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  1. 新見市議会 2019-12-01
    令和元年12月定例会(第3号) 本文


    取得元: 新見市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-09-14
    2019年12月05日:令和元年12月定例会(第3号) 本文 ▼最初のヒット個所へ(全 0 ヒット) 1                             午前10時0分  開 議 ◯議長(藤澤正則君) 皆さん、連日御苦労さまでございます。  ただいまの出席17名でございます。これより本日の会議を開きます。  本日の議事日程は配付しておりますので、よろしく御協力をお願いいたします。          ──────────────────────── 日程第1  一般質問 2 ◯議長(藤澤正則君) 日程第1に入ります。  昨日に引き続き一般質問を行います。  まず、15番仲田康豊君の登壇を願います。仲田康豊君。               〔15番 仲田康豊君 登壇〕 3 ◯15番(仲田康豊君) 通告に従って順次質問をしてまいりたいと思います。  まず、1点目の農業政策についてでございますが、2018年度の食料自給率カロリーベースで過去最低の37%に下がったと発表がありました。農水省によると、主な要因は天候不順と自然災害であるというふうに言われておりますが、今後もTPP、EPAなどの発効などで輸入が増加してくることも自給率の低下を招くことになると考えられます。  中四国農政局が10月にまとめた2030年の予測では、2015年に比べて8割の地域で基幹的農業従業者が減少するというふうに発表されております。今後も農地の減少が加速し、自給率はますます低下するというふうに考えられます。  そういった中で、新見市の基幹産業でもある農業政策について質問をいたします。  まず1点目、市長の政策の中で、これまでスマート農業についてはほとんど発言をされたことがないというふうに思います。現在の農業生産を支えている人は主に60歳代から80歳代の人たちだと思います。後継者対策はもちろんでございますが、現在就農されている方々に一日でも長く続けてもらうことが必須だと考えます。省力化、効率化を図り労働負担を軽減するためにもスマート農業の推進は必要だと考えますが、市長はスマート農業の取り組みについてどうお考えでしょうか。お答えください。  続いて2点目、農地集積についてでございますが、現在、新見市において農地集積の実績はどのくらいかお答えいただきたいと思います。  これで1回目の質問を終わります。 4 ◯議長(藤澤正則君) ただいまの仲田康豊君の1項目めの質問に対する執行部の答弁を求めます。 5 ◯市長(池田一二三君) それでは、仲田議員の1項目め、農業政策について、スマート農業への取り組みについての1点目の質問に対しましてお答えをいたします。  スマート農業につきましては、重労働が多い農作業の省力化や高品質な作物生産、栽培技術の平準化につながるものと考えておりまして、担い手不足や高齢化といった現在の農業が抱える課題を解決する有効な手段の一つであると認識をいたしているところでございます。
    6 ◯議長(藤澤正則君) 再質問ございますか。  もう一点がある。失礼しました。 7 ◯産業部長(宮崎忠司君) 2点目の農地集積への取り組みについてでございます。答弁させていただきます。  本市の農地集積面積は593.4ヘクタールで、集積率は13.6%となっております。このうち農地中間管理機構による集積面積は143.8ヘクタールで、集積率は3.3%でございます。  以上です。 8 ◯議長(藤澤正則君) 再質問ございますか。仲田康豊君。 9 ◯15番(仲田康豊君) 市長も非常に関心を持っているということでございました。  今の農業、畜産業、林業、あらゆる部門で、ICTまたAIなどを活用してスマート化を図る研究がされております。他市では市もそれに加わってそういった実証実験を行っているところもありますが、新見市としてはどの程度そういう実証実験に現在加わっているのか、全くそういうことには加わってないのかということをお答えいただきたい。 10 ◯議長(藤澤正則君) 答弁を求めます。 11 ◯産業部長(宮崎忠司君) スマート農業の導入につきましては、現在国において技術開発や実証を推進しております。本市といたしましても今後その動向を注視し、農業団体などと協議を行い、本市農業へ有効なものであれば支援を行ってまいりたいと考えております。  また、本市での取り組み状況につきましてですが、既に防除作業等で実施をされておる地区が何地区かございます。  以上でございます。 12 ◯議長(藤澤正則君) 再質問ございますか。仲田康豊君。 13 ◯15番(仲田康豊君) 今後もいわゆる実証実験、まず今実証実験の段階が全ての分野で多いわけですが、そういったものに積極的にかかわっていくというお考えはあるでしょうか。 14 ◯議長(藤澤正則君) 答弁を求めます。 15 ◯産業部長(宮崎忠司君) 実証実験がされておりますので、実証実験のデータを研究させていただきまして、本市の農業に最適な技術であれば検討してまいりたいと考えております。  以上です。 16 ◯議長(藤澤正則君) 再質問ございますか。仲田康豊君。 17 ◯15番(仲田康豊君) スマート化は人を引きつける力があるとも言われています。若者の就業を促すほか、経験が浅い就業者の早期育成にも役立つ。また、後継者不足担い手不足などの解消になるというふうにも期待されております。  市長、政府また農水省もこれからの農業政策の中でスマート農業の活用を重視し、農業の持続的発展を目指すというふうにされております。新見市としても一定の予算化をして、新見市の農業を守るために推進していくべきだというふうに考えますが、いかがでしょうか。 18 ◯議長(藤澤正則君) 答弁を求めます。 19 ◯市長(池田一二三君) 仲田議員が御指摘のとおりであろうと思っております。そうした中で、そういった取り組みをされる地域といいますか、その農業組合と申しますか、またそういった関係団体といいますか、そういったところにも働きかけもいたしているところでございますが、なかなかそこまでに至らないということも実際ございます。また、農業従事者の方からいろいろとお話を伺う中で、私が伺っておりますのは、農業支援のアプリ、アグリノート、そういったものができないかなというようなお声を実際にいただいたりしておりますので、またいろいろな実証実験等のデータを踏まえまして、そういったものもお声をいただいておりますので、考えてまいりたいと考えております。 20 ◯議長(藤澤正則君) 再質問ございますか。仲田康豊君。 21 ◯15番(仲田康豊君) 2点目の質問ですが、実績、いわゆる全国的に農地集積の目標は達成してないというところがほとんどでございます。  現在、新見市とすれば、農地集積にどういった取り組みをされているのかということについてお答えいただきたいと思います。 22 ◯議長(藤澤正則君) 答弁を求めます。 23 ◯産業部長(宮崎忠司君) 本市では、農業委員や農地利用最適化推進委員を初め、岡山県農地中間管理機構の専門員や市、JAの職員が、農業経営のリタイアや規模縮小などにより農地の受け手を探している農家から意欲ある担い手につなぐ橋渡しを行っております。  以上でございます。 24 ◯議長(藤澤正則君) 再質問ございますか。仲田康豊君。 25 ◯15番(仲田康豊君) 新見市として、集積が上がらない原因というのは何だというふうにお考えでしょうか。 26 ◯議長(藤澤正則君) 答弁を求めます。 27 ◯産業部長(宮崎忠司君) 農地の所有者の中には、先祖伝来の農地に対する思いが強いものもお見受けいたします。本市といたしましては、先ほど申し上げましたが、推進体制や国の制度につきまして丁寧に説明を行ってまいりたいというふうに考えております。 28 ◯議長(藤澤正則君) 再質問ございますか。仲田康豊君。 29 ◯15番(仲田康豊君) 平成27年6月議会の答弁で、今年度から専門員を配置して、貸付希望者のところへ出向いて丁寧に説明をし、顔の見えるやり方をやりたい、その取り組みの成果を見ながら運営を考えていきたい、そういうふうに御答弁がありましたが、その後運営について変化がありましたでしょうか。 30 ◯議長(藤澤正則君) 答弁を求めます。 31 ◯産業部長(宮崎忠司君) 岡山県の農地中間管理機構の専門職員によりまして、御依頼がありました農家には赴きまして丁寧に制度説明等をさせていただいております。なかなか率は上がってこないんですが、丁寧な訪問を続けておる状況でございます。  以上でございます。 32 ◯議長(藤澤正則君) 再質問ございますか。仲田康豊君。 33 ◯15番(仲田康豊君) その運営について、今後それの方法を変えていくという考えはおありでしょうか。例えば、もう今のままの推進のやり方でいきたいというふうにお考えかどうか。 34 ◯議長(藤澤正則君) 答弁を求めます。 35 ◯産業部長(宮崎忠司君) 他市の運営とかの状況も研究しながら、本市に取り入れれるものがございましたらまた参考にさせていただきたいというふうに考えております。  以上です。 36 ◯議長(藤澤正則君) 再質問ございますか。仲田康豊君。 37 ◯15番(仲田康豊君) 今年6月、農地集積バンク関連法案というのが改正されました。要は、農地の集積、集約は何よりも地域の理解と納得が必要だというふうにされています。そのためには、市と農業委員、JAなどが連携をして、地域と働きかけ、話し合いをしていくということがまず一番であろうというふうに考えておりますが、今後、部長、この農地集積の取り組みに対するお気持ちというか意気込みをお聞かせいただきたいと思います。 38 ◯議長(藤澤正則君) 答弁を求めます。 39 ◯産業部長(宮崎忠司君) 今後も営農座談会、総代会等によりまして、きめ細かな説明をしていきたいというふうに考えております。  以上でございます。 40 ◯議長(藤澤正則君) 再質問ございますか。 41 ◯15番(仲田康豊君) ありません。  それでは、2項目めの質問に入りたいと思います。  今後の企業誘致について。  今議会初日の市長の行政報告の中の羽ばたく産業のまちで、商工振興については新たな企業誘致が令和2年11月に操業開始予定で、雇用の拡大につながると期待しているというふうにありました。  市長は今、新見市の求人倍率、幾らか御存じでしょうか。企業誘致で雇用の拡大が図れたかもわかりませんが、そのことで地場の産業の雇用確保を脅かしているというふうにはお考えではないでしょうか。  確かに、企業間の競争により給料面で賃金が上がるかもしれません。しかし一方で、人手不足が地場の産業の経営を圧迫しているということも事実です。新聞によりますと、東京商工リサーチ岡山支店の調査では、人手不足関連で倒産した企業の最多は建設業、そして小売業、その次は製造業というふうになっているそうでございます。新見市では今のところ、中小企業を中心に人手不足倒産がないようでございますが、今後は経営基盤の弱い中小企業を中心に、人手不足倒産が増えるおそれがあるというふうにされております。  市長は選挙公約の柱でありましたこの公約を守り、新見市の中小企業・小規模基本条例を制定されましたが、このことの整合性についてどうお考えでしょうか。お答え願いたいと思います。 42 ◯議長(藤澤正則君) 答弁を求めます。 43 ◯市長(池田一二三君) 2項目めの今後の企業誘致について、1点目、市長の選挙公約であった中小企業・小規模企業振興基本条例との整合性はという質問に対しましてお答えを申し上げます。  議員も御存じのとおり、本市は人口減少がなかなか歯どめがかかっていない状況でございます。そうした中で、人口減少の大きな原因の一つであります若者の流出、ここの部分が大きい課題であろうと考えております。そのためにも、本市におきまして雇用の拡大が図られる、若者が残って仕事ができる、そういったことを確保することは重要なことであると考えております。  そして、整合性はということでございますけれど、本市が昨年度制定いたしました新見市中小企業・小規模企業振興基本条例では、市、中小企業者小規模企業者、中小企業に関する団体、大企業者、金融機関、教育機関、市民の役割を示して、それらが連携協力することで、地域経済の発展を目指しております。  現在の有効求人倍率は1.97でございます。 44 ◯議長(藤澤正則君) 再質問ございますか。仲田康豊君。 45 ◯15番(仲田康豊君) もちろん条例は、理念条例ではございますが、条例の中の第11条に、市は次に書かれる基本方針に基づき中小企業・小規模事業者の振興に関する施策を講ずるものとするというふうにあります。その中の4番目に、人材育成、確保及び定着並びに雇用の推進をするというふうにあるんです。ということは、この地場の産業の雇用も確保しなきゃいけない、定着もしなきゃいけないというふうにうたってあるわけです。  先ほどのハローワーク、直近で10月、実は私が調べたところによると、新見は2.20だというふうに聞いております。数字は多少違いはあると思います。ただ、これだけ人手不足の中で、今まで同じような企業誘致の仕方をしているのはどうかと私は思っているんです。だから、企業誘致の条件にしても、見直しをする時期に来ているんではないかと。  確かに、30年ぐらい前、みんな企業誘致を全国で地方の自治体がこぞってやっていました。なかなか来てくれなかった。だから、条件をどんどんどんどんつり上げていった。しかし今、こんだけ日本の国が人手不足になって、なおかつ好条件で物すごく条件をつけて企業誘致をするという。それは見直しをすべきじゃないかというふうに考えますが、どうでしょうか。 46 ◯議長(藤澤正則君) 答弁を求めます。 47 ◯市長(池田一二三君) 県営工業団地は2社立地が決まりまして、現在1社建設中でございます。これで県営工業団地が完売をいたしました。今後のあり方については、ただいま御意見も賜りましたので、十分に検討してまいりたいと考えております。 48 ◯議長(藤澤正則君) 再質問ございますか。仲田康豊君。 49 ◯15番(仲田康豊君) 条件の見直しという点でございますが、これだけ人手不足、しかも新見市も人口減少が続いております。そうすると、例えば条件の中にできれば3分の1の従業員さんは連れてきてもらえませんかと、新見に住んでもらえませんかと、転入してもらえませんか、できれば家族を連れてきてもらえませんかと。例えばの話です。そういうふうに、今まではこちらからお願いします、お願いしますというふうに企業誘致をしていましたけど、今は全国どこでもそうです。人がいないんですから。人口も減っているんですから、逆にこちらからある程度の条件を提示していくということも考えていいのではないか。そういう観点から質問をしております。どうでしょうか。 50 ◯議長(藤澤正則君) 答弁を求めます。 51 ◯市長(池田一二三君) 先ほども答弁をさせていただきましたが、若い世代の方々の流出がとまっておりません。そういった中で、若者の雇用を拡大していくということで、若者のそういった世代の方を雇用して欲しいということを前提に今まで取り組んできたところでございます。  今後につきましては、そういったこちらへ誘致されました企業さんが、今仲田議員が言われたように今度就労される方をいろいろなところから雇用されたり、あるいは現在本社以外で工場も持っていらっしゃいますので、そういったところからこちらへというお話だろうと思います。当初は若者も雇用していただきますが、当然指導される方もいられるわけでございますので、またそういった方も来ていただけるようにお聞きをいたしているところでございます。 52 ◯議長(藤澤正則君) 再質問ございますか。仲田康豊君。 53 ◯15番(仲田康豊君) 今の答弁をいろいろお聞きしておりますと、これはもう見直しの必要性があるということでよろしいでしょうか。その内容についてはこれから考えていくということであるのか、見直しをしないということであるのか。 54 ◯議長(藤澤正則君) 答弁を求めます。 55 ◯市長(池田一二三君) この中小企業・小規模企業振興基本条例の中にも産業振興会議を設置しておりますし、またそういったところで御意見等も賜りたいと思っております。  また、移住・定住ということで、IJUターンの促進もいたしておりますし、資格取得、そういったものでしっかりと資格を取っていただいて、その制度を活用していただいて取っていただいて定住していただく。いろんな施策を複合しながら進めてまいりたいと考えております。 56 ◯議長(藤澤正則君) 市長、見直しするかしないか、必要ないかという質問がありましたんで、それの御答弁をお願いいたします。  市長の意向はそういう答弁でございますか。産業会議の中で見直していく。自身の考えでなくて、その会議の中の意見を尊重するという答弁ですね。 57 ◯市長(池田一二三君) 条例がございますし、またその中に産業振興会議が設置をされております。この中小企業・小規模企業の振興に対しまして、御意見を賜りながら、施策を進めていくということに条例上いたしておりますので、しっかりと御意見を賜っていきたいと思います。 58 ◯議長(藤澤正則君) 再質問ございますか。仲田康豊君。 59 ◯15番(仲田康豊君) 私も平成27年6月に基本条例の制定について質問しております。私はそのときに、地域にこれだけ2代、3代と続いて地域の経済を支えていただいている地場産業の育成、そういったものを目指して条例をつくりたかったという思いがあります。  市長、この条例はあんだけ、選挙のポスターは持ってきてませんけど、パンフレットに柱みたいに書かれていたんです。だから、どういった思いでこの条例をつくられたのか、それをお聞きしたいと思います。 60 ◯議長(藤澤正則君) 答弁を求めます。 61 ◯市長(池田一二三君) 私の公約でありますこの中小企業・小規模企業の振興基本条例の制定でございますけれど、当然本市のほとんどの企業が中小企業・小規模企業者でございます。そういった方々をこの新見市の発展の中で、経済の循環をしっかりとしていただくためにも支える必要があると考えております。そうした中で、それぞれの方々が役割を担っていただきながら支えていく、そういう強い思いを持ってこれを条例の策定に民間の方も入っていただきまして策定したものでございます。 62 ◯議長(藤澤正則君) 再質問ございますか。 63 ◯15番(仲田康豊君) ありません。  それでは、3項目めの質問に入りたいと思います。  高齢者運転についてでございます。  1点目、岡山県警によると、65歳以上の運転者が主な原因となった死亡事故は、今年1月から7月まで11件に上り、免許を自主返納するという人は県内で増加傾向にある。県内で6月1,075人、7月937人、1カ月に1,000人ぐらいというふうに発表されております。昨日の答弁で、新見署管内では昨年1年間に140人の方が返納されているというふうに答弁がありました。我が市のような中山間地域では、自動車がないと生活ができないというのが現状でございます。  そういった中で、政府は高齢者の新たな免許制度、自動ブレーキなどの安全機能がついた自動車のみを運転できるように2年後に基準を厳格化するというふうに発表されております。現在でも既に安全機能がついた車の購入に補助制度などを設けている自治体がありますが、新見市ではそういったお考えがあるかどうかということをお尋ねしたいと思います。  2点目ですが、昨日、この自主返納者についての支援は考えていないということでございましたが、実は山陽新聞がこの夏、岡山市で男女100人に免許返納についてアンケートをした結果、免許を保有する65歳以上の75%の人が生活の事情で返納しないというふうに答えられておる。ということは、新見市ではもっと高いパーセンテージじゃないかというふうに思うんですが、こういったアンケートについて、新見市ではとられているかどうか。とられる気持ちがあるかどうか。それもお聞きしたいと思います。 64 ◯議長(藤澤正則君) 3項目めの質問に対する答弁を求めます。 65 ◯福祉部長(林 裕司君) 3項目め、高齢者運転についてでございます。  1点目の安全運転サポート車の助成についてでございますが、議員も申されましたように、衝突軽減ブレーキやペダル踏み間違え時の加速制限装置などの技術が搭載された車、安全運転サポート車の購入に対する助成についてが、今現在国において購入の助成について検討がされております。その動向を注視して、今後対応ができればと思っております。  それから、次に2点目、運転免許自主返納者にタクシー券の助成の考えの質問の中で、本市での状況について65歳以上の方のアンケートをとるかという御質問でございますが、今現在アンケートを実施することは考えておりませんが、今後そういうことも研究していく必要はあると思っております。  以上でございます。 66 ◯議長(藤澤正則君) 再質問ございますか。仲田康豊君。 67 ◯15番(仲田康豊君) 先ほど国のことを言われましたが、11月22日の新聞に国も経済対策概要で自動ブレーキなど先進的な安全機能を備えた安全サポート車の普及、助成をすることを検討している。また、販売済の車に安全機能を後づけする場合も対象とすることを検討しているというふうにありました。  国の補助が決まったら、新見市も独自の補助をするとお考えがおありでしょうか。 68 ◯議長(藤澤正則君) 答弁を求めます。
