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  1. 新見市議会 2015-06-01
    平成27年6月定例会(第5号) 本文


    取得元: 新見市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-09-14
    2015年07月03日:平成27年6月定例会(第5号) 本文 ▼最初のヒット個所へ(全 0 ヒット) 1                             午前10時16分  開 議 ◯議長(林 光和君) 皆さんおはようございます。御苦労さまでございます。  ただいまの出席17名でございます。これより本日の会議を開きます。  なお、議事日程はあらかじめ配付しておりますので、御了承願います。          ──────────────────────── 日程第1  諸般の報告 2 ◯議長(林 光和君) 日程第1、諸般の報告をいたします。  監査委員から地方自治法第235条の2第3項の規定により例月出納検査結果報告が提出され、お手元に配付しておりますので御覧願います。          ──────────────────────── 日程第2  各委員会付託事件審査結果報告 3 ◯議長(林 光和君) 日程第2に入ります。  去る平成27年第1回新見市議会臨時会において閉会調査研究することになった調査事件38件、並びに6月24日開議の本会議において付託した条例第26号から同第32号までの7議案予算第24号及び同第25号の2議案議案第8号から同第10号までの3議案及び陳情1件を一括議題といたします。  この際、各委員長から審査結果の報告を求めます。  まず、議会運営委員長に願います。11番池田一二三委員長。               〔11番 池田一二三君 登壇〕 4 ◯11番(池田一二三君) 平成27年7月3日、新見市議会議長林光和殿。新見市議会議会運営委員会委員長池田一二三。  委員会経過及び結果について報告。  議会運営委員会に付託された事件について、調査経過及び結果を次のとおり報告いたします。  記、1、調査の部、調査第1号議会運営効率化について、調査第2号議会の会期について、調査第3号議案等の取り扱いについて、調査第4号議会改革の推進について、調査第5号常任委員会特別委員会の設置について、調査第6号その他議会調整等に関する事項について、以上6件は閉会調査研究することに決定をいたしました。  以上で報告を終わります。
    5 ◯議長(林 光和君) 以上で議会運営委員長報告を終わります。  次に、予算決算常任委員長に願います。2番小河俊文委員長。               〔2番 小河俊文君 登壇〕 6 ◯2番(小河俊文君) 平成27年7月3日、新見市議会議長林光和殿。新見市議会予算決算常任委員会委員長小河俊文。  常任委員会経過及び結果について報告。  予算決算常任委員会に付託された事件について、審査及び調査経過及び結果を次のとおり報告します。  1、議案の部、予算第24号平成27年度新見一般会計補正予算(第1号)、予算第25号平成27年度新見診療所特別会計補正予算(第1号)、各議案について当局説明を聴取し、慎重審査の結果、原案のとおり可決することに決定した。  2、調査の部、調査第1号予算に関する事項について、調査第2号決算に関する事項について、調査第3号その他財政に関する事項について、以上3件は閉会調査研究することに決定した。  以上、報告を終わります。 7 ◯議長(林 光和君) 以上で予算決算常任委員長報告を終わります。  次に、総務建常任委員長に願います。9番藤澤正則委員長。               〔9番 藤澤正則君 登壇〕 8 ◯9番(藤澤正則君) 平成27年7月3日、新見市議会議長林光和殿。新見市議会総務建常任委員会委員長藤澤正則。  常任委員会経過及び結果について報告いたします。  総務建常任委員会に付託された事件について、審査及び調査経過及び結果を次のとおり報告します。  