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  1. 新見市議会 2019-06-01
    令和元年6月定例会(第3号) 本文


    取得元: 新見市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-09-14
    2019年06月25日:令和元年6月定例会(第3号) 本文 ▼最初のヒット個所へ(全 0 ヒット) 1                             午前10時0分  開 議 ◯議長(藤澤正則君) 皆様、連日御苦労さまでございます。  ただいまの出席18名でございます。これより本日の会議を開きます。  本日の議事日程は配付しておりますので、よろしく御協力をお願いいたします。          ──────────────────────── 日程第1  一般質問 2 ◯議長(藤澤正則君) 日程第1に入ります。  昨日に引き続き一般質問を行います。  まず、8番山本昌次君の登壇を願います。8番山本昌次君。               〔8番 山本昌次君 登壇〕 3 ◯8番(山本昌次君) 8番山本昌次でございます。  皆様、おはようございます。  それでは、通告に従いまして一般質問を行います。  まず1項目め、昨年の豪雨災害についてお尋ねいたします。  昨年の7月の西日本豪雨災害は、昭和47年災害以来の大災害で職員の皆さんも初めての経験であり、市民の安全確保のために職員一丸となられ対応されたことと思います。また、その後の災害復旧に鋭意努力をされておられます。あれから1年がたとうとしていますが、その経験を生かして、市民の皆さんが安心できるような災害対策が求められています。  まず1点目、災害復旧状況についてお尋ねいたします。  1年が経過しようとしていますが、7月豪雨災害、9月台風災害の痕跡がいまだに残り、早期の復旧、復興が望まれます。  そこで、建設関係、農林関係の災害の発生件数、工事発注状況についてお尋ねいたします。  2点目、災害検証を踏まえた対策についてお尋ねいたします。  昨年のような災害は数十年に一度ということなく、最近の異常気象が続く中では、いつ起きてもおかしくないような状況になりつつあります。
     そこで、昨年の災害を検証した結果をもとに、今後どのような取り組み、対策また新たな試みをされるのかをお尋ねいたします。  3点目、河川のしゅんせつについてお尋ねいたします。  高梁川は、土砂が堆積し、中州ができて木々が生い茂る状況です。そのため、河川の断面は小さくなり、災害が大きくなったのは誰もが知るところです。  さて、高梁川において、既に石蟹下の広瀬側、高梁川と刑部川ダムの合流箇所、井倉洞前の3カ所のしゅんせつ事業は既に行われておりますが、まだ多くの堆積箇所がございます。今後のしゅんせつ計画をお尋ねいたします。  2項目め、井倉洞周辺の復旧計画についてお尋ねいたします。  井倉洞周辺は、昨年の7月豪雨また9月の台風で昭和47年災害以来の甚大な被害を受けております。井倉洞前の店舗は2階まで浸水し、今の状況では営業が難しいと判断され、2店舗とも解体して撤去されておられます。駐車場から歩いての風景は風情がございましたが、大変寂しくなっております。このような状況で観光客は激減しており、新見市を代表する観光地としての復興が望まれています。  1番、井倉洞の周辺の復旧、復興をどのように考えておられるのかお尋ねいたします。  3項目め、千屋牛の増頭についてお尋ねいたします。  千屋牛は、新見市が誇るA級グルメ、希少なブランド牛です。厳選された餌によって安全に飼育されています。しかし、近年は和牛農家の高齢化、担い手の減少により飼育頭数が少なくなり、増頭への施策が望まれるところでございます。  まず1点目、頭数の状況についてでございます。  繁殖牛の飼養頭数、飼育農家数の5年間の推移についてお尋ねいたします。また、繁殖牛を3頭以下、10頭以下、30頭以下、それ以上、頭数がわかれば飼育している農家数についてお尋ねいたしたいと思います。  2点目、飼育者への支援についてでございます。  高齢化や後継者がいないなどで大変農家数が少なくなっているように思いますが、増頭のためにどのような対策、支援を行っているのかお尋ねいたします。  4項目め、井倉駅の整備についてお尋ねいたします。  井倉駅は新見市の南の玄関口であり、観光地井倉洞、満奇洞への観光客や井倉地域を初め、法曽、草間地域の等、周辺部からも多くの方が井倉駅を利用されておられます。  1点目、駐車場について、また2点目、トイレについては、どちらもJR西日本の所有でありますので、まとめて質問させていただきます。  井倉駅駐車場は、月決め契約のみで20台ほど駐車ができるようになっています。しかし、電車で通勤されておられた方も退職され、新たな利用者も少ないため、月決めで利用する人は少なく、大部分があいている状況になっています。県南の病院等に井倉駅を利用して通院されている高齢者の方やたまに電車を利用される方は、1日単位での利用のできる駐車場を望まれておられます。  また、井倉駅のトイレは、くみ取り式の簡易水洗で昔のままです。観光地のトイレということもあり、地域からも早期のトイレ改修の要望をしています。しかし、いまだ改修は実現できていません。前回の一般質問では、JR西日本の所有ということで市が直接改修することができないため、JRへ引き続き改修要望を行っていくとの回答をいただいておりますが、JRへの要望だけでは実現できない状況です。実現するためには、新見市がJRから井倉駅の移譲も視野に入れて、駐車場の運営やトイレの改修について、JR西日本との交渉などの検討に取り組んでもらえないかお尋ねいたします。  5項目め、井倉橋の架設についてでございます。  新井倉橋は既に橋の外観ができ上がっています。今後の工事の進捗状況及び完成予定についてお尋ねいたします。  以上で1回目の質問を終わります。 4 ◯議長(藤澤正則君) ただいまの山本昌次君の一般質問に対する執行部の答弁を求めます。 5 ◯建設部長西村和夫君) それでは、1項目1点目、災害復旧状況について、まず建設部からお答えさせていただきます。  公共土木施設災害復旧状況につきましては、6月1日現在で総箇所数289カ所、契約済み箇所数121カ所、発注率は42%になっております。  以上です。 6 ◯産業部長宮崎忠司君) 産業部より農地農業用施設災害復旧状況につきまして、6月1日現在、総箇所数244カ所、契約箇所数72カ所、発注率は30%になっております。  以上です。 7 ◯総務部長(上山 晋君) それでは、1項目めの2点目、災害検証を踏まえた対策についてでありますが、新見市地域防災計画の見直しの着手、避難所の開設に特化した職員机上訓練を実施するとともに、自主防災組織と連携した避難所の開設運営を想定した総合防災訓練も今年の10月ごろに予定をしております。  また、主要な避難所となる市民センターやふれあいセンターの機能強化といたしまして、無線アクセスポイントの整備、備蓄倉庫の設置、備蓄品の配布を実施しております。  さらに、災害時の連携強化を図るため、株式会社ジュンテンドーや新見市社会福祉協議会と協定の締結をしたほか、6月から下水道課や各支局で土と土のう袋を提供いたしております。  以上でございます。 8 ◯建設部長西村和夫君) 3点目、河川のしゅんせつについてでございますが、高梁川のしゅんせつにつきましては、河川管理者であります県に強く要望しております。また、これらに伴う残土用地の確保につきましても、県と調整しながら推進してまいります。  以上です。 9 ◯議長(藤澤正則君) 執行部にお願いいたします。  少しゆっくりしゃべってください。記録できませんので、特に数字の部分についてはゆっくり説明を求めます。  再質問ございますか。山本昌次君。 10 ◯8番(山本昌次君) それでは、1点目でございます。  それぞれ建設、農林とお聞きいたしました、相当な数でございます。この上にまだ岡山県もございましょうし、また福祉部関係、教育関係、そうすれば相当な件数がございます。また、この災害に係らない単独市でやらなければならない箇所もございまして、そうすれば1,000件まではいきませんけれども、そのような数字が出てくるのではなかろうかと。最近業者の数は聞いとんですけど、約40社がこの市内の業者と聞いております。その業者も以前のように公共事業も多くはなく、業者数も減ってきておりますし、またその業者も従業員数がかなり少なくなっておるのではなかろうかと思います。そのような状況でこれだけの災害をこなすということは大変だろうと思います。これは災害でございますので、3年間でやっていかなければならない、3カ年でやっていかなければならないわけでございます、繰り越ししても4年でございます。それらについて、そういったところがどのようなのか、それからまた災害が日本全国で起きておりますし、またこの西日本豪雨は広い範囲で出ております。そして、岡山県もこの倉敷からこちらの高梁川、また旭川、相当被害が出ておりまして、東京等ではボルトがなくなって不足するというような事態も出ておりましたが、そういった災害で護岸のブロックとかそういう材料的なものが不足するようなことも若干聞いておるんですけれども、そのようなことについてお尋ねしたいと思います。 11 ◯議長(藤澤正則君) 山本昌次議員に言います。  前段の業者の数が少ないというのもどのようなというのは質問で上げられますか。今のは資材がと言われたんですけど、後段で。 12 ◯8番(山本昌次君) 資材だけでよろしいです。 13 ◯議長(藤澤正則君) よろしいですか、資材だけでよろしいですか。 14 ◯8番(山本昌次君) 資材と3年間というのはどうですかという。 15 ◯議長(藤澤正則君) 答弁を求めます。 16 ◯建設部長西村和夫君) 先ほど議員がおっしゃられましたように、ほとんどの企業において、高齢化の進行等によりまして従業員が減っているという厳しい環境なことは認識しております。しかしながら、災害復旧につきましては、基本的に市内の業者に発注する考えでおります。  また、材料の調達等につきまして、県からの情報によりますと、現在河川用のブロックが入手しにくいという情報を聞いております。このために、秋口からの河川工事に間に合うようにこれから河川工事を早目に発注して、材料の準備にかかっていただきたいというふうに考えております。  以上でございます。 17 ◯議長(藤澤正則君) 再質問ございますか。山本昌次君。 18 ◯8番(山本昌次君) 材料等が不足するような気配があるということでございますので、十分その辺について努力していただきたいと思います。  それから、2点目でございますけれども、昨年の結果を踏まえて、いろいろ計画の見直しなり避難所、そしてWi-Fi市民センターへ、そして備蓄、土のうをそれぞれ配布というように聞いて今言われましたが、そのように十分対応を。まだ残るような点があれば、それをまた市民に十分知らせていただきたいと思います。  それから、先般初日に市長の行政報告の中で、この高梁川関係の倉敷市長、それから総社市長、高梁市長、それから池田市長とで要望しておられましたダムの事前放流でございますけれども、これについて、それぞれのダムが管理者において取り組んでいくという報告を受けられたというふうに言われましたが、それの内容について説明をお願いいたします。 19 ◯議長(藤澤正則君) 山本昌次議員にお尋ねします。  これは通告の中の範疇と考えにくいんですが、事前にその質問についてはしておりますか。 20 ◯8番(山本昌次君) しております。 21 ◯議長(藤澤正則君) しておりますか。  答弁を求めます。 22 ◯総務部長(上山 晋君) ダムの事前放流でございますが、これにつきましては、先ほど議員言われましたように、市長を含む高梁川沿川4市長からの要望がきっかけとなりまして、この出水期から事前放流が実施されることになっております。  事前放流につきましては、河本ダムでは、まず大洪水が予想される状況になったときに、ダム上流域における概ね39時間先までの予測量と累積雨量の合計が140ミリを超えることを確認された場合には事前放流を実施し、例年より低い水位に可能な限り下げておくことにより、空き容量を最大160万立方メートル増加させる対応を実施されるとのことでございます。通常の制限水位が218メートルでございますので、それより3メーター下げて、215メートルまで下げるという対応をとられるようでございます。  また、市民の皆さんへの周知につきましては、先日開催いたしました新見市防災会議での説明に加えまして、吉備ケーブルテレビが制作された防災特集番組でも詳しく放送をされております。さらに、関係する地区に市報にいみ7月号の配布に合わせまして、チラシでお知らせする予定といたしております。 23 ◯議長(藤澤正則君) 再質問ございますか。山本昌次君。 24 ◯8番(山本昌次君) ありがとうございました。  私も吉備ケーブルテレビiチャンネルで見させていただきました。よくわかるような説明でございました。  お聞きしますが、河本ダムでの説明でございましたけれども、ほかに千屋ダム、高瀬川ダム、三室川ダム、それとまた管轄は違いますけれども、小阪部川ダムもされるのか、それについてお尋ねします。 25 ◯議長(藤澤正則君) 答弁を求めます。 26 ◯総務部長(上山 晋君) ほかのダムにつきましては、主に利水ダムが主でございまして、河本ダムのように事前に放流というのではなくて、例年よりも水位を通常下げて運用するということでございます。 27 ◯議長(藤澤正則君) 再質問ございますか。山本昌次君。 28 ◯8番(山本昌次君) それでは、3点目のしゅんせつのことで質問いたします。  今現在3カ所がしゅんせつされておられます。この3カ所は特に被害が多ございました。もう一カ所、井倉も井倉市民センター周りの十数軒が床下浸水、床上浸水がありました。その原因というのは、井倉の簡易水道のもとの、またあっこへ伯備線の鉄橋がございます、あそこの堆積がありまして、これも地元から要望されておられますけれども、これはまだ撤去されてないようでございます。是非、次々あるようでございますけれども、まず優先的にしていただいて、安心できる態勢をとっていただきたいと思いますが、いかがですか。 29 ◯議長(藤澤正則君) 答弁を求めます。 30 ◯建設部長西村和夫君) 上井倉地区しゅんせつにつきましても、これまでも県に対しまして要望しておりますが、改めて県に要望してまいりたいと考えております。  以上です。 31 ◯議長(藤澤正則君) 再質問ございますか。 32 ◯8番(山本昌次君) 2項目めへ。 33 ◯議長(藤澤正則君) 2項目めの質問に対する答弁を求めます。 34 ◯産業部長宮崎忠司君) 2項目め、井倉洞周辺の復興計画について、1点目、復旧、復興をどのように考えているかでございます。  先ほど議員が言われたように、本市を代表する観光地である井倉洞周辺の復興につきましては、大変重要なことであり、井倉洞前事業者や地域の皆様と復興方策について十分協議を行うことが必要であると考えております。今後は井倉洞前事業者の皆様や地域の方々、関係機関と復興方策につきまして十分協議をする予定でございます。  以上です。 35 ◯議長(藤澤正則君) 再質問ございますか。山本昌次君。 36 ◯8番(山本昌次君) 先般の一般質問で井倉洞をどのようにするかというような構想を練っているんだというふうなことをお聞きしておりますけれども、そのような話は今どのようになっているのかお尋ねします。 37 ◯議長(藤澤正則君) 答弁求めます。 38 ◯産業部長宮崎忠司君) 他の観光地を参考にしてイメージ図のようなものを作成して、地元の方と近いうちに協議をさせていただくような予定にしております。 39 ◯議長(藤澤正則君) 再質問ございますか。山本昌次君。 40 ◯8番(山本昌次君) 井倉洞は、向こうはもう絶壁岩でございますし、こちらももう場所は決まっております。河川の断面というのは決まっております。なかなかイメージというても難しいと思います。地元の皆さんまた関係者の皆さんと十分に協議していただいて、焦らずに時間をかけてでも、すばらしいまたかつてのように入洞者が戻ってくるように頑張っていただきたいと思いますので、そういった取り組みをしていただきたいと思います。  