• 休日保育(/)
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  1. 新見市議会 2017-09-01
    平成29年9月定例会(第2号) 本文


    取得元: 新見市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-09-14
    2017年09月12日:平成29年9月定例会(第2号) 本文 ▼最初のヒット個所へ(全 0 ヒット) 1                             午前10時0分  開 議 ◯議長(仲田康豊君) 皆さん御苦労さまでございます。  ただいまの出席18名でございます。  これより本日の会議を開きます。  本日の議事日程(第2号)は、一般質問のみのため、配付を省略しておりますので御了承願います。          ──────────────────────── 日程第1  一般質問 2 ◯議長(仲田康豊君) 日程第1、一般質問を行います。  一般質問は、一問一答方式といたします。質問者は発言許可の後、質問席に登壇いただき、最初通告の全項目について質問し、再質問からは通告の1項目ごとに順次質問を願います。  なお、質問に対する答弁中は質問席に御着席ください。各議員の発言は、答弁を含まず30分以内とし、再質問は回数を制限しないものといたします。  それでは、通告者一覧表に記載のとおり順次質問を許します。  まず、6番岩田秀之議員の登壇を願います。岩田秀之議員。               〔6番 岩田秀之君 登壇〕 3 ◯6番(岩田秀之君) 6番岩田秀之でございます。  皆様おはようございます。  今月9月7日から9月11日まで、宮城県の仙台で第11回の全国和牛能力共進会が開催をされました。新見市からも、岡山県の代表として5頭の牛が出品をされました。皆様御健闘されました。本当に本当に感謝を申し上げます。また、関係者の皆様、本当にお疲れさまでございました。また、応援の皆様も本当に遠いところまでお疲れさまでございました。  さて、6月定例市議会に続いて、今回も初日のトップバッターとして登壇をさせていただきました。議長からお許しをいただきましたので、通告順序に従いまして2項目について元気いっぱい爽やかに質問をさせていただきます。  まず、1項目め、消防・防災についてであります。  消防庁の平成28年度版救急救助の現況によりますと、平成27年度中の全国の救急自動車による搬送人員は前年比1.3%増の547万8,370人となり、過去最高を記録しました。1日平均国民の23人に1人が搬送された計算になります。こうした状況を踏まえ、各消防本部が主体となり、応急手当普及員講習普通救命講習等を積極的に実施しており、平成27年度中に消防本部が実施する応急手当講習を受講した人の数は184万9,445人に上がりました。また、総務省消防庁では、学校教育での救急講習の重要性を鑑み、新たに短時間で講習できる救命入門コースを追加するとともに、受講対象年齢を概ね10歳以上とした応急手当て普及啓発活動の推進に関する実施要綱を平成23年8月に開催いたしました。このような背景を踏まえて、学童期に救命講習の充実強化を図るためジュニア救命士制度を開始しました。その目的としては、小学校のころから救命の授業を通じて命の大切さや救命処置の重要性などを根づかせ、将来のバイスタンダー、いわば救急現場に居合わせた人の土台づくりを推進していくことを目的としています。  1点目の質問です。本市においても、ジュニア救命士養成講座の実施をしてはどうかと考えますが、お考えをお聞かせください。
     次に、2点目の質問ですが、本市における防災会議での女性登用の推進についてであります。  今月の9月1日は防災の日でありました。この日は、多数の死者、被害者を出した1923年の関東大震災の教訓を後世に伝えるとともに、本格的な台風シーズンを前にして自然災害に対する認識を深め、防災体制の充実と強化を期すために制定されました。近年は、台風や地震、津波や洪水、竜巻、土砂災害などの自然災害日本中不意を突くように発生することが多くなってまいりました。今月は、全国各地で防災訓練が行われています。実際に災害に遭遇したとき、どう動くべきか、何をすべきかを冷静に判断することは極めて困難です。本市においては、近年大きな災害が起こっていませんが、今後いつ発生するかわからない災害に備え、防災についてしっかりと検討していかなければなりません。1995年の阪神・淡路大震災や2011年の東日本大震災において、避難所で女性用の物資が不足したり、授乳や着がえのためのスペースがなかったり、プライバシーが確保されていないなど女性の視点から見て不十分な運営体制があったと言われています。特に、女性の視点が防災対策に生かされていない実態が明らかになり、ハード面も必要ですが、防災対策に女性の視点をより反映させるため女性防災リーダーの育成が不可欠であり、防災分野でも女性が活躍することが必要であると考えます。  そういった中、本市においては防災会議での女性の登用を推進していかなくてはなりません。お考えをお聞かせください。  2項目めの、塩から子育成についてでございます。  平成27年度から始まった第1回のにいみ塩から子育成事業が開催されました。新見市の環境や人的物資を活用しながら、豊かな活動体験を通して健全な心身と未来を切り開いていく力、郷土愛等を育てることが目的としてあります。27年度1月に、初回は冬バージョンで大きなテーマが「さあ、夢ぼうけんへ出発だ!!」だったと思います。手づくりの竹すき制作や雪の上での実際の滑り、かまくらづくりなど、また28年度には8月に2回目のにいみ塩から子育成事業として、夏バージョンとしてテント設営や野外炊事など実施され、体験活動として林業コース農業コース畜産業コース漁業コースの4部門を開催されています。そして、翌年の29年度には先月8月に3回目となる夏バージョンのにいみ塩から子育成事業が開催もされました。体験活動として林業コース農業コース畜産業コース工業コースなど実施されています。  1点目の質問です。  これまで3回の取り組みをしておりますが、参加人数やボランティアの数、また産業別の取り組みについての評価についてお聞かせください。  2点目です。  にいみ塩から子育成後の今後の取り組みや、これからどのようにされていくのか、お考えをお聞かせください。  以上で1回目の質問を終わります。 4 ◯議長(仲田康豊君) ただいまの岩田議員一般質問に対する執行部の答弁を求めます。 5 ◯消防長(安松 潔君) それでは、1項目め、1点目のジュニア救命士養成講座の実施についてですが、ジュニア救命士とは、今御質問でも説明がありましたように、救急講習を受講した小学生に対して、その市が独自の認定証を交付し認定するというものです。現在、本市では認定証の交付はしておりませんが、小学生が参加している同様な講習会は行っております。また、消防フェアなどの催し物で小学生も参加できる心肺蘇生体験などの救急入門的な取り組みも行っております。 6 ◯総務部長(矢田貝 誠君) 2点目でございますけれども、防災会議の委員につきましては、新見市防災会議条例により新見警察署長や各種団体の長などを任命するよう規定されていることもあり、男性委員が占める割合が高くなっているというのが現状でございます。災害対応などを定める地域防災計画の策定などには、女性の視点に立った対策も必要であることから、女性の登用につきまして配慮してまいりたいというふうに考えております。  以上です。 7 ◯議長(仲田康豊君) 再質問ございますか。岩田秀之議員。 8 ◯6番(岩田秀之君) 1点目の、消防長の答弁をお聞かせいただきまして、認定証は発行していないということでございました。  ここで、先進事例を紹介をさせていただきます。  東北でございますけども、秋田県大館市とか栃木県の小山市などで、児童を対象にしたジュニア救命士を育てる取り組みを始めておられます。この事業は、心肺蘇生法の技術などを学びながら命の大切さへの関心を高めてもらうのを狙いとしております。具体的には、市消防本部市教育委員会と連携してジュニア救命士講座を開催しております。また、市消防本部の救命士が講師となり、心臓マッサージの方法や自動体外式除細動器AEDの使い方などを教えます。講習を終えた児童には、ジュニア救命士と付された名刺サイズの認定証を渡しています。参加した児童からは、私たちにも命が守れるとわかった、学んだことをいざというときに生かしたいなどの声が寄せられているとのことです。誰もが、傷病者やその発見者になる可能性があります。もしも、事態に迅速に対応して、一人でも多くの人の救命とさらなる社会復帰を後押しするためには、このような救命講習普及活動のさらなる広がりは、私は重要になってくると思います。ジュニア救命士養成講座を児童のうちに触れていくことは、大人になってからも経験を生かすことができるのではないかと思っております。  そういうことでございますので、今後これを、先進事例をよくよく、他の自治体ですけどもしっかりと検討して、子供たちが自分も人の命が救えるんだと、そういう思いに一人でもなっていただきたいというふうに思います。先進事例をお話ししましたが、今後はいろいろと進められていかれるという、今具体的にはどういうふうな形で進められていくのか、御答弁お願いします。 9 ◯議長(仲田康豊君) ただいまの質問に対する答弁を求めます。 10 ◯消防長(安松 潔君) 命の大切さであるとか、救命講習、それからAEDに対する知識を深めてもらうことは重要でありますので、今後も引き続き現在行っている講習会などで普及啓発に努めてまいります。  以上です。 11 ◯議長(仲田康豊君) 再質問はございますか。岩田秀之議員。 12 ◯6番(岩田秀之君) 今、消防長からございました。これからもしっかりと取り組んでいっていただけるということでございました。子供たちにも、自信を持って、今はそういういろんなライセンス、救急救命士の講習を受けたということで、自分、本人が誇りに思えるような、そういうのも私はそういうものを、名前入りのジュニア救命士というものを発行していけば、またこれも大人になってだんだんいきますけども、誇りに思えて、そういう心が人の命を救っていく、そういう子供がだんだんだんだん増えてくるんではないかなと、これから、そういうこと、認定証のこともこれからもしっかりと考えていっていただきたいと思いますが、どのようでしょうか。 13 ◯議長(仲田康豊君) 答弁を求めます。 14 ◯消防長(安松 潔君) 普通救命講習とか、上級救命講習では修了証を交付しておりますが、一般の救命講習では修了証を交付しておりませんので、同様の対応で、今後も同様の対応をしたいと考えております。  以上です。 15 ◯議長(仲田康豊君) 再質問ございますか。岩田秀之議員。 16 ◯6番(岩田秀之君) 前向きな答弁、ありがとうございました。今後、誰もが適切な応急手当てができ、救命率の高さを誇れる安全・安心なまちづくりを目指していただきたいと強く求めてまいります。  2点目の質問でございます。  部長からございました。男性が防災会議に出席をされてる方っていうのは、対象の方は多いということで、なぜ女性の場合は登用っていうのが少ない原因なのか、これからどう考えておられるのか、御答弁お願いします。 17 ◯議長(仲田康豊君) 答弁を求めます。 18 ◯総務部長(矢田貝 誠君) なぜ女性が少ないかっていうことでございますが、先ほども申しましたように条例の中の規定に従っていく中では、今の状況では男性が多いというような状況でございますが、ただ条例の中でも読み取れる部分がございますので、そうした中で女性の登用ということも考えていきたいというふうに思っております。  以上です。 19 ◯議長(仲田康豊君) 再質問ございますか。岩田秀之議員。 20 ◯6番(岩田秀之君) そういうことで、条例の中でということで部長にお聞きをいたしました。  東日本大震災のときの、女性のための支援に当たられた方の声に、女性特有の健康問題に対する情報提供の少なさや清潔維持の困難、それからニーズに合わせた物資の不足等の課題があったということでございました。男性には、気づかないことが多くあると思います。災害はいつ来るかわかりません。早急に、防災会議での女性の登用推進にこれからもしっかりと取り組んでいただきたいと強く求めてまいります。  次の項目をお願いします。 21 ◯議長(仲田康豊君) 2項目めの質問に対する答弁を求めます。 22 ◯教育部長安藤暢重君) それでは、2項目め、塩から子育成の1点目でございますが、事業の1回目の参加者は103名、運営スタッフは65名でありました。2回目は、参加者203名、運営スタッフ80名、3回目は参加者92名、運営スタッフ91名でありました。  事業の中で、産業別の体験活動として、林業ではまき割りや間伐体験、製材所、重機の見学、農業ではソバまき体験や桃選果場の見学を行いました。畜産業では、牛の飼育体験、漁業ではアマゴの養殖体験や調理、工業では鉱山や工場見学などを実施いたしました。参加者全員に実施しました今年度のアンケート結果では、身についた力として行動力、勇気、積極性、協調性、忍耐力を上げる参加者が全体の71%おり、狙いとする塩から子への変容が伺えたところでございます。また、感想から、全ての参加者が本市のよさを発見することができたと考えております。  次に、2点目の今後の取り組みについてでございますが、塩から子育成は平成27年度からまち・ひと・しごと創生総合戦略の重点事業の一つとして取り組んでおり、今年度で3年目になります。今後も成果を検証しながら継続し、各地域単位で特色ある取り組みを展開してまいりたいと考えております。  以上でございます。 23 ◯議長(仲田康豊君) 再質問ございますか。岩田秀之議員。 24 ◯6番(岩田秀之君) 27年度から29年度、大体400人の小学校、中学生、出席をされています。