備前市議会 > 2016-02-23 >
02月23日-01号

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  1. 備前市議会 2016-02-23
    02月23日-01号


    取得元: 備前市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-06-10
    平成28年 2月第1回定例会              第 1 回 定 例 会 会 議 録 (第1号)招集日時    平成28年2月23日  午前9時30分会議の区別   定例会会議開閉日時  平成28年2月23日  午前9時30分 開会    午後0時19分 散会会議の場所   備前市役所議場出席した議員の番号氏名  1番  森 本 洋 子      2番  石 原 和 人      3番  山 本   成  4番  西 上 徳 一      5番  立 川   茂      6番  星 野 和 也  7番  鵜 川 晃 匠      8番  守 井 秀 龍      9番  尾 川 直 行  10番  山 本 恒 道      11番  掛 谷   繁      12番  田 原 隆 雄  13番  川 崎 輝 通      14番  橋 本 逸 夫      15番  津 島   誠  16番  田 口 健 作欠席・遅参・早退した議員の番号氏名  欠席 なし  遅参 なし  早退 なし説明のため出席した者の職氏名  市長     吉 村 武 司  副市長    武 内 清 志  教育長    杉 浦 俊太郎  市長室長   有 吉 隆 之  総合政策部長 藤 原 一 徳  市民生活部長 藤 原 弘 章  まちづくり部長高 橋 昌 弘  日生総合支所長星 尾 靖 行  吉永総合支所長高 山 豊 彰  教育部長   谷 本 隆 二  病院総括事務長森 脇   博職務のため議場に出席した議会事務局職員  事務局長   草 加 成 章  事務局次長  入 江 章 行  議事係長   石 村 享 平  議事係主査  青 木 弘 行 △議事日程並びに付議事件(結果) 番号議事日程付議事件等結果1会議録署名議員の指名2番 石原和人  3番 山本 成  4番 西上徳一指名2会期の決定24日間可決3議案上程 ・市長施政方針演説市長提案説明議案第1号 平成28年度備前市一般会計予算説明議案第2号 平成28年度備前市国民健康保険事業特別会計予算説明議案第3号 平成28年度備前市土地取得事業特別会計予算説明議案第4号 平成28年度備前市三石財産区管理事業特別会計予算説明議案第5号 平成28年度備前市三国地区財産管理事業特別会計予算説明議案第6号 平成28年度備前市浄化槽整備事業特別会計予算説明議案第7号 平成28年度備前市後期高齢者医療事業特別会計予算説明議案第8号 平成28年度備前市介護保険事業特別会計予算説明議案第9号 平成28年度備前市飲料水供給事業特別会計予算説明議案第10号 平成28年度備前市宅地造成分譲事業特別会計予算説明議案第11号 平成28年度備前市駐車場事業特別会計予算説明議案第12号 平成28年度備前市企業用地造成事業特別会計予算説明議案第13号 平成28年度備前市水道事業会計予算説明議案第14号 平成28年度備前市下水道事業会計予算説明議案第15号 平成28年度備前市病院事業会計予算説明議案第16号 備前市の組織及びその任務に関する条例の一部を改正する条例の制定について説明議案第17号 備前市行政手続条例等の一部を改正する条例の制定について説明議案第18号 備前市固定資産評価審査委員会条例の一部を改正する条例の制定について説明議案第19号 備前市職員定数条例及び備前市証人等の費用弁償に関する条例の一部を改正する条例の制定について説明議案第20号 備前市人事行政の運営の状況の公表に関する条例の一部を改正する条例の制定について説明議案第21号 備前市職員の勤務時間、休暇等に関する条例の一部を改正する条例の制定について説明議案第22号 備前市特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償等に関する条例の一部を改正する条例の制定について説明議案第23号 備前市長等の給与及び旅費に関する条例の一部を改正する条例の制定について説明議案第24号 備前市職員の給与に関する条例等の一部を改正する条例の制定について説明議案第25号 備前市一般職非常勤職員及び臨時的任用職員の任用、勤務条件等に関する条例の一部を改正する条例の制定について説明議案第26号 備前市一般職の任期付職員の採用及び給与の特例に関する条例の一部を改正する条例の制定について説明議案第27号 備前市の基金の処分の特例に関する条例の一部を改正する条例の制定について説明議案第28号 備前市税条例の一部を改正する条例の制定について説明議案第29号 備前市使用料及び手数料条例及び備前市立保育園設置条例の一部を改正する条例の制定について説明議案第30号 備前市特別会計条例の一部を改正する条例の制定について説明議案第31号 備前市立幼稚園児預かり保育条例の一部を改正する条例の制定について説明議案第32号 備前市介護保険条例の一部を改正する条例の制定について説明議案第33号 備前市指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運営に関する基準を定める条例及び備前市指定地域密着型介護予防サービスの事業の人員、設備及び運営並びに指定地域密着型介護予防サービスに係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準を定める条例の一部を改正する条例の制定について説明議案第34号 備前市長寿祝金条例の一部を改正する条例の制定について説明議案第35号 備前市日生観光情報センターサンバース設置条例の一部を改正する条例の制定について説明議案第36号 備前市都市公園条例の一部を改正する条例の制定について説明議案第37号 備前市水道事業の設置等に関する条例及び備前市水道事業布設工事監督者の配置基準及び資格基準並びに水道技術管理者の資格基準に関する条例の一部を改正する条例の制定について説明議案第38号 備前市吉永町集会所設置条例を廃止する条例の制定について説明議案第39号 備前市ふるさとづくり基金条例等を廃止する条例の制定について説明議案第40号 備前市立へき地保育園設置条例を廃止する条例の制定について説明議案第41号 備前市農業委員会の選挙による委員の定数に関する条例及び備前市農業委員会の選任による委員の団体推薦に関する条例を廃止する条例の制定について説明議案第42号 備前市簡易水道事業設置条例及び備前市簡易水道事業給水条例を廃止する条例の制定について説明議案第43号 備前市行政不服審査会条例の制定について説明議案第44号 備前市職員の退職管理に関する条例の制定について説明議案第45号 備前市立備前焼ミュージアム美術品購入基金条例の制定について説明議案第46号 備前市地方活力向上地域特定業務施設整備計画に伴う固定資産税の特例に関する条例の制定について説明議案第47号 備前市出産祝金支給条例の制定について説明議案第48号 備前市有害鳥獣処理施設の設置及び管理に関する条例の制定について説明議案第49号 平成27年度備前市一般会計補正予算(第7号)説明議案第50号 平成27年度備前市一般会計補正予算(第8号)説明議案第51号 平成27年度備前市国民健康保険事業特別会計補正予算(第3号)説明議案第52号 平成27年度備前市土地取得事業特別会計補正予算(第1号)説明議案第53号 平成27年度備前市三石財産区管理事業特別会計補正予算(第1号)説明議案第54号 平成27年度備前市三国地区財産管理事業特別会計補正予算(第1号)説明議案第55号 平成27年度備前市後期高齢者医療事業特別会計補正予算(第3号)説明議案第56号 平成27年度備前市介護保険事業特別会計補正予算(第4号)説明議案第57号 平成27年度備前市簡易水道事業特別会計補正予算(第2号)説明議案第58号 平成27年度備前市宅地造成分譲事業特別会計補正予算(第1号)説明議案第59号 平成27年度備前市駐車場事業特別会計補正予算(第1号)説明議案第60号 平成27年度備前市企業用地造成事業特別会計補正予算(第2号)説明議案第61号 平成27年度備前市下水道事業会計補正予算(第3号)説明議案第62号 平成27年度備前市病院事業会計補正予算(第2号)説明議案第63号 備前市過疎地域自立促進計画の策定について説明議案第64号 備前市防災行政無線施設デジタル移動系)整備工事の請負契約の変更について説明議案第65号 財産の無償譲渡について説明議案第66号 財産の無償譲渡について説明議案第67号 財産の無償譲渡について説明議案第68号 備前市日生温水プール指定管理者の指定について説明諮問第1号 人権擁護委員の候補者の推薦について説明報告第1号 専決処分(専決第6号 物損事故に係る損害賠償の額の決定及び和解)の報告について説明報告第2号 継続費精算報告書の報告について説明4質疑 議案委員会付託付託案件表のとおり (諮問第1号を除く)議案第49号 平成27年度備前市一般会計補正予算(第7号)予算決算審査付託諮問第1号 人権擁護委員の候補者の推薦について──5委員長報告 ・審査結果報告(質疑)予算決算審査委員長報告6討論・採決議案第49号 平成27年度備前市一般会計補正予算(第7号)原案可決諮問第1号 人権擁護委員の候補者の推薦について適任である △委員会付託案件表 付託委員会議案番号付託案件予算決算審査議案第49号平成27年度備前市一般会計補正予算(第7号)     午前9時30分 開会 ○議長(田口健作君) 皆さん、おはようございます。 