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12月05日-03号

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  1. 備前市議会 1997-01-01
    12月05日-03号


    取得元: 備前市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-06-10
    平成 9年12月第5回定例会     午前9時30分 開議 ○議長(西上逸雄君) 皆さん、お早うございます。 ただいまの御出席は21名であります。定足数に達しておりますので、これより本日の会議を開きます。 日程1、昨日に引き続きまして一般質問を行います。 それでは、9番中西議員一般質問を願います。 9番中西議員。 ◆9番(中西裕康君) (登壇)それでは、通告に従いまして一般質問をさせていただきます。 まず第1に、議会に報告もなくパリに行ったのはなぜか。昨日の一般質問ですと、私もよく存じ上げていませんでしたが、どうも行かれたところはセーブル市というところであったようでありますが、その必要性は何だったのかお聞かせを願いたいと思います。と申しますのは、私は市長がそのセーブル市、パリに行かれたときに、市民のある方から市役所に行ってこういう手続をしたところ、職務代理者梶藤忠義さんからと。なぜなのかというふうに聞かれたわけです。私もよくわかりませんで、その後よく調べてみますと、市長が不在の場合には職務代理者を置くことができるということになっておったようであります。その方は、市長は病気にでもなられたのか、神坂元市長でさえ病院に入院されたときには職員の人がたくさん書類を抱えて病院へ通っておられたと。その程度の病気であれば大丈夫だろう、あるいは何か事故でもあったのかと、非常に市民の皆さんが心配をされておられました。そしていつ出発されたのか私も知りませんが、どうも9月議会直後のようでありました。市長不在というのは、これは重大なことであります。市の執行が滞ってしまうということになるわけでありますが、私はきのうの山口議員一般質問をお伺いしまして、大変備前焼の価値がヨーロッパで国際的にも高く評価されたということをお伺いしましたが、そのような重要な、そして備前市にとって光栄あるところであった、そしてその成果も大きかったにもかかわらず黙ってこっそり行かれたのはなぜなのかを聞きたいわけであります。そして、本来ならば12月、この議会で市長冒頭あいさつで、実はこういう大きな成果がありましたということを胸を張って堂々と述べられてよかったのではないでしょうか。私は同時に、このパリに行かれた旅費というのはどうされたのか、お聞かせ願いたいと思います。 市長は日ごろから大変交際費の扱いについては厳しく管理をしておられる方であります。限られた予算しかない中で本当にパリに行く費用がなければ私はこういう理由で行くんだからということで、この議会にきちんと予算も計上していただければ非常にいいんじゃないかと思うわけであります。そしてパリに行かれて新聞報道を見てみますと、備前市長ということで肩書があるわけですから、向こうへ行かれても当然備前市長の肩書でいろいろ公務を司られたのではなかったかと思うわけであります。私費で行かれたとすれば予算がなかったのか、議会に諮ると何かとうるさい議会だからと敬遠されたのか、私はお伺いをするわけであります。 さらに、パリに携えて行った橋本首相の親書というのが山陽新聞の報道でもございましたが、東京までこの橋本首相の親書をもらいに行かれたのは、これは私費であったのか、あるいは公費であったのか、これもお聞かせ願いたいと思います。 私は元神坂市長が海外へ行かれたときのことをお伺いしますと、やはり議会にこういうことを行いますということが報告され、そして帰って来られたときには議会にも報告がされたと思います。なぜ市長はこういった重要な、大切なことを議会に報告されないのか、お聞かせを願いたいと思います。そして、この市長の議会軽視の姿勢はどこから来ているのか、これを明解に市長の御見解をいただきたいと思います。 第2に、中期財政計画行政改革についてでありますが、この中期財政計画は平成9年、10年、11年、3年にわたったものでありますが、9年度もいよいよ終わりとなってきましたが、これまでの未達成の課題はないのか、また、今後10年、11年を見通して積み残し課題は出て来ないのかどうか、当然積み残し課題がないように努力をしていかれるわけでありますが、この計画の中で積み残し課題、そして新たにつけ加わった課題もあるのかどうか、お聞かせを願いたいと思うわけであります。 さらに2点目に、行政改革で何が実行され達成されたのか、お聞かせを願いたいと思います。 市長はこの12月議会の冒頭あいさつの中で、35項目については提案がなされ、そのうちの何項目かが実行されてきているということをお伺いしました。しかしながら、私どもはその35項目について何の項目があるのか、そしてどの項目とどの項目が実行され、そしてどの課題が残っているのか、このことは実は議会には明らかになっていないことであります。ぜひどういったことが実行され、どういうことが残っているのか、お聞かせを願いたいと思います。 3点目に、私はその行政改革の中で、ささやかではありますが経費の節減と歳入の増額について3点ほど市長のお考えをお聞かせ願いたいと思っております。 1つは、公共工事の入札時に最低限度額を撤廃してはどうかということであります。既に御承知のように、県内でも既にこの最低限度額の撤廃を行っている市町村もあると聞いておりますが、県内の状況はどうでしょうか。先般、消防庁舎の造成工事に絡みまして、工事の入札以前にもう既に業者が内定しているということを私もちまたのうわさで聞きまして、そして市の方にも申し出をしたところであります。指名競争入札というのが談合の温床になる可能性はあるわけでありますが、私はここで問題にしたいのは最低限度額のところであります。最低限度額を撤廃し、少しでも公共工事を安くすることができないのかどうか、市長の明解な御答弁をお願いしたいと思います。 2つ目に、庁舎の清掃委託料の見直しについてどのようにお考えか、お聞かせを願いたいと思います。今年度の当初の予算の中で運動公園の外苑の植栽管理について、これはミニシルバー人材センターに委託をするということが盛り込まれていましたが、そういう形で委託料を見直しをした経緯もあるわけであります。庁舎の清掃委託料につきましては、本庁舎が年間1,298万5,000円、保健センターは194万1,000円、総合運動公園は1,157万3,000円であります。市の全体の規模からするとごくわずかというふうに言われるかもわかりませんが、市民の皆さんの大切な税金を使ったものであります。私はせめて職員の皆さんがみずから仕事をするみずからのスペースの周りはみずから清掃をすべきだと思います。そして公のスペースであるとか、あるいは月に何回かのワックスがけ、そういうものは業者の委託に出してもこれは私は設備の点からしても必要かと思いますが、毎日の清掃までそういうふうにすべきかどうか、市長の見解をお聞かせ願いたいと思います。私はこの行政改革という中で、少しでもそういった不必要な支出を削減していくということが大切ではないかと思うわけであります。 3つ目に、道路占用料の値上げの問題を考えていただきたいと思います。御承知のように、道路占用料につきましてはたくさんの項目があるわけですが、私は市民の皆さんが負担になるようなところを値上げをしろと言ってるのではありません。国は9兆円もの大きな国民負担を払わせながら、大企業は、そして銀行は経常黒字を計上するというような状況が続いているわけであります。特にNTTや中国電力、これは上半期の決算を見ても大きな黒字を計上しているところであります。私は道路占用料、特にNTTの電柱、中国電力の電柱、この点については備前市ではいつから据え置きとなっているのか、さらに単価の面では10市の比較ではどうなっているのか、さらにこの電柱というのは対象は何本あるのか、お聞かせ願いたいと思います。私は営利を目的として、そして巨大な利益を上げているところからこそお金を取るべきだと思います。現にNTTにつきましては、事業規模を縮小し、岡山に機能を移し、備前市の法人税が下がったのは市長もご存じのとおりであります。市長の明解な御答弁をいただきたいと思います。 4点目に、市長の財政危機に対する認識と新幹線備前駅についての整合性についてお聞かせ願いたいと思います。これだけ財政が厳しい中で新幹線備前駅に対して100万円もお金をつぎ込む、そしてこの中期財政計画を見ましても公債費比率経常収支比率はウナギ登りであります。そういうときに新幹線備前駅をつくるだけのお金がこの中期財政計画からしてそいうことを望めるかどうか、お聞かせを願いたいわけであります。同時に、こういった厳しい財政状況は国や県も一緒でありますが、特に人事院勧告につきましては国も凍結、そして岡山県につきましては実施時期を10年1月1日に繰り延べることにしたという結論が出ているわけでありますが、市長はこの人事院勧告の完全実施に向けて本定例議会において補正予算を組まれて、それを含んでおられるというふうにおっしゃられたわけでありますが、人事院勧告を完全実施されるかどうか、私はすべきだという立場から市長に質問をしているわけであります。市長の御見解をお聞かせ願いたいと思います。同時に、このことについては県と協議がお済みであるかどうか、この点もお聞かせ願いたいと思います。 さらに、この備前市の中期財政計画を見てみますと、この間の国、県の補助金というのは大変減っているというのが如実に出ているわけであります。市長は選挙の公約の中で、国、県と太いパイプがあるので補助金をたくさんもらってきますというふうに言われたように聞いております。市長公約との関係では、これはどのように違うんでありましょうか。状況が変わったのでありましょうか、お聞かせを願いたいと思います。 第3に、24時間の介護体制を進めることが私は大切だという立場からホームヘルパーの増員についてお尋ねをします。 選挙になれば福祉を大切にします。福祉を充実させますというのは議員や市長にとっての大きな連呼の言葉になっているわけでありますが、私は福祉というのは金がかからなくてできるものだという認識がやはりあるのではないかと思うわけでありますが、私は福祉ほどお金がかかるものはないと思います。それは建物は建物を建てるだけで済みますが、福祉というのはどうしても人が要ります。人の人件費、そして経年的なランニングコストは非常に高いものになると私は思っております。そういう意味で福祉にはお金をかけなければ私はいいものができないというのが以前からの主張でありますが、特にこの老人保健福祉計画を実施するに当たって、ホームヘルパーさんの増員がなぜこの備前市で図られないのかについてお聞かせを願いたいと思います。 その前に、実は岡山県の高齢者保健福祉計画進捗状況について、これは県が調査をした結果がございます。デイサービスとか在宅介護支援センター特別養護老人ホーム老人保健施設については、ほぼ11年の目標に対しては達成状況に近づいているということが言えるわけでありますが、ただ1つ達成状況に近づいていないのがホームヘルパーであります。備前市もそうなんだから岡山県もそうじゃないかということでありますが、とんでもないわけであります。岡山県は振興局単位に調査を行っておりますが、ホームヘルパーの達成が50%以下なのは、実は東備振興局管内だけであります。岡山圏域を見てみますと、11年目標に対してホームヘルパー620人が目標でありますが、542人の達成であります。倉敷は405人の目標に対して281人、井笠は179人の目標に対して123人、こういうように非常に達成率が高い、その割に東備管内というのは、11年度目標で129人に対して49人しか達成をしてないわけであります。県平均が74.2%でありますから、いかに東備が低いかということが明らかであります。私は備前市というのは東備圏域の中にあって、福祉や産業やすべての面でリードすべき、そういう政治的リーダーとしての立場が私はあるんだろうと思います。しかしながら、東備圏域の中のこのホームヘルパーの充足率を引き下げているのはこの備前市が引き下げているわけであります。備前市は29人の目標に対して、登録ヘルパーを含めても13人、何と情けない数字であります。そして、市町村ヘルパー1人当たりの高齢者数につきましては、1人のヘルパーが高齢者を相手にする数でありますが、瀬戸町で722人、山陽町で698人、そして和気町で585人、熊山町で532人、その次に備前市が467人というふうに、非常に高い比率を持っているわけであります。これを見ても充足率が足らないというのが明らかでありますが、市町村別のホームヘルプサービスの現状を見てみますと、ヘルパーの数、登録ヘルパー13人を見てみましても、13人としても、してもですよ、実際には8人しか常勤はいないわけでありますが、訪問時間の達成率で見てみますと18.4%にしかならないわけであります。私は絶対の数も足らない、時間も足らない、そういうところからこういう数字が出てきて東備管内を引き下げ、そして岡山県のホームヘルパーの達成率も引き下げているのが実はその備前市なんです。非常に犯罪的であるということを私は十分認識をしていただきたいと思います。 これまでもこの問題について質問をしましても、登録ヘルパーとかいろいろ言われました。言われましたけども、常勤8人と登録ヘルパー含めて13人、この数字は変わっていないわけであります。