それでは3項目めをお願いします。 41 ◯議長(藤澤正則君) 3項目めの質問に対する答弁を求めます。 42 ◯産業部長宮崎忠司君) 3項目めの千屋牛増頭について、1点目、頭数の状況についてでございます。  和牛の繁殖雌牛の飼育頭数につきましては、平成26年度が991頭、平成27年度が1,027頭、平成28年度が1,068頭、平成29年度が1,102頭、平成30年度が1,143頭となっております。  また、和牛の子牛の飼育頭数につきましては、平成26年度が504頭、平成27年度が271頭……。 43 ◯議長(藤澤正則君) ゆっくりお願いします。 44 ◯産業部長宮崎忠司君) はい。平成28年度が305頭、平成29年度が315頭、平成30年度が323頭となっております。  市内の和牛の繁殖農家の戸数につきましては、全体で77戸あり、内訳として、飼育頭数が3頭以下の農家が22戸、4頭以上10頭以下が23戸、11頭以上30頭以下が19戸、31頭以上が7戸となっております。  続きまして、2点目、飼育者へ支援策についてでございます。  本市ではこれまで和牛農家において飼育頭数の規模にかかわらず、増頭に対する支援や畜舎に対する助成を行っております。また、新見市和牛改良組合から要望を受け、平成30年度から畜産機械の導入に対する補助制度を大幅に拡充いたしましたので、現在の制度を有効に活用していただきたいと考えております。  以上です。 45 ◯議長(藤澤正則君) 再質問ございますか。山本昌次君。 46 ◯8番(山本昌次君) 繁殖牛が29年度、30年度と若干増えているようでございます。これにつきましては、28年度、29年度、30年度で増頭に力を入れられて、それだけの予算もつけられたという成果が出ておるようでございます。しかし、農家戸数はなかなか増えていない、もう100をとうに切っておるような状況でございます。地域でございますけれども、熊野地域に井倉牧場がございまして、これも高齢化によりまして、地域の方がやられとったんですけれども、昨年度ぐらいから農協が経営をされておられる状況でございます。その井倉牧場の規模は繁殖牛が100頭は飼える、そしてそれ近くはおるわけでございます。それから、近くにいろりカンパニーさんが会社でございますけれども、ここ二、三年の間に牛を始められて、もう既に50頭を超えておられるというふうに、非常に頑張っておられるわけでございます。そして、地域も個人の方ですけれども、多頭に飼われておられる方が二、三、おられるわけでございます。私が思うのに、先ほど言われました支援でございますけれども、個人で飼われている小規模の農家へは助成は今までどおりしていただければ、今いっぱいの事業がございますが、本当に増頭していくためにはそういった大きい会社的なところへ支援をしていかなければ頭数が増えない、A級グルメの千屋牛が本当に寂しくなってしまうんではなかろうかと私は思うわけでございます。そういった先ほど言いましたようないろりカンパニーさんなんかは本当に頑張っておられます。こういったような会社を増やすためには、大きい補助的なものをしていただきたい。といいますのがいろりカンパニーさんを例えて悪いんですけれども、今牛の頭数の増頭へ力を入れられて、それにお金をかけておられます。今後は冬が来るわけでございまして、粗飼料を今はアメリカから輸入したような高額な飼料を与えておられます。地元で今されておられます大型機械で以前そういった畜産関係の補助がございまして、サイレージ、それをラッピングして巻いて白いのがございますが、そういうふうなものを今されておられます。そういった事業を是非続けていただきたい、それも地元の安い牧草で飼育していく、外国から高いものを、以前は安かったんですけども、割ともう外国のも高くなってきておりますので、私が思うのには、地域で粗飼料の生産組合なんかをされて、そのように井倉地域は地元でも畜産共進会ができるような地域でございますので、そういったところをまとめられて、担当でそういった大きい事業ができるような事業がないかをお尋ねしたいと思います。是非ともそういった事業を取り入れて増頭に取り組んでいただきたいと思いますが、それについてお尋ねしたいと思います。 47 ◯議長(藤澤正則君) 答弁を求めます。 48 ◯産業部長宮崎忠司君) 飼育農家が減少する中、千屋牛増頭維持に対しましては、法人の力をおかりするのが大変重要であると考えております。そのような法人の皆様方が大型機械等を導入するにつきましては、クラスター事業という事業がございますので、こちらを御活用いただきたいというふうに考えております。  以上でございます。 49 ◯議長(藤澤正則君) 再質問ございますか。山本昌次君。
    50 ◯8番(山本昌次君) 私が言いましたような関係のクラスター事業は、そういうふうな内容でできるということでございます。 51 ◯議長(藤澤正則君) 質問ですか。 52 ◯8番(山本昌次君) はい。 53 ◯議長(藤澤正則君) 答弁求めます。 54 ◯産業部長宮崎忠司君) クラスター事業もいろいろ内容がございますので、計画等をつくらないといけませんので、内容によりますんでここですぐには言えませんが、大型事業には対応できますんで御利用ください。 55 ◯議長(藤澤正則君) 再質問ございますか。山本昌次君。 56 ◯8番(山本昌次君) 大型事業を取り入れて増頭していただきたいと思いますので、そういったところをへ是非とも出かけていって説明などをして進めていただきたいと思います。  それでは次、4項目めをお願いします。 57 ◯議長(藤澤正則君) 4項目めの質問に対する答弁を求めます。 58 ◯総務部長(上山 晋君) それでは、4項目め、井倉駅の整備についての1点目、駐車場についてでございますが、井倉駅駐車場の日利用につきましては、駅の利便性向上や電車利用促進の観点から、西日本旅客鉄道株式会社に対し要望してまいりたいと考えております。  同じく2点目、トイレの改修についてでございますが、これは平成29年8月4日に、市長が西日本旅客鉄道株式会社岡山支社に対しまして再度要望書を提出いたしております。本市といたしましても、井倉駅につきましては、南の玄関口としてまた井倉洞の最寄り駅で観光客や利用する重要な施設と考えておりますので、引き続き改善に向け、西日本旅客鉄道株式会社へ要望を行ってまいりたいと考えております。  また、駅舎、施設の移譲につきましては、今後の利用状況や維持管理面などから総合的に検討してまいりたいと考えております。  以上でございます。 59 ◯議長(藤澤正則君) 再質問ございますか。山本昌次君。 60 ◯8番(山本昌次君) 今回新しく駐車場が出たんですけれども、これも要望していただきたい。地元の人は高齢化で、井倉駅までは自分で何とか車で来る、車が置けれなかったら、無理をしてでも高梁とか病院へどうしても行くようになる。そういった観点から、是非とも市を挙げてそういったことは必要ではなかろうかと思いますので、1日利用でないと置けないわけです。ですから、今朝ちょうど見てきたんですけど、全く1台もございません、二十数台置けるところに1台もございませんでした。全くもったいない話でございますので、そういった点は是非とも協議していただきたいと思います。  また、トイレの件は、前回と同様、要望していただいておるようでございますけれども、私が先ほど言いましたように、要望だけではJRもなかなかいっぱいあるからできない状況ではなかろうかと思います。先ほど言いましたように、実現するためには、井倉駅の全部じゃなくて、プラットホームとかそういうところは関係ないわけですから、駅舎と駐車場、そういったものをそこを市に移譲でも受けて市で管理する、そうすれば井倉洞等の駅でございますので、駅舎を市が自由に模様がえとかして、また有名にするようなこともできるかと思いますので、そういった点について努力していただきたいと思います。これについて、副市長は草間でございますので、井倉駅の利用というものは多いかと思います。その辺について、市としての運営といいますか移譲等についてお尋ねしたいと思います。 61 ◯議長(藤澤正則君) 副市長への質問ですか。 62 ◯8番(山本昌次君) はい、副市長です。 63 ◯副市長(大森利弘君) 再質問にお答えいたします。  井倉駅の施設そして駐車場等の移譲等のことでございますが、先ほど部長も答弁しましたが、JRの施設でございます、JRの考え方もあるかとございます。それから、議員が今御指摘でございました草間と言われましたけども、当然私も近くで最寄り駅ではございます。ただ、市の管理で改修すればいいということでございますが、費用面そして維持管理、利用者数、総合的に考えていかなければならないかと考えております。答弁は繰り返しになりますけども、慎重に総合的には検討していきたいというふうに考えております。  以上でございます。 64 ◯議長(藤澤正則君) 再質問ございますか。山本昌次君。 65 ◯8番(山本昌次君) ありがとうございます。  JRの持ち物で、十分協議していかなければならないことは私もわかっております。地元もそういうことができればと大変望んでおることでございます。画期的なことではございますので、十分検討していただいて、前向きにしていただきたいと思います。  5項目めをお願いします。 66 ◯議長(藤澤正則君) 5項目めの質問に対する答弁を求めます。 67 ◯建設部長西村和夫君) 5項目め、井倉橋架設の進捗状況及び完成予定についてお答えをいたします。  市道井倉線井倉橋橋梁新設工事につきましては、本年3月25日から4月7日までの期間で橋桁の架設を行いました。現在橋梁上部工を施行しているところでございます。今年度、橋梁との取りつけ道路改築工事の発注を予定しており、令和2年3月末の完成を目指しております。  以上でございます。 68 ◯議長(藤澤正則君) 再質問ございますか。山本昌次君。 69 ◯8番(山本昌次君) ありがとうございます。  3月末の予定ということは十分聞いておりますが、この4月ごろに橋脚ですか、これには大変時間をかけられているわけでございますけれども、それができ上がったら橋桁が大きなクレーンでされました。そして、その後は見る見るうちに今進んでおるようでございまして、今現状はその上部工の鉄筋が相当組まれて橋の形が大分見えてきておる状況でございます。地元の方もあれを見ればさぞかし喜んでおられることと思います。この3月の完成を喜んで待ち望んでおるわけでございます。これが早く通れることを望みまして、本日の一般質問をこれで終わりたいと思います。 70 ◯議長(藤澤正則君) これをもちまして山本昌次君の一般質問を終わります。  暫時休憩といたします。                             午前10時38分  休 憩          ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~                             午前10時38分  開 議 71 ◯議長(藤澤正則君) 休憩を閉じ会議を再開いたします。  次に、7番坂東義生君の登壇を願います。7番坂東義生君。               〔7番 坂東義生君 登壇〕 72 ◯7番(坂東義生君) 7番坂東義生でございます。  人口減少と超高齢化が進む中、私たちは私の町新見市の将来をしっかりと考え、その考えを制度として組み立て、それを施策として実行していかなければいけません。今後の本市の行く末を考えるとき、将来を支えていく若い世代の未来に思いをはせるとともに、若者の夢や希望をかなえる町にしていかなければいけません。また、安心して住み続けることのできる新見市を構築していくことも重要であります。  これらのことから、今回は、1、新総合振興計画について、2、若者が生き生きと活動するまちをつくるために、3、人口減少社会における今後の消防行政の活動等についての3項目にわたって質問と提言をしてまいります。  1項目めに、新総合振興計画についてであります。  これまで我が国の地方自治体の大部分は、地方自治法の規定によって、まちづくりの基本目標、方針などを定める基本構想、具体的な施策示す基本計画、これに基づいた実施計画などから成る総合計画を策定し、行政運営を行ってきました。平成23年の地方自治法改正により、この義務づけはなくなりましたが、多くの自治体では総合計画を策定し、その町の行政運営の方向性を示しながら、事業の実施を図ってきたところであります。  さて、本市では前石垣市長時代に、平成27年度から平成36年度までの10年間にわたる第2次新見市総合振興計画を策定し、「人と自然が奏でる安全・快適・情報文化都市」を将来像に掲げるとともに、4つの基本目標を定め、本市が進むべき施策の方向性を示しながら事業の推進を図ってきたところであります。  この第2次総合振興計画でいくと、本年度は前期実施計画の最終年度であり、次の後期計画策定に取り組む年度となりますが、池田市長は本年3月定例市議会での市長施政方針で、実効性の高い新たな新総合振興計画の策定に取り組んでいくとの方針を示されました。  そこで1点目に、新総合振興計画策定の理由とその方針についてお聞きをいたします。  池田市政になって2年半が過ぎようとしています。第2次総合振興計画の後期実施計画をしなければいけない年度になぜ新総合振興計画の策定なのか、その理由をお示しください。また、新総合振興計画策定に当たって、どのような方針で臨まれるのかお示しください。  2点目に、新総合振興計画の策定スケジュールについてであります。  新総合振興計画は、どのような経過を経て、いつまでに策定するのか、そのスケジュールをお示しください。  3点目、新総合振興計画策定への市民参画についてお尋ねをいたします。  市長は、協働のまちづくりと市政の見える化を掲げています。また、新見市まちづくり基本条例でも、計画の策定に当たっては市民の参画に努めるものとするとあります。新総合振興計画の策定に当たって、市民はどのように計画づくりに参画していくのか、その方策をお示しください。  2項目めです。  若者が生き生きと活動するまちをつくるために、市はどのような取り組みをしているのか質問いたします。  人口減少、少子・高齢化が避けがたい潮流として進む中、地域課題はますます複雑化し、地域の明るい将来が見出しにくい時代となっています。その中で、次代を担う若者がまちづくりにおいて自らの力を発揮し、一筋の光が差し込むような取り組みが増えてきています。オール新見!公募型まちづくり事業で事業を実施する若い人たちや地域活動に積極的に取り組んでいる人たちがそうだと思います。しかし、地域の衰退が予想される中で、未来の新見市を背負っていく若者たちの意見をしっかりと聞き、新見市の創生に生かす方策が確立できているのでしょうか。これからの時代を考えると、未来を背負う若者が公共の政策主体とならないのはおかしなことで、自治体の政策として、若者政策に体系的、制度的に取り組むべきときが来ています。  1点目に、若者がまちづくりに果たす役割をどう考えているのかお尋ねいたします。  協働のまちづくりの中で様々な年代の人たちが地域づくりやまちづくりに参画することで、地域の活性化につなげるとともに、将来の新見市に果たす様々な効果が期待できます。特に若者自身がまちづくりに参加し、若者の柔軟な発想や意見、行動そのものを町に反映させることが大切となります。私は、若者が暮らしたい町新見市になるためには、若者自身の手でつくっていくこと、すなわち若者が積極的にまちづくりに参加し、新見市のまちづくりを担っていく必要があると考えています。市長は、若者がまちづくりに果たす役割をどう考えているのかお尋ねいたします。  2点目です、本市における若者参画政策の現状はどうなっているのでしょうか。  第2次総合振興計画においても、新見市まち・ひと・しごと創生総合戦略においても、若者が市の政策に参画できる体制が整えられているとは言えません。先ほど申し上げましたが、未来を担う若者が主体的にまちづくりに参画でき、本市の政策にその意見が反映できる施策が必要です。本市における若者が参画できる政策の現状はどのようになっているのかお答えください。  3点目、若者が活躍するまちの形成に向けて、若者総合政策の考えについてお尋ねをいたします。  