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  1. 新見市議会 2019-03-01
    平成31年3月定例会(第4号) 本文


    取得元: 新見市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-09-14
    2019年03月08日:平成31年3月定例会(第4号) 本文 ▼最初のヒット個所へ(全 0 ヒット) 1                             午前10時0分  開 議 ◯議長(仲田康豊君) 皆さん連日御苦労さまでございます。  ただいまの出席18名でございます。これより本日の会議を開きます。  本日の議事日程は印刷の上配付いたしておりますので、よろしく御協力をお願いします。          ──────────────────────── 日程第1  一般質問 2 ◯議長(仲田康豊君) 日程第1に入ります。  昨日に引き続き一般質問を行います。  まず、3番古川英明議員の登壇を願います。3番古川英明議員。               〔3番 古川英明君 登壇〕 3 ◯3番(古川英明君) 3番古川英明です。皆様、おはようございます。  議長のお許しを得、通告に従いまして3項目にわたり質問をさせていただきます。  少子・高齢化、人口減少等、本市が抱える大きな課題に加え、昨年度の豪雨や台風による甚大な災害への本格的な復旧、復興への対応等、課題山積の中、3年目を迎えられた池田市長におかれましては、定例会初日市長施政方針で、こうした課題に真摯に向き合い、前向きに取り組まれようとする姿勢を感じさせていただいたところです。  さて、今回私は、子育て支援、消防団員の待遇、行政職員の資質向上、以上3項目について質問をいたします。執行部におかれましては、前向きで真摯な御答弁を御期待いたします。  それでは、1項目め、子育て支援について質問をいたします。  1点目では、高校生までの医療費無料化について、執行部の考えをただしてまいりたいと思います。  本市では、結婚から出産、育児、それに引き続く子育てと総合的で大変きめ細やかな支援事業が実施されています。特に本年度は子育て世帯のニーズに応じたきめ細やかでより利便性を高めたファミリー・サポート・センターの体制整備の拡充や新たに2020年度からの5年間の第2期新見市子ども・子育て支援事業計画の策定に着手するなど、子育て支援について一層の充実を期すよう努力をされております。  さて、現在子育て世帯医療費無料化については、中学生までが全国自治体のおよそ8割、高校生までが2割に達している状況でございます。医療費無料化は、受益者のコスト意識の希薄化であるとか医療費そのものの増大等、負の側面があり、賛否両論あることも私どもも承知をしております。しかしながら、高校生までの医療費無料化を実現することは、子育て世帯、とりわけ養育費の出費が大きくなる高校生を持つ世代にとっては非常に大きな子育て支援になることは間違いありません。  そこで、1番目の質問ですが、子育て支援医療費助成事業予算額9,383万5,000円のうち、乳幼児から小学生までの県の補助金は幾らかお示しをください。あわせて、市としての負担額もお示しください。  2番目ですが、今こそ徹底した子育て支援を考えるべきだと思いますが、高校生までの医療費無料化の考えはないか、市長のお考えをお示しください。また、仮に高校生までの医療費無料化を実施した場合の予算想定額をお示しください。
     本市の子育て支援策は、最初に申したように、きめ細やかで様々な面で十分頑張っておられるとは思うのですが、市内外の子育て世代に訴えるにはややインパクトがないように思えます。  ここで、県内の他の市町村の事例を紹介させていただきます。  岡山県の奈義町は、岡山移住ガイド.jpの岡山県の子育て支援ランキング2018によると、第1位となっております。奈義町においては、平成24年4月、奈義町子育て応援宣言を行い、子育てするなら奈義町でを合い言葉に独自の子育て支援策を実施されておられます。もちろん高校生までの医療費無料化を実施している自治体の一つでもあります。人口減少にあえぐ中山間の自治体としては、本市も同様な位置にあろうかと思います。もちろん、高校生までの医療費無料化だけで事足りるものではなく、様々な子育て支援策と相まって効果が出るものと思います。私は、子育て支援と教育の分野の施策は、新見市の将来にとって最も重要な施策だと考えます。まち・ひと・しごと創生総合戦略に記載してあるアンケートでも明らかなように、希望する子供の人数と実際に育てている子供の人数にはギャップがございます。特に義務教育以降の子育てに対し、経済的な負担を気にかける方が多いのではないかと思います。高校生までの医療費が無料化なら、もう一人子供がいてもいいねと考える若い世帯もきっと出てくるのではないでしょうか、また移住先の候補に選択しようと考える市外の方も増えるのではないでしょうか。高校生までの医療費無料化について、市長の御所見をお示しください。また、仮に高校生までの医療費無料化を実施した場合の予算想定額もお示しいただければと思います。  次に、1項目の2点目ですが、放課後児童クラブの運営についてお尋ねをいたします。  昨日同僚議員がほぼ同様の趣旨で質問をされました。2番目の経理事務の委託のあり方につきましては、教育部長より、保護者の負担軽減の有効な対策になるので検討していくという前向きな方向性をお示しいただきましたので、質問を取り下げさせていただきます。  1番目、放課後児童クラブ運営の課題につきましてのみ質問をさせていただきます。  一昨年、放課後児童クラブ運営委員長10名の連名で市長に放課後児童健全育成事業に関する要望書が提出されましたが、要望事項の中で改善が図られた部分や改善が十分でない部分、また検討中の事項や教育委員会として把握している課題等がございましたらお示しいただければと思います。  それでは、2項目め、消防団員の待遇についてお尋ねをいたします。  昨年7月、豪雨災害や台風災害の折、私はこれまで以上に消防団員の皆さんのありがたさを強く感じさせられました。家族や家庭のことより団員としての活動を優先させ、被災地の市民に親身に寄り添ったり警戒等の現場活動に真剣に取り組む姿は、私たち市民にとっては本当に頼もしく、誇りとも言える存在だと強く感じました。  今回消防団員の待遇についてお尋ねしようと考えた理由は、私たち市民は、消防団員の皆さんの善意と使命感に頼っているにもかかわらず、それをあたかも当たり前のごとく受けとめているだけで、日々の労苦やその待遇については無頓着であったと感じたからにほかなりません。消防団員の方々には幾ばくかの報酬が出ていることは聞き及んでおりますが、その待遇が十分と言えるのか、そうした思いから質問をさせていただきます。消防団員の処遇については、国からの地方交付税算入額は、団員年額3万6,500円、出動手当は1回当たり7,000円となっております。団員の報酬は、各自治体の条例によって定められており、その額はまちまちです。  そこで、1点目ですが、本市においては、団員への報酬額が適正かどうか、執行部のお考えをお示しください。  本市においては、消防団の報酬は、団員個人への支給ではなく、ほぼ各部で一括管理をされております。団員の皆さんも報酬、費用弁償を一切についての委任状を市長に提出をされ、消防団にとってそうした管理のあり方が最も望ましいと考えるなら、私はそれに対して疑義を挟むものではありません。ただ、報酬や費用弁償の取り扱いが適正に行われているかどうかについては、しっかり把握しておく必要があろうかと思います。  そこで、2点目ですが、報酬の取り扱いは適正かについて、執行部の説明を求めます。  次に、3点目、火災、捜索への出動手当がなぜ出せないのかという点についてお尋ねをいたします。  新見市消防団に関する条例第14条には、費用弁償についての規定が記されており、その中に、ただし、水火災──水の災害、火災──その他の災害鎮圧のための出動を除くと明記をされておりますので、その規定によって費用弁償がなされていることは理解できます。しかしながら、水火災、その他の災害鎮圧のための出動が実は最も危険をはらんでいることも事実だろうと思います。一般的に考えますと、訓練や警戒に出される費用弁償より優先されるべきものだと思うわけですが、執行部のお考えをお示しください。  4点目、団員数や年齢構成等の課題についてお尋ねいたします。  本市の消防団員の条例定数は1,410人、実員数は約1,200人となっております。高齢化や若者人口の減少等が顕著な中、団員数や年齢構成等本市消防団としての課題があればお示しいただければと思います。  それでは、3項目め、行政職員の資質向上についてお尋ねをいたします。  一昨日、会派代表質問において、岡崎議員より、市役所内部人材の育成について質問をいたしました。重なる部分が多少あるかとは思いますが、若干視点を変えて質問をさせていただきたいと思います。  1点目は、行政職員に必要な資質について、市長の御所見をお尋ねいたします。  少し古い資料で恐縮ではございますが、人事院が平成18年に実施した国家公務員に関するモニター、アンケート調査結果によりますと、国民が国家公務員に求める資質や能力は、第1位が前例や形式などにとらわれない考え方の柔軟さ、第2位が私益や省益ではなく、常に国益を優先する行動様式、これを地方行政に当てはめますと、行政のためではなく、市民を優先する行動様式と読み取れます。第3位は、行政を支えていこうという気概や使命感となっておりました。人口減少、景気回復、財政課題などなど、様々な難局を抱える地方自治体にあって、その解消に向けては、首長のリーダーシップとともに、それを支える職員の資質向上が最も重要だと考えます。  そこで、お尋ねいたしますが、行政職員に必要な資質について、市長お考えはどのようにお考えかを御所見をお尋ねいたします。  2点目は、行政職員の研修の現状についてお尋ねをいたします。  一昨日の岡崎議員への答弁では、全国研修や県研修センター等外部研修施設に積極的に職員を派遣しているほか、市独自に階層別、職能別の各種研修を継続的に実施しており、職員のスキルアップ及び人材育成に努めている旨の回答がございました。人材育成の重要性をしっかりと認識をされ、御尽力されていることは理解できましたが、もう少し具体的に御答弁いただければと思います。すなわち、外部研修にはどんな内容の外部研修に、どんな人材を何名程度派遣しているのか、また市独自に実施している階層別、職能別の各種研修はどのような内容の研修で年何回程度実施しているのか、もう少し具体的にお示しくださればと思います。  以上で1回目の質問を終わります。 4 ◯議長(仲田康豊君) ただいまの古川英明議員の一般質問に対する執行部の答弁を求めます。 5 ◯市長(池田一二三君) それでは、私から1項目め、子育て支援についての1点目、2番目の高校生までの医療費無料化の考えはないかということについて、市長の考えはということで御答弁をさせていただきます。  本市は、医療費の助成制度のみに特化することなく、子育て支援の各種制度に取り組んでおりますので、高校生までの医療費無料化につきましては、現在のところ考えておりません。  あとの答弁は担当部長からさせていただきます。 6 ◯福祉部長(小川忠義君) 続きまして、それでは1番目、乳幼児から中学校3年生までの医療費全額助成のうち、県の補助額及び市の予算額はということで、平成29年度の子育て支援医療費につきましては、先ほども議員が述べられましたが、総支出額は9,383万5,000円で、県の補助金額は1,390万円、市の負担額は7,993万5,000円となっております。  続きまして、2番目、若干補足でございますが、高校生まで無料化した場合の総額ということでございますが、支出総額は約1億2,000万円と推計しております。  以上でございます。 7 ◯教育部長(安藤暢重君) それでは、2点目の1番目、放課後児童クラブの運営の課題はについてでございます。  改善した点といたしましては、本年度から登録児童数による開設要件を緩和したこと、支援員補助員賃金基準額の引き上げや通勤手当の支給を認めるなど、児童クラブに勤務する方の処遇改善を行ったことであります。  課題といたしましては、クラブを運営する保護者の経理事務負担や支援員、補助員の確保が困難となっていることなどがあります。  以上でございます。 8 ◯議長(仲田康豊君) 再質問ございますか。古川英明議員。 9 ◯3番(古川英明君) 県からの補助金、市の負担額等について理解をいたしました。総額1億2,000万円、仮に高校生までの医療費を無料化をしたらそのくらいの金額がかかるということでございました。  1点目、2番目について再質問をさせていただきます。  中学生までの医療費無料化は、既に県内のほとんどの市町村で実施をされております。また、高校生までの医療費無料化を実施している県内市町村は、調べてみますと、高梁市、笠岡市、備前市、赤磐市の4市、矢掛町、新庄村、久米南町、勝央町、美咲町、吉備中央町、奈義町の8町に増えております。押し並べて子育て支援が充実している本市ですから、高校生までの医療費無料化が実現できれば、子育てなら新見市でと言わしめるような本当に大きなウエートを占める子育て支援策だと考えますが、再度市長の御所見をお伺いしたいと思います。 10 ◯議長(仲田康豊君) 答弁を求めます。 11 ◯市長(池田一二三君) 先ほども御答弁申し上げましたけれども、現在は高校生までの医療費無料化は考えておりませんが、今後情勢の変化に対応していけれるようには考えてまいりたいと思っております。  以上でございます。 12 ◯議長(仲田康豊君) 再質問ございますか。古川英明議員。 13 ◯3番(古川英明君) 再答弁していただきましたけれども、先ほどの答弁で、現在のところは考えていない、情勢の変化に適切に対応すると述べられました。どう情勢が変化したら対応を考えられるのか、その点についてお答えくださればと思います。 14 ◯議長(仲田康豊君) 答弁を求めます。 15 ◯市長(池田一二三君) 古川議員がるる申していただきまして、現在も子育て支援につきましては、例えば保育料につきましても、県下トップクラスの保育料というように抑えております。そうした中で、いろいろな施策を展開している中でございます。議会本会議当初のときにも申し上げておりますけれども、今年は総合振興計画の見直しの年であり、また第2次まち・ひと・しごと創生総合戦略を視野に入れた検証もしっかりとしてまいりたいと考えておりますので、そういった財源ということも非常に確保も厳しい状況でございます。そういった状況の中で、本当に何ができるのかということを真剣に考えさせていただきたいと思います。 16 ◯議長(仲田康豊君) 再質問ございますか。古川英明議員。 17 ◯3番(古川英明君) 高校生の医療費無料化を実施した場合、高校生のみの支出想定額をお示しくださればと思います。 18 ◯議長(仲田康豊君) 答弁を求めます。 19 ◯福祉部長(小川忠義君) 高校生のみでございましたら、約2,000万円と想定しております。 20 ◯議長(仲田康豊君) 再質問ございますか。古川英明議員。 21 ◯3番(古川英明君) およそ2,000万円、恐らく人数的には中学生も高校生も同様ですから2,000万円、2,000万円ということになろうかと思います。高校生への医療費無料化に係る経費がおよそ2,000万円、それを高いと考えるか安いと考えるか、いろいろな考え方があろうかと思いますが、私は本市の未来を担う子供たちへの投資と考えるならば、決して高い金額とは思いません。新見市の予算執行に当たってはいろいろな分野で多額な経費がかかっていることはもちろん承知しております。設備であるとか機械であるとか箱物であるとか、そういったものへの投資と人への投資というのは、私は人への投資がはるかに未来につながる、新見市をつくっていけるのではないかというふうに確信をしております。市長はそのあたりをいかがお考えでしょうか。 22 ◯議長(仲田康豊君) 答弁を求めます。 23 ◯市長(池田一二三君) 古川議員が申されますように、本当にこれからの将来を担っていただける子供たちに投資をするということは必要なことであろうと考えておりますけれども、本市はいろいろな子育てあるいは教育に関しましても、先進的にいろんな取り組みをさせていただいているところでございます。そういったバランスの中で、先ほども申しましたように、総合振興計画の見直し、そして第2次まち・ひと・しごと創生総合戦略を視野に入れて検証をしっかりとさせていただく中で、適切に対応をしてまいりたいと考えております。 