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  1. 新見市議会 2018-12-01
    平成30年12月定例会(第2号) 本文


    取得元: 新見市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-09-14
    2018年12月10日:平成30年12月定例会(第2号) 本文 ▼最初のヒット個所へ(全 0 ヒット) 1                             午前10時0分  開 議 ◯議長(仲田康豊君) 皆さん御苦労さまでございます。  ただいまの出席18名でございます。これより本日の会議を開きます。  本日の議事日程(第2号)は、一般質問のみのため、配付を省略しておりますので御了承願います。          ──────────────────────── 日程第1  一般質問 2 ◯議長(仲田康豊君) 日程第1、一般質問を行います。  一般質問は、一問一答方式といたします。質問者は発言許可の後、質問席に登壇いただき、最初通告の全項目について質問し、再質問からは通告の1項目ごとに順次質問を願います。  なお、質問に対する答弁中は質問席に御着席ください。各議員の発言は、答弁を含まず30分以内とし、再質問の回数は制限しないものといたします。  それでは、通告者一覧表に記載のとおり順次質問を許します。  まず、3番古川英明議員の登壇を願います。3番古川英明議員。               〔3番 古川英明君 登壇〕 3 ◯3番(古川英明君) 皆様、おはようございます。3番古川英明です。  議長のお許しを得、通告に従いまして3項目にわたり質問をさせていただきます。  少子・高齢化、人口減少等、本市が抱える大きな課題に加え、今年は猛暑、豪雨、台風による甚大な被害、本当に今年は様々な面で大変な年となりました。  さて、今回私は新見市版地域共生社会の構築、新見高校のあり方、人口減少対策の3項目について質問をいたします。執行部におかれましては、前向きで真摯な答弁を御期待をいたします。  それでは1項目め、新見市版地域共生社会の構築について質問をいたします。  10月29日から11月8日にかけて、市内13会場において新見市版地域共生社会構築計画の目的や内容について、延べ600名余りの市民の方が市長や職員から説明を受けました。私も最終となる11月8日の説明に参加をさせていただきました。小規模多機能自治、そして全国に誇れる新見公立大学を生かしたまちづくりに取り組んでいこうという、市長や職員の皆さんの意気込みを感じることができました。ただ、市中心部にもかかわらず、参加者は50名程度と少し寂しくも感じたところです。  1点目は、新見市版地域共生社会構築計画説明会についての評価についてお尋ねをいたします。13会場で延べ601人の参加と報じられていますが、市民の2ないし3%の参加といったところでしょうか。説明はポイントを踏まえ、丁寧にされておりましたが、私個人は参加者が少なく感じたこと、説明への御質問や御意見が余り出なかったという印象を持ちました。  そこでお尋ねしますが、参加者の状況、主な意見の内容等について、市長としてどう評価されたかをお尋ねいたします。
     2点目は、各地域の現在の動向についてお尋ねいたします。  既に熊野の将来を考える会で、9月から通院、買い物の送迎支援や草刈りなどの生活支援が始まっておりますけれども、他の地域での様子はどうでしょうか。そうした具体的な取り組みの事例や動向があれば、お示しいただきたいと思います。  3点目は、今後の具体的な推進予定についてお尋ねをいたします。  説明会で使用された概要版は大変わかりやすく、共生社会構築のあり方や方向性が示されていると感じました。31年度はふれあいセンター管内の説明会を予定しているとのことですが、方向性は理解できるのですが、具体的な推進予定、つまり今後のスケジュールをどう考えているのかといった点がまだ曖昧なような気がいたします。今後の具体的な推進予定についてどう考えているのか、お示しください。  4点目は、公立大との具体的連携内容についてお尋ねをいたします。  大学を生かしたまちづくりが大きな特色であるため、新見市版という地域共生社会構築と名づけられましたけれども、公立大との連携についてただしたいと思います。  本年4月26日に、地域共生社会の構築や大学を生かしたまちづくりに関する連携協定を結ばれ、大学の知見や人材を実践的に活用し、人口減少が進む地域の課題解決に取り組むこととされました。協働によるまちづくり、健康増進、地域福祉の向上、教育、人材育成など、5項目にわたり内容が盛り込まれております。方向性としては大変すばらしいと思いますが、市が主体となって具体的にどんな取り組みを大学に求めようとしているのか、具体的な連携の姿が現時点ではやや抽象的なように思われます。  市のホームページには、大学連携のページに、企画政策課内に大学連携推進室を新設し、大学との連携強化を進めてまいりますとありますが、具体的にどんな話し合いが持たれ、具体的にどんな連携を図ろうとしているのかが、いま一歩よくわかりません。  また、大学と連携した取り組みとして、新見未来づくり会議地方創生新見カレッジ新入生歓迎懸垂幕の掲出などの写真が載っていますが、連携協定を締結した後の取り組みはないように思われます。ちなみに新見未来づくり会議の事業は、大学や学生をどう支援するかという観点に立ったオール新見!公募型まちづくり事業を推進する新見未来づくり実行委員会の事業であって、市と大学との直接的な連携とは言えないようにも思われます。そうした点も踏まえ、具体的にどんな連携を図ろうとしているのかお示しください。  5点目は、学生への移動支援及び生活支援についてお尋ねをいたします。  去る10月20日に開催されました新見未来づくり会議の席上で、ソフトバンクヒューマンキャピタルから新見公立大生、短大生の生活実態を対象にしたアンケート結果が報告をされております。その中で浮き彫りにされた課題がたくさんありました。とりわけ学生の移動手段が少ないこと、家賃が高いことは重要な課題であると思われます。  1つ目の移動手段についてですが、今後しっかりと公立大の人材を生かし、学生との交流や学生への支援を受けようとする場合、市中心部への移動は比較的容易ですが、それ以外の地域への移動は大きな障害となっております。現在そうした地域へ出向く場合、主催者の善意により学生の送迎がなされるとされているようですが、いかがなものでしょうか。本市が大学を生かしたまちづくり推進を大きな柱と考えるなら、学生の移動手段をどうするかという点も真摯に対応していく必要があるのではないでしょうか。市長より答弁を求めます。  2つ目は、家賃が高いという点についてです。  全国から新見公立大を選択して入学してきた最大の理由は、やはり授業料の安さにあると思われます。ちなみに新見公立大の授業料は48万6,000円、国立大53万5,000円、県内私学は100万円を大きく超えております。しかしながら、授業料は安いものの、月々平均11万5,000円の生活費のうち、家賃が4万円から5万円です。県南の家賃と大差がない実態です。学生の85%がアルバイトをしながら生活をしております。つまり家賃が高いため、少ない生活費から食費などを切り詰め、生活している学生の状況が見てとれます。  そこでお尋ねいたしますが、学生の生活支援を市として取り組むお考えがあるか否か、答弁を求めます。  2項目めは、新見高校のあり方についてお尋ねします。  新見高校のよりよい形での再編は、人口減少著しい本市にとってまことに重要かつ喫緊な課題であります。かつて周辺部の小・中学校が統廃合され、若い世代が地域に少なくなった状況が今高校再編問題において新見市に問われていると言っても過言ではありません。  1点目は、現在の県の基本的な考え方についてお尋ねいたします。  現在県教育委員会では、平成29年11月22日の岡山県高等学校教育研究協議会の提言を踏まえ、平成40年度を目途とする県立高等学校教育体制整備実施計画(案)について、11月19日から12月18日までパブリックコメントを実施されている状況ですが、新見高校の再編のあり方を中心に県の基本的な考え方をお示しください。  2点目は、本市の目指している新見高校のあり方についてお尋ねいたします。  備北地区では、現状では新見高校6クラス、高梁高校4クラス、高梁城南高校3クラスの13クラスですが、生徒数減少に伴い順次削減となり、平成40年度は9クラスになる見通しのようです。また、平成34年度から高等学校の新学習指導要領が実施されることを契機に平成36年には再編整備アクションプランが策定され、新見高校がどうなるかが明確になります。それまでに残された時間は余りないと思います。池田市長は、明日の新見高校を考える会の会長として県に要望書を出されておりますが、市として将来の新見高校のあり方をどう考えているのか、お示しをください。  3点目は、要望実現に向けての具体的取り組みについてお尋ねします。  さきの県立高等学校教育体制整備実施計画(案)にも、地域との連携、協働による教育の推進が大きな柱の一つとして掲げられております。公立大がそうであるように、地元の多くの子供たちが通う新見高校は、市としてもかけがえのない宝です。県が決めることだから仕方がないということではなく、今新見市が取り組むべき施策がありはしないのか、市長のお考えをお示しください。  4点目は、市内高校への進学者を増やす手だてについてお尋ねをいたします。  まず、ここ3年間の市内中学生の進学状況についてお示しをください。高校進学は、本人の希望や保護者の意向がもちろん最優先されるべきことは言うまでもありませんが、30%余りの子供が市外の高校に進学している状況は、将来の新見高校のあり方に大きく影響することだろうと思います。行政としては難しい部分ではあろうと思いますが、やはり何らかの手だてを講じ、市内高校への進学者を増やす努力をすることが必要に思われますが、いかがでしょうか。  5点目は、新見高校の全国公募への支援策についてお尋ねをいたします。  新見高校では、2019年度入学生から全国募集を開始をしております。従来の5%枠も含め、普通科5名、職業系3学科6名、計11名が全国募集の枠となります。学校の努力だけでこの11名の枠が埋まるかどうか、微妙ではないでしょうか。市から下宿する生徒に家賃補助をするなど、市として側面から強力に支援することも可能だと考えますが、御所見をお示しください。  3項目めは、人口減少対策についてお尋ねをいたします。  私はこれまで何回もこの問題について質問をしてまいりました。難しい課題ではありますけれども、市としても諦めず取り組んでおられますけれども、結果はなかなか厳しい状況に思われます。  そこで1点目ですが、定住人口増加に向けた種々の取り組みの効果についてお尋ねいたします。現在取り組まれているまち・ひと・しごと創生総合戦略も残り1年余りになりましたが、定住人口増加に向けた取り組みの効果と課題をお示しください。  2点目、Uターン者の状況及びその支援についてお尋ねをいたします。  まず、本市へのIJUターン全移住者の状況について、最近のデータをお示しください。  次に、支援についてお尋ねをいたします。  現在本市では、IJUターン者への1世帯当たり20万円の就労奨励金は20歳以上40歳以下という年齢制限があります。定年後はふるさと新見で暮らしたいと考える本市出身者や、あるいは高卒後他市で勤めたが、やはり新見に帰ってきたいと考える若者、そうした方々も潜在的には多いのではないかと思われます。移住決定には、移住先での人間関係や親しみやすさ、温かい支援などが大きく左右されると思われます。年金支給年齢の引き上げとともに、60代の方は就労意欲を持たれる方が多いと考えられます。したがって、20歳から40歳といういわゆる生産年齢を対象とした現在の移住者への就労支援金の支給要件を撤廃をし、全Uターン者を対象にすべきだと考えますが、市のお考えをお示しください。  3点目、地元就職者への支援についてお尋ねをいたします。  まず、高校卒業し、地元に就職した人の状況についてお示しをいただければと思います。  次に、地元就職者への支援についてただしたいと思います。  本市への移住者を対象とした支援は種々ありますが、地元の子供たちが高校を卒業し、地元の企業等に就職した場合の支援は今のところ見当たりません。市外からの移住者に対しては結構手厚く支援策がありますが、私は人口減少にあえぐこのような時代だからこそ、新見の未来を担うべく、地元就職者にこそ手厚い支援があってもしかるべきだと考えます。市長の御所見をお伺いいたします。  以上で1回目の質問を終わります。 4 ◯議長(仲田康豊君) ただいまの古川英明議員の一般質問に対する執行部の答弁を求めます。 5 ◯市長(池田一二三君) それでは、私から1項目め、新見市版地域共生社会の構築についての1点目、新見市版地域共生社会構築計画の説明会についての評価はについて答弁をいたします。  新見市版地域共生社会構築計画の説明会につきましては、市内13会場で開催をいたしまして、地域運営組織の設立までの流れや財政的支援策などについて説明を行ったところでございます。評価といたしましては、取り組みの目的や進め方などについて様々な御質問をいただくなど、意見交換を行う中で地域と行政との協働によるまちづくりを進めていくための共通認識を持つ有意義な機会になったものと考えております。  2点目以降につきましては、担当部長からお答えをさせていただきます。 6 ◯総務部長(上山 晋君) それでは、2点目の現在の動向はということでございますが、現在の動向につきましては、市では組織の母体となる地域振興会等の役員の皆さんを対象にした意見交換会や講演会を開催するとともに、地域担当職員が中心となって各地域に出向きまして、個別に意見交換を行っているところでございます。その結果、前向きに取り組む意向を示された地域もございまして、地域運営組織の設立に向けまして、具体的な進め方について協議を行っているところでございます。具体的な地域といたしましては、先ほど議員さん申し上げられましたような、法曽熊野地域でのまちづくり交付金を使用しての事例がございます。  それから3点目、今後の具体的推進予定はということでございます。  小規模多機能自治の取り組みは、行政主導ではなく地域での機運の醸成が最も重要であると考えております。人口減少に対応するためにも、引き続き地域担当職員が中心となって各地域に出向き、適切な情報提供に努めながら、地域の皆さんの御理解を得て、できるだけ早期の地域運営組織設立に向けて支援してまいりたいと考えております。  続いて、4点目、新見公立大学との具体的な連携内容でございますが、本市では本年4月に新見公立大学との間で締結した連携協定を具体化するため、地域共生社会構築計画の中で大学を生かしたまちづくりとして、新見公立大学と連携して取り組む事業をお示ししているところでございます。そうした中で連携して取り組む事業の具体的検討を進めるため、市長、学長をトップとする大学連携戦略会議を設置いたしまして、その中で事業ごとに大学教員、大学事務局職員、市職員で構成するワーキンググループを立ち上げ、既に事業実施に向けた協議を進めているところでございます。  5点目でございます。  学生への支援ということで、学生が地域でのボランティア活動等に参加する際の移動支援についてでありますが、大学において対応策の検討が進められる中で、市として対応できることにつきましては支援を検討してまいりたいと考えております。  以上でございます。 7 ◯議長(仲田康豊君) 部長、生活支援。 8 ◯総務部長(上山 晋君) それでは、学生への生活支援でございますが、学生の生活支援の一つとして学生の学びを生かせるアルバイトなどを考えておりますが、大学事務局がこういったことも窓口機能を有しておりますので、大学からの要請等がありましたら今後検討してまいりたいと考えております。  以上でございます。 9 ◯議長(仲田康豊君) 再質問ございますか。古川英明議員。 10 ◯3番(古川英明君) 1点目についてですが、住民の方々と共通認識は持てたという、そういう御答弁であったように思います。課題があるとすれば、市長自身が感じになった課題があるとすれば、どのようなことを感じられたか、御答弁願いたいと思います。 11 ◯議長(仲田康豊君) 答弁を求めます。 12 ◯市長(池田一二三君) 市内13会場に説明会に出ました。課題があるとすれば、古川議員がおっしゃられたように、601名の方の参加ということでございましたので、これをやはり今後いろんなとこに出向いてお話をさせ、説明をさせていただいて、さらに認識を広めていく、そういうことが大切であろうとまずは考えたところでございます。 13 ◯議長(仲田康豊君) 再質問ございますか。古川英明議員。 14 ◯3番(古川英明君) 私は中央での最終の説明会に参加したわけですけれども、参加者が4支局管内よりも少ないというような状況でございました。考えてみますに、市街地と周辺地域との住民の皆さんの受けとめ方にかなり温度差があると、すなわち市中心部の方々は余り危機感を感じられていないのかなと感じたんですが、そのあたり、市長、いかがでしょうか。 15 ◯議長(仲田康豊君) 答弁を求めます。 16 ◯市長(池田一二三君) 周辺部とまた中心部では状況が違うということもございます。また、新見市版地域共生社会を進めていく上で、30年度は市民センター、そして4支局を中心に、そして31年度にふれあいセンターを中心にしていくという、そういった方向性をお示ししているところでございます。そうした中で、中心部におきましては細かく説明に出ておりませんので、そういう意味からもいたしまして、ややそういった傾向があると思います。 17 ◯議長(仲田康豊君) 再質問ございますか。古川英明議員。 18 ◯3番(古川英明君) 2点目につきましてはよくわかりました。  3点目についてですが、部長の答弁にあります各地域振興会で、やはり中心的な役割を担っている役員の皆さんに説明をしていくということが非常に効果があろうかと思うんですが、もう既に実施をされていることなのかどうか、答弁をお願いいたします。 19 ◯議長(仲田康豊君) 答弁を求めます。 20 ◯総務部長(上山 晋君) 各地域の振興会に対する説明ですが、既に説明会を終えた後に、10地区の振興会を対象にして説明会に出させていただきまして、延べ15回の会合を重ねております。  以上でございます。 21 ◯議長(仲田康豊君) 再質問ございますか。古川英明議員。 22 ◯3番(古川英明君) わかりました。特に各地域振興会の方にしっかり趣旨を理解していただくということが大切ではないかなというふうに思いました。  500人程度で200万円程度の交付金といった答弁もされていたように思いますけれども、これまでの補助金をどう整理してそういう金額を設定されるのか、具体的な推進のあり方というのは決まっているのでしょうか、そのあたりについてお答えください。 23 ◯議長(仲田康豊君) 答弁を求めます。 24 ◯総務部長(上山 晋君) 今後の一括交付金の設定でございますが、現在検討しておりまして、例えば人口割とか均等割とかというものに踏まえまして、さらに今現在実施しております市の補助金なども、そういった一括交付金の中へ取り込めるものがありましたら取り込んで、全額を調整していきたいというふうに考えております。  以上でございます。 25 ◯議長(仲田康豊君) 再質問ございますか。古川英明議員。 26 ◯3番(古川英明君) 全市的に地域協働社会の取り組みをということ、なかなか現実問題として大変かなというふうに思います。  地域が本当に多ゆうございますので大変かなと思いますが、取り組みの中にもう先進的に頑張っておられる地域があります。そういった地域を市民の多くの方に紹介をするというようなモデル地域等の指定、そういったものは考えていらっしゃるでしょうか。 27 ◯議長(仲田康豊君) 答弁を求めます。 28 ◯総務部長(上山 晋君) 先ほども申し上げましたように、法曽熊野地域では生活支援等を行っておられます。これはまちづくり交付金を利用していただいて実施されているものでございます。  まちづくり交付金の趣旨は、一括交付金、地域運営主体ができるまでの好事例を積み上げるために設定したものでございまして、まさにこういったことが好事例につながりますので、全市域的に御紹介させていただいて、こういった取り組みを見ていただいて、私たちも頑張ろうと、そういった地域が出ていただけるのが一番理想でございますので、積極的に情報発信していきたいというふうに考えております。  以上です。 29 ◯議長(仲田康豊君) 再質問ございますか。古川英明議員。 30 ◯3番(古川英明君) 大体わかりましたが、全地域に広げていくというのは本当に大変な事業かなというふうに感じております。  市長にお伺いしますが、大体いつまでに構築をしようと考えていらっしゃるでしょうか。 31 ◯議長(仲田康豊君) 答弁を求めます。 32 ◯市長(池田一二三君) 人と地域が元気になる新見市版地域共生社会の構築でございますが、できるだけ早い時期に全市的に広がればというふうに思っておりますが、まちづくりはなかなか難しいものがございます。先ほど来より古川議員がいろいろおっしゃられている中にも、そういった実感をされている部分が見え隠れいたしているところでございます。そうした中で1つ目安としては、10年をひとつ目安にして全体に広げていきたい、そのように思っておりますので、よろしくお願いをいたします。 33 ◯議長(仲田康豊君) 再質問ございますか。古川英明議員。 34 ◯3番(古川英明君) 10年を、10年うちばにはということを市長、お話をされましたけれども、私はやはりスピード感が大切かなというふうに思います。  私が住んでおります石蟹地域も2人暮らしが一番多く、次に多い世帯がひとり暮らしです。ということは、もし構築できても10年先に実際に地域がそういった機能を発揮して、元気にお互いの支援ができるかというのは非常に厳しい、石蟹でさえそう。