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  1. 新見市議会 2016-09-01
    平成28年9月定例会(第3号) 本文


    取得元: 新見市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-09-14
    2016年09月12日:平成28年9月定例会(第3号) 本文 ▼最初のヒット個所へ(全 0 ヒット) 1                             午前10時0分  開 議 ◯議長(林 光和君) 皆さん御苦労さまでございます。  ただいまの出席17名でございます。これより本日の会議を開きます。  本日の議事日程(第3号)は、一般質問のみのため、配付を省略しておりますので御了承願います。          ──────────────────────── 日程第1  一般質問 2 ◯議長(林 光和君) 日程第1に入ります。  先日に引き続き、一般質問を行います。  まず、1番宮本英基議員の登壇を願います。1番宮本英基議員。               〔1番 宮本英基君 登壇〕 3 ◯1番(宮本英基君) 1番宮本英基です。皆さんおはようございます。  議長のお許しをいただきましたので、平成28年9月定例会2日目、最初の質問者として通告に従いまして2項目、一般質問をさせていただきます。また、パネルの持ち込みにつきまして議長の許可をいただいております。  1項目め、電子マネー利用拡大について、2項目め、小・中学校普通教室へのエアコンの設置について質問をいたします。  1項目め、電子マネー利用拡大について。  1点目、新見駅に交通系電子マネーICOCA)設置に伴う導入の経過について質問をさせていただきます。  本年6月議会でICOCA電子マネーを新見駅に設置するよう強く要望を求めたところでございますが、執行部の敏速な対応で12月から新見駅にICOCA電子マネーが利用できるようになりました。このことに対し、執行部、そしてJR西日本など関係者の皆様の御尽力に感謝いたしております。  このICOCA電子マネーですが、JRの販売で切符を買わなくても支払いができるカードです。首都圏などでは、私鉄、地下鉄、バスなど、ビジネスマンにとって最も重宝な交通カードと言えます。駅の自動改札口にタッチするだけで、乗車口の運賃を自動的に精算することができるカードでございます。  本年6月議会で、ICOCA電子マネーを新見駅に設置するよう、執行部からJR西日本に要望したところでございますが、JR西日本岡山支社は8月24日、新見駅を含む伯備線にICカード乗車券ICOCAを本年12月に導入すると決定しました。JR西日本ICカード乗車券は、今まで岡山駅から備中高梁駅までは利用できました。さらに、今回、松江、米子、出雲から伯耆大山の各駅間と、根雨、生山駅、新見駅でICOCAが利用できるようになります。新見市民にとって本当に喜ばしいことであり、今後新見駅の利便性が高まり、地域間交流が活発になることが期待されるところであります。  1点目、新見駅に交通系電子マネーICOCA)設置に伴う導入の経過について。  今回のICカード乗車券ICOCA導入に関して、市長の働きかけが大きく寄与されていると思いますが、JR西日本への働きかけはどのようになされたのかお尋ねします。
     次に、2点目、市内における電子マネーの活用策について。  ICOCA電子マネーは、JRの切符を買わなくても支払いでき、首都圏など、私鉄、地下鉄、バスなど、ビジネスマンにとって本当に便利なカードでございます。このような便利なカードが新見駅に導入されます。この機会を大きなチャンスと捉え、電子マネーは例えば市営バスで利用することができ、両替も必要なく、つり銭が要らないことから精算がスピーディーにできます。早朝のラッシュ時、渋滞緩和につながるものと考えられます。このカードは、様々なメリットがあると考えられます。現在、市内で利用できるのはコンビニだけではございますが、まず公共施設電子マネーが普及することが必要だと考えます。  2点目、市内における交通系電子マネーの活用策について、公共施設への導入計画はどのように考えられているのかお尋ねします。  次に、2項目め、小・中学校普通教室エアコン設置について。  1点目、普通教室温度状況について質問いたします。  新見において、平均気温の上昇に伴って、夜間も最低気温が25度以上の夜や、1日最高気温35度以上の日が増えている状況でございます。都道府県別公立小・中学校普通教室におけるエアコン設置率ですが、公立小・中学校の環境はこの10年で、夏場の教室の環境は大きく変わり、今起きているのはエアコン格差が出ている状況でございます。  このエアコン設置の全国の動向でございますが、こちらを御覧ください。これが、公立小・中学校の空調、冷房設備設置状況の推移でございます。平成10年から平成26年まで、青色が普通教室、赤色が特別教室、そして緑色が普通教室特別教室の合計でございます。まず、普通教室でございますが、平成10年には3.7%とかなり低うございました。そして、特別教室が11.4%。普通教室特別教室を合わせても6.6%です。そして、平成24年になりますと、普通教室特別教室ともに23%というふうに同じぐらいになってきております。そして、平成26年4月、普通教室32.8%、そして特別教室27.3%。普通教室特別教室を合わせますと30%、29.9%と約3割のところにエアコンが設置されております。この表は、文部科学省の報道発表による表でございます。  次に、都道府県別エアコン設置状況でございます。公立小・中学校普通教室における冷房設置率でございますが、まず左側。7月の平均気温の高い順に都道府県を並べております。1位は、沖縄県32度。そして、次に京都、これも32度でございます。そして、鹿児島県、熊本県、岡山県は5番目でございます。そして、31.7度というふうになっております。ずっと下がりまして東京が20位、そして31.1度となっております。また、この青い棒、右側の棒でございますが、これがエアコンの設置率でございます。東京は、温度でいいますと20位ではございますが、エアコンの設置率は99.9%とほぼついた状況でございます。岡山県におきましては、気温が5位、そして岡山県のエアコンの設置率は10.8%というふうになっとる状況でございます。先ほども述べましたが、岡山県、7月の平均最高気温31.7度、全国で5位、設置率10.8%。東京都、7月の平均気温30.1度、全国で20位、設置率は99.9%。エアコンの設置率は気温の高さとは余り関係なく、東京都は99.9%の設置率ですが、それより気温が高いにもかかわらず設置率が低い県が多くあります。岡山県、10.8%、約1割の設置率です。また、香川県は81%と高い設置率が現状でございます。  この状況から、エアコン格差が出ていることは明らかです。一方の地域では、快適な授業環境が保障され、もう一方の地域では厳しい環境の中、授業を受けている状況でございます。全国一律であるはずの公立施設において、このエアコン格差は余りにも大きいと考えます。子供のころに、エアコンなしの教室が当たり前の時代でした。今やエアコンがなしの教室で、汗だくになりながら日々を過ごしている子供たちにとって、エアコンは必要な時代になったと考えます。今や、東京の公立校では、ほとんど全ての普通教室エアコンが備えられております。一方、ほとんど設置されてない地域も数多くあります。文部科学省が示す学校の環境衛生基準によりますと、夏の温度が30度以下であることが望ましいとされております。最も望ましい温度は25度から28度であるとされております。児童・生徒の健康に配慮し、学習に集中できる環境を整えるため、エアコン設置に向け取り組む市町村が増えてきております。岡山県は、晴れの国です。ある調査では、7月の平均気温は31度と、全国で5番目の高さであります。新見市は、岡山県では北部に位置し、岡山県の平均よりは低いとは思われますが、各地域のPTAの皆様からエアコン設置の要望も聞いております。  そこで1点目、普通教室の温度の状況について。  新見市内における小・中学校普通教室の7月の平均気温は何度か、お尋ねいたします。  次に、2点目、エアコン設置計画について。  エアコン設置計画はあるのか。あるとしたら、現在どのように計画を考えられているのかお尋ねいたします。  3点目、エアコン導入に伴う設置費用の試算について。  小・中学校エアコン導入に伴う設置費用の試算はできているのかお尋ねします。  以上で1回目の質問を終わります。 4 ◯議長(林 光和君) ただいまの宮本英基議員一般質問に対する執行部の答弁を求めます。 5 ◯総務部長山本幸弘君) それではまず、御質問の1項目めでございます。電子マネー利用拡大に関しまして、新見駅へのICOCA設置決定に伴う導入経過についてという御質問でございます。  この度の新見駅への、12月に設置予定でございますけれども、ICOCA端末設置決定はJRを利用している市民の皆様の利便性向上につながるものであり、本市としては大変喜ばしいことであると感じております。議員も去る6月議会で、市民の皆さんにわかりやすく御質問をされましたけれども、本市ではこれまで2年以上にわたりJR西日本岡山支社と協議を行ってまいりました。その中で、設置実現にはICOCAを利用できる環境を整備することが必要と考え、市内の公共施設ICOCA端末を設置し、電子マネーとして利用可能な施設の拡大を計画し、こうした本市の考え方を付した要望書を本年7月、JR西日本岡山支社長に対しまして市長名で提出するなど、都度都度、適切なといいますか、必要に応じて要望活動を行ってまいりました。その要望の中につきましては、当然市内の駅へのICOCA端末設置の要望も含めたところでございます。こうした活動が契機となりまして、新見駅を初め他の特急やくも停車駅等への設置へも拍車がかかったものと考えております。  2点目でございます。市内における電子マネーの活用策ということでお尋ねでございますけれども、公共施設への設置が進めば、他の民間サービスへの広がりも期待できますので、現在、新見美術館新見駅前市営駐車場、満奇洞への設置準備を進めているところでございます。  以上でございます。 6 ◯議長(林 光和君) 再質問ございますか。宮本英基議員。 7 ◯1番(宮本英基君) 7月に要望を提出し、そして12月から設置がされると。そして、概要は本当によくわかりました。  市長にお尋ねします。  市長の働きかけICOCA設置に大きく寄与されていると思います。具体的に市長はどのような働きをされたか、そして設置に対しまして御感想等ございましたら御答弁をお願いいたします。 8 ◯議長(林 光和君) ただいまの質問に対する答弁を求めます。 9 ◯市長(石垣正夫君) この度、JRが新見駅へICOCAをつけてやろうと。非常に利便性向上、市民の人等、よそから来られた人も大変歓迎してもらえると思います。私も東京等、上京いたしましたらカード1枚で、交通等を利用するときには使っておるというのが現状で、大変便利でございます。今までも度々、高梁へつきまして、その以後JRにお願いしてまいりましたが、お聞きしますと多額な経費がかかるということで、またそれをつけるにしても基準があるというて、一定の基準を定めておられます。