45
◯議長(林
光和君) 次に、
条例第1号について、
羽場純三議員から
会議規則第101条第2項の
規定により、少数意見
報告書が提出されておりますので少数意見の
報告を求めます。15番
羽場純三議員。
46 ◯15番(
羽場純三君) 少数意見の
報告を申し上げます。
平成29年1月24日、
新見市議会議長林光和殿。
報告者、
新見市議会総務産建
常任委員会委員
羽場純三。
賛成者、
新見市議会総務産建
常任委員会委員石田實。
平成29年1月24日開催の総務産建
常任委員会において留保した少数意見を下記のとおり、
会議規則第101条第2項の
規定により
報告いたします。
1、
議案番号及び件名、
条例第1
号新見市議会の
議員及び
新見市長の
選挙における
電磁的記録式投票機による
投票に関する
条例の一部を
改正する
条例。
2、意見の
要旨、
新見市議会の
議員及び
新見市長の
選挙における
電磁的記録式投票機による
投票に関する
条例の一部を
改正する
条例に
賛成することは、昨年の
平成28年3月定例
議会においての
一般会計予算案に
賛成した立場として
矛盾を抱えますので、今回の
改正案に反対いたします。御
賛同のほどよろしく
お願いいたします。
47
◯議長(林
光和君) これより総務産建常任
委員長に対する
質疑を行います。
委員長に
登壇を願います。9番藤澤正則
委員長。
総務産建常任
委員長に対し、御
質疑はございませんか。──ないようですから次に、少数意見の
報告に対する
質疑を行います。
羽場純三議員の
登壇を願います。
少数意見の
報告に対する御
質疑はございませんか。──ないようですから総務産建常任
委員長の
報告並びに少数意見の
報告及び
質疑を終わります。
これより討論に入ります。
まず、
委員長報告に反対者の発言から許します。4番石田實
議員。
48 ◯4番(石田 實君) 反対の立場から討論をさせていただきます。
振り返りますと
平成14年6月です、全国初の
電子投票を実施いたしました。その当時を思いますと、全国各地からマスコミ
関係、本当に多くの取材が訪れられました。そして、交通機関、旅館、ホテル、そして
電子投票弁当、まんじゅうも発売をされまして、
経済効果もあったようにも思います。
私が一番思いますのは、前
石垣市長のいわゆる情報文化都市にいみの第一歩であったんじゃないかと思います。その後、ラストワンマイル事業、ICTを活用した教育の推進をしてまいりました。何はともあれ、そのためには大きな財源が必要だったわけでございます。そして、優位な財源確保に、国と大きなパイプにこの事業が大きくつながった事業ではないかと思っております。そういう中で、
先ほどの
質問におきましては、負の
答弁が続いたように思いますけれども、それ以上のものを得ておるんではないかと私は思っております。
市長の
急逝によりまして、ここですぐ
電子投票がなくなるのは余りにも私自身さみしい気持ちでいっぱいでございます。どうか22年間の功績を考えていただきまして、今回は
電子投票でして、後の4年間でじっくり
検証していただきまして、考えていただきたいということで反対の立場をとらせていただきます。
49
◯議長(林
光和君) ほかに
委員長報告に反対者の討論はございませんか。──ないようですから次に、
委員長報告に
賛成者の発言を許します。12番
橋本亨子議員。
50 ◯12番(橋本亨子君) ただいま反対の討論がございましたので、
賛成の立場で少し討論しておきたいというふうに思います。
条例第1号
新見市議会議員及び
新見市長の
選挙における
電磁的記録式投票機による
投票に関する
条例の一部を
改正する
条例についてでございますが、この
電子投票を当初実施したときの状況、
先ほど反対討論の中で石田同僚
議員からいろいろお話がございましたが、全国初の実施ということで、
新見市で実施したものの一定の
効果というのは本当に大きいものがあったというふうにも認識をしているところでございます。
しかしながら、これがなかなか全国に広がらないという状況があり、また国政
選挙での導入もなかなか国が踏み切らないというような状況もあったりする中、全国的にも
費用対
効果から考えて多額の
経費がかかるということから、
執行部提案とか
議会側からの提案とかいろんな形でございますが、
条例を休止、廃止するというそういうところもあり、取りやめるところが次々と出ているというような状況もあり、本当に残念なことではあると思うんですけれども、そうした中、有権者である