29人にどのように引き上げていくのか、そして今後増大される市民の皆さんのニーズにどのようにこたえていくのか、お聞かせを願いたいと思います。 2点目に、家事援助型から介護型への順次移行への努力はどうされるのか。御承知かと思いますが、厚生省は先般7月25日付で都道府県の民生主管部宛に通知を出しております。それを見てみますと、滞在型、巡回型、いろんな方式を採用しているわけでありますが、滞在型で見ましても身体介護中心の業務、そして家事援助中心業務、2つに分けまして身体介護中心業務については、単価が2,860円、家事援助中心業務は2,100円、ここに760円の差も出てきているわけであります。巡回型は昼間が1,430円、早朝、夜間帯が1,790円、深夜帯が2,860円と、こういったように単価も基準も分けて、市町村が柔軟に対応できるように、介護保険が入って24時間の介護体制がとれるようにというように厚生省も努力をしてられるところだと思います。私は介護保険の導入もにらんで、市民の皆さんのニーズも、実は家事援助型から次第に私はこの介護型に移りつつあると、そうでなければ介護保険などというのは必要がないわけでありますから、私はそこにあると思います。ちなみに、備前市の介護と家事を全般分けてみますと、家事がやはり主流であります。派遣回数は半年間ぐらいを見てみますが、ことしの4月から9月で派遣回数が家事の場合は1,872件、そして介護については174件というように格段の差があるわけでありますが、今後この介護保険をにらんで、介護中心の業務への移行をどのように考えておられるのか、そしてそこに単価の違いも出てきているということを踏まえて市長の御見解をお聞かせ願いたいと思います。 さらに、ホームヘルパーの待遇の改善についてでありますが、私はこのような大切な仕事を担われるホームヘルパーさんの待遇が以前より悪いというのが指摘をしてきましたが、全般的に身分の問題では市役所の正式職員にならない社会福祉協議会嘱託職員であったり、正式職員であったり、身分上とやかくされているところでありますが、備前市の場合には社会福祉協議会の正職員ということになっております。ところがその賃金実態たるやどのようなものかということでありますが、平均の賃金が備前市では、これは2年ほど前の資料でありますが、備前市が16万8,000円、倉敷が17万8,000円、笠岡が19万1,000円、新見が17万3,000円ですね、こういったように非常にばらつきがあり、備前市もそんなにいい賃金だとはなかなか言えないと、これヘルパーさんの賃金につきましては、市部よりも町村の方がかなり力を入れて、例えば、春日町なんかでは30万9,600円も出しているというようなところもあるわけであります。私は16万8,000円、そして社会保険やさまざまな控除を受けた後、手取りになるのがどうなるのか、この金額というのは何年経験しても1年ごとの更新でありますからこの単価がなかなか上がっていかないと、こういう賃金体系にある以上、ホームヘルパーさんの仕事を希望される人がおられてもなかなかこの仕事ができないという状況があると思います。この賃金問題についてどのようにお考えか、お聞かせ願いたいと思います。 続いて第4、片上鉄道跡地のその後の進展状況はどうなのか、お聞かせ願いたいと思います。 まず、同和鉱業との交渉はどうなっているのか、それは9月議会で市長もおっしゃられましたように、同和鉱業との交渉を今後とも努力をしていくと、9月議会以降どのような努力があったのか、お聞かせ願いたいと思います。合わせて、片上鉄道同和鉱業跡地全体についてのその後の計画の進捗状況についてお聞かせを願いたいと思います。 2点目に、鉄道敷跡地道路建設を進めるために用地の交渉はどのようになっているのか、お聞かせ願いたいと思います。9月定例議会で市長は、この問題については同和鉱業跡地と分離することはできないが、用地の交渉については年度内に交渉に参りますというふうに申されました。年度内と申しますと来年3月いっぱいあるわけでありますが、9月以降どのような進展があったのか、そして3月31日に行くということは私はないと思いますが、いつ行かれるのか、お聞かせを願いたいと思います。 3点目に、サイクリング道路建設計画についての進捗状況についてお聞かせを願いたいと思います。片上の市民の皆さんからは、片上はぜひともサイクリング道路については接続をしていただきたいと、そして新幹線から北の鉄道敷については本当に管理がされなくて、草刈りも大変だと、犬の散歩道になってると、何とか少しでも、そんなに金をかけなくてもいいから散歩ができるような、そういうコースにできないものかという声がちまたにあふれるわけであります。私は片上への接続を踏まえ、どのようにお考えか、お聞かせ願いたいと思います。 同時に、サイクリングターミナルについてでありますが、これについてはどこに建設、あるいは建設を考えていないということもあり得るかもわかりませんが、私はどこにターミナルを考えておられるのか、お聞かせを願いたいと思います。 第5は、備前病院患者サービスの向上と経営改善の努力についてでありますが、私は市政懇談会での伊部での地区の中で大変厳しい御意見が出されたやに聞いております。それにつきまして私は備前病院の中での自助能力によっての解決を私は期待をいたしまして、今回は私は違った角度から病院長にお伺いをしたいと思います。 この患者サービス経営改善ということにつきましては、私も何回か備前病院の問題について質問したわけでありますが、私の基本的な考えは、サービスの向上と経営改善は表裏一体であるということであります。安かろう悪かろうの時代ではないというのが私の考えであります。サービスの向上を行うことによって患者さんがふえ、そしてそのことによって経営の改善も行われていくというのが基本だと思います。その上に立ってこれまで患者サービスの向上と経営改善の努力についてどのような努力がされてきたのか、そして今後どのような患者サービスの向上と経営改善の努力を行っていかれるのか、お聞かせを願いたいと思います。 3番目に、私のささやかな提案でありますが、1つは、患者アンケート備前病院では入院患者さんが退院されるときにお渡しすることになっております。そしてその結果を集計し、なかなか面白い、そして厳しい、そして励ましの言葉もいただいているというふうにお伺いをするわけでありますが、私はその患者アンケートをやはり結果を返して上げるべきだろうと思います。何も個人に返すということではありませんが、せめてこういう御意見については、こうこうこうしましたと、そしてそれは予算上できないと、しかし今後とも努力をしていきたいといったようなことをやはり病院の待合室なり、何らかの形で返す必要があるんじゃないかと思います。先般も市政懇談会の中で、片上地区市政懇談会の中では、ものは言うたけどもその後がどうなっているのか、やはりきちんと、一方通行ではなく返してほしいという御意見がありました。私はもっともだと思います。そのことによって初めて私は市民の皆さんの信頼がかち得、行政も進展していくんだろうと思います。そういう点からこの結果返しについてお伺いをしたいと思います。 2つ目は、薬剤師の病棟、在宅での服薬指導の実施を行うべきではないかと思うわけであります。これはもう既に幾多の病院で行われているわけであります。そして薬剤師が病棟で服薬指導をすれば1人1カ月9,000円の収入になるわけであります。外来での収入が望めない中、やはりそういうサービスの質の向上によっての経営改善、それに伴い院外処方せんの発行、これも考えていく必要があるんではないかと、当然デメリットはあるわけでありますが、一般病院がそういうふうに取り組んでいる以上、備前病院も乗り遅れることはできないと思います。 さらに、老人保健施設についてでありますが、病棟患者のフォローの体制、全職員の協力が必要だと思います。これがどうなっているのか。入所紹介者、施設、転機も含めた訪問活動、そして再度お礼とケアの説明とルール紹介などが必要ではないでしょうか。デイケアの送迎についても、今、課長職に当たる者が私はデイケアの送迎に当たってるなんてもったいない話であります。これについては市長が日ごろから申されているように、ボランティア元年という言葉があります。ボランティアの導入も、あるいは委託業務も私は考えるべきだと思います。職員の使い方の問題、私は改めて見直す必要があると思います。病院で治療方針、退院時指導、漏れない請求が行われているのかどうか、余り私はとっぴでもない発想で経営改善がなされるものではないと思います。院長もご存じのとおり大変厳しい医療を取り巻く情勢の中で、やはりセオリーどおりやっていくことが大切ではないかと思います。 以上で私の一般質問を終わらせていただきます。 ○議長(西上逸雄君) ただいまの質問に対する答弁を願います。 栗山市長。 ◎市長(栗山志朗君) (登壇)お早ようございます。 1番についてでありますが、備前焼1000年の伝統美展実行委員会に備前市も入っており、開会式の参加要請を受けたのであります。経費削減を図っておるときでありますので、自費負担で参加させていただきました。なお、渡航期間は9月24日から30日までの7日間で、この間につきまして地方自治法第152条第1項の規定により助役を職務代理者とさせていただいております。 2の橋本総理の親書についてでございますが、これにつきましては8月、香登川の要望、国道2号の要望等で上京した際、橋本総理にお会いする機会があり、その際、総理にお願いをいたしまして、後日橋本総理より市役所に親書が送られてまいっておるところでございます。 私は議会を軽視したつもりもなく、今後もそのようなことはいたしません。今回のフランス行きにつきましては、議会に御報告、ごあいさつを申し上げることなく申しわけなく思っておりますが、今後十分注意をしてまいりたいと思っております。 2番の1、中期財政計画の中で、できるだけ目標に沿って努力をしてまいりますが、社会情勢の変化などあり、また、現在備前市第3次総合福祉計画後期計画を策定中であり、これとの整合性、あるいは企業誘致等、9年度中で(後刻「9年度分について」と訂正)協議設計中のものもあり、見直しを行うこととしておりますので、御理解を賜りたいと思います。 2の中期財政計画行政改革についてでありますが、昨年2月策定した備前市行政改革大綱の基本方針にもありますように、行財政運営の簡素効率化により複雑多様化する市民ニーズに的確に対応しつつ、地域社会の活性化及び市民福祉の増進に努めていかなければならないと思っております。この大綱に基づき平成8年度から10年度を推進期間として具体的な行財政の運営改善推進に職員一丸となって取り組んでいるところであります。 これまでに改善推進35項目のうち20項目については行政改革推進本部決定を行い、改善実施できるものから実施してまいっております。改善推進35項目につきましては、行政改革大綱とともに既にお渡しをいたしておりますので、御理解をいただきたいと思います。 これまでの改善実施項目は、事務事業の見直しについて5項目、定員管理及び給与の適正化の推進について5項目、効果的な行政運営と職員の能力開発について7項目、行政の情報化の推進による行政サービスの向上について1項目、会館等の公共施設の設置及び管理運営について2項目、計20項目実施しております。 具体的な内容につきましては、総務文教委員会へ御報告申し上げておりますので、御了承賜りたいと思います。 これら改善実施項目につきまして、平成10年度までの推進期間があり、また達成されるまではなお若干の経過期間が必要となります。残りの改善推進項目についても、推進期間までに改善実施に向けて取り組んでまいります。 もとより行政改革は一過性のものであってはならず、地方自治の確立と振興という立場から、長期展望のもと引き続き強力に推進してまいらねばならない大きな行政課題であると認識いたしております。推進に当たっては、職員一人一人の意識改革が不可欠であり、職員一人一人の行政改革への取り組み姿勢が重要だと思っております。近年の行財政を取り巻く環境は、社会経済情勢の流れの中でさらに大きく変化しており、市としましてもこうした変化を踏まえながら、より簡素で効率的な行財政運営を目指し、新たな行政課題への積極的な対応を図りながら、市民福祉の一層の向上に努めてまいりたいと考えております。 次に2の4、市長の財政危機に関する認識と新幹線備前駅についての整合でございますが、市の財政状況が非常に厳しく、健全財政の維持に全力を挙げて取り組んでおるところでございます。このような状況下におきまして莫大な経費が予想される新幹線駅の設置についてでございますが、単に自治体の財政面だけを見るのではなく、これから都市基盤を整備し、優良企業の誘致を図り、観光面の整備をするなど、魅力あるまちづくりを進めていくことが必要であると考えております。また、将来は京阪神や広島方面へも通勤、通学できる新幹線備前駅が必要になるような町の実現に向けて、市民の皆さん方とも一丸となって取り組み、国、県及び近隣町も巻き込むことができるような運動として盛り上がっていくことが不可欠であると考えております。 人勧の完全実施をするのかという御質問でございますが、給与改定の条例案はまだ提案しておりませんが、改定に伴う経費は一応本年4月にさかのぼり実施できるよう補正予算にお願いをいたしておるところでございます。 人勧は御承知のとおり、公務員は労働基本権の制約を受け、みずからの勤務状況の決定に直接参加できないため、その代償措置として人事院が給与の改定に関する勧告を行う制度でございます。また、県内他市の状況は9市すべてが俸給アップについて本年4月にさかのぼり完全実施することを決めており、市の職員組合、備前病院の職員会からも完全実施を強く求められる要望書が提出をされております。