本日、第1回定例会が招集されましたところ、多数御出席くださいましてありがとうございます。 ただいまの出席は全員であります。定足数に達しておりますので、これより平成28年2月備前市議会第1回定例会を開会いたします。   ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(田口健作君) 議長挨拶といたしまして、平成27年12月第7回臨時会以降の主な政務について御報告いたします。 まず、平成28年1月29日、第240回岡山県市議会議長会総会が赤磐市において開催され、副議長とともに出席しました。当日は、開催市議長挨拶、副会長挨拶、開催市市長挨拶、事務局長異動紹介などの後、議事に入り、平成28年度収支予算及び平成28年度事業について審議され、いずれも承認されました。また、各市改選、記念行事の予定等について協議されました。なお、次回開催市は倉敷市と決定しました。 次に、2月3日、全国広域連携市議会協議会第47回総会が東京都千代田区の都市センターホテルにおいて開催され、出席しました。当日は、会長挨拶に続き、首都大学東京大学院社会科学研究科大杉覚教授から「人口減少時代地域づくり自治体間連携」と題しての講演の後、平成26年度決算、平成28年度活動方針、平成28年度予算及びアンケート調査結果について協議され、いずれも承認されました。 次に、2月9日、和気・赤磐し尿処理施設一部事務組合議会及び和気老人ホーム組合議会の各定例会が和気町で開催され、当市選出の議員とともに出席しました。 和気・赤磐し尿処理施設一部事務組合議会では、清掃条例の一部を改正する条例及び平成28年度当初予算が上程され、いずれも原案のとおり可決されました。 和気老人ホーム組合議会では、平成28年度当初予算が上程され、原案のとおり可決されました。 次に、2月10日、和気北部衛生施設組合議会及び東備農業共済事務組合議会の各定例会が和気町で開催され、当市選出の議員とともに出席しました。 和気北部衛生施設組合議会では、平成28年度当初予算が上程され、原案のとおり可決されました。 東備農業共済事務組合議会では、平成27年度農作物(水稲)獣害防止施設設置助成金の交付に係る農作物特別積立金の取り崩しについて、平成27年度補正予算及び平成28年度当初予算が上程され、いずれも原案のとおり可決されました。 次に、2月12日、全国市議会議長会第155回産業経済委員会が東京都千代田区の全国都市会館において開催され、出席しました。当日は、委員長挨拶の後、経済産業省農林水産省担当者による平成28年度予算についての説明に続いて、事務報告の後、政府及び関係各省庁、国会に対する要望結果の概要、次年度委員会への申し送り事項、今後の運営についてが協議され、いずれも承認されました。 なお、これらの関係書類は、事務局で保管しておりますので、ごらん願います。 次に、備前市監査委員から地方自治法第235条の2の規定に基づき報告のありました平成27年度12月分の例月出納検査結果報告書の写しを事務局で保管しておりますので、ごらん願います。 以上で議長挨拶を終わります。   ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(田口健作君) 次に、市長から御挨拶を兼ね諸般の報告を願います。 吉村市長。     〔市長 吉村武司君 登壇〕 ◎市長(吉村武司君) 皆さん、おはようございます。 本日は、第1回定例会を招集いたしましたところ、議員各位には大変お忙しい中を御出席いただき、ありがとうございます。 本定例会では、次年度の私の施政に関する大綱となる平成28年度施政方針を申し述べさせていただくほか、平成28年度備前市一般会計予算など68議案と諮問事項1件、報告2件をそれぞれ提案いたしておりますので、議員各位の格段の御協力を賜りますようお願い申し上げます。 それでは、12月臨時会以降の政務につきまして、御報告申し上げます。 まず、1月4日、新年互礼会が行われました。当日は、市職員11名に対する永年勤続表彰と市の業務改善に取り組んだ職員に対して市長表彰を贈呈いたしました。また、備前市功労・善行表彰式もあわせて行い、功労者としては、橋本夛智子氏、森陶岳氏、吉本正氏、金重晃介氏、山本出氏の5名を、善行者としては、株式会社桂スチール岡山東農業協同組合の2団体をそれぞれ表彰させていただきました。 次に、1月10日、平成28年備前市成人式が行われました。議員各位におかれましても御列席いただき、まことにありがとうございました。人生の節目を迎えられた新成人には、笑顔があふれ、その晴れやかな姿は希望に満ちておりました。それぞれが自分の目標に向かって活躍されますよう切に願いつつ、新成人たちの門出をお祝いいたしました。 次に、1月16日、備前市文学賞表彰式が行われました。これは、市民の文芸活動を奨励するために昨年度創設したもので、2回目の今年度は、前回を上回る数の応募をいただき、入選10人 、佳作38人に賞を贈りました。 次に、1月17日、備前市消防団出初式が備前市市民センターで開催されました。議員各位におかれましても多数御列席をいただき、まことにありがとうございました。総勢580名の団員の凛とした姿は、まことにすがすがしく、また頼もしく感じるものでありました。 次に、1月22日、岡山県市長会議がピュアリティまきびで開催され、出席してまいりました。当日は、来年度予算案の決定を行ったほか、農業委員会制度や防災情報などについて説明を受けました。また、同日、県下市教育長との意見交換会も開催され、各市が抱える共通の課題について理解を深めました。 次に、1月27日、教育再生首長会議が東京で開催され、出席してまいりました。当日は、安倍内閣総理大臣を表敬訪問した後、会議が開催され、馳文部科学大臣から今後の教育のあり方について説明を受けてまいりました。 次に、2月2日、岡山シティミュージアムで開催された「森陶岳大窯展」の開会式に出席してまいりました。森先生におかれましては、本年1月に備前市功労者として表彰されており、今回の大窯展はその直後でもあったことから、大変うれしく思ったと同時に、備前焼史上空前と言われる85メートルの大窯でつくられた作品は圧巻でありました。 次に、2月5日、岡山コンベンションセンターで、第2回岡山都市圏連携協議会に出席してまいりました。岡山市は、平成28年度中に連携中枢都市宣言を行うことを目指しており、当日は、構成市町の首長同士で意見交換を行い、対象事業の方向性を固めました。 次に、2月19日、第35回日本商工会議所青年部全国大会吉備の国おかやま大会分科会が岡山県青少年教育センター閑谷学校で開催され、地元市長として歓迎の挨拶を行ってまいりました。 次に、2月21日、旧閑谷学校で教育遺産世界遺産推進国際シンポジウムが開催され、出席してまいりました。当日は、水戸、足利、日田の関係者のほか、市民を初めとする一般の方にも多数御参加いただき、日本遺産に認定された教育遺産群の評価の検証と世界遺産の推進に向けての課題を探りました。 最後に、ふるさと納税についてでありますが、平成27年4月から平成28年1月末までの実績で、総件数29,068件、総額24億3,796万1,956円にも上る御寄附がありましたことを御報告させていただきます。昨年4月からの制度改正により、控除対象の寄附額の上限が引き上げられた効果もあろうかと思いますが、返礼品を市内の小売店や商店から募り、品数を充実させたことが大きな要因だと考えております。本制度は、本市の地域経済の活性化に大きく貢献することはもとより、寄附者の思いにお応えするためにも、大切な寄附金を有意義に施策に活用することで、住民福祉の向上に努めてまいりたいと思います。 以上、さきの臨時会以後の御報告として、開会に当たりましての御挨拶といたします。 ○議長(田口健作君) 市長の御挨拶が終わりました。   ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(田口健作君) 続いて、教育長から御挨拶を兼ね諸般の報告を願います。 杉浦教育長。     〔教育長 杉浦俊太郎君 登壇〕 ◎教育長(杉浦俊太郎君) 皆さん、おはようございます。 私からは、11月定例会以降の教育行政概要を御報告いたします。 12月19日、びぜん子ども読書まつりが開催されました。地域の子育てボランティアの皆さんの御協力で、手づくりの心温まる催しとなりましたが、同時にこれまでの備前市の図書館行政の課題も浮き彫りとなり、教育長として10年後、20年後の図書館の未来像を再構築する決意を固めました。 1月7日、立命館大学・陰山英男教授を訪ね、教育アドバイザーとして今後備前市にどのようにかかわっていただくのか具体的な協議を始めました。その後2月16日、定例校長会に先立ち、市内の全校長を前にした講話で、各校長のリーダーシップのもと新年度に向けどのような準備を進めていくのか御指導をいただきました。 1月14日、岡山県教育長会議、さらに同20日に岡山県都市教育長会議に参加してまいりました。大きな課題である暴力行為・不登校・いじめ問題について、備前市から多数の小中学校が参加している、NHKいじめをノックアウト、100万人の行動宣言について事例紹介を行ったところ、我が町でも参加している、これから参加を検討したいという声を多数いただきました。 