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06月12日-02号

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  1. 備前市議会 1997-03-27
    06月12日-02号


    取得元: 備前市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-06-10
    平成 9年 6月第3回定例会     午前9時30分 開議 ○議長(西上逸雄君) 皆さん、お早うございます。 開会前に、1件連絡申し上げます。 収入役は会計検査に隣席のため本日の会議におくれて出席しますので、御了承ください。 ただいまの御出席は21名であります。定足数に達しておりますので、これより本日の会議を開きます。 日程1、本日は一般質問を行います。 9名の方から通告を受けております。その要旨を一般質問一覧表にしてお手元に配付いたしておりますので、通告に従い順次発言を許可いたします。 それではまず、9番中西議員一般質問を願います。 9番中西議員。 ◆9番(中西裕康君) (登壇)それでは通告に従いまして一般質問をさせていただきます。 まず初めに、第1点、行政改革についてでありますが、これはそもそも国の財政の赤字負担を地方に転嫁する。そして自治体の財政の悪化に伴って行財政改革を進行しなさいという名のもとに福祉や住民の生活にとって大切な部分の切り捨てを行っていく。こういった大きな問題があることを私は昨年の6月の議会でも指摘をしてまいりました。そして備前市でも市民本位の立場で行政改革を進めなきゃならない。むだな税金の使い方の問題や、そして公共事業の見直しも行っていく必要があることを指摘してまいりましたが、私はその上に立って、ことしも3月、定例議会の中で、本年9年度の当初予算の中に補助金の1割カット、そして強引な行政改革によって職員が、あるいは委託先のパートの職員、臨時の職員の皆さんが大変お困りになっているのではないか。そしてそのことは一律削減の中でそういった困っておられる人の話を市長は聞かれたことがあるのかどうか。もしそういう方のお話を聞かれたことがあるとすれば、どのように認識しておられるのか、私はお伺いしたいと思います。 2番目に、財政事情の苦しいことをなぜ課長にまで責任転嫁するのかということでありますが、この6月定例議会初日に当たりまして、たくさんのマスコミの方が傍聴においでになっておられました。おかげでテレビ報道では全国ネットで報道されたようであります。私も遠くからの友人からお電話がありまして、備前市はどうなってるんだというふうに問い合わせを受けたわけであります。備前市がこの備前焼や、そして誇る耐火物あるいは自然の豊かな恵みの中から全国に報道されるのであれば、私はそれはうれしいわけでありますが、残念なことに職員の手当までカットしなければならないような話が全国に流される。本当に残念な思いであります。全国の皆さんも聞かれて、恐らくそういうふうな思いを持たれたのではないか。行政がよくやったというふうに思った方は少なかったのではないかと思います。私は市長が進めておられる行政改革の中で、本当に根本にメスを入れてきたのかどうか。思いつき的な発想で市民に対してはわかりやすいかもわかりません。しかし、その影響額というのは微々たるもので、わずかなものでしかありません。課長職の1%削減であれば、特別職の人の、その特別職の金額を減額してでもできない金額ではないと思います。私はそのような思いつきパフォーマンスの発想の中で、果たして新幹線の備前駅ができるのかどうか。新幹線の備前駅をつくろうと思えば財政負担はもっと大きいものがあることは予測されます。備前市の一般会計予算並みの負担をどうしていくのか。課長職の1%削減であれば今度は係長職の手当あるいは一般職員の給料にまで手をつけなければならない。そういったような発想になっていくわけであります。ただ単に思いつきの発想で行われたのではたまったものではありません。そして同時に、課長職の管理職手当と言われましても、それはやはり課長職としての生活給としての性格も私はあると思います。日本の御多分に漏れない慣習に従えば、一般的なつき合いも大変だろうと思います。それは特別職におかれましても御一緒でありますが、私はたくさん部下を抱える管理職としてみればそれは当然のことだと思います。そういうこともどう評価しておられるのか。これで本当に意識の高揚が図れるのかどうか疑問を持つのは私一人ではないところだと思っております。市長の明快な御答弁をいただきたいと思います。 3番目に、私はそういった思いつきパフォーマンスのような職員の管理職手当のカットの前にもっとたくさんやることがあるということを、この3月定例議会の中でも申し上げてまいりました。昨年6月、私が申し上げましたのは、その前にやることでは、例えば情報の公開という問題があります。先般も私はこの備前の市役所の中にインターネットのシステムが入ってるということを、私は初めて知りました。どこの予算書をめくってみても、私はそれは見当たることはできませんでした。私がまたミスをしたのかなと思いましたがそうではありませんでした。職員の研修費の中でそれが組まれてたわけでありますが、私は職員の研修費としてではありますが、私も厚生省の中にどのような情報がインプットされているのか、ホームページをのぞきたい。そう思いまして、インターネットを使わせてくださいと、検索を私用検索をさせてくださいとお願いしましたところ、それは議長の許可を得てください。で、私は議長に御無理をいいまして、そのインターネット使わせていただくことが1時間ほどできたわけでありますが、そういったように非常にこう風通しの悪い仕組み、こういう仕組みをこそ変えていくのが、私は一つの行政改革ではないかと思うわけであります。さらにまた今回の行政改革という名のもとに行われているのは、これは財政改悪でしかない。これは中期財政計画を見ましても公債費比率はますます増大する一方であります。これにわたって、細部にわたって論評することは私はこの場では控えたいと思いますが、これを見ても財政悪化が否めない事情の中で、根本的なメスを入れないこと。これが大きな問題。そしてそのための幾つか御提案をしましたが、後で述べます養護老人ホーム蕃山荘の建てかえに伴う7,000万円のプレハブ代金の問題や、3月当初議会で指摘しました表彰状の宛名書き、わずか5万円でありますが、私は町の中で商店街の人にお伺いをしてみました。お中元やお歳暮の名前を外部委託でやるものかどうか。そんなことはありません。どこのお店屋さんも自分とこで書く。そんなむだなお金は使いませんというように言われているところであります。もっとみずからの支出の中でむだな支出がないのか。そこのところをきちんとメスを入れることこそ大切だと思います。その点で市長は、この課長の管理職手当を削減する。その前にもっとやることがあるのではないか。この点についてどう思われるのか、お伺いをしたいと思います。 4番目に、本当の行政改革は職員の意欲と創意を引き出して、市民ニーズによくこたえていくことではないかと思います。市長のバラ色の選挙公約との差は何なのか。この中期財政計画を見ましても投資的経費は50%以下削減されてるわけであります。その中には市長の選挙公約のものはほとんど盛り込まれないというような形になるわけでありますが。そして同時に国、県の補助金は多少の増額はありますが、大幅な増額ということには到底言えないような状況であります。そういう中で義務的経費が増大していくことは明らかでありますが、職員の手当を引き下げる、そのことが今後の行政運営にとって意欲と創意を引き下げていくことは自明の理であります。特に市長、そして三役を初めとするところに広く団結してやっていく行政が団結ができないような状況になっていけば、これはゆゆしき問題であると指摘せざるを得ないわけであります。 2番目に、赤字続きの第3セクター、備前総合開発株式会社はいつになったら解散するのかということであります。これは決算期が近づいているわけでありますが、単年度そして今日までの累積赤字の見込みはどのようなものなのか。解散しないとすれば、今後の赤字経営についてはどのように考えるのか。さらにまた土地買い戻し裁判は現在どのようになっているのか。今後の見込みについての市長の明快な御答弁をお伺いしたいと思います。先ほども申し上げましたが、むだな経費節減の中には当然この第3セクターをどうするのか。金利のかさむこの問題をどうするのか。このことは大きな行政課題であるというふうに思います。 3番目に、養護老人ホーム蕃山荘の改築についてでありますが、これは、昨年12月に行われました平成7年度の決算審査特別委員会の中でも、蕃山荘の改築の問題についてはなかなか御答弁が得られないところでありました。声を荒立てなければ回答は得られないのがこの特別委員会でありました。そして3月の当初の予算の中でもこの蕃山荘の改築については厚生省の内示待ちということで、すべて押し通されたのがこの老人ホームの改築の問題であります。厚生省の内示は果たしてどうなっているのでしょうか。お伺いをしたいと思います。 お聞きするところによれば、養護老人ホームは県内2カ所が改築予定であります。ご存じのようにゴールドプランに基づく特別養護老人ホーム整備計画は、岡山県の中では毎年2カ所から3カ所のテンポで進められているところであります。しかし、このゴールドプランの中に十分入らない養護老人ホームの建てかえについては、厚生省は大変厳しい見解を持っているのも御承知のことと思います。そして、先般のこのゴールドプランをめぐる厚生省疑惑の問題以来、厚生省はこういう建設計画についてどのような見解を持っているのか。恐らくこのあたりが厚生省内示の大きな問題になるかと思うわけでありますが、現在の進行状況の中をお伺いしたいと思います。そして、もし厚生省の内示がだめだった場合、現在計上している予算は果たしてどうなるのでしょうか。中期財政計画市民生活部の所管の投資的経費の中では、この養護老人ホームとそしてごみの焼却場が最も大きな目玉になっています。この二つが終わればほとんど市民生活部所管の投資的な計画は全くない。こういう状況の中で大きな目玉の話でありますから、避けて通るわけにはいきません。そして、この養護老人ホーム蕃山荘の改築の問題については、私も匿名の方から御指摘をいただきました。そしてきょう一般質問をしないとならなくなったわけでありますが、設計業者はなぜ指名競争入札となったのか。その結果、福祉施設の建設実績のない業者が指名されているということが業者の間で大きな問題になってるようであります。御承知のように、養護老人ホーム蕃山荘につきましては、議会の中から多数の議員の皆さんから建てかえの要望が出されていました。しかし、財政難の問題にこれは延び延びになったわけでありますが、とうとう老朽度調査が始まり、これはT設計、基本設計はY設計、契約方法はこれまで随意契約指名競争入札があるのが、これは自明の理でありますが、基本設計につきましては今回指名競争入札になると。本来なら老朽度調査を行ったT設計が随意契約ぐらいでとるべきだったのではないかという話もあるわけでありますが、随意契約指名競争入札、備前市の場合にはこの基準の差は果たして何なのか。金額なのか、そしてそのときにおける社会的な情勢の変動に伴う何か別の因子があるのか。そしてこれまでのこの随意契約指名競争入札基本設計における実績も踏まえて御答弁をお願いしたいと思います。 さらに改築場所、プレハブ代金7,000万円は私はやはり見直すべきではないかと市長に御質問させていただく次第であります。私はこの養護老人ホームの建てかえにつきましては、備前市の地形上東西に細長い備前市であります。西方面の特別養護老人ホーム大ケ池荘、これは香登、伊部、片上、南方面は鶴海荘、鶴海、西鶴、東鶴をにらみ、東方面は蕃山荘が伊里や三石の在宅福祉そして施設福祉をカバーする。こういうような体制がないとなかなかできないのではないかということを申し上げてまいりましたが、これからも施設福祉も在宅支援、地域との交流、会合が大切になってきてます。在宅介護支援センターも現在一つ備前市にあるわけでありますが、厚生省の基準では中学校区に一つつくるべきとなっています。とすれば、この養護老人ホーム蕃山荘の建てかえを機に、もっと施設を町中に出してくるべきではなかったか。同一場所にすることによっての不必要な経費を見直すべきではないか。このプレハブは御承知のように1年間は使うわけでありますが、その1年後はどうなるのか。これは建て壊してしまうわけであります。場所も特別養護老人ホーム大ケ池荘の上段にある備前市所有の土地というふうに聞いておるわけでありますが、余りにも遠くにプレハブを建て、そして1年で建て壊してしまう。職員の、課長職の手当の削減や特別職の手当の削減520万円であります。課長職だけとすればもっと低い金額であります。7,000万円は何のために使うんでしょうか。また、現在の敷地面積の倍近い土地が9,000万円近くであの蕃山荘近くで売りに出されているというふうにお伺いするわけであります。私は土地を取得して財産を備前市が所有する。そうなれば、これはまた話も別であります。蕃山地区におかれましても、農地はもっとたくさんあるわけであります。農業をつぶせというわけではありませんが、もっと安価な土地も当然あると考えるとすれば、なぜこの不必要な7,000万円が出ていくのか。お聞かせ願いたいと思います。 さらにまた、職員の通勤の問題は大丈夫なのかということもあわせてお伺いしたいと思います。御承知のように、蕃山荘には蕃山地区の皆さんが勤務をしておられます。たとえば調理を取り上げてみますと養護老人ホームの朝の調理時間に間に合うためには少なくとも自宅の方を朝5時に、公共交通機関のないところで大ケ池まで行かなくてはならない。そういうことが果たして可能なのかどうか。そしてプレハブということになれば、夏は暑く冬は寒い。冷暖房の完備やふろの問題は十分解決されているのかどうか。お伺いをしたいと思います。 さらに、蕃山荘問題では最後になりますが、設計の平面図を3月当初議会で私も初めて見させていただきました。基本設計でありますからまだ細部にわたってこれから変更されることとは思いますが、私はこの設計図を平面図だけで見まして、幾つかの点が気になりました。一つは談話室がない。入所者の方の憩えるような談話室がない。2番目にボイラーの位置が厨房の中に組み込まれてしまっていて厨房が大変働きにくいような形に設計がされている点。あるいは中庭が本当に必要なのかどうか。この管理棟と居住棟との間に中庭がありますが、採光の問題が十分考えられているのかどうか。ホームの周辺整備はどのようにされるのか。さらにまた、最近の特別養護老人ホーム養護老人ホームの中では喫茶コーナーなどもデイサービス事業とあわせて整備されているのが当然でありますが、この平面図を見る限りはそういうコーナーもないのが実情であります。さらにまた管理棟の中にぽつんと中庭と内庭というのがあります。これは何なのか。私はこういうところに内庭があるのは京都の家ならいざ知らず、養護老人ホームの中にあるのがどうも解せません。これは多分私は予算上エレベーターが削られたのではないかと予想されるわけでありますが、私は内庭よりもエレベーターが必要ではないかと思うわけであります。さらにまた、ボランティアの方やそして将来にわたってシルバー人材センターの皆さん、あるいは地域の人たちが参加できるような、そういう保障をするためのスペース、こういった問題も含めて考えていかなければならないと思うわけであります。この平面図だけで、私は幾つかの点を指摘しましたが、もっとたくさんの方がこの平面図を見ればもっとたくさんの意見が私は出てくると思います。もっとそういう人たちの英知を集めるべきではないでしょうか。私が一人や二人ではなく、この施設の職員の皆さんからお小言を、大変な御意見をいただきました。それは幾ら行政に言っても私たちの意見は通らない。そんな話は一言も聞かされてない。このことを何人もの方が私に言われました。私はそういう人たちの意見をしっかりと聞いてあげてほしいというように思います。 さらに、片上鉄道跡地のその後の進展はどうか。私は3月議会でも水害対策の観点から進めることが大切であることを言ってまいりました。そのことについてもう一度市長の御見解を私はお伺いしたいところであります。そして、3月27日、地元の区長会並びに市の行政担当者、そして私ども片上地区の議員との懇談会が開かれました、そこの中で初めて私はこういった地元の商店街、そして町内会から要望書が市長あてに出されているのを知りました。