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06月15日-03号

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  1. 備前市議会 2016-06-15
    06月15日-03号


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    平成28年 6月第4回定例会              第 4 回 定 例 会 会 議 録 (第3号)会議開閉日時   平成28年6月15日  午前9時30分 開議    午後3時04分 散会会議の場所    備前市役所議場出席した議員の番号氏名  1番  森 本 洋 子      2番  石 原 和 人      3番  山 本   成  4番  西 上 徳 一      5番  立 川   茂      6番  星 野 和 也  7番  守 井 秀 龍      8番  尾 川 直 行      9番  山 本 恒 道  10番  掛 谷   繁      11番  田 原 隆 雄      12番  川 崎 輝 通  14番  橋 本 逸 夫      15番  津 島   誠      16番  鵜 川 晃 匠欠席・遅参・早退した議員の番号氏名  欠席 13番田口健作  遅参 12番川崎輝通  早退 なし説明のため出席した者の職氏名  市長     吉 村 武 司  副市長    有 吉 隆 之  教育長    杉 浦 俊太郎  市長室長   今 脇 誠 司  総合政策部長 佐 藤 行 弘  市民生活部長 大 西 武 志  保健福祉部長兼福祉事務所長   まちづくり部長中 島 和 久  日生総合支所長星 尾 靖 行         高 山 豊 彰  吉永総合支所長金 藤 康 樹  教育部長   谷 本 隆 二  病院総括事務長植 田 明 彦職務のため議場に出席した議会事務局職員  事務局長   草 加 成 章  事務局次長  入 江 章 行  議事係長   石 村 享 平  議事係主査  青 木 弘 行 △議事日程並びに付議事件(結果) 番号議事日程付議事件等結果1追加議案の上程 ・市長提案説明議案第84号 畠田香登西企業用地造成工事の請負契約締結について説明2一般質問  ・15番 津島議員  ・9番 山本議員  ・2番 石原議員  ・8番 尾川議員質問通告事項のとおり                              ── △一般質問通告事項 順位通告者氏名質問の要旨答弁者115番 津島 誠1 市政について市長 (再質問あり)2 旧アルファビゼンを巡る市の未収金について市長 (再質問あり)3 市庁舎について市長 (再質問あり)4 企業誘致について市長 (再質問あり)5 市営バスについて市長 (再質問あり)6 市政運営の条件について市長 (再質問あり)─13番 田口健作1 残された任期中に市長が思いを巡らせる市民サービスの構想は──2 大多府島、鴻島の緊急用務船について──3 就任挨拶でのICTまちづくりについて──4 義務教育における体育の役割について──5 アプリ「びぜんnavi」について──6 旧閑谷学校の夜間照明について──7 本庁舎3階の消防法違反は、いつから指摘されていたのか──8 旧アルファビゼンの資産台帳について──9 貸し出しをしているタブレットの行く末は──10 エアコンの改修について──11 マイナンバー制度について──12 定期船竣工の予定は──13 税務課前の長椅子会談(税務相談等)について──14 平成29年4月より施行される支え合いのまちづくりについて──15 工業デザイナー水戸岡氏の備前市に対するコンセプトは──16 水道事業について──17 頭島旧郵便局跡のレストランについて──18 平成27年度の中学校におけるタブレットとパソコンの使用時間は──19 小学校の先生の平均時間外は──20 日生中学校耐震化のその後について──21 歴史民俗資料館について──29番 山本恒道1 新庁舎整備計画について市長 総合政策部長 (再質問あり)2 小中一貫教育について教育長 (再質問あり)3 旧閑谷学校の世界遺産について市長
    (再質問あり)4 赤穂線の増便について市長 (再質問あり)5 公共交通のうち市営バスの運行について市長6 河川のしゅんせつについてまちづくり部長7 老人介護施設の人材について保健福祉部長32番 石原和人1 旧アルファビゼン市庁舎整備計画について市長 総合政策部長 (再質問あり)2 今議会に提案されている「生活応援券」について市長3 定住化・子育て支援政策について市長 (再質問あり)4 市にとってマイナスイメージの構築物について市長 副市長 (再質問あり)48番 尾川直行1 人口問題・定住促進の洗い直しについて  ① 出生数・自然減の実態から人口問題の検証、見直しを  ② 備前緑陽高校のGIS(地理情報システム)のノウハウ活用を  ③ 賃貸住宅入居者等の動向分析で定住促進を市長 (再質問あり)2 備前焼の振興、備前陶芸センター備前焼ミュージアムについて  ① 備前陶芸センターの現状と今後  ② 研修生の動向と定住策は  ③ 備前陶芸センターの施設整備と振興のための組織を  ④ 備前焼ミュージアムの運営状況と今後市長 (再質問あり)3 小中一貫教育について  ① 地域、保護者等への理解度向上策は  ② 先生方へのアンケート調査を実施し生かすべき  ③ 幼小中連携・接続に、こども育成課を教育委員会へ組織替えを教育長 (再質問あり)4 教育委員の選任と教育課題  ① これからの教育委員の選任の考えは  ② 学習活動が定着しない学級への対応策は  ③ 学校管理職の人事の考えは  ④ 学校評議員の活動実態とこれから  ⑤ 「教員は教育の要」の実践策は教育長 (再質問あり)5 片鉄ロマン街道の利用促進、活性化策と延伸、施設整備を  ① 岡山県の利用促進への取り組みの考えは  ② 備前市、4市町一体での活性化策、新たな取り組みは  ③ 片鉄ロマン街道の延伸と鉄道・鉱山を産業遺産として顕彰を市長 (再質問あり)     午前9時30分 開議 ○議長(鵜川晃匠君) 皆さん、おはようございます。 ただいまの出席は14名であります。定足数に達しておりますので、これより本日の会議を開きます。   ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(鵜川晃匠君) 日程1、本日市長より追加送付されております議案第84号を上程し、市長から提案理由の説明を願います。 吉村市長。     〔市長 吉村武司君 登壇〕 ◎市長(吉村武司君) 皆さん、おはようございます。 それでは、追加議案の提案理由の説明をいたします。 本日、追加上程させていただいております追加議案の1ページ、議案第84号畠田香登西企業用地造成工事の請負契約締結についてでありますが、畠田香登西企業用地造成工事について、岡山県備前市伊部2407番地、太陽建設株式会社と1億3,631万7,600円で請負契約を締結するため、備前市議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例第2条の規定により、提案するものであります。 以上、簡単に御説明いたしましたが、詳細につきましては別添の細部説明書をごらんいただき、御審議のほどよろしくお願い申し上げます。 以上でございます。 ○議長(鵜川晃匠君) 提案理由の説明が終わりました。   ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(鵜川晃匠君) 日程2、これより一般質問を行います。 12名の方からの通告を受けております。 なお、重複する質問は努めて排除していただき、執行部における答弁は簡素にお願いいたします。 また、田口議員から本日の会議を欠席するに当たり、質問を取り下げる旨の申し出がありましたので、本日予定されている後の方の質問については順次繰り上げて行うことといたします。 それでは、通告に従い、順次発言を許可いたします。 それでは、津島議員の一般質問を願います。 15番津島議員。     〔15番 津島 誠君 登壇〕 ◆15番(津島誠君) それでは、通告に従いまして一般質問をさせていただきます。 まず、市政のうち1点目、岡山県免許センター職員から備前自動車岡山教習所管理者への検定委員免許内容の漏えいについてお尋ねいたします。 まず、吉村市長と備前自動車岡山教習所との関係についてですが、現在は御子息が社長とお聞きしておりますが、市長はどの時点で経営から退かれたのか、教えていただきたいと思います。 先日、私は偶然パソコンを検索中に平成25年7月、岡山県警察本部警務課発表資料にある再就職リストに警察学校長から備前自動車岡山教習所にと小松原氏の名前があり、皆様も新聞やテレビの報道で元警察学校長であった小松原弘文氏が在宅起訴されたことは御存じと思います。 今月2日、岡山地裁の初公判で検察は懲役6カ月を元岡山県警運転免許課職員柴田被告、また県警OBで元自動車教習所管理者の小松原被告に求刑し、結審しております。 過去、私の質問には答えられていませんが、吉村市長が備前自動車岡山教習所の経営に携わってこられたことは事実であり、今回の重大な事案について、みずからのお考えを述べるべきではないでしょうか。 また、一流の経営者であれば結果責任、そして道義的責任としてもコメントされたらいかがでしょうか。 次に2点目、旧アルファビゼンをめぐる市の未収金についてお尋ねいたします。 前回の議会で同僚議員の質問に、市長は見解の相違で債権と認識していないと答えており、3月26日までに支払わず監査委員会の勧告を無視したのに、4月に入り当時の副市長が請求したらなぜこっそり支払ったのか、教えていただきたいと思います。 また、債権の認識したのはいつか、市民の素朴な感覚はなぜ払うなら勧告される前か、勧告されたらすぐ払わなかったのか。議会選出の掛谷議員も監査委員として在籍しており、議会軽視ではないのか。なぜ請求したこと、支払いがあったこと、山陽新聞社にしか連絡しなかったのか。監査委員会に市が請求したこと、支払いがあったことを報告したのはいつか。また、誰が報告したのか、当時の副市長か、市長室長なのか。最も重大なことだが、当時の田口議長への報告は誰がいつしたのか。先日の市長の私的な中国への視察旅行について副市長不在であるが、現在はインターネットなどですぐ連絡ができるとのことで、市長室長か総合政策部長を文書で指名したかで市長職務代理者としたと聞いたが、当時ほとんどの議員は備前市内にいたので、メールかファクスでも請求した時点、支払いがあった時点で報告すべきではないかと思いますが、いかがでしょうか。 また、現在の監査事務局は備前市と瀬戸内市とで広域になっており、先月末にあった一部事務組合議会で私も瀬戸内市役所へ行きましたが、本当に恥ずかしい思いがありました。備前市と備前市議会の誇りはどうなったのか、たかが未収金の話ではなく、法と正義に基づき市政運営をする吉村市長の御見解をお聞きしたいと思います。 3点目に、市庁舎についてお尋ねいたします。 なぜあれほど2月議会でも旧アルファビゼンへの市庁舎の移転を政策として推進し、私から見たらごり押しにも思いましたが、職員幹部も全員賛成であり、地元区長会からも要望が出ていたと記憶しており、また同僚議員の方々も賛成者が多かったと思いますが、なぜ撤回したのか、そしてなぜ急に現在地に建てかえとなったのか。建てかえが決まったと市民に勘違いする新聞報道もありましたが、理由は何でしょうか。 なぜ仮庁舎の実施設計委託料に2,500万円もかけるのか。推定5%として5億円も要るのか。たとえ10%としても2億5,000万円です。現在地に建てかえるなら、多少不便でも旧庁舎を改造して対応したらよいのでは。職員も大幅に減っているし、また総合支所もフル活用すればよいと思います。 逆に、本庁舎の基本設計委託料が3,500万円でできるのかどうか。いつも拙速な判断は市長のお得意ですが、事は備前市の命運に係る案件であります。市庁舎を新しくしても人口減には歯どめはかからないと思いますが、この質問に関連して少し私の私見を述べさせていただいて、市長のお考えを聞きたいと思います。 高齢化が進む中で、片上の市庁舎に機能を集約することは利便性にも問題があり、端々に危機管理面からも分散することが望ましいのではと思います。民間企業でも東日本の大震災を受けて災害やテロに強い企業体質をつくるとしてビジネスコンティニュイティープランニングが進められています。在庫管理や生産を分散するやり方で、1カ所が被災してもバックアップができるようにとのことです。 例えば東備消防本部に地理的耐震などを考えても消防、警察、行政の機能を集約した危機管理センターを設け、危機管理監を常駐させ、日生、吉永の総合支所にも危機管理の機能を強化させ、また施設はコンパクトにすることにより、約30年後には2万人前後で広域高齢化の備前市の特徴を把握した政策を考えるべきです。 これから久々井の体育館や周辺施設の老朽化、また地盤沈下によるトラックの補修費用も出せない状況、また老朽化する上下水道の今後に係るインフラ関係の費用、現実に起債が440億円を超え、人口減による交付税の減少、わかりやすく言うと人口が減れば当然借金の割り勘がふえるのは当然でございます。たまたま安倍政権の中、税収がふえたこと、地方創生で地方に流れるお金がふえたこと、市長のすばらしいアイデアでふるさと納税で潤ったことで一見豊かな印象がありますが、厳しい財政状況を忘れてはならないと思います。したがって、単に合併特例債にあわせて拙速に仮庁舎の、まして旧アルファビゼンに多額の税金を投入すべきではないと思います。 次、4点目、企業誘致についてお尋ねいたします。 市長に市民が期待したのは豊富な人脈での企業誘致であると考えますが、現実には進んでいません。私も備前市のために地元の土地買収には汗をかかせていただきました。市長と政策をめぐり厳しい議論をしておりますが、備前市の発展を願って役に立てることは全力で協力しております。 まず、パナソニック跡地への企業誘致は、備前市内企業が決まったとあちらこちらでしゃべった方がおりましたが、結局はだめになったとか。市内企業との交渉経過や今後の見込みはどうでしょうか。 また、なぜ交渉の情報管理ができていないのか。名前が出た企業の幹部は相当の不信感を持っており、交渉の情報管理のできない行政の信頼がなくなれば、企業もますます来なくなるのではないでしょうか。 次に、香登のミサワと備前市場がキャンセルされたと聞きますが、その後どうなっているのか、教えていただきたいと思います。 また、道の駅の調査はとっくに予算がついていますが、その後どうなっているのでしょうか。 次に5点目、市営バスについてお尋ねいたします。 まず、何台バスを購入したのか、備前バスから引き継いだ台数は幾らか、また新規購入した台数は幾らか、備前バスと市営バスとの比較は、想定されたランニングコストの比較は幾らぐらいなんか、教えていただきたいと思います。 最後に、市政運営の条件についてお尋ねいたします。 これまでの吉村市政の運営を見てみると、大変疑問を感じることが数多く出てきました。思い返しただけでもいろいろあり過ぎて困ります。たしか市長は就任直後でしたか、星を見る機械を学校に備えつけるという余りにも大胆で無謀と思えるものだったり、それから行政改革の流れに逆らうように、結局他人のものであったものを市営化したこと、日生のプールも伊部の美術館もそうだし、最後はバス会社も市のものにしてしまいました。 星を見る機械は、議会が何とか軌道修正をしましたが、多くは事ここに及んで仕方がないという流れにして、議会も過半数では認めてきました。私は、それでも反対した案件はありますが、それはよいとして、多くの場合政策が余りにも行き過ぎている場合は、良識ある議員が賛同して時々何でもかんでもじゃあなく、その誤りの一部は正してきたと思います。 その中で問題は、いつもある日突然やってくるというのが共通しているんじゃないかと思います。下ならしとか、下打ち合わせとかがないだけじゃないんですわ。昨日までのことを御破算にして、きょうから全然別のことにするという場合でも相変わらず一緒のやり方で、ある日突然になされるわけで、今回の旧アルファビゼンの件などは二、三日前の委員会で執行部はまだ決まっていません、今は何も言えませんと言っとったのががらっと変わった案を出してくるわけで、本当にびっくりします。我々議員は、そんなふうに出てきた案が本当にちゃんと練って、練って考えられたものなんかどうか疑いたくなるのも自然の流れじゃないかと思います。 そこで、お聞きいたします。 市長は、自分の政策を進めるに当たって心がけていることは何でしょうか。中には少し足りんとか、行き過ぎているんとか、自分を反省することがありますか。そして、なぜ議会は全てのことを全て自分の思いどおりに決めてくれないと思いますか。 以上であります。 ○議長(鵜川晃匠君) ただいまの質問に対する答弁を願います。 吉村市長。     〔市長 吉村武司君 登壇〕 ◎市長(吉村武司君) それでは、津島議員の御質問に順次お答えいたします。 1番、さきの定例会の再質問で市議会の質問で取り上げられるような事案ではない。市議会議員としての質問すべき妥当性に欠けていると考えると答弁をしました。何ぼ御質問されても市長として答弁することはありません。 2番、旧アルファビゼンをめぐる請求についてでありますが、住民監査請求に係る監査結果に基づき、十分検討を行いました。相手側には十分説明し、納得をいただくよう交渉を行ってきました。4月19日に納付書を作成し、4月20日に持参、その後4月21日に入金されました。 次に、議会軽視と思っておりません。 次に、山陽新聞しか連絡しなかったのかという質問についてでありますが、市から山陽新聞には連絡をしておりません。山陽新聞が独自に情報を収集したものと思われます。 次に、職務代理者についてでありますが、期間が短く連絡がとれるということで今回も設けていませんでした。 次に、監査事務局への報告についてでありますが、3月25日に報告しておりますので、その後の報告は必要ないものと考えております。 3番、市庁舎について、なぜ移転の方針を撤回したのかについてでありますが、議員の皆様、意見聴取会での各種団体の代表の方々の意見をお伺いしますと、旧アルファビゼンへの移転より新築するほうがよいという意見が多くございました。これらの意見を参考にし、検討した結果、庁舎を新築するという方向になりました。 次に、委託料についてでありますが、仮庁舎につきましては工事発注できるまでの詳細な設計を行うもので、実施設計委託料は必要な金額であると考えております。 庁舎新築につきましては、まず基本設計を行うもので、基本設計は建物の概要を決めるものでありまして、これをもとにして次に実施設計をすることになります。今回は、基本設計の委託料であります。 次に4番、1点目、市にとっても重要な企業用地となり得ることから、パナソニック側と協議をさせていただきたいと思っております。 2点目の香登本企業団地の企業誘致活動についてでありますが、現在複数の企業からお問い合わせをいただいている状況であり、誘致活動を進めてまいります。 3点目の道の駅の調査についてでありますが、27年度予算により本年1月に調査業務を発注し、29年度(「28年度」と後刻訂正)に繰り越した上で現在業務を進めているところであります。