それでも、我々もお願いをして、度々要望書を出して、この度は先ほど部長が答弁いたしましたように、JRがつけてくださるというなら新見にも徐々に知れていくということで、駐車場なり美術館、満奇洞に設置して利用しようと、当面考えておるようなことをお願いしたわけでございます。おかげをもちまして、JRも踏み切っていただきまして、12月にはICOCAが新見の駅につくと。同時に、美術館、満奇洞、それから当面、新見駅の駐車場につけようという考えでございます。おかげをもちまして、伯備線の出雲駅までつけることになりました。本当に利便性向上、また今は電子マネー等が流行しておりますので、新見も通信は抜群でございますが、こういうもんも将来、ほかのいろんな交通問題、あるいは施設等でも官民問わずつけて、利用向上させたいと思っております。今回がきっかけになって、さらに拍車がかかるものと、私としては非常に期待しておるような状況でございます。  以上です。 10 ◯議長(林 光和君) 再質問ございますか。宮本英基議員。 11 ◯1番(宮本英基君) よくわかりました。今が、その設置したことがスタートということで、JRの基準もクリアして、やっとついて、やっとスタートに立ったというふうな御答弁をいただきました。  通勤、通学、観光など、必要な井倉駅、そして石蟹駅など、そういったところにも次はつけていただけるよう要望を出していただきたいと思いますが、いかがなものでしょうか。 12 ◯議長(林 光和君) ただいまの質問に対する答弁を求めます。 13 ◯総務部長山本幸弘君) 先ほど申し上げましたけれども、新見駅以外の市内の駅へのICOCA端末の設置についても本市は要望しておりましたけれども、今回見送られている状況でございます。市といたしましても、新見駅以外の駅につきましてもICOCAの利用ができることは通勤、通学、観光などでJRを利用する方の利便性向上に有益と考えますので、引き続き要望を行ってまいりたいと考えております。  以上でございます。 14 ◯議長(林 光和君) 再質問ございますか。宮本英基議員。 15 ◯1番(宮本英基君) 引き続き要望をしていくという答弁がございました。  こちらの写真を見ていただければと思います。これが簡易改札例えば、これは無人駅です、新郷、足立、そして神代、そういったところにも、このようなちっちゃいものでございます、これを、上の写真は入り口、出口が両方使えるものでございます。下のちっちゃい端末は出口専用、入り口のとこに同じものがあると。こういうふうな、簡単な電子マネーを使うものがございます。こういうものを、例えば各ほかの駅につけるよう要望をしていただきたいと思いますが、その辺はどうでしょうか。 16 ◯議長(林 光和君) ただいまの質問に対する答弁を求めます。 17 ◯総務部長山本幸弘君) システムにつきましては、こちらとしては、どういったものになるかということまでは要望に出しておりませんけれども、技術は日進月歩でございます。例えば列車の中に簡易型のものを一緒に積み込んで、出入りのときだけ対応するというようなことも可能だと思いますので、そういったことも含めまして、いずれにいたしましても市内のほかの駅にそういった、ICOCAで対応できる、カードで対応できるシステムを導入していただきたいという趣旨において要望してまいりたいと思います。  以上でございます。 18 ◯議長(林 光和君) 再質問ございますか。宮本英基議員。 19 ◯1番(宮本英基君) 市内の駅、システム導入していくよう要望していくという答弁がございました。  各無人駅など、通勤、通学、観光など利用されます。さらにJR西日本働きかけ早期実現に向け積極的に協議するよう強く要望しておきます。  次の、市内における電子マネーの活用策ということで、新見美術館、そして新見の駅前駐車場、そして満奇洞に設置するという答弁がございました。敏速に対応していただき、ありがとうございます。  例えば、千屋温泉など観光施設への導入計画があるのかどうか、お尋ねいたします。 20 ◯議長(林 光和君) ただいまの質問に対する答弁を求めます。 21 ◯総務部長山本幸弘君) 観光施設等へのICOCA端末の導入につきましては、当面、新見美術館及び満奇洞に導入する計画でございますけれども、新見千屋温泉や井倉洞など、他の観光施設についても、今後運営事業者と協議を行うなど、検討してまいりたいと考えております。  以上でございます。 22 ◯議長(林 光和君) 再質問ございますか。宮本英基議員。 23 ◯1番(宮本英基君) 千屋温泉、井倉洞、協議して進めていかれるという答弁がございました。  そういう観光施設も大切ではございますが、路線バス、そこにつけますと渋滞の緩和、スムーズに精算ができます。路線バスへの導入のお考えはあるか、お尋ねいたします。 24 ◯議長(林 光和君) ただいまの質問に対する答弁を求めます。 25 ◯総務部長山本幸弘君) 路線バスへの導入についてでございますけれども、現在、市営バス民間事業者による路線がありますことから、民間事業者を交えて研究しているところでございます。この度、JR新見駅への導入が正式決定いたしましたので、今後導入に向けた課題整理や検討を行ってまいりたいと考えております。  以上でございます。 26 ◯議長(林 光和君) 再質問ございますか。宮本英基議員。 27 ◯1番(宮本英基君) 民間の方と今協議しているという御答弁がございました。  例えば市営循環バスら・くるっと、これは100円でございます。出口だけに一つだけ設置すれば済むと思うんですが、その辺のお考えはないでしょうか。 28 ◯議長(林 光和君) ただいまの質問に対する答弁を求めます。 29 ◯総務部長山本幸弘君) 先ほど申したとおり、これから検討するところでございますけれども、設備導入に当たりましては、今後、設置したことによりまして、手数料の発生であるとかいろいろなことが発生いたしますので、事業者にとりまして、それもコスト的には無視できない要素になろうかと思いますので、そういったことを踏まえまして検討していきたいと考えております。  以上でございます。 30 ◯議長(林 光和君) 再質問ございますか。宮本英基議員。 31 ◯1番(宮本英基君) 是非とも設置するよう要望しておきます。  また、民間のタクシーとか飲食店、そういうところでも助成をしながら設置を推進していく、そういうことは考えられますか。 32 ◯議長(林 光和君) ただいまの質問に対する答弁を求めます。 33 ◯総務部長山本幸弘君) 先ほどバスの関係でお答えしましたが、これは民間事業者の方にとりましては経営上の課題といいますか、検討しなくちゃいけない点もございますので、そういったことを踏まえながら、また市内で先駆けて設置いたします施設の利用状況等も参考にしながら協議してまいりたいと思います。  以上でございます。 34 ◯議長(林 光和君) 再質問ございますか。宮本英基議員。 35 ◯1番(宮本英基君) わかりました。  新見市は、情報文化都市です。今後、電子マネーの利用は高くなると思います。市民の皆様、観光客の皆様、さらに市営バスなど公共施設で利用できるよう、そして市内飲食店、自動販売、タクシーなど、さらに町なかのお店で買い物ができるよう強く要望しておきます。  次の項目をお願いします。 36 ◯市長(石垣正夫君) 訂正させていただきたいと思います。私、先ほど答弁のときに、新見駅から出雲まで伯備線と申しましたが、実を言いますと倉敷から伯耆大山までが伯備線で、出雲までは山陰本線でございますので、訂正させていただきます。 37 ◯議長(林 光和君) 次に、2項目めの質問に対する答弁を求めます。 38 ◯教育部長(安藤暢重君) それでは、2項目めの御質問に対する答弁をさせていただきます。  まず、1点目の普通教室の平均温度ということでございますが、小・中学校の温度調査を平成26年度と、それから27年度に行っております。小・中学校普通教室における7月の平均温度の単純な平均ではございますが、いずれも26.9度ということになっております。  それから、2点目になりますが、エアコン設置計画についてでございますが、エアコン設置の必要性は高いというように考えており、来年度から設置を検討しているところでございます。  それから、3点目のエアコン導入設置費用の試算ということでございますが、全小・中学校普通教室へのエアコン導入に伴う設置費用は約3億円というように考えております。  以上でございます。 39 ◯議長(林 光和君) 再質問ございますか。宮本英基議員。 40 ◯1番(宮本英基君) 先ほど、普通教室の温度ですが、平成26年、27年にして、26.9度って聞きましたけど、それは間違いございませんか。 41 ◯議長(林 光和君) 答弁を求めます。 42 ◯教育部長(安藤暢重君) そのとおりでございます。ただ、単純にそれぞれの平均、各学校の平均でございますので、低い学校もあれば高い学校も当然あるわけなんで、それの単純平均をした場合が26.9度ということになっておりました。  以上です。 43 ◯議長(林 光和君) 再質問ございますか。宮本英基議員。 44 ◯1番(宮本英基君) その高い学校というのは、どれぐらいだったでしょうか。 45 ◯議長(林 光和君) ただいまの質問に対する答弁を求めます。 46 ◯教育部長(安藤暢重君) 一番高いところでは、30.7度の学校がございました。  以上でございます。 47 ◯議長(林 光和君) 再質問ございますか。宮本英基議員。 48 ◯1番(宮本英基君) 一番高いところで30.7度という答弁がございました。  新見市役所の今設定している温度、これは今何度ぐらいでしょうか。 49 ◯議長(林 光和君) ただいまの質問に対する答弁を求めます。 50 ◯教育部長(安藤暢重君) 全庁的な話なんですが、市役所のエアコンの温度設定は28度ということにさせていただいております。  以上です。 51 ◯議長(林 光和君) 再質問ございますか。宮本英基議員。 52 ◯1番(宮本英基君) 2点目のエアコン設置計画はあるかということで、来年から設置する予定という答弁がございました。  市長にお尋ねします。  現在、エアコンが設置されてない小学校17校、中学校5校、答弁できる範囲で、何年ぐらいでどれぐらいの小・中学校エアコンを設置する予定かお尋ねいたします。 53 ◯議長(林 光和君) ただいまの質問に対する答弁を求めます。 54 ◯市長(石垣正夫君) いろいろ総合的に教育委員会とお話、財政等も勘案して、今は家庭でも、ほぼ全戸の家庭にエアコンがあるというような状況で、環境が変わりまして、昔はエアコンがなくても何ともないと、家にもないというような状況でした。今は、学校へ出て温度が高ければ、授業にも非常に差し支えるというような話もあります。  それから、教育がだんだん厳しくなりまして、早出とかいろんなことを教育委員会、学校で取り組んでいただいています。新見の児童・生徒、いろいろと全国の学力テストも、県内でも上位に、度々頑張っていただいておるような状況でございます。その点では、頑張ってやれと言うだけではいけませんので、我々も来年ぐらいから本格的に、早ければ2年ぐらいでつけたらいいんじゃないかと思います。と申しますのも、今まで重要だった、命にかかわる耐震構造等の処置が全て済みましたので、そういうことから早いうちに対応したほうがいいんじゃないかというような結論になりました。