今後新見市にだけでなく、日本全体でも人口減少、少子・高齢化と相まって地域コミュニティーの希薄化が進み、後継者不足や新たな公共への対応を求められることになります。このようなことを考えると、これからのまちづくりにおいて若者が果たす役割は大きいものがあります。若者がまちづくりに積極的に参加し、これからの新見市づくりを担っていかなければいけません。これからの社会を担う若者人口が減少している状況下においては、市民全体で若者を応援し、若者が学校や社会に限らず、地域活動、市政等のあらゆる場面でより一層その能力を発揮して活躍することができる環境を整え、この町に住みたいと思える魅力ある新見市をつくり上げていかなければいけません。こういった観点から、若者総合政策の考えについてお示しください。  3項目めに、人口減少社会における今後の消防体制の課題等についてであります。  昭和23年に消防組織法が施行されて71年目となります。消防の近代化に向けて法が整備され、市町村消防の原則が定められたことは、その後の消防体制を考える上からも原点となるものであります。また、昭和38年の消防法改正により、救急業務が正式に消防機関の業務として位置づけされ、その後の救急需要の増加や高度化とも相まって、消防の主要な業務となってきました。その後も我が国の社会経済環境は大きく変化を遂げ、消防に対する様々なニーズは、質、量ともに大幅に増減をいたしました。これに的確に対応するとともに、この間に繰り返し発生した大災害や大事故等も契機となって、消防・防災体制や関連制度はその都度強化され、今日に至っています。しかし、急激な人口減少と高齢化は、今後の消防体制のあり方にも極めて大きな影響を及ぼすことが懸念されます。社会全体としても、地域社会の維持や地域活力の強化が大きな課題になっていますが、消防分野においても、地域コミュニティーの変容などの社会環境の変化とも相まって、例えば消防団を中核とした地域消防力の向上を目指す方向性が一層不可欠となるでありましょうし、さらには公助、自助、共助の適切な役割分担や消防機関と自主防災組や住民との連携強化といった事柄もさらに重要になってくると考えます。  1点目に、本市の消防行政における人口減少と高齢化の影響をどう捉えているのかお聞きをいたします。  人口減少と高齢化は社会全体に大きなインパクトを与えていますが、消防行政に対しても、様々な面において大きな影響を及ぼす可能性があります。高齢化によって救急搬送が増加することが考えられますが、本市における65歳以上の救急搬送の傾向と、消防団員数は5年前と比較してその数がどうなっているのか、また本市における消防行政に人口減少と高齢化がどのような影響を与えると考えているのかお示しください。  2点目に、市民の命と財産を守る消防行政の今後の課題についてであります。  人口減少により集落規模が縮小しても、その地域に住民がいる限り、住民の安心・安全を確保することが消防の任務であり、高齢化、人口の低密度化が進んだ地域においては、地域の総合的な消防力を確保する必要があります。また、消防の業務は、住民の生命、身体、財産を守るという行政サービスの根源的な業務であるため、人口が減少し、人的、財政的に厳しい状況となっても、必要なサービスを提供し続けることが不可欠であることから、小規模消防本部の消防体制の確立に向け、これまで以上に手を尽くして取り組まなければいけません。  そこで、本市における今後の消防行政の課題をどう捉えているのかお示しください。  3点目です。  人口減少が進む中、消防体制をどのように充実していくのか、その方向性についてお聞きをいたします。  消防行政が根源的な行政サービスである以上、人口減少などにより、人的、財政的な制約が厳しくなっても、必要な消防力の維持、確保は不可欠であることからも、人員、車両、資材等、限られた消防の資源を最大限に活用する様々な取り組みが求められています。また、多様化、複雑化する災害への対応力を確保するため、消防業務の高度化、専門化も課題となります。今後の地域における消防体制の整備確立のためには、消防機関間の連携、協力等をより一層進めるとともに、地域住民や消防機関以外の様々な主体と連携した総合的な地域防災力の強化が必要であり、そのためには、これまでの手法による対応のみならず、あらゆる手法を視野に入れた検討が必要になってきます。  まず、他の自治体消防とどのような連携、応援体制を構築しているのかお示しください。  また、国や県や人口減少下における消防業務の見直しの中で、消防の広域化を促進させ、スケールメリットを充実させることによって、災害発生時における初動態勢の強化や財政規模が拡大することによる高度な資機材の計画的な整備などが図れるとして、これを推進しようとしています。この広域化におけるメリット及びデメリットとしてはどのようなものがあるのかお示しください。あわせて、今後の本市の消防体制をどのようにしていくのか、その考えをお示しください。  以上で1回目の質問を終わります。 73 ◯議長(藤澤正則君) しばらく休憩をいたします。                             午前10時53分  休 憩          ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~                             午前11時5分  開 議 74 ◯議長(藤澤正則君) 休憩を終わり会議を再開いたします。  ただいまの坂東義生君の一般質問に対する執行部の答弁を求めます。 75 ◯市長(池田一二三君) それでは、私から1項目め、新総合振興計画についての1点目、新総合振興計画策定の理由と方針はについて、まず答弁をいたします。  本年度は第2次新見市総合振興計画前期実施計画及び新見市まち・ひと・しごと創生総合戦略の最終年度となり、一つの区切りを迎えることとなります。これまでの取り組みの結果、多くの分野で一定の成果があらわれていると感じておりますけれども、人口の減少傾向に歯どめをかけるまでには至っておりません。さらに、現計画の策定時にはなかった新たな行政需要も生まれており、より実効性の高い施策が必要との判断から、新たな総合振興計画の策定に取り組むことといたしたものでございます。  次に、3点目の新総合振興計画への市民参画はにつきましては、市民アンケートにおいて、市政の満足度や重要度について市民の皆様から御意見をいただくなど、既に計画の策定段階へ参画いただいているものと考えております。今後地域審議会での審議やまちづくり審議会への諮問、パブリックコメントなどを通じて参画していただく予定としております。  2点目につきましては、担当部長からお答えをさせていただきます。 76 ◯総務部長(上山 晋君) それでは、1項目めの2点目、新総合振興計画の策定スケジュールはでございますが、本年4月に庁内に新たな新見市総合振興計画の策定委員会及び策定委員会ワーキンググループを立ち上げまして、作業を進めているところでございます。現在3つの分野別ワーキンググループにおきまして、行動計画の検討等も行っており、今後市民アンケートの結果等も踏まえまして計画の素案を策定することといたしております。その後、まちづくり審議会への諮問やパブリックコメントなどを経て、来年3月議会への提案を予定しているところでございます。  以上でございます。 77 ◯議長(藤澤正則君) 再質問ございますか。坂東義生君。 78 ◯7番(坂東義生君) ではまず、1点目についてであります。  市長はただいまその策定理由として、人口減少等が進んで新たな行政需要が発生しているということをおっしゃられました。私は、市長がかわった時点で、市長のマニフェストを取り入れた総合振興計画が必要だというふうに考えておりましたので、ここでの新たな新総合振興計画策定について何ら異議があるものではありません。ただ、今の御説明の中で、新たな行政需要とは何だろうか、それから実効性が高いと言われたんですけれども、実効性が高いということはどういう意味なんだろうか、この2点を疑問に思いました、お答えください。 79 ◯議長(藤澤正則君) 答弁を求めます。 80 ◯市長(池田一二三君) 私が市長に当選させていただきました折の公約といたしまして、今現在進めております総合振興計画、まち・ひと・しごと創生総合戦略を継続してまいりますということを申し上げ、当選させていただいた経緯がございます。  そうした中、新たな課題、行政需要という観点で今御質問がございました。人口減少下における持続可能な社会システムの構築が必要である、そして頻発する自然災害への対応、また老朽化する社会基盤への対応、新見公立大学が4年制への移行、そして今進めております新見市版地域共生社会の構築計画、そういったものの需要が出てきていると思っております。  また、実効性のあるという観点でございますけれども、計画を本当に実現していくためには行政だけではなかなか行き届かない部分がございます。市民皆様方の協働によって力をおかりしなければ、立派な計画を立てても実効性が伴わないというふうに感じているところでございまして、市民の皆様方とともに進めてまいりたいというように思っております。 81 ◯議長(藤澤正則君) 再質問ございますか。坂東義生君。 82 ◯7番(坂東義生君) 理解をいたしました。  この新たな総合振興計画は、何年間の計画とするつもりかお答えください。 83 ◯市長(池田一二三君) 3月議会の御質問にも代表質問であったと思います。そのときにもお答えしておりますが、10年間の計画を考えております。 84 ◯議長(藤澤正則君) 再質問ございますか。坂東義生君。 85 ◯7番(坂東義生君) 本年度の当初予算に総合振興計画支援業務委託料として450万円計上されておりますけれども、この支援業務の内容はどんなものかお示しください。
    86 ◯議長(藤澤正則君) 答弁を求めます。 87 ◯総務部長(上山 晋君) 支援業務の委託の内容でございますが、まず市の職員で一生懸命頑張っておるんですけど、職員でできない部分ということで、将来人口の推計でありますとか各ワーキンググループへの運営支援、それから関係する例規等がございますので、そういったものの調整、それからさらには最終的には計画書を印刷、それから概要版の作成などを委託する計画といたしております。  以上でございます。 88 ◯議長(藤澤正則君) 再質問ございますか。坂東義生君。 89 ◯7番(坂東義生君) 以前から本市がこういった計画を策定する場合、委託料を組んで、その計画策定を委託をしてきたわけです。その際に、その委託先に計画づくり全てを投げてしまうというような傾向があったんですけれども、今回そのようなことは全く考えてないと、今総務部長がお答えになりました人口推計であるとか計画書の印刷であるとかそういった程度で、計画書そのものは行政と市民が一緒になってつくっていくんだと、そういう考えでよろしいでしょうか。 90 ◯議長(藤澤正則君) 答弁を求めます。 91 ◯総務部長(上山 晋君) 既に先ほども申し上げましたように、根本的なところは、市長の方針に基づきまして、職員がワーキンググループなどで検討いたしております。これまでの実績の検証やこれに基づいての新たな施策の方針など、職員でできる部分はやっておりますので、これ以上でできない計画書の作成などに当たりましては委託をしていきたいというふうに考えているところでございます。  以上です。 92 ◯議長(藤澤正則君) 坂東義生君。 93 ◯7番(坂東義生君) では次に、従来の地方自治法では、基本構想を定めてその構想に基づいて、基本方針それから実施計画を定めていくというふうなことが決められていたわけです。今回の新総合振興計画では、その中身といいますか基本方針それから基本構想、実施計画等についてはどのような考えをお持ちなのかお聞かせください。 94 ◯議長(藤澤正則君) 答弁と求めます。 95 ◯総務部長(上山 晋君) 今現在考えて進めているところでございますが、まず今回の組み立ては、基本構想、まちづくりの基本的な理念、目標すべき将来都市像や行政施策の大綱を示すものをまず置きまして、そのもとに基本構想に基づいた各行政分野における施策を総合的、体系的に示すものとして行動計画を策定をする、この2層から構成するように考えておるところでございます。  以上です。 96 ◯議長(藤澤正則君) 坂東義生君。 97 ◯7番(坂東義生君) 今行動計画という新しい言葉を言われました。今まで実施計画ということを決めていたんですけれども、これが行動計画であるというふうに理解してよろしいでしょうか。 98 ◯議長(藤澤正則君) 答弁を求めます。 99 ◯総務部長(上山 晋君) これまでの実施計画にかわるものということで考えていただきたいというふうに思います。 100 ◯議長(藤澤正則君) 坂東義生君。 101 ◯7番(坂東義生君) では、その行動計画というのは何年の計画でいかれるのかお聞かせください。 102 ◯議長(藤澤正則君) 答弁を求めます。 103 ◯総務部長(上山 晋君) まず、行動計画につきましては、令和2年度からの5年間を検討いたしているところでございます。  以上です。 104 ◯議長(藤澤正則君) 再質問ございますか。坂東義生君。 105 ◯7番(坂東義生君) ということは、今の基本構想それから行動計画については、これまでの第1次、第2次の総合振興計画と年数は変わらない、それがもう適切であるという判断をされたということでしょうか。 106 ◯議長(藤澤正則君) 答弁を求めます。 107 ◯総務部長(上山 晋君) そのとおりでございます。 108 ◯議長(藤澤正則君) 坂東義生君。 109 ◯7番(坂東義生君) 次に、第2次総合振興計画では、「人と自然が奏でる安全・快適・情報文化都市」を将来都市像として掲げておりましたけれども、新総合振興計画で、市長は将来都市像をどのように設定をされるのかお考えをお示しください。 110 ◯議長(藤澤正則君) 答弁を求めます。 111 ◯市長(池田一二三君) 私が考えます将来都市像でございますけれども、人と地域が輝き未来へつながる源流共生都市新見、これを本市の目指す将来都市像として掲げまして、その実現に向けた4つの基本目標として、産業が育ち地域の経済が躍動する産業成長都市の実現、若者が夢と誇りを持ち未来を描く希望創造都市の実現、誰もが安心と生きがいを共有できる健康共生都市の実現、そして森と源流、カルスト台地が息づく自然共存都市の実現を目指したいと考えております。  以上でございます。 112 ◯議長(藤澤正則君) 再質問ございますか。坂東義生君。 113 ◯7番(坂東義生君) 全てが筆記ができませんで、記憶が定かではありませんけれども、今4つの項目を。その前に、人と地域が輝き未来へつながる源流共生都市新見ですか、これを将来都市像として掲げる、その下に4つの項目を掲げていくんだということでお聞きをしたというふうに思います。これでよろしいでしょうか、ごめんなさい、再確認です。 114 ◯議長(藤澤正則君) 答弁を求めます。 115 ◯市長(池田一二三君) そのように発言をさせていただきました。 116 ◯議長(藤澤正則君) 再質問ございますか。坂東義生君。 117 ◯7番(坂東義生君) 新総合振興計画をこれで策定をされて、しっかりと未来へ継続できる新見づくりを目指されるんだろうというふうに考えております。  もう一点お聞きをしたいのですが、この新総合振興計画では、数値目標、これは設定をされていくお考えなんでしょうか。というのがまち・ひと・しごと創生総合戦略では、数値目標を設定して、これに基づいた進行管理を行うことが義務づけられてきております。私は、その総合振興計画の中でもこういった数値目標をやはり設定をして、きちっとその数値目標に向かって頑張っていくんだということが必要であると、もう一つは客観性の高い進行管理を行うという意味からも必要ではないかと思っておりますけれども、お考えはいかがでしょうか。 118 ◯議長(藤澤正則君) 答弁を求めます。 119 ◯市長(池田一二三君) 板東議員が言われますように、まち・ひと・しごと創生総合戦略はKPIを出し、そしてPDCAサイクルを回していくという、そういったことが求められておりますし、また新総合振興計画にもそういったことが求められるだろうと考えております。 