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03月08日-03号

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  1. 備前市議会 2018-03-08
    03月08日-03号


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    平成30年 3月第1回定例会              第 1 回 定 例 会 会 議 録 (第3号)会議開閉日時  平成30年3月8日  午前9時30分 開議    午後3時49分 散会会議の場所   備前市役所議場出席した議員の番号氏名(1番は欠員)  2番  森 本 洋 子      3番  石 原 和 人      4番  山 本   成  5番  西 上 徳 一      6番  立 川   茂      7番  星 野 和 也  8番  守 井 秀 龍      9番  尾 川 直 行      10番  山 本 恒 道  11番  掛 谷   繁      14番  橋 本 逸 夫      15番  津 島   誠  16番  鵜 川 晃 匠欠席・遅参・早退した議員の番号氏名  欠席 12番川崎輝通 13番田口健作  遅参 なし  早退 なし説明のため出席した者の職氏名  市長     田 原 隆 雄  副市長    高 橋 昌 弘  教育長    杉 浦 俊太郎  市長室長   大 西 武 志  総合政策部長 佐 藤 行 弘  市民生活部長 今 脇 誠 司  保健福祉部長福祉事務所長   まちづくり部長中 島 和 久  日生総合支所長大 道 健 一         高 山 豊 彰  吉永総合支所長金 藤 康 樹  教育部長   川 口 貴 大  病院総括事務長植 田 明 彦職務のため議場に出席した議会事務局職員  事務局長   草 加 成 章  事務局次長  入 江 章 行  議事係長   石 村 享 平  議事係主査  青 木 弘 行 △議事日程並びに付議事件(結果) 番号議事日程付議事件等結果1一般質問  ・6番 立川 茂議員  ・11番 掛谷 繁議員  ・10番 山本恒道議員  ・2番 森本洋子議員  ・3番 石原和人議員通告事項一般質問通告表のとおり)                              ;── △一般質問通告事項 順位通告者氏名質問の要旨答弁者66番 立川 茂1 備前市医療行政について  ① 備前市の医療行政の看板政策は  ② 備前市立病院への財政負担(繰出金)の今後は  ③ 備前市立3病院統合への方向性は市長 (再質問あり)2 旧閑谷学校について  ① 旧閑谷学校に係る団体を総括する組織はできないか  ② 官民連携で周辺整備・環境問題を研究、解決する仕組みは  ③ 各種イベントの開催による動員、運営等で協働はできないか市長 (再質問あり)711番 掛谷 繁1 平成30年度施政方針から  ① ふるさと納税について  ② 「教育のまち備前」の進展と「学びのまち備前」について
     ③ 「米百俵基金2億5,000万円の活用事業」について  ④ 障害のある人への福祉の充実について  ⑤ 商工業・海運業の振興について  ⑥ 賑わいをもたらす観光の振興について  ⑦ 公共交通について  ⑧ 市有財産の有効活用と適正な管理市長 教育長 市長室長 総合政策部長 市民生活部長 (再質問あり)2 地域防災対策について市長3 障害がある人へ福祉のソフト・ハード両面の充実について副市長4 備前市と各大学・団体・企業等との包括連携・協定について市長810番 山本恒道1 蕃山荘からデイサービスをなくさないでほしい市長 保健福祉部長 (再質問あり)2 小中一貫校について市長 教育長 教育部長 (再質問あり)3 河川のしゅんせつについて市長4 30年度予算について市長5 市有地の分譲について市長 (再質問あり)6 ソーラー条例について市長 (再質問あり)7 照明灯の整備について市長8 伊里公民館前の風船堰(一ノ口頭首工)の修理についてまちづくり部長9 市営バスについて市長 市民生活部長 (再質問あり)10 真魚市の駐車場についてまちづくり部長92番 森本洋子1 平成30年度施政方針について  ① 子育て世代包括支援センターについて  ② 子どもの貧困対策について  ③ ひとり親家庭等の支援について市長 (再質問あり)2 政務報告より  ① 美術館の視察について  ② 今後の取り組みについて市長 (再質問あり)3 市政アドバイザーについて市長 (再質問あり)4 生活環境について  ① 高齢者のごみ出しについて  ② 「ごみ屋敷」等の対応について  ③ ごみ屋敷条例について市長 市民生活部長 保健福祉部長 (再質問あり)103番 石原和人1 市政について市長 教育長 (再質問あり)2 災害復旧について市長室長 まちづくり部長 (再質問あり)3 コンビニでの行政サービスについて市長 市民生活部長 (再質問あり)4 教育長人事について市長 (再質問あり)     午前9時30分 開議 ○議長(鵜川晃匠君) 皆さん、おはようございます。 ただいまの出席は13名であります。定足数に達しておりますので、これより本日の会議を開きます。   ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(鵜川晃匠君) 日程1、昨日に引き続きまして一般質問を行います。 なお、重複する質問は努めて排除していただきますようお願いをいたします。 それでは、立川議員の一般質問を願います。 6番立川議員。     〔6番 立川 茂君 登壇〕 ◆6番(立川茂君) 皆さん、おはようございます。 それでは、通告に従いまして一般質問をさせていただきます。 まず1点目、備前市医療行政について。 ここ数年、医療、福祉を取り巻く環境は、増大する医療費の抑制策へと大きく転換していることは御承知のとおりであります。 医療報酬の改定、介護報酬の改定、薬価改定のトリプル改定が本年4月に実施をされます。医療報酬では、かかりつけ医、開業医への報酬は加算、相談、紹介など初診体制の整備促進と、大病院との役割分担が推進されております。介護報酬では、自立支援、重度化防止、訪問介護、生活援助等、いわゆる介護保険卒業を目指す方向が重視され、薬価では、薬価の引き下げ、つまり仕入れ値の引き下げ、後発薬品の使用等、薬価抑制に向けた改定と、医療、福祉の経営環境にとってはさらに厳しいものとなっております。 一方、2016年度の公立病院は、61.7%が赤字計上。2007年、国による病院の統合、再編を含む効率化要請により46.1%と改善されたが、近年再び悪化が進んでおります。公立病院は、民間では採算のとれない離島、山間部等の地域医療を担っているケースが多いためであります。しかしながら、総務省の有識者研究会では、昨年末、民間のノウハウ導入や経営の見直しを提言し、これに沿って自治体に改善を促す方針が示されております。 そうした中で、備前市には市立病院が3病院あり、経営状況の改善も遅々として進まない中、救急医療や当番医としての機能も残念ながら市民の信頼を得ているとは言いがたい現状を見ると、非常に残念でなりません。今後の展望を思うとき、憂慮の念を禁じ得ません。 そこで、市長にお尋ねをいたします。 1点目、備前市の医療行政について、急性期の医療充実なのか、救急医療の充実なのか、それとも療養医療、みとり医療の充実なのか、地域医療の充実か、看板とすべき政策をお尋ねいたします。 2点目、市会計から病院会計への財政負担を28年度一般会計で見ると、繰出金は、救急医療繰出金企業債償還繰出金を含め4億4,500万円、うち大部分は普通交付税措置特別交付税措置がされてはおりますが、一部は市会計の負担となっているのが現状であります。このような状況を今後も継続していいものでしょうか。なぜ交付税措置がなされるのかを考えるとき、国保病院として期待される地域医療の確保への効果は十分であると思われますか、見解をお尋ねいたします。 3点目、市立病院について、病院の事業管理者、現状では3病院の統合は考えていないとの答弁がありました。経営基盤の強化をうたいながら、ここ数年の予算状況を見るとき、残念ながら好転しているとは言いがたい状況であると思われ、さらに29年度の市民意識調査のうち病院カテゴリーでは、施策重要度は上水道に次ぐ第2位にランクされております。しかし、残念なことに、施策の満足度では24位と下位に甘んじております。その他自由記入欄を見ますと、市立3病院不要論が散見されております。また、3病院間連携を見るとき、人事交流、検査機器の相互利用、医療情報の共有、システム統合など、どれを見ても独立採算的な運用が現状ではないでしょうか。 そうした中で、市立病院の設置者は市長であります。市立病院の設置者である市長は、3病院の統合についてどのようにお考えでしょうか、お尋ねをいたします。 2点目、閑谷学校について。 特別史跡旧閑谷学校は、平成27年4月に近世日本の教育遺産群として日本遺産に認定され、現在は世界遺産登録に向けての推進活動がなされているところであり、大いに期待をしているところであります。 旧閑谷学校に係る団体は、青少年教育施設としての岡山県青少年教育センター閑谷学校、施設等の管理は旧閑谷学校保存顕彰会、釈菜や閑谷学を通じては和気閑谷高等学校東アジア教育フォーラム世界遺産登録推進備前商工会議所地元伊里地区でも論語の研究等をされております。備前市役所には、旧閑谷学校世界遺産登録推進委員会と各団体がそれぞれ活動を行っており、それぞれは大変意義のある活動には違いありません。ただ、1本の矢より2本の矢、2本の矢より3本の矢と、矢の数が多いほうがより強固な力となるとの言葉があるように、世界に誇れる閑谷学校の魅力をより強力に発信するため、それぞれの力が結集することが大変望ましいことではないかと考えます。 そこで、御提案を申し上げますので、見解をお聞かせください。 1点目、備前市がリーダーとなって、閑谷学校サミット的な総括する組織をつくることはできませんでしょうか。 2点目、官民連携して、閑谷学校周辺整備周辺環境問題等を研究、解決する仕組みはできないものでしょうか。 3点目、各イベント開催については、運営やスタッフ等の動員も含め、協働はできないものなのでしょうか。 以上、よろしくお願いいたします。 ○議長(鵜川晃匠君) ただいまの質問に対する答弁を願います。 田原市長。     〔市長 田原隆雄君 登壇〕 ◎市長(田原隆雄君) おはようございます。 それでは、立川議員の質問に順次お答えをいたします。 1番1点目、医療行政の備前市の看板政策については何かと、こういうことでございますが、人口3万5,000の小さな地方都市に3つの市民病院があることから、各方面から注目され、また心配もいただいていることも事実であります。しかし、旧市町単位の生活圏にそれぞれ病院があるということを逆手にとって、安心の強みとして、地域包括ケアシステムの拠点としての機能をさせることが、本市医療行政の看板政策であると考えております。 12年前、合併後の日生病院、吉永病院の建てかえは、合併前からの計画を実践したものであり、その後も有識者による委員会の答申を受けております。また、前市長により、経営形態が公営企業法の全部適用に変更され、事業管理者が置かれました。それらの経緯、現実の姿、国の動向を注視しながら、病院関係者の協力のもと、市民の健康福祉に取り組んでいくことを基本と考えております。 具体的には、市民の健康管理に寄与する特定健診等の保健事業、生活習慣病予防や介護予防の普及啓発、在宅医療者の一時入院や急変時の受け入れ、休日、夜間の救急の受け入れなど、公立病院として担うべきものと取り組み、考え、進めております。今後も、市長部局と病院事業との連携のもと、着実に進めてまいりたいと考えております。 2点目、病院会計への繰出金につきましては、3病院が各地域で担っている地域医療を確保するためには、地方公営企業法に基づいて継続的に繰り出しを行う必要があると考えております。公立病院には、議員御指摘のとおり、僻地や救急などの不採算部門を担いながら安定した医療を提供することが役目とされております。交付税措置に込められたこのような期待に備前市が応えられるのか、市民や医師会の先生方の声をしっかり受けとめながら、改善の取り組みを続けてまいりたいと考えております。 3点目、立川議員の3病院の統合との御意見ですが、その御意見につきまして、物理的な統合を考えておられるのか、病院、医療機関としてのシステムとしての統合を考えておられるのか不明でありますけれども、私は、前述の経緯、経過の現実に鑑み、時の病院事業管理者の考え方を基本に運営をしてまいりたいと考えております。ただし、本市の人口推計では、今後、医療への依存度の高い後期高齢者がさらに増加する見込みでありますので、現時点では、通院が可能で入院施設もある身近な医療機関として、備前、日生、吉永の生活圏の中でそれぞれが役割を果たしながら、地域に必要な機能は残していく必要があるとの方針を支持したいと考えております。 ただし、人口減少により、市全体の医療需要は着実に減少に向かうものと予想されております。そのために、ベッド数の調整や、ニーズに応じた病床機能の転換、さらに病院間での医師や医療機器、スタッフの融通による一体的な経営など、病院事業が市長部局と連携して取り組む課題があろうと思います。病院設置者の市長といたしましては、市民の命と健康を守る備前市民病院として、必要な組織の再編や統合は当然求めてまいりたいと考えております。 私は、就任後、医療福祉関係アドバイザーに北浦氏をお願いをいたしました。適時適切に御意見をお伺いしておりますし、おかげさまで、全国自治体病院協議会会長である赤穂市民病院の名誉院長の邉見先生や地元選出の国会議員の阿部氏からも、国の医療の方針の流れなどをお聞きする機会がございます。さらにまた、荻野管理者と3病院長を交えた率直な意見を交換する場が今回できました。そして、皆さんから今後の病院事業への腹蔵のない御意見もお伺いすることができたものであります。それらを踏まえながら、病院設置者である市長として、備前市の市民病院として大枠の中での一体化を目指さなければならないと考えております。 しかしながら、現時点では、各病院の歩みや建設時の経緯、JR山陽本線沿線の北部と山陽線沿線の南部の生活圏を考慮するならば、当面は、北部地域の吉永病院と南部地域の備前病院、日生病院との一体的な運営による二極化も、過渡期の方法として考えられるのじゃないかと思っております。したがいまして、病院事業管理者にその方向で運営していただきたいと、その実現に向けての方策について検討をお願いしておるところでございます。 次に、閑谷学校についてでございます。 2番の1点目、旧閑谷学校に係る団体を統括する組織はできないのかという提案と御指摘をいただきました。 確かに、それぞれの団体が主体的に目的を持って取り組んでいる事業に対しましては、備前市は個別の協力を行っております。このたび2020年の旧閑谷学校開学350年を絶好の機会と捉えて、今後、官民一体となって魅力発信に努めてまいりたいと考えております。 2点目の、官民連携で周辺の整備、環境問題を研究、解決する仕組みにつきましては、御指摘のように、旧閑谷学校は県の施設であることから、県と連携して周辺整備、環境問題の解決に向けて協議する必要があろうと考えております。このたびクラウドファンディングで、閑谷学校350年記念の事業として、ふるさと納税での財源確保がその出発点であろうかと思っております。 3点目、各種イベント開催による動員、運営等で協働しては、各団体と連携を密にしながら取り組んでまいりたいと考えております。特に、閑谷学校の所在の備前市唯一の県立学校である備前緑陽高校や片上高校との連携についても課題として取り組んでまいりたいと考えております。 ○議長(鵜川晃匠君) 再質問はありますか。 再質問に入ります。 立川議員。 ◆6番(立川茂君) それでは、順次再質問をさせていただきます。 病院の統合に係るお話がございました。市長のほう御答弁いただきましたように、私も手元に答申を持っております。平成22年12月、市長宛てに答申をされたもので、病院事業の検討委員会委員長、その当時の森山副市長の出した文書であります。 その中を見てみますと、先ほどおっしゃったように、きちっと書いてあるんですよね。北部地区、吉永地区は地方独立行政法人化してはどうだろうと。これは途中、頓挫をしておりますが、2点目は、備前病院と日生病院については引き続き経営統合を含めた経営形態のあり方について研究されたい。これ、十四、五人の委員の方が一生懸命考えられた答申ですね。 8年前、ほぼ8年になるんですが、経営形態のあり方の研究というのが目に見えてこなかったんですが、この辺はどういうふうに捉えていらっしゃいますでしょうか。病院、向こうに聞きましょうか。     〔「私が」と田原市長発言する〕 いいですか。はい、じゃあ市長のほうに。 ○議長(鵜川晃匠君) 答弁を願います。 田原市長。 ◎市長(田原隆雄君) 御指摘のように、答申がございました。そういうような中で、まず吉永病院の独立行政法人化は頓挫をいたしました。そういう中で、答申の中でありました吉永病院はそういうようなことであります。 そういうような中で、日生、備前のあり方について検討した経緯もあるようですけれども、当時は一部適用ということで進めておったかと思いますが、平成27年4月、前市長がいきなり3病院を全部適用というようなことになっております。そういうなことで、病院の統合といいますか一括管理は病院管理者が行うと、こういうことになるわけでありますけれども、そういうような現状の中で今私が市長になっておると、こういうことであります。 そういう中で、今の状況について、それがうまくいっているのかどうかということにつきましては若干問題もあるということで、原点に返るといいますか、答申を重視したやり方がいいんじゃなかろうかというようなことで、将来、一体化は望ましい形であろうかと思いますけれども、過渡期の方法としては答申を重視していく方法がいいんじゃなかろうかと、そんなことを管理者と話をしているということで、御理解をお願いしたいと思います。 ○議長(鵜川晃匠君) 立川議員。 ◆6番(立川茂君) ありがとうございます。ぜひ二極化に向けてということで、期待をしておきます。 ちょっとお話の中で申し上げましたが、29年度の市民の意識調査、先ほどちょっと順位を出しましたが、この一番最後に、その他自由記述欄ということで、書くところがあるんですよね。そこで、病院のカテゴリーを見させていただいたんです。ちょっと御紹介しておきます。 20代の女性、居住地は日生。市内に病院が3施設あるが、どれも中途半端で、受診しようと思いません。1つに統合するなどして、もっと充実させてほしいです。備前市をよくするために頑張ってください。期待をしております。 同じく20代の女性、蕃山、麻宇那、友延、穂浪の方です。病院は3つも要らない。総合病院でよい。今のままでは無駄。役に立たない。市外まで通っている人が多過ぎる。 ちょっと年代飛びます。40代の男性、三石地区ですね。市内に3つの病院があるのは異常だと思う。大きい病院が1つでよい。健全に経営ができているか疑問である。 ちょっと飛ばします。50代の女性、蕃山、麻宇那、友延、穂浪の方ですね。命を守る医療の充実をお願いします。市内では、子供を産む産院がありません。救急に対してくださる病院がありません。赤穂市や岡山市の大きな病院頼みです。 60代、東鶴山の女性。中途半端な病院が3つも要らないと思います。備前病院、日生病院、吉永病院。 60代の片上の女性。備前病院の建物はよくなりましたが、中身をもっと充実させてほしい。 70代に飛びます。70代の男性、これも蕃山、麻宇那、友延、穂浪の方ですが、市内病院の3カ所のうち中核を1つにして、他の2カ所を診療所等にして、密度の濃い病院を確立していただきたい。 さっと紹介しましたが、病院に関する自由記述、書かなくてもいいのを書いてくださっているという中身です。これ、どう捉えられますか。いかがでしょうか。 ○議長(鵜川晃匠君) 答弁を願います。 田原市長。 ◎市長(田原隆雄君) 一々ごもっともな意見だと私は思っております。しかしながら、3つの病院をつくるというのは、合併時当時にその当時の皆さん方が1つ選択をしたものであります。そういうものを引きずって、先ほどの答申を含めて現在の状況になっておる、こういうなことです。そういうようなことの中で、今私が市長として、市民の命と健康を守る立場でおります。 そういう中で、現状の中でどうするかということであるならば、申し上げましたように、地域包括ケアシステムの拠点としての病院という考え方が1つございます。そういう中で、じゃあ経営面のことについてはどうかということも当然皆さん御心配だろうと思いますので、そこで考えられることは、医師及び医療の行き来、医療機器またスタッフの融通等によって一体化を図る一つの過渡期の状況だというようなことを申し上げたつもりであります。御理解をお願いしたいと思います。 ○議長(鵜川晃匠君) 立川議員。 ◆6番(立川茂君) 私の言い方がまずかったんかもわかりませんが、市長のお考えはお聞きしました。こういう声があって、応援団としてやっぱり皆さん見てくださっているなということをお伝えしたかったんです。ですから、二極化ということでお話をいただきましたので、その方向でいいかと思いますので、医療アドバイザーもいらっしゃるとお聞きをしておりますので、どうか信頼をかち取るような病院経営にかじを、設置者は市長なんですから、かじを切っていただけたら、我々も安心しておられるなという気がしますので、これはお願いをしときます。 続きまして、閑谷学校の件で、これもきのうも同僚議員の答弁でありました。350年事業ということで、地元伊里地区とか熊沢蕃山顕彰保存会とも連携し推進したいというような答弁がありましたが、ちょっと触れておられたんですが、もっと推進するなら、ちょっと準備期間があると思いますので、もっといろんな団体を巻き込んでされるというプランはありませんか。いかがですか。 ○議長(鵜川晃匠君) 答弁を願います。 田原市長。 ◎市長(田原隆雄君) 御提案ありがとうございますが、例えばというような形で示していただければ参考になろうかと思いますが。 ○議長(鵜川晃匠君) 立川議員。 ◆6番(立川茂君) 私がいろいろ聞いた中なんですけど、私も実は体験したんですけど、閑谷学校で各種講演会、セミナー等々が催されるんですね。その際、問い合わせしたときに、閑谷学校へ、我々もそうなんですが、一度問い合わせてみようと思って問い合わせをします。そうすると、それは備前市ではないですか、ここではないです。商工会議所ではないですか、ここではないです。