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  1. 新見市議会 2015-06-01
    平成27年6月定例会(第2号) 本文


    取得元: 新見市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-09-14
    2015年06月22日:平成27年6月定例会(第2号) 本文 ▼最初のヒット個所へ(全 0 ヒット) 1                             午前10時0分  開 議 ◯議長(林 光和君) おはようございます。皆さん御苦労さまでございます。  ただいまの出席18名でございます。これより本日の会議を開きます。  本日の議事日程(第2号)は、一般質問のみのため、配付を省略しておりますので御了承願います。          ──────────────────────── 日程第1  一般質問 2 ◯議長(林 光和君) 日程第1、一般質問に入ります。  一般質問は、一問一答方式といたします。質問者は発言許可の後、質問席に登壇いただき、最初通告の全項目について質問し、再質問からは通告の1項目ごとに順次質問を願います。なお、質問に対する答弁中は質問席に御着席ください。各議員の発言は、答弁を含まず30分以内とし、再質問の回数は制限しないものといたします。  それでは、通告者一覧表に記載のとおり順次質問を許します。  まず、10番津島大孝議員の登壇を願います。10番津島大孝議員。               〔10番 津島大孝君 登壇〕 3 ◯10番(津島大孝君) 皆さんおはようございます。  一般質問トップバッターを務めさせていただきます10番津島です。爽快に質問していきますので、明快な答弁をよろしくお願いしたいと思います。  まず最初に、冒頭1項目め、2項目めの質問に関して資料として、1項目めでスマートフォン、それから2項目めで花火とそれから手帳のコピー、これを提示させていただきますので、議長のお許しを得てますので、その辺を了承していただきたいというふうに思っております。  それでは、通告に従いまして質問させていただきます。  まず、第1項目めで、市道の管理や災害時の情報収集などにスマートフォン、つまりこれですね、スマートフォンなどのタブレット端末のアプリでありますFixMyStreet Japanというソフトがございます。これを活用して市民に投稿してもらって、市の効率を図るべきではないかということを提案差し上げます。それは何かといいますと、ほとんど今多機能携帯電話が使われるようになりました。私の携帯にも当然そのアプリがここへ入っております。このアプリをぽんと押しますと、多機能携帯にはGPS機能がありますので、どこでこの写真を写したかというのが出てきます。それを例えば道路の陥没であるとか、倒木であるとか、崖崩れであるとかというようなものを投稿すれば、それを市が、受側がそのアプリを活用しておればすぐ入ります。今までは電話で、こういうことがありました、こうでしたということを連絡していただいて、市の方が現地へ赴いて、それから修理するとか対処するという方式をとっておられましたが、これでいけば写真は3枚同時に送れますので、効率がいち早くできるんじゃないかなというふうに思っております。  今これは日本で2つしか、2つの自治体しか運用はしておりません。昨年の10月で愛知県の半田市、この4月からは大分県の別府市、そして今度総務産建常任委員会が視察に行きます十日町市は今年の4月1日から実証実験を行っております。そこは防災とかごみとか、道路はもちろんいろんな分野で実証実験をするようにしておりますので、私らも参考になるんではないかなという気がしておりますし、このアプリは費用が年間でいきますと36万円、人口比例によって金額が変わってくるらしいんですが、5万以下の自治体ですと月3万円の運用費でできるというふうにFix Japanの人が言っておられますんで、是非とも検討するに値するというふうに思っておりますので、お考えをお尋ねします。  2項目めに移らせていただきます。  猿の頭数や被害は年々拡大してきております。そういう現状の中で、やっぱり集落が猿を撃退するために使用する撃退用花火、これはかなり高額なものでして、使うときには年間50発とか40発というような感じで、集落によっては使うことがあります。今まではこういった流星という花火を使っておったんですが、今はこういうふうに5連発、3連発というふうになっております。この5連発が、大体新見市内で販売されておるのが、250円で販売されておられます。これをやりますと、やはり猿も一目散で逃げていきますので、捕まえることはできませんが、猿は撃退する方法しか今のところ集落ではないというふうに私は考えてますので、そういった意味合いで助成していただきたいと。そのためにはやはりこういった煙火消費保安手帳というものが必要になってきます。これ最初取得するときに4,700円の実費が要り、毎年更新で2,000円ずつ要るわけなんです。これがないとこれは使えないというふうになってますので、どちらにしても集落によればかなりの費用が発生するということなんです。ですから、何らかの方法を講じていただきたいというふうに思っております。  それと、ずっと以前、私らの地域でも、30年ほど前になりますが、集落で集団で捕獲したことがございます、餌づけをして。50頭ぐらい捕まえたことがありますが、そういった感じで捕まえないと猿を少なくするというのはちょっと不可能に近いのかなという気がしておりますので、市として何かいい方法を考えておられるのか、あればその方法を説明していただければなというふうに思っております。
     それから、3項目めと4項目めにつきましては、私は平成18年9月に一般質問しております。それは何かといいますと、合併当初のことの中で、どうも哲西地域が透明でないような気持ちがしたために、3項目め、4項目めを質問した時点ではまだ合併当初ということがありましたので、市もはっきりとした明快な答弁というのはいただいておりませんが、合併10年が過ぎたために、一応再度市としての考え方をお尋ねしたいという意味で項目をつくらせていただきました。  それでは、3項目めに入らせていただきます。  合併前に旧哲西町がNPOきらめき広場に拠出した補助金8,000万円がございます。この8,000万円は10年の活動資金という意味合いで拠出してるような感じに見受けられます。今現在まで、私が以前聞いたときには3,000万円ちょっとぐらい使われておられるということをお聞きしましたが、今現在までどれぐらい使われておられるのか、お示しいただきたいと思います。そして、それは残金は、10年たったので返金するように当然私らは考えておりますので、その辺についてどうお考えなのかというのもお尋ねします。  また、新見図書館がまなび広場に移築、整理されるようになっております。その時点で例えば哲西図書館新見図書館の分館として運用することによって、指定管理料、今平成17年、合併当初に1,437万円拠出しておりましたが、平成17年度でも1,257万円拠出しております。依然として1,300万円ぐらいのお金をきらめき広場に図書館の指定管理費として払っておりますので、分館とすれば当然館長さんの報酬は要らなくなるというふうに私は思ってますんで、経費の節減、市費の節減になるんではないかと思いますんで、そういう提案をしますが、お考えをお尋ねいたします。  4項目めに入らせていただきます。  4項目めで、哲西地域にある医療法人哲西会、牧水会、そして社会福祉法人哲西福祉会は、旧哲西町、つまり新見市ですね、新見市が100%出資した法人であります。そのために法人に対して、例えば法人の経営内容とか運用状況がどうあるのか、また法人が市の施設を指定管理受けてますんで、その指定管理を受けている施設の収支が経営状況がどうなのか、これは当然新見市が把握すべきじゃというふうに私は思ってます。そして、その上にこの法人がどういうふうな感じになってるかということも、やはり議会にも報告する必要があるというふうに私自身は思っております。それはどういう意味かといいますと、法人という名をかりて隠れみのにして、本来なら直営診療所ですけんね。市が運営してるのと一緒のような感じになります。ですから、私らとすれば、市が明快にこういうふうに経費を使っておりますよというべきものを出すべきだと、議会に対してというふうに思っております。  いろいろ調べましたところ、地方自治法の第221条の3項に、一応長の法人に対する調査権というものがあります。予算の執行状況はどうかということを調べて、それを法人に対して適正な処置を講じるよう要請することはできるというふうになってます。その法人とは何かということで、自治法施行令の中の第152条で、独立行政法人、それから土地開発公社、2分の1以上出資する一般社団法人財団法人株式会社というふうになってますんで、社会福祉法人医療法人は市の監督が行かないようにうまいぐあいに隠れておるわけです。その中で第243条の3の2項で、地方公共団体の長は議会に対して新見市は市が出資している法人の経営状況を説明できる資料を作成して、翌の議会に報告しなければならないというふうになってますんで、今いろいろ調べてみましたら、社会福祉法人、それから医療法人、どうも逃げて隠れて、そのときにどうあったんかよくわかりませんが、うまいぐあいに隠して、市の目が届かないようにというような思いが私はします。そういった意味で、今財産のあれで見ますと、新見市の出資は医療法人哲西会には3,100万円、牧水会には2,200万円、哲西福祉会には6,000万円を出資したようになっております。当然そういうふうに管轄できる状況に市もあり、私ら議会にもあるんではないかというふうに私自身も考えておりますので、その辺についてのお考えをお尋ねいたします。  以上で1回目の質問とさせていただきます。 4 ◯議長(林 光和君) ただいまの津島大孝議員の一般質問に対する執行部の答弁を求めます。 5 ◯総務部長山本幸弘君) まず、1項目めの御質問でございますけれども、議員御指摘のように、スマートフォンなどのICTを市道の管理に災害時の情報収集に活用するということは大変有意義であるということは承知しております。有効な手段でございます。ただ、御質問にありましたアプリを使用している自治体といたしましては、先ほど愛知県半田市等を上げられておりましたけれども、その実証実験の報告書では、解決すべき課題として投稿情報の精度でありますとか、プライバシーの問題、そういったところが多岐にわたる、また情報を受けた後の対応処理などの課題が掲げられております。そういったこともございますけれども、本市におきましてはスマートフォンなどのタブレット端末を活用した情報収集の手段といたしまして、岡山県などと共同利用しております岡山全県統合型GIS、新見市版では新見まちかどマップと申しておりますけれども、この機能を活用した実証実験に取りかかることとしております。今後は実証実験の成果を踏まえまして、本格運用に向けて検証して構築してまいりたいと考えておりますので、御理解いただきたいと思います。  以上でございます。 6 ◯議長(林 光和君) 再質問ございますか。津島議員。 7 ◯10番(津島大孝君) どちらにしましても、今割とガラケー、昔の携帯だけというような感じではなしに、こういった簡単スマホとか、いろんな感じでスマートフォンを活用する人が増えてきておりますんで、やはりこれから先の行政の中で市民参加型というふうな感じでやっていくんであれば、別に私はFixMyStreet Japanというのを宣伝しましたけどが、こういった方式でやっていくのも効率を図っていくには必要じゃないかというふうな話、特に道路関係は新見市は1,928路線、延長にして1,230キロメートル、今の建設部長がしっかり言われておりましたが、これを確実に管理するというのは、職員が幾ら頑張っても無理なもんがございます。そういった意味で、市民も一緒になって管理していくというのが必要じゃないかと思ってますんで、これから先の活用は、大体メーンとなれば建設部の関係になりますので、建設部長に取り組みについてやってみようという気があるのかないのか、お聞きします。 8 ◯議長(林 光和君) ただいまの質問に対する答弁を求めます。 9 ◯建設部長(佐藤 努君) ただいま総務部長が答弁したとおり、市で独自に実証実験等やってますので、その検証結果を見て、いろいろ判断していきたいというふうに思っております。  以上です。 10 ◯議長(林 光和君) 再質問ございますか。津島議員。 11 ◯10番(津島大孝君) 実証実験するということなんで、しっかり実証実験していただいて、いいものはいい、悪いものは悪いときっちり判断されて、取り組んでいただきたいというふうに申し伝えて、次の項に移ってください。 12 ◯議長(林 光和君) 次に、2項目めの質問に対する答弁を求めます。 13 ◯産業部長(安達悦久君) 猿被害とその対策についてをお答えをいたします。  動物駆逐用煙火の購入助成については現在のところ考えておりませんが、動物駆逐用煙火を購入使用する際に必要となる煙火消費保安手帳の取得に2,700円、毎年の更新手数料に2,000円、これが先ほど御指摘がありました4,700円ですが、必要となり、農家の負担となっていることから、農家の負担軽減を図るため、これらを火薬類取締法から除外する運用の改正を本年8月、岡山県市長会へ提言をしているところでございます。  次に、有効な猿対策については、御指摘のとおり、地域ぐるみの追い払いが最も有効な手段であると考えており、被害対策に取り組む地域については、新見市鳥獣被害対策協議会において猿用の大型捕獲柵の設置による捕獲活動防護柵等の設置による防除活動の支援も行っております。今後も捕獲と防除をあわせて猿対策に取り組んでまいりたいと考えております。  以上でございます。 14 ◯議長(林 光和君) 再質問ございますか。津島議員。 15 ◯10番(津島大孝君) 私らの集落は、人間は17名しかいません。ですけどが、猿は出ようによれば30頭、60頭、山を背負ってますので、両方から出てくる場合もあります。片方から出てくる場合もございます。猿の中で私たちは生活してるというような実情もございます。そういった意味で、猿は割と移動が早いもんですから、とんでもないとこへ出て、今後次に移ります。だんだんだんだん移動範囲が広がってきてますので、これから新見市全域で多分猿が出てくると思うように感じられますんで、一刻も早く有効な、少しでも住民負担に、市民負担にならないような方向を考えていただいて、早急に対応していただきたいと思います。  先ほど言いましたが、許可証がかかなり実費がほんまかかるもんですので、これがなければ、もう手へ持って、これを打つだけですけえね、火つけて。それなのに年間2,000円も許可代が要るというのはちょっとどうも腑に落ちませんので、できるだけそういった簡便性を図っていただけるよう、しっかり市長の努力、よろしくお願いします。  次の項目に移ってください。 16 ◯議長(林 光和君) 次に、3項目めの質問に対する答弁を求めます。 17 ◯総務部長山本幸弘君) 3項目めの御質問でございますけども、前段部分の8,000万円の補助金について答弁させていただきます。  NPOきらめき広場に補助金を支出いたしましてから10年以上が経過いたしておりますが、平成26年度末までで4,401万1,000円が活動資金として使用をされております。多額の残金につきましては、補助事業の不用額とも考えることができますので、返納することも一つの選択肢であるというふうに考えております。  以上でございます。 18 ◯教育部長(安藤暢重君) 後段の哲西図書館についてお答えさせていただきます。  哲西図書館を分館化にして市費の節減を図ってはという有益な御提案をいただきました。図書館総合システムにより県立図書館等との連携も十分図れる状況ですので、新見図書館の移転に際し、哲西図書館に限らず、各支局に設置している図書コーナーを含めて一体的で合理的な管理運営を検討してまいりたいと考えております。 19 ◯議長(林 光和君) 再質問ございますか。津島議員。 20 ◯10番(津島大孝君) 今、総務部長の御答弁の中で3,600万円もまだ残金があるということなんで、当然返納していただいて、哲西市民も含めて、町民も含めて、新見市で有効に活用できるような方法を考えていただきたいというふうに思っております。  それと、先ほど教育部長が言われましたが、やはりこれからは有効な活用の仕方、運営の仕方というのを考えていかなければ、新見市全体で物事というのはやっぱり考えていくべきではないかというに思ってますので、先ほど検討するというふうに言われましたが、そういう方向で前向きに検討していただくように再度申しつけておきますので、この項はこれで終わらせていただきます。  次に移って。 21 ◯議長(林 光和君) 次に、4項目めの答弁を求めます。  4項目めですか。 22 ◯市長(石垣正夫君) 4項目めの質問でございますが、哲西地区にある医療法人哲西会、牧水会、社会福祉法人哲西福祉会の法人の経営内容運営状況を議会に報告してはどうかというお尋ねでございます。  答弁いたします。  議会への報告につきましては、地方自治法第221条第3項の規定され、法人とされております。