24 ◯議長(仲田康豊君) 再質問ございますか。古川英明議員。 25 ◯3番(古川英明君) 情勢が変化したら対応されるんだとは思いますが、できるだけ早い時期にこうした政策を実現をしていただくことを強く求めて、この項を終わりたいと思います。  2点目、1番目についてですが、支援員の確保についてはどのクラブも大変な状況であるようですけれども、例えば公立大学と協議していただいて、学生をその支援員のアルバイトということで検討してもよいのではないかというような考え方もできるとは思うんですが、いかがでしょうか、部長。 26 ◯議長(仲田康豊君) 答弁を求めます。 27 ◯教育部長(安藤暢重君) そういった考えにつきましては私どもも持っておりまして、可能なようでしたら対応していきたいということで、大学との協議、そういったこともできるところでしていきたいというように考えております。  以上でございます。 28 ◯議長(仲田康豊君) 再質問ございますか。古川英明議員。 29 ◯3番(古川英明君) 是非是非いい方向に検討していただければというふうに思います。様々な課題に対して、真摯に保護者の声に耳を傾け、その解決に大変御尽力をされている様子が教育部長の御答弁からわかりました。昨日の同僚議員の発言にもございましたけれども、先般地方創生カレッジ鳴滝塾で御講演をされました藻谷浩介先生は、子育て世代の支援で出生率を高くできる、あるいは子育てしながら働く若い世代を呼び込む、そういったことの重要性を示されております。困難な部分もあろうかとは思いますが、放課後児童クラブの一つ一つの運営課題、そして新見市のきめ細やかな子育て支援政策全体がこういったよい方向に行くように、しっかりと頑張っていただくよう求めておきたいと思います。  それでは、次に移ってください。 30 ◯議長(仲田康豊君) 2項目めの質問に対する答弁を求めます。 31 ◯消防長(安松 潔君) それでは、2項目め、消防団員の待遇について、1点目、団員の報酬額は適正かということについてですが、本市の消防団員への報酬額は、合併時に設定したものであり、適正と考えております。  2点目、報酬の取り扱いは適正かということですが、団員の報酬、費用弁償は、新見市消防団に関する条例に基づき、毎年度各団員から提出される委任状により支給しております。  3点目、火災、捜索への出動手当はなぜ出せないのかですが、出動手当についてでありますが、本市では出動手当と言わず費用弁償という形で支出しております。消防団は、自分たちの地域は自分たちで守るという崇高なボランティア精神で日々活動しておられることから、御提案の費用弁償の拡充は考えておりません。  4点目、団員数、年齢構成の課題はですが、課題は、団員の確保にあると考えております。  以上です。 32 ◯議長(仲田康豊君) 再質問ございますか。古川英明議員。 33 ◯3番(古川英明君) よくわかりました。  2項目め、1点目について再質問をさせていただきます。  総務省が平成27年4月に実施した全国の消防団団員の報酬額の比較という資料がございましたけれども、全国1,742消防団のうち、新見市の1万4,000円という報酬額は、実は下位10%余りに位置しておりました。消防庁のホームページでは、支給額支払い方法は地域事情により必ずしも同一ではないものの、支給額の低い市町村においては、制度の趣旨に鑑み、引き上げ等適正化を図る必要があると見解が示されておりました。また、国の消防団員の確保等に関する検討会でも同様な御意見が述べられておりました。こうした国の考え方に対して、現在の1万4,000円という年額報酬が適正であるかどうか、市長の御所見をいただければと思います。市長、どのようにお考えでしょうか。 34 ◯議長(仲田康豊君) 答弁を求めます。 35 ◯市長(池田一二三君) 古川議員が申されております団員1人当たりの地方交付税単価ということを申し上げられておられると思います。  これは、人口10万人の標準団体を基準として、地方交付税単価で入ってくるものでございますので、本市ではこれが即ということには当たらない状況にあることは御理解をしていただきたいと思います。そうした中で、本当に消防団長さんを初め、幹部の方また団員の方々には、昨年は特に7月豪雨、台風24号とありましたし、また行方不明者の捜索といったことで大変にお世話になっていることは重々承知をいたしておりますし、またそういった市民の皆様方の安全・安心に崇高なボランティア精神でかかわっていただいている、活動をしていただいているということに対しましては、本当に心から感謝を申し上げている次第でございます。  以上でございます。 36 ◯議長(仲田康豊君) 再質問ございますか。古川英明議員。 37 ◯3番(古川英明君) 人口10万人以上の額が3万6,500円、本市の場合にはそれでは一体算入額はお幾らということなんでしょうか。 38 ◯議長(仲田康豊君) 答弁を求めます。 39 ◯消防長(安松 潔君) 消防関係の交付税でありますが、一括して入ってきますので、その中で幾らというのはわかりかねます。  以上です。 40 ◯議長(仲田康豊君) 再質問ございますか。古川英明議員。 41 ◯3番(古川英明君) 消防団員の方が報酬額が低いとか高いとか、そういうことは自らおっしゃるようなことはないとは思いますけれども、いずれにしても団員の報酬額はやや全国的に考えたら低いというふうに私は認識をしております。ですから、この度の質問を契機に少し見直しといいますか、検討をしていただければということを求めておきたいと思います。  2項目め、2点目について再質問をいたします。  各部において、報酬の取り扱いは適正に行われているというふうに私も思いますけれども、こうした部分も市長の訴えられている見える化に通じるものではないかと思います。見える化ということを市長はよくおっしゃいますけれども、時代の要請でもあろうかと思います。今後も適正な管理執行がされますよう、行政におかれましてはしっかり配慮をしていただくことを強く求めておきたいと思います。  2項目め、3点目についてですが、1つお尋ねをいたします。  他の市町村では、費用弁償はどのような取り扱いになっているのか、資料があればお示しをいただければと思います。 42 ◯議長(仲田康豊君) 答弁を求めます。 43 ◯消防長(安松 潔君) 資料は持ち合わせておりません。 44 ◯議長(仲田康豊君) 再質問ございますか。古川英明議員。 45 ◯3番(古川英明君) 資料がないということだそうですが、是非是非そういった部分を比較といいますか調べていただいて、またそれも検討材料の一つにしていただければということを求めておきたいと思います。  2項目め、4点目についてですけれども、若者人口減少の中、若手団員を増やすためにも、今後団員の処遇改善を強く求めておきたいというふうに思います。よろしくお願いします。  それでは、3項目めをお願いいたします。 46 ◯議長(仲田康豊君) 3項目めの質問に対する答弁を求めます。 47 ◯市長(池田一二三君) それでは、私から3項目め、行政職員の資質向上についての1点目、行政職員に必要な資質とはについてお答えをいたします。  私は、職員には公務員としての政策形成や問題解決能力に加え、市民感覚また経営感覚を兼ね添えていただくことはもとより、豊かな発想と改革意識を持って何事にもチャレンジをする精神で職務執行に努めていただきたいと考えております。そのために、様々な部署で業務経験を積んでいただいたり、積極的に研修機会を設けることによって、多様化する行政ニーズの高い倫理観を持って対応できる、そういった職員の資質向上に努めているところでございます。  2点目につきましては、担当部長からお答えをさせていただきます。 48 ◯総務部長(上山 晋君) それでは、3項目めの2点目、行政職員の研修の現状はということで、研修の具体的な内容をということでございます。
     平成30年度の実績で申し上げますと、まず外部研修でございますが、これにつきましては、岡山県市町村職員研修センターというのがございまして、そこで階層別、職能別の研修をいたしております。例えば、階層別でございますと、まず新規採用職員が前期、中期、後期というような研修がございます。これは、各年度ごとの新入採用職員に応じて出席をさせております。それから、あとは新任になります係長、課長補佐、課長研修につきましてもこの研修を受けさせておりまして、これにつきましてもその年度の新任の職員を受講をさせております。それからあと、職能別でございますが、例えば業務別で固定資産税の課税の事務研修、地方財政入門研修、法制執務研修に参加させておりますし、あと技術的なことでいいますと、岡山県の市町村技術センターに災害復旧事業の設計積算の研修、土木工事の施工管理などの研修を受けさせております。さらには、全国研修ということで、全国市町村国際文化研修所などにも専門的な研修を受講させるように職員を参加させております。それから、市の単独研修でございますが、これにつきましては、新規採用職員研修を市の単独でも行っておりますし、講師を招きまして、説明、説得能力の向上研修でありますとか、組織のタイムマネジメント研修、ドローン活用研修などを行っているところでございます。  以上でございます。 49 ◯議長(仲田康豊君) 再質問ございますか。古川英明議員。 50 ◯3番(古川英明君) 非常にたくさんの研修をされているんだなということで御理解をさせていただきました。  29年度であったかと思うんですけれども、若手職員からアイデアを集めて、施策に反映していこうというようなことをされておると思いますが、大変ユニークだなとそのときに感じた記憶がございます。その後の経過はどうなったかということを一つお示しいただければと思います。 51 ◯議長(仲田康豊君) 答弁を求めます。 52 ◯総務部長(上山 晋君) 若手職員からアイデアを募りまして、事業化に向けて検討いたしましたが、現在のところは実現に至ったものはございません。  以上でございます。 53 ◯議長(仲田康豊君) 再質問ございますか。古川英明議員。 54 ◯3番(古川英明君) 行政職員に必要な資質につきまして、市長から丁寧な御答弁があったと思います。私も全く同感といいますか、そういう資質向上が非常に今求められているのかなというふうに思います。市民のことを第一に考え、市民に寄り添える職員であって欲しいということを私も切に期待をしているものです。  また、一方で自己の専門性を高めることはもちろんなのですけれども、これからの新見市を支える職員の皆さんには、市長もお考えだと思いますが、行政全体のことをやはり視野にしっかり入れて、横断的、創造的な発想や柔軟な考え方、そういったものを持つことが強く期待されていると思います。市長におかれましては、それを引き出すのもリーダーとしての役目かと思います。そうした意識改革も含めた人材育成に努めていただきたいと思いますけれども、再度市長の御答弁を期待するものでございます。御所見をお聞かせください。 55 ◯議長(仲田康豊君) 答弁を求めます。 56 ◯市長(池田一二三君) 古川議員より、行政職員の資質向上という観点から御質問をいただいたところでございます。  何におきましても、まずは市民に寄り添う、市民の市民感情、そういったものを大切にする、そういった豊かな人間性を有する資質を持つということがまず大事であろうと考えております。また、そういった観点から、先ほどからもいろいろ申し上げましたが、この指針にも従って進めてまいりたいと思います。 57 ◯議長(仲田康豊君) 再質問ございますか。古川英明議員。 58 ◯3番(古川英明君) 市長の奮起をひとつ期待をするものでございます。  市長は、常々事業の選択と集中、昨日もそういう言葉が出てまいりましたけれども、そういうことを言われます。そのことは最終的にはリーダーの決断によってしかなされないことだと思います。多難な本市の未来のために、これまで以上に柔軟な発想を持って取り組んでいただくことを期待をしまして、今回の質問を終了いたします。 59 ◯議長(仲田康豊君) これをもちまして古川英明議員の一般質問を終わります。  次に、8番坂東義生議員の登壇を願います。8番坂東義生議員。               〔8番 坂東義生君 登壇〕 60 ◯8番(坂東義生君) 8番坂東義生です。  本市の人口は、本年1月末で2万9,587人まで減少し、今後も人口減少と少子・高齢化が進んでいくと予想されています。このような中で、新見市まち・ひと・しごと創生総合戦略の考えや取り組み、そして少子化時代の活力ある学校教育のあり方について質問と提言をしてまいります。  まず、1項目めの新見市まち・ひと・しごと創生総合戦略についてであります。  国のまち・ひと・しごと創生法に基づき、本市においても、平成27年9月に新見市まち・ひと・しごと創生総合戦略を策定し、人口減少問題の克服と市の持続的発展に向け、定住人口の増加に向けた取り組み、地域資源を活用した交流の活性化と産業振興、雇用機会の創出、担い手不足の解消、女性が輝くまちの5つの項目を上げて取り組んできたところであります。この新見市まち・ひと・しごと創生総合戦略は5年間の戦略であり、来年度が最終年度となっています。これまでの取り組みを検証していく中で、平成32年度からの新しい戦略を策定して、さらに強い意志を持って取り組んでいかなければいけません。国立社会保障・人口問題研究所の昨年度での推計によると、本市の人口は2020年には2万7,633人、2030年には2万1,995人、2040年には1万7,136人にまで減少すると予測しています。平成26年時点での研究所の推計が2020年で2万9,352人、2030年で2万5,104人、2040年では2万1,416人であったことと比較すると、当初の予想をはるかに上回る人口減少が進んでいることがわかります。このまま有効な施策が打ち出せないままでいると、新見市の人口は半減してしまいます。新たな創生総合戦略を策定し、全市民が一丸となって急激な人口減少と少子・高齢化における新見市をどうしていくのかを考えていかなければいけません。まち・ひと・しごと創生法ができたから町がよくなるのではありません。人々が町をよくしようと思うときにこの法律が生きるのであります。前市政による総合戦略が31年度で終わりを迎える今、新しい市長による戦略づくりが重要であると考えています。そのためにはしっかりと時間をかけて、市民の意向を的確に捉えた新しい創生総合戦略を策定していく必要があります。今からこの新しい戦略づくりに取りかかったのでは遅いという気もしますが、今の戦略が最終年となる来年度には、この新しい戦略を立てていかなければいけません。  1点目に、新戦略策定の考えがあるのかどうかお尋ねをいたします。  今議会に上程されている平成31年度当初予算には、この戦略づくりのための予算が計上されていないばかりでなく、議会初日の市長施政方針の中にも、新しい創生総合戦略については何も触れられていません。昨日の同僚議員への答弁で、これまでの効果を検証し、新たな戦略を視野に入れて取り組むとのことでありましたけれども、池田市政のもとでの新しい創生総合戦略策定について、はっきりとしたお考えをお聞きをしたいと思います。  2点目に、戦略の見直しについてであります。  市では、戦略の推進組織として設置した新見市人口減少問題対策会議を中心に、基本目標と重要業績評価指標、KPIの達成状況や施策の効果を検証した上で必要な改善を図り、翌年度以降の取り組みに生かしていくPDCAサイクルを実施をしてきました。この新見市人口減少問題対策会議から出た意見をどのように戦略に生かし、対応してきたのか、またこれからの課題にどう生かしていくのか、戦略の見直しはどのような基準で行われるのかをお聞きをしたいと思います。  2項目めに、少子化時代の活力ある学校教育に向けてであります。  この春に市内の小学校17校に入学予定の新1年生は191人、中学校5校で219人になることが発表されました。小学校への新入児童は、3年間連続で200人を割り込み、草間台小学校への新入生はゼロ、萬歳小学校は1人になるということであります。少子化に歯どめがかからない現状で、各小・中学校ともに児童・生徒の減少が続いています。このような中にあっても活力ある学校教育の推進に向けて取り組んでいく必要があり、新見市教育委員会においても、平成28年1月に新見市教育大綱を定め、ふるさとを愛し、未来を開くたくましい人づくりを基本理念として、学校教育では郷土愛、生き抜く力を育む学校教育の推進を基本目標に取り組んでいるところであります。特に新見で生まれ育った子供たちに新見の歴史や魅力を伝え、将来新見に住み続けたいと思う心や一度は新見を離れても帰ってきたいという気持ちを持たせるには、ふるさと教育の推進が重要であります。  