記、(1)議案の部、条例第26号新見市哲多ふれあい農園交流館条例を廃止する条例条例第27号新見哲多すずらん園交流館条例を廃止する条例条例第28号新見農業共済条例の一部を改正する条例条例第29号新見学術交流センター条例の一部を改正する条例議案第8号岡山市町村総合事務組合を組織する地方公共団体数の増加及び岡山県市町村総合事務組合規約の変更について、議案第9号字の区域・名称の変更について、議案第10号動産救急自動車)の買入れについて、各議案について当局説明を聴取し、慎重審査の結果、原案のとおり可決することに決定した。  (2)請願・陳情の部、陳情第9号国会と政府に「平和安全法整備法案」「国際平和支援法」に反対の意見書の提出を求める陳情書、本件は不採択することに決定した。  (3)調査の部、調査第1号財産管理運営について、調査第2号財源の確保に伴う財政面調査について、調査第3号行政機構の改善について、調査第4号消防防災等市民の保護に関する事項について、調査第5号情報政策に関する事項について、調査第6号地域づくりに関する事項について、調査第7号総務・消防に関する懸案事項について、調査第8号農林業及び畜産振興について、調査第9号商工鉱業振興対策について、調査第10号観光開発事業について、調査第11号雇用対策について、調査第12号農林道新設改良維持管理について、調査第13号市道橋梁新設改良及び認定について、調査第14号国道・県道の新設改良促進方について、調査第15号上水道事業及び簡易水道について、調査第16号公共下水道及び下水道について、調査第17号都市計画事業について、調査第18号産業・建設に関する懸案事項について、以上18件は閉会調査研究することに決定した。  以上でございます。 9 ◯議長(林 光和君) ただいまの総務建常任委員長報告に対する御質疑はございませんか。7番杉本美智子議員。 10 ◯7番(杉本美智子君) 委員長にお尋ねいたします。  陳情第9号について、委員会ではどのような意見が出たでしょうか。特に、不採択とした理由に当たる主な意見をお尋ねいたします。 11 ◯議長(林 光和君) ただいまの杉本議員質疑に対する答弁を求めます。藤澤委員長。 12 ◯9番(藤澤正則君) お答えします。  請願・陳情陳情第9号でございます。当委員会では、付託されました陳情第9号については、提出者から付託先委員会、我々の委員会趣旨説明を行いたい旨の願いが議長に提出されました。よって、新見市議会基本条例第4条第4項の規定によりその説明を許したものでございます。  委員会としては日程を変更して、陳情第9号を議題として趣旨説明及び質疑を先に行う了承を得まして、申し出のある3名の方からその説明を受けたところでございます。持ち時間10分でございますが、残念ながら十分な説明ができず、時間切れということになりました。その後、委員会において委員の方からの質疑を受けましたが、委員の方からのその時点での質疑はございませんでした。  議事を進め、最終的には委員の方の討論というところに持っていく前に、多様な意見の交換を図りたいということで、委員間の自由討議という時間を設けさせていただきまして、委員皆様からの了解のもと、一旦休憩の中で自由討議に入らせていただきました。委員さんの中からは活発な意見が出て、各それぞれ挙手の中でその意見を発言されましたが、私の委員会の進め上、自由討議の中で、休憩という中での進め方にさせていただきました。  休憩の中の分をここで報告することがいいか悪いかは別でございますが、皆さんから多様な意見の中では、2名の方から継続審査という御意見と、不採択という御意見をいただきました。  そこで、委員会として議事進行につきましたが、まず継続審査という事項の御意向がありましたんで、委員会を開会して継続審査の可否について委員の御意見を求めたところ、継続審査は2名ということで少数でございましたので、これを否決いたしました。  その後、討論に入りまして、改めて皆様討論を求め、まず原案に賛成という討論はございませんでした。原案に否決という討論2名の御意見がございまして、採決に移りまして、原案賛成という中では1名の委員さんの賛成者の挙手もなく、全員合議の中で、総数の中で採決、不採択ということになったような次第でございます。  以上でございます。 13 ◯議長(林 光和君) 再質疑ございますか。杉本美智子議員。 14 ◯7番(杉本美智子君) 審議の経過は丁寧に説明いただきましてよくわかりましたが、不採択討論2つあったということなんですが、その討論内容をお尋ねいたします。 15 ◯議長(林 光和君) 藤澤委員長。 