そして、この要望書というのは、その懇談会の席上で商店街の専務理事、副理事長はともに知らない。こういったことは見たことがないということをおっしゃられました。内容につきまして大変甚だしい疑わしいところがあるわけでありますが、その点について、市長はどうお考えなのかお聞かせ願いたいと思います。災害対策上、安全について大丈夫という答えはなかった。その後の公序良俗には反しない限りという水路とは全く関係のないものが盛り込まれています。公序良俗に反しない限り同和が何しようが勝手です。こういうことが水路問題とは別に含まれている。このことも明らかになっていませんでした。その後、水路問題での各町内会での対応について、私はそこの場でお伺いをしましたが、町内会員に知らせているのかと聞いたら、まだそこまでおろす段階にきていないという御返事でありました。その後町内会の総会の中でこの問題が全く触れられなかったところ、そして水路をなぜ曲げたのかということで町内会長は激しい叱責を受けた町内もあったようであります。私はまだまだ地元の十分な合意ができてないと思うわけでありますが、その点について、地元合意ができていると思っているのかどうかお聞かせ願いたいと思います。 また、鉄道敷地跡の道路建設を一刻も早く行うこと、調査基本設計が完了してるのに、9年度の予算には以降の計画がないのはなぜなのか。地元要望は強いわけであります。一刻も早い完成をお願いしたいと思います。 さらにまた、福原踏切以南の土地の買収はどうなっているのかお聞かせ願いたいと思います。 また、現在建設中の水路のふたが必要ではないかと思うわけでありますが、水路のと言いましても20センチメートル、30センチメートルの水路ではなくて、1メートル角ぐらいの水路でありますから、深さが三、四十センチメートルといっても水が流れてるとき、隣は小学校があるわけでありますから、もし事故が起こってはならないと思う点から、ふたについてはどうお考えか、お聞かせを願いたいと思います。 5番目に、流川改修計画進行状況と今年度の見込みについてお伺いをしたいと思います。これは昨年6月議会でもお伺いしましたが、現時点での到達時点についてお聞かせ願いたいと思います。 6番目に、流川で5月19日以降、コイが何匹か死亡することが起きました。私は原因究明ができたのかどうかお聞かせ願いたいと思います。ペーハー表については公開されていないのはなぜなのか。私のところに来ないのはなぜなのかというふうに質問を上げていましたが、一般質問のきょうの朝、やっとペーハー表が届いたわけであります。それを見てみますと、やはり6号調整池の中で強酸性水が出ており、それが処理をされているということがよくわかりました。で、いま流川の川床が黒くなっているわけでありますが、これは今までもお伺いしたところによれば、酸性水処理をした水の中に黒くなる物質があって、それがたまってなってるんだと。で、そうだとすれば、この二次処理を行って黒くならないような処理の方法がないかどうか、流川のきれいな川を、私はもとへ、今の黒い川からもとへ戻していただきたいというふうに思うわけです。 7番目に、備前市での観光客動態調査を行ってはどうかということであります。備前焼まつりの人数把握は、現在のところどのように行ってるのか、お聞かせを願いたいと思います。今年度の事業の中でも観光バスの駐車場なんかも整備されるわけでありますが、通年を通して観光客がどのような形で備前市を利用しておられるのか。備前市独自の綿密な調査がやはり必要ではないか。そして、その調査の上に立って初めて、私は施設整備の計画ができるのではないかと思うわけであります。既に岡山県は「観光客その流れと傾向」という調査を行っていますが、これは備前市では二つの点での調査地点しかとっていません。もう少し細かい備前市の観光客の動態に合わせた調査をして、そのもとに観光計画、第3次産業の育成について図るべきではないかと思いますが、これについていかがお考えかお聞かせ願いたいと思います。 8番目に、老人保健施設さつき苑での利用者アンケートの活用についてであります。これは3月定例議会の委員会の中におきまして、委員会だったと思うんですが、アンケートをぜひとっていただきたいというふうにお願いをしました。で、現在恐らくとっておられることと思います。で、老人保健施設を利用されまして、どのような御意見、感想、思いがあるのか、お聞かせを願えたらと思います。そして、こういった大変低賃金で大変しんどい仕事をしておられる職員の皆さんが働く意欲を高めていく。それは本当に入所施設の皆さんから感謝の言葉をいただいたり、そしてお礼を言われたり、そういう言葉の中に新たに働く労働意欲が出てくるものだと私は思ってるわけであります。そういう点で、職員の皆さんの励みとするためにも、職員の皆さんにそういったアンケートをきちんと返していく。そして、その出されてきた疑問点などについてはそれをまた今後の施設運営の中に反映させていく。そういう取り組みが必要ではないかと思うわけであります。この点について御意見をお聞かせ願いたいと思います。 以上です。 ○議長(西上逸雄君) ただいまの質問に対する答弁を願います。 栗山市長。 ◎市長(栗山志朗君) (登壇)お早うございます。 行政改革についてのうち、まず1についてお答えをいたします。行政改革の推進につきましては、昨年2月策定しました行政改革大綱に基づき、これらを具体的に実施していくため、係長クラスを中心とした中堅職員50名からなる行財政運営改善推進プロジェクト委員会を設置し、さらにこの委員会に六つの専門部会を設けまして、35項目の事務事業の見直しにつきまして、その方策を検討していただいておるところでございます。このプロジェクト委員会からの提言を受けまして、さらに推進本部で十分検討を重ねながら、行財政改革に取り組んでおるところでございます。その中におきまして、平成9年度団体の補助金につきましては、50万円以上(後刻「30万円以上」と訂正)の補助金について1割カットをさせていただいたということでございます。これについて、市民の声を聞かれているかということでありますが、いろいろな御意見、お話を伺っております。私もできる限り各総会に出席をさせていただきまして、市として行政改革に取り組んでおる姿勢、そして団体におきますところの補助金をカットさせていただいたことにつきまして、お断わりをさせていただいておるところでございます。 次に、2の責任転嫁ということでございますが、今回の幹部職員給与カット責任転嫁とは考えておりませんが、生活給でもある職員の給与の一部をカットをお願いすることにつきましては、大変心苦しい思いをいたしておるところでございます。本市の厳しい財政状況の改善と今後の行財政改革への取り組みとして、まず幹部職員みずからがその姿勢を示していくことが大事であると、大切であると考えておるところでございます。 新幹線の備前駅につきましては、市民から設置に向けての盛り上がりの中で、その可能性が生まれてくるものというように考えておるところでございます。 次に、職員の手当カットの前にやることがあるんではなかろうかということでございますが、行政の仕組み、予算執行につきましては、十分考えてならないというように考えておるところでございますが、先ほど申し上げましたように、35の行財政運営改善推進項目につきましてプロジェクト委員会で提言を受けておる、その一つということで実施をさせていただいておるわけでございますので、御理解を賜りたいと思います。 次に、行財政改革につきましては、職員の創意と意欲が必要であるということでございますが、議員の言われるとおりであります。私は職員に対しまして意識改革を求めておりまして、市民の立場に立った姿勢ということをお願いをしとるわけでございます。行政改革の推進に当たっては、まず市職員一人一人の意識改革が最も必要なことであると認識をいたしております。厳しい財政状況の中でさらに事務事業の性格と量に見合った適正な人員配置に努めるとともに、職員研修の充実と職員の職務への適正な評価を行い、公務員として職員の資質の向上と士気の高揚を図り、この行政改革を進めてまいりたいというように考えておるところでございます。 次に、備前総合開発株式会社についてでございますが、備前総合開発株式会社の第7期、平成8年3月末に計上されておる欠損金は1,660万7,000円であります。第8期において負債も処理できたようでありますので、今後会社を存続しましても、公租公課の負担のみであると聞いております。今のところ会社を解散する必要はないというように考えております。 次に、裁判の状況についてでありますが、平成6年度に本市が備前総合開発の所有地の一部を閑谷の森整備事業用地として取得したことに対しまして、住民団体から前大橋市長と備前総合開発株式会社を被告として訴訟が起こされております。平成8年11月26日に岡山地方裁判所において原告の請求を破棄するという判決が出されたことは御承知のとおりであります。しかし、原告側はこれを不服として広島高等裁判所に控訴されており、その判決はまだ確定いたしておりません。今後の見込みについては、状況を見守るしかないと考えております。 次に、養護老人ホーム蕃山荘の改築についてお答えをいたします。厚生省からの内示につきましては、5月下旬か6月初旬の予定でありましたが、いまだ内示を受けておりません。県へ再三問い合わせておりますが、ことしは全体的におくれているようでございます。認可の優先順位を上げていくために、予算計上をいたしておるわけでございます。この今年度不採択になりました場合は、引き続き要望してまいりたいというように考えております。 改築場所につきましては、平成7年に蕃山荘改築検討委員会を設置いたしまして、検討してまいりましたところでございます。この委員会におきまして、今までいただいた市内の候補地、そしてお話がございました正楽寺西側の土地についても協議がされておるところでございます。いろいろ問題がございまして、現在地につきまして、入所者の方より現在地での建てかえの希望が強くあったこと、千手院と借地契約期間が平成3年4月1日から平成33年3月31日まであることなどを踏まえて、平成7年12月6日検討委員会から現地での全面改築との報告を受けまして、最終的に現在地に決定をいたしたところでございます。その後御指摘のございましたこの5月に売り地の情報も得まして、再度検討いたしてきたところでございますが、過去に検討委員会で検討した経過、そして認可申請中で内示直前でもあり、予算措置も必要であることから見送ることで決定をいたしたところでございます。なお、仮設建物の必要性につきましては、現在地での改築ということからいろいろ検討いたしました結果、多くの高齢者の方が生活をしながら工事をすることは物理的に無理がありますので、大ケ池の市有地に仮設建物を計画をいたしたところでございます。この仮設建物の場所等につきましては、あとの利用ができるかできないかと考えまして、いろいろ研究をいたしたところでございます。御理解を賜りたいと思います。仮設への職員の通勤等の問題につきましては、一時的なことでもあり、やむを得ないことでありますので、職員に改築への協力、理解をお願いをしてまいりたいと考えております。 また、仮設住宅として入所者の方々に1年間生活をしていただくわけでございますので、生活に必要な施設ということを考えております。各室に冷暖房を設備し、風呂の設置も計画をいたしておるところでございます。 次に、設計につきましていろいろ御指摘をいただいたところでございますが、今お聞きしたことを含めまして、関係者と十分に協議を重ね、皆さんからの要望、意見を取り入れながら納得いくものをつくってまいりたいというように考えておりますので、よろしくお願いをいたします。 なお、設計業者につきましての御質問に関しましては助役より答弁をいたします。 4番目の片上鉄道跡地関連につきまして、水害対策の観点からの鉄道敷地跡の道路建設を進めることについてでありますが、同和鉱業用地にかかる道路、水路については片上地区の水害対策のためにも早急に調査、測量設計を実施をして用地交渉に入り、できるだけ早く整備を進めてまいりたいというように考えております。片上鉄道跡地の件につきましては、ことしの3月議会でも御説明をさせていただいたとおりでございまして、平成7年8月に西片上浜之町内会と同和鉱業との間で話し合いが行われ、これを発端として福原地区を加えた西片上7町内会と排水路問題などについて、市が間に立って調整することになりました。以後、同和鉱業と地元町内会との間で協議を重ね、最終的に同和鉱業よりイズミ出店用地だった3,000坪の用地内にある排水路のルート変更と、この土地の自社による自由な利活用について地元の御協力がいただけるなら、これまで市から要望のあった操車場跡地内の道水路用地の無償提供及び軌道敷の譲渡価格についても市の申し出を尊重するという提案が出されたところでございます。市といたしましては、同和鉱業から提案されたことにつきまして、西片上7町内会長と協議をいたしました結果、町内会としては生活基盤整備を最優先する立場から操車場内の道水路はすべて同和鉱業の所有地であり、まずこれらの用地の無償提供を受けて、公共用地として早急に道水路を整備していく方向でまとまり、本年2月7日付で既設水路は暗渠として存続させながら、西側の道路下へ迂回埋設していただくことで合意する旨の要望書が市に対して出されたものでございます。その後、同和鉱業とこの要望書について協議をしたところ、地域の実情を御理解いただき、現存する排水路を暗渠のまま残して、新たなバイパス水路もつくれるようにする方法で検討いただいております。この話が進み、道水路が整備できればこの地区の水害対策は大きく前進するものと考えております。 なお、片上地区から出されました要望書についてのお尋ねでございますが、毎年各地区から市に対して多くの要望書が提出をされております。これらの要望書がどのような経緯で作成され、提出されたかについては、すべてを知り得る立場ではないことを御理解をいただきたいと思います。また、内容につきましても同様でありまして、方法についても問題はないものと思っております。 次に軌道敷の道路整備について、一刻も早い全体の完成についてでありますが、今度の道路拡幅については排水路も兼用しての施行となるため、下流から整備することになるので、下流部分の用地買収を速やかに整備をいたします。 4番目の福原以南の用地買収についてでございますが、同和鉱業使用にかかる道路、水路用地については、一括して交渉を行うことにしております。今後操車場跡地内の道路、水路の設計を行い、用地交渉に入る予定でございます。 次に、5番目の現在建設中の水路にふたをしていただきたいとのことでありますが、現在の計画では山側からの雨水を受ける排水路として考えておりますので、なるべくふたをしない方がよいのではないかと考えております。 補助金カットにつきまして訂正をさせていただきます。先ほど「50万円以上」ということを申し上げましたが、「30万円以上」に訂正をさせていただきます。おわびを申し上げまして訂正をさせていただきます。 ○議長(西上逸雄君) 梶藤助役。 ◎助役(梶藤忠義君) (登壇)蕃山荘の改築に伴う指名競争入札の件について答弁させていただきます。 公共工事の設計委託業務につきましては、指名競争入札で行うのが原則となっておるところでございます。増改築工事につきましては、以前に設計した業者と随意契約する場合、また金額が非常に少ない場合等がございますが、原則として基本設計指名競争入札で行っております。また、入札に福祉施設の実績のない業者が入っているという御指摘でございますが、この件につきましては、設計能力を有する業者ということも選定の対象としてさせていただいておるところでございます。御理解をいただきたいと思います。 ○議長(西上逸雄君) 吉村市民生活部長。 ◎市民生活部長(吉村光弘君) (登壇)6番の流川でコイが死亡、原因究明はできたのかの御質問にお答えいたします。 まず、このコイが死にましたのがことし9年の5月18日に発生をいたしております。用水路のコイが変死したことにつきましてでございますが、5月18日日曜日でございました。翌日の19日に現地調査を行っておりますので、その状況を御説明いたします。 まず、流川の状況を目視調査していきましたが、魚類等のへい死は確認されておりません。また、流川の上流に位置します酸性水の中和処理施設に立ち入り、事態発生時前に適正に中和処理なされていたかどうか、チャートで確認いたしましたが、問題なくペーハー処理されておりました。 なお、市の方でも簡易測定器でペーハーを測定いたしましたが異常ありませんでした。 また、地元地区の方々から当日の状況もお聞きしましたところ、当日の午後には異常はありませんでした。