るのはいいというふうには思いますが、学校が保護者に対して喫煙をしないようにというふうに直接働きかけることを期待するというのは非常に難しいことだろうと思います。それよりも児童が小・中学校の保健体育の授業を中心に、喫煙の害について勉強しておりますので、学校で学んだことを家庭で話題にする。こんな害があるんだよという話題にすることで、間接的ではありますけれども、保護者の喫煙の抑止ということにつながるんではないかなというふうに思っております。ですから、受動喫煙の害、喫煙の害についての学習を充実させていきたいというふうに考えます。 ○議長(立川茂君) 森本議員。 ◆4番(森本洋子君) 教育長のそのお考えもわかると思うんですけども、保護者に対してたばこをやめるようにというのはもちろん言えないと思うんですけど、子供の尿検査の結果が悪かったら、必然的に親は考えるのではないかというふうに思うんですけど、その考え方はいかがですか。 ○議長(立川茂君) 答弁を願います。 奥田教育長。 ◎教育長(奥田泰彦君) 実際に我が子が受動喫煙の害を受けているというのを証拠としてぽんと示されたら、親は実感として、うん、やっぱりやめなければいけないのかなということを感じるかもしれません。ですから、全体的に──全体的にというか、保護者の喫煙者全体を見て、どれだけの方がそういうことで認識されてたばこをやめるということになるかということについては想像がつきません。また研究したいと思います。 ○議長(立川茂君) 森本議員。 ◆4番(森本洋子君) これ熊谷市もあくまでも希望者なんで、全員が全員強制的にされているわけではないので、そこら辺の議論はあったと思います。だから、できましたら教育のときに、勉強されるときに、こういう実例もあるということを子供さんに話されたら、帰って、教育長が言われるように家庭での話の中で、こういうことも出たら、保護者としても考える一端になるかと思うので、もしよければ熊谷市の例も学校の中で取り上げて、こういうこともしているところもあるというお話をしていただきたいと思うんですけども、いかがですか。 ○議長(立川茂君) 答弁を願います。 奥田教育長。 ◎教育長(奥田泰彦君) 熊谷市の例、実際に詳しくわかりませんので、研究させてください。 ○議長(立川茂君) 森本議員。 ◆4番(森本洋子君) 受動喫煙もいろいろあるんですけども、ファーストハンドスモークで実際自分がたばこを吸って影響を受ける人、セカンドということで喫煙者がはき出した煙を吸う人、また最近はサードハンドスモークということで、衣服とかカーテンにしみついたにおいを受けるという話もあります。実際世界の喫煙者に対する状況は厳しくって、なかなか日本は今回オリンピックということで国が重い腰を上げて取り組んだ部分もありますので、またしっかりと備前市のほうでも取り組んでいただきたいというふうに思いますので、お願いいたします。 それでは、次に入らせていただきます。 次は、海洋ごみの問題なんですけれども、先ほどの答弁でその都度地元の方、また漁協の方が回収して処分をしているというお話なんですけれども、先ほども言いましたように、地元の方は高齢者の方が多くて、大変危険だということを、このたびもたくさんお話を聞きました。自治会長さんがかわられるたびに対応も違うんだというお話も聞いたんですけれども、そこら辺は市のほうでは掌握をされていますか。 ○議長(立川茂君) 答弁を願います。 田原市長。 ◎市長(田原隆雄君) 海洋ごみの事業主体は実は県でありまして、市といたしましては、市の助成に基づいて委託を日生漁協、伊里漁協へお願いをしております。地元町内会へのお願いというのは、頭島、大多府等へお願いをしておると、こういうふうにお聞きしております。ボランティアで頑張っていただいておられる方がおるとするならば、その辺の情報もお寄せいただければと思っております。 ○議長(立川茂君) 森本議員。 ◆4番(森本洋子君) そういうことであれば、今住民の方がボランティアで回収されている部分は、市のほうに連絡すれば対応してくださるというふうに考えてよろしいんですか。 ○議長(立川茂君) 答弁を願います。 今脇市民生活部長。 ◎市民生活部長(今脇誠司君) 集積されたごみでありましたら、連絡いただいたら、答弁にもございましたけども、臨時的に回収に上がって処理をいたします。 ○議長(立川茂君) 森本議員。 ◆4番(森本洋子君) ということは、集積されなかったら、そのまま毎日見ている海の状況のところで、ごみが浮かんでいるのを私たちは毎日見とくんですねと地元の方から言われたんですけれども、そういうことで市のほうが言っていますよということで、私は住民の方にお話をさせていただいてよろしいんですか。 ○議長(立川茂君) 答弁を願います。 平田産業部長。 ◎産業部長(平田惣己治君) 昨日、西上議員の御質問のところでもお答えをしましたけれども、海ごみの問題、市全域となりますと、なかなか今のところそういう対策もないという現状でございますが、根本的な解決ということになれば、なかなか行政だけ、あるいは地元だけというのは難しいんではないかなというふうに思います。まず、港湾管理者であります県ですとか、市の内部であれば環境部局、それからまた自治会や、あと清掃活動団体といったようなものもございますので、そうした関係者の方を巻き込んで何らかの組織づくりをする必要があるんじゃないんかなというふうに思います。そうした対応ができるかどうか、何よりまず一番に市の内部でも複数部署にまたがりますから、まずは市の内部でよく協議をしたいというふうに思います。 ○議長(立川茂君) 森本議員。 ◆4番(森本洋子君) この問題、別にことし初めてとか、去年初めての問題ではなさそうです。私が議員になって4年たちますけど、それ以前からの問題だというふうにお聞きしておりますので、それが今まで変わらなかったというのも不思議なんですけれども、そういうことで悩まれている方が実際いらっしゃるというのは、これは事実なので、部長が言われたように、そういう組織づくりができるのかどうか、今後期待したいと思うんですけれども、しかしながら住民の方はそういう災害の後のごみですから、日常ずっとそのごみがあるというわけではないんですけれども、台風とか高潮の後に来るごみでありますので、そのときにしっかりと地域担当職員の方もいらっしゃるんだったら見回って、現状なんかを掌握していただきたいと思うんですけど、どうですか。 ○議長(立川茂君) 答弁を願います。 平田産業部長。 ◎産業部長(平田惣己治君) 私のほうで、日常的に出るごみのことかというふうに認識をしていたんですけども、今のお話だと、災害などで大量に出てきたものということではないかと思います。そうなってくると、若干話が違いまして、ある程度大量のものになれば、港湾管理者、つまり県のほうが対応してくれるという話になっておりますので、状況に応じてということにはなるかと思いますけども、そうしたケースでは情報いただければ、こちらから県のほうに連絡をして対応していただくということになろうかと思います。 ○議長(立川茂君) 森本議員。 ◆4番(森本洋子君) 通告のほうでは、台風や高潮等の後にと書いてあったので、特段私は変わったことを言うたつもりはなかったんですけれども、そういうことですので、今部長が答弁されているんでしたら、そのように対応していただければ、地元の方も喜ばれると思いますし、助かると思いますので、そのようにお伝えさせていただきたいと思います。よろしくお願いします。 それでは最後、3点目、企業団地のことについてお話をさせていただきます。 今の企業誘致の中に地元の企業も含まれているんですよと市長が言われたので、しっかりとまたそのことは御相談を受けたというか、そういう提案をされた企業の方にもお話をしていこうと思っています。ただ、町工場の中で言われているのは、駐車場も遠いところにある。設備投資をしたくてもなかなかできない。でも、若者が工場見学に来たときに、この工場の現場を見たときに、ここでは就職できないというふうに帰られる方もいらっしゃるという状況をお聞きしています。器が問題というものではないかと思うんですけども、最近の若い学生が就職するに当たっては、工場の状況とか、そういう建物を見て決められる方もいらっしゃるかもしれませんし、そういう福利厚生の部分を見て決められる方もいらっしゃるかもしれませんけれども、こういうことを思われている企業さんが、町工場の工場の経営者の方がいらっしゃるということは事実なので、しっかりとそういう方たちにも会ってお話を聞いていただきたいと思うんですけど、市長どうでしょうか。 ○議長(立川茂君) 田原市長。 ◎市長(田原隆雄君) しっかり回って話を聞けということよりも、そういうような事例があれば、こういうことなんですがということで、要望をお寄せいただければ、それについての対応のほうが近道じゃないかと思いますので、漠然とした要望よりもそういうような説明をしてあげていただければ対応が早いかと思います。 ○議長(立川茂君) 森本議員。 ◆4番(森本洋子君) あと聞き取りのときにもお話をしたんですけれども、パナソニックの跡地、あれも今回の選挙戦、住民の方からも市が買い取って何か活用してもらうほうがええんじゃないかという声もたくさんお寄せいただいたんですけど、その点はどうお考えですか。 ○議長(立川茂君) 答弁を願います。 田原市長。 ◎市長(田原隆雄君) 聞き取りの話ということでございますが、聞き取りはあくまでも一つの方法でありまして、私のところへそういうことが伝わってきていないということも参酌いただいて、具体的質問をお願いできればと思います。 さて、パナソニックの跡地の件でございますが、備前市にとっては本当にかけがえのない土地でありまして、何とか活用したいということで我々も担当職員ともどもいろいろ努力をしております。最近も一つの大きな話もありましたが、皆さんに公表というか、発表できる以前に頓挫してしまったケースもあるわけですけども、ともあれ人様の土地であります。パナソニックさんの土地であります。パナソニックさんがどのように思われているのかということもありまして、パナソニックさんの本社にも出向いて何とか活用をお互いにしませんかというお願いをしております。パナソニックさんも、ぜひいいところがあればというようなことでありますので、県とも十分足並みをそろえて、企業誘致に努力してまいりたいと、このように思っています。 ただ、あれをいきなり市が購入しておいてはどうかと、こういうような提案でございますが、それも一つの方法であろうかと思います。そういう中できのうも企業団地が売れるのかというような質問もございました。そういうようなものが順次前行する中で、ならここはひとつ頑張って市が確保しておこうかという話にもなろうかと思いますが、ともあれ地権者は民間企業の持ち物だということでございます。 ○議長(立川茂君) 森本議員。 ◆4番(森本洋子君) パナソニックの問題は再質で必ず聞きますというふうに担当のほうにお伝えしていたんですけれども、それが伝わっていなかったということで、理解をいたしておきます。 私の提案というよりは、多くの住民の方があの建物を毎日見ておられるわけで、何とかならないものかという御意見もありましたので、しっかりと企業誘致、パナソニックとの話し合いで何とかやっていきたいというお話なんですけれども、いつまででも放っておくことはできないと思うんですけれども、ある程度、市としてはそういう話がまとまるまでずっと待っておこうという考えでおられるんでしょうか。 ○議長(立川茂君) 答弁を願います。 田原市長。 ◎市長(田原隆雄君) あくまでも土地は民間企業の持ち物です。企業としても、何とか処分したいというか、活用してほしいということはありますけども、じゃあ市がそれを買って抱いておく力が備前市にあるのかどうかということでございます。できれば、こういう企業がありますので、パナソニックさん、何とかそこへその土地をお譲りしてはどうですかという、橋渡しといいますか、かけ橋的な立場でございます。これは市としても、また県としても同じような立場であろうかと思っています。 そういう中で、ぜひとも備前市がそれを買っておけということになりますと、それはまた皆さん方と協議をしなければいけないと、そういうことでございます。 ○議長(立川茂君) 森本議員。 ◆4番(森本洋子君) 現場を歩いている私たちには、そういう声がたくさん寄せられているということだけは知っていただきたいというふうに思いますので、今後もよろしくお願いいたします。 以上で終わります。 ○議長(立川茂君) 以上で森本議員の質問を終わります。   ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(立川茂君) 次に、土器議員の発言順序ですが、本日の会議を欠席されるに当たり、質問の取り下げの申し出を受けております。 ここで教育長から発言訂正の申し出がありますので、この際許可します。 奥田教育長。     〔教育長 奥田泰彦君 登壇〕 ◎教育長(奥田泰彦君) 先ほどの石原議員の再質問で、臨時職員、臨時保育士の募集を行っているかという質問に対して、行っていませんというふうにお答えいたしましたが、それは間違いで、次のように訂正させてください。 年度途中の保育士の需要に対応するため、ハローワークで常時募集しているということでございます。募集をしているけれども、現在のところ応募者はいませんということでございます。申しわけありませんでした。 ○議長(立川茂君) 教育長の発言が終わりました。 ただいま申し出のありました訂正部分については、後刻会議録調製段階で精査の上、調製いたします。   ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(立川茂君) この際、申し上げます。 本日の一般質問はこれで終わりとし、後の方の質問については明日に行いたいと思います。 本日はこれにて散会いたします。 皆さん、御苦労さまでした。     午後3時53分 散会...