     以上です。 55 ◯議長(林 光和君) 再質問ございますか。宮本英基議員。 56 ◯1番(宮本英基君) エアコンを2年ぐらいで全部設置するという、本当に力強い答弁をいただきました。  3点目の経費につきましては、再質問はございません。  現在、エアコン設置されていない小学校17校、中学校5校。子供のころに、エアコンなしの教室が当たり前だった時代でした。今やエアコンの必要な時代になりました。学力向上とともにエアコン格差をなくし、快適な授業環境の中、授業を受けられるよう、市長から2年ぐらいで全小・中学校に設置するという力強い答弁をいただきました。  以上をもちまして私の一般質問を終わります。ありがとうございました。 57 ◯議長(林 光和君) これをもちまして宮本英基議員一般質問を終わります。  次に、2番小河俊文議員の登壇を願います。小河俊文議員。               〔2番 小河俊文君 登壇〕 58 ◯2番(小河俊文君) 2番小河です。皆様おはようございます。  議長の許可をいただきましたので、私の9月定例会での質問を通告に従いまして、3項目にわたり順次質問をしていきます。  1項目めに新見図書館の後利用について、2項目めに城山公園について、そして3項目めに新見駅のバリアフリー化についてお聞きします。執行部におかれましては、明快な答弁をお願いいたします。  まず1項目めに、新見図書館移転後の建物の活用方法についてお尋ねいたします。  昨年12月の定例会において、移転後に図書館の建物を新見公民館にしてはどうかという提案をさせていただきましたが、その後の状況はどうなっているのかをお聞きいたします。  公民館の移転については大変気持ちよくゴーサインをいただきましたが、移転先については図書館の建物か御殿町センターのどちらかということで答弁をされました。あれから早くも9カ月が過ぎましたが、そろそろ結論を出さねばならない時期に来ていると思います。図書館移転まであと7カ月。そろそろ決定しとかないと、タイムアウトになってしまいます。地元の方々もしびれを切らせているので、決定しているのかいないのか、結論をお聞かせください。  次に、2項目めとして、城山公園について質問いたします。  皆様も御存じのように、はるか昔、城山公園は市民の憩いの公園として、子供たち、親子連れ、そして若いカップルなど多くの市民が利用していました。特に桜の名所として、花見の季節にはぼんぼりの明かりとともに、本当に多くの花見客が、地面が見えぬほどござやビニールシートを敷き詰め、所狭しと宴会をしている風景は新見の春の風物詩であるとともに、中央商店街の土曜夜市とともに今でも語りぐさになるぐらいのにぎわいでした。しかし、現在では、ふだん利用する人もまばらで、本当に残念な状況になっているのが現況です。せっかく山頂付近に立派な遊歩道を整備しても、そのまま放っておいたのでは宝の持ち腐れだというふうに思います。  そこで、1点目の質問ですが、城山の木々も年々成長しているために大変高く伸び、城山から見る市街地の風景がまばらにしか見えない状況になっています。また、木々が鬱蒼と生い茂ることで、見るからに物騒な感じになり、子供たちだけでは近寄りがたく、保護者の方々にとっても心配で、子供だけでは遊びに行かせたくないような状況も聞かれます。高くなった木々を剪定して、憩いの場である城山を復活させることはできないでしょうか。また、要らない木は取り除いてしまったほうが、桜の成長にもよいのではないでしょうか。  2点目に、城山公園の桜について質問いたします。  城山公園の桜も老木が大半を占め、年々鮮やかさがなくなっているように感じているのは私だけではないと思います。今年の桜も色が薄く、花が咲かない木もあり、ボリューム感に乏しく、とても桜の名所とは言いがたい状態になってきています。先ほども申しましたが、しっかりと手入れをし、日当たり良好な状態をつくりつつ、新しい桜の苗木を毎年植えていくことが大事だと思いますが、いかがでしょうか。  3点目に、城山の位置づけと今後の活用について質問いたします。  都市計画のマスタープランでは、城山公園は観光とレクリエーションの拠点という位置づけですが、今の状況は観光とはほど遠いような感じがします。今は桜の名所として、春だけ観光のにおいをさせていますが、やはりこれからは1年を通して城山公園を活用していかなければ観光の拠点とは言えないと思います。そこで提案ですが、これは例えばの話ですが、春には桜、初夏はツツジ、夏はヒマワリ、秋にはもみじ、そして冬にはイルミネーションを飾るなど、四季折々に楽しめる公園にしてはどうかと思いますが、いかがでしょうか。桜にこだわることなく、これからはあらゆる方面から、年間を通しての観光拠点として城山公園を考えていくべきだと思います。せっかくすばらしい遊歩道を整備したのですから、昔のにぎわいをしっかり取り戻すような観光開発をお願いいたします。  最後に3項目めとして、新見駅のバリアフリー化について質問いたします。  1点目に、私を含め、これまでに同僚議員も何度も何度も質問をしているこの大問題です。新見市でも高齢化の進む中、お年寄りにとって新見駅の階段はまさに試練の場というほかありません。あの状況では、免許を返納し、公共交通に切り替えるのは大変な決断を迫られると思います。いつまでも自家用車に頼らねばならない交通環境は、安心・安全のまちづくりから遠くかけ離れたものではないでしょうか。是非、住みにくい町として人口減少に歯どめがかからぬようにならないためにも、新見駅の整備は最重要課題だと感じています。現在のJRとの交渉の進みぐあいなど、今の状況をお示しください。  2点目として、新見駅の整備を新見市単独で予算組みをしてでも事業の実施はできないものでしょうか。とはいえ、JRの許可なくできないことは重々承知しています。そういった交渉も視野に入れるべきではないかというふうに思います。高架橋、エレベーター、エスカレーターなどは大変高くつくかもしれませんが、今の階段を少し長くしてスロープをつくるなど、知恵を絞れば安く上がるいろいろな方法があると思うので、是非とも検討をしてみてください。12月には、交通系電子マネーの導入が決まったというふうに聞いています。今こそJRと新見市が一体となって駅を盛り上げることが人口減少の対策にもなり、新見復活の起爆剤になると信じているので、しっかりと対策をとってもらえるようお願いをして、1回目の質問を終わります。 59 ◯議長(林 光和君) ただいまの小河俊文議員の一般質問に対する執行部の答弁を求めます。 60 ◯教育部長(安藤暢重君) 1項目めの新見公民館の移転先の結論はという御質問でございます。  これにつきましてですが、昨年12月の一般質問でお答えしたように、近接箇所に同様な施設として御殿町センターもあり、現在、現新見図書館を含め施設の集約化を図るべく、地域の方々と鋭意協議を進めているところでございます。  以上でございます。 61 ◯議長(林 光和君) 再質問ございますか。小河俊文議員。 62 ◯2番(小河俊文君) 残念ながらまだ決まってないということですが、移転まであと7カ月。そろそろ決定しないと、どっちの建物になるにしろ公民館の空白の期間が出るのは大問題ですし、もしもの場合には、いっときでも図書館の建物が空き家になってしまうようでは、また市民会館の二の舞になるのではないかという危惧もあります。地元の人たちも、いろいろな団体の人たちも、図書館の後に公民館を望んでいます。御殿町センターは商業振興のために建てられた建物で、そちらがおろそかになるようなことがあってはならないことですし、誰ひとりとして御殿町センターを公民館にと望んでいる人はいません。是非市民ファーストの目線で、早急に決定していただくよう強く求めておきます。  次、お願いします。 63 ◯議長(林 光和君) 次に、2項目めの質問に対する答弁を求めます。 64 ◯建設部長(佐藤 努君) 2項目めの1点目、城山公園についてですが、大きくなり過ぎた樹木については、これまでも定期的に伐採を行ってまいりました。最近では平成25年度に、杉、シュロ、イチョウなどの伐採、平成27年度にはイチョウ、ツバキ、キンモクセイ等の剪定を実施いたしております。今後も必要に応じて城山公園の整備に努めてまいります。  2点目ですが、城山公園の桜は樹齢が50年を超えるものが中心で、中には80年を超える古木もございます。樹勢も衰えてきていることから、平成23年度にソメイヨシノ65本を植栽したところであります。今後も木の状態や周辺環境を考慮しながら、計画的に植栽するなど適切な管理を行ってまいりたいと考えております。  3点目ですが、城山公園は四季を通して、これまでも市民の皆様に憩いの場として親しまれております。公園は、全体は桜を中心として、もみじ、イチョウなど、広葉樹やツツジなど様々な木々が植栽されており、春の桜から秋の紅葉の時期にかけて楽しむことができます。さらに、比較的平たんな上部は、芝生広場や野外ステージが整備され、イベントなどに利用されております。議員御指摘の年間を通してヒマワリとか、そういう年間を通した花の整備、花畑の整備といいますか、そういうことにつきましては場所とか規模、周辺環境を考慮した上で検討してまいりたいというふうに思います。それから、イルミネーションの飾りつけということが出ましたが、春のぼんぼりの設置は商工会議所からの申し出によって設置を許可しているものでございます。イルミネーションの飾りつけにつきましては、現在のところ市が行うということは考えてはおりませんが、民間の方々でそういうことをしたいというようなことの申し出がございましたら、公園の利用に支障のない範囲で設置することは可能かというふうに思います。  以上です。 65 ◯議長(林 光和君) 再質問ございますか。小河俊文議員。 66 ◯2番(小河俊文君) 高くなった木などの剪定とか伐採は随時やられているということでありますが、それに追いつかないぐらい、どんどん木は伸びている状態でありますので、できれば隔年というわけでなく、毎年その辺を整備していっていただければ、市民の憩いの場としてふさわしくなると思いますので、是非とも強くそのことを求めておきます。  2点目に移りますが、桜の木が23年度に63本新しく植えられて、今現在、多分公式な発表では300本、城山公園にはあるというふうに聞いております。この辺の近隣では、たけべの森公園は1万5,000本、美咲町の三休公園では5,000本、鶴山公園では1,000本、新庄村のがいせん桜は132本、そして後楽園は280本ということで、まだ県北の山の多い中の土地柄にしては、300本というのは少ないような気がします。これからどんどん、この300本というのを、毎年少しずつでもいいですから増やしていっていただけるようなお考えはありませんか。 67 ◯議長(林 光和君) ただいまの質問に対する答弁を求めます。 68 ◯建設部長(佐藤 努君) 城山公園の上部、平たんな部分っていう部分に桜は、密植はできないというふうに思いますが、城山公園自体の傾斜地もかなり、整備すれば桜が植えれるというふうに思っております。ですから、議員御指摘のように桜の名所と言われる以上、桜を徐々に増やしていきたいという考えを持っております。  以上です。 69 ◯議長(林 光和君) 再質問ございますか。小河俊文議員。 70 ◯2番(小河俊文君) ありがとうございます。是非とも、桜の名所の復活に向けてしっかりと、私たちも城山をいいものにしていきたいと思いますので、どうか市も協力をお願いします。  3点目に移りますが、聞いた話ではありますが、ある団体がもみじの植樹を計画していたところ、城山公園は桜の名所なのでと規制がかかったというような話を聞きましたが、本当にそのような規制はあるのでしょうか。 