ボランティアの数もそれに伴って多くなっておりますけども、今やられてる育成事業に対してボランティアの人数が少ないと、いろんなそういうことがあったり、教育部長、あったのか、お聞かせ願いたいと思います。 25 ◯議長(仲田康豊君) 答弁を求めます。 26 ◯教育部長安藤暢重君) 先ほど申し上げましたように、運営スタッフ、これはボランティア実行委員会の人数を加えたものでございますが、毎年事業を実施するに当たりまして一般からのボランティアの募集もいたします。それから、それぞれの実行委員を通じてのボランティアを募るといったようなことも実施しております。28年度、2回目につきましては、参加する子供たちの数が予定より約倍であったことから、実際のボランティアの人数からすれば非常に大変だったというように聞いております。その関係もあって、本年度につきましてはボランティアの人数はほぼ変わりませんが参加者の数を半分にしたということで、ボランティアについては今一般の応募も含めて、充実まではいきませんが何とか対応できてるというような状況だと思っております。  以上でございます。 27 ◯議長(仲田康豊君) 再質問ございますか。岩田秀之議員。 28 ◯6番(岩田秀之君) 28年度は203名ということで、ボランティアの数も少なかったということでございますけども、これは大変な事業でございまして、子供さんが小学校4年生からですよね、それから中学校の3年生までということで、小さいというんか4年生の児童から中学生3年生までの生徒がおられるということで、今後もしっかりと取り組んでいただきたいんですけども、一つは私の提案でございます。  今まで、林業、農業、畜産業、漁業、工業のコースをされてこられまして、体験活動ということで自分たちで体験をしていく、畜産業なんかというたら牛の世話をしたり牛と触れ合うことによって変わっていく、農業のコースもまた漁業も工業も一緒だと思います。その中で、林業コースでございますけども、いろいろと木に関したり竹に関したり、そういうものを塩から子育成、されてるんですけども、新見市は山林が86%ですか、それまで占めておりますし、市有林もいっぱいございます。一つの提案でございますけども、いろんなものを木でつくったり竹でつくったりされると思いますけども、これから何か塩から子の育成、林業のコースですけども、何か子供たちが小さいときから携わって将来その山がどういうふうになっていくか、昔でいうたら里山づくり、その期間が限られてますのでそんなにそんなに作業っていうのは残らないと思いますけども、里山づくり、それに取り組んでいく、子供ができることは子供にしていただく、ボランティアの方ができることはボランティアでやっていただければいいんですけども、そうすれば、自分たちが大きくなったときに、あの山は僕ら塩から子育成事業であの山を里山整備をしていったんだと、今本当にすばらしい山になって、そういう残るものがまたいいんではないかなと。この残るもの、いろんな分野がございますけども、心には皆さん一人一人が、大きなものが残っておりますけども、一つの形としてこれから残るものとして取り組んでいったらもっとすばらしい塩から子の育成ができるんではないかなというふうに思います。  また、2点目でございますけども、将来的には、今新見市全体で塩から子育成をやってるということでございます。これからは地域単位でやっていこうと、地域の子供は地域で塩から子育成をやっていこうということであると思うんですけども、なかなか子供の数も少なくなって、地域ではいつもいろんな学校行事とかいろんな地域との結びつきがあります。そういう中で、私も本当に悩んだんですけども、やはりこれは新見市全体で、地域に投げるんじゃなくて全体で取り組んでいく、そのほうが大事になってくるんだろうと。いろんな子供たちが、新見市も広うございましていろんなところに、そういう子供たちと触れ合うこともこれからは大事になってくるんではないかなっていうふうに思います。また、地域に投げると、また一緒の人がまた一緒のようにいろんなことを教えていく、これが悪いことじゃないですけども、もっともっと広くそういう人材資源を生かしてやっていくことが私はいいんではないかなというふうに思いました。ということで、最後になりますけども、児童・生徒にとっては体験活動が豊かな心を育んでいると思います。いろんな体験をすることによって、新たな未来が自分の命の中に広がっていくし、たくましく生きる子供、まさに塩からであります。  先般、9月2日に先行上映されました新見市哲多町出身の偉人、山室軍平、「地の塩」というタイトルで上映をされました。その中で、この映画の題「地の塩」というのに大変感動いたしました。何で「地の塩」なんかな、監督がこのように書かれてましたけども、塩は見た目は白いですが、塩にとって大切なのはその辛さです。そして、塩は大根など他の食べ物に入ることによって役に立ちます。したがって、地の塩であろうとすることは、見かけだけでなく自分の精神を大切にし、社会の中に入って役に立つような存在であろうとすることですと、まさににいみ塩から子の心のよりどころにもつながっているのではないかというふうに私も思いました。今後も、未来の宝である子供たちが塩から子として心豊かに成長していくことを願っております。  最後、市長、忘れかけておりましたけども、市長、最後に塩から子育成について一言、これから取り組みよろしくお願いします。 29 ◯議長(仲田康豊君) 答弁を求めます。 30 ◯市長(池田一二三君) 今、心豊かでたくましい新見っこ、塩から子を育成するということで、ボランティアの方を中心にそういった夏バージョン冬バージョン、そして地域版ということで本年度はしていただいているところでございます。  そうした中で、今議員が御提案いただきました里山づくり、継続していって形として何か残っていくもの、見えてくるもの、そうしたものが将来、また大人となって成長した子供たちに、あれは自分たちが携わったものだということを目に見える、心に感じるということで御提案いただいたところでございます。またそうしたことも、今年の成果を検証しながらまた考えてまいりたいと思います。よろしくお願いいたします。 31 ◯議長(仲田康豊君) 再質問ございますか。岩田秀之議員。 32 ◯6番(岩田秀之君) すばらしい答弁をいただいて、本当にうれしく思っております。しっかりと、新見市の未来を築いていただける子供たちを育成していくことが大事になってくるかというふうに思います。これは、にいみ塩から子、すばらしい事業なので今後もしっかりと皆さんで、オール新見で力を入れて取り組んでいただきたいと強く求めます。  以上で今回の一般質問を終わります。 33 ◯議長(仲田康豊君) これをもちまして岩田秀之議員一般質問を終わります。  次に、7番石田實議員の登壇を願います。7番石田實議員。               〔7番 石田 實君 登壇〕 34 ◯7番(石田 實君) 7番石田です。皆さんおはようございます。  本日は2項目について一般質問をさせていただきます。  まず、1項目でございますけれども、新見公立大学・短期大学の4大化についてお伺いをいたします。  今、国を挙げて地方創生が叫ばれておりますが、その目玉メニューとして、大学の誘致は各自治体におきましても検討課題にするぐらいに憧れのアイテムであります。現在、物議を醸しております今治市の獣医学部の大学誘致に際しましては、市が土地提供37億円、そして県の支出がなければ、市がまたさらに96億円の補助金の提示をされておるところでございます。そこまでしてでも大学誘致をしたい、本当に地域の活性化の一番重要なのものではないかと思うところでございます。  さて、我が市に目を向けますと、赤木市長さん時代にこの前身の新見公立女子短期大学ということで設立をされまして37年を迎えますが、一般の方々にはあるのが当然のように思われておる方もあると思いますけれども、この人口規模、そして中山間地域におきまして全国を見回すと、こういった大学があるのが奇跡ではないかというように思うわけでございます。当大学は、学部、学科も現代ニーズにぴったりマッチした看護、保育、介護であることもすばらしく、就職の心配も要らない売り手市場の大学でございます。皆さん御承知のように、現在当大学は4大化をして地域の生き残りをかけて頑張っておるところでございます。新見市におきましても、必要経費として6月議会で1億円を超える補正を可決したところでございます。完全4大化ともなれば、生徒数も300人近くが増えるわけで、地域にもたらす経済効果等ははかり知れないものがあるというように思うわけでございます。当市も全力を挙げて応援されておりますし、市議会としても、先日、2019年4月開校へ向けて推進、応援をするために全員の同意をいただきまして議員連盟を立ち上げたところでございます。  そこで、1点目の質問でございますけれども、2019年4月開校に向けて予定どおり進んでいるのか、そして2点目、校舎の建設スケジュールについてお伺いをいたします。  そして、3点目でございますが、行政として今後学生さんにどういった支援を考えておられるのか、お聞きをいたします。  先ほども言いましたけれども、1980年、新見公立女子短期大学として創立から37年を迎えますが、少子化が進む中、各地域におきまして定員割れの大学も多い中、今の競争率を保ちながら現在まで来れたのも、もちろん学長さんを初め大学関係者の努力のたまものと思うところでございます。それで、今から300人も増えるわけでございますのでもうそれだけでは、全地域と一緒になって応援をしていかないと定員の今後の維持は心配をするところであります。そこで、学生さんの4年間、学生生活が新見の地で思い出深いものになり卒業生が大学、新見の応援団の役割を担っていただけるように大学、行政、地域が一緒になって今まで以上に守り立てていかなければならないと思います。そこで、行政として、今後の支援についてお聞かせいただきます。  続きまして、4点目でございますが、新しい進入路の建設の考えはないかという質問でございます。  現在は、グラウンドまでは拡幅工事がなされておりまして、あそこまでは広い道が通っておりますけれども、地形上構造物が上へ上へと上がってまいりまして、あそこから拡張するのもなかなか容易ではない状況であろうと思います。しかしながら、300人近い人数が増えましたら700数十名となるわけでございます。いろんな方面から安全・安心を考えた場合に、あの道路1本でいいんかなというように思うわけでございます。もう一本、進入路を是非ともつくっていただければと思うんですが、お考えをお聞きいたします。  続きまして、2項目め、安全・安心についての1点目、第2次総合振興計画では産業基盤の充実を図るとしていますが、企業側のニーズを捉えた道路改良についてお聞きいたします。長年にわたり、地域経済を牽引された基幹産業の企業でございますので、熱い気持ちで答弁をしていただきたいとお願いするところでございます。  1番目、県道8号線、新見日南線、昭和橋から備北粉化までの路線でございますけれども、これは3月議会で1回質問をさせていただいております。そういった中で、高梁川と民地に挟まれた道路でありなかなか改修が難しいと、しかしながら産業の支援をするためには県へ要望していくという答弁をいただいております。あそこを見ますと、企業がなくても改良が必要なところではなかろうかと思います。高校生、大学生の二輪車、それからまた地域の歩行者、そして大型トレーラー等が頻繁に通る路線でございます。高梁川へ、歩道だけは張り出し工法で歩道をきっちりつける、そして今電柱が多数出ております。備北粉化へ近いとこは民地へ引き込んどるところもありますけれども、そういったのもひいていただいて側溝を改修していただければ安全につながると思いますが、再度答弁をいただきたいと思います。  そして2番目、県道8号線、新見日南線、畑原から足立までの拡幅及び迂回路の整備についてお伺いをいたします。  畑原からJR伯備線と並んで走る300メーター区間でございます。側溝の改修をお願いいたしましたところ、入り口部分は距離が短いですけれども改良していただきまして通りやすくなっております。それで、岸壁のところに対しましてはいわゆる落石防護ネット、ロックネットが上と下に張ってありますので、その部分へふたかけをするとトラックが寄り過ぎてネットをひっかけてJRに落ちるおそれがあるということでできないという答弁をいただきました。ネットとネットの間が百数十メートルまだあいておりますので、早急にその部分については要望を続けていただきたいと思います。  そして、足立まで西川橋梁が6カ所あるわけでございます。そのピアを、10、13、15橋梁につきましてはセパレート化による改良がなされております。そして、11橋梁も予定に入っとるようでございます。しかしながら、12、14橋梁につきましては川幅が狭くなるため対岸の用地を買収して護岸工事をしなければならないということで、まだ県でもまだ全く決まってないように聞いております。ただ、そこの2カ所だけそのままというわけにはいかないと思いますので、継続的に工事が行われますように引き続き強い要望をしていただきたいと思いますけれども、いかがかお答えいただきたいと思います。  そして、迂回路につきましてでございますけれども、この路線は雨量とそして落石によって度々通行どめがかかるような路線でございますので、是非とも、前から言っておりますが迂回路が必要だということでございます。いろいろなルートはあるわけでございますけれども、一番簡単なのが県道11号線、新見多里線のわずかな距離でございますけれども、あそこを改良していただきますとトレーラーも通行ができるというような状況でございますので、是非ともここも市と県と一緒になって交渉をしていただきたいと思うわけでございます。  続きまして、3点目、国道180号から市道上市、小谷入り口の拡幅について。  国道から工場の入り口までわずかな距離でございます。輸送の大型車両と地元車両がスムーズに安全に往来ができるように、是非とも考えていただきたいと思います。前回、国道を右折レーンをつけたというようなことでできんということでございますので、市道を是非とも、20メーターほどでございます、考えていただきたい。