備前市議会 > 2016-09-14 >
09月14日-02号

  • うんち(/)
ツイート シェア
  1. 備前市議会 2016-09-14
    09月14日-02号


    取得元: 備前市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-06-10
    平成28年 9月第6回定例会              第 6 回 定 例 会 会 議 録 (第2号)会議開閉日時   平成28年9月14日  午前9時30分 開議    午後3時41分 散会会議の場所    備前市役所議場出席した議員の番号氏名  1番  森 本 洋 子      2番  石 原 和 人      3番  山 本   成  4番  西 上 徳 一      5番  立 川   茂      6番  星 野 和 也  7番  守 井 秀 龍      8番  尾 川 直 行      9番  山 本 恒 道  10番  掛 谷   繁      11番  田 原 隆 雄      12番  川 崎 輝 通  13番  田 口 健 作      14番  橋 本 逸 夫      15番  津 島   誠  16番  鵜 川 晃 匠欠席・遅参・早退した議員の番号氏名  欠席 なし   遅参 13番田口健作   早退 13番田口健作説明のため出席した者の職氏名  市長      吉 村 武 司  副市長     有 吉 隆 之  教育長     杉 浦 俊太郎  市長室長    今 脇 誠 司  総合政策部長  佐 藤 行 弘  市民生活部長  大 西 武 志  保健福祉部長福祉事務所長    まちづくり部長 中 島 和 久  日生総合支所長 星 尾 靖 行          高 山 豊 彰  吉永総合支所長 金 藤 康 樹  教育部長    谷 本 隆 二  病院総括事務長 植 田 明 彦職務のため議場に出席した議会事務局職員  事務局長    草 加 成 章  事務局次長   入 江 章 行  議事係長    石 村 享 平  議事係主査   青 木 弘 行 △議事日程並びに付議事件(結果) 番号議事日程付議事件等結果1一般質問  ・1番 森本洋子議員  ・3番 山本 成議員  ・2番 石原和人議員  ・15番 津島 誠議員  ・9番 山本恒道議員質問通告事項のとおり                              ;── △一般質問通告事項 順位通告者氏名質問の要旨答弁者11番 森本洋子1 タクシーチケットについて  ① 現状と申込数について  ② 要件の緩和について  ③ 今後の取り組みについて市長 (再質問あり)2 子宮頸がんHPV併用検査について  ① 現状の取り組みについて  ② HPV併用検査の導入について市長 保健福祉部長 (再質問あり)3 子育て支援について  ① 備前市の合計特殊出生率について  ② 子育てしやすい環境整備について  ③ 子育て支援の周知について市長
    (再質問あり)4 避難所について  ① LEDの防犯灯について市長 (再質問あり)5 備前市のアピールについて  ① ご当地ナンバーの導入について  ② 観光大使について  ③ 備前焼について市長23番 山本 成1 地域再生について市長 総合政策部長 まちづくり部長 (再質問あり)2 空き家対策についてまちづくり部長 (再質問あり)3 産業連関表の作成について市長 (再質問あり)4 観光振興について市長 まちづくり部長 (再質問あり)32番 石原和人1 政策立案から提案に至る経緯について市長 保健福祉部長 (再質問あり)2 ICT街づくり実証実験タブレットについて市長3 放課後児童クラブについて市長 保健福祉部長 (再質問あり)4 旧アルファビゼンについて市長 (再質問あり)5 市庁舎整備について市長415番 津島 誠1 市政について  ① 市長職以外の役職について  ② 補助金の未執行について  ③ 市長の観光政策について  ④ 防災無線について  ⑤ タクシーチケットについて  ⑥ 市の未収金について市長 (再質問あり)2 政策決定のあり方について市長 副市長 教育長 保健福祉部長 (再質問あり)59番 山本恒道1 吉永地域幼保体型施設整備について市長 (再質問あり)2 熊沢蕃山、山田方谷、旧閑谷学校について市長3 スクールバスについて教育長 (再質問あり)4 市営バスについて市長 市民生活部長 (再質問あり)5 コンポストについて市長 (再質問あり)6 県道穂浪吉永停車場線の改良について市長 まちづくり部長 (再質問あり)7 タクシーチケットについて市民生活部長8 病院の整理券について病院総括事務長 (再質問あり)     午前9時30分 開議 ○議長(鵜川晃匠君) 皆さん、おはようございます。 ただいまの出席は15名であります。定足数に達しておりますので、これより本日の会議を開きます。 議事に先立ち、御報告いたします。 備前市監査委員から地方自治法第235条の2の規定に基づき報告のありました平成28年度7月分の例月出納検査結果の写しを事務局で保管しておりますので、ごらん願います。 以上で報告を終わります。 それでは、議事日程に入ります。   ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(鵜川晃匠君) 日程1、これより一般質問を行います。 12名の方からの通告を受けております。 なお、重複する質問は努めて排除していただき、執行部における答弁は簡潔にお願いいたします。 それでは、通告に従い、順次発言を許可いたします。 まず、森本議員の一般質問を願います。 1番森本議員。     〔1番 森本洋子君 登壇〕 ◆1番(森本洋子君) 皆様、おはようございます。 それでは、通告に従いまして一般質問をさせていただきます。 まず初めに、タクシーチケットについてでございます。 先月、8月24日に吉永地域公民館議会報告会を行いました。その中で、市民の方との市政に関する意見交換でタクシーチケットについての質問、疑問がございました。私も、今まで個人的に多くの方から相談を受けてまいりました。当初、1キロメートルだったと思いますが、バス停から1キロメートルなんてほとんどの方が使えないとの相談を受けたことを覚えております。それが、500メートルとなり、200メートルに緩和され、申請者が増加しています。 しかしながら、議会報告会での市民の方からのお話は、不安がいっぱいでありました。例えば5メートル足らずに申請が却下され、高齢者の方が困っている。また、ことしのような猛暑の中、バス停まで歩いていった。足が不自由なのに申請してもだめだった。また、自家用車を乗っているのにチケットをもらっているなど、不公平であるとのことでございました。 そこで、3点お尋ねいたします。 1点目、昨年度までの申込数と要件が緩和したことし4月からの申込数について教えてください。 2点目、委員会において担当者から障害者手帳1級、2級をお持ちの方も対象と考えているとのことでした。要件をどこまで見直すのか、教えていただきたいと思います。 3点目、障害者の方にもチケットを渡すのであれば、福祉課でも手続ができるようにするべきではないかと思います。 また、現在の要件での取り組みには限界があり、不公平感を増すように思われます。今後、タクシーチケットを見直し、根本的に公共交通の見直しに取り組んでもとの意見もありますが、どのようにお考えでしょうか。 次、大きな2番、子宮頸がんHPV併用検査についてお尋ねいたします。 子宮頸がんは、子宮の入り口、頸部に発症するがんで、女性特有の病気です。原因は、ヒトパピローマウイルス、通称HPVというウイルスの持続的な感染です。日本では、年間約9,000人の女性が発症し、約2,500人が亡くなっていると推計されています。また、20代から30代の女性の発症が急増していると言われております。 このHPV検診は、感染の有無、感染しているか、していないかを調べるので、細胞診と併用すれば見落としも減り、前がん状態をほぼ100%で見つけられます。このHPV検査を導入することでの受診者のメリットは、1つ目、検診の間隔がより長く確保できるということです。検査結果が陰性の方は、次回の検診は3年後でいいということが確実になってきています。 2つ目は、感染の可能性のない高齢者は、検診を受けなくてもよいということです。また医師側のメリットは、一つ、細胞診での見落とし、不安を解消できるということです。また、検診目的ががん予防になるということです。そして、行政側のメリットは、検査対象者を絞り込みができて、検診費用を削減できるということが上げられます。 そこで、2点市長にお尋ねいたします。 1点目、現在備前市における子宮頸がん検診の取り組みを教えてください。 2点目、子宮の検診は年齢が低いほど受診の抵抗があり、心の負担も出てきます。HPV検査を導入すれば受診の回数の削減により心の負担の軽減、検診費用の削減につながると考えます。その点についてどのようなお考えか、お聞かせください。 次に、大きな3点目、子育て支援についてです。 6月17日の新聞に2015年の合計特殊出生率が発表され、国全体では1.46で2年ぶりに上昇したとのことでした。ただ、岡山県のみ前年から横ばいの1.49、岡山県を除く46都道府県は合計特殊出生率が上昇したということです。新聞では、出生率が上がらないということは県民の希望をかなえるための環境整備が進んでいないと見るべきだろうと述べています。 そこで、3点お尋ねいたします。 1点目、備前市の合計特殊出生率を教えてください。 2点目、備前市は子育てしやすい環境づくりに他市よりも力を入れています。保育料の無料化など、国を先行しての施策です。ここ最近の支援等を改めてお聞きしたいと思います。 3点目、保育料の無料化や学校のエアコンの整備など、子育ての現場が大きく変化しています。しかし、残念なことに知らない市民の方もたくさんいらっしゃることが先日わかりました。子育てを終えられた方などは特に御存じではなく、多くの方に備前市の取り組みを知っていただき、周辺の市町村や全国に向けて市民の方の言葉で広がっていくことが大切ではないかと思います。広報やホームページも活用されてはいますが、もう少し地元の市民に周知していただく努力が要るのではないかと考えますが、どうでしょうか。 次、大きな4点目、避難所についてです。 災害時、地域全体が停電になっても避難所などの防災拠点に停電しても点灯するソーラーつきLED避難誘導灯避難誘導看板の設置が全国で進んでいます。ソーラーつきLED外灯は、電気代不要、配線不要、LEDで長寿命化、また災害時も点灯とのメリットがあります。 また、避難誘導看板は夜間の点灯で、通行する人の防災標識への関心が高まり、防災教育にもつながると思われます。 南海トラフに備え、三重県松阪市、また兵庫県の姫路市など、瀬戸内地域でも対策が進んでいます。備前市にも避難誘導のためのソーラーつきのLEDの防犯灯があると認識しております。現在の設置数を教えてください。 また、今後増設していく予定はあるのでしょうか。 最後、大きな5番目です。備前市のアピールについて、1点目の御当地ナンバーについてお尋ねいたします。 総排気量125㏄以下の原付バイクなどのナンバープレートは、地方税課税のための標識であり、形や図柄は自治体で自由に決められることから、御当地プレートを導入している自治体が多くあります。県下では総社市、玉野市、先週も勝央町の導入の報道がありました。導入の目的としては、市民に地域への愛着を持ってもらい、対外的なPR効果も期待できると考えます。備前市も導入するべきではないかと思いますが、いかがでしょうか。 2点目の観光大使についてです。 合併10周年の記念事業として、備前観光大使を任命して市の魅力を内外に発信してもらうという内容でありますが、1年半がたちました。現在の観光大使の人数と現状を教えてください。 3点目、10月15日、16日は備前焼まつりです。備前市の誇る備前焼ではありますが、多くの観光客が訪れるのは備前焼まつりのみではないかと思われます。 本年初頭、日本のギネスブックの代表の方の講演を聞く機会がありました。このようなシステムを利用して備前市や備前焼のPRに努めていくことも市民参加型でいいのではないかと思いました。 個人的には、例えば備前焼のビールカップで何千人かの人が乾杯するのもいいのではないかと思います。もちろんギネスに採用されるかどうかの認定を受けるにも審査料はかかります。ギネスでなくても市民が一体となって取り組めるものを考えていく必要があるとは思いますが、いかがでしょうか。 以上、御答弁のほうよろしくお願いいたします。 ○議長(鵜川晃匠君) ただいまの質問に対する答弁を願います。 吉村市長。     〔市長 吉村武司君 登壇〕 ◎市長(吉村武司君) 皆さん、おはようございます。 それでは、森本議員の御質問に順次お答えいたします。 1番、1点目、タクシーチケットの現状と申込数についてでありますが、現在の交付要件は距離要件として自宅が最寄りのバス停、駅などから200メートル圏外の方、年齢要件として申請時に70歳以上の方もしくは愛カード所持者は65歳以上の方を対象としております。27年度は82世帯、平成28年8月末現在で申込数は1,368世帯に交付しております。 2点目、要件の緩和についてでありますが、昨年6月よりチケットを交付しており、その状況を見ながら要件の緩和を随時行っているところであり、この10月より特別障害者1、2級の方、療育手帳Aの方、精神障害者の方も対象に加える予定としております。 3点目、今後の取り組みについてでありますが、制度の基本的な考え方は交通不便地域の方の支援を主眼に置いております。申請窓口については申請時の情報共有などの制約がありますので、検討の必要があると考えています。今後も、市バスや他の公共交通機関とのバランスを考慮しながら制度の充実を図ってまいりたいと考えております。 2番、1点目、子宮頸がんHPV併用検査の現状についてでありますが、20歳からの細胞診による子宮頸がん検診を行っております。 2点目、HPV併用検査の導入についてでありますが、今がん細胞があるかどうかの検査としての細胞診での検診にあわせ将来のがんの発生を予測できるというHPVの検査を行い、子宮頸がん対策としてはどうかというものだと思いますが、今のところ備前市のがん対策の方針としては国の方針に沿った細胞診でのがん検診を進めていきたいと考えております。国もHPV併用検査ががん検診として運用が適当かどうかを検討していると聞いておりますので、国の方針としてHPV併用検査が盛り込まれる場合も含めて市としても情報収集や検討を進めてまいります。 3番、1点目、備前市の合計特殊出生率についてでありますが、政府統計資料によりますと1.4となっております。 2点目、子育てしやすい環境整備における支援内容についてでありますが、平成27年度におきましては4歳から5歳児の保育料無料化図書購入推進事業として図書カードの交付、利用者支援事業の実施、子育て支援拠点事業の拡充等を行っております。今年度におきましては、出産祝い金の交付、1歳から3歳児の保育料の無料化、子供が病気の際に一時的に保育ができるよう岡山市の医療機関に病児・病後児保育事業の委託を実施しております。 また、現在中学生以下の子育て世代を対象に生活応援券の配付を行っているところであります。 また、今後に向けては市内での病児・病後児保育の実施に向けての準備をしております。 3点目、子育て支援の周知についてでありますが、子育て応援ガイドブックを作成し、窓口に置いて配付しております。市の広報紙やホームページびぜんnavi等においても随時情報を発信しておりますが、引き続き多くの方へ周知が図られるよう努めてまいります。 次に4番、避難所へのLED防犯灯の設置についてでありますが、現在本市で設置している避難誘導のためのソーラーつきのLED灯は片上地区に1カ所のみであります。今後の増設につきましては、風水害や南海トラフの巨大地震といった今後起こり得る可能性のある災害に備え避難所を整備していく中で、前向きに検討していきたいと考えております。 5番、1点目、原付の御当地ナンバーの導入についてでありますが、現在交付しているプレートの在庫が白ナンバーで約7年分、黄色ナンバーが約3年分、桃色ナンバーが約10年分残っていることも含め、他市町村の導入効果やPR効果などを検討しながら今後調査研究をしてまいりたいと思います。 2点目の観光大使についてでありますが、現在備前観光大使が54名、特別観光大使が5名おられます。活動としましては、お渡ししている観光パンフレットや冊子をもとにSNS等で備前市の観光情報を発信していただいております。 また、お渡しした名刺の活用についてでありますが、大使本人が入場する場合は無料ということにしており、お渡しした方につきまして会場の収入の面から考えて今のところ無料とするのは難しいと考えておりますので、御理解をお願いしたいと思います。 3点目、備前焼まつりのようなイベントの開催についてでありますが、大きなイベントを実施する場合はそれなりの準備、特に地元の協力、実施主体となる団体、お店の協力などが不可欠であります。市といたしましては、地域の市民団体が主体となり、一体となって取り組める事業に対して補助制度を設けております。本年度は、予算額2,000万円に対しましてこの制度を活用して事業を実施している団体は15団体あり、約1,800万円の申請をいただいております。地域の活性化は地域からということで、今後も地域の活性化に取り組んでまいりたいと思っております。 私のほうからは以上であります。 ○議長(鵜川晃匠君) 再質問はありますか。 再質問に入ります。 森本議員。 ◆1番(森本洋子君) タクシーチケットの件ですけれども、これは全国的にも今取り組みが、タクシーではなくても福祉タクシーとかデマンドバスで進んでいるんですけど、これナガオカ県(「長野県」と後刻訂正)の豊丘村っていうところが福祉タクシーをされているわけなんですけど、その前にもタクシーチケットというか、タクシー券の販売なんかに取り組まれていたんですけれども、ここも一度やはり市民の方の不公平感が出て、このたび福祉タクシーの取り組みにかえられたということなんですけど、これ市長、市民の方がいろいろ不公平感を持っておられるっていうことは御存じでしょうか。 ○議長(鵜川晃匠君) 答弁を願います。 吉村市長。 ◎市長(吉村武司君) 議員御案内のように、このタクシーチケットは、実は一番最初は山口県の山口市を参考に職員が視察に参りまして、そして公共交通機関へのいわゆる距離、空白区間についてこれが今現在備前市がやっております市営バスあるいはJRと、最もこれがいいものと思って選択をしております。 利用者の御意見も聞きながら緩和をしておる途中でございます。また、議会におきましてもいろんな御質問がありまして、それに基づいて執行部としては随時改正をしております。全ての方にこのタクシーチケットあるいはデマンドバスをというわけにはなかなかいかないと思っております。 この公共交通機関にバス停、駅にどのように行くかというところと、デマンドバスのように目的地へ直接誘導するというのは大きなシステムの違いがあろうかと思います。どちらがいいかということではなしに備前市の市民の皆さん方のニーズを十分に酌み取って、それぞれのメリット、デメリットを勘案しながらよりすばらしいものにしていくことが大事だと思っております。 ○議長(鵜川晃匠君) 森本議員。 ◆1番(森本洋子君) 公共交通会議も一度傍聴させていただいたときも、やはりタクシー事業者が最後はもう残っていく。それを守るっていうのはやはり行政として大切だというお話も出たことを記憶しています。だから、タクシーチケット、この制度のものは本当にすばらしい制度だというふうに私も思っています。