1点目に、ふるさと教育の推進についてであります。  ふるさと教育を推進する上での重点事項の一つとして、高い志と公共の精神を持ち、新見の将来を支えていく人材の育成であろうかと思います。本市でのふるさと教育の現状はどうなのか、また今後はどのような計画で取り組んでいくのかをお示しください。  2点目に、本市における適正な学校規模をどのように考えているのかお聞きをいたします。  学校教育においては、児童・生徒が集団の中で多様な考えに触れ、認め合い、協力し合い、切磋琢磨することを通じて、一人一人の資質や能力を伸ばしていくことが重要であり、小・中学校においては一定の集団規模が確保されていることが望まれます。しかし、少子化が進む中、中山間の学校ではさらなる小規模化は避けられず、児童・生徒が集団の中で切磋琢磨しながら学んだり社会性を高めたりすることが難しくなるなどの課題が懸念されます。このため、公立小・中学校の設置者である自治体はこうした課題を捉え、解消していく必要があります。今後は小規模校化への対応を統廃合のみで図るのではなく、少子・高齢化が進む地域社会にとって、学校はなくしてはならない必須の存在として位置づけ、その存在を核に地域再生を図る取り組みが地方創生の観点からも極めて重要であると考えています。そのためにも教育委員会は、学校運営の適正な規模をどのように考えているのかを明確に示す必要があります。新見市公共施設再配置計画の案では、市内小・中学校はいずれも継続との基本方針が示されている一方、児童・生徒数の減少で学校運営が困難な場合は地域の理解を得て統合を検討するともされています。本市は、学校運営の適正な規模をどのように考えているのかお示しください。学校運営が困難となる場合の基準や地域の理解を得てとはどういうことなのか、その考えをお示しください。  3点目です、少子化に対応した学校づくりについてであります。  まず、学校の少人数化によるデメリットはどんなものがあるのか、またメリットはどんなものがあるのかをお聞きをいたします。  児童・生徒が減少していく中で、少子化に対応する学校づくりは極めて重要で喫緊の課題であり、全ての学校で児童・生徒数が減少している中で、少子化による学校教育のデメリットをどう克服していくかがこれからの取り組みであると考えています。教育委員会のお考えをお示しください。  以上で1回目の質問を終わります。 61 ◯議長(仲田康豊君) しばらく休憩をいたします。                             午前10時54分  休 憩          ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~                             午前11時5分  開 議 62 ◯議長(仲田康豊君) ただいまの坂東義生議員の一般質問に対する執行部の答弁を求めます。 63 ◯市長(池田一二三君) それでは、私から1項目め、新見市まち・ひと・しごと創生総合戦略についての1点目、新戦略策定の考えはについてお答えをいたします。  国は、平成32年度以降の総合戦略策定について、平成30年12月の閣議決定において、平成31年度は第1期の総仕上げに取り組むとともに、次期総合戦略の準備を開始するとされておりますが、現時点ではその詳細は示されておりません。本市におきましても、平成31年度は現行の総合戦略の総仕上げの年と位置づけ、掲げた基本目標の達成に向け全力で取り組むとともに、新たな総合戦略策定に向けて施策の検討等を進めてまいりたいと考えております。  2点目につきましては、担当部長からお答えをいたします。 64 ◯総務部長(上山 晋君) それでは、2点目、戦略の見直しはどのような基準で行うのか、人口減少問題対策会議の意見をどう生かし、どう対応してきたかということでございますが、人口減少問題対策会議につきましては、これまで年1回開催いたしまして、前年度の事業の実績など、検証内容について御報告を申し上げまして意見を求めておりました。そういった意見を取りまとめまして各課に投げかけまして、その各課で検討した結果を次年度の新しい対策、施策に反映してきたところでございます。  それから、どのような基準で行うかということでございますが、平成31年度は上位計画であります総合振興計画の見直しを予定しておりまして、その見直しの過程では、市民の皆様との意見交換の場を持つことも想定しており、そうした機会を通じて寄せられた意見を総合戦略の見直しにも生かせるものと考えております。  以上でございます。 65 ◯議長(仲田康豊君) 再質問ございますか。坂東義生議員。 66 ◯8番(坂東義生君) 1点目、2点目含めて再質問をさせていただきます。  今市長が国が30年12月の閣議で次の創生戦略の方針を出したと、まだ詳細が示されていないのでということでありました。先日の同僚議員への答弁、それから本日もされましたけれども、見直しを検討していくというような答弁でありました。では、国が地方自治体に対して戦略をつくりなさいという指示を出してくるのはいつごろの見込みだと思われますか。 67 ◯議長(仲田康豊君) 答弁を求めます。 68 ◯総務部長(上山 晋君) 総合戦略につきましては、毎年6月ごろに国の方針が出されますので、今年におきましても、6月ごろ方針が示されるものではないかというふうに考えております。 69 ◯議長(仲田康豊君) 再質問ございますか。坂東義生議員。 70 ◯8番(坂東義生君) 第1次の創生総合戦略、5年前の創生総合戦略づくりについてではありますけれども、このときも国は、政府は自治体に対して急いだ総合戦略策定を言ってきたわけです。私たち自治体は、余り検討ができないような状態の中で戦略づくりをせざるを得ないということでありました。総合戦略というのは、果たして誰のための総合戦略であるのかというのを考えるわけです。決してこれは国のための総合戦略ではなくて、私たち地方自治体のための総合戦略であります。そういった面から考えますと、人口減少それから地域活性化の処方箋となる総合戦略は、私たち地方自治体自身がこれを考えていかなければいけないわけであって、国がどうしろこうしろというのを待つのではなくて、自ら総合戦略の策定というのを考えていかなければいけません。市長の考えをもう一度お示しください。 71 ◯議長(仲田康豊君) 答弁を求めます。 72 ◯市長(池田一二三君) 議員がおっしゃられるように、人口減少に歯どめをかけるということと、それから人口減少社会に対応した町、活性化をしていく、これも大きな視点であろうと考えております。本市は、32年度からの総合振興計画を今検討に入ることにいたしておりますので、そうした中でこの上位計画をしっかりとつくっていく検討をこれからしてまいります。当然このまち・ひと・しごと創生総合戦略につきましても、最終年度ということでしっかりと検証して、その中で次につながる準備等も進めてまいりたいと考えておりますが、国あるいは県の骨子案、そういったものも出てこなければなりませんので、ここでこうします、ああしますということは断言することができないということを御理解いただきたいと思います。 73 ◯議長(仲田康豊君) 再質問ございますか。坂東義生議員。 74 ◯8番(坂東義生君) まず、総合振興計画が上位計画ですか、そうなんですか。私は、総合戦略が上位といったらおかしいんですけれども、総合戦略があって、その中で総合計画というものをつくっていくという考えでないといけないんじゃないかという気がいたしております。  それからもう一点、国が方向性というものを示さない限り、市町村は新しい総合戦略を立てれないというような考えを今言われたんですけれども、それはどうなんでしょうか。準備と言ったって、準備をするのであれば、総合戦略の策定をしていくんだという意志をここではっきりと示さなければいけないんじゃないかなというふうな気がしています。  それから、先ほど総務部長が言われましたが、国が6月の見込みで総合戦略の策定について何らかの方向性を示してくると言われたんですけども、6月に示すと、多分国は平成32年度にそれを生かそうとすると、31年度の12月までには戦略を出しなさいということを言ってくるんじゃないですか。6カ月しかないんですよ、今はもう3月で余り日にちがないんですけれども、6カ月しかないというのは前回と同じ状態なんです。わずか6カ月でこれから先の新見市の方向性をつくっていかなければならないという状況になってくるんですけれども、そこら辺のお考えをお示しください。 75 ◯議長(仲田康豊君) 答弁を求めます。 76 ◯市長(池田一二三君) まず、本市の総合振興計画は、市政運営の最も基本となるものでございますので、それが何を置いても上位計画であろうと考えております。  それから、まち・ひと・しごと創生総合戦略の次期の計画をしないと言っているわけではないんです。平成27年からこれは第1次のまち・ひと・しごと創生総合戦略に我が市は取り組んでおります。そのものを毎年検証し、続けているわけです。そのベースにして、次の準備に入っていきたいということは申し上げておりますので、何もしないということではないので、御理解をいただきたいと思います。 77 ◯議長(仲田康豊君) 再質問ございますか。坂東義生議員。 78 ◯8番(坂東義生君) それは理解しております、しないと言われているんではないというのはよく理解をしております。どっちみちするんでしょう、しなければいけないわけですから、ここで創生総合戦略をつくっていくんだという考えをはっきり示す必要があるんじゃないんですかというのを申し上げております。 79 ◯議長(仲田康豊君) 質問ですか。  答弁を求めます。 80 ◯総務部長(上山 晋君) 総合戦略でございますが、今年は総合振興計画を見直しをするということをしておりますので、ちょうど総合振興計画と総合戦略が同時スタートということになることになります。総合振興計画の策定に向けてましては、毎年行っておりますアンケート調査も行っておりまして、総合振興計画の策定に向けまして準備を進めております。そういった中で、総合振興計画を策定する中で、その中からそういった人口減少に向けた施策を具現化する施策として取りまとめていけば、創生総合戦略もおのずとでき上がっていくものというふうに考えておりますので、同時並行して作成が進んでいきますと、総合戦略につきましても無理のない期間で策定できるものというふうに考えております。  以上でございます。 81 ◯議長(仲田康豊君) 再質問ございますか。坂東義生議員。 82 ◯8番(坂東義生君) 同じことの繰り返しになりますのでやめますが、では創生総合戦略のつくり方についてであります。  ずっと市長は協働ということを言われてきております。昨年議会の総務産建常任委員会が視察に行かれました、私は行ってないんですけれども、徳島県神山町であります、ITベンチャー企業が廃校舎にどんどん入ってこられて人口を増やしているというところでありますけれども、ここが最初の創生総合戦略を策定するときに、策定段階から市民の方の意見を聞くというか、市民の方によってその策定を進めてきたということがあります。これは、私たちの総合戦略だというのを市民の方にもしっかりとわかってもらうという意味からも非常に大切だと思うんですけれども、この策定の方法について、市長はどのようにお考えでしょうか。 83 ◯議長(仲田康豊君) 答弁を求めます。 84 ◯市長(池田一二三君) 人口減少問題対策会議を持っているところでございます。そこの段階でいろいろと検証していただき、御意見等を賜っておりますので、まずはそこのところで調整をしたいと考えております。 85 ◯議長(仲田康豊君) 再質問ございますか。坂東義生議員。 86 ◯8番(坂東義生君) よく市がいろんな計画とか基本方針とかを市民の方の御意見をお聞きする際は、市が素案をつくって、それに対して今いいか悪いか、適切か不適切であるかという意見を聞かれておりますけれども、今の人口問題対策会議も同じようなことじゃないかと思うんです。私が今申し上げましたのは、戦略策定の段階から市民の方々の知恵を出し合って戦略を策定していくんだということについてお尋ねをいたしましたけれども、そこら辺はいかがお考えでしょうか。 87 ◯議長(仲田康豊君) 答弁を求めます。 88 ◯市長(池田一二三君) この計画をつくりましても、やはり市民の皆様に認識をしていただき、やる気を持っていただいて、本当に新見市、オール新見、皆さんでこれを進めていく計画にならなければならないというふうには感じております。そうした中で、市民の皆様方の参画、こういったものは非常に重要と考えております。その中で、今言います人口減少問題対策会議の方々、そして地域審議会の方もございます。最終的は、これは議決が要りませんので、そういう現在いろんな審議会の中でかかわっていただいている方々もございます。また、それより多くの市民の皆様方にかかわっていただくという御提案であろうというふうに思います。その中で、段階段階で、当然アンケートもいたしますので、そういったものをベースに段階的に説明に出させていただいて、御意見等を賜る機会をいただきたいと思います。 89 ◯議長(仲田康豊君) 再質問ございますか。坂東義生議員。 90 ◯8番(坂東義生君) 今の市長の御答弁をお聞きして、従来のつくり方と変わらないんだなというふうに思いました。  前回のこのまち・ひと・しごと創生総合戦略でありますけれども、先ほど申し上げましたが、わずか数カ月の間につくらなければいけなかったということがあって、民間コンサルタントにこの戦略策定を委託した自治体が多くありました。我が市の前回のこの創生総合戦略についてでも言えますけれども、総花的になって、金太郎あめのように、どこかの自治体とよく似た戦略というのが、我が市だけではないです、ほかの自治体も多く見られております。これが果たして適切かどうかというと、私は決してそうではない。やはり我が市の総合戦略ということを考えると、先ほど市長も若干言われましたけれども、様々な人の意見を聞きながら進めていかなければいけない、もっと言うと、先ほど申し上げましたが、市民の手でつくり上げていくような戦略にして欲しいなという気がしておりますので、是非そこら辺のことを十分にお考えいただいて、次期総合戦略の策定に当たっていただきたいと思いますが、もう一度お考えをお聞かせください。 91 ◯議長(仲田康豊君) 答弁を求めます。 92 ◯市長(池田一二三君) 市民参画という観点は非常に重要であろうという認識は持っております。その中で、どういった形が一番、期間も限られておりますが、最大限できるように努めてまいりたいと思います。 93 ◯議長(仲田康豊君) 再質問ございますか。坂東義生議員。 94 ◯8番(坂東義生君) 市民のための総合戦略になりますように、努力を求めまして、次の項をお願いいたします。 95 ◯議長(仲田康豊君) 2項目めの質問に対する答弁を求めます。 96 ◯教育長(城井田二郎君) 2項目め、少子化時代の活力ある学校教育に向けての1点目、ふるさと教育の推進の状況についてということでございますが、現在小・中学校では、総合的な学習の時間や社会科等でふるさとを学ぶ学習に取り組んでおります。このふるさと学習では、地域の文化、環境、歴史等について学習をしており、ふるさとを愛する心の育成につながっているものと考えております。また、地域、学校、行政が連携をいたしまして、本市の自然、産業、文化、歴史等を生かした様々な体験活動を通じてふるさとを愛する心を育てるために、にいみ塩から子育成事業についても、今年の場合は夏にできませんでしたけども、冬に再構築いたしまして実施をいたしております、という状況でございます。  また、今後についてでございますけども、当然現在の取り組みを継続するとともに、中学校で今行っております職場体験活動というのがございます。これを進化をさせ、本市の地場産業や福祉、文化等との関連を強めるなどして、将来の新見市を担う人材の育成につなげてまいりたいと考えております。  2点目、3点目については部長からお答えさせていただきます。 97 ◯教育部長(安藤暢重君) それでは、2点目の本市における適正な学校規模についてでございますが、法令上、学校規模の標準は学級数により設定されており、小・中学校ともに12学級以上、18学級以下が標準とされておりますが、この標準は、地域の実態、その他により特別な事情があるときはこの限りではないという弾力的なものとなっていることから、本市におきましては、義務教育の機会均等や水準の維持向上の観点を踏まえ、学校の小規模化に伴う諸課題へ対応しているところでございます。  次に、3点目の少子化に対応した学校づくりでございますが、2点目と関連もいたしますが、学校の児童・生徒数が減少し、集団規模が小さくなることで、学習や行事等が実施しにくいといった課題がありますが、学年の枠を超えた合同学習、周辺の学校との合同授業や行事も取り入れながら、一定の集団規模での活動も実施しております。一方、少人数の集団では、児童・生徒一人一人に目が行き届きやすいことから、個に応じたきめ細やかな指導、全員に発表機会を確保したり様々な役割を経験させたりすることなど、少人数の学校だからこそできることもあります。現在全小・中学校にコミュニティ・スクールを導入し、地域とともにある学校づくりを推進しております。その中で、地域人材や地域資源を学校教育に積極的に活用するなどして、学校課題に対応し、教育効果を高めるよう努めているところでございます。  以上です。 98 ◯議長(仲田康豊君) 再質問ございますか。坂東義生議員。 99 ◯8番(坂東義生君) ふるさと教育についてであります。  本市は、郷土愛を育てるという意味でふるさと教育を十分に推進をされてきておりますけれども、このふるさと教育が先ほど市長が次の総合振興計画の策定のことも言われましたけれども、総合振興計画とかこの創生総合戦略とか、そういったものとはどういうふうにリンクをされているのかお尋ねをいたします。 100 ◯議長(仲田康豊君) 答弁を求めます。 101 ◯教育長(城井田二郎君) 地域の人材を育てて、その育てられた子供たちが将来にわたってこの新見市を担う、例えば少子化への対応についても、子供たちにこの新見のよさを十分実感させた上で、この地域から場合によっては育って旅立っていく者たちもおりますけども、その者たちがこの地域に帰ってきて、この地域を支えようとする、そういった心を育てることというのがこのふるさと教育の基本であろうと考えております。 102 ◯議長(仲田康豊君) 再質問ございますか。坂東義生議員。
