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  1. 新見市議会 2017-03-01
    平成29年3月定例会(第3号) 本文


    取得元: 新見市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-09-14
    2017年03月06日:平成29年3月定例会(第3号) 本文 ▼最初のヒット個所へ(全 0 ヒット) 1                             午前10時0分  開 議 ◯議長(林 光和君) 皆さん、御苦労さまでございます。  ただいまの出席15名でございます。これより本日の会議を開きます。  本日の議事日程(第3号)は、一般質問のみのため、配付を省略しておりますので御了承願います。          ──────────────────────── 日程第1  一般質問 2 ◯議長(林 光和君) 日程第1に入ります。  先日に引き続き、一般質問を行います。  まず、16番榎日出男議員の登壇を願います。16番榎日出男議員。               〔16番 榎 日出男君 登壇〕 3 ◯16番(榎 日出男君) 16番榎でございます。  一般質問も2日目を迎えまして、市長におかれましても、昨年の当選以来、行政に向けて市民のための政治を真っ当に推進をしていただいておりますことに敬意を表するところでございます。今回、3項目を通告をさせていただきました。順次質問をしてまいりますので、明快な御答弁を要請をしておきたいと思います。  それでは、1項目め防災事業、いわゆる河川の改修についてということでございまして、この事業につきましては全市域的に非常に危険なところが多いような状況でございます。しかしながら、河川費、当初予算でもそうたくさんの金額ではないんですが、わずか限られた予算の中でそれに対応していく、そういったところでございます。本市の今までの経緯から行きますと、災害が発生したら、これは国の予算、国・県の事業として取り扱われて、本市の持ち出しというものはそうたくさんのものではないというように認識をしております。しかしながら、危険地域にあって、初めて災害を経験してそれぞれ被災されるであろうとしておるところに対しまして、事前にそれを防ぐのが防災事業である、このように認識をしております。ただ、先ほど申し上げましたように、本市の予算が非常に少ないというところで、これも今後の課題としてしっかり予算づけもしていかなきゃならないであろうというように思っております。  問題は、それぞれの地域に危険箇所等々、ハザードマップも策定されておるというようには思います。しかしながら、近年になっても雨の降り方が非常に急激に大量に降るという、いわゆるゲリラ豪雨と言いましょうか、そういった気象の状況に変わってきておる関係から、周辺地域には安全に暮らせる、不安を払拭していかなければならないのも行政の務めであろうというように思っております。その辺の認識度をどのように考えておられるのか、まず1点お尋ねをしたいというように思います。  いろいろと災害が発生したときに、他の地域に対しましても非常に甚大な被害が発生するであろうというように感ずるわけでございます。取り上げてみます地域に当たりましては、やはり非常に危険な状況であるというのが目に受けるところがございます。問題は、学南町と小岸の間にある小さい河川です。これは、木谷川の支川になろうかと思います。そういったところの、十分調査をされておると思いますが、そこの谷が氾濫しますと木谷川へ出ていきます。そうした状況を鑑みますと、木谷川も三面の水路になっておりますが、流量あるいは流速を想定しまして、ちょうど市役所の前の180号線、ボックスになっております、そこにも以前から堆積して、水舟地区の住民の方はいつも不安に思っているような状況でございますし、地元からもこういった話もよく聞くところでございまして、そこに土石がたまりますと水舟地区に大量の水が流入するんではなかろうかなというように想定をされます。そういった現状がございますので、その辺の対応を今後どのように考えておられるのか、その辺をお尋ねをいたします。  また、その事業の推進に当たっては、先ほど申し上げましたように、予算的なものも限られた予算の中でやっていくわけなんですが、その辺の河川費の増額については、年度が始まりましてからの問題ですが、その辺はどのように考えておられるのか、その辺をお尋ねをいたします。  2項目めでございます。  選挙の投票を推進していかなければならないと、このように思います。住民それぞれ、投票する権利を持っております。そういったところの、投票できるように担保してあげないと、なかなか投票に行きづらい、行けれない。なぜかといいますと、平成22年から新見市の投票所が75カ所から44カ所に変更されておりまして、特に高齢者の方々は歩いて投票所まで、遠距離でなかなか行けないというような実態がもう現に発生をしております。この件について、高齢者は、最近、自動車運転免許証自主返納もしておる関係から、車を使って投票所へ行くということが非常に困難というんですか、もうできない状態でございますから、そういうことを鑑みまして、周辺地域で生活を営んでおる高齢者選挙投票に行きたくても遠距離で投票に行けない、そういう実態がございます。それを把握されておるのか否か、その辺をお尋ねいたしたいと思います。  これにつきましては、そういった方々に投票を促す、推進をしていくという状況を考えてみますと、どうしても投票所までの送迎というんですか、そういうものもぼつぼつ考える時期が来ておるんではなかろうかなというように思います。  あわせてもう一点は、全国でも既に行っております車両による移動の、期日前も含めて投票所の、移動投票所の運用は考えられるか否か、その辺をお尋ねをしておきます。
     それと、3項目めでございますが、障害者支援について、施政方針の中でも障害者に対する施策も打ち出されておるところでございます。障害者やその家族の方々が安心して暮らせるような施策も盛り込んでいただいております。このことについて、具体的に御説明がいただければなというように思います。  それから、認定こども園などで巡回相談を行うというように明記されております。これは、29年度からの事業でしょうか、昨年もそういう事業があったんでしょうか。昨年あったとすれば、実績をお尋ねできればというように思っております。  1)といたしまして、就労支援の状況と29年度の方針、その辺につきまして、今、県から新見市へ移管されております関係から、その辺の成果はどの程度出ておるのかなと、1点お尋ねします。  それと、今年度と29年度の政策面で大きく変わった点があれば御説明いただきたいというように思います。  それと、1つ、就労意欲の向上ということで、その点をどういうふうな施策をもって対応されていくんかなというように思っております。これも正式には昨年からハローワーク等々の協力をいただいて実施をしております。その辺の、どういうふうな面で成果が上がったかなというように思っておりますが、その辺でお答えができればなというように思います。  それから、就労支援に対しまして、A型あるいはB型の事業所がございます。その辺の実態はいかがなものかなと、その辺も合わせてお尋ねいたします。  それともう一つは、行政はもちろん、議会も含めてではございますが、障害者の就労を推進、促進するためにも、障害者雇用、300人と明記しておりますが、300人が果たして適当かどうかというのはわかりませんが、今、本市の障害者、手帳を持っておられる方が人口の6.6%、これは9月現在で部長から答弁があったところなんですが、それに合わせていきますと、そのほかに発達障害等々もございますから、多く見ても2,500人の方は障害を持たれておるというように思っております。そういった状況の中で、どういうふうに推進をしていくかという問題で、できれば障害者300人雇用条例の制定というものも必要になってくるのではなかろうかなというように思います。その辺に対しての考え方をお示しをいただければと思っております。  以上、3項目を質問させていただきました。御答弁のほど、よろしくお願いいたします。 4 ◯議長(林 光和君) ただいまの16番榎日出男議員一般質問に対する執行部の答弁を求めます。 5 ◯市長池田一二三君) 防災の観点から、河川改修というものは必要なものであろうと考えております。  部長に詳しく答弁させます。 6 ◯建設部長(佐藤 努君) 1点目の河川の改修でございますが、本市が管理する河川、谷川の改修につきましては、災害復旧を除き、国、県の補助事業に該当しないことから、財源の確保が難しい状況にございます。しかし、防災対策の一環から、緊急性必要性など、総合的に判断して、優先順位の高い箇所から改修を行ってまいりたいと考えてございます。議員さん御指摘の小岸谷川の護岸が崩壊したり、それが影響して国道180号、杉岡建設の前の国道の下のところに土砂が堆積してるというのも認識をいたしておりますので、何らかの対応ができるように進めてまいりたいというふうに考えております。  それから、予算額のことも触れられたわけですが、毎年、本当に金額的には少ないものでございます。平成28年度がちょっと大きくて990万円、1,000万円弱で、大体700万円から1,000万円弱の事業費、本年度もある程度組んどるわけですが、それで全てが対応できるとは思っておりませんが、早急に危険箇所から対応していきたいということで、安全に対する認識度も言われて、市長が答弁をいたしましたが、そういうことを踏まえて、全体的なバランスを見ながら対応していきたいというふうに思っております。  以上でございます。 7 ◯議長(林 光和君) 再質問ございますか。榎日出男議員。 8 ◯16番(榎 日出男君) 御答弁をいただいたところなんですが、地域的にもそれぞれの箇所は十分調査あるいは認識をしていただいておるものと思いますが、しかし本当に優先度の高い順という部長の御答弁でございましたが、本当に危険性があるところ、まだまだいっぱいあります。職員も担当課も日にちをかけて調査をしておくべきじゃないかなと、私はそういうふうに思うんですが、要望があったから行くということも、今まではそういう状況であったというように思います。しかし、住民の方に対する、安心して暮らせる、そういったものが今本当に全国で求められておる状況ですから、本市にあってもその辺は事前に調査をして、それぞれの対応ができるような方向性をとるべきではないかなというように思います。  小岸谷というんですか、部長。この件については、上のほうへ行きますともう既に、家屋があって、その家屋の端くれに護岸的なものがあるんですけども、それも昔の石積みであって、大きくおなかが出とるような、今でも崩れそうなところもあるんです。やっぱりそこが崩れると家屋も損害がいきますし、先ほど申し述べたような状況に陥っていく、これはもう想定なんですが、そういった状況があるということは認識はしておられるとは思います。しかし、その対応というものを是が非でも早期に対応していただく方向がとれないものだろうかなということで、質問に上げさせていただきました。  今後の方向性も、部長答弁方向性も、詳細とまではいきませんが、大筋ではそういった方向性をもって対応するということでございますから、是非ともこの小岸谷については早期に改良、改修をする方向性で御検討いただければと思いますが、もう一度御答弁をいただければと思います。 9 ◯議長(林 光和君) ただいまの質問に対する答弁を求めます。 10 ◯建設部長(佐藤 努君) 小岸谷川につきましては、砂防堰堤の設置について、平成27年4月に要望書が提出されております。その関係で、現在、岡山県、新見市、地元代表、三者で、砂防堰堤ができないかっていうようなことの協議も進めているところです。その中で、流路工のつつける、護岸なんかもつついていけるかなという、県の事業でできないかなというようなことも含めて検討いたしておりますので、何らかの対応を進めてまいりたいというふうに考えております。  以上でございます。 11 ◯議長(林 光和君) 再質問ございますか。榎日出男議員。 12 ◯16番(榎 日出男君) そういった状況で、要望も出されておるようなという御答弁なんですが、この事業は治山事業でやられるんか、普通砂防事業でやられるんですか、どちらを認識すればいいんですか。ただ、治山事業で対応するんなら流路工はついてはきませんから、普通砂防でやっていただく方向なら何とか下流域に対しての護岸整備は、これは要望次第ではついてくる、県の事業としてやっていただける、そのように私は認識しております。どちらのその事業を想定されておられるかお尋ねします。 13 ◯議長(林 光和君) ただいまの質問に対する答弁を求めます。 14 ◯建設部長(佐藤 努君) 砂防の事業でやるように検討しております。 15 ◯議長(林 光和君) 再質問ございますか。榎日出男議員。 16 ◯16番(榎 日出男君) この件については、要望が出されておるということに対して本市でも積極的に後押しをして、早期にそういった事業が実現あるいは完成するように、再度、行政側後押しをしていただく、そういう方向性で事業の推進に努めていただければと思います。市長、お考えございますか。 17 ◯議長(林 光和君) ただいまの質問に対する答弁を求めます。 18 ◯市長池田一二三君) 事業化に向けて協議を進めてまいりたいと思います。 19 ◯議長(林 光和君) 再質問ございますか。(「次に」と16番榎君の声あり)  次に、2項目めの質問に対する答弁を求めます。 20 ◯選挙管理委員会事務局長(上山 晋君) 投票機会のための投票所への送迎ということでございますが、投票所からの距離につきましては個々の身体、年齢の状況や主観もありますので、一概に遠いかどうかの判断が難しく、送迎バスの運行につきましては大きな問題でありますので、現在のところ考えておりませんけれど、投票機会の確保ということは大変重要なことでございますので、今後、選挙管理委員会において研究してまいりたいというふうに考えております。  