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  1. 新見市議会 2018-03-01
    平成30年3月定例会(第4号) 本文


    取得元: 新見市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-09-14
    2018年03月09日:平成30年3月定例会(第4号) 本文 ▼最初のヒット個所へ(全 0 ヒット) 1                             午前10時0分  開 議 ◯議長(仲田康豊君) 皆さん、連日御苦労さまでございます。  ただいまの出席18名でございます。  これより本日の会議を開きます。  本日の議事日程は印刷の上、配付いたしておりますので、よろしく御協力をお願いいたします。          ──────────────────────── 日程第1  一般質問 2 ◯議長(仲田康豊君) 日程第1に入ります。  昨日に引き続き、一般質問を行います。  まず、17番藤澤正則議員の登壇を願います。17番藤澤正則議員。               〔17番 藤澤正則君 登壇〕 3 ◯17番(藤澤正則君) 平成30年3月定例議会の一般質問、通告をさせていただきまして議長から許可をいただきましたんで、これから与えられました30分間、貴重に有意義に使って市政をただしていきたいと思っております。  その前に、本日で3日目でございます。執行部の皆さんには大変お疲れのことと思いますが、どうも1日目、2日目、これまでの元気な市長のイメージが少しなく、体調を崩されているかのように思います。また、本日一般質問する前に議会事務局から、藤澤副議長、穏やかに爽やかにやりましょうという大変ありがたい御指導をいただきましたんで、その趣旨に沿って残ります30分しっかりやっていきます。よろしくお願いいたします。  それでは、大変今回は多忙な項目を上げさせていただきました。大きく分けて2項目でございます。  まず、1項目めでございますが、そこに書いております基金15億円を崩して財源確保された平成30年度予算(案)、各種事務事業コスト意識と合理化や事業の目標数値を掲げ、より効果を高めることを求めて、次の各部署の事務事業についてただす。1点目が総務部所管、2点目が福祉部所管、3点目が産業部所管、4点目が建設部所管、5点目が教育委員会所管でございます。残念なことに、ただすことのない消防部局には何もございません。なかなか消防長の答弁をいただけませんが、この5つの項目、ここに掲げておりますが、私が常日ごろ市民の皆さんから行政のコスト意識はどうあるんならと、例えば不要備品とかあるとか、こういうものについては競売して一つの財産としてするべきではなかろうか、民間なら当然そういうような意識もある、いかんせん行政は親方日の丸かなという声を多々、多く聞く中でのこの項目に上げさせていただきました。池田市政のコスト意識と職員のまたそのコスト意識の高揚があるかないか、また加えて多様な事業の効果的な件も数値もお聞きして、私の論点に入りたいと思います。よろしくお願いいたします。  以上で1項目め、2項目めでございます。  新たな政策「新見市版地域共生社会の構築」についてただすでございます。  まず、1点目、オール新見公募型まちづくり事業について。 4 ◯議長(仲田康豊君) 藤澤議員、項目を全部一応上げてもらわんと、1項目め。 5 ◯17番(藤澤正則君) 上げたほうがよろしいですか。
     それでは、議長からの指示でございます。  まず、1項目め、1点目、総務部所管、1番目、市長の登退庁時の送迎について。また、2点目、庁舎全体の電力使用量額入札について。そして3点目、不使用備品の競売入札による処分について。4番目、クアオルト健康ウオーキング事業の今年度実績見込みと次年度の目標についてお尋ねいたします。  それから2点目、福祉部所管でございます。1番目、健康チャレンジポイント事業の今年度実績見込みと次年度の目標について。2番目、保育園関係の不使用備品の整理、処分についてお尋ねします。  それから3点目、産業部所管でございます。1番目、和牛改良事業補助金交付要件の拡充について。2番目、林業行政の現状と今後の素材販売戦略の考え方について。それから3番目、A級グルメフェアの開催事業についてお尋ねします。  それから4点目、建設部所管、まず1番でございます。昨年度に要望があった大佐サービスエリアスマートインターチェンジの具体的な取り組みについてお尋ねいたします。  それから5点目、教育委員会所管、1番目、放課後児童健全育成事業について。2番目、新たな給食センター建設候補地の早期決定について。3番目、オリンピックキャンプ誘致関連事業について。  以上でございます。  2項目め、先ほど申しました1点目は、オール新見公募型まちづくり事業についてでございます。1番目、今年度の実績見込みについてお尋ねいたします。  それから2点目、地域課題に取り組む体制づくりの新規3事業について。その1番、各事業の詳細な説明を求める。  以上でございます。  1回目の質問を終わります。 6 ◯議長(仲田康豊君) ただいまの藤澤正則議員の一般質問に対する執行部の答弁を求めます。 7 ◯総務部長(矢田貝 誠君) 1項目めの1点目でございますが、総務部の所管についてということで4つ御質問がございました。  まず、市長の登庁時あるいは退庁時の送迎につきましては、安全確保はもちろんのこと、危機管理や円滑な公務遂行等の観点から公用車での送迎が必要であると、そのように考えております。  次に、庁舎全体の電力使用量額の入札についてでございますが、平成28年4月から電力の小売が全面自由化となっております。本市におきましても、今後電力の調達方法については検討してまいりたいというふうに考えております。  それから、不使用備品につきましては、競売を含めまして、議員言われましたような処分方法について検討してまいりたいというふうに考えております。  それから、クアオルト健康ウオーキング事業の今年度の実績でございますが、杉本議員の一般質問でも答弁いたしましたとおり、オープニングイベントに99人、毎週ウオーキングは13回の実施で延べ100人、予約型ウオーキングは5団体から延べ54人で、2月末現在での参加は延べ253人でございます。また、クアオルト弁当クアオルト膳につきましては、4事業者合わせた合計で222食が販売されたと聞いております。平成30年度の取り組みにつきましては、これまでのウオーキングコースに加え、各4支局管内に市独自のウオーキングコースを整備することで、市民の皆さんに運動習慣をつけてもらえる環境を整えてまいりたいと考えており、延べ1,000人の参加を目標として取り組んでまいりたいと考えております。  以上です。 8 ◯福祉部長(小川忠義君) 続きまして、福祉部所管でございますが、1番目の健康チャレンジポイント事業の今年度の実績見込み並びに次年度の目標ということでございます。  平成29年度の参加者数は204組408人、うちポイント達成者は101組202人となっております。平成30年度には、今年度の実績を踏まえ、さらに一人でも多くの市民に取り組んでいただき、健康づくりへの関心を持っていただくため、一部内容を見直して実施することといたしております。参加条件では、2人1組に加えまして1人での参加及び職場内での参加を進めるため、5人グループでの参加枠を設けまして定員を900人に増やす予定としております。また、ポイント対象活動の種類を増やすことなど、取り組みやすい内容とすることで参加者とポイント達成者の増加を図りまして、市民の健康寿命の延伸につなげてまいりたいと考えております。  続きまして、2番目になります保育園関係の不使用備品等につきましてでございますが、先ほど1点目の3番目で総務部長がお答えいたしたとおりにはなりますが、不使用となりました備品につきましては、競売を含めまして処分方法について検討いたしてまいります。  以上でございます。 9 ◯産業部長(安達悦久君) まず、産業部にお尋ねになられた1番目、和牛改良事業補助金の補助要綱の拡充ということでございますが、和牛改良事業につきましては、千屋牛の資質向上及び増頭を目的として実施をしております。平成28年度にはさらなる増頭を図るため、市内の畜産関係団体からの要望もあり、補助金額の上限を1頭当たり20万円から30万円に引き上げるとともに、1申請者当たりの申請頭数の制限をなくすなど制度改正を行っているところでございます。さらに、本年度は共進会の成績などの条件を問わない千屋牛増頭奨励金給付事業という新たな補助制度を設けました。今申し上げましたような補助制度を新設、拡充したばかりでございますので、今後はこれらの結果を検証していきたいと考えております。  それから、2番目の林業の関係の今後の用材の販売戦略ということでございますが、これにつきましては、現在市内から出る産材のA材、B材用材の販売戦略は県と県森連等々からで販売先の拡充などを図ってまいりたいと考えておりますし、未利用材、従来山で放置されていた未利用材などはバイオマス材としての活用も考えていきたいと思っております。  それから、3番目のA級グルメフェアの開催についてということでございますけれども、これは新年度のA級グルメフェアにつきましては、市内での開催に加え、東京及び県南などの集客が見込める場所での開催を予定しており、市内産品のPRの販路開拓を図り、本市の誘客につなげてまいりたいと考えております。  以上でございます。 10 ◯建設部長(永田寛生君) 建設部について、1番目で昨年度要望があった大佐サービスエリアスマートインターチェンジの取り組みについてでございます。  スマートインターチェンジの24時間化につきましては、昨年度も国、県へ要望書を提出してきており、今年度におきましても市議会や商工会議所とともに市長が国土交通省や岡山県に要望を行っておるところでございます。また、NEXCO西日本などの関係機関へも働きかけを行っております。  以上でございます。 11 ◯教育部長(安藤暢重君) それでは、5点目の教育委員会所管についてでございますが、まず1番目、放課後児童健全育成事業についてということで、来年度に向けての取り組み方針といったもので答弁をさせていただきます。  放課後児童クラブの開設に当たっては、登録児童数5人以上を開設要件としておりましたが、この人数要件により通年での開設が困難なクラブがあることから、人数要件を緩和し、児童クラブが開設されていない地域であれば、平成30年度から登録児童数が5人未満の場合でも開設を認めることといたしております。また、慢性的に不足している児童クラブの支援員、補助員を確保できるよう、児童クラブが支援員、補助員に通勤手当を支給できることとし、その経費を補助対象経費にするなど、児童クラブに勤務する方の処遇改善を図ることといたしております。  2番目の新たな給食センター建設候補地の早期決定についてでございますが、これにつきましては、昨日の一般質問の中でも申し上げましたとおり、現在候補地を絞って検討しており、今月中に方向性を決め、早期完成を目指して事業を進めてまいりたいというように考えております。  3番目のオリンピックキャンプ誘致関連事業についてでございますが、オリンピックキャンプ誘致活動につきましては、現在岡山県や岡山県ソフトボール協会と連携しながら誘致活動を進めているところでございます。来年度の取り組みとしましては、関係団体と連携し、日本ソフトボール協会に対してジャパンナショナルチームの合宿誘致を要望することといたしております。  以上でございます。 12 ◯議長(仲田康豊君) 再質問ございますか。藤澤正則議員。 13 ◯17番(藤澤正則君) ありがとうございます。大変多くの事項を上げさせていただいて、各部署の部長から御答弁いただきました。  まず、1番目に市長にお伺いいたします。  基金10億円を崩して財源確保をされました。予算資料においては一般財源化が大変多い、なかなか補助事業がついていないというふうな傾向の中で、財源を確保するために基金を崩されるのも、それはやむを得ない。ただ、基金も積み立てるばっかしでは意味がない、有効に使うのは当然だと思う。ただ、今回上げた分は、一つの木を見て森を見ないじゃなくて、要は市政運営、行政運営を市長がどういう認識でしとられるかという中での質問を全部上げさせていただきました。市長たるもの、行政のトップとしていろんな分に、方向に目を配っていただきたい。この意味での提言も含めての質問でございます。それを含めて、再質問いたします。  まず1点目、市長の登退庁時の送迎でございます。  当然でしょうと思います。そういうような御答弁であろうと、以前にも質問したときに返っております。ただ、これは事務方の答弁であって、市長御自身が判断されるべきでございます。意味わかりますかね。他の市長においても、自分で通勤されとるところもあるにもかかわらず、事務方が市長、自分で来てくださいとは口が裂けても言えません。市長自らが市民のため、これからの行財政改革も含め、厳しい財政になるであろうという中で、自らの姿勢を示すために自分から通勤しましょうと、これが言うべきであります、と私は判断します。事務方言えません。当然理解します。  加えて、市長はこの庁舎から時間的に40分ぐらいかかるところにお住まいでございます。私の自宅から市長のところまで約1時間かかります。ここへ来るまで20分なら、多分市長は40分だろうと。こんな中で、もう少し危機感を持って執務していただきたいなというのもこれへ含まれております。  大規模火災等においては、消防長がトップで指揮をとりますが、土日、平日においての豪雨とかゲリラ豪雨、いろんな災害をこれから常に危機管理として持っていかなくてはならないときに、市長、残念ながら距離がちょっと遠い。まして、土日になると副市長は瀬戸内市へおられる。教育長にトップしろというわけにいきません。当然そのときには、防災監である総務部長がやむを得ず指揮をとるであろうと思います。でも、防災監が最終決定ではございません。その行政の最高責任は市長でございます。できるならば、そういう自覚も持って、常日ごろから、私の提案ですが、この庁舎の裏にあります大学の官舎があります。新見市は、市長の公邸を持つまでいきませんが、できればお近くに住んでいただいて、常日ごろからそういうような市民のトップとして24時間365日、そういう危機感を持っていただきたい、これは私の要請でございます。1番目はもうそれで結構です。それを述べたい、この中の質問でございます。それ以上の答弁は要りません。  2番目、庁舎全体の電力使用量でございます。  部長、ありがとうございます。これから検討するということでございます。ちなみに現在の電力販売業者名と総電力使用額がわかれば御答弁いただきたいと思う。 14 ◯議長(仲田康豊君) 答弁を求めます。 15 ◯総務部長(矢田貝 誠君) 現在の電力は、従来どおり中国電力から受けているという状況でございます。  それから、電気の使用量につきましては、この本庁舎の周りで申し上げますと、本庁舎、南庁舎、それから4支局、それからまなび広場、この7施設を合わせまして、29年度の見込みでございますが、約4,300万円と見込んでおります。  以上です。 16 ◯議長(仲田康豊君) 再質問ございますか。藤澤正則議員。 17 ◯17番(藤澤正則君) ありがとうございます。  近隣の市町では、既に入札されたという情報はお聞きしとると思います。そこでの実績は、約3割減ったということでございます。これならば1,000万円以上減りますよ。そのコスト意識を持っていただきたいんですということで、これも提案させていただいたんです。できれば、先ほど言いましたように検討ということですから、早目にそれを実施していただきたい。  加えて、相談のことを言いますが、今回の今の答弁の中ではやたらと検討が多い。前回12月議会で検討ですかと、副市長は検討は検討ですという言葉です。検討の意味をよくよく御理解いただいて、今回の答弁をいただいたというふうに私は解釈しとります。それで、市長、副市長、よろしいですね。頭はうなずかれております。よろしいですね。その理解はありますね。お言葉で言ってくだせえ、頭を下げずに、それを先に。 18 ◯議長(仲田康豊君) 答弁を求めます。 19 ◯市長(池田一二三君) 前向きに検討させていただきます。 20 ◯議長(仲田康豊君) 再質問ございますか。藤澤正則議員。 21 ◯17番(藤澤正則君) よく理解していただいての答弁です。ありがとうございます。  3番目、不使用備品の競売、これも部長から検討するということでございます。市民の間では、不使用備品、ロッカーであるとか、いろんなもんが多数ございます。それを譲って欲しいという声は多くあります。ならば、1,000円になるか2,000円になるかわかりません。皆さんの価値がある値段をつけてもらって、どうぞ市民に還元すれば、市も処分費も要らないし、そしてわずかですがお金にもなるしということでございます。これは、以前にも質問したんですが、なかなかできなかったこと、今回検討でございます。新年度にあたって広く皆さんに周知して、どうぞすっきり整理して執務をしていただきたい、この思いでございます。検討でございます。  さて、4番目のクアオルト健康ウオーキング事業の今年度の実績見込みと実績、ありがとうございました。今回新年度については約1,000人ほどを目標という数字を上げられております。これは、目標を持つということは大変重要なことでございます。  ただ、新たな認定コースクアオルト協会公認コースとなるんですか、否か、その点についてお伺いいたします。 22 ◯議長(仲田康豊君) 答弁を求めます。 23 ◯総務部長(矢田貝 誠君) クアオルト協会認定コースというのは、本年度2コースを設定をさせていただいておりますが、来年度予定をしてるのは、まだそこの認定にまではいかない市の独自のコースということで進めてまいりたいというふうに思っております。  以上です。 24 ◯議長(仲田康豊君) 再質問ございますか。藤澤正則議員。 