16 ◯9番(藤澤正則君) 私のここでの判断は、議事録にないので、今回初めての自由討議ということでございますので、委員会議事録に記載されてませんので、内容については発言を控えさせていただきたいと思います。 17 ◯議長(林 光和君) 再々質疑ございますか。  ほかに質疑ございますか。12番橋本亨子議員。 18 ◯12番(橋本亨子君) 陳情第9号のことについて、私ももう少し質疑をさせていただきたいと思いますので。  委員長報告をお聞きいたしますと、陳情第9号については委員会自由討議の場というものを設けて活発な意見を交わしたということでございましたが、それを休憩という形で実施をされたということから、それが議事録としては明確に残る形をとられなかったという状況のようでございますが、なぜそのようにされたか。その点についての委員会内での協議をしたことがあればその点もお示しをいただきたいと思います。  それから、採決をとられた状況がいま一つわかりにくい点があるんですが、継続を2名の方が主張された。ということで、継続にするかどうかの判断をまず最初に採決をとったという中で、最終的には採択、不採択ということでの判断ということになろうかと思うんですが、そのあたり状況をもう少し詳しく、採決状況についてお示しをいただきたい。  それから、陳情書が訴えている内容というのは非常に重要な事項にかかわる問題であるというふうに私は認識をしているわけですが、全国的にも何らかの形で意見書を国へ向けて上げようという議会が多数を占める状況にもだんだんとなっている中で、新見市議会としては意見書についてはどのようにしようかという、こういう検討、協議などが行われたかどうなのか。そのあたり説明していただきたいと思います。 19 ◯議長(林 光和君) 橋本議員、さっきの委員会進め方については、委員長報告に対する質疑審査経過と結果に対する質疑に限られております。付託案件内容については質疑はできませんので、御注意を願います。藤澤議員。 20 ◯9番(藤澤正則君) ただいま橋本議員から3点の質疑を受けました。  まず1点、自由討議でございます。新見市議会基本条例に定めております自由討議、第9条第2項でございます、議員間相互自由討議により議論を尽くして合意形成に努めるということで、私も初めての委員長でございますが、大変重要な課題という中で委員さんのいろんな多様な意見を出し尽くして十分な議論を図りたいという中で、私から自由討議という場を持たせていただきました。ただ、より自由討議としての活発な意見が出やすいかなということで、休憩という判断の中で皆さんにお諮りしました。委員の方からもそれをよしということで、一旦休憩の中でさせていただいたのは、傍聴された橋本議員さんもよく御存じだと思います。という経過でございます。そういう趣旨でございますので、今後とも休憩として自由討議をするか、委員会の中でするかというのは今後の課題ということで私も認識しておりますが、今後の委員会進め方の中で、委員皆さんとの合議の中でそれも今後進めていきたいと思っております。  2番目、経過でございますが、先ほど7番の杉本議員さんにお答えしたとおりでございます。  3点目、意見書でございますが、各委員さんから意見書を提出という意見はございませんでした。よって、そのことについては何ら委員会としては協議も検討もしておりません。  以上です。 21 ◯議長(林 光和君) 再質疑ございますか。12番橋本亨子議員。 22 ◯12番(橋本亨子君) 委員長から傍聴していたじゃないかという話がありましたが、傍聴させていただく中で、非常に委員会運営の仕方、進め方、疑義を持ちながら聞かせていただいた面もあるわけですが、採決状況について先ほどお尋ねした、少し確認がしたいということで、いま一度採決状況を教えていただきたいということを申し上げました。その点を再度お願いしたいと思います。  それから、議員間の自由討議ということの扱い方の今後の研究は当然あるとは思うんですけれども、公式な委員会の場で議題に上がっておりますものを審議をするということであるので、当然自由な活発な意見交換の後には議事録にきちっと残すという、これが本来の委員会のあるべき姿ではないかというふうにも思うわけです。その点について、非常に残念な思いで傍聴もさせていただきましたが、それに対しての、委員会内では何の意見も出なかったということでしょうか。