さらに9年4月、現在のラスパイレス指数は井原市とならんで県内他市の中で最低となる見込みであり、生活給を抑制することは職員の仕事に対する意欲を減退させ、ひいては市民サービスの低下にもつながりかねません。 以上のことから、県とは協議はいたしておりませんが、人事院勧告を尊重して完全実施してまいりたいと考えております。 2の4の国、県の補助金についでございますが、御指摘をいただきましたように、私が就任して以来、平成7年度9億700万円、平成8年度6億3,800万円、そして本年度は現在まで5億6,900万円と、国、県の補助金は減少しております。それ以前の平成6年度12億8,700万円、平成5年度7億9,000万円、平成4年度8億4,500万円と比較しましても減少をしております。その原因の1つといたしましては、いわゆるバブル崩壊以後の国の経済政策の一環といたしまして、地方単独事業を奨励したこと、そしてその財源として地域総合整備事業債を初めとした地方債の許可額をふやしたことがあろうかと思います。 もう一つの原因としては、国や県の補助金を伴う大規模事業の減少があろうかとも思います。これは市道流川峠線、温水プールなどの事業の終了や土地改良事業などの事業規模の縮小、また、さきに借り入れた市債の償還金が財源を圧迫し、大規模事業を施行しにくくしていることもあろうかと思います。 以上のように、国、県補助金が減少した理由として、国の経済政策によるものと大規模事業の減少の2点がその主なものと考えております。 次に、3番のホームヘルパーの御質問でございますが、近々国会におきまして成立すると言われております介護保険への対応としては、ホームヘルパーの増員は必要不可欠なものであることは承知をいたしております。 第1のホームヘルパーの増員が図られていないということにつきまして御指摘をいただいておりますが、現在まで備前市は施設関係に重点を置き、老人保健施設在宅介護支援センター、訪問看護ステーション等の在宅福祉の整備に努めてまいりました。一方、ヘルパーサービス提供要望者がある限り、早急な充実が必要なことは十分承知をいたしており、来年度実施予定の介護保険事業計画の中で、老人保健福祉計画の見直しの準備と合わせて、確実に実施してまいりたいと考えております。その上で量的に幾らのサービス提供が必要なのかを把握すると同時に、ヘルパー増員を図っていきたいと考えております。 次に、2のお尋ねでありますが、サービス要望を適切に把握し、適正な派遣決定をいたした上で、適正なサービス提供をする形をとることで対応いたしたいと考えております。これは現行の老人保健福祉計画でも1週間3回という記述がありますので、合わせて見直しをして参ります。また、ヘルパーの資質向上も、家事援助型から介護型へ移行する際に必要となってまいりますので、3級資格から2級、1級、さらに介護福祉士への資質向上を図っていただいておるところであります。 3のヘルパーの待遇改善についての御質問でございますが、既に毎年度待遇改善を図っております。具体的には給料月額改定分、主任介護福祉手当分、扶養住宅手当分を事業費化し、訪問手段を単車から自動車へ変更する等を行っており、順次改善を進めておるとこでございますので、御理解を賜りたいと思います。 次に、4番についてでございますが、同和鉱業との交渉は昨年片上地区の水害対策のための水路整備、国道250号から片上湾への道路整備、恵美須宮前から片上湾への雨水排水路の整備、それに福原踏切から流川に至る軌道敷跡の買収をまとめて行うことになり、大筋では合意を見ているところであります。しかし、片上地区の雨水排水路整備については、現地を調査し、雨量予測等に基づいた計画を立案する必要があり、ことし9月の議会で調査測量費の1,300万円の補正をお願いをしたところであります。その後、10月にコンサルタントに発注し、地元の御了解をいただいて測量に入ったところであります。この結果を踏まえて基本的な計画を策定し、同和鉱業と具体的にお譲りいただく面積、また価格等について御相談させていただくことにいたしております。 次に、サイクリング道路の御質問でございますが、旧片上鉄道敷を利用して岡山県の道路整備事業として進められている自転車道路整備計画についてでありますが、この事業は平成8年度から進められており、当面は完成した道路を歩道等として有効活用が図られるよう備前市から柵原町までの間、国道374号に隣接した部分から着手されております。本市内を通過している旧片上鉄道敷は、国道に接している場所がないこと及び和気町と備前市の境がトンネルであることから、このトンネルの老朽化が著しく、事前に安全性の確認が必要になっており、早急に手がけることが困難な状況になっております。 また、片上へ接続してもらいたいとのお話ですが、市といたしましては既に新幹線から下は一般市道片上8号線として整備するよう計画しており、自転車専用道路との併用は困難であります。ターミナルの建設につきましては、候補地の検討はしておりますものの、用地や財源確保の問題もありますので、県に対する補助要望まで進めることができていないことから、実現の可能性は非常に厳しい状況となっております。今後とも可能な限り努力をしてまいりますので、御理解を賜りたいと思います。 なお、2番の3の経費の節減と歳入の増額につきましては、助役より、担当部長より答弁をいたします。 失礼をいたしました。訂正をさせていただきます。 地域財政計画の「9年度中で」と申し上げましたが、「9年度分について」と訂正をさせていただきます。よろしくお願いいたします。 それでは、答弁漏れがありましたので、答弁をさせていただきます。 中期財政計画につきましてですが、平成9年度ではすべての予算に盛り込まれておりますので、現在のところ中期財政計画に沿って順調に執行されております。失礼をいたしました。 ○議長(西上逸雄君) 梶藤助役。 ◎助役(梶藤忠義君) (登壇)市長にかわりまして質問2の中の入札に当たっての最低限度額の撤廃について答弁させていただきます。 この件につきましては十分検討してまいりたいと考えております。おっしゃることはよくわかりますが、問題点といたしましては、撤廃により粗悪な工事につながる恐れはないかなどという点であります。また、実施につきましては、岡山市と津山市が行っておりますので、今後幅広く情報を集めまして適正な対応をしていきたいと思います。 以上でございます。 ○議長(西上逸雄君) 谷川病院長。 ◎病院長(谷川高君) (登壇)では、中西議員の御質問にお答えいたします。 まず初めに、先ほどの伊部での市政懇談会の件でかなり厳しい御意見をちょうだいいたしました。実は私自身といたしましては、現在以前と違いまして備前病院も救急体制に関してはかなり万全に近いぐらいやっていると思っていましたところ、そういう不備の点を指摘されまして非常にびっくりもし、今後我々の改善に努力しないといけないと、こういうふうに思っているわけでございます。 それで、備前病院患者サービス向上と経営改善の努力についてという御質問でございますが、まず1番、どのように努力をなされてきたのかということでございます。 この患者サービスということでございますけども、議員の言われるようにサービスの向上と経営改善というようなものは表裏一体的なものであると、これは私もそのとおりだと思っております。そのように思って日ごろ努力しているわけでございます。基本的なそのものの考え方といたしまして、患者さんが安心して、納得して、それで治療を受けられるようにすると、これが我々の患者サービスの一番基本的なものでなかろうかなと、こういうように思っております。また、患者の要望は多様化、複雑化しておりますが、従来より言われている患者サービスという、まず第1番に接遇の問題、待ち時間の問題、食事の問題、さらには、最近は入院患者の快適な療養というようなことも言われています。こういうふうな項目で整備できるのではなかろうかなと思っています。 それで、まず具体的にお答えしたいと思います。 まず、コンピューター導入による会計支払いの待ち時間の短縮、さらにこのコンピューターによりまして外来処方が、すぐ外来で処方いたしますと薬局ないし事務にすぐいくようになっております。 私たちは待ち時間に関しては以前もこれで申し上げたことがあるんですけれども、受付、診療、検査、指導、投薬、そういう面全体の流れの中でどのように短縮していくかということを考えるのが一番大切なことではなかろうかなと、こういうふうに思っています。 それでもう一つ、薬局で最近表示している数字がございます。これは薬の調剤済みの表示板でございます。こういう今何番の方が済みますという掲示をしておけば、以前は何もわからなかったから患者さんが余計に待ち時間がちょっと長く感じたり、いらいらが解消しなかったわけです。せめてそういうふうなこと、今は何番の方ですということを表示するならば、少しは患者さんの気持ちも和らぐんじゃなかろうかなと、こういうふうに思っています。 それで、風呂とか、便所改修による入院環境の整備でございます。さらには給食の業者委託、この給食を業者委託しまして現在の業者は非常に良心的でございまして、非常に熱心でございまして、我々の言うことに関して非常によく反応してくれます。それで患者さんにとっては非常に好評でございます。 さらに、最近脳卒中センターの設置でありまして、これは患者サービスにどうつながるかと申しますと、やはり脳血管障害というのが非常に多うございます。ほとんど皆さん方も老後の不安といえば、やはり脳血管障害ということでございます。そういう心配されている方の診療指導でなくて、相談業務を開いているのが現状です。そういうふうなことからも患者サービスに力を入れているわけでございます。 次に、経営の改善でございますけども、基本的に入るを図りて出るを制すというのが一番基本となるところでありまして、やはり収入源の確保をしなければならないわけです。もちろん患者増員ということも考えないといけないわけでございますけども、特に最近外来患者などがちょっと減少傾向にありますので、やはりそれを防ぐために健康診断をいかにしてふやしていくかということも我々はやっている次第でございます。 さらに具体的に申しますと、入院診療計画加算、これはインホームドコンセプトにもつながるものですけど、こういう入院診療計画加算を申請していただいているということでございます。 それで次に、重傷者等の療養環境加算の届け出とか、院内感染防止対策加算、栄養食事指導料、新看護A加算にかかわる届け出とか、さらには入院医学管理料の届けと、こういうふうにこの診療報酬の中で収入となる部分をいかに研究して、我々がそれを収入源にしているかということを御理解願いたいと思います。 それで、この中で特に申し上げたいのが、入院時の予約管理料ということでございますけど、これは平均在院日数によって決まるわけです。最近平均在院日数が30日を大体今後切っていくんでなかろうかなということになりましたので、届け出たわけでございます。これはさつき苑ができたということと、長期の社会的入院、また長期慢性期の入院の方がさつき苑にかわっていくということと、もう一つは、検査ですね、特に最近検診で大腸検診というのが非常にふえてきました。そういう方の検診にはやはり入院していただいてやらねばなかなか危険な面もございますので、また一、二日ぐらい入院してからやっていってるという、そういうことが大きいんでなかろうかなと、こういうふうに思っています。 さらに、科といたしまして、神経内科、皮膚科の新設診療科の充実であります。こういうふうにして我々は経営改善の収入源の確保、そういうものに日夜努力、日々努力している次第でございます。 それで、今年の2月から6月にかけて院内に業務改善検討委員会を設けて検討をいたしました。週1回ずつ職員の方に寄っていただいて、そこで改善検討をしていただいたわけです。その改善項目といたしまして、経費節減に関すること、人員、設備等に関すること、職員の意識改革、能力向上に関すること、各部門の連絡協調に関すること、その他業務委託等についての答申を得ています。可能なものから少しずつ実行に向けて努力している次第でございます。 次に、今後どのようなことを考えておられるかという御質問でございますけども、議員も先ほどちょっと申されましたように、介護保険の導入、医療保険制度の抜本改革と、第3次医療法の改正と、とにかく医療環境というものが非常に変わってきます。非常に厳しいものになってまいります。そういう中で、今後備前病院がそういう大きく変革する中で、どのように適合していくかということを考えねば、やっていかなければいけないんではなかろうかなと思っています。例えば、慢性期医療と急性期医療、これは今後はっきり区別されるものとなってくると思います。そういたしますと、診療報酬は急性期には出来高払いであり、慢性期に関しては定額になるということで、やはり経営面に関してはマイナスではありませんけども、余り多くを期待できない診療報酬の改正になるようでございます。それをいかに備前病院が適合していくかということが大切でなかろうかなと思います。 次に、介護保険です。高齢者医療に対する介護保険ですね、そういう介護保険の受け皿をどのようにつくっていくかと、どのようにやっていくかということが大切なことでございます。今現在検討していることで、病院の業務というものがますます専門化し、また複雑化します。それで合理的に、また経済的に処理するということが非常に大切な、これ医業業務の委託というか、そういうものを考えて検討しているわけでございます。 