新見市議会 2017-12-01
平成29年12月定例会(第3号) 本文
2017年12月12日:平成29年12月定例会(第3号) 本文 ▼最初のヒット個所へ(全 0 ヒット) 1 午前10時0分 開 議
◯議長(仲田康豊君) 皆さん、連日御苦労さまでございます。
ただいまの出席18名でございます。
これより本日の会議を開きます。
本日の議事日程は印刷の上、配付いたしておりますので、よろしく御協力をお願いいたします。
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日程第1 一般質問
2 ◯議長(仲田康豊君) 日程第1に入ります。
昨日に引き続き、一般質問を行います。
まず、12番
小郷昌一議員の登壇を願います。12番
小郷昌一議員。
〔12番 小郷昌一君 登壇〕
3 ◯12番(小郷昌一君) 皆様、おはようございます。
大変寒い時期になってまいりました。ここ当分、まだ寒さが続くようでございます。風邪など、また事故など、十分気をつけていっていただきたいと思っております。
それでは、一般質問に入ります。
今回は、3項目について質問をいたします。
市長も、この12月で1年を迎えられ、市内あちこちの会合等、積極的に参加され、大体の1年間通しての事業なりがわかって、これから市長が言われる公約に進んでいかれると思います。
そこで、1項目めとして、来年度予算編成において、市民との協働や見える化はなされているかということでございます。
これまで、予算というものは行政の専決事項とされてきて、
予算編成過程もこれまでは市民参加がなかったわけですが、公約のようにこれから市民が参加していくことは重要であるんではなかろうかと思っております。
そこで、1点目として、予算はどういう時系列で作業し編成されているかをお尋ねします。
また、2点目として、市民との協働による意見や提案が反映されるシステムになっているかをお尋ねいたします。
3点目、第2次新見市
総合振興計画の中で、優先する事業、施策の反映はどのようになっているかをお尋ねいたします。
2項目めとして、この新見市の広大な面積の方々の移動手段をとってみますと、やはり車を持っておられる方はそれなりに移動は十分できておると思いますが、子供さんまた交通弱者と言われる高齢者の方々等の移動手段というのは、大変新見市にとっては難しい問題であると思います。これまでやってきたものも
交通会議等で改善されたり、それによって逆に難しくなったりもしているかと思いますが、そこで市民の移動手段を大胆な見直しができないかということで、1点目として、現在の運行形態はどうなっているか。
スクールバスも含めた上でお知らせ願いたいと思います。
2点目として、
スクールバスと市営バス、またJR等の交通体系があるわけですが、特に市が運営する
スクールバスまた市営バスを統合した合理的な移動手段は確保できないかということについてお尋ねいたします。
3点目として、新見市
公共交通会議において利用者の声が十分に反映されているように思っておりません。そこで、この声が反映されるような工夫はできないかということについてお尋ねいたします。
次に、3項目めでございますが、農業、林業、畜産業についてお尋ねするわけでございます。
これは、農業については前回の一般質問にも上げておりましたけど、この中で私はこれからの新見市の農業において最も重要なことは、圃場整備とか地力の向上、要は移住者またこれまで農業をされてこられた方、この方々が利益を出せれる農業にしていくためには何が必要なかということをお尋ねするわけでございますけど、そもそも荒廃地、遊休地、少子・高齢化、
担い手不足といったものは、そこに起因するのではなかろうかと思います。これまでの農地を見てみますと、もうかつて米のないときには山の奥まで田畑を開墾されてつくっておられました。45年の減反政策以来、
米余り現象ということで、そういった小さな山田は一番最初に手がつけられなくなって、今現在では木も生え山となっております。その後もずっと減反政策が続く中で、圃場整備できたようなとこでももうつくってもいけない、利益が上がらないということで、面積もまとまらないとこは荒廃地になったりしてきております。それを解消するためにいかに手をつけるかということで、この3項目めに上げております第2次新見市
総合振興計画前期実施計画の進捗状況についてお尋ねいたします。
まず1点目の、農業、水産業におきましては、羽ばたく産業のまちとして、主な実施施策、実施施業といたしまして6つの目標が上げられております。そのうちの4件についてお尋ねをいたします。
1つ目は、中
山間地域総合整備事業の中で、目標は平成32年度の事業完了を目指す、この中では
農業水利施設の
機能保全対策を通じて、既存施設の有効活用や長寿命化を図るとともに、景観保全や
自然環境保護のため
農業用排水施設や農道整備、
圃場整備等を一体的に実施する事業に取り組みますとなっております。特に、この中で、
自然環境保護とか
圃場整備等が入っております。これが具体的にどういった事業で完了を目指すのかをお尋ねいたします。
同じく農業水産の中で、
広域営農団地農道整備事業が上げられております。これにつきましては、農作物の産地として市場競争力を高めるとともに、幹線道路に対するバイパスとしての機能を持つ広域農道を整備推進しますということで、これは完了したんではないかと思いますが、目標は整備延長14.5キロを目指すとなっております。これについてお尋ねいたします。
4件のうち3つ目、
新規就農者確保育成対策事業、これにつきましては
耕作放棄地の解消や
担い手不足の解消、農業を通じた総合的な地域の活性化を図るため、農業体験や
新規就農者に対する支援を行い、
農業後継者の確保と育成に取り組みますとなっております。これまでの推移をお尋ねするわけですが、目標としては年間4人の
新規就農者を確保するとなっております。
次に、
多面的機能支払制度、地域の共同活動を支援し、農業の有する多面的機能の維持発展を図るため、
地域ぐるみで実施される共同活動に対し支援を行いますとなっております。目標としましては協定面積4万8,500アールとなっております。これについてお尋ねをいたします。
林業につきましては、5つの目標中2件を質問いたします。
小規模林道整備事業、林業の生産基盤の充実のため、引き続き
林道法曽吹屋線の改良事業を実施し早期完成に努めますということで、目標は29年度の事業完了を目指すとなっております。これにつきましては、せんだって私も現場に行ってまいりましたが、舗装がもう200メートルほど残っておるのと、舗装ができていないとこの路肩の養生工事をされておりました。高梁分につきましては法面の養生をされて、これも今年中には終わるような感じでございました。これについてお尋ねいたします。
もう一つは、
森林経営計画認定業務でございますが、林業の採算性を高めるため、森林組合が中心となり
森林経営計画の作成に努め効率的な施業を推進しますということで、目標は認定面積3万3,000ヘクタールを目指すとなっております。これについてお尋ねします。これについては今ちょうど、
森林経営計画の申し込みというか受け付けをされているかと思いますが、その点についてお尋ねいたします。
畜産業でございますが、
A級ブランドのもとになります和牛の増頭についてお尋ねするわけですが、主な実施事業の中では4目標上げられております。そのうちの2件をお尋ねします。
和牛改良事業の中で千屋牛の肉質向上のため育種価や母牛の登録点数、共進会の成績等の条件を厳格化し、
優良牛認定委員会において選抜された優良な雌牛だけを保留牛として認定し、千屋牛の改良を推進しますということでございます。これは目標は年間30頭の
認定優良牛を目指すとなっております。ここでは、全体のこれまでの頭数とこれまでの推移をお尋ねいたします。
もう一点、
耕畜連携推進事業ということでございますが、全国的に生産過剰となっている米の生産調整を行うことにより、過剰米の発生を防ぎ価格の安定を図るとともに、畜産農家の安定的な粗飼料確保を図るため、水田を活用した稲WCSの生産を支援しますということで、目標は40ヘクタールの作付を目指すとなっております。これの推移も兼ねて説明お願いします。
以上、1回目の質問を終わります。
4 ◯議長(仲田康豊君) ただいまの
小郷昌一議員の一般質問に対する執行部の答弁を求めます。
5
◯総務部長(矢田貝 誠君) 1項目、1点目でございます。
予算の編成につきましては、第2次新見市
総合振興計画や新見市まち・ひと・し
ごと創生総合戦略の
取り組み状況や、国の
地方財政計画及び県の予算編成の状況等を反映させ、各所属からの予算要求を1月下旬をめどに取りまとめ、その後市長等による審査を行い、3月議会に間に合うように行っているところでございます。
次に、市民との協働による意見や提案を反映させるシステムになっているかということでございますが、本市がこれから将来にわたって持続発展していくためには、行政と市民が協働すること、さらに共助を中心とした共生社会の実現を目指していくことが必要であると考えておりますので、今まで以上に市民の協働による意見や提案が十分反映できるよう、各部内はもとより部局間でも連携をさらに強化させるよう進めてまいるようにしております。
それから、3点目ですが、第2次新見市
総合振興計画の中で優先する事業、施策は何かということでございますが、本市では第2次新見市
総合振興計画の中で5つの重点施策を設定し、この重点施策への対応策を新見市まち・ひと・し
ごと創生総合戦略として計画し、各施策に取り組んでいるところでございます。平成30年度には、これまでの取り組みの進捗状況や効果を検証しつつ、それぞれの取り組みを進化させ、基本目標の達成につながる施策に取り組んでまいりたいと考えておりまして、現在事業の検討を進めておるところでございます。
以上です。
6 ◯議長(仲田康豊君) 再質問ございますか。
小郷昌一議員。
7 ◯12番(小郷昌一君) もうこの12月の時点では、大方の各部署での予算要求とかというものは出ているんではないかと思うんですが、その前段、いつごろから始められておりますか。予算編成の一番最初の取りかかりです。
8 ◯議長(仲田康豊君) 答弁を求めます。
9
◯総務部長(矢田貝 誠君) 10月ごろから
事業評価等の段取りをしながら進めてきたというような状況でございます。
10 ◯議長(仲田康豊君) 再質問ございますか。
小郷昌一議員。
11 ◯12番(小郷昌一君) やはり協働とか見える化をするためには、早い時期からやっていかないとそれは追いつかないということで、先ほども言いましたように、専決事項で職員さんの積み上げ、また市長の公約を実現させるためにも、そこら辺の中身、システムはどうなっているか。私が思うのには、もう予算編成の一番最初に、市長からの予算編成の重点項目とか、そういうものがあってしかるべきと思いますが、いかがでしょうか。
12 ◯議長(仲田康豊君) 答弁を求めます。
13
◯総務部長(矢田貝 誠君) 予算の編成に当たりましては、先ほど申しましたように、いろいろな計画の状況でありますとか、あるいは国の状況等も踏まえながら進めてまいりたいというふうに考えておりまして、今そうした事業の中の個々の事業について所管課においてもいろいろと検討しながら整理をしているというような状況でございまして、できましたら1月ぐらいになろうかとは思いますが、全体的なものがある程度まとまってくれば、そうしたものについては議会にもお示しをしていきたいなというふうには考えておるところでございます。これまで、多分そうしたことができてなかったので、そのあたりについては新しく取り組んでいきたいというふうに考えておるところでございます。
以上です。
14 ◯議長(仲田康豊君) 再質問ございますか。
小郷昌一議員。
15 ◯12番(小郷昌一君) 協働というのはすぐにはできないと思うんです。協働といいますともう、誰をどういう形で市民の代表というか、その予算編成の段階で入ってもらうか、これをやった自治体もあります。あってもやはりトップが変われば難しかったなというようなことで失敗しているようなところも見られますが、一番見える化、協働までいっていませんけど、その前段、見える化をやっておられるのがお隣の鳥取県ではなかろうかと思うんです。ここでは、予算編成の前提となる計画策定の段階から市民が参加して、どういうことをしていくか、どういう予算に組み立てるか。特に、それを公開していくという作業をやっておられ、これも十分当初はできなかった、市民の関心も少なかったけど、市民の関心が高くなったというようなことでございます。公開される項目をある文章から引き出してみますと、公開されている項目は各
部局別予算額や各事業名と要求額、査定額にとどまらず、各事業の背景や目的、事業概要、全体経費、財源内訳、事業不採択や大幅減額の場合にはその理由までもが公開されていることが特徴である。特に、財政課長の段階から、誰がどのような理由で事業を採択あるいは不採択とされたかという事業の取捨選択の過程とその理由が公開されているため、事業採択の理由と事業間の優先順位づけが、市民の目の前に明白になっているというようなことでございます。そういった努力をされている自治体もあるわけで。特に市長、この度の公約にそのことを十分大きな声で言っておられるわけです。あらゆる部署でそのことを実現してもらいたいわけですが、物事は一番最初が大事。市の財政というのは予算組みから始まって決算に至るまで、その一番最初は予算を組み立てる段階ではなかろうかと思います。そういった面からもう少し踏み込んで、これから今年度の予算編成は大方半分は終わってるんではなかろうかと思いますが、もうちょっと踏み込んだ予算編成、見える化を、どの時点で我が市ではできるかを研究してもらったらと思いますが、いかがでしょうか。
16 ◯議長(仲田康豊君) 答弁を求めます。
17
◯総務部長(矢田貝 誠君) 鳥取県の事例で今議員さんからお話をしていただきましたけれど、どういうやり方をしていくかっていうのはそれぞれのところの考え方の中でやっておりますけれども、本市において、ではそのことがすぐできるかというと、やはり鳥取県っていうのは、これは市か県かちょっと私もわかりませんけれども、大きい団体になれば総枠の予算の中でっていうことになってまいりますけれども、やはり小さい市町村になりますと、一つ一つのものが小さいものから積み上げてやっていくような状況でございますので、なかなかそこは難しい部分があるんではないかなというふうに思ってはおりますけれども、そうした中で市民の皆さんからいろいろな御意見があったり、あるいはおでかけ市長室等でいろいろいただいた御意見というのは、それぞれの所管課におきまして取捨選択をしたり、あるいは
優先順位等をつけながら新しい事業としてテーブルの中に上がってくるというようなシステムの中で行っておりますので、その中で市民の皆さんのいろいろな提案等もいただきながら進めてまいりたいというふうに思っておりますし、またできた予算書につきましても、本年度から少しわかりやすいように予算の概要書もつくったりしながら、市民の皆さんにこの予算はどういう予算で、どこがどういうふうになるのかというのがわかるような形に今、今年度から少しずつ変えているというような状況でございますので、そのあたりから進めてまいりたいというふうに思っております。
以上です。
18 ◯議長(仲田康豊君) 再質問ございますか。
小郷昌一議員。
19 ◯12番(小郷昌一君) 部長言われたように、予算ができ上がった時点では、私もニセコの視察にも行きましたが、予算の内容、わかりやすい見える化、そういうことでやられ、今もうほとんどの自治体が予算の組み入れたものの説明はやっておられると思います。部長も言われましたように、我が市も相当踏み込んだ公開といいますか、わかりやすい予算になっておると思います。
それぞれの自治体でいろいろな事情があると思いますが、特に市長がそう言うて出られとるわけで、我が市でも考えられる範囲の公開を、予算編成の段階での公開をお願いしますとともに市長の考えがございましたら一言お願いします。
20 ◯議長(仲田康豊君) 答弁を求めます。
21 ◯市長(池田一二三君) ただいま小郷議員から予算編成にわたる見える化というお話でございました。
全体的には、少しずつではございますけれども進めておりますので、そこのあたりでできることはしてまいりたいと考えております。
以上でございます。
22 ◯議長(仲田康豊君) 再質問ございますか。──2項目めの質問に対する答弁を求めます。
23
◯福祉部長(小川忠義君) それではまず1点目、私どもからは市営バスにつきましての
運行形態等をお答えいたします。
市営バスにつきましては、週5日の運行を基本といたしまして12路線、12台で運行しております。また、ふれあいバスですが、週1日運行を基本としまして、26路線、5台で運行しております。なお、いずれも運行委託を行っております。
以上でございます。
24
◯教育部長(安藤暢重君)
スクールバスにつきましては、市が所有するバスを運行業務のみ委託している路線が19台で19路線あります。また、車両込みで
備北バス株式会社に運行委託している路線は7路線ございます。
それから次に、2項目めの2点目でございますが、
スクールバスは市内の小学校及び中学校の統合に伴い、通学距離が遠距離となった児童・生徒の通学の便を確保するために運行しているものであることから慎重な検討が必要と考えております。
以上でございます。
25
◯福祉部長(小川忠義君) 続きまして、3点目でございます。
公共交通会議に市民の利用者の声が反映されているかどうかということですが、新見市
地域公共交通会議は11人の委員と5人の専門委員で構成されておりまして、委員のうち6人は市民代表の方ですので、利用者の声は反映されているものと考えております。
以上でございます。
26 ◯議長(仲田康豊君) 再質問ございますか。
小郷昌一議員。
27 ◯12番(小郷昌一君) 先ほどの説明の中では、バスの所有台数は市営バスで17台ということで、
スクールバスは市の委託分が19台、これは市の所有台数と思います。そのほかに備北バスの路線が7路線ということで、全部で25の路線数ということで、これは統廃合によるものがほとんどと思われます。このように相当の台数が市内を走って、子供さんまたは高齢者の方々、交通弱者の方を運んでおるわけでございます。これの予算につきましても、合計すると3億円近いもんがあるんじゃないかと思っております。数字がわかりましたらお願いしますが、これも有効に少ない経費で十分な効果を上げるためにはいかにするか。
スクールバスでは国の指針にもありますように路線バスを活用することも十分、特に通学時の安全確保の観点からも路線バスを使えというような方向が出ておるわけですが、逆に
スクールバスに一般の乗客を乗せてもいいというようなことはないわけでしょうか。その点はいかがでしょうか。
28 ◯議長(仲田康豊君) 答弁を求めます。
29
◯教育部長(安藤暢重君) 先ほどもお答えしましたとおり、
スクールバスにつきましては小・中学校の統廃合に伴うものでございますので、条例上もそういう規定になっておりますし、現段階では慎重な検討が必要であるというように考えております。
以上でございます。
30 ◯議長(仲田康豊君) 再質問ございますか。
小郷昌一議員。
31 ◯12番(小郷昌一君) やはり法の規制があって、まず難しいかとは思いますけど、このように備北バスも入れての話ですが、32台の車を運行しているということでございますけど、これをうまいこと利用すれば3割ぐらい、20台ぐらいで運行、大ざっぱな話ですけどそういう形になります。それをするためには
スクールバスの一般利用も考えんとそれはできんわけです。
そこでお尋ねするわけですが、先ほどの件と、これを解消するには国への働きかけが必要じゃないかと思うんです。それは今まで新見市がやってきたように、構造特区を利用して、こういう自治体の事情があるんで、バスについては
スクールバスを一般の利用にも使えるような方向をとるというようなことはできるかできないか、またこれからの検討課題になるかならないか、その点についてお尋ねいたします。
32 ◯議長(仲田康豊君) 答弁を求めます。
33
◯教育部長(安藤暢重君) 今、国の関係のお話が出ましたが、統合に伴う
スクールバスの関係、交付税の関係につきましては、混乗も認められているということなんで、特にその辺は問題はないとは思いますが、ただ統合ということで
スクールバスを運行しておりますので、統合時の条件であるとか約束、そういったようなものが関係してまいります。それから、さらに今、遠距離通学児童・生徒の利用に向けた検討も課題としてありますので、そういったものの検討も先に必要になってくるだろうということで、現段階ではそういうことで、慎重な検討が必要であるというように考えているところでございます。
以上でございます。
34 ◯議長(仲田康豊君) 再質問ございますか。
小郷昌一議員。
35 ◯12番(小郷昌一君) 先ほどの構造特区のことはすぐにはできんかと思いますが、これも考えてみていただきたいと思います。
それから、先ほど統合、統合と言われておりますけど、これは十分私も
スクールバスでは、私の地域が一番最初に
スクールバスの恩恵を受けたところでございます。そこら辺のことも理解しておりますけど、これからの流れとしては同じような考えではいかんのじゃないかと思っております。その辺も含めて御検討をお願いします。
それから、利用者の声が反映されていないように私は、全部が全部じゃないんです、一部ではありますけど。どこから来たかといいますと、幹線へ入ったら備北バスとかJRとか、これを利用する、これが原則、これもごもっともと思いますけど、高齢者の方におかれましては乗りかえもそれが一つのネックになっとるように思われます。そこら辺のことから、どうして私ら、バスの中で話ししたり、ちょっとは要望しょうるんじゃけど、私らの声が反映できてないなというようなことを耳にするわけです。以前は東城まで延びていたのに、何で東城までもうちょっとのことに出してもらえんかなと、そういう御意見が耳に入ってくるわけでございます。そういったバスのドライバーさんの意見とか、実際に乗っておられる御意見を十分把握して、できるだけその点の解消もお願いしたいと思っております。
次に移ってください。
36 ◯議長(仲田康豊君) 次に、3項目めの質問に対する答弁を求めます。
37 ◯産業部長(安達悦久君) 3項目め、第2次新見市
総合振興計画前期実施計画の進捗状況の中にある農業、水産業の項目の中で、4点御質問をいただきました。
まず最初の、中
山間地域総合整備事業でございますけれども、これの事業内容と達成度ということで、中
山間地域総合整備事業は農業の生産条件が不利な中山間地域において、農業、農村の活性化を図ることを目的とし、農業生産基盤と農村生活環境等の整備を総合的に行う事業でございます。実施している新見地区につきましては、平成27年度に事業着手し、主な事業内容は、これは畑かんでございますけども備北地区、それから哲多の大山地区、それから千屋井原の塚原地区を対象とした
農業用排水施設の整備、神郷高瀬地区の圃場整備、草西老能地区の農業集落道などの整備を県営事業として実施し、平成32年度、6年間を目途として事業完了することとしております。
進捗状況といたしましては、平成27年度から計画的に事業工事を進め、本年度事業費ベースで上半期の実績は58%でございます。
それから、2点目の
広域営農団地農道整備事業の整備区間と事業期間、それから総事業費のお尋ねでございました。
広域営農団地農道整備事業は、平成9年度から事業に着手し、阿新地区の哲多荻尾から哲多老栄までの3.9キロが平成25年に完成をいたしております。また、カルスト地区は豊永赤馬から草間までの10.6キロメートル──これでお話のとおり14.5キロになるわけですけども──が平成28年度に完成し、これも事業が完了しております。総事業費は阿新地区が48億円、カルスト地区が82億2,000万円となっております。
それから、3番目にお尋ねになった
新規就農者確保育成対策事業でございますけども、事業の実施状況ということでございます。