ということは、周辺部の若い世代が本当にいらっしゃらないところは、10年というと非常に厳しいというふうに考えます。少なくとも5年うちばというような気持ちで、是非是非取り組んでいただければというふうに思います。市長、いかがでしょうか。 35 ◯議長(仲田康豊君) 答弁を求めます。 36 ◯市長(池田一二三君) 当然私といたしましても、一年でも早く全体にそういった共生社会の基盤ができることが非常に望ましいことであると考えております。しかしながら、全地域にそういったお気持ちを持っていただく、これにはかなりの労力が要ると思っております。したがって、全体を含めたそういった共生社会の構築に向けて、一年でも早く、一日でも早く、そういう思いは持っておりますけれども、焦ることはやはり禁物だと思っております。しっかりと話をして、じっくりと最初のところを進めていく、この部分が非常に肝要であると考えておりますので、そういう気持ちで、一日でも早い気持ちはございますけれども、まずは皆様方にそういった意識を持っていただく、そういうところから一歩一歩進めてまいりたいと思っておりますし、またもう既にいろんな意味で進んでいらっしゃるところもございます。そういう地域におかれましては、本当にモデル的なケースとなっていただきまして、皆様方のお手本となっていただき、またいろいろなアドバイス等もいただきながら進めていただければと思っておりますので、よろしくお願いをいたします。 37 ◯議長(仲田康豊君) 再質問ございますか。古川英明議員。 38 ◯3番(古川英明君) 4点目の公立大との具体的連携についてですけれども、大学連携設置戦略会議ですか、部長の先ほどの答弁に戦略会議を持って進めているのだということで御答弁ございましたけれども、戦略会議、何回ほど、どのような内容のことをお話をされたのか、御答弁お願いいたします。 39 ◯議長(仲田康豊君) 答弁を求めます。 40 ◯総務部長(上山 晋君) 大学戦略会議ですが、今年度は2回行っております。このことにつきましては、新見市版地域共生社会構築計画の中の大学を生かしたまちづくりの中に事業を3点上げさせていただいております。この3点の事業をどういった方針でやっていくのかということを、学長、市長交えまして全体的な方針を決めていくということで協議を重ねております。  以上でございます。 41 ◯議長(仲田康豊君) 再質問ございますか。古川英明議員。 42 ◯3番(古川英明君) ちょっと具体的なことをお尋ねしたいんですが、例えば連携の一つとして、支援員が不足ぎみである放課後児童クラブへ学生が支援をするとか、あるいは家庭支援を含めて、いわゆる家庭教師を学生にそういうことをしてみるとか、そうした具体的なことも含め、大学側としっかり話し合う機会を持っていただければ、内容も3点ということではなしに、いろいろ大学の要望といいますか、そういったものもあろうかと思います。したがって、多方面にわたってしっかり戦略会議の内容、お話を協議をしていただければということを求めておきたいと思います。  ちなみに各地域が公立大学に支援を要請したい場合には、窓口というのはどちらでしょうか。 43 ◯議長(仲田康豊君) 答弁を求めます。 44 ◯総務部長(上山 晋君) 一応市の窓口といたしましては、今年度企画政策課内に大学連携推進室を設けておりますので、そちらへ御相談をいただければと考えております。
     以上です。 45 ◯議長(仲田康豊君) 再質問ございますか。古川英明議員。 46 ◯3番(古川英明君) 5点目についてお尋ねをします。  月の食費が1万2,000円程度で生活している学生が多いという実態の中で、移動支援ということがやはり必要かなと思いますけれども、例えばマイクロバスが公立大にあれば移動が非常にみやすくなるということもあろうかと思いますけれども、そういったものへの補助とか、私は頑張って市でそういう手当てをしていただきたいなと思いますけれども、そのあたりいかがでしょうか。 47 ◯議長(仲田康豊君) 答弁を求めます。 48 ◯総務部長(上山 晋君) バスの購入支援という具体的な御提案がございましたが、現在大学で支援策を考えておりますので、それに対して市も協力していきたいというふうに考えております。例えばマイクロバスの購入なども考えておりますが、ただそれにつきましても運転手の問題、経費の問題、駐車場の問題等、細かい点がございますので、その辺を大学が今検討しておりますので、その辺の検討ができましたら、相談しながら支援をしてまいりたいというふうに考えております。  以上でございます。 49 ◯議長(仲田康豊君) 再質問ございますか。古川英明議員。 50 ◯3番(古川英明君) しっかり支援をするという方向でよろしくお願いしたいと思います。  公立大学側からも住民票を新見市に移した学生に対して、たまがき券であるとか、何らかの支援をというお話を耳にするわけですけれども、市内消費の活性化にも貢献でき、学生にとっても魅力的と思いますけれども、学生の生活支援につきまして再度市のお考えをお尋ねしたいと思います。 51 ◯議長(仲田康豊君) 答弁を求めます。 52 ◯総務部長(上山 晋君) また、具体的なたまがき券の支給ということでございますが、現時点では御提案の学生に限定したたまがき券の支給につきましては、市民の理解を得られる状況にはないというふうに考えております。  以上でございます。 53 ◯議長(仲田康豊君) 再質問ございますか。古川英明議員。 54 ◯3番(古川英明君) 次に進めてください。 55 ◯議長(仲田康豊君) 2項目めの質問に対する答弁を求めます。 56 ◯市長(池田一二三君) それでは、私から2項目め、新見高校のあり方についての2点目、市の目指している新見高校のあり方はについて、まず答弁をいたします。  本市といたしましては、新見高校は地域の教育の核であり、なくてはならないものと考えております。明日の新見高校を考える会と同じく、現状のままでの新見高校の存続を目指しているところでございます。  次に3点目、要望実現に向けての具体的な取り組みはにつきましてでございますが、現状のまま新見高校を存続させるためには、同校への進学希望者を増やすことが最も重要であると考えております。そのためにも新見高校には学校の特色を前面に打ち出し、中学生やその保護者が新見高校に進学したい、させたいと思えるような魅力ある学校づくりを進めていただきたいと考えております。マニフェスト対象の最優秀賞に選ばれた生徒による市議会への陳情活動や、地元民間団体を招いて地域の魅力を学ぶ出前授業などを行うなど、既に地域に根差した取り組みを進められており、こうした活動が新見高校の魅力につながるよう、同校との連携を図る中で応援してまいりたいと考えております。 57 ◯教育部長(安藤暢重君) それでは、私から1点目と4点目を答弁させていただきます。  1点目の現在の県の基本的な考え方についてでございますが、公表されました岡山県立高等学校教育体制整備実施計画(案)では、平成40年度を目途として県立高等学校の配置の適正化を図るため、普通科の学区の検討、平成35年度までに複数校地を解消することなどが示されております。  それから、4点目でございますが、市内高校への進学割合についてですが、過去3年間の市内中卒者の市内2高校への進学割合は、平成28年度、72.1%、平成29年度、69.5%、平成30年度、73.8%となっております。  市の取り組みといたしましては、市報に新見高校、共生高校の特集記事を掲載し、高校の広報活動を支援いたしております。  以上でございます。 58 ◯総務部長(上山 晋君) 全国公募への支援策はということでございますが、全国公募への支援策といたしましても、さきにお答えしましたように新見高校の魅力を高めていくことが肝要であり、その一つの方策として、新見高校と新見公立大学の連携強化を考えております。  来年度から完全4年制となる新見公立大学では、看護学科、健康保育学科、地域福祉学科の各学科ごとに地域優先枠が設けられ、各5人が新見市内の高校から進学できます。看護、保育、福祉の道を志す生徒にとって、新見高校から新見公立大学への進学が有利となる制度が設けられることは新見高校を受験する動機づけになるものと考えております。  なお、御提案の家賃補助につきましては、現在のところ考えておりません。  以上でございます。 59 ◯議長(仲田康豊君) 再質問ございますか。古川英明議員。 60 ◯3番(古川英明君) 市長から現状のまま要望書どおり、市としても残していきたいという御答弁がありました。現実的にはしかし、現状のまま残すというのはもう到底無理なことなわけですけれども、今パブリックコメントが県が実施をされております状況で、明日の新見高校を考える会を開催して、その対応について協議するというようなことも私必要だと思うんですが、市長、いかがでしょうか。 61 ◯議長(仲田康豊君) 答弁を求めます。 62 ◯市長(池田一二三君) 対応を協議するというよりも、今パブリックコメントを県がホームページに出されておられますので、皆様方が率直な気持ちをそちらへ、パブリックコメントをしていただければというふうに思っております。 63 ◯議長(仲田康豊君) 再質問ございますか。古川英明議員。 64 ◯3番(古川英明君) 現状のままでは10年先には残らないということがもうはっきりしておるわけです。平成40年には、新見高校は生徒数減により、恐らく4クラスになるという見通しでございます。普通科系クラス、職業系クラス、それを一体どのように振り分けし、クラス編制をするのか、そういったことまで市として考えていらっしゃるでしょうか。 65 ◯議長(仲田康豊君) 答弁を求めます。 66 ◯市長(池田一二三君) 現在新見高等学校教育体制整備実施計画の案が県からお示しをされているところでございます。パブリックコメントを求められているところでございまして、今現在市がこういった形で10年後の形をということは、今現在は決定はいたしておりません。今後高校を中心にそういったことを真剣に考えていくべきであろうと考えております。 67 ◯議長(仲田康豊君) 再質問ございますか。古川英明議員。 68 ◯3番(古川英明君) 是非是非お願いといいますか、そういったことについて考えていただければというふうに求めておきたいと思います。  3点目についてですけれども、新見高校、大変頑張っております。高校としても小・中学校や公立大との連携であるとか、あるいは市内企業等との連携も図りながら、高校としての特色を一層出していきたいというお考えのようですけれども、そうした業務を支援する、例えば教育委員会に臨時のコーディネーターを設置をするとか、そういったことも重要と考えますが、いかがでしょうか。 69 ◯議長(仲田康豊君) 答弁を求めます。 70 ◯教育長(城井田二郎君) いろいろなところでそういった取り組みはされるところもございますけども、現在のところ、御提案のコーディネーターの配置については考えてはおりません。  以上でございます。 71 ◯議長(仲田康豊君) 再質問ございますか。古川英明議員。 72 ◯3番(古川英明君) 3項目めに行ってください。 73 ◯議長(仲田康豊君) 3項目めの質問に対する答弁を求めます。 74 ◯総務部長(上山 晋君) 人口増加に向けた取り組みの状況でございますが、定住人口増加に向けた取り組みにつきましては、新見市移住交流支援センターによる移住相談や移住オーダーメードツアーの実施、お試し暮らし支援事業及び空き家活用事業補助金などの各事業を実施した結果、平成27年から平成30年10月末までの移住者は累計688人となっておりまして、目標の累計213人を上回っているところでございます。  以上でございます。 75 ◯産業部長(安達悦久君) 私から3項目めの2点目と3点目についてお答えを申し上げたいと思います。  まず、2点目でございますけれども、Uターン者の状況と、それから現在市で実施しておりますIJUターンの就職奨励金制度の年齢制限の関係についてお答えを申し上げます。  まず、移住者及びUターン者数につきましては、転入届出時に実施している任意のアンケート結果によりますと、平成27年度は移住者121人のうち、Uターン者は8人、平成28年度は247人のうち47人、平成29年度は226人のうち39人となっております。  Uターン者に対する支援につきましては、本年度新設をいたしましたIJUターン就職奨励金や空き家活用推進事業補助金の交付により、居住移転費用の負担を緩和するなど、人口流入の促進を図っているとこでございます。  御提案のありましたIJUターン就職奨励金の年齢制限撤廃についてでございますが、市内企業の求人年齢制限が40歳以下が多いことなどを踏まえて設定するものであります。しかしながら、昨今の雇用情勢の変化により、60歳以上あるいは年齢不問などの求人が増加していることに加え、新見市産業振興会議においても年齢制限撤廃に係る同様の御意見をいただいてることから、現状に合った制度への見直しを検討したいと考えております。  次に、3項目めの3点目でございます。  地元への就職者に対する支援でございますが、まず人数の関係でございまして、過去3年間の地元就職者の人数及び全卒業生に対する割合につきましては、市内の2高等学校を合わせまして、平成27年度卒業生が32人で12.1%、平成28年度が34人で14.2%、平成29年度が29人で12.5%、これが地元就職者数でございます。また、地元就職者に対する支援につきましては、市内企業への就労及び定着の促進が重要であると考えております。企業誘致による雇用機会の拡大を図るとともに、高校生などを対象とした企業めぐりバスツアーの開催や企業ガイドの配布、専門的な資格取得費用に対する助成などに取り組んでおります。さらなる効果を上げるために、新見市産業振興会議においても検討いただきながら、地元就職に結びつく施策を展開してまいりたいと考えてございます。  以上でございます。 76 ◯議長(仲田康豊君) 再質問ございますか。古川英明議員。 77 ◯3番(古川英明君) 2点目の年齢撤廃について考えていると、検討しているということでございますけれども、私は市外からの移住者、結構多いなとは思うんですけれども、そういった方々への支援も大切ですけれども、市内出身者がふるさと新見に帰ってくると、そういった方全体にやっぱり厚く支援をしていくこと、公平な支援をしていくという面が大切かなというふうに思います。是非是非前向きに検討をしていただいて、全Uターン者が支援が受けられますように求めておきたいと思います。  3点目ですけれども、今のところは種々の地元就職者への支援をしているということでございますけれども、全国的には例えば奨学金の返還免除であるとか、交通費の補助をするとか、様々な形で支援策を実施している自治体も多いと思います。若者の特に新見市においては、地元離れを少しでも改善すべく、他市以上の思い切った支援策も必要かなと思いますけれども、再度の答弁を求めたいと思います。 78 ◯議長(仲田康豊君) 答弁を求めます。 79 ◯産業部長(安達悦久君) 地元就職者に対する高校生への新卒者への支援でございますけども、まずは働く場を確保するということが入り口のところの一番大事な要件だろうと思っております。そういう面で企業誘致活動なども十分に展開し、それから地域企業の中で優秀な企業さんたくさんおられます。そういった声を十分その内容を周知をするということが、これが最大の支援だと考えておりますので、今後も努めていきたいと思っております。  以上でございます。 80 ◯議長(仲田康豊君) 再質問ございますか。古川英明議員。 81 ◯3番(古川英明君) 産業部長の考え、理解をいたしました。  しかし、長い将来というか、今後約十数%の子供たちが新見市で働くと、働いているという状況を考えますと、しっかりいろんな意味で支援を考えて、今後いただければというふうに思います。  今回3項目にわたり私は質問いたしましたが、行政におかれましてはやはり長期的な視野、本当に効果のある施策、そして今だからできる施策、そういったことや、あわせて市長の強いリーダーシップのもとにそういったことが実施をされまして、よりよい新見市の姿というものを築いていっていただければというふうに思います。  以上で終わります。 82 ◯議長(仲田康豊君) これをもちまして古川英明議員の一般質問を終わります。  しばらく休憩をいたします。                             午前10時55分  休 憩          ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~                             午前11時5分  開 議 83 ◯議長(仲田康豊君) 休憩を終わり会議を再開いたします。  次に、6番岩田秀之議員の登壇を願います。6番岩田秀之議員。               〔6番 岩田秀之君 登壇〕 84 ◯6番(岩田秀之君) 6番岩田秀之でございます。  皆様、おはようございます。  12月定例市議会、2番バッターとして登壇をさせていただきます。  議長からお許しが出ましたので、通告順序に従いまして今回3項目について質問をさせていただきます。爽やかにいきたいと思いますので、歯切れのよい前向きな御答弁を期待しております。  まず1項目め、本市の不登校対策についてであります。  文部科学省の児童・生徒の問題行動と生徒指導上の諸問題に関する調査の平成27年度速報結果から、国公私立の小・中学校における不登校児童・生徒1,000人当たりの不登校児童数について、全国では12万6,009人、1,000人当たりの不登校児童数は12.6人であり、岡山県では小学校不登校児童数は473人、1,000人当たりの不登校児童数は4.6人、また中学校では不登校児童数は1,385人、1,000人当たりの不登校児童数は24.9人で、小・中学校の不登校児童数の合計は1,858人で、1,000人当たりの不登校児童数は11.7人となっており、47都道府県の中では23番目に多い県となり、現在も上昇傾向が続いているとの報告であります。  1点目の質問です。  本市における小・中学校の平成27年から現在までの過去4年間の不登校児童数と原因についてお示しください。  2点目の質問です。  現在不登校児童・生徒の多様な状況に対応されている教育委員会、学校、民間団体、県の関係機関等で連携協力の取り組みをされていると思いますが、不登校児童・生徒への現在の対応はどのように進めておられるのか、お示しください。  3点目の質問です。  本市における全ての児童・生徒にとって、不登校にならない魅力ある学校づくりを進めなくてはなりません。今後どのように不登校児童・生徒の社会自立に向けた支援をされるのかのお考えをお示しください。  続いて2項目め、本市内におけるひきこもり支援についてであります。  ひきこもりとは、仕事や学校に行かず、かつ家族以外の人との交流をほとんどせずに6カ月以上続けて家庭にとどまり続けている状態のことで、ひきこもりは病名ではなく、状態であります。内閣府は、平成28年9月、15歳から39歳の方を無作為で抽出した調査に基づき、15歳から39歳のひきこもりが全国で約54万人以上に上るとの推計を公表しています。岡山県では平成29年9月13日に、ひきこもりの人が県内で約1万2,000人いるとの推計が出されました。  ひきこもりについては、国の支援が遅れ、深刻になる中、全都道府県の4割超えの岡山など、21都道府県が独自に実態把握に乗り出しました。本市においては、まだ実態把握まで進んでいないと思われます。今後関係機関と連携をとりながら、対策の推進や支援の方向性も喫緊の課題だと思います。  また、本市においても、家庭内にひきこもり、自分では今の環境からなかなか抜け出せない状態の人が少なからずおられるのではないかと思います。全ての若者は社会の重要な担い手の人材であり、活力であり、また未来の希望であります。人口減少と高齢化社会の中で、本市にとって若者が生き生きと職場や地域で活躍できる社会を実現することは、これからの少子化にも歯どめをかけることにもつながると思います。また、いまだ活躍の機会がない若者が一人でも多く社会参加し活躍していくことが、これからの新見市にとっても地方創生の大きな力になると考えます。  1点目の質問です。  社会の人間関係に傷つき、心を閉ざした若者たちの多くが、悩み、苦しみを誰にも打ち明けられず、孤独の中で暮らしています。相談窓口に本人や家族が相談に来られることは、世間体にも左右され、難しいことと思われます。このようにほとんど実態把握ができていない状況ではないでしょうか。本市においても相談窓口が整っていますが、個々に分散されているため、相談しようとしても行きづらいことも考えられます。ひきこもりについて、いろいろなケースの人が考えられます。相談窓口での将来的に安心して、自宅以外の居場所の提供など、市として相談窓口を一本化できないものかの取り組みについてお考えをお示しください。  2点目の質問です。  ひきこもりについては、社会的ひきこもりもある中、今後実態把握など実施することや今後の問題点を関係機関で協議し、市としての今後のひきこもり支援の方針をどう考えておられるのかをお示しください。  最後の3点目、人口減少の中、将来に向け、本市の若者が定着できる取り組みについてであります。  1点目の質問でございます。  人口減少の中でも特に自然減の増が続いている中、本市の人口は下降の一途をたどっており、また高校卒業と同時に就職や大学進学などで市外、県外へと社会減の増にも拍車がかかっています。人口減少によって、担い手不足は大きな問題であり、全ての産業にも影響を来しています。新見市の基幹産業である林業を取り巻く環境も、後継者、担い手不足も将来危惧されています。地域の産業に若者を結びつけることは大変難しいと考えられます。  現在では、市内の高校自体の存続も将来懸念されています。魅力ある高校をつくることは、現在の大きな課題であります。私自身も現在の新見高校北校地の卒業生であり、将来の新見高校のあり方に心配をしています。私の思いは、今後新見市の産業、いわば林業と高校を結びつけていく魅力ある画期的な取り組みが不可欠であると考えます。  1番目の質問です。  平成29年10月には、明日の新見高校を考える会が発足され、市長自ら就任をされました。新見高校は県の管轄であり、関係団体とも意見交換されながら検討されておられると思います。私の提案ですが、新見高校南校地には普通科があり、新見高校北校地の中には工業技術科、生物生産科、総合ビジネス科のほか、新しく林業科コース新設など提案されたらと思います。