3番目に、議員の私のささやかな提案ということに関して、非常にありがたくお聞きしたわけでございますけども、1番目のサービス面等の患者のアンケート、そしてそのアンケートの結果を公表してはどうかという、私もそれに関しては全く賛成でございまして、例えば、院内にそれを、院内新聞みたいなものをつくりまして、患者さんにそれを渡して見るというようなことも考えていかなければならないんじゃなかろうかなと思っています。 2番目に、薬剤師の服薬指導等のことでございますけども、やはり現在の薬局の薬剤師の業務量では、これはちょっとまだ難しくございます。それで問題は、薬価差益というものがまずございます。その薬価差益がまだメリットがあります。そのメリットのなくなった時点においてやはり我々が考えねばならないのが院外処方でございます。やはりそういう時期になると院外処方というものを取り入れて、それで薬剤師も時間ができますから、議員のおっしゃる服薬指導等の業務につくことができるんでなかろうかなと思っています。 3番目に、老健の入所者の増加ということでありましょうか、全職員で協力してはどうかと、こういうことでございましょうと言われましたんですけども、病院からは現在の入所者数です。大体二十六、七%が病院に行かれています。病院の医師というものはやはり老健というものを大いに活用していただいているんでなかろうかなと、こういうふうに思っています。 それと同時に、やはり併設してました在宅介護支援センター、訪問看護ステーション、そういうところがやはり寝たきりの予防及び介護を、高齢者の自立支援と、そういうような共通認識を持ちまして、やはり協力体制でやっていかなければまずならないと思います。それに、老健入所について紹介施設へ転機も含めて訪問活動を行ってはどうかという御意見でございます。まさしくそのとおりでございまして、さつき苑の婦長がすべてではございませんですけれども、そういうことをもう既に実施いたしております。 最後ですけれども、デイケア送迎のボランティアまたは委託してはどうかということの御質問でございますけども、これはどうしても行政とのかかわりがございますので、一応今後行政とともに検討していきたいなと、こういうふうに思っています。 以上でございます。 ○議長(西上逸雄君) 横山総務部長。 ◎総務部長(横山正幸君) (登壇)市長にかわりまして2の3経費の節減と歳入の増額の中の清掃委託料の見直しについてお答えをさせていただきます。 清掃委託料につきましては、9年度、本年度から見直しを行いまして、市庁舎、保健センターで約年間300万円、全体で約450万円の委託料の軽減をいたすことといたしております。今後につきましても見直しをすべき点がないか、調査研究をいたしまして経費の節減に努力をしてまいりたいと、こういうふうに考えております。 以上であります。 ○議長(西上逸雄君) 小坂産業建設部長。 ◎産業建設部長(小坂勝紀君) (登壇)中西議員一般質問のうち2の3の中の道路占用料につきまして市長にかわって私からお答えいたします。 まず、道路占用料の単価の件でございますが、年間占用料といたしましては、備前市の場合、電柱1本につき540円、電話柱1本につき200円でございます。他市の状況は4市が備前市より高く、4市が備前市と同額、1市が備前市より低くなっております。 占用料の改定時期は、前回は平成4年4月1日でございます。 次に、対象となる電柱、電話柱の数ですが、中国電力関係が1,808本、NTT関係が708本、合計で2,516本でございます。 なお、他市のうち6市が平成10年4月1日の占用料改定を予定しておられるとお聞きしておりますし、岡山県もことし4月に改定しておりますので、備前市におきましても来年4月の改定に向けて検討を進めたいと考えております。 ○議長(西上逸雄君) よろしいですか──9番中西議員の再質問を願います。 9番中西議員。 ◆9番(中西裕康君) (登壇)それでは、再質問をさせていただきます。 1点目で、議会に報告もなくパリに行ったのは大変申しわけなく思っていると、今後十分注意をしたいというふうに市長の御答弁がございました。本当に私は注意をしていただきたいというふうに思うわけであります。ただ、この点については、私は以前から議会軽視が甚だしいということを何度か申し上げてまいりましたので、もう一度私はこういう考え方がどうして市長の中に存在するのかお聞きをしたいわけでありますが、そもそもこの備前焼パリ展というのは、私は新聞で見て初めて知ったわけであります。ここに平成9年の備前市の一般・特別会計予算書がありますが、これを繰ってもどこにも備前焼パリ展というような項目はないんです。補正予算も見てみましたけどもありませんでした。新聞報道では岡山県、備前市、陶友会という名前が入っているんです。入っているんですけどもどこにもないと。で、参加要請がありましたと。とんでもない、実行委員会のメンバーの一人であります。そのことがそもそも大きな問題ではないかと思うわけです。私はどうしてこういうことが議会にも諮られず、議会にも諮られない実行委員会、そして議会が支出もしていない実行委員会へ市長が私費でこっそり行くと、新聞だけどっと出るということになるのか、お聞かせを願いたいわけであります。 議会への報告の問題では、例えば、9月議会で新幹線の備前駅について、私は何度も幾らかかるのかということをお伺いしました。これは100億円かかったとこもあれば幾らもあると、何十何円何銭まで言わなくてもいいです。どのくらいか教えていただきたいと、そういったときに市長はなかなか答えられませんでした。私はこの9月の定例議会の一井議員への市長の御答弁の中で、41ページですけども、一井議員は市政懇談会が行われるとこの金の問題が出てくるので今から考えておく必要があるんじゃないかと、こういうふうに言っておられるわけであります。それについて御答弁ですが、「建設資金についてどのように答えるのかということでございますが、この新幹線備前駅の設置につきましては、非常に多くの未確定な要素がありますことから、たとえ現時点で市政懇談会で御質問がありましても、これから市民、皆さんの御意見をお聞きし、より一層新幹線備前駅設置に向けてのムードが盛り上がることを期待しておりますので、その方向で協力をお願いしたいというようなことしか言える状況ではないかと思っております」という御答弁があったわけです。ところが、私が出席しました香登の市政懇談会でこの質問が出ました。これは一井議員も御出席をしておられまして、私は市長の口から何と100億円程度という御答弁がありました。これは議会に答えずに市政懇談会でそんなことがよく言えるもんだと、私はもう少し突っ込んで聞いてるわけでありますが、それは不確定要素が多くて答えられませんと、一般質問でそう答えてるんです。とんでもないです。 それから、これは12月の広報「びぜん」でありますが、この市政懇談会の中で、これは3ページ目ですが、質問が出まして、その他というところで回答があります。高齢者生きがいの家、備前市高齢者憩いの家の設置、運営の要綱、案を研究しているところだと、厚生常任委員会にこのような話は一度もありません。私はこれは恐らく、恐らくとしか言いようがありませんが、大ケ池の上の蕃山荘の仮設のことを言ってるのかと思いますが、私は9月の議会の中でも、10月の中でも、あれは今後どのように使うのかということをお伺いしましたところ、ただいま検討中で答えられませんというのが委員会での御答弁でありました。ところが市政懇談会ではこういうことが堂々と述べられると、これを議会軽視と言わなくて何と言うのか、私は市長からお聞かせ願いたいと思います。 それから、中期財政計画についてもう一回だけ念を押させていただきますが、9年度の課題は全部消化したが、10年、11年については見直しを行うというふうに理解をさせてもらってよろしいでしょうか。だとすれば、いつまでに見直しを行うのか、お聞かせを願いたいと思います。 それで、経費の節減と歳入の増額についてのところですが、公共工事の入札時に最低限度額、もう既に岡山と津山がこれを撤廃していると、ただし、粗悪な工事が行われる可能性があるのでこれについて検討したいということでありますが、私は市民の皆さんから公共工事が余りにも高いという声が、私もある工事を元請けから、そして最後の工事を仕上げた会社、そこが幾らでしたのかと、議会に出された予算の半分でありました。議会に出された半分の経費でその工事が実際には行われているわけであります。50%、それがどうなっているのかというのはもう皆さんご存じのように、ぴんはねで全部取っていくわけであります。だったら最初から半分の値段で最低限度額を撤廃してやれないことはないじゃないですか。粗悪な工事が行われるというのであればきちっとなるまで備前市がその工事を監督することができる、できるのであれば、その工事を完成させると同時に、そういう粗悪な工事をした業者については、もう備前市の公共工事から出て行っていただければよろしいじゃないですか。それよりもここで大切なのは経費の節減、そして市民の税金がどのように使われるのかと、このことが私は大切で、これこそ行政改革の一番大きな効果が上がるところじゃないかと思うわけであります。そういうことも含めて私はここで最低限度額を上げてるわけですので、もう一度お伺いをしたいと思います。 それから、庁舎の清掃委託料の見直しについては、確かに当初の予算の中で、これは見直しを行ったということをお伺いしております。ただ、私が今回ここで提案申し上げましたのは、考え方の問題であります。みずからの仕事をしているそこの場所については、みずからがやはり掃除をすると、そういう気風の問題、意識の問題が問題だと思うわけであります。当然公のスペースとか、それからワックスがけが月に1回必要なのか、そういうところは残さなければならないでしょうけど、日常的にみずからの身の回りも全部委託に出してしまう。その床面積も含めてもう一回見直す必要があるんではないかということを質問で通告をしていたわけであります。これについてもお聞かせ願いたいと思います。 それから、道路占用料については、平成10年4月1日で改正をしたいということでしたので、よくわかりました。 人事院勧告の完全実施については、尊重して完全実施をしていくという御答弁をいただきましたので、ぜひしていただくようお願いしたいと思います。 24時間のホームヘルパーのところですけども、私はここでホームヘルパーさんの単車から自動車にかえてきたと、確かにこの間変えてこられたと思うんですが、ただ人数分には達していないと、ことし私はある市を視察をさせていただきまして、ヘルパーさんの待遇についてお伺いしまして、私どもの町ではバイクで回っております。何台かこの間私も声を大きくして車にしてきましたと言いましたところ、担当者の方に大変笑われました「まだバイクなんですか」と、もう恥ずかしい思いでいっぱいでありました。そのようなレベルからやはり出発しなければならないというのが残念なわけでありますが、ヘルパーさんの手当のところでは改善はあるということでありますが、私の2年前の資料からそんなにこのヘルパーさんの賃金が前進しているとは思いませんので、もう一度10市の状況について、賃金については通告で出しておりますので、お聞かせを願いたいと思います。 それから、4番目の片鉄の跡地の問題で、サイクリング道路のところでありますが、これは2つありまして、1つは片上への接続で新幹線の下、特に市道8号線への接続、市道8号線から南については私は申し上げませんが、8号線へ接続するというふうに理解をしてよろしいかどうか、お伺いをしたいと思います。 2点目は、サイクリングターミナルですが、大変周りくどい話で私もなかなか理解できませんので、補助事業の実現がなかなか難しいんで実現が困難な状況にあるというふうにお伺いをしたわけでありますが、市長はこれを建てる気があるのかないのか、私はその点を聞いているわけであります。補助事業の難しいかどうかということよりも、建てるかどうかということだけです。 備前病院につきましては、本当に院長先生2日間もお忙しい中出席していただいて本当に恐縮をしておるところであります。2点だけお聞かせ願いたいと思います。 薬剤師の病棟の問題でありますが、薬価差益の問題では、備前病院というのは財政の方を見てみますと、大変薬価差益が多い病院であります。私も以前務めていた病院から比較すると薬価差益の絶対金額がほぼ同額、病床の規模からすると3倍ぐらいの開きがありますから、100床でもって年間7,000万円の薬価差益があるというのは大変大きな薬価差益、薬をたくさん使用しているというふうに言われる病院だと思います。ところが厚生省はこの薬価差益につきまして、次第に薬価差益をなくしてきています。既に何年か前には備前病院の薬価差益が1億円を超える金額があったと思います。だんだん目減りをしてきて今7,000万円、将来的には厚生省も平成十二、三年をめどに薬価差益をゼロにしたいということを言ってると思いますが、そうなるとこの金額が予算上計上されなくなると、経営問題からするとそこのところをどう取り返すかということが必要なわけであります。そういう点からすると薬剤師さんの病棟での、あるいは在宅での患者さんへの服薬指導を実施していくと、これは点数が1カ月1人の患者さんから9,000円もらえるわけでありますから、非常にメリットの大きいところであります。ただ、御承知のように医療法に基づく薬剤師の定数からすれば、備前病院薬剤師が足らない状況にあるわけでありますから、じゃ外来の処方せんをどうするのかというところがあるわけです。それはやはり院外処方せんを発行するしかないというふうに思うわけです。それについてのデメリットは十分私も承知をしているわけでありますが、今日本の病院、そして薬局、医薬分業の問題も含めまして、そういう流れになってきているんではないかと思います。