    69 ◯福祉部長(林 裕司君) 後づけのペダル踏み間違い時の加速抑制装置などについて、これも国もほうでおっしゃるとおり検討されております。これがどのような形でこの制度ができ上がるのかというのがまだはっきりしておりませんので、それを見きわめた上で、今後研究させていただければと思っております。 70 ◯議長(藤澤正則君) 再質問ございますか。仲田康豊君。 71 ◯15番(仲田康豊君) 2点目ですが、これだけ高齢化が進んでいると。我々団塊の世代がもっともっと増えてくるということです。そうなると、今の新見市の高齢者の運転の実情、そういったものを調査するのは当然必要だと思いますから、アンケートは必ずとっていただきたい。いかがでしょうか。 72 ◯議長(藤澤正則君) 答弁を求めます。 73 ◯福祉部長(林 裕司君) これまでそのようなアンケートという形のものはとってきておりません。どのような形でアンケートを実施するのかということの内容も今後研究をさせていただければと思います。  以上でございます。 74 ◯議長(藤澤正則君) 仲田康豊君。 75 ◯15番(仲田康豊君) 研究の結果とるとお考えでしょうか。研究の結果とらないという結果になるのでしょうか。そこだけ。 76 ◯議長(藤澤正則君) 答弁を求めます。 77 ◯福祉部長(林 裕司君) 自主返納をするかどうかだけのアンケートをとるのがいいのかどうかということもありますので、そこを研究をさせていただきたいと思います。 78 ◯議長(藤澤正則君) 再質問ございますか。仲田康豊君。 79 ◯15番(仲田康豊君) とっていただけるというふうに信じております。  市長、私と市長は比較的市内では公共交通も便利のいいところへ住んでいるというふうに思っています。しかし、本当に周辺部の人は公共交通もなかなかないという状況の中で、これからやっぱりこの先、もう自主返納をやむを得ずしてしまったり、車に乗れなくなるという人のために、何らかの対策を講ずるべきではないかというふうに考えますが、市長、いかがでしょうか。 80 ◯議長(藤澤正則君) 答弁を求めます。 81 ◯市長(池田一二三君) 自主返納をされた方々が交通手段がなければ非常にお困りであろうというふうに、それは認識をいたしております。そうした中で、先ほどは御提案がありましたタクシー券の助成でございます。これも新見市全域にタクシーが利用できる状況であれば、これも一つの方法であろうと考えておりますが、タクシーのない地域もございます。そういうことによって、これは不公平感が発生するおそれがあると思っております。  現在、新見市版の地域共生社会の地域づくりを進めております。そうした中で、地域運営組織ができ上がった中で、こういった移動の支援もしていただいたりしているところでございます。こういったことに期待をいたすとともに、我々といたしましては、現在あります交通網をデマンドやふれあいということでより利便性が高まるように、どのようにすればいいのかをしっかりと考えてまいりたいと思います。 82 ◯議長(藤澤正則君) 再質問ございますか。 83 ◯15番(仲田康豊君) ありません。  次の4項目めの質問に入りたいと思います。  県道下神代哲多線の立木の伐採についてでございますが、特に健康の森学園付近の伐採については、平成23年に一度質問をしたことがございます。その後、2年間ぐらい神代よりのセパレート部分の枝は切っていただきました。しかし、その後、それ以外のところは全く手を入れられていないというのが現状でございます。  市長もお通りになられると思いますが、あそこは正田トンネルが開通してから、特に市内を通らなくていいということで、大型車両の通行が非常に増えております。そういった意味で、ドライバーの方からもいろいろあの立木は何とかならないかというふうに要望が出ております。  そこで、ちょっと御覧いただきたいと思います。  これは手づくりで段ボールに張った程度、こういうふうにこの山の木、枝はもうほとんどセンターラインを超えるぐらいなところへ出ているわけです。こういう状態です。毎日通られとる方もおられるようですが。  もう一つ、セパレートの部分、これは健康の森学園に近いほうのセパレート部分でございます。こういう状態です。これがもう交通量の多い国道の現状なんです。特に、これから雪の季節になると、この枝たちがみんな下へおりてくる。通行の妨げにもなるということでございます。ドライバーの方からも是非早急に対策をして欲しいという要望が出ておりますが、いかがでしょうか。 84 ◯議長(藤澤正則君) 仲田康豊議員、国道じゃなしに県道じゃにゃあすか。 85 ◯15番(仲田康豊君) はあ。 86 ◯議長(藤澤正則君) よろしいですか。訂正をさせていただきますということです。  答弁を求めます。 87 ◯建設部長(西村和夫君) 御質問の県道下神代哲多線は市が管理する県道となっております。御指摘の健康の森付近の立木につきましては認識しております。今後、現地を詳細に確認し、通行の支障となる立木の伐採を行うなど、適切な維持管理に努めてまいりたいと考えております。  以上です。 88 ◯議長(藤澤正則君) 再質問ございますか。仲田康豊君。 89 ◯15番(仲田康豊君) 前回の23年の答弁と全く違っていい返事をいただきました。23年の質問のときは、某有名な大学の先生の指導によってなかなか切れませんというお話でございましたが、即答でいただきました。  そこでもう一つ、実は枝を切るだけではまた出てきます。だから、この1列目、これは列で植えてあります。思い切って1列目、2列目ぐらいまで切ってしまうと、もう10年、20年はもつと思うんです。このまま枝だけ切りますと、また出てきます。どうですか、思い切って切りませんか。2列ぐらいバサッと。どうでしょう。 90 ◯議長(藤澤正則君) 答弁を求めます。 91 ◯建設部長(西村和夫君) 現在、見通しの悪い樹木につきまして、伐採となりますと専門業者を依頼しなければなりませんので、見積もりをとる準備をしております。そうした中でできる範囲で最大限の効果が出るように努力してまいりたいと考えております。  以上です。 92 ◯議長(藤澤正則君) 再質問ございますか。 93 ◯15番(仲田康豊君) ありません。  次は、5項目めの高校再編についてでございますが、市長にお尋ねをします。  昨日の答弁で、複数校地を解消していくと。このことは答弁でございました。しかし、問題はその先だと思います。もう今、生徒はこれだけ子供たちが減っておりますから、当然学科、クラスも減していかなきゃいけないという現実が必ず迫ってくると思うんです。当面は県が言うように複数校地を解消します。しかし、さらに県は子供たち、生徒の減少により次の段階の方針を出してくる可能性があるわけです。  ある民間の調査によると、高校がまちにあるかないかによって、人口減少や経済の効果が大きく違う。これは民間の調査です。そういうふうに新聞に出ておりました。これからとりあえずは校地を解消しても、必ず学科、クラスの問題が出てきます。例えば、普通科が3クラスが2クラス、1クラスになる。そうすると、当然県は、じゃあ高梁と合併したらどうかというふうな話が出てくる可能性があると思うんです。そうすると、10年後、20年後、その先を見据えて、例えば特色のある学校をつくるためには公立の高校にするとか、全国募集を始めたんですから現代的でおしゃれな魅力のある学生寮をつくるとか、そういったような先を見据えた発想の転換というか、そういうお考えは市長にありますでしょうか。 94 ◯議長(藤澤正則君) 答弁を求めます。 95 ◯市長(池田一二三君) 現在、議員も御存じのように、岡山県立高等学校教育体制整備実施計画の中で今お話が進んでいるところでございます。その中で、我々は新見高校を現存のまま残して欲しいという要望をいたしましたけれども、校地の解消、またいろいろと方向性をお示しになられているところでございます。その中で、昨日も説明をさせていただきましたように、この校地解消につきましてはやむなく認めていこうということで、その中でいろいろな課題解決のためにつながることをしっかりと提案していこうということで、23日だったと思いますが、明日の新見高校を考える会を開催することといたしております。 96 ◯議長(藤澤正則君) 再質問ございますか。仲田康豊君。 97 ◯15番(仲田康豊君) 私も議長の時あり方の会議に出させていただいております。要望として現状のままというのは、もう誰が考えても不可能なんです。というのは、生徒数が減っているわけですし、クラスが6クラス保てないのも5年後、10年後に間違いなく来るわけです。  だから、会長として出られるこれからの会議の席の中で、市として、県立であるんです、県立高校だから市が全部いろんなことは口を出せないというのがあるのかもわかりませんが、要は先ほど申し上げましたとおり、高校というのが新見市にとってどんだけ大切なかということを考えて踏まえたときに、市長として将来的にそういう展開を変えるような考え方というのはありませんでしょうかということをお尋ねしております。 98 ◯議長(藤澤正則君) 答弁を求めます。 99 ◯市長(池田一二三君) 今の現状の中で校地解消をして、そして残っていくいき方を今皆さんで検討しているところでございます。そうした中、将来的に公立にするとかどうとかということは今発言するべきの話ではないというふうに考えております。  そして、私といたしましてはこの岡山県との意見交換の場におきまして、人口減少が進む中におきまして将来にわたってどんなに自治体が頑張っても学生を確保するということは非常に難しい状況になっているという中で、現状を見ますと川上から川下へと学生が流れている。新見から高梁、高梁から総社、総社から倉敷、岡山というように学生が流れていっている状況がございます。そうした中、これは本市だけの課題ではなくて、県北における全体的な課題であろうというふうに捉えているところでございます。  そうした中で、地方創生の観点から政策として東京圏の大学の定員増加を抑制するような対策を進められておりますけれども、そういったような岡山県におきましても県北地域の各高等学校の重要性を御認識いただいて、そうした施策を県立高校全体の定員募集、このことに対しまして再検討するように意見を申し上げているところでございます。 100 ◯議長(藤澤正則君) 再質問ございますか。仲田康豊君。 101 ◯15番(仲田康豊君) 確かに、現実を考えると地方のちっちゃな自治体がどんなに頑張ってもという考えになってしまうかわかりませんが、だからこそ新見市の特色ある高校を再編しませんか、つくりませんか、考え直せませんかということをお尋ねしているんです。ここで市長がこうやります、ああやりますということを言われなくても、自分にお考えがあるんでありゃあ、それを今度のあり方の会議の中でも出していかれるべきではないかと思うんです。  市民の人も、昨日も質問がありました、みんな高校はどうなるんだろうかと不安がっているんです。子供は必ず減ります。5年後、10年後、20年後、もっと減ります。だからこそ先を見据えて、ここで大きな変換というか決断しませんかということを申し上げているわけでございます。  私も、市長が市長になられて初めての3月議会で、リーダーは判断、決断、実行、責任、それが必要じゃないかということを申し上げました。実は昨日の答弁で、新見市周辺整備、駅舎のバリアフリー化、これは私が先頭に立ってやります。3年間で初めて聞いたような気がします。  要は、この3万人を切るようなまちになってしまいましたが、首長と呼ばれているのは市長1人なんです。地方自治体においては、執行権は市長にある。市長の決断が1年遅れれば、ものは2年遅れる。2年遅れれば3年、4年とずっと遅れていきます。今本当にこれだけ地方自治も大変な時期に来ています。だからこそ市長の決断をスピーディーに、そして10年後、20年後、30年後の新見市を見据えた、そういう考えを出していただきたい。そういうふうに思いますが、いかがでしょうか。 102 ◯議長(藤澤正則君) 答弁を求めます。 103 ◯市長(池田一二三君) 現在、中学生を卒業されまして高校を選択されるその折に、今毎年によってパーセントは違いますけれど、30から40%の生徒の方が市外へ流出をいたしております。現在、ここをいかに食いとめるか、新見高校の魅力ある学校づくりに多くの方々のお力添えを賜りまして、今進めているところでございます。それも議員が御存じだろうと思います。そういうことを今しっかり進めている段階でございます。 104 ◯議長(藤澤正則君) 再質問ございますか。仲田康豊君。 105 ◯15番(仲田康豊君) これ以上やれないかと思います。  要は、1期目の丸3年がほぼ来ます。次、来年は最終年です、市長の任期の。先ほど言いましたように、この1年、もう市民にとっても新見市にとっても大事な1年なんです。市長にとっても大事な1年です。そこんところをよくよく考えていただき、飛躍の4年目になるように御期待を申し上げて終わりたいと思います。  終わります。 106 ◯議長(藤澤正則君) これをもちまして仲田康豊君の一般質問を終わります。  しばらく休憩をいたします。                             午前10時51分  休 憩          ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~                             午前11時0分  開 議 107 ◯議長(藤澤正則君) 休憩を終わり会議を再開いたします。  次に、9番杉本美智子君の登壇を願います。杉本美智子君。               〔9番 杉本美智子君 登壇〕 108 ◯9番(杉本美智子君) 通告に従いまして、順次質問をしてまいります。  まず、1項目めに財政についての質問です。  1点目は、今までの財政についての検証はという質問です。  まず、こちらを御覧ください。これは、新見市の人口推移をグラフにしたものです。平成17年、1市4町合併時の年度末3万6,614人から、毎年一、二%減少した結果、合併したときより約20%の人口が減少し、今年3月には2万9,286人になりました。  次に、一般会計歳入を市税、そのほかの自主財源、地方交付税、市債、そのほかの依存財源に分けた統計をとってみました。特徴的なのは、地方交付税が下がるにつれ、2016年度からその他の自主財源がそれを補う形で増えていることです。市税を除く自主財源とは、分担金、負担金、使用料、手数料、財産収入、寄附金、繰越金、諸収入のほかに、基金からの繰入金があります。  そこで、地方交付税と基金繰入金だけの推移を出してみました。3枚目の画面を御覧ください。地方交付税と基金繰入金だけの推移を示したグラフです。これを見ると、地方交付税の減少分が基金の取り崩しによって賄われているように分析できます。  これによりまして、財政調整基金の推移をグラフで見ますと、合併以来増加してきていましたが、2015年度71億3,593万6,000円をピークに減少に転じ、2018年度には51億671万2,000円まで減少しています。  歳出について見ます。  5番目のグラフで歳出について見ますと、総務費は赤い線で書かれています。2005年、2006年と2017年の大きくなっているのが特徴です。人口が20%減少する中で、総務費は増加した結果になっています。  次に、緑色、民生費は徐々に上がってきて、合併当時は40億円程度でしたが、ここ数年は50億円以上ということで推移をしています。  次に、下にあります農林水産業費、商工費、労働費についての推移ですが、どれも高いとは言えません。様々な補助制度がある農林業、商工業ですが、中ほどにあります土木費に予算づけをすることにより、公共事業をすることで間接的に市内の経済循環を図っていっているような形になっています。しかしながら、新見市の産業振興はしっかり取り組むべき分野だと考えます。  次に、教育費についてですが、この中で一番高低差が激しい推移を見せています。思誠小学校や新見中央図書館、各地の公民館などの建設があった年には特に高くなっています。児童数は人口減少の内訳の中でも減少率が大きく、学校数も合併当初から現在までで中学校は13校から5校に、小学校は31校から17校に、幼稚園は現在1園になっています。近年は全校にエアコン整備も行われました。これらのことから考えて、児童・生徒1人当たりの教育費は大きく減ってはいないのではないかと考えられます。  質問に移ります。  ここまで財政について検証する中で、1番目、総務費の推移についてどのように分析をしているのかお尋ねをします。  2点目は、4番目のグラフを御覧いただいて、財政調整基金についての質問です。  財政調整基金は、合併時から徐々に積み増しをし、合併当初18億5,240万8,000円でしたが、2015年度には71億3,593万6,000円まで積み増しをしました。その後、2016年度から2018年度で14億6,730万円減少し、現在では51億671万2,000円になりました。原因は災害ばかりではないのではないかと思います。財政調整基金運用の方針をお尋ねします。  3点目に、公債費と市債の推移についての検証はという質問です。  6番目のグラフを御覧ください。これは市債、つまり市が借り入れているお金と公債費、平たく言いますと借り入れの返済に充てたお金の比較です。平成17年度から21年度までの行財政改革大綱と行財政改革集中プランの取り組みにより、市債を順調に減らしてきましたが、2017年度から市債と公債費の差が小さくなっています。今年度から令和5年度までの財政計画では、新規の市債発行額を原則として元金償還金の90%以内に抑制しているため、地方債残高は減少するとしていますが、その減少幅は、2016年度までと比較して小さくなるのではないかと予想されます。今までの推移についての検証と今後の方針をお尋ねします。  4点目に、公共施設等総合管理計画及び再配置計画を財政健全化にどう生かしていくのかという質問です。計画策定時の試算によると、将来公共施設や道路、水道などの老朽化とラストワンマイルを含む維持管理費が財政に大きな負担になってくることが予想されています。公共施設等総合管理計画では、公営企業会計になる上下水道を除き、公共施設の床面積を今後10年間で6.5%減らす計画を立てていますが、今から無駄な投資にならないよう各施設の今後の利活用計画をしっかりと立てた上で、必要なものだけを維持修繕していかなければいけないと考えます。  また、住民が減り、地元で負担になりつつある施設については、既に地元と協議をする時期に来ているという市民の声もお聞きしました。公共施設再配置計画と財政計画との連携はできているのかをお尋ねします。  5点目は、健全財政を維持するための市長のお考えをお尋ねします。  以上で1項目めの最初の質問を終わります。 109 ◯議長(藤澤正則君) ただいまの杉本美智子君の1項目めの質問に対する執行部の答弁を求めます。 110 ◯総務部長(上山 晋君) それでは、1項目め、財政についての1点目、今までの財政についての検証はということで、総務費の推移の検証につきまして説明をさせていただきます。  市町合併からの総務費の推移につきましては、普通建設事業などの事業量により年度間で決算額に大きな差がありますが、特に先ほど議員が示されましたグラフのように、合併特例債により地域づくり振興基金を造成するなどした平成17年度が約59億円、それからラストワンマイル整備事業などを実施しました平成18年度が約62億円、それから南庁舎整備事業などを実施した平成29年度が約60億円と決算額が多くなっております。  続きまして、2点目の財政調整基金の運用方針はということでございます。  財政調整基金につきましては、予算を調製する際に財源が不足する場合は取り崩し、決算等で剰余金が出る場合などに積み立てを行っております。市町合併後の推移につきましては、平成20年度以降、取り崩しを行うことなく財政運営を行ってまいりました。しかしながら、普通交付税の合併算定がえによる低減などの影響によりまして、平成28年度からは取り崩しを行っております。昨年の豪雨災害復旧費用などに多額の取り崩しを行った結果、平成30年度末現在は、議員が先ほど申されましたように約51億円となっております。  基金運用についての国の明確な基準はございませんが、緊急的な財政出動に対応するために、本市では必要な基金残高の目安は、標準財政規模の30%と考えております。  続きまして、公債費と市債の推移についての検証と今後の方針はということでございます。  一般会計の地方債残高につきましては、市町合併時は約485億円でしたが、平成30年度決算では約380億円と大幅に改善をいたしております。これは、地方債の発行額を元金償還額以下に抑えたことや、任意の繰上償還を継続的に実施したことによるものであります。公債費につきましても、地方債残高の削減を進めた結果、市町合併時は約55億円であったものが、平成30年度決算では約40億円と大幅に減少いたしております。  今後につきましては、災害復旧事業の影響によりまして一時的な地方債残高の増加が見込まれますが、引き続き有利な地方債の借り入れや地方債の発行額を抑制するなど、地方債残高の縮減に努めてまいりたいと考えております。