この法人は、一般社団法人及び一般財団法人並びに株式会社とされており、お尋ねの法人は該当しませんが、指定管理者といたしまして報告書が提出されておりますので、委員会等でお尋ねがあれば対応してまいりたいと考えております。  以上でございます。 23 ◯議長(林 光和君) いいですか。津島議員。 24 ◯10番(津島大孝君) 今、市長が言われたように、社会福祉法人医療法人は議会にも報告する義務にはなっておりませんが、市の子会社みたいなもんですからね、この法人は。ですから、その辺の意味合いからいえば、市が管理監督、当然議会も管理監督すべきだというふうに私は思ってます。少しでもそれが違うんであれば、先ほど私が言いましたが、出資額が3,100万円、哲西会、それから牧水会は2,200万円、哲西福祉会は6,000万円というふうに言いましたが、これが100%新見市の出資であるという確認がとれとんであれば、それは間違いないですかね、部長。 25 ◯議長(林 光和君) ただいまの質問に対する答弁を求めます。 26 ◯福祉部長(矢田貝 誠君) 先ほど言われました出資額ということでございますが、これにつきましては、旧哲西町の時代にその額が出資をされてるという状況でございます。  以上です。 27 ◯議長(林 光和君) 再質問ありますか。津島議員。 28 ◯10番(津島大孝君) 事実100%新見市の出資ということなんで、そうすれば幾ら社会福祉法人医療法人で目が届かないようにしとるとはいえども、やはり市民に対して透明性を確保するためには、その運営状況というのは当然出していただくべきもんじゃというに思っております。当然理事さんによって運営されておられますんで、理事さんがどういうふうな形態でやられとるかというのも私たちも知りたいです。例えば無報酬でしとるのか、報酬をいただいてしとるのか、これも全て市がつくった施設を指定管理して、それで利益の出たお金で分配という方式に多分なると思いますので、その辺も含めてどういう状況かというのは是非とも知りたいので、先ほど何とか考えてみるというふうに言われたと思いますので、その辺で議会の報告をお願いしたいと思います。  以上で終わります。 29 ◯議長(林 光和君) これをもちまして津島大孝議員の一般質問を終わります。  しばらく休憩いたします。                             午前10時27分  休 憩          ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~                             午前10時28分  開 議 30 ◯議長(林 光和君) 会議を再開いたします。  次に、4番石田實議員の登壇を求めます。石田議員。               〔4番 石田 實君 登壇〕 31 ◯4番(石田 實君) 通告に従いまして、2項目について質問をさせていただきます。  まず、1項目めの第2次新見市総合振興計画の鉱工業での基幹産業の充実についてお伺いをいたします。  基幹産業の充実では、石灰業などのニーズ調査を行い、支援に努めますと記されておりますけれども、具体的にどのような施策を考えておられるのか、お聞きをいたします。石灰工業以外の農林、畜産、商業、また企業誘致等につきましては、そのニーズによりまして支援も実施されておるところでございますが、石灰業の市内で消費できる石灰製品も多くあると思いますけれども、ほとんどが土木、建築、鉄鋼、医療、製紙、食品と、その市場は市外、県外がほとんどでございます。そういった中でどういった支援が一番重要かと考えるときに、もちろん輸送はトラック輸送でございますので、顧客を安定確保するために、やはり安定供給が一番の課題ではなかろうかと思うわけでございます。そういった中で、最近では異常気象によりまして、ゲリラ豪雨で法面の崩壊であったり、降雨量によります通行どめなどが起きておるような状況でございますので、是非とも道路、それから交通網のインフラ整備が必要ではなかろうかと私は思いますが、そのことも含めてお考えをお聞きをしておきたいと思います。  そして、石灰業と申しますとこの地域経済の本当に柱でございます。また、雇用確保の面でも長年にわたり地域に寄与された業界でございます。そういう業界でございますので、さらに鉱山会としっかりとどういったニーズが必要なのかということを調査をしていただきまして、回数を重ねていただきまして、よりよい支援になりますように、これからしっかりとやっていただきたいと思います。  続いて、2項目めでございます。  2項目めの安全・安心についてお伺いをいたします。  安心・安全の1点目でございますが、市道下町下金子線道路改良についてお伺いいたします。  この質問につきましては、昨年の6月議会で質問をさせていただきました。上市側に退避所を1カ所設けていただけないかと、そして金子側につきましては、下金子を過ぎてから中金子までが非常に狭いと。そして、あそこにも大きな企業が誘致をされておるわけでございます。通勤、通学時間帯には、通学の歩行者、そして二輪車等も一緒になるわけでございまして、非常に狭いわけでございます。一番狭いところで4.2メーターでございます。そして、側溝を改修していただきますと、多少場所によって違いますけれども、50センチぐらいは広くなるようでございます。4.7メートル以上の幅がとれますと、小型自動車なら安全に対向できる広さとなるわけでございます。前回金子側につきましては、側溝のふたのかけは検討していただけるという答弁でございましたので、その後の状況についてお伺いをいたします。  そして、2点目でございますが、市道下ノ丁大峠線の木谷入り口の拡幅をお願いするものでございます。  これも6月議会に質問させていただきました。できるところから考えていこうというような部長からの答弁でございましたけれども、何分いわゆる木谷川と家屋に囲まれた道路ですんで、全面的なようなことはできんのはもうもちろん承知をいたしておりますけれども、あそこもなかなか谷も奥が広くございまして、いわゆる通勤時間帯には通学路ともなっておりますし、気の抜けない交差点の一つだろうと思います。  そこで、今あそこの入り口にあります地鎮様が祭られております。そして、青龍寺に向けての道しるべも立っておる状況でございますけれども、あそこを地鎮様には申しわけないんですけれども少し移動をしていただきまして、あそこを広げていただきますと入り口が6メーターぐらいの、今4.4メーターでございます。6mぐらいになりますと、木谷からおりた車が3台ぐらいはあそこで停車しても国道から入れる状況になるわけでございます。安全面においても是非とも広げていただきたい箇所じゃと考えております。そしてまた、地域の方々、そしてまた管理されとる方々にも私直接話をさせていただきまして、そういったことをしてくれるんなら、あそこを移動してもいいですよという約束をいただいておりますので、是非とも早く決定をしていただきたいというように考えております。よろしくお願いをいたします。御意見を聞かせていただきたいと思います。  そして、3点目の河川の立木の撤去についてお伺いをいたします。  土砂の堆積によりまして、ダムなんかも整備された関係です。なかなか一遍に大水が出ない状況で安全ではあるんですけど、その反面なかなか泥がたまって、なかなか流れにくくなりまして、それに伴いまして立木も大変大きくなってまいりまして、見ていただきゃわかるんだけど、大体もうジャングル化をしてきておるような状況でございます。土砂の撤去に伴いまして、少しずつは立木も撤去していただいておりますけれども、なかなか土砂と一緒ということになりますと予算もかかることですので、一遍にいくということは思っておりませんけれども、交差点であったり、そしてまたカーブであったりするところは、見通しの悪いとこにつきましては、是非とも立木を切って、見通しのよい通行を安全につなげていただきたいと思います。  そこで例をちょっと申し上げさせていただきますと、長屋から石蟹へ入りがけの石蟹手前のガード手前のカーブですね、ここを高梁川からかなり大きくなっております。片側1車線あるわけですから、別に直接運転者が注意をしておけば事故につながらんかもわかりませんけれども、大型等でしたら、前からいわゆる危険予知ができるという意味でおきましても、是非とも切っていただきたい箇所かなと思いますし、そしてまた西方、宗金から国道へ出る鼓橋交差点、ここはもう鼓橋から左側、いわゆる北側が大分大きくなっておりまして、大体旧道から出るのは右折してインターチェンジへ行かれる車が多いようでございます。信号機の、この後質問させていただきますが、信号機の稼働時間にもよりますけれども、早朝であったり、深夜であったりする場合には、やっぱし一旦停止して、見やすいほうがもう本当に安全につながると思います。立木だけで危険箇所といったら幾らもあるわけではないと思いますので、さっきもちょっと話が出ておりましたが、県の管轄じゃとか、市の管轄じゃとかということでなしに、市民の皆様本当にどっちがどっちかわからんわけですから、市が直接市民に影響を及ぼすことでございますので、責任を持って対応していただけたらなと思いますけれども、お考えをお聞きをします。  それで、4点目でございますが、4点目は信号機の効果的なあり方について質問をさせていただきます。  信号機は、安全かつスムーズな通行に重要な役割を果たすものでございますけれども、全部がそうかと申しますと疑問を持っておるようなところでございます。といいますのも、これもちょっと例を2つほど上げさせていただきますけれども、皆さん御承知のように、上市の180号と182号線、これが182号線は感知式でございます。同じ国道でありながら、通行量も通勤時には182号線が私は多いと思っております。そういった中で、なぜ182号は感知式なのか、それで真ん中に1つだけポイントがあります。これは国道ですから、市内の人だけなら結構わかっておられるんですけれども、やっぱり市外、県外から来られますと、感知式ということの認識がないために、停止ポイントに停止しなくて、よくいまだに、二十数年になりますけれども、いまだに渋滞が起こっとるような状況でございます。そして、これがLED化されてない信号機でございますので、感知されたかされてないかも表示が出ないし、そして冬場、雪が自動車の天井に積雪がかなり積もったときには感知しないというような状況もあって、なかなか苦慮しとるのが現状でございます。知っとる者がとまって歩いていってボタンを押すというような状況でございます。是非ともこれ要望していただいて、普通信号に変えていただきたいと思います。変えれんのなら、理由がどうしてかというのをちょっとお示しをいただければと思うわけでございます。  そして、また上市のことになりますが、旧道から出口ですね、今いわゆる新見レミコンがあるところの交差点ですが、これは旧道から出る車が極端に少ないにもかかわらず、ここは普通信号がついとるんです。そういったこともございますし、またここ2カ所だけの問題ではございませんので、市内を調査をしていただきまして、一緒に要望をしていただきたいというように思いますが、お考えをお聞きします。  以上で1回目の質問を終わります。 32 ◯議長(林 光和君) ただいまの石田議員の一般質問に対する執行部の答弁を求めます。 33 ◯市長(石垣正夫君) ただいま質問がありました鉱工業の基幹産業の充実についてでございますが、答弁いたします。  石灰業につきましては、地域経済や雇用を中心といたしまして本市の基幹産業の柱として位置づけているところであります。このため昨年10月には市内石灰業者の方々で構成されました新見鉱山会と本市の意見交換を開催したところであります。本年2月には、初めての試みといたしまして産学官連携交流会を開催し、石灰業者の方々にも参加をいただき、県内大学などと多角的な交流や意見交換を実施したところであります。今後もこのような意見交換を通じ、必要に応じたニーズに沿った効果のある施策を検討してまいりたいと考えております。また、周辺道路の整備につきましては、市内石灰業者の事業活動が円滑に行われるよう、関連する道路の拡幅や橋梁のかけかえなど、インフラ充実に努めてまいりたいと考えております。  以上です。 34 ◯議長(林 光和君) 再質問ございますか。石田議員。 35 ◯4番(石田 實君) 市長、ありがとうございました。  もう既にいわゆるニーズ調査を実施されとると、また今後においてもそういう予定があるということで、本当に安心もしておりますけれども、インフラ整備ももちろんしていただけるということで、もう一つだけ聞きたいんですが、迂回路も含めて今後是非とも検討をしていただければと思います。  そして、もう一つ聞きたいのが、大方が市場が市外、県外でありますけれども、市内で使用できる石灰製品もございます。カラー舗装材であったり、それから酸性土壌改良剤、そうしてから土質安定剤、そして特殊しっくい剤だったり、そしてから強化アスファルト等、市内で使用できるものも数多くあると思いますけれども、その取り組みについてはいかがなものか、ちょっとお答えをいただきたいと思います。 36 ◯議長(林 光和君) ただいまの質問に対する答弁を求めます。 37 ◯市長(石垣正夫君) 迂回路につきましては、地形によって急峻でできないというようなこともありますけど、我々といたしましては、ちょっと距離は長くなりますけれど、ほかの路線を通っていただくとか、いろんなことで最善を尽くしたいと。新見は土砂災害等で道路が寸断したり、交通不能になることが多くあると思いますので、そういう点につきましては、県道、市道含めてお願いしておるようなことで、我々も全力を挙げて取り組んでまいりたいと、業者に迷惑かけないよう、やっていきたいと思っております。  また、市内の製品の使い方でございますが、これは部長から答弁させていただきます。 38 ◯産業部長(安達悦久君) 御指摘のとおり、市内で生産された石灰を活用することは大変有意義なことと考えております。本市におきましても、鳥インフルエンザの防疫対策の予防や公共事業での土質安定処理剤などとして、積極的に使用をしております。今後も市内で生産された石灰製品を積極的に活用するよう取り組んでまいりたいと考えております。  以上でございます。 39 ◯議長(林 光和君) 再質問ございますか。石田議員。 40 ◯4番(石田 實君) 前向きな答弁をいただきまして、本当に安心をいたしております。石灰業が、先ほども言いましたように、経済の柱であると思います。しっかりと支援していただきまして、地域経済活性化に本当につながっていくと思いますので、今後とも支援を、惜しまない支援をよろしくお願いしまして、次の項目にいってください。 41 ◯議長(林 光和君) 次に、2項目めの質問に対する答弁を求めます。 42 ◯建設部長(佐藤 努君) 2項目めの1点目でございますが、市道下町下金子線、西方下金子地区の側溝へのふたかけにつきましては、通勤、通学時における歩行者、二輪車等の安全確保のため、本年度施工する予定であります。  2点目、市道下ノ丁大峠線木谷入り口の拡幅でございますが、当該路線は地形的にも安全改良の難しい路線でありますが、市道と木谷川に挟まれた地鎮様を祭ってある土地等を利用すれば、入り口の部分的な拡幅は可能と考えており、関係の方々の承諾がいただければ実施する方向で検討をしてまいります。  3点目、河川の立木の撤去の件でございますが、当該箇所以外にも立木によって道路の見通しが悪くなっている箇所があることは把握をいたしております。県と随時検討、協議しているところであります。今後も通行の安全・安心を確保するため、河川管理者である県に対して早急に対応するよう要望してまいりたいと考えております。  4点目、効果的な信号機のあり方についてでございますが、上市地内国道180号、182号の交差点及び上市下町交差点の2カ所の信号につきましては、効率的な稼働になっていないと認識をいたしております。他の信号機につきましても、同様の状況があるものと考えております。全体的に調査をし、効率的な稼働をしていないと思われる信号機につきましては、関係機関へ改善するよう要望をいたしてまいります。  以上です。 43 ◯議長(林 光和君) 再質問ございますか。石田議員。 44 ◯4番(石田 實君) 2点目の下町金子線でございますが、もう実施してあるということで、本当にありがたく思っております。
