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  1. 新見市議会 2016-06-01
    平成28年6月定例会(第2号) 本文


    取得元: 新見市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-09-14
    2016年06月20日:平成28年6月定例会(第2号) 本文 ▼最初のヒット個所へ(全 0 ヒット) 1                             午前10時0分  開 議 ◯議長(林 光和君) おはようございます。皆さん御苦労さまでございます。  ただいまの出席17名でございます。これより本日の会議を開きます。  本日の議事日程は印刷の上、配付いたしておりますので、よろしく御協力をお願いいたします。          ──────────────────────── 日程第1  議員の辞職について 2 ◯議長(林 光和君) 日程第1に入ります。  面田照雄議員から議員の辞職願が提出されております。  議員辞職の件を議題といたします。  まず、その辞職願を朗読させます。               (次長 後藤吉明君 朗読) 3 ◯次長(後藤吉明君) 朗読いたします。  辞職願。今般、病気療養に専念するため、平成28年6月15日をもって新見市議会議員を辞職したいから、許可されるよう願い出ます。  新見市議会議長林光和殿。平成28年6月15日。新見市議会議員面田照雄。 4 ◯議長(林 光和君) お諮りいたします。面田照雄議員の議員の辞職を許可することに御異議ございませんか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 5 ◯議長(林 光和君) 異議なしと認めます。よって、面田照雄議員の議員の辞職を許可することに決定されました。          ──────────────────────── 日程第2  一般質問(個人質問) 6 ◯議長(林 光和君) 日程第2に入ります。
     一般質問に入ります。  個人質問は、一問一答方式といたします。質問者は発言許可の後、質問席に登壇いただき、最初通告の全項目について質問し、再質問からは通告の1項目ごとに順次質問を願います。  なお、質問に対する答弁中は質問席に御着席ください。各議員の発言は答弁を含まず30分以内とし、再質問の回数は制限しないものといたします。  それでは、通告者一覧表の記載のとおり順次質問を許します。  まず、9番藤澤正則議員の登壇を願います。9番藤澤正則議員。               〔9番 藤澤正則君 登壇〕 7 ◯9番(藤澤正則君) 9番藤澤でございます。皆さんおはようございます。  6月定例議会一般質問、運よくか悪くか、イの一番の指名をいただきました。ありがとうございます。ただいま議長の許可をいただきましたので、ただいまから質問をさせていただきます。  今回は、4項目の質問を上げさせていただきました。  まず、1問目でございますが。本市の市民サービスについてただすでございます。  1項目めの1番、個人番号カード、いわゆるマイナンバーカードの交付状況と現在の利活用状況及び本市における今後の利活用計画でございます。  2番目、本市市庁庁舎内への登記証明サービスコーナーの設置についてお尋ねいたします。  2項目め、本市の地域おこし協力隊についてただすでございます。  1番、地域おこし協力隊の最終活動年の隊員を含む活動報告会の必要性と執行部の活動評価についてお尋ねいたします。  3項目め、本市の条例、要綱の改廃についてただすでございます。  現在運用されていない、また今後も運用が見込められないと思われる現行条例や要綱、これが何件かございますが、この改廃について執行部のお考えをお尋ねいたします。  4項目め、本市の空き家対策条例及び荒廃農地の管理条例の制定についてたださせていただきます。  1番目、空き家対策条例の整備に向けての現在の進捗状況についてお尋ねいたします。  2番目、その制定の予定期日、見込まれている期日についてお尋ねいたします。  3番目、荒廃農地の管理条例の制定についてという題目で、農地の荒廃状況についてお尋ねいたします。  以上、4項目でございますが、まず1項目めでございます。  本市の市民サービスの中の個人番号、マイナンバーカードの交付状況と現在の利活用及び本市における今後の利活用計画等でございます。  平成27年10月以降にマイナンバー、個人番号が通知され、平成28年、今年1月からマイナンバーの利用とマイナンバーカードの交付が始まりました。私も支局にて早く受け取らせていただきました。このマイナンバーカード、市民の間では何に必要なのかなと、いつ利活用するのかな、余り意味のないカードではないでしょうかと、こんな声が聞かれるところでございます。しかし、大変重要なカードと言っているがというような説明をしますが、いつ使うんですかと、こんな御質問で、多くあります。あえて言うならば、身分証明で今使えるかな、そして高齢者の免許を返された方の免許がわりの身分証明にもなるな、保険証のかわるになるなというような御説明もさせてもらうんですけども、いかんせん余り利活用のないカードというのが現状でございます。  それに加えて、関連として四、五点の質問をさせていただきます。  まず最初に、本市における個人番号マイナンバーカードの現在の交付状況等についてお尋ねいたします。  2番目、庁舎内への登記情報サービスコーナーの設置についてでございます。  必要な登記情報や法人印鑑証明などの登記証明サービスが全国66カ所にて行われているようにお聞きしております。法務局は統廃合となった地域の方が、大変便利に使用されておられます。県下でも美作市、そしてお隣の真庭市の市役所内に登記証明コーナーが設置されておられ、多くの方が利活用されております。  私は、平成21年12月議会にて、この登記証明コーナー設置について質問をさせていただきました。市長からの答弁でございますが、法務局がなくなったことは、これは閣議決定であるということで、やむなく廃局、引き続きそのような施設の設置を要望していくというふうに御答弁をいただきました。新見法務局は平成21年1月13日に廃局、はや7カ年が経過しております。法務局がなくなったことで、そのようなサービスを受けるために、隣の高梁市まで時間と経費を費やして皆さんが通っておられる、これが実情でございます。一方、美作市は法務局が廃局後間なしに、そして真庭市も早い時期にそのコーナーが設置されました。先ほども言いましたように多くの皆さんが、そして行政機関のその登記情報も謄本が必要であるというふうに位置づけて、その利活用にも進められておられるのが実情でございます。本市の市民サービスの向上に是非とも必要である、法務局登記情報コーナーを早期に設置すべき、また多くの市民や法人の声もあることから、この質問を上げさせていただきました。  まず1点目でございます。  この登記証明サービスコーナー、法務省の設置基準がありますか。その設置基準等あれば、その内容についてお尋ねをさせていただきます。  次に、2項目めでございます。  本市の地域おこし協力隊についてただすでございます。  冒頭申し上げました地域おこし協力隊の最終活動年の隊員を含む活動報告会の必要性と執行部の活動評価についてでございます。  平成26年2月から本市に地域おこし協力隊が着任されました。その後、多様な地域おこし協力隊が現在着任されておられます。本市内でのその活躍と市民の元気回復、やる気や活動意欲の向上につながり、本市の活性化に大いに貢献していただけるものと期待しておりましたし、現在も期待しております。よくテレビや新聞にも出られる活動隊、特にあえて言うなら哲多の活動隊でございますが、大変すばらしい活動をしておられるんです。私は高く評価させていただきます。この地域おこし協力隊が本市に着任して、来年2月で3年を経過いたします。当然市の必要な要綱においては、3年が経過したらこれは、隊員は自動的に、できれば地域の中の創生事業として起業をして、この地域に残ってもらいたい、こんな気持ちも私も持っておりますし、総合戦略の中では隊員100%の定住を期待している、これも私も同感でございます。  これまでの間なしの3カ年の中で、なかなかそのすばらしい活動をされる隊員さんの活動報告会が市民にないと、多くの市民の皆さんからこんな声も聞きます。よいこともあれば悪いこともあります。それを反省点や課題点、問題点として地域が活性していく、そのための活動隊と私は認識しておりますので、全て100%成功というのはなかなか難しいし、至難の問題でございますが、なぜ活動報告会を開催されないのか。全国では、各市町村ごとに設置されている活動隊に報告会が度々開催されております。そのことについて御質問をさせていただきました。  まず、おさらいでございますが、現在は隊員数総名何人いるかというとこら辺からの御質問をさせていただきます。  次に、3項目めでございます。  本市の条例等の改廃についてただすでございます。  冒頭言いました、現在運用されていない、また今後も運用が見込まれないであろうと私的に思っている現行条例、要綱等の改廃の考え方でございます。  現在本市には、条例、規則、規程、要綱、要領、その他を含め、約1,200件の関係法令がございます。毎回議会には、国の法令改正に伴う条例の改正ということで執行部から提案がなされ、それを議会が審議し、議決というこの流れでございますが、よく市民の方が言われるのは、毎回同じような条例でしょうか、一部改正、一部改正、なかなか理解がされてないようでございます。そんな中で、私も以前から条例をよく見させていただくんですが、どうしても理解できない、これは完全にもう過ぎているようなと。また、あえて言わせてもらうと、統廃合された学校の、なくなった学校の名前がまだ残っているような条例や規則、要綱もあるように思います。そういうことで、法令上整合性に欠ける条例もあるというふうに私的には考えておりますが、その件数が約10件ほどになりはしないかなと思っております。個々については、この議場では申し上げません。所管委員会等で具体的に言いますが、執行部のその認識とその方向性について、この本議会ではお聞きしたいというふうに思っております。  次に、4項目めでございます。  本市の空き家対策条例及び荒廃農地の管理条例の制定についてでございます。  2015年2月26日に空家対策特別措置法が施行されました。その時点での空き家は、全国に820万戸というふうに記載されております。国がその対策に必要となる法律を施行されました。  この空き家の対策措置法のガイドラインとしては、特定空き家は自治体による指導、勧告、命令が可能になる、そして自治体は特定空き家等の解体、除去などの強制執行ができるように、従来の優遇税制が撤廃されたので、空き家を放置すると固定資産税が一気に従来の6倍の金額に上がる、そして、自治体は固定資産税の課税情報を利用して所有者を特定できるようになる、そして、市の職員が撤去命令をできる可能性がある、これがガイドラインでございます。  これも平成26年、2014年9月議会で私も御質問をさせていただきました。その時点では、まだこの特別措置法が成立しておりません。市長からの御答弁では、大変苦労しとると、あくまでも基本的には個人財産であるというふうに御答弁されておりました。その中で、市長会としても早くこの法律を何とかしてもらいたいという御答弁で、その後に措置法が成立したということでございます。それを受けまして、約1年4カ月がたちました。本市においても、空き家は御存じのように大変な数に増えております。ただいま現在関係部署でその状況及び法制定に向けての準備はされとるというふうにお聞きしておりますが、いろんな課題やクリアしなくちゃいけない手順もありますが、早いうちの条例制定を望む声もございます。  まず、空き家対策計画の策定や協議会の設置というふうに所管部長からも度々お答えはいただいておりますが、いつまで待てばいいのか、早い制定を願うという市民の声もございますんで、今回質問をさせていただきました。  まず、1番目、空き家対策条例の法整備に向けての現在の進捗状況についてお尋ねいたします。そして、荒廃農地の管理条例の制定というふうに書かさせていただきましたが、空き家の増加とともに荒廃農地の著しい増加も大きな問題となっております。市内には集落全体が空き家化し、それに伴い農地が荒廃している、まさに消滅集落も既にあります。この大きな要因は、人口減少、そして生産者の高齢化、担い手不足、後継者の不足、鳥獣害被害等々複合的な要因で現在に至っていると、このようにも認識しておりますが、このために農業委員会等の農地のパトロール活動やいろんな活動、行政も手を打っておりますが、いかんせん全く歯どめがかからない。こんな中、所管課を含めて、この対策にどういうふうな基本的な考えや方向性を持っとられるか、その点についてまずはお尋ねいたします。  以上で1回目の質問を終わります。 8 ◯議長(林 光和君) ただいまの藤澤正則議員の一般質問に対する執行部の答弁を求めます。 9 ◯総務部長(山本幸弘君) まず、1項目め、1点目でございます。  個人番号カードの交付状況、それから今後の利活用計画はということでございますけれども、6月10日時点での個人番号カードの交付者数は1,834人でございます。1,834人でございます。  個人番号カードにつきましては、現在個人番号を証明する書類としてだけではなく、公的な身分証明書としての利用も可能でございます。また、国では各種行政手続オンライン申請や健康保険証、印鑑登録証などとしての機能活用も掲げられておりますので、本市といたしましても、市民の利便性が向上するよう、これらの機能活用も含めて検討していくことといたしております。  それから、2点目の登記証明サービスコーナーの設置に関する御質問でございますけれども、御質問が設置基準があるのかという御質問だったように思います。  これにつきましては、廃止する直前の直近3年間において、有料で発行した登記事項証明書及び印鑑証明書の年平均発行通数が2万通を超えていることというような条件がございます。これらを勘案した場合、新見支局における直近3年間の発行通数はそれを満たしてないという状況でございました。  以上でございます。 10 ◯議長(林 光和君) 再質問ございますか。9番藤澤正則議員。 11 ◯9番(藤澤正則君) 今答弁いただきまして、交付状況は大変少ない数だと、5%というようなことの数でございますが、部長にお聞きいたします。  これは、今現在1,830人ほどという中では、これは申請しなくても罰則も何もない、しなくてもいいようなカードになるんでしょうか、どういうような位置づけなのか。冒頭言いましたが、全くこれは将来的にも申請しなくても、持たなくても、何ももちろん罰則もなければ、本人に支障はないというふうな解釈とっていいんでしょうか。 12 ◯議長(林 光和君) 答弁を求めます。 13 ◯総務部長(山本幸弘君) この申請につきましては、現在のところあくまでも個人の申請があって発行するということになっておりますので、今のところその申請がなくても、強制的にということにはならないと考えております。  以上です。 14 ◯議長(林 光和君) 再質問ございますか。9番藤澤正則議員。 15 ◯9番(藤澤正則君) 行政の申請主義でございますので、本人がなければ全く関係ない、ただ本人が困らなければ、もちろんこれ以上の数は増えるではなかろうと、国の施策からいうと相反することで、全く登録ができないということになってくると思います。  そんな中、やはり少ないということは魅力がないということである。私も持っておりますが、一遍も使ったことはないです。前に、以前に市の住民基本カード、これも一遍も使ったことがないという中で、カードはようけあるんですけど、使い道のないカードは全く無用の長物、私もいえば財布の中に邪魔になるぐらいのもんだと。これでは、せっかくの国の政策が何も意味がない。強いて言うならば、所得がある方が来年以降、申告のときに使えるかなということでございますが、大都市部分ではコンビニにおいて住民票の交付であるとか、いろんな分のサービスができるようなとこもあります。これは大都市でございますが、それの設備費、いろんなものを考えると、小規模市町村では投資効果はいかがなもんかなというふうにも私も理解できます。  できるならば、将来的には、所管の部長、かわるかわかりませんが、これは魅力あるカードになるんでしょうか、どんなんでしょうか。例えば、個人的には医療情報であるとか、いろんな情報がICチップに入って、これ一本で、例えば市役所に行っても住民票がそこでとれる。個人的にはいつも支局や庁舎に行って申請人の住所、名前、代理人名前、大変な書きづらい、市民の方も筆無精の方は書きにくいんです、これがあって出せば、すぐ住民票ができる、とれる、それから印鑑証明ができる、こんな魅力のあるのはできないんでしょうか。そこら辺の、今すぐとはいいませんが、そういうような可能性のあるカードへなるんか、ならないんか、全くわからない、その辺をお聞きいたします。 16 ◯議長(林 光和君) 答弁を求めます。 17 ◯市長(石垣正夫君) 個人番号カードができまして、非常に問題、課題ということは、今藤澤議員が言うたとおりでございます。一遍にこのカードを、いろんなものを入れたらパニックになるということで、また我々が初め考えたときより、全国の市長会で考え、国に要望して、国も大体その程度はできるだろうということでしたが、ちょっと後退しております。  というんが、なかなかどうしてかわかりません、通じません。将来は、今言われましたように保険証とか印鑑証明、住民票がとれるように、いろんなものへ入れようというのは想定しておりますので、国の方へまた我々も市長会を通じて強く要望してもらいたい、一日も利用が、皆さんしやすいカードにと思っているのは我々も同じでございます。だから、今はとっても、先ほど言われたとおり身分証明書ぐらいにしかならないということで、申請する人が非常に少ないという状況でございます。  以上です。 18 ◯議長(林 光和君) 再質問ございますか。藤澤正則議員。 19 ◯9番(藤澤正則君) 2番目の質問に行きます。  先ほどありましたように、必要枚数等の基準があるのは私も勉強させていただきました。とはいいながら、現在の運用の中では、証明コーナーの設置が、これまでは法務局が設置し、その運用については民間業者に委託されてるというのが現在の県下の2市の状況でございます。今後においては、これも情報でございますが、市町村に設置の費用を、それを負担して運用は民間の業者に委託というとこら辺の方向性になっているように聞きますが、私も以前の答弁をいただいた、市長のを見ると、市長は──私も同じ考えですが──国の責任で全部費用と運用を、できれば運用は市に任せというのが、市長の私はお考えだろうと思います。  そんな中で、市として国にどういうふうに訴えておられるのか、構造改革を含めて、提言も含めて、新見市がどのように国にアクションされているのか、ありましたらお答えいただきたい。 20 ◯議長(林 光和君) 答弁を求めます。 21 ◯総務部長(山本幸弘君) 法務局の廃止に関しまして、いろいろ市も取り組んできたわけでございますけれども、まず岡山県内で平成21年度といいますか、22年までに登記所が廃止された市町は16市町ございまして、本市を含めまして、今御質問の中にもありましたけれども、サービスセンターが設置されました真庭、美作市を含めまして、総社、玉野、井原、浅口市、瀬戸内市、赤磐市等々ございます。そういった中で現在も残っている、法務局の支所が残っているのは、岡山市に出張所を含めて2カ所、それから倉敷、笠岡、備前、津山、高梁へそれぞれの全部で7カ所でございます。  そういった中で、本市といたしましては、平成20年1月30日に高梁支局へ統合されるのであれば、登記証明サービスコーナーの設置につきまして要望書を提出いたしまして、その後も数度要望活動を行ってきたところでございます。  