25 ◯17番(藤澤正則君) 本市独自の認定コースということですけど、ということはその答弁では将来的には認定コースになるという考えをお持ちですか。 26 ◯議長(仲田康豊君) 答弁を求めます。 27 ◯総務部長(矢田貝 誠君) 認定コースにする条件というのは非常に厳しいものがございますので、今回私どもがつくっていく独自のコースがそのまま認定コースになるということは、基本的にはないだろうというふうに思っております。  以上です。 28 ◯議長(仲田康豊君) 再質問ございますか。藤澤正則議員。 29 ◯17番(藤澤正則君) となると、市内にはクアオルトの認定コースは今現在の下熊谷の新見富士と満奇洞と、今回新年度では市が独自に認定するコースを各支局等に加えていくと。それは、当面そのクアオルト協会の認定に値しないかもわからないが、今現在はそのままで行きましょうよということですという解釈の中で私が1つ危惧するのは、クアオルト協会からの認定をもらうには多額の費用が要るということをお聞きしました。今2コースは認定になっておりますが、残る仮に追加でなるとすると、1コース当たりいかような認定料を払わなくてはならないか、その辺の情報をはっきりお示しいただきたい。 30 ◯議長(仲田康豊君) 答弁を求めます。 31 ◯総務部長(矢田貝 誠君) はっきりした額ということではございませんが、いろいろとお聞きをする中では400万円から500万円程度は必要ではないかというふうには聞いております。ただ、今いろいろなことが国の中でもこのクアオルトについて動いているっていうような状況がございますので、そうした状況等も十分見ながら、今後その認定のコースについても考えていかなければならないだろうというふうには思っております。  以上です。 32 ◯議長(仲田康豊君) 再質問ございますか。藤澤正則議員。 33 ◯17番(藤澤正則君) 今回、今現在が2コースで新年度市内全部のコースを含めても1,000人を目標にという中で、1コース当たり正式な認定に400万円から500万円、仮に4支局に持つと4コース、仮に500万円とすりゃあ2,000万円かける値打ちは私はない、それだけの効果はないと私は思っております。  ちなみにもう一点、部長にお伺いしますが、市外もしくは県外からの参加者数というのは、わかれば教えてください。 34 ◯議長(仲田康豊君) 答弁を求めます。 35 ◯総務部長(矢田貝 誠君) 市外からの参加者数は58名でございます。県外の方も含めまして、市外の方が58名でございます。県外の方が実際何名というのは、把握をいたしておりません。  以上です。 36 ◯議長(仲田康豊君) 再質問ございますか。藤澤正則議員。 37 ◯17番(藤澤正則君) ここへ、市長、6月30日、「就任半年、池田一二三新見市長に聞く」、市長が山陽新聞の取材を受けて記事になった分です、市長が書いた分じゃありません、山陽新聞が書いたんです。その中に、市長のここに発せられた言葉でございますが、昨年6月30日の山陽新聞に「就任半年、池田新見市長に聞く」と題された記事でございます。市長は、今後は健康をキーワードにしたまちづくりに取り組んでいく、クアオルト事業、言うたかな、自然を生かしたウオーキングの展開、多彩な地場産業を使った健康にいい食事を開発、それを提供する場所の整備などと述べられ、県、市外からも人を呼び込める仕組みを考えていく、健康づくりを交流人口の増加や観光振興、新産業の雇用の創出につなげて地域を活性化したいということでございます。この志は私も同感ですが、それだけの効果は見込まれないと私は判断します。それに加えて、これから仮に4コース、400万円、500万円、2,000万円かける値打ちは、今のところ見当たらない。  だから、来年は地域の中の本市での自主認定コースをする中で、1つ課題でございます、これから言います。クアオルト協会とのトラブルはないでしょうねというのを私は心配しとります。クアオルト協会が認定料を払わずに、自社でした場合、今までの協力体制の中で、クアオルト協会との商標登録じゃないんですけど、そういうトラブルが発生しないことを願っとります。それの調整も含めてどういうふうに考えておられるか、私は一番そこが心配しとります。やられることはいいです、企業と行政とがトラブルないようにしていただきたい、そういう提案でございますが、市長はどういうふうに思われとるか、市長にお答えいただきたい。 38 ◯議長(仲田康豊君) 答弁を求めます。 39 ◯市長(池田一二三君) 先ほど来より、このクアオルト健康ウオーキングの余り効果がないというお話を述べられたところでございます。これはまだ始めたばかりでございまして、これから発展性を含めて期待しているところでございます。  と申しますのは、現在非常に人手不足でございます。そうした背景に、従業員の健康維持、向上を経営課題として意識する企業が年々増加をしてきておりまして、健康経営というものが今浮上してきております。そうした中、そういった動きの中で各生命保険会社も健康を志向した、そういった生命保険を売り出す、そういった動きが出てきております。  そうした中、先ほど部長も答弁いたしましたように、この宿泊型のこういった健康ウオーキング、そういった取り組みも今後は可能であり、また厚生労働省も新保健指導のことにもそういった新しいモデル事業として、そういったことを打ち出してきております。したがって、これは非常に可能性があるものだと思っております。  また、先ほど来より日本クアオルト協会と地域版のものをつくることによってトラブルは起きないかということでございますが、今回各支局にそういったコースを設けたいというのは、気軽に市民の方々に近いところで健康寿命の延伸につながる、こういったウオーキングに取り組んでいただきたいという思いからでございます。そのことによってトラブルは発生しないと思っております。  以上でございます。 40 ◯議長(仲田康豊君) 再質問ございますか。藤澤正則議員。 41 ◯17番(藤澤正則君) 余りここを論じる時間はないんで、次がありますんで言いますが、最後に、今のクアオルト事業については市長の思いでございます、公約でございます。私が言うならば、3年程度はやってみてもいいんですが、私は余り効果ないと思います。それほどの思いで、効果はない。それよりは健康は皆が願うもの、当然でございますが、今市内の経済状況も含めて、そういう高所見所から市内の状況をよく見ていただきたい。今年度の当初予算の建設事業費も幾らになっているか、この5月、6月、7月、建設事業は一切ありません。その経済対策、好循環な地域づくりで皆さんが働き、収入を得るシステムをどうぞ考えていただきたい。  健康は当然でございます。健康な者は皆仕事に行かなきゃ、でも仕事がない、特に行政からの公共投資がない中では、仕事がなければ健康以前の話です。そこを私があえて述べさせていただきますし、くれぐれも協会とのトラブルの無いように事前に私が感じたことを言わせていただきました。その答弁は結構でございます。それについて、市長があれば御答弁、なければ次に行きます。 42 ◯議長(仲田康豊君) よろしいですか。  答弁を求めます。 43 ◯総務部長(矢田貝 誠君) 協会とは既に協議が済んでおりますので、トラブルは発生しないというふうに考えております。  以上です。 44 ◯議長(仲田康豊君) 再質問ございますか。藤澤正則議員。 45 ◯17番(藤澤正則君) それでは、福祉部でございます、所管でございます。  健康チャレンジポイント、先ほどお聞きしました5グループ程度で900人を目標とするということでございます。これも健康づくりでございます。決して悪いことはない。これもなかなか効果が上がらないと私は思っております。これは、経済対策でも何でもない市民の、市長の訴える住んでよかった、健康のまちづくりという中での政策ですからそれはよろしいですが、あえて申すならば、健康ポイントを提供されておりますが、私から提案でございます。  健康ポイントをもらう、そして活動するために先般も2月19日ですか、そういうような授与式がありましたが、市内に多くおられる新見市の健康づくり推進大会において、できれば国民健康保険証を1年間未使用者の健康な生活が送れた方に健康大賞、こんな名目でその方にもやっぱし健康であったんですから1年間健康大賞ですと、この辺の目配り、気配り、女性としてはあってもいいんじゃないんですか。ポイントをやりましょう。そこで一定点数もらいました、御苦労さまでしたじゃなしに、広く裾野、約600人ほどおられると思いますよ、そういう方に目を向ける、これもトップとしての私は行政としてトップとして見るべき方向もありはしないか、いかがですか。 46 ◯議長(仲田康豊君) 答弁を求めます。 47 ◯市長(池田一二三君) 国民健康保険を1年間利用してない方が600人いらっしゃるということで、そういう方々にも何かというお話だったと思います。そういう観点からも少し、1年がいいのか、3年がいいのかわかりませんけれども、そこらあたりも少し今検討してみたいと考えているところでございます。
    48 ◯議長(仲田康豊君) 再質問ございますか。藤澤正則議員。 49 ◯17番(藤澤正則君) 検討する、検討してみたいでございます。そういう御答弁で前向きでございます。当然高額なもんでないんですから、行政から市民の皆さんが健康であられたというのはそういうふうに目配りされたら、皆さんもああ、よかったなと、行政も見てくれとんだな、このつながりが大事じゃと私は思うんじゃ。女性の市長だからできることなんです。そういうふうに、各部署も含めて目配り、気配り、きめ細かい行政運営をしていただきたいと思います。  次、保育園関係の不使用備品を検討するということでございます。ある施設に行きました。たまたま仕事で行きましたが、膨大な不使用備品がございます。ないならば、先ほど言いましたように、総務部長と同じように検討して処分して、していただきたいと思います。  次、3番目の産業部でございます。  和牛改良事業の補助金交付要綱の点でございます。私感じるに、部長、現行制度により千屋牛の増頭施策は理解されます、先ほど言いましたように。ただ、現在の中では頭数制限がないんで、これも理解しとりますが、小規模零細な個人畜産農家の資本力不足を補うために、補助金交付要綱を法人と個人とに分けて、より裾野の広い政策として目配りが必要ではなかろうかなというのを提案させてもらいますが、いかがでしょうか。 50 ◯議長(仲田康豊君) 答弁を求めます。 51 ◯産業部長(安達悦久君) 頭数制限を撤廃したことによって、今年度も和牛改良事業で増頭を計画したのが131頭でございました。この中には、御指摘のいわゆる法人としての大規模購入、大規模保有、こういうもんもありますが、このうちの4割(後刻訂正P143「2割」)ぐらいは個人農家さんもこれを利用していただいておりますので、今後この事業の、導入した牛は繁殖牛でございますから、この牛から生まれてくる子牛の数なども検討しながら、今後個人農家の支援については別枠が要るのかどうか、改めて検証したいと考えております。  以上でございます。 52 ◯議長(仲田康豊君) 再質問ございますか。藤澤正則議員。 53 ◯17番(藤澤正則君) ありがとうございます。十分な調査研究、検討をしていただきたいと思います。  それで、2番目へ行きます。  林業行政の現状と今後でございますが、さきに報道発表されました中国の日本産材輸入でございます。私は価格低迷が続く国産材価格の底上げになると大変期待しております。本市の熊谷の県森連の土場が年間約8万立米とお聞きしております。県下でも有数の土場というふうには思っておりますが、できるならば、今回これがチャンスだと思っております。  あえて提言もしくは提案させてもらいます。市長が香港にトップセールスでピオーネの販売に行きます。その足で中国信陽市に行かれて、まずは市場調査をやってみる、このタイミングではないかと思っております。特に、信陽市は本市と姉妹提携を結ばれております。700万の都市ということでありますし、世帯3人でいけば約230万世帯ぐらいあるんではなかろうかと思います。どうかその価値はあると思いますが、香港から信陽に行って帰られたらどうかというのを御提案いたします。いかがでしょう。 54 ◯議長(仲田康豊君) 答弁を求めます。 55 ◯市長(池田一二三君) 近年国産材の輸出は増加傾向にはありまして、主要な輸出国は中国及び韓国となっております。一部報道によりますと、中国は日本の杉、ヒノキ、カラマツの構造材への使用が解禁となる見通しで、中国国内の需要増加に伴う輸出の拡大が期待されているところでございます。そうした観点からも、優良なヒノキの一大産地である本市といたしましては、新見産材の輸出の実現性や市場調査につきまして、県や関係機関とも情報共有をしながら状況に応じて前向きに検討してまいりたいと考えております。 56 ◯議長(仲田康豊君) 再質問ございますか。藤澤正則議員。 57 ◯17番(藤澤正則君) 状況に応じて前向きに検討でございます。また難しい御答弁でございます。私は今がチャンスだと思っております。ましてこのままの──異動のことを言うちゃあいけんのですけども──部長が是非とも、部長、市長行かれて価値があるかないかを見きわめていただきたい、こんな思いでございます。  次に行きます。3番目、A級グルメフェア、市内、市外ででございます。  できれば、東京のとっとり・おかやま館等で開催していただきたい。また、県内では全日空ホテルでもやってもいいかなと思いますが、それはそれとして経費が、それにしては少ないなと、昨年と同様総額500万円でございます。つけるところにはどんどんつけてPRをしていただきたい、私では500万円はちょっと少ないんじゃないかなと思っております。しっかりとしたPRして、ここに岡山県新見市ありと、A級グルメをPRして市内消費を拡大していく、頑張っていただきたいと思います。内容はわかりました。  それでは、4点目、建設部でございます。  合同要望にされたと聞いております。私の感覚では、合同要望一遍かなと思っております。度々市長は上京されております。できれば、度々名刺を置いていただきたい。どうぞよろしくお願いします、これを求めたいんです。市長、御多忙でございます。なかなか行けれないかもわかりませんが、その中で早いうちに24時間、スマートインター、できればお願いしたい。百歩譲って、部長、24時間をせめて5時からの1時間でもこの可能性は、それのが早いんならそういう手法もあると思いますが、いかがですか、部長にお伺いいたします。 58 ◯議長(仲田康豊君) 答弁を求めます。 59 ◯建設部長(永田寛生君) 24時間化というのは利便性向上を最終目的としたものでございまして、これにつきましては利用者数の向上も必要だと思っております。そのためには、利便性を求めて、追求しまして、遠距離通勤、岡山等の通勤や岡山空港の利用についても効果が上がってくると考えておりますので、まずは市としましても利用の向上を努めておるところでございますので、現在6時のものを前へ倒して1時間程度でも倒していきながら、市としても努力してまいりたいと思っております。 60 ◯議長(仲田康豊君) 再質問ございますか。藤澤正則議員。 61 ◯17番(藤澤正則君) 当然利用者数ですが、いかんせん人口減少の中で利用者数どれだけ伸びるか頭が痛いて、それは苦しい状況でございます。それならば、早いうちに政治力でございます。だから、東京に行って市長がトップセールスとして関係省庁に、幸い地元国会議員の大臣もおられるんです。これがチャンスじゃないですか。そういう政治力感覚を持って動いていただきたい、強く要望しときます。よろしいです。  5点目、教育委員会でございます。  放課後児童健全育成事業、わかりました。12月議会で質問し、早速に対応、教育委員会──言葉は悪いんですが──には珍しく対応が早い。高く評価させていただきます。  2番目、新たな給食センターでございます。  これは珍しく遅い。もう答弁求めません。1点苦言を言います。教育委員会の事務手法が悪い。これは本当に注意して、地元感情も本当にいろんなところに目配り、気配りして進めていただきたい。これについてはスピードが遅過ぎる。  以上でございます。  以上ですね、あれ忘れた。オリンピック、どのようにということで県と協会ということでございます。具体的なスケジュールをもう少し詳しく御答弁いただきたいと思います。 62 ◯議長(仲田康豊君) 答弁を求めます。 63 ◯教育部長(安藤暢重君) 先ほど申し上げましたとおり、今日本ソフトボール協会あるいは県のソフトボール協会、市ソフトボール協会、そういったところと連携しながら、日本のナショナルチームのキャンプ、合宿の誘致につきましては、平成31年度を目標に誘致ができるように働きかけをしているところでございます。  以上でございます。 64 ◯議長(仲田康豊君) 再質問ございますか。藤澤正則議員。 65 ◯17番(藤澤正則君) やっと重い腰を上げられました。私も一般質問しました。他市の活動から大分遅れております。あえて言いますなら、副市長おられますけど、県の所管課長はもうむずむずしょうられる、どうなっとんなら、新見市は。私も聞きました。これは、給食センターと同じ考え方ですよ、今。放課後児童クラブみたいに早くやってください。遅れとります。  やはり、これもスポーツの町、ソフトボールの町、いいチャンスでございます。このチャンスはありません、東京オリンピックは毎年はないんです。それを踏まえて、人心も含めて、職員も気を改めて、本当に積極的に取り組む必要があると思います。やっとここで上げられました。具体的に本市のソフトボール協会、そして県の協会、JOCも含めてどしどし中央に行って情報を収集し、動いていただきたい。これを強く要請いたします。  それでは、2項目め。 66 ◯議長(仲田康豊君) 2項目めの質問に対する答弁を求めます。 67 ◯総務部長(矢田貝 誠君) 2項目めでございますが、オール新見公募型まちづくり事業についての今年度の実績見込みということでございますけれども、地域課題の解決や地域活性化などを図ることができる事業として、今年度は市内5団体から企画提案がございまして、市との協働事業として昨年10月から取り組んでいただいているところでございます。  