     それで、あそこが延長が270メーターぐらいあるんですけれども、広いところも、道路ももちろん広いところもございますが、その辺は一遍にできるんか、箇所を区切って、またその後していただけるのか、継続的にしていただけるかというのをちょっとお聞きします。 45 ◯議長(林 光和君) 答弁を求めます。 46 ◯建設部長(佐藤 努君) 今考えておりますのは、幅員の狭い部分を最初にやりまして、幅員が広いところがあります。5メーターかなりあるところもございますので、その部分については年度を後回しにするような感じで、今とりあえず狭いとこを先に施工したいというふうに考えております。 47 ◯議長(林 光和君) 再質問ございますか。石田議員。 48 ◯4番(石田 實君) わかりました。  それで、ずっとあそこもう側溝が多くなっておりますので、入ったら、いわゆるポールか何か立って落ちないように、そういう策もしていただきまして、できるだけ継続して行っていただけるように努めていただきたいと思っております。  そして、2点目でございますけれども、本当に入り口の部分の拡幅をしてやろうということで、これも本当にありがたく受けとめております。是非とも早目の決定、施工をしていただけますようにお願いを申し上げます。  3点目に関しても、県との協議をして撤去に向けた、してあげるということでございますので、これ以上の質問はありません。  そして、4点目でございますけれども、私も通行量が少ないから上市のところは点滅でもいいとか、普通信号でいいとか、申しましたけれども、通行量が少なくても普通信号でなければならないところもございます。例えば今正田のトンネル入り口なんかは、そりゃあもう感知式やこうやったら恐らく国道トンネル、入ったり出たりする車が信号機のある認識がもういつも青じゃというような感じになりますんで、やっぱりああいうとこは運転者の方に信号機があるという自覚をしていただくためにも、普通信号でいいんじゃないかなと思います。そういったところの検討もしていただきまして、是非とも効率的な信号機になりまして、安全に通行できますように、今後とも御尽力をいただけますことをお願いしまして、私の一般質問を終わります。ありがとうございました。 49 ◯議長(林 光和君) これをもちまして石田議員の一般質問を終わります。  しばらく休憩をいたします。                             午前10時51分  休 憩          ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~                             午前11時5分  開 議 50 ◯議長(林 光和君) 休憩を終わり会議を再開いたします。  一般質問を行います。  次に、15番羽場純三議員の登壇を願います。羽場純三議員。               〔15番 羽場純三君 登壇〕 51 ◯15番(羽場純三君) おはようございます。  議長の許可をいただいて、通告に従って質問してまいりたいと思います。  まず、今回の質問の中で私が設定をしておりますのは、市民生活に非常に近いところの問題点を1つ、そしてもう一つは新見市の将来展望について1つ、この2点をお尋ねしてまいりたいと思いますので、御明快なる答弁を御期待申し上げます。  では、通告に従いまして質問に入ってまいります。  平成27年度の区長会の中で、市道等の整備にかかわる草刈り及び水路、市道側溝の清掃について多くの質問があったように聞いております。ちなみに私の地元でございます哲多の区長会におきましても、出歩者の高齢化による作業の危険性の増加、主要市道ではボランティア作業中の交通事故の危険性の増加、また作業の戦力の弱体化による従前の市道清掃の総延長における未消化部分500メートルを何とか行政に業者委託をしてやってもらえんだろうかというような、質問というよりも懇願があったように聞いております。そのような事象を捉えて質問に入ってまいりたいと思います。  1項目め、道路愛護会による市道の維持保全活動についてお尋ねしてまいります。  1点目、過去5年間の道路愛護会による市道維持保全活動ができなくなった集落はどの程度あるのか、これを1点目。  2点目、過去5年間の報償金請求の愛護会数の推移と支給報償金額の年度ごとの推移はどういうになっとるんかと、これ2点目。  3点目、過去5年間の道路愛護会による市道維持保全活動中の年度ごとのボランティア保険の請求件数はどういうふうに推移しとるのかと、この3点の推移を見て、4点目に入っていきます。  単位集落ごとの道路愛護会戦力も高齢化と人口減少による弱体化の一途です。何らかの制度変更、強化策が必要だと思いますが、御所見を伺いたい。  5点目、これは提案事項でございます。単位集落各世帯で住民票を他の市町村に移している家族が単位集落の道路愛護会市道維持保全活動のために帰省し、作業出歩してくれた人には、作業を対価金額に換算して、ふるさと納税の寄附行為と同様の扱いにし、集落への帰属意識を喚起し、戦力アップの活動の持続性を模索したらいかがでしょうかということでございます。御所見を伺いたいと思います。  2項目め、高梁川流域の連携中枢都市圏の形成に係る連携協約事業について、本年3月の定例会におきまして中枢都市圏の倉敷市との締結を行いました。その中から出てきました連携中枢都市圏ビジョンが示されました。この中から抜粋して主たるものについてお尋ねしてまいります。  1点目、高梁川流域成長戦略ビジョン、連携中枢都市圏のビジョンにおける流域の現状と将来像の観光動態の状況についてお尋ねいたします。  1番目、新見市は流域市町別の観光来訪者数が、倉敷中心部、児島地区、そして笠岡市に次ぐ1,840人というデータが出て、12地区の中で4番目に位置しておりますけども、この4番目というランキングの要因はどこにあるのか、これをお尋ねします。  2番目、先ほど申し上げましたとおり、1,840人の内訳が岡山県内から607人の33%、広島県内から349人の19%、またこの中で50歳以上の来訪者が37.4%の688人、男女比につきましては男性が57%、女性が43%、この来訪者の1,840人のうち、1カ所だけにとどまる来訪者が91.8%となっておりますけども、この数値をどのように読み取るか、お尋ねしたいと思います。  3番目、圏域来訪者の周遊ルートランキングが20位中、上位10位中に全て倉敷中心部が含まれており、この現実を見たときに倉敷中心部の観光周遊ハブからいかにして新見市に来訪者周遊誘導をするための考え方、戦略はどのようにお考えなのか、これをお尋ねしていきたいと思います。  2点目の質問に入ります。  連携協約に基づき推進する具体的取り組みの中、1番目、事業名、経済成長戦略会議等運営事業、これの事業が開始されますが、これでの高梁川流域経済成長戦略会議、この平成27年度事業実施進捗状況、そして産業連関表に基づく地域経済分析を新見市においても実施するのかどうか、これをお尋ねします。  2番目、事業名、観光資源発掘・発信事業、これでは平成27年度に498万1,000円を予算計上してありますけども、今年度の具体的実施計画についてどうなるか、またこれは新見市との予算配分もあるんだろうと思いますけども、これの新見市の負担額は幾らなのか、これをお尋ねします。  3番目、事業名、遠距離の重篤患者への救急医療体制の整備、こう出ておりますけども、平成27年度から31年度までの具体的にどのように整備されるのか、また明記されております特にドクターヘリの夜間出動についてはどういう計画を立てられて実施の方向に向かわれるのか、これをお尋ねしたいと思います。  以上、1回目の質問といたします。 52 ◯議長(林 光和君) ただいまの羽場議員の一般質問に対する執行部の答弁を求めます。 53 ◯建設部長(佐藤 努君) 1項目めの1点目ですが、道路愛護会の活動団体数及び支給報償金額は年々増加をしております。5年間は調査しておりませんが、直近の平成25年度と平成26年度を比較しましたところ、道路愛護活動ができなくなった団体はございません。  2点目ですが、平成22年度の報償金請求団体及び支給金額は、市全体で285団体、732万円、平成23年度からは年2回の活動を支給対象としております。23年度については、302団体、459回、1,219万円、24年度は321団体、510回、1,320万円、25年度は319団体、513回、1,347万円、26年度は332団体、524回、1,399万円となっております。  3点目ですが、報償金の対象としている保険加入の件数の推移でございますが、平成22年度は39件、23年度は76件、24年度は86件、25年度は88件、26年度は88件となっております。  4点目ですが、先ほど述べましたように、道路愛護活動の実績につきましては、活動回数及び支給金額とも増加しており、現在のところ制度変更、強化策は考えておりません。しかし、高齢化と人口減少に伴い地域活動が縮小していく状況で、道路愛護活動につきましても将来を見据えて検討しなければならない時期が来るものと考えております。  5点目ですが、道路愛護会報償金制度は、地域の道を地域住民自ら守っていく活動に対して、地域へ報償金を支払う制度でございます。御提案は個人への報奨という意味合いが強く、現在のところ導入する考えはございません。なお、市外に転出された方々がふるさとの道を地域の方々と一緒に地域の一員として守っていくことは大変意義深いことであると考えております。  以上でございます。 54 ◯議長(林 光和君) 再質問ございますか。羽場議員。 55 ◯15番(羽場純三君) 過去の数値を見て、愛護会による保全活動ができなくなった1点目でございますけども、これにつきましては現在はないということの御答弁でございましたけども、それはそれで結構です。まだ愛護会がしっかり機能をしとるという判断ができるんだろうと思います。1点目は結構でございます。  2点目につきましても、報償金制度、それと同様に1点目とあわせていって、請求回数、それから金額についてもだんだんと増えていってるという状況下にはあります。ただ、平成23年度に年2回に報償金制度を変えたという時点がございますので、その数字が増加しているのか、そのまま動いてるのかっちゅうのはちょっと疑問なとこもございます。しかし、このことだけを見て、本当にこれから道路愛護会がしっかり機能していくかどうかということについては、一抹の不安を覚えるとこでございます。特に今回区長会におきまして、数々の道路愛護会に対する質問が出たというふうに聞いております。この辺の整合性については、部長、どのようにお考えでしょうか。 56 ◯議長(林 光和君) ただいまの質問に対する答弁を求めます。 57 ◯建設部長(佐藤 努君) 総代会に出向きました。私も出向きまして、地域の中でなかなか道路愛護会の活動が苦しくなっている、年齢が高くなって難しくなっているんだということをお聞きはしております。ただ、地域のことで地域活動の一環として、地域の道は地域で守るんだという強い気持ちでお願いしますということを申し上げております。割と頑張ってくれてるということと、それから地域間の協力の中で、今まで自分たちがしてたところを、高齢者が多いので少なくして、若い人が多いとこがちょっと距離を延ばしたり、いろんなことを考えてくださってるのも事実だと思います。ですから、将来このことが全てが道路愛護会ができるというふうには考えてはおりませんが、できる限りは地域の道は地域で守っていくんだという気持ちでやっていただきたい、その後においては市としても何らかの施策を考えていかなければいけないというふうな認識でおります。  以上です。 58 ◯議長(林 光和君) 再質問ございますか。羽場議員。 59 ◯15番(羽場純三君) 御答弁のとおりでは、確かにございます。ただ、地方創生のこともございますけども、日本の人口やっぱり少なくて、高齢化率も上がっていく。ちなみに私数値だけを覚えてますのは、哲多支局管内のことでございますけども、高齢化率33.7%、特に私が住んでます大字田淵ってところは44.7%だったと思います。こういう高齢化になってきたときに、合併して10年、10年ということは当時75歳で頑張ってくださった方々は、そのまま一生懸命頑張ってくださっても85歳という高齢なんですよね。もうぼちぼち難しい状況かなという感じがします。新たな戦力がそれにかわって出てくるんなら、それはそれでもいいんですけども、現況の中で、先ほど部長答えられましたけども、将来にわたって考えていくということでございますけども、その将来は近似的に見たら、もうこのタイミングだと私は判断しますが、この段階から新しい制度をつくっておかないと、このまま自然消滅、人生下り坂がいいっていうもんじゃないと思うんですよね。ここで考えておくのがやはり策だろうと思います。この辺をどういうふうにお考えでしょうか。 60 ◯議長(林 光和君) 答弁を求めます。 61 ◯建設部長(佐藤 努君) 最後の5点目で御提案のありました、親元をふるさとに残して都会に出ている若者を呼び寄せるという手法も地域の中ではやられてるとこはもうかなりございます。自分が出れないから息子を呼び寄せて、その地域の愛護会の活動に参加しなさいということをされてる地域もあります。ですから、そういうことの地域づくりであったり、人口減少の歯どめになったり、いろんなことになるんだろうと思います。ですから、そういういろいろな方策を地域の守れる、地域社会を守れる状況のことをいろいろ模索して検討していくべき時期がもう来てる、もうすぐ来るというふうに認識しておりますので、何らかの方策は考えていきたいというふうに考えております。 62 ◯議長(林 光和君) 再質問ございますか。羽場議員。 63 ◯15番(羽場純三君) 新見市の道路愛護会奨励規定というのがございます。平成17年3月31日に制定されておりますけども、この中で第1条にもございます地域住民が自主的に道路愛護の目的を持って道路愛護会とすると。組織は、第2条道路愛護の思想を有する地域住民で組織するとなっております。この地域住民というのはどこまでの範囲なのか、これをお示しいただけますか。 64 ◯議長(林 光和君) ただいまの質問に対する答弁を求めます。 65 ◯建設部長(佐藤 努君) 地域住民ということは、そこに住んでられる方っていう定義だろうと思います。ですから、先ほど私が述べた都会に転出していってる息子とか、そういった人を含めてないというふうに、その規定の中では定めていると思います。それは幾らでも直していけばいいことだと思いますけど、議員の質問の規定は地域、そこに住んでる住民という規定というふうに認識をしております。 66 ◯議長(林 光和君) 再質問ございますか。羽場議員。 67 ◯15番(羽場純三君) ということは、私最後に御提案申し上げておりますけど、何らかのいい策がないから、こういう急遽窮地に迫ったような策を提案しとるわけでございますけども、こちらに住民票を置いてない人たちが、息子、それから娘であるんかもしれません。それの伴侶にあるんかもしれません。おじいちゃん、おばあちゃんがもう80を過ぎ、90も過ぎて、道路愛護会にはなかなか出ていきにくい。在籍はしてる、でもそういった中で、例えば岡山市に住んどって、1泊2日で帰ってくるなり、日帰りで帰ってくるなどして、その作業を手伝うっていうのは、もともと市民税とか、それから固定資産税は自分で払われてるでしょうけど、帰ってこられる方々の税っていうのは岡山市に出されとるわけで、そういう限度に限ってやるのか、それとも実情に情に期待をして、地元でそれを受け入れなさいというのかというところをやっぱし分岐点になろうと思います。要するところ帰ってきてやろうという姿勢は、そこの集落の維持管理が何とかなればいいなと、そういう期待感を持って、帰属意識を持って帰ってきてやってくれるんだろうと思うんです。それに対するものは、昔から大化の改新以来、大宝律令の中で租庸調というのがございます。特に税制の中で庸の部分については、自分が役務をする、賦役をする、これで税を納めるというのがございます。それに勘案をしていけば、他自治体から帰ってきた者については何らかの手当てをして帰属意識を養い、そして地域住民とのコンセンサスを図って、コミュニティーを持って進めていくというのが一つは考えるべき事象になってくるんではないかと思うんですけども、どういうふうにお考えになられますか。 68 ◯議長(林 光和君) ただいまの質問に対する答弁を求めます。 69 ◯建設部長(佐藤 努君) 私の個人的な考えになるかもしれませんが、補助金制度っていうものは、地域の発展とか、いろんなことを阻害すると思ってます。ある程度補助金を出すことも大切ですが、自分たちが頑張って、自分たちで物事をやっていくということが、金の切れ目が縁の切れ目じゃないですけど、お金がなくなったら仕事をしないとか、そうじゃなくて、補助金がなかろうが、報償金がなかろうが、自分たちのためにやるということが大事なことであって、地域のためにやるというお金のことではなくて、自分の親が新見市の行政にお世話になってる、地域にお世話になっているという、そういう気持ちで帰ってきて、そういう作業をすることが大事なわけで、それが将来の新見市のためにつながっていくというふうに私は考えますので、お金で物事をどうこうしようということではなくて、やっぱりボランティアでやるんだということが大事だというふうに認識をしております。  以上です。 70 ◯議長(林 光和君) 再質問ございますか。羽場議員。 71 ◯15番(羽場純三君) 多少部長と私の考え方にずれがありますので、それを埋めていこうと思います。  ボランティアは、ボランティアで結構なんですが、それをお金に換算をするというのじゃなくて、その役務は、その作業をした対価は、これは寄附行為じゃないんでしょうか。どう思われます。 72 ◯議長(林 光和君) 答弁を求めます。 73 ◯建設部長(佐藤 努君) それは物事の考え方だろうと思います。ですから、こちらがお願いしたことに対して役務の提供をしたことっていうのは、寄附になるかもしれません。ただ、今論議してる問題っていうのは、寄附に当たるというふうに考える必要はないんではないかと、その状況、状況によって場合が違うというふうに認識をいたします。 