    103 ◯8番(坂東義生君) 教育長のおっしゃるとおりだと私も感じております。是非進めていただきたいと思います。  先ほどの答弁の中で、これは今までやってきたこと、それからこれからこういうことをやってきたいというのも若干申されましたけれども、このふるさと教育の推進というのは、新見市の人口減少に対応する、それから地域の活性化に対応するといった意味からでも非常に大きなものがあるというふうに考えております。ところが、単発事業、単発な考えで進められておりまして、今後のふるさと教育の推進計画というものがないというふうに思うんですけれども、そこら辺のお考えはいかがでしょうか。 104 ◯議長(仲田康豊君) 答弁を求めます。 105 ◯教育長(城井田二郎君) 御指摘のように、各学校それぞれの校長のもとに、学校の経営計画を持ち、地域の方々との地域の特色をしっかり生かした学校づくりをいたしております。したがって、個々を見れば、そういった御指摘に当たる部分もあろうかとは思いますけども、全体を見ますと、要するにふるさとを愛し未来を開く、そしてこの地域にとって大切な人材を育てていく、たくましい人材を育てるということが本市の基本でございますので、それは学校長がそれぞれそれを意識した上で、それぞれ学校の目標を持って教育活動に取り組んでいるということであろうと思います。  また、このふるさと教育とかふるさと学習という点に限って申せば、言いかえればこれは私の中ではキャリア教育であろうと考えています。その子供たちのキャリアをどのように育てていくのか、それが結果としてその地域に子供たちがどう貢献できるのかということを育てることになるだろうと思っています。  そこで、中学校で今まで25年余りやってきております職場体験という活動、これはチャレンジワークという名で呼ばれておりますけども、3日間、2年生が各職場に出かけていって職場体験をするということをテーマにした活動でございます。その部分を少し今の課題に寄り添う形にしていきたい、つまりキャリア教育は各学校とも行っていますし、中学校の場合は進路選択というところで一旦の終結を見ますけども、そうではなくて、自分の将来に生かす教育活動へ少し進化させたいと今考えております。それを今全体構想を持って、各学校へ指示をしながら、校長先生方の御理解をいただきながら、また地域の御理解をいただきながら進めてまいりたいと今考えております。  以上でございます。 106 ◯議長(仲田康豊君) 再質問ございますか。坂東義生議員。 107 ◯8番(坂東義生君) では、次ですけれども、学校教育でのふるさと教育と、それから社会教育での郷土学習との今のリンクと申しますか連携というのはどうなっているのかお尋ねをいたします。 108 ◯議長(仲田康豊君) 答弁を求めます。 109 ◯教育長(城井田二郎君) 社会教育とそれから学校教育とのつながりという部分におきましては、連携等々が実際に行われていると。例えば、学校で行われている様々な教育活動に今地域の方々に御理解を得て、御協力をいただいております。人材を学校の中で生かそうと、その中で地域とともにある学校づくりを進めようというのが今本来本市の大きなテーマでございます。その中で、地域の方々の持っておられる、例えばお力でありますとかまた人そのものの人の力でございます。それを学校の中に生かすために、公民館であるとかまたはコーディネーターであるとか、そういった方々に地域の人材を御紹介していただいて学校の教育活動に反映させている、その中の一つに、例えば地域の歴史を知るとか、地域の文化を知るとか、学ぶとか体験をするとか、自然を体験するとか、そういった活動があるものだと考えております。  以上でございます。 110 ◯議長(仲田康豊君) 再質問ございますか。坂東義生議員。 111 ◯8番(坂東義生君) 学校教育とそれから地域、社会教育との連携というのは、今後一層強められていくという考えでよろしいでしょうか。 112 ◯議長(仲田康豊君) 答弁を求めます。 113 ◯教育長(城井田二郎君) おっしゃるとおりでございまして、今後社会教育と学校教育がもっとつながらないといけないと。特に新年度からこれから各指示をいたしたいと思っておりますことは、今公民館で行われている諸活動がございます、様々な学習活動を行ってきておりますが、ややもすると成人教育に偏っている傾向がございます。これについては、特に今課題であります家庭教育、その部分へ力を注ぐことが今の社会教育の大きな課題ではないかと考えております。したがって、社会教育委員会等も含めまして、多くの方々に御理解をいただいて、少し手だてを考えたいと考えております。  以上でございます。 114 ◯議長(仲田康豊君) 再質問ございますか。坂東義生議員。 115 ◯8番(坂東義生君) わかりました。  では、2点目に移ります。  先ほども当初の1回目の質問でも申し上げましたけれども、実は今年1月30日の山陽新聞の新見市610施設効率的配置へという見出しがついている新聞記事でございます。新見市の公共施設機能再配置計画について記事にされておりますけれども、この中の学校の部分で、小・中学校は継続で、児童・生徒の減少で学校運営が困難な場合は、地域の理解を得て統合を検討するというふうに書かれています。基本的には継続なんだけれども、統廃合もあり得るよというような書き方なんですけれども、この記事の内容について、教育委員会の見解を求めたいと思います。 116 ◯議長(仲田康豊君) 答弁を求めます。 117 ◯教育部長(安藤暢重君) 記事というか、今の再配置計画の関係でございますが、学校運営が困難な場合というのが、先ほど議員のお話の中にもありましたが、子供の数が少なくなっていくということになりますと、そういったようなことが将来的に想定されるという中でありますが、仮にそういった状況になった場合に、学校統廃合が必要となったということになりますと、基準を持つということが必要ではないかというように考えております。  これにつきましては、今後の小・中学校の児童・生徒の推移を見きわめながら検討してまいりたいというように考えているところでございます。  以上です。 118 ◯議長(仲田康豊君) 再質問ございますか。坂東義生議員。 119 ◯8番(坂東義生君) 部長が今申されました学校統合が必要となった場合というふうに言われましたけれども、必要になる場合というのはどんな基準なんでしょうか。 120 ◯議長(仲田康豊君) 答弁を求めます。 121 ◯教育部長(安藤暢重君) 基準というのが、今先ほど申し上げましたが、これは具体的というのは当然検討が必要でございますが、統廃合の検討を開始する時期の基準ではございません。今先ほど申し上げましたように、小規模校のメリットを最大化できるようなそういうような基準、目安というようなことでの基準ということで思っております。  以上でございます。 122 ◯議長(仲田康豊君) 再質問ございますか。坂東義生議員。 123 ◯8番(坂東義生君) ちょっと理解しにくい答弁でありました。  小規模校のメリットを最大化できる基準、済みません、それはどういうことなんでしょうか。 124 ◯議長(仲田康豊君) 答弁を求めます。 125 ◯教育部長(安藤暢重君) 小規模校につきましても、今現在でもメリット、デメリットという部分について克服をしていかなければいけないんですが、メリットも最大化していくということで一生懸命取り組んでおります。そういったようなメリットを最大化できる、そういうような状態の子供の数ということにもなるんですが、児童・生徒の数、そういったものも含めて、今の効果的な教育ができるのはどこら辺までか、メリットを最大的に生かせるようなそういったようなところの目安、それを考えているということでございます。  以上でございます。 126 ◯議長(仲田康豊君) 再質問ございますか。坂東義生議員。 127 ◯8番(坂東義生君) やはりわかりにくい答弁です。先ほどメリットについても部長が申されました。私も同じような考えを持っておりまして、小規模校のメリットというのは、ゆとりの中で個に応じたきめ細かな教育ができるということ、それから過度の受験競争などが緩和されるということなんだろうなというふうに思います。私も切磋琢磨という言葉を使いましたけれども、小規模校だから切磋琢磨ができないということはないというふうに思っておりまして、少ない人数ながらも、友達と競い合うとかあいつより負けたくないとか、そういった気持ちというのは子供には芽生えてくるんじゃないかなというふうな気がしております。やはり、教育行政とすれば、このメリットを最大限に生かした学校経営というのが非常に大切なんじゃないかなというふうに思っております。少子化が教育に及ぼす問題を最小限に抑えるために、可能な限り政策的な対応を図って、少子化のもとで可能な限り教育条件の充実を図るとともに、少子化の解消に向けての環境整備に努めていくということが大切なんだろうというふうに思います。そういったことを考えて、例えば少子化に対応した望ましい教育環境のあり方について、有識者やPTAの代表、それから学校教諭の代表、自治会とかそれから商工会、商工会議所であるとか、そういった方々、また公募によって募るなどで少子化時代に向けた学校教育のあり方について検討してもらう、審議してもらう、そういったことを考えてもいいのじゃないかというふうに思いますけれども、お考えをお示しください。 128 ◯議長(仲田康豊君) 答弁を求めます。 129 ◯教育長(城井田二郎君) 適正な学校規模について検討する会議、話し合いをする場を設置してはというふうに今おっしゃられたのかというふうに理解をしてよろしいでしょうか。  統廃合を考える基準づくりというよりも、小規模な学校を存続させる意義を明らかにする、そういうことではないかと考えます。それが恐らくこの本市にとって必要な基準ではないかなと思います。小規模であるからこそできる教育活動、それから特に地域に密着し、地域に愛される学校づくりがそれぞれの地域を元気にし、今市長が申しております共生社会の実現に大きく寄与する学校づくり、それがこれから求められるものではないかと。当然それは基準でございますので、多くの方々の御意見をいただいた上で、そういったものをつくっていく必要があるであろうと。今すぐ目の前にあるわけではございませんので、それがこれから10年先には一定の状況になるであろうと、今6年先ぐらいまでの子供たちの数については把握をされておりますけども、そこの状況の中でかなり少人数化していく学校が具体的に出てきております。そこのあたりの対応も含めて、先ほど申しましたような小規模な学校を存続させるためのその意義を明らかにするために、多くの方々の御意見をいただくような会を設置することについては必要であろうと考えておりますし、それも一定の時期を見て皆さんの御意見をいただいた上で、総合教育会議の中で教育委員、市長との協議も十分した上で進めていくべきではないかなと考えております。  以上でございます。 130 ◯議長(仲田康豊君) 再質問ございますか。坂東義生議員。 131 ◯8番(坂東義生君) 是非これからの新見市の学校教育がどうあるべきか、学校の規模が小規模化する中で、適正な学校とはどういうものであるのか、そういったことを様々な方々の御意見をお伺いしながら、行政がその計画を一方的につくるのでなくて、いろんな方の御意見をお伺いしながら、その基準づくりをしていくということを進めていただきたいというふうに思うんです。少子化が教育に及ぼす問題を最小限に抑えるために、可能な限り政策的な対応を図って、少子化のもとでの可能な限りな教育条件の充実を図るとともに、少子化の解消に向けて環境整備に努めることが教育面での対応の基本となるというふうに思っております。  1項目めの質問でも申し上げましたけれども、これはまち・ひと・しごと創生総合戦略、新しい創生総合戦略の中でも重要な位置を占めるというふうに思っておりますので、そういう観点で進めていっていただきたいというふうに思いますが、教育総合会議の責任者でもある市長のお考えもお尋ねをしたいと思います、いかがでしょうか。 132 ◯議長(仲田康豊君) 答弁を求めます。 133 ◯市長(池田一二三君) 私自身も小規模校をいかにしてそのメリットを生かして存続していくのかということは非常に重要なことだろうと考えております。今教育長が御答弁を申し上げましたけれども、そういった存続するためにどうしていけば地域と一緒になって考えていけるのかということを、そういった考える機会を設けるということはしていきたいと思っております。 134 ◯議長(仲田康豊君) 再質問ございますか。坂東義生議員。 135 ◯8番(坂東義生君) 話がまた前後するかもわかりませんが、では公共施設機能再配置計画で示された学校運営が困難な場合には統合もあり得るという考えの基本には、本市の小・中学校の統廃合はしないという基本の上で考えているというふうに捉えてよろしいでしょうか。 136 ◯議長(仲田康豊君) 答弁を求めます。 137 ◯教育長(城井田二郎君) 現在、学校の統廃合計画は今計画は持ち合わせておりませんし、現在ある学校をいかに地域の中で生かし、地域を元気にするものにしていくということでございますので、これについてはそういう考え方を今は持っております。 138 ◯議長(仲田康豊君) 再質問ございますか。坂東義生議員。 139 ◯8番(坂東義生君) 小規模校の増加イコール学校の統廃合という安易な解決策によらずに、メリット、デメリットを慎重に検討して、統廃合にかわる多様な取り組みを考えていかなければいけないというふうに私も思っています。今後少子化時代の活力ある学校教育に向けて多様な考え集約し、地域の学校はどうあればいいのかを協働と見える化によって進められるよう強く求めまして、私の質問を終わります。 140 ◯議長(仲田康豊君) これをもちまして坂東義生議員の一般質問を終わります。  次に、7番石田實議員の登壇を願います。               〔7番 石田 實君 登壇〕 141 ◯7番(石田 實君) 7番石田です。  もう10分ほどで12時が来るから、回ってこんのかなと思って回ってきました。  それでは、通告に従いまして3項目について質問をさせていただきます。  1項目め、新見市消防操法訓練大会についてお伺いをいたします。  今までの消防操法は、速さと正確さを競う規律と呼ばれる動きや2名以上の動きをシンクロして見せるなどのきれいさが要求され、練習時間の大半が規律やシンクロをした動きの習得に当たられてきました。実際の火災現場の動きとは少しかけ離れており、競技会のための訓練と言われる方もおられるところでございます。既に全国大会では、火災現場を想定した水出し操法が行われており、県大会においても、来年度からは全国大会に準ずる水出し操法が実施されます。