恐らく、企業誘致で来るんじゃったらすぐつけると思うんですけど、地元の企業に対してはなかなか思うようにはかどらんというのが実情ではなかろうかと思いますので、是非ともお願いしたいというように思います。  そして2点目、馬塚浄水場裏の法面保護について。  馬塚浄水場の北側斜面は、平成15年に治山事業として落石防護柵と法面保護工が施行されております。その手前の、今、新見市の浄水場の市道を挟んだ裏山の斜面でございます。そこは、市道の側溝を設置するためと思うんですけれども、法尻から2メーターぐらいをブレーカーでたたいた状態が四、五十メーターになっております。水が入って、しみてひび割れがしてぼろぼろぼろぼろと落ちるような状況でございますので、ここも防護柵、そして法面保護工がされますように、是非とも県へお願いしていただきたいと思うわけでございます。  続きまして、3点目、国道180号から木谷入り口の拡幅事業について、いつ開始するのかお尋ねをいたします。  平成27年の6月議会の一般質問に対して、入り口部分の拡幅を要望したところ、関係の方々の承諾をいただければ実施をするというような答弁をいただいております。そこで、入り口の地神さんの石碑の移動と青龍寺の道しるべの移動の承諾をいただき、近隣の方々の同意書もいただいて提出させていただきました。しかしながら、なぜまだ着工できないのかというのをお聞きをいたします。  そして4点目、河川の立木の伐採についてをお聞きいたします。  これは、最近どこを見てもジャングル化してるところが多く目立つようになってまいりました。田畑への影響であったり、それから通行の支障になるようなところもございます。言えば、それなりに対応はしていただいておるところでございますけれども、これは一々言わなくてもパトロールしたときに、いわゆるここはちょっと刈らにゃいけんとか伐採せにゃいけんなというとこがあれば、一々言わなくてもして計画的にやっていただきたい。これは、市の管轄であったり県の管轄でありますので、それぞれの管轄でしっかり対応していただきたいと思いますが、お考えをお聞きいたします。  そして5点目、市道、県道の、また同じような質問ですけれども、支障木の伐採についてお聞きします。  これも、全般的な話なんですけれども、私が通行して感じたところを例として挙げさせていただきまして、説明させていただきます。  県道下神代哲多線、健康の森から新砥へ走る市道大成線、健康の森学園創設に伴い何回も植樹祭が行われたわけでございます。そのときのが大きくなりまして、それと日が当たるところへ向けて傾くというんですか、どうしてもそっちへいくというのんで、いわゆる道路側へ傾いております。一部におきましては、トンネル化したようなとこもあるわけでございます。そして、結構大型車両も通られる、そして今ごろはアルミの箱を積んだ大型トラックが多いわけです。物すごう高さも高くなるんです。キープレフトを守って運転すれば、いつもバックミラー、ボディーが当たるような状況なんで、中央線をまたいで走ってる車も結構見受けられます。あれは、やってくれというたら、県へお願いしていただければその処分するとこを探さないけんとかということがいつも返ってくるんですけども、今度バイオマス発電所が稼働しましたら、そういったことも解消されると思いますが、それまでは市の担当において、すぐ言われたところはすぐ対処できるように、そういうとこを日ごろから確保していただきたいと思います。  以上で1回目の質問を終わります。 35 ◯議長(仲田康豊君) ただいまの石田實議員の一般質問に対する執行部の答弁を求めます。 36 ◯市長(池田一二三君) 1項目めの3点目、行政として、今後学生に対してどういった支援を考えているのかという問いに対しまして答弁をいたします。  昭和55年に開学をいたしまして、地域に開かれた大学として歩んできました新見公立大学は、本市にとりましてなくてはならない貴重な宝であると考えております。今回の4年制大学への移行に伴い、学生数も増加するため、今まで以上に大学と地域とのかかわりを重要視し、地域課題を共有しながら大学を核としたまちづくりに取り組んでまいる所存でありますので、大学としっかりと連携をとりながら何が必要か検討してまいりたいと考えております。  以上です。 37 ◯総務部長(矢田貝 誠君) それでは、新見公立大学、短期大学完全4大化ということで、まず1点目でございますけれども、健康科学部へ新たに2学科を新設するという、そうした手続につきましては、公立大学法人新見公立大学が行っているところでございます。平成31年4月からの1学部3学科体制に向けて、予定どおり準備を進めているとのことでございます。  次に、校舎建設のスケジュールでございますけれども、新見公立大学におきまして、本年8月、新たに建設する施設の設計業務を行う業者が決定されました。現在、基本設計を行っており、その後実施設計を行い、平成30年度には工事に着手し、平成31年度中の完成予定とのことでございます。  次に、新しい進入路の建設についてでございますけれども、先ほど議員言われましたように、大学への進入路であります市道新見短大線につきましては、以前から拡幅工事を実施するなど、利便性と安全面に配慮しながら整備してきたところでございます。今後、教員、学生の増加やあるいは危機管理の面からも、新しい進入路につきましては状況を見ながら研究してまいりたいというふうに考えております。  以上です。 38 ◯議長(仲田康豊君) 再質問ございますか。石田實議員。
    39 ◯7番(石田 實君) 開学の予定、学校舎のスケジュールについてはよくわかりました。それでまた、市長から、今後どういった支援ができるか検討していくということでございます。  市長、思うんですけれども、これに対して窓口をこしらえてしっかりと、今までいろいろ大学生に対してアンケート調査も行われているようでございますので、大学生側のニーズも大分あるものと思っております。そういった中で、例を挙げさせていただきますので、近いところ4県4郡で、前には大会をやりょうりました仁多郡仁多町、いまは合併をされまして南出雲町か何かになっとると思いますけど、あそこへ4年生の専門学校があります。そこには、若者移住・定住促進住宅というのが、町がつくっておりまして、住民票を異動しますとオール電化の住宅が安くて住まわせていただけるというような、これも結構、定員が160人でございますけれども、全生徒にいくぐらいなあれになっとると、見てないんですけど聞いております。そして、住民票を移せば自動車免許を、田舎でまだ新見より田舎なんで便利が悪いんですね、免許証をとるのに町が10万円補助金を出すと、そういった大胆な支援をされておる大学もあるわけでございます。  大学は今、鳴滝塾を中心に学長さんが地域のまちづくりについて考えていらしてくださいます。それから、医療連携ミーティングですか、それは学部長が会長となられてやっておりますし、看護科につきましては地域のイベント等、健康まつりとかといって地域の方の健康に触れられとるようでございます。そして、福祉につきましては、新見社会福祉協議会と協働しながら地域で福祉協議会を立ち上げておりますけれども、そこの協力も結構していただいております。そして、保育に関しては「にこたん」を中心に、これもなくてはならない子育てを十分にしていただいております。ですから、我々からしても新見公立大学、ただ勉強しに来て新見へおってくださるんじゃなしに、そういった我々に対しても恩恵があるわけです。せやから、新しいものばあ追わずにあるものにどういったものができるんか、移住、例えば体験ツアーであるとか何でもかんでも今補助金がついておりますが、大学生なんかは4年間は必ず、何かない限りにはおるわけなんですから、それで今まででも、いい出会いがあって地元の方と結婚されてこっちへおる方も大勢いらっしゃいますし、病院で看護師として働いておられる方も大勢おるわけです。そういう、つくるチャンスでなしにあるチャンスをもっともっと私は大事にして欲しいなという気持ちでおります。  そういったことで、もう一度、市長、その後に私の気持ちが通じたか通じんかわかりませんが、そういった気持ちを持っておりますので、窓口を開設ができるもんかできんもんか、本当に本腰を入れて、私はやっていかないと、今度は少子化になって定員が増えるわけですから、よっぽど力を入れてやっていかないと、大学がレベルが高いからそれだけで来ていただけるというようなことにはならんと思います。今の大学生が応援団として、新見と大学の橋渡しをしてくれるようにならなければいいことにならんと思いますので、もう一度答弁お願いします。 40 ◯議長(仲田康豊君) 答弁を求めます。 41 ◯市長(池田一二三君) ただいま石田議員から、そういった、せっかく4大化するに当たりましてあるチャンスを大事に生かすようにということだったと思います。そうした中、大学との窓口も設置が必要ではないかというような御提案だったと思います。  そのことに対しましても、大学としっかりと相談をしながら進めてまいりたいと考えております。  以上でございます。 42 ◯議長(仲田康豊君) 再質問ございますか。石田實議員。 43 ◯7番(石田 實君) さっきのあれは、よくわかりました。  進入路のことで、一点だけ質問をさせていただきたいと思います。  今、市長も、あそこを核としてまちづくりをするということで、北側には何もないのであそこを中心に、災害時であったりいろんなことで絶好の場所、地質もかたい地質であって、ひとつ一考なんですけども、今近いところから道を入れてもそこまで行く道が狭いわけです。今の大学の道はいいんです、上市側から道を入れるというのを一遍考えていただきたいと思います。ちょうど、げんき広場の辺から800メーターぐらいになるんです。空き地が、全部買収してもらえば今後あそこを拠点とするまちづくり、いろんなものができる広さは十分にありますんで、まだいろんな課題があると思います。そういったことで、いわゆる小さい金で済ますんか、そこんとこは金がかかっても先々したら安くつくんかというのを検討していただいて考えていただきたいと思いますが、部長、どうですか。 44 ◯議長(仲田康豊君) 答弁を求めます。 45 ◯総務部長(矢田貝 誠君) どこからどういうふうに道を通すのがいいのか、またそれが本当に必要なのかどうか、総合的にいろいろと調査研究等はしていきたいというふうには考えております。  以上です。 46 ◯議長(仲田康豊君) 再質問ございますか。石田實議員。 47 ◯7番(石田 實君) 是非とも調査をしてみてください、実際に。よろしくお願いします。入り口が、どこかちょっと急なになりますけれども、上がったらずうっとなるいとこでございます。そうしたら、そこへつけたらほかのとこの企業ともアクセスも行くし、開発してはほんまにもってこいのとこじゃないかと思います。検討よろしくお願いします。 48 ◯議長(仲田康豊君) しばらく休憩をいたします。                             午前11時1分  休 憩          ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~                             午前11時10分  開 議 49 ◯議長(仲田康豊君) 休憩を閉じ会議を再開します。  石田實議員。 50 ◯7番(石田 實君) 済みません、先ほどの私の質問のときに、旧仁多郡仁多町、現在は南出雲町と申しましたけれども、奥出雲町です。大変申しわけなく思います。おわびして訂正を申し上げます、済みません。 51 ◯議長(仲田康豊君) 次に、2項目めの質問に対する答弁を求めます。 52 ◯建設部長(永田寛生君) まず、2項目めの点でございますが、1点目について順にお答えをさせていただきたいと思います。  2項目め、1点目、産業に着目しての3項目の御質問についてでございますが、まず御質問の県道新見日南線の昭和橋から備北粉化までの歩道を含む道路の改良についてでございます。  この箇所につきましては、大型車の対向が困難であったり、歩行者、二輪車の混合交通等もあり支障があることから、道路管理者である県への要望を平成25年度から行っております。しかし、高梁川の隣地に挟まれた区間である、また工法などの様々な問題があることから、事業化には現在のところ至っておりません。平成28年3月の議会でも、御質問をいただいて答弁させていただいておりますが、産業基盤の充実を図る上でも大変重要な区間と考えておるところで、整備に向けて引き続き要望してまいりたいと考えております。  次の2番、県道新見日南線の畑原から足立までの拡幅改良及び迂回路の整備についてでございますが、県道新見日南線及び新見多里線の整備。この路線は、難所も多く延長もあるということでございますが、このどちらの路線も本市において重要な路線でございます。改良拡幅、迂回路整備ともに進めてまいりたいと考えておりますが、県においても順次改良を行っていただいている状況にあります。実現に向けて、引き続き県へ要望してまいりたいと考えております。また、特に御指摘がございましたJRとの橋梁、6橋梁あるうちのJRの12、14橋梁につきましては、課題を抱えたまま現在調整というんですか、研究も含めて検討を進めておるところでございます。これにつきましても、特に引き続き要望を続けていかせていただければと考えております。  3番、国道180号線から上市浜子線、市道でございますが、入り口の拡幅についてとの御質問でございます。  この箇所は、国道180号線と市道小谷浜子線の分岐から三共精粉様の入り口30メートルの区間ということでございますが、ここは幅員3.7メートルと見通しがよい直線から成っております。大型車の対向はできる状況にはございませんが、現在の通行状況、利用状況や渋滞を招くような状況にはございません。一般の通行には支障がないものと考えておりますので、改良については現在のところでは考えていないというのが実情でございます。  以上、2項目めの1点目でございます。 