74 ◯議長(林 光和君) 再質問ございますか。羽場議員。 75 ◯15番(羽場純三君) 狭量の範囲でそれを論じようとは思いません。ただ、それはやっぱしインセンティブ、その誘因の一つだろうと私は思います。その誘因の一つとして、そのことを役務する、賦役をすることによって、そこの集落の帰属意識が醸成される、増えていく、それが波及効果でお隣さんにも行く、お隣さんにも行く、その高齢化したとこをやっぱし補完をしていくというシステムが一つでき上がってくるかなと思うんですよね。  市長いつもよく言われるんですけども、知恵のある者は知恵を出せ、知恵が出ない者は汗を出せ、もう一つは、よう言いませんけども……。それからいえば、次の方策をやはり何か考えるべきだろうと思うんですけども、何か対案がありゃあ、お示しいただきたいと思います。 76 ◯議長(林 光和君) 答弁を求めます。(「どちらでも結構ですよ」と15番羽場純三君の声あり) 77 ◯建設部長(佐藤 努君) 本当になかなか難しい問題だろうと思います。ですから、考えがなかなかないので、私の思ってることを言わさせていただく話になってしまってるんですけれど、やはり地域が活性化するっていうことは若い人が、例えば年寄りだけ残して若い人が岡山なんかへ出て、そこに帰ってくることによって地域が活性化をしますし、例えば集落の再編であるとか、葬式が出せないとか、いろんなことの地域の弱体化につながっているものが、若い人が帰ってきたりいろいろすることによって地域の中でいろんなことが生まれていくということですので、そう帰ってきていただくというのは非常にいいことだと思います。そういうふうに仕向けて、仕向けるというか、そうして新見市に人口が将来的には戻ってきてもらうとか、そういうふうな形に持っていけれたら最高だろうなというふうに考えてます。ちょっと答弁になったかどうかわかりませんけど、そのように考えております。 78 ◯議長(林 光和君) 再質問ございますか。羽場議員。 79 ◯15番(羽場純三君) 多少接点が埋まったような気がいたします。  では、そのインセンティブをするために何らかの方策を考えるのは、もう時期に来てる、制度政策は考える、そのように御認識とか、そこだけをお答えください。 80 ◯議長(林 光和君) 答弁を求めます。 81 ◯建設部長(佐藤 努君) そのように、もうぼちぼちだろうというふうに考えております。  以上です。 82 ◯議長(林 光和君) 再質問ございますか。 83 ◯15番(羽場純三君) 次に行ってください。 84 ◯議長(林 光和君) 次に、2項目めの質問に対する答弁を求めます。 85 ◯産業部長(安達悦久君) 2項目めの高梁川流域連携中枢都市圏形成に係る連携協約事業についてでございますが、私から2項目めの1点目の1番から3番まで、まずお答えを申し上げたいと存じます。  まず、1点目の圏域における観光来訪者数が圏域の12地区中、4位だが、この要因は何であるかという御質問でございますが、この調査は平成25年7月から平成26年6月までの期間、高梁川流域圏域内に60分以上滞在した2万8,734名を対象としたものであります。本市においては、この期間中、満奇洞への入洞者が増加したことが主な要因ではないかと考えてございます。  2点目でございます。2点目の来訪者の中で広島県からの来訪者が多いと、こういうことに着目して新たな戦略はあるかという御質問だろうと思います。  本市の流域市町村別圏域観光来訪者数の内訳につきましては、広島県からの来訪者が多いのは本市と隣接する地理的な要因が大きいものと考えております。また、50歳以上、男女比、1カ所のみの来訪者については、シニア層の男性が観光目的を固定して持って訪れてくださっているものと考えております。このため広島県からの来訪者へ特化した戦略を立てるのではなく、今後とも県内外を問わず、本市の観光PRに努め、誘客を図ってまいりたいと存じております。  それから、3番目でございます。  3番目の周遊ルート、倉敷中心部の観光周遊ハブから、いかにして新見へ来訪者を誘導するかという戦略についてのお尋ねでございますが、本調査結果から本市への観光ルートは倉敷中心部、または高梁市からの周遊ルートとなっております。本市といたしましては、高梁川流域圏域の各自治体と協調しながら、河口から山間峡谷につながる景色や風情ある鉄道からの眺めといったようなテーマや切り口で連携し、観光ツアーや特産品のPRにより観光客の誘客を図りたいと考えております。  以上でございます。 86 ◯議長(林 光和君) その次は、2点目。 87 ◯市長(石垣正夫君) 連携協約に基づいた取り組みでございます。その中で緊急医療体制の整備事業は平成27年度から31年度まで具体的にという御質問と、特にドクターヘリの夜間出動についてでございます。お答えします。  本市では、ドクターヘリ等の重篤患者の搬送は、患者の救命率向上や後遺症の軽減を図るため必要不可欠と、救急搬送手段であり、夜間運航につきましては関係機関にこれまで強く要請してきたところであります。本市といたしましても、さらに高梁川流域成長戦略に事業提案を行い、本市と同様、夜間運行を望んでいる他の自治体と連携を図りながら、流域でのドクターヘリの夜間運航の実現を含めた夜間の救急医療体制整備に向けて協議を進めてまいりたいと考えております。今後倉敷市内にある救命救急センターとの意見交換を行い、その後、連携市町で具体的な取り組みを協議することといたしております。  以上です。 88 ◯議長(林 光和君) 1点目、2点目。2番、3番。 89 ◯産業部長(安達悦久君) 2項目めの2点目の1番と2番についてお答えを申し上げます。  まず、2項目め、2点目の1番につきまして、経済成長戦略会議等運営事業について、現在の進捗、今後の展望についてというお尋ねでございますが、経済成長戦略会議等運営事業につきましては、本年4月に高梁川流域経済成長戦略会議の準備会が開催されたのみで、まだ会議の成立はできてございません。また、新見市版の産業連関表に基づく経済分析につきましては、現在のところ作成、分析する考えはございません。  それから、2項目め、2点目の2番でございますが、観光資源発掘・発信事業について、今年度の事業計画及び新見市の予算負担額というお尋ねでございますけれども、観光資源発掘・発信事業につきましては倉敷市に確認したところ、現在実施時期や内容については未定との回答がございました。予算額につきましては、原則倉敷市が負担するものとして、必要に応じ、各市町村と協議により決定することとなっております。  以上でございます。
    90 ◯議長(林 光和君) 再質問ございますか。羽場議員。 91 ◯15番(羽場純三君) 2項目めの流域連携の中枢都市圏形成における連携による協約事業についてお尋ねしております。  1点目の中で、高梁川流域の戦略ビジョンで示されてる将来像の観光動態についてお尋ねしました。ただ、この中で出てきますところ1番につきましては、12地区、7市3町ですから10地区なんですけども、倉敷市をもう細分化して、美観地区、そして玉島と児島ですか、この辺分かれておったと思います。それを含めて12地区というふうに示されてたと思います。この中で新見市の1,840人というのは、4位にランキングされてる。その要因は何だろうかという質問をしましたところ、満奇洞への訪問客が増えてるという御答弁だったと思います。それはそれで結構なんですけども、ただここでちょっとお尋ねしておきたいのは、1,840人というビッグデータから出た数値っていうのが、ほんまにどのぐらいの信用度があるのかっていうのが多少疑問に考えるとこでございます。部長お考えのそのビッグデータの取り扱いについて御説明いただけませんか、まずそれが前提です。 92 ◯議長(林 光和君) ただいまの質問に対する答弁を求めます。 93 ◯産業部長(安達悦久君) 先ほど申し上げました調査をした対象の2万8,734名でございますが、これは倉敷市が観光動態を調べるために携帯電話の位置情報などを利用して業者に委託をして調査したものでございます。議員御指摘の4番目の12観光都市中、4番目の位置にランキングされとるということでございますけれども、この2万8,734名の概ね70%近くが倉敷市、あと4番目と言いながら新見市6%、あと玉島が5%、総社が4%というように、あとは数字的には似通った数字になってございます。数をどうこう競うのではなく、新見市のよさをPRしながら、この1,800人訪れていただいとることに対して、今後もこういう誘客を地道に図っていくということが、この数字を見る限りでは大切かなと考えてございます。  ビッグデータにつきましては、今後いろんな局面で活用されるものと考えておりますし、観光動態を調べるのには大変有意義なものであると認識しております。  以上でございます。 94 ◯議長(林 光和君) 再質問ございますか。羽場議員。 95 ◯15番(羽場純三君) 確かに数値を見ていっての判断というのは大切だろうと思いますが、ビッグデータそのものが大きなデータを量持ってますけども、先ほど部長が言われましたように、そこに滞在した6時間とそこを通った人もカウントされるというような状況では、ちょっと不確かなとこもあるんではないかなと。最終的にはその担当者が判断をするという、人間に帰来したところに落ちつくんだろうと思います。そういう意味では、ここの数値だけに、このビジョンに示された数値だけに頼ることなく、例えば一つの例を差し上げますと、平成26年度の美術館の特別展、これは質問じゃなくて数字の提示と思ってください。アンパンマンの特別展がございました。このときに何と新見市、津山市、県内を含めて、その他もあるんですが、6月から7月のたったの実績でございます。来館人数が1,023人います。1,000人ございます。そのうち、1,000人の中の新見市が25%でございます。岡山北区、南区、東区、中区、これが23.5%でございます。倉敷、総社、高梁、特に倉敷が一番多くて221人ということで、37%でございます。真庭、津山が13.6%の比率でございます。これが1,000人の内訳でございます。この数値から見ていきますと、とてもビジョンで示された1,840人よりももっと具体化したものになってます。これも単に2カ月のものでございます。この年間にあわせていったらどうかという分析が必要になってきます。これは一端でございます。  もう一つ示すとすれば、新見市内の某団体でございますけども、正田に野菜売り場等々の施設を持っておられます。そこの人数が何と驚くなかれ、年間に23万5,000人ぐらい来場され、買い物されております。本当にこの中の実数でどのぐらい県南がありますかという質問に対して、詳細な調査の中は取り上げてませんけども、恐らく25%から30%の間だろうということになってます。それでいきますと、6万人から5万人は某野菜売り場のところへ来られとるというような実情だろうと思います。こういう実数を捉えていったほうが、中枢連携で出されるビジョンよりももっとシビアなものだろうと思います。こういう点を今度の戦略会議、いわゆる先ほどの経済成長戦略会議等、その数値を持って出かけるような用意をされますかどうか、これをお尋ねしてみたいと。 96 ◯議長(林 光和君) ただいまの質問に対する答弁を求めます。 97 ◯産業部長(安達悦久君) 観光動態を的確に把握しながら、本市の観光事業に結びつけることは重要だと考えております。いろんな視点があると思います。数字に頼るとこも必要でありましょうし、こちらの考え方、スタンスを重視するとこも大事だと思いますんで、今後いろんな面でこのデータを細分化して分析して、施策につなげていきたいと考えております。  以上です。 98 ◯議長(林 光和君) 再質問ございますか。羽場議員。 99 ◯15番(羽場純三君) 2項目めの1点目、2点目、3点目をトータルしていきましたけども、3番目の圏域来訪者の周遊ルートランキングの12中の10位が全て倉敷中心部からということで、ここに誘因をするために、じゃあ新見市に動員するために、新見市に訪問者を誘引するためにはどういう戦略が、そりゃあツアーを考える、イベントを考える等々のそれは策はあると思います。具体的にいって、本当にそれは何を考えるべきかという論を今度のこれからあり得るであろう経済成長戦略会議が、倉敷市と新見市と、ほかの市町も含められるんかもしれませんが、そこでの会議が催されると、開催されて議論を尽くされるというふうに捉えたらよろしゅうございますか。 100 ◯議長(林 光和君) 答弁を求めます。 101 ◯産業部長(安達悦久君) そういうことを重要に考えながら、今後の観光施策、圏域内の観光施策につなげていきたいと思います。  御指摘の倉敷中心部が圏域の観光ハブになっとるということでございます。これはもちろんそのとおりでございますけども、細かく細かくデータを見ますと、先ほど男女比のことも議員御指摘がありましたけども、男性の来訪者が多いと。これは新見市に限ったことではなくて、どこの観光地も全て男性が多い。ただし、1カ所だけ女性が多い地区があります。それは倉敷市中心部であります。やはり美観地区とか、そういういわゆる女性の方に受けそうなエリアが倉敷市中心部に集積していると。むしろこういうとこに着目をして、女性の誘客をいかにして図っていくか、倉敷が観光ハブであることは間違いございません。間違いございませんが、その中から誘客をこちらに、先ほどのいろんな切り口、テーマを持って誘客していくという施策を考えながら、先ほど御指摘の会議に臨んでいきたいと考えてございます。  以上でございます。 102 ◯議長(林 光和君) 再質問ございますか。羽場議員。 103 ◯15番(羽場純三君) 大枠の捉え方は私もそれで正解だろうと思います。  今度は戦略会議に入った場合には、お互いに個々の状況を突き詰めて提案するべき実態に入っていくと思います。そのときにどういう御提案をされるのかということが気がかりなとこでございます。これは乞う御期待をさせていただくというところでございますが、ひとつ申し上げるとすれば、いわゆる戦略会議のときに、じゃあコマーシャルベースはどうするんかという、いわゆる広告、告知媒体のユニークな素材の提供はどういうふうに考えるんだと具体策を持って出なくてはいけないと思います。  先般市長を筆頭にやられておりましたふるさと納税の中で、年間500万円をふるさと納税してくれた方には牛1頭分、250キログラムを6回か5回でしたかな、分けて提供しましょうと。そりゃあもうマスコミ媒体非常に喜んで、ニュースソースは高いですもんね。こういう起爆剤を本当に持って出れるかどうかという、それは是非考えていっていただきたいと思うんです。これは要望になるかもしれません、お考えがあれば聞かせていただきたい。  特にその中で、県南のいわゆる倉敷美観地区、中心市街地から訪問客をこちらに誘導しようとすれば、自動車という手段も多いんでしょうけども、ここから先公共交通網といわれる、やっぱりJR伯備線というのは非常に大切なものだろうと思います。これに対して伯備線といいますか、JRはなかなか別会社でございますから、行政の思うとおりにはなかなかいかないとこもございますが、それに対してのアプローチをどうするかとも考えていっていただきたいと思うわけでございます。先般聞くところによりますと、新見駅におりた方につきましては、Suicaがなかったとかというような話も聞いておりますけども、それはJRの対応でございますから、我が市に問題はございませんので、JRがどうするかという問題。ただしJRに対して、こういうな展開が要るんだということは要請をしていってもいいのかなという考えは持っております。  それともう一つは、新見市と倉敷市、倉敷市も旧は天領でございます。そして、新見市は荘園でございました。中世の時代でございますか、それをうまくジョイントしたような倉敷天領太鼓とか、それから新見市のゆずりは太鼓ではございませんけども、そういった倉敷音楽祭についての連携機能を高めていくとか、具体策がちょっと要るんだろうと思います。そういうところをどういうふうにお考えなのかというのをお聞かせいただけばと思います。 104 ◯議長(林 光和君) 答弁を求めます。 105 ◯産業部長(安達悦久君) いろいろ観光施策につきましては、これは百花繚乱でいろんな考え方、切り口、手法があるとこでございます。おっしゃるように、倉敷中心部から新見へつながるというのは、川でつながっておりますし、鉄道でつながっております。先ほども言いましたように、倉敷河口の辺の景色、それから井倉渓谷に見られるような山岳景観の景色、そういうものの切り口の違いを売りにしていくとか、それから鉄道の車窓から見える風情のある総社、高梁、新見を経てくる景色の違い、こんなことも観光の売りにしていきたいと思います。いずれにしても、もともと本市にある鍾乳洞であるとか、山間部の自然豊かな景色であるとか、そういうものを中心に今後も着実な観光施策を展開してまいりたいと存じます。  以上でございます。 106 ◯議長(林 光和君) 再質問ございますか。羽場議員。 107 ◯15番(羽場純三君) 提案事項の中で、決して奇をてらえとは申し上げませんけども、ただ他市に比較を、後をとらないようなユニークな提案っていうのは必要だろうと思っておりますが、そのところは非常に類して戦略会議に臨んでいただいて、5年間の計画をつくっていただきたいと思います。