71 ◯議長(林 光和君) ただいまの質問に対する答弁を求めます。 72 ◯建設部長(佐藤 努君) 私自身が、もみじがいけないっていいますか、植栽をとめたという話は聞いておりません。もみじも大変紅葉がきれいで、いいものだと思います。ただ、もみじが真っ赤に紅葉する場所としない場所とがいろいろあるわけですので、もみじの植栽についても、悪いことではないというふうに思いますので、環境整備、環境とかいろんな専門の方にお聞きをしながら、城山公園が市民の皆さんの憩える場になるように、いろんな研究をしてまいりたいというふうに思います。  以上です。 73 ◯議長(林 光和君) 再質問ございますか。小河俊文議員。 74 ◯2番(小河俊文君) 規制はないということですが、環境に沿ったいいものがあれば、もみじだろうがいろいろなものができるんだなというふうに聞いておりました。いろいろな団体がいろいろな考えを持って、城山公園に対して思っていることがあると思いますので、執行部としても、是非ともそれに協力するような形で城山を再生していっていただければというふうに思います。  最後になりますが、この地方創生、人口減少の時代の勝ち組になるには、新見駅を筆頭に中心市街地の活性化は必須の条件であるというふうに思います。新見の玄関口として、使う人に厳しい新見駅、そして昔にぎわった城山公園の衰退、そして市街地の建造物の空き家化など、全てにおいて人口流出を加速させ、またUターンをしたいと思わせない環境整備が年々整ってきているような気がしてなりません。魅力のあるまちづくりとは、市街地の活性化であります。出ていった子供たちが実家に帰省しても楽しくないような新見なら、住もうと思う人が増えるはずもありません。休みの日には実家に帰りたいと思うような町なら、必ずいつかはUターンしようとか、都会から安心してIターンしてもらえるのではないかというふうに思います。まず、市民が楽しい町と思えるようなまちづくりを強く要望して、9月定例会での私の質問を終わります。 75 ◯議長(林 光和君) 3項目めがあります。(「済いません、やってください。次、お願いします」と2番小河君の声あり)  次に、3項目めの質問に対する答弁を求めます。 76 ◯総務部長山本幸弘君) それでは3項目め、新見駅のバリアフリー化についての御質問でございます。1点目、2点目あわせて答弁させていただきたいと思います。  議員も御質問の中でありましたが、何度も質問をされておるわけですけども、同じような答弁になろうかと思いますけれども、本市ではこれまでもJR西日本に対し新見駅のバリアフリー化の要望を再三行ってきておりますが、エレベーターあるいはエスカレーターについては、JR西日本岡山支社では1日3,000人以上の乗降客数の駅を設置対象としておりまして、新見駅の乗降客数は1日1,600人程度でありますので、設置は非常に困難との回答を受けております。  また、駅の構内にエレベーター、エスカレーター、それから先ほど議員の御質問にありましたが、階段等のスロープのやりかえ等々のこと、構造物を設置する関係でございますけれども、これはJRの施設の性格上、高架、地下など、いわゆる構内につきましては非常に厳しい基準がございます。そういった中で、事業費が非常に高額になることや、設置後の管理分担などの問題などから、単独での事業実施は現在のところ想定しておりません。新見駅では、車椅子利用者や階段の利用が困難な方などから申し出があれば、状況が許す限り、社員が付き添いまして対応していると伺っております。本市といたしましては、JR西日本に対しまして、今後ともバリアフリー化対策につきまして引き続き要望を行ってまいりたいと考えております。  以上でございます。 77 ◯議長(林 光和君) 再質問ございますか。小河俊文議員。 78 ◯2番(小河俊文君) いろいろ、バリアフリー化については乗降人数等があって、なかなか駅では対応できないということであります。それでは、どんどんどんどん乗降人数というのは減少していくのが現実だと思いますので、是非ともこの乗降人数を増やすためにも、このような要望をしっかり、これからもしていっていただきたいというふうに思います。  2点目でありますが、単独では事業はできないということでありますが、社員の方に付き添っていただいても、車椅子等は階段をおりるのであれば、車椅子の方等、大変怖い思いをするというのは感じております。スロープぐらいなことならJRも協力していただけるのではないか、それほど予算もかからないのではないかというふうに私は考えましたので、このように上げさせてもらいました。是非ともその辺をこれからも、だめだというんではなく、いろいろな考えから検討していっていただければと思いますので、よろしくお願いいたします。 79 ◯議長(林 光和君) 答弁要りますか。  ただいまの質問に対する答弁を求めます。 80 ◯市長(石垣正夫君) 先ほど部長が答弁したとおりでございますが、新見市も再三JRへお願いいたしましたが、なかなか難しい。というのが、高梁の駅は上り、下りでございます。新見は、姫新線があります。エレベーターをつけて、2台ならまだ見やすいんです。3台、どこへつけるかというたら非常に難しいんです、スペース的に難しい。そういうことが非常にネックになって、仮にしてできんことはございませんが、かなりの経費がかかるんです。エスカレーターでもそうでございます。それで、非常に乗客数も少ないし、我々も少々負担していいと思っておりますけど、JRはそうはいかないと。かなり経費がかかるということと、あと維持管理を、今のところ新見市がずっとしなければならない。相当金が要るんです。へえじゃけまあ、今後もバリアフリー化というものは必須の課題だと思っておりますので、粘り強くJRと話をいたしまして、接点ができるように、新見市が一部負担しても、できるように努力していかなければならない。  それから、今さっき言われたスロープ。これは駅で、これは初めてのことですから相談してみますけど、非常に長い距離がなけりゃできません。それですから、そういうこともまた、初めての質問でございます、検討させてもらいたいということでございます。  以上です。 81 ◯議長(林 光和君) 再質問ございますか。小河俊文議員。 82 ◯2番(小河俊文君) 市長、ありがとうございます。スロープという考えに少し期待をいただきました。是非ともJRとしっかりと検討していただいて、新見市民が少しでも喜ぶような駅にしていっていただけるようお願いをいたします。  これで私の質問は終わります。どうかこの新見の町がもっともっとよくなって、人口減少に歯どめがかかるように私も頑張っていきますので、どうかよろしくお願いいたしまして、今月の私の一般質問を終わります。ありがとうございました。 83 ◯議長(林 光和君) これをもちまして小河俊文議員の一般質問を終わります。  しばらく休憩をいたします。                             午前11時0分  休 憩          ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~                             午前11時10分  開 議 84 ◯議長(林 光和君) 休憩を終わり会議を再開いたします。  次に、11番池田一二三議員の登壇を願います。11番池田一二三議員。               〔11番 池田一二三君 登壇〕 85 ◯11番(池田一二三君) 11番池田一二三でございます。  議長より発言許可をいただきましたので、この度は1項目め、障害者(児)福祉について、2項目め、観光の振興について、3項目め、子ども農山漁村交流プロジェクトの受け入れを検討できないか、この3項目について、通告順に従い質問をいたします。  1項目め、障害者(児)福祉について質問をいたします。  10年ぶりに発達障害者支援法が一部改正をされ、8月1日に施行されました。一人一人の特性に応じた個別計画を作成し、切れ目のない支援をする、事業主に雇用の確保を求めたりするなど、教育、就労の支援充実が柱で、関係機関が連携をして切れ目のない支援を進めるとしております。国は自治体に、乳幼児期から成人期までの各ライフステージを通じた切れ目のない一貫した支援体制の整備を求められています。  質問いたします。  1点目、発達支援の取り組みについて。  先進地であります滋賀県湖南市の発達支援システムを、行政視察をして学ばせていただきました。就労、社会自立をゴールに考え、将来を見据えた支援につなげるため、保健、福祉、医療、教育、就労の関係機関の横の連携による支援と、個別計画による縦の連携が築かれ、一人一人のニーズに応じた切れ目のない支援がなされていて、その必要性を強く感じたところでございます。  質問いたします。  1番目、発達障害児の推移について。新見市のここ3年間の人数を伺いたいと思います。  2番目、個別支援計画について。個別支援計画では、現在、乳幼児期から学齢期、就労期へと縦の連携がしっかりととれた切れ目のない支援につながっているのか、伺いたいと思います。  2点目、ヘルプマーク、ヘルプカードの導入について。  平成24年10月、東京都から始まった、見た目にはわからない障害をお持ちの方などが周囲に配慮や協力を求めるヘルプマーク、ヘルプカードが全国的に広がりを見せております。岡山県では、7月25日から、日常生活や災害時等において障害者の方々が周囲に必要な支援を求める手段として有効であるということで、岡山県ヘルプカードを作成されております。裏面には、氏名、連絡先、あるいは特記事項を記入されて活用されるということでございます。こういった岡山版ヘルプカードの普及啓発に対しまして、市はどのように取り組まれるのか伺います。  2項目め、観光の振興について質問をいたします。  この度、一般会計補正予算(第2号)では、観光振興に約6,150万円の積極的な予算組みがなされております。観光を目的とする企画旅行を実施した旅行会社へ助成する、当初の2,000人から大きく上回る1万人程度を受け入れる周遊型観光ツアー助成を初めといたしまして、観光戦略策定、観光キャラクター作成、観光情報サイト作成、市内周遊スタンプラリー、予約型観光タクシー運行、土産物開発支援、外国人観光客対応専門スタッフ配置など、各事業に取り組まれます。私は、こうした取り組みの成果が一過性に終わることなく、持続したにぎわいのある観光の交流人口増につながることに大きく期待をしているところでございます。それには、お客様をお迎えするおもてなしの心が欠かせないものだと思っております。おもてなしが根づく町を目指していただきたい、そのように考えます。  1点目、おもてなしについて質問いたします。  新見市では、観光地及び新見市全体が観光地ということで、お客様をおもてなしすることが大変重要であるというおもてなしの心を持った接遇を進めてきたところでございますが、残念なことに接客態度が悪いと、覆面チェックでもして指導するようにしないとだめだという、そういった厳しいお声をいただいております。  質問いたします。  まず、市長に、このおもてなしの御所見を伺いたいと思います。  次に、そのような苦情を把握されているのか伺いたいと思います。  そして、接客マナー、おもてなし等の研修会をどのようにされているのか伺います。  2点目、まちの駅について質問いたします。  まちの駅とは、トイレ、休憩、情報、地域案内を提供する、出入り自由な交流拠点です。そして、点から線となるネットワーク化をし、おもてなしの地域づくりを目指すものでございます。まちの駅は、全国まちの駅連絡協議会へ入会しないと名乗れません。そこで、このまちの駅を参考にして、新見市版のおもてなしの駅ができないかと考えております。お考えを伺います。  3点目、デザインナンバープレート及び地方版図柄入りナンバープレートの導入について質問いたします。