これにつきましては、新市発足以降から平成26年度までの
新規就農者の累計は24組になってございます。振興計画では毎年4組の確保を目標としておりますが、平成27年度の実績が1組、平成28年度は4組となっております。なお、つけ加えて申し上げますと、これはIターンによる就農者数でございまして、Uターンによる後継ぎ等の数字を含めますと、平成26年度までに58組、その後の平成27年度が6組、平成28年度は8組の
新規就農者を確保いたしております。今後も目標の達成に向け県など関係機関と連携をし、さらなる
新規就農者の確保を目指してまいりたいと考えております。
それから、4番目にお尋ねの
多面的機能支払制度でございますが、これにつきましては農業、農村の有する多面的機能の維持、発揮を図るための地域の共同活動を支援するものでございまして、農用地、法面等の草刈り、水路の泥上げ、農道の路面維持など、基礎的な共同活動を支援する農地維持支払交付金と水路、農道施設の軽微な補修や植栽やビオトープづくりなど、農村環境保全活動等を支援する支援向上支払交付金がございます。目標の485ヘクタールに対し、現在31地区で401ヘクタールの農地が協定農地となっております。
次に、2点目でございますが、第2次
総合振興計画、林業でございます。
2つお尋ねですが、まず
小規模林道整備事業でございます。
小規模林道整備事業につきましては、林業の生産基盤充実のため、本市の法曽地域から高梁市の吹屋地域を結ぶ
林道法曽吹屋線の改良工事を実施し、平成29年度に事業完了することを目標としております。
進捗状況といたしましては、現場を御視察いただいておるようでございますけれども、お話のとおり、平成8年度から計画的に工事を進め、今年度中に全線の改良及び舗装が完了する見込みであります。同林道につきましては、法面土質が非常に脆弱だということで、安全性を確保するため今後法面工事等の一部手直しを含めて平成31年度の完全完了を目途に実施する予定といたしております。
それから、2番目の
森林経営計画の認定業務の実施状況でございますが、これは林業の採算性を高めるため、森林組合が中心となって作成する
森林経営計画について、平成31年度までに3万3,000ヘクタールを認定することを目標にしております。進捗状況といたしましては、平成26年度末2万5,500ヘクタール、平成27年度末で3万4,700ヘクタールを認定し、平成28年度末も同一面積で推移をしており、計画を上回る面積で
森林経営計画を認定している状況でございます。
3点目でございます。
3点目の畜産業でございますが、これも2つお尋ねをいただいております。
まず、1つの
和牛改良事業でございますが、
和牛改良事業につきましては、振興計画では毎年30頭の
認定優良牛、これはお話のとおり育種価であるとか共進会の好成績をおさめた優良牛でございますが、この認定牛を30頭認定するということを目標としておりますが、その実績といたしましては、平成26年度が19頭、平成27年が21頭、平成28年度が113頭となっております。平成28年度の認定牛が急増しておりますが、これは千屋牛のさらなる改良を進め、優良な千屋牛の増頭につなげるため、補助金額の増額あるいは申請頭数の上限撤廃、対象牛の月齢上限の引き上げといったような制度改正を行ったことによるものと考えております。なお、繁殖牛の頭数につきましては、平成26年度が991頭、平成27年度が1,027頭、平成28年度が1,067頭で、当事業の効果もあり増加傾向にございます。
それから、
耕畜連携推進事業につきましては、稲WCSの目標面積を40ヘクタールとしておりますが、実績としましては平成26年度が30.8ヘクタール、平成27年度が32.5ヘクタール、平成28年度が31.4ヘクタールとなっております。
以上でございます。
38 ◯議長(仲田康豊君) 再質問ございますか。
小郷昌一議員。
39 ◯12番(小郷昌一君) 1点目の農業、水産業でございますけど、畑かん等、これまで県営事業も含めて6割近い事業完了ということで、進捗率ということでございますけど、この中にはこれまで事業計画に上げたものがこれだけ進んどるということでありますけど、見直しではございませんけど、これからの圃場整備とかそういった追加とかというようなものは、次の見直しまではしないということでございましょうか。その点をお願いします。
40 ◯議長(仲田康豊君) 答弁を求めます。
41 ◯産業部長(安達悦久君) これは、先ほど申し上げましたのは第2次新見市
総合振興計画実施計画の中に組み込んでいる事業の、項目として上がっている事業の達成度を申し上げたとこでございまして、例えば基盤整備におきましてはここで上げております神郷高瀬地区の圃場の整備、これと別に豊永の宇山地区にも圃場の整備を行っておりまして、必ずしもここに上げている事業のみをしているわけでございませんで、ここには県営中山間総合整備事業として上がっとるもんの今進捗を申し上げたとこでありまして、市として必要な農業振興施策については市独自でも実施をしております。
以上でございます。
42 ◯議長(仲田康豊君) 再質問ございますか。
小郷昌一議員。
43 ◯12番(小郷昌一君) わかりました。
それから次の、広域の営農団地農道整備事業でございますが、これは約130億円の事業費をかけて完了したということで、それなりの利便性が上がって効果が出てきておると思っております。続いてのこういった広域農道の計画はないかと思いますが、これからはこれをいかに利用するかにかかってきておると思います。大変な事業だったと思います。
それから次の、
新規就農者の確保でございますけど、Iターン、Uターンを含めますと、ほかの市町村に劣らないだけの
新規就農者がおられるということでございます。結構なことだと思います。やはり、インターネット等の活用とかそういったもので、新見市の災害のない町が浸透したということではなかろうかと思います。これに優良な農地がつけ加えられますと、農業についてのIターン、Uターンも増えてくるかと思っております。
続いて、2点目の中で、小規模林道、これも31年までということでありますけど、29年度ぐらいで完了した場合、こういった小規模林道とかというのは継続的にずっと投資していく資産として残すべきもんじゃないかと思います。私も過去2回ぐらい、一般質問ではもう4回ぐらい上げておりますけど、大坊林道が町の時代に過疎計にも上げてやっていた事業があります。こういったものも小規模林道の中で引き続き整備していただきたいと思っておりますがいかがでしょうか。
44 ◯議長(仲田康豊君) 答弁を求めます。
45 ◯産業部長(安達悦久君) お尋ねの林道の大坊線でございますけれども、これにつきましては平成19年度までに林道として整備し、以降は平成25年度まで作業道としての整備を進め民有林部分については整備が完了したものと認識しております。
以上でございます。
46 ◯議長(仲田康豊君) 再質問ございますか。
小郷昌一議員。
47 ◯12番(小郷昌一君) 今の件ですけど、これは作業道で国有林まではいっておりますけど、大坊線というのは当初の事業計画は上から下までで、要望書も2回ぐらい地元から出ておると思うんです。かつての市長、現課長も一緒にその山は、予定地は歩いておられると思います。要望書はもうなくなったような感じで聞こえましたけど、いかがでしょうか。
48 ◯議長(仲田康豊君) 答弁を求めます。
49 ◯産業部長(安達悦久君) 大坊線の全体契約については承知をいたしておりますけども、先ほど申し上げましたように地形的に見ても林道として必要な部分の開設は完了しているということで私どもは認識をしております。
以上でございます。
50 ◯議長(仲田康豊君) 再質問ございますか。
小郷昌一議員。
51 ◯12番(小郷昌一君) これにつきましては、もう時間がないので次に回していきます。
次の、畜産業で、
耕畜連携事業、牛については十分増えているということで、結構なことだと思っております。ますますA級グルメのもとをつくっていただきたいと思っております。
耕畜連携事業でWCSが入っており、この
耕畜連携の中には堆肥の還元、サイクル、これも含めてもらったらと思っておりますけど、この中で特に我々思うのは、先ほど言いました土づくりの関係で、環境保全型農業直接支払の中には堆肥施与の項目がありますが、これを取り組んでおられるとこはございますでしょうか。
52 ◯議長(仲田康豊君) 答弁を求めます。
53 ◯産業部長(安達悦久君) 環境保全型の直接支払でございますけれども、環境保全型農業直接支払制度で有機無農薬の農業取り組みということで市内取り組んでいる箇所が哲多町田淵大山地区で1カ所ございます。
以上でございます。
54 ◯議長(仲田康豊君) 再質問ございますか。
小郷昌一議員。
55 ◯12番(小郷昌一君) 1カ所あるということで、これに倣ってピオーネとか水稲とか、そういった堆肥を十分必要なものに使いたいと思う……。
〔質問時間終了のベルが鳴る〕
56 ◯議長(仲田康豊君) これをもちまして
小郷昌一議員の一般質問を終わります。
しばらく休憩をいたします。
午前10時52分 休 憩
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
午前11時5分 開 議
57 ◯議長(仲田康豊君) 休憩を終わり会議を再開します。
次に、10番杉本美智子議員の登壇を願います。10番杉本美智子議員。
〔10番 杉本美智子君 登壇〕
58 ◯10番(杉本美智子君) 通告に従い、順次質問をしてまいります。
1項目めは、新見市ファミリー・サポート・センター事業について質問します。
ファミリー・サポート・センター事業は小学生以下の子供を持つ人を対象にして、子供の預かりの援助を受けることを希望する人と援助を行える人とを結ぶため、市町村が連絡調整を行うシステムです。
1点目、まず事業の実施状況について質問します。
1番目、平成29年11月末の提供会員数をお示しください。
2番目に、平成29年11月末の依頼会員数をお示しください。
3番目の質問です。
ファミリー・サポート・センター事業は大変よいと感じながらも、1時間当たり700円から800円という利用料が一つのネックとなり、利用者数が伸びないという課題がありました。これを受けて、1時間当たり500円が利用者に還元される利用助成金制度が平成28年度から始められました。この利用助成制度を実施する前と後の利用実績はどのように変化したのか、助成事業の効果があったのか質問をいたします。
2点目に、平成28年度までのファミリー・サポート・センター保育サポーター養成講座の受講者数を質問します。
3点目、登録している提供会員のうちで実質活動者数は何人かお尋ねをします。
4点目、全国的には提供会員へ救急処置法の研修や、保育に携わってみて困ったことやよかったことなど、情報交換の場の設定などが必要だと言われています。新見市においては、提供会員の情報交換の場づくりやスキルアップをする機会は設けているのか質問をします。
5点目、出産前や定期的な乳幼児健診の機会を捉え、保護者にこの制度を知っていただくことが肝要だと考えます。ファミリー・サポート・センターを利用したことがある人からの情報も有効だと思います。ファミリー・サポート・センター事業の周知についてどのように取り組んでいるのか、質問をいたします。
2項目め、自殺防止対策について質問します。
今年9月の市報にいみによると、新見市の自殺死亡率は全国や岡山県と比較して高く推移しており、平成27年は過去10年で一番高い自殺率であったと掲載されていました。新見市健康増進計画によると、標準化死亡比が岡山県を100とした場合、新見市は男性127.1、女性121.5と高くなっています。自殺は家族や周囲の人にはかり知れない深い悲しみをもたらすと同時に、社会全体にとっても大変大きな損失です。自殺防止対策は大変デリケートで難しい問題ですが、目を背けることなく考え、家族も地域も行政も手を携えて対策に取り組み、お互いが支え合う社会をつくる必要があるのではないでしょうか。
質問をいたします。
1点目、平成30年度から始まる第2次健康増進計画における具体的な自殺防止対策と目標はどのようになっていますか。
2点目、今までのゲートキーパー養成講座の参加者数をお示しください。
3点目、厚生労働省は従業員が50人以上いる事業所のストレスチェックを義務づけました。全国的にはなかなか提出が期限内に出そろわなかったという報道もありましたが、新見市内では50人以上の事業所全てが期限内に実施したそうです。このストレスチェックにより、まず本人が自分の心の健康状態について知り、対処すること。次に、部署ごとの傾向を把握し、職場として働きやすい環境整備ができることが求められています。このストレスチェックは50人以上の従業員がいる事業所は義務づけられていますが、50人未満の事業所は義務づけられてはいません。しかし、平成29年度から50人未満の事業所がストレスチェックをする際に、従業員一人につき500円を上限としてその実費を支給する助成金が創設されました。市が開催するゲートキーパー養成講座に働く世代が参加することは困難です。働く世代の市民に対して、市としてどのようにアプローチをしていくのか、お尋ねをします。
1番目の質問は、市内にたくさんある50人未満の事業所に、こういったストレスチェックの助成金制度を新見市からもPRすることで、働く世代のメンタルヘルス対策に取り組んではどうかと考えます。御所見をお伺いします。
2番目に、相談窓口のPRに取り組む考えをお尋ねします。
生きることを思い詰めたときに悩みを打ち明ける窓口次第で生き方が変わります。厚生労働省では労働者向けに一般社団法人日本産業カウンセラー協会に委託して、「こころの耳電話相談」と「こころの耳メール相談」を開設しています。こういった労働者向けの窓口の周知に市としても取り組むべきだと考えますが、御所見をお伺いします。
4点目は、チャイルドライン受け手養成講習の実施はできないかという質問です。
チャイルドラインとは18歳以下の子供がかける電話で、いつでもどんなことでも傾聴する相手が電話の向こうにいて、子供の声に耳を傾けてくれるものです。全国組織で岡山県では岡山、倉敷、笠岡、津山にあり、受講料を払って聞き手養成講座を受講した後、ボランティアで子供からの電話を傾聴します。しかし、電話の維持費やボランティアの不足で子供の電話がかかりにくくなっているのが現状です。また、聞き手養成講座は県南であることが多く、仮に受講しても電話を受けるボランティア活動に新見から通うことは現実的ではありません。そこで、新見市内で聞き手養成講座を開講していただきたいと考えています。そして、聞き手を養成できた暁には、新見市内で電話が受けれる体制ができるのではないかと考えます。聞き手養成講座の内容は、子供を取り巻く環境や児童心理学、傾聴の技法など、誰でも身につけておいてためになる内容になっています。他市でも聞き手養成講座を実施している事例があります。子供たちを自殺から遠ざけるために、チャイルドラインのような傾聴システムは必要です。是非受け手の養成を新見市でしていただきたいと考えますが、御所見をお聞かせください。
3項目め、インフルエンザが心配される季節になりました。インフルエンザ予防接種費用の助成について質問をします。
新見市では、現在15歳までは1回当たり1,500円の助成金が出ています。高齢者も助成制度があります。しかし、高校生には助成制度がありません。
そこで、1点目。
インフルエンザ予防接種助成金対象者を18歳までに拡大できないか、質問します。
高校生の中には大学入試など、どうしてもインフルエンザにかかりたくない事情を抱えて受験勉強に頑張っている人もいます。家族も大学受験費用や引っ越し、学費の準備など、冬から春にかけて家計をやりくりされていることと思います。インフルエンザの予防接種は1人なら1回3,000円から4,000円前後ですが、兄弟や家族にも予防接種をしようとすると大変な経済的負担になります。他市でもインフルエンザ予防接種への助成金を18歳までに拡大して好評を得ているところがあります。特に受験生を抱える家族は喜んでくださることと思います。例えば、16歳から18歳までの市民が全員予防接種をして1,500円ずつ助成したとしたら、予算は150万円程度ではないかと試算をしております。医療費の無料化では対象者が限られますが、任意接種とはいえ予防接種の助成は広く対象になり、助成金として公平感もあります。子育て支援の観点からインフルエンザ予防接種への助成を18歳までに拡大できないか提案し、市の考えをただします。
4項目め、新見市公共施設等総合管理計画について質問します。
昨日の同僚議員の質問でありましたとおり、新見市を含め全国の自治体は、平成26年4月に総務大臣から公共施設等の総合的かつ計画的な管理の推進についてによる策定要請を受け、公共施設の棚卸しを行い、今年3月、今後のあり方について計画を策定しました。
それによると、公共建築物の延べ床面積を今後50年間で32.4%削減することを目標に、今後10年間で6.5%、2万1,090平方メートルの削減に努めると目標を掲げました。高度経済成長期から現在まで、公共施設も道路、水道などのインフラも充実してきましたが、人口減少と経済の見通しから、今のものを全て維持更新していくことが難しいということがわかったわけです。昨日のやりとりで適正化の判断基準や利用していない施設の取り扱いについては示されたところです。建設と違って削減は市民からの理解を得ることが難しく、丁寧な説明と削減する施設が持っていた機能にかわるものをきちんと住民へ提供していくことが必要です。
今日の質問ではもう少し具体的にお尋ねしたいと思います。
1点目には、公共施設保有率の削減目標を達成する方策について質問します。
1番目は、市民への説明や協議はいつからどう取り組むのかという質問です。
昨日の答弁で、各施設の方向性を示した公共施設の再配置計画を立てるとし、基本情報と運用情報の整理と市民アンケートをとった後、タウンミーティングをすると答弁がありました。タウンミーティングが市民への説明や協議の場ということになろうかと思いますので、そのタウンミーティング実施時期や対象者、また内容について質問をいたします。
2番目。
昨日の答弁で、公共施設から落とすために市民ニーズを把握して施設の特性を見ながら貸し付けや譲渡をしていくという手法が示されましたが、現時点で譲渡や売却が可能な資産のリストアップはできているのか、お尋ねします。
2点目の質問です。
利用されなくなった施設を、柔道場、弓道場など、新見市に不足している機能を持たせ、再整備していく考えはないか、お尋ねします。
公共施設保有率が他市に比較して多いということで、計画に基づき面積を減らしていくのですが、いまだに市内に不足している機能もあります。それは、平成25年から数回にわたって新見市武道連盟から再三要望が出ている武道場です。中でも、安全に配慮したスプリングの入った柔道場を求めることと、新見市内にない弓道場を求めるものです。柔道連盟は新見高校の武道場を開放していただいて稽古をされていますが、もっと安全性の高い専用施設を求めておられます。弓道競技者は10人から20人と決して多くはありませんが、施設が整えば競技人口を増やす取り組みもしたいと言われています。弓道は高齢になっても、一人でも取り組める生涯スポーツです。しかし、弓道場を持っていない新見市では大変難しい現実があります。そこで、例えば現在まき置き場になっていて相撲場として利用されていない施設を弓道場として再整備していくことなど、既に当初の用途を終えたものに新たな利用目的や機能を持たせ再整備していくことも有効な手段だと考えますが、御所見をお尋ねいたします。
3点目の質問です。
公民館利用者から設備使用料を徴収する考えはないか、お尋ねします。
現在、市内の公民館と分館は、社会教育法第22条で定められている定期講座、討論会、講習会、講演会、実習会、展示会、体育、レクリエーション等の集会、図書や資料の利用、各種団体、住民の公共的集会に使用する場合は、公民館条例により冷暖房使用料及び井倉公民館含翠分館の講堂の電灯電力設備使用料を除き免除することができるとしています。これにより、各公民館では活発に集会や学習会が行われ、どの公民館も分館も地域づくり、人づくりの拠点として、地域になくてはならない公共施設になっています。
しかしながら、公民館を維持するためには多額の経費がかかっていることを忘れてはいけないと思います。平成28年度決算によると、灯油代、ガス代等の燃料費は118万2,172円、光熱水費は1,362万1,338円かかっています。そのほかにも館長、主事の人件費、警備員や清掃委託など、節約が難しい経費もかかります。税収が大きく上がる見込みがない中で、公民館使用料徴収のあり方は、これまでどおり大半無料でいいとは私は思いません。これからは受益者負担をしながら設置者も使用者もオール新見で公共施設を維持していくべきではないでしょうか。生涯学習推進と地域振興、市民活動活性化などの観点から施設使用料は減免していくにしましても、電気代、ガス代などの設備使用料は使用者からいただくほうがよいのではないかと考えますが、御所見をお聞かせください。
以上で1回目の質問を終わります。
59 ◯議長(仲田康豊君) ただいまの杉本美智子議員の一般質問に対する執行部の答弁を求めます。
60
◯福祉部長(小川忠義君) それでは1項目め、1点目のファミリー・サポート・センター事業の実施状況はということで、1番目としまして平成29年11月末現在の提供会員数は、2番目で同日現在の依頼会員数は、3番目としましたら助成金制度を実施する前と後の利用実績はということでございますが、まず1番目、平成29年11月末の提供会員数は70人です。
2番目、平成29年11月末の依頼会員数は36人です。
3番目、利用助成金制度は平成28年度から実施しておりますが、利用実績につきましては、平成27年度が利用人数21人、時間数20時間、平成28年度につきましては利用人数31人、時間数62時間でございまして、利用は増加しております。
続きまして、2点目でございます。
ファミリー・サポート・センターの養成講座の受講者数はということでございまして、平成28年度までの新見市ファミリー・サポート・センター保育サポーター養成講座の受講者数は90人です。このうち86人に登録をしていただいております。
続きまして、3点目でございます。
登録している提供会員のうちで実質活動者数はという御質問でございますが、現在登録している提供会員は70人でございますが、実質活動者数は11人でございます。提供会員は不足しておりませんが、利用が増加しているため、平日などで活動できる提供会員の増加に努めるとともに、提供会員の実習などの機会を設けましてスキルアップすることで依頼会員のニーズに対応してまいりたいと考えております。
続きまして4点目、提供会員のスキルアップ対策はということでございますが、提供会員に対するスキルアップ講座を毎年開催しております。その際情報交換も行っておられるようでございます。
続きまして5点目、ファミリー・サポート・センター事業の周知についてということでございますが、市報や本市のホームページに掲載するとともに、妊娠届、出生届や転入届の際に、全員の方々に、にいみ子育てガイドブックを配布するなどをいたしまして、周知に努めております。
以上でございます。
61 ◯議長(仲田康豊君) 再質問ございますか。杉本美智子議員。
62 ◯10番(杉本美智子君) 御答弁をいただきました。
人数を上げていただいたのですが、受講した人数90人中、現在は70人が提供会員として登録をされていますが、実質活動者数は11人と、大変、70人という登録者数からしたら実質活動者数が少ないように感じましたが、実質活動者数が伸びないという理由はどのようなことだと捉えておられますか。
63 ◯議長(仲田康豊君) 答弁を求めます。
64
◯福祉部長(小川忠義君) 現在、提供会員さんは70人いらっしゃいますけれども、この方々、お仕事をお持ちの方が多々いらっしゃいまして、なかなか平日の活動というのが難しいというふうに聞いております。ですから、土日利用ができるようにという形で、何らかの形は考えたらよろしいかというふうには考えております。