それから、2点目でございますが、車両による移動期日投票所ということで、これにつきましては島根県の浜田市が平成28年7月の参議院議員選挙で実施されておられますので、こういった事例も参考にしながら、送迎バスの運行と同様、今後研究してまいりたいというふうに考えております。  以上です。 21 ◯議長(林 光和君) 再質問ございますか。榎日出男議員。 22 ◯16番(榎 日出男君) ただいま御答弁をいただきました。  投票所の数を75から44に変更した、これの影響が非常に大きいわけですから、誰も頼んで、投票所を少なくしてくれと頼んだもんではない。行政側が、全国的に投票所の箇所を少のうしようと、経費の問題もいろいろ重ねありますから44カ所に設定されたわけで、有権者はどうなるんだろうかなと。先ほど述べたように、高齢になって5キロも10キロも歩いていけれない、ですからそういったものもやはりよくよく勘案して、できれば送迎をしてあげたら非常に助かるのじゃないかなと、私はそう思います。住民に何ら責任はないんです。市長、そうですね。ですから、こういったサービスサービスというんですか、投票する権利を持っておる市民、担保してあげないとこの問題は解消されていかない。昨年の12月25日の選挙、市長選のみでありましたけど、72%少々の投票率でございますから、いかにそういったものが影響してきておるんかなというように懸念をされますので、この問題に対しては、送迎の問題ですよ、送迎をしてあげることについて、市民一人一人の考えで投票できる、そういった状況をつくってさしあげるのも行政の役目じゃないんですか。もう一度答弁願います。 23 ◯議長(林 光和君) ただいまの質問に対する答弁を求めます。 24 ◯市長池田一二三君) 今後の状況を見ながら検討させてもらいたいと思います。 25 ◯議長(林 光和君) 再質問ございますか。榎日出男議員。 26 ◯16番(榎 日出男君) ここで幾らうまく、あるいはしゃべっても、市長のような答弁だったら次へ進むところまでいかないんです。今後の状況を見てと言いますが、市長、現にそういう実態があるんですから、それを、ほんなら4月の選挙にしてくれ言ようるんじゃないんです。じゃけん、もう衆議院もいつ解散があるかわかりません。そういったことも思うと、実態を早く把握して、そういった方向性がとれれば、私はそれ、願ったことはないと、このように思います。  どこでどういうふうに協議なされるんかな。もう全く協議しないんですか。その辺を、考え方をお示しいただければと思います。 27 ◯議長(林 光和君) ただいまの質問に対する答弁を求めます。 28 ◯市長池田一二三君) 先ほど答弁いたしましたように、状況を見ながら今後検討していきたいと思います。 29 ◯議長(林 光和君) 再質問ございますか。 30 ◯選挙管理委員会事務局長(上山 晋君) 高齢者の足の確保というのは非常に重要なことでございますので、選挙の問題などともからめまして、今後、選挙管理委員会におきまして議論して、いずれかの機会には結論を出したいというふうに考えております。  以上です。 31 ◯議長(林 光和君) 再質問ございますか。榎日出男議員。 32 ◯16番(榎 日出男君) 住民側に立った答弁をしていただかないと、明日にやれ、あさってにやれというような問題ではないですが、やはり検討されて、いつごろまでに検討されるんかなと、半年以内にはそういうこともやれるんですかと、その辺をお尋ねしょうる。ですから、検討材料に当たるんか、もう全く検討しないんか。検討するような答弁でございましたが、今日初めてこのことについて触れていきょうるわけですから、行政側も明日にあさってにそういうことは、そりゃあ無理な話でございますから、じゃけえ検討をしていただけるんか、検討するんならいつごろまでに検討されるんか、その辺についてもう一度答弁願います。  それと、2点目の車両による移動投票、期日前を含めて、これは浜田市でも施行されておりますので、その辺の実調査も、あるいは資料を送っていただいて、やはりそういった方向に持っていかないと、これから高齢者はますます増えてきます。戦後の22年、3年、4年、ここが85歳になるまでにまだ15年ほどございますが、そういう実態とあわせて、その移動投票も本当にどこまでできるか、先ほど答弁があったんですが、やはりこれも早急な課題じゃないですか。それを含めてもう一度答弁願います。 33 ◯議長(林 光和君) ただいまの質問に対する答弁を求めます。 34 ◯市長池田一二三君) 多くの方々に投票という権利を執行していただくということは大変重要なことであろうと考えております。そうした中で、今回、市議会議員の選挙があるわけでございますので、その状況を見させていただきまして、また他市の状況、あるいはいかに公平性を担保するかということが非常に大事であろうと考えておりますので、選管ともよく検討していただきまして、検討していきたいと思います。 35 ◯議長(林 光和君) 再質問ございますか。榎日出男議員。 36 ◯16番(榎 日出男君) 市長から、やや具体的な御答弁をいただきました。4月の選挙が云々でなしに、先ほど申し上げておりますように、もうそういう実態に成っておるんですから、そりゃあ選挙結果を見なきゃいかんというような御答弁ですが、それも含めてです、早急に検討をしていただくことを強く要請してこの項を終わります。 37 ◯議長(林 光和君) 次に、3項目めの質問に対する答弁を求めます。 38 ◯福祉部長(矢田貝 誠君) 3項目めでございますが、障害者の支援についてということでございます。  本市では、新見市障害者地域活動支援センターほほえみ広場にいみを拠点としまして、個々の状況に合わせた就労支援を行っているところでございます。昨年の7月には、同センター内に障害者就業・生活支援センター新見相談室が開設され、同センターと協力して障害者就労支援及び企業等からの障害者雇用の相談を行うなど、さらにきめ細やかな障害者雇用の支援を行っているところでございます。  29年度におきましても、引き続きほほえみ広場にいみを拠点に、新見市障害者自立支援協議会や障害者就業・生活支援センター新見相談室と連携を強化し、従来から実施しております障害者就職面接会や就労支援教室の開催等を行ってまいります。また、これまで以上に福祉フォーラムや広報紙など、あらゆる機会を捉えて障害者雇用に対する普及啓発を行うとともに、関係機関と協力して各企業などに直接出向き、障害者雇用への理解を深めていただくなど、障害者の就労環境と支援の充実を図ってまいります。  そのほかに少し細かい質問がございましたので、個々に回答させていただきたいというふうに思いますが、まず障害者や家族が安全に過ごすためにということでございますが、もちろん障害者地域活動支援センターを中心にいたしまして、各種障害者の方の生活支援の事業を実施しているところでございますし、それから家族の方に対しましてもレスパイト事業等を入れまして休暇をとっていただくと、そうした事業等にも取り組んでいるところでございます。  それから、巡回相談についてのお尋ねがございましたが、巡回相談につきましては27年度ぐらいからずっとやってるところでございまして、28年度につきましては、公立、市立を合わせまして13の園、認可外の保育所という意味でございますが、13の園で42回の相談会を実施したところでございます。  それから、相談所の成果はということで、障害者就業生活支援新見相談室が昨年の7月に開設をいたしておりますが、そちらはセンターへの登録者が、今、新見に在住されている方が16人いらっしゃいます。そうした方を中心といたしまして、それぞれのケースに合った相談業務を行うとともに、各企業等にも出ていただきまして、今いろいろな相談を行っていただいております。そうした中で、これまで大体毎週金曜日に相談業務ということで開設をいたしておりますが、1回ではなかなか十分ではないということで、最近では大体2回来ていただいて、そうした相談業務に対応しているところでございます。新年度からは、できれば定期的に2回というような形で、回数も増やしていきたいというふうに考えているところでございます。  それから、先ほどの巡回相談の件でございましたが、こちらも臨床心理士が巡回相談を行っておりますが、本年度からは周3回、臨床心理士に来ていただきまして、歩いていただいてるというような状況で、こちらも回数を増やしながら、皆様方の相談への対応をしているところでございます。  それから、A型、B型事業所の実態はということでございましたが、A型事業所は市内で2カ所が今実際に行っておられますし、B型事業所につきましては3カ所がされてるような状況でございますが、どちらも多くの方が通われて自立支援に向けてのいろいろな取り組みをされてるというような状況でございます。  それでは次に、2番目でございますが、条例の関係でございますけれども、本市では障害者の雇用の促進等に関する法律、新見市地域福祉計画及び新見市障がい福祉計画などに基づきまして、先ほど答弁させていただきましたように各関係機関とも連携して、障害者雇用に対する普及啓発や企業訪問、就労に向けての相談業務など、各種事業を通して障害をお持ちの方が一人でも多く就労に結びつくよう、条例の有無にかかわらず、引き続き積極的な取り組みを行ってまいりたいと、このように考えております。  以上です。 39 ◯議長(林 光和君) 再質問ございますか。榎日出男議員。 40 ◯16番(榎 日出男君) 部長から答弁をいただきました。  いろいろと細かい事業の展開もなされており、それなりに成果も出ておるという報告でございます。臨床心理士ですか、当初この心理士を派遣した初年度は週1回、今年度は週2回に上げたと、さらに次年度は3回に持っていこうと、ありがたい政策かなというように思います。これも市長以下それぞれ職員の努力かなというように受けとめます。  障害者やその家族というところでも答弁いただきまして、本当に積極的な方向に向いているんかなというように伺います。市長も議員当時は福祉に対しても毎回質問されております。いわばスペシャリストかなというように感じておるんですが、市長、この障害者問題をどう捉えて、どういうふうな形でこの事業を推進されるのか、思いがあれば答弁願います。 41 ◯議長(林 光和君) ただいまの質問に対する答弁を求めます。 42 ◯市長池田一二三君) お一人お一人が自立をして、安心して暮らしていけれる新見をつくっていく、そういうことが基本方針であろうと考えております。 43 ◯議長(林 光和君) 再質問ございますか。榎日出男議員。 44 ◯16番(榎 日出男君) 市長、先ほど述べたように、身体あるいは精神、知的、そしてプラスの発達障害者、発達障害の中でも学習的な障害があったり、あるいは機能的な問題があったり、いろいろ多岐にわたって発達障害がうたわれておる昨今ですから、やはりその辺を含めますと、先ほど申し上げましたように2,500人はいらっしゃるんじゃないかなということで、人口割にしますと2,500人ですから0.85%ですか、ぐらいの、人口割から見るとそのぐらいいらっしゃる、やっぱりそこら辺に市長の思いをぶつけて、こういう政策を展開するべきじゃないかなと、先ほど答弁があったんですが、もうちょっと詳しい答弁でないとここに立って質問しておる意味がないんです。ですから、先ほど私、スペシャリストと申し上げました。その辺があれば、思いが、せっかくの機会ですから市長の再答弁を求めます。 45 ◯議長(林 光和君) ただいまの質問に対する答弁を求めます。 46 ◯市長池田一二三君) 私も市内の実態を見てみますと、御高齢になられた親御さんが障害をお持ちのお子様と御一緒に生活をされている、自分亡き後、本当にこの子供がどのように今後生きていくのかな、そういう御心配のお声をたくさん聞いております。したがって、この新見の地で自立をして、また支えて、生活ができていかれるように頑張ってまいりたいと考えております。  以上でございます。 47 ◯議長(林 光和君) 再質問ございますか。榎日出男議員。 48 ◯16番(榎 日出男君) 最初からこういう答弁が欲しかったんですが、結果的に市長から御答弁をいただきました。障害者に対する思いも十分認識をしておられるように受けとめました。この問題は、決して、本市としても十分進めていただきたい、そのように思っております。  それともう一点、障害者の300人雇用の条例の制定、それにかわる本市の施策もある、そういうところで条例の制定までは至らないが、部長の答弁にございましたように、他の方向性あるいは方針、決まり事でその辺をカバーしておるんだと。なら、それをもうちょっと積極的に推進をしていただき、いわゆる市民の皆さんにどう御理解をいただくかという問題が先行されなければこの問題の解消にはつながっていかない、私は日々そう感じております。御存じのように、市長、親亡き後の、その残されたことを想定しますと、非常に先行き不透明な状況にあるのが障害者ですから、十分その辺を理解を、しっかりと理解していただいて、政策に反映していくように努めて、この場を通して要請をしておきたいと思いますので、対応方よろしくお願いを申し上げたい。  いろいろと、今日、3項目ほど通告させていただきました。それぞれのところで答弁もちょっと足らなかった点もございますが、今日、私がここに立って質問したことはやはり推進方を強く要請して、私の一般質問を終わります。 49 ◯議長(林 光和君) これをもちまして16番榎日出男議員一般質問を終わります。  次に、10番津島大孝議員の登壇を願います。10番津島大孝議員。               〔10番 津島大孝君 登壇〕 50 ◯10番(津島大孝君) 10番津島です。  まず最初に、この度、池田市長、御就任おめでとうございます。これからの大変な新見市のかじ取りを、力を発揮していただきたいなというふうに思っております。こうやって池田市長と質問を交わせるのは大変うれしく思っておりますので、これからも私の質問に対して明確な御答弁をお願いしたいと思います。  皆さんも御承知のとおり、もう合併しまして10年がたちました。合併当初のごたごたもある程度片づいてきておりますが、まだ片づいていない点があります。それは何かと言いますと、私が質問します、哲西地域のことでございます。