それで、岡山地方法務局に対しましては、平成21年1月13日の新見支局の廃止の時点で、登記証明サービスコーナーの設置を要望いたしましたが、先ほど申し上げました設置基準が満たされていないということで、設置の実現はなされておりません。その後も継続的に岡山地方法務局に対しまして設置するよう要望してきたほか、平成26年からは内閣府に対しましても、市の窓口で登記所が発行する諸証明の発行業務を行えるように権限移譲を要望してまいりましたが、実現していない状況であります。  この事業につきましては、市民サービスに非常に重要なことと認識しておりますので、引き続き関係機関に要望しているところでございます。  以上でございます。 22 ◯議長(林 光和君) 再質問ございますか。藤澤正則議員。 23 ◯9番(藤澤正則君) 執行部のそういうような国に対する要望なり、それから地方分権改革にする提案ということで出されとるというのも資料としていただきましたが、要は7年が経過していると、なかなかその方向性が見えないと。その中で、全国で66カ所が設置してるという状況、そして県下でも2市がもう既にやっていると。市長の言っておられることの基本的な考え方について国がなかなか理解しないというのを、これ継続的にまだその方向性で、市長、頑張られてしていただくのは結構ですが、トンネルの出先が見えないという中で、今後それをどういうふうに、引き続きその提案の中でいかれるのか、やはり新見市としてももうぼつぼつ提案は提案じゃけど、これを具体的にしていかなけにゃあいけないという判断の時期になっているのではないかと思いますが、その政治判断としての市長のお考え方、方向性について御答弁いただければ。 24 ◯議長(林 光和君) 答弁を求めます。 25 ◯市長(石垣正夫君) 本当に長い間、国が法務局をなくした、これは全国としますと何千カ所というてありますな。全国のこういう問題が起きたのは、表をくださいといってももう箇所が多いと。岡山県でも先ほど言いましたように、9市廃止されて、2市だけがもう、真庭と美作が業者を入れて交付しておるという状況なんですわ。全国としたら、かなりある。岡山県でもそうなんですよね、総社やなんか皆なくなっとんです、同じように。それで、私も今まで何遍も総務省へ行きまして、大臣等へ要望したり、いろいろなことをしてまいりました。  国は今までええ答弁しなかったんですわ、職員もいろいろ。それで、何で民間へ出して業者ができないのか、おかしいじゃないかと、これも大分追及しました。それから市が、例えば各証明書を発行するためには、新見市が予算を組んで一般の業者に出しなさいみたいな、とんでもないことじゃね、おかしいんですわ。この6月に東京に行きまして、これは市長会等ありましたんで、大臣以下、主要なところに要望書を提出いたしました。そのときに、私どうも納得いかんということで、時間をとりまして、大矢参事官等々、職員何人かでいろいろなことを聞きまして、なぜできないのかということを聞いてようやくわかったんです。これは、閣議決定して、もう全与・野党問わず決定したもんだと。ただ、我々のところへ要望したり、大臣へ言うてもこれは絶対できませんというから、ようようわかったん。これをもう少し早うしてくれりゃあ手を打つんですから、そういうことをようようはっきり、責めるもんですから言われました。  それで、結局は我々が今度は考えていかなけりゃ、超党派の国会議員に働きかけて、今度は議案提案せにゃ直らんのですわ、いろいろ分析したら、こういうこと。これがもう少し早う言うていただけば、まだできるんですけえど、ようやくこの前言うたわけなんですよね。今度は、そういう方向で、ただ岡山県だけじゃいけません、全国へかなり多くの自治体が、大きな市でも法務局がなくなっとんで、働きかけてそういう方向に行かなければ、ただ岡山県出身の国会議員とか法務省へ言ってもできないんがよくわかりましたので、皆さんと検討をして、方向性考えねば、何ぼ言ってもできないという状況が把握できましたんで、今後できればそういう方向で、よその市と一緒になって検討してまいりたいという気がしております。  以上です。 26 ◯議長(林 光和君) 再質問ございますか。藤澤正則議員。 27 ◯9番(藤澤正則君) 市長からトンネルの先が明るく少し見えてきたというような答弁でございます。何にしても統廃合される地域においては、人口減少やその機能の、効率的に悪いということで統廃合、そのときに設けるとなると設置基準の費用の負担もあるということが現実でございます。  その辺は、先ほど冒頭言いましたように、全国で既に私の数えるところでは66カ所ほど設置されとるというふうに認識しております。できれば、市長会を通じて、そういうような協議会でもつけて、その関係法令、それができないのは不動産登記法第119条及び第120条、商業登記法第10条及び第12条の関係というふうに規定されておるというふうにも書かれております。その辺をどういうふうにクリアするかということで、まあ市長、二、三年待ちますが、もう既に7年でございます。何とか明るい兆しは見えますが、先に設置して後からその運用を変えるという方向も、66カ所の団体とできるような方向もございますんで、それも一つの選択のうちとして、早いうちに情報過疎にならないような、市としてお力をいただきたいと思います。努力していただきたいと思います。  次の答弁をお願いします。 28 ◯議長(林 光和君) 答弁を求めます。 29 ◯市長(石垣正夫君) それはもう、藤澤委員が言われたように、早くやりたいのは我々も願っておりまして、度々総務省へ行って話したわけでございますが、そういう中で我々もやります、議員も議会に対して、岡山県議会、全国の議会へ出して、要望を一緒になってやったほうが動きやすいし、早いんじゃないかと。ただ何カ所、全国で66カ所サービスコーナーを設けておるというけど、廃止したんが物すげえ数ですから、聞いてみたら。廃止が多いんですわ、数が。だから、一応民間へ出すということを決めたものをひっくり返すのは難しいわけですから、議会もそうやっていただき、我々も一生懸命市長会や、今のような超党派の議員へ組んで対応していかなけりゃ難しいという気がしておりますんで、今後いろいろな方法、早くできるよう模索してまいりたいと考えております。  以上です。 30 ◯議長(林 光和君) 再質問ございますか。  次に、2項目めの質問に対する答弁を求めます。 31 ◯総務部長(山本幸弘君) 2項目めでございますが、地域おこし協力隊の隊員数はという御質問でございます。  協力隊の隊員数につきましては、現在当初各支局単位で募集いたしました隊員を含め、現在全員で17名委嘱しているところでございます。  以上でございます。 32 ◯議長(林 光和君) 再質問ございますか。藤澤正則議員。 33 ◯9番(藤澤正則君) 県下でも大変多いような地域おこし協力隊17名と。いろんな情報では、既に2名の隊員の方がやめられたと、これは一身上の都合であろうというふうに解釈しております。
     さて、冒頭言いましたように、3カ年が経過する隊員さんが、まだ市におられます。できれば私もこの方の、引き続いて定住し、そして起業して地域の、新見市の協力隊としていつまでも地域の中で、また新見市の中で活躍していただきたい人材であるというふうに私も個人的には評価しておりますが、その活動の内容が全てわからないというよりは、その功績をなぜ市民の方に発表する機会を設けないかなというのが常に私の疑問でございます。  ちなみに、部長にお聞きします。  隊員の方の活動報告は毎月されているのでしょうか、どんなんでしょうか、全く──言葉は悪いんですが──野ざらしなんですか、私らがそこではまだ把握できない、残念ながらということでございます。その辺の御答弁をいただきたい。 34 ◯議長(林 光和君) 答弁を求めます。 35 ◯総務部長(山本幸弘君) 協力隊員の活動につきましては、所管等におきまして、毎週1回もしくは、場合によっては少なくとも月には最低でも一回、当然報告を受けまして、それからいろいろ今後に向けたアドバイス等も含めまして、そういった隊員の活動の中身は当然把握しているところでございます。  以上でございます。 36 ◯議長(林 光和君) 再質問ございますか。藤澤正則議員。 37 ◯9番(藤澤正則君) たしか要綱でもあったと思います。活動報告、書類も含めて、活動隊員の報告を要綱で定めて、月に一回、私はその報告の内容が発表するに値しないからしないのか、どんなかという疑念があるわけです。それは個人の活動ですから、全てが行政の思うようになる、ならんは別として、やっぱし日々努力されとる汗の結果を市民の皆様にこうある、それから目線が違うわけですから、他の市町村から来られてこの新見市の中で住んでおられる、こういう見方もある、これは私は大になり、小になり参考になると思うんですよ。その中では、せめて3年、終わるまでには報告会という一つの切り目というのをする必要があると思いますが、市長、いかがでしょう。 38 ◯議長(林 光和君) 答弁を求めます。 39 ◯市長(石垣正夫君) この隊員の報告は、部長が言うたとおりでございます。市の幹部会やっております、そのときにも各担当等が報告しております。我々十分認識しておりますし、私といたしましては、残っていただくよう支局なり、その所属の長が支援してきておりますので、私は全国平均より多くの方が残って──全国平均が60%ぐらい残っておるというように以前聞いております、今はわかりませんけど以前聞いておりますんで──残さねばいけないという気がしておりますので、第一弾、3名が来年度には期限が来るんですけど、私は今の3名はどうしても残っていただきたいということで、そのように今進めておる状況でございます。それぞれいろんな事業へ取り組んで、残ってやろうということで頑張っていただいておりますので、是非新見に残っていただきまして、また地域振興に貢献していただきたいと期待申し上げます。  以上です。 40 ◯議長(林 光和君) 再質問ございますか。(「市長、今回は済いませんが報告会をするかせんかということで答弁をいただきたいのですが」と9番藤澤君の声あり)  答弁を求めます。 41 ◯市長(石垣正夫君) 各地、皆さんに集まって報告したりいろんなことをしておりますんで、新見市全体で報告しても、温度差が違うんです。林業は林業、畑どころは畑どころ、いろいろ違うんで、それを一遍に集めて、集まるかというたら疑問なんですわね。だから、その地域で取り組む、地域の方がそこへ寄ってやられるというのは、今でもいろいろ協議さりょんで、私はそれでいいんじゃないかという気がするんで、全体を集めては今のところ考えておりません。  以上です。 42 ◯議長(林 光和君) 再質問ございますか。藤澤正則議員。 43 ◯9番(藤澤正則君) 若干私の考えとは違います。お隣の高梁市でも報告会をされて、新見からも、新見の隊員も勉強に行かれる。やはりお互い切磋琢磨でございます。情報交換の場でございます。そのために必要な報告会でございます。全てが全部100%、冒頭言いましたように全ての隊員が100%の成果を上げるのは、これは至難のわざ。そうやって問題提起を、そして問題、課題を地域の宝として、地域の住民もそれに耳を傾けて、これからの活動、生活の中に一助としていく、これのために私は地域おこし協力隊を呼んだ。単なる就労支援で呼んだんだったら、別の意味だもの。発想の転換の中で、地域の方が元気になる、これが必要なのになぜ報告会をしないのか、私は一向に理解できません。あと少なくなりましたが、地域だけでのみならず、広い新見市の中でお互いその問題、課題に耳を傾けて、これからの3万人を何とかとめていこうという元気のもとに活動報告会をして、情報公開をするんが、私は他市の例でもあると思うんですが、新見市はやらないということでございますので、そういうふうに理解しときます。  ほいじゃ、次の質問、3項目めの答弁に、お願いします。 44 ◯議長(林 光和君) 3項目めに対する答弁を求めます。 45 ◯総務部長(山本幸弘君) 3項目めの御質問に対する答弁でございます。  条例や要綱等は、自治体運営の規範となるものであり、市民生活にかかわるものであることから、現状にそぐわないものや必要のないものにつきましては、実態に即して廃止するなど、今後整理をしてまいりたいと考えております。  以上でございます。 46 ◯議長(林 光和君) 再質問ございますか。(「次の答弁を求めます」と9番藤澤君の声あり)  次の4項目めの質問に対する答弁を求めます。 47 ◯建設部長(佐藤 努君) 1点目の空き家対策条例の進捗状況でございますが、平成27年5月26日に空家等対策の推進に関する特別措置法が施行され、本市においても今年度国の補助を活用し、市内全域で空き家の実態調査を行います。この調査で、周辺住民に危険を及ぼす住宅、景観を損なう住宅、または有効活用できる住宅など、地域ごとの件数を把握します。この調査結果を踏まえ、今後設置する空き家等対策協議会で十分な協議を行い、空家等対策計画を策定し、あわせて条例の制定を進めてまいりたいと考えております。  2点目、条例の制定期日でございますが、空き家の実態調査の結果を踏まえ、本市の実情に合った条例を本年度中に制定してまいりたいと考えております。  以上です。 48 ◯産業部長(安達悦久君) 4項目め、3点目の荒廃農地の管理条例の制定についてということで、現況の荒廃農地の状況についてというお尋ねでございました。  近年荒廃農地の中でも再生利用が可能な遊休農地の増加が全国的な課題となっており、本市においても農業者の高齢化、後継者不足等により年々増加傾向にあります。本市では、農地の荒廃を未然に防止し、優良農地の確保と農業経営基盤の確立を図るため、農地中間管理事業の農地集積専門員を昨年10月に配置し、農地の出し手と受け手のマッチングをする業務に当たっております。平成27年度末までの貸付実績は、県内市町村では3番目の集積面積となっていることから、条例の制定によらず、今後も引き続き農地中間管理事業を活用し、特に受け手の確保に努めてまいりたいと考えております。  以上でございます。 49 ◯議長(林 光和君) 再質問ございますか。藤澤正則議員。 50 ◯9番(藤澤正則君) 所管部長から一歩踏み込んで、今年度中の条例の制定を目指すということでございます。私も実は昨年の議会報告会の中でそういうような、市民の方から大変な空き家で困っているというのもありました。できれば、これは議会報告会としての答弁の中に、早いうちに市として条例が定まるであろうというふうに御答弁させてもらったんですけど、一向にその後なかなか動きが見えないので、今回質問をさせていただきました。  部長言われるように措置法ができて、その条例の環境ができたんで、早目の条例制定に向けて動いていただきたい、その前の前段としていろんな計画の策定や協議会というのも認知しております。来年の3月の定例議会には新たな条例ができるというふうに期待しておりますので、頑張っていただきたいと思います。加えて、荒廃農地の管理条例というふうに書きましたが、全国でも何例か数はございます。やむを得ない手段としての条例制定だろうというふうに思っております。  本市においても、この荒廃農地の進捗はほんまに著しいもんがございます。人が減る、人が減れば農地は荒れるということでございますので、今回質問の中では、執行部としてこの対策を本気度として今後考えていただきたい。私個人的にこの荒廃農地の、例えば一つの管理条例を制定したから、荒廃農地が少なくなるとまでは言いませんが、その規制の一助となるというぐらいな気持ちで御質問をさせていただきました。  全国の市町村の中では、困っているからこその条例でございます。先ほど言いましたように中間管理機構やいろんな農業委員会の方の御助力も評価しますが、そのために、以前にもたしかあったように記憶しておりますが、牛の放牧であったり、いろんな方法でその対策に取り組んでおりますが、残念ながら人がいない地域で牛の放牧でどこまで効力があるかなというのも現実でございます。人が減り、荒廃農地が増え、森林は荒れと、こういう現状の中で、経済部長の所管の守るエリアの責任は大変大きなもんがあると思いますので、しっかり目をとめてもらって、その対策を早目、早目にしていただきたい。具体的な事項についての議論は控えたいと思いますが、その姿勢の方向で、市長ともども頑張っていただきたいと思いますので、市長、この点についてのお考えをいただきたいと思います。 51 ◯議長(林 光和君) 答弁を求めます。 52 ◯市長(石垣正夫君) まず、空き家対策でございますが、これは特別措置法が制定されました。以前は本当に、措置法がありましても本当に役に立たないということで、今までかなり国へ言いまして、できました。我々が立入調査もできますし、いろんなことも勧告やこういろんなことができるようになりました。それはええんですけえど、これもまだまだ不十分なんですね。  しかし、一遍にはなかなか難しいということですね。例えば空き家対策は強制執行するといえば、所有者に同意を得なければいけない。同意が得られればそんなにしなくてもできる。同意が得られないわけですわね。こういう問題があるんですわね。強制執行できない。市がしても、同意を得なけりゃならない。ほんなら、負担を出さないというたら誰が払うか。行政が払わにゃいけないというんと、もう一つ問題が、所有者がもう消滅してしまった空き家がある。へえで非常に危険なということになりましたら、これは法的に我々できるようになっております。しかし、負担は行政がしなきゃならん。それは人命にいろいろかかわるときにはやらなけりゃいけないんですが、そういう問題が残っとんですわね。だから、そういうとこがあれば、国が交付税で算入するとかという形をとってもらわなければ、我々自治体だけということではなかなか問題が解決しないと。だから、例えば所有者があって同意しない。しなくても危険があれば我々が取って、その所有権のある者へ請求できる。法的にはこのくらいにつくらにゃ直りませんわ。これはもう強く要望しておりますので、こういう方向で危険のあるとこは行政が取っても費用負担ができるような、もう一歩進んだほうに国がやって欲しいという気がいたしております。これはもう本当に新見市だけではございません。全国でも大きな課題として我々も捉えておりますので、まず条例をつくろうということでしておりますので、御理解をいただきたいと思います。  農地につきましては、もう本当にあちこちが荒れておりまして、非常に荒廃地が進んでおります。非常に我々も危惧をしております。今ある──農協でございますが──そういう荒廃地をいろいろ検討しようということで今進めておりますので、行政とあわせていろんなことも検討をしております。今のところ農地中間管理機構に委ねておりますが、委ねても借り手がなけりゃあもう意味がないんですわね。借り手がなけにゃ、委ねただけで荒れたままです。それがどうして借り手をつくるか、機構へ預けても、どうしてつくるかという課題があるんですわね。こういうものを我々は、今度は農協さんやこうと考えてやっていこうというような話をしております。  また、林業にしてもCO2の削減とか国はいろいろ言いますけど、結局予算を28年度もかなり厳しいことをやっとんですわね。私はもう県にも直接申し上げまして、国に行って申し込もう思うんですわ。やっておることと実際が違うということなんですよね。非常に憤りを感じておりまして、いろいろ御意見を申し上げておりますので、我々もできるだけ農業、林業、主産業でございますので、努力してまいりたいと考えております。  以上です。 53 ◯議長(林 光和君) 再質問ございますか。藤澤正則議員。 54 ◯9番(藤澤正則君) 市長から空き家対策、そして荒廃農地の関係について御答弁いただきました。  空き家対策については、市長のただいまの答弁、2014年、平成26年9月議会と大体内容は一緒でございます。その時点では措置法ができてなかったと、国に要望するということで、今回私が声を大きくして言うのは、措置法ができたと、その法律的なバックデータができたんであるならば、さあ、新見市として条例をつくって腰を上げていただこうというので質問をさせていただきました。