夕方になりまして異臭が発生し、コイが死に始めたとの話でありました。コイが急死したことと異臭が発生したことに直接関係があるか不明でありますが、対応がおくれたことによりまして、原因究明はできておりません。 なお、今後の対応でありますが、事態発生時におきましては引き続き県の東備地方振興局とも連携を取りながら問題の解決に当たってまいりたいと考えております。 次に、ペーハーの数値の公開でありますが、株式会社クリスタルリンクスゴルフクラブの中和処理に伴う毎月のデータは報告を受けております。御依頼がありますれば随時お渡しをいたします。 それから3点目の、本流の川床が黒くなっておるということでありますが、これにつきましては上流に酸性水の中和処理施設がありまして、これが気になっておるところであります。原因調査は今も続けておりますが、自然的に発生したものか、ゴルフ場の排水処理によるものかどうか関係はつかんでおりません。また、付着したものの除去ですが、今後の検討課題と考えております。 ○議長(西上逸雄君) 小坂産業建設部長。 ◎産業建設部長(小坂勝紀君) (登壇)それでは5番と7番についてお答えいたします。 5番流川改修計画進行状況と今年度の見込みについて。まず進行状況についてでありますが、用地保障関係については、現時点では関係の地権者の方15名中13名の方と契約が完了いたしております。残り2名の方とも詰めの交渉に入っており、これからも話し合いに一層の努力をしてまいりたいと考えております。 次に、今年度の工事の見込みについてでありますが、宝永橋から下流側の右岸の護岸工事を予定しております。流川については、改修がおくれて御迷惑をおかけしておりますが、今後未契約の方との契約に最善の努力を尽くすとともに、今年度から工事についても本格的な整備に入りたいと考えております。 次に、7番の観光客動態調査についてですが、備前焼まつりの観光客数はどのように発表しているのかということですが、備前焼陶友会において発表しておりますが、その根拠は駐車場の延べ駐車台数、JR赤穂線の利用状況、観光バスの入り込み状況等を考慮し、観光客数を推計して発表していると聞いております。しかし、実際の数はなかなかつかみきれないのが実情のように思われます。 それから、市において年間を通して観光客の動態調査を行ってはどうかということですが、現在は御指摘のように県の委託事業として観光動態調査を年4回、1回当たり2カ所で行っております。その結果、県が発表したものを備前市の観光客数として使用しているわけですが、より多くの調査を行い、実数に近い数字を把握することができれば大変好ましいこととは思います。今後の課題として検討させていただきたいと思います。 ○議長(西上逸雄君) 浜田病院事務長。 ◎病院事務長(浜田泰志君) (登壇)8番についてお答えいたします。 まず1点目の、アンケートを行っているかというお尋ねでありますが、昨年9月の開設以来、備前さつき苑の退所者は20名で、退所の際にアンケート用紙をお渡ししており、休日等に退所された方には後から用紙を郵送しております。記入に当たっては御本人と御家族の双方にお願いし、アンケート箱へ入れていただくようにお願いしております。また、遠方の方等には郵送での回答をお願いしております。しかし、退所者にはお年寄り夫婦とかひとり暮らしの方が多く、しかも目とか体が不自由な方も多いことから、なかなか回答をしていただけないのが現状でありまして、これまで20名のうち4名の方から回答をいただいております。 2点目の、その内容についてでありますが、4名の方からの回答ということである一面、一部分ということになろうかと思いますが、そのほとんどが幸いに褒めていただいております。現在までは改善等の指摘事項等はございません。その一部分をちょっと御紹介させていただきますが、看護、介護サービスについてどう思われますかということで、特にトイレに困るとき等素早く来てお世話をしてくださること、休みの日に寝ていると本を持って貸してくださいましたというようなことを喜んでおります。それからデイの送迎については、体重が重いので申しわけないと思うのですが、いつも気持ちよく優しく積みおろししてくださるので、運転手の方、介護士さんにはありがたく感謝しています。車での行き帰り、市内の景色が移り変わるのを見ながら送迎していただくのがとても楽しみですと、こういったような御意見が出されております。 それから、3点目の職員への励みにもなるということで、その内容を周知すると、してはどうかということですが、連絡会議等により職員に周知してまいりたいと考えております。 それから、このアンケートの活用につきましては、特に職員では気づかない点などについての御意見、御要望などできる限り聞き入れ、施設運営の改善策への参考にしてまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(西上逸雄君) よろしいですか──9番中西議員の再質問を願います。 9番中西議員。 ◆9番(中西裕康君) (登壇)行政改革の点で、私はたくさんあるんですが、1点だけお伺いをしておきたいと思います。 責任転嫁ではないというふうにお伺いをしましたが、もっとその前にやることがたくさんあるのではないかというようにお伺いしましたところ、35やるうちの一つなんだという御答弁でしたが、35の中には既にもう30万円以上の団体の補助金を1割カットしてるというような話もあるわけであります。その中での一つだとは思いますが、殊さらこのことがとりわけて前に出てくるのはなぜなのかということがやはり疑問なわけであります。35あるうちの34をやって、それでも効果がないのなら最後に出てくる。これなら、よく、私は順番としてわかるわけでありますが、35のうち34もやらないで、前に出てきているのはなぜなのか。そして私は先ほども言いましたが、表彰状の宛名書きを委託で出す。さらにまた御意見が違うところでありますが、プレハブの7,000万円だとか、あるいは備前総合開発株式会社の件も後で聞きますが、そういった行政上多大なむだな支出のところになぜ目を向けないのか。そこをいらえば、この市長の報酬も含めて520万円なんぞというのは、軽くそんなことはしなくてもいいですよということが言えるんじゃないかということを言ってるわけなんです。なぜそこに目を向けないのかと。で、こういうところへ目を向けると市役所の中の行政の遂行能力、団結力が次第に落ちてきます。決して意識の高揚にはなりませんということを言ってるわけであります。 一つ行政改革のところで最初に忘れていたので、ちょっと順番が逆になりましたが、私は補助金、団体などに行って趣旨を御説明を市長がされてるというふうにお伺いをしました。で、私はここであえてこの問題を職員を泣かしてはならないというふうに書いてるわけでありますが、これはなぜ私が取り上げたのかということは、市長はよくご存じのことと思います。で、私は具体的にこの方と御一緒の市長のところへ上がりましてお願いをしたわけであります。そのとき市長も、一割一律カットをしましたが、そんな大きな金額じゃないところについては市の方も負担を考えなくちゃいけないなというふうに私に述べられたわけであります。だから、私がここで一番最初に取り上げてるわけであります。個人のプライバシーの問題もありますから、私はあえて細かいことは申し上げませんが、そのことについて話を聞いた。しかし、どのように市長が認識をしておられるのか。この件について私は聞きたいわけであります。以上です。 それから、第3セクターの備前総合開発株式会社についてでありますが、昨年12月議会答弁でも市長はこのまま存続しても当面大きな問題はないと考えておりますというふうに述べておられます。しかしながら、現在のところ累積赤字では1,660万7,000円。1,000万円超える額が出てるわけであります。そして今後については公租公課の負担のみというふうになるわけでありますが、この公租公課代というのは実際金額幾らになるのか、お聞かせ願いたいと思います。これが5,000円であろうが10万円であろうが20万円であろうが、私は大きな問題だと思います。早くこの1,660万円、この時点でもうこれ以上赤字を大きくしないと、そういう姿勢こそ行政改革じゃないんですか。赤字をいつまでも抱えてそのままにしておかれるつもりなんですか。520万円職員の賃金を、特別職──、質疑の方で聞かせていただきますが、総額では520万円ほどということですから、職員の金額にすればもっと職員の方の方は少ないわけであります。あるいは部長のところでとどまるかもわからない。もっとそういう努力をするところがあるんじゃないか。公租公課代は幾らになるのか聞きたいと思います。 3番目、養護老人ホーム蕃山荘の改築についてでありますが、厚生省の内示が全体的なおくれがある。これは恐らく厚生省内部での問題があるんでしょうが、私はその点で手をこまねいておいて大丈夫なのか。今言いましたように県内2カ所の問題、それから厚生省の問題、国全体の財政難の中での選定の問題があるわけでありますから、手おくれにならないかどうか。予算をせっかく計上してるわけですから、それに見合った対策をとっていかなければなりません。御承知のように、老人保健施設さつき苑の建設が、大変これは地域の定数との問題で難しいときがありまして、これは市を挙げた取り組みになり、当時の市長も知事にお会いにいくと、こういうことも行われました。私ども日本共産党も県の方に出向きましてお願いをする。いろんなそういう活動があって、あのさつき苑というのができたことは、もう皆さんよくご存じのことと思います。厚生省の内示を5月下旬か6月上旬か、毎日毎日気になって待ってるんだということでいいのかどうなのか、お聞かせを願いたいと思います。必要によっては、備前焼を持っていくわけにはいきませんが、手ぶらでも頭を下げていくことも必要ではないかというふうに思うわけです。(笑声) それから、養護老人ホームの改築のところの指名競争と基本設計は原則指名競争入札となってるということでありますけども、もし実績、今までほとんど基本設計というのは指名競争入札になってるんだということが過去にさかのぼってもそういうことが言えるんだなということをひとつ確認をしたいと思います。その上に立って指名競争入札業者については、設計能力を有する業者というふうにお答えがありましたが、先ほど基本設計の点で私は指摘をしましたが、私も実は3月の時点で、基本設計見せていただいた時点で、これはこの老人ホームをつくったことの恐らくない設計業者だなというふうに思いました。案の定それからしばらくたちましてから、岡山の方からいろんな話が来まして、実績のない業者なんだというふうに私も聞きまして、なるほどなと思うわけであります。だから幾つかの点が私もすぐ指摘ができるわけであります。やはり福祉施設をつくるときにはやはり壊れない建物をつくるとかというレベルのところではなくて、やはり幾つかつくってノウハウを持ってる業者じゃないとなかなか私はいいものはできない。そのいいものをつくるには、そういうエキスパートのような業者をやはり指名していかないと、これだけの大きな税金を投入するわけでありますから、長年にわたって使うわけでもあります。それは有効なお金の使い方にはならないんじゃないかというふうに思うわけです。その点をひとつお伺いしたいと思います。そして、その場合のこの基本設計の場合の入札価格の上限、そして最低、そして基準価格はどのくらいであったのか。あるいはそのどの位置にあったのか。お聞かせを願いたいと思います。 それで、さっきの7,000万円のプレハブの問題でありますが、市長の御答弁では冷暖房、風呂は7,000万円の恐らくプレハブ代の中に入るんだろうと思います。冷暖房、風呂をつけて7,000万円という金額が大きくなる。職員の通勤も1年間そこを無理をしていただく。そういう無理をする。なぜ現時点同じ場所にしなければならないのか。そこをちょっとこう変えるだけで実は7,000万円が浮くわけであります。その今9,000万円で売りに出てる土地を私は買えと言ってるわけじゃありません。もう少し安い土地があれば、その安い土地がいいでしょうし、あるいは横にずらすことができれば、その横がいいかもわかりません。今これだけ財政難だと言われながら、職員の給料もカットすると言いながら、こういうところには何らそのメスが入らない。このことが私は問題だと思う。私は福祉というのは、やはりお金もうんとかかるし、かけるべきだと思うわけでありますが、1年で建てて壊すようなものを私は必要だというふうには思いません。現在7,000万円あれば福祉の分野でもどんなことができるか。あるいは教育の予算につきましても、あるいはこの間の補助金の1割カットを行ったことを考えてみれば、いろんなことに使えるというのは明らかであります。そういうむだなお金をどう排除するのか。ここがやはり一番大切な観点だと思うんです。なぜそういう見直しができないのか。お聞かせ願いたいと思います。 それから水害対策のところで、ことし市長は、3月の定例議会の御答弁をほぼ同じような文書で御答弁いただきましたので、私もそれに沿ってお聞かせ願いたいと思います。この3月の備前市議会の議事録の中でも、市長御答弁されましたように、この水路の問題というのは実は浜之町と同和鉱業との間で話があった問題なんだと。ここが発端なんだというふうに問題のうったてがあるわけです。私はこの同和鉱業跡地の問題については、水路の問題も含めてここが発端だというふうには思っていません。やはりもっと前にさかのぼってあの片鉄操車場跡地をどう活用するのかと、そのときの話からが問題の発端であって、町内会と同和鉱業が話を始めた。そして行政が行司役を買って出た。うまいぐあいに聞こえるわけでありますが、これは後の話だと思います。で、やはり備前市と同和鉱業と話がうまくいかなくなってきた。なぜか、私もわかりませんが、いかなくなってきた。ただし、浜之町と同和とは話が継続してあった。そこから恐らく発端になるのかもわかりませんが。そもそもの発端は備前市と同和鉱業の問題であります。で、その時点で備前市が一歩後ろへ下がって、町内会にすべて預けてしまうというところがやはり問題だったのではないかということを、この3月議会でも申し上げたわけであります。そういう点に立ってみると、3月27日の懇談会においても要望書というのが市長もおられ、助役もおられ、総務部長もおられ、産業建設部長もおられる中で、商店街の専務理事、副理事長は要望書は全く知らない。水路を曲げて結構ですということについては全く知らない。同時に私も確認しましたように、町内会会員は全く知らないんだと。このことを確認をしたことはご存じだと思います。 2点目に、ここで問題になったのは、災害対策上、安全性について質問が出ても、これは大丈夫だという御意見が市の執行部から聞こえなかったんです。これは市長、よくご存じだと思います。それはここの水路を変えれば同じ口径で流量のものをつくれば大丈夫なんだと、こういう説明でありますが、どのくらいの蟹ケ谷4号水路に対して水が流れてくるのか。あるいは郊外ではどうなのか。こういう計算は何もされていない段階での話でしたから、その最後のあたりの懇談会については非常にしりすぼみに終わったのが現状じゃなかったでしょうか。私はそういう点での要望書であったというふうに思うんです。で、同時に、その後町内会の中で、実はある町内会では町内会長さんも水路をなぜ曲げたのかということで、大変厳しい御指摘もあった。あるいはある町内会ではこの問題は全く触れられることがないまま話が済んでしまった。まちまちの対応がとられて、片上の町内会の中では十分この問題が論議されて、町民の総意であるということにはなかなか言えない状況があると。同時に水路の問題と同時に、市長がここで議事録の中で言っておられますが、この土地の自社による自由な利活用について地元の協力がいただけるならばこれまで市から要望のあった操車場跡地内の道水路用地の無償提供及び軌道敷の譲渡の交渉価格についても市の申し出額で同意するというような提案を同和はしてきたというわけで、ですから要望書の中には水路の変更と公序良俗に反しない限り同和がどのように活用しようが、それは自由な御判断なんです。こういう要望書が入ってるわけです。ですから、水路の問題で話をされながら、実はその同和鉱業跡地については同和の自由な利活用に委ねてしまうというのがこの要望書の本質でありました。そこまで市長が考えておられるのかどうか。それで同時にもしその要望書が仮に効力を持っている。同和が提案して同意するというような提案を出してきた。ですから、その同和が望むような要望書が出たわけですから、そうだとすれば水路の敷地あるいは操車場跡地、譲渡の価格についても市の申し出で合意ができたか、できるはずであったわけですね。この3月議会の答弁書からすると。