それはそれでまたお示しいただきたいと思います。どうぞ。 108 ◯市長(石垣正夫君) 中枢拠点としていろんなことを倉敷市を中心に協議しておりますけれど、一つは観光でございます。いろんな分野がありますけえど、やはり倉敷を中心にするといいましても、倉敷は自分自体でやってもやれるような体制でございます。我々ほかの市町村は単独ではできない。やはり倉敷もそうですが、そのほかの市町村と組んで、資源を生かして観光資源としてやろうということで、今でも例えば高梁、新見とか、真庭とも一緒にやろうとか、いろんなことを模索しておりますので、そういうことでよそから魅力ある資源を生かす。単独では、なかなか我々の地域、遠くから呼んでくるというのは難しいということで、そういうことも今事務的にも協議しておりますので、今後新見市へ、倉敷を中心に高梁から流域上流まで上っていただこうということを考えて協議してまいりたいと考えております。  以上です。 109 ◯議長(林 光和君) 再質問ございますか。羽場議員。 110 ◯15番(羽場純三君) 総括的なお答えを市長からいただいたと思います。  ちょっともう2点だけ、突っ込まして質問させていただきます。  産業部長、地域経済の分析をするための経済連関表については、やらないというのは新見市のものについてやらないということなのか、それともこれで示されるのは高梁川流域圏についてはやると書いておりますので、その辺の分け隔てだけ教えてください。 111 ◯議長(林 光和君) 答弁を求めます。 112 ◯産業部長(安達悦久君) 戦略会議運営事業の中の産業連関表の作成につきましては、倉敷市で倉敷市版ができているというのは認識をしてございます。産業連関表につきましては、地域内での物の購入とか、加工とか販売がぐるぐるめぐっていくことで新たな産業が発生するというようなことも、この産業連関表の中から読み取っていくというようなデータだと認識してございます。新見市版をそこでつくっていくと申しましても、新見市経済と高梁川流域経済とのつながりの明確さがいま一歩わかりませんので、たちまちのところ産業連関表について作成する考えはございません。 113 ◯議長(林 光和君) 再質問ございますか。羽場議員。 114 ◯15番(羽場純三君) せっかく倉敷市が中枢都市連携ビジョンの中で連関表をつくろうと言っとんですから、そりゃあつくってもらやあええと思うんです。そのときに連関表をつくるには、各自治体の積算、積み上げが絶対要るわけなんですわ。ということは、倉敷もあれば、総社もあれば、高梁もあれば、新見もあるということなんです。そのときに出てきたデータというのはもう公のものですから、オープンソースとして新見市に御提供いただきゃと思います。連関表の一番いいところは、そこの都市が1万人の人口を増やそうとしたときには係数として777人の雇用を生ます、これが一つの定理のようでございます。岡大の中村先生の講義の中では、そのことが明確にうたわれております。総務省の中のユーストリームの中にもそれも出ておりますけども、そういう連関表によって人口を増加するためにはそういう要因が必要だろうというので、連関表というのはかなり価値のあるものだと思っております。もちろんベースとなる企業が少ないと、なかなか従業員数が少ないので、それを一つのものにうのみするわけにもいかないかもしれませんけども、せっかくですからそれを出されたらいただきましょうよ、お考えを。 115 ◯議長(林 光和君) 答弁を求めます。 116 ◯産業部長(安達悦久君) 最初のお答えに立ち戻りますけれども、圏域の中の産業成長戦略会議等運営事業がただいま準備会の段階でございます。本会がまだ設置されておりません。これ人の人選も要る会議でございます。産学金官、産業界あるいは学術部門、それから金融、それから行政というようなとこら辺の知識を持ちながら、地域内の経済戦略ビジョンを立てようというものでございますので、この設立の動向を注視しながら、我々も本市にとって有益な戦略を練っていきたいと存じております。  以上でございます。 117 ◯議長(林 光和君) 再質問ございますか。羽場議員。 118 ◯15番(羽場純三君) その戦略は結構です。要するところ、部長、もろうてください。その話です。  それと、会議にはどなたが出るか、この2点を教えてください。 119 ◯議長(林 光和君) 答弁を求めます。 120 ◯産業部長(安達悦久君) 現在のとこ、この戦略会議には農林部局とそれから商工部局で対応してございます。  以上です。 121 ◯議長(林 光和君) もらうかもらわん。 122 ◯産業部長(安達悦久君) 今後十分に検討したいと存じます。 123 ◯議長(林 光和君) 再質問ございますか。羽場議員。 124 ◯15番(羽場純三君) 検討に期待をして、また次の質問のときにお答えをいただけばと思っております。  市長に最後に質問いたします。  重篤患者のドクターヘリでございます。この戦略会議の中で成長戦略ビジョンの中で示されて、それはもう鋭意努力されていく、それはそれで結構なんですけども、5年間と区切っておりますので、これある意味では非常にチャンスだろうと思うんです。ちなみに実証実験の中で、日本国内ではまだまだやってないところ……。  ドクターヘリを飛ばすというところの夜間に飛ばすというところ、できてないところもありますけども、ヨーロッパ大陸と山が少ないと言やあそうなんかもしれません、それでもアルプスはあるんですけども、アメリカにおきましてはドクターヘリの夜間運航はもう通常になってるというようなことも出ております。それも含めて倉敷から、第3次圏の医療救急があります倉敷から夜間飛んできて欲しいなと思うのは、市民の切実な願いだろうと思います。5年間の中でひとつ形のあるものに勝負していただければと思いますけど、いかがでしょうか。 125 ◯議長(林 光和君) 答弁を求めます。 126 ◯市長(石垣正夫君) 御承知のように、今まで県等にいろいろ要望してまいりましたけど、なかなか実現しないのが現状でございます。我々この機会にこの圏域でも是非夜間、ドクターヘリ等も必要なということを認識しております。特に我々の地域は病院、ほんなら3次医療以上に充実するかということになりますと、なかなかできません。もう倉敷しかできないわけですね、このエリアで。だから、そういう意識がありますので、精力的に対応してまいりたいという気がしております。  前にも申し上げたと思いますが、仙台市は24時間、2台のヘリコプターを持って夜間もずっと運転しておると、なぜ岡山県はできないかという非常に私は疑問を持っております。災害でも重篤患者、夜間に発生しないことはございません。夜間に飛べないヘリは、私は役に立たないのではないかという気がしております。頑張ります。  以上です。 127 ◯議長(林 光和君) 再質問ございますか。羽場議員。 128 ◯15番(羽場純三君) これをもちまして一般質問を終わりたいと思います。御健闘をお祈りいたします。 129 ◯議長(林 光和君) これをもちまして羽場議員の一般質問を終わります。  しばらく休憩をいたします。                             午前11時56分  休 憩          ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~                             午後1時0分  開 議 130 ◯議長(林 光和君) 休憩を終わり会議を再開いたします。  一般質問を行います。  次に、1番宮本英基議員の登壇をお願いいたします。宮本英基議員。               〔1番 宮本英基君 登壇〕 131 ◯1番(宮本英基君) 議長のお許しをいただきましたので、通告に従いまして3項目一般質問をさせていただきます。  1項目め、人口減少問題の影響と対策について、2項目めと3項目めにつきましては、国のまち・ひと・しごとの地方創生総合戦略の中の仕事の創生を中心に、農業のまちの振興について、産業のまちに向けた人材育成について質問させていただきます。  人口減少の影響と対策についてですが、この人口減少問題は私たち地域の活力を創出し、安定した暮らしを維持しながら、新見市の将来にわたり守っていくために早急な対策を講じていかなければならないと強く認識しております。そこで日本の人口の推移を調べますと、国立社会保障・人口問題研究所の日本の将来推計人口によりますと、日本の人口は1900年、明治33年に4,385万人で、100年後の2000年には1億2,693万人まで増加しております。つまりこの100年で約8,000人の人が増えたということです。しかし、2004年をピークに、2005年に1億2,776万人と人口が減少を始めており、2046年には1億人を割り込み、この後も減り続け、2100年には4,771万人になり、この人口は1900年、明治33年の人口と逆戻りをする予想推移が出ております。日本全体で見ますと人口減少は始まったばかりですが、本市の人口は1985年、昭和60年に4万4,019人から、2010年で平成22年には3万3,870人と25年で約1万人の人口が減り、既に人口減少が加速している状況でございます。今後本市において2020年の5年後の予想は総人口が3万人を切り、14歳以下の子供の数が現在より15.4%減少し、減少率が最も大きくなります。また、25歳以上の人は、現在では増加していますが、65歳以上の人口が減少を始めるのも5年後です。このことから全国より20年早く、様々な課題や問題が出てきています。つまり全国には2040年問題とされておりますが、本市において2020年です。つまりこの5年間で何らかの有効な対策を講じないと、取り返しのつかない事態を招く可能性があるということです。  そこで、1項目め、人口減少問題の影響と対策について、1点目、本市の人口減少の要因と減少になる市民生活への影響は、人口流出の要因及び人口が減少することで市民への影響について分析ができているのか、お示しください。  2点目、第2次総合振興計画で人口減少問題については人口3万人を維持すると掲載されていますが、今後の具体的な計画及び対策をお示しください。  3点目、2040年に本市の中心になる世代、すなわち現在の中学生、高校生に対するアンケート調査を実施する考えについて、今回一般質問でアンケート調査をすることは重要なことと考えておりますが、計画目標の2040年は25年先になり、中学生、高校生がちょうど40ぐらいになり、本市の働き盛りの年代となるわけです。間違いなく本市の将来を担う人たちだと考えております。また、若者たちは私たち大人と違って、その発言そのものに責任を問われることはありません。つまりしがらみにとらわれることなく、自由な発想で郷土に対する熱い思いや夢を語ることができます。私はこうした若者たちの考えの中には、大人たちが気づかないようなすばらしい着眼点や発想があるのではないかと思いますので、御所見をお示しください。  次に、国のまち・ひと・しごと地方創生総合戦略の中の仕事の創生を中心に2項目め、農業のまちの振興について質問いたします。  国では、人口減少に伴い、地域の活性化と人口減少のため、まち・ひと・しごと創生法が可決され、まち・ひと・しごと創生総合戦略が実施されております。まち・ひと・しごとの創生に向けて人々が安心して生活を営み、子供を産み育てられる社会環境をつくり出すことによって、活力にあふれた地域の創生を目指すことが課題であるとしております。このため地方において仕事が人を呼ぶ、人が仕事を呼び込む好循環の確立をすることで、地方への新たな人の流れを生み出すことで好循環を支える町に新しい価値を生み出し、地方に活力を取り戻すことに取り組むこととしています。  その中で仕事の創生の内容ですが、高付加価値商品の開発や地域への新たな人の流れなど、地域経済に新たな付加価値を生み出す核となる企業、事業の集中的育成、企業の地方移転、新たな雇用創出につながる事業承認の円滑化、地域産業の活性化などに取り組み、将来に向けて安定的な雇用の量の確保、拡大を実現する。さらに付加価値の高い新たなサービス製品を創出するために、多様な価値観を取り込むことが重要であると、国のまち・ひと・しごと地方創生総合戦略の中で掲載されております。  そこで1点目、新特産品開発について。  本市においても特産品として地場産業や都市住民で新鮮な感動を与える自然や風景、さらには歴史や文化など、有形無形の活用可能な資源は多く存在しております。それの地域資源をうまく組み合わせることなど生かしていき、本市の魅力を広げていくことにつながっていくものと感じております。本市が取り組んでいる新見市新特産品開発事業ではどのような取り組みがなされているのか、現在の状況及び今後の計画をお示しください。  次に、2点目、新見市における主な特産品の流通はどのようになされているのか、お示しください。  次に、3点目です。6次産業化における本市農業事業者の活性化の考えをお示しください。  次に、3項目め、産業のまちについて、人材育成について。  報道によりますと、国においては2016年から自治体に係る地方創生関連の新型交付金について、複数の自治体や官民が協働で実施する特産品のブランド化といった事業に使えるよう方針を決めたと掲載がありました。単独の自治体への支給を原則としている補助金では対応できない事業を支援し、地域の実情に応じた取り組みを後押しする方針を打ち出しており、その交付金総額は2,000億円規模になるとされております。大規模な予算ですので、その調整は困難が予想されておりますが、何らかの形で実現されるものと考えております。官民が協働して我がA級グルメの町、新たな特産品を創出し、そのブランド化の取り組みに着手することは政府の施策を先取りするタイムリーなものだと考えます。  1点目、市担当者や関係団体職員など、先進自治体への視察の考えについて。  実際に成功事例の視察に行けば、たくさんの経験や失敗事例など、研修ができます。市担当者や関係団体、職員等が先進地自治体へ視察の考えをお示しください。  2点目、民間活力の最大限に活用する考えは。  市職員は先進地視察などで得た知識、情報を民間に伝え、組織づくりのサポーターをしていかなければならないと考えますが、お考えをお示しください。  3点目、地域おこし協力隊の現状と今後の計画は。  国は地域おこし協力隊について、都市部から地方へ移転して地域活性化に取り組む地域おこし協力隊を現在約1,000人から3年で3倍に増やす方針を示しております。総務省によりますと、地域おこし協力隊として活動した人のうち、3年まで期間終了後も地域に残る人の割合は約6割、地方へのIターンの増加にも期待しているようですが、これを踏まえまして地域おこし協力隊の分野ごとの人数をお示しください。  以上で1回目の質問を終わります。 132 ◯議長(林 光和君) ただいまの宮本英基議員の一般質問に対する執行部の答弁を求めます。 133 ◯市長(石垣正夫君) ただいま質問がございました本市への人口減少の要因と減少による市民生活の影響でございます。  答弁いたします。  本市の人口流出の要因といたしましては、本年2月末ごろから転出者を対象といたしましてアンケート調査を実施したところであります。その結果から分析いたしますと、就職、進学、結婚によるものが転出者の66.1%となっております。これらが人口流出の主な要因と考えております。  人口減少することでの市民生活の影響でございますが、生産年齢人口の減少や地域経済の縮小、税収の減少などが想定されております。これによりまして行政サービスの低下を招くことにより、上下水道、道路等の維持管理費や公共交通の維持などの1人当たりの行政コストが増加されることを懸念いたしております。また、全市域におきましても空き家が増加し、防犯、景観上問題を生じるほか、担い手不足による農地の荒廃、コミュニティーの活動を担う若者世代の減少によるコミュニティーの崩壊を招くなど、諸問題が生じると考えております。  次に、人口3万人を想定維持についてですが、本市が抱える人口減少問題等の課題を解決するため、今年度9月までをめどに新見市まち・ひと・しごと創生総合戦略を策定いたすことといたしております。現在策定中であり、具体的な施策についてを示すことができませんが、第2次総合振興計画に示す10年後の人口3万人の維持を踏まえながら、総合振興計画に掲げる重点施策に沿った将来にわたる長期的な人口ビジョンを確立し、これを実現するための今後5カ年の目標、施策をまとめることといたしております。  以上です。