当時の状況は、いろんな状況で、合併に向けての取り組みであったというふうに私も感じておりますが、10年もたったので、この辺である程度ごたごたを引きずるのはやめて、きれいに整理して、新しい新見市に向けて努力すべきじゃないかなというふうに考えております。このことは、一昨年の12月に質問した時点で、亡き石垣市長もその思いでおられたように、私との話の中でそういうふうに感じ取れましたので、その後を引き継いだ池田市長がどのように判断されるのかということで、質問をさせていただきます。  まず1項目めで、哲西のNPOきらめき広場に拠出した補助金についての市長のお考えをお尋ねいたします。  これは、8,000万円の補助金のうち、まず1点目に、いかほどあと残金が残っておるのかお示しいただきたいと思います。  2点目で、前回の質問のときに返還の要請も一つの方法だというふうに言われており、委員会の中で確認しましたところ、返還を要請していくような旨を答弁いただいております。石垣市長はその思いでおられましたが、池田市長におかれましてはどのような考えであるのかお尋ねいたします。  2項目めで、新見市立中央図書館がこの4月1日に開館されます。それに伴いまして、哲西図書館などの市内にある図書館の効率的な運営を行うべきではないかというふうに考えております。  まず1点目で、哲西図書館が今現在指定管理になっております。NPOきらめき広場に移管しております。これをもう中止して、中央図書館の分館として運営していくべきではないかというふうに私は考えておりますので、市長のお考えをお尋ねいたします。  3項目めで、新見市が100%出資しています哲西にある社会医療法人哲西会、牧水会、そして社会福祉法人の哲西福祉会は今後どのように考えておられるのかお尋ねいたします。  まず1点目で、これらの3法人は、これから新見市が導入します公会計におきまして連結決算の対象になるということは市長は認識しておられるでしょうか。  それと2点目で、合併から10年以上、つまり13年目にもうじき入ろうとしておりますので、これらの3法人に対する新見市の出資をなくして、3法人が独立していただきたい、するべきだというふうに考えております。このことに関しまして、市長のお考えをお尋ねいたします。  以上で最初の質問にさせていただきます。 51 ◯議長(林 光和君) ただいまの津島大孝議員の一般質問に対する執行部の答弁を求めます。 52 ◯総務部長(山本幸弘君) それではまず、1項目めの1点目でございますけれども、残額は幾らあるのかという御質問でございますけれども、哲西のNPOきらめき広場に拠出した補助金の残高についてでございますけれども、平成27年度末で1,989万円となっております。  それから、2点目でございますけれども、返還の要請はしたかどうかという御質問でございますけれども、NPOきらめき広場に拠出しました補助金に対します本市の対応状況についてでございますけれども、平成27年6月議会閉会後、NPOきらめき広場に対しまして、残金の自主返納について議会でもこういうやりとりをしてるという内容を伝えております。  また、今後につきましては、既にお伝えしていることから、自主的な判断により対応されることと考えております。市といたしましては、以上のような考えで対応したいと考えております。  以上でございます。
    53 ◯市長池田一二三君) 哲西のNPOきらめき広場に拠出した補助金についての考え方でございます。  前市長の考えを踏襲する方針でございます。 54 ◯議長(林 光和君) 再質問ございますか。津島大孝議員。 55 ◯10番(津島大孝君) 前市長の考え方を重要視して、継いでいかれるということですね。  ここにいらっしゃる皆さんは当時の状況を余りよく知らないので、ちょっと説明させていただきます。  NPOきらめき広場の立ち上げは、平成17年、合併直前の2月に設立をされておられます。その後、3月議会において補助金支払い要綱を作成しまして、8,000万円を3月に拠出されておられます。それは、8,000万円の根拠は何かということを確認してみましたら、1年間に800万円で10年、目安で8,000万円というふうに拠出されたというふうに、私は調べてそういうふうに確認しております。ただし、それは活動費でないと使えませんよと、物を買ったりとかいろんなことはできません、人件費だけですよという条件で拠出されております。  このことは、18年3月、6月、9月ですか、私、それからもう今は議員をやめておられます串馬議員が質問されました。その中で、いろんな状況の中でそちらの判断、執行部側の判断とすれば、合併したんだから余りごたごたするのもどうかというような思いの答弁しか返ってきておりません。それは何かといいますと、10年間という要綱、あるわけなんで、それを今すぐ返せというわけにはいかんですよというような判断じゃったと思います。ただ、補助金は単年度決算が基本ですので、残ったら返すというのが補助金なんです。よその町は出捐金で出しておられたと、出捐金で出しておられたから議員は何も言えずにそれで了承したわけです。ただ、哲西地域は不適切な、監査委員さんも言っておられますが、不適切な支出であるというふうに指摘をされとったわけです。だから、私がこうやって、10年もたったんで、やっぱしそれだったら気持ちよく返すべきではないんですかという思いで質問させていただいたんですが、なかなかそうはいかないようであります。  ここへ、NPOの事業報告の中に、資産の中に入っとんです、補助金も全部。これは26年度末、3,600万円ほど残金がありましたよね。その中で、繰越金、資産みたいなもんで、繰越金として3,934万円、26年度末である、要するに300万円は上乗せしておりますが、3,600万円はそのまま使いますよという意味です。27年度の決算で、3,010万円繰り越しするようにしとんです。今、ここ、2,000万円残金があるということで、1,000万円いろんな感じで蓄積したんかもわかりませんが、27年度でするようにもうしとるわけです。ということは、払う意思はないということです。それでいいのか悪いのかというのは、ここから先は議員の皆さんも含めて、市長も政治的な判断で、果たしてこれでいいのかと。  あげくの果てに、後で言いますが、この事務局長さんは旧町長さんです。当然、この中の運営費の中で事務的手数料、いろんな感じで当然報酬をもらっておられると僕は、普通考えます。このNPOは、哲西図書館を指定管理するために、最初、つくったようなもんです。ですから、指定管理をする館長さんとして、年間216万円の報酬を取られておられます。そういう現実をやはり直視して、是は是、非は非、これを判断すべきじゃないかなというふうに私は考えます。  今、市長は、今回初めて市長になられて、新しい気分で、オール新見といううたい文句でやられておられます。果たして、これからまたあと2点、3点言いますが、この現状をそのまま放置していいのかどうか、どうすべきかということを判断する時期に、不本意ながら来ているんではないかというふうに僕は思いますが、市長のお考えはどうですか。 56 ◯議長(林 光和君) ただいまの質問に対する答弁を求めます。 57 ◯市長池田一二三君) 先ほども答弁をいたしましたように、前市長の考え方を踏襲してまいります。  以上でございます。 58 ◯議長(林 光和君) 再質問ございますか。津島大孝議員。 59 ◯10番(津島大孝君) それはそれでいいんですが、やはり一番最初、設立時点で議決もされた当人ですので、まして最初の当初のときに御主人も監査で残っておられましたんですよね。だから、議会も町長さんも執行部も一緒になってやったんですから、もうぼちぼちけじめをつける時期に来たということだけは認識しとってください。そのことだけは伝えときます。  それでは、2項目めに移ってください。 60 ◯議長(林 光和君) 次に、2項目めの質問に対する答弁を求めます。 61 ◯教育部長(安藤暢重君) 市長へということでございますが、教育部から答弁をさせていただきます。  哲西図書館の分館化というようなことでございましたが、平成27年6月及び12月議会の一般質問で津島議員にお答えいたしましたとおり、哲西図書館の分館化とともに、他の支局の図書コーナーを含めて一体的で合理的な管理運営を図るべく検討しているところでございます。  以上でございます。 62 ◯議長(林 光和君) 再質問ございますか。津島大孝議員。 63 ◯10番(津島大孝君) 今まででしたら、石垣市長さんも部長さんも同じ考え方でおられたから、はい、わかりましたでいいんですが、今部長さんが答弁されました。市長としての考え方は、同じような考え方で言われるんですか。 64 ◯議長(林 光和君) 答弁を求めます。 65 ◯市長池田一二三君) 一体的で合理的な管理運営を図るべく検討しているところでございます。 66 ◯議長(林 光和君) 再質問ございますか。津島大孝議員。 67 ◯10番(津島大孝君) 参考までにお教えさせていただきたいと思います。  何でこんなことを僕が言うかといいますと、哲西図書館は当初、17年度で利用者数が1万7,830人おられました。翌年度、18年度で1万8,215人に少し膨れました。これがピークです。これからだんだんだんだん下がってきております。直近でいきますと、26年度末で1万2,306人になり、27年度末では1万1,805人、実に65%まで落ち込んだということです。それに対して、指定管理料は、17年、18年、1,430万円、24年度までは一千三百五、六十万円で推移しております。26年度以降からは、29年度の予算まで全部1,260万円、ほとんど一緒です。何の努力もせずに、増やすこともせずに、減るのを見ておりながら、何でそれだけの金をずっと払っていくのかと。それは何のためか、館長さんの報酬を捻出するために指定管理しとるとしか私には思えません。だから、やはりこれを機会に、ちょうど指定管理期間が30年3月31日で終わりますんで、29年度で終了しますので、それを機会にやはりもう指定管理はやめて、一体化で運営するというふうに決断をすべきじゃないかと私は思いますが、もう一遍お考えをお尋ねします。 68 ◯議長(林 光和君) 答弁を求めます。 69 ◯市長池田一二三君) 度々御答弁申し上げておりますけれども、一体的で合理的な管理運営をするためにはどうすればいいかということを今検討している最中でございます。 70 ◯議長(林 光和君) 再質問ございますか。津島大孝議員。 71 ◯10番(津島大孝君) 政治的な立場で判断するような目を持たれて、どうすべきかということはしっかりこれから考えていっていただきたいというふうに思いますので、次の項目に移ってください。 72 ◯議長(林 光和君) しばらく休憩をいたします。                             午前11時1分  休 憩          ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~                             午前11時15分  開 議 73 ◯議長(林 光和君) 休憩を終わり会議を再開いたします。  津島大孝議員の3項目めの質問に対する執行部の答弁を求めます。 74 ◯市長池田一二三君) 3項目めの1点目、哲西の3法人が連結決算の対象となることを市長は認識しているかという御質問でございました。  社会医療法人哲西会、医療法人牧水会、社会福祉法人哲西福祉会の3法人の決算は、国の基準に基づき、公会計において連結決算の対象となっており、このことを認識をいたしております。  続きまして、2点目、合併から10年以上が過ぎたので、市の出資金をなくして、3法人に独立してもらうべきではという質問の答弁でございます。  御指摘の3法人の独立についてでございますけれども、平成27年12月定例会においてお答えをしているとおり、社会医療法人哲西会と医療法人牧水会につきましては、現在、地域医療の一翼を担っていただいておりますので、直ちに独立させるということは考えておりません。  また、社会福祉法人哲西福祉会につきましては、ほかの社会福祉法人や公益法人などと同様に、指定管理財産の譲渡を含め、財務的な独立性を高める施策の実施を検討してまいりたいと考えております。  以上でございます。 75 ◯議長(林 光和君) 再質問ございますか。津島大孝議員。 76 ◯10番(津島大孝君) 認識されておるというふうに、公会計の連結決算に認識されておるということなんで、対応として、市長とすれば当然この3法人に対して行政指導もあり得るというふうに私は考えております。今までは、医療法人、社会福祉法人は議会はタッチできませんでしたが、これから連結決算になるということは議会のチェックの目が入るということですので、議員、私を含めて議員の皆さんがいろんな目で見られると思いますので、対応をきちっとされるように、これからは要請しておきます。  それから、3法人の独立ということで提案を、私、しました。今、市長は状況を見ながら、医療法人については現在地域医療を担っておるというふうに言われましたが、これは指定管理が32年3月31日じゃなかったかと思います。あと2年間ほどありますので、この間で方向づけをするのが必要じゃないかというふうに思います。  哲西会におきましては、私が27年12月、6月に質問したときに、26年度決算で6,764万円の人件費を拠出して、その中で役員報酬として2,018万円、医療報酬として2,451万円取っておられながら赤字決算をされておるのはいかがものかと、それはちょっとおかしいですよと、自分たちが取るものだけは取って赤字で決算する、それは自分のお金をつぎ込んでないからそういう思いで決算をしたんじゃないかと、私はそうとりました。それを聞いて、27年度決算はおもしろい状況が起きたんです。役員報酬が71万円、2,018万円あった役員報酬が71万円になった。医師報酬は消えたんです。医師報酬の欄は何も書いてないんです。人件費のところに6,139万円というふうに、ほかの職員の給料の中で医師報酬を出しとるようなんです。トータル6,210万円というお金を出しとんです。それは何かと言いますと、平成27年度5月7日に理事長さんが変わられたんです。それは御存じですか。旧哲西町長さんが理事長さんになられとんです。