     また、平成29年9月の定例議会でも取り上げました。18歳以上の方で新見市の林業全般を担っていきたい人を対象に、実技や各資格の取得など、森林技術センターや森林組合とタイアップし、県内初専門の新見市版林業大学校などの設置はできないものかと提案をいたしますが、お考えをお聞かせください。  新見高校については、市長にお伺いをいたします。  以上で1回目の質問を終わります。 85 ◯議長(仲田康豊君) ただいまの岩田秀之議員の一般質問に対する執行部の答弁を求めます。 86 ◯教育部長(安藤暢重君) それでは1項目め、1点目でございます。  小・中学校の不登校につきましては、過去3年間及び現在までということで、今年度10月末時点での状況を説明させていただきます。  平成27年度が小学校5名、中学校22名、平成28年度が小学校2名、中学校18名、平成29年度が小学校5名、中学校18名、平成30年10月末時点で、小学校2名、中学校11名であります。  不登校の主な理由といたしましては、友人関係、または教職員との関係に課題があるため、無気力、登校の意思はあるが身体の不調や不安を訴え、登校できないなどがあります。  2点目の不登校への対応についてでございますが、学校は担任を中心とした家庭訪問、スクールカウンセラーやスクールソーシャルワーカーを中心とした家庭への働きかけ、また保健室等への別室登校や放課後時の登校が可能となるような場づくりや体制づくりを行っております。本市では、新見市適応指導教室新生塾を設置しており、不登校の児童・生徒の補充学習や基本的な生活習慣の改善などに対応しているところでございます。学習補助につきましては、担任等の家庭訪問時での学習や新生塾での補充学習を行っているとこでございます。  3点目の不登校児童・生徒の支援についてでございますが、備北保健所新見市支所主催の不登校等支援会議に教育委員会として参加しており、関係機関及び不登校等親の会との連携を図っているとこでございます。  以上でございます。 87 ◯議長(仲田康豊君) 再質問ございますか。岩田秀之議員。 88 ◯6番(岩田秀之君) 今、部長から27年から現在までの小学校、中学校の不登校の児童数の推計を出していただきました。27年から現在の10月末までということで、小学校5名、2名ということでございまして、中学校では大体20人前後ということで、今年度30年度は現在のところまで、30年10月までは11名というとこでございますけども、この中でいろいろと不登校の原因、無気力とか、身体の不安とかということでありましたけども、なぜ新見市、全国もでしょうけども、中学校の場合が不登校が多いのか、その原因は何なのか、教育部長、御答弁をお願いいたします。 89 ◯議長(仲田康豊君) 答弁を求めます。 90 ◯教育部長(安藤暢重君) 原因につきましては、先ほど申し上げましたように、様々な要因があるということでございますので、今の中学生が全国平均より多いということでございますが、この中では本年度新規に不登校になられた方、生徒さん、それから継続してなられている方というような格好で、いろいろなケースがございます。ですので、多い原因ということの詳しい詳細な分析は今のところやっておりませんが、状況としてはそういうことで、それぞれのケース・バイ・ケースの対応を行っているということでございます。  以上です。 91 ◯議長(仲田康豊君) 再質問ございますか。岩田秀之議員。 92 ◯6番(岩田秀之君) 今ございましたけども、この数字の中で、小学校、中学校の中で継続的な児童・生徒なのか、新しい年度で新たな方も含まれてると思うんですが、その割合っていうのはどのぐらいな割合があるんでしょうか。 93 ◯議長(仲田康豊君) 答弁を求めます。 94 ◯教育部長(安藤暢重君) 割合ということでは、今手元に資料ございませんが、新規の方もおられるということでございます。割合としては、ちょっと今すぐには申し上げることができません。  以上でございます。 95 ◯議長(仲田康豊君) 再質問ございますか。岩田秀之議員。 96 ◯6番(岩田秀之君) わかりました。  今資料がないということ、またこの後いただければと思いますけども、中学生の原因が多いということで、無気力とか身体ということでございますけども、これに関してはいろんなプライバシーのこととかあると思いますが、この中でいじめとかというので不登校になったというのはないんですね、御答弁お願いいたします。 97 ◯議長(仲田康豊君) 答弁を求めます。 98 ◯教育部長(安藤暢重君) 原因につきましては、先ほど申し上げたとおりでございますんで、今こちらで把握してる分では、いじめということでの直接的なものでとの不登校というのは把握はしておりません。  以上でございます。 99 ◯議長(仲田康豊君) 再質問ございますか。岩田秀之議員。 100 ◯6番(岩田秀之君) それから、2点目でございますけども、対応というか、スクールソーシャルワーカーの方とか、場づくりをされているということでございました。この中で今不登校の方に対しての学習支援、不登校になれば欠席、多いわけでございますけども、学習支援で新見市では、新見市が補助金出しているんですかね、新生塾とかというところで、その学習支援とかしておられるということですけども、ここの新生塾の体制、職員、そういった方はどのぐらいおられて、今不登校の生徒、学習支援をしている人が何人おられるのか、御答弁をお願いいたします。 101 ◯議長(仲田康豊君) 答弁を求めます。 102 ◯教育部長(安藤暢重君) 職員は今現在2名ということで、現段階での通学する児童・生徒の数は4名でございます。  以上でございます。 103 ◯議長(仲田康豊君) 再質問ございますか。岩田秀之議員。 104 ◯6番(岩田秀之君) このように新生塾ということを立ち上げられてるわけですけども、この中で新生塾、不登校生徒という中で、これからやっぱり地域版、新見市版の新見市共生社会の構築ということで、大学とのこれから兼ね合いをここの新生塾と連携をとりながらやっていくっていう、これからの考えっていうのはないんでしょうか。 105 ◯議長(仲田康豊君) 答弁を求めます。 106 ◯教育長(城井田二郎君) 新生塾については、子供たちがいつでも、例えば自分が通いたいときに通える場が必要だろうと、つまり居場所づくりのために設置をしているものでございます。したがって、そこでの支援員であるとかというような役割を、例えば大学の学生さんたちに求めるとか、特にこれから特別支援学校の免許取得コース等もできるというふうにお伺いしておりますから、そういう中でもって特に課題を持っている子供たち、例えば障害を持っている子供たち等々の中に不登校になっているというような事例も実際にはございますので、そういった学生さんたちにそういう支援を求めるというようなことは、一つの手段、方法としては可能ではあろうと思います。ただ、これについてはまだこれからでございますので、新生塾等のかかわり方についてはこれから検討してまいりたいと思います。  以上でございます。 107 ◯議長(仲田康豊君) 岩田議員、少し質問が聞き取りにくいので明確にお願いします。  再質問ございますか。 108 ◯6番(岩田秀之君) ということで、教育長からございました。  これからの取り組みということで、そういうことも視野に入れて、大学との関連を視野に入れて、しっかりこれからも取り組んでいただきたいと思います。  3点目ですけども、この不登校の中での協議会をしてということで、親の会ということで連携をされているそうですけども、年に何回ぐらい親の会との協議をされてるのか、お聞かせください。 109 ◯議長(仲田康豊君) 答弁を求めます。 110 ◯教育部長(安藤暢重君) 不登校等親の会の主催によるつながる会が開催されておりまして、昨年度は1回、今年度は2回開催されております。  以上でございます。 111 ◯議長(仲田康豊君) 再質問ございますか。岩田秀之議員。 112 ◯6番(岩田秀之君) 済いません、ちょっと舌足らずなところがございましたけども、親の会の件でございますけども、協議の会議の内容っていうのはどういう内容で進められているんでしょうか、お聞かせください。 113 ◯議長(仲田康豊君) 答弁を求めます。 114 ◯教育部長(安藤暢重君) 教育委員会としましても、この会に参加いたしまして、ほか福祉関係者であるとか、保健所等が参加ということで、連携を図りながら、それぞれの各ケースに応じた協議といったもの、それから不登校対策の関係の内容について協議を行ってるというように聞いております。  以上でございます。 115 ◯議長(仲田康豊君) 再質問ございますか。岩田秀之議員。 116 ◯6番(岩田秀之君) 3点目の再質問をさせていただきます。  小・中学校の不登校児童・生徒に対して、プロの教育者としての教育長は今後どのように今後の不登校児童・生徒について取り組まれているのか、再度お示ししていただきたいと思います。 117 ◯議長(仲田康豊君) 答弁を求めます。 118 ◯教育長(城井田二郎君) 不登校にかかわってのことは、かつて私たちが現場で仕事をしていた時代から大きな課題でございます。かつては学校に原因があるので、学校から積極的に不登校の子供たちに対して、家庭に対して働きかけることは余り好ましいことではないといった指摘を受けた時代もございます。学校の関係者はじくじたる思いを持ちながら、その子供たちや保護者の方とのかかわりを真剣に考えておりました。今は個々の状況に応じての対応を、学校の職員だけではなく、多くの専門家の方、例えば先ほどございましたような保護者の集まりでございますね、保護者の会のようなもの、そういったものもお互いにかかわりを持ちながら、どこから子供たちに接点を求めていくのか、どの方がその子供たちに対して、その特定の子に対してどういう接点を求めるのがよいのか、そういったあたりを丁寧に今対応しているところでございます。学校だけの取り組みでは、この課題は解決はできませんので、先ほどございましたように、多くの専門家も今学校には入れる時代でございますし、学校も必要な情報は関係者と連携をとりながら進めておりますので、できるだけ一人一人の子供たちが、できれば学校という集団の中で生活ができる、そういった社会をつくることは大きな課題でございますので、全力を挙げて取り組んでまいりたいと思っております。  以上でございます。 119 ◯議長(仲田康豊君) 再質問ございますか。岩田秀之議員。 120 ◯6番(岩田秀之君) 教育長から今後の取り組みの指針をいただきました。しっかりと取り組んでいただきたいと思います。  最後に、市長への質問でございまして、市長は新見市版地域共生社会の構築を進められておられますが、小・中学校の不登校児童・生徒の対策として、大学との連携もやはり視野に入れるべきと考えますが、市長のお考えをお聞かせください。 121 ◯議長(仲田康豊君) 答弁を求めます。 122 ◯市長(池田一二三君) 今後大学が4年制になりますことによりまして、大学に専門的な知識あるいは人材の方がいらっしゃるわけでございます。そうした方々のお力もおかりする必要があろうと考えておりますので、またどういった形が一番いいのか、また今後検討を連携室で、戦略室あるいはそれぞれのプロジェクトチームで今考えておりますので、その中でまた今後協議されるものと思います。 123 ◯議長(仲田康豊君) 再質問ございますか。岩田秀之議員。 124 ◯6番(岩田秀之君) 市長からも御答弁いただきました。今本当に新見市は、新見市版の地域共生社会に取り組もうとしております。不登校児童・生徒も本当にこれからの課題でございますし、大変難しい課題でもございますので、共生社会の構築もこれも児童・生徒とのやっぱり絡みも含めて、これからしっかりと取り組んでいくのが共生社会の構築だと思っております。  不登校児童・生徒については、プライバシーの問題も多々あると思われますが、全ての子供が未来の宝であり、一人一人に合った対応で心が開かれるまで全力で支援をしていくことが重要になってくると思います。不登校の児童・生徒に対して希望が見えてくるのではないかと思われます。今後一層の支援の取り組みを強く求めて、この項を終わります。  次の項をお願いします。 125 ◯議長(仲田康豊君) 2項目めの質問に対する執行部の答弁を求めます。 126 ◯福祉部長(小川忠義君) 続きまして、2項目め、市内におけるひきこもり支援についてということでございまして、1点目、本市においてのひきこもり支援拠点、その相談窓口の一本化はできないかというようなことであったかと思います。  本市では、健康づくり課、ほほえみ広場にいみでひきこもりを含めたあらゆる生活課題の相談支援を行っているほか、新見市社会福祉協議会内の新見市生活相談支援センターに相談事業を委託しております。窓口は3カ所ということにはなりますが、それぞれ密に連携をしておりますので、いずれの窓口でも安心して御相談していただければというふうに考えております。  続きまして、2点目、今後の課題や市としての方針ということで、主に方針を聞かれたかと思います。  ひきこもり状態にある方やその家族がより早期に相談できるよう窓口の周知を図り、必要な支援が効果的に受けられるようにしていくことが今後の課題であろうと考えております。今後関係機関と連携をさらに強化いたしまして、一人一人に応じた適切な支援を行うことにより、ひきこもりの解消に向けて努力してまいりたいと考えております。  以上でございます。 127 ◯議長(仲田康豊君) 再質問ございますか。岩田秀之議員。 128 ◯6番(岩田秀之君) 部長の答弁では、ひきこもりの相談窓口が充実しているということでございます。3カ所であるかと今ちょっとお聞きしたんですが、新見市社会福祉協議会内の新見市生活相談支援センターに相談事業を委託されておられるということ、市民の方というか、相談者はどこに行けば相談ができるのかわからない方もおられるかと思うんです。今後そういうことも本当に一本化、社会福祉協議会になら社会福祉協議会に行けば相談できる、今後そういうことを皆さんに相談窓口の周知ということ、周知していくことについての市は今後どのように取り組んでいかれるのか、お考えをお示しください。 129 ◯議長(仲田康豊君) 答弁を求めます。 130 ◯福祉部長(小川忠義君) 例えば支援の方法といたしましては、市報への掲載、ホームページ等々ございまして、また県の窓口でも、例えば備北保健所の新見支所でございますか、そちらへも窓口もあるわけでございますが、そちらでもパンフレットとかつくられております。それを必要な場所へ配布させていただくとか、そういうふうなことも考えまして、皆様方の窓口がわかりやすくするようにしていくということは今後検討はさせていただければと思います。  以上でございます。 131 ◯議長(仲田康豊君) 再質問ございますか。岩田秀之議員。 132 ◯6番(岩田秀之君) 周知はこれから市報、それから県は県の窓口のパンフレットがあるということで、周知をされているということでございます。  ひきこもりの実態調査が全国、県で始まったばかりでございますが、本市においては今後どのようにして実態把握をされていかれるのか、わかればお示しいただきたいと思います。 133 ◯議長(仲田康豊君) 答弁を求めます。 134 ◯福祉部長(小川忠義君) 今の御質問につきましては、今年の1月に社会福祉協議会におきまして調査はしております。  以上です。 135 ◯議長(仲田康豊君) 再質問ございますか。岩田秀之議員。 136 ◯6番(岩田秀之君) 今年の1月、社会福祉協議会に依頼をして調査をしてるということで、調査が進んでいるという、これからその調査をもとにしっかりこれからも支援について取り組んでいただきたいと思います。  2点目でございます。  今後関係機関と連携をさらに強化をしていき、一人一人に応じた適切な支援を行うということでございますけども、本市においては社会的ひきこもり、子供、若者支援地域協議会などの設置などは今できているのかいないのか、御答弁をお願いいたします。 137 ◯議長(仲田康豊君) 答弁を求めます。 138 ◯福祉部長(小川忠義君) 現状では、まだ設置はできていないというのが現状でございます。 139 ◯議長(仲田康豊君) 再質問ございますか。岩田秀之議員。 140 ◯6番(岩田秀之君) 最近、新見市もやっとひきこもりについては本当に大きな課題だと思いますし、これからも大きな課題があると思います。今後もしっかりといろんな協議会を設置しながら、そういうところで団体の関係と協議をしながら、しっかりとこれから取り組みに向けて進めていただきたいと思います。  まず、大事なのが本市の実態把握、それから今後アウトリーチ的訪問支援など、関係機関等の連携で一人一人が活躍できる社会の実現に向けて取り組んでいかれますよう強く求めて、この項を終わります。 141 ◯議長(仲田康豊君) 3項目めの質問に対する答弁を求めます。 142 ◯産業部長(安達悦久君) 私から林業の担い手育成についてお答えを申し上げたいと思います。  本市では、森林、林業に関係する担い手の育成に積極的に取り組んでおり、林業、就農相談会への参加、森林ボランティアの受け入れ、自伐型林業支援事業による小規模林家への施業地あっせん、さらに高校生のインターンシップを受け入れ、林業を間近に体験できる事業として好評をいただいております。地域産業に地域の若者を結びつけることは非常に大切なことだと考えております。  お話の新見市版林業大学校の設置につきましては、現在具体的には考えておりませんが、貴重な御意見として今後の参考にさせていただきたいと思います。  以上です。 143 ◯議長(仲田康豊君) 市長、答弁ありますか。 144 ◯市長(池田一二三君) また、新見高校への林業科コースの新設につきまして御質問があったところでございますが、現在岡山県教育委員会において検討されておられます岡山県立高等学校教育体制整備実施計画を策定する上で、今後協議をされていくものだと考えております。  以上でございます。 145 ◯議長(仲田康豊君) 再質問ございますか。岩田秀之議員。
    146 ◯6番(岩田秀之君) まずは部長の答弁、これからいいのはわかってるということで御答弁ございますけども、これからしっかりと高校を卒業して、18歳以上になって、一遍に社会人というか、林業関係に携わるということは、緑の雇用とか、そういうところでもございますけども、林業全般をやっぱり学んでいける、それも前は緑の雇用というのは1年でした。多分これ短かったから2年にしたんだと思います。今現在2年と思いますけども、その中でいろんなことを学ぼうと思えば、本当に仕事をしながらということで、本当に全般を学ぶっていうことはなかなかできないんです。そういうところを林業大学校を立ち上げれば、これは立ち上げれば岡山県初だと思うんですが、一つの専門的な、全般的な林業の勉強が私はできるんではないかというふうに思っております。今後しっかりと研究、検討されて、前向きに取り組んでいただければと思います。  また、市長の答弁でございましたけども、県との協議ということで、やっぱり市長の新見市として、新見市のこれからの大事な高校でございます。本当に高校がなくなればという、なくなることはないと思うんですけども、人が少なくなればやっぱり絶えてしまう。やっぱりそういうところで、市長からしっかり県にいろんな提案をこれからもしていただきたいというふうに考えております。  結論になりますけども、答弁は要りませんけども、最後人材育成はやっぱりこれからの新見市の大きな発展の僕は鍵だと思うんですね。やっぱりここでオール新見で取り組んでいかなければならないと思います。若い人たちがこれから本当にかなめでございますので、地元に残れる対策っていうのが、僕は森林科コース新設とか林業大学校っていうのが大事じゃないかなというふうに思います。今一層の取り組みを期待をし、強く求め、今回の一般質問を終わります。 147 ◯議長(仲田康豊君) これをもちまして岩田秀之議員の一般質問を終わります。  しばらく休憩をいたします。                             午前11時46分  休 憩          ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~                             午後1時0分  開 議 148 ◯議長(仲田康豊君) 休憩を終わり会議を再開いたします。  次に、15番橋本亨子議員の登壇を願います。15番橋本亨子議員。               〔15番 橋本亨子君 登壇〕 149 ◯15番(橋本亨子君) 15番橋本です。  議長からお許しをいただきましたので、早速質問に入ってまいりたいと思います。  まず、1項目めでございますが、災害復旧についての質問をいたします。  7月の豪雨に続き、台風24号の到来で市内各地に甚大な被害が発生をいたしました。職員はもとより各種団体の皆様を初め、関係者の皆様による復旧復興に向けた取り組みが行われている最中であり、御苦労も大変大きいことと思います。私どもの党議員も各地の地方議員と連携をしながら、一日でも早い復旧復興を目指し、県や国など関係機関への要請なども行いながら取り組みをしているところでございます。御一緒に頑張ってまいりたいと思います。  さて、災害の発生から約5カ月になります。農地や水路など農業用施設への被害を受けられた農家の方などは、田んぼの土砂撤去や壊れた用水路の復旧へのめどが立たないといったことから不安な思いでおられる状況をいろいろとお聞きをしております。来年の作付に向けた準備を始める時期が来ております。必要な支援をしっかりと行い、耕作放棄地を増やすことがないよう、作付に間に合うように復旧の完了を目指して取り組みを進めていただきたいと思います。  