それは保存顕彰会のほうではないですか、そちらで聞いてくださいと言われて冷たくあしらわれるケースが、私も1度だけしてみました、皆さんからお声聞くんで。そういうやっぱり答弁でした。 閑谷学校に関する催し物の窓口はどこかと我々は聞いているわけではないんですね。閑谷学校での催し物、セミナーを聞いているんです。何かこれっておかしくないですかと我々は思うわけです。でも、これが現実なんです。何とか気持ちよい対応ができればと思っております。私だけではないと思います。せめて各種の問い合わせ対応には的確な処理ができる仕組みですね。今回も、350年やりましょうと、じゃあどこへ聞いたらいいんですか、閑谷学校へ聞いたらいいんですか、和気閑谷高等学校へ聞いたらいいんですか、備前市へ聞いたらいいんですか、恐らく迷ってくると思います。 ですから、窓口として、例えばですけど音声ガイダンスですね、よくあります。催し物に関するのは1番を押してください、350年に関することは2番を押してください、きれいな女性のアナウンスでガイダンスでも流れればまだ納得はできるんですが、いつも電話して困られるのは、それはあっちでしょう、それは地元がやっているんじゃないですかというなことで、閑谷学校へ問い合わせてもとても残念な思いをすると。その辺が統一できないかなあと、具体的には今は思っております。いかがですか。 ○議長(鵜川晃匠君) 答弁を願います。 田原市長。 ◎市長(田原隆雄君) ありがとうございます。確かにそのようだと思いますので、今回、組織、4月から、市長部局といいますか市行政の中での機構改革も行いました。また、新年度に向かっては、各組織といいますか各団体への当然私もそれぞれの団体での役員として入っておりますので、そのあたりも調整して、御指摘のようなことのないように、いわゆるたらい回しのないようなおもてなしといいますか対応ができるように努力してまいりたい、このように思います。ありがとうございました。 ○議長(鵜川晃匠君) 立川議員。 ◆6番(立川茂君) どちらもよろしくお願いしたいと思います。 これで終わらせていただきます。ありがとうございました。 ○議長(鵜川晃匠君) 以上で立川議員の質問を終わります。   ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(鵜川晃匠君) 次に、掛谷議員の一般質問を願います。 11番掛谷議員。     〔11番 掛谷 繁君 登壇〕 ◆11番(掛谷繁君) 皆さん、おはようございます。 それでは、通告に従いまして一般質問をさせていただきます。 大きな項目の1点目、平成30年度施政方針から質問いたします。 1点目、ふるさと納税について。 田原市長からは、3つの大きな取り組みと1つの輝かしい功績があったと、冒頭の施政方針でおっしゃられております。その1つ目が、ふるさと納税の総務省通知に従い、大きく方向転換したことを上げられております。 市民はいろいろな意見を持っているようでございますが、それはさておいて、私は、1、ふるさと納税を検証する意味で、平成26年度から平成29年度2月までの年度ごとの寄附金収入額、返礼額及び2月末までの残額と支出事業名、支出額、効果と評価をお聞かせくださいということで、資料要求、一覧をと思ってお願いしておりますが、出ておりません。ありますか。出ていないと思います。それをお聞かせいただきたいし、出していただきたいと思います。 2、高額な返礼品も自粛することと、総務省からの通達の中から私はそういうふうに認識しております。 そこで、お尋ねいたします。 基準はよくわかりませんが、20万円以上の返礼品は備前市ではあるのでしょうか。あれば、どんな商品なのか、お知らせください。 3、ふるさと納税の返礼として、体験型観光ツアーの話もあったと記憶をしておりますが、備前市ではあるのでしょうか、お尋ねいたします。 体験ツアーに、備前焼のいわゆる作陶や、日生のカキむき体験や、カキ焼き、カキオコを食べるツアー、閑谷学校を利用したかるた大会や多言語の論語斉唱のバージョン等々考えられると思います。ぜひこうした体験型観光ツアーのふるさと納税として導入の提案をしたいと思いますが、どうでしょうか。市長の明快なる御答弁をお願いいたします。 2点目、教育のまち備前の進展と学びのまち備前についてお伺いいたします。 1、教育長の政務報告の中で、1月22日、日経パソコン「教育とICTの取り組み」誌上で、全国市町村教育情報化ランキングにおいて、小学校では全国第1位、中学校で第4位、また1月30日、日本ICT教育アワード、2018年に備前市が激励賞を受賞されました。これも各学校のICTリーダーや先生の努力のたまものと感謝されております。 このような賞をいただいた背景と、どのような点が評価されて表彰を受けられたかについて、詳細についてお伺いをいたします。 また、こうした表彰を受け、今後どのような推進を、また取り組みを考えているのか、お伺いをいたします。 2、学びのまち備前を加えていますが、目的、狙いは何でしょうか、お伺いいたします。 3点目、米百俵基金2億5,000万円の活用事業について。 1、これは全てふるさと納税を財源にされていることに間違いはないでしょうかということを確認をさせていただきます。 その上で、事業が、①奨学金に関すること、②片上高等学校の充実、③起業の奨励、④特色ある学校づくりの推進、⑤地域づくりの奨励、⑥人づくりの取り組みに感謝する観点から、人材育成活動の顕彰として楷の木賞の創設とあります。 そこで、お伺いいたします。 当初予算ではなく、平成29年度の補正予算として計上される理由についてお伺いをいたします。 2つ目は、備前版米百俵基金は長期的な視点でまちづくりを支える市民の主体的学びに対する支援としていますが、この基金をおよそ何年間活用していくのか、期間が記載されておりませんので、お聞かせいただきたいと思います。 3つ目には、楷の木賞とはどういうものなのか、たしかこれは1から6までの事業ではないかと思いますが、具体的例を挙げて説明をいただければと思います。 4点目、障害のある人への福祉の充実について。 1、ヘルプマークの配付を、平成30年度、今回取り組むとされておりますが、具体的にはいつどのような形で配付されるのか、配付後の検証を含めお尋ねをいたします。 5点目、商工業、海運業の振興について。 1、商業振興対策事業を拡充し、新規創業に当たり空き家等を活用した店舗などを改装する費用の一部を補助金として交付するとあります。どんな業種でも可能なのか、助成金は幾らなのか、対象者は市外でも大丈夫なのか、主なこの大綱を教えていただきたいと思います。 2、海運業の振興については、一言も触れられておりません。盛んな海運業についての市長の私見をお尋ねいたしたいと思います。 3、企業誘致についてですが、これは同僚議員が昨日ありまして、少しかぶりますが、スイキュウさんと、30年度中、売買契約と用地引き渡し完了とのこと、具体的時期はいつごろになるのか、香登がスイキュウさんの本社拠点となるのかならないのか、またトラックの台数や、雇用が地元に発生するのかなど、公開できる範囲で御答弁を願いたいと思います。 4、ほかの企業団地についても早期企業誘致できるようにしていくと言われておりますが、備前地域では、同僚議員の話がありましたパナソニック跡地、そして吉永地域が考えられます。どのようなところに新たなまとまった企業団地を考えているのか、お伺いをしたいと思います。 5、日生温水プールの2階に、健康なまちづくり推進のため、AI、IoT関連企業サテライトオフィスの誘致をすると説明がありました。具体的にはどういったものなのか、お知らせをいただきたいと思います。 6点目、にぎわいをもたらす観光の振興についてであります。 1、株式会社ストライプインターナショナルによるストライプマルシェの開催と株式会社モンベルによるアウトドアイベントを考えていて、長期滞在型、宿泊型観光を推進してまいりますと、このように述べられておりますが、具体的にはどのような形で実現していくのか、お尋ねをしたいと思います。 2、観光客が市内を周遊するために必要な周辺整備に取り組むと言われております。何をどのように整備するのか、教えていただきたいと思います。 3、私は、前年の11月議会で、観光地等にWi-Fiの設置を提案いたしました。答弁ではたしか、計画的に取り組んでいくとの答弁でありましたので、平成30年度はどのように計画しているのか、お尋ねをしたいと思います。 4、これは政務報告の中の話でございましたが、六古窯サミットの中で、オリンピック・パラリンピックのお土産として、たしか国会議員に紹介をされたと思います。同僚議員からもちょっとお聞きがあったんですが、どのようなものか、現物があったらお見せいただきたいと思います。 5、私は、観光にとって今一番取り組んでいかなくてはならないのは、海外に目を向けた観光誘客のいわゆるインバウンド、このことについて残念ながらほとんど触れられておりません。どのように考えておるのか、お伺いをいたします。 6、国内外の観光客、特にアジアの誘客のためには、SNS、いわゆる動画、ユーチューブ、フェイスブック、ツイッター、ブログなど、また最近ではインスタグラムなど、魅力的なものを発信し、拡散、炎上していくという、そういったところまで行けば大変効果がございますので、どのようにこれを取り組んでいくのか、時期とか、どういったものをやるのか、お知らせを願いたいと思います。 7、先ほど紹介いたしました、これはふるさと納税ではなくて、インバウンドの中での体験型ツアーなどを企画をし発信していく、多くの海外観光客誘致に早急に取り組む必要があると考えます。市長の本気度のお考えをお尋ねしたいと思います。 7点目、公共交通について。 1、愛乗りタクシーについて。これは真に必要な方への交付をするため見直しを行ってまいりますと発表されております。具体的にはどのように変更されるのか、詳細についてお伺いいたします。 2、これは一般市民からのかなりの要望があります。それは、片上から和気への路線バスです。朝夕の通学、市民の買い物、病院等に大変便利が悪いので、ぜひ実現してほしいと求められております。夜間高校の入学等の推進は少しは影響があると思いますし、こうしたことの実現に向けて取り組んでいただきたいと。市長の見解を求めます。 8点目、市有財産の有効活用と適正な管理です。 私は、ここで旧アルファビゼンについてこう述べられ、びっくりいたしました。つまり、将来の財政計画への影響や民間活用の手法なども視野に入れ、再整備に関する基本構想の策定に取り組んでいくと施政方針の中でおっしゃいました。 昨年11月議会で、私は、解体し、その跡地については慎重に考えていくとの答弁と記憶しております。市長の施政方針の発言は、再整備という言葉が、現在の建物を再整備するともとれるので、ここで解体して更地にし、跡地利用に対して再整備をするという基本構想であるということなのかどうか、明快にもう一度御答弁を求めたいと思います。 大きな項目の2点目、地域防災対策について。 先般、私は佐山地区に行くことがありました。家の中に室内用防災ラジオが設置されておりました。防災情報や町内会の必要な伝言が聞こえることになっております。それも、町内会費が半分負担し、あとの半分が自己負担で実現できたとお聞きいたしました。そんなに高いものではございません。 よく調査してみますと、三石や吉永の一部、南方地区でしょう、導入されているとのことでした。安全・安心の確保にとって重要な機器と考えます。 どんな補助制度があるのかないのか、なければ、米百俵基金の利用なんかに利用はできないのでしょうか。まちづくりの安全・安心の観点、命を守る、そういったものに、こうしたものに対して、市長の導入したらいいということを提案したいと思います。特に沿岸部や急傾斜地域にお住まいの方は必定であります。前向きな答弁を求めます。 大きな項目の3点目、障害がある人へ福祉のソフト、ハード両面の充実についてでございます。 1、ソフト面での支援について。 親の高齢化に伴い、障害を持つ子供を持つ親にとっては、どういう支援がこれからできるのか、どうなるのか、心配が募っています。今後、さらに社会問題にもなってくると思います。そうしたことから、精神障害者のどんな障害者であれ、安心して暮らせる、生活ができるよう、全科受診助成制度を、国、岡山県に市長会等を通じ要望していただきたいと思います。これは議会の請願にも出ておりますので、どうか市長、よろしくお願いいたします。 2、ハード面についてでございます。 障害者の親の高齢化は、親が動けなくなったり亡き後、重度の障害者ほど、どこに住むか問題となってきます。国の基本指針では、平成32年度までに、障害のある人が地域の中で生活をする機能集約を行う拠点等の地域生活支援拠点等の整備を市町村または各圏域に少なくとも1つを整備することとされております。備前市障がい者計画でも計画されていると思いますが、社会福祉法人や圏域法人と協力し、拠点建設を進めていただきたい。市長は、市民の弱者へ優しい心の人格者と思います。こうした施策をぜひ進めてもらいたいと思いますが、市長の前向きな答弁を求めます。 大きな項目の5点目、備前市と各大学、団体、企業等との包括連携協定についてお伺いいたします。 現在、備前市は幾つの連携協定があるのか、協定の内容、協定後の実態、事業実施の有無についてお知らせください。これは一覧表で求めております。 また、今後どのような事業に連携をしていこうとお考えなのか、お知らせいただきたいと思います。 以上で質問を終わります。ありがとうございました。 ○議長(鵜川晃匠君) ただいまの質問に対する答弁を願います。 田原市長。     〔市長 田原隆雄君 登壇〕 ◎市長(田原隆雄君) それでは、掛谷議員の質問に順次お答えをいたしますが、質問項目が広範多岐にわたっておりますので、手分けをしての答弁になろうかと思いますので、御理解お願いしたいと思います。漏れがありましたら、再質問いただければと思います。 それでは、1番の1点目、ふるさと納税についてですが、26年から29年2月までの年度ごと寄附金額、返礼品及び2月までの残金と支出事業名、支出額につきましては、お配りをしているというふうに報告受けているんですが、もしなかったらお許しを願います。     〔「ないです」と呼ぶ者あり〕 なければ、早急に配付してください。休憩しますか。 ○議長(鵜川晃匠君) 会議中途ですが、この際暫時休憩をいたします。     午前10時23分 休憩     午前10時24分 再開 ○議長(鵜川晃匠君) 休憩前に引き続き会議を再開します。 ◎市長(田原隆雄君) 失礼をいたしました。別添に配付しております資料のとおりでございます。 効果につきましては、一定の効果があったものと考えておりますが、事業実施に当たっては、各事業の検証を行い、より効果的な事業となるよう、制度改正も含めて検討していく必要があろうかと考えております。 次に、20万円以上の返礼品についてですが、現在では9点ございます。具体的には、備前焼が2点、羽毛布団4点、敷布団マットレス2点、宝石箱1点であります。返礼品の基準として、市から協力事業者に支払う負担金の額は50万円以下としております。 次に、体験型観光ツアーについての御提言ですが、個別体験メニューとしては備前焼体験、遊漁船体験などがありますが、その他、まほろばの古代体験や閑谷学校での講堂学習等、魅力あるツアーも数多くあると考えておりますので、今後、議員の提案含めて、旅行業者等も交えて協議してまいりたいと思います。 次に、施政方針の中で、障害ある人への福祉充実についてでございます。 ヘルプマークの配付でございますが、この事業は平成30年度の事業として予定をさせていただいております。配付方法につきましては、市の広報紙やホームページ等によりお知らせをして、希望される方には福祉事務所において配付することといたしております。また、配付後の検証につきましては、東備地域自立支援協議会の当事者、家族部会等において、使用方法についての研修会等を含め検討してまいりたいと考えております。 次に、施政方針のうち、商工業、海運業の振興についてでございます。 1点目の商業振興対策事業補助金は、尾川議員の質問のとおり、空き店舗の活用に限定されておりましたが、現行の制度では利用者が限定されたものであり、創業者の事業開始時の支援ができていないことから、今回、見直しを含め、小売店、飲食店だけでなく事務所等に使用するものについても補助対象といたし、また空き店舗以外に、空き家、新築についても補助対象としていきたいと考えております。補助率は3分の1、上限100万円を予定しております。 なお、市外の方につきましては、対象としておりません。 2点目の海運業についてでございますが、海運業の場合、企業活動の場が海の上ということで、市民の目に触れる機会はございませんが、市の重要な産業の一つとして捉えております。継続して支援を行っている事業であり、施政方針において、新たな施策や充実して行う事業を中心に所信表明をさせていただいたことにより、商工業の振興にのみ触れさせていただきました。 海運業の振興につきましては、引き続き、日生地区海運組合と連携をとりながら、海運事業者の経営基盤の安定と、特に雇用の問題が大きいようでありますので、その対応について努力してまいりたいと考えております。 3点目の岡山スイキュウ株式会社の状況についてでありますが、きのうの答弁の中にもありましたが、企業戦略にかかわる件ということでありますので、市からの答弁はできかねるということで御理解をいただきたいと思います。詳細につきましては、もうしばらくお待ちください。事業は30年度中には必ず実施するという回答はいただいております。 4点目の企業団地についてですが、これも星野議員にお答えしたとおりでございます。団地づくりは引き続き必要であろうかと思いますが、現況の問題についてまず片づけていかなければいけないということで、鋭意努力をしておるところでございます。また、いい適地がございましたら情報提供いただければ、検討させていただきたいと思います。 5点目のサテライトオフィス誘致についてですが、ビジネスプランとして健康に関するデータの収集分析を実施できるオフィスがないか、市内を物色していた結果、日生温水プールの2階が最適であるとの判断から、この場所でのサテライトオフィス開設を企業と連携して現在検討中であるということであります。市として、誘致する企業のデータを活用し、健康なまちづくりの施策が検討できないかということで検討中であり、大学との協議も連携協定の中で進めていきたい、話がまとまりましたら御報告をさせていただきたいと思います。 次に、観光の件でございます。 6番の1点目、具体的な状況についてということですが、昨年に引き続いてストライプマルシェを開催し、若い女性をターゲットに、頭島に限らず市内を周遊して満喫していただきたいと考えております。また、株式会社モンベルさんとは、豊かな自然を活用し、サイクリングやシーカヤックなどアウトドアイベントを計画し、宿泊型の観光客誘致を図ってまいりたいとも考えております。 2点目、市内周遊のための周辺整備についてですが、備前観光協会を通じ、伊部、日生、吉永駅へのコインロッカーの設置や、伊部駅にレンタルサイクルを配置するなど、周辺整備についても実施してまいりたいと考えております。 3点目のWi-Fiの設置計画についてですが、市内宿泊施設や飲食店などへの設置は平成29年度までにおおむね完了しておりますが、要望がある施設については引き続き補助してまいりたいという考えでございます。また、公共施設等については、それぞれ担当部署において必要な箇所の選定と設置を計画してまいりたいと思います。 4点目のお土産としての六古窯セットにつきましては、現物について、セールス推進課にございますので、ごらんいただければと思っております。これからの活用については、今後、新年度に入り、検討してまいりたいと思っております。 5点目、インバウンドについてですが、岡山空港の台湾便の増便による台湾の方の観光客が増加していること、小豆島への台湾観光客も増加していることから、備前市への誘客のために仕掛けが必要であろうと考えております。また、本市においては2つの日本遺産があることから、市内への外国人観光客が増加しており、せとうちDMO等の広域連携により、周遊型、体験型を求める外国人観光客を呼び込みたいと考えております。 6点目のSNSなどの魅力発信についてでございますが、フェイスブックとインスタグラムを利用し、市内の魅力的な風景や観光情報など、積極的に情報発信いたしております。また、市内に関する情報のシェアを行うなど、情報の拡散にも努めているところでございます。 別の魅力発信の手段として、昨年からお話をしております漫画「ハルカの陶」の映画化についてでございますが、近日中に、実施に向けての制作委員会など、具体的な活動組織を立ち上げる予定とお聞きいたしております。 7点目、外国人観光客の誘客についてですが、平成30年度は、体験型ツアーの企画、開発への取り組みを推進するため、備前観光協会の組織体制の強化に向け、予算を増額させて計上いたしております。また、市といたしましては、2019年開催予定の瀬戸内芸術祭への外国人観光客を呼び込むために、JRや小豆島フェリーとも協議を進めさせていただいております。 次に、施政方針の8番目、市有財産の有効活用と適切な管理の件で、アルファビゼンについてですが、昨年11月定例議会でお答えしたとおり、既存建物は老朽化や電線盗難などにより再利用は困難と判断し、解体撤去して新しい施設を整備してまいりたいとの考えは一切変わっておりません。その手法として、取り壊し費用を含めた新たな補助対象事業でありますとか適債事業について検討していると、こういうことであります。ただ、跡地への図書館建設は、昨日答弁させていただいたように、あの場所では駐車場等の問題で困難でなかろうかという見解を申し上げました。 次に、地域防災対策についてですが、室内用防災ラジオにつきましては、地域内の災害情報などの連絡事項の迅速なる伝達方法として有線・無線放送施設を設置する団体に対して事業に対する経費の10分の5を補助する備前市有線・無線放送施設設置事業交付要綱がありますので、こちらを利用して室内用防災ラジオの設置をお願いをいたしたいと思っております。 なお、米百俵基金を使えないかと、こういうような提言でございますが、昨日もるる議論がありましたように、米百俵基金につきましては人づくりや学びに特化した施策でありますので、趣旨が違うため、このものに使うことはできません。 次に、大学、企業、団体との包括連携協定についてですが、現在15件締結をしております。その内訳については、大学が9件、企業が5件、公益財団法人が1件となってございます。資料を配付していると思いますので、ごらんいただきたいと思います。 今後どのような事業連携をしていくのかにつきましては、確かに、連携協定するだけでは意味がございません。具体的な問題について今後取り組んでまいりたいと思っております。 