業務の内容としましては、交通量や人口動態などの基礎調査や、他の先進事例などの調査結果をもとに施設の概略的な計画と概算事業費の算出、各候補地の評価などを行う予定としており、今後の検討資料としていることとしております。 次に、5番の市営バスについてでありますが、購入した路線バスの車両については備前バスから5台、日野自動車から4台の計9台の中古バスを購入しております。普通乗用タイプの車両は9台をリースにしており、これに以前和意谷線に使用していた市営バス1台を合わせて合計19台を所有しており、委託路線と直営路線でそれぞれ管理をしております。 次に、日生運輸とのランニングコストの比較について、市営バスの運営はスクールバスを兼ねており、事業所経費や運行管理者の人件費の共用部分、減価償却やイニシャルコストの考え方などで双方の条件が異なるため、適切な経費の算定と比較は困難であると考えております。これらを踏まえ、できるだけ同じ条件になるよう比較したところ、平成27年10月からの市営化された半年分の費用は約5,300万円、平成26年度の日生運輸の経費額の実績を半分にしますと5,580万円となります。 6番、市政運営の条件についてでありますが、さきの定例会でお答えをした内容と同じであります。少子・高齢化や高度情報化などにより急激に社会変化が進む中、時代に合ったニーズを見きわめ、戦略的かつスピード感を持って常に進化させながら施策を展開することが、備前市の未来につながると考えておるからであります。住民の利益を考え、できるだけ多くの人が備前に住み続けたいと希望が持てるよう、我が町を未来へ向けて持続可能にすることが、今市政に携わる我々の責務だと考えております。 訂正をいたします。4番、3点目、道の駅について29年度に繰り越しと申しましたが、28年度の誤りでありました。訂正させていただきます。 以上であります。 ○議長(鵜川晃匠君) 再質問はございますか。 津島議員。 ◆15番(津島誠君) 答弁漏れがちょこちょこありますけえど、どうしましょうか。ずっとやりよろうか。 ○議長(鵜川晃匠君) 答弁漏れの箇所は議員から御指摘をいただければと思います。 ◆15番(津島誠君) 一問一答の中で言おうか。 ○議長(鵜川晃匠君) お願いします。 津島議員。 ◆15番(津島誠君) まず、市政についてですが、何遍質問されても市長として答弁することではありませんということですが、ちょっと確認だけさせていただきますが、以前ウエストジャパン興業株式会社代表取締役吉村武司氏となっていましたが、この市長、履歴事項全部証明書を見ると平成25年4月15日に辞任となっておりますが、問題の小松原氏は4月1日に備前自動車岡山教習所へ就職されていますが、市長はこのことを御存じでしたか、どうですか。 ○議長(鵜川晃匠君) 吉村市長。 ◎市長(吉村武司君) 先ほども申し上げましたとおりでございます。市議会の質問で取り上げられるような事案ではないと考えております。市議会議員としての質問すべき妥当性に欠けておると思っております。 以上であります。 ○議長(鵜川晃匠君) 津島議員。 ◆15番(津島誠君) それじゃあ、ついでにもう一つお尋ねしますが、市長は現在も勝英自動車学校の取締役社長とお聞きしましたが、事実でしょうか。事実であれば、市長になったら市政に専念するとの公約は違反ではないでしょうか。どうですか。 ○議長(鵜川晃匠君) 答弁を願います。 吉村市長。 ◎市長(吉村武司君) 私が市長として議会という公の場でお答えすべきことではないと考えておりますので、答弁は差し控えさせていただきます。 ○議長(鵜川晃匠君) 津島議員。 ◆15番(津島誠君) 前回も市議会議員としての質問すべき妥当性に欠けていると思っているとの答弁で、その答弁は我々市議会議員に対する議会軽視じゃないんかと思いますが、市長どねえなんですかな。 ○議長(鵜川晃匠君) 吉村市長。 ◎市長(吉村武司君) 議会軽視をしておると考えてはおりません。     〔「それだけ」と15番津島議員発言する〕 ○議長(鵜川晃匠君) 津島議員。 ◆15番(津島誠君) 市長は議員の質問すべき妥当性に欠けているとか、議員に質問をつけるような言い方は結局反問権になるような気がするんですわ。へえで、あいにく備前市議会の会議規則にゃあ、まだ市長反問権がないんですわ。そやから、そういうときは今後答弁に当たってはよう気をつけていただきたいと思います。これはよろしいわ。 かがんで。 ○議長(鵜川晃匠君) 続けてお願いします。 津島議員。 ◆15番(津島誠君) 2番目のアルファビゼンを、旧アルファビゼンをめぐる市の未収金についてですが、債権と認識したのはいつですか。 ○議長(鵜川晃匠君) 答弁願います。 吉村市長。 ◎市長(吉村武司君) 説明を相手側に果たすように幹部に指示をしました。その時点で十分債権があるように説明をしてきなさいということで、初めて市役所から説明に行ったわけであります。よって、その時点で債権があるように私どものスタンスとしては決めたわけであります。 ○議長(鵜川晃匠君) 津島議員。 ◆15番(津島誠君) それはいつですかね。市長、まだ覚えとるはずですがな。 ○議長(鵜川晃匠君) 吉村市長。 ◎市長(吉村武司君) 本年3月末だというふうに思っております。 ○議長(鵜川晃匠君) 津島議員。 ◆15番(津島誠君) なぜ払うなら勧告される前か、勧告されたらすぐ払わなかったんですかね、市長。どうですか。 ○議長(鵜川晃匠君) 吉村市長。 ◎市長(吉村武司君) 議員は大変な勘違いをしておられます。     〔「しとりゃあせん」と15番津島議員発言する〕 勧告は、監査事務局、監査委員から市のほうにされたわけであります。議員が今言うておられるのは、いわゆる相手方、ウエストジャパンがなぜすぐ払わなかったか、その前にということでありますから、お話が全然ひっくり返っておることだと思っております。 ○議長(鵜川晃匠君) 津島議員。 ◆15番(津島誠君) その議員は勘違いしとりゃせんかなという自体が市長、反問権に当たるんじゃ。もうなあ、よう議会事務局長にうちの会議規則よう教えてもろうてそこへ臨んで答弁してほしいんですわ。もう発言者に言うたらいけんの。 次に、当時の田口議員、田口議長じゃな。当時の田口議長への報告は、誰がいつしたのか、教えていただきたいと思います。 ○議長(鵜川晃匠君) 答弁願います。 吉村市長。 ◎市長(吉村武司君) しておらないと聞いております。 ○議長(鵜川晃匠君) 津島議員。 ◆15番(津島誠君) それはなぜですか。 ○議長(鵜川晃匠君) 答弁願います。     〔「大事なことですわ」と15番津島議員発言する〕     〔「それを議会軽視というんじゃ」「必要ないと思うたんでしょ」と呼ぶ者あり〕 吉村市長。 ◎市長(吉村武司君) 日々の市の行政の一環だと理解をしております。 ○議長(鵜川晃匠君) 津島議員。 ◆15番(津島誠君) 議会やこうへは言わんでもええわという、なんかな。 それで、5月16日から19日まで市長は私的な中国への視察旅行について、これ副市長不在というのはわかり切っとんじゃ。前の副市長が5月10日に退職して、5月23日の臨時会で新、今誰な、有吉副市長が決まるまで、こういう大事な時期に何で市長は行ったんですかな、4日間も。 ○議長(鵜川晃匠君) 答弁を願います。 吉村市長。 ◎市長(吉村武司君) 日中友好協会の皆さんからの御案内で参りました。 ○議長(鵜川晃匠君) 津島議員。 ◆15番(津島誠君) 今、答弁聞きよったら期間が3泊4日やから期間が短うて連絡はとれる、今携帯とかインターネットですぐとれますけえど、ひょっと万が一不測の事態が起きたら大変困りますので、今後こういう時期にゃあ余り遠いのほうへ行かんほうがいいと思いますが、市長いかがですかな。 ○議長(鵜川晃匠君) 答弁を願います。 吉村市長。 ◎市長(吉村武司君) 1週間以上国外に出る場合は、そのような手続もあるということは認識しております。 ○議長(鵜川晃匠君) 津島議員。 ◆15番(津島誠君) 3点目の市庁舎についてですが、今市長の答弁を聞きようたら、庁舎を新築するんじゃあというだけで、現在地というのを聞いてねえんですわ。それで、なぜ急にこの現在地に建てかえとなったのか、教えていただきたいと思います。答弁じゃ言うてねえぞ。 ○議長(鵜川晃匠君) 答弁を願います。 吉村市長。 ◎市長(吉村武司君) 昨年の5月に全員協議会を開いていただきまして、議会の皆様方には市の案を提示をいたしました。およそ1年かけて皆さん方の御意見を伺っておりましたが、庁舎を移転となりますと3分の1以上の議員が反対されると庁舎移転はできないということをその全員協議会で津島議員が申し上げられたとおりでございまして、市のほうで検討した結果、3分の1以上の議員の方の賛成は得ることが難しいと。それと同時に、意見聴取会においてほとんどの方がいわゆる今現在の場所に移転をされるほうがよろしいんではないだろうかということをお伺いしたもんですから、時間的なことを考えて今回決定をしたというところであります。 ○議長(鵜川晃匠君) 津島議員。 ◆15番(津島誠君) 市長、なぜ仮庁舎の実施設計委託料、もうすぐするぞというやっちゃな。これ2,500万円もかけるんか、どうも私は合点がいかんのんじゃけえ、今ごろは設計委託料は推定5%で5億円、10%じゃったら2億5,000万円で、これ市長は何%の計算をしとんですかな。 ○議長(鵜川晃匠君) 答弁を願います。 吉村市長。 ◎市長(吉村武司君) 私はそのような金額を前提にお話をしておりません。すなわち今回の議案として出しておりますのは、仮庁舎の詳細設計及び新庁舎の基本設計というところで議会のほうにお願いをしております。議員のほうからそのような特定の金額がこれからの入札等に差し支えますので、私のほうから言うわけにはまいりません。 ○議長(鵜川晃匠君) 津島議員。 ◆15番(津島誠君) もしかして旧アルファビゼンを仮庁舎と言いながら、旧アルファビゼンありきはいかがなもんかと思いますし、まして公開もできず、警察官が一生懸命捜査中なのにいかがですか、市長。 ○議長(鵜川晃匠君) 答弁を願います。 吉村市長。 ◎市長(吉村武司君) いかがですかということは、どういうことでしょうか。 ○議長(鵜川晃匠君) 津島議員。 ◆15番(津島誠君) 旧アルファビゼンにそねえに盗人が捕まるまでは中へ入らさんとか、入ったらいけんぞとか警察が、鑑識が、備前署の鑑識が言よんでしょ。それをどうも仮庁舎でするには中に入って何やかんや測量したり何やかんやせにゃいけんのに、そりゃあ構やせんのんかなというて簡単に市長にお伺いしょんですわ。公開せられえ、ほんなら。
    ○議長(鵜川晃匠君) 答弁を願います。 吉村市長。 ◎市長(吉村武司君) それにつきましては、3月議会で藤原総合政策部長から回答をさせていただいております。 ○議長(鵜川晃匠君) 津島議員。 ◆15番(津島誠君) 次に入ります。 企業誘致については香登のミサワと備前市場の間の市購入地の予定の企業はキャンセルと聞いとんですが、その理由は市長何じゃったんですかな。 ○議長(鵜川晃匠君) 答弁を願います。 吉村市長。 ◎市長(吉村武司君) 私のもとにはキャンセルという話は一切ございません。どっから出たか、私にはわかりませんが、私のほうにはございません。順調に進んでおります。 ○議長(鵜川晃匠君) 津島議員。 ◆15番(津島誠君) ミサワと備前市場の間の3,500坪の話ししょんぞ。こっちの1万坪の話じゃないんよ。市長、それは話がビーランドリーが来るというのを私は知っとったんですわ。それが何でやんだんならという質問をしょんですわ。それ市長として知らなんだん。 ○議長(鵜川晃匠君) 答弁を願います。 吉村市長。 ◎市長(吉村武司君) 一つの会社だけじゃなしに数カ所の会社から手を挙げていただいております。今、その中から市のほうとしては最もふさわしい企業を選んでおるところでございます。 ○議長(鵜川晃匠君) 津島議員。 ◆15番(津島誠君) まあ頑張ってください、早目に決めるように。 次に移ります。 市営バスについちゃあ半年で今の段階じゃあランニングコスト面がようわからんので、また1年で、やり始めて1年でもしたら次回に質問させていただいて、次に入ります。 最後に、市政運営の条件についてちょっとお尋ねいたしたいと思います。 市長は、よく市長の口から市民の意見を聞いてとか、幹部とよう相談してとか聞くんですが、実際それはほんまに相談になっているのか。それが一方的な市長の押しつけになっていないか。へえで、自問自答したことがありますかな。 それと、市長あなたがよいと言うてもはたから見たら到底いけないということがあったとして、それを調整する、この役所の中に調整することが、この役所の中にちゃんとあるんじゃろうかなあ。どんなですか、市長。 ○議長(鵜川晃匠君) 答弁を願います。 吉村市長。 ◎市長(吉村武司君) 私は、この3年間公約と実際に備前市の第2次総合計画及びまち・ひと・しごとふるさと創生戦略に基づきその大局に立って市政の運営をしておるわけであります。よって、十分な御意見を賜りながら、市政の運営をしております。また、庁議等いろんな件につきまして、幹部や担当官からいろんな報告を受け、それに基づいて一つ一つ市長として決断をしておるのみでございます。 ○議長(鵜川晃匠君) 津島議員。 ◆15番(津島誠君) 何ぼスピード感があるというても生き馬の目を抜くようなやり方じゃあそっぽを向く人もおろうし、半ば強制的に従わせていくには限度があるんじゃと思います。市の政策は、少のうても大多数となる同意を取りつけられるよう、物事をきめ細かく運んでいくのが市長の役目じゃねえんかなあと思います。中でも、議会は今度は会派も新しゅうできたし、党派もあるし、右よりの意見も左よりの意見もあって実にいろんな考え方があるところだと思います。これを市長自身が七、八割方のまとめ上げる力量が、力がじゃな、ないといけんよ。その点、どんなですかな。 ○議長(鵜川晃匠君) 御答弁を願います。 吉村市長。 ◎市長(吉村武司君) 市民に選ばれました市長として、市民の意見をよく聞きながら、またいい議案を提出できるように市の職員一同頑張っておりますので、御理解を賜りたいと思います。 ○議長(鵜川晃匠君) 津島議員。 ◆15番(津島誠君) 今時折アメリカの大統領候補のニュースを見ると、妙に市長、あんたとかぶる人がおるなあと思うのは私だけじゃあねえと思います。要するに、私が言いてえのは備前市にはリーダーシップは要るんじゃけえど、ワンマン経営は要らんということですわ。肝心なのは、真っ当なことを誰が見ても実直で精錬な態度で物事を進めていこうという姿勢にならんと良識ある市民はついてこんということですわ。これを市長によう御忠告しておきます。 以上で終わります。 ○議長(鵜川晃匠君) 答弁よろしいですか。 ◆15番(津島誠君) もう要らん。 ○議長(鵜川晃匠君) 以上で津島議員の質問を終わります。   ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(鵜川晃匠君) 次に、山本恒道議員の一般質問を願います。 9番山本議員。     〔9番 山本恒道君 登壇〕 ◆9番(山本恒道君) おはようございます。 それでは、通告に従いまして、ただいまから一般質問をさせていただきます。 まず、1点目の新庁舎の計画についてお尋ねいたします。 先ほど、津島議員が質問されたのと同じような感じですけど、少しだけさせていただきます。 新庁舎の整備計画は、4月の時点ではアルファビゼンに移転する計画を示されていましたが、5月の時点では新庁舎は現庁舎の場所へというようなことでございました。先ほど聞く限りにおきましては、アルファでは数がとれないので、こちらへというような感じですが、余りにも早くぴゅっと変わって、こっちの者はちょれえから割とついていきにきいような感じで、そこで先ほど言われた向こうには2,500万円とか、新しい庁舎へは3,500万円とかというような感じで、そろそろ的確に言っていただいたほうが市民の皆さんもついていきええんじゃないかと思います。 次に、小中一貫校についてお尋ねいたします。 備前市では、学力の向上や豊かな社会性、人間性を図るとして小中一貫教育基本計画が策定されており、私自身も県外の小中一貫校などは視察や計画の内容について勉強はさせていただいておりますが、割と難しいような、わかりにくいところが多いです。 最初の導入校は、29年度の伊里の小中一貫校という計画ですが、最近5月28日とか6月4日とかといったりする時分に伊里の小学校、中学校の運動会などがあって、そこへ行って参加しておるお父さん方に話をすると、割と保護者の方はわかりにきい。小学校が中学校のほうへ行くんかとかというたりするような感じで、まずお母さんはそこそこ説明を聞いとられるからわかるようなんですけど、お父さんは、私はお父さんによう聞いたんですけど、そこら周りがわかりにくいようなところが多いです。 私もよそのほうの学校を視察させていただいたら、割といいことは多いんだというような話も聞きました。そういったところから、保護者に説明を十分して、納得がいかなくてもせにゃいけんのんかもわからんですけど、そこら周りをよく説明をしてやっていただきたいと思いますが、教育長のお考えをお聞かせください。 次に、閑谷学校の世界遺産ついてお尋ねいたします。 昨年、うれしいことに閑谷学校が水戸市の弘道館、足利市の足利学校、日田市の咸宜園とともに日本の歴史文化遺産に認定されました。今後は、引き続き世界遺産へ向けての取り組みがされておると思いますが、その成果に大きな期待をしております。 閑谷学校付近の道路は最近舗装が整備され、景観もよくなったと地元の方は言っておられます。閑谷学校関連の遺産は、井田地区の井田、熊沢蕃山や山田方谷などの遺産も多くあり、それらに関連遺産のアピールが私は足らないと思います。もっと力を入れて認定へ向けて取り組むのならば、全国にアピールするとか、関連遺産がある地区にももっとPRの旗を立てるとかといったようなことが備前市一体で吉永、日生までも巻き込んで認定に向けていろいろと取り組んでいただきたいと思います。県内外からのお客さんにわかってもらうよう、積極的に計画を立て、取り組んでいただきたいと思います。 また、閑谷学校関連の観光客の推移と今後の世界遺産への計画や取り組みについてお尋ねいたします。 次に、赤穂線の増便についてお尋ねいたします。 JR赤穂線は、昼間は岡山駅から長船までは30分に1便ありますが、播州赤穂までは1時間に1便しかございません。これまで幾度となく同僚議員も要望したり、改善されないかといったようなことを言うてきましたが、備前市は人口が年間約500人ほど減少しており、播州赤穂までの本数を30分に1便といえばいいんでしょうけど、岡山方面へ通勤、通学の人の市内への、市外への転出が少しでも防げりゃへんのかなあと思います。 そこで、長船駅から播州赤穂駅まで本数の増便について備前市としてどれくらい金を出したらJRが赤穂駅まで通してくれるのとかといったようなことで、ぜひできたら進めていただきたいと思います。 次に、市営バスの運行についてお尋ねいたします。 市営バスは運行開始してからおよそ9カ月がたち、利用する方々からは好評を得ている部分もありますが、まだ不十分のこともあると聞いております。 先ほどのJR西日本の新幹線と赤穂線を例にとってみますと、いっときは新幹線相生駅に到着する時間と赤穂線の相生駅を発車する時間が同時といったようなこともありました。これでは新幹線に乗って相生でおりたけど、赤穂線は次の電車で帰ってくるというようなことも経験したことがあります。