いろんな問題がございます。もちろん強制執行、いろんな課題もありますし、職員の方は大変でございます。でも、市民の方が安心・安全できるという中ではどうしても避けて通れないことでございます。  また、先ほどの荒廃農地でございますが、やはり中間管理機構も含めて、また農地法の改正、また農振の適用も含めて緩和されております。そこらでいつまでも、逆に言えば農地にこだわることはないんじゃなかろうかと思っております。そこら辺も含めて、考えをがらっと変えてということも言えると、なぜいつまでも農地にしがみつかなきゃいけないのか、現状はもう既に荒廃して木が生えとるようなとこをいつまでも農地というのもおかしげな話、そこら辺も含めていろんなことで御検討をいただきたいと思います。  何にしても厳しい状況が続いておりますんで、職員の皆さん大変でしょうが、よろしくお願いいたします。  以上で終わります。               〔質問時間終了のベルが鳴る〕 55 ◯市長(石垣正夫君) 空き家対策でございますが、こういう意見も出てるのを参考にしていただきたいと思います。  空き家対策で、行政が積極的にして行政がお金を出せば、みんなしなくなるというんですわね。金を出さんほうがええ。その辺のぐあいをどうするか。だから、強制執行して、資産がある人は当然、行政が執行した以上はその費用は負担してもらうというぐらい明記しなけにゃ、もう追いかけっこでなかなか難しいという議論が二分しております。それをやったらもう、次々皆行政へ取らせるという議論もあるんです。そういう議論もあるということだけ知っていただきたい。重要なことはよく認識しております。  以上です。(「頑張ってください」と9番藤澤君の声あり) 56 ◯議長(林 光和君) これをもちまして藤澤正則議員の一般質問を終わります。  しばらく休憩をいたします。                             午前10時56分  休 憩          ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~                             午前11時6分  開 議 57 ◯議長(林 光和君) 休憩を終わり会議を再開いたします。  一般質問を行います。  次に、7番杉本美智子議員の登壇を求めます。7番杉本美智子議員。               〔7番 杉本美智子君 登壇〕 58 ◯7番(杉本美智子君) 7番杉本です。通告に従いまして一般質問を順次質問をしてまいります。  1項目めは、ごみの現状とごみ減量のための取り組みについて質問をいたします。  新見市のごみは、家庭ごみと事業所ごみを合わせて、平成17年度1万1,431トン、平成26年度9,429トンと少しずつ減ってきている状況です。市民の分別の徹底、資源化への取り組みも功を奏しています。また、人口減少もごみが減ってきている原因の一つと考えられます。  一方、焼却残渣は年間約1,000トン、1日約3トンが最終処分場に持ち込まれています。哲多にある新見市処理センター最終処分場は、平成19年4月に供用を開始し、埋立容量は3基で2万7,400立方メートルです。当初の計画では、1基満杯になるのは5年と見込んでいましたが、実際は7年でいっぱいになりました。計画どおり満杯になれば、平成34年を目途に次の埋立施設を準備しなければなりません。市の啓発と市民の心がけで、埋立施設が満杯になるのを少しでも先送りする必要があると考えます。  1点目の質問です。  市民全体にごみや最終処分場の現状をお知らせし、一年でも長く満杯になるのを遅らせ、美しい新見市を次世代に引き渡す務めがあるということを市としてさらにしっかりと啓発をするべきではないでしょうか。そして、最終処分場の長寿命化に協力を求めるべきではないかと考えます。執行部のお考えをお尋ねいたします。  2点目、ごみ減量化に向けた取り組みについて質問をします。  これは、クリーンセンターに持ち込まれているごみの種類をグラフにしたものです。紙、布が43.6%、ビニールごみが32.4%、生ごみが13.6%、木、竹、わらが4.7%、不燃物は1.3%、そのほかが1.8%という分類になっています。この中で、私たちが努力をすればまだ減らせる部分は、この43.6%を占める紙、布の部分と13.6%の生ごみの部分ではないかと考えます。また、埋立ごみの削減のため、小型廃家電リサイクル事業の啓発や生ごみの水分をしっかり切ることでの処理のしやすさ、ごみの扱いやすさも市民が心がけることにより、成果があらわれる部分です。また、不燃物が混入していることは、焼却施設の故障の原因となることから、施設維持管理上大変問題です。それらごみ減量や分別に関することについて、順次質問をしてまいります。  1番目、ごみ減量化協力団体報奨制度の現状と啓発はどう取り組んでいるのかお尋ねをいたします。  2番目、微生物を利用したり、電気で乾燥させたりして生ごみを処理する生ごみ処理機は、購入費の3分の1以内、上限2万円を限度とする補助制度があります。この生ごみ処理機購入補助金の利用状況はどうか、年度ごとの件数と執行額をお示しください。  3番目に、段ボールコンポストについて質問をします。  段ボールコンポストは、段ボール箱の中にピートモスともみ殻燻炭と水を入れ、生ごみを毎日入れてはまぜることで堆肥化をし、家庭菜園などで使うことにより、リサイクルと生ごみの減量を図る取り組みです。試しに私も自宅で取り組んでみましたが、嫌な臭いもなく、毎日の台所作業の中で生ごみについてリサイクルを心がけるようになり、燃えるごみの日に出す生ごみの量は格段に減りました。始めるまでは毎日まぜる、分別をする、これは面倒くさいかと思っておりましたが、始めてみますと自由研究のような楽しみがあり、毎日の管理が苦になりません。  全国では、段ボールコンポストのつくり方を各地区に出向いて講習会を開催したり、市民環境団体とタイアップして広めたり、材料費を補助しているところもあります。中でも、香川県三豊市では段ボール、ピートモスなどの材料をセットにして市役所等で年間1人4セットまで無償配布をしていいます。経費は1セット約650円で、1世帯年間4セット、500世帯分の予算130万円を計上しておられます。三豊市に生ごみ減量の成果をお尋ねしたところ、1日500グラムの生ごみが処理することができますから、500世帯が取り組んでいるとすると1日250キロ、年間では91トンの生ごみがリサイクルできていると考えていると御答弁をいただきました。新見市の生ごみ処理機購入補助金より少ない経費で、大きな成果を上げているのではないかと考えました。何より市民が環境問題やリサイクルについて楽しみながら取り組んでくださることは、大きな効果の一つです。  生ごみ処理機は、1台当たり2万5,000円から6万円で、補助を活用しても自己負担が数万円かかりますし、取りつけた後は電気代など維持経費もかかります。三豊市では、平成22年度から24年度は市民モニターを募って実施し、有効だということで、平成25年度から市内全域での配布に踏み切ったそうです。新見市でも段ボールコンポストの普及啓発をするべきだと考えます。最初はモデル地区の設定やモニター実験からでもいいので、材料を無償配布する取り組みは考えられないかお尋ねいたします。  4番目に小型廃家電リサイクル事業についてお尋ねします。  レアメタルなどの貴金属を含む小型廃家電は都市の鉱山と言われ、きちんとリサイクルすることで地球全体の資源維持に大きな効果が期待できます。このほど環境省は、小型廃家電をごみステーションで分別収集するピックアップ方式を推進することとし、テキストを作成しました。新見市では、平成22年から市役所や市民センターに回収ボックスを置くと同時に、最終処分場で埋立ごみから小型廃家電を手作業で分別するピックアップ方式も行っていたそうで、早期の取り組みについて高く評価をいたします。平成22年度から県内トップを切って始まった小型廃家電リサイクル事業の成果をお尋ねするものです。  5番目は、水切りプレスによる処理経費の削減はという質問です。  これが水切りプレスという道具です。このほど東京ビッグサイトであった自治体フェア2016で、同僚議員がこの水切りプレスを入手してきてくださいました。焼却場へ持ち込まれるごみに水分が多いと処理経費がかさむそうです。他市では、台所で生ごみの水分をしっかり切って出してもらうため、この水切りプレスを配布した結果、生ごみの水分量は10%削減できたそうです。行政が水切りについて口頭やチラシだけではなく、こういった水切りプレスを配って意識啓発を図ったことから成果が上がったのではないかと考えます。新見市でも、ごみについての意識啓発の一環として、水切りプレスの配布を検討してはいかがでしょうか。  3点目の質問です。  現在小学4年生を対象に「ごみの行方」の事業を実施しています。下水処理施設やごみ焼却施設新見市クリーンセンター、また最終処分場を見学し、自分たちが捨てたごみが、また下水がどのように処理されているのかを知ることで、リサイクルや環境保全について考え、ひいては消費者として何を手に入れ、どのように消費していくかを考えることは、何よりの消費者教育になるのではないでしょうか。このような見学事業は、大人にとっても大変有意義だと考えます。大人版「ごみの行方」事業の実施についてお考えをお尋ねします。  2項目めの質問です。  新見市では、読書計画を平成26年度から5年間で実施しているところです。昨年度から始まったセカンドブック事業など、読書に親しむために有効と考えられる計画も盛り込まれており、新しい新見図書館の開館も近づきつつある今、ますます読書啓発について取り組んでいかなくてはなりません。  まず1点目に、学校司書の配置について質問をします。  文教福祉常任委員会の中でも度々調査事件に上がり、その都度教育委員会は県へ言っていますという御答弁で、各学校に1人あるいは2校に1人といった図書司書の配置にはほど遠く、他市に比較しても十分な配置とは言えません。新見市教育委員会は、学校司書の必要性についてどう認識し、どのような配置を目指しているのかをお尋ねいたします。  2項目め、学校における読書の推進についてどう取り組んでいるのかお尋ねをいたします。  3項目め、投票率向上のための対策について質問をいたします。  公職選挙法が改正され、18歳以上が選挙権を持ち、早速今年夏に参議院議員選挙が行われます。交通弱者が増える中、投票所が居住地から遠くなった方へのしっかりした対応が必要なのではないでしょうか。  1点目、投票所数の見直しと投票率の相関関係はどのように考えているのかお尋ねいたします。  私は、平成22年の一般質問で、投票所数が75カ所から44カ所に見直され、特に投票所が遠くなった地域で投票率に悪い影響があったのではないかと質問をいたしましたが、選挙の規模、注目度、天候など一概に投票所を見直したことだけで投票率が減ったとは言えない、今後何回かの選挙を通して検証をしていくという御答弁をいただいております。あれから6年がたち、衆議院、参議院と選挙が行われました。特に投票所が遠くなった地域の投票率は減ったのか、増えたのか、データと御所見をお尋ねいたします。  2点目、今年夏の参議院議員選挙での投票所はどうなるのかお尋ねします。  3点目、今回の法改正で共通投票所の設置ができることになりましたが、県内ではどこも設置しないことにしたそうです。設置しないことにした理由と予算、場所、人員配置、セキュリティー上の問題など、検討内容をお尋ねします。  4点目、もう一つの改正事項は、期日前投票の時間を自治体の裁量で前後2時間ずつ延長できるということですが、どうするのかお尋ねいたします。  5点目、投票所に同伴できる子供の年齢がそれまで幼児のみでしたが、18歳未満にこの度拡大されました。選挙を身近に感じる、大人が投票している姿を見るという経験は、授業や学校で選挙や政治の仕組みを学ぶだけより、よりよい社会勉強になるのではないかと考えます。投票所に子供が同伴できるようになったことを市民に啓発してはどうかと考えますが、御所見をお聞かせください。  6点目、投票所のバリアフリー化は全ての場所でできているのかをお尋ねいたします。  7点目、投票所から遠い住民が投票しやすい対策についてお尋ねします。  新見市は、公共交通機関までが遠く、車を運転できない高齢者も増えてきています。選挙権を行使するにも難しい環境の人が出てきています。投票所までの移動支援をする自治体は、全国で176カ所という新聞報道もありました。また、浜田市では、車を期日前投票所として使い、山間部を巡回する移動式期日前投票を実施するなど、画期的な対策が図られています。誰でもが投票しやすい対策について、特に投票所から遠い交通弱者が投票しやすい対策について、新見市ではどのように考えているのかをお尋ねします。  8点目に、主権者教育にどう取り組むのかをお尋ねいたします。  今回18歳からの選挙権になり、改めて選挙とは、投票することの意味はと考えた方も多かったのではないでしょうか。投票所に幼児以外の児童・生徒を同伴できることも、選挙について身近に感じてもらい、主権者教育の一つになると私は思います。投票所までが遠くても、天候が悪くても、1票を投じることが日本を変える、あるいはこの人に自分の気持ちを託そう、日本の未来を託そうという意識が強ければ、自然と投票率は上がると思います。そういった意味で、主権者教育の必要性を強く感じています。選挙に行きましょうだけではなく、子供のころからもっと踏み込んだ選挙権行使による政治参加への意識づけが必要なのではないでしょうか。主権者教育にどのように取り組むのか御所見をお尋ねいたします。  以上で1回目の質問を終わります。 59 ◯議長(林 光和君) ただいまの杉本美智子議員の一般質問に対する執行部の答弁を求めます。
    60 ◯福祉部長(矢田貝 誠君) それでは、1項目めのごみ減量化に向けた取り組みについてお答えをさせていただきたいと思います。  まず、1点目でございますが、市民の皆さんの適切な分別によるごみの排出及び小型廃家電リサイクル事業や資源物のリサイクルへの取り組みなどによりまして、埋立ごみが減少し、最終処分場埋立地にある3つの槽のうちの1つ目の槽は、先ほど議員さん言われましたように、満杯になるのに当初計画5年でございましたが、7年1カ月ということで、2年間の延命化がされたというような状況でございます。  本市におきましては、市報にいみやホームページ等を通じてごみの分別などの周知、啓発を行っております。今後も市民皆さんの適切なごみの分別やリサイクルへの取り組みなど、引き続き御協力をお願いしたいというふうに思っております。  次に、2点目でございます。  順番に1番目からお答えをさせていただきたいというふうに思いますが、まずごみ減量化協力団体報奨金制度による平成27年度の登録団体は93団体で、このうち実際に活動していただいた団体が55団体、資源物の回収実績は約930トンでございます。啓発につきましては、市報にいみや新見市ホームページに掲載するとともに、地区総代会や学校、PTAなどを通じて行っているところでございます。  2番目に生ごみ処理機購入補助金の利用状況についてでございます。  平成25年度は申請件数8件、補助金額14万1,300円、平成26年度は申請件数6件、補助金額8万4,200円、平成27年度は申請件数8件、補助金額10万7,200円となっております。  次に、3番目でございますが、段ボールコンポストにつきましては、材料も非常に安価で購入できますので、個人での取り組みをお願いしたいというふうに考えております。  4番目、小型廃家電リサイクル事業につきましては、平成24年6月より県下でも先駆けて実施しておりますが、平成25年度の回収量は約21.6トン、平成26年度は約23.7トン、平成27年度は13.8トンとなっております。毎年こうした量がごみとならずにリサイクルに回ることが資源の有効活用と考えております。  次に、5番目でございます。  水切りプレスの配布についてでございますが、現在市内で排出される生ごみは、市民の皆さんの御理解により十分水は切られていると認識しておりますので、あえて水切りプレスを配布する必要性はないというふうに考えております。  次に、3点目でございます。  大人版「ごみの行方」事業の実施はということでございますが、ごみ焼却施設でございますクリーンセンター、そして最終処分場であります処理センターにおきましては、見学会や視察を常時受け入れております。地域や団体等で計画し、お越しいただければというふうに思っております。また、市では地域等の御要望に応じてごみ分別出前講座として、直接その地域に出向いてごみの状況や分別方法、処理の流れ等についての説明も行うことといたしておりますので、是非御活用いただきたいというふうに考えております。  以上です。 61 ◯議長(林 光和君) 再質問ございますか。7番杉本美智子議員。 62 ◯7番(杉本美智子君) 少しずつ再質問をしていきたいと思います。  まず、1番目のごみ減量化協力団体の現状と啓発についてお尋ねをいたしました。93団体登録してある中で、55団体が実際に活動をされたということですが、残りの団体については、登録だけしている団体についての働きかけはどのように行っているのでしょうか。 63 ◯議長(林 光和君) 答弁を求めます。 64 ◯福祉部長(矢田貝 誠君) このごみ減量化登録団体は、一度登録していただいたものがそのままずっと残ってるということで、その後の見直しということは特には行ってはいないというような状況でございますので、組織として実はもうなくなってるという組織もあるんではないかというふうには思っておりますが、毎年大体同じような団体が実際には今収集を行われているというような状況でございまして、特に今やられてないからということで、それに対しての啓発ということは行ってはおりません。  以上です。 65 ◯議長(林 光和君) 再質問ございますか。杉本美智子議員。 66 ◯7番(杉本美智子君) それでしたら、一度整理をしていただきながら啓発もしていただいて、再度取り組んでみていただけないか、また団体がなくなっているところはそれも整理をしていただいて、新たな団体にも声かけを行っていただきたいと求めておきます。  ごみの分別の現状について、水切りはできているということでしたが、分別の現況で困っていることはございませんか。 67 ◯議長(林 光和君) 答弁を求めます。 68 ◯福祉部長(矢田貝 誠君) 水切りが十分できてないということになりますと、生ごみを実際に出される方が非常に重くて出しにくいというような状況があるんではないかというふうに思っておりますので、そういう意味では水切りはされているんではないかというふうに思っております。  また、クリーンセンターでこの生ごみを燃やすに当たりまして、今はごみの中にナイロンとか非常に温度が上がるものがたくさんございますので、逆に幾らか水を入れながら燃やして、炉の温度を900度に保つというようなこともしておりますので、今の状況で出されていただいてるんであれば、私どもとしては十分対応ができているんではないかというふうに思っております。  以上です。 69 ◯議長(林 光和君) 再質問ございますか。杉本美智子議員。 70 ◯7番(杉本美智子君) 金属が入ってるとかといった分別の状況はいかがでしょうか。 71 ◯議長(林 光和君) 答弁を求めます。 72 ◯福祉部長(矢田貝 誠君) 燃えるごみの中に金属がまざってるということはございますので、今月号の市報におきましても、こういうごみがまざっておりました、金属でこういうなのが入っておりました、そうしますと炉が非常に傷みますよということで、市民の皆さんに啓発をさせていただいてるところでございます。 73 ◯議長(林 光和君) 再質問ございますか。杉本美智子議員。 74 ◯7番(杉本美智子君) 水切りにつきましても、それから分別につきましても、引き続き取り組んでいただきたいと思います。  小型廃家電リサイクル事業について、1点再質問をいたします。  