ただ、議会報告会のときにやはり相当な不満が皆さんの中でたまっていて、やはり使えている人、使えていない方、そういう方が病院の待合所でやはりそういう話題になるというのは、もうこれは今現状としてしっかり受けとめていかないといけないことだなというふうには考えています。 なかなか全員の方の要望を満足できるような取り組みはできないかとは思うんですけれども、やはり要件の緩和とか、いろいろ出ました。年齢ですればいいとか、距離数をなくせばいいとか、やはりその方にとってやはり自分は使えていない、あの人は使えているとか、そういうところがやはり不公平感を生むんだと思います。 ただ1点気になったのは、やはり車を乗れている方、実際免許も持って自家用車に乗れている方がそういうチケットを受け取っている、これ事実確認はしていないんですけど、そういうお話が出てきましたので、その点は市長どう考えておられますか。 ○議長(鵜川晃匠君) 答弁を願います。 吉村市長。 ◎市長(吉村武司君) 議員御案内のように、高齢者の交通事故は大変実は岡山県では大きな社会問題になっております。歩行者はもちろん、高齢者のドライバーによる事故件数は、残念ながら大きく減少しておるわけではございません。この市営バスもしくはJR等の公共の駅に、あるいはバス停に行くためのこれはタクシーチケットでありまして、これは原則的に病院やスーパーマーケットやにこのタクシーチケットを活用して隣近所であわせていくことを利用規約のほうに指定はしておりませんので、これを活用する方がどのようにやるかという細かな規制はございません。よって、隣近所とあわせてタクシーであれば例えば2世帯の方が4人乗れるわけであります。そうしますと、バス停だけではなしに思うところに一部このタクシーチケットを使えばタクシー料金が支払いができるということも大きなメリットでありまして、タクシー会社という公共交通の一翼を担っている方のいわゆる売上増にもつながっていくものと思っております。 このように、2面的な面を持っておりますこのチケットについて、それを利用される方についてはこのような議会において議員さんの御提案も勘案しながら改善を進めていっておるというところでございます。 ○議長(鵜川晃匠君) 森本議員。 ◆1番(森本洋子君) 山口市とか、このナガオカ県(「長野県」と後刻訂正)の例を挙げてもやはり住民の方と話を何回もされていて、合議制の中で合意形成を図っているっていうことがもう書かれてあります。確かに利用規定の中にはないんですけれども、やはりそういう使い方をするのであれば全ての市民の方にこういう使い方をしているということを説明しないと、やはり中にはバス停まで、駅まで、それで利用するのがもう市民として守っていくのが普通じゃないかと言われる方もいらっしゃいます。やはりそういう使い方をしているのはおかしいんじゃないかという方もいらっしゃいますので、そこら辺はやはりしっかりと皆さんにこうやって使うことももしできるんだったらできますよっていうことを皆さんにお伝えしていかないと、やはりそういう観点で、そういうふうに最初はバス停、駅まで使えるっていう、使いましょうっていうのを聞いた人にしてみれば扱い方がおかしいんじゃないかっていう疑問が出てくるのはこれはもう仕方がないことだなあというふうに私自身は思うんですけれども、どうでしょうか。 ○議長(鵜川晃匠君) 答弁を願います。 吉村市長。 ◎市長(吉村武司君) 市民の皆さん方の多数の意見がそうであれば、これはタクシー会社にお願いをしてバス停までしか使えないということの規制をかけることは簡単でございますが、バス路線そのものが頻繁に県道、市道等を走っておるわけではございませんので、私はこの備前市の高齢者の皆さん方が少しでも外に出ていくときに生活応援券としてその範囲をきめ細かく規制することそのものは、市民の大多数の意見がもらえないと思っております。当然、改善すべきことは今後も改善してまいりますが、これは高齢者の方を中心として、いわゆる活用していただきながら基本的に高齢者のいわゆる歩行の自由度を高めていく、こういう制度だと理解をしております。 ○議長(鵜川晃匠君) 森本議員。 ◆1番(森本洋子君) これ、今後も高齢者の方がふえてきて、年齢で配付することもあるんですけれども、これコスト面ではどういうふうに市長思われていますか。今後人数がふえることも。 ○議長(鵜川晃匠君) 答弁を願います。 吉村市長。 ◎市長(吉村武司君) 実績で申し上げますと、今年度4月から8月まで、金額で言いますと602万5,500円が使用されております。その金額を見られてこれが大変大きな金額かどうかということでありますが、私は適切に高齢者の方がこれを活用しておられると理解をしております。また、これが一般財源に与える影響が特別に大きな金額であろうとは思っておりません。 ○議長(鵜川晃匠君) 森本議員。 ◆1番(森本洋子君) 確かに市長が言われるように市民の方が利用するので、市民の方が利用しやすいのように利用していただいたらいいという、それはもう一理あるとは思います。ただ、やはり利用できない方、利用したいのに利用できない方から見ればやはり不公平だという意見が出てきても私は仕方がないことだと思っております。実際に足の不自由な方がやはり何メートルかで足りなかったとかっていうことになれば、やはりどうしてもそういうことを言ってくるのが市民の方の心情だと思います。 だから、要件緩和、これから多分いろいろ考えて、先ほども障害者の方とか精神障害者の方とかいろいろ出てきたんですけれども、そこら辺をやはり備前市もいい政策は多いと思うんですけど、やはり周知は苦手なほうかなというふうに私自身は思うんですけど、やはりしっかりと皆さんに理解していただくように取り組むべきだと思います。 この山口市も言いましたし、どこも成功している事例のところはやはり住民の方に懇切丁寧に説明しましたということが書かれてあります。だから、そこら辺がやはり少しちょっと備前市は抜けているんじゃないかなというふうに私は思うんですけど、市長はどう思われますか。 ○議長(鵜川晃匠君) 答弁を願います。 吉村市長。 ◎市長(吉村武司君) 担当課を初め、市役所全体でよく取り組んで、市民の皆さん方に御理解を賜るものと思っておりますし、また議員の皆さん方の御提案等も賜りたいと思っております。今回の規制緩和につきましては、前回の議会で議員の方の御提案を極力広く採用しようということで、今回またその緩和をした次第でございます。いろんな御意見があろうかと思いますが、できればまた教えていただきましたら担当課のほうで検討をさせてみたいと思っております。 ○議長(鵜川晃匠君) 森本議員。 ◆1番(森本洋子君) 先ほど言われました障害者の実施は10月からということでよろしいですか。再度確認でお願いします。 ○議長(鵜川晃匠君) 答弁を願います。 吉村市長。 ◎市長(吉村武司君) そのように実施をしていきたいと思っております。 ○議長(鵜川晃匠君) 森本議員。 ◆1番(森本洋子君) このナガオカ県の豊丘市(「長野県豊丘村」と後刻訂正)では、最初のタクシーの初乗り料金を利用者が負担して、超過分は行政が払うというシステムをとられています。普通なら初乗り料金は行政が見て、超過分は利用者が負担するというのが普通の考え方だと思うんですけど、ここは逆転の発想で取り組んで、市民の方に理解していただいて、今のところ不公平感がない、市民の方から見れば不公平感がない取り組みになっているというこの成功例を挙げられていました。 今の状態で取り組んでいくのもいいかとは思いますけど、やはりまたしっかりと担当課のほうで勉強していただいて、やっぱし少しでも不公平感がないように今後取り組みを考えてもらいたいと思うんですけれど、どうでしょう。 ○議長(鵜川晃匠君) 答弁を願います。 吉村市長。 ◎市長(吉村武司君) 議員御案内と思いますが、備前市にタクシー会社が数多くあるわけでありません。また、タクシー会社が所有しておりますタクシー台数も実は限られております。そういうタクシー会社を呼んだときに、逆に30分、40分タクシーを待って、それからタクシーを利用するということも備前市内ではあるわけであります。タクシー会社も経営を考えておりまして、みずからの公共交通としての使命を持ってタクシー会社を運営しておるわけであります。そういう中で、全国他市のいいところは参考にしていきたいと思っておりますが、そのような事業者との協議も必要になろうかと思います。 ○議長(鵜川晃匠君) 森本議員。 ◆1番(森本洋子君) それでは、次に移らせていただきます。 子宮頸がんHPV併用検査なんですけれども、先ほど市長が国がまだ方針が出ていないということだったんですけれども、御存じのように出雲市が国のモデル事業として受けて先進的に取り組んでいます。 このHPVなんですけれども、これは御存じかどうかわかりませんけど、これは性交渉で移ります。男性の方も関係がないわけではないんですけれども、この1番目に受診者のメリットの中で感染の可能性のない高齢者は検診を受けなくてもいいということは、これは多分確実な話だと思います。ただ、備前市の80歳以上の検診が2.7%、子宮がんの検診を受診されて、そのうちの80歳以上の方が2.7%検診を受けられています。 高齢者の方でいろいろ問題はあるかとは思うんですけれども、やはりもう必要でない方には御遠慮いただいて、やはり少しでも検診料を削減していくのは必要なことですし、男性の方にはわからないと思いますけれども、やはり診察を受けるっていうのは女性にとっては非常に苦痛なものであります。先ほども言いましたように、若い女性は、特に出産経験のない女性が検診を受けるっていうのは勇気が要ることなんで、やはり若い女性の受診率が低いというのはそこにつながっていくかと思うので、高齢者の方の受診されるときにこういった説明を取り組んでいただきたいと思うんですけれども、どうでしょう。 ○議長(鵜川晃匠君) 答弁を願います。 高山保健福祉部長。 ◎保健福祉部長福祉事務所長(高山豊彰君) 議員の御質問にありましたように、子宮頸がんにつきましては女性特有のがんでございまして、原因としましては性交渉によってウイルスが付着するということであります。そして、その際付着しても全部の方ががんになるわけではなくて、その中の何割かの方が発症するというふうにお聞きしております。 そして、付着からがん細胞に変異する期間につきましても、数年から数十年というふうに言われております。そうした中で、若い方、高齢者の方の検診のあり方でございますけども、高齢者の方にあってもウイルスがあるかどうかというのを調べた場合に、そこから何年後に発症するかというのは確実な答えが出ておりません。そういうこともございまして、今やっておりますがん検診につきましても、それの必要性はまだあるのかなというふうに思っております。 国におきましても、そういうことも含めましてどういった形がいいのか、有効であるのかということを今現在検討しておるところでございますので、そういうところの答えを待ちまして、またよそでも出雲のお話もございましたが、そのほかにも少しずつそういう事例も出てきておりますので、そういう状況も見ながら検討してまいりたいと思います。よろしくお願いいたします。 ○議長(鵜川晃匠君) 森本議員。 ◆1番(森本洋子君) 先ほど、部長が数十年とおっしゃいました。これ、先進的にこの研究か事業に取り組んでおられるのが島根県立の中央病院の岩成先生という先生なんですけど、私も2回ほど直接勉強会に参加させていただきました。もう本当に人生をかけて、子宮頸がんで亡くなる方をなくそうということで生涯かけて取り組んでおられる先生なんですけれども、先ほど言われた感染してから発症するまでに3年から5年ていうふうに言われて、中には確かに数十年の方がいらっしゃるかもしれませんが、一応3年から5年ということが今データ的には出ております。だから、検診と検診の間が3年から5年あくということなんで、この検診をすればその間はもう子宮頸がんの検診をしなくてもいいっていうことを今言われています。 確かに国の方針がまだはっきりしていないので、まだ検討段階なんであれなんですけれども、出雲市では子宮頸がんの検診をされていない方、また人口も違うので、あれなんですけれども、1万2,000人の検診を受けていない方にアンケートを直接送付して、受けなかった理由とかいろいろ書いていただいて、そのうちの3,800人が回答をいただいたと。そのうちHPV検診というのは簡単なキットで自分で細胞を採取して送れば検診が、検査をしていただくことができるので、その3,800人の回答のうちキットを希望された方が2,800人で、その2,800人中152人の方が陽性反応が出たということなんですね。 だから、やはり受診をされていない方の中にもやっぱり陽性反応で将来はがんになる、感染をしているということなんで、やはりこれデータ的に見てもやはり検診を受けない方の中にもやはり子宮頸がんになる前の感染、ウイルスを持っているということがこれ証明されているわけなのですね。 備前市は人口が全然違うので、人数からいえばもうもっと少ないとは思うんですけれども、やはりこの人口減、少子化のときに若い女性の方が子宮頸がんにかかって手おくれになって子宮摘出という状況になる前に防いでいくのも行政としてのしっかりした取り組みだと思うんです。 最近、まだワクチンがまだ国の方針が決まっていませんので、まだなかなか受けるということにはなっていないので、今の現状では早期発見、早期治療、やはり検診を受けるということが今の段階では最善の方法だと考えているので、確かに国の方針が出ていなくって周りの状況を見るというのは、もうこれはもう普通の答弁だというふうに私も思っておりますが、ただ総社市が個別健診のときには実施をされているそうなんですけども、その点は御存じでしょうか。 ○議長(鵜川晃匠君) 答弁を願います。 吉村市長。 ◎市長(吉村武司君) 総社市の件につきましては、報告を聞いております。 ○議長(鵜川晃匠君) 森本議員。 ◆1番(森本洋子君) 備前市も、まず集団健診になったらまた額も、はっきり言ってHPV検診は安いものではございませんので、やはり初期投資が大変必要なんですけれども、それを受けていって後々検診を受けなければ受診の検査料が削減となって、出雲市では30%削減できたという報告を聞いております。だから、その点も考えて本当は導入していただきたいんですけど、まず初めは総社市のように個別健診でやっていくという方法もあると思うんですけれども、そこら辺はどう思われますでしょうか。 ○議長(鵜川晃匠君) 答弁を願います。 高山保健福祉部長。 ◎保健福祉部長福祉事務所長(高山豊彰君) 御質問にありました総社市の件につきましては、一応妊婦さんを対象にそういうことを行っているというふうにお聞きしております。その辺のどうして妊婦さんだけとかというようなところにつきましては、うちのほうまだ確認ができておりませんが、そういったことも含めまして総社市にも十分な確認をとった上で検討を進めたいというふうに思います。 ○議長(鵜川晃匠君) 森本議員。 ◆1番(森本洋子君) 集団健診はやはり若い方はとても受けづらいんです、男性の方はわからないかもしれませんけれども。個別健診を受けようとしても、備前市内ははっきり言うて産婦人科の設備というのは整っておりませんし、体制も整っていませんので、やはり集団健診を皆さん嫌だなあと思いながら受けられているのは、もうこれ事実です。私も集団健診のほうに参加、受けさせていただいていますけれども、やはりバスの中で健診するというのは大変先ほども言いましたように精神的に苦痛を感じますので、できるものなら受けたくないという方、皆さんおっしゃっていますけれども、がんになってからでは遅いので、皆さん受けられております。 やはりそういう精神面を考えたときにやはり設備も整えていくっていうことも、これ行政としては大切だと思うんですけれども、市長どう思われますか。 ○議長(鵜川晃匠君) 答弁を願います。 吉村市長。 ◎市長(吉村武司君) よく病院管理者とも相談をしていくことだと思っております。 ○議長(鵜川晃匠君) 森本議員。 ◆1番(森本洋子君) だから、先ほどの子育てのほうにも関係するんですけど、やはり備前市は子育て世帯から求められているのは小児科の救急の受け入れと産婦人科の整備なんですね。やはりいろんな支援をしてもやはり根本的なそういう子供を産む、そういう子供の病気とか、そういう根本的なことも整備していかないことには、やはり備前市の子育てしやすいという要望に応えていないと思いますし、また女性のこういう検診にもつながっていくと思うんです。 今後、そういう整備をしていこうというふうには考えておられますでしょうか。 ○議長(鵜川晃匠君) 答弁を願います。 吉村市長。 ◎市長(吉村武司君) 私が聞きますと、産科等を開く場合は常に3名以上の医師の確保は必要だということも聞いておりますし、せんだっても岡山大学の医学部の教授の方に医師の派遣の要請を病院長と一緒についせんだっても参っております。なかなか医師の派遣も今現在のシステムでは難しいところでありますが、毎年岡山大学の医学部の教授等にもお願いにいっております。病院管理者、病院長ともよく相談しながら備前市民の、何ができるかということを常に考えておるわけでございます。できるだけ市民の期待に沿うような、そのような運営ができるように今後も努力してまいりたいと思います。 ○議長(鵜川晃匠君) 森本議員。 ◆1番(森本洋子君) 時間もないので、備前市の合計特殊出生率が教えていただきました。ありがとうございました。 目標が20年まで1.70になっています。これ、この差は今市長どういうふうにお考えでしょうか。 ○議長(鵜川晃匠君) 答弁を願います。 吉村市長。 ◎市長(吉村武司君) 人口ビジョンを昨年10月に作成をいたしました。その中で、市民の皆さん方にも御意見等を賜りました。いわゆる一つの目標数値として上げたのがこの数値であります。少なくともこの数値に達成するように全ての政策、そして予算を安倍内閣及び県の政策にのっとって備前市も努力をしていき、またその数値が達成するように総動員でこの政策をしていくのがまち・ひと・しごと、ふるさと創生事業だと思っております。 ○議長(鵜川晃匠君) 森本議員。 ◆1番(森本洋子君) 次、避難所のソーラーつきのLEDの防犯灯なんですけれども、これ本当に韓国でも思わぬところで地震が起こったということで、やはり災害になれていないというか、そういう地域はもう急に来た災害にはやはり対応し切れないということも考えられます。 防災対策マニュアルにも夜間の対応とかはやはり書かれていないので、夜間どういう避難をすればいいのかということもやはり必要になってくるかと思います。 過去には兵庫県の佐用町でも夜間に避難勧告を出して、やはり犠牲者がふえたという例もあります。その点も踏まえて、全国的に早目早目の避難勧告を対応されているかとは思うんですけれども、やはり夜間急に逃げなくてはいけないというときにどういう対策をとればいいのかというのをしっかりと備前市としてもマニュアル化していく必要があると思うんですけれど、市長どうでしょう。