その流れに乗り遅れてしまうと薬価差益も取り戻すことができないと同時に薬剤師さんが個々に服薬指導をすると、そういう高いレベルのサービス備前病院では提供してなくて、ほかの病院が提供していると、それをサービスの差が出てくるわけでありますから、それは検討していく必要があるのではないかと思います。 2点目に、老人保健施設のところで入所紹介、施設転機も含めた訪問活動のところでありますが、これは既に実施しているというふうにお伺いをしましたが、私は初期の段階の訪問、これはどこの施設もやっているわけであります。私は2ラウンド、3ラウンドをやる必要があると、と言いますのは、きのうの一般質問とはちょっと違うわけでありますが、やはり1年たって老人保健施設のベッドが80%を超えない、なぜなのか、職員の定数だけは九十何%の職員を確保しているわけでありますから、なぜ80%を超えないのかと、私も幾つか老人保健施設を、3カ所ほどお伺いをしてみました。大体3カ月から半年でベッドは80%以上埋まっていると、ある老人保健施設の婦長さんがおっしゃるには、きょう1人ベッドがあいたと、もうそら後どうやって埋めようかと、もう本当に心を痛めると、そういうふうにおっしゃっておられます。民間の老人保健施設がそうやってベッドを漏れなく埋めていくと、私は余りにも経営的に何でもかんでも入れなさいというわけではありませんが、なぜ80床埋まらないのかという問題意識から出発すれば、どうしてなんだろうというところで照会したところ、施設、病院、在宅、1回回ってそういうところのお話をお伺いしてみられてはいかがなものかと思うわけであります。まずそこから私はこの問題は始まると思います。 以上でありますが、デイケアの送迎については行政の方でというふうに話がありましたので、これは私もだれに聞いていいかようわかりませんが、これはどちらでいいんでしょうか。ぜひ検討していただきたいとしか言いようがないんですが、またぜひ検討していただきたいと思います。 以上です。 ○議長(西上逸雄君) 質問中途ですが、暫時休憩いたします。     午前10時56分 休憩     午前11時13分 再開 ○議長(西上逸雄君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。 中西議員の再質問に対する答弁を願います。 栗山市長。 ◎市長(栗山志朗君) (登壇)再質問にお答えをいたします。 1番の備前焼1000年の伝統美展の開催に当たりましては、市への負担金の御要請もありましたが、9年度におきましては新規事業を認めていないということでお断わりした経緯がございまして、人的な御協力をさせていただくというような経緯があったためでございますので、御理解を賜りたいと思います。 先ほど申し上げましたように、私は議会を軽視したつもりはなく、今後もそのようなことはいたしません。 市政懇談会におきましての発言は、議会での御意見、お話が頭にあり、それが発言につながったというようなことでございますので、御理解を賜りたいと思います。 2の1、中期財政計画の見直しについては、10年度当初予算との整合性もありますので、来年3月末までに見直しを行う予定であります。 3番のヘルパーの待遇改善に関する他市の調査でございますが、他市へのヘルパー給料月額等は内容が個人情報に関するため、電話照会で調査ができておりません。今後文書等により照会を行っていますが、ホームヘルパーサービスの実態形態が各市とも異なっており、実態把握は難しいのではないかと考えておりますので、御理解を賜りたいと思います。 4のサイクリング道路の御質問でございますが、市道8号へ接続するかどうかのお尋ねですが、早急にトンネルの安全性の確認を進めさせていただき、自転車道が市道8号線まで接続いただけるよう県へ強く要望してまいりたいと思います。 ターミナルにつきましては、用地費や建設費等について多額の事業費が予想されますが、全額市費で実施することは困難であり、これらの施設整備について、国、県の補助が得られる方策を模索をしているところであります。私といたしましては、備前市が自転車道の発着点でありますことから、ぜひとも実現に向けて努力をしてまいりたいと考えておるところであります。 ○議長(西上逸雄君) 梶藤助役。 ◎助役(梶藤忠義君) (登壇)再質問で御指摘の最低限度額のあり方等につきましては、現在、国、県等で検討しておりますので、その動きを注視しながら、市におきましても研究してまいりたいと考えております。
    ○議長(西上逸雄君) 谷川病院長。 ◎病院長(谷川高君) (登壇)では、中西議員の再質問にお答えします。 まず1番目に、薬価差益の問題でございますけども、病院が薬価差益が大きいというのは、これは別に余り悪いことではないと思います。これは事務長と薬剤師の交渉次第で多くなったり少なくなったりするわけですから、やはり当然あるものは多くあっていいんじゃなかろうかと思います。しかし、差益、その薬剤に関する保険診療の締めつけと申しましょうか、是正と申しましょうか、余りにも薬漬けになっているからそういう是正というですね、そういうことでいろいろ報酬の中に出てきます。その中に1つの案として薬価基準ですね、現在の、それを廃止していこうと、それで、議員もご存じの参照薬価制度をつくっていこうということで、薬剤に対するメリットというものはなくなってきます。そういたしますと、自然に医薬分業ですね、そういう方向になっていくんじゃなかろうかと思います。国の方もそういう路線を引いてきている1つの施策じゃなかろうかなと思っています。 そういたしますと、薬剤師の入院患者服薬指導でございますね、そういう業務もできるんじゃないかと思います。と同時に、介護保険が通りますと、薬剤師の在宅服薬指導というのがございます。そういう方向にもやはり在宅医療ということから、大いにやっていただかなければならないことだと思います。 次に、入所者のことなんでございますけども、なかなか80%を超えないんじゃないかと、こういう御指摘でございます。そのとおりでございますけども、きのうちょっと申しましたけども、やはり70、80とだんだんと上っていくにしたがって、やはり職員がある一つの共通認識というものを持ってやっていかなければなかなか入所者数というものはふえてくるものではないだろうというものではありません。 それで、1つに備前市の要介護者がどの程度おるのか、その実態把握というものが非常に大切なことであります。そういたしますと寝たきり予防、これも介護保険で費用が支払われるわけでございますけども、寝たきり予防の訪問指導でございますね、訪問看護、保健婦なんかによる訪問指導、こういうものをどんどんどんどんやってその実態把握を今後していかないといけないし、それを強化していかないといけないんじゃなかろうかと思います。 次に、紹介施設などへ訪問したらどうかと、そういうことでコネクションをつくって、それで入所者数をふやしていくように努力をしたらどうかと、こういう御指摘でございます。まさしくそうでございますけども、我々はやはり積極的に外部に向かってこうしましょうということは公的な立場にあるだけになかなかそれはできないんですけれども、議員のおっしゃる入所して来た、そして退所したその施設に、紹介してくれた施設に訪問してコミュニケーションをつくるということには大賛成ございますので、今後職員とよく検討をいたしまして、そういうふうに努力していきたいなと、こういうふうに思っています。 それで3番目に、ボランティアとのデイケアの送迎の問題でございますけれども、ボランティアに依頼したらどうかということですけども、やっぱり今ごろ交通事故とか、大変な問題がたくさんあります。そういうことで責任問題も起こりますし、大変なことであろうと、こういうふうに思いますし、また、それを引き受けておる、委託する先の業者、委託業務をしている人、最近この備前市でなかなか見当らないものでございますから、今後の検討に待っていかないといけないかなと、こういうふうに思っています。今すぐ解決できないと思っています。 以上でございます。 ○議長(西上逸雄君) 横山総務部長。 ◎総務部長(横山正幸君) (登壇)庁舎の清掃について、みずからの職場はみずからで行うべきでないのかという考え方はこういうことでございますが、そういう考え方は必要だろうと、こういうふうに考えております。現在でも日常的に使用されております事務所などの机とか、備品等の清掃につきましては職員が行っております。床面清掃については業者が行っておりますけれども、見直すべき点がないか検討してみたいと、こういうふうに考えております。 以上であります。 ○議長(西上逸雄君) 以上で中西議員の質問を終わります。 次に、5番山崎議員の一般質問を願います。 5番山崎議員。 ◆5番(山崎修君) (登壇)通告の順番が参りましたので質問をさせていただきます。 昨日の一般質問で国体テニスの問題、それからミサワホームの工場誘致の問題等の質問がありましたが、私なりに質問をさせていただきます。 硬式テニスが岡山国体で備前市に決定をされましたが、ソフトテニスがなぜ硬式テニスに変わったかということでございます。 11月26日に新聞紙上等で発表されましたが、国体会場でありますが、備前市はソフトテニスの国体誘致で申し込みを行っていたはずでございます。それが決定には硬式テニスということで変わっております。私が思いますのは、第1にまず考えられるのが宿泊施設がないということが、これが一番ネックではないかと思います。ソフトテニスは選手、コーチ、監督等を含めれば相当の人数になります。750人から800人、応援団がいれば相当の人数になるんではないかと思われます。しかし、硬式テニスであれば選手、監督等も入れまして200人、250人から300人というような数で、数が大分減少してまいります。硬式テニスが備前市に決定されたのですから、備前市としても国体に備えて今後の施設の建設等がないか、そこら辺をお伺いしたいというふうに思います。決められたからには運営に対して運営支障のないようにお願いしたいと思います。国体会場の決定されていなかったときは、市長は民宿で行っていこうというような答弁をされておりますが、しかしながら、テニスコート、それから陸上競技場、野球場、平成12年には完成されてまいりますが、多目的施設になってまいりますので、ある程度の宿泊施設は、これは必要になってくるんではないかと思います。その辺の計画がございましたらお聞かせをお願いしたいと思います。 それから、2番目のミサワホーム株式会社の工場用地の実現に向けてでございますが、備前市においての大プロジェクトと考えます。備前市において工場の誘致としては大企業でもあり、市にとっては大プロジェクトであると考えます。備前市が一丸となってミサワホーム株式会社の誘致は必ず達成していただくようにしていただきたいと思います。ミサワの誘致が達成できれば、若者の郷土定着、人口の増加にもつながり、市の活性化にもつながってまいります。今日の不況の時期に、備前市に先方より企業の新設をしたいというような企業はほかにはございません。他にはないと思います。この機会を逃さないように、市長、市職員の皆さん全員が力を合わせ、工場誘致達成に全力を挙げて取り組んでもらいたいと思います。その他の諸条件等もございましょうが、工場の誘致に関しては将来の備前市の大きな体力となり、企業効果が大でございますので、必ず成功をお願いしたいと思います。 それから、現時点の進捗状況でございますが、昨日も地権者数が64戸ほどあると聞いておりましたが、現在の状況はどうかということもお聞きしたいと思います。ミサワさんの期限等もあると思われますが、着工、完成は平成10年度中を希望というようなことも聞いておりますが、用地買収の現状等をお聞かせ願いたいと思います。 以上でございます。 ○議長(西上逸雄君) ただいまの質問に対して答弁願います。 栗山市長。 ◎市長(栗山志朗君) お答えをいたします。 2番ミサワホーム株式会社の工場誘致についてでございますが、備前市にとって大きなプロジェクトではないかとのことですが、御指摘のとおり、市にとりましてNTN、松下電子、大鵬薬品を誘致いたしてから今日まで大企業の誘致はありませんでしたが、今回ミサワテクノから備前市に進出したいとのお話があり、市の最重要課題である若者の定住化、人口増も期待できるため、市全体の取り組みとして考えるべく、企業立地推進委員会を設置し、企業誘致のための交渉に取り組んでおるところでございます。 現時点での進捗状況でございますが、昨日も申し上げましたとおり、63名の地権者の大多数の御同意を得ておるところでございます。残る方につきましては、一日も早く御同意がいただけますよう、市と企業が協力して交渉に当たりたいと思っております。きょうの新聞にも大きく報道されましたので、必ず実現できますように一層の努力をしてまいりたいというように考えておりますので、御理解、御協力を賜りたいと思います。 ○議長(西上逸雄君) 近藤教育長。 ◎教育長(近藤晉一君) (登壇)1番のお尋ねにお答えいたします。 本市では一昨年よりソフトテニス競技の誘致に向けて関係方面に要望を重ねてまいりました。ところが、岡山市にもこの競技の開催希望がありまして、最終的な判断は第60回国民体育大会岡山県準備委員会で出されたものであります。決定に当たりましては、会場候補地について施設面や御指摘の宿泊、交通の利便性、また競技団体の地域的なかかわりなど、諸般の事情を慎重に検討されたとお聞きしております。新たに開催が決まりました硬式テニス競技につきましては、私ども心を込めて歓迎申し上げますとともに、競技開催に向けて遺漏のないよう万全の取り組みを進めてまいる所存であります。 