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  1. 新見市議会 2016-09-01
    平成28年9月定例会(第2号) 本文


    取得元: 新見市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-09-14
    2016年09月09日:平成28年9月定例会(第2号) 本文 ▼最初のヒット個所へ(全 0 ヒット) 1                             午前10時0分  開 議 ◯議長(林 光和君) 皆さん、御苦労さまでございます。  ただいまの出席16名でございます。これより本日の会議を開きます。  本日の議事日程(第2号)は、一般質問のみのため、配付を省略しておりますので御了承願います。          ──────────────────────── 日程第1  一般質問 2 ◯議長(林 光和君) 日程第1、一般質問に入ります。  一般質問は、一問一答方式といたします。質問者は発言許可の後、質問席に登壇いただき、最初通告の全項目について質問し、再質問からは通告の1項目ごとに順次質問を願います。なお、質問に対する答弁中は質問席に御着席ください。各議員の発言は、答弁を含まず30分以内とし、再質問の回数は制限しないものといたします。  それでは、通告者一覧表に記載のとおり順次質問を許します。  まず、5番坂東義生議員の登壇を願います。5番坂東義生議員。               〔5番 坂東義生君 登壇〕 3 ◯5番(坂東義生君) 5番坂東義生であります。  9月定例市議会一般質問の初日、トップバッターとして登壇させていただきました。  まず、さきの台風10号で尊い命を亡くされた方々の御冥福をお祈りいたしますとともに、被災された北海道、岩手県の皆様に心からお見舞いを申し上げます。また、いまだ行方不明となっておられる方の一刻も早い発見を願っております。  この台風では、集落の孤立も多く発生しました。地球温暖化によりどこでどんな災害が起こるかもわかりません。本市も、災害への備えをしっかりと行っていかなければいけないと思った次第であります。  質問に入ります。  私は、今議会では、人口減少とともに、世帯が減少していく今後について、その施策をどうとっていくのか、市役所前のまなび広場にいみに移転する図書館の運営について、来年4月に今期の任期満了を迎える市長の実績と就任後8カ月となった副市長の市政等に係る感想を質問し、意見を述べてまいります。  まず、1項目めに、今後世帯数の減少を迎えることが予想される本市の取り組みについて質問いたします。  平成2年、初めて限界集落という言葉が生まれ、人口減少と高齢化が進む山間地域に警鐘を鳴らしました。2人に1人が65歳以上の高齢者で、コミュニティーが回らなくなった集落、過疎を通り越して集落の維持が著しく低下し、限界状態にある集落のことです。世界で例のない速さで進む人口減少社会に突入する中でも、世帯構造の変化により3世代が同居する家族構成から、夫婦と子供から成る世帯の核家族が標準家庭となり、今では核家族の高齢化により、単身世帯高齢者夫婦のみの世帯が増加し、世帯規模の縮小が続いています。その結果、人口が減少しながらも世帯数は増加するという傾向を示してきました。しかし、2019年には世帯数も減少する局面を迎えると言われています。  本市の国勢調査による世帯数を見ると、平成17年の市町村合併時には1万2,393世帯であったものが、平成22年には1万2,208世帯、昨年平成27年の国勢調査では1万1,997世帯と、10年間で726世帯が減少し、既に世帯減少に突入している数字が示されています。
     人口と世帯数がともに減少していく時代が来ています。これまで人口減少に関しては、地域に及ぼす影響や自治体の活力に与える影響、地域経済への悪影響などが認識され、議会でも多くの議論がされてきていますが、世帯数の減少に関しては余り注意が払われてこなかったのではないでしょうか。新見市まち・ひと・しごと創生総合戦略においても、人口減少に対する施策や事業は盛り込まれていますが、世帯数減少に対する施策はありません。世帯数の減少は、集落機能を低下させ、地域の活力や防災力の衰退、耕作放棄地の拡大、森林の荒廃など多様な影響を与えます。また、高齢者世帯が増加する中では、交通手段の確保も困難になることから、孤立世帯といった事態も生じることが考えられます。  これから世帯数減少という未知との遭遇が待っています。しかし、それは不測の事態ではなく、確実に予測可能であり、対策を講じることで少しでも世帯数の減少を食いとめ、市民の生活を守るとともに、安心して暮らせる新見市にすることができます。  1点目に、市は世帯数減少による影響をどう捉えているのかお聞きいたします。  先ほども申し上げましたように、本市の世帯数減少は既に始まっており、特に周辺部の山間地域での減少が増加してきています。世帯数の減少は、集落の衰退にとどまらずに、空き家の増加やそれまで集落として行ってきた催事や水路、道路などの保全活動、日々の買い物や保健福祉など、様々な生活に影響を与えてくるものと考えています。市は、集落の世帯が減少することによって行政やそこに暮らす人々にどのような影響が出ると思っているのかお示しください。  2点目です。  世帯数の減少により、集落機能を維持できなくなる可能性のある集落を把握しているのかどうか、お答えください。  集落の人口にかかわらず、65歳以上の高齢者が50%以上の集落は限界集落と呼ばれ、何の施策もとらずにいるとやがては消滅集落となる可能性があります。データが少し古くなりますが、総務省地域力創造グループ過疎対策室が平成23年3月にまとめた過疎地域等における集落の状況に関する現況把握調査によると、平成22年4月の時点で、過疎地域内の集落数は全国で6万4,954集落、中国地方では1万2,694集落で、このうち10年以内に消滅するとされる集落は82集落、いずれ消滅するとされる集落は445集落とされています。本市では、このような集落がどの程度あるのかお示しください。  3点目に、世帯数の減少に対する政策と施策はどのようにとられるのでしょうか。  本市の現状を見ると、世帯数の減少は一刻の猶予もないというくらいの危機感を持って取り組まなければいけません。世帯数の減少は、集落の消滅につながっていきます。さきにも申し上げましたが、人口減少とともに集落の消滅は市の施策に大きな影響を与えます。それだけでなく、水源涵養地としての山林の荒廃が高梁川流域に与える影響や、ダムの役目を果たしている田畑の消滅は防災の観点から見ても、集落地が国土保全に果たしている役割は大きなものがあります。集落の消滅により、その役割さえも消滅することは、我が国の国土形成の上からも多大な影響があると言えます。本市は、世帯数減少に対する取り組みをどのようにしていくのか、お答えください。  2項目めです。  市民文化の向上と生涯学習の推進のためにまなび広場にいみを改修し、図書館を移転することで事業が進められており、来年度は市役所前に新しい図書館がオープンします。図書館の移転については、その是非や問題点、また施設のあり方についてこの場で度々質問と提言をしてまいりました。図書館は、幼児から高齢者まで、住民全ての自己啓発に寄与するとともに、住民が情報を入手し、芸術や文化を鑑賞し、地域文化の創造にかかわる場であり、生涯学習の中心的な存在です。図書館は、単に本の貸し出しや読書の居場所を提供するのみにとどまらず、そのサービスの面において、図書館に寄せる市民や社会の要求と多様性に応えていかなければいけません。加えて、図書館自身によって市民があらゆる情報を享受するための事業展開や生涯学習を喚起する施策を展開していくことが求められています。  この度の図書館移転を契機に、市民の読書要求や学習要求に応えていく事業展開をしていかなければいけません。  1点目です。  昨年9月の本会議の中で、図書館運営方針を策定していくという答弁がありました。もちろん図書館を運営していく上での基本方針は絶対に必要であります。しかし、本市の教育の基本方向や図書館の運営方針、子供読書推進計画などを見据えた上で、確実に図書館事業を行っていく上での運営計画が必要なのではないでしょうか。図書館を管理する教育委員会は、教育政策、生涯学習政策の中で図書館運営の方向を示す必要があります。  本市における図書館の役割、蔵書計画や人員計画、図書館利用者が学習や研究で資料を探すときにそれをお手伝いするレファレンスサービスをどうするのか。公民館など他の社会教育施設との連携をどのようにするのか。県立図書館や市内の図書館、図書コーナーとの連携や役割分担など、図書館運営におけるしっかりとした計画を立てていく必要があると考えています。図書館運営計画を作成していくのかどうか、またしていく考えはあるのかどうかをお尋ねいたします。  2点目に、図書館の基本理念と図書館サービスについてお聞きいたします。  新見市は、これからの図書館をどのような図書館にしていこうとしているのでしょうか。これからの図書館のあり方や図書館サービスは、多様な方々の意見を聞きながらよりよい図書館事業を行っていく必要があります。また、貸出サービスを初め、情報サービス、幼児、児童、青少年に対するサービス、高齢者に対するサービス、障害のある方に対するサービス、学習機会の提供、地域の課題に対応したサービス、図書館の利用が困難な方へのサービスなど、様々な市民がどこに居住していてもその読書要求や資料請求に応えられる図書館としていかなければいけません。まず、移転後の図書館の基本理念はどのようなものにされるのか、そして図書館サービスはどのように充実していくのか、お答えください。  3項目めに、今期の市長の実績と就任後の副市長の感想についてお伺いいたします。  1点目です。  石垣市長は1994年7月に旧新見市長に初当選され、合併前の新見市で2期半、2005年4月の合併後の選挙でも、その手腕と信頼で当選されて、3期を新見市のリーダーとして、人が余りやらないような難しい仕事に挑戦する気質と積極的に事業を進めていくことで、本市の発展と市民福祉の向上に大きく寄与されてきました。市長初当選以降、様々な事業展開を図られてきましたが、第2次新見市総合振興計画また新見市まち・ひと・しごと創生総合戦略の様々な施策の中で、今期の市長としての事業はどこまで進められてきたのか、また前回の市長選挙時に出されたマニフェストはどこまで実施できたのかお示しください。  2点目です。  戎副市長は、今年1月に副市長に就任されてから8カ月が経過しました。新見市職員として行政に携わってこられた経験を生かして、市長を補佐し、その右腕として持てる限りの力を発揮されてきていると思いますが、8カ月間副市長として務められ、どのような感想を持たれているのかお聞かせください。  以上で1回目の質問を終わります。 4 ◯議長(林 光和君) ただいまの坂東義生議員一般質問に対する執行部の答弁を求めます。 5 ◯総務部長山本幸弘君) それではまず、1項目めの1点目でございます。  世帯数減少による影響をどう捉えているかという御質問でございますけれども、本市では、平成17年の合併以降人口は当然減少傾向にあるのは御承知のとおりでございますが、世帯数は一時期微増しておりました。これは、世帯分離や核家族化が進んでいる影響と考えておりますけれども、現在は微減状況の傾向になっております。  こうした傾向は本市だけではなく、国においても同様の傾向を示しておりますが、国では2019年以降世帯数の減少傾向があらわれると推計しており、本市におきましても明確な減少傾向に転じるものと思われます。世帯数が減少することで、集落の活力が低下し、地域コミュニティーの維持が難しくなったり、伝統行事等の継承ができなくなるといった影響や、農林水産業の衰退に伴う農地、山林の荒廃、また住宅需要や世帯消費の落ち込みなどによる地域経済への影響、空き家の増加といった影響が考えられるほか、世帯を単位として考えられてきました地方税制度がいろいろございます。そういったものや社会保障制度にも影響が及ぶものと考えております。  2点目でございます。  集落機能を維持できなくなる可能性のある集落を把握しているかという御質問でございますが、集落という考え方はいろいろございますけれども、本市では従来行政地区ごとの把握を行っております。現在、市内に、これは8月末現在でございますけれども、829の行政地区がございますが、このうち国が基準を示している限界的集落に該当するものが250地区ございます。さらに、そのうち56地区が危機的集落に該当しております。これらの行政地区に関しましては、市内全域に点在しておりますが、市街地の中心部においてもそうした行政地区が発生している状況でございます。  3点目でございますが、世帯数減少に対する政策、施策はという御質問でございます。  現在、本市では、移住者の確保や子育て支援等、その他の定住支援策等によりまして、人口減少を抑制することを最重要課題として取り組みを進めております。こうした取り組みが集落維持につながることを期待しているところであります。  一方、今後集落機能が維持できなくなるおそれのある地域への対策を考える場合、まず第1に、それぞれの地域で地域が考える問題について十分な協議を行っていただく必要があると思います。そういったことを踏まえまして、地域と行政も一体になりまして、地域の特性を考慮しながら対策を講じていくことが重要であると考えております。  以上でございます。 6 ◯議長(林 光和君) 再質問ございますか。坂東義生議員。 7 ◯5番(坂東義生君) まず、1点目であります。  世帯数を単位としている税等にも影響が出ているということをおっしゃられました。私が述べました集落活動の低下、それからコミュニティーの維持も困難になってくるんじゃないかということにもお答えをいただきました。世帯数が減少していく集落においては、今部長がおっしゃられた影響のみに限らず、本当にいろんな問題が山積してくるというふうに感じております。生活支援サービスの提供に関する課題も多く指摘をされておりまして、例えば買い物が困難になる地域が発生するとか、当然公共交通に関する影響も考えられるところであります。一旦こういったサービスが提供されなくなると、人口減少、世帯数減少が続いている中で、採算性それから効率の面から十分な水準が確保できなくなると同時に、これをもとに戻そうとするとなかなか大変であります。復活しづらいという状況が発生してきていると思います。中心部でも世帯数が減少しているというふうにおっしゃられました。そのとおりだと思いますけれども、特に山間地域の周辺部においては、生活を支えるという目的から、インフラの面、道路の管理であるとか、それから水道といった市が責任を持って行わなければいけないインフラの面についても大変重要な問題が生じると思いますけれども、今後こういった面はどのような方針でされていくのか、お聞かせください。 8 ◯議長(林 光和君) ただいまの質問に対する答弁を求めます。 9 ◯総務部長山本幸弘君) 周辺部において、特にそういった先ほど言いました限界的集落の状況になっているという中で、現実に人数が少なくなってもそういった生まれたところ、育ったところでやっぱり生活したいと、住みなれたところで生活したいと思われる方の気持ちは当然わかりますし、それから特に最後の御質問の中に、インフラに関しまして道路とか水道とかというようなことがございましたけれども、今そういった生活に関するインフラにつきましては、現状では何とか維持していただいとる面もございますし、行政としても整備して対応できているところでございますが、今後これ以上人口が少なくなった場合どうするかということは大変重要な課題でございますけれども、正直な話切り捨てるということはできない話でございます。また、そういったことも想定しながら、当然今後生活していく上において、どういったインフラの状態を確保していくかということは重要な課題でございますし、そういったことを今ここでこうします、ああしますということは言えませんけれども、そういったことを考慮しながら当然皆さんが住んでよかった新見市、地域ということを私どもも念頭に置いとりますので、そういった考え方を前提にして対応を考えてまいりたいと思います。  以上でございます。 10 ◯議長(林 光和君) 再質問ございますか。坂東義生議員。 11 ◯5番(坂東義生君) そのとおりだと思います。小規模集落への対策としては、2つ私はあると思っております。1つは、集落の活力を高めていく活性化対策、もう一つはそこに住まわれている方々、住民が安心して暮らし続けていくことをサポートする集落機能維持などの生活対策、この2点があると思います。しっかりと集落の衰退について認識をされているようでございますので、今後の影響も考えられて進められていきたいというふうに思います。これは、3点目でも様々な御質問をしてまいりたいと思います。  2点目です。  集落の世帯ごとの最高齢者の年齢、それから最少年齢者の年齢に地域ごと平均死亡年齢を加味して計算していけば、その集落にいつまで人がいることができるのかということが予測できます。そういう計算をしていくと、現在のままであれば5年後にはなくなる集落がまた増えてまいります。私が様々なデータから計算をしていくと、自然動態のみの計算でありますけれども、このままでいけば10年後の世帯、2027年ですけれども、世帯数は新見市全体で8,151世帯、それから20年後の2,037年には6,265世帯にまで減少してしまいます。これはあくまでも私の推計です。世帯数の減少が進めば、社会動態による転出も加速をしてまいります。一層の世帯減少が進むかもしれません。今後、世帯減少による集落の消滅はどのようになっていくとお考えなのか、お答えください。 12 ◯議長(林 光和君) ただいまの質問に対する答弁を求めます。 13 ◯総務部長山本幸弘君) 今、坂東議員さんが、あくまでも個人的とおっしゃいましたけれども、それ推計をされております。  それから、公的な推計でも似たような数字が出てくるものと思っております。今、手持ちでそういった資料は持っておりませんけれども、そういった世帯数が減っていくのはこれは間違いないと思いますけれども、これは本市といたしましてはその世帯数の減少もあわせてですけれども、あくまでも人口の減少をいかに抑えていくか。そのことによって、世帯数の減少も当然連動してくると。世帯分離とかいろいろ状況があるかもわかりませんけれども、それで増えたり減ったりすることはあるかもわかりませんけど、基本的にはやっぱり人口の確保、そこが一番の基本的な対応が必要になってくる課題だと考えておりますので、そういった中でできるだけ世帯数も減らないようにというふうに考えてまいりたいと思っておりますが、今具体的にどういうふうな動きになってくるかということにつきましては、ちょっと資料の推計もいたしておりませんので、明確な答弁はできないのが基本的な考え方ということで御了承いただきたいと思います。  