     現在、観光キャラクターを一般公募されております。その活用の一つとして、本市の魅力アップの観点から、走る広告塔として市の裁量で決めることができる原付バイクにデザインナンバープレートの導入をしてはどうかと考えます。お考えを伺います。  また、法改正により、平成30年10月に導入される、地域の特色のある図柄を地方自治体が独自に選び、国土交通大臣に対し自動車のナンバープレートに表示するよう提案することができる地方版図柄入りナンバープレートの導入に対するお考えを伺いたいと思います。  3項目め、子ども農山漁村交流プロジェクトの受け入れを検討できないかについて質問をいたします。  8月に岡山県市議会議員研修会があり、東京大学大学院法学政治学科研究科、公共政策大学院法学部、金井利之教授の地方創生にいかに対処すべきか、こういった御講演を聞かせていただきました。その中で、最後にお話しされたのが、地方活性化策の中・長期的対応として重要なことは、地方圏に理解を持つ人をつくり、結びつけることだと強く言われ、中高生を疎開、寄宿、留学させる、中高生を移住させよというものでございました。子ども農山漁村交流プロジェクトは、移住ではございませんが、児童・生徒が行う宿泊体験活動で、受け入れ地域の住民との触れ合いや農林漁業等の営みを体験する、総務省、文部科学省、農林水産省が連携して推進する事業でございます。新見市には、すばらしい自然、食、そして人材がおられます。雇用につながり、地域の活性化にも大きなメリットがあると思います。子ども農山漁村交流プロジェクトを受け入れる検討ができないか、市長のお考えを伺いたいと思います。  以上で1回目の質問を終わります。 86 ◯議長(林 光和君) ただいまの池田一二三議員の一般質問に対する執行部の答弁を求めます。 87 ◯福祉部長(矢田貝 誠君) 1項目めの障害者(児)の福祉についてでございますが、市内における発達障害と診断を受けられた子供さんの推移につきましては、各年4月1日現在で、平成26年68人、平成27年85人、平成28年で102人となっており、若干の増加傾向にございます。  次に、2番目の個別支援計画でございますが、本市では1歳6カ月健診や3歳6カ月健診等で、発達障害のおそれのある幼児の早期発見に努めているところでございます。また、専門の医療機関などを受診され、発達障害の診断を受けられたお子さんにつきましては、幼児期から学校を卒業して大人になるまで切れ目のない支援を行うため、保護者等が成長の過程や支援の状況等を記録できる発達支援ファイルを提供し、各関係機関で情報の共有を図っているところでございます。さらに、幼稚園、保育園等から小学校に入学する際には、学校長が実際に園に出向き、子供の状況を確認するとともに、指導要録も引き継ぎ、小学校の入学後の個別支援計画を作成いたしております。小学校から中学校、中学校から高等学校に進学する際も、個別支援計画書を引き継ぐなど、一貫した支援が行えるようにしているところでございます。  次に2点目で、ヘルプマーク、ヘルプカードの導入についてでございますが、先ほど議員が言われましたように、本年7月から岡山県が、障害者や妊娠初期の人など援助や配慮を必要としていることが外見からわからない方々が周囲の方の援助を得やすくなるようヘルプカードを作成したところでございます。本市では、県が作成したヘルプカードをヘルプマークと合わせまして市報等により周知するなど、普及啓発に努めてまいりたいと思っております。また、ヘルプカードにつきましては、岡山県の障害福祉課のホームページからダウンロードして使用することもできますが、カードを希望される方につきましては市役所の本庁、各支局、市民センターでも受け取ることができるようにいたしておるところでございます。  以上です。 88 ◯議長(林 光和君) 再質問ございますか。池田一二三議員。 89 ◯11番(池田一二三君) もう既に新見市ではそういった縦の連携、横の連携がしっかりとれて取り組んでいるということで、これは非常にすばらしいことだと思っております。  その中で、この早期発見、早期対応ということで、今は発達障害児の推移につきまして伺ったところでございます。若干増加傾向にあるということで、国や県と比べると、こういった割合はどのような状況にあるのか伺いたいと思います。 90 ◯議長(林 光和君) ただいまの質問に対する答弁を求めます。 91 ◯福祉部長(矢田貝 誠君) 国、県の数字については、直接今は持っておりませんが、傾向的には国におきましても県におきましても、発達障害のおそれのある子供さんっていうのは、今増加傾向にあるというふうに認識をしておるところでございます。 92 ◯議長(林 光和君) 再質問ございますか。池田一二三議員。 93 ◯11番(池田一二三君) 生徒・児童数が減っているけれども、そういった子供たちの数が増えている。これは、多分部長は早期発見に努めているというようなところだろうと思いますが、そこのところの状況、そういったものはどうでしょうか。 94 ◯議長(林 光和君) ただいまの質問に対する答弁を求めます。 95 ◯福祉部長(矢田貝 誠君) 先ほど申しましたように、1歳6カ月健診あるいは3歳児健診のときに、私どもの保健師が一応基本となるプログラムをつくっておりまして、そのプログラムに基づきまして、それぞれの項目でどういう状況かっていうのを、子供さんの状況をお母さん方、保護者の方からお聞きをしながらチェックをさせていただいております。そうした中で、少し気になる部分があるなというような状況等がある方につきましても、大体1年間、様子を見させていただきまして、その後にやはり少し療育の必要があるんじゃないか、あるいは病院にかかられたほうがいいんではないかなというようなお子さんにつきましては、そうした話をお母さん方、保護者の方にさせていただきまして、必要に応じてまた療育の施設との接続も私どもでさせていただいているというような状況でございます。  以上です。 96 ◯議長(林 光和君) 再質問ございますか。池田一二三議員。 97 ◯11番(池田一二三君) いろんな面で熱心に取り組んでいただいているということがわかったと思いますが、課題となるものは今何を感じていらっしゃいますでしょうか。 98 ◯議長(林 光和君) ただいまの質問に対する答弁を求めます。 99 ◯福祉部長(矢田貝 誠君) 課題ということになるかどうかはわかりませんが、こうした発達障害をお持ちのお子さん方がだんだん増えているという状況、そしてなかなか保護者の方が、それを受け入れがどこでできるかできないかというタイミングの問題、そのあたりでうまく、そうした保護者の方にそういう状況をお伝えしたり、あるいは御理解をしていただく、そうしたことが必要ではないかというふうに考えているところでございます。 100 ◯議長(林 光和君) 再質問ございますか。池田一二三議員。 101 ◯11番(池田一二三君) 保護者の方の御理解をいただくというところは、非常にデリケートなところであろうと考えます。この度の法改正によりましても、そういった保護者への支援に向けての充実するメニューがたくさん出ておりますので、そういったところをしっかりと捉えていただきまして、今後さらに充実をしていただきたいと思います。  この2点目のヘルプマーク、ヘルプカードの導入につきましてでございますけれども、これはしっかりと、啓発方法を伺いたいと思います。 102 ◯議長(林 光和君) ただいまの質問に対する答弁を求めます。 103 ◯福祉部長(矢田貝 誠君) このヘルプカードにつきましては、県が作成したということしか、今実は出てないっていうような状況で、なかなか皆さん方に知られてないっていうのが現状ではないかというふうに思っておりますので、一番には市報等を通じまして、こういうカードですよというカードのものを見ていただくこと、それから実際に利用される方以上に周りにおられる方がそのカードを理解していただかなければならないというふうに思ってるところでございます。実はヘルプカードというのは、御承知の方もあろうかと思いますが、こうしたカードでございまして、プラスマークとハートマークがついた、こういったカードでございますが、こうしたカードを持たれてる方が周りでおられて、支援を求められたら、周りにおられる方につきましてはどういう支援を求められているのかっていうことを判断していただいて、是非支援をしてあげていただきたいという、そうした周りの方が気づくっていうことが必要ではないかというふうに思っておりますので、そうした啓発もあわせてしていきたいというふうに思っております。  以上です。 104 ◯議長(林 光和君) 再質問ございますか。池田一二三議員。 105 ◯11番(池田一二三君) 御本人が携帯していただくということも重要でありますし、またそういったものを知っていただくということも重要だと考えます。  そうした中で、今岡山県では、平成21年11月に鳥取県で創設されましたあいサポート運動、こういったものも今年に連携協定をされまして、様々な障害の特性を理解して、困っている方に対しましてちょっとした手助けや心配りなどを実践することで、誰もが暮らしやすい地域社会の実現を目指していく運動を推進されております。こういったあいサポート運動も含めて、しっかりと啓発を求めていきたいと思いますが、答弁をお願いします。 106 ◯議長(林 光和君) ただいまの質問に対する答弁を求めます。 107 ◯福祉部長(矢田貝 誠君) 昨年も市報等で啓発をさせていただきましたけれども、障害のある人に関するマークっていうのが非常にたくさんございますので、そうしたものの啓発もあわせてしながら、先ほど議員が言われましたようなあいサポート運動につきましても啓発を進めてまいりたいというふうに思っております。  以上です。 108 ◯議長(林 光和君) 再質問ございますか。池田一二三議員。 109 ◯11番(池田一二三君) しっかりと取り組んでいただきたいと思います。  次の項目の答弁を求めます。 110 ◯議長(林 光和君) 次に、2項目めの質問に対する答弁を求めます。 111 ◯産業部長(安達悦久君) 2項目めの1点目と2点目を、私からお答えをさせていただきたいと存じます。  まず、おもてなしについてでございますが、本市では高梁川流域自治体連携事業の中で、参加自治体が持ち回りで行っている、観光関連事業者を対象にして行っているおもてなしセミナーを、本年度も昨年度に引き続き開催することといたしております。  また、お話のとおり、今回の補正予算の中において、接遇などの充実を図るため、専門人材配置事業を計画しており、この事業の中で誰でも参加できるセミナーの開催を予定しております。さらに、宿泊や観光施設へ直接講師を派遣するなども予定をしております。  お尋ねの中で、各接客に対することの御意見を把握しているのかというのがございました。直接御意見を聞いたり、あるいは旅行業者の方からお話を聞いたり、あるいはツイッターやSNSなどの書き込みをチェックしたりして、常に観光協会などと意見交換をして把握をしているつもりでございます。  