以上でございます。
65 ◯議長(仲田康豊君) 再質問ございますか。杉本美智子議員。
66 ◯10番(杉本美智子君) 登録をしてくださっている方は大変多いのですが、マッチングが難しいということが伺えると思います。せっかく利用助成金制度ができ、利用時間が大幅に増えているという状況の中で、これからまだまだファミリー・サポート・センター事業を使いたいというニーズが出てくるのではないかと考えられますので、引き続き保育サポーターの養成に努めていただきたいと考えます。
それから、スキルアップの講座や情報交換への参加もされているということですが、このスキルアップ講座や情報交換の会場への参加は、登録している会員さんはほとんど参加されるのでしょうか。参加の状況をお尋ねいたします。
67 ◯議長(仲田康豊君) 答弁を求めます。
68
◯福祉部長(小川忠義君) 実際に活動なさっておられる会員さん方はほぼ全員参加なさっていただいております。
以上でございます。
69 ◯議長(仲田康豊君) 再質問ございますか。杉本美智子議員。
70 ◯10番(杉本美智子君) 保育サポーターの講習をせっかく受けましても活動しない間にいろいろと忘れてることもあるかもしれませんし、引き続きスキルアップは必要なのではないかと考えます。提供会員さんの参加ができる時間帯にスキルアップ講座も開講していただきまして、引き続きいつでも引き受けれる体制づくりに努めていただきたいと考えますが、いかがですか。
71 ◯議長(仲田康豊君) 答弁を求めます。
72
◯福祉部長(小川忠義君) こちらにつきましては、私どもでも市報等で御案内もさせていただいておりまして、ただ、どうしても講座が総トータル3日間ということで、約17時間という形で、これも大学へお願いして実施しておる状況でございますので、なるべく今後はそのような形でいかにしたら皆様方が参加しやすいか、時間並びに日にち等も検討してまいりたいと考えております。
以上です。
73 ◯議長(仲田康豊君) 再質問ございますか。杉本美智子議員。
74 ◯10番(杉本美智子君) 周知についてお尋ねをいたします。
事業の周知についてもしっかり取り組んでいるという状況を示されました。これは、事業を利用する側の保護者の方ばかりではなく、広く一般の方に知っていただいて、提供会員になれる可能性がある人の耳にも届くように、また利用した人の意見や提供会員の活動の様子なども公表する機会があってもいいのではないかと考えます。市報やホームページなどというふうに言われましたけども、できるだけこの啓発には今後も努めていただきたいと思います。
次へ進んでください。
75 ◯議長(仲田康豊君) 次に、2項目めの質問に対する答弁を求めます。
76
◯福祉部長(小川忠義君) 2項目めでございます。
自殺防止対策ということで、1点目の第2次健康増進計画における具体的な自殺防止対策と目標はということでございますが、平成28年に自殺対策基本法が改正されまして、市町村自殺対策計画の策定が義務づけられましたことを受けまして、本市では本年度、第2次新見市健康増進計画と一体的に策定することといたしまして、国が示したガイドラインをもとに有識者を交えて現在策定中でございます。
続きまして2点目、ゲートキーパー養成講座の参加者数はと、また講座修了者の数はということでございますが、ゲートキーパー養成講座の参加者数は平成26年度で37人、平成27年度19人、平成28年度13人、計69人となっております。平成29年度につきましては、第1回目の参加者のみで25人となっております。ゲートキーパー養成講座の修了者数につきましては、2回の講座全てに参加した人でございまして、平成26年度33人、平成27年度12人、平成28年度11人、計56人でございます。
続きまして3点目、働く世代のメンタルヘルス対策への考えはということで、1番目で、ストレスチェック助成金のPRを市からしてもどうかということでございますが、当該助成事業につきましては、独立行政法人労働者健康安全機構が実施しておりまして、PRにつきましても同機構が行うものと考えております。
続きまして2番目の、「こころの耳電話相談」「こころの耳メール相談」も市から同様にPRすべきではないかということでございますが、当該事業につきましても厚生労働省から委託を受けておられます一般社団法人日本産業カウンセラー協会が実施しておりまして、相談窓口のPRにつきましても厚生労働省または同協会が行うものと考えております。
続きまして4点目、チャイルドライン受け手養成講習の実施はできないかということでございますが、チャイルドライン受け手養成講座につきましては、認定NPO法人チャイルドライン支援センターの認定を受けました団体が実施するものでございまして、市が講座を開催することは考えておりません。
以上でございます。
77 ◯議長(仲田康豊君) 再質問ございますか。杉本美智子議員。
78 ◯10番(杉本美智子君) 再質問をいたします。
2項目め、1点目の第2次健康増進計画でございますが、計画策定のスケジュールについてどのようになっているか、お尋ねいたします。
79 ◯議長(仲田康豊君) 答弁を求めます。
80
◯福祉部長(小川忠義君) スケジュールでございますが、今後につきましては12月の中旬をめどに第5回の策定委員会を開催いたしまして、1月中旬ごろぐらいからパブリックコメントを実施できないかなというふうに考えておりまして、2月中旬で第6回の策定委員会をいたしまして、3月中旬ぐらいには策定が完了できないかなというふうに考えております。
以上です。
81 ◯議長(仲田康豊君) 再質問ございますか。杉本美智子議員。
82 ◯10番(杉本美智子君) 全体的な健康増進計画の中に自殺対策も組み込んでいくという方法を新見市はとっていくということだと思います。この健康増進計画の策定委員会については、既に12月に5回ということは今まで4回開催されたということですが、これは委員会の公開といいますか、一般の傍聴も可能なのでしょうか。
83 ◯議長(仲田康豊君) 答弁を求めます。
84
◯福祉部長(小川忠義君) 可能でございます。
85 ◯議長(仲田康豊君) 再質問ございますか。杉本美智子議員。
86 ◯10番(杉本美智子君) 市長、常々見える化ということを言っておられますけども、こういった健康増進計画についての策定の状況もしっかりと公表していただきまして、会議がある、傍聴ができるということであれば、日時の公開とか傍聴の受け付けであるとかということも示していかれるほうがいいのではないかと思いますが、この計画策定について見える化を図るということについてお尋ねをいたします。
87 ◯議長(仲田康豊君) 答弁を求めます。
88 ◯市長(池田一二三君) ただいま部長が答弁いたしましたように、原則公開といたしております。また、パブリックコメントもいたしますので、そこでしっかりと見える化ができるのではないかと考えております。
以上でございます。
89 ◯議長(仲田康豊君) 再質問ございますか。杉本美智子議員。
90 ◯10番(杉本美智子君) 今はまだパブリックコメントに至るまでの計画の完成を迎えていないということなので、前回の第1次の計画の内容より自殺防止対策についてどのように取り組みがレベルアップしたかということは示せないでしょうか。第1次と違う取り組みとか、さらにレベルアップした部分、重点的に取り組む部分があればお示しいただきたいと思います。
91 ◯議長(仲田康豊君) 答弁を求めます。
92
◯福祉部長(小川忠義君) 実は、自殺総合対策の大綱が国から示されましたのが今年の7月ということでございまして、それでガイドラインにつきましては10月下旬にやっと素案が示されたということですんで、大まかなことしか言えませんが、基本的に自殺総合対策の基本的な理念、誰もが自殺に追い込まれることのない社会の実現を目指すとか、あと基本的な認識でありますとか基本方針とか重点的な施策並びに推進体制、そういったものが盛り込めていければというふうに考えております。
以上でございます。
93 ◯議長(仲田康豊君) 再質問ございますか。杉本美智子議員。
94 ◯10番(杉本美智子君) 冒頭の質問で申し上げましたとおり、岡山県に比べても、全国に比較しても、新見市の自殺死亡率が高いということが言われているわけなので、国から示された理念やそれから推進体制等もあるかとは思いますけども、是非とも新見市独自でしっかりとした対策を求めておきたいと思います。
そんな中で、50人未満の事業所へのストレスチェック助成金制度の周知も機構からすることである、またこころの耳電話相談、メール相談についても一般社団法人からPRしていただくことであるということで、新見市はもうほとんどタッチをしないというふうに受け取れましたが、市長にお尋ねをいたします。
働く世代の自殺防止対策について、市長が考えておられる御所見をお聞かせください。
95 ◯議長(仲田康豊君) 答弁を求めます。
96 ◯市長(池田一二三君) 本当に、心の問題ということで、これはなかなか難しい問題であろうと考えてるところでございます。そうした中、一番大事なことは、このSOS、こういった発信されたものを受け取る、あるいはこういったストレスチェックを受けた後のフォロー、こういったものが重要になると考えているところでございます。
97 ◯議長(仲田康豊君) 再質問ございますか。杉本美智子議員。
98 ◯10番(杉本美智子君) 市長も自殺防止対策に取り組んでいかなければいけないと思っていることは十分わかります。しかし、こういう国やほかの団体がしていることについても、一番労働者に身近な行政として、もっとPRに取り組んだりすることはしていってもいいのではないかと私は考えております。いろいろな情報を持っている窓口が新見市にもあるということで、少しでもそういう方々のSOSに対応ができるべき行政を目指していただきたいと考えますが、いま一度御答弁をお願いいたします。
99 ◯議長(仲田康豊君) 答弁を求めます。
100 ◯市長(池田一二三君) 杉本議員の思いとか発言はよくわかります。現在、部長も答弁をいたしましたように、第2次新見市健康増進計画の中にそういったものを盛り込むということで今協議をしていただいてるところでございますので、現段階でどれをどうというようなことは今お任せをしておりますので、そのものを見守りたいと考えております。
101 ◯議長(仲田康豊君) 再質問ございますか。杉本美智子議員。
102 ◯10番(杉本美智子君) 次に、チャイルドラインの受け手の養成講座について提案をいたしましたが、これも取り組みをしていかないという答弁をいただきました。この講座の内容は市民学習講座としてもよい講座だと思いますので、また今後も研究をしていただければと思います。
先般、神奈川県の座間市で、ツイッターなどへ自殺願望をほのめかす書き込みをしていた10代から20代の若者が、SNSを通じて知り合った男性の部屋で亡くなるという、大変ショッキングな事件が報道をされました。死について考えたとき、耳を傾け、その気持ちに寄り添ってくれたのが、きちんとした相談窓口であったならと思うと大変考えさせられるものがあります。
次期新見市健康増進計画では是非とも高い目標を掲げ、たくさんある公的な相談窓口の周知に努めるとともに、身の回りの人へのゲートキーパーとしての役割と相談体制の充実が求められます。また、自分でできるストレスチェックやストレス解消法の啓発など、今後さらに自殺防止対策に取り組むことを求めまして、この項を終わりたいと思います。
次へお願いします。
103 ◯議長(仲田康豊君) 3項目めの質問に対する答弁を求めます。
104
◯福祉部長(小川忠義君) 3項目め、1点目のインフルエンザ予防接種助成金対象者を18歳まで拡大できないかということでございます。
本市のインフルエンザの任意予防接種助成事業につきましては、発症者が多いと言われている1歳から中学校3年生、15歳までの方を対象といたしまして、1回1,500円の助成をしておりまして、対象範囲、助成金額ともに現在県下において最も充実しておることと考えております。以上から、今のところ拡大につきましては考えておりません。
続きまして、インフルエンザ任意予防接種助成の平成28年度の実績につきましては、1回目1,868名、2回目1,218名で、助成金額につきましては462万9,000円の助成をしております。
以上でございます。
105 ◯議長(仲田康豊君) 再質問ございますか。杉本美智子議員。
106 ◯10番(杉本美智子君) 御答弁をいただきました。
28年度の実績も示されたところですが、1回目、2回目、接種助成をしたパーセンテージといいますか、全体の対象者の中で何割ぐらいの方がこの予防接種を受けておられるのかお尋ねいたします。
107 ◯議長(仲田康豊君) 答弁を求めます。
108
◯福祉部長(小川忠義君) 大体50%強という形になろうかと思っております。
109 ◯議長(仲田康豊君) 再質問ございますか。杉本美智子議員。
110 ◯10番(杉本美智子君) 県内他市に比較して新見市の助成は大変手厚いという答弁がありました。そうなのですが、市長ここでさらに18歳までにこの助成金を拡大することは、岡山県の中のトップのトップということで、大変チャンスではなかろうかと。子育て支援に手厚い町というのを売り込むには、このニュースは有効なのではないかと思いますが、お考えをお尋ねいたします。
111 ◯議長(仲田康豊君) 答弁を求めます。
112 ◯市長(池田一二三君) 先ほど部長が答弁いたしましたように、この県内において最も充実している状況でございますので、今のところ考えはございません。
以上でございます。
113 ◯議長(仲田康豊君) 再質問ございますか。杉本美智子議員。
114 ◯10番(杉本美智子君) この15歳までの助成が県内で最も手厚いということのPRも、もっとしていかれてもいいのではないかと思いました。調べていただきまして、県内では大変手厚いということが示されたわけです。18歳までの予防接種の助成金拡充をして大変喜ばれている県外の市が幾つかあります。今後も折に触れて提案をしてまいりたいと思いますので、引き続きこれを研究していただきますように求めておきます。
次へ進んでください。
115 ◯議長(仲田康豊君) 4項目めの質問に対する答弁を求めます。
116
◯総務部長(矢田貝 誠君) 4項目めの新見市公共施設等総合管理計画についてでございますが、まずタウンミーティングについての具体的な内容ということでございますが、タウンミーティングにつきましては、平成30年度になって実施をしたいということで今計画をしてるとこでございまして、まだ具体的な内容、あるいは対象者等は決めてはおりませんが、想定してるのは、内容といたしましては再配置計画全体の中のいろんな考え方等について御意見をいただきたいというふうに思っておりますし、また対象者につきましては一般的な市民の皆様方にお声をかけていきたいというふうに思っているところでございます。
それから、2番目でございますが、売却可能な資産のリストアップでございますけれども、資産のリストというのは作成をいたしておりません。利用していない施設につきましては積極的に売却、譲渡、貸し付け、除却等の処分を進めていくことといたしておりまして、その中で売却対象となったものにつきましては、個別により有利な処分を図っていきたいと、そのように考えております。
それから、2点目でございますけれども、再整備の考えはということでございますが、先ほど申し上げましたように、利用していない施設につきましては、方向的には売却あるいは譲渡等の考え方を持っておりますが、実際に処分を行うに当たりましては、市民ニーズあるいは施設の特性、費用対効果などを見きわめながら、新たな利用方法の有無などについても十分検討しながら進めてまいりたいというふうに考えております。具体的に、柔道場、弓道場っていうお話がございましたが、その施設をどうするかっていうことは、今ここでの話にはなりませんので、全体的な中で考えていきたいというふうに思っております。
以上です。
117
◯教育部長(安藤暢重君) 4項目めの3点目でございます。
御質問の中にもありましたように、公民館は生涯学習推進の拠点であることから、新たに設備使用料を負担していただくことは現在のところ考えておりません。
以上でございます。
118 ◯議長(仲田康豊君) 再質問ございますか。杉本美智子議員。
119 ◯10番(杉本美智子君) タウンミーティングについて説明をいただきました。まだ具体的には出ていないということではありますが、全体的な話を一般の方に聞いていくというような答弁だったと思います。もっと自分の地域にある何々をどうしましょうかというような相談をかけるというような形のタウンミーティングではないのでしょうか。
120 ◯議長(仲田康豊君) 答弁を求めます。
121
◯総務部長(矢田貝 誠君) この再配置計画自体の中で、個々の施設についてこうですっていうお話は基本的には出ていかないだろうというふうに思っておりまして、総合的な中でどういうふうな方向がいいのか、あるいはそれについて皆様方の考えはどうなのかっていうようなことをお尋ねするような状況になるんではないかなというふうに思っておりますし、計画自体も個々の施設ということになりますと、当然利用されている方の御意見等も聞かなければならないということになりますので、そこまで踏み込んだような形のものにはならないというふうに思っております。
以上です。
122 ◯議長(仲田康豊君) 再質問ございますか。杉本美智子議員。
123 ◯10番(杉本美智子君) それでは、個々の施設についてという市民の意見の聴取は、計画策定時のアンケートにおいてある程度行われるというふうに考えておけばいいのでしょうか。計画策定時の市民アンケートはどういったとり方をされるのかお尋ねをいたします。
124 ◯議長(仲田康豊君) 答弁を求めます。
125
◯総務部長(矢田貝 誠君) アンケートの中では、どういう方向でいくのかなっていうのはもちろんありますし、例えば個々の施設ということではなくて、ある程度大きいまとまりの中で、集会施設についての考え方はどうなんでしょうか、あるいは文化施設、スポーツ施設、レクリエーション施設、それぞれの施設についての考え方等につきまして、市民の皆様方からの御意見をいただきたいなというふうに思っているところでございます。
126 ◯議長(仲田康豊君) 再質問ございますか。杉本美智子議員。
127 ◯10番(杉本美智子君) アンケートのとり方によっても新見市の公共施設の方針が大きく変わってくるのではなかろうかと思います。住民の側も具体的なことを示していただいて、それについてどういうふうに考えるか、利用の状況を尋ねられたりするほうが答えやすいのではないかと思いますので、市民の意見がしっかりと反映されるような形のアンケートをとっていただくように求めておきます。
また、リストアップはまだしていないということで、公表もしないということではありますけども、計画策定の段階から見える化を図っていただきたいということも求めておきます。また、今までその施設が果たしていた機能をほかで代用するなど、サービスの低下につながらないような対策が必要と考えますが、そのあたりはどのようにお考えでしょうか。
128 ◯議長(仲田康豊君) 答弁を求めます。
129
◯総務部長(矢田貝 誠君) 廃止あるいは売却等をする施設というのは、それなりの理由がある中で進めていくということになろうかというふうに思っておりますので、その中で代替えの施設が要るのか要らないのかどうなのか、その辺も含めながら考えてまいりたいというふうには思っております。
130 ◯議長(仲田康豊君) 再質問ございますか。杉本美智子議員。
131 ◯10番(杉本美智子君) 面積を減らしていくという方針が出ている中で、どこが減っていくんだろうかということを考えるわけです。人口が減って交通弱者が増える中で、公共施設の削減や再配置計画を立てることになります。暮らしにくくなったと言われないように、公共交通の充実やソフト面のサービスの構築とあわせて検討をしていただきたいと考えておりますが、市長の答弁を求めたいと思います。
132 ◯議長(仲田康豊君) 答弁を求めます。
133 ◯市長(池田一二三君) 10年間で6.5%でしたか、削減をしていくという方向性を打ち出す中で、再配置計画を立てていくわけでございます。そうした中、市民の皆様方のサービス面で、なるだけそういう支障が出ないような考え方をもって進めてまいりたいと思いますけれども、そのためには市民の皆様方も、杉本議員言われたようにしっかりと理解をしていただきまして、現状を理解をしていただきまして、その中で考えていただきたいというふうに思っております。
134 ◯議長(仲田康豊君) 再質問ございますか。杉本美智子議員。
135 ◯10番(杉本美智子君) 3項目めの公民館の設備使用料について徴収する考えは今のところないという御答弁をいただいたところです。これから10年先も20年先も、人口の年齢構成が変わっても、地域の施設を維持していこうとするなら、どこかの段階で維持費についても負担のあり方を考えるべきではないかと私は思います。そして、自分たちの施設として設備の充実の意見をしっかりと上げていくこと、またそういうことが市民参画、市民協働の一端ではなかろうかと思いますが、教育長のお考えをお尋ねをいたします。
136 ◯議長(仲田康豊君) 答弁を求めます。
137 ◯教育長(城井田二郎君) 今、議員さんから御提案いただきましたように、生涯学習の拠点でありますから、この施設をより市民の方々が使いやすく維持をしていくことは行政の大きな役割であると思います。ただ、先ほどから申されておりますように、負担のことにつきましては、今後のいろいろな動きがございますので、その中で当然検討する時期はあるかもしれませんが、今のところはそれはないというのが今の考えでございます。
以上でございます。
138 ◯議長(仲田康豊君) 再質問ございますか。杉本美智子議員。
139 ◯10番(杉本美智子君) 今のところ負担が増えないということで安心された市民の方も大勢おられるかとは思います。公共施設の経費についても新見市公共施設等総合管理計画の中で検討課題の一つになっております。計画推進においてはしっかりと見える化をしていただき、市民理解を得ながら丁寧に進めていただくよう求めまして、今回の質問を終わります。
140 ◯議長(仲田康豊君) これをもちまして杉本美智子議員の一般質問を終わります。
しばらく休憩をいたします。
午前11時53分 休 憩
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午後1時0分 開 議
141 ◯議長(仲田康豊君) 休憩を終わり会議を再開いたします。
次に、4番宮本英基議員の登壇を願います。4番宮本英基議員。
〔4番 宮本英基君 登壇〕
142 ◯4番(宮本英基君) 議長のお許しをいただきましたので、平成29年12月定例会2日目、3番目の質問者として通告に従いまして4項目質問させていただきます。
また、パネルの持ち込みにつきましては、議長の許可をいただいております。
1項目め、A級グルメフェアについて、2項目め、にいみA級食材について、3項目め、新見高校のあり方について、4項目め、小・中学校の洋式トイレについて、4項目質問させていただきます。
1項目め、A級グルメフェアについて。
平成29年10月8日、正田の憩いとふれあいの公園で新見A級グルメフェア2017が開催され、池田市長からA級グルメの町として知名度は上がってきた。今後も日本全国にA級食材をPRし、食材を生かした交流人口の増加、地域の活性化、地域観光振興につなげていきたいと挨拶がありました。イベントの内容は、恒例の千屋牛の抽せん会、有名シェフの料理教室などが行われました。テントでは、21事業所がA級食材を使った加工品や特産品などの販売をされました。このA級グルメフェアは平成23年から実施され、今回で7回目になります。第1回目は来場者数が5,300人、今回は8,000人まで増えてきております。会場も当初はにいみまなび広場で実施されておりましたが、来場者の増加によりまして、平成25年から正田の憩いとふれあいの公園に移り開催されております。このイベントは、新見市の誇る一大イベントであります。