━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━(後刻取消P176)再度採決状況をもう少し詳しく御説明いただきたいと思うんですが、よろしくお願いします。 23 ◯議長(林 光和君) ただいまの橋本議員の再質問に対する答弁を求めます。藤澤委員長。 24 ◯9番(藤澤正則君) 再度、採決についての詳しい説明と言われました。  採決については、冒頭の7番の杉本議員さんの答弁で十分だと思っております。私は一部始終細かくお答えさせていただいたと思います。それ以上の採決についての御答弁はございません。  それから、他市の状況でございますが、委員会の中でのこの陳情第9号に関する質疑の中で、他市の状況についての委員さんからのその質疑もございませんでした。あえて言うならば、説明者からの資料として、既にいろんな資料をもらっとりましたんで、皆様もそれが十分わかっとんではないかということでございますので、あえてここで答弁することはないと思います。  以上です。 25 ◯議長(林 光和君) 再々質疑ございますか。  ほかにございますか。──ないようですから、総務建常任委員長報告を終わります。  次に、文教福祉常任委員長に願います。6番山本昌次委員長。 26 ◯6番(山本昌次君) 報告します。  平成27年7月3日、新見市議会議長林光和殿。新見市議会文教福祉常任委員会委員長山本昌次。  常任委員会経過及び結果について報告。  文教福祉常任委員会に付託された事件について、審査及び調査経過及び結果を次のとおり報告します。  1、議案の部、条例第30号新見廃棄物の処理及び清掃に関する条例の一部を改正する条例条例第31号新見哲多草木染館条例を廃止する条例条例第32号新見哲多陶芸里条例を廃止する条例、各議案について当局説明を聴取し、慎重審査の結果、原案のとおり可決することに決定した。  2、調査の部、調査第1号国民健康保険事業充実について、調査第2号介護保険事業充実について、調査第3号環境衛生施設の整備について、調査第4号環境保全及び公害対策について、調査第5号社会福祉事業充実について、調査第6号保健、医療の充実について、調査第7号学校教育について、調査第8号学校統廃合について、調査第9号社会教育・文化・体育の充実について、調査第10号教育施設整備及び教育予算充実について、調査第11号文教福祉に関する懸案事項について、以上11件は閉会調査研究することに決定しました。  以上でございます。 27 ◯議長(林 光和君) ただいまの文教福祉常任委員長報告に対する御質疑はございますか。──ないようですから文教福祉常任委員長報告を終わります。  以上で各委員長報告並びに質疑を終結いたします。  これより討論に入ります。  まず、委員長報告反対者の発言から許します。12番橋本亨子議員。 28 ◯12番(橋本亨子君) 今期定例会には付議された議案の数は非常に少ないわけですが、その中でまず条例第26号について、それから陳情第9号、これを不採択としていることについて、反対の立場で討論していきたいと思います。  まず、条例第26号新見市哲多ふれあい農園交流館条例を廃止する条例についてでありますが、農地の荒廃が進む中、何とかしなければと地域の再生に向けて関係地域皆さん方が立ち上がって、石や木の株を取り除く作業を繰り返して農地をよみがえらせることができ、そして平成3年からふれあい農園を始められてこられたわけでございます。利用者は市内を初め倉敷、岡山方面から週末を中心に家族と農作業をするのを楽しみに来られる方がこの農園を利用される、そういう状況がある中、農作業を通じて参加者方々の家族のきずなは深まり、地域方々との交流による地域活性化にもつながっていったわけであります。そして、平成8年3月、この条例で示されている交流館、これが完成をしたことで、都会と地域との交流地域活性化もさらに発展してこられた状況があるわけでございます。  関係者方々活動は、利益を得ることを目的にした事業ではありませんが、農園でできた野菜をすずらんまつりで販売をし、そしてその売上金をこれまでも社会福祉協議会に現金や車椅子という形で寄附をしてこられたという、こういう活動の実績も持っておられます。活動内容への関心も高く、平成21年度には島根県、高知県、京都府などから4団体の視察団が来られて、こういう方々を受け入れておられる状況もあるというふうに聞いております。