新見市は、30品目という品目を一応掲げておられますが、国ではもっとたくさん90品目ぐらいを小型廃家電と捉えておられるようです。この品目数について、新見市はどうしていかれる予定なのかお尋ねいたします。 75 ◯議長(林 光和君) 答弁を求めます。 76 ◯福祉部長(矢田貝 誠君) 新見市では、今30品目ということで、小型廃家電ということでボックスに入るものということで指定をさせていただいております。国におきましては96品目ぐらいの品目ということで、結構大きなものも小型廃家電ということで指定をされております。  本市におきましては、そういうようなものの相談ございましたら、当然排出していただくときに御相談させていただきまして、対応もさせていただいておりますし、また不燃物というような形、粗大ごみとして出されたものにつきましては、先ほど議員さん言われましたように、最終処分場におきまして、全てそこで廃家電は分別をさせていただきまして、必要なものはそちらへ出していくという形で対応いたしておりますので、今品目を大きく増やすという考え方は持っておりません。  以上です。 77 ◯議長(林 光和君) 再質問ございますか。杉本美智子議員。 78 ◯7番(杉本美智子君) それでは、30品目という品目にはこだわらず、いろいろと御相談させていただけばいいというふうに捉えてよろしいですね。  それで、出すに当たりまして、デジカメであるとかUSBであるとか、中のデータについて漏えいが心配されるんですけども、後の処理はこのあたりはきちんとされているのでしょうか。 79 ◯議長(林 光和君) 答弁を求めます。 80 ◯福祉部長(矢田貝 誠君) 先ほどの30品目以外のものであれば、御相談をいただければというふうに思っております。  それから、個人情報の関係でございますけれども、これにつきましては、特にUSBであるとかデジタルカメラ、それからビデオ、そうしたものには確かに個人情報が入ってるというふうに思っておりますので、そうしたものにつきましては、市民の皆さんが出されるときにまず消去していただきたいというお願いをさせていただいております。それから、処理業者に対しましても、個人情報の漏えいなどがないようにということで契約の中でそうした取り決めもさせていただきながら、厳重な取り扱いを行っているところでございます。  以上です。 81 ◯議長(林 光和君) 再質問ございますか。杉本美智子議員。 82 ◯7番(杉本美智子君) 今後とも小型廃家電のリサイクルについてもしっかり啓発していただきまして、新見市でたくさんの都市鉱山が発掘されるように求めておきます。  先ほどの答弁の中で、お出かけで分別出前講座、分別に対して講座が開かれるということでした。昨年度の実績があればお答えください。 83 ◯議長(林 光和君) 答弁を求めます。 84 ◯福祉部長(矢田貝 誠君) 平成27年度は、2団体で出前講座をさせていただきました。  以上です。 85 ◯議長(林 光和君) 再質問ございますか。杉本美智子議員。 86 ◯7番(杉本美智子君) 今年度は既に申し込みがあるような状況でしょうか。 87 ◯議長(林 光和君) 答弁を求めます。 88 ◯福祉部長(矢田貝 誠君) 平成28年度、7月11日に今1団体の申し込みが既に参ってるという状況でございます。 89 ◯議長(林 光和君) 再質問ございますか。杉本美智子議員。 90 ◯7番(杉本美智子君) 1年間で2団体、今年についてはまだ1団体ということで、まだまだこれについて分別の出前講座を開催していく余地が残されているのではないかと思います。しっかりPRをしていただきたいと思いますが、そのあたりどのように啓発していかれますか。 91 ◯議長(林 光和君) 答弁を求めます。 92 ◯福祉部長(矢田貝 誠君) まちづくり出前講座ということで、これに限らず、いろいろな市で行っております出前講座につきましては、4月の市報におきまして一括で広報させていただいたというような状況がございますが、また折を見ながら随時行ってまいりたいというふうに思っております。  以上です。 93 ◯議長(林 光和君) 再質問ございますか。杉本美智子議員。 94 ◯7番(杉本美智子君) しっかりそういう啓発の事業を行っていただいて、新見のごみステーションに出した後のごみの行方であるとか、それからごみの分別のやり方など、しっかり啓発していただきたいと考えております。  一番最後のところの大人版「ごみの行方」事業の実施についてですが、施設の見学の受け入れはしていただけるということなんですけども、そこに行くときに、例えば移動の経費、例えばバスを出すといったときの補助であるとか、あるいは公民館の事業として呼びかけるであるとか、もっとたくさん受け入れをしていただきたいと思いますが、見学に行きやすいような取り組みはありませんか。 95 ◯議長(林 光和君) 答弁を求めます。 96 ◯福祉部長(矢田貝 誠君) これまで実際に視察に見えられた方というのは、多くはやはり公民館の事業であるとか、あるいは地域の振興会等の事業の中でそうしたことに興味を持たれて、視察に来られてるというのが現状でございまして、地域で乗り合わせたり、そういうな形できていただいているところでございます。なかなか、じゃあ市でバスをというふうなことにはなりませんので、地域の中で乗り合わせ等をしていただいて、来ていただければというふうに思っております。  以上です。 97 ◯議長(林 光和君) 再質問ございますか。杉本美智子議員。 98 ◯7番(杉本美智子君) 最終処分場が、満杯になるのが少しでも先送りできるように取り組まなくてはいけないと考えております。美しい環境を次世代に残すために、もっともっとまだごみについて啓発する余地が残されていると私は思いますので、見学の受け入れももっと大々的に啓発をしていただきまして、またごみの分別についても引き続き取り組んでいただきたいと求めておきます。  次へ行ってください。 99 ◯議長(林 光和君) 次に、2項目めの質問に対する答弁を求めます。 100 ◯教育部長(安藤暢重君) 2項目めの1点目でございますが、学校司書の配置状況についての考えということでございます。  現在学校司書の配置につきましては、新見第一中学校に1名を配置しており、さらに思誠小学校と新見南中学校にそれぞれ臨時学校司書を配置し、市内の全小・中学校を巡回しております。今後読書の啓発を行っていくために、推進体制の充実を図ってまいりたいというように考えております。  次に、2点目でございます。  学校における読書の推進はということでございますが、学力向上の基盤として、読書は大変重要であると考え、どの学校でも朝読書など読書指導に取り組んでおります。また、乳幼児期から本に親しむことの大切さを伝えるブックスタート事業のフォローアップとして、小学校入学時に本を贈り、本との出会いの場をつくるとともに、乳幼児期に育てた本とのかかわりや読書の楽しみをさらに深めることを目的としたセカンドブック事業を、先ほど議員さんもお話にありましたが、それを行っているところでございます。  以上でございます。 101 ◯議長(林 光和君) 再質問ございますか。杉本美智子議員。 102 ◯7番(杉本美智子君) 一中に1名、思誠、南中に臨時司書を配置しているという御答弁をいただきました。  この配置の状況について、教育長は十分だとお思いですか。 103 ◯議長(林 光和君) 答弁を求めます。 104 ◯教育長(中田省吾君) 御指摘のように、決して現在の配置で十分であるというふうには考えておりません。当然のこととして、増員を求めていきたいと思っておりますが、読書指導、これは基本的にはそれぞれの学校の担任が保護者としっかり提携をしながら進めていくと、これが基本でございます。もちろんそういった条件を整備するために、司書を配置するというふうなことです。その司書につきまして、その役割を今度新しく図書館が移転をいたします。その図書館を学校としても大いに提携をしながら活用し、その司書の力を子供の読書力の向上にも向けていきたい。  また、本市は、来年にはいわゆるコミュニティ・スクール、地域の力をかりて地域の子供を育てるという取り組みをいたします。そういった取り組みの中で、地域の方々に学校へ来ていただいて読み聞かせをしてもらうとか、図書館等の活用について支援をしてもらうとか、そういった取り組みも計画をしているところでございます。  以上です。 105 ◯議長(林 光和君) 再質問ございますか。杉本美智子議員。 106 ◯7番(杉本美智子君) 全校へ推進体制の充実を求めていくということでした。  部長の答弁の中で、推進体制を充実していくということでしたが、具体的にはどういうことでしょうか。 107 ◯議長(林 光和君) 答弁を求めます。 108 ◯教育部長(安藤暢重君) 先ほど教育長が申し上げましたように、図書館司書の増員、それから新図書館との連携、そういったものに努めていくというようなことでございます。  以上でございます。 109 ◯議長(林 光和君) 再質問ございますか。杉本美智子議員。 110 ◯7番(杉本美智子君) 教育長の御答弁の中では、来年からは地域の方と一緒に読書をしていただこうということや、担任が読書についてもやっているからという御答弁がありました。当然担任の先生は読書をしましょうということで今までずっと教育してきてくださっていると思いますが、であるならば、なぜこれだけ全国の学校に司書を配置していくという動きがあるのか。恐らく私が考えるのに、担任が言う読書の教育以上のものが、恐らく学校の司書の先生から何らかあるのではないか、それなりの教育の価値があるのではないかとか考えます。そうでなければ、増員を求めていくという答弁も出てこないと思います。学校の司書についてどのような認識をお持ちでしょうか。 111 ◯議長(林 光和君) 答弁を求めます。 112 ◯教育長(中田省吾君) 学校の司書は、あくまでも学級担任が読書指導をする、その条件を整備をする、そういうのが主な仕事であろうかというふうに考えております。 113 ◯議長(林 光和君) 再質問ございますか。杉本美智子議員。 114 ◯7番(杉本美智子君) 今子供たちは、保健室登校をしているという場合も見かけられます。子供たちにとっていろいろな居場所が必要なときに、保健室よりほかに、例えば図書室で司書の先生がおられて、そこが子供の居場所になる、または学校に行く取っかかりになる、そこから自分の世界が広がっていく、将来の希望が見えていくといったような、図書館に人が常にいることによって、子供にまた新たな世界が広がるのではないかと考えます。学校の司書の先生には、そういった仕事もあるのではないかと思いますが、その点は教育長、いかがお考えですか。 115 ◯議長(林 光和君) 答弁を求めます。 116 ◯教育長(中田省吾君) 全ての学校に司書が配置されて、おっしゃったように子供が絶えず図書室に出入りをして、そういった方と触れ合う、まことに結構なことであり、そのことを否定するものではございません。ただ、全ての学校にいきなりというわけにはいきません。  そういった中で、先ほど言いましたように、地域の子供は地域で育てるという取り組みをより高めていきたいと考えていますので、地域の高齢者の方であるとか、手のすいた方が子供たちと学校へ来て触れ合っていただくということが、子供の教育を進めていく上で限られた人ではなくて、より多くの人と子供たちかがかかわって大きくなるというのは極めて重要であろうかと考えておりますので、そういった地域の教育力を活用すると、このことに力を入れてまいりたいと、こう考えております。  以上です。 117 ◯議長(林 光和君) 再質問ございますか。杉本美智子議員。
    118 ◯7番(杉本美智子君) 地域の教育力を活用するのは大変結構なことだと思いますし、協力したい、していただける市民の方も大勢おられると思います。中には読書について大変認識の深い方もおられて、子供と本を通じていい触れ合いができると期待をしております。  しかし、学校の司書の先生はそれなりに子供たちに、君にはこういう本がいいのではないかという、勧めることもできますし、調べ学習についてきっちりした指導もできるのではないかと考えます。今後も学校の司書の配置を進めていただきたいと訴えておきます。  学校では、担任を持っておられる先生に司書教諭の辞令交付をされているところもあるとお聞きしましたが、司書教諭の辞令交付の状況はいかがなっているでしょうか。 119 ◯議長(林 光和君) 答弁を求めます。 120 ◯教育部長(安藤暢重君) 今お話がありました司書教諭につきましては、学校図書館法によりまして、12学級以上の学校で発令が義務づけられておりますので、小学校では思誠小学校、中学校では新見第一中学校に司書教諭を発令しておりますが、司書教諭につきましては、司書教諭の資格を持った教員の先生はほかの学校にもおられますので、各学校で中心的な、読書についての推進を中心となって進めていただいているというような状況でございます。  以上でございます。 121 ◯議長(林 光和君) 再質問ございますか。杉本美智子議員。 122 ◯7番(杉本美智子君) 当然司書教諭という人がおられない学校では、担任の先生あるいはほかの職員の方が読書の啓発を一生懸命してくださっているのだと思います。であるから、これだけ子供たちが育ってきているのだと思っております。  しかし、もっともっとこれから新しい図書館ができるに当たり、子供のときから読書に親しんだ子供を育てておかなければ、新見の図書館がいかに立派な建物ができたところで、利用する人が減ってくるのではないかと思います。どうかこの読書について、きちんとした認識を持った司書教諭の方を配置をしていただけるよう、これからも取り組んでいただきたいと思いますが、お考えいかがですか。 123 ◯議長(林 光和君) 答弁を求めます。 124 ◯教育長(中田省吾君) 御指摘のように、司書教諭の増員について、私どもも鋭意努力をしていくというのは、先ほど申し上げました。ただ、子供が本に親しむ、極めて重要なことです。これは学校へ行くようになって、当然先ほど申し上げましたように読書指導等を通して行うという、これも大事ですが、もっと大事なのは、いわゆるブックスタート事業を本市では進めていると申しました。つまり保護者が子供たちに読み聞かせをする、このことが子供が本当に読書好きになるのか、どうなのかの大きな分かれ目になるのではないかというふうに思っています。  この度もセカンドブックで、それぞれの1年生に自分の望む本を贈りました。これをうちへ持って帰って、おうちの人に読んでもらいましょう、一緒に読みましょう、そういう取り組みこそが子供が本当に読書好きになって、将来読書が大きな生活の一部になるというふうな子供の育成といいますか、その最も大事な部分であるというふうに認識をしています。したがいまして、読書指導につきましては、学校と家庭、地域等がしっかり連携をしながら多くの力を借りて進めていくという取り組みを今後も大事にしてまいりたいというふうに考えております。 125 ◯議長(林 光和君) 再質問ございますか。杉本美智子議員。 126 ◯7番(杉本美智子君) 小さいころからの、親御さんの読書に対する認識ということも触れられました。そういうことを、一緒に小学校1年生のときに親御さんと本を選ぶことが、親にとっても読書について考えるいいきっかけになるのではないかと思いまして、セカンドブック事業については私も以前一般質問させていただいたものです。  この度できて本当によかったと思っておりますが、しかし子供たちも親になっていきます。初めから読書が好きな親ばかりはおりません。どうか読書を子供に勧める親をつくるという気持ちで、子供に読書を勧めていただきたいと思います。今後とも学校にもきちんとした司書を配置して、子供の世界をもっともっと広げていただけるように求めまして、この度は終わります。あとは委員会でまた順次調査をしていきたいと思います。  次へ行ってください。 127 ◯議長(林 光和君) 次に、3項目めの質問に対する答弁を求めます。 128 ◯選挙管理委員会委員長(西村武夫君) 今回杉本議員さんから投票率の向上のための8点の御質問をいただいておりますが、7点まで私からお答えをさせていただきます。  まず、1点目の投票所の見直しと投票率の相関関係につきましては、少し数字を上げてお答えさせていただきますが、投票所の再編後最初の選挙となりました平成22年の参議院議員選挙の投票率につきましては、全国が57.92%、岡山県全体が56.97%、本市が63.61%で、県下15市中3位でありました。平成25年参議院議員選挙での投票率は、全国が52.61%、岡山県全体が48.88%、本市が56.12%で、県下15市中1位であり、平成22年の選挙との比較では、岡山県全体がマイナス8.09ポイント、本市がマイナス7.49ポイントでありました。また、投票所を統合していない市街地の投票率につきましては、約62%から約54%へマイナス8ポイントで、投票所が再編された地域におきましては、約59%から約53%へマイナス6ポイントとなり、市街地よりも少ない下落の幅となりました。選挙の投票率につきましては、選挙の規模や注目度、天候などにより大きく左右され、一概には言えませんが、これまでの投票の推移を見る限りでは、県内トップレベルの高い投票率が維持されている状況もあり、投票所の再編は投票率に大きな影響を与えていないものと考えております。  次に、2点目の今年夏の参議院議員選挙での投票所につきましては、前回平成25年7月21日執行の第23回参議院議員通常選挙と今回平成28年7月10日執行の第24回参議院議員通常選挙において変更はなく、44カ所に投票所を設置することとしております。  次に、3点目の共通投票所の件につきましては、二重投票などの不正を防止するための共通投票所と市内44カ所全ての投票所においてオンラインによる名簿対照が行われるようシステムの整備を行うことが条件とされております。7月の参議院議員選挙での設置につきましては、システム整備に要する経費が多額となることや、設置箇所の選定、不測事態への対応など様々な課題があり、見送ることとしたところであります。  次に、4点目の期日前投票の時間延長につきましては、本市では山村開発センターと4支局の計5カ所に期日前投票所を設置し、午前8時30分から仕事帰りや学校帰りでも投票が行われるよう、午後8時まで開設しているところであります。7月の参議院議員選挙では、期日前投票所を17日間設置いたしますので、その間に時間調整等をいただくことにより、既存の期日前投票所で投票機会の確保ができるものと考えており、投票時間の拡大は行わないこととしております。  次に、5点目の件につきましては、選挙管理委員会といたしましても、投票への関心を高めることにつながるものと考えられますので、市のホームページや市報への掲載、文字放送、告知放送などを活用して周知に努めてまいります。  次に、6点目の投票所のバリアフリー化につきましては、必要に応じまして段差のある投票所には屋外に簡易スロープを設置したり、投票所の中では車椅子用記載台の設置や事務従事者による人的介助を行うなど、選挙人が不自由なく投票していただけるよう配慮をしているところであります。引き続き全ての選挙人が投票しやすい環境の維持に努めてまいるように考えております。  続きまして、7番目の投票所から遠い住民が投票しやすい対策についてですが、投票所からの距離につきましては、個々の身体、年齢の状況や主観もありますので、一概に遠いとか、どうこうかの判断は難しいところでありますが、また移動支援につきましては、現在のところ考えておりません。7月の参議院議員選挙では、先ほども答弁させていただきましたように、市内5カ所に期日前投票所を17日間設置いたしますので、その間に時間調整の上、御利用いただくことにより投票機会の確保ができるものと考えております。そのためには、期日前投票制度につきましては、市のホームページとか市報への掲載、文字放送、そして告知放送などを活用いたしまして周知に努めてまいる考えでおります。  以上であります。よろしくお願いします。 