53 ◯産業部長(安達悦久君) 2項目め、2点目の馬塚浄水場の裏山の法面保護についてということで、治山事業のお話をされましたので、私から最初の御答弁をさせていただきます。  治山事業の実施の考え方につきましては、事業により森林の維持、造成を通じて森林の公益的機能を多面的かつ高度に発揮させることにより、山地で発生する災害から住民の生命、財産を守り、水源の涵養、生活環境の保全、形成を図る事業でございます。御指摘の、市道法面の保護につきましては治山事業では対応できませんので、申し上げておきたいと思います。 54 ◯建設部長(永田寛生君) 2項目め、2点目、現在、治山事業のことで産業部長から答弁いたしましたが、建設部から。  当該箇所は、市道向田定清線の道路切り取り法面という理解でございます。交通というところにも、通行という点に着目をさせていただきたいと思いますが、危険箇所につきましては法面保護等の修繕を順次行ってまいりたいと考えております。  続いて、3点目、国道180号線から木谷入り口の拡幅事業はいつ開始するのかという御質問でございます。  当該拡幅事業につきましては、平成27年6月御質問をいただいておりまして、その後地元の皆様から要望書が提出されたものでございますが、それを受けまして関係する道路接続、それから木谷川の河川協議を完了して、道路となる土地に祭ってあります地神様などの移転場所も決定、これらの作業の後に工事着手に向けて進めておりましたが、近隣一部から反対の声も届いております。現在、まだ協議を進めているところでございます。  続いて、4点目、河川の立木の伐採について。  こちらにつきましては、県において順次対応いただいてる状況にございます。引き続き、県へ要望をしてまいりたいと考えております。  5点目、市道、県道の支障木の伐採という点での御質問でございますが、まず本市ではパトロール担当職員を2名配置して、順次毎日パトロールを行いながら道路の支障木の伐採や簡易修繕を実施しておる状況にございます。パトロールの際、発見したものにつきましては、その場でできるものについては対応する、また日を改めまして対応していくという対応をしておるところでございます。通報を受けた場合には、現地確認し随時伐採という対応で、通報の内容が管理者が県というような場合につきましては、県へ通報して対応をお願いしている状況にあります。  また、御指摘いただきました支障木が道路に覆いかぶさって、一部はトンネルのようになってるという御指摘をいただいた点もございますが、これらについてはそれぞれの管理者、県になりますが、協議しまして、市といたしましても可能な範囲がございましたら一緒に対応させていただきたいというふうに考えております。  以上でございます。 55 ◯議長(仲田康豊君) 再質問ございますか。石田實議員。 56 ◯7番(石田 實君) 2項目めの1点目の1番、昭和橋から備北粉化までの路線でございますけれども、県もなかなかそれは、いろんなところが、数が多いもんですので、なかなか対応し切れない、しかしながらあそこの辻田のガード拡幅も県の事業でありながら石垣市長のときにされまして、矢崎の流通、そして工業団地が今度は生きてきたような状況でございますので、市もそのぐらいな気持ちで、あそこもう何とかせにゃいけんと、特に駅前の玄関筋でございますので、普通でも拡幅しなければならないようなとこに、また基幹産業の企業があるということで、側溝改修も民家が前でなかなか難しいそうで、電柱も結構ありますんで民地へ引くというてもなかなか難しい部分があります。そういう中で、電線の地下埋設も初めての試みですけれども、そこぐらいまではできるできん別にして考えてやるんじゃという気持ちで取り組んでいただきたいと思います。  それから、2点目の新見日南線、畑原の県道8号線のピア、そしてまた改良については前向きに要望していくということでございますので、迂回路も含めて引き続きよろしくお願いをいたします。  これは無理だということになりました、180号から上市、馬塚、小谷馬塚線です、30メートルほどでございますけれども、用水へ向けてふたをして、いわゆる盛り土をするようなことを私は思いよりましたけど、もうできんというんでなしに入り口の部分も、そうは言うても雪が降ったりしたら、あそこはガードレールもないしそれなりに安全にできるように、拡幅は全面的な拡幅ができんにしても是非とも考えていって欲しいと思っておりますので、よろしくお願いをいたします。  それから、支障木についてもしっかりと対応するということじゃったように思います。  それと、前後しましたけれども、浄水場の裏の部分、治山事業では無理だけれども建設の方で落石、法面保護はしていくということでございますので、恐らくモルタル吹きつけか何かになるんじゃないかと思いますけれども、是非ともやって、近所の方が石をとりようられました。ところが、この前少し量が出ましたんで、建設課でとっていただいたようなことでございますので、是非とも対応をしていただきたいと思います。  以上、今回は地方創生、人口増の観点から新見公立大学の4大化に向けての支援策、特に産業振興、特に基幹産業としての地元企業の支援につながる道路改良等について質問をさせていただきましたが、いま一歩その答弁、まだ納得がいくものではございませんでしたけれども、引き続きよろしく願いしたいと思います。  人口減少、過疎、高齢化に直面をしております典型的な中山間地の我が新見市におきましては、求人倍率が平成24年に0.71ぐらいだったもんが、今は直近では1.31ぐらいまで上がっております。しかしながら、若者の労働不足は間違いなく生じておるようなところでございます。そういった中で、企業誘致が今後も、今までは新見に関連のある企業がここのところされておる、今後につきましてはグローバル企業が景気が上向いてるもんで、下請企業の企業進出が、新見だけじゃないです、もうどっこも旺盛になりつつありますので、新見の工業団地もそれなりの引き合いがあるんではなかろうかと思いますけれども、ただ来てもらえりゃいいというようなもんではございません。この中の人口も、今現在でも足らん人口が、労働力が今移動するだけの話になってます。まだまだ、労働者不足が懸念されるわけでございますので、できましたら近隣からでも働きに来てくれるような魅力のある企業を是非とも誘致していただければと思います。企業誘致に反対するもんでは全くございません。そして、企業誘致、100%近い補助率でございます。それを筆頭に、イベントであったり、またいろんなものに補助金がついておりますけれども、事業検証等しっかりしていただきまして、財源の限られた範囲でございますので、今後発展につながる事業を優先的にやっていただきますように求めまして、今回の質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。 57 ◯議長(仲田康豊君) これをもちまして石田實議員の一般質問を終わります。  次に、3番古川英明議員の登壇を願います。3番古川英明議員。               〔3番 古川英明君 登壇〕 58 ◯3番(古川英明君) 3番古川英明です。今回、2回目の質問に立たせていただいております。よろしくお願いをいたします。  さて、私も議員になったことにより、これまで様々な方々との出会いがあり、また様々な研修会や講演会に参加をしてまいりました。特に、これからの新見をどうしていくのかという観点から、現在の新見市の置かれている現状や池田市長をトップとする行政の方向性等に関心を寄せてまいりました。そうした出会いの中、特に印象に残っておりますのが島根県隠岐の島の山内海士町長さんのお話でございました。ないものはないと言い切る胆力、あるものを宝として育て上げる実行力、役場職員のやる気を引き出すリーダーシップ、すばらしい出会いに感謝をしております。池田市長にも、そして本市にも頑張っていただきたいという思いを一層強く持ちました。そうした思いを重ね合わせながら、また一市民としての目線で通告に従いまして、今回は3項目にわたって質問をさせていただきます。前向きな答弁をよろしくお願いいたします。  1項目めは、市長の公約されましたビジョンの浸透度や関連する事業等の進捗状況及び事業評価についてお尋ねをいたします。  1点目、オール新見、協働、見える化等、池田市長の強い思いと目指そうとされる市政の方向性についてお尋ねをいたします。  市長は、3月の定例会において、施政方針演説の中で、重点施策は少子化対策や産業振興、特に女性や若者の視点、感性を生かしながら市民にしっかりと情報を提供することで市政を見える化し、オール新見を合い言葉に市民力を結集して未来を切り開いていきたいと力を込められました。オール新見、協働、見える化、そして市民の皆さんの勇気、やる気、元気を結集し、みんなの力で元気な新見市の実現をという市長のビジョンはすばらしいものだと思います。しかしながら、6月の定例会で多くの議員から、協働とは、見える化とはといった質問があった際、私はそのやりとりを聞きながら市長の答弁にやや物足りなさを感じました。特に、この件に関しましては担当課と協議をする等の答弁が幾らか目立ったように思います。ビジョンはあくまでビジョンでしかありません。しかし、自分の思いを強くお持ちだと思います。職員任せにすることなく、自分のビジョンを具体的施策に反映させる強さも若干必要ではないかと考えます。我々議員のみならず、多くの市民の皆さんはそうした池田市長さんのリーダーとしての姿を期待されていると思います。  そこで、お尋ねをいたします。市長に就任されて、およそ9カ月が経過をいたしました。市の職員の皆さん全員の心をまとめ、ベクトルを一つの方向に合わせ、やる気を引き出すことがこの変革の最も大切な部分だと思いますが、池田市長が掲げられましたこれらのビジョンを市の職員に浸透させるためどのような具体策をとってきたか、少し詳しくお話しいただければと思います。  2点目は、こうした市長の熱い思いの込められた新規ビジョンの具体的施策に関する進捗状況についてお尋ねをいたします。  協働、見える化、オール新見、それぞれのビジョンについて具体的な成果、そして現状やあるいは課題をお聞かせいただければと思います。  3点目は、新規事業等に関する事業評価についてお尋ねをいたします。  市におかれましては、昨年度の実績として新見市まち・ひと・しごと創生総合戦略実施状況を作成されております。これを拝見させていただきますと、事業名、事業内容と目標、実績と考察、担当課という順番で、実施事業の実施概要がまとめられております。各課において、いかに多くの事業に取り組まれているか、その労苦にまず敬意を表したいと思います。ただ、市長肝いりの新規事業についてもこの実施状況の29年度版に掲載されるのでしょうか。と申しますのは、多くの実施事業の実績と考察において結果がよきにつけあしきにつけ引き続き実施をする、あるいは継続するといった表記が少し多いように思います。結果が伴わない場合、施策の修正、見直し、改善が図られるべきです。また、その前提として詳細にわたる分析も必要ではないでしょうか。それぞれの事業には予算規模の大小はあるにせよ、大切な予算を組まれております。その予算で最大限の効果を上げるには何が必要なのか、どういった工夫が必要なのか、その是非はといった分析が不可欠であると私は考えます。そうした観点から全体を見回すと、事業数は多いものの具体的な姿がやや見えてこないように思われますけれども、いかがでしょうか。  そこで御提案申し上げます。市長肝いりの新規事業については、もう少し詳細な事業評価書を作成し市民の皆さんに公開したらどうかと思いますけれども、市長の御見解をお伺いしたいと思います。事業目的はもちろん、予算使途の詳細や成果及び財務分析等を踏まえ、事業の課題等を少なくともA4、1枚程度にまとめ、市民の皆さんに情報公開をしていただくわけです。施策決定までのプロセスを市民の皆さんに公開し、市民の皆さんの協力を得るということも大切ですけれども、市長がこれぞと打ち出された施策の取り組み実績を詳細に公開する、これも市長の目指す見える化の重要な一方策だと考えますが、市長の御見解をお聞かせください。  2項目めに移ります。  2項目めは、健康づくりの施策についてお尋ねをいたします。  新見市においては、市民の皆さんの健康づくりに関する関心、理解を深めるとともに、健康寿命の延伸を目的として、6月の補正予算において新規事業として257万7,000円の予算、にいみ健康チャレンジポイント事業、223万7,000円の予算で引き続きクアオルト健康ウオーキング事業に取り組むこととされております。高齢化や人口減少が急速に進む状況にあって、市民一人一人の健康寿命を延ばし、たとえ高齢の方が多くてもお互いに元気に暮らしていけるという観点から考えますと、大変意義の大きい施策かと考えます。  1点目の質問ですが、にいみ健康チャレンジポイント事業の進捗状況をわかる範囲でお聞かせください。また、クアオルト健康ウオーキング事業について、来る10月22日オープンイベントの開催が予定されておりますが、今後の取り組み等の予定をお聞かせください。  2点目、1点目で質問をしたにいみ健康チャレンジポイント事業等は、多くの市民の皆さんに健康づくりや健康寿命延伸の重要性を認識していただく施策だと私は考えております。したがいまして、効果的で意義のある施策になればと感じております。しかしながら、県内市町村の中で1人当たりの医療費が最も高い水準にもかかわらず、市町村ごとの国保保険税を低く抑えている現状は大きな課題だとも思われます。にいみ健康チャレンジポイント事業といった健康づくりに申し込まれる方々は、時間的、経済的なゆとりが比較的あり、なおかつ自身への健康づくりに関心のあるといった方々が多いのではないでしょうか。むしろ健康づくりに関心が薄い、あるいは関心があってもそうした事業に申し込めない多くの市民の皆さんを対象にした健康づくり事業にこそ心を配り、積極的に取り組む必要があるのではないでしょうか。平成27年度から地域の振興会などの市民団体、医師会、歯科医師会、薬剤師会、労働基準監督署、学校関係者、栄養改善協議会、愛育委員会、そして市の各部署が同じテーブルに着き、健康課題を共有し全所を挙げて健康づくりに取り組もうとする新見市健康づくり連絡会を立ち上げられております。