     4点目の公共施設等総合管理計画及び再配置計画を財政健全化にどう生かしていくのかということでございますが、公共施設等総合管理計画と再配置計画につきましては、財政負担の軽減と継続的な公共サービスの提供を図ることを目的といたしておりまして、これらの計画で掲げている量、質、コストの見直しを着実に実行することで財政健全化につなげてまいりたいと考えております。  また、今後の施設の維持修繕につきましては、再配置計画で定めました方針に基づき実施していくこととしており、財政計画にも反映させていく考えでございます。  4点目までは以上でございます。 111 ◯市長(池田一二三君) 5点目の健全財政を維持するための市長の考えはということに対しまして御答弁を申し上げます。  将来の財政運営につきましては、総合計画に基づいた事業を着実に実施するため、事業の選択と集中の実施や広域連携、外部委託などの推進によりまして、合理的かつ効率的な運営を行い、さらに国や県からの有利な財源の確保にも努め、引き続き健全財政を維持してまいりたいと考えております。  また、中小企業支援や創業支援などの地域経済の活性化を進めまして、将来的に地方税等の一般財源が確保できる施策についても積極的に実施してまいりたいと考えております。 112 ◯議長(藤澤正則君) 再質問ございますか。杉本美智子君。 113 ◯9番(杉本美智子君) まず、1項目め1点目です。総務費の推移については、大きく山になっているところについて説明をいただきました。  この中で、ラストワンマイル事業についてですが、ラストワンマイルに係る機器整備費が大変大きくなるということの中で、ほかの情報通信技術というものは研究、調査をしていないのかお尋ねをいたします。 114 ◯議長(藤澤正則君) 答弁を求めます。 115 ◯総務部長(上山 晋君) 総務費の中でのラストワンマイル事業費についての研究していないのかということでございますが、現行のラストワンマイル事業につきましては、通信事業者及び放送事業者とのIRU契約を平成30年度に更新いたしまして、令和9年度末までの間事業を継続していくことといたしております。防災、市政広報を行う告知放送や、インターネットなどの情報通信及びケーブルテレビなどは、より生活に密着したライフラインとして今後も必要不可欠と考えております。  今後は、将来的な技術開発の情勢等の変化も踏まえまして、本市での利活用の状況や費用面などを勘案しながら、最適な方法を研究してまいりたいというふうに考えております。  以上でございます。 116 ◯議長(藤澤正則君) 再質問ございますか。杉本美智子君。 117 ◯9番(杉本美智子君) 人口減少が進んでいる中で、ラストワンマイルに係る経費がこのまま引き続いていくというのは、大変な負担になるのではないかという心配をしております。今いろいろな技術が進んでいる中で、調査を常に進めていただきまして、財政負担の減少に努めていただきたいと思います。  次に2点目ですが、財政調整基金の運用の方針について、標準財政規模の30%程度は維持していきたいという御答弁でした。金額にしていいますと、幾らぐらいになるでしょうか。 118 ◯議長(藤澤正則君) 答弁を求めます。 119 ◯総務部長(上山 晋君) 平成30年度で申し上げますと152億円ですので、約45億円程度ということになります。  以上でございます。 120 ◯議長(藤澤正則君) 再質問ございますか。杉本美智子君。 121 ◯9番(杉本美智子君) 今年、昨年と引き続いて集中豪雨等災害が起こりました。そういうときのためには、しっかりとした基金の積み立てというのは必要だと思います。標準財政規模の30%は45億円という御答弁ではございましたが、それにこだわることなく、財政の健全化に努めて基金もしっかりと持っていただきたいと考えます。いかがでございましょうか。 122 ◯議長(藤澤正則君) 答弁を求めます。 123 ◯総務部長(上山 晋君) 議員が言われるとおりでございまして、あるから取り崩すというのではなくて、健全化に努めながら適正な規模を保ちながら財政運営に努めていきたいというふうに考えております。 124 ◯議長(藤澤正則君) 再質問ございますか。杉本美智子君。 125 ◯9番(杉本美智子君) 3点目の公債費と市債についての推移を示させていただきました。90%以内という方針がございますので、このままいきますと、市債は減っていくということにはなっておりますけども、なるべくでしたら次世代へ負担を先送りすることのないよう繰上償還等に努めていただきたいと思います。いかがでしょうか。 126 ◯議長(藤澤正則君) 答弁を求めます。 127 ◯総務部長(上山 晋君) これも議員言われるとおりでございますし、最近では新聞に18年度の決算見込みということで、危険ラインということが発表されておりまして、新見市の経常収支比率につきましては一応めどとされる90%以下ということで健全度は保っているというような報道もなされておりますし、このまま健全財政を引き続いて保っていきたいというふうに考えております。 128 ◯議長(藤澤正則君) 再質問ございますか。杉本美智子君。 129 ◯9番(杉本美智子君) 公共施設等総合管理計画及び再配置計画についてお尋ねをいたします。  量やコストの見直しをしていく、また維持修繕については方針に基づき適正に行っていくというようなことでしたが、具体的には特に答弁が及んでいないと思います。一般的にということで答弁をいただいたように感じております。  例えば、例で言いますと、市内のプールを修繕していこうというようなときに、実際にそのプールを将来にわたって持続的に使っていくのか、今の利用人数がどうなのかといったことを考え、また各学校のプールが老朽化しているといったこととの情報とも合わせながら、プールの使い方を、例えば学校のプールは修繕せずに直した一般のプールを使っていこうといったような縦割りを排除したり、施設の有効活用を進めたりというようなことも必要になってくるのではないかと思いますが、いかがでしょうか。 130 ◯議長(藤澤正則君) 答弁を求めます。 131 ◯総務部長(上山 晋君) 再配置計画の中で、こういった利活用とか廃止とかの方針を定めておりまして、計画の中では同じ用途の施設の統合だけではなくて、用途が異なる施設であっても近隣地域でありましたら統合も行うことといたしております。それから、今後修繕工事や建てかえ工事の検討を行う段階におきましては、各部局間で連携しながら各施設の状況を検証し、また施設の統合や有効活用を協議してまいりたいというふうに考えております。  以上です。 132 ◯議長(藤澤正則君) 再質問ございますか。杉本美智子君。 133 ◯9番(杉本美智子君) 例えば消防機庫のように、各地にはなくてはならない、しかし老朽化が進んでいるといったようなものも見受けられます。早急な対応が必要です。既存の公民館や集会施設と消防機庫を一緒にする、同じ場所につくるといったような縦割りを排除した取り組みが必要になってくるのではないかと強く感じております。各部局間での調整等は進んでいるのでしょうか。 134 ◯議長(藤澤正則君) 答弁を求めます。 135 ◯総務部長(上山 晋君) 再配置計画をいたしまして、今後個別計画をつくっていきますので、今年度以降個別計画の中で各部局間での連携をしながら各施設の状況を検証し、また施設の統廃合や有効活用を協議していきたいというふうに考えております。 136 ◯議長(藤澤正則君) 再質問ございますか。杉本美智子君。 137 ◯9番(杉本美智子君) 公共施設等総合管理計画またはそれらの再配置計画について、進捗状況がわかればお示しいただきたいと思います。進捗状況、今少し話されましたけども、進捗状況であるとか今後のスケジュールについて具体的なところがあればお尋ねをいたします。 138 ◯議長(藤澤正則君) 答弁を求めます。 139 ◯総務部長(上山 晋君) 進捗状況でございます。公共施設の削減目標は10年間で6.5%を掲げております。現時点での削減率ですけれど、3年経過した時点で1.5%の削減ができておりまして、進捗率は23%でございます。  今後につきましても、大佐山の施設の廃止などもございますので、そういったことを適切に不要なものから順次廃止、統廃合していくように計画的に進めていきたいというふうに考えております。  以上です。 140 ◯議長(藤澤正則君) 再質問ございますか。杉本美智子君。 141 ◯9番(杉本美智子君) 公共施設の再配置については、地元の方との協議等も必要になってくると思います。丁寧な説明とそれから地元の方だけでなくいろいろな部署との連携をしっかりとっていただきまして進めていただきたいと思います。いま一度答弁があるでしょうか。 142 ◯議長(藤澤正則君) 答弁を求めます。 143 ◯総務部長(上山 晋君) 各施設につきましては、集会所とか公民館とか地域の方々が利用される施設もたくさんございますので、その辺は地域住民の方々に適切に説明をさせていただきまして、十分理解を得ながら進めていきたいというふうに思います。  以上です。 144 ◯議長(藤澤正則君) 再質問ございますか。杉本美智子君。 145 ◯9番(杉本美智子君) 最後に、5点目市長のお考えをお尋ねをいたしたところです。今後も将来計画に基づき適正に行っていくということで御答弁いただきました。例えば、使用料や補助金について、長年変わっていないものもあります。時代に応じて、物価やニーズも変わってきています。いろいろと検証が必要な部分があるのではないかと考えます。  また、小規模多機能自治を進める上で、地域運営組織への一括交付金については、今の金額でいいのか、また市内に多数の組織ができたときの財源は大丈夫なのかといったようなことも懸念をされています。将来的に財政を見据えて事業に取り組んでいただきたいと思いますが、いま一度市長のお考えをお尋ねいたします。 146 ◯議長(藤澤正則君) 答弁を求めます。 147 ◯市長(池田一二三君) 健全財政に努めるために、しっかりと将来的な見通しを立てて進めてまいりたいと考えているところでございます。議員がいろいろと御指摘を賜りましたこと、しっかりと受けとめて努めてまいりたいと思います。 148 ◯議長(藤澤正則君) 再質問ございますか。杉本美智子君。 149 ◯9番(杉本美智子君) 11月15日の新聞報道によりますと、先ほど答弁でもありましたように、県内16市町村が財政の硬直度を示す経常収支比率90%を超えるという危険ラインとなっておりましたが、新見市は88.1%ということになっておりました。危険ラインは超えていないものの、決して油断はできないといった状況です。引き続き健全財政に努めていただきまして、この項を終わります。  引き続き、2項目めの質問に移ります。  2項目めは労働力確保対策について質問します。  人口減少対策といえばむしろ働き方、働き場所の確保が一番に考えられますが、先ほどの一般質問でもありましたとおり、現在新見市の有効求人倍率は2を超えておりまして、むしろ労働力不足が深刻です。毎月2回ハローワーク新見から出される求人情報では、介護職、看護職はもとより、製造業、建設業、流通業など全てにおいて働き手を求めています。事業主からは求人を出していても来てくれないといった声をお聞きしました。  人口推計によりますと、15歳から64歳の生産年齢人口は平成29年3月末で1万5,205人ですが、令和12年1月には1万1,398人になると予想されておりまして、64歳以上でも労働に携わらなくては経済が維持できないといった状況が予測されます。全国的に見ますと、人手不足は廃業する理由の大きな原因の一つとされており、地域の活力を維持する上で労働力を確保する対策は大きなウエートを占めています。  お尋ねします。  1点目、まずIJUターン就職奨励金についての説明と現在までの利用実績をお示しください。  2点目、そのほかに実施している労働力確保の施策があれば実施状況と成果をお示しください。  3点目、外国人技能実習生の受け入れを支援する考えはないかという質問です。  外国人技能実習生は、事業所が管理組合を通して主にアジアから日本語が日常会話程度できるよう訓練された労働者を、介護はもとより製造業、建設業、農林業などの職場へ2人から15人程度のまとまった人数で3年から5年実習生として受け入れるものです。管理組合によっては同じ地域に50人ぐらいの団体で受け入れ、市内各事業所へ実習生を配置するといった取り組みをしているところもあります。  外国人技能実習生を受け入れる際の問題点として、事業所の経済的な負担、実習生の居場所の確保、生活習慣や文化の違いによる住民とのトラブル、言葉が不自由なことによる生活のしづらさなどの問題が発生します。それらを自治体がサポートすることによって、地区住民とのトラブルも減り、早く日本になじんでもらえると考えます。本来でありましたら、受け入れ先の事業所がすることかもしれませんが、労働力さえも不足する中で、事業所には生活面をサポートできるほどの人的余裕がありません。  外国人技能実習生が市内に住むことにより、自治体にとっては人口増加による交付税の増加や経済循環の増加が考えられます。外国人技能実習生の受け入れを市として支援する考えはないか、市長の考えをお聞きします。  以上で2項目めの質問を終わります。 150 ◯議長(藤澤正則君) ただいまの杉本美智子君の2項目めの質問に対する執行部の答弁を求めます。 151 ◯産業部長(宮崎忠司君) 2項目め、労働力の確保対策について、1点目、IJUターン就職奨励金の利用実績はにつきまして御答弁させていただきます。  昨年度から開始したIJUターン就職奨励金制度は、市内事業所への就労及び市内への定住の促進を図ることを目的としております。これは、1年以上市外に居住した人で、市内の事業所に正社員として雇用された場合、1人当たり20万円を、さらにその家族も就職された場合は1人当たり10万円を加算して交付する制度でございまして、上限は50万円であります。平成30年度は、30件、33人で630万円、本年度は10月末までで33件、33人で650万円を交付しております。  2点目、そのほかに実施している労働力確保の施策と成果はでございます。  平成29年度から実施しております資格取得費支援事業補助金は、市内事業所がその事業活動で必要とする資格や免許の取得に要する経費の一部を補助する制度で、本年10月末までで209件を交付しており、市内事業所における雇用の促進及び定着に御活用いただいているところでございます。  また、同じく平成29年度からIJUターン就職相談員を配置し、1,000件を超える事業所の訪問など、ハローワークなどで把握し切れない小規模な事業所の求人情報や市内での就職を希望する市外在住者の情報を集め、17件の就職につなげております。  さらに、地元企業及び高校などとタイアップして市内企業を訪問して、実際の職場での様子を見てもらう企業めぐりバスツアーを実施し、市内企業への就職促進につなげております。 152 ◯市長(池田一二三君) 3点目、外国人技能実習生の受け入れを支援する考えはないかということに対しまして答弁を申し上げます。  外国人技能実習生の受け入れは、労働力確保の観点から非常に重要であると考えております。今後、現在市内に入っていただいておりますそういった方々に可能な方法でしっかりと調査をしてニーズ把握をしてまいりたいと思います。そうした受け入れ企業及び外国人技能実習生が必要としている支援策をまずは把握をいたしまして、そのことに対しまして取り組んでまいりたいと思います。 153 ◯議長(藤澤正則君) 再質問ございますか。杉本美智子君。 154 ◯9番(杉本美智子君) まず、2項目め1点目、IJUターンの奨励金についてお尋ねをしました。ある程度の成果があるというふうに捉えております。この奨励金については、今後も引き続き行っていく方針でしょうか。 155 ◯議長(藤澤正則君) 答弁を求めます。 156 ◯産業部長(宮崎忠司君) 状況を見ながら継続をしていきたいというふうに考えております。  以上です。 157 ◯議長(藤澤正則君) 再質問ございますか。杉本美智子君。 158 ◯9番(杉本美智子君) PRについてはどういう方法で取り組んでいるでしょうか。 159 ◯議長(藤澤正則君) 答弁を求めます。 160 ◯産業部長(宮崎忠司君) 各種就職説明会とか市のホームページやメールマガジン等でも広報をしております。  以上でございます。 161 ◯議長(藤澤正則君) 再質問ございますか。杉本美智子君。 162 ◯9番(杉本美智子君) 2点目で、様々な助成金等、それから相談員を配置したりといったいろいろな事業を御説明いただきました。この中で、高校生対象の企業めぐりバスツアーについて答弁がありましたが、その結果そこの会社に就職した人の人数がわかればお尋ねをいたします。 163 ◯議長(藤澤正則君) 答弁を求めます。 164 ◯産業部長(宮崎忠司君) このバスツアーに参加された方で市内にというのは集計ができておりません。申しわけございません。 165 ◯議長(藤澤正則君) 再質問ございますか。杉本美智子君。 166 ◯9番(杉本美智子君) ただ単にバスツアーをしただけではなく、その結果、目的である地元への就職につながっていなければ、この事業の成果があらわれていないということになりかねませんので、最後まできちんと集計していただきまして、このツアーの成果がどうであったのかということはきちんととっていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。 167 ◯議長(藤澤正則君) 答弁を求めます。 168 ◯産業部長(宮崎忠司君) 市内に確かに高校生の方が就職していただいておりますが、このバスツアーの結果でというのが集計できていないということですので、今後ともバスツアーにつきましては実施していきたいとは考えております。  以上です。 169 ◯議長(藤澤正則君) 暫時休憩します。                             午前11時34分  休 憩          ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~                             午前11時34分  開 議
