そこで質問ですが、職員数の適正管理ができているかどうか、市長の御所見をお聞かせください。あわせて、合併時に目標とされた職員数は達成されたのか、達成状況をお聞かせください。
2点目は、人材育成についてお尋ねいたします。
市職員の方々はその職につき職務に専念され、日々研さんされ職種の専門性を高めておられます。しかし、3年前後での配置がえがあります。配置転換後、新しい職場で改めて専門性を身につけていくことが必要になります。職務によっては、長年の経験と連携のための
人間関係づくりが必要な部署もあります。
そこで、1番目、専門性という観点から、
市役所内部人材をどう育成していくかということについて、市長のお考えをお聞かせください。
2番目、配置転換に関する人事異動の方針について、どのような基準で行われているのかお示しください。
3点目は、
行政機構改革についてお尋ねします。
池田市長はこれまで、市の行政機構については依然として現状を維持し、政策を進められていこうとされています。横断的、総合的に扱う業務である
人口減少対策、移住対策、共生社会の構築、観光戦略、都市計画等については、行政機構をその課題別に再編整備していく必要があるのではないでしょうか。例えば、移住に関しては住宅支援、教育支援、福祉支援、就労支援を1つの部署で対応できる必要があるのではないかと考えています。また、新見市
版地域共生社会の構築や大学を生かした
まちづくりを目指すためには、新たな行政機構を構築する必要があるのではないでしょうか。
そこで、これらの点について市長のお考えをお示しください。
4点目は、見える化についてお尋ねいたします。
先般も、災害査定の結果が
ホームページに掲載されました。結果的には報道発表もされた内容でもあります。しかし、市民が求めているのは、復興・復旧に向けての経過であり、早い段階での情報公開が必要だったのではないでしょうか。また、災害査定はもとより、本来市民が求めているのは、様々な施策の
決定プロセスがどうなっているかという見える化ではないでしょうか。市長就任以来、見える化を唱えられていますが、現状で見える化は前進しているのでしょうか。市長のお考えをお聞かせください。
5点目は、協働の
まちづくりについてお尋ねいたします。
オール新見を合い言葉に、ともに考え、協働して新見市の未来を切り開いていかれようとしている池田市政におかれましては、協働の
まちづくりが喫緊の重要施策となります。
まちづくりのイメージを市民、行政、議会が共有し、それぞれがそれぞれの立場で
まちづくりに参画していくことが協働の
まちづくりではないでしょうか。
例えば、現在進められている
新見駅西エリア整備計画については、行政主導、行政の判断で進められてきているのではないでしょうか。
まちづくりの主体は市民です。市民はどうかかわってきたのでしょうか。行政と市民や地域団体が知恵を出し合い
まちづくりを進めていくことが、あるべき姿の協働ではないでしょうか。
そこで、協働の
まちづくりの考えが市民に浸透しているのか、また住民参加による協働の
まちづくりができているのかお尋ねいたします。さらに、協働の
まちづくりについて、市長がこれだけは推進していきたいという具体的施策についてお示しください。
2項目めは、農業振興についてお尋ねいたします。
JA岡山を除く県内JAが合併を目前としております。合併により管理費用を削減し、一体化することに対するメリットも認められます。しかしながら、今後の情勢を鑑みますと、水稲や園芸作物、畜産物の阿新ブランドがJA晴れの
国岡山ブランドに押され、
ブランド力が低下するのではないかと危惧しております。
現在、JA阿新は直営の水稲栽培や作業請負、和牛肥育、園芸作物の農場経営を行っています。
農業公社的役割を果たし始めたところでもあります。新見市もこれまで培ってきたJA阿新との良好な協力関係があります。
しかし、JA統合によりJA晴れの国岡山との連携がとりづらくなるのではないでしょうか。農業振興をする上で、本市が現JA阿新と培った協働体制が、合併後のJA晴れの国岡山との関係の中で引き続き連携ができるのか、先が見えない状況です。先行き不透明な農業振興の現状があります。また、担い手育成や農業をなりわいとした移住者についての施策も方向性がどうなるのかという懸念があります。
このような現状を踏まえ、次の2点についてお尋ねいたします。
1点目は、
新規就農者の育成についてお尋ねします。
農業をなりわいとする移住・定住人口を増加するためには、
新規就農者、
Uターン農業者を積極的に支援していくことが必要と思われます。そこで、質問ですが、就農を希望する
IJターン者への就農支援や市内農家への
Uターン者の掘り起こしをどう行っていかれるのか、お考えをお聞かせください。また、
新規就農者に対するやる気、意欲の喚起や就農者の支援をどう進めていくのか、お考えをお聞かせください。
2点目は、
農畜産ブランド力の強化についてお尋ねいたします。
新見市にはブドウ、トマト、桃、リンドウ、千屋牛など非常に品質の高い農産物があります。生花や花卉については、都市圏の
市場関係者から話を伺ったところ、非常に高く評価しているとのことでした。とっとり・おかやま新橋館に視察に行った際には、千屋牛の
ブランド力が関東圏で上がりつつある現状が報告されました。ただ、残念なことは、新見市の産物はいいものがあってもPRが十分されていないという課題が指摘されたことです。新見市産の農畜産物は、まだ宣伝の余地があります。例えば、生花、花卉の産物関係の市場では、阿新産というブランドが定着しています。ブランド名の統一も考えなくてはいけません。市外へのもっと積極的なPRを行い、
ブランド力の強化を進めていく必要を痛切に感じます。
ブランド力強化の方向性とこれからの展開をお示しください。
3項目めは、教育の充実についてお尋ねいたします。
これまで本市では、
ICT教育や外国語活動、また
特別支援教育に重点を置いた教育施策が推進されてまいりました。
ICT教育においては特に全国に先駆けた実践がなされたり、
特別支援教育においては充実した予算措置が行われたりするなど、教育に重点を置いた施策がなされてきました。これからの教育において、ICT分野における
プログラミング学習や学校教育を包含する
インクルーシブ教育が特に注目されています。
そこで、今回は次の2点の教育分野についてお尋ねします。
1点目は、
インクルーシブ教育の充実についてお尋ねいたします。
県教育委員会は、昨年3月、今後5年間の指針となる第3次岡山県
特別支援教育推進プランを策定いたしました。次の3つの柱があり、1つ目、一人一人の
教育的ニーズに応じた
特別支援教育の充実と連続性のある多様な学びの場の充実、2つ目、
特別支援教育に関する全ての教職員の専門性の向上と指導体制、指導内容の充実、3つ目、自立と社会参加に向けた一貫した支援体制の構築と切れ目のない支援の引き継ぎ、関係機関との連携を掲げています。これを受けて、本市の
インクルーシブ教育の構築に関する方針と具体的な計画について御所見をお伺いいたします。
2点目は、
プログラミング学習の推進についてお尋ねいたします。
昨年度と本年度、
ソフトバンク主催の
全国プログラミング発表会で、管内の小・中学校が上位入賞し、新しい時代の流れが生まれました。本年度も、この3月に金賞を受賞した
野馳小学校児童と教員がシリコンバレーに視察に行くことが決まりました。ペッパーを活用した
プログラミング学習の成果であり、指導に当たられた先生方の指導力の水準の高さと子供たちのすばらしい意欲と吸収力のたまものと敬意の念にたえません。
AI、人工知能という用語がつくられたのは1956年のことですが、データ量の増大、アルゴリズムといわれる
問題解決手順の高度化、コンピューターの性能向上や記憶装置である
ストレージ技術の発展といった近年の動向により、AIという略語は一層知られるようになっています。
政府もSDGs、持続可能な開発目標の
アクションプランの中で、ICTと先端技術を活用した地域の活性化や
スマート農業を地方創生のポイントとして位置づけています。ICT、AIが
人口急減社会に対応し、これからの魅力的な
まちづくりを行う上で欠かせないものとなります。その基礎となる
プログラミング学習をどう位置づけていくのか。
プログラミング教育の現状と方向性について、御所見をお聞かせください。
以上で1回目の質問を終わります。
4 ◯議長(仲田康豊君) ただいまの
岡崎裕生議員の代表質問に対する市長の答弁を求めます。
5 ◯市長(池田一二三君) 会派みんなのにいみ
岡崎裕生議員の代表質問にお答えをいたします。
まず、1項目め、行政改革の方向性についての1点目、職員数、
臨時職員数の適正管理についてでありますが、適正な職員数につきましては、自治体によって、市域、山林、農地面積、産業構造等が異なることから、人口や財政状況のみでお示しすることはできませんが、社会環境や
行政ニーズの変化に対応できるよう、また
行政サービスの低下を招くことがないよう、臨時職員を含め職員数の適正管理に努めてまいります。
また、合併後の策定した
定員適正化計画に掲げた目標数値の達成状況につきましては、合併5年後となる平成22年4月に達成し、現在もそれ以上の削減数を維持しております。
次に、2点目、人材育成についての1番目、
市役所内部人材をどう育成していくかについてでありますが、全国研修や
県研修センター等の
外部研修施設に積極的に職員を派遣しているほか、市独自に階層別、職能別の各種研修を継続的に実施しており、職員の
スキルアップ及び人材育成に努めております。また、これまでも継続的に県との人事交流や県への
特別研修生の派遣等を行ってまいりましたが、平成30年度は
特別研修生の増員に加え、新たに国との人事交流も実施しており、さらに高度で専門的な知識を持つ人材の育成にも力を入れているところであります。
次に、2番目、配置転換に関する人事異動の方針についてでありますが、職員は幅広い業務を経験し、職員に求められる知識を習得していく必要があるため、一定期間を目途に配置がえを行うことといたしております。配置がえに際しましては、各部署における業務量や職員のキャリア、今後の人材育成等を総合的に判断し、適材適所への配置を行っております。