129 ◯教育部長(安藤暢重君) 8点目の主権者教育にどう取り組むのかという御質問でございますが、質問の中では投票所へ子供さんの同伴というようなことでの内容だったと思うんですが、通告いただいとんのは義務教育ということで通告いただいておりますので、義務教育についての回答をさせていただきます。  義務教育では、小学校6年生の社会科で国民主権について学び、中学校3年生の社会科で日本の選挙制度や選挙において投票する権利を18歳から有することを学びます。また、特別活動では、生徒会の役員選挙を通して自治の仕組みについても学ぶ中で、タブレット端末を用いた電子投票を行っている中学校もあり、主権者として社会の中で自立し、他者と連携、共同しながら、社会を生き抜く力や地域の問題解決を社会の構成員の一人として主体的に担うことができる力を身につけさせる取り組みを行っているところでございます。  以上でございます。 130 ◯議長(林 光和君) しばらく休憩をいたします。                             午前11時59分  休 憩          ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~                             午後1時0分  開 議 131 ◯議長(林 光和君) 休憩を終わり会議を再開いたします。  一般質問を行います。  3項目めの再質問はございますか。杉本美智子議員。 132 ◯7番(杉本美智子君) 再質問を行います。  投票所の見直しと投票率の相関関係についてお尋ねをしたところ、選挙管理委員会委員長から丁寧にパーセンテージの御答弁がございました。  私が気にしていますのは、この44カ所に減らされた後の投票率の変化ではなく、その前の75カ所から44カ所に減らされたところ、特に投票所がたくさんあったのに集約されてしまった辺りの投票率の変化についてお尋ねをしたかったわけです。前回、平成22年9月の定例会の答弁では、投票所が少なくなった地域の投票率については10%下降しております。また、投票所を変更してない地域でも5%程度が下降しておりますという御答弁をいただいております。それとあわせて考えますと、やはり投票所が少なくなった地域の投票率が、投票所が近いところにあるところより投票のパーセンテージが減っているのではないかというふうに考えます。  新見市は、県や全国に比べて投票率は高いという数値をお示しいただきましたが、やはり選挙権というのは、これは100%権利を使っていただくというのがいいのではないかと思います。それを目指して、この新見市は県内では上位にある投票率ですからいいというのではなく、今後もさらに投票率を高めるために取り組んでいただきたいと考えます。いま一度御答弁をお願いいたします。 133 ◯議長(林 光和君) 答弁を求めます。 134 ◯選挙管理委員会委員長(西村武夫君) 杉本議員から質問のありました、もちろん考えの中で言われております投票弱者が投票しやすい条件の整備が重要であると言われております件につきましては、選挙管理委員会といたしましても、現在の高齢化社会に向けての今後の最重要課題だろうというふうに考えております。  ただ、これが制度をどのような形で投票率を上げていくか、ただ18歳選挙権、19歳の方が、選挙権が増えた方がおられるというだけのみでなしに、今後の問題として捉えていくためにいろんな制度との調整を図る中で、選挙管理委員会としても今後投票率の向上に向けてさらに検討を加えていきたいというふうに考えておりますので、御理解をいただきたいと思います。 135 ◯議長(林 光和君) 再質問ございますか。杉本美智子議員。 136 ◯7番(杉本美智子君) 全国では、18歳からの投票にあわせまして、期日前投票の設置場所を高校あるいは大学に開設しているところがあるようです。今後そういう学校等への期日前投票所の開設について検討をしていただけないでしょうか。 137 ◯議長(林 光和君) 答弁を求めます。 138 ◯選挙管理委員会事務局長(上山 晋君) 大学、高校等への投票所の設置ということでございますが、いろいろ検証してまいりまして、大学──新見は公立大学でございますが──実際に有権者が少ないというようなこともございますので、今後のそういった状況を見ながらどういったことが投票率の向上につながっていくのか検討してまいりたいというふうに考えております。 139 ◯議長(林 光和君) 再質問ございますか。杉本美智子議員。 140 ◯7番(杉本美智子君) 前回の同僚議員の質疑でも、大学には有権者が少ないのだという答弁がありました。高齢者の交通弱者ということもありますが、高校生も車を運転しないという意味では投票所から遠い高校生はおられるのではないかと思います。今後、高校への期日前投票所の開設については、検討を求めておきます。  今回浜田市が移動式の期日前投票を行いまして、山間部を巡回する期日前投票の車を走らせております。このあたりも十分注視していただいて、参考になるようであれば是非とも取り組んでいただきたいと考えます。  また、主権者教育について御答弁をいただきましたが、今後もしっかりと取り組んでいただきたいと思います。他市では、子ども議会の実施なども行っているところがありますが、子ども議会の実施については、教育委員会ではどのような見識をお持ちでしょうか。 141 ◯議長(林 光和君) 答弁を求めます。 142 ◯教育長(中田省吾君) 今子ども議会についてお尋ねがございましたが、今の段階で子ども議会を創設するという気持ちはございません。本市の子供たちの主権者の意識の高揚等について、子ども議会よりも私が是非御理解をいただきたいと思っておりますのは、塩から子の取り組みを始めております。これは本市において各地を子供たちが違う学校の子供たちと尋ねる中で、それぞれの地域のよさを学ぶということ、そして地域に誇りをもつということ、もう一つは出向いた先でキャリア教育を受ける、つまりいろんな体験をさせていただくということ、そういったことを通して子供たちが将来の本市の担い手として頑張ってくれること、これがまさに私どもは主権者の育成につながってるというふうに思っております。  今朝ほどの質疑の中に地域おこし協力隊の方についての質疑がございました。地域おこし協力隊の方も、実行委員とかボランティアで子供たちの塩から子の取り組みに参加をしていただいております。こういった方々のこの地域での取り組み、こうやって生きていこう、そういう強い思いを子供たちは聞くことができ、そういった方々とのつながりも確かなものになってきていると。それと、実行委員の方々も初めて70名近い方が参加をしていただきました。そういった方々のネットワークも構築をされています。そして、先ほど言いました地域おこし協力隊の方々も、そういった大勢のこの地の方と一緒にいろんな活動に取り組むということでネットワークが広がったのではないかと。それと、子供たちにとっても他の学校の子供たちと一緒に取り組みをすること、そして大勢の実行委員、ボランティアの方とのネットワークを広げることができたというふうに思っています。  このことは、将来子供たちがこの地で一緒に頑張っていこうと、そういう思いを醸成していくための大きな基礎づくりになっているのではないかというふうに思います。2年後、3年後、4年後と、この取り組みがこの地の将来を担う……。 143 ◯議長(林 光和君) 教育長、済いません、答弁がちょっと外れてきておりますので、子ども議会で。 144 ◯教育長(中田省吾君) 失礼しました。  そういう意味で、私どもは主権者の育成をそういったものにかけているということでございます。  以上です。 145 ◯議長(林 光和君) 再質問ございますか。杉本美智子議員。 146 ◯7番(杉本美智子君) 教育委員会では、直接子ども議会の実施ではなく、人とかかわることによって人材を育成し、塩から子を育成することで大きな意味での主権者教育をしていくというような御答弁だったように受け取りましたが、選挙の投票率を上げる、主権者であるという自覚を持つというところに、すっかりイコールとは言いがたいのではなかろうかと思います。大きな意味での人材の育成にはなるかとは思いますが、今回の質問をさせていただきました主権者教育について、政治への関心を高め、自分たちの一票が日本を変えるというような意識を持った子供さんの育成に今後も取り組んでいただきたいと訴えて、今回の質問を終わります。 147 ◯教育長(中田省吾君) 私が申し上げました取り組みが主権者教育、選挙をすることにつながらないというふうな御指摘がございました。ただ、この地域をつくっていく、どういう地域をつくっていくのかと、そのことが子供たちの主権者意識、じゃあどういう人、市長さんになってもらおうかとか、じゃあ僕らも市会議員になって頑張ろうとか、そういう意識を醸成することには確かにつながっていくものというふうに考えております。 148 ◯議長(林 光和君) 杉本美智子議員。 149 ◯7番(杉本美智子君) 教育長の御説明はわかります。そのことが参加した子供たちに認識ができるような塩から子の育成を求めてください。よろしくお願いいたします。  以上です。 150 ◯議長(林 光和君) これをもちまして杉本……。 151 ◯市長(石垣正夫君) 国民の皆さん、市民の皆さんが選挙に行っていただく、重要なことです。やっぱり行っていただくのが重要ですけえど、私、いろんな国会議員、また都道府県、市町村のトップ等いろんな選挙をしてみまして、やっぱり選挙民が離れるというのは魅力がない、市民へ与えてないというのが大きな原因だと思います。我々もそういうことから、議会も我々も選挙に来ていただこうと思やあ、魅力ある活動をしなければいけないという気がいたしております。  以上です。 152 ◯議長(林 光和君) これをもちまして杉本美智子議員の一般質問を終わります。  暫時休憩いたします。                             午後1時11分  休 憩          ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~                             午後1時12分  開 議 153 ◯議長(林 光和君) 休憩を閉じ会議を再開いたします。  一般質問を行います。  11番池田一二三議員の登壇を求めます。11番池田一二三議員。               〔11番 池田一二三君 登壇〕 154 ◯11番(池田一二三君) 11番池田一二三でございます。  議長にただいま発言許可をいただきましたので、通告順に従い、一般質問を行います。  1項目め、災害に強いまちづくりについて質問をいたします。  昨日より九州地方の広範囲に猛烈な雨が降り、土砂災害、洪水の警戒が出されているところでございます。地震、豪雨、台風等の災害にいつ、どこで見舞われるかわかりません。ふだんから備えを万全にしていくことが大切です。  質問をいたします。  1項目め、1点目、熊本地震を受けての教訓は。伺います。  4月14日夜に震度7の大地震が発生いたしました。いまだに余震が続いており、震度1以上の地震回数は約1,760回、お亡くなりになられた方が66名、そして現在も避難所数120カ所で、6,182人の方々が避難生活を送られております。また、住宅被害が110万963件、そのうち半壊以上が2万7,917件と、被災された方々の一日も早い復興を心から願うものでございます。新見市からも被災自治体への職員派遣をされているところでございます。  質問をいたします。  熊本地震を受けて、どのような教訓を得られているのか、市長に伺います。  2点目、業務継続計画の策定は。伺います。  業務継続計画とは、行政が被災するような大災害時にも適切かつ迅速に、非常時優先業務を行うための計画であり、あらかじめ策定することが必要でありますとなっていますが、策定済みは十数%にとどまっているようでございます。  質問をいたします。  業務継続計画の策定はいつまでに新見市はされるのか、伺いたいと思います。  3点目、耐震化の推進について伺います。  木造住宅耐震化の支援につきましては、平成28年度行政地区総代会において啓発されたところであります。公共施設の耐震化はどうなっているのか、耐震化率を伺いたいと思います。  4点目、避難所運営マニュアルにつきまして伺います。  作成されているのか伺います。  5点目、避難行動要支援者対策について伺います。  支援を実効性のあるものとするため、自ら避難することが困難な、特に支援を要する避難行動要支援者の個別計画の進捗状況を伺います。  2項目、2020年東京オリンピック、パラリンピックについて質問をいたします。  1点目、ソフトボール女子のキャンプ地誘致を検討できないかについて伺います。  2020年東京オリンピック・パラリンピックの追加種目としてソフトボール女子が国際オリンピック委員会の理事会で承認されました。8月のリオデジャネイロで開催される国際オリンピック委員会の総会で決定をされれば、正式種目となります。まさにこれから誘致競争が本格化いたします。  新見市は、ソフトボールの町をスローガンに掲げ、ソフトボールを通じてまちづくり、人づくりを進めてまいりました。成人男子、新見第一中学校、新見高校と、全国大会で輝かしい優勝経験がございます。また、これまでに岡山国体において、成年女子、ソフトボール競技の会場、第2回春季全日本小学生男子ソフトボール大会、第9回アジア男子ソフトボール選手権大会、日本女子ソフトボール2部リーグ戦、そしてJOCジュニアオリンピックカップ都道府県対抗全日本中学生男子ソフトボール大会が、10年間継続開催をされているところでございます。これまでの数々の大会運営の実績と、市民による公民館単位で結成した地域応援団の熱心な応援は、関係者の方々から高い評価を得ており、ソフトボールを通じて交流人口の拡大に大きく貢献をされているところでございます。公益財団法人日本ソフトボール協会、岡山県ソフトボール協会とのつながりも深く、手を挙げれば可能性は高いと考えます。
     質問をいたします。  新見市ソフトボール協会関係機関と相談を十分されまして、ソフトボール女子のキャンプ地誘致を検討できないか、市長に御所見を伺います。  2点目、文化プログラムを全国各地で実施するカルチュラル・オリンピアードの検討をされてはどうか、伺います。  文化庁は、2020年東京大会を文化の祭典としても成功させたいとし、開催効果を東京のみならず、広く全国に波及させるため、文化プログラムを全国各地で実施するとされております。平成27年から概ね6年間を対象期間とし、文化芸術の振興に関する基本方針の閣議決定をされておるところです。平成32年までの訪日外国人旅行者数を2,000万人の、この流れを全国津々浦々につくるとされております。この秋から本格的に、具体的に動き出します。  質問をいたします。  文化プログラムを全国各地で実施するカルチュラル・オリンピアードの検討をされてはどうか、御所見を市長に伺います。  3項目め、産業振興について質問をいたします。  1点目、地域に根差す農林水産物、食品のブランドを保護する国の地理的表示保護制度に「千屋牛」の登録を検討する考えは。伺います。  登録されると、富士山などをモチーフとした登録商標が与えられ、国内販売だけでなく、輸出先で日本の制度に基づく特産品であることが明示され、他産品と差別化する効果が期待をされます。地理的表示とは、その名称から当該産品の産地を特定でき、産品の品質などの確立した特性が当該産地と結びついているということを特定できるものに与えられ、現在12登録されているところであります。「千屋牛」は、商標登録もされておられます。  質問をいたします。  地理的表示保護制度に「千屋牛」の登録を検討する考えは。伺います。  2点目、新卒者就職祝い金の創設について伺います。  市民の方々から、若者が減少する中、地元へ就職してくれて大変うれしい。この地域へ残り、生きていくと選択された若い、可能性を持った人たちへ、応援する意味で就職祝い金を差し上げて欲しいとお声をいただいております。地元へ就職される新卒者就職祝い金の創設をするお考えを伺いたいと思います。  3点目、ゆるキャラについて伺います。  ゆるキャラという御当地ならではのマスコットキャラクターを使った地方自治体の活性化、まちおこし、名産品の紹介、イベント、キャンペーンや観光地のPRなどが盛んになっております。彦根市のひこにゃん、熊本県のくまモンが全国的に有名であります。ゆるキャラを活用した取り組みは全国で1,200以上とされ、地方創生もあり、ますますブームが広がっております。新見市もチーモくん、マンサくんを使って戦略的に取り組んではと思っております。  質問をいたします。  市長に御所見を伺いたいと思います。  4項目め、高齢者の免許返納と公共交通の整備について質問をいたします。  「改正道路交通法により、2017年6月から」を「までに」と訂正をして質問をさせていただきます。2017年6月までに、75歳以上に認知機能検査が完全実施をされます。返納後の移動手段を確保する対策は。伺います。  中山間地域のこの地域で生活する上において、交通の手段、生活の足として車の運転は必要であり、運転免許返納を含めた高齢者の移動手段の確保の観点からも、公共交通が重要となっております。現在も75歳以上の方には、免許更新の際、認知機能を調べる検査が義務づけられております。今の制度は、低下と判断された人も原則として免許は更新されておりますが、改正では低下という方に対しましては、全員に医師の診断が義務づけられます。医師の診断を受け、認知症と診断されれば、免許取り消しとなるわけでございます。警視庁によりますと、免許を保有する75歳以上の方の6%から16%程度の人とも推測されているところであります。道路改正法でも、高齢者への移動手段を確保する対策を附帯決議がつけられているところでもございます。制度が変わる上で、移動手段の確保や生活支援の課題があり、影響は出てくるものと考えます。返納後の移動手段を確保する対策はお考えでしょうか、伺いたいと思います。  以上で1回目の質問を終わります。答弁を求めます。 155 ◯議長(林 光和君) ただいまの池田一二三議員の一般質問に対する執行部の答弁を求めます。 156 ◯市長(石垣正夫君) まず、熊本地震を受けて、その教訓はということでございます。  まず、答弁に先立ちまして、熊本地震でお亡くなられました方々に改めてお悔やみ申し上げますとともに、被災されました方々にも心からお見舞い申し上げたいと思います。また、早急に復旧、復興することを私といたしましても願っておるところであります。  熊本地震は、観測歴史上初めての震度7を2回観測をいたしました。その後、余震が長期にわたって続いておるなど、前例のない震災となりました。改めて大震災の恐ろしさ、自然災害の脅威を感じたところであります。日ごろから災害への備えが、必要性があると認識いたしております。  以上でございます。 157 ◯総務部長(山本幸弘君) 2点目の業務継続計画の策定についてございます。  本市におきましては、業務継続計画は現在策定しておりませんが、本庁舎などの防災拠点が被災した場合においても、優先業務の実施を確保するという計画の重要性を踏まえまして、今後今年度中を目途に検討してまいりたいと考えております。  それから、3点目の耐震化の推進についてでございます。  本市の指定緊急避難場所は125カ所を指定しており、現在耐震化率は90%を超えております。避難場所につきましては、平成25年3月に防災計画を修正しました際、避難所別ごとに分けて指定をし直しており、市ホームページで周知しているほか、現在作成中の防災マップにも記載するよう検討しているところでございます。  避難所の表示につきましては、市民の皆さんが災害種別に応じて避難ができるよう、表示方法等について具体的な検討をしてまいりたいと考えております。  それから、4点目の避難所運営マニュアルについてでございますけれども、避難所の設置運営につきましては、現在のところ新見市地域防災計画の避難計画と内閣府が示しております避難所運営ガイドラインに基づいて実施しております。