本市においても早急に水出し操法による市の大会の実施が望まれるところです。そのためには、新たな大会会場とコース整備が必要となりますが、御所見をお伺いをいたします。  2項目め、新見駅前の開発について。  1点目、まず新見駅西エリア整備事業についてお尋ねいたします。  本年度において、2億円近い予算を計上し、公立大学支援と駅前のにぎわい創出という名目のもとに、新規事業に着手されました。本議会で同僚議員の質問の答弁で、現在までの進捗状況等についてはお聞きをしましたが、少し違った方向からお聞きをしたいと思います。  公立大学の学生向けアパートに市がかかわる必要性や建設場所の適否は後で議論するとして、降って湧いたような唐突な場所決定の経緯を、市が望んで譲渡をお願いしたのか、JR側から頼まれて購入するとしたのか御説明を願います。  2点目、駅舎改修を含めた全体像を示す時期に来ているのではないかという質問でございます。  西エリアの整備もさることながら、伯備線沿線の主要駅では取り残された感じもする新見駅、市民の皆さんから強い要望として、エレベーターの設置等によるバリアフリー化や、美術館方面につながる橋上化の要望が出されておりますが、新年度予算に若干の調査費的なものを計上されてはおられますが、現段階でのJRとの協議の進捗状況をお示し願います。  続きまして、3項目め、将来につながる補助金の交付について。  1点目、現制度における補助金交付金委託事業の検証について、地域への交付型補助金一つを例にとってみても、協働のまちづくり交付金、オール新見!公募型まちづくり事業補助金、やる気×元気コミュニティビジネス応援事業補助金、地域づくり事業推進補助金等々、同じような体系の補助事業や委託事業が近年特に増えてきております。ネーミングだけで地域の活気が出るような錯覚さえ覚えるわけでございます。  そこで、質問いたします。  とりあえず先ほど例に挙げた4つの補助事業、委託事業だけで結構ですので、各事業の開始年度と本年度までの事業実績と、その効果をどのように検証され、どう捉えられているのか、加えて次年度以降の目標、各事業にあるべき姿をお示し願います。  2点目、行財政改革を見据えた予算執行をという質問です。  近年は異常気象による火災も多発し、これらの復旧だけでも多額の予算を計上せざるを得ません。たくさんあった財政調整基金も減少し、やがて厳しい財政運営を強いられるのは目に見えております。そうなると、公共料金等の値上げによりしわ寄せをかぶるのは市民の皆様であります。そして、少子化がさらに進む将来、子供たちの多くの肩にかかってくるのは必然であります。  そこで、お尋ねいたします。  現在新見市にはたくさんの補助金や委託料がありますが、そろそろ全体的な検証に加えて、真に必要な事業に特化する、いわゆるスクラップ・アンド・ビルドで見直す、いや見直さざるを得ない時期に来ていると思いますが、市長の御所見をお伺いいたします。  以上で1回目の質問を終わります。 142 ◯議長(仲田康豊君) しばらく休憩をいたします。                             午前11時54分  休 憩          ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~                             午後1時0分  開 議 143 ◯議長(仲田康豊君) 休憩を終わり会議を再開いたします。  ただいまの石田實議員の一般質問に対する執行部の答弁を求めます。 144 ◯消防長(安松 潔君) 1項目め、新見市消防操法訓練大会について、1点目、水出し操法訓練の実施に当たって、新たな大会会場とコースの整備を要するが、市の対応はについてでありますが、岡山県消防操法訓練大会は、2020年7月から、従来の水を出さない操法から実際に水を出す水出し操法に移行します。新たな大会会場とコースの整備についてでありますが、消防団が水出し操法を想定した検証を行っておられますので、その結果を踏まえ、会場整備などについて消防団と協議をしながら対応を検討してまいりたいと考えております。  以上です。 145 ◯議長(仲田康豊君) 再質問ございますか。石田實議員。 146 ◯7番(石田 實君) 消防団と協議をして決めていくという答弁をいただきましたが、消防団は今昨日までがちょうど春の火災予防運動に当たりまして、ちょうどこの3日の日曜日が実施行事でして、放水訓練を新見市の各分団でさせていただきました。その後、消防団としてもどこが適地だろうかということでいろいろと回らせていただきました。そういった中で、消防団としては、とりあえず石蟹の防災公園の南にあります多目的グラウンドの学校の南中学校側でも、それから南の側でも、あそこが一番適地だろうと。水利を引く利便性、そしてまた放水をするのが川へ向かって向かって放水ができるということで、一応青年の家であったりほかのグラウンドもいろいろ見させていただきましたけれども、消防団としてはできるだけ早く、希望とすればあそこの利用の状況もございますので、その辺は執行部の方に検討をしていただかなければいけないんですけれども、一応消防団としての候補地はあそこが適しているということで、できたらあそこへお願いしたいというような状況であります。  そして、今日同僚議員からの質問におきまして、市長も消防団の必要性については十分に認識をされておられるようでございます。そして、消防操法訓練が迅速、的確な消火の手順を訓練するだけでなくして、練習そしてまた大会を通しまして、選手同士のきずな、そしてまた分団、部の応援も要るわけですから、そういった意思疎通につながりまして、有事のときに出動率の向上にもつながっておるところでございます。  そして、消防団は、火災が発生する、消防機庫に駆けつける、そうしますと年に春と秋、そしてまた途中に1回ぐらい放水訓練をしますけれども、本当に火事現場に行ったときの緊張でなかなか年の若い団員につきましては水が出せないというような状況もございまして、3人集まったら出動するんですけれども、ちょっとベテランの人も来んと出動につながらないというようなこともございますので、この訓練は本当に現場を想定をしたときの役に立つ訓練かなと思います。  それともう一点は、平成17年の合併から新見市の大会は神郷分団が14回連続優勝されております。その中で、優勝分団が県大会へ行くということで、ずっと14回連続で出られておるわけですが、その中で10回入賞されとります、そして平成25年から30年までが6年連続入賞、そして平成26年が準優勝ということで、本当に新見の名を岡山県にはせておるわけでございます。そういったことで、神郷分団さんにおきましてもプライドがありますので、新見市の名前をかけた、それで消防が生活の一部にもなっとっても言い過ぎではないというような状況でもございます。そういった中で、今度は新見市が水出し操法へ移行していただかんと、今年の場合はもうこの4月の大会で来年の県大会の予選も兼ねるわけです。そうせんと、4月にやって、今度水出し操法をそっからするというわけにいかんのんで、そういうほったら二重の訓練をしなきゃいけないということで、それはもう家族の方は大変なことじゃろうと思うんです。というのは、ちょうど子育て時期のお父さんが、まだ結婚されていない選手の方もおられますけれども、そしてまた分団の消防団員の方はフォローしていかにゃいけんのです、大変なことなんです。一年でも早く同じ内容で操法ができるようにしていただきたいと思うんですけども、消防長から前向きな答弁をいただきましたけれども、市長のどのくらいかというのを、ちょっと、までにやるという意気込みを聞かせていただきたいんですが。 147 ◯議長(仲田康豊君) 答弁を求めます。 148 ◯市長(池田一二三君) この水出し操法に伴う訓練場所ということで、その消防団の方がいろいろと皆様方で検証されて、先ほど言われましたように、石蟹の南グラウンドのところが適地ではないかというような結論を出されたということでございますので、それを正式に受けましたらまた消防と一緒に現地をまず視察をさせていただいて、状況等も一緒にお話を伺いながら検討を進めてまいりたいと思います。そういう中で、一日も早く整備をしてきたいと考えております。 149 ◯議長(仲田康豊君) 再質問ございますか。石田實議員。 150 ◯7番(石田 實君) 市長から前向きな答弁をいただきました。この後また団本部としましても、団長を含めて協議をさせていただきまして、またアポイントとらせていただいて、団長と一緒にお願いに参りたいと思います。ただ、あのままで使えるというもんじゃないんで、いわゆる水出し操法になりますので、あそこに透水性の高い舗装をしなきゃいけない、それからその下へあんきょ排水もしとかんと、1チームや2チームならできるんですけれども、続けてやりょうたら水が引かんと次の人がハイドロプレーニング現象と一緒で滑ってできませんので、その辺でまたお願いしに行きますので、どうぞよろしくお願いいたします。  次、行ってください。 151 ◯議長(仲田康豊君) 2項目めの質問に対する答弁を求めます。 152 ◯総務部長(上山 晋君) それでは、2項目め、新見駅前の開発についての1点目、新見駅西エリア整備事業について、その用地について場所決定の経緯について説明を求めるということでございますが、新見駅西エリア整備事業の用地につきましては、駅周辺のまちづくりを具現化する用地として、本市が西日本旅客鉄道株式会社に対しまして譲渡を依頼したものでございます。昨年3月市議会に対しまして、用地取得の考えを御説明し、予算審議過程での質疑を経て、予算化を決定していただいたものでございます。  続きまして、2点目でございます、駅舎の改修を含めた全体像を示す時期に来ているのではないかという御質問でございます。  JR新見駅のバリアフリー化を望む利用者は多く、利便性向上のためにも取り組むべきことと考えております。平成29年度に西日本旅客鉄道株式会社へ要望した際、同社からバリアフリー化の方法や時期などの課題について検討の場を持ちたいとの申し出がございました。その後、新見駅西エリア整備事業の協議の中で、バリアフリー化の協議についても行っております。来年度は、技術的な工法の検討などを行う新見駅バリアフリー化検討事業を実施してまいりたいと考えております。  以上でございます。 153 ◯議長(仲田康豊君) 再質問ございますか。石田實議員。
    154 ◯7番(石田 實君) 今部長から説明がございましたけれども、職員宿舎につきましては老朽化が激しいということで、四大化に向けて職員の方も増えるわけでございまして、当然必要かなと思うんですけど、あの場所かそれから適地かどうかは別にして、職員住宅につきましては遅過ぎる感じすら受けておるところでございます。また、学生のアパートにつきましては、いま民間が急ピッチで建設をされておりまして、また4年間で280人が増えるわけでございまして、今年、来年ぐらいは余る飽和状態にもちろんなるわけでございます。そういった中で、2022年になれば、市が思っておる今の西エリアのアパートがちょうど完成するときに入られるかもわからんけど、ほかのところが今の状況でいくと空く可能性が十二分にあります。それはそれとして、市が100計画するというのは、これはどういう調査のもとでやられたもんか、行き当たりばったりじゃないと思うんですけれど、その辺を説明してください。 155 ◯議長(仲田康豊君) 答弁を求めます。 156 ◯総務部長(上山 晋君) これまでも何度かお答えをさせていただいておりますけれど、現在民間のアパートの建設が進んでおるという状況の中で、市内の不動産業者等に聞き取りを行いましたところ、大学生が入居できる物件はなお100戸以上の不足が生じる見込みであるというふうな情報も得ております。その上で、当該事業の目的は居住施設の誘導整備により周辺地域の活性化を図ろうとするものであり、市として推進していくべき事業と考えております。  以上でございます。 157 ◯議長(仲田康豊君) 再質問ございますか。石田實議員。 158 ◯7番(石田 實君) 1点、市内業者、宅建業者とお話をされたという状況の調査をされたということでございますが、それがいつされたんかというのと、これが1点。  それから、前に大学の建設の説明会があったときに、家賃について、家賃は安くなけにゃいけない、そしてセキュリティーを含めた安全・安心が第一だというような発言をされております。そういった中で、その2億円の土地を事業をプロポーザルでやられて事業者の選定をされるわけですけれども、その業者に2億円相当分の賃貸しをするのか、それとも売却をするのか、その辺をお聞かせをいただきたいと思います。 159 ◯議長(仲田康豊君) 答弁を求めます。 160 ◯総務部長(上山 晋君) まず、不動産業者への調査でございますが、これは昨年行っております。その上で100戸程度不足をするという情報をいただいております。  それから、事業者に対する用地の賃貸しか売却かということでございますが、これは今実施方針案のお示しをしたところでございますが、この中で賃貸しもしくは売却ということで、両方を想定をいたしております。  以上でございます。 161 ◯議長(仲田康豊君) 再質問ございますか。石田實議員。 162 ◯7番(石田 實君) 今部長から昨年と言われましたけど、昨年といっても、今新しい年になったばかりでございますので、去年の1月か12月かというのは大分差が出てくるわけでございますけれども、去年にしてもちょっと市場調査が遅過ぎるかなと。もうJRの建物が去年10月ごろには解体をしかけておりますので、何かお話に整合性がないというような私は気がしております。  それともう一点、特定の方が、それはもう大学のことなんで、市が2億円でから買うて、わしがもう3万円か3万5,000円で建ててやろうと言われる方、手を挙げられるそういう方がおられるかもわかりませんけど、そういう方以外の方でしたら、ある程度10年ぐらいで償還していかにゃいけん。そうすれば、市が求めておるセキュリティーを含めた安全・安心で家賃が3万円から3万5,000円とかというような地域の家賃をリードしていくような家賃にはもう絶対つながらんと、どう考えても物理的に無理だと思うんですけれども、その辺を。 163 ◯議長(仲田康豊君) 答弁を求めます。 164 ◯総務部長(上山 晋君) 調査につきましては、昨年の夏に行っております。その後建築確認などを確認しまして、今現在124戸程度の建築確認申請も出ておるようでございますが、これにつきましてもだんだんと社会人の入居も始まっているというような状況でございます。  それから、単純計算をいたしますと280人の学生が増えるわけでございまして、アパート入居率が大体今90%弱ですので、それから算定をいたしますと、280人増えて80%で計算いたしますと224戸必要でございます。その中で、124戸が全て学生に回りましても、224から124を引きますと100という数字も出てまいります。こういったことを根拠にして100戸の想定で進めておるところでございます。  それから、安い条件で安全・安心も含めた施設の整備をということで事業者もなかなか手が挙がらないのではないかということでございますが、今後今実施方針案も定めて事業者の意見を聞くことにしておりますので、その条件の中で事業者の方も採算性を考えながら公募に応じていただけるものというふうに期待をしているところでございます。  以上でございます。 165 ◯議長(仲田康豊君) 再質問ございますか。石田實議員。 166 ◯7番(石田 實君) 一番肝心なのは、それは市が今後事業者が手を挙げる者がおらなんだということで、いわゆる下げる、2億円を例えば1億円にするとか例えば5,000万円にする、それから賃貸しもそれなりの単価に下げていくとかということをすれば、それは可能かもわからんけど、そうしたら今度はまた大ごとなる。民間の事業者へ市が取得したものを何でそういうことでなるんならと、ほかにアパートを建設しようる人から見ればそういうことにもつながりますので、その辺もしっかりと慎重に考えていただきたいと思います。  それで、思うんですけど、何であそこの駅前のにぎわいということもございますけれども、それで中を8メーター道路をとる、入り口は1メーターほど広げるというようなことで、もともと私も2回ほど一般質問させてもらいましたけど、県道は、今トレーラーそれから通勤車も含めてあそこは結構危ないんです。そういう中で、あそこを電柱の撤去をできるところはしてくれ、できんのんならもうテストとして地中化のことも考えてくださいよと、そして歩道もないんです、あそこは、じゃけえ高梁川へ張り出し工法で歩道だけしてくださいよと、それぐらいのことをしてあそこへ選定するんならいいけど、今のままであそこへ100人の者を通わすというのは、危険な言えば私からすれば危険だと思います。  