理事長さんというのは、普通、医療法人じゃったら医者がなるもんというふうに私らは認識するんですが、そうじゃあなしと、できないことはないですけどが、前町長さんが理事長になられて71万円という報酬をいただいとるわけです。私はそういうふうに解釈しました。ということは何かと言えば、過去からずっと現在に至るまで、ある方が自分たちのために、合併のごたごたの中で今までいい方向に方向づけをもってきたとしか判断できないんではないんですか。  だから、平成27年度末で1,548万円の経常利益を出しております。それは立派じゃと思いますで。累積実績の純資産も6,721万円まで膨れ上がっておるわけです。そうすれば、3,100万円の出資金を返しても3,600万円の運転資金が残っておるわけです。ということは、市から出資金を引き揚げて、市の介入をなくして、わざわざ市が面倒を見るようなことを法人に対してする必要はないというふうに考えますので、哲西会についてはやはり、市長、政治的判断でもう独立してくださいというふうに言ったほうがいいというふうに私は感じます。その辺の考えをお尋ねします。  もう一点、牧水会は平成26年度末で1,547万円の赤字を出しております。これは、出資金2,200万円を補填して運営しておるのが現実です。27年度末を見ますと、233万円の黒字を出されております。累積赤字が多少は減ったとしても、1,314万円の累積赤字になってますので、2,200万円の出資金から食べていかざるを得んのんです。これから先、状況を見て判断しますと、人口が減ってくる、例えば牧水会、歯科医さんがその場所でこれからやっていこう思うたら大変だと私は感じます。ですから、独立した法人で運営するんじゃなしと、歯科診療所に関しては直営で医者の報酬をきちっと出してあげてするほうが賢明だというふうに私は感じております。その辺の2つの医療法人について、32年3月31日までの指定管理期間においてどういうふうな方向性を出すかということをここでお答え願いたいと思います。 77 ◯議長(林 光和君) ただいまの質問に対する答弁を求めます。 78 ◯市長池田一二三君) 現時点で、このようにしますということは答弁はできません。現在は地域医療の一翼を担っていただいておりますので、直ちに独立させることは考えておりません。また、新しい公会計によりまして、状況がよくわかるようになるわけですから、また議会の皆様方にもしっかりと御判断いただければと思います。  以上でございます。 79 ◯議長(林 光和君) 再質問ございますか。津島大孝議員。 80 ◯10番(津島大孝君) 僕は、市長の考え方と僕の考えとは多少違うかもわかりませんが、全部引き揚げと、今地域医療を担ようるのに引き揚げというふうに僕は言ってないんです。そりゃあ、現在やっぱし長年蓄積した実績というものはあるわけですんで、信頼関係はできてきておりますんで、何ら、今の現状で新見市が引いて、その人らが運営したりしても住民の皆さんには一切迷惑はかけないというふうに私は感じますが。それは、市長は感じるかもわからないというふうにとられとるわけですね。それはどういうことですか。わざわざ直営診療所でしとけばいいものを、医療法人を立ち上げて、その中に理事長さん、理事長さんを含め理事として同じところへ2人入っとるわけです、いや、1人が同じ牧水会、哲西会に入っとるわけです。先ほど言いましたように、理事長になった、ほんで自分らでやっていく、それはいいです。そしたら、するべきことはして、自分らでするというふうに指導するのが市長じゃと思いますで、医師が変わるわけじゃないんですもん。その辺はどういうふうにお考えですか。 81 ◯議長(林 光和君) ただいまの質問に対する答弁を求めます。 82 ◯市長池田一二三君) 現在、地域医療を担っていただいております。医師確保という観点からも地域医療では大変重要なことであろうと考えております。そういう観点からもいたしまして、直ちに独立させる考えはございません。 83 ◯議長(林 光和君) 再質問ございますか。津島大孝議員。 84 ◯10番(津島大孝君) 医師確保が難しいというふうに言われましたが、亡き石垣市長はよく言われていました、わしだったら何ぼでも探してくるというて、そういうふうに言われておられました。法人にして、医師が確保できたんですか。その法人をそのまましておくということは、それはそれで結構なんですが、何でそれが新見市が介入せにゃあいけんのんですか。そこら辺の考え方です。市長からいえば、新見市が介入して、法人をそのまま存続させておらしたほうがいいというふうに考えて今の答弁はされたと思うんですが。 85 ◯議長(林 光和君) 答弁を求めます。 86 ◯市長池田一二三君) 指定管理期間が32年3月31日までございますので、今すぐ、相手方もあることでございますので、独立云々というようなお話をここですべきではないと考えておりますので、運営や地域への影響等も考察しながら、今後、あり方については考えてまいりたいと思います。  以上でございます。 87 ◯議長(林 光和君) 再質問ございますか。津島大孝議員。 88 ◯10番(津島大孝君) よき判断を、よき決断を期待しております。  哲西福祉会については、合併当初、17年度で純資産が2億1,100万円ありました。27年度決算で4億5,100万円、つまり2億4,000万円増えております。毎年、2,000万円少々の利益を出しておられますんで、6,000万円の出資金を、先ほど払い下げも含めてというような話もありましたが、出資金を引き揚げても何ら哲西福祉会の運営に、哲西荘の運営には問題はないというふうに思いますので、この指定管理は31年3月31日というふうに言いましたが、これに向けて独立さすようにしてあげるべきじゃというふうに私は思います。そのほうが法人も市の介入を受けるよりか動きが動きやすくなるというふうに私は判断しておりますんで、その辺についての考えをもう一度お尋ねします。 89 ◯議長(林 光和君) 答弁を求めます。 90 ◯市長池田一二三君) 先ほども御答弁を申し上げましたように、この社会福祉法人哲西福祉会につきましては、指定管理財産の譲渡を含めて財務的な独立性を高める施策の実施を検討してまいりたいと考えております。  また、出資金の返還をということでございましたけれども、このことにつきましては社会福祉法人制度による規制によりまして、この出資の目的を逸脱していない現状では法人からの返還義務はないものと判断をしております。  以上でございます。 91 ◯議長(林 光和君) 再質問ございますか。津島大孝議員。 92 ◯10番(津島大孝君) ということは、例えば出資金はもう差し上げますよって、極端に言えば手を引くという考え方でおられるということですか。それは、私はちょっとおかしいかなという気はしますが。 93 ◯議長(林 光和君) 答弁を求めます。 94 ◯市長池田一二三君) 先ほども言いましたように、社会福祉法人制度における規制、社会福祉法第47条の規定により答弁したところでございます。  以上でございます。 95 ◯議長(林 光和君) 再質問ございますか。津島大孝議員。 96 ◯10番(津島大孝君) 法的根拠で判断するんじゃったら、法的根拠だけでいいです、ええか悪いかの判断でしょう。それに政治的な判断というのはどう加わるんですか。 97 ◯議長(林 光和君) 答弁を求めます。 98 ◯市長池田一二三君) 基本的には、法的判断に基づいて行政を判断するものだと考えております。  以上でございます。 99 ◯議長(林 光和君) 再質問ございますか。津島大孝議員。 100 ◯10番(津島大孝君) 返還を要請しても違法性はないですよ。 101 ◯議長(林 光和君) 答弁を求めます。もう一遍、質問がちょっとようわからなんだ。津島大孝議員。 102 ◯10番(津島大孝君) 返還を求めても違法性はないですよというて言うてるん。 103 ◯議長(林 光和君) 答弁を求めます。 104 ◯市長池田一二三君) 度々考えを申し上げております。この社会福祉法人制度による規制によりまして、そのように判断をいたしております。  以上でございます。 105 ◯総務部長(山本幸弘君) 出資金の返還についてでございますけれども、これは法人の理事会で表決が必要になってまいりますので、そういった場合において目的を逸脱してない限りはどういった表決、議論になるかというところもございますので、仮に求めること自体が違法でないにしても、活動実態や今後の方針等も考えますとどういう表決になるかということについては別物だと考えますので、そこは御理解いただきたいと思います。  以上でございます。 106 ◯議長(林 光和君) 再質問ございますか。津島大孝議員。 107 ◯10番(津島大孝君) いろいろ言いましたが、どちらにしましても旧町が設立して、法人関係が自分らの出資をせずに全部運営してきとるわけです。そういうことを判断しますと、やはり適切な考え方で、正当な考え方でおってもらいたいと、私個人は思います。  市長は、社会福祉協議会のときの理事さん、評議員さんにも名を連ねておられますので、そういった意味合いでいろんな感じの状況というのはよく知っておられますんで、やはりいいことはいい、悪いことは悪い、ある程度の判断をされて、これからこの地域を導いていっていただかないと、個人的な私の考えになりますが、もう恐らく旧町長さんは80歳を超えたんじゃないかというふうに思われます。いつまでも元気でおられるのも結構なんですが、やはり後輩に譲るというような、ある程度の市長さんからの御助言もあってもいいもんではないかというふうに思っておりますんで、その辺も含めてこれから判断をしていただきたいというふうに申し添えておきますので、以上で質問を終わります。 108 ◯議長(林 光和君) これをもちまして津島大孝議員の一般質問を終わります。  次に、5番坂東義生議員の登壇を願います。5番坂東義生議員。               〔5番 坂東義生君 登壇〕 109 ◯5番(坂東義生君) 5番坂東義生です。  池田新市長になって初めての一般質問であります。また、私が新見市議会議員となってはや4年が経過いたしまして、今期最後の一般質問でもあります。  今議会では、市長が政策として打ち出した市政の見える化について、また選挙時の公約としていた中小企業振興基本条例の考え方について、そして安心して暮らせる中山間対策についての3項目を質問してまいります。先日の会派代表質問と重複する部分があると思いますけれども、お答えください。  まず1項目め、市政の見える化について質問いたします。  私が言うまでもなく、市の全ての事柄は市民のものであり、市民のための市役所であります。そのためには、市は個人情報や企業情報などを除く情報は市民に公表していく義務があると考えております。新見市では、日々様々な施策を実施しています。しかし、市民の皆さんにとって、本市が実施している施策の策定内容やその過程について知ることができる機会は、これまで決して多くはなかったと思います。行政は市民のためにあるということを基本にすれば、施策の概要やそれができたきっかけ、またその施策や計画がどこまで進んでいるかといったことを市民が知ることができるシステムをつくっていく必要があります。そのためには、あらゆる方面から見える化について検討を加え、市民目線に立った情報公開をしていかなければいけません。  まず1点目に、市長の政策である市政の見える化とは何か、市長は何をどのように見える化しようとしているのか、お尋ねいたします。  2点目に、見える化は具体的にどのような施策で進められるのでしょうか。先ほども申し上げましたが、行政情報を広く市民に知っていただくためには、具体的な方策を打ち出していく必要があります。何をどのように見える化していくのか、またそのためにはどのようなシステムを構築していくのかといったことを考えていく必要があります。当然、これには市民との協働が必要です。行政だけでこれらの仕組みを考えていくことは、行政主体となり、真に市民のための見える化になりにくいと思うからです。見える化の具体的な施策についてお示しください。
     3点目に、見える化の推進体制について質問いたします。  市民の誰もが知りたいときに容易に必要とする行政情報を得ることができるようにするためには、市が保有する行政情報を様々な方法により積極的に提供することが必要です。これにより、市民と市による情報共有が深まり、透明で開かれた市勢の発展が図れます。行政情報を見える化するためには、適切な時期に必要な情報を提供することが重要です。しかし、市民と市職員の間でその感覚にずれが生じることがあります。また、市の中でも部署ごとの取り組み状況に温度差が生じることがあります。こういったずれや温度差をなくするために、行政情報の見える化を推進していくための体制とルールをつくり、推進体制を整備する必要があると思いますが、市長のお考えをお聞きをいたします。  2項目めです。中小企業振興基本条例について質問いたします。  市長は、選挙公約の一つとして中小企業振興基本条例を制定し、市内企業の育成と発展を図っていくと述べられ、今議会での所信表明の中にも、産業振興を図るためには市内で大部分を占める中小企業を地域や市民の皆さんとともに守り、育て、支援していくことが必要であり、中小企業、小規模事業者の振興を図るため、条例などの制定を検討していきますとあります。私も、地域の経済や住民の暮らしをつくっているのは地域に根差しながら活動している中小企業家、小売業者、農家、協同組合、地域の金融機関であると考えています。それらの主体を育成し、発展させていく取り組みを市の施策としていくことで、地域内投資力が高まり、その投資の連鎖が地域で循環していける仕組みがあれば新しい仕事や所得が生み出され、雇用を創出し、自治体の税収源とも成っていきます。生活の基盤となる地域産業とその担い手である中小企業を初めとする経済主体の振興を図ること、これらを自治体と住民、企業、業者がしっかりと築いていくことが大切です。  1点目に、仮称ですが、中小企業振興基本条例の内容はどのようなものを考えているのかお示しください。  中小企業を振興する条例は、全国の自治体でその制定が進められており、現在では172市町村が制定されていると聞いています。振興条例は基本条例とも呼ばれており、行政や地域の基本的な考え方、姿勢や枠組みを示すもので、具体的なルールや数値を決めるものではありません。