そこで1点目、今年度のA級グルメフェアの成果についてお尋ねします。
2点目、A級グルメフェアの今後の計画についてお尋ねします。
2項目め、新見A級食材について。
新見市まち・ひと・し
ごと創生総合戦略の中に、地域資源を活用した交流の活性化と産業の振興、本市の豊かな自然や歴史、文化、食、観光地などの地域資源を生かした特色ある観光や広域的な観光を促進し、戦略的に情報発信を行うことにより、定住人口の増加を図り、交流を活性化する必要がありますとあります。
また、RESAS(地域経済分析システム)を用いた経済構造の分析結果を見ますと、本市の基幹産業の一つである農林業の売上高、付加価値額は、他産業に比べ低迷しておる状況でございます。加えて、高齢化や後継者不足などにより、農林業従事者も減少していることから、産業規模の縮小が懸念されております。そこで、本市の特産品の中でもA級グルメとして市内外から注目されている千屋牛、ピオーネ、キャビアなどのブランド価値をさらに高めるとともに増産を図り、首都圏や海外への新たな販路開拓に取り組むほか、豊富な特産品の6次産業化を推進する。このことにより、農家の所得増を図り、産業の振興に取り組む必要がありますとありますが、新たな販路開拓に取り組み、豊富な特産物の6次産業化を推進し、農家の所得増を図り、産業の振興、交流人口の拡大につなげることは、本市にとって早急に行うべき重要な課題であります。
そこで1点目、にいみA級食材のPR及び販路の考えをお示しください。
2点目、商標登録の活用方法について、本市が商標登録しているA級の誇りなどありますが、その商標登録を活用し、統一したのぼりを作成し販路拡大やPRができないか、御所見をお示しください。
3項目め、新見高校のあり方について。
先日、報道発表にもありましたが、岡山県高等学校教育研究協議会が県教育委員会へ小規模校の再編成を初め、平成40年までの県立高校のあり方を提出されました。その提言の中に、今後学校が小規模化していく中では、校地間の距離や施設整備等の違いを踏まえながら、できるだけ複数校地の解消に努めていくのが望ましいとあります。これまで複数校地については、平成14年度の再編整備計画で施設整備の状況等を考慮した結果、当分の間、両校の校地を活用するとした学校があり、複数校の校地を有する学校では適正規模の維持による教育活動の活性化や両校の施設整備を活用できるといったメリットがあるものの、校地間の移動に時間がかかるなど、学校運営上困難な状況があると指摘されております。
岡山県では、新見高校、井原高校、勝山高校、真庭高校の4校が該当になっております。新見市にとっては今後複数校地の解消や再編された場合、内容によってはさらなる少子化へ拍車がかかり、人口減少が著しく進むのではないかと懸念されております。岡山県高等学校教育研究協議会の提言を受けて、池田市長が県の教育長に要望されましたが、学校関係者や市民からも、新見高校は新見市にとって大切なものです。この課題に対して誰が何をどうしているのか、全く見えてこないとの意見もいただいております。
そこで1点目、県教育長へ要望された内容をお示しください。
2点目、新見高校の維持を求める現在の組織体制は、新見高校維持を求める「明日の新見高校を考える会」の現在のメンバーをお示しください。
次に4項目め、小・中学校の洋式トイレについて。
今から20年ほど前、学校のトイレは暗い、汚い、臭いなどと言われておりました。それ以来、明るくきれいなトイレが普及しつつも、校舎耐震化が優先され改善が進まない学校もまだまだ多数あります。家庭のトイレは見違えるようにきれいになっている中、学校トイレの整備だけが遅れている状況でございます。また、多くの学校に和式便所が残っており、ある学校では児童・生徒がトイレを我慢するといったケースも報告されております。学校トイレの環境状況によっては、子供の健康にも影響します。文部科学省の公立小学校、施設のトイレの状況調査、平成28年4月1日現在の調査によりますと、全国の公立小・中学校のトイレの全便器数は約140万個、そのうち洋便器数は約61万個で洋式率は43.3%、和便器数は約79万個で和式率は56.7%、岡山県は洋式が38.3%、和式が61.7%でした。岡山県は全国と比較すると公立小・中学校のトイレの洋式化が遅れている状況でございます。家庭のトイレは洋式トイレの保有率が約90%であることを考えれば、学校の洋式化が遅れていることはわかります。
学校のトイレ研究会が、全国の公立学校の教職員そして自治体に対して調査したものがございます。
こちらでございますが、全国の教職員アンケート、学校で児童・生徒のために改善が必要と思われるところはどこですかということで、2009年1位はトイレで51%、2位は校舎の耐震化38%、2015年1位がトイレで59%、2位はパソコン、電子黒板30%。2009年に耐震化を抑えて第1位だったトイレ、2015年にはさらに他との差を広げ圧倒的な1位、建てかえやトイレ改善のサイクルが老朽化に追いつかず、改善要望が拡大してしまっているのが現場の実態でございます。
それから、こちらが全国自治体のアンケートでございます。
学校の児童・生徒のために改善が必要と思われるところはどこですかと。2009年1位は校舎の耐震化71%、2位がトイレ63%、2015年1位がトイレで73%、2位が外壁で47%です。2009年には耐震化に次いで第2位だったトイレ、耐震化が一段落して2015年は第1位になりました。いよいよこの重要課題に取り組まないといけないタイミングが来ているように思います。
本市においても、校舎の耐震化は既に終わり、自治体アンケートにもありますように、自治体、学校関係者が一体となり取り組む必要があると考えます。
そこで1点目、本市における小・中学校の洋式トイレの設置状況をお示しください。
以上で1回目の質問を終わります。
143 ◯議長(仲田康豊君) 宮本議員、先ほどの3項目めの3点目の質問について、この質問をされましたか。
144 ◯4番(宮本英基君) 3項目めの……。
145 ◯議長(仲田康豊君) 3点目。
ちょっとわかりにくかったんですが、2点目はメンバー構成っていうのはわかったんで、その次の計画及び推進体制っていう。
146 ◯4番(宮本英基君) 3項目め、新見高校のあり方について、3点目、今後の計画及び推進体制についてお尋ねします。
147 ◯議長(仲田康豊君) ただいまの宮本議員の一般質問に対する答弁を求めます。
148 ◯産業部長(安達悦久君) まず1項目め、A級グルメフェアについての1点目でございます。
今年度のA級グルメフェアの成果はということでございました。
A級グルメフェアは、本市が高級食材の宝庫であることを広くPRすることで、交流人口の増加や産業の振興、観光の振興につなげることを目的に、平成23年度より毎年開催しております。今年は10月8日に憩いとふれあいの公園で開催し、好天に恵まれたこともあり、市内外から約8,000人の方が来場され、フェアの主な内容としては、ANAクラウンプラザホテルの和食料理長による新見の食材を使用した料理ショー、あるいはその和食料理長による特製弁当の作成販売などを行っております。A級グルメフェアでは本年で7回目の開催となり、岡山市や倉敷市の県南地域あるいは県外からの来場者も増え、高級食材の宝庫であることが少しずつ広まってきていると感じております。
2点目、A級グルメフェアの今後の計画はということでございますけれども、当日の来場者アンケートから、市外からも多くの来場者があり、市内特産品のPRイベントとしては一定の成果が出ていると思っております。出店事業者に対するアンケートでは、一部内容の見直しを希望する意見もいただいております。こうした状況を踏まえ、次年度以降のA級グルメフェアにつきましては、実施内容などの変更も検討したいと考えております。
以上でございます。
149 ◯議長(仲田康豊君) 再質問ございますか。宮本英基議員。
150 ◯4番(宮本英基君) A級グルメフェアの成果ということで、A級食材が少しずつ広まっていったと答弁がございましたが、来場者の方からイベントがマンネリ化してるんではないかと、メーンのイベントの抽せん会、そして試食ですが、来場者がこの時間帯だけ来られて帰っていかれる、そんな感じがしております。また、このイベントで昼食の時間にこういった試食会とか、例えば抽せん会を行うのはおかしいのではないかと出店者からも意見をいただいておりますが、その内容につきまして見直す必要があると思いますが、答弁を求めます。
151 ◯議長(仲田康豊君) 答弁を求めます。
152 ◯産業部長(安達悦久君) 先ほども申し上げましたとおり、いろいろな出店者の方の意見や来場者の方のアンケートなどもいただいております。改善できる点、見直すべき点などは今後検討していきたいと考えております。
以上でございます。
153 ◯議長(仲田康豊君) 再質問ございますか。宮本英基議員。
154 ◯4番(宮本英基君) 改善する、そのように検討していくと前向きな答弁をいただきました。
また、出店者からも人の流れについて、初めて完全屋外となりまして、出店者のテントの並びがおかしく来場者に気づいていただけなかったと、そういう出店者の意見もいただいております。テントを左右に並べて通りをつくって欲しい、そういうふうな御意見もいただいておりますがいかがでしょうか。
155 ◯議長(仲田康豊君) 答弁を求めます。
156 ◯産業部長(安達悦久君) 御指摘のとおり、初めての屋外開催ということもございました。この点につきましてもいただいておる御意見を踏まえて、見直す点、改善すべき点があれば検討したいと考えております。
以上でございます。
157 ◯議長(仲田康豊君) 再質問ありますか。宮本英基議員。
158 ◯4番(宮本英基君) 検討していくと答弁がございましたが、今回初めて完全屋外と、屋内から屋外になったわけでございますが、その成果はどうだったのかお尋ねいたします。
159 ◯議長(仲田康豊君) 答弁を求めます。
160 ◯産業部長(安達悦久君) 御指摘のとおり、開催を重ねる度にたくさんの来場者の方に来ていただいておりまして、年々増加している傾向でございます。屋内のみでは会場が狭いという判断のもとに屋外で開催すると、このほうが実施できるイベントも多くなるというような判断で屋外で開催しました。その点についてはよかったかなと考えております。
以上でございます。
161 ◯議長(仲田康豊君) 再質問ございますか。宮本英基議員。
162 ◯4番(宮本英基君) 屋内では狭くなったと答弁がありましたが、しかしながら、雨のことを考えたり、イベントが屋内であるとたくさんお客さんがいるように見えますし、出店者も同じような環境の中、出店でき、私としてはやっぱり屋内がいいと思います。是非ともそういう意見もあったということで参考にしていただきたいと思います。
次の、A級グルメの今後の計画ということで、一定の成果は出た、そして内容の見直しを検討していくとありますが、今回のA級グルメの来場者を見てますと、市内そして市外、聞いたら岡山、倉敷の人が多かったんですが、同じぐらいの方が来られていたと思いますが、来場者の内訳がわかれば教えてください。
163 ◯議長(仲田康豊君) 答弁を求めます。
164 ◯産業部長(安達悦久君) 今回の来場者の方に対して、どちらから来られたかということをアンケートをとらせていただいております。まさしく御指摘のとおりでございまして、新見市内の方が36%、それから岡山、倉敷の方を合わせると40%と、県南の方が多くなってます。それ以外は、県外とかその他の県内ということでございまして、県南、岡山、倉敷地域からの御来場の方が多かったという結果が出ております。
以上でございます。
165 ◯議長(仲田康豊君) 再質問ございますか。宮本英基議員。
166 ◯4番(宮本英基君) 先ほど、部長から県南からも40%来とるということで、交流人口の拡大にはつながっていると、そのように感じておりますが、A級グルメフェアを現在イベント会社に委託をされておりますが、実行委員会で学生などを入れた地元参加型のイベントも必要ではないかと考えますが、いかがでしょうか。
167 ◯議長(仲田康豊君) 答弁を求めます。
168 ◯産業部長(安達悦久君) A級グルメフェアを開催するに当たり、A級グルメの実施の検討委員会も設置をして、農協、漁協、それぞれの会議所、商工会などと連携しながらやっておりますが、御指摘のように学生さんであるとかあるいはJCさんみたいな若い地域の団体の方などの御意見も踏まえることも重要かと考えておりますので、今後検討していきたいと思っております。
以上でございます。
169 ◯議長(仲田康豊君) 再質問ございますか。宮本英基議員。
170 ◯4番(宮本英基君) 前向きの答弁ありがとうございました。
A級グルメフェアは新見の誇る一大イベントでございます。素材も質もA級です。やっていることがB級ではいけません。新見の市民の意見を入れた手づくり感のあるイベントを求めておきます。関係者の皆さん、A級の誇りを持ってA級フェアを開催して欲しい。さらなる発展を期待しております。
次の項をお願いいたします。
171 ◯議長(仲田康豊君) 次に、2項目めの質問に対する答弁を求めます。
172 ◯産業部長(安達悦久君) 2項目め、にいみA級食材についての御質問の中で、まず1点目、にいみA級食材のPR及び販路の考えはということでございますが、千屋牛やピオーネなどに代表されるA級食材につきましては、新見A級グルメフェアの開催やふるさと納税のお礼の品とするなど、市内外へPRを図っているとこでございます。
また、今年度はピオーネの販路拡大に向け、阿新農協など関係機関と連携により、香港や東京大田市場でのトップセールスを行っております。こうした積極的な取り組みもあり、市場では高い評価をいただいております。販売店からの引き合いも強く、首都圏や海外での販路も十分に確保されつつございます。
このほか、高梁川流域連携事業として、吉備サービスエリアや倉敷市中心部での農産物PR、備中県民局主催事業による大阪駅でのワインのPRを行うなど、多くの市外、県外の方に、本市の魅力ある食材や加工品の発信を行っております。
また、初の試みとして、広島マツダスタジアムで、本市の農産物や観光のPRイベントを開催し、御来場されてる方に好評をいただきました。
こうした積極的なPRを通じてさらなる販路拡大が見込まれるものと考えており、今後も引き続きPRに努めてまいりたいと考えております。
2点目の商標登録の活用方法でございますが、現在商標登録しているA級の誇りは、販路開拓を目的にした商標ではないことから、この商標による販路拡大の活用は考えておりません。
以上でございます。
173 ◯議長(仲田康豊君) 再質問ございますか。宮本英基議員。
174 ◯4番(宮本英基君) 部長から詳しく、ふるさと納税そしてトップセールスによる首都圏や海外への販路拡大をしていると答弁がございましたが、海外や首都圏の販路拡大、それは本当に大切なことだと思いますが、送料や営業を考えると身近な岡山市や倉敷での販路の確立、これを具体化するほうも必要じゃないかと考えます。
これが岡山県の人口です。
岡山県の人口は約190万人、岡山市が約70万人、倉敷が48万人。人口比率にしますと、岡山市36.7%、倉敷市25.1%、新見市が1.6%。岡山市と倉敷市を合わせると約60%を占めていることがわかります。岡山県の人口の60%の岡山市と倉敷市、やっぱり身近な岡山、倉敷を具体的な販路とする必要があると思いますが、お考えをお願いします。
175 ◯議長(仲田康豊君) 答弁を求めます。
176 ◯産業部長(安達悦久君) 御指摘のように、非常に県内でも人口集中している岡山市、倉敷市でのグルメイベントを開催するということは販路拡大につながると考えております。グルメイベントの開催の方法も、他地域に埋もれないように単独開催というような形が好ましいかなと考えております。
以上でございます。
177 ◯議長(仲田康豊君) 再質問ございますか。宮本英基議員。
178 ◯4番(宮本英基君) 例えばA級グルメのイベント、新見市にはA級食材やおいしい特産品、加工品などたくさんあります。新たな販路として、そのきっかけづくりとして岡山市、倉敷市に──A級グルメフェアは新見で行うとして──新見グルメイベントを開催してはどうかと提案しますが、いかがでしょうか。
179 ◯議長(仲田康豊君) 答弁を求めます。
180 ◯産業部長(安達悦久君) 検討したいと考えます。
181 ◯議長(仲田康豊君) 再質問ございますか。宮本英基議員。
182 ◯4番(宮本英基君) 検討するとの答弁ございました。
副市長にお尋ねします。
岡山駅前そして倉敷駅前は詳しいと思います。そこで、岡山、倉敷にイベントを開催するお考えはないか、お尋ねいたします。
183 ◯議長(仲田康豊君) 答弁を求めます。
184 ◯副市長(木村俊之君) 先ほど来、部長から答弁してますとおり、岡山県内の人口集中してございます岡山、倉敷市内で、新見のA級のええもんを広く知ってもらいPRするということは非常に意義あることだと思いますんで、前向きに検討したいと思います。
以上でございます。
185 ◯議長(仲田康豊君) 再質問ございますか。宮本英基議員。
186 ◯4番(宮本英基君) 副市長から前向きに検討するという答弁ございました。
市長にお尋ねします。
新見グルメイベントを来年から考えてはどうでしょうか。
187 ◯議長(仲田康豊君) 答弁を求めます。
188 ◯市長(池田一二三君) 部長、副市長が答弁したとおり、前向きに検討したいと思います。
189 ◯議長(仲田康豊君) 再質問ございますか。宮本英基議員。
190 ◯4番(宮本英基君) 前向きに検討するということで、岡山市、倉敷市で新見グルメイベントを開催することは、市内外のグルメを紹介したり、加工品などの6次産業化したものを販売することで、どの商品が売れてどの商品が売れないのか、売れる商品を見つけるきっかけにもなります。是非とも実施していただきたいと強く要望をしておきます。
また、次の2点目ですが、A級の誇りを活用して統一したのぼりなど、販路拡大はできないかという質問で、A級の誇りというのは販路の拡大は考えてないと、そういう商標登録を使うというのはしていないと答弁がございましたが、例えば岡山、倉敷で、新見の食材を活用した飲食店に商標登録しているロゴを使ってリピーター客を確保する、そういう考えはございませんでしょうか。
191 ◯議長(仲田康豊君) 答弁を求めます。
192 ◯産業部長(安達悦久君) ロゴを活用しての食材、特産品のPRということでございますけども、既に商工団体等が中心で策定しているにいみ推奨特産品という、こういう冊子に織り込んだ新見の推薦すべきものをにいみ推奨特産品として、これは商工会議所、商工会、観光協会などで作成をして、そういうにいみ推奨特産品というシールを作成をしてPRに努めています。そういうものを活用しながら、新見市全体で推す特産品、食べ物も含めて全てでございますけども、それを積極的にPRする、あるいはそれをのぼりの中に組み込むというようなこともそれは手かもわかりませんので、そういうことについても今後研究してまいりたいと思っております。
以上でございます。
193 ◯議長(仲田康豊君) 再質問ございますか。宮本英基議員。
194 ◯4番(宮本英基君) 是非ともにいみ推奨品ってロゴを使って、飲食店にのぼり、今は岡山、倉敷の店の前には千屋牛というのぼりがありますが、是非ともそういうのぼりをつけていっていただきたいと思います。
岡山市、倉敷市で新見グルメイベントを開催する、そして飲食店に統一したブランドでのぼりを上げていく、本市のPRを行うことが必要だと感じております。県内を中心に新たな販路開拓に取り組み、豊富な特産品の6次産業化を推進し、農家の所得向上を図り、産業の振興、交流人口の拡大につなげ具体化するよう要望しておきます。
次、お願いいたします。
195 ◯議長(仲田康豊君) 3項目めの質問に対する答弁を求めます。
196 ◯市長(池田一二三君) 3項目め、新見高校のあり方について。
1点目、県教育長への要望内容はという質問に対しての答弁をいたします。
昨日の古川議員の質問で答弁させていただきましたが、新見高校の今後のあり方を検討する明日の新見高校を考える会として、現状の新見高校の学科構成及び両校地の維持、小規模化する中での教育の維持に向けた教員配置の配慮などについて、11月29日に県教育長へ要望をしております。
2点目の新見高校の維持を求める現在の組織体制でございますが、明日の新見高校を考える会は新見高校や同校OBが中心となって組織されており、顧問には小林県会議員、会長に私、副会長に市議会議長などが選任されております。事務局は新見高校であります。
3点目の今後の計画及び推進体制は、でございますが、昨日の古川議員の質問で答弁させていただきましたが、アンケート結果からニーズ把握などを行った上で、高校の役割や地域づくりを含めた協議を、これから明日の新見高校を考える会で行っていくことといたしております。
以上でございます。
197 ◯議長(仲田康豊君) 再質問ございますか。宮本英基議員。
198 ◯4番(宮本英基君) 1点目の、11月29日に県の教育長に要望されたと答弁がありましたが、そこで岡山県の教育長は要望を受けどのような答弁をされたのか、お尋ねいたします。
199 ◯議長(仲田康豊君) 答弁を求めます。
200 ◯市長(池田一二三君) 新見高校の実情、あるいは先ほど申しました要望を口頭でいたしました。その折、教育長からお言葉をいただきましたのは、教育委員会を窓口といたしまして、地元自治体と今後意見交換をさせていただくとの考えを示されたところでございます。
201 ◯議長(仲田康豊君) 再質問ございますか。宮本英基議員。
202 ◯4番(宮本英基君) それでは、教育委員会を窓口にするということで、次の、明日の新見高校を考える会構成メンバーが22人と示されました。
教育長にお尋ねします。
本来、高校は県の管轄です。市には情報が来ないと思います。この問題は本市にとっても重要な課題であり、市の教育委員会として県の教育委員会との情報共有が必要だと思います。今後も、先ほど市長が述べられたんですが、教育委員会が窓口になっていくということで、担当が必要だと考えますが、その情報の共有、それと担当、どのようにお考えになっとるかをお尋ねします。
203 ◯議長(仲田康豊君) 答弁を求めます。
204 ◯教育長(城井田二郎君) 県教育庁から、今まで教育委員会は小・中義務教育を基本的には担当しておりますので、高校教育課からの情報というのは今まではございませんでしたが、今後は市町の教育委員会に県の教育庁との連携をする部署を置いて欲しいという要請がございましたので、学校教育課を県教育庁との連携の窓口にいたしたいと考えております。
以上でございます。
205 ◯議長(仲田康豊君) 再質問ございますか。宮本英基議員。
206 ◯4番(宮本英基君) 教育長から県と連携して、心強い答弁をいただきました。万全な体制で対応をお願いいたします。
次に3点目、今後の体制につきましてでございますが、アンケートから協議していくということでございますが、市長に再度お尋ねします。
先日、同僚議員の質問で、新見高校は重要と考えている、そして地域づくり、まちづくりにも影響すると市長答弁がありました。1月にも県知事に要望書を、明日の新見高校を考える会が提出する予定と聞いております。具体的に実行に移す必要があると考えますが、御所見をお示しください。
207 ◯議長(仲田康豊君) 答弁を求めます。
208 ◯市長(池田一二三君) その件につきましても、明日の新見高校を考える会で協議を進めてまいりたいと思います。
209 ◯議長(仲田康豊君) 再質問ございますか。宮本英基議員。
210 ◯4番(宮本英基君) 十分な協議をお願いいたします。定例県議会において、県教育長は普通科と職業科、バランスにも配慮し、地域の必要な高校の教育内容や活性化策について、地元自治体などで意見交換をし、高校が地域の期待に応えるよう取り組みたいと答弁をされております。本市にとっても新見高校はなくてはなりません。地域活性化の核としてどんな高校が望ましいのか、そして自治体、PTAなどがしっかりした体制をとって議論を進めるよう要望をしておきます。