以上です。 14 ◯議長(林 光和君) 再質問ございますか。坂東義生議員。 15 ◯5番(坂東義生君) 是非市としても、今のまま放置しておけば今後の世帯がどうなっていくのか、人口減少については確かにグラフで示されておりますけれども、世帯数がどうなっていくのかというのを市としても推計をしていかれたほうがいいんじゃないかというふうには考えております。  それと、もう一遍、今部長が答えられました人口が増えていけば世帯の減少もとまるというふうにおっしゃいました。それも言えるかもわかりませんが、人口と世帯は比例をしないと私は考えてます。最初に申し上げましたけれども、65歳以上の世帯が50%以上であれば、その50%以上の地区は世帯が減少していくというふうに言われています。重点的に世帯減少、集落の衰退が予想される地域に移住、定住を促進していくのであればそれはないかもわかりませんけども、市全体として考えていくのであれば、周辺部の集落については危機的な状態が強まってくるというふうに考えております。これは私の意見であります。  3点目に移ります。  今後、市としても様々な施策を実施していくというふうな御答弁をいただきました。世帯数減少による集落の衰退については、山積する課題の解決に向けて必要な行政サービスを効率的に提供するためには、行政が地域の実態をきめ細かにしっかりと把握することが前提となると思います。著しい人口減少と高齢化が進み様々な問題に直面しておる地域においては、特に実態を的確に把握することが重要であると考えます。集落機能の維持状況や集落資源の状況の実態調査というものをするお考えはないのでしょうか。 16 ◯議長(林 光和君) ただいまの質問に対する答弁を求めます。 17 ◯総務部長山本幸弘君) 先ほどちょっと触れたんですけれども、地域によってはいろいろな状況があるのはこちらも承知しておるところでございますけれども、そういった地域の課題、問題につきまして、今策定しております総合振興計画であるとかそれから総合戦略であるとかということでそれぞれ施策を掲げておりますけれども、個々の実施につきましてはどういった地区にふさわしいかとかどういった地区がどういう状況だからこういう施策が必要ではないかということはある程度考慮しながらやっているところでございますけれども、そういった中でまず地域の皆さんが自分たちの地域がどういった課題があるか、問題があるか、どういった施策が必要であるかというようなことを積極的に協議していただいて、問題意識を持っていただきたいと。そういった協議の場で上がりました声につきまして、当然行政といたしましても、こちらといたしましてもお伺いしながら、どういった対策がとれるのか、どういった対応ができるのかということは当然考えていくべきことだと思っておりますので、今実態調査を精査するつもりはあるかないかというような趣旨の御質問だったと思うんですけれども、まずは住民の皆さんにもそういった意識を持っていただく。その上で、そういった声を上げていただいて、協働でいろいろ考えていけばいいかなというふうに考えておりますので、必要な状況が将来生じるかもわかりませんけど、現在のところはまずそういった声を上げていただきたいし、地元でしっかり話をしていただきたいというふうに考えておりますし、もう当然そういった声をこちらに届けていただいて、お話、協議する必要がございましたら、こちらとしても当然それはお受けして対応してまいりたいと考えております。  以上でございます。 18 ◯議長(林 光和君) 再質問ございますか。坂東義生議員。 19 ◯5番(坂東義生君) おっしゃるとおりです。地域の課題というのは、そこの地域で起こっている課題でありまして、そこでしか解決できないものだというふうに思います。まず、地域の課題を地域で協議して欲しいというふうなお答えでありますけれども、市はこれをしっかりとサポートしていかなければいけない立場にあると思います。平成25年3月市議会で、限界的集落に限らず、地域の活動や集落機能の低下を一緒に考えサポートしていく集落支援員制度は必要な施策だと思われるので、今後各支局に配置していくと答弁をされています。しかし、いまだ配置をされていません。理由をお示しください。 20 ◯議長(林 光和君) ただいまの質問に対する答弁を求めます。 21 ◯総務部長山本幸弘君) 議員御質問がございましたけども、集落支援員という名称での配置はできておりません。これは御覧のとおりでございます。ただ、そういう答弁をいたしましたが、その後いろいろ検討を内部でもいたしました。そういった中で、集落支援員よりもまずもっと広い意味での地域でどうするか、支局単位でございますけども、そういった中にコミュニティー活動の活性化やそれから地域資源の発掘であるとか、それからそういった情報発信であるとかということを目的にして、地域おこし協力隊という制度を活用いたしまして、市外からの若者の定住をにらみまして、市外からの若者に来ていただきまして、そういったよそ者であるとか、いい意味でよそ者から見た目、若者から見た状況、対応策、どうすればいいかというようなことをまず参考にしようということで、地域おこし協力隊員を配置した経緯がございます。ですから、集落支援員という形ではなくて、まず地域おこし協力隊員を配置するということで対応したものでございます。  以上でございます。 22 ◯議長(林 光和君) 再質問ございますか。坂東義生議員。 23 ◯5番(坂東義生君) 集落支援員の設置目的と、それから地域おこし協力隊の設置目的、これは必ずしも一緒ではありませんよね。集落支援員というのは、その支援員が集落への目配りとして集落の状況把握、集落点検の実施、それから住民と住民、住民と市の間での話し合いの促進等を実施し、市職員や集落住民とともに集落対策を推進していくというのが目的だと思います。地域おこし協力隊は、今部長がお答えになりましたけれども、よそから来られ方々の目で新見市を活性化していく。で、今後の定住につなげていくというのが目的だと思います。  先ほど部長がお答えになりましたサポートしていく、今の地域おこし協力隊は確かに地域に入られてはいるんですけれども、世帯数の減少とかそれから集落の維持に対してしっかりとしたサポートはされているんでしょうか。 24 ◯議長(林 光和君) ただいまの質問に対する答弁を求めます。 25 ◯総務部長山本幸弘君) 先ほども言いましたけども、集落支援員は確かにイメージ的には議員のおっしゃるようなイメージとこちらも承知しておりますが、集落支援員をまず配置する前に、市といたしましては地域おこし協力隊の皆さんを配置することによって地域コミュニティーの活性化も図るというような目的で配置しております。  それから、集落支援員につきましては、地元に精通した方、地域に精通した方、当然そういった方が必要になってこようかと思いますけれども、そうした中で、これは内部の協議でございますけれども、お手伝いをそういった方々にしていただく前に、従来からお答えしておりますけど、まず家族の皆さんであるとか地域の皆さんであるとか、そういったところの対応を頑張っていただきたいと。そういったことをしていただく段階において、協力隊員によってそういった地域自体のコミュニティーの活性化を図っていきたい。それから、当然定住していただきますし、地域おこし協力隊員の皆さんはそれぞれ自分の思っていることもやっていただくわけでございますけれども、そういったことで隊員の皆さんからいろいろ相談を受けたりアドバイスをしたりを地域に関しましてはしているところでございますので、今のところ地域おこし協力隊員で対応している状況でございますけれども、将来的に議員のおっしゃるように、もっともっと人口の減少が進み、限界集落がもっともっと増える段階において、どういった取り組みをすればいいかということになれば、集落支援員の存在についても研究していかなければいけないと現段階では思っております。  以上でございます。 26 ◯議長(林 光和君) 再質問ございますか。坂東義生議員。 27 ◯5番(坂東義生君) 人口減少とか、それから世帯数の減少による集落の危機というものについては、そのうちというんじゃだめなんだと思うんですよ。早急な対策をしていかないといけないと思ってます。市もサポートしなければいけないというふうにおっしゃいましたけれども、この議会の場で地域の課題を地域で協議して欲しいというだけでは地域は動きません。市がその地域に入る体制をとらないといけないと思うんですけども、いかがでしょうか。 28 ◯議長(林 光和君) ただいまの質問に対する答弁を求めます。 29 ◯総務部長山本幸弘君) 地域へ入るといいますか、先ほど言いましたように、まず地域の皆さんにも危機感を持ってそういった地域の課題というものをやっぱり自分たちでも問題意識を持っていろいろ率直な話をしていただきたいと。そういった課題がまとまった中で、当然こちらとしてもある程度は把握しているわけでございますけれども、そういった地域の皆さんが見る目とまた行政が見る目が違うかもわかりませんけれども、そういった課題がお互いテーブルの上で議論ができると、やはりそれはまた踏み込んだフォローがこちらもできるかと思いますので、まずはそういった段階を踏んでみたいと思っております。  以上です。 30 ◯議長(林 光和君) 再質問ございますか。坂東義生議員。 31 ◯5番(坂東義生君) 何か一歩引いたような答弁に聞こえてしまいます。  市長はどうお考えですか。 32 ◯議長(林 光和君) 答弁を求めます。 33 ◯市長(石垣正夫君) 今、山本部長が答弁したようなことでございますが、私はやはり地域が危機感を持って対応すると。それで、問題があれば市へ相談していただければ我々が出向くというので、私も何カ所か行きました。例えば大井野なんかは度々行ってどうする、ああするということで、今立派に地区外からも大勢の交流人口も増やしていただいておりますし、元気が出ております。また、三室等も度々行きました。そういうことで、地域が危機感を持っていかなければ、我々がほんならその地域にそういうアクションもないのに行くというのは非常に難しい。やっぱり自分らの地域は自分らで守っていく。それでどうしても困ったときには、行政等々に相談していただければ我々も乗り込んでいくということを考えております。  以上です。 34 ◯議長(林 光和君) 再質問ございますか。坂東義生議員。 35 ◯5番(坂東義生君) 世帯数減少、集落に関する対策とか施策というのは、基本的にその地域に光を当てるというのではなくて、これからその地域が光になっていくんだと、そういった姿勢も大切だというふうに思いますので、是非真剣に積極的な対応をしていただくよう求めておきます。  2項目め、次お願いいたします。 36 ◯議長(林 光和君) 次に、2項目めの質問に対する答弁を求めます。 37 ◯教育部長(安藤暢重君) それでは、2項目め、1点目になりますが、新図書館運営計画の策定についてでございますが、これは平成27年9月議会の一般質問でお答えしたように、新図書館の運営方針を策定し、運営方針に基づき各年度ごとに事業計画を作成してまいりたいというように考えております。  次に、2点目になりますが、図書館の基本理念と、それから図書館サービスの充実というような御質問でございますが、新図書館は利用者のニーズに幅広く対応し、図書資料の収集、提供といった従来の図書館機能だけでなく、多くの市民が集い、憩いの場としての図書館となるよう考えておるところでございます。  そのため、新図書館では、コーヒーなどを飲みながらゆっくり読書をしていただけるよう新たに喫茶コーナーを設けることとしております。また、若者等がイベントやワークショップを開催するなど、多目的に利用できるアクティビティーラボや児童書コーナーを設置し、多くの市民が図書館を利用していただけるよう考えております。  あわせまして、ICTを活用し、タブレット、スマートフォン、パソコン等が快適に利用できるよう高速のWi-Fiの施設も計画しておるところでございます。  また、先ほどの運営方針に関係しますが、開館時間や開館日数を増やすとともに、司書を増員して人的サービスを充実させる中で各種サービスの向上を図っていくというように考えております。  以上でございます。 38 ◯議長(林 光和君) 再質問ございますか。坂東義生議員。 39 ◯5番(坂東義生君) 運営計画はつくらずに、運営方針とこれに基づき事業計画をつくっていくんだというふうな御答弁がありました。この運営方針とか事業計画というのは、例えば図書館を利用されている方々、学校関係者、それから高齢な方の御意見、そういった方々の意見を聞きながら策定していくという考えはあるのでしょうか。 40 ◯議長(林 光和君) ただいまの質問に対する答弁を求めます。 41 ◯教育部長(安藤暢重君) 運営方針につきましては、図書館の設置及び運営上の望ましい基準を文科省が示しておりますが、これに当然基づいてということになろうかと思いますが、先ほどお話がありましたように、策定の中では、図書館協議会であるとか一般の市民の方々にこれまでも聞いてはきておりますが、そういったものを踏まえまして策定していくというように考えております。  以上です。 42 ◯議長(林 光和君) 再質問ございますか。坂東義生議員。 43 ◯5番(坂東義生君) 具体的なことを聞きますが、いつまでに策定をされるのか。そして、事業計画は年度を区切って計画を立てられると思うんですけれども、何年度ごとの計画というのを立てられるのか、お示しください。 44 ◯議長(林 光和君) ただいまの質問に対する答弁を求めます。 45 ◯教育部長(安藤暢重君) 運営方針につきましては、当然新しい図書館に対する条例を提出していかなければなりませんので、それまでにということではございますが、できるだけ早い時期に案というものを策定いたしましてお示しをしたいというように考えております。  また、計画は、長期のものを策定するというのではございませんので、運営方針に基づいて単年度ごとに策定していくというようなことで考えておるところでございます。  以上でございます。 46 ◯議長(林 光和君) 再質問ございますか。坂東義生議員
    47 ◯5番(坂東義生君) 図書館には図書館運営協議会というものがございます。そういった協議会の方々の御意見というのもしっかり聞いていかなければいけませんけれども、やはり利用されている方々、それから図書館をこれから利用しようとしている方、遠方で図書館を利用するのに困難な方、そういった方の意見も是非聞いて、新しくなる図書館でありますので、すばらしい図書館にしていただきたいというふうに思っております。  教育長は、今度新しくなる図書館について教育長としての理想と申しますか、どのような図書館にしていきたいというふうに思われているのかお示しください。 48 ◯議長(林 光和君) 答弁を求めます。 49 ◯教育長(中田省吾君) まなび広場にいみのメディアフロアが閑古鳥が鳴くような状況でありました。それを改装して新しく新見図書館を移転をすると。このことによって、図書館は幼児から高齢者まで幅広い年代の方々がそれぞれのニーズに合わせて利用していただく憩いの場であり、またまなびの場として生涯学習センターの役割を果たしていくことができるというふうに期待をしています。特に学校を卒業した方々が再度学び直しをする、そういった方々が図書館を学びの場として活用していただくことができるのではないかと思っています。それは、10年後には今ある仕事の6割がなくなるというふうなことも言われていますよね。グローバル化が進んで激変をする社会の中で、しっかりやっぱり学んで、どう生きていくのかということ、どう社会に対応していけばいいのかという、そういう生き方といいますか、あり方を求めていっていただかないと、本市のエネルギー、力にはならないのではないかと。一遍済んだらもう勉強やこうせんでもいいわではなくて、やっぱり生涯にわたって学んでいただく、そういう場にもなるのではないかというふうに期待をしておるところでございます。  以上です。 50 ◯議長(林 光和君) 再質問ございますか。坂東義生議員。 51 ◯5番(坂東義生君) 去年8月25日に、鎌倉市図書館の図書館司書の方がSNS、ツイッターに投稿されました。教育長それから教育部長も御存じかと思うんですけれども、その内容が、子供向けなんですけれども、「もうすぐ2学期、学校が始まるのが死ぬほどつらい子は、学校を休んで図書館へいらっしゃい。マンガもライトノベルもあるよ。一日いても誰も何も言わないよ。9月から学校へ行くくらいなら死んじゃおうと思ったら、逃げ場所に図書館も思い出してね」こういう内容でございます。これは、2学期が始まる9月1日に子供たちの自殺が多いという現状を考えた図書館の方が、図書館を逃げ場としてつくってきました。これは賛否両論あるようでありますけれども、しかしこういった考えというのはすばらしいというふうに思います。是非図書館には問題の解決やヒントやそれから人生を支える何かがあるんだと思われる図書館にしていただくように望んでおきたいというふうに思います。  新しい図書館のサービスとしては、喫茶コーナーとかそれから児童書コーナー、Wi-Fi、そういったものを整備するというふうにおっしゃいましたけれども、それから人的充実を図るというふうにもおっしゃいました。人的充実というのはどのようなものかお示しください。 52 ◯議長(林 光和君) ただいまの質問に対する答弁を求めます。 53 ◯教育部長(安藤暢重君) 人的というのは、主には司書の増員ということで考えております。  以上です。 54 ◯議長(林 光和君) 再質問ございますか。坂東義生議員。 55 ◯5番(坂東義生君) 現在の司書は何名で、新しい図書館は何名になるんでしょうか。 56 ◯議長(林 光和君) ただいまの質問に対する答弁を求めます。 57 ◯教育部長(安藤暢重君) 現図書館では今3名配置しておりますが、新図書館では1人増員というようなことで考えております。図書館を一層充実させることによって、マンパワーの拡充を図るというように考えております。  以上です。 58 ◯議長(林 光和君) 再質問ございますか。坂東義生議員。 59 ◯5番(坂東義生君) 蔵書数でありますけれども、当初の計画では9万冊というふうにおっしゃられてましたけれども、現時点で11万冊に増やすんだというふうなことが出てまいりました。将来的にはこの11万冊をまだ増やしていく、そういう考えはあるんでしょうか。 60 ◯議長(林 光和君) ただいまの質問に対する答弁を求めます。 61 ◯教育部長(安藤暢重君) 現在の図書館の蔵書数が約9万5,000冊です。