次に、3点目、
行政機構改革についてでありますが、本市の組織構成につきましては、国や県の施策、本市の施政方針や主要事業をより適正かつ効率的に行うことを目的として実施することとしており、最近では新見市
版地域共生社会の構築に向けて、
協働推進課や
大学連携推進室などの設置を行ってきたところです。また、複数の所属に関係する施策につきましては、所属間での協議や、場合によっては積極的な内部組織を設けて協議を行い、全庁的に意識統一を図りながら事業を進めております。
今後につきましては、市民ニーズを的確に捉え、本市の施策に対応した組織構成となるよう必要に応じて見直しを行ってまいりたいと考えております。
次に、4点目、見える化についてでありますが、12月の一般質問でも答弁しましたとおり、見える化とは行政施策やそのプロセスなどについて、市報や
ホームページ、市政懇談会などあらゆる機会を通じて積極的に情報公開し、市民の皆様にお伝えしていくことであると考えております。この度の平成31年度当初予算の編成につきましても、政策の立案過程であります施策の重点方針及び施策調書、そして
予算概要説明書を公開したところであり、見える化は前進しているものと考えております。
次に、5点目、協働の
まちづくりについてでありますが、市民の皆様と協働しながら
地域づくりを行うための窓口として
協働推進課を設置し、地域団体などからの
企画提案事業を協働で行う
オール新見公募型まちづくり事業を初め、
市内企業関係者とともに協議を重ねた新見市中小企業・
小規模企業振興基本条例の制定など、市民の皆様と協働して各種施策に取り組むよう努めているところであります。
さらに、協働による
まちづくりを施策の重点方針に位置づけ、新見市
版地域共生社会構築計画を策定し、その推進に向けた地元説明会の開催や、小
地域ケア会議への参加などを通じて、地域の皆様とお互いの顔と顔が見える関係を築きながら、各地域の実情に応じた活動を展開しているところであります。
こうした活動により、協働による
まちづくりの機運が高まってきていると感じております。引き続き人と人がつながり、地域活力と自治力を取り戻すための小規模多機能自治による
地域共生社会の基盤構築と、
新見公立大学を活用し本市の活性化や課題解決を図る大学を生かした
まちづくりの取り組みを2つの柱として推進することにより、
本市ならではの新見市
版地域共生社会の実現に向けて全力で取り組んでまいります。
次に、2項目め、農業振興についての1点目、
新規就農者の育成についてでありますが、農業は本市の基幹産業であると考えており、過疎化や少子・高齢化が進行する中、
IJターン者だけでなく
Uターン者なども含めて、担い手となる新たな農業者の確保が重要かつ喫緊の課題であると認識しています。担い手確保のため、本市ではこれまでも市役所内において随時就農相談を受け付けるほか、東京や大阪などで開催された就農や移住の相談会に参加し、
新規就農者の確保に積極的に取り組んでまいりました。また、日中の相談が難しい人を対象とした
ナイター就農相談会を新たに設け、あらゆる面から
就農希望者の掘り起こしを行っております。そのほか、技術支援においても、
短期体験研修や
就農準備講座による技術習得の機会を継続して提供しております。
相談会では、本市に就農した人に先輩農家として参加していただき、
就農希望者に対し、本市が誇る
A級ブランドであるピオーネや千屋牛などの品質のよさや伝統を紹介し、また農業経営に必要となる資金や心構えなどを説明した上で、農業の魅力や本市の
サポート体制などをアピールし、就農へのやる気、意欲を後押ししております。
また、就農後はJAとの連携のもと、
農業実務研修費補助や経営が安定するまでの資金として
農業次世代人材投資資金など、国、県の支援に加え、
住宅購入費助成や
借家家賃補助など、定着に向けた本市独自の支援を行ってまいりました。その結果、平成5年以降現在までに、
県内トップクラスの33組、98人の
Iターン就農者が本市に定住し、本市農業に加え、地域の担い手として活躍しておられます。今後もこうした取り組みを積極的に進めてまいりたいと考えております。
さらに、Uターンなどにより親元での
後継ぎ就農を希望する人に対しては、来年度から国や県が開催する
社会人就農研修会などへの参加に必要な経費の一部を新たに支援することとしており、
新規就農者とあわせ、親元に帰り
農業後継者として頑張る人の支援を行い、本市の農業の課題解決に向けた取り組みを一層推進してまいります。
次に、2点目、
農畜産物ブランド力の強化についてでありますが、本市では多くの高品質な農畜産物が生産され、市場においても高い評価を得ており、
A級グルメ食材としてもPRを行っているところであります。千屋牛においては、本市やJA、
千屋牛振興会が中心となり、市外や県外へのPRを行っており、さらなる
ブランド力向上に向けた取り組みを行っております。ピオーネを初めとするブドウにおいても、JAや生産者の方々とともに地道なPR活動を続けた結果、年々各市場から高い評価を受けるようになり、国内最大の青果卸市場である
東京大田市場への出荷額が前年比113%まで伸びております。そして、今年度7月豪雨やその後の高温、渇水といった過去に例のない自然災害があったにもかかわらず、園芸作物全体で昨年度を超える販売実績を上げられました。
ブランド力をさらに強化するためには、まずは農業者の皆様が高品質な作物を多く生産し、その品質が消費者から確実に支持され、市場での高評価につなげ、販路、販売拡大に取り組むことが重要であると考えております。また、その品質を維持、向上につなげていくためには、JAの営農指導も大変重要であると考えております。
行政の役割といたしましては、農地や
農業用施設等の基盤整備に対する支援のほか、生産者の皆様やJAと協力し、市場等への
トップセールスの実施、消費者の方々へのイベント等でのPR活動や、キャラクターの活用などによるイメージアップなどが上げられ、現在も積極的に取り組んでいるところであります。
また、来年4月に予定されているJA阿新を含む県内8JAの合併により、JA阿新はJA晴れの
国岡山新見統括本部となりますが、合併後も連携を図りながら、競争力ある本市の農畜産物のさらなる販売拡大や
ブランド力向上に引き続き力強く取り組むこととしております。
次に、3項目め、教育の充実についての1点目、
インクルーシブ教育の充実についてでありますが、本市においては新見市
版地域共生社会の実現に向け、学校においても第3次岡山県
特別支援教育推進プランを踏まえ、障害のあるなしにかかわらず全ての児童・生徒が個々の能力等を可能な限り延ばし、同じ場でともに学び生活する共生社会の実現を目指す
インクルーシブ教育システムの構築のために、
特別支援教育の充実を図ってまいります。
特別支援教育の充実を図るため、思誠小学校内に
特別支援教育推進センターを設置し、専門性の高い教員を配置して市内の保育所、幼稚園、
認定こども園、小・中学校の巡回指導、支援を行ってまいります。
また、幼児・児童・生徒の教育や支援に当たる教職員の特別支援に関する知識、技術や指導力を高めるため、必要な研修等を計画し、その際には専門的知見を有する
新見公立大学や岡山県健康の
森学園支援学校とも連携してまいります。さらに、発達障害児のある児童・生徒の
教育的ニーズに対応するために、通常学級はもとより
特別支援学級、
特別支援教室など多様な学びの場の充実を図ってまいります。
また、就学前から卒業後までの一貫した切れ目のない支援、いわゆるトータルライフ支援体制の構築のためには、必要な児童・生徒の情報等の引き継ぎを医療・保健・福祉等との緊密な連携のもとに行ってまいります。
次に、2点目、
プログラミング学習の推進についてでありますが、2020年度から全ての小学校において
プログラミング教育が必修化されます。
プログラミング教育の狙いは、プログラミング技能の習得ではなく、プログラミングを体験するプロセスを通して、論理的な思考を育むことであり、コンピューターをうまく活用して身近な問題を解決し、よりよい社会を築こうとする態度の育成を図ることとされております。
本市におきましては、昨年度から人型ロボットペッパーを活用をした
プログラミング教育を先行的に実施しており、全国的にも高い評価を受けております。あらゆる産業分野でITスキルが必要と言われる時代であります。引き続き
プログラミング教育を進め、本市の子供たちにその基礎となる力を育成してまいりたいと考えております。
以上でございます。
6 ◯議長(仲田康豊君) 再質問ございますか。2番
岡崎裕生議員。
7 ◯2番(岡崎裕生君) 再質問に入ります。
まず、1項目め、1点目についてですが、現状では職員数、
臨時職員数は適正であるという点については理解できました。本市は面積が広大であり、人口や財政状況のみでは適正数を示せないことも十分理解しております。
しかしながら、本市には他市に比べ急激に人口減少している特有の課題があります。このことに加え、日本創生会議人口減少問題検討分科会が示した2040年推計によると、本市も消滅の可能性がある自治体とされているということを加味しますと、自治体としてはまさに緊迫した状況であると言えます。
先日視察に行きました栃木県下野市は、人口6万人の都市近郊型の小規模な自治体です。平成30年度一般会計予算は約258億円とほぼ本市と同規模の財政状況です。この下野市は、合併後、平成18年度に下野市
定員適正化計画を策定し、職員定数の適正化を図っておられます。平成26年からは、第2次の適正化計画に取り組まれております。その結果、平成17年度に460人であった職員数を、平成30年度で約380人へと適正化を図りました。ここ13年で累計78人、割合にして約17%の削減を実現されています。
面積に大きな違いがあり、本市との直接比較はできませんが、本市においても人口が急激に減少する状況下で、将来的に生き残る自治体へと大胆なかじを切ることが必要なのではないでしょうか。業務によってはさらにアウトソーシング化を図り、専門家に委ねることも考えられます。自治体として生き残るため、本市は周辺自治体に先駆けて職員数の適正化目標を新たに設定し、コンパクトで多機能な機能を持つ自治体を目指す必要性を感じるところであります。改めて、