次、お願いいたします。
211 ◯議長(仲田康豊君) 4項目めの質問に対する答弁を求めます。
212
◯教育部長(安藤暢重君) それでは、4項目めの市内小・中学校のトイレについてでございますが、平成29年3月議会の一般質問でもお答えしておりますように、平成28年4月1日現在の洋式便器の割合は43.4%であり、岡山県平均よりも高い状況でございます。
以上でございます。
213 ◯議長(仲田康豊君) 再質問ございますか。宮本英基議員。
214 ◯4番(宮本英基君) 県より設置率が高い43.4%と答弁がございました。
今後の洋式トイレの設置を上げる必要性があると思いますが、お考えをよろしくお願いいたします。
215 ◯議長(仲田康豊君) 答弁を求めます。
216
◯教育部長(安藤暢重君) より快適な学校環境を整備することは必要なことと認識しております。学校からの要望等に基づき、それぞれの学校の状況に応じて対応しているところでございます。
以上でございます。
217 ◯議長(仲田康豊君) 再質問ございますか。宮本英基議員。
218 ◯4番(宮本英基君) 随時対応していくと答弁がありました。
小・中学校の施設は、災害時の避難場所にもなっております。災害時に避難場所で不便と思ったことの1位はトイレで67%、意見として、高齢者にとって和式は使いにくい、そして小さい子供を持つ親が安心して利用できないなどといった意見がございます。避難所としての考えをお示しください。
219 ◯議長(仲田康豊君) 答弁を求めます。
220
◯教育部長(安藤暢重君) 災害時の避難所となる場合は、仮設トイレでの対応が必要になってくるものと考えております。
以上でございます。
221 ◯議長(仲田康豊君) 再質問ございますか。宮本英基議員。
222 ◯4番(宮本英基君) 仮設といいますか、避難所なので、できる限り洋式トイレになるように、100%をしていただくように求めておきます。
また、日本の生活文化も畳から机、椅子へと変わっていったことに伴いまして、洋式への転換が進んでおります。小・中学校の施設は災害時の避難場所になっております。災害時の避難で不便であった1位が、やっぱりトイレの67%でございます。また、他市においても和式を1つ残してきたものの子供が使わないとの声で全洋式化にする方向転換や、大規模改修時のトイレの改善からトイレ単独の改善へ方向転換を打ち出しておられます。また、全国にも、校舎の耐震化が終わり、トイレの洋式化が進んでおります。東京では2020年までに80%の洋式化をする目標を掲げ、他市においても100%の洋式化を掲げております。子供たちの生活や災害対策を考慮した取り組みを進めていく必要があります。学校が避難場所として使えることも考慮して、トイレの洋式化を実現することを求めておきます。
以上で一般質問を終わります。
223 ◯議長(仲田康豊君) これをもちまして宮本英基議員の一般質問を終わります。
次に、8番坂東義生議員の登壇を願います。8番坂東義生議員。
〔8番 坂東義生君 登壇〕
224 ◯8番(坂東義生君) 今議会では、生まれ・育ち・暮らしてよかったと思えるまちづくりの推進について、上水道と簡易水道の経営統合についての2項目について、質問と提言をしてまいります。
まず、1項目め、生まれ・育ち・暮らしてよかったと思えるまちづくりの推進についてであります。
本市では、平成27年に新見市まち・ひと・し
ごと創生総合戦略を策定し、人口減少と高齢化が進む中で未来へつなぐことのできる新見市を目指し、様々な施策を展開してきています。しかし、人口の減少に歯どめをかけることは容易ではなく、11月末の本市の人口は3万314人となり、前月比で10人の減少、先月は55人の減少、先々月は38人の減少と、年間およそ500人が減り続けております。
市長も、先月27日の定例記者会見で、人口減少対策に地域資源を活用して取り組んでいるものの、歯どめをかけるに至っていないと述べられており、人口減少対策の難しさを痛感しているとも述べられています。
新見市まち・ひと・し
ごと創生総合戦略を情勢に合わせながら、市民とともに着実にこれを実行していくことに加えて、定住を図るための様々な視点で施策を展開していかなければいけません。
このことを踏まえて1点目に、集落の維持と活性化に対する施策について質問をいたします。
私は、昨年9月の定例議会一般質問で、行政は人口減少のみに目をとらわれずに、集落の維持にもしっかりと目を向けなければいけないと訴え、その施策について質問をいたしました。集落の人口にかかわらず、65歳以上の高齢者が50%以上の集落は限界集落と呼ばれ、高齢化が進み共同体の機能維持が限界に達している状態の集落で、何も施策をとらずにいるとやがては消滅集落になる可能性があります。
このときの答弁で、昨年8月末における本市の状況について、829行政地区のうち国が基準を示している限界的集落に該当するのは250地区、そのうちの56地区が危機的集落に該当しているとのことでありました。危機的集落とは65歳以上の高齢者が70%以上の集落で、集落内の戸数が9軒を下回り、高齢化が進み、共同体の機能維持が極限に達している集落をいいます。限界集落となっている集落の数と危機的集落と呼ばれる集落の数はどのように変化してきているのかお示しください。
また、昨年9月の一般質問では、集落支援の集落支援員の設置についてもお尋ねをいたしました。過疎地域の集落は人口減少と高齢化の進展に伴い集落機能が低下し維持困難な集落が多くなってきています。本市においても限界的集落や危機的集落が増加する中、これらの集落をどう維持していくのか、集落の活性化をどう図っていくのかが大きな課題となっています。地域の実情に詳しく集落対策の推進に関してノウハウや知見を有した人材が、集落の巡回、状況の把握、きめ細かな集落点検、集落のあり方の話し合い、集落の活性化に向けた取り組みに市と協働して取り組む集落支援員制度があります。国は、この集落支援員を設置する自治体に対して、特別交付税措置による財源の手当てや情報提供を行い、市町村の集落対策に対する支援を行っています。
当時、石垣市長のもとでは、地域おこし協力隊を設置しているので、集落支援員の配置は考えていないとの答弁であり、地域がどういった課題があるか、問題があるか、そういった中で、まず地域で協議をし問題意識を持って欲しい、課題がまとまった中で市は協議をしていくといったことを言われました。地域で問題意識や課題意識を持つことは、私たち、自分たちの地域を自分たちで考えていくという意味からも非常に大切ではありますが、地域おこし協力隊の目的と集落支援員の目的は異なりますし、言ってくれば話に乗ってやるという意味にもとれるこのときの答弁は全く上からの目線でお役所仕事の答えでありました。これで本当にいいのでしょうか。人口が減りお年寄りが増えている集落では、自分で物事を解決する自助どころか、地域の人たちで助け合う共助も困難になってきています。自分たちの集落は自分たちでどうにかしていこうとしても、それができない状態になってきています。行政が積極的にその地域に入り、ともに考え、進むべき方向性を見出していく取り組みが必要です。その一歩として集落支援員を配置し、行政と地域をつないでいくことが必要であると思いますが、お考えをお示しください。
2点目に、Uターン
農業後継者の支援についてであります。
本市への移住定住を図る施策として、各部局にわたって様々な事業展開や助成金などの交付が行われています。新見市まち・ひと・し
ごと創生総合戦略の中の目指すべき将来の方向でも、若い世代の定住の希望や、本市への移住定住の希望がかなえられ、住み続けられる魅力のあるまちとするとされており、移住希望者への支援策を充実させるとあります。
確かに、他地域から新見市へ移住し、新たに事業経営や農業経営を目指す、いわゆるIターンの人にとっての支援策は他市にも劣らないものがあると思います。しかし、一旦新見市を離れ勉学や就労などをした人がふるさと新見に帰って
農業後継者としてトマトやピオーネなどの栽培をしていこうと考えたときに、行政がしっかりとそれを支えていける支援制度があるのでしょうか。移住定住はIターン者だけでなくUターン者も同じことであります。常々市長も一人でも多くの人がふるさと新見に帰ってきて欲しいということを発言をされております。農地の荒廃を防ぐ上でも
農業後継者に対する支援も必要であると思っております。
先ほどの同僚議員への答弁で、Iターンによる
新規就農者が24組、IターンとUターンで58組が就農しているとありました。これらの就農者に対する現在の支援制度はどのようなものがあるのか、お答えください。
3点目に、法務局証明サービスセンターの設置について質問いたします。
この問題については、昨年6月と今年3月の一般質問でも取り上げ、中小企業を支援していく、また地方創生という意味からも新見市内に法務局の証明サービスセンターの設置を強く国に求めるべきだと申し上げました。池田市長は市民サービスの向上につながると認識しているので、市の負担による設置に向けた検討をしていくとの答弁をされております。その後、どのような動きをされているのか、また方向性はどうなっているのかお示しください。
4点目に、諮問機関のあり方についてであります。
ブリタニカ国際大百科事典によりますと、諮問機関とは行政機関のうち、行政庁からの諮問に応じて意見を答申する権限を持つもので、審議会、協議会、調査会、専門委員会などの名称がつけられ、行政機関に附属的に設置される。諮問に対する答申は参考意見にとどまり、法的拘束力はないが、行政の適切な運営を図るために決定機関に様々な分野の意見を反映させることを目的として設置されたものであり、重要な役割を持つとあります。本市においても諮問機関を設置し、様々な計画や方針決定に対して意見を伺い、その意見を生かした施策を展開してきていると認識しています。
しかし、今回教育委員会の諮問機関である学校給食あり方検討会は、教育長に答申書が出されたにもかかわらず、教育委員会事務局はこれを覆す方向で再び検討委員会に諮りました。このような諮問機関の運営は前代未聞であります。
まず、本市はどのような方針に基づいて諮問機関を設置しているのか。また、諮問機関は市長部局、教育委員会部局を合わせて幾つあるのか。そして、その諮問機関からの答申や意見をどのように市政に反映されているのかお答えください。
2項目めの上水道と簡易水道の経営統合についてであります。
厚生労働省は、平成25年6月に新水道ビジョンを策定し、水道普及率が97.5%にも上る我が国の水道の今後の課題や将来のあるべき姿をまとめました。その中で簡易水道事業対策についても触れ、簡易水道事業であっても適切な資産の管理と財政収支の見通しを踏まえた経営計画や方針を示し、将来を踏まえた健全な事業経営、そして料金収入で賄える経営体制を確立することが必要ですと述べられています。その上で、一律に簡易水道事業に企業会計を適用する場合には解決すべき課題も考えられますが、特に比較的大きな市において、市町村合併等で編入した市町村の簡易水道事業がある場合には、簡易水道事業の健全化を図り、最終的には同一市域内の水道サービスの公平性の観点から、水道事業との経営の統合を目指すことが望まれますとあります。これに伴って、国は平成31年度をもって簡易水道事業への補助金を廃止し、強制的に上水道事業との経営統合を図ろうとしています。
1点目に、本市における現在の簡易水道事業の経営状況はどうなのかをお尋ねをいたします。
2点目に、国が進めている上水道と簡易水道の統合による、我が市におけるメリットとデメリットはどうなのかをお尋ねをいたします。
簡易水道の成り立ちは、それぞれの水道によって異なり、以前は水道建設に伴う地元負担金を徴収して施設の建設がされてきました。また、飲用水とするための原価もそれぞれの簡易水道で異なっています。これらを上水道と統合することでどんな利益が発生し、どんな不利益が起こるのかお示しください。
3点目です。
来年4月に唐松簡易水道と長屋簡易水道が上水道に接続され、実質統合されます。このような場合は、使用者の水道料は上水道料金となることは理解ができます。しかし、実質統合されずに会計上の経営統合となる他の簡易水道受益者の負担はどのようになっていくのでしょうか。対象地域の方々は、使用料の行く末に不安を抱かれています。水道料金の市民負担はどうなるのかお示しください。
以上で1回目の質問を終わります。
225 ◯議長(仲田康豊君) しばらく休憩をいたします。
午後1時57分 休 憩
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午後2時10分 開 議
226 ◯議長(仲田康豊君) 休憩を終わり会議を再開いたします。
ただいまの坂東義生議員の一般質問に対する執行部の答弁を求めます。
227
◯総務部長(矢田貝 誠君) まず、1項目めの1点目でございますけれども、本市の集落の現状でございますが、本年11月末現在で830行政地区のうち限界的集落に該当するものが269地区、そのうち58地区が国が基準を示す危機的集落に該当してるというような状況でございます。こうした地域はこれからも増加していくものと考えておりまして、将来にわたって持続できる地域とするためには行政と市民が協働し共助を中心とした重層的な地域社会システムの構築を目指していくことが必要と考えております。今後、小規模多機能自治の考え方をベースに地域の課題解決を図る組織を市内各地に設置したいと考えており、これに必要な人的支援、財政支援についても検討しているところでございます。
以上です。
228 ◯産業部長(安達悦久君) 私からは、1項目めの2点目についてお答えを申し上げたいと思います。
Uターン
農業後継者への支援ということでございます。現在ある
新規就農者等への支援制度というものはどのようなものがあるかということでございますが、
新規就農者への支援ですが、本市では原則、国の農業次世代人材投資事業や県の就農促進トータルサポート事業などにより支援をしております。
年齢などの要件により受けられる支援内容に違いはございますが、Iターンでの就農者に対しては就農するまでの研修期間、先輩農業者からの技術指導や農業経営指導などが受けられるほか、交付金が支給されます。この交付金は就農後も最大5年間支給されることとなっております。このほか、家や農地の賃借、土づくり資材費への支援もございます。加えて本市独自の支援として、住宅購入助成やピオーネに取り組む場合には、地域定着手当として支給を行っております。
一方、Uターンなどの
農業後継者等の場合、原則就農後については、親が非農家、または親と別の作目に取り組むなどの要件を満たした場合、就農までに研修を受ければ交付金の対象となります。
このほか、設備投資に対する補助金や本市独自の就農奨励金など、Iターン、Uターンにかかわらず受けられる支援制度がございます。
以上でございます。
229
◯総務部長(矢田貝 誠君) 3点目の法務局証明サービスセンターの設置に向けた検討状況でございますけれども、現在本市の負担によるサービスの実施につきまして、岡山地方法務局の本局、高梁支局等に行きまして、設置に向けての条件等の聞き取りや、既に設置してる自治体の状況の調査を行い、課題の整理を行っているところでございます。市民サービスの向上のためには費用対効果や設置場所等の課題があり、直接設置する以外の手法も含めて検討していく必要があるんではないかというふうに考えております。
それから、4点目の諮問機関のあり方でございますけれども、本市では地方自治法第174条の規定に基づきまして、審議会や協議会など、現在、実際に審議されておるものとすれば20の諮問機関を設置しているというような状況でございます。諮問機関の方針、あるいはどのように反映しているのかという御質問がございましたけれども、これにつきましては議員自ら言われてましたように、諮問機関のあり方ということで、市長等からの諮問に応じて専門的な識見のある方を初め、様々な立場から調査、審議し、意見を述べていただく行政機関でございます。その答申を受けまして、行政の適切な運営を図る上での参考とさせていただいておるところでございます。
以上です。
230 ◯議長(仲田康豊君) 再質問ございますか。坂東義生議員。
231 ◯8番(坂東義生君) まず、1点目についてであります。
集落問題でありますけれども、今お聞きした中で限界集落、危機的集落とも、昨年お尋ねした集落数よりは増えてきております。これは件数的には少ないんですけれども、増えてきているということはそれだけ集落が疲弊をしていっている。これは人数的にもそうでありますけれども、活力としても疲弊をしていっている状況だというふうに思っております。
今、総務部長から今後の施策といいますか、進むべき市が目指している方向というのはお話がありましたけれども、市長はこの集落の維持というものについて、基本的な考えです、どういうふうなお考えを持っているのか、お聞きをいたします。
232 ◯議長(仲田康豊君) 答弁を求めます。
233 ◯市長(池田一二三君) 新見市版地域共生社会を目指していきたいと考えております。地域の課題を地域で共有し、共助を中心としながらその解決を図ることができる社会をイメージしており、その中心となる組織を各地域につくっていくことがまず第一歩と考えております。こうした取り組みは本市では全く初めての試みであり、その組織立ち上げ時期や活動初期には行政が積極的にかかわっていく必要があると考えてるところでございます。そのため、地域共生社会を支える人材の育成につながる支援や、一定のエリアを専門的に担当する職員の配置、さらには組織化や運営の支援について今考えているところでございます。
234 ◯議長(仲田康豊君) 再質問ございますか。坂東義生議員。
235 ◯8番(坂東義生君) 多分、市長が今お答えになられたことは、以前に私が質問した小規模多機能自治への取り組みではないかというふうに思っております。本年6月に過疎地域等における集落対策の推進要綱というものが改正をされまして、総務省からこれは通知があったと思うんですけれども、この中で市町村は地域住民の現状や地域の実情を把握し、集落対策の方針を示すというふうにあります。大まかなことを今、市長それから総務部長が答弁されましたけれども、この集落対策の方針というものはどういうものをお持ちなのか、お答えください。
236 ◯議長(仲田康豊君) 答弁を求めます。
237 ◯市長(池田一二三君) 今現在、検討をしている最中ではございますが、集落等で安心して暮らしていけれるような仕組みをつくってまいりたいと考えているところでございます。
238 ◯議長(仲田康豊君) 再質問ございますか。坂東義生議員。
239 ◯8番(坂東義生君) 概念で申されました。
最初の部長の答弁の中で、市長も言われましたけれども、共助を中心とした地域を目指すというふうにおっしゃられました。最初に私が申し上げましたけれども、集落の中では高齢者率が高くなって自助も共助もできないようなところが出てきております。これもう実際にそうだというふうに思います。その中で、共助を中心とした地域を目指すというのはいかがなものかと思うんですけれども、もう一度お答えください。
240 ◯議長(仲田康豊君) 答弁を求めます。
241
◯総務部長(矢田貝 誠君) 基本は地域を守っていくのは皆さん方であるので、その中で共助という表現をさせていただいておりますが、今議員さん言われましたように、地域によってはなかなかそれ自体が難しくなっているというようなこともあろうかというふうに思っておりますが、先ほどの当初の答弁の中で、重層的なというような表現を使わせていただきました。その地域だけでできない場合には、さらにその地域を広げていく、最終的には例えば中学校区まで広がっていくのか、大字単位まで広がっていくのか、そうしたような形をとっていきながら地域でいろいろな取り組みを進めていかなければならないというような状況になってくるだろうというふうに考えているところでございます。
以上です。
242 ◯議長(仲田康豊君) 再質問ございますか。坂東義生議員。
243 ◯8番(坂東義生君) 私が思っているものであります。と申しますのが、これも国の方針でありますけれども、総務省地域力創造グループの過疎対策室というのがありますけれども、集落ネットワーク圏を担う人材の確保とつながりの構築に関する研究会というところがその中にあります。それが集落ネットワーク圏の形成に向けた地域運営組織の取り組みマニュアルというものを出しています。こういったものですけれども。この中で、衰退していく集落はその集落だけでなくて、周りの集落も含めたネットワークをつくっていかなければいけないというのを述べております。そうすることでお互いに補完し合うということが発生してくるんではないかというふうに思っております。是非これは積極的な取り組みを求めたいと思います。市長が先ほど、人的、財政的な支援をしていくというふうに言われました。職員の配置もとも言われましたけれども、具体的にお聞かせください。
244 ◯議長(仲田康豊君) 答弁を求めます。
245 ◯市長(池田一二三君) 今検討中でございます。真剣に考えております。
246 ◯議長(仲田康豊君) 再質問ございますか。坂東義生議員。
247 ◯8番(坂東義生君) 検討中ということであります。
私が求めました集落支援員制度というのは、市の職員ということでなくて民間の方を支援員に指定して、それに対して国が援助していくという形ですけれども、それではなくて、職員をきっちりと配置していくんだと、そういう方針なんでしょうか。
248 ◯議長(仲田康豊君) 答弁を求めます。
249 ◯市長(池田一二三君) 坂東議員の先ほどの発言の中にも、行政が積極的に集落へ入り込む必要があるというようなことを申し上げられたと思います。我々もそういう観点から、積極的に職員を配置してまいりたいというふうに今検討をしている最中でございます。
250 ◯議長(仲田康豊君) 再質問ございますか。坂東義生議員。
251 ◯8番(坂東義生君) 思った以上の取り組みを考えておられるということで、十分理解をいたしました。是非、集落の大切さというのをもっと認識をされまして、積極的な取り組みをされますようにお願いをいたします。
次に、
農業後継者に対する支援についてであります。
今、産業部長がお答えになられました中では、ほとんどがIターン農業者に対する支援であります。親が農業をやっていてUターンで帰ってきて、その農業の後を継ごうという方に対する支援はないというふうに思われます。先ほどの同僚議員の答弁の中でありましたけれども、差し引きするとUターン
農業後継者が34組になります。これはIターンの
農業後継者よりも多い数です。10組多い数になります。そういうことを考えると
農業後継者に対する支援、親元に帰っていても農業開始直後は、個人としてはなかなか生活が苦しいということもあると思うんですけれども、
農業後継者に対する支援というのは産業部長、お考えなんでしょうか。
252 ◯議長(仲田康豊君) 答弁を求めます。
253 ◯産業部長(安達悦久君) これは考え方だろうと思いますけれども、当然Uターンで帰農して農業専業になっていただく方、これはありがたいと感じております。そこに対しては、Iターンの方のリスクとUターンの方の、ちゃんとした農業基盤があって販路あるいは農業指導を受けられるというような基盤がある上でのスタートと、全く何もないとこから始めるIターンとでは、これは当然差異が出てくると思います。
Uターンへ全くないという意味じゃございませんで、Uターンの帰農の方でも親がされとる作目より違う作目をやるということになれば、当然それに対しては支援もございます。あるいは、親の後を継いで規模を拡大してやろうとした場合には、それなりの農業の生産部会に入っておりますと、施設整備、スタートのときの基盤整備に対する助成もございますので、Uターンの方に対してリスクは少ないことに対する支援制度の制限はございますが、農業経営に対して支援がないというわけではございません。IターンとUターンには、そこにリスクの差異があるということも現実だろうと思いますので、現在の制度でやりたいと考えております。