120 ◯議長(藤澤正則君) 再質問ございますか。坂東義生君。 121 ◯7番(坂東義生君) いや、求められるだろうということではなくて、市長が数値目標を設定する考えがあるのかどうか、それをお聞きをいたしました。 122 ◯議長(藤澤正則君) 答弁求めます。 123 ◯市長(池田一二三君) 数値目標を出していきたいと思います。 124 ◯議長(藤澤正則君) 坂東義生君。 125 ◯7番(坂東義生君) では、2点目に移ります。  スケジュールについてでありますけれども、昨年の12月定例市議会で市長は、新たな事業からそのプロセスを見える化していくというふうに答弁をされております。現在策定中のこの新総合振興計画策定に当たっては、策定の方針もスケジュールも公開がされてきておりません。せんだっての議会で答弁されたことができていないのではないかというふうに考えますが、いかがでしょうか。 126 ◯議長(藤澤正則君) 答弁を求めます。 127 ◯市長(池田一二三君) 今現在、将来都市像の公表を今回させていただきました。また、基本目標も今回発言をさせていただきました。そういう中で、今後当然見える形にしてまいりたいと考えております。 128 ◯議長(藤澤正則君) 坂東義生君。 129 ◯7番(坂東義生君) 今後見える形にしていく、当然だろうというふうに思いますけれども、具体的にその見える化の方策は、どのような媒体とかどのような施策で見える化をしていくのか、具体的にお知らせください。 130 ◯議長(藤澤正則君) 答弁を求めます。  おられませんか。  暫時休憩します。                             午前11時22分  休 憩          ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~                             午前11時22分  開 議 131 ◯議長(藤澤正則君) 休憩を閉じ会議を再開します。 132 ◯副市長(大森利弘君) 見える化をどう進めるかという具体的なことの御質問だったと思います。  今後議会の委員会等におきましても逐次報告させていただきまして、また市民の皆様方には、パブリックコメントの公開をホームページ等で公表していきたいというふうな形で見える化を進めていきたいというふうに考えております。  以上でございます。 133 ◯議長(藤澤正則君) 坂東義生君。 134 ◯7番(坂東義生君) パブコメでの公表はそれはまだもうちょっと先の話であって、プロセスの見える化が必要なんです。プロセスを市民にどう見える化していくのかお答えください。 135 ◯議長(藤澤正則君) 答弁を求めます。 136 ◯副市長(大森利弘君) 再々質問でございます。プロセスをどうやって見える化にするかということでございます。  当然先ほど申し上げましたパブコメはパブコメで当然で出ますけども、その時期時期におきまして、ワーキンググループの情報でありますとかということも公開を進めていきたいというふうに考えております。  以上でございます。 137 ◯議長(藤澤正則君) 暫時休憩します。                             午前11時24分  休 憩          ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~                             午前11時24分  開 議 138 ◯議長(藤澤正則君) 休憩を閉じ会議を再開します。  再質問ございませんか。坂東義生君。 139 ◯7番(坂東義生君) 市長が以前の議会で約束をされたことでもありますので、こちらが公開をどうするのかというよりも前に積極的に約束したことを、この新総合振興計画だけじゃなくて、全ての政策、施策について実施をされるよう強く求めておきます。  次に、3点目、新総合振興計画への市民参画についてであります。  先ほどの第1回目の答弁の中で、アンケートは実施した、それからまちづくり審議会へ諮っていく、パブコメを実施するというふうな従来のやり方です。私は以前から申し上げておりますけれども、これは市民参画でなくて市民参加です。真の市民参画というのは、計画づくりの段階から市民がその計画づくりに参画をしていく、ともにつくっていく、これが本当の市民参画であり協働であるというふうに思っております。市長、御見解をお示しください。 140 ◯議長(藤澤正則君) 答弁を求めます。 141 ◯市長(池田一二三君) 私もそのように考えておりまして、できる限り市民の皆様方に参画をしていただく、そういった機会を設けてまいりたいと考えております。 142 ◯議長(藤澤正則君) 再質問ございますか。坂東義生君。 143 ◯7番(坂東義生君) 1回目の答弁ではそうなってませんよね。参加です、これは。参画ではないです。今後その計画づくりが進んでいくわけですけれども、具体的に市民の参画、市民の意見をどう取り入れて計画づくりに反映していくのか、その考えをお示しください。 144 ◯議長(藤澤正則君) 答弁を求めます。 145 ◯市長(池田一二三君) まずは7月の半ばごろからだと思いますが、市長とのフリートークがございます。そこの場で皆様方にお考えを申し上げ、御理解をまず求めていきたいと思います。そして、ワークショップやそして市民討論会など、いろいろなことを考えて総合的にやっていきたいと考えております。  以上でございます。 146 ◯議長(藤澤正則君) 再質問ございますか。坂東義生君。 147 ◯7番(坂東義生君) ワークショップという言葉が出ました。確かにこういうやり方が市民参画になるんじゃないかというふうに思っています。できれば市民の方々から公募によってこの計画づくりに参加できるようなシステム、こういうものができれば最高だなと、より一層進んだ住民自治、地方自治になっていくんじゃないかなというふうには考えておりますが、一気にというのは難しいのかもわかりません。是非市長が当選当時から言われている協働という言葉に沿った本当の協働、市民参画ができるような取り組みを今後ともしっかりと取り組んでいただきたいというふうに考えております。  次の項をお願いいたします。 148 ◯議長(藤澤正則君) 2項目めの質問に対する答弁を求めます。 149 ◯市長(池田一二三君) それでは、私から2項目め、若者が生き生きと活動する町をつくるためにの1点目、若者がまちづくりに果たす役割をどう考えるかについて答弁をいたします。  若い世代の方にまちづくりに参画いただき、これまでになかった発想による提案等が行われることにより、本市が抱える課題の解決が図られることが期待をされております。さらに、まちづくりの主体となって活動していただくことによりまして地域の活力が生まれ、持続可能なまちづくりにつながっていくものと考えております。  次に、3点目の若者が活躍する町の形成に向けて、若者総合政策の考えにつきましては、選挙権年齢が18歳に引き下げられるなど、全国レベルで若い世代の社会参加を促そうとする動きが進みつつある中、人口減少と高齢化が進む本市におきましては、若い世代の社会参画がより強く求められているところでございます。本市では、まちづくりのテーマの一つに協働を掲げております。新たな総合振興計画においても重要テーマになるものと考えておりますので、今後新たな計画の策定を進める中で、協働の一環として、若い世代の方々の社会参画が進む方策等を検討してまいりたいと考えております。  2点目につきましては、担当部長からお答えをさせていただきます。 150 ◯総務部長(上山 晋君) それでは、2点目の本市における若者参画政策の現状はでございますが、具体的な例といたしましては、従前より各地域おいて、地域イベントの中核として若い世代が活躍されておられます。さらに、最近では若者を中心に発足した新見みらいづくり会議がまちづくりをテーマに活動されておられます。また、県立新見高等学校の生徒さんが本市議会にまちづくりに関した陳情を行われておりますし、オール新見!公募型まちづくり事業に若い世代の団体が積極的に提案を行われているといったことが上げられます。  以上でございます。 151 ◯議長(藤澤正則君) 再質問ございますか。坂東義生君。 152 ◯7番(坂東義生君) 当初市長が御答弁されたように、私もこれからのまちづくりを考えるときには若年層の積極的な参画が極めて重要であるというふうに考えております。若者の柔軟な発想、意見を積極的に取り入れて、活力あるまちづくりに取り組む必要があることは間違いありません。市長は、自治体の政策形成に若者意見を反映される必要性について、もう一度どう思っているのかお聞かせください。 153 ◯議長(藤澤正則君) 答弁を求めます。 154 ◯市長(池田一二三君) 若い方々のそういった参画、また施策について進めてまいりたいと考えているところでございます。 155 ◯議長(藤澤正則君) 再質問ございますか。坂東義生君。 156 ◯7番(坂東義生君) 若い人たちの意見をしっかり聞くというお考えをお聞きしましたので、次の2点目、3点目でその次の質問をしてまいりたいというふうに考えます。  2点目についてでありますけれども、若者が参画政策の現状についてであります。
     みらいづくり会議であるとかそれからオール新見!公募型まちづくり事業、これに地域の若者が参加してくださって、しっかりとこのまちづくり、地域づくりを進めてくださっているというのは大変すばらしいことだというふうに考えておりますが、先ほど市長が言われた若者の意見を市政に反映される仕組みづくりの必要性を言われました。市長や市がしっかりと若者の意見を聞く場を設ける必要があるというふうに考えますが、いかがでしょうか。 157 ◯市長(池田一二三君) 私も若い方々のそういった御意見をしっかりとお聞きする機会を設けてまいりたいと考えております。 158 ◯議長(藤澤正則君) 坂東義生君。 159 ◯7番(坂東義生君) せんだってある地域で活躍されている人とお話をする機会を持ちました。実際に立ち話であるとか会議の場のちょっとしたあいた時間に市長とかそれから市の幹部の方々とこれからのまちづくりについて話をすることがあると、しかし私たちの意見をしっかりと聞いてもらえる場がない、そういう機会が少ないというふうなことを言われました。私は、例えば審議会等に若者を対象とした委員の枠を設けたり、若者会議という場を設けたり、そういったことで若い人たちの意見を本当に聞いてく、立ち話じゃないです、しっかりと意見を聞いていく、市の考えとすり合わせしていく、そういった場が必要ではないかと思いますけれども、この考えについてはどう思われますか。 160 ◯議長(藤澤正則君) 答弁を求めます。 161 ◯市長(池田一二三君) 現在の審議会の委員さんの中にも若い年代層の方に入っていただいている現状がございます。また、今議員が若者会議という御提案も一ついただいたところでございますが、どういった形がいいのかを早急に検討して、そういった機会を設けたいと思います。 162 ◯議長(藤澤正則君) 坂東義生君。 163 ◯7番(坂東義生君) 新総合振興計画の中でも若者の意見を取り入れる、そういった政策を考えていくというふうな御答弁もいただいておりますので、これはそれに生かすためにも早急に検討いただいて、これからの新見市を担っていく、未来の新見市を担っていく若い人たちの意見をしっかりと聞いていける、そういうふうな市政であるように求めておきます。  3点目についてであります。  若者総合政策のお考えについてでありますけれども、一般的にこの話をして若い人たちの意見は大切だということは言われるわけです。市長もそういうふうに答えられましたけれども、総合政策としては、私もここで一般質問で聞いているわけですから、具体的にこれからの若者総合政策を進めるためにこういったことをやるんだという具体的なものが欲しいんですけれども、いかがでしょうか。 164 ◯議長(藤澤正則君) 答弁を求めます。 165 ◯市長(池田一二三君) 早急に若い方々とのどういった形になるかわかりませんが、意見交換になるのかどういう形になるかわかりませんが、させていただきます。また、そういった中でいろいろなお話が出たことを反映させてまいりたいと考えております。 166 ◯議長(藤澤正則君) 再質問ございますか。坂東義生君。 167 ◯7番(坂東義生君) 具体的なお考えはまだない、これから考えていくということだろうというふうに思います。市長、どうぞ。 168 ◯議長(藤澤正則君) 答弁を求めます。 169 ◯市長(池田一二三君) 参画をしていただくということが基本だというようなことを議員も言われてたと思います。しっかりと若い方々の御意見を賜り、その中で考えてまいりたいと思います。 170 ◯議長(藤澤正則君) 再質問ございますか。坂東義生君。 171 ◯7番(坂東義生君) 今までのように市長を囲む会であるとか市政懇談会に若い人たちに来てもらうというんではなくて、私は、先ほど申し上げました若者会議とか、それからそういった若い人たちによる会議を持っていただいて、しっかりと意見を聴取して欲しい、意見交換をして欲しいという気持ちでありますので、しっかりと取り組んでいただきたいというふうに思います。  次の項をお願いします。 172 ◯議長(藤澤正則君) 3項目めの質問に対する答弁を求めます。 173 ◯消防長(名越淑郎君) 3項目めの人口減少社会における消防体制の課題についてお答えをいたします。  1点目、本市消防行政における人口減少と高齢化の影響はどのようなものかという御質問でございますが、まず65歳以上の救急搬送件数につきましては、年々わずかながら増加をいたしております。次に、消防団員数につきましては、本年4月1日現在で1,133人となっておりまして、平成26年度の1,220人から5年間で87人減少しております。  以上のような状況ではございますが、年間の救急搬送件数はほぼ横ばいで推移しており、救急業務に支障はございません。また、消防団員数につきましても、人口に対する割合が5年前と変わっておりませんので、この2点、それに係る数字を観点といたしますと、人口減少と高齢化が消防行政に与える影響は少ないものと考えております。  2点目の市民の命と財産を守る消防行政の今後の課題はという質問でございますが、人口減少社会における消防行政の課題といたしましては、市民の安全・安心を守るための消防、救急業務において市民サービスの低下を招くことがないよう、現状の消防施設や資機材、人員を維持していくことであると考えております。  続きまして、3点目、人口減少が進む中、消防体制をどのように充実していくかという質問でございますが、他の自治体消防との連携、応援体制につきましては、既に近隣消防本部との間で平常時の火災、救急、救助に係る消防相互応援協定や県下の消防本部との間で大規模災害に備えた応援協定を締結しているところであり、今後も連携強化に努めてまいります。  次に、消防広域化のメリットといたしましては、通信指令システムの共同運用等による経費削減や市域を越えた効果的な初動態勢の確立などが考えられます。一方、デメリットといたしましては、管轄区域が広がることにより、地理や住民情報の把握が困難となり、市民サービスの低下を招くおそれや広域消防本部と地元消防団との連携がとりにくくなるなどの点が考えられます。  そして、今後の消防体制につきましては、人口減少社会においても、きめ細やかな市民サービスができるよう、現状の消防、救急体制を維持するとともに、地域防災を担う消防団や自主防災組織との連携をより強化し、地域に密着した消防を目指してまいりたいと考えております。  以上でございます。 174 ◯議長(藤澤正則君) 再質問ございますか。坂東義生君。 175 ◯7番(坂東義生君) 御答弁いただきました。  救急搬送等もこれまで支障なく進んでいる、課題は余りないというふうなお答えでありましたけれども、今後ますます高齢化が進んでまいります。そうすると、やはり高齢化率が高くなるということは、救急搬送率も高くなってくるんじゃないかというふうに思われますけれども、そういった点はどう思われているのか。  また、災害時に、ひとり暮らし老人とかそれから老人だけの世帯とか、こういったところも増えてきます。