宿泊施設の整備については、具体的な計画はこれからですが、本市の検討課題となっております。 以上であります。 ○議長(西上逸雄君) よろしいですか──5番山崎議員の再質問を願います。 5番山崎議員。 ◆5番(山崎修君) (登壇)2番のミサワホームの問題でございますが、これは地権者との関係もございまして、交渉はとにかく市長さん以下職員の方々は誠意をもって当たっていただきたいと思います。 それから、1番の国体テニスの関係でございますが、これは備前市全体ということで、市民の協力をお願いせなあきませんことで、ひとつ宣伝を市民の皆さんによくして、全体で盛り上げていけるように心がけていただきたいと思います。よろしくお願いします。 ○議長(西上逸雄君) ただいまの再質問に対して答弁を願います。 栗山市長。 ◎市長(栗山志朗君) (登壇)再質問にお答えいたします。 残された地権者の方に対しましては、一日も早く御同意がいただけますように、誠意を持って交渉させていただきたいというふうに考えておりますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(西上逸雄君) 近藤教育長。 ◎教育長(近藤晉一君) (登壇)再質問にお答えいたします。 平成17年の国体開催に向けまして、広く備前市民の方々に御協力を願うよう心を込めて呼びかけをしてまいりたいと思います。合わせて、この国体を契機に備前市の名前が参加されたお方の間に長くいい印象として残るような取り組みを進めてまいりたいと思っております。ありがとうございます。 ○議長(西上逸雄君) 以上で山崎議員の質問を終わります。 次に、14番永原議員の一般質問を願います。 14番永原議員。 ◆14番(永原繁子君) (登壇)それでは、質問をさせていただきます。 まず、1点目の青少年の健全育成に、また活力ある明るいまちづくりをするために、あいさつ運動を市民運動としてはどうかという点でございます。 備前市で青少年の健全な育成を願いながら、いろいろな推進がなされているところでございますけれども、青少年の健全育成推進本部が設けられているのも中心となる大きなものでございます。そしてまた、その中に専門部がそれぞれ分かれて活動しているわけでございますけれども、その各専門部の共通課題、テーマとしてあいさつ運動が掲げられております。これは青少年の健全推進本部結成以来継続して掲げられております共通テーマでございますけれども、そこから一歩として前に進むことがないような感がございます。そうした中で、せんだっても企画委員会の方でそういうことも再度話し合われてもおりました。また、理事会でそれが取り上げられまして、これはひとつこういう推進本部だけで取り組みをしていくようなものではない、本当に子供たちを地域の我々が健全な育成をしていくための努力をするとするならば、市民運動としてしていくべきではなかろうかと、市長をまず先頭に立っていただきまして、庁舎からの出発をして、市民の皆さん方に徹底をしていく運動ではなかろうかという声が大きく上がってまいりました。私も同感でございまして、きょうここに市長の大きな、これもう幾ら財政が厳しくともできる明るいまちづくりの大きな意味ある運動でございます。また、今の社会を見渡してみましたときに、本当に隣の子供の顔はわかっても、その向こう隣の子供の顔はよくわからないというような社会情勢の中で、朝の一言、まず「お早ようございます」のあいさつから始めて、そして楽しい気持ちで出発すると、また、地域の子供たちを、そして大人同士も声かけ合った、そうした基本となるまちづくりが必ず必要であろうと思うものでございます。庁舎の中へ入りましても、市役所の職員の皆さん方は非常に優秀な方たちがいらっしゃるはずでございます。厳しい難関をくぐり抜けて市のある意味の奉仕者として頑張っていただいているわけでございますけれども、朝こうした議会に来させていただきますときに、1階の市民課の前あたりを通りまして職員の何人かの方に顔を合わせましても、市の職員の方から「お早うございます」という気持ちいいあいさつが返ってくることは、私が感じますところでも非常に少のうございます。こちらが声をかけてそして初めて何か申しわけないような顔で小さい声で答えてくださるのがまあいいとこでございまして、そうしたことから考えましても、やはりこうしたことを市民運動としていくならば、市長にそういうお考えを持っていただきますならば、庁舎からの出発をしていくと、こうしたことを発端としてこの運動を大きく取り上げていくことがまちづくりにもなり、そして子供たちの健全な育成ができる環境づくりにもつながっていくものではないかと思い、ここに提案をさせていただく次第でございます。 続きまして、青少年の健全育成と市民運動でございます。 11月は青少年の健全育成月間でございました。そして毎年行われます健全育成大会が市民センターで実施されたところでございます。この育成大会に毎年参加をさせていただきまして、明るい家庭づくりの作文、優秀作文の発表、あるいは高校生の皆さんが大体対象になりますけれども、若い方の意見発表、また、地域でいろいろ子供たちの健全な育成を願いながら活動してくださっております方の実勢発表等があるわけでございますが、こうした大会に参加いたしますと、本当に胸熱くなる思いがいたします。小さな小学生の子供たちの明るい家庭の作文等につきましても、何といい、すばらしい家庭でこの子たちが成長できているんだろうかという、そういう感銘を受けますし、また、高校生の皆さん方の意見発表をお聞きしますと、これは本当に今私たちの年齢になりましたときに、その持てる情熱というようなものはいかに薄くなっているかなということを自分のこととして寂しく感じる、そして逆に何か力強さを感じるところでございまして、そうした意見発表も本年ございました。こうした中で、ひとつ非常に強く心に残りましたのが、伊里の指導員の方ですか、子供たちを育成してくださっている関係の、実名を挙げさせていただきましていいかと思いますが、嶋さんの意見、実践発表をお伺いいたしました。地域でこうした皆さん方が非常な、熱心なお取り組みによって、一時大変な状況にあった伊部地区が、子供たちの非常ないい改善を見、そしてまた、このたび御発表になりました伊里の地域が、非常に伊里駅のあたりが少し元気のいい子供たちで大変乱れていた実態があったわけでございますけれども、地域の皆さん方のこれじゃいけないという、そういう温かい心の中での活動が今見違えるばかしによくなっているといことでございます。もちろん香登地区におかれましてもそういう実態があるということでもございますし、三石も耳にするところによりますと、最近になって皆で力を合わせていかなきゃいけないという、こういう活動グループができているようにお伺いをいたしました。やはり地域を守るためには、その関係者がどんなに一生懸命になろうと、どんなに厳しく取り組もうと、これはなかなかできるものではないことでございまして、市民が総ぐるみでこういうことに関心を持ち、そして全員で協力をする体制こそが本当のまちづくりをしていく、子供たちの健全な育成をするための力強い地域づくりになると、このように思うところでございます。 そこで、この議会の冒頭のごあいさつで、教育長のごあいさつでございましたが、「SOS子供110番」というビラをここで見せていただきました。そして大体100軒程度の一般のお家にそれを張っていただいて、そして子供たちがいざと、何かあったときにはそこへ駆け込めるような、駆け込み寺として、子供の駆け込み寺としてお願いをする、また、かなりもう決まっているところがあるというようなことをお伺いしたところでございますけれども、こうした市民全体の盛り上がりの中で、今こそこの市民運動を継続した運動として続けていくことを考えていかなければいけないときが来ているのではないかと、こういうふうに思うものでございます。 そこで、やはりそう言いましても、ボランティアって言いますのは、伊里の皆さん方の実践発表の中に、短い期間の中で一般の方、延べ約1,200人ぐらいの方が御協力をいただいて、やって通して回ったという経過を御発表になり、お聞きいたしましたけれども、何もなくてやはり継続していくということは非常に難しいことだと思います。 そこで、私が思いますのに、ぜひ市としてもこの体制づくりを重くお考えいただきまして、継続できる市民運動とお考えいただくならば、何らかの方策、例えば、いろいろな御指導もございましょうし、また助成と言いましょうか、わずかでも補助金的なものを皆さん方にお出しして、そしてその勇気づけをしていただくという、そういうふうな具体的なものもなければいけないんじゃないかなというような気がいたし、ここで御提言いたします。教育長のお考えを伺いたいと、このように思います。 3番目でございますけれども、伊部駅南ふるさと交流センターを最大限に生かす市としてのお考えをお伺いいたします。 市長のごあいさつの中に、伊部駅南にできておりますふるさと交流センターが12月中旬にはオープンするというようなことをお伺いいたしました。伊部駅周辺の皆さん方にとりましては、待望のこうした整備であったかと、このように思われ、私も非常にうれしく思うところでございます。しかし、昨日も駅の南側を車で走ってみましたけれども、狭い道路がありまして、そして田んぼの、これからもちろんいろいろな意味で開けてはくるものでしょうけれども、田んぼと、そしてばらばらに民家があるようなところに面しているわけでございます。もちろん南側地区の皆さん方が伊部のJRを利用するときに、そこを開所すれば非常に便利になると、これはとてもいいことだと思います。そしてまた、この交流センターを市長のお話の中では、観光客と地域の皆さん方のふれあいの場にしたいということでございまして、すばらしいことだなというような気持ちでお聞きはいしたましたけれども、それじゃ具体的にもう目の前まで来ておりますこの完成の交流センターがどのように活用され、観光客と地域の皆さん方のふれあいの場としてお考えになっていらっしゃるのか。せっかくこれだけのものができたものでございます。最大限の活用をし、今はせんだっての備前焼祭りにも18万人の観光客の来訪とかいうようなことを耳にいたしておりますけれども、平日でも伊部駅の2号線を通りますと何人かの観光客の方々が備前焼の入った袋を下げられまして楽しんでいらっしゃる姿をばらばらと目にするわけでございますので、こうしたところを最大限に生かす方法、そしてそこを生かすためには、やはり南側の道路の拡幅等も当然お考えであろうかと、こういうことも考えますので、総合的に含めまして市長がこの南ふるさと交流センターを軸とした備前焼の里、伊部をどのようにこれから発展をさせようとお思いであるのか、ぜひ具体的な市長の御見解をお伺いしたいと、このように思うところでございます。 続きまして、4番の片上を生きた町にするための住民と行政が一体化したよい方策はないのだろうかという点に入ってまいります。 何とか備前が生きた町にしていきたいというのは住民すべての方の願いでもございます。当然私もその一人でございます。私は片上に住居がございまして、夕刻アルファへ買い物に参ることがございます。そして今の時刻になりますと、5時半ぐらいに買い物をしてエレベーターでおりたり上がったりいたしますと、もう薄暗くなってまいりますと、そのエレベーターのガラス越しに見えます片上の一番にぎやかであるべきところが、本当に人の姿が一人も見えないということがしょっちゅうでございます。昔は備前市の中で片上と言いましたら商店街でも、そして、例えばお祭りのことを考えましても中心でございました。しかしながら、今どこが栄えたらいいという問題ではございませんけれども、とりあえず自分の住居がありますその片上、そして昔は中心であった片上のその寂しさに、本当に何か心が寂しくなってまいります。夕暮れとともにこんな寂しく感じるのかなというようなことを思ったりもいたしますけれども、これを何とか住民と行政が一体化したよい方法はないだろうかなと、この間もエレベーターの中で感じたところでございます。商店街の方たちも大変な御苦労をなさっております。もちろん人口が減少している備前市でございますので、なかなかそうしたことは難しいことでございますが、商店街の皆さん方も本当に本気になっていろいろなことを考えてはいらっしゃるようでしょうけれども、まとまらないままに毎日毎日商売にならない日が過ぎていっているのが現実であろうと思います。その中で、昨日、土曜日に日生の町に訪れる機会がございました。ちょうど連休のころの土曜日でございまして、当然人がある程度出て当たり前なことでございますけれども、本当に日生の町は駅から船着場まで、フェリーのところからずっと昔ありました市場のあるあの船がたくさん着いております波止場ぐらいまで、本当にもうたくさんの人があふれております。そして、もちろんこの日生の町民ではございません。そして、あそこの店も、ここの店もあなごを焼いて、煙が出て、おいしいにおいがしている店があります。その隣には果物を山盛りにして、そして大根や野菜を山盛りにして売っている店があります。そこへもここへも観光客が本当に一生懸命になってそれが安いわ、高いのと言いながら、活気づいた町があそこに、目に入ったところでございます。日生と片上と、もちろんどうしてこんなに日生が栄えるんだろうと思って考えましても、あの狭い狭いところにただ港があるだけでございます。その港をフル活用して、そして漁協というその日生の産業を最大利用して日生の町が今栄えているところでございます。夜日生へたまに何かの機会に行くことがございましたら、飲食街も日生にはたくさんございます。