それができるはずであります。それはできたのかどうなのか。さらにまたこの水路の建設費は市長も町内会、地元の懇談会の席で言われましたが、水路の建設費は中期財政計画には載っていないと。で、中期財政計画の中にこれは今度入れていくのかどうなのか、お伺いをしたいと思います。 それから鉄道敷の道路建設についてでありますが、下流の整備を行っていくというふうにお話がありましたが、これはもう調査費も基本設計もついて、本来なら福原踏切以南の土地が買収されればいつでも工事に入るというふうに私は思っていいのかどうか。同時に、中期財政計画の中にもこれはきちんと盛り込んでいくということなのかどうなのか。そこの点をはっきりとお聞かせ願いたいと思います。 さらにまた、現在建設中の水路のふたでありますが、これは一度見ていただくとよくわかりますが、普通の小さな溝ではなくて幅が1メートルぐらいの溝ですから、それでコンクリートでふたをしてるところも1メートル、そしてあいて1メートル、またコンクリートがあるというようなふたの仕方なんです。ですから今のままでもそれは確かに水は、山からの雨水は入ってきます。しかし、上にふたをするといってもグレーチング程度でいいわけであります。グレーチングであれば水が入ってきますから。そうすれば何ら問題はないと。しかし、今のようにコンクリートでふたをしてるところとしてないところ、してるところとしてないところと、こういう形では横に小学校がありながら、道路があって通学路があって、生活道路があって溝ですから。ここの所には何ら高低もなく、フェンスもなく、溝がすぐあるわけですから、つい足を踏み外してしまうという危険性が非常に高いわけです。事故が起こってからそういうものをしてはならないというのがこれまでの備前市の苦い教訓だったんじゃないでしょうか。私も小学校の遊具の問題を取り上げましたところ、それは金がないのでという話でありましたが、結局回旋塔の事故によって、遊具の見直しがされる。人が死ななければ直らないというような行政であってはならない。実際にそこの危険性については私はちゃんと判断していただきたいというふうに思うんです。 それから最後になりますが、観光客動態調査でありますが、備前焼まつりの人数の把握なんですが、陶友会が行っているというふうにお伺いしまして、私もびっくりをしました。というのは、備前焼まつりというのは、かつて昔は私も陶友会の祭りだと思ってたんですが、これは予算書を見てみましても備前市の祭りであります。やっぱり備前市が把握すべき、私は大きなイベントじゃないかと思います。で、先ほどおっしゃられましたように駐車場とかJRだとかバスの発着台数で、あとのところがちょっとよく聞き取れなかったんですが、大体あとはもう勘で判断しとるというふうに理解したらいいのか、そういう科学的な調査が行われていないんじゃないかと思うんです。県が行っているのはもう少しきちっとした調査をやってるんだと私は思いますので、きっちり人数が出てますから。やはり備前市での大きなイベントでありますし、施設面でも充実が望まれているところだということは、備前市もよく僕は認識してると思います。そういう点では類似の祭りあるいはそういう調査なども参考にして、やはり今後の課題とはするにしても、科学的な調査をまず行って、何が必要なのかということを出すことが大切じゃないかと思います。そういう点では大ざっぱな勘に頼ったようなものでは、やはり不十分ではないかと思いますが、どう思っておられるのか、どうされようと思うのか、再度お聞かせ願いたいと思います。 以上です。 ○議長(西上逸雄君) 質問中途ですが、この際暫時休憩いたします。     午前10時49分 休憩     午前11時06分 再開 ○議長(西上逸雄君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。 9番中西議員の再質問に対する答弁を願います。 栗山市長。 ◎市長(栗山志朗君) (登壇)行政改革につきまして、35の行財政運営改善推進項目について35番目にやってはどうかということでございますが、35項目推進していくためには市民の皆さんへ十分なる御理解と御協力をお願いをしていくことが必要でございます。このためにも執行部として姿勢を示す必要があることから、幹部職員の手当を一部カットさせていただいたというようなことでございますので、御理解を賜りたいと思う次第でございます。経費節減につきましては、補助金の見直しを初め事務事業全般にわたって節減に努めてまいらなければならないというように考えておるところでございます。 次に、第3セクターにおきますところの公租公課につきましては、法人税、固定資産税、特別土地保有税等を合わせまして年間約230万円必要となるところでございます。 続きまして、蕃山荘の件は、県に再三問い合わせておるところでございますが、認可申請に当たりましては、市を挙げて最善の努力をいたしておるところでございます。今後もその努力を続けてまいりたいというように考えております。蕃山荘改築の場所の決定については、先ほど検討委員会等の経過を申し上げましたとおりでございますが、なお現在地での横にずらすことについてもこれについてもいろいろお願いをしてまいったわけでございますが、問題がありまして、現在地を広げることができないということでの改築ということになりますので、御理解を賜りたいと思います。プレハブの後利用は今後検討してまいりたいというように考えております。 同和鉱業片上鉄道の跡地の問題につきましては、用地の活用につきまして、市といたしまして同和鉱業へ譲渡方をお願いをいたしました経緯もございます。イズミの出店が取りやめになった以後も交渉をしてまいりましたが、市に対しては用地の提供はできないということでございまして、その中で道水路の整備、軌道敷等の協議を重ねてまいったということでございます。早急に調査、測量設計を実施をいたしまして、同和鉱業と先ほど申し上げました内容につきまして交渉を進めてまいりたいというように考えとるところでございます。これにより必要に応じて中期財政計画に入れていきたいというように考えておるところでございます。 水路のふたにつきましては、実情を十分見ながら検討をしていきたいというように考えております。 ○議長(西上逸雄君) 梶藤助役。 ◎助役(梶藤忠義君) (登壇)まず1点目の基本設計指名競争入札の件数ですが、平成6年度から8年度の3年間で5件ございます。次の入札時における最高最低価格等につきましては申し上げられませんが、落札価格については担当課の方でお知らせできると思います。 以上でございます。
    ○議長(西上逸雄君) 小坂産業建設部長。 ◎産業建設部長(小坂勝紀君) (登壇)備前焼まつりの観光客数についてですが、備前焼まつりは現在陶友会と備前市で共同して開催しておりますが、この祭りの趣旨から考えまして、陶友会に主体になっていただくのがよいのではないかと考えております。そういった意味から観光客数の把握についても、陶友会の方で実施していただくのがよいと考えておりますが、御発言の趣旨につきましては実行委員の方々にお伝えいたしたいと思います。     (「議長、答弁漏れがありますので──」と9番中西議員発言する) ○議長(西上逸雄君) 9番中西議員。 ◆9番(中西裕康君) 再質問の中で、この平成9年3月備前市議会の議事録の中で、市長の御答弁の中で、この土地の自社による自由な利活用について地元の協力がいただけるならば、これまで市から要望のあった操車場跡地内の道水路用地の無償提供及び軌道敷の譲渡の交渉価格についても市の申出額で同意をするという提案が同和からあったと。そして実は要望書が出たわけです。この要望書は、さっき言いましたように二つの点からなってる。一つは水路を曲げてもいいと。それからもう一つは公序良俗に反しない限り自由な利活用をどうぞと、こういうになってる、地元要望としてね。で、そうだとすればこの同和はこの譲渡価格を含めて土地についてはこれで同意をするというように言うてきとったわけですから、これで出たわけです。それで同意がされたんですか。まだされてないのであれば、この話の約束が違うんじゃないかという私の質問が一つあったと思うんです。 ○議長(西上逸雄君) 栗山市長。 ◎市長(栗山志朗君) (登壇)先ほどのお尋ねの件でございますが、現在同和鉱業と交渉中であるということでございますので、御理解を賜りたいと思います。 ○議長(西上逸雄君) 以上で中西議員の質問を終わります。 次に、6番三村議員の一般質問を願います。 6番三村隆康議員。 ◆6番(三村隆康君) (登壇)それでは通告いたしております2点をお尋ねさせていただきたいと思います。 まず1点目、仮称JR山陽新幹線備前駅についてお尋ねいたしたいと思います。 平成9年3月、備前市議会第2回定例会におきまして、山口議員と一井議員さんのお二人が一般質問をされております。市長さんより御答弁をいただいておりますが、私からも重ねて質問をさせていただきますのでよろしくお願いをいたしたいと思います。 その前に前もってお断わりさせていただきますが、仮称JR山陽新幹線備前駅を長い名前ですので、このたび質問では備前駅と省略をさせていただきたいと思いますので、御了承をいただきたいと思います。 第2回定例会に市長の答弁にも備前駅をつくると言いましても資金の調達が非常に難しいとか、民間企業や市民の盛り上がりが必要とか、確かに大変難しいことはよく理解をしております。しかしながら、あえて申し上げさせていただきたいと思います。何事を行うにいたしましてもグッドタイミングということがあります。よくニワトリが先か卵が先かという話がありますように、民間が盛り上がってからとか行政が先とかということもあると思いますが、先ほど申し上げましたように、このたびはグッドタイミングの一つであろうかと私は思っております。このたび備前商工会議所創立45周年記念事業の一環として予算を組み、備前駅設置の計画ビジョンづくりを行っております。また、岡山県商工会議所連合会の今年度の事業活動にも盛り込まれました。このことを当備前市はどう考え、どう思い、どう進めるかお聞かせをいただきたいと思います。 それでは2点目の仮称東備サロンについてお尋ねいたしたいと思います。 備前駅にしましても東備サロンにしましても、備前市の活性化には非常に重要であると思います。仮称東備サロンは前長野知事が備前地区に勤労者のための教養、文化、福祉の向上、健康増進を目的としてつくってはというようなお話もありました。それを踏まえまして、平成13年には岡山空港が、2,500メートルから3,000メートルになります。供用開始が始まるわけでございます。それにまた加えまして吉備高原テクノポリス、また西播磨テクノポリスも急ピッチで完成を急いでおります。そうしますと岡山空港を利用しながら世界の技術者、研究者が続々とおり立つようになろうかと思います。この地域は新幹線や山陽自動車道もあり、通っておりますが、交通の利便性は非常に便利のようで非常に悪うございます。この地域の自然美や山海の珍味豊かな歴史文化資源など、数多くあり、憩いの場所となる東備サロンをと思い、時期を外さぬよう進めるべきと考えますが、備前市のお考えをお聞かせいただきたいと思います。 それに、岡山県では西高東低とも言われておりますし、兵庫県では東高西低とも言われております。その両地域の低いところ、あえて言いますと谷間とも言われますが、よく考えれば、人間の体で例えますと、へそとも言われる中心にも当たると思いますので、その辺お考えをいただきまして御答弁をいただきたいと思います。 以上でございます。 ○議長(西上逸雄君) ただいまの質問に対する答弁を願います。 栗山市長。 ◎市長(栗山志朗君) (登壇)1番の新幹線備前駅の設置につきましては、備前商工会議所から岡山県商工会議所連合会まで大きな輪となって広がりつつあることは、非常に喜ばしい話であります。特に岡山自動車道の3月開通、そして7月のチボリ公園等の開園によりまして、中心部の整備ができたということによりまして、今後は岡山県商工会議所連合会においても東部の発展に目を向けようというようなことでございまして、私といたしましてもそういうような期待をしていただいとることに身の引き締まる思いでございます。私は今まで備前市におきまして新幹線の駅が必要な地域づくりを目指していきたいという思いを持っておりまして、その目標に向かって努力をいたしておるところでございます。これまでに新しい新幹線の駅が実現したところのお話をお聞きしますと、地域住民の盛り上がりが一番大きな要素であります。まずその気運の醸成がされましたならば、設置可能な用地の確保することや、事業資金の手当等も必要になってまいるのではなかろうかと思うところでございます。御指摘のように物事はタイミングが必要でございますが、こういった民間で気運が盛り上がっておることを踏まえまして、これからは国、県や周辺の市町村並びに市民の皆さんの御協力をいただきながら、長期展望のもとに新幹線備前駅の実現が図られるよう努力をしてまいりたいというように考えておりますので、御協力を賜りますようによろしくお願いをいたします。 次に、東備サロンについてでありますが、岡山県は地域住民と企業で働く若い人や技術者らの交流の拠点として倉敷市水島に水島サロンを昨年10月にオープンしております。岡山県の第5次総合福祉計画にも産業支援環境の整備の項目の中に水島サロンの効果を見きわめながら他地区においても同様な施設の整備について検討を進めることがうたわれております。備前市におきましても、岡山県の東の玄関として仮称ではありますが東備サロンをつくり、この地域の活性化の起爆剤にしたいと考えまして、県にお願いをしたところでございます。しかし、このような施設をつくるに当たりましては、設置場所、経費負担等事前に解消しておかなければならない問題も多くありますので、地元関係業界とも十分御相談をさせていただきながら、県に対しまして引き続き要望をしてまいりたいというように考えておりますので、御理解を賜りたいと思います。 ○議長(西上逸雄君) よろしいか──6番三村議員の再質問を願います。 6番三村議員。 ◆6番(三村隆康君) (登壇)それでは再質問をさせていただきたいと思います。 先ほど質問の中で申し上げましたように、岡山空港3,000メートルが平成13年には完成をいたします。で、市民の盛り上がり、地元の盛り上がりと、市長、答弁をいただいたわけでございますけれども、最近は非常に地域間競争も激しくなってまいっております。ぜひその辺を考慮いただきまして、申し上げましたようにグッドタイミングを外さないように配慮をいただきたいと思います。 以上で終わります。 ○議長(西上逸雄君) ただいまの再質問に対する答弁を願います。 栗山市長。 ◎市長(栗山志朗君) (登壇)御指摘のように、物事にはタイミングが必要であるということは十分承知をしております。タイミングを見きわめながら十分今後取り組んでまいりたいというように考えておりますので、御理解いただきたいと思います。 ○議長(西上逸雄君) 以上で三村議員の質問を終わります。 次に、14番永原議員の一般質問を願います。 14番永原議員。 ◆14番(永原繁子君) (登壇)それでは、質問をさせていただきます。 まず、1点目でございますが、高齢社会を迎え心の福祉を考える。お年寄りが自由に集え、楽しく過ごせる開放された場所の確保、特にこの場所の確保につきましては、寝たきり老人をつくらないというその一つの目的を、大切な目的を持っているということも考えまして、ここに述べさせていただくものでございます。 それと同時に、生きがいとは何であろうか。これはお年寄りに限りませんけれども、自分を認めてくれる社会があるということが、人としての非常に大きな生きがいであろうと、このように思うところでございます。また、特に御高齢の方たちは、長い人生経験をお持ちでございます。そうした中で、お持ちになっている特技、あるいは知識を生かし、社会参加のできる環境づくり、そうしたことの中で本当の生きがいを見つけていただくことができるのではないかと思い、ここに質問をさせていただくものでございます。 この高齢社会で集える場所の確保という、この問題につきましては、昨年6月の定例でも提案をさせていただいております。そのときの市長の御答弁には、そういうことはこれから必要であるということで考えていきたいという御答弁をいただいたところでございますが、何分にも備前市の財政状況、あるいは多岐にわたるいろいろな事業の積み重ねの中で、なかなかここまで手が差し伸べられていないということのようでございますので、再度重ねての質問になりますけれどもさせていただきたいと思いました。 