それともう一つは、今地域共生推進センターですか、あれを新館に併用されるわけでございまして、全部学生と地域の方が集われると、1,000人を超えるような状況が生まれてくるわけです。そういった中で、今のグラウンドまでは2車線で車が交わしておりますけど、それ以降は見通しの悪い、しかも小型車も交差が難しいような状況の中で、今も新館の建設をするのに側溝を埋めたりいろいろ工夫されてやっておるような状況で、有事がもし起きた場合に、緊急車両がすっとスムーズに入れるかどうかというのもしっかりと考えていただかんと、もし大惨事になりますと、ああ、事故があったじゃ済まされんと思います、恐らくあの状況じゃったら。まず、そういった整備が私は先ではないかなというように思いますけれども、進んでおることでございますので、そういった方向も早目に検討をしていただきたいというように思っておりますけど、いかがですか。 167 ◯議長(仲田康豊君) 答弁を求めます。 168 ◯総務部長(上山 晋君) 西エリア整備事業につきましては、新見駅周辺の表玄関にふさわしいにぎわいや交流が生まれる空間として整備を目指しておる中の一環で学生の住居を整備しようというものでございまして、これにつきましては先行して整備をしたいというふうに考えております。今後駅を含めた全体の構想につきましては、今後マスタープランの策定をしておりますので、その中でも検討してまいりたいというふうに考えております。  それから、業者への調査でございますが、昨年から始めまして、今年の2月につきましてもそういった意見交換の場を設けておりまして、同様な情報をいただいております。  以上でございます。 169 ◯議長(仲田康豊君) 再質問ございますか。石田實議員。 170 ◯7番(石田 實君) もうこれ以上言いませんけれども、地元のそういう新しい今建設されようる業者、事業者とも、トラブルにならないようにしっかりと配慮して、事業を進めていただきたいと思いまして、先ほど言いました今の県道の整備、そして大学につながる道路、これをしていただきますと、ウェルファムフーズの取り合いをちょっとすればもう通れるわけです。ほったら、金子線の朝晩夕の停滞の解消にもつながりますように、しっかりとそういったところを考えていただきたいというようにお願いをしときます。  そして、大学の新館の工事も始まりまして、合併後真に必要な施設整備は給食センターぐらいとなってまいりました。市長、どうでしょうか、市民待望の最後のハード事業と言うべき新見駅舎改修に本腰を入れて取り組まれるお気持ちを伺いますけれども、いま一度決意のほどをお願いいたします。 171 ◯議長(仲田康豊君) 答弁を求めます。 172 ◯市長(池田一二三君) 31年度の新年度予算で計上させていただいておりますけれども、新見駅バリアフリー化検討事業を出させていただいておりますので、それをお認めていただき、そのものをもとにしっかりと今後検討してまいりたいと思っております。よろしくお願いします。 173 ◯議長(仲田康豊君) 再質問ございますか。 174 ◯7番(石田 實君) 次に。 175 ◯議長(仲田康豊君) それでは、3項目めの質問に対する答弁を求めます。 176 ◯市長(池田一二三君) 3項目め、将来につながる補助金の交付について、2点目、行財政改革を見据えた予算執行をということにつきまして、私から答弁をさせていただきます。  各種補助事業につきましては、漫然と補助を継続するのではなく、毎年度事務事業評価などで効果や問題点を検証しているところでございます。今後もその検証結果に基づいて、積極的な選択と集中を図ってまいりたいと思います。  1点目は、担当部長に答弁をさせていただきます。 177 ◯総務部長(上山 晋君) それでは、3項目め、将来につながる補助金の交付についての1点目、議員申されました4つの事業について御説明をさせていただきます。  まず、協働のまちづくり交付金につきましては、今年度から実施しており、地域内での助け合い事業など、2事業を採択しております。本市が目指す新見市版地域共生社会の実現に向け、地域運営組織が設立されるまでの暫定的な支援策として交付しているものでございます。  次に、平成29年度から実施しておりますオール新見!公募型まちづくり事業につきましては、今年度ダムカレーの開発や小・中学生を対象にした出前授業など、6件の事業を採択しております。自由な発想による幅広い取り組みが実施されております。  次に、同じく平成29年度から実施しておりますやる気×元気コミュニティビジネス応援事業補助金につきましては、今年度はピオーネを活用したスムージーの開発販売事業を1件採択をしております。  次に、平成22年度から実施しております地域づくり推進事業補助金につきましては、毎年60件程度の事業を採択し、地域の交流イベントなどで幅広く活用されております。  いずれも人口減少対策や協働によるまちづくりにつながることを期待しておりますが、その事業効果があらわれるには時間を要する場合もあると考えており、年度ごとの事業実績に基づき検証をするとともに、必要な見直しを行ってまいりたいと考えております。  以上でございます。 178 ◯議長(仲田康豊君) 再質問ございますか。石田實議員。 179 ◯7番(石田 實君) 今部長の答弁を聞きますと、それぞれの特色が生かされて効果が出つつあるというような答弁の内容だったと思いますが、あそこの主要施策調書ですか、あれを読みますと、地域の課題解決また市民からの提案があった課題とか、地域の自立促進活性化を図るとか、何か私から見ればいつも同じような事業に、どこが違うんじゃろうかなというような。ネーミングは何か最近の流行のような感じのネーミングがついておりますんで、そう受けるんかもわかりませんけど、何かわかりにくい。じゃけん、もう少し今度は検証されるということでございますので、しっかり検証されて、わかりやすい事業化というんですか。といいますのは、今回3地域で実施されたというようなことも先ほどの答弁で言われておりましたけれども、ただリーダーがいらっしゃる、世話役さんがいらっしゃる地域、いろんなことをできる地域が結構手を挙げやすい、そして本当に手を出さなきゃいけない地域の方が取り残されちゃいけんわけです、この事業で。そのことだけは頭に入れて、そういうことがないように配慮をしていただきたいと思います。  それから、一旦制度化した補助金を廃止、縮小とするのは本当に大変だということはよくわかっております。しかし、最近のように結構ビルドばかり、ちょっと失礼な言い方かもわかりませんけれども、ばらまきに近いような気もするところもあるように思います。市長、この度この年度末を迎えて、来年度もこの総合振興計画もございますので、英断をもってスクラップの部分を実行されるという作業をされるお考えがありますかというのをお聞きいたします。 180 ◯議長(仲田康豊君) 答弁を求めます。 181 ◯市長(池田一二三君) 現在行っております総合振興計画も見直しを32年度に向かってさせていただくということにいたしております。今年度が5年目になるということで、その中でしっかりと検証させていただきまして、検証した上で総合振興計画を策定してまいりますので、その中で集中と選択、そういったものもしっかりと視点を置いてやっていきたいと思っております。 182 ◯議長(仲田康豊君) 再質問ございますか。石田實議員。 183 ◯7番(石田 實君) 市長のお考えは理解できます。ただ、財政の健全化というのは、市民の皆さんの要望に応え切れない、そういうジレンマと対峙することでもありますし、市政のトップとして非常に勇気の要ることでもございます。ただ、合併後順調に推移した起債残高も多少上り坂になるような状況もございます。これは、災害時の特殊要因があったこともよくわかっておりますので、ただ持続可能な自治体を望むんであれば、もうこれは財政の健全化と市長の施政方針にもあります少子化の克服、この2つだろうと思います。これは家庭であっても企業であっても自治体であっても、全くそのとおりだろうと思うわけでございます。市長、是非とも今子育て支援のことも多く質問が出ましたけれども、いわゆる企業同士のカップリングをするとか、消防団なら消防団の今若い女性消防団もおるし機能別団員もおります、それから独身の男性もおります、そういった中でそういう個人個人に頼るんのもいいかもわかりませんけれども、そういう団体組織でそういう場を提供する、そして結婚する喜びを出す、しっかり、それから子供を3人生んどる、4人目はどうしようか、子育ての方は所得がまだ低い方が多いわけでございます、若いですから、そういったところで3人でも4人でも、経済のことを心配することなく生んでいただけるような、それに特化した施策を是非ともつくっていただきまして、新見じゃ、新見はすごいなと、そういう部分ではもうすごいと言われるぐらいになる、そのためにはある程度やめるものはやめていかにゃいけんということで、また再びになりますけれども、それと財政健全化を強くお願いをいたしまして、私の質問を終わりたいと思うんですが、言いっ放しじゃいけん、もし何かあったら。 184 ◯議長(仲田康豊君) 答弁ありますか。 185 ◯市長(池田一二三君) 石田議員から今いろいろと御意見等、御提案も含めていただいたところでございます。この度思わぬ災害もございまして、そういった意味で財政が少し今までとは変わった状況に今なりつつあるという現状も事実でございます。そういったこともしっかりと踏まえて、今後の持続可能な新見市となるように、財政健全化、そして少子化の問題、そして地域が活性化できるようなそういった集中と選択、そこの視点を置いて今後取り組んでまいりますのでよろしくお願いを申し上げます。 186 ◯議長(仲田康豊君) 再質問ありますか。 187 ◯7番(石田 實君) ありがとうございました、終わります。 188 ◯議長(仲田康豊君) これをもちまして石田實議員の一般質問を終わります。  次に、5番小河俊文議員の登壇を願います。5番小河俊文議員。               〔5番 小河俊文君 登壇〕 189 ◯5番(小河俊文君) 5番小河です。  議長の許可をいただきましたので、3月定例会最終最後の質問者として通告順序に従って、1項目めに人口減少について、2項目めに旧市民会館について、3項目めに農業用水路について、4項目めに新見駅のバリアフリー化について、5項目めにら・くるっとについて、そして最後の6項目めとして市内中心部の中央商店街周辺の活性化についてを順次質問していきますので、執行部におかれましては、市民の立場に立った明解で前向きな答弁を期待しています。  まず、1項目めに、人口減少についてお尋ねいたします。  昨年3月、新見市もとうとう人口3万人を切ってしまいました。平成25年3月に国立社会保障・人口問題研究所が出した地域別将来推計人口によると、新見市においては、2020年に3万人を割り込むと予想されていましたが、2年も前倒して3万人を割り込んでしまいました。この調子で人口減少が進んでいくと、国立社会保障・人口問題研究所が出した2040年の推計人口2万1,418人という予想を大きく下回り、1万7,400人以下になるやもしれません。ただただ手をこまねいていては人口減少はますます加速していきます。本市では動画で牛神家の一族、新見移住事件などをつくるなど、新見への移住推進を全国に発信しています。  そこで、1点目に、今現在移住・定住に対してどのような支援策があるのか、またその支援策によってどのくらいの成果が出ているのかをお示しください。  次に、2点目として、地元就職者への支援についてお尋ねします。  IJUターンの移住者には、1人20万円を支給する支援があります。しかし、大学生活を送るために市外に出ている人たちのほとんどが住民票を移すことなく大学のある地域で暮らしているので、大学生活を終えて新見に帰ってきて就職しても、IJUターンの支援を受ける資格がありません。しかしながら、4年間を市外で過ごして新見に帰って、新見に就職してくれる人にはUターン者として扱ってあげるべきだと考えますが、執行部のお考えをお示しください。  次に、3点目として、空き家利活用の支援についてお尋ねします。  現在移住者向けに空き家活用推進事業補助金というのがあります。移住対策にも空き家対策にも効果的なすばらしい支援策だとは思いますが、空き家対策や定住対策にとってもっともっと強化していく必要があると思います。空き家活用推進事業補助金を移住者だけでなく、現在新見に住んでいる市民にも広げればと思います。そうすれば、空き家対策が加速するだけでなく、市外に流出してしまう人を一人でも多く新見に残すことができるのではないでしょうか。現在では土地の安い総社市近辺に家を建てて仕事に通っているという人も少なくないと聞いています。どうか空き家活用推進事業補助金の運用拡大を検討していただきたいと思いますが、いかがでしょうか。  次に、4点目として、結婚推進についてお尋ねします。  全国的に未婚率が上昇する中、新見市においても例外ではないどころか、全国平均よりかなり高いのが実情だということは周知の事実だと思います。新見市でも結婚推進協議会を組織して、婚姻数の増加を目指しているところでしょうが、なかなか目に見えてこないのが実情だと思います。  そこで、1番目に、婚活パーティーでの成果をお示しください。  2番目に、結婚サポーターはどんな活動をされているのか、また結婚サポーターの活動による婚姻数の増加等の成果はどうなっているのかをお示しください。  次に、2項目めとして、旧市民会館についてお尋ねします。  旧市民会館は、昭和40年に建てられ、たくさんの市民に愛された歴史的にも大変価値のある建物だと思いますが、平成11年にまなび広場にいみができ、その役目を終えました。それから放っておかれること今年で20年、そろそろ決着をつけないといけない時期に来ていると思いますが、いかがでしょうか。一昨年新しい図書館に移転したことで役目を終えた旧図書館は、本年度より新見公民館及び生涯学習センターとしてよみがえり、新見公民館に至っては、貸し館がぎっしりと詰まっていて、なかなか借りられない状況になっています。本来なら旧市民会館もすぐに次の使命を与えて活用していたなら、歴史的にも大変価値のある建物はきっと新見のレガシーになっていたであろうと想像します。しかし、今となってはそれもかないません。20年もの長い年月はあの強靱な建物をむしばみ、活用するのは無理な状態になっていると推測します。  そこで、質問ですが、今後の旧市民会館の解体撤去の方針はどのようにされるのかをお示しください。  次に、3項目めに、新見、高尾地区の農業用水路についてお尋ねします。  昨年の7月豪雨災害において、市内全域に甚大な被害をもたらしました。市内の農業用水路にも多くの爪跡を残しました。その中で、市街地の農業用水路、特に今回の質問では、新見、高尾地区の農業用水路について質問しますが、市街地では農地も少なくなり、農業用水路を使用している組合員もどんどん減少している現実があります。そのせいで管理が行き届かなく、7月豪雨により土砂が流入していも全然手つかずの状態の水路もあります。  そこで、1点目に、昨年の7月豪雨の新見、高尾地区の農業用水路の被害状況と復旧状況をお示しください。  2点目に、用水組合の組合員の減少と高齢化について、どのくらい認識しているのか、また今後どのような課題が出てくると考えているのかをお尋ねします。  次に、4項目めに、新見駅のバリアフリー化についてお尋ねします。  平成29年8月に、JR岡山支社長に要望書を提出し、駅舎改修の検討会が立ち上がっていると思いますが、1年半の間に行われた検討内容と現在の状況をお聞かせください。新見駅のバリアフリー化を伴う駅舎の改修は、全市民が待ち望んでいる一番の関心事だと思いますが、突然の新見駅西エリア整備事業の話により、行政サイドでは駅舎の改修の話は隅に追いやられたような感じさえ見受けられます。しかし、新見の市民にとっては、駅舎の改修こそが本来求めていることであって、西エリアの開発を待ち望んでいたなんて話は今まで私個人は聞いたことがありません。確かに新見市の発展にとって、また大学との関係性で西エリアの開発が大変重要なことだということは十分理解しています。しかし、市民にとっての優先順位は、駅舎の改修、バリアフリー化です。最悪でも同時進行が求められます。前回質問したときに、JR側の言い分は、乗降者が3,000人以上の駅を優先的に改修し、それに満たない新見駅などは優先順位が低いことを言われましたが、特に新見駅などは過疎化、高齢化が進む中、悪循環になり、一層JR離れが進むとともに、住みにくい町を見限り、市外への流出が加速するやもしれません。