具体的に申し上げますと、にいみライスカレー協会によるダムカレーの開発、販売、PRを通じた地域資源活用事業、写真で新見を繋げる会による市外の会場を中心とした本市のPRを図る写真展の開催事業、新見みらいづくり会議実行委員会によるふるさとへの愛着と誇りを育むことを目的にした中学生への出前授業、千屋振興会による地域で取り組む空き家・移住対策事業の市内他地域への普及拡大事業、にいみ木のおもちゃの会による木のおもちゃを活用した生涯木育の推進事業の5つでございます。いずれの事業も柔軟な発想による取り組みであり、市や各種団体などとの新たな連携、協力体制の構築や地域資源の活用、市内経済の活性化などの効果や何より自分たちで新見市を元気にしたいという市民の皆さんの前向きな思いの広がりも期待される事業となっているところでございます。  それから次に、地域課題に取り組む体制づくりの新規3事業についてということでございますが、新見市版地域共生社会の構築事業、生活支援体制の整備事業、協働のまちづくり交付金事業のこの3つというふうにお聞きをしておりますけれども、新見市版地域共生社会構築事業につきましては、新見市版地域共生社会構築の方向性を示す計画を策定するほか、この計画に沿ってまちづくりを進めていくための地元説明会の開催や地域担当職員のスキルアップなどを目的とした研修会の開催などに取り組むものでございます。  生活支援体制整備事業につきましては、地域支え合い推進員として配置する生活支援コーディネーターが小地域ケア会議等に出向き、地縁組織や民間事業者などと地域課題を共有し、地域内の資源開発、課題解決につながるネットワークの構築、地域のニーズと民間サービスとのマッチングを行うことなどを通じて共生社会の実現を目指すものでございます。  協働のまちづくり交付金事業につきましては、小規模多機能自治の導入に向けた好事例を積み上げることを目的に、買い物支援事業や移動支援事業を一例として、地域が主体となって取り組む地域課題の解決につながる試行的な取り組みを支援するものでございます。  以上でございます。 68 ◯議長(仲田康豊君) 再質問ございますか。藤澤正則議員。 69 ◯17番(藤澤正則君) 1点目、ありがとうございます。昨年度の実績、これは2番目と絡めて話をさせてもらいますんで、ここの答弁はよろしいです、もう。  2番目、地域課題に取り組む体制づくりの3事業、先ほどありました。まず1点、協働のまちづくり交付金事業でございますが、説明予算には小地域ケア会議等というのは、集落という単位ですか、まずそこら辺からお尋ねいたします。予算説明には小地域ケア会議等というふうに書かれとんで、何かなというとこら辺の小さいところから質問させていただきます。 70 ◯議長(仲田康豊君) 答弁を求めます。 71 ◯総務部長(矢田貝 誠君) 基本的には、小地域ケア会議の中でいろいろな議論がされて、その地域課題を解決するために地域で取り組んでいこうとするものに対して交付をすることを想定をしておりますが、小地域ケア会議が実際に行っていく中で2つの地域が一緒になったりとかというような場合がございますので、そうしたことも含めながら等という表現をしておりますが、基本的には小地域ケア会議の中で進められるものというのが今年度の事業の中では考えているところでございます。 72 ◯議長(仲田康豊君) 再質問ございますか。藤澤正則議員。 73 ◯17番(藤澤正則君) あと2分少々でございます。ちょっとここで整理いたします。  まず、余り私も、ずっとこの間から勉強したんでなかなかわからない中で、市長にお尋ねします。まず、言葉の定義からちょっと教えていただきたい。  まず、協働と共生についてはどういうふうに、協働とはどうか、共生とはどうかというとこら辺の市長の思い、定義についてお答えください。 74 ◯議長(仲田康豊君) 答弁を求めます。 75 ◯市長(池田一二三君) 協働でございますけれども、私が思いますのは、市民の皆様、そして議会の皆様、そして行政、その3者が一体となってまちづくりを進めていくものだと考えております。  共生につきましては、その中でともに支え合い、地域課題等をお互いで解決するように取り組みをしていく、そのように理解をいたしております。 76 ◯議長(仲田康豊君) 再質問ございますか。藤澤正則議員。 77 ◯17番(藤澤正則君) ありがとうございました。私の思いと同じでございます。協働とは、まちづくり基本条例百点満点でございます。そのお気持ちありがとうございます。  その中で、私が今回提案されております地域共生社会、まず理解の中で協働のまちの中に地域共生社会があるのか、地域共生社会の中に協働のまちがあるのか、まちづくり基本条例を根底にして考えがどうも整理できないんでちょっと御助言と、答弁というよりは御指導をいただきたいという言葉が、失礼なかもわかりませんが、教えてください。 78 ◯議長(仲田康豊君) 答弁を求めます。 79 ◯市長(池田一二三君) 合併時にこの新見市まちづくり基本条例を策定をいたしております。その中で、この新見市のまちづくりのこれが最高規範でございまして、その中で今私が申しました住民による自治、みんなで協働して町をつくっていこう、そういった最高規範があります。その中で、そのものを目指すために今言います新見市版地域共生社会の構築をしてまいりたいと考えております。 80 ◯議長(仲田康豊君) 再質問ございますか。藤澤正則議員。 81 ◯17番(藤澤正則君) まちづくり基本条例の協働のまちの中でそういう社会をつくっていくということでございます。  ならばあえて、ちょっと私もまだわからないんが、地域共生社会を構築しなければならないという今時勢だと、こういうことを聞いて失礼なかもしれない、ならば市長、今はどういう社会なんでしょう。 82 ◯議長(仲田康豊君) 答弁を求めます。 83 ◯市長(池田一二三君) 現在も各地域で皆様方が支え合って、そうした動きがあるのは承知をいたしております。しかしながら、地域全体を見ますと、なかなかそれもままならない状況が出てきている地域もございます。そうしたものを新見市全体が均衡的に支え合える、そういった仕組みを構築してまいりたいと考えております。 84 ◯議長(仲田康豊君) 再質問ございますか。藤澤正則議員。 85 ◯17番(藤澤正則君) わかったような、わからんような答えであります。  次に行きます。  では、部長にお尋ねします。地域共生社会を構築する地域の単位として、1単位の地域規模、その構成内容、運営方法などについて、今現在で思っておられることを御回答ください。 86 ◯議長(仲田康豊君) 答弁を求めます。 87 ◯総務部長(矢田貝 誠君) 地域共生社会を構築していく単位ということでございますが、基本的な単位というのを行政でこうですよっていうことをお示しするよりは、地域の中でこの地域はこれだけの中で進めていけるのか、もう少し隣の地域と一緒になっていかなければならないのか、そうしたことを含めながら地域の課題としていろいろと皆さん方で協議をしながら、その地域を組織化していくということを進めていただきたいというふうに思っております。それをするに当たって、新年度から地域担当職員等も配置しながら、そうした職員も一緒になってこの地域はもう少し大きい単位がいいのではないだろうか、あるいはこの地域だともうこの2つに分かれてもいいのではないだろうか、そうしたことはやはり地域主体となって考えていただくほうが、先々やはり地域でそうした事業を進めていく、将来のその地域共生社会ということを目指していった中では動きやすくなっていくんではないかというふうに考えております。  以上です。 88 ◯議長(仲田康豊君) 再質問ございますか。藤澤正則議員。 89 ◯17番(藤澤正則君) 端的に言います。もしこの事業に参画できない、人材がいない地区ができた場合はどうしますか、フォローは。 90 ◯議長(仲田康豊君) 答弁を求めます。 91 ◯総務部長(矢田貝 誠君) 当面は市の職員が、今回地域担当職員を配置しておりますので、そうした職員が出向いていっていろいろとしていきたいと思っておりますが、それにおいてもなかなか難しいということになれば、国等の地域支援員等もございますので、そうした制度なんかも場合によっては活用する必要もありますし、それから専門家といいますか、そうした取り組みをいろいろとやられてる方に地域に出向いていっていただくというようなことも考えていかなければならないかなというふうには思っております。  以上です。 92 ◯議長(仲田康豊君) 再質問ございますか。藤澤正則議員。 93 ◯17番(藤澤正則君) それでは、これから発展し、構築していく。ならば、今回の9月までは初期段階の計画であるか、全体の計画を策定するか、それについてお答えください。 94 ◯議長(仲田康豊君) 答弁を求めます。 95 ◯総務部長(矢田貝 誠君) 今回地域社会構築に当たっての計画の策定をしておりますが、これにつきましては一応めどを9月末ということにしております。というのも、遅くなるほど物事がどんどん遅れてくるっていうのがございますので、少しでも早くから取りかかりたいということで、4月からそうした職員の配置をしますけれども、これも実際にはその計画の中に盛り込んでいこうという事項ではございますけれども、その下ならし的な部分もしながら、とにかくもう早く地域にいろいろなことで出かけていきたいということで4月から予定をしているものでございまして、9月までに策定するものについては、そうした全体をどのように進めていくのか、どういう財政支援をしていくのか、どういう組織をしていくのか、そうしたものをきちっとまとめた形にしまして、市民の皆様とその内容を共有することによって地域でいろんな取り組みが進められていくんではないかというふうに思っておりますので、それを9月末をめどにつくっていきたいというふうに思っております。  以上です。 96 ◯議長(仲田康豊君) 再質問ございますか。藤澤正則議員。 97 ◯17番(藤澤正則君) 小規模多機能自治をベースということでございます。行政からの行政サービスのいわゆる委託、これを強制はないですね。 98 ◯議長(仲田康豊君) 答弁を求めます。 99 ◯総務部長(矢田貝 誠君) いわゆる今言う小規模多機能自治の考え方をベースにしておりますので、これはやはり地域の中で何をするか、どうしていくのか、課題解決をどうすればいいのか、そうしたことを進めていっていただくということで、行政から押しつけといいますか、委託をして事業を進めるというようなものではないというふうに思っております。  以上です。 100 ◯議長(仲田康豊君) 再質問ございますか。藤澤正則議員。 101 ◯17番(藤澤正則君) 将来的に発展して、その組織がそういうのを求めたときには可能性はありますね。 102 ◯議長(仲田康豊君) 答弁を求めます。 103 ◯総務部長(矢田貝 誠君) 他の自治体で実際にもうやられてるところもございますが、その地域がこういうことについてやっていきたい、今市が直接やっている部分の中で委託を受けてでもこれは受けたいというような事項がございましたら、当然協議をしながら進めてまいりたいと思っております。  以上です。 104 ◯議長(仲田康豊君) 再質問ございますか。藤澤正則議員。 105 ◯17番(藤澤正則君) 最後に、3事業とそれから収益性のあるコミュニティー事業の整合性が私はちょっと少ないと思うんですが、いかがですか。 106 ◯議長(仲田康豊君) 答弁を求めます。 107 ◯総務部長(矢田貝 誠君) 3事業というのは、あくまでも地域のその共生という目的の中で動いていきますが、ビジネスの補助金の関係だと思うんですけれども、これはあくまでも地域での収益事業という形をとっていきたいというふうに思っておりますので、共生社会の部分では、地域の課題解決がメーンだというふうに思っております。それからもう一つの事業は、あくまでも地域で収益を上げる、地域の特産品というか、地域の財産といいますか、地域にあるものを使ってそこの中で収益を上げていくということで、そこは若干違いがあるんじゃないかというふうには思っております。  以上です。 108 ◯議長(仲田康豊君) 再質問ございますか。藤澤正則議員
    109 ◯17番(藤澤正則君) 3秒でございます。将来的には交付金事業になるということです。 110 ◯議長(仲田康豊君) 答弁を求めます。 111 ◯総務部長(矢田貝 誠君) 最終的には、いわゆる一括交付金というような制度もございますけれども、そういう方向にできていけばいいというふうに思っておりますが、実際には組織がきちっとしたところでないとなかなかそのことは難しいと思いますので、地域で是非そうした組織を、きちっとしたものをつくっていただければいいなというふうにも思っております。  以上です。 112 ◯議長(仲田康豊君) これをもちまして藤澤正則議員の一般質問を終わります。  しばらく休憩をいたします。                             午前11時2分  休 憩          ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~                             午前11時15分  開 議 113 ◯議長(仲田康豊君) 休憩を終わり会議を再開いたします。  次に、7番石田……。 114 ◯産業部長(安達悦久君) 済いません、先ほどの藤澤正則副議長の1項目め、3点目、1番の和牛改良事業の補助事業のお尋ねの中で、私今年度の和牛改良事業補助金の個人農家の使用率を4割と申し上げましたが、2割に訂正をさせていただきたいと思います。申しわけありませんでした。 115 ◯議長(仲田康豊君) 次に、7番石田實議員の登壇を願います。7番石田實議員。               〔7番 石田 實君 登壇〕 116 ◯7番(石田 實君) 本日は、3項目にわたりまして質問をさせていただきます。よろしくお願いいたします。  まず、1項目めの安全・安心についての1点目、自然災害時の初動態勢についてお伺いをいたします。  近年の地球温暖化現象により、日本列島は今までに経験したことのない猛烈な豪雨や大型の台風、加えて記録的な豪雪など、火山の噴火も含め、年間を通して自然の脅威にさらされております。幸い新見市では自衛隊の出動を願うほどの大規模災害は起きておりませんが、今後これらの大災害にいつ見舞われても不思議ではありません。  市の現状を踏まえ、足元を見詰め直してみると、一旦災害に見舞われ、土砂崩れによる道路の崩土の撤去、決壊しそうな河川堤防の土のうによる緊急補強等々は一義的に誰が行うのでしょうか。  人名や家屋に危険が迫っている場合、もちろん消防団も出動いたしますが、道路や河川の応急復旧の先頭に立ってくれるのは、市と防災協定を結んでいる市内の建設業者の皆さんです。今建設業界を取り巻く環境は、県だけではなく、市においても公共事業費が年々削減され、危機的な状況にさいなまれております。このことが従業員の減少や保有建設機械、重機の削減につながっており、一たび災害が発生して復旧作業を依頼されても、作業員や重機をある程度抱えていなかったら業者としても対応ができません。同じように、道路の除雪にしても、人手と重機の不足により全路線に業者を張りつけるのが困難な状況が現実味を帯びてきております。  そこで、1点目の質問ですが、このような危機的な状況をどのように認識しておられるのか、市長にお尋ねをいたします。  次に、このことに関してどのような対策をお持ちなのかをお尋ねいたします。  2点目、新見公立大学への新たなアクセス道路について。  4大化に伴い、学生数も800人近くになり、教員数の増加、「にこたん」の利用者、そして地域との交流事業等々、多いときには1,000人を超える人が集う施設となり、万が一の有事を想定したとき、新たなアクセス道が絶対必要と考えますが、御所見を願います。  3点目、国・県道の道路舗装について。  市道の舗装につきましては、石垣市長時代からの経済対策の観点からも段階的に取り組んでいただいており、かなり改善されてきております。しかし、国・県道に目を向けると路面の劣化は看過できない状況になっており、市街地の国道180号だけでも市民の皆様からハンドルをとられる、水たまりがたくさんあり歩行者に水を飛ばす等の苦情が私のところにも寄せられております。市街地のみならず、全体的に国・県道についてはここのところ長い距離の舗装工事は見たことがありません。  建設部長、部長の舗装劣化についての現状認識と、なぜ、どういう理由で改善、修繕されなくなったのか、市からの要望が弱いのか、そのあたりの事情を、県工事ではありますが、御存じならお聞かせ願います。  4点目、信号機の効率化について。  信号機の質問につきましては、何回も今までさせていただきました。また、御理解と御尽力いただきまして、信号機の新設、システム変更、そして稼働時間の調整等々を進めていただき、感謝をしておるところでございます。本日は、感知式信号機の対応と普通信号機の稼働時間のばらつきについて伺います。  正田小学校前の信号機は感知式であるため、午後9時から翌朝6時までなぜ点滅に切り替えるのか。そのため歩行者の押しボタンが使用できなくなり、国道の横断が安心してできない状況であり、切り替えの必要はないと思いますが、いかがなものでしょうか。  稼働時間につきましては、タツミヤ前の信号機と中銀前の信号機は、朝7時稼働を6時稼働に変更していただきましたが、駅前の信号も同時に申し込んどったわけでございますが、駅前信号につきましては7時のままでございます。これはどういう理由なのかをお尋ねをいたします。  国道の信号機は概ね午前6時から午後9時稼働であるが、鼓橋交差点は午前5時から、上市下町交差点につきましては24時間稼働しているが、なぜ統一できないのか公安委員会へお尋ねいただき、善処していただきたいと思いますが、御所見をお伺いいたします。  続きまして、2項目め、地域づくりについて。  1点目、公共交通の充実について。  