開館時には約10万冊を考えております。将来的に、今お話がありましたような11万冊というのを目指していくということで考えているとこでございます。  以上です。 62 ◯議長(林 光和君) 再質問ございますか。坂東義生議員。 63 ◯5番(坂東義生君) 以前の議会の場で、この席で私申し上げましたけれども、望ましい図書館の運営基準によりますと、私ども新見市の人口規模でいいますと、15万冊というのが望ましいというふうにされております。今すぐにというわけにはなかなか参らないと思うんですけれども、是非蔵書それから資料の数、こういったものを充実させるように求めまして、次をお願いいたします。 64 ◯教育部長(安藤暢重君) おっしゃられるように、蔵書の数、これは当然大切な要因でございますが、図書館の魅力ということにつきましてはやっぱり内容というものが大切だと思いますので、そういったものの充実を図っていくことも必要じゃないかというように考えております。  以上です。 65 ◯議長(林 光和君) 次に、3項目めの質問に対する答弁を求めます。 66 ◯市長(石垣正夫君) 3項目めでございますが、第2次総合振興計画及び創生総合戦略における市長の実績はという質問でございます。  私が、今任期におきまして策定いたしました第2次総合振興計画では、現状の問題点をつまびらかにし、それの解決に向けた施策を本市の将来都市像を広く明らかにすることにより、今後の事業者、市民が一体となってとるべく方向性を示すことができたものと考えております。さらに、優先的に取り組む5つの重点施策を定めております地域活性化に取り組む私の決意を反映したものと考えております。  また、まち・ひと・しごと創生総合戦略は、人口減少対策に特化し、第2次総合振興計画を補完し、より具体的な施策の方向性を示したものであります。両計画の策定の期間は短いものの、5つの重点施策及びまち・ひと・しごと創生総合戦略への取り組みを本格化させ、新規就農者や移住者を支援する体制の強化や子育て支援に取り組む一方、地域資源を活用した雇用の創出に向けた取り組みに着手するなど、本市が直面する人口減少問題に効果を見込まれる施策に積極的に取り組んでまいっております。今後も両計画を着実に実現していき、本市の活性化を図ってまいりたいと考えております。  次に、私のマニフェストにおける実績でございます。これは4年前のことでございますが、私が掲げましたマニフェストでございますが、まず支局等へ集落支援員の配置による地域コミュニティーの支援でございますが、先ほど部長もちょっと答弁いたしましたが、4支局へ地域おこし協力隊を配置し、地域のコミュニティー活動支援や地域の資源発掘活動などに取り組んでおります。  次に、公共交通不便地域の改善に向けたデマンド交通の構築でありますが、市街地循環バスら・くるっとやエリア型デマンド交通など、公共交通不便地域の改善に向けて交通網の充実に努めたところであります。  次に、認定こども園の充実、整備でございますが、大佐認定こども園や草間台保育所などを整備し、平成29年4月開園を予定しております南認定こども園の建設に着手いたしましたし、保育料につきましては、4子以降無料化から第3子以降の無料化へと充実し、本年度からは第2子につきまして2分の1の減免を実施したところであります。  次に、病児・病後児保育の取り組みでございますが、病児・病後児保育につきましては、ファミリー・サポートの事業を実施しております。  次に、女性の健康を守るための各種の施策充実では、妊婦・出産包括支援事業の実施や不妊、不育支援事業の補助金を拡充いたしておりますし、妊婦から産後までの包括的な支援を充実させ、安心して子育てができる環境づくりに取り組んでおるところであります。  次に、高齢者、乳幼児を中心としました各種予防接種ワクチンの公費助成の拡充でございますが、高齢者肺炎球菌予防接種、風疹予防接種の助成を行っており、今年度新たに乳幼児を対象といたしましてB型肝炎ワクチンの接種も助成いたすことにしております。  次に、学校耐震化や小中一貫教育につきましてでございますが、中学校5校におきましては全て耐震補強をしております。小学校17校も含めてでございます。また、小中一貫英語教育を全ての中学校区で実施して取り組んでおります。  次に、積極的財政による地域経済の雇用対策の継続でございますが、プレミアム付商品券の発行助成事業や建設関係事業へと積極的に予算配分を行ったところであります。また、雇用対策といたしまして、企業立地促進奨励金を拡充し、企業誘致を積極的に推進するほか、農林、畜産、漁業の振興及び6次産業化に向けた創業を開始した企業に対しまして、奨励金を交付するなど、雇用の拡充に成果を上げております。  次に、安全・安心な社会の構築や各種災害への備えの拡充でございますが、木造住宅耐震化に対する補助制度を設けたところでありますし、消防、救急無線デジタル化や消防団の装備充実を図ってまいりました。また、自主防災組織の設立を推進し、自主防災組織が行う防火訓練及び資機材の整備や防災士資格の取得に対する補助制度を推進しております。  以上、私が公約したマニフェストは順調に遂行できたものと考えております。  以上でございます。 67 ◯副市長(戎  斉君) 3点目の就任8カ月となる感想はという御質問でございますが、本年1月に副市長に就任以来8カ月が経過いたしました。これまで第2次新見市総合振興計画に掲げます将来都市像「人と自然が奏でる安全・快適・情報文化都市」の実現に向け努力してまいりました。特に今年度は、新見市まち・ひと・しごと創生総合戦略の各種施策を実行に移す戦略元年と位置づけておりまして、本市にとりまして大変重要な時期であると考えております。引き続き、市長の補佐役としまして、市政推進に向け全力を尽くしてまいる覚悟でございます。  以上でございます。 68 ◯議長(林 光和君) 再質問ございますか。坂東義生議員。 69 ◯5番(坂東義生君) まず、1点目であります。  積極的な施策の実施をされておりまして、それを確実に行っているというふうにお伺いをいたしました。  今、お答えいただきました創生総合戦略それから第2次総合計画、市長のマニフェスト、これ以外に市長が思われてたことで今期でできてない、やり残している、こういったお仕事というのはあるのかどうかお聞きをいたします。 70 ◯議長(林 光和君) ただいまの質問に対する答弁を求めます。 71 ◯市長(石垣正夫君) 私が4年前、平成25年でしたか、選挙に出るときに公約したのは全て言ったところです。それ以後、その4年間でこうやろうということの考えと言われましたら、今から新しい問題が多く出ております。国も、今我が自治体独自で法規制、いろんなもんがあっても提案すれば、全てじゃございませんが、できる方向になりました。だから、私は、特に商工会議所、農協、森林組合等々と考えて、この新見市の資源をいかに活用していくかという大きな課題を持っとるんです。このまち・ひと・しごと総合戦略にも掲げておりますけれど、今度は具体的にして、新見の資源を付加価値をつくって売っていこうと。そして、雇用を増やそうという考えを持っております。 72 ◯議長(林 光和君) 再質問ございますか。坂東義生議員。 73 ◯5番(坂東義生君) 今の任期があと7カ月ほどでございますけれども、是非思われていることをしっかりと取り組んでいただければというふうに思います。  2点目でありますが、今後も市長を補佐していくというふうに副市長はおっしゃいました。副市長の仕事とすれば、市長を支えてこれを補佐していくだけでなくて、市長と議員を取り持つこと、それから市長と職員をつなぐ役目というのもあると思いますけれども、そのあたりについてはどのような御感想をお持ちでしょうか。 74 ◯議長(林 光和君) ただいまの質問に対する答弁を求めます。 75 ◯副市長(戎  斉君) 言われるとおり、市長と議員の皆様は二元代表制により市民の負託を受けられた方でございます。車に例えるならば両輪だろうと思います。どちらが欠けても円滑には機能いたしません。私自身、緊張感を持ちながら円滑な市政運営を推進する中、議員の皆さんから議会軽視などという御指摘を受けることのないように、情報の適正な発信と共有に努めていかなければならないというふうに考えております。  また、職員との関係でございますが、政策を確実に遂行するためには、職員各自に最高の力を発揮していただくということが大変重要だろうと思います。そういった中、市長とのパイプ役として職員が仕事のやりやすい環境づくりに努めてまいるということが非常に重要であろうと思います。引き続き、パイプ役に徹して環境づくりの整備に取り組んでまいりたいというふうに考えております。  以上です。 76 ◯議長(林 光和君) 再質問ございますか。坂東義生議員。 77 ◯5番(坂東義生君) もう一点だけお聞きをしておきます。  地方自治法の第167条に副市長の職務というものが記載されております。その内容が、長の命を受け、政策及び企画をつかさどるとあります。この地方自治法の規定による事務委任を市長から受けたということはあるんでしょうか。 78 ◯議長(林 光和君) ただいまの質問に対する答弁を求めます。 79 ◯副市長(戎  斉君) 現在、本市におきまして、副市長に長の権限に属する事務の一部についての委任を受けているものはございません。もし今後そういうことが必要になった場合は、検討してまいる必要はあろうかと思います。  以上です。 80 ◯議長(林 光和君) 再質問ございますか。坂東義生議員。 81 ◯5番(坂東義生君) 副市長という職も激務で大変だというふうに思います。是非市民のために市民ファーストという気持ちを持って今後も副市長職に当たられますよう強く望みまして、私の質問を終わります。 82 ◯議長(林 光和君) これをもちまして坂東義生議員一般質問を終わります。  しばらく休憩をいたします。                             午前11時6分  休 憩          ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~                             午前11時15分  開 議 83 ◯議長(林 光和君) 休憩を終わり会議を再開いたします。  次に、7番杉本美智子議員の登壇を願います。7番杉本美智子議員。               〔7番 杉本美智子君 登壇〕 84 ◯7番(杉本美智子君) 7番杉本です。  通告に従い、順次質問をしてまいります。  1項目めは、狂犬病ワクチンの接種率について質問をいたします。  新聞報道によりますと、岡山県内の狂犬病予防ワクチン注射の接種率が59.2%と低迷をしていて、2009年度から全国ワースト3位以下が続いているそうです。岡山県の接種率が低い原因として、狂犬病感染に対する危機意識が乏しく注射をしていない場合や、個別接種をしたとき市への届けをしていないケースが考えられています。新見市の現状と対応状況をお尋ねいたします。  1点目、まず飼い犬の登録状況をお尋ねします。  2点目、新見市の狂犬病ワクチン接種率をお尋ねいたします。  3点目、接種率向上対策についてお尋ねします。他市では接種済みとの登録がされていない飼い主にはがきで啓発をしているそうです。新見市ではどういったアプローチをしているのかお示しください。  2項目めに、生涯学習の推進と拠点の整備についてお尋ねします。  8月の文教福祉常任委員会で、私は教育長に対して、まなび広場が図書館になれば生涯学習センターがなくなるが、その後生涯学習センター的な役割をどう考えているのかとお尋ねをいたしました。教育長は、教育委員会がそういう役になっているわけでして、新しい庁舎が移転をするわけです。ですから、その段階にまた図書館が整備されたり、そのほかいろんな施設が整備された後でよく協議していきたいというふうに答弁されました。この答弁では、今後の新見市の生涯学習の推進について大変不安を感じています。  質問いたします。  1点目、まなび広場が図書館になった後の生涯学習のセンター機能はどこが担うのかという質問です。  まなび広場にいみは、平成11年に建設されました。建設に当たっては、市民を交えた協議が開催され、将来にわたって学び、集い、触れ合いの拠点として市民が使えるよう、学習室はもとより、メディア工房やパソコン教室、団体活動室などを盛り込んで建設され、現在まで市民の生活に根づいてきました。新見文化交流館・生涯学習センター条例によると、地域住民の芸術文化及び生涯学習の振興並びに福祉の増進を図るためセンターを設置するとあります。このまなび広場が新たな図書館になるわけですが、今までまさに生涯学習の拠点として活動してきた市民からは、今までどおり活動ができないのではないかといった不安の声も聞かれます。  質問いたします。  1番目、今まで定期的に利用していた団体に不自由や負担増にはなっていないでしょうか。今後の活動について適切に支援をしているでしょうか。お尋ねいたします。  2番目です。  生涯学習センター条例第3条の事業の項には、文化芸術の振興に関すること、生涯学習に係る講座の開設及び講習会、講演会等の開催に関すること、生涯教育関係者の研修及び生涯教育指導者の養成に関すること、生涯学習に係る調査研究並びに情報の収集及び提供に関すること、生涯学習の相談に関すること、生涯学習活動のため施設及び機器の使用に関すること、生涯学習の図書記録、その他必要な資料の収集、保存及び市民の利用に関すること等とあります。その事業の達成状況の判断はともかく、新見市に生涯学習センターを設置し、施設を整備して今まで取り組んできたわけです。そのまなび広場が図書館になった場合、今まで担っていた生涯学習の拠点としての機能はどこが担っていくのか大変不安に思います。また、生涯学習、生涯スポーツのニーズは多様化しており、今以上に生涯学習センター機能を充実させる必要も感じています。御所見をお尋ねします。  3番目、生涯学習センター3階の学習室は、定期的に利用する団体以外にも、多くの市民が夜間まで様々な会議や学習に利用していました。しかし、そこも図書館になります。学習室が減るわけですが、委員会では南庁舎に学習室ができるからという答弁をいただいておりますが、南庁舎にできるものは夜22時まで市民の皆さんが会議や学習に利用できるような施設なのでしょうか、お尋ねいたします。  4番目に、男女共同参画プラザについてお尋ねします。  生涯学習センター2階の奥にあった男女共同参画プラザは、特に女性の相談者にとって大切な相談窓口の一つでした。現在は保健福祉センターに置かれていますが、新図書館と南庁舎が整備された後はどこに設置される計画なのか、お尋ねいたします。  2点目の質問です。  条例によると、センターの運営を円滑に行うために、市長の諮問機関として新見文化交流館・生涯学習センター運営委員会がありますが、この度のまなび広場改修に当たり、新見文化交流館・生涯学習センター運営委員会は開催したのかお尋ねいたします。  3点目、この項の冒頭に紹介したやりとりを委員会で行いましたが、学習センターがなくなるに当たり、いま一度教育長の考えをただしたいと思います。  新見市の生涯学習推進について教育長の考え方はどうなのか、再度お尋ねいたします。  3項目めに、市役所庁舎の整備についてお尋ねします。  視覚障害者の方から、市役所に行ったとき、車をおりてから総合案内の場所まで視覚障害者用点字ブロックが欲しいという御意見をいただきました。新見市障がい福祉計画によると、平成25年現在、視覚に障害があり、障害者手帳をお持ちの方は119人おられます。新見市障がい福祉計画の基本理念は「一人ひとりが、自立し、安心して暮らせるまち にいみ」とあり、基本目標1に、障がい者の主体性と自立性の確立、2に障がい者の社会参画とバリアフリーをうたっています。バリアフリー新法と岡山県福祉のまちづくり条例でも、敷地の境界から玄関まで、そして玄関から案内設備、受付窓口までの経路には視覚障害者用ブロックを敷設することになっています。早期の対応をしていただきたいが、どうかお尋ねいたします。  4項目めに、市内にある高校との連携状況とその強化について市の考えを尋ねます。  少子化が進んでいます。市内の県立高校入学生徒数は200人を割り込みました。新見市内からの進学は65%となっており、市外の高校へ進学する割合も高くなっています。県立高校は、合併し、クラス数も少なくなりました。私立高校では、学科やコースを工夫し特色を持たせることで、全国または海外からの生徒を受け入れるなどに取り組んでいます。岡山県教育委員会の県立高等学校教育体制整備計画で、新見について見ますと、平成24年度と比較して36年度には中学校卒業見込み者数が24%減ると推測されていて、高校の学級数も備北地区で4学級減ると予想されています。そうした状況の中、市としても高校へ様々な働きかけをすることで、学校や生徒とのつながりを強くしておくことは、地方創生の大きな力になると考えます。産業やまちづくりだけでなく、高校生版のふるさと教育にも取り組み、新見市の歴史や現状、様々な計画などを高校生にも知っていただきたいと考えます。  1点目に、市内の高校との連携状況と連携強化についてお考えをお示しください。  2点目に、高校存続の働きかけについてですが、岡山県教育委員会によると、今から平成30年度までの教育体制整備計画に高校の統廃合は入っていません。現在、岡山県高等学校教育研究協議会に諮問し、平成30年度以降の計画について協議をしているところだそうです。生徒の教育的にも、保護者の子育ての負担からも、新見市の経済的な面からも、市内に高校が必要です。既に少子化の予測は出ていて、子供を増やす施策は始まっていますが、それでもしばらく減少するとしたら、市として高校存続について何らかの働きかけをするべきではないかと考えます。御所見をお聞かせください。