市営バスも市民のために運行されているのですから、利便性を考えてもう少し優しい運行をしていただきたいと思います。 これは一月ほど前ですけど、私が伊里駅で電車に乗るときにバスが来られて、時刻表をもう少し考えていただいたらええようにいくというような話を乗務員の方から聞きました。電車が行った後にお客さんが来ても乗りにくいようなところはもう誰でも感じますので、そこらをいろいろあるんでしょうけど、市民の人のことも考えてやっていただきたいと思います。 次に、河川のしゅんせつについてお尋ねします。 今まで同僚議員も幾度も土砂の堆積、しゅんせつをしてほしいというようなことはもうよく聞いておりますが、工事のほうは進んでいる状態はないです。最近の異常気象により、全国各地で予想できない豪雨がたびたび降っております。備前市の河川においても市民の方々と話をする限り不安は一層あるようです。 私も、大きな災害を49年災・51年災とかといったりするような、人が流れたり、家が流れたりするようなのはたびたび見てきましたが、最近は2年ほど前でも広島なんかでも思わんところで、ことしも九州なんかは雨が降って地震で揺さぶってというようなのが非常に多くなっておりますので、ぜひ岡山県のほうがしてくれるんでしょうけど、全然前に進んでいきよるようには思われんので、少々金がかかってもぜひ、岡山県が金出すんか、備前市が出すんかわからんですけど、そこら周りをひとつよろしくお願いします。 最後に、老健介護施設の人材についてお尋ねいたします。 日本全国はもとより、備前市も同様に高齢化が進み、それにあわせて介護が必要な高齢者介護施設もふえている状況にあります。幹部を初め執行部の方々も当然御存じと思います。介護施設がふえていることはよいと思われますが、中には介護度の高い人とか、金銭の管理に関係するトラブルや暴力の不祥事を起こしている介護施設もあると聞きます。これらのことが世間に公表されればその施設の世間的な信用を失い、善良な施設も疑いの目をかけられることになりかねません。 そこで、担当者にお伺いいたします。 老人介護施設のほとんどは民営化でありますが、職員の採用に関してどのような基準があるのか、どのような人材を採用しているのか、またどのような教育をしているのかについて、市はどこまで把握をしているのか、お尋ねいたします。 この問題については、ないがしろには決してできないと思います。 以上で私の一般質問を終わります。明快な答弁をよろしくお願いします。 ○議長(鵜川晃匠君) 会議中途ですが、この際暫時休憩します。     午前10時49分 休憩     午前10時55分 再開 ○議長(鵜川晃匠君) 休憩前に引き続き会議を再開します。 山本議員に対する答弁を願います。 吉村市長。     〔市長 吉村武司君 登壇〕 ◎市長(吉村武司君) それでは、山本議員の御質問に順次お答えいたします。 1番、新庁舎整備計画の委託料の内容でありますが、委託料の内容は庁舎新築のための基本設計及び仮庁舎実施計画の委託料であります。 3番、旧閑谷学校関係の観光客の推移と世界遺産認定への計画や取り組みについてでありますが、昨年度日本遺産認定後の5月から本年3月までの来場者数については昨年同期より6.4%、5,159人増の8万5,507人となっております。世界遺産認定への計画や取り組みについては本市世界遺産登録推進委員会を中心に観光担当部署や関係団体、さらに地元の皆様との連携を深め、市内外にPRする活動や環境整備を進めてまいりたいと考えております。 また、昨年度に加盟した教育遺産世界遺産登録推進協議会におきましては、水戸市、足利市、日田市とともに日本遺産認定の補助金なども活用しながら活動を行ってまいります。 次に、4番の赤穂線の増便についてでありますが、JRに対して例年兵庫、岡山両県、隣接市町村地域振興協議会の両県4市2町1村で直通列車の増便や長船駅延長運行について要望をしております。 JRの方針は、費用対効果や採算性を重視していることから、利用が減少傾向にある中で通勤、通学以外のサービス改善に伴う増便は困難であると伺っていますが、県とともに働きかけていきたいと思います。 御質問の増便のための市の負担については、金額だけでは無理のようですが、市が人口減対策を考えるとき必要な手法の一つではないかと感じております。利便性を高めるICOCAカードの使用等についてもJR西日本にお願いをしてまいります。 次に、5番の公共交通のうち市営バスとJR時刻表の調整についてですが、JRのダイヤについては主に新幹線利用の乗り継ぎを重視した在来線のダイヤとなっており、御提案の在来線と市営バスとの相互調整はJRの時刻に合わせて市が接続しない限り難しいものと認識しております。このため、市営バスの現行ダイヤについては可能な限りJRとの乗り継ぎを考えて調整をしておりますが、車両台数や各路線の1便当たりの運行時間、他の路線との接続など物理的に調整が困難な便があるのが現状でありますが、増便を含め利便性を高めるのが肝要であると考えております。 また、本年4月11日の市営バスのダイヤ改正以降も利用者の皆さんから要望や御意見をいただいておりますので、これらを参考にしながらより利用しやすい市営バスとなるように改善していきたいと考えております。 先ほどの兵庫・岡山両県境隣接市町村地域振興協議会というところでございました。訂正をしておわびいたします。 私のほうからは以上であります。 ○議長(鵜川晃匠君) 杉浦教育長。     〔教育長 杉浦俊太郎君 登壇〕 ◎教育長(杉浦俊太郎君) それでは、私からは2番、小中一貫教育についてお答えをいたします。 備前市の目指している将来像は、町全体で子供にかかわり、子供を通してふるさと備前をつくっていく、そういうものでありまして、小中一貫教育のあり方についても保護者、そして地域の皆さんに御理解いただくことが極めて重要だというふうに考えております。 このため、まず保護者に対しては各学校から取り組みの進捗状況に応じて説明を行ってまいります。また、今月6月25日を皮切りに、中学校区ごとに保護者を含む地域の方々に参加していただく備前学校づくりサロンを開催して、小中一貫教育の進捗状況等についてわかりやすく説明をするとともに、具体的な進め方について御意見を伺っていくことにしております。 私からは以上です。 ○議長(鵜川晃匠君) 高山保健福祉部長。     〔保健福祉部長兼福祉事務所長 高山豊彰君 登壇〕 ◎保健福祉部長兼福祉事務所長(高山豊彰君) 私からは、御質問の7番についてお答えをいたします。 老人介護施設の人材についてでありますが、各施設の職員採用に関しましては、国が定めた制度上の人員基準に従い施設がそれぞれ採用を行っております。各個人の資質等の見きわめや、職員の研修参加につきましては、施設の方針によって行われているところでありますので、市として具体的な内容につきまして把握しておりません。市といたしましては、人材育成の一助として必要に応じて各種研修等を開催しておるところであります。また、これらの施設は県や市が定期的に指導監査を実施しており、通報等があれば調査の実施や指導を行ってまいります。 以上でございます。 ○議長(鵜川晃匠君) 中島まちづくり部長。     〔まちづくり部長 中島和久君 登壇〕 ◎まちづくり部長(中島和久君) それでは、私からは6番、河川のしゅんせつについてお答えさせていただきます。 県管理の河川のしゅんせつにつきましては、毎年県へ要望しておりますが、残土の処分場所を市で確保することが実施の条件とされており、課題となっております。こうしたことから、適地の調査を行い、幾つかの候補地を選定しており、この候補地の中で最も優先順位の高いものについて現在地元関係者と協議を進めているところでございます。協議が調えば、まずは実施に向けて調査、設計を行いたいと考えておりますが、特に緊急を要するような箇所があれば早急に対応していただくよう、県へ強く要望していきたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(鵜川晃匠君) 再質問はございますか。 山本議員。 ◆9番(山本恒道君) 最初に、新庁舎についてですが、この庁舎は今まではアルファでというようなことをずうっと聞いて、そうかなあと思いよったんですけど、ここに来てこの現在地のところでやるということなんですけど、ここではこの前の聴取会でもいろいろと高かったらいけん、また低かったら駐車場が少ないとかいろいろ言われよりましたけど、いよいよ何階建てでいかれるんですかね、いくとしたら。 ○議長(鵜川晃匠君) 答弁を願います。 吉村市長。 ◎市長(吉村武司君) 何階建てになるかということも諸条件を勘案しながら基本設計を行ってまいりたいと思っております。 ○議長(鵜川晃匠君) 山本議員。 ◆9番(山本恒道君) それでしたら、設計屋が思うたとおりになるということなんですか。市のほうから3階建てぐれえでこれだけの面積があるからというのと、6階建てじゃったら駐車場が多ゆなるとかというたりするのはもう設計屋任せなんですか。 ○議長(鵜川晃匠君) 答弁を願います。 吉村市長。 ◎市長(吉村武司君) それは設計等との協議で煮詰まっていくものと理解しております。 ○議長(鵜川晃匠君) 山本議員。 ◆9番(山本恒道君) ほんなら、備前市が選考するんじゃなしに業者が持ってきてこれじゃったらこうなりますよというような、それをのむということですか。備前市が計画を立てるんじゃねえんですか。 ○議長(鵜川晃匠君) 答弁を願います。 吉村市長。 ◎市長(吉村武司君) もちろん備前市が提案をし、それが設計上可能であるかどうかを聞きながら基本設計を行うものと伺っております。 ○議長(鵜川晃匠君) 山本議員。 ◆9番(山本恒道君) それでしたら、私がちょろいからか、それ執行部がしっかりしとんじゃろうけど、きっちりしたのを、図面ができてからほなこれとこれとというたら大きな銭がかかるだけじゃねえん、設計にでも一つで3階建てでしますとか、この前出とったて6階建てでいきますとかというのを先に備前市で決めてからいったほうがええんじゃねえかと思いますけど。 ○議長(鵜川晃匠君) 答弁を願います。 佐藤総合政策部長。 ◎総合政策部長(佐藤行弘君) 設計業者が決まりましたら、こちらからこういう案はどうでしょうかという提案をいたしまして、その提案に対して可能かどうかの検討をしていただいた結果で今後決まっていくものだと思っております。今のところは3階建てのものと、それから6階建てのものを案として出しておりますが、そちらが可能かどうかについてはこれから決まっていくということでございます。 以上です。 ○議長(鵜川晃匠君) 山本議員。 ◆9番(山本恒道君) それは下の埋立地というんか、地盤がやうぇえかったら3階建てにするし、しっかりしとったら6階建てでというような、そういう最終的にはそうなるんですか。 ○議長(鵜川晃匠君) 答弁を願います。 佐藤総合政策部長。 ◎総合政策部長(佐藤行弘君) 今おっしゃられました地盤のことも一つの大きな要因になると思っております。 以上です。 ○議長(鵜川晃匠君) 山本議員。 ◆9番(山本恒道君) これはええところわからん者が専門家じゃねえ人に問いよるからごちゃな話になるんかわからんけど、そこらをぴっちり早うに決めなんだから、合併特例債は使わないけんからって使おうとしよんじゃろうし、そこら周りをぬるぬるにして、へえで順番のところだけしゅっと新幹線みたいに早うにいきょうったら、またみんなにぐずぐず言われる、そこら周りをぴっちりしてからせなんだからいけんと思うんですけど、どんなですかな。 ○議長(鵜川晃匠君) 答弁を願います。 佐藤総合政策部長。 ◎総合政策部長(佐藤行弘君) 基本設計を行っていく中で、今申し上げました諸条件を勘案しながら決めていくということになります。ただ、時間的な制約もありますので、こちらは早目に進めたいというふうに考えております。 以上です。 ○議長(鵜川晃匠君) 山本議員。 ◆9番(山本恒道君) もうそこら周りをぴっちり早うにぴっと出してみんなにええ説明をせなんだら、もう皆そこら周りが不安に思うとるからぎょうさん質問が出てくると思うんです。ほやから、そこをせんことをこうしますというたりするんじゃったら余りようねえけどじゃな、そこらをぴっちりやっていただきたいと思いますけどな。 ○議長(鵜川晃匠君) 答弁を願います。 吉村市長。 ◎市長(吉村武司君) 議員のおっしゃるとおりだと思います。十分に市民の皆さん方に不安を与えないように、市議会の了解が得られるように一つ頑張っていきたいと思います。 ○議長(鵜川晃匠君) 山本議員。 ◆9番(山本恒道君) こりゃまだええところわからんから、また次に行かせていただいて、2点目の小中一貫校についてお尋ねをいたします。 この小中一貫校というのは先日も大阪の箕面市というところへ同僚議員と勉強に行ってきましたけど、割とそこはまだバスも通りよらんような山間地ですけど、非常に住宅地がふえてきておって、今9年生は40人ほどしかおらんけどというて、1年生は6教室ぐらいあるとかというたりして、もう2年ほどたったら1,000人ほどになって、最終的には非常に夢のあるような日本のもう例外のようなところでしたけど。ええことばっかりのような話を聞くんですけど、私ほうというんですか、備前市の場合はだんだんこれをやってもまた統合していかにゃいけんとかというたりするような非常に難しいところがあると思うんですけど、そこら周りはどういうふうに考えられとんですかね、教育長は。 ○議長(鵜川晃匠君) 答弁を願います。 杉浦教育長。 ◎教育長(杉浦俊太郎君) 先進事例、議員が見られてこられた箕面市を初め、数多く成功例があります。ただ、それをそのまんま備前市に持ってきてもやはりうまくいかないと思うんですね。やはりそういう成功事例を踏まえて、実は成功事例だけではなくて失敗事例も踏まえて備前市にどういった形が一番ふさわしいかということを今一生懸命研究をしています。その中で、備前市モデルというんでしょうか、備前市に一番ふさわしい形をつくっていくということで私は解決ができるんではないかなというふうに思っております。 ○議長(鵜川晃匠君) 山本議員。 ◆9番(山本恒道君) この間はちょっと校長先生も隣の邑久町とかというたりするようなんで、非常に親近感のある話を同僚議員はしょうりましたけど、ええことは9年生までおって、6年生から中学校へ行ったら家へじっとしとくというんですか、閉じこもりというんですか、そんなんが割となくなったりで、ええ話ばあ聞いてきたから備前市とはこれは合わんのんかなとは思うたりもするんですけど、一応は全国的に大体するような感じになるんでしょうけど、そこでちょっとでも学校へ来る子が多ゆうなって勉強がようできるようになったら、それは岡山県が何番になるんか、備前市は10番ぐれえになるんか、3番になるんかわからんのですけど、皆子供がええように育ってもらえたらというのは、自分ところの子だけがというんじゃなしに、それは皆考えておると思うんですけど、そこで一番に備前市でこれが目玉ですというたりするようなところは教育長考えておられるんですか。 ○議長(鵜川晃匠君) 杉浦教育長。 ◎教育長(杉浦俊太郎君) やはりこれは文部科学省も再々言っていることですけども、次世代の学校というのはもう地域とともにある学校ということを再三文部科学省も言っております。私も、その線に沿って進めてきているつもりなんですけれども、あえて1点申し上げるとすれば、もちろん学力向上とかもろもろあるんですけれども、やはりふるさと備前をきちんと心に抱きながら世界に通用する人材を育てるということに尽きるんではないかなというふうに思います。それが東京にいないと例えばできないとかということではなくて、やはり備前にいても世界に通用する人材というのは私育成できると思っておりますので、そこを目指したいと思っています。 ○議長(鵜川晃匠君) 山本議員。 ◆9番(山本恒道君) そらあ、それが一番目指しとるところは一番ええと思いますけど、大抵うちの隣なんかも利口な子ばあが岡山のほうのええ学校へ行って、男の子2人ほどおったんですけど、もう今は横浜です、埼玉ですというてええ会社へ入ったらもう戻ってこん。家は空き家です。貸しちゃってくれえ、売っちゃってくれえというたら、仏様があるからおえませんというたりするような。へやから、そこらのバランスというんですか、余り利口の子ばあじゃったらみんな東京のええ大学へ行ったら戻ってこん。へえで、うちらのみたいなのはそろそろ百姓しよるというたりするような、いろいろそこら周りには矛盾があると思うんですけど、それはできんのよりできたほうがええかわからんけど、むちゃくちゃできるもんばあになったらまた人口が余計減るようなのもありますし、そこら周りはちょっと教育長も答えられるんかな、答えられんのかな。 ○議長(鵜川晃匠君) 答弁を願います。 杉浦教育長。 ◎教育長(杉浦俊太郎君) ちょっと議員のお答えになるかどうかあれですが、私若者が東京や世界を目指して一旦出ていくことというのはとめられないと思います。ただし、大事なのはふるさとということを根っこに持ちながら、例えば結婚して子供ができた段階、それから将来極端なことを言うと老後、リタイアして老後やはりあの大好きなふるさとに戻りたいというふうな気持ちを持った人間をふやしていくといったことで、目先の人口増とかそういうことではなくて、やはりふるさとに根っこがあれば、あの大好きなふるさとに帰ろうと思ってもらう人間が少しずつでもふえてきてほしいなというふうな気持ちで今取り組んでいるところです。 ○議長(鵜川晃匠君) 山本議員。 ◆9番(山本恒道君) それでしたら、やはり小学校の折から私らここへしかじいっとおってどっこも出たことはねえ、たまに1年に一回ぐれえ外へ出るぐらいで。そういう一番悪い土着民族かもかわらんけど、やはりたまに外へ出たら何か一個泊まったら2日ほど、3年に一回ぐれえ2日ぐらい泊まることはありますけど、そうなったらこっちへ帰ってきてというような、そこら周りを教育するというたら教育長でえれえ難しいんじゃねえんですかな。どんなんですか。 ○議長(鵜川晃匠君) 答弁を願います。 杉浦教育長。 ◎教育長(杉浦俊太郎君) そういった意味でも一つ一つの積み重ねが大事だと思うんですよ。やはりもう幼稚園、保育園、こども園、それから小学校、中学校とそこでどれだけふるさとを意識する教育を積み重ねていくかといったところだと思います。僕は余りそこは悲観することではないなと思っていて、そういったところを丁寧に積み重ねていけば、私は望みはあるというふうに考えていますよ。 ○議長(鵜川晃匠君) 山本議員。 ◆9番(山本恒道君) この間行って、給食もよばれてきたんです。へえで、それについては地産地消というのを岡山県じゃなしに備前市でというような感じで先日行ったところはやっておりましたけどね。この大根はこのおじいちゃんがつくったやつが10月ごろに来るんじゃというて。給食する先生方は何か困るらしいわ、季節がちょっとダレズリになったら計画がというたり、ぎょうさんとれたら2回食べよったもんを3回にするとか、いろいろそこら周りもあるんでしょうけど、備前市の場合はいっときは岡山県も備前市もというような感じでしたけど、そこら周りも学校ですからずうっと続いていきよるということは、パーセントでいうたら地産、岡山県になるんですか、うちの場合は備前市になるんですか。そこら周りは教育長どんなんですか。 ○議長(鵜川晃匠君) 答弁を願います。 杉浦教育長。 ◎教育長(杉浦俊太郎君) ちょっとそこに関しては今数字を持っておりませんので……     〔「ほんま。