大変すばらしい取り組みであると思います。私自身も、地域振興会で健康づくり大会を他の役員さんとともに企画をし、市健康づくり課の職員さんに健康についてのお話を聞かせていただいたり健康体操を指導していただいたりした経験がございます。目からうろこのすばらしいお話や指導でございました。  そこで、質問いたしますが、私はより多くの市民の皆さんの健康増進を図っていくには、こうした取り組みやがん検診、定期健康診断の受診率の向上、こういった地道な取り組みが大変重要だと考えていますが、より多くの市民の皆さんの健康増進を図っていく施策、現状で十分であるかどうか御見解をお聞かせください。  3項目めに移ります。A級グルメフェアの取り組みについてお尋ねをいたします。  A級グルメフェアは、いわゆる市内の特産食材をA級グルメとして位置づけ、これらを市内外に広くアピールするために毎年開催されていることが多くの市民の皆さんに周知されるまでに至っております。この事業開催により、食による新たな観光客の誘致や千屋牛、ピオーネ、キャビア、ワインなどの高級食材の販路開拓に期待がかかっております。  そこで、お尋ねをいたします。  1点目、500万円の予算で今年も開催予定の本事業ですけれども、これまでの成果と課題をお聞かせください。  2点目、ここに本市商工観光課作成の発見!冒険!にいみめぐりスタンプラリーのパンフレットがございます。A級グルメやA級食材の紹介とともに、本市の観光振興を目的としてつくられたものと思いますけれども、できばえも大変すばらしいと思います。ウエブ等での情報発信や市長自らのトップセールス、こうしたパンフレット等の作成配布と、市としても相当努力はされていると思いますが、市場拡大、販売量の促進に向けての情報発信については現在の施策の状況で十分かどうか、市としての見解をお聞かせください。  3点目、A級グルメにかかわる行政及び生産者、販売者等の連携についてお伺いをします。  島根県邑南町におけるA級グルメの取り組みは、NHKの「プロフェッショナル仕事の流儀」でも紹介をされております。わずか1万人余りの山間の小さな町ではありますが、年間90万人以上の観光客数、A級グルメによるUターン、Iターンでの移住者増で3年連続人口増となった町であります。特に、町営のイタリアンレストランの開設や農林水産省の進めようとしている6次産業化、40数件に及ぶ農家民泊等々、田舎でしかできないオリジナリティあふれた施策の実行で注目を集めております。本市でも、A級グルメを開催し、A級食材の販売促進に努力をされておりますが、単に個々の食材の販売拡大を目指すだけでよいか、行政及び生産者や販売に携わる方々の連携が大変重要なのではないかと考えます。そうした連携ができてこそ、A級食材を組み合わせた新規特産品の開発であるとか6次産業化も生まれてくるのではないかと考えますけれども、そうした連携の状況についてどう考え取り組まれているのかお聞かせいただければと思います。  以上、第1回目の質問を終わります。 59 ◯議長(仲田康豊君) ただいまの古川英明議員の一般質問に対する執行部の答弁を求めます。 60 ◯市長(池田一二三君) 古川議員の1項目め、市長の目指す市政ビジョンについて、1点目、オール新見、協働、見える化の職員への浸透度及び状況はという質問に対しまして答弁を申し上げます。  オール新見、協働、見える化につきましては、常日ごろから幹部会や庁内会議等で私の思いや考えを職員に伝えておりますので、十分浸透していると考えているところでございます。  3点目、新規事業に関する個別の事業評価の実施はということについて答弁をさせていただきます。  本市では、毎年事業の実施内容や課題、今後の見直し予定等を明らかにする事業評価を実施しております。この事務事業評価の内容につきましては、総合振興計画や予算概要説明書の主要施策を中心に事業を選定しており、各所属で事業を評価する評価シートを作成しております。まとめた結果を3月議会で配付するとともに、本市のホームページにより公表をしております。現在の事務事業評価は、新規事業には特化しておりませんけれども、翌年以降にも評価内容を十分反映できるような仕組みづくりにも努めてまいりたいと考えているところでございます。  以上でございます。 61 ◯総務部長(矢田貝 誠君) 2点目の、新規事業の進捗状況はということでございますが、今年度新規事業として予算化を行っている事業につきましては、ちょうど半年がぼつぼつ来ようとしているような状況でございますけれども、そうした中でほぼ事業着手を行い、概ね順調に事業が進んでいるというふうに認識をいたしております。  以上です。 62 ◯議長(仲田康豊君) 再質問ございますか。古川英明議員。 63 ◯3番(古川英明君) 1点目ですけれども、職員に常日ごろからお話をして浸透しているのではないかという御答弁でございました。私は、職員全体が認識を共有し、自分たちに一体何ができるかという、そこの意識改革というのがやはり大切ではないかなと思います。そういう気持ちを職員さんが共有していただけるならば、新見市も変わっていくのではないかという期待を持っております。  御質問ですけれども、各課でも職員自身あるいは課全体でそうした協議といいますか、できることはないかというようなお話はあるでしょうか、お尋ねをしたいと思います。 64 ◯議長(仲田康豊君) 答弁を求めます。 65 ◯総務部長(矢田貝 誠君) 各課ということでございますが、先ほど市長も答弁しましたように、幹部会等で市長が申されたことについては各所属の中で所属長が各係員なり課員に話をきちっとしてるということでございます。 66 ◯議長(仲田康豊君) 再質問ございますか。古川英明議員。 67 ◯3番(古川英明君) 2点目ですけれども、協働推進課という課の新設以外で見える化、オール新見、そういった部分で成果があった取り組みであるとか、今後取り組もうとしている事業があるのかどうか、そのあたりをお聞かせください。市長さん、よろしくお願いをいたします。 68 ◯議長(仲田康豊君) 答弁を求めます。 69 ◯市長(池田一二三君) 市民との協働によります事業についての御質問だったと思います。  オール新見という事業に関しまして、5件申請があるようにお聞きをいたしております。この9月末にプレゼンテーションをしていただきまして決定をしてまいる様子でございます。また、やる気×元気にいみ応援事業でございますが、これも今問い合わせがあって詰めている段階でございます。また、地域づくりの交付金に関しましては、前年度に比べまして1事業だけでなく多数の事業も含めて申請できるというようにしておりまして、今次々と申請があって実施されているところでございます。  以上でございます。 70 ◯議長(仲田康豊君) 再質問ございますか。古川英明議員。 71 ◯3番(古川英明君) 現状をお伝えいただきましたけれども、先ほど市長さんお答えの、地域の課題解決や地域づくりに取り組む団体等支援するやる気×元気にいみ地域応援事業、何件ほどそういう申請が来ているか、それから公共交通空白地の有償運送事業、これも協働にかかわるものであろうかと思いますけれども、そのあたりは応募といいますか申請は何件ぐらい来ているでしょうか、よろしくお願いします。
    72 ◯議長(仲田康豊君) 答弁を求めます。 73 ◯総務部長(矢田貝 誠君) まとめて、私から答えさせていただきますけれども、先ほど市長答弁しましたように、オール新見の事業につきましては現在5件の申請が出ているというような状況でございます。それから、やる気×元気の事業につきましては、問い合わせ等は3件から4件現在来ておりますが、まだ申請には至っていないというような状況ではございます。それから、公共交通の空白地の有償運送の事業でございますが、こちらも相談等はまいっておりますけれども、まだ具体的にこうですというような形での進んでいるというような状況までには至ってないということでございます。 74 ◯議長(仲田康豊君) 再質問ございますか。古川英明議員。 75 ◯3番(古川英明君) 大体、様子がわかりました。是非是非、新たな事業ですので強力に推進をしていって、地域の方がそれぞれ頑張っていきたいと、そういう方向に持っていってくださるようお願いをしたいと思います。  もう一点質問をいたします。  見える化という観点からお尋ねをしますが、去る5日に最終の学校給食検討委員会が開催をされましたが、これまで実は文教福祉常任委員会において検討委員会への傍聴はできないかという複数議員の質問がございました。担当課からは、プライバシー等の問題があるという理由で傍聴は拒否をされましたけれども、こういった市民の、とりわけ特に児童・生徒を抱える保護者にとっては非常に関心の大きい検討委員会でございます。傍聴してもらい、見える化を図っていくべきだと考えておりますけれども、市長のお考えをお聞かせいただきたいと思います。 76 ◯議長(仲田康豊君) 答弁を求めます。  市長、答弁を求めます。静かに。  市長、答弁を願います。 77 ◯市長(池田一二三君) 今、お話の件でございましたけれども、政策の形成過程の情報公開が認められないという部分もございます。それは、協議事項によりましては個人情報も出たりいたしますので、そういった内容のときにはお断りするようになっていると思います。 78 ◯議長(仲田康豊君) 再質問ございますか。古川英明議員。 79 ◯3番(古川英明君) 教育部長さんにも御答弁お願いいたします。 80 ◯教育部長安藤暢重君) 先ほどお話がありましたように、新見市学校給食あり方検討会につきましては、その設置要綱の規定によりまして、当該検討委員会は公開を前提したものではないということから一般の傍聴についてはお断りをしたということでございます。詳細な理由につきましては、5月24日の文教福祉常任委員会の場で御説明を申し上げまして、古川議員からの質疑はなかったという状態でございましたんで、御理解をいただいたものというように考えておるところでございます。  なお、あり方検討会の内容につきましては、お話の中にありましたように各会議開催後直近の文教福祉常任委員会で御報告を申し上げており、積極的な情報公開に努めているところであるというように考えております。  以上です。 81 ◯議長(仲田康豊君) 再質問ございますか。古川英明議員。 82 ◯3番(古川英明君) 私は、冒頭に一市民としてということをお話をしましたけれども、いろいろな規定がございます。けれども、見える化をうたった以上、いろいろなそういう政策過程につきましても、市長はそういう思いは強く持っておられると思います。できるだけ幅広い市民に情報を提供するという考え方で、今後ともいろいろな検討委員会であるとか各種委員会ございますけれども、考えてくださるよう要望いたしまして、次の項目に移りたいと思います。 83 ◯議長(仲田康豊君) しばらく休憩をいたします。                             午前11時54分  休 憩          ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~                             午後1時0分  開 議 84 ◯議長(仲田康豊君) 休憩を閉じ会議を再開いたします。 85 ◯市長(池田一二三君) 先ほど、私が事業名を地域づくりの交付金と申し上げましたが、地域づくり推進事業補助金と訂正させていただきます。 86 ◯議長(仲田康豊君) 次に、3番古川議員の2項目めの質問に対する答弁を求めます。 87 ◯福祉部長(小川忠義君) 続きまして、2項目めの健康づくりの施策についてということで、1点目、新たな健康づくりの施策の進捗状況と課題についてというとこでございますが、福祉部からは健康チャレンジポイント事業の進捗状況並びに課題について御答弁させていただきます。  にいみ健康チャレンジポイント事業は、7月1日から7月20日までの期間で募集しました結果、申込数204組、408人という状況でございました。参加者には、ガイドブックやポイント台紙などの関係書類を送付しまして、8月1日から来年1月31日までの期間で取り組んでいただいているところでございます。課題につきましては、事業を開始したばかりでございまして、来年の事業終了後に課題等の検証をさせていただければと思っております。  以上です。 88 ◯総務部長(矢田貝 誠君) クアオルト健康ウオーキングについてでございますが、現在新見富士コース、満奇洞コースの市内2カ所においてコースの路面整備や案内標識の設置などの環境整備のほか、専門ガイドの養成などを進めているところです。10月22日には認定コースのオープニングイベントを開催することとしており、現在参加者を募集しているところでございます。このほかにも、健康づくりのためには運動だけでなく食事も重要な要素であることから、健康をテーマにした地元食材を使ったヘルシーなクアオルト弁当、クアオルト膳の提案、提供を行っていただく事業者の募集もあわせて行っているところでございます。今後は、10月のオープニングイベントを皮切りに、クアオルト健康ウオーキングの普及啓発を図るとともに、認定コースの増設など、市民の皆さんが定期的にウオーキングに取り組める環境づくりを進めることで市民の健康づくり、健康寿命の延伸につなげてまいりたいと考えております。また、温泉施設を初めとする観光施設の活用を視野に入れたプログラムの提供など、観光振興や交流人口の増加にもつながるよう総合的に事業を展開してまいりたいと考えております。  以上です。 89 ◯福祉部長(小川忠義君) 続きまして、2点目のより多くの市民の健康増進を図るにはというとこでございます。  本市では、市民の健康づくりのため、日々健康相談、各種健診業務やその結果をもとに生活習慣病の予防の正しい知識の普及を図るための健康教室を開催しております。また、地域の団体や事業所からの要望に応じまして保健師や栄養士、あるいは健康運動指導士がお出かけ健康教室を年間150回以上行っております。