1月22日、岡山県の市長会と都市教育長会が初めて同じテーブルにつき、特別支援を初めとする課題やお互いの独立性を担保しながら、首長と教育長が教育行政にどう取り組むのか活発な意見交換を行いました。 1月27日、吉村市長とともに、初めて教育再生首長会議に参加してまいりました。安倍総理や馳文部科学大臣から直接、教育に対する思いをお聞きし、教育長としての役割と責任の重さを改めて実感いたしました。 1月28日、市長に開催をお願いした第6回総合教育会議において、備前市の図書館行政の今後の方向性について、私の構想私案、私の案をお示ししました。教育のまち備前にふさわしい図書館のあり方について検討するため、自分のこととして議論のできる市民を結集し、例えば、図書館の未来を考える市民会議など活発な議論ができる場を設けていくことについて決定をいただきました。 1月29、30の両日、奈良市で開かれた小中一貫教育全国サミットに市内の先生方とともに参加してまいりました。小学校における英語や中学校における数学の公開授業では、学習上のつまずきなど、いわゆる中1ギャップを解消するための具体的な手だてを初め、さまざまな課題解決のヒントをつかむことができました。 2月上旬、市内の若手教員有志からの提案により、市内で開かれたミーティングに参加しました。ふだん接する機会の少ない若手教員と直接意見交換をすることができ、彼らがどんな悩みを抱えどんな問題意識を持っているのか把握をすることができました。こうした集まりには、今後も定期的に参加したいと考えています。 2月16日、香登小学校で毎年6年生を対象に行われております30メートルを超えるロング巻き寿司づくりに参加をいたしました。これは、香登地区の皆さんが2日がかりで準備をしてくださって、テレビ取材も5社入るなど大いに盛り上がりました。地域と学校のこうした深いつながりは、備前市内全ての地区でよき伝統となっており、備前市の強みであるというふうに感じております。 2月19日、伊里地区において、市内で初めてとなる小中一貫教育に関する地区主催の勉強会に参加をいたしました。私教育長が地区に出向いて、基本的な考え方を御説明するとともに、さまざまな質問にお答えをいたしました。その後、伊部地区からも要請がありまして、近々お邪魔する予定にしております。他の地区にも順次足を運んで、丁寧に説明を行ってまいりたいと考えております。 以上で私の御挨拶、御報告を終わります。 ○議長(田口健作君) 教育長の御挨拶が終わりました。   ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(田口健作君) これより議事日程に入ります。 日程1、会議録署名議員の指名を行います。 会議録署名議員は、会議規則第88条の規定により2番石原議員、3番山本議員、4番西上議員、以上3名の方を指名いたします。   ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(田口健作君) 日程2、会期についてお諮りいたします。 本定例会の会期は、あらかじめ議会運営委員会において決定しておりますとおり、本日から3月17日までの24日間といたしたいと思います。これに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 御異議なしと認めます。よって、会期は24日間と決定いたしました。 なお、会期中予定されております日程は、お手元に配付いたしておりますので、御承知おき願います。   ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(田口健作君) 日程3、議案第1号から議案第68号、諮問第1号、報告第1号及び報告第2号については、これらを一括して上程し、市長から施政方針演説並びに提案理由の説明を願います。 吉村市長。     〔市長 吉村武司君 登壇〕
    ◎市長(吉村武司君) 今回提案しております諸議案の説明に先立ち、平成28年度の市政の推進について、所信の一端を申し述べさせていただきます。 早いもので、私が市長に就任して以来、間もなく3年の月日が流れようとしております。就任当時から、多くの人に備前はいいなと感じてもらい、住み続けていただける備前市を目指し、認定こども園の整備や4歳、5歳児の保育料無償化、あるいは、若年者向けの新築住宅や家賃補助の創設、そして幼保・小中連携の実現に向けた教育委員会との協力体制の構築など、スピード感を重視した具体的対応をしながら、市民が住みやすい環境づくりに努めてきたところであります。これは、若者ができるだけ多く定住できる環境を市内につくることが、最も効果的なまちづくりであり、若者に住み続けてもらえる環境を整備し、何とか備前市を盛り上げていきたいという思いに尽きるものでございます。こうした思いを計画に、計画を実行に、実行を成果に、しっかりと未来につなげていくことこそが、持続的な自治体の創生に結びつくと私は考えております。 少子・高齢化による人口構造の変化や高度情報化など急激な社会変化が進む今の時代、従来から申し上げているように、同じことをただ継続するだけでは行き詰まってしまうことは明らかです。私は、市政を代表する者として、今やっていることはベストなのかを問う姿勢を常に持ちながら、変えるべきことと変えてはならないことをしっかり判断することにより、今日の施策よりも明日の施策をよりよいものにする必要があると考えています。 平成28年度においても、行政サービスの向上と市民の満足度を高める政策形成に努め、基礎自治体として、市民の皆様が日々安心して生活を営み、健康で心豊かに、幸せを実感していただけるまちづくりに全力で取り組んでまいりたいと考えております。 議員及び市民の皆様の御理解とより一層の御協力をお願いいたしまして、私の所信といたします。 それでは、以下多岐にわたります施政の中から、平成28年度の主要な事項について申し上げます。 初めに、重点政策の教育について申し上げます。 就学前の教育、保育等の充実につきましては、保育園、幼稚園、こども園の保育料の無償化を現行の4歳、5歳児から1歳から5歳児に拡大し、子育て世帯の一層の負担軽減を図ることにより、若い世代のさらなる定住促進につなげてまいります。ハード面でも、子育て世代が安心して子供を預け、就労できる環境整備を推進するため、吉永地域のこども園整備を28年度末までに完成させ、29年4月の開園を予定しております。また、伊部地区及び日生地区のこども園整備計画についても29年度末までの完成を目指して着手するなど、市の認定こども園化を推進し、就学前の教育と保育を一元的に行うことにより、小学校入学時のスムーズな就学につなげ、幼児から小・中学校教育の一貫性をまちづくりの基本としてまいります。 小・中学校教育の充実につきましては、確かな学力、豊かな心、健やかな体、ふるさと備前を愛する心を育てる教育を充実させてまいります。そのための教育環境整備として、普通教室のエアコン整備を初め、学校トイレの洋式化を実施いたします。また、子供たちのコミュニケーション能力や発表能力を高めるため、ICT機器を効果的に活用するフューチャースクール導入に向けて、各小・中学校にモデル教室を整備するほか、特別教室等に無線アクセスポイントを設置し、ICT環境の充実を図ります。ソフト事業では、確かな学力の定着を重点とし、タブレットを活用した教材開発による学力向上実践研究を産学官連携により実施するなど、ICT機器を活用したわかる授業づくりに取り組んでまいります。あわせて、学校の補充学習や教職員及び保護者を対象とした学力向上に関する講演会などの取り組みを行ってまいります。さらに、教育のまち備前にふさわしい教育を推進するためにALT及び学校図書館司書の配置の拡充を図るとともに、小中一貫教育の導入に向けての調査研究や必要な準備を進めてまいります。 次に、子育て不安の解消につきましては、乳幼児の健康支援や育児と就労の両立支援のための病児保育事業を実施するとともに、子育て支援の量的拡充及び質的改善に努めてまいります。また、地域子育て支援拠点事業や利用者支援事業の充実を図ることにより、未就園の在宅乳幼児の育児支援にも積極的に取り組んでまいります。さらに、出産祝金を新たに支給し、次世代を担う子供の出産を奨励することにより、本市の出生数の増加を図ってまいります。 高校教育における柔軟な学びの場の提供につきましては、定時制高校である片上高等学校の運営について、勤労青年のための学校という役割を担えるよう、教材備品の充実を図ってまいります。また、全生徒にタブレットを配置するなど、ICT活用推進を図り、より充実した授業の実施に向け、継続的な学校運営に努めてまいります。 次に、生涯学習、歴史・文化について申し上げます。 人権問題の解決につきましては、共生の社会・男女共同参画社会の実現に向けて、あらゆる機会を捉え、年齢、経験に応じた啓発に取り組んでいるところであります。全ての人が社会の一員として互いに尊重し、支え合うという意識を高めていくよう、関係機関と連携をとりながら相談体制の充実を図ってまいります。 生涯学習の機会充実につきましては、学校支援地域本部事業や備前まなび塾等を中心として、市民やNPO関係者が活躍できる場の拡充に努めてまいります。特に、市内11カ所で実施している備前まなび塾については、大学や地域おこし協力隊との連携協力により、英語体験学習、野外活動やイングリッシュキャンプなどを新たに加えて、「備前まなび塾+(プラス)」として運営を行ってまいります。