    ○議長(鵜川晃匠君) 答弁を願います。 吉村市長。 ◎市長(吉村武司君) 8月終わりのNTNの夏祭りに参りました。三宅所長から大変ありがたいソーラー及び風力つきの防犯灯を寄贈したいというお話をいただきました。早速備前市でもこの避難所等における防犯灯をソーラープラス風力つきが最も今ハイブリッドで進んでおる、配線等が要らないということでございますので、いわゆるソーラーつき防犯灯か、あるいはハイブリッドの風力プラスソーラーつきの防犯灯か、これについては今担当課のほうに来年度に向けてこのNTNさんの御支援を受けて備前市も早急に整備すべきだというふうに早速指示をしているところでございます。 ○議長(鵜川晃匠君) よろしいか。 森本議員。 ◆1番(森本洋子君) 早い時期に整備をしていただいて、市民の方が安全に避難できるように、また取り組んでいただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 以上で終わります。ありがとうございました。 ○議長(鵜川晃匠君) 以上で森本議員の質問を終わります。   ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(鵜川晃匠君) 次に、山本成議員の一般質問を願います。 3番山本議員。     〔3番 山本 成君 登壇〕 ◆3番(山本成君) 通告に従って一般質問をさせていただきます。 1番目、地域再生について質問させていただきます。 地域再生にまつわる施策の歴史は、失敗の歴史であったと言っても過言ではないと思います。しかし、今その地域再生の成否に備前市の未来がかかっています。これまでの試みが失敗してきたのはなぜか、本当に必要とされているものは何かを考えなければいけないと思います。 私が考える地域再生は、備前市をいかにして稼げる町にするかです。そのためには、行政も今までの補助金がメーンの支援よりは緩和をするべきです。仕事をしたい人が仕事ができるように規制緩和や許認可のサポートをするべきと思います。できないことをできるようにしてくれれば、そこに市場が発生します。 備前市では、これから使用しない公共施設がふえてくると思います。使えない放置された公共施設を貸し出してくれたり、道路を使わせてくれたり、公園で事業をさせてもらえたり、古い建物のリノベーションの許可を出してくれたりするのが確実に効果的です。 実際にそういう取り組みで地域が変わっていっている事例がどんどん生まれています。都市社会学者のリチャード・フロリダ氏も著書で多様な人に寛容な地域は理由はわからないけど、発展すると言っています。まずは多様な挑戦が許される町にすべきだと思います。緩和についてはどのようにお考えですか、御答弁をお願いします。 2番目に空き家対策について質問させていただきます。 人口減と少子化を背景に、危険な状態の空き家がふえ、空家対策特別措置法の施行で行政代執行による強制撤去が他の自治体では加速していますが、所有者が経済的に困窮していたり、死亡していたりといった理由で費用を自治体が肩がわりしているのが現状です。 危険な状態の空き家を自治体が撤去した行政代執行は、2011年から15年度に全国で29件あり、その6割超となる18件で費用を全く回収できていません。備前市では、行政代執行による強制撤去はしていませんが、していなくてよかったですねとは言えません。備前市でも確実に危険な空き家がふえ続けています。 空家特措法では、第1次的な責務として空き家等の所有者の適切管理責務を定め、このような空き家等の所有者の適切管理責務を補完して地域住民の生命、身体または財産の保護等を通じて公共の福祉と地域の振興を図る目的から、第2次的な責務として地域住民と最も密接な関係を有する市町村に対し空家等対策計画の作成等の責務を課していますと書かれています。まだ、備前市では空家等対策計画が作成されていないと思われますが、備前市地域住宅計画の策定状況についてお聞かせください。 3番目、産業連関表について質問させていただきます。 これは冒頭申し上げておきますが、書物とか新聞によっては産業関連表と表記している文献もありますが、どちらも多分正しいのだとは思いますが、本日は産業連関表と読まさせていただきます。 今、多くの自治体では地域外から稼いだお金を地域内で循環させるという仕組みがうまくいっていません。町の構造を変えるには、まず物とマネー、財貨ですね、物と財貨が地域の内と外にどのように動いているかという経済循環の視点から、町の経済のつながりを把握する必要があります。 一国の経済力をはかる指標の一つに国際収支がありますが、同様に域際収支を意識すべきだと思います。例えば域外資本の大型店などで買い物をすればお金は外に流れる。地元企業の製品出荷額がふえても原材料や部品の多くを外から調達していると、地域の経済収支はよくなりません。収支改善のためには地域の内外でのお金の物の流れ、企業は産業のつながりを的確に把握するのが大切です。そのために、地域の産業連関表を作成するべきだと思います。これを使って詳しく町の経済を読み解かないと、幾らまちづくりのワークショップをして地域の絵を描いても、まちづくりは成功しません。 国や都道府県、多くの政令指定都市は5年ごとに産業連関表を作成しています。以前は、小さな市町村の経済はほぼ外部に依存していて意味がないと言われたそうですが、今40前後の自治体が取り組んでいるそうです。備前市でも、産業連関表を作成してはいかがでしょうか。産業連関表があれば経験や勘に頼るのではなく、客観的なデータに基づいた効果的な政策もできるのではないでしょうか。御答弁のほどをお願いします。 補足ですが、御存じの方も多いとは思いますが、合併前の赤磐郡赤坂町で平成3年に地域経済の循環構造をあらわした産業連関表に近いものを作成しております。これは元岡山県商工部長の難波氏が町長に就任し、作成したものです。この方は、今当たり前のようによく言われております6次産業化、農業の6次産業化も平成4年ぐらいに行っています。近くに本当にすばらしい人がいたのだと思いました。 4番目、観光振興について質問させていただきます。 地方が生き残り、潤うためには観光しかないという評論家の方もいます。備前市にも日本遺産に登録された閑谷学校、備前焼などの観光資源がありますが、備前市には宿泊施設が不足していることから、着地型、滞在型の観光にはなっておりません。これでは備前市にお金が落ちません。ないものねだりをしてもだめなのですが、観光を軸に交流人口をふやしていくべきだと思います。 昨年は、訪日外国人の滞在先もいわゆるゴールデンルート、東京、大阪、京都ですね。そのゴールデンルートが5割を切り、大都市からの日帰り旅行ではなく、宿泊して地方の魅力を味わう外国人がふえております。これからは、外国人客を取り込もうとする自治体間の競争でしょう。備前市では、どのような方向性を持って観光振興を進めていこうとしているのか、御答弁をお願いします。 以上です。 ○議長(鵜川晃匠君) ただいまの質問に対する答弁を願います。 吉村市長。     〔市長 吉村武司君 登壇〕 ◎市長(吉村武司君) それでは、山本議員の御質問に順次お答えいたします。 1番、地域再生についてでありますが、公有財産の貸し付けについては備前市公有財産規則により現在でも旧看護学校や旧西鶴山公民館など、利用可能な施設については貸し付けを行っております。今後も、利用可能な施設などの余剰資産や施設内の余裕スペースについても貸し付けの検討を行っていきます。 3番、産業連関表の作成についてでありますが、市内産業の分析をすることは重要であると認識しております。その作成には専門的知識も必要であり、国においては5年近くかかっております。また、地域の産業連関表の基礎資料となるデータ収集に制約があること、国、県の産業連関表作成におけるノウハウがそのまま利用できないことなどの理由から、国に準じた産業連関表の作成は難しいと考えております。 しかしながら、国はビッグデータを活用した地域経済分析システムRESASを公表しており、それに基づいて本市の地域経済循環率を見てみますと100.5%となっており、県内では5番目に位置しております。このことは、地域経済の自立度が高いということを示しており、意外と地域内でのお金の流れが有効に作用していることがわかります。引き続き、地域経済分析システムを活用し、政策の資料として活用してまいりたいと考えております。 4番、観光振興についてでありますが、市内には岡山県では唯一の日本遺産である旧閑谷学校を初めとした観光素材が多く存在しております。市内観光資源の活用や、魅力情報の発信もさることながら、近隣市町村などと連携した広域での観光振興を図ることも重要であると考えております。 また、議員のおっしゃるとおり外国人観光客が増加していることから、インバウンド対策の重要性も認識しており、国、県の支援事業の動向にも注視し、おもてなしの心を持って受け入れ態勢を整えてまいりたいと考えております。 私のほうからは以上であります。 ○議長(鵜川晃匠君) 中島まちづくり部長。     〔まちづくり部長 中島和久君 登壇〕 ◎まちづくり部長(中島和久君) それでは、私からは2番、空き家対策についてお答えさせていただきます。 御質問の備前市地域住宅計画は、国の補助事業を受けて住宅政策を実施するために必要な概略的な計画であり、本市でも策定いたしております。これとは別に、空き家対策の総合的な計画は別途策定していく必要があります。この計画を策定するに当たり、今年度空き家等実態調査を実施することとしており、その結果を踏まえて計画の策定を進めてまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(鵜川晃匠君) 会議中途ですが、この際暫時休憩します。     午前10時37分 休憩     午前10時55分 再開 ○議長(鵜川晃匠君) 休憩前に引き続き会議を再開します。 山本議員、再質問はありますか。 山本議員。 ◆3番(山本成君) それでは、順次再質問をさせていただきます。 最初、ちょっと確認させていただきたいんですが、使用されなくなった公共施設は地域住民の意向を尊重するように聞いておりますが、使用されない公共施設を使用して事業を始めたいという人がいたら使用させていただけると先ほどの御答弁ではあったので、そういう解釈でよろしいでしょうか。 ○議長(鵜川晃匠君) 答弁を願います。 佐藤総合政策部長。 ◎総合政策部長(佐藤行弘君) その施設の安全面等を考慮しまして、使用可能な施設については貸し付けについて検討をしてまいります。 以上です。 ○議長(鵜川晃匠君) 山本議員。 ◆3番(山本成君) それに関連することなんですけど、使用されなくなった公共施設を少し改修して、長期滞在型の施設として活用するようなお考えはございますか。 ちょっと具体的に言わさせていただきますと、他県から備前焼を学びに行きたいけれど、民間のアパートでは金銭的に無理な方が多いそうです。ですから、そういう活用の仕方も考えていただきたいんですけど、これからの話でしょうけど、そういうふうなお考えもあるかどうか、ちょっとお聞かせください。 ○議長(鵜川晃匠君) 答弁を願います。 吉村市長。 ◎市長(吉村武司君) ぜひそのような方、町の振興に重要と思いますので、活用ができるように政策を組み立てていきたいと思っております。 ○議長(鵜川晃匠君) 山本議員。 ◆3番(山本成君) ありがとうございました。 今、備前市では、ちょっと支援より緩和と言っておきながら少し矛盾するような質問になるかもしれませんけど、備前市では新たに事業を始めようとする人が少ないように感じます。新たに事業を始めようとする人に対して商工会議所などと諮りながら何か支援策を考えてみてはいかがでしょうか。 国の政策、国のお金ですが、地域おこし協力隊員が起業したりするときは上限100万円まで支援してくれます。そういうものがあれば、備前市外の場所に住んでいる人でも備前市で事業をしてみようという人も出てくるのではないでしょうか。無駄な公共施設に投資するよりも人に投資すべきだと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(鵜川晃匠君) 答弁を願います。 中島まちづくり部長。 ◎まちづくり部長(中島和久君) その件につきましては、この9月補正予算で創業塾を開始しようということで計画いたしております。もちろん備前市だけではなくって瀬戸内市、和気町と一緒になって創業する方に対して支援をしていこうというふうに考えております。そういうことで、9月補正でそういった予算も計上しておりますので、今後しっかりと取り組んでいきたいと考えております。 以上です。 ○議長(鵜川晃匠君) 山本議員。 ◆3番(山本成君) ありがとうございました。 それでは、空き家のほうに移ささせていただきますけど、ちょっと先ほどの答弁の中で今年度空き家の実態を調査すると言われましたが、ということはまだ調査はしていないということなんですかね。 ○議長(鵜川晃匠君) 答弁を願います。 中島まちづくり部長。 ◎まちづくり部長(中島和久君) 今、10月末ぐらいをめどに空き家の実態調査の委託ということで、まずは実態調査を行ってそういった資料を集めて、それから計画に移っていくという話になろうかと思いますので、まずその資料となる実態調査を10月の末ごろから進めていこうというふうに準備をしているところでございます。 ○議長(鵜川晃匠君) 山本議員。 ◆3番(山本成君) 一つお尋ねしますけど、先月の8月9日の空き家相談会、何人の方が相談に来られましたか。 ○議長(鵜川晃匠君) 答弁を願います。 中島まちづくり部長。 ◎まちづくり部長(中島和久君) 8月9日の空き家の相談会、これは市役所で行ったんですけれど、1組2名の方が御相談に来られました。 ○議長(鵜川晃匠君) 山本議員。 ◆3番(山本成君) 1組2名といったらちょっと少ないですね。これ、周知の仕方はやはりホームページとか広報紙だったんでしょうか。 ○議長(鵜川晃匠君) 答弁を願います。 中島まちづくり部長。 ◎まちづくり部長(中島和久君) 広報紙等について私ちょっと確認しておりませんけれども、パンフレットを配ったり、チラシを配ったりということで、できるだけ多くの方に来ていただきたいということで相談をかけております。期間的に短かったということで少なかったと思っておりますので、今後こういった相談会を開いていけたらというふうには思っております。 ○議長(鵜川晃匠君) 山本議員。 ◆3番(山本成君) 周知の仕方もいろいろ考えていただけたらと思うんですが、実際倒壊しそうな空き家に対しての提案なんですが、財政的な面もいろいろあるとは思いますが、場所的に利用価値のある場所にある空き家なら土地の寄附を条件に建物を公費で撤去するような制度を設けてもよろしいんじゃないかと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(鵜川晃匠君) 答弁を願います。 中島まちづくり部長。 ◎まちづくり部長(中島和久君) 本当に議員の御提案につきましては、よその自治体もそういった例が見られます。そういったところを参考にしながら今後研究してまいりたいと思っております。 ○議長(鵜川晃匠君) 山本議員。 ◆3番(山本成君) 空き家の撤去はもう、はっきり言いましてもう費用がネックになると思うんです。やはり空き家を撤去したいと思っている方もいらっしゃっても、やはり費用面で負担がかなり大きいと思いますので、これも提案になりますが、備前市内の地元の金融機関に働きかけて超優遇金利の空き家解体ローンみたいなものを取り扱っていただくようお願いしてみたらいかがでしょうか。 ○議長(鵜川晃匠君) 答弁を願います。 中島まちづくり部長。 ◎まちづくり部長(中島和久君) 空き家を解体するということになりますと、結構お金がかかります。そういった方に対しまして、市内の金融機関を調査したところ、今のところ中国銀行、トマト銀行、日生信用金庫さん、この3つの金融機関さんが空き家の解体ローンという制度を、商品を発売しております。そういった商品をしっかりと空き家解体で費用困っている方にも御紹介できたらというふうに思っております。 ○議長(鵜川晃匠君) 山本議員。 ◆3番(山本成君) ありがとうございました。 産業連関表についてなんですが、先ほど市長から明確な御答弁をいただきましたが、市長の言われたこと、少しマクロ的過ぎたんじゃないかとか思いますので、ミクロ的に考えていただいて、備前市の身の丈に合った備前市版の経済連関表を考えてみてはいかがと思うんですが、いかがでしょうか。 ○議長(鵜川晃匠君) 答弁を願います。 吉村市長。 ◎市長(吉村武司君) 先ほど、答弁いたしましたように、国が中心に、政令都市が中心にやっております。備前市というこの自治体の規模ではなかなか詳細な関連表をつくるのは難しいと思っておりますが、先ほど申しましたように数値としては我々地域経済循環率というものを把握しておりまして、これは県内で5番目であると。市で言いますと、倉敷市、岡山市に次いで備前市が3番目であるというような形で、これは100を超しておるということは、実は成長しておるということの逆説でありまして、お金の循環が中小企業を含めいい方向に回っておるというあかしであります。 議員御指摘のように、経済の活性化が地域の活性化に直結するわけでございますので、あらゆる政策を使ってこの5%から8%になった消費税、これによる地方経済の不況状況を備前市は単独でもこの地域の皆さん方に施策をつくってまいりたいと思って施策を実施している途中であります。 税収を見ましても、初めて増加現象にあるようなことで、28年度御案内のように予算を組ませていただいております。これらの傾向が今後続きますように、一つ政策面で頑張っていきたいと思っております。 ○議長(鵜川晃匠君) 山本議員。 ◆3番(山本成君) 明確な御答弁ありがとうございます。 でしたら、次の観光について質問させていただきますが、これからは観光事業を手がける人材も育てていかなければならないと思います。これは国や県のほうでそういうふうな具体的な支援事業はないんでしょうか。 ○議長(鵜川晃匠君) 答弁を願います。 中島まちづくり部長。 ◎まちづくり部長(中島和久君) そういった支援事業につきまして、県主催のおもてなし塾というのもございます。それから、観光ボランティアガイドの研修、それからちょっとハードになりますけれども、観光DMOの研修ということで、DMOといいますのが観光で稼ぐ力を出すというための、そういった養成をするといった研修でございます。そういったさまざまな研修ございますので、そういったところへ参加していただくということで、少しでも人材の育成に努めていきたいと思っております。 ○議長(鵜川晃匠君) 山本議員。 ◆3番(山本成君) ありがとうございました。 以上で一般質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。 ○議長(鵜川晃匠君) 以上で山本議員の質問を終わります。   ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(鵜川晃匠君) 次に、石原議員の一般質問を願います。 2番石原議員。     〔2番 石原和人君 登壇〕 ◆2番(石原和人君) それでは、一般質問をさせていただきます。 先月、議会報告会が市内4カ所で開かれまして、私も参加または傍聴をさせていただきました。さまざまな御意見をいただきましたが、執行部に対する厳しい御意見とともに、議会議員に対しましても厳しい御意見を数多くいただいたところです。 また、つい最近では東京の豊洲新市場をめぐっての行政の不手際、また富山市議会議員の政務活動費をめぐる不祥事などが次々と明らかになり、行政や議会への市民の目はますます厳しさを増しております。強い危機感と緊張感を持って臨まねばと感じております。 さて、まず一つ目、本市の政策立案から提案に至る経緯についてお尋ねをいたします。 このテーマにつきましては、この場でこれまで私自身幾度も発言をし、問いかけをさせていただきました。当然のことながら、我々議員は執行部からの予算や条例等の提案に対して賛否の意思表示が求められます。その判断において見きわめのポイントとなるのはその提案の目的や根拠の妥当性、費用対効果、導入の手法、その政策の優先度、提案のタイミング、次世代への負担の度合いなどであると信じています。しかし、それらは全て正解があるものではありません。やってみなければわからないことも多く、費用対効果などはどの程度かなどは判断の時点ではかり知れるものではありません。 