2点目、まちの駅についてでございます。  まちの駅とは、お話のとおり、公共施設や個人商店などがトイレの利用や休憩、あるいは地域の情報を提供するために活用するもので、地域住民と来訪者の出会いをサポートするということで、登録制の制度だと承知をしております。来訪者が再び本市を訪れてもらうために、より丁寧なおもてなしが必要であると思いますし、市民を挙げてのおもてなしが必要であろうと、重要であろうと考えております。お話の新見版まちの駅につきましては、今後、観光協会等とよく連携をしながら検討させていただきたいと存じます。  以上でございます。 112 ◯総務部長山本幸弘君) 3点目の御質問でございます。  デザインナンバープレート等の御質問でございますけれども、現在、県内27自治体のうち岡山市や玉野市など7自治体が御当地ナンバープレートを導入しております。導入効果等につきましては、正直なところ、そういった先進市にも聞いておりませんので、今後研究してまいりたいと考えております。  それから、地方版図柄入りナンバープレートにつきましては、国土交通省によりますと、制度検討会が本年5月に取りまとめた資料によりますと、提案主体はナンバープレートの地域名表示、本市では岡山表示になっております、に包含される全ての市町村が合意の上で共同提案することになっておりますので、図柄の募集や提案の機会があれば、本市の図柄を積極的に提案できればと考えております。  以上でございます。 113 ◯議長(林 光和君) 再質問ございますか。池田一二三議員。 114 ◯11番(池田一二三君) まず、おもてなしにつきましての苦情があったかなかったのかをお尋ねいたします。 115 ◯議長(林 光和君) ただいまの質問に対する答弁を求めます。 116 ◯産業部長(安達悦久君) 観光地におけるお客様からの御意見として、苦情だけに限らず、様々な意見を把握しているつもりでございます。なかなか喜ばしい御意見ばかりではございませんので、御指摘のような厳しい御指摘も承知をしているつもりでございます。それを是正するべく、今後もおもてなしに努めていきたいと考えております。  以上でございます。 117 ◯議長(林 光和君) 再質問ございますか。池田一二三議員。 118 ◯11番(池田一二三君) 私独自が観光協会や商工会議所、商工会におきまして、ここ3年間、接客マナー、おもてなしの研修状況をお聞きいたしました。商工会議所で行われている新卒激励会のときに、新卒者を対象に研修を行っている。また、ビジネスセミナーのときに若干触れる程度というふうにお聞きをいたしております。あとの観光協会あるいは商工会におきましては、直接主催をしてそういったものは今まで研修はしてないということでございました。部長の御答弁では、高梁川流域のそういった中で、こういった接客やおもてなしのセミナーをしていっているということでございましたが、地元でしないとなかなか参加ができない状況だろうと考えます。  それで、例えば、今ありましたということでございますから、昨年の出席人数、また今年はどこでいつあるのかお尋ねいたします。 119 ◯議長(林 光和君) ただいまの質問に対する答弁を求めます。 120 ◯産業部長(安達悦久君) お話をさせていただきました流域連携のおもてなしセミナーでございますけれども、昨年は新見市で行われまして、24名の方に参加をいただいております。本年度は、持ち回りでございますので、会場は高梁会場で行われますが、ほかにも新見市、井原、総社、倉敷、先ほど言いましたのはインバウンドのおもてなしでございます、行われるようになってございます。それから、先ほど冒頭にもお答えをいたしましたけれども、観光施設や宿泊所、あるいはお土産物屋さん、直接講師を派遣してと申し上げますのは、例えばそのお店とかが少人数でやっとられるお店であれば、なかなか研修にとかといってお店をあけるわけにいきませんので、そういう小さい事業所の方、あるいはお店の方に直接講師を派遣して、きめ細かなおもてなし接遇をやっていきたいと考えております。  以上でございます。 121 ◯議長(林 光和君) 再質問ございますか。池田一二三議員。 122 ◯11番(池田一二三君) 皆様お仕事をされているわけですから、その講習に参加するということは非常に難しいことだろうと思います。そうした中、部長の御答弁にありましたように、直接出向いていきますということでございますので、そこのところをしっかり周知をしていただきまして、一人でも多くの方にそういった研修を受けていただきたいと思います。  このおもてなしというのは、始めることよりも続けていくこと、そのことが非常に大事だと思いますので、この継続するための支援を、あらゆる方法を考えて、きめ細かく行っていただきたいというふうに求めておきます。  2番目のまちの駅につきまして、検討するという御答弁でございました。このまちの駅につきましては、新見版のおもてなしの駅ということで、御検討いただくということでございました。それぞれがこういった看板を掲げて、トイレがあり、待合があり、そしてそういった情報があり、気持ちよくお迎えする人がいてというものでございます。これが、つなぐことによりまして、点から線となってネットワーク化をし、町全体がそういったおもてなしの町としてなりますし、それからこれは今たまたま観光にスポットを当てておりますけれども、これは地域コミュニティーにも使えますし、教育にも使えてまいります。そういった発展的に使えるものでもございますので、是非とも検討するという部分でとまっておりますが、検討にもいろいろございますので、どういった検討か、産業部長にお尋ねしたいと思います。 123 ◯議長(林 光和君) ただいまの質問に対する答弁を求めます。 124 ◯産業部長(安達悦久君) まちの駅、全国まちの駅協議会、NPO地域交流センターが事務局でやっているこの登録制の制度、これは登録するために、そこの施設が看板をちゃんと設置できるかとか、あるいは常駐の案内人の方がおられるかとか、トイレ、休憩所が整備されているとか、地域の情報がきちんと発信できるかとか、この辺のチェックがあるようでございます。  議員御指摘の新見版まちの駅というのは、余り画一的なことではなくて、地域のいわゆる活性化につながるもんであったり、来訪者の人の憩いの場であったり、ひょっとしたら逃げ込む場かもしれませんので、そういう地域、我々の町の実情に合ったまちの駅整備というのが大事であろうと思いますので、そういう観点で研究をしてまいりたいと考えております。県内でもまだ少ない状況で、岡山県でも2カ所のようでございますので、今後本市に合うまちの駅整備、新見版まちの駅がどうあるべきかというのを今後も研究させていただきたいと存じます。  以上でございます。 125 ◯議長(林 光和君) 再質問ございますか。池田一二三議員。 126 ◯11番(池田一二三君) しっかりと研究、検討していただきまして、この新見市全体がそういった、人に優しい、温かい町になるように求めておきたいと思います。  3番目のデザインナンバープレート及び地方版図柄入りナンバープレートの導入でございますけれども、このことにつきましては答弁をいただき、県内でも導入しているところの効果がまだしっかりと出ていないというようなことでお聞きをいたしました。先進的には以前から、今全国では47都道府県、409自治体がこのデザインナンバープレートを実施されております。そういった先進的に取り組まれたところ、そこのところにおきましては郷土愛とか、地域のPRとか、活性化につながるというように評価を得ているようです。近年取り組まれたところはまださほど成果を実感してない部分があるかもわかりませんが、先進的に取り組まれているところはそのようなデータが出ているようでございます。  また、地方版の図柄入りのナンバープレートの導入でございますが、私も、国土交通省の自動車局整備課へ問い合わせをいたしました。部長答弁にありましたように、平成30年10月から導入するに当たりましては、それまでの期間が、皆さんの一体的な醸成ができることが目的で、それが求められているということで、そのためにそういう期間を置いているということでございました。是非とも、岡山県全体でするからという観点ではなく、岡山県に人が来てくだされば新見市にもつながる、つながらなければならないと思っておりますので、そういう中に積極的に入っていって、取り組んでいくことを求めたいと思いますので、御答弁お願いします。 127 ◯議長(林 光和君) ただいまの質問に対する答弁を求めます。 128 ◯総務部長山本幸弘君) 先ほど答弁いたしましたけれども、デザインナンバープレートについて、県下でも取り組んでいるところがありますが、そういった効果を本市自身がまだ十分把握できてないという意味で申し上げました。ですから、そういったことを検証しながら研究してまいりたいという意味でございます。  それから、地方版図柄入りナンバープレートの件でございますけれども、これは先ほど答弁したとおりですが、今県内には岡山プレートと倉敷プレートがございます。新見市は岡山のプレートへ属しておりますけれども、議員がおっしゃいましたように岡山をPRして、その中で各市へ来ていただくということになれば、岡山を代表するような図柄が必要になろうかと思いますので、うち独自の図柄を申請いたしましても競争率が非常に高いと思いますので、そういった岡山共通の図柄というようなものも視野に入れながら、そういった意味で積極的にプレゼンをしていきたいと思います。そういう機会があればそういう提案をしていきたいと思います。  以上でございます。 129 ◯議長(林 光和君) 再質問ございますか。池田一二三議員。 130 ◯11番(池田一二三君) 地方版図柄入りナンバープレートにつきましては、わかりました。  デザインナンバープレートにつきましては、まだ成果を十分把握していないということでございますので、今後しっかりそういった情報を集めていただきまして、私が申しましたように、導入しているところにつきましては九十数%がそういった効果があるというふうにアンケートで出ておりますので、そこらあたりもしっかり研究をして、早くそういったものに、走る広告塔として使えるようにしていただければと思っております。  次の御答弁をお願いいたします。 131 ◯議長(林 光和君) 次に、3項目めの質問に対する答弁を求めます。 132 ◯産業部長(安達悦久君) 子ども農山漁村交流プロジェクトでございます。  本市において、市外、県外の都市部の住民を田舎に呼び込み、農産物の収穫や加工及び田舎暮らしの体験を行う事業につきましては、市内各団体等により行われており、交流人口の掘り起こしにつながっているものと考えております。こうした事業で、今後、子供も含めた交流人口の増加に向けて、本市といたしましても検討を行ってまいりたいと考えております。  以上でございます。 133 ◯議長(林 光和君) 再質問ございますか。池田一二三議員。 134 ◯11番(池田一二三君) 一例を挙げますと、かのさと体験観光協会、こういったところはツーリズムで、地域の自然や文化を生かした数々の体験プログラムを継続してしていただいております。そういったこともございますし、特に農林業には非常にすばらしい人材がたくさんいらっしゃいます。そういった方の、自然もあり、食も豊かであり、地域資源をしっかりと活用した、こういったことができる子ども農山漁村交流プロジェクトの受け入れを検討するということでございますが、今後どういった形で検討していただけるのか。