このお年寄りが自由に集えると申しますのは、確かにそれぞれの狭い地域によっては、自治公民館、あるいはどこかお友達のところというようなこともございますでしょうけれども、自治公民館の場合は、使用するときにはやはりそれを管理してくださる方のところへ行って、一々かぎをおかりしなければいけない。お年寄りが自由に集える場所として自治公民館を活用することは、非常に大変なことであると、このように思うものでございます。そこで、その自治公民館を何とか生かした活用を、そこをお年寄りの集いの場所にできるならば、少々備前市の財政が苦しくても、別にそのためにお金をかけなければいけないという問題はそこに生じてこないんじゃなかろうかと考えるものでございます。そこで、公民館の一番近いところで御理解をいただける市民のどなたかにかぎを保管していただき、朝はその方に責任を持ってあけるだけあけていただく。それから、お年寄りたちがそこへ集ってくるというようなことで、使用した後は、今度はお年寄りが、どなたかが責任を持ってそのかぎをかけて、決まったおうちへまたかぎを預かっていただく。朝だけあけていただく、そうした地域の近いところの方のボランティアを考えていくならば、自治公民館が結構そうした集える一つの場所、そしてお金をかけないで、お年寄りがどこも行くところがないというようなことではなく、あそこへ行けばお友達が寄ってこられるんだという、そうした思いの中で、自治公民館というものを活用できるのではなかろうかと、このように思うものでございます。 昨年の6月には、地域のそれぞれ空き家等もあるようでございますので、もしそういうところを、安全であれば安くおかりしてというようなことも考えての提案をいたしましたけれども、それにいたしましてもやはり経費のかかることでございます。今、それぞれの自治公民館というものがかなりきちんとした整備をされ、準備されているものであれば、それを何かの1カ月に1回あるかないかの集会とか、そうしたときだけに活用するんじゃなくて、日々毎日毎日のそうした地域の方たちの場所として活用していくことも一つの方法ではなかろうかと、このように思い、ここで提案をさせていただきます。 これからは、その地域の皆さん方のボランティア的な精神がなければ、やはりお年寄りとか、特に子供たち、そうした者の福祉に対しては無理が生じようかと思いますし、またそれぞれの皆さん方が、ボランティア的な精神を非常にたくさん持ち合わせていらっしゃいます。そうしたものを上手におかりし、活用していただけますならば、この事業については割合にスムーズな取り組みができるのではなかろうかと思いまして、ぜひなかなかそれができないというようなことではなく、ひとつモデル的にでも、せめて1地区だけでもやってみようという、そういう計画を立てていただきたいと、この場をおかりいたしまして、提案と同時にお願いをしておきたいと思います。 また、この中でただ集う、集うといって、そこで雑談をするというだけではなく、でき得ればそこの集われる方の中から、しっかりなさった方に、ひとつ計画的な事業といいましょうか、計画的な行動計画みたいなものをつくっていただいて、そして市も多少なりとも、やはり行政という立場でのスムーズな活用の指導、そういったものを考えていただきますならば、その御高齢の方たちの中には、きっと備前の昔話、また岡山県の昔話、そして日本の昔話、そうしたものにも非常に詳しい方もきっといらっしゃるんじゃないかと、このように思うところでございまして、そうしたものを近くの子供たちも同時に集い、そうした一つの語りべとしてでも伝えていただけるような意義のある公民館活動もできるんではなかろうかと思います。そうしたことも含めまして、ぜひこれは早々なお取り組みをお願いをしておきたいと思いますので、よろしくどうぞお願いをいたします。 これにつきましては、市長どのようにお考えでいらっしゃるか、今後先ほど申しましたが、せめてモデル的な形ででもということの中で、実現が可能であるのかどうか、市長の御所見をお聞かせいただきたいと思います。 続きまして、2番の青少年の健全育成を考えるということでございますが、テレクラとか、ツーショットダイヤル等の問題点は、備前市内ではないんだろうか。また、今適応指導教室を開催をして1年足らずですか、なっておりますが、いい成果をおさめているようでございまして、非常にうれしいところではございますが、この適応指導教室と、それから育成センターが法務局跡に一つの拠点を構えました。そういったところで、今すぐというわけにはいかないかもわかりませんけれども、この育成センターと適応指導教室を一つにすることによって、より高い指導力といいましょうか、効果が生むことができるんではないかと思いまして、提案と同時に市のお考えをお尋ねをするものでございます。 今、本当の情報社会でございます。あらゆる形で、それぞれの我々の目に、耳に情報が流れてくるところでございますけれども、その中で青少年の問題で本当に一番心配なものは、このテレクラとかツーショットダイヤル等の害によります問題点でございます。昨日も高知県の高3の女子生徒が、テレクラで知り合った男性と、それも1人の男性ではなくたくさんの名簿を持っていたという報道がなされておりましたけれども、その男性に金銭的なトラブルがもとで絞殺をされているというような報道がされました。高校3年生といえば、本当に一番楽しいときでもあり、そしてこれからいろいろな自分の人生に対して夢や希望をたくさん持つ年齢でございます。そのような生徒が、なぜこういうことに走っていかなければいけないんでしょうか。これは、もちろん家庭教育であり、そして学校教育であり、また社会状況の中でこのようなことが起きたのが事実でございまして、これはあくまでもただ一つの出来事でございます。これに類似するものは、本当に毎日毎日のように報道されているのが現在でございますので、当然行政の市長初め皆様方もご存じでございましょうけれども、こういうことに対して備前市は本当に安心していていいんだろうかという危機感を感じずにはいられません。テレホンクラブで使う、ちょっとその辺が私も十分理解しかねるんですけれども、専用カードの自販機が何カ所かにあったそうでございます。そして、それは育成センターの皆さん、あるいは地域のそうした子供たちを守ろうとする皆さん方の情熱でもって撤去されたところもございますが、最近まで多分まだ1カ所残っているというようなことを耳にしております。その箇所につきましては、現在どのような進行がされているのか、そのあたりをお聞かせいただきたいと、このように思います。 もちろん、いろいろなところで厳しい規制、あるいは全国的にも条例等も制定をされ、そのこれからのあすのある若い子供たちを守ろうという動きは、十分出てきているようでございますけれども、とりあえず営業権があるとか、そういうことでもって完全にそれを封鎖してしまうことが不可能だというように伺っております。しかし、本当に日本という国を大切に考えるならば、その営業権というその基本的なことから、我々はお互いが意識して考えなければいけないというような思いもたくさんございます。 言葉も自由に流行してまいります。言葉で聞くと非常にすがすがしくて、何か夢があるような言葉の中で、私は一つとても気になり、腹の立つ言葉に「援助交際」とかいうような言葉を耳にすることがございますが、しょせんこれは中学生、高校生っていう、まだ本当知らない女子の生徒たちが、お金のために本当に気軽に売春行為をしているというようなことが実態のように思われます。こういうことも含めまして、備前市にはそうした心配な問題点はないんだろうかということを、教育長の立場でお考えになられる面もございましょうから、含めましてお答えをいただけたらと、このように思うものでございます。 それから、もう一点でございますが、この育成センターが先ほども申しましたが、法務局の方に拠点を構えることができました。そして、育成センターの皆さん方には本当に血の出るような思いで、熱い思いでその子供たちの健全育成に対して努力をしていただいております。いろいろと御苦労なお話を聞く機会もございますけれども、本当に適材適所で配置されてるなあとつくづく感じるのが、これは私一人ではないと思いますが、育成センターの職員ではなかろうかと、このように思い、常に頭の下がる思いがしているところでございます。こうした育成センターの職員の皆さん方の何らかのかかわりの中で、現在新しく県のモデル事業として補助を受けてなされておりますこの適応指導教室の方へ、少し学校へ行くことが難しくなってきた子供たちが、そちらの方でいろいろと学び、心を開いているようでございますけれども、こうした経過の中で、育成センターの皆さんとも何らかの顔なじみになり、そのかかわりがあるんではなかろうかと思うところでございます。 現在のモデル事業としてのその拠点というのは、すぐ庁舎の東側のところへ、空き家であったところをかり入れられて、そこを整備なさって活用されているようでございますけれども、この事業が県の事業として終わったその後にはどのようになるのか、そしてそのまま継続するとするならば、その家賃のどのくらいな家賃をお払いになるかっていうことではなく、それだけでもやはりこの財政厳しいときに大変なことだと思います。そこで、法務局の中には、かなり広い場所でございますので、市役所のもちろん書類の大切なものでございましょうが、それを保管してある一つの一角がある、その場所があるということを耳にいたしておりますが、もしそれが現実あるならば、そこを少し手を入れてこの適応指導教室をそこへ持っていって一緒にするというお考えができれば、いろんな意味で有利なことがたくさん生まれてくるのではなかろうかと、このように考えるものでございます。そこで、この県事業としての期限が切れたとき、そういうことが可能なのかどうか、一緒にすることに何かの不都合が生じることがあるのかどうか、そうしたことも含めまして、教育長の方からお答えをいただきたいと思っております。 続きまして、3番の片鉄軌道敷跡の新幹線以北の整備計画の予定についてと、それからサイクリングターミナルの位置検討はなされているのかという点でございますが、けさほどの中西議員さんの質問の中にも、道路計画ができているんであれば、早急な進行ということの御質問がありました。現在は、新幹線まで確かに毎日工事が着々と進んでおります。しかし、新幹線以北のものについては、こうした財政の苦しいときでもございますしなと思いながらおりますが、地域の方たちの要望では、ぜひあれを続けてしてほしいんだがどういうふうになるんだろうかというような声をお聞きすることが多々ございます。そうした中で、新幹線以北のあの鉄道の軌道敷跡につきましては、現在もですけれども、非常に整備をされていない、通りにくいところでございますけれども、散歩道の一つとして実際に使われている現状もございます。せめて立派なものが財政的に無理であったとしても、歩くのに支障のない程度の整備、そうしたものが続けてしていただくことができないのか、その点についてお尋ねをしてみたいと思います。 また、今備前市も何とか明るいまちづくりに取り組もうということで、明るいまちづくり委員会というようなものも設置され、それぞれの分野での市民の皆さん方の御意見が出てきておりますが、その専門委員会の構想計画をちらりと見せていただきましたが、その中には、柵原から備前までという軌道時期跡のサイクリング道の備前のターミナルの計画、あるいはサイクリング道をやはり早く進めて備前市の活力あるまちづくりに結べていきたいというような御希望も出ているようでございます。そこで、備前市においては、サイクリング道ということにつきましてもまだまだ進行がおくれているように思いますけれども、とりあえずサイクリングのターミナルの位置の検討、そうしたものがなされているのかどうか、そして構想としてでもそういうものができているとすれば、それが実際片上の商店街、そして備前市のまちづくりの活力の何かの一つの結びとなるようなその位置というようなことも考えられながら検討されたかどうか、という点につきましてお答えをいただきたいと思います。 以上でございます。よろしくお願いいたします。 ○議長(西上逸雄君) ただいまの質問に対する答弁を願います。 栗山市長。 ◎市長(栗山志朗君) (登壇)高齢化社会を迎えての御質問でございますが、高齢者の方が自由に集える場所の確保の対応について、本年度担当課の方で事務局を持っております。老人クラブの皆さん方に対しまして、老人クラブにおきまして福祉行政についてのアンケート調査を実施される予定であると聞いております。この中で、ぜひこういった憩いの場の点についてもお伺いしてみたいというようなことで、担当者の方が現在検討いたしておるところでございます。 さらに、自治公民館を活用してこういった皆さんが自由に集える場所の確保ができないかという御提案でございます。そういうような問題につきまして、モデル地区をつくって考えてみてはというような御提案でございますので、関係者で検討してまいりたいというように考えております。現在小学校等で、正月のお飾りをつくる等、高齢者と小学生の交流を初め、いろいろな高齢者の方の社会参加の環境づくりも行われておるところでございます。先ほど申し上げましたように、アンケートの実施の結果を踏まえ、そして自治公民館の活用、そしてモデル地区の設定等、今後関係者で検討してまいりたいというように考えておりますので、よろしくお願いをいたします。 ○議長(西上逸雄君) 近藤教育長。 ◎教育長(近藤晉一君) (登壇)青少年の健全育成についてお答えいたします。 まず、テレクラ、ツーショットダイヤルなどの問題ですが、現在のところ表立った問題はありませんが、備前市にも起こり得る問題であると認識しております。したがいまして、ポケベル、携帯電話の問題も含め、広く学校、家庭、地域社会に対し、あらゆる機会を利用して啓発に努めてまいりたいと思っております。 なお、テレホンカードの販売機についてのお尋ねは、これは既に撤去済みであると、このように聞いております。 それから、特にこの女子生徒の援助交際が、これ事実上売春ではないかと、備前市でこれが起こる問題はないか、心配はないかというお尋ねにつきましては、心配は多ありでございます。現在、性の情報が雑誌などを中心にしまして、あるいはビデオでありますとか、たくさん日常に、どこにでも広がっておるという状況でございます。そして、またこれをうかうかと遊びに使うということで、御指摘のような報道内容も起こってきておるわけであります。こういう現象だけを見ますと、大変暗い感じがいたしますけれども、やはりこの暗いニュースに対しまして、新しい物語をつくると、こういう必要があると思います。それで、実際にそれでは子供たちが何を考えているかというと、やはり明るい空を目指して伸びていこうと、こういう希望を持っておると思いますので、特にこれは御家庭、あるいは学校でも同様かと思いますが、こういう暗いニュースがありましたら、これを真剣に取り上げて徹底的に話し合うと、そこから何か生まれてくるものがあるのではないかと、私は思うわけでございます。 それから次に、適応指導教室と育成センターの件でございますが、育成センターが移転して間がなく、また適応指導教室につきまして、業務遂行上の問題も今のところありませんので、当分の間はこのままで運営いたしてまいりたいと思っております。しかし、同じ建物内で運営しておられます他市の例もございますので、議員の御提言を今後の課題といたしたいと思っております。どうもありがとうございました。 ○議長(西上逸雄君) 横山総務部長。 ◎総務部長(横山正幸君) (登壇)3番の片上鉄道軌道敷跡の新幹線以北についての整備計画予定についてお答えをさせていただきます。 片上鉄道跡地を利用して岡山県が実施いたしております大規模自転車道の整備計画についてでありますが、県は備前市から柵原町までの全長35.4キロメートルについて、平成8年度から事業を実施しておりまして、完成すればすぐに多くの利用が見込まれる箇所から着工されておるということでございます。本市といたしましては、この自転車道の起終点でありますんで、新幹線以北の整備計画や、サイクリングターミナル等あわせて研究をいたしておりますが、用地問題や財政的な問題等、問題点も多くあります。地域の活性化につながるようなものにしたいと、こういうふうに考えておりますが、県との協議等、さらに研究努力をさせていただきたいと、こういうふうに思います。 以北の軌道敷の整備の件ですが、市道としての整備計画は現在ないようでございます。散歩コースに使われてると、こういうことでございますので、現地調査をさせていただきたい、こういうふうに思います。 ○議長(西上逸雄君) よろしいか──以上で永原議員の質問を終わります。 質問中ですが、この際暫時休憩いたします。     