そんな中での我々議員の賛否の意思表示において重視されるべきは、提案に至る過程でどれだけの手法が比較検討され、これこそが備前市の今、将来にとって最善の策であるという説得力のある説明、資料提示がなければ私は安易に可とすべきではないと感じております。どんな新規事業も、斬新な政策も、最初はひらめきや思いつきから動き始めるものでしょう。しかし、そんなアイデアや発想を事業化し、予算がつけられ、提案に至る過程では、さまざまな手法との比較、十分な検討がなければせっかくのアイデアも発想も単なるひとりよがりの独善的な政策となってしまいます。 などと申し上げながらも、膨大な量の全ての議案、予算の隅々まで見きわめられているかといえば、まだまだ不十分だと思います。しかし、これまで先ほど申し上げたようなポイントに照らし、どうしても納得のいかぬ提案には責任を持って対応してきたと自負しております。 これまで私自身そのような思いで反対の意思表示をした事業は、ちょうど2年前の平成26年9月議会では防犯パトロール用小型電気自動車、ICT街づくり実証実験タブレット、同11月議会では市内小・中学校普通教室への電子黒板一斉導入、平成27年2月議会では市政顧問招致、プレミアム付商品券の大量追加発行、低所得世帯タブレット購入補助、低所得世帯通塾費用補助、同年5月議会では現在の備前焼ミュージアムの無償譲渡、久々井地区への宿泊施設整備、鹿久居島への架橋記念公園設計費用、伐採木運搬車購入費用、遠距離からの観光客に旅費を助成する観光ツアー促進補助金、高齢者生活応援券、子育て世帯向けプレミアム付商品券、同年9月議会ではヘルスパ日生温水プールの無償譲渡、伊部地区への民有地に係る宅地、適地調査費用、同年11月では総合運動公園テニスコートへの常設観覧席整備、ことしの2月議会ではプレミアム付商品券発行事業、6月議会では高齢者と子育て世帯への生活応援券、旧アルファビゼンを仮庁舎として改修するための設計費用を含む市庁舎整備設計費用などであります。 これらの事業は、採決の際大きく賛否が分かれ、可決されたもの、否決されたもの、さまざまであります。ちなみに数えてみますとこの2年間で11の事業が議会の判断として否とされています。これらのことが物語るように、議案に対し異を唱えていることは議会としての、議員としての責務の一つである行政のチェック機能をある面では果たしているとも捉えられますが、余りにもその数が多過ぎるのではないでしょうか。 以前の私の質問に市長は、十分に職員と議論をしてどの方策が備前市に最善かを判断し、政策形成を行っていると答弁をされました。この議会の場ですので、これ以外の答弁は考えられないんでしょう。しかし、次々と提案される事業の幾つかは、明らかに提案に至る過程での議論が不足し、その説明も不十分と感じ続けています。執行部の皆さんには申しわけないのですが、十分に本気の議論がなされたことがどうしても伝わってこなかった議案です。そのようなこれまでの議案の提案に対して、また自分自身の議会での意思表示を顧みつつ、3点お尋ねします。 まず1点目、先ほど申しましたように、本市の新規事業、施策の提案に対しましてはたびたび修正案が提案され、賛否が真っ二つに分かれる状況が続いています。このように異常とも言える議会が真半分に分かれる議会にさまざまな御意見もいただきますが、このような状況が繰り返されているその要因をどのように捉えておられるのか、見解をお聞かせください。 2点目、このような状況が毎回の議会で続けられていることをどのようにお考えか、見識をお聞かせください。 3点目、このたびの議会には高校生への医療費補助、生活応援券配付の議案が提案されています。私自身、さきの6月議会のこの席、この場で提案も含め申し上げました。本市の子育て支援政策は、中学生以下に偏り過ぎではないか、もっと高校生以上にも目を向けるべきではないかと自分自身の子育ての経験の実感も含め、提言いたしました。 高校生にも着目されたことは評価をいたしますが、今回の提案は高校生への医療費補助に加え、1人5万円の生活応援券発行と、なぜそこまで一気に突き進むのかという大きな疑念をまたしても抱いております。 私は、何もただ単に補助制度や支援政策を拡充することを提言したのではありません。現在行われている子育て支援の施策や制度を検証した上で、財源が捻出できるのであれば広げるべきではないかという趣旨で申し上げたもので、例えば検証の中には今行われている医療費や保育料の無償化制度も100%の補助が果たしてあるべき姿なのか、幾らかの御負担をお願いする方策もあり得るのではないか、住宅に関する補助金も、上限金額などを見直せば年齢条件の緩和等も可能ではないかといった思いからでありました。ここでは特に高校生に漏れなく5万円という生活応援券発行事業に違和感を覚えます。 そして、常に感じるのはなぜ備前市はこうも商品券や生活応援券事業に傾注するのかということです。確かに商品券や生活応援券を手にした市民にとっては大変ありがたい政策かもしれません。しかし、この種の事業が本来あるべき支援策の姿なのか。議会のたびにさまざまな姿に形を変え、提案をされますが、将来を見越した本当の意味での生活応援になっているのか、提案のたびにおっしゃる地域経済活性化に本当の意味で寄与できているのかと大きな不安もつきまといます。 ふるさと納税で多くの寄附金を集めている自治体を初め、他の自治体でもこの種の事業はさほど行われていないように見受けます。それは多くの自治体でこの種の事業を冷静に見きわめておられることをあらわしているのだと感じております。私は、収入に関係なく商品券を配付するという手法は、現時点では理解をできません。そしてまた、最も短絡的な政策であるとも感じます。この後、委員会でも審査もなされましょうが、現時点ではそのような考えであります。 そこで、このたび提案の高校生への支援策はどのような検討がなされ提案に至ったのか、その経緯をお教えください。 次に、大きな2つ目、ICT街づくり実証実験タブレットについてお尋ねします。 この事業もちょうど2年前賛否が分かれた末事業化されました。市民の多くや議員にも配付され、私も使わせていただいております。 昨年、11月議会の一般質問でもこのタブレットにつきましてお尋ねをいたしました。その答弁として市長は、この実証実験事業の目的として防災情報や行政情報の提供や先進的な取り組みをアピールし、市の魅力を高めること、市民の情報リテラシーの向上を図ることなどを上げられました。 また、効果として防災面では台風の最新情報、避難準備、避難勧告等を配信していることで一定の効果があったと答えられ、その時点での使用されていないタブレットは39台とのことでした。 それから、約1年近く経過し、有意な実証実験が続けられているとは思いますが、その実情についてお聞かせいただきたいと思います。 1点目、これまでの振り返りも含め、現状についてお伺いします。 これまでこの実証実験にかけられた費用、現在の配付台数、配信内容、機能向上への取り組みなどの状況をお聞かせいただき、実証実験の成果と課題をどのように捉えておられるのか、お答えください。 2点目、導入の目的は達成できているのか、達成に向かっているのか、見解をお聞かせください。 3点目、提案時実用に向けての実証実験との説明がございましたが、来年度以降はどのようにお考えであるのか、お教えください。 続いて大きな3つ目、放課後児童クラブについてお尋ねします。 前回議会以降、香登と西鶴山の児童クラブにお邪魔し、様子を拝見させていただきました。香登では二十数名、西鶴山では約8名程度の児童が利用をされておりました。学年の違う児童が一堂に集まり宿題をしたり、思い思いの遊びをしたり、保護者のいない時間の居場所として今やなくてはならない空間であることを強く感じました。 同時に、子供たちのお世話をされる指導員の皆さんの御苦労も伝わってきました。子供の健康状態や性格などに応じた対応も求められ、また夏休みなど長期休暇中は朝から夕方まで身体的にも精神的にも苛酷な日々が続くのではと心配にもなりました。子供たちの育成に御尽力いただいている関係者の皆様に心より感謝を申し上げます。 ただ、大変な業務を運営されているからこそ立ちはだかる課題も多いのではないかと推察をいたします。 そこで1点目、現在の登録児童数と指導員の人数、それから夏季休暇中の児童数の変動、通常期との変動等の現状と放課後児童クラブとしての課題をどのように捉えておられるのか、見解をお聞かせください。 2点目、先日いただきました監査委員の審査意見書には、わざわざ放課後児童クラブの委託事業についての特筆がなされておりました。市の検査方法にも改善点が上げられ、また各運営委員会の体制そのものにも改善を求められております。約5,000万円前後の補助金を受け運営されている市内のクラブです。契約や検査のあり方にはより透明性を図る必要性と、各運営委員会においても会計業務のあり方等について問われております。せっかく地域の子供たちや共働きの世帯を支えている大変重要な事業であればこそ、市民からも誤解を招かぬよう対応が求められると考えます。このたびの監査の意見書をどのように受けとめ、どのように改善を図っていくのか、見解をお聞かせください。 続いて、大きな4つ目、旧アルファビゼンについてお尋ねをいたします。 去る11日、かねてより市民、議会が求めていた内部の公開が行われました。参加した市民は少なかったとのことですが、公開の時期にしても遅きに失したと感じております。 私は、ちょうど1年前のこの場で内部公開を求めました。警察当局と協議し、検討していくとの答弁でございました。また、委員会で申し上げた記憶はございますが、幾度か行われてきた市民意見聴取会のメンバーの皆さんにこそ施設を実際に見ていただいて、判断の参考にしていただきましょうと。しかし、月日ばかりが過ぎ、このたびの公開に至ったところであります。 また、先月の議会報告会でも出席の市民の方から旧アルファビゼンになぜそこまでこだわり続けるのかといった疑問の声も聞かれました。あの大きな施設に関する対応こそが今の備前市政を象徴するその最たる事例でありましょう。ありとあらゆる不可解な案件がまとわりついたあのビルを見るたびに暗い気持ちになります。 この思いは、議員となる前から抱き続けており、2年前のこの議会で私はビルの解体を提案をいたしました。そのお答えとして市長より、市庁舎の移転活用について具体的な調査を行うとのことで調査がなされました。市の遊休施設の活用を検討されることは市のトップとして当然のことであり、その調査結果に注目しておったのを思い出します。 また、さきの6月議会では、旧アルファビゼンを仮庁舎として改修するための設計費用が削除されました。1年半から2年足らずの仮庁舎利用後は、民間活用するという安易な展望が示され、改修費用は設計してみなければわからず、概算も提示できないということでしたが、昨年5月に提示された10億円とされた改修案とほぼ同様の改修範囲であったことから、同等規模の経費はかかるものと推察をいたしたところです。そんな危うさを伴った改修に向けての予算が削減されたことにひとまずは胸をなでおろしております。 しかし、重要なのは今後一体あのビルをどうするのかという議論です。本庁舎がだめなら仮庁舎でどうでしょう、仮庁舎もだめならあれはどうでしょうというような進め方ではなく、あの建物を残すべきなのか、潰すべきなのか、多額の改修費と維持管理費をかけるべきなのかどうなのかという議論が求められると考えます。目先にとらわれることなく次世代の負担まで熟慮をし、意思表示しなければと責任の重みを痛感いたします。 そこで、2点お尋ねいたします。 1点目、旧アルファビゼンについて今後どうするのか、どのような検討を進めようとされているのか、現時点でのお考えをお示しください。 2点目、私は引き続きあのビルは解体しかないと考えております。さきの議会で発言のあったあのビルの評価額が16億8,000万円で、解体すれば約5億円かかり、合わせて20億円以上の市の財産が失われる。また、市所有の施設であり、改修して使用するのは当然のことなどといった考えは、市の将来にはそぐわぬものと考えます。市の中心部にあるから、市所有の建物だからといったような捉え方で年間1億数千万円とも言われる維持管理費や、加えて修繕費用を負担し続けることは絶対に避けるべきと考えます。解体をし、跡地にコンパクトな市民が集い、憩える施設の再整備を市民と一緒に考えていくべきと考えますが、解体についてどのようにお考えでしょうか、見識をお聞かせください。 最後に大きな5つ目、市庁舎整備についてお尋ねをいたします。 この計画の流れにも納得のいかない思いを持ち続けております。私が特に着目したいのは、旧アルファビゼン調査終了後の手順であります。他の手法との十分な比較検討資料も提示されず、調査終了と同時にいきなり旧アルファビゼンへの市庁舎移転方針を高らかに打ち出したその姿勢こそ大きな問題であり、それ以後は周知のとおりさまざまな出来事も起こりながら、本庁舎移転断念という方針転換に至りました。そして、今合併特例債の活用期限に間に合わないので、とにかく急がねばならぬという理由を前面に押し出しての市庁舎整備が進められています。強引な方針を公表して以来の約1年間がとても残念であります。果たして議員としてはそのような時限的な理由で数十年先までかかわる重要な課題の結論をそんなに急いでいいのだろうかという思いもよぎります。 先月末より北海道から東北地方にかけ立て続けに台風が上陸。また、前線が活発化しての豪雨により甚大な被害がもたらされました。いつどこが大きな災害に見舞われるか、これまでの想定をはるかに超える状況がたびたび起きているのが現状です。新庁舎の場所は、本当にここで大丈夫なのだろうかと不安にもなります。 また、美作市ではこのほど継続審査となっていた新庁舎移転の条例案が否決されました。このことで計画は白紙となり、合併特例債の活用は困難になったとの報道もありました。葛藤が続いております。何はともあれ、新庁舎に関しての設計費用がこの議会には補正予算として提案されています。心して審査に臨まねばと感じております。 そのような思いも抱きつつ、2点お尋ねします。 1点目、先ほど申しましたように、これまでの市庁舎整備計画の進め方、手順を誤ったがために貴重な時間を費やし、その結果合併特例債の活用期限が迫る事態となっていると感じます。市長はこれまでの進め方をどのように振り返られるのか、所見をお聞かせください。 2点目、先月の委員会で新庁舎のイメージ図はいただきました。これは庁舎に対しての要望ですが、例えば県産材など木材をふんだんに使ったぬくもりのある新庁舎を望んでいます。コストの問題もありましょうから、費用や耐久性の検証も必要にはなりますが、備前市と人口がほぼ同規模の岩手県紫波町では、木材とコンクリートを上手に組み合わせた新庁舎が昨年完成しております。ぜひ参考にしていただければと思います。新庁舎への木材の活用についてはいかがお考えでしょうか。 私の一般質問は以上です。御答弁よろしくお願いいたします。 ○議長(鵜川晃匠君) ただいまの質問に対する答弁を願います。 吉村市長。     〔市長 吉村武司君 登壇〕 ◎市長(吉村武司君) それでは、石原議員の御質問に順次お答えします。 1番、政策立案から提案に至る経緯についてでありますが、毎年総合計画や総合戦略等に基づき、各課が提案した重点施策について幹部職員による政策ヒアリングや予算査定の中で議論をし、その中から政策立案を行っております。 1点目は、市民の皆様に対しよいと思われる施策をスピード感を持って対応していると考えております。 2点目、そのような状況についてどう考えるかでありますが、二元代表制のもと、互いに切磋琢磨していくことだと考えております。 3点目、高校生がいる世帯への5万円の生活応援券についてでありますが、6月定例会で御提案した中学生までの子育て世代を対象とした生活応援券について御審議をいただいた際に、石原議員から教育費の負担が大きくなる高校生にも目を向けるべきだとの御意見をいただいたことから、財源が確保されたため内容について担当課において協議をいたしました。入学準備金の補助、通学定期券の購入助成、就学支援金の交付など、他市町の事例を参考に施策の検討を行いましたが、現在行っている中学生以下の子育て世帯の支援と同様に、地域の中小企業や商工業者の活性化も図るべく案をまとめ、最終的に8月の予算査定において決定したものであります。 また、医療費の無償化につきましては、平成28年7月4日に開催されたまち・ひと・しごと総合戦略検証審議会において出産祝い金や保育料の無料化など、就学前の子供を対象にした支援策は充実しているが、小学生から高校生までの支援策がないので、早急に検討していく必要があるとの御意見をいただきました。また、県内の医療費無償化の実施状況を見ても、8市町村が18歳までの無償化を実施しているという状況も考え、来年1月から実施といたしました。 次に2番、1点目、ICT街づくり実証実験タブレットについての現状と課題についてでありますが、現在配付している台数は268台で、主な利用先は区長、民生委員124台、市職員40台、消防団31台、地域おこし協力隊等28台、災害時避難所用16台となっています。 また、この事業のこれまでの費用は平成26年度2,543万8,000円、27年度215万5,000円であります。 2点目、当初の目的は達成されているかでありますが、実証実験はアプリによる防災や行政情報など新たな情報提供手段の確立と、タブレット貸与による情報リテラシーの向上が主な目的であります。昨年度のアンケートから市の積極的な情報発信を望む声をいただき、一部地域の区長間では情報共有ツールとして根づいてきていると聞き及んでおります。 また、庁内利用においては災害時における情報の収集や共有、メールによる避難所連絡での利用が進んでおり、当初の目的は達成されていると考えます。 3点目、来年度以降はどう考えているのかでありますが、実証実験は本年度が最終年度であり、昨年度にアプリを利用したアンケートをもとに機能追加等の改修を行っており、改修後の利用アンケートやタブレット貸与者へのアンケートを実施するなど、実証実験の評価を行っていきたいと考えております。今後はICTまちづくり事業の拡充に向けて前向きに検討していきたいと考えております。 3番の1点目、放課後児童クラブの登録人数は、4月末において288人となっており、4月の延べ利用人数が3,117人、8月は3,555人の利用でありました。1クラブ当たりの利用人数は月平均14.3人、指導員の人数は11クラブの登録人数が67名で、平日の従事者は33名となっています。 夏休み期間中の利用児童数については、1日平均14.5人となっております。この期間中に利用人数が増加するクラブについては学生のアルバイトやボランティアなどにより対応をしております。 課題としましては、指導員の配置人数の確保や質の向上が求められる中、研修会等の実施を含め、各クラブに対する指導の強化も必要と考えております。 また、多様化する利用者ニーズに対する各クラブでの対応についても課題となっております。 2点目、意見につきましては真摯に受けとめ、体制の見直しなど会計の透明性を確保するよう改善に努めてまいりたいと思っております。 4番、1点目、旧アルファビゼンの今後についてでありますが、旧アルファビゼンの活用についてはまだ決まっていません。今後の活用を検討してまいりたいと考えています。 2点目、解体についてでありますが、旧アルファビゼンは約16億円の資産価値があるようですので、解体できるものではありません。備前市所有の資産を減損するつもりはございません。 5番、市役所整備についてでありますが、旧アルファビゼンへの移転という方向をお示ししましたが、議会の理解が得られず、現庁舎の建てかえということになりました。今後は合併特例債の期限に間に合うよう、市役所整備を進めてまいりたいと考えております。 また、新庁舎には県産材の木材の使用や備前市の産業である耐火れんがや備前焼の使用などを検討してまいりたいと考えております。 