    170 ◯議長(藤澤正則君) 休憩を閉じ会議を再開します。 171 ◯産業部長(宮崎忠司君) 今後は集計をしたいというふうに考えております。  以上です。 172 ◯議長(藤澤正則君) 再質問ございますか。杉本美智子君。 173 ◯9番(杉本美智子君) 是非集計をしていただきたいと思います。そして、効果のある施策にしていかなければいけないと思います。  また、新見市から出ていっている、新見市出身者へのUターンの啓発や大学生や専門学校生への市内の情報の発信についてはどういうふうに取り組んでいるでしょうか。 174 ◯議長(藤澤正則君) 答弁を求めます。 175 ◯産業部長(宮崎忠司君) 市外の学生に向けた情報提供といたしましては、高梁川流域の自治体と連携いたしまして、就職面接会を開催いたしております。また、市独自でホームページやメールマガジンでの発信に加えまして、成人式の会場でも企業ガイドやIJUターン就職支援のチラシ等も配布しております。  以上でございます。 176 ◯議長(藤澤正則君) 再質問ございますか。杉本美智子君。 177 ◯9番(杉本美智子君) しっかりと届く先、必要とする人材にきちんと届くように取り組んでいただきたいと思います。また、女性や高齢者の就労支援、またひきこもりの人へのアプローチなども必要になってくるのではないかと思います。オール新見で市内経済活動にかかわらなければ新見市の企業は維持できません。経済活動が衰退してしまいます。特に、市外の学校に進んだ新見市の若者には積極的に働きかけていく必要があると考えますが、市長のお考えはいかがでしょうか。 178 ◯議長(藤澤正則君) 答弁を求めます。 179 ◯市長(池田一二三君) 高校から卒業されて就職される方、残っていただきたい。また、大学あるいは専門学校あるいは就職で市外へ出られた方に帰っていただきたい。そういう気持ちを強く持っております。  そうした中で、そういった環境づくりということで、現在も平成29年から若者の世代の方に中学校、今回高校も出ていただいておりますが、そうしたふるさと愛、そういったものに今力を入れているところでございます。これがすぐに結果が出るかというと、なかなか厳しいところがあろうかと思いますが、しっかりと地道に進めてまいりたいと考えております。 180 ◯議長(藤澤正則君) 再質問ございますか。杉本美智子君。 181 ◯9番(杉本美智子君) しっかり取り組んでいただきたいと求めておきます。  2項目めの3点目で、外国人技能実習生の受け入れ支援についてのお話でございますが、市長から私が思っていたよりも前向きな御答弁をいただいたと私は考えております。  実際、外国人労働者の方は市内にも既に多く勤めておられますし、今後はもっと増えるのではないかと思います。既に市内で技能実習生の受け入れについて検討し、外国へ面接に行ったという事業者の方にもお話をお聞きしました。新見市にも外国人の労働者が増えてくる時代が来るのではないかという気がしております。その際には、是非行政としてもしっかりとしたサポートをしなければ、治安の維持や定住人口の推移にもかかわる問題になってまいります。  県内では、実習生が失踪するといった事件も発生しているようです。外国人の労働環境と生活環境を整えることは、新見市にとっても大事なことになってきます。今から商工団体などの関係者また情報共有をしていただきまして、しっかり研究をしていただきたいと思います。いま一度御答弁をお願いいたします。 182 ◯議長(藤澤正則君) 答弁を求めます。 183 ◯市長(池田一二三君) 現在も建設関係あるいは福祉、介護関係、製造業、そういったところに外国人労働の方が入られておられます。また、外国人技能実習制度というものもできまして、これから進むものと考えております。そうした現在新見市で働いていただいている方々、あるいは今後そういう可能性のある方々が、この地域の中で共生して働いていただけるような支援をしっかりと努めてまいりたいと考えております。 184 ◯議長(藤澤正則君) 再質問ございますか。杉本美智子君。 185 ◯9番(杉本美智子君) 労働力不足、また労働力の確保対策については大きな課題だと思いますので、今後も取り組んでいただきたいと求めておきます。  次に、3項目めに移ります。  大学を生かしたまちづくりについて質問をいたします。  新見市は新見公立大学があることを生かして地域活性化に取り組んでいます。地域共生社会に大学の知見を生かすことで、新見市版の地域共生社会の実現を図るというものです。  質問します。  1点目、大学の知見を生かすとは具体的にどういうことなのかお尋ねいたします。  2点目、大学連携推進室の設置目的と事業実績についてお尋ねをします。  私は大学と市民との橋渡しをしてくれるのが大学連携推進室の役割ではないかと考えます。しかしながら、そのようには見受けられません。残念ながら活動がよく見えませんので、何と何を連携するためにどのような活動に取り組み、どういう実績を積んだのかお示しください。  3点目、地域共生推進センターの活用について質問します。  地域共生推進センターが現在建設中です。来年7月には完成予定となっております。これは大学の教室としても使いますが、市民も使えるのだという理解をしております。市では具体的に誰がどういった使い方をするという想定をしているのか。利用規則や利用料の方針などがあればお示しください。 186 ◯議長(藤澤正則君) 暫時休憩します。                             午前11時40分  休 憩          ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~                             午前11時41分  開 議 187 ◯議長(藤澤正則君) 休憩を閉じ会議を再開いたします。  3項目め、答弁を求めます。まず、市長の御答弁をお願いします。 188 ◯市長(池田一二三君) 大学を生かしたまちづくりということで御質問だったと思います。  今、新見市では地域共生社会を目指しております。その中の一つが小規模多機能自治で、そして一つが大学を生かしたまちづくりということで進めているところでございます。  この大学を生かしたなちづくりにつきましては、新見市全体の課題や活性化について、大学の知見や人材、こういった皆様方に活用させていただいて、そして本市の地域振興、発展につなげていくといった大きなくくりでございます。 189 ◯議長(藤澤正則君) 1番から随時答弁願います。 190 ◯総務部長(上山 晋君) それでは、1点目、大学の知見を生かすとは具体的にどういうことかということでございます。  まず、現在進めている地域共生社会構築の取り組みでは、地域固有の課題につきましては地域と市が連携して解決を図り、市全域に係る課題については大学と市が連携して解決を図りたいというふうに考えております。  市全体に係る福祉、医療、教育などの課題を解決する場合には、市のみでは十分な解決が図れないこともありますので、大学にかかわっていただき、学術的な分析に基づいた助言等をいただくことにより、より実効性の高い取り組みになるものと考えております。こうした点が大学の知見を生かすというふうに表現しているところでございます。  大学連携推進室の目的、2点目でございます。  大学連携推進室は市と大学の連携強化を目的設置したものでありまして、新見公立大学の4大化に向けた支援や地域共生社会構築につながる大学を生かしたまちづくりの推進などに取り組んでおります。  3点目の地域共生推進センターの活用方法はということでございます。  地域共生推進センター棟につきましては、大学の教室として使用するほか、地域共生社会の実現に向けた活動拠点として活用を図ってまいります。看護師や介護士、保育士等専門職の研修や交流、情報交換の場として、また地域住民団体や市民を対象とした教育啓発活動の場、市民と大学の教員や学生との交流の場として活用してもらいたいというふうに考えております。  以上です。 191 ◯議長(藤澤正則君) 再質問ございますか。杉本美智子君。 192 ◯9番(杉本美智子君) まず、1点目です。  知見と人材を生かしていくという中で、例えば市民講座の講師であるとか、市の計画策定時のアドバイス、保育士、看護師等の専門研修、保育・幼児教育のマニュアルの作成などに大学の先生の御助言をいただくということと捉えてよろしいでしょうか。これは、大学ができた当時からしていたこととこれから先することに何か違いがあるのでしょうか。 193 ◯議長(藤澤正則君) 答弁を求めます。 194 ◯総務部長(上山 晋君) 議員御指摘のとおりこれまでも各種計画の策定等にはかかわっていただいておりまして、シンクタンク機能は果たしていただいてきましたけれど、今後はより具体的な部分にかかわっていただくことになるものと考えております。一例で申し上げますと、昨年度から共生社会の構築の取り組みが始まりましてから、大学とともに幼児教育の全市統一カリキュラムづくりを進めております。また、今年度新たに設置いたしました特別支援教育推進センターの立ち上げに大学教員の協力をいただいておりまして、現在は小・中学校の教職員のインクルーシブ教育に向けた資質向上の指導等の役割を担っていただいております。  さらに、大学では今後、学生が地域に向けて出かけていきまして、課題研究に取り組む、地域学に取り組むことを考えておられます。そうした学生や教員による地域課題の研究成果を本市の施策にも反映していくというふうに考えております。  以上でございます。 195 ◯議長(藤澤正則君) 再質問ございますか。杉本美智子君。 196 ◯9番(杉本美智子君) 御答弁をお聞きしますと、以前からしていたことに加え、幾つか新たな取り組みもあるということで、大学を生かしたまちづくりという方針を出された後にさらに以前より増して大学の知見を生かすというふうにかじを切られたというふうに理解をいたします。  ただ、そのことが専門的であるがゆえに、余り市民の目に触れない部分で行われているということで、大学を生かしたまちづくりという看板だけが大きくクローズアップされて、その内容が十分理解ができないという残念な結果になっているのではないかと思います。例えば、身近に専門家がたくさんおられるということをもっと大勢の方に認識をしていただくという意味で、例えば公民館長などに大学の先生ができる講演の内容はこういうものがありますよとか、こういう先生がおられますよというようなことをもっと各地でお知らせしたほうがいいのではないかと思いますが、いかがでしょうか。 197 ◯議長(藤澤正則君) 答弁を求めます。 198 ◯総務部長(上山 晋君) 確かに表面には出ていないという部分がございますが、大学のホームページを見ていただきますと、こういった地域へ出ていって支援をしているんですよというようなお知らせをいたしておりますので、それで十分でないということになりますと、市報などを通じまして広くPRしていきたいというふうに考えております。  以上です。 199 ◯議長(藤澤正則君) 再質問ございますか。杉本美智子君。 200 ◯9番(杉本美智子君) 各地で市民が学習をしようとしたときに、新見に大学があるにもかかわらず、なかなかそこの先生にという思いつきにならないというのは、いま一つPRが足りてないのではないかと思います。2つ目の質問にも重なりますが、そういうところの連携は大学連携推進室の取り組み、仕事としてはしていかないんでしょうか。 201 ◯議長(藤澤正則君) 答弁を求めます。 202 ◯総務部長(上山 晋君) 現在、新見公立大学では共生推進センター棟の建設を進めております。この施設を活用して、大学と市民の皆さんの連携を図っていく計画としておりまして、この施設内に連携窓口を設置することを検討しております。今検討中でございますので、具体的なことにつきましてはもうしばらく時間をいただきたいというふうに考えております。  以上です。 203 ◯議長(藤澤正則君) 再質問ございますか。杉本美智子君。 204 ◯9番(杉本美智子君) 今施設内にも連携窓口の創設という方針も出されましたが、あちこちに連携窓口がありまして、例えば大学の先生をお招きしようと思ったときには、直接大学にアポをとれば調整してくださるということの中で、どこの窓口に行けばいいのかという辺から整理ができていないような状況です。大学連携推進室と施設内にできる連携窓口とのさび分けというのはあるんでしょうか。 205 ◯議長(藤澤正則君) 答弁を求めます。 206 ◯総務部長(上山 晋君) 先ほど申し上げましたように、大学と市民の皆さんとの連携の窓口は今後共生推進センターが中心的な役割を担っていくもんだというふうに考えておりますので、地域共生推進センターの完成の折にはその辺もあわせてPRをしていきたいというふうに考えております。  以上です。 207 ◯議長(藤澤正則君) 再質問ございますか。杉本美智子君。 208 ◯9番(杉本美智子君) それでは、現在ある大学連携推進室の設置目的と事業実績についての再質問をさせていただきます。  先ほどいろいろな事業をしているということでしたが、まちづくりの推進ということもこれに含まれているというふうにありました。具体的にはどういった動きをされたでしょうか。 209 ◯議長(藤澤正則君) 答弁を求めます。 210 ◯総務部長(上山 晋君) 大学連携推進室の事業実績でございますが、大学との連携ということで始めておりまして、まず連携につきましては、大学を生かしたまちづくりの推進体制の組織をつくっておりまして、まず大学連携戦略会議、これは市長、学長が出られる会議で、推進事業の決定機関ということでございます。その下に大学連携推進会議というのがございまして、ここには大学からは副学長、それから市からは各部長クラスが出まして、いろんな事業の検討をするということで、さらにその下にワーキンググループをつくっておりまして、そのワーキンググループの中で先ほど申し上げましたような事業を行ってまいりました。それが大学連携との事業実績ということになるかと思います。  以上です。 211 ◯議長(藤澤正則君) 再質問ございますか。杉本美智子君。 212 ◯9番(杉本美智子君) 今大学連携について、戦略会議、推進会議、そしてワーキンググループというようなことがありましたが、それらについては見える化は図られていないのではないかと思いますが、市長、いかがですか。もっと見える化をすべきではないでしょうか。 213 ◯議長(藤澤正則君) 答弁を求めます。  暫時休憩します。                             午前11時52分  休 憩          ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~                             午前11時53分  開 議 214 ◯議長(藤澤正則君) 休憩を閉じ会議を再開します。 215 ◯市長(池田一二三君) 大学を生かしたまちづくりの推進体制の状況を今総務部長から説明をさせていただきました。その推進体制につきましても見える化ができていないのではないかという御指摘でございます。現在、広報できていないという状況でございますので、させていただきたいと思います。 216 ◯議長(藤澤正則君) 再質問ございますか。杉本美智子君。 217 ◯9番(杉本美智子君) それらの会議の中で、大学連携推進室が調整をしたり、事務局になったりとかしているのでしょうか。 218 ◯議長(藤澤正則君) 答弁を求めます。どなたですか。  暫時休憩します。                             午前11時54分  休 憩          ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~                             午前11時54分  開 議 219 ◯議長(藤澤正則君) 休憩を閉じ会議を再開します。 220 ◯総務部長(上山 晋君) 連携がとれているかということで、大学連携推進室は新見公立大学の支援体制強化と地域共生社会の構築の取り組みを推進するための体制整備を目的に設置したものでございまして、そういった中で先ほど申し上げましたワーキンググループには、市の職員、大学の担当の教員の先生方も出ていらっしゃいまして、そういったところに知見などをおかりしまして、連携をしっかり取りまして事業を進めているということでございます。 221 ◯議長(藤澤正則君) 再質問ございますか。杉本美智子君。 222 ◯9番(杉本美智子君) 大学連携室の取り組みについて、いま一つよく見えてこないので申しわけないんですけども、私はもっと大学連携推進室が市長直轄で、総合政策課とも対等に連携をしながら、市民や地域団体、大学の先生、学生、そして行政をしっかりとつないでいく、そういう身軽な動きができる部署であるべきではないかと考えます。大学があってよかったという実感が市民にわくような働きをしっかりしていただきたいんですが、市長が考える大学連携推進室のあり方をお尋ねをいたします。 223 ◯議長(藤澤正則君) 答弁を求めます。
    224 ◯市長(池田一二三君) 御指摘のように、新見公立大学があってよかったと、市民の皆様方にそういった思いを持っていただく、そのために今いろいろとワーキンググループでどういった施策ができるかということを協議しているさなかでございます。また、そういうことが一つ一つ施策につながってまいりますと、また皆様方に享受していただくことによって大学の生かしたまちづくりがどのように進んでいるのかということを実感していただけるのではないかと思っております。 225 ◯議長(藤澤正則君) 再質問ございますか。杉本美智子君。 226 ◯9番(杉本美智子君) これ以上の答弁は出てこないようですので、今後ますます大学連携について見える化をした形で進めていただくように求めてこの点を終わります。  3点目の再質問ですが、現在学術交流センターや駅西エリアに整備しようとしている交流施設と次につくられる地域共生推進センターの違いというのは何でしょうか。 227 ◯議長(藤澤正則君) 答弁を求めます。 228 ◯総務部長(上山 晋君) 現在の学術交流センターには図書館、子育て広場、アリーナ、多目的ホール、リズム教室、会議室を設けております。建設中の地域共生推進センター棟のうち、中には客席400人規模の講堂、パソコン教室、ICT教室などを新たに学術交流センターの機能として位置づけて市民の皆様に利用していただく計画といたしております。  以上です。 229 ◯議長(藤澤正則君) 再質問ございますか。杉本美智子君。 230 ◯9番(杉本美智子君) これは主催者が大学や市でなくても、市民の団体でも自由に利用できるような施設になるんでしょうか。 231 ◯議長(藤澤正則君) 答弁を求めます。 232 ◯総務部長(上山 晋君) この使用につきましては、条例を定めたり大学で利用規程を定めまして、市民の皆さんが使い勝手のいいように利用していただきたいというふうに、またその辺は周知を図ってまいりたいというふうに考えております。 233 ◯議長(藤澤正則君) 再質問ございますか。杉本美智子君。 234 ◯9番(杉本美智子君) 地域共生推進センターは大学だけのものではないと思います。しっかり市民が利用できるような仕組みづくりに取り組んで欲しいと思います。  今回上程されている大学の中期目標には、地域に開かれた大学づくりに関する目標も定められています。市としても市民が大学施設を有効に活用できる仕組みづくりに努めていただきたいと思います。そして、大学に親しみを持つ市民が増えることこそが、大学を生かしたまちづくりの第一歩ではないかと考えます。  以上で今回の質問を終わります。 235 ◯議長(藤澤正則君) これをもちまして杉本美智子君の一般質問を終わります。  しばらく休憩をいたします。                             午前11時59分  休 憩          ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~                             午後1時0分  開 議 236 ◯議長(藤澤正則君) 休憩を終わり会議を再開いたします。  次に、16番榎日出男君の登壇を願います。榎日出男君。               〔16番 榎 日出男君 登壇〕 237 ◯16番(榎 日出男君) 16番榎です。今回は4項目ほど通告しております。通告に従いまして、一般質問を始めたいと思います。  1項目め、選奨土木遺産についてお伺いをいたしたいと思います。  この件につきましては30年3月の代表質問で取り上げて、当時は土木遺産ではなくして産業遺産の指定をということで一般質問させていただきました。途中から日本土木学会中国支部岡山県の選考委員長でもあられます樋口岡山大学准教授、あわせて生徒たちの詳細な調査を行った経緯がございます。そして、30年にお迎えした新見市の都市整備課の特別参与であります安部職員にもいろいろと情報の提供、あるいは森林組合の竹本組合長、また菅生在住で高齢ではございますが矢倉さんの御助言などもいただいて、最終的に30年度で概ねまとめ上げて31年度で国へ申請をする運びとなりました。  先般9月25日に日本土木学会が新見市の七曲がりについて、100年の風雪に耐えてきとるそのままの状態で残っておるということで本当に貴重な新見市の財産かなというところで土木学会へ申請をいたしまして、9月25日に認定されたということでございます。これも新見市にとりまして名誉なことであるというように私どもも思っております。  しかし、その施設は鳴滝と合わせて観光スポットになるというようなことで、今後の新見市の取り組みとしてどのような方向性を持っているのか、それを問いただしたいというように思います。  1点目でございます。  新見市の宝として今後の取り組みはということでございまして、1)観光スポットとしての考え方、これは市長に答弁いただきたいと思います。あわせたこの地域に2つの名勝がございますので、これを何とか新見市に生かして、交流人口の拡大を図っていきたいなというように思っております。そういったところの考え方。  2)では道路の維持修繕についての、これからどうやって観光客を誘致する上での、どこまでが維持管理ができるかなというような懸念もあるわけでございますが、もう既に発表されたとき、以前にも山陽放送でも放映されまして、次々と見学に来る方も増えている状況でございます。そういったところで、今後の取り組みで来てみてよかったなという印象づけをするためにも、道路の整備というものが不可欠であろうというように思います。  3)につきましては、そこへ通ずる道路の改良計画でございます。この道路は県道千屋大佐線、幻の県道でございますが、新見市が16路線を受けておるその1路線でもございます。しかし、新見市が管理をするようになってから一円たりともその道路に投資をしていない、それが現状で、現在まで放っておかれているような状況です。この改良計画をどう進めていくのか、その辺の計画をお伺いいたしたいと思います。  そして、2点目でございますが、この2つの観光スポットを中心として、これを維持管理を進める上で、今後どういうふうな形で維持管理をするのかなと。地元へ委託するんか、あるいは福本地域振興会へ委託するんか、あるいは別の団体のところへ指定管理を出すんか、その辺の方向性がいまだ見えておりません。これは喫緊の課題として発言をさせていただいているような状況でございます。その辺の御所見をお伺いしたいと思います。  1項目めにつきましての最初の質問とさせていただきます。 