また、さまざまな分野で地域に貢献できる人づくりの場として、新たに市内で起業や活動をしようとする方などを支援してまいります。 公民館・図書館機能の充実につきましては、市民にとって最も身近な生涯学習施設として、幼児から高齢者まで幅広い年齢層に利用していただけるような企画や公民館利用者の利便性向上のためトイレの洋式化を実施します。また、図書館については、利用者等の声を反映させた魅力ある蔵書に努めてまいります。さらに、コンパクト行政の一環として、地区公民館での証明書類の交付や行政手続等の相談ができる窓口機能を備えることによって、より身近な行政サービスの提供を図ってまいります。 スポーツ・レクリエーション活動の推進につきましては、日生温水プールのオープンを初め、スポーツ施設の有効活用と機能の充実により、気軽にスポーツ活動ができる環境づくりに努めてまいります。また、平成28年度全国高等学校総合体育大会ソフトテニス競技の開催地として、参加される全国の高校生の思い出に残る大会となるよう準備を進めてまいります。 歴史文化の活用と伝統文化の継承につきましては、市内に所在する国県市指定文化財を初め、地域の成り立ちのあかしである地域文化資源を後世の人につないでいく事業を実施するとともに、その価値や魅力を発信していくための調査研究を行ってまいります。特に、旧閑谷学校については日本遺産に認定されたことから関係市と連携し、より戦略的に世界遺産登録に向けて事業を推進してまいります。また、備前焼についても日本六古窯による連携型で日本遺産認定を目指すとともに、備前焼ミュージアムにおいて特別展や企画展等を開催し、備前焼全体の発展に努めてまいります。 次に、協働、コミュニティーについて申し上げます。 コミュニティーの育成と地域活動の支援につきましては、地域外の人材を誘致し、定住・定着を図る地域おこし協力隊を導入しております。28年度もより多くの地域に積極的に導入し、地域の維持と活性化を図ってまいります。また、縁結び事業については、相談者の支援活動を行う縁結びサポーター制度の充実やセミナー等の開催により、意識の高揚を図ってまいります。 国際交流・地域間交流の推進につきましては、これまでのオーストラリアのクレア&ギルバートバレー町、韓国の蔚山広域市東区に加えて、アメリカ合衆国メンロパーク市との青少年の相互訪問による交流を行い、次世代を担う子供たちの国際的感覚を養ってまいります。また、今後は新たに焼き物を縁とした都市との友好交流も検討するなど、経済や文化分野での国際交流の推進にも努めてまいります。 次に、土台となる政策の安心・安全について申し上げます。 身近な安全・安心対策の充実につきましては、通学路や公共施設周辺に防犯カメラを設置し、犯罪抑止効果を高めることにより、安心して暮らせる地域社会を目指してまいります。また、子供と高齢者の交通事故防止を最重点目標にして、交通安全教室や街頭啓発活動を実施してまいります。市営駐輪場については、伊里駅周辺に駐輪場及びロータリーを整備し、利用促進を図ってまいります。消費活動の諸問題では、全国的に架空請求や還付金詐欺といった詐欺行為などが多発していることから、被害防止と問題解決が図れるよう情報提供や啓発活動を実施するとともに、消費生活相談に応じてまいります。 消防・防災体制の強化につきましては、近年、大規模化、多様化する自然災害が各地で発生し、自助・共助・公助を基本とした防災体制の重要性が高まる中、自主防災組織の結成促進と育成強化を進め、地域防災力の向上と減災に取り組むとともに、火災予防の啓発に努めてまいります。また、デジタル防災行政無線の整備を行い、災害情報の伝達体制の充実を図るとともに、地域防災のかなめである消防団の入団促進を図り、効果的な災害活動を行えるよう資機材を更新するなど、防災体制の充実に努めてまいります。 生活自立の援助につきましては、生活困窮者の社会的、経済的な自立に向けた支援の強化を図るため、ハローワークと連携するなど生活保護受給者の自立促進とともに支援を行ってまいります。また、ひとり親家庭等に対しても、保護者の自立に必要な情報提供を行うなど支援を強化してまいります。 高齢者への福祉の充実につきましては、高齢者が住みなれた地域で安心して暮らし続けることができるように、在宅医療と介護サービスを一体的に提供する体制づくりを推進します。また、自治会、ボランティア団体等関係機関と連携しながら生活支援サービスの提供体制の整備を進め、地域で相互に支え合う体制づくりに取り組んでまいります。あわせて、市内事業者に御協力いただき、地域における見守り事業を展開していくとともに、27年度から実証実験的に開始した買い物困難地域の移動販売支援を引き続き行ってまいります。 生涯を通じた健康づくりの推進につきましては、子供から高齢者まであらゆる世代の方が心身ともに健康に暮らしていけるよう、地域の関係機関、愛育委員、栄養委員などとの連携を密にした取り組みを実施してまいります。また、市民が主役の健康づくりを積極的に推進するために、各種検診受診や健康づくりなどに取り組んだ市民に対してポイントを付与し、たまったポイント数に応じて特典品と交換できるポイント制度を実施します。 地域に密着した医療サービスの提供につきましては、修学資金貸付制度等の活用により医師や医療技術員の確保に努めるとともに、良質な医療、介護サービスを提供するため、行政・医療・介護・福祉などとの連携を行ってまいります。また、各病院の機能や特色を生かした運営により経営基盤の強化を図ってまいります。 次に、生活環境政策の快適・活力について申し上げます。 魅力ある農林業の推進につきましては、担い手の育成と確保を図るために、青年就農給付金等の補助事業を活用し、新規就農者の支援を行ってまいります。また、鳥獣害対策については、25年度からの本格的取り組み実施により、毎年3,000頭を超えるシカ・イノシシを捕獲し、農作物被害の減少や営農意欲の向上に努めております。あわせて、森林資源の保全や活用など、豊かな自然環境と調和した里山づくりを推進してまいります。 里海づくりを柱とした水産業の振興につきましては、県や漁業協同組合と連携し、アマモ場の再生や稚魚の放流、適切な資源管理により、豊かな生態系を持つ里海づくりを推進してまいります。また、本年6月の全国アマモサミット開催地として、里海の魅力を発信し、産物のブランド化による付加価値の向上を図ってまいります。 商工業の振興につきましては、地域経済の活性化を図るためプレミアム付商品券を発行するほか、地域循環型経済を促進するため住宅リフォーム助成地域振興券交付事業を引き続き実施してまいります。また、企業への支援として、一定の条件を満たす製造業者に対し、水道料金の一部を補助金として交付いたします。さらに、雇用機会の拡大を図るため、企業団地を早期に完成させ、企業誘致を推進してまいります。 にぎわいをもたらす観光の振興につきましては、4月から始まる晴れの国おかやまデスティネーションキャンペーンにおいて、多くの観光客に周遊していただけるよう関係機関と連携しながらおもてなしに努めてまいります。また、本市の地域ブランドである備前焼の価値向上を広範囲に進め、備前焼の振興を目指してまいります。その他外国人観光客等の利便性向上のための無料公衆無線LAN整備や3月から開催される瀬戸内国際芸術祭を契機とした、地域の特性やストーリーを生かした観光振興に取り組んでまいります。 住宅の供給と安心できる住環境の整備につきましては、定住人口の増加を図るための新たな取り組みとして、定住相談員の設置や空き家の有効活用をあわせた中古住宅の購入補助を実施してまいります。また、公営住宅の長寿命化、一般住宅の耐震化普及啓発、耐震補助を行い、安全・安心で良好な住環境の整備に努めてまいります。 道路環境の整備につきましては、安全・安心のため、施設や橋梁の適正な維持管理に努め、市道の整備を計画的に進めてまいります。あわせて、国、県の事業についても、円滑に進捗するよう努めてまいります。 公共交通の確保につきましては、昨年10月から市営バスの運行を開始したところですが、既存の路線ダイヤの増・減便などの見直しを行った上で、新規路線の運行を検討してまいります。また、市営バスを補完するため、パーソナル交通や地域の助け合いなど自助・共助による利便性の高い交通網を考えてまいります。あわせて、タクシーチケットによる補助制度の対象要件を緩和し、交通空白地域の方の利便性向上を図ってまいります。 離島定期船の運航については、航路改善を図ると同時に、国の補助制度が活用できる効率的で持続可能な運航体系を構築してまいります。 地域情報化の推進につきましては、定住促進や企業誘致など行政課題の解消の一助とする上で高速通信インフラが必要であり、光通信サービス等の提供を民間通信事業者に積極的に働きかけるとともに財政的支援を行ってまいります。また、ホームページやアプリびぜんnaviにより、防災・行政情報を発信し、安全・安心と市民生活の充実を図るよう努めてまいります。 一般廃棄物の適正処理と省資源・循環型社会の構築につきましては、引き続き減量化、資源化のためのごみ分別を推進するとともに、市民の協力を得ながらさらなる分別やリサイクルの向上を目指して取り組んでまいります。また、クリーンセンター備前について、地元の皆様との協議を十分に踏まえ、改修工事に着手してまいります。し尿処理については、下水道放流方式を採用し、リン回収設備を備えた新施設において、市内全域のし尿処理を行ってまいります。 