池田市政も2年目に入り、明確なビジョンも示されつつありますが、その中で兼務とはいえ地域職員を配置してまで既存の集落はできるだけ維持していく、人口は減少しても残った人たちが住んでよかった、また幸せを感じられる町にしていきたいと言っておられます。私も理想とはかけ離れていてもいたし方のない将来像かなとは思いますが、それには行政として最も支援しなければならないことは、地域職員の配置やイベントの維持もさることながら、住民の方々の移動手段の確保だと思います。これが確保されてこそ、高齢になって免許証を返納しても住みなれた地域で暮らし続け、人生を幸せに全うできるのではないでしょうか。該当地域の人口は多くありませんが、交通空白地の解消と市街地の周辺部の料金格差の縮小に取り組んでいただき、一人でも多くの方々に利用しやすいようにしていただきたいと思いますが、お考えをお聞かせ願います。  2点目、公共施設の今後のあり方について。  現在新見市には、平成17年の合併時に引き継いだ施設や、その後建設した施設などたくさんの公共施設があります。合併後13年も経過して旧態依然と管理されているものも多く、市民の皆さん方も厳しい意見を聞くことがございます。学校や図書館あるいは公民館のように行政として備えなければならない施設と、観光施設、特別養護老人ホームあるいは診療所、市が必ずしも設置者でなくてもよい施設があります。合併前の旧自治体のそれぞれの事情や思い入れがあってつくられたものも多く、一概に不要論を唱えるつもりはありませんが、交付税や税収など人口減少と関連し、年々厳しい財政状況となっていく中で、一度立ちどまって民間に任せるものは売却も含めて抜本的な議論が必要な時期に来ているのではないでしょうか。市長のお考えをお聞かせ願います。  3項目め、企業誘致について。  1点目、企業誘致奨励金の見直しについて。  この度西方にある工業団地に長年の課題でありました企業誘致が決定し、用地もこれで完売ということが発表されました。それを取り上げた新聞記事の担当課のコメントには、全国トップクラスの補助金が決め手になったのではとありましたが、多分にそうであろうと推測されます。  この補助制度は、有効求人倍率が1を切っていた就職難なときからの制度であります。商工会議所の幹部役員の方のコメントも新聞に取り上げてありましたが、企業の誘致決定により市内若手労働力の奪い合いが始まると懸念しておられました。私も有効求人倍率が2に近づいている現状では、必然的に起きてくる地域経済の大きな課題であると考えます。市外、県外からでも労働力が殺到するような企業でもない限り、これからの労働不足の時代には、企業誘致に対する補助金等の市費の持ち出しを極力抑えていかなければならないと思います。今後は企業誘致の条件、内容によって補助率の変更が必要と考えますが、お考えをお尋ねいたします。  以上で1回目の質問を終わります。 117 ◯議長(仲田康豊君) ただいまの石田實議員の一般質問に対する執行部の答弁を求めます。 118 ◯市長(池田一二三君) 1項目めの1点目、自然災害時の初動態勢について答弁をさせていただきます。  自然災害時の初動態勢につきましては、建設業を取り巻く環境が厳しいことは重々承知しておりますが、災害時には新見市建設業協会の御協力により、災害時における応急措置等の実施に関する協定書を締結いたしまして協力体制を組んでいるところでございます。今後も、市内建設業者の方々や消防団等と協力しながら対応してまいりたいと考えております。 119 ◯総務部長(矢田貝 誠君) 2点目の大学への新たなアクセス道路の件でございますが、昨年の9月議会でも答弁させていただきましたとおり、新たなアクセス道路につきましては、教員、学生の増加や危機管理の面からも状況を見ながら研究してまいりたいというふうに考えております。  以上です。 120 ◯建設部長(永田寛生君) 国・県道の数カ所について御指摘をいただきながら御質問をいただきましたが、御指摘の箇所など傷みが見受けられるところは承知しておるところでございます。必要に応じまして、管理者であります岡山県に情報提供をしながら進めてまいりたいと考えております。  4点目の信号機の効率化についての御質問でございます。  数カ所の信号機、具体的に例を挙げて御説明をいただきました。距離が離れているところ、また接続がそれぞれが近いところにある信号機もございます。夜間に点滅信号に移行する信号機についてもお尋ねでございますが、信号機の設定につきましてはそれぞれの地域と協議いたしまして、利用の状況を見ながら、それから合意がとれるようであれば、必要であれば新見警察署に申し入れ等を行ってまいりたいと考えております。 121 ◯議長(仲田康豊君) 再質問ございますか。石田實議員。 122 ◯7番(石田 實君) 1点目、自然災害の初動態勢につきましては、市内の建設業者に頼るよりほかにはないと思います。といいますのも、近隣の市といたしましても、同じような状況になっておりますので。  それで、市長から今お話がございましたけれども、建設業者さんももう合併当初に比べたら何十社も少なくなっております。それを行政の責任じゃとは申しませんけれども、お互いにそういった立場、立場で協力し合いながら今まで成り立ってきとるわけでございます。  そういった中で、この3月の年度末を迎えますと、4月、5月、6月は本当に仕事の切れる時期でございます。そして、建設業者というのは建設業だけじゃございません。それにぶら下がっておる、関連しとる企業がいっぱいございますので、緊急経済対策でも今までしていただいておりますけれども、していただきまして、喉が渇いたときの水の一杯ですけれども、それで4月、5月つなぎをしていただきまして、いい景気の経済の好循環にもつながるわけでございますし、是非とも体力を維持していただくようにしていただかんと、市といたしましても大変な状況になるんじゃないかなと、災害はもう来ないかもわかりませんけれども、来る可能性として捉えていかなければならないというように思いますので、その経済対策を含めて、災害対策と経済対策とちょっと一緒なような感じでございますけど、関連性はないことはないと思います。一言ちょっと答弁を、経済対策についてのちょっと答弁をお願いします。 123 ◯議長(仲田康豊君) 答弁を求めます。 124 ◯建設部長(永田寛生君) 公共事業につきましては、本市といたしましても経済効果も承知しておるところでございます。それから、建設業者様、それから建設業界、災害対応を初め、本市にとっても大変重要な存在だということも認識しておるところでございます。  これまでも国・県の財政確保に努めてまいっておるところでございますが、今後も実施する事業の内容につきましては変動する可能性がございますが、引き続き公共事業が減少することがないように財源確保に努力して事業を進めてまいりたいと考えております。よろしくお願いいたします。 125 ◯議長(仲田康豊君) 再質問ございますか。石田實議員。 126 ◯7番(石田 實君) 来年度は是非とも4月、6月に3月補正で経済対策が組んでいただけるように強く求めておきます。  そして、2点目の公立大学のアクセス道路でございますけれども、何個も施設があるわけです。それで、想定はされとると思いますけれども、例えばどの建物で有事が発生したという場合に、どこをどういうように避難をするとか、それで緊急車両がどういうように進入してどこへ配置されるとかというのは、それはシミュレーションされとると思いますけど、ほんまに多くが使えないもので、本当に起きたときには甚大な被害が出るような気がいたしますので、今部長が言われたように、6月議会と同じ答弁でございましたけれども、校舎の建設に伴い、このことも十分考えていただきまして、それと今度建てられる校舎の周りがまだ山林がいっぱい残っておりますので、できることならその辺も一緒に取得していただきましたら、また災害時の避難場所にもなりますし、それから今後の考え方もまたいろいろ生まれてきてアクセス道路が将来につながるものと思いますので、是非とも研究していただきたいということを申し述べておきます。  それから、国・県道の舗装についてございますが、いずれにしても安全・安心を唱える新見市でございますので、本当に場合によっては事故に直結するわけでございますので、この辺もしっかり、全体的に傷んでおります。ここがどうじゃ、ここがどうじゃというような問題でなしに傷んでおります。特に言わせていただけば、一中のスクールバスが停車する、あそこの国道が、あそこいっつも水がたまってオーバーレイで処理を舗装されてもいつもたまると。それから、上市の下町交差点からバイパスへ100メートル区間、ここも舗装されてもすぐ水がたまって本当に大型トラックなどは通ったときにはもう自転車の子供がもう本当に水をかぶるのが間違いないような状況でございますので、この2つぐらいはオーバーレイだけでなしに、路盤から改良していかにゃもう全然解決にならんようなことがありますので、お話をしていただく中で、そこの状況も踏まえてお話をしていただきたいというように思っておりますので、よろしくお願いします。  それから、信号機につきましては、部長から地域の方とお話をということでございます。これ正田のことを私も言うようなあれはなかったんですけど、私がよく信号機のことについて質問しますもんで、同僚議員からも、あそこは夜中でも──9時以降ですわね──9時以降でもやっぱりコンビニもございますし、それから小学校の体育館も使われるんじゃないかと、あそこをまだ高齢の方も横断をする上で、やっぱり急な坂でもございますし、安全で安心して渡るためには、やはり歩行者の青色の表示のもとにゆっくり渡っていただきゃいいと思うんですわ。  それで、大体感知式のところは、普通点滅にしないほうが多いんですわ。といいますのも、今新設していただきました思誠校の下の信号機、これが9時以降点滅になります。それから正田が点滅になります。それで、石蟹が点滅になる、これ3カ所です。へえで、北は180号と182号、朝7時から晩の8時までは普通信号になっとります。それから、8時から明くる日の朝はいわゆる感知式信号機で作動しとります。それから、そっから100メーター以内ぐらい行ったら安田ウッドの前の上市の旧道路、そこも感知式で24時間動いております。それから、神代の支局へ入るところの信号機、それから水車のところの信号機、全部24時間動いとるわけですわ。24時間動かしときゃあええわけ、別に点滅にせんでも。じゃけ、その辺も警察へ相談される言われましたんで、警察へしっかりとこういう意見、質問があったということをしっかりぶつけていただきたいというように思っております。  次の項目へ行ってください。 127 ◯議長(仲田康豊君) 2項目めの質問に対する答弁を求めます。 128 ◯福祉部長(小川忠義君) 公共交通の充実についてということでございますが、公共交通の充実につきましては、路線バスの運行維持を図るとともに、市街地循環バスら・くるっとやエリア型デマンドバスなど、きめ細かい交通サービスを提供しておるところでございます。  なお、お願いではございますが、共助としまして地域組織の中でも交通手段確保への取り組みを進めていただければというふうに考えております。  以上でございます。 129 ◯総務部長(矢田貝 誠君) 2点目の公共施設の今後のあり方についてでございます。  公共施設につきましては、昨年の3月に策定いたしました公共施設等総合管理計画において、公共建築物の延べ床面積を50年間で32.4%、10年間で6.5%削減をするということといたしております。現在この計画に基づきまして、各公共施設機能のあり方などの具体的な方向性を定める新見市公共施設機能再配置計画を策定するということで、各公共施設の立地条件でありますとか、建築状況あるいは利用状況、財務状況等の現況把握を実施しているところでございます。そうした中で、削減あるいは売却等を行っていきたいというふうに思っております。  以上です。 130 ◯議長(仲田康豊君) 再質問ございますか。石田實議員。 131 ◯7番(石田 實君) 公共交通については、なかなか周辺部におられる方の満足がいくようにというのはなかなか、本当に実際には難しい話かと思うんでございますけれども、要らないところというんか、もうちょっといろんな事業を検証していただいて、何もかんも事業が増えるんでなしに、やっぱり要らんものは削減をしていただいて、その予算を確保して、どこへ優先をつけにゃいけんのかというのをいつも考えて、もう切るのはなかなか難しいかもわからんけれども、やっぱし切らにゃいけんときには切っていく、それで新しいものに据えていくというようなことが必要じゃないかと思うんです。先ほどもクアオルトのことで質問が同僚議員からされておりましたけれども、これもそうかなと思うわけでございます。やってみて効果がなければ、市長、3年ぐらいというて検証をというようなことを言われて──違いますかね──何年かたったら是非とも検証していただいて、今後のやるか、やらんかというのを決めていただきたいかなと思っております。  いずれにしましても、周辺部の方の、例えば往復割引があるところとか、へえで往復割引がないところもあるわけですわ。そんな少しのもんじゃと思いますけれども、地域によってはそういうことを耳にすることございますので、そういったことのないように、そういう配慮まで是非ともしていただきたいというように思っております。  それで、これ答弁要りませんが、公共施設のあり方、総務部長から今後いろいろな、いわゆる売却も含めていろんな方法を考えていくという前向きな、本当に答弁をいただきました。  例えば、例えばの話をさせていただくと、神郷温泉が今指定管理のもとに運営されておりますけれども、途中で冬場の3カ月間は予約だけの営業とするというようなことで、その営業の期間の短縮もされました。しかしながら、今回でその前任の指定管理者がおりられました。そこで、新しい管理者が見つかったわけでございますけれども、年間2万4,000人ぐらいですか、利用されておるようでございますけれども。  ただ、温泉については千屋温泉もあるわけですわ。新見株式会社じゃったらもうどっちか一方にするとかというのも、絶対にもうすると思います。しかしながら、行政とすれば赤字が出ても、いわゆる市民の皆さんのためになることじゃったらやらにゃいけんわけです。それは、その点はようわかりますけれども、その施設、それから機械設備等、その老朽化も発生してくる中でやっぱし、私がこの質問をするときにちょっと聞いたことがあるんですが、平成18年じゃったと思うんですけれども、民間の方々の有識者による公共施設のあり方検討会と何とかというんがあったように聞いております。そういった、民間の方の有識者によるそういった検討会も立ち上げて検討していただければ、市長のいわゆる公約ともリンクするんではなかろうかと思いますので、是非とも検討をしていただきたいと思いますが、市長、どうでしょうか。 132 ◯議長(仲田康豊君) 答弁を求めます。 133 ◯市長(池田一二三君) 今石田議員からお話がございましたけれども、この配置計画を立てる段階で、この地域審議会の代表者の方あるいは外部有識者などで構成する検討委員会を立ち上げて協議することといたしておりますので、市民ニーズ、施設の特性、費用対効果や市が所有するべき施設であるかどうかなども見きわめながら、今後の公共施設のあり方を検討してまいりたいと思います。 134 ◯議長(仲田康豊君) 再質問ございますか。(「次へ行ってください」と4番石田君の声あり)  3項目めの質問に対する答弁を求めます。 135 ◯産業部長(安達悦久君) 企業誘致に関する奨励金の見直しの御指摘でございましたが、企業誘致を推進する理由としましては、雇用の場の確保のほか、地域経済への波及効果や税収増につながることが期待できるためであり、これまでも本市施策の柱として取り組んできております。また、新見市まち・ひと・しごと創生総合戦略の策定時に実施したアンケート調査でも、高校生の約4割が働く場所がないと回答していることから、若い世代の方からも雇用の場の確保や拡大が望まれているところでございます。こういった理由からも、誘致活動を大きく左右する奨励金の内容を有効求人倍率の変動といった雇用情勢に応じて変更すべきではないと考えております。  以上でございます。 136 ◯議長(仲田康豊君) 再質問ございますか。石田實議員。 137 ◯7番(石田 實君) 今部長から有効求人倍率によって奨励金を見直すことはないというような答弁がございましたけれども、ほんなら例えば3倍になっても4倍になっても、まだ今ほとんどがいわゆる補助金で工場が建てれるようなことにするんですか。ちょっともう一遍、ちょっと答弁願います。 138 ◯議長(仲田康豊君) 答弁を求めます。 139 ◯産業部長(安達悦久君) 雇用の場と、それから企業誘致というのは、これは連動しているものでございますけれども、その市内雇用の場の確保というのは、これはどの市もどの町も、その町にとっての一番の重要施策であると思いますので、有効求人倍率はいろんな、リーマンのときにはがくんと落ちたり、それからTPP撤退なんかのときにがつんと上がったり、いろいろな瞬間的な変動というのはあると思います。だから、基本的には余りそこにとらわれずに市の姿勢として、例えばうちの場合ですと県営工業団地に入っていただきますと、土地については県、市合わせて100%、施設、建物については50%という大きな字でそれをうたい文句で戦略として打って出ています。今回も確かにそれが決め手になったと、企業の御社からはお話を聞いておりますので、我々の町も生き残りをかけて一生懸命やっておりますから、これについては今は変える考えはございません。 140 ◯議長(仲田康豊君) 再質問ございますか。石田實議員。 141 ◯7番(石田 實君) 新見が補助金でなしに、いいところじゃから新見で起業したいというんであれば、もう何も、もろ手を挙げて賛成ですけれども、皆市内の業者は自分の力でここまでやってきとるわけですわ、どこの業者も。もう先ほども市長が答弁で、クアオルトの健康について同僚議員が質問したときに人手不足なんじゃと、そういった中で健康を維持しながら職業をするというようなことも、市長も人手不足というのを認識されとんですよ。