周知につきましては、より多くの市民の皆様が参加できますように広報紙やホームページ、また地域の方々にお願いしております愛育委員さんや栄養委員さんを通じて実施しておりまして、今後も引き続き周知に努めてまいりたいと思います。  以上でございます。 90 ◯議長(仲田康豊君) 再質問ございますか。古川議員。 91 ◯3番(古川英明君) 先ほど、総務部長さんからはクアオルト健康ウオーキング事業についての今後の取り組みということで詳しく御説明をいただきました。是非是非、よい取り組みになりますように今後の推進を期待したいと思います。  にいみ健康チャレンジポイント事業につきましては、本年度もう既に開始をされておる事業ではございますけれども、また課題等は来年度、本年度の実績を見てということでございましたけれども、募集定員がやや寂しい3分の2という結果についてはどう分析をされているか、そのあたりもしお話ができるようでしたらお聞かせいただければと思います。 92 ◯議長(仲田康豊君) 答弁を求めます。 93 ◯福祉部長(小川忠義君) 参加者につきましては、300組のうち204組という形で、若干は少のう感じてはおりますが、当初は200で計画をしておりましたが、やはり計画自体は多いほうがよろしいかということで目標値を高めました。ですから、当初の計画の数値はクリアしたものとは考えております。  あと、健康ポイントの事業の中身、33項目の事業を考えておるんですが、これがより魅力あるものとしたらまた人数といいますか、増えてくるのかなというふうには考えております。このあたりにつきましても、今後の検証課題であろうと考えております。 94 ◯議長(仲田康豊君) 再質問ございますか。古川議員。 95 ◯3番(古川英明君) 2点目について、若干お尋ねをしたいと思います。  1回目の質問でも、私、健康づくり大会ということで、大変、お出かけ健康教室ということでお世話になったとお話をさせていただきました。これは本当にすばらしい取り組みではないかなというふうに思いますが、昨年度の利用団体数150回というのは150回出ていったということでしょうか、利用の団体数であるとか延べ利用者数がもしわかりましたらどの程度であったかをお聞かせいただければと思います。 96 ◯議長(仲田康豊君) 答弁を求めます。 97 ◯福祉部長(小川忠義君) 開催回数につきましては、延べ数でという形で151団体、151回、1団体につきまして3回までは申し込みできますんで、団体数の詳細につきましては、申しわけございません、把握はしておりませんが、延べ回数では151回、151団体。参考までに、人数につきましては延べ人数で2,260人という形になっております。  以上です。 98 ◯議長(仲田康豊君) 再質問ございますか。古川議員。 99 ◯3番(古川英明君) 大変たくさんの方が参加をされているようで、引き続きしっかり、よい事業と思いますので、お出かけ健康教室ということの推進をお願いをいたしたいと思います。  もう一点、本市では平成25年3月に新見市健康推進計画の中間評価を行い、後期計画を策定されております。その中間評価を見ますと、中でも働き盛りである青少年の方々の健診の受診率が極めて低いなという状況にございます。こうした点も踏まえ、ライフステージごとの課題、目標、施策を設定されておりますけれども、最終目標年度である29年度つまり本年度までにどのような見通しを持たれているか、あるいは今後の取り組み、そのあたりについてお聞かせいただければと思います。 100 ◯議長(仲田康豊君) 答弁を求めます。 101 ◯福祉部長(小川忠義君) 現計画の最終年度となります今年度、新たな計画に向けまして計画期間を30年度から39年度までの10年間とする新たな計画の策定を現在作業を進めております。これまでの課題や実績の評価、及び分析につきましては、健康づくり連絡会の代表の方々並びに学識経験者による作業部会などを設けまして現在行っているところでございます。  以上でございます。 102 ◯議長(仲田康豊君) 再質問ございますか。古川議員。 103 ◯3番(古川英明君) 健康づくりは、あくまでも個人の自覚と責任においてなすものであると思います。福祉部においては、本当に様々な健康づくりの施策を打ち出し、努力されているとは思いますけれども、今以上に新見市民の健康状況や健康づくりの重要性についてしっかりと市民の皆さんに情報提供をしていただき、その重要性を引き続き訴えていただければと思います。そのためにも、市民の健康は自分たちが守るんだという気概を持って、積極的に地域や市民の皆さんに呼びかけていただきたいということをお願いいたしまして、次の項目に移ってください。 104 ◯議長(仲田康豊君) 3項目めの質問に対する答弁を求めます。 105 ◯産業部長(安達悦久君) 3項目め、A級グルメフェアの取り組みについて3点御質問をいただいております。  まず1点目の、A級グルメフェア、これまでの取り組みの成果と課題はということでございますが、A級グルメフェアにつきましては、千屋牛やキャビアを初めとする新見の高級食材をPRするイベントとして開催しており、今回で7回目を迎え毎年多くの来場者でにぎわっております。成果につきましては、当初は市内からの来場者が多かったものの、最近では市外からの問い合わせや岡山、倉敷からの来場も増え、新見といえばA級グルメといった認知度も上がっており、市内特産品のPRといたしましては一定の成果が出ているものと考えております。課題といたしましては、岡山県内でのPRはできているものの、全国的に見ればまだ必ずしも知名度があるとは言えず県外に向けたPRが必要であると考えております。  2点目の、A級グルメフェア及びA級食材の情報発信はどのようにしているかというお尋ねでございますが、A級グルメフェアに関する情報発信につきましては、テレビCM、新聞広告、ホームページなどで実施しているほか、高梁川流域連携の取り組みを活用し倉敷市の広報紙へ掲載するなど、実施を行っております。また、倉敷の大型ショッピングセンターへチラシを設置するなど市外からの誘客に努めており、客層も市外からの来場者割合が増えている状況でございます。また、フェアに限らずA級食材に関する情報発信としては、動画などで紹介するよりまずは実際に味わっていただくのが一番だと考えており、首都圏や関西圏で開催する食のイベントのほか、スポーツイベントでは岡山市のシティライトスタジアムや広島のMAZDAスタジアム、おかやまマラソンなどの会場、あるいは市内においてはソフトボールの全国大会などにおいてA級食材の販売や情報発信を行い、積極的にPRに努めております。  3点目の、生産者、販売者との連携ということでございますが、生産者や販売事業者との連携は最も重要であると考えておりまして、現在も市内事業所の展示会、商談会へ出展支援を実施しているほか、今月は阿新農業協同組合と連携して東京の大田市場、あるいは香港へも市長が自ら出席してピオーネの販売促進を行うこととしております。今後も、引き続き生産者や販売事業者の意見を伺いながら、連携を十分に密にとって積極的に販路の開拓につなげてまいりたいと考えております。  以上でございます。 106 ◯議長(仲田康豊君) 再質問ございますか。古川議員。 107 ◯3番(古川英明君) A級グルメフェアも7回目を迎え、だんだん発展をしていってるという状況をお答えいただきました。成果はよく、私自身もわかりました。どんな事業でも、さらに発展させていくために目標値を設定したりとか、あるいは事業の見直しをしたりするものですけれども、戦略的な部分、そういったものがもし市としてありましたらお聞かせいただきたいと思います。人数も、昨年度が7,500名余りでしたですか、発展はしていっておりますけれども、今後こうしたいというような戦略的な部分がありましたらお答えいただければと思います。 108 ◯議長(仲田康豊君) 答弁を求めます。 109 ◯産業部長(安達悦久君) 市内で開催している来場者につきましては、議員御指摘のとおり28年度は7,500人でございました。その前が7,000人、一番最初は5,300人といったように、順調に右肩上がりで推移をしておりますが、御指摘のように同じようなことを同じことを何回も繰り返すということの重要性もさることながら、いろいろな形を変えてPRしていく、先ほど申し上げましたけれども、市内での認知度あるいは充足度については十分な成果が得られているんではなかろうかなと考えております。今後は、ある面、外に打って出るようなことも十分検討、視野に入れながら新たな事業展開を模索したいと考えております。  以上でございます。 110 ◯議長(仲田康豊君) 再質問ございますか。古川議員。 111 ◯3番(古川英明君) 市内はもとよりですけれども、県内ではだんだんと周知をされてきたと、ただ全国的にはまだそういった部分の情報が発信できていないのではないかというお答えでした。テレビを初め、ホームページ、倉敷市の広報紙、様々な面で情報発信に努力をされておるということが大変よくわかりました。  ちなみに、スタンプラリー、先ほど1回目の質問のときに持っておりましたけれども、スタンプラリーのパンフレットはおよそ何部ほど作成をされ、どのような場所に配布されているのかお聞かせください。 112 ◯議長(仲田康豊君) 答弁を求めます。 113 ◯産業部長(安達悦久君) お持ちの、にいみめぐりスタンプラリーでございますけれども、作成部数は2万2,400部という作成をしておりまして、市内の各スタンプポイント、行ったとこで押すポイントの箇所はもちろんです、市役所の各支局、市の観光協会、図書館、市の関係施設には全てでございますし、このほかにも例えば岡山空港、岡山県市町村振興センター、高梁川流域市町村の関係の観光協会あるいは県の関係の大阪事務所、それから鳥取県日南町、日野町、庄原市、それから高速道路沿いのサービスエリア、蒜山、吉備、大佐、西宮名塩、こういうところにも置いておりますし、JRの大阪駅にも置いております。こういうふうに、できれば関西圏を中心に近県、近隣、力を入れてまず段階的にしっかりとPRに努めたいということでやっております。  以上でございます。 114 ◯議長(仲田康豊君) 再質問ございますか。古川議員。 115 ◯3番(古川英明君) 大変よくわかりました。現在、ネットで買えるショッピングサイトというのがございますけれども、JAあしんと道の駅鯉が窪のようですけれども、市としてそういうショッピングサイトを充実させていくという考えはいかがでしょうか。 116 ◯議長(仲田康豊君) 答弁を求めます。 117 ◯産業部長(安達悦久君) 御指摘のように、お話のようにJAあしんがインターネットサイトで販売を行っております、道の駅も同様に行っております。インターネット上の販売につきましては、大手インターネット企業が運営するオンラインモールでの販売が主流になっておりまして、他地域においても行政による直接的な実施をした例はございますが、はっきり言って長続きをしたり成功した事例というのは余りございません。やはり大型のインターネットショッピングが優先をされてしまって、埋もれてしまうケースが多いということがございます。今後全国で、例えば市町村専門モールのようなサイトができるような立ち上げがありますと、それについては考えてまいりたいかなと考えております。  以上でございます。 118 ◯議長(仲田康豊君) 再質問ございますか。古川議員。 119 ◯3番(古川英明君) ウエブ等での情報発信にも力を入れているということ、大変よくわかりました。さらに、A級食材のブランド化を強力に推進したり創生総合戦略での平成31年度の販売量目標を達成したりするためには、市としても考えられておりますインパクトのある動画コンテンツであるとか、あるいは全国的に知名度の高い人物の起用など強力なプロモーションが必要ではないかなと思いますけれども、そうした戦略的な取り組みの状況についてはいかがでしょうか。 120 ◯議長(仲田康豊君) 答弁を求めます。 121 ◯産業部長(安達悦久君) 食材に対する他地域との差別化というものは、いろんな戦略があると思います。例えば、産地の出荷時期の調整、端境期での市場戦略であるとか、いろんな様々なやり方があると思いますし、新品種の開発とかということもあると思います。何においても、まずは食材でございますので、実際に食べてみていただいておいしいというこの実力をつけるということが一番大事だと思いますので、生産技術、新技術の開発とかブランド力の向上とか、味にこだわって生産をしていく、生産団体に寄り添っていくということが重要だろうと思いますので、地道な努力を続けていきたいと思っております。  以上でございます。 122 ◯議長(仲田康豊君) 再質問ございますか。古川議員。 123 ◯3番(古川英明君) よくわかりました。地道な努力をということで、今後とも引き続きよろしくお願いいたします。  3点目に移ります。  重要業績評価指数として、平成31年度の新規特産品開発数3を目標値に上げられておりますけれども、この取り組みもやはりA級食材を活用したものが効果があるのではないかと考えますが、現状でそうした動きが市内にあるかどうか、把握をされているかどうかお答えいただければと思います。 124 ◯議長(仲田康豊君) 答弁を求めます。 125 ◯産業部長(安達悦久君) 先ほども言いましたけれども、特産品、産品の新品種の開発ということについては積極的に取り組んでおりまして、例えて申しますと花のリンドウでございますけども、リンドウにつきましては新見だけのオリジナル、新見オリジナルリンドウの品種を開発するとかというようなことを研究しております。リンドウについては、西日本では最大の産地でございますので、こういうことにも特化してやると。それから、新品種のイチゴ、あるいはブドウの成果の時期をぐっと遅らせた極奥手のブドウ品種の開発とか、そういうものに取り組んでおりまして、数は3品というふうにしておりますけども、形を変えてイチゴであるとかブドウであるとか、新しい赤系のブドウですけども、いろいろな産品の新しいものに取り組んでおりまして、3種類に限ったということではなくて可能性があるものは全部チャレンジしていると、そういうことでございます。 