環境保全対策の推進につきましては、地球温暖化対策として市内6カ所の電気自動車急速充電スタンド整備に引き続き、電気自動車の購入補助制度を創設するとともに、民間企業による太陽光発電設備の導入事業を教育委員会と連携し学校施設にも拡充するなど、多様化する環境やエネルギーに対する市民意識の向上を図ってまいります。 次に、行政の計画推進について申し上げます。 備前市総合計画の基本計画部分につきましては、前後期に分けて4年ごとに見直すことになっており、平成28年度において前期計画の検証作業を行い、後期計画の策定準備を行います。 市有財産の有効活用と適正な管理につきましては、自主財源確保のため遊休資産の売却に努めてまいります。また、今後の総合支所、公民館、市営住宅などの公共施設のあり方については、高度経済成長期に建設された多くの公共施設や道路、橋梁等が一斉に更新時期を迎える公共施設更新問題に取り組むため 、公共施設等総合管理計画を策定中であり、計画策定と並行して、行財政改革においても検討を進めてまいります。 本庁舎につきましては、老朽化が著しく、耐震化機能等に問題があることから、防災拠点機能の確保のためにも、期限の迫っている合併特例債を活用して旧アルファビゼンのビルを整備し、庁舎を移転したい旨を表明しているところです。現在、具体案を検討しており、まとまり次第、議会を初め意見聴取会に報告し、移転に向けて取り組んでまいります。 住民記録の正確な記録と適正な管理につきましては、市民の利便性の向上につなげるため、マイナンバーカードを活用し、住民票や印鑑証明等をコンビニエンスストアで受け取ることができるコンビニ交付について、平成28年度中の運用を目指して準備を進めてまいります。 新たな広域連携につきましては、岡山市を中心とする連携中枢都市圏を視野に入れ、広域的な課題の解決に向けての取り組みや圏域の活性化のために、連携して取り組む事業等について協議や基礎調査等を行ってまいります。また、監査機能の充実のため、瀬戸内市と監査委員事務局を共同設置し、専門性、独立性を向上させ、重点的で実効性の高い監査委員事務を行ってまいります。 将来を見据えた行財政改革の実行につきましては、行財政改革プランに基づき、サービス内容や組織機構の見直し、職員の意識改革と資質の向上及び市有財産の活用などを検討し、将来に向け持続可能な行財政基盤の確立に取り組んでまいります。また、新たな行政課題を的確に把握し、実施すべき施策の選択と集中を行うとともに、既存施設や既に計画、着手した事業などであっても、必要性、効果などを十分に考察し、慣習や前例にとらわれることなく、事業やサービス等の徹底的な見直しを断行し、聖域なき行財政改革を進めてまいります。 機構改革につきましては、本市の課題や社会経済環境の変化を的確に把握し、進むべき方向を戦略的に推進するため、総合計画の着実な実行と新たな行政課題に積極的に対応する組織を目指します。具体的には、ふるさと納税の事務が急激に増加していることに加え、新たな制度に的確に対応することで、さらなる支援者の増加を図ります。また、本市の活性化への貢献を希望する者の定住、定着を図るため、地域力の維持、強化を図っていくことを目的とする地域おこし協力隊を強力にバックアップしてまいります。さらに、近年の教育を取り巻く著しい環境変化などに対応するため、教育行政の総合的な企画調整を行い、学校教育において小中一貫教育を推進するなど、魅力ある質の高い教育環境の実現に取り組んでまいります。 最後に、健全な財政運営について御説明いたします。 本市では、基幹産業である製造業において引き続き生産量は上向きにあるものの、原材料費の高騰などが業績回復を妨げるなど、緩やかに回復していた国内景気の恩恵はわずかであり、税収面においては引き続き大変厳しい状況であります。このような状況の中、当面避けられない人口減少に的確に対応していくため、備前市まち・ひと・しごと創生総合戦略を策定しました。本市の28年度当初予算では、この総合戦略に基づき、子育て支援、教育、定住促進などに重点を置き、ハードとソフトの両面から充実を図ることとしております。予算を支える歳入では、普通交付税において合併算定がえの減額が2年目となり、また、国勢調査人口の減少に伴う影響も懸念されるところでありますが、幸いにもふるさと納税寄附金による多大な応援をいただいている状況にあり、その御厚志に沿った各種事業の財源として活用させていただいております。 財政指標につきましては、財政規模に占める元利償還金などの割合であります実質公債費比率は、26年度決算で14.0%となりました。公債費の減少などにより前年度から1.9ポイント改善しましたが、県内都市では依然として高い水準にあることから、27年度において約3億円の市債の繰上償還を行うとともに、28年度当初予算において一般会計の市債発行額を前年度比で約2億円縮減するなど、引き続き将来負担の軽減を念頭に公債費及び地方債発行の抑制に努めてまいります。また、財政の弾力性の指標となる経常収支比率は、26年度決算で91.2%となり、前年度から0.2ポイント改善しましたが、依然硬直度は高い状況にあります。市税等の収納率向上対策を着実に実施してきたことで、収納率が年々上向いていることから、引き続き経常収入の増加を図るとともに、経常経費の削減のためPDCAサイクル、スクラップ・アンド・ビルドなどによる徹底した事務事業の効率化を図り、改善に努めてまいります。 本市を含めて人口減少及び高齢化の進行が著しい自治体においては、財政的に厳しい局面を迎える中、一層の創意工夫により自治体としての生き残りをかけた政策を実行していかなければなりません。本市の明るい未来を見据え、住んでみたい、住み続けたい、魅力ある町としての評価を高めるよう努力してまいります。 以上、市政の運営に当たりまして、議員並びに市民の皆様の格別の御理解、御協力を重ねてお願い申し上げまして、平成28年度の施政方針といたします。 ○議長(田口健作君) 会議中途ですが、この際暫時休憩いたします。     午前10時31分 休憩     午前10時44分 再開 ○議長(田口健作君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。 提案理由の説明を願います。 吉村市長。     〔市長 吉村武司君 登壇〕 ◎市長(吉村武司君) それでは、引き続きまして、提案理由の説明をいたします。 別冊のとおり調製しております議案第1号から第15号までの平成28年度当初予算について申し上げます。 平成28年度当初予算は、備前市まち・ひと・しごと創生総合戦略に基づき、人口減対策を念頭に、子育て支援、教育・文化、商工業の活性化、定住促進などに重点を置いた編成としております。 最初に、議案第1号平成28年度備前市一般会計予算についてでありますが、予算総額は、212億1,700万円で、前年度当初比で18.7%増となっております。主な事業としましては、子育て支援では、出産祝金制度の創設、保育園、幼稚園及びこども園児の1歳児以降の保育料無償化並びに伊部地区及び日生地域の幼保一体型施設整備事業の実施を、教育・文化では、ICTを利活用するフューチャースクール整備事業、教育用タブレットのさらなる活用のための産官学連携による学習ソフトの開発など学力向上実践研究の実施、英語指導助手及び学校図書館司書の配置拡充、小・中学校のトイレ洋式化などハード、ソフト面での充実を図ることとしております。また、商工業の活性化では、プレミアム付商品券発行事業を子育て支援及び高齢者生活応援も含めての実施を、定住促進では、若年層の住宅取得または家賃に対する補助及び住宅リフォームに対する地域振興券交付を引き続き実施するとともに、中古住宅取得に対する補助制度の創設など住宅環境の充実を図りつつ、市営バスの新規路線の整備、吉永地区における光通信基盤整備に対する補助、地域おこし協力隊の拡充など人口増につながる事業を重点的に実施することとしております。 歳入の主なものを申し上げますと、市税につきましては、企業業績の緩やかな回復に伴う法人市民税の増、税率改正に伴う軽自動車税の増などを考慮し、前年度当初比2.8%増の48億9,455万円を見込んでおります。地方交付税では、普通交付税における合併算定がえの減額幅の拡大、算定に用いる国勢調査人口の減などを考慮し、前年度当初比4.4%減の64億5,000万円を見込んでおります。国庫支出金では、教育施設等耐震化事業、汚泥再生処理センター整備事業など大規模事業の終了、クリーンセンター備前整備事業の開始など国庫補助金の増減を反映し、前年度当初比18.2%減の14億3,197万円を、県支出金では、社会福祉法人等の地域密着型介護老人福祉施設整備費に対する補助に係る県補助金の増などにより、前年度当初比41.8%増の12億711万円を計上しております。市債は、幼保一体型施設整備事業に5億3,480万円、光通信基盤整備事業に2億3,040万円、普通交付税の振りかえ分としての臨時財政対策債7億円など、前年度当初比 11.0 %減の16億1,260万円としております。 次に、歳出についてでありますが、性質別では、人件費、扶助費及び公債費を合算した義務的経費が70億2,482万円で、全体の33.1%を占め、物件費、維持補修費、補助費等を合わせた消費的経費が82億7,029万円、構成比39.0%、投資的経費が22億2,287万円、構成比10.5%、積立金、繰出金を含むその他の経費が36億9,902万円、構成比17.4%となっております。