また、後で教えて」と9番山本議員発言する〕 また追ってお返事したいと思います。     〔「ほんなら、次」と9番山本議員発言する〕 ○議長(鵜川晃匠君) 山本議員。 ◆9番(山本恒道君) 問いてえことは多いんじゃけど、閑谷学校についてですけど、市長もうちょっとほんまにどっといかなんだら、私らがここへ出してもろた時分はもう12年、二、三年、2年ほど前ですか。その時分は閑谷学校の予算というたら同僚議員が質問しようた折、1万円じゃというてね、予算が。へえで、この記載、世界遺産に登録する記載の書類はどこにあるんなというたら裏の教育委員会へあるというて、書こう思うても書くところがねえような、そねえなええかげんな時分、ええかげんというたら表現悪いんですが、そういうわかりにきいようなときがありました。 それから、そんなのが古いもんの好きな人はどんどんやらにゃいけん、銭は何ぼでもつけにゃいけんというような、今の学校の耐震みたいに。学校じゃったら何でもよろしい、子供のためですというようなんでずうっときたんですけど。最近はいろいろ地元の人が言われよったように保存もええようにしていくからタクシーの運転手やこも喜びよるというたりして、そんな話も聞きますけど、もう少しぴちっと学校の先生のOBなんかも、うちらのほうも割と閑谷におられたような人も話は聞くんですけど、そこら周りある程度今このふるさと納税であるときですから、何かどこかきちっとしたものをというような考えはないんですか。 ○議長(鵜川晃匠君) 答弁を願います。 吉村市長。 ◎市長(吉村武司君) 議員御指摘のとおり、今が本当にチャンスだと思っております。阪神・淡路大震災直後から岡山県にバスの観光等が激変して、旧閑谷学校の訪館者も減っておったわけでございますが、昨年このような回復に至りました。これはやはり県と備前市がこの日本遺産に認定されたおかげだと思っております。このチャンスを生かさない方法はないわけでございます。よって、備前市におきましてもあの旧閑谷学校は県の施設でありますけども、備前市民の誇りであり、県民の誇りでありますので、十二分な予算対応も考えながら、しかも備前市は世界遺産に目指していこうという、3市と一緒にタッグを組んで今スタートしたばかりでございます。この4市でできる限り日本遺産を、あるいは世界遺産を目指して観光振興という面からも、あるいは地域振興という面からも、十分な予算対応、施策対応をしてまいりたいと思っております。 ○議長(鵜川晃匠君) 山本議員。 ◆9番(山本恒道君) それが市長の言ょうられるんと現場が動きよんが全然違うん。もうのぼり旗が3本ほど来とるだけで、何にもねえところへ。閑谷は舗装してもろたり、整備してもろたり、隣の人は喜びよりましたけな、ほこりばあする、きれいな舗装するけど、砂みたいな、昔、前の舗装は白えほこりの、きれいなカラー舗装ですか。今度のは銭のかからん黒え舗装でぴっちりしとるからというて喜びよりましたけえな。そやから、そらもう旗だけじゃなしにほんまに今もうあと何年ふるさと納税が続くんかわからんですけど、もらいよる折にぜひぴちっとしたもんをほんまにしてもらわなんだら、もう言ょうったけど、またふにゃふにゃで観光客はというような、大体行政がするのは一過性のもんが多いんじゃけど、そこら周りを長え目で見てぴっちりしたもんをぜひする計画を、ぎょうさん職員の人もおるし、地域にもそないな閑谷学校へ勤務せられよった先生もぎょうさんおるんじゃから相談して、ただ2人ほどにだけ任すんじゃなしにそこらをみんなの知恵を出して、大事な遺産ですからそこら周りをええようにPRができたらなと思うんですけど、やる気があるんですかな。 ○議長(鵜川晃匠君) 答弁を願います。 吉村市長。 ◎市長(吉村武司君) 市長として大変やる気を持って進んでおります。実は、閑谷学校はこの4市の日本遺産だけじゃなしに、今岡山県県内の5市1町でやっております山田方谷先生の日本遺産申請にも実は備前市が手を挙げております。また、六古窯という関係からも閑谷学校の瓦その他が備前焼でできておるということで、日本遺産の申請をお願いをしております。 なお、それらも当然文科省のほうに強力に働きかけてまいりたいと思っております。 このように、ただ単なる閑谷学校の5つの教育遺産だけではなしに、山田方谷先生のいわゆるいろり跡、あるいは先生の実際として明治の初期に塾頭として閑谷学校で指導力を発揮し、今現在の旧閑谷学校の反映に結びついたわけであります。また、備前焼も大切な遺産でございます。これらを市長室に持ってきておりますのは、市長みずから先頭に立ってこの振興というものをやり、またインバウンドで市外の観光客にも大いに来ていただきたいというようなことで今現在考えております。 議員におかれましても、ぜひとも御協力をしていただいて、みんなでこの日本遺産というものを得た契機で大いに前進をしていきたいと思っております。これからも一生懸命やります。御理解を賜りたいと思います。 ○議長(鵜川晃匠君) 山本議員。 ◆9番(山本恒道君) それから、赤穂線の増便ですけど、これはもうぜひしていただきたいと思います。少々お金が今ふるさと納税である、もうねえなったらやめてもろてもええんじゃけど、もうほんまに困りよる、もう子供なんかもう高校なんか向こうのほうへ行ったりしょうったら、長船町まで迎えへ来てくれというたりしてから、もうそら恥ずかしい話じゃけど、そねえな話聞いたら寒うなるような、さっき市長言よったこないなもんもありゃへんしな、ぱっと当てるような。もうただ乗りすりゃできるようなところですから、もうほんまにもうちょっと管理をええようにしてもらわなんだら、そら今ごろそねえに非行少年みたいな、昔みてえに悪い子ばあが駅じっとおるようなときじゃねえですけどじゃな、そこら周りをぜひ。 JRもここ最近ずうっとむちゃくちゃもうかりよりますで。ほら、あないな書類なんか見たって、ほら去年らでも三十何%ぐれえここで出てきたり、もうそら外国の人が乗ってくれるからかわからんけど、もうせえのにうちらのほうの電車はもう昔と、何年も前と、米原行きやこしまいに片上まで来たりしょうったのに、もう五、六年前かぐれえまでは12両ぐれえつないだの来たりしょうたけど、今ごろは3つほどつないだ電車が岡山へ行くぐらいな電車がおるぐれえで、そこら周りをやはりどこかへ銭使わにゃいけん。どこへも全部使うたら銭足らんのじゃけど、そこら周りをぜひ。 そら、もうお金を1戸若者に家建てたら100万円上げますというのもええかわからんけど、それもうずうっと、でしたらその子らも若い子がまた就職したら便利が悪いから長船、瀬戸内市へ出ていくんか、岡山市のほうへアパート借りるんかというたりしたらもう。とにかく悪いところへ悪い者ばあが寄るような感じで、ええことは一個もねえからそこら周り少々金を出して1年だけでもちょっと話ししてみてくれりゃええ、JRへ。 ○議長(鵜川晃匠君) 答弁を願います。 吉村市長。 ◎市長(吉村武司君) 私が備前商工会議所の会頭のときから赤穂線の増便につきましてはJR西日本岡山支社のほうにたびたび行っておりますし、市長になってからも毎年のように陳情、お願いに行っております。 備前市は、実は赤穂線だけじゃなしに山陽本線の三石駅、吉永駅のことも考え、この9駅あるわけであります。この9駅において増便というところとICOCAカード等の使用というところはもう避けて通れない地域振興のかなめと思っております。 ただ、議員に御理解いただきたいのは、JR西日本の場合は俗に言う近畿、中国を考えた路線であります。私は、以前に聞きますと、例えば赤穂線のその7駅だけを増便するわけにいかんのだと。姫路駅から広島の糸崎までを一つの線として増便を考えないと、列車というものは行って帰ってくるわけでありますから、難しいんだというようなことを聞いたことがあります。ただ、備前市が絶好のチャンスであることは間違いないんで、JR西日本の本社のほうへこれからも知事と御一緒に強力に働きかけていきたいと思っております。また、必要な予算措置はぜひともしていきたいと思っております。 ○議長(鵜川晃匠君) よろしいか。     〔「もう時間がねえから終わります。ありがとうございました」と9番山本議員発言する〕 以上で山本議員の質問を終わります。   ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(鵜川晃匠君) 次に、石原議員の一般質問を願います。 2番石原議員。     〔2番 石原和人君 登壇〕 ◆2番(石原和人君) それでは、一般質問をさせていただきます。 まず、大きな1つ目、旧アルファビゼンをめぐる市庁舎整備計画についてお尋ねします。 このとても大きく、とても大切な重要課題への対応こそが今の備前市政の問題点を露骨に象徴している、そんな危機感を持って御質問いたします。 私は、備前市政について、市長の政治姿勢について、近しい備前市を愛する同年代の市民と時に話をします。その会話の中でたびたび出てくるのは、吉村市長にしかできなかったこと、吉村市長だからこそできたことは多いのではないかという御意見です。皆さんは、その類いまれなる鋭い経営感覚で備前市政を引っ張ってこられた市長を、ある部分では評価しています。 しかし、そんな皆さんもどうしても理解できないというのが市庁舎整備計画の進め方や住民監査請求においての勧告に対する対応であります。進め方で言いますと、この議会寸前に初めて市庁舎整備について大きな方針転換が示され、そのわずか4日後には整備に係る補正予算が計上された議案が送付されるという信じられないスピード感を見せつけられた、そんな思いを皆さんと共有しました。 市外から人を呼び込む政策の前に、目の前に横たわっている備前市民の将来に直結するこの課題にこそ丁寧に心を込めて向き合うことのできる町でなければならないとの思いをつい先日も吐露し合ったところです。賢明な市長がなぜ市民の理解を得るのが困難なあの場所にこだわり続けるのか、不思議でならないのであります。備前市にとって、市民にとって大変重要なこの案件の方針が決定されたり、変更され、公表に至るその経緯、情報提示のタイミング、そして提供される資料や情報の質、量など、納得のいかないことばかりです。 方針決定までの手順やその後の公表の手法をいま一度胸に手を当て、お考えいただきたいと思います。いきなり方針を打ち出されたのでは、議員や市民の間に不信感や拒絶反応が広がってしまいます。市庁舎整備計画においても昨年5月、いきなり旧アルファビゼン市庁舎移転の方針が提示されてしまったことにより不信感が広がり、結局約1年の月日を費やし、方針が変更されました。先を急ぐ余り手順を間違えればかえって無駄な時間と労力がかかってしまうことにどうぞお気づきいただきたいと思います。この1年が残念でなりません。 ましてやこのたびは、旧アルファビゼンを仮庁舎として利用するという無謀とも思える暴挙に市民の中には怒りを超えあきれかえっている方が多いと思います。当然だろうと思います。4月末に提示された検討資料の中の新築案では、現庁舎敷地の空きスペースに新築し、移転後現庁舎を解体するというもので、仮庁舎は不要な形での提案でした。それが、ゴールデンウイークを挟んでわずか1カ月後には現庁舎を解体し、新庁舎を建て、工事期間中の仮庁舎として旧アルファビゼンを活用するという耳を疑う提案にすりかわっているのですから。 一体あのビルを仮庁舎として活用するとなれば幾らの経費がかかるのでしょうか。もし仮に諸事情により仮庁舎がどうしても不可欠だとしても、なぜ巨額の費用がかかるあのビルを活用しなければならないのでしょうか。なぜそこまであのビルの活用にこだわり続けるのか、私には理解できません。 市にとってこんなに大切な将来にかかわる大きな問題が、議会側に初めて提示されてからわずか4日後に予算化され、議案として提案される、こんな進め方しかできない町が住みたい町、住み続けたい町になれるのでしょうか。幾ら定住化政策を進めても、こんなに危険な歩みを続けるような町では市民は逆に備前市を諦めてしまうのではないでしょうか。きれいな言葉を並べた総合計画や総合戦略もかすんでしまいます。目の前の問題に誠意を持って取り組むことのできない町に5年後、10年後など描けるはずがありません。 また、教育の町の言葉がむなしく響きます。先週土曜日の青少年健全育成講演会の挨拶で市長は子供たちが安心して成長できるまちづくりをとおっしゃいました。子供たちの未来を少しでも明るく照らすために、負担を少しでも軽減する努力をすべき我々大人が、議論が不足したままどう見ても負担と不安が大きい手法を選択する、悲しい気持ちになります。 また、教育現場では子供たちの発言力、コミュニケーション能力を高めるための取り組みが進んでいますが、子供の前にまず学ばなければならないのは私たち大人、特に税金から報酬をいただいている我々議員や職員ではないでしょうか。十分な議論が市役所の中でできているのでしょうか。方針決定までの経過を子供たちに胸を張って説明できますか。毎朝自宅の前を通学する子供たちの笑顔や後ろ姿を見るたびに申しわけない気持ちでいっぱいになります。 しかし、どうあれ最低限の時限的なルールをクリアし、議案として提案され、議員としての意思表示を迫られているのが紛れもない現実です。市民の皆さんにとって大きな決断です。傍聴においでの方のみならず、どうぞ市民の皆さん備前市議会がどのような判断を下すのか、注目していただければと切に願いつつ、この件につきまして18点お尋ねいたします。 重複する部分もあるかもしれませんけれども、質問の要旨が異なっておるかもしれませんので、このまま御質問いたします。 まず1点目、平成27年9月議会の私の質問への答弁で、市長はほかに選択の余地はないとお答えになった旧アルファビゼンへの市庁舎移転を断念したその理由をお答えください。 2点目、旧アルファビゼン断念、現庁舎敷地への新築案は、ゴールデンウイークを挟みわずか1カ月で調えられたことになります。どのようなメンバーで、何回の会合を開き、最終的にいつ決定されたのか、お教えください。 3点目、整備手法の検討過程において、視察や研究など他自治体の実例は参考にされたのか、お教えください。もし仮にされたのであれば、どこの例を参考にされたのか、あわせてお教えください。 4点目、4月20日の総務産業委員会、同じく4月26日の第2回市民意見聴取会で提示された新築案には駐車場に庁舎を新築し、庁舎完成後に旧庁舎を取り壊し駐車場にするとの説明が含まれておりましたが、なぜいきなり現庁舎解体後、新庁舎の新築、すなわち仮庁舎が必要な手法が選択されたのか、お答えください。 5点目、もし仮に仮庁舎が必要であるとしても、そのための経費は最小限に抑える努力をすべきと考えます。仮庁舎として大きな経費が見込まれる旧アルファビゼンを選択した理由をお答えください。 6点目、仮庁舎選択の過程で他の場所や手段も検討されたことと思います。私は、仮庁舎として経費の面からもより優位なのは、例えば東片上にある旧保健所ではないかと考えます。市民からも同様の御意見をお聞きしました。約7年前まで現に庁舎として利用されていたコンパクトな建物です。旧アルファビゼンを改修して使用するよりも、よほど安価な経費で済むと考えますが、見解をお聞かせください。 7点目、5月24日の市民報告会では、市民からどのような御意見が出されたのか、お聞かせください。 8点目、新聞報道によりますと、旧アルファビゼン改修のための設計費用が2,500万円とありますが、実際の改修費用はどのぐらいを見込んでおられるのか、お聞かせください。 9点目、新聞報道では市民サービス部門の仮庁舎として旧アルファビゼンを使用するとありましたが、具体的にはどの範囲の部署を考えておられるのか、また見込まれる職員数は何人であるのか、お教えください。 10点目、旧アルファビゼンの改修範囲はどの程度を見込んでおられるのか、お聞かせください。 11点目、仮に旧アルファビゼンが仮庁舎としての使用を終えた後はどのように考えておられるのか、見解をお答えください。 12点目、合併特例債の活用期限から逆算して、最低限一体いつまでに方針の最終決定をしなければならないのか、お聞かせください。 13点目、4月の新築案では、概算費用22億円とされておりましたが、1カ月後に提示されたこのたびの案では30億円となっています。積算根拠をお教えください。 14点目、平成27年9月議会でスケジュールを尋ねた質問に、議会での了承が得られた後準備を進めていくと市長はお答えになりましたが、ここで言う議会の了承を得るとはどういう状況を指すのか、見識をお聞かせください。 15点目、住民訴訟にも発展した旧アルファビゼンをめぐる未収金問題についてお尋ねします。 これは旧アルファビゼンのアンテナ工事に係る費用約380万円が未収となっていることに納得のいかない市民から住民監査請求がなされ、監査の結果必要な措置を講じるよう市に対して勧告が出されました。市は、勧告の期限前日の3月25日、必要な措置を講じますというまことにもって誠意のない回答をなされました。その後、必要な措置が講じられていないことを不服として、4月22日、住民側から提訴されています。しかし、その裏ではこれも5月13日付の新聞報道で知ったのですが、実は提訴前日の4月21日にウエストジャパン興業から約380万円が支払われていたというまことに不可解な案件であります。5月19日の総務産業委員会で簡単な説明がありましたが、改めて請求から支払いに至った経緯をお聞かせください。 16点目、対応がおくれ、提訴前日に支払われたことになりますが、勧告の期限内、3月26日までに対応しておけば訴訟にまでは発展しなかっただろうと考えます。必要な措置を講じるのがおくれた理由をお聞かせください。 17点目、4月20日の委員会当日に請求がなされたとの説明が、先ほどの御答弁でもありましたけれども、請求がなされたとされる4月20日の委員会では一切御説明はありませんでした。なぜ説明がなされなかったのか、理由をお聞かせください。 18点目、訴訟に至ったことにより、市にとって本来の業務以外の労力や費用もかかり、大きなマイナスイメージにもなりかねません。まことにもったいなく、残念な話ですが、今後の裁判の予定をお聞かせください。また、裁判にはどなたが出廷されるのでしょうか。 続いて大きな2つ目、この議会に提案されている生活応援券事業についてお尋ねします。 引き続き私自身この種の事業には大いに疑問を抱いています。市民の生活を応援することに異議はありませんが、なぜ生活応援イコール商品券配付や発行に傾くのか、現在のところまだ理解できておりません。そのようなこの提案に対する思いを持って4点お尋ねします。 まず1点目、今回の生活応援券事業の概要と目的をお答えください。 2点目、年度がわりの慌ただしい中、またゴールデンウイークもあった中で、検討期間はわずかであったと考えます。この事業はどのように議論、検討がなされ、一体いつ決定され、提案に至ったのでしょうか。その経緯をお教えください。 3点目、生活応援券配付の対象を中学生以下と70歳以上とした根拠をお聞かせください。 4点目、さきの2月議会でプレミアム付商品券発行事業に係る予算が削減されました。私も反対の意思表示をいたしましたが、その際の反対理由は討論でも述べたとおり、一過性、一時的な支援に傾くべきではない。この種の事業により、地域経済活性化には大きく寄与することはできないというものでありました。財源が幾らふるさと納税寄附金とはいえ、もっと将来への課題解決に向けてより有意な事業にこそ充当すべきであるとの考えは今も変わっておりません。