これは、総務省、文部科学省、農林水産省、こういった連携をした事業でございます。一部の事業ではございませんので、もう少し広い意味で、そういった連携がとれるような、検討ができるような、何かできないものかなというふうに感じておりますので、御答弁を求めます。 135 ◯議長(林 光和君) ただいまの質問に対する答弁を求めます。 136 ◯産業部長(安達悦久君) お話のとおり、この事業は3省、文科省、農水省、それから総務省、この3省の合同事業でございまして、全国2万3,000校の小学校が対象の事業でございます。目的の趣旨は、学ぶ意欲や自立心、思いやりの心、規範意識などを育み、力強い子供の成長を支える教育活動として行うんだと。それで、様々な経験豊富な農山村、あるいは漁村で宿泊体験を交えながらそれをしていくということで、我々の町もこういうことには、前回の塩から子の事業などでも積極的に取り組んでいるところでございます。全庁を挙げて、こういうことの交流人口増加がどうできるかというのを、先ほど申し上げたように検討、研究をさせていただきたいと思っております。  以上でございます。 137 ◯議長(林 光和君) 再質問ございますか。池田一二三議員。 138 ◯11番(池田一二三君) 最後に、市長のお考えを伺いたいと思います。 139 ◯議長(林 光和君) ただいまの質問に対する答弁を求めます。 140 ◯市長(石垣正夫君) 今、人口問題で、移住とか定住とか田舎暮らしというのは全国的に話題になりまして、どの市町村も、中山間地域は手を打っておるような状況でございます。小さいとこから育成するというのが重要な課題でございまして、3歳の魂百までということがありますので、我々もこういうことを考えて、また取り組んでまいりたいと考えております。  以上です。 141 ◯議長(林 光和君) 再質問ございますか。池田一二三議員。 142 ◯11番(池田一二三君) 子供たちの豊かな人間性や社会性の心を育む一助を新見市が担うことができれば、こんなすばらしいことはないと思いますし、こういった御縁でつながれば、なおすばらしいというふうに思っております。子供たちには、人を元気にする大きな力があります。是非とも、地域の活性化につながりますこの事業に対しまして、しっかりと検討していただきまして、実現方をするよう強く求めて、質問を終わります。 143 ◯議長(林 光和君) これをもちまして池田一二三議員の一般質問を終わります。  しばらく休憩をいたします。
                                午前11時50分  休 憩          ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~                             午後1時0分  開 議 144 ◯議長(林 光和君) 休憩を終わり会議を再開いたします。  一般質問を行います。  次に、8番難波孝一議員の登壇を願います。8番難波孝一議員。               〔8番 難波孝一君 登壇〕 145 ◯8番(難波孝一君) 8番難波孝一です。  今議会は、1項目め、大佐山の今後について、2項目め、県道新見勝山線の大佐小南と小阪部地内に設置する歩道の進捗状況について、3項目め、自然災害の防災対策についての3項目を質問させていただきます。  1項目めの大佐山の今後についてでございますが、一昨日、大佐山に上がってきました。6月に一般質問する予定にしておりましたが、都合で9月にさせていただきました。3カ月の間にどのような変化があったかなと思いまして、長靴を履いて、鎌を持って行きました。それで、次々と説明したいとは思うんですけど、写真を撮るために草を切りましたところ、汁が飛んだのか目が、今朝起きたら赤く腫れてしまいました。済いません、不細工なところを見せまして。  それで、大佐山の今後についてですが、大佐地区から千屋地区にかけて、新見市の北部になるんですけど、備作山地県立自然公園というのに指定をされております。その中に、大佐山の観光施設が、中腹から頂上に向けていろいろとあるわけでございますが、今から30年、40年前の景気が一番いいときに次々と建設され、昨年までの四十数年間にわたりまして、いろんな業者の方が受け継がれて、昨年まで頑張ってやってまいりました。ここ数年は、古くなった施設、建物、トイレやバンガロー、シャワー棟や倉庫、草屋根の古民家など10カ所ぐらいを撤去いたしましたが、まだまだ十分使えるものが10個ぐらいはございます。大佐山は1,000メートルあるわけですが、1,000メートルの頂上まで車やバスが上がれるという、そういった山は全国的でも珍しいのではないかなと思っております。この大佐山の施設も今は休止されております。  そのために、大佐地区の住民でつくります団体がございます、地域振興福祉協議会、また老人クラブ、消防団、文化協会、体育協会、商工会など約30団体が加入した大佐風のまちづくり協議会というのがありますが、この会では大佐地区の今後の活動をどうしていったらいいか、どうすれば少しでも活性化できて、住みよくなるかなということで、13項目にわたりまして設問をつくって、大佐地区民の800人にアンケート用紙を送りました。そのうち60%の480人から回答がありました。これがその回答用紙の分析表でございます。いろいろなデータをとって、ここに記しております。これによりますと、大佐地区で大切に思うものは何か、大佐地区で自慢や誇りに思うものは何か、これから何を中心にして町の活性化を図っていったらいいか、そういったアンケートをとりましたが、ほとんどの方が、大佐山を中心にして上刑部や大井野の四季折々の豊かな自然を生かしていきたいという回答が圧倒的に多くありました。市内や近隣の市町村から大佐山に来た人は大勢いると思いますが、詳しく知っている人はほとんどいないんじゃないかと思います。大佐山は表と裏とありまして、どちらも施設とか見るものがたくさんございます。今日は、麓から頂上まで、こんなもんがあるんだということを皆様に御案内していきたいと思います。よう知っとんだという人もおられると思いますけど、一応言わせてください。  大佐神社の手前を右に右折しますと、大佐山の右側の裏へ、頂上へ向けて上がります。そこを1キロほど行きますと、200本ほどの桜の名所、魚切公園というのがございます。そして、そこを100メートルほど上がりますと、倉敷市絆の森がございます。ここには、桜やクリ、もみじ、いろんな植樹がされております。面積ははっきりわかりませんが、五、六ヘクタールはあると思います。もっと広いかもわかりません。そこを300メートルほど上に上がりますと、日本で9カ所しか産地がないヒスイがあります。日本の9カ所の中の一つが大佐山にあるということでございますが、これがヒスイのある小屋でございます。これは、旧大佐町が建てております。大佐山も一緒に見えています。これがヒスイの小屋、ここが大佐山の頂上です。  そこから300メートル上に上がりますと、今度はコスモクロアという石がありまして、こういう建物を建てて保存しておりますけど、現在は誰もタッチをしておりません。このコスモクロアというのは、島根県の島根大学の女子生徒が発見したわけですが、世界で4つしか石がないんです。ミャンマー、それからロシア、それからイタリア、そして日本の大佐山、そこへ石があります。コスモクロアといったら、コスモというのは宇宙のことなんです。クロアとは光る石、すなわち隕石なんです。隕石がここへ落ちて、その破片か中の物質が飛んでここへあるということでございますが、ここも小屋をして、ガラス張りにして鍵をかけて、ちゃんとしておりますけど、法面が崩れて今は全然見ることができません。大変貴重なもので、マニアの人はいろいろ探して見に来られております。こういった鉱物の専門の図鑑にも、大佐山にヒスイがあるということをちゃんと書いております。2年ほど前に常任委員会で新潟県の糸魚川市へ行きました。そのときに、糸魚川市に30億円も40億円もかけて石の博物館をつくっていました、立派な。そこの博物館の中に、ああいう壁に地図がありまして、そこにヒスイの産地を書いてあって、大佐山というのが書いてありました。あそこまで行って大佐の名前を見るとは思いませんでしたが、これは本当のことなんだなと感じました。  それから、そこから200メートルほど上がりますと、太陽光発電所がございます。2カ所ございます。それからさらに200メートルほど上がると、和牛牧場がございます。それから100メートル上がりますと、大佐山のグラウンドがありまして、ここでグラウンドゴルフとかゲートボール大会をよくやっておりました。そのすぐ上にキャンプ場がございまして、夏休みには小学生なんかが学習で泊まり込んで、よく来ておられました。これもまだまだ使えます。それから、9合目ぐらいのところに大型バンガローが3棟ございます。これもまだしっかりしているので、使えます。1棟で5人以上が泊まれると思います。それから、すぐその横に、大佐山の正面に出るわけですが、パラグライダーのテイクオフ場があります、飛び立つところがあります。こういう感じで、皆さん毎日飛んでおります。これは十七、八年前に大佐町が行いました日本のスカイサミットでございます。こういったこともまたできるのではないかなと思っております。  そのちょっと上で、竜王池があります。この竜王池はモリアオガエルで有名なところで、昭和3年に、岡山県で初めて竜王池でモリアオガエルが発見され、天然記念物になっております。今ではどういうわけか、新見市内のあちこちで、モリアオガエルかどうかわかりませんが、塊が見えるということを聞いております。  それから、少し上にテニス場がございます。これは、2面カラーコートでありますが、これも路面もよくて、十分使えます。その上がセンターハウス。ここは、風呂とか宿泊、食堂、焼き肉ができるところもありました。そして、その上にありますのが正面から見えます憩いの家です。ここは宿泊できて、家の中から雲海とか日の出が見えます。私も行って、泊まって、何回も見ましたが、とてもすばらしい。本当に一度、皆さん行ってみていただきたいなと思います。朝車で行って、車の中からでも見えます。でも、雲があったりしたら見えないこともありますんで、度々行かんと、いいのは見えないと思います。それから、頂上の近くに大佐山山荘というのがありまして、ここにも3つ、4つ部屋がありまして、宿泊ができます。  それから頂上ですが、ここには、岡山県で多分2番目に大きいだろうと思うんですが、天体望遠鏡があります。四、五十センチありますかね。あるんですけど、雷が落ちて今は故障中ということで、今は使えません。そして、一番頂上にはあすなろタワーというのがありまして、12メーターの高さですが、988メーターの大佐山と塔とを足してちょうど1,000メートルの高さになるようにつくってございます。そこに上がってみますと、360度、きれいに見えて、人間が下でこそこそしょうるのは何かあほらしいというか、ばからしいというか、もっと気持ちを大きく持って、ゆったりしてすればストレスも解消するんじゃないかなと思っております。  そこで質問でございますが、今年の4月から休止状態におりますこの大佐山の施設、この宝の山の財産を前向きに活用するのか、あるいは後ろ向きに引っ込めるのか、現在の市のお考えをお聞かせください。  2項目め、県道新見勝山線の小南と小阪部地区の歩道設置についての進捗状況についてお伺いをいたします。