そういったものへの対応というのはどう考えているのかお答えください。 176 ◯議長(藤澤正則君) 答弁を求めます。 177 ◯消防長(名越淑郎君) 今後における救急業務の推移でございます。これは裏づける資料がございませんので一般論になろうかと思いますが、65歳以上の救急搬送件数につきましては、救急搬送件数全体の割合においては70%以上というような推移となっておりまして、今後増えることは予想にかたくありません。そのための救急搬送といたしましては、現状の1署4分署、計7台の救急車で対応していくこととなっておりまして、合計の数からしても今の現状と変わらないのではないかと思うとともに、ただ人口5万人以下の消防本部、そういったところの救急搬送のピーク、そういったものも今後減少が見込まれるということで、影響は少ないのではないかということで答弁をさせていただきました。  それから、ひとり暮らしの老人、その方たちに係る救急搬送、それから災害対応ということでございますけれども、人口減少それから高齢化が進みましても、台風それから地震による災害、そういったものはなくなることはございません。そして、人口が低密度化した地域におきましても、その守るべきエリアというものは縮小されることはございませんので、そういったところの配慮につきましても、今後課題となってくるかと思っております。  以上でございます。 178 ◯議長(藤澤正則君) 再質問ございますか。坂東義生君。 179 ◯7番(坂東義生君) 余り課題がないようなお答えであります。  では、消防団員のことについてでありますけれども、人口が少なくなってくるということは、周辺地域の人たちも少なくなってくるということです。じゃあ、先ほど言われましたけれども、それによって災害がなくなるかというと、そうではない。人口が少なくなるということは、若年層、生産年齢層、消防団員に適齢した年齢の方も多分少なくなっていく。少ない人数で広範囲な地域を守らなければいけないという状態が発生してくると予想されますけれども、それは消防長はどうお考えですか。 180 ◯議長(藤澤正則君) 答弁を求めます。 181 ◯消防長(名越淑郎君) 先ほど申し上げましたように広域連携、そういったものが平常時でも協定を結んでいるところでございます。可能でありましたら単市の消防本部で対応できる、そういったことが今後続けられると予想しているからこそ影響が少ないと申し上げたところでございますけれども、例えば集団災害、そういったものが発生したときには、当然近隣の消防本部との応援も要請しなければならないということが考えられますし、そういったことで対応してまいりたいと思っております。 182 ◯議長(藤澤正則君) 再質問ございますか。坂東義生君。 183 ◯7番(坂東義生君) 今の消防長のお答えでは、消防団員数等についてもこのままでいいんだと、団員の確保のために努力する必要はないんだというふうに聞こえてしまいますけれども、それは違うんじゃないかと思います。もう一度お答えください。 184 ◯議長(藤澤正則君) 答弁を求めます。 185 ◯消防長(名越淑郎君) 申しわけありません、消防団員数については失念をしておりました。消防団員数は、確かに5年前と比べて普通団員は減少しております。これは若者の減少、これが影響していると思いますけれども、それを補うための機能別消防団員、これは学生と一般、機能別に分かれておりますけれども、そういった制度も設けまして団員の確保に努めているところでございます。  以上でございます。 186 ◯議長(藤澤正則君) 再質問ございますか。坂東義生君。 187 ◯7番(坂東義生君) 3点目に移ります。  連携協力体制についてでありますけれども、現在のところこの周辺の自治体との連携協力体制について、課題とか問題点というのはありますか。 188 ◯議長(藤澤正則君) 答弁を求めます。 189 ◯消防長(名越淑郎君) 現在のところ、災害の件数も少ないこともかかわっておりますが、問題等は発生しておりません。 190 ◯議長(藤澤正則君) 坂東義生君。 191 ◯7番(坂東義生君) 消防の広域化についてです。前市長は、消防の広域化には賛成できないというふうにしておりましたけれども、池田市長は、この広域化についてはどのような考えをお持ちなのかお示しください。 192 ◯議長(藤澤正則君) 答弁を求めます。 193 ◯市長(池田一二三君) 消防の広域化につきましての御質問だと思いますが、市域が広い状況に本市はございますので、市民サービスの低下につながるおそれがございます。そうした中、現時点では考えておりません。 194 ◯議長(藤澤正則君) 坂東義生君。 195 ◯7番(坂東義生君) いろいろと質問してまいりました。私は、人口減少と高齢化が私たちの地域に及ぼす影響を細かく分析をして、これに対応していくことが最優先すべきことだと考えております。そして、これからの新見市を担っていく若者が市政に参画できる施策をとるとともに、多様な意見を取り入れた真の市民参画による総合振興計画を策定するよう強く求めまして、私の質問を終わります。 196 ◯議長(藤澤正則君) これをもちまして坂東義生君の一般質問を終わります。  次に、6番岩田秀之君の登壇を願います。6番岩田秀之君。               〔6番 岩田秀之君 登壇〕 197 ◯6番(岩田秀之君) 6番岩田秀之でございます。  6月定例議会一般質問、2日目の3番バッターで登壇をさせていただきます。  それでは、議長のお許しをいただきましたので、通告に従って3項目について一般質問をさせていただきます。大きな声で歯切れのよい前向きな御答弁を期待をしております。  質問を始める前に、まず今月起きました新潟、山形地震につきまして、被害を受けられました皆様に心よりお見舞いを申し上げます。一日も早い復旧、復興を願っています。  それでは、1項目の感染症対策についてであります。  本年はラグビーワールドカップや来年2020年東京オリンピック・パラリンピックでの多数の外国人の来日が見込まれることから、日本で風疹、はしかの拡大や新たな感染症の流入を防ぐため、この春より風疹の流行を防止するための国の緊急対策事業が全国で始まりました。  風疹は、インフルエンザよりも感染力が強く、妊娠初期の女性が風疹にかかると胎児も感染し、難聴、心疾患、白内障、精神や身体の発達の遅れなどの障害を持った赤ちゃんが生まれる可能性があり、風疹にかかった人が妊娠中の女性が近くにいた場合、風疹をうつし、その赤ちゃんが先天性風疹症候群となり、深刻な障害が残って死亡するケースもあり、全国で風疹患者が1万7,000人近くに上った2012年から13年には45人が同症候群と診断され、そのうち11人が1歳半までに亡くなっていることが報告されました。また、はしかは、免疫を持たない人が感染するとほぼ100%発症し、一度発症すれば一生免疫が持続されると言われています。妊娠中にはしかにかかると、流産や早産を起こす可能性が大きいと言われています。予防接種の目的の一つは、生まれてくる赤ちゃんが先天性風疹症候群にならないように、また妊婦さんがそのような心配をしながら妊娠を続けることがないように、あらかじめ予防しなければなりません。  今年の春から始まった国の緊急対策事業では、現在の風疹の感染拡大を予防するためには、30代、50代の男性に蓄積した感受性者を早急に減少させる必要があり、このため厚生労働省は、2019年から2021年度末の約3年間にかけて、これまで風疹の定期接種を受ける機会がなかった昭和37年4月2日から昭和54年4月1日生まれの男性、現在40歳2カ月から57歳2カ月の方を対象に、抗体検査と予防接種が原則無料化されます。既に新見市においても、市報の5月号に詳しく掲載をされ、始まっております。対象者は働き盛りの年代であり、受診しやすいように環境整備を進め、受診率をいかに上げていくかが今後の課題であります。  1点目の質問です。  一定年齢の男性を対象とした風疹の緊急対策事業が実施されているが、本市において、先天性風疹症候群を予防するためには、風疹、はしかも合わせ、抗体検査、予防接種を妊婦の同居者全員まで無料に拡大できないのかをお考えをお示しください。  2項目めの質問です。  防災・減災についてであります。50年に一度というような47年の豪雨災害から約46年目に昨年7月に西日本豪雨災害が起こりました。今なお本市においても、各地域で災害の爪跡が残っているのが現状であり、復旧、復興に向けて全力で取り組まれています。このような経験を踏まえ、事前防災の取り組みがいかに大切かを知ることができました。特に避難所の開設や消防団、自主防災組織、防災士との緊密な連携などの課題が多岐にわたって残ったことと思います。  1点目の質問です。  昨年の豪雨災害の検証と今後の取り組みについてお考えをお示しください。  2点目の質問です。  昨年の6月定例市議会一般質問や9月の定例市議会での一般質問の中でも、備蓄品、資機材の確保の状況や今後の取り組みについて示されました。今回は新たな備蓄品や防災資機材の確保の状況についてお示しください。  最後、3項目めの林業振興についてであります。  我が国の森林資源の現状や林業をめぐる状況を鑑みると、森林の管理、経営の集積、集約化を進めるための新たな森林管理システムの構築が森林の所有する公益的機能の発揮と林業の成長産業化を実現するために不可欠となっています。本市においても、人工林の約半数が主伐期を迎えている中、森林を有する公益機能を持続的に発揮しつつ、林業をめぐる課題を踏まえた対応が今後の課題であります。これまで我が国の森林、林業に関する施策においては、森林所有者の自発的な施業を国や県が支援するという仕組みがとられてきました。しかし、森林所有者の多くが経営規模を拡大する意欲や所有意思等が低くなり、路網整備や施業の集約化など、積極的な経営的管理を期待できない状況が見られます。このため、森林所有者から自ら所有する森林について経営管理すべき責務があることを明確にした上で、森林所有者や林業経営者に一番近い公的な存在である市町村が森林所有者の意向を確認し、森林所有者が自ら経営管理に必要な権利を森林所有者が市町村に委ねることができることで森林、林業に横たわる課題を打破し、人工林の適切な管理と資源の循環的な利用を進めていく取り組みの新たな森林管理システムが構築されました。  1点目の質問です。  本年4月から始まった新たな森林管理システムの構築により期待される効果はどのようなものなのか、お考えをお示しください。  2点目の質問です。  新たな森林管理システムの導入に向けた仲介役の市の取り組みについてであります。  1番目の質問です。  森林経営に適さない森林整備は実施されるのかお示しください。  2番目の質問です。  所有者不明の森林の整備はどのように実施されていくのかをお考えをお示しください。  3点目の質問です。  本年3月に、森林環境税及び森林環境譲与税に関する法律が成立いたしました。市町村へ譲与された森林環境譲与税は、間伐や人材育成、担い手の確保、木材利用の促進や普及啓発等の森林整備及びその促進に関する費用等に充てられますが、本市においては、森林環境譲与税の具体的な使途はどう考えておられるのかお示しください。  4点目の質問です。  担い手不足や山林の地籍調査、生産コストの課題が山積みである中、将来本市の森林、林業にとっては大きな期待もあり、50年、100年といった長いスパンで考えていかなければなりません。林業成長産業化に向けての今後の取り組みについてお考えをお示しください。  以上で1回目の質問を終わります。 198 ◯議長(藤澤正則君) しばらく休憩をいたします。                             午前11時58分  休 憩          ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~                             午後1時0分  開 議 199 ◯議長(藤澤正則君) 休憩を終わり会議を再開いたします。  ただいまの岩田秀之君の一般質問に対する執行部の答弁を求めます。 200 ◯福祉部長(林 裕司君) それでは、1項目め、感染症対策についての1点目、風疹、はしか抗体検査、予防接種が妊婦の同居者全員まで無料に拡充できないかにつきましてお答えをいたします。  議員もおっしゃられたとおり、先天性風疹症候群の予防は社会全体で取り組む課題と考えております。県では、妊娠を希望する女性やその配偶者、同居者を対象に、風疹の無料抗体検査を実施しております。検査の結果、抗体価が低い場合、本市では負担軽減を目的に、風疹とはしかの混合ワクチン等の接種費用の助成を行っているところでございます。既に助成を行っておりますので、現時点で無料にすることは考えてございません。  なお、国の風疹の追加的対策では、風疹とはしかの混合ワクチンを基本としておりますので、はしかの予防にも効果があると考えております。
     以上でございます。 201 ◯議長(藤澤正則君) 再質問ございますか。岩田秀之君。 202 ◯6番(岩田秀之君) 今の部長からの答弁で助成を行っているということで、無料にはしないということの考えでありますけども、妊婦さんを抱える家族は元気な赤ちゃんが生まれてくることを一番の楽しみにしている身近な存在でございます。そういうところに手を差し伸べていくことが私は重要であると考えます。  それと、同居家族と全員が感染予防に取り組むことができる今後体制づくりを、本市においても早急に取り組んでいただきたい。また、社会全体で風疹の流行を阻止するためには、緊急対策の受診率を上げていくことが重要な課題と考えられますが、どのように今後取り組まれていくのかお考えをお示しください。 203 ◯議長(藤澤正則君) ただいまの質問に対する答弁を求めます。 204 ◯福祉部長(林 裕司君) 追加的対策の受診率の向上のためには、未受診者の呼びかけや企業等への働きかけに努めてまいりたいと思っております。  以上でございます。 205 ◯議長(藤澤正則君) 再質問ございますか。岩田秀之君。 206 ◯6番(岩田秀之君) まだこの春から始まったばっかりでございます。受診の状況などはお聞きいたしませんが、今後未受診の方にはコール、リコール、再勧奨されていくのかお示しをください。 207 ◯議長(藤澤正則君) 答弁を求めます。 208 ◯福祉部長(林 裕司君) おっしゃられましたとおり、今追加的対策は始まったところでございます。時期を見まして再勧奨を行う予定としております。  以上でございます。 209 ◯議長(藤澤正則君) 再質問ございますか。岩田秀之君。 210 ◯6番(岩田秀之君) 最後に、市長にお伺いをいたします。  今現在、風疹、はしかの混合ワクチン接種や風疹単独の助成は行われていますが、同居家族全員の全額無料は検討されないのか、市長のお考えをお示しください。 211 ◯議長(藤澤正則君) 答弁を求めます。 212 ◯市長(池田一二三君) ただいま部長が答弁をさせていただきましたけれども、国の風疹の追加的対策の受診率が向上すれば、社会全体で流行を阻止することが可能と考えております。したがって、先ほども言いましたように、受けていない方については、御案内した方については再度勧奨をしていく、そういったこともしっかりと徹底をしてまいりまして、そういった受診率を上げてまいりたいと思います。  以上でございます。 213 ◯議長(藤澤正則君) 再質問ございますか。岩田秀之君。 214 ◯6番(岩田秀之君) 市長の答弁がございました。将来に向け女性の方が安心して子供が産める環境を整えていくことが重要であり、対象者のワクチン接種について漏れのないように、そして同居家族も無料でワクチン接種ができるよう、再度検討されることを対策をしていかれることを強く求めて、この項を終わります。  次の項に進んでください。 215 ◯議長(藤澤正則君) 2項目めの質問に対する答弁を求めます。 216 ◯総務部長(上山 晋君) それでは、2項目め、防災・減災についての1点目、昨年の7月豪雨災害の検証と今後の取り組みについてはでございますが、昨年は特に避難所の開設や運営に問題があったと考えております。