現在、具体的に進んでいる案件は、先ほどサテライトオフィスでありました健康福祉、健康づくりの分野での連携について、具体的な協議を進めてまいっているところでございます。 以上です。ほかは担当から御答弁させていただきます。 ○議長(鵜川晃匠君) 高橋副市長。     〔副市長 高橋昌弘君 登壇〕 ◎副市長(高橋昌弘君) それでは、私から、3番の、障害がある人への福祉のソフト、ハード両面での充実についてのお答えをさせていただきます。 初めに、ソフト面での支援についてでありますが、近年、精神疾患で医療機関に受診する患者数は大幅に増加しており、平成14年には204万人でありましたが、平成26年には392万人となっております。精神障害者を含め障害のある人が地域において自立した日常生活や社会生活が送れるよう、市長会などを通して国や県へ要望してまいりたいと考えております。 次に、ハード面への支援についてでありますが、地域生活支援拠点等の整備につきましては、国の指針において、障害者及び障害児の入所施設や病院からの地域移行を進めるとともに、障害者の重度化、高齢化や親亡き後を見据えて、障害児者の生活を地域全体で支える体制の構築を進めることとされております。その方法としましては、1カ所に機能を集約した多機能型、それと地域の福祉事業所が連携し機能を補完する面的整備型の2つのモデルとして提示をされております。 本市では、地域自立支援協議会を共同で設置しております和気町及び地域の障害福祉事業所と協議を重ねる中、新たな施設を設置するのではなく、現在あるこの地域の支援機関が連携し、障害のある人などを支えていく面的整備を行うべく、行政と地域の障害福祉事業所が協力をして体制づくりを進めておるところでございます。 私からは以上です。 ○議長(鵜川晃匠君) 杉浦教育長。     〔教育長 杉浦俊太郎君 登壇〕 ◎教育長(杉浦俊太郎君) それでは、私からは、1番2点目と3点目の御質問についてお答えをいたします。 2点目、日本ICT教育アワード2018などにおいて備前市の取り組みが評価された点は、まずはハードの導入とあわせて、ICTリーダーを中心とした研修体制の構築やICTサポーター等、ソフト面での支援をセットで行ったことであるというふうに考えております。また、教員の指導力も高く評価されました。 今後は、各校のより自発的な取り組みを支援する形で、引き続きICT機器の活用を図ってまいります。 学びのまち備前につきましては、昨日から市長もお答えをしているとおりでありますけれども、あらゆる世代が生涯学び続けることができる社会教育の充実といったことが主眼であるというふうに考えております。 3点目、米百俵基金2億5,000万円の活用事業についてでありますけれども、本基金の財源はふるさと納税となっております。基金の積み立てについては、補正予算で計上することで、スピード感を持って30年度早々から事業実施が可能となるものと考えて、提案をしております。 本基金は、市民の主体的な学びに対する支援ということを目的にしておりますことから、楷の木賞事業、協働推進事業、商工業振興事業、教育委員会事務局運営事業、さらに特色ある学校づくり推進事業、生涯学習推進事業への充当となります。事業が各課のメニューにまたがっていることから、それぞれの課で事業を実施することとなり、活用期限については、今の時点で何年間活用するかという制限は設けておりませんが、持続可能な事業となるよう、税収増に向けた取り組みも今後必要になってくるというふうに考えております。 また、楷の木賞についてでありますけれども、この賞は、人づくりの取り組みに感謝し、人材育成活動を顕彰することを目的としております。年に1度、表彰式を行い、それぞれの分野で活動している方々の励みにしていただきたいと考えています。 ただ、これまでの賞のように年功序列で、何かの役を何年務めたから表彰するということではなく、年齢制限もしておりません。頑張っている若い方を公募により推薦いただきたいというふうに考えております。 今後につきましては、実行委員会を立ち上げ、スケジュール等の協議を行っていく予定になっております。 私からは以上です。 ○議長(鵜川晃匠君) 今脇市民生活部長。     〔市民生活部長 今脇誠司君 登壇〕 ◎市民生活部長(今脇誠司君) 私からは、1番の7点目の公共交通についてをお答えいたします。 初めに、タクシーチケット事業につきましては、平成30年度より見直しを行い、交付対象者は、自動車運転免許証を所持していない方が居住する世帯に限ることとしております。交付枚数は、1枚200円として、1カ月当たり8枚とすること、交通機関は、タクシーに加えて市営バスと日生定期船も利用できること、利用方法は、2カ月ごとに使用枚数を制限することとしております。 次に、片上から和気への路線バスについてでありますが、かつては片上鉄道の廃線を受けて運行されていた路線でありますが、利用者の低迷もあり、平成27年10月以降、バス運行も廃止となり、現在に至っております。 今後、和気町では新しい交通体系を検討するともお聞きしており、利用者の見込みや運行形態などについて、連携をして検討してまいります。 以上でございます。 ○議長(鵜川晃匠君) 会議中途ですが、この際暫時休憩します。     午前10時48分 休憩     午前11時05分 再開 ○議長(鵜川晃匠君) 休憩前に引き続き会議を再開します。 再質問はありますか。 再質問に入ります。 掛谷議員。 ◆11番(掛谷繁君) それでは、再質問をさせていただきます。 まず、ふるさと納税の件でございます。 手元に資料が入りまして、これをよく見ますと、平成26年度から平成29年度2月末までには寄附総額が75億2,860万7,000円という巨額な寄附額がありまして、返礼額含む経費が38億3,225万8,000円、積立金、いわゆる残ったのが約29億5,000万円積み立てられておるということでございまして、あとはこの表のごとくいろんな事業をやってこられております。75億円もの巨額ですね、このふるさと納税で集めたということは、いろいろ問題はありますけれども、備前市にとっては大きな貢献だったと私は思っています。 まず、8月1日から新たな方式でやられているということで、この8月から2月末までのふるさと納税は幾らが入っているのか、わかれば教えてください。 ○議長(鵜川晃匠君) 答弁を願います。 大西市長室長。 ◎市長室長(大西武志君) 約5億円でございます。     〔「5億円。ありがとうございました」と11番掛谷議員発言する〕 ○議長(鵜川晃匠君) 掛谷議員。 ◆11番(掛谷繁君) それで、積立額が29億5,000万円あるといえども、いろんな事業に使った後でございますので、現在の、現在というか平成29年度末にこのふるさと納税というのは幾らぐらいが残るのか、いわゆるいろんな事業をやった後の年度末における予想のお金は幾らなのか、わかれば教えていただきたいと思います。 ○議長(鵜川晃匠君) 答弁を願います。 大西市長室長。 ◎市長室長(大西武志君) 残額といたしましては、約16億円になります。     〔「ありがとうございました」と11番掛谷議員発言する〕 ○議長(鵜川晃匠君) 掛谷議員。 ◆11番(掛谷繁君) それで、お伺いしますけど、この16億円の中でいろいろあるんでしょうけど、一番大きなのが、今おっしゃっている楷の木賞を含む米百俵基金2億5,000万円の活用事業というのに今の16億円の中からお使いになっていく。その他もあるんでしょう。これが大きいんでしょうけれども、そういうことでいいんでしょうか。 ○議長(鵜川晃匠君) 答弁を願います。 大西市長室長。 ◎市長室長(大西武志君) まちづくり基金といたしまして約16億円、それからただいまの基金については2億5,000万円を29年度に別途積み立てるということでございます。 ○議長(鵜川晃匠君) 掛谷議員。 ◆11番(掛谷繁君) わからないんですけど、要するに今16億円残っているものと、ふるさとづくり基金、これと合わせたものがあるということでいいんですか。 ○議長(鵜川晃匠君) 答弁を願います。 大西市長室長。 ◎市長室長(大西武志君) ふるさと納税を原資といたします基金につきましては、まちづくり基金16億円と、それから米百俵の分の基金が2億5,000万円ということでございます。 ○議長(鵜川晃匠君) 掛谷議員。 ◆11番(掛谷繁君) わかりました。有効に使っていかなければならない、これだけの大きな備前市に貢献をしたということは事実だと思いますので、頑張っていってもらいたいと思っております。 ふるさと納税について、私ちょっと疑問点がございますので、ここからは市長にお伺いしたいと思います。 ふるさと納税をなぜ私はここまでしつこく言うんかといえば、巨額なお金が備前市にとって貢献したということが背景にございますし、これからのあり方についても総務省からの通達があります。その中でどういうふうにやっていったらこのふるさと納税というものがもっと発展的にできるかということを思っての質問でございます。 総務省の自治税務局市町村税課長が、平成29年4月1日付で、寄附額に対する返礼品の調達価格の割合について、3割を水準としなさいということがございます。ただ、この中で、1つは議会や住民に対して説明責任を十分に果たしなさい、公正性や透明性の確保に十分配慮しつつ適切な対応をお願いしますということで、それなりにされたと思います。 ただ、住民に対してどうなのかというところがございますし、次に、特に思うのは1つそこですね。先に言いますけど、新たな8月1日からされた事業については十分な説明責任を、議会、住民、特に住民等に説明責任を果たすと、公正性や透明性の確保というものについて市長は十分されたと思っていますか。
    ○議長(鵜川晃匠君) 答弁を願います。 田原市長。 ◎市長(田原隆雄君) ふるさと納税につきましては、大変ありがたい制度だと思いますけれども、総務省の通達の中で、改めなければいけない点も多々あろうかと思います。そういうな中で、返礼品の問題点につきましては、その返礼率、また返礼品に対してどういうような地域活性化へつながるのかと、そういうなことであろうかと思いますし、ふるさと納税の呼びかけについてはその使い道についてしっかり検討しろと、こういうな御指導もいただいたことでありまして、それなりに担当が、毎月ですか、いろいろ返礼品の問題についてとかというな形で討議いただいていると、そういうことで8月以降取り組んでいると思っております。したがいまして、返礼品を出していただける企業等につきましても、それなりの説明はしてきているんじゃないかと思っております。 ○議長(鵜川晃匠君) 掛谷議員。 ◆11番(掛谷繁君) ありがとうございました。 もう一つ、その中でこういうところがあるんですね。返礼品のことについて、ふるさと納税の趣旨に反するような返礼品、これがいわゆる換金性の高いものとか金銭類のよく似た高いもの、プリペイドカード、商品券、電子マネー、それから資産性の高いもので電子機器、家具等、この辺は排除をきっちりされております。 ただ、この次に、価格が高額のものというところがあるんですよ。これが通達の中へあるんですね、高額なもの。ちょっとそこで調べたんですが、ふるさと納税の中で、びっくりしたんですけれども、備前市では、至福の眠りの最高峰マットレス、105ポイントだから105万円というのがありますし、人気のところでは、フランス製のワイン45万円、26万円、15万円というのがあります。 高額なお金というのは何を基準にして高額か、私もわかりません。ただ、いろんな意見を総務省がまとめた中で、上限が100万円以上を超えるものは明らかにおかしいというふうな、地方団体の実務者の意見の中にあるわけですね。ですから、私は、公平公正、またそういう高価格のものについては改善をされておるべきことだったんじゃないかと思っていたら、このふるさと納税について、効果が大きいものですから、調査しました。で、今のようなものがわかったわけですね。これについてはどのように市長はお考えなのか、お聞かせください。 ○議長(鵜川晃匠君) 答弁を願います。     〔「市長のほうでお願いします」と11番掛谷議員発言する〕 田原市長。 ◎市長(田原隆雄君) 私は、その返礼品云々についての会議に呼ばれておりません、正直。そういう中で、担当がいろいろ協議する中で、正直言いまして、ふるさと納税はぜひやっていきたいということの中で、具体的な指摘のないものについては従来どおり行っていきたいというような趣旨であろうかと思っております。補足は担当から。 ○議長(鵜川晃匠君) 大西市長室長。 ◎市長室長(大西武志君) 高額なものの判定の部分なんですけれども、返礼品の、先ほども市長からありましたけれども、支払う負担金の額、返礼品を含めましての負担金の額の合計が50万円以下ということで、先ほど申されました105ポイントというのは納税額についての金額でございまして、それに対して30%の返礼と、それから手数料等を含めまして50万円以下ということでございます。 以上です。 ○議長(鵜川晃匠君) 掛谷議員。 ◆11番(掛谷繁君) ですから、そこが一般的にはわかりにくい。普通は、その商品そのものが100万円、200万円、300万円、新見市が牛1頭500万円というなことがあったりして、何じゃというようなことがありました。ですから、一般的に考えますと、その商品そのものが100万円を超えるというのは、それは今の50万円、納税額の50万円という理屈もわかります。それだったら何でもやってもいいと。特に、特産品ではないんですよ、ワインは。フランス製のワインがこの備前市でできますか。できないですよ。フランスベッドとかそういう固定の名前出したら悪い、会社もないですよ。ということは、地場の特産品でも何でもない。もっと体験ツアーであるとか地場のそういったものが特産品としてやられるべきものをされるべきだと思います。 市長が今までおっしゃられたことについてとちょっと様相が違う、離れた返礼品になっているんじゃないかなあと危惧しておりますけども、もう一度そのあたりを答弁願います。 ○議長(鵜川晃匠君) 答弁を願います。 田原市長。 ◎市長(田原隆雄君) まず、ふるさと納税してくださる方のそれぞれの居住地における税金額ですよ、問題はね。そういうことをまず御理解いただきたいと思います。そういう方の金額が高いか少ないか、要するに何ぼ税金を納めている中の一部をふるさと納税でということであるということをまず御理解をいただきたいと思います。 それから、おっしゃられるとおり、確かに高級ワインは備前市ではないかもしれません。逆に、備前焼につきましても、備前焼というのはやはり御存じのように見てさわって買わなければいけないわけですよね。そういうようなものを、備前焼を買うものというような形での返礼品はできないわけです、今の政府の指針ではね。そういう中で、じゃあ備前焼とワインのコラボはどうかとか、備前焼と地酒とはどうかとか、そういうな工夫を含めて、許せる範囲は、少しでもふるさと納税が備前市に入る工夫や努力をしなければいけないんじゃないかという考えは持っております。 ○議長(鵜川晃匠君) 掛谷議員。 ◆11番(掛谷繁君) 私は、ふるさと納税を大いに活用して歳入増につながることについて、反対しょうるわけじゃないんです。むしろ推進してきたほうですから。ただ、公平性、透明性等、そういうものについて、余りこれを公開をするというか、きちんと議員やそれから住民、ホームページ、そういったところにも書いてあるわけなんで、余りそういったことは公開していないというふうに思うんですよね。 それと、聞いてくださいよ。     〔「聞きょうります」と田原市長発言する〕 いわゆる酒屋さんというのが備前市に何軒あるんかな、その中で公募されて1つのところに採択されたと思うんで、審査会とかそういうことはどういう形で、例えば酒店なんかに全部お声をかけて決まったのかどうか、審査会なんかはどういうふうにこういうものは決めていくんですか、教えてください。 ○議長(鵜川晃匠君) 答弁を願います。 大西市長室長。 ◎市長室長(大西武志君) ふるさと納税が始まった当時から、このふるさと納税の協力事業所としまして、事業所のほうから申し出ていただいているということで、特に一々声をかけているわけではございません。 ○議長(鵜川晃匠君) 田原市長。 ◎市長(田原隆雄君) 公平性の意味がようやくわかりました。決して限られたところへこちら側が指名していることではありません。ですから、見直しの時点につきましても、商工会、商工会議所含めて見直しがあるんですと、ぜひともふるさと納税の返礼品としての登録をしてやってくださいと、そういうことが相手側に対するアピールになりますんでということを常々それぞれの場所で話をしていますし、商工業だけでなしに、おたくが提案された体験型の観光についても、これもふるさと納税の一つの返礼品になるんじゃないですかというような形での福祉団体等へも呼びかけをさせていただいております。かつてのように一つの業者に億単位の返礼品が入るような流れにはなっていないように私は感じております。 ○議長(鵜川晃匠君) 掛谷議員。 ◆11番(掛谷繁君) しっかりとふるさと納税については公平公正、また特産品をしっかり出す、そしていわゆる特産品の中でも体験ツアーとかそういうものをしっかりとやっていただいてお願いしたいと思います。 次に参ります。 次は、いわゆる米百俵基金2億5,000万円と、この教育、学びのまち備前ということにこれはリンクをしているところもあるんで、お伺いしますけれども、まずこの米百俵基金を平成29年度の予算に計上、出すと同時に、予算案でこの基金の予算を出してくると。要するに、同時に条例と予算案が出てきていることについて、まずは条例化を進めた後に予算を決めていくというやり方ではないかなあと思うんですけれども、これについてはどう思われますか。私は、ちょっとそういうことがあってもいいかどうかわからないもんですから、お尋ねします。 ○議長(鵜川晃匠君) 答弁を願います。 佐藤総合政策部長。 ◎総合政策部長(佐藤行弘君) この米百俵基金につきましては、平成29年度のふるさと納税の返礼品の見直しまでに、いわゆる駆け込みで多額の寄附をいただいております。その多額のいただいたものを将来にわたって安定的に学びのまちの醸成に使っていくということを目的としておりますので、29年度の寄附をいただいたものをその年度のうちに積み立てるということで、29年度の補正予算に計上しているということでございます。 以上です。 ○議長(鵜川晃匠君) 掛谷議員。 ◆11番(掛谷繁君) その点はわかりました。 ここからは思うんですけども、備前版米百俵事業というのが、これ教育に特化しとんが非常に多いんです。教育長、実はこれ主要事業の中で、例えば、全部言うと切りがないんであれですけども、備前版米百俵事業の中で、特色ある学校づくりの推進事業というんがあって、これが前年度では341万円あったんですけれども、今度の当年度は331万円、10万円マイナスというなことになってございます。ほかにも同額のもありますけど、削減をされております。要は、この備前版米百俵事業というのがマイナス傾向に、取り組みがダウンしてるんですよね、予算でいえば。これは私は、逆に新規事業とか、また予算額をアップしなきゃならないと、それがこの米百俵事業だと私も思うんですけども、そのあたりはどういうふうにこういうことになったんでしょうか、教えていただきたい。 ○議長(鵜川晃匠君) 答弁を願います。 田原市長。 ◎市長(田原隆雄君) 米百俵の考え方については、きのうもいろいろ議論がありました。長岡藩でも、お隣の町から、困っているからということで米百俵を送っていただいたと、それをなかったことにして教育に特化しようじゃないかというのが小林虎三郎の考え方であります。 先ほど担当部長が申しましたように、ふるさと納税の見直しをさせていただきました。そういうな中で、駆け込みの寄附をいただきました。それはなかったことにして、将来の人づくり、夢づくりにしようじゃないかというような基本的な考え方をまず御理解いただきたいと思います。 それから、今、予算が減っているじゃないかというような具体的な質問がありましたが、今後厳しい財政になっても、人づくりやこういうものについては、聖域という表現がいいかわかりませんけども、そういうようなときにでもこういうことは続けていこうじゃないかと、そういうようなことでの、まちづくり基金とはちょっとかけ離れた考え方で持っていると、そういう基金だということで御理解をお願いしたいと思います。 ○議長(鵜川晃匠君) 掛谷議員。 ◆11番(掛谷繁君) それはわかりました、ある程度。 もう一つ、これは今回、条例の制定、備前市米百俵基金条例の制定ということが入っています。ここを第1条から第7条まで書いていますけども、これを1つだけちょっと考えてみますと、第3条に、基金に属する現金は、必要に応じ、最も確実かつ有利な有価証券にかえることができるというような文言があったり、それから運用益金の処理については、第4条に、基金の運用から生ずる収益は、一般会計の歳入歳出予算に計上して、この基金に編入すると、こうあります。 今この米百俵の2億5,000万円、いつまでの間でこれを使うのか、設定期間は明確ではないという話がありました。800万円ほどしか今回は使うようにはなっていません。七百何十万円ですよ。これが、2億5,000万円を毎年2,500万円使っても10年使えるんですよね、簡単に言うと。平成30年度は723万円だったっけ、1,000万円も満たないんですよ。 ということは、ここで私が言いたいのは、運用のほうへこの基金を、何億円もあれば運用をして、いわゆる投資信託であるとかそういったリスクのあるようなものにこれは活用するということではないんですよねということをちょっとお聞きしたいんです。運用の仕方について。 ○議長(鵜川晃匠君) 答弁を願います。 佐藤総合政策部長。 ◎総合政策部長(佐藤行弘君) 運用につきましては、特にこの米百俵基金に限ったことではなくて、ほかの基金も含めて、国債等の安定的な資産運用ができるというようなものももちろん考えておりますし、現在もそのようなことは行っております。 以上です。 ○議長(鵜川晃匠君) 掛谷議員。 ◆11番(掛谷繁君) そのほかのことについても私も若干知っています。ただ、この米百俵の基金というのは、そういう2億5,000万円というものをどっかの投資信託であるとかそういう運用を、多分リスクを負うようなところにはしないとは思うんですが、これは一体、10年、20年、まあ20年は無理だと思いますけど、何年この基金というものを想定されての基金条例なのかということがよくわかりませんので、そこのあたりを明快に答弁を市長のほうからお願いします。 ○議長(鵜川晃匠君) 答弁を願います。 田原市長。 ◎市長(田原隆雄君) 出発は2億5,000万円でございます。