以上でございます。
254 ◯議長(仲田康豊君) 再質問ございますか。坂東義生議員。
255 ◯8番(坂東義生君) 新見市内に帰ってきて農業を継ごうという方が、実際にその方から私、話をお伺いをいたしました。新規で他市から入ってくる方には手厚い助成があるんだけれども、Uターンで帰った場合にはないと。こういう状態で果たして新見市に帰って後を継いで農業をやるという気にはなかなかなれないというふうなこともお伺いをいたしました。
ちなみに隣の庄原市なんですけれども、
新規就農者育成事業奨励金という経営開始型の市単独の助成をされております。この内容を言いますと、就農初期の段階では経営が安定せず収入が不安定になりがちです。経営経費の軽減を図るため、就農後毎月経費の一部を最長3年間助成しますということで、親元就農される方にも助成金を出しております。ちなみに、平成29年度では庄原市では4件、この助成金を利用された方がいらっしゃるようです。
また、ちょっと遠くなりますが、高知県の香南市でも同じようなことをされておりまして、この香南市は就農意欲の喚起と就農後の定着を図るためという目的で助成金を支給をしております。香南市の場合は、3等親以内の親族が経営する農業の全部または一部を継承する場合という条件がありますけれども、
農業後継者に対して奨励金を出しております。ここは年間1人100万円を支給をしております。
移住定住を進めている新見市であります。基盤があるからIターン者とは違うんだと、それは考えはわかりますけれども、特に農地の荒廃を防ぐという目的からも、
農業後継者に対する支援というのもある程度は考えていかなければいけないんじゃないかと思いますが、もう一度お答えください。
256 ◯議長(仲田康豊君) 答弁を求めます。
257 ◯産業部長(安達悦久君) お隣の庄原市の例と高知県の香南市、我々も庄原市が年額84万円、帰農者、親の後継ぎ型でも支給をしているというのは承知をしております。高知県香南市は準備段階からもそういう支援を、県の事業とトータル的に一緒にやっとると。調べてみても西日本でひっかかってくるのはこの2つぐらいでございますけれども。
先ほど申し上げましたように、Iターン者とUターン者ではリスクの差異がある分だけ、やっぱりUターン者に対する支援というのは、ある程度の慎重に考えるべき点があろうと思いますが、御指摘のように農業もだんだん近代化し、あるいは技術も革新的に変わっていったりもしております。そういう面で考えますと、帰ってきて親の後継ぎをやろうということで従来どおりの農業に取り組むということでもありましょうけども、そこには新たな技術の支援、営農に対する技術指導とかというのも、これはある程度は制度化して考えていかなければならないかなということでございます。直接的な生活支援とかということもさることながら、そういう農業として成り立っていくための技術支援あるいは営農指導というようなことにも力を入れるべきかなと。そっちは当然これからも考えていかなければならない点かなと考えております。
以上でございます。
258 ◯議長(仲田康豊君) 再質問ございますか。坂東義生議員。
259 ◯8番(坂東義生君) では、3点目に移ります。
市も法務局の証明サービスセンターの設置に向けて動いてくださってるというふうに認識はいたしました。法務局で調査をして、課題の整理を行っているというふうに答弁がありましたけれども、今のところどのような課題があるのでしょうか。
260 ◯議長(仲田康豊君) 答弁を求めます。
261
◯総務部長(矢田貝 誠君) 大きな課題ということではなくて、経費的な問題というのは当然ありますし、その経費が固定経費として今後ずっと出ていくというような状況の中で、実際の件数、使われる方の件数であるとか、そうしたものとの兼ね合いがどうなるかなというのが1つ大きな今後の課題になるんではないかなというふうには思っております。
また、設置する場所につきましても、かなりの面積を有するし、また決められた事業所しか入ってこれないというような状況等もございます。そうしたことなども総合的に考えながら、どうやっていくのが一番いいのかっていうのは、まだ十分検討していかなければならないというふうに考えております。
以上です。
262 ◯議長(仲田康豊君) 再質問ありますか。坂東義生議員。
263 ◯8番(坂東義生君) 今お話をお伺いする中では、法務局は自治体が費用を持って証明サービスセンター機器を設置することについては問題ないというふうなことでよろしいんでしょうか。
264 ◯議長(仲田康豊君) 答弁を求めます。
265
◯総務部長(矢田貝 誠君) 機器を設置しておくっていうこと自体は大丈夫だというふうに思っておりますけれども、ただそこをどこが運営するかということになったときに、決められた事業者しか今運営はできないというふうには聞いております。
以上です。
266 ◯議長(仲田康豊君) 再質問ございますか。坂東義生議員。
267 ◯8番(坂東義生君) それは私も承知しております。決められた事業者しか入れない、嘱託の職員にしたってそこしか入れないというのは理解をしておりますけれども、是非それをクリアしていただいて、以前にも申し上げましたけれども、本市は中小企業の振興計画を立てられております。地元の中小企業の振興、活性化を図るという上でも、これは非常に重要だと思いますので、今後とも積極的な取り組みをされますよう求めておきます。
次に、諮問機関のあり方、4点目についてであります。
20の今機関があるというふうにお答えをいただきました。では、その諮問機関のうち非公開とされているものはどのようなものがありますでしょうか。
268 ◯議長(仲田康豊君) 答弁を求めます。
269
◯総務部長(矢田貝 誠君) 今、非公開としているものにつきましては、例えば新見市行政不服審査会でありますとか、情報公開の不服審査会あるいは老人ホームの入所判定委員会、新見市特別支援教育支援委員会などがあります。いずれも個人情報であったり、あるいは条例上非公開というような表現になっているものでございます。
270 ◯議長(仲田康豊君) 再質問ございますか。坂東義生議員。
271 ◯8番(坂東義生君) 個人情報、企業情報が存在するものについては非公開というのは納得ができます。その非公開以外の諮問機関でありますけれども、審議した内容の情報公開はどのようにされておりますか。
272 ◯議長(仲田康豊君) 答弁を求めます。
273
◯総務部長(矢田貝 誠君) 従来は会議の結果のみをホームページに掲載したりとかという部分は一部ございましたけれども、なかなか十分な公開ができてないということで、会議録あるいはその資料につきましてホームページに掲載するように再度職員にも周知徹底をしたところでございますので、会議等が行われた後の会議録の概要でありますとか、そうしたものについては、積極的にホームページには公表していきたいというふうに考えております。
以上です。
274 ◯議長(仲田康豊君) 再質問ございますか。坂東義生議員。
275 ◯8番(坂東義生君) 当然です。
市長、見える化を言われております。取り組み、私はもう遅いと思うんです。見える化を掲げられて市長になられたんですから、なられたもう直後ぐらいから支障のない諮問機関についてはその審議内容、会議内容を公開すべきであったというふうに思います。けれども、これからその会議録を公開していくということでありますので御期待をしておきます。
先ほど、総務部長がお答えになられました今の非公開、これについてはわかりました。では、学校給食のあり方検討会はなぜ非公開とされたのかお答えください。
276 ◯議長(仲田康豊君) 答弁を求めます。
277
◯教育部長(安藤暢重君) 今御質問ありましたが、学校給食あり方検討会につきましては、委員の方から自由闊達な御意見をいただきたいこと、さらには用地関係で個人等が特定される内容の審議が想定されたため一般の傍聴は制限させていただきましたが、審議内容につきましては、第1回から報道機関に取材をお願いすることにより、市民の皆さんにお知らせをしていけたところでございます。
以上でございます。
278 ◯議長(仲田康豊君) 再質問ございますか。坂東義生議員。
279 ◯8番(坂東義生君) 報道機関に対しては公開の立場をとられて、市民の方に対しては非公開というのはわかりかねます。これは理解ができません。今までずっとそういうふうな立場をとられてきたので今さらという感じもいたしますけれども、これからの審議会それから検討委員会はまだ続いてるんですか、終わったんですか、このあり方についても課題があると思いますので、学校給食のあり方検討会がまだ開かれるようなら今後どうされるのか、お聞きをいたします。
280 ◯議長(仲田康豊君) 答弁を求めます。
281 ◯教育長(城井田二郎君) 今、御質問がございました新見市学校給食あり方検討会につきましては、情報公開の方法等に不手際がございました。そのことが今回の混乱を招いた理由の一つであると認識をいたしております。今後、公開方法の見直しを行い、市長が従来から申し上げておりますとおり、積極的な情報公開に努めてまいる所存でございます。そして、市内小・中学生に安心・安全でおいしい給食を提供できるよう、答申にありますとおり早期に施設の建設ができるよう努力をしてまいります。
以上でございます。
282 ◯議長(仲田康豊君) 再質問ございますか。坂東義生議員。
283 ◯8番(坂東義生君) 市長にお尋ねをいたします。
見える化とそれから協働という立場でお答えください。
今回の学校給食あり方検討会については、今教育長さんが謝罪を申し述べられましたけれども、見える化についてもできてない。それから、協働という立場からすると、市役所内の組織間の協働、連携というものができていなかったというふうに思われますけれども、いかがお考えですか。
284 ◯議長(仲田康豊君) 答弁を求めます。
285 ◯市長(池田一二三君) ただいま坂東議員から御指摘がありましたように、部局間の連携あるいは情報公開におきまして原則公開ということが徹底できてなかったということにつきましては認めざるを得ないと思っております。
286 ◯議長(仲田康豊君) 再質問ございますか。坂東義生議員。
287 ◯8番(坂東義生君) 是非、今後積極的なそういうふうな方策をとるべきだというふうに思っております。このあり方検討委員会については、また私の後の議員さんも取り上げられておりますのでここまでといたしますけれども、推進体制や基準をきっちりとつくって、見える化とか協働とかというものは進めていかなければいけないというふうに思っております。
次、お願いします。
288 ◯議長(仲田康豊君) 2項目めの質問に対する答弁を求めます。
289 ◯建設部長(永田寛生君) 2項目め、上水道と簡易水道の経営統合についてということでございます。
建設部から答弁させていただきたいと存じます。
まず1点目、現在の水道経営の状況はということでございます。簡易水道の経営状況ということでございます。
平成28年度の簡易水道事業特別会計決算においては、歳入総額は一般会計からの繰り入れを含めまして10億2,600万円、歳出総額は9億5,000万円となっておりまして、昨年度の財源として繰り越すべき1,700万円を差し引いた実質の収支は5,800万円の黒字決算ということになっております。
続きまして2点目、国が進めている経営統合によるメリットとデメリットはどのようなものがあるかということでございますが、まず統合によります簡易水道事業としてのメリットとしましては、施設の統廃合による経営基盤の強化を見込めることであると考えております。しかし、統合後には有利な条件で実施することができていた簡易水道事業の補助がなくなること、また一般会計からの繰り入れが制限されてまいりますので、これらがデメリットであると考えておるところでございます。
3点目、会計上の経営統合となる水道料金の市民負担はどうなるのかという点でございますが、将来にわたり水道水の安定供給を維持していくため、これが最大のものでございますが、効率的で適正な経営を実現していくため長寿命化計画の策定、また遠隔監視システムの整備など、効率的な経営についての努力を進めておるところでございますが、現在の経営状況を考えますと、今後も非常に厳しい状況にあるというふうに考えております。一般会計からの繰り入れによって料金を低く抑えることができてきたものと考えておりまして、今後負担の見直しが必要と考えております。
以上でございます。
290 ◯議長(仲田康豊君) 再質問ございますか。坂東義生議員。
291 ◯8番(坂東義生君) 今、御答弁いただいた中で、水道経営の状況についてでありますけれども、実質収支が5,800万円の黒字というふうな答弁をいただきました。
簡易水道につきましても、以前に建設された簡易水道等を含めて老朽化対策や、今後更新が次々と始まってまいると思うんですけれども、そういったものの状況というのはどうなっておりますでしょうか。
292 ◯議長(仲田康豊君) 答弁を求めます。
293 ◯建設部長(永田寛生君) 再質問に答弁させていただく前に、1点目の答弁の中で昨年度へ繰り越すべきと、1,700万円と言いましたが、翌年度の財源として繰り越すべきものでございますので、そこを訂正させていただきます。
それでは、再質問の簡易水道の老朽化等に対する更新事業等に対する状況はということでございますが、水道水を安定供給するため更新事業を計画的に実施しているところでございます。今後、耐用年数を迎える施設が増加することが予想されておりまして、更新に要する費用はそれに合わせて増加してまいるものと考えております。
294 ◯議長(仲田康豊君) 再質問ございますか。坂東義生議員。
295 ◯8番(坂東義生君) 更新費用が増加してまいるということでありますけど、施設の更新計画というものは市は策定しているんでしょうか。
296 ◯議長(仲田康豊君) 答弁を求めます。
297 ◯建設部長(永田寛生君) 水道事業、簡易水道事業の更新計画は現在資産の洗い出し、それから今後の運用等も考えながらアセットマネジメントも行っておりまして、更新計画を現在作成しているという状況にございます。
298 ◯議長(仲田康豊君) 再質問ございますか。坂東義生議員。
299 ◯8番(坂東義生君) では、今のところ更新費用というのはわからないということなんだろうと思います。
簡易水道特別会計に一般会計から繰り入れを行っていると思いますけれども、この繰り入れの状況というのはどうなってますか。
300 ◯議長(仲田康豊君) 答弁を求めます。
301 ◯建設部長(永田寛生君) 一般会計の繰り入れの状況でございますが、特別会計の歳入10億2,600万円のうち、一般会計から本来繰り入れるべきとされている起債償還等に相当するものということで2億1,500万円を繰り入れております。しかし、使用料等の収入が不足しているためにさらに2億800万円を繰り入れておりますので、合計いたしますと4億2,300万円の繰り入れという状況でございます。
302 ◯議長(仲田康豊君) 再質問ございますか。坂東義生議員。
303 ◯8番(坂東義生君) 基準外繰り入れが2億800万円ということだろうというふうに思います。これに対して国からの交付税措置というものはどのくらいありますか。
304 ◯議長(仲田康豊君) 答弁を求めます。
305 ◯建設部長(永田寛生君) 交付税措置というのは、実際どれぐらいの金額が入っとるかというのが不明でございまして、実際の額というのは明確には答弁できないという状況です。
306 ◯議長(仲田康豊君) 再質問ございますか。坂東義生議員。
307 ◯8番(坂東義生君) 先ほど、償還金額2億1,000万円幾らあるというふうに言われましたけれども、私の記憶ではこれの2分の1ぐらいが交付税算入されているんじゃないかというふうに思います。プラスの給水人口等に応じた交付税がされているんではないかというふうに思っております。いずれにしても、この経営統合がされると国の方針では交付税措置もなくなってくる、やめるというふうな方針が出されているというふうに思っております。
先ほど、経営統合によるメリットとデメリットについても答弁いただきましたけれども、この交付税算入がなくなってくるということに対して市はどのように思われているのか、お聞かせください。
308 ◯議長(仲田康豊君) 答弁を求めます。
309 ◯建設部長(永田寛生君) 財源の確保が基本的にもう非常に苦しい状況になるというのは明らかでございまして、加えて交付税措置等の削減となればより一層厳しくなると。これについての方法を考えると、今当面できるところは経営の効率化ぐらいしかないという状況にありますんで、一層苦しくなると言う以外にはないという状況と考えております。
310 ◯議長(仲田康豊君) 再質問ございますか。坂東義生議員。
311 ◯8番(坂東義生君) 国によると、一般会計からの基準外繰り入れもしてはいけないというふうな方針なんですが、例えば繰り入れができなくなった場合の水道経営っていうのは非常に苦しく、経営統合した途端に経営破綻になるんじゃないかというふうに思います。これは一般会計側として何らかの措置をしなければいけないと思うんですが、市長どうお考えですか。
312 ◯議長(仲田康豊君) 答弁を求めます。
313 ◯市長(池田一二三君) 水道料金の見直しも必要になってくると思いますが、急激な負担の増加にはならないように配慮してまいりたいと考えております。
314 ◯議長(仲田康豊君) 再質問ございますか。坂東義生議員。
315 ◯8番(坂東義生君) ちょっとわかりません。もちろん急激な負担になってはいけないというふうに思ってますけど、そのためにはどうしていくのかというのをお答えください。
316 ◯議長(仲田康豊君) 答弁を求めます。
317 ◯市長(池田一二三君) 約3年間で適正な料金になるように見直しをしてまいりたいと、今検討しているところでございます。
318 ◯議長(仲田康豊君) 再質問ございますか。坂東義生議員。
319 ◯8番(坂東義生君) なかなか具体的な答弁が返ってきていませんので、余計に不安に思います。
大きな上水道区域を持っている都市部は小さな簡易水道が数件しかついてない、ここは統合がしやすいです。統合しても経営に大きな負担を与えるということはありません。しかし、新見市のように、小さな上水道にたくさんの簡易水道がくっついてる場合は、経営統合した途端に破綻になります。これはどうにかしないとだめだというふうに思っています。
1点、類似した施設、隣の真庭市も36の簡易水道を持ってます。同じような状況です。こういったところと共同をして、国に対して何らかの財政支援を求めていくというふうな方向というのはありませんでしょうか。
320 ◯議長(仲田康豊君) 答弁を求めます。
321 ◯建設部長(永田寛生君) おっしゃるように、新見市の場合、簡易水道が大変利用しておられる方が多いということもございます。先ほど市長が申しましたが、急激な負担が出るということは是非避けていきたいというのが大前提でございまして、その方法としましては、一般会計から水道事業への支援というような仕組みを考えていく以外には存在しないということで、先ほどの市長の答弁はそういう意味でございます。
小規模の簡易水道が大半である地形などのネックがございますので、先ほど一番最初のころ申しましたが、経営統合が困難な簡易水道が多いという状況にもございまして、そのあたりも含めて同じような特徴を持った自治体も次々ございます。そういう意味でより一層協力し合って、連携して進めてまいりたいと考えておるのが現状でございます。
322 ◯議長(仲田康豊君) 再質問ございますか。坂東義生議員。
323 ◯8番(坂東義生君) そのためにも、市民にわかりやすい説明というのは必要であると思います。
先ほど真庭市を出しましたけど、真庭市は本年3月に真庭市簡易水道事業経営戦略を策定して具体的に進めております。本市は、そのような方向で進めるという計画というのはあるんでしょうか。
324 ◯議長(仲田康豊君) 答弁を求めます。
325 ◯建設部長(永田寛生君) 御指摘のように大変重要なことで、これについての取り組みは至急に現在も行っておりまして、今後策定に向けても積極的に進めてまいりたいと考えております。市民の皆さんに、将来にわたって水道水の安定供給、これが最大の目標でございますので、これに向けての取り組みを強めてまいりたいと考えております。
326 ◯議長(仲田康豊君) 再質問ございますか。坂東義生議員。
327 ◯8番(坂東義生君) 市民の負担増というのは水道料金のみならずに、今後消費税の値上げとかというのもあります。それから、国保税がどうなるかというのもあります。大きな負担増加は市民生活に大きな影響を与えます。生活に欠かせない水道であります。使用量の大幅な負担増を求めてはいけません。適切な措置をとるように強く求めまして、私の質問を終わります。
328 ◯議長(仲田康豊君) これで坂東義生議員の一般質問を終わります。
しばらく休憩をいたします。
午後2時52分 休 憩
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午後3時5分 開 議
329 ◯議長(仲田康豊君) 休憩を終わり会議を再開いたします。
次に、17番藤澤正則議員の登壇を願います。17番藤澤正則議員。
〔17番 藤澤正則君 登壇〕
330 ◯17番(藤澤正則君) 平成29年12月議会のラストを締めさせてもらいます。
今年の12カ月の一般質問オーラスでございます。終わりよければ全てよし、しっかりやりますんで明快な答弁をお願いしたいと思います。
また、教育委員会については1項目めで、これまでの検証も含めてしっかりと皆さんの教育姿勢を見させていただきたいと思います。よろしくお願いします。
それでは、通告でございます。
1、本市教育行政について質す、それから2、池田市政について質す、この2点でございます。
まずもって、本市教育行政でございますが、先月29日の新聞に掲載されました新見市学校給食のあり方検討会に関する本市の教育行政の事務手法等についてただすでございます。
まずは、新見市学校給食のあり方検討会の始期、始まりから、11月28日までの詳細な経緯の時系列的な報告を求めます。
それから、2点目でございます。
市内放課後児童クラブの現状と課題についてお尋ねいたします。
これについては現在の市内の放課後児童クラブの運営状況、今後の課題等について詳細な報告など、課題がありましたらその課題解決に向けての検討の有無についてただしていきたいと思います。よろしくお願いしたいと思います。
2項目め、池田市政について質すでございます。
書いてありますように、1点目、市長就任1カ年を総括された先月27日の定例記者会見の新聞報道から「新しい時代への歩みを感じた」、これは市長の談でございます。その内容として「新しい人の流れの創造」「新見市版地域共生社会の構築」とうたわれております。また、あわせて公約されました政策の現状課題、1カ年間の市長執務自己評価についてお尋ねしたいと思います。
まずは、定例記者会見で述べられました、新しい時代の歩みを感じたのを詳細な説明をしていただければと思います。
次に、新しい人の流れの創造とは、その具体的な説明。
加えて、新見市版地域共生社会の構築と題した具体的な政策の丁寧な内容の説明を求めます。その説明をお聞きし、政策としての方向性や今後具体的な立案に向けての私なりの議論ができる内容であればと考えております。そのような御答弁や説明がありますことを期待しております。
また、池田市政の公約された政策の現状報告とその課題があれば、その課題解決に向けた今後の取り組みと、就任1カ年の御自身の執務自己評価をお聞きしたいと思います。
2点目、多様な人口減少対策事業に取り組んでいる現状において、今後特に拡充、拡大、または縮小、見直し、あるいは新たに取り組むべき事業があるかないか、またその検討が必要であると思われるか否かについてただします。本市が精力的に取り組んでいる人口減少対策事業のうち、その事業の拡充、先ほど言いました拡大等、どういうふうに考えられとるか。また、同僚議員が既にもうお聞きしております、それも含めて考えがあれば御答弁をいただきたいと思います。