私のほうからは以上であります。 ○議長(鵜川晃匠君) 再質問はありますか。 再質問に入ります。 石原議員。 ◆2番(石原和人君) 御答弁ありがとうございました。 それでは、再質問でございますけれども、1つ目の政策立案から提案に至る過程、経緯についての中で、これまでの振り返りも含めて問題となったというか、賛否が分かれた政策事業を列挙して問題提起をさせていただいたんですけれども、当然市長の御答弁としては各課の施策のアイデア等を検討され、市にとってどれがふさわしいか、よいかということでスピード感を持って提案されたということです。 それから、2点目の中で、議会の中でこうやって大きく賛否が分かれる現状を、それこそあるべき姿といいますか、議会と執行部がチェック機能、また提案される中で切磋琢磨していくということを言われました。 もう一回、ちょっと切磋琢磨という中身についてちょっと具体的にお教えいただければと、お考えをお教えいただければと思うんですけど。 ○議長(鵜川晃匠君) 答弁を願います。 吉村市長。 ◎市長(吉村武司君) 切磋琢磨というのはそれ以上でもなく、それ以下でもありません。すなわちお互いに二元代表制のもと、一定の緊張感を持って事前協議を前提にせず、執行部は執行部として議会に提案をし、議会は議会で慎重に審議をしてもらう。全ては市民のため、それが切磋琢磨ということだと私は理解をしております。 ○議長(鵜川晃匠君) 石原議員。 ◆2番(石原和人君) 先ほど、事前審査等のお言葉も含まれておったんですけど、僕もどこまでが事前審査に当たってどこまでか許されるものなのか、ちょっと不勉強でわからんのんですけれども、しかし現状こうやって見ますと可能な限り情報、事前にこういう課題に市はこういう形で取り組もうとしておるんだというような、その時点、その時点での現状をつぶさに可能な範囲で委員会、議会側、議員側へ情報提示もされて進んでいくべきじゃないかなあというふうに思うんですが、いかがでしょうか。 ○議長(鵜川晃匠君) 答弁を願います。 吉村市長。 ◎市長(吉村武司君) 常設の委員会もありますので、説明員等も積極的に情報を発信するようにお願いをしておるところでございます。 ○議長(鵜川晃匠君) 石原議員。 ◆2番(石原和人君) そこの情報提示、可能な範囲での、もう市長もおっしゃいました。我々議員も執行部の皆さん、市長も目指すところ、進むところは同じですんで、そこへ向かってその進んでいく過程で少しでも切磋琢磨していく中で、お互いの誤解を少しでも招かんような手法、方法、それから少しでも執行部の皆さんの思いが我々に伝わるような、少しでもですけれども、そういうことを積み重ねていくことで議会が始まって定例会期中の混乱といいますか、それが少しでも抑えられるんじゃないかと。そこをくれぐれもお願いしたいんです。 提案される過程で議会の開会1週間前に議案を配付されればそれでいいんですけれども、いいんでしょうけれども、じゃなくて少しでも執行部の皆さんが市長がお考えになっていることを可能な範囲で委員会等にも少しでも提示をしていただいて、説明もしっかりしていただきながら進んでいきたいということで、いま一度その点を執行部内でも徹底をしていただきたいんで、市長のその点についての、情報提示についてのお考えをよろしくお願いいたします。 ○議長(鵜川晃匠君) 答弁を願います。 吉村市長。 ◎市長(吉村武司君) 新しく合併されて、今現在16名の議員と我々執行部が今大切な地方創生というところでお互いに勉強しておるところでございます。見解の相違は相違として、お互いに政策、そしてその裏づけになる予算案、そういうものがいつどのように確保できるか、あるいは情報を、他市の情報も得ながらその時期に適したものをつくっていくということで、議員もう2年たっておられますので、御承知と思いますが、実は最終的な予算の決定は、トップ会談の本当に1日、2日前ぐらいまで慎重に市の幹部は担当課を呼んで審議をしておるわけであります。法律的には議会を招集したその日に議案の提出でいいわけでありますが、備前市は慣例に基づきトップ会談をし、その時点で議案書を送付させていただくようにしておるわけであります。 議員御提案のように、それ以前にも十分な情報交換をしていきたいということであります。いわゆる議員も常設の委員会、あるいはたびたび議会にも来られているようにお聞きをしております。議員のお顔を見つけたら、市の幹部もいろいろ情報を得るようにしておるんじゃないだろうかと思いますが、また議員も御提案があれば市の職員に提案をされておるんではないだろうかと思っております。 我々がお互いにいがみ合うんではなしに、お互いに政策を磨きながら、そしてその政策の裏づけである予算というものがどの時点でそれが確立できるかによって初めて具現化するわけであります。我々も十分な時間をかけて審議をしたいわけでありますが、そのような年4回の定例会の直前までいろんな流動的な助成金、補助金、交付金が決定されるに時間がかかるわけでございます。そのような決定に合わせながら、少しでも市民のためにできるだけのことはしていこうということで、できるだけ議案を提出させていただいております。この議会を通じてあるいは委員会を通じてもっともっと活性化することが大事であろうと思っております。 ○議長(鵜川晃匠君) 石原議員。 ◆2番(石原和人君) 御丁寧な答弁ありがとうございます。 個別に議員と職員の皆さん方との関係で、個別に発案をしたり、お尋ねをしたりも、それはあるんでしょうけれども、やはり市の今後を左右する政策等については正式な、公式な委員会等の場で執行部の皆さんと議会側がやりとりをする、それこそがふさわしい形と思いますので、今後もより情報提示、それこそ今よく言われます透明性といいますか、どういう形で備前市は将来に向かっているんだということを少しでもわかりやすい形で議員また市民にお伝えをしながら進んでいければというふうに思います。 それから、高校生への支援事業につきまして御説明をいただきました。私自身も前回議会で確かに申し上げたところなんですけれども、前回議会6月30日に閉会をして今回の御提案ですんで、高校生以上に目を向けていただいた気持ちはありがたいんですが、それこそちょっと早過ぎるといいますか、なぜここまで急がれるんかなあという、かえって何かこう、じゃあ議員の意見も参考にしましたというんであれば、ほかにも日生の運動公園の野球場のネットであったりというところも提言したんであって、なぜここまで生活応援事業、応援券発行事業に突き進むのかなあという思いであります。 今回の高校生への支援事業でありますが、財源はどういう形になるのでしょうか。 ○議長(鵜川晃匠君) 答弁を願います。 吉村市長。 ◎市長(吉村武司君) 議員御承認いただきました平成28年度当初予算、これにつきましていわゆる皆さん方、私報告で聞いておりますが、委員会でふるさと納税の基金をどのぐらいどの政策に充てておるんかという委員会で質問があったということで、担当の者が御説明をしておると思います。その中に、老人ホームの措置費が入っておったと思います。これが8月1日の国からの交付税の中に措置されましたので、その金額が今回の高校生の支援額ということの発端の一つでございまして、議員が御指摘のあった6月議会から8月のそのような交付税の決定を待ってこのふるさと基金のおよそ15億円少々の中の措置費をそちらに回してより有効にこのふるさと納税の分を市民の皆さん方に活用してもらおうということであります。 特に、5万円というのは実際高校生の方がいろんな面において義務教育を越えて今義務教育になりつつある高校生の方、これは備前市立片上高等学校も含めますけども、大変経済環境の苦しい中で勉強しておられます。そのような方に少しでもお役に立てばと思って今回その交付税に見合う分のふるさと寄附金の中の老人ホームの措置費を充てさせていただいた、これが財源の主なものであります。 ○議長(鵜川晃匠君) 石原議員。 ◆2番(石原和人君) ありがとうございます。 であるならば、この事業の財源はふるさと納税の寄附金ということで捉えておってよろしいんでしょうか。 ○議長(鵜川晃匠君) 答弁を願います。 吉村市長。 ◎市長(吉村武司君) 御承知のように、一旦ふるさと納税の基金は一般財源に振りかえて、一般財源から一般予算をつくっておるわけであります。ですから、イコールふるさと納税寄附金から直接ということではありませんが、そのような財源のもとは昨年度の基金から今年度の予算の中でいわゆる活用をできるものは活用していこうということで高校生の地域振興券を出したわけでありまして、決して商品券を出しておるということではございませんので、御理解を賜りたいと思います。 ○議長(鵜川晃匠君) 石原議員。 ◆2番(石原和人君) 僕はなかなか理解力が乏しいのか、生活応援券と商品券の区別がようつかんのんですけれども。 それから、今回生活応援券1人当たり5万円とされておりますけれども、こちらの5万円という金額はそちらのさっきあったような老人措置費の兼ね合いでその金額を鑑みて5万円ということでよろしいんでしょうか。 ○議長(鵜川晃匠君) 答弁を願います。 吉村市長。 ◎市長(吉村武司君) 先ほど、一般質問に対してお答えしましたように、高校生の学用品、あるいは定期代、あるいは授業料その他、議員が御指摘のように本当に家庭的な負担は大きいわけであります。よって、月4,000円掛ける12で4万8,000円、きれいところで5万円一つ現在の高校生の方に支給をすれば、それが地域の振興に役立つ、あるいは商店街、いわゆる中小企業の皆さん方にもそれが一部としていわゆる経済の流動化が進むと。それによっていわゆる税収がまた来年度ふえてくる。いわゆる好循環するためには経済の循環が一番大事なんですね。そういうために国が27年に我々が国全体ちょうど出した即効性のある経済対策としてプレミアム商品券を出したわけであります。戦後、国はいろんな政策を出しておりますけども、ここに消費税の3%アップによるいわゆる地方経済の不況を脱しようとして国が考えた施策で、私はこれは大変地域住民にとってよかった政策だと思っております。 このいわゆるプレミアム券が残念ながら議会で否決されたわけでありますが、いずれにしましても備前市におけるいわゆる商店を含めた少しでもお金が回っていく、これが赤穂市で買えるもんじゃないんです。これが岡山市で買えるもんじゃないんです。そして、このお金だけを使うということじゃないんです。これを一部の足しにしてパイが広がる、これが今中小企業や商店主にとっては最も必要な地域の循環だと思っております。備前市が今持てる政策の中で限られておりますけども、この波及効果を考えますとただ単なる金額で終わるんではなしに、私は大きな経済の活性化につながる一つの政策だと思っております。 ○議長(鵜川晃匠君) 石原議員。 ◆2番(石原和人君) ちょっと冒頭議長もおっしゃったと思うんですけど、御答弁ちょっと簡潔に、明快に、御質問した内容に対してお答えいただきたいと思います。 それから、今回5万円とされておりますけれども、どういう形で配付を想定されておるのか。これまでは、あるのは500円券をその金額分でありましたけど、どういう形を想定されておるのか、お答えいただきたいと思います。 ○議長(鵜川晃匠君) 答弁を願います。 高山保健福祉部長。 ◎保健福祉部長福祉事務所長(高山豊彰君) 配付につきましては、ただいま行っております生活応援券と同様に、500円券を20枚つづり、これをセットにしまして5セット、これを交付する予定といたしております。 以上でございます。 ○議長(鵜川晃匠君) 石原議員。 ◆2番(石原和人君) この事業に対しても、またしっかり熟慮して意思表示していかんといかんわけですけれども、これから細かいことかもしれませんけれども、500円券をじゃあ20枚を5セットということで、単純に捉えましても、じゃあ何でそこまで枚数の、経費のかかる500円券の形をそんなに枚数の多い形、じゃあ100枚ですか、そういう形を選択されるんかなあとは思うんですけれども、いかがですか。 ○議長(鵜川晃匠君) 答弁を願います。 吉村市長。 ◎市長(吉村武司君) 前回、プレミアム商品券のときに1,000円券を発行しましたが、おつりは出ないわけであります。そのときの要望で1,000円以下の買い物をしてもそれを使うときにはおつりが出ない。500円にしていただきたいというようなアンケート調査から、基本的に500円にさせていただいています。 ○議長(鵜川晃匠君) 石原議員。 ◆2番(石原和人君) ありがとうございます。今後の審査等でしっかりと見きわめさせていただきたいというふうに思います。 ただ、今現在申し上げたいのは、ただ単に高校生以上に生活支援等を拡充することをただ単に広げることを目的とした発言ではなかったことをこの場で改めて申し上げておきます。 それから、3番目の放課後児童クラブについてです。 登録者の人数等の御説明もございました。思っておったよりどう捉えたらいいのかあれなんですけど、長期休暇中の利用者数はさほどふえていないのかなあというふうにも感じております。 確認なんですけれども、1日当たりの平均14.3人と、それからたしか長期休暇中の人数14.5人というのがあったと思うんですけれども、間違いなかったでしょうか。平生が、通常期が14.3人で、長期休暇中が14.5人だったですかね。確認なんですけど。 ○議長(鵜川晃匠君) 答弁を願います。 高山保健福祉部長。 ◎保健福祉部長福祉事務所長(高山豊彰君) 議員がおっしゃいますように、平常時が14.3人、夏季休暇中が14.5人ということでございます。 ○議長(鵜川晃匠君) 石原議員。 ◆2番(石原和人君) ありがとうございます。 もう少し長期休暇であれば利用者数もふえておるのかなあということを思っておったんですけど、そんなふえていないということですね。 それから、先ほど市長より御答弁いただいた課題としては指導員の方の資質向上であったりというところを目指しての研修を行っていく、それから御利用されとる側の方に対しての対応のようなところは上げておられましたけれども、研修等についてはどういう形で、今現在行われとんかもわからんのですけど、研修について御説明いただければと思います。 ○議長(鵜川晃匠君) 答弁を願います。 高山保健福祉部長。 ◎保健福祉部長福祉事務所長(高山豊彰君) 研修につきましては、今現在も年1回行っております。いろんな研修があるわけでございますけども、今回監査での御意見等もいただいている面も含めまして、今後研修内容を詰めて実施してまいりたいというふうに思っております。 以上でございます。 ○議長(鵜川晃匠君) 石原議員。
    ◆2番(石原和人君) 本当にいろんな学年の子が一堂に会して宿題であったり、遊びであったり、それをお世話をされる指導員の方々、本当に御苦労も多いかと思います。 私自身も息子が小学校のころには少年団の指導者として多くの子供にもかかわってきましたけれども、それは目的を同じくした子供の集まりであったので、かかわりもそういう面ではある意味子供を引っ張っていくのもたやすかった部分もあるんでしょうけれども、こういう放課後児童クラブのようにもういろんな考え、いろんな性格、いろんな子供さんが集まるところですんで、本当に大変だなあというふうに思います。 そういう中で運営されておるんでしょうけれども、一つ西鶴山なんかにお邪魔したときに運営されとる場所についてちょっと違和感といいますか、交通量の多い県道を隔てた先ほどもありましたが、西鶴の旧公民館ですか、そちら使われておりまして、できることならそれこそ小学校内が一番いいんでしょうけれども、小学校に近いようなところ、グラウンドとか広場がより近いようなところが好ましいとは思うんですけれども、そういうようなより小学校内を使えるような働きかけ等については市のほうはどのようにお考えでしょうか。 ○議長(鵜川晃匠君) 答弁を願います。 高山保健福祉部長。 ◎保健福祉部長福祉事務所長(高山豊彰君) 議員がおっしゃいますように、今現在は県道を隔てた公民館の跡で実施をいたしております。前々からその場所につきましても御意見等も保護者等からもいただいておりまして、学校等とも協議はいたしておるんですが、今現在学校の中では提供できる場所がないということで、現状のところで実施をさせていただいております。これにつきましては、今後もそういう方向、どういうことができるのかというのは検討していきたいというふうに思っております。 以上でございます。 ○議長(鵜川晃匠君) 石原議員。 ◆2番(石原和人君) ありがとうございます。 吉永のほうでもこのたび補正予算で提案もされて、神根小学校と統合になることで手狭になるようなこともあって、施設整備もなされるんでしょうけれど、この目を全域にも広げていただいて、たしか寒河地区なんかも小学校と別の場所で行われておるようなことですんで、そのあたりの課題解消に向けて鋭意検討いただければというふうに思います。 それから、監査の意見書の中に現在11ですか、市内にある運営委員会によっては内部牽制効果が発現していないものが見受けられるということで御意見があったんですけれども、内部の牽制効果、会計事務等で好ましくないといいますか、効果が見られないというような委員会どのぐらいあるんでしょうか、市内で。どのぐらいを問題視されとるというふうに考えとられますか。 ○議長(鵜川晃匠君) 答弁を願います。 高山保健福祉部長。 ◎保健福祉部長福祉事務所長(高山豊彰君) 具体的な今回監査を行いましたのは、市内で2地区でございます。その中で、1地区につきましてそういう事例が若干あるということで報告があったというふうに理解しております。全体でこういうことが透明性を確保というのは必要なことでございますので、この機会に全地区にそういうことをこちらのほうの監査としても詳細に実施してこれからの指導等を行ってまいりたいというふうに思っております。 以上でございます。 ○議長(鵜川晃匠君) 石原議員。 ◆2番(石原和人君) 監査で御意見もいただいとんですけれども、部長もおっしゃいました。ちょうどこれを一つの機会というか、そう捉えて大変でしょうけれども、市内の各運営委員会等誤解の招かないような透明性を高めていく努力を導いていただければというふうに思います。 それから、旧アルファビゼンについてなんですが、これはもう引き続き市長との考えの相違、もう全く逆でありまして、今後どうしていくのか、どのような検討をということで、あくまでも活用をということで考えておられるんですけれども、なぜそこまで、地元の商店街の振興組合ですか、組合の方からも御要望もいただいたりもしておるようですけれども、なぜそこまであの施設を何とかして活用しようという、なぜそこまでこだわられるのか、ちょっと理解に苦しむんですが、改めてちょっとビゼンアルファの今後活用についてというところで改めて御説明いただければと思います。 ○議長(鵜川晃匠君) 答弁を願います。 吉村市長。 ◎市長(吉村武司君) 西岡前市長からのビゼンアルファ活用というところは、私もあれだけの施設でありますから活用していくべきだろうと思っております。その一つの提案が、市役所の移転であったわけでありますが、これは残念ながら条例の改正に至らないというところで諦めましたけども、市役所の移転だけが全てではないと思っております。過去においてはいろんな施設利用の提案がありました。これからは、市役所の移転がなくなった以上、次の活用について、また片上地区の活性化について同様考えていくべき課題だと思っております。 ○議長(鵜川晃匠君) 石原議員。 ◆2番(石原和人君) あいとる施設、そら可能であれば使っていく方向でそらいけばいいんでしょうけれども、何分1億数千万円とも言われる維持管理費の何か資料がありましたけれども、なぜそこまで見込まれるような、あの巨大な施設を、人口が減ってくるであろう今のこれからの備前市見込まれるんですけれども、そういう中でなぜ大きなあの箱物を維持して、それからそれ以前に電源の復旧のところからいいますとかなり大きな金額になろうかと思います。