238 ◯議長(藤澤正則君) ただいまの榎日出男君の1項目めの質問に対する答弁を求めます。 239 ◯市長(池田一二三君) 榎議員の1項目め、選奨土木遺産について、1点目、新見市の宝として今後の取り組みは、1番、観光スポットとしての考えはという質問に対してお答えをいたします。  用郷林道七曲がりは、議員も御説明のとおり明治45年に開通後、今もなお当時の姿をとどめており、歴史的価値を認められ、土木学会選奨土木遺産に認定されたものでございます。本市といたしましても、観光資源として着目し、隣接する鳴滝と合わせ、また近隣の別所アウトドアスポーツセンターや新見市千屋温泉いぶきの里と合わせ、新たなモデルコースとして観光PRを進めてまいりたいと思います。 240 ◯建設部長(西村和夫君) 2点目の道路の維持管理についてお答えいたします。  用郷林道七曲がりは、市道別所用郷線として現在市の管理となっております。選奨土木遺産に認定され、今後見学者の増加も見込まれることから、市道の定期的なパトロールを実施し、支障木の撤去や路面修繕など適切な維持管理を行ってまいります。  3番目の道路改良の計画につきましてですが、県道千屋大佐線につきましては、用郷林道七曲がりへのアクセス道路となっております。改良計画につきましては、現在災害復旧を優先的に実施しておりますので、その後部分的な改良も含めて具体的に検討してまいります。  それから、2点目の維持管理でございますが、先ほども申し上げましたように道路といたしましては適切な維持管理を行ってまいります。道路愛護会の設立も期待するところではございますが、まだ不透明な部分もあります。適切な維持管理に努めてまいりたいと思っております。  以上です。 241 ◯議長(藤澤正則君) 暫時休憩します。                             午後1時8分  休 憩          ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~                             午後1時8分  開 議 242 ◯議長(藤澤正則君) 休憩を閉じ会議を再開します。榎日出男君。 243 ◯16番(榎 日出男君) ちょっと落としておりまして、新見市独自の産業遺産として指定はできないかというところでございます。この件につきましても度々この場で申し上げてきた経緯もございまして、執行部としてどのようなお考えを持っておるのか。是非とも新見市には新見市の独自なりのものを設けるべきだというように私は思っておりますので、その辺の考え方をお聞かせ願いたいと思います。 244 ◯議長(藤澤正則君) 答弁を求めます。 245 ◯産業部長(宮崎忠司君) 用郷林道七曲がりは後世に残していくべき歴史的価値を持った土木遺産であります。適切な維持を図っていく必要があると考えております。本市では、産業遺産の規定がありませんので、文化財、遺産として調査研究してまいりたいと考えております。  以上でございます。 246 ◯議長(藤澤正則君) 再質問ございますか。榎日出男君。 247 ◯16番(榎 日出男君) 1点目につきましては、新見市の宝として観光スポット、アウトドア、あるいは温泉を含めた一体のものとして考えていくという方向が示されたところでございます。それはそれとして結構なことでございますが、本来土木遺産となっておりますのは、新見市は単独では初めてなんです。もう一つ前に井倉峡がございます。井倉峡の場合は、高梁に2つ橋がございます。このセットで土木遺産になっておるという経緯があるわけでございますから、これは貴重な新見市の財産であるというように思っております。これには本当に力を入れていただきたいというふうに思っておりますし、目の見える範囲で進めていただくことを切に要請しておきたいと思います。  それから、道路の維持管理については、パトロール等々の実施をして綿密に管理をしていこうというスタイルでございますが、それはそれとして、春夏秋冬を問わず見学者が多いという。特に、冬場の雪のこうむった鳴滝等々については、写真家も度々足を運んでいただいているような状況でございますから、これについても一体として維持修繕に努めていただきたい。以前にも防護柵が壊れたような状況で維持管理にもそういう話をさせていただいた経緯もあるんですが、今部長が答弁していただいたように、綿密にパトロールができればそういう解消もできるかなというように思っております。  先ほど申し上げました3)の道路改良計画でございますが、今昨年の災害で復旧がまだ遅れとるという状況でございます。しかしながら、今の災害復旧の箇所までに行くところまで、何度も申し上げております。それの早急な対応ができないんだろうかなと。この辺について、その後市長行って見られておりますか。その辺も含めて、もう既にそういった認定をされている以上は、一日も早い改良計画を進めていただく。  以前も申し上げましたが、この道路につきましては大規模林道の代替えとして改良が始まって、部落を通り過ぎるまでは完成しておりますが、一部まだ暫定的な改良が残っておりますし、その先、延長したところにもまだまだ改良の計画があるわけですから、それを含めて早急な対応をお願いしたいというふうに思います。  2点目の独自の産業遺産には指定できない、文化遺産的なもので対応するという方向でございますが、なぜできないんだろうかな、これ。文化財あるいは文化遺産にすると、一般の者は手が出せない。そういったときに、例えば石垣の石ころを1つもくれても、それを撤去することはできんのです。その位置へ返す。これが文化財の基本的な考え方でございますから。  問題は、その維持管理をする予算的なものが、先ほど申し上げましたようにどこへ委託するんかなと。委託する以上は、年々予算組みが必要になってくるわけですから、ときのつまみを当てて維持管理をするんだというような方向でなしに、それをきちんとした形で取り組んでいただきたいのが私の願いで、産業遺産にしておけば当然予算づけもできる。そういう方向で申し上げておるんで、そのできない理由をお聞かせ願いたいと思います。 248 ◯議長(藤澤正則君) 答弁を求めます。 249 ◯産業部長(宮崎忠司君) できないということではございませんで、文化財並びに遺産として調査研究をさせていただきたいということでございます。  以上でございます。 250 ◯議長(藤澤正則君) 再質問ございますか。榎日出男君。 251 ◯16番(榎 日出男君) この件についてはもう3回目の質問になりょんで、その度その度で調査研究。どういうこと。できるんならできる、できんのならできん。できるんならもうめどを立ってやってください。そうじゃないんですか、市長。いつまでもてあそぶんですか、言葉は悪いようですが。そんな行政の対応でいいんですか。その辺の考え方をお聞きします。 252 ◯議長(藤澤正則君) 答弁を求めます。 253 ◯市長(池田一二三君) この用郷林道七曲がりにつきましては、榎議員から御提案がありまして、産業遺産にというお話でまずはございました。そうした中、多くの皆様方のお力をおかりいたしまして、今回土木遺産として認められることになりました。本当にありがたく思っているところでございます。  そうした中、榎議員から再び産業遺産にはならないものかというような御指摘でございます。今部長が答弁させていただきましたように、文化財遺産として調査研究する中で、産業遺産に結びつくやもわかりませず、そこのところをまずは調査させていただきたいというふうに申し上げた次第でございます。 254 ◯議長(藤澤正則君) 再質問ございますか。榎日出男君。 255 ◯16番(榎 日出男君) こういうものには時間がかかるのは当然だろうと思います。しかしながらも、3月が来ればもう2年になる。その辺は長い長い間でこういう事態が発生してきているわけですから、その辺はきっちりと、いつごろまで調査研究ができるんか、その辺のお示しをいただきたいと思います。 256 ◯議長(藤澤正則君) 答弁を求めます。 257 ◯産業部長(宮崎忠司君) 期限というのがここでお示しするのは難しいんですが、できるだけ早目にということで御理解いただきたいと思います。  以上でございます。 258 ◯議長(藤澤正則君) 再質問ございますか。榎日出男君。 259 ◯16番(榎 日出男君) 今日の場でいつごろまでとはなかなか言いづらいところもあるんだろうと思います。しかしながら、所管の産業部として、今までの経緯経過を見ても当然私はそういった方向が望ましいというように思っておりますので、一層の努力を要請してこの項を終わります。  次に、2項目めの財政計画について、昨年からいろいろと災害が発生して、災害の復旧に当たって、昨年の7月豪雨、本年の9月局地的豪雨についての多額の市債発行や資金を投入しているのは間違いなくそのとおりだろうと思います。  しかし、財政調整基金も徐々に徐々に目減りをしてきているような状況でございます。先ほど同僚議員からも調整基金についての云々の質問がございました。なかなか明快なところまで答弁ができてなかったように思います。  しかし、最近になって西エリアに附属する駅周辺地域の整備計画、まだまだ計画は出ておりませんが、駅舎を含めて駅舎でもバリアフリー化を含めてやっていくと市長の強い発言があったわけです。  しかしながら、財政計画、第2次総合振興計画も3月末には完成するだろうと思って、まあしなきゃならんですよ。あわせて長期的な振興計画でございますから、前半の5年なら5年のうちの事業そのものも見合わせたところも含めて、あるいは駅周辺の整備計画も含めて、やはり5年間なら5年間の財政シミュレーションを示すべきではないか。私はそう思っております。  誰しも、今基金がまあまああるから、使やあいいがなというような感覚は持っておりません。しかしながら、健全財政を維持していく上では、先般の9月の質問でも申し上げましたように、1億円の金は1円の積み重ねから1億円になっていくんだよという観点で、そういう行政の手法でやっていかないと、いつまでもあると思うな、親と金というような昔からの言葉がございます。しかし、そういった考え方のもとで、しっかりとした財政の運営をしていただきたい。そのためにも、計画を示すべきであろうと思います。いかがでしょうか。 260 ◯議長(藤澤正則君) 2項目めの質問に対する答弁を求めます。 261 ◯市長(池田一二三君) 財政計画について、新たな仮称ではございますけれども第3次振興計画に合わせて、建設計画等も含めた財政計画の5年間ぐらいを示すべきではないかというような御指摘であったろうと思います。  そのようにさせていただきたいと思います。 262 ◯議長(藤澤正則君) 再質問ございますか。榎日出男君。 263 ◯16番(榎 日出男君) 前向きに答弁をいただいておるところなんですが、マスタープランも完成する、あるいは第3次の振興計画も出てくる。同時にこの計画をお示しなされるんでしょうか。 264 ◯議長(藤澤正則君) 答弁を求めます。 265 ◯総務部長(上山 晋君) 次の財政計画につきましては、新年度当初予算の内容や総合計画に基づいて実施する事業などを反映させまして、来年度末、3月ごろには公表したいというふうに考えております。  以上でございます。 266 ◯議長(藤澤正則君) 再質問ございますか。榎日出男君。 267 ◯16番(榎 日出男君) 細かいところは先ほど同僚議員がるる質問されておりますから割愛させていただきますが、いずれにしても交付税は徐々に徐々に下がってくる。特別交付税はいまだ復興、以前のような金がスムーズにいただけるというような状況ではございません。東日本の震災から発生いたしまして、熊本の地震、あるいは2年続きの地震がございました。その後、大分の大雨、大阪の地震、その前に西日本の豪雨があり、北海道の地震、これも2回来ております。そこらに復興予算が流れていっておる。単市で、単独の自治体が特別交付税をいただこうとするのは従来の決まった範囲の特別予算というんですか、それがいただけている範囲でわずか少数なもんなんで、ですからその辺はまた執行部のところで予算要求も国へしっかりとしていただかなければいけませんが、しかし先ほど述べたような災害の復旧に多大なお金が流れておる関係でそれは難しいかなと思いますが、しかし難しいと机上で言っておったんじゃいけない。やはり行動をあらわして初めて誠意を受け取っていただいて予算づけをする。これが執行部、市長の役割でもあるわけですから、その辺は十分に行動、またこの辺を国に要請していくところの綿密な計画を組んで、逐次要請をするべきだろうというように思っております。いかがでしょうか。 268 ◯議長(藤澤正則君) 答弁を求めます。  暫時休憩します。                             午後1時25分  休 憩          ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~                             午後1時26分  開 議 269 ◯議長(藤澤正則君) 休憩を閉じ会議を再開します。 270 ◯総務部長(上山 晋君) 財政計画は公債費などの推移、それから将来の財政状況を把握する上でも非常に重要なものでございますので、そういったことを勘案しながら、来年3月に公表をさせていただきたいというふうに考えております。 271 ◯議長(藤澤正則君) 再質問ございますか。榎日出男君。 272 ◯16番(榎 日出男君) 部長の答弁、先ほどの答弁と同じ質問で変わっておりませんよ。  特別交付金については、市長先頭に立って行動を起こす必要がありはしませんかと言よるん。健全体制を保つんなら、その行動があって市民の皆さんが納得するわけですから、その辺をお聞きしておる。 273 ◯議長(藤澤正則君) 答弁を求めます。 274 ◯市長(池田一二三君) 特別交付税の確保についてでございます。
     このことにつきましても、国へ度々出かけていって実情を説明させていただいているところでございますし、また1月になりますと改めて正式に要望に行ってまいりたいと思います。努めてまいります。 275 ◯議長(藤澤正則君) 再質問ございますか。榎日出男君。 276 ◯16番(榎 日出男君) 駅前の駅舎を含めての整備計画については、年度がかわったらある一定の組織を持って計画に入るという答弁だったと思います。しかし、西エリアとの関連性が非常に強い。ですから、年度をまたがにゃこういう組織が立ち上げられないのかなと。年明け早々にもできるんじゃないのか。私はそう思いよる。関連性が非常に強いんです。ですから、その辺を含めて早い整備計画とそれに対する予算づけというのを。当然予算があって整備ができるわけだから。その辺の考え方はいかがでしょうか。 277 ◯議長(藤澤正則君) 答弁を求めます。  答弁者おられませんか。 278 ◯総務部長(上山 晋君) 先ほども申し上げましたように、財政計画につきましては新年度当初予算の内容や総合計画に基づいた施策などを反映させて策定したいというふうに考えております。  以上でございます。 279 ◯議長(藤澤正則君) 榎日出男君。 280 ◯16番(榎 日出男君) 2項目めを終わります。  3項目めに入ります。  青少年健全育成について、1点目、スポーツ少年団への支援。児童減少に伴い、団員の減少が続いている。各専門部会への公的支援を拡充すべきでは。  2)ではソフトボールのまち新見を推進し、対外的にもPRしているが、現場がどれほど難儀をしているのかなど、市長はその辺を十分認識をされておるのかなと。認識の上、それなりの支援をしていただきたいというように思います。  私は以前からソフトボールのまち新見、これをうたうことについては何ら抵抗もございません。それは結構なことと思う。しかしながら、一番底辺で頑張っておる地域のスポ少、それはいろいろな専門部がございますが、一番底辺で頑張って、そこで心技体を磨き、地域で育てる少年団として活動をしていただいている。地域で育てるということは本当に大事なことであって、またそれが他の団と交流することによってまたそこで社会性が育まれていく。本当に重要な時期にこうした一貫した活動がなされていることについて、市長はどのように思っとるんですか。昨日も同僚議員から中学の遠征費の問題もございました。祝い金、奨励金かわかりませんが、出しておるということでございます。しかし、この前の一中が優勝して帰ったときに、行くときに幾らぐらい出されとんですか。  ですから、その辺をもうちょっと精査しながら、何回も言いますが底辺で活動をされている方の気持ちになれませんか。小学校で一生懸命やっとるから中学ですぐ使えるんです。中学で成績が残せば、新見高校にもすんなり行けるんです。それは志望すればですが。そういう大事な時期であるという認識を執行部の方はどの程度持たれておるん。お聞かせ願いたい。 281 ◯議長(藤澤正則君) 暫時休憩します。                             午後1時32分  休 憩          ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~                             午後1時32分  開 議 282 ◯議長(藤澤正則君) 休憩を閉じ会議を再開します。  答弁を求めます。 283 ◯市長(池田一二三君) 3項目めの青少年健全育成についてということで、1点目、スポーツ少年団の支援についての1番目でございますが、全体的な思いをということでお尋ねだったと思います。答弁をさせていただきます。  このスポーツ少年団の活動につきましては、地域の様々な方々、そして指導者の方、本当に多くの方々に御協力と御支援を得て、年齢の異なる集団で各単位団体が自主的にそして主体的に自立的に活動をしていただいているところでございます。本市にとりまして、青少年の健全育成に御尽力をいただいているというようにとても感謝をいたしている次第でございます。 284 ◯教育部長(鹿島 隆君) 3項目めの1点目の1番目、児童減少に伴い団員の減少が続いている中、各専門部会への公的支援の拡充ということの御質問についてのお答えをいたします。  現在、新見市スポーツ少年団には10の専門部の中に31の単位団があり、団員622名、指導者298名の計920名の方が活動をされております。各専門部への助成についてでありますが、団員数をもとに算出した補助金を交付しております。それぞれの専門部におかれましては、この補助金などを有効に活用され、自主的な活動をされていると認識をしておりますので、現在のところ補助金の増額は考えておりません。  次に、2番目、ソフトボールのまち新見市を推進し、対外的にもPRする中、現場の難儀を認識をしてそれなりの支援をという問いに対してお答えをいたします。  新見市スポーツ少年団の単位団と指導者についてのお答えをさせていただきます。新見市スポーツ少年団の単位団に対する支援でありますが、団員数及び指導者数をもとに算出した補助金を交付しております。また、各単位団が備品を更新する場合など、その費用の一部を補助する制度を設けております。指導者の方につきましては、研修会や交流会を行い、指導者相互の意見交換と資質向上を図ることができるよう支援を行っております。これらの補助金や制度などを有効に活用いただくことで、引き続き活発な少年団活動が推進できるものと考えております。  以上です。 285 ◯議長(藤澤正則君) 再質問ございますか。榎日出男君。 286 ◯16番(榎 日出男君) 部長がお答えする前に前段で述べようかと思っておりましたが先に答弁をいただきましたので、それはそれとして発言をさせていただきますが、問題は団員の負担が非常に多過ぎるということです。今、教育部長から補助金の増額は考えていないと。それは執行部ができませんよ、それではい、そうですかと言いたいんですが、なかなかその辺が前段で申し上げましたように、もう団の組めないところがある。3校で1チームをつくったりして参加をしておるような状況が既に2年前から始まっておるんです。これをほんなら補助金で解消できるかといえば、そうは一言では言えないところがある。それはわかります。  しかしながら、青少年の健全育成をそういった形で進めていっておるんなら、やはりその辺の何らかをお示しいただきたい。本当に健全にやっておるんなら、教育長、感謝状の一つでも出したらどうです。その辺の考えはないんかな。余りにも冷たい。一番大事なときを地域が一生懸命になってやっている。その延長が社会人になる。小学校の時代、スポーツ障害というものも指導者は頭の中に入れて、その辺の範囲でやっておるん。それが何ら行政側がそれを認めんというのはおかしい話じゃないんですか。総額で208万円出とるのは私も承知しております。1人当たりに換算すると、登録料と保険料をかけたらもう終わりなんです。一番成長期のときに、ユニホームだって1年で入ったら6年まで3回かえにゃいけん。保護者の負担が大にあるというその原点をもうちょっと理解していただかんと。  市長、できませんの一遍どおりで済むと思うたら困る。そんな話を指導者あるいは保護者が聞いたら嘆くでな。もうちょっと答弁の方法もあろう。もうちょっとやわらこうに上手に言うとか。