3点目、本市市内54の大字がございますが、この54大字の現状認識と今後必要な政策、あるいは必要な対策、多様な事業が必要なか否かについてただしていきたいと思います。
まずは市長に54大字集落の現状認識、どういうふうに思われとるかお聞きしたいと思います。
ここで、皆様に特別なサービスとして卓上配付させていただきましたこの資料でございます。
まずは、1ページ目が本市54大字平均年齢ワーストテンでございます。
ここに書いております平均年齢、残念ながら70歳を超えた大字があるというのは現実でございます。大佐大井野地区70.1歳、これは今年10月31日の本市のホームページから作成させていただきました。その図を見てもらいますと、ワーストテンと私があえて言いますが、千屋花見、足立、豊永佐伏、神郷高瀬、ずっときて最後が千屋実でございます。考えてみるには時計の針を見てもらいますと、12時、一番上が北ならば、この地区は11時から5時ごろまでの地区ではないかと。北部から東部でございます。やはり積雪が多いとこ。こういうふうな感じがしないでもない。豊永宇山、赤馬も入っております、佐伏も入っておりますが、時計の軸を見ると11時から5時ごろ、6時ごろまでの地域がワーストテンにほとんど入ってんじゃないかなというふうな気がしてなりません。
そして、資料の2番目、このワーストテンの中の20歳代以下が大佐大井野が3名しかおりません。特に、10歳代以下、19歳から下は一人もおられません。また、一方では人口も本当に少ない大字でございます。そして、当然65歳以上、例えば大佐大井野は全人口176人のうち65歳以上が120人ということでございます。千屋の実で言いますと、20歳代以下が50人で、全人口316で、65歳以上が166人。
次に、3番目の資料でございます。
今さっき言いました高齢化率でございます。大佐大井野が68%、千屋実が53%、こういうような現実でございます。
一方で、ベストテンとワーストテンを比べてみます。
54大字の中で正田が平均年齢45.6歳、哲多荻尾が50.7歳、先ほど言いました時計の針で言いますと午前11時から逆に戻って6時ごろまで、正田、金谷、上市、西方、熊谷、哲西大竹、哲多が3カ所あります。ベストテンのこの地域で平均年齢が正田で45.6、片や下の大佐大井野は70.1、25歳の差がある。これを見られて市長はどういうふうにお考えか。
また、同僚の議員で危機感を持っていると言われました。危機感の上でどういうふうな考えを持っておられるか、あえて御答弁をいただきたいと思います。
以上で1回目の質問は終わりです。
331 ◯議長(仲田康豊君) ただいまの藤澤正則議員の一般質問に対する執行部の答弁を求めます。
332
◯教育部長(安藤暢重君) それでは、1項目め、1点目の新見市学校給食あり方検討会の経緯についてでございますが、平成29年3月、本市の給食施設の老朽化に伴い、今後の学校給食のあり方について、教育長が諮問し、給食施設の配置方式、業務運営方式、立地条件等の3項目について審議が行われました。
第1回、3月15日は諮問内容と現状の課題についての説明、第2回、5月23日、第3回、6月27日では給食施設の配置方式と業務運営方式について審議が行われ、第4回、7月18日は給食施設の配置方式を調理場1カ所集中型とし、業務運営方式は直営方式に決定され、立地条件について事務局から説明が行われました。第5回、8月22日は立地条件と候補地について審議が行われ、7カ所の候補地が提案されました。第6回、9月5日では建設候補地が金谷地域、石蟹地域、本郷浄化センター跡地の3つに絞り込まれるとともに、全体の答申内容の取りまとめが行われ、9月22日に教育長へ答申書が渡されました。答申を受け3候補地について詳細な調査を行ったところ、金谷地域については県道改良構想の計画確定後でないと着手できないこと、石蟹地域については用地取得と事業認定手続、造成に相当な期間を要することから、答申にある早期建設が困難であること、また本郷浄化センター跡地については哲多簡易水道からの給水余力がない状況が明らかになりました。このような状況から答申を尊重する考えのもと、11月27日に検討会を開催していただき、事務局から3候補地の詳細な調査結果説明と新たな候補地として正田地域を提案し審議を行っていただきました。
審議結果は、答申した候補地が難しい場合は、3候補地に限定せず、市有地を中心に教育委員会で選定することとされました。今後、早期建設に向け候補地を洗い出し、部局間の連携を十分に行うとともに、地域と協議し慎重かつ迅速に適地の検討を行いたいと考えております。
2点目でございますが、放課後児童クラブにつきましては、今年度通年開設の7クラブ、夏休み等の長期休業中のみ開設の3クラブの合わせて10クラブが運営しており、本市は国の制度に基づき補助金を交付し運営の支援を行っております。放課後児童クラブの開設に当たっては、保育士や教職員免許等の資格を持った支援員2名の配置や、登録児童数5人以上の要件を満たすことが必要となりますが、長期休業中のみ開設のクラブの中には、支援員の確保が難しいことや、平日の登録児童数が開設基準を満たさないことから、通年での開設ができないクラブがある状況となっております。
このため現在、課題の改善に向けて検討しているところであり、国・県に対しましても人材確保や開設基準に関して、中山間地域の放課後児童クラブの実情に即した十分な補助制度となるよう、さらに強く要望してまいりたいというように考えております。
以上でございます。
333 ◯議長(仲田康豊君) 再質問ございますか。藤澤正則議員。
334 ◯17番(藤澤正則君) 今、簡単に時系列を説明していただきました。
若干ちょっと新聞報道とは違うなというふうに思います。一番違うのは、第5回、新聞報道、教育委員会から8,000平方メートルの敷地の確保の立地状況の説明と、候補地として石蟹、金谷、哲多というふうに聞いております。7地区というのは新聞にもどこにも出てません。なぜならと、非公開だから。公開しなかったから。我々、文教委員会が公開を求めたにもかかわらず、所管の課長は排除された。先ほども同僚議員が言った。市長は見える化と言いながら、教育委員会では見えない化です。これは市長の見える化を職員が無視しているのか、もしくは市長はそんな指導力はないのか、どっちなんですか。教育委員会はどういうふうに位置づけられたんですか。そこに基準点がある。まず、見える化しないとこからがつまずきの始まりです、今回は。3点はよくわかります。先ほど教育長から同僚議員としての方向づけや経過説明ありました。余り言いたくないんですが、一つ今の点をお聞きしたいんと、もう一点、諮問委員さんにはどういうふうな今後対応をされますか。答申をもらいながら、それを一任を受けて好きなようにするという結果なんです。皆さんに諮問にきてそれを意見として参考として聞くという姿勢を持たれて、それを部内の調整ができず、十分な調査ができず、結果2カ月間おいたら諮問委員会を招集して一任をとりよして正田に返すという、とんでもない話です。諮問委員さんの立場はないんです。諮問委員さんにはどういうふうな方向を今後されますか。もう終わりですか。御答弁ください。
335 ◯議長(仲田康豊君) 答弁を求めます。
336
◯教育部長(安藤暢重君) 先ほども、前の質問でお答えをいたしておりますとおりですが、情報公開については確かに矛盾があるという御指摘がございましたが、できるだけのということで報道対応での公開をさせていただいておるところでございます。先ほど教育長からもお答えを申し上げましたが、それについての当初の要綱解釈の判断が、解釈が間違っていたというようなことの御指摘もいただいたところでございます。そこら辺もあったということで、先ほど教育長も答弁をさせていただいたところでございます。
あと、今後につきましてですが、当然答申については尊重するということでございますので、その中の用地、候補地の関係のみの審議をお願いしたということで、答申そのものについては1カ所集中型の直営方式、これについては当然答申のとおり尊重して進めていかなければいけないというように考えております。あと、この関係については、またこの段階では用地まででございますが、今後の運営等につきましても、引き続き検討委員会での審議をお願いすることもあるかと思います。なお、今回につきましては、当然その結果につきましては、最終的にはまた検討会にも返したいというようには考えております。
以上でございます。
337 ◯議長(仲田康豊君) 再質問ございますか。藤澤正則議員。
338 ◯17番(藤澤正則君) 諮問委員さんからは1カ所でつくる、直営方式でする、金谷、石蟹、哲多という答申をいただいた。ただ、残念なのは、この場所については教育総務課ですか、事前に資料ができてなかったのは。だから、それがひっくり返った。ほんなら、あえて言いますが、1点、場所についての判断はいつされたんですか。当然金谷については道路構想があるというのはいつわかったのか。もしくは、石蟹についての有権者が複数というのは誰が見てもわかる。まして、一言言わせてもらいますが、哲多は下水処理場の上です。言葉は悪いですが、墓の上へ家は建てんです。東京都と一緒です。食のところを下水の上にするんですか。我々委員会は視察に行きました。そのときにいいとこがあるではないかと、正田がいいがなってみんな言ってます、委員会の中で。にもかかわらず、その答申を準備したのは教育委員会でしょう。それが返ってきてから、され1からというて2カ月たって全部変えました。答申を変えてください。一任を受けて今度は正田に行かれた。準備がいいです、その日の晩に行ったんです、正田に。そういうような手間は早いんです。そこら辺について判断は、決断はいつされたのか、答申を受けてからいつの時点でその3カ所をやめたのか、御説明ください。
339 ◯議長(仲田康豊君) 答弁を求めます。
340
◯教育部長(安藤暢重君) まず、金谷の関係でございますが、県道改良構想の関係でございますが、10月上旬までに都市整備課への聞き取りにより、状況を詳しく調査を行いまして、数年先でなければ事業着手は難しいということを確認いたしております。
それから、石蟹地域でございますが、これは検討会の委員さんからの提案もあったところなんですが、石蟹地域につきましては断念ということにはいたしておりませんが、土地収用法の事業認定手続等が必要になってくるので、建設着手までに相当な時間が必要になることから、早期建設は困難ということの結論に至ったということでございます。
それから、哲多の本郷の浄化センターの関係でございますが、議員さん言われましたイメージ、そういったような関係ではございませんで、水量不足ということについてなんですが、10月10日に上水道課からの詳細な調査結果報告を受けまして、10月13日、先ほどの金谷、石蟹についても同じ13日が最終の困難であるという判断に至った時期ではございますが、その段階で難しい、困難であるということで判断をいたしたところでございます。
それから、正田地域の説明、事前に準備していたそれありきというような内容の御発言だったと思うんですが、正田地域につきましては、答申後に開かれた検討会の審議の中で、先ほども出てますが、11月27日のあり方検討会の審議の中で正田地域が可能候補地ということで審議されたことを報道を通じて後から知ることによる地元の混乱を避けるために現状報告のみを行う目的で行っておりまして、先ほども申し上げておりますとおり、正田地域ありきということでの説明を設定したもんではないということでございます。
以上でございます。
341 ◯議長(仲田康豊君) 再質問ございますか。藤澤正則議員。
342 ◯17番(藤澤正則君) 教育部長、感覚違います。
哲多については水道量がないんじゃないんです。それ以前に、教育委員会が下水処理場の上に持っていこうという感覚が違う。市民感覚からいうと、保護者も含め。墓の上へ家は建てんです。下水処理場の上に食べ物をつくるとこをつくろうという考え方が違う。私は市民感覚、そっから違う。まして言って、水がないの、後からわかったの、それはいい。教育委員会の感覚が違う。
先ほど言いました、審議委員さんにはどういうふうなフォローをされますか、これから。ここが重要なんです。
343 ◯議長(仲田康豊君) 答弁を求めます。
344
◯教育部長(安藤暢重君) いずれにしましても、教育委員会で用地の選定を行うようにということでございますので、当然その選定結果については報告をしなければいけないというように考えております。
以上でございます。
345 ◯議長(仲田康豊君) 再質問ございますか。藤澤正則議員。
346 ◯17番(藤澤正則君) 審議委員さんに混乱を招いたおわびはしませんか。
347 ◯議長(仲田康豊君) 答弁を求めます。
348 ◯教育長(城井田二郎君) 先ほどから、議員さんからいろいろ御指摘をいただいておりますが、6回の審議の中の1度の審議の中で、真剣に委員さん方にも御協議をいただき、委員さん方から御提案をいただいた5カ所、それから事務局から提案をさせていただいた2カ所、その7カ所の中で適地をということでもって御審議をいただいております。結果として、事務局内での事前の調査等が不十分なことから、せっかくいただきました答申のとおりの実施ができなくなったということについてはまことに遺憾に考えておりますし、委員の皆様にはしかるべき会を設けて謝罪はしないといけないとは考えております。
ただ、今後この給食調理場の新設につきましては、時間を当然早くにやっていかないといけないということで、今年の3月に諮問をさせていただいた経緯もございますので、それを実施できるべくいろいろな検討を加えまして、それにつきましても今後情報公開しながら進めてまいりたいと思っております。
とにもかくにも、教育委員会の不手際により、今回の混乱を招いておりますので、真摯に受けとめながら対応してまいりたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
349 ◯議長(仲田康豊君) 再質問ございますか。
350 ◯17番(藤澤正則君) 質問に対する答弁になってねえ。
351 ◯議長(仲田康豊君) 再質問ございますか。
352 ◯17番(藤澤正則君) 審議委員さんにどうされるのかを聞いとる。
353 ◯教育長(城井田二郎君) 先ほど申し上げましたとおり、審議委員の皆様にはしかるべき機会を設けまして、今回の不手際については謝罪をいたさないといけないと考えております。
354 ◯議長(仲田康豊君) 再質問ございますか。藤澤正則議員。
355 ◯17番(藤澤正則君) 是非ともやってください。それでなかんにゃね、こっちの職員も全部、新見市の信用がないんです、先ほど言いましたように。ほかの審議会も受けてくれるもんないですよ。新聞にも書いてある。こんな落ちかと。もともと資料なしに議論させて、最後はこんな落ちか。余りにも粗いやり方です。私はそんなやり方を城井田教育行政の中で求めておりません。きちっと方向性をして、済んだことは済んだこと。どういうふうにフォローして、信頼回復に努めてください。それでなけにゃ、こっちの部局も困ります。新見市としての名前も困る、そのように思います。
市長、あなたが見える化、見える化といった公約に上げとる政策、こんなことですか。あなたのこの件について、また同僚議員とも含めてですが、見える化を今後どういうふうにしていくか、この反省を踏まえて具体的に考えがあったら御答弁ください。
356 ◯議長(仲田康豊君) 答弁を求めます。
357 ◯市長(池田一二三君) 公約にも掲げました見える化でございますが、そういった推進体制が滞っていた結果でもあるかもわかりません。そうした中でまた今後しっかりと庁内で取り組んでいく姿勢を示してまいりたいと考えております。
以上でございます。
358 ◯議長(仲田康豊君) 再質問ございますか。藤澤正則議員。
359 ◯17番(藤澤正則君) 先ほども言いましたが、やっぱり市長の政治、姿勢理念が浸透してないと言わざるを得ない。いわば、職員が市長の意向を無視しておるのか、首長の組織運営のお粗末さか、首長のひとりよがりか、言われてもしょうがない。市役所組織が機能してないと現状で言わざるを得ない。この中で、市政全般の会議等を今後公開するというふうに先ほど言われました。できるならば5日もしくは1週間以内に、先ほどホームページに上げると言われたんなら、そういうようなことをして、市長と議会とでどうですか、見える化条例でもつくりますか、議会もやりますよ。
実は、昨日の議会運営委員会の中で首長にばっかし情報公開というのも、我々もしなくちゃいけないということで、議会運営委員会の中で議長の決断の中、議長の今月の行事予定、早速昨日言うたら今日から出ております。市長の見える化、PCで今月大まかな行事15項目、来年1月白紙ですよ。これで見える化ですか。見られたことありますか、自分のデスクワークのPCを。思いませんか、あなたの見える化はそれだけですか。なぜもっと情報を出さないんですか。会議をしとる庁舎内会議、日南町でも、御存じのように総社の市長でも全部出されとる。あなたの分は行事に行くとこだけ、東京に行っただけで、どうぞ見える化してください。我々も市長に会いたいんじゃけど、あいとるかな思や行事がある、あいとるかな思や行事がある。これでは何も見えません。内容を書けとは言わんのじゃ、この会議、この会議、会議、庁舎内会議、全て書かれております、増原町長。それが見える化でしょう。あなたの見える化は尺度が低い。もっともっと見える化というんなら、よそよりもっと見える化せにゃ、今までが見えな化過ぎた。それをするんなら本気でやってください。どうですか。議会と執行部とで見える化条例をつくりませんか。御答弁ください。
360 ◯議長(仲田康豊君) 答弁を求めます。
361 ◯市長(池田一二三君) 今、御提案があったところでございます。
市と議会とが一緒になって見える化条例をつくろうという御提案でございますので、検討させていただきます。
362 ◯議長(仲田康豊君) 再質問ございますか。藤澤正則議員。
363 ◯17番(藤澤正則君) 市長から検討という言葉を聞きました。大変失礼ですが検討の意味を教えてください。
364 ◯議長(仲田康豊君) 答弁を求めます。
365 ◯市長(池田一二三君) しっかりとまずは協議をすることから始まると思っております。そういう意味で検討でございます。
366 ◯議長(仲田康豊君) 再質問ございますか。藤澤正則議員。
367 ◯17番(藤澤正則君) 仮にも本会議の上での検討はやるに等しい言葉です、答弁です。それを認識されておりますか。副市長、検討の意味を教えてください。
368 ◯議長(仲田康豊君) 答弁を求めます。
369 ◯副市長(木村俊之君) 検討は検討でございます。
以上です。
370 ◯議長(仲田康豊君) 再質問ございますか。藤澤正則議員。
371 ◯17番(藤澤正則君) 副市長からそういう答弁がくるとは思いませんでした。仮にも県から来とられる副市長は政治の検討の意味を理解されての上での検討は検討ですね。ほな、今まで議員に検討するというのはそういう意味ですか。あえて言いましょうか。総社の市長が11月議会で行政報告されております。行政報告見させてもらようります。8月議会で議員から提案、何々議員があったこのことについてはその後こういうふうに実施するようにいたしました。何々議員からこういう提案いただきました。それは検討するということでいついつやります。来年度事業を実施しますと。これが本当の行政報告と議会と執行部の信頼関係です。ただ検討、検討だけじゃ、先ほどの同僚議員の法務情報、いつの話ですか、まだ検討しょうると。今年の3月議会の話じゃ。まだしょうるということはどういうことですか。わかっとりますよ、某何とかサービスでせにゃあいけんのんで、費用が負担かかるんです。質問したから答弁されただけでしょう。3月からって4、5、6、7、8、9、10、11、9カ月かかってまだ検討ですか。市長、やる気があるんですか。あのときには検討すると言われた。いつまでに検討されるんか、今の部分を教えてください。検討するのはいつまでされるか。
372 ◯議長(仲田康豊君) 答弁を求めます。
373 ◯市長(池田一二三君) 3月までには検討いたします。
374 ◯議長(仲田康豊君) 再質問ございますか。藤澤正則議員。
375 ◯17番(藤澤正則君) 政治のトップとして政治理念を持って市民に公約した見える化、できれば我々も、議会も見える化しなくちゃいけない義務があります。あなたも公約です。政治判断の中でやりましょうぐらい言われりゃいい。やる気があるんかないんか、市民にはやる気要求をやったけど、やる気がない。上辺ばかりです。失礼だけど、ここにおられたときから全然変わられました。トップとしては判断力、前回に言いました決断力、行動力が要るんです。大きく持ってやってください。我々応援します。方向づけは悪くないんです、市長の言われとることは。見える化もいいんです。市民との協議もいいんです。それをきちっとやってください。上辺ばかりです。我々応援します、幾らでも。たとえ事務方が反対しても、我々政治家として12年一緒に飯食うたんです。どんと応援します。池田市長、執行部と対峙してもやりますよ、議会は。あなたの提案したのを議会としてもよければ押します。あなたが職員をよう使わんのです。どしどし使ってください。優秀な職員ばっかしです、本当に。新見市の職員、よそにも恥ずかしいことないです。思われるでしょう。使ってください。力が余っとる部長ばあです。
以上です。
1項目め、本当に反省してもらって、きちっとスタートしていただきたいと思います。いろいろもう言いません。ただ、新見市の信用を落としたわけですから、一生懸命教育委員会の職員も、今度は正田も含めて検討するんですからきちっとその方向性を市民に示して、皆さん待っておられるんです。どうですか、締めのくくりを教育長、お願いします。
376 ◯議長(仲田康豊君) 答弁を求めます。
377 ◯教育長(城井田二郎君) 先ほどから申し上げますとおりでございますが、今回の混乱を招いた部分につきましては、十分に教育委員会事務局として反省をした上で、答申を尊重しながら、1カ所直営の方針で新たな給食センターの早い建設に取り組みたいと思います。当然ながらここの機会に改めて食数等の再集計を行ったり、新調理場の稼働時期とか方法とか、それから施設面積の縮小、そういったことも含めていろんなことを視野に入れながら、将来にわたって重要となる、子供たちにとって安全・安心な給食が提供できる施設になるように努力をしてまいりますので、議員の皆様方にも是非いろいろな御意見をいただいて、よりよいものにしてまいりたいと思います。よろしくお願いいたします。
以上です。
378 ◯議長(仲田康豊君) 再質問ございますか。藤澤正則議員。
379 ◯17番(藤澤正則君) 1項目め、1番に次ぎまして2番目、市内放課後児童クラブの現状と課題についてただすでございます。
あわせて10クラブ、いろんなニーズや課題があると。そして、人的な課題もあるので、強く関係機関に要望するということでございます。私もいろんな市民の方から相談を受けますが、一番のネックは人材でございます。残念ながら、学校数も少なくなり、教員も少なくなり、また定年後のライフワークもあり、なかなか皆さんにお力をいただけないのが現状でございます。ならば、県や国を動かしてでも中山間地域にある放課後児童クラブのあり方というものを国に訴えて制度設計を考えてもらう、もしくは改善してもらう。これは大きな意味があることや思いますんで、その方向に今後とも引き続き力を入れていただきたいと思いますが、教育長どうですか。
380 ◯議長(仲田康豊君) 答弁を求めます。
381 ◯教育長(城井田二郎君) 放課後児童クラブにつきましては、就学をしている、特に小学校の子供たちにとりまして、保護者の方が安心して仕事につける非常に大きな役割を持っている施設でございます。したがって、このクラブがより多くの地域で開設できますようにしていくことは、中山間地域の新見市にとって重要なことでございますので、議員がおっしゃられておりますいろいろなところへこれからも十分な働きかけをしながら、また制度上の工夫もいろいろ考えながら進めてまいりたいと思いますので、これについてもいろいろ御意見をいただければと思います。よろしくお願いいたします。