今、議会この場ですから私に向けて御答弁いただいたんですけれども、それこそ多くの市民の方も理解に苦しんでおりますので、それ実感ございませんか。旧アルファビゼンについてなぜ市長そこまであの建物に、再利用にこだわるんだろうかという思いの広がりが、いろんな出来事を巻き起こしておるんだろうというふうに思います。 要するに、一旦ちょっと視点を大きく変えて市長、あれだけ巨大な耐震基準クリアした施設ではあるんですが、選択肢の中に、選択肢というか、検討材料の中に施設に、あの建物に見切りをつけて解体というものも同じテーブルに並べるべきだと思うんですけども、いかがですか。活用に対してまた一気に進むとまた議会内でもまた大きな混乱を招くということ想定されますので、解体も同じテーブルに上げて検討するということはいかがですか。 ○議長(鵜川晃匠君) 答弁を願います。 吉村市長。 ◎市長(吉村武司君) 一般質問で答弁しましたように、16億円以上の資産価値があるもので、私自身は減損という形でその資産をゼロにする気持ちはございません。活用が普通の考え方だろうと思っております。 ○議長(鵜川晃匠君) 石原議員。 ◆2番(石原和人君) それだけの価値がある建物ならば、なぜ今まで放置され続けておるのかなあという思いを改めて感じております。くれぐれも再利用にもう突き進むのはもうくれぐれもやめていただきたいというふうに思います。     (発言時間終了のブザーが鳴る) 以上で終わります。ありがとうございました。 ○議長(鵜川晃匠君) 以上で石原議員の質問を終わります。   ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(鵜川晃匠君) 会議中途ですが、この際暫時休憩します。     午後0時10分 休憩     午後1時10分 再開 ○議長(鵜川晃匠君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。 午前中の一般質問に関し、森本議員より発言訂正の申し出がありますので、この際許可いたします。 1番森本議員。     〔1番 森本洋子君 登壇〕 ◆1番(森本洋子君) 午前中の私の一般質問の再質のタクシーチケットの部分で言い間違いがございましたので、訂正をさせていただきます。長野県豊丘村でございます。大変申しわけありませんでした。 ○議長(鵜川晃匠君) 森本議員の発言が終わりました。ただいま森本議員から申し出のありました発言の訂正については、会議規則第65条の規定により、議長に許可することとし、後刻会議録調製段階で精査の上、調製いたします。 それでは、津島議員の一般質問を願います。 15番津島議員。     〔15番 津島 誠君 登壇〕 ◆15番(津島誠君) それでは、通告に従いまして一般質問をさせていただきます。 まず、市政についてのうち1点目、市長職以外の役職について端的にお伺いしますが、市長は現在も株式会社勝英自動車学校などの役員を務めておられますか。 2点目に、補助金の未執行についてお尋ねいたします。 私は、かねてから吉村市長が備前商工会議所や備前商工会に対する不可解な補助金の減額に一般常識では理解できないと申し上げてきましたが、いまだに減額した補助金も執行していないとのことですが、みずからが予算に上げ、議会が承認した予算、今回は減額の是非よりなぜいまだに執行しないのでしょうか。 3点目に、市長の観光政策についてお尋ねいたします。 岡山県の発表した資料を見ると、観光地域別観光客の推移数が、備前、閑谷学校は前年比が80.7%、日生、日生諸島は102.5%と頑張っていますが、主な有料観光施設等の月別の入場者数は備前、閑谷学校は前年比97.2%、備前焼ミュージアムは88.6%で、この結果についてどう受けとめておられるか、吉村市長は観光にはいかにも力を入れているように見えますが、見解をお聞きしたいと思います。 また、備前焼ミュージアムの費用対効果について、現在の運用経費と人件費、その他シャトルバスの乗車率はどうなんでしょうかな。 4点目に、防災無線についてお尋ねいたします。 既に業者や予算が決まっておりますが、その後の経過はどうなっているのか。まず、デジタルの移動系を27年度に整備し、29年度に同報系屋外拡声器型の整備とたしか記憶しておりますが、現在の取り組み状況を教えていただきたいと思います。 少し私の私見を述べてみますと、東日本大震災の教訓としてシンプルな情報手段、情報伝達手段が望ましい。その手段が完全でないが、独立した通信回路を持つ防災行政無線が効果的である。もちろん防災庁舎そのものが津波にのまれ、マイクを握って職務に準じた職員や放送塔ごと津波にのまれた例、また放送が聞こえにくかったとの課題もありました。したがって、先進的地域では防災行政無線に加えテレビ、ラジオ、携帯電話、インターネット等の多様な情報伝達手段を多重的に活用する必要性を痛感しています。 その中で、プッシュ型パーソナルサイネージの提案がされています。その内容は、提案として一つ、番組視聴中でも、テレビの電源オフでも、必要なタイミングでテレビ画面に強制的に災害情報を表示。2つ目として身近な生活に役立つ地域生活情報、狭域の防犯、気象、交通情報等パッケージ配信。3つ目として自治体の防災システムLアラートと連携した地域密着情報配信のシステムの構築です。 成果、効果として一つ、確実な情報伝達で全ての地域住民に安心を提供し、住みやすいまちづくりを推進。ICT機器が苦手な高齢者でも無理なく災害情報を入手。2つ目として、防犯、気象、交通情報の共有が地域コミュニティーづくりのきっかけとなる。さらに、住民の意識の向上で町の防犯力を高めることです。そして、市民の安全・安心のツールとして防災行政無線、またより補完性の強いプッシュ型の検討とか、地に足のついた取り組みに限られた財源の活用を考えるべきではないかと思います。 5点目に、タクシーチケットについてお尋ねいたします。 GIS地理情報システムによる200メートルを境に出されているタクシーチケットですが、現在までの運行状態と問題点についてどのように評価されているのか、また距離の積算根拠と行政の公平性と整合性をどう考えているのでしょうか。 6点目に、市の未収金についてお尋ねいたします。 6月の議会の答弁では、住民監査請求に基づき十分検討を行い、相手側にも説明し、納得をいただくように交渉を行ってきました。4月19日に納付書を作成し、4月20日に持参、その後4月21日に入金されましたと。その後、延滞金も支払いをされていますが、市民の素朴な疑問として、住民監査請求がなければ市として放置したのか、税を預かる市のトップとしての税に関する見解を伺いたいと思います。 次に、政策決定のあり方についてお尋ねいたします。 数々の突然な提案に毎回のように市議会で審議して、僅差で賛否が決まることが続いております。さぞかし実務担当者は右往左往しているのではないかと心配をし、備前市の政策が場当たり的に進められていることが多いとあきれております。これではとても正常な市政運営と言えないという人もおります。 豊富な見識ある副市長や教育長がおられて、また行政手腕の優秀な部長がおられる中で言うのも恥ずかしい話ですが、行政ではまず1点目に立案や提案があって、次に2点目として解決すべきことを考え、その効果や影響を考える。そして、3点目に大まかな案をつくって情報を伝えて、反応を見ながらみんなで相談して、最後に4点目、案を練り上げ予算手当てをして、議決機関である議会の決定を得るというふうにまともな考えを持つ者はこのように手だてを考え、ひとりよがりになるようなことなく大多数がある程度同じ方向を向いたものに仕上げていくという、私は思うんですが、そうなっていかないのはどうしてなんでしょうかな。もう1回や2回じゃないんですわ。何遍同じようなことを繰り返すつもりなのかをお聞きいたします。 以上であります。 ○議長(鵜川晃匠君) ただいまの質問に対する答弁を願います。 吉村市長。     〔市長 吉村武司君 登壇〕 ◎市長(吉村武司君) それでは、津島議員の御質問に順次お答えいたします。 1番、1点目、市長職以外の役職についてでありますが、私は市長という公の立場でこの議場にいるわけであります。それ以外の私的なことに関しては申し上げるつもりはございません。市民の皆様からの信託を受けた市長の職責に対しては、全力を傾注しております。 2点目、補助金の未執行についてでありますが、現在各団体の過年度の決算状況、事業内容等を精査し、交付額を決定するための作業を行っているところであります。 3点目、市長の観光政策についてでありますが、昨年4月に日本遺産に認定されて以降、旧閑谷学校の入場者数は5.5%、3,919人増であります。直近の28年1月から8月までの前年同時期との比較では6.5%、2,789人増となっておりますので、日本遺産の効果があらわれていると分析をしております。 昨年、10月から市営となった備前焼ミュージアムの入館者数については、直近の28年1月から8月までの前年同時期との比較では、備前焼ミュージアムは20.1%、956人増と増加をしております。 次に、平成27年度の備前焼ミュージアムの施設運営費につきましては、1,056万円となっております。 市営化以降の整備費用は、27年度で駐車場舗装工事ほか約167万円となっており、28年度では備前焼ミュージアム玄関前の看板、外灯設置、モニュメントの設置等の施設整備を行っております。 これらの事業の効果ですが、備前焼は御承知のとおり市にとって重要な伝統文化であり、産業であります。極力行政がかかわり、活性化を図り、後世に継承していくことが重要であります。備前焼ミュージアムを備前焼文化の核、発信基地としてさまざまな視点から備前焼を捉えた企画展等を通じ、国内外の一人でも多くの方に備前焼の魅力を発信していくよう努めてまいります。 また、備前焼ミュージアムの無料シャトルバスの運行に係る費用でありますが、4月16日から8月末まで45日間運行しており、8月末までに41人の方に御利用いただいております。経費は運転手の人件費が32万950円、燃料費は7月末までで3万3,976円かかっております。 この事業の効果については、まずは備前市に来てもらい知ってもらうこと、そしてリピーターをふやして何度も足を運んでもらいたいと考えております。今後も利用者がふえるよう、周知方法等も工夫しながら取り組んでいきたいと考えております。 4点目、備前市防災行政無線整備工事の進捗状況についてでありますが、現在中継局の整備と鉄塔工事を4局のうち1局を完成させており、残りの3局については11月中の完成を目指しております。その後、機器設置と通信工事の完了を1月中旬とし、以降試験電波を発しながら調整作業を行い、各中継局ごとに完成させつつ、3月中旬の完工を目途に工事を実施してまいっております。 5点目、タクシーチケットについてでありますが、実施状況については森本議員にお答えしたとおりでございます。一般的にバス停や駅から300メートルから500メートル以上離れている地域が交通空白地域、いわゆる公共交通が不十分で不便な地域と定義されております。市のタクシーチケットの要件はこれに地形等も考慮するなど要件を緩和し、実測距離200メートルに設定し、この設定により対象世帯の判別をしているものであります。他の公共交通機関の利用を阻害しないよう、バランスを見ながら今後も検証していく必要があると考えております。 6点目についてでありますが、相手側に十分説明し、納得いただくよう交渉した結果、日数を要したものであります。また、十分検討した結果によるものであります。 2番、政策決定のあり方についてでありますが、石原議員にお答えしたとおりでございます。 私のほうからは以上であります。 ○議長(鵜川晃匠君) 再質問はありますか。 再質問に入ります。 津島議員。 ◆15番(津島誠君) まず、1点目の市長職以外の役職についてですが、前回もこの質問に対する答弁をかたくなに市長は拒んでいましたが、もうそりゃあちょっと許されません。ここに、ここに備前市がことし4月作成した資産等報告書、所得等報告書、関連会社等報告書があります。これは市が制定した政治倫理確立のための備前市長の資産等の公開に関する条例に基づいてつくられた公文書です。私は、その条例に基づいてつくられたこれらの公文書の内容について質問しているんですよ。これは議員として当然の権利です。ちなみにこの条例自体は政治倫理の確立のための国会議員の資産等公開に関する法律の第7条で市町村長もこの法律で定められている資産公開に準じた公開をするよう自治体は条例をつくりなさいと書かれていることを受けたものです。 つけ加えて申し上げますが、この条例のもとになっている法律の第1条には、国会議員の資産の状況等を国民の不断の監視と批判のもとの置くため、国会議員の資産等を公開する措置を講ずること等により政治倫理の確立を期し、もって民主政治の健全な発達に資することを目的とすると書かれております。市の条例も国会議員を市長に、国民を市民に置きかえただけで、同じ目的を持っていることは改めて言うまでもありません。 そこで、これら法律と条例に従ってつくられた市のこの公文書に基づいて改めて質問します。 市長は、ここに書かれている7カ所の自動車学校の代表取締役や取締役を含め、各会社や団体の役員などを務めているのは間違いないですか。 ○議長(鵜川晃匠君) 答弁を願います。 吉村市長。 ◎市長(吉村武司君) 議員御指摘の政治倫理の確立のための備前市長の資産等の公開に関する条例については毎年私のほうからそれに基づいて公開をしておりますから、議員が今御承知しております資料も手に入っておるわけでございます。このとおりでございます。本件につきましては、それ以上のことをこの場で答えることは個人的なことでございますので、この資産等の公開に書いておるとおりでございますから、毎年やっておりますので、よくごらんいただきたいと思います。 ○議長(鵜川晃匠君) 津島議員。 ◆15番(津島誠君) 市長の資産公開の中で、資産公開の給与所得は約3,000万円で、そのうち備前市長分は約1,000万円です。市長の給与を差し引いた約2,000万円がこれらの会社や団体から給与所得として間違いないですか。 ○議長(鵜川晃匠君) 答弁を願います。 吉村市長。 ◎市長(吉村武司君) 適正に報告をしております。 ○議長(鵜川晃匠君) 津島議員。 ◆15番(津島誠君) 市長所得のざっと倍の額、それだけの給料をもらっている会社ではどんな勤務をしているのでしょうか。 ○議長(鵜川晃匠君) 答弁を願います。 吉村市長。 ◎市長(吉村武司君) 関連会社等報告書に書いております役員、顧問その他の職名とおりでございます。 ○議長(鵜川晃匠君) 津島議員。 ◆15番(津島誠君) 私は、この給料をもろうとる会社ではどんな勤務をしているのかというのを問いよんです、市長。もう一遍答え直してください。 ○議長(鵜川晃匠君) 津島議員、津島議員、ただいまの質問は市の一般事務の範囲を超えておりますので、先ほど申し上げられたことにつきましては控えるよう注意をいたします。     〔「ほな、もうちいといこうか」と15番津島議員発言する〕 津島議員。 ◆15番(津島誠君) この文書で代表取締役として記載されている株式会社勝英自動車学校は、本店登記が東京都豊島区になっている会社のことだと思いますが、東京ならば代表取締役として月に何日出社されているのか、また公務に支障はないのでしょうか。 ○議長(鵜川晃匠君) 答弁を願います。 吉村市長。 ◎市長(吉村武司君) 本件にわたりましては、市長職そのものと関係ございませんので、発言は控えさせていただきます。先ほど申したとおりでございます。 ○議長(鵜川晃匠君) 津島議員。 ◆15番(津島誠君) 私は備前市のホームページの公開資料を見て質問しよんぞ。それを一つもこの場では言う、市長じゃから言うことはできんぞなというて答弁されよんじゃけど、これはちいとおかしいんじゃねえんかな。 議長、ちょっと一服してん。 ○議長(鵜川晃匠君) 会議中途でございますが、暫時休憩いたします。     午後1時38分 休憩     午後2時28分 再開 ○議長(鵜川晃匠君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。 この際、申し上げます。 一般質問につきましては、その範囲を逸脱しないよう行っていただきますようお願いをいたします。 なお、答弁者につきましても議員の質問に応じ適切な答弁を願います。 先ほどの津島議員の再質問につきましては、議会運営委員会の協議により、市長職以外の勤務内容を問うものを除き、公務への支障の有無につきましては答弁を願います。 吉村市長。 ◎市長(吉村武司君) 公務には支障はございません。 ○議長(鵜川晃匠君) よろしいか。 津島議員。 ◆15番(津島誠君) もう一度確認しますけえど、代表取締役として記載されておる株式会社勝英自動車学校は、本店登記が東京都豊島区になっている会社でしょうか。そして、東京への公務出張、市長8月じゃというたらお盆があるから7月……。 ○議長(鵜川晃匠君) 津島議員、一問一答でお願いします。     〔「続けて言ようって、これから」と15番津島議員発言する〕 一問一答でお願いします。     〔「頭にきとってわからんが」と15番津島議員発言する〕 一問一答でお願いします。よろしいですか。 じゃ、答弁を願います。 吉村市長。 ◎市長(吉村武司君) 会社は登記簿謄本に書いているとおりでございます。 ○議長(鵜川晃匠君) よろしいか。 津島議員。 ◆15番(津島誠君) 7月の東京への公務出張は、市長何回ぐらいされましたかな。 ○議長(鵜川晃匠君) 答弁を願います。     〔「休憩してください」と呼ぶ者あり〕 暫時休憩いたします。     午後2時29分 休憩     午後2時30分 再開 ○議長(鵜川晃匠君) 休憩前に引き続き会議を再開します。 答弁を願います。 吉村市長。 ◎市長(吉村武司君) 7月の東京出張の回数は1回でございました。 ○議長(鵜川晃匠君) よろしいか。 津島議員。 ◆15番(津島誠君) 株式会社勝英自動車学校は、あなたが代表取締役を務めていたウエストジャパン興業株式会社も傘下にしていますが、そのウエストジャパン興業株式会社が運営する備前自動車岡山教習所では、管理者をしていた元警察幹部による技能検定員試験問題漏えい事件も起き、この6月には懲役6カ月、執行猶予3年の有罪判決が出ております。この元警察幹部は、あなたが代表取締役をやめる前に雇い入れております。この不祥事についてあなたは責任がないと言えますか。 ○議長(鵜川晃匠君) 答弁を願います。 吉村市長。 ◎市長(吉村武司君) 公務外でございますので、答弁は控えさせていただきます。 ○議長(鵜川晃匠君) 津島議員。 ◆15番(津島誠君) 6月18日の新聞と夕方のテレビを見とったら市長、元警察幹部が現職の警察職員を唆し試験問題を漏らさせたもので、警察組織への信頼を失わせたと指摘した。交通安全の根幹にかかわる運転免許行政への信頼を揺るがせた今回の事件、判決は再就職した警察OBと業務で関係する現役職員とが癒着しないようくぎを刺すものとなったと新聞記者が言よりました。 ○議長(鵜川晃匠君) 津島議員。 ◆15番(津島誠君) 次に、補助金の未執行、2点目ですな、これは。2点目、補助金の未執行についてですが、市長と盟友の長崎会頭や藤原会長とは連携をとっていないのですか。どんなですかね。 ○議長(鵜川晃匠君) 答弁を願います。 吉村市長。 ◎市長(吉村武司君) 市長としての公務の上では商工会議所及び商工会の団体とも行事等の御案内がありましたらできるだけ出席をしております。 ○議長(鵜川晃匠君) 津島議員。 ◆15番(津島誠君) このお二人との折り合いはは今でも良好でしょうな。