なぜ理念条例として制定をするのか、それは中小企業を大事にする地域として、行政、地域全体の姿勢を中・長期的に明示することができるなどのメリットがあるからです。いわば、新見市として中小企業の振興に関する宣言をするものです。どのような理念を持って条例制定をしていくのかお答えください。  2点目に、中小企業振興の具体的な計画についてお聞きいたします。  地域内中小企業の振興を図るためには、地域の個性に合った産業政策の構築が必要であり、地域内投資力を高める施策が必要となります。中小企業基本法では、地方自治体の責務として、地方公共団体は基本理念にのっとり、中小企業に対し、国との適切な役割分担を踏まえて、その地方公共団体の区域の自然的、経済的、社会的諸条件に応じた施策を策定し及び実施する責務を有するとあります。この責務という言葉は非常に重いものです。市は、しっかりとした施策や計画を立て、これを行っていかなければなりません。現在、中小企業者に対してどのような施策を展開しているのか、また今後はどのような計画をつくっていくのかお示しください。  3項目めに、安心して暮らせる中山間対策について質問いたします。  新見市に住む私たちの暮らしは、広がる山々の自然やそこで営まれる農業などの多面的機能によって守られ、助けられています。急速に進む過疎化と高齢化は、遊休農地の拡大や有害鳥獣の被害など、多くの問題を引き起こしています。また、近隣での助け合いや見守り、日常生活に欠かせない移動手段の確保が難しくなるなど、多くの課題があります。そのため、これらの地域における不便さへの対応や地域活力につながる対策への取り組みが必要です。人口減少と過疎、高齢化が深刻な問題となっている現在、中山間地域である本市は積極的な対策と対応を進めなければなりません。集落機能の維持を図り、住んでよかったと思える地域づくりのためにも、きめ細やかな政策が必要だと考えています。  1点目に、除雪が困難な独居老人宅の除雪対策についてお尋ねいたします。  今年2月10日から12日にかけて、強烈な寒波が西日本を覆い、鳥取市や智頭町などで車が立ち往生するなど、33年ぶりと言われる大雪の被害が発生をいたしました。これに先立って、1月23日から24日にかけて、新見市千屋では観測史上最高の86センチの積雪を記録しました。新見市内でも鉄道の運休やスリップによる車の事故が多発しましたが、家屋の被害や人命にかかわる事故がなかったのが幸いであったと思っております。市内の道路では車の立ち往生もなく、大雪の除雪にかかわられた市職員や除雪業者の方々の御苦労に敬意を表したいと思います。  しかし、過疎化と高齢化が進んだ集落では、国道や県道、市道までの間の私道の雪かきができない、庭先や軒下の除雪ができない状況となり、しばらくは外出もできなかったという方もいらっしゃったようです。特に、独居老人や高齢者の御夫婦だけの世帯では、降り積もった雪を除雪することはとても困難です。地域の方々が自主的にボランティアでそういった世帯の玄関先の雪かきをされたようですが、市の対策としてはどうしているのかお尋ねいたします。  2点目です。高齢者に対する買い物や通院の公共交通対策について質問いたします。  過疎と高齢化が進む中、特に限界集落と呼ばれている地域では買い物や通院するための交通手段が確保できない状況になってきています。自家用車に頼ってきた私たち中山間地域の生活手段は高齢化とともにできなくなり、また交通事故防止の観点から、運転に自信が持てなくなった人への運転免許証の自主返納を促すことも進められています。公共交通機関が整備されていない地域では、車を手放すことで暮らしの質が大幅に下がることもあり、買い物や通院に影響を与えるだけでなく、ひきこもりや認知症の進行などにもつながりかねません。このような様々な影響を考えると、民間バス路線や市営バス路線などのない地域での交通確保をしっかりと考えていかなければいけない状況です。これまでも、市は公共交通のあり方について新見市公共交通会議などで検討してきていますが、新しい足の確保に向けた施策を展開していく必要があります。  本議会に来年度の予算案が上程されており、新規事業として公共交通空白地有償運送支援事業が計上されていますが、この内容も含めて高齢者に対する買い物や通院の公共交通対策をどのようにしていくのか、お考えをお示しください。  3点目に、小規模多機能自治へのお考えをお聞きします。  私は、平成27年3月定例市議会の一般質問で、小規模多機能自治の取り組みを進めるべきではないかと質問をいたしました。そのとき、市からは、小規模多機能自治に取り組む考えはないとの答弁をされたところであります。市民との新しい協働を進められようとしている新市長となり、小規模自治への取り組みの考え方について再びお聞きをするものです。  小規模多機能自治とは、地域の中で様々な世代や活動が異なる組織が連携し補完し合うことで多様な活動を行う地域自主組織のことであり、地域にかかわる課題を地域で解決していくための住民自治のことです。この小規模多機能自治を進めることにより、地域自治組織と市が会話を積み重ねながら協働のまちづくりを推進していくものです。市と地域がそれぞれの長所を生かし補完し合うことで、地域課題を解決し、地域の振興、発展を図り、住みよい地域づくりを実践する仕組みです。協働という立場からも、住民主体の組織づくりを進めていくことは重要だと考えています。市のお考えをお示しください。  以上で1回目の質問を終わります。 110 ◯議長(林 光和君) ただいまの5番坂東義生議員の一般質問に対する執行部の答弁を求めます。 111 ◯市長池田一二三君) 1項目めの質問で、市政の見える化につきまして一括してお答えさせていただきたいと思います。  私が考えます市政の見える化とは、市民の皆様に積極的に情報を提供し、行政情報の共有を図ることであると考えております。  見える化の具体的な施策につきましては、これまでも公開可能な行政情報を市報やホームページ等を活用した方法で提供を行ってまいりました。今後も市政に対する理解を深めていただくために、市民の皆様の御意見も伺いながら、可能な限り情報発信を積極的に行ってまいりたいと考えております。  また、推進体制につきましては、市役所全体で推進していくことが必要であると考えておりますので、今後、統一的な考え方を検討していく必要があると考えております。  以上でございます。 112 ◯議長(林 光和君) 再質問ございますか。坂東義生議員。 113 ◯5番(坂東義生君) 具体的なものが示されておりません。見える化、市長が考えておられる見える化のもう少し具体的なお考えをお聞かせください。 114 ◯議長(林 光和君) 答弁を求めます。 115 ◯市長池田一二三君) 現在も情報公開条例に基づいていろいろな情報は出ているところでございます。しかしながら、ホームページ等で情報を見られる方は限られてまいります。多くの方からお聞きしますのは、そういった情報をわかりやすく知らせて欲しい、そういうお声をいただいております。そうした中で、今出ている情報をなるべくわかりやすく丁寧にお話をしていく、そういう機会をしっかり設けていきたいと思います。そうした中に課題が見つかり、そして情報を共有することが大事なことであろうと考えております。そういう中で、代表質問でもお答えさせていただきましたように、お出かけ市長室や市政懇談会、まちづくりの出前講座などを十分積極的に活用してまいりたいと考えております。  以上でございます。 116 ◯議長(林 光和君) 再質問ございませんか。坂東義生議員。 117 ◯5番(坂東義生君) 新見市は、今までICTというのを全国に率先して進めてこられました。その中で、ホームページを見る人が、特に御高齢の方はなかなか見れないと思うんですけれども、やはりネットワーク情報というのは市民の大部分の方が私は見られていると思います。一番周知しやすい、見える化をやりやすいというのは、ホームページの活用じゃないかというふうに考えているところでございます。  1点、小さいことになってまいりますけれども、せんだってこの私がこの質問を考えたときに、市のホームページを閲覧をいたしました。市長のこれまでの行動といいますか、市長の報告事項がないなというふうに、載ってないなというふうに思っておりましたけれども、昨日、改めて見ましたら載っておりました。少し載るのが遅いかなというふうには思ったんですが、市長活動アルバムということで、写真とともにこんなことをしましたというのが、代表的なものが載っております。これは以前に比べて一歩前進だというふうに思いますが、私は、見える化を進めるのであればもっと具体的な日々の市長の行動、何のためにどこに出張したのか、また誰がどんな要望で市長室を訪れたのかといったような細かいことまでを見える化していく必要が、まず市長からそれを率先すべきだと思いますけれども、どうお考えでしょうか。 118 ◯議長(林 光和君) ただいまの質問に対する答弁を求めます。 119 ◯市長池田一二三君) 市長の日程ということでございますが、細かいものまではできるかどうかわかりませんが、前向きに検討してまいりたいと考えております。  以上でございます。 120 ◯議長(林 光和君) 再質問ございますか。坂東義生議員。 121 ◯5番(坂東義生君) 是非やってください。他の市でも、これ、されておりますので、新見市ができないはずがございませんので、是非取り組んでいただきたいというふうに思います。  もう一点です。同僚議員が以前からこの本会議の場で市長の諸般の報告を、前市長のときですけれども、求めてこられました。それが実施されないままに来ております。議会、議員に知らしめるということは、市民に対しても知らしめることであります。テレビ報道を通じて市民の方がそれを知ることもできるわけですけれども、市長の諸般の報告というものについて、市長はどうお考えでしょうか。 122 ◯議長(林 光和君) 答弁を求めます。 123 ◯市長池田一二三君) 今、御提案をいただきました。今後、検討してまいりたいと考えております。  以上でございます。 124 ◯議長(林 光和君) 再質問ございますか。坂東義生議員。 125 ◯5番(坂東義生君) 1項目めの2点目に入ります。見える化の具体的な進め方についてであります。  市は、市報を通じて市民からの提案などを募集をされております。こういった手法での提案など、そして予算編成の過程の見える化、こういったものはお考えではないんでしょうか。 126 ◯議長(林 光和君) ただいまの質問に対する答弁を求めます。 127 ◯総務部長(山本幸弘君) 確かに、予算に関しましては最終的に決定したものをお示し、情報開示しておりますけれども、今のところ、例えば岡山市がやっております査定段階が終わって公表されとるような事例もございますけれども、本市の場合、現時点では査定時点の予算編成等を公表してみたいというような考えは今のところは持っておりません。今後、そういったことが必要となりましたら、また検討をしていきたいと考えております。  以上でございます。 128 ◯議長(林 光和君) 再質問ございますか。坂東義生議員。 129 ◯5番(坂東義生君) 見える化という言葉を使って今後の市政を進められようとしている、また協働ということで、市民とともに新見市をつくっていくんだという立場で市長が発信をされております。そういうことを考えると、今、先ほど市長が答えられたお出かけ市長室であるとか、それから市政懇談会であるとか出前講座であるとか、こういったことは通常、今までされてきたことなんですよね。踏み込んだ見える化を図っていかなければいけないというふうに私は考えております。先ほど、総務部長、御答弁されましたけれども、岡山市は予算の査定状況まで公表をしております。多少時間がかかるかもわかりませんけれども、是非そういった取り組みも強めていただきたいというふうに思うわけでございます。  もう一点、市は様々な補助金を交付をしております。市が支出する全ての補助金について、その目的や効果、補助金の算出根拠などの公表が私は必要だと思っています。市民が本当にこの補助金が適切なのかどうかという判断材料にもなるというふうに思っております。補助金を公表するということは、その目的や効果などを説明するとともに、補助事業者が情報を共有することで補助金の効果というのが一層高まるというふうにも考えておりますけれども、いかがでしょうか。 130 ◯議長(林 光和君) 答弁を求めます。 131 ◯総務部長(山本幸弘君) 現在、市報やホームページ等でどのような補助金があるのかは適宜お伝えしておりますし、補助金の交付目的、相手方、内容等は新見市補助金等交付規則に掲載しておりますが、補助金につきましては交付条件、個々の開示による見える化というよりもわかりやすい周知に努めたいと考えております。よって、これまでと同様、新規もしくは変更があった場合は市報やホームページでその都度お知らせいたします。皆様には当然周知してまいりたいと考えておりますが、今のところ個々の補助案件についての明細を公表する考えはございません。これにつきましては、補助金は適正に支出しているものであり、もしどうしても情報が御覧になりたい場合は新見市情報公開制度もございますので、そういった対応で十分可能かと思っておりますので、御理解をいただきたいと思います。  以上でございます。 132 ◯議長(林 光和君) 再質問ございますか。坂東義生議員。 133 ◯5番(坂東義生君) 市長、見える化ということです、冒頭で私、申し上げましたけれども、市が持っている情報というのは全て、個人情報とか企業情報を除くと全てのものが市民のものであるというふうに考えております。そういう立場からすると、やはり補助金、例ですけれども、補助金の算出根拠であるとか、その目的、また補助金を出す効果、そういったものまでを公表していかなければいけないというふうに私は考えております。いかがですか、市長。 134 ◯議長(林 光和君) 答弁を求めます。 135 ◯市長池田一二三君) はっきり数は覚えておりませんけれども、補助金は約1,500前後ぐらいあったんではないかと思いますので、それ、個々について全部その積算根拠を見える化するというのはなかなか困難なことであろうと考えておりますので、先ほど部長が答弁をいたしましたように対応をしてまいりたいと考えております。 