午前11時55分 休憩     午後1時01分 再開 ○議長(西上逸雄君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。 次に、12番山口議員の一般質問を願います。 12番山口議員。 ◆12番(山口勝英君) (登壇)それでは、午前中に続きまして質問に入らせていただきたいと思います。 非常に午後のどう言ったらいいんですかね。まぶたの緩む、上と下のまぶたを合わせりゃということがございますが、その時間を皆様方のお耳を汚すと思いますが、お許しを願いたいと思います。 第1番目のO-157の再発防止についてという題でございますが、これも今朝くしくも新聞に、私の題目と同じように再発防止、意見交換、これは阿新の保健所でございますが、それから邑久小のPTAなんかの試食会を開いておるのでございますが、時期も時期、食中毒の非常に起きやすい真っただ中に入っていくわけでございますが、これにつきましては、昨年、同僚議員と夏休みの非常に暑い中を二、三の学校の給食施設を見に行かせていただいております。その後で、担当の係の方とお話、いろいろいたしたわけでございますが、非常に暑いし、精神的にもくたびれておるし大変でございます。非常に現場の職員の皆さん、非常に緊張いたしておりますいうか、精神的にもくたびれておるということが、言葉以上にお見受けをいたしたわけでございます。 備前市内におきましては、予算面でも冷凍機その他もろもろの設備を充実をいたしておることはよくわかるわけでございますが、その後の備前市の指導、対応がどのようになっておるか。隣接の町におきましては、残念ではございますが、お二人のか弱い犠牲者が出て、非常に父母にとりましては悲しい取り返しのつかない事件になっておるわけでございます。この点につきまして、どのような対応、指導がなされたのか、お聞きをいたすわけでございます。 それから、2項目目のダイオキシン対策についてでございますが、これにつきましても新聞等で非常に問題が提起をいたしておるわけでございますが、備前市におきましては、皆さんご存じのように平成10年3月、正しくは本年9年12月ぐらいから稼働しないと間に合わないというような焼却炉の新設をいたしておるわけでございます。焼却場が県下には何か38ぐらいあるそうでございますが、この中の4カ所ぐらいの施設からは、1立方メートル80ナノグラム、何のナノか、これは何か10億分の1という単位だそうでございます。80ナノグラム以上を上回るダイオキシンを検出をいたしておるというようなことをお聞きいたしておりますが、備前市におきましては、こういうどういうんですか、自治体は皆さんの税金から運営をいたしておるわけでございます。現在では、どう言うたらいいんですかね、各家庭での野焼きは禁止をいたしておるわけでございます。住民の皆さんには、ああだこうだと厳しいことを言っておりますが、肝心かなめな自治体が、公的施設である焼却場から万が一にもそのような基準値以上のものが検出された場合、非常に大問題になると思うわけでございます。その先ほど申しましたように、4つの施設の中では、その地域の住民のために施設の運転を停止して、それから周辺住民の健康診断を行うなど、非常に厳しい対応を迫られているように伺っているわけでございます。でございますので、備前市においてはどのような状態であるか、これをお尋ねをいたすところでございます。 それから、3項目目の財政危機にどのように取り組むかということは、午前中の質問にもございましたが、現栗山市長は、政策とすれば先ほどのあれは3月議会でしたかね。定住政策の1,000万円とか云々とか、いいと思うんですが、手順いうか、不備な点が若干見受けられますね。この新聞にもありましたが、読売の新聞でしたかね。これはカットカットで云々がありますが、これらについては、聞くところによりますと、何か非常に御不満、御不満といいますか、非常にそういう厳しい意見がございます。これらについては、話し合いとか、上から命令的じゃなくて、このことについて、こういう厳しい折だから、こういうことをあれと思うんだが、どうだかなという、そういう話し合いが持たれたのかどうか、いうことをお尋ねをするわけでございます。 それから、予算の契約ということにすればいろいろ考えられるわけですね。これは衛生車が、備前市では現在収集の場合、お三方の、運転手と作業員がお二人で、お三方で市内の環境美化に非常に貢献をいたしていただいておるわけでございます。これについては、本当に頭が下がる思いでございますが、これらの点について、隣町、隣接の町が3人体制なのか、2人体制なのか。聞くところによりますと民営化をいたしておりますところは、1人体制が多いようにお見受けをいたしておるわけでございますが、この隣接の町でどのぐらいの方々で作業をやっているのか、これらの点をお尋ねをいたしておくわけでございます。 それから、高齢者介護と福祉について、これにつきましても午前中と若干重複するところがあるわけでございますが、備前市においては、何月でしたかね。男性だけの介護教室というのが、今年初めて開かれたわけでございます。約30人ぐらいの方が2日間勉強をいたしたわけでございます。それから、5月には、これは市長さんも参加をいたしておりましたが、アクティブクラブの設立を伝産会館で5月にいたしております。これ非常に的を射た介護教室なり、この会の設立だと思うわけでございますが、何か全国的には31番目の設立でございますが、これも非常にいい制度なんですね。アクティブクラブといいますのは、こちらさんの議場におられる方々の身内さんが、高齢の方が、北海道なり、九州なり、大阪なり、いずこにいましても、私が1時間、その高齢者の方の草取りなり、それから病院に行くんだから、足がないから送ってくれとか、1時間そういう方々の介護に時間を費やした。1点を何やらたれべえの貯金通帳と一緒でございます。同じでございます。1点ずつをいただきました。その1点がどの地へ飛んでいっても使えるという、これ非常にいい制度だと思うわけでございますが、現在突入いたしておりますこの高齢者に対する介護ですね。これらについて、先ほどは厳しいといいましたが、厳しい厳しいといいましても、要るものは要る。予算づけをしなければいけないときには、肉づけをしていくという、これを欠けたら大変なことになるわけでございまして、この点を市長さんぜひとも、熱意ある市長でございますので、ぜひとも肉づけができるようなお答えをいただければ幸せだなと思うわけでございます。 それから、最後のつつじが丘の団地整備についてでございます。これは、今後の宅地造成にもつながるわけでございますが、これは現在三十数区画が販売されて、それから着々と、皆様も見て通る方もおられると思いますが、着々と家が建ち、非常に一市民として喜ばしい限りでございます。しかし、残念ながら、これ自治体が整備しております団地、宅地造成でございますが、残念ながら街灯はないし、テレビの出が悪い。これは、担当の部署の方とつつじが丘の住民の区長会を通じまして、話し合いを一、二回持っているように聞いております。これ、前々から私言よった問題ですけれども、宅地造成はいいけども、いろんな不満があるんですね。のり面の土どめが全然できてない。のり面の、2方を土どめといたしますと、多いものは二百数十万円かかったとか、非常に御不満があるんですね。クレームというか、苦情というか。これについてなおかつテレビは出ない、何もないでは、今後市長が、今後このような団地造成を続けていくんだとすると、それはそれで非常にいいです。住民1人ふえれば、十何万何やらかんやらで入るそうでございますので、私もぜひともこの点につきましては、力を入れて続けていただきたいと思うわけでございますが、これらについて今後どのように対応されるのか、ぜひともこのテレビの映りの云々は、これは早急に、至急に、緊急にぜひとも話をつけていただかないといけない。 それから、下山池の堰堤といいますか、土手は非常に広い面積があるわけですね。これらを樹木の植樹いうことになると、根を張るものが何か安全上どうか云々がございましたら、草花とか、1カ所に公園がございますけども、非常に下山池の堰堤は広く広大な面積がございますので、そこへ何か心和らぐような施設、花壇をつくるなり、もちろん梅園も、桜等もいいかと思いますが、しかし余り根の張るものは、木が大きくなり根を張るものは、池の堰堤でございますので、安全上危惧されることがあれば、それはやめていただいて、堰堤には堰堤に適した植物、草花なんかを植えれば、これは何ら問題はないと思うわけでございますので、この点についてどのように考えておられるのか。 特に団地造成については、意欲のある市長でございますので、ぜひとも前向きの答弁をよろしくお願いをいたしておきます。よろしくお願いいたします。 ○議長(西上逸雄君) ただいまの質問に対する答弁を願います。 栗山市長。 ◎市長(栗山志朗君) (登壇)管理職の手当のカットにつきましてでございますが、これに対しまして不満があるということで、十分話し合いが持たれたかどうかというお尋ねでございますが、先ほどから申し上げておりますように、職員のプロジェクトチームより提言を受けまして、特に職員の定数管理及び給与の適正化の推進の項目につきましては、時間をかけまして十分に、慎重に協議、検討を重ねたところでございます。そして、方向づけをいたしまして、そしてそれに基づき、部課長会議におきまして説明をいたし、協力をお願いをいたしまして、皆さんの賛成同意を得て実行に移させていただくということで、条例改正を上程をさせていただいておるところでございますので、御理解を賜りたいと思います。 ごみ収集の作業の問題でございますが、他の町の状況につきましては把握ができておりませんので、調査をしてまいりたいというように考えておるところでございます。 次に、高齢者介護の問題につきまして、御承知のように、現在国会において公的介護保険制度として、介護保険法が審議されておるところでございます。市といたしましては、法成立後、平成12年度の介護保険法が施行されるまでに、市民の方が必要なときに必要な公的サービスが受けられるよう、体制づくりをしていきたいと考えておるところでございます。 また、御指摘の民間の組織等の協力につきましては、民間の方々のボランティア活動に対しまして、市としていろいろな面で御協力、お世話になっておりますことに感謝いたしておるところでございます。 アクティブクラブにつても、高齢者介護支援に参加した時間を貯金し、後にその時間分の介護が受けられる会員制度で、岡山県では真庭支部に続き、東備支部が5月に発足されており、これからの高齢化社会に対し、有効な制度として全国で支部が結成されると聞いておるところでございます。協力に関しましては、公的サービスとの関連を考えて検討してまいりたいと考えております。 また、介護教室の開催等につきましては、平成9年度は、市社会福祉協議会で4つの教室を開催する予定でございます。 つつじが丘の分譲宅地につきまして、団地整備につきましては、担当部長より説明をさせていただきます。なお、つつじが丘団地分譲につきましては、平素より議員皆さんの御協力をいただいて、順調な売却ができておりますことを厚くお礼申し上げます。このつつじが丘の団地分譲の成果を見ながら、今後の分譲宅地の取り組みを考えてまいりたいというように考えておりますので御理解を賜りたいと思います。 ○議長(西上逸雄君) 近藤教育長。 ◎教育長(近藤晉一君) (登壇)O-157再発防止につきましてお答えいたします。 まず、器材面では、食材保存用冷凍庫は、昨年度6台購入いたしました。また揚げ物器、回転がまなど調理具の購入につきましては、修理の度合いなどを勘案し、早目早目に対応しております。 さらに、指導面では、新鮮な食材を清潔な環境で調理し、揚げ物などはデジタル温度計を用いまして、十分な温度管理に努めるよう指導しております。また、給食従事者の衛生保持につきまして、これについて徹底するよう、耐えず注意の喚起を行っているところであります。 さらに、今後とも保健所などとの連絡を一層密にし、万全を期してまいりたいと思っております。 以上でございます。 ○議長(西上逸雄君) 横山総務部長。 ◎総務部長(横山正幸君) (登壇)つつじが丘団地整備についてお答えをさせていただきます。 御指摘の街路灯設置につきましては、つつじが丘団地入居者並びに契約者の方々に、市では設置できないことを説明をさせていただきました。今後つつじが丘町内会として設置をしていただくようお願いをいたしております。なお、街路灯設置に当たりましては、街路灯設置事業補助金の申請によりまして、設置費の2分の1を助成させていただきたいと思います。 また、テレビの映りが悪い箇所につきましては、昨年12月に受信状況調査をいたしまして、一部の区画で受信状況が悪いと、こういうことがわかりました。本年度当初予算に共同アンテナの設置工事費を計上させていただいておるところでございます。この共同アンテナ設置に当たりまして、設置後の維持管理等をどうすべきか、現在地区役員の方々と協議をいたしておりますが、既に入居されておられる方々に、大変御迷惑をおかけいたしておりますことから、早急に共同アンテナを設置いたしたいと考えております。 また、今後の宅地造成に関して、擁壁をすべきだと、こういうお話でございますけれども、地形、経費等を勘案しながら、その方向で考えてまいりたいと思っております。 また、下山池土手の心和らぐ花壇等の設置の御提案でございますが、ほとんどの土地が、浦伊部水利組合の所有地であります。御提案の趣旨を伝えまして御相談を申し上げたいと、こういうふうに思っております。 ○議長(西上逸雄君) 吉村市民生活部長。 ◎市民生活部長(吉村光弘君) (登壇)ダイオキシン対策についてお答えいたします。 ダイオキシン類の発生源は、ごみ焼却施設からの排出が総排出量の8割を占めていると報告されており、猛毒とされますこのダイオキシン類が、市民に不安を与え、大きな社会問題となり、全国でもダイオキシン類の排出削減が緊急の課題となっております。そうした中、厚生省が平成8年度において調査しました、全国1,150施設のうち72カ所が緊急対策が必要な基準の80ナノグラムを超え、早急な対策が義務づけられております。 備前市の状況でありますが、第1清掃工場、第2清掃工場につきまして、平成9年2月13日に測定を実施したところですが、両施設とも基準値を下回る結果が出ております。 なお、新施設の排出基準は5ナノグラムでありますが、最新の技術を盛り込むことにより、それを下回るものと考えております。今後とも適正な運転管理に努めてまいりたいと考えております。 先ほどの市長への質問中、ごみ収集業務の人員についてのお尋ねがございました。調査をいたしました結果を申し上げます。 邑久町が、これは民間委託であります。2人です。それから牛窓町、これも民間委託で2人であります。日生町、民間委託1人から2人。それから和気町は直営でありまして、2人から3人業務であります。それから、隣の長船町は民間業務で3人となっております。 以上であります。     (「人数が違うんでは」と12番山口議員発言する) ○議長(西上逸雄君) よろしいですか──12番山口議員の再質問を願います。 12番山口議員。 ◆12番(山口勝英君) (登壇)ありがとうございました。O-157につきましては、教育長の機器も6台入れたし、それから注意も十分にしておるということでございますので、しかしこれやはり注意し過ぎることないんで、教育長ひとつぜひとも取り返しのつかないような事故の起こらないように厳重に注意をよろしくお願いいたしておきます。 それから、ダイオキシン対策については、焼却場から80%出る云々がございますが、備前市の場合は問題ない。もちろん二十何億もかけて今後は新しい焼却場は、皆さんの税金でそれこそやるんですから、これも絶対に基準値よりオーバーするようなことがあってはならないと思いますので、よろしくお願いいたします。 それから、財政危機についてでございます。これについては、話し合いは市長も十分なされたと、それで理解も得たということでございますが、これ2年間で、ほかにいろいろあるんでございますが、これにつきましては、これは言っていいことと悪いことがございますので遠慮申し上げておりますが、先ほどの部長の牛窓、民間委託1人ですよ。それから長船3人じゃないですよ、2人ですよ、これはね。これはきのう聞いたばかりですのでね。間違っておりますね。日生町も民間委託でございます。1人でございます。それで、粗大ごみなんかのときは応援を頼んで2人ないし3人になる場合がありますが、通常のごみは日生町も民間委託で1人と答弁をいただいております。