お尋ねをいたします。  1点目でございますが、農地や農業用施設の復旧見通しはどうなっているのか、状況をお示しください。  2点目、受益者負担金の軽減対策の実施をすることで復旧の推進を求めるものでありますが、農地や水路などの農業用施設の復旧には受益者側の農家に対して負担金が求められますが、この負担金の支払いをすることが大変大きな負担にもなってくるわけです。  広瀬地域では、稲刈り前の7月豪雨による被害、台風24号による被害と2度の災害に見舞われました。給水施設、田んぼ、用水路とそれぞれの施設を復旧するために、受益者への負担も大変大きくかかっております。田んぼの土砂撤去に数万円から多い人で24万円の負担、そしてさらに用水路の復旧に係る負担金が平均五、六万円というふうにもお聞きをし、多い方では11万円もこの復旧にはかかるというようなお話も伺っております。この負担金を払ってまでして直すなら、田んぼをつくるのをやめようかと、こういう農家もあるようにもお聞きをしております。7月豪雨では、収穫前の野菜や米の被害で十分な収益も得られず難儀をされ、それに追い打ちをかける台風被害で途方に暮れるという、こういった状況にもなっておられるようでございます。災害が起こったことで暮らしが脅かされる事態になっているわけです。  他の地域においても耕作者の高齢化も進み、近年は農業所得の減収が続く状況であります。農家に求められる負担金は、暮らしへの大きな負担にもなってかぶさるわけです。施設の復旧に二の足を踏むという声などもあります。災害の復旧を推進するために受益者負担金に対する軽減対策を独自の制度として市が実施をし、耕作放棄地の防止に努めるべきではないかと考えるわけでございますが、いかがでしょうか。市長の英断をお聞かせいただきたいと思います。  次に、2項目めでございます。  公共交通網の整備について質問をいたします。  ら・くるっとの竜頭方面への路線延長に対するお考えをお尋ねをいたします。  本年2月23日、文化町千丸方面にお住まいの方々と御一緒に市長と懇談をさせていただきました。当日は約300名分余りの署名簿を添えて、ら・くるっとを竜頭方面に運行して欲しいと、こういう要請がされたわけでございますが、路線のことについてなどは地域公共交通会議での話し合いによるということで署名の提出があったことをそこに伝え、検討してもらうという、こういう回答であったように記憶をしておりますが、地域の方々が切望するこのことに対して、これに沿う改善がいまだに行われていない状況です。地域の皆さんは大変心待ちにしておられますが、どのような協議が行われているのか、検討状況などの御説明をいただきたいと思います。  次に、3項目めでございます。  子育て支援について質問をいたします。  萬歳保育所の閉園に向けての方針が示されたことについてのお尋ねでございます。  萬歳保育所の来年度の園児募集が停止となりました。閉園に向けて動き始めているということだと思うわけでございますが、地域にお住まいの方から大変憤慨した様子で、どうしてなくしてしまうのか、若い者が帰ってこなくなってしまうといったような御意見などもお聞きをしているわけです。地元の理解が十分に得られていない状況であり、納得と合意によるものではないと思うわけでございますが、いかがでしょうか。  人口減少が進む中、地域から保育所がなくなるということになってしまえば、地域の元気を奪い、子育て世代を地域から遠ざけてしまうことにつながるのではないでしょうか。まず、この閉園方針に至るまでの経緯についての詳しい御説明をお聞かせをいただきたいと思います。  以上で1回目の質問を終わります。 150 ◯議長(仲田康豊君) ただいまの橋本亨子議員の一般質問に対する執行部の答弁を求めます。 151 ◯産業部長(安達悦久君) まず1項目め、災害復旧についての1点目、農地農業用施設の復旧見通しはというお尋ねでございます。  本年は7月の豪雨、それから台風24号、この大きな2つの災害に見舞われておりまして、農地関係、農業用施設関係で260件余りの本災害の被災件数がございます。現在ほぼ毎週農林水産省の災害査定を受検をしておりまして、現在108件まで受検が済んでおります。今後は査定の終わりましたものから順次工事発注する予定としております。  それから次に、農地農業用施設災害に対する受益者負担でございますけども、これにつきましては9月議会でもお答えをしているとおり、農地や農業用施設の災害復旧に係る費用負担につきましては、個人の農業資産であることから応分の費用負担をお願いすることとしております。  以上でございます。 152 ◯議長(仲田康豊君) 再質問ございますか。橋本亨子議員。 153 ◯15番(橋本亨子君) 全体では本災害として260件のうちの108件が受検済みということですから、まだ50%にも至らないという状況であります。しっかり努力もしていただいている中でのこの状況だとは思うんですけれども、しっかり取り組んでいただきたいと思います。  この中について受益者が複数にまたがる場合の災害の箇所もあろうかと思うんですけれども、まだ申請に至らないケースというのはどの程度あるでしょうか。 154 ◯議長(仲田康豊君) 答弁を求めます。 155 ◯産業部長(安達悦久君) 今の御質問の申請に至らないという意味がわかりにくうございますけども、お聞かせを願えればと思います。 156 ◯議長(仲田康豊君) 橋本亨子議員。 157 ◯15番(橋本亨子君) 失礼いたしました。  複数の受益者がいる場合には、全体の協議が相整った後に災害復旧にかけるという段取りになろうかと思いますので、その辺での状況を教えていただきたいということなんです。  それと、加えてちょっと質問しますが、災害が発生をしているにもかかわらず、今回どうにも負担金との関係とかがあったりで災害復旧はもう見合わせようかとかというような方なども中には出てないでしょうか、そのあたりも含めてで御答弁ください。 158 ◯議長(仲田康豊君) 答弁を求めます。 159 ◯産業部長(安達悦久君) 失礼いたしました。冒頭の申請に至らないという意味、わかりました。  確かに受益者、その災害に係る関係者、いわゆる受益者の方が複数人おられて、複数人の方がそろってその一つの工事として申請をするかという、こういう協議をされておりますが、中にはその協議が調わないという箇所も、それは確かに何件かございます。その方、申請に加わらない方を除いて、申請される方のみで災害復旧申請をされとる方ももちろんあります。  原則的に農地と農業施設災害につきましては、あくまでもこれ個人、それから団体の方の申請主義でございますので、我々がどうしても工事をするということに判断ができるものではありませんが、できるだけ農地保全、あるいは耕作放棄地を増やさない、営農形態が保てるようにという観点から、最大限の支援体制を御説明しながら災害復旧に取り組んでいただくと、こういうことにしております。ということでよろしいでしょうか。 160 ◯議長(仲田康豊君) 再質問ございますか。橋本亨子議員。 161 ◯15番(橋本亨子君) 今までの災害復旧に向けての取り組みをそのまま今回の大災害が起こったことに対しても適用するというか、その制度を遵守しながらやるというようなことでございますね、大変残念でございます。  部長、ちょっとお聞きしたいんですが、広瀬の地域について、田んぼ等への土砂撤去については、激甚災害指定ですから受益者が1割負担ということに扱われるということなんですが、用水路についても、これ台風24号の到来に伴う被害が発生をする中で大変な状況になったんですね。その復旧に当たっては4割負担をするということなんですが、激甚災害の扱いができないんでしょうか。このあたりがなぜなのか、ちょっと説明いただけますか。 162 ◯議長(仲田康豊君) 答弁を求めます。 163 ◯産業部長(安達悦久君) まず、災害復旧事業に対して、これは国の補助適用を受ける話でございますから国の事業内容のとおりでいかなければなりませんが、今回の7月豪雨、それから台風24号、これはどちらも激甚指定をされておりますんで、当然この事業実施に当たっては国の補助率のかさ上げというのがございます。これは全体の総数が決まって、総額が決まらないと積算上出てこないものでありますが、相当の国の負担率が高くなるということで、国の負担率が高くなるということは受益者の方の負担率が下がるということでございますから、これに大いに期待をしておりまして、これができるだけ高くなればなるほど、今10%の農地については10%の負担でありますが、当然これが一桁、かなり一桁でも低い数字の一桁になろうと思いますし、農業用施設につきましては5%でありますけれども、これについてもかなり少ない数字になってくると思っております。  それから、議員、今広瀬地区のことをおっしゃられましたけども、ちょっと若干勘違いをなさっとるかもわかりませんが、国庫補助事業でやった際の負担率の中には農地の災害復旧、農業用施設の災害復旧で限度額というのがあり、ここまで、この農地とこの受益面積ではここまでという限定の面積が定められます。これはもうどうしてもしょうがないことでありますけども、そのときに限度額を超えた部分は個人あるいは団体の負担になりますので、この負担額と我々が、広瀬は都市計画区域内でございますから、そういう農振外の都市計画区域内の農地復旧をやるときに60%、70%の補助事業を持っております。これと比較したときに少ないほうを選んだほうが受益者の方にとっては優位ということでございますので、それは60%補助でやったほうがそれは少ない、地域にとっての負担が少ない、だからそっちをお勧めしとる、こういうなわけでございますので、そこのとこは勘違いをなさらないようにお願いしたいと思います。 164 ◯議長(仲田康豊君) 再質問ございますか。橋本亨子議員。 165 ◯15番(橋本亨子君) 地域の方からは、田んぼについては1割負担にとどまり、水路については4割負担ということで、なぜ激甚災害の扱いとして同じように負担割合を少なくするということができないのかと、理解が十分得られてないと思うんですよ。その辺については、地元との協議も当然してくださっているわけなんですけれども、いずれにしてもこれまでの事業にのっとりながらの復旧を目指すにとどまっているがゆえに地域への負担がかかってくるということで、皆さん大変だという状況なんですね、今現在が。なんです。そういうことで、特段の災害復旧に向けての市としての努力が私は求められるというふうに思うんです。  例えば倉敷市さんの場合です。田んぼへの土砂撤去について、御承知かもしれませんが、ドローンを飛ばして、市が調査をする、被害が起きたところの全域調査をするんですよ。田んぼへの土砂が流入したところについて、ドローンを飛ばす中で全体がよくわかるということのようなんですが、5センチ以上の土砂が堆積したところについては現況復旧、現況までの復旧をするというのを市がするんですよ。部長、御存じですかね。市がする。本人からの申請ではなく、対象者に対して本来の作付が間に合うように、市として土砂撤去を取り組むというふうにやっておられるんですよ。ここを先進的なものとして、私は大いに学ぶべきだと思うんです。  受益者側の負担というのが本当に重いということで、部長、現場に出られて、いや、こりゃあ、あんた大変だなというようなことで、いろいろ御意見をお聞きするケースもあるんじゃないかと思うんです。農家の皆さん、どんな思いでおられるでしょうか。是非、倉敷の場合は田んぼへの土砂の流入に対する特段の扱いなんですけれども、本市としてこれほどまでの被害が発生をしたというのは過去にないんじゃないでしょうか、その点いかがですか、部長。  そういうことに対して、本当にしっかりと手当てを打つ、今本当耕作放棄地が広がる中、どう防止しようかというのを部長としても担当課レベルでも頭を悩ます状況があると思うんですよね。そういう中で何とか元気を出してもらえるように応援をするということで、独自に軽減対策をとるという、その辺の考え方を持って欲しいんですけど、お答えください。 166 ◯議長(仲田康豊君) 答弁を求めます。 167 ◯産業部長(安達悦久君) もう一度誤解を解くために申し上げますが、先ほど農地は10%、それから施設は40%の負担とおっしゃいましたが、これ全然別のものを比べられておっしゃられとるんで、これは違うんです。  農地の10%は国庫補助事業における災害復旧の負担率でございまして、先ほどの40%というのは、これ市が単独で持っている改良事業を、60%市が都市計画区域内は出しますんで、残り4割は地元の方にお願いをしとると、これですから、これは一つのセットの話として扱わないようにお願いをしたいと思いますが、先ほど私が広瀬の水路のお話をしたときに、施設ですから5%の負担でいいわけですが、国の災害復旧事業の水路復旧に適応させようとしますと、それなりの工法であるとか、施工手段であるとか、これがないと国庫補助事業として認められません。そうすると、5%とは言いながら、何千万円の事業になったときの5%というのは非常に大きい。よりかは新見市が独自で持っている60%、40%負担で、いわゆる地元の方が求められるまでの範囲の事業でやったほうが少ないと、団体の負担が、地域の負担が。だから、そっちをお勧めして、地域の人とよく話し合いをしながら、ここまででよかったらこっちが特ですよというようなお話をさせてもらっておりまして、我々も受益者負担ができるだけ軽減できるというのを一生懸命考えてやってるということでございます。  それから、2番目の倉敷市のお話をされました。他の自治体の細かい細部についての取り扱いについては全部を承知しとるわけではありませんが、倉敷市さんも、ちゃんと倉敷市さんに問い合わせますと、農地についても我々と同じ10%負担、この原則でやらせていただいとる。施設については市で持つという、倉敷市土地改良団体がほとんどですので、施設については負担はなしと、こういうことで聞いておりますので、農地についての負担は倉敷市、真備においても多分同じであろう。ただ、真備のような非常に特定な地域で限定された災害、あるいは河川の影響、だから高梁川に影響されたようなところでの被災は、それは細かいとこの査定、工事はわかりませんが、一応倉敷市さんにお話をお伺いすると10%の負担でやらせていただいとるということでございます。  それから、最後にお話のいろんな手だてで災害復旧事業を対応しとるかということでございますけども、災害が発生しました7月当初はまだまだ揚水期でありまして、水が要るという、こういう時期でございました。これに対して緊急的にポンプの適用であるとか、水路の閉塞を取り除くでありますとか、今まで使ったことのない制度を適用いたしまして、そのときの急場をしのぐような、地元の方、受益者の方に御負担をできるだけかけないような、土砂撤去もそうでありますし、緊急の水路整備もそれでありました。そういうことで、できるだけ今現況の営農状態に支障のないようにということで最大限努力したつもりでございます。  以上でございます。 168 ◯議長(仲田康豊君) 再質問ございますか。橋本亨子議員。 169 ◯15番(橋本亨子君) 1つお尋ねをしたいんですが、国庫補助事業にのせたら数千万円の事業になるから、5%地元負担といえども全体額が上がるということなんですけど、激甚災害の指定なんですよね、しっかり災害に、今後災害が起きないための備えをするということでやらなければならないのは当然なんですが、どうしてここのところの事業規模が何千万円という大きいものになるのか、その辺の根拠についての説明だけ、ちょっと聞かせてください。 170 ◯議長(仲田康豊君) 答弁を求めます。 171 ◯産業部長(安達悦久君) 御指摘の用水路、私も現場を何回も確認をしておりますが、広瀬地区からいうたら高梁川の向こう側にある水路でございまして、川の中へ、高梁川の中へ大きな架設整備も要ると、こういうことになってまいりますので、非常な、これはいわゆる国庫補助事業の正式なといいますか、補助適用に受けるような事業に組もうとするとかなりの大がかりな工事になります。閉塞しとる水路の土砂をとって、水路の機能を復元するということに徹したほうが、ここの水路の場合は得策であろうと、そういう判断で比較をしたもんでございます。  以上でございます。 172 ◯議長(仲田康豊君) 再質問ございますか。橋本亨子議員。 173 ◯15番(橋本亨子君) もう災害復旧で水路の機能を復旧させる、これは当然なんですが、それを国に現場の状況をお話ししながら、国庫補助事業にのせれるかどうかというようなことの協議をして欲しいと思うんですけど、それは絶対無理なんでしょうかね。 174 ◯議長(仲田康豊君) 答弁を求めます。 175 ◯産業部長(安達悦久君) 国の申請に出す前に、必ず県の担当部局の内見といいますか、下見をしてもらうわけですけど、そこでもかなり協議を重ねとる結果がこれでございます。 176 ◯議長(仲田康豊君) 再質問ございますか。橋本亨子議員。 177 ◯15番(橋本亨子君) かなりの協議を重ねた結果がこれというふうに言われれば、もう次は言えないような気はするんですが、それでも何とかならないかと、こんなひどい災害を受けたのは、本当に前代未聞というか、今回初めてだと思うんですよ。部長、何とかしてくれと、市長を含め再度関係のところに要請をして欲しいと思うんですよ。地元の本当にこれは大変だというふうなことでお話も聞いてるんですけれども、その点、何とかして欲しいということで強く求めておきたいと思いますので、これ以上お答えが出ないのかもしれませんので、ここでやめておきますが、引き続きよろしくお願いします。しっかり頑張って欲しいんですよ、地元のために、農家のために、今後の新見市の本当に農業全体のことを考えても、ここで頑張って欲しいと思いますので、是非よろしく、市長を初め部長のところ、担当のところで取り組んでください。  次へ移ってください。 178 ◯議長(仲田康豊君) 2項目めの質問に対する答弁を求めます。 179 ◯福祉部長(小川忠義君) 続きまして、2項目め、公共交通網の整備についてということで、竜頭方面へのら・くるっとの運行について協議の検討状況はというようなことでございました。  まず、市街地循環バスら・くるっとは、短時間で複数の施設を結ぶことにより、その効果が発揮できるものと考えております。それで、皆様方から2月23日に請願書はいただきまして、その直前に、1月29日にちょうど公共交通会議も開きました。あと今年度2度の公共交通会議も開催しております。そこでら・くるっとの拡大等々のお話も常にさせていただいております。  以上でございます。 180 ◯議長(仲田康豊君) 再質問ございますか。橋本亨子議員。 181 ◯15番(橋本亨子君) 私が尋ねましたのは、2月23日に要請をさせていただいた、その後の状況なんです。直前に1月29日にしたという、そういうことではないんですよ。その後、皆さんの要請を受けてどういう協議が行われたか、もう一度お答えください。 182 ◯議長(仲田康豊君) 答弁を求めます。 183 ◯福祉部長(小川忠義君) 1月29日にも協議はさせていただきまして、今年度も2回、公共交通会議におきまして、例えばら・くるっとの拡大要望等々がございます。これについて皆様方の御意見をということで、ずっと継続の審議はさせていただいております。  以上でございます。 184 ◯議長(仲田康豊君) 再質問ございますか。橋本亨子議員。 185 ◯15番(橋本亨子君) 部長、協議はしておりますはわかりました。その中身を教えていただけませんでしょうか。 186 ◯議長(仲田康豊君) 答弁を求めます。 187 ◯福祉部長(小川忠義君) これの中身と申しまして、例えばどのようにしたら拡大ができるか、皆様方委員様方の御意見はというようなことで、それで皆様方の意見として出ましたのが、ら・くるっと本来の運行形態は、先ほど申し上げましたが、短時間で複数施設を結ぶことと。それで現在の運行形態では、1路、1回当たりに大体1周が約70分かかっております。しかもバス1台という形で。短時間でという形にしようとした場合に、バス1台ではなかなか無理なんじゃないかなというような意見、それから1カ所のみならず、例えば他の箇所でも延伸要望というものが出ておりまして、それをまたいろいろ総合的に考えたら、時間的なもの、それと距離の延びること、また同じように物理的にバス1台での運行について、そういったものの協議を重ねております。それで本件につきましては、なかなか結論が出るものでもございませんので、継続審議というような形になっております。  以上でございます。 188 ◯議長(仲田康豊君) 再質問ございますか。橋本亨子議員。 189 ◯15番(橋本亨子君) 1周当たりが70分かかる、1台では難しいだろう、今の状況でね。路線を延ばすということが、ということなんですが、であればコースの見直しをするなどしながら、1台で無理なら2台にするとか、いろいろ工夫はあると思うんですけれども、協議はし続けているということなんですが、利用したい、今現在お住まいの皆さん、今の生活の中で改善を求めるということからの要請なんですよ。ですから、早く結論を出して欲しいとは思うんですけれども、その辺についての、いつごろまでにというようなめどはないですか。それから、台数を増やすなどの改善、コースの変更をするなどの改善、そういったこともあってしかるべきと思うんですけど、そのあたりに対する考え方をお答えください。 190 ◯議長(仲田康豊君) 答弁を求めます。 191 ◯福祉部長(小川忠義君) 例えばこちらのバス、年間大体3万6,600人ぐらいの御利用がございます。それで、これ1台でという形になっております。バスを複数にするということになりましたら、また経費が別個でかかってまいります。それにまず、こちらのバスは国道を主として走るというようなことでもありますんで、例えば路線をいろいろ考え直した場合に、どちらの路線、どちらの路線、また新たに考えるとなりましたらいろいろ審議することも必要にはなってまいります。仮に2台にするにしましても、どちらで分けていくか、そういった部分につきましてもなかなか難しいもんがございますんで、そういったものを包括的に含めた上での審議というものはさせていただいておる状況ではございます。  以上です。 192 ◯議長(仲田康豊君) 再質問ございますか。橋本亨子議員。 193 ◯15番(橋本亨子君) 現状70分を超えるということで、どういう形のエリアを設定するかというのも一朝一夕にはなかなか相整わないということもわかるわけなんですけど、市街地循環バスというものについて、先ほど短時間で複数の施設を結ぶという目的で運行しているというふうに部長からの御答弁があったんですが、それに加えて不便地域の解消を図るということからも市街地の循環バスが全国的に言えばいろんな形での運行がされております。  そういう中で自治体からの補助金が出ている、財政的な面も経費が別途かかってくるんだというお話もありましたけれども、こういう自治体から補助金を出している場合においては、自治体や地域の町内会などと協議を重ねるというようなことなども全国的にも行われているようなところがございます。地域の皆さんが署名簿を添えて要請をされたというこの切実な願い、これを無にすることなく、早急に路線の改善を図っていただきたいというふうに思います。非常に不便な思いをしながら地域の方々が改善を求めているものでございますので、よろしくその辺の御協議を今後お願いしたいと思います。