382 ◯議長(仲田康豊君) 再質問ございますか。(「次に行ってください」と17番藤澤君の声あり)
次に、2項目めの質問に対する答弁を求めます。
383 ◯市長(池田一二三君) 2項目めの1点目について答弁をいたします。
私が市長に就任をいたしまして1年が過ぎようといたしております。この間、機会あるごとに市民の皆様に協働のまちづくりの必要性をお伝えしてまいりました。そうした中、新見みらいづくり会議による議論やオール新見!公募型まちづくり事業による市民主体のまちづくり事業など、少しずつではありますが、市民の皆様が主体的に自分たちの地域は自分たちで元気にしていこうという取り組みが見え始めたことでございます。
また、市外の方から本市への移住に関する相談件数が増加傾向にあることなど、これらの動きを見ても新しい時代への歩みを感じたと申し上げたところでございます。
また、「新しい人の流れの創造」「新見市版地域共生社会の構築」とは、これまでの取り組みを検証し、今後のまちづくりへの取り組みを考える中、より進化した取り組みを実施するための着眼点として、新たな施策目標として掲げたものでございます。
1点目として、新しい人の流れの創造とは、これまで言ってきた移住定住対策を見直しつつ、これまでになかった視点での移住定住対策を検討実施することにより、本市への移住転入者を増やすことにつなげることを意味しております。
2点目の、新見市版地域共生社会の構築につきましては、人口減少にも対応できる地域社会をつくっていくためには公助だけでは限界があり、共生を中心とした地域社会をつくっていくことが必要と考えております。そのため、いわゆる小規模多機能自治をベースとした地域組織を立ち上げ、地域の課題を共有し解決につなげていく取り組みを進めてまいりたいと考えております。この取り組みに、今後4大化を進めます新見公立大学が加わることで、他地域にない新見市版地域共生社会を構築することができるんじゃないかと考えているところでございます。
次に、公約しました施策の現状についてでございますが、私は就任以来、公約に掲げておりました、健康で、住んでよかったと思える町の実現に向け、例えば健康づくりと高齢者の安心確保を図るため、小地域ケア会議の拡大、健康ポイント制度の導入、クアオルト健康ウオーキング事業の実施、少子化対策を進化させるため、子育て世代包括支援センターの設置などに取り組んでいるところでございます。今後とも市民の皆様からの御意見を伺いながら、職員と一丸となって、公約した施策の実現に向けて引き続きしっかりと取り組んでまいる所存でございます。
また、執務についての自己評価でございますけれども、評価は市民の皆様からいただくものと思っておりますので、私は今までどおり責任の重さを感じながら市政運営に一生懸命取り組んでまいりたいと考えているところでございます。
先ほどの2点目の新見市版地域共生社会の構築に向けての共助でございます。
そして、2点目に答弁をいたします。
現在、本市では、第2次新見市
総合振興計画に掲げた4つの基本目標に基づいて事業に取り組んでおります。平成30年度にはこれに先ほど申し上げました、「新しい人の流れの創造」「新見市版地域共生社会の構築」という政策目標を加え、現在各種施策の検討調整を行っている段階であります。この中で、新規事業に限らず、既存事業の拡充、拡大、また縮小、見直しについても検討を行ってまいります。
3点目の答弁をいたします。
本市集落の現状についてでありますが、例えば高齢化率でいいますと、11月現在におきます本市全体の高齢化率は40.4%で、大字別では大井野地区の69%が最も高くなっており、次いで豊永佐伏地区の58.5%、神郷高瀬地区の57.9%になっております。高齢化とともに急速に進む過疎化と少子化による人口減少に起因した新たな課題として、人間関係の希薄化や買い物や移動が困難になるなど、従来の仕組みや考え方では対応し切れない時代が到来してきたと考えております。こうした状況を踏まえ、先ほど申し上げましたように、新見市版地域共生社会の実現を目指していくことが必要と考えており、地域の課題解決を図る組織を市内各地に設置するための人的支援や財政支援などについて検討しているところでございます。
以上でございます。
384 ◯議長(仲田康豊君) 再質問ございますか。藤澤正則議員。
385 ◯17番(藤澤正則君) 残り8分でございます。
先ほどの教育委員会はもう済みまして、今度はこっちに穏やかに行きたいと思います。余り言いますと、こちらの血圧が上がりますんで、やわらかく行きたいと思います、これについては。
まず1点、池田市政についてただすでございます。その中の「新見市版地域共生社会の構築」ということで、1項目めの1番と3番も2番も含めたようになります。
具体的にお伺いいたします。
今、市長が思われております「新見市版地域共生社会の構築」、言葉ではわかります。具体的にどういうことをしたいとかというのを見える化してください。
386 ◯議長(仲田康豊君) 答弁を求めます。
387 ◯市長(池田一二三君) 今、検討いたしておりますので、そういった組織で、形で見えるように、またお示しをしたいと思っております。
388 ◯議長(仲田康豊君) 再質問ありますか。藤澤正則議員。
389 ◯17番(藤澤正則君) 検討中はよろしい。
市長の思われる政治的な考え方を述べてください。その検討中のどういうふうなことを考えておられるか。それだけでは、やりとりなのに何の本会議での議論にもなりません。検討中、検討中じゃあ。それを議論するんが本会議場です。どうぞ。
390 ◯議長(仲田康豊君) 答弁を求めます。
391 ◯市長(池田一二三君) 地域に出ますと1集落が非常に高齢化が進み、そして先ほども申し上げましたように、買い物あるいは病院あるいは地域の冠婚葬祭、そういったものもなかなか集落で維持することが非常に困難な状況になっているのを見かけます。そうした中、地域と地域、集落と集落がまたつながり、いろんなことが取り組んでいければよろしいですが、なかなか集落と集落がつながって取り組んでいくことも非常に困難な状況にあるところもございます。そうした中、集落、集落、集落をしっかりとつないでいって、そこへ市の職員もしっかりと入ってつないでまいりたいと考えているところでございます。しっかりと地域課題を全体で共有し、そしてその共有した課題に対するどういった対策がいいのかを一緒にみんなで考え、そして行動していく、そういったことが重要ではないかと考えております。そうした中に市の職員も入り、また今後4大化いたします公立大学の関係の方々にも御協力を賜り、そういった新見市版の独自の地域共生社会をつくっていけたらいいと思っております。
以上でございます。
392 ◯議長(仲田康豊君) 再質問ございますか。藤澤正則議員。
393 ◯17番(藤澤正則君) 市長、小学生が聞いたらわかりませんし、中学生が聞いても何もわからない。現状の認識だけで、要はトップとしてそういう状況の中で今後どういうふうに、私はトップとして、首長として地域の安全・安心、その状況をどういうふうな政策をもって、例えばこういうようなことをしてみたいというのはないんですか。全くないんですか。現状認識は今市長の言われたとおりです。私らもそう思う。そのために行政が何ができるか。行政とすれば公助ができるか、いや地域も共助をしてもらう、自助もこうですよと、そういうパッケージとして例えばこういうようなプランをつくりたいというのは、ビジョンはないんですか、あなたには。どうぞ。
394 ◯議長(仲田康豊君) 答弁を求めます。
395 ◯市長(池田一二三君) 地域、地域で、また集落、集落で抱えている課題は違うと思います。一つのパッケージというのは非常に当てはまるかどうかはわかりません。したがって、集落、集落、集落をしっかりつないでいく中で、そこに伴う共通の課題あるいは共通の解決策、そういったものを考え、ともに行動していくことが重要であると考えている次第でございます。
396 ◯議長(仲田康豊君) 再質問ございますか。
397 ◯17番(藤澤正則君) 市長よけえわからんようになる。そのことは認識私も持っております。一緒です。そのために行政としてはどういうこれから手順で、どういうパッケージをつくって市民の皆様に行政の責任としてこういうものをする、だから市民の人もこういうようなことが例えばするようになって協力してくださいと、これが政治じゃないんですか。現状認識ばっかしで行ったり来たりしております。あと6分、どうぞ。
398 ◯議長(仲田康豊君) 答弁を求めます。
399 ◯市長(池田一二三君) 先ほど来より、その形を今しっかり検討して、新年度には皆様にお示しをしたい、そのように今努めているところでございます。
400 ◯議長(仲田康豊君) 再質問ございますか。藤澤正則議員。
401 ◯17番(藤澤正則君) ならば締めます。現状認識は理解できました。これから検討するんで全く案はないということですね。そういうふうに締めればよろしいですか。そして、執行部で全員で知恵を出してそれをやろうと、今はゼロベースということですか。
402 ◯議長(仲田康豊君) 答弁を求めます。
403 ◯市長(池田一二三君) 度々申し上げておりますように、ゼロベースではございませんが、ただいま検討中でございますので、皆様にまだこういった形でやりますということはお示しできない状況でございます。御理解賜りたいと思います。
404 ◯議長(仲田康豊君) 再質問ございますか。藤澤正則議員。
405 ◯17番(藤澤正則君) 市長、やりますというのを私は求めとんじゃないんです。あなたの政治方向性を市民に見せる、我々も議論したいんだ、そこに参画したいんです、できれば。議会としても皆さん意見がある。その方向性があなたが樹立して一番危機で持っとんのは、パッケージができて市民からそれを申請しなさいよじゃなくて、常に市長言われるように、先ほども言いました市民の意見を聞いてということを言われるんです。そこのとこからをスタートとしてその考えの中に市民を巻き込んで地域づくりの立案をするようなことはできないんですかと言ようるんです。その方向性と、例えばこういうようなこれから新見市版の、タイトルはできとるんですから、具体的にそれをあえて市長だけ、ここだけでじゃなくて、百人委員会とか、こういうような構想検討委員会をして、皆さんからのアイデアを入れて、よりそれが充実できるプランづくりが必要で、あなたはそのために市民の皆さんとともに歩く協働を訴えとるんでしょう。あなたが事務方でつくってできました、補助申請です。例えば私が言いましょう、交付金事業で地域の中で元気でやってくださいと、そのぐらいのうたい文句で平成26年から総社市はやっております。多分来年からは瀬戸内市がやります一括交付金です。地域の実勢に任せて、その中に先ほど言いました話があったように集落支援員でも置いて具体的にやればいいんじゃないんですか。そういうような勇気、元気はないんですか、あなたには。
406 ◯議長(仲田康豊君) 答弁を求めます。
407 ◯市長(池田一二三君) ただいまそういったことも視野に入れて検討をしているところでございます。
408 ◯議長(仲田康豊君) 再質問ございますか。藤澤正則議員。
409 ◯17番(藤澤正則君) 立場変われば衣も変わる、それはやむを得ません。では、その検討はいつごろをめどにされるんですか。御答弁ください。
410 ◯議長(仲田康豊君) 答弁を求めます。
411 ◯市長(池田一二三君) 新年度には政策としてお示ししたいと思っております。
412 ◯議長(仲田康豊君) 再質問ございますか。藤澤正則議員。
413 ◯17番(藤澤正則君) 残念でなりません。
新年度に示すまでに、市民はどういうふうな参画ができますか。
414 ◯議長(仲田康豊君) 答弁を求めます。
415 ◯市長(池田一二三君) 藤澤議員から市民の方もそこに参画をしていただいて、そういったものをお示ししていく、そういうものが必要ではないかという御提案だと思います。
私もそこは、市民の皆様方の直接関係することでございますので、そういったところにつきましては参画をしていただくようにしたいと思っております。
416 ◯議長(仲田康豊君) 再質問ございますか。藤澤正則議員。
417 ◯17番(藤澤正則君) 12月、予算するのは3月に議会出てくるんです。2月には終わるんです。1カ月半で何ができるんですか。どういうプロセスでやられるんですか。私は次年度以降でもいい思う。過程を大事にしなくちゃいけないでしょう、市長。基本が変わっております。
418 ◯議長(仲田康豊君) 答弁を求めます。
419 ◯市長(池田一二三君) 1月下旬を目途に検討していることが出て、きちっと出てまいりますので、その案を議会にお示しもし、市民の代表の皆様方にもお示しをし、また意見を賜りたいと思います。
420 ◯議長(仲田康豊君) 再質問ございますか。藤澤正則議員。
421 ◯17番(藤澤正則君) 市民の代表である議会も責任持ちますが、現実に動くのは市民の、直接の皆さんです。個々の単体の、例えば大佐で言えば振興協議会と、そういう人までの意見を100人委員会ですくい上げて、平成31年度からでもいいでしょう。制度設計でつくったものをしなさいじゃなくて、皆さんとともに歩みましょうが池田市政じゃないんですか。同じやり方ですか。一向に風は変わってませんね。あなたは風を変えると言って出られたんじゃないんですか。そのプロセスが大事でしょう。以前も言いましたが、子育ての分の助成金をするために市民に聞きます、市長が言われた。新聞が勝手に書いたんじゃと言われた。大学も含めてですが、使うやつによれば市民の皆さん、先ほども言われた、市民の皆さんを入れなさい。何のための地域審議会があるんですか。私から言やあ、地域審議会戻しなさい。合併前に戻す。合併協議会の考え方に戻す、これが基本です。そして、集落、集落で、地域の実践をもって、利用枠で、交付金で今共生をその中でやっていく、そのために支援員を入れる、これが今求められとん、私は思っております。あなたは言えれないじゃなくて、そのプロセスをつくる過程が大事なんじゃないんですか。今までどおり補助金交付要綱をつくって、申請がなければしませんよじゃ違うでしょう。共生ができない地区はできとるんです。それを支えていくためにどうやって行政が地域とともに歩むか、それが協働でしょう。だから、同僚議員が言ったように行政が行かなくちゃいけない時代になったわけでしょう。それを理解はあなたのここの立場と今の立場では180度変わりました。それを求めて皆さんが市長にエールを送ったんでしょう。まるきり考え方が変わっております。見える化と言いながら、協働で言いながら。見える化ができてないんじゃが。今やりょうる見える化やこう、よそから言やあまだ序の口です。どんどんやっとる、それが普通なんです。新見で見える化と言うだけであって、当然です、よそは。どうですか。そのプロセスを大事にして私から言やあ新年度でもなくてもいいです。次年度以降じっくり制度設計を市民の合意の中でやる気はないですか。
422 ◯議長(仲田康豊君) 答弁を求めます。
423 ◯市長(池田一二三君) 今検討をしている最中でございます。
424 ◯議長(仲田康豊君) 再質問ございますか。藤澤正則議員。
425 ◯17番(藤澤正則君) あと48秒、議論になりません。具体的にお互い新しい地域づくりや市政を頑張っていこうという方向にはなってません。市長はミイラ取りがミイラになられたと私は言わせてもらいます。どうも具体的に職員を指揮監督できてない。だから言えないんかどんなかわかりませんが、しっかりしたすばらしい幹部がおるんです。いろんな知恵が出るんです。あなたの手腕で職員さんをフルに使ってください。幾らでも答弁ができる、幾らでも能力がある方ばっかしです。私から言います。どしどしこれから市民の方向を向いて市政に努めていただきたい。
以上で終わります。
426 ◯議長(仲田康豊君) これをもちまして藤澤議員の一般質問を終わります。
お諮りいたします。一般質問はこれで打ち切りたいと存じますが、これに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
427 ◯議長(仲田康豊君) 異議なしと認めます。よって、一般質問はこれで打ち切ります。
しばらく休憩いたします。
午後4時5分 休 憩
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午後4時15分 開 議
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日程第2 条例第29号 新見市職員給与条例の一部を改正する条例
428 ◯議長(仲田康豊君) 日程第2に入ります。
市長から条例第29号が送付されておりますので、これを議題といたします。
この際、市長から提案理由の説明を求めます。市長。
〔市長 池田一二三君 登壇〕
429 ◯市長(池田一二三君) それでは、ただいま上程いただきました条例第29号新見市職員給与条例の一部を改正する条例について、御説明申し上げます。
条例第29号新見市職員給与条例の一部を改正する条例につきましては、国の法令改正に伴い、人事院勧告に準じ、行政職給料表の改定を行うなど、条例の一部を改正するものであります。
以上、条例第29号について御説明申し上げましたが、どうか慎重に御審議いただき御賛同賜りますよう、よろしくお願いを申し上げます。
430 ◯議長(仲田康豊君) それでは、議案質疑を行います。
条例第29号新見市職員給与条例の一部を改正する条例について御質疑はございませんか。──ないようですから質疑を終結いたします。
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日程第3 予算第44号 平成29年度新見市一般会計補正予算(第6号)
予算第45号 平成29年度新見市国民健康保険特別会計補正予算(第3号)
予算第46号 平成29年度新見市介護保険特別会計補正予算(第4号)
予算第47号 平成29年度新見市簡易水道事業特別会計補正予算(第3号)
予算第48号 平成29年度新見市下水道事業特別会計補正予算(第3号)
予算第49号 平成29年度新見市観光事業特別会計補正予算(第4号)
予算第50号 平成29年度新見市農業共済事業特別会計補正予算(第2号)
予算第51号 平成29年度新見市水道事業会計補正予算(第1号)
431 ◯議長(仲田康豊君) 日程第3に入ります。
市長から予算第44号から同第51号の8議案が送付されておりますので、これら8議案を一括議題といたします。
この際、市長から提案理由の説明を求めます。市長。
〔市長 池田一二三君 登壇〕
432 ◯市長(池田一二三君) それでは、ただいま上程いただきました予算第44号から予算第51号までの計8件について御説明申し上げます。
今回は給与改定に伴う人件費の変更について補正予算を計上しております。
まず、予算第44号平成29年度新見市一般会計補正予算(第6号)につきましては、歳入歳出にそれぞれ2,287万3,000円を追加し、総額237億4,199万7,000円としております。
次に、予算第45号平成29年度新見市国民健康保険特別会計補正予算(第3号)につきましては、直営診療施設勘定の歳入歳出にそれぞれ5万3,000円を追加しております。
次に、予算第46号平成29年度新見市介護保険特別会計補正予算(第4号)につきましては、保険事業勘定の歳入歳出にそれぞれ26万4,000円を追加し、介護サービス、事業勘定の歳入歳出にそれぞれ4万2,000円を追加しております。
次に、予算第47号平成29年度新見市簡易水道事業特別会計補正予算(第3号)につきましては、歳入歳出にそれぞれ25万6,000円を追加しております。
次に、予算第48号平成29年度新見市下水道事業特別会計補正予算(第3号)につきましては、歳入歳出にそれぞれ51万9,000円を追加しております。
次に、予算第49号平成29年度新見市観光事業特別会計補正予算(第4号)につきましては、歳入歳出にそれぞれ4万7,000円を追加しております。
次に、予算第50号平成29年度新見市農業共済事業特別会計補正予算(第2号)につきましては、収益的収入、支出にそれぞれ26万3,000円を追加しております。
次に、予算第51号平成29年度新見市水道事業会計補正予算(第1号)につきましては、収益的支出に24万8,000円を追加しております。
以上、計8件について御説明申し上げましたが、どうか慎重に御審議をいただき、御賛同賜りますよう、よろしくお願いを申し上げます。
433 ◯議長(仲田康豊君) それでは、議案質疑を行います。
まず、予算第44号平成29年度新見市一般会計補正予算(第6号)について御質疑はございませんか。──ないようですから次に、予算第45号平成29年度新見市国民健康保険特別会計補正予算(第3号)について御質疑はございませんか。──ないようですから次に、予算第46号平成29年度新見市介護保険特別会計補正予算(第4号)について御質疑はございませんか。──ないようですから、次に予算第47号平成29年度新見市簡易水道事業特別会計補正予算(第3号)について御質疑はございませんか。──ないようですから次に、予算第48号平成29年度新見市下水道事業特別会計補正予算(第3号)について御質疑はございませんか。──ないようですから次に、予算第49号平成29年度新見市観光事業特別会計補正予算(第4号)について御質疑はございませんか。──ないようですから予算第50号平成29年度新見市農業共済事業特別会計補正予算(第2号)について御質疑はございませんか。──ないようですから次に、予算第51号平成29年度新見市水道事業会計補正予算(第1号)について御質疑はございませんか。──ないようですから質疑を終結します。
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日程第4 請願事件の上程
434 ◯議長(仲田康豊君) 日程第4に入ります。
既に受理しております請願1件を議題といたします。
なお、請願の内容につきましては、議会初日に配付しておりますので、御確認ください。
しばらく休憩をいたします。
午後4時22分 休 憩
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午後4時23分 開 議
435 ◯議長(仲田康豊君) 休憩を終わり会議を再開いたします。
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日程第5 議案及び請願事件を各常任委員会に付託
436 ◯議長(仲田康豊君) 日程第5に入ります。
お諮りいたします。ただいま議題となっております報告第6号の1議案、条例第26号から同第29号までの4議案、予算第35号から同第51号までの17議案、議案第19号から同第30号までの12議案及び請願1件を配付しております付託表のとおり、その審査を各所管委員会に付託いたしたいと存じますが、これに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
437 ◯議長(仲田康豊君) 異議なしと認めます。よって、付託表のとおり、それぞれの委員会に付託いたします。
お諮りいたします。明13日から21日までの9日間は、議案等調査のため本会議を休会いたしたいと存じますが、これに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
438 ◯議長(仲田康豊君) 異議なしと認めます。よって、9日間は休会することに決定いたしました。
次の本会議は12月22日午前10時に開きます。
以上で本日の日程は終了いたしました。本日はこれにて散会いたします。
午後4時25分 散 会
新見市議会
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