    134 ◯地域創生・人口減少対策室長(仲田厚子君) 1項目め、3点目についてお答えいたします。  アンケート調査の実施でございますが、新見市まち・ひと・しごと創生総合戦略の策定に当たって実施する市民アンケートにつきましては、御質問のとおり、若者の意見を伺う必要があると考えますので、市内の中学生、高校生も対象として実施いたします。  以上でございます。 135 ◯議長(林 光和君) 再質問ございますか。宮本英基議員。 136 ◯1番(宮本英基君) 1点目の人口流出の要因及び人口が減少する市民への影響についてということで、転出の要因は就職、進学、結婚によるものが主な原因であり、また減少した場合の影響でございますが、1番目として行政サービスの低下、そして2番目、水道、道路の維持管理、公共施設などの負担金が増える、そして空き家が増える、担い手不足による農地の荒廃、そしてコミュニティーの崩壊の可能性があるということはわかりました。  そこで、2点目、第2次総合計画で人口3万人を維持するための今後の計画及び対策について、人口減少問題の課題を解決するために、9月をめどに新見市まち・ひと・しごと創生総合戦略を策定する予定で第2次総合振興計画に示す10年後の人数人口3万人を維持、今後5カ年の目標で施策をまとめていくと答弁がございました。そこで総合戦略に上げる重要施策の内容がわかればお示しください。 137 ◯議長(林 光和君) 答弁を求めます。 138 ◯地域創生・人口減少対策室長(仲田厚子君) 重点施策につきましては、1点目は定住人口の増加に向けた取り組み、2点目は地域資源を活用した交流の活性化と産業振興、3点目は雇用機会の創出、4点目は担い手不足の解消、5点目は女性が輝く町の実現でございます。 139 ◯議長(林 光和君) 再質問ございますか。宮本議員。 140 ◯1番(宮本英基君) 今答弁にありましたように、定住人口の増加、そして地域資源の活性化、そして雇用の機会の創出、担い手不足の解消、女性の輝く町の実現、人口問題の重要な項目でありますので、しっかり調査研究をして欲しいと考えております。  そこで、市長にお尋ねします。  第2次総合振興計画に示す3万人を維持するための施策、できる範囲でお示しいただければと思います。 141 ◯議長(林 光和君) 答弁を求めます。 142 ◯市長(石垣正夫君) 今、室長が申しましたが、そういう5つの施策でございます。これを今度は細かく分析しようということにしております。やはり地域資源を生かしたことが重要な課題で、それによりまして雇用を確保するということが重要な課題だと思います。そういうことを中心的に、今度は地域創生に上げて取り組もうということを考えております。企業誘致はもちろんでございますが、企業誘致は全国やっておりまして、これはなかなか難しいというのが政府の見解でございます。それで人口が増えることはまずないということでございますので、やはり地域の資源を生かしながら雇用の場を創出する、また今まで就職等で市外に就職される方が多くあられますが、これをいかに残すかということも重要なことです。どういう職場で働きたいかということも考えられますので、もろもろのことを今から検討して、創生に上げまして取り組もうという気がいたしております。  以上です。 143 ◯議長(林 光和君) 再質問ございますか。宮本英基議員。 144 ◯1番(宮本英基君) 先ほど市長から地域を活かすために雇用の確保、そして地域資源を活かし、そして地元就職を強く頑張っていくというお話を聞きました。3万人を維持することは本当に本市にとって大切な考えだと思います。私自身も一層調査研究をしてまいりたいと考えております。  次に、3点目、現在の中学校、高校に対するアンケート調査を実施するというお答えをいただきました。是非とも本来の将来を担う人たちの考えを十分参考にしていただきたいと要請しておきます。  次の項目をお願いいたします。 145 ◯議長(林 光和君) 次に、2項目めの質問に対する答弁を求めます。 146 ◯産業部長(安達悦久君) 2項目めの農業のまちの振興について、1点目から3点目まで一括してお答えを申し上げます。  まず、1点目の本市における新特産品開発の現状と今後はということのお尋ねでございますが、本市におきましては平成17年度から新特産品開発事業としてニンニクや新品種ブドウ、哲西栗の栽培調査及びドジョウ養殖等、19品目について生産者団体や新見高校に委託し、新たな特産品の開発を行っております。その結果、哲西栗の産地振興につながる苗木の育成やシャインマスカット等の新品種ブドウへの取り組みが広がってきております。今後も新たな作物に着目し、本市の農業振興につながるよう、特産品の開発に取り組んでまいりたいと考えております。  それから、2点目の本市における主な特産品の流通についてのお尋ねでございますが、本市にはピオーネや夏秋トマト等、様々な特産品があり、生産者や加工販売業者の方々によってそれぞれの販路はあると思いますが、農産物、畜産物については農協を通じた系統出荷が主になると思われます。また、農協等へ出荷されていない小規模な農家の方々については、市内各所の市場や直売所を活用されている農家もあります。  それから、3点目の農業者が生産から加工まで行う6次産業で活性化をということでございますが、これの補助体系でございますけども、農林水産省が6次産業化を推進する農家及び農業生産を行う事業所等を支援するための補助事業は行っております。この補助事業は、6次産業化に関する支援体制の整備や加工、流通、販売等のために必要な施設の整備、及び6次産業化に必要な農産物の生産施設等が該当になります。  以上でございます。 147 ◯議長(林 光和君) 再質問ございますか。宮本議員。 148 ◯1番(宮本英基君) 1点目の新特産品の状況及び計画について、ニンニク、哲西栗、19の新たな特産品の開発を行われているということでございますが、今後も新たな作物に着目し、特産品の開発に取り組んでいく中で、やはり生活できる所得の確保が必要ではないかと考えております。農業の魅力はお金だけでは図られませんが、これまで以上に魅力的な産業になるためには、所得の面での確保を図る必要が重要だと考えております。もっともうかる農家、そして強い農家を増やしていかなければなりません。そんな産業として職業として魅力ある農業の姿だと考えておるからでございます。  私の考えですが、もうかる農家はやっぱり夫婦で1,000万円以上の収入、企業では1億円の収入が必要だと考えております。農作物の内容によって収入は異なりますが、収入の目的をしっかり持つことが必要だと考えます。それを踏まえ、新特産品の着手をしていただきたく要望をしておきます。  次に、2点目の農業特産品の流通体系の確立についてでございますが、特産品は主に系統出荷と、ただいま直売所の2系統だと御回答がございました。農作物の販路は、一般的な流通、系統出荷、それと直売所、小規模の流通で、この2つの流通が主でございます。その中で規格外品などの現在の状況、また規格外品を加工して販売する流通ができないか、お考えをお示しください。 149 ◯議長(林 光和君) 答弁を求めます。 150 ◯産業部長(安達悦久君) 規格外品等の農産物は、農協や直売所等へ出荷されないまま処分されているのが現状でございます。規格外品等を活用することは農家の所得向上につながるものと考えますので、今後生産者団体等と販売や加工品等への開発ができないかについて検討してまいりたいと考えます。  以上でございます。 151 ◯議長(林 光和君) 再質問ございますか。宮本議員。 152 ◯1番(宮本英基君) 規格外品につきましては、やはり農家の所得向上のため、生産団体と販売や加工への開発について検討していく答弁がございました。農作物の販路は、一般流通、そして直売所で、この2つが主流ですが、農作物の規格外品やとれ過ぎた作物、これをきちんと利益にかえること、そして加工場を整備していく必要があると考えております。  次の3点目、6次産業化における本市農業従事者の活性化の考えにつきましては、農家及び農業生産を行う事業者などを支援するため、補助事業を行っておりますと答弁がございました。そこで、農業生産を問われない、農業生産を行わない法人等が農協等と連携し、6次産業化を行う場合、加工品等を整備する補助事業があればお示しください。 153 ◯議長(林 光和君) 答弁を求めます。 154 ◯産業部長(安達悦久君) 農業生産を行わない法人等が農産物の加工販売に参入する場合、本市が実施している新分野進出支援事業などが活用できます。  以上でございます。 155 ◯議長(林 光和君) 再質問ございますか。宮本議員。 156 ◯1番(宮本英基君) 今お聞きしました補助事業を行うことで、個人や企業が加工場をつくり、6次産業ができ、地元の雇用ができることがよくわかりました。  次の項目をお願いいたします。 157 ◯議長(林 光和君) 次に、3項目めの質問に対する答弁を求めます。 158 ◯総務部長山本幸弘君) 3項目めのまず1点目でございます。  先進地視察等に関する御質問でございますけれども、市職員等の先進自治体等への視察につきましては、これまでも各所属におきまして必要に応じて実施いたしております。今後におきましても実際現地へ職員を派遣し、成功事例等を調査させることは必要なことだと考えておりますので、産業のまちの推進に限らず、あらゆる分野において必要に応じて先進自治体等への視察を実施してまいりたいと考えております。  続きまして、2点目でございます。  民間活力を最大限に活用する考えはという御質問でございます。  産業のまちを実現するためには、民間が主体となっていただくことが重要でありますが、本市職員も先進地視察や研修で能力向上を図りながら、それぞれの業種の専門家や業者が蓄積していますノウハウを連携させるなど、組織づくりのサポーターとして積極的に支援してまいりたいと考えております。  続きまして、3点目でございます。  地域おこし協力隊の現状と今後の計画はという御質問でございます。  本市では、現在16名の地域おこし協力隊員が活動をしております。まず最初に、4支局に配置しました4名につきましては、各担当地域の活性化や産業の振興につながる活動に取り組んでおります。その後、備中うるしの復興に取り組む漆芸による地域おこし協力隊員3名、ピオーネなどの園芸作物振興に取り組むpio-ne女子5名、林業振興に取り組む林業男子4名を配置しており、それぞれ担当の分野に関する活動、地域活性化につながります活動に取り組んでいただいておるとこでございます。  以上でございます。 159 ◯議長(林 光和君) 再質問ございますか。宮本議員。 160 ◯1番(宮本英基君) 1点目、再質問させてもらいます。  市担当者や関係団体等が先進自治体への視察の考えにつきましては、産業のまちの推進に限らず、必要に応じて先進自治体の視察を実施すると答弁がございました。  先進地事例の一つを紹介しますと、徳島の上勝町の木の葉を販売するビジネスは有名でございます。料理の飾りとして使っている葉を全国の料亭などに向けて販売しております。もともと上勝町の農協の営農指導員の横石さんが、ミカンやスダチ、目立った作物がない中山間地域に新たな商品を考え出したビジネスでございます。横石さんは農協職員から上勝町役場に迎え入れられた後、町がつくった第三セクターに移り、本格的に葉っぱビジネスに手がけておられます。上勝町の起こした株式会社いろどりは、現在会社の年商は2億6,000万円、中には年収1,000万円を稼ぐ方もいらっしゃいます。このような事例もありますので、是非職員を派遣し、本市のサポーターになるよう要望しておきます。  そして次に、2点目、民間活力を最大限に活用する考えについて、組織づくりのサポーターとして積極的に支援をしてまいると前向きな答弁をいただきました。組織づくりのサポーターとして、積極的に支援をしていただきたいと思っております。産業を興す人はもちろん必要ですが、1人ではできません。サポーターをする人、販売する人、情報を伝える人など、たくさんの人が必要となります。その中で産業を行う上で一番大切なのはサポーターをする人、つまり行政関係者が人と人をつなげるネットワークづくり、組織づくりのサポーターをしていただきたいと強く要望しておきます。  次に、3点目でございます。  地域おこし協力隊の現状と今後の計画について、地域おこし協力隊は現在16名で、担当分野で活躍、地域活性化につながる活動に取り組んでおられると答弁がございました。pio-ne女子と林業女子の詳細な現在の活動をお示しください。 161 ◯議長(林 光和君) 答弁を求めます。 162 ◯産業部長(安達悦久君) pio-ne女子と林業男子です。林業男子の活動の支援を所管しておりますので、私からお答えをいたします。  まず、pio-ne女子については、市が実施しているピオーネ、トマト、モモ、リンドウの就農準備講座の受講や農家及び関係機関において園芸農業の技術習得や本市における農業事情の情報収集などを行っております。さらに取り組みの早い隊員は、地元農家の協力のもと耕作放棄地を活用し、新たな特産品の普及を目指し、生産活動を開始しております。  次に、林業男子につきましては、着任後市内の林野庁、近畿中国森林管理局、森林技術支援センターで、本市における林業の特徴、現在の林業経営の仕組みや課題、実際現地での研修として国有林野内で樹種の特徴や林業に特化した基礎的なことについて技術研修を行っております。  以上でございます。 163 ◯議長(林 光和君) 再質問ございますか。宮本議員。 164 ◯1番(宮本英基君) 大変よくわかる御説明でございました。pio-ne女子の皆さんは、研修や技術の習得に努められておられる。そして、林業男子の皆様は、林業の特徴、仕組みづくり、将来林業で定着するように研修に努められておると答弁ございました。  そこで、今後の地域おこし協力隊の配置計画がわかれば教えてください。 165 ◯議長(林 光和君) 答弁を求めます。 166 ◯総務部長山本幸弘君) 今後の計画でございますけれども、今年度4月から千屋牛の振興を目的に募集いたしましたカウ・ボーイ、カウ・ガールにそれぞれ1名の計2名の採用を内定いたしております。今年9月以降の着任を予定いたしております。なお、カウ・ボーイ、カウ・ガールにつきましては、選考の結果募集した定員に達しなかったことから、現在追加募集を行っているところでございます。加えまして、林業分野に関しましても積極的に女性の登用を図るため、林業女子でございます、林業女子の追加募集を行っているところでございます。  以上でございます。 167 ◯議長(林 光和君) 再質問ございますか。宮本議員。 168 ◯1番(宮本英基君) 地域おこし協力隊は、今後国によりますと地域おこし協力隊、3年で3倍増やすという方針も示されております。さらに本市において、地域おこし協力隊のさらなる増員を要望しておきます。  今回の一般質問で、人口減少問題の影響について、農業のまちの振興について、産業のまちに向けた人材育成について質問させていただきました。人口減少問題は、本市においては2020年、5年後、全国より20年早く様々な問題がやってきます。本市におきましても、今年度9月をめどに新見市まち・ひと・しごと創生総合戦略を策定すると答弁がありました。仕事の創生を中心に一般質問を今回はさせていただきました。本市において新たな産業の確立が必要だと考えます。仕事が人を呼び、人が仕事を呼び込む、好循環の確立になるよう強く求めて、一般質問を終わります。 169 ◯議長(林 光和君) これをもちまして宮本英基議員の一般質問を終わります。  次に、9番藤澤正則議員の登壇を願います。藤澤正則議員。               〔9番 藤澤正則君 登壇〕 170 ◯9番(藤澤正則君) 絆民クラブの一員として、6月議会初日5番目の質問でございます。議長のお許しをいただきましたんで、これから私の与えられた30分間の時間の中で4項目の質問をさせていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。今回4項目でございます。  まず、1点目でございますが、旧新見市総合振興計画、第1次総合振興計画といいますか、これがこの3月で終わりました。新たに第2次の総合振興計画がスタートしたわけでございますが、この事業の達成度といいますか、評価はどうあったんかなと若干検証してみたいなということで、12月議会に若干の報告があったと思いますが、そこら辺をお尋ねしたいと思います。特に各事業達成度及び市勢の評価と問題点、課題点についてお尋ねいたします。  2番目でございますが、本市の公共施設の現状の維持管理費と今後の利活用計画について質すでございます。  本市内にたくさんあります公共施設でございます。これは学校施設も含めてでございますが、大変多様な維持管理費も必要であろうと当然思うわけでございますが、今後の利活用計画、そして特に老朽化、利用頻度が著しく低い施設の対策、その計画等についてお尋ねいたします。  3点目でございます。  本市の教育の施設整備環境について質すでございます。本市の幼・保、小・中学校における教室のいわゆる夏季、夏場の室温現状と猛暑対策についてお尋ねいたします。  4点目、山田方谷NHK大河ドラマ化に向けた活動状況についてお尋ねするものでございます。  特にこれについては、行政が取り組んでおります山田方谷顕彰連絡会、これの活動ということで、以前の質問では職員にそのような顕彰もしてみたいというような御答弁があったと思います。その後どういうふうに取り組まれていかれてるのか、またその他もろもろのことについてもお尋ねしたいと思います。  それではまず、1点目でございます。  平成17年に合併協議会の中で行政と議会とそして市民がつくり上げた合併の新見市総合振興計画10年がたち、新たな第2次の新見市の総合振興計画がスタートいたしました。特に2次では大きな問題は、同僚議員が先ほど質問があったように、やっぱし人口減少問題でございます。