     それから、公共施設をつないでいくという考え方から考えますと、竜頭方面については、例えば桑原経由にするというような工夫の中で、クアオルト健康事業との連動を図っていくということなども一考すべき点ではなかろうかというふうに思うわけです。こうすることでいろいろと利用者もいろんな方々がこの路線を利用するということにつながるんじゃないかというふうに思うわけですが、そういったことなども踏まえながらで、早急な改善に向けての協議をしていただきたいと思うわけですが、その点最後に市長、御答弁ください。いつまでもいつまでも待つというわけにはいかないというふうに思います。御答弁ください。 194 ◯議長(仲田康豊君) 答弁を求めます。 195 ◯市長(池田一二三君) 要望されている方は、今か今かというような気持ちでお待ちであろうと思います。しかしながら全体的に、それからまた各延伸につきましては要望も出ているところでございます。公共交通会議の中で今御審議いただいているところでございますので、もう少しお待ちいただきたいと思います。 196 ◯議長(仲田康豊君) 再質問ございますか。橋本亨子議員。 197 ◯15番(橋本亨子君) 公共交通会議の中でというふうに言われれば、市長が勝手に、よしやろうというような答えが到底出るわけはないのかもしれません。しかし、本当に早くこの点についての改善を、取り組みを求めておきたいと思いますので、この点今後の公共交通会議の中で地域からの切実な声として上がっているということを踏まえての協議をするということをこの場で約束して欲しいんですが、いかがですか、その点だけ。 198 ◯議長(仲田康豊君) 答弁を求めます。 199 ◯福祉部長(小川忠義君) 公共交通会議の中で2月23日に皆様方からの要望書は提出されておるということは申し上げております。  以上でございます。 200 ◯議長(仲田康豊君) 再質問ございますか。橋本亨子議員。 201 ◯15番(橋本亨子君) しっかり受けとめいただいているものと一定の理解はいたしますが、今後しっかり取り組んでください。  それを求めて、次へ移ってください。 202 ◯議長(仲田康豊君) 3項目めの質問に対する答弁を求めます。 203 ◯福祉部長(小川忠義君) 3項目め、子育て支援についてで1点目、萬歳保育所の閉園方針についての経過を問うということでございます。  萬歳保育所は、昭和53年築の旧耐震基準の建物で、老朽化に加えて本年7月の豪雨により屋根部分に相当の被害を受け、抜本的な大規模改修を行わなければ、来年度以降の安全な保育の継続は困難な状況となりました。また、当該保育所の当年度の当初園児数は8人であり、来年度以降についても増加が見込めない状況であり、平成25年の幼稚園のあり方検討会の答申において、集団での育ち合いを重視した就学前教育の観点から、10人に達しない場合は原則休園としていること、そして近隣に保育施設があり、哲多地区の保育の受け皿は整備できていると考えられること、さらに平成25年には哲多地区の認定こども園の新設要望が出ていることもございまして、これらを総合的に勘案いたしまして、萬歳保育所は今年度限りの運営としたい旨を保護者の方々に3回にわたり御説明をさせていただき、今の状況につきまして一定の御理解をいただいたものと判断し、閉園の方針を定め、地元の方へ御説明をさせていただきました。  以上でございます。 204 ◯議長(仲田康豊君) 再質問ございますか。橋本亨子議員。 205 ◯15番(橋本亨子君) 何点か、まずお尋ねをしましょう。  7月豪雨での被害が大変な状況だったということで、抜本的対策が必要になるからというお話でしたが、雨漏りが要はあったということですね、部長。これは7月豪雨を受ける前から屋根の雨漏りはあったというふうに理解をしておりますけれども、そうじゃないんでしょうか。  その点と、それから園児が8人なので今後の増が見込めないというふうにも言われましたが、保育園なんですよね、ここは。当てはめて考えたのが、幼稚園のあり方検討会での10人以下ということを根拠にもしながらの判断をしたということなんですが、幼児教育と保育っていうのは違いがあるんじゃないでしょうか。そのあたりは、これが根拠となるというのはおかしい気がしますが、どう思われますか。  それから、認定こども園の新設要望があるからということですが、萬歳地域に、じゃあこれをつくろうということが前提になるから保育園をここで閉園にするという、こういうことなんですか。今現在新砥に保育園ございます。本郷にもございます。そういう中で、どういう形でこの認定こども園の要望に応えようとされているんでしょうか。  それから、保護者に3回の説明をしたというんですが、保護者だけでいいんでしょうか。先般の委員会の中では、地域に対する説明会もしたというふうにも言われました。その様子についても御説明をいただきたいと思います。  以上です。 206 ◯議長(仲田康豊君) 答弁を求めます。 207 ◯福祉部長(小川忠義君) 多数の御質問をいただきましたんで漏れがあるやもしれませんが、雨漏りにつきましては、これは以前からあったものということでございまして、その都度応急修理をしておったというふうに聞いております。  続きまして、幼稚園のあり方検討会を準用したということで、保育と幼稚園教育の違いということではございますが、私ども準用できるようなものといたしましては、幼稚園のあり方検討会というようなものが一番準用するには適しておるものと考えておりまして、そちらの答申を踏まえた上でということで、また現状私どもの保育所におきましては、認定こども園という名前はついておりませんが、ほぼ同様の就学前における保育並びに教育というな形での運営もさせていただいております。  あと認定こども園につきまして、萬歳地区への認定というわけではございませんで、例えばその近隣の保育所とあわせたような上での新たな認定こども園のあり方というふうに考えております。  あと地元への御説明ということでございますが、地元では2度ほど説明はさせていただきました。その内容につきましては、先ほど私から答弁をさせていただいたようなことが主だった内容ということでございます。  以上でございます。 208 ◯議長(仲田康豊君) 再質問ございますか。橋本亨子議員。 209 ◯15番(橋本亨子君) 地元の関係者に対しての説明会を、どういう形でどのように日を追っての説明で、その説明会の開催状況の内容をお示しください。 210 ◯議長(仲田康豊君) 答弁を求めます。 211 ◯福祉部長(小川忠義君) 10月18日の日に、萬歳地区におきまして説明会なるものをさせていただきました。それで、私どもからの説明といたしましては、保護者の方から3度説明した際に、萬歳の保育所で閉園だけはしたいというな希望があったので、あくまでも応急的な修繕を行いまして、一時的に本郷の保育所へ避難していっていただいてましたが、萬歳へ帰っていただいておりますというようなこと、それから施設の安全性につきまして、例えば雨漏り、それ以外に老朽化、漏電というような心配もございまして、なかなか安全性が担保しづらいというような形のことも言わせていただきました。  あと先ほど述べましたように、幼稚園のあり方検討会についての、例えば10人を切った場合にはこういった形になりますというような御説明もさせていただきました。大体大きな説明の内容としましては、以上でございます。 212 ◯議長(仲田康豊君) 再質問ございますか。説明会。 213 ◯福祉部長(小川忠義君) 10月25日の日に、18日には説明をさせていただいた上で、それで再度、例えば保育所についてもう一度再考できないかと、新たにもう一度考えられないかというような御意見等もございまして、それでは一度持ち帰りまして、新たに報告をしたいということで地元へお話ししましたら、25日という形になりましたんで、25日の日にお伺いをいたしまして、それで従来のせんだってお話ししたことと、なかなか方針の変更というものは難しいので、現状閉園という方向で考えたいというようなことで地元へもお話はさせていただきました。  以上です。 214 ◯議長(仲田康豊君) 再質問ございますか。橋本亨子議員。 215 ◯15番(橋本亨子君) 部長、備北新聞の11月15日付の報道の中で読みますと、9月27日に萬歳地区ふるさと振興協議会の代表に対して、来年度の募集を停止をするということを伝えたということを発端にしながら、10月18日の夜、これは地元からの要請を受けて市が説明に出向くという形で、支局長、部長、担当課長、出向いて説明をされたという経緯ではないんでしょうか、それが間違っていたら御指摘ください。その確認がしたいんです。  それと、10月18日夜、説明会への参加人数、それから10月25と言われましたかね、そのときの説明会への参加人数、それぞれ教えていただけますか。 216 ◯議長(仲田康豊君) 答弁を求めます。 217 ◯福祉部長(小川忠義君) 9月27日に地元で会議がございまして、そこで保育所の閉園といいますか、保育所のあり方というようなものがお話しになったというふうに聞いております。それで、18日の日に私どもが呼ばれてお伺いをしたというような形になります。  それで、18日の日には振興会の役員さん方、あと兼務の方が多いんですが、地区総代の方々、あと議員さん方で35名の出席と。  それで、25日に新たにお返事をお持ちした際は、振興会の会長さん並びに副会長さん、役員さん方4名でいらっしゃいました。  以上です。 218 ◯議長(仲田康豊君) 再質問ございますか。 219 ◯福祉部長(小川忠義君) 18日が35人、25日が4人。  以上でございます。 220 ◯議長(仲田康豊君) 再質問ございますか。橋本亨子議員。 221 ◯15番(橋本亨子君) ありがとうございました。  萬歳の地域にとっては本当に大事な問題なんですけれども、18日夜、35人、25日夜、4人ということで、地域住民の方の何%でしょうね、この人数が。本当にこれで地元に理解と協力が得られる状況がつくられたのかというふうに思ってしまうわけでございますが、さっきの10月18日の件なんですが、そこに戻りますが、地元で会合があったときに市の意向を伝えたということを皮切りにしながら、10月18日は市が呼ばれて地域の方への説明会をしたということなんですね、部長の答弁によりますと。そんなことがあるんですか。行政がこんな大事なことを地域に呼ばれなければ説明に行かないんでしょうかね、と思います。  それから、所管委員会の我々委員に対してでございますが、来年度の募集停止ということが伝えてこられたわけなんですけど、それがたしか10月9日あたりですよね、そこで伝えられたんです。これは地元に対する話し合いが行われる前にもう既に方針が決定をされ、議員には、委員会が公式に開かれた場ではないんですよ、電話による連絡等がありながらの伝達をするという形でお聞きをしたわけなんですが、こんなやり方いいんでしょうかね、部長。地元との十分な協議が行われていない段階で、この方針が既に決まっているという、こういうやり方をされるということなんでしょうか。この手法、いかがでしょうか、どうお考えになるか、部長、市長、お答えください。 222 ◯議長(仲田康豊君) 答弁を求めます。 223 ◯福祉部長(小川忠義君) まず、文教福祉の議員の皆様方には、例えば直接委員会の場ではなくて、お会いするなり、例えば失礼ながら電話でなりという形になったと思います。それが直近に委員会がございませんでしたので、それで私どもほうで委員の皆様一人一人にこういった方法でしか御連絡ができなかったという形のことで、これにつきましては大いに反省するところであろうというふうに考えております。  あと地元につきましては、こちらが呼ばれたという形にはなっておりますが、なかなか表だった話というのも難しいものがあったのかなというふうにも思いますし、地元で意見を集約して、我々を説明に来いという形で呼んでいただいたものというふうに思っております。  以上です。 224 ◯議長(仲田康豊君) 市長、答弁ありますか。 225 ◯市長(池田一二三君) 現状の施設の状況、そして入園児数の推移、そしてまた近隣に保育施設がある、そういったことも含めて、今の状況について一定の御理解を保護者の方々にいただいたところでございます。また、地域の方からも御配慮いただいて、呼んでいただきまして御説明を申し上げ、やむを得ずこういった結論に至ったというように思っておりますので、よろしくお願いを申し上げます。 226 ◯議長(仲田康豊君) 再質問ございますか。橋本亨子議員。 227 ◯15番(橋本亨子君) 部長からは大いに反省する点というふうに謝罪のような形での発言がございましたが、この手法は言語道断ですよ。こんなことやっちゃいけません。その点厳しく指摘をしておきたいと思います。  市長からは反省の弁はございませんでした。残念でございます。  部長、10月18日の夜に地域に対する説明会が行われ、そして次に説明会をしたということに対しては、部長、地元で意見を集約して呼ばれたものだと思うと言われたんですよ。18日から25日まで約1週間余りですか、地元にとって本当に大事なこういった課題を、全体集約をして、そして協議に再び臨むということがこの短時間の間にできますか、どうですかね。それは難しい課題だというふうに私は思うんですが、それがされた上での25日の説明会という形なんでしょうか。4人が参加です、4人が。メンバー、どういった方でしょうか。全体の地域の意向がきっちりと反映されたものとしての再度の説明会という形だったのか、ちょっと中身を教えていただけますか。 228 ◯議長(仲田康豊君) 答弁を求めます。 229 ◯福祉部長(小川忠義君) 25日につきましては、18日が終わった段階で、それでは我々は一旦持ち帰りますので、次回はいつがよろしいでしょうかということで、地元へお諮りしたものでございます。そうしたところ、25日に来るようにということでお伺いしたものでございます。その際、地元がどういった方々が御参加されておるかというのは我々も把握してはおりませんで、説明会場へ行きまして初めて、会長、副会長、合計4名の方がいらっしゃるというのがわかったような次第です。  以上でございます。 230 ◯議長(仲田康豊君) 再質問ございますか。橋本亨子議員。 231 ◯15番(橋本亨子君) 市長ね。  施政方針の中で、市長、このように言われてるんですよ。地域住民が主体となって、地域の将来展望を描き、行動する小規模多機能自治による地域共生社会の実現が必要であるというふうに言われておりますよね。協働のまちづくりの施策というのが重点方針に位置づけられているわけです。にもかかわらず、またトップバッターの同僚議員に対して、小規模多機能自治についても行政主導ではなく、地域で機運を高めていくことが重要だというふうにも今回述べられましたよね。この方針に照らして、住民自らが考える時間すらないというやり方で今回事を進められているわけなんですよ。地域の現状を変更する場合には、十分時間をかけて市から説明に出向くというのが当然だと思いますが、今回の説明会のまず開催に当たっても、地元からの要請があって、市が出向くというようなことですよね。こんなやり方で地域共生社会をつくるということに、これがつながっていくんでしょうか。  地域の皆さんが、さあ、ちょっと困ったぞと、こんな課題が地域に投げかけられた、保育園がなくなってしまう、そういう状況で昭和53年築以来ずっと地域の子供たちの子育ての拠点として機能を果たしてきた保育園がなくなるんですよ。地域にとっては大問題だと私は思いますし、これを今後どうしていくのかということについて、みんなが考えようという時間すらないというやり方をするというのは、市長の政策上の考え方から照らしても大間違いだと思うんですけれども、どうお考えになりますか。部長、市長、再度御答弁ください。 232 ◯議長(仲田康豊君) 答弁を求めます。 233 ◯市長(池田一二三君) この度の7月豪雨災害におきまして、昭和53年に建てられました萬歳保育所がかなりの傷みを伴ったわけでございます。そうした中、入園募集が11月の新見市報で始まります。そうした短い期間ではございますけれども、その中で保護者の方に説明をさせていただき、そして一定の状況の中で御理解をいただいたわけでございます。そして、地域の方にも御配慮をいただいて、地域でも2回ほどお話をさせていただきました。本当に十分に時間があれば、今橋本議員が言われたように、そういったものを重ねてまいるのが当然であろうと思っておりますが、短い間での判断をしなければならない、そういうことで、保護者の方も、そして地域の方も、本当に苦渋の選択ではあると思いますけれども、御理解をいただいたものと思っておりますので、よろしくお願いを申し上げます。 234 ◯福祉部長(小川忠義君) 私も例えば募集の時期というものも迫っておりました。なかなか十分な時間というものもございませんでした。特にその中で保護者の方々の御意見というものは尊重すべきものと思いまして、3度の説明会をさせていただいた後で、例えば皆様方、何かありましたら、お一人個別で結構ですから担当課へ御連絡などをというような形でも、皆様方へはお話をさせていただきました。ただ、個別でのお一人お一人の御連絡というものはございませんでした。ということで、時間的なものがなかなかなかった中での我々の判断といいますか、そういったことで地域の方々にはいろんな方面で迷惑をおかけしたなという形では考えております。  以上でございます。 235 ◯議長(仲田康豊君) 再質問ございますか。橋本亨子議員。 236 ◯15番(橋本亨子君) 時間がなかった、お二人とも言われますが、どういう時間がなかったんですか。地域には、しっかり地域で協議をしていただき、今後のことも含め考えていただく時間を保障をしなければならない問題だと思うんですけれども、時間がない、どういうことですか。そこを答えてください。 237 ◯議長(仲田康豊君) 答弁を求めます。 238 ◯福祉部長(小川忠義君) 時間と申しますのは、例えば建物自体が、最初申し上げましたが老朽化しており、あと漏電の心配等々もあって、なかなか市で安全面で十分な保障もできるものではない、あと応急的な手当ての工事はさせていただきましたが、10月の上旬でやっとでき上がったと。それで、やっと子供ももとへ帰れるというふうな状態になったわけなんですが、それとあと入園の時期も迫っておりまして、そういったことでなかなか時間の制約というものがあったというような形でございます。  以上です。 239 ◯議長(仲田康豊君) 再質問ございますか。橋本亨子議員。 240 ◯15番(橋本亨子君) 雨漏りの問題についてのことを言われましたが、以前からそうだったと思うんですよね。その都度対応もしてきたようなんでございますけれども、そこについてしっかりとその対策をとらなかったことに、まず問題があるんじゃないんですか、そう思いますけどね。  時間がないというのは、それは理由になりませんよ。そうじゃないですか、市長。地域の皆さんに重要な課題をしっかり踏まえながら地域づくりを今後に向けても考えていただくというのが、市長が求める重要政策の大きな柱に今なってるわけでしょう。市長の指示なんですか、部長、部長の判断なんですか、どっちなんですか。どこから出た話なんですか、発生元からまず言ってください。 241 ◯議長(仲田康豊君) 答弁を求めます。 242 ◯福祉部長(小川忠義君) 我々は組織で動いておりますんで、内部で総合的に協議した結果という形でございます。 243 ◯議長(仲田康豊君) 再質問ございますか。  市長、答弁ありますか。 244 ◯市長(池田一二三君) 部長が答弁したとおりでございます。 245 ◯議長(仲田康豊君) 再質問ございますか。橋本亨子議員。 246 ◯15番(橋本亨子君) さて、市長、小規模多機能自治に対する考え方、地域共生社会実現に対する考え方、行政と地域住民をこの問題で分断をさせるようなことを起こしてしまいました。どうするんですか、市長。地域の皆さんが地域づくりに頑張ろうという意欲を行政がそいでしまった、こういうことになるんじゃないかなという気が私はするんですよ。そうじゃないでしょうか。  萬歳地区のふるさと振興協議会の代表の方に話を持ちかけて、わずか1カ月足らずで結論を出すという乱暴なやり方なんですよ。今新見市の人口が3万人を切りました。これから若者の定住や、そして移住などを誘導させるためには、保育所を残すべきだと私は思うわけです。保育所の閉園についての白紙撤回を求めます。いかがですか。 247 ◯議長(仲田康豊君) 答弁を求めます。 248 ◯市長(池田一二三君) 保護者の方にも3回にわたり御説明を申し上げております。一定の今の状況の中で御理解をいただきました。  また、地域の方々にも御配慮いただいて、2回説明をさせていただきました。そういった中で、こういった方向性で行きたいということで結論を出したわけでございます。御理解のほど賜りたいと思います。 249 ◯議長(仲田康豊君) 再質問ございますか。  再質問ございますか。橋本亨子議員。 250 ◯15番(橋本亨子君) やり方の間違いは認識しつつ、そして市長の重要政策についての手法から考えても非常にひどいやり方が今回やられたわけです。にもかかわらず、保護者や地域に理解が得られたという市長からの答弁、到底納得できないと思いますよ、ねえ、市長。今後に向けて再度内部でも協議をしながら、地元の意向に沿うように改善を求めておきます。時間がございませんので、以上でこれで終わりたいと思いますが、よろしくお願いします。 251 ◯議長(仲田康豊君) これをもちまして橋本亨子議員の一般質問を終わります。  しばらく休憩をいたします。                             午後2時3分  休 憩          ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~                             午後2時12分  開 議 252 ◯議長(仲田康豊君) 休憩を終わり会議を再開いたします。