そして、平成25年度には県の里山事業として認定を受け、現在関係者皆さんを中心に森林・山村多面的機能発揮対策事業というのも取り組んでおられるというふうに聞いております。農園関係者方々が、さらに交流館を中心に活動を展開しておられる状況でございます。  農地や山林の保全、地域活性化に向けた取り組みがとても重要となっているときに、活動の拠点としてこの農園内にある交流館はなくてはならない施設だと私は思います。現在、農園利用者の方から負担していただくお金で、何とかやりくりをしながら施設を維持しておられる、そういう状況にあるにもかかわらず、施設を売却するという方向で検討しておられるという、こういう説明があったわけでございます。執行部から示されました。お金がないのに買い取って欲しいという、こういうことを言われて本当に困っているんだと、こういうお話も伺いました。関係者との間での話し合いも十分にできていないのではないかということすら感じている状況でございます。  哲多のふれあい農園方々活動というのは、政策としても市が力を入れるべき内容のものだと私は思っております。関係者皆さんへのさらなる支援が必要だというふうにも考えるわけでございます。よって、ふれあい農園交流館を廃止をするというこの条例に対して同意をすることはできません。  それから、陳情第9号国会と政府に「平和安全法整備法案」「国際平和支援法」に反対する意見書の提出を求める陳情書について、これを不採択としている点で、異議を唱えるものです。  陳情書に示されている法案の審議が5月26日から国会では始まりましたが、論戦を通して法案の危険な内容が明らかになってきているわけでありまして、法案の中心点は、まず1つ目が、自衛隊が従来戦闘地域とされてきたところまで入って米軍などへの戦争支援を行うこと。2つ目に、イラクやアフガン戦争のように特別措置法をつくらなくても、いつでもどこでも米軍などの戦争支援ができるようにすること。3つ目に、日本への攻撃がなくても、日本と密接な関係にある他国への武力攻撃に対して、政府の判断で武力参戦できるようにすることというふうにこの問題点の指摘を陳情書の中でもしておりますが、歴代政府が集団的自衛権は認めないとしてきた見解を読みかえているものであり、明らかに憲法違反に当たる内容であります。憲法学者など有識者が次々と憲法違反だとする認識を明確に示しているわけですが、法案の合憲性を弁明するために政府が持ち出したのが1959年12月の砂川判決でありました。首相は違憲ということに対する正当性を主張するために反論したわけですが、砂川判決の趣旨というのは、安保条約に基づく米軍駐留は違憲としているものであり、集団的自衛権の可否は問われていないものでありますので、砂川判決を持ち出した論理的整合性の見解は全くの的外れであります。審議の状況委員会を傍聴する中でも砂川判決があるからという、こういう意見を言われた議員もおられたわけでございますが、的外れの論議になっているのではないでしょうか。  国会の開催を延長して法案の成立を押し通そうとする狙いがあるようですが、延長国会の前に示された世論調査でも、約8割が政府は法案の内容を十分に説明していない、法案の成立に反対を約6割が示す状況であります。さらに法案の問題点が明らかになり、反対の声は現在大きく広がる状況もあるわけです。  2012年4月にまとめられた自民党の改憲案によりますと、9条の2項の削除を初め、先駆的な平和原則を否定している点が示されているわけですが、戦後70年、二度と戦争はしないことを明確に示している日本の憲法は、国際的にも高い評価を受けております。9条に示された不戦の誓い、戦争しない日本であり続けることが国民の、そして市民の命を守る上からも重要なことであると考えます。憲法の解釈をねじ曲げてまで日米ガイドラインの改定に基づいて始められた法案の制定に向けた現在の議論でありますが、法案の内容は大変危険なものであります。立憲主義の立場からも認められるものではありません。  法案に対して明確に反対の意思を示すということが賢明な判断だと思いますが、これを不採択としたことに非常に残念な思いでなりません。そして、意見書を何の意見もつけないという形で全く上げないという判断もあったようで残念な思いがしております。よって、陳情を不採択としていることに強く反対するものであります。  以上、討論といたします。 29 ◯議長(林 光和君) ほかに委員長報告に反対の討論はございませんか。