皆ここの市内も人手不足なんですわ。へえでまだ、そりゃもうもちろんあれですよ、来年わかりませんよ、そりゃあ、部長が言われたように新入、高校を卒業した方々が、ほんなら就職が何じゃと、ねえというて、ないという中でもう残ってくれれば、それはそれとして評価しなければならないと思いますけれども、それぞれの思いがあって、職種もあります、そんな仕事の場の雇用人数があるからというて、そこへ行くとは思っておりません。そして、これほどの補助金を出して、平成30年度は歳入不足であって、そういう中での予算編成をされております。そういった中で、先人が長年にわたって基金を積まれております。それを単年度で15億円も崩して、それでよそから来る企業に、いわゆるそうなったら回るわけですから。そりゃあやっぱし、それは今後やっぱし若い人たちの方に無理がかからないように、無理をしていろんなことを、そこまでしてする必要はないんじゃないかと思うわけでございます。  それでもう一つ、1点お尋ねしますが、このような労働不足であり、それから財源が枯渇の中、補助率も変更しない、へえで新たに工業団地の調査予算をつけておられますけど、その必要性がどこにあるのかちょっと市長にお伺いいたします。 142 ◯議長(仲田康豊君) 答弁を求めます。 143 ◯市長(池田一二三君) 全国的に担い手の不足というものが今生じているわけでございます。これは、先ほども部長が答弁いたしましたように、その折の社会情勢あるいは経済情勢によってこの求人倍率も変わってくる、特に今は2020年の東京オリンピック云々というような関係で、そういった傾向も強く見られているところでございます。したがって、そういった求人倍率だけで、そこのところの視点だけでこの企業立地に対するこの奨励金を今すぐ見直すということは、今考えていないところでございます。  また、基金の取り崩し云々のお話もございましたが、当初予算につきましては、今度新見公立大学を4大化にするということで校舎の建設等がかかってまいります。そうしたものが大きなものでございます。  以上でございます。 144 ◯議長(仲田康豊君) 再質問ございますか。石田實議員。 145 ◯7番(石田 實君) もう今から別に何も言いませんけれども、地元の企業の育成とでも申しましょうか──にもしっかりと目を向けていただきまして、御尽力いただきたいということを申し添えまして、私の一般質問を終わります。ありがとうございました。 146 ◯議長(仲田康豊君) これをもちまして石田實議員の一般質問を終わります。  しばらく休憩をいたします。                             午前11時51分  休 憩          ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~                             午後1時0分  開 議
    147 ◯議長(仲田康豊君) 休憩を終わり会議を再開いたします。  次に、12番小郷昌一議員の登壇を願います。12番小郷昌一議員。               〔12番 小郷昌一君 登壇〕 148 ◯12番(小郷昌一君) 今回は2項目について一般質問をさせていただきます。  さきの昨年来2回ほど同じような項目で質問をさせていただいておりますが、1項目めとしては、平成30年度予算が出ましたが、その予算構成比率は、農林水産業では3.6%、8億3,368万9,000円と少ないが、これで地域経済の好循環や地域振興が推進できるかということについてお尋ねいたします。  これは、これまでにも29年9月の質問におきましては、近隣の市町村との比較をさせていただきました。この中でも、他市と比べて新見市の場合は低いということでございます。答弁といたしましては、少ない予算でも十分に成果は上がっている。それから、お金の予算のとり方、そういうものが違うんで同じようには一律には比較はできないというような答弁でございました。  この度もこれについて質問いたしますが、平成30年度の農林水産関係の国の予算の骨子が決まっております。これによりますと、総予算では2兆3,021億円と、それにプラスすることの29年度の追加補正がありまして、約2割増しの2兆7,701億円で今年度の予算が執行されるようになると思います。その中で、関係予算の重点項目というのが示されております。8分野にわたって示されておりますが、その中の一つは、担い手への農地集積集約化などによる構造改革の推進、これの主な狙いは、やはり農地中間管理機構による農地の集約集積であるとあります。  それから、当市に関係するようなところを申し上げますと、2分野目に水田フル活用と経営所得安定対策の着実な実施。これについては、これまでも水田活用の直接支払交付金等で新見市も相当推進されてきておるもんと思います。今年からは水田の生産調整というものがなくなりまして、特にこれを充実させて、米の自給を図ろうというんが主な狙いであろうかと思います。  それからまた、3分野目としては、強い農林水産業のための基礎づくりということで、農業、農村の整備事業、これは公共であって、農業の競争力の強化や農村地域の国土を守る、そういうことが主な事業になっております。  それともう一点、6分野目には、農山漁村の活性化ということで、この中には1つ目に日本型直接支払いの実施、この中の小さい項目の中には多面的機能、中山間地域等直接支払い、環境保全型農業の直接支払いというようなものがありまして、こういったところが当市が使える予算ではなかろうかと思っております。  そこで、1点目としてこういった国の関係予算の重点項目をどのように当市では把握しておられるか。また、2点目としてこういった国・県の補助金、また市の重点項目におきまして、市内の農林業者や地域に対してどのように情報提供や説明をして、こういった取り組みをなされておるか。そして、3点目として、これまで中山間地域等につきましては、直接支払いにつきましては今回4期目ということでありますが、合併前から各市町村で取り組んで合併し、今現在この流れはどういうようになっているか。やはり先ほど言いました国の予算を取り込むにしても、一番のベースはこの中山間地域等直接支払いがベースになっておると私は思っております。その流れをお知らせください。そしてまた、今年度からでもそういった中山間地域等直接支払いや多面的機能交付金を利用する場合、補正予算で対応できるかどうかをお尋ねいたします。  2項目めとして、新見市版地域共生社会の構築事業についてお尋ねいたします。  これは、同僚議員のさきの質問の中からも大まかには見えてきましたが、まだまだ細かい具体的なところは見えません。その中で、この事業はなぜ必要になったかを私なりに分析してみますと、去る28年9月の定例市議会にもありました行政地区が829のうち、限界集落が250、危機的集落が56、今現在はもう少しこの限界集落、危機的集落は増えてきていると思います。そういったことの解消の一つが、この事業ではなかろうかと思います。そういった中で、先ほどの同僚議員の質問の中にもありました、市長も地域が守られない地域が多く出ている、そのためにはこういった計画、また実施することが、構築することが必要なということでございました。  そこで、1点目として具体的な事業内容、2点目として地域担当職員の仕事を具体的に、これまで出てきた以外にありましたらお尋ねします。  これで第1回目の質問を終わります。 149 ◯議長(仲田康豊君) ただいまの小郷昌一議員の一般質問に対する執行部の答弁を求めます。 150 ◯産業部長(安達悦久君) 1項目め、まず前段でお話のありました通告の本市の30年度における全体の農林水産業費の3.6%と少ないがという御指摘を賜りました。昨年の議会答弁にも、繰り返しになるかもわかりませんが、我々の認識をまず申し上げておきたいと思います。  この3.6%の現在本市で予定をしている率でございますけれども、何と比較して多いとか少ないとかという議論を、また同じことをさせてもらうわけですが、例えばお隣の真庭市さんなんかは農業集落排水事業などをこの農林水産業費で入れてありますし、それから高梁市さんにおかれましても金額は似通ったもんでありますけれども、その中へ1億5,000万円クラスの元利償還事業をそこに入れてあるというようなことで、比較はなかなかしがたいというのは、これは事実であろうと思います。それから、国におきましても、省庁間の予算関係で農林水産省の予算比率は大体2.2%程度ですし、岡山県におきましても、岡山県の県の農業費においてもこれは5.3%と、いろいろな自治体でいろんな事業があったり、それからいろんな自治体でのその年の重点取り組みなどがあって、一概にこれは3.6%が多いとか少ないとかという議論ではないと、まずそう思っております。  それで、まず1点目ですが、国の関係予算、それから重点事項をどのように把握しているのかという御指摘でございました。  農林水産省の新年度重点事項及び予算については、中四国農政局から直接説明を受けております。先ほど御指摘の30年度農林水産予算の重点8項目というのも承知しておるつもりでございます。  それから、2点目のそういう国なり県なりの農林水産業振興に対する情報を市内の農家の皆さんへどういうふうに伝達しているかということでございますが、農林業に対する支援策についての情報提供は、国や県の予算を財源とするものだけでなく、本市の独自の財源による支援等も含めて、市報にいみやホームページ、行政地区総代会を通じて実施しておりますし、また阿新農協や新見森林組合等におきましても、それぞれが広報紙やホームページ、総代会座談会等で広く周知をしているところでございます。  それから、3点目の30年度における農林水産事業の中の中山間地域等直接支払交付金、これの流れとおっしゃいました。合併当時からの流れとおっしゃいましたので、ちなみに数字で申し上げますと、中山間地域等直接支払事業の平成17年度の実績につきましては、協定集落数が95地区、協定面積が700ヘクタール、交付金額は8,472万円です。平成29年度の実績見込みにつきましては、協定集落数が116地区で、協定面積は915ヘクタール、交付金額は1億1,909万円あります。なお、30年度につきましても、1地区増えて117地区、協定面積が920ヘクタール、交付金額1億2,011万円を見込んでおります。  それから、年度途中の協定への参加ということができるのか、補正予算対応ができるのかということでございますけども、毎年その年度の国の交付金の最終締め切りが6月でございまして、そこまでに申し出をいただきますと、その年度の交付金額は当たりますし、もしその年度の交付金額は、もし交付金額が交付が当たらなくても協定に参加したいというのは、それは受け付けております。  以上でございます。 151 ◯議長(仲田康豊君) 再質問ございますか。小郷昌一議員。 152 ◯12番(小郷昌一君) 少ないか多いかの比較というのは、やはり部長言われるように確かにそういう面もあります。しかしながら、これも継続的に見ますとやはり行政におきましては事業分の投資というんが、これが将来の市の発展につながるか、盛衰につながるものと私は思っております。  先ほど部長言われましたように、確かにその数字だけを見ますと、これはちょっと古い27年度の決算の数字ですけど、岡山市などの大都市部も含めて農林業予算の比率というのは2.9%ということで、やはり中山間地での農業を持っているところでは、やはり5%を超すというような数字が出ております。27年度で見ますと、西粟倉村は20.1%、4億円、新見市の約半分ですね。それから新庄村、これ13.9%、2億3,000万円、予算の少ない中でも村をどう、いかに生かすかといった場合、こういう農林業へ投資していかないと村自体がもたないというような事情があるかと思います。それからまた、お隣の庄原市、これを見ますと、人口は3万5,600人、面積は新見市の約5割増しの1,200平方キロ、耕地面積もやはり同じぐらい5割増しの総耕地面積で7,000ヘクタールぐらいということであります。それで、これも27年度の予算で見ますと、庄原市は全体で24億円です。内訳を見ますと、新規就農者関係が、当市は合わせて2,000万円ぐらいです、それが約4,000万円、畜産振興費で見ますと、当市が7,600万円、庄原市は4億7,800万円、多面的機能支払い事業で見ますと、当市は今年度は予算には計上されていませんが、これが1億8,400万円、環境保全型農業直接支払いが約800万円、一番大きいのがこれです。中山間地域等直接支払事業、これが当市は1億2,000万円、今年度の予算が、それが6億1,300万円、ここが大きに違う。これは私も国の統計を見ますと、やはり県によって大きく違うんですね。県が農業へどれぐらい力入れとるか。やはり東北とか北海道は当然ここが大きい。ここが大きいということは、この中山間の場合は、耕地を全部図面に落として、全部の面積を見て、そういうベースがそれぞれの自治体、地域にできる、それをベースに今度上乗せの多面的とかいろいろな環境型とかというものを組み合わせて、大きい事業費になってきているというんが実態じゃないかと思うんです。  そこで、当市を庄原市に例えば比べてみますと、面積的には5割増しでございましたら、当市が本気で取り組む、岡山県が本気に取り組んだら1億2,000万円が4億円ぐらいまではすっと上がる。この難しさもよく知っております。これまで取り組んどったところが取り組めなくなっとる、やはり高齢化、少子化、それからまた、私が農業をやめたときに皆さんに迷惑かけたらいかんからもう私は外れるわ、かつてはその条件がいろいろあって、そういったところは取り組めんというようなことがありましたが、今現在は、やはり農水省もこういった中山間の不利益地帯をいかに残すか、環境面からも重要なことということで特に力を入れているんが、そこら辺ではなかろうかと思います。  それで、その緩和もあるわけですから、当市の場合もいかに今まででも十分しているような部長は話をされますけど、私もいろいろ出席しますが、ペーパーは1回は出ます、営農座談会でも一通りのことは読まれます。そっから先の手当てですわね。やはりそれに力を入れているところはそれぞれの地域へ行って、難しい地域ほど説明して、そういったこれまでの流れ以上に今は楽に取り組める、これから地域を生かすためにはこれが必要なということを膝を詰めて話をすればまだまだ増えるんじゃなかろうかと思うんです。少なくとも庄原市の例のように。6億円が4億円ぐらいまでには増えるんではなかろうかと思っております。その点はいかがでしょうか。 153 ◯議長(仲田康豊君) 答弁を求めます。 154 ◯産業部長(安達悦久君) 繰り返しになって恐縮ですけども、先ほどの予算の総額の話でございますが、多いところをおっしゃいましたけども、県内でも本市より少ないところはもちろんあります。比較してみても、総社とか井原、この辺は、総社については市域とも人口とも圧倒的に違いますけども、本市よりも農林水産費少ないし、そういうことがございますし、井原なんかもかなり少ない、そういうふうにいろいろな事情がありますし、飛んで笠岡なんかは、農林水産業費というてもほとんどが水産業に行っとるというような状況もありますんで、これも繰り返しですが、一概にそういうことの比較ではできないということと、それから後段で御指摘のあった中山間地域の直接支払いでございますけども、これには議員よく御承知のとおり、採択の要件として傾斜地というのが中山間の直払いのとき必ず要ります。なので、平場の多いところとか、ある程度傾斜がある農地をたくさん抱えているとか市とかで背景、条件がかなり変わってきますので、これもなかなかその取り組みの数が、面積がというても、そう比較はしがたいものがあろうかと思いますが、先ほど申し上げましたように、平成17年度から29年、30年を見ても、着実に増えております。いろいろ農村地域ではかなり厳しい、営農形態が厳しい、それから営農農業従事者が少ない、厳しい中にありましても、何とか地域を守ろうという取り組みを各地内、地域でやっていただいておりまして、17年から比べてもかなり相当数上がってきておりますので、今後もこれを強めて、できればその小地域の直接支払いエリアを大きな大きなエリア、団地でとってもらってより母体の強い中山間の直接支払い地域の協定にしていきたいというふうに考えております。  以上でございます。 155 ◯議長(仲田康豊君) 再質問ございますか。小郷昌一議員。 156 ◯12番(小郷昌一君) 私もできる、できないでなしに、先ほど部長言われたように、平地との差を埋めるためのものというのはわかります。全くの平地は、そりゃ当然適用外になります。新見市で適用外になるところは、この高梁川のほんまちょっと近くの農地だけで、それも山へいったらすぐそれもかかるということで、新見市の場合は全部その対象面積には入るんじゃないかと思うんです。それから、830の地区がありますけど、その中のもう6割、7割は取り組めるんじゃなかろうかと思うんです。そうした場合、これまでの実績で見ますと、今年度見込んどるんが120集落ということで920ヘク、面積的にはこの倍以上は十分見込める、畑地も含めますとこの3倍は見込めるということになると思うのです。そうした場合は、やはり4億円程度は、その力を入れたら伸ばせる数字と思っております。  特にそれを言いますのも、地域を守るための一つの手段、それからこれは2の項目にも当てはまりますけど、その地域でできなかったらほかな地域と一緒になる、それからこの事業内容ですわね。当然畦畔があります、段差があるところですから畦畔があります。一番にはその草刈りがメーン、総事業費の半分は個人へ草刈り賃として払う、あとの残りの5割は地域の活性化のために使える、ほとんどフリーで使えるということで、飲み食い以外はやれということで、地域の活性化のためには相当有効な補助金と思っております。あとは、その取り組みをいかに進めていただくか、これまでの流れを見ますと、そういった地域がありましたら言うてください、それは取り組みますよでなしに、どうしようかと言ようるところへ出向いていって説明して取り組んでいただく、それがその地域の活性化にもなりますし、大きくは新見市の活性化につながるものと思っております。