     5項目めです。  地区別の人口ビジョンと地方創生について質問します。  先日、地方議会議員研修会で、島根県中山間地域研究センターの講演を聞きました。地域を維持するためには、都会からの移住者を今の1%余分に受け入れればよい、また地域内経済については今より1%地域内消費を増やせばよいというお話をされました。  質問いたします。  1点目、地区ごとの人口推計を出し、それについて住民を交えて協議をする必要があるのではないでしょうか。講師の先生は、移住者を選ばない地区は移住者からも選ばれないと言われました。自分の地区にはどんな職業の人が来て欲しい、この空き店舗を使う人が来て欲しい、自然の中で子育てをする世代が来て欲しい、そういった具体的な希望があれば、情報の発信の仕方もおのずと変わってきます。そのためには、地元の現在を知り、将来について考える場が必要です。今の市全体の人口推計では、広い新見市内のどこで自然減少が進み、どこで社会増があるのかということはわかりません。我々議員も、人口ビジョンと創生総合戦略を各地区で説明いたしましたが、出向く地域によって関心のある箇所は違いました。もっと地区ごとに細かい分析が必要だと考えます。また、そのデータについて地域の方と協議をすることは有意義だと考えます。御所見をお尋ねします。  次に、新見市消費者購買動向調査を地方創生に生かすべきではないかお尋ねいたします。  新見商工会議所は、昨年11月に初めて消費者購買動向調査を実施し、今年5月にその結果が公表されました。これがそのグラフです。平均して傾向を調べますと、市内の消費は52%で、半分は市外へ流出している状況でした。また、11年前の岡山経済研究所のデータとの比較では、比較できる全ての品目で市外流出が進んでいるそうです。市内の各種業界では、この結果を参考にして取り組みを始めたところもあるように聞いています。市内の経済を維持するためには、市外の方に観光や食事、新見市の特産品購入などの経済活動をしていただくことも大切ですが、まずは市と市民が市内購買を心がける必要があります。しかし、この調査で見られるように、市外への消費流出が拡大していて、このままでいくと商店が少なく、住民所得も少ない暮らしにくい地域になる懸念があります。  そこで1番目に、市内購買の促進について質問します。  調査から、市内購買が増やせるのではないかという分野もあるように考えます。例えば贈答品という部分、市内購買56.9%です。これらは、全てでなくても、多くの市民が少しずつ地元購入にかえていただけると、地域内循環が増える部分ではないかと考えます。特に市外の方に送る場合は、是非市内産のものを送っていただけるよう、市としてもっと啓発をしてもいいのではないでしょうか。  次に気になるのは、いずれも70%を超えているとはいえ、食料品、日用品、燃料など、まだ市内消費が増やせる部分ではないかと考えます。特にガソリンスタンドなどは、地元になくてはならない事業所です。市と市民が支えなければ、将来暮らしにくい地域になりかねません。一方、医療、靴、かばん、レジャー、スポーツ用品は、市内購入割合が12%から16%となっており、大きく岡山、倉敷方面へ流出が進んでいます。あわせて、外食が市内消費36.7%と低迷しています。商工会、商工会議所とも連携して、何らかの取り組みを考えるべきではないでしょうか。  2番目に、地産地消の促進について質問します。  地元商店を使うだけでなく、商品の仕入れも地元で原料からとれたものであれば、さらに地域内を循環する経済は大きくなります。地元商店で同じ値段の他産品を購入する場合と地元産品を購入する場合を比較すると、地域内住民所得の合計は大きく差がつくというLM3、地域内乗数3という考え方です。地産地消を進めることは、生産者の顔が見える安全・安心な商品が手に入るということだけでなく、その商品にかかわる全ての人の経済が循環することにつながります。購買活動は個人の自由だとはいうものの、地方創生と自治体人口の維持をするには、地域内経済を維持し、市民と協力して経済的にも暮らしやすい地域になるよう取り組まなくてはいけません。地産地消の推進について、市のお考えをお示しください。  3番目に、市の発注方針をお示しください。  以上で1回目の質問を終わります。 85 ◯議長(林 光和君) ただいまの杉本美智子議員の一般質問に対する執行部の答弁を求めます。 86 ◯福祉部長(矢田貝 誠君) 1項目めの狂犬病ワクチンの接種率についてでございますが、1点目で、本市の犬の登録数は各年度末で、平成25年度1,939頭、平成26年度1,909頭、平成27年度1,887頭で、本年8月末現在では1,897頭となっております。  2点目で、狂犬病ワクチンの接種率は、同じく各年度末で、平成25年度68.1%、平成26年度67.3%、平成27年度66.5%で、本年8月末では61.1%でございます。  接種率の向上対策でございますが、本市では毎年4月から5月にワクチンの巡回接種を行っております。飼い主の方へ接種の案内を直接戸別に送付するとともに、市報にいみなどによりまして、犬の登録や移動の手続、ワクチンの接種について啓発広報を行っているところです。  以上です。 87 ◯議長(林 光和君) 再質問ございますか。杉本美智子議員。 88 ◯7番(杉本美智子君) 岡山県の接種率の低い原因として、個別接種をしたときに市への届け出をしていないケースが考えられていましたが、先ほどお示しいただいた接種の結果では、集団接種と個別接種の割合がどうなっているのかわかるでしょうか、お尋ねいたします。 89 ◯議長(林 光和君) ただいまの質問に対する答弁を求めます。 90 ◯福祉部長(矢田貝 誠君) 昨年度の接種でございますが、集団接種が49.4%、それから動物病院などで行います個別接種が50.6%でございました。 91 ◯議長(林 光和君) 再質問ございますか。杉本美智子議員。 92 ◯7番(杉本美智子君) しかし、100%の接種率にはなっていないということで、岡山県全体でも低い、新見市でも100%に近いというわけではないという現状が示されました。接種をしなかった場合、罰則等があるのでしょうか。また、適用された事例があるでしょうか。 93 ◯議長(林 光和君) ただいまの質問に対する答弁を求めます。 94 ◯福祉部長(矢田貝 誠君) 接種しない場合の罰則でございますが、これは狂犬病予防法の第27条の規定によりまして、犬を登録しない場合あるいは予防注射を受けさせない場合などには罰則の規定がございます。ただ、この罰則の規定については、近年適用されたという例は聞いておりません。  以上です。 95 ◯議長(林 光和君) 再質問ございますか。杉本美智子議員。 96 ◯7番(杉本美智子君) 犬の飼い方につきまして、きちんとしたルールに沿った飼い方をしていただけるように、また狂犬病についても危機感を持って接種をしていただき、また登録をしっかりしていただくように今後も啓発を求めておきます。いま一度御答弁をお願いいたします。 97 ◯議長(林 光和君) 答弁を求めます。 98 ◯福祉部長(矢田貝 誠君) 狂犬病の予防接種につきましては、1950年代ぐらいまでが非常に狂犬病が多いということで、こうした予防ワクチンを打っておりました。その後、少し日本においてはそうした狂犬病が発生しないということで、だんだんと皆さん方の意識が薄れてきてるんではないかなというふうに思っております。  また、最近では、室内で犬を飼われるケースが非常に増えておりますので、そうした方々が外に出ないので、狂犬病になるのが少ないんではないかというようなこともあって、そういった危機意識の薄れが来ているんではないかと思いますが、世界の中では毎年5万人以上の方が狂犬病によって亡くなっておられます。この狂犬病を発生しますとほぼ100%の確率でもう亡くなられるというような状況でございますので、打たれてない方につきましては是非自分の愛犬にそうしたワクチンの接種をお願いしたいというふうに思いますし、本市としてもそうした啓発は進めてまいりたいというふうに思っております。  以上です。 99 ◯議長(林 光和君) 再質問ございますか。  次に、2項目めの質問に対する答弁を求めます。 100 ◯教育部長(安藤暢重君) それでは、2項目めの1点目になりますが、その1番目でございますが、学習室の関係で、不自由、負担増にならないかというような御質問でございますが、これにつきましては不自由や負担増とならないよう代替施設の調整を行っているところでございます。  それから、2番目になりますが、生涯学習センター機能の担い手と充実はということでございますが、生涯学習の推進につきましては、従来から教育委員会、生涯学習課が中心となって進めており、今後も生涯学習課の主導により推進してまいりたいというように考えております。  3番目、4番目は後ほど回答させていただきます。  それから、2点目になりますが、まなび広場の改修に当たり運営委員会の意見を聞いたかということでございますが、生涯学習センター改修につきましては、新見文化交流館・生涯学習センター運営委員会の審議事項に該当しないため、当該運営委員会へ意見を求めてはおりません。  それから、3点目になりますが、生涯学習の推進につきましてですが、人間尊重の精神を基本とし、市民一人一人が生涯にわたりいつでもどこでも誰でも主体的、自主的な学習活動を通して自己実現が図れるよう推進しているところでございます。  以上です。 101 ◯総務部長山本幸弘君) それでは、1点目の3番目、4番目が総務部の所管でございますから、答弁させていただきたいと思います。  まず、南庁舎に市民が利用できる会議室があるかという御質問でございますけれども、南庁舎には大会議室が2部屋、中会議室が1部屋あり、市民の皆さんの利用を想定しております。会議室の運営につきましては今後検討してまいります。  それから、4番目でございます。  男女共同参画プラザの設置場所はという御質問でございますけれども、生涯学習センターの改修に伴いまして、同プラザは8月から保健福祉センターの1階に移転して業務を行っておりますが、今後につきましては、当然同プラザの機能を維持しつつ、設置場所を含めまして利用者にとって利用しやすい施設となるよう検討しているところでございます。  以上でございます。 102 ◯議長(林 光和君) 再質問ございますか。杉本美智子議員。 103 ◯7番(杉本美智子君) 答弁漏れといいますか、教育長の考えを尋ねましたが、部長からの答弁がありました。教育長の御所見をお尋ねしたいと思います。 104 ◯議長(林 光和君) 答弁を求めます。 105 ◯教育長(中田省吾君) 生涯学習の推進につきましては、今部長がお答えをしたとおりでございます。  以上です。 106 ◯議長(林 光和君) 再質問ございますか。杉本美智子議員。 107 ◯7番(杉本美智子君) 新見市の教育の長たる教育長が、部長の答弁のとおりというようなことで、御自分の口から新見の生涯学習の推進について一言もこの場でお話しになれないのは、本当に残念に思っております。  再質問をしていきます。  まなび広場が図書館になった後の生涯学習センターの機能の件です。  今まで利用した団体への支援策につきまして、代替施設の調整等をしていただいておりますが、今後ともしっかりしたサポートを求めておきます。  生涯学習センター機能の担い手としては、推進課、生涯学習課が主導して推進をしていくというふうにお答えになりましたが、それでは生涯学習センターの条例にあった事業の項、芸術文化の振興に関すること、生涯学習に係る講座の開設、講習会、講演会等の開催に関すること、生涯教育関係者の研修及び生涯教育指導者の養成に関すること、生涯学習に係る調査研究並びに情報の収集及び提供に関すること、生涯学習の相談に関すること、生涯学習活動のため施設及び機器の使用に関すること、生涯学習の図書記録、その他必要な資料の収集、保存及び市民の利用に関すること等の事業は、全て生涯学習課が受け持つというふうに理解してよろしいでしょうか。 108 ◯議長(林 光和君) ただいまの質問に対する答弁を求めます。 109 ◯教育部長(安藤暢重君) 原則として、先ほど申し上げましたように、生涯学習課が主導で進めているということでございます。  先ほど来お話にあります条例の生涯学習センターの事業、これにつきましては、当然生涯学習センターが図書館に変わりますから、その段階で今の生涯学習センターの事業についても当然見直しを図っていく必要があると思います。ですから、新しい図書館の条例とあわせて、今の生涯学習センターが果たしている役割あるいは事業、そうしたものの当然見直し、あるいは今の生涯学習センターで対応できない場合はどこで担っていくかと、そういったようなことを検討していくように考えております。  以上です。 110 ◯議長(林 光和君) 再質問ございますか。杉本美智子議員。 111 ◯7番(杉本美智子君) 教育長は、先ほどの同僚議員の質疑の中で、新しい図書館は生涯学習の拠点となるというふうにお答えを下さいました。生涯学習の拠点としての図書館というのも考えておられますか。生涯学習の相談員の配置をするであるとか、司書の仕事より少し変わってくると思うんですが、生涯学習の拠点として図書館を考えておられるんでしょうか。 112 ◯議長(林 光和君) ただいまの質問に対する答弁を求めます。 113 ◯教育長(中田省吾君) 先ほど坂東議員の御質問に対して、新しく移転をした図書館が大勢の市民が集う学習の場であり、まさにこれが生涯学習センターの機能を十分果たし得るものであるというふうに考えております。そのほか、司書の仕事等については、今後十分関係者と協議をしてまいりたいというふうに思っております。  以上です。 114 ◯議長(林 光和君) 再質問ございますか。杉本美智子議員。 115 ◯7番(杉本美智子君) 図書館の司書の方の職務についても、そういうことを今後検討していくということですけども、本来であればどういう事業とどういう機能を持たせたものをつくるという先に計画があって、それから図書館をつくって、職員を募集するというのではないかと私は考えます。  生涯学習の推進につきましては、ワンストップで市民の学習の相談に乗れたりとか施設を紹介したりとかというような機能も必要になってくると思います。先ほどの話で言いますと、生涯学習課がそれをしていくということなんですが、そういうことでよろしいでしょうか。 116 ◯議長(林 光和君) ただいまの質問に対する答弁を求めます。 117 ◯教育部長(安藤暢重君) おっしゃるように、これまでも生涯学習センターという施設はありましたが、内容的には生涯学習課が主体で動いてまいったような経緯もございますので、生涯学習課主体ということで、先ほど申し上げたとおりでございます。 118 ◯議長(林 光和君) 再質問ございますか。杉本美智子議員。 119 ◯7番(杉本美智子君) 図書館の中にもそういう学習をする部屋があるというふうにお答えがありました。図書館の学習室は、今までのように夜22時まで利用ができるのでしょうか、お尋ねいたします。 120 ◯議長(林 光和君) 答弁を求めます。 121 ◯教育部長(安藤暢重君) 図書館の各施設につきましては、図書館の運営の時間内ということになろうと思います。  以上です。 122 ◯議長(林 光和君) 再質問ございますか。杉本美智子議員。 123 ◯7番(杉本美智子君) 今考えられている運営の時間は何時までですか。 124 ◯議長(林 光和君) 答弁を求めます。 125 ◯教育部長(安藤暢重君) この運営時間、それから先ほどの答弁で申し上げましたんですが、開館時間等、そういったものにつきましては、人員体制も含めまして、運営方針、その中で定めていきたいというように思っておりますので、今この場では案ということでございますので、示せる段階になって示させていただきたいというように考えております。 126 ◯議長(林 光和君) 再質問ございますか。杉本美智子議員。 127 ◯7番(杉本美智子君) 来年の4月から開館をしようという図書館につきまして、まだ十分な開館時間も決まっていないというような御答弁に聞こえました。今まで学習室は22時まで利用ができていたと思いますが、仕事をしている市民の方々が19時に集合して会議を始めて、例えば20時までしか使えませんよというような学習室では、十分な生涯学習や会議の場としては使えないのではないかという懸念があります。市民の方が使いやすい会議室になるように求めておきます。  また、生涯学習の相談員の配置や指導者と希望者を結ぶコーディネートをする機能、これらも生涯学習課へ求めてよろしいですね。 128 ◯議長(林 光和君) ただいまの質問に対する答弁を求めます。 129 ◯教育部長(安藤暢重君) 今、お話の中で方針は決まってないというようなことかというお話もありましたが、方針の案は当然決めているわけで、それを公表するというか、手続的な関係で今この場では申し上げられないというように申し上げたところでございます。  それから、22時までというような今現在の館が使われるのができなくなるというのをどうするかという話でございますが、これも先ほど総務部長が申し上げましたように、今南庁舎で会議室が使えるということになりますと、それは当然条例等で時間設定等をしていかなければいけないということですので、その段階で協議をというようなことでございます。  それから、相談員の関係ですが、これにつきましては、おっしゃるとおり、生涯学習課の職員が担当していくということでございます。  以上です。 130 ◯議長(林 光和君) 再質問ございますか。杉本美智子議員。 131 ◯7番(杉本美智子君) 南庁舎の会議室について少しお尋ねをいたします。  南庁舎の会議室は、土日とか夜間も利用ができるようなものになるのでしょうか。 132 ◯議長(林 光和君) ただいまの質問に対する答弁を求めます。 133 ◯総務部長山本幸弘君) 先ほど申しましたように、市民の皆さんの利用を想定して会議室も配置しております。ただ、運用につきましては、先ほどから教育部長が答弁しておりますが、その機能をどういうふうに、どこに持たせるかということもございますので、運用につきましては今後具体的に検討してまいりたいと考えております。  以上でございます。 134 ◯議長(林 光和君) 再質問ございますか。杉本美智子議員。 135 ◯7番(杉本美智子君) 市街地への公民館の設置についてもいろいろな声が上がっています。そういう方面も含めて、今後も生涯学習の推進を進めていただきたいと思います。  2点目のまなび広場改修に当たり、文化交流館・生涯学習センター運営委員会の意見を聞いたかということについて、そういう運営委員会を諮問する内容に当たらないので開いていないという御答弁をいただきましたが、運営委員会は運営について大事な事件があったときに開かれるものではないかと思います。生涯学習センター自体が使えるか使えないかわからないという運営についての大きい問題になったときにこれを開かなかったという判断ですが、それでよかったのかどうか、いま一度御答弁をお願いいたします。 136 ◯議長(林 光和君) ただいまの質問に対する答弁を求めます。 137 ◯教育部長(安藤暢重君) 今の運営委員会につきましては、条例に規定されておりますように、センターの運営を円滑に行うことを目的とした諮問機関であるということでございますので、改修につきましては審議事項に該当しないという考えでありますが、改修内容につきましては、新見市の教育委員会であるとか、市議会の文教福祉常任委員会の場で報告し、御審議をいただいたところでございます。