     次に、2番岡崎裕生議員の登壇を願います。2番岡崎裕生議員。               〔2番 岡崎裕生君 登壇〕 253 ◯2番(岡崎裕生君) 2番岡崎裕生でございます。  ただいま議長より発言の許可をいただきましたので、通告に基づき3項目について質問をさせていただきます。  まず1項目め、新見駅周辺エリア整備についてお尋ねいたします。  新見公立大学の全学科4年制移行で、2022年には現在の定員より280名の学生が増えます。学生職員に対する支援として、1億9,720万円のJR新見駅西エリア整備事業が計上されております。ところがここに及び、公立大学では建築関係の資材の高騰により校舎建築にかかわる入札が不落となり、また市内では業者や個人事業主によりアパート、マンションが多数建築されております。また、新見駅周辺エリアの整備について、バリアフリー化、交通の利便性向上、利用客の集客といった観点から、総合的な整備を求める声も市民の皆様から根強くあります。JR新見駅及びその周辺を整備することは市民の願いでもあり、その考え方や取り組みの過程を明らかにすることこそ、協働のまちづくりそのものであるとも言えます。  そこで1点目、新見駅西エリア整備事業についてお尋ねします。  市民のみならず宅建業者、不動産業者、民間事業者、個人事業主の方々が、新見駅西エリア整備事業に強い関心を持たれております。  1番目として、新見駅西エリア整備事業の進捗状況についてお示しください。  2番目ですが、建築資材が高騰する現状下で、この整備事業が先行きが非常に状況が厳しくなってきているのではないかと推測されます。新見駅西エリア整備事業について見通しはどうなるのか、お考えをお聞かせください。  2点目の駅周辺エリアの総合整備につきまして、新見駅、その周辺がさらににぎわいのあるエリアになることは、市民の願いでもあり、これからの新見市のあるべき姿です。  そこで1番目は、JR駅についてですが、高齢者や身体に障害がある方々にはホームから改札口までの移動が大変難しい状況でございます。また、ボストンバッグなど、大きな荷物を持っての移動も厳しい状況でございます。市もJR西日本に対して要望を行っておられるようですが、その後の進展はお伝えいただいておりません。JR新見駅の利便性向上について、課題をどう捉え、どのように改善をしていかれるのか、お考えを聞かせてください。  2番目は美術館についてですが、駅同様に利便性に課題があります。JR新見駅からの徒歩でのアクセスの不便さ、坂の上にあることの不便さ、さらに大雨が降ると近道として利用されている隧道も冠水して通行できなくなり、迂回路はかなりの遠回りになります。美術館までのアクセス道についての利便性にどのような課題を把握され、どのように利便性を向上されていくのかをお答えください。  3番目として、JR新見駅周辺エリアの整備について、今後どのような方針で整備されていくのか、お考えをお聞かせください。  2項目めは、市内交通網整備について質問いたします。  本市におきましては、本年10月に新見市版地域共生社会構築計画が公表され、地域共生社会の実現を目指す取り組みがスタートしました。共生社会の基盤となるのが、医療、福祉、地域交通であります。とりわけ高齢者と市民の価値観が多様化し、市民ニーズや地域課題が変化する中で、柔軟な発想に基づいた交通網整備や交通支援に対する市民からの要望も高まっております。各地域運営組織が活動を行う上でも、買い物支援や交通弱者の支援が大きな課題となります。公共交通や交通のあり方には現状を改善すべき課題が少なくありません。  そこで1点目は、市街地循環バス、市営バスの路線バス、市営バスのふれあいバスの乗車状況についてお尋ねします。  1番目に上げてございますように、それぞれで運行されている1日平均乗車数についてお示しください。  2番目として、市内の交通空白地について、その定義と市内の交通空白地の地域数やその地域への支援の状況についてお尋ねいたします。  3番目として、隣接市へ交通を接続するための市外への路線延長についてお伺いいたします。  県境、市境を越えた生活圏を持たれる方々で、自家用車を移動手段としない場合、自由に病院、商業施設へ出向くことができません。特に哲西町とその周辺地域からは、庄原市東城町へJR利用に限られ、しかも便数が少ないため、利用が制限されます。この点について公共交通会議ではどのような議論がなされているのか、お示しください。  2点目は、中山間地域への交通支援のあり方について御提案申し上げます。  1点目として上げております移動についての支援策について、2つの提案を行います。  1つは、電動カートの助成制度を創設してはいかがでしょうかという提案です。中山間地や交通空白地を抱える地域では、バス停までの距離があるため、家とバス停を結ぶモビリティーとして電動カートの活用が効果的と考えます。本制度の創設をしてはいかがでしょうか。  もう一つの提案が、衝突被害軽減ブレーキつき車両購入への助成制度の創設です。制度を創設することで、共生社会構築にかかわる安全な社会基盤づくりにもつながります。制度創設についてのお考えをお聞かせください。  3項目めは、インクルーシブ教育の確立について、基本的な考え方や方針について質問いたします。  本市においても特別支援教育の推進と特別支援教育に関する深い理解が高い水準の教育の提供につながっております。先生方のたゆまぬ教育実践の積み重ねの成果であり、その御尽力に敬意を表します。文部科学省も共生社会の形成に向けて、障害者の権利に関する条例に基づくインクルーシブ教育システムの理念が重要であり、その構築のため、特別支援教育を着実に進めていく必要があると考えるとしています。教育の世界からもいわゆるインクルージョンと呼ばれる共生社会を形成するためには、学校ではインクルーシブ教育が確立され、充実されなくてはなりません。  では、インクルーシブ教育とは何か。インクルーシブ教育を端的に言うと、全ての子供が同じ学校、同じ場所で学ぶことであると捉えております。同じ学校、同じ場所で、互いの違いを認め合い、人格と個性を尊重し合い、ともに生き、ともに学ぶことの営みです。これまで個々の子供たちに行ってきた特別支援教育を共生社会の形成という理念まで押し上げたものがインクルーシブ教育であります。その理念の達成のためには、合理的配慮といわれる支援や環境整備を行い、学校自らが教育システムを改革することが必要になります。  1点目、インクルーシブ教育のあり方についての1番目、本市のインクルーシブ教育を確立するための方向性をお示しください。  2番目ですが、公立大学と連携することが教育の分野での大きな成果となるものと期待しております。学校や幼稚園と大学が子供たちの課題を共有することで、早期から継ぎ目のない、いわゆるシームレスな支援体制づくりや、健全でたくましい子供の育成も期待できます。公立大学においては、特別支援学校教諭免許状取得のための教育実習の場ともなります。本市教育委員会が想定されている大学との連携のあり方についてお示しください。  以上で1回目の質問を終わります。 254 ◯議長(仲田康豊君) ただいまの岡崎裕生議員の一般質問に対する執行部の答弁を求めます。 255 ◯総務部長(上山 晋君) それでは、新見駅西エリア整備事業の進捗状況でございますが、新見駅西エリア整備事業を進めるためには、その事業用地を確保する必要があることから、本年8月、西日本旅客鉄道株式会社との間で用地購入を前提とした覚書を締結いたしております。その後、具体的な購入範囲について交渉を進めてきた結果、協議が調いつつあり、本年末には分筆作業に入る予定としており、できるだけ早い時期の購入契約締結を目指してまいりたいと考えております。現在は学生の居住施設を建設、運営していただく事業者募集に向けた準備を進めているところでございます。  続きまして、2点目が本整備計画の見通しはということでございます。  新見駅西エリア整備事業は、4大化に伴い増加する学生の居住場所を提供するという目的を持っております。そのため、市内の賃貸住宅の状況について不動産業者への聞き取り調査等を行いながら、検討を進めております。これまでの聞き取り調査等の結果では、今後の建設予定分を含めて100戸以上が不足すると見込んでおります。また、この整備事業は居住人口を駅前に誘導することにより、JR新見駅を中心とした市街地活性化を進めるという目的もありますので、現在の計画地で事業を進めてまいりたいと考えております。  なお、事業者につきましては広く募集を行う考えでございます。  続きまして、2点目の1番目、JR新見駅の利便性でございます。  本市といたしましても、JR新見駅のバリアフリー化を進める必要があると考えておりまして、これまで数度にわたり西日本旅客鉄道株式会社岡山支社に対して新見駅のバリアフリー化を含めた駅舎改修について要望活動を行ってきております。その結果、同社から検討の場を持ちたいという申し出を受けているところであり、今後関係機関等と連携を図り、具体的な検討を行ってまいりたいと考えております。  続きまして、2点目の2番目、美術館の利便性でございますが、新見美術館へのアクセスの利便性を向上させるため、これまでも美術館の正面玄関の近くに駐車場を整備するなどの対策を行ってきたほか、昨年度も順路を案内する表示板を設置するなどの対策を行ってきております。  なお、お体が不自由な来館者には、事前に御連絡いただくことで駐車場までお迎えに行くなど、できる限りの対応に努めているところでございます。  現状は以上でございます。 256 ◯建設部長(小林重信君) 3番目、駅周辺エリアの整備計画の方針はでございますが、新見駅周辺地域につきましては、新見市の表玄関として駅周辺施設の充実や自然、文化、観光のネットワーク形成により、にぎわいの交流拠点として整備を進めてまいりたいと考えております。  以上です。 257 ◯議長(仲田康豊君) 再質問ございますか。岡崎裕生議員。 258 ◯2番(岡崎裕生君) 1点目、2点目が関連するような再質問になるかと思いますが、広く業者を募集されるということで、広く募集というのは市内に限らず広くということだというふうに私は理解したんですが、そのことについては深くはここでは追求しませんが、広くしたということは、応募がもしかすると市内からないかという、そういう可能性も含めてそういう判断をされたんだと思うんですが、先ほど申しましたように、建築資材等が非常に高騰しておる中で、収益が上がらない事業に対して応募がないという可能性も私は予想しているんですが、そのあたりについての想定がありますでしょうか、お答えください。 259 ◯議長(仲田康豊君) 答弁を求めます。 260 ◯総務部長(上山 晋君) 現在必要部屋数の調査、それから大学の要望等を調整する中で具体的な条件を検討しておりまして、もうしばらく時間を要することになりますけれど、広く募集をするという点におきましては、もちろん市内の業者の方に応募していただきたいわけでございますけれど、いろんな条件とかがございますので、市内はもちろん技術的な工法とかアイデアをお持ちの業者なども含めて広くということで募集してまいりたいというふうに考えております。 261 ◯議長(仲田康豊君) 再質問ございますか。岡崎裕生議員。 262 ◯2番(岡崎裕生君) 集合住宅についての要望等をお聞きされたということですが、例えば大学生、公立大学の大学生に対してアンケートを行うであるとか、調査を行うであるとか、そういったことはされたのでしょうか。 263 ◯議長(仲田康豊君) 答弁を求めます。 264 ◯総務部長(上山 晋君) 学生の生活実態でありますとか、どういったことが必要なことを考えているか、学生につきましては調査をいたしまして、この西エリア整備事業で予定しております居住スペースにつきましても、公共的なスペースでありますとか、市民との触れ合いが持てる施設でありますとか、そういった要望もお聞きいたしておりますので、その辺を総合的に勘案しながら、具体的な条件募集を考えていきたいというふうに考えております。 265 ◯議長(仲田康豊君) 再質問ございますか。岡崎裕生議員。 266 ◯2番(岡崎裕生君) そういった調査も大事ですが、学生が住むわけですから、学生の生の声というか、アンケートを通してどのような集合住宅にするかとか、共用スペースはどうするかとかといったあたりのことは、実際に住む学生、それに近い現在の通学してる学生の意見を聞くのが、これが一番の必要なことではないかというふうに考えますが、そういうアンケートを実施されるおつもりはございませんでしょうか。 267 ◯議長(仲田康豊君) 答弁を求めます。 268 ◯総務部長(上山 晋君) アンケートにつきましては、先ほどお答えしましたように、既に実施をしております。この事業を推進するに当たりましては、先ほどの御質問でもありましたが、大学の戦略会議というものを設けておりまして、その中にワーキンググループがございます。このワーキンググループの中で西エリア整備事業も検討いたしておりますので、そのあたりで大学側からの要望などもいただきながら、一緒になって検討を進めてまいりたいというふうに考えております。  以上でございます。 269 ◯議長(仲田康豊君) 再質問ございますか。岡崎裕生議員。 270 ◯2番(岡崎裕生君) ある業者さんに聞いたことですが、その共用スペースのあり方によっては、なかなか学生がそこに居住を希望しない場合もあると、非常に微妙な問題もございます。応募された業者がせっかく来られても、満室にならないと営業も苦しくなっていくわけですので、そのあたりしっかり意見を聴取したことが実際の経営にもつながるような、そういう協議をなされていただきたいというふうに思います。  学生向けの集合住宅をあそこにつくるということにつきまして、地域住民の方々との意見交換や説明会というのは行われたんでしょうか。 271 ◯議長(仲田康豊君) 答弁を求めます。 272 ◯総務部長(上山 晋君) 地元の方への説明会につきましては、現在のところ行っておりませんが、近いうちに説明をしたいというふうに考えております。 273 ◯議長(仲田康豊君) 再質問ございますか。岡崎裕生議員。 274 ◯2番(岡崎裕生君) 行う予定であるということで安心するんですが、非常にもう時期的にも迫っておりますので、そのあたり大体でよろしい、いつごろになるかとか、そういった具体的なことをお答えください。 275 ◯議長(仲田康豊君) 答弁を求めます。 276 ◯総務部長(上山 晋君) いろんな条件がございまして、今具体的なことを進めているところでございますので、もうしばらく日程につきましては時間をかけて調整をさせていただきたいと。地元の方の意向もございますので、その辺は一緒になって調整したいというふうに考えております。 277 ◯議長(仲田康豊君) 再質問ございますか。岡崎裕生議員。 278 ◯2番(岡崎裕生君) 今の現状では今年度末に購入についての締結が完了するということですので、いましばらく建築までの余裕はあると思います。是非一時、凍結したというたらおかしんですが、時間がある、そういうときに出発点に戻って、地域住民の皆さんとの意見交換や説明会、大学生からの意向調査、宅建業者の方々との再度の協議を早急に行った上で今後のあり方というものを検討されるべきだと思います。これについて市長のお考えをお聞きしたいと思います。 279 ◯議長(仲田康豊君) 答弁を求めます。 280 ◯市長(池田一二三君) 今最終的に土地の購入契約の締結を目指しているところでございます。それが今年度末ぐらいには何とかめどがつくんではないかということでございますので、そのことが整いましたらいろんなことが動いてくると思いますので、よろしくお願いを申し上げたいと思います。 281 ◯議長(仲田康豊君) 再質問ございますか。岡崎裕生議員。 282 ◯2番(岡崎裕生君) 購入計画完了後には、こういった説明会並びに意向調査等を行われるということの理解でよろしいでしょうか。 283 ◯議長(仲田康豊君) 答弁を求めます。 284 ◯市長(池田一二三君) 当然地元の方々にも説明をさせていただきますし、またもう現在度々でございますが、宅建業者の方とはいろいろなお話といいますか、今の市内の状況等もお伺いをしているところでございます。  また、大学生に対するアンケートということでございますが、ニーズ把握はしておりますということをお答えしてると思います。 285 ◯議長(仲田康豊君) 再質問ございますか。岡崎裕生議員。 286 ◯2番(岡崎裕生君) 今おっしゃったニーズ把握がそのまま集合住宅の機能に反映するように求めておきたいと思います。  この事業は、平成33年度末までには完了しておかないと、100人を想定した収容ができないというふうに考えます。もしこれができなかった場合には、非常に大きな打撃となります。入学してきても入るとこがない、そういったやや危惧するところがございます。最終年度の120名が入学するまでには間に合うといった確信はお持ちでしょうか。市長、お答えください。 287 ◯議長(仲田康豊君) 答弁を求めます。 288 ◯市長(池田一二三君) 努めてまいります。 289 ◯議長(仲田康豊君) 再質問ございますか。岡崎裕生議員。 290 ◯2番(岡崎裕生君) 努めてまいりますというお答えが私にはちょっと理解できないんですが、そこで完成するという強い意志をお持ちだというふうな理解でよろしいでしょうか。 291 ◯議長(仲田康豊君) 答弁を求めます。 292 ◯市長(池田一二三君) 33年度末ということですね、そういうことで、はい、進めてまいります。 293 ◯議長(仲田康豊君) 再質問ございますか。岡崎裕生議員。 294 ◯2番(岡崎裕生君) 強い意志で、この事業をやり遂げようという強いお気持ちというのがよくわかりました。それでこそ本市を総裁する市長であることと感服いたします。  ですが、せめてこの地域住民との意見交換、学生を交えたワークショップ等の建設にかかわる連携というんですか、協力体制をつくって、この建築が市長の言われる協働の理念に基づいたものになるように再度求めさせていただきます。  2点目に移ります。  2点目のJR新見駅についてですが、先ほどの答弁で、また岡山支社と検討の場を持つということでございますが、具体的とまでは言いませんが、協議内容等については前回要望されたことというふうに捉えておりますが、協議内容についてお示しいただくことはできますでしょうか。 295 ◯議長(仲田康豊君) 答弁を求めます。 296 ◯総務部長(上山 晋君) これまでも新見駅のバリアフリー化を中心に要望を進めてまいりましたので、また今後におきましてもその辺を中心に協議してまいりたいというふうに考えております。 297 ◯議長(仲田康豊君) 再質問ございますか。岡崎裕生議員。 298 ◯2番(岡崎裕生君) 今のJR新見駅の要望でございますが、岡山支社へと言われましたが、やはり要望を行うとすれば、JR西日本の本社に向けて協議を行うべきだというふうに考えるのですが、その点についてはいかがでしょうか。 299 ◯議長(仲田康豊君) 答弁を求めます。 300 ◯総務部長(上山 晋君) 岡山支社から協議の場を持ちたいというお声かけがあったばかりでございますので、当面岡山支社と協議を進めてまいりたいというふうに考えております。 301 ◯議長(仲田康豊君) 再質問ございますか。岡崎裕生議員。 302 ◯2番(岡崎裕生君) 新見駅の整備についてですが、もっと大胆な形でのバリアフリーだけではなく、集客を目指した、例えばほかの施設を誘致するとか、そういったことも考えられると思うんですが、そこにつきましてバリアフリー化の内容だけの協議では若干残念な感じが私個人としてはします。新見駅をもう少し大きく整備するといったお考えはないんでしょうか。 303 ◯議長(仲田康豊君) 答弁を求めます。 304 ◯総務部長(上山 晋君) 新見駅を始めまして、先ほど申し上げました新見美術館など、これらの利便性の向上などにつきましては、それぞれの施設での対応には限界がございます。そういった面で、今後新見駅や駅前地域、高梁川などを含めた広いエリアでの将来構想の中で検討を行っていきたいというふうに考えております。  以上でございます。 305 ◯議長(仲田康豊君) 再質問ございますか。岡崎裕生議員。