定員適正化計画を策定し、今後の定数管理を行っていくことについて、市長の御所見をお伺いします。
2点目の人材育成についてですが、適材適所への配置を行っていくという点についてのお考えは理解できました。しかし、商工観光振興や移住・定住対策、人口減少問題対策など部署や業務によってはスペシャリストの養成と一定期間以上の職務継続が必要であると考えますが、市長のお考えをお聞かせください。
3点目の
行政機構改革についてですが、職員数の適正管理を行うためにも、コンパクトで多機能なフットワークの軽い行政組織への改革を大胆に積極的に進めなくてはならないと我々は考えています。小規模多機能自治の論理は本市行政にも求められるものではないでしょうか。本市の喫緊の課題に適切に対応するためにも、将来あるべき姿を描き、業務内容を整理し、選択と集中の原理に基づく行政機構の統合再編に早急に取りかかる必要があると考えますが、この点について市長のお考えをお聞かせください。
4点目と5点目についてですが、情報が迅速に公開され、議会にも説明がされてきたという点については大いに評価されます。また、
オール新見公募型まちづくり事業など独自の取り組みとしてこれも大いに評価しております。しかし、果たして十分に見える化や協働は実現しつつあるのでしょうか。
先ほど紹介しました下野市は、合併した平成17年度に行政改革大綱実施計画を策定され、5年ごとに第2次、第3次の計画に基づいて行政改革を実施されてきています。進捗状況を丁寧に市民へ報告し、さらに市民公募による審議委員会の審議経過についても詳しく公表されています。市民が知りたいのは政策のあり方だけではなく、政策の策定の過程がどうなっているのかではないでしょうか。
本市においては、政策の進捗状況や市民参画の詳しい状況の公開はできているのでしょうか。市民からどんな要望が上がっており、どう対応されているのでしょうか。また、共通の課題意識を持ち、市民、議会も協力して市政を推進していく姿こそ、協働の
まちづくりのあるべき姿ではないのでしょうか。条例や施策の策定に市民が十分に参画できているのでしょうか。本市が協働の
まちづくりを推進するためにも、政策や基本計画策定の過程において、見える化をどう実現するのか、またその政策策定過程に市民がどう参画していくのか、市長のお考えをお聞かせください。
2項目め、1点目の
新規就農者の育成についてですが、
Uターン者への取り組みが新たに始まりました。このことについては非常に心強い方向であると受け取っております。引き続き
農業後継者の掘り起こしや担い手掘り起こしを行っていただくことを強く求めておきます。
2点目の
農畜産物ブランド力の強化については、現在行っている施策も非常に有効であると認識しております。しかし、さらに
ブランド力向上を行い、県内8JA合併後も引き続き農畜産業を振興していくためには、PRの強化と供給体制の増強が必要ではないでしょうか。
先日、とっとり・おかやま新橋館とふるさと回帰支援センターを視察しましたが、そこで新見産の産物は非常に評価が高い反面、精肉等の商品提供が追いつかない現状を示されました。また、農畜産品についてのPR不足が指摘されました。そのような現状を踏まえ、千屋牛を初め新見産A級グルメ産品に関して、供給体制と情報PR体制をどう強化されていくのかという点について、市長のお考えをお示しください。
また、島根県邑南町では、町が進めるA級グルメ構想に基づき、西ノ島町、小浜市、宮崎県都農町、北海道鹿部町の全国4市町と連携して、にっぽんA級グルメの町連合を昨年11月に設立されました。本市もこのような全国的な動きを見据え、他自治体とも連携することが本市A級グルメのさらなる
ブランド力向上と販路拡大につながると考えますが、この点についての市長の御所見をお伺いいたします。
3項目めの1点目の
インクルーシブ教育の充実については、新しい取り組みへの大胆なかじ取りは大変評価してよいものだと感じます。来年度より設置される
特別支援教育推進センターを核として、
特別支援教育に改めて取り組まれることは、本市の大きな財産になることと我々も期待しております。現場の先生方は、普通学級の担任といえども
特別支援教育の視点に立った学級経営や指導、支援ができなくてはならない時代となっております。さらに、
特別支援教育の専門性を高めていく必要性を我々も感じているところであります。
そこで、来年度
インクルーシブ教育推進事業に約4,000万円を事業計画に予定されていますが、その計画についてもう少し具体的な内容をお示しください。特に、
特別支援教育推進センターの人員構成やその概要並びに専門性の高い教員の配置計画について、具体的な内容をお示しください。
2点目の
プログラミング学習の一層の推進については、教育現場での実践と実績がこれからを担う子供たちにとっては思考力、論理力向上につながり、よりよい社会を構築しようとする態度の育成につながると確信しております。さらに、ICTの活用とこの
プログラミング教育について、地域や産官学一体となって取り組まれ、本市の産業や経済にもよりよい波及効果をもたらせるよう大いに期待しております。これぞ教育のまち新見と誇れる
まちづくりにより一層取り組んでいただくことを強く求めておきます。
8 ◯議長(仲田康豊君) ただいまの質問に対する答弁を求めます。
9 ◯市長(池田一二三君) まず、
定員適正化計画につきましては、現段階では改めて策定する考えはありませんが、今後も社会環境や
行政ニーズの変化を注視し、必要に応じて検討してまいりたいと思います。
次に、配置転換に関する人事異動の方針につきましては、先ほどお答えいたしましたとおり、職員は幅広い業務を経験し、職員に求められる知識を幅広く習得していく必要性があるものと考えておりますので、一定期間を目途に配置がえを行うこととしております。
次に、
行政機構改革につきましても、先ほどお答えしましたとおり、国や県の施策、本市の施政方針や主要事業をより適正かつ効率的に行うことを目的として、その都度実施しておりますので、今後も人口減少の状況や社会環境や
行政ニーズの変化などに適切に対応できるよう必要に応じて実施してまいりたいと考えております。
次に、見える化の実現についてでありますが、先ほどもお答えいたしましたとおり、本市におきましては市民公募の委員を含む審議会での会議録など
ホームページで公開しており、見える化に努めているところであります。今後におきましても、これまでどおり情報の公開や提供に努め、市民の皆様や議会と協働による
まちづくりを推進してまいりたいと考えております。
次に、本市の農畜産物の供給体制の強化につきましては、県農業普及指導センター、JA等と協力し、生産基盤の整備や技術指導、担い手の確保、販売促進活動などに取り組んでおり、今後もこれらの活動を継続することで市場で高い評価を得られる作物の増産を図ってまいります。
PRにつきましては、JAの合併による販売力、発信力の強化を見据え、先ほどお答えいたしましたとおり
トップセールスやイベントなどを通じて、今後も積極的に取り組んでまいります。
A級グルメにつきましては、本市独自の取り組みとしてA級グルメフェアの開催等を通じて、すぐれた食材を広くPRすることで、交流人口の増加に伴う観光振興や、地域特産品の生産奨励を行ってまいりました。その結果、市場での知名度が向上し、新たな販路開拓にもつながっているものと考えております。今後も本市独自の特色ある取り組みを展開する中で、さらなる
ブランド力の向上と販路拡大に努めてまいりたいと考えております。
次に、
インクルーシブ教育の具体的な内容につきましては、先ほどお答えいたしましたとおりでありますが、新見市
特別支援教育推進センターの人員構成につきましては、センター長、指導員、相談員などを配置し、
インクルーシブ教育の充実を図ってまいります。
以上でございます。
10 ◯議長(仲田康豊君) 再々質問ございますか。
岡崎裕生議員。
11 ◯2番(岡崎裕生君) 代表質問ですので、これ以上の細かい点については控え、また改めて質問や提言をさせていただくこととします。
人口減少、産業振興、
地域づくりなど様々な面で喫緊の課題を抱える本市でありますが、これからのこれらの課題はオール新見の合い言葉どおり、市民、行政、議会が一丸となって取り組まないと乗り切れない課題であろうと思われます。そのためにも、市民とのきめ細かい情報共有や、施策、事業への多くの市民の参画、議会への丁寧な説明と意見聴取など、見える化と協働をさらに積極的に進めていただくことを再度強く求めておきます。あわせて、行政改革への早期取りかかりを強く求めるものであります。
新見公立大学客員教授藻谷浩介先生も、住む人が堂々と住む理由を説明できるまちが元気になる。当たり前ではなくありがたいが口癖の地域だけが生き残ると語られています。住み続ける理由を堂々と語ることができるような、これぞ新見と誇れる
まちづくりにより一層取り組んでいただけたらと思います。
教育のまち新見、地域医療・福祉のまち新見などを強みに、
地域共生社会の構築に向ける意識を醸成していき、市民、行政、議会が協力し合い、知恵を出し合い、この急激な人口減少、少子・高齢化を乗り切っていこうではありませんか。
以上をもちまして会派みんなのにいみ代表質問を終わります。
12 ◯議長(仲田康豊君) これをもちまして会派みんなのにいみ
岡崎裕生議員の代表質問を終わります。
しばらく休憩をいたします。
午前10時58分 休 憩
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
午前11時10分 開 議
13 ◯議長(仲田康豊君) 休憩を終わり会議を再開いたします。
次に、会派政尽会を代表して14番塩飽満路議員の登壇を願います。14番塩飽満路議員。
〔14番 塩飽満路君 登壇〕
14 ◯14番(塩飽満路君) 皆さんおはようございます。会派政尽会を代表しまして代表質問をただいまからさせていただきます。