急激な人口減少は、行政は無論地域の経済も停滞し、活性化をむしばんでいくと、このような大変危惧している状況の中で、大きな目標は人口3万人を維持していかなくてはならないという大きな目標を持って、市長からこの振興計画の大きな目玉として今後精力的に取り組んでいかれる発意はお聞きいたしました。  さて、振り返って過去10年でございます。多くの市民や議会、そして行政が築き上げました旧、いわゆる第1次の総合振興計画、大きな期待と不安の中で多忙な数多くの事業があったかと思います。この事業について、まず1点目でございますが、各項目別にどの程度の事業達成度があったのか、そしてその市勢の評価と課題点について、まず1点、そこからお聞きしたいと思います。  それから、2点目でございます。  本市の公共施設の現状、維持管理費と今後の利活用計画等でございます。  まず1点目は、市内に設置されている公共施設、いわゆる学校施設等を含むその維持管理費に必要な費用、予算はいかほどあるのか。当然統計的にしか出てこないのではないかと思いますが、どのぐらいな経常経費が必要なんか、それをお尋ねし、またその後もるる質問させていただきたいと思います。  それから、3点目でございます。  本市の教育等の施設設備環境についてでございます。昨年の6月4日に新聞報道をされました。全国の小・中学校で進む、教室の冷房設備の新聞記事でございます。このときに全国の小・中学校の普通教室の冷房設備設置状況では、達成度99.9%が東京都で1番でございます。2番が81.0で香川県、それから3番が71.3%で神奈川県というふうに報じられていたと思います。ずっとおりまして20番目に21.2%で広島県、21番目にやっと岡山県が出て、これが10.8%、一番最後は北海道でございまして、0.5%というふうな状況というふうに報道されておりました。また同時に、県内の自治体での普通教室の冷房設置率でございますが、100%完了の自治体がございます。1991年度に奈義町が100%になっております。これは小学校1、中学1でございます。それから、2011年度に3つの自治体、和気町、勝央町、美咲町、和気町が中学2、小学校7、勝央が中学校1、小学校2、美咲町が中学3、小学校5つ、これで全て100%達成でございます。年かわりまして2012年度、西粟倉村が小・中1校ずつ、そして2013年度におきまして早島町が同じく小・中1校、そして2014年度、浅口市が中学校3、小学校7で冷房設備100%完了というふう新聞報道でございます。本市の状況の中で、やはり子育て世代、そして数少ない子供たちの教育環境をどういうふうに保っていくかという中での視点での御質問でございます。  まず、本市の幼・保、小・中の箇所数と現段階での冷房の施設の設置されている教室等、数と割合をお尋ねいたします。  それから、4点目でございます。  山田方谷のNHK大河ドラマ化に向けた活動報告でございます。  先ほども申し上げましたが、行政側が熱心に取り組んでおられます山田方谷顕彰連絡会、先般も岡山で山田方谷、岡山は山田方谷まつり2015ということで、あのイオンモールの会場で開催されました。多くの県内外の政治経済の方が来られて、山田方谷の顕彰を、またいろんな議論の中で今後ドラマ化に進めていくというような発意もありましたが、当面本市といたしましてはまず顕彰連絡会、これまでの活動がどのようにされたかお尋ねして、またるるそのことを質問させていただきたいと思います。  以上で1回目の質問を終わります。 171 ◯議長(林 光和君) ただいまの藤澤議員の一般質問に対する執行部の答弁を求めます。 172 ◯市長(石垣正夫君) ただいま質問がありました旧総合振興計画が終了し、その各事業達成度、数値で及び市勢評価、市民生活の事業波及効果はという御質問でございます。  これに対しまして答弁させていただきます。  旧新見市総合振興計画の後期実施計画、平成22年度から平成26年度までに掲げた事業の達成状況につきましては、全事業での達成率は80.4%となっております。基本目標ごとに申し上げますと、潤いの環境都市づくりは73.3%、優しさの健康都市づくりとにぎわいの魅力都市づくりにつきましては達成率が81.8%、輝きの文化都市づくりは88.9%となっております。
     また、事業実績による成果の評価と今後のまちづくりについてでございますが、新市発足から財政の健全化を着実に進める中、社会資本整備を進め、並行して暮らしやすい生活環境と魅力あるまちづくりに取り組んでまいりました。全体といたしまして、均衡ある発展を遂げることができたと評価しております。しかし、この期間には我が国の急激な少子化による人口減少社会を迎えるなど、社会情勢は大きく変化しており、本市におきましても本年4月にスタートいたしました第2次新見市総合振興計画におきましても、人口減少問題を最優先課題といたしまして、10年後の人口3万人の維持を目標に重点施策を推進することといたしております。さらに現在策定中の地方版総合戦略におきましては、人口減少問題の解決に向けた施策を取りまとめることとしており、今後も有利な財源確保をしながら、新しい総合振興計画に基づく市と自然が奏でる安全快適情報文化都市の実現に向けて、取り組みを強力に推進してまいりたいと考えております。  以上です。 173 ◯議長(林 光和君) 再質問ございますか。藤澤議員。 174 ◯9番(藤澤正則君) 市長から第1次の総合振興計画の後期80.4%、輝きの文化都市88.9、潤いが73.3、優しさ、にぎわいが81.8というふうに御回答をいただきました。そして、市勢評価でございますが、財政健全化を図りながら均衡ある発展を目指していったということでございます。そして、課題点は少子・高齢化、そして社会経済の急激な変化によって多様な問題がありますが、第2次総合振興計画で対応していくというふうにお答えいただきました。  私は以前にこれと同じようなことを聞きましたら、市長から、市民が考えるけえ、えっと言わあでもよかろうというんが以前の答弁だったと思いますが、今回事細かく御答弁をいただきました。  さて、ここでございますが、潤いが80を切ったということで、各項目別にどのような原因と要因があるかなというのも気になる点でございます。そして、全体的に約2割が残ったという中で、その市民生活への影響はどのようにあるかなというんが2点目、そして残った2割は第2次総合振興計画にどのように反映されているかどんなか、この点を担当部長をして細かくお聞きしたいと思います。よろしくお願いします。 175 ◯議長(林 光和君) 答弁を求めます。 176 ◯総務部長山本幸弘君) 議員御質問の約2割が未達成というような状況でございます。  数字的にはそういうふうにあらわれておりますけれども、これらのこちらで認識しております未達成となっております事業につきましては、特産農産物の栽培面積の達成であるとか、それから集落営農の組織数、またこれはちょっと産業分野から外れますけれども、成人健診の受診率でありますとか、それから簡易水道の普及率でございますとか、そういった面があります。そういったことの中で、これらは総合振興計画に引き続き今度新しく引き続いて対応してまいるものでございますけれども、産業分野、特にこれは今総合戦略を策定いたしておりますが、そういった中でも共通する課題でございます。そういった中で総合戦略に取り込みまして、これを実施して雇用を生み出すとか、それから地域の特産物を開発するとか、そういったことに向けて取り組んでまいりますので、どのようにこれから対策をとっていくかということになりますと、総合振興計画とともに総合戦略の中でこういったことを積極的に取り組んでまいりたいと思いますし、民生部門におきましても、こういった市民の健康づくり等に関します諸施策につきましてもこれから実施していきたいと考えております。  以上でございます。 177 ◯議長(林 光和君) 再質問ございますか。藤澤議員。 178 ◯9番(藤澤正則君) 想定はハード事業等もあるかと思いましたが、事業の数値目標であり、そして健診率等の受診率とか、その目標設置から若干数字が達成してない、そのためにそういうような事業を達成してないんで全体的な数値が落ちたというふうに部長の御答弁だったと思います。  どんなもんでしょうか、建設部長にお伺いしますが、ハード的にいわゆる市民整備事業、市民の道路とか橋梁とか、目標に掲げた事業についての積み残しといいますか、未達成事業は多様にありますか。とっぴに言うて悪いんですが、その辺があれば、また次の振興計画に掲げているかいないか、ここら辺もちょっと気になるところでございます。御質問させてもらいます。 179 ◯議長(林 光和君) 答弁を求めます。 180 ◯建設部長(佐藤 努君) ちょっと遅くなりまして申しわけございません。  未達成の部分につきましては、簡易水道の普及率であるとか、県道の道路改良の延長であるとか、国土調査等々がまだ未達成の部分がございます。今後そういう面を重点的に掲げていきたいというふうに考えております。 181 ◯議長(林 光和君) 再質問ございますか。藤澤議員。 182 ◯9番(藤澤正則君) 具体的な事業をお答えいただきましたが、国土調査等事業は全体的に本市で余り進んでいるとは思っておりません。これは国の予算等も絡みがあるし、また事業実施箇所等もあるんでしょうけど、市民の方は早く待っている事業なわけだし、さてそういうような事業につきまして、第2次の総合振興計画に優先的に残った事業を配慮して実施していかれる気はあるのか、全体的な事業が積み残しが多々多くある中で、やはり前回の振興計画の積み残しを早く前期で実施していくべきではないかというふうに私は思うておりますが、その辺の考え方について所管部長から御答弁いただきたいと思います。 183 ◯議長(林 光和君) 答弁を求めます。 184 ◯総務部長山本幸弘君) 確かに前総合振興計画で積み残しの部分がございます。これは当然状況によりまして未達成とならざるを得なかったというようなこともあると承知しておりますので、そういったところを見直しまして、洗い出しをいたしまして、今後達成に向けて取り組んでいかなくちゃならない部分につきましては、先ほど申し上げましたように、新総合計画並びに総合戦略で取り組んでまいりますし、分析の結果、そういった状況の変化により、これはもう今のままでもしょうがないなということが合意をいただけるような内容であるんであれば、それは積み残しといいますか、もう現状でとどめておくというようなことも場合によってはあろうかと思いますんで、そういったところを見きわめながら、次の計画へ生かして取り組んでまいりたいと思っております。  以上でございます。 185 ◯議長(林 光和君) 再質問ございますか。藤澤議員。 186 ◯9番(藤澤正則君) 全体的には8割の事業達成度ということで、多くの事業の中で大変職員の方も大変御苦労であったろうと思いますが、やはりなぜできなかったか。それは何が原因だか、それをよく検討していただいて、これからの2次の総合振興計画の事業実施にまたそれを当てはめて、100%の達成ができるように皆さんの御助力をお願いしたいと思います。この項目について、10年間、そして後期5年間、多忙な事業実施を旗振りをされてこられました石垣市長のまとめの感想をここでいただいて、この質問を終わりたいと思います。 187 ◯議長(林 光和君) 答弁を求めます。 188 ◯市長(石垣正夫君) 新見市がやればできるというもんもありますが、ほとんど国の要件が満たさないというのが大きな要因で、例えば今まで緩和されとった採択基準も厳しくなり、また予算も27年度毎年ハードは減っております。61%少々しかついてない。だから、こういう結果になってます。うちはやりたいから計画でやっとんですけど、国の予算がついてない。というのが、交付金に至っては減額になっとる。今もかなり県なり国に交渉しておりますけど、これが大きな要因、簡易水道にいたしましても県道改良、国土調査もそのとおりでございます。しかし、そう言ってもいけませんので、我々も努力して頑張っていこうと。交付金等60数%しか、国に要望した全体の昨年度から60数%しか予算がついてない、これが大きな問題です。ここのずっと何年前からそうやって減ってきておるということでございます。しかし、そうは言えませんので、今後も新しい第2次の総合計画に上げておりますので、全力を挙げて対応してまいりたいという気がしております。  以上です。 189 ◯議長(林 光和君) 再質問ございますか。  しばらく休憩をいたします。                             午後2時2分  休 憩          ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~                             午後2時15分  開 議 190 ◯議長(林 光和君) 休憩を終わり会議を再開します。  一般質問を行います。  藤澤議員の2項目めの質問に対する執行部の答弁を求めます。 191 ◯総務部長山本幸弘君) 市内の公共施設及び経常経費はというような趣旨の御質問でございましたけれども、市内に設置されております公共施設は平成26年4月1日時点で754施設、それで経費でございますけれども、ちょっとこちらで把握できておりますのが、維持補修費といたしまして平成25年度決算額で約2億4,000万円でございます。  以上でございます。 192 ◯議長(林 光和君) 再質問ございますか。藤澤議員。 193 ◯9番(藤澤正則君) 確認します。総施設754、維持補修費2億4,000万円と。  部長にお尋ねします。この費用は今後増額となりますか、減額となる見込みでしょうか、どちらになるのか。増額する見込みがあるか、減額となる見込みであるか、そこら辺からお尋ねしたいと思います。 194 ◯議長(林 光和君) 答弁を求めます。 195 ◯総務部長山本幸弘君) この施設数は、当然不要なものは取り壊してまいりますし、利用状況等を考慮した場合、減額する可能性が多々ございます。これにつきまして、先ほど申しましたように、維持補修費でございますので、それが不要になるものでございましたら、当然支出することはございませんので、減っていくものと考えております。  以上でございます。 196 ◯議長(林 光和君) 再質問ございますか。藤澤議員。 197 ◯9番(藤澤正則君) 以前の私の一般質問にて、当時の総務部長さんからの御答弁をいただいたことがございます。借地解消のため、解体と危険建物の撤去を優先的に考えていく中で、実情等を勘案しながら個々に対応しているとお答えされました。市内のこれは未利用施設数でございますが、その当時の答弁では全体で71、そして新見市支局管内が17、大佐支局管内が27、神郷支局管内15、哲多支局管内7、哲西支局管内5というふうに御答弁をされたと思います。  さて、今回の議案の中で4つの哲多地区の施設の廃止条例がございます。となると、哲多支局管内、その当時の7がこれに入っとるかはそれはわかりませんが、対象物件としての7のうち、4が今回廃止条例されるという中で、今後当然、残念ながら未利用施設が多く出るであろうと思います。今回こういうような議案が出てきとるんですが、計画的な施設の今後の廃止処分ということも検討せざるを得ないのではないかなというんが、この質問でございます。当時の部長は個々に実情を勘案しながらと言いながら、突然に条例がぽんと出てくる。正直なところを言いまして、どういうような場所にあり、どういうような施設かも余り把握できない中で、議員として調査して歩くということも必要ですが、やはり現状の中で区分分けがよいか悪いかは別として、全く利用頻度が少ない施設である、もしくは若干低い施設である、そして将来的にはもう見込めないんかなというようなことも含めて、膨大な、754全部とは言いませんが、特に著しく利用頻度の低い、また荒廃している公共施設も見受けられます。この点のいわゆる行政財産であるか普通財産であるかは別として、この全体的な把握するための調査とその公共施設の処分計画といいますか、そういうもんももう時期に来てるんではないかなという感じがしておりますので、現時点でのお考えをお聞きしたいと思います。 198 ◯議長(林 光和君) 答弁を求めます。 199 ◯総務部長山本幸弘君) 御質問でございますけれども、公共施設等の更新、統廃合、長寿命化や維持管理等の基本的な方針につきましては、総務省から要請されております公共施設等総合管理計画を来年度策定することといたしております。これによりまして、より施設の利用状況であるとか、その価値等が把握できるものと思っておりますので、それに従いまして当然未利用であるものは、不要なものについてはその処分を検討していくというふうになると思います。  それから、先ほど議員が未利用資産71施設ということでおっしゃられましたけれども、これ一応全部把握しとります。当然把握しておるんですが、御答弁は個々についていたしましょうか。 200 ◯議長(林 光和君) 再質問ございますか。藤澤議員。 201 ◯9番(藤澤正則君) 公共施設、市民が直接使う、使用する公の施設でございます。行政でも議会でもない、市民がそこに必要であり、当時の行政として設置され、残念ながら社会情勢や人口等の変化によって、なかなか利活用ができてない、またその後の手入れもできてない老朽化している施設も多く見えます。