そのために、各部署が担う業務を規定した新見市災害対策規定の見直しを行いまして、それぞれの役割を明確化し、職員に危機管理意識の徹底を図るとともに、避難所の開設や運営をスムーズに行えるよう、自主防災組織や消防団等に既に協力を依頼したところであります。  2点目の新たな備蓄品や資機材確保の状況はでございますが、非常食のアルファ米、毛布、飲料水などの追加を行ったところであり、新たに発電機、投光器等を購入する予定であります。  以上でございます。 217 ◯議長(藤澤正則君) 再質問ございますか。岩田秀之君。 218 ◯6番(岩田秀之君) 今月の13日に今年度の第1回の防災会議が開かれ、地域防災計画の修正作業もされ、各組織とも連携強化もされたと思います。今後さらに検証結果を踏まえ、災害に備えていただきたいと思います。  行動を起こすということは、何もかも人の力をかりることが不可欠でございます。現在人口減少や高齢化が進む中、災害時に若者の力をかりることが今後の重要な課題であると認識をしています。現在では新見公立大学の学生35名が機能別団員に所属しており、県内でも先進的に取り組まれています。機能別団員を含む大学生や高校生に地域を支える防災リーダーとして育てる取り組みが全国でも進められております。また、岡山県では、高校生を対象とした地域ボランティアリーダーの養成研修にも力を入れています。今後大学生、高校生など、防災士資格取得に向けた取り組みができないものか提案したいと思います。お考えをお示しください。 219 ◯議長(藤澤正則君) 答弁を求めます。 220 ◯総務部長(上山 晋君) 若いころから防災に興味を持っていただくことは非常に重要であると考えております。したがいまして、防災士の資格取得や研修会等の情報など、積極的に提供を行ってまいりたいというふうに考えております。  以上です。 221 ◯議長(藤澤正則君) 再質問ございますか。岩田秀之君。 222 ◯6番(岩田秀之君) 部長の答弁は、資格、研修会の情報提供なども行っていくということで、今後一人でも多くの大学生や高校生が防災意識を深めていけるチャンスだと思いますので、是非前向きに取り組んでいただきたいと思います。  それから、2点目の再質問でございますけども、今後の備蓄計画として取り組んでいく備蓄品や防災資機材は考えておられるのかお示しいただきたいと思います。 223 ◯議長(藤澤正則君) 答弁を求めます。 224 ◯総務部長(上山 晋君) 今後の備蓄計画でございますが、非常食のアルファ米や毛布等につきましては、県が定めました目標備蓄量がございますので、それを充足するよう、消費期限なども考慮し、昨年度から5年をかけて計画的な備蓄を進めているところでございます。  以上でございます。 225 ◯議長(藤澤正則君) 岩田秀之君。 226 ◯6番(岩田秀之君) 昨年の6月の一般質問の中でも触れさせていただきましたが、特に大切なのが女性用品、乳幼児用品などの備蓄品であります。提案でもありますが、今後災害備蓄に液体ミルクなどは考えておられるのかお考えをお示しください。 227 ◯議長(藤澤正則君) 答弁を求めます。 228 ◯総務部長(上山 晋君) 液体ミルクでございますが、災害時の備蓄に適した缶入りのものも販売されておりますけれど、高温や凍結を避けた保存が必要でありまして、保存期間が長いものでも1年間でありますので、これにつきましては今後検討してまいりたいというふうに考えております。  なお、各家庭におかれましても、災害時に必要となるものは事前に準備していただき、避難に備えていただくことが非常に重要であるというふうに考えております。  以上でございます。 229 ◯議長(藤澤正則君) 岩田秀之君。 230 ◯6番(岩田秀之君) 避難所では有事の栄養管理が最も大切だと言われています。粉ミルクのように湯を使う心配がないため、災害時の利便性が高く、今後全国的にも普及されていくことだと思います。全国でもだんだんと取り組んできております。今後しっかりと検討されることを求めます。  これから気候変動の中、自然災害の発生自体を人間の力ではとめることはできませんが、過去の災害から学ぶことで次の被害を最小限にとどめる努力はできると思います。日ごろから防災教育などが重要となってきます。お互いが支え合えるコミュニティーと外からの支援を効果的に力に変える仕組みづくりが重要になってまいります。今後さらに防災・減災に取り組んでいかれることを強く求めて、この項を終わります。  次の項に進んでください。 231 ◯議長(藤澤正則君) 3項目めの質問に対する答弁を求めます。 232 ◯産業部長宮崎忠司君) それでは、3項目め、林業振興について、1点目、本年4月から始まった新たな森林管理システムの構築により期待される効果はについてでございますが、新たな森林管理システムでは、経営や管理が行われていない森林について、森林所有者と林業経営者をつなぐことにより、森林の適切な管理が推進され、森林資源の有効な活用による地域林業の活性化や健全な森林造成による災害防止機能の増進にも期待をしております。  続きまして、2点目、新たな森林管理システムの構築に向けた仲介役の市の取り組みはの1番目です、林業経営に適さない森林整備は実施されるのかについてでございますが、新たな森林管理システムでは、経営に適した森林は意欲と能力のある林業経営者へ経営管理を市から再委託し、林業経営に適さない森林は市が自ら管理することとされております。経営に適さない森林には、所有面積が狭小であったり、点在していて一体的な施業が困難である、作業道が開設できないなど、森林により条件は様々であるため、森林整備の必要性や緊急性を勘案し、個別に取り組んでまいりたいと考えております。  続きまして、2番目、所有者不明の森林の整備の実施はについてでございます。  新たな森林管理システムでは、一定の手続を経れば、所有者不明森林等に経営管理権を設定することできるとされていますので、必要に応じて実施してまいりたいと考えております。  それでは、3点目、森林経営管理制度の導入に合わせ、森林環境譲与税の具体的な使途はについてでございますが、本年4月に設置した新見市豊かな森のぬくもり基金に積み立て、運用することとしております。本年度の主な使途につきましては、最初の質問にございました新たな森林管理システムの構築に向けた意向調査のほか、バイオマス発電所の稼働に向けた木質バイオマス利用促進に係る補助金、木のおもちゃを制作するウッドスタート事業及び担い手育成事業に充てることとしております。  4点目、林業成長産業化に向けた本市の取り組みはあるのかについてでございます。  新見・真庭地区森林管理協議会は、新見と真庭地域の関係者が連携して、素材の生産、製材、加工、木材事業、造林、保育など、各段階で地域が抱える課題の解決に向けて、林業成長産業化の実現を目指すため設立されました。これにより、本市と真庭市との連携がより強固になり、来年6月から本格稼働するバイオマス発電所への燃料の安定的な供給体制整備に取り組むことで、森林整備の促進、雇用の創出などにより、林業成長産業化についてつながるものと考えております。  以上でございます。 233 ◯議長(藤澤正則君) 再質問ございますか。岩田秀之君。 234 ◯6番(岩田秀之君) 1点目の再質問をいたします。  今年4月から始まったばかりですが、今後の取り組みとして、何からどのように始められるのか、お考えをお示しください。 235 ◯議長(藤澤正則君) 答弁を求めます。 236 ◯産業部長宮崎忠司君) 本年度の取り組みといたしましては、まず大佐地区の森林から随時意向調査を実施してまいりたいと考えております。  以上です。 237 ◯議長(藤澤正則君) 岩田秀之君。 238 ◯6番(岩田秀之君) 新見市においては、大佐地区の大井野地区だと思います。新たな森林管理システムの構築に向け、初めてのモデル地区として協議を重ねながら進めていただきたいと期待をいたします。  それから、2点目に移ります。  2点目の1番目ですけれども、森林経営に適しているかいないかの確認は担当職員で行えるのかお示しください。 239 ◯議長(藤澤正則君) 答弁求めます。 240 ◯産業部長宮崎忠司君) 適しているかどうかの適正な確認につきましては、必要に応じて森林組合等への委託を検討してまいりたいと思います。  以上でございます。 241 ◯議長(藤澤正則君) 岩田秀之君。 242 ◯6番(岩田秀之君) 必要に応じて森林組合等への委託を検討されていかれるということでございます。まだ始まったばかりでございますけど、しっかりと森林組合とも協議をしながら進めていっていただきたいというふうに思います。  それから、2点目の2番目でございますけども、所有者不明森林等において、立木などの収入間伐された後の素材の売却代金などは今後どのようになるかをお示しください。 243 ◯議長(藤澤正則君) 答弁を求めます。 244 ◯産業部長宮崎忠司君) 所有者不明の森林につきましてですが、販売収益等がございましたら、伐採等に要した経費を控除いたしまして、利益がある場合には法務局などに供託することとなります。  以上でございます。 245 ◯議長(藤澤正則君) 岩田秀之君。 246 ◯6番(岩田秀之君) 部長が言われて少し理解はできました。これから先でございますので、お金がかかっていくということで、これもこれから始まっていく地域の方々としっかり協議しながら進めていただきたいというふうに、広く周知をしていただければというふうに思います。  それから、3点目の新たな森林管理システムでは、自伐林家の方が大変重要な存在になりますが、現在高齢化も進み、自伐林家の現状も後継者不足で大変厳しい状況であります。森林環境譲与税を充てることで、人材育成、担い手確保をもっと重視し取り組んでいくにはどうされるのかをお示しください。 247 ◯議長(藤澤正則君) 答弁を求めます。 248 ◯産業部長宮崎忠司君) 人材育成及び担い手確保につきましてですが、本市においても重要な課題としており、新見市林業担い手対策協議会において、高校生のインターンシップの受け入れ、大学生を対象とした森林ボランティアの開催、就職相談会への出展等、県内外を問わず活動しているところでございます。  以上でございます。 249 ◯議長(藤澤正則君) 岩田秀之君。 250 ◯6番(岩田秀之君) 再々質問ですが、担い手事業として、小規模事業体の育成対策は今後度のように考えていかれるのかお示しをください。 251 ◯議長(藤澤正則君) 答弁を求めます。 252 ◯産業部長宮崎忠司君) 市内において、小規模事業体が近年増加し、その役割の重要さは認識しております。今後本市の林業活性化を図る上での問題点などを調査研究し、必要に応じて、国や県にも働きかけを行ってまいりたいと考えております。  以上でございます。 253 ◯議長(藤澤正則君) 岩田秀之君。 254 ◯6番(岩田秀之君) 今後有効に新見市にはぬくもり基金として森林環境譲与税5,120万円、これを使って今年度はしっかりと取り組んでいただきたいと強く求めてまいります。  それから、4点目の再質問でございます。  これからの取り組みとして、林業成長産業化に向け、市内にはドローンの活用を展開している業者もあり、その産業も視野に入れ、連携して取り組む考えはないのかお示しください。 255 ◯議長(藤澤正則君) 答弁を求めます。 256 ◯産業部長宮崎忠司君) 森林整備の促進を図るため、ドローンが有効に活用できるか研究してまいりたいと考えております。  以上でございます。 257 ◯議長(藤澤正則君) 岩田秀之君。 258 ◯6番(岩田秀之君) そういう今全国的にも林業に関しては最先端の技術で取り組んでおられるところがありますので、新見市も最先端、そういう思いでこれからもしっかりとドローンの事業者と取り組んで森林管理を進めていただきたいというふうに思っております。  最後になりましたけれども、副市長、大きな森の活用を広め、利活用されていくというお名前のとおり、最後今後の新見市の林業振興にかける熱い思いを、副市長、お聞かせください。 259 ◯議長(藤澤正則君) 答弁を求めます。 260 ◯副市長(大森利弘君) 岩田議員の質問にお答えいたします。  新見市の熱い思いということで御質問でございます。ちょっと戸惑っておりますが、まず私が考えますと、新見市は森林資源が豊富なところだと考えております。数字は覚えておりませんが、市の面積はたしか県内で2番目だったと思います。森林面積につきましては、人工林、自然林は、たしか新見市が一番の広さだったと思っております。  この森林資源は非常に重要なもんで、当然木材の産業活動、それからバイオマスにつきましての振興は大変重要だと思っております。それともう一つは、やはり子供が遊べる木のおもちゃです、こういったこともつなげていけば、産業、林業の活性化になるんではないかというふうに考えております。まさに本市で森林譲与税の基金をつくっておりますけど、豊かな森とぬくもりのある基金、非常にいい名前だと思います。木はぬくもりがあります。そんなことをPRしまして、林業振興には一生懸命努めてまいりたいと考えております。
     以上です、済みません、思いを申し上げました。 261 ◯議長(藤澤正則君) 岩田秀之君。 262 ◯6番(岩田秀之君) 副市長の熱い思いをしっかりと受けとめて、今後も期待をいたします。  森林管理が行われていない森林を何とかしようというのが新制度の目的であります。今後さらに担い手の確保、さらには雇用拡大につなげていくことが本市の林業の発展につながっていくと信じ、期待をし、今回の一般質問を終わります。 263 ◯議長(藤澤正則君) これをもちまして岩田秀之君の一般質問を終わります。  次に、3番古川英明君の登壇を願います。3番古川英明君。               〔3番 古川英明君 登壇〕 264 ◯3番(古川英明君) 3番古川でございます。  議長のお許しを得、通告に従いまして本定例会最終質問者として、地域審議会のあり方について、防災対策について、第3次新見市総合振興計画の策定についての3項目にわたり質問をさせていただきます。執行部の皆様には、お疲れのこととは存じますが、最後までよろしくお願いをいたします。  なお、同僚議員の質問と最終質問者ということで、重なる部分がたくさん出てまいりました。できるだけ割愛して質問させていただこうと思いますが、執行部におかれましては、真摯で前向きな御答弁を期待をいたします。  それでは、1項目め、地域審議会のあり方について質問をいたします。  本市で設置されております地域審議会は、第2次新見市総合振興計画で定めている将来都市像「人と自然が奏でる安全・快適・情報文化都市」を築くため、市民全体のニーズをいち早く察知し、調査研究し、全市的な問題課題として提言等を行うことを会の役割とされております。平成27年までは4部会において、さらに平成28年度からは文化・産業のまち部会、福祉・環境のまち部会の2部会において、特色ある行政施策の企画立案、推進を取りまとめ、提言をされてまいりました。ちなみに、平成23年度から今日に至るまで、提言項目数は40を超えております。それぞれの時代に市や市民にとって重要だと思われるすばらしい提言がなされてまいりました。  さて、平成30年度の第7期地域審議会提言書によりますと、文化・産業のまち部会から、新たな観光とeスポーツによる地域振興、副題として、「発想の転換「ダムツアー」、「eスポーツ」で先駆者となれ」、福祉・環境のまち部会から、新見市版ボランティア制度の導入、副題として、「ともに支え合うあたたかいまちづくり(ポイント制で地域活性化)」という2つの提言がされました。本日はこのうち、文化・産業のまち部会がまとめられました新たな観光とeスポーツによる地域振興「発想の転換「ダムツアー」、「eスポーツ」で先駆者となれ」に絞って質問をしてまいります。  1項目め1点目は、地域審議会提言書作成までの経緯についてお尋ねをいたします。  1番目ですが、テーマ設定までの経緯について御説明いただきたいと思います。  まず、それぞれの分野で高い見識を持たれている委員さんが月に1回ペースで審議に臨まれているということに敬意を表したいと思います。私見ではありますが、今回の提言は発想が斬新で、これまでとはいささか空気感の異なる提言となっていておもしろいと感じます。8回までテーマについて協議されていますが、会議録が更新されていないため、テーマ設定までの経緯がよくわかりません。