平成31年度国家予算が100兆円の壁を突破しておりますが、今回、今年1月28日から通常国会が開会して次年度予算が審議されておりますが、次年度予算の目玉は何といっても今年10月からの消費税率10%への引き上げと、2014年の引き上げ時にマクロ経済を失速させてしまった反省に基づき大盤振る舞いされる負担軽減策でしょう。その結果、当初予算では初めて100兆円の壁を突破した予算規模となるようです。
私ども政尽会が講師として迎えたこともあります公益財団法人中部圏社会経済研究所研究部長の島澤諭氏がヤフージャパンニュースのコラムに寄稿した注目すべき記事がありましたので、紹介をしておきます。
2019年10月からの消費税率引き上げ、その負担軽減策等を盛り込んだ政府の大盤振る舞いを前提として考えれば、日本財政の将来はどのような姿になるでしょうか。もしかすると、国債の買い手がつかなくなったり、国債金利急騰で金融機関が軒並み経営危機に陥ったり、あるいはその要因で財政再建が必要になるかもしれません。または、消費税率を10%引き上げたことにより、財政は著しく改善しないまでも、現在のような状況をずっと続けていけるかもしれません。どうなるかはまさに神のみぞ知るですが、経済成長率や金利が人口動向、歳出歳入と整合的に内省的に決定されるミクロ経済学的な基礎を持つシミュレーションモデルを用いて、可能な限り現在の日本のマクロ経済及び財政、社会保障の姿を再現した上で、今後の財政がどうなるのかを試算してみましたところ、日本財政はもってあと20年程度で、2035年には歳出削減や増税のような何らかの財政再建を実行する必要があるとの結果となりました。一定の仮定を置いた試算では、日本財政は2035年には抜本的な財政再建を行う必要があるとの結果が得られましたが、裏を返して言えば抜本的な財政再建を行うまでには、まだ少々時間的な猶予があるということでもあります。
このことを念頭に置いて質問をしてまいります。
地方創生、別名ローカルアベノミクスは、当市におきましても2015年、平成27年9月に新見市まち・ひと・し
ごと創生総合戦略を策定し、次世代に向けて持続的に発展するための道筋を示しました。実施期間である2019年、平成31年度までの最終年度を迎えたところです。
昨年の3月定例会に示された平成30年度
市長施政方針では、国、県の政策動向に対して評価は下さず、期待のみを述べられ、また本市の現状については、人口減少に歯どめがかけられないことを受け止めてあります。
平成31年度、
市長施政方針に対する質問です。
先ほどの島澤諭氏が説く2035年までにあと16年間あります。新見市まち・ひと・し
ごと創生総合戦略の次は、あと16年間を見据えた時系列の将来展望戦略を、自治体の生き残りをかけた新たな計画が必要だと考えます。市長がリーダーシップを発揮する独創的戦略が必要です。その戦略はいかようにお考えなのかを項目別にお尋ねいたします。
1点目、総合振興計画における市長の構想は。住みなれた地域で安全・安心に暮らすことは全ての市民の望みです。日々人口が減少し、高齢化が進む中で、我々市民は数多くの困り事に直面をしています。例えば、買い物、交通、仕事、鳥獣被害、担い手等々、健康で安全・安心に暮らすことが日ごとに難しくなっているということであります。可及的速やかな取り組みが必要だと強く感じています。市長は、安全で安心して暮らせる市民生活を支え続けるために、どのような構想をお持ちでしょうか。
第2次総合振興計画の前期が31年度で終了するに伴い、次期計画作成は社会の状況と地域の将来を見据えて、実際に効果がある施策をつくっていくことが市の役割だと考え、市長に求められる期待は大変大きいものだと考えます。この4年間で地域の状況は大きくさま変わりしました。この地域の状況を精緻に把握され、整理と分析を行い、まずビジョンを建てる。次に、市民と一緒になってビジョンを共有し合う。そして、具体的な事業を計画、実施、推進する手順が必要と考えますが、どのような手順で策定を進められますか。また、新たな総合計画の柱となる事業としてどのようなものをお考えですか。市長の御所見と具体的な事業をお答えください。
2点目、長期的な
まちづくりについての市長の構想について。市民の生活の中の困難さの大もとが人口の減少であるのは明白です。つまり我々は、収束の予想ができない人口減少の真っただ中にあるということですが、決してお先真っ暗ということはないと思います。
新見市を見渡すと、ほとんどが山地です。狭隘で南北に長い平地に市街地が形成されている人口が都市計画区域の新見、高尾、正田、石蟹、上市、西方、金谷地区に集中しており、その平地を縦断するJR伯備線、国道180号、主要地方道新見日南線、高梁川があります。新見駅、新見インターチェンジの交通拠点と真庭方面、高梁成羽方面の接続点として、広域交通の役割も果たしております。いろいろな工場、商店、医療機関、福祉施設、小・中・高校、大学などがあり、これら全てがそれぞれの分野で大きな役割を果たしています。これらをバランスよく行政施策で支えていくことができれば、新見市を将来にわたって維持し、発展させていくことができるものと考えます。
しかし、
行政サービスにおいては、公共インフラが整備から長い時間を経過しているものが多い上、社会情勢の変化に伴うニーズの即応性等に多くの課題を持っているのが実情だと考えます。今後も、多くの役割を担っていくべき公共インフラであることは間違いなく、将来の新見市にとっても貴重な財産に変わりはありません。より強靱な新見市を支え続けていくことができるような必要な施策を整備し充実させていく必要があると考えます。
そこで、大きな役割を期待すべきと考える次の点について、市長の将来構想やお考えをお尋ねします。
1番目、新見駅周辺の将来について。
新見市の玄関と言えるJR新見駅と周辺地区は、新見市の交通の要衝として、また経済活動の拠点となっています。また、新見駅南側には新見美術館、新見保育所が整備され、物流はもとより経済活動、生活交通、交流文化などの重要拠点として役割を果たしています。新見駅周辺は、都市計画マスタープランでは、総合的整備を計画的に進めるとしており、平成17年の市町合併前駅正面のロータリーの一部は整備が完了していますが、まだ未着手の区域も残っている状況にあります。新見駅については様々な視点からバリアフリー化の要望が繰り返し出されており、南側との結びつきの強化と有効な
土地利用ともども検討課題となっています。ここに来て、駅西側に活用計画が進んでいるようにお聞きしますが、具体的に決まったものがあればお示しいただきたい。また、市長の全体構想、その都市計画との関連性もお聞かせください。
2番目、新見市の高等教育の新ステージについて。
新見公立大学は、知の集積として1学部3学科の体制が整い、学生数が増えることにより若者の活力に強く期待しているところです。学舎を順次建てかえ、新校舎の建設も進んでいます。短大として創設された本大学は、人口減少と少子化という困難の中で、高い実績を積み重ねてまいりました。希望を持って入学し、卒業を誇れる大学であると考えています。これは、学長を初め先生方の努力であるとともに、独立行政法人として地道な努力の結果であり、市民にとっても誇りとなっています。これからも自信を持って
新見公立大学を支援し、応援してまいりたいと考えています。
また、学舎からは高梁川の流れと豊かな自然の中に広がる市街地を見渡すことができ、インターチェンジや国道180号からは学舎が車中からも一目でわかるすばらしい立地にあります。しかし、周辺が山林で樹木が遮り、新設した学舎群体全体を見てもらうことができない状況でもあります。また、大学へのアクセス道が狭隘なことも問題です。市内で進学を考えている生徒、親御さんらに大学の第一印象を向上させることにより、安定した入学生数の確保につながり、市内の学生確保、若者流出の抑制の効果は十分であります。例えば、進入路の市道だけでなく、大学に直接接続する道路を整備し、あわせて道路周辺の環境整備したイメージアップは、より魅力のある大学に進化すると考えます。市長の御所見をお尋ねします。
3番目、16年後を織り込んだ都市計画について。道路計画整備(道路、区画整理)及び金谷バイパス等区画整理事業について。
新見市は山陰、山陽と中国山地の広域交通ネットワークの拠点であり、国道180号、182号、主要地方道新見日南線、新見勝山線、新見川上線の幹線道路の結節点として運輸、流通のかなめと言えます。
まず、国道180号は高度成長期以前に順次整備された路線で、正田地区からにいみプラザは狭隘でボトルネックなところが多いところとなっています。朝夕は慢性的な停滞が続いている状況にあり、沿線で火災や事故が発生したり、多発する異常気象による災害が発生した場合、通行に支障が生じると市役所から正田区間は迂回路もなく、市役所以北の都市計画区域、人口約1万人と南の約3,000人が分断され、正田、石蟹方面には緊急自動車も到達できないような状況が生じてしまいます。公共交通、物流も麻痺することから、市役所以北では生活物資にも影響が生じ、いわゆる孤立してしまう危険性をはらんでいます。また、国道180号と直接接続していない真庭方面との新見勝山線は、林業関係の大型車両の通行が多く、林業振興上にも影響が及びます。
国道180号狭隘区間の整備が必要なことは言うまでもありませんが、安全・安心の面から災害に強い新見市の早急な実現のためには、正田と市役所区間のバイパスの建設が最も有効と考えます。このバイパスが実現すると、危機管理上の課題も解消するものと思います。国道180号通行車両がバイパスを経由して直接新見駅方面へ流れが生まれることから、正田以北の国道180号の慢性的停滞が緩和されます。この新しい動線は、金谷地区、江道町、緑町、駅前、美術館方面、そして城山周辺の明治町方面、また新町、御殿町、中央病院周辺方面への分岐点となるため、関係区域のにぎわい、活性化、ひいては地域の利用価値の向上への効果も期待されます。
最終的には、正田地区から新見駅前、そして
新見公立大学への通行に国道180号、高梁川を挟んでもう一方に主要地方道新見日南線という2本立ての路線が誕生することで、市街地の一般交通と公共交通の基盤が構築され、滞在を生み出し、交流、生活活動、医療、福祉、買い物等にぎわいにつながり、ひいては活性化が実現されます。