それが1点目です。  2点目、完成の予定はいつごろになるでしょうか、お尋ねいたします。  3項目め、自然災害の防災対策についてでございます。  集中豪雨で河川の氾濫による被害を防ぐために、護岸の点検と改修工事ができないかという質問でございます。  9月1日は防災の日ですが、その前の日の8月30日に、台風10号による暴風雨の影響で、岩手県と北海道で、堤防の決壊による住宅や農地の浸水が相次ぎ、甚大な被害が出ました。この台風により、現在までに21人の方が亡くなり、5人の方が行方不明になるという痛ましい被害が起きております。心より御冥福をお祈りいたします。  自然災害といえば、台風による風や水による被害、地震や雨による崖崩れ、地震による津波の発生などがありますが、この新見では津波の心配はないと思います。地震の心配といいますと、昭和以降です、新見市内で震度4以上の地震が観測されたのは16回ございます。その中で一番大きかったのが、平成12年10月に起きた鳥取県西部地震でございます。新見市北部でも震度5強が観測され、北部では墓石が倒れたり、壁や屋根の瓦が落ちるなど被害を受けております。新見市内には、地震計は7カ所設置されており、雨量計は県関係12カ所、岡山気象台関係が2カ所、国土交通省関係が3カ所と全部で17カ所、雨量計は設置されております。地震計は、7カ所でございます。  災害が起きたときにどのように避難するかということでございますが、3つの情報がございます。自然災害の危険が迫り、住民の避難が必要になった場合、自治体は深刻度に応じて避難に関する3つの情報を発令いたします。まず最初は、避難準備情報、要配慮者避難情報でございますが、人的被害の発生する危険性が高まった状況、避難するのに時間がかかる高齢者など、配偶者、その支援者は避難を始めます。2番目、避難勧告。人的被害の発生する危険性が明らかに高まった状況で発令されます。全ての住民は指定された避難場所に避難を始めます。3番目、避難指示。人的被害の発生する危険性が非常に高いと判断された状況、または既に人的被害が発生した状況。直ちに避難を完了してください。万一避難する余裕がなければ、命を守る最低限の行動をとるということになっております。  それから、川の水位観測所は、県関係で12カ所、そしてダムの関係で5カ所ございます。集中豪雨による大水が一番危険だと思います。  質問1点目、8月30日に起きた台風10号のような集中豪雨が新見でもあるかもしれません。災害の被害を受ける前に、危険と思われる護岸を点検して、早急に改修に努めていただきたいと思います。  2点目、新見市の指定避難場所に行く案内看板の設置でございますが、新見市指定避難場所は125カ所ございます。福祉避難場所は25カ所、そしてヘリポート適地として17カ所が指定されております。この避難場所へ行くのに、どこが避難場所か、告知案内看板といいますか、そういったものをつくっていただきたいと思います。こういう看板です。新見市にも、避難場所自体にはこういう看板をつくって壁に張ってありますが、そこに行けばわかるんですけど、例えば小阪部でしたら家が少ないからどこが避難場所かなというのもすぐ見れば大体わかります、学校とか役場とか。ですけど、新見市内の市街地の場合は、果たしてどこが避難場所になっているんだろうかなというのがよくわからないのではないかなと思います。これは、他の市町村でつくって市街地に置いてあるもんなんですけど、こういった避難指定場所の告知案内看板、あそこが避難場所ですよという、そういったものを是非、徐々に増やしていってもらえればどうかなと思ってます。  これで1回目の質問を終わります。 146 ◯議長(林 光和君) ただいまの難波孝一議員の一般質問に対する執行部の答弁を求めます。 147 ◯産業部長(安達悦久君) 1項目め、大佐山の今後についてでございます。  大佐山山頂付近の観光施設につきましては、指定管理者の申し出により、本年3月31日をもって休止をしております。このため、本年4月からは市の管理とし、景色などを楽しみに訪れる登山者もいることから、登山道路周辺の草刈りなどの維持管理に努めているところでございます。  今後につきましては、老朽施設は撤去する必要があると考えておりますが、一方、山頂一帯がお話のように備作山地県立自然公園に指定されていることから、自然環境や貴重な動植物を保護するとともに、大佐山の自然や登山などを楽しんでいただくための施設のあり方について、市民の皆様方のアイデアをいただきながら考えてまいりたいと思っております。  以上でございます。 148 ◯議長(林 光和君) 再質問ございますか。難波孝一議員。 149 ◯8番(難波孝一君) 今まで何十年もかけて、何億円、何十億円という貴重なお金をかけて開発しております。これから急ぎませんので、ゆっくり関係者の方と相談されて、今後皆さんが喜ぶような方法でやっていっていただきたいと思います。金をかけなくても、見たり体験したり、いろいろできる施設、風景もございます。そういったよその地域にない貴重な財産を、是非大事にして残していっていただきたい、かように思います。よろしくお願いいたします。  2項目め、お願いします。 150 ◯議長(林 光和君) 次に、2項目めの質問に対する答弁を求めます。 151 ◯建設部長(佐藤 努君) 2項目めの1点目、県道新見勝山線の歩道の進捗状況についてでございますが、今年度は物件調査等の委託及び用地買収を実施していると県から聞いております。  2点目ですが、完成の時期でございます。歩道の完成時期は、平成30年度を目指していると県から聞いております。  以上でございます。 152 ◯議長(林 光和君) 再質問ございますか。難波孝一議員。 153 ◯8番(難波孝一君) 30年ごろに完成する予定だということでございますが、町の手前の金藤という地区なんですけど、あそこは通学路になってます。子供たちが歩いたり、自転車で左側を行って、右に県道を渡るんです。そして、今度は右側を、自転車を押して歩いていくんです。ほいで、あそこは道がいいし、上から坂にもなっとるし、かなりのスピードで来ます。それで、市民の方からこういうお話もあったわけですが、現在、旧田治部小学校の前に点滅の信号がございます。その信号を3キロほど移動して、金藤の直線の道路に、横断歩道のとこに点滅の信号をつけたらどうですかという、そういうお話がございます。まだ、完成までにはもう二、三年かかりますので、その間にそういった信号機の有効利用を考えていただきたいなと思ってます。田治部小学校を卒業した小学生も毎日そこを通っています。高校生も、中学生も田治部の子も、大人もほとんどそこを通っておりますので、必要のないとこよりかもっと必要のあるとこへ移動、移転していただければ一番いいと思いますが、どうでしょうか。 154 ◯議長(林 光和君) ただいまの質問に対する答弁を求めます。 155 ◯建設部長(佐藤 努君) 県が実施主体でいろいろやっております。ただ、住民の方々の要望とかいろいろなことも、市も受けておりますので、いろいろ協議をしながら今後進めてまいりたいというふうに考えております。  以上です。 156 ◯議長(林 光和君) 再質問ございますか。難波孝一議員。 157 ◯8番(難波孝一君) よろしくお願いいたします。  3項目め、お願いします。 158 ◯議長(林 光和君) 次に、3項目めの質問に対する答弁を求めます。 159 ◯建設部長(佐藤 努君) 3項目めの1点目、河川、護岸の点検、かさ上げについてでございます。  本市には、道路、河川のパトロール専属職員が2名おり、道路、河川施設の点検、危険物の除去、簡易修繕等を行っております。ほかの職員も工事現場の行き帰りにパトロールを兼ねて道路、河川施設の点検、確認を行っておりますが、現在、本市が管理する河川でかさ上げが必要な箇所はありません。また、県においても、管理する河川において毎年点検を実施しており、点検の結果を踏まえ、かさ上げ、護岸整備等が必要な箇所については対応しているというふうに聞いております。  以上です。 160 ◯総務部長山本幸弘君) 2点目でございます。  指定緊急避難場所への案内看板の設置についての御質問でございますけれども、御質問の中にもございましたけれども、本市の指定緊急避難場所は現在125カ所を指定しております。その避難場所には、そういった表示をしているところでございます。案内看板の設置につきましては、現在作成中の新しい防災マップ等に詳しくお示ししておりますので、引き続きホームページ等で啓発してまいりますので、まずは地域の方々が、御自分たちがどこに避難すべきかということをふだんからよく周知していただきたいと思います。そういったことで対応していただきたいと思いますので、今のところそこまでの誘導の案内看板については、設置する考えはございません。  以上でございます。 161 ◯議長(林 光和君) 再質問ございますか。難波孝一議員。 162 ◯8番(難波孝一君) 1点目の護岸のことなんですが、これは平成23年に写した写真なんですけど、あっちこっちで、もう二、三十センチすれば浸水するというような場所がございます。これは布瀬地区の民家に水が乗るんではないかということで、消防団や近所の方が出て、土のうを積んで警戒をしております。あれ以来5年、これほどの水はまだ出ておりませんけど、いつ出るかわかりません。そして、先ほど言いました護岸の工事をすれば金も要るわけですが、工事をしなくても川底のしゅんせつをしていただければ、30センチや50センチ、1メートルは、すぐ下がる場所がたくさんあるのではないかと思います。しゅんせつしても費用は要るわけですけど、その土砂をとっていただければ、当分また浸水からしのげるのではないかなと思います。答弁お願いします。 163 ◯議長(林 光和君) ただいまの質問に対する答弁を求めます。 164 ◯建設部長(佐藤 努君) しゅんせつ要望というのは、市内でもかなりございます。本市の管理している河川について、本年度、4河川のしゅんせつをするようにしております。大佐では、小阪部地内の三谷川をしゅんせつするように今計画をしております。  以上です。 165 ◯議長(林 光和君) 再質問ございますか。難波孝一議員。 166 ◯8番(難波孝一君) しゅんせつをしていただくのが一番手短な方法ではないかなと思いますので、県の関係がほとんどだと思いますが、小さなとこでも危険なところがあるようでしたら、そういうとこをよく見て回って、修理、修繕していただきたいと思います。  これで質問を終わります。ありがとうございました。 167 ◯議長(林 光和君) これをもちまして難波議員の一般質問を終わります。  お諮りいたします。本日の一般質問はこれで打ち切りたいと存じますが、これに御異議ございませんか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 168 ◯議長(林 光和君) 御異議なしと認めます。よって、本日の一般質問はこれで打ち切ります。  次に、明13日の本会議は午前10時に開きます。  以上で本日の日程は終了いたしました。本日はこれにて散会いたします。                             午後1時34分  散 会 新見市議会 Copyright (C) NIIMI CITY Council, 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