わずか3カ月足らず前の議会での意思表示をどう捉えておられるのか、見解をお聞かせください。 続いて大きな3つ目、本市の定住化・子育て支援政策についてお尋ねします。 今、日本中の自治体で競うようにさまざまな補助、無料化事業が繰り広げられており、備前市でも御多分に漏れず多くの事業が行われています。一体何が正解なのか、実際のところは誰もわからないまま施策が試行錯誤で展開されているのが実情であろうと思います。とにかく日本中で、また近隣自治体でも次々と補助制度、無料化制度が展開されており、即効性を期待するのは難しいのかもしれませんが、新たな取り組みを検討すると同時に今始まっている事業の効果を検証し、改善していくことも求められていると考えます。 ちなみに昨年度の本市の日本人の人口動態の資料を事務局を通じていただきましたが、引き続き厳しい状況が見てとれます。昨年、平成27年度の亡くなった方の人数と生まれた赤ちゃんの人数を比べたいわゆる自然増減は、マイナス374人となっています。一方、定住化政策の大きなターゲットでありましょう社会増減に目を向けますと、主に転入等の社会増は前年の平成26年度に比べ103名減り830名に、主に転出等の社会減は97名ふえ1,122名とのことで、マイナス292名となっています。この数字は、定住化施策が本格的に始まる以前の平成22年度のマイナス268名、23年度のマイナス169名、24年度のマイナス244名という状況よりもかえって悪化している状況です。今年度に入っての4月、5月も厳しい状況が見てとれます。 以前の議会でも申し上げましたが、補助金や無料化は参考にはされども決して居住地を選ぶ決め手にまではなり得ないことを冷静に見きわめていただきたいと思います。どうぞ今年度は次に何を始めようかというよりも、既に行われている事業の検証や見直しを進めていただく1年にしていただきたいと切に願います。 そこで、このたびはそんな思いで提言も含め、2点お尋ねをさせていただきます。 1点目、昨年度からスタートした新築補助、家賃補助事業の40歳未満という年齢制限が気になっています。他自治体では年齢制限を設けていなかったり、40歳以上でも18歳以下の子供がいる世帯は対象となっているケースもあるようです。ますます晩婚化が進み、子育て真っ最中の40代の方も多いのが実情です。本市でも、年齢条件緩和の検討を望みますが、所見をお聞かせください。 2点目、子育て支援施策も余りに中学生以下にターゲットを絞り過ぎではないでしょうか。このたび提案の生活応援券事業も中学生以下が対象のようですが、子育て支援の対象として高校生以上にも目を向けるべきではないでしょうか。 私自身、2人の息子を育てた経験からもそう感じています。経済的に大変だったのは、やはり高校生以降であったことを思い出します。国の支援制度も続けられているようですが、自治体独自の例として、例えば高校生以上に対しても医療費の補助、入学準備金、通学定期購入への助成、奈義町などでは年間9万円の就学支援金交付なども行われているようです。 そのまままねをすべきとは言いませんが、本市でも参考にすべきと考えます。財源のこともありましょうし、ただ単に補助事業を拡大すべきとも言いません。ただ、現在行われている無料化、補助事業などを総点検し、補助金の上限や補助率を工夫さえすればある程度の財源も捻出できるのではないかと考えます。今後の方向性として、もっと高校生以上にも目を向けていただきたいと考えますが、見解をお聞かせください。 最後に大きな4つ目、備前市にとってマイナスイメージとなっている2つの構築物についてお尋ねをいたします。 まず1つ目は、旧アルファビゼンの南に約1年前から設置されている大きな看板です。旧アルファビゼンをめぐる出来事に納得のいかない市民の声を反映したものでしょうが、多くの市民からも、また本市を訪れる市外の方からも再三どうなっているのかという疑問の声、不安の声をよくお聞きします。行政としては看板設置の意図やその表現も吟味し、マイナスイメージとなっている看板設置を回避する努力をすべきと考えています。今後の市の対応いかんによっては3枚の看板が今後ふえることもあるのではないかと不安に感じております。 もう一つは、日生運動公園野球場のバックネット裏の観客席についてであります。こちらにもたびたび少年野球の審判等で足を運びますが、ここ数年来観客席に亀裂が入り、危険ということでロープが張りめぐらされ、立入禁止の措置がとられています。ここについても野球に携わっている市民や市外から大会等に訪れる関係者の方からもたびたび何とかならないものか、見苦しいし、危険だとの声を耳にします。 以前、所属していた委員会でも申し上げた記憶がありますが、全く状況に変化が見られていません。何も立派な観客席の整備を目的としたお尋ねではありません。石垣も付随した大きな構造物ではありますが、危険回避のためにもせめて修繕や撤去に向けて努力すべきではないでしょうか。特に、子供たちのために早急な対応を願ってやみません。 これら2つの構築物が象徴しているように、市は新しいことに目を向ける前に今実際に存在している課題にこそまずは取り組むべきであると考えます。そのような観点から、5点お尋ねいたします。 まず1点目、片上地区に巨大な看板が設置され約1年となりますが、市にとってマイナスイメージの掲示物であると捉えております。あのような形で設置され続けている状況をどう考え、どう捉えているのか、見解をお聞かせください。 2点目、そもそもあの種の広告物設置に関しては、申請、認可等の手続は義務づけられているのか、いないのか、法や条例について御説明ください。 3点目、その手続は適正に行われているのでしょうか。 4点目、日生運動公園野球場のバックネット裏の観客席は、いつから立入禁止の状態が続いているのでしょうか、お教えください。 5点目、バックネットも破損していると思います。仮設の簡易式のネットが張られ、応急処置はとられてはいますが、観客席とあわせ今後どのような対応をお考えであるのか、お教えください。 私の一般質問は以上です。御答弁よろしくお願い申し上げます。 ○議長(鵜川晃匠君) 会議中途ですが、この際暫時休憩します。     午後0時01分 休憩     午後1時00分 再開 ○議長(鵜川晃匠君) 休憩前に引き続き会議を再開します。 石原議員に対する答弁を願います。 吉村市長。     〔市長 吉村武司君 登壇〕 ◎市長(吉村武司君) それでは、石原議員の御質問に順次お答えします。 1番、1点目、旧アルファビゼン市庁舎整備計画についての御質問についてでありますが、現庁舎敷地への新築案選択に至った理由と最終決定には、旧アルファビゼン活用検討委員会や政策監特命事項において種々検討し、その都度に判断や決定をしてきた経緯があります。決して一朝一夕に最終決定したわけではありませんので、これまでの歴史を御理解いただくようお願いを申し上げます。 2点目、新築案選択についてでありますが、5月6日の庁議で最終決定したものであります。 3点目、他自治体の実例を参考にしたのかという質問についてでありますが、他の自治体の視察や研修を行いました。 4点目、なぜ仮庁舎が必要な手法が選択されたのかということについてでありますが、現庁舎の場所に新築することを考えたからであります。 5点目、仮庁舎に旧アルファビゼンを選択した理由についてでありますが、住民サービスを考えると窓口業務を他の地区に持っていくことはできないこと、現庁舎を使用しながら工事を進めるには無理があること、また片上地内での市の所有する建物で仮庁舎となり得るものが旧アルファビゼンを除いて考えられないことなどから、旧アルファビゼンを市民サービス部門として考えているものであります。 6点目、旧保健所を仮庁舎にという提案についてでありますが、旧保健所は考えておりません。 7点目、5月24日の市民報告会についてでありますが、市民の大多数の意見は庁舎を新築することに賛成でありました。 8点目、旧アルファビゼンの改修費用についてでありますが、改修費用は実施設計を行うことによってわかるものと考えております。 9点目、旧アルファビゼンにどの部署をということについてでありますが、市民生活部、保健福祉部、まちづくり部の3部と会議室、ホールを考えております。職員数は、150名程度になると思います。 10点目、3部が入るスペースを確保するために、1、2、3階は改修が必要と考えております。 11点目、仮庁舎としての使用を終えた後、旧アルファビゼンの活用についてでありますが、民間での使用を考えております。 12点目、方針の最終決定の時期についてでありますが、今議会が期限であると考えております。 13点目、22億円と30億円の積算根拠についてでありますが、22億円は庁舎の建設費のみの金額でありましたが、30億円は庁舎建設費に加えて解体撤去費用、駐車場整備費用などを含んだものであります。 14点目、議会の了承とはどういう状況をいうのかについてでありますが、今回提出させていただいております補正予算の委託料が御承認いただけましたら、設計から進めてまいりたいと考えております。 15点目、津島議員にお答えしたとおりであります。 16点目、相手側に十分説明し、交渉を行ってきた結果であります。 17点目、必要な措置を講じていると聞いております。 18点目、弁護士と相談しております。 2番、1点目、生活応援券事業の概要と目的についてでありますが、70歳以上の高齢者とゼロ歳から中学生までを対象とし、額面500円券を20枚つづり1冊を配付するもので、高齢者及び子育て世帯の生活を支援し、福祉の向上と地域経済の活性化に資することを目的としております。 2点目、どのように議論と検討がなされ、いつ決定されたかについてでありますが、今回の提案につきましては、本年度当初予算で御提案したプレミア付商品券に対するさまざまな御意見と、昨年の生活応援券のアンケート結果も参考にして関係部署において検討を行いました。最終的には5月の市長査定において決定し、今回の提案となっております。 3点目、70歳以上を対象とした理由についてでありますが、昨年度は75歳以上を対象にしておりましたが、より多くの方に配付をすることとしたものであります。 また、子育て世帯につきましては、義務教育期間ということを考慮し、中学生以下を対象といたしております。 4点目、2月議会の意思表示をどう捉えているかについてでありますが、昨年度いただいたふるさと納税を財源として時期を逃さず施策を実施することとし、プレミア付商品券を購入できない経済的弱者もおられることから、公正公平に広く行き渡るように考慮したものであります。 3番、1点目、定住化政策における年齢制限の見直しについてでありますが、昨年10月に策定した備前市人口ビジョン及び備前市まち・ひと・しごと創生総合戦略により人口減少の大きな要因として40歳未満の人口の流出が多いことから、若年者への新築住宅補助事業及び若年世帯への民間賃貸住宅の家賃補助事業の補助対象者を40歳未満としているところであります。しかしながら、人口減少対策への有効かつ即効性のある施策でありますので、他市の施策を参考にしながら、より人口増に有効な事業となるよう取り組んでまいりたいと考えております。 2点目、支援の対象を高校生、大学生まで含めるべきではということについてでありますが、補助対象の拡充につきましては、他市の状況を参考に費用対効果を分析して検討してまいります。今後も、子育て世代が備前市に安心して住み続けていただけるよう、効果的な施策に取り組んでまいります。 4番、1点目、看板の設置についてでありますが、内容は好ましくないと思っております。 2点目、3点目につきましては、岡山県の屋外広告物条例に基づき許可が必要となりますが、申請手続がなされていません。このため、設置者に対し申請書の提出を求めましたが、対応してもらえず、今日に至っております。 4点目と5点目、日生運動公園野球場のバックネット及び観客席についてでありますが、観客席は平成25年7月から立入禁止としております。前市長のときから予算がつかなかったものと思っております。 私のほうからは以上であります。
    ○議長(鵜川晃匠君) 再質問はございますか。 再質問に入ります。 石原議員。 ◆2番(石原和人君) 御答弁ありがとうございます。 簡潔な御答弁でございました。答弁漏れと申しますか、改めてお尋ねをいたしますけれども、大きな4つ目の5点目、バックネット、それから観覧席、観客席につきまして、今後どのような対応をお考えなのか、お尋ねをしておりましたけれども、こちらについてお答えをお願いいたします。 ○議長(鵜川晃匠君) 答弁を願います。 吉村市長。 ◎市長(吉村武司君) 今後、予算等がついた場合は、至急に修理等をする必要があろうかと思います。 ○議長(鵜川晃匠君) 石原議員。 ◆2番(石原和人君) ありがとうございます。 予算等がつけばということですけれども、しっかりその予算づけに向けて御努力いただきまして、内部で御検討をしっかりいただきまして、積極的に取り組んでいただきたいと思います。もうかれこれ3年の月日が経過しておるようでございますので、しっかりそここそスピード感を持って取り組んでいただければというふうに思います。 それから、順不同にはなるんですけれども、4つ目の看板についてですけれども、市から働きかけはしておるけれども、現在のところその手続等が適正になされていないということで、やはり法であったり、条例は守るべきものであるわけですから、そこをしっかり遵守していただけるよう、より強い働きかけも必要かと思うんですけれども、今後につきましては市としてどのような対応をお考えでしょうか。 ○議長(鵜川晃匠君) 答弁を願います。 有吉副市長。 ◎副市長(有吉隆之君) 本件につきましては、状況はただいま市長が申したとおりでございます。今後につきましては、条例設置者が岡山県でございますので、再度県のほうと協議してまいりたいというふうに考えております。 以上です。 ○議長(鵜川晃匠君) 石原議員。 ◆2番(石原和人君) ありがとうございます。しっかり法を守る町であってほしいと願うばかりです。しっかりとした対応をよろしくお願いいたします。 それから、看板の内容についてもいろんな疑念を持たれた市民の方からの思いを反映した看板であろうかと思いますので、その法にのっとっての手続等の働きかけとあわせて内容もよく吟味されて市民の不信、また不安を取り除く努力をいただきたいと思います。 それから、3つ目の定住化政策についてでありますけれども、1点目で20代、30代の世代の方の市外への流入が目立つことから、そこの世代へターゲットを当ててということ、それから他市の施策等も参考にしながら今後考えていきたいというお答えでしたけれども、ちなみに参考までになんですけれども、昨年度の、昨年度からスタートした新築補助事業ですが、昨年度備前市内で新築された総戸数と、そのうちこの事業の補助対象となった戸数をそれぞれわかればお教えいただきたいと思うんですけれども、いかがでしょうか。 ○議長(鵜川晃匠君) 答弁を願います。 吉村市長。 ◎市長(吉村武司君) 税務課のほうのデータでございますが、平成27年度中の新築件数は、59件であります。平成27年度補助申請件数は40件であります。現時点までに40歳以上からの世帯からの要望は聞いておりません。 ○議長(鵜川晃匠君) 石原議員。 ◆2番(石原和人君) ありがとうございます。 総数は59件、補助対象となったもの、申請があったものが40件ということで、恐らく19件のお宅がそれ以上の世代の方が新築されたのかなあという単純な、じゃあないんですか。 この中でも、それこそ僕の近所の状況を見ても、御夫婦で40歳超えられた方、近々新築を考えておられたりというケースもありますし、先ほども申しましたが、晩婚化も進んでおって、年齢にかかわらず子育てを頑張っておられる40代以上の方もおられると思いますので、そこは柔軟にしっかり年齢制限の条件緩和等につきましても今後御検討いただければというふうに思います。 それから、大きな2つ目、生活応援券事業につきましては、今後委員会等のやりとりもございましょうし、そこのところをしっかりよく見きわめさせていただいて、熟慮の上意思表示をさせていただきたいというふうに思います。 それから、大きな1つ目、市庁舎、旧アルファビゼンの件につきましてですけれども、冒頭まず1点目のところで市長よりこれまでの検討経過、経緯、歴史をしっかりと認識してほしいというお答えございました。これまでも旧アルファビゼンにつきましては、大きな私自身問題視をしておったわけですけれども、その中で今政策監と、それから活用検討委員会でもしっかりと議論がなされてこれまで進んできたんだというお話でしたけれども、以前申し上げたかもしれませんが、その政策監で検討されて、市長ほうへ検討結果が報告された中に検討結果旧アルファビゼンよりも市にとって有利なのはここの現庁舎の耐震改修工事がより有利ですよという市長への報告を持って政策監での検討を終了したという資料を一度いただきまして、それを拝見して、だけれども市長はしっかりと庁内で議論を重ねた結果、旧アルファビゼンの活用が最も備前市にとってふさわしいんじゃないかということでちょうど1年前に提案されたんですけれども、そういうところもありまして、これまでのしっかりと検討経過を評価、認識せよというお言葉なんですけれども、ますますもってなぜ1年前に、市長はいきなりじゃないとおっしゃいますけれども、なぜ旧アルファビゼンが市の方針として出てきたのかなあというところがございます。このたびその大方針が一応は転換されたわけですから、しっかりとそこには理由があったというふうに感じ取りたいと思います。 それから、先ほど2点目の中で最終的には庁議で決定されたという御答弁ございましたけれども、最終決定、今回提案された形の仮庁舎が必要な形の最終決定に至るまでに一体庁内で何回会合を開かれたんでしょうか。 ○議長(鵜川晃匠君) 御答弁願います。 吉村市長。 ◎市長(吉村武司君) いろんな検討をしております。旧アルファビゼン活用検討委員会の開催またはその開催の過程等いろいろありまして、政策監はあくまでも私がお願いをした政策についての答申でございまして、16近く政策監に検討をお願いし、議会のほうにも提出をさせてもらっております。 その中で申しますと、旧アルファビゼン活用検討委員会の開催は4回開催をしております。また、旧アルファビゼン活用検討部会の開催は、合計で6回しております。また、平成27年5月7日、私が旧アルファビゼン改修基本計画業務策定委託をしておるときであります。また、27年5月には第3回定例会で全員協議会において市本庁舎としての活用を表明をしております。また、意見聴取会等を3回開催をしております。 以上のようなことを参考にしていただきたいと思います。 ○議長(鵜川晃匠君) 石原議員。 ◆2番(石原和人君) ありがとうございます。 2点目、私がお尋ねしたいのは、1カ月前のその4月末から5月末に大方針が転換された間に何回会合を開かれましたかという問いです。お答えください。 ○議長(鵜川晃匠君) 答弁を願います。 吉村市長。 ◎市長(吉村武司君) 会合は、庁議によってのみ決定をしております。 ○議長(鵜川晃匠君) 石原議員。 ◆2番(石原和人君) その会合でそれぞれの責任あるお立場の方がお集まりになって、回数じゃないのかもしれませんけれども、しっかり中身の濃い議論がなされて最終決定がされたとは思うんですが、この最後のこの流れですね、4月末にその段階ではまだ旧アルファビゼンの方針を掲げられて、そのうちの一つに比較検討資料の中に新築のケースが1つ含まれておったわけでありまして、その後ゴールデンウイークを挟んでわずか1カ月後にはその大方針、旧アルファビゼンの移転が断念をされてここでの現庁舎を解体をして新庁舎を新築する、もうそれこそもうこれいきなり以外の何物でもないじゃないですか、幾ら検討されて議論されたと言われましても。 