マニュアルの策定は行っておりませんが、避難所の運営が状況に応じて円滑に実施できるよう、本市独自の運用マニュアルの策定を進めてまいりたいと考えております。  以上でございます。 158 ◯福祉部長(矢田貝 誠君) 5点目の避難行動要支援者対策についてでございますけれども、避難行動要支援者の把握につきましては、民生委員等により災害時に自力で避難することが困難な高齢者や障害者の方などに対して、要支援者名簿への登録について勧奨を行っているところでございます。現在2,301名が登録をされております。  この名簿は、民生委員及び要支援者の情報の共有に関する協定書を締結した3つの自主防災組織に提供しており、このうち正田地区、哲多町花木地区では、援護を必要とする方の避難支援に係る個別計画を策定いたしております。また、菅生地区におきましても、現在個別計画の策定に取り組んでいるところでございます。引き続き各地域の自主防災組織に個別計画の策定について働きかけてまいりたいと考えております。  以上です。 159 ◯議長(林 光和君) 再質問ございますか。池田一二三議員。 160 ◯11番(池田一二三君) 1点目の熊本地震を受けての教訓はということで、市長から御答弁をいただきました。日ごろから備えが必要であるということを実感されたということだと思います。  いろいろと報道等からでございますが、非常に車中泊の方が多いということです。そして、そういうことでエコノミー症候群が起こったり、あるいは長期になりますと衛生面とかということで、公衆衛生活動、そういったものも重要であるということがされております。また、被災者のニーズは刻々と変化しているということで、その段階を見きわめながらそのニーズに対応していくことが大事であるというように感じたところであります。  岡山県も見直しを検討していくということでございますので、それを受けて、また新見市も地域防災計画を見直していくのではないかなというふうに感じておるところでございますけれども、そこらあたりを再度十分検討をしていただくことを求めておきたいと思いますが、答弁を求めます。 161 ◯議長(林 光和君) 答弁を求めます。 162 ◯市長(石垣正夫君) 先ほど議員も言われたように、岡山県も防災計画を見直し、それにあわせて新見市も見直しをしまして、整合性のとれた防災計画をつくりたいと思います。  新見市は、幸い、災害が起こってはいけませんけれど、石蟹に防災拠点施設を整備いたしました。あれがありますとかなりいろいろな、テントを張っても何にしても広い公園があるんで、そういうものをいろんなところへ要請して、早急に対応し、公衆衛生の問題がありましたけえど、これも新見市なら耐震化に対応できる、水関係あるいは、水洗トイレもできるようになっております。だから、そういう辺ではかなり役に立つのではないかと思いますけえど、本当にどの範囲に起きるかわかりませんので、万全な態勢をとっていくよう今後も努力いたしております。 163 ◯議長(林 光和君) 再質問ございますか。池田一二三議員。 164 ◯11番(池田一二三君) この地域でそういうことがあってはいけないんですけれども、ありましたそういう大災害におきましての貴重な経験をしっかりと生かしていかなければならないというふうに思っておりますので、対応方を求めておきます。  2点目の業務継続計画の策定は、今年度中に検討するということでございますので、是非検討をしていただきたいと思います。  3点目の耐震化の推進につきましてでございますが、公共施設の耐震化率、この避難カ所のところでございますが、125カ所の中で90%ということでございました。その中で、日ごろ皆様方が非常によく活用されてて、そして耐震化ができないところがあると思います。そのときには、そこへは地震のときには避難しないということになっている、防災マップではなってるんですけれども、そういう箇所が何カ所かあると思います。そこのあたりを今後どうしていくのか、部長に答弁を求めます。 165 ◯議長(林 光和君) 答弁を求めます。 166 ◯総務部長(山本幸弘君) 耐震化できていない避難所につきましては、いずれも老朽化が進んでいる施設でもございます。そういった中で、現在使用している施設も多ございますけれども、今後その避難所の指定の見直しも含めて検討してまいりたいと思います。  以上でございます。 167 ◯議長(林 光和君) 再質問ございますか。池田一二三議員。 168 ◯11番(池田一二三君) この避難所のものを見ますと、皆様方が日ごろからよく使われて、耐震化ができていないところは千屋公民館──市民センターですね、そして唐松公民館──市民センター、そこが地震対応になっていないということになっておりますので、ここらあたり非常に日ごろからよく使われている施設でございます。そういう観点から、ここらあたりの耐震化を今後どうしていくかということを指摘しておきたいと思いますので、検討を求めておきます。  それから、4点目の避難所運営マニュアルにつきましては、本市独自の運営マニュアルを今後策定していくということを御答弁をいただきました。この運営の基本方針の一つ、今まで策定しておられるところを見ますと、避難所は地域住民による主体的運営が基本となっているところが非常に多いです。その観点は、新見市ではどのようにお考えでしょうか、伺います。 169 ◯議長(林 光和君) 答弁を求めます。 170 ◯総務部長(山本幸弘君) その避難所の運営マニュアルについて、新見市独自と申し上げましたけれども、基本的にはこれは示されたものに応じまして、順次現在本市も行っているところでございます。その中にどういったところが新見色をあらわせるかというところは課題がございますけれども、基本的にはそういった他市町村でも取り組まれているようなことがモデルとなろうと考えておりますので、そういったところをちょっと検討しながら策定してまいりたいと考えております。  以上でございます。 171 ◯議長(林 光和君) 再質問ございますか。池田一二三議員。 172 ◯11番(池田一二三君) 自主運営が基本となるという考え方でいくのであれば、この避難所運営マニュアルの策定につきましても、そこへ自主防災組織の方々とか、そういう方々も策定の中に加わっていただきまして、検討することが必要だと考えております。その件につきまして、御答弁を求めます。 173 ◯議長(林 光和君) 答弁を求めます。 174 ◯総務部長(山本幸弘君) 運営マニュアルの策定に関しまして、そういった方法論も手段も含めましてちょっと研究して、対応してまいりたいと考えております。 175 ◯議長(林 光和君) 再質問ございますか。池田一二三議員。 176 ◯11番(池田一二三君) 是非多くの方々の意見を取り入れるということの観点がとても大事であろうと考えますので、こういった避難所運営マニュアルの策定につきましては、自主防災組織の方々にも参画をしていただくように求めておきます。  5点目の避難行動要支援者対策についてでございますが、それの個別支援計画が現在は3つの自主防災組織の方々が策定をしていただいてるということでございました。現在私がお聞きしているのは、19の自主防災組織があるようにお聞きをしております。他のところの進捗状況はどういう状況かをお尋ねいたします。 177 ◯議長(林 光和君) 答弁を求めます。 178 ◯福祉部長(矢田貝 誠君) 自主防災組織の数でございますが、6月10日現在で今20地区ということに、先ほど議員さん、19地区と言われましたが、1地区増えまして20地区というような状況でございます。それぞれの地域に対しまして、そうした個別計画をつくっていただく、あくまでも地域の実情、特性に応じた、そうした計画でないと支援ができないということで、それぞれの自主防災組織にお願いをして、作成を依頼しているところでございますが、なかなか地域の中でもそこまで、今十分な余力がないというような状況の中で今されているというような状況もありまして、なかなか進んでいないのが実情ではございますが、引き続き個別計画の策定に向けてお願いをしていきたいというふうに思っております。  以上です。 179 ◯議長(林 光和君) 再質問ございますか。池田一二三議員。 180 ◯11番(池田一二三君) 県が公表しております消防白書から公表されておるんですけれども、この自主防災組織率、新見市を見ますと、昨年の4月で68.9%ということになっております。まだまだ自主防災組織が組織できてないところもあるようでございますので、そこにおきます個別計画につきましては、どのような対策をとられているんでしょうか。 181 ◯議長(林 光和君) 答弁を求めます。 182 ◯福祉部長(矢田貝 誠君) 個別計画をつくる前に、いわゆる避難行動の要支援者の名簿を作成ということになっておりますが、本市ではその名簿を作成するに当たりまして、当然要支援者の方のいろんな情報を全て網羅して入れてますし、またそれを地図情報の中に、どのお宅でどういうふうになってるかっていうのを地図情報の中にも落としておりますので、そうしたものを使いながら、災害に遭う、あるいは遭いそうな状況というようになりますと、当然そうした地域の消防団の方、あるいは民生委員とか、それぞれの協力者の方にそうした情報を提供しながら支援の方は進めてまいりたいというふうに思っております。  以上です。 183 ◯議長(林 光和君) 再質問ございますか。池田一二三議員。 184 ◯11番(池田一二三君) しっかりと取り組んでいただきたいと思っております。  この個別支援計画が進むことによりまして、日ごろからの気配り、目配り、そして安否確認等にここがつながってくるわけでございます。是非とも新見市全体にそういう支援の必要な方の把握だけでなく、個別支援計画が進むように求めておきます。  それでは、2項目めの答弁を求めます。 185 ◯議長(林 光和君) 次に、2項目めの質問に対する答弁を求めます。 186 ◯教育部長(安藤暢重君) 2020年東京オリンピック・パラリンピックについて、市長からの答弁ということでございますが、市長の答弁の前に、関連部署として教育委員会から答弁をさせていただきます。  まず、1点目のソフトボール女子のキャンプ場誘致の関係でございますが、質問の中でございましたように、正式種目としての採用は8月の国際オリンピック委員会の総会を待たないとできないというような中ではございますが、その正式採用を見越して、現在情報収集に努めるとともに、今までのソフトボール大会の運営実績やトレーニング施設、宿泊施設の概要等を全国知事会や日本ソフトボール協会へ情報登録し、岡山県や関係団体とも協議しながら誘致に向けて努力をしているところでございます。  それから、2点目でございますが、カルチュラル・オリンピアードということで、これにつきましては、質問の中にもございましたが、昨年の7月に文化庁が文化プログラムの実施に向けた文化庁の基本構想、「2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会を契機とした文化、芸術立国の実現のために」を発表しております。これを受けまして、国、地方公共団体、民間団体等が協力し、全国津々浦々で文化プログラムを推進していくことが示されたということでございます。しかし、現在のところ文化プログラムの具体的な内容や推進体制等、不明な点が多いことから、今後関連事業の情報収集に務め、他市や関係団体と連携をとりながら、参加について研究及び検討をしてまいりたいというように考えております。  以上でございます。 187 ◯議長(林 光和君) 再質問ございますか。池田一二三議員。 188 ◯11番(池田一二三君) 1点目のソフトボール女子のキャンプ地誘致を検討できないかということに対しましては、誘致に向けて努力しているという部長の御答弁でございました。  市長にお尋ねをいたします。  意思表明をしていこうという前提で検討しているということでよろしいでしょうか。 189 ◯議長(林 光和君) 答弁を求めます。 190 ◯市長(石垣正夫君) 我々といたしましては、新見市はソフトボールの町として取り組んでおりますので、そういう方向で検討をしたいと思います。しかし、大きな課題、問題があると思いますが、できるだけそれがクリアできれば、新見で是非、来ていただきたいという気がいたしております。  以上です。 191 ◯議長(林 光和君) 再質問ございますか。池田一二三議員。 192 ◯11番(池田一二三君) 今市長から誘致に向けての意思表明があったところでございます。これも相手があることでございますので、結果は発表がないとわからないわけですけれども、関係者の方々には大変御尽力をいただくことになると思いますけれども、このオリンピック効果がこの新見市にもあるように、是非とも実現するように取り組んでいただきたいと思います。  2点目の文化プログラムを全国各地で実施するカルチュラル・オリンピアードの検討をされてはどうかという御答弁は、情報収集をしっかりして、また地域とも連携をして、参加の方向で検討をしていくという御答弁があったところでございます。私といたしましては、縄文焼きやたたら製鉄、新見庄、いいんじゃないかなというふうに思っております。今部長が御答弁がありましたように、単市で難しいのであれば、広域でも十分対応できると思っております。  この文化力プロジェクトの目標は、イベント数が20万件、参加アーティストが約5万人、参加人数が5,000万人という大きな目標を持たれております。情報収集をされるということでございましたが、この秋には「スポーツ・文化・ワールド・フォーラム」の開催が予定をされております。また、来年の2月には五輪による地方活性化を目指す全国の特産品を集めた青空市場が開催をされます。是非ともいろんな情報をしっかりとっていただき、新見市の活性化に生かしていただきたいと申し上げて、この項は終わります。 193 ◯議長(林 光和君) 3項目めの質問に対する答弁を求めます。 194 ◯産業部長(安達悦久君) 私から3項目めの1点目と2点目をお答えをさせていただきます。  まず、「千屋牛」の地理的表示保護制度(GI)に登録する御提案でございますが、この申請については、本年1月に千屋牛振興会、これはJA、行政、各畜産生産者団体等から組織する団体でございますが、この千屋牛振興会から農林水産省へ申請を行っており、現在審査が行われているところでございます。  それから、2点目の新卒者の就職祝い金創設についてでございますが、学校を卒業した若者が本市の事業所へ就職することは、人口や地域を維持していく上で非常に有益ですけども、実際には地元新卒者の方もいれば、他市の出身の方が学校卒業後、本市の事業所へ就職するケースも考えられます。あるいはまた、一旦他市で就職後、本市に帰ってきて就職するケースや、学校卒業後アルバイトなどを行いながら資格取得後に就職するケースなども考えられ、対象者を地元出身者に限定することの是非も含めて、今後検討してまいりたいと考えております。  以上でございます。 195 ◯総務部長(山本幸弘君) 3点目のゆるキャラについてでございます。  本市では、平成21年度にシンボルキャラクターといたしましてチーモくん、マンサくん、ピオリンの3種類を定め、本市のPRに活用してまいっております。一方、全国各地でいわゆるゆるキャラと呼ばれますマスコットキャラクターが地域活性化に一役をかっており、本市においても多くの人に愛されるキャラクターを活用してPRをすれば、観光振興などに効果的であると考えます。着ぐるみなどへの利用も踏まえた新たなキャラクターの制作について、検討してみたいと考えております。  以上でございます。 196 ◯議長(林 光和君) 再質問ございますか。池田一二三議員。
    197 ◯11番(池田一二三君) 1点目の地理的表示保護制度に「千屋牛」の登録をということでございましたが、答弁は1月に千屋牛振興会より農林水産省に申請をしているということでございました。申請から約3カ月ほど、第三者からの意見提出の期間として農林水産省のウエブサイト内の専用ページに公示されるということでございました。そうしますと、3カ月ということですから、もう現在6月でございますので、その公示期間は過ぎ、今検討されているところだと思います。もし順調に行くとするならば、いつごろがめどになるとお考えでしょうか、伺います。 198 ◯議長(林 光和君) 答弁を求めます。 199 ◯産業部長(安達悦久君) GI登録までの期間でございますけれども、御指摘のように公示期間3カ月間というのもございますが、この公示期間に至るまで、申請書式に対して、その農林水産省からの指摘事項を踏まえて補正申請書の提出というのがございます。現在今ここをやっておりまして、品質確保のための生産規定あるいは数値等々の、今詳細な詰めを農林水産省とやっておりまして、公示にはまだ至っておりませんが、今後7月から8月にかけて変更計画書が提出できるものと考えております。  以上でございます。 200 ◯議長(林 光和君) 再質問ございますか。池田一二三議員。 201 ◯11番(池田一二三君) わかりました。今いろいろと御指摘に従って修正しているというところだと思います。これが公示をされまして、そして正式にこの登録がされますと、非常に大きいものがあると思います。  この登録に当たりまして、期待する効果というものはどういうものか、部長にお尋ねいたします。 202 ◯議長(林 光和君) 答弁を求めます。 203 ◯産業部長(安達悦久君) まず、第一義的には地理的表示の保護が国によって行われるということで、いわゆる似たもの、それからまねたもの等々に対する、抗弁する手が国でやっていただけるということが第一義的な目的でございますが、いずれにしても国が認証をするので、今議員さん御指摘のように、国が認めたということの品目になるわけですから、現在お話のように12品目あります。12品目は誰もが耳にしたことのあるような「夕張メロン」であるとか「神戸ビーフ」であるとか、「くまもと県産い草」であるとかというように、誰が聞いてもあの産品だというようなものが認定をされております。それに肩を並べるということで、その宣伝効果は大きいと考えておりますので、登録に向けて頑張りたいと考えております。  以上でございます。 204 ◯議長(林 光和君) 再質問ございますか。池田一二三議員。 205 ◯11番(池田一二三君) 千屋牛がこのGIに登録されますと、非常に誇りある大きな意義があると思っておりますので、この大きな日の丸の中に富士山が浮かんだ、こういう登録商標がいただけるということでございますから、これをいただきましたら、このものを活用してしっかりと活性化につなげていただきたいと思っております。  2点目の新卒者就職祝い金の創設につきましては、御答弁は地元だけに限らず、帰ってこられたあるいは他の自治体から来られた方も含めて今後検討するということでございますので、十分検討をしていただきまして、何がしかの支援がある制度を創設していただくように求めておきます。  3点目のゆるキャラについてでございますが、新たなゆるキャラを検討していくということでございました。  この検討に当たる選定のことなんですけれども、やはり戦略を持ってやっていかなければならないと考えております。そうした中、若い方々にそういった考えるチームの中に入っていただいて検討をしていく、このことを提案したいと思います。答弁を求めます。 206 ◯議長(林 光和君) 答弁を求めます。 207 ◯総務部長(山本幸弘君) 先ほども答弁いたしましたけれども、まず前提といたしまして、本市にはチーモくん、マンサくん、ピオリンというキャラクターがございます。そういったキャラクターを有効に活用できるのかどうかも検討、重要な課題でございます。それも含めまして、新たなものがいいのかどうかというようなことを検討していかなくちゃいけませんけれども、そういった中には決める、検討する上においては、そういった若い方になるか、観光面で精通された方になるかわかりませんけれども、そういった協議、検討、研究会といいますか、そういうな形で皆さんの御意見を踏まえながら決めていくことが重要だろうと思いますので、そういった方法論も含めまして研究してまいりたいと思います。  