そういった意味でも、JR頼みの改修では間拍子に合わないというのが本音です。  そこで1点目に、交渉の途中経過をお尋ねします。現在のところどこまで交渉が進んでいるのか、また交渉内容は新見市としてどのような条件を提示しているのかをお示しください。  2点目に、西エリア整備事業との連携はどうなっているのか、西エリアについてはJRと密に連絡を取り合って交渉を迅速に進めているようですが、その交渉内容の中に駅舎改修の話はちゃんと盛り込んでおられるのかをお尋ねします。  次に、5項目めに、ら・くるっとについて質問いたします。  今やら・くるっとはなくてはならない市街地での交通手段となりました。しかし、その支持が広がれば広がるほど、いろいろな要望や問題点も聞かれてきます。特に多いのが、やはりら・くるっとが通ってない地域への路線延長の要望です。昨年2月には、竜頭方面への延長の要望を約300名の署名とともに市長に陳情されたことも聞いていますし、金谷方面、西方方面など、多くの地域の人から要望を聞いています。12月定例会での一般質問でも同僚議員がこのことについてただされましたが、その後の公共交通会議での協議状況をお示しください。  最後に、6項目めに、中央商店街の活性化についてお尋ねします。  1点目に、太池邸について質問いたします。  中心市街地活性化拠点施設として、数千万円かけて整備をした太池邸ですが、現在ではただの休憩所としか使用されていないように見受けられます。中心市街地活性化拠点施設の役割とはどんなことを想定しているのかをお聞きいたします。  2点目に、御殿町センターについて質問します。  御殿町センターは、商業振興の中心として、合同会社御殿町センターが指定管理を行っているわけですが、昨年4月に旧新見図書館跡に公民館が移転してきて、半径50メートルの中に貸し館業務を行う施設が御殿町センターと太池邸と新見公民館の3つになってしまいました。昨年度まではある程度の貸し館があり、ぎりぎり何とか御殿町センターの運営ができていましたが、やはり新見公民館ができてからは、料金体系の違いにより、貸し館業務はほとんどなくなってしまっている状態です。現在は料金や目的など、条例により決まっており、営業努力だけでは経営が難しくなってきているのが現状です。今後は料金等の見直しを含め、条例改正が必要になってくると思いますが、執行部のお考えをお聞かせください。  以上で1回目の質問を終わります。 190 ◯議長(仲田康豊君) しばらく休憩をいたします。                             午後1時49分  休 憩          ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~                             午後2時0分  開 議 191 ◯議長(仲田康豊君) 休憩を終わり会議を再開いたします。  ただいまの小河俊文議員の一般質問に対する執行部の答弁を求めます。 192 ◯総務部長(上山 晋君) それでは、1項目め、人口減少についての1点目、移住・定住支援策の現状と成果はでございます。  移住・定住支援策の現状につきましては、市内での暮らしを体験いただくお試し暮らし支援事業、空き家の購入、改修、家財整理に係る費用の一部を補助する空き家活用推進事業補助金による支援のほか、平成29年度から移住希望者等に対する各種支援等を行うための拠点施設として、移住交流支援センターを設置し、移住前から移住後にわたる総合的な支援を行っております。これらの支援を行ってきた結果、平成27年度から平成31年1月末までにお試し暮らし支援事業は55世帯が利用し、そのうち20世帯が移住され、また空き家活用推進事業補助金では40世帯が利用され、その全てが移住・定住につながっております。また、移住交流支援センターでは、移住希望者等の要望に沿ったオーダーメードツアーを実施しており、これまで13世帯が利用され、うち3世帯が移住されております。  以上でございます。
    193 ◯産業部長(安達悦久君) 私から1項目め、2点目のIJUターン以外の地元就職者への支援ということでございますが、まずお話のIJUターンの表現の中で、IJU移住者というような表現をされましたので、ここで制度の誤解がないように申し上げておきますが、IJUターン就職奨励者、奨励金ということで扱っておりますので、そういうふうな整理をさせていただきたいと思います。  IJUターン就職奨励金につきましては、昨年5月の制度開始から29件の交付をしております。住民票を異動していない大学生の市内就職につきましては、現在は奨励金の交付対象外としておりますが、市外の学校への在学及び市外での居住が確認できる場合は対象となるよう4月から制度の改正を予定をしているところでございます。  それから、地元に残る方をUターン者として扱えというお話でございますが、新卒者の市外流出を食いとめることは喫緊の課題であり、12月議会で古川議員の御質問にもお答えしたとおり、地元企業の魅力を知ってもらうための企業めぐりバスツアーの開催や企業ガイドなどにより地元就職の促進を図っており、訪問した企業へ就職する高校生もいることなどから、一定の成果が出ていると考えております。今後もこれらの事業を活用し、市内就職促進に努めてまいりたいと考えております。  以上でございます。 194 ◯総務部長(上山 晋君) それでは、1項目めの3点目、空き家利活用の支援についてで、空き家活用推進事業補助金に市内在住者に対する支援が行えないかということでございますが、この補助金につきましては、移住者に対する支援として実施しているところでございますので、対象を拡大することは考えておりません。  続きまして、4点目の結婚推進についての1番目、婚活パーティーの成果でございます。  これまでのカップリングパーティーの平成27年度以降の実績でありますが、高梁市、吉備中央町と共同して26回開催しており、944人の方に御参加いただき、178組のカップルが成立し、このうち6組が成婚に至っております。  続きまして、2番目の結婚サポーターの活動とその成果でございますが、結婚サポーター、世話やきさんにつきましては、現在16名1団体の方に登録いただいております。結婚サポーターには、ボランティアとして自由な活動をお願いしており、これまでに結婚を希望する独身者の登録制度であります結婚登録支援制度への登録者、結婚相談会やカップリングパーティーの参加者を御紹介をいただくとともに、お知り合いの未婚者に結婚に向けた声かけをしていただくなどの御協力をいただいているところであります。  以上でございます。 195 ◯議長(仲田康豊君) 再質問ございますか。小河俊文議員。 196 ◯5番(小河俊文君) 1点目の移住・定住支援策の現状と成果について再質問させていただきます。  移住についての支援と成果についてるる説明をいただきました。市長はこの成果を聞いてどう思われますか。十分過ぎるほどの成果を上げていると思いますか、それとも期待していたほどの成果ではないと思いますか、感想をお願いします。 197 ◯議長(仲田康豊君) 答弁を求めます。 198 ◯市長(池田一二三君) まち・ひと・しごと創生総合戦略で掲げましたKPIには達しておりますけれども、そういった中で社会動態の部分で出ていく方、そして入ってこられる方という部分につきましては減少傾向にありますが、30年度がまだ結果が最終的に出ておりませんので、ここではわかりませんけれども、29年度までは減少傾向にある、社会動態の減少がということで効果は出ているものと考えております。 199 ◯議長(仲田康豊君) 再質問ございますか。小河俊文議員。 200 ◯5番(小河俊文君) 市長の感想では、効果が出ているということで、私個人といたしましても、移住というのは大変ハードルの高いことだと思いますが、そういった中で十分な成果が出ているんじゃないかというふうに私も感じます。是非ともこれからも移住についてはしっかりと政策を打っていっていただきたいというふうに思います。  また、次のIJUターン以外の地元就職者の支援をどう考えているのか、大学卒業後にUターンではないけど、新見に帰ってこられて就職した人に対しての支援を今後考えていくというような答弁をいただきました。大変ありがたいことだと思います。是非ともこの新見に少しでも残るようにまた支援をしっかり広げていっていただきたいと思いますが、その中で大学に出ていったというわけでなく、ずっと新見におられて、高校卒業後とかに新見に残って就職しようというような方もおられます。そういった中で後継就農者や家業を継がれる人、こういう人に対してもいろんな支援策ができないものかと思いますが、そのようなお考えはないのか教えてください。 201 ◯議長(仲田康豊君) 答弁を求めます。 202 ◯産業部長(安達悦久君) 地元に残って家業を継いだり、自分のお店を継がれたりということは非常に重要なことだと考えております。様々な事業展開を広げられるでありますとか、2世代世帯で違う業態の事業に取り組まれるとか、それから経営規模を拡大したりとか、様々な経営サポートはしておりますので、十分そういうところを会議所あるいは商工会を通じて活用いただきたいと思っております。市としてもいろいろな事業でそういう支援をさせていただいとるつもりでございます。 203 ◯議長(仲田康豊君) 再質問ございますか。小河俊文議員。 204 ◯5番(小河俊文君) いろいろサポートしていくということでありますが、やはり新見に残るというすばらしい決心をしていただいた方には、しっかりとサポート以上に支援をしていくのがいいのではないかと思いますので、是非ともそういう方面でも今後しっかりと考えていっていただければと思いますので、よろしくお願いします。  次、3点目の空き家利活用の支援についてでありますが、今移住者の支援策ということで、この空き家活用推進事業補助金があるということなんですが、空き家というのは年々どんどん新見の町では増えていっているような気がします。そういった中で、ただただ移住者のためだけでなく、新見の空き家を活用しようと思えばそれなりの支援をしていかないとだめだと思います。特に実家は新見で、息子さんがもしも分かれた世帯になろうというときに空き家等の購入というのも考えたときに、そういうところに支援策があれば、市外に出るのではなく、新見の空き家を活用して市内に残ろうかというような気持ちになると思いますが、その辺の支援策をしっかり考えていただくことはできないでしょうか。もう一度答弁をお願いします。 205 ◯議長(仲田康豊君) 答弁を求めます。 206 ◯総務部長(上山 晋君) 市内在住者の支援ということでございますが、先ほど産業部長が申し上げましたような市外流出を食いとめる方策も考えておりますし、また住居に限りましては、新見の森と匠を生かす家づくり支援事業なども新見産材を活用した事業ということで、市内定住者の確保や促進を目的とした事業もございます。そういったことも利用していただければと思いますし、今後新しい総合振興計画を策定する中で、いろんな事業を効果検証いたしまして、また新たな施策を検討してまいりたいというふうに考えております。  以上でございます。 207 ◯議長(仲田康豊君) 再質問ございますか。小河俊文議員。 208 ◯5番(小河俊文君) いろいろ支援事業を考えていっていただけるということなので、いろんな方面からしっかりと支援をして、人口減少に歯どめがかかるようにやっていただければと思います。  次に、4点目の結婚推進についてでありますが、一つお尋ねしたいんですけど、私が感じるのは、どちらかといえば新見の場合、嫁不足が深刻に思えますが、そのあたりの実情がわかればお示しください。 209 ◯議長(仲田康豊君) 答弁を求めます。 210 ◯総務部長(上山 晋君) 嫁不足というのは、こういった資料がございませんで、結婚というのは双方が一致して結婚が成り立つわけでございまして、嫁不足、婿不足とかと申しますけど、資料はないということでございます。 211 ◯議長(仲田康豊君) 再質問ございますか。小河俊文議員。 212 ◯5番(小河俊文君) 私がこの前市民といろいろ話をして感じたことですので、別にそういう資料があるかと言ってしまいましたが、余り持ってないということなので、それはいいですが、私が感じるのに余り結婚のことについては、同性の方とは余り話をしないんですけど、なかなか恥ずかしくて女性の方とか話ができないとかそういう方が多いと思います。そういった中で、結婚サポーターによる活動や婚活パーティーもこれはもう大変大事なことだと思います。しかし、まずは自分を磨いて、異性を射とめるためのスキルを上げていかないと、幾ら出会いを演出しても結婚までには至らないように思います。  そこで、まずは自分を磨き、スキルアップのための講習や研修を充実させる必要があると考えますが、この辺はいかがでしょうか。 213 ◯議長(仲田康豊君) 答弁を求めます。 214 ◯総務部長(上山 晋君) それぞれ結婚相談会に臨む前にスキルアップということでございます。  これまでも女性については、そういったスキルアップ講座も設けております。今後結婚サポーターについてのスキルアップについても、そういう研修会なども設けてまいりたいと思いますし、今後検討してまいりたいというふうに思います。  以上でございます。 215 ◯議長(仲田康豊君) 再質問ございますか。小河俊文議員。 216 ◯5番(小河俊文君) 結婚サポーターのスキルアップということは余りそれほど考えたり、今まで十分人生経験を積んだ方がやられてるのだと思いますので、それより若い人たちの間で結婚したいという気持ちを強く持っていただいて、その気持ちがちゃんと異性に伝わるようなそういう人間を育てていくということが大事だと思いますので、是非ともそういうことにも今後力を入れていっていただければというふうに思います。  人口減少が急速に加速していく中、少しでも鈍化させることが重要だと思います。今の施策では、移住者重視の支援策ばかりで、市民を市外に流出させないための支援を余り考えてない状況だというふうに感じました。新見に縁もゆかりもない人を移住してもらうのはかなりハードルの高いことだと思いますが、今新見に住んでいる市民の流出防止対策がハードルも低く、人口減少を最小限にとどめることができると思います。是非とも実のある支援策を打ち出してもらえるように強く求めて、この項目を終わります。  次、お願いします。 217 ◯議長(仲田康豊君) 2項目めの質問に対する答弁を求めます。 218 ◯総務部長(上山 晋君) それでは、2項目め、旧市民会館について、1点目、今後の方針はということで、解体撤去の方針のお尋ねでございます。  旧市民会館につきましては、これまで有効な活用ができないか検討を行ってまいりましたが、現時点では具体的な活用方法は決まっておりません。今後建物の解体も含めまして、引き続き検討してまいりたいというふうに考えております。  以上でございます。 219 ◯議長(仲田康豊君) 再質問ございますか。小河俊文議員。 220 ◯5番(小河俊文君) 今後の活用を考えながら撤去も考えていくということですが、今後活用されるつもりが本当にあるんでしょうか。本当にそのような検討をされてるんでしょうか、お願いします。 221 ◯議長(仲田康豊君) 答弁を求めます。 222 ◯総務部長(上山 晋君) 先ほど申し上げましたのは、これまで有効な活用ができないか検討を行ってまいりましたが、現時点では具体的な活用方法は決まっておりませんということで、今後建物解体も含めて検討をしてまいります。  以上でございます。 223 ◯議長(仲田康豊君) 再質問ございますか。小河俊文議員。 224 ◯5番(小河俊文君) 活用方法がないというのは、これは全ての人がわかっていることだと思いますが、本当に活用を含めたあれを考えられてきたのかちょっとクエスチョンマークがつきます。そういった中で、これから撤去について考えていくということなんですけど、これをすぐに倒さない理由というのは何かあるんでしょうか。 225 ◯議長(仲田康豊君) 答弁を求めます。 226 ◯総務部長(上山 晋君) いろいろこれまでも御質問等をいただきまして、検討いたしましたけれど、周辺の一体的な整備なども検討するというようなお答えもしておりますし、解体につきましては非常に経費もかかりますので、今後有効な方針が決まりましたら、建物の解体も含めまして検討したいというふうに考えております。 227 ◯議長(仲田康豊君) 再質問ございますか。小河俊文議員。 