136 ◯議長(林 光和君) 再質問ございますか。坂東義生議員。 137 ◯5番(坂東義生君) では、3点目に移ります。  見える化の推進体制についてでありますけれども、やはりきちっとした推進体制をつくっていかないと、見える化っていうのは具体的に進んでいかないというふうに思っております。検討されていくというふうに御説明をいただきましたけれども、見える化に対する市と市民の感覚のずれをなくする、それから市役所内組織の温度差をなくしていく、こういうためにも是非早急に推進体制をつくっていく必要があると思います。検討されると申しましたけれども、いつごろまでにこの体制についてどうしていくというお考えがあるんでしょうか。 138 ◯議長(林 光和君) 答弁を求めます。 139 ◯市長池田一二三君) 新年度に入りまして、新しい体制になったところでまた検討してまいりたいと考えておりますので、早い時期にそういった統一的な考え方を出していきたいと思います。  以上でございます。 140 ◯議長(林 光和君) 再質問ございますか。坂東義生議員。 141 ◯5番(坂東義生君) 早い時期がいつまでかというのを知りたかったんですけれども、例えば本年いっぱいとか本年度中とか、そういったお考えはありますか。 142 ◯議長(林 光和君) 答弁を求めます。 143 ◯市長池田一二三君) 今年度いっぱいということでは遅いと思いますので、新しい新年度体制になりましたら早急にそういった検討を始めてまいりたいと思います。その結果でございます。  以上でございます。 144 ◯議長(林 光和君) 再質問ございますか。(「次、お願いします」と5番坂東君の声あり)  しばらく休憩をいたします。                             午後0時1分  休 憩          ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~                             午後1時0分  開 議 145 ◯議長(林 光和君) 休憩を終わり会議を再開いたします。  坂東義生議員の2項目めの質問に対する執行部の答弁を求めます。 146 ◯産業部長(安達悦久君) 2項目め、中小企業振興基本条例についての1点目でございますけれども、まずお尋ねの基本条例はどのような内容かということと、それをどのような理念を持って策定をするのかという御質問でございました。お答え申し上げます。  代表質問でもお答えをしておりますとおり、中小企業振興条例の内容については、行政、中小企業、小規模事業者、関係団体の方々、そして市民の皆さんがそれぞれの立場でどのような行動をとれば地域経済の発展や市民生活の向上につながるのかという道筋を示すものになると考えております。  それから、どのような理念を持って策定するのかということでございますが、今後、条例制定の過程を通じて、本市の経済をどのようにしていくのかや産業振興のあり方、具体的な取り組みなどを行政だけでなく中心となる中小企業の方々を初めとする市民の皆様にしっかりとお考えをいただき、それを反映させることが重要であるという、そういう理念を持ってつくっていくべきだと考えております。  それから、2点目の中小企業振興の基本的な計画の具体的な計画はということで、お尋ねの中で現在の具体的な施策はどのようなものかということと、今後どのような計画をつくっていくのかというお尋ねでございました。  まず、現在の中小企業者の方々に対しての施策でございますけれども、中小企業向けの融資やそれに伴う利子補給、保証料補助などのほか、店舗改装や販路開拓を行う中小企業支援事業補助金制度や中小企業診断士による無料経営相談事業などを実施しております。また、国が設置、委託をしている岡山県よろず支援拠点の相談を、毎月、市役所で開催をし、市内事業者のサポートを行わさせていただいております。  今後の計画につきましてですが、制定された条例に基づいて、中小企業の振興をするためには何が必要であるかを具体的に検討することが重要であると考えております。現行事業の見直しや新事業を盛り込んだ実施計画の策定を検討してまいりたいと考えております。  以上でございます。 147 ◯議長(林 光和君) 市長の理念はという質問でございます。  答弁を求めます。 148 ◯市長池田一二三君) 条例の内容につきましては、部長が今答弁したとおりでございまして、行政、中小企業、小規模事業者、関係団体の方々、そして市民の皆様がそれぞれの立場でどのような行動をとれば地域経済の発展や市民生活の向上につながるかという道筋を示すものであり、その理念につきましては関係者の皆様方と、行政だけで決めるのではなく、これから協議をして、その中で考えていき、そのものを反映させるということでございます。  以上でございます。 149 ◯議長(林 光和君) 再質問ございますか。坂東義生議員。 150 ◯5番(坂東義生君) まず、その条例の制定時期というのは、いつごろを想定されていますでしょうか。 151 ◯議長(林 光和君) 答弁を求めます。 152 ◯産業部長(安達悦久君) 代表質問中にもお答えを申し上げましたが、この1月に商工会議所、商工会あるいは関係団体の方々、市長を交えて素案検討を行う勉強会を立ち上げてございます。この素案検討委員会の中で、そういうタイムスケジュールも決めていくものだと考えておりますが、先ほど申し上げました理念条例でございますので、あらゆる時代に対応できるものを、時間をかけて、少しながら時間をかけてやっていくべきだと考えております。策定時期につきましては、この素案検討委員会の中で答えが出てくるものと考えております。  以上でございます。 153 ◯議長(林 光和君) 再質問ございますか。坂東義生議員。 154 ◯5番(坂東義生君) 地方創生の中で、やはり地域が元気になっていくには中小企業の振興が不可欠だというふうに思っております。策定検討委員会の中で条例制定の時期を考えて、検討してもらうという答弁でありましたけれども、今や待ったなしの状況だと考えております。早急に条例制定に持っていけるように、市としても積極的な行動をお願いをしたいというふうに思います。  先ほどの答弁の中で、市民を入れた条例の検討をしていくんだというふうなことを言われました。やはり、それは非常に大切だというふうに思っております。地域産業の担い手である当事者、中小企業者や農家までも私は入れていただきたいと思うんですけれども、そういった地域産業の実態に合わせた条例づくりが必要であります。今までの新見市は、様々な計画策定の段階でコンサルタントへその計画書づくりをしてもらうという方法をとってまいりましたけれども、住民がそこで住み続けていけることができるかどうか、それから一人一人の住民が元気で活力のある暮らしができるかどうかといった観点での条例をつくるためには、やはりコンサルタントへの丸投げという形でなくて、市民のたくさんの意見を取り入れた条例ができますように期待を申し上げておきます。  次に、2点目の具体的な計画についてでありますけれども、これも先ほどの答弁の中で実施計画を策定していくというふうにありました。もちろん、具体的に進めていくためには計画づくりが必要でありますので、これも市民の意見を取り入れて十分細かな中小企業者、それから小規模事業者などの意思を取り入れた計画づくりができるように進めていただきたいと、また期待をしておきます。  1点、具体的なことをお聞きいたしますけれども、これは昨年6月の議会でも取り上げてまいりましたけれども、平成21年に新見の地方法務局がなくなりまして、登記情報等の証明が受けられなくなっております。往復2時間近くの時間を要して高梁の地方法務局まで、市内の業者の方は会社の法人の印鑑証明をとりにいっておられます。中小企業を支援するという観点から見れば、やはりこれは身近なところでそういった証明をとることができるようにしなければいけないというふうに考えております。昨年の6月の時点で、議会としても、登記情報の権限を市に移譲してくださいという意見書を提出しておりますが、加えて市も権限移譲について国に要望されておりますけれども、国からのその要望に対する返事というものはどのような返事が返ってきているのかお聞きいたします。 155 ◯議長(林 光和君) ただいまの質問に対する答弁を求めます。 156 ◯総務部長(山本幸弘君) 法務局の証明サービスセンターに関する御質問でございますけれども、御承知のとおり、本市はこれまで証明サービス事務の権限移譲について国に働きかけてまいりました。そして、昨年も内閣府に権限移譲を要望してまいりましたけれども、平成28年10月6日に、対応が困難であるという内閣府の回答を得ております。そういったことで、権限移譲につきましては大変厳しい状況となっております。
     以上でございます。 157 ◯議長(林 光和君) 再質問ございますか。坂東義生議員。 158 ◯5番(坂東義生君) 身近なところで法人の印鑑証明がとれないということは、国が今進めている地方創生に逆行するものでありますが、国から権限移譲はできないという返事がきているということでありますので、ここは中小企業振興のためにも、権限移譲でなくて、新見市において経費を負担しても市役所内に証明コーナーを設置してもいいんじゃないかというふうに思いますけれども、市長、いかがお考えですか。 159 ◯議長(林 光和君) 答弁を求めます。 160 ◯市長池田一二三君) 権限移譲の対応は困難であるというように回答をいただいておりますので、このことからこの法務局証明サービスセンターの設置につきましては、市民の皆様の要望もございますので、市民サービスの向上につながると認識しておりますので、市の負担による実施に向けた検討も必要と考えております。  以上でございます。 161 ◯議長(林 光和君) 再質問ございますか。坂東義生議員。 162 ◯5番(坂東義生君) 例えば市役所の中にこのコーナーを設置するにしても、国のいろんな条件があるというふうには認識をしておりますけれども、是非設置できるように、何度も言いますけれども、中小企業の振興という立場から積極的な対応を求めていただきたいと思うんですけれども、もう一度御答弁ください。 163 ◯議長(林 光和君) 答弁を求めます。 164 ◯市長池田一二三君) いろいろと調整する事項もございますので、前向きに検討してまいりたいと考えております。  以上でございます。 165 ◯議長(林 光和君) 再質問ございますか。(「次、お願いします」と5番坂東君の声あり)  次に、3項目めの質問に対する答弁を求めます。 166 ◯福祉部長(矢田貝 誠君) 3項目めでございますが、まず除雪のことでございます。  除雪につきましては、まずは家族、親族や除雪の事業者に依頼していただき、次に近隣の住民や地域組織での対応をお願いしているところでございます。しかしながら、そのような支援を受けることが困難で、除雪しなければ孤立するおそれがある独居高齢者宅につきましては、状況を判断した上で対応しているところでございます。  次に、2点目でございますけれども、高齢者に対する買い物や通院の公共交通対策でございますが、鉄道やバスといった公共交通は市民が自立した日常生活を送る上で必要な社会資本であると捉えており、これまでも買い物や医療機関への交通手段の充実を目的とした市街地循環バスら・くるっとや、エリア型デマンドバスを導入してきたところでございます。路線バスにつきましても、利用しやすい路線や時間帯に設定するなど、様々な対策を行ってきているところであり、今後も公共交通の維持確保が図られるよう、適切な対策を講じてまいりたいと考えております。  また、公共交通を補完する新たな輸送手段として、来年度、NPO法人等が公共交通空白地有償運送を行いやすくするために、その初期投資や運営経費の一部を補助する制度を設け、地域の実情に配慮したきめ細かい輸送サービスの構築を支援していきたいというふうに考えております。  以上です。 167 ◯議長(林 光和君) 3点目、市長。 168 ◯市長池田一二三君) 3項目めの3点目、小規模多機能自治の考えでございます。  地域の現状を見ますと、人口減少などの影響から自治会組織の構成員が少なくなり、自治会組織の維持が難しくなりつつあると考えております。提案の小規模多機能自治は、大字や小学校区の範囲など、これまでより少し広い範囲で複数の自治会組織及びあらゆる団体等により新たに組織を組織し、地域の実情及び課題に応じて、住民が主体となって様々な活動を行うもので、住民自治の取り組みと理解をしております。他の自治体では、水道検針業務を地域で受託するなど、財源を確保しながら様々な活動を展開している例もあると聞いております。本市でも、旧小学校区や大字単位での組織が高齢者への給食サービスや見守りなどに取り組んでいる地域も現在ございます。こうした組織を全市に展開することで住民による地域運営が進むことは、安心して暮らせる地域づくりの有効な手段の一つと考えられますので、各地域の実情等を踏まえ、今後研究をしてまいりたいと考えております。  以上でございます。 169 ◯議長(林 光和君) 再質問ございますか。坂東義生議員。 170 ◯5番(坂東義生君) まず、3項目めの1点目です。除雪の件であります。  先ほど、部長から、独居老人等で除雪が困難な場合に状況を判断して対応していくというふうにおっしゃられました。状況判断というのは、具体的にはどういうふうなことなんでしょうか。 171 ◯議長(林 光和君) 答弁を求めます。 172 ◯福祉部長(矢田貝 誠君) 1つは、今市でも要支援者の援護台帳をつくっておりますので、まず要支援者の援護台帳等に登録されているのかどうかなっていうふうなことがまず一番的にはあると思いますが、仮に登録されていない方でありましても、市道まで出てくるのに不便であるとか、これはもうどうしても出れない、それが生命等に非常に危険を及ぼすおそれがある、そうしたような状況等を見ながら判断をさせていただいているということでございます。 173 ◯議長(林 光和君) 再質問ございますか。坂東義生議員。 174 ◯5番(坂東義生君) それは市費で対応しているということなんでしょうか。 