でございますので、これはもちろん先ほども申しましたが、我々のどうしても生活にはなくてはならないごみとし尿は、どうしても出るわけでございますから、これらをきれいに集め、処分をしていただいとんですから、これ方法があると思うんですね。今部長も言われましたが、部長の調べによっても3人乗車でやっておるところはないわけでございますね。これは方法があると思うんですが、これらも今後ひとつ部長ね、考えてひとついただく必要があるのではないかと思うわけでございます。 それから、高齢者対策については、これはよろしいが、これは重大な問題なのでね、今後は。今さっき市長は、今後介護教室は4カ所開く予定云々がございましたが、これは現にもう突入をいたしておるわけでございまして、これよりもう少し力を入れ、また肉もつけていただきたいという感じがいたして仕方ないわけでございます。 高齢社会と子供さんら云々は問題ございます。これはどうしても切っても切れない、私がかねがねの私の持論でございますが、県の報道によりますと、3歳までを無料化するということでございまして、これは今回通告いたしておりませんから深くは申しませんが、考えていただきたいということですね。 それから、つつじが丘団地整備については、横山部長、街灯はできないことになっている。ようくわかります。それはわかりますが、街灯は地区の区長会を通じて申請し、なおかつ助成が云々とございますが、これらを早く市が造成をいたしておる土地でございますので、市が営利を目的にしとる団地じゃございませんので、この点を市民から何にも言わんから僕は知らんのだといえばそれまででございますが、現在もテレビの出が非常に悪いと、非常に苦情が出ているわけですね。でございますので、そのときにせめて部長、これはこういうことはこうなんだけどということぐらい言っていただきたいということですね。それいうのも、きのうも実は1軒問い合わせがありまして、どうなんだろうかと言われるんですが、それはとにかく高くもないし、いいとこだと言いたいんですが、現実を知った以上、山口もこれはいいんですよと進めにくいわけですね。それからまた、これは悪いんですが、大体つつじが丘が1,000万円前後ですね。安いとこは900万円前後。それからちょっと出たら一千何百万円もありますが。これ契約が成立しても職員がお世話になります、ありがとうございましたの一言が言えないね。これこの前いつかだれかに言ったんですよ。これね。それから、どうだったかな。ある人がいうてきたんは、書類が不備だからちょっと来てくださいとか。1,000万円以上のものをお客さんに買うていただくんですよ。書類が不備だから来てください。あなた方は、職員が出ていかんと、実はこのときの書類が不備だからこうですよと行かんといけん。これ逆ですよ。これ殿様性分が甚だしいね。これは、ほんまに余りいいたくないんですけれども、悪いくせですわ、これ。きょうび民間でしたらね、何%引いてどこやらの温泉へ行ってとかやりますよということぐらいしますよ、これ。ね。先々不安ですよ、本当に。全部完売できるんだろうかどうか、心配しておりますよ。この点せめて契約、本契約ができて、3分の1が納金されたときには、お世話になりました、ありがとうございましたの、きちっと言わんといけんですよ。へえへえへえというようなこっちゃいけませんよ。部長もぜひとも聡明な部長でございますので、ぜひともこれ厳に申しておきますので、よろしくお願いいたします。 それから、下山池は水位の云々がございましたが、このあれ部長見てどう思われます。非常につつじが丘団地は若い夫婦が多いんですね。若い夫婦が多いいうことは、子供さんが、小さい子供さんが多いということですね。あれ危ないですよ。危険この上ない。防護さくはぜひともしていただきたいですね。これは。早急にしないといけない。これは、ぜひとも緊急にやってください。防護さくをね。これから水のシーズンになりますね。これは危ないですよ。 それから、団地内のメーン道路ありますが、これは交通規制は全然してないですね。団地内でしたら、40じゃ足りないんじゃないですか。30ぐらい。子供さんが三輪車でわあと遊びよる、子供がふえると、余り台数は今のこと多ございませんが、危険、これも命にかかわることですから、これは警察等にお願いをいたして、制限速度のあれをしていただきたい。 以上でございます。よろしくお願いいたします。 ○議長(西上逸雄君) ただいまの再質問に対する答弁を願います。 栗山市長。 ◎市長(栗山志朗君) (登壇)高齢者介護福祉について、介護教室の開催でありますが、先ほど申し上げましたようにことし4つの教室を開催するように予定しておりますが、必要な介護教室等、また介護事業について必要なものは実施してまいりたいと、いうように考えております。 先ほどつつじが丘分譲につきまして、職員の接遇、対応について御指摘をいただきましたが、議員の御指摘のとおりであります。今後十分気をつけてまいりますように指導してまいりますので、よろしくお願いをいたします。 ○議長(西上逸雄君) 近藤教育長。 ◎教育長(近藤晉一君) (登壇)O-157の未然防止につきまして、関係者一同この上とも気を引き締めてまいりたいと、このように思っております。 以上です。 ○議長(西上逸雄君) 横山総務部長。 ◎総務部長(横山正幸君) (登壇)つつじが丘団地の整備に関しまして、施設の不備等の御指摘をいただいたわけでございます。今後の宅地造成の中で、そういう点を十分配慮してまいりたいと思いますし、今回の工事等につきましても、早急にやってまいりたいとかように思います。 下山池の堤防の安全性の御指摘でございますが、先ほど申し上げましたように、この池は浦伊部水利組合の所有の池になっております。こういう御発言があったと、こういうことで相談をしてみたい、こういうふうに思います。 それから、交通規制につきましては、警察と協議をしてみたいと思います。 以上です。 ○議長(西上逸雄君) 吉村市民生活部長。 ◎市民生活部長(吉村光弘君) (登壇)収集業務の人員等につきましては、再度確認いたしまして検討してまいりたいと思います。 ○議長(西上逸雄君) 以上で山口議員の質問を終わります。 次に、13番一井議員の一般質問を願います。 13番一井議員。 ◆13番(一井敬君) (登壇)それでは、議長より発言のお許しが出ましたので、通告順に一般質問をさせていただきます。 1、松下電子の工場増設についての項目から入らせていただきます。 松下電子さんが現工場と県道の間の駐車場となっているところへ、工場増設を計画しておられ、その規模は、50億円程度とか、いやいや150億円ほどではないかというようなことを聞くわけですが、1、その概容についてそのわかる範囲で教えていただければと思います。特に、増設の時期、従業員の雇用増、それから工場増設による市財政の収入、メリット等も差しさわりのない範囲で教えていただければと思います。 2、優遇策について。3月の私の一般質問では、市独自の企業誘致等の優遇策はないという御答弁でしたが、国や県の補助はどうなのでしょうか。また、用地等必要な場合、市としてお手伝いをされているのかどうか、この辺を教えていただければと思います。 話がちょっとそれるのですが、例えば4年制の大学を誘致する場合、土地の購入、そしてその土地を無償提供をする。それから、校舎建設のために50億円程度の負担をするというのは常識化しているのではないかと思いますが、これに比べれば、固定資産税増、雇用増、人口増などなど工場誘致や大増設というのは、市にとってメリットが大変大きいと思うのです。そこで、このメリットにある程度応じて企業誘致、優遇策を市としてつくられた方が、来る方も来やすいし、来てくださいと説得する方もやりやすいと私は思うのですが、市長としてつくられるお考えがあるかどうかお尋ねをいたします。 終わりの方で恐縮なんですが、市長さんが足しげく松下電子さんへ通われて、再三再四お願いをされたかいがあって、備前市の工場へこのように大型の再投資ということになり、市長さんの御努力に対しまして、心から敬意を表するものであります。 2、新幹線備前駅を岡山経済界を挙げて誘致したいとの発表からの項目に入ります。 6月2日、岡山市内のホテルで、岡山県商工会議所連合会の総会が開かれました。県下13の商工会議所正・副会長さんなど60名ほどの御出席と聞いております。お決まりの事業報告、決算、監査報告等の後、伊原木会長さんより広島県には5駅あり、岡山県にももう一つ、3つ駅があってもいいはず。均衡ある発展のため東部にアクセス拠点を設けるよう検討したいとの説明があり、そして新幹線備前駅を誘致する運動の推進が連合会の事業計画に盛り込まれたようです。また、地元の備前商工会議所が中心になって、備前市や県にも協力を求め、岡山の経済界挙げて誘致をしたいという大変うれしい、ありがたい総会になったようです。一方、備前商工会議所では、設置促進期成会をつくろうと規約と加入申込書づくり、また「新幹線備前駅誘致を地域振興の起爆剤に」というこのような赤いパンフレットをつくって、いよいよ行動開始のようです。また、JR西日本の常務であり、岡山支社長の浅沼さんと寺崎会頭が伊原木会長の手はずで近々会われ、浅沼支社長も寺崎会頭の話を十分に聞くと言われているようであります。 さて、前段はこのくらいにして質問でありますが、1、市としても民間に負けずにといいますか、寺崎会頭さんの絶大なる御協力と御支援に負けず、1市12町の東備地域の協議会設置を考えられているかどうか。2、備前市の内部に推進のための組織づくりをされているか、されてはどうか。3、21世紀の東備16万人のために、新幹線備前駅をつくり、東備広域都市連合を確立したい。このパンフレットに載っているわけですが、市としては、この際東備振興局もあわせて備前市に誘致すべきと思います。表で新幹線備前駅を誘致する、裏で東備振興局の誘致をされてはいかがでしょうか。昨年5月に議長と2人で、東備振興局長さんのところにごあいさつに行きましたが、振興局は備前市にあって何ら不思議はない。その方が自然であるとしきりにお話をされていましたので、駅より早く誘致できるのではと思えるわけですが、以上市としての対応、取り組みを教えていただければと思います。 3、片鉄線路敷、二柳以南のパチンコクラウン裏までの水路についての項目に入ります。 平成2年の激甚災に指定された片上の大洪水以来、片鉄の線路敷は、まず水路利用を第一に図ろうと、議会で質問と答弁で何回も確認をされたように思います。それが、二柳のトンネル上のあたりから、パチンコクラウンの裏の昔鉄橋があった流川への放水のところまで1本の水路を通して、せめて線路敷より東側の山の尾根までの水を集めて、元来流川へ流れていた雨水を、たとえわずかでも片上湾近くまで直接放流しようという計画だったと思います。これは、三石の金剛川バイパスには及ばないにしても、市民に与える安心度は相当なものと思っております。そして、二柳をスタートする水の幅は30センチにしても、クラウンの裏あたりでは2メートルになるかな、3メートルかなと、またそれ以上かなと、私は想像しておったところでございます。しかるに、今途中の新幹線の30メートルほどから、幅30センチの水路が現在南へ向けてつくられております。30センチでは、線路敷そのものの排水とのり面上何十メートルかの雨水の排水に役立つだけで、30年に1度の大雨時に流川への流入を防げるという大目的には、私はほど遠い工事ではないかと思うところでございます。また、恵下墓地の谷の水にしても、昔どおり流川へ流れるように、今のところなっておりますし、新幹線より北の東側の雨水はすべて流川へ流れてしまう。流川の川幅を11メートルに拡幅するからそう関係ないと思われているのかもしれませんが、50年に1度の大雨が来るかもわかりません。100年に1度の大雨が来るかもわかりません。せっかくの洪水防止対策を実施するチャンスなのに、それをしようとしないのはまことに残念に思います。そして、今までこの水路について議会での質疑、応答は何だったんでしょうか。素人の私にもよくわかるように、この中途半端な水路施行について納得できるように教えていただきたいと思います。 4、養護老人ホーム蕃山荘の建設場所選定についてに入ります。 正楽寺西側2,460坪の売り出しと仮設費について。このことにつきましては、さきの中西議員さんの質問と答弁でおおむね理解をいたしました。ただ1点、市長はあの土地については問題点があり云々と答弁をされましたが、その問題点とは何だったのでしょうか、ということをお伺いをしたいと思います。 次に、蕃山荘の奧大谷川上流へ、県が砂防堰堤を本年度より工事にかかるようです。本年度予算は3,000万円で、まず工事用進入路が正楽寺側より大谷川の反対側へつくられるようですが、蕃山荘の取り壊しと建設のために、市としてはこの進入路を利用させていただくのかどうか。また、タイミング的に現スケジュールにぴったり合っているのかどうか、教えていただければと思います。 5、財政改革の一つとして、三重県が実施した節約システムと事業自己評価システムの導入を考えられないかの項目に入ります。 三重県は、予算はむだ遣いをしても使い切るもの、使わなければ損をするという悪弊から脱却するため、昨年度から与えられた部局単位の予算を節約すれば、次年度に節約分の2分の1を優先的に配分する節約システムを導入しました。節約予算の2分の1については、翌年度査定なしで、各部局の新規事業に充てることを認めたもので、節約への刺激を与える。1円レベルから節約を積み上げられる。昨年度節約分は1億300万円強、これによる新規事業が41件認められたとなかなか好評のようです。そしてこれはまた、大阪府では、新規事業1つを認めるには、既存事業2つを廃止しなけりゃいけないぐらい財政が悪いため、職員の意識も停滞してくる。節約すれば、やりたい仕事に予算を向けられるという動機づけにもなり、来年度予算編成から導入の方針を決めたようでございます。 次に、事業自己評価システムは、全既存事業ごとに、係長以上全員が各担当事業の目的、活動状況、人件費などのコスト、使用対効果を自己点検するもので、この結果を目的評価表に書き込み、これに基づいて予算査定をするというものです。結果、3,000事業のうち268件、59億円の業務が廃止をされたようです。さて備前市として、この2つのシステムを、今までのすばらしい行革実績の上にさらに積み上げるために研究、導入されてはと思うものですが、市長さんのお考えを教えていただければと思います。 6、備前病院の規模拡大組合立への移行についての項目に入ります。 備前病院の経営については、職員、医師、看護婦の皆さんが一体になって、市民の命と病気の苦痛から市民を救うという大目的とともに、ほぼ限界まで頑張られていることに敬意を表するものでございます。100床では、市立の病院経営においては大変苦しいと、昔からよく言われ、救助策の一つとして老健施設が建設されました。しかしながら、生き残りは大変でじり貧はなかなか避けられない状況のようです。市長さんもこの辺は十二分に理解されて、本年度施政方針では、近隣公立病院との組合立など広域的見地からの地域医療の方向性を探っていかなければならないと言われております。 さて、先般診療報酬が0.38%アップいたしましたが、これも医療材料の消費税アップ2%と、定期昇給の自然増2から3%で消えてしまうようです。また、ベッド利用率も92%以上、外来も280人平均ということで、これ以上なかなか望めないのが現状です。そこで、病院を市立から広域組合立とし、基本テリトリーを大きく広げてベッド数を例えば100床から200床にする。そうすると売り上げは単純に言って2倍になるわけで、病院の医師、看護婦、事務員は2倍も要らないわけですから、当分は生き延びられるという次第です。また、幸い谷川病院長も時に触れ、厚生委員会や議会でやる気十分な姿勢をあらわしてくださっていますし、備前、日生、長船、邑久ぐらいの組合立と考えて、将来に向けて今こそこれを基本的に推進する段取りをしてくださいとの市長指示を出す時期と思うのですが、市長さんのお考えを聞かせていただきたいと思います。 7番目、子供の安全を守るマニュアルをつくり、市民に理解を図ろうの項目に入ります。 O-157事件──邑久町、中学生拉致事件──備前市、整備工場放火事件──備前市、神戸市の小学生殺人事件、山陽町の小学生水死事件など、子供にとって世の中危ないことばかりです。今まではどちらかというと、交通事故に気をつけようと、それから危ないところでは遊ばない、泳がない、というのが子供にとっての運動というか、指導の中心でしたが、これからは、9日にも岡山で発生しましたが、食中毒、学校への登校、下校時の注意、そして外での遊び方の研究などに力を入れた指導が必要と思います。全市民挙げて、備前市の宝である子供、この変な社会的な危険から是が非でも強力に守ることが必要です。 