その点いかがでしょうか。 157 ◯議長(仲田康豊君) 答弁を求めます。 158 ◯産業部長(安達悦久君) あくまでも地域間での自主的な取り組みでございますので、おっしゃられるとおり機会あるごとにこういう取り組みに対して理解をしていただくように御説明を丁寧にしておるつもりですし、本庁だけで取り扱いでなくて、各支局にこれの専用の担当職員も配置しておりまして、それぞれの担当職員が日々常々細かく回ってくれておると思っております。そういうことで、新見市も着実にといいますか、数は増えて協定面積も増えてきていると、農業アゲインストの中でございますけども、こういう取り組める事業には取り組んでおるというふうに御理解を賜りたいと存じます。  以上でございます。 159 ◯議長(仲田康豊君) 再質問ございますか。小郷昌一議員。 160 ◯12番(小郷昌一君) そこら辺の答弁でございますけど、やはり部長、この農業、国の施策を実行するにしても、国は農政局を持って地域でやっておりますし、県は県で農林部を持っております。その上に普及センター持っております。それから新見市内でいいますと、行政の中では農業委員会があります。当市の農林部もあります。そこら辺の一体的な話し合いのもとにいかに進めるか、そこら辺はやはり農政に力を入れている県とそれでない県というんが、温度差が出ているんじゃないかなと思えるんです。そういった総合的な力を結集して当たっていただきたいと思っております。  それからまた、一番国の望んどるところでいいますと、1番目の分野1の中で、担い手への農地集積、集約化による構造改革、これはもう小さい農家は要らんというんではなく、どうしても成り立たない地域等がありましたら、その地域が、新見市でももう3カ所、4カ所ですか、取り組んでおられますけど、農地を全部一旦中間管理機構へ渡す、それにおいて稲作の大規模化ができないようであったら、中間管理機構、県が農家負担ゼロで圃場整備、大区画化を図る、そういった事業もございます。中間管理機構からの貸し借りはしておられますけど、そういった大区画化までしてというのは、今まだ市内ではなかろうかと思いますけど、そういった取り組みはこれからいかが思っとられますでしょうか。 161 ◯議長(仲田康豊君) 答弁を求めます。 162 ◯産業部長(安達悦久君) 先ほど申されました30年度国の農林水産関係の関連予算の1点目の担い手への農地集積集約化等による構造改革の推進の中の大きい2番で農地の大区画化等の推進ということを公共事業の中で国もうたってますが、これは農家負担を求めずに農地の中間管理機構に無条件で預けたときの、いわゆる新しい区画整理事業をやっていくというようなことでございますけども、これはなかなか平地の農業をやっているところでないとそう簡単に取り組むことが難しいかなと思っておりますし、まだこの要望等についてはお聞きをしておりません。  先ほど言われました農地の中間管理機構に集約していかなければならないという動き、流れは我々も重々承知しておりまして、昨日の岡崎議員の御質問にもお答えをしたように、大きな集落営農組織を目指すために、まずは中間管理機構に預けていただく、あるいは地域の核となる担い手の方へ集約していただく、こういうことを農業委員、推進委員さんを含めて進めておりますので、できるだけ荒廃農地が発生しないような施策あるいは水稲栽培が継続的に行えるような施策は、組織を上げて県と市あるいは農協、これで取り組んでおりますので、そういうふうに御理解を願いたいと存じます。 163 ◯議長(仲田康豊君) 再質問ございますか。小郷昌一議員。 164 ◯12番(小郷昌一君) それにつきましても、合併前の町は、4町は大分圃場整備も済ませておりますが、私が地域を回ってみます限り、旧新見市は進んでないと思っております。合併して以来、2地区ぐらいですかね、水田については1カ所ですか、圃場整備をされたというような感じに思っております。特にこういった農地が小さくて、これからの営農には向かない、やれないというようなところは、そういった取り組みも必要になってくるんではなかろうかなと思います。荒れてしまってからぼつぼつ考えようかでは、もう遅いと思っております。  それからもう一点、国の予算の概要の中で、1つ、中山間地域農業ルネッサンス事業というのがございます。これの背景をちょっと読ませていただきますと、対策のポイント、傾斜地等の条件不利性とともに鳥獣被害の増加、人口減少、高齢化、担い手不足など厳しい状況に置かれてる中山間地域において、清らかな水、冷涼な気候、棚田の歴史等、中山間地域の特色を生かした多様な取り組みに対し、各種支援事業における優先枠の設定や制度の拡充等により後押しすることで、中山間地域の農業を元気にしますというようなものがございます。これは県などの指定が要るようでございますが、この背景としては、先ほど言いましたように、今新見市の現状を捉えたものではなかろうかと思います。  この中には、具体的なものとして地域コミュニティーのいる農地等の地域資源の維持、継承というようなものもございます。この中には多面的機能を図る地域の共同活動、鳥獣被害防止とジビエ等の利活用、放牧の取り組み、耕作放棄地の解消、農業と林業との多様な連携、これなんかは新見市にうってつけの事業ではなかろうかと思いますが、いかがでしょうか。 165 ◯議長(仲田康豊君) 答弁を求めます。 166 ◯産業部長(安達悦久君) うってつけの事業でございます。なので、我々もこの30年度国が重点で出してる中山間地域農業ルネッサンス事業、これ議員御承知だろうと思いますけども、直接ルネッサンス事業というものがあるのではなくて、例えば鳥獣被害に対する防護柵を設置するときに、ルネッサンス事業において将来ビジョンというものをその市町村が立てていれば優先的にその枠をつけましょうということで、先ほどからの御指摘の中山間地域等直接支払事業の条件緩和枠なんかも、このルネッサンス事業に我々昨年手を挙げてますんで、優先枠でついとるということでございますので、うってつけの事業でございます。 167 ◯議長(仲田康豊君) 再質問ございますか。小郷昌一議員。 168 ◯12番(小郷昌一君) よくわかってます。その連携事業の中には、中山間地域等直接支払事業、そういったものも含めた大枠のものがこういう事業で、どしどし進めていただきたいと思っております。  市長、そういう意味でも、やはり職員さん、人数を決められた職員でございますけど、こういったものをよく理解してもらって、本当にいいもんでありましたら、農林部の事業だけでなしに、ほかな面でも頑張ってもらいたいと思っております。いかがでしょうか。 169 ◯議長(仲田康豊君) 答弁を求めます。 170 ◯市長(池田一二三君) 小郷議員からいろいろとお話を伺いました。国、県におきまして、そういった事業、しっかりと情報を収集して、我が市に合うものはしっかり取り入れていくように今後とも頑張ってまいりたいと思います。よろしくお願いします。 171 ◯議長(仲田康豊君) 再質問ございますか。(「次、お願いします」と12番小郷君の声あり)  2項目めの質問に対する答弁を求めます。 172 ◯総務部長(矢田貝 誠君) 2項目めの新見市版地域共生社会構築事業でございますけれども、これまで代表質問や一般質問において答弁いたしましたとおり、新見市版地域共生社会の構築は、市民、行政、大学が一体となって協働することにより地域課題の解決を図ろうとするものでございます。本年4月から地域と行政とのパイプ役となる地域担当職員を配置するほか、新見版地域共生社会構築計画を策定することとしており、この計画の中で組織づくりや人材育成、財政的支援策などの具体的な事項を盛り込んでまいりたいというふうに考えております。  それから、2点目の地域担当職員の仕事でございますが、これも今まで答弁させていただいておりますけれども、地域担当職員は地域課題を地域で共有し、解決を図るための組織の設立を支援し、この組織を窓口として地域と行政とのパイプ役となり、まちづくりに必要な情報の提供や担当課との連絡調整などといった役割を担うこととなります。  以上です。 173 ◯議長(仲田康豊君) 再質問ございますか。小郷昌一議員。 174 ◯12番(小郷昌一君) これにつきましては同僚議員からも質問がありましたが、私が見る範囲では、やはり大枠のプランづくり、それから小さいほうから見ますと中学校単位か小学校単位かと思っておりましたけど、先ほどの同僚議員の質問の中にありましたけど、地域というのはやはりその行政区、830ある行政区を地域とする、それでもできん場合は1つ、2つの行政区が一緒になってそういったケア会議とか、そのコミュニティーの一つの単位をつくると言われたと思いますが、いかがでしょうか。 175 ◯議長(仲田康豊君) 答弁を求めます。 176 ◯総務部長(矢田貝 誠君) 今一番にこの地域共生社会の中の地域っていうことで考えているのは、一番のベースにしようとするのは、市内で今35ぐらいの地区で行われております地域ケア会議というのがございます。こちらのを一つのベースとして、それぞれの地域がそこからさらに一緒になって大きくなる、あるいは場合によっては小さくなるものもあろうかとは思いますけれども、そうした地域でありまして、いわゆる860という小さい一つの集落という考え方では、もう今では、それではなかなかできないというのは一番冒頭に議員さんもおっしゃられたと思いますけれども、それよりはもう少し大きい地域の中で一緒に協働していろいろなことができていく、そうした単位を考えていきたいということで、それが地域ケア会議の単位であったり、あるいは学校の単位であったりという場合には、大字の単位であったり、そこは縦走的にその地域というのは、その地域の中で考えていただきながら設定をしていただきたいというふうに考えております。  以上です。 177 ◯議長(仲田康豊君) 再質問ございますか。小郷昌一議員。 178 ◯12番(小郷昌一君) 先ほど藤澤議員に答弁されたのは、小さい地域、今の行政区830の一つ一つのことと思って聞きましたが、部長言われますのは、今現在35地区で動いている。それを核としてするということになると、約20集落に1つぐらいということになりますと、かつての旧小学校区に1つぐらいがケア会議、そういいましたら、私たちの地域で見ますと地区の協議会がありますけど、そういったもんが一つの単位ぐらいと見たらいいわけでしょうか。 179 ◯議長(仲田康豊君) 答弁を求めます。 180 ◯総務部長(矢田貝 誠君) それぞれの地域によっていろいろつくり方は違うかなと思っておりますけれども、例えば旧哲多町の中では地域の中の振興協議会といいますか、そういうような組織がたしかあったと思いますが、そうした単位がまた一つのこうした地域の中で動く大きな単位になってくるんではないかと。ただ、それはこれから地域の中でどういうふうな単位がいいのかっていうのは、最終的にはそれぞれの地域の中でも考えていただきたいと思いますが、イメージとすればそういうふうなことになるんではないんかなというふうには思っております。  以上です。 181 ◯議長(仲田康豊君) 再質問ございますか。小郷昌一議員。 182 ◯12番(小郷昌一君) 大体イメージはわかりました。  それで、1つ言いたいのは、先ほどの項ですわね。先ほどの項で説明しましたように、やはり地域を生かすためには地域へやはり説明して、いいことは取り組んでもらう、それを言える職員さんを育ってもらって、そういった、こういう会議というか、そういう地域支援員さん、専門的なことは担当部署へ回せばいいけど、それに入る前段はそういった地域を活性化する地域担当職員とかという方にも先ほどの例なんかも十分承知してもらって、どういう方面から地域を活性化する、それは方法はいろいろあるけど、これも一つの方法ではなかろうかと思うんです。少なくとも新見市は農林業が多いわけです。先ほどの1の項目の場合なんかでも、そういった担当職員さんがある程度の知識は持って、福祉にしても、農林にしても、いろんな知識を持ってそれぞれの問題解決に当たっていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。 183 ◯議長(仲田康豊君) 答弁を求めます。 184 ◯総務部長(矢田貝 誠君) 先ほど中山間の事業でありますとか、そういうような事業につきましては、それぞれの所管の中で事業を進めておりますので、それぞれの所管の中がきちっとそういう説明をしていくものだというふうには思っております。地域担当職員は、逆にその地域の課題をいかに出して、その地域からこういう課題があって、こういうものに取り組んでいきたい、こういうことをやりたいっていうのをいただいたものをきちっと行政の市の担当課ともつないだりします。だから、地域の中でこういう中山間の事業、こんな事業で私たちはこれをどうしても今から進めていかなきゃいけないんだというような話が上がってまいりましたら、課題として上がってまいりましたら、そのものはきちっと所管課につないでいき、所管課から出かけていって御説明をさせていただく、そういうような形になるんではないかというふうに思っております。  以上です。 185 ◯議長(仲田康豊君) 再質問ございますか。小郷昌一議員。 186 ◯12番(小郷昌一君) やはり市という行政の枠ですか、かつての町ぐらいでしたら、割合横の連携、担当部署を呼んできますでなしに、よく説明してくれたと思うんです。それほど交渉せんでも、プロのプロというか、その担当職員並みの知識を持てというんではないんですよ。やはり地域へ出ていって話をするんでしたら、その地域の方に聞かれたら大ざっぱなことぐらいは、詳しいことは担当課へしますけど、その前段ですよね。取り組み、こういう取り組みもありますよ、ありますよというて提示する。やはり成功したそういったものを見ますと、最初の取り組みはやはり行政が仕向けていく、それが定着したら今度はそういった小規模の、自分たちの地域は自分たちで守ろうという意識が住民に根づいたらどんどん事業が広がっていくと、好循環になっていくというような例を聞いております。是非ともそういった事業になりますように、今後とも注視していかせていただきたいと思っております。  質問を終わります。 187 ◯議長(仲田康豊君) これをもちまして小郷昌一議員の一般質問を終わります。  次に、15番橋本亨子議員の登壇を願います。15番橋本亨子議員。               〔15番 橋本亨子君 登壇〕 188 ◯15番(橋本亨子君) 御指名をいただきました、やっと順番が回ってまいりました。今期定例会最後の質問者となりましたけれども、しっかりとした御答弁を期待しながら、早速質問に入ってまいりたいと思います。  まず、1項目めでございますが、地域公共交通の充実について質問をいたします。  今回は、公共交通空白地有償運送事業についての現状と課題についてお尋ねをしていきたいと思います。  年を重ねても住みなれた地域で暮らし続けたいと願う切実な思いを多くの方がお持ちだと思います。とりわけ公共交通が行き渡っていない地域で暮らす方々にとりましては、買い物や通院など安心して外出ができるようにと公的な移動手段を求める声は大変切実なものがあります、こうした状況の改善を目指して公共交通空白地有償運送支援事業を取り組むこととしているわけでありますが、いまだにこの事業は実施をするところがないようであります。現在までの状況はどうなっているのか、現状をお聞かせください。また、事業化につながっていないことから考えまして、改善すべき課題があるのではないかというふうに思うわけです。現状と課題についてお示しください。  次に、2項目め、食育の推進と学校給食のあり方についてお尋ねをいたします。  平成17年6月、食育基本法が制定をされ、翌年にはそれを具体化するための食育推進基本計画の策定が求められました。政府の食育推進会議では、子供たちが食に関する正しい知識と望ましい食習慣を身につけることができるよう、学校においても積極的に食育について取り組むことが重要視をされ、学校給食での地場産物の活用や米飯給食の普及、定着、生産者や生産に関する情報を子供たちに伝達する取り組みの推進などが上げられ、平成20年には54年ぶりに学校給食法が改正をされ、学校給食の目標が栄養補給から食育重視へと変わってきました。自然に育まれた食材の使用、生産者や調理従事者の労働を通し、安全でおいしい給食となり、健康的な食事や食文化を学び、理解を深めることの大切さが示されました。  こうした給食の目標が示す学校給食を実施し、子供たちの健やかな成長と発達を保証するためには、全ての学校に栄養教諭、学校栄養職員を配置することも求められると思います。そして、それぞれの学校の実情に合わせた献立や食材購入ができてこそ、給食を通した子供たちへの食教育が充実するものだと思います。昨今では、食の安全性への不安、忙しい生活実態や手軽な消費生活、こういった食を取り巻く環境の変化、また食の課題を抱える子供たちも多くなってきているのではないでしょうか。安全で豊かな学校給食の充実に向けた取り組みをしっかり進めていただきたいと思います。  お尋ねをいたします。  1点目、食育を推進する上での学校給食の果たす役割についてどのように考えられているのかをお聞かせください。  2点目、学校給食法の改正に先駆け、平成16年に栄養教諭を創設する法案が通り、栄養教諭制度ができたわけでございますが、食育推進に不可欠な制度として導入をされたものであります。市内小・中学校への栄養教諭、学校栄養職員の配置状況はどのようになっておりますでしょうか、お示しください。  3点目、地場産物の利用状況、食材の購入方法はどのようになっておりますでしょうか。  4点目、新共同調理場の建設予定地のことでお尋ねをするという通告になっているわけでございますけれども、同僚議員がお二人も質問しておられて、現在検討中で、今月末には方向性を出すということなども示されているわけでございますが、新共同調理場は全小・中学校分の見込み2,300食を1カ所の調理場で調理をしていくということになっていくわけであります。  さて、私は少し角度を変えて質問をしていきたいと思うんですが、学校給食のあり方検討会では、なぜ自校方式の論議が行われなかったんでしょうか。その点についてのお考えをお示しください。  3項目め、国保の広域化について質問をいたします。  いよいよ来年度から国民健康保険事業が県単位の運営に変わることになりました。今議会には関係する条例案も提出をされているところでございますが、全体の平均で3.3%もの値上げ案が示されております。今個人所得が減少を続ける中、前年度の所得に対して賦課される値上げ額は家計に大きな打撃になるものでございます。この値上げ案、私は認められるものではありません。負担増が発生しないための対策は十分にとられたんでしょうか、お尋ねをいたします。  国保法の第1条の目的は、国保は社会保障制度であることを明記しておりますが、市長はその認識をお持ちでしょうか、お答えください。そして、本市の国保税の算出の基礎となる県が示した標準保険税率はどのように算出をされたものか、お聞かせいただきたいと思います。本市が投入してきた一般会計からの繰入分は反映されているのかどうなのか。また、国費の投入分は反映されているのでしょうか。そして、収納率については何割に見積もっているのかをお示しをいただきたいと思います。  そして、他会計からの繰り入れをもしこれまでと同額程度行っていった場合、加入者への負担を増やさず、今回の値上げは必要がなかったのではないかというふうにも思うんですが、その点はどういうふうになるでしょうか、お答えください。  次に、4項目めに入ります。