175 ◯議長(林 光和君) 答弁を求めます。 176 ◯福祉部長(矢田貝 誠君) 除雪につきましては、市が市道管理等の関係で除雪をしておりますが、そのときにあわせてそのような情報が入った場合にはお願いをして、今やってるという状況でございます。 177 ◯議長(林 光和君) 再質問ございますか。坂東義生議員。 178 ◯5番(坂東義生君) そこら辺は臨機応変にやっていただいているということで理解を申し上げます。  実は、平成29年度から県の中山間地域等活力創出応援事業というのが、28年度に比べて名前を変えて出てくるわけですけれども、その中に買い物移動支援とか高齢者の安否確認、そして雪かきなどの日常生活の不安解消に向けた取り組みに対する助成という制度がありますけれども、この活用っていうのは市ではできないんでしょうか。 179 ◯議長(林 光和君) ただいまの質問に対する答弁を求めます。 180 ◯福祉部長(矢田貝 誠君) 県が29年度から名称を変えて、多分内容も変わってくるんではないかというふうには思っておりますけれども、先ほど議員が言われましたように、中山間地域等活力創出応援事業という名称になっておりますが、この事業、まだ詳細が実はわかっておりません。特産品の開発、あるいは都市との交流とか、そうしたものも含めた総合的なものになるのではないかなと。それから、例えば除雪に係る人件費については、対応にならないだろうと、そうしたような情報等もいただいておりますが、内容等は今後きちっとしたものが出れば確認をさせていただきながら、使えるものであるならばまた検討してみたいというふうに思っております。  以上です。 181 ◯議長(林 光和君) 再質問ございますか。坂東義生議員。 182 ◯5番(坂東義生君) しっかりと内容を見られる必要はあると思うんですけれども、例えば雪かきに対する助成だけでは困難という場合は、県にも交渉、要望して、中山間地域のこういった実情があるわけですから、雪かきに対する県からの補助、助成というものも強く呼びかけて、要望していくことも必要じゃないかというふうに思っておりますので、今後の対応をお願いをしたいと思います。  冒頭申し上げましたけれども、屋根の下に積もった、落ちた雪が、雪かきができないという状況が生じておりまして、地元のボランティアの方々が一生懸命にそれを、無償で雪かきをされているという状況もあります。積雪の多い地域で、高齢者世帯や独居世帯などの雪かきを行う組織を市として立ち上げていくというふうな考えというのはできないんでしょうか。 183 ◯議長(林 光和君) 答弁を求めます。 184 ◯福祉部長(矢田貝 誠君) 基本的には、やはり自助の中でやっていただくのが一番だというふうに考えますし、また共助の中で、地域の中でそうした形のものに取り組んでいただきたいというふうに思っております。  以上です。 185 ◯議長(林 光和君) 再質問ございますか。坂東義生議員。 186 ◯5番(坂東義生君) そのボランティアに対して市が経費を出すということでなくて、組織というか、いざというときに、例えば防災組織のようなものです。雪かきができない世帯に対して支援する組織づくりというものを進めていってもいいんじゃないかというふうに思うんですけれども、いかがでしょうか。 187 ◯議長(林 光和君) 答弁を求めます。 188 ◯福祉部長(矢田貝 誠君) 地域の中で災害等の対応をするという形で、今、組織等ができてるところがもちろんございますので、そうした地域につきましてはそうしたことについても実際にやっていただけるのかどうか、そうしたことも含めながら今後の課題ではないかなというふうに思っております。  以上です。 189 ◯議長(林 光和君) 再質問ございますか。坂東義生議員。 190 ◯5番(坂東義生君) 次の公共交通についてであります。  山間地域の公共交通のあり方っていうのは、全国的にも大きな問題となっておりまして、様々な課題もあります。先ほどの答弁の中で、新たに始まる事業をNPOなどと連携して行うということですけれども、今、受け入れが想定できるNPOっていうのはあるんでしょうか。 191 ◯議長(林 光和君) 答弁を求めます。 192 ◯福祉部長(矢田貝 誠君) 既に立ち上がっているNPOの中ですぐにやられるというところはなかなかないかとは思うんですけれども、こうした話をしている中で、そうしたものを立ち上げながら地域の中で考えていきたいというような団体については幾らか聞いてる状況でございます。 193 ◯議長(林 光和君) 再質問ございますか。坂東義生議員。 194 ◯5番(坂東義生君) 是非多くのNPOの方々がこの取り組みに参加されることを願うわけですけれども、NPOの出方を待つだけではなかなか手が挙げられないと思います。積極的に呼びかけというのはされるんでしょうか。 195 ◯議長(林 光和君) 答弁を求めます。 196 ◯福祉部長(矢田貝 誠君) 積極的な働きかけというのは、もう既に現在あるNPOにもそうした事業について取り組んでいきますのでどうですかというお話ももちろんさせていただいておりますし、それから今、介護でも生活総合支援事業ということで4月から始まってまいりますが、そうした事業と一緒にこうした取り組みもしていただきたいというようなお話も各地域の中で、説明会等の中でもさせていただいておるというような状況でございます。 197 ◯議長(林 光和君) 再質問ございますか。坂東義生議員。 198 ◯5番(坂東義生君) 新見市は広い市域を持っておりまして、ほとんどが山間地域であります。そういった中で、この新しい公共交通空白地有償運送支援事業だけではカバーできないところがたくさん出てくると私は思っています。例えば、独居老人や65歳以上の方で免許証を変更された方、そういう方に対してタクシー利用の助成をするという方法などは考えられないでしょうか。 199 ◯議長(林 光和君) 答弁を求めます。 200 ◯福祉部長(矢田貝 誠君) 免許を返納される方が、今、高齢者の方でもたくさん増えておりますし、道路交通法の改正によりまして、75歳以上の方は認知等の関係の検査をしていただかなければならないというような状況になりまして、免許の返納をされる方っていうのは確かにどんどん増えてるという状況にあるんではないかというふうに思っております。  ただ、そうした免許返納をされた方のみにタクシー券を配付するということになりますと、もともと免許を持ってなくて、そうした交通についての不便をお持ちになってる方との間に幾らか不公平感も出るんではないんかなというようなことも思いますし、また今後のそうした助成をすることは継続的に実施していかなければならないというようなことがございますので、全体的に考えていかなければならないというふうには思っております。 201 ◯議長(林 光和君) 再質問ございますか。坂東義生議員。 202 ◯5番(坂東義生君) では、3点目に移ります。  小規模多機能自治、研究していくというふうな御答弁をいただきました。  今、小規模多機能自治推進ネットワーク会議というのが発足をしております。県内でも15市中14市が加入してまして、加入してないのは新見市だけです。今後の調査を、研究を進めるためにも、この会議に参加する必要があると思うんですけれども、いかがでしょうか。 203 ◯議長(林 光和君) 答弁を求めます。 204 ◯市長池田一二三君) 今おっしゃっていただきましたこの小規模多機能自治推進ネットワーク会議、本市も入って研究を重ねてまいりたいと考えております。  以上でございます。 205 ◯議長(林 光和君) 再質問ございますか。坂東義生議員。 206 ◯5番(坂東義生君) すばらしい新見市になりますように、市長を先頭にしっかりと取り組まれることを望みまして、今回の質問を終わります。 207 ◯議長(林 光和君) これをもちまして坂東義生議員の一般質問を終わります。  次に、2番小河俊文議員の登壇を願います。2番小河俊文議員。               〔2番 小河俊文君 登壇〕 208 ◯2番(小河俊文君) 2番小河です。  議長の許可をいただきましたので、3月定例会での私の一般質問を、中心市街地についてと新見公民館の移転整備についての2項目を通告順序に従って順次質問してまいります。池田新市長には、新見市に対する思いのたけをしっかりと話していただきたいと思いますし、執行部には明快で前向きな答弁を期待しています。  まず、1項目めに、中心市街地について市長にお尋ねをいたします。  2月末の時点で、新見市の人口が3万704人となり、目標とする3万人以上を割ってしまうのは時間の問題になってしまっている状況が続いています。人口が減っているから町に活気がなくなっているのか、または活気のない町だから人口が減っているのか、これは卵が先か鶏が先かというような話ですが、昔はよかった、毎日の会話の中でこのせりふを聞かない日はありません。  まず1点目に、現状の認識と活性化対策についてお尋ねいたします。  池田市長も新見に来られて30年近くになると思いますが、昔と比べて、また倉敷出身ということで外部からの目もお持ちだと思いますが、現在の新見の状況をどう捉えられているか、そしてこれから活性化に向けてどんな対策を考えているのかをお聞かせください。  次に、2点目に区画整理と都市型道路網の構築についてお尋ねします。  石垣前市長がお亡くなりになる直前の昨年10月26日に、御殿町センターにおいて、新たなまちづくりのための意見交換会がありました。御殿町センター周辺の町並みは、300年以上前に関の殿様によってつくられ、基本的にはその町並みが、道路が現在まで残されています。やはり現在の車社会には合わず、道幅は狭く、少し行けば家に突き当たり、かくかくと曲がりくねった道路網は機能的にも無駄が多く、また暮らしにくく、商売などにも不向きな感じがしますし、せっかく病院などがあり、ら・くるっとが通行してくれても、道幅の狭さに加え狭いT字路、十字路も多く、その上通学路と重なっているので、住民は大変な不安を感じています。意見交換会では、区画整理による都市機能を持った町並みや道路網の構築をやっていかねばならないという意見を市民側から提案しました。それに加え、水舟や小岸地区、また六軒丁から龍頭にかけて、幹線道路から一歩入ると多くの住宅があり、対向車を交わせないような狭い道路を車が行き来しているのが現実で、事故や災害のときに救急車両の通行にも支障を来すのではないかと多くの住民の方が心配をしています。せっかく高い都市計画税を負担しているのですから、一刻も早く時代にマッチした道路網の整備を望みますが、市長はどのような考えをお持ちかお聞かせください。  次に、3点目に新見駅のバリアフリーについてお尋ねをいたします。  先日の同僚議員も同じ質問をされましたし、過去幾度となくこの問題については多くの議員から質問され、また提案されてきた問題です。それだけ市民にとっては切実な問題なのではないでしょうか。御高齢の方に、何か問題はありませんかと尋ねると、ほとんど全員と言っていいほどの全ての方がこの問題を口にされます。昨今、高齢者による交通事故が全国的にも問題になっている中、公共交通の重要性はますます高まっていると思います。しかし、この状況では危険を承知で自家用車に乗り続けなければなりません。これまでも、そして先日の答弁でも、乗降客の数によりJR側が話し合いに応じないという内容でしたが、このままではどんどん減り続ける一方で、粘り強く交渉していっても絶対にこの話は進まないというふうに感じています。まずは、市費で簡易的なエレベーターをつけさせてもらい、乗降客を増やすことができれば、JR側も本格的な駅舎の改良の話し合いに乗ってきてくれるのではないでしょうか。市長のお考えをお聞かせください。  4点目に、ら・くるっとの運行範囲の拡大について質問いたします。  現在の運行ルートは、上市から石蟹までの範囲で循環されていますが、できれば唐松地区、そして下熊谷地区を運行ルートに入れてはいかがでしょうか。ら・くるっとは、市民の足として定着し、本当に多くの市民に喜ばれています。そうした中、なぜもう少し足を延ばしてくれないのかという話をよく耳にします。また、唐松は南小学校区、下熊谷は思誠学区になります。学校統廃合により学区が広く、保護者の送迎がないと休日なのに学校で仲のいい友達と家で遊ぶこともできない状態になっています。行動範囲が広がれば、子供たちの情操教育にも役立つと思います。市長のお考えをお聞かせください。  次に、2項目めとして、新見公民館の移転整備についてお尋ねします。  市長の施政方針にも明記されたように、新見中央図書館の開館により、現新見図書館を新たに新見公民館として改修整備することが決定いたしました。この事業決定には、現新見図書館の周辺の方たちはもとより、駅前や昭和町など、思誠学区の多くの人たちが本当に喜び、また期待をしています。  そこで、1点目の質問として、今後どのようなスケジュールで、いつごろの開館を目指しているのかをお示しください。  2点目に、駐車場について質問をいたします。  先日の駅前地区での市長との懇談会にも話が出たとお聞きしましたが、現図書館は駐車場が1階部分にありますが、台数も大変限られています。その対策は、現段階ではでのように考えておられるかをお尋ねして、1回目の質問を終わります。 209 ◯議長(林 光和君) ただいまの小河俊文議員の一般質問に対する執行部の答弁を求めます。 210 ◯市長池田一二三君) 1項目めの中心市街地について、現状の認識と活性化対策についてという質問に御答弁申し上げます。  高尾や新見、正田地域など、いわゆる中心市街地では早くから商業集積が進み、行政機関や医療機関なども集まっていたことから、にぎわいが感じられる地域であったと思っております。しかし、人口減少や消費者行動の変化などにより、商業機能が低下し、空き店舗が増加するなど、かつてのにぎわいが感じられない状況になっている地域もございます。非常に残念に感じておりますとともに、対策を講じる必要があると思っております。具体的には、今後、当該地域の方などと十分に意見交換をさせていただき、地区の将来像を描きながら必要な事業を進めていきたいと考えております。  昨年末には、新見市街地で地域の方とまちづくりについての協議を始めており、今後、他地域でもまちづくりに関した協議が進んでいくことを期待しているところでございます。  2点目の区画整理と都市型道路網の構築についてでございますが、中心市街地のまちづくりにつきましては新見市都市計画マスタープランで、市街地部を拡大するのではなく、既成の市街地内に都市機能をコンパクトに集約させ、子供や高齢者を含む全ての市民が暮らしやすいまちづくりを進めることといたしております。昨年10月末に小河議員もおっしゃられたように、前市長のもとで当該地域の新たなまちづくりのために意見交換会を開催いたしまして、地域の課題等について数多くの貴重な御意見をいただいております。まちづくりを考え、そして進めていくためには、行政、民間事業者及び地域住民が活発な議論を交わすとともに相互に連携をして、それぞれが主体的に取り組むことが重要であると考えております。今後もこうした御意見をいただく機会を設けるなど、この地域の実情に合った住環境の整備、交通環境の整備や防災対策を総合的に検討し、この地域のまちづくりに生かしていきたいと考えております。 211 ◯総務部長(山本幸弘君) 3点目の新見駅のバリアフリーについてでございます。  これは、昨日、石田議員の質問にも答弁したところでございますが、誤解があったらいけませんのでもう一度答弁させていただきますけれども、JRが交渉に乗らないということじゃなくって、要望してきております。昨日申し上げましたが、法がありますから、まず施設の設置者側がいろいろ対策をとっていかなくちゃいけないということで、従来からそういうことも含めて要望してきてるところでございますけれども、JRの整備の基準といたしまして32年度までは乗降客が3,000人以上おるところをまずやりましょうということですから、新見駅の場合はそれ以降、要するに優先順位がちょっと低くなってるというような状況が現状でございますので、昨日も答弁いたしましたけれども、そういったことを踏まえまして、少しでも早くしていただくように引き続き要望していくということになりますので、御理解いただきたいと思います。  以上でございます。 212 ◯議長(林 光和君) 4点目。