この趣旨に賛同いただける方が、今後、ふるさと納税という形でいただければ、そこに追加していくことは可能かと思います。どなたかの答弁でお話ししましたと思いますが、持続可能な形で考えていかなければいけないんじゃないかと思っております。線香花火じゃあどうしようもありませんので。 昔、全国一律で1億円、ふるさと創生基金ということがありました。そのときにもいろいろ知恵を絞りながらやった経緯がございますけれども、当時は金利も高うございました。そういう中で、その原資でもって国債購入をするとかということはありましたけども、そういうことは考えられませんので、あと許される範囲なら、それに別建ての積み立てをできるようであればしていけばいいと考えるんじゃないかと思います。 ○議長(鵜川晃匠君) 掛谷議員。 ◆11番(掛谷繁君) 間違いのないよう、しっかりとお願いしたいと思います。 次に、時間もあれなんで、お願いしますけども、市有財産の有効活用という、アルファビゼンの件で、東洋大学にコンサル依頼をして、今度、新たな構想をという話で、東洋大学での結果、結論というのはどういうことだったんだろうか、引き続きこれはこの方にお願いするようなことにもなるのかどうか、これについて市長にお伺いします。 ○議長(鵜川晃匠君) 答弁を願います。 田原市長。 ◎市長(田原隆雄君) 東洋大学からの一応報告書というのは出てきておりますが、若干修正もありますので、ちょっと時間かかりますが、でき次第、皆さんにも公表していきたい、このように思っています。 東洋大学としては、それをぜひ市内の多くの人に発表したいという、そういうような希望もあるようであります。そういう中で、ただ東洋大学、当初、アルファビゼンをどうするかということでお願いをしたわけですけども、いろいろ情勢が変わりまして、変わりましてというか、例えば……     〔「時間がもうない」と11番掛谷議員発言する〕 はいはい。     〔「もう一点」と11番掛谷議員発言する〕 ○議長(鵜川晃匠君) 掛谷議員。 ◆11番(掛谷繁君) いわゆるアルファビゼンを一括で購入したい、また一括で30年ぐらい借入でやりたい、そういう場合は一切もう考えていないということでしょうか。もう時間がないんで。 ○議長(鵜川晃匠君) 答弁を願います。 田原市長。 ◎市長(田原隆雄君) そういう議論は終わっておろうかと思っております。そういう形で、撤去して新たな事業をという方針でございます。 ○議長(鵜川晃匠君) 掛谷議員。 ◆11番(掛谷繁君) 最後に、連携協定をしっかりやっていただきたいと思っております。 以上で終わります。 ○議長(鵜川晃匠君) 以上で掛谷議員の質問を終わります。   ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(鵜川晃匠君) 次に、山本恒道議員の一般質問を願います。 10番山本議員。     〔10番 山本恒道君 登壇〕 ◆10番(山本恒道君) それでは、通告に従いまして、ただいまから一般質問をさせていただきます。 まず最初に、蕃山荘からデイサービスがなくなることについて、市長にお尋ねいたします。 先日の委員会に出ておったら、この3月末で蕃山荘からデイサービスがなくなるということを聞いて、びっくりしました。今後、高齢者が非常にふえてくるのは確実と思います。それなのに、大ケ池荘のほうに統合すると聞きました。 今、地元の人は、蕃山荘へ行くのは、デイサービスは10分か15分もあったら行くと思います。この施設は、備前市になってからでも、備前町の時分から一番古い施設で、十二、三年前に立派なのを建てかえていただきましたけど、今どきになぜこういった通っている人の不便さをするのかというのが非常に腹立たしく思いまして、トップに持ってきました。 今後、老人がますますふえる中で、老人福祉には非常に金がかかるとは思いますけど、相当の負担も蕃山荘の場合はできないような人が入る施設らしいです。そういったことから、余り金が取れないから利益が出ない、赤字が出るから切り捨てるといったようなことをやっておったら、これからはますます弱い人が切り捨てられてしまうように思いますので、そこら周りの考え方を市長にぜひお尋ねいたします。 次に2点目の、小中一貫校について、教育長にお尋ねいたします。 教育が定着するためには100年かかると昔の人はよく言っておられましたが、備前市の場合は、二、三年、三、四年、四、五年というたりして、割と教育長がかわるといったようなことがあります。うまくいかないといったようなこともあるんかもわからんですけど、今のやり方では、小中一貫校についてでもですが、私たちも県外の視察や内容を勉強もさせていただきましたが、例えば大阪府の箕面市なんかでは、給食材料の40%は地元から入れていただいておるとか、この大根はおじいさんの顔が見える、あのおじいさんがつくったやつだとかというような話も聞きます。そういったことで、子供と地域の人が顔が見えるといったような効果もあるようです。また、秋田県の東成瀬村の、日本一の教育の町とかといってよく出ておりますが、そこも視察させていただきました。早くからやっておったのは、大阪府の能勢町も早くから小中一貫校を進めていたようで、私たちも同僚議員と行ったこともあります。 そういったことで、岡山県でも伊里地区に小中一貫校を早くというような感じでやっていただいております。いろいろと地域の方から話を聞くと、わかりづらいようなところも、学校へ行かんお父さんらはわかりにきい。幼稚園の子と中学校の子が小学校と防災訓練をやっておったのを新聞で見たとかというような、そういう中身の濃い話は割と、PRが足らんのか、親が余り関心がねえんか、そんな感じです。そこら周りをわかりやすく教育長に説明を願います。 次に3点目の、河川のしゅんせつについてお尋ねします。 伊里川に堆積している土石についてですが、地域の方は、49年災、51年災、平成2年とかいろいろ災害を知っておられます。そこで、最近は、異常気象による全国各地で予測不可能な豪雨がたびたび発生しております。伊里川流域の市民の方々も、不安はより一層深まっているような状況であります。 最近、近くで民間が1万平米ぐらいな開発をというような話も少し聞くんですけど、そこへでも土砂を入れさせていただくような話にはならないのかというようなことを考えておりますが、いかがでしょうか。住民の不安を取り除くためにも、伊里川の土石を定期的にしゅんせつし、過去の災害を教訓に、防止対策としてお願いしたいと思いますが、市長のお考えをお尋ねいたします。 次に、30年度予算についてですが、いろいろ先日から、先ほども言われておるようなことが、同じようなことになるんですけど、備前市の場合は人口が非常に少なくなるような感じで、2月現在の広報でも転出115人とか、27年は284とか214、転出が非常に多いように考えられます。大きなところでは、就職場とかいろいろ進学とかといったりするような若者が離れることが多いと思いますが、ここで言われておるような財政支援とか企業支援とかといったりするようなことが、先ほど言われたように2億6,000万円ほどの米百俵資金を崩せるんか崩せんのかわからんのですけど、そこら周りをいいほうへ使っていただいたらいいんではないかと思いますが、市長の考えをお聞かせください。 次に5点目の、市有地を市民の住宅地にということで、市長にお尋ねいたします。 住宅地の供給についてですが、住環境整備を前にも2回ほど質問させていただいたんですけど、穂浪の保育園跡地にということをずっと言っとんですけど、あそこはいろいろあってというような話もありますけど、小規模な開発が井田村の周りも割と進んでおります。市としては、災害が昔あった、高潮、豪雨というたりするものを恐れて、持っときせえしたら売った市民に叱られんというような話をよく聞きますけど、そうでなしに、今ごろ民間が売買しとんでも、昔の49、51というたら250号線のあの土手の上を船が通ったりしたのも私らも知っておりますけど、今はもうそれを忘れて、皆さん少し埋め立てをして家を建てておるような感じですので、ぜひその意味を説明して、払い下げなりできるもんならそうしていただいたらなと思います。市長のお考えをよろしくお願いします。 次に、ソーラーの条例について、市長にお尋ねいたします。 近年、太陽光のソーラーパネルの設置が多く見られます。さまざまな土地に乱立しているような感じがあります。住環境への影響も及ぼす、このことも懸念されます。また、地域住民との関係を阻害する影響も出てきているようです。早急に対策を講じる必要があると思います。 市では、開発事業の調整に関する条例の改正を検討されているようですが、太陽光や風力発電に関する開発を盛り込み、現状では1,000平米の開発規制を、地区内の土地利用の形態や区画面積の状況などを勘案し、対象面積の引き下げをぜひ検討していただきたいと思いますので、よろしくお願いします。 次に、照明灯の整備について、市長にお尋ねします。 伊里小学校のグラウンドに設置されている照明灯についてお尋ねします。 現在、少年野球、消防団の操法訓練とかグラウンドゴルフなどに利用されています。設置は、40年ほど前に野球の少年団がつくって、一部を市に寄附したり管理したりいろいろやっておりますが、全部市に管理していただきたいというようなことで、今、電気代とかといったりするようなもんが少しかかるんかと思いますが、そのあたりをぜひ市に管理していただきたいというようなお願いであります。 次に、公民館前の風船堰について、担当者にお尋ねします。 現在、井田村地区の農業用水の取水については、旧パナソニック工場の東側の伊里川に設置している堰から取水していると聞いております。伊里公民館の前の大谷川の風船堰を修理すれば、それでそこから取水でき、かつ伊里川の堰が必要なくなるため、土石のしゅんせつのことも考えて撤去したほうがいいのではないかと考えられます。防災対策上、検討する価値はあると思いますが、どうでしょうか、市長にお尋ねいたします。 次に9点目の、市営バスについて、市長にお尋ねします。 市営バスについては、数々の路線を運営維持していることから、経済的にも大変困難なことと感じておりますが、市民にとっては貴重な交通手段として、なくしてはならないと思います。また、今後、超高齢化社会を維持していくため、小規模な集落を結ぶ交通手段として、最低限に必要なネットワークであると思います。 今後、利用者の低下による路線の廃止も検討されるかと思いますが、地域をつなぐきずなとしてぜひ生かしていきたいと思いますので、継続を望むものであります。 最後に、真魚市の駐車場について、担当者にお尋ねいたします。 真魚市については、先日の休みの前の日ですか、日生のかき祭と一緒になったんか、もうむちゃくちゃ多いような感じがしました。備前市の観光スポットの代表する施設となっていますので、駐車場の舗装も徐々に進んでいますが、なお一層の整備により、快適な観光施設として、お客様にもよく思っていただけるようにしていただきたいと思います。今後の予定など、わかれば教えていただいたらと思います。 以上で私の一般質問を終わります。明快な回答をよろしくお願いします。ありがとうございました。 ○議長(鵜川晃匠君) 会議中途ですが、この際暫時休憩します。     午前11時53分 休憩     午後1時00分 再開 ○議長(鵜川晃匠君) 休憩前に引き続き会議を再開します。 山本議員の質問に対する答弁を願います。 田原市長。     〔市長 田原隆雄君 登壇〕 ◎市長(田原隆雄君) それでは、山本議員の質問に順次お答えをしてまいります。 蕃山荘のデイサービスセンターについてでございますが、備前市は蕃山荘と大ケ池荘、2つの施設を有しておりまして、設置者として備前市が指定管理として社会福祉事業団へ指定管理をしておるところでございます。 そういう中で、備前市内全体のデイサービスの利用状況は、平成27年度は約4,300回、29年度の実績は約3,000回という利用があります。利用人数といたしましても、約380人から約270人と低下をしております。 デイサービスを行う事業所の全体の定員数はほぼ横ばいでありますが、新たに参入する民間施設も加えると、事業者数は11カ所から16カ所にふえております。そうした中で、備前市が持つ蕃山荘と大ケ池荘の両施設におけるデイサービスの利用者は、ここ数年、登録者数の40%前後の利用にとどまっております。そのため、統合しても十分な広さが確保でき職員を有効的に活用できる大ケ池荘に、デイサービスを統合することにしたものであります。 議員御指摘のとおり、利用者の皆さんからすれば、送迎にかかる時間など御不便もおかけすることもありますが、統合後のサービス内容や送迎などは、ケアマネジャーが利用者の御希望や意見をお聞きし、よりよいサービスを心がけ、事業を運営してまいるものと考えております。 3番目の、河川のしゅんせつについてですが、守井議員の御質問にお答えしたとおりであります。 民間の開発地への処分についての提案でございますが、私もその案には同感でありますが、県にお願いに参りますと、県は、後々トラブルが懸念されるということで、民有地への処分は行っていないとの答弁でございますので、御理解をお願いしたいと思います。 4番目、30年度の予算の中で米百俵基金について、市民の主体的な学びに対する支援を目的としておるということをきのうからたびたびお話をしているところでございます。各課にまたがって事業メニューを実施することになろうかと思います。 具体的には、生涯学習推進事業として、備前市へ在住及び市内事業所で就労することを条件として奨学金の返還について支援をするもの、片上高等学校の充実に向けた検討を行うもの、商工業振興事業として、備前市の魅力再発見と新たな備前ファンの発掘、備前市内の起業の促進のために、現在実施しております備前ふるさと創生カレッジの受講生などで市内での起業をする者に支援をするもの、特色ある学校づくり推進事業として、小・中学校において地域の文化や人材を活用した郷土愛を醸成する活動に供するもの、協働推進事業として、自治会が市と協働しながら地域の課題解決に取り組む経費を補助するもの、楷の木賞事業として、まちづくり、スポーツ、芸術、文化、教育の各分野において顕著な功績を上げている者に対して表彰するものなどの事業へ基金を充当するというものでございます。 きのうも論議がありました、先ほどもありました。たとえ財政的に厳しいときであっても、夢を持って、将来この町で住んでいくのだという米百俵の人づくりや学びへの備えとしての精神を具現化した、そういうような政策であるということで御理解をお願いしたいと思います。 次に、市有地の分譲についてですが、旧穂浪保育園の跡地についてでございます。 平成26年度に2度、一般競争入札での売り払いの公募を行いましたが、申し込みがなかったと聞いております。宅地不足の中でなぜ応募がなかったのか、その原因を精査いたしまして、分譲することも視野に入れて今後検討してまいりたいと考えております。 ソーラー条例についてですが、ソーラー条例、開発事業の調整に関する条例についてですが、近年、太陽光発電の普及が目覚ましく、数多くの太陽光パネルが目につくようになってきております。市といたしましては、今後も増加が予想される太陽光パネルの設置につきまして、開発事業の調整に関する条例の改正を考えており、できるだけ早い時期に上程させていただきたいと考えております。 7番目の、伊里グラウンドの照明施設の管理についてでございます。 この件につきましては、平成21年4月に市と伊里地区との間で協議をし、伊里グラウンド管理に関する覚書を締結してございます。伊里地区が伊里グラウンドの管理運営を行っているのが現状であります。 経費負担につきましては、上下水道使用料、消耗品費、グラウンドの施設等の修理は市が負担し、電気代と照明施設の修理は伊里地区が負担することとなっているようであります。今後、伊里地区から管理に関する変更の要望があれば、そういう場合には検討してまいりたい、このように考えております。 9番の市営バスについてですが、高齢者等、交通手段を持たない方にとりましては、市営バスの公共交通機関はなくしてはならないものであります。効率性の低い路線については、運行ダイヤの見直しも必要とは思われますが、運行本数の減便と利用者の減少が連鎖するいわゆる負のスパイラルにならないように、今後、利用されている方を初め地元関係者の皆さんの意見もお聞きしながら、利便性と利用状況の検証を行い、効率的で使いやすい路線を維持してまいりたいと考えております。 私からの答弁は以上です。 ○議長(鵜川晃匠君) 杉浦教育長。     〔教育長 杉浦俊太郎君 登壇〕 ◎教育長(杉浦俊太郎君) 私からは、2番の御質問についてお答えをいたします。 小中一貫校についてでありますけれども、小中一貫教育校伊里学園では、小・中学校9年間で目指す子供像を定めて、その実現に向けてさまざま取り組みを行っております。今年度は、他県からの視察も入るようになりまして、着実に進んでいるのではないかと受けとめております。 具体的には、合同防災訓練、そして小・中合同地域清掃ボランティア活動、こうした取り組みを通じて小・中学生が一緒に活動することで、小学生は中学生に憧れを持ったり、中学生はリーダーシップを発揮したりするということで、豊かな人間関係、そして地域を大切に思う気持ちを育てております。また、9年間を通した外国語の学習にも力を入れておりまして、業間休みや放課後に英語に親しむイングリッシュプログラム、またイングリッシュサロンの開講、さらに中学校英語教員の小学校への乗り入れなどを行い、中学校卒業時、英語検定3級の取得率60%以上を目標に頑張っているところです。 さらに、議員皆様御承知のとおり、旧閑谷学校の地元であることから、朝の会で論語の朗誦を行ったり、地域の方が先生となって論語集会を開いたりするなど、9年間で論語の心を学ぶ取り組みも行っております。 私からは以上です。 ○議長(鵜川晃匠君) 中島まちづくり部長。     〔まちづくり部長 中島和久君 登壇〕 ◎まちづくり部長(中島和久君) 私からは、8番と10番の御質問につきましてお答えをさせていただきます。 初めに、8番、伊里公民館前の風船堰の修理についてでありますが、平成28年度の点検結果によりますと、経年劣化や使用頻度が低いことから、メンテナンス不足もあり、現在は使用できない状況にあります。この施設の整備につきましては、農業用水を伊里川下流の風船堰で取水しており、現在は支障を来していないこと、整備した場合、事業費が高額で、受益者負担金が必要なことなどから、受益者と調整を行っております。 次に、伊里川風船堰についてでありますが、この堰は、企業の取水、農業用水の確保、海からの潮どめの機能を持たせたものでありますので、撤去することにつきましては困難であると考えております。 次に、10番、真魚市の駐車場についてでありますが、現在、真魚市の東側の舗装を実施しておりまして、近日中には完成する予定とお聞きしております。引き続き、未舗装部分につきましては県と協議してまいりたいと考えております。 ○議長(鵜川晃匠君) 再質問はありますか。 再質問に入ります。 山本議員。 ◆10番(山本恒道君) それでは、一番初めの、市長、蕃山荘についてですけど、私もこの間の委員会へたまたま出してもろうたらそんな話が出て、びっくりしてから蕃山荘へ聞きに行ったら、いろいろ言われようりました。今聞いた話で、4,300回が380人とか3,000回が270人とかといって少のうなっとって、そりゃあ経営されようる人らはなるべく黒字にしたほうがええんでしょうけど、そこのあたりが、今までじゃったらすぐ近くで行っておったのが、今度は大ケ池まで行くというたら時間もかかるし、皆ええように承諾ができとんでしょうかね、行かりょうる、利用さりょうる老人の方は。担当じゃねえとわからん。 ○議長(鵜川晃匠君) 答弁を願います。 高山保健福祉部長。 ◎保健福祉部長福祉事務所長(高山豊彰君) 今回、蕃山荘の利用者の方に大ケ池荘のほうにというお話の中で、各担当のケアマネジャーさん、それから本人さん等にお話をさせていただいた中では、おおむねそちらのほうへ移っていただくということで事業団のほうからはお聞きしております。 以上であります。 ○議長(鵜川晃匠君) 山本議員。 ◆10番(山本恒道君) ずっと世話になりょった人に、こっちへかわってくれんせえ言われたら、そりゃはいはいと、昔の人じゃから、今ごろの人でもわからんけど、そんな感じでずるずるずるっとなってしまうんじゃねんかと私は心配すんです。地域の方もいろいろ、もうそんなのがあって、女の人なんかでも夜私んところへ電話かかってきて、あんたしゃんしゃんせなんだらいけんよ言うて、私ら首になるよ言うてから、夜ですから御飯食べてからじゃろうけど、そんな感じで、そりゃもう便利の悪う、その職員やこう近くの人じゃったら遠いほうへ行かにゃあいけんし、臨時の人じゃったら要らんようになるんじゃろうし、そういう考えでとったんですけど、ずっと聞いたんですけど、割と話聞きょうたらさみしいような感じでおられるからね。そこら周りを、そりゃどうせ人が要らんようになったら切るのはしょうがねえとしても、そこら周りもあって、その人かどの人かわからんけどね、内輪の人が。もう名指ししてくるからね、この人はこんなよ言うたりして、その人ら。普通に、よう高山部長知っとられるように、直に岡山へ電話して監査が入るような、そねえな、言うたのは私ですというて言う人がおったりしたら、もうどっこも顔が立たんような感じになりますけえね。 ぜひ少し感じとして親身に、利益を優先する企業が当たり前じゃろうけど、こういう施設は老健施設やこうも弱う弱うなってしまうような施設ですからね。もうあと時間がねえんじゃろうけど、そんなんで、ぜひ考え直すというようなわけには、市長、いかんですかな。 ○議長(鵜川晃匠君) 答弁を願います。 田原市長。 ◎市長(田原隆雄君) 山本議員の質問の中で、利用者のことをおっしゃられているのか、働いている職員のことを言われとるか、ちょっと論点がまじっておるんですが、私は蕃山荘、大ケ池荘の設置者としての市長であり、また社会福祉事業団の理事長という2つの立場を持っております。そういう中で、今後の社会福祉事業団の経営ということについても考えていかなければなりません。そういう中で、現在なかなか人が集まりにくいというようなことも聞いております。 あわせて、デイサービスにつきましては、最初の答弁の中でもお話しさせていただいたかと思いますが、民間の施設が結構多く出ておりまして、はっきり言ってデイサービスの競争というか、いろいろなメニューを出して自分のところへのアピールを結構しているようです。そういう中を参酌しながら、ケアマネジャーさんが利用者と協議をして、適切なところへ利用していると。決して蕃山荘、大ケ池荘だけを利用していることではないということも御理解をいただきたいと思います。 ○議長(鵜川晃匠君) 山本議員。 ◆10番(山本恒道君) それでしたら、民間は、市長、きちいところがありますよ。〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇ですしね。蕃山荘なんか、聞きょうったら、食事なんかでえれえええらしいですよ。 そんな、いろいろありましょうけど、利益を優先するんじゃったらそれでええけど、そこら周りが割と、担当部長やこうはようわかっとったって、外へ出て物が言われんからかもわからんけえ、私らよう聞きますよ。ずうっと地元の周りにも施設もいろいろありますし、そんなんで、ここはどうやらこうやらじゃ言うて。近くの人も、市長らのとけえへおる、蕃山荘の会議やこう持っとるところがあるんでしょう。そんなところでも、委員が割と言うたりして、聞きますからね。 そりゃもう利益を優先する備前市じゃからしょうがねえけどじゃな、地域の者としたら、ちょっとでも残ってもらいてえというような感じで、そりゃあ地域の人は言うんです、市長ね。もうそねえなのやこうはというたら、こりゃ言うたらいけんのんかわからんけど、車やこ通さんようにせえ言うたりしてね。前、新幹線の折にトンネル掘りょった折、5日ほどとめたこともあるから、そんなのを知っとるような人かもわからんけど、いろいろじっと考えよったら、地元の者は軽うよそのほうへ、大ケ池のほうへ行ってもろうたらええというような、そりゃ問題じゃねえかな。地域がもう今までにずっとしてきとるから、そういうことを。せえで、できたらと思いまして、ちょっとさせてもろうただけです。 ○議長(鵜川晃匠君) 答弁を願います。 田原市長。 ◎市長(田原隆雄君) 蕃山荘の食事とほかのところと比べていいという評価をいただいているということは、大変ありがたいことであります。ただ、誤解をしていただきたくないことは、決して民間の悪いところへ行けということを言ってはおりません。利用者が選択できるんですよということを話をさせていただきました。そういうところで、ケアマネジャーさんと相談をして、いいところへ利用していただければと。絶対数としてはこういうような状況で減っておりますので、大ケ池荘に不便となりますけれども集約させていただきたいという社会福祉事業団のほうの方針を是としていると、こういうことで御理解をいただきたいと思います。 ○議長(鵜川晃匠君) 山本議員。 ◆10番(山本恒道君) 私らはデイサービスに行くのは、1週間に2日行く人もおられるけど、行って一日を楽しく過ごしてきたらええと思うんです。ケアマネジャーとかなんとかというような人らは、元気になって草取るんか、畑で野菜をつくるんか、そういう難しい話を、よう知っとる同僚議員もおられるけど、私らの場合は、ただ行って、私も母親が蕃山荘へ世話になりょったことあったけど、一日行って楽しかったわあ言うて、それでええんじゃねえかと思います。そう思ようりました。せえが、専門家がいろいろ、ちょっとでも寝ずに長生きしてもらいてえ、元気で医者にかからずにということなんでしょうけど、結論としては、最終的には〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇というような考えの人もおられるし、そこらはしょうがねえけど、できたらちょっとでも、ぴちっと切る、もう今月で切るというたりするようなんじゃなしに、せえが役所としたら都合がええんかわからんけど、世話になりょうる人らは、早ういつからそういう話があったんか私らわからんのですけど、この間の委員会でそう言うから、ああいうぐれえびっくりして蕃山荘へ行ったら、そうらしいというようなことですので、もう私がこんなことを言うたってしょうがねえけど、そういう思いで質問させていただきました。 ○議長(鵜川晃匠君) 答弁を願います。 高山保健福祉部長。 ◎保健福祉部長福祉事務所長(高山豊彰君) 議員がおっしゃいますように、デイサービスへ行って一日を楽しく過ごしたいというような思いは、本当にそういう思いを持たれる方は多いと思います。やはり高齢者の方が家にずっとおるようなことでは孤立もいたしますし、いろんな機能が落ちてくるようなことがございます。そういう中で、きょう行くところがあるよと、そこに行けば楽しいことができるし体もちょっとは元気になるというようなシステムがこのデイサービスのシステムでありますし、介護されている家族の方もその間は少しは休めるというような大きな意味がございます。 そういう中で、市長のほうも申しましたように、市内にいろんなそういうサービスを提供する業者もふえる中で、今回統一をさせていただきたいというふうに考えております。よろしくお願いいたします。 ○議長(鵜川晃匠君) 山本議員。 ◆10番(山本恒道君) これ言やあもうわけがわからんようになるからやめますけど。 それから2点目の、教育長にお尋ねします。 入って9年間をというような話ですが、ボランティアを協働でというたりするようなのはどういったことをせられるんですかな。 ○議長(鵜川晃匠君) 答弁を願います。 杉浦教育長。 ◎教育長(杉浦俊太郎君) 先ほども答弁申し上げたかと思いますけれども、ボランティアであったり地域の方々とのかかわりの中で自分を磨いていくといった活動をやっております。 ○議長(鵜川晃匠君) 山本議員。 ◆10番(山本恒道君) それから、普通にしょうったら、英語の3級というたりするのは、出るまでには大体普通の子じゃったら取れるんですか。 ○議長(鵜川晃匠君) 答弁を願います。 川口教育部長。 ◎教育部長(川口貴大君) 中学生のレベルでありましたら、英検3級、全国的な状況は、3級取得かもしくは同程度の力がある者は大体40%程度というふうに思っておりますので、この伊里学園で掲げている目標は割と高目の目標になっていると思います。 ○議長(鵜川晃匠君) 山本議員。 ◆10番(山本恒道君) ほんなら、大体半分ぐれえは取れるような感じになるん。勉強する子やせん子やいろいろおるんじゃろうけど、部長の考えとしたら、もうええかげんで済んで卒業はできるけどというような、そんなことはねえんですかな。 ○議長(鵜川晃匠君) 答弁を願います。 川口教育部長。 ◎教育部長(川口貴大君) 学校としましては、60%という目標を掲げておりますので、半分以上の生徒にぜひ取ってもらいたいということで指導を進めていくということだと思います。 ○議長(鵜川晃匠君) 山本議員。 ◆10番(山本恒道君) そりゃあ60%というたら難しいような簡単なような、半分より多いから難しいんかな。半分でもしょうがねえけど。 ○議長(鵜川晃匠君) 答弁を願います。 杉浦教育長。 ◎教育長(杉浦俊太郎君) これ伊里学園に限ったことではないんですけども、備前市において英語教育の肝というのは、単にテストで点数がとれる英語ではなくて、実際に例えば備前市へお越しになった外国人の方とちゃんとコミュニケーションがとれるとか、そういった実践能力をつけるために英語を早いうちから教えていこうという取り組みでありますので、余り英検だけが目標ということではないことも御理解ください。 ○議長(鵜川晃匠君) 山本議員。 ◆10番(山本恒道君) そりゃあ全体的に、ここへ署名活動をされようる団体の人からもろうたんですけど、こういった割とええような感じで、備前市は全国でも3番目とか、施設とかというたりするようなのが出とんですけど、努力してくれようるというのはようわかるんですけど、そこら周りは、市長これ知っとられる、こねえな署名運動しょうったのを。 ○議長(鵜川晃匠君) 答弁を願います。     〔「知られん。見たことも」と10番山本議員発言する〕 田原市長。 ◎市長(田原隆雄君) もう少し詳しく教えてください。 ○議長(鵜川晃匠君) 山本議員。 ◆10番(山本恒道君) こんな署名運動をしょうった。 見てねえ。     〔「見ています」と田原市長発言する〕 ○議長(鵜川晃匠君) 山本議員、どうぞ。 ◆10番(山本恒道君) 杉浦教育長はこの3月で任期切れになって、この前の私の質問では、5年間ほどというようなことを言ようられたんで。 どんなんですかな、市長。関係ねえですか、この署名運動については。1,903人というたりするような。 ○議長(鵜川晃匠君) 答弁を願います。     〔「答弁。答弁せんと……」と田原市長発言する〕 いや、今、質問。山本議員、今答えてもらうんでしょ。     〔「はい」と10番山本議員発言する〕 田原市長。 ◎市長(田原隆雄君) 通告のない質問でありますけれども、質問でありますのでお答えします。 そういう署名運動をされているということは承知しております。6名の方が市長室へ訪問いただきました。それでよろしいんでしょうか。     〔「はい、はい」と10番山本議員発言する〕 ○議長(鵜川晃匠君) 山本議員、再質問での新たな質問は御遠慮いただきたいと思いますので、これからよろしくお願いします。 山本議員。 ◆10番(山本恒道君) 市長、保育園の跡の分譲用地というんですか、保育園跡地を区画して払い下げはしてもらえんですかな。 ○議長(鵜川晃匠君) 答弁を願います。 田原市長。 ◎市長(田原隆雄君) 本答弁でもお話ししましたように、何で今まで2回も入札かけたのに、この土地が少ないという中でできなかったのかということを、私もこの質問の勉強会の中で話をさせていただきました。一括分譲だからできんのじゃないかなあ、もう少し区画をしてやったほうがいいんじゃないかなというような話もさせてもらいました。そういう中で、もう少し精査して、小さい区画なら買うてもらえるんじゃないかなというような意見もありますので、これから検討していきたい、このように思っています。
    ○議長(鵜川晃匠君) 山本議員。 ◆10番(山本恒道君) そりゃ前の市長が内輪で中で内部で言うとったのは、49、51と250号線の上へ船が行きょうりましたが。しゃあから、そねえな売ってから、また市がぐずぐず言われるようなとこをというような話もあったんじゃねえかと思います。その折には、昔はそんなかったからというて高うに、下を駐車場にして上へ2階、3階なんか家建てたりしとる人もおられるし、じゃあから市長言われるように5つほどに区切ったら、欲しい人があの折でも2人ぐれえおられたんです。1つの升でいうたら、そりゃ1,000から先あるようなもんは普通の人はよう買わんですからね、企業とか会社とかでなしに。じゃから、ぜひしてあげてもろうたらええと思います。市がまた何か予定、公民館でも建てるんじゃというたりするようなんがあるんでしたらええですけど、どうせ持っとっても備前市の財産というだけで、そねえ誰も利用せんような、子供も遊ばんような感じですが、今あそこへある場所は。ぜひ検討をしてもらいたいと思いますけど。 ○議長(鵜川晃匠君) 答弁を願います。 田原市長。 ◎市長(田原隆雄君) 一括払い下げということになると、どうしても業者ということになろうかと思います。部分的に払い下げるということになりますと、そこに道路をつくったり、最低限度の区画整備事業をやらんといかんと思います。その分、単価が高くなると。そのあたりの兼ね合い含めて今後検討させてください。     〔「よろしくお願いします」と10番山本議員発言する〕 ○議長(鵜川晃匠君) 山本議員。 ◆10番(山本恒道君) それから、ソーラーの件ですけど、ここ正月前ごろから、うちらのほうではソーラーでぐずぐずぐずぐずばあ言ようります。そりゃ2,000平米からのもんを何も隣周りへ言わずにできてしもうて、そんなんで、ぜひ条例を早急にしていただいてせなんだら、二、三日前も麻宇那のほうへ行っとったら、麻宇那のほうもちょっとできかけみてえなんで、あんなんじゃったら南べらの人は鏡を当てるような感じで、半年ほど前でしたか、NHKがテレビでしょうりましたけど、夏でもクーラーかけとっても四十二、三度あるんじゃ言うて、暑うて、おじさんとおばさんがテレビでしょうりましたけど、一応今までの田んぼやこうでするんじゃったら、家建てるというたら、ぐるりの判こをもろうたりするような、そういうぐれえはしてもらわなんだら、うちらの場合は、この間うちしとるんは何も言うてねえ、溝へあったさぶたを外して便利が悪うなったぐれえで言うて、3日ほど前もそんな話をしょうりました。ぜひ早急にしていただきたいと思います。 ○議長(鵜川晃匠君) 答弁を願います。 中島まちづくり部長。 ◎まちづくり部長(中島和久君) 太陽光発電の規制ということでございますけれども、現在、市の開発事業の調整に関する条例の改正ということで検討しております。内容といたしましては、太陽光発電につきましては50キロワット以上、面積にして約500平米ぐらいが該当するんじゃないかなと思っております。それとあと、風力発電20キロワット以上ということで、こういった再生可能なエネルギーにつきまして、ある程度の規制が必要じゃないかということで、検討をしております。 時期につきましては、これからパブリックコメント、そういった工程を経まして、できるだけ早く、できましたら6月の議会の条例改正に向けて進めていきたいというふうに考えております。 ○議長(鵜川晃匠君) 山本議員。 ◆10番(山本恒道君) ぜひそれでやっていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。 ○議長(鵜川晃匠君) よろしいか。 山本議員。 ◆10番(山本恒道君) それから、市営バスなんですけど、最近何か山田原からこっちへバスが入るようにして、それから山田原を越して、星合のところから越して、新幹線のほうへ来て、せえで山田原へ帰って、それから友延行って、麻宇那へ来て、蕃山へ来るような、そういう話があるんですけど、担当部長、わからんです。 ○議長(鵜川晃匠君) 答弁を願います。 今脇市民生活部長。 ◎市民生活部長(今脇誠司君) そのような御相談はありましたけども、利用の状況を考えてまた検討するというようなことでお答えはしていると思います。 ○議長(鵜川晃匠君) 山本議員。 ◆10番(山本恒道君) 余りにもこっちぼっこう来過ぎて、それじゃったらすっとというたらまた友延や麻宇那の西の回りが悪いんかわからんけど、山田原へ入るんじゃったら、山田原のせめて計画があるんでしたら、途中まで、こっちへ麻宇那までおりて新幹線のほうへおりてこうでも、途中から折り返してきたほうが、普通に考えたら余り時間も、山田原の人が足が悪うてそねえに言わりょんでしょうけど、余りこっち、峠を越してから新幹線の下へ、麻宇那の小橋のところまでというたりしたら、ちょっと内部でええように検討していただいたらええんですけど、そういう話もちょっと聞きましたので、できたらこっちまで、新幹線の下までは、またぐるっと回って友延のほうから来る折にでいいんじゃないんかと思いますけどな。 ○議長(鵜川晃匠君) 答弁を願います。 今脇市民生活部長。 ◎市民生活部長(今脇誠司君) 麻宇那、蕃山方面に抜けるバスは、今、中学校の前のほうを通っとりまして、こちらのほうがメーンのほうの形で三石のほうへ抜けるという形になっとると思います。御希望といいますか、おっしゃられるところにつきましては、ちょっと使用頻度は低いのかなというところで、それで排除するものではございませんけども、しっかり検討させていただきたいというふうに思います。     〔「ありがとうございました。終わります」と10番山本議員発言する〕 ○議長(鵜川晃匠君) 以上で山本議員の質問を終わります。   ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(鵜川晃匠君) 次に、森本議員の一般質問を願います。 2番森本議員。     〔2番 森本洋子君 登壇〕 ◆2番(森本洋子君) それでは、通告に従いまして一般質問をさせていただきます。 1番目、平成30年度施政方針について。 1点目、子育て世代包括支援センターについてお尋ねいたします。 設置の目的として、妊娠期から子育て期にわたり切れ目なく提供するため、マネジメント機能の強化と窓口のワンストップ化を図るとありましたが、具体的にどのように取り組まれるのか、お教えください。 2点目、子供の貧困対策を推進するため、子ども食堂や居場所づくりなどの取り組みについて検討していくとありましたが、子ども食堂や居場所づくりが貧困対策につながるという考えに至ったのか、お教えください。 3点目、ひとり親家庭等の経済的自立に向け、関係機関と連携を強化して就労支援を行っていく、母子家庭については、就職に有利な資格や技能の取得に向けての支援も行うとのことですが、昨年9月議会にての質問に対して、ひとり親家庭の生活実態についてアンケートをとり、年内に結果をまとめて施策に反映させたいとの答弁がありました。今回は、その結果をもとにされていると思います。 そこで、お尋ねいたします。 アンケート結果から、ひとり親家庭の現状、取り組むべき課題はどのようなものなのか、お教えください。 また、就労支援等、具体的にどのようにされるのか、お尋ねいたします。 2点目の、政務報告について。 1点目、美術館の視察についてお尋ねいたします。 市長は、2月23日に東京豊島区役所を訪問、人間国宝美術館を視察し、FAN美術館との連携の必要性を感じましたと報告されています。視察の感想を詳しくお聞きしたいと思います。 2点目、連携の必要性を感じたということですが、どのような構想をお持ちになられたのか、お尋ねいたします。 3点目、市政アドバイザーについてお尋ねいたします。 平成27年2月24日に提出されました備前市市政顧問設置条例は、賛成少数で否決されました。反対された理由の中で、優秀な職員がいるじゃないか、大学連携の活用でいいのではないかとのことでした。当時議員であられた市長も、同様のことを述べておられたと記憶しております。 今年度は、報酬なしでお二方にお願いされています。この市政アドバイザー、市政顧問とどのような違いがあるのか、お教えいただきたいと思います。 4点目、生活環境についてお尋ねいたします。 1点目、高齢者のごみ出しについて。 少子・高齢化、核家族化が進み、ひとり暮らしの高齢者がふえています。その中、自分でごみが捨てられない高齢者がふえつつあります。特に資源ごみは、回収日や時間が決まっている、回収場所が燃えるごみの回収場所よりも遠いことなどの問題を耳にいたします。 近隣の助け合い、NPO団体の支援、自治体職員が直接回収など、全国的にごみ出しのサポート体制が広がっています。一般的な生活支援においては、備前市もNPO団体の支え合いでの取り組みが行われていますが、ニーズがふえても、支える側の人員不足等もあります。生活サポートの体制が整っている自治体は、社会福祉協議会を基点としているところも多くあり、社会福祉協議会の果たす役割は大きいと思います。 高齢者のごみ出しの問題にどのように取り組んでいかれるのか、お尋ねいたします。 2点目、ごみ屋敷等の対応について。 報道されるいわゆるごみ屋敷は、道路にまでごみがあふれ、悪臭を放ち、近隣に迷惑をかける状況を思い浮かべます。市内においても、報道のような状況でなくても、第三者から見ればごみと思われるものを家屋敷地内にため込んでいる家を見かけます。また、ごみでなくても、雑草に覆われ、居住されているのか判断できない家もあります。 そのような状態に至るには、さまざまな問題があったことは推察されます。そこには、生活されている方の思いもあるでしょう。しかし、近隣の方にとってはとても迷惑な状態であることは間違いありません。ごみからの悪臭、害虫の発生、ごみの倒壊、また火災の発生など、不安を抱えての生活です。 市としてどのように対応されているのか、お聞きいたします。 3点目、ごみ屋敷条例について。 国ではごみ屋敷に対応する法律がないため、平成13年に全国で初めて東京都足立区がごみ屋敷対策の条例を施行いたしました。それ以降、各自治体が条例を制定し、対応しているのが現状です。神戸市は、神戸市居住等における廃棄物その他のものの蓄積による地域の不良な生活環境の改善に関する条例、世田谷区は、世田谷区居住等の適正な管理による良好な生活環境の保全に関する条例などを制定されています。 ごみ問題は、条例を整備し取り組むべきではないかと考えますが、どうでしょうか。 以上で終わります。 ○議長(鵜川晃匠君) ただいまの質問に対する答弁を願います。 田原市長。     〔市長 田原隆雄君 登壇〕 ◎市長(田原隆雄君) それでは、森本議員の質問に順次お答えをいたします。 1番1点目、子育て世帯包括支援センターについてでありますが、現在、保健課で行っている母子健康手帳の交付、妊娠、出産、育児に関する健やか相談業務、不妊・不育治療支援事業、妊婦乳児健康診査事業、出産祝い金の支給、子ども医療費の給付、また新たに産前・産後サポート事業に取り組んでおります。(「取り組んでいくこととしております」と後刻訂正)センターで受けた相談等の中で支援が必要なケースの場合は、早期にかかわり、関係部署と連携を図りながら支援を継続していくことといたしております。 体制といたしましては、すこやか相談係に保健師を1名と、週1日勤務の助産師を1名配置し、子育て相談係(「子育て支援係」と後刻訂正)に新たに配置される保健師1名とともに、妊娠期から子育て期にわたる切れ目のない支援を行ってまいりたいと考えております。 2点目、子ども食堂や居場所づくりが子供の貧困対策につながるのかとの御質問でございましたが、星野議員の質問にお答えしたとおりであります。 何をもって貧困というのか、取り組みは都市と異なり、生活環境づくりや食育、学習サポートなど、貧困家庭だけでなく幅広い子供たちが気楽に参加でき、安心・安全に過ごし、自立する力を育みながら、地域の実情に合った、地域とつながる場づくりとして、取り組みに工夫をしたいと考えております。 3点目、ひとり親家庭等の支援についてですが、昨年実施いたしましたアンケートにつきましては、児童扶養手当受給者290人に対して行いました。回収結果は197件、回収率67.9%であります。 調査の結果から、ひとり親家庭の家計は非常に厳しい状況であり、病気等で収入がなくなるとたちまち公的扶助の必要な生活困窮世帯に陥る可能性が高く、経済的な理由で、学習面において学力の心配や進学への不安がある世帯が多く見受けられるようであります。時間的に余裕がないことから、子供と一緒に食事がとれないなど、子供と親がかかわる時間が少ない家庭が多く見られ、そのためスマホやゲームなどを買い与え、見た目ではわからない相対的貧困と言われるネグレクトの状況にある家庭が潜在的に存在していることが推測されます。また、心配事を相談する親族がいない家庭も半数近くおり、学校行事への参加度合いと比べ、地域行事への参加度合いも低く、地域とのつながりも希薄で、孤立化していることも推測されます。 このような結果から、取り組む課題につきましては、経済的自立に向けた就学支援の取り組みはもちろんのこと、先ほど申し上げましたように、子供の貧困対策には、支援が必要な家庭に対して関係機関が横断的に総合的な取り組みを行う必要があると考えております。 