126 ◯議長(仲田康豊君) 再質問ございますか。古川議員。 127 ◯3番(古川英明君) 大変、いろいろな面で新品種の開発ということで頑張っておられる様子がわかりました。  連携がうまくとれるかどうかは、私はコネクターの役割といいますか事業を主導していく役割が特に重要だと考えます。単に市が補助金を、手当をするというようなことではなしに、行政こそがその役割を担い積極的にかかわっていくべきだと考えます。その点について、再度、市のお考えを部長さんにお聞きしたいと思います。 128 ◯議長(仲田康豊君) 答弁を求めます。 129 ◯産業部長(安達悦久君) 市が生産者の方々に積極的に寄り添っていくのは当然でございますけれども、今直面している課題は、生産者の方々の高齢化であるとか担い手の不足、これが非常に憂慮している事態で喫緊の課題だと考えております。この新たな担い手、いわゆる若き生産者を獲得するために、地域おこし協力隊を活用したりとか、あるいは新規就農者用の団地、それから住居、そういうとこの整備も重ねてやりながら担い手の確保、こういうことに対してしっかりやっていって、農協を中心とする生産者団体との連携を密にしていきたいと思っております。  以上でございます。 130 ◯議長(仲田康豊君) 再質問ございますか。古川議員。 131 ◯3番(古川英明君) 今回、私、質問するためにいろいろ調べてみますと、市の職員の皆さんがいかに多くの事業を企画し、日々努力されているのか改めて実感をしました。しかしながら、本市の置かれている現状というのは様々な面においても非常に厳しいという状況にあろうかと思います。どうか、池田市長のもと、新見市の未来は自分たちが背負っていくものだという強い覚悟と意識を共有されて、市民の皆さんの期待に応えるべく、常識やこれまでの習慣だけに捕らわれることなく大胆に様々な変革をしていただきたいということをお願い申し上げまして、私の一般質問を終わります。ありがとうございました。 132 ◯議長(仲田康豊君) これをもちまして古川英明議員の一般質問を終わります。  次に、1番西川照雄議員の登壇を願います。1番西川照雄議員。               〔1番 西川照雄君 登壇〕 133 ◯1番(西川照雄君) 1番西川照雄です。  議長の許可のもと、通告書のとおり介護医療、高齢者福祉に関連した事柄について執行部のお考えをお伺いします。  まず1項目めですが、地域における介護人材の確保についてお尋ねします。  現在、我が国では高齢人口比率が25%を超える超高齢社会を迎え、私たちを取り巻く社会環境は幾つかの課題に直面しつつあります。中でも、介護に関しては、社会保障費において今後はさらに大幅な伸びが予想されることと、そしてそれを担う人材が不足するということが問題として上がっています。厚生労働省の試算によれば、団塊の世代が後期高齢者に移行する2025年には介護費が約20兆円に増える見込みであるとしています。また、介護人材の需要が約253万人となるのに対し供給見込みは現状推移からすると約215万人で、その差約38万人の人材が不足すると推計しています。公益社団法人介護労働安定センターが平成28年度に実施した介護労働実態調査によりますと、介護職員の過不足状況についての事業所への質問で、不足感、これは、大いに不足している、不足している、やや不足している、この3つの項目を合わせたものですが、この数値が63.3%であり、適当であるとしたものは35.3%という結果が報告されております。目を転じて、岡山県内の動向についてはどのような状況かといいますと、先ほど申し上げました不足感が52.8%であるのに対し、適当としたものは47.2%という結果が報告されております。
     このような将来予測や、現状での調査結果等を通じて、介護に関する人材をめぐる需給内容が把握される中、新見市においてはこの状況をあらかじめ予測されており、新見市過疎地域自立促進市町村計画で次のように問題点を明確に示されています。認知症や脳血管疾患、筋骨格系疾患等による要支援、要介護認定者の増加に加え、核家族化の進行によりひとり暮らしの認知症高齢者や老老介護世帯の増加も予想されるため、地域の社会資源をネットワーク化し地域全体で高齢者を支えていくことが必要となってくると示され、今後の方向性についても明らかにされております。  ところで、現在この地域においてはどのぐらいの人々が介護分野を担っているのでしょうか。平成26年度の経済センサスのデータでは、社会保険、社会福祉、介護事業の3つの分野の合計ではありますが、事業所において74事業所、従業者数1,359人うち男性307人、女性1,052人となっています。また、厚生労働省の介護サービス情報公開システムにより市内の事業所を検索した結果をもとに見ると、介護関連事業所数は64事業所、介護職の正規人数は586.2人、非正規の人数は132人でした。ところで、新見市の高齢化率は2015年時点で38.6%であり、65歳以上の老年人口は1万1,851人です。先ほど申し上げました、団塊の世代が後期高齢者に移行する2025年には高齢化率が41%に達し老年人口は1万1,315人であるのに対し、15歳から64歳までの生産年齢人口は1万3,236人と予測されております。超高齢社会に突入した地域では、介護職を安定して確保する努力が必要となっていると考えられます。高齢者の方々が、いつまでも住みなれた環境で安心して暮らし続けられるということが何よりも代えがたい幸せなことなのではないでしょうか。このような生活を支援する介護という職域はとても重要なもので、多くの市民から尊敬される地位にあるものでなければならないと考えます。  このように、介護職は地域社会にとってなくてはならない職業であり、これからの成長分野の一つでありますが、以前はその労働環境の苛酷さから他産業と比較して定着率が低いという状況が見受けられました。しかし、現在では業界を挙げての環境改善の取り組みが進められ、平成25年度から平成27年度までの離職率は他産業と比べても大きな差はないという結果が報告されております。  そこで、1点目の質問ですが、本市における20代から30代の介護職の定着状況はどのようなものでしょうか。この世代は、男性も女性も就職し始めて仕事の内容にもなれ、その後結婚し子供を産み育てるという大切な世代です。介護の現場で安定して活躍できることが、この地域にとって重要なことであると考えます。  次に、外国人介護士に関することですが、我が国では2008年EPA経済連携協定により初めてインドネシアから介護福祉士を目指す候補生を受け入れました。現在では、約2,000名が各地の事業所で頑張っていらっしゃるということです。EPAで来日する候補生は、母国での医療介護経験があり、なおかつ日本語の能力も高く大変優秀な方々も多く、殊にホスピタリティーが高いと評価されているようです。インドネシア、フィリピン、カンボジアの3カ国の人々がこの制度により日本での介護福祉士の取得を目指されておりますが、本市においても今後外国人の介護人材が増えることも大いに予想されます。  そこで、2点目の質問ですが、外国人介護職を採用した場合に行政としての対応はどのようなものを考えているのかお尋ねします。これらの方々が新見で就業し、長く定着されることは地域にとってもよい影響をもたらすものと思われますので、答弁を求めます。  さて、若い優秀な人材の介護現場での活躍を願ってやまないのでありますが、高等教育を受けた専門家がこの現場でも必要不可欠であることは論をまたないところであります。そして、一人でも多くの人材が超高齢社会の支え手となって活躍し、この地で定住されることが持続可能な社会へとつながるものと確信しております。そのためには、介護に誇りを持ち、人々の生活の手助けに生きがいを見出してくれる若者を応援する必要があるのではないでしょうか。  さきの6月の定例議会の一般質問で、看護学生の奨学支援金制度についてお尋ねしましたが、介護の分野でもこのような支援制度が必要なのではないでしょうか。どちらも、この新見を選んで来られ専門分野で活躍が期待される学生です。  そこで、3点目の質問ですが、介護福祉士等を目指す学生の奨学給付金制度の創設のお考えはありますでしょうか。明確な答弁を求めます。  2項目めは、夜間救急医療における連携体制についてお尋ねします。  新見市は、救急医療について、休日診療業務を新見医師会の協力のもと行っておられます。現在、救急告示病院が2カ所指定されておりますが、特に夜間の救急患者の受け入れに対して専門医の確保が難しく、安心・安全な医療を提供するためにも救急医療の核となる病院の受け入れ機能の強化と連携する病院の機能強化が最重要課題であると指摘し、さらに重症患者の管外搬送時間の短縮を図るため、ドクターヘリや岡山県消防防災ヘリコプターの活用が有効であるが、夜間運行の実現に向けての環境整備が課題であると、先ほど申し上げました前掲の新見市過疎地域自立促進市町村計画において明確に示されております。  そこで、1点目の質問です。  この計画に示されている連携ですが、医療機関と消防署との連携について、1番目、どのように連携されているのか。  そして2番目、連携において当直医の情報は詳細に把握されているのかという点についてお尋ねします。  夜間の救急時には、患者の状態により対応が分かれると思いますが、当直医が内科であるか外科の医者であるかなどの情報が共有されていることが最低限必要と考えます。  そして、2点目の質問ですが、重症な患者さんの場合ですと、管外の病院に搬送されることになりますが、この場合広域での医療機関との連携体制は確立されているのでしょうか。これらの点について、答弁を求めます。  ところで、少子・高齢地域であればなおさら医療提供の充実は図られるべきであると考えますが、3点目で新見市の医療計画を策定することは考えられていますか、お尋ねいたします。  救急医療体制の拡充を含め、地域包括ケアの構築、医師の確保など、様々な課題に対処するためにも医療計画を策定することは重要と考えますので、御答弁を求めます。  3項目めは、高齢者の移動手段の確保についてお尋ねします。  買い物や病院、診療所などに通う際、高齢者の移動を支えるため、新見市ではこれまで様々な施策が実施されております。公共交通については、路線バスと市営バスの役割分担を明確にし、市街地循環バス及びデマンドバスなどの導入により公共交通網の整備を行われています。さらに、今年度から公共交通空白地を解消するため、公共交通を補完する新たな輸送手段確保策として新見市公共交通空白地有償運送支援事業を実施されております。これは、この事業を担う団体等に対し、初期投資及び運営経費の一部を補助するもので、2006年の自動車旅客運送にかかわる事業規則を定めた道路運送法の改正により導入されたものと認識します。この改正で、自家用車による有償運送の運行主体として非営利組織を新たに認めたことであります。  そこで、1点目の質問ですが、6月の一般質問でも同僚議員が質問されておりました。その後の応募状況はどのようになっておりますでしょうか、進捗状況をお聞かせ願います。  2点目、高齢者の移動手段として現実的なものは、やはりタクシーであると考えます。この点についても、同じく6月の一般質問において同僚議員が質問されておりましたが、高齢者の移動を確保するための現実的対応策としてタクシー券を導入するお考えはありませんでしょうか。新見市の交通空白地は、全部で70地区であると前回御答弁がありました。高齢で、自らは運転できず、また近所にも運転する人がいないため、日常の移動手段に困っている方が新見市内に大勢おられます。これらの空白地を何とか救済するための施策として、タクシー券の導入は必要ではないかと考えますので、執行部の再度の見解を改めてお伺いします。  以上で1回目の質問を終わります。 134 ◯議長(仲田康豊君) ただいまの西川照雄議員の一般質問に対する執行部の答弁を求めます。 135 ◯市長(池田一二三君) 1項目め、地域における介護人材の確保について、3点目、介護福祉士を目指す学生の奨学金給付制度の創設はに対する考えでございますが、答弁をいたします。  本市においても、介護ニーズは増加傾向にあり、それに伴う介護人材の確保は喫緊の課題となっております。今後の介護人材不足の解消を図るためにも、支援金制度は有効な手段と考えられるため、介護学生への奨学金制度につきましては前向きに検討してまいります。 136 ◯福祉部長(小川忠義君) それでは、福祉部から1点目、2点目につきまして御答弁をさせていただきます。  1点目、本市における20代から30代の介護職の定着状況はということでございますが、市内の介護職を雇用している事業所などへ雇用状況を確認しましたところ、平成27年度の新規の雇用者が91人、そのうち20代から30代の方が57人でした。平成28年度は74人、そのうち20代から30代の方は35人です。結婚、出産や転職など、個々の事情により退職者もおられますが、各事業所の努力によりその数を補うための雇用はできている状況と考えております。  続きまして、2点目の外国人介護職を採用した場合に行政としての対応はどのようなものをということでございますが、本市の介護事業所におきましても外国人の介護職を雇用していることは把握しておりますが、介護人材の確保は多くの事業所の課題でございます。外国人採用に特化した支援につきましては、現在は考えておりません。  以上でございます。 137 ◯議長(仲田康豊君) 再質問ございますか。西川照雄議員。 138 ◯1番(西川照雄君) 先ほど、市長から介護福祉士を目指す学生の奨学金給付制度の創設について前向きに検討するという御答弁を賜りました。介護の分野で活躍しようと、志高く新見に来られている学生さん、それから他の地域で、現在介護について勉学に励まれている学生さん等もたくさんいらっしゃいます。