できんことはできんって、それはそれでいいんかもわからんけど、行政として言いたい放題言うてもろうても困る。私らでも言いたい放題言えば何ぼだって言いますが。だから、その辺はよう考えて再度答弁していただきたい。 287 ◯議長(藤澤正則君) もう一遍。 288 ◯教育部長(鹿島 隆君) 今議員から御指摘をいただきました。  先ほど私答弁いたしました。現在の状況を申し上げております。今現在私どもとしましては、それぞれの団活動についてはそれぞれのところで自主的に活動をいただいているものというように認識をしております。  ただし、将来的には、子供たちの数が減ってくるであろう、そういう中で、指導者の負担も増える、また保護者の負担も増えるということは予想しております。その中では、一定の団活動を維持していくことというのが難しくなるだろうというようには考えております。それについては、今交付しております補助金の内容なども含めまして、団活動がスムーズに運営できるように、方法を研究してまいりたいというように考えております。  以上です。 289 ◯議長(藤澤正則君) 再質問ございますか。榎日出男君。 290 ◯16番(榎 日出男君) それは教育部長、子供の出生数からいやあ当然そういうことは予想されますわな。ですが、今現在のものはそれでいいかというとそうじゃない。最近よく使われております子供の貧困、親の貧困、それなりの手当てとしてプレミアム券も発行しておる。買うか買わんかは家庭の事情もある。そういうふうな状況の中で、一緒に活動するということは非常に難しい。わかります。金銭的な面がついて回る。どこで支援してくれる。私はこの問題を切実に訴えよるん。いつまで考えるんか、そういう余地もないようですが、冷たい行政かなと一言言うてこの項を終わります。  次へ行きます。  障害者支援について。(1)令和元年度の就労状況は。  1)で障害者が市民とともに安心して暮らせるために、経済的自立の支援が不可欠と思うが、障害者の就労を積極的に進めるべきではないか。  2)として障害を持つ方の就労は欠かせない問題である。まして行政の職員として採用する、一定期間安心して勤めれる行政が一番かなというように思いますが、新見市も障害者の雇用率、法定を上回っております。2.5%を上回って2.72ぐらいまで上っておりますか、それはそれとして実績として評価をするところでございます。  しかし、前段で申し上げましたように、障害者は自立が目的なんです。それを考えると、どうしても経済的な支援が要るんです。経済的支援というのは、何をもって経済的な支援か。働ける者は雇うちゃらんといけん。行政ばかりでなしに、新見市も今積極的に動いていただいております。それは前回の一般質問のとこで評価をさせていただいております。そういう企業も含めて、行政側が積極的に推進をしなきゃならない。行政が企業を紹介するというわけにはいかない、ある一定機関のところを通してそれを進めるんが、あるいはそれを橋渡しするんも行政ではなかろうかなというように考えております。もう一度御答弁をお願いします。 291 ◯議長(藤澤正則君) 答弁を求めます。 292 ◯福祉部長(林 裕司君) それでは4項目め、障害者支援について、1点目、令和元年度の就労状況で1番目が障害者が市民とともに安心して暮らすために経済的自立の支援が不可欠と思うが、障害者の就労を積極的に進めるべきではないかとの御質問でございました。  本市では、障害者の経済的自立を支援するため就職相談会をほほえみ広場にいみにおいて毎月開催をしております。就職相談におきましては、市の就職相談員、ほほえみ広場にいみの相談員、高梁障害者就業・生活支援センター相談員などが連携し、本人の希望や特性に応じた職種を探し、就労に向けて面接の練習を行うなど、支援を行っているところでございます。  1番目は以上でございます。 293 ◯総務部長(上山 晋君) 1点目の2番目、市の臨時職員として採用を考えられないかということでございます。先ほど議員言われましたように、本市の障害者の雇用率は2.73%と法定雇用率の2.5%を上回っておりますが、引き続き就労可能な業務を検証いたしまして、障害者の皆さんの雇用に努めてまいりたいというふうに考えております。 294 ◯議長(藤澤正則君) 再質問ございますか。榎日出男君。 295 ◯16番(榎 日出男君) 障害者を取り巻く支援、ほほえみ広場を中心にそれなりの活動は私も認識をしております。障害者の手帳交付をいただいた方が、新見市内に何人おられるか市長御存じですか。  わからにゃええです。概ね人口の6.6%が手帳交付されておるんです。その上に交付されていない障害者もまだまだいらっしゃる。そうすれば、全体的に交付された方で1,830人からおられるわけです。交付されていない方を合わせると2,000名程度になる。2,000名といえば、うちらの人口の9%ぐらい。ですから、その辺に力を入れる。障害者支援、幅広い支援がある。それを、就労だけでなく力を入れていくことを要望して……。               〔質問時間終了のベルが鳴る〕 296 ◯議長(藤澤正則君) 榎日出男君の一般質問をこれで終わります。  しばらく休憩をいたします。                             午後1時48分  休 憩          ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~                             午後2時0分  開 議 297 ◯議長(藤澤正則君) 休憩を終わり会議を再開いたします。  次に、6番岩田秀之議員の登壇を求めます。岩田秀之君。               〔6番 岩田秀之君 登壇〕 298 ◯6番(岩田秀之君) 6番岩田でございます。2日目の4番バッターとして登壇をさせていただきます。議長からお許しをいただきましたので、通告順序に従いまして2項目について一般質問をさせていただきます。ゆっくりで結構ですので、はっきりと元気な声で前向きな答弁を期待しております。  まず、1項目めの防災・減災についてであります。  本年9月に起こりました集中豪雨災害は、哲多町宮河内地域、災害が大きかった西方地域、また新見市街地の広い範囲、龍頭や熊谷地域にかけて災害の発生がいたしました。被災されました皆様に心よりお見舞いを申し上げます。  今回の局地的集中豪雨での恐ろしさというものをまじまじと感じさせられました。世界的にも気候変動が進む中、このような自然災害はいつどこで起きても不思議なことではありません。今後、毎年のように自然災害が大なり小なりに起こると言っても過言ではないと思います。  本市においても、平成30年7月の西日本豪雨災害、そして今年9月の局地的集中豪雨災害、そしてまだ昨年の豪雨災害の爪跡も多く残っており、復旧が進んでいないのが現状であります。そして、本年9月の災害復旧もこれからだと思います。本市においても、災害復旧はもちろんのこと、災害が起こった要因の抜本的見直しが今後求められることと思います。  1点目の質問です。  風木谷川の下流は川底が浅く、昨年の豪雨災害、今年の豪雨災害以前にも何度か氾濫し、地域住民の不安の一つでもありました。また、風木谷川の下流は用水と平行に走り、木谷川と新見高校南校地手前で3本が合流をしております。  9月の災害では、木谷川の増水で風木谷川と用水の雨水が抜けず途中で逆流し、低い民家のほうに流れ込み、多くの家屋が床下浸水、床上浸水の被害を受けられました。これを受け、風木谷川、木谷川の今後の雨水対策をどのように取り組まれるのかをお考えをお示しください。  以上で1回目の質問を終わります。 299 ◯議長(藤澤正則君) ただいまの岩田秀之君の1項目めの質問に対する答弁を求めます。 300 ◯建設部長(西村和夫君) 1項目め、防災・減災について、1点目、風木谷川、木谷川の今後の雨水対策についてでございます。  昨日の答弁と重複いたしますが、風木谷川、木谷川の雨水対策についてでありますが、本年度から新見市公共下水道事業計画の中で、雨水排除のための雨水計画策定に着手することとしております。その後、対策工事に向けた詳細設計を実施する予定としております。  以上でございます。 301 ◯議長(藤澤正則君) 再質問ございますか。岩田秀之君。 302 ◯6番(岩田秀之君) 風木谷川や木谷川の今後の雨水対策の具体策はどのように考えておられるのか、考えをお示しください。 303 ◯議長(藤澤正則君) 答弁を求めます。 304 ◯建設部長(西村和夫君) 昨日もお答えいたしましたが、今後雨水計画策定の中で検討させていただきますので、今具体的な案については発表できるものはございません。  以上です。 305 ◯議長(藤澤正則君) 再質問ございますか。岩田秀之君。 306 ◯6番(岩田秀之君) 風木谷川は思誠小学校からずっと新見高校まで来ておりますけども、その途中、新見中央病院のほうに流れて、三日市のほうに流れる。そのバルブが途中についております。今回、土石流でそのバルブのところが埋まってしまって流れない状況でございました。それから、新見高校に行くにつれて穏やかな傾斜でございます。雨水がかなり集まってきて、用水路もいっぱいになって、民家のほうに流れていく。このようなことから、それまで新見高校まで行くまでにバイパス路線とかつける予定はこれからは考えておられるのか、その点どうでしょうか。 307 ◯議長(藤澤正則君) 答弁を求めます。 308 ◯建設部長(西村和夫君) 雨水計画の検討の中で、バイパスの排水路も有効な一つではないかと検討の一つになると考えております。  以上です。 309 ◯議長(藤澤正則君) 再質問ございますか。岩田秀之君。 310 ◯6番(岩田秀之君) 1つ言うのを忘れていたんですけども、それに加えて、今風木谷川は川底が浅くなっているような、玉石の間にコンクリーを入れていてかなり浅くなっていると思うんですが、そこは民家に入る橋がかかっとったりして、本当に70センチぐらいです、底から。そういうところに今回土砂、木の根がかかったり、土砂がひっかかったりして、本当に増水をしたという感じでございますけども、ここの川底を下げてやるという考えもあるんでしょうか。 311 ◯議長(藤澤正則君) 答弁を求めます。 312 ◯建設部長(西村和夫君) 河川の中にU型の水路をつくって、河床を景観をよくするという事業を何年か前にやっております。これが要因かどうかわかりませんが、これで河床が多少は上がっていることも考えられます。そうしたことも今後の通水断面、雨量の強度等を確認しながら、断面の確保について有効であれば川底の改修も検討していきたいというふうに考えております。 313 ◯議長(藤澤正則君) 再質問ございますか。岩田秀之君。 314 ◯6番(岩田秀之君) そうなりますと、新見高校南校地のところで3本、用水、風木谷川、木谷川と合流するところがあります。風木谷川の川底を改修して深くするようになるかと思うんですが、そうすると木谷川よりかは風木谷川のほうが河川が低くなる。そういうことになれば、今度もっともっと逆流をしていくようになる感じ。ですから、木谷川はこれからどういうふうな処置をされていく予定でしょうか。お考えをお示しください。 315 ◯議長(藤澤正則君) 答弁を求めます。 316 ◯建設部長(西村和夫君) 木谷川につきましては県の管理でございます。県と調整を図りながら、雨水計画の中で総合的に検討してまいりたいと考えております。  以上です。 317 ◯議長(藤澤正則君) 再質問ございますか。岩田秀之君。 318 ◯6番(岩田秀之君) 木谷川は県の管轄ということで、県としっかりと検討していただいて、雨水がスムーズに流れるように強く求めておきたいと思います。  先ほど質問させていただいた地域以外での、今回広範囲で災害が起こっていますけれども、質問した地域以外での雨水対策は、今後どのように進められるのかお示しください。 319 ◯議長(藤澤正則君) 答弁を求めます。 320 ◯建設部長(西村和夫君) 都市計画区域内の雨水対策につきましては、計画的な事業実施に向けて今後将来順次雨水計画を策定していく予定と考えております。  以上です。 321 ◯議長(藤澤正則君) 再質問ございますか。岩田秀之君。 322 ◯6番(岩田秀之君) しっかりとこれから雨水対策を策定していただきたいというふうに、少しでも減災につながる対策を強く求めてまいります。
     近年の自然災害は今までの常識を覆すような甚大な被害をもたらしています。新見市は山、谷の市域的環境の中で、災害に対して抜本的な見直しが問われているんではないかというふうに思っております。市民の方が少しでも安心して生活できるよう早急に取り組んでいただきたいと強く求めます。  以上でこの項を終わります。  続いて、2項目めの本市の林業振興についてであります。  平成27年9月議会の一般質問の中、今は亡き前石垣市長が御健在のとき、若者が定住できる林業の担い手づくりや即戦力として若い人材育成の本格的な取り組みについて、また専門分野の林業大学校の設立について提案をさせていただき、質問をいたしました。そのときの市長答弁では、今後かなりの人数が担い手として育成できるんではないかと期待をしている。また、本市においては森林技術センターや森林組合があり、新見市が学校をつくる以外に立派な国の施設があり、大いに活用していきたいとそういう方向で進めていくとの答弁がありました。  あれから4年がたちました。全国でも林業を取り巻く環境は年々大きく変化をもたらしています。現在全国の林業従事者は、多いときは50万人以上の人が林業に携わっていましたが、以前の10分の1以下の現在は4万5,000人台まで減少し、うち65歳以上が約3割を超えています。本市においても、高齢化が進み、担い手不足がうかがえます。  これからの林業は、今年から始まった新たな森林管理システムや最先端のICTの活用、森林の持つ公益的機能の回復などの取り組みが進められていきますが、林業全般での十分な教育システムが本市においては今後必要不可欠であります。このような中、本市の林業振興をさらに推進していかなければなりません。森林技術センターや森林組合の協力を得、未利用の公共施設等に林業大学校を設立することで、誰しもが林業全般について学べる機会ができ、人材育成の促進にもつながっていくと強く確信をいたします。  1点目の質問です。  担い手育成で人材を輩出するための本市独自の林業大学校の設立を考えていないのか、考えをお示しください。  以上で1回目の質問を終わります。 323 ◯議長(藤澤正則君) 2項目めの質問に対する答弁を求めます。 324 ◯産業部長(宮崎忠司君) 2項目め、林業振興について、1点目、担い手育成で人材を輩出するための本市独自の林業大学校の設立を考えていないかにつきまして御答弁させていただきます。  林業大学校につきましては、現在県が勝央町にある森林研究所内に新しく研修施設を計画していると伺っておりますので、当該施設を積極的に活用していくことが有効であり、市独自での設立は考えておりません。  以上でございます。 325 ◯議長(藤澤正則君) 再質問ございますか。岩田秀之君。 326 ◯6番(岩田秀之君) 部長の答弁でいきなり出ばなをくじかれたような非常に残念な思いであります。次の言葉がなかなか見つかりません。  今言われた岡山県農林水産総合センター林業研究所には、今から15年前に、私が若き日のころです、緑の雇用のときに研修施設として大変お世話になったところでございます。その時代のころの緑の雇用は1年間の研修期間で、現在では3年でございますけれども、県の研修施設内で前期、後期ということで約1年間の中の3週間ほど基礎知識を受けました。残りは全て新見に帰ってきて、新見の山林での実習でございました。この時代はこのような教育でよかったんです。  これからの時代は広く、深く、林業界関係の全ての教育が求められてきます。先ほど部長から新しく研修施設のお話がありました。これから多分2年後かそのぐらいだと思いますけども、私のときももうぼろぼろでございました。大変すばらしいことだと思います。私の個人の考えといたしまして、全国にある林業大学校のような1年生や2年生の専修科としての林業全般の教育ではなく、今までよりスキルアップ教育が数日間だけの研修施設だと思います、その施設は。私が言う新見市独自の林業大学校とは、林業就業者のスキルアップを目的としておらず、山に目を向ける人が林業で就業するきっかけづくりでございます。先ほどの答弁での施設では、そのようなことは行われないのではないかと思いますが、いかがでしょうか、部長。 327 ◯議長(藤澤正則君) 答弁を求めます。 328 ◯産業部長(宮崎忠司君) 研修内容につきましては、スキルアップのための高度な研修はもちろんのこと、林業経験のない初心者向けに初歩的な内容まで受講できる施設になるよう、県に対しまして積極的に働きかけてまいりたいと考えております。  以上でございます。 329 ◯議長(藤澤正則君) 再質問ございますか。岩田秀之君。 330 ◯6番(岩田秀之君) 仮にこの県の新しい研修施設で初歩的な内容を学ぶことができたとしても、新見市から勝央町に行くのは、個人の負担がかなりかかると思っております。今後どのような支援を考えているのか、お考えをお示しください。 331 ◯議長(藤澤正則君) 答弁願います。 332 ◯産業部長(宮崎忠司君) 本市の林業活性化のため、この県の施設の受講を希望される若い世代に対しましては、適切な支援制度につきまして今後検討してまいりたいというふうに思っております。  以上でございます。 333 ◯議長(藤澤正則君) 岩田秀之君。 334 ◯6番(岩田秀之君) これから県の施設が新しくできるということで、支援制度といってもすぐには出てこないと思います。今後、新見市から若い子が行くようになりましたら、手厚い支援についてしっかりと取り組んでいただきたいと強く求めます。  副市長にお尋ねをいたします。  このように森林大学校は新見市には考えていないということで非常に残念でございますけども、その件で副市長にお尋ねをするんですが、森林が市内の86%を占める本市において、本市独自の林業大学校を設立は私のかねてからの強い思いがあり、人口減少の歯どめとなると考えております。今最も大事なことは、人口減少という言葉ではなく、今いる若者の未来に希望を与えられるインパクトある施策が最も大事ではないでしょうか。  ちなみに、後になりましたが、11月前半に行政視察に隣の兵庫県に行かせていただきました。隣の兵庫県の県立の兵庫県立林業大学校も視察をさせていただきました。今現在39名の方がおられるということで、今年の卒業生は14名で、皆その14名が林業関係に就職された。すばらしいことじゃないかなというふうに思っております。県の林業大学校ですけれども、すばらしい皆さんの旅立ちをしているなというふうに感じました。学校にはのぞけてませんけども。  また、隣の鳥取県には、今年31年4月でありますけど、にちなん中国山地林業アカデミーが開校いたしました。10名の定員のところ、今現在7名でございます。大体この開いたばかりでございます。保育園か幼稚園を増改築して、そこが林業大学校になっております。年間の運営費を聞きましたら、10人の定員で全てを入れて3,500万円ということでございました。1年間の運営費3,500万円、これは私は高いとは思いません。  今新見市も、森林環境譲与税、これは今年も5,200万円、そういうのが毎年のように金額違いますけども入ってくると思います。それをしっかり使っていけば、僕は新見独自の林業大学校は設立できるんではないか。また、林業と言えば県北でございますけれども、やはり新見は高梁川流域です。全部含めて、それで頑張っていけるところだと私は思っております。そういうことで、副市長、これについて一言お示しいただきたいと思います。 335 ◯議長(藤澤正則君) 答弁を求めます。 336 ◯副市長(大森利弘君) 岩田議員の再質問にお答えいたします。  岩田議員の林業振興、林業大学校にかける熱い思いを今伺ったところでございます。確かに新見市、本市におきましては86%が森林面積ということでお聞きしておりますけれども、たしか面積的には県内で一番の面積じゃったと記憶しております。真庭市よりもたしか多かったと記憶しております。そういうことでございまして、当然新見市におきましても林業振興、そういう振興には一生懸命取り組みたいという気持ちではおります。  ただ、独自の林業大学校でございますが、議員御指摘の兵庫の林業大学校、にちなんアカデミー、これは私は行ったことはないんですけども内容は勉強したことがございます。それについても承知しております。多くの林業従事者の研修を行うということで、活発な活動ということは承知しております。ただ、本市の独自の施設ということでございますが、今県でされとるのが御指摘ございましたが、森林研究所内での設立ということを県でたしか今年設計で来年建築じゃったと思います。令和3年の開始というような計画であったと思いますが、ただここは研究所の老朽施設の改築等で、遊休施設を使うということも第一でございますが、もう一つ、勝山にございます木工研究所、ここもございます。県の施設でございます。そこも活用して座学、いわゆる木材の乾燥率ですとかそういう勉強もやられると。