    306 ◯2番(岡崎裕生君) 今出ました美術館についてもですが、案内板等の設置につきまして私も確認しておりますが、案内板までに行くまでが非常に初めて来られた方にわかりにくいというようなことがありますので、具体的には例えば道路への案内表示で歩行者にわかりやすくとか、美術館専用の駅前の掲示板をつくるとか、そういったあたりの対応はすぐできるんではないかと思うんですが、そういう対応はしていただけないでしょうか。 307 ◯議長(仲田康豊君) 答弁を求めます。 308 ◯教育部長(安藤暢重君) すぐできる対応ということでございます。  美術館の関係でございますので、教育部としての御意見はちょっと若干申し添えたいと思います。新見美術館につきましては、中世新見庄の名主屋敷ということで現在の場所へ建設されたという経緯がございますので、高台にあることが魅力の一つになっているということもございます。御指摘いただきました事項につきましては、先ほど総務部長が答弁いたしましたとおりで、美術館すぐ横の駐車場の整備や表示看板の更新、案内看板の設置等、すぐできる対応につきましては実施しておるとこでございます。駅からすぐ出て、バス停のところに看板がありますので、それでとりあえずは場所はわかるというような状況になっております。  また、指定管理の新見美術振興財団におきましても、著名作品を借り受けての特別展開催であるとか、インターネットなどによる情報の発信、それからICOCAが利用できる環境整備など、工夫をしながら集客に努力してる状況であるということでございます。  本年度、空調設備改修等の予算を議決いただき、既に工事を完了いたしておりますが、今後におきましても現施設の長寿命化対策を講じる中で、収蔵品の充実と利便性の向上に努め、市民文化の向上に資するべく、努めてまいりたいというように考えております。  以上でございます。 309 ◯議長(仲田康豊君) 再質問ございますか。岡崎裕生議員。 310 ◯2番(岡崎裕生君) 美術館につきましては、築30年という理解でよろしいでしょうか。 311 ◯議長(仲田康豊君) 答弁を求めます。 312 ◯教育部長(安藤暢重君) 平成2年11月1日オープンでございますので、まだ30年にはなりませんが、次年度ですか、30年を迎えるということでの状況でございます。  以上です。 313 ◯議長(仲田康豊君) 再質問ございますか。岡崎裕生議員。 314 ◯2番(岡崎裕生君) 建設当初は1万人程度の来客を予定した施設の建築ということで、現在多いときには3万人、平均2万人程度の来客があるということで、展示スペースも非常に手狭になってるというようなことも伺っております。とすると、美術館につきましても長寿命化だけではなく、建てかえというか、駅周辺の土地を利用した、そういった建てかえ等もということも可能性として上げられます。そのほかこの駅周辺整備につきましては、まちづくりに関するアンケートでも若者向けの店舗の誘致、そのようなものも上げられると思います。高梁市にいい手本がございます。大胆な発想と決断で駅周辺エリアの整備を行っていく必要があると思いますが、それについての市長のお考えをお聞かせください。 315 ◯議長(仲田康豊君) 答弁を求めます。 316 ◯市長(池田一二三君) 今後都市計画マスタープランの見直しを今しているところでございます。いろいろと御意見等をいろんな方から賜っているところでございますけれども、新見駅の西エリア整備事業や今御提案のありました駅舎のバリアフリー化、さらには駅の北側、南側ですね、こういった連携強化、そういった課題がいろいろとございますので、そういうものを踏まえながら、今後協議を重ねて全体構想を取りまとめればなというように検討してまいりたいと思っております。 317 ◯議長(仲田康豊君) 再質問ございますか。岡崎裕生議員。 318 ◯2番(岡崎裕生君) 課題を踏まえて協議して、全体構想の中に盛り込まれるということを今お伺いしましたので、検討するということですが、検討に値することであるということですので、是非都市計画の中のマスタープランの中に位置づけていただき、駅周辺の再整備を行う計画を是非立案していただきたいというふうに考えます。このことは集客や誘客をすることが観光にもつながっていくと思うんですが、この点について産業部長、どう思われるでしょうか。 319 ◯議長(仲田康豊君) 答弁を求めます。 320 ◯産業部長(安達悦久君) 当然新見駅周辺が整備されますと、市の表玄関である場所が今日的な整備になるということで、観光客に対してもアプローチができるものと思いますし、従来新見駅は山陰、山陽の中間点、伯備線、姫新線、芸備線、非常に鉄路の結節点である、昔からそういう交通の要衝でございますので、観光資源もさることながら、地域の特性を生かす玄関整備ということに、観光面においてもですし、産業面においても画期的なことになると思います。  以上でございます。 321 ◯議長(仲田康豊君) 再質問ございますか。岡崎裕生議員。 322 ◯2番(岡崎裕生君) 今おっしゃったように、本当に駅は新見市の玄関であると思います。以前ある方が新見市に来られて、非常に寂しいというような感想を持たれたというのもある会でお伺いしましたが、本当ににぎわいのある新見駅になるべく、周辺住民や関係団体、業界の方々と協議を行って、連携、協働した整備計画をすることを強く求めて、次の項目に移ります。 323 ◯議長(仲田康豊君) 2項目めの質問に対する答弁を求めます。 324 ◯福祉部長(小川忠義君) 続きまして、2項目め、交通支援についてということで、1点目、市街地循環バス、市営バス──これ路線バスとふれあいバスがございます──の乗車状況で、1番目に1日平均の利用者数ということでお答えします。  平成29年度実績でお答えをいたします。市街地循環バスら・くるっとでは、108人となっております。市営バスのうち、路線バスでは14.1人となっております。ふれあいバスでは1.6人となっております。  続きまして、2番目、交通空白地の状況はということで、その定義や地域数、地域への支援の状況ということでございますが、本市の公共交通空白地はバス停から行政区の中心部まで500メートル離れた地域を定義しております。平成23年度で121地区ありましたが、現在70地区となっております。対応策といたしましては、地元協議の上、ふれあいバスの運行や市営バスの路線延長などを行っております。  なお、来年度より公共交通空白地において、ふれあいバスの新規1路線を運行予定としており、今後も空白地解消を図ってまいります。  3番目、市外への路線延長の考えはということで、主に哲西地域のことであろうと思います。  新見市地域公共交通会議では、市営バスを運行した場合、何人の利用が見込まれるのか、JR芸備線の利用が減るのではないかなどの御意見がございまして、結論には至っておりませんで、継続協議をすることとしております。  続きまして、2点目、中山間地域の交通支援のあり方ということで、1番の移動についての支援策ということで、高齢者の電動車椅子──電動カート等といいますが──への購入助成につきましては、介護認定に応じて介護保険でレンタルに対する助成がございますので、そちらを御活用いただきたいと考えております。高齢者の自家用車購入時の衝突被害軽減ブレーキつき車両というものにつきましては、これは移動支援というふうには考えておりません。  以上でございます。 325 ◯議長(仲田康豊君) 再質問ございますか。岡崎裕生議員。 326 ◯2番(岡崎裕生君) 路線ごとの平均乗車数につきましても、ら・くるっとから比べるとふれあいバスが非常に少ないと、路線バスについても1日大体5往復程度出ておりますので、それで割り算をすると非常に少ない状況になっております。ますますの利用促進を行わなくてはいけないというふうに考えます。  傾向として、空白地がだんだん少なくなっているというのは、これは本当に執行部の御努力、御尽力に敬意を表するものでございまして、このままのペースで毎年空白地に対する支援を行っていきながら、空白地の方々が十分な支援が受けれるような方向でお願いしたいと思うんですが、先ほどの市外、県外に行く交通についての質問をしましたが、例えば哲西町から東城へという場合、これは新見についてもJRを利用する場合は同じですが、新見については市営バスがございますので、それも利用できます。生活圏が哲西の方々は東城でございますから、今はJRしか利用することができません。現実的にJRの便を見てみますと、ほぼ、例えば1時に出て3時にもう帰らにゃいけんとか、土日については朝7時に出て3時に帰らにゃいけんとか、そういった状況になっております。これでJRを逆に利用しなさいというのが無理な話で、逆に言うと市営バスを、あと7分ですよね、市営バスで7分ほどの延長をすることで、市営バスに乗って出て、JRで帰ってくる、JRで出ていって市営バスで帰ってくると、そういったことで、逆にJRの乗車数の増加並びに市営バスの乗車率の向上にもつながるというふうに考えます。その点についてのお考えをお聞かせください。 327 ◯議長(仲田康豊君) 答弁を求めます。 328 ◯福祉部長(小川忠義君) 例えば県外へのということで生活圏域云々とおっしゃいましたが、私どもは新見市でございます。よろしければ新見市内の商業施設、医療機関等々を活用していただくほうが、よりありがたいのではないかなというふうに考えております。  以上でございます。 329 ◯議長(仲田康豊君) 再質問ございますか。岡崎裕生議員。 330 ◯2番(岡崎裕生君) 生活圏については個人の自由のところもありますし、東城圏域から非常に多くの哲西町民が労働、働きに行きまして、その代価として給料をもらっているというな経済循環が非常にその文化圏の中で行われていますので、それを商圏で限るというのは、これはいわゆる人権問題というか、個人の自由というか、移動の自由を制限するものと私は捉えますので、訂正していただければというふうに思います。  それから、電動カートにつきましては、またホームページでいろいろな自治体が先進例として行われておりますので、これはそれを参考にしていただけたらというふうに思います。  衝突軽減ブレーキつき車両ですが、これについては平成18年の道路交通法等一部改正する法律の施行で、登録を要しない運送の業態というものを例示されております。その中には助け合い活動とかボランティア活動で移動支援はできるというような形です。  無償運送の促進を進めるということではありません。事業者の圧迫になってもいけませんので、ただ善意で助け合いボランティアで輸送を行うときの補助手段として、こういうものが助成されれば、より安全な社会基盤が築くことができるんではないかと思いますが、いかがでしょうか。 331 ◯議長(仲田康豊君) 答弁を求めます。 332 ◯福祉部長(小川忠義君) 例えば今移動手段として民間組織等々によるというふうなことをおっしゃいましたが、本日も朝から出ておると思いますが、例えば地元組織で1地区においては自動車をレンタルまたはリースされた上で、移動支援に使われておるというような形で、私どもとしましては、仮に有償でしたら例えば車両の補助というものもございますが、なかなかこういったブレーキつきの車両、それが即移動支援につながるものというのはなかなか考えづらい状況ではございます。  以上でございます。 333 ◯議長(仲田康豊君) 再質問ございますか。岡崎裕生議員。 334 ◯2番(岡崎裕生君) 今の件につきましては検討を求めますとともに、これからも市内循環バスの増便であるとか、公共交通のあり方を根本から見直すといったあたりの積極的な施策を打ち出していただきたいというふうに求めます。  次の項目をお願いします。 335 ◯議長(仲田康豊君) 3項目めの質問に対する答弁を求めます。 336 ◯教育長(城井田二郎君) 3項目め、インクルーシブ教育の確立についてということでお答えを申し上げます。  先ほど議員御指摘のとおり、インクルーシブ教育システムを構成していくためには、特別支援教育の充実は必要不可欠でございます。岡山県においても平成30年3月に示されました第3次岡山県特別支援教育推進プランにおいて、障害のある児童・生徒と障害のない児童・生徒が可能な限りともに学ぶというインクルーシブ教育システム構築の理念を踏まえた取り組みの一層の推進が明記されております。本市におきましても、この考えに基づいて取り組んでまいりたいと考えております。  それから、2番目でございますが、新見公立大学との連携について。  この件につきましてでございますが、来年度から新見公立大学に特別支援学校教諭免許状取得が可能となる学科が開設されます。その学科に在籍される特別支援教育の専門的な知見を持った先生方との連携については、今後検討してまいりたいと考えております。  以上でございます。 337 ◯議長(仲田康豊君) 再質問ございますか。岡崎裕生議員。 338 ◯2番(岡崎裕生君) インクルージョンという教育の分野での共生社会の構築につきましては、学校が改革、改変をすることが必要であるというふうに思います。何のための改革かが明らかにされなければ、お題目で終わってしまうと思います。このことについては、教育委員会としてはいずれ方向性を出され、先生方に対して理念の共有であるとか、目的の共有をされるというふうには考えますが、私はそこだけでは十分ではないと思います。やはり社会全体がその理念がわかり、その目的がわかり、学校が変わることによって地域が変わっていく、そしてその地域が包括して学校をまた支援していくという、周りの周囲の理解が必要ではないかというふうに思います。学校以外の市民へ向けての周知というんですか、そういう理解の醸成というのはどういうふうにされるおつもりでしょうか。 339 ◯議長(仲田康豊君) 答弁を求めます。 340 ◯教育長(城井田二郎君) 学校は市内それぞれの地域におきまして大きな役割を持っています。それは次代を担う子供たちを育てるということもございますが、今学校は学校運営協議会の制度を取り入れております。地域の方々とともに学校を育てていただくという考え方を持っています。これは今市長が申し上げております共生社会をつくっていくときに、学校が一歩でも前に進むことができれば、地域の方々にともに学校をつくるという考え方の中でいろいろなお考えもいただけるのではないかなと思っています。  それから、学校の中で共生が進むということは、それは地域の中での共生が進む、つまり保護者の方の理解を得、地域の方の理解を得るということがその前提になりますので、当然それを進めるためには職員一丸となって進めていかないといけない。そのために関係者の方々の御理解を得ながら、学校の中での理解も進めてまいりたいと考えておりますし、もう既にそれぞれの学校の中でそういった考えを持って教育活動を進めておる者がたくさんおりますので、その者たちの考えをしっかりと把握をしながら、拾い上げながら教育を進めてまいりたいと考えております。  以上でございます。 341 ◯議長(仲田康豊君) 再質問ございますか。岡崎裕生議員。 342 ◯2番(岡崎裕生君) 同様に大学ともその理念の共有とか目的の共有、そういったあたりのすり合わせをする必要もありますが、その展開についてのお考えをお聞かせください。 343 ◯議長(仲田康豊君) 答弁を求めます。 344 ◯教育長(城井田二郎君) 大学との関係につきましても、先ほど申し上げましたように、非常に多くの知見を持った先生方が来年4月からは配属されてまいります。新見市の場合は教育研修所という仕組みがございます。その中で先生方にはいろいろな学びをしていただく、また研究をしていただくということもやっておりますが、そういったところと大学との関係性というのはこれからしっかりと構築をする必要があると考えております。  以上でございます。 345 ◯議長(仲田康豊君) 再質問ございますか。岡崎裕生議員。 346 ◯2番(岡崎裕生君) さらに新見市全体、社会全体にその理念や目的を明らかにしていただき、インクルーシブ教育の理念を社会構成員全員が共有し、その教育システムが早期に確立されることを強く求めまして、今回の一般質問を終了いたします。 347 ◯議長(仲田康豊君) これをもちまして岡崎裕生議員の一般質問を終わります。  しばらく休憩をいたします。                             午後3時5分  休 憩          ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~                             午後3時15分  開 議 348 ◯議長(仲田康豊君) 休憩を終わり会議を再開いたします。  次に、4番宮本英基議員の登壇を願います。4番宮本英基議員。               〔4番 宮本英基君 登壇〕 349 ◯4番(宮本英基君) 4番宮本英基です。  議長のお許しをいただきましたので、平成30年12月定例会1日目、5番目の質問者として通告に従いまして質問をいたします。  1項目め、災害、減災について、2項目め、ラストワンマイル事業について、3項目め、電子マネーの利用拡大について、4項目め、小・中学校の洋式トイレについて、4項目質問させていただきます。  1項目め、災害、減災について。  本年7月の豪雨災害で被災された皆様には心からお見舞い申し上げます。  今回の一般質問は、7月豪雨災害で発生した災害において、課題、問題点について精査を行い、確実に課題、問題に対応して、後世に伝えることが必要があると考えております。このような災害が発生した場合において、災害を最小限にする取り組みが重要だと考えます。  1項目め、災害、減災について質問させていただきます。  今回平成30年7月豪雨災害の状況ですが、7月5日から6日にかけて梅雨前線が西日本付近に停滞したことにより、西日本に大雨が連日続きました。7月6日、19時40分に岡山県に大雨特別警報が発表され、この豪雨により西日本を中心に多くの地域で河川の氾濫や浸水、土砂災害が発生し、甚大な災害となりました。また、上水道や通信といったライフラインに被害が及んだほか、交通障害が広域に発生しました。平成に入っての豪雨災害としては、平成最悪の水害と報道されました。  岡山県では、河川の氾濫や堤防の決壊による浸水、土砂災害が相次ぎ、全半壊、浸水家屋の数は19日時点で少なくとも1万4,000棟に上り、県内の風水害による被害では戦後最悪となりました。9月5日の新見市の発表によりますと、本市における主な災害状況と避難状況でございますが、住宅等の被害、全壊5棟、半壊8棟、一部半壊12棟、床上浸水36棟、床下浸水116棟、合計177棟、災害復旧関係で道路河川関係340件、農業林業関係362件、上水道施設で井倉、草間台等を含め27件、避難所関係で7月7日で避難者1,970人、避難箇所64カ所という状況でございました。  1項目め、災害、減災について。  1点目、7月豪雨災害での課題、問題点は。  7月豪雨災害によって引き起こされた被害を最小限にするためには、今回の発生した災害において培われた防災に関する知恵や経験を確実に後世に伝えることが重要です。特に市民から寄せられた要望や意見を取りまとめていく必要があると考えます。災害により危機を急迫し、住民の生命、身体が必要と認められたときは、市長は市民に対して避難のための準備情報を出すとともに、立ち退き勧告を指示して、安全な場所へ避難させることが重要で、避難の方法、避難場所の設置が必要となります。  次の問題、課題点についてお示しください。  避難の方法についてですが、避難準備情報、避難勧告、避難指示での課題、問題点をお示しください。  また、避難所においてですが、1点目、避難所の開設、開設運営体制に課題、問題点はなかったのか。  2点目、開設に当たっての避難所の安全性の確認方法はどうであったか。  3点目、消防団などの防災関係機関への通報、連絡体制はどうであったか、課題、問題点についてお示しください。  2点目では、1点目に対し、課題、問題点の対応策をお示しください。  次に、2項目め、ラストワンマイル事業について。  新見市総合振興計画では、都市部との情報格差を是正するため、光ファイバー網を市内全域に整備しています。これらの利活用を深化させ、高度情報化社会に対応した情報基盤の運用を図ることが必要です。ICTの飛躍的な進歩等を背景とした高度情報化社会の中、行政機能の高度化、複雑化に伴い、行政が保有する情報も多種多様となっています。行政が情報化を進めることにより、市民サービスの向上と効率的で効果的な行政運営が期待できることから、今後とも光ファイバー網の安定した管理、機器の更新を行う必要があります。  ラストワンマイル事業は、市内の希望する家庭、事業所に光ファイバーを接続し、インターネットやケーブルテレビなどの安定的な機器、設備の運用とともに、追加要望への迅速な対応が求められております。光ファイバー網の利用活用につきましては、信頼できる業者と長期的に締結するIRU契約に基づき、光ファイバー網の安定した管理運営を行うとともに、計画的な機器等の更新を行うとあります。  1項目め、インターネット回線の現在の通信速度の状況をお尋ねします。  2項目め、現在インターネット使用料は月額約5,000円ですが、施設等は新見市が所有し、運営はソフトバンクが行ってる状況ですが、料金の見直しはできないのか、お尋ねします。  3項目め、観光施設や公共施設にフリーWi-Fiについてですが、総合振興計画の中で無線LANスポット、ネットワークカメラなど、多くの人が広く利用しやすい環境整備に努め、地域の情報化を計画的に進めると掲載されております。無線LAN、Wi-Fiスポットの設置について、本市のラストワンマイル網を活用し、市民や来訪者等、施設利用者の利便性向上と家庭外でのインターネット利用環境の充実を図るため、市内の公共施設に無線LAN、Wi-Fiスポットを設置しました。これはソフトバンク社による設置等の無償提供を受け、整備したものです。設置施設にはステッカーを掲示しております。このことにより機器から無線が届く範囲内で、ソフトバンク社のiPhone、iPad、Wi-Fiが対応できる携帯からインターネットが無料で利用できるほか、パソコンや他社の携帯からもWi-Fiに対応していればインターネットが利用できます。