市民の意識がどういうふうになっているかということも重視しなければならないということだと思いますが、私どもこの間、
市民の皆さんからいろんなお声をお聞きをしてまいりましたが、昨年は参議院
選挙や知事
選挙などが行われ、
自書式で実施をされました。不都合を言われる声は本当にないわけで、
市民からその国政
選挙や知事
選挙で、なぜ
電子投票が実施できないのかと、そのほうがいいんじゃないかというような声というのは本当に聞いていないんです。それとまた、この間、私どもが取り組んだアンケートの中でも
機器の安全性への疑問の声、そしてまた
費用対
効果がどうなのかということからこの
電子投票もしっかり
検証するべきではないかということで、やめてもいいんじゃないかという声というのはたくさんいただきました。
そういう中で、冒頭の
質疑の中で、
議案が提案されての
質疑の中でも
費用対
効果の話がございましたが、
電子投票を実施した場合、そして
自書式を実施した場合との
費用対
効果での差額が約3,600万円、
電子投票が多くかかるというような状況でございます。そして、直近に実施した
電子投票によります特別交付税の算入というのも、私、調査をいたしましたが、約1,000万円入っているわけです。しかし、そういうことから差し引いても、2,600万円もの多額の
経費を要するということにもなっているわけです。そういうことで、
平成28年度の当初
予算においても
電子投票の実施はするべきではないということから
異議も唱えてきたところでございまして、今回の
市長のこの
条例の提案について、御英断をされたというふうにも評価をするところでありまして、そういう点からこの
条例の
改正案に対しては
賛成をするものであります。御
賛同のほどよろしく
お願いをいたします。
以上で終わります。
51
◯議長(林
光和君) ほかに
委員長報告に
賛成者の討論はございませんか。──ないようですから討論を終結いたします。
これより採決に入ります。
お諮りいたします。ただいま
議題となっております案件のうち、
予算第1
号平成28年度
新見市
一般会計補正予算(第5号)については、
委員長の
報告のとおり決するに御
異議ございませんか。
〔「
異議なし」と呼ぶ者あり〕
52
◯議長(林
光和君) 御
異議なしと認めます。よって、
予算第1号については
委員長の
報告のとおり
決定されました。
これより
条例第1
号新見市議会の
議員及び
新見市長の
選挙における
電磁的記録式投票機による
投票に関する
条例の一部を
改正する
条例について起立により採決いたします。なお、起立しない場合は否とみなします。
条例第1号については
委員長の
報告は原案可決であります。原案のとおり決するに
賛成の
議員の起立を求めます。
〔
賛成者起立〕
53
◯議長(林
光和君) 起立多数と認めます。よって、
条例第1号は原案のとおり
決定されました。
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54
◯議長(林
光和君) 以上をもちまして今
臨時会に付議されました
議案を議了いたしましたので、閉議いたします。
午後0時16分 閉 議
55
◯議長(林
光和君) この際、
市長から御挨拶がございます。
市長。
〔
市長 池田一二三君
登壇〕
56
◯市長(
池田一二三君)
条例第1号、
予算第1号、慎重に御
審査いただきまして、まことにありがとうございました。各
議員におかれましては寒さが厳しい折、お体に気をつけていただきたいと思います。そして、2月11日にとり行われます
石垣正夫前
新見市長お別れの会に御出席を賜りますようよろしく
お願いを申し上げます。
以上でお礼の言葉とさせていただきます。ありがとうございました。
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57
◯議長(林
光和君) 今回、第1回
臨時市議会を開会いたしましたところ、皆さんには御熱心に御
審議を賜りありがとうございました。
これをもちまして
平成29年第1回
臨時市議会を閉会いたします。
午後0時17分 閉 会
この
会議録の記録は真正であることを保証するため、
地方自治法第123条第2項の
規定によりここに署名する。
新見市議会議長 林 光 和
新見市議会議員 津 島 大 孝
同 上 橋 本 亨 子
新見市議会
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