以上でございます。 208 ◯議長(林 光和君) 再質問ございますか。池田一二三議員。 209 ◯11番(池田一二三君) 是非戦略を持って取り組んでいかなければ、せっかくのキャラクターが効果が薄らいでしまいます。是非とも若い方に入っていただく、それは着ぐるみをつくるというだけではなくて、グッズ化、それからブログやSNSで、インターネット上での宣伝、そして各種メディアの宣伝、そしてイベントの参加、PRキャンペーン、そういったのを総合的に戦略を持って取り組んでいただきたいと思っております。  また、市民の方からでございますけれども、そういったキャラクターが選定されますと、御当地ナンバーのプレート、そういったものもしっかり活用してもらって、その車が動くことによってPRになるんではないかという御意見もいただいておりますので、これも含めて研究をしていただきたいと思いますが、御答弁を求めます。 210 ◯議長(林 光和君) ただいまの質問に対する答弁を求めます。 211 ◯総務部長(山本幸弘君) 議員おっしゃるように、キャラクター、新しいものになるにせよ、発展系にせよ、つくってしまっておしまいというのでは意味がございません。いかにそれを有効活用して活性化に役立てるか、当然でございます。  そういった中で、これは次の段階になりますけど、そういったことも踏まえまして、どういうキャラがいいのかっていうようなことを言ってますが、当然どんな活用法があるかと、そういうことを構想しながら決定していくべきだと思っておりますので、御意見としてお伺いをしておきます。  以上でございます。 212 ◯議長(林 光和君) 再質問ございますか。(「次の答弁」と11番池田君の声あり)  次に、4項目めの質問に対する答弁を求めます。 213 ◯福祉部長(矢田貝 誠君) 4項目めの高齢者の免許返納と公共交通の整備についてということでございますが、道路交通法の改正により、75歳以上の免許所有者に認知機能検査が実施され、免許証の返納者は増えてくるだろうなということが想定をされております。しかし、これまでにも運転に自信のない高齢者の方は自主的に免許証を返納しておられるという状況もございます。法の改正にかかわらず、返納された方の移動手段につきましては、まずは家族の協力が一番であるというふうには考えております。  また、本市では、路線バスや市営バスに加え、市街地循環バスら・くるっとやふれあい送迎バス、エリア型デマンドバスの運行など、交通手段の確保に努めているところでございます。  さらに地域の皆さんが一緒になって行う移動支援を含めた生活全般の支援が今後ますます必要となってきているところでございます。地域やNPO、各種団体等が主体となっていただき、共助による各種支援などについても取り組みを進めていただきたいと考えております。  本市では、こうした取り組みに対して、組織の設立や活動への支援を行ってまいりたいというふうに考えております。  以上です。 214 ◯議長(林 光和君) 再質問ございますか。池田一二三議員。 215 ◯11番(池田一二三君) 生活全般に共助が必要になってくるという、それは当然地域でそういう支えがあれば非常に力強いことだと思っております。そうした組織ができる手助けをしているということですが、どういう成果が現在上がっているでしょうか。 216 ◯議長(林 光和君) 答弁を求めます。 217 ◯福祉部長(矢田貝 誠君) 現在助成的には、NPO設立に対する助成制度等を設けているところでございますが、まだ実際にそうした制度の利用っていうのはない状況でございます。  ただ、地域等におきましては、いろいろとバスの移動の支援の問題等も御質問等が出てくる中では、是非そうした取り組みについて地域の中でも考えていただきたい。公助の部分というのは、じゃあ全部ができるかというとなかなかそういうことにはなりませんので、そのあたりについて、特にこれから生活支援が介護保険法等の中でもいろいろと出てまいりますので、できればそうしたものもあわせながら地域で支え合いができるような、そうした体制の整備についても是非御検討いただきたいと思いますし、そうしたお話がいただければ、私どもも出かけていって、そうした支援を行いたい。また、可能であればそうした地域をうちも探しながら、支援といいますか、そうした御相談も行っていきたいというふうに思っております。  以上です。 218 ◯議長(林 光和君) 再質問ございますか。池田一二三議員。 219 ◯11番(池田一二三君) そういった受け皿となるNPOの組織等をつくっていくということでございますが、現在のところ新しいそういう立ち上げは起こってないようでございます。  そうした中で、部長も少し触れたところがありますけれども、地域で支え合う自家用有料運送、そういったものもこれからは必要ではないかというふうに考えております。そういった面は、どの程度検討されているんでしょうか、伺います。 220 ◯議長(林 光和君) 答弁を求めます。 221 ◯福祉部長(矢田貝 誠君) これまでの過疎地有償運送から交通空白地の有償運送という形で、国も少し制度を変えた形で今出してきているところでございます。  本市におきましても、今ちょうど公共交通会議におきまして、新しいそうした交通体系のつくり方といいますか、そうしたものについても検討し、そしてそういうような取り組みを進めていこうということで、新しい計画、交通の計画の中にもそういうものを盛り込みながら進めていきたいということで、順次準備を進めてるところでございます。  以上です。 222 ◯議長(林 光和君) 再質問ございますか。池田一二三議員。 223 ◯11番(池田一二三君) 是非こういった部分も、部長答弁がございましたけれども、実施がされるよう求めておきたいと思います。  そして、免許返納に伴う心理的なサポート、あるいは早期の治療につながるような、そこらあたりのところもしっかり今後取り組んでいただきたいと思います。  以上で一般質問を終わります。 224 ◯議長(林 光和君) これをもちまして池田一二三議員の一般質問を終わります。  しばらく休憩をいたします。                             午後2時2分  休 憩          ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~                             午後2時15分  開 議 225 ◯議長(林 光和君) 休憩を終わり会議を再開いたします。  一般質問を行います。  次に、6番山本昌次議員の登壇を願います。6番山本昌次議員。               〔6番 山本昌次君 登壇〕 226 ◯6番(山本昌次君) 6番山本昌次でございます。  6月定例市議会初日の最後の一般質問を行いたいと思います。  通告に従いまして行います。  まず、1項目め、井倉トンネル北側交差点の改修、井倉橋の架設についてお尋ねします。  1点目でございます。  地域が待ち望んでおりました井倉トンネル北側交差点の改修工事は、姿形が見えてきておりまして、完成が間近だと思われます。完成時期と完成後の事業効果についてお尋ねいたします。  2点目、井倉橋の架設の進捗状況についてお尋ねします。  井倉地区は石灰産業の町でございます。それに伴い、大型車両の通行も大変多く、また観光施設であります井倉洞もあることから、かなりの交通量がございます。井倉橋の架設は地域住民も大変関心を持っておられます。完成予定、地元説明会の開催等につきましてお尋ねいたします。  2項目め、道路愛護会についてお尋ねいたします。  地域住民が生活を支える、自分たちの道路として草刈りや側溝の清掃等を行う道路愛護会の活動も、高齢化や人口減少等により支障が出ている地域がございます。  まず1点目、報償金の請求、愛護会の件数と報償金総額及び事業実施延長ごと、1キロ以下、1キロから5キロ未満、5キロ以上等の件数、率についてお尋ねいたしたいと思います。  2点目、道路愛護会の活動に支障が出ている地域への対応についてでございます。限界集落と言われるような地域では、道路愛護会の活動にも支障が出てきております。そういった地域に対しまして、どのような対応をされておられるのかお尋ねいたします。  3点目、道路の法面への防草シートや、またコンクリートの支給についてでございます。  道路愛護会が道路の補修をする場合には、砂利やセメント、その他軽微な補修資材を支給できるようになっておりますが、道路の法面への防草シートやコンクリート、地域を守る意欲のある道路愛護会、支給できないかをお尋ねいたします。  3項目め、公共交通についてお尋ねします。  本市は、市街地循環バスら・くるっと、各支局を中心に市営バス、周辺部の中山間地域ではエリア型のふれあいバス、運行をしておられます。移動手段を持たない高齢者にとって、公共交通は大変重要なものでございます。  1点目、市街地循環バスら・くるっとの平成27年度の利用実績についてお尋ねします。  2点目、市営バス、ふれあいバス、エリア型デマンドバスの平成27年度利用実績についてお尋ねします。  3点目、市街地循環バスら・くるっとの運行範囲の拡大ができないかをお尋ねいたします。  4点目、地域版ら・くるっとといいますか、そういったものを運行できないかをお尋ねいたします。  最後に4項目めでございます。  ふるさと納税についてお尋ねいたします。  全国的に注目を浴びておりますふるさと納税制度でございます。平成27年度からは寄附金の控除額が2倍の2割になり、またふるさと納税ワンストップ特例制度により寄附のための確定申告が不要になるなど、大変便利になってきております。また、本市においては昨年7月から内容を刷新しまして、パンフレットも変え、ふるさと納税の返礼品として、本市が産業振興を進めているA級グルメ、千屋牛、ピオーネ、キャビア等のすばらしい食材がございます。  それでは、お尋ねいたします。  1点目、ふるさと納税の実績と評価について、年度別のふるさと納税額の金額と件数、その結果に対してどのように評価されておられるのか。また、ふるさと納税の考え方についてお尋ねいたします。  2点目、ふるさと納税は、税収の少ない本市にとりましては臨時の収入のような財源でございます。PR次第では、まだ増えるものと思います。そこで、もっと体制の強化が必要ではないか、市のお考えをお尋ねいたします。  以上で1回目の質問を終わります。よろしくお願いします。 227 ◯議長(林 光和君) ただいまの6番山本昌次議員の一般質問に対する執行部の答弁を求めます。 228 ◯建設部長(佐藤 努君) 1項目めの1点目、井倉トンネルの北口出口の改修工事の関係でございますが、1番目の完成時期ですが、井倉トンネル北口交差点改良工事につきましては、今後電光掲示板等の移転や舗装工事を発注し、年度内の完成を目指しております。  それから、2番目、事業効果でございますが、井倉トンネル北側口から県道交差点までの距離が、現在の約20メートルから約40メートルと20メートル伸びることで、トンネル内から走行してくる車両の確認が今以上に行えることで、安全性が向上するものと考えております。  2点目ですが、井倉橋の架設の進捗状況という中で、地元説明会と完成予定をお聞きになりましたので、2点目ですが、現在左岸側、草間側の橋台を発注し、市内の業者が受注しておりますが、河川内工事であることから、非出水期となる10月下旬から工事に着手をいたします。工事中は、通行止め等の規制が必要になることから、現在請負業者が工事の工程を計画中であり、詳細が決まりましたら地元説明会を開催したいと考えております。  それから、完成予定につきましては、平成30年度を目指しております。  以上でございます。 229 ◯議長(林 光和君) 再質問ございますか。山本昌次議員。 230 ◯6番(山本昌次君) 井倉トンネル北側の交差点でございます。これにつきましては、地域といいますか、全体的にあそこは国道180号との交差点といたしましては、大変危険なところでございます。なかなかああいったところの交差点ができるかと、みんな願っとったわけでございますけれども、本当に実現が目の前に見えてきたところで、本当に地域住民喜んでおるところでございます。今河川から嵩上げを行いまして、道路面までほとんど達してきているのが現状でございます。これから、今行っている工事につきましては、7月末ぐらいまでにはこれは完成はできるんでしょうか。 231 ◯議長(林 光和君) 答弁を求めます。 232 ◯建設部長(佐藤 努君) 今工事発注をしております工事につきましては、7月中に完成するというふうに予定しております。 233 ◯議長(林 光和君) 再質問ございますか。山本昌次議員。 234 ◯6番(山本昌次君) わかりました。  それでは、その後先ほど説明がございましたように、入札をして、電光掲示板、また舗装をされるというスケジュールで、最終的には早期完成を目指されておられますけれども、あそこは日当たりが悪いといいますか、陰地といいますか、大変凍結する場所でございます。12月も後半になりますと大変凍結もひどく、危険な場所でございますので、早期の完成、凍結しない時期に完成をしていただきたいと要望いたしますけれども、その時期には間に合うのか、お尋ねいたします。 235 ◯議長(林 光和君) 答弁を求めます。 236 ◯建設部長(佐藤 努君) 早期の完成を目指しておりますが、今年、今年中、今年12月にはちょっと厳しいかなという状況だと認識しております。
    237 ◯議長(林 光和君) 再質問ございますか。山本昌次議員。 238 ◯6番(山本昌次君) 要望でございますけれども、早期完成の凍結しない時期という要望をしたわけですけれども、なかなか12月中には難しい、今年度中を目指しておられるという回答が来ました。できるだけ早期に完成していただきたい、あそこは凍結も多いわけでございますので、そういったところの対応も十分していただきたいと思います。  それから、私も前から言っとったんですけれども、あそこへキュービクルですか、配電盤がございます。あれがもう既に、あのトンネルが開通いたしましてもう40年が来ようとしとるわけでございます。ということは、あの機械も相当古いわけ、大きな建物ぐらいの大きさが2つございまして、大変トンネルの中が見にくうございます。その辺も、県道ではこちらから、井倉停車場線ですけれども、国道管理も県へ十分要望していただいて、そういったものを小さくする、最新の機械にしていただく、そうすれば今20メーターが20メータープラスし40メーター、20メータープラスができるというふうに回答いただきました。中のトンネル内が見えることは見えると思いますけれども、できる範囲のことを市がそれだけの工事をしとるわけでございますんで、県へもそのくらいのことを要望していただき、またトンネルの出口のあたりを、もう少し照明もしていただければ、ますます見えるのがよいのではなかろうかと。やはり前の電光掲示板が車の接近を表示しますけれども、やっぱりそれだけでは安心できません。本当に自分の目で確認して出なければ安心できませんので、そこらを県へ要望しておられるのか、またその辺をお尋ねしたいと思います。 239 ◯議長(林 光和君) 答弁を求めます。 240 ◯建設部長(佐藤 努君) 議員御指摘のように、トンネル内の照明とかいろんなものを管理するキュービクルが設置されておりますが、ちょっと邪魔になるということも確かだろうと思います。県に強く要望して、移転等を検討していただきたいと、強く要望してまいります。 241 ◯議長(林 光和君) 再質問ございますか。山本昌次議員。 242 ◯6番(山本昌次君) それじゃあ、今建設部長の強く県へ要望していただけるものと思っております。ますます交差点が、トンネルから出る車が見やすくなってくるということに、地域住民も、またあっこを利用される方、大変期待を持っておるところでございます。  それでは、2点目の井倉橋の進捗状況でございます。  ただいま草間側です、橋台が今市内の業者に渡されて、これはもう相当早い時期に入札が終わったのがホームページにも載っておりました。その後、なかなか工事に着手されないということで、地域の方々もちょっとその辺が不安に思われて、そういったことを聞かれる方が多いわけでございます。ここでこれを聞かれた方は、ああ、そういう内容だったのかということでわかっていただけるかと思います。  河川の関係で10月下旬以降に着手すると、それから通行止めの関係、あそこの橋台をするわけですから、かなり掘れば片側通行ぐらいにはなりましょう、そういった関係で通行止め、それから今の県道の北房井倉哲西線、草間のところが今工事しておりますけれども、そこの工事につきましては、その10月までには完成を終えて、通行止めはなくなるんでしょうか。 243 ◯議長(林 光和君) 答弁を求めます。 244 ◯建設部長(佐藤 努君) 北房井倉哲西線の道路改良については、当然終わります。 245 ◯議長(林 光和君) 再質問ございますか。山本昌次議員。 246 ◯6番(山本昌次君) ちょうど通行止めが近くに2つできるようではいけないと思いまして、ちょっと質問をさせていただきました。  このどちらも井倉地域、石灰産業でございまして、また観光地でございます。トンネルも多くの方が利用され、心配されながら出られとったわけでございますし、橋も大型トラックが曲がれない、セミトレーラーは岡山方面からは回れないということで上から入っておられるというふうな、いろいろなことで不便をかけられておられます。このまず一つの、北側が完成すれば、まず喜ばれるし、またこの橋も完成年度もはっきり今30年度と言われました。そうした30年度もすぐ来ると思いますので、地域住民本当に喜ばれると思います。これにつきまして、本当に大きな大事業が完成するわけでございます。  これにつきまして、市長、何か一言ございませんか。 247 ◯議長(林 光和君) 答弁を求めます。 248 ◯市長(石垣正夫君) 今回は、私答弁がないと、部長が全てすると思いましたが、あえて質問がありましたから、申し上げます。  本当になかなか地形が悪くて、もう少し早くしたかったんが、できなかったと。ようやく決定して、昨年27年度は予算が少なかったということで、また時期がちょうど悪い時期で、河川がかまえないという中で発注しておると、今度は、28年、29年は相当金が来ますので、皆さんが本当に工事をやっていただいておるなあという感じになります。  しかし、そういう中で、道路規制とか、みんな協力していただかなければなりませんので、早く完成するためには、地元の協力度合いによって大分違いますので、その辺もよろしくお願いいたします。一日も早く井倉橋も完成したいという気持ちでございます。  以上です。 249 ◯議長(林 光和君) 再質問ございますか。山本昌次議員。 250 ◯6番(山本昌次君) 大きな工事が、完成が見えてきております。この橋につきまして、ちょっと地元の説明会、これが地域の方は内容がわからないので、説明会を早くと言われておられますが、これにつきましては早急に、井倉の方、また市民センター、それから特にその地区についての説明会を、できるだけ早目にできれば行っていただきたいと思います。  それでは、2項目めをお願いいたします。 251 ◯議長(林 光和君) それでは、2項目めに対する答弁を求めます。 252 ◯建設部長(佐藤 努君) 1点目ですが、報償金請求愛護会の件数は、平成27年度529件、報償金総額につきましては1,419万円となっており、事業の実施延長の件数、1キロ未満は79件で15%、1キロから5キロまでは389件で74%、5キロ以上は61件で11%となっております。  2点目、本市では道路の維持保全のため、地域の皆様に道路愛護会を結成いただき、草刈りなどの管理をお願いをいたしております。高齢化や会員の減少で活動が困難な愛護会もありますが、地域の生活道はできる限り地域で管理していただきたいと考えております。  