もちろんですけど。どんなですかね、市長。 ○議長(鵜川晃匠君) 答弁を願います。 吉村市長。 ◎市長(吉村武司君) 市長と会議所、商工会のそれぞれトップの方とは良好な関係を築いておると思っております。 ○議長(鵜川晃匠君) 津島議員。 ◆15番(津島誠君) それでは、5点目のタクシーチケットについてお伺いいたします。 距離ではなく、地域性や有識者の議論またはパブリックコメントなどの意見も求め、整合性の高い政策執行とすべきと思いますが、市長はいかがですか。 ○議長(鵜川晃匠君) 答弁を願います。 吉村市長。 ◎市長(吉村武司君) 担当原課において適切に運用をしておると思っております。 ○議長(鵜川晃匠君) 津島議員。 ◆15番(津島誠君) 次に、政策決定のあり方についてですが、まず政策決定のあり方をただす意味で一つ例に挙げて答えていただこうと思うておりますが、ここは議場ですからこの答弁については心してお答えいただきたいと思います。 まず、高校生に5万円の、5万円券ですね、5万円券の提案者は誰か、そして立案されたのはいつか、これは担当部長に聞いてみたいと思います。 ○議長(鵜川晃匠君) 答弁を願います。 高山保健福祉部長。 ◎保健福祉部長福祉事務所長(高山豊彰君) 5万円に対する立案につきましては、担当部署で考えまして立案したものでございます。 時期におきましては、前回の定例会が終わった後から最終的には8月の予算査定までの間で方向を決めたものでございます。 以上でございます。 ○議長(鵜川晃匠君) 津島議員。 ◆15番(津島誠君) 解決すべき問題として何が上がったのか、それはどこでいつの時点か、なぜ金額が5万円なんか、どうして高校生なんか、またどうして私立高校生を含めたんか、これはことしのみ実施すると考えたもんか、6月の子育て、高齢者応援の高校生版なら年1万円とか1万5,000円で複数年の実施を視野に定住化策とするという議論はあったかどうか、予算取りに際して庁内で比較検討するような事業やほかの選択は考えなかったのか、またほかの部署から比較検討を求める話はなかったんか、これも担当部長に答えていただきたいと思います。 ○議長(鵜川晃匠君) 答弁を願います。 高山保健福祉部長。 ◎保健福祉部長福祉事務所長(高山豊彰君) このたびの応援券の検討につきましては、先ほど石原議員にもお答えしましたが、他市町の事例も含めまして検討した上で、最終的に地域内での経済活動の活性化という意味も含めまして、こちらの今現在実施しております生活応援券の例に倣い実施したものです。 金額につきましては、先ほど市長のほうの答弁にもありましたが、5万円と最終的にということですけども、そのほかに高校生に係る年間の教育費というものが一般的に出ておりまして、公立学校でありますと校外学習も含めて、校外の学習等も含めますと大体年間41万円、私立学校でありますと100万円というような数字が出ております。そういう中で、中学生までの1万円よりはやはり教育費がかかっておるというような意味の中で、最終的に5万円というようなことで決定したような次第です。 以上でございます。     〔「答弁漏れ」と15番津島議員発言する〕 ○議長(鵜川晃匠君) 答弁漏れがあるようです。     〔「これはことしのみ実施すると考えたもんですかな」と15番津島議員発言する〕 高山保健福祉部長。 ◎保健福祉部長福祉事務所長(高山豊彰君) この事業の実施に当たりましては、やはり財源が必要になりますので、年度によってはできない年があろうかというふうには考えております。 以上でございます。 ○議長(鵜川晃匠君) よろしいか。 津島議員。 ◆15番(津島誠君) 答弁漏ればあじゃ言よん。定住化策とするという議論はあったかどうか。 ○議長(鵜川晃匠君) 高山保健福祉部長。 ◎保健福祉部長福祉事務所長(高山豊彰君) 申しわけありません。定住化策といいます、子育て支援という中でやはり子育てしやすい町ということを目指して施策を実施しておりますので、それが定住化につながるものというふうな議論はございます。 以上です。     〔「もう一丁」と15番津島議員発言する〕 ○議長(鵜川晃匠君) 津島議員。 ◆15番(津島誠君) 予算取りに際して庁内で比較検討するような事業やほかの選択は考えなかったんか。または他の部署から比較検討を求める話はなかったのですかというのもちょっと教えてください。 ○議長(鵜川晃匠君) 答弁を願います。 高山保健福祉部長。 ◎保健福祉部長福祉事務所長(高山豊彰君) 比較検討という意味では現在実施しておる中学生への、中学生以下の生活応援券との比較ということはございました。他部署からのそういう比較についてはございませんでした。 以上です。 ○議長(鵜川晃匠君) 津島議員。 ◆15番(津島誠君) 対象約1,000人、家族を含めても4,000人弱の将来にわたる幸せにつながると思いますか。予想されるばらまき批判をどう考えたんか、こりゃあ市長にお聞きしたいと思います。 ○議長(鵜川晃匠君) 答弁を願います。 吉村市長。 ◎市長(吉村武司君) 決してばらまきではございません。備前市の将来にとってこれだけの強い思いを高校生の皆さん方あるいは御父兄の皆さん方に訴えることによって教育、特に義務教育でなくなった高等学校への進学率がほとんど九十数%に達しております。我々できるだけのことはしていきたいと思っております。 ○議長(鵜川晃匠君) 津島議員。 ◆15番(津島誠君) 概略や概要が決まっとるはずなんで、必ず定例会中に示してもらいたいんですわ。詳しくはその上で委員会でお聞きしますけえど、情報はどこまで共有して、実務者も決定しておるんか、これは担当部長に聞いてみたいと思います。 ○議長(鵜川晃匠君) 答弁を願います。 高山保健福祉部長
    保健福祉部長福祉事務所長(高山豊彰君) 担当部署につきましては、子育て支援課となっております。部内での情報共有等しております。 以上でございます。 ○議長(鵜川晃匠君) 津島議員。 ◆15番(津島誠君) それなのにこんなことを考えていますと情報を議会に報告する考えはなかったのかどうか。それどうしてかなあ。ちょっと議会に言うてくれたらええのに。以前からさんざん言われていたと思うんで、納得できる理由をこれも担当部長から聞いてみたいと思います。 ○議長(鵜川晃匠君) 答弁を願います。 高山保健福祉部長。 ◎保健福祉部長福祉事務所長(高山豊彰君) 6月定例会以降、そういう検討は行っておったわけですけども、最終的な財源等のこともございましたので、委員会への報告には至っておりませんでした。 以上でございます。 ○議長(鵜川晃匠君) 津島議員。 ◆15番(津島誠君) 最後に、これまでと同様、議決する議会は市の方針をうのみに言うとおりに可決さえしておきゃあことが済むと思ってのことかなあ。仮に否決されりゃあ、また次に同じような手法で提案してきゃあええと思うとんか、これは当然市長にお聞きします。 ○議長(鵜川晃匠君) 答弁を願います。 吉村市長。 ◎市長(吉村武司君) そのようなことは考えておりません。 ○議長(鵜川晃匠君) 津島議員。 ◆15番(津島誠君) 6,000万円という巨額の財源ですから右から左へ聞き流すものじゃありませんぞ。毎回のように出てくるんで、執行部が普通じゃないとしても、議会までが麻痺したらいけんと思うんですわ。高校生に限定した子育て支援を大義名分に券の、応援券の券の印刷や大型スーパーを中心としたものになるであろう売り上げを市が肩がわりするもんでも、しかないんですわね。みんなで使う道路などのインフラ整備に使やあ10年、20年とみんなに喜んでもらえる、本当に生きた金になるんじゃが、そんな議論はみじんもないようですな。 あえてこの時期にこの事業を選択した理由が、各部長を含め一致して進められたかどうかも一つも釈然とせず、この6,000万円は問題となっている競技場トラックの補修に使いたいとか、将来を見据えた事業に充てたいとか、使い道の話があったようでもなく、政策決定のあり方としては余りにも幼稚過ぎて情けないですわ。質よりスピードを優先するにもほどがありますぞ。それをとめられない市の体制にも正直がっかりですわ。 これは例は例としてこれを委員会でちょっとやろうとして、やろうと思いますけえど、ここでは政策決定のあり方ですから、要するにもうええかげんこのような政策の進め方をやめにしてほしいんですわ。本来、市が行おうとするものはおおむね正しく的を射たもの、大方の理解が得られるように進められるものであって、議会での意見の取りまとめに難儀をするもんではなく、チェック機能をすり抜けるようなやり方となること自体が異常で、改めてくださいよと言っているわけですから。しかも、これまでいろんな議員から指摘があるにもかかわらず一向に改善されないのは、本当に寂しいことじゃなあと思います。 そこで最後に、市長、副市長、教育長を初めとする執行部側の最高幹部から1人ずつ政策決定のあり方について今後どうしていくか、最初の質問で言うた論点の進め方について、立案から検討、情報伝達と相談、最後に決定という順番について、もう一度所見をお聞きして終わりてえと思います。 ○議長(鵜川晃匠君) 答弁を願います。 吉村市長。 ◎市長(吉村武司君) 残念ながら議員とは相当見解の相違があろうかと思っております。我々が今政策決定しておる手順は、私はリーズナブルなものであると確信をしております。これからも市民のためにしっかりと政策を提案していきたいと思っております。また、議員のほうで御提案等がございましたら、委員会、本会議を通じて御案内いただきますように切にお願いをいたします。 ○議長(鵜川晃匠君) 有吉副市長。 ◎副市長(有吉隆之君) 基本的にはただいま市長が申されましたとおりでありますが、きょうの議論の中で事前審査についていろいろ最初石原議員のところでございました。私の感想的には従来の備前市ではほとんどその事前審査っていうことは一切しないということでございまして、議会等で御説明というのは大変不足しておったと思います。それが、10年たったわけですけども、相変わらず幾らか引こずっておるというように考えております。 実際、何が事前審査かというのは難しいところではございますが、議案を提示する形ではなく、情報を出して共有していくということは議会とはできると思いますので、きょうの議論でもありましたけども、その辺について今後気をつけてまいりたいというふうに考えております。 以上です。 ○議長(鵜川晃匠君) 杉浦教育長。 ◎教育長(杉浦俊太郎君) 私は、昨年の就任時にもお約束をしましたとおり、報告に頼るのではなくて現場を見て、現場の声を聞いて、その上で現場の意見を踏まえて丁寧に物事を進めていくといったことで1年半その方針でやってまいりました。これからもその方針を継続いたします。 ○議長(鵜川晃匠君) 津島議員。 ◆15番(津島誠君) ちょっと不十分じゃあけえど、今までのような政策決定のあり方、進め方を改めるんか、そうじゃないんか、はっきり答えてほしいんじゃわ、3人とも。ちょっともう一遍言うてください。市長から。 ○議長(鵜川晃匠君) 答弁を願います。 吉村市長。 ◎市長(吉村武司君) 先ほどお答えしたとおり、いわゆる見解の相違は仕方がございませんが、市民のためにとって何が一番いいんかということの選択をしながら、一つ一つ丁寧に市民の皆さん方に御提案をしていきたいと思っております。 ○議長(鵜川晃匠君) 有吉副市長。 ◎副市長(有吉隆之君) 私も先ほど申したとおりでございます。 以上です。     〔「政策決定のあり方を進めるんか、そうじゃないんかというてわし聞きよんじゃが。進めるんか、進めんのんか、単純な問題じゃが、質問じゃが」と15番津島議員発言する〕 ○議長(鵜川晃匠君) 有吉副市長。 ◎副市長(有吉隆之君) いろんな手法があると思いますけども、決定する場も庁議ですとかいろんなところがあるわけですね。そういった過程で一つ一つ丁寧に議論のほうは重ねてまいりたいと思います。 以上です。 ○議長(鵜川晃匠君) 杉浦教育長。 ◎教育長(杉浦俊太郎君) 私は、昨年の就任時に大幅にそれまでのやり方を改め、それ以降も日々改善をしております。これで十分だということは行政にはないと思うんですね。ですので、私はこれから以降も日々改善の精神でまいります。 ○議長(鵜川晃匠君) よろしいか。     〔「以上で終わります」と15番津島議員発言する〕 以上で津島議員の質問を終わります。   ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(鵜川晃匠君) 次に、山本恒道議員の一般質問を願います。 9番山本議員。     〔9番 山本恒道君 登壇〕 ◆9番(山本恒道君) それでは、通告に従いまして少しだけ質問させていただきます。 まず1点目に、吉永地域一体型施設整備についてお尋ねいたします。 この施設の建設につきましては本年3月に工事発注され、以来半年近くが経過いたしました。その間いろいろと土壌汚染が発覚したというか、ある程度はわかっておったと思いますけど、いろんな問題があるようで、工事のおくれが気になるところです。現在の進捗状況は、当初の予定に比べてどうなのか、お聞きいたします。 また、周辺の道路整備についてもいろいろと歩道の設置や山陽本線の踏切の問題とかいろいろ地元では話があるようです。そういった計画というんですか、そこら周りを少しお尋ねいたします。 次に、熊沢蕃山、山田方谷、閑谷学校についてお尋ねいたします。 この件については、もう今までに2回ほど質問だけさせていただいておりますけど、余り動きが感じられません。改めてお伺いいたします。 昨年、閑谷学校が日本遺産に登録されました。この機に地域になじみの深い熊沢蕃山、山田方谷とかといったような問題であわせて情報の発信といいますか、地域の人を呼び込むような取り組みがしてほしいと思っております。 殊に山田方谷は、破綻寸前の松山藩の財政を再建したとかというような藩政改革を実現した点で現代の地方自治に見習うべき点も多いかと思います。こういったことから、何か記念事業のようなものをぜひこの際閑谷学校含めて世界遺産にとかといったりするような感じで、もう日本遺産になったからならんのんかもわからんけど、ぜひこういったところへ金を使ったら、先ほどの同僚議員のようにいろいろむしゃむしゃ言われえで、ぴちっとしたもんをしてもろたらと思います。 次に、スクールバスについてお尋ねいたします。 スクールバスの運行については、私どもの蕃山の地区では佐那高下と持田といったところがすぐ隣で近いんですけど、佐那高下に行くのに停留所がありますが、持田で子供は乗らなかったらいけないというような感じで、佐那高下からまた折り返して再度持田へ返ってくるんですけど、行きしに持田で乗って佐那高下まで行って、今度また持田へ返ってくるけど、そのときはバスに乗せてくれないというような、何か当初の時間におくれたら親が学校まで送っていかにゃいけんというたりするような非常に私らが考えたらちょっとおかしいように、地元の者ですかね、利用する人はそないなような感じで、もう少し利用者に配慮していただく余地があるのではないかと思いまして、そこらを質問させていただきました。 それから、市営バスですけど、先ほどのスクールバスと同じようなことなんですけど、市営バスは行きがけには乗せてくれない。年寄りは暑い折にじいっと待って、佐那高下からおりてくるバスを待って乗せていただいておりますが、同じ市営バスというんか、市が管理しておるのに全然一貫性がないように思います、子供が横断しよったら事故になるというのがあるんかもわからんけど。年寄りの人もやはり横断するから、年寄りの人も非常に普通に考えたらちょっとおかしいんじゃねえかというようなのが、そらどねえに言うてええやらええところわからんけど、備前市らしいなというんか、一貫性がねえというんか。いずれにしても利用者があってのバス運営だと思います。そうした利用者の声をよく聞いて、それを運行に反映していただきたいと思います。 みんなさっきの話じゃねえけど、しょうる者は3人ほどでしょうります。あとの者は何もわかりませんというような感じでいかれたら利用する市民は非常に便利が悪いというか、戸惑うというようなんで、そこらを皆さんに利用していただけるようにぜひ考えを新しゅうにしていただきたいと思います。 次に、コンポストについてお尋ねします。 現在、備前市では生ごみ処理容器の購入に補助金が交付されております。一般的なコンポスト容器だと3,000円ほどの補助金ですか。生ごみの多い家庭では非常に困っておるような状態です。 また、このごみ減量化に補助制度をぴっちり補助制度の趣旨に立って考えれば、こうした容器が普及して定着すればごみの減量化が促進され、ひいてはクリーンセンターの維持管理費等のごみ処理を要する費用を大幅に削減されることから、無償提供するなど市民が自己負担のない容器を入手できるよう、制度の見直しをしていただいたらと思いますが、いかがお考えでしょうか、お尋ねいたします。 次に、県道穂浪吉永停車場線の改良についてお尋ねします。 この件につきましても、私はもう吉永から伊里中まで完成してからですけど、もうそれからもずうっと、もう私が覚えておるだけでも恥ずかしいようなことばあ言よります。国道2号線以南県道は幅員が狭くて危険なところが多く、整備が急務と考えます。現在は、空き地や空き家がふえていることから、用地も確保しやすくなっていると思います。できるところから少しでもと毎回言っておりますけど、進めていきますというような返事はもらいますけど、全然進んではおりません。 そんな感じで、最近もいろいろと死亡事故ばっかしが、28日も正面衝突したりして4人ほどけがをして、この間もまた伊里中の人が亡くなったりようしょうりますけど、担当者はどねえなようにそこら周りを、せえでもええようなところで新幹線の下でネズミ取りじゃねえけど、一旦停止したりばあ、そんことしかしょうらへんけど、もうちょっと進んだようにぜひしていただきたいと思います。 次に、タクシーのチケットについてですが、市の愛乗りタクシーチケットにつきましては、ことしの4月に制度が変わったようです。が、よくわからない点が割と多いんです。朝も同僚議員が尋ねておりましたが、同じようなことを言う人は同じような人に、議員にあっちやこっちで言うか知らんけど、同じような感じです。そういったところから、自宅から200メートルとか、基準はどこかでつくらにゃいけんのんかわからんけど、駅やバス停から自宅に。すぐ隣にバス停のある年寄りやこは何かええところわかりよらんような感じで文句ばあ言われます。そこら周りもぴっちりして、誰にでもわかるように。年寄りの人じゃからよう同じようなもう広報に出すんか、どこへ出すんかよく説明をしていただきたいと思います。私もようわからんから同僚議員に聞いたらよう知っとる人もおられるけど、私らがちょろいからでしょうけど、もう少しみんなに、全員にというたらまた公平でねえんかわからんけど、そこら周りをぴっちりしたようにしていただきたいと思います。 最後に、病院の整理券についてお尋ねいたします。 市立病院では、患者に整理券を出すところがあるらしいです。この券が奪い合いになっているような話を聞きました。特定の患者が早朝から来院して複数の券を確保して知り合いに配付するといったようなことが行われているようです。こうした状況では患者の多い診療科では診療を受けられない人が出ていると聞いております。大変な問題だと思います。どの患者も公平に診療が受けられるよう、早急に対応をしていただきたいと思います。考えをお尋ねいたします。 以上で私の一般質問を終わらせていただきます。明快な答弁をよろしくお願いします。 ○議長(鵜川晃匠君) ただいまの質問に対する答弁を願います。 吉村市長。     〔市長 吉村武司君 登壇〕 ◎市長(吉村武司君) それでは、山本議員の御質問に順次お答えいたします。 