そして、森林研究所では機械の操作、メンテナンス、そういったこともやられると今お聞きしております。こういったことは林業振興には当然大事なことだと思っております。  本市といたしましては、先ほど部長も答弁いたしましたが独自ということはダブりますので、今現在はやはり県の施設を十分活用して、本市からも研修に行っていただければいいなという思いでございます。いずれにしましても、農業振興、林業振興、本市の抱える振興問題はたくさんございます。その辺に関しても一生懸命取り組んでまいりたいというふうには考えております。  以上でございます。 337 ◯議長(藤澤正則君) 再質問ございますか。岩田秀之君。 338 ◯6番(岩田秀之君) 副市長からるる思いを言っていただきまして、これからできる県の施設、しっかりと新見から若い人が参加されればいいなというふうに思っております。そこで学習できないところは新見の森林技術センター、森林組合とかの協力を得てこれからしっかりとスキルアップをしていただくように、これからもそういう大きな大学校とかというんじゃなくて、森の学校でも何でもいいんですけど、少数の人数でも全般の研修ができるような体制もこれからも考えていただきたいと思います。  最後に、市長にお伺いをいたします。副市長に出した質問の内容と一緒なんですが、これから市長、森林大学校の重要性をこれから感じられたら、早急に取り組むことを検討されますか。市長、どうでしょうか。 339 ◯議長(藤澤正則君) 答弁を求めます。 340 ◯市長(池田一二三君) 副市長が答弁を申し上げましたように、今県も林業の人材育成に重点を置くということでビジョンの改定案を示されているところでございます。そうした中で、林業技術研修環境の充実ということでこの新たな林業技術研修施設を整備されるわけでございます。カリキュラムにつきましても川上から川下までということで、研修内容も副市長が紹介したところでございます。そういう中で、我が市といたしましては、まずはその新たな県のこの林業技術研修施設を有効に活用させていただきたいと思っております。当然林業の担い手育成は重要なことだと感じております。 341 ◯議長(藤澤正則君) 再質問ございますか。岩田秀之君。 342 ◯6番(岩田秀之君) 市長からもるる、これからは今さっきも言わせていただきましたけども、若い人の未来づくりを私たちがしていかなければいけないという、私らの責任だと思っております。人口減少、人口減少、言葉だけが進んでいっているような状況で、何が必要なのか。インパクトのある施策をどれだけしたかというのが私は市長の手腕に問われるんじゃないかというふうに思っております。今後、しっかりと若い者に光を当てていただいて、しっかりと前向きに検討していただきたい。これは今日は林業だけのことでしたが、全てのことに対して強く求めておきます。  最後になりましたけども、県の施設を有効に活用していく方針、今先ほど言いました森林技術センター、森林組合と連携して、時間をかけて林業分野の人材育成にしっかりと取り組んでいただきたい。そういう施策も含めていただいて、これからしっかりと林業振興の発展に私は寄与していただきたい。これから発展をしていくように、頑張っていただきたいと期待をして、強く求めるものでございます。  以上で今回の一般質問を終わります。 343 ◯議長(藤澤正則君) 以上で岩田秀之君の一般質問を終わります。  次に、2番岡崎裕生君の登壇を願います。岡崎裕生君。               〔2番 岡崎裕生君 登壇〕 344 ◯2番(岡崎裕生君) 2番岡崎裕生です。  議長から発言のお許しをいただきましたので、令和元年12月定例会一般質問最終の質問者として、これから通告に従いまして3項目について質問をいたします。  まず、1項目め、持続可能な農業について質問いたします。  現在の農業は多くの問題を抱えております。新規参入のハードルの高さや、農業従事者、いわゆる担い手の減少、高齢化、荒廃地の増加など、多くの問題がより深刻になってきております。そこに度重なる豪雨災害で、本市の農地にも甚大な被害が及びました。また、本年は有害鳥獣被害による農地や農作物の被害が例年に比べて増加したという声を市内各所の農家から耳にしております。本市でも様々な課題や問題を抱えている農業に、これらの非常事態がさらに痛手となっております。  このような背景を踏まえ、本市におかれましては基幹産業としての農業を、政策の後押しで可能性を広げ、持続可能で強靱な農業を育成していかれるものと期待するところでございます。  まず1点目、有害鳥獣被害対策についてお尋ねします。  先日も東京都足立区でイノシシが日中に出没し話題になっておりました。岡山県警からの防犯情報メールでも、ここ1週間でイノシシ、猿、熊の目撃情報が20件ほど送られてきております。農業者の方々も電柵設置や花火による追い払い、残飯や未収穫の農産物の適切処理などを行い、積極的に被害防止に努めておられます。それにもかかわらず、本年市内各地で野生鳥獣による農作物被害や農地被害が発生し、愛情込めて育てた農作物が一瞬にして有害鳥獣から被害を受けるという事態になっております。有害鳥獣被害から農家を守るために、積極的対策と捕獲や駆逐への支援を考える必要があります。  そこで、1番目、近年の有害鳥獣被害の実態と、イノシシ、猿、鹿等の駆逐頭数の推移についてお示しください。  2番目、本市の対策の現状について、有害鳥獣被害対策は、どのような指針で行われているのか。また、本市の庁内体制としてどのような組織があるのか。あわせて、現状で認められる有害鳥獣被害対策に対する課題をお示しください。  3番目、持続可能で有効な有害鳥獣被害対策について、地域ぐるみで予防し、効果的な駆逐、駆除を行うためにも積極的な対策が求められますが、本市ではどのように考えられているのでしょうか。  次に、2番目のジビエ産業の育成についてお尋ねします。  今後の有害鳥獣被害対策の有効な解決策としても、まちおこしの財産としてもジビエ産品の振興にはメリットが多くあります。本市特有の有害鳥獣被害という問題を逆手にとり、新見市産ジビエブランド産品をまちおこしの起爆剤とすることができます。それだけの可能性を持っているにもかかわらず、採算がとれるようにするためには施設の拡充と流通の確立、食品安全性の確保など課題も多く、捕獲に携わる方々も一般の農業者の方々も行政支援に大きく期待をされております。  そこで、1番目、イノシシ肉を使った国産品開発やジビエ産品でのまちおこしが期待されますが、ジビエ産品に対してどのような支援を行っているのでしょうか。  2番目、イノシシ肉を安全に安定供給するために、最低限必要となるのが冷凍貯蔵庫であります。現状は食肉の状態にして冷凍保存しているため、捕獲し過ぎたものについては廃棄せざるを得ない状況と聞きます。ジビエを丸ごと冷凍し貯蔵する施設があれば、処理し切れないものも安全に貯蔵でき、必要な量だけ供給できます。しかし、設置費の問題から個人では設置できないため、行政による設置が望まれます。設置もしくは設置への助成はできないでしょうか。  続いて3点目は、同僚議員と質問内容が重複しておりますので、重ならない部分のみ質問させていただきます。  3点目は、農業振興についての質問です。  1番目はスマート農業への先行投資について、行政としてどのような財政支援並びに政策支援ができるか、本市のお考えをお聞かせください。  2番目については省略していただいても結構ですが、再質問でそれに関する質問をさせていただく予定です。  3番目の農業振興計画について、これまでの本市の農業政策は、単発の独立した事業の寄せ集めになってはいないでしょうか。今回質問項目に上げたものもそれぞれ庁内ではその場に応じて検討され、真摯に対応されているものと思われます。しかし、農業を基幹産業と考えたときに、どのような戦略で総合的にどう振興されるのか。また、その戦略の基本となる振興基本計画をどう示されるのか、お示しください。  以上で1回目の質問を終わります。 345 ◯議長(藤澤正則君) ただいまの岡崎裕生君の1項目めの質問に対する執行部の答弁を求めます。 346 ◯産業部長(宮崎忠司君) 1項目め、持続可能な農業について、1点目、有害鳥獣被害対策についての1番目、近年の被害の実態について御答弁させていただきます。  近年の有害鳥獣による被害の実態につきましては、イノシシによる田畑の掘り起こしやイノシシ、猿による野菜、果実の食害が大半を占めております。鹿につきましては、植林苗木の食害が発生しております。  次に、駆除頭数につきましては、平成28年度にイノシシ2,201頭、猿94頭、鹿17頭、平成29年度にイノシシ1,394頭、猿150頭、鹿32頭、平成30年度にイノシシ1,922頭、猿97頭、鹿32頭、令和元年度9月末時点ではイノシシ802頭、猿23頭、鹿8頭となっております。  続きまして、2番目の本市の対策の現状についてということで御答弁させていただきます。  有害鳥獣被害対策につきましては、新見市鳥獣被害防止計画に基づき、追い払いや駆除を行っております。庁内体制につきましては、連絡会議等は設置しておりませんが、農林課、各支局の担当職員が連携して被害相談の内容を有害鳥獣駆除班へ連絡し、迅速な対応をしております。  有害鳥獣被害対策に関しましての主な課題につきましては、有害鳥獣駆除班員の高齢化等により班員が若干ではありますが減少傾向にあることが上げられます。  3番目の持続可能で有効な有害鳥獣被害対策につきましてですが、積極的な対策につきましては、地域全体で防護柵を設置するなど集落が一体となって行う対策が有効でありますので、引き続き取り組んでまいりたいと考えております。  2点目のジビエ産業の育成について、1番、ジビエ産品の開発、流通、啓発に関する支援について御答弁させていただきます。  市内の事業所が本市の地域産業資源に指定されているジビエを活用して新たな特産品を開発する際には、その開発に要する経費の一部を補助し、支援しております。  2番目の冷凍保存施設の設置についてでございます。  ジビエ産業としての冷凍保存施設につきましては、民間事業者が事業活動を行う上で必要に応じて整備するものであることから、本市といたしまして設置することは考えておりません。  2点目、農業振興についてでございますが、1番目のスマート農業への先行投資についてでございます。これにつきましては、仲田議員さんにもお答えしましたとおり、国の実証等の状況を注視し、本市の農業へ有効なものであれば支援等について検討をしてまいりたいと考えております。  2番目は省かせていただきまして、3番目の農業振興の基本計画について御答弁させていただきます。  本市では農業経営基盤強化促進法に基づき、農業の持続的安定的発展を目的とする新見市農業経営基盤強化の促進に関する基本的な構想を策定し、担い手育成、新規就農者の確保目標、安定的な農業経営の指標や農地の集積目標、農地利用円滑化など農業振興に関するあらゆる事項について基本方針を定めております。  以上でございます。 347 ◯議長(藤澤正則君) 再質問ございますか。岡崎裕生君。 348 ◯2番(岡崎裕生君) 1点目の1番目で被害状況をお知らせいただきました。私が聞いている今年の被害の量に比べまして、令和元年度9月の捕獲頭数というのが非常に少ないなというのが非常に気になるところであります。多くの有害鳥獣が出ているにもかかわらず、頭数が少ないというところが、捕獲者の高齢化とか減少を先ほど課題を言われましたが、そのあたりも影響しているのかなということで、それで具体的には被害が出ているのではないかと思うんですが、ここは推測なんですが、具体的に本年度の被害状況等をどのように把握されているのでしょうか。 349 ◯議長(藤澤正則君) 答弁を求めます。 350 ◯産業部長(宮崎忠司君) 今年も9月末時点での状況ということですんで、今からどういうふうに推移するかというのは今推測できない状況でございます。  以上でございます。 351 ◯議長(藤澤正則君) 被害状況じゃと。 352 ◯産業部長(宮崎忠司君) 被害状況につきましてですが、年度によって差がありますので、一概に今年が多いとか少ないとかというのは今の時点では言えない状況でございます。  以上です。 353 ◯議長(藤澤正則君) 暫時休憩します。                             午後2時48分  休 憩          ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~                             午後2時48分  開 議 354 ◯議長(藤澤正則君) 休憩を閉じ会議を再開します。  答弁を求めます。
    355 ◯産業部長(宮崎忠司君) 済いません、被害額、被害状況等についてはまとめておりません。 356 ◯議長(藤澤正則君) 岡崎裕生君。 357 ◯2番(岡崎裕生君) 先ほどのあぜの掘り起こしとかそういう案件が被害と言われておりますので、これは多分上がってこない件数だと思うんですが、非常に今年は私も地元の圃場等を歩かせていただいて、非常に多くの圃場が掘り起こされていると。これは今まで見たことのないような状況です。是非、特にイノシシのあぜの掘り起こし等の、それから猿も含めて、緊急にどれぐらいな被害があるのかというのを調査をかけていただきたいんです。向こうから上がってくる件数は少ないと思うんですが、調査をかければかなり被害状況が出てくると思いますので、そのあたり是非調査していただきたいなというふうに思います。  次に、2番目ですが、被害が起こったときに、迅速な対応をされているということなんですが、もう少し詳しく被害が起こったそこの状況からどういうふうに連絡が入ってどこどこまで連絡が行くのかという、そのあたりの連絡体制をお願いします。 358 ◯議長(藤澤正則君) 答弁を求めます。 359 ◯産業部長(宮崎忠司君) 対応につきましては、被害連絡がございましたら農林課並びに各支局の有害鳥獣の担当から農作物被害が発生いたしました地域の所管する有害鳥獣駆除班へ早急な駆除の依頼をしております。  以上でございます。 360 ◯議長(藤澤正則君) 再質問ございますか。岡崎裕生君。 361 ◯2番(岡崎裕生君) 情報の流れはよくわかりました。ただ、担当者1人が多分対応されているんだと思うんですが、できれば、先ほど課題に上げられなかったんですが、組織の面でも連絡協議会とかはないと言われるんですが、庁内組織としてもそういう連絡協議会等を置いたほうがいいというか、今から被害がどんどん増えていくような可能性があると思うんですがいかがでしょうか。 362 ◯議長(藤澤正則君) 答弁を求めます。 363 ◯産業部長(宮崎忠司君) 農林課及び各支局においても1人の職員で対応しているのではなく、複数で対応するようにしておりますので、職員が休んだとかというときでも対応ができるようになっておりますんで。  以上です。 364 ◯議長(藤澤正則君) 岡崎裕生君。 365 ◯2番(岡崎裕生君) 私が言うのは本庁内での組織づくりをして欲しいと言ったんですが、それはお願いします。  狩猟をされる方の課題として、高齢化とか人数の減少というのを上げられましたが、そこの課題につきまして、例えば人数が少なくなったらカバーエリアも当然少ない人数で全市の狩猟区域をカバーするわけです。今は狩猟期間に入りましたから自由に行動できますが、これが猟期が終わりましたら制限がかかってきます。その地域、地域でしか有害鳥獣対策ができなくなります。先ほど言われた人数が減り、高齢化しているという中で、市内でそういう狩猟エリアを猟期以外に決められているというのは非常に制約があって、そのときに多分多くの被害が出てくるんではないかと私は思うんですが、そのエリアというのは撤廃できないんでしょうか。 366 ◯議長(藤澤正則君) 答弁を求めます。 367 ◯産業部長(宮崎忠司君) エリアの撤廃ということでございますが、有害鳥獣駆除の区域制限につきましては、岡山県新見地区猟友会員で構成されております有害鳥獣駆除班が取り決めをされておりまして、本市においてエリアの変更ということは考えておりません。安全面で話し合いをされてエリアを設定されておるということでございます。  以上でございます。 368 ◯議長(藤澤正則君) 岡崎裕生君。 369 ◯2番(岡崎裕生君) 相手方の取り決めですから、それ以上言うことはないと思うんですが、指導というのはできないでしょうか。これは意見として言わせていただきますが、できればそういう猟域であるとか県に対しての猟期の変更であるとかそういうことをどんどんしていかないと、狩猟家の人数がどんどんどんどん減ってくると被害がもっともっとこれから多くなっていくんではないかというふうに予想されますので、そのあたりも是非よろしくお願いします。  それから、狩猟家の人数が減ってくるということで非常に1人の方の負担が増えてくるということで、本市の捕獲に当たっての捕獲助成金はどうなっているんでしょうか。 370 ◯議長(藤澤正則君) 答弁を求めます。 371 ◯産業部長(宮崎忠司君) 有害鳥獣といたしましての捕獲奨励金につきましては、時期等に差がございますが、主にイノシシは1万1,000円、猿は4万2,000円、鹿は1万3,000円となっております。  以上でございます。 372 ◯議長(藤澤正則君) 岡崎裕生君。 373 ◯2番(岡崎裕生君) 私が認識しているより額が多かったんで認識と変わってくるんですが、近隣の鏡野町ではこれが1万5,000円ぐらいということで、そのあたりの助成をしっかりすることでそういう方々の狩猟意欲も高まり駆逐頭数も増えてくるということで、農作物や農地の被害を減少させようと思うとそのあたりにしっかりと助成の見直しをしていただいて、しっかりと助成金を出していただきたいというふうに求めておきます。  3番目の対策についてですが、言われたのが地域ぐるみでするというのが一番いいと思うんですが、県と市が連携し合って、県の指導のもと市が地域の方々を指導するとかそういった県と新見市の関係、役割のさび分けとかそういうのはどうなっているんでしょうか。 374 ◯議長(藤澤正則君) 答弁を求めます。 375 ◯産業部長(宮崎忠司君) 国や県と他市との連携ということにつきましては、岡山県、鳥取県及び兵庫県が平成29年度から毎年10月を鹿捕獲強化月間と設定し、県境付近の市町村が鹿の駆除活動を行っております。また、岡山県と鳥取県では、市町村が令和2年1月から2月までの期間、イノシシの駆除を行うこととしております。  以上でございます。 376 ◯議長(藤澤正則君) 再質問ございますか。岡崎裕生君。 377 ◯2番(岡崎裕生君) 今言われたような地域ごとの連携、他の自治体との連携というのは非常に鳥獣被害予防対策には重要だと私も考えておりますので、さらにそれを進めていただきたいと思うんですが、しっかり市も県の指導を仰ぎながら、地元住民さんに研修を行うとかそういったことも国の施策としては示されているところでありますが、そういう市から地元の地域の方々への研修というのは想定されていないんでしょうか。 378 ◯議長(藤澤正則君) 答弁を求めます。 379 ◯産業部長(宮崎忠司君) 例年猟友会の方を集めましての講習会のようなことを開いておりますので、継続して行っていきたいというふうには考えております。 380 ◯議長(藤澤正則君) 岡崎裕生君。 381 ◯2番(岡崎裕生君) 私が言うのは地域の方々、一般の方々、農家の方々なんです。そこに対して、国も県の指導を仰ぎながら市が研修するというモデルを示されていますので、是非それを進めていただきたいと。県は地域の推進リーダーやアドバイザーを中心とした有害鳥獣に強い集落づくりの育成を支援していらっしゃいます。できれば市内の各地区ごとに鳥獣害対策組織というものを是非立ち上げて欲しいというふうに要望しておきます。  対策でしっかりとICTというか最新機器を使った調査並びに駆逐を行っていただきたいということで、例えばイノシシ、猿、鹿の被害対策の調査でドローンによる調査はできないのか。ドローンによる駆逐というのもできるんですが、ドローンによる調査は実施していただけないでしょうかということと合わせて、猿は群れで行動しますので、GPS等での追従というか群れの中の1頭にGPSをつけてその群れの動きをつかむというそういう取り組みをされている自治体が最近増えてきております。そういった先進機器を使った駆除や駆逐は考えられないでしょうか。 382 ◯議長(藤澤正則君) 答弁を求めます。 383 ◯産業部長(宮崎忠司君) ドローンを使っての有害鳥獣の捕獲等は大変有効であるというふうに考えておりますので、他市での実証等を検証しながら、本市に実用できるか検討してまいりたいと思います。  また、GPSにつきましては、岡山県が今猿の群れのGPSの追跡調査を実施しておりまして、その情報が本市にも入っておりますので、猟友会にも流していきたいというふうに思っております。  以上でございます。 384 ◯議長(藤澤正則君) 岡崎裕生君。 385 ◯2番(岡崎裕生君) 是非GPSもここにいる猿につけていただきたいと思います。  国の鳥獣被害防止総合対策交付金というのもありますので、しっかりとこれを活用していただいて、ICTを活用したそういった取り組みを求めておきます。  