もし、そういった方々に対して看護師の給付金制度と同様なものが創設されることがありましたら、それらの学生さんにとっても非常に大きな励みになると思いますので、是非ともその前向きな御検討を進めていただきたいというふうに思います。  そして、先ほど福祉部長から、20代から30代の介護職の方々の定着状況の御報告がありました。市においては、雇用状況は比較的安定しているというか不足という事態までには至っていないというふうな現状ではありますが、先ほど申し上げましたように2025年には約38万人の介護職の不足が予想される中、多くの地域で優秀な介護士の争奪戦がひょっとしたら始まるかもしれないという状況が考えられますので、引き続き介護の職に携わる方々の安定的な雇用の確保のための施策をとっていただきたいというふうに思います。そのために、行政として、先ほど対象とした20代、30代の方々に対してどのような支援、定着を図るための支援が考えられるかどうか、この点について再度お尋ねいたします。 139 ◯議長(仲田康豊君) 答弁を求めます。 140 ◯福祉部長(小川忠義君) 介護、福祉の現場に限定したことではございますが、国でも介護制度の改正が度々行われております。つきましては、介護報酬につきましても改定が度々行われておりまして、例えば介護度を改善した事業所につきましては介護報酬をアップするとか、そういった制度改正も行われておりますんで、そういったものを私どもも注視しながらできることは私どもでさせていただければというふうに考えております。  以上です。 141 ◯議長(仲田康豊君) 再質問ございますか。西川議員。 142 ◯1番(西川照雄君) 給与面でそのような取り組み等があるというふうにお伺いしました。  もう一つ、研修面、介護士の皆さん方の現在のスキル状況をさらに向上させるような取り組みについて、行政としてとれ得る手段、どのようなことが考えられますでしょうか。 143 ◯議長(仲田康豊君) 答弁を求めます。 144 ◯福祉部長(小川忠義君) 現在も継続しております事業ですが、介護人材の養成事業ということで公立大学へ委託しまして、旧2級ヘルパーの養成という形のものを定員20名で募集をかけて行っております。今年度につきましても、引き続き事業は実施しておりまして、現在公立大学で研修を受けておられます。  以上でございます。 145 ◯議長(仲田康豊君) 再質問ございますか。西川議員。 146 ◯1番(西川照雄君) 先ほど、公立大学の学生さんの件もお話にありましたけども、例えば若い方々をもっと介護の分野に関連して関心を持っていただこう、そしてその仕事内容等を把握して身につけていただこうということに関して、例えば学生アルバイトの方々に、大学等々連携されましてアルバイト料の時給について、例えば100円とか150円の加算した新たな若者のための介護に関する理解度を高めるための施策というものをお考えになられるかどうか、お尋ねいたします。 147 ◯議長(仲田康豊君) 答弁を求めます。 148 ◯福祉部長(小川忠義君) 補足にはなりますが、大学でも介護福祉フェアとかというようなもので福祉事業所さんに寄っていただいて、そういったフェアも開催されておられます。それと、例えば公立大学の学生さんに幾分かの賃金等々付与した上でということでございますが、この件につきましては申しわけないんですが、検討はさせていただければというふうに思います。  以上でございます。 149 ◯議長(仲田康豊君) 再質問ございますか。西川議員。 150 ◯1番(西川照雄君) 今後とも、地域の介護に携わる優秀な人材がこの地域で活躍し、定住されることは願ってやまないところでございます。先ほど御答弁をいろいろいただきました。この点については理解いたしましたので、次の点に移っていただきたいと思います。 151 ◯議長(仲田康豊君) 2項目めの質問に対する答弁を求めます。 152 ◯消防長(安松 潔君) 2項目め、1点目、医療機関と消防署との連携について、1番目でどのように連携しているかということでございますが、医療機関と消防署との連携については、収容医療機関は原則市内の病院に収容をお願いしております。処置中、ベッド満床などで収容ができない場合は、傷病者の状態を踏まえた上で現場で救急隊が搬送先医療機関を判断しております。また、搬送中は傷病者の詳細な情報を医療機関と共有するなどの連携をとっております。  続きまして、2番目の当直医の情報を把握しているかという御質問でありますが、当直医及び診療科目の予定表を医療機関からいただき、情報は把握しております。  それから、2点目で、広域での医療機関の連携体制は確立済みかということでございますが、市外の医療機関と消防署との連携については市内と同じ方法により連携しております。  以上です。 153 ◯福祉部長(小川忠義君) 3点目の、新見市医療計画の策定はという御質問でございますが、医療計画の策定につきましては医療法上、都道府県に策定が義務づけられております。現在、県において平成30年度を始期とする第8次岡山県保健医療計画が策定されているところでございます。本市におきましては、当該計画に沿って県と密接に連携しまして本市の医療提供体制の確保を図りたいと考えておりますので、独自での医療計画を策定する考えはございません。 154 ◯議長(仲田康豊君) 再質問ございますか。西川議員。 155 ◯1番(西川照雄君) 先ほどの1点目と2点目についての再質問でございます。  病院と医療機関と消防署との連携はなされており、確立されておるというような御答弁をいただきましたけども、その連携状況を住民、市民に対してどのような形で周知されておるのでしょうか、この点について御答弁を求めます。 156 ◯議長(仲田康豊君) 答弁を求めます。 157 ◯消防長(安松 潔君) 搬送体制とかの市民に対しての周知ということでございますが、傷病者の状態により対応も様々に異なってきますので一律的なような周知ということは困難と考えております。  以上です。 158 ◯議長(仲田康豊君) 再質問ございますか。西川議員。 159 ◯1番(西川照雄君) 搬送状態により、その場で判断されるということであるということですが、例えば他市の状況によるもので大変恐縮なんですけども、同じ高梁川流域の比ではございますが、総社市さんにおきましては、市のホームページで総社市安全・安心医療体制というものを広く住民の方に周知されております。その中で、総社市の救急医療体制というものも明確に示されており、初期の救急医療から2次救急医療、さらに3次救急医療の体制まで視覚的に住民に訴えて、救急医療体制を広く周知されているという事例もございますので、こういったことも、他市の事例ではありますが、住民からしましたらやはり気軽にホームページを見て、緊急なときにどのように対応すればいいのか、どこに連絡すればいいのか、その先どういう状況になるのであろうかということがあらかじめ認識されておく状況がありますと安心感というものが得られると思いますので、できるだけ、新見市は独自で施策を進められるべきでありますけども、できるだけ他市の状況等も参考にしていただきながら住民に周知が図れるような体制づくりをとっていただきたいと思います。  それから、新見市の医療計画は独自では作成されるというお考えはないということでありましたけれども、高梁市においてはついせんだって市独自の医療計画を策定するための協議会等も立ち上げられております。何も、全て右に倣えということがいいわけではございませんが、住民にとって市の医療体制がどのようなものであるのかということも必要であると思われますので、今後そういった方向についても検討をしていただきたいと思います。  済みません、次の質問に移っていただきます。 160 ◯議長(仲田康豊君) しばらく休憩をいたします。                             午後1時57分  休 憩          ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~                             午後2時10分  開 議 161 ◯議長(仲田康豊君) 休憩を閉じ会議を再開いたします。  西川議員の3項目めの質問に対する執行部の答弁を求めます。 162 ◯福祉部長(小川忠義君) それでは、3項目めの1点目、公共交通空白地有償運送支援事業の応募状況はということでございますが、本年4月に要綱の制定を行いまして、ホームページ掲載や行政地区総代会などを通じて周知を行っており、数件の問い合わせはございましたが申請までには至っておりません。引き続き、事業の周知を図りまして、各種団体などへの働きかけを行いたいと考えております。  続きまして、2点目のタクシー券導入の考えはということでございますが、高齢者が自立した日常生活を送る上で公共交通は必要な社会資本であると捉えており、路線バスに加え市街地循環バスら・くるっとやエリア型デマンドバスを導入しております。また、現在のところ申請はございませんが、公共交通を補完する新たな輸送手段として本年度より公共交通空白地有償運送支援事業を実施しておりますので、高齢者のタクシー助成制度につきましては今後の研究課題としてまいりたいと考えております。 163 ◯議長(仲田康豊君) 再質問ございますか。西川議員。 164 ◯1番(西川照雄君) 先ほどの、同僚議員の質問でもありました3項目めの1点目でございますけども、公共交通空白地有償運送支援事業についてでございます。  先ほどの御答弁の中でもございましたが、この事業については現在相談の状況にあるのみでということで報告を受けております。具体的に、新たなNPOの立ち上げに力を入れられて、そのNPOが実施したいということになる、支援も必要でございますし、また地縁団体等も今回事業の実施主体として認められております。さらに、ほかの団体についても、お話を持ちかけると言ったら語弊がありますけども、とにかく団体を立ち上げるためにお声がけをしているところ等はございませんでしょうか、この点についてお伺いします。 165 ◯議長(仲田康豊君) 答弁を求めます。 166 ◯福祉部長(小川忠義君) 現在、働きかけを行っておりますのは既存のNPOの団体もございます。そちらとか、あと社会福祉協議会、あと各地域の振興会等がございますんで、そちらへの働きかけも現在積極的に行っておるところでございます。  以上です。 167 ◯議長(仲田康豊君) 再質問ございますか。西川議員。 168 ◯1番(西川照雄君) 例えば、新見市にもございますけども、シルバー人材センターという団体もございます。こういった方々にお声がけをいたしまして検討していただくということはどうでしょうか。と申しますのは、これもまた他町村の事例でございますけども、鳥取県の智頭町というところがございます。ここは地元のシルバー人材センターが手を挙げられて、そこが実施主体となって現在運用をされております。時間的にも非常に長く、十数年を経過してるというふうに聞き及んでおりますので、いろんな団体に声をかけていただいて是非ともこの事業を立ち上げていただきたいと思いますので、引き続きその努力をしていただくよう強く求めます。  また、2点目のタクシー券の導入についてでございます。この点につきましてお尋ねします。  市長の目指すまちづくりというものは、コンパクトシティーを目指されておりますのか、それとも地域の実情に合った山合いの地域での生活をそのまま守り抜くことを大切にされておるという方向性なのか、この点についてお尋ねいたします。 169 ◯議長(仲田康豊君) 答弁を求めます。 170 ◯市長(池田一二三君) 私が目指しておりますまちづくりは、住みなれた地域でお元気で安心して暮らしていただけるようにすることでございます。  以上でございます。 171 ◯議長(仲田康豊君) 再質問ございますか。西川議員。 172 ◯1番(西川照雄君) ありがとうございます。先ほどおっしゃいました、地域の方々が住みなれたところで安心して暮らしていかれるということを望んでおられると、それに向けた行政を目指すというふうに受けとめました。その観点からすると、やはり高齢の方で日々の生活の中で買い物をどうしたらいいんだろうか、診療所へ行くのに足(後刻訂正P68「交通手段」)がねえけ困るという方が実際多くいらっしゃいます。その方の足の確保、移動手段を確保するための現実的な施策として、やはりタクシー券の導入というものは必要ではないかと思いますけども、その点についてはいかがでしょうか、市長。 173 ◯議長(仲田康豊君) 答弁を求めます。 174 ◯市長(池田一二三君) 先ほども部長が答弁をいたしましたとおり、本年度より今のところ申請はございませんけれども、公共交通空白地有償運送支援事業を導入することといたしておりまして、今働きかけを行っているところでございますので、議員が申されますタクシーチケット券の導入につきましては研究課題とさせていただきたいと思います。  以上でございます。 175 ◯議長(仲田康豊君) 再質問ございますか。西川議員。 176 ◯1番(西川照雄君) 今回は、医療、介護、交通分野等で御質問をさせていただきました。人に優しいまちづくりを目指されるということで、より一層このことを推進されることを強く求めまして、私の一般質問を終わります。失礼します。ありがとうございました。 177 ◯議長(仲田康豊君) これをもちまして西川照雄議員の一般質問を終わります。  お諮りいたします。本日の一般質問はこれで打ち切りたいと存じますが、これに御異議ございませんか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 178 ◯議長(仲田康豊君) 異議なしと認めます。よって、本日の一般質問はこれで打ち切ります。  次に、明13日の本議会は午前10時に開きます。  以上で本日の日程は終了いたしました。本日はこれにて散会いたします。                             午後2時19分  散 会
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