1番、吉永地域幼保体型施設整備工事の進捗状況についてでありますが、4月に工事着手し、11月末の完成を目指して工事を進めておりましたが、カルシウムを含む残土が想定以上に発生したこと、工事により隣接する倉庫を損壊する事故が発生したことなどから、現在約2カ月おくれで工事を進めている状況であります。今後、これ以上工期が遅延することのないように努めてまいりたいと思います。 続きまして、地元からの周辺道路整備の要望についてでありますが、認定こども園の開園に合わせ、道路の拡張及び歩道整備を本年度に行うこととしており、工事発注に向け現在警察と協議中であります。 また、踏切拡幅につきましては、昨年にJRと協議を行っておりますが、現状としては困難であると地元関係者に回答をさせていただいております。 2番、熊沢蕃山、山田方谷、閑谷学校についてでありますが、熊沢蕃山顕彰保存会や地元区会の皆様を中心に熱心に活動されておりますのは承知いたしております。市としましては、皆様とよく連絡をとり、また御要望も承りながら地域の活性化が図れるようアピールしてまいりたいと考えております。 また、議員御提案の記念館建設など功績を残していく取り組みにつきましては、文化財や歴史に関する学習や観光振興の面からも前向きに検討してまいりたいと思います。 4番、市営バスについて、持田、佐那高下のバス停の乗降の際の配慮をしていただきたいとのことでありますが、以前市民の方から要望があり、安全面に考慮しながら反対車線に渡らなくてもよいように乗車してもらっております。今後もできるだけ利用しやすい市営バスとしていきたいと考えております。 5番、コンポストについてでありますが、今後市政の重点課題と私は考えており、現在地上設置型コンポスト容器については生ごみ処理容器購入補助金交付要綱に基づき購入額に対して3,000円を限度として1世帯2基までを補助しております。 議員御提案のコンポストを無償提供する方策ですが、市が一括購入したものを希望者に配付することになり、希望される容量のものがそれぞれ違うこと、また金額がそれぞれ異なるため公平性に欠くことになるなど、難しいと考えられます。この事業につきましては、議員御指摘のとおり容器の普及により生ごみの減量化につながることから、過去の購入実績等を調査し、購入者の負担軽減について前向きに検討してまいりたいと考えております。参考までに、平成21年度に補助金2,000円から3,000円に増額し、購入者の負担の軽減を図っております。 また、補助対象容量下限の100リットルのものは、およそ3,000円台で購入されると聞いております。 私のほうからは以上であります。 ○議長(鵜川晃匠君) 杉浦教育長。     〔教育長 杉浦俊太郎君 登壇〕 ◎教育長(杉浦俊太郎君) それでは、私からは3番、スクールバスについてお答えをいたします。 スクールバスの停留所につきましては、議員御質問のとおり保護者からの御要望であれば柔軟に対応してまいります。ただ、現在の蕃山地区のスクールバス運行につきましては、学校との協議で先ほど議員がおっしゃったとおりでありまして、子供の安全を第一に考え、子供たちが交通量の多いブルーラインを横断することなく乗降できるルートを通ることになっております。持田で乗降をされるお子さんたちがそのブルーラインを渡るというリスクをとるかどうか、学校と保護者にもう一度お聞きしてみたいというふうに考えております。 私からは以上です。 ○議長(鵜川晃匠君) 大西市民生活部長。     〔市民生活部長 大西武志君 登壇〕 ◎市民生活部長(大西武志君) 私からは、7番のタクシーチケットについてお答えいたします。 基準等につきましては、森本議員、津島議員の質問に対し市長から答弁したとおりでございますが、制度内容の周知につきましてさらに努めてまいりたいと思います。 制度の趣旨につきましては、交通不便地域の方を支援することに主眼を置いておりますが、昨年度から実施している制度であり、まだまだ検証の余地がありますので、さらに充実に向け検討していきたいと考えております。 以上です。 ○議長(鵜川晃匠君) 中島まちづくり部長。     〔まちづくり部長 中島和久君 登壇〕 ◎まちづくり部長(中島和久君) 私からは6番、県道穂浪吉永停車場線の改良についてお答えさせていただきます。 以前から議員より御指摘や御提案を受け、県へ強く働きかけているところでございます。現在、地元要望を受けている箇所について県と協議をしているところでございますが、事業化の進展までには至っておりません。引き続き待避所など局所的な改良も含め、空き地、空き家などの情報収集に努めてまいります。 以上でございます。 ○議長(鵜川晃匠君) 植田病院総括事務長。     〔病院総括事務長 植田明彦君 登壇〕 ◎病院総括事務長(植田明彦君) 私からは8番、病院の整理券についてお答えさせていただきます。 市立病院の中で整理券を出しております日生病院では、受け付け時の混雑、混乱を避けるため、患者さんが来院された順番にお一人1枚整理券をおとりいただいております。しかし、整理券を複数枚とられるようなことがありますと御指摘のように診察が受けられない可能性も出てまいります。また、不快な思いをかけることにもなりますので、当直員の管理のもと、引き続きお一人1枚おとりいただくことをお願いしていくとともに、今後もそれを徹底してまいります。 以上でございます。 ○議長(鵜川晃匠君) 再質問はありますか。 再質問に入ります。 山本議員。 ◆9番(山本恒道君) ほんなら、ちょびっとだけさせていただきます。 忘れんうちに、県道の吉永停車場線のを1番に、忘れたら困るから。今までもずうっと言うてきとんですけど、もう吉永の十字路から伊里中まではもうできてはや十何年もなるんじゃけど、伊里中から穂浪橋まではもう一個も何にもできん。もう退ヶ鼻の信号ができるというたのが10年ほど前にちょびっと広げたけど、会社が土地を出さんなんだったり、信号が点滅になっとるぐらいで、もう全然県がする気がねえ、吉永停車場線の伊里中から奥は、南は。もうそらあできてからでも閑谷学校から和気のほうへ、熊山のほうへ行くやこ80億円ほどかけて。へえで、この前通ったけど、自動車2台しか会わん、ずうっと行っても、向こうまで。そねえなとけえ銭入れて、ほんまにトラックがどんどん走る、やはり吉永のほうからのトラックも出るし、割とトラックが伊里中から南は多い。多いけど、全然せん。もう和気やこそりゃ和気もここら周りの県会議員じゃろうけど、もう稲坪の周りは川もし、橋もし、道もし、そら田原の井堰の周りはコンクリの石にしてしもうて、もう和気やこするというたら各戸を1軒ずつ建ててやるぐれえしかねえよ、することが。へえで、伊里やこは何にもねえ。ほら、穂浪橋のずったんやこでも2年ぐらいかかったが、あの穂浪橋のへりがちょっと1メートルほどずったんやこもう。そりゃあもう余りにも地域差があり過ぎる、県は。 うちらの辺は県会議員がおらんからじゃけど、そりゃそこら周りを県会議員に言うたらすぐできるんじゃろうけど、ぜひ市長でも県会議員に頼める人がおるんじゃったら頼んでもろてちいたあせなんだら、しょうるふりせなんだら何にもせんもん。ずうっとせんよ、ほんまに。担当は言うてくれよんじゃろうけどね。へえで、上のほうでへせつけられよんかわからんけえ、もうぜひただの500万円でも、もう空き地が、そら新幹線の下やこあれだけ木工所の大きいんやこもう皆めんでしもうてからもう更地でね。そら、塾しょうったところやこ売って岡山のほうへ行って、もう皆売りとうて困りよんじゃもん。そりゃあ、あげな大きな、そりゃ町なかの高えところをちょびっと拡幅するんじゃなしにもうぷるぷるっとできる、そこら周りは市長が答弁したほうがええんかな。ぜひ、ちょびっとでもしてもらわにゃいけん思うんです。 ○議長(鵜川晃匠君) 答弁を願います。 吉村市長。 ◎市長(吉村武司君) 私が就任以来ぜひとも拡幅をしていただきたい道路の一つでございます。今回、実は昨年から友延のある方が宅地を売却してもいいというお話がございまして、担当部署を通じて県のほうにも道路拡幅あるいは直線といいますか、曲がっておるところをなるべく安全な道路の建設というところをお願いをしております。年に何回か知事にも、また備前県民局長にも要望する機会がありますので、ぜひとも備前の2号線から250号線にかけての間については力いっぱい一つ私のできる限りお願いをしたいと思いますし、また県会議員にもよくお願いをしておきたいと思います。 ○議長(鵜川晃匠君) 山本議員。 ◆9番(山本恒道君) もうどれを言うてええやらわからんようになったけえど、吉永の幼・保のもいろいろ皆さん聞いておるんでしょうけど、あそこも普通にボーリング調査とかいろいろしとんじゃからええようにわかっとったと思いますけど、あそこらの2カ月おくれる言よるけど、そりゃしょうがねえんじゃろうけど、もうちょっとぴっちりしたようにしてからせなんだら何やかしが、公害が出てきたらのけとかなんだら今東京のほうでももしゃもしゃ言ようるけど、今しとくよりほかねえんじゃろうけど。ほなら、開園が大分、2カ月だけおくれるんですか。 ○議長(鵜川晃匠君) 答弁を願います。 吉村市長。 ◎市長(吉村武司君) 先ほど答弁いたしましたように、11月末が1月末というようなことで今工事を進捗させておるところでございます。何とか年度内にはオープンをしておきたいと思っております。 ○議長(鵜川晃匠君) 山本議員。 ◆9番(山本恒道君) 教育長、スクールバスのほうですけど、結局はもうおくれた人はまた帰りには学校がうん言うたらええようになるわけですか。 ○議長(鵜川晃匠君) 答弁を願います。 杉浦教育長。 ◎教育長(杉浦俊太郎君) これはもう学校と保護者とで合意をしていただければこちらはもういかようにも対応します。だから、現実的にはここの持田で行きも乗せるし、帰りも乗せるというところが落としどころかなというふうに思いますが。 ○議長(鵜川晃匠君) 山本議員。 ◆9番(山本恒道君) ほなら、もうこれは教育長に任せとったらええ。もう、そりゃ本当父兄困りよんですわ。行きがけに乗って、七、八分したら返ってくるんじゃけど、送っていかにゃいけんいうて。そらあ、学校やこの大事なところの決まりじゃからこっちの者がとやかく言う筋じゃねえんですけどね。へえでも、やはり父兄はそうしてもろたほうが忙しい朝間の折になあというて、そんな話を聞きますから。ええように指示してやってください。ほんなら、私らも子供に詳しい人がおるから、同じことをこの人にも言い、この人も言うから私が言うだけで。 ○議長(鵜川晃匠君) 答弁を願います。 杉浦教育長。 ◎教育長(杉浦俊太郎君) きちんと対応させていただきます。 ○議長(鵜川晃匠君) 山本議員。 ◆9番(山本恒道君) それから、市長バスはほんなら結局もう乗りよる言うた。対面の、今教育長の反対のほうから。蕃山の、持田の、年寄りの分。暑いのに待ちよんじゃけど、乗せてくれる運転手と乗せてくれん運転手があると。よう知っとる運転手は乗せてくれるんじゃけど。へえで、知らん運転手は乗せてくれん。そこら周りは決まりがあるんじゃから、担当のほうがよう知っとんか。 ○議長(鵜川晃匠君) 答弁を願います。 大西市民生活部長。 ◎市民生活部長(大西武志君) 市営バスのもう根本は、利用者の便利のためでございますので、それを大前提としましてどういうふうに運行したらいいのかということを考えさせていただきます。また、地元の声を生かせていただければと思います。 ○議長(鵜川晃匠君) 山本議員。 ◆9番(山本恒道君) 地元の意見を聞いてからきて、もうやっもねえことをするんじゃって。暑いのにひっさ待たせて、へえでことし暑かったんですわ、本当。へえで、佐那高下へ行って時間を調整して出てくるからね。何分か余裕とって走りよんじゃろうから。へえで、向こうへ行って年寄りは乗る。さっき言うた、教育長に言うたんと反対の話じゃけどね。 へえで、備前市というたらどんなところ言うからいや、備前市というたらええところじゃが言うたら一貫性が一個もねえというて。子供はこっちで乗すのに年寄りは向こうへ行って乗るというて、そこらをやはりそらぜひ、運転手にもよるらしいわ。知っとる運転手じゃったら乗せてくれる。そらあ、担当のほうとしたら行き賃、また銭もろて帰りの分をそこでもらえというんかわからんけどね。 もうほんまに切実な、もう乗る人がもう運転手のほうがよう知っとんじゃ、ここにゃ5人おるんじゃというて。へえで、入院しとろうというて。そやから、4人しか乗らんのじゃというて。そやから、そこらを本当もうちょっと今ごろよう言いようる優しさか、というたり気遣いをもうちょっとしてじゃな、ぜひそこらを渡りよって交通事故に遭うたらようねえんじゃけど、そこらをぜひ。そこへおる人が3人ほどで決まるんじゃねえん。 ○議長(鵜川晃匠君) 答弁を願います。 大西市民生活部長。 ◎市民生活部長(大西武志君) 当然、交通安全の部分ももう大前提でございますし、安全を考えながら今伺いました状況をどういうふうにしたらいいかということを十分考えて運行したいと思います。 ○議長(鵜川晃匠君) 山本議員。 ◆9番(山本恒道君) そら、今のところはもうここ開通してから1年ちょっとほどになるけど、そらあ三菱のセメントの自動車やこ5台ぐらい連のうて、2台ほどつないどんが、自転車やこへりで乗りよったら吸い込まれるぐれえなから、そりゃ渡らんほうがええんじゃけどな、本当は。そやけど、間に合わなんだら向こうへ渡らなんだらいけんしな、そやけえいうていっつも行よらへんし、その間を縫うて行ったらええんじゃけど、そんなこと言うて向こうへ渡るようになってから死んだがなというて言われたらわしも困るしな。そこらをええようにぴちっとしてもらわなんだらいけんわ。 この前、瀬戸内市のほうでうちのバスが事故しとったんじゃろ、あれ。話聞きよったらサイド引いていなかったか何かというて、運転手がサイド引かんような運転手はそらあもう使用したらいけんわ。ほりゃ、ほんまに。 ○議長(鵜川晃匠君) 答弁を願います。 大西市民生活部長。 ◎市民生活部長(大西武志君) ドライバーの交通安全マナー、当然のことでありますので、徹底してまいりたいと思います。 ○議長(鵜川晃匠君) 山本議員。 ◆9番(山本恒道君) そら、ほんまに担当の課長にぴっちり言うとかないけんよ。担当の課長というたらにやにや笑い歩いてばかにされとるような、こっちの者が。もうちょっと真剣にせにゃあ。自動車やてけがしたりしたら大変じゃろうが。自動車がめげるぐれえじゃったらそりゃよかったんかわからんけどじゃな。普通自動車学校行ったら一番初めにサイドブレーキかエンジン切るかというぐれえ教えてもらうのに、そねえにプロの運転手がそないなことしたらもうでえれえ腹が立ったわ、ほんまに。そりゃあ、みんなにけらけら笑われるのはしょうがねえけど、締めるところだけぜひ。 担当に言うてもしょうがねえんかわからんけど、運転手に言わなんだらな。運転手やこ誰やらわからへんし、ぼっこ言よったら内輪の者かわからんし、そこらがあるから言われんのじゃけえな。ぜひそこらお願いしますよ。 ○議長(鵜川晃匠君) 答弁を願います。 大西市民生活部長。 ◎市民生活部長(大西武志君) 徹底に努めてまいります。 ○議長(鵜川晃匠君) よろしいか。 山本議員。 ◆9番(山本恒道君) 市長、コンポストの件ですけど、もうコンポストはもうしれとんですわ、もう何ぼ全額を市が持っても。へえで、大体予算見たらわかるように、去年らでも炉でよそのほうへ頼みにいって4,000万円です、ことしは2,000万円で、大体せえぐれえな銭が修繕でいきょるが、炉を直すのに。そらあ、れんが30丁ほどかえたらでえれえとめるんが高えんか、温度上げるんが銭がかかりよんかわからんけど。ほんまにめげさえせなんだらセンターも直すわ言わんのじゃろうけえね。予算があったら使わにゃいけんというような話はしょうりますけど、金額が大きいですが、もう。そら、30万円じゃ、50万円、こんなもん買うたところで30万円じゃ、50万円じゃろうし。 毎年ですな、そらあ去年は4,000万円で、ことしは2,000万円でというて、そら要るんじゃからしょうがねえとしても末端からコンポストがあったら、そら町の人はこんなところじゃからそないなん、さっき言よったように公平にねえというて言われるけどね。そら、公平にはねえかわからんけど、反面その炉が傷まんし、運んでいくセンターの人らもちょっとでも楽ができるし、そんないろいろあるから、そりゃもう悪い副作用ばあがあるんじゃったらようねえけど。 大抵私らが大体そねえなんで、今うちが9種23分別ですか、厳重になって年寄りの人は面倒くせえ、面倒くせえ言ようるけど、それをしょうりますからね。ほやから、その分でかえことでというたらようねえんじゃろうけど、できるごみのコンポストを置いとっても臭うねえような人はそうしたらええと思いますけどね。私の考えだけじゃなしにこの前も寄った折にそんな話を聞きますけどね。 若い人はもう8月やこ水がようけ下へあるんやこそんなに、家が臭えからやはり持っていってステーションに置くようになるし、ほんまはようねえんだろうけえな。しゃあから、コンポストだったらそこへ捨てときせえしたら別にどういうことはねえしね。1年に一回2月ごろにどこへ、柿の木の下でも、ミカンの下でも私ら捨てたりするんじゃけど、もうぜひ来年ぐれえは考えてもらえたらと思いますけど、どないですかな。 ○議長(鵜川晃匠君) 答弁を願います。 吉村市長。 ◎市長(吉村武司君) 生ごみの処理につきましては、私が市長就任して直後に市長室にコンポストを4基ばかり大小並べまして、できる限り24分別になるように、また生ごみについてはそういう特別な処理機もありますので、検討をしたことがあります。 備前市を文化的な環境にすぐれた町にするには、この生ごみというところが最後の23分別から24分別にすることが大事と思っております。以前からぜひとも備前市にそのような環境をつくり上げたいと思っております。議員御提案のことを今後29年度の予算編成に向けて真剣に取り組んでいき、備前市の全世帯の方がこの環境政策に御賛同いただけるように頑張ってまいりたいと思います。また、その節は御協力、御声援をよろしくお願いします。 ○議長(鵜川晃匠君) 山本議員。 ◆9番(山本恒道君) ほんなら最後に、事務長にええかな、聞いて。もうやはり2週間ぐらい続けてきて、有名なええ先生じゃからぎょうさん来るんじゃろうけえね。2回ぐれえ来て、3週間目にはもう来ん。来ん人はやはり悪口言う。もうどうしても自分をええように言うから。そやから、ぜひえれえんじゃろうけど、ぜひ努力して、仲間の者はそりゃもらえる人はええけど、来て。よう皆知っとるからね。私も病院へ行きよるけど、順番やこずうっといったらこっちにょろちょろしよったなというて。きっちり順番に私の行きよる病院やこするからな。あんたところもしよんじゃけど。そやから、そねえに途中から券もろた人が優先じゃからしょうがねえけど、そこらを難しい思うけえど、その人らも1日仕事で来ょうるから早う済んでいにてえし、私らも途中から遅う行くけど、大体順番にずうっとあら思うたらこっちのほうへ、入り口におった人が呼ばれたりして行くからね。そこらをぜひよろしくお願いします。 ○議長(鵜川晃匠君) 答弁を願います。 植田病院総括事務長。 ◎病院総括事務長(植田明彦君) 御指摘いただきましたことで、先ほども答弁いたしましたが、お一人1枚ということを徹底してまいります。 以上でございます。 ○議長(鵜川晃匠君) よろしいか。     〔「ほなら、終わります」と9番山本議員発言する〕 以上で山本議員の質問を終わります。   ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(鵜川晃匠君) この際、申し上げます。 本日の一般質問はこれで終わりとし、後の方の質問については明日以降に行いたいと思います。 本日はこれにて散会いたします。 皆さん、御苦労さまでした。     午後3時41分 散会...