──ないようですから次に、委員長報告賛成者の発言を許します。5番坂東義生議員。 30 ◯5番(坂東義生君) 条例第26号について賛成の立場で討論をいたします。  この哲多ふれあい農園交流館は、ふれあい農園利用者及び地域住民が農業を通じて交流を図ることにより、農業、農村に対する理解を深め、地域活性化を図ることを目的として旧哲多町が哲多町花木に設置したものであり、合併後は平成17年3月から今年3月まで指定管理者による管理としていたもので、利用者が減少していることから現在は市の直接管理となっているものです。  今後の利用が見込まれないとの理由によって、行政財産としての機能を廃止し普通財産に移行するための条例であり、市が直接管理することができない建物等について、その行政目的を外し普通財産とすることについては、行財政改革の上からも必要なものと考えております。  しかしながら、この施設は現在も岡山市や倉敷市などからの利用があり、今後も利用したいとの意向があること、またこれまでも施設の維持管理費については利用者が指定管理者に支払う利用料をもって充てており、市からの指定管理料はなかったこと、敷地は土地所有者からの無償による借地であることなどから、条例廃止後の取り扱いについては、売却などの方法をとるのではなく、新見市の財産の交換、譲与、無償貸付け等に関する条例第4条を適用させ、無償での貸し付けをするのが適切であると考えております。  普通財産となった後の扱いについては、地元団体や利用者との協議を誠意を持って行い、当初の目的に沿った利用がなされるのであれば、これを公益的な利用と認め、無償での貸し付けを検討されるよう求めて、本条例に賛成といたします。  以上です。 31 ◯議長(林 光和君) ほかに委員長報告賛成者討論はございませんか。3番岩田秀之議員。 32 ◯3番(岩田秀之君) 陳情第9号国会と政府に「平和安全法整備法案」「国際平和支援法」に反対の意見書の提出を求める陳情についての委員長報告に賛成の立場で討論をさせていただきます。  現在、国会において平和安全法制が審議をされております。今の日本を取り巻く世界の情勢は、弾道ミサイル、国際テロ、サイバーテロ等々の脅威にさらされており、その脅威は深刻なものであります。こうした中、日本の国土、国民の命と財産を守るのは政治の最も大切な使命であり、どのような状況であっても対応できるすき間のない安全保障体制を構築することは国会の責務であります。  今回の法整備の大きな目的は、日ごろからの十分な備えにより抑止力を高めることによって、戦争を未然に防ぎ、一方で国際社会の平和と安全に対する貢献を果たすことで日本の平和と繁栄を維持することにあります。今回、憲法9条の下で許容される自衛の措置として新3要件を設けることにより、自衛隊の武力行使について自国防衛の、自衛の措置に限って許される政府の憲法9条解釈の根幹を維持しました。また、自衛隊の後方支援が外国軍隊の武力行使と一体化しないように厳格な歯どめを定めております。  日本国憲法の前文で、我が国は世界平和の達成に全力を尽くすことを誓っておりますが、その精神を具体的に国際社会にわかるような法律や制度がありませんでした。それを初めて立法化するのが現在行われている国会での審議であります。東京財団上席研究員の渡部恒雄氏は、日本の主な安全保障関連の法律は、現在の国際環境に適応しておらず、何かあった場合に機能するか不安な点が多かった。法案はこうした矛盾を解消し、日本の防衛や地域の安全に責任ある形で取り組むことを明確にしました。歴史的にも重要で画期的なものだと評価する。全ての法案が専守防衛以上のことはしないという憲法9条の精神に貫かれており、憲法の理念を堅持したのが公明党だと述べられております。  平和安全法制は、日本の抑止力を高めるためのものであり、戦争法案ではありません。国際平和実現への貢献と日本の安全のためにも一日も早い法案の成立を求むものであります。よって、委員長報告に賛成の立場で討論をさせていただきました。  以上。 33 ◯議長(林 光和君) ほかに委員長報告賛成者討論はございませんか。──ないようですから討論を終結いたします。  これより採決に入ります。  お諮りいたします。ただいま議題となっております条例第26号新見市哲多ふれあい農園交流館条例を廃止する条例陳情第9号国会と政府に「平和安全法整備法案」「国際平和支援法」に反対の意見書の提出を求める陳情書を除くその他の案件については、各委員長報告のとおり決することに異議ございませんか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 34 ◯議長(林 光和君) 異議なしと認めます。よって、条例第26号、陳情第9号を除くその他の案件については各委員長報告のとおり決定されました。  これより次に、条例第26号新見市哲多ふれあい農園交流館条例を廃止する条例を起立により採決いたします。なお、起立しない場合は否とみなします。