金谷バイパス構想については、本会議においても数度にわたり質問し、平成29年には地元の意見を聞き検討するとの答弁をいただき、これを受けて地元では繰り返し話し合いを持って推進体制をつくり、金谷地区区画整理事業推進協議会も結成されて、昨年度は役員一同が市長を訪ねて、平成29年11月28日に要望書を提出しています。要望は市長も御検討くださり、早速平成30年度予算に組み込んでいただき、都市計画のポイントとなる交通量調査等を行い、都市計画マスタープランの見直しについての準備を進めていただいています。将来の新見市を見定めての取り組みと高く評価しています。市の将来を決める大きな企てとなることは明らかですが、将来の新見市にとってなくてはならない事業と考えています。
新見市を振りかえると、高尾地区の区画整理、正田地区の開発、大きな成果を上げた事業、新見の発展の引き金となった事業が存在しています。高尾区画整理では、何もないところに昭和町をつくりましたし、正田地域では小野田セメントが撤退し何もなくなったところから、国道バイパス整備をきっかけに民間の強い活力を持ち、現在の発展が生まれています。また、住宅開発では、正田地区、ピオーネ球場周辺初め新見、高尾、西方、金谷等各地区で宅地が造成されましたが、心配する間もなく区画は埋まり、若人たちの暮らす住宅が建設され、新しい団地が生まれています。団地は新しい地域活動、経済活動、人の流れを生み、地域を支える力となるため、非常に心強く感じています。この新見市の活力を生かして、課題をチャンスに変えていくよう市民の力を発揮できるような施策を期待するところです。
新見駅から新見と正田、石蟹地区の間を金谷区画整理でつなぐことで、市街地を一体化して活性化することができます。このことについて、市長の御所見をお尋ねいたします。
4番目、最後になりますが、積極的に市民とともに取り組もうとする独創的な新見市
版地域共生社会構築と推進について、早急な効果を強く期待しています。この取り組みと同時に長い将来を見据えた戦略がなくてはなりません。現状をどんなに上手に維持し続けても、元気な町にはなりません。元気な市民も生まれません。人口減少と高齢化は間違いなく進んでいきます。できない、難しいではなく、それはよい、できたらよい、そうなって欲しいという夢が必要です。市長御自身が描かれている新見市の将来構想図について、もう一度市長の言葉で熱い思いをお聞かせください。
以上、会派政尽会を代表して1回目の質問とします。
15 ◯議長(仲田康豊君) ただいまの塩飽満路議員の代表質問に対する市長の答弁を求めます。
16 ◯市長(池田一二三君) 会派政尽会塩飽満路議員の代表質問にお答えします。
まず、1項目め、平成31年度
市長施政方針についての1点目、総合振興計画における市長の構想はについてでありますが、平成31年度に取り組む施策をお示しする中で、
総合振興計画前期実施計画や、総合戦略の成果を検証しながら情勢の変化などを見きわめた上で、今後より実効性の高い新たな総合振興計画の策定に取り組みたいとする私の考えを申し上げたところであります。
新たな総合振興計画策定に向けた考え方や手順についてでありますが、新たな計画では、新見市
まちづくり基本条例に示された理念である人と環境の調和、自主自立と協働、地域資源の活用に加え、持続的な社会づくりを示す未来への展望と責任の4点を計画の基本理念として考えているところであります。計画の策定に当たりましては、まず私の考えます将来の
まちづくりのビジョンをお示しした上で、これまでの施策の成果等を検証するとともに、市民の皆様と対話の機会を持ちながら、御意見等を伺い、具体的な施策を検討してまいりたいと考えております。
次に、2点目、長期的な
まちづくりについての市長の構想についての1番目、新見駅周辺の将来についてでありますが、JR新見駅は山陽と山陰を結ぶ交通の要衝としての役割を担ってきたことから、同駅を中心とした周辺地域は住宅や商店が集積し、市街地中心部として発展してまいりました。平成元年度からは、駅前広場や駅東側の町並み整備などを目的とした
土地区画整理事業に着手し、平成12年度に完了しております。しかし、市街地の拡大や駅利用者の減少、人口減少などが相まって、近年は空き家や空き店舗が増加するなど、駅周辺地域の活力低下が見られる状況になっております。
現行の都市計画マスタープランでは、新見駅周辺の
まちづくりの主要テーマを新見市の表玄関としての顔づくり、にぎわい交流地点の形成と定めております。新見駅西エリア整備事業は、この主要テーマに基づいて同地域の
まちづくりを具現化することを目的の一つとして計画しているものであります。駅周辺地域をにぎわいと交流が生まれる場としていくには、まずは居住人口の増加を図る必要があると考えており、完全4年制への移行に伴って増加する
新見公立大学の学生の住居を誘導整備することを目標としております。具体的には、駅西側に隣接する西日本旅客鉄道株式会社の所有地を本市が購入して、用地を提供することにより民間活力による学生の居住施設整備を行う計画としております。また、これにあわせ道路や上下水道などの基盤整備を行う計画としております。
一方、駅西側エリアを含む駅周辺地域の
まちづくりについては、都市計画マスタープランにお示ししている
まちづくりの方向性を基本に、その具体化に向けた検討を進めてまいります。その中で、JR新見駅のバリアフリー化も検討がなされるべき項目と考えております。
なお、新見駅西エリア整備事業につきましては、事業実施を急ぐ必要があることから、先行的に進めるものでありますが、都市計画マスタープランでお示ししている方向性との整合性を図りつつ、整備を進めてまいりたいと考えております。
次に、2番目、新見市の高等教育の新ステージについてでありますが、
新見公立大学が市民の誇りとなり、全国から学生が集う大学となっていくためには、校舎を含めた周辺環境の整備を行っていくことも重要であると考えております。大学へのアクセス道路につきましては、今後完全四大化後の人や車両の動きを見きわめながら必要な整備を検討するとともに、大学が行う環境整備の取り組みへの支援につきましても、大学と協議を持ちながら検討してまいりたいと考えております。
次に、3番目、16年後を織り込んだ都市計画(道路、区画整理)及び金谷バイパスと区画整理事業についてでありますが、金谷バイパスにつきましては、正田から新見駅前に通じる一体的な交通ネットワークの構築や防災機能の向上を図るためにも必要と考えております。また、区画整理事業につきましても、金谷バイパスとの相乗効果による将来の有効な
土地利用と考えられるため、現在見直しを行っている都市計画マスタープランに織り込み、事業の具体化を視野に検討を進めてまいりたいと考えております。
次に、4番目、新見市
版地域共生社会構築の推進についてでありますが、新見市
版地域共生社会の構築におきましては、地域自らが夢と希望を持って、将来展望を描きながら地域課題の解決や地域の特色を生かした
地域づくりに取り組むことが何より重要であると考えており、それぞれの地域において地域運営組織の設立や進むべき方向を示した将来計画の策定と、その実現に向けた取り組みについて、市を挙げて支援をしてまいります。地域の将来計画に基づく事業を支援していくことで、たとえ人口が減少する中においても、そこに暮らす人の誰もが幸せを感じながら暮らしていくことができる地域となるよう、また人と人のつながりを大切にしながら、ないものを嘆くのではなく、あるものを生かしていく取り組みとなるよう、市民の皆様としっかり前を向いて取り組んでまいりたいと考えております。
そこに暮らす皆様が地域を大切にする姿を見ることで、そこに育つ子供たちもおのずと地域を愛する人となり、やがて地域を支える貴重な人材としてこの町を、そしてこの地域を未来へつなげてくれるものと確信をいたしております。
以上でございます。
17 ◯議長(仲田康豊君) 再質問ございますか。塩飽満路議員。
18 ◯14番(塩飽満路君) 再質問をさせていただきます。
まず、1項目め、1点目の御答弁は、新たな総合振興計画につきましては、市長のビジョンを示した上で市民の声を聞いて進めていくとのことでございますが、市長が考えておられる
まちづくりのビジョンとは、どのようなものでしょうか。お示しいただきたいと思います。
2点目の1番目、市長の答弁にもありましたが、新見駅及び周辺区域は本市の表玄関であり、現在も本市の中心として重要な区域であります。また、駅周辺のにぎわいも本市を支える原動力になっているとも考えております。そういった意味から、
新見公立大学の完全四大化は、本市の活性化に向け絶好のチャンスです。この機会を捉え、可及的速やかに成果を上げるべく駅周辺整備を進めてもらいたいと考えますが、市長はどのような手法で想定しておられますか。また、駅西エリア整備について、先ほども申されたんですが、内容の具体的な手法を検討しておられましたら、そのことをあわせてお示しいただきたいと思います。
2点目、2番目に、市民が誇れる
新見公立大学として育てていくには、駅周辺の整備と並行して学舎周辺のイメージアップも強力に進めるべきであります。周辺の不用樹木の伐採はもちろんですが、建築に着手している新校舎と一体的に整備を進めていくべきと考えます。大学との協議が前提ではありますが、市としての整備ビジョンをもって進めるなどの強い意欲を見せてもらいたいと考えています。いかがでしょうか。
2点目、3番目の金谷バイパスと区画整理事業は、事業の具体化を視野に検討を進めるとお答えいただきまして、非常に心強く思っているところでございますが、事業の具体化にはいつごろなられて、そして決定はいつごろになるんでしょうか。事業実施等はいつになるのかお示しいただければと思います。
2点目、4番目、新見市
版地域共生社会構築と推進についての御答弁では、それぞれの地域において地域運営組織の設立を支援するということですが、現在の設立状況と今後の見込みについてお示しいただければと思います。
以上で終わります。