次に、政務報告の2番1点目でございます。 美術館の視察についてですが、神奈川県の湯河原町にある人間国宝美術館を訪問してまいりました。平成29年4月に備前市穂浪に開館したFAN美術館のいわゆる姉妹館であることから、展示状況や運営状況などを視察してまいりました。 当館は、温泉保養地や、梅林に四囲される梅まつり等、観光地としてのイベント等、立地的には確かにすぐれていたものと感じました。しかし、むしろFAN美術館のほうが、規模、外観ともに、美術館としての機能はすぐれているんではないかと感じました。 そのような中で、収蔵品、展示方法につきましては、大変興味のあるものでございました。また、両館の間で展示品の入れかえも行われており、備前市でも数多くのすぐれた美術品の鑑賞が今後可能であるんではなかろうかと、このように感じました。 そのような中で、3月3日、4日、吉備中央町において、FAN美術館所蔵品による出張美術館が開催されておりましたが、大変好評でございました。結果的には、吉備中央町内外から1,530人余の見学があったとお聞きしております。本物の美術品に触れる機会の少ない地方都市では、有意義な催しであろうかと感じました。 なお、FAN美術館のFAN、Fは藤原啓記念館、Aはアートオリンピア、Nは人間国宝美術館と、こういうようなことでのFAN美術館という命名のようであります。 2点目、今後の取り組みについてですが、備前市に民間の総合的な美術館が誕生していることをまず市民の皆さんに知っていただくとともに、市民の誇りとして、備前市の文化向上に御助力いただけることを期待をいたしております。 3番目、市政アドバイザーについてですが、平成27年2月に前市長が上程された市政顧問設置条例につきましては、議員御指摘のように、詳しい内容は承知しておりませんけれども、学識経験と民間企業経験の豊富な方を1名委嘱し、報酬を月額20万円を支給しようという案であったかと記憶しておりますが、御指摘のように、私も賛同しておりません。 そのような中で、今回私は、無給で、無料で、部門部門において協力できるアドバイザーをということでスタートいたしましたが、議員の皆さん方から、むしろそれなりの報酬は支払うべきじゃないかというような意見もあったとお聞きしております。そこで、私はこのたび、アドバイザーをいただく部門ごとに見識の高い方をあらかじめお願いしておいて、助言や情報提供などの支援をいただく必要が生じた際にその都度日額1万円を支給するものとして提案をさせていただき、月1回程度を想定した予算計上をさせていただいておるところであります。 次、生活環境についての1点目、高齢者のごみ出しについてでございますが、議員御指摘のとおり、今後はさらに高齢者等のごみ排出困難者のニーズが高まってくるものと考えております。このような問題を解決するためには、近隣住民、自治会の方々や、福祉等、市の関係部局等と連携した包括的な取り組みが必要であると考えております。今後は、他自治体も参考にしながら検討してまいりたいと考えております。 先日の半ば、ボランティアの方で便利屋的なことをやっていただいている方から、取り扱いごみを産廃業者として扱われるということについては不合理であるという申し入れがありました。そういう中で、実情に即した条例改正の必要性を感じておるところでございます。 2点目、ごみ屋敷の対応についてですが、国の調査では、セルフネグレクトだけでも約1万2,000人以上と推計されております。その原因といたしましては、独居や周囲との関係が希薄など、孤立状態が目立っているそうであります。要因として、認知症や精神疾患、加齢に伴う気力、体力の低下が目立ち、近親者等の死を機に片づけられなくなっている方もいらっしゃるようであります。そのほか、ごみ屋敷に係る懸念は、御指摘のように、防犯、防災、衛生、景観、福祉など多岐にわたることから、このような諸事情を酌み取った上での対応が必要であるかと考えます。 3点目のごみ屋敷条例についてですが、既に条例制定を進めている先進団体の多くが、ごみ屋敷と言われる事案が数十件から100件を超えているという状況の中で、その対応のため制定されたものと考えております。備前市での事案につきましては、まだ承知しておりませんので、現在のところ本市において条例の制定は考えておりません。 議員御指摘のごみ屋敷の対応につきましては、必要性が生じるとするならば、近隣住民や自治会の方々、地域の環境衛生指導員を初め、空き家対策担当部署や福祉担当部署とも連携をしながら対応するとともに、今後、ごみ屋敷条例について調査研究をしてまいりたいと考えておりますので、そのような情報等がございましたらお寄せいただきたいと思っております。 以上です。 答弁の中で、子育て支援の件で、新たに産前・産後サポート事業に「取り組んでいくこととしております」ということです。 それから次の、すこやか相談係、この件について、保健師1名と、週1回の勤務の助産師を1名配置、あわせて子育て「相談」係と言いましたが、「支援」係のようでありますので、文言訂正をお願いします。 ○議長(鵜川晃匠君) 再質問はありますか。 再質問に入ります。 森本議員。 ◆2番(森本洋子君) ありがとうございました。 まず、1点目から順次行かせていただきます。 子育て世代の包括支援センターについて、窓口がワンストップ化されるということで、大変いいことだと思います。ありがとうございます。先ほども産前・産後のサポート支援に入ると言われたので、世の中の流れもそういうふうになっていますので、しっかりと備前市でも取り組んでもらいたいと思います。 それで、もう次行きます。 2点目の貧困対策で、子ども食堂なんですけれども、先日、寒河のそうごキッズで放課後児童クラブに行かれているお母さんから、場所が変わるんだと、今までの旧JAの日生総合支店に入っているのが学校のほうに移ることになって、そこに子ども食堂ができると聞いたんですけど本当なんですかと問い合わせがあったんですけれども、これはどうなんでしょうか。 ○議長(鵜川晃匠君) 答弁を願います。 田原市長。 ◎市長(田原隆雄君) 現在のそうごキッズをしているところを改修いたして、子ども食堂も可能なような施設に改修していきたいと、むしろキッズの環境整備を図っていくと、そういうような計画を現在しております。 ○議長(鵜川晃匠君) 森本議員。 ◆2番(森本洋子君) 先日の市長の答弁の中で、片上と寒河にという話があって、寒河に設置みたいな話もあったんですけど、片上が決まらなかった理由というのは、また寒河に決まった理由というのは何か、特にありますか。 ○議長(鵜川晃匠君) 答弁を願います。 田原市長。 ◎市長(田原隆雄君) この件のスタートといたしましては、実はB&G財団からの一つのメニューがございまして、片上の子ども食堂案、そして寒河地区での計画案を両方申請はさせていただきました。そのような中で、先方の審査の中で、可能性があろうとする寒河地区のことが、可能性があるんじゃないかということで、具体的提案をするようにということで、現在提案をさせていただいております。 片上のほうがなぜできなかったんかということにつきましては、きのうの一般質問の質疑でもありましたが、場所の家賃が月8万円という高額なものではとてもやっていけないんじゃないかということ、またNPOその他の協力体制が現在はまだ不確定だというようなことから、今、寒河の現在キッズを行っておる旧JAの跡地の改造を行い、NPO法人、それから地区のコミュニティー協議会、その他地域の皆さん方と一緒に運営していくと、そういうようなことでの申請を現在していると、そういうことであります。 ○議長(鵜川晃匠君) 森本議員。 ◆2番(森本洋子君) この子ども食堂は、ブームという言葉を使っていいのかどうかわからないです、全国的につくられていますけど、成功事例もたくさん聞きますけど、逆に失敗していく事例もあったりして、玉野市でされている方なんかは、なかなかやはり子供さんが来ないということで、大変厳しいという話も、直接運営されている方からお話を聞いたこともあります。 寒河のほうが体制が整っているというお話を言われたんですけれども、ということは、ボランティアの人員の確保とか、また地域の協力、そういうことが全て整ったというふうに受けとめていていいんでしょうか。 ○議長(鵜川晃匠君) 答弁を願います。 田原市長。 ◎市長(田原隆雄君) そのように報告を受けております。 ○議長(鵜川晃匠君) 森本議員。 ◆2番(森本洋子君) 建物の改修とか言われたんですけど、このB&G財団に申請をされたということなんですけど、これは補助金をいただくというふうに考えてよろしいんですかね。 ○議長(鵜川晃匠君) 答弁を願います。 田原市長。 ◎市長(田原隆雄君) ざっくりとしたことということでお聞きください。施設改修等については4,000万円を上限と、運営費については3年間2,000万円の補助はいただけると、こういうような有利な提案でありまして、積極的に手を上げさせていただきました。 ただ、3年経過した後、自主運営ができるのかどうか、そのあたりがこの事業採択のみそじゃないかと思っております。 ○議長(鵜川晃匠君) 森本議員。 ◆2番(森本洋子君) これはそういう制度を利用するということなんですけど、今後、片上のほうもという話も出て、だめだったということなんですけど、市長は今後、備前市広い地域ですので、こういう先ほども言われた拠点づくりを各地域にされる考えがあるのでしょうか。 ○議長(鵜川晃匠君) 答弁を願います。 田原市長。 ◎市長(田原隆雄君) 昨日の一般質問のやりとりの中でもお話をしましたかと思いますが、AMDAを中心とした支援プラットフォーム、そういうようなところにも私も名を連ねて、いろいろな成功事例、また御指摘のあったような失敗事例も聞かせていただきました。そのような中で、一番問題は、貧困家庭の子供たちの集まる場というようなことはかえってまずいんじゃないかなというようなことで、気楽に、いわゆる鍵っ子対策ですかね、そういうような精神的なというか物理的な貧困といいますか、そういう不足のあることを手助けする、そういうような施策を考えながらやるべきじゃないかというような認識を持っております。 ○議長(鵜川晃匠君) 森本議員。 ◆2番(森本洋子君) ぜひそのお考えで進めていただきたいと思うんですけれども、ただ、本当に対象になって来ていただきたい子に来ていただけないような環境をつくらないように進めてもらいたいというのが希望なんですけど、いかがですか。 ○議長(鵜川晃匠君) 答弁を願います。 田原市長。 ◎市長(田原隆雄君) そのように考えております。片上地区でもぜひやりたいと言われる方の意見も聞きながら、余り一気に100%のことを考えるんじゃなしに、できるところから少しずつやられるほうがいいんじゃないかなあというような助言といいますか、そういうこともさせていただいておるところであります。いきなり1カ月何日というんじゃなしに、少しずつスタッフもふやしながらやられるほうがいいんじゃないかなと、このように思っています。 ○議長(鵜川晃匠君) 森本議員。 ◆2番(森本洋子君) 私も、モデル的にしていただいて、それで正直、こういう補助金をいただけるようなところを利用して進めていくほうが私もいいとは思います。ただ、市長、この3年後の後と言われたんですけども、この後もし成り立っていけていないような状況を見たとき、市としては今後その後どのようにしていこうと思われていますか。 ○議長(鵜川晃匠君) 答弁を願います。 田原市長。 ◎市長(田原隆雄君) 先ほどの子育て支援でいろいろなメニューを発表しましたように、市が行うべき事業といいますかね、それをそれぞれのところでお願いをしていく、これが官民協働社会だと思います。そのようなメニューをいろいろ組み合わせながら、市の直接補助というんじゃなしに、事業補助というような形でサポートしていける工夫をしていけばいいんじゃなかろうかと、このように思っております。独自でそれだけでやっていけるということはなかなか厳しい状況だろうと思っております。 ○議長(鵜川晃匠君) 森本議員。 ◆2番(森本洋子君) それでは次に、ひとり親家庭の支援についてなんですけれども、アンケートの結果をまとめられてということでお話があったんですけれども、本当に市長が言われるように、ひとり親家庭の方は働くことが大変で、子供にかかわる時間が少ないので、市長が言われたように、なかなか貧困というのが、スマホを持っている、ゲームを持っている、だから貧困なのというふうに、目に見えないというのが本当に実態なので、アンケート結果から多分しっかりと掌握はされているんだと思うんですけれども、しっかりと学校と協力して、そういう家庭に支援が行き届くように今後も努めていただきたいと思うんですけど、いかがでしょうか。 ○議長(鵜川晃匠君) 答弁を願います。 田原市長。 ◎市長(田原隆雄君) ひとり親家庭の支援につきまして、去年も夏にひとり親家庭の会というのがございまして、その事業に参加した経緯がございます。そういう中で、なかなかそれに参加してもらえないというようなことも実態としてございます。そういう中で、今、個人情報の問題で、なかなかひとり親家庭だということが把握しにくいというか、呼びかけにくいというような現状もあります。そういうことになってきますと、やはりそれを具体的につかんでおられる学校の協力が大切じゃないかと思っておりまして、そのあたりからそういう会にも入っていただき、お互いに励まし合いながら頑張っていただける会の育成に御協力していきたいと、こんな考えを持っております。 ○議長(鵜川晃匠君) 森本議員。 ◆2番(森本洋子君) 備前市にも母子寡婦連合会もあって、するんですけど、なかなかお母さん方がそこに参加されないというのが現状で、困っているというお話もお聞きしています。そこで、県のほうでも進学の資金なんかも貸し付けていて、それを申請して貸し付けてもなかなか返還が厳しいという現状もお聞きしていますので、またそういう連合会なんかとのお話し合いの場を設けていただいて、どこがどういうふうに困っているのか、担当課もしっかり話し合ってもらいたいと考えています。どうでしょうか。 ○議長(鵜川晃匠君) 答弁を願います。 田原市長。 ◎市長(田原隆雄君) 努力してまいりたいと考えます。 ○議長(鵜川晃匠君) 森本議員。 ◆2番(森本洋子君) よろしくお願いいたします。 それでは次に、美術館なんですけれども、このFAN美術館ができて、新しい観光の場所ができたというふうに思いますし、市長もすばらしいことだというふうに先ほど御答弁もありました。それで、このFAN美術館が、アートオリンピアという形で、いろんなそういう美術関係の審査会というか、国際的なことでされているということも調べたんですけれども、備前市でもこのFAN美術館があるということで、各地で開催されていることも書いてあるんですけれども、そういうお話とかはなかったんでしょうか。 ○議長(鵜川晃匠君) 答弁を願います。 田原市長。 ◎市長(田原隆雄君) 国際公募展、アートオリンピアについてですが、2015年に引き続いて、第2回が2017年、昨年に東京の豊島区の区役所を中心にされたと聞いております。世界82カ国から3,834点の応募があり、最終選考を豊島区役所で182点を行ったと、こういうようなことであります。過去2回の公募展につきましては、絵画を中心としてされたように聞いております。そのような受賞作品も、先ほどのFAN美術館にも展示しているようであります。 そのような中で、備前市で焼き物等、立体的なアートオリンピアを備前市でどうですかという申し入れといいますか提案もいただいております。今後、具体的な内容につきましてお話を聞かせていただき、できるものならぜひ、世界へ備前焼の発信ということにもなりますし、いい企画ができれば受け入れたいなあという考えは持っております。 ○議長(鵜川晃匠君) 森本議員。 ◆2番(森本洋子君) それでは、次に行きます。 次、市政アドバイザーについてですけれども、確かにこちらの議員のほうから報酬をつければという意見もあったというのは私も記憶しております。それで、委員会のほうでもこのことについてお話をさせていただいたときに、昨年は市長室でお話をされたというのもお話も聞いております。今度は報酬もつくことですので、しっかりと意見を聞いていただいて、これはもう個人的に市長がアドバイスを受けるというふうに考えていてよろしいですか。 ○議長(鵜川晃匠君) 答弁を願います。 田原市長。 ◎市長(田原隆雄君) 市長というのはなかなか個人ということにならないかと思います。当初は無償でということで、善意の方々で、それぞれの分野での見識のある方へお願いをしておりました。今回こういう形で報酬をいただけるということになりますと、当然報告等についても義務が出てこようかと思っております。 いずれにしろ、市長というのは公人であり公でありますので、市の役に立つ情報収集なり御助言をいただきたいと、このように思っております。 ○議長(鵜川晃匠君) 森本議員。 ◆2番(森本洋子君) それでは、今年度お二方と、備前焼のほうでもう一人という、この間、委員会のほうでも報告があったんですけれども、4人の方の報酬ということで、4人の方の人数が上がっていると思うんですけど、今までの方3人ともう一人、そしたら市長、どういう方面の方を上げられて考えておられるのか、お聞かせください。 ○議長(鵜川晃匠君) 答弁を願います。 田原市長。 ◎市長(田原隆雄君) まず、けさですか、立川議員の質問の中でもありましたけども、福祉、病院関係の方を1名、そして教育、特に閑谷学校を含めた教育関係に1名、そして備前焼についての1名、現在3名をお願いしております。あと一名は、産業界といいますかね、これからの備前市の産業をどうするべきかというような形でのアドバイザーにいい方がおられればお願いしたいなあと、このように思っております。 ○議長(鵜川晃匠君) 森本議員。 ◆2番(森本洋子君) 委員会のときでも、備前焼ミュージアムの館長さんも備前焼のことが詳しいので、備前焼の方というお話もあったので、備前焼の方、たくさんの方に意見を聞かれるのもいいかとは思うんですけど、市長も前言われたように、いらっしゃる方にもしっかり意見を聞いていただいて、委員会のほうにも報告していただければと思いますので、よろしくお願いいたします。 それでは、次に行きます。生活環境についてお尋ねしたいと思います。 本当に先日なんですけど、3月6日に「“わがまち流”支え合いまちづくりワークショップ」というのに、市民センターのほうに参加してまいりました。ふだん地域でNPOとして活躍されている方の発表があったり、赤磐のほうで、ごはんクラブということで、お子様と高齢者の方が御飯を一緒につくるというような、そういう取り組みをされている方の発表もありました。その後、ワークショップがあったんですけれども、それに参加している中で、私がこの質問を通告したのはその前だったんですけれども、そのワークショップの中でもやっぱり高齢者のごみ出しについて心配だという声が各テーブルから上がったりもしていましたので、やはり市民の皆さん本当に切実に、私ももちろん要望を、ごみ出しのお話を聞いて、今回お話をしているんですけれども、備前市全域から見てもごみ出しの問題は皆さん本当に不安に感じているんだなということを改めてそのときに感じて帰ってまいりました。 それで、一応NPOの方もごみ出しのサポートをしてはいただいています。それを利用されている方もいらっしゃるともお聞きしています。近隣の方が助け合って出されているという状況も聞いているんですけれども、その話し合いの中で出たのは、近隣の方に頼んだらやはり気兼ねすると。前の買い物弱者のときにもお話ししたんですけれども、やはりしていただいたら何か返さないといけないというのが高齢者の方の考え方であって、そういうことで気兼ねしながらやっていくのでどうにかならないかというお話も出ました。 その中で、1つ市民の方から提案をいただいたのは、これをBポイント制度に組み入れてやっていけばどうかなというお話もあったんです。ちょっとそこら辺をまた担当課のほうと検討していただきたいなというふうに思うんですけれども、これ部長いかがでしょうか。 ○議長(鵜川晃匠君) 答弁を願います。 高山保健福祉部長。 ◎保健福祉部長福祉事務所長(高山豊彰君) 高齢者のごみ出し問題につきましては、議員がおっしゃいますように、いろいろと課題があるというふうには認識しております。今、市のほうでは、地域福祉計画、それから地域福祉活動計画というものをつくっております。こういった中で、地域の包括的なケアシステムとあわせてそういう仕組みづくりをいろいろと考えるわけなんですけども、より住民に近いところを手がけるのが、地域福祉活動計画を今つくっております社会福祉協議会が主体に動くようになります。 ただ、こういう問題の中で、そういういろいろと市と、それから社会福祉協議会、それから、これから地域の中で地域担当職員とあわせて考えたりするまちづくり会議等、そういう中での話し合いも必要になってくるかなというふうには思うんですが、先ほどのBポイント制度につきましては、そういう中での話の一つとしては検討はしてまいりたいというふうに思います。 以上であります。 ○議長(鵜川晃匠君) 森本議員。 ◆2番(森本洋子君) そのBポイント制度なんですけれども、言われた方が言うには、なかなか高齢者の方は、こちらは善意で手伝ってあげても、お金を渡したり品物を渡したり、ありがとうという気持ちを出されるんだけど、やはり受け取る側としてはそういうつもりでやってはいないので、それがポイント制について、これはもう市で登録してあるもんだからポイントがつくから心配しなくてもいいよというふうに声かけをすればお互いが気持ちよくできるのではないかという御意見がありまして、そこのテーブルの方は皆さん、それはいい考えだということで賛同された方が大多数だったので、そのことだけお伝えしておきますので、よろしくお願いします。 それと、支える側の人手不足の問題ですけれども、NPOの方にもお話を聞いたら、しっかり支えてはいるんだけれども、やはりなかなか人が、支える側が不足しているということで、人件費の問題とかいろんなことが起こっているということで、当然私たちもそういう方々にお願いして支えてもらわないと回っていかないという現状もありますので、今後備前市としてもこういうNPOの方、またもちろん社会福祉協議会が大いに頑張っていただく必要はあるんですけれども、このNPOの団体の方、どういう位置で部長捉えてしっかり支えてもらおうというふうに考えておられるのか、お聞かせください。 ○議長(鵜川晃匠君) 答弁を願います。 高山保健福祉部長。 ◎保健福祉部長福祉事務所長(高山豊彰君) やっぱり地域の中で、より住民に近いところで動いていただくとすれば、身近にあるNPOさんというのは非常に重要な立場になろうかと思います。