     条例第26号については委員長報告原案可決であります。原案のとおり決するに賛成の議員の起立を求めます。               〔賛成者起立〕 35 ◯議長(林 光和君) 起立多数と認めます。よって、条例第26号は原案のとおり決定されました。  これより陳情第9号国会と政府に「平和安全法整備法案」「国際平和支援法」に反対の意見書の提出を求める陳情書を起立により採決いたします。なお、起立しない場合は否とみなします。  陳情第9号については委員長報告は不採択であります。委員長報告のとおり決するに賛成の議員の起立を求めます。               〔賛成者起立〕 36 ◯議長(林 光和君) 起立多数と認めます。よって、陳情第9号は不採択することに決定されました。  しばらく休憩いたします。                             午前11時0分  休 憩          ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~                             午前11時10分  開 議 37 ◯議長(林 光和君) 休憩を終わり会議を再開いたします。  ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 38 ◯12番(橋本亨子君) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━(P171)          ──────────────────────── 日程第3  各委員会閉会継続調査について 39 ◯議長(林 光和君) 次に、日程第3に入ります。  議会運営委員長予算決算常任委員長総務建常任委員長及び文教福祉常任委員長から報告のあった閉会中の継続調査を議題といたします。  お諮りします。各委員長報告のとおり閉会中の継続調査とすることに御異議ございませんか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 40 ◯議長(林 光和君) 御異議なしと認めます。よって、各委員長報告のとおり閉会中の継続調査とすることに決定されました。          ──────────────────────── 日程第4  人事第3号 人権擁護委員の候補者の推薦について 41 ◯議長(林 光和君) 日程第4に入ります。  市長から人事第3号人権擁護委員の候補者の推薦についてが送付されておりますので、本議案を議題といたします。  この際、市長から提案理由の説明を求めます。市長。               〔市長 石垣正夫君 登壇〕 42 ◯市長(石垣正夫君) 議員皆さんは、連日の審議で大変お疲れのことと思います。  それでは、ただいま上程いただきました人事第3号人権擁護委員の候補者の推薦について御説明を申し上げます。  これは、新見市人権擁護委員のうち山川昭彦委員及び森岡和子委員の任期が本年9月30日をもって満了いたします。このうち山川昭彦委員につきましては、現在も委員として活発に活動されており適任と考えておりますので、引き続き推薦いたしたいと思います。また、森岡和子委員につきましては諸般の事情により辞意を表明されましたので、後任といたしまして人格、識見ともすぐれ、地域住民からの人望も厚く、適任と考えられる吉本美由喜氏を新たに推薦いたしたく、人権擁護委員法第6条第3項の規定により、議会意見を求めるものでございます。  以上、人事第3号につきましてその概要を説明申し上げましたが、どうか慎重に御審議いただき、原案に賛同賜りますようよろしくお願い申し上げます。 43 ◯議長(林 光和君) これよりただいま議題になっております人事第3号に対する質疑を行います。  御質疑はございませんか。