そしてこれが必ずしもいいか悪いかということは全く別でございますけれども、少々お酒に酔って気持ちよくなった人たちが、そこで何人か町をそぞろ歩いているところも十分目にすることができます。しかし、片上や伊部ではそういうものを目にすることができません。昼は昼の顔、そして夜は夜の顔、こうしたことがあってこそ一つのまちづくりになろうかというような中で、それじゃ片上にも港があるじゃないかと、片上の港を何か視点を変えて活用する方法を考えてみることはできないんだろうかと、このように思いました。 以前私の友人が、ヨットを持っております友人がおりまして、穂浪のあそこの工場のところあたりがヨットで入って来たときに一番いいところなんだそうです。入りやすいといいましょうか。あそこへヨットハーバーができればいいのになというようなことを言ったことがございました。もちろん私はそのヨットに乗せてもらったことはありませんで、そんなにいいんですかというようなことで流しておりましたけれども、先日そのような片上湾の利用を考えていったらいいんじゃないかなというようなことを考えましたときに、もしかしてヨットハーバーがそういえばとてもいいと言ってたけれどもできんのだろうかとも思いました。それから、今は非常に釣りが盛んでございます。テレビでもしょっちゅう釣りの番組をしております。そしてこれは、昔は男性の、ある程度年齢のいった方が趣味としてなさったことが多かったように思いますが、今はもう若者にもとても人気があり、そして女性にもとても人気があります。そしてファミリーで釣りを楽しむ姿も、もう本当に11月なんか私も何回か家族で行きましたけれども、そうしたときに目にするのはファミリーの釣り天狗というんですか、釣りを楽しむグループをたくさん見ております。こうしたことを考えましたときに、いつか九蟠の方でしたか、ノリの漁をした後のいかだの上に船で渡してくれまして、そこで釣りをしたことがございますが、片上の旭東の魚市場の辺で、もし釣れないんだったらもう少し奥に市営のいかだみたいなものを置かれて、そして危なくないものの上でお客さんを運んで、そこで釣りを楽しむ、そしてそれが備前市の収益になるようなことを考えることはできないんだろうかなと、非常に女性の浅はかではございますけれども、そういう、何かこう少し本気になって、どうしても何かしなきゃいけないという思いの中で思いついたことでございますので、時間がむだではございますが、そういうたわごとと思っていただいても結構でございますが、ともかく本気で何か考えていただきたいなと思うところでございます。日生には新しい魚を使ったたくさんの料理屋さんがございます。片上でそれができないことはないと思います。やろうとするならば片上でもできると思います。片上にそういう店がたくさんできたとしたら、日生に寄って行ったお客さんが片上の備前焼を見る、片上を通って備前焼の伊部へ来るために、そして片上で食事をして閑谷学校を見るために寄って来られると思います。備前からわざわざ日生へ食事をしに行く、そして一杯飲みに行く、備前からわざわざ岡山へ行って食事をする、そして夕時の一杯を岡山で飲んで来ようというようなことが、もし備前市内の中で、片上の中でできるなら、ぜひ実現してほしいもんだなと、このようなことも考えました。 また、大きく考えますと、港が大して使いものにならないならば、それを埋め立てによって新しいまちづくりはできないものでしょうか。そういういろいろなことを焦りの中で、寂しさの中で考えますならば、実現に遠いことかもわかりませんけれども、女性の私が考えますことはその程度でございますが、浮かんでまいります。どうか片上の商店街の皆さんもとっても焦った中で日々過ごしていらっしゃることは事実でございますし、行政も町が栄えるために職員の皆さん一生懸命になっていらっしゃる中でございますので、そうしたこともぜひ念頭に入れていただきましても、お考えいただけたらありがたいなと、このように思い、御提案と言いましょうか、ぜひ力を入れていただきたいと思いながら、ここで提案をさせていただくものでございます。 また、企業のお持ちの遊休地の件でございますけれども、同和鉱業の跡地が非常に難しいということで、と言いましても、やはり人のものでございますから、どうしても努力していただいた結果、無理なものであればこれはそれ以上はどうにもならないのかなとは思いますが、ひとつ別のところで品川さんの大渕社宅を、昔ありました大渕社宅が、あそこが、家が全部取り除かれているところを2号線から目にすることができます。ああいうところをただそのままにしておかれるんじゃなくて、以前にも学校を誘致するとかいうようなことも何か出ておりましたけれども、そういうふうなことも含めまして、何か企業さんから借りて、そして備前市独自の事業ができないんだろうか、またそれが無理とするならば、企業に何かの、備前市の栄えるためのそうした事業を、あの場を利用して、していただくことはできないんだろうか、そういうことを時あるごとに市長さんや、あらゆる関係の皆さん方が、企業との折衝はもちろんなさっているとは思いますけれども、さらに進めていただけたらと、このように思い、御提案を申し上げますけれども、そういうことについて現在何かいい方向にの動きがございましたらお聞かせをいただけたらうれしく思う次第でございます。 以上、終わります。 ○議長(西上逸雄君) 質問中途ですが、この際暫時休憩いたします。     午後0時00分 休憩     午後1時00分 再開 ○議長(西上逸雄君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。 永原議員の質問に対する答弁を願います。 栗山市長。 ◎市長(栗山志朗君) (登壇)1番についてでありますが、気持ちのよいあいさつは家庭においても、職場においても、また地域においても温かい人間関係を築く上で基本であると認識をいたしております。私を含めて職員においても市民の皆さんに対し、また職員同士においても気持ちのよいあいさつが十分ではないと感じております。朝礼の訓辞の中で、職員に対してあいさつの実行を言っておるところでございます。また、行政改革推進本部におきましても、接遇の手引きを作成し、市民に対して心のこもったマナーで接するよう職員に徹底をしたところでございます。議員から御提言がありましたが、これを機に市としましてもあいさつ運動を展開していけるよう、まず職員に呼びかけ、職員が手本となりながら、広報紙やあらゆる機会をとらえて市民の皆さんに呼びかけていきたいと思います。 次に、3番についてでありますが、観光客と地域住民との交流でございますが、伊部を訪れる観光客のため、交流センターで地域特産品の展示や観光案内、地域情報の提供などを行い、備前市への理解と関心を高めるとともに、地域の活性化に役立てていきたいと考えております。 また、駅南側地域の方々の利便性が大いに向上することと思いますが、将来的には児童公園を活用して、市民のふれあいの場、史跡南大窯跡を生かした新たな観光拠点として交流センターが十分役割を果たしていくような整備を考えていきたいと思いますので、御理解をいただきたいと思います。 4番ですが、議員のお話は昔の片上の繁栄を知る私にとっても寂しい思いをいたしておるところでございます。住民と行政がさらに一体となって活性化を図っていかなければならないと思っておるところでございます。 片上湾については、現在片上湾内で砂の投入による干潟の造成を行い、漁業資源の復活を図っているほか、鶴海へプレージャーボートの係留施設の建設が進められております。片上湾は浅い入り江で波も静かで、魚がふえれば釣り場としては最適と思われます。また、ヨットハーバーについても、労働時間の短縮などにより余暇時間もふえ、レジャーに対する嗜好も多様化してきているところから、今後の需要は期待されると思います。 御提言の埋め立て等、こういったことを踏まえて、現在岡山県において策定中の東備港港湾整備長期構想の中で検討を進めてもらうよう要望をしてまいりたいと思っております。 次に、企業の遊休地の活用ですが、品川さんの大渕社宅跡の活用については、会社首脳部に対しまして自社活用をお願いをいたしておるところでございます。企業の遊休地の活用につきましては、耐火物関連企業各社の合理化等に伴い、工場の規模縮小や社宅の整理などから、市内各地に遊休地が多く生まれております。このような状況下にありますが、各企業とも景気低迷が続いている現在、これらの遊休地の利活用は、それぞれ企業側でも検討されているようですが、なかなか良策が見当らないようでございます。 市といたしましても、市内の遊休地の実態を調査し、御希望の方には情報提供ができるようにいたしております。また、県に対しましても、岡山セラミックセンターの拡張の要望をしておるほか、企業の遊休地の利活用を含めて、地域の活性化につながる事業について前向きな姿勢で検討をしてまいらなければならないと考えておりますので、御理解、御協力を賜りたいと思います。 ○議長(西上逸雄君) 近藤教育長。 ◎教育長(近藤晉一君) (登壇)2番のお尋ねにお答えいたします。 市内各地域におきます青少年健全育成会の地道な活動に対しまして高い評価をいただき感謝を申し上げます。 各地区指導員を核としました青少年健全育成会の夜間パトロールなどにより、市内青少年の問題行動も減少傾向にあります。この地道で献身的な活動に対し、市としてさらにどのようにお報いできるか検討していただくよう要請してまいります。 以上でございます。 ○議長(西上逸雄君) 以上で永原議員の質問を終わります。 次に、3番本田議員の一般質問を願います。 3番本田議員。 ◆3番(本田正弘君) (登壇)通告に従いまして4点質問させていただきます。 1番目の県道96号線と市道三石2号線、通称守石三差路の改良について。三石地内の道路・交差点で事故の多発地帯である。通学道でもあり、三石学園に大型バスも入らないということでお尋ねをしたいと思います。 この三差路は、市道から県道に出ようとすると、急カーブのためか右方向がよく見えません。また、旧道もありますので変則的な4差路となっております。私も以前事故ったこともありますし、1週間ほど前ですか、赤穂の方から来た車が民家に飛び込むという事故、そして私の同級生が両足骨折という痛ましい事故もありました。また、この交差点は県道から市道へ入ってすぐ中学校の方に入る市道もあり、ここは通学道でもあります。学校のブラスバンドが演奏会などに行くとき、バスをとりあえず出張所にとめてから楽器を運ぶということで、PTAの方からも交差点改良の要望が出ていると思います。幸いに学童を巻き込んだ事故は発生しておりませんが、事故のないうちに改良をしていただきたいと思います。昨日よりの国道2号の改良、新幹線側道の改良など話が出ておりますけれども、県境の三石の方にも目を向けていただいて、ぜひ改良をしていただきたい。そして、この県道、市道ともに歩道がありません。先日市の職員さんと地元の方と3人で歩道の整備をお願いに振興局に行ってきました。歩道橋はかなりお金もかかりますので、すぐにというわけにはいきませんが、歩道の整備は何とかやりましょうというありがたい返事をいただきました。私が本日質問をしておりますのも、県道と市道の交差点ですので、市としても考えていただきたいと思います。そして、県にも強く要望をしていただいて、交差点の改良をやっていただきたいということをお願いして、2番目の質問に入らせていただきます。 2番目は、日本各地でダイオキシンの問題があります。文部省の通達により学校や市の教育関連の施設の小型焼却炉はどうなっているのか、やめていれば収集方法などはどうなっているのかという質問をさせていただきます。 市は来年4月から新しく八木山の焼却場が稼働して、これはダイオキシンの心配はないということですが、ことし7月、文部省からの通達のあった学校の焼却炉の件ですが、市は幼稚園を含む17校、また、教育関係の施設、体育館とか公民館などがありますので、この辺はどうなっているのか、焼却場を使っているのかいないのか、使用していないなら収集方法はどうなのか、特に学校は児童、生徒のプライバシーの問題もありますので、この辺はどうなっているのか、お答えをいただきたいと思います。 3番目の質問に入らせていただきます。 市内各地、特に駅周辺の放置自転車について、行政として対応できないものか。三石駅にも駐輪場がありますが、放置自転車も多く、通勤、通学者の迷惑にもなっておりますということです。私は市内の赤穂線各駅をつぶさに見て回ったわけではありませんが、三石駅では放置自転車、それから駐輪場に置けない人が駅前にほってあるという2つの放置自転車ですね、こういう状態です。これは市内の赤穂線各駅も似たりよったりではないかと思うのですが、三石では駅前に中学生や高校生、それから勤労少年がたむろしているということで、先ほどのお話がありましたように夜警をしておりますが、私も二、三度行ってみましたところ、駐輪場にかなり放置自転車があります。そして駅からおりてきたら5台や6台溝の中に放置したり、車道の方にもたまには出ているようなこともありました。これは本当に見苦しい、備前焼祭では18万人ですか、観光客が来られたということですが、備前周り、この赤穂線の駅前ですね、これはどうなっておるのか、いつも見ていないのでわかりませんけれども、観光客に対してもやっぱり見苦しいということで、何とかこれを撤去できないのかなと、夜警した当夜も警察の方とお話をしましたけれども、ナンバープレートのない、単車でも今では移動もできないというようなことです。