教育長から子供への指導、保護者へのお願い、小・中学校の先生への指導、そして一番大事なことは市民への啓発について、どのように御理解をいただいて御協力を願うのか、この辺のお考えをお聞かせいただきたいと思います。 以上で前段を終わらさせていただきます。 ○議長(西上逸雄君) 質問中途ですが、この際暫時休憩いたします。     午後1時58分 休憩     午後2時15分 再開 ○議長(西上逸雄君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。 一井議員の質問に対する答弁を願います。 栗山市長。 ◎市長(栗山志朗君) (登壇)1番の松下電子の工場増設についてでありますが、私も市長就任以来、市内の各企業に対しまして、議長とともに工場の拡張をお願いしてまいったところであります。現在、松下電子工業さんには、備前市のほかに大洲市と新井市に工場があります。岡山工場におきましては、平成8年度に半導体工場の増設を行っておられまして、今春には5年ぶりに17名の職員採用をしていただいておるところでございます。会社におきましては、毎年多額の設備投資をされておりますことから、今年度におきましても岡山工場への投資をお願いをいたしておるところでございます。今のところ、平成9年度の投資計画についてはわかりません。ただ、岡山工場は工場用地が他の工場に比べて狭く、拡張についての制限があります。今後市といたしましては、必要に応じ用地のケア政策等できる範囲で協力をしていきたいと考えておるところでございます。これは、松下電子さんだけでなく、各企業におかれても用地の必要が生じた際には、市といたしましてできる範囲で協力をしていきたいというように考えておるところでございます。 次に、優遇策についてでありますが、現在岡山県企業立地促進補助金交付要綱を受けまして、備前市企業立地促進奨励金交付要綱を定めておるところでございます。今後この制度の十分なる周知を図りまして、企業誘致や工場の拡張を働きかけてまいりたいと考えておるところでございます。 次に、2番の新幹線備前駅につきましては、各界各層から多大な御支援をいただけることは非常に喜ばしい話でありまして、私といたしましてもこれから地域も、市民皆さんも一丸となって、本格的な取り組みになっていくことに大きな期待を寄せているものでありまして、いずれ体制の整備についても検討しなければならないというように考えておるところでございます。 また、振興局の誘致につきまして御提言をいただいておりますが、本市といたしましても、まず東備地域の中核都市としての都市基盤整備を行い、商業の集積や多くの優良な企業誘致等実現をいたしまして、新たなまちづくりをしていくことが先決であろうというように考えておるところでございます。 次に、4番の老人養護ホーム(後刻「養護老人ホーム」と訂正)の蕃山荘の建築場所についてでございますが、正楽寺の西側の土地につきましては、平成7年の改築検討委員会において、候補地の一つとして検討がなされております。その時点での審議の中では、土地の下落、新幹線に接近していること、お寺との景観、地元協議、現在地の借地契約などの問題点が提起され、適地ではないとの結論が出されておるところでございます。先般この土地が売りに出されたことから、再度検討いたしましたが、当初計画どおり現在地でということを決定いたしたところでございます。 次に、県工事砂防ダム建設との時期につきましては、蕃山荘工事用道路として使用させていただくことができますように、現在県と協議をしているところでございます。 次に、5番についてでございますが、財政状況の悪化に伴い、その改善策には各団体とも知恵を絞っているところで、さまざまな方策を考えているようであります。三重県が実施したのが、いわゆる使い切り予算を返上して財源を残せば、その半分を翌年度に優先的に配分するというものであります。一般会計ベースで数千億円の予算規模を持つ県の財政と約130億円の備前市の財政は一概には比較できませんが、興味ある事例として注目しております。 さまざまな方策について、当市でも平成7年度の予算編成に際して、経常経費の10%削減、平成9年度では投資的経費は新規事業を原則凍結、また予算の執行に関しては平成8年度、平成9年度は物件費の経常的経費については、予算額の5%執行保留に努力し、最終補正予算で調整するようにしております。また、行政改革の一環として補助金の見直し等、さまざまな方策が提言され、検討されているところであります。 御提言の節約システムと事業自己評価システムにつきましては、先ほど申し上げましたように、興味ある事例として注目いたしておりますが、当市なりに、より効果的な経費の削減方策について検討してまいりたいと考えておるところでございます。 次に、6番の備前病院についてでありますが、近年の厳しい医療環境の中、国において医療供給体制の体系化が検討されており、備前病院などの小規模病院は、平成12年の介護保険制度の導入を踏まえて、そのサービス提供のための施設として、長期療養型病院への移行がなされようとされております。このような状況下の中で、地域の基幹病院として、地域住民がいつでも安心して治療が受けられる急性期医療を中心とした病院本来の使命を維持していくためには、小さな自治体での単独経営には限界がありますことから、広域的見地から地域医療支援型病院の指定が受けられるよう体制づくりが必要であります。この地域医療支援型病院の指定条件に200床以上ということがあります。そのためには、ベッドの増床が認められない今日において、近隣の公立病院との組合立により、条件整備をしていく必要があると考えております。また、このことは現在取り組んでおります行政改革にもつながっていくものであると考えております。しかしながら、近隣町の議会と協力がなければ実現はできません。そこで、まずは関係町の首長、あるいは議会等への呼びかけをしてまいりたいと考えておりますので、議員各位の御支援、御協力をよろしくお願いをいたします。 訂正をさせていただきます。4番におきまして、老人養護ホームと申し上げましたが、養護老人ホームでございますので、訂正をさせていただきます。 ○議長(西上逸雄君) 近藤教育長。 ◎教育長(近藤晉一君) (登壇)7番目のお尋ねにつきましてお答えいたします。 まず、安全指導につきましては、文部省の手引に従いまして各校で指導しておるところでございます。安全指導と安全管理を徹底するためには、学校だけの指導では機会、場面とも不十分で、特に安全に対する望ましい態度や習慣を育てるためには、学校、家庭が一体となって、教育的配慮のもとに、協力と連携を積み重ねる必要があると思っております。児童、生徒は家庭において、保護者の大きな影響を受けながら生活しており、安全に行動できる態度や能力についても、家庭で生活する時間の中で、保護者の理解と協力を得ながら身につけさせる必要があると、こう思っております。そのために学校では、単に危険な行為を禁止するだけではなく、児童、生徒が危機に積極的に対処することができるよう指導しておりますことを御家庭にもお知らせし、同じような指導を働きかけていくことが肝要であると思っております。特に、家庭におかれましては、これらいろいろ問題となる事件などにつきまして、積極的にこれを話題に取り上げていただき、親子で真剣に話し合いを持たれることが大切であると存じております。そして、このような事故、事件が起きないよう、地域を挙げて取り組む必要があると存じます。以上のことを徹底するよう、学校現場へ注意を喚起してまいります。 以上でございます。 ○議長(西上逸雄君) 小坂産業建設部長。 ◎産業建設部長(小坂勝紀君) (登壇)それでは、3番の片鉄線路敷、二柳以南パチンコクラウン裏までの水路についてお答えいたします。 市の計画といたしましては、当初から二柳から新幹線の間は、従来どおり流川へ流入させ、新幹線の下流において排水計画を立てております。現在施工中の部分の幅30センチメートルの側溝については、計画中の最上流部分でありますので、能力的にはクリアできるものと考えております。その下流部分は、60センチメートル幅の側溝を施行しているところでございます。予定では、その下流はさらに80センチメートルに広げ、次に160センチメートル掛ける760センチメートルのカルバート2連を計画しております。また、国道250号から流川の間は、オープンの水路にする計画であります。御理解を賜りたいと存じます。 ○議長(西上逸雄君) 13番一井議員の再質問を願います。 13番一井議員。 ◆13番(一井敬君) (登壇)御答弁まことにありがとうございました。いま少し再質問をさせていただきます。 1の松下電子の工場増設について、特にその中優遇策についてでありますが、新しい工場を建てようという会社は、よくもうかっているからですね、税金を何%、ほんじゃ何年まけてあげようというような優遇策は必要はないかとも思います。しかし、初めて備前市に出てこられて、もうけるために出てくるという会社は、そういう優遇策があると、私は大変魅力的ではないかと思うわけです。備前市も財政的に苦しいわけでありますから、お金のことはともかくとして、要は備前市の心の、ハートの優遇策というのが必要ではないかと。考えればいい知恵がわくのではないか。金はくれんけどですね、あそこまでしてくれるんならくすぐったいからぜひ行くと。こういう優遇策ですね。そんなのを私は市長さんぜひつくられるべきかと思うのですが、いかがでございましょうか。 2番目でありますが、新幹線備前駅を岡山経済界を挙げて誘致したいとの発表からということで、協議会を設置されるかどうか。市長さんの答弁お上手ですから、よくわかりませんでした。設置されるかどうか、するしないというので御答弁をお願いしたいと思います。 備前市の中に、推進のために組織をつくられてはどうか、という質問をしたわけであります。ちょっと古い話で恐縮ですが、国鉄時代に新幹線が通りまして、香登で今こういう話がもちきりなんですね。香登では、山へ通してくれと、こう言ったんだけど、田んぼのど真ん中を通ったと。なぜそうなったかというと、その国鉄はぜひど真ん中を通らせてくださいと。そのかわりここに駅をつくってあげますという約束をしたんだそうです。その約束をしたことを知っている人がもう二、三人しか生きてないんで、というふうな話が香登で広がっておりまして、ぜひこの備前市に推進のための組織をつくっていただいて、その辺を調べていただきたいんですよね。調べても、今は民間ね。国鉄の時代のことは知らないとおっしゃるのかもわかりませんが、そういう意味でも1歩も2歩も前に行っていただければなと、思うものでございます。 3番目の片鉄の線路敷の1本水路を通すという件でございますが、市としては計画がないということで、今まで私はずっと1本通って、仮に出口が3メートルなら、流川11メートルが13メートル分降っても何とか処理できるからいいなと、こう思っておったんですが、私からいえば、部長さんの答弁は100%議会を無視しておると、こういいたいわけでございます。例えば、NTTのところは、電話線が通ってるからあそこをどういうふうに掘っていくかと、お金もかかるし、NTTが持ってくれるかどうかとか、ここで議論いたしました。前議員の居樹さん、岡嶋さん等も、流川がもたもたしてるなら、ひとつ線路敷の方を先にしたらどうか、というふうな質問もありまして、だからこの市で計画がないというのは、ちょっとと思えるのですが、ぜひ、御答弁結構ですから、その辺はもう一度、どういいますか、確認をされて、ぜひ流川が11メートルになろうとも、30年に1度の大雨だったらいいんでしょう。しかし100年に1度の大雨が来ると、11メートルではやはり水につかるわけですから、安全を期すと、金剛川バイパスに負けないようにするというのが、私は一番いいのではないかと思います。 4番目の養護老人ホーム蕃山荘の土地の件であります。これも適地でないというようなとこだけ耳に入ったんであります。議会でも議決しているわけですから、余り言えないかなと。しかし残念だなというところでございます。 5番目、財政改革の一つとして三重県が実施した節約システムと事業自己評価システムの導入を考えられないかと。市長の御答弁は、このままではやらないと。しかし当市なりのことはすると。ということで、ぜひとも備前市流のいいのを考えていただければと思います。 ちょっと変わった話ししますが、イギリスは左前になりまして、財政的に。サッチャー首相が出てきて、大きい政府から小さい政府にすると。いろいろ言われたんだが、その鉄の女と言われながら財政再建に成功した。ですから、備前市の財政再建も、小さな備前市に変革をしない限り、なかなかゆとりのある財政環境というのにはならないのではないか。その中、大きい柱、市長のこの柱は5年で職員さんを5%減すというのが一番私は大きい柱ではないかと思うのですが、8割ぐらいになると、それは財政的に効果があると思います。8割になるためには、20年そのことをしなきゃならないので、これは改革のスピードが遅いと。この遅いスピードを何とかカバーするのがこの節約システムであり、事業自己評価システムではないか。備前市独自ので結構でございますから、ぜひいい案を考えいただければと思います。 病院の、6番目のことでありますが、一番問題は関係町へ呼びかけていきたい。私がちらっと聞いたところでは、邑久町なんか、市長さん行かれてるようでございます。ぜひ頑張ってほかの町も説得をしていただいて、邑久町をもちろん含めてでありますが、できるだけ早い時期に三村議員さんがタイミングが大事だとおっしゃいましたが、私これも今何とかもうかってるうちにというのが一番いいんじゃないかと思いますので、よろしくお願いをしたいと思います。 7番目の子供の安全を守るマニュアルづくり、市民に理解を図ろうということであります。私は、教育長が先頭に立って、この備前市として、備前市は子供の安全宣言のまちだと、この高々と宣言をしていただきたい。宣言をするためには、それはいろいろな段取りがいるのではないかと思いますが、ぜひその辺まで目配りをしてやっていただければなと思うものでございます。 けさの新聞でも、学校給食に青虫が混入とか、通学路に避難場所を設けようというようなこと、あるいは住民がパトロールを実施したと、要するに自衛策いいますか、自衛策が全国的に広がってきておると、おっかないということで、教育長さんもおっしゃいましたが、備前市民を巻き込んで、子供さんと保護者の方と先生方と、それから一番大事なのは市民の皆さんを巻き込んで、子供の安全宣言ができるような町を目指していただければと思うものでございます。 以上です。 ○議長(西上逸雄君) ただいまの再質問に対する答弁を願います。 栗山市長。 ◎市長(栗山志朗君) (登壇)1番の企業誘致につきまして、心の、ハートの優遇策を考えるようにという御提言をいただき、そのとおりであろうと思います。現在、4月1日の人事異動によりまして、企業立地推進班を設けまして、人的な面をもって十分なる対応を図っていくような体制づくりをいたしておるところでございますので、御理解を賜りたいと思います。 次に、新幹線備前駅につきまして、推進のための組織づくりをという御提言をいただいておりますが、民間の状況を十分見まして、推進のための組織についての設置を研究してまいりたいというように考えております。 次に、行財政改革の進め方についてでございますが、小さな備前市を目指しまして、職員全体で知恵を出し合い、汗をかいて行政改革を進めてまいりたいというように考えておりますので、議員の皆さんの御理解をいただきたいと思います。 6の備前病院に関連して、近隣町の呼びかけでございますが、単に備前病院の運営のみでなしに、いろいろそれぞれ各町で課題を抱えておりまして、特に広域的な行政というものが望まれておるところでございます。そういった意味で、各町との連携、話し合いをさらに深めてまいりたいというように考えております。 ○議長(西上逸雄君) 近藤教育長。 ◎教育長(近藤晉一君) (登壇)子供が育つのに、安全宣言のまちを目指せという御指摘でございますが、これは、私どもの備前市が明るく住みよいまち備前となっておる、この内容とも合致することであろうと思います。健康な子供をすくすく育ててまいることは、私たちの未来、将来につながることであると思いますので、教育の一翼を担うものとしまして、十分に留意してまいりたいと思っております。 以上でございます。 ○議長(西上逸雄君) 以上で一井議員の質問を終わります。 本日の一般質問はこれで終わりとし、あとの方の質問については明日行いたいと思います。 本日はこれにて散会いたします。 皆さん御苦労さまでした。     午後2時42分 散会...