消費的経費の主なものにつきましては、プレミアム付商品券交付金10億円、ふるさと納税寄附金記念品8億8,200万円など、前年度比25.8%の増となっております。投資的経費の主なものにつきましては、幼保一体型施設整備事業5億6,639万円、地域医療介護総合確保基金事業補助金2億8,368万円、光通信基盤整備事業補助金2億3,040万円、フューチャースクール整備事業2億277万円、クリーンセンター備前整備事業6,469万円などで、前年度比4.1%の減となっております。また、その他の経費のうち積立金につきましては、ふるさと納税寄附金を財源としたまちづくり応援基金積立金8億6,197万円により大幅増になっております。 次に、議案第2号平成28年度備前市国民健康保険事業特別会計予算についてでありますが、被保険者の減少は続くものの、1人当たりの保険給付費が高い水準であることから、国民健康保険財政調整基金から1億5,000万円を繰り入れることとしております。国保世帯数を5,819世帯、一般被保険者数を8,894人、退職被保険者数を422人と見込み、医療給付費の総額で一般被保険者分32億9,071万円、退職被保険者等分1億6,974万円となり、会計全体では54億4,246万円を計上しております。 次に、議案第3号平成28年度備前市土地取得事業特別会計予算についてでありますが、土地開発基金の管理と財産運用収入などを計上し、会計全体で403万円となっております。 次に、議案第4号平成28年度備前市三石財産区管理事業特別会計予算についてでありますが、財産区管理地の維持管理費と積立金などのほか、前年度から引き続き安全安心対策事業として一般会計への繰出金を計上しており、会計全体で544万円となっております。 次に、議案第5号平成28年度備前市三国地区財産区管理事業特別会計予算についてでありますが、財産区管理地の維持管理費などを計上し、会計全体で755万円となっております。 次に、議案第6号平成28年度備前市浄化槽整備事業特別会計予算についてでありますが、吉永地区において整備している浄化槽設備の維持管理費などを計上し、会計全体では、2,132万円となっております。 次に、議案第7号平成28年度備前市後期高齢者医療事業特別会計予算についてでありますが、岡山県後期高齢者医療広域連合の予算に基づき編成し、広域連合への保険料等納付金5億5,462万円などを計上し、会計全体では5億8,324万円となっております。 次に、議案第8号平成28年度備前市介護保険事業特別会計予算についてでありますが、介護保険事業勘定では、介護サービスの利用状況などから保険給付費を見込み、全体では40億1,855万円を計上しております。予防サービス事業勘定では、介護予防サービス計画の作成に係る経費を計上し、全体で2,740万円を計上しております。 次に、議案第9号平成28年度備前市飲料水供給事業特別会計予算についてでありますが、鴻島と平成28年度から簡易水道統合により加わる寺山、飯掛、大股の4つの飲料水供給施設の維持管理費が主なもので、会計全体で2,479万円を計上しております。 次に、議案第10号平成28年度備前市宅地造成分譲事業特別会計予算についてでありますが、つつじが丘団地、スワ団地の未分譲区画の販売促進及び維持管理が主なもので、会計全体で202万円を計上しております。 次に、議案第11号平成28年度備前市駐車場事業特別会計予算についてでありますが、日生地域、吉永地域、新設予定の香登駅南の各駐車場の維持管理費が主なもので、会計全体で2,829万円を計上しております。 次に、議案第12号平成28年度備前市企業用地造成事業特別会計予算についてでありますが、畠田・香登西団地及び香登本団地の造成工事費などのほか、地方債の元金償還が開始となることから市債元金償還金を計上しており、財源として財産売払収入、一般会計繰入金、地方債を充当し、会計全体で4億8,000万円となっております。 次に、議案第13号平成28年度備前市水道事業会計予算についてでありますが、給水戸数1万5,200戸、年間総給水量562万立方メートルを予定し、収益的収入予算は8億4,596万円、収益的支出予算は8億3,878万円となっております。また、資本的支出予算では、建設用資材費に4,000万円、不良配水管、下水道支障管の改良事業に1億6,617万円、配水設備改良事業に1億6,102万円、企業債の償還に8,656万円などを計上しております。これらの財源としては、他会計出資金、他会計負担金、他会計補助金、工事負担金を充当しており、不足分については、当年度分消費税資本的収支調整額と過年度分損益勘定留保資金で補填することとしております。 次に、議案第14号平成28年度備前市下水道事業会計予算についてでありますが、水洗化人口2万6,560人、年間排水処理水量308万立方メートルを予定し、収益的収入予算は18億9,419万円、収益的支出予算は23億1,382万円となっております。また、資本的支出予算では、主に伊里、三石地区の汚水管渠整備費に2億7,788万円、吉永地区の雨水管渠整備費に2,000万円、各処理場の機械設備などの整備費に3,357万円、企業債の償還に14億1,414万円を計上しております。これらの財源としては、企業債、他会計出資金、他会計補助金、国庫補助金、受益者負担金等を充当しており、不足分については、当年度分消費税資本的収支調整額と過年度分損益勘定留保資金で補填することとしております。 次に、議案第15号平成28年度備前市病院事業会計予算についてでありますが、病院の年間患者延べ人数として入院7万810人、外来22万852人を、介護老人保健施設の年間利用者延べ人数として入所2万8,470人、通所5,832人を、訪問看護ステーションの年間訪問延べ人数として3,200人を予定し、全体で、収益的収入予算は55億8,572万円、収益的支出予算は56億8,362万円となっております。資本的支出予算では、器械備品や車両などの資産購入費に6,094万円、企業債の償還に3億4,800万円、医師、看護学生等の修学資金貸付金に1,320万円を計上し、これらの財源として他会計負担金、補助金、企業債、貸付金返還金を充当し、不足分については、過年度分及び当年度分損益勘定留保資金で補填することとしております。なお、一般会計からの繰入金につきましては、3病院とさつき苑を合わせて4億3,431万円を計上しております。 続いて、議案書にお戻りいただき、2ページ、議案第16号備前市の組織及びその任務に関する条例の一部を改正する条例の制定についてでありますが、新たな行政課題に的確に対処するよう、本年4月から組織の見直しを行うに当たり、規定の整備を行うものであります。 次に、5ページ、議案第17号備前市行政手続条例等の一部を改正する条例の制定についてでありますが、行政不服審査法が改正されることに伴い、語句の修正など、所要の改正を行うため、規定の整備を行うものであります。 次に、13ページ、議案第18号備前市固定資産評価審査委員会条例の一部を改正する条例の制定についてでありますが、行政不服審査法が改正されることに伴い、語句の追加や修正など、所要の改正を行うため、規定の整備を行うものであります。 次に、21ページ、議案第19号備前市職員定数条例及び備前市証人等の費用弁償に関する条例の一部を改正する条例の制定についてでありますが、農業委員会法の改正が行われたことに伴い、条ずれを解消するよう規定の整備を行うものであります。 次に、23ページ、議案第20号備前市人事行政の運営の状況の公表に関する条例の一部を改正する条例の制定についてでありますが、地方公務員法の改正に伴い、公表すべき項目の追加など、所要の改正を行うため、規定の整備を行うものであります。 次に、25ページ、議案第21号備前市職員の勤務時間、休暇等に関する条例の一部を改正する条例の制定についてでありますが、本案は、育児または介護を行う必要がある職員の勤務について、早出遅出ができるようにするため、規定の整備を行うものであります。 次に、29ページ、議案第22号備前市特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償等に関する条例の一部を改正する条例の制定についてでありますが、三国地区財産区管理会委員、愛育委員及び栄養委員の報酬について、所要の変更を加えるため、規定の整備を行うものであります。 次に、31ページから71ページまでの議案第23号から第26号までを一括して御説明申し上げます。 この4議案は、国家公務員の給与改定等に伴い、給料の増額、期末勤勉手当等の支給割合の変更などの改正を行うため、規定の整備を行うものであります。 次に、72ページ、議案第27号備前市の基金の処分の特例に関する条例の一部を改正する条例の制定についてでありますが、備前市ふるさとづくり基金、備前市架橋準備基金及び備前市下水道事業債償還基金を廃止することに伴い、規定の整備を行うものであります。 次に、75ページ、議案第28号備前市税条例の一部を改正する条例の制定についてでありますが、地方税分野における個人番号利用の取り扱いが一部見直されたことに伴い、所要の改正を行うもので、個人住民税等の減免手続において、納税義務者等の個人番号の記載を要しないこととするよう規定の整備を行うものであります。 