テーマ設定までの経緯について、少しわかりますようでしたら御説明いただきたいと思います。  2番目に、新たな観光としてのダムツアーとeスポーツによる地域振興というテーマについて、それぞれの調査研究をどのように進められたかについてただしてまいりたいと思います。  提言書によりますと、ダムを利用した新たな観光については、ダムツーリズムを企画し、ツアー内容の例が8つ提示され、またeスポーツの振興については、県下のeスポーツの聖地を目指すことや全国大会や世界大会レベルで活躍する選手の育成支援、eスポーツの普及や機運の醸成などがうたわれております。このような内容について、主には担当課が調査研究に当たられることと思いますけれども、どのように進められたかをお示しいただければと思います。  2点目は、地域審議会提言書答申に対する行政のあり方についてただしてまいりたいと思います。  2点目1番目は、協働という視点から質問いたします。  平成29年度から、オール新見!公募型まちづくり事業に採択されましたにいみライスカレー協会は、既にダムカレー事業を展開されております。2年間余りに及ぶ事業展開の中で、協会は様々な発見や成果また課題を得ていると思いますが、なぜ協働を強調して事業展開の発展を目指さないのか協会の役員にお聞きしたところ、事前にそうした問い合わせや協力依頼は全くなかったそうでございます。ダムを観光振興の中心に据えて事業展開を図ろうと考えるなら、調査研究の段階からなぜ問い合わせや聞き取り調査を実施して、協働して推進しようとしないのでしょうか。市長の目指される協働、オールにいみを最も中心的に担う担当課の仕事とは思えないのですが、いかがでしょう、まず市長に御答弁願いたいと思います。  2番目は、事業推進の役割分担や誰が主体で推進するのかという点についてただしてまいります。  さきに述べましたように、平成23年度の提言書からでも40以上の大変有益な提言がなされております。私も提言が全て具体的な施策として反映されるものだとは考えておりません。執行部において検討の結果、全面的に採用されるものもあるでしょうし、改善して採用されるもの、採用困難なもの等もあることと思います。  ただ、ここで問いたいのは、誰が主体で事業展開を目指すのかという点でございます。提言書には、ダムを利用した新たな観光について、新見市観光協会、民間旅行代理店と提携し云々と記述されておりますが、主語が不明瞭です。eスポーツの振興についてもしかりです。誰が主体で事業展開を図ろうと考えているのか、明確な御答弁をお願いいたします。  3点目は、地域審議会の改善についてただしてまいります。  私は、地域審議会の提言は今後も最も重視されるべきことの一つだと考えます。なぜなら、地域審議会は、公の場で市民を代表して市の施策の企画立案ができる立場にあるからです。まさに行政と市民の協働の中心にあると言っても過言ではありません。ですから、地域審議会からの提言はできる限り施策として反映していただきたいと強く考えるものです。  そこで、地域審議会の提言をより有効な施策としていくために、2点改善策を提示したいと思います。  1点目は、もっと自由で幅広い視点を取り込むため、円卓会議や外部アドバイザー等も活用されたらどうかということです。2点目は、そのためにも審議会に予算枠を設けてはどうかという点。以上、2点の提言につきまして、執行部のお考えをお示しいただきたいと思います。  2項目め、防災対策についての質問に移ります。  昨年の7月豪雨及び台風被害を受けまして、河川、道路、建物、農地、それぞれの分野での復旧作業が道半ばのものもございますが、急ピッチで実施されております。また、昨年度の災害を教訓として、市として様々な防災対策が実施される運びとなっていて、市民の一人として関係職員の御努力に感謝申し上げたいと思います。  さて、本項での質問は、昨日及び本日の同僚議員の質問と多くが重複するため、重複がないと思われることのみ部分的な質問をさせていただければと思います。  1点目、新たな防災対策の取り組みについての1番目、本年度取り組む新たな防災対策の進捗状況はについてですが、3点だけ質問をさせていただきます。  1つ目ですが、Wi-Fiの設置は大変ありがたいことだと思いますけれども、スマートフォン等を持たない高齢者向けの情報提供には、やはりテレビが必要ではないかと思いますが、検討できないかという点でございます。  2つ目は、同僚議員の答弁にもございました5月17日に株式会社ジュンテンドーと結ばれた災害救助物資の調達に関する協定、及び6月18日、迅速なボランティアセンターの設置を目指した市社会福祉協議会との協定締結につきまして、もう少し具体的な内容がありましたらお示しいただきたいと思います。  3つ目は、新たな防災対策について、十分市民の皆さんに周知されているかという点についてでございます。市報6月号には防災に関して特集を組まれておりました。地域の災害リスクを確認しよう、いざというとき自分の命を守るために、地域の防災力を高めるという3つのテーマについてわかりやすく説明をされていました。大変よい特集記事として読ませていただきました。ただ、本年度から本市が取り組まれる新たな防災対策は御説明ありましたけれども、特集記事の終わりあたりに7行ほど記述がございました。もう少し市はこういうふうにするんだぞという防災対策を市民の皆様に周知すべく大きく取り扱ってもいいのではないかと感じましたけれども、いかがでしょうか。  2番目、市として実施する総合防災訓練の目的や実施時期、訓練内容についてお尋ねをいたします。  昨年9月の定例会で、市としての市全体の防災訓練の実施の有無を尋ねた折の答弁で、来年度は市として総合防災計画、防災訓練を実施すると答えられました。本年度は市として、協力する複数の防災会の地域で避難所運営を中心とした訓練を実施する方向を打ち出されましたが、その目的や実施時期、10月とお聞きしておりますけれども、訓練内容等についてもう少し詳細な御説明をいただければと思います。  2点目、避難の周知徹底についてただしてまいります。  昨年度の西日本豪雨においては、避難指示発令時、避難対象者のうち、実際に指定避難所に避難された方は1,700人余り、率にして7%程度と聞いております。今年5月から国は災害発生の危険度を5段階に分けて示す警戒レベルを新たに導入しました。本市も市報6月号で大きく取り扱われ、その周知に努められておりますが、様々な警戒レベルの発表に市民が多少混乱することが懸念をされます。新見地域に警戒レベルが発令された場合、レベル3では高齢者が、レベル4では全員が避難するということで理解しておけばよいのか、大雨警報や洪水警報が発令された場合は、警戒レベル3となりますから、市からの情報を待たず、高齢者は指定避難所に避難すべきだと考えればよいのか、あるいは指定避難所の開設や職員配置等で多少タイムラグがあるかもしれませんが、市から出る避難指示に従えばよいのでしょうか、そのあたりをもう少し明確にしていただきたいと考えますが、見解をお示しください。  3項目め、第3次新見市総合振興計画策定についての質問に移ります。  本項の質問も同僚議員の質問と重複にならない部分でできるだけお尋ねしたいと思います。  まず1点目、前期実施計画の検証の成果と課題についてお伺いいたします。  市では担当課において、毎年91の指標事業についての達成度や評価分析を実施しておられます。指標事業の達成に向けては各担当課でよく努力され、目標達成されたものも多いと思われますが、そうした個々の目標達成云々が基本目標にどう寄与したのかといった点がやや不明に思われます。木を見て森を見ずのごとく、4つの基本目標として掲げられているあたたかい「福祉のまち」、はばたく「産業のまち」、ゆたかな「文化のまち」、かいてきな「環境のまち」は、それぞれにどれほどよくなってきたのか、さらにはこの5年間の取り組みで新見市の将来都市像「人と自然が奏でる安全・快適・情報文化都市」にどれだけ近づけたのか、そういった全体的な視点に立った評価分析も必要だろうと思います。私は、そうした分析を踏まえた上で、今後目指すべき方向性と取り組むべき重点施策が決まってくると思う次第です。全体的な成果と課題についてお示しをいただきたいと思います。  2点目、本市が目指す方向性や重点についてお伺いします。  1番目は、市民アンケートは適切な内容であったかについてでございます。  第3次総合振興計画策定のために、新見市まち・ひと・しごと創生総合戦略に係るアンケートを市民や学生を対象に実施され、約1,200名の回答から市民の考えや意向を把握されようとしたことは大変適切であると思います。しかし、5年前に実施した市民アンケートとほぼ内容は一緒であります。前回と比較検証する上では有効かもしれませんが、この5年間で3,000人余りと著しく人口減少が進んだことや、時代の流れや方向性を考慮するなど、これからの新見市がどうあるべきかという視点にやや欠けているように思われます。例えば、教育分野においては、高校再編や大学の問題、プログラミング教育を含むICT教育の推進、地域学習の必要性、農業分野ではスマート農業、観光分野ではインバウンド、そういった選択肢も必要かと思います。つまり、現状についての満足度調査になっている感が否めないようにも思われます。新見市の未来をどう切り開いていくのか、その思いを強く感じられるアンケートであって欲しかったと考えますが、執行部の所見をお伺いしたいと思います。  2番目は、市民アンケートから読み取れることについてお伺いをいたします。  市民の皆さんは多種多様な意見を持たれております、また年代層によって考え方も異なる場合もあります。年齢層及び高校生、大学生の4区分で今回実施された市民アンケートをまとめられておりますが、アンケートから読み取れる主な傾向や特徴、そういったものがございましたらお示しいただきたいと思います。  3番目は、今後本市が目指す方向性や重点についてお伺いいたします。  現在制定準備をされております第3次新見市総合振興計画は、5年先、10年先の新見市の命運がかかる最も重要な計画と言っても過言ではないとそう思います。少子化と人口減少という最も大きな課題にどう立ち向かうのか、また大きく変化していっている時代の流れや町の現状をどう見て、どのような方向性を考えるのか、市長として明確なビジョンのもとに各施策を打ち出す必要があるものと考えます。同僚議員の答弁において、将来都市像と4つの基本目標を先ほどお示しされましたけれども、今後本市が目指す方向性や重点について、再度市長にお示しをいただきたいと思います。  以上で1回目の質問を終わります。 265 ◯議長(藤澤正則君) 古川議員、3点目の進捗状況についての質問があった。 266 ◯3番(古川英明君) 済みません、言い忘れておりました。  3点目の進捗状況につきましては、先ほども同僚議員への答弁で御説明ありましたので、割愛をさせていただきます。  以上です。 267 ◯議長(藤澤正則君) ただいまの古川英明君の一般質問に対する執行部の答弁を求めます。 268 ◯市長(池田一二三君) 私からは1項目め、地域審議会のあり方について、2点目の答申に対する行政のあり方について、その1番目の協働、つなぐという視点はという御質問に答弁をさせていただきます。  地域審議会では、必要に応じて現地視察や先進地視察、資料収集を行い、調査研究に努められているところでございます。市といたしましては、地域審議会での審議経過を踏まえながら、必要な資料、情報の提供に配慮し、審議が深まるように努めておるところでございます。  他の質問につきましては、部長から答弁をさせていただきます。 269 ◯総務部長(上山 晋君) それでは、1項目めの1点目、新見市地域審議会提言書作成までの経緯についての1番目、テーマ設定までの経緯はでございますが、これは基本的な流れを申し上げさせていただきますと、新見市地域審議会は、現在文化・産業のまち部会と福祉・環境のまち部会の2部会で構成されており、テーマの選定につきましては、部会ごとに各委員から出された意見をもとに部会内で協議し、決定されております。  2番目の調査研究はどのようにされておられるのかということでございますが、同じく審議会では、協議を進めていく上で、必要に応じて現地視察や先進地視察を行われているほか、事務局からの提供資料などを参考に調査研究しておられます。  2点目、答申に対する行政のあり方で、役割分担は誰が主体でするのかということでございますが、地域審議会からいただいた提言につきましては、その内容によりまして、各担当部署において施策への反映を検討することとしておりまして、その中で事業ごとに最もふさわしい主体により事業が実施されるよう進めております。  それから、3点目の地域審議会の改善についてということでございますが、地域審議会は、特色ある行政施策の企画、立案、推進について審議することなどを目的に平成17年に設置し、これまでにも所掌事務や部会構成、委員数などについて改正を行ってきているところであります。御提案いただきました内容も含めまして、今後のあり方について検討してまいりたいというふうに考えております。  以上でございます。 270 ◯議長(藤澤正則君) 再質問ございますか。古川英明君。 271 ◯3番(古川英明君) 毎月1回、委員さんがお集まりになって協議をされるということで大変だろうと思います。でも、よく頑張ってされております。  テーマ設定まで8回という協議を重ねられておるようです。結構テーマを設定するに当たり、いろいろな意見が出て、まとめられるのが大変であったのかというふうに想像するわけですけれども、審議経過というようなものが全然わかりませんので、そのあたりをもし事情がわかるようでしたらお示しいただければと思います。 272 ◯議長(藤澤正則君) 答弁を求めます。 273 ◯総務部長(上山 晋君) これまでの8回の詳しい議事録はここで持ち合わせておりませんが、今までと同様に何回かかけてテーマを決定されておられるというふうに聞いております。  以上でございます。 274 ◯議長(藤澤正則君) 再質問ございますか。古川英明君。 275 ◯3番(古川英明君) 御答弁にありましたように、委員さんからいろいろなテーマが出て、話し合い、協議によってテーマが設定をされるということで、そういう方向をお聞きしましたので納得をしたところです。  ただ、このダムツアーにつきましてお尋ねしたいんですが、にいみライスカレー協会は、これはオール新見の公募でありましたけれども、既にダムめぐりツアーであるとか写真コンテスト、スタンプラリー、ダムカードの作成など、様々な事業とかイベントを企画実施しておられます。例えば、少し疑問に思いますのが担当課の職員さんがダムめぐりツアーなどに参加をしてみて、実際に体験をしてどうかといったそういう部分の情報収集の努力をされたのか、またeスポーツに関しては、現在共生高校が頑張って生徒さんが頑張っておられますけれども、共生高校そういったところに何回出向いて、どのような情報収集をされたのか、そういったあたりが少しわかりましたらお示しをいただければと思います。 276 ◯議長(藤澤正則君) 答弁を求めます。 277 ◯総務部長(上山 晋君) 審議の経過ですが、職員につきましては、審議会からの資料の提供の要請に応じまして、必要な資料を提供しておるところでございまして、ダムツアーへの参加とかeスポーツへの聞き取りとかということにつきましては、事前に通告をいただいておりませんので、そこまで詳しい資料は持っていないところでございます。  以上です。 278 ◯議長(藤澤正則君) 古川英明君。 279 ◯3番(古川英明君) 2点目1番目について再質問をさせていただきます。  少し抽象的なお話になりますけれども、協働という考え方の第一義的な意味は、これは先ほど市長からもお考えをお聞かせいただきましたけれども、行政と市民あるいは市民団体や民間事業団体等がお互いに協力して力を合わせていくということだろうと思います。しかし、行政にとってもう一つ大切な視点があるのではないかと思います。一つの事業を拡大、推進しようとする場合に、どう相互につなげていくか、その視点を常に持って仕事をしていただきたいというふうに考えます。そのあたりは市長さん、いかがでしょうか。 280 ◯議長(藤澤正則君) 答弁を求めます。 