それとあわせて、昔であれば困ったときはお互いさまというような意識をみんなが持てるような形をつくっていかなきゃいけないのかなというふうに思っております。 以上であります。 ○議長(鵜川晃匠君) 森本議員。 ◆2番(森本洋子君) ごみ屋敷の対応なんですけれども、備前市のほうでは承知していないという答弁もあったんですけど、実は過去に福祉課のほうに相談に参りました。1件相談があったので、そこはごみをためているわけではないんですけれども、家屋が草が生えて木が伸びっ放しで御近所に迷惑をかけているということで相談に伺ったんですけども、やはりなかなかその住んでおられる方と話ができないということの結果もあったりして、なかなか前に進まなかった経緯があるので、相談には行っていますし、また近隣の方もどうしようという相談も受けております。 できましたら、そういうことは承知していないみたいな形だったんですけど、一度市内を調べていただきたいというふうに思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(鵜川晃匠君) 答弁を願います。 今脇市民生活部長。 ◎市民生活部長(今脇誠司君) 承知していないというわけじゃなくて、先ほどのお話にあったようなごみの大量の放置というようなところは今見当たらないというお答えをさせていただいたかというふうに思います。 今後、見回りをということでございます。環境課の本分は何かといいますと、市民の健康と安全を守る組織でございますんで、そういうところを重点的に、お話があれば見て回れるように指導していきたいというふうに思います。 ○議長(鵜川晃匠君) 森本議員。 ◆2番(森本洋子君) 近隣の方は、どこに言っていけばいいのかわからないということで、警察にも行かれた方もいらっしゃいますので、正直全くないことはないと思います。ただ、テレビのような報道の現状のところはないと思いますけれども、それに近くなりつつあるようなところは実際あるので、市民の方が不安に思われていることですので、早急に調べていただきたいというふうに思います。部長、どうでしょうか。 ○議長(鵜川晃匠君) 答弁を願います。 今脇市民生活部長。 ◎市民生活部長(今脇誠司君) 今のところ、大きなものは聞いていないわけなんですけども、しっかりアンテナを張ってそういう情報を仕入れて、指導をしていきたいというふうに思います。 以上です。 ○議長(鵜川晃匠君) 森本議員。 ◆2番(森本洋子君) そういう指導というてもなかなか、今まで近隣の方も取り組んでこられたんですけど、先ほど市長も言われたように、近隣の方との関係が希薄な関係であって、親戚づき合いもなかなかされていないということになってくれば、なかなかお話を聞いていただけないというのが現状で、職員の方も一度訪ねていただいたときも、やはりなかなか玄関を開いてくださらないという報告も受けています。だから、そういう状況であるので、全国的にこういう条例がつくられていくまでにはいろんな過程を経て、職員の方も対応されたりいろんなケアもされたりした中でどうしてもいかないと、また近隣の方も、自宅に来た分は切れる、道路にはみ出した分は何とかなる、でもその中のもともとの根本はどうもできないという観点からこういう条例が出てきたと思います。 先ほども、そんなにたくさん事例がない、それは大都市での話だということにもなってくるかと思うんですけれど、やはりそういう困ったことを解決するのにはどうしても解決する方法がないので条例ということに行き当たったんだと思うんで、そこら辺を今後検討してもらいたいと思うんですけど、いかがでしょうか。 ○議長(鵜川晃匠君) 答弁を願います。 今脇市民生活部長。 ◎市民生活部長(今脇誠司君) 市長の答弁にもございましたように、事例として大きなものは少ないということで、条例のところは今考えておりませんけども、備前市バージョンでどういうものが備前のものに即しているか調査して検討していければいいのかなというふうに思います。 以上です。 ○議長(鵜川晃匠君) 森本議員。 ◆2番(森本洋子君) すぐにすぐとは条例申しませんけど、それに至る過程までに担当課のほうがしっかりとそういう御家庭の方の住んでおられる方のお話をよく聞けれるような関係に持っていっていただきたいというのが正直なところ要望です。近隣の方ではどうにもならない、親戚もどうにもならない、私たちも頼まれていってもどうにもならないというのが現状なので、やはりそこはふだんから密に家庭訪問していただいて関係を築いていっていただきたいというふうに思うんですけど、部長いかがですか。 ○議長(鵜川晃匠君) 答弁を願います。 今脇市民生活部長。 ◎市民生活部長(今脇誠司君) 今のお話を伺っておりますと、環境課の職員だけでちょっと対応できないところももちろんございます。市役所の中の連携を深めまして、今の保健福祉部長の分野のほうも含めまして、民生委員さんとか区長さんとかそういうところから情報も仕入れて対応していきたいというふうに思います。 以上です。 ○議長(鵜川晃匠君) 森本議員。 ◆2番(森本洋子君) もちろん福祉課のほうにもしっかりと訪問していただくほうが多いと思いますので、それを要望して、終わりにいたします。ありがとうございました。 ○議長(鵜川晃匠君) 以上で森本議員の質問を終わります。   ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(鵜川晃匠君) 会議中途ですが、この際暫時休憩します。     午後2時33分 休憩     午後2時50分 再開 ○議長(鵜川晃匠君) 休憩前に引き続き会議を再開します。 石原議員の一般質問を願います。 3番石原議員。     〔3番 石原和人君 登壇〕
    ◆3番(石原和人君) それでは、一般質問させていただきます。 このたびは、大きな項目で4つの質問をさせていただきます。 まず、大きな1つ目、市政についての1点目、移住・定住促進事業施策についてお尋ねをいたします。 これまでの議会でこの場に立ち、意思表示し続けてきたことですが、私は引き続き、決して必要以上に人口減少対策に振り回されてはならないと考えています。 少し視野を広げてみたいと思いますが、周知のとおり、日本中で移住・定住化政策が盛んに繰り広げられています。国を挙げて喫緊の課題として多額の交付金をつぎ込み、地方よ頑張れと、創生事業が展開されています。そのお題目として、地方への政府関係機関や本社機能の移転、移住促進等による東京一極集中の是正などを掲げられておりますが、裏腹に、いずれも遅々として進まず、特に東京都心では巨大資本や労働力がつぎ込まれ、大規模な再開発が展開され、超高層のオフィスビルやマンションが次々と建てられています。こういった状況を冷静に見きわめた上で、これからの施策の進め方を考えていかなければならないと思います。 また、総務省の報告によれば、昨年の東京圏への転入超過は2年ぶりに増加し、約12万人で、とりわけ東京23区では約6万人余りの転入超過とのことで、出生率が最も低い東京へ向けて、若者を中心にどんどん集中しています。国が抜本的に政策を転換しない限り、まだまだこの流れは続くと考えられますし、この流れが加速するかもしれません。むしろ備前市の前に、この国が、東京が、近い将来危険な状況に陥ると考えます。 また、県内でも、規模の小さな自治体同士が競い合っている横で、岡山市への小さな一極集中が進み、待機児童問題など、小さな東京現象も見られます。そして、備前市の人口動態を先月の総務産業委員会でお示しいただいた資料から見ても、瀬戸内市、赤磐市、和気町への転出入は思った以上に拮抗しておりますが、とにかく岡山市への転出が多いのが実情のようです。また、近隣自治体も、岡山市への転出が多いのが顕著であります。 その中で着目したいのは、岡山市との間で備前市は124人の転出超過ですが、瀬戸内市ではマイナス15人、和気町ではマイナス24人、唯一赤磐市が43人の転入超過となっている点です。ますます岡山市のベッドタウン化が進んでいると感じます。 なお、日ごろから感じることですが、さまざまなあらゆる媒体を通して人口減少の文字をたびたび目にします。ただでさえ将来に大きな不安を抱く若年層は、ますます今この時代を憂い続け、将来に希望を抱くことのできない状況に陥るのではないでしょうか。要するに、もっとおおらかに移住・定住施策に取り組み、国に対しても時には政策の矛盾を指摘できるような備前市でありたいと願います。 そのような考えを持って、本市の移住・定住施策についてお尋ねします。 平成30年度において、移住・定住促進を目的とした事業は何か、またそれらの事業のうち新規の事業はあるのか、お聞かせください。 また、当初予算参考資料等を見れば、事業の見直しが図られているようですが、このたび見直した事業の内容と、それら事業の成果及び見直しの判断の基準は何か、御説明ください。 次に2点目、子育て支援施策についてお尋ねします。 本市の子育て支援、ひいては少子化対策は、とかく保護者の経済的な負担の軽減に重点が置かれていると捉えておりますが、私は、もっと子供たちや親子が安心して伸び伸び過ごせる環境づくりに力点を置くべきと考えます。本市の経済的な子育て支援は、既にどこの自治体にも引けをとらないものと信じております。例えば保育料の無償化、18歳までの医療費の無償化、そして小・中学生の給食費補助事業等があり、確かに恩恵を受ける世帯にとってはありがたいに違いありません。しかし他方で、サービスを受ける以上は応分の負担はあってしかるべきとの御意見を、現役世代も含めお聞きします。 また、これらの事業は、提案時の説明で、保護者の負担軽減とあわせ、人口減少、少子化対策としての位置づけもあったと思います。市長の先日の施政方針では、保育料の無償化を継続し、子育て世帯の負担軽減を図るとともに、効果を検証しながら、若い世代の定住促進につなげてまいりますとおっしゃいました。果たしてどのような手法でその効果の検証がなされるのか、注目をしていきたいと思います。 そこで、先ほどの環境づくりの件ですが、新しく広々とした公園ができればベストでしょうが、まずは今既にある都市公園の遊具や児童遊園地を充実させることを計画的に進めるべきと考えますが、子育て支援における公園整備についての所見をお聞かせください。 次に、大きな2つ目、災害復旧についてお尋ねします。 市民の安全・安心に直結することですので、災害への備えとあわせ、施策の優先度の高い分野であると考えます。おかげさまで、備前市は災害の少ない町とは言われますし、例えばこの冬の豪雪地帯のニュースや、今月に入り、鹿児島県の新燃岳の噴火のニュースで、子供たちがヘルメットと防じんマスクを着用し通学している映像などを見ると、改めて備前市はありがたい地域であると実感をいたします。 備前市は穏やかであるとはいえ、水害にはたびたび見舞われ、最近では昨年9月、台風18号により、市内各地の道路、河川、農業用施設などが被害に遭ったことは記憶に新しいかと思います。あの日、昼過ぎに消防団員として出動しましたが、日中は比較的穏やかに過ぎ、きょうは大丈夫かなあと団員同士話をしていた途端、日暮れとともに、約2時間ほど集中豪雨に見舞われました。あの雨がもうしばらく続いていたらと思うと、ぞっとします。また、気がついたのは、最近は山が荒廃していることもあり、土砂のみならず流木の多さがやたら目につきます。 その際の災害復旧においては、市も適宜対応くださり、市民の方からも安堵の声もお聞きをしますが、ここでは3点、災害復旧について確認をさせていただきたいと思います。 1点目、住宅等への土砂撤去費用への助成についてお聞きします。 個人に係る問題であり、なかなか行政が手を施しにくい場所ではありましょうが、突然の被害に遭った市民の後押しは可能な範囲で行うべきではないかとの考えから、平成27年9月議会の一般質問で、高梁市の事例も紹介し、御提案申し上げましたが、その際、前市長より、研究検討していくとの御答弁でございました。その後、どのような研究検討がなされたのか、その経緯や今後の方向性をお聞かせください。 2点目、備前市地域防災計画より確認をさせていただきます。 計画の89ページに、第7項、障害物除去及び清掃の項目があります。この中の障害物除去の実施責任者の欄には、災害により住居またはその周辺に運ばれた土石、竹木等の除去作業は、市が中心となり、消防団、町内会等の奉仕活動により、または人員及び機械器具を借り上げて実施するとあります。 この「市が中心となり」の部分に着目し、過去の事例の有無を平成27年9月議会であわせてお尋ねさせていただきました。その御答弁として、前副市長より、これまでの災害において、市が中心となり人員や機械器具を借り上げて災害対応した事例について、本市で過去にそういった事例があったということは把握をしていない、また撤去を実施するための規定については整備していないとの御答弁でありましたが、その後、規定は整備されたのか、もし整備されたのであれば基準やその内容等をわかりやすく御説明いただきたいと思います。 3点目、農地・農業用施設災害復旧事業についてお尋ねいたします。 農地などへの災害対応の制度として、国の補助事業があるようですが、その制度の主な内容、規定を御説明ください。 また、本市において、昨年の台風被害等で適用となったケースがあればお示しください。 次に、大きな3つ目、コンビニでの行政サービスについて2点お尋ねします。 まず1点目、一部証明書の交付サービスの利用状況についてでありますが、ちょうど1年前より、マイナンバーカードを利用して住民票の写しなどをコンビニで取得できるサービスが開始されていますが、その利用状況をお示しください。 2点目、市税等の収納についてでありますが、収納可能となる税や保険料の種類を含め、サービスの概要とその導入スケジュールをお聞かせください。 最後に、大きな4つ目、教育長人事についてお尋ねします。 本当に早いもので、杉浦教育長の任期も残りあとわずかとなりました。今、正直に振り返れば、3年前の任命同意の提案には同意をいたしたものの、教育長の立場には教育分野出身の方がつくべきではないかという考えも幾らか抱いておりました。しかし、昨今の教育行政における目まぐるしい流れを見れば、逆に、他の分野で経験を積まれ、広い視野を持ち合わせた方がふさわしいのかなあとも感じます。 私自身、また地域の方の現教育長に対する思いを確固たるものとした出来事があります。就任から半年たったころ、香登小学校の運動会に来賓としておいでになったときのことです。閉会式まで観覧していただいたのを覚えております。 運動会も終盤となり、いよいよ毎年恒例の高学年がはだしになって挑む組み体操、ソーラン節が始まりました。さほど広い運動場ではありませんので、児童との距離も近く、その緊張感や躍動感が余計に伝わり、感動しながら見ておりました。 しばらくすると、隣の席から鼻をすする音が聞こえてきました。見ると、教育長の目から涙がこぼれていました。後で話をすると、子供たちの演技への賛辞に加え、子供たちがはだしでも安全に精いっぱいの演技ができるようグラウンドを整備されている先生方の御尽力に対して感謝の言葉をおっしゃったことで、この方は間違いないと確信をいたしました。 また、生涯学習の一環である地域の公民館活動、イベント等へも積極的に足を運ばれ、たびたびみずからも出演されるなど、今まで遠かった市民と教育委員会との距離を縮められたことも大きな功績ではないでしょうか。 ともあれ、そんな教育長も、この3月末で任期の満了を迎えられます。すばらしい方であることは多くの市民も認めるところでしょうが、議員としてこの場で意思表示することにおいては、次の3年間も杉浦教育長でというのは差し控えるべきと考えます。これまでの3年間を評価し、また次の3年間へのビジョンを持って、どなたにその立場に立っていただくかの任命権は市長にあります。私は、議員として、その任命同意案として提案される方を、場合によっては所信表明をお聞きした後、冷静に判断することが役割であると捉えております。 しかし、そういった考えで臨んだ今議会には、現時点で次なる方の任命同意案が提案されておりません。私は、教育のまち備前を理念として掲げるのであれば、当然提案があってしかるべきと考えますが、提案がなされていないその理由をお聞かせください。 以上で一般質問を終わります。 ○議長(鵜川晃匠君) ただいまの質問に対する答弁を願います。 田原市長。     〔市長 田原隆雄君 登壇〕 ◎市長(田原隆雄君) それでは、石原議員の質問に順次お答えをいたします。 国の移住・定住政策に対する見解は、私も石原議員と同様であり、小手先の政策で抜本的な解決ができるものではないと考えておりますが、ささやかな抵抗かもしれませんけれども、できる努力はしていかなければならないと考えております。 そういう中で、平成30年度、移住・定住を目的とした具体的な事業といたしましては、昨年に引き続き、若者への新築住宅補助事業、若年夫婦世帯への民間賃貸住宅の家賃補助事業、空き家活用促進補助事業を計画しております。 次に、見直した事業の内容とこれまでの成果及び見直しの判断となった基準のうち、まず見直した事業の内容につきましては、若年夫婦世帯への家賃補助事業は、30年度から、補助期間の上限をこれまでの36カ月から12カ月に短縮いたしております。また、空き家活用促進補助事業は、補助上限額をこれまでの100万円から50万円に減額をしております。 これまでの成果についてですが、1月末現在の3事業の実績を申し上げますと、新築住宅補助事業における定住者数は164名、家賃補助事業における定住者は201名、空き家活用促進事業における定住者数は62人となっております。3事業で427人の人口増が見込まれており、人口増及び転出の抑制効果としても直接的かつ有効的な施策であったと考えております。 見直しの判断を行った基準への質問ですが、家賃補助事業は、補助期間中にもかかわらず、世帯の子供の小学校進学前などライフイベントの発生を契機に他市に転出するケースが見られたことから、他の補助事業と比較して定住効果は低いと判断したものであります。また、空き家活用促進補助事業の件は、高い定住効果は見込めますが、空き家を購入する場合には同時にリフォームを行うケースも多く、空き家補助とリフォーム補助を併用で受給された場合には最大200万円の補助額となります。新築住宅の購入費と空き家の購入費とのバランスを考えた場合、明らかに空き家の購入者への補助額が過大となっていることから、補助額の上限を50万円に引き下げることが妥当と判断したものであります。 次に、子育て支援施策、ひいては少子化対策として、広い公園等の充実整備が重要ではないかとの提案でございますが、児童遊園地、現在市内に36カ所あります。小規模な地区公園が市内各地にあり、維持管理につきましては地区へお願いをして、遊具の点検等は市が行っていると、こういうような状況であります。 ところが、少子化や子供の遊びの変化により、子供が自分たちでそういった公園での外遊びということが余りなくなり、利用がされておらない状況であります。そういうな中で、老朽化による遊具の撤去が進んでいる状態にあります。また、そのような公園では、地区での管理や運用が負担となっていると、こういうような現状でもあり、今後の整備は困難であろうかと考えます。 しかし、議員御指摘のように、子供の居場所となる広い公園等の整備は、休日における親子や家族での利用の場という意味に受けとめるとするならば、大いにそれは必要でないかと考えているところであります。したがいまして、久々井や浜山等の運動公園、吉永の大池公園、またプレーパーク等々、既存の施設を有効に活用する方向で整備検討してまいりたいと考えております。 コンビニでの行政サービスについてですが、初めに、一部証明書の交付サービスの利用状況の詳細について、平成29年3月1日から、マイナンバーカードを利用した証明書のコンビニ交付サービスを開始いたしました。平成30年2月末まで12カ月間で、住民票106通、印鑑証明106通、税証明30通、計242通の利用があったと報告を受けております。 次に、市税等のコンビニでの収納についてですが、本年4月、平成30年度から、その導入に向けて準備を進めております。対象税目といたしましては、住民税、固定資産税、軽自動車税、国民健康保険税、介護保険料、後期高齢者医療保険料となっております。その他、使用料といたしましては、住宅使用料、駐車場使用料、小型船舶使用料、下水道受益者負担金、簡易給水施設使用料となっております。実際の利用者数の見込みといたしましては、導入自治体等の事例から、対象者の約3割程度が御利用いただけるものと見込んでおります。 なお、具体的な収納額の把握はできておりませんが、利便性の向上により、収納率も幾分かは上昇するものと期待をいたしております。 次に、教育長人事についてでございますが、現教育長の業績は私も高く評価しているところでございます。しかしながら、ただいま鋭意選考中でございます。監査委員のときのように議会推薦の有無ではなく、教育長人事、副市長人事は市長の専権事項でありますので、できるだけ早く調整の上、業務に支障を及ぼさないように考えてまいりたいと思いますので、議会への提案の際にはよろしくお願いをいたします。 ○議長(鵜川晃匠君) 大西市長室長。     〔市長室長 大西武志君 登壇〕 ◎市長室長(大西武志君) 私からは、2番1点目、2点目の御質問にお答えいたします。 1点目、土砂撤去費用への助成についてでありますが、昨年7月に県内27市町村へアンケートを行った結果、回答が22市町村からあり、そのうち、助成ありが4市町村、なしが18市町でありました。備前市としましては、水害等、他の災害被災者への対応や県内市町村の状況などから検討した結果、現在のところ助成については難しいと考えておりますが、今後の状況により、必要な場合は再度研究してまいりたいと考えております。 2点目、障害物撤去についてでありますが、災害救助法にも規定しておりますとおり、居室、炊事場等、生活に欠くことのできない場所または玄関に障害物が運び込まれているため一時的に居住ができない状態にあり、かつみずからの資力では当該障害物を除去することができない方など、状況に応じまして、各地区の消防団や町内会の方々、対象個人へお願いして、市が資機材及び所要人員を確保して障害物除去を行うこととしております。 なお、撤去を実施するための規定は整備いたしておりません。 以上です。 ○議長(鵜川晃匠君) 中島まちづくり部長。     〔まちづくり部長 中島和久君 登壇〕 ◎まちづくり部長(中島和久君) 私からは、2番の災害復旧の3点目についてお答えをさせていただきます。 国の農地・農業用施設災害復旧事業の制度についてでありますが、被災した農地及び水路、ため池、農道等の農業用施設を、原形復旧を限度として、国からの補助を受け復旧をするもので、採択基準がございます。