19 ◯議長(仲田康豊君) ただいまの質問に対する答弁を求めます。
20 ◯市長(池田一二三君) まず、私が考える
まちづくりのビジョンについてでありますが、私は子供たちに夢と希望の持てる未来をしっかりと引き継いでいくことこそ目指す
まちづくりの目標であり、課せられた責任でもあると考えております。人口減少下にありましても、元気にあふれた地域の中で育った子供たちは、そこに暮らす全ての人がきらりと輝いている姿を目にすることにより、自分たちの未来やまちの未来に夢と希望を持つことができるものと考えております。
これからそのような町をつくっていくためには、変化が必要であり、これまでのやり方や考え方に固執することなく、市民の皆様と市がそれぞれの役割を果たしながら協働することにより、誰もが安心して暮らすことができ、将来にわたって発展し、持続していく
まちづくりを目指してまいりたいと考えております。こうした私の考えをあらわすため、人と地域が輝き、未来へつながるまちをビジョンに掲げ、誰もが夢と希望が持てる新たな計画の策定に取り組んでまいります。
次に、新見駅周辺整備の進め方についてでありますが、市民の皆様や関係者にお集まりいただき、同地域の
まちづくりを御協議いただく場を設け、その中で御協議いただいた内容を現在見直しを進めております都市計画マスタープランに反映させてまいりたいと考えております。
次に、駅西エリア整備事業の具体的な手法についてでありますが、今後用地内で施設の整備、運営を行っていただく民間事業者を公募により選定していく計画としております。
次に、大学の環境整備につきましては、大学としての構想をお持ちでありますので、連携を密にしながら、優先順位などを見きわめ、必要な支援を行ってまいりたいと考えております。
次に、金谷バイパスと区画整理事業の具体的な事業実施の時期についてでありますが、関係機関との協議調整や、今後、法定審議会等の手続も必要となることから、現在の段階ではお示しすることができません。
次に、地域運営組織の設立状況につきましては、現時点で設立された地域はありませんが、一例といたしまして、唐松、正田、広瀬地域では、既に設立の必須条件である地域の将来計画の策定に着手されており、6月ごろの設立を目指しておられます。今後も順次地域運営組織が設立されていくものと考えております。
以上でございます。
21 ◯議長(仲田康豊君) 再々質問ございますか。塩飽満路議員。
22 ◯14番(塩飽満路君) 代表質問でありますので、細かいことはこれ以上お聞きしませんが、昭和の時代から過疎化、高齢化の危機感はみんなが持っていましたし、市報にいみ、最後のページに毎月の人口が掲載されています。昨年3月末には本市の人口が初めて3万人を切って、先日の3月号の市報では1月末で2万9,587人となっていました。こうした中でも、各地で住宅が新築されたり、新しい商店が開店したりと明るい状況も生まれており、忙しい日々の暮らしの中では、強烈な危機感を感じることが少ないわけではありますが、数多くの報道のとおり、人口減少は確実に進んでいます。通学する子供が少なくなったとか、あの店は閉店したんだとかといった声も多く聞くようになった感じであります。
市長は新たな総合振興計画につきましては、人と環境との調和、自主自立と協働、地域資源の活用に加え、持続的な社会づくりを示す未来への展望と責任の4点を基本理念として、市民の皆さんと対話の機会を持ちながら、進めるということでした。私も全市民の共通理解の上で進めていくことが大変大事だと考えております。そのための第一歩として、ビジョン検討の段階で、関係者はもちろん、広く市民に情報を公開していただき、市長のビジョンは市民に夢を持たせ、市の活力の種になっていくと思います。具体策として新見駅前周辺、大学周辺、そして金谷地区を有効に生かしていくことは、本市の未来の可能性を生み、持続可能なまちへの展望を開くことができると考えます。市長のリーダーとしての決断、実行が不可欠だと思います。そのことを強く求めて、会派政尽会としての代表質問を終わります。
23 ◯議長(仲田康豊君) これをもちまして会派政尽会塩飽満路議員の代表質問を終わります。
お諮りいたします。代表質問はこれで打ち切りたいと存じますが、これに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
24 ◯議長(仲田康豊君) 異議なしと認めます。よって、代表質問はこれで打ち切ります。
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日程第2 一般質問(個人質問)
25 ◯議長(仲田康豊君) 日程第2、一般質問の個人質問を行います。
個人質問は、一問一答方式といたします。質問者は発言許可の後、質問席に登壇いただき、最初通告の全項目について質問し、再質問からは通告の1項目ごとに順次質問を願います。
なお、質問に対する答弁中は質問席に御着席ください。各議員の発言は答弁を含まず30分以内とし、再質問の回数は制限しないものといたします。
それでは、
通告者一覧表の記載のとおり質問を許します。
まず、15番橋本亨子議員の登壇を願います。15番橋本亨子議員。
〔15番 橋本亨子君 登壇〕
26 ◯15番(橋本亨子君) それでは、これからが一般質問、個人質問ということでございます。通告に従いまして早速質問に入っていきたいと思います。
まず、1項目めでございます。高過ぎる国民健康保険税の引き下げに向けての取り組みに対するお考えを質問していきたいと思います。
高過ぎる国保税が暮らしを圧迫し、経済的困難から国保税が払えない場合など、資格証など実質的に無保険状態に置かれて手遅れとなって命を落とすといった事例が全国的に後を絶たない事態になっています。全日本民主医療機関連合会の調査で、2017年には63事例、毎年50例以上が報告をされているということであります。本市におきましては、現在のところこうした悲惨な事例の報告はお聞きをしていないわけでございますが、皆保険制度のもとでお金がなくて命を落とすなど、あってはならないことだと思います。いかがお考えでしょうか。
国民健康保険がセーフティーネットの機能を果たせていないということを示していると思うわけであります。大もとには国民健康保険税が高過ぎるという問題があると思います。上がり続ける国保税の引き下げをして欲しいという願いは、大変切実な事態になってきております。
そこでまず、国保の現状についてお尋ねをいたします。
まず1点目です。今年度から県単位化になり、広域化へと移行したわけですが、今後の1人当たりの国保税の額はどのように推移していくのでしょうか。見通しをお示しください。
2点目、国保特別会計の一般会計からの法定外の繰入金は、税額の高騰を抑える上で欠かせないものであります。その投入額はどのような状況になっているのでしょうか。
1番目、広域化前の額と広域化後の額についてお示しください。
2番目、今後において、この投入額はどうなっていくのか、見通しをお示しください。
次に、3点目でございます。国保の構造的な問題の解決に向けてのお考えがどうなのか、お尋ねをしていきたいと思います。
国保は年金生活者、失業者、健保非適用の事業所に勤める労働者、また零細経営の自営業者など所得の低い人が多く加入している医療保険です。協会けんぽや組合健保といった被用者保険と比べ、前期高齢者の占める割合が高く、加入者の所得が低いのに保険税の負担は高いというのが大きな特徴であると思います。さらに、均等割や平等割までがかかってくることで、医療保険間の公平さにも欠けたものになっていると思います。こうした国保の構造的な問題を解決するためには、国保税を協会けんぽ並みに引き下げていくことが必要であると思うわけであります。
さて、市長や部長にお尋ねをしていきたいんですが、国保の構造問題をどのように認識をされておりますでしょうか。お考えをお聞かせください。高過ぎる国保税を引き下げ、公的医療保険と社会の公平を守り、構造的な問題を解決するためにはどうすべきであるとお考えになりますでしょうか。その点についてもお考えをお聞かせください。
さて、次に2項目めに移ります。防災・減災対策についての質問をいたします。
昨年発生しました災害から約8カ月になります。復旧に向けて順次工事なども進みつつありますが、まだ多くの時間がかかりそうな状況であろうと思います。皆さんも関係するところでは御苦労も多いところだというふうに思っております。
さて、市内各地にかつてない被害の爪跡を残したこの大災害でありますが、今年もあと三、四カ月で雨季の時期がやってくるわけでございます。次の災害が起きるのではないかと心配な声なども寄せられております。しっかりと対策を講じることで、防災や減災に向けた取り組みを推進していただきたいと思います。
まず、1点目ですが、昨年発生した災害の復旧見通しの状況は現在どのようになっておりますでしょうか。農地や農業用施設の関係、そしてまた道路や河川の関係など、復旧に向けた計画なども含め、現状をお示しください。
2点目、災害検証委員会におけるダムの管理の検証状況についてお尋ねをいたします。検証の内容はどのようなものになっているのか、検証状況についての内容をお示しいただきたいと思います。
3点目、堤防の整備、河道の掘削、樹木の伐採など、河川改修や河川管理計画についてでありますが、県が管理する一級河川において、災害発生後の防災・減災の観点での計画というのはどのように行われる状況になっているんでしょうか。その計画の内容等についてお示しをいただきたいと思います。
以上で1回目の質問を終わります。しっかりと前向きな御答弁をいただければと思いますので、回答よろしくお願いします。
27 ◯議長(仲田康豊君) しばらく休憩をいたします。
午前11時54分 休 憩
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午後1時0分 開 議
28 ◯議長(仲田康豊君) 休憩を終わり会議を再開いたします。
134 ◯議長(仲田康豊君) 再質問ございますか。榎日出男議員。