そんな中で私もその計画について早くできないかなというふうに思っておりましたんで、いかがなもんでしょう、その計画を早く樹立していただいて、議会にも、やっぱり市民にもそういう計画の中で発表していただくと。私からいうと、例えば行政財産から普通財産になって、何なら払い下げようかというような市民の方もおるやもありません。できれば特に借地等でお借りしている公共施設については、地主の方にできれば払い下げ、もちろん有償、無償は判断しますが、そういうような手続の中で、そういうような施設の処分計画があれば方向性も立つという中で、そういうような資料ができましたらオープン化していただきたいというのをお願いしておきます。  また1点、この公の施設の中で指定管理料を拠出して管理していただいとる公共施設も当然ございます。高額な指定管理料を拠出しながら、著しく利用頻度が低いということの判断は別としましても、どんなもんであろうかなというような公共施設も見受けられます。また、反面かねて私も公の場や私的の場で発表しておりますが、私の大佐地区では大佐山が県立自然公園という中で、頂上付近に公の施設がたくさんありますが、残念ながら老朽化も著しい状況もあります。そんな中でできれば私の思いでございます、考えでございますが、やはり自然公園に戻すという中では、そういうような老朽している建物は財源が必要で、生産性がないんですが、残念ながら撤去せざるを得ないという面もあると思いますが、そこら辺も含めてそういうような公共財産のあり方というものを考えながら、先ほどの計画を早急に計画していただいて、議会にも発表いただければありがたいなと思っておりますので、その辺を強く要請しときますし、検討していただきたいと思います。  2項目めは以上で終わらせていただきます。  それじゃあ、3項目めにお願いします。 202 ◯議長(林 光和君) 3項目めの質問に対する答弁を求めます。 203 ◯教育部長(安藤暢重君) 質問にお答えいたしますが、幼稚園、保育所、認定こども園につきましては、全て冷房設備を設置しておりますので、小・中学校についてお答えをさせていただきます。  昨年6月に新聞で報道されました小・中学校普通教室の冷房設置状況は、平成26年4月1日現在のもので、本市の場合は、これ普通教室が対象ということ、原則が普通教室が対象なんですが、特別支援教室も含むということで、その数字でございますが、157あります。その中で冷房の設置をしているのが19部屋と言やあえんか、19ございます。本市の場合の設置率が12.1%ということでございました。  以上です。 204 ◯議長(林 光和君) 再質問ございますか。 205 ◯9番(藤澤正則君) 合わせて157というんですが、小・中学校の区分はわかりますよね。 206 ◯教育部長(安藤暢重君) 内訳でございますが、小学校が123のうちの4、それから中学校が34のうちの15が設置済みということで、先ほどの数字でございます。  以上です。 207 ◯議長(林 光和君) 再質問ございますか。藤澤議員。 208 ◯9番(藤澤正則君) 合わせて157で19、12.1%、小学校が123の4、中学校が34の15と、これから見ると小学校の教室に関する設置数は著しく低いと言わざるを得ないなと思っております。  さて、この設置率、そのときに教育委員会も多分動いてるだろうと思いますが、いわゆる夏場の教室の温度調査というふうのを実施されたというふうにお聞きしておりますが、その調査の実施時期、そしてその対象とした学校の数、そして結果について御報告いただければと。 209 ◯議長(林 光和君) 答弁を求めます。 210 ◯教育部長(安藤暢重君) 調査につきましては、昨年6月、7月及び9月に市内の全小・中学校で質問調査ということで実施しております。今年も実施をしておりますが、昨年30℃を、摂氏30度を超える温度を計測した日を一応把握をしております。6月には、もう小・中学校合わせてですが、4校で延べ15日、7月に小・中学校合わせて5校で延べ22日、9月に小・中学校合わせて6校で延べ17日ということで調査をしております。  以上です。 211 ◯議長(林 光和君) 再質問ございますか。藤澤議員。 212 ◯9番(藤澤正則君) 私の思っていた以上に、大変30℃以上超えた日にちが多いなというのが感想でございます。  さて、現場では先生もまた生徒の方も大変暑い環境の中で厳しいという声もお聞きしました。先般春の運動会、私の地元刑部小学校でございますが、行かせていただきました。ふと校舎を見ますと、南向きに寒冷紗、大きな寒冷紗を天井から立られて、ポールを立って、ああこれも一つの工夫だなというふうには感じましたが、私の小さいとき、小学校、中学校でこんなものがあったかなというふうに考えたときには、やはり異常気象でしょうか、そういうふうな感覚もなし、暑いと今から思うと大変暑かったなというのは夏休みの間ぐらいで、学校で余り暑いというのを記憶にないんですが、今現在どこの家でもクーラーの1台ぐらいは備えがあって、帰ると子供たちもひんやりとそこで過ごされるという反面、特に今大きく問題化されております熱中症含めて、子供たちのそういうような学校教育の環境をどういうふうに保っていくかということでございます。こういうような状況の中で、教育部長もしくは教育長、先ほどの全国の冷房設備、設置含めて今後どういうふうにこれに対応されていかれるのか、今現在は問題ないと思われるのか、その辺の考え方をお尋ねいたします。 213 ◯議長(林 光和君) 答弁を求めます。 214 ◯教育部長(安藤暢重君) 御質問がありましたように、今後の設備の整備の方針でございますが、先ほど申し上げましたように、大変教室の温度も高いところもあるということでございます。先ほど申し上げましたが、今年も室温の調査をしております。そういった室温の調査を2カ年分を総括しまして、今後設置に向けた検討をしてまいりたいというように考えております。  以上です。 215 ◯議長(林 光和君) 再質問ございますか。藤澤議員。 216 ◯9番(藤澤正則君) 引き続き調査をされて、検討をしてみたいと思われるというような御答弁でございますが、これは数字的にどのぐらいになったら必要なんか、いや、これならまだまだ我慢できるかというのは教育委員会は持っとられるわけですか、その調査結果が出て。私はもう先ほど言いましたように、岡山県下でも6つも7つももう既に、学校数、教室数は少なくても100%設置されているとこもある。当然東京については99.9、これは別の話ですが、かえってまた北海道では少ないんですが、残念ながら岡山県でも西粟倉村でもやっておられるという中で、この状況というのは、暑いのはもう皆わかっとる、現実にこの議会ではもう既にクーラーかけてやっている中で、果たしてそれを2年も3年も、3年というのはちょっと失礼ですが、いつまでも調査をされて、結論が出るもんかどんなか、そこら辺の感覚をちょっともう一遍お聞きしたいと思います。 217 ◯議長(林 光和君) 答弁を求めます。 218 ◯教育部長(安藤暢重君) これまで調査をして、今年もするということで、当然結果も踏まえるんですが、27年度で学校の全ての耐震工事が終わります。そういったようなことで予算的な面を勘案しまして、今後検討していきたいというように考えております。  以上です。 219 ◯議長(林 光和君) 再質問ございますか。 220 ◯9番(藤澤正則君) ありません。 221 ◯議長(林 光和君) それでは次に、4項目めの質問に対する答弁を求めます。 222 ◯総務部長山本幸弘君) 山田方谷顕彰連絡会の活動という御質問でございますけれども、これまでの活動といたしましてNHK大河ドラマ放映実現を求める全国百万人署名運動に参加いたしまして、本市で約4,000名の署名を集めたほか、6月7日に開催した岡山方谷祭り2015特別フォーラムの企画運営に参加しております。顕彰連絡会独自の活動といたしましては、3市にある方谷ゆかりの地や史跡をめぐる学習観光ルートの設定や職員等への勉強会の実施について検討するということで申し合わせておりますが、これはまだちょっと十分に活動できてない状況でございます。  以上でございます。 223 ◯議長(林 光和君) 再質問ございますか。藤澤議員。 224 ◯9番(藤澤正則君) 私も岡山の2015岡山方谷祭りに参加させていただきました。当市からも職員の方、そして教育長も下村文部科学大臣の講演があるということで参加されて、大臣の講演をお聞きになられております。その中で新見市と高梁市、そして真庭市が顕彰連絡会ということで、先ほど部長から御答弁があったような活動を目標に掲げておりますが、なかなか実施できていないのも把握しております。いかがなもんでしょうか、全員の職員さんに方谷、または新見の丸川松陰先生の功績等の認識というのは、職務の中での勉強会という意味でございますが、まず1点、私もよく把握できてないんで、方谷先生、丸川松陰先生について、どういう人であるか、どういう功績があった方か、若干触れていただきたいということで、こちらから指名させていただきます。丸川松陰先生について、総務部長の御見識をちょっといただければと思います。よろしくお願いします。 225 ◯議長(林 光和君) 答弁を求めます。 226 ◯総務部長山本幸弘君) 恥ずかしながら、ちょっと私も十分勉強ができておりませんけれども、承知しとる範囲でちょっと披瀝させていただきたいと思います。  丸川松陰は、名を茂延ということで、この松陰というのは晩年に松陰と号したということで、ずっと茂延ということで呼ばれていたそうでございます。松陰は若くしてその才能を高く評価されまして、例の寛政の改革を断行いたしました老中松平定信から幕府の学問所、昌平黌の教授に招聘されたわけですけれども、それを断りまして、寛政6年に元主家でございます新見藩5代藩主関長誠、同じころに招聘を受けております。その関長誠の要請に応えまして、新見藩の藩校、至誠館の督学、いわゆる教授でございますが、に就任して以後18年間任官しております。藩政にかかわる一方、藩士子弟などの教育に力を注いで、退任後は故郷西阿知に私塾を構えて、同じように教育に尽くされた方でございますけれども、新見と行き来しつつ、人材を数多く育成されております。その中で特に有名なのが、松陰が52歳のときに入門した山田方谷先生でございます。そのときはまだ方谷がわずか5歳のときということで、その非凡さに驚きながら、また喜びながら、その後10年間にわたり教育に当たったということをちょっと浅学ながら調べて理解しております。  以上でございます。 227 ◯議長(林 光和君) 再質問ございますか。藤澤議員。 228 ◯9番(藤澤正則君) もう4分ほどありますんで、私に時間使わせて下さい。  それでは、山田方谷先生について、大佐支局長、地元でございますので、何ぼか把握されておると思いますんで、ちょっとお聞きすればと思います。 229 ◯議長(林 光和君) 答弁を求めます。 230 ◯大佐支局長(迫原 進君) 山田方谷につきましては、現在の高梁市中井町で生まれまして、京都や江戸で勉強した後、備中松山藩に仕えました。松山藩では、藩の財政を初め藩政改革に大きな功績があったということで有名であります。また、晩年につきましては、方谷の母親のふるさとであります小阪部塾や閑谷学校等で後進の教育に力を注ぎました。山田方谷が松山藩でなし遂げた財政改革、それから人材育成のした際の手法や精神につきましては、現在の自治体や企業経営にも大いに参考になるものと考えております。  以上です。 231 ◯議長(林 光和君) 再質問ございますか。藤澤議員。 232 ◯9番(藤澤正則君) 市長、顕彰会で職員の研修せんでもええような気がします。大変皆さん勉強されております。多分聞かれるだろうと思うてしたんでしょうけど、大変ありがとうございました。  さて、その大河ドラマ化でございますが、ネット上で検索してみますと、私的な投稿ということで上がっておりますが、有力候補であるというふうに上がっておりました。その書き込みは、五輪誘致よりも厳しい大河ドラマということでございます。五輪より壮絶、自治体誘致合戦ということで、大河ドラマの誘致でございますが、二、三、例を挙げてみますと、山田方谷は無論、京都府の京丹後など京都の市内の6市1町が細川忠興さん、これを大河ドラマで押しております。それから、三重県伊勢市で藤堂高虎、いずれも戦国時代、それから千葉県館山市ですか、南総里見八犬伝、それから千葉県香取市というんですかね、伊能忠敬、そして茨城県の水戸市、徳川光圀、茨城県の鹿島市、塚原卜伝、高知県土佐清水市、ジョン万次郎、るる来まして長野県上田市が真田幸村、そして大分県大分市、大友宗麟、12の候補があるようでございます。残念ながら山田方谷、幕末でございますが、人気は戦国があるようでございます。何とかこの実現に向けて皆さん頑張っておられるんですが、ここで教育長にお尋ねします。この講演会に参加されて、山田方谷のイベントの中で高梁市の幼稚園児が山田方谷の詩と論語を暗記して発表されたと思います。私も大変びっくりしたんですが、数多い数の論語を暗記され、大きな声で発表されました。教育長はこの発表をどのように考えられたか、受けとめられたかと大変関心がございます。お答えいただければと思います。 233 ◯議長(林 光和君) 答弁を求めます。 234 ◯教育長(中田省吾君) 御指摘のように、高梁の幼児が朗々と論語を朗誦いたしました。私も全てを聞いたわけではございませんが、大変感動を持って聞かせていただきました。論語は長く我が国においても正しく生きる生き方等を明示をしたものであって、日本人の歴史とか、習慣とか伝統に本当にマッチをしたものであって、これはこれからも大事にしていきたいものであろうというふうに考えております。本市におきましても、小学校、中学校で論語を朗誦するようにというふうな取り組みを進めております。さきの刑部小学校の卒業式で校長が式辞の中で卒業生と一緒に論語を朗誦すると、大変感動的なそういう卒業式もございましたし、本市の教育においても論語を大事にしてまいりたいと、このように考えております。
     以上です。 235 ◯議長(林 光和君) 再質問ございますか。藤澤議員。 236 ◯9番(藤澤正則君) 加えて教育長、あと残りわずかですが、下村文部科学大臣が発表されました教育再生、日本創生、これについてもすばらしい資料があったと思います。残念ながら手には入っておりません。22ページほどあったと思いますが、それを受けて、今後の教育ということの中で大きな課題や問題点が文部科学大臣から発表されたと思います。それを受けてのフォーラムもあったんですが、私も英語特区であるとか、本市が取り組んである、それを教育の必要性というのを下村文部科学大臣が強く訴えられたと思いますが、教育長として新見市の教育に今後その考えも含めてどのようにつなげていかれるようなお考えがあるかないか、そこら辺も含めて公表いただければありがたいなと思います。 237 ◯議長(林 光和君) 答弁を求めます。 238 ◯教育長(中田省吾君) 御指摘の下村文部科学大臣の熱のこもった講演を拝聴いたしました。多くの今後の教育政策等も明示をなさいました。その中で1つだけ挙げよと言われれば、子供たちの自分はやれるんだ、自分は頑張れるんだという、そういう自己肯定感といいますか、自尊感情を育成することが日本の教育の再生につながるんだという話をなさいました。全くそのとおりだというふうに思いますし、この考えは本市のふるさとを愛し、世界で活躍する子供の育成にしっかりとつながっているというふうに考えておりますし、今後とも今の提言等は大事に取り組みを進めてまいりたいというふうに考えております。  以上です。 239 ◯議長(林 光和君) 再質問ございますか。藤澤議員。 240 ◯9番(藤澤正則君) 教育長から感想をいただきました。私も全体とすりゃあ教育の必要性の重要性、これを私はほんまに受けたと思います。特に高梁市の論語の暗記も含めてでございますが、やはり我々の代に教育の重要性をやっぱし次の世代につなげていかなくてはならない。そのためには山田方谷の教育、いわゆる熱心な教育を努められた、是非ともこれを大河ドラマ化していきたい、このような取り組みをされておりますんで、行政も含めて、また民間も一生懸命にその辺の実現になるように、なるかならないかは別ですけど、努力してみる価値はあると思いますんで、私も含めて微力ながら頑張ります。行政も市長も顕彰連絡会で御助力いただければと思います。  以上で私の6月議会の一般質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。 241 ◯議長(林 光和君) これをもちまして藤澤正則議員の一般質問を終わります。  お諮りいたします。本日の一般質問はこれで打ち切りたいと存じますが、これに御異議ございませんか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 242 ◯議長(林 光和君) 御異議なしと認めます。よって、本日の一般質問はこれで打ち切ります。  次に、明23日の本会議は午前10時に開きます。  以上で本日の日程は終了いたしました。本日はこれにて散会いたします。                             午後2時45分  散 会 新見市議会 Copyright (C) NIIMI CITY Council, All rights reserved....