     新見高校の存続について質問をいたします。  県教育委員会は、県の高等教育研究協議会が示す提言に基づいて、2月10日、高梁市において備北学区を対象にした説明会を開催をしております。平成30年度中には高校再編に向けた教育体制整備実施計画を策定する予定とのことであります。説明会は、保護者や住民らの意見を反映するために開催をされたとのことでありますが、市内で唯一の県立高校がなくなることがあってはなりません。本市の将来にとって新見高校の存続は重要な課題であると思います。明日の新見高校を考える会も立ち上げられ、会長としての池田市長の手腕も重要になってくるというふうに思います。存続に向け、今後の取り組みへのお考えをお聞かせいただきたいと思います。  まず、1点目は、県教育委員会が示す高校再編計画の内容についてお示しをいただきたいと思います。  あわせて、2月10日に高梁で行われた説明会には、山陽新聞の記事を拝見いたしますと、行政関係者が多く参加をしていたと載っていたわけでございますが、本市の関係者で参加しておられて、その会場の雰囲気を御承知の方がございましたら、この当日の様子もお聞かせをいただきたいと思います。  次に、2点目ですが、市内唯一の県立高校の存続に向け、今後どのような取り組みを考えておられるのか、具体的な内容を市長からこのお考えをお聞かせをいただきたいと思います。  以上で1回目の質問を終わります。 189 ◯議長(仲田康豊君) しばらく休憩をいたします。                             午後1時55分  休 憩          ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~                             午後2時5分  開 議 190 ◯議長(仲田康豊君) 休憩を終わり会議を再開いたします。  ただいまの橋本亨子議員の一般質問に対する執行部の答弁を求めます。 191 ◯福祉部長(小川忠義君) それではまず、1項目め、1点目でございます公共交通空白地有償運送事業の実施に向けた現状と課題ということでございます。  地域や各種団体などに制度説明などは度々行ってございますが、実施までには至っておりません。実施団体の課題といたしましては、どれだけ需要があるのか、利用料金の設定、自動車保有のリスク、事故への懸念、運転手の確保、また、地区の高齢化などなどによる実施団体の継続への負担などがございます。  以上でございます。 192 ◯議長(仲田康豊君) 再質問ございますか。橋本亨子議員。 193 ◯15番(橋本亨子君) 地域への説明にも出向いていただいて、いろいろと何とか事業化しようという努力をしていただいてるのは承知をしているところなんですけれども、移動手段を求めておられる周辺の皆さんの思いというのは、出向かれてもおられますし、いろいろお声を聞かれてると思うんですが、目的地から目的地に行きたい。この事業については、空白地をなくそうという、公共交通の空白地をなくそうということですから、自宅から最寄りのバス停までということになるものでございます。そういう意味では、自宅から目的地を結ぶ手段が欲しいというふうに言われるんですね。それから、NPOを設立をしていかなければならないということでは、なかなかその設立に向けての取り組みにも御苦労があるようですし、それから運転手を自前で確保しなければならないということでは、周辺部の高齢化もかなり進んでいる中で、自前の運転手の確保というのも非常に難しいというふうに言われる御意見があるわけです。  こういった地域の御意見を踏まえながら、この課題の解決のためにどういうふうにしていくのか、事業のありようそのものを再検討するという、こういうことも要るのではなかろうかと思うんですが、その点どうお考えでしょうか。 194 ◯議長(仲田康豊君) 答弁を求めます。 195 ◯福祉部長(小川忠義君) 例えば、自宅から目的地云々という話でございますが、ふれあいバスというものもございます。それで、NPO設立等々につきましては、私どもでも、例えば助成の制度も設けておりますし、設立等について、例えば何か困難な点がございましたら、こちらから出向いていろいろなことを私からも御説明はさせていただいて、そういった支援もさせていただいてます。例えば、運転手の確保等々が困難ということになりましたら、先ほどもちょっと答弁いたしましたが、例えば共助という形で地域で皆様方でお考えになりまして、何らかの解決手段を設けていただければというふうにも考えております。  以上です。 196 ◯議長(仲田康豊君) 再質問ございますか。橋本亨子議員。 197 ◯15番(橋本亨子君) 事業の内容についてのことでの、それをそのまま実施する上での取り組みをどうして欲しいというのが、部長からの今の答弁なんですよ。その事業の中身がその地域の皆さんの思いに沿っていないということですから、この移動手段を求めるそれぞれの地域の実情に見合う事業をして欲しいというふうに思うんです。共助によって自らで頑張ってくれというふうに言われるんですが、その体制がもう既にできない、こういう状況があるから何とかして欲しいという、こういうふうに御意見が出てるんですよ。  例えば、総社市が取り組んでいる雪舟くんという公共の移動手段ですよね。御存じですか、部長。平成23年4月から運行を開始をしておられるんですが、予約制の乗り合い運行で、平日のみの午前8時から午後4時、この時間のうちを運行しているということで、土日、祝日、年末年始は運休でございます。ワンボックスカーの小型のタイプの8人から10人乗りの車の運行なんですけれども、買い物や通院、外出で出かけるときに事前予約がもちろん要るし、事前の登録も要るわけなんですけれども、自宅から目的地を結ぶということで、周辺部から市の中心部へ向けて走らせておられます。  こういうふうに公が移動の手段を確保するということで取り組みを私はするべきだろうなというふうに思うんです。その点について、空白地有償運送支援事業、これが説明を聞いても地元がなかなかこれに合わせて組織化をするとか、体制をつくるとか、そういうこともできないという声がございますので、この総社市の事例も全国からたくさんの視察が訪れておられるというふうにも聞いております。こういうことを参考にしながら、本市でもこのような取り組みを是非して欲しいと思うんですが、いかがでしょうか、市長。 198 ◯議長(仲田康豊君) 答弁を求めます。 199 ◯福祉部長(小川忠義君) 総社市の雪舟くんとおっしゃいましたか、これは私どもで言いますところのふれあいバス的なものであろうかというふうに思います。私どもは、それでもまだ足りない部分につきまして、公共交通空白地の有償運送というものを今年度から打ち出したところでございますんで、まだ1年目ということでございますんで実施地域はございませんが、今後とも例えば御要望があるところ、または、こちらはもしかしたら動いていただけるんではないかなというような地域または団体等がございましたら、積極的に私から説明等々、または支援もさせていただこうと思っております。  以上でございます。 200 ◯議長(仲田康豊君) 再質問ございますか。橋本亨子議員。 201 ◯15番(橋本亨子君) 他市の先進的な進んだ事例の参考は、是非しっかりしていただきたいというふうに思います。ふれあいバス的なものだろうなというふうに言われましたが、もちろん雪舟くんも路線を決めて、その路線内を走るというふうになっているんです。ふれあいバスももちろんその路線が決まってるんですが、ふれあいバスは市街のこの周辺から中心部へ向けてまでは走ってないでしょう。なかなかその辺の違いがあると思うので、先進的なところはしっかり学んでほしいと思います。  それから、いろいろ環境変化の中で、平成27年4月からは自家用有償旅客運送というような形で事業なども行われておりますということから、岡山県は平成28年4月から自家用有償旅客運送に係る事務権限の移譲を受けてもおられるわけで、いろんな事業の組み合わせで周辺部から市の中心部へというか、移動手段を確保するということについても研究をしていただきたいなあというふうに思います。しっかりその辺では、本当に困る、移動手段が欲しい、高齢化はどんどん進み免許の返納も進むでしょう。そういう中で、地域の実情に寄り添った事業が取り組めるように、是非これは改善の余地が十分にあると思いますので、移動手段の確保に向けて頑張っていただきたいと思います。その点申し上げて、次へ移ってください。 202 ◯議長(仲田康豊君) 2項目めの質問に対する答弁を求めます。 203 ◯教育部長(安藤暢重君) それでは、2項目めの1点目でございますが、御質問の中でも示されたところではありますが、学校給食は児童・生徒の心身の健全な発達と健康保持、増進のための食に関する知識や実践力を身につける教材としての役割があります。また、地域の食文化の理解や地元食材の活用を通して郷土を愛する心を育む役割もあります。このようなことから、食育を推進する上で学校給食の果たす役割は大きいというように考えております。  それから、2点目の栄養教諭等の配置状況でございますが、現在国の法律による配置基準にのっとり、小学校5校、中学校2校に栄養教諭及び臨時の栄養職員を配置しております。この7名で市内5共同調理場及び単独調理場4校に対応しており、全22校の食育の推進は実施できていると考えております。  それから、3点目ですが、本市の学校給食における岡山県地場産物使用率、これは平成27年度が58.3%、平成28年度が59.9%、平成29年度が64.8%となっておりまして、増加傾向にあります。いずれも過去3年間ともに県平均より高いという状況になっております。  また、地元食材につきましては、地元産米を100%使用しているほか、随時季節の野菜や米粉パン、千屋牛肉、チョウザメ、白小豆、ピオーネなどの特産品を取り入れるなど、地元食材の利活用に努めているところでございます。  地元食材につきましては、各調理場ごとに生産者や市内業者から直接購入をしているところでございます。  それから、4点目でございますが、御質問では給食あり方検討会の中においての自校調理方式のことがございましたが、これにつきましては通告になかったということで答弁は控えさせていただきますが、いずれにしましても新しい給食センター、これの建設につきましては早期の着工、完了ということを目指して進めてまいりたいと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。  以上でございます。 204 ◯議長(仲田康豊君) 再質問ございますか。橋本亨子議員。 205 ◯15番(橋本亨子君) 1点目については、きちんと同じ立場で学校給食というものを捉えていただいておりまして、食育の推進に非常に効果が大きいということで頑張っていただいているところなので、その点では今後もしっかりと取り組みをしていただければというふうに思います。  2点目でございますけれども、栄養教諭や学校栄養職員の配置の問題では、全ての学校ごとに1人の配置というような体制はとれないんでしょうか。国の基準そのものが低いというのも御承知だとは思うんですが、その基準に照らしての配置ということはしていただいてるのかもしれないんですけれども、子供たちの食生活や健康問題、今肥満とか偏食の問題もあるでしょうし、こういったことへの食の指導への対応、この重要性があるんではなかろうかと思うんですが、現場の状況からそこら辺はどういうふうに思っておられるでしょうか、そこをお答えください。  それから、今年々アレルギーを持つ児童・生徒が増えてきているのではなかろうかというふうに思うんですが、その点はどんな傾向なんでしょうか。そういう意味でも、きめ細やかな食の指導を充実するために、食の専門家の存在が本当に欠かすことのできないものだと思うんですが、1校に1人ずつの配置、これをして欲しいと思うんですが、いかがでしょうか。 206 ◯議長(仲田康豊君) 答弁を求めます。 207 ◯教育部長(安藤暢重君) 今1校に1人ずつの配置ということのお話がございましたが、栄養教諭につきましては法律に基づくもんでございますが、食に関する指導と学校給食の管理を一体として行うということでございます。そういう中で、配置基準につきましては、学校ではなく給食施設をもとに定められているということでございますんで今の配置と、基準に基づく配置というのはそういうことでございます。  それから、アレルギー対応につきましては、おっしゃるように年々増えているという状況もございますので、各栄養教諭あるいはその栄養職員も十分対応を行っているという状況でございます。  以上でございます。 208 ◯議長(仲田康豊君) 再質問ございますか。橋本亨子議員。 209 ◯15番(橋本亨子君) 今財政的な非効率を避けようということからセンター化が進む中で、国の配置基準そのものの基準がもう低いんですよ。もともと低いということがあるんですけど、センター化をされるということで給食施設のその状況に応じた配置になるということですから、圧倒的に少ない、それでは不十分だという現状があると思うんですよ。先ほどお聞きした子供たちの食生活をめぐる、そういった状況がどうなのかということがお答えがないんですが、そういったことについてのお答えを再度いただきたいのと、それからその辺では何とか改善をして欲しいと思うんですけれども、今のままで過重労働になるということはないんでしょうか。いかがですか。 210 ◯議長(仲田康豊君) 答弁を求めます。 211 ◯教育部長(安藤暢重君) 今のままでというのは、新しい給食センターという──が動き出しているということではなしに。  今7名での市内の22校の対応でございますが、これにつきましては、各それぞれの調理場、それがベースというか拠点になりますが、そこで十分対応できているというように考えております。  以上でございます。 212 ◯議長(仲田康豊君) 再質問ございますか。橋本亨子議員。 213 ◯15番(橋本亨子君) 御苦労されながらも7名で22校を受け持っておられるという状況でございまして、本当に十分な体制をとるということになれば、これはしっかり国への改善、県への改善を求める、これが要るとは思うんですけれども、今本当に食をめぐる問題については、日常的な子供への指導のそのスムーズな実施、それから子供たちの食生活の実態把握をすることや子供たちに寄り添いながら他の教職員や保護者と連携しながら学校の教育活動と結びついた食教育を進めることが十分に行えるようになるんじゃないかと思うんです。食育の推進に学校給食が本当に重要な役割を果たしているという御認識を語っていただいたわけでございますが、そういう意味でも今後の改善に向け、1校には1人の配置、体制をしっかり整えるということで改善に向けて取り組んでいただきたいと思うわけでございますが、教育長、いかがお考えでしょうか。 214 ◯議長(仲田康豊君) 答弁を求めます。 215 ◯教育長(城井田二郎君) 議員おっしゃられますように、食に関することは、今学校の教育の中でも一つの大きなテーマでございます。栄養教諭が配置されるようになってから、食育は確かに進んできておるのは間違いございません。子供たちの家庭での食事も含めて、また学校の中におります、例えば養護教諭であったり、それから給食担当であったり、そういった者との連携を図りながら、それから栄養教諭、栄養職員同士の連携をしっかり図って今食育を進めておりますので、これが後退することがないように進めていかないといけないと思いますし、新見市の場合はICT環境が非常に整っておりますから、そのものは今後十分に活用しながら少ない人数でも効果的な教育が行えるようなことについても、これからは考えてまいりたいと思っております。  以上でございます。 216 ◯議長(仲田康豊君) 再質問ございますか。橋本亨子議員。 217 ◯15番(橋本亨子君) 2点目については、教育長もしっかり頑張っていこうということで意気込みもお聞きいたしましたので、3点目へ移っていきたいと思うんですけれども、地場産材のこの購入について、今各支局ごとにあります新見の給食共同調理場があります。そういう意味では、調理場ごとの市内業者からの食材の購入ということになっているわけですが、これがもし1つの調理場という形になった場合は、食材の調達についてはどのように考えておられるんでしょうか。 218 ◯議長(仲田康豊君) 答弁を求めます。 