──ないようですから質疑を終結いたします。  お諮りいたします。ただいま議題となっております人事第3号は申し合わせにより委員会の付託を省略いたしたいと存じますが、これに御異議ございませんか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 44 ◯議長(林 光和君) 御異議なしと認めます。よって、委員会の付託を省略することに決定されました。  これより討論に入ります。  まず、反対者の発言から許します。──次に、賛成者の発言を許します。──ないようですから討論を終結いたします。  これより採決に入ります。  お諮りいたします。人事第3号人権擁護委員の候補者の推薦については原案のとおり決するに御異議ございませんか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 45 ◯議長(林 光和君) 御異議なしと認めます。よって、人事第3号は原案のとおり決定されました。          ──────────────────────── 46 ◯議長(林 光和君) 以上をもちまして今期定例会に付議されました全部の議案を議了いたしましたので、閉議いたします。                             午前11時16分  閉 議 47 ◯議長(林 光和君) この際、市長から御挨拶があります。市長。               〔市長 石垣正夫君 登壇〕 48 ◯市長(石垣正夫君) 6月定例議会を招集いたしましたところ、議員皆さんはお忙しい中出席いただきまして、我々提案いたしました議案等を熱心に審議していただきまして、お認めいただきありがとうございます。  何にしろ、今回大きな話題になっとるのは地域の創生でございます。昨日も岡山市内で市長会がございまして、一番話題が創生のことでございます。そういう中で、市長会が終わった後、おかやま創生総合戦略、県が立てておるものを県の幹部が来て説明していただきました。多くの市長がそれに対して大きな意見を言われました。私も意見を申し上げまして、やっぱり独自でその地方に合ったものを立てていくというのが基本でございます。我々の市とよその市もいろいろ異なっておりますけれど、新見新見で頑張っていこうと、人口を少しでも歯どめをかけようという気を新たに起こしました。議員皆さんもこれに対しまして研究会等をつくって研究していただきまして、一緒になって人口問題、大きな課題でございますので、また提案、御示唆いただきたいと思っております。我々といたしましても、9月に向けて地方創生の基本計画等を皆さんに示そうということで努力をいたしております。県も、9月に議会へ提案するというようなことでございますが、岡山県の市の中でも1月、2月ごろまでしかできないというような市もございました。県がどこまで市町村の戦略を把握できるかというのが大きな疑問だと私は思いますけれど、市は市なりで皆さんとともに頑張っていかなきゃならないということで頑張っておりますので、議員皆さんも、また新見市の皆さん方も全力を挙げて応援していただきたいと思います。  今回、議会皆さん方にいろいろ問題提起して議論していただきました。心から厚くお礼申し上げまして、簡単でございますが御挨拶とさせていただきます。本当にありがとうございました。          ──────────────────────── 49 ◯議長(林 光和君) 今回、会期22日間をもちまして6月定例会を開会いたしましたところ、皆さんには連日にわたり御熱心に御審議を賜りありがとうございました。  これをもちまして平成27年6月定例市議会閉会いたします。                             午前11時20分  閉 会          この会議録の記録は真正であることを保証するため、         地方自治法第123条第2項の規定によりここに署名する。               新見市議会議長   林     光  和               新見市議会議長  塩  飽  満  路               新見市議会議員   岩  田  秀  之               同      上  石  田     實 新見市議会 Copyright (C) NIIMI CITY Council, All rights reserved....