     以上です。 138 ◯議長(林 光和君) 再質問ございますか。杉本美智子議員。 139 ◯7番(杉本美智子君) 新見市が今まで生涯学習センターを設置して、生涯学習を推進してこられました。今後も、この生涯学習の推進が停滞、衰退しないように、いろいろな市民の多様化するニーズに合った生涯学習を行い、生きがいと豊かさの感じられる質の高い社会教育を推進できるように、もう少ししっかりとした方向性を持って取り組んでいただきたいと訴えておきます。  新見市街地への公民館の設置の要望も出ております。そういうことがまた皆さんの生涯学習の拠点の一つにもなろうかと思います。しっかりと取り組んでいただきたいと訴えておきます。御答弁があれば、お願いいたします。 140 ◯議長(林 光和君) 答弁はございますか。  よろしいですか。 141 ◯教育長(中田省吾君) ちょっと補足を。 142 ◯議長(林 光和君) 別件はいけませんよ。 143 ◯教育長(中田省吾君) 今の先ほどの御指摘がありました教育長の言葉で生涯学習の推進について言わないのかということがございました。部長が申し上げましたのは、本市の教育大綱に生涯学習の推進についてうたっていることを申し上げたわけでございまして、私もこの大綱に沿って職務の整理をしていきたいというふうに考えております。  以上です。 144 ◯議長(林 光和君) 次に行ってよろしいですか。(「はい」と7番杉本君の声あり)それでは次に、3項目めの質問に対する答弁を求めます。 145 ◯総務部長山本幸弘君) 市役所玄関に視覚障害者用展示ブロックを整備すべきじゃないかとう御質問でございます。  既に整備に向けて検討を始めているところでございます。  以上でございます。 146 ◯議長(林 光和君) 再質問ございますか。杉本美智子議員。 147 ◯7番(杉本美智子君) 既に整備に向けて検討してくださっているということで、大変心強く思っております。いつごろをめどに設置できるような計画でしょうか。 148 ◯議長(林 光和君) ただいまの質問に対する答弁を求めます。 149 ◯総務部長山本幸弘君) これにつきましては、今現在南庁舎を整備しております。当然南庁舎には、そういった県道から誘導する点字ブロックを設置するようにしておりますが、本庁舎側につきましては、南庁舎側もですけど、バス停とかがございます。いろいろな外構工事の関係の調整もございますので、そういったことが確定するような設計をしてからでないとできませんので、できるだけ早くとは思っておりますけれども、基本的には南庁舎ができて、外構工事が完成するのに合わせて、同じようなスケジュールでできればいいかと考えております。  以上でございます。 150 ◯議長(林 光和君) 再質問ございますか。杉本美智子議員。 151 ◯7番(杉本美智子君) 視覚障害者の方と接する中で、視覚障害の方がどれだけ足の裏に感じる誘導ブロックを頼りに一歩を踏み出しているかということを強く感じます。是非ともできるところから早く設置をしていただくように求めておきます。  次へ行ってください。 152 ◯議長(林 光和君) しばらく休憩をいたします。                             午前11時54分  休 憩          ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~                             午後1時0分  開 議 153 ◯議長(林 光和君) 休憩を終わり会議を再開いたします。  教育部長から、先ほどの坂東義生議員一般質問に対する答弁について訂正の申し出があり、これを許可しております。 154 ◯教育部長(安藤暢重君) 貴重なお時間をおかりして申しわけありませんが、訂正をさせていただきたいと思います。  午前中の坂東議員への答弁の中で、新図書館の司書の人数のところですが、現図書館司書を3人から1人増員して4人体制でというような内容の発言をさせていただいておりますが、これを従来の1人から3人増員して4人体制でという内容に訂正をさせていただきたいと思います。実際、3人、新図書館の開館に向けて採用はしているところなんですが、現配置が従来の1人と合わせて3人というような状況の中で先ほど坂東議員に対しまして発言をさせていただいたんですが、誤解を与えてはいけませんので、実際新図書館の開館に向けては、1人ではなく3人を増員して対応するということで考えております。  以上ございます。よろしくお願いします。 155 ◯議長(林 光和君) 続きまして、杉本美智子議員の4項目めの質問に対する答弁を求めます。 156 ◯総務部長山本幸弘君) それでは、4項目めの市内にある高校についての御質問に関しましてでございますが、まず1点目の市と市内の高校との連携状況と連携強化はという御質問でございます。  現在、市内には、御承知のとおり、公立高校1校と私立高校1校があり、両校で約740人が学校生活を送っております。市内に高校があることは、本市の活性化に非常に大きな効果をもたらしており、本市としても市内高校と様々な分野で連携を図ってきたところであります。具体的には、本市が取り組みます産業振興や交通安全対策などに学生の参加を得るなどし、学生に本市のまちづくりに積極的に参加いただける機会を提供し、本市における高校の存在価値の高揚を図るなどして、特色ある高校づくりを支援いたしております。  また、市内の小・中学校の児童・生徒と高校生が一緒になって農業体験や自然保護活動に取り組んだり高校生が小学校で出前授業を行うなど交流機会も積極的に設けているほか、中学校、高校の教師が互いに公開授業の参観を行うなど教員間での情報交換を行うなどの連携を図っており、今後も連携を進めていく必要があると考えております。  2点目の高校存続の働きかけについてということで、議員の御質問がありました。県ではいろいろ見直しもされているようですが、現在岡山県では岡山県高等学校教育研究協議会を設置し、平成30年を目途とする県立高等学校教育体制の整備について協議を行っていると聞いております。これは、今後の中学校卒業見込み者の減少に対して、県内の高校のあり方等を検討するもので、現在協議を進められている最中であり、現段階でどういった報告がされるかという内容までは承知しておりません。  市内に高校があることは、本市の地域活性化にとって大きなメリットであるとともに、市内の中学生が市内で進学できる環境にあることは重要なことであると考えております。このため、本市としては、市内の高校の存続を強く望むものでありますが、高校を市内に残していくためには、まず市内の高校に通学を希望する生徒が増えていくことが大切であると考えております。このため、以前から通学の際の経済的負担を抑えるため、バス通学者の運賃を抑制するなどの対策や市広報誌を通じて市内高校の情報発信を行うなどし、学生の確保を支援しているところであります。今後は、研究協議会での協議の行方を注視しながら、高校との連携を強化し、市民の皆さんの御理解と御協力を得ながら存続に向けた取り組みを進めていく必要があるものと考えております。  以上でございます。 157 ◯議長(林 光和君) 再質問ございますか。杉本美智子議員。 158 ◯7番(杉本美智子君) 再質問いたします。  高校の存在価値につきましては、執行部といたしましても大変重要に捉えていただいておりまして、私の思いとつながるところがあると思います。今後ともしっかりとした連携の強化と存続への働きかけをしていただきますように、協議会の内容についても注視をしていただきたいと思います。  市長は、先日おでかけ市長室を高校生と行われましたが、それについて何か答弁はありますか。 159 ◯議長(林 光和君) ただいまの質問に対する答弁を求めます。 160 ◯市長(石垣正夫君) おでかけ市長室は、高校生でなくて中学生でございます。中学生でやりましたが、やっぱりいろいろお話をしても、地元を愛されておるというのを感じましたし、小さいときには地元へ残りたいということでございます。これをいかに我々が残せるような環境整備をしていかなければならないかと考えております。  それから、私も度々県の教育庁のほうに行って、高校存続、定員を減さないようにということをお願いしておりますが、とにかく子供がおらんのんで非常に困っておるというのを言われて、県といたしましても新見に残してきちんと今までどおりやりたいという気持ちを持っておりますんで、相互に相談して、いかに新見の中学生等が新見の高校へ残れるような策を考え、地域や家庭でもそういう方向でして、新見の高校を存続するよう頑張っていかなければいけないと思っております。  以上です。 161 ◯議長(林 光和君) 再質問ございますか。杉本美智子議員。 162 ◯7番(杉本美智子君) 高校の存続について市長から力強い御発言がありました。今後ともしっかり求めていただきたいと思います。  そして、おでかけ市長室については、高校生と言いましたが、中学生でありました。若い世代の御意見を聞いていただくことは大変重要なことだと思いますし、そういう世代の方々に市政とか新見市についてしっかり関心を持っていただくということも地方創生には必要なのではないかと思います。今後ともしっかりした対応を求めます。  次へ行ってください。 163 ◯議長(林 光和君) 次に、5項目めの質問に対する答弁を求めます。 164 ◯総務部長山本幸弘君) それでは、5項目めのまず1点目でございます。  地区ごとの人口を分析し、それについて地区住民を交えた地方創生に向けた協議の場をつくることが必要ではないかといった御趣旨の質問でございます。  本市では、地理的条件や自然環境、産業などの地域特性を踏まえまして、各地区の特性を考慮した各種施策を展開しておりますが、議員からの御質問のありました地区ごとの人口分析を行う場合、それぞれの地区の人口移動における数値的な増減の把握は当然しております。わかっておりますけれども、それを行う場合、人口移動の要因を明らかにするためには、単純に数字だけではなく、その移動の要因であるとか家族の構成であるとか、出ておられる人が帰ってくる意思があるのかないのか、そういった家族構成までかなりプライバシーに踏み込んだ個別調査をしないと実際には余り反映できるデータにはならないと思っております。そういった意味で、プライバシーに踏み込んだ戸別調査も必要になるため、これらの分析を行うことは現在は考えておりません。  それから、人口減少対策につきましては、全市的に取り組むべきものと考えておりますので、各種施策を展開する上では地域の皆様の御理解が不可欠であるとは考えております。それぞれの地域が主体となって、地域が抱える問題について十分な協議が行われ、そうした場での意見を参考に、行政も一体となって地域の実情に即した対策を講じていく必要があると考えておりますので、先ほどの坂東議員にもお答えしましたけれども、まず地域のそういう場でしっかり議論していただいて、それを一緒に協議していくということで対応してまいりたいと考えております。  以上でございます。 165 ◯産業部長(安達悦久君) 私から、2点目の1番と2番についてお答えを申し上げたいと思います。  まず、1番目の市内購買の促進についてでございますけれども、昨年、お話のように、新見商工会議所において市内消費者の購買行動の実態を調査しております。市内の消費動向は、市外の大型商業施設の開業やインターネット販売の普及、ライフスタイルや消費者ニーズの多様化を背景に著しく変化をしてきております。商品やサービスの購入先も多様化、広域化している結果が出ていると分析しております。  本市では、市内消費喚起策として、これまで平成20年度から合計7回商工会、商工団体が発行する市内共通商品券において5%から20%の上乗せ補助を行い、市内での購買を働きかけているところでございます。また、市内購買を向上させることも必要ですが、市外での購買がある分、市内商品を市外で販売することで市内経済のバランスを保つことも必要となってきております。その対策として、本市では、市内業者が市外へ積極的に商品やサービスを売り出す事業の支援をしております。本市の持続可能な地域経済を維持していくためには、市内購買の働きかけは重要ですので、今後も商工団体と協力し、市内購買を働きかけてまいりたいと考えております。  次に、2番目でございます。  2番目の地産地消の促進についてでございます。  本市でも、品目によっては市内各商店、スーパーなどで新見産品を取り扱っていただいておりますが、お店全体で見た場合、新見産品が占める割合はまだ少ないと考えております。市内商店が新見産品を活用してない理由としては、今の仕入れ先との関係や仕入れ価格などが原因と考えられ、原材料を新見産品に変更することは経営にも関係するため容易ではないと考えますが、新見産品の取り扱いの増加は、市内生産者に活力を与えることから、機会を捉え、できる範囲で活用を働きかけてまいりたいと考えております。  以上です。 166 ◯総務部長山本幸弘君) それでは、3番目でございます。  市の発注方針はという御質問でございますが、本市におきましては、経済対策の観点から、従来本市が発注する工事、委託業務、備品購入のうち市内業者で対応できるものにつきましては以前から市内業者に発注しております。市内業者の受注機会を十分確保することで、地域の活性化や雇用維持につながるものと考えております。  以上でございます。 167 ◯議長(林 光和君) 再質問ございますか。杉本美智子議員。 168 ◯7番(杉本美智子君) 地区ごとの人口についてお尋ねをしましたが、データについては承知をしているけども、分析まではしていないということで、ましてやその地区との協議というところには至っていないという現状をお示しいただきました。  私が独自に市内を49地区に分けまして、地区ごとの人口分析をさせていただきました。平成17年3月31日の段階と平成27年3月31日の段階を10歳刻みで地区ごとに比較、分析いたしました。少し図が小さいのですけども、この中で一番上のような地域、これは10歳未満の減少率が50%を超えている地域が市内に13地区あります。これは、地区といいますのは、概ね公民館または大字単位の分析になります。こういうところにつきましてはやはり閉校しているところが多いので、学校があるなしと人口が生まれる生まれないということについて大きい関連があるのではないかと私は思います。  それから、2番目に掲げている分析の図は、人口が増加したという地域が1カ所だけありました。10年前より比較して1.06%の増加でありましたが、この地区では10代、30代、40代、50代、60代が増えています。こういうところでは、なぜこの地区へ皆さん引っ越してこられたのか、そこの魅力は何なのか、どういうところが引っ越してくるに値する要点だったのかということをもう少し研究してみれば、どういう地区がこれからの住居として求められているのかということがわかれば、もう少しよその地区でそういう魅力をつくっていけば人口が増えるというようなヒントになるのではないかと思います。  それから、3番目に掲げているのは、全ての年代で人口が減っている地区です。こういう地区は大変危機感を持って人口についてその地域で協議をしないといけないと思いますし、地域の存続についても協議の場が必要だと考えます。やはりこういうことは、データを分析する情報を持っている行政がその地域に入ってお示ししないとなかなか自分の家とか周辺だけのことではないのでわからないのではないかと思います。こういうところへは支援員を配置するであるとか、それなりの対応が必要なのではないかと考えます。  一番下に掲げている地区は、60代が増えている地区です。ほかの世代は増えていません。ということは、退職した後に、そこで最後まで住もうということで帰ってこられたというような場合が考えられますが、内容につきましては、先ほど部長が言われたように、それぞれのプライバシーにかかわることもありますので、いろいろと事情もあると思います。しかし、そこがもし退職後の人生を過ごすに値するというふるさとであるなら、やはりそういう発信の仕方、ここは最後まで暮らしやすいところですよ、帰ってきた人もいますよというような発信の仕方がそれぞれの御家庭でできるのではないかと思います。  それにいたしましても、各地区のそこに住んでおられる方が自分の地区の特性を知るということが、まずは人口減少について協議をする場づくりの一つで、大切なのではないかと思います。また、このほかにも、新規就農者が増えた地区、そういうところでは空き農地とあわせたPRが必要だと思いますし、平均年齢が若返っている地区が1カ所ありました。ここについては、原因をしっかり見てみる必要があると思います。  そういったことで、各地区の特性がやはりばらばらなので、一度そこの住民の方と協議の場を持ってはいかがかと思っております。いま一度御答弁をお願いいたします。 169 ◯議長(林 光和君) ただいまの質問に対する答弁を求めます。 170 ◯総務部長山本幸弘君) 先ほど議員が数字を地区の例を出して御質問がありましたけれども、当然こちらとしても人口、地区別、年代別を把握しております。それから、増えたところ、減ったところが当然出てきますが、増えたところにつきましても、例えば新規就農者が御家族で来る。そうすれば、2%や3%はすぐに違います。そういったことで、新規就農者であるとか、市外からの移住者であるとか、そういうのはこちらも承知しております。それが地域の方に対しまして、それが住みやすいとか住みにくいとかということじゃなくて、市全体としてそういう対策なり施策を行っている中で、こういうところは農地が多くて空き農地もありますからこういうとこでされたらどうですかとかということは、当然地域地域に合った施策を紹介もしたりしておりますし、市としてはあくまでも人口の数値だけ、それから中に入っていきますと、先ほど言いましたように、本当に細かい分析をしようと思うとプライバシーにかかわることも聞かないとその地域がどうなるのかということがわかりません。それが行政地区単位で言いますと、例えば人口10人とか20人であるところの単位でいけば、一見簡単そうに見えますが、それじゃあ大字単位でやる、全市にわたってそれをするっていうことは大変なマンパワーもありますけれども、プライバシーの障害があってなかなかスムーズにはいかないと思いますが、そういった面を踏まえた上で、全市的な施策を行っているわけです。その中で、こういった地域にはこういうことがいいんじゃないかというふうに組み立てながら、地域にも場合によっては相談しながらやっているわけですんで、今後ともそういった施策ごとに必要があれば、地域の状況を考慮しながら、そういった地域にも相談しながらやっていきたいというふうに考えております。  以上でございます。 171 ◯議長(林 光和君) 再質問ございますか。杉本美智子議員。 