     総合振興計画でも無線LANスポット整備事業を平成25年に89カ所を100カ所にして、光ファイバー網の利活用、地域の情報化を進めるとありますが、現在の無線LANスポットの状況と今後の計画をお示しください。  3項目め、電子マネーの利用拡大につきまして。  新見駅に交通系電子マネーICOCAが、執行部の迅速な対応で、平成28年12月から新見駅にICOCA電子マネーが利用できるようになりました。このICOCA電子マネーですが、JRの販売機で切符を買わなくても支払いできるカードです。首都圏では、私鉄、地下鉄、バスなど、ビジネスマンに最も重宝な交通系カードと言えます。駅の自動改札機にタッチするだけで、乗車区間の運賃を自動的に精算することができるカードです。JR西日本のICカード乗車券は、現在岡山から高梁駅まで各駅、さらに松江、米子、出雲から伯耆大山の各駅間と根雨駅、生山駅、新見駅でICOCAが利用できます。新見駅で利用できることは、新見市民にとっては本当に喜ばしいことであります。  そこで1点目、JRの各駅に交通系電子マネーICOCAを設置できないか、特に伯備線、井倉、石蟹駅について、井倉洞は観光のため、電車がよく使われると思いますので、井倉洞、また石蟹は防災公園があり、サッカーなどをされる方、利用者が多いと思われます。JR西日本に対し、再度要望を出してはどうかと考えますが、御所見をお示しください。  2点目、市内における電子マネーの利用拡大ですが、現在交通系電子マネーICOCAが利用できる施設をお示しください。今後電子マネーの利用拡大の考えもお示しください。  次に4項目め、小・中学校の洋式トイレについて。  平成29年12月定例会一般質問で質問しましたが、再度小・中学校の洋式トイレについて質問します。20年ほど前、学校トイレは暗い、汚い、臭いなどと言われておりました。家庭のトイレは見違えるようにきれいになる中、学校のトイレの整備だけが遅れている状況です。まだ多くの学校で和式便所が残っており、学校では児童・生徒がトイレを我慢するといったケースも報告されております。学校トイレの環境によっては子供たちの健康にも影響しますし、文部科学省の公立小・中学校施設トイレ調査状況、平成28年4月1日現在の調査によりますと、全国の公立小・中学校のトイレの全便器数は約140万個、そのうち洋便器数は約61万個で、洋式率は43.3%、和便器数は約79万個で、和式率は56.7%、岡山県では洋式が38.3%、和式が61.7%でした。岡山県は全国と比較しても、公立小・中学校のトイレの洋式化が遅れてる状況でございます。家庭のトイレの洋式トイレ保有率が約90%であることを考えれば、学校の洋式化は遅れていることがわかります。本市においても自治体、学校関係者が一体となり取り組む必要があると考えます。  そこで1点目、本市における小・中学校の洋式トイレの設置状況をお示しください。  以上で1回目の質問を終わります。 350 ◯議長(仲田康豊君) ただいまの宮本英基議員の一般質問に対する執行部の答弁を求めます。 351 ◯総務部長(上山 晋君) それでは1点目、防災・減災についての1点目、7月豪雨災害での課題、問題点はということで、7月豪雨災害での課題、問題点のうち、避難情報につきましては、県や気象台からの情報と新見市地域防災計画での基準をもとに避難情報を発令いたしましたが、その中で市民の皆様から避難情報の意味がわかりにくいなどの御意見をいただいております。また、避難情報につきましては、市内全域で一斉に開設したことから、対応できる職員や物資の不足、自主防災組織や関係機関との連携不足、開設場所などの課題や問題がありました。したがいまして、先ほど質問がありました安全性の確認につきましては、緊急性などを考慮した結果、安全面での不適切な場所の開設につながったということは一つございます。  それから、消防関係機関との連携でございますけど、これにつきましては必要に応じまして豪雨災害の中、消防団の出動を要請しておりまして、土のうの運搬でありますとか、ため池の点検などをしていただいたところでございます。  2点目のこれらについての課題、問題点でございますけど、これらにつきましては現在対応しておりまして、主に市報や防災訓練などを通じた避難情報など、防災知識の普及啓発、備蓄品の充実と備蓄拠点の細分化、地域の災害の状況や施設の状況、避難者数なども考慮した安全な場所での避難所の開設、自主防災組織と連携した避難所の運営、避難所運営マニュアルの整備などが必要であると考え、既に取り組みを進めております。  以上でございます。 352 ◯議長(仲田康豊君) 再質問ございますか。宮本英基議員。 353 ◯4番(宮本英基君) 課題、問題点、対応策について詳細な答弁をいただきまして、この中でもまだまだ対応していかないといけないことがあると思いますが、市民への災害の情報提供はどのような方法で行ったのか、お尋ねいたします。 354 ◯議長(仲田康豊君) 答弁を求めます。 355 ◯総務部長(上山 晋君) 市民の皆様への情報提供は、告知放送と市のホームページを通じて情報提供を行ってまいりました。  以上です。 356 ◯議長(仲田康豊君) 再質問ございますか。宮本英基議員。 357 ◯4番(宮本英基君) 告知放送とホームページで情報を流したと答弁がございましたが、12時間以上停電した地域もございます。停電では告知放送が使えない状況でございました。そのため市内の災害情報が全く入らない、そういう状況でございました。現在新見警察署とかでLINEというものがございまして、それで取り締まり情報などを発信しております。携帯電話では、またメールというものを使います。是非とも交通規制などの発信につきまして、LINEとかメールを使ったらどうかと思いますが、いかがでしょうか。 358 ◯議長(仲田康豊君) 答弁を求めます。 359 ◯総務部長(上山 晋君) 現在は新見市公式ポータル新見まちナビの利用促進を図ってまいりたいというふうに考えておりますが、今後LINEやメールにつきましても研究してまいりたいと考えております。  以上でございます。 360 ◯議長(仲田康豊君) 再質問ございますか。宮本英基議員。 361 ◯4番(宮本英基君) 確かに新見のまちナビもあります。LINEとかメールというなものはこちらから発信をしていくもので、まちナビは見に行くほうなので、是非ともLINEとメールを使っていただければと思います。  また、携帯電話の通信業のサービスとして緊急速報エリアメールというのがございます。このシステムは、緊急地震速報、津波警報、気象等に関する特別警報、災害避難情報を回線が混雑中でも影響を受けずに受信することができます。被災のおそれのあるエリアに一斉配信ができ、新見エリアに一斉配信された情報を即時に携帯で受信することができます。受信時にはポップアップ表示で、専用の警告音で情報が受信できます。このシステムは新見市でも発信できます。例えば避難準備情報、避難勧告、避難指示など、発信ができます。是非この緊急速報エリアメールで発信したらどうかと思いますが、御所見を求めます。 362 ◯議長(仲田康豊君) 答弁を求めます。 363 ◯総務部長(上山 晋君) 確かにエリアメールというものがございまして、これにつきまして緊急時に有効であると考えられますので、今後積極的に活用してまいりたいというふうに考えております。  以上です。 364 ◯議長(仲田康豊君) 再質問ございますか。宮本英基議員。 365 ◯4番(宮本英基君) 是非ともこの緊急速報エリアメールを扱っていただきたいと思います。  避難所の設置場所でございますが、今回災害で河川より低い場所に避難所が設定されたところがありました。見直しのお考えはないのか、お示しください。 366 ◯議長(仲田康豊君) 答弁を求めます。 367 ◯総務部長(上山 晋君) 避難場所が河川より低い場所があったかどうかはちょっと確認はいたしておりませんけれど、そういったことも含めまして、安全性の第一から現在防災計画の見直しとあわせまして検討しておりますので、御理解いただきたいと思います。  以上です。 368 ◯議長(仲田康豊君) 再質問ございますか。宮本英基議員。 369 ◯4番(宮本英基君) 安全性が第一ということで、見直すという答弁をいただきました。  あと各地域で停電が発生し、情報が入りにくい避難所がございました。是非避難所に自家発電用のラジオが必要だと思いますが、執行部のお考えをお示しください。 370 ◯議長(仲田康豊君) 答弁を求めます。 371 ◯総務部長(上山 晋君) 災害に強いまちづくりをする観点からも、避難所開設時にはこういったラジオも設置するよう検討してまいりたいというふうに考えております。 372 ◯議長(仲田康豊君) 再質問ございますか。宮本英基議員。 373 ◯4番(宮本英基君) ラジオの設置とかは是非ともしていただきたいと思います。  避難の方法、避難所において、まだまだ問題、課題点はあります。今回一般質問は7月の豪雨災害で発生した災害において、課題、問題点について精査を行い、確実に課題、問題点を対応して後世に伝える必要があると考えます。このような災害が発生した場合において、被害を最小限に取り組む必要があると思います。是非とも今回の豪雨災害で経験したことを、被害を最小限にするための取り組みをまとめ、被害を最小限にするための対応ができるマニュアルの作成を強く求めておきます。  次の項目をお願いいたします。 374 ◯議長(仲田康豊君) 2項目めの質問に対する執行部の答弁を求めます。 375 ◯総務部長(上山 晋君) 2項目め、ラストワンマイル事業についての1点目、インターネット回線の状況は、速度はというお尋ねだったと思いますが、現在市の通信事業者が提供しているインターネット回線の通信速度は100メガでございます。  2点目、インターネット料金の見直しはできないかということでございますが、通信サービスの料金につきましては通信事業者が設定するものでありますので、利用しやすい通信サービスの実施が行われるよう、引き続き要望してまいりたいと考えております。  以上でございます。 376 ◯議長(仲田康豊君) 3点目、3点目は。 377 ◯総務部長(上山 晋君) 済いません、2項目めの3点目、観光施設や公共施設でフリーWi-Fiが使用できないかということでございましたが、まずスポットの現在の状況はというお尋ねだったと思います。これはソフトバンクが設置しているWi-Fi設備でございまして、現在は83カ所稼働中であることを確認しております。議員89カ所と言われましたが、施設が6カ所閉鎖しておりますので、現在8カ所で稼働中でございます。  以上でございます。 378 ◯議長(仲田康豊君) 今後の計画。 379 ◯総務部長(上山 晋君) 済いません、今後の見通しでございますけれど、本市が取り組むべき公共施設のWi-Fi設備の整備につきましては、今後必要に応じて検討してまいりたいと考えております。また、観光施設につきましてもWi-Fi設備の整備により観光客のさらなる呼び込みが見込める設備については、今後検討してまいりたいというふうに考えております。  以上でございます。 380 ◯議長(仲田康豊君) 再質問ございますか。宮本英基議員。 381 ◯4番(宮本英基君) インターネット回線の通信速度が100メガということでございますが、都市部との情報格差を是正するため、光ファイバー網を市内全域に整備しております。10年前にはインターネット通信が100メガというのは早いほうでございました。言うまでもなく現在は光回線、通信速度が10倍の1ギガが主流でございます。インターネットにおけるデータの容量は増えていく一方で、それに伴い通信速度の向上が求められております。携帯電話の世界では4Gが普通ですが、現在では2020年に向け、5Gの実用化に向けての取り組みも実施されております。繰り返しますが、現在都市部で通信速度は1ギガが主流でございます。100メガは1ギガの10分の1の速度ですので、単純に計算しても10倍も速度が遅いということになります。今後5ギガ、12ギガというふうに普及しつつある状況でございます。総合振興計画の中にも都市部との情報格差の是正すると掲載しております。今回の機器更新で1ギガに対応するのか、お尋ねいたします。 382 ◯議長(仲田康豊君) 答弁を求めます。 383 ◯総務部長(上山 晋君) 現在ラストワンマイル事業につきましては、今日的な高速通信に対応するために情報通信及び映像放送機器を更新しておりまして、今回の更新する機器につきましては1ギガに対応する機器でございます。  以上です。 384 ◯議長(仲田康豊君) 再質問ございますか。宮本英基議員。 385 ◯4番(宮本英基君) インフラ整備で1ギガに対応するということは、整備が終わると1ギガになるということでよろしいでしょうか。 386 ◯議長(仲田康豊君) 答弁を求めます。 387 ◯総務部長(上山 晋君) そのとおりでございます。 388 ◯議長(仲田康豊君) 再質問ございますか。宮本英基議員。 389 ◯4番(宮本英基君) 通信業者との話とかもあると思うんですが、もうその辺はどうでしょうか、お尋ねいたします。 390 ◯議長(仲田康豊君) どう、もう一回。宮本英基議員。 391 ◯4番(宮本英基君) インフラ整備で通信は1ギガで対応するんですが、管理が多分ソフトバンクだと思いますんで、ソフトバンクも1ギガというサービスを始めないとできないと思いますが、その辺はどうでしょうか。 392 ◯議長(仲田康豊君) 答弁を求めます。 393 ◯総務部長(上山 晋君) 通信サービスにつきましては、通信事業者が取り組むものでございますので、通信事業者自身の投資が必要となりますので、引き続き強く要望してまいりたいというふうに考えております。 394 ◯議長(仲田康豊君) 再質問ございますか。宮本英基議員。 395 ◯4番(宮本英基君) 今回の更新事業で、今後施設の更新、どのようにされていくのか、御計画をお示しください。 396 ◯議長(仲田康豊君) 答弁を求めます。 397 ◯総務部長(上山 晋君) 更新事業につきましては、今後今年度中にまず局舎機器の更新を終えまして、来年度から宅内機器の更新を予定しております。高速通信サービスの環境条件を整えるということでございます。  以上です。 398 ◯議長(仲田康豊君) 再質問ございますか。宮本英基議員。 399 ◯4番(宮本英基君) わかりました。  2点目の料金の見直しにつきまして、通信事業者が考えると言われましたんで、通信事業者にやっぱり強く要望していただきたいと思います。  3点目の無線LANスポットの状況と今後の計画でございますが、83カ所、そして公共施設へも検討していくという回答をいただきました。Wi-Fiの使用できるところに今このようなシールを張ってあります。そのシールがちょっとわかりにくいという状況がございますが、観光客が来てもわかりやすいように、大きな看板を設置したらどうかと思います。先日、ソフトバンクが通信障害で、ソフトバンクの携帯電話が使用できなかったときでもWi-Fiスポットは利用できました。障害通信でも使える場合もありますので、Wi-Fiのわかる大きな看板を設置してはどうかと考えます。  また、ソフトバンクのこのシールだけではソフトバンク社しか使えないというイメージがございますので、やっぱり大きな看板の中でも他社ともつながるというようなことも表示していただきたいと思いますが、その辺のお考えをお示しください。 400 ◯議長(仲田康豊君) 答弁を求めます。 401 ◯総務部長(上山 晋君) 看板につきましては、現状調査いたしまして今後検討してまいりたいというふうに考えております。 402 ◯議長(仲田康豊君) 再質問ございますか。宮本英基議員。 403 ◯4番(宮本英基君) 是非とも検討していただきたいと思います。  次に、新見市の独自のWi-Fiは設置されていると思いますが、どこに設置しているのか、お示しください。 404 ◯議長(仲田康豊君) 答弁を求めます。 405 ◯総務部長(上山 晋君) 新見市独自のWi-Fiスポットでございますが、現在のところ、本庁舎、南庁舎、4支局に設置しております。 406 ◯議長(仲田康豊君) 再質問ございますか。宮本英基議員。 407 ◯4番(宮本英基君) 新見市独自のフリーWi-Fiということで、本庁、南庁舎、各支局ということでございますが、この新見市独自のフリーWi-Fiをやっぱり駅とか公共施設、観光施設で設置する予定があればお示しください。 408 ◯議長(仲田康豊君) 答弁を求めます。 409 ◯総務部長(上山 晋君) 今後につきましては、先ほども申し上げましたけれど、必要に応じて検討してまいりたいというふうに考えております。 410 ◯議長(仲田康豊君) 再質問ございますか。宮本英基議員。 411 ◯4番(宮本英基君) 是非ともたくさんの場所にWi-Fiを設置するよう求めておきます。  ラストワンマイル事業は、都市部との情報の格差を是正するため、市内に全域に整備しております。行政が情報を進めることにより市民サービスの向上と効率的で効果的な行政運営が期待できますから、今後とも光ファイバー網の安定した管理、機器の更新を行い、ラストワンマイル事業により市内の希望する家庭、事業所に光ファイバーを接続し、安定的な機器設備の運営をするとともに、さらに時代に合った要望へ迅速な対応を求めておきます。  次、お願いいたします。 412 ◯議長(仲田康豊君) 3項目めの質問に対する答弁を求めます。 413 ◯市長(池田一二三君) それでは、私から3項目め、電子マネーの利用拡大についての1点目、JRの各駅に交通系電子マネーICOCAが設置できないかについて答弁をいたします。  ICOCAの導入状況についてでありますが、現在はJR新見駅のみに導入されております。市ではさらなる利用者の利便性向上を図る観点から、西日本旅客鉄道株式会社岡山支社に対しまして伯備線の備中高梁駅以北の全ての駅への導入を要望してきたところでありまして、今後も導入に向けた働きかけを行ってまいりたいと考えております。  2点目につきましては、担当部長から答弁をさせていただきます。 414 ◯総務部長(上山 晋君) 市内ICOCAの端末の設置状況でございますが、本市の施設としましては、新見駅前市営駐車場及び満奇洞に設置しております。このほかにも新見美術館、飲食店、コンビニエンスストアなどに設置されていると聞いております。
     以上です。 415 ◯議長(仲田康豊君) 再質問ございますか。宮本英基議員。 416 ◯4番(宮本英基君) 1点目のJR各駅にということで、是非とも伯備線、井倉駅、そして石蟹駅、井倉駅は観光地で電車の利用をされる方も多いし、石蟹は防災公園がありますので、是非ともJR西日本に強く要望を求めておきます。  次の利用拡大ということでございますが、是非とも市内循環バスら・くるっとに設置はできないか、答弁を求めます。 417 ◯議長(仲田康豊君) 答弁を求めます。 418 ◯総務部長(上山 晋君) ら・くるっとへの導入でございますが、これはバス事業者が導入すべきものでございますので、利用者の利便性や導入に当たっての費用など、総合的に勘案しながら検討されるものと考えております。  以上です。 419 ◯議長(仲田康豊君) 再質問ございますか。宮本英基議員。 420 ◯4番(宮本英基君) 是非ともバス事業者と協議をしていただきたいと思います。  ラストワンマイル事業は、都市と情報の格差を是正する事業でございます。電子マネーも都市部ではほとんどのところで使用できるようなっております。是非とも利用拡大ができるよう強く求めておきます。  次、お願いいたします。 421 ◯議長(仲田康豊君) 4項目めの質問に対する答弁を求めます。 422 ◯教育部長(安藤暢重君) 4項目め、1点目、洋式トイレの設置状況についてでございますが、本市の設置状況でございます。  平成30年4月1日現在の洋式化率は46.6%でございます。  以上でございます。 423 ◯議長(仲田康豊君) 再質問ございますか。宮本英基議員。 424 ◯4番(宮本英基君) 洋式トイレの設置率46.6%、答弁がございました。  今後洋式トイレを設置する必要があると考えますが、お考えをお示しください。 425 ◯議長(仲田康豊君) 答弁を求めます。 426 ◯教育部長(安藤暢重君) 便器を洋式化するためには、和式よりも広いスペースが必要となってまいります。ということで、配置を見直すなどの検討がまず必要となってまいります。また、トイレの乾式化なども求められていることから、各校の状況等を調査し、総合的に検討してまいりたいというように考えております。  以上でございます。 427 ◯議長(仲田康豊君) 再質問ございますか。宮本英基議員。 428 ◯4番(宮本英基君) さっきスペースの問題、そして調査し、検討していくということで、設置に向かっていくという考えでよろしいでしょうか。 429 ◯議長(仲田康豊君) 答弁を求めます。 430 ◯教育部長(安藤暢重君) 財政的な面も含めまして、総合的に検討してまいりたいというように考えております。  以上でございます。 431 ◯議長(仲田康豊君) 再質問ございますか。宮本英基議員。 432 ◯4番(宮本英基君) 是非とも総合的に検討をしていっていただきたいと思います。  家庭のトイレの洋式トイレは保有率が約90%であることを考えれば、学校の洋式化が遅れております。小・中学校施設は災害の避難所になっております。災害時に避難で不便に思ったことの1位はトイレでございました。本市においても自治体、学校関係が一体となり、取り組むよう強く求めておきます。  東京では2020年までに80%の洋式化をする目標を掲げ、他市においても100%洋式化を掲げております。子供たちの生活や災害対策を考慮した取り組みを進めていくことが必要です。学校が避難所として使えることを考慮して、トイレの洋式化を実現することを強く求めておきます。  以上で一般質問を終わります。 433 ◯議長(仲田康豊君) これをもちまして宮本英基議員の一般質問を終わります。  お諮りいたします。本日の一般質問はこれで打ち切りたいと存じますが、これに御異議ございませんか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 434 ◯議長(仲田康豊君) 異議なしと認めます。よって、本日の一般質問はこれで打ち切ります。  次に、明11日の本会議は午前10時に開きます。  以上で本日の日程は終了いたしました。本日はこれにて散会いたします。                             午後3時55分  散 会 新見市議会 Copyright (C) NIIMI CITY Council, All rights reserved....