228 ◯5番(小河俊文君) 確かに前回質問したときの答弁に、旧市民会館については周辺地域と一体的な利活用を考えていかないといけないというような答弁をいただいております。その周辺地域との一体的な利活用というのは、どういうことなのかが私にはわかりません。今年度移転しました新見公民館にとって、旧市民会館を撤去していただいて駐車場として使うというのは、これは一体的な利活用方法ではないんでしょうか。 229 ◯議長(仲田康豊君) 答弁を求めます。 230 ◯総務部長(上山 晋君) 先ほども申し上げましたが、そういった公民館の駐車場なども含めまして、これまで有効な活用ができないか検討を行ってまいりましたけれど、現在のところ活用方法が決まっていないということでございます。 231 ◯議長(仲田康豊君) 再質問ございますか。小河俊文議員。 232 ◯5番(小河俊文君) 公民館の駐車場というのは有効な活用方法でないというふうに執行部は考えられているということなのでしょうか、もう一度お願いします。 233 ◯議長(仲田康豊君) 答弁を求めます。 234 ◯総務部長(上山 晋君) 新見公民館の駐車場につきましては、新見公民館を建設する際に検討いたしました結果、現状のままということでございます。  以上です。 235 ◯議長(仲田康豊君) 再質問ございますか。小河俊文議員。 236 ◯5番(小河俊文君) これから活用するあれがあれば撤去して使うということなんですけど、撤去をしといて更地にしといたほうが今後の活用に有利なんじゃないかと思いますが、その辺はどう思われますか。建物があったほうが今後の活用には有利なんでしょうか。 237 ◯議長(仲田康豊君) 答弁を求めます。 238 ◯総務部長(上山 晋君) 撤去してからということでございますが、有利な点ということで財政的な面から考えますと、将来的な建設計画がございまして、その上で撤去するということになりますと、その撤去費用も財政措置がございますので、そちらを検討してまいりたいというふうに考えております。  以上でございます。 239 ◯議長(仲田康豊君) 再質問ございますか。小河俊文議員。 240 ◯5番(小河俊文君) 撤去費用のことを言われましたが、20年前に比べて解体の費用というのは、リサイクル法などの関係で物すごい上がってきていると思います。このまま置いておいてもどんどんどんどんそういう撤去費用はどんどん上がっていくだけで、安くなるようなことはないと思うので、なるたけ早いうちに撤去したほうが財政面でもいいんじゃないかと思いますが、その辺はどう考えられてますか。 241 ◯総務部長(上山 晋君) 先ほど申し上げたとおりでございます。 242 ◯議長(仲田康豊君) 再質問ございますか。小河俊文議員。 243 ◯5番(小河俊文君) 新見市は、空き家対策審議会を設置して、市内の空き家を市民にしっかりと管理してもらい、特定空き家にならぬように監視をしていくようですが、市民には空き家の管理を徹底させながら、旧市民会館を何十年もほったらかしにするのは矛盾しているとは思わないでしょうか。市長、この辺はどう思われますか。 244 ◯議長(仲田康豊君) 答弁を求めます。 245 ◯市長(池田一二三君) 特定空き家の部分につきましては、市民生活の上で非常に危険性があるというような観点からの特定空き家でございまして、この旧市民会館が老朽化をしておりますけれども、これは特定空き家ではありません。  それから、利活用ということにおきまして、旧市民会館の入り口の下側のところですけれども、市道から入りやすく改修しまして、そして駐車できるスペースも今増やさせていただいております。そういった中で、どういった今後ニーズがあるのかというのも少し見させていただきたいと思いますし、また解体をしないと言っているわけではなくて、利活用のことがきちっと目的を持って解体をするなら解体をするという方向で検討してまいりたいということを申し上げているところでございます。 246 ◯議長(仲田康豊君) 再質問ございますか。小河俊文議員。 247 ◯5番(小河俊文君) 特定空き家ではないということは十分わかっております、立派な建物だと思います。しかし、これから何十年、もしも利活用方法がないんなら撤去しないというような感じで聞いておりますが、100年、200年したときには、本当に特定空き家になってしまうかもしれません。そういった前に、特定空き家をつくらないようにするというのが空き家対策審議会の方向ではなかったんでしょうかと僕は感じておりました。だから、特定空き家ができたからどうとかということでなく、そういう特定空き家をつくらないためにも、早目早目の対策が必要だと私は思います。これ以上言ってもすぐに解体という話にはならないと思いますので、市民にとって何の得もない負の遺産をほったらかしにしたままにするのは、これは行政の怠慢と言わざるを得ません。旧市民会館を解体撤去することこそ、市街地の活性化の第一歩だと思います。また、安全面も考えても早急に解体撤去することを強く求めて、この項目を終わります。  次、お願いします。 248 ◯議長(仲田康豊君) 3項目めの質問に対する答弁を求めます。 249 ◯産業部長(安達悦久君) 3項目め、新見、高尾地区の農業用水路についてでございますが、1点目の昨年の7月豪雨での被害状況と復旧状況のお尋ねでございます。  新見、高尾地区の7月豪雨による農業用施設の被害届け出件数は10件で、うち8件につきましては、県や市の補助事業により既に復旧をしております。残り2件につきましては、国庫補助事業の対象となる本災害で、既に1件を発注し、もう一件は平成31年度に発注をする予定でございます。  それから、2点目の用水組合員の減少と高齢化についての認識はあるかという御質問でございますが、これは新見、高尾地区の用水路についてでございましょうが、新見、高尾地区に限らず、特に周辺部などでは農業用施設の管理について、市内全域で高齢化が進んでおり、管理に苦労されているという状況は十分に認識しております。  以上でございます。 250 ◯議長(仲田康豊君) 再質問ございますか。小河俊文議員。 251 ◯5番(小河俊文君) 十分認識を持っていられるということで、これから本当に高齢化が進んでどんどん農地も減ってくれば、用水組合だけでは管理できないような状態になっていくかもわかりません。すぐにすぐというわけではありませんが、しっかりその辺は課題として持っていただけたらと思います。しかしながら、7月豪雨により、用水路に土砂が流れ込んだまま、確認してない小さいところでもいまだに手つかずの場所が見受けられます。本来なら用水組合が対処すべきことなんでしょうが、組合員の減少等を理由になかなか解決しない用水路もあります。あと三、四カ月もすれば、今年も梅雨の季節になります。昨年の災害が何十年に一度の災害と言われていますが、今年起こらない保証はどこにもありません。また昨年の災害を放置したまま、前回と同じ規模以上の災害が起こった場合の被害は想像もつきません。大きな被害が出てからでは遅いので、しっかりと用水組合等に指導していただくとともに、しっかりと課題を認識していただきますよう強く求めておきます。  次、お願いします。 252 ◯議長(仲田康豊君) 4項目めの質問に対する答弁を求めます。 253 ◯総務部長(上山 晋君) それでは、4項目め、新見駅のバリアフリー化についての1点目、交渉の途中経過はでございますが、議員御質問の中に、駅改修の検討会を設けられたということをおっしゃられましたが、検討会は特に設けておりません。バリアフリー化の途中経過につきましては、石田議員に答弁させていただいたとおりでございますし、内容や条件をどのような内容で提示しているのかということでございますが、これは今後のこと、今後の協議の中で具体的な話になっていくというだろうというふうに考えております。  それから、2点目でございますが、西エリア整備事業との連携はということでございます。  これは、新見駅西エリア整備事業の実施に当たりましては、駅周辺地域全体のまちづくりとの連携に配慮してまいりたいというふうに考えております。  以上でございます。 254 ◯議長(仲田康豊君) 再質問ございますか。小河俊文議員。 255 ◯5番(小河俊文君) 先ほど同僚の石田議員にほとんど答弁されたということで一緒なので、余り聞くことはないのですが、先ほど答弁の中に先行して西エリアをしていって、駅周辺はそれに追随する形で少し遅くなるような言い方の答弁をされましたが、この駅周辺エリアの中には、もちろんもしかしたらバリアフリーというか駅舎のことも入っているのでしょうか、それとも駅舎改修については、西エリアと同時進行で本当に一体化してやっていくつもりなんでしょうか、その辺をもう一度お願いします。 256 ◯議長(仲田康豊君) 答弁を求めます。 257 ◯総務部長(上山 晋君) 事業の推進につきましては、西エリア整備事業のうち、学生が入居する施設については先行させていただいているということでございます。  それから、バリアフリー化につきましては、先ほども申し上げましたように、今年度新見駅バリアフリー化検討事業を行いますので、具体化に向けて進めてまいりたいというふうに考えております。  以上でございます。 258 ◯議長(仲田康豊君) 再質問ございますか。小河俊文議員。 259 ◯5番(小河俊文君) そうは言っても、この西エリアの開発というのは、新見駅の改修計画にとっては本当に千載一遇の大チャンスだというふうに思います。この機会を逃したら、駅舎の改修など夢の話になりかねません。是非ともJRと西エリアについて交渉したのと同じ温度で、西エリアとともに一緒に本気で交渉に当たっていただけるようお願いをいたします。駅舎の改修なくして、西エリアの開発を成功どころか、新見の未来はないというふうに私は感じておりますので、どうかしっかりとした対応をよろしくお願いします。
     次の項目をお願いします。 260 ◯議長(仲田康豊君) 5項目めの質問に対する答弁を求めます。 261 ◯福祉部長(小川忠義君) 5項目め、ら・くるっとについて、1点目、路線変更、公共交通会議での検討状況はということで、昨年の12月以降ということでおっしゃいましたが、平成30年12月以降、新見市地域公共交通会議は開催しておりませんが、昨年に開催しました公共交通会議におきましても、引き続きルート変更や路線延長などの検討協議は重ねております。  以上でございます。 262 ◯議長(仲田康豊君) 再質問ございますか。小河俊文議員。 263 ◯5番(小河俊文君) 引き続き検討していかれるということで、なかなか公共交通会議にかけていたら、なかなかすぐにはできないなというような印象が大変強く持っています。その中で、要望のあった竜頭方面へは、ら・くるっと以外の公共交通についてはどのような状況なのかをお示しください。 264 ◯議長(仲田康豊君) 答弁を求めます。 265 ◯福祉部長(小川忠義君) ら・くるっと以外の公共交通ということでございますが、備北バス路線の延長上にはあるものと考えております。  以上です。 266 ◯議長(仲田康豊君) 再質問ございますか。小河俊文議員。 267 ◯5番(小河俊文君) 備北バスの路線があるということですので、ら・くるっとは100円の乗車賃が魅力的なんだろうと私は推測しています。それは当たり前のことだと思います。同じ中心市街地に住んでいて不公平感を感じるのは仕方がないというふうに思います。ら・くるっとの路線拡大や台数を増やすことがすぐには無理なのであれば、既存の路線バスの都市計画区域内については、ら・くるっとと同じ料金にするなどの支援策を考えていただければというふうに感じますが、その辺の考えはいかがでしょうか。 268 ◯議長(仲田康豊君) 答弁を求めます。 269 ◯福祉部長(小川忠義君) 例えば備北バスさんにおかれましては、民間事業者でもいらっしゃいますので、なかなかそのあたりの調整等々も必要になろうと思いますし、ら・くるっとにおきましても、これは市で備北バスさんへ補助金を打っておるものという形でございまして、両者の整合性等々、今後の検討はさせていただければというふうには思いますが、なかなかハードルも高いものかなというふうにも思っております。 270 ◯議長(仲田康豊君) 再質問ございますか。小河俊文議員。 271 ◯5番(小河俊文君) しっかり市民の意見を聞いてやっていただければと思いますのでよろしくお願いします。まずは市民の流出を最小限にとどめるためにも、今新見に住んでいる市民を大事にして、ずっと住み続けたいと思える優しい町を目指していただけるようお願いして、今回の一般質問を終わりますが、6項目めの答弁だけお願いします。               〔質問時間終了のベルが鳴る〕 272 ◯議長(仲田康豊君) これをもちまして……。  6項目めの答弁を求めます。 273 ◯産業部長(安達悦久君) 6項目め、新見市中心部の中央商店街周辺の活性化のまず1点目の太池邸、この拠点施設の役割はということで、御指摘の中ではトイレと休憩所ぐらいにしか使われてないという御指摘でございましたが、我々の認識は全く違っておりまして、太池邸は、周辺の町並みと調和のとれたそのたたずまいを生かしたイベントの開催や御殿町を訪れる観光客への休憩提供、それからにぎわいを生み出すまさしく中心市街地活性化に寄与しているもと考えてございます。  それから、2点目の御殿町センターの関係で、1番目、現状の認識はということと今後の対応はということで、図書館の絡みとでおっしゃられましたので、あわせて御答弁をさせていただきます。  新見公民館が御殿町センター近隣に開設されたことに伴い、従来の貸し館で御殿町センターを利用されていた方々が新見公民館を利用し始められたということの現状は認識している状況にあります。今後はそれぞれの施設がそれぞれの目的に達するよう、それぞれの施設の管理をされている指定管理者の方々と十分に協議を行い、よりよい御殿町周辺環境整備に努めてまいりたいと考えております。  以上でございます。 274 ◯議長(仲田康豊君) これをもちまして小河俊文議員の一般質問を終わります。  お諮りいたします。本日の一般質問はこれで打ち切りたいと存じますが、これに御異議ございませんか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 275 ◯議長(仲田康豊君) 御異議なしと認めます。よって、一般質問はこれで打ち切ります。          ──────────────────────── 日程第2  陳情事件の上程 276 ◯議長(仲田康豊君) 日程第2に入ります。  既に受理しております陳情2件を議題といたします。  なお、陳情の内容につきましては、議会初日に配付しておりますので、御確認ください。  しばらく休憩をいたします。                             午後2時36分  休 憩          ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~                             午後2時37分  開 議 277 ◯議長(仲田康豊君) 休憩を終わり会議を再開いたします。          ──────────────────────── 日程第3  議案及び陳情事件を各常任委員会に付託 278 ◯議長(仲田康豊君) 日程第3に入ります。  お諮りいたします。ただいま議題となっております条例第1号から同第16号までの16議案、予算第1号から同第21号までの21議案、議案第1号から同第5号までの5議案及び陳情2件を配付しております付託表のとおり、その審査を各所管委員会に付託したいと存じますが、これに御異議ございませんか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 279 ◯議長(仲田康豊君) 異議なしと認めます。よって、付託表のとおり、それぞれの委員会に付託いたします。  お諮りいたします。明9日から21日までの13日間は、議案等調査のため本会議を休会いたしたいと存じますが、これに御異議ございませんか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 280 ◯議長(仲田康豊君) 御異議なしと認めます。よって、13日間は休会することに決定いたしました。  次の本会議は3月22日午前10時に開きます。  以上で本日の日程は終了いたしました。本日はこれにて散会いたします。                             午後2時38分  散 会 新見市議会 Copyright (C) NIIMI CITY Council, All rights reserved....