次に、78ページ、議案第29号備前市使用料及び手数料条例及び備前市立保育園設置条例の一部を改正する条例の制定についてでありますが、保育料無料化の対象児童について、現行の4、5歳児を1歳以上の園児に拡充することに伴い、所要の改正を行うため、規定の整備を行うものであります。 次に、81ページ、議案第30号備前市特別会計条例の一部を改正する条例の制定についてでありますが、簡易水道事業を水道事業に統合することに伴い、備前市簡易水道事業特別会計を廃止するため、規定の整備を行うものであります。 次に、83ページ、議案第31号備前市立幼稚園児預かり保育条例の一部を改正する条例の制定についてでありますが、幼稚園預かり保育の保育料の無償化について、今年度当初から4、5歳児を対象とし、28年度から全幼稚園児に拡充することに伴い、所要の改正を行うため、規定の整備を行うものであります。 次に、86ページ、議案第32号備前市介護保険条例の一部を改正する条例の制定についてでありますが、介護保険法施行令の改正に伴い、介護認定審査会委員の任期を3年と定めるため、規定の整備を行うものであります。 次に、87ページ、議案第33号備前市指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運営に関する基準を定める条例及び備前市指定地域密着型介護予防サービスの事業の人員、設備及び運営並びに指定地域密着型介護予防サービスに係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準を定める条例の一部を改正する条例の制定についてでありますが、地域における医療及び介護の総合的な確保を推進するための関係法律の整備等に関する法律の施行に伴い、介護保険法の条項を引用する条例中の規定について整備を行うものであります。 次に、95ページ、議案第34号備前市長寿祝金条例の一部を改正する条例の制定についてでありますが、長寿祝い金の額を5万円から10万円に増額するため、規定の整備を行うものであります。 次に、96ページ、議案第35号備前市日生観光情報センターサンバース設置条例の一部を改正する条例の制定についてでありますが、日生観光情報センターサンバースの利活用を促進するため、貸事務所としても利用できるよう規定の整備を行うものであります。 次に、99ページ、議案第36号備前市都市公園条例の一部を改正する条例の制定についてでありますが、備前市総合運動公園温水プールについて、月額定期と年間フリーパスの料金を設定するため、規定の整備を行うものであります。 次に、100ページ、議案第37号備前市水道事業の設置等に関する条例及び備前市水道事業布設工事監督者の配置基準及び資格基準並びに水道技術管理者の資格基準に関する条例の一部を改正する条例の制定についてでありますが、簡易水道事業を水道事業に統合することに伴い、所要の改正を行うため、規定の整備を行うものであります。 次に、104ページ、議案第38号備前市吉永町集会所設置条例を廃止する条例の制定についてでありますが、吉永町集会所を各地区へ無償譲渡することに伴い、条例を廃止するものであります。 次に、105ページ、議案第39号備前市ふるさとづくり基金条例等を廃止する条例の制定についてでありますが、備前市ふるさとづくり基金、備前市架橋準備基金及び備前市下水道事業債償還基金を廃止することから、当該基金に係る条例を廃止するものであります。 次に、106ページ、議案第40号備前市立へき地保育園設置条例を廃止する条例の制定についてでありますが、備前市立頭島保育園が今年度末をもって閉園となることから、条例の廃止を行うものであります。 次に、107ページ、議案第41号備前市農業委員会の選挙による委員の定数に関する条例及び備前市農業委員会の選任による委員の団体推薦に関する条例を廃止する条例の制定についてでありますが、農業委員会法の改正に伴い、農業委員会委員の選出方法が市長による任命に制度が改正されたため、条例の廃止を行うものであります。 次に、108ページ、議案第42号備前市簡易水道事業設置条例及び備前市簡易水道事業給水条例を廃止する条例の制定についてでありますが、簡易水道事業を水道事業に統合することに伴い、条例の廃止を行うものであります。 次に、109ページ、議案第43号備前市行政不服審査会条例の制定についてでありますが、行政不服審査法が改正されることに伴い、審理員の意見を審議するための審査会を設置するため、規定の整備を行うものであります。 次に、111ページ、議案第44号備前市職員の退職管理に関する条例の制定についてでありますが、地方公務員法の改正に伴い、職員の退職管理に関し必要な事項を定めるため、規定の整備を行うものであります。 次に、113ページ、議案第45号備前市立備前焼ミュージアム美術品購入基金条例の制定についてでありますが、美術品購入に要する費用の財源確保を目的とした基金を設置するため、規定の整備を行うものであります。 次に、115ページ、議案第46号備前市地方活力向上地域特定業務施設整備計画に伴う固定資産税の特例に関する条例の制定についてでありますが、地域再生法に基づく税制優遇措置として、固定資産税の不均一課税を実施するに当たり、必要な事項を定めるため、規定の整備を行うものであります。 次に、118ページ、議案第47号備前市出産祝金支給条例の制定についてでありますが、本市の出生数の増加を図り、定住人口の増加につなげることを目的に、出産祝い金の支給を実施するに当たり、必要な事項を定めるため、規定の整備を行うものであります。 次に、120ページ、議案第48号備前市有害鳥獣処理施設の設置及び管理に関する条例の制定についてでありますが、市内で捕獲等された有害鳥獣の死骸の適正な処理及び処分コストの低減を図るため、有害鳥獣処理施設を設置するに当たり、必要な事項を定めるため、規定の整備を行うものであります。 続いて、別冊となっております議案第49号から第62号までの平成27年度補正予算について御説明申し上げます。 まず、議案第49号平成27年度備前市一般会計補正予算(第7号)についてでありますが、ふるさと納税寄附金の収入見込みによる歳入増並びにそれに伴う返礼品、事務費及びまちづくり応援基金積立金の増額並びに本庁舎の屋内消火栓改修工事費の計上について、補正をお願いするものであります。補正額は、歳入歳出それぞれ13億円を追加し、予算総額で229億1,630万8,000円としたものであります。 次に、議案第50号平成27年度備前市一般会計補正予算(第8号)についてでありますが、各事業費及び財源の実績見込みによる調整のほか、給与条例の改正等に伴う人件費の調整、財政健全化を目的とした減債基金積立金の計上などの補正並びに繰越明許費及び地方債の補正をお願いするものであります。補正額は、歳入歳出それぞれ2億8,327万8,000円を減額し、予算総額で226億3,303万円としたものであります。 次に、議案第51号平成27年度備前市国民健康保険事業特別会計補正予算(第3号)についてでありますが、各事業費及び財源の実績見込みによる調整のほか、給与条例の改正に伴う人件費の調整、日生病院電子カルテ・医事会計システムなどに係る国庫補助金を病院事業会計へ繰り出すための繰出金の増額などの補正をお願いするものであります。補正額は、歳入歳出それぞれ478万6,000円を減額し、予算総額で56億5,238万1,000円としたものであります。 次に、議案第52号平成27年度備前市土地取得事業特別会計補正予算(第1号)についてでありますが、土地開発基金の利子の増額とそれに伴う基金繰出金の増額などの補正をお願いするものであります。補正額は、歳入歳出それぞれ36万5,000円を追加し、予算総額を396万7,000円としたものであります。 次に、議案第53号平成27年度備前市三石財産区管理事業特別会計補正予算(第1号)についてでありますが、三石財産区基金の利子の増額とそれに伴う基金積立金の増額などの補正をお願いするものであります。補正額は、歳入歳出それぞれ142万2,000円を追加し、予算総額を593万1,000円としたものであります。 次に、議案第54号平成27年度備前市三国地区財産管理事業特別会計補正予算(第1号)についてでありますが、各事業費及び財源の実績見込みによる調整などの補正をお願いするものであります。補正額は、歳入歳出それぞれ9万円を追加し、予算総額を816万円としたものであります。 次に、議案第55号平成27年度備前市後期高齢者医療事業特別会計補正予算(第3号)についてでありますが、各事業費及び財源の実績見込みによる調整のほか、給与条例の改正に伴う人件費の調整などの補正をお願いするものであります。補正額は、歳入歳出それぞれ895万8,000円を減額し、予算総額を5億1,583万6,000円としたものであります。 次に、議案第56号平成27年度備前市介護保険事業特別会計補正予算(第4号)についてでありますが、各事業費及び財源の実績見込みによる調整のほか、給与条例の改正に伴う人件費の調整、高齢者生きがい活動促進事業に係る事業費及び国庫補助金の計上などの補正をお願いするものであります。補正額は、介護保険事業勘定の歳入歳出それぞれ2億6,846万1,000円を減額、予防サービス事業勘定の歳入歳出それぞれ203万5,000円を減額し、予算総額を38億3,113万8,000円としたものであります。 次に、議案第57号平成27年度備前市簡易水道事業特別会計補正予算(第2号)についてでありますが、事業費及び財源の実績見込みによる調整のほか、地方債の補正をお願いするものであります。