172 ◯7番(杉本美智子君) 御答弁をいただきましたが、人口減少に歯どめをかけるのには、全市的な施策を打ち出しても、各地区の住民の方が、例えば移住者の受け入れであるとか、農地や空き家の提供であるとかというところにしっかりした協力をしていただかなければこの計画は実現いたしません。やはりそこにおられる地域の方々に御理解と御協力をいただくためにも、それぞれの地域のデータをしっかり表示していただきまして、協力を求めるようにしていってはいかがかと思います。  それで、消費者の購買動向調査の件なんですけども、これをライフスタイルの多様化やそれらによって市外流出が大変多いということで、これについて市でも危機感をお持ちなのではないかと思います。市内のものをよそに売って外貨を稼ぐというだけではなくて、やはり市内の消費をさらに喚起していくことが必要だと思います。プレミアム商品券を何度かされましたが、やはり単発的なことなので、効果のほどが十分実証できていないのではないかと思いますが、そのほかに地域内消費を喚起する手段として何かお考えでしょうか。 173 ◯議長(林 光和君) ただいまの質問に対する答弁を求めます。 174 ◯産業部長(安達悦久君) 今御指摘のように、市内の消費者の購買行動調査の中で、いわゆる減っている部分の御指摘のお話はありましたけれども、目について増えている部分といいますか、頑張っている部分、例えば住宅の新築あるいは住宅の増改築、リフォームなんかは8割ぐらいが市内です。これなんかは市の施策でやっている森と匠の事業などが効果的に機能しとると、こういうふうに見るべきでしょうし、贈答品のことも言われましたが、例えて言えば理容店、これなんかも9割近くが市内ということは、個人商店の方が非常に頑張っていただいとると、こういうことにもプレミアム商品券も一翼を担っているかなと考えております。打つ施策、打つ施策が全ていっとるとは思いませんが、できるだけ市内購買が進むようにこれからも研究をしてまいりたいと考えています。  以上でございます。 175 ◯議長(林 光和君) 再質問ございますか。杉本美智子議員。 176 ◯7番(杉本美智子君) 市内の商店は、いろいろと努力をされていると思いますし、商工会議所、商工会等とも連携ができているのではないかと思いますが、昔たばこは市内で買いましょうといったような表があちこちで見かけられました。そういったことで、市内購入を勧めていくというような機運づくりをつくっていただけたらいいのではないかと思います。  今回、多岐にわたる質問をいたしましたが、住む場所も進学する学校も、それからどこで何を購入するかも個人の自由です。しかし、地方創生と言われ、人口減少をとめ、そして地域を維持していくためには、各個人に自由な選択肢の中から新見市を選んでいただかなくてはなりません。これからも選ばれ続け、暮らし続けられるような新見市であるように、しっかりした対策を求めまして、今回の質問を終わりたいと思います。 177 ◯議長(林 光和君) これをもちまして杉本美智子議員の一般質問を終わります。  次に、9番藤澤正則議員の登壇を願います。9番藤澤正則議員。               〔9番 藤澤正則君 登壇〕 178 ◯9番(藤澤正則君) 9番藤澤正則です。議長のお許しをいただきましたんで、これから30分間、許された時間の中で質問させていただきますが、今回は初めて1項目のみの質問で3点というところで質問させていただきます。多分十分な時間がとれると思いますんで、執行部との議論をしっかりやりたいと思います。なお、答弁の比率的には市長、副市長が1、1ぐらいですか。それから、総務部長と産業部長が4と五、六、そこらあたり自由に振りますんで、そういう答弁でウエート的には総務部長の答弁に大変注視しておりますんで、よろしくお願いいたします。  それでは、1項目でございます。  本市決算、いわゆる平成26年度決算における本市の財政状況はであります。  今9月議会では、平成27年度決算の審査が行われますが、近隣同類市の決算比較は、平成26年度決算情報が公開されておりますので、これにより私的に比較表を作成しております。既に執行部の関係の部署には提出させていただきました。  振り返りますと、平成22年8月に財団法人関西社会経済研究所が行いました全国の都市財政健全度の調査の結果、我が新見市は全国第2位で大変優良であるという新聞報道がなされたのも記憶にあると思います。それを受けまして、改めて私も平成20年度と26年度の決算の比較、これは私のみが資料として持っておりますが、予算総額は235億円から237億円へと微増でございます。それから、歳入の地方税は36億4,000万円から34億9,000万円へと若干減額、地方交付税は127億5,000万円から133億3,000万円と増額しております。それから、国県支出金は28億8,000万円から29億6,000万円と微増でございます。地方債は24億9,000万円と28億3,000万円というふうな数字になっとります。これはあくまでも平成20年度と26年度の決算単位でございます。一方、歳出の義務的経費は117億5,000万円から111億9,000万円であり、内訳で人件費が6億円の減となっております。一方、扶助費は6億円の増、公債費は約5億円の減でございます。また、補助費でございますが、18億5,000万円から16億円へと減額しております。一方、普通建設事業費は35億5,000万円から34億8,000万円と微減であります。また、基金残高の比較では、61億5,000万円から112億円と50億円の増額、財政調整基金も当然41億円の増額となっております。  質問いたします。  本市の決算状況と他市6市との決算比較のグラフをつくっております。執行部にも提供させていただきました。  ちょっと持ち手がないんで、こういう格好にさせてもらいます。よろしいでしょうか。  まず、ここに出ておりますのは、7市の人口グラフ、人口の数値、また決算でございます。必要な人口から決算額、そして歳入歳出の内訳、そして歳出の義務的経費、それからあとは財政指数、そして市町村税の状況ということでございます。そして、裏側には、一方反対側ですが、決算の歳出区分、各費目の各市の金額を1,000円単位で上げております。あとの数字についてはまた後ほど張っていただきますが、まず人口は、新見市は国調人口27年で約3万700人、高梁が3万2,100人、総社が6万6,900人、井原が4万1,400、笠岡が5万600、真庭が4万6,100、美作が2万9,200という御存じの数字でございます。これからいいますと、新見市は美作市より若干多いという数字でございます。  一方、歳入金額で言いますと、255億円が当市でございまして、高梁が271億円、総社が274億円、井原が208億円、笠岡が229億円、真庭が337億円、美作市が233億円でございます。これは今のが歳入金額でございます。  その中で、地方税でございますが、当市が約34億9,000万円、高梁が39億3,000万円、大体同じところでございます。総社が80億7,000万円、井原が45億円、笠岡が約71億6,000万円、真庭が50億8,000万円、美作市が30億8,000万円ということでございます。
     地方交付税を見ますと、当市は大変多くの交付税をいただいております。133億3,000万円、高梁が111億8,000万円、総社が68億8,000万円、井原が80億6,000万円、笠岡が57億9,000万円、真庭が154億7,000万円、美作市が116億円ということでございます。  一方、国県支出金は、当市が29億6,000万円ほどでございまして、この中の7市の中では一番国県支出金が少のうございます。  また、義務的経費ですが、先ほど言いました人件費も若干減っておりますが、ここで注視したいのが、補助費でございます。新見市の場合16億円ほどでございます。高梁が20億7,000万円、それから総社市が19億4,000万円、井原市が29億円、笠岡も29億円、真庭市が21億7,000万円、美作市が32億5,000万円と、若干当市の場合補助費が少ないかなと。建設事業費もるるありますが、同類の美作と金額は同じようでございます。  そして、重要なのは基金残高でございます。当市は112億円、26年決算ですが、基金があります。高梁市が97億6,000万円、総社が約97億1,000万円、井原が170億円、それから笠岡が21億8,400万円です。真庭が基金残高が210億円、それから美作市が133億6,000万円、当市も同じように肩を並べて基金残高は結構たまりました、先ほど言いましたように。  あと、財政調整基金また減債基金も若干少ないという数字もありますが、そこら程度であるかなと。  そして、地方債の現在高でございますが、新見市が331億円、高梁市が316億円、総社市が302億円、それから井原が190億円、それから笠岡が216億円、真庭が348億5,000万円で、美作市が284億円ということで、若干起債残高も多いかなというふうに思っております。  これを人口的に見てみますと、1番の比率ですが、お手元に配っております。人口は総社が一番多うございます。当然でございます。  それから、決算額の歳入総額で見ますと、新見は真庭、総社、高梁に次いで多うございます。これを人口割にしたときに、本市の1人当たりの予算額は81万5,000円になります。高梁市が83万9,000です。総社は40万4,000円、井原が49万5,000円、笠岡が44万7,000円、真庭が70万5,000円、美作市が80万円。高梁に次いで大変多くの1人当たりの予算を確保されております。  一方、交付税でございますが、表で見てもらいますと、真庭市が断トツでございますが、地方交付税は国からもらったものが新見市が2番ということでございます。  そして、先ほど言いました国県支出金、これを見ますと若干総社市が多うございますが、新見市はちょっと少ないなと。国県支出金、補助金を余りもらってない。補助事業が少ないんかなと思っております。  そして、6番目、基金残高、真庭市が多うございますが、新見市は井原の次ぐらいで、若干美作が多うございますが、4番目。  そして、地方債現在高、7番目のグラフ、これも真庭は基金も多うございますが、地方債も多うございます。その次が新見ということでございます。そこらを見た中で、本市の財政状況についてまずはどうあるかというのをお聞きしたいと思います。  それから、2番目でございます。  7市の決算比較による本市の重点予算額施策とはでございます。  近隣同類市の26年度決算比較一覧表を見ていただき、他市の決算額を考査するに、本市の重点予算額は何であるのかということをお伺いいたします。  そして、3番目、本市基幹産業である農林水産業の決算額を考査してでございます。  ここからでございます。本市の決算額のうち、基幹産業である農林水産業費は、他の歳出費目額に比してその額は以前から低い。これは平成20年度以降も、今後もでございます。先ほどのパネルを見ていただきますとわかるように、先ほども言いましたように、補助費、比率的には新見が4.9、高梁が7.2、総社が8.3、井原が13.1、笠岡が12.9、真庭が6.9、美作が17.3ということで、補助費が若干本市の場合低いというふうに感じております。  加えて、参考までに裏のページのこちらの表でございますが、本市の場合の農林水産業費、22年国調の第1次産業の人口で割ったときに、1人当たりで言いますと新見市は38万9,000円になります。高梁が47万9,000円、総社が57万8,000万円、井原が53万1,000円、笠岡が146万5,000円、真庭が49万3,000円、美作市が86万9,000円。  参考に、民生費でございますが、人口で割ったときに、新見市は16万3,000円、高梁が16万8,000円、総社が12万7,000円、井原が14万2,000円、笠岡が14万6,000円、真庭が16万1,000円、美作市が16万7,000円、結構いいような、民生に力を入れとる予算でございます。  一方、教育費でございますが、同じように、新見市は8万1,000円、高梁が7万6,000円、総社が5万1,000円、井原が6万5,000円、笠岡が4万2,000円、真庭が9万7,000円、美作市が4万8,000円、これも教育に大変力を入れておられる数字だなというふうには感じております。  このような歳出決算の中で、鳥獣害駆除であるとか、農業施設設置であるとか、畜産振興等の助成額についてお尋ねしますが、その前に鳥獣害駆除の関連として、その被害の現状や対策、農業用施設設置事業の現状、畜産振興である千屋牛の増頭計画の現状についてお尋ねします。  以上で1回目の質問を終わります。 179 ◯議長(林 光和君) ただいまの藤澤正則議員の質問に対する執行部の答弁を求めます。 180 ◯総務部長山本幸弘君) 御質問であります平成26年決算比較によります本市の財政状況という御質問でございますが、最初にちょっとお断りをしておきたいのは、各市の比較を単純に単年の決算額だけで比較するというのは、こちらとしては若干怖いところもあるんですけれども、御質問ですので、もう一般的な数値比較を財政指標によりまして単純に比較したものを御答弁させていただきます。  一般的な財政指標を単純に比較いたしますと、本市の歳入と歳出の規模については中間に位置づけられると思います。地方債残高と財政調整基金残高の多いほうからそれぞれ2番目、3番目となっております。また、実質公債費比率12.9%、将来負担比率70.8%はそれぞれ高いほうから2番目、3番目となっておりますが、国が定める早期健全化基準比率はそれぞれ25%、350%であり、いずれもそれらを大きく下回っておりますので、健全な財政状況にあると判断しております。  なお、本市といたしましては、他市との比較よりも、合併算定がえによりまして交付額の低減が進むことから、他の義務的な経費を中心に、常に効果と効率を確認しながら行財政運営を行うことが必要であると、それが重要であると考えております。  それから、2点目でございます。  7市の決算比較によります本市の重点予算額施策とはということでございますが、これも単純に予算額によって何が重点であるとかというのは一概には言いにくいとこがございますけれども、各市と比較いたしましても、予算配分のみで重点項目を比較することは本当に困難なことでございます。本市といたしましては、平成26年度の決算における数字といいますか、その決算額にかかわらず重点的な施策として対応いたしましたのは、防災・減災事業に最大の重点を置いて予算配分をいたしました。  そういうことで、単純に予算決算額だけを見て、他市がどんなことをしているかとかということの分析もできませんし、あえて言うならば、本市においては先ほど言いましたような防災・減災事業に重点を置いて施策を行ったというところでございます。  以上でございます。 181 ◯議長(林 光和君) 3点目。 182 ◯産業部長(安達悦久君) 3点目、1番の鳥獣被害駆除、農業施設設置、畜産振興に対する関係の御質問でございます。  まず、鳥獣被害でございますけども、鳥獣被害については県下広域的に被害の状況が進んでおりまして、備中局管内だけで言いますと、農林水産被害額は1,193万8,000円と、県下全体の36%ということになっております。鳥獣被害に対しては、広域的な連携強化ということも求められますので、現在県においてアンケート調査などの実施を行っており、今後広域的な鳥獣害対策を検討し、これに基づいて対応してまいりたいと考えております。  次に、農業施設設置に対する助成でありますけども、国・県の補助事業に市費を組み合わせて有効にこの事業を活用し農業者の支援を行っており、今後も必要に応じて市の単独事業も検討してまいりたいと考えております。  次に、畜産振興の支援策でございますけれども、優良和牛の導入補助を進め、増頭につなげるための新見市和牛改良事業補助金を行っております。この補助金につきましては、1頭当たりの交付額を従来の20万円から30万円に増額し、1農家当たりの申請頭数制限を撤廃するなど、大幅な改定を行っております。さらに、本市や岡山県及び阿新農業協同組合と地域を挙げて畜産業の振興を図るため、新見市畜産クラスター協議会を本年3月に設立し、大規模な施設改修や機械導入に対して国庫補助事業である畜産クラスター事業を実施する体制を現在整えております。  以上でございます。 183 ◯議長(林 光和君) 再質問ございますか。藤澤正則議員。 184 ◯9番(藤澤正則君) 一通りの御答弁をいただきました。  所管の財政をつかさどる総務部長からは、一概にはなかなか難しいものですから、単純に公表されている数字の中で比較してみました。  その中で、26、27と決算の報告が出ております。監査委員さんの報告でございます。結びにということで、どちらの年も一般会計、特別会計、歳入歳出決算及び基金運用状況について審査を行った結果、本市の財政運営は健全化を維持しているものと判断されるという評価をされております。これは、26、27も同じでございます。その中で、歳出額が注記されております。例えばこれは26年ですが、歳出額は237億1,600万円と、前年と比較して2.2%増加している。主な増加分は民生費、商工費、土木費、教育費であると。また加えて、27の決算でも、歳出総額238億4,400万円で、前年度に比べて0.5%増加している。主な増加分は商工費38.6、衛生費24.9、諸支出金21.2%であると。なかなか農林水産業費は伸びないなということを注視しました。また、基金もでございますが、これから出てきますが、千屋牛ブランド化推進基金、今約6,000万円ほど基金を積み立てておられます。そんな中で、今回質問させていただきました。  先般の新聞記事では、財政ですが、消費税収の格差是正ということで、一層財政の好転が見込まれるんではなかろうかなと。いわゆる地方配分増への基準の見直し、これは2017年5月から配分化が適用する方針ということで新聞にも出ております。地方消費税の交付金が本市で26決算が3億5,862万3,000円、27決算が6億1,897万1,000円と。これはありがたいなと。あくまでも自主財源になるわけですから、大きな財源収入ですから、これもまたあわせて財源、財政は好転するんであろうということでございます。これから首長がどういうふうな配分をされるかは別としても、何にしても収入が増えるということはありがたいことでございます。  ここについて、結論を求めるわけにもいきませんが、財政担当からいえば、起債残高もある中で、基金を財政調整基金、減債基金を蓄えて、後世の、次年度の、将来の新見市に蓄えるんだと。また、いろんな基金が本市にはございます。その中で、総額とすれば、よそに恥ずかしゅうない基金ですが、そうはいいながら喫緊の業務もございます。先ほど部長から話もありましたが、今年度優良牛で3,000万円の追加補正をされて、千屋牛に力を入れるんだと。