なお、活動に支障が出ている地域につきましては、御相談の上、今後検討してまいりたいというふうに考えております。  3点目ですが、防草シートや原材料の支給の関係でございます。  原材料支給は、里道や側溝等の維持補修を目的として行っております。市が管理しております県道、市道は延長も長いことから、防草を目的とした原材料の支給は考えておりません。  以上でございます。 253 ◯議長(林 光和君) 再質問ございますか。山本昌次議員。 254 ◯6番(山本昌次君) 愛護会の件数529件、1,419万円と、多いような少ないような気がいたしております。  私がこの1キロと、5キロというふうな数字をちょっと通告のときに示したわけでございまして、実情は1キロから5キロといえば、1キロ少しの人と5キロといえば相当違うわけでございまして、5キロ以上も、10キロ以上の方もおられるわけでございまして、いろいろ地域によって、生まれたところによって、それぞれ地域の方が努力されておられるわけでございます。  今言われましたように、道路愛護会の活動というものは地域の方が管理し、そうして、できないところには愛の手を差し伸べて相談をされるという、今回答がございました。私が思うのは、県道もいろいろ主要地方道がございますし、一般県道、その上には国道がございます。それぞれ管理がございまして、市道がほとんど、実際に管理はもう愛護会の人と。なぜ──我々はもうそういうところにずっとおる人はわかるわけですけれども──よそから来られた方等については、道路というものは市や県、国等がするもんだと思われておられる方が多いわけでございます。そういうような関係で、私は1,400キロを、いや、済いません、529件ですか、そういったものを、1,419万円、そういった金額を出しておるわけでございますけれども、私はある程度公平さがなければならない。  市にも今1級路線、2級路線の幹線道路がございます。それから、その他路線と路線が分かれておりまして、この1級、2級も相当もう昔から変わってきておりません。その他路線の方が重要性が増しておるような路線もございますが、私が思うのには、一般県道は年に一回は業者で草刈り等は行っておるし、融雪剤等もまいておられるような状況でございます。ですから、私は幹線道路、それからその他路線でもその幹線道路的な道路があると思うわけです。  今実情、地域なり、それぞれ担当者の方々が調べればわかると思います。そういった地域の中の整備はその地域の方々が、道路愛護会が守っていかなければならないと思いますけれども、その地域が遠く離れて相当な距離をされておられるようなところがかなりあると思います。特に南は台地がございまして、草間、土橋、豊永、足見、そういったところは地域が本当に入り組んでおります。そういったところの主な主要な路線については、ある程度一般県道並みの、それには行かなくても、その半分ぐらいな助成をしていかなければ、私はこれからその地域が──今日も先ほど質問がありましたけれども──地域が守れない、今もうほとんどがそういった地域は限界集落なんです。年齢も65歳以上の高齢化率もかなり高い。それはなぜかというと、やはりそういった条件が、後を継ぐものが出ていってしまう、先輩方がつくられた、守ってこられたその地域を、今おる方は頑張って守ろうとしておられますけれども、その後を継がれる方がおられない。  私はそこで思うのに、今市でも都市から協力隊なり、移住、これを進めております、これを進めていかなければなりません。そうして人口3万人をキープしていなければいけませんけれども、今おられる先輩方々が守ってこられたその地域をまだ守っていかなければ、ますます人口が減ってしまう。そういった意味でも、幹線道路ぐらいを一般県道並みの手当てをしてあげるというような方法を若干考えていくべき時代が来たと思います。これももう1年、1年が言えません。5年、10年になったら、その先がもう真っ黒なような状態のところが多いわけでございます。ですから、今やらなければもう遅いわけでございますので、そういった幹線道路を調べれば、ある程度わかってくると思います、地域と相談すればいい。そういった手当てといいますか、業者へ委託するとか、何かいい方法で手助けする、そういうお考えは、建設部長、ございませんか。 255 ◯議長(林 光和君) 答弁を求めます。 256 ◯建設部長(佐藤 努君) 地区総代会などに行くと、道路の管理ができないというような御相談もかなり出ますが、実際的に本当に頑張っていただいている、今ここに手元に持ってるんですけど、平成24年が501件で1,320万円の愛護会の支払いです。平成25年度が510件で1,348万円、平成26年度が523件で1,400万円、本当に地域で困っている、困っているというふうにおっしゃられるわけですが、本当に頑張ってくださってる、本当によくやってくださるなというふうにこちらも頭が下がる思いでおります。  地域が活性化するとか、地域の中でコミュニティが生まれるとか、そういうなのは愛護会活動とか、いろんなことをすること、地域のイベントをすることによって地域が盛り上がっていく。ですから、あえて委託業者に出すよりも、できる範囲はもう地元の方々で協力し合って、隣の集落と分け合ってするとか、いろんなことを検討していただきたい、それが地域のコミュニティの、ましてや地域が活性化することだろうとも思ってます。  それから、議員御指摘のように、このまま愛護会で全てができるとは思っておりません。行政がもう手を出さなければいけない、業者委託の量もかなり増えてきているのも確かです。ですから、業者に委託する部分と愛護会にお願いする部分をうまく活用して、道路を守っていくと、地域の生活を守っていきたい、そのように考えております。よろしくお願いします。 257 ◯議長(林 光和君) 再質問ございますか。山本昌次議員。 258 ◯6番(山本昌次君) 今建設部長が言われたとおり、やはりそういった地域は本当にコミュニティができております。道路愛護会でみんなが寄り合って、一緒にその汗を流す、そういったことをされることが年に2遍、3回、市は今2遍出るようになって本当にありがたいわけでございますけれども、道路愛護会としては2遍以上、3遍、4遍とやっておるのが実情でございます。その度に、それは地域のコミュニティは深まっているのは確かでございますけれども、先が皆さん心配でございます。そのときには、またそのときのように、今部長の答弁がございましたが、そういうふうなことも急には考えれませんので、ある程度そういった後も考えていただいておって欲しいと思います。  それから、道路の法面やそういったところへコンクリなり、防草シートですか、これを出して愛護会がというのは私が申し上げましたが、そのようにやられるような元気な愛護会は、なかなか本当言うて私も少ないと思います。そこまで愛護会が頑張っていかれるような地域は少ないかと思いますけれども、そういったようなやる気がある地域に対しては、建設部が見て、ここならよろしいというようにして、例えば生コンですか、そういったものを1台分とか出して道路をやるというふうに、またこれも地域の人が頑張って、やりがいを持って、そういうなものをつくれば地域も意欲をもって、まだこの地域を守らなければならないというようなことがより一層深まってくるのではなかろうかと思いますので、その辺も今後十分検討していただきたい、私もそういうふうな環境をよく見ておりますので、生の声を言わせていただきたいと思います。  それでは、次の3項目めをお願いいたします。 259 ◯議長(林 光和君) 3項目めの質問に対する答弁を求めます。 260 ◯福祉部長(矢田貝 誠君) 3項目めの公共交通についてでございます。  1点目でございますが、市街地循環バスら・くるっとは、平成23年6月より備北バスが運行しており、現在は上市から石蟹間を1日6.5便の運行をいたしております。平成27年度の利用者数は3万6,506人であり、1日当たりの乗車数は約100人となっております。  2点目です、平成27年度の市営バスの利用者数は4万8,565人で、ふれあい送迎バスについては1,792人となっております。議員さんがエリア型バスということを言われましたが、これはもう全てふれあいバスとして集計をさせていただいております。  次に、3点目でございます、ら・くるっとの運行範囲の拡大でございますが、市街地循環バスら・くるっとは、市街地周辺部の市民の方々が医療機関や商業施設などへ行くため、また市外からの観光客の方々が来られたときにその移動を容易にするために導入したものであり、短時間で複数の施設を結ぶことによりその効果が発揮できるものと考えておりますので、運行範囲の拡大については考えておりません。  また、地域版のら・くるっとの運行ということでございましたが、こちらも先ほどお答えいたしましたように、市街地中心部の移動手段の確保を目指したものでございまして、短時間で複数の施設を結ぶことでその効果が発揮できると考えておりますので、市街地以外での運行というのは考えておりません。  以上です。 261 ◯議長(林 光和君) 再質問ございますか。山本昌次議員。 262 ◯6番(山本昌次君) 市街地循環バスら・くるっとでございます。  石蟹から上市ですか、6便、7便で6.5便、大勢の方が利用されておられます。このら・くるっとがこの市街地、市内を回っておる、これはやっぱり回ってなかったら、岡山へ行ってもどこへ行っても、やっぱりあれがあれば、ああ、町だなあという気がしますんで、ですからこのら・くるっとをもっと利用するのを、利用者を増やしていただきたい。私もときには乗るんですけれども、市役所から駅、乗れば便利がいいんですけれども、なかなかそういった機会もございませんが、あえて我々、また市の職員も自分が乗って、そしてそういったものを宣伝してますます、100円でございますので、割と便利でございます。是非利用を拡大していただきたいと思うわけでございます。  それから市営バス、ふれあいバスでございますけれども、これはそれなりの利用で、どちらかといえばふれあいバスでございまして、エリア型デマンドが26年からでしたか、始まっておりまして、今2年がたったわけでございます。エリア型デマンドになりまして、それまでのふれあいバスと言いましたら、自宅まで行ってくれて、来てくれるんじゃということで大変私たちも、私もこれは便利な制度をつくってくださったと、去年も言いましたけれども。前日までに、4時までに電話をしなけりゃならないし、1週間に一遍しか来ない、1週間に1回だけなんですね。ということで、いろいろ私お年寄りから言われるのに、どうして今ここの利用者は少ないんですかというたら、もうその電話するんができんのんじゃというて、耳が遠いし、はあはあ言われたら、私ももう次が出んのんですという、やっぱり高齢者の方がそういった面が。だからもう以前はもうバスが決まってきてくれとったからあれは乗りょうたんですけれども、今度電話をしなければ、誰かがしてくれればいいんですけれどもというようなのが実情でございます。  私も思うのに、地域のを見ても、乗られる方が少ないです、はっきり言って。以前はかなり乗っておられたふれあいバスも、今エリア型デマンドになって、へえから乗られるような対象者も人口減少で少なくなっております。先ほど同僚議員もこういった面をいろいろ指摘されておられましたが、やはりもうそろそろ、まだ3年目で、エリア型デマンドも3年目で、今年で3年目ですね。ですけれども、また新しいような方策で少々お金を出しても、それほどびっくりするほどのお金ではなかろうかと思います。地域によっては3台ぐらいなバスを、かなり地域を循環していると、人口も、その範囲も3,000人ぐらいの範囲をしていると、草間台地には3,000人おられると思うんです。そして、その台地をぐるぐる回るような、井倉駅とか石蟹駅を中心にやれば、十分ら・くるっとじゃないんですが、そういったバスを回すもう時代が来たと思うんです。そうしないと、やはり病院にも行けない。それが一番困っておられるんです。  先ほど言いましたように、75歳を超え、もう80歳を超えられて、病気をされて、それでも運転免許証が離せない、会ってみればまだ運転されている、結局その人がやめられるのは、事故をされないともうやめられないわけですよ。事故をされて初めて運転をもうやめられる、そういうことじゃいけない。ですから、こういう時代、こういうことじゃ、本当のこれが私は福祉じゃなかろうかと思います。  これは福祉部長に聞きません、副市長にそういった、地域の実情が一番その執行部の中ではおわかりではなかろうかと思います、実情が。そういうことでお尋ねしたいと思います。 263 ◯議長(林 光和君) 答弁を求めます。 264 ◯副市長(戎  斉君) 用意しておりませんでしたので、ちょっと声が出ません、済いません。  本市では、先ほど池田議員にもお答えをさせていただきましたけども、持続可能な公共交通を目指しまして、新見市公共交通会議で議論を重ねながら、現在の公共交通を構築してまいっておるわけでございます。  そういう中で、従前からの市営バスに加え、ふれあい送迎バスでは一部エリア型のデマンドバス方式にするなど、新たな手段も導入してきているわけでございますが、今後は地域の皆さんが一緒になって行う移動を含めた生活全般の支援が今後ますます必要となってまいります。先ほど申し上げましたように、地域やNPO、各種団体等が主体となっていただきまして、共助による各種支援などについて取り組みを進めていっていただきたいというふうに思っております。それに対しまして、本市といたしましてもできるだけの支援をしてまいりたいというふうに考えております。 265 ◯議長(林 光和君) 再質問ございますか。山本昌次議員。 266 ◯6番(山本昌次君) 副市長、ありがとうございました。  地域の協力があってこそ、そしてNPOのような組織を助成し、またそういったものには市も協力していくと、今からはもう公助ではなかなかもうやっていけないんじゃと、地域で共助、支援、私も地域の方々とそういった共助のできる体制をつくって、また考えてまいっていきたいと、そして安心できるように地域の方へ、そういった方向で私も力を出していきたいと思っております。ここの場で宣言もしております。  次を行ってください。 267 ◯議長(林 光和君) 次に4項目めの質問に対する答弁を求めます。 268 ◯総務部長(山本幸弘君) 4項目めのふるさと納税についてでございますけれども、まず1点目の実績と評価についてでございます。  ふるさと納税の寄附額の実績につきましては、平成25年から27年の3カ年について申し上げますと、平成25年度が170件で339万2,000円、平成26年度は920件で3,615万9,900円、平成27年度は752件で4,033万3,600円でございます。平成26年9月に返礼品の見直しを行いましたことから、平成26年度以降は平成25年度までと比較いたしまして、寄附額が大きく増額し、制度開始から27年度までの合計は2,071件で8,826万円となっております。本市が誇るA級特産品をメーンに見直したことにより、寄附が大幅に増えましたことは、本市の特産品等の魅力を全国に情報発信をすることができ、本市の産業等の活性化につながったものと考えております。今後も必要に応じて返礼品等の見直しを行いながら、さらなるPRに取り組んでまいりたいと考えております。  それから、2点目の体制強化でございますけれども、この体制強化につきましては、現在具体的には検討しておりませんが、引き続きそれぞれの職員がそれぞれの活動におきまして、先ほど申し上げました返礼品等新たな特産品等の開発も行いつつありますので、そういったものを加えながら一層PRに取り組んでまいりたいと考えております。  以上でございます。 269 ◯議長(林 光和君) 再質問ございますか。山本昌次議員。 270 ◯6番(山本昌次君) ふるさと納税は、全国的にも大変注目しておりまして、また返礼品合戦で大変激化し、国からも自粛しなさいというような要請もあるようでございます。しかし、小さい市にとっては大変すばらしいこれは財源になろうかと思います。  新見市の場合は、A級グルメというすばらしい特産物、農業関係ですね。ですから、これは是非進めていただきたいと思います。私が思うのに、25年度は少なかったわけですけれども、26年度からパンフレットを行い、そして27年度と増えてきました。27年度が、昨年ああいうパンフレットを行いながら、少し伸び率が少ないんじゃないかと思います。やはりもう少し努力か何かが足りなかった、体制がもう少し悪かったんか、そういった面も私思うわけでございます。  私は、その農産物は、例えば千屋牛、ピオーネ、そういったものを都会の人が毎年、2万円でも、10万円でもよろしい、毎年してくださるような方がいただければ、これが新見市と都会との交流になるわけですね。でしたら、それがまた観光にもなる、新見市へ行ってみようとか、この千屋牛はどんな牛だろうかとか、このピオーネはどんなようにつくられているのかというようなことで、交流が進んでくると思います。ですから、そういった分野の観光面も、これはつながるわけでございまして、産業振興にもつながる。これほどいい食材、物案を持った新見市はないと思います。産業振興を含めて、このふるさと納税をもっと体制を強化していただいて、総務部長、もう少し時間ございますので、28年度の目標を、自分のこれだけやるというのを伺いたいと思います。 271 ◯議長(林 光和君) 答弁を求めます。 272 ◯総務部長(山本幸弘君) 議員おっしゃることよくわかるんですけれども、ふるさと納税、寄附金でございます。これについて催促して回るわけにもまいりませんし、こちらからのPRといいますか、協力していただくよう努力していかなくちゃいけないものでございます。  そういった中で、今年度どのくらい見込んでいるかというような御質問ございましたけれども、こればっかりは幾らっていう目標を掲げてっていうふうな性質のものになるかどうかわかりませんけれども、最低でも前年度、前年度が4,033万3,000円ございます。見込みとしてですけれども、少なくともそのくらいは見込んでPRに努めていきたいなというふうに考えております。  以上でございます。 273 ◯議長(林 光和君) 再質問ございますか。山本昌次議員。 274 ◯6番(山本昌次君) 部長、ちょっと目標が少ないですよ。せめて1億円ぐらいな、目標ですから、別に達成する、せんは私何も言いません。目標は大きく持たなければ進みません。それが、先ほど言いましたように、先ほど言いました公共交通なり、道路を守る、そういった財源を目標、こういう分野に充ててくださいという方もおられるわけですから、そういうふうにすれば安いもんですが。そういうふうにもっと強化を、体制を整えて頑張っていただければ、これは観光面でもいけますし、そして財源確保にもなるわけでございます。その辺を十分考えていただいて、このふるさと納税制度をよそに負けないようなことをしていく。それからまた、クレジットカードを導入していただければ、ますます増えると思いますんで、そういったものも取り入れていただいて、このふるさと納税が市の発展にもつながると思いますので、頑張っていただきたいと思います。これで終わります。 275 ◯議長(林 光和君) これをもちまして6番山本昌次議員の一般質問を終わります。  お諮りいたします。本日の一般質問はこれで打ち切りたいと存じますが、これに御異議ございませんか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 276 ◯議長(林 光和君) 御異議なしと認めます。よって、本日の一般質問はこれで打ち切ります。  次に、21日の本会議は、午前10時に開きます。  以上で本日の日程は終了いたしました。本日はこれにて散会いたします。                             午後3時0分  散 会 新見市議会 Copyright (C) NIIMI CITY Council, All rights reserved....