    213 ◯福祉部長(矢田貝 誠君) ら・くるっとの運行範囲の拡大でございますが、これにつきましてはこれまでも答弁させていただきましたように、このら・くるっとは周辺部の市民の方々が医療機関や商業施設などへ行くために、また市外からの観光客の方々が来られたときにその移動を容易にするために導入したものでございます。短時間で複数の施設を結ぶことによりその効果が発揮できるものと考えておりますので、運行範囲の拡大は今のところ考えておりません。 214 ◯議長(林 光和君) 再質問ございますか。小河俊文議員。 215 ◯2番(小河俊文君) 1点目の活性化対策について、現在のところはまだ明確な回答を持ってないということで、これからみんなで意見交換をしていくということをお聞きしましたが、市長は市長選のときに、これからは建物から人へということを何度も言われていました。私もキャッチコピーとして、まちづくりは人づくりだということを言っております。これから、やはりまちづくりをするためには、しっかりしたリーダーシップのとれる人材をしっかり育てていかないとというふうに思いますが、こういうことについて市長は、建物から人へという意味はどういう意味で言われたのかを教えていただければと思います。 216 ◯議長(林 光和君) 答弁を求めます。 217 ◯市長池田一二三君) 建物から人へということを選挙中、申し上げました。不要な建物は建てないということでございます。必要なものは建てていかなければなりません。また、人づくりにつきましては、これからの新見市を支えるに当たりまして、本当に将来を担っていただく方々に、そういった人材を育成をして支えていただくことは大変重要なことだと感じております。  以上でございます。 218 ◯議長(林 光和君) 再質問ございますか。小河俊文議員。 219 ◯2番(小河俊文君) 是非ともしっかりとしたリーダーシップのとれる人材育成については、しっかりと対策をしていっていただきたいというふうに思います。また、活性化対策の意見交換について、もう待ったなしの状況ですので、どのぐらいのあたりをめどにやっていくか、また1年後、2年後、そのあたりすぐにでも始めて、どういうスケジュールでやっていくのかがもしもわかれば、簡単なのでよろしいのでお答えいただければと思います。 220 ◯議長(林 光和君) ただいまの質問に対する答弁を求めます。 221 ◯市長池田一二三君) 前市長のもとで、当該地域の方々と地域づくりについて意見交換をされておられます。第2回目につきましては、早い時期にしたいというように思っております。よろしくお願いいたします。 222 ◯議長(林 光和君) 再質問ございますか。小河俊文議員。 223 ◯2番(小河俊文君) 是非とも早急な意見交換をよろしくお願いをいたします。  また、2点目につきまして、区画整理と都市型道路網の構築ということでありますが、大変、本当に危険な状況が続いているのがこのまちであります。それと、どうしても住みにくいということで、やはり人口減少の一端になっているんではないかと思いますので、是非ともこの辺も早急に意見交換の中で行っていただければというふうに思います。  そして、3点目の新見駅のバリアフリーについてでありますが、先ほど総務部長から答弁がありましたように、1日の乗降客が3,000人、これをめどにやっていくという、優先順位をつけるということなんですが、この3,000人という目標について、市として、この目標を達成するために何かこれまでやってこられたことがあれば教えていただきたいし、またこういうことについては別に人数を増やすための対策は何もとらなかったのでしょうか。その辺を教えてください。 224 ◯議長(林 光和君) ただいまの質問に対する答弁を求めます。 225 ◯総務部長(山本幸弘君) 大変難しい御質問をいただきましたけれども、ここで言う、JRさんが言う3,000人というのはあくまでも整備をするための基準、JR西日本管轄下にあります各駅を順次していくわけですけれども、その内部基準をつくってるということでございますので、JRさんの基準に合わせて何か活動をしてきたかと、利用促進の活動をしてきたかということになれば具体的にはいたしておりませんけれども、総じてJRの、公共交通の利用という意味では、バスも含めましてですけれども、利用しましょうというような流れで広報とかはしてまいりましたけれども、それから駅前に駐車場を整備いたしておりますので、パーク・アンド・ライドといいますか、そういったこともやりやすくなったかなというふうには思ってるんですけれども、ただこういう車社会になりまして、JRの利用自体が少なくなる中で、抜本的な利用対策というのは現状では非常に難しいと理解しておりますので、バリアフリーの対応につきましてはやはり少しでも早くしていただくというようなことをお願いするしかないと思っております。  それから、現状でもJRさん、新見駅では申し出がございますと駅員が介助してホームまで、行き来については支援をされておりますので、そういったことも遠慮なく、逆に申しつけていただければ対応していただけるというふうに考えております。  そういったことで、バリアフリーについては非常に大事な問題だとは思っておりますけれども、市が直接的にやっていくということになりますと、法の関係もございまして、石田議員の答弁にもいたしましたけれども、その後の管理はどうするとか、それから工事費は本当に幾らになるのかとかといったことまでまだ検討できておりませんし、そういったことを考えるとやはり一義的にはJRさんに対応していただくのが本来の形であるというふうに考えておりますので、今後もそういった対応をさせていただきたいと思います。  以上でございます。 226 ◯議長(林 光和君) 再質問ございますか。小河俊文議員。 227 ◯2番(小河俊文君) JR側に委ねるしかないという御答弁でございました。  是非とも、やはり新見駅というのは北から南に向かって伯備線が通り、また西の方面には芸備線、そして東の方面には姫新線と、ハブ的な要素のある駅だというふうに昔から認識して、やはり人の集まるべきところだという、そういう駅というふうに私は昔から思っていました。その駅が、今の状態はやはりいかがなものかなというふうに、これはしっかり感じます。できれば、JR側に委ねていることなく、市としても乗降客を増やすための対策というのをこれから考えていっていただければというふうに思います。  先日、同僚議員が、池田市長に対しまして、マイカー通勤をしたらどうかというような意見が、提案がありましたが、私としては、マイカーというのは危険なこともありますが、公共交通機関である、池田市長なら芸備線を使って、新見駅から公用車で送ってもらうと、そういう形で市長自らがまず率先してやっていただければと思いますが、市長、その辺はどうお考えでしょうか。 228 ◯議長(林 光和君) 答弁を求めます。 229 ◯市長池田一二三君) 初日の日にも御答弁申し上げましたけれども、いろんな観点から総合的に判断をしたいと思います。 230 ◯議長(林 光和君) 再質問ございますか。小河俊文議員。 231 ◯2番(小河俊文君) 是非ともいい結果が出るように、しっかりと対応していただきますように、よろしくお願いをいたします。  次に、4点目のら・くるっとの運行範囲拡大についてでありますが、どうしても市内循環のために、周りの方が来られたら、そのための利便性だということは重々承知していますが、やはり唐松地区の方は、どうして石蟹まで来て、同じ中心の市街地だと思っているのにここまで来てくれないのかというような気持ちを持たれてる方は大変たくさんおるように思いますし、下熊谷にいたしましても、先ほど話しましたように学区が思誠学区、その中でみんなが、子供たちが行き来できるというようなことも是非考えていっていただいて、これからの運行範囲の拡大について、もうちょっと考えていただければというふうに思います。  2項目め、お願いします。 232 ◯議長(林 光和君) 次に、2項目めの質問に対する答弁を求めます。 233 ◯教育部長(安藤暢重君) それでは2項目め、1点目の新見公民館の現新見図書館への移転整備のスケジュールでございますが、平成29年度の早い時期に実施設計を行い、年度内には工事を完了、移転したいというように考えております。  次に、2点目の駐車場につきましてですが、現図書館の1階部分には12台、旧市民会館前に約6台、城山体育館の駐車場に約40台の駐車スペースがあるため、これらの利用を考えております。将来的には、御殿町一帯のまちづくりの中で検討していきたいというように考えております。  以上でございます。 234 ◯議長(林 光和君) 再質問ございますか。小河俊文議員。 235 ◯2番(小河俊文君) 29年度中ということで、皆さん心待ちにしているので、是非とも工期が遅れることのないよう、しっかりとした設計をしていただければというふうに思います。  2点目の駐車場の問題についてですが、城山体育館の前の駐車場が40台あるということなんですけど、ここに一般の方が物すごたくさん車を、ふだんから置かれてるような気がしておりますが、その辺については何か、もしも使うようになったら対応をしていただけるのでしょうか。 236 ◯議長(林 光和君) ただいまの質問に対する答弁を求めます。 237 ◯教育部長(安藤暢重君) 利用実態につきましては、また改めて調査等も、必要になればしていきたいというように考えております。  以上です。 238 ◯議長(林 光和君) 再質問ございますか。小河俊文議員。 239 ◯2番(小河俊文君) 是非ともしっかり利用実態を調査していただきまして、これはでき上がって以降のことだと思いますが、しっかりした対応をしていただきたいというふうに思います。  新見公民館の現図書館への移転整備は、思誠学区の多くの住民の方が心待ちにしています。使用する住民の声をしっかり取り入れて、充実した内容にしていただくのはもちろんですが、スケジュールにとらわれず一刻も早い開館を目指していただきますよう、お願いいたします。  また、駐車場につきましても、新しい公民館には団体活動室や生涯学習センターの一部も移転してくると聞いています。そうなれば、利用者は思誠学区だけではなく市内全域の方が集まってくると思いますので、当然自家用車での来館は多くなるというふうに予想されます。利用状況を見ながらのことになるとは思いますが、現在使用していない城山体育館下の駐車場を使用できるように整備していただけないでしょうか。これについては、公民館利用者だけではなく、御殿町周辺で開催されるイベントなどの駐車場不足の解消にもつながることと思います。ここで提案をしておくので、前向きな御検討をお願いいたします。  最後になりますが、私の持論として、中心市街地の再生こそが新見市全体の再生だと考えます。中心市街地が楽しい町でないと、若者の流出に歯どめがかからないし、新見を離れた私たちの子供たちや孫たちがたまに帰省しようと思っても、新見に帰っても何もないし楽しくないから余り帰りたくないということになっているような状況です。池田新市長には、中心市街地活性化のために、また楽しいまち新見を目指して、しっかりとリーダーシップをとっていただけることを期待して、今定例会での私の一般質問を終わります。ありがとうございました。 240 ◯議長(林 光和君) これをもちまして2番小河俊文議員の一般質問を終わります。  お諮りいたします。  本日の一般質問はこれで打ち切りたいと存じますが、これに御異議ございませんか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 241 ◯議長(林 光和君) 御異議なしと認めます。よって、本日の一般質問はこれで打ち切ります。  次に、明7日の本会議は午前10時に開きます。  以上で本日の日程は終了いたしました。本日はこれにて散会いたします。                             午後1時52分  散 会 新見市議会 Copyright (C) NIIMI CITY Council, All rights reserved....