2点目のジビエですが、一部経費を補助していただいているということで、しっかりとこれも進めていただきたいんですが、全国組織で日本ジビエ振興協議会というものがあります。そういうものに加盟して横のつながりを持ちながら、流通であるとかそういったアドバイスをいただいたり全国への発信をしたりということで、そういう団体との交流を求めたいんですが、いかがでしょうか。 386 ◯議長(藤澤正則君) 答弁を求めます。 387 ◯産業部長(宮崎忠司君) 先ほど言われました一般社団法人ジビエ振興会についてでございますが、主に民間事業者に対してのジビエ利活用や解体処理技術の普及啓発を行う組織でございまして、本市といたしましては同協会への加入については今のところ考えておりません。 388 ◯議長(藤澤正則君) 再質問ございますか。岡崎裕生君。 389 ◯2番(岡崎裕生君) 考えられていないということですが、ほかの自治体等も加入されていますので、是非ここを活用していただいて交流並びにジビエの振興、啓発をしていただきたいというふうに要望しておきます。  しし肉の冷凍庫については民間がされるということで、非常にこれは予算的には難しいということなんですが、是非これも助成でもあれば組合等が設置できるというふうに思いますので、助成の方向というのはないんでしょうか。 390 ◯議長(藤澤正則君) 答弁を求めます。 391 ◯産業部長(宮崎忠司君) 市独自ではございませんが、鳥獣被害防止総合対策交付金等の国の補助事業等を活用していただければというふうには考えております。  以上です。 392 ◯議長(藤澤正則君) 再質問ございますか。岡崎裕生君。 393 ◯2番(岡崎裕生君) その交付金をしっかり活用して、それもしっかり啓発していただいてこういうものがあるということで要望される方々に知らせて欲しいと思います。  美郷町では、おおち山くじらブランドというものがあります。そこに非常に学ぶところがあります。担当者の熱意と地元ぐるみの取り組みが1つのブランドを立ち上げたという事例もありますので、しっかりそういったものから学んでいただき、これからさらにジビエ並びにジビエ産品の販売促進等を活発に行っていただきたいというふうに求めておきます。  3点目の1番目は失礼しました。回答が重なっていたようですので、次の2番目の集積化の状況なんですが……。(「質問してない」と呼ぶ者あり)いけない。読んでないからだめ。了解しました。  3番目の基本計画に移ります。  基本計画について、基盤整備促進法でそういう基本計画にかわるものがあるというふうに言われたんですが、その中で集積化の目標数値とかというのは示されているんでしょうか。 394 ◯議長(藤澤正則君) 答弁を求めます。 395 ◯産業部長(宮崎忠司君) その中で農地の集積目標等についても示しております。  以上でございます。 396 ◯議長(藤澤正則君) 再質問ございますか。岡崎裕生君。 397 ◯2番(岡崎裕生君) 今構想段階の状況だと思うんですが、しっかり農地集積の目標値もあるということですので、そういうものも含めてさらに今日話題になりましたスマート農業等の方策等を入れていただきまして、農業に関する振興の基本計画というものを立て直して新たにつくっていただくということはできないんでしょうか。 398 ◯議長(藤澤正則君) 答弁を求めます。 399 ◯産業部長(宮崎忠司君) 本市の農業振興の基本方針につきましては、先ほど申し上げました新見市農業経営基盤の強化の促進に関する基本構想に定めておりますので、新たな策定は考えておりません。 400 ◯議長(藤澤正則君) 再質問ございますか。岡崎裕生君。 401 ◯2番(岡崎裕生君) 先日参りました東近江市ですが、東近江アグリプランという基本計画をつくられまして、非常に計画的、そして有効な農業施策をされていましたので、これは市長に求めたいんですが、今の構想を基本計画として立て直して農業政策をしっかりとやっていくという方向はいかがでしょうか。 402 ◯議長(藤澤正則君) 答弁を求めます。 403 ◯市長(池田一二三君) 産業部長が答弁をいたしましたが、現在新見市農業経営基盤の強化の促進に関する基本的な構想、これに基づいて実施をいたしているところでございます。今後も必要に応じましてこの見直しをしつつ、この構想を基本として農業振興に取り組んでまいりたいと思います。 404 ◯議長(藤澤正則君) 再質問ございますか。岡崎裕生君。 405 ◯2番(岡崎裕生君) 新見アグリプランとして本市の農業が振興されるという大きなプランを掲げていただきたいと。それが市内の農業従事者の願いであろうと思いますので、早期に実現されるように求めておきます。 406 ◯議長(藤澤正則君) しばらく休憩といたします。                             午後3時7分  休 憩          ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~                             午後3時20分  開 議 407 ◯議長(藤澤正則君) 休憩を終わり会議を再開いたします。  岡崎裕生君の2項目めの質問に入ってください。岡崎裕生君。 408 ◯2番(岡崎裕生君) 2項目めの簡易給水施設についての質問に移ります。  本年度新見市水道運営審議会より健全な水道事業の運営について答申もなされ、簡易水道を上水道に経営統合し、現状の上水道料金に統一する予定と伺っております。水道事業の統合により、上水道と簡易水道が統合するわけですが、水道法の規定から除外されている辺地の水道や給水については、課題が明らかにされておりません。  水道をめぐる課題が最も深刻で、事業存続の有効な方策が急がれているのが小規模水道に代表される条件不利地域における水道事業の問題であります。その代表である簡易給水施設の実情に即した課題を解決し、その具体化を支援する実効性のある柔軟な制度化が必要と住民から声が上がっております。  そこで1点目、各簡易給水施設の水道料金と給水人口の概要についてお示しください。  2点目、修繕や小規模の改修に係る経費負担について、本市の方針と対象指定管理者の負担割合についてお示しください。  以上で1回目の質問を終わります。 409 ◯議長(藤澤正則君) 岡崎裕生君の2項目めの質問に対する執行部の答弁を求めます。 410 ◯建設部長(西村和夫君) 簡易給水施設でございますが、これは計画人口が100人以下の水道法の適用のならない施設のことでございます。本市には指定管理者が管理する簡易給水施設が22カ所ございます。  水道料金につきましては、基本料金10立方メートルまで月額3,000円、超過料金1立方メートル当たり300円を基準額として、0.5から1.5を乗じて得た額までの範囲でそれぞれ指定管理者が定めております。また、給水人口につきましては、昨年度の実績で最も多い施設が44人、最も少ない施設が7人、平均で19人となっております。  それから、2点目の修繕や改修に係る経費負担でございますが、本市では簡易給水事業への補助制度を設けており、原則給水人口30人以上、また5戸以上の施設を対象に、同一年度1回限り補助金を交付する制度を設けております。当該補助金の補助率ですが、給水人口に応じまして57.5%から66%となっておりますので、対象事業費と補助金との差額から指定管理者の負担となります。ただし、算定した補助金が10万円以下の場合には交付をしておりません。  以上でございます。 411 ◯議長(藤澤正則君) 再質問ございますか。岡崎裕生君。 412 ◯2番(岡崎裕生君) 簡易給水施設の現状及び将来の課題をどういうふうに捉えておられますでしょうか。 413 ◯議長(藤澤正則君) 答弁を求めます。 414 ◯建設部長(西村和夫君) 簡易給水施設の課題でございますが、指定管理者の運営の課題につきましては、組合員の高齢化や人口減少に伴い、収益が減少していること、また維持管理を担う後継者不足等により、将来的には管理運営が困難となる施設が出てくることなどが上げられます。  以上です。 415 ◯議長(藤澤正則君) 再質問ございますか。岡崎裕生君。 416 ◯2番(岡崎裕生君) 人口減少に伴い給水人口も減っているということで、今将来的に維持運営ができなくなるところが出てくるということを言われたんですが、もしも維持できなくなった場合、そういう場合はどういうふうな対処をされるんでしょうか。 417 ◯議長(藤澤正則君) 答弁を求めます。 418 ◯建設部長(西村和夫君) まだ今現在そこまでの地元からの声は上がってきておりません。的確に課題を把握しまして、今後の対応策を研究してまいりたいと思っております。  以上です。 419 ◯議長(藤澤正則君) 再質問ございますか。岡崎裕生君。
    420 ◯2番(岡崎裕生君) 存続が危ぶまれた場合、最終的には当地に出向いて給水車等での給水というふうなことになるんでしょうか。 421 ◯議長(藤澤正則君) 答弁を求めます。 422 ◯建設部長(西村和夫君) 緊急時、災害時、有事の際にはそういう対応も可能かと思いますが、日常の課題につきましては今後の課題と認識しております。 423 ◯議長(藤澤正則君) 岡崎裕生君。 424 ◯2番(岡崎裕生君) 最初の指定管理の人数7人ということをおっしゃられたんで、非常にそういうニーズが少ないところは存続が危ないと思われるんですが、再度お尋ねしますけども、存続できなかった場合の検討をもうされているんでしょうか、されていないんでしょうか。 425 ◯議長(藤澤正則君) 答弁を求めます。 426 ◯建設部長(西村和夫君) 2点目にも関連いたしますが、受益者の負担軽減等を図るために、補助制度の改善について現在検討しているところでございます。  以上です。 427 ◯議長(藤澤正則君) もう一度、部長、検討しとるかしてないかという答弁をはっきりと言ってください。 428 ◯建設部長(西村和夫君) まだその小規模の存続できない具体的なところの検討はしておりません。 429 ◯議長(藤澤正則君) 岡崎裕生君。 430 ◯2番(岡崎裕生君) 是非検討していただきたいと思います。  今2点目にも触れられたんですが、先ほどおっしゃられた負担金割合で指定管理者が負担する10万円以下の場合は、これは補助が出ないということですが、このあたりが改正されないと、非常に運営が苦しくなると思うんですが、そのあたりいかがでしょうか。 431 ◯議長(藤澤正則君) 答弁を求めます。 432 ◯建設部長(西村和夫君) 先ほど申しましたように、現状では給水人口の30人以下の組織が増えています。また5戸以上というところもハードルが高くなっております。そうした点につきまして、今後改善策を検討しておるところでございます。  以上です。 433 ◯議長(藤澤正則君) 岡崎裕生君。 434 ◯2番(岡崎裕生君) しっかりその改善策を市民目線というか利用者目線に立って軽減できるところは軽減していただくよう求めておきます。  私がお邪魔した給水施設では、後継者がおらず草刈りもできない、検診もままならない、事務もパソコンが使えないということで大変苦労していらっしゃる施設もありますので、助成金以外にも制度としてそういったところの援助をどうするかというのも課題だと思いますので、そのあたりも手当てをお願いいたします。  それでは、続いて3項目めの先端産業の育成についての質問に移ります。  本市においても情報通信ネットワーク事業や無人車両による自動運転システムの実証などが行われております。農業でもドローンによる農薬散布や大型自動運転機械、リモコン作業機などの導入がされています。本市も平成30年4月にドローンスクールが開校し、市とも連携協定が締結されました。この連携協定を一歩進め、ドローンを活用する自治体として全国にアピールし、先端産業としてドローン事業を押し上げ、これぞまさに新見という産業に成長させていくことが期待されます。  そこで1点目、ドローンの活用について、その優位性と方針をお尋ねします。  1番目、スポーツ行事やイベント、観光地PRへの活用が想定されますが、どのように活用されていくのか方針をお示しください。  2番目、農林業面での活用についてですが、農業面では既にドローン散布機等が活用されていますが、特にここでは森林林業面どのように活用されていくのか方針をお示しください。  3番目、測量部門での活用について、どのように活用されていくのか方針をお示しください。  1回目の質問を終わります。 435 ◯議長(藤澤正則君) 3項目めの質問に対する執行部の答弁を求めます。 436 ◯産業部長(宮崎忠司君) 3項目め、先端産業の育成について、1点目、ドローンの活用についての1番目、本市PRへの活用についてにつきまして御答弁させていただきます。  ドローンを活用した本市のPRにつきましては、現在観光スポット30カ所程度をドローンで撮影中であり、今後ホームページなどで公開していく予定でございます。また、各種スポーツイベントなども可能な範囲で活用してまいりたいと考えております。  続きまして、2番目の農林業での活用についてでございますが、林業についてということで、林業におけるドローンの活用方法につきましては、森林の撮影や測量により情報の収集を上空から行うことができ、データを解析することで樹木の高さや直径など詳細な情報も得られ、施業計画や統計情報に活用しております。  以上でございます。 437 ◯建設部長(西村和夫君) 3番目の測量部門での活用についてお答えいたします。  測量部門でのドローンの活用につきましては、昨年の7月豪雨災害及び今年の9月集中豪雨災害において、災害査定の受検資料としての被災写真、動画、また大規模な土量の算出等においても成果を上げております。引き続き災害発生時において、より迅速な応急対応ができるよう有効に活用してまいりたいと考えております。  以上です。 438 ◯議長(藤澤正則君) 再質問ございますか。岡崎裕生君。 439 ◯2番(岡崎裕生君) ただいま非常に進んでいるというか観光地PRのスポット撮影中ということですが、これは将来的にはどういうふうにされるんでしょうか。 440 ◯議長(藤澤正則君) 答弁を求めます。 441 ◯産業部長(宮崎忠司君) 将来的にはホームページ等で公開していく予定でございまして、市内主に新見、大佐、神郷、哲多、哲西エリアでの撮影スポットというのを厳選しまして、ホームページ等で流していきます。  以上でございます。 442 ◯議長(藤澤正則君) 再質問ございますか。岡崎裕生君。 443 ◯2番(岡崎裕生君) 森林林業面での活用ですが、施業であるとか統計であるとかそういったことに映像を使われるというか、測量データを使われるわけではないんですか。 444 ◯議長(藤澤正則君) もう一遍質問してください。ちょっと理解が私もできない。どうぞ。岡崎裕生君。 445 ◯2番(岡崎裕生君) 先ほどの森林林業面でのドローンの活用ですが、撮影した画像を使うんですか。それとも画像を解析したデータ等によるものなのでしょうか。 446 ◯議長(藤澤正則君) 答弁を求めます。 447 ◯産業部長(宮崎忠司君) 上空から森林を撮影し、その解析データを分析して樹木の高さ、それから樹木の直径等を割り出すということでございます。  以上でございます。 448 ◯議長(藤澤正則君) 再質問ございますか。岡崎裕生君。 449 ◯2番(岡崎裕生君) 3番目の測量部門でも同様な利用だと思うんですが、非常にレーザードローンというのが測量でもミリ単位、センチ単位の測量ができると伺っているんですが、そのあたりの優位性というか実効性というか、有効に測量で機能できているのかどうかお伺いします。 450 ◯議長(藤澤正則君) 答弁を求めます。 451 ◯建設部長(西村和夫君) レーザーを搭載しております縦、横、高さ、立体的な全てのデータが整っておりますので、断面を区切ることによって詳細な数量、あるいは断面計画ができるということで効果が上がっております。  以上です。 452 ◯議長(藤澤正則君) 岡崎裕生君。 453 ◯2番(岡崎裕生君) 今伺いましたように非常にドローンというものの優位性というか効果があるということで、このドローンをしっかり本市でも活用実績をつくっていただいて、それを発信するということが本市のまちづくりでもあり、またドローン産業の先端産業としての押し上げにもつながっていくんではないかと思うんですが、そのあたりの市長のお考えをお示しください。 454 ◯議長(藤澤正則君) 答弁を求めます。 455 ◯市長(池田一二三君) ただいまこの先端産業、先端技術ドローンを使って今現在もしておりますし、取り組みも部長から答弁をさせていただいたところでございます。非常に有効に活用させていただいておりますし、また今後も有効に活用したいと思っております。そして、農業従事者の方も高齢化が大きな課題でありますし、担い手不足というのも大きな課題でございます。省力化という部分におきましても今後しっかりと取り組んでまいりたいと思っております。 456 ◯議長(藤澤正則君) 岡崎裕生君。 457 ◯2番(岡崎裕生君) 取り組むというか、産業としてのドローンを押し上げていただきたいんだけど、そのあたりのことはいかがでしょうか。 458 ◯議長(藤澤正則君) 答弁を求めます。 459 ◯市長(池田一二三君) いろいろな取り組みをするに当たりまして、ドローンを操作する、そういった資格も取らなければならないと考えております。したがって、資格取得の中にドローンの免許等も考えてまいりたいと思っておりますので、多くの方にこのドローンを使っていただきまして、本市の農林業の振興、あるいは新しい産業の創出につなげていただければと思っております。 460 ◯議長(藤澤正則君) 再質問ございますか。岡崎裕生君。 461 ◯2番(岡崎裕生君) 本市は県内でも2番目に面積の広い、そして中山間の山林も多いというところで、一番に活用ができるまちではないかと。そのメリットも生かしながら、このドローンの優位性も生かして、しっかりドローンのまちとしてのPRをしていただきたい。そのために、しっかり今言われたような観光データとか活用実績というものをしっかり他市に広めていっていただきたいというふうに思います。  3点の質問をしましたが、いずれも解決策や達成の方向性というのは明らかなものばかりだったと思います。できるだけ早期の計画策定と実施を求め、私の一般質問を終わらせていただきます。 462 ◯議長(藤澤正則君) これをもちまして岡崎裕生君の一般質問を終わります。  お諮りいたします。一般質問はこれで打ち切りたいと存じますが、これに御異議ございませんか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 463 ◯議長(藤澤正則君) 異議なしと認めます。よって、一般質問はこれで打ち切ります。          ──────────────────────── 日程第2  陳情事件の上程 464 ◯議長(藤澤正則君) 日程第2に入ります。  既に受理しております陳情1件を議題といたします。  なお、陳情の内容につきましては、議会初日に配付しておりますので、御確認ください。  しばらく休憩をいたします。                             午後3時38分  休 憩          ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~                             午後3時39分  開 議 465 ◯議長(藤澤正則君) 休憩を終わり会議を再開します。          ──────────────────────── 日程第3  議案及び陳情事件を各常任委員会に付託 466 ◯議長(藤澤正則君) 日程第3に入ります。  お諮りいたします。ただいま議題となっております条例第36号から同第45号までの10議案、予算第36号から同第44号までの9議案、議案第25号から同第33号までの9議案及び陳情1件は、配付しております付託表のとおり,その審査を各所管委員会に付託したいと存じますが、これに御異議ございませんか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 467 ◯議長(藤澤正則君) 御異議なしと認めます。よって、付託表のとおりそれぞれの委員会に付託いたします。  お諮りいたします。明6日から19日までの14日間は、議案等調査のため本会議を休会いたしたいと存じますが、これに御異議ございませんか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 468 ◯議長(藤澤正則君) 御異議なしと認めます。よって、14日間は休会することに決定いたしました。  次の本会議は12月20日午前10時に開きます。  以上で本日の日程は終了いたしました。本日はこれにて散会いたします。                             午後3時41分  散 会 新見市議会 Copyright (C) NIIMI CITY Council, All rights reserved....