281 ◯市長(池田一二三君) 協働、つなぐという視点はどうかという御質問だったと思います。  今現在、本市は協働によるまちづくりを進めております。そうした中におきまして、市といたしましても、各種施策を進める過程では常にそういった視点を持って検討を進めてまいりたいと考えております。 282 ◯議長(藤澤正則君) 古川英明君。 283 ◯3番(古川英明君) 2番目についてなんですけれども、先ほど部長から、提言書が出た折に事業をどの部署が担当するかということで、事業主体といいますかそういうことを決めるんだというお話でしたけれども、この提言書を本気で施策として実現しようと考えるのであれば、提言書作成の時点でどの課がというのはわかりませんけれども、実施主体を考えておく。例えば、ダムを利用しての観光事業であれば、市が主体でやって取り組んでいくのか、あるいは民間と連携して同等の立場でやっていくのか、あるいは民間に委託をするのか、そういった観点も必要ではないかと考えますが、いかがでしょうか。 284 ◯議長(藤澤正則君) 答弁を求めます。 285 ◯総務部長(上山 晋君) 提言についての事業主体ということでございますが、委員会は、委員さんの独自の自由な発想のもとで審議を進められておりまして、提言をまとめられるということでございます。市におきましては、市長に対しまして提言書の提出がありましてから、事業主体を具体的に市が実施するそれから委託するものかというふうなことについては検討してまいりたいというふうに考えております。  以上です。 286 ◯議長(藤澤正則君) 古川英明君。 287 ◯3番(古川英明君) お考えが変わらないというか、はっきり市長に答申をされてからのことということで理解をしました。  3点目についてですが、先ほどの御答弁では、円卓会議であるとかそういったことも少し検討をしてくださるのかなというふうに理解をいたしましたけれども、これまでの会議のやり方にも利点は確かにあると思います。本提言書にもありますが、表現として、発想の転換があってもよいのではないかと私自身は思います。実効性を高めたり、若者を初め、幅広い人材活用のためにも多少なりとも予算を計上する、そういったこともあわせて求めておきたいと思います。  市長が常に強調されている協働とは、人と人とのつながりや志を同じくする人々の心を紡いでいくことだと私は考えます。どんな仕事であれ、行政職員はそのコネクターとしての役割を担っております。多くの業務を抱え日々大変だと思いますけれども、市長の思いを背負って頑張っていただきたいことを申し添えておきたいと思います。  次の項目に移ってください。 288 ◯議長(藤澤正則君) 2項目めの質問に対する答弁を求めます。 289 ◯総務部長(上山 晋君) それでは、2項目め、防災対策についての1点目、新たな防災対策の取り組みについての1番目、本年度取り組む新たな防災対策の進捗状況はということでございまして、まずWi-Fiについては、高齢者向けの情報提供にはテレビが必要かというお問い合わせだったと思いますが、これにつきましては、避難所へのテレビの設置につきましては、NHKの受信料やケーブルテレビの利用料、停電時には視聴できないことから、今のところ設置は考えておりません。  それから、次が協定でございます。ジュンテンドーと社会福祉協議会の協定の具体的な内容はということでございまして、ジュンテンドー様との協定につきましては、災害時の緊急物資を迅速かつ優先的に供給の確保を目的といたしておりまして、協定を結ばせていただいたものでございます。  それから、福祉協議会につきましては、災害時において効果的なボランティア活動を推進するために、新見市の災害ボランティアセンターの設置の運営等に関して、その細かいことを取り決めをしたということでございます。  以上でございます。  それから、3つ目がこういった取り組みがまだまだ必要ではないかということでございますが、市報を活用したりホームページを活用したり、いろんな折に触れて、災害は大切なことでございますので、市の取り組みを十分PRしていきたいというふうに考えております。  以上でございます。 290 ◯議長(藤澤正則君) 2番目。
    291 ◯総務部長(上山 晋君) 2番目が市として実施する総合防災訓練の目的や実施時期、訓練内容等、詳細にということでございますが、実施時期につきましては、今予定しておるのは10月20日を予定をしております。訓練内容は、大雨を想定いたしまして、自主防災組織による地域内での避難誘導、避難所の開設、運営を実施しますけれど、参加する自主防災組織と調整の上、今後詳細は検討してまいりますが、これまでのように1カ所に集まって大々的にイベント的にやるものではなくて、災害に即応できる訓練を目指して実施するものでございます。  それから、2点目の避難の周知ということでございます。  警戒レベルのことでございますが、新たに導入された警戒レベルにつきましては、警戒レベル1と2は気象庁が発表しまして、警戒レベル3から5は市が発令するという形になっております。避難準備・高齢者等避難開始情報につきましては、いわゆるレベル3ですけれど、大雨洪水の予報や警報が出ただけではなくって、雨量や河川水位等の状況によって市が警戒レベル3であると判断した場合に発令するということになりますので、警報即レベル3、即高齢者の避難ということではございません。いろんな状況を市が警戒レベル3であると判断した場合に発令をいたしまして、それに基づいて高齢者等の方は避難を開始するようにしていただきたいというものでございます。  以上でございます。 292 ◯議長(藤澤正則君) 古川英明君。 293 ◯3番(古川英明君) 1点目の2番目についてですが、昨年度の大変な豪雨災害の反省を踏まえるならば、私は本来はまだ梅雨に入っていないようですけれども、梅雨前にそういった訓練を実施するのが適当かなと思うのですが、来年度以降もそういった訓練を実施されるとは思いますが、お考えをお示しください。 294 ◯議長(藤澤正則君) 答弁を求めます。 295 ◯総務部長(上山 晋君) 御指摘の実施時期につきましては、いろんなことを検討いたしました結果、市内部の体制の見直し、それからハード整備などの準備はありますし、自主防災組織との調整期間が必要なことから、本年度は10月を予定いたしたものでございます。  以上です。 296 ◯議長(藤澤正則君) 古川英明君。 297 ◯3番(古川英明君) 10月の訓練いうことで、3カ所程度開かれると思います。それぞれの総合防災訓練には、主にどの担当課が中心になり、どの程度の職員が参加されるのでしょうか、もしわかりましたら御答弁いただきたいと思います。 298 ◯議長(藤澤正則君) 答弁求めます。 299 ◯総務部長(上山 晋君) 現在考えておりますのは、新見市災害対策規程で規定しておりま避難所開設にかかわる部署の職員、いろんな班がございますけど、そういった班から必要な人数を参加させる予定といたしております。  以上でございます。 300 ◯議長(藤澤正則君) 古川英明君。 301 ◯3番(古川英明君) わかりました。  職員全体で、先ほど情報伝達を市役所の中で中心に、机上訓練と申しますかそういったことを実施をされたそうですけれども、成果あるいは課題、そういったものがございましたらお示しいただければと思います。 302 ◯議長(藤澤正則君) 答弁求めます。 303 ◯総務部長(上山 晋君) 昨年の災害を教訓にいたしまして、今回初めて6月11日に職員の机上訓練を実施いたしました。訓練は、災害時の初動態勢や部署間の連携を確認する上で大変有効であったと感じております。例えば、人事異動等で部署が変わって災害の役割も変わったことから、多少戸惑った部分もあったようでございます。  以上でございます。 304 ◯議長(藤澤正則君) 3項目めの質問に対する答弁を求めます。 305 ◯市長(池田一二三君) それでは、私から3項目め、第3次新見市総合振興計画策定についての2点目、本市が目指す方向性や重点についての3番目、今後本市が目指す方向性や重点はについて答弁をさせていただきます。  人口減少や少子・高齢化など、社会情勢の変化に起因する様々な課題を乗り越え、人と地域なが気な町をつくるためには、社会全体で市民生活や地域社会を支え、守り立てていく地域共生社会を実現することが最も重要であると考えております。さらに、本市が持つ資源を有効に活用いたしまして、産業振興、地域経済の好循環を実現することにより、若い世代が夢と希望を持って生活していくことができる基盤を整えることが必要と考えております。これらの取り組みをバランスよく進めることによって、将来にわたって持続可能な社会を築いていくことを目指してまいりたいと思います。  その他につきましては、担当部長からお答えさせていただきます。 306 ◯総務部長(上山 晋君) それでは、3項目めの1点目、前期実施計画の成果と課題についてでございます。  第2次新見市総合振興計画の前期実施計画で数値目標を設定したものにつきましては、毎年度達成状況について検証しているところであります。これまでの取り組みの結果、多くの分野で一定の成果があらわれていると感じておりますが、成果があらわれていないものもあることから、より実効的な取り組みが必要であるというふうに考えております。  2点目の本市が目指す方向性や重点についてということで、まず市民アンケートは適切な内容であったかというお尋ねでございます。  本年1月に実施しました市民アンケートは、総合戦略による事業効果の変化を統計的に把握することを目的としたものであり、質問項目を変更することは適切ではないと考えております。なお、新総合振興計画に関連する項目としまして、市政全般についての質問項目を設けておりますが、これにつきましても、市民意識の変化を把握することを目的としておりまして、その実施目的から適切であったと考えております。そのほかに教育とか観光とか農業などの項目につきましては、今後子ども・子育て支援事業計画や観光アクションプラン、さらには現在策定を進めております地域福祉計画、都市計画マスタープランなど、市政各分野での計画策定に合わせまして、社会情勢の変化に応じたアンケートをまたは実施することとしておりますので、それらのアンケート結果を新しい総合振興計画策定に活用していく考えでございます。  2点目の2番目、市民アンケートから読み取れることはでございますが、市民アンケートでは、市民の皆様が市の取り組みに対してどのようなことを重要視しているか、また満足しているかについて読み取ることができるものとなっております。具体的には、地域医療や救急、高度医療の充実、企業誘致、雇用の確保、地震、台風などの災害対策等の項目において、重要度が高いものの満足度が低い状態であることなどが読み取れております。  以上でございます。 307 ◯議長(藤澤正則君) 古川英明君。 308 ◯3番(古川英明君) 先ほどの同僚議員の御質問と重なる部分が非常に大きいのですが、先ほどの御答弁では、今3つのワーキンググループで検討しているという御答弁がありましたけれども、政策的に第2次と第3次とかなり大きく変更になる、刷新していくというような基本的な考え方でございましょうか、御答弁お願いいたします。 309 ◯議長(藤澤正則君) 答弁を求めます。 310 ◯総務部長(上山 晋君) これにつきましては、先ほど坂東議員にお答えしましたように、新しい市の将来像でありますとか4つの基本目標を定めておりますので、これに向けて新たな発想で今後検討してまいりたいというふうに考えております。  以上でございます。 311 ◯議長(藤澤正則君) 古川英明君。 312 ◯3番(古川英明君) 基本的には第2次の総合戦略とはもうかなり変わったものになる、新たなという市長の思いでつくられていくんだということで理解をしました。  ただ、この5年間実施をされましていろいろな成果もあったとは思うのですが、とめられなかったのが人口減少ということであろうかと思います。第3次総合振興計画について、人口減少に対してはどう考え、どのような方針で臨まれるのか、そのあたりを市長、御答弁いただければと思います。 313 ◯議長(藤澤正則君) 確認します。  今言われた分は、第3次新見市総合振興計画策定に当たっての人口減少の対策についての市長への質問でしょう。 314 ◯3番(古川英明君) そうです。 315 ◯議長(藤澤正則君) その項目で。  答弁を求めます。 316 ◯市長(池田一二三君) 人口減少に歯どめがかかっていないという現状がございます。具体的に、ではどのようにということは今の段階ではお答えができません。大勢の方々に参画をしていただいて今後検討していまいる所存でございますが、何といたしましても歯どめがかかるように取り組んでまいりたいと考えております。 317 ◯議長(藤澤正則君) 古川英明君。 318 ◯3番(古川英明君) 以前市長に一般質問でお伺いした折に、私は人口減少対策というか、人口減少ということは諦めていない、頑張るんだという御答弁をいただきました。やはりその強い思いで新見市の新たな総合振興計画にそういう部分も是非是非努めて盛り込んでいただければなというふうに思います。  今回3項目にわたりまして質問をさせていただきました。様々な面で本当に転機を迎えている本市の現状でございます。こうした現状を打開すべく、やはり思い切った発想の政策を推進され、新見市の5年先、10年先の未来を是非是非切り開いていっていただきたいと切に期待をし、質問を終わりたいと思います。 319 ◯議長(藤澤正則君) これをもちまして古川英明君の一般質問を終わります。  お諮りいたします。本日の一般質問はこれで打ち切りたいと存じますが、これに御異議ございませんか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 320 ◯議長(藤澤正則君) 異議なしと認めます。よって、一般質問はこれで打ち切ります。          ──────────────────────── 日程第2  陳情事件の上程 321 ◯議長(藤澤正則君) 日程第2に入ります。  既に受理しております陳情3件を議題といたします。  なお、陳情の内容につきましては、議会初日に配付しておりますので、御確認ください。  しばらく休憩をいたします。                             午後2時16分  休 憩          ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~                             午後2時17分  開 議 322 ◯議長(藤澤正則君) 休憩を終わり会議を再開いたします。          ──────────────────────── 日程第3  議案及び陳情事件を各常任委員会に付託 323 ◯議長(藤澤正則君) 日程第3に入ります。  お諮りいたします。ただいま議題となっております条例第19号から同第23号までの5議案、予算第22号から同第26号までの5議案、議案第8号から同第10号までの3議案及び陳情3件は配付しております付託表のとおり、その審査を各所管委員会に付託したいと存じますが、これに御異議ございませんか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 324 ◯議長(藤澤正則君) 異議なしと認めます。よって、付託表のとおり、それぞれの委員会に付託いたします。  お諮りいたします。明26日から7月7日までの12日間は、議案等調査のため本会議を休会いたしたいと存じますが、これに御異議ございませんか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 325 ◯議長(藤澤正則君) 異議なしと認めます。よって、12日間は休会することに決定いたしました。  次の本会議は7月8日午前10時に開きます。  以上で本日の日程は終了いたしました。本日はこれにて散会いたします。                             午後2時18分  散 会 新見市議会 Copyright (C) NIIMI CITY Council, All rights reserved....