135 ◯16番(榎 日出男君) 3点目でございます。いろいろと大学の関係、あるいは駅前西エリアの関係の皆さん方、本当に今の段階では不安を持っております。特に大学につきましては、本当に完成するんだろうか、完成しなかったらこれは行政の大失態につながるでと、こういうふうな言葉もいただいておるような状況ですから、是非とも早い段階でその方向を、今計画されている方向に乗って、2022年3月には完成ができるように、一層の努力が必要であろうと。ここで息を抜くと本当に間に合わんようになる可能性が非常に高いんで、本当に公募してすぐ事業者が乗ってくるかというところも不安な材料なんです。ですから、その辺は十分庁舎内で検討を重ねていくべきかなというように思っておりますので、その辺落ちのないように進めていただきますことをここで申し上げておきたいというように思います。
次をお願いします。
136 ◯議長(仲田康豊君) 4項目めの質問に対する答弁を求めます。
137 ◯産業部長(安達悦久君) 4項目め、交流人口の拡大についての1点目、いぶきの里スキー場のシーズンオフの利活用はということでございますが、その中の1番目、交流人口拡大のためのパークゴルフの誘致はできないかでございます。
いぶきの里スキー場のグリーンシーズンにおけるゲレンデの活用につきましては、指定管理者に対して今現在求めているところであり、御提案をいただきました内容も含めて指定管理者とともに検討してまいりたいと考えます。
以上でございます。
138 ◯議長(仲田康豊君) 再質問ございますか。榎日出男議員。
139 ◯16番(榎 日出男君) 問題は指定管理者の問題があろうというように思います。この問題は、どなたが考えても、ああ、そうだなと、パークゴルフに限らず集客できるものを考えていくべきかなというように思って、たまたまパークゴルフというような言い方をしておりますが、温泉客も微減の状況が続いております。そういったところの集客もあわせて、是非こういう問題は積極的に取り組んでいただきたいなというように思います。市の構想だけでは前に進まない問題が多大にある関係、私も十分承知をいたしておりますので、その辺も指定管理者と積極的な対話を重ねて、実現ができるように御配慮をいただきたいと思っております。
次をお願いします。
140 ◯議長(仲田康豊君) 5項目めの質問に対する答弁を求めます。
141 ◯建設部長(小林重信君) 5項目め、産業遺産の推進について、1点目、菅生別所の七曲の産業遺産の指定について、1番目、昨年3月議会で代表質問した新見市の産業遺産について検討するとの答弁であったが、その後検討はできているかについてでありますが、現在土木史を研究分野とされている方に相談をし、石積み構造の歴史的、土木的、構造的な価値について検証を進めているところであります。
以上です。
142 ◯議長(仲田康豊君) 再質問ございますか。榎日出男議員。
143 ◯16番(榎 日出男君) 1年が経過をしているような状況下で、これをどういうふうに今後進めるのか。昨年の代表質問では積極的に、いい場所だから進めるという市長の御答弁もいただいております。しかしながら、7月あるいは9月の豪雨がございまして、その辺の関係も多少影響があったんかなというふうには思っておりますが、私が申し上げているのは産業遺産の話なんで、土木学会へ調査検証をさすということについては、私は寝耳に水というんですか、新見市の中で、識者あるいは専門的な知恵を持っていらっしゃる方に寄っていただいて、新見市独自で産業遺産を登録するのは簡単な話なんです。それより高度の高いものを求めておるのが今土木学会で検証しておるというところでございますから、私はその辺はその1カ所に対して何らかぶった登録というのかそういうものが出ても不思議はないというように思っております。
その辺の考え方を市長、どうなんだろうかなという。検証の結果、そんなら産業遺産にするんですかという。問題は。ですから、その辺の考え方で産業遺産はこらえてくれと、○○遺産でどうなるというんなら。そりゃあわからんことはねえんですけど、その辺の区切りが今の段階でついていない。ですから、代表質問をしたら、やっぱり重きに思ってしっかりと対応していく行政の、執行者の考え方、態度にもよってくるんじゃないかなと、私はその辺を強く思っておる。その辺につきまして、考え方があればお聞かせ願いたいと思います。
144 ◯議長(仲田康豊君) 答弁を求めます。
145 ◯市長(池田一二三君) 3月定例会の代表質問で、榎議員からこの市道別所用郷線の通称七曲の産業遺産にというお話があったところでございます。そのときにも御答弁させていただいておりますように、歴史的価値の検証手法と時期についてで、公益社団法人土木学会等の専門機関の協力をいただきながら行ってまいりたいというふうに答弁させていただいておりまして、現在も部長が答弁をいたしましたように、この完成から100年を超える石積みが原形で残っているということが非常に貴重なということで、今検証を進めていただいているところでございます。そのあかしをもって産業遺産に登録することに意味があるというふうに考えておりますので、その後を考えさせていただきたいと思います。
146 ◯議長(仲田康豊君) 再質問ございますか。榎日出男議員。
147 ◯16番(榎 日出男君) 1点、市長確認させてください。
検証ができた暁に、産業遺産として登録されるんですか。あるいは、もう一つの考えで、○○遺産というような話もありよんですが、その辺の考え方はどう考えとんでしょうか。
148 ◯議長(仲田康豊君) 答弁を求めます。
149 ◯市長(池田一二三君) 今答弁させていただきましたように、この土木関係の貴重な財産であるということでございますので、その検証結果をもちまして検討させていただきたいと思います。
この検討と申しますのも、非常に重要なプロセスではないかと思っておりますので、よろしくお願いをいたします。
150 ◯議長(仲田康豊君) 再質問ございますか。榎日出男議員。
151 ◯16番(榎 日出男君) 市長、ちょっと答弁がずれよるんです。検証の結果が出た場合には、産業遺産としても認めるんかなと言ようる。検証結果が出にゃわからんと言うけど、それは全くそのとおりだろうと思うんですが、出なんだらどうされるんですか。結果的に悪い方向に結果が出たら、産業遺産としては全く考えんという方向で思っておればいいんですか。
152 ◯議長(仲田康豊君) 答弁を求めます。
153 ◯市長(池田一二三君) 度々答弁をさせていただいておりますが、その検証結果をもって検討したいと考えております。
154 ◯議長(仲田康豊君) 再質問ございますか。榎日出男議員。
155 ◯16番(榎 日出男君) 繰り返し質問してもなかなか前向きな答弁がないようです。いたし方ない答弁だろうと思っておりますが、この問題については、市長、本当に自分の腹と口と頭で解決ができる問題だろうと思うんで、その辺をしっかりと受けとめて、前向きに考えていただきたいなと。検討、検討ってもう1年もたったものは検討じゃないんです。その辺ははっきり答弁をいただかんと、我々は何のために一般質問をしとるかというところまで下がっていきますんで、この辺はその程度にして、この項を終わります。
156 ◯議長(仲田康豊君) 6項目めの質問に対する答弁を求めます。
157 ◯産業部長(安達悦久君) 6項目め、橋梁の拡幅について、1点目、岡山県森林組合連合会へ渡る橋の拡幅の要望が出ているが、どう対応されてるのかという御質問でございます。
御指摘の林道橋、美濃尾田橋につきましては、平成29年12月27日に岡山県森林組合連合会などから改良の要望書が提出されています。本市といたしましても、車両の大型化に伴い、大型車が通りにくくなってきたという状況や橋梁の拡幅に向けて工法の検討や県との河川協議を行っているところでございます。
158 ◯議長(仲田康豊君) 再質問ございますか。榎日出男議員。
159 ◯16番(榎 日出男君) 御答弁をいただきました。この問題をこういう方法で解消するというそこらまでは至っておりませんが、市長も現地を見ていただければよくわかります。入り口、出口の欄干というんですか、橋柱には今にもかえれそうなほどの傷がついております。なぜかといいますと、トレーラーが回りにくいからこすって通りよる、そういう状況なんで、入るのはいいんで、木販所へ持ってくるのは小さい車、出てくるのが長いんです。30メーターからあるようなトレーラーがあそこの入り口を入ってくるわけですから、その辺は十分考えて、どういう財源をもってやろうとしておるんかわかりませんが、橋を全般的に拡幅というのではなく、両入り口のところをちょっと解消すれば、問題の解消にもつながるんじゃないかと、その辺の工法をよくよく検討して、早い時期に要望に応えれるようやっていただきたいと思います。
これをもちまして一般質問を終わります。
160 ◯議長(仲田康豊君) これをもちまして榎日出男議員の一般質問を終わります。
次に、11番難波孝一議員の登壇を願います。11番難波孝一議員。
〔11番 難波孝一君 登壇〕
161 ◯11番(難波孝一君) 今回は、私が今までに質問や提案をした中から5項目にわたりまして、現在どうなっているのか、これからどうする予定なのかをお尋ねいたしたいと思います。
1項目め、大佐山の頂上周辺にある施設の今後についてでございますが、大佐山の中腹から頂上にかけては10カ所前後の施設や建物がございます。約3年ほど前から休止の状態になっていますが、今回大佐山野外活動施設条例の全部を改正する議案が提出されています。
質問1点目、施設として残す建物と撤去する建物はどれとどれかお示しください。
2項目め、満奇洞についてでございますが、今まで3回ほど質問をしております。道路の拡幅、案内看板の設置、駐車場や橋の整備、入洞時間の延長について質問いたしました。満奇洞の入洞者数は全面的にLEDに交換した平成26年度が6万3,400人でした。これをピークに年々減少していて、平成29年度は4万2,000人になっております。3年間で2万人も減少しているのが事実でございます。