補正額は、歳入歳出それぞれ149万1,000円を減額し、予算総額を5,299万7,000円としたものであります。 次に、議案第58号平成27年度備前市宅地造成分譲事業特別会計補正予算(第1号)についてでありますが、土地売払代の実績による増額及びそれに伴う一般会計への繰出金の増額などの補正をお願いするものであります。補正額は、歳入歳出それぞれ1,351万4,000円を追加し、予算総額を1,924万円としたものであります。 次に、議案第59号平成27年度備前市駐車場事業特別会計補正予算(第1号)についてでありますが、駐車場整備基金の利子の減額とそれに伴う基金積立金の減額、消費税及び地方消費税の実績見込みによる増額などの補正のほか、繰越明許費の設定をお願いするものであります。補正額は、歳入歳出それぞれ3,000円を減額し、予算総額を4,258万円としたものであります。 次に、議案第60号平成27年度備前市企業用地造成事業特別会計補正予算(第2号)についてでありますが、給与条例の改正に伴う人件費の調整、用地造成工事費の減額及び財源更正などの補正のほか、繰越明許費及び地方債の廃止の補正をお願いするものであります。補正額は、歳入歳出それぞれ5億1,090万円を減額し、予算総額を1億6,822万4,000円としたものであります。 次に、議案第61号平成27年度備前市下水道事業会計補正予算(第3号)についてでありますが、管渠整備費の減額などの補正をお願いするものであります。補正額は、収益的支出750万円を増額、資本的支出8,500万円を減額し、支出予定額の総額を42億7,430万1,000円としたものであります。 次に、議案第62号平成27年度備前市病院事業会計補正予算(第2号)についてでありますが、吉永病院の薬品費の増額などの補正をお願いするものであります。補正額は、収益的支出5,000万円を増額し、支出予定額の総額を63億398万4,000円としたものであります。 議案書にお戻りいただき、123ページ、議案第63号備前市過疎地域自立促進計画の策定についてでありますが、平成28年から32年までを対象年度とした備前市過疎地域自立促進計画を定めるため、過疎地域自立促進特別措置法の規定に基づき、議会の議決を求めるものであります。 次に、124ページ、議案第64号備前市防災行政無線施設デジタル移動系)整備工事の請負契約の変更についてでありますが、昨年の11月定例会で本工事の請負契約について議決をいただき、工期を平成28年3月31日としておりましたが、工期内での完成が困難であることから、完成年月日を平成29年3月31日に変更しようとするものであります。 次に、126ページから128ページまでの議案第65号から第67号までを一括して御説明申し上げます。 この3議案は、吉永集会所について、行政改革の方針に基づき、当該建物を指定管理する地区に無償譲渡するため、地方自治法第96条第1項第6号の規定により、議会の議決を求めるものであります。 次に、129ページ、議案第68号備前市日生温水プール指定管理者の指定についてでありますが、指定する団体を一般財団法人備前市施設管理公社とし、指定の期間を平成28年4月1日から平成29年3月31日までとするものであります。 次に、131ページ、諮問第1号人権擁護委員の候補者の推薦についてでありますが、平成28年6月30日をもって現委員の任期が満了することに伴い、引き続き、馬場克子氏を推薦したいので、人権擁護委員法第6条第3項の規定により提案するものであります。 次に、133ページ、報告第1号専決処分の報告について、専決第6号物損事故に係る損害賠償の額の決定及び和解についてでありますが、相手方と示談が成立し、損害賠償額が確定しましたので、地方自治法第180条第1項の規定により専決処分したものであります。 次に、136ページ、報告第2号継続費精算報告書の報告についてでありますが、架橋建設事業の継続費に係る精算が全て終了したことから、実績額及び計画額との比較などについて、地方自治法施行令第145条第2項の規定により、別紙のとおり報告させていただくものであります。 以上、簡単に御説明いたしましたが、詳細につきましては、別添の細部説明書をごらんいただき、御審議のほどよろしくお願い申し上げます。 ○議長(田口健作君) 市長の施政方針演説並びに提案理由の説明が終わりました。   ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(田口健作君) 日程4、これより議案第49号及び諮問第1号の質疑を行います。 まず、議案第49号平成27年度備前市一般会計補正予算(第7号)について質疑を希望される方の発言を許可いたします。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 質疑を打ち切りまして御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 御異議なしと認めます。よって、議案第49号についての質疑を終結いたします。 次に、諮問第1号人権擁護委員の候補者の推薦について質疑を希望される方の発言を許可いたします。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 質疑を打ち切りまして御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 御異議なしと認めます。よって、諮問第1号についての質疑を終結いたします。 これより議案の委員会付託を行います。 お手元に配付いたしております委員会付託案件表をごらん願います。 本日上程されております議案のうち、議案第49号は委員会付託案件表に記載のとおり、予算決算審査委員会に付託することに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 御異議なしと認めます。よって、委員会付託案件表のとおり付託いたします。 委員会開催のため、この際暫時休憩いたします。     午前11時34分 休憩     午後0時16分 再開 ○議長(田口健作君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。   ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(田口健作君) 日程5、これより委員長報告を行います。 予算決算審査委員長の報告を願います。 守井予算決算審査委員長。     〔予算決算審査委員長 守井秀龍君 登壇〕 ◆予算決算審査委員長(守井秀龍君) それでは、予算決算審査委員会の審査結果の報告を申し上げます。 先ほど付託されました議案第49号平成27年度備前市一般会計補正予算(第7号)を審査するため本委員会を開催し、説明員の出席を求め、慎重に審査いたしました。 出席委員、説明員等は付記のとおりであります。 審査の結果、本議案につきましては、全会一致で原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 委員の意見の中で、消防の指摘を受けた段階で早急に対応すべきものであり、法令遵守を最優先すべきではないかという意見があったことを報告いたします。 以上で予算決算審査委員会の委員長報告を終わります。 ○議長(田口健作君) 委員長の報告が終わりました。 これより委員長に対する質疑を行います。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 質疑を打ち切りまして御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 御異議なしと認めます。よって、委員長報告に対する質疑を終結いたします。 以上で予算決算審査委員長の報告を終わります。   ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(田口健作君) 日程6、討論、採決を行います。 まず、議案第49号を採決いたします。 本案に対する委員長の報告は原案可決であります。 お諮りいたします。 本案は討論を省略し、委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 御異議なしと認めます。よって、議案第49号は原案のとおり可決されました。   ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(田口健作君) 次に、諮問第1号を採決いたします。 お諮りいたします。 本案は委員会付託、討論を省略し、原案を適任と認めることに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 よって、諮問第1号は原案を適任と認めることに決しました。   ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(田口健作君) 以上で本日の日程は全て終了いたしました。 この際、お諮りいたします。 明日、2月24日から3月1日までの7日間、議案等調査のため休会とすることに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 御異議なしと認めます。よって、明日から3月1日までの7日間、休会とすることに決しました。 本日はこれにて散会いたします。 皆様、御苦労さまでした。     午後0時19分 散会...