財源内訳、その他で3,000万円、基金を崩したなということでございます。これ、後から出ますが、6,000万円しかない中で、財源が、できれば続いて一般財源でもやってもらいたい。これはすべき政策だろうと思います。これは後から市長の言葉をいただきますが、結論からいうと、総務部長、財政は決して悪いようではない、他市に誇れる優良財政、健全維持をしとるという判断をとらせていただきますが、もう一度確認をよろしくお願いします。 185 ◯議長(林 光和君) ただいまの質問に対する答弁を求めます。 186 ◯総務部長山本幸弘君) 本市の財政運営につきましては、議員さんの御質問の中にもありました。それから、監査委員さんの報告もいただいております、健全に運営しているものと理解しておりますし、当然そういう方向でやっていかなくちゃいけないと。  それとあわせまして、基金へ積んでおりますけれども、これもまた議員さんがおっしゃいましたけれども、将来のためにそういった準備をしておくことも当然必要なことでございます。  そういった中で、年度ごとめり張りをつけた予算で対応いたしまして、健全な財政運営を踏まえつつ、そういった対応をしているものでございます。  以上でございます。 187 ◯議長(林 光和君) 再質問ございますか。藤澤正則議員。 188 ◯9番(藤澤正則君) 再質問させてもらいましたら、お隣の監査委員さんが、財政は大丈夫だ、はいというふうに頭を振られたんで、大丈夫だろうと思いますんで、それじゃあ1項目めの1番を終わらせてもらいます。  1点目の2番。  重点施策はなかなか比類することができないという御答弁でございました。私から感じるこの数字だけで見れば、先ほど言いましたように、どうしてもこれはどこともやむを得ない現象でございますが、民生費がどうしても増えてくる、これは、政策等というよりは。これはやむを得ないだろうと思います。比して言うならば、この数字だけを見るんなら、先行投資であります教育費にしっかり本市はお金を上げとるというふうに私は評価したいと思います。先ほども言いましたように、教育費でございますが、人口1人当たりで言いますと教育費は8万1,000円でございます。真庭市の9万7,000円に次いで2番目でございます。一番安いところが、美作市は4万8,000円。倍近いということでございますので、教育に力を入れていただいとるということで、これは評価しております。  残念なのは、今回の質問でなかなかどうも、私は本音を言いますが、農林水産業費が伸びてこない。若い部長さんのとこだから予算のつきが悪いんかなと思いますが、そういうような人格でもなし、年齢も関係なし、とるものはとるという部長さんでございます。これから次年度以降の予算額も注視しますが。  さて、本題に戻ります。  3番目、本市基幹産業の農林水産業費の決算を考査して、鳥獣害を私も調べてみましたら、27年度の被害、本市が約959万6,000円あるんではなかろうかなと。カラスが245万6,000円、野ウサギ22万円、イノシシ271万5,000円、ヌートリア73万円、猿327万5,000円、鹿が20万円、合わせて959万6,000円。高梁が3,103万5,000円、真庭が926万1,000円、こういうような資料をとらせていただきました。どんなもんでしょうか。部長、この対策の奨励金、これは本市また高梁、真庭、いかような数字になっとるか、お手元に数字があれば参考までに発表していただきたいと思います。 189 ◯議長(林 光和君) ただいまの質問に対する答弁を求めます。 190 ◯産業部長(安達悦久君) 有害鳥獣捕獲の捕獲奨励金でございますが、市町村によって千差万別でございます。御指摘の中で、イノシシ、それから猿、ヌートリア、主にはこの辺が主たる被害鳥獣だと思いますが、本市においてはイノシシにつきましては、年間を通じて成獣であれば8,000円、ニホンザルは3万円、それからニホンジカは8,000円、成獣でございます、これが年間を通してでございます。ただし、7月、8月、9月の集中的な捕獲月間がございまして、それに対しては各イノシシ、ニホンザル、鹿に4,000円が上乗せされるというこういう状況でございます。これが本市の捕獲奨励金の実態でございます。  他市町村いろいろございますが、多いとこもありますし、少ないとこもございます。これ被害の動向とかその鳥獣の数によってでございましょうけれども、必ずしも奨励金があるから頭数が多いとか、そればかりではないような傾向を感じております。特に現在、イノシシとか鹿とかというのは、いわゆる捕獲物が製品として扱えるというようなことで、狩猟の数も、イノシシも現在本市では1,000頭前後でずっと推移しております。猿につきましても100頭以上は捕獲しょうりますんで、奨励金の高さだけではなかなか違うんだろうと思います。市町村によっては、ハンターの人の数の大小がありますので、今後も被害を食いとめるためには、人的対策もですが、先ほど申し上げましたように、広域的な対策、他市町村を越えての連絡体制なども整えていきたいと思っております。  以上でございます。 191 ◯議長(林 光和君) 再質問ございますか。藤澤正則議員。 192 ◯9番(藤澤正則君) 部長にお尋ねします。  イノシシの大きいんが8,000円だろうと思います。小さいうり坊がどのぐらいなんか、そして、その8,000円の財源比率、それを参考までに求めます。 193 ◯議長(林 光和君) ただいまの質問に対する答弁を求めます。 194 ◯産業部長(安達悦久君) イノシシの子供、うり坊でございますけども、これは年間を通じて1,000円でございます。この8,000円につきましては、国の緊急捕獲活動推進事業が全額これに充てております。イノシシ、ニホンザル、ニホンジカについても同じでございます。  以上です。 195 ◯議長(林 光和君) 再質問ございますか。藤澤正則議員。 196 ◯9番(藤澤正則君) ありがとうございました。  私の知っとるとこで調査しましたところ、新見、高梁が大体同額でございます。そして、財源的には、国の8,000円を全て充てられとるというとこでございます。  一方、本市の隣の真庭市では、イノシシ、新見、高梁8,000円が1万8,000円でございます。そして、イノシシのうり坊、これが1万1,000円でございます。えらい高いなというふうに調査しましたところ、やはり国の財源8,000円プラス1万円を単市で上乗せすると、こういう状況でございます。これは、金額がどうこうじゃなしに、私は危機的なものをどういうふうに対策するかという、先ほど言いました被害的には高梁が3,100万円からあるんですが、真庭は920万円で、まだ本市より少ないんですよ。でも、そうはいいながら、美作から鹿が来たりいろんな災害があるだろうということで、本気でとってもらおうということで1万円を単市で上乗せしとる。これにはちょっと評価しなくちゃいけないかなと。元気出すじゃろうなという気がしております。  それが高いから本市も高くしろというんではないんですが、冒頭の補助費が少ない、そしてまた農林水産業費が少ない中では、もう少しちゃんと力を入れてもらいたいということで、決して1万8,000円にすぐしろとは言いません。いろいろな各市町村の政策の提案がございます。何にしても、お隣で1万8,000円だから新見市も1万8,000円にしろとまでは言わなくても、その実態の中でどうあるべきかと、大きな課題になると思います。  ちょっとそれますが、今年4月から岡山県の鳥獣害対策室が開設されました。私も、部長のとこ行ってちょっと事情を言ってお話を聞いてきました。やはりこの対策については、各市町村での対策に限度があると。やはり広域的な取り組みが必要だというのは認識されております。今後も、本市の中でも駆除推進補助金であるとか、有害鳥獣捕獲奨励補助金であるとか、イノシシの柵の補助金、一斉駆除許可云々かんぬん、27年度へ650万円ほどあります、決算。26年度は1,000万円でした。若干減っとる。なぜかなと思うたら、害獣駆除推進補助金がなくなった。27年度は決算に上がってないというふうに認識しました。26年度は200万円ありました。そこら辺も含めてですが、やはり広域的な組織も含めて、本市が手を挙げて広域的にこういうふうな対策をしようじゃないかというふうに率先して活動していただきたい、こんな思いでございますが、その思いについては、部長、どうでしょうか。 197 ◯産業部長(安達悦久君) 何遍も御指摘をいただく奨励金の金額でございますけれども、確かに真庭市は1万円を上に乗せておりますが、ただ問題は奨励金の額の問題ではなくて、その市町村でどれだけの捕獲頭数の実績があるか、それが著しく減少しとるかどうか、この辺だろうと思います。本市については、先ほど申し上げたように、イノシシについては毎年徐々に徐々に上がってきて今1,000頭を超えております。こういうことで、必ずしも、奨励金に限らず、ハンターの人の意識とか駆除班の人の意識とか、それから被害防除に対する意識などが重要であろうと思っております。  今後も、ハンターの人の確保とか、猟友会の人の確保とか、こういうことに重点を置いていきたいと思いますし、先ほど御指摘のように、広域連携、県が対策室において本年各集落ごとのアンケート調査を実施しております。この動向を見きわめてそれに応じた対策をやっていきたいと、こう考えております。  以上です。 198 ◯議長(林 光和君) 再質問ございますか。藤澤正則議員。 199 ◯9番(藤澤正則君) 部長から額ではないと言いますが、やはり政治、行政はお金の取り合いっこで額でございます。国でもそうです。予算折衝です。本市でもそうです。多分部長、担当者は一生懸命訴えとると思います。その矛先は財政の、当初から言いました山本部長のとこでどうも渋っとるんじゃなかろうかなと思っております。そこらで実情を、財政課も含めて、予算措置も含めて、あとは市長の一言でございますが、多分市長が言わんでも我々はそういうふうに取り組んでやりょうるというふうに言っていただけると思いますんで、一番最後から御答弁をもらいますんで、ちょっといましばらく黙っていてください。よろしくお願いします。  さて、部長は額ではないと言いますが、やはり免許者数も少なくなり、担い手の駆除する人もいない。元気は出します。誰だって、新見市の一番東の端の大佐、布瀬の辺でイノシシをとって持っていったら8,000円、富原の方がとったら1万8,000円なら、どっちへ持っていく、向こうですよ、誰だって。そりゃあ、子ども手当よりもようけもらうんじゃったら、もうみんな向こうへ行ったりしますよ。ただ、私が言いたいのは、1万8,000円にすぐしろとは言いません。そこら辺の問題をこれから課題として取り組んで、どういうふうにしていくか。高いのを下げとは言いません。先ほど言いましたように、広域的に、要はイノシシや猿や獣害が少なくなるのを願っておるんですから、そこを本市から、県北の北西部から広域的に取り組もうでという提案をなぜ県にしないん。ましてや県境を越えてでもです。広島でもです。そこに問題がある。新見市だけでやったって一緒なんですよ。彼らは住民票がないんです、動くんです。そこにターゲットを持って、そういうところからも予算をつけて抜本的にしなくちゃあ、ただ県、国から来た8,000円をやりょうりゃあええがなじゃなしに、とっていただくんならせめて1,000円でも2,000円でも、私はあってもいいと思いますよ。一遍に1万8,000円にせえとは言わん。その辺で行きます。  加えて、電気柵等もございます。大変でございます。補助をしとります。問題とすれば、もう電気柵は、圃場だけじゃない、集落を囲まなくちゃいけない時代になっとる。これも大きな問題です。そこも含めて、やはり獣害対策というのは大きなウエートを占めますんで、所管部長として頑張っていただきたいと思います。もう私から言やあ、獣害戦争です。本当に戦争状態だと。私は戦争の体験がないけど、本当にどこの市町村も困っとられる。今言うように、部長、所管課の担当とも話をしたが、よく理解されとります。ターゲットは総務部長です。3遍目です。よろしくお願いします。  それでは次に、農業施設設置事業の現状でございますが、本市はピオーネ、それからリンドウ、それからトマトは県の奨励品目とあって、新規就農もあります。そこらは、補助事業も含めてなかなか本人の経済的なもんが厳しゅうございますので、実態を踏まえて、もっとそこら辺は頑張っていただきたいと思います。  3番目、最後でございますが、畜産振興でございます。  部長、3,000頭計画は今どのように推移しとるかをお答えいただきたいと思います。 200 ◯議長(林 光和君) ただいまの質問に対する答弁を求めます。 201 ◯産業部長(安達悦久君) 冒頭、私へ40%ほどお答えの時間をいただいとるようですが、私が全部追加質問で消費してしもうて申しわけないと思っておりますが、先ほど言いました畜産クラスター事業、それから優良牛の導入補助事業、これなどで増頭数はかなり見込まれておりまして、今現在の頭数から向こう2年間で約200頭以上の繁殖牛の増頭にしたいというふうに考えております。  以上でございます。 202 ◯議長(林 光和君) 再質問ございますか。藤澤正則議員。 203 ◯9番(藤澤正則君) 市長からの強いお言葉で、千屋牛を3,000頭にするということを以前言っていただきましたが、調べてみました。23年に2,976、24年が2,756、25が2,622、26が2,504、27が2,562、そして本年が今のところ2,567と、約450頭ほど少ないということでございます。  先ほど言いました優良牛導入の増額をしていただいておりますが、まだまだいろんな問題、課題があると思います。一生懸命、せっかく先人が苦労してここまで千屋牛というブランドができかけたんですから、県内では和気清麻呂牛であるとか岡山牛だ、いろんな名前になってきました。ここが踏ん張りどころだと思います。市長に、千屋牛も含めて、私の財政運営的なもんの質問をしている中で、今後の農林水産業費にもう少し力をいただきたい。そして、副市長もこれからいろんなビジョンを持って進んでいただきたいと思います。そういうような意味で、市長、副市長に最後の質問をさせてもらって、私の質問時間を終わりたいと思いますので、よろしくお願いします。 204 ◯議長(林 光和君) ただいまの質問に対する答弁を求めます。 205 ◯市長(石垣正夫君) まず、もうちょっと早う答弁したかったんですけれど、最後まで待てということで待っておりました。  いろいろ分析していただきまして、我々も他市のことがよくわかりました。この平成26年の決算の問題でございます。単年で比較するということは、本当に難しいことで、例えば県の補助金を全部もらって、護岸整備して何億円ぐらいかかるというようなもんもあるんですよね。私は、原則として、新見市のお金を使わないようにいこうということで、県営にしていただきょうんです、負担金だけで、だからうちの予算に上がってない。そういうようなんが非常に多いんです。だから、予算だけで多い少ないというんでなしに、新見市の農業全体でどこが衰退しとるか、上昇しておるか、県下全体を考えていかなければ私はいけないと思うんです。  それで、7市の決算状況、26年を言われました。これはこれで間違いないことでございますが、年度によって違います。農業集落排水を26年度にかなり金を出してやられとる。うちはとうに済んでるんですよ。そういうようなんが上がっとるわけです。例えばやるようなら、県が示しております標準財政規模、これで比較せにゃあ、これはずっと国や県が財政規模というのを示しとる。新見市は2番目なんですよね、人口が少ない割に大きいんですよ。例えば真庭が213億円でございますが、うちが171億円、総社が159億円なんです。これが平均した金額なんです。単年じゃできません。  それから、国が物を配る、県がそれを市町村に配るといいましたら、いろいろな指数をやるときもありますけど、緊急なときは財政規模で配るんです。だから、緊急の経済対策からいろんなことはかなりうちがもらっておるということなんです。だから、単年度の財政もええですけど、せめて3年ぐらい平均せな数値はようわかりませんけど、今藤澤議員が言われたのはそのとおりでございます。そういうことでございます。  それから、鳥獣でございますが、これは本当に、今までも我々岡山県全体でやろうと。それから、真庭の市長とも一緒に、鹿も来るしやりましょうということを言いまして、県にも大分お願いしました。やっと県がそういうことをやりましたんで、今度は真庭、高梁、いろんなとこと組んで対策をしなければ、おのおのの自治体がやっても効果がないんです。私は、大佐でとるイノシシと真庭でとるイノシシ、金がそう違いません。イノシシがほんならどっちで生活しとるかわからんでしょう、新見でしとるか。私なら、新見でとれても大佐へ持っていきゃあ多いんじゃないか、近くじゃったら、と思います。これは冗談でございますが、そういうことを、言われるように、新見市だけでなく、岡山県全体でどうするかというのを県も考えられますので、そういうことで鳥獣対策やこうは考えていこうという気がしております。  農業施設は、先ほどもちょっと言いましたけど、私は県営事業ですると、例えば今高瀬圃場整備、畑かんでございますが、2ヘクほど造成しょうります。これが1億円弱ぐらいかかるんですけれど、これはうちはたったわずかなんです。県営でさせとるわけ。うちがしたら1億円ぐらい計上する。負担金が少なく済むから、そうやって振り分けとん。だから、新見市の農業予算が少ない。必要なとこにはつけます。皆さんが言われるのはもうどんどんつけていったりしております。そういうことで、そうやってできるだけやっていこうと。  例えば広域農道、あれらでも小さい事業でも、新見市がしたら補助金が5割なんですよ、水路や何かを直して。それじゃあいけんから、もう広域農道に皆入れてしてもらっとんです。だから、それを新見市がとってやったら事業が上がりますけど、単市が5割。だから、そういうことを考えて振り分けとるというんで、かなり違います。それですから、農業関係の必要な予算はかなり地元が言われたり、うちが主導してやっておるというような状況でございますので、皆さんがやるということになれば我々も頑張って取り組んでいくというように考えます。  畜産振興でございますが、なかなかやってみて難しい。3,000頭増頭ということでございましてやりましたら、農家の方が高齢化になりまして、思わぬ次々やめられたと。それで、もうかなり増頭計画に響いておりますし、しかし新見市はもともと千屋牛が盛んでございますけん、農協とかJA畜産、個人もおられますけえ、そこで今人口問題もありますので、みんなで頑張ろうということで、先ほど言いましたように、当面200頭増頭しようということで取り組んでます。これも200増頭するというたら、かなり人も要るんですわね。そういうことも含めて今考えておるということでございます。  以上、簡単に説明いたしましたけど、もう新見市の基幹産業、農業は重要な課題でございますので、しっかり農林業に取り組んでいこうという気がいたしております。  以上でございます。 206 ◯議長(林 光和君) 答弁ございますか。 207 ◯副市長(戎  斉君) きらりと光るビジョンを政策にというようなことでございまして、私からは総論的なお話になろうかと思いますけども、当然ながら本市では市民の低負担、高福祉を目指してやらなきゃいけないというふうに思っております。  そうした中で、新見市といえば何があるかということで、新見市と言えばきらりと光るものを目指していかないといけませんが、例えば新見市といえば市民満足度の高い町であるとか、新見市といえば福祉の町とか、それからハード的には、新見市といえば農業振興の町とか、そういうふうな具体的なビジョンを政策に入れて、今後政策を進めていく必要があります。