そこで条例でもつくってこの放置自転車への対応といいますか、できないものかと、研究はされておるのかおらないのか、以前にそういう放置自転車とか、それから放置自動車、それから放置ボートというのかな、船、これ3つ含めて検討に上ったというような話も聞きましたけれども、その後取りやめになったと、それでこの放置自転車は犯罪言うたら大げさになりますけれども、その辺にあるものを乗って行って、そのままよそのところへ置いていくというようなこともありますんで、ぜひ市としてもそういう対応をしていただきたいということをお願いいたします。 4番目の質問に入らせていただきます。 市長を初め執行部は、既存企業の工場拡張や企業誘致に努力されているが、備前市に進出する企業に市独自の優遇措置は考えられないのか。例えば、固定資産税、法人市民税の減免、進入路等のハードな面の支援ということでお尋ねしたいと思います。 昨日から、きょうもお話がありましたように、ミサワテクノですか、香登の方へ進出してくるということです。これは市として誘致をしたかどうかはよくわかりませんけれども、備前市も県の要綱に準じた備前市企業立地促進奨励金要綱というのがあります。これまあ見せていただいたんですけれども、これに該当する企業はいまだないということらしいです。それで、県に準じた交付要綱なので、これは県下78市町村同じ条件です。備前市独自のものではないわけです。備前市は、吉永、和気、長船、ずっと見ても土地も狭いし、しかも高いと、そういうことでミサワテクノではありませんけれども、備前市へ来たいという企業がちょっと二の足を踏むというようなこともあります。実際に山自道の八木山インターのところを開発したいというような話も実際に私は聞いておりますし、結局のところお金の面で進出を断念するというような話もありました。そこで、私思うんですけれども、製造業であれ、流通センター、流通倉庫、こういうものであれ、いずれは固定資産税や法人市民税、備前市の収入、財源となるわけですけれども、そういうことからして、この要綱に当てはまらない企業、これにも優遇措置を何とか考えていただきたいと、きのうの話ですと、ミサワテクノの場合は進入路、それから水路とか整備しましょうということですけれども、流通センターでも3社、4社、次々来ますとかなり広い場所も必要ですし、それから先々になりますと今さっき言ったように、税金、税収、これもふえるはずなんです。雇用はちょっと流通センターですと当てにはなりませんけれども、雇用もふえ、税収もふえ、公害のない企業なんていう、まことにいいことなんですけれども、なかなかそういう企業が来てくれるかどうか、今までこの交付要項に当てはまるような企業は1社もなかったというようなことなんで、これからはそういう話があれば、市として全力で取り組んでいっていただきたいと、このように思います。 4点質問させていただきましたが、まず質問をこれで終わります。 ○議長(西上逸雄君) ただいまの質問に対する答弁を願います。 栗山市長。 ◎市長(栗山志朗君) (登壇)4番についてでありますが、既存企業の工場拡張や企業誘致に当たって税制面で優遇措置がとれないかというお話ですが、特定企業に対する税の減免は法的に難しいという判断がなされております。 現在、企業誘致についての助成制度は、岡山県企業立地促進補助金交付要項に基づき、備前市企業立地促進奨励金交付要項を定めて対応しているところですが、市独自といたしまして上乗せするとか、別の優遇措置を講じることは、現在の市の財政状況を考えると難しいと言わざるを得ません。しかし、既存の工場の拡張、企業誘致については用地確保に取り組んでまいります。また周辺整備のため、市道の整備、河川、水路の改修、不要の公有物件の払い下げなど、市としてできる範囲の基盤整備は進めなければならないと考えておりますので、御理解を賜りたいと思います。 ○議長(西上逸雄君) 近藤教育長。 ◎教育長(近藤晉一君) (登壇)2番のお尋ねにお答えいたします。 去る9月26日付で文部省方針が出され、学校での焼却炉使用の原則廃止が示されております。市の教育委員会といたしまして、主管課である環境保健課と連絡を取りながら、当面の対策として、学校、幼稚園につきましては、次のことを指示しております。4点ございまして、まず、廃プラスチック類の焼却禁止を徹底していただく。2点目といたしまして、ごみの分別処理を確実に行っていただく。3点目といたしまして、環境教育の観点から資源ごみのリサイクルの推進を図っていただく。4点目といしたまして、紙などの焼却は学校の既存の焼却炉を使っていただいてよいという、以上を指示しております。 また、10月31日付文部省通達のダイオキシン類等の有害物質に関して、焼却炉の原則廃止の要請が岡山県教育委員会を通しまして11月6日付で届いております。これを踏まえまして、平成10年度事業といたしまして、幼稚園、小学校、中学校に対しまして、シュレッダー、これは紙の裁断機であります。これとごみ収集庫の設置を講じてまいります。 また、収集につきましては、現在市民の方が収集曜日にごみを出しているのと同様の方法で収集していただくよう関係課と連絡をとりながら対応してまいります。 なお、市民体育館、中央公民館のごみにつきましては、ごみ収集日に出しております。 以上でございます。 ○議長(西上逸雄君) 横山総務部長。 ◎総務部長(横山正幸君) (登壇)3番の放置自転車の対応についてお答えをさせていただきます。 現在の放置自転車の対策、取り組みを申し上げますと、市内の駐輪場を中心に定期的に放置自転車の調査を行いますとともに、連絡を受ければ随時調査を行いまして、防犯登録を受けているもので所有者が判明するものにつきましては、本人に連絡をとって引き取ってもらっております。防犯登録もなく、破損して使用できなくなったもの等につきましては、告知書を取りつけまして6カ月を経過したものは市において旧道路公団事務所跡ですが、そこへ保管をいたしております。三石駅でかなり放置自転車が多く、御迷惑をかけていると、こういうふうなことでございますが、現在放置されておりますものにつきましては、できるだけ早く撤去できるような対応をしてまいりたいと、こういうふうに思います。 それから、条例制定でございますけれども、現在では県下10市のうちに条例を制定をいたしておりますのは、岡山、倉敷、2市が条例を制定していると、こういうふうに聞いております。承知をいたしております範囲では、条例を制定しておるところでも本市同様に放置自転車に警告書を張り、他の場所へ移動を促し、それでも放置が続くものについては撤去、保管と、こういうふうな手続になるようでございまして、やはり相当日数を要していると、こういうことが現状のようであります。 当面、現在の方法で放置自転車の処理をさせていただきまして、迷惑をかけないようにしてまいりたいと、こういうふうに考えておりますが、条例につきましても今後研究をしてまいりたいと、かように考えております。 以上であります。 ○議長(西上逸雄君) 小坂産業建設部長。 ◎産業建設部長(小坂勝紀君) (登壇)それでは、1番目の県道96号岡山・赤穂線と市道三石2号線の改良についてお答えいたします。 御指摘のこの交差点は、三石地内でも見通しが悪く、事故発生の危険性の高い地点と聞いております。先日も軽四貨物が民家に飛び込んだとお聞きして、早速現場の確認をしてもらったところ、赤穂から国道2号に向かう方の道路標識は、守石橋を渡ったところにあり、道路標識の位置として適切ではないのではないかということも考えまして、県に現場を見て対応を考えてほしいと要望したところでございます。この交差点については、地元の御要望の趣旨をよくお伺いして、県とも協議をしまして、交通安全対策上どういった対応が必要かということについては検討を加えてまいりたいと思います。 次に、2点目の大型バスが入らないとのことでございます。大型バスが入らないため、小学校では三石出張所で荷物を積みおろししているということもお聞きしております。ただ、大型バスを乗り入れるためには民家の移転なども必要で、かなり多額な経費がかかってくるのではないかということでございます。ただ、将来的な計画といたしましては、やはりこれも検討していかなければならないということですが、この点につきましては、そういった移転等のこともございますので、地元とよく相談させていただいて、どういった対応がいいのか、その点は今後の課題とさせていただきたいと思います。 ○議長(西上逸雄君) よろしいですか──3番本田議員の再質問を願います。 3番本田議員。 ◆3番(本田正弘君) (登壇)それでは、1番の県道、市道の改良と4番の進出企業に関する件で再質問をさせていただきます。 この県道と市道の交差点、簡単ではないからお願いをしているんでありまして、簡単なら別にお願いしません。もうとっくにできていると思います。ここ本当に危険なんです。今部長も言われたように、しょっちゅう事故をやっとるんです。で、届けてない事故もかなりあるんです。私が事故ったのも届けるほどのもんじゃなかったんですけれども、万がよくて、若い男の子が車の中へ潜り込んで来たんですけどね、万がよくて人身にもならなかったと、そういうことなんです。それで、学校の方にバスも入らない、民家の移転もあると思います。それを含めてあそこを改良していただきたいということなんで、これは地元のいろんな団体とも相談をしまして、地元としても県の方にも要望しますけれども、行政として強くこれを推し進めていただきたい。部長もご存じのように、あの道、曲がりくねった2号線の下の改良もお願いしとるんですけどね、本当にへんな道なんですわ。それであれは県がつくったもんなんですわ。だからその辺もよく考えていただいて、ぜひ改良を、すぐにはできなくとも、何年かのうちにはぜひやっていただきたいと思いますんで、市としても強烈に県の方へ申し入れをしてください。よろしくお願いします。 それと、4番目の企業誘致の件なんですけれども、これは企業誘致いうんか、これは公共事業でも何でもありません。私はミサワテクノが進出してこなくちゃだめだと思うております。備前市の現状を見ても、人口は減り、本当にこの間の人口は3万160人ですか、本当にもうあと一月か二月で3万人割れするような状態です。それでぜひ来ていただきたいんですけれども、市民の中には市は別に不動産屋やないぞと、市の職員さんを2人なら2人、3人なら3人張りつけて、用地の買収、これはおかしいんじゃないかという声もあります。そこで私が言うんです。そういう条例か何かをつくって、人から言われないように、もうこれいいこっちゃな、そらどんどんやってくれと言うように、だれが見ても何もないような状態でその企業を誘致というか、進出企業に協力していくと、そういう格好をとれないものかということで質問させていただいたんです。中にはいろいろ言われる方がおられます。例えば、この大企業が来て雇用がふえた。200人、300人、そら本当に結構なことです。長い間見たらそらいいんですけれども、短期的には地元の中小企業が人を引っこ抜かれるんですわ。これは小さい会社やったら10人、20人、例えば抜けたら大変なことなんですわ。大企業はそれだけの雇用も確かにふえましょうけれども、今まで備前市にそうやって長いこと、いずれにしても貢献してきた会社、いっときにせよ本当に困るんです。本当困る会社がたくさんあると思います。それで備前市の人が全部この企業に行くわけではありません。隣町からも大勢みえるでしょう。そういうことも踏まえて市の職員さんを2人でも3人でも、それこそ10人でも張りつけてでもやるというような、そういう状態でもってやっていただきたいということで、質問を終わらせていただきます。 ○議長(西上逸雄君) ただいまの再質問に対する答弁を願います。 栗山市長。 ◎市長(栗山志朗君) (登壇)再質問にお答えをいたします。 今までの企業誘致におきましても、要請を受けまして用地確保に取り組んで協力をいたしてきました経過があるところでございます。そういうことで、今回もミサワテクノの用地買収につきましては、市も積極的に取り組んでおるような状況でございます。企業誘致につきましていろいろなお考え、御意見もあろうかと思いますが、基本的には進出する企業、工場を拡張する企業との話し合いの中で、市の協力できる範囲でのやり方で進めさせていただかなければならないというように考えておりますので、御理解を賜りたいと思います。 ○議長(西上逸雄君) 小坂産業建設部長。 ◎産業建設部長(小坂勝紀君) (登壇)再質問にお答えいたします。 三石地内の岡山・赤穂線が、交通量が多い割に狭くて走りにくいということにつきましては、我々も実感しておるところです。特に御指摘の交差点については、本線の方がカーブするというような状況で、よくその道路を知らない人にとって大変通行しにくい交差点であるというふうに私も思うところでございます。したがいまして、とりあえず標識等をまず整備するということを手始めに、特に学校が近うございますので、歩道ということも含めまして、あの交差点の改良については、市も分担する部分もございますけれども、県に対して強く要望してまいりたいと考えております。 ○議長(西上逸雄君) 以上で本田議員の質問を終わります。 以上で通告を受けた質問は全部終了しました。 これをもちまして一般質問を終わります。 この際、お諮りいたします。 明日6日から8日までの3日間、議案等調査のため休会といたしたいと思います。これに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 御異議なしと認めます。よって、明日6日から8日までの3日間休会とすることに決しました。 なお、9日は予定に従い、質疑を行います。 本日はこれにて散会いたします。 皆さん、御苦労さまでございました。     午後1時37分 散会...