農地につきましては、耕作の用に供されている土地、農業用施設につきましては、受益戸数2戸以上の施設であるものが対象であり、いずれも事業費が1件につき40万円以上が主な採択基準となっております。国の採択にならない農業用施設の災害につきましては、条件がありますけれども、市の事業として対応しております。 平成29年9月に発生しました台風18号による災害におきましては、農地災害復旧事業として佐山地区2件、農業用施設の災害復旧事業として鶴海地区1件、佐山地区2件、合計5件となっております。 ○議長(鵜川晃匠君) 再質問はありますか。 再質問に入ります。 石原議員。 ◆3番(石原和人君) 御答弁ありがとうございます。 順次、再質問させていただきたいと思います。 まず1つ目の、移住・定住、人口減少対策等についてですけれども、先ほど、30年度、これらを目的とした事業、説明ございましたけれども、お尋ねに1つ、新たな新規事業で何かスタートするものは30年度ありますかというようなお尋ねをしていたかとは思うんですけれども、いかがでしょうか。 ○議長(鵜川晃匠君) 答弁を願います。 田原市長。 ◎市長(田原隆雄君) 現在では、従来からの施策を追認といいますか、引き続き踏襲するということに精いっぱいで、今のところ新たなものが組めていないのが現状であります。 ○議長(鵜川晃匠君) 石原議員。 ◆3番(石原和人君) 前市長の折から僕もこの場でもろもろ物申してきたわけですけれども、先ほどの市長の御答弁をお聞きしていまして、市としてこれら事業をしっかり冷静にバランスであったり状況を鑑みた上で冷静に判断をされて、今回縮小の形ですけれども、そういった見直しを有効に図られたんじゃないかなあというふうに捉えております。当然、縮小ですから、恩恵を受ける市民の方にとってはさみしい状況ではありますけれども、とにかく行政ですので。 移住・定住施策として先ほど3つ上げていただきましたけれども、移住・定住、人口増、それから転出入、2020年にゼロを目指す、たしか総合戦略だったと思うんですけれども、そこを目指していく以上は、やはり数字で、我々もそうですし、市民も判断するしかないというふうに考えております。現状、そういった人口の動態を見ておりますと、先ほどのあった2月の委員会資料においては、昨年同期と比べて、1月末時点でしたけれども、転出入もほぼ同じ状態が続いておる、それから出生数のほうも少し、10人程度でしたかね、1月時点でふえておったようですけれども、さほど変動がなく横ばいというんですかね、改善には至っていないのが実情であると思うんです。 これをどう捉えるかであって、今後。前回の議会で、たしか田原市長の御発言で、こういった事業をやっておるおかげでこれぐらいで人口の転出もおさまっとんだというような御発言もあったんですけれども、先ほども申しましたが、評価をどう捉えてどう判断するかというのが本当に難しい事業じゃないかなあというふうに思うんです。くれぐれも申し上げたいのは、これをやっとるからこれで抑えられとるという御判断は、ある意味、僕、一番危険なんじゃないかなあというふうに感じていますんで、そこをちょっとなかなか明確な規定も基準も難しいかもしれんのんですけど、くれぐれもこれから先も冷静にしっかりと分析をされて見直しを図っていただきたい、それから時によっては新たな事業を始める場合もありましょうけれども、しっかり分析をした上で、しっかりとした規定といいますか判断基準を設けて進んでいただきたいというふうに思いますが、そのあたり、判断についての御見識をお願いします。 ○議長(鵜川晃匠君) 答弁を願います。 田原市長。 ◎市長(田原隆雄君) ですから、答弁の冒頭に申し上げましたように、ささやかな抵抗という表現をさせていただきましたが、できることをとにかく頑張らせていただきたい、こういうような表現をさせていただきました。 そのような中で、数字的な問題につきましては、Bizen Team RESASですか、そういう人たちがかなり細かくいろいろ2年間にわたって資料を、市の問題点といいますか動向についてチェックをしていただきました。そういうな中で出てくるいろいろな問題について、今度は逆に皆さんとの定期的な討論等で考えていきたい等々考えております。 あわせて、何度も申し上げておりますように、人口問題は一朝一夕にできるものじゃないと思っております。たとえ人数が減ってもこの町でやっていこうという、そういう人たちをふやしていかなければだめじゃないかというような基本的な考え方を持っております。和気町の例にしましても、確かに数字的には転入超過ということになっておりますけれども、出生率と死亡数、いわゆる自然動態とすればかなり減る傾向にあるという心配をしているというようなこともお聞きしております。 答弁になったかどうかわかりませんけども、私の考え方です。 ○議長(鵜川晃匠君) 石原議員。 ◆3番(石原和人君) 先ほども市長より、これらの事業、ささやかなというような表現があったんですけど、決してささやかじゃなくて、かなりの予算をかけて手間をかけて行っておりますんで、そこは備前市、こういった定住施策も、他自治体にも、見直しで低まったとはいえこれでもまだ先んじておるというか、そういう意識はくれぐれもお忘れなく。 それからもう一個、前の議会でも、それからたびたび同僚議員もおっしゃいますけれども、こういった事業の内外に向けてのPRですね。PRをもっと、僕思うんですけど、僕、香登なんですけど、例えば新幹線、しょっちゅう通るんですけど、例えば空港なんか、駅なんかにきれいな上品な看板設置もいいんかもしれんですけど、ああいう幹線道路であったり沿線にどでかい、保育料無償の町とか、がんがんPR、そういうのもひとつ検討はしていただければと思います。PRのあり方についていかがでしょう。 ○議長(鵜川晃匠君) 答弁を願います。 田原市長。 ◎市長(田原隆雄君) 確かにそのとおりだと思います。PRが、教育の問題にしても決して和気町にまさるとも劣らないことでありますけれども、何かしら和気町のほうが進んでいるかのような印象を与えておるのはやはりPR不足じゃないかと思いますし、子育てのいろいろな施策についても先進的な施策をしていると自負しております。それをもっと自信を持って、いろいろな工夫をしながらアピールしていく、これも大切なことじゃないかと思っております。 ○議長(鵜川晃匠君) 石原議員。 ◆3番(石原和人君) よろしくお願いします。 それから2点目の、子育て支援の中で、環境整備のあり方について、昨年の議会でも取り上げさせていただいたんですけれども、都市公園はちょっとおいといて、児童遊園地なんかが特にさみしい、荒廃したような遊園地も多々ありますし、そういう中で、市長おっしゃったように、現実問題なかなか利用される子供さんが減って、例えばある児童遊園地なんかこの辺に子供さんいますかというときに、1人おるかなあというぐらい、それからお孫さんが帰省されたりしたときにせいぜい遊ぶ程度、そういう遊園地もありましょうから、地域とのお話、地域担当職員制度なんかも有効に活用いただいて、そういったスペースが有効にということで、今ちょっと子育てに目を向けての児童遊園地だったんですけど、じゃあもう高齢者の方向けにも目を向けて、広い、市民がそういうスペースで体を動かしたり憩えるスペースをつくっていただきたい。視野を広げて、とにかく有効に利用していただく、くつろげる、憩えるスペースにしていただきたいと思いますが、いかがでしょう。 ○議長(鵜川晃匠君) 答弁を願います。 田原市長。 ◎市長(田原隆雄君) いや、大変いい提案いただいたと考えております。例えば今までも、ブランコとかそういうなことであったかもしれませんけど、逆に健康に関したそういうな器具の設置ということも考えられるかなあというような感じを受けました。参考にさせていただきたいと思います。 ○議長(鵜川晃匠君) 石原議員。 ◆3番(石原和人君) ありがとうございます。 それから、都市公園も含めてなんですけど、そういった遊び場、くつろぎのスペースを整備していく際にぜひ御参考にしていただきたいのは、岡山市東区西大寺の緑化公園というのが、以前何か大きなイベント、紡績会社の跡でしたかね、きれいな公園に今なっていまして、トイレも本当に、ぜいたくなトイレじゃないですがきれいなトイレで、それから図書館も敷地内に建っておったり、それからそこの公園を訪れますと、点在しとる遊具といいますか、それを見てみますと、御高齢の方がストレッチができたり、目盛りがついたり、ここに効きますよとかという遊具が結構あって、実際御高齢の方も大勢散歩に訪れたりしていますので、ぜひともこれも研究検討の材料にしていただければというふうに思います。お願いします。 それから、都市公園でいいますと、久々井について申し上げますと、野球場があって、そのレフトフェンスの外へカニの形をした遊具がありますけれども、先週、この間の日曜日に一般の社会人の軟式野球の審判に行っておったんですけれども、試合の途中、いい当たりが飛んで、ワンバウンドでレフトフェンスを越えて外へ出る、いわゆるエンタイトルツーベースの打球が飛びまして、毎日何球も飛び越えることはないんですけれども、その日も何家族かの御家族が来られて遊んどったんですけれども、そういう危険性が目の前で広がっていますんで、そこの対応はちょっと難しいかもしれんのんですけど、念頭に置いて、都市公園のあり方、遊具の整備等もお考えいただきたいと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(鵜川晃匠君) 答弁を願います。 田原市長。 ◎市長(田原隆雄君) わかりましたとしか言えません。軟式はまだ危険性はありませんけども、浜山のほうは硬式ということで、大変危険性があるというような指摘を受けておりまして、ことしも防球ネットを予算化したんかな、そういうなことも考えております。気をつけていきたいと思います。 ○議長(鵜川晃匠君) 石原議員。 ◆3番(石原和人君) よろしくお願いします。まずは安全の確保ということで、それから今おっしゃった軟式野球でも十分に危険度は高いんで、そこは十分にお含みおきいただきたいというふうに思います。よろしくお願いします。 それから、災害復旧についてですけれども、土砂撤去の費用の助成についてはなかなか現状では難しい、今後状況を見てということですけれども、これも何が何でも取り入れてほしいということではなくて、少しでも実際に困っておられる方、突然のことでしょうから、少しでも手を差し伸べられるような状況をつくっていただければと思います。 それから2点目の、防災計画の中で御説明ございました、るる申し上げた規定がございましたけれども、その中の御答弁で、人員、資機材を確保してというか、そういうところは市が中心となってということなんですけれども、ここで言うところの人員とそれから資機材というのは、消防団の団員、それから消防団が所有しておるスコップであったり機材であったり、そう捉えておったらいいんですかね。いかがですか。 ○議長(鵜川晃匠君) 答弁を願います。 大西市長室長。 ◎市長室長(大西武志君) 状況に応じまして、消防団に協力いただけるところ、それから地区で御協力いただけるところ、さまざまだと思います。それも含めまして、市のほうで、災害救助法では、ロープ、スコップ、除去のために必要な機械それから器具等を借り上げまたは購入して除去しなさいということになっております。ということでありますので、中には大型の機器ですかね、そういうものも借り上げる必要があるかと思いますが、その場合は市が行うということでございます。 ○議長(鵜川晃匠君) 石原議員。 ◆3番(石原和人君) ありがとうございます。 もう一回確認なんですけど、これまで過去、本市においてはそういった事例はなかったという認識でよろしいんですかね。要望というか、そういう必要性がある現場は、そういう状況は発生してこなかったという判断でよろしいですか。 ○議長(鵜川晃匠君) 答弁を願います。 大西市長室長。 ◎市長室長(大西武志君) 私どもではちょっと把握しておりません。 ○議長(鵜川晃匠君) 石原議員。 ◆3番(石原和人君) どんな計画でもそうなんですけれども、条文がずっとあって、それぞれ規定が盛り込まれて、それだけ読むと割と曖昧なというか、本当に基本的なことだけが書かれて、それぞれの規則とか条例とか施行規則とか施行規定とかなんかといったりするんがある思うんで、わかりやすい形で、そういう市民、実際に水害は備前市でもたびたび発生しますんで、市民生活に直結するような分野について特に優先的にわかりやすい形での、こういったケースはこういう対応できますよとかというものを整備していただきたいと思うんですけども、いかがでしょう。 ○議長(鵜川晃匠君) 答弁を願います。 大西市長室長。 ◎市長室長(大西武志君) 規定につきましては、先ほど申しました災害救助法、それから私どもの防災計画等に記載がありますが、具体的な行動指針とかそういうものについては明記はされておりません。ここを逆に明記しないで、状況に応じてということで行動させていただいているということでございます。 ○議長(鵜川晃匠君) 石原議員。 ◆3番(石原和人君) じゃあ、一般の住宅、家屋に土砂が流入したり、そういった場合にはとにかく市役所へ、被害の大小は何であれ連絡すればええということでよろしいですか。 ○議長(鵜川晃匠君) 答弁を願います。 大西市長室長。 ◎市長室長(大西武志君) 当然、災害でございますので、御報告をお願いいたします。 ○議長(鵜川晃匠君) 石原議員。 ◆3番(石原和人君) それから3点目の、農地、農業用施設についての御説明もございました。それぞれ金額の規定がありますよということ、それから降水量であったりそういった規定もあろうかと思うんですけれども、さっき御説明でございました、金額がこれ以下であれば市が補助というんですか、対応しますよというような御説明だったかと思うんですけれども、例えば除去費用が10万円ぐらいかかりますよというようなときも、市が個人の農地であっても手当てをしていただけるという認識でよろしいんですか。いかがですか。 ○議長(鵜川晃匠君) 答弁を願います。 中島まちづくり部長。 ◎まちづくり部長(中島和久君) 災害によります基準以下の分につきましては、基本的に農地は個人でしていただくということで、農地というのは個人の所有の物件であるということでしていただく、それから農業用施設、いわゆる水路とか農道とかそういった分につきましては市のほうで対応していくというふうに考えていただいたらよろしいかと思います。 ○議長(鵜川晃匠君) 石原議員。 ◆3番(石原和人君) さっき言った40万円以下というのは、農業用施設についてということでよろしいですか。いいですかね。じゃあ、そのように認識をさせていただきたいと思います。 それから、コンビニでの行政サービスについてですけれども、2点目、収納についてですけれども、僕の聞き漏れかもしれんのんですが、サービスが開始されるのはいつからということでしたか、もう一回お聞かせください。 ○議長(鵜川晃匠君) 答弁を願います。 今脇市民生活部長。 ◎市民生活部長(今脇誠司君) 新年度30年度の例えば納期に係るものから順次ということでございます。 ○議長(鵜川晃匠君) 石原議員。 ◆3番(石原和人君) ありがとうございます。 一回ちょっと、申しわけございません、大きな2つ目に戻らせていただいて、特に子供さんの遊び場、居場所のところで、以前お聞きしたかもしれんのんですけれども、改めてですが、地区にありますこども園、幼稚園、保育園の園庭を、休日、日曜日なんかに開放いただければどうかなあと。実際にもう目の前にそういう遊ぶスペースがあるわけですから、それいかがかなあということで、以前お尋ねした際に、なかなか難しい、クリアすべき問題もあるということですけれども、これも調べた限りなんですが、関市、たしか包丁とか刃物で有名な関市なんかは、市内のそういった公立のそういう施設の園庭をオープンにされとるような事例もあるんで、研究されて、少しでもそういったところも、休みの日は遊んどるわけですから、もろもろの安全面等のケアもしていただいてお考えいただきたいと思うんですけども、いかがでしょうか。 ○議長(鵜川晃匠君) 答弁を願います。 杉浦教育長。 ◎教育長(杉浦俊太郎君) ちょっとその全国の先進事例も研究しながら検討させていただきたいというふうに思います。 ○議長(鵜川晃匠君) 石原議員。 ◆3番(石原和人君) 前向きに御検討よろしくお願いしたいと思います。 それから最後の、大きな4つ目、教育長人事についてでございますが、先ほど市長より御答弁ございました。一般質問の部分でも申し上げたんですけれども、とにかく教育の町を掲げており、また加えて学びの町ということで、本当に教育に力を入れていく町を内外にアピールするためにも、空席というんですか、教育長が空席となる期間は設けるべきではないというふうに考えるんですけれども、今の市長のお考え、見込みでは、空席となる期間も発生するのはやむを得ないということで現状では捉えておってよろしいですか。 ○議長(鵜川晃匠君) 答弁を願います。 田原市長。 ◎市長(田原隆雄君) まずもって、教育長の評価を高くいただいておられるということについては大変うれしく思っております。 御指摘のように、教育長の任務というものは、御案内のように学校教育から始まって社会教育、加えてこのたびは学びの町ということで、幅広く総合政策についてもかかわっていただきたいという広範多岐にわたる内容でございます。そういうなことで、教育長というものは市長部局との連携といいますかタイアップが大切なものであろうと、このように思っております。 そういう中で、人事案件というのはそのようなものを総合的に判断して市長が決定すると、こういうようなことであることも御理解をいただきたいと思います。一部で、教育長の存続といいますか、そういうような署名運動を行っておるという動きは先ほど少し山本議員の質問の中でも触れさせていただきましたが、そういうなことが逆に市政を混乱するといいますか、後任人事の妨げになっているんじゃないかと、こういうな見方もあります。人の評価というものはいろいろな面がございますので、そのあたり慎重に検討しながら、教育行政に支障の起こらないように、努めて早く結論を出していきたいと、このように思っておりますので、その節にはよろしくお願いしたいと思います。 ○議長(鵜川晃匠君) 石原議員。 ◆3番(石原和人君) 先ほども申し上げましたが、僕のこの立場、この場に立っとる人間として、踏み込んでまで何が何でも現教育長ということは僕は申し上げるべきではないというふうに捉えておりますけれども、任期がここで満了となることは当初からわかっておったわけですから、それからそういう市民にも身近なというか、そういう現教育長さんですから、任期満了に当たってはかなり関心も持たれる市民もおられることは想定もされとったとは思うんですけれども、とにかく任期満了がわかっておって、4月1日からはじゃあ次の3年間はこの方で行きますよというような強い思いを持って、そこに向けての準備というんですかね、すべきじゃないかな。幾らか市民の中に、それからいろんな方面で波が立ったりいろんな動きがあったりということも、そりゃわからんですけれども、だけど市長を初め執行部、市長は粛々と、4月1日、新たな方がスタートできる体制をこれまでもですけれども整えてこられて、強い思いを持って御提案をされるべきじゃないかというふうに思うんですけれども、いかがですかね。 ○議長(鵜川晃匠君) 答弁を願います。 田原市長。 ◎市長(田原隆雄君) 当然そのように準備をいたしておりましたところ、諸般の動きが出る中で、逆に議会での混乱、また市民の混乱も感じる中で、少し冷静に慎重に検討してまいりたいということで、御理解をいただきたいと思います。現状では、少なくとも人事案件ですから、御本人のおる前でどうのこうのということはなかなか評価しにくい、またそういうような中での新たな後継者というのはなかなか難しいようなことも御理解もいただきたいと、このように思います。 ○議長(鵜川晃匠君) 石原議員。 ◆3番(石原和人君) 僕もつくづく理解力がまだまだ乏しいなあという自覚もしたりもするんですけれども、何かそういう状況があるから、じゃあしばらく冷静に見送ってという空席、空白期間を設けてしまうことのほうが、僕は次の提案される方にとっても、備前市の教育行政にとってもですけれども、次の方にとっても備前市の教育行政にとっても、それから現杉浦教育長に対しても、いいこと一つもないんじゃないかなというふうに思うんですけれども、理解力が、そこがちょっとどうしても理解できんのです。何か逆にマイナス面のほうが、そういう空白が生じることでマイナス面ばかりが僕には感じられるんですけれども、次の方にとっても、とにかく田原市長はこういう思いを持ってあなたを任命するんだという思いを持って、4月1日からの就任目指して提案されるべきだと思うんですけれども、そりゃもう平行線ということかもしれんですけど、僕の思いはそうなんで、かえって何かマイナスな状況を生んでしまうんじゃないかなあ、期間を生んでしまうんじゃないかという思いがあります。これをそのままお伝えをして、どう捉えられるかはもう市長なんで、時間もあれなんですが、最後にいかがでしょうか。 ○議長(鵜川晃匠君) 答弁を願います。 田原市長。 ◎市長(田原隆雄君) 私もそう思います。しかしながら、現実問題として、皆さん方の中からもそのようなことを強要とまでいきませんけれど、そういうような申し入れがあったことは事実でありまして、そういうな中で提案するのはいかがなものかということで判断させていただきました。そういうことで御理解ください。皆さんの中からでもそういうような、先ほどの署名運動と追従するような動きもあったということの中で、これは混乱するだろうということで、現状では見合わせておるということで御理解願いたいと思います。 ○議長(鵜川晃匠君) 石原議員。 ◆3番(石原和人君) 時間もあれなんですけど、僕はそこで議会が多少混乱しようが、市長の強い思いを持って提案されるのであれば、僕は別にそこは構わないんじゃないか。そこを思いを持って熱意を持って、そこはもし異議を唱える議員がおれば御本人も一生懸命説明されたらええでしょうし、市長もそうだというふうに思います。     (発言時間終了のブザーが鳴る) ありがとうございます。終わります。 ○議長(鵜川晃匠君) 以上で石原議員の質問を終わります。   ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(鵜川晃匠君) この際、申し上げます。 本日の一般質問はこれで終わりとし、後の方の質問については明日に行いたいと思います。 本日はこれにて散会いたします。 皆さん、御苦労さまでした。     午後3時49分 散会...