     いずれにいたしましても、市民の皆さんが希望と夢を持っていただけるような施策に取り組んでいくということが肝要であろうかと思います。  以上です。 208 ◯議長(林 光和君) 再質問ございますか。藤澤正則議員。 209 ◯9番(藤澤正則君) あと、9秒でございます。  市長、委員会で東京に行きましたら、残念ながら、この発端は千屋牛がないということを東京で聞きました。是非とも力を入れていただきたいと、よろしくお願いします。 210 ◯議長(林 光和君) これをもちまして藤澤正則議員の一般質問を終わります。  しばらく休憩をいたします。                             午後2時13分  休 憩          ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~                             午後2時25分  開 議 211 ◯議長(林 光和君) 休憩を終わり会議を再開いたします。  次に、4番石田實議員の登壇を求めます。4番石田實議員。               〔4番 石田 實君 登壇〕 212 ◯4番(石田 實君) 4番石田です。  本日は、小さな安全・安心について質問をさせていただくわけでございますが、先ほど北朝鮮が核実験を強行したということで、安全・安心のときにちょっと違和感を感じながら、通告に従いまして安全・安心について1項目、3点について質問をさせていただきます。  まず、1点目ですけれども、県道新見日南線道路改良についてお伺いをいたします。  この路線につきましては、皆様御承知のように、険しい山の裾野と、そして西側は伯備線が交差します難所の多い路線でございますが、本市の強い要望等がございまして、順次ガード部分にはセパレート化による改良、そして法面歩行、落石防護柵等、安全対策にも順次応じていただいておるところでございます。だんだん走りやすくなりまして、本当にうれしく思っておるところでございます。  本日は、畑原地内の笹尾大橋を渡りまして、伯備線とそして片方が岸壁の約300メートル間についての質問をさせていただきたいと思います。  この間は、幅員が概ね6メーターございます。そして、足立には大きな石灰工場がありますから、当然大型車、トレーラー等の通行が多いわけでございます。  そこで、ここを大型車同士の通行となりますと、片方が完全に停車をし、そしてもう一方が最徐行で、運転されておる方も緊張されますし、また時間もかかっておるのが現状でございます。この路線全体からいいますと、6メーターより狭い道路が結構あるわけでございますけれども、ほかの場所につきましては、相手の車を確認してから自主的にかわせる場所で待つと、お互いに譲り合って通行しておりますので、混雑も余り起きておりません。へえで、ここの場所は、私が知っとる限りでは、落石防護ネット、いわゆるロックネットの張りかえがされただけで、それ以後何もしておるようにございません。また、工法にしても、予算を立てるにしてもこれは改良にはちょっと無理があるような状況でございます。  そこで、今山側の裾野にあります40センチから70センチの側溝らしきものがございます。そこを改修をしていただきまして、40センチ、70センチですけれども、広げていただきますと、通行に非常に効果的になると思います。どうか検討をしていただいて、強い要望をしていただきたいというように思っております。  それから、2点目でございますけれども、市道風木谷線、この路線につきましては国道180号線から新見中央病院におりる風木谷川の手前の約50メーター間でございます。ここも、病院があります関係で、緊急自動車の往来も結構ありますし、そしてまたら・くるっとの運行ルートでもございます。そして、一般車両も多く走っておりますもんで、特に市道側から国道側の右折となりますと、1台前に出ておりますと、国道からも入れないような状況が続いております。ここも両側に家屋が並んでおりますので、大幅な改良工事はなかなかできないというような状況でございますので、左右にオープンの側溝がございます、そこが両方とも45センチずつございます。そして、今道路幅は460センチでございますので、90センチ足していただくと5メートル50の広さを確保できます。そうしますと、ら・くるっとと緊急車両がどうにか中ですれ違うような状況がつくれるわけでございます。是非ともここも、今までどうしてあそこがああいうことになったかというのは経緯があるかともいますけれども、小さな予算で大きな安全・安心につながることだと思います。もう早目の是非とも検討をしていただきたいというように思うわけでございます。  それから、3点目でございますが、信号機の効率的な稼働と必要性についてということで、3つ質問させていただきます。  1つ目でございますが、鼓橋交差点は国道側それから市道側とも普通信号になっております。国道側が青信号が1分、そして市道側が30秒です。しかし、その交通量といいましたら、もう何十分の1でございます、市道側が。それで、あそこは国道の流れからしましても、それから市道側におきましては、青信号で通れる確率は3分の1ですけれども、とまったら待つ時間が1分以上待たないけんことがあるわけです。だけど、必ず1回はとまる可能性があるかもわからんですけれども、その通行量が少ないために、待ち時間は普通信号より少なくて、確率的には待てるようになるはずです。  それともう一つ重要なことがありまして、それはその北の上市下町信号で、北から南へ下る車が青信号ぎりぎりで通過したら、そこの鼓橋の国道側は赤になります。それを知った人が、その赤信号を回避するために、とまるのが嫌なために宗金の市道へ流れるわけです。そこでスピードを上げる。それで、青信号で通ろうとする車があるわけです。ここは、通学路でございまして、歩道と分かれておりませんので、非常に危険だと思いますので、是非とも感知信号機を調査していただきまして、本当に私はいいと思いますし、それから地元の人とも3人しか話をしておりませんので全体的にどう言われるかというのもございますので、部長、是非とも部長からも調査をしていただきたいなと思うわけでございます。  そして、もう一つの2番目の質問は、水舟入り口は信号機がございません。へえで、大きな軒数がございますし、住宅地としては一等地でございますけれども、信号機がないのと道路が狭い。なぜあそこで、時々入るわけですけれども、もう出るのに右折でもしようものなら本当に至難のわざと言っても言い過ぎではないというような状況でございまして、地域の方が、何で今までああいう状況で我慢されとったかというのもわかりませんけれども、今のここの市役所前の信号機と近いと言えば近い。それと、市道側に広い場所がないんで、そういうことで何か今までできなかったのかもわかりませんけれども、どういう方法かをしてあそこへ信号機を設置しないと、今から高齢化社会になりまして、自動車を運転する高齢者のドライバーが本当に大変じゃなかろうかと思います。是非とも検討のお考えをお聞かせいただきたいと思います。  そしてもう一つ、最後の質問になりますけれども、今信号機の稼働しとる時間がばらばらでございます。朝6時から稼働しとるのが上市の下町交差点、それから今言いました鼓橋交差点、それから備北民報の前の交差点、高尾交差点、それと正田交差点の4カ所が6時から稼働しております。ほかの信号機は、そこの市役所前も7時からです。何で上市の旧道からの通行量も少ない、それから鼓橋も出る車は6時台でほとんど何台しか出んだろうというところが早目の時間帯に稼働して、ここらのような金谷から多くの車が流れるところが何で7時なのかという点も私疑問を持っております。  もう一つは、高尾交差点のとこは6時でいいと思うんです。それで、市道のいわゆる元町から昭和町へ抜けるタツミヤの前の交差点、この信号機が7時です。そして、駅前の信号機も7時です、稼働が。これ、市外へ通勤通学をされとる方には6時台の電車をよく利用される方が結構おられるわけです。そしたら、交差点には建物等がありまして確認がなかなかできづらい面もございますので、通行量があるとこは国道だけじゃなしに、市道側も是非とも6時稼働が安全・安心につながると私は思います。  ただ、私がそこを通って感じたりしたとこだけでございます。新見市全体に及びますと、不都合な信号等がまだ多くあるんじゃないかと思いますんで、しっかりと調査もしていただきまして、効率のよい、せっかくあるもんでございますので、稼働していただきたいと思います。  それから、この信号機のことなんですけれども、去年の6月に信号の効率化ということで質問させていただきました。上市の182号線、180号線の交差点、これはもう通勤時間帯には圧倒的に182号線が多いわけです。しかしながら、182号線は感知式であるという。もう二十数年前からです。不思議でしょうがない。そしてまた、国道でございますので、市外、県外からの方がおられますんで、感知式という認識がなく、停止ポイントによう停止できないということで、渋滞が起きておりました。  そこで、去年質問させていただくと同時に、地域のほとんどの署名をいただきまして、そして警察署へ要望をさせていただきましたけれども、交差点の形状であったり、182号線は坂になっとるというようなことで、それは無理であると言われました。そこで、私はほんなら要望を変更しまして、ならば感知式とわかる告知看板を設置することと、そして感知範囲を広げてくださいという変更をお願いしとったわけですけれど、なかなか前に進まない状況でございました。そこへ、石垣市長の強力なバックアップをいただきまして、急遽去る7月4日から、朝7時から夜の8時まで普通信号として稼働しております。また、珍しいんですけど、信号がそのままなんで、8時以降、明くる日の7時までが感知式信号機になっております。いわゆる完璧な信号機になっておりまして、二十数年間の懸案事項が解消されて本当にうれしく思っておる次第でございます。  また、市長には去年も風木入り口の信号機に対しましては多大な御尽力をいただきまして、現実化することができまして、本当に重ねて感謝を申し上げます。そういうことですので、是非とも、市長へお願いすればどうにかなると思いますんで、どうかよろしくお願いいたします。  それで1回目の質問を終わります。 213 ◯議長(林 光和君) ただいまの石田實議員の一般質問に対する執行部の答弁を求めます。 214 ◯建設部長(佐藤 努君) 1点目、県道新見日南線ですが、当該箇所につきましては、大型車の対面通行に支障を来しておりますので、県に対して幅員確保を要望してまいります。  2点目、市道風木谷線ですが、当該箇所につきましては、議員御指摘のとおり、沿線に家屋が建ち並んでおり全面改良は困難な状況でありますが、緊急車両の進入路やら・くるっとの運行路であり、また中学校の通学路にも指定されていることから、側溝へのふたがけについては検討してまいります。  3点目、信号機の効率的な稼働についての1番目、鼓橋交差点の信号機は現在普通信号が設置されていますが、市から国道への交通量が少ないなどから、感知式への改善要望がありましたら、関係機関へ申し入れたいと考えております。  2番目、国道180号と市道水舟小岸線の交差点への信号機の設置につきましては、地元から新見警察署へ要望書が提出され、本市においても設置要望をしているところでございますが、現在新見警察署において検討をしているというふうに聞いております。  3番目、市内の信号機は点滅から普通信号への運用が午前6時からと午前7時からの二通りの設定になっております。これは、交通量調査等に基づき設定されており、交通量が少ない交差点については、国道等の交通の流れをよくするために午前7時からの運用にしていると聞いております。しかし、見通しが悪いなど安全確保の観点からと実情に合わないというような場合につきましては、稼働時間の設定変更の要望がございましたら、関係機関に申し入れていきたいというふうに思っております。  以上でございます。 215 ◯議長(林 光和君) 再質問ございますか。石田實議員。 216 ◯4番(石田 實君) 基本的にほとんど要望しちゃるというような意見でございますので、答弁でございますので特にはありませんけれども、水舟の信号機にはこちらの市もいわゆる市道側で待避できるところ、例えば今あそこへ入りますと30メートルぐらいは、側溝を入れて4メートルぐらい差がある、道路が。じゃけえ、乗用車や小型自動車同士なら信号機をつけてもどうにかすれ違えれるぐらい。いいことを言えば、もう30メートル向こうへ、この前まで建設業者さんがプレハブを建てて借っとったとこがあります、あそこが恐らく二十数メーター間口があると思いますが、そういう所へお話をしていただいて、そういうとこも確保しながら警察へ強い要望をしていただかんと、地域の人が警察へ要望をちょっとぐらいじゃあなかなか実現を見ないというような、私は今までの経緯からしてそういう気持ちでおりますので、もう少し本腰を入れて、部長、やっていただきたいと思います。どうしても、部長もすぐ的確に対処される方でございますけれども、もしいけんときには市長に動いていただきまして、是非とも実現してあげていただきたいなという気持ちです。  それと、通行量によって7時とか6時とかに決めとるというような答弁でしたけれども、さっきも言いましたように、上市下町の交差点が6時から稼働するのに、駅前が7時からというのはどうもそらおかしいと思わんですか、そりゃあ。もう合理的じゃないですよ、そりゃあ。圧倒的に交通量が多いわけですから。その辺も。それから、夜もそうなんですよ。上市の交差点は10時まで動くんです。町なかは9時なんですよ。よう調べてみてください。おかしいんですわ。じゃから、その辺をトータル的に調べていただいて、要望をまとめて、直していくのか、安全に合ったような方法で変えていっていただきたいと思います。  部長は今日は僕の答弁だけなんで、もう一回ぐらいちょっと。 217 ◯議長(林 光和君) ただいまの質問に対する執行部の答弁を求めます。 218 ◯建設部長(佐藤 努君) 国道180号のところの市役所の下手の信号機の設置につきましては、先ほど新見警察署で検討しているという中で、市も交わって、警察とすればこのような状態にしていただけばというようなことも、内容に触れて警察と市が一体となってこういう状態なら可能かなということも検討しております。具体な内容も、こういうふうなことをしてくれればというようなことも、警察が市に、市道としての位置づけというか、国道に入るところですからよっぽど慎重にしなければいけませんから、そういうことで警察が検討と言いながらも、市もまじって一緒に地域の方の要望がかなうように検討しているというのが実情です。実現に向けて努力しております。  それから、時差式信号機の6時、7時の関係につきましては、ほかの時間帯もあるというふうに議員さんはおっしゃいましたが、本当にうちが最近そういう信号の効率的なあり方っていうのを最近になりまして議員さんからいろいろな指摘をされる中で、うちも市内の中の信号機というのをいろいろ調査をして、本当にこれでは不都合だなということも認識をしております。ですから、もう少しいろんなこと、ちょっと余談なことかもしれませんけど、新見市内に普通信号機が25基あります。それから、押しボタン式が13基、感知式が13基、51基の信号機が設置されています。その設置されている信号機がいかにうまく稼働しているかというのは、やっぱり市民の通行、市外から来られた人の通行も踏まえて、信号機が機能的に動くということは大事なことなので、そういうことも注視して研究してまいりたいというふうに思います。  以上です。 219 ◯議長(林 光和君) 再質問ございますか。石田實議員。 220 ◯4番(石田 實君) ありがとうございました。  再質問はございませんけれども、私だけよう一般質問の中で道路のこととか信号機のこと。人口減少とかという問題が多い中で、今日も人口の問題につきまして2名の方の質問がございました。ちょっと私の質問とは外れるかもわかりませんけれども、国も人口減少に対してもうちょっと早くしてこういう問題を提起すればよかったのになと思います。会社でも、もう潰れかかって、それを立て直すのは大変でございます。そういう状態の中からまた地方に投げて、地方で今度は考えとかというようなことになってまいりましたし、社保庁でももうどこに責任があるんかわからんようになってしまいましたけれども、本市は本当に市長を中心に、市役所全体の英知を結集して人口減少対策に取り組んでおられますことに本当に敬意を表します。  そして、私はそういった小さな予算のかからないような安全のことばかり言っておりますが、これも積み重ねによったら定住人口に必要なことではないかなと思っております。そういう意味で質問をさせていただいておりますので、部長、早い実現に向けてどうか努力していただきますようお願い申し上げまして、私の一般質問を終わります。ありがとうございました。 221 ◯議長(林 光和君) これをもちまして石田實議員の一般質問を終わります。  お諮りいたします。  本日の一般質問はこれで打ち切りたいと存じますが、これに御異議ございませんか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 222 ◯議長(林 光和君) 御異議なしと認めます。よって、本日の一般質問はこれで打ち切ります。  次に、次回12日の本会議は午前10時に開きます。  以上で本日の日程は終了いたしました。本日はこれにて散会いたします。                             午後2時50分  散 会 新見市議会 Copyright (C) NIIMI CITY Council, All rights reserved....