219 ◯教育部長(安藤暢重君) 新しい調理場がスタートする段階での話でございますが、今後関係部署、関係団体、市内業者、生産者など、地元食材供給体制というものを構築いたしまして地産地消に努めてまいりたいというように考えているところでございます。  以上でございます。 220 ◯議長(仲田康豊君) 再質問ございますか。橋本亨子議員。 221 ◯15番(橋本亨子君) 業者の皆さん、地域で本当にこの学校給食センターへの食材の納入をするということから、本当に営業も何とかやっていけれてるんですよっていうようなことなどもお聞きをすることもあるんです。そういう意味ではしっかりと本当に協議が必要なことだと思いますので、よろしくお願いをしておきたいと思います。  4点目の問題へ移りたいと思うんですけれども、通告にないから自校方式のことについての議論はしていないのですというようなことでございました。約20年ぐらい前でしょうか、O157が発生をいたしました旧新見市でございます。原因も特定ができませんでした。食への不安、食の安全というものがどうなのか、こういうことが本当に心配をされる点だと思うんです。市内全小・中学校の約2,300食を1カ所の共同調理場で賄うということになれば、こういったことへの安全性、それに対する対策がどうなのか、もし──あってはいけませんよ、あってはいけませんが──そういうもしものことを考えたときに1カ所集中にする必要はないんじゃないでしょうか。  そしてその点と、仮に今の新見の共同調理場の老朽化が進んでるから新しい建てかえが要るというふうにこの論議は進んでるわけなんですけれども、1カ所に一度に全てを集中させるという方法でなくてもいいんじゃないでしょうか。用地の選定もこれからなんですけれども、約8,000平米が要るというふうにおっしゃられているわけなんですが、市の所有する土地でなかなかそれだけの面積を有するところがないということになれば、この施設の建設規模の見直し、これもあってもいいんじゃないでしょうか、いかがでしょうか。 222 ◯議長(仲田康豊君) 答弁を求めます。  しばらく休憩をいたします。                             午後2時27分  休 憩          ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~                             午後2時28分  開 議 223 ◯議長(仲田康豊君) 休憩を終わり会議を再開します。  答弁を求めます。 224 ◯教育部長(安藤暢重君) 今自校方式の関係のお話があり方検討会で話をされてないということもお話ございましたが、これにつきましてはあり方検討会の中では当初から、今の現状からの出発でございますので、その議論はなかったということでございます。  それから、今御質問がございました1カ所にするあるいは一度にする、一度に1カ所にする必要はないかというようなことがございましたが、これにつきましても先ほどのあり方検討会の中での議論の検討の中での話でありました。それを受けて、1カ所の集中方式という、それから直営方式ということで答申をいただいたところでございます。  ということでございまして、議論はそのあり方検討会の中でなされたということでございますが、いずれにしましてもO157というお話がございましたが、そういったような事例があったということもあって新見市は直営方式ということに検討会は判断を出されたというようなところでございます。  以上でございます。 225 ◯議長(仲田康豊君) 再質問ございますか。橋本亨子議員。 226 ◯15番(橋本亨子君) あり方検討会の答申をベースにしながら教育委員会も動くということですから、ここでその意見の修正や撤回ということにはならないかとは思います。しかし、答申が出たことで保護者、それから関係者も方向性を知るわけですよ。本当に心配な声があるんですよ。子供たちが食べる食事の問題です。ですから、そういう意味ではあり方検討会が事前に保護者の意見をじゃあ聞いたんでしょうか。学校現場からの声や従事者の皆さん、調理場関係の方々の意見を十分に聞かれての答申ということになってるんでしょうか。私はそうはなってないというふうに思います。いろんな御意見も聞きますので。  ですから、そういった意味では改めてこの答申をまた見直すということで、用地の選定だけだと言われるんですが、全体の見直しをも含めて考えるほうがいいのではないかなというふうに思っておりますので、その点は是非お含みおきいただきまして、またしっかり考えていただきたいというふうに思います。ここではそれ以上出ないと思いますので、強く意見を申し上げておいて次に移りたいと思いますので、次の項へ移ってください。 227 ◯議長(仲田康豊君) 3項目めの質問に対する答弁を求めます。3項目めの質問に対する。 228 ◯福祉部長(小川忠義君) まず、国民健康保険法の第1条についての認識云々ということでございまして、これ目的が書いてありまして、少し読ませていただきましたら、国民健康保険事業の健全な運営を確保し、もって社会保障及び国民健康保険の向上に寄与することを目的ということで、当然市長はもとより、我々担当者でもその認識に基づいた上で条例等々をつくりまして、国保事業を運営させていただいております。  続きまして、県が定めました標準保険税率云々ということですが、これは県で定められておりまして、推測するのは多分県全体の医療水準等々を勘案した上で定めておられるのかなというふうには思います。あと、当然国保にも当然国費はいただいております。  収納率につきましては、約94%の収納という形で新たなものを考えております。  あと、他会計からの繰り入れということにつきましても当然必要なものと考えておりますし、あと私どもで激変緩和といいますか、負担軽減ということで基金も新たに創設したいということで考えております。これは申し添えておきます。  以上でございます。 229 ◯議長(仲田康豊君) 再質問ございますか。橋本亨子議員。 230 ◯15番(橋本亨子君) 収納率94%という見込みですか、なかなか大変なことだろうというふうに思いますが、はい、わかりました。  それで、他会計からの繰り入れについては当然必要ということから考えているということなんですが、2月5日の運営協議会に示された資料によりますと、新しい国保事業の財政調整基金を新設をするということなんですが、この新設をする基金の積立額、これについては4億8,396万3,000円という額がここに示されているんですけれども、この額をもっと増やすことはできないんでしょうか。今後に向けての考え方、お示しください。  それから、今後のこれから先5年間に向けての国保税の見通しについて財政展望が資料の中でも示されております。これについては、他会計からの繰り入れが年々どんどん下がっていきながら、逆にここでは保険料がどんどん上がるということですから、30年度全体平均3.3%の値上げ、行われた後また毎年値上げをされようとするんでしょうか。その辺、なぜこれを5年間で解消されるという方向になってるのか、繰り入れの問題についての見解をお聞かせください。 231 ◯議長(仲田康豊君) 答弁を求めます。 232 ◯福祉部長(小川忠義君) まず、基金積立額の増はいかがかということですが、これにつきましては、例えば決算段階で、例えば繰り越し等が発生した場合についても、こちらの基金へ積み立てできればなあというふうには考えております。  あと、繰入額の減少、県では今後5年間で法定外繰り入れをなくすようにという方針の方は定められておりますが、まだ決まったものということでも考えておりません。  ただ、皆様方へ運協で示したシミュレーションというのは、マックスの状態で考えたものを示させていただいておるので、実態とは若干遊離した場合もあるかもしれません。それよりも、私ども医療費水準、いかに私ども、市長も何回も申し上げておりますが、もう健康増進、健康寿命の維持、促進、そういったものに皆さん方努めていただければありがたいかなあと、それに向けての施策等々、私どもでも積極的に勧めていこうというふうに思っております。  以上です。 233 ◯議長(仲田康豊君) 再質問ございますか。橋本亨子議員。 234 ◯15番(橋本亨子君) 一般会計からの繰り入れ、5年間で解消していくということはまだ確定的ではないというお話でございました。他の県等におきましても10年とか、もっと長いスパンで考えられとるところもあります。5年間という短い期間ではなく、これを今後の協議はあると思いますけれども、短い期間でくくらないように、長いスパンを持って考えていくようにということで県への要請もしていただきたいというように思いますので、その点お願いをいたします。  それから、全体的に値上げになることから、非常に所得に対しての負担感が大きいことになっていくわけですが、例えば所得が年250万円で30代の夫婦と子供1人の3人家族の場合、税率が改定されたあとの保険税がどうなるのかということで試算をしていただきましたが、年間で1万2,600円の増税になるということなんです。所得に対して1割強の国保税を家計から支出をしているというのが、圧倒的な皆さんの状況でしょう。国保税というのは構造的な問題があって、非常に負担感は大きくて、私でもそうですが、所得に対して1割強の国保税を払うということでは、非常に大変なんですよ。だから、社会保障としての国保の制度を構築するというのであれば、自治体のトップとしての市長の姿勢、市民がどれだけ安心して医療にかかれ、安心して暮らすことができるか、そういう意味では予算のやりくりがここに反映されなければならないと思うんです。  今回の値上げの案では、応益割も応能割も負担増でございます。そういう意味から考えますと、世帯で子供が増えた場合、均等割のところの負担が増えるんですよ。子育てに逆行する負担増、このことについての負担軽減対策、是非考えて欲しいと思いますが、いかがでしょうか。
    235 ◯議長(仲田康豊君) 答弁を求めます。 236 ◯福祉部長(小川忠義君) 今議員がおっしゃられたようなことは、他の県で、私どもで把握しておる範囲では、1自治体ぐらいはされておられるのかなと。それで、県内でも調べてみました結果、このような減免を設けておる自治体はないようでございます。ただし、今後県下の状況等も勘案しながらいろいろ研究してまいりたいかなというふうには考えております。  以上です。 237 ◯議長(仲田康豊君) 再質問ございますか。橋本亨子議員。 238 ◯15番(橋本亨子君) 市長は子育て支援を充実させようということで力も入れていただいているところでございますが、他の自治体に先駆けて本市がトップを切って実施をするということでも是非頑張っていただきたいと思いますんで、よろしくお願いします。  次の項目へ移ってください。 239 ◯議長(仲田康豊君) 4項目めの質問に対する答弁を求めます。 240 ◯教育部長(安藤暢重君) まず、1点目について教育部でお答えさせていただきます。  岡山県立高等学校の再編計画につきましては、平成30年度中に作成されると聞いておりますが、まだ内容等については示されておりません。  以上でございます。 241 ◯市長(池田一二三君) 2点目、存続に向けてどのように組む考えかということで答弁させていただきます。  現在明日の新見高校を考える会におきまして、高校は地域に欠かせない存在であることから、魅力ある高校づくりを進めていくための協議を行っております。その取り組みを受けて、今後市民の皆様とともに必要な支援をしてまいりたいと考えております。  また、現状の新見高校の学科構成及び両校地の維持、小規模化する中での教育の維持に向けた教員配置の配慮などについて、明日の新見高校を考える会で近々県知事へ要望することといたしております。  以上でございます。 242 ◯議長(仲田康豊君) 再質問ございますか。橋本亨子議員。 243 ◯15番(橋本亨子君) 部長がお答えになりました30年度中には計画を出すとしていることで、まだ内容がよくわからないということなんですが、県では提言に示されているのは平成40年度を目途にして再編を視野に入れた計画が出ているわけなんです。ですから、本当に市長、さっき言われた具体的にどう取り組むかというのが非常に大事になると思うんです。少子化で生徒数が減少して、高等学校の存続の危機がこの地域に迫る、全国的にも広がってるんですが、市内で唯一の学校がなくなるということでは、市外への転出者や、また本当に家族みんなで引っ越してしまうというところも出るかもしれません。そういうことを考えると具体的な、県に行くにしても具体的な提案が要ると思うんですよ。その点はどうなのか、もう少しお答えください。 244 ◯議長(仲田康豊君) 答弁を求めます。 245 ◯市長(池田一二三君) 今議員がおっしゃられましたように、我が市も人口減少問題に取り組んでおります。そうした中、本当にこの地域で学校がなくなれば、生徒が進学のために出ていかなければならない、あるいはこちらへ転入してこようという方々も、やはりそういう状況の中では転入しにくいという、そういった影響も出てくるのではないかというふうに心配をいたしているところでございます。そうした中、現在明日の新見高校を考える会の中で、やはりその魅力ある学校づくりをしていかなければならないということが課題になっております。1つとしては、今お示ししていただいているのが、新見公立大学になるに当たりまして、1学部3学科の中へ地域推薦枠を5名をとっていこうという、そういった方向性は示していただいているところでございます。あとにつきましては、また今後皆様とともに協議をしてまいりたいと思います。 246 ◯議長(仲田康豊君) 再質問ございますか。橋本亨子議員。 247 ◯15番(橋本亨子君) 具体的な取り組みの推進として、この対策に必要な予算の確保、そしてまた行政側の人的支援、こういったものなども検討しておられるんでしょうか。いかがでしょう。 248 ◯議長(仲田康豊君) 答弁を求めます。 249 ◯市長(池田一二三君) 今現段階では、具体的な内容にまで入っておりません。  以上でございます。 250 ◯議長(仲田康豊君) 再質問ございますか。橋本亨子議員。 251 ◯15番(橋本亨子君) 時間の限りがございますので、1つ事例を紹介したいと思うんですが、島根県にあります隠岐諸島にある隠岐島前高校というところのことを御存じですかね。ここの取り組みについては、島前高校魅力化プロジェクトという取り組みを推進をされて、本当に全国からも、また海外からも注目を集めているところです。ここが平成20年3月にこの高校のあり方答申が出され、そして構想案を取りまとめておられるのが、次の平成21年2月なんです。具体的な高校の魅力の打ち出し方、自治体としてのその高校のあり方をどう位置づけをもって取り組むかっていうことを出している、これを県知事や県教委に構想案として提出をしておられるんです。  市長、時間がありませんよ。もう急がなければならないわけです。考える会の皆さんと一緒に協議をされる、もちろん十分な協議をされなければいけないことですが、市長の手腕が問われます。いま一度どういう気持ちで臨まれるのか、最後にお聞きをしておきたいと思います。 252 ◯議長(仲田康豊君) 答弁を求めます。 253 ◯市長(池田一二三君) まずは、県知事へ要望にまいりたいと考えております。 254 ◯議長(仲田康豊君) これをもちまして橋本亨子議員の一般質問を終わります。  お諮りいたします。一般質問はこれで打ち切りたいと存じますが、これに御異議ございませんか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 255 ◯議長(仲田康豊君) 異議なしと認めます。よって、一般質問はこれで打ち切ります。          ──────────────────────── 日程第2  陳情事件の上程 256 ◯議長(仲田康豊君) 日程第2に入ります。  既に受理しております陳情5件を議題といたします。  なお、陳情の内容につきましては、議会初日に配付しておりますので、御確認ください。  しばらく休憩をいたします。                             午後2時45分  休 憩          ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~                             午後2時46分  開 議 257 ◯議長(仲田康豊君) 休憩を終わり会議を再開いたします。          ──────────────────────── 日程第3  議案及び陳情事件を各常任委員会に付託 258 ◯議長(仲田康豊君) 日程第3に入ります。  お諮りいたします。ただいま議題となっております報告第1号の1議案、条例第1号から同第23号までの23議案、予算第1号から同第20号までの20議案、議案第1号から同第7号までの7議案及び陳情5件を配付しております付託表のとおり、その審査を所管委員会に付託したいと存じますが、これに御異議ございませんか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 259 ◯議長(仲田康豊君) 異議なしと認めます。よって、付託表のとおり、それぞれの委員会に付託いたします。  お諮りいたします。明10日から22日までの13日間は、議案等調査のため本会議を休会したいと存じますが、これに御異議ございませんか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 260 ◯議長(仲田康豊君) 異議なしと認めます。よって、13日間は休会することに決定いたしました。  次の本会議は3月23日午前10時に開きます。  以上で本日の日程は終了いたしました。本日はこれにて散会いたします。                             午後2時47分  散 会 新見市議会 Copyright (C) NIIMI CITY Council, All rights reserved....