満奇洞周辺の関係者の方は現在、5時までの入洞時間を日の長いゴールデンウイークから8月までの夏季の時間だけでも延長をしてくださいと言われております。私は昨年の3月議会で時間の延長について質問をいたしました。その後、執行部は6月21日の総務産建常任委員会で8月中の一定期間のみ試験的に7時までの延長を行うと発表されましたが、それから約2週間後の7月初めに豪雨の大災害がありました。そのために残念ながら延長時間の試験は中止になってしまいました。
質問1点目、満奇洞の今年の夏の入洞時間の延長はどのように考えられているのかお尋ねいたします。
3項目め、主要県道新見勝山線の小南地区の歩道設置の工事について質問いたします。
設置工事が始まり約8年がたちますが、平松交差点から約300メートルは完成しています。未着工の部分が約500メートル。現在工事中のところが約400メートルほどありますが、昨年の6月ごろから工事が中断しております。この原因は7月の豪雨災害ではないかなとは思っておりますが、現在約400メートルの工事の区間は、車道と工事中の境を工事用のガードパイプで仕切ってあり、小・中学生が通学するときに歩く部分はほとんどない状態でございます。コンクリートの擁壁は既にできており、あとは土を30センチほど入れて舗装するだけで完成だと思いますが、質問1点目、歩道の継続工事の再開はいつごろになるのかお尋ねをいたします。
質問2点目、歩道設置の用地の買収についてですが、未着工部分が約500メートルあります。土地の買収は完了しているのかどうかお尋ねをいたします。
3点目、歩道の設置工事の全体の完成予定がわかればお示しください。
4項目め、ごみ袋についてですが、私は旧大佐町のときから40年以上ごみ袋の販売をしておりますが、三、四年前だったでしょうか、ごみ袋を買いに来たお客さんが、年をとると力も弱くなるしくくるのが大変なんじゃと、持ち手つきのごみ袋にならんかなあと。よその町にはあるのになあという話をしました。そこで、3年前の平成28年3月に持ち手つきのごみ袋に変えるように要望しました。その後、昨年6月には同僚議員も同じように要望いたしました。そして、9月の常任委員会で担当課から持ち手つきのごみ袋を検討中ですという報告があり、今回平成31年度の予算にも上がっておりますが、質問1点目、新しいごみ袋の販売がいつごろになるのかお尋ねをいたします。
5項目め、学校給食センターについてですが、2年前の平成29年3月に思誠小学校の上にある老朽化して狭くて使い便利の悪い新見学校給食センターを平地で便利のよい旧正田小学校の跡地に移転新築するように提案いたしました。その後すぐ、学校給食あり方検討委員会で1年以上にわたる度々の協議の上、委員会の答申で市内5つの給食調理場の統合が決まり、場所も正田に決まりました。
質問1点目、新しい学校給食センターの完成はいつごろになるのかお尋ねします。
2点目、現在5カ所ある給食センター及び給食共同調理場の建設や施設の再利用については計画があるのかどうかお尋ねします。
以上で1回目の質問を終わります。
162 ◯議長(仲田康豊君) ただいまの難波孝一議員の一般質問に対する執行部の答弁を求めます。
163 ◯産業部長(安達悦久君) 1項目め、大佐山の頂上周辺にある施設の今後についての1点目、施設として残す建物と撤去する建物ということでございますが、大佐山頂上周辺の施設につきましては、センターハウスとあすなろタワーを登山者等が利用するトイレや一時避難所などとして活用し、その他の施設は解体撤去する予定でございます。
164 ◯議長(仲田康豊君) 再質問ございますか。難波孝一議員。
165 ◯11番(難波孝一君) センターハウスとあすなろタワーを残すとのことでしたが、この2つの施設の管理はどのようにされるのかお尋ねします。
166 ◯議長(仲田康豊君) 答弁を求めます。
167 ◯産業部長(安達悦久君) 登山者の一時避難所でありますとかトイレでありますとかということの施設でございますので、施設の運営管理につきましては大きな作業にはなりませんが、今後関係の方々と協議をしながら方針を決めていきたいと考えております。
以上であります。
168 ◯議長(仲田康豊君) 再質問ございますか。難波孝一議員。
169 ◯11番(難波孝一君) 私は4日前の3月2日に8カ月ぶりに大佐山に上がりました。竜王池には氷が半分ぐらい張っていて、びっくりしました。そこから100メートルほど上に上がると道路全体に雪が10センチから15センチあって、坂ではあるし道も狭いので、無理をせずに諦めておりましたけれど、私が行ったところまでほかの車も上がっておりました。おりる途中に、高校生らしいミニバイクに乗った2人の男の子と女性2人が乗った車に1台出会いました。雪があるので頂上には上がれませんよと言いますと、パラグライダーの飛ぶところだけでも見たいんだと言われますので、そこには雪がないから行けますよと言うと、その車は上がっていきました。雪がある冬でも大佐山に上がる人がおるんだなあと思い、感心しました。春から夏、秋にかけては多くの観光客の人が来られると思います。自然公園大佐山を楽しんでいただけるように、休憩所やトイレなどの使用ができるように改修していただくことを願っております。
大佐山は自然がいっぱいの山でございます。1,000メートルの頂上近くまで大型バスが上がります。こんな山はほかにはないんではないかなと思います。また、頂上からは真庭市の久世町とか津山市とか大山なんかもよく見えます。あすなろタワーに上がりますと、1,000メートルのところから360度見渡せます。また、天然記念物のモリアオガエルもおります。昨年6月には撮影会を行いました。テレビとか新聞社とかも一緒に上がってもらいました。
また、パラグライダー、ハンググライダーの全国でも優秀な基地でもあります。若者大勢来ておりますので、市としても今後も大佐山を忘れないでいただきたい。
以上です。2項目めをお願いします。
170 ◯議長(仲田康豊君) 2項目めの質問に対する答弁を求めます。
171 ◯産業部長(安達悦久君) 2項目め、満奇洞について、1点目、満奇洞の夏季の入洞時間の延長についてでございます。夏季の入洞時間延長は、お話しのように昨年豪雨災害の影響により行えませんでしたが、再度案内業務を委託している団体の方及び周辺住民の皆様と協議の上、試行実施に向けて検討してまいりたいと考えております。
以上でございます。
172 ◯議長(仲田康豊君) 再質問ございますか。難波孝一議員。
173 ◯11番(難波孝一君) 昨年と同様実施に向けてやる方向だということでございますが、昨年のような大災害、大雨が降らないことを祈っております。
それでは、3項目めお願いします。
174 ◯議長(仲田康豊君) 3項目めの質問に対する答弁を求めます。
175 ◯建設部長(小林重信君) 3項目め、主要地方道新見勝山線の大佐小南地区の歩道の設置工事について、1点目、歩道設置の継続工事の予定はでございますが、道路管理者の岡山県新見地域事務所によりますと、議員おっしゃったとおり7月豪雨災害で工事発注できていないが、今後災害復旧工事と並行して実施したいとのことでありました。
2点目、歩道設置の用地の買収はでございますが、同じく新見地域事務所によりますと、計画区間の9割以上が買収済みであり、残りについても現在交渉中であるとのことでありました。
3点目、歩道設置の完成予定はでありますが、同じく新見地域事務所によりますと、災害復旧事業もあり、現段階では未定であるが早期完成を目指したいとのことでありました。
以上でございます。
176 ◯議長(仲田康豊君) 再質問ございますか。難波孝一議員。
177 ◯11番(難波孝一君) 岡山県でも昨年の豪雨災害で大変な被害を受け、予算もたくさん要ることだと思います。平松から神宮寺までの歩道ですが、これからの新しいところは別として、現在工事中の400メートルほどの区間、私たち素人が見てもあとは土を入れて舗装すれば完成ができると皆さんそう思っていると思うんです。現在工事中の区間だけでも早急に完成させるように要望していただけませんか。お願いします。
178 ◯議長(仲田康豊君) 答弁を求めます。
179 ◯建設部長(小林重信君) 県によりますと、今後その工事を続けていく箇所については小南橋の橋の工事をやっていきたいというふうに聞いております。
以上です。
180 ◯議長(仲田康豊君) 答弁を求めます。
181 ◯建設部長(小林重信君) 議員のおっしゃったとおりその地区については早急に要望していきたいというふうに考えております。
182 ◯議長(仲田康豊君) 再質問ございますか。難波孝一議員。
183 ◯11番(難波孝一君) 小南橋も非常に危険です。あそこは曲がっております。小南橋と一緒に継続工事を大至急してもらう要望をしていただきたいと思います。よろしくお願いします。
次をお願いします。
184 ◯議長(仲田康豊君) 4項目めの質問に対する答弁を求めます。
185 ◯福祉部長(小川忠義君) 4項目めの持ち手つきごみ袋について、1点目、新しいごみ袋の販売時期はということでございますが、本年7月から新ごみ袋の販売を始める予定でございます。
以上です。
186 ◯議長(仲田康豊君) 再質問ございますか。難波孝一議員。
187 ◯11番(難波孝一君) 今年7月から販売をするということでございますが、袋の形状とか透明か半透明か、またその大きさとか価格とかをお示しください。
188 ◯議長(仲田康豊君) 答弁を求めます。
189 ◯福祉部長(小川忠義君) 形状につきましては、容量につきましては45リットル、30リットル、15リットルで、いずれも持ち手をつけまして透明な袋に色をつける予定としております。価格につきましては検討中でございます。
以上です。
190 ◯議長(仲田康豊君) 再質問ございますか。難波孝一議員。
191 ◯11番(難波孝一君) 色については検討中ということですが、黄色が……。
192 ◯議長(仲田康豊君) 色はつけますという答弁です。
193 ◯11番(難波孝一君) つけますよなあ。その色の何色にするかという色について、カラスは黄色が嫌いなように聞いておりますが、黄色がええんじゃないかと思うんですが、研究してください。
194 ◯議長(仲田康豊君) 難波議員、質問をもう少しはっきりしゃべってもらえませんか。ちょっと聞き取りにくいんで。