正味で言いますとウイークデーだけ勘定しますと4月末から5月19日ですか、我々に提示されたまでの間に、5月19日じゃないですわ、5月23日全員協議会ですから、ウイークデー数えてもたしか十四、五日しかないはずです。その間に責任のある、しっかりと実のある議論がなされて、備前市の将来を大きく左右する建物について、施設について、こういう方向でいこうという、到底十分な議論がなされたとはお見受けできませんので、しっかりとこれからの来週以降の委員会等でもこの形こそが備前市の将来にとってふさわしい形であるというような提案を、資料提示をしっかり責任を持ってしていただきたいというふうに思います。 それから、津島議員へのお答えでもあったかとは思うんですが、市庁舎移転については条例改正において3分の2以上の議員の賛同が必要である。市長のたしか御答弁、私の先ほどの記憶では3分の2の賛同が得られないので、アルファビゼンも断念した理由の一つだというようなお答えでしたんで、そんな、もう最後は民主主義ですから数の世界ですけれども、何かこう数が見込めないからとか、それからいろんな御提案されるときにこの議員の8名が手を挙げれば、起立をすれば成立するわけですから、8名の議員さえとれば執行部の提案が認められるんだ、議会の了承は得られたんだ、実際はそうなんですけれども、そんな考えで御提案をされるんじゃなくて、今の備前市にはこれが一番必要なんですよ、これからの将来についてはこの案が一番最適なんですよという思いを込めて御提案いただかんと、いつまでたってもこの8対7、この構図続きますわ。もう精いっぱいもう全会一致を目指す勢いで御提案ください。よろしくお願いします。 ○議長(鵜川晃匠君) 答弁を願います。 吉村市長。 ◎市長(吉村武司君) 先ほども申しましたように、私どもは私が市長就任した25年4月1日から庁舎問題を検討しておりますので、約3年近くかかっております。 また、皆さん方にも御案内しておりますように、合併特例債を活用したいということで一つの区切りということがありますので、この1年間議会の皆さん方の御意見も聴取し、また意見聴取会の皆さん方の意見も聴取した結果でありまして、決して1カ月、その弱でこのような大切な問題を私が方向転換したんではない。また、いろんな基礎材料があったからこそそのような転換に至ったというところのこの経過を十二分に一つ御理解を賜りたいと思います。 ○議長(鵜川晃匠君) 石原議員。 ◆2番(石原和人君) ありがとうございます。 もう我々議員は、庁内のどういう議論がなされたんかというようなこと、それから水面下でいろんな動きがあったりというようなところも及び知ることはできませんので、とにかく出てきた資料、議案、予算をこの目の前に提示されたものでしか判断できませんので、市長そうおっしゃるんですけれども、しっかりとじゃあその丁寧に心を込めて検討してこられた経過を我々に伝わるようにしっかりとこれからの委員会等での御説明、資料提示に向けていただきたいと思います。 それから、10点目の中で旧アルファビゼンの改修範囲、1階、今のところですけれども、1階から3階まで見込んでおるということですけれども、移動される職員の見込まれる人数は150名ということ。1階から3階まで、そこまで、改修範囲としてはそこまで必要なんですかね。いかがですかね。 ○議長(鵜川晃匠君) 答弁を願います。 吉村市長。 ◎市長(吉村武司君) 3部門を持っていくだけでそれだけのいわゆる改修は必要であると今は思っております。 ○議長(鵜川晃匠君) 石原議員。 ◆2番(石原和人君) 私の記憶もあやふやなんですけれども、たしかワンフロアが3,000平米ぐらいですか、だったと思うんで、そこまでは面積見込まんでもええと思いますので、ように御検討いただきたいと思います。 それから、仮庁舎、例えば仮にですけれども、旧アルファにせよ、いずれの施設にせよ、仮庁舎としての整備を行うための費用についてはそれこそ合併特例債の適用になるんでしょうか。いかがでしょうか。 ○議長(鵜川晃匠君) 答弁を願います。 吉村市長。 ◎市長(吉村武司君) 合併特例債の対象にはならないと聞いております。 ○議長(鵜川晃匠君) 石原議員。 ◆2番(石原和人君) ありがとうございます。 もし仮にならないのではあれば、余計に仮庁舎の費用はもう最大限最少の経費で抑える御努力はやはり一番求められるんじゃないかと思いますので、そういう中でなぜ2,500万円の実施設計費用を計上して広い範囲の1階から3階まで改修するような計画で仮庁舎を見据えておられるのか、まことにもって御答弁聞けば聞くほど不可解であります。しっかり見きわめていきたいというふうに思います。 それから、3つの今部署の移動範囲お答えになりましたけれども、そのほかの部署はどうされるんでしょうか。どういうお考えでしょうか。 ○議長(鵜川晃匠君) 答弁を願います。 吉村市長。 ◎市長(吉村武司君) 最小限の改修を考えております。他の部署は、いわゆる分庁舎、あるいはこれは議会とも御相談しますが、議会棟のことについても御相談するものだと思っております。 ○議長(鵜川晃匠君) 石原議員。 ◆2番(石原和人君) 分庁舎等のお話もございました。まずはそこの部分を最優先にお考えになるべきだろうと思いますので、その部署、どこの分庁舎へということもしっかり御議論をいただいて、それから残りの部署は各分庁舎等を検討するということなんですが、先ほどの御提案で旧保健所御提案申し上げましたけれども、現段階では考えていないというお答えでありましたけれども、現段階で旧保健所について考えておられない理由といいますか、これまでの仮庁舎の検討の中で一度も候補には上がらんかったんでしょうか。いかがでしょうか。 ○議長(鵜川晃匠君) 答弁を願います。 吉村市長。 ◎市長(吉村武司君) 仮庁舎としては候補に最終的にはなりませんでした。 ○議長(鵜川晃匠君) 石原議員。 ◆2番(石原和人君) このたび補正予算が計上されて、御提案も旧アルファビゼンの形で提案なされていますので、もう仕方がないんですけれども、なぜ視野が狭い範囲で仮庁舎についてお考えになったのか、残念でなりません。 それから、4月末時点で御提示いただきました、済いません、これはもう経過を重視、見きわめるしかございませんので、4月末時点で提示された新築案ではたしか4階建ての図面が添付をされまして、空きスペースに新庁舎を建築して、建築後移転をして、その後駐車場を整備するという案でしたけれども、その案がなぜ急に仮庁舎の必要な、ここの現庁舎を解体をする形になったんでしょうか。そこをお教えいただきたいと思います。 ○議長(鵜川晃匠君) 答弁を願います。 吉村市長。 ◎市長(吉村武司君) 極力将来のことを見越して駐車場部分を広くとるということを意見が多数を占めましたので、どうしても6階建て等の検討に入らざるを得なかったということでございます。横に長くしますとその分だけ駐車場の数が少ないわけでございます。 ○議長(鵜川晃匠君) 石原議員。 ◆2番(石原和人君) それから、先ほどの先輩議員への御答弁で、今現在出されておる新築案が2種類、6階建てと3階建てが出されておって、今後設計会社、設計事務所ですか、との協議の中で絞っていくということでしたけれども、じゃあ駐車場を広くということでお考えのようですので、現段階では市のほうでは、市としてはコンパクトな6階建てをメーンで考えておると認識しとってよろしいんでしょうか。 ○議長(鵜川晃匠君) 答弁を願います。 吉村市長。 ◎市長(吉村武司君) 利便性等を考えますと、やはり市役所には駐車場ができるだけ用意するほうが市民のためにもいいだろうという考えで、今原則的には4階建てで横に広いというところは駐車場の数から考えても難しいと思っておるわけであります。 ○議長(鵜川晃匠君) 石原議員。 ◆2番(石原和人君) 3階建てが難しいということでよろしいですね。 ○議長(鵜川晃匠君) 御答弁願います。 吉村市長。 ◎市長(吉村武司君) 3階建てであればそのような台数が少なくなるということでございますので、2案のうち駐車場をある程度確保して、将来の市役所としての機能を十分に果たしたいと思っておるわけであります。 ○議長(鵜川晃匠君) 石原議員。 ◆2番(石原和人君) それから、もうこれは来週の委員会でも結構なんですけれども、4月末の4階建ての新築案では空きスペースに建築するはずのその4階建ての新築タイプは幅が79メートルというような巨大な構築物が提案されておりました。にもかかわらず、空きスペースに建築する説明がついておりましたので、そこについてのその整合性についてもまたお答えいただければと思います。 ○議長(鵜川晃匠君) 答弁願います。 吉村市長。 ◎市長(吉村武司君) 議員は4階建て、4階と言われますが、私ども4階建てを提案したことはありません。(「4月の時点での庁舎新築案は4階建て」と後刻訂正) ○議長(鵜川晃匠君) 石原議員。 ◆2番(石原和人君) 正式な提案かどうかわかりませんけれども、4月末でいただいた資料では4階建ての図面が添付されておりましたので、そこは誤解のなきようよろしくお願いいたします。もうそれを見るしかありませんので、我々は。いただいた資料を見るのみですので、よろしくお願いします。 それから、もう時間もないんですけれども、仮にこのたび仮庁舎の必要な形が御提案されておりますが、これまたかなりもとに戻ったりする思いかもしれませんけれども、仮庁舎が使える形を選択するのであれば、無理に新築じゃなくても今のこの庁舎の耐震補強改修でも、これも一つ選択肢に入るんじゃないかと思うんですけれども、今までは新庁舎を新しい空きスペースに建てるからということで皆さん仮庁舎の要らん形でしたんで、新築のタイプに賛同いただいたり、そういう思いを持たれとる市民の方も多かったと思うんですけども、今回仮庁舎も使おうという御提案であれば、ここの改修も一つ選択肢に入れるべきじゃないかとは思うんですけれども、いかがでしょうか。 ○議長(鵜川晃匠君) 答弁願います。 吉村市長。 ◎市長(吉村武司君) 議員もよくおわかりと思いますが、ここはもう既に五十七、八年たっておるわけであります。耐震化というのは地上の上における建物を鉄骨等で補強するということでございまして、五十数年たっておるこの建物のくいそのものが、ここの地形からして相当傷んでおるであろうということであります。 また、それに対する一部増設する施設を持ってきても、将来の備前を考えるとやはりこの際は合併特例債を使って新しい市庁舎をつくることが一番市民にとってはいいことだろうと思って決断をしたわけであります。 ○議長(鵜川晃匠君) 石原議員。 ◆2番(石原和人君) ありがとうございます。 その答弁聞きますと、ますます先ほどのあの市長がおっしゃる評価、検討の歴史のところの政策監の方の結論が全くもってますますようわからんようになってくるというところであります。 それから、議論になっておりますけれども、旧アルファビゼンの施設の市民への公開、たしか3月議会の政策部長のお答えで警察と協議の上前向きに検討していくというお答えでしたけれども、その後公開に向けての検討は進んでおるんでしょうか、いかがでしょうか。 ○議長(鵜川晃匠君) 答弁を願います。 佐藤総合政策部長。 ◎総合政策部長(佐藤行弘君) 警察と相談して、協議しながら公開するかどうかというのを検討してまいりますという答弁をさせていただいております。現在もそのような状況でございます。 ○議長(鵜川晃匠君) 石原議員。 ◆2番(石原和人君) 協議はされたんですか、3月議会以降は。いかがですか。 ○議長(鵜川晃匠君) 答弁願います。 佐藤総合政策部長。 ◎総合政策部長(佐藤行弘君) 備前署のほうに参りまして、協議いたしております。 以上です。 ○議長(鵜川晃匠君) 石原議員。 ◆2番(石原和人君) 見込みとしていつごろ公開が可能かというような見込みは今現在御答弁いただけませんか。 ○議長(鵜川晃匠君) 答弁を願います。 佐藤総合政策部長。 ◎総合政策部長(佐藤行弘君) 時期については今ここでいつごろということは申し上げることはできません。御容赦願います。 以上です。 ○議長(鵜川晃匠君) 石原議員。 ◆2番(石原和人君) いろんな備前市政の流れを見ておりますと、まことに残念なんですが、スピード感のその履き違い、履き違いが本当に目立ちます。市民が本当に望んでおるところ、直接要求しておるところをまずは何よりもスピード感を持って取り組んでいただかんといかんと思います。 何か望んでもいないところが水面下で一気にどどどっと大きく動いてしまう、この流れこそしっかり食いとめていただいて、とにかくしっかり来週以降の委員会等でもアルファが最も仮庁舎にふさわしいという御提案を心を込めていただきたいと思います。     (発言時間終了のブザーが鳴る) よろしくお願いいたします。 ○議長(鵜川晃匠君) 以上で石原議員の質問を終わります。   ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(鵜川晃匠君) 次に、尾川議員の一般質問を願います。 8番尾川議員。     〔8番 尾川直行君 登壇〕 ◆8番(尾川直行君) 通告に従いまして一般質問をさせていただきます。 1番目、人口問題、定住促進の洗い直しについて。 私は、「広報びぜん」に毎月報告されています備前市の人口動向について、特に関心を持って拝見しております。 吉村市長は、市長就任以来3年を経過し、この3年間に御苦労され、多くの施策を実施されてきています。地域創生、人口減少、定住促進について、何点かお伺いします。 1点目、備前市まち・ひと・しごと創生長期人口ビジョンにも報告されていますが、出生者数、生まれた人の数だけを捉えてみますと、平成20年から平成23年が4年間で926人、平均で232人となっています。平成25年が216人、26年が179人、27年が211人で、3年間で606人、年平均202人、比較しますと15%の減少となっております。 平成28年1月から4月の4カ月の統計は55人というふうに報告されておりまして、月平均にしますと14人の出生者数となります。平成28年1年間をその数値で推定しますと約165人となります。減少の一途となっております。市長は、この数字をどう理解され、人口減、定住促進対策の検証、見直し、新たな取り組みについてお伺いします。 2点目、備前緑陽高校の森泰三教頭にお会いする機会がありました。森先生は、GIS、地理情報システムを活用した授業に取り組みをされています。先生の論文で地方中心都市の住宅団地における人口高齢化の動向、岡山市とその周辺地域の事例と岡山市における人口移動と居住地選択に関する考察をいただきました。住宅団地における人口高齢化についての方策として、持ち家と賃貸の住宅との混在を図る。入居の時期を分散することにより、世代間の多様性を図る。大きな団地ではなく、小さな単位での住宅の提供など、多様化した世代の可能性があると指摘されています。 備前市まち・ひと・しごと創生総合戦略に備前緑陽高校の生徒の地方創生提案にも活用されたとのことですが、このGIS、この手法を活用すべきではないか、区域は小学校区単位ごとに小さな単位で人口、住宅だけではなく、GISを活用し、いろいろな生活に関する土地情報を集約し、現状分析と対応策を検討、具体的な取り組みを行うべきと提案いたします。 3点目、備前市内に賃貸住宅がふえてきていますが、子供がおられる家庭は学校を中心に行事、地域の子供会などつき合いがあり、コミュニティーを形成しています。その方々の持ち家等の動向を把握し、分析されていますか。また、子供のいない家庭などについても動向を分析され、人口問題、定住策に活用すべきと考えます。御所見をお伺いします。 2番目、備前焼の振興、備前焼ミュージアムについて。 最近、備前焼に関する新聞の記事が多く掲載されてきていると感じています。5月には、岡山市東山で備前焼市が開催されたとの報道もありました。いろいろな形で多くの方々に日本を代表する伝統的工芸品である備前焼が興味を持っていただけることはありがたく、備前市にとって誇りに感じます。 備前焼の振興について、何点か市長にお伺いします。 1点目、先日備前市埋蔵文化財センターを訪れる機会があり、せっかくの機会ですので、備前陶芸センターの見学もさせていただきました。研修生の熱のこもった作陶風景は感動いたしました。備前陶芸センターが岡山県の財政構造改革プランにより平成23年に備前市に無償貸し付けされ、備前市から備前陶友会に委託し、運営されていますが、当施設は、備前焼後継者の育成等で重要な役割があります。現在の運営組織、運用状況、事業内容、そして岡山県から無償貸し付け以前と運用内容がどう変化し、これら何を目指していくかについてお伺いします。 2点目、研修生は現在平成28年度ですが、何人で構成、備前市に住んでいる方は何人ですか。 研修生募集の要項を読ませていただきますと、備前焼技術の習得、備前焼製造に従事することを強く希望する人と書かれていますが、平成26年、27年度の研修修了者数、進路終了後の住まいはどこか、市として定住促進に配慮しているのか、お伺いします。 3点目、施設を見学した第一印象、感想は、施設の老朽化が相当進んでおり、施設整備を行う必要性を強く感じました。施設整備も含め、今後の運営についてどのようにお考えなのか、備前市としては陶友会に任せっ切りではなく、定住策等を含め後継者の育成、外国人との技術交流を含めた振興策を考えるべきと考えます。 4点目、備前焼ミュージアム初代館長に臼井洋輔さんに御就任していただき8カ月になりますが、備前焼ミュージアムの運営状況、企画の視点、入場者数などの動向、来客者の感想と今後の企画展の計画、備前焼振興、魅力発信はどのように行っていくのかについてお伺いします。 市民は、臼井館長に大きな期待を寄せています。また、臼井館長に備前陶芸センターとの連携、活用策についても力をおかりしてはどうかと提案いたします。 3番目、小中一貫教育について。 先日、同僚議員と大阪府の箕面市の小中一貫教育の取り組みについて調査に行かせていただきました。箕面市の小中一貫教育の取り組みは平成18年からで、施設一体型、校区連携型があり、課題も明確にされていました。見学は、施設一体型の平成23年開校の彩都の丘学園を見学させていただきました。同僚議員も報告いたしましたが、質問の中で報告いたしましたが、児童・生徒数は現在は737人、4年後は1,000人規模となる予定とのことです。備前市とは環境が異なることを強く認識されました。 備前市の小中一貫教育の進め方について、教育長にお伺いします。 1点目、その後の備前市での小中一貫教育の進捗状況は、幼児教育関係者、地域保護者等への説明、理解度はどうか。情報発信を行い、備前市の教育全体の方向性に理解をいただくべきであると考えますが、御所見をお伺いします。 2点目、小中一貫教育について先生方にアンケートをお願いし、教育現場の赤裸々な意見を参考にしながら進めていく考えはないのか、ぜひ行っていただきたいと考えます。 3点目、いろいろな教育課題が低学年化してきているという指摘もあります。小1プロブレムの解決に幼、小、保、小連携強化も並行して行うべきではないか。より連携を進めるためにこれまでにも提案させていただいていますが、組織についてこども課を教育委員会に組織がえすべきであると考えます。これらの取り組みについて教育長にお考えをお伺いします。 4番目、教育委員の選任と教育の課題について。 第3回臨時議会において教育委員の選任が行われました。教育委員の役割と小学校の学習活動、授業ほか教育について何点か教育長にお伺いします。 1点目、教育委員、教育委員会は、地域の将来ある子供たちがどのような教育を受けるのか、教科書選定を含め決めていくのが教育委員会と考えます。教育委員は、学校に通う子供たちや保護者にとって身近な存在であるべきではないかとも考えます。 教育委員の選任についての考え方をお伺いします。 地域に根差した身近な教育委員という考え方から特定の地域に集中せず、各地域には最低1人は選任すべきではないか。そのためには、定数をふやしてもよいと考えます。また、教育委員の選任で教育関係の経験者は必要と考えます。教育現場で管理職として活躍し、長年教育課題の解決に当たってきた経験は貴重なものがあります。そういった経験を生かすこと、そして住民の教育行政への関心を呼ぶような仕組みを考えるべきである。教育は人づくりです。教育のあり方について地域の実態を踏まえ、継続性や安定性にも配慮した教育行政を行っていただきたいと考えます。御所見をお伺いします。 2点目、小学校で授業が成り立たない、学習活動が定着しないといったことがあると保護者の方からお聞きすることがあります。教育委員会あるいは教育委員会事務局としてそのような情報は把握されているのか、実態はどうか、そのことに対しての対応はどのように行っていこうとしているのか、お伺いします。 3点目、備前市内の小・中学校の校長先生が、来年3月定年を迎える方が多いとお聞きします。定年を迎える校長先生は何人で、どのように考えられているのか、備前市の教育の継続性、安定性等からどのような人事をお考えなのか、他市との人事交流をどう考え、先生の確保をどうしていくのか、お伺いします。 4点目、学校評議員が設置され、役割も定められていますが、役割は校長の求めに応じ学校運営に関する事項について意見を述べるものとするとなっていますが、実態はどうか、機能しているのか、今後の課題は何か、幼稚園、保育園、こども園の評議員はどのような扱いとなっているのか、お伺いします。 開かれた学校、地域とともにある学校を標榜するのであれば、学校評議員制度の充実も図るべきである。 5点目、4月30日、倉敷で開催されました岡山教育シンポジウムで中室牧子氏、『「学力」の経済学』の著者ですけれども、の講演の中で、教員は教育のかなめ、遺伝や家庭環境のように子供たちにとって自分の力ではどうしようもない問題を解決する潜在的な能力を持つのは教員だと指摘されています。能力の高い教員が教えた場合、1年で1.5年分の内容を習得することができる、いい先生に出会うと人生が変わると話しされておりました。 質を、備前市の教員の質を高める政策をとるべきとのことです。それには時間、費用を考えていくべきではないか、このことは全ての教育の取り組みに共通すると考えます。教育長のお考えをお伺いします。 5番目、片鉄ロマン街道の延伸と鉄道鉱山を産業遺産として検証を。 片鉄ロマン街道の利用促進に向け、伊原木岡山県知事と沿線4市町の首長による初の意見交換会が開催されたと報道されています。私は、これまで片鉄ロマン街道の利用促進についてたびたび質問をさせていただき、提案もさせていただきました。今回の協議会開催は、画期的なことと評価させていただいております。 片上鉄道は、平成3年6月30日に68年の歴史を閉じて廃線25年という節目の年を迎えており、片鉄ロマン街道の利用促進、活性化策について市長のお考えをお伺いします。 1点目、2015年、岡山県では自転車周遊で観光客を呼び込もうと、8ルートのサイクリングロードを選定されています。その8ルートの中に片鉄ロマン街道が含まれていますが、岡山県のサイクリングロードの選定と今回の取り組みの位置づけ、関連はどうか、お伺いします。 2点目、沿線4市町が一緒になって活性化策を探るとのことですが、備前市として利用促進、活性化策、また沿線市4市町の今後推進計画、取り組みはどうか。大館・小坂鉄道レールバイクについての事例報告があったとのことですが、レールバイクを含め新たな取り組みの考えについてお伺いします。 3点目、市長御承知のとおり、片鉄ロマン街道は西片上の新幹線までとなっております。それから南の延伸が大きな課題となっています。今でもフェンスが張られ、市民から苦情をたびたびお聞きします。長年の懸案であり、いまだ解決いたしてはおりません。この機会に旧片上駅付近、片上湾を臨める場所まで延伸する、そういうことによりサイクリストがふえ、利用者増につながるという意見もあります。また、片上鉄道を柵原鉱山とともに近代化産業遺産として整備し、後世に伝える必要を強く感じます。市長のお考えをお伺いします。 以上で質問を終わります。御答弁をよろしくお願いします。 ○議長(鵜川晃匠君) 会議中途ですが、この際暫時休憩します。     午後1時58分 休憩     午後2時15分 再開 ○議長(鵜川晃匠君) 休憩前に引き続き会議を再開します。 尾川議員の質問に対する答弁を願います。 吉村市長。     〔市長 吉村武司君 登壇〕 ◎市長(吉村武司君) それでは、尾川議員の質問に順次お答えいたします。 1番、1点目、出生数、自然減の実態からどのように人口問題の検証、見直し、新たな取り組みを行うのかについてでありますが、昨年度人口動態の分析結果を踏まえた備前市の人口ビジョンに基づき、人口減少問題の克服と地域の活性化を目指すための具体的な政策を掲げた備前市まち・ひと・しごと創生総合戦略を策定し、各事業を実施しております。今年度からは、この事業について市民の方も含めた有識者による事業の検証を行い、市民の方の意見も十分に取り入れた多角的な視点から見直しを行ってまいります。 2点目、備前緑陽高校が行ったGISのノウハウを活用し、現状分析と対応策を検討すべきではということについてでありますが、議員のおっしゃるように地域での世代の偏りがより高齢化に拍車をかける一つの要因になっております。今後は、GISの分析手法を研究してまいります。 3点目、賃貸住宅入居者等の動向を分析し、定住策に活用すべきということについてでありますが、現在若年夫婦世帯家賃補助事業において補助利用者に対しアンケート調査を行っております。主に備前市内の賃貸住宅を選択した要因についての内容となっておりますが、転出先や住宅建築地についてのアンケート調査も追加可能であると思います。 現在、市内の全ての賃貸住宅入居者については把握はできておりませんので、正確なアンケート調査を実施することは困難と考えます。このため、まずは補助利用者へのアンケート調査を行い、分析結果を多角的な視点から定住策に活用してまいります。 2番、1点目、備前陶芸センターの現状と今後において、以前との運営内容の違いについてでありますが、岡山県が運営していたときの事業を基本的には受け継ぎ、主に備前焼作家の養成及び育成事業が行われております。 岡山県が運営していたときは、1年間の研修期間を基本として最大2年まで更新できるシステムでしたが、現在は多くの人が利用できるよう研修期間を半年からとしており、半年ごとの更新ができる仕組みとなっております。また、多くの方に陶芸に興味を持っていただくため、土ひねりから窯出しまでの作陶体験ができる講座の開設など、新たな試みも行われております。 現在は、1カ月の体験研修や穴窯体験会を通じ販売目的ではない物づくりの魅力を伝えることや、県外や海外からの研修生、アーティストとの交流なども行われております。しかしながら、最も重要なことは備前焼を絶やさないことであることから、これからも作家の養成や育成を中心とした取り組みを進めてまいりたいと考えております。 2点目、研修生の動向と定住策についてでありますが、現在の研修生は6名で、全員市外の出身者で、市内在住が3名、市外在住が3名であります。平成26年度の研修修了者は上期3名、下期2名、平成27年度は上期3名、下期3名で、修了後の進路におきましては備前焼作家への弟子入り、窯元でのアルバイト、独立へ向けた独学、趣味として継続などとなっており、備前市への定住者も数名は存在するものの、修了後の就職や弟子入りがなかなか難しい等の理由で定住に結びついていないのが実情であります。 3点目、備前陶芸センターの施設整備と振興のための組織についてでありますが、所有者である岡山県や陶友会などと協議を行い、施設整備に努めてまいりたいと考えております。 また、定住策を含めた後継者育成や外国人との技能交流につきましても、陶友会や関係団体と協議しながら進めてまいりたいと考えております。 4点目、備前焼ミュージアムの運営状況についてでありますが、昨年10月のオープンから本年3月までの6カ月間で大小4つの企画展等を行っており、4,429人の方が来館されており、予測していた来館者を上回りました。しかし、入館料は大人を700円から500円にしたことや、無料の中学生以下が多かったこともあり、見込んでいた額を下回っております。より多くの皆様に御来館いただけるよう、今以上に観光関係機関と連携してまいりたいと考えております。 展示につきましては、旬で話題性のあるものを取り上げ、企画展を開催しておりますが、今後も備前焼を中心にいろいろな切り口で焼き物を取り上げた企画展や、他の芸術作品とのコラボレーションを検討しております。常設展の充実も含め、中・長期的な計画を運営協議会に諮り、実施していきたいと考えております。また、備前焼の魅力発信についても観光部門と連携し、積極的に取り組んでいきたいと考えております。御提案の備前陶芸センターとの連携については今後検討していきたいと思っております。 5番、1点目、岡山県の利用促進への取り組みの考えについてでありますが、岡山県のサイクリングロードに選定されたことに伴い、今回の意見交換会が開催されております。 2点目、4市町村一体での活性化策についてでありますが、現在4市町で構成する片上鉄道沿線地域活性化対策協議会における新たな活性化事業案としてウオーキング大会とサイクリング大会の併用事業を検討しております。 3点目、片鉄ロマン街道の延伸と鉄道・鉱山を産業遺産としてについてでありますが、旧片鉄の線路跡地は御指摘のとおり現在閉鎖されております。土地所有者であるDOWAグループと用地の取得と活用について協議を行っているところであります。また、片上鉄道や柵原鉱山につきましては、各市町が連携し、その歴史を後世に伝えていく必要があると感じております。 私のほうからは以上であります。 ○議長(鵜川晃匠君) 杉浦教育長。     〔教育長 杉浦俊太郎君 登壇〕 ◎教育長(杉浦俊太郎君) 私からは、3番、小中一貫教育についてお答えをいたします。 まず、地域保護者への理解、啓発についてでありますけれども、先ほど山本議員にもお答えしましたが、今月から中学校区ごとに保護者を含む地域の方々が参加する備前学校づくりサロン、これを開催して、小中一貫教育の進捗状況等についてわかりやすく説明するとともに、具体的な進め方について御意見を伺うこととしています。 また、幼児教育関係者に対しては、幼児教育と小学校教育との接続の取り組みを進める観点から、情報提供を積極的に進めてまいります。 次に、小中一貫教育を進めるに当たりましては、御指摘のとおり学校現場の意見を聞き、その実情を踏まえることが必要であります。このため、市の教育委員会として各中学校区に聞き取りを行いました。 加えて、教員等を対象としたアンケートというお話がありましたが、この調査も年間計画に組み込んでおりまして、学校の実情の把握に努めると同時にPDCAのいわばCAの部分、つまりチェック、アクトですが、取り組みの成果について検証して、来年度以降の取り組みに生かしていくことにしております。 続いて3番、3点目、幼、小・中連携接続についてでありますけれども、私も実は議員と同じ思いであります。小中一貫を進める上では、実は幼稚園、保育園、こども園と小学校との接続が大変重要でありまして、成果を上げている先進自治体もそこをまさに重視しているというふうに思います。 また、岡山県教委でも豊かな育ちにつながる保・幼、小接続ということに向けて、保幼小接続スタンダードという政策を進めておりまして、備前市でも教育委員会とこども育成課連携のもと、縦割りを超えた保幼小接続スタンダードに係る研修会といったことを開催を予定をしております。 また、小学校区に分かれての情報交換、それから今後の取り組みについての確認を行うなど、小1プロブレム解消に向けて連携強化を図ることも大切と考えております。 以上のことから、組織がえについては市長部局と今後協議してまいりたいと思っております。 続いて4番、1点目、これからの教育委員の選任についてでありますけれども、教育委員の選任は御承知のとおり市長が議会の同意を得て任命することとなっております。市長権限であります。ですので、私からは希望といいますか、教育委員会としての意向ということでお答えをさせていただきますが、現在備前地区1名、日生地区2名、吉永地区1名という、私以外ですね。となっておりますが、教育委員の定数増は教育委員会としては今のところ要望する考えは持っておりません。私は、教育委員は地域の意向を反映しつつ、ただし教員経験の有無にかかわらず幅広く識見を有する方、また保護者の立場から提言をいただける方がふさわしいというふうに考えております。 なお、議員御指摘の継続性、それから安定性に配慮した教育行政を行うためにも教育委員に学校現場を見ていただく機会をふやし、活発な議論を行いながら学校現場や地域の方々の声を大切に、地域の実態を踏まえた教育行政の運営に努めてまいる所存です。 4番、2点目、学習活動が定着しない学級への対応策についてですけれども、議員御心配のような状況がある場合には、小・中学校いずれも校長から教育委員会へ報告、それから相談をいただいています。27年度5件、それから今年度になって3件、そういうふうに対策に動きました。学校から相談があった場合は、状況に応じて学校教育課の職員が学校に出向いて実態把握、それから指導、助言を行っています。 また、県教委が行っている支援事業を活用したり、市独自の支援員配置など、人的支援で対応する場合もあります。個々の状況を把握した上で必要な対応を迅速に行うよう、私から指示をしております。 続いて、3点目の管理職人事についてですが、定年を迎えられる校長先生、今年度いっぱいで小学校5名、中学校1名となっています。議員御指摘の教育の継続性、安定性を維持するためにも各学校の教育課題をしっかりと把握して、教育への意欲や熱意のある方、また備前市及び東備地区での勤務経験がある方など、よりよい人材を配置できるよう、配置を行う県に要望、協議をしてまいります。実際、今年度も新任の校長先生はかつてその学校に勤務をされた経験がある方を配置をしていただきました。 4点目、学校評議員の活用実態ということでありますけれども、学校評議員は学校教育法施行規則に基づき任命されています。備前市では本年度も法の適用対象である全小・中学校及び片上高校、幼稚園、認定こども園で任命をしています。年2回から3回の学校評議員会のほか、主要な行事、それから学校・園評価にもかかわっていただくことで学校・園経営の助言をいただいて、これもPDCAサイクルをきちんと構築して改善に役立てています。 今後は、学校評議員の方により頻繁にお越しいただく機会をいかにふやしていくかといったことがこの制度のさらなる充実を図るための課題であるというふうに考えております。 なお、保育園については第三者委員というのを委嘱して、家庭、地域が連携協力しながら一体となって子供の健やかな成長を見守っているというふうに聞いておりまして、こども園の保育園部分も同様というふうに聞いております。 5点目、教員は教育のかなめ、この実践策については私も議員と全く、お考えと全く同じであります。教育は人なりという言葉もありまして、備前市の子供たちのためにも教職員の資質能力の向上は極めて重要だというふうに考えています。 それにはやはり教員が全国の先進事例を学べるように研修や研究集会に参加するゆとり、機会、これをつくる環境整備が私は必要なんではないかなというふうに思います。予算がついてもゆとりがないとやはり出かけていけないわけですから、その負担軽減のため支援員が必要なケースも、これもあると思います。各校の事情に合わせて要望も聞きながら、丁寧な取り組みを実践していきたいというふうに考えております。 私からは以上です。 ○議長(鵜川晃匠君) 再質問はございますか。 再質問に入ります。 尾川議員。 ◆8番(尾川直行君) まず、1番目の人口問題について、市長にお伺いします。 具体的な、なかなか質問に対しての答弁というのは難しいのはよくわかるんですけど、やはりとにかく出生者数、子供が減って国勢調査見ても結果もああいう数字になって、私はよそのことを言うわけじゃないんですけど、備前市が県北と同じぐらい人が減っとるというふうな見方しておりまして、近隣の自治体との比較でやはり減るのはやむを得んとしても、減り方が多過ぎるというのをもういつも常々思っておりまして、私この間ちょっと、これ再質問になるかどうかはちょっとわからんのですけど、考え方として旧備前町と旧三石町の人口と世帯数の推移を昭和25年から平成27年まで統計にしました。それを見たらやはり昭和55年、1980年ごろに備前市というんですか、旧の備前市、旧備前町と旧三石町の人口、世帯数の動きは、人口が減って世帯数はやはり核家族化で余り世帯数は減っていないんですけども、ふえとるぐらいで。そういうところをやはり見てもらわんと、やはり今言う分析してもらって対応していくと、そういう岐路が私よく言うんですけど、持論なんですが、いかなるときでも脇道というんですか、岐路があると。ですから、その岐路を早く発見して対策とっていくと。長い目で、スパンで見たらその55年ごろからがずうっと下降ぎみで、じゃあそこで何で下降になったんかというのを私はまだ調べていないんですけど、あるいは具体的に言うとあれですけど、品川さんの社宅がどんどん減少したんか、人によってはまだ景気よかって元気がよかったよという時代だったんか、そういう何かの要因で人口が下がっていく、上がることはまずないんですけど、そういうところをやはり見る人が誰が見るんならというたときに、やはり市の職員の人に頼まざるを得んのじゃねえかと、私はそう思うとんです。ですから、そういう能力を持った人材育成に、それで長期的に取り組んで分析していくと、で手を打つと。市長の発案でどんどん新しい形で進められるのは非常に新聞にも出ますし、やりよるなあというのはよう電話かかってくるんですけど、その効果が本当に出てきとんかというのが疑問なところなんで、そういう今後の手を考えるためにやはりそういうデータというのは大事なと。 緑陽高校の森先生にもお話ししたんですが、やはり私もその住宅なんかの問題でも大きな市長は70戸どんといくと。そのときにほいじゃあ40代、30代、20代、50代というふうに年齢構成で制限していくんかということは難しい面もあるんですけど、やはり地域としたら小さいポイントで各地区に小学校区ぐらいに少しずつでも団地を10軒程度でも継続的につくっていくと。また、入る、入らんはまた別の問題で、そういうものをつくっていくことが必要なんじゃないかと思うんで、ちょっと一問一答ですから、まず1点目が要するにそういう職員が、そういう専門家が、専門というんか、要するにそういう分析する能力を持った人を養成して、そういうポジションをつくって1年や2年ころころかえるんじゃなしに取り組みしてほしいということについて答弁願います。 ○議長(鵜川晃匠君) 答弁を願います。 吉村市長。 ◎市長(吉村武司君) 議員と全く同じ考えであります。できる限り専門職というものを尊重し、そのような中・長期的な対応のできる職員をつくっていくことは、備前市の行政上大切なことだと思っております。 ○議長(鵜川晃匠君) 尾川議員。 ◆8番(尾川直行君) それから、森先生、森先生というんじゃないんです。GISは島根県の中山間の最近いろいろニュースになっとる先生も、藤山浩という先生もかなり前から、私もちょっと詳しゅう余りその点は研究していないんですけど、そういういろんな買い物先とかいろんなデータ積み重ねていって、じゃあこの片上地区の人はどこへ買い物行きよんかと、どういうものをいきよんかとかというふうな分析をやはりGISでやっていったら、それがこの間聞きましたら産婦人科の問題は緑陽高校の生徒が何かそういういろんな形で分析していったというふうに、事実かどうかわかりません、確認とっていないんですけど、そういう話を聞いたことあるんで、やはりそういう手法を使って、市長の考え一つでいくのも確かにいいと思うんですけど、いろんな形でやはり職員の力を利用してそういった手法、分析手法を使ってやっていただきたいというふうに思うんですが、そのお考えをお願いします。 ○議長(鵜川晃匠君) 答弁を願います。 吉村市長。 ◎市長(吉村武司君) まちづくりは備前市だけではできないわけであります。県、国、それぞれの施策をあわせ持ってこの人口減対策を各市町村が今力いっぱいやっておるわけであります。別に勝敗をどうこうということは考えておりませんけども、備前市の市長としてできる限り中・長期のビジョンが策定され、それに一歩でも近づけるように、人口増になるように、あるいは人口増にならなくても人口減が極端に進まないようにやっていくことは、今現在備前市の政策の中枢だと思っております。そのように考えております。また、いいお考えがありましたらどしどしとお伝えいただきたいと思います。 ○議長(鵜川晃匠君) 尾川議員。 ◆8番(尾川直行君) 人口問題はそのくらいにして、いろいろ国勢調査のデータ見ても、先ほど言いましたように瀬戸内市が、前回の調査と比較したら瀬戸内市が869人、備前市が2,632人という本当に県北が3,000台とか2,000台で、そのくらいで、大体私ら見とったのが玉野市もそうなんですね。県南にありながら、もう県北と同じぐらい減少する。今回見ても、玉野市が3,800ぐらい減少しておるというのは事実の数字になっとって、ですから玉野市なんかも財政状態非常に厳しいと思うんで、そのあたりやはり早目な手を打っていただきたいというふうに思います。 次の質問に入ります。 備前焼の振興についてなんですけれども、私まず市長あそこへ最近行かれました、陶芸センター、備前焼陶芸センターへ。 ○議長(鵜川晃匠君) 答弁を願います。 吉村市長。 ◎市長(吉村武司君) 行っております。 ○議長(鵜川晃匠君) 尾川議員。 ◆8番(尾川直行君) じゃあ、現状を見ていただいたら私も特定にそこを肩持つわけじゃないんですけど、私も初めてというか、もう長いこと行っていなかって、所管がかわってから。事務所がどこにあるんかなあ、事務所を訪ねていったんです。そしたら、上のコンクリの大広間が事務所になっておりまして、よう担当者も頑張ってやるなあというて話ししたんですけど、そういったところでもう少し岡山県もやはり備前焼というのは県の力入れるべき課題だと思うんです。その点でもう少し県とのパイプというんですか、どういうふうにお考えなんでしょうか。 ○議長(鵜川晃匠君) 答弁を願います。 吉村市長。 ◎市長(吉村武司君) 私が理解しておりますところは、実はあそこは県は行く行くはもう閉鎖しようというふうに考えておったそうであります。よって、プレハブ等で臨時的にしのいでおったと。それが、備前市を通じて陶友会のほうに運営を委託しておるということであります。 また、トイレ等の整備も早急にしなきゃならないと、そういうところだと思っております。備前焼の歴史を絶やさないためにも立派な研修生が育つこと、そのような整備は備前市としてもよく考えていかなきゃならないと思っております。 ○議長(鵜川晃匠君) 尾川議員。 ◆8番(尾川直行君) それで、研修生の話でも、これは質問の中でもかなり話ししたんですけれども、要は市の負担も陶友会の負担もしておって、市外に住んでもろたら困るとも言えんのんですけど、できる限りやはり研修生が市外の人は研修を終えたら市内に住んでくださいというふうな働きかけを、どこが担当か私もようわからん、中途半端になって無責任になるというたらそこまでのことは話しませんけど、そういうぐあいでやはり一人一人をつかまえていくという、片方じゃあ協力隊が岡山県でもナンバーワンかツーぐらい呼んできておって、その研修来てくれた人はざるのように逃がしてしまうというようなことせんように、やはりなかなか瀬戸内市のほうが生活しやすい面があるんか、それじゃあ何のための備前市の施設かわからんのですけど、大きい目で備前焼というのを岡山県のもんと見ればあれですけど、少しそういう面での施策というのもやっていくべきじゃないかなあと思うんですが、いかがでしょうか。
    ○議長(鵜川晃匠君) 答弁を願います。 吉村市長。 ◎市長(吉村武司君) 修了後、今の現況で言いますとなかなか弟子入りも難しい、そして備前で独立することも難しいというようなことで、定住者が全て卒業生が定住しておるわけじゃありませんけども、やはり根本的に備前焼の後継者として伊部中心に住居を構えていただくということは大変ありがたいことであります。よって、このような賃貸住宅の補助金等も活用していただくということが、我々十分にPRが足らなければやらなきゃならないことだと思っております。 ○議長(鵜川晃匠君) 尾川議員。 ◆8番(尾川直行君) そういう関心を持つことがやはりことを、従事できるということになると思うんです。今まで恐らく余りそういう研修生のことを後どうなっとるかとか、フォローするとか、それからここへ住んでほしい、先ほど最初に質問しました賃貸住宅住んどる人も今度アンケートをとってある程度動向をつかんでいくというふうなこともやられとんですけど、結局もう今は頼むから住んでくれえ言わんといけん時代じゃないかなあと思うたりするんです。そんな感じがある面、それは備前市として職員が頭を下げてあんたどこへかわるんでえ、備前市へとにかくおってちょうでえというたりするようなことを言えというていうもんですもないかもしれんですけど、もうそういう時代になってきとんじゃないかなあという感じはするんですけれど、そのあたりで定住の問題を。 それから、研修生が私聞いとんのは半年になって、半年がええんか、1年がええんかというのはわからん。更新もできるというて市長答弁されたんですけど、その研修も窯炊きが1回しかできんというふうなことで、それはどういう理由か私も詳しゅう聞いていないんですけど、作陶して小学校の作品集でも年に1回1個ぐらいはつくりますから、研修で半年間集中してやる人が窯炊き1回じゃあどうも。そら、別に炊きよんかもわからんですけど、そういうふうに。そのあたりもやはりもう任せっ切りじゃなしに備前市の一つの大きな産業とか、あるいは定住とかということで捉えて充実していくということをお考えはどうなんでしょうか。 ○議長(鵜川晃匠君) 答弁を願います。 吉村市長。 ◎市長(吉村武司君) 備前市の魅力あるいは備前焼の魅力、伊部付近に住んでもらう、こういうことは大切な政策課題と思っております。私も備前焼が大好きであります。備前焼の隆盛を願う一人でもございます。 後継者の育成というところで、いわゆるお父さんが備前焼作家、息子さんがその後を継がれる、その機に研修センターへ入る方もおられれば、あるいは大学やよその産地で勉強される方もおられます。いろんな生活様式の中で最終的に備前焼というものについて作家活動あるいは職人活動をしていただければいいと思っていますが、議員御指摘のとおりこの移住化、定住化ということは、備前市にとっては今近々の課題でもあるわけでありますから、十分に時期を逸しないように大いにPRをしていきたいと思っております。 ○議長(鵜川晃匠君) 尾川議員。 ◆8番(尾川直行君) 次に、ミュージアムの館長の臼井先生が、先を越されたというたらあれですけど、寒風の陶芸美術館で先週休みに講演会があったんです。備前市内でも講演会やられとんかどうか、私はちょっと情報不足でわからんですけど、私そういう情報が入ったもんですから話を聞きに行きまして、何か備前市のほうが何か最近寒風のほうにやられとるような感じがするという市民がおりまして、いやいやそんなことはありませんよというふうな言いわけはしたんですけど、そのあたりの非常に優秀な先生で頑張ってもらわにゃいかん。話も備前焼の話をされまして、いろいろ岡山の文化の話もされまして、非常にいろいろと教えていただいたんですけど、そういったところの捉え方というのは、それと陶芸センターもやはり知恵をかりて行っていくべきじゃないかなあと思うんですが、いかがでしょうか。 ○議長(鵜川晃匠君) 答弁を願います。 吉村市長。 ◎市長(吉村武司君) 臼井先生は、昨年私がお願いをして館長に就任をしていただきました。多分、今現在岡山県下では最も焼き物について博学で、高見豊かで、そして著作もたくさん出しておられます。私も、時間がある限り先生とお会いをして、備前焼ミュージアムを初め備前焼の将来について語っていくところであります。 寒風は寒風として、いわゆる備前焼の源流でありますので、それはそれとして我々は瀬戸内市と備前市、お互いに焼き物というキーワードでつながっておるわけでございますので、どちらがいいとか云々じゃなしにそれぞれの作家の皆さん方が立派に備前焼を通じて全国あるいは世界に発信していただく、それがひとつの備前のまちおこしの一つの源流になることだと思っております。瀬戸内市ともそういう点においては協調しながらやっていくべき事業だと思っております。 ○議長(鵜川晃匠君) 尾川議員。 ◆8番(尾川直行君) 入館者数のことなんですけど、4,429人で予測より上回ったというお話、答弁いただきましたけれども、26年度データでは7,846人だったんですが、これは4,429人ちょっと聞き漏らしかもわからんですけど、何カ月で4,429人でしょうか。 ○議長(鵜川晃匠君) 答弁を願います。 吉村市長。 ◎市長(吉村武司君) 昨年10月のオープンからことし3月末までの6カ月間であります。 ○議長(鵜川晃匠君) 尾川議員。 ◆8番(尾川直行君) 次に参ります。 市長に片鉄ロマン街道の延伸のことについてたびたびお話しして、非常に県知事が何かしらサイクリングのことについて注目されまして、私もたまにサイクリストの人と話しする機会がありまして、担当者の方にもアンケートをとったらというふうな話もするんですけど、やはりかなりいいコースと、やはり鉄道が走っとったもんですから急カーブ少ないし、交差点というんですか、比較的少ない、そういう面も少ないということで走りやすいというのは今までもお聞きしとんですけど。あと標識も前はなかって、ロマン街道という標識がないということでサイクリングセンターの管理人もそういった苦情がありまして、いろいろ県のほうで御配慮いただいて看板をつけてもらったりしたんですけど、これからの問題として一番市長もちょっと言葉を濁されて、協議を行っているというふうな、大人の話なら協議を行っているということでなあなあと、こう適当にすりゃええんでしょうけど、このあたりの協議を行っているということについて、市民の方は具体的な話が聞きたいと思うんで、なかなか難しいんでしょうけど、今フェンスがあってあのままの状態でいつまでもというわけにいきませんので、そのあたりもう少し詳しくお話しいただきたいと。 ○議長(鵜川晃匠君) 答弁を願います。 吉村市長。 ◎市長(吉村武司君) 私も備前市民ですから、今現在の状況については市長になってすぐにまちづくり部長から今までの経過を聞きました。残念ながら没交渉が長く続いておったということであります。昨年の12月、同和興産の岡山事業所のほうへ参りました。代表取締後も東京のほうから来られまして、いわゆる同和興産の敷地の跡の買収ということで片上、伊部のまちづくりの一つのキーワードになる場所で、ぜひともお願いしたいということで、初めてその交渉に当たったわけであります。まちづくり部のほうで今後その購入に向けてお願いをしていきたいと思っております。 また、議員が御指摘のNTTの横のフェンスでありますが、私もあそこはやはり少なくとも道路の一端として購入すべきことだと思っております。排水路等の関係もありますので、できる限り同和興産に御理解を賜って片上、伊部のまちづくりとし、あるいは片上湾のこの風景を観光に生かさないことではもったいないと思っております。 道の駅初め、そのような誘致についても県ともよく相談をし、最終的には国土交通省のほうにお願いをしていきたいということで交渉をしておるところでございます。御理解を賜りたいと思います。 ○議長(鵜川晃匠君) 尾川議員。 ◆8番(尾川直行君) あと、教育長に何点か再質問をさせてもらいます。 小中一貫の問題で、先生方にアンケートをという極端なような話なんですけど、私もいろいろ調べていきますと、三鷹市がやはり実際やっております。報告書も出ています。やはり武蔵野市が隣りというたら隣なんですけど、三鷹市が先行事例でかなりやっとられまして、その議員も結構研究されて、そういった情報をいただいて、先生方の意見をやはり求めるべきじゃないかなあというふうな、やはり教育現場が一番に理解していただかんと、周りは、外の周りがああでもねえ、こうでもねえというても先生方の意識が変わっていかんと、ちょっとその点で主張して先生方にアンケートをと。 当然保護者にもやっていますし、インターネットで三鷹市のはどんどん出てきますから、教育長も見られると思うんですけど、出てきますから、幾らでも出てきますので、こういうように学園ごとの検証したのが出ています。ですから、そういうぐあいでやはり先生方の意見もお聞きするということが一番保護者も保護者ですけど、先生方の取り組む姿勢が一番だろうと思うんです。ちょっとその点を確認の意味で質問させてください。 ○議長(鵜川晃匠君) 答弁を願います。 杉浦教育長。 ◎教育長(杉浦俊太郎君) 先生方へのアンケートというのは先進自治体の例も、もちろん議員御指摘の三鷹市も含めてかなり一般的にやられていて、特に導入前と導入してからどう変わったかというようなところもきちんと成果指標を得た上で改善していく必要がありますから、それはしっかりやっていくということであります。 それと、教員の意見を聞くということでいうと、学校訪問もこれまで公表を一方的にやっていたのを、最後の時間帯を教員とのその懇談会に充てて、主に今小中一貫がメーンテーマですけど、意見を聞くようにしております。 ○議長(鵜川晃匠君) 尾川議員。 ◆8番(尾川直行君) それから、この備前学校づくりサロンのチラシをもらって、これなんかは参観日なんかで配ったというふうな保護者からの話なんですけど、ちょっと私1点しょうもない質問なんですけど、このチラシ読ませてもらったらドリンク、お菓子もあるよ、みんなで来てねというふうな表現がこれあるんです。私らこういう小中一貫の真剣な話にサロンという、手づくりサロンということですから雰囲気をやわらかくするためのもんだろうかなと思うんですけど、何かテーマとしたらちょっとそのあたりのお考えをちょっと説明していただいたらと思いますが。 ○議長(鵜川晃匠君) 答弁を願います。 杉浦教育長。 ◎教育長(杉浦俊太郎君) やはりいろんな議論の場があっていいというふうに考えておりまして、特に割と偉い人がだあっと並んで、例えば教育委員会と市民が相対するような会議の仕方だと発言したい人が発言できない雰囲気っていうのを僕今まで1年間でも結構経験してきているんですよ。なので、少しでもリラックスしてきちんと本音の議論が、話ができるように配慮をしたいという一つのアイデアです。 ○議長(鵜川晃匠君) 尾川議員。 ◆8番(尾川直行君) それから、小学校で授業が成り立たないということで教育委員会なり、教育委員会事務局もそういう情報を把握して5件と3件ということを御報告というか、していただいたんですけど、やはりこれが一番大きな問題だろうと思うんです。余り具体的に言うと個人のことになってしまうような気もしたりするんですけど、やはり現場というか、学校、教室がそのものですから、タブレットじゃとか、それからフューチャースクールとかというような次元の違うまだずっとほかの本当に授業ができんで、要するに教室内を歩いたりしたりするようなことが、生徒は少なくてもそういう人が出てくるわけです。よく私らも昔の話とよう比較すんですけど。そのあたりの手当てというのはやはり人の問題だと思うんで、やはりそのあたりの対応を教育委員会としたらもう校長は出ていく、教頭も出ていく、担任が出る、支援の先生がおって、なおかつそんな管理職が全部いっつもこっつもついて、教室へついていくわけにいかんと思うんで、そのあたりの配慮はどういうふうに、事案があっての話だと思うんですけど、そのあたりのスタンスをやはり、そう簡単に、前の教育長よう言われよった、そう簡単に尾川さん、先生集めるというたらそう簡単に採用できんのじゃというふうなことをよう言われよったんですけど、何かそのあたりで具体的に措置していかんと、もうとてもじゃない、学力向上じゃない、授業ができんというふうな状況ですから、そのあたりのちょっと考え方をお知らせください。 ○議長(鵜川晃匠君) 答弁を願います。 杉浦教育長。 ◎教育長(杉浦俊太郎君) そういう人的な支援、チーム学校づくりというのは私の中では最優先でやっています。やはり現場がどういうことで困っているのかということをきちんと把握することが、まず大事だと思いますので、現場の先生方にももう遠慮しないでとにかく人で解決するものであればすぐ言ってきてくれというふうなことで、そういう要望が上げやすい雰囲気づくりも今しているところです。 ○議長(鵜川晃匠君) 尾川議員。 ◆8番(尾川直行君) そういうことで、一番困っとるところがそのあたりで、子供も成長していただかんと、それなりに成長していかんといけんと思いますので、ぜひ教育長もう少し現場へ出ていってもらって、いろんな情報をとっていただいて解決して、解決できないこともあると思うんですけど、解決していただきたいと思います。 以上で終わります。 ○議長(鵜川晃匠君) 以上で尾川議員の質問を終わります。   ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(鵜川晃匠君) 市長から発言のお申し出がありますので、この際発言を許可します。 吉村市長。     〔市長 吉村武司君 登壇〕 ◎市長(吉村武司君) 先ほどの石原議員の一般質問への答弁で、4月の時点での庁舎新築案は4階建てでありました。 以上、訂正をさせていただきます。 ○議長(鵜川晃匠君) 市長の発言が終わりました。 ただいま市長から申し出のありました訂正部分については後刻